宮島地域の
特定公共賃貸住宅金岡コーポの
家賃額の
見直しでございます。これは、現在、入居者の所得に応じ、6万9,400円、6万3,700円、5万8,000円となっておりますが、近年、空き室がある状況等を考慮し、入居率の向上、
定住促進を図るため、改定後は所得にかかわらず5万8,000円に統一するものでございます。
次に、廿日市市
スポーツセンターの
定期利用券の
見直しでございます。これは、廿日市市
スポーツセンターのプール、
トレーニング室、
サウナ室の利用が可能となっている
定期利用券について、現在、6カ月間、3カ月間の2種類の区分を設けておりますが、導入当初の
利用促進という目標が達成できていることから、6カ月間の
定期利用券を廃止し、3カ月間の
定期利用券のみの
取り扱いとするものでございます。
次に、
市民センター等の
積算単価の統一による
使用料の
見直しでございます。
市民センター等の
使用料については、全ての
市民センター等に係る
維持管理経費に基づき、1時間・1平方メートル当たりの統一的な単価を算定し、これに各
市民センター等の施設における
貸し出し面積を乗じて算定しております。平成28年4月に建てかえで整備した
中央市民センター、本年9月に新設した
大野東市民センターの
使用料を算定する際、原価の再計算による他の
市民センターへの影響等を考慮し、これらの影響を踏まえた
使用料の改定については、次の
見直しまで据え置くということにしておりました。このたびの
見直しにより、統一した
積算単価による
使用料の額に改定させていただくものでございます。
次に、
宮島歴史民俗資料館の小学生及び中学生の
入館料の
見直しでございます。現在、
宮島歴史民俗資料館の個人の
一般入館料は、島内の
類似施設に合わせた料金300円を設定しており、小学生及び中学生は半額の150円となっております。このたびの
見直しにおいて、
当該資料館が
社会教育施設であることや他市の多くが無料であることを考慮し、現行の
個人利用150円及び
団体利用100円の
料金設定を廃止し、
入館料を無料にすることとしております。以上が、このたび
受益者負担の
適正化などにより
見直しを行う
使用料でございます。
続いて、イの
消費税率の
引き上げに伴うものは、
市民活動センターの
使用料や
文化ホールの
利用料金など、28の条例に規定する
使用料でございまして、このたびの
見直しにあわせて、
消費税の
使用料への転嫁を行うものでございます。なお、この28条例とは別に、今回の
見直しの対象としていない
水道料金や
下水道使用料などについても、
消費税率の
引き上げによる改定を行うこととしております。
資料の4ページをごらんください。
(2)
手数料でございますが、7条例に規定する
事務手続に関する
手数料の
見直しを行い、そのうち
手数料の改定を予定しているものは、5条例でございます。まず、
受益者負担の
適正化などにより
見直しを行うものは、1条例、廿日市市
手数料条例に規定する、
指定地域密着型サービス事業者の指定及び
指定地域密着型サービス事業者の指定の更新に係る
手数料でございます。
入所定員30人未満の
特別養護老人ホームである
地域密着型介護老人福祉施設に係る
事業者の指定等の手続について、他の
指定地域密着型サービスと比較し、
審査項目が多いため、
事務手続に係る処理時間、コストがかかることから、これに係る
手数料を新たに設定するものでございます。イの
消費税率の
引き上げに伴うものは、
し尿処理手数料など、4条例に規定する
手数料でございまして、このたびの
見直しにあわせて、
消費税の
手数料への転嫁を行うものでございます。
次に4、
効果額見込みでございます。今回の
見直しによる
効果額は、
使用料の
見直しによるものが1,396万5,000円、
手数料の
見直しによるものが4万2,000円で、合計1,400万7,000円を見込んでおります。内訳でございますが、まず
受益者負担の
適正化などにより
見直しを行うものについて、
火葬場霊峯苑の小
動物死体の
使用料の
見直しによるものが589万円、
特定公共賃貸住宅金岡コーポの
家賃額の
見直しによるものが、
マイナス20万5,000円、
スポーツセンターの
定期利用券の
見直しによるものが208万7,000円、
市民センター等の
使用料の
見直しによるものが75万5,000円、
宮島歴史民俗資料館の小学生及び中学生の
入館料の
見直しによるものが
マイナス18万1,000円、合計834万6,000円でございます。また、
消費税率の
引き上げに伴うものは、
うち使用料が561万9,000円、
手数料が4万2,000円、合計566万1,000円でございます。なお、
効果額については、平成29年度
利用実績、
決算額等に基づく1年間分として算定し、また、
利用料金の
見直しによる
効果額については、
指定管理者からの提案により
料金設定されることから、この
効果額のほうには含んでおりません。
最後に、5、改定のスケジュールでございます。このたびの
見直しに伴う
条例改正案については、3月定例会で提案させていただき、議決をいただいたのち
消費税率の改定に合わせ、平成31年10月1日からの施行を予定しております。なお、
特定公共賃貸住宅金岡コーポの
家賃額の改定については、平成31年4月1日から施行するよう考えております。
以上で説明を終わらせていただきます。
5
◯議長 以上で説明が終わりましたのでこれより質疑に入りますが、
質疑答弁は簡潔によろしくご協力のほどお願いいたします。
6
◯荻村議員 今回43条例ですかね、
見直し対象が56で、その見直さなかった代表的なもので結構なんで、条例とその理由を教えてください。
7
◯財政課長 一つは決算に基づいて
原価計算をして、その結果先ほど冒頭ご説明したんですが、乖離がおおむね10%の
プラスマイナスというところについては改定はいたしておりません。
8
◯荻村議員 その主な施設というか、ちょっと今すぐ僕の頭の中に思い浮かばないので、教えてください。
9
◯財政課長 一例ですが
宮島商工会館の
使用料などでございます。
10
◯栗栖議員 今回の改定、いたし方ない部分もあるんですけども、以前
一般質問で取り上げたんですが、やはり
市民センター等の
使用料、今回金額を合わせるということで
公平性は増すんですが、あくまで基準という
考え方の部分であって、地域的な格差っていう部分はやはり否めないのかなというふうに思います。というのもやはり利用する人数、例えば1つの同じようなサークルがあったとしても、人口の密集している地域で利用される人数と山間部のほうで利用される人数では大きな開きがあるので、要するに1人当たりの負担っていうものにかなりの差が出てきます。これについての対応っていう部分を以前提案もしていたんですが、その後何か検討をされたのかお伺いをいたします。
11
◯地域活動施設担当課長 今、議員がおっしゃられるように地域間での居住される人口によって、構成される団体の数っていうのは少し差があるというのは認識しております。ただやはり使用の
公平性を図る上では、
使用料のほうの金額については同一にさせていただきたいと。前回の
一般質問の中でも答弁はしておりますが、使用の面積によって対応も可能ということを答えておりますので、実際に同じ人数でない、同じ部屋を少ない人数で使われると1人当たりの面積が広くなるので、それを例えば多い人数に合わせて少し面積を少ない
利用料金の設定等についてはまた相談に応じて考えてまいりたいと思いますが、基本的に
使用料につきましては、同一な単価と考えております。
12
◯栗栖議員 いろんな方法はあるんだと思います。以前も提案したかもしれないんですけど、例えば今のように中山間地では利用する人間が少ないので、今のように2分の1で利用するとかっていう方法もあるのかもしれませんけども、例えば吉和とかの場合はその人数が少ないから廿日市に対して係数として7を掛けるとか8を掛けるとかっていうふうな地域加算的な
考え方っていうのも一つあると思いますし、あとはもう一方では例えば
まちづくり交付金っていうふうな形で地域に対してお金を出している部分もあるんで、そちらのほうからそういう利用する団体に対して補助を出していくっていう
考え方もあるのかもしれない。これを行政側のほうからこうしなさいっていうことになると
まちづくり交付金のその自主的な使い方っていうものとは逆行するのかもしれないんですけども、やはりその
公平性っていうか何か
不公平感を解消していくためには、そういうアクションも必要なのかなというふうに思うんですけども、その点についてはどうでしょう。
13 ◯中
山間地域振興担当部長 言われるように中
山間地域などにおきましては、
利用団体の人数が少ないということで1人当たりの
個人負担、これまでもご指摘いただいております課題であるとは考えております。いろいろ考える中で減免であるとかいう方法もあるんでしょうけどもそれはあくまでも例外的な扱いだと思います。
使用料は
受益者による適正な負担が基本ということで他の方策といいますか、手段を関係課とともに考えていきたいと思っております。時間はかかると思いますけども、地域の
円卓会議、今吉和では小さな
拠点づくり、佐伯では浅原、玖島の小学校の跡地の関係で
円卓会議が進んでおります。
自己負担の格差について地域のほうで課題というふうに考えてもらって、その解決に向けて行政としての支援策、
地域自治組織としての支援策を議論する、そういう流れをつくっていくことが大切だと思っております。そのような動きとなるようにこれから取り組んでいきたいと考えております。以上です。
14
◯井上議員 関連。今の
考え方の中で
自己負担から考えるやり方ともう一つの視点では、今ここに上がっているのが浅原と玖島ということで、やはり
大野東市民センターとか廿日市の
中央市民センター等をもとに考える基準の仕方っていうのがそれでいいのかなっていうのがちょっと疑問があるんですが、例えばいろんな市民が集まるにしても、公的なところを頼るべきところと、ちょっと民間の小さな喫茶店があったりして少し話ができるよっていうところと全然違いますので、今の
自己負担の側から考える分と、基準となるところ、4.9円の基準となるところが、そこを基準にしていいのかなという議論もしてほしいと思うんですけどもいかがでしょうか。
15
◯地域活動施設担当課長 市民センターの
建設費等がそれぞれの地域で違うということで、それぞれに合わせていうことをおっしゃられるんだろうと思うんですけれども、税金の投入の仕方というかそれぞれ色がついているものではなくて、
センターの改修それぞれいろんな
改修工事をやっております。空調なんかも古くなって改修を行ったところもございますし、そういったところに充てている費用を皆さんに公平に分担していただくものと考えますので、そこで
施設ごとで単価を考えるというのは効率性も含めて今の
基準単価、4.9円となっておりますけども、これに基づいて算出してまいりたいというように考えます。以上です。
16
◯大畑議員 今、
市民センターの
使用料の件なんですが、そもそも
受益者という
考え方を私はどうしても受け入れることができないんですよね。市民の
社会教育の保障の場として
市民センターがあるわけで、それ以外の利用、目的外の利用に関しては、ある程度、
使用料を取るということで、かつては目的内での利用は減免、
全額減免だったわけですよね。その益という
考え方について私はちょっと考え直すべきだと思うんですが、
社会教育を充実させ市民が教育の機会を得ることでまた
住民自治も発展するし、市のためにもすごくいいことだと思うんですよね。これ今の
引き上げによって何百万か市の収入がふえたり、以前に
原則無料だったのが
使用料を取るようになって、800万か幾らか収入ふえましたけども、それ以上の効果というのがもうちょっと減免をちゃんとすることにより、市は得られるんじゃないかと思うんですが。
受益者、益という
考え方とそれから権利を保障するという
考え方の違いについてお答えください。
17
◯地域活動施設担当課長 社会教育の機会を皆さん均等に提供しているということの中で、例えば
地域団体が利用される場合は、そういった
減免措置、
まちづくり活動については
まちづくり活動に対する減免、
全額減免となりますので無料となりますが、そういった形で対応しておりますし、やはり利用される方と利用されない方、特に
クラブ等で利用される方は、どうしても利用されない方との比較というか、されない方もいらっしゃいますので、そこはご理解いただいてそういった活動についてはそこにかかる経費を負担していただくと。それ以外に
まちづくり等で活動される場合は減免ということをしておりますので、その中で活動いただきたいというように考えております。以上です。
18
◯大畑議員 社会教育の保障の場であって、減免をしているというふうにおっしゃるんですが、今、先ほど2人の質疑でもありましたけども、クラブの人数によって負担がだいぶ違うということで、それは都市部と、沿岸部と中山間地という区別だけではなく、例えば今人気のあるような中身のクラブなんかでは人数が多くて一人一人の負担が少なくて済むんですが、そうでないような、けれども地道にやっているような、例えば邦楽でありますとか、やっぱり続けていってもらう価値があるようなものについても、こういう
使用料が上がることによるデメリットというのは大きいと思うんですよね。長い目で見て
引き上げることによる市の歳入がふえることよりも、もう少し低く抑えて、私はもう無料がいいと思うんですけども、もう少し1人100円くらいで済むような形になるようなことを考慮してもらえないでしょうか、伺います。中
山間地特有のということもあるんですが、別の一面でも考えていただきたいと思いますがどうでしょうか。
19
◯地域活動施設担当課長 利用人数による格差のことをおっしゃられてるんだと思います。先ほど
栗栖議員のほうにも答弁させていただきましたが、例えば
廿日市地域で30人の方が利用されるという部屋と中
山間地域で10人しか集まらなかった場合に、1人当たりの面積っていうのは中山間のほうが広くとれて余裕を持った活動ができるようなことにもなると思います。やはり面積であわせて、そういった措置などを検討させてもらいたいと思いますが、部屋の
使用料につきましてはやはり同じ単価で設定させていただきまして、その中で活動される、使われる面積において、調整できることがございましたらそのあたりを協議してまいりたいと思います。
20
◯大畑議員 狭い部屋をどうしても選んでしまうんですよね、どうしても人数が少なくて
使用料少なくて済まそうとすると狭い部屋を選んでしまうんですが、そういうクラブの中身によってはやっぱり大きな音が出るとかそういうところで使いにくいところもありますので。だから
受益者という
考え方ね、どうしても私はわかりませんので、その辺また改めてお聞きして、
一般質問でやりなさいということなので、また私も別の場で要求したいと思いますけど、その点を十分考慮していただきたいと思います。お願いいたします。
21
◯議長 答弁いいですね。
(大畑議員「はい」と呼ぶ)
22
◯議長 はい。ほかに質疑はありませんか。
23 ◯北野議員 中期財政方針の中に
自主財源の確保でこの
使用料・
手数料、5年間で3.3億の
効果額というか目標額が掲げてあったんですけれども、前回は28年で今回されることによって、5年間の目標額に対する見込みを教えてください。
24
◯財政課長 中期財政運営方針の中の
受益者の
適正化ということで見込み上3.3億、今おっしゃられたところですけど、前回28年度に
見直しをさせていただいております。そこの効果のところ、それから今回の効果のところ。先般議決をいただきましたのはごみの有料化の関係がございます。そこが実際32年からなんですけど、少し前倒しで料金のほう入ってきますんで、そういったものを見込みますと実際、今推計ではさっきの3.5億に対して0.5億というような状況なんですが、前回のときもご答弁させていただいたように、新たな収入確保対策というところ、そこをもともとかなり少額で見込んでおりました。収入確保、新たな財源確保というところを、そこを、きょうの12月補正でご説明をさせていただいたふるさと寄附金であるとか、今まさに取り組んでおりますネーミングライツ、それからデジタルサイネージの広告収入、そういったものを合わせますと当初の目標の見込みには達するというふうに考えておるところです。
25 ◯北野議員
使用料・
手数料が3.3億が0.5億しか収入見込みがないということですが、トータルであればこの15.4億っていうのが
自主財源の確保なんですけれども、それが確保できるっていうことなんですか。
26
◯財政課長 もともと
受益者負担の
適正化のとこの先ほどの見込みのとこなんですが、当初のごみの有料化の関係のほうをもう少し前の時期から見込んでおりました。そういった関係ございますんで、そこは今、実際ずれております。というんで、実際さっきその3.3億に対しては0.5億というような見込みになります。ただトータル的なその当初の目標額のところは別の新たな財源確保を今取り組んでおりますので、そこでおおむね目標が達成できるというご説明をさせていただいたところです。
27 ◯高橋議員 小動物の火葬の件なんですけど、これは動物の大きさによらず1体いくらっていうふうなことになるのかどうかをお伺いします。
28 ◯環境政策課長 小動物の火葬料については大きさとか種類には関係ございません。1件当たりでございます。
29 ◯高橋議員 それと今の
市民センターの件なんですけれども、私もちょっとよく理解が不十分なんで申しわけないんですが、それぞれの
使用料の算定基準が原価掛け
受益者負担割合でそれぞれ計算してあるということで、今書いてあるように現行ではそれぞれ新しい
大野東市民センターであれば4.9円、中央であれば4.6円とか、いろいろこうそれぞれによって違うと思うんです。原価掛け
受益者負担。それを統一するという意味をもう一度、なぜ統一するのかということと、統一する際になんで一番高いところに統一するのかというところをお伺いいたします。
30
◯地域活動施設担当課長 大野東4.9円でございますけども、これは平成20年からずっと単価を4.5円で積算しておりまして、その後に
中央市民センターが建設した関係で、そういったものを含めると全体は4.6円になるんですけれども、他の
センターについては、改定率が1割を超えない範囲だったので、そのまま据え置きにして
中央市民センターのみ4.6円となっております。その後に
大野東市民センターが建設されたことによってそこもまた
見直しをかけて、本来全部が4.9円になるんですけども、その時点ではこの改定がもうすぐ来るということでこの改定に合わせて全てその原価を合わせて、積算するという形で、ずっと前から改定してなかったものが今回合わされて、新設館についてはもともとがないので、今の価額を積算させてもらって
使用料を決定したというようなことでございます。以上です。
31
◯議長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯議長 これをもって質疑を終結いたします。
33
◯財政課長 済みません、先ほど北野議員にご答弁した際、0.5億というふうにちょっと申し上げたんですが、実際約8,000万ですから0.8億に訂正をさせてください。済みません。
34
◯議長 暫時休憩をいたします。
~~~~~~~~○~~~~~~~~
休憩 午後1時35分
再開 午後1時37分
~~~~~~~~○~~~~~~~~
35
◯議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
~~~~~~~~○~~~~~~~~
日程第2 はつか
いちアルカディアの今
後の方針について
36
◯議長 日程第2、はつか
いちアルカディアの今後の方針についてを議題といたします。直ちに、当局の説明を求めます。
37 ◯観光施設
担当課長 それではご説明申し上げます。平成31年度以降のアルカディア・ビレッジの運営管理と施設改修の基本方針をご説明させていただきます
お手元の資料をごらんください。
まず趣旨でございます。第1点目の運営管理でございますが、現在の宿泊・温浴施設でありますアルカディア・ビレッジについて、公共施設再編計画での観光・交流施設の全体方針、これまでの経営状況、今後必要とされる大規模修繕の費用負担などを総合的に勘案いたしまして、平成30年度の指定管理期間満了をもって、
指定管理者を更新せず、休館することといたします。2点目の施設改修の基本方針でございます。今後、現行の宿泊・温浴施設としての機能は廃止いたしますが、建設当時の自然とのふれあいの里づくりの理念を継承いたしまして、自然とふれあい、市民が生き生きと交流する場として運営していくために必要な再編整備を行うように考えております。
続きまして、今後のあり方の判断、検討を行うため今年7月以降調査を重ねてまいりました調査内容についてご説明させていただきます。1点目ですが、アンケート調査を極楽寺、アルカディア・ビレッジと
岩倉ファームパークで行っております。7月から8月の延べ4日間、極楽寺境内周辺及びアルカディア・ビレッジにおいて担当職員によるヒアリング調査を実施いたしております。128組から回答を得ております。アンケート、ヒアリングの内容ですが、60代以上のシニア層のご利用が多いということ、定期的に利用している常連客が多いということ、極楽寺とアルカディア・ビレッジの相互利用はわずかであったという傾向が確認されました。分析、判断といたしまして、今後、極楽寺の魅力を発信するとともに、連携して一体的な活用の推進を図り、新たな
利用者の発掘を行う必要があると考えております。もう1点、
岩倉ファームパークのアンケートの内容ですが、9月の休日2日間、
岩倉ファームパークにおいて担当職員によるヒアリング調査を実施いたしまして、66組から回答を得ております。回答の内容ですが、
利用者は30代から40代が中心となっております。広島市の
利用者が75%、複数回ご利用されたリピーターが73%、利用される理由といたしまして、トイレが清潔に保たれているなど一定の管理ができており、近い、安い、手軽であるという声が多くございました。これを踏まえましてアルカディア・ビレッジも広島市からの距離も近く、施設整備を行うことで
岩倉ファームパークと同様の
利用者層を呼び込むことができると推測ができます。また、
岩倉ファームパークは川に隣接した立地、アルカディア・ビレッジは山に近接した立地を生かし、
利用者に多彩な施設提供を行うことが可能であると考えます。
次のページをお願いします。
登山者カウンターを設置いたしまして継続して計数調査を行っています。極楽寺境内に登山者カウンターを設置して、実態把握を行っています。分析的には、表のほうに7月、8月、9月、10月と数字を入れております。速報として11月の数値が上がってまいりました。上りが3,659人、下りが3,231人、通してみますとおおむね2,000人から3,000人の方が極楽寺への登山をされていることが数字として確認されております。続きまして、民間活用検討調査を実施いたしております。これは県内外の
事業者を対象に、アルカディア・ビレッジの営業に係る興味関心の有無について調査をいたしました。既存施設の活用の可能性について37社から聞き取りを行い、8社から活用に関心があるとの回答を得ましたが、主には指定管理制度を念頭においた施設管理での関心であり、主体的な投資意欲がある企業はほとんどなく、現状での民間活力の活用の可能性は低いという結果でありました。企業の評価といたしまして、施設までのアクセスの悪さや施設規模が小さいことなどが指摘されており、市が行いました
指定管理者への聞き取りと同様な評価であったことから、この場所での宿泊施設の経営は困難であり、他への機能転換が必要であると判断いたしております。続きまして、施設運営費に関する
指定管理者への聞き取りであります。
指定管理者からの聞き取りでは、施設までに至る狭隘な道路事情や積雪、道路凍結による冬期の売上高が少ないこと、また大きな浴場、ロビーの吹き抜け空間による燃料費の増加、運営を行う上で人員配置を効率的に行うことができない部屋の配置が運営経費を圧迫している要因になっております。現状施設でこれらの課題解決のための改修を行うことは難しく、抜本的な対応が必要と判断いたしております。
ご説明いたしました調査結果、今までの運営状況、大規模修繕の費用負担を踏まえまして、次の再整備の方針と利用想定についてご説明いたします。機能の
見直しを行った上で存続するために、宿泊・温浴施設部分の解体を行った上で、現在の宿泊・温浴施設から機能転換し、極楽寺山と連携をとりながら、自然に親しんでいただく
利用者に必要な機能を存続させる改修を行います。また、健康増進を目的とした主に高齢者の登山者の増加や、子育て世代の子育て環境の選択肢の充実のニーズに対応するため、解体によります空き地につきましては、キャンプもできる多目的広場としてリニューアルし、市民の保養、健康増進、また、周辺住民への本市の魅力発信の場とし、多くの方が活用することで地域のにぎわいを持続する施設といたします。以上の内容をコンセプトにまとめますと、市街地と近接する立地を生かして、市民及び周辺住民に登山やキャンプ場等を通して、日常的に自然に親しんでもらい、廿日市の魅力の一つとして共感してもらう施設とします。
次のページをごらんください。
こちらの絵は既存施設との関連性のイメージについて書いております。廿日市市の観光資源の連携状況を表しています。1点目ですが、瀬戸内海国立公園の一体感ということで、手前の山が極楽寺山、奥側の山が宮島をあらわしており、赤の破線は国立公園の連携を表しています。極楽寺山、宮島とも瀬戸内海国立公園に指定されておりまして両地域とも歴史ある文化財、貴重な植生、多島海景観など共通する事項もあり、宮島だけでなく極楽寺山との連携が必要であろうと考えます。
続きまして極楽寺山との連携です。青の破線で囲んでいる部分は極楽寺山との連携をあらわしています。貴重な自然であるもみの自然林や湿原、貴重な歴史ある建造物や文化を自然に親しみながら満喫してもらい、さらに連携を深めていき相互に
利用促進を図っていく必要があると考えます。続きまして、多様なキャンプ場の連携です。赤矢印で各地域の相互の連携を示しています。廿日市市には川のキャンプ場である
岩倉ファームパーク、海のキャンプ場である宮島包ヶ浦キャンプ場、そして今回新たに整備する山のキャンプ場である今回の整備区域で多様なアウトドアレジャーを提供することができると考えます。続いて多様な登山です。極楽寺山への登山は、麓からの登山が主流でありますが、自動車で今回の整備区域まで来ていただいて、ここからの登山を手軽に楽しんでいただくことにより、より気軽な登山や自然への親しみの増幅が図れると考えます。このように今回の整備区域につきましては、廿日市市の持つ資源を多様な連携により深めていける要素を持っており、活用の可能性を秘めているものと考えます。以上のことから利用想定を、けん玉公園など近隣公園の
利用者の次の段階のニーズの受け皿として、子育て世代のキャンプやピクニックでの利用を中心に、健康づくりのために登山やトレッキング、サイクリングを楽しむ層の休憩地や拠点、目的地としての利用を見込みます。市民にとっては、まちと自然の近接性や、瀬戸内海国立公園を体感することにより、廿日市市に対する愛着が深まります。また、広島市西部の子育て世代にとっては、将来的な定住や、宮島だけではない廿日市の魅力に触れるきっかけとなる施設として整備・運営することで、多くの人々に利用いただけるものとなります。
利用客の見込でありますが、
類似施設であります
岩倉ファームパークの利用状況、それから近年のオートキャンプの
利用者の傾向等で判断いたしますと、初期の年間概算見込み数として宿泊の
利用人数を1,000人から1,400人、日帰り
利用人数を1,900人から2,000人と見込んでおります。推計方法につきましては、
岩倉ファームパークと今回の整備区域との面積按分で算定いたしております。さらに開設時には十分な周知がなかなかできにくいということも想定されますので、変動値として0.5から0.7を掛け合わせて算定しております。
次のページをごらんください。
改修イメージについてご説明いたします。改修に当たっての視点でございますが、1、極楽寺山登山者の
利用促進を図る施設といたします。2、市民の健康増進に寄与する施設といたします。3、新たな世代(子育て世代、3世代)が集う施設といたします。4、長年親しまれたシンボリックな姿の保存活用、これは地域のシンボル施設の維持という面もございます。5、貴重な温泉資源の活用。という視点に立って計画を提案させていただきます。
現時点での構想的なものでございますが改修イメージをご説明いたします。図面をごらんください。図面で茶色といいますか、赤といいますか、こちらのほうで着色いたしております部分が存置する部分でございます。具体的には、現状でレストラン、研修室等を配置しております中央棟、体育館、屋外公衆便所を残しまして、他の宿泊棟、浴室棟、管理棟は解体を行う構想としています。解体を行う部分と存置する部分の境には構造ジョイント、エキスパンションジョイントでございますけど、こちらのほうで縁が切られておりまして、存置する部分への構造の影響は生じません。存置いたしました中央棟につきましては、既設トイレの洋式化と小規模な浴場、コインシャワーを整備いたしまして、レストラン部分につきましては当面の間は多目的なイベント空間、休憩ロビーとして活用いたしたいと考えております。また、体育館につきましては屋外から直接出入可能なトイレがございますので、そちらのほうを洋式化し屋外からの利用可能なトイレに改修する計画といたしております。外装につきましては、屋根、外壁の改修をあわせて行う予定としております。解体を行いました部分につきましては、整地を行いまして排水側溝などの整備を行った上で多目的な広場としキャンプなども行うことが可能な広場として整備する計画でございます。また、既存のバーベキュー広場につきましては現状どおりの活用やキャンプサイトとしての活用も考えております。なお、具体的な平面配置や設備計画などは今後実施設計段階で詰めてまいりたいと考えております。
5の改修イメージパース、合成写真を添付しておりますが、こちらのほうは管理棟、浴室棟を解体した部分がちょうど写真の中央部分、芝生のような色で着色しておりますけどそういった広がりがあるということをご確認いただければと思います。それから宿泊棟の部分につきましては写真のアングル上、中央棟の陰に隠れておりまして、そこは表現しておりませんので、そちらも活用できる範囲となります。6番目の今後の計画についてでございます。平成31年度当初予算で実施設計料を計上させていただき、改修内容を確定した上で、工事予算を固め、解体工事と
改修工事費を9月補正で債務負担行為として計上させていただき、平成32年度夏の供用開始を目指して進めていく予定としております。なお、条例につきましては表中に目標とする日程を入れております。なお、配付資料には記載しておりませんが、条例上セットとなっておりますふるさと会館につきましては、利用がほとんどないことから、これを契機に廃止をさせていただいて集会所として活用する計画としています。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
38
◯議長 以上で説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
39 ◯山田議員 いろいろとこれまであったんですけれども、恐らくこれ内部協議の結果をお知らせいただいているものだと思うんです。もしこれが地元との協議をこれまでされているのであれば、どういった形でどのような時間をかけてされてきたのかを教えていただきたいと思います。
40 ◯観光施設
担当課長 地元の町内会長さんのほうに減築案ということで部分的に解体を行いまして中央棟を残すということでのご提案はさせていただいております。また地域全体に対してのご説明はこの全員協議会なりでご説明させていただいた後に、また出ていこうというふうには考えております。
41 ◯山田議員 これから
議員全員協議会で説明して出て行くと言うんですが、ちょっと6年前を思い出していただきたいですね。今、廃止の理由を述べたのはもう既に我々のほうから何回も言ったことですよね。このことに対してなぜ6年の時間がかかったのかということと、6年前にやはり継続の決めてとなったのが教育施設であるということと、やはり地元になくてはならない施設だからということだったと思うんです。であるならば、赤字になるのがわかってて6年間ずっと継続してきたんだから、まず地元の説明があるべきだと思うんですね。なぜかというと、その当時、私が言わせていただいたのは、今、休館状態にあるから、今後の展望をはっきりさせた上で運営または地元の方に提示するべきですよと言いました。このたび私、
一般質問の場でも言いましたが、一度行政
サービスとして提供してしまえば、いくら少数といえどもその
サービスを受けた人たちはそれを取り上げられることに対しては悲鳴を上げるわけです。ですから地元住民に説明がないということはこれは地元の方にとっては悲鳴以外の何物でもありませんし、この6年間提供し続けた
サービスで一体何がなくなるのかということまでを含めてやっぱりちゃんと説明するべきだと思うんですがその点いかがでしょうか。
42 ◯観光施設
担当課長 ご指摘のとおりだというふうに思います。これからしっかりと地元のほうに対しまして説明を進めてまいりたいというふうに思います。
43 ◯山田議員 私、こういう説明の仕方はやめていただきたいと思うんです。もうここでは32年度供用開始っていうことが謳われているわけですよね。もうここで謳われたら、我々この定例会が終わったら次の予算定例会しかないんですよね。実の話を言うと、私このたび
一般質問をしようと思ってたんです、このアルカディア・ビレッジに対して。ただ方向性がまだ決まっていないから、ということをちょっと聞いたもので、ではこのたび取り下げますと言ってたんですね。ところがその定例会の中でもう既に方向性が決まったものがちゃんとこうして出てきているわけですよね。通告提出からたった数日間でなんでこれだけのことがきちんとできるのかが私には意味がわからない。だからこういう説明の出し方は今後やめていただきたいと思いますが、いかがですか。
44 ◯環境産業部長 ただいま議員からご指摘がありました、その
一般質問の通告との関連性、済みません、そのあたりのことをよく承知いたしておりませんけども、今回こちらの
議員全員協議会でお話をさせていただいている内容につきましては、昨年の12月から
一般質問等でいろんな議員さんからこのアルカディアについてはご質問いただいてきました。この9月まで引き続きご質問をいただきながら、ご答弁をさせていただいてきております。その中で、一つの
見直しの起点といいますか、起点となっているところは、この施設の今後必要となってくる改修の経費が高くなってくるということを昨年の12月の議会で申し上げ、そういったことからこの運営については
見直しをしていきたいということを3月の議会でもまた改めて、12月とは若干、いうか、反対のことでご答弁申し上げたんですけども、施設のその故障等が12月の議会でご答弁申し上げた後に発生したことから、方針を転換させていただきまして、この施設の運営についてもう一度検討させてみたいということで、申し上げてまいりました。その後、6月、9月あたりの議会では基本的には指定管理の継続はもうしないということの方針を申し上げさせていただきながら、ただその民間の活用の可能性ということの調査もしたいということで、きょうもちょっとご説明させていただきましたが、サウンディング調査等も重ねてきたとこでございます。先ほど市の内部の協議の結果ですよねというご質問ありましたけども、こういったことを受けて市の内部でこの施設についてのあり方についていろいろ協議を重ねてきたところでございます。本日はそういった中で市としてこの施設は基本的には指定管理を継続しない、ですから宿泊・温浴施設についてはここは廃止をしたい、この施設についての解体をして次の機能転換を図りたい、この辺の
考え方をまとめてまいりました。ただ今後どうするのかということがございますので、市とすればできるだけこの施設を引き続き市民の皆様に継続して利用していただきたいという思いがございますので、できるだけ早い時期に新しい機能転換をした形でご利用いただきたいと、そういう思いを持っておりますので、これはあくまでも市のその思いとして32年までには新しい形態での供用開始をしたいという思いで本日は説明をさせていただいております。先ほども
担当課長が申し上げましたけども、この案件につきましてはやはり地元の皆様に丁寧にご説明しなきゃいけないと思っております。きょう議員の皆様に市の思いとしてお話をさせていただいた後に、地元の皆様にもこういった市の方針、
考え方をご説明させていただきながらご理解いただけるように努めてまいりたいと考えているところでございます。
45 ◯山田議員 この案件がそんな大きな
問題になってないっていうんであれば、今部長の言われるとおりだと思うんです。御存知のように議会のほうから修正動議が出た案件ですよね、これは。その案件に対して、いわゆる地元に説明していただくのは結構ですが、もう31年に実施設計をされるといってここに謳っとるわけなんですね。それがこれから地元の方に説明にまいりますということで、もう我々からすれば3月に予算として計上されてくるのがわかってる。じゃあ地元の方がノーを突きつけた場合はどうするんだって思うんですよ。我々はどこで議論をしろと言うのか。こういうことだと思うんですよね。やはり修正動議が出た案件について、同じように1つ前の定例会で説明して、地元に説明して、というわけにはいかないと思うんです。やはりある程度そういった
問題があったものだから時間をかけて、ですから私この説明をいただいても地元の方がじゃあ地域のシンボルの施設がなくなることに対して何を欲しているのか、というものが全く見えてこないんですよね。先ほど申し上げましたけれども、提供してしまった行政
サービスです。当然市民の方はそれがなくなることによって悲鳴を上げますので、じゃあ今、原の地域の方たちが地域のシンボルがなくなるけれどもこういった
サービスは継続していただきたいというものが、私地域が違うからというのもありますけれども、全く見えてこないし、説明もいただいてないと思うんです。ですからこれ説明されたままで、確か
議員全員協議会ですから、説明はいただいても、その判断というか、採決する場ではないのでどうしようもないんですよね。もう3月の定例会を待つしか。だからこういった提案の出し方というか説明の仕方はやめていただきたいと言ってるんです。その案件、案件によると思うんですね、説明をするのが。これは言っても答えは出ないと思うんで、いいです。はい。
46 ◯藤田議員 全く同じことなんですが、4ページの6、今後の計画について。ここへ行程表が載ってるんですが、平成30年度3月に現条例廃止と今地元の説明もするんだとおっしゃったですが、今12月もう終わりですよね。正月に入って恐らく1月半ばくらいまで動けないですよね。それから今度は2月に入ったらもうすぐに議会ですよ。実質ある時間っていうのは恐らく1カ月あるかないか。そういう中でこれだけ大事な話、山田議員からもあったように、6年前にあれだけ指摘したのに、結局こういうことになってしまう。そういう案件をたった1カ月くらいで本当に地元の説明が納得できるようなことができるんですかね。私はできないと思いますがね。まずそこを1点。要は説明ができますかということです。
47 ◯環境産業部長 確かにご指摘いただいておりますように非常に短い時間になろうかと思います。その中でまずはご理解いただけるような内容であるかどうかということも含めて、お話に伺いまして皆様方にご納得いただけるように丁寧にその場でお話をさせていただきたいと思います。その場でご納得いただけるかご理解いただけるかということは、またそこでいろんなご意見が出てくると思いますので、その中でいろいろとまた私どもも引き取って考えられるところは考え、また改めてお話をさせていただくということの繰り返しはさせていただくようになるかと思っております。したがいまして、この1カ月の間にできるだけ努力はいたしてまいりますけれども、それでご納得いただけないところは、場合にあれば繰り返しまたお話に伺うという形にさせていただきたいと思います。
48 ◯藤田議員 確認なんですが、内容もスケジュールも含むというということですか。内容とスケジュールを含みますかということです。納得してもらうっていうことについて。
49 ◯環境産業部長 はい、当然この内容、スケジュール等あわせまして、今からご説明に上がりますので、そういったことを全体を含めてご納得、ご理解いただけるようにお話をしていきたいと思います。
50 ◯藤田議員 ではそのようにお願いします。それとあと基本的なことをあと1つ2つ。1つは見通しがまた以前の計画と同じで、甘いような気がするんです。というのは6年前からずっとこの議論はしているんですが、恐らくきょう上げてきた1つの理由には、1番の趣旨の中に書いてあるように、交流施設の全体方針、再編計画ですよね。2番目が経営状況。これ恐らく悪いんだろうと思うんです。今後必要とされる大規模改修の費用負担、これも結構大きなお金になるんだろう思うんです。まずこれらが具体的にまず書いてないっていうこと。何を申し上げたいかって言ったら、今までやってきて方針変更せざるを得なかった理由っていうのがここに書いてあるんですが、どれ1つとっても具体的なものが出てきてないと。ということは民間であれば、何か赤字になる原因があれば具体的なものを捉えて、それに対する修正をしていくというのが当たり前だと思うんですが、またこういう形で曖昧な形で示されて、曖昧になんとなく人が来るんですと。特にこの人が来るというところなんかも3ページの絵があるんですが、ここへキャンプ場をつくると、宮島にもある。この岩倉にもあると。そしたらまたここにも同じようなものをつくると。お客さんはたくさん来るんだと。岩倉ファームと面積案分してこれだけ来るんだって言われるけど、でもこれパイは決まってると思うんですがね。要するにお客の取り合いになる可能性も非常に高いと。おまけに海もないし川もないと。条件が非常に悪いと。冬はだめだと。道は狭隘で
指定管理者でさえこんなの経営できないということがもう具体的に全部出ているのに、なんとなくできるんだという組み立てになっていると。また同じ失敗を繰り返しませんか。その2点聞きます。
51 ◯環境産業部長 まず趣旨のところでいろいろと理由を述べておりますけども、これに対して具体的な数値の説明がないということについてでございます。誠にこの資料ではそのあたり、ちょっと割愛させていただいていまして申しわけございませんが、この点につきましては先ほど申し上げた、今までの
一般質問等でご質問いただいた中で、この建設改修費については約7億円は見込まれるということ。また、ここの指定管理をして以降、その
事業者がずっと赤字の経営であったこと等は、るるお話をさせてきていただいてきております。そういったことの背景を受けて宿泊・温浴施設の営業はもう困難であるというふうに判断をいたしたということを本日は改めてご説明をさせていただいたところでございます。あとはその利用転換、機能転換をした後、キャンプ場に特化してお話を申し上げましたけど、キャンプもできるような多目的広場としての整備をしていきたいと考えてございまして、その背景となりますのは、こちらのアンケート調査を行ったようなこと、またその登山客の数の調査、こういったことを踏まえまして、それともう1点、
岩倉ファームパークでの利用の実態等々を踏まえた上で、ここのエリアであれば、沿岸部からの、都市部からの近接性、そういったことのポテンシャルを生かしていけば、最近アウトドアについての需要もふえている、そういった社会的な背景も考えていけば、そういったアウトドアでの利用というのはかなりの可能性が高いというふうに判断をいたしたとこでございます。また子育て世代にとりましても、近場の近隣公園から子どもさんが成長された暁にはちょっと足を伸ばして近場で半日程度、自然の中で楽しめる場所ということが、廿日市においては、いろいろ、今お話ございましたけども、いろんなアウトドアできる場所がございます。それだけ市民の方に対しては選択肢を多様に供給できる場所になると、これが本市の強みであろうと考えてございまして、そういう中でここの施設については、場所についてはアウトドアということ、自然に親しむ、健康増進の場としての位置づけで整備することが可能性が高いというふうに考えているところでございます。
52 ◯藤田議員 これで最後にしますが、1つは指定管理ですよね。今の状態でも全く難しいんだと。要するに赤字ですよね。冬場、人が来ない、道が狭い。ここにも1ページにも書いてあるけど、極楽寺とアルカディア・ビレッジの相互利用はわずかであると。そういうことが書いてあるわけですよね。そういう状況で、例えば今、ちょっとやろうとしてることで、私は到底人が劇的にふえるとは思えない。それを踏まえたとしても、指定管理を受けるところがないと、今の状態ですよ。一番最後の4ページの工程表の32年度のところには一番最後に米印で、
指定管理者等により管理運営を委託するとはっきり書いているわけですよ。わかりますかね、この矛盾。要は今の施設で指定管理をできないんだと。だから改修するんだと言いながら、改修したら劇的に人がふえるからもう指定管理はすぐにでも決まるというような書き方がしてあると、既に。少しこういう計画を立てるときに、以前から私は感じておったんですが、どこかに委託してつくってるのかもわかりませんけど、あまりにもバラ色過ぎて、失敗をすると。またやり変えると、それでその指摘をしてもそのまんま全協で説明したら突っ込んでいってしまうと。恐らくアルカディアはその繰り返しの典型だったように思うんです。ここらで少し真摯に時間をとって地元説明と、やっぱり業者も含めて市場調査もきちんとして、もう一度立ち止まってよく考えたほうが私はいいんだろうと思うんですが、このあたりはどうですか。これで終わります。
53 ◯環境産業部長 確かに今までの指定管理では今の宿泊施設のホテル営業、温浴施設の営業という形態では赤字でございました。ですからそういった形態での営業はもうやめようということで判断いたしております。そもそもこの施設は建設の当初から自然に親しむ、極楽寺との一体利用ということをコンセプトで整備をするということで、開発も手がけた地域でございまして、そこの当初の理念に返ろうということが1つございます。したがいまして、極楽寺との国立公園の管理をいたしておりますけれども、ここが施設を含めて整備をした結果、それで収支が均衡するということはなかなか難しいというのは私たちも理解をいたしております。一応そういった中でやれば、公園的な利用というようなことがやはりここの施設であれば大事なんだろうということでございまして、そのためにはご指摘いただきますように、かかる
維持管理経費についてはしかるべきお金をかけないといけない、税金を投入しなきゃいけないっていうことは私たちも認識いたしておりまして、その中でも市民の皆様に利用していただける施設、劇的にそこの収支が均衡するほどの劇的な利用が起こるということはなかなか難しいと思っておりまして、繰り返しになりますけども、自然に親しんでいただける公園的な利用、その国立公園との一体利用ということでの利用価値、その辺のポテンシャルを生かしたエリアとして整備をしていきたいということでございまして、その点につきましては先ほども、繰り返しになりますけども、地元の皆様等にも十分ご理解をいただけるようにご説明をしていきたいというふうに思っております。
54 ◯岡本議員 原点というか自然との触れ合いの里というかに立ち返って、次は進めたいという話でした。私は廿日市市、RVのキャンプ場があり、オートキャンプ場があり、先ほどからありますように山の、海の、川の隣接のキャンプ場がある。本当に自然との触れ合いを大切にする、できる、そういう立地にある廿日市だと。これもまちの大きな特色であって、このアルカディアを、温泉もあります。温泉があるキャンプ場という、そういうふうなキャンプが、いろんなキャンプが、多彩なキャンプが、いろんなニーズに応えられるキャンプができるまちということになっていけばいいと思うし、前から言いますが、
岩倉ファームパークも、
岩倉ファームパークいうのは何かようわからんのんで、岩倉キャンプ場に名前も変えて、やっぱりキャンプということを中心に進めていく、私はこの計画は大変すばらしいと思うし、環境のまちとしてもいい方向だと私は思うんですが、ただ1つ、岩倉のファームパークについての説明が、川に隣接するというキャンプ場と書いてあるんですが、山の中にあるそれこそ山の、川のキャンプ場ですので、それもぜひ表現を変えてもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。
55
◯議長 アルカディアだけについて答弁をしてください。
56 ◯観光施設
担当課長 私の説明の中で十分なキャンプ場との連携ということが十分にお伝えできなかったということで大変申しわけなく思っております。今、岡本議員のおっしゃったようなつながりを持って、廿日市の魅力が発信できればというふうに思っているところです。それから、岩倉の川のキャンプ場っていうのが、それぞれのキャンプ場の特色をこうイメージすると、川、海、山というつながりがあったものですから、そういうふうに使わさせていただいておりますけど、実態といいますか、それは山と川というふうに認識しております。
57
◯大畑議員 全くの
利用者として考えた場合に、私だと玖島ですので玖島側から山を越えて行くわけなんですが、山を越えて行くとすごくいいところが現れるという感じで、ここは地元の方の意向も聞かないといけないと思うんですが、この地域ですよね、だいぶ寂れているんですけども、昔のようなこの田んぼがちゃんと整備されて、こう棚田ですよね、風景がよみがえれば、この一帯がすごくいいとこになると思う、魅力的なところになると思うので、周辺のまちづくりというんか、地域づくりを含めたこの地域の振興というか、活性化についてはどのように考えておられるか伺います。
58 ◯観光施設
担当課長 イメージ図のほうでも少し見にくいんですけど、いろいろコメントは書かせていただいております。魅力あるその棚田という景観、それから光害、いわゆる光の害ですね、光がないところで見る星空の景観、そういったものは非常に重要なものじゃないんかなっていうふうに思っています。それから極楽寺山、それから蛇の池、そこらとの連携ということも視野に入れておりまして、これからどういう形で誘導ができるかということはしっかり議論していかなくてはいけないとは思いますけど、例えばウォーキングマップであるとか、それから地域ごとの距離表示であるとか、そういったことをすることによって、気軽に楽しんでいただけるというふうな施設の位置づけができるのではないかというふうに思っています。大きな広場、公園というふうな位置づけになってまいりますんで、子育て世代、そちらのけん玉公園でしっかり遊んでいらっしゃる世代の方が少し趣を変えて山に上がっていただくとか、それにつられておじいちゃん、おばあちゃんもセットでというふうな、いわゆる今、歓声が響き渡るような状況でないところにそういう新しい声の響きというか、そういったものが発生してくるんではないかなというふうなイメージを持っております。
59
◯大畑議員 そうなればいいことなんですが、一番はこの周辺の田畑と山、山林も含めていい場所にしようとして人が、ああ、また行きたいなあというふうに思えるようなとこにするにはやっぱり農業振興っていうんですかね、そういうような面、ちょっと人口が減っていてなかなか難しいと思うんですが、その辺の強化が必要だと思うんですが、ここに特化したような市の対策があるのかどうか伺います。
60 ◯農林水産課長 それも含めて今後検討していく形。今時点で具体的に何というのはございませんので、今後そういう形の地域に出る中でまたいろいろ検討していきたいと考えております。
61 ◯枇杷木議員 私の立場であんまり言える立場じゃないんですけど、僕が言ったらあれなんですけど、今までずっと僕が市会議員になって5年間、この件はずっと赤字の
問題をどうするんかっていう話で、そうは言っても地域のこともあるんで活性化を考えたら残してほしいっていうことをお願いしながら指定管理料も上げていただいてずっときたんですが、今回あかんと、今また今の値段では受けられないよという話になったらしいんですが、その、今まで施設の集客手段として
指定管理者の営業力に期待をしていろいろ変えてきたんじゃないかと思うんですね。しかし実際にはほとんど
指定管理者の方の営業力が効率的に実行できたような感じが私はしてないんですね。だから、僕は今こういう案でいきたいよって言われて、市のほうが言われて、その中には僕はまだこうしてほしいということがあります。ただそういうことも横に置いとって一応更地にせずにずっと残して、まだ形を変えて後畑の部落の活性化の原の活性化ということであそこに火を灯してあげるよということになると、じゃあ今さっき藤田議員も話がちょっと出ましたけど、今後の計画の実行性の担保といいますか、今温浴施設をやめたら、だったら来ないよという方もおられます。だから、いや、それでなくてもじゃあキャンプ場にして自然と触れ合う施設にして、それから、私は小動物の動物園でもつくってもらって、大人の人はバーベキューを楽しんでもらう、お子さんは動物に触ってもらって、命の大切さというのを感じていただいて帰っていただいたらいいんじゃないかと僕は思ってるんだけど。それからもう一つは、今の宿泊棟は少し僕は残してもらいたいという意見がまだあるんですね。それは後畑の方がもし災害に遭ったときに、住むところが仮設ハウスとか今の体育館というのはちょっと寒いとか、非常に住みにくいとかいうことがあるんで、今の宿泊棟が屋根が雨が漏ってどうしようもない、壁が穴が開いてそこから水が入るよ、水回りがもうガタガタだよというんであればもう潰してしまってあれだと思うんですけど、できればそこを残していただけたらと僕は思っているんですが。その中で今一番の売りというのはじゃあ今度は何にするんかいっていうのが僕の一番のあれなんですね。だからキャンプ場で行くんだよと、自然と触れ合うキャンプ場で行くんだよと言われた場合に確かにそれは一つの考えではあるんだけど、そうすると今後平成32年度の夏以降、体育館を含めてそれをもう一遍やりますよと言われたときに
指定管理者がどなたになるかもまた関係があるんでしょうが、営業はそういうことをアルカディアがこういうとこなんだよ、ぜひここへ来てくださいよと言って積極的に引っ張ってくれるようなシステムをつくらないと、自然に任すと今以上どころじゃない、だんだんだんだん寂れてくるんじゃないかという気がするんで、もしこれを残してもらってやっていくんだったら、そういうきちんとした発信をされる方がね、どなたなのか、どなたを考えておられるんか。それと極楽寺とか連携を言われるんですが、さっきのあれを見ると、極楽寺とのアルカディアとのつながりというのは、登山された方があまり感じておられないような感じなんで、それを太くしていって国立公園として歴史のある極楽寺をPRしてアルカディアも一緒に生かしていくっていうためには、もうどういう形で廿日市だけでなしに広島市の方にでもPRをしていこうとされてるのか。それから私が一番気になっとるのはバスですよね。バス。だから今は
指定管理者の方の送迎用の無料バスをお借りして、それから後畑長野ルートの方に乗っていただくようにしているんですけど、それが以前は再来年の春という話だったけど、今の予定では再来年の夏になってます。だからそこのところをどのように、都市計画の方も考えられておるんだろうけど、同じその庁内でどういうような形で話し合いをされているのか、それから今後できたら・・・・・・
(「長い」と呼ぶ者あり)
じゃあここでちょっと。
62
◯議長 枇杷木議員、今の3点でいいんですか。
(枇杷木議員「とりあえずじゃあ3
つ」と呼ぶ)
63 ◯観光施設
担当課長 ちょっと今、私どもの聞き取りが悪かったかもわかりませんですけど、現在の
指定管理者が十分に業務をやっていなくて、もっとやりようによったらしっかりした
指定管理者がいるんじゃないんかというふうなご指摘もいただいております。我々がモニタリングなり評価なりしていく中で、新しいメニューとか食事も随分おいしくなってきておるという、一方での評価はございます。それから民間活用調査業務の中で、37社の企業の方にお伺いしたところ、やはり場所的な
問題、規模の
問題ということで、なかなか営業が難しいんではないんかというふうな評価をいただいておるというところから、こういった発想にしております。それから小動物の動物園ということでございますけど、動物園としてきちっと整理するかどうかは別にして、広場、空き地、芝生広場になろうかと思いますけど、そちらのほうをいろんな形で活用していただくっていうことは我々が想定しておるようなことでありますので、それはどなたがおやりになるかわかりませんけど、ご利用いただければというふうに思っております。それから災害時の宿泊棟の活用ということでございますけど、アルカディア・ビレッジのある場所が土砂法のイエローゾーンに入っておりますので、なかなか避難施設としてということは難しいんであろうかなというのが1点と、それから災害に備えていつ来るかわからない災害に備えてその施設を残していくという一面性と、その土地を十分に広く皆さんに活用していただくという一面性、どちらを考えていくかということはあろうかと思いますけども、災害のときにはその差し迫った豪雨であるとか河川氾濫であるとかそういったときは一時的に安全なところへ避難していただく。それから次の段階で家が被災された方については当分の間、体育館であるとかホールであるとかいったところで一時しのいでいただく。その後に仮設住宅というふうな手順になってくるんだろうというふうに思いますけど、現在の体育館は約200人ぐらい災害時には収容できる規模のものを有しておりますので、そちらのほうでいかがでしょうかということでお願いしたいというふうに思います。それから情報発信の件です。
岩倉ファームパーク、こちらにつきましても結構口コミでお客さんが広がってきておるように思います。当然市も積極的にPRはしていこうとは思います。やはりお客さんの口コミ、口伝えっていうのが大きな集客力を持っておると思いますので、いい形できれいな状況でお使いいただける施設整備というのが重要ではないかというふうに思います。
64 ◯都市計画課長 バスに関するご質問がございましたのでお答えしたいと思います。現在後畑地区については市の自主運行バスというのは実施していないところでございまして、その代替といたしましてアルカディアの
指定管理者の方が送迎用の無料バスを活用して、それを利用できるような形になっているところでございます。このアルカディアの指定管理終了後でございますが、来年度沿岸部の再編計画、バスの再編計画を実施することにしておりまして、その中で今現在原線、広電バスが運行しておるところを市の自主運行バス、さくらバスに転換するということを考えております。この時期につきましては現在考えていますのは32年の1月となろうかというふうに準備を進めているところでございますが、この再編に合わせまして後畑地区へも住民の方の利用ができる生活路線バスの活用をというふうに今考えております。具体的にはまだ十分な調整協議ができていませんので、今、なかなか説明は難しいところでございますが、いずれにしましてもその再編に合わせまして後畑地区への生活路線バスを確保したいというふうに考えているところでございます。以上でございます。
65 ◯枇杷木議員 一番最初に言われた、今の
指定管理者が十分機能してないということは僕は言ってないんです。
指定管理者の方、一生懸命頑張っておられるとは思っているんだけど、実際
問題として前回の
指定管理者の方もそうだったけど、今張りついておられる従業員の方は施設を維持管理するのが精一杯で、営業に回って、あちこち回って集客をするというような活動はできてなかったんじゃないかなというのが私の思いなんです。今の指定管理の方が、いや、わしゃ広島市内でやっとるよと言われればそれでもいいんですけどね。だからそのために僕が
指定管理者がもしなかった場合には誰が指定管理、市がじゃあPRするんかい、それともまた誰か指定管理を見つけてその人がしてくれるんかいというのが聞きたかったところなんです。次は今、バスの件はそういう話でしたから、今後もし新しく設備が更新された場合に、今は観光課が担当なさってるんですが、温浴施設がなくなっちゃうよとなって、体育館は残って自然と触れ合う教育施設という意向が強くなっちゃうと、今後も観光課の方がご担当になるのかそれともまたは教育委員会とかまたは全然違う部署なのかということはどうなんですか。
66 ◯堀野副市長 いろいろご意見いただきました。前回のアルカディア継続かどうかというところでも私いろいろ述べさせていただいた関係上、本当にこう形を変えていくということに対して、部内でもいろいろ議論したわけであります。それで前回はその条例の目的であります教育というところへの着目した中でいろいろな
考え方を述べさせていただきましたけれども、まずその前にこのたびのご説明の資料につきましては少しでも具体化したものを提示したいということで、スケジュールにしても図面にしてもできる限りの今考えることをつけさせていただこうということで説明させていただきました。ですから今、議員の皆さんにご意見いただきましたんで、これから地域へ出て行くときも、そういういただいた意見を参考にしながら、この案で地域の方にもこういう少しでも具体な案で示させていただきたいと思っております。その中でこのスケジュールでは3月に条例廃止ということを謳っておりますので、これからはまた教育ということで残るのではなくて、自然公園を主体にした、極楽寺と合わせたいろんな運営ができないかと考えております。ですからそういうところを主眼に置きまして、どこが担当していくかというのも、これから説明させていただく中で仕切り直ししておこうと思いますので、今の段階で教育委員会なのか環境産業なのかというのは決めておりませんけれども、恐らく今の説明ではどちらかと言えば観光に主体を置いた、にぎわいに主体を置いた、また自然にかかわる、そういう方針の中での適切な担当を決めたいと思っております。