廿日市市議会 > 2017-03-14 >
平成29年第1回定例会(第5日目) 名簿 開催日:2017年03月14日
平成29年第1回定例会(第5日目) 名簿 開催日:2017年03月14日
平成29年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日:2017年03月14日
平成29年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日:2017年03月14日

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  1. 廿日市市議会 2017-03-14
    平成29年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日:2017年03月14日


    取得元: 廿日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     開議 午前9時30分 ◯議長(藤田俊雄) 皆さんおはようございます。  ただいま出席議員が29名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  ここで報道関係者から、写真、ビデオの撮影の申し出がありますので、廿日市市議会傍聴規則第11条の規定により、これを許可いたします。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおり行いますので、ご了承願います。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(藤田俊雄) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第88条の規定により、本日の会議録署名議員は、議長において第4番枇杷木正伸議員、第5番石塚宏信議員の2名を指名いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第2 議案第16号 職員の自己啓発等   休業に関する条例 3 ◯議長(藤田俊雄) 日程第2、議案第16号職員の自己啓発等休業に関する条例を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 4 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 5 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 6 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第16号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  自己啓発等の休業の申請について、職員としての在職期間が2年以上であることを要件としているが、2年では市の内部での自分の位置づけなどが不安定な状態である。3年とする自治体もある中で2年とした理由は何かという質疑に対し、国家公務員は、採用後、その職場においてみずからのキャリア形成と公務上の能力開発について2年あれば判断できるとして、それを要件としており、本市も同じようにすべきと判断したとの答弁がありました。
     討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第16号の審査結果報告を終わります。 7 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第16号職員の自己啓発等休業に関する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第3 議案第18号 廿日市市個人情報   保護条例の一部を改正する条例 11 ◯議長(藤田俊雄) 日程第3、議案第18号廿日市個人情報保護条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 12 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 13 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 14 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第18号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  質疑、討論ともにございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第18号の審査結果報告を終わります。 15 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第18号廿日市個人情報保護条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第4 議案第19号 職員の旅費に関す   る条例及び特別職の職員等の給与、旅費及び   費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 19 ◯議長(藤田俊雄) 日程第4、議案第19号職員の旅費に関する条例及び特別職の職員等の給与、旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 20 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 21 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 22 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第19号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  赴任に伴う移転料について、今まで制定していなかった理由は何か、またこれまではどうしていたのかという質疑に対し、今年度厚生労働省へ職員を赴任させていることもあり、移転料を明確に位置づけた。今までは旅費のほかに荷物の送料は役務費として支払っていたとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 23 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第19号職員の旅費に関する条例及び特別職の職員等の給与、旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第5 議案第20号 廿日市市税条例等   の一部を改正する条例 27 ◯議長(藤田俊雄) 日程第5、議案第20号廿日市税条例等の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 28 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 29 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 30 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第20号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  住宅借入金等特別税額控除の延長による個人市民税の減収分が全額国費補填されるということだが、市に入ってくる時期はいつかという質疑に対し、4月に概算交付され、9月に確定交付となると聞いているとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第20号の審査結果報告を終わります。 31 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第20号廿日市税条例等の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第6 議案第21号 合衆国軍隊の構成   員等の所有する軽自動車等に対する軽自動車   税の賦課徴収の特例に関する条例の一部を改   正する条例 35 ◯議長(藤田俊雄) 日程第6、議案第21号合衆国軍隊構成員等の所有する軽自動車等に対する軽自動車税賦課徴収の特例に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 36 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。
    37 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 38 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第21号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  質疑、討論ともにございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第21号の審査結果報告を終わります。 39 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第21号合衆国軍隊構成員等の所有する軽自動車等に対する軽自動車税賦課徴収の特例に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第7 議案第22号 廿日市市特別会計   条例の一部を改正する条例 43 ◯議長(藤田俊雄) 日程第7、議案第22号廿日市特別会計条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 44 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 45 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 46 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第22号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  保留地4区画は処分するのかという質疑に対し、残っている4区画のうち、2区画は平成29年に売り払い予定で、残り2区画については都市計画道路佐方線作業ヤードとして残し、工事終了まで売り払いは見合わせる予定であるとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第22号の審査結果報告を終わります。 47 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 48 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第22号廿日市特別会計条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第8 議案第17号 廿日市市農業委員   会の委員等の定数に関する条例 51 ◯議長(藤田俊雄) 日程第8、議案第17号廿日市農業委員会の委員等の定数に関する条例を議題といたします。  直ちに産業厚生常任委員長の報告を求めます。 52 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議長。 53 ◯議長(藤田俊雄) 産業厚生常任委員長。 54 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議案第17号について、産業厚生常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  今回の改正における国の意図は何かという質疑に対し、農地利用最適化推進委員を設置することで地域の声を聞きながら耕作放棄地の増加に歯どめをかけ、農地として守ることを目的としているとの答弁がありました。  討論に移り、反対討論がございました。  農業委員とは全く権限も異なる農地利用最適化推進委員を設置することは、農業委員数の減少を補えるようなものではなく、農業政策の弱体化を招くような条例であり反対であるという討論がございました。  次に、賛成討論がございました。  農地利用最適化推進委員の設置により農地減少への対策が強化されると考え、賛成である、という討論がございました。  採決に移り、原案に賛成の委員の挙手を求めましたが、挙手多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第17号の審査結果報告を終わります。 55 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。 57 ◯27番(植木京子) 議長。 58 ◯議長(藤田俊雄) はい、27番植木京子議員。 59 ◯27番(植木京子) それでは、私は、この条例案に反対をし、討論を行います。  農業の衰退を招く条例として反対したわけでありますが、約2年前の国会で、農業法の改悪の中で農業委員の定数も減らされました。この法律は、安倍総理主導のもと、農業を企業のもうけの場に開放するため、農協や農業委員会の解体に道を開き、さらに60年間続いてきた制度を改変するというものでありました。  日本共産党は、日本の農業の衰退を促進するものとして、国会においても反対をいたしました。政府が本当に農業の再生を考えるのなら、再生産可能な価格保障を実現し、歯どめなき農産物の輸入拡大路線こそ見直すべきでありました。  国会での参考人質疑においても、この法律に対する積極的な賛成の声はなく、現場の意見が反映されていないとか、改革の的がずれているなどの批判の声が相次いだことはご承知のことと思います。  歴代自民党政府は、国内では減反政策を進めながら、米の輸入自由化を拡大したことで、今日本のカロリーベースでの自給率は何年も39%に下がったままとなっています。国際的にも最低水準であります。完全な農政の失政です。こういう中での農業委員の公選制の廃止、そして市町村長による任命制にしたことは大問題です。もともと農地の権利の移動や転用にかかわる農業委員会は、農業者みずからが代表者を選ぶことで、農家から信頼され、農地の番人として役割を発揮することができていました。歴代自民党政府によって耕作放棄地を拡大する農政を進め、そして今農地の平米数や農業従事者の数に合わせて農業委員の定数を減らしていく。農業の衰退を一層促進させるものでしかありません。  今回の条例案は、その農業委員の定数を廿日市において18人から14人に減らされるものであります。公選制の廃止を受け、市長の任命制に変えた条例案となってもいます。法に基づく義務規定だということでありましたが、農地の番人としての農業委員会制度を骨抜きにするような制度、定数減には私は賛成することはできません。  委員会では、農地利用最適化推進委員の定数が13人いるという意見も出ました。しかし、農業委員と最適化推進委員とは権限も役割も全く別のものであります。置かないより、減らされた農地をどう活用しようかという知恵を出す人がいるという意味では、あったほうがいいに決まっておりますけれども、しかしこの定数の減というのは問題です。農業者を置き去りにし、これまで家族農業と地域を支えてきた総合農協の役割を否定する法律のもとでの本条例です。私は、抗議の意味も含めて、この条例案に反対をいたします。  以上で終わります。 60 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありませんか。 61 ◯14番(山田武豊) 議長。 62 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 63 ◯14番(山田武豊) 議案第17号に賛成の立場で討論をさせていただきます。  先ほど植木議員の討論、前半部分におかれましては、議案第17号とは関係のないものであるということで、後半の部分に対して討論を行わせていただきます。  農業の衰退に関係するこの条例は認められないということですけれども、現状を見てみますと、やはり植木議員の言われるように、農地または農業従事者というのが減少しております。さすれば、これまで現行18人でありました農業委員のもとに農地、また従事者がこれまで拡大されてきているというのであれば、このたびの条例に対して疑義を申し出るのはわかりますけれども、現状は減っている状態です。これからの農業の推進というものは、我々議会として十分考えていかなければなりませんけれども、その時代時代、状況に応じた体制づくりというものも必要であると考えます。この議案に賛成させていただきます。 64 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(藤田俊雄) これをもって討論を終結いたします。  討論がありましたので、議案第17号廿日市農業委員会の委員等の定数に関する条例を起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 66 ◯議長(藤田俊雄) はい、よろしいです。  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第9 議案第23号 廿日市市吉和福祉   センター設置及び管理条例の一部を改正する   条例 67 ◯議長(藤田俊雄) 日程第9、議案第23号廿日市市吉和福祉センター設置及び管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに産業厚生常任委員長の報告を求めます。 68 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議長。 69 ◯議長(藤田俊雄) 産業厚生常任委員長。 70 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議案第23号について、産業厚生常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。
     質疑、討論ともにございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第23号の審査結果報告を終わります。 71 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第23号廿日市市吉和福祉センター設置及び管理条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第10 議案第24号 廿日市市介護保   険条例の一部を改正する条例 75 ◯議長(藤田俊雄) 日程第10、議案第24号廿日市市介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに産業厚生常任委員長の報告を求めます。 76 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議長。 77 ◯議長(藤田俊雄) 産業厚生常任委員長。 78 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議案第24号について、産業厚生常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  今回の改正による市への影響額は幾らかという質疑に対し、平成28年度に関しては対象者が45人であるが、その年の譲渡所得があった人の状況にもよるので一概に金額では言えないとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第24号の審査結果報告を終わります。 79 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第24号廿日市市介護保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第11 議案第25号 廿日市市小規模   下水道条例の一部を改正する条例 83 ◯議長(藤田俊雄) 日程第11、議案第25号廿日市市小規模下水道条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに建設常任委員長の報告を求めます。 84 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議長。 85 ◯議長(藤田俊雄) 建設常任委員長。 86 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議案第25号について、建設常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  8月に公共下水道に接続される阿品台下水道の維持管理費用は含まれているのかという質疑に対し、7月末までは本会計で、8月1日以降は公共下水道事業特別会計で維持管理する予算としているとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第25号の審査結果報告を終わります。 87 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第25号廿日市市小規模下水道条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第12 議案第26号 廿日市市手数料   条例の一部を改正する条例 91 ◯議長(藤田俊雄) 日程第12、議案第26号廿日市市手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに建設常任委員長の報告を求めます。 92 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議長。 93 ◯議長(藤田俊雄) 建設常任委員長。 94 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議案第26号について、建設常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が施行されることに伴い、建築物エネルギー消費性能確保計画の適合判断を受けなければならないのか、また対象となる建築物はどのくらいあるのかという質疑に対し、建築部門の消費性能の省力化が図られていない状況を改善するため、2,000平方メートル以上の非住宅の建築物について、省エネルギー化を義務化した規制措置である。適合判断は建築確認と連動するものであり、本市における2,000平方メートル以上の建築物の建築確認は年間2件程度であり、対象となる建築物は、それを対象件数として見込んでいるとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第26号の審査結果報告を終わります。 95 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第26号廿日市市手数料条例の一部を改正する条例を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 98 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第13 議案第27号 平成28年度廿   日市市一般会計補正予算(第7号) 99 ◯議長(藤田俊雄) 日程第13、議案第27号平成28年度廿日市市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。  直ちに予算特別委員長の報告を求めます。 100 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 議長。
    101 ◯議長(藤田俊雄) 予算特別委員長。 102 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 議案第27号について、予算特別委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  初めに、個人市民税、法人市民税、固定資産税が見込みより伸びている理由は何かという質疑に対し、個人市民税は納税義務者の給与所得等が平成28年度も継続して上昇したこと、また法人市民税は景気回復が市内企業の業績の上昇につながったことに加え、前年と比べ納税義務者数が増加になったことも増収の要因である。固定資産税については、新築家屋の増加や工場の新築等に伴い、家屋等償却資産の税額が伸びたことが要因であるとの答弁がありました。  次に、企業立地促進事業について、雇用奨励金が大幅に減額されているが、ゆめタウンが当初見込んでいた雇用人数と実際の雇用人数に差があるのかという質疑に対し、採用人数については当初の計画どおり約1,000人の雇用が確保されていると聞いているが、奨励金の対象外である短時間勤務の雇用が当初見込みより多かったこと、またオープン1年以内に従業員等の入れかえがあり、1年間の雇用継続及び市内居住という奨励金の交付条件を満たさなかったため、申請は約2,000万円という状況であるとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第27号の審査結果報告を終わります。 103 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第27号平成28年度廿日市市一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 106 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第14 議案第28号 平成28年度廿   日市市国民健康保険特別会計補正予算(第2   号)   日程第15 議案第29号 平成28年度廿   日市市介護保険特別会計補正予算(第2号)   日程第16 議案第30号 平成28年度廿   日市市後期高齢者医療特別会計補正予算(第   1号)   日程第17 議案第33号 平成28年度廿   日市市墓地管理事業特別会計補正予算(第1   号)   日程第18 議案第36号 平成28年度廿   日市市宮島水族館事業特別会計補正予算(第   1号) 107 ◯議長(藤田俊雄) 日程第14、議案第28号平成28年度廿日市市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から日程第18、議案第36号平成28年度廿日市市宮島水族館事業特別会計補正予算(第1号)まで、以上5件を一括議題といたします。  直ちに産業厚生常任委員長の報告を求めます。 108 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議長。 109 ◯議長(藤田俊雄) 産業厚生常任委員長。 110 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議案第28号から議案第36号までの5件について、産業厚生常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  初めに、国民健康保険特別会計について、基準外繰り入れの額と基金残高は幾らかという質疑に対し、基準外繰入額は当初予算と同額の2億円、基金残高は約1億5,000万円と見込んでいるとの答弁がありました。  また、子どもを育てている一番働き盛りの大変な世帯へ特別な軽減措置が必要ではないかという質疑に対し、乳幼児医療の拡大による医療費の助成など、総体的なもので子育て支援として効力があるものにしていきたいとの答弁がありました。  次に、宮島水族館事業特別会計について、使用料の減額補正の原因と今後の対策はどうかという質疑に対し、主な原因は、9月、10月の土曜、日曜、祝日の台風や長雨による入館者数の減少であり、今後は多少の悪条件でも行ってみたいと思われるような施設を目指し、展示の充実や、企画展の工夫、営業の強化などを図っていきたいとの答弁がありました。  また、教育施設として子どもたちの集団利用を促す努力をしてはどうかという質疑に対し、現在は市内小学校の13校が水族館を利用しているが、主に1学年のみの利用であるため、より多くの学年を対象にした幅広い教育プログラムを用意し、市内小学校へPRしていきたいとの答弁がありました。  討論はございませんで、一括採決に移り、本5件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第33号及び議案第36号の審査結果報告を終わります。 111 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する一括質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 112 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第28号平成28年度廿日市市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から議案第36号平成28年度廿日市市宮島水族館事業特別会計補正予算(第1号)まで、以上5件を一括採決いたします。  本5件に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  お諮りいたします。  本5件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 114 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本5件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第19 議案第31号 平成28年度廿   日市市公共下水道事業特別会計補正予算(第   2号)   日程第20 議案第32号 平成28年度廿   日市市小規模下水道事業特別会計補正予算   (第1号)   日程第21 議案第34号 平成28年度廿   日市市簡易水道事業特別会計補正予算(第1   号)   日程第22 議案第35号 平成28年度廿   日市市市営住宅事業特別会計補正予算(第2   号)   日程第23 議案第37号 平成28年度廿   日市市廿日市駅北土地区画整理事業特別会計   補正予算(第1号)   日程第24 議案第38号 平成28年度廿   日市市水道事業会計補正予算(第1号) 115 ◯議長(藤田俊雄) 日程第19、議案第31号平成28年度廿日市市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)から日程第24、議案第38号平成28年度廿日市市水道事業会計補正予算(第1号)まで、以上6件を一括議題といたします。  直ちに建設常任委員長の報告を求めます。 116 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議長。 117 ◯議長(藤田俊雄) 建設常任委員長。 118 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議案第31号から議案第38号までの6件について、建設常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  初めに、簡易水道事業特別会計について、宮島地区の施設整備納付金が大きく減額となった理由と水道使用料が増額となった理由は何かという質疑に対し、包ヶ浦自然公園のリニューアル事業における給水施設の新設やメーターの増径等について、口径等の見直しにより当初見込みより納付額が減ったこと、また新設メーターに係る納付金から既設メーターの納付金額を差し引きせず予算計上していたことが施設整備納付金の減額の理由であり、水道使用料については、宿泊施設の使用水量がふえたことにより増額となったとの答弁がありました。  次に、市営住宅事業特別会計について、市営住宅等管理事業の大幅な減額は入札不調によるものとあったが、入札不調となった事業とその理由及び平成29年度の対応はどうなるのかという質疑に対し、住吉住宅3棟及び野坂住宅の給水管及びガス管の改修工事が入札不調になったもので、単価に差異があったことに加え、入居者がいる中での建物内部に及ぶ工事であることも不調となった要因と考えている。平成29年度は、建物全体の老朽度合いや劣化状況を判断し、屋上防水工事など優先順位の高いものを計画的に進めるよう考えており、本2件は予算計上していないが、空き家が生じたときに内部状況を確認するなど、日々管理する上で予防的措置が適切な時期にできるよう考えていきたいとの答弁がありました。  討論はございませんで、一括採決に移り、本6件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第31号、議案第32号、議案第34号、議案第35号、議案第37号及び議案第38号の審査結果報告を終わります。 119 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する一括質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 121 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  議案第31号平成28年度廿日市市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)から議案第38号平成28年度廿日市市水道事業会計補正予算(第1号)まで、以上6件を一括採決いたします。  本6件に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。
     お諮りいたします。  本6件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 122 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本6件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第25 議案第1号 平成29年度廿日   市市一般会計予算   日程第26 議案第2号 平成29年度廿日   市市国民健康保険特別会計予算   日程第27 議案第3号 平成29年度廿日   市市介護保険特別会計予算   日程第28 議案第4号 平成29年度廿日   市市後期高齢者医療特別会計予算   日程第29 議案第5号 平成29年度廿日   市市漁港管理特別会計予算   日程第30 議案第6号 平成29年度廿日   市市公共下水道事業特別会計予算   日程第31 議案第7号 平成29年度廿日   市市小規模下水道事業特別会計予算   日程第32 議案第8号 平成29年度廿日   市市墓地管理事業特別会計予算   日程第33 議案第9号 平成29年度廿日   市市簡易水道事業特別会計予算   日程第34 議案第10号 平成29年度廿   日市市農業集落排水事業特別会計予算   日程第35 議案第11号 平成29年度廿   日市市港湾管理事業特別会計予算   日程第36 議案第12号 平成29年度廿   日市市市営住宅事業特別会計予算   日程第37 議案第13号 平成29年度廿   日市市宮島水族館事業特別会計予算   日程第38 議案第14号 平成29年度廿   日市市水道事業会計予算   日程第39 議案第15号 平成29年度廿   日市市国民宿舎事業会計予算 123 ◯議長(藤田俊雄) 日程第25、議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算から日程第39、議案第15号平成29年度廿日市市国民宿舎事業会計予算まで、以上15件を一括議題といたします。  直ちに予算特別委員長の報告を求めます。 124 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 議長。 125 ◯議長(藤田俊雄) 予算特別委員長。 126 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 議案第1号から議案第15号までの15件について、予算特別委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  初めに、一般会計について、歳入では、保育所等整備交付金の内容はという質疑に対し、社会福祉法人が保育園を建設した際に、市が法人に対し建設費補助を行う基準額の4分の3を交付し、その支出に対して市が国から受ける交付金であるとの答弁がありました。  次に、市債について、対前年度比で40%ふえているが、財政運営の不安要素にならないのかという質疑に対し、一般廃棄物処理施設整備、大野支所複合施設整備等の投資的経費が大きくなっており、平成33年に償還のピークとなるが、庁舎・文化センター建設事業、水族館整備等の過去の大規模事業の起債の償還が順次終わっていくため、それ以降は公債費については減少傾向に転じると考えている。起債の借り入れ抑制や繰上償還を計画的に行い、将来を見据えた形で財政運営できるようにしていきたいとの答弁がありました。  歳出に入り、総務費では、公共施設マネジメント事業について、インフラ包括管理業務委託発注支援業務委託料はどのような内容かという質疑に対し、宮島地域のインフラ及び公共施設の運転や維持管理に関する各種業務について、民間活力を活用して効率的、効果的に運用するために包括管理委託ができるか具体的に調査を進めるもので、対象施設や業務範囲を検討し、発注方法などの支援を効果的に運用するための委託料である。具体的には宮島水質管理センター、簡易水道施設及び清掃センターなどを対象施設と考えているとの答弁がありました。  次に、中山間地域振興事業について、地域支援員の募集を既に行っているが、予算議決前に募集することに問題はないかという質疑に対し、募集については、4月からの活動にいち早く取り組むための準備行為として行っており、応募者には募集案内で議会議決後に採用決定することを理解していただいている。事務の進め方についてご指摘をいただいたので、ご理解いただけるよう努めたいとの答弁がありました。  民生費では、生活困窮者自立支援事業について、子どもの学習支援事業の状況と新年度の拡充の内容は何かという質疑に対し、平成28年度は大野学園の区域の小学生を対象におおむね毎週1回開催し、現在登録している小学生は22名、38回の開催で、延べ612名の参加があった。平成29年度は対象を中学生にも拡大する予定で、学校区を対象範囲とした実施箇所をふやすことや市域全域を対象とした参加型の学習支援事業も実施する予定であるとの答弁がありました。  次に、地域生活支援事業について、入院時コミュニケーション支援費の内容は何かという質疑に対し、意思疎通が困難な重度障がいのある人が入院した場合に、その重度障がい者固有の意思疎通方法に熟達したヘルパーを病院に派遣することによって、医療従事者とのコミュニケーションの円滑化を図るための支援を行うものであるとの答弁がありました。  衛生費では、産後ケア事業の内容と計画はどうかという質疑に対し、妊産婦に係る産後1カ月健診費用の支援として、5,000円を上限に市が健診費用を負担し、育児、母乳外来等費用の支援として、心身ケアが必要な方を対象に、助産所などが実施している母乳ケア等や骨盤ケア等について、1人1回の利用に対し4,000円の助成、家事援助サービス費用の支援として、心身の不調や育児不安等がある方を対象に、月6回2カ月分の利用を想定した訪問介護事業所のヘルパー派遣を計画しているとの答弁がありました。  農林水産業費では、農業振興事業について、地域農業課題解決活動支援事業の内容はどういったものかという質疑に対し、多様な人材の活動を支援し、都市部と農村地域の交流を促進させることなどで農に関係する人や活動をふやし、高齢化や担い手不足による地域農業の課題解決や農村地域の活性化を図ろうとするもので、対象は農業ボランティアや農村活性化に資する活動への立ち上げ支援などを想定し、補助率は2分の1で、上限を10万円としているとの答弁がありました。  商工費では、フードバレーはつかいち創出事業について、研究会運営業務や食イベント開催事業とあるが、どのような効果を狙っているのかという質疑に対し、本市の多彩な食資源を活用した新商品の開発や販路開拓、地域資源活用、農商工連携、地産地消などの促進につながると考えている。また、売れる商品の開発、生産販売により事業者の稼ぐ力の向上や市内雇用の創出にもつながるよう取り組んでいきたいとの答弁がありました。  土木費では、公園整備事業について、佐伯総合スポーツ公園大規模複合遊具整備の計画と内容はという質疑に対し、現在、多目的広場、子ども広場や幼児の広場など、利用目的に応じた広場や展望台等が独立した状態であり、これらを一体的な空間として提供することで、利用者数の増加や滞在時間の延長を図り、交流人口の拡大と中山間地域の活性化につなげたいと考えている。平成29年度は多世代が楽しむことができる施設の全体の設計をまとめるとともに、平成30年度の大型複合遊具の整備に向けた設計も進めるとの答弁がありました。  消防費では、救急救助艇整備事業について、救急救助艇の更新内容はどういったものかという質疑に対し、現在の救急救助艇は購入から24年が経過し、エンジン、ボートとも劣化が著しく、また漁船タイプのため船室が狭く、傷病者の収容が困難であった。今回更新するものは傷病者の収容と観察処置が十分にできる船室やベッドを備えているとの答弁がありました。  教育費では、小学校リニューアル事業について、小中学校トイレの改修状況と洋式化への今後のスケジュールはどうかという質疑に対し、小中学校の洋式化率は、平成28年4月1日現在で34.5%と広島県の平均を若干上回っている状況である。これまでは大規模改修にあわせてトイレ改修することを基本としていたが、大規模改修工事がすぐにはできないこともあり、今回大規模改修とは別にトイレ改修について計画を作成し、平成32年度末に洋式化率70%を目標に取り組んでいくとの答弁がありました。  公債費では、平成28年度末と平成29年度の経常収支比率、実質公債費比率、将来負担比率の見通しはどうかという質疑に対し、経常収支比率については、平成28年度は96%台前半で、平成29年度はそれより若干悪化する見込みである。実質公債費比率については、平成28年度は7%台後半で、平成29年度は7%台前半に回復すると見込んでいる。将来負担比率については、平成28年度は63%台後半で、平成29年度は70%程度と予測しているとの答弁がありました。  続きまして、国民健康保険特別会計から国民宿舎事業会計までの15会計について、一括で審査をいたしました。  その主な質疑、答弁は次のとおりでございます。  国民健康保険特別会計について、国民健康保険税の滞納世帯数と今後の見込み、滞納理由は何かという質疑に対し、滞納世帯数については、現年度分と滞納繰越分を合わせ、実世帯数は2,441世帯であり、平成27年度の滞納世帯数を若干下回る見込みである。滞納理由については、低収入、無計画、事業不振、失業、退職、債務超過、病気、入院、居所不明などがあるとの答弁がありました。  介護保険特別会計について、介護予防・生活支援サービス事業について、施設や担い手の確保をどのように考えているのかという質疑に対し、身体介護を行わない生活支援のみの訪問型施設は3カ所、通所型サービスBの住民が主体となって行うサロンは8カ所あり、今後も数を伸ばしていきたいと考えているとの答弁がありました。  宮島水族館事業特別会計について、市営宮島口駐車場は今後も水族館事業として保持し続けるのかという質疑に対し、宮島口のまちづくりデザインに合わせて財産の整理を行うこととしており、今後も引き続き関係課と協議を行っていくため、具体的なことはまだ決まっていないとの答弁がありました。  次に、水道事業会計について、佐伯地域簡易水道との統合の効果はどうかという質疑に対し、統合に係る補助金を活用した中央監視装置などの整備により、佐伯地域の施設も水道局で24時間の集中管理が可能となり、非常時の早急な対応が期待できるとの答弁がありました。  最後に、全15会計の総括質疑では、地方交付税制度の改変が進められているが、本来の地方交付税制度のあり方に戻すべきという観点から、国に是正を求めるべきと考えるがどうかという質疑に対し、本来地方交付税の基準財政需要額は地方自治体の標準的な水準における行政を行うため、必要となる経費を反映するものであることから、自治体の行政運営に必要な財政需要については的確に財政計画に反映させ、必要な地方交付税総額を確保し、地方交付税の持つ財源調整、財源保障の両機能を強化するよう、引き続き市長会等を通じて国に要請していく考えであるとの答弁がありました。  次に、一般会計の予算規模が前年比で27億円の増額となるなど年々増加しているが、近年の予算規模の推移についてどのように考えているのかという質疑に対し、平成26年度当初予算において初めて450億円を超え、平成27年度、28年度には470億円規模になっているが、これは小中学校の耐震化など喫緊の行政課題や市民ニーズへの対応、行政サービスの向上に取り組んできたものである。平成30年度は普通建設事業費の増加などにより予算規模は増加すると予測しているが、中期財政運営方針で示すように、平成31年度以降は縮小する見込みである。安定した財政運営が行えるよう、雇用や地域産業の活性化による税基盤の充実やふるさと寄附金制度の充実などに積極的に取り組むほか、新たな発想に基づく自主財源の確保等の検討を進めるなど、将来にわたって持続可能な豊かさと活力のあるまちづくりを推進していきたいと考えているとの答弁がありました。  総括質疑終了後、委員から、議案第1号について、修正案が1件提出されました。  その主な内容は、佐伯総合スポーツ公園子ども用遊具整備事業設計業務について、事業の目的、趣旨、効果が議会に説明されておらず、計画自体が未熟であり、事業の精査や議会への丁寧な説明等慎重審議を望むなどの理由により、業務委託料1,500万円の削除を求めるというものでございます。  提案理由の説明後、修正案についての質疑を行い、その主な内容は次のとおりでございます。  修正案の目的は、この事業が地域の活性化などに生かされるかどうか明確でないため、慎重審議をしないといけないということかという質疑に対し、子どもが楽しむための施設自体を否定するものではなく、審議ができる材料がない中で計画を認めてもいいものか疑問があり、慎重審議を求めるものであるとの答弁がありました。  一括討論に移り、初めに議案第1号の修正案について、賛成の討論として、これまでも中山間地域の活性化でさまざまな施設が提案され、継続も図られてきたが、それらの課題、問題点を解決せず、新たな事業の立ち上げは行うべきではない。また、スポーツ公園の全体構想の策定後に大型遊具の設計をすべきであり、同時に計上されていることに矛盾を感じるため、賛成するとの討論がありました。  反対の討論として、市長は中山間地域の振興に向けて総力を挙げて取り組む方針であり、また佐伯総合スポーツ公園への遊具設置は、交流人口の増加に寄与するもので、中山間地域の活性化のために必要不可欠な事業であると考え、反対するとの討論がありました。  次に、修正案の部分を除く一般会計について、反対の討論として、市長、議員の毎月2万円の報酬の引き上げ、公立保育園の廃止や民営化、学校施設の統廃合といった公共施設のマネジメント計画や再編計画、廃棄物処理施設の建設整備費及び20年間の維持管理運営費が反映されている予算である。また、学力テストについては、子どもたちの競争的な教育を過度に進めていくものであり、反対するとの討論がありました。  賛成の討論として、報酬の引き上げ、公立保育園の民営化や公共施設のマネジメント、廃棄物処理施設の建設等については、既に条例等も可決し、それらを進めるための予算も承認され、現在進んでいるものである。また、学力テストについては、子どもにどれだけの学力が身についたか把握するためにも実施していくべきであり、賛成するとの討論がありました。  次に、特別会計について一括討論を行い、反対の討論として、国民健康保険特別会計について、社会保障の一環であり、もっと国がきちんと補助を出し、県も国民健康保険に対して手当てをするのが当然である。市だけにしわ寄せが来るということは、制度のあり方として問題がある。また、後期高齢者医療特別会計について、75歳以上の高齢者を差別する制度であることに加え、平成28年度に続いて値上げ予算となっており、反対するとの討論がありました。  賛成の討論として、国民健康保険特別会計については、今回も保険料の値上げ自体は見送っており、大変な努力をしている。また、後期高齢者医療特別会計については、値上げは制度を維持するために避けられない課題である。高齢者に負担を強いることは心苦しいが、相応の負担をすることは避けられず、その範囲内で取り組まれている制度であり、賛成するとの討論がありました。  採決は一括で行いまして、修正案及び反対討論がありました一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計を除く12会計については、全委員でいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第1号の修正案について採決を行い、修正案に賛成の委員の挙手を求めましたが、挙手少数により否決すべきものと決定いたしました。  次に、討論があった議案第1号、議案第2号及び議案第4号について、それぞれ原案に賛成の委員の挙手を求めました。その結果、挙手多数により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第1号から議案第15号までの審査結果報告を終わります。 127 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する一括質疑に入ります。  質疑はありませんか。 128 ◯14番(山田武豊) 議長。 129 ◯議長(藤田俊雄) 14番山田武豊議員。 130 ◯14番(山田武豊) 1点、確認をさせてください。一般会計予算の修正案のところです。  ただいま委員長報告では、佐伯の総合運動公園の案件で、中山間地域の活性化または振興という言葉がたくさん出てきたんですが、予算委員会の審議加わっておりまして、聞いておりましたら、これは活性化や振興ではなくって、明らかに中山間地域の交流人口の獲得というところが審議の中心になっておりました。今の報告では、そういったところは見受けられません。確認として、その中山間地域の交流人口の獲得といった文言のところを活性化または振興とかという形に書きかえているか、いないか、もうこれだけで結構です。どうもちょっと委員会の議論と報告が違うように思いますので。 131 ◯議長(藤田俊雄) 暫時休憩いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午前10時41分     再開 午前10時42分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 132 ◯議長(藤田俊雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。 133 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 議長。 134 ◯議長(藤田俊雄) 予算特別委員長。 135 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 委員長報告としては、交流人口の増加に寄与するということで交流人口についての記述がたくさんありましたので、ここに報告をしております。 136 ◯14番(山田武豊) 議長。 137 ◯議長(藤田俊雄) 14番山田武豊議員。 138 ◯14番(山田武豊) ただいま委員長のほうから、交流人口の獲得に寄与するということでここに報告しておりますということだったんですが、今の委員長報告の中で、交流人口の増加に寄与するという言葉は、討論の際の修正案に反対の討論の中の文言一つだけであったと私は思いますが、その点いかがでしょうか。 139 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 議長。 140 ◯議長(藤田俊雄) はい、予算特別委員長。 141 ◯予算特別委員長(井上佐智子) 今のご質問に対してお答えいたします。  たくさんの討論等がありまして、まとめる中で、この交流人口の増加に寄与するという部分については大切なことですので上げましたけれども、これについてはまとめる中で、委員長報告の全てを上げることはできませんけれども、大切なキーワードとして上げておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 142 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    143 ◯議長(藤田俊雄) これをもって質疑を終結いたします。  ここで休憩をいたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午前10時45分     再開 午前11時5分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 144 ◯議長(藤田俊雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算に対して山本和臣議員外2名から修正案が提出されております。この修正案は所定の発議者がありますので、成立いたしております。  この際、発議者の説明を求めます。 145 ◯9番(山本和臣) 議長。 146 ◯議長(藤田俊雄) 第9番山本和臣議員。 147 ◯9番(山本和臣) それでは、説明をさせていただきます。  お手元の議案書を見ていただきますようお願いいたします。  それでは、始めます。  修正動議。  議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の修正案です。  地方自治法第115条の3及び廿日市市議会会議規則第17条の規定により、次のとおり修正案を提出いたします。  平成29年3月14日、廿日市市議会議長藤田俊雄様。  発議者、廿日市市議会議員山本和臣、同じく山田武豊、同じく角田俊司でございます。  議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の修正案でございます。  議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の一部を次のように修正いたします。  第1条第1項中、498億1,000万円を497億9,500万円に改めます。  第1表歳入歳出予算の歳入の表中、18款繰入金11億8,003万8,000円を11億7,623万8,000円に、同款第1項基金繰入金11億7,985万6,000円を11億7,605万6,000円に改め、同表、21款市債82億2,560万円を82億1,440万円に、同款1項市債82億2,560万円を82億1,440万円に改め、歳入合計498億1,000万円を497億9,500万円に改めます。  歳出の表中、7款土木費67億2,441万2,000円を67億941万2,000円に、同款4項都市計画費38億3,235万円を38億1,735万円に改め、歳出合計498億1,000万円を497億9,500万円に改めます。  第3表地方債の表中、都市公園整備事業7,400万円を都市公園整備事業6,280万円に、計82億2,560万円を計82億1,440万円に改めます。  本修正に伴う一般会計歳入歳出予算事項別明細書の修正は別紙のとおりといたしますので、ごらんいただければと思います。  それでは、修正理由を申し上げます。  平成29年度廿日市市一般会計予算案における佐伯総合スポーツ公園子ども用遊具整備事業設計業務委託料1,500万円の業務内容内訳は、設計を主体とした委託、また長寿命化に係る現地調査や設計したものに基本構想を組み合わせるなどの非常に複雑な内訳のものに1,000万円、一部遊具の実施設計に500万円であり、財源は一般事業債を充てることが予算特別委員会、またこの中の総括質疑の答弁等で明らかになりました。これらを経てもなお、本事業の目的、趣旨、効果が曖昧であり、事業自体が思いつきに近いような予算計上である懸念が払拭されませんでした。  また、本委員会では、平成29年度予算における経常収支比率が悪化する可能性も示され、同時に本市の財政運営に余裕がないことも明らかになりました。  さらに、本市の公共施設の中には耐震性能が不十分なままのものや老朽化が著しいものも多くあり、対策や改善を望む声が市民から上がっているという事実もあります。  そのような中、今まで何も説明さえされてこなかった子ども用遊具整備事業設計業務という緊急性のない事業に対する1,500万円もの予算計上が市民の理解を得られるのかは甚だ疑問であり、執行部に対しては事業の精査やさらなる議会への丁寧な説明等、慎重審議を望みたいと思うものです。  なお、本修正案は、予算特別委員会では否決されておりますが、その反対討論は、暗に市長を称賛するかのようなもの、またミスリードを誘発しかねないような本質を外した内容であったことは非常に残念であります。当然これらによって本修正案の否決理由とされることは到底承服できません。また、議会としてもその正当性を市民に説明すらできないと、私はそう思います。  以上の理由により、平成29年度廿日市市一般会計当初予算案から佐伯総合スポーツ公園子ども用遊具整備事業設計業務委託料1,500万円を削除した修正案を提出いたします。  以上です。 148 ◯議長(藤田俊雄) 以上で発議者の説明が終わりましたので、これより修正案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。 149 ◯28番(小泉敏信) 議長。 150 ◯議長(藤田俊雄) 28番小泉敏信議員。 151 ◯28番(小泉敏信) 修正理由の中なんですが、下のほうに「なお」の次のほうですね。暗に市長を称賛するようなもの、ミスリードを誘発しかねないような本質を外した内容と書いてありますが、具体的にどういう言葉で表現されたんでしょうか、お伺いいたします。 152 ◯9番(山本和臣) 議長。 153 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 154 ◯9番(山本和臣) 今の小泉議員の質疑にお答えいたします。  委員会の中での反対討論で、岡本委員の反対討論にありました「市長はよく品格と言うが、中山間地域に対して思いやりのあるすばらしい予算処置を否定する修正案は認められない」と討論の締めくくりでおっしゃってました。このことを前者のほうは示しております。  後者のほうは、大崎委員の「今回の費用、取っかかりの費用を認めないということは、絶対につくられないと私は感じられ」と発言されております。このことを示しておりますが、これを聞くと、恐らく佐伯地区の方はスポーツ公園の長寿命化やリニューアルは未来永劫行われなくなるのではないかと強迫観念に駆られるようなミスリードであると私は感じましたので、そのように記述させていただきました。 155 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。 156 ◯24番(岡本敏博) 議長。 157 ◯議長(藤田俊雄) はい、24番岡本敏博議員。 158 ◯24番(岡本敏博) 予算委員会での修正案においては、1,500万必要ない、不要、急ぐ必要はない、不急の事業だというふうに修正案に書かれておりましたが、今回の修正案には、その不要不急という言葉はなくなっております。慎重審議を望むというふうになっております。不要不急というのは、今現在どういうふうに考えておられましょうか。 159 ◯9番(山本和臣) 議長。 160 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 161 ◯9番(山本和臣) 委員会のときに不要不急という修正理由の中に文言があったが、今回はそれが入ってないので、その不要不急という言葉はどのように変わったのかという趣旨だというふうに受けとめさせていただきました。  先ほど読み上げさせていただきました修正理由にもありますが、本来公共施設の中で耐震工事ができていないものや老朽化が著しいもの、これは保育園の園舎であったり、また大野の体育館であったりというものを示しますけれども、こういったものを早急に処置、工事するべき、そういったことに予算を使うべきだというふうに私は考えております。そういった意味で、今回の修正理由の中では、それに比べれば、幾ら交流人口の増加を図るといっても、しょせんは遊具であります。やはり子どもたちや、またその施設を利用する市民の安全・安心のために予算を使うために予算措置をすることが重要だと私は考えておりますので、それに比べれば緊急性のない事業という言葉に置きかえさせていただいております。  以上です。 162 ◯24番(岡本敏博) 議長。 163 ◯議長(藤田俊雄) 24番岡本敏博議員。 164 ◯24番(岡本敏博) ただいまのしょせん遊具であるという答弁がありましたが、最近といいますか、沿岸部、小田島公園であったり、キラキラ公園であったり、けん玉公園──というんですか、知りませんが──であったり、サンチェリーの体育館のそばにもそういう遊具が整備されております。しょせん遊具というこれまでにもそういうこの遊具を子どもたちが安心・安全で、また大人も使えるようなそういうものを設置すること、それは非常に意義のある、しょせん遊具ということにはならないと思うんですが、しょせん本当に遊具という認識なんでしょうか。  不要不急、佐伯総合スポーツ公園にそういうものを整備するのは不要不急というお気持ちなのでしょうか。 165 ◯9番(山本和臣) 議長。 166 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 167 ◯9番(山本和臣) 岡本議員の質疑におかれましては、恐らく修正理由の内容をご理解されてないのではないかと思います。決して遊具自体を軽んじてるわけではないんですね。中山間地域における遊具の整備が必要ないとは言ってないんです。それ以前に市民や子どもたちの安全・安心のために保育園の耐震化の整備や、また大野体育館の整備、また小学校も耐震化はできていても老朽化がひどく、また使用に危険だという声も市民の皆さんからは聞いております。まず、そちらのほうに予算を処置するべきではないかというのが本修正理由の趣旨でございます。このことを理解いただければと思います。 168 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。 169 ◯27番(植木京子) 議長。 170 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 171 ◯27番(植木京子) 私は予算委員会でも質疑、討論をいたしましたけれども、山本議員提案されておりまして、この佐伯総合スポーツ公園子ども用遊具の整備事業設計業務委託料1,500万円でありますけれども、子どもの遊び場が充実する、ふえるということは、圧倒的に子どもたちが遊び込めるような遊び場は少ないわけでありまして、そういう公園ができるということそのものに反対をされているのか。何かこの間の委員会での提案と多少その辺のニュアンスが変わってきているように思いますので、そこをちょっと明確にお聞かせいただきたいと思います。 172 ◯9番(山本和臣) 議長。 173 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 174 ◯9番(山本和臣) ただいまの植木議員の質疑にお答えします。  子どもの遊びが少なく、それ自体を必要ないと言っている内容の修正理由なのかという質疑だというふうに受けとめましたのでお答えしますが、先ほどから申し上げてるように、子どもの遊び場や遊具自体を否定しているものではありません。  今回この1,500万円の設計業務委託料であります。1,500万円という設計業務委託料、これ一般的に考えますと、公共事業の中で設計料は大体その事業の5%程度が設計料に当たるということで我々認識しておりますが、それから考えると、事業費が2億、3億の話になりますね。こういったものが例えば、先ほどから何回も申し上げてますように、保育園の耐震化や体育館の耐震化、また学校施設の老朽化が改善されていない中で、先に遊具が優先されていいものかという疑問の中でこういう修正理由を出させていただいております。ですから、当初の質問の直接的な回答になりますけれども、これは子どもたちの遊具や遊び場を必要ないと断定しているものではないことをご理解いただければと思います。 175 ◯27番(植木京子) 議長。 176 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 177 ◯27番(植木京子) 私は、子どもの遊び場をふやすということは大変大事なことだというふうに考えています。子どもの誰もが利用できると、無料で遊び込めるような遊び場は必要だというふうに考えておりますが、今回の予算計上は余りにも唐突で、一体子どもたちの声を、遊び込める公園にするためにも子どもたちの声も聞き、地元の声も聞き、それに携わるような人たちの声も聞き、いいものにしていくっていうことが先に必要であろうというふうに私も思います。先にこのような1,500万円もの金額が計上されるということにちょっと唐突感を感じて、やる順番が違うんではないかなと私も率直に思いました。  それで、今から聞きます。  私が思いますのは、この修正理由の中に、先ほど山本議員が言われたようなことが理由であるならば、下半分は全く不要なのではないかと。この理由案があるために、この理由案まで賛同しているというふうに思われるのは大変心外だなあ。中身で議論したい、中身で態度を決めたいというふうに私は思うわけですけれども、その点はどうでしょうか。 178 ◯9番(山本和臣) 議長。 179 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 180 ◯9番(山本和臣) 植木議員の質問にお答えしたいと思いますが、この議場での修正案というのは、予算委員会を経て、また先ほどの委員長報告で、一度予算委員会で修正案を否決されたという報告の後の再度の修正案の提出になっております。ですから、本来この修正理由の本旨という部分は、先ほど植木議員が言われたように、この修正理由にも書いてありますけれども、いきなり我々に何も説明もなく、遊具の整備ということで設計料だけで1,500万円もの予算が計上された。このことに非常に違和感があり、また交流人口の増加という目標はあるものの、具体的な数値の提示が一切ない。こういったものに賛成はできないということで質疑を重ね、総括質疑でも同じような趣旨の質疑をいたしましたし、前回の予算委員会でも修正理由として述べさせていただきました。それがまた否決されたわけですから、その経過を説明してる内容が今回の修正理由だというふうにご理解いただければと思います。  以上です。 181 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。 182 ◯16番(井上佐智子) 議長。 183 ◯議長(藤田俊雄) 16番井上佐智子議員。 184 ◯16番(井上佐智子) 先ほど予算特別委員長としてご報告させていただきましたけれども、当日、議長を除く28名の議員全員が参加した中で山本委員の修正が出まして、かんかんがくがくさまざまな意見が活発に取り交わされ、本当に言論の府、議会というふうな思いがございました。  その中で、多数決をとりまして、否決されました。否決されたものを違った視点の理由で出されるのは構わないと思うんですが、今不要不急ということで当初あった言葉が緊急性のないということで、必要というふうには認められたのか、緊急性のないところになっておりますが、今の植木議員に対する質疑に対して山本議員は、否決の理由の討論について、ここの経過について話しておかなければならないというふうなことで、最初に予算委員会へ出した修正理由と、そして今回の修正理由について、大きな違いについては、反対討論についての経過をきちんと明確にしたいというほうが大きい、そのように感じ取られるんですが、それについてのお考えをお聞きしたいと思います。     (9番山本和臣「議事運営」と呼ぶ) 185 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 186 ◯9番(山本和臣) ただいま井上議員から、予算特別委員会で一度否決された修正案を修正理由の内容を変えるんならいいが、そうではないものを似たようなものをここにまた出しているということで疑義があったように思います。このことは本市の会議規則において不当なことなのか、正当なことなのか、そこをお答えください。 187 ◯議長(藤田俊雄) じゃあ、もう一度質問の趣旨を。  手を挙げてください。 188 ◯16番(井上佐智子) 議長。 189 ◯議長(藤田俊雄) 16番井上佐智子議員。 190 ◯16番(井上佐智子) 議事運営はもうどうなったんですか。いいんですか。 191 ◯議長(藤田俊雄) いいです。 192 ◯16番(井上佐智子) もうそのまま。 193 ◯議長(藤田俊雄) とにかく答えてください、はい。 194 ◯16番(井上佐智子) 修正理由を見ますのと、そして植木議員の質疑への回答を見ますと、下の段の「なお、本修正案は特別委員会では否決されているが、その反対討論」、これについて山本議員もさっき述べたように経過を説明する、この部分が重要な修正理由になっていると聞こえましたが、その認識でよろしいですか。 195 ◯議長(藤田俊雄) 再度申し上げておきますが、委員会での反対理由と本会議での反対理由が違っておりましても、これは議事運営上全く問題ありませんので、申し添えておきます。それを踏まえた上で答弁してください。わかりますか。 196 ◯9番(山本和臣) 議長。 197 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 198 ◯9番(山本和臣) 何度も同じようなことを申し上げるようになるんですが、これは先ほど植木議員の質問にもお答えしましたように、まずこの1,500万円の設計業務委託料、先ほど申し上げましたように、通常の建築物だと、これ事業費として2億、3億もかかるようなものの設計費が1,500万円に当たりますね。こういったものが唐突に出てきたということで違和感を覚えて、どうなんだという質疑、また前回の修正理由として上げさせていただきました。  また次に、ここにも書いてありますように、本市の公共施設は、全てが全て市民の皆さんが安心・安全で使えるような状況に今ないんですよね。もう一度言いますけども、保育園の耐震化はもう10年以上放置されたまま、また大野の体育館も耐震化が出ていない。また、学校施設の体育館、通常の施設においても老朽化が著しくて、不満や不安の声が上がっております。
     こういった中で、こういう遊具に対して巨額の事業費が見込めるような設計委託料を認めていいのかということで、予算特別委員会では修正したほうがいいんじゃないかということで理由を述べさせていただきました。  その修正理由に対して、先ほど申し上げましたように、市長の予算案は品格がある、すばらしい予算だからこれを否決してはいけないというような締めくくりの討論であったり、これを否決してしまうと、二度とこの事業ができないんだというようなミスリードを誘うような討論の中でその採決が諮られた。このことは本来の修正理由の趣旨をゆがめるものであります。ですから、この本会議場においてそのことを明らかにし、再度修正案を提出したことの理由とさせていただきました。このことをご理解いただければと思います。 199 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 200 ◯議長(藤田俊雄) はい、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま一括議題となっております15件の討論に入ります。  なお、議長において議事整理のため、討論は3つに分けて行います。  初めに、議案第1号の修正案についての討論を行います。次に、議案第1号の修正部分を除く原案についての討論を行います。続いて、議案第2号から議案第15号までの討論を一括して行います。  まず最初に、議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の修正案について賛成討論はありませんか。 201 ◯14番(山田武豊) 議長。 202 ◯議長(藤田俊雄) 14番山田武豊議員。 203 ◯14番(山田武豊) 議案第1号の修正案について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  皆様いろいろな観点はお持ちでしょうが、予算特別委員会の討論とも多少はかぶるかもしれません。私は、大きくは3つの理由により賛成をいたします、修正案に。  一つは、先ほど提案者の山本議員のほうからもありましたが、1,500万という設計費が一本で出ております。しかし、審議をしていく間に、これは実は2つの事業に分かれているということが判明いたしました。予算の審議をし、議決を諮る我々議会としては、こういった予算の厳密性のないものに対してすんなりと通すわけにはいきません。  そして、2点目でございます。  これは事業目的についてですが、予算特別委員会の審議の中で、執行者ははっきりとこう言っております。この事業は中山間地域の交流人口の拡大のためであると。そのことにつきまして私が質疑いたしましたのは、交流人口の拡大というのは恐らく皆さんは重要なことだとわかっていると思うんです。ただ、それがなぜ遊具に直結するのかということです。交流人口の獲得というものは、一過性のものと継続性のあるもの、両方が見込まれます。本来中山間地域で今後図っていかなければならないのは、継続性の見込める交流人口の獲得であります。事業だけを見ると、遊具をつけるということは、私はどう考えても一過性の交流人口の獲得でしかないように思います。ですから、このことでどういった経緯、経過で遊具をつけることが中山間地域の交流人口の獲得につながるのですかという質疑を行わせていただきましたが、このことに対しての答弁はございませんでした。  そして、最後の3点目でございます。  この件は議会としてもまだ調査が必要ではないでしょうか。     (「そうだ」と呼ぶ者あり)  確かに佐伯の総合スポーツ公園に遊具をつけるというだけではなくて、事業目的が中山間地域の活性化、交流人口の拡大ということであれば、やはりもみのき森林公園にも目をやるべきです。今現在もみのき森林公園には遊具があります。この遊具も、もう老朽化しております。県のもみのき森林公園の遊具の改修計画はどうなっていますか。下手をすると、廿日市市と県とでダブルスタンダードになる可能性もあります。そういったことを一つ一つ精査していかないと、この件は安易に賛成するわけにはいかないと私は思っております。  また、議会としても、予算の厳密性に欠け、事業目的ははっきりするが、その経緯、経過がわからない。調査しなければならない事項もまだまだある。こういった予算を審査、議決する議会で認めていいものでしょうか。また、そのことが本当に市民のためにいいことなんでしょうか。中山間地域にこれからいろんな政策が必要になってくると思います。その都度その都度やはり予算もつけていかなければなりません。ただ、こういった形で突発的に予算をつけていくことによって、中山間地域に暮らす方と沿岸部に暮らす方の意識に乖離が発生するんじゃないでしょうか。そのためにも我々議会は十分な審議をし、調査をし、そして議決に臨むべきであります。余りにも本件につきましては未確定な要素が多く、議会として認めるべきではないと判断いたします。皆様の賢明なご判断を期待しております。  以上です。 204 ◯議長(藤田俊雄) 次に、本修正案について反対討論はありませんか。 205 ◯20番(堀田憲幸) 議長。 206 ◯議長(藤田俊雄) はい、20番堀田憲幸議員。 207 ◯20番(堀田憲幸) 私は、ただいま賛成討論がありました修正案について、反対の立場で討論をいたします。  これまで修正案について質疑等もお伺いいたしましたけれども、本来の趣旨から少し乖離しているように私は理解をいたしました。なぜならば、これまで私どもは一般質問を初め予算委員会においても質問や質疑を重ねながら、中山間地域の今過疎化が進む要因あるいは原因等について幾度となく質疑、質問を繰り返してまいりました。執行部もこれによって中山間地域を何とかしなくてはならない、そういった思いの中で今佐伯地域にあるこのスポーツ公園が中山間地域の中でどれだけのウエートを占めているかということを認識された上で、ここを核として、市内外の人々の交流をふやすことにより、地域の活性化が生まれ、そして皆さん御存じのとおり、浅原小学校、玖島小学校、保育園、残念ながら閉校、閉園というふうなことにもなった。その要因の一つが人口減による地域として成り立たなくなった、そういったことが廃校、廃園に追いやられた大きな要因であります。  ご承知のとおり、平成15年3月の合併時点、佐伯地域の人口は、住民台帳で1万2,800、現在2月1日現在では1万204名、合併以来これだけの人口が激減したんですよ。これだけ減ってきたということは、大変な事態になっているということを地域住民は不安要素として抱えて生活をしてるんです。当然ながら我々は第1次産業を盛んにすべき質問や質疑もしてまいりました。残念ながら第1次産業の農業、林業、栄えるすべがなく今日に至っておりますけれども、少なくとも地域のにぎわいを潤わすためには、私は交流人口の増加ということは大いにこれからまちの発展に反映してくるものだというふうに確信をいたしておりますので、その上で反対討論を申し上げます。  本市の上位計画である第6次総合計画のもと、29年度予算の編成がされました。社会情勢等の変化により、市域全体で見ると、まちづくりにおいて沿岸部と中山間部との格差が拡大。中山間地域の住民は将来不安を抱いています。  一方、国においては、地域が持つ個性や魅力を最大限に生かすため、地方創生を導入し、地域の活力に期待をしています。これを受け、第6次総合計画では、まちの将来像に「挑戦!豊かさと活力あるまち はつかいち」の実現に向けた基本的姿勢、豊かさ、活力を取り入れた予算編成を29年度組まれたわけです。  指摘の佐伯総合スポーツ公園に、子どもや家族連れなど多世代が楽しめる大型複合遊具の整備に向けた委託料は、市内に点在する複合遊具を設置している峰高、新宮、小田島などの公園において、土日や祝日の休みの日は子どもたちでにぎわい、手狭な状態となっております。現状を踏まえ、本市の魅力を市内外にPRするシティープロモーションに取り組み、多くの人が訪れ、佐伯総合スポーツ公園の自然環境に恵まれた施設で伸び伸びと過ごし、健康増進や家族のきずなを深め、豊かさと活力あるまちづくりへとつなぐべきと私は考えています。  以上、述べたように、中山間地域の活性化のための予算であり、中山間地域にとっては今後のまちづくりに夢と希望をもたらす必要な予算であります。議員各位におかれまして、ご賛同いただきますようにお願いを申し上げ、本予算の修正案に反対するものであります。 208 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。 209 ◯23番(角田俊司) 議長。 210 ◯議長(藤田俊雄) はい、23番角田俊司議員。 211 ◯23番(角田俊司) 私は、この修正案に賛成の討論いたします。  今いろんなこと言われました。その中で一番大事なことは、予算の公平公正さではないかと思っています。今回の予算にもいろいろ出てまいりました。佐伯高校の通学の通学費を援助する、そういうものも非常に片務的なものでございます。佐伯高校に行く入学生が、例えば広島市内から出ても廿日市が予算をつける。そのかわり、吉和から廿日市高校に行く子どもには一切何もない。それが中山間の活性化に本当になるんでしょうか。  まず、この本事業の目的、趣旨がわからない。そして、効果が余りにも曖昧である。本当にこれは明らかなことであります。まず、予算というのは優先順位が一番であります。今さきに言われたように、もっともっと先にすることはたくさんある。市民のために使わなければいけない予算は幾らでもある。その中で、私はあえて言います。遊具にここまで金をかけるのか。今それが本当に一番急がれることなのか。それが中山間の活性化につながるのか。一切保証もない。そんな中で1,500万、この議会で承認していいんですか、本当に。私、本当に怒りを覚える。もっとしっかりと考えていただきたい。予算の公平公正、全くなってない、これは。もっと使えることはたくさんある。  大野へ行ってみなさい、あの体育館。がたがたですよ。今にも壊れそうな。一切何も手もつけない。大野の議員、もっとしっかりしなさいよ、本当。何もできてないじゃない。  中山間の予算、確かに大事です。活性化は大事です。しかし、何から手をつけるかというのはしっかりと議会の中で議論しなきゃいけない。それさえできてないじゃないですか。やはり人口減は確かにそう。しかし、今小田島公園であるとか、あいプラザの遊具というふうに言われました。あの程度の遊具であれば大した予算ではない。しかし、設計予算で500万つくということは、どんな遊具がつくのか。こちらも想像できませんよ。それに対して何をつくるとか、具体的にどういうふうにするとか、これから考えます。これから考えますというのに、なぜ予算がつけられるんですか。もう少ししっかりしてくださいよ。本当に具体的にどこまで効果があるのか、そういうことも全然検証も知らずに、いいでしょう、わかりました、すばらしい、そんなことが言えるんですか。襟を正して、しっかりと議論していただきたい。  以上です。 212 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありませんか。 213 ◯8番(中島康二) 議長。 214 ◯議長(藤田俊雄) はい、8番中島康二議員。 215 ◯8番(中島康二) 反対の理由で述べさせていただきます。  まず、本予算に関しては、あくまで先ほど皆さん申し上げたとおり、中山間地域の活性化の方策の一つであります。先ほど遊具と耐震性とを比較されますけど、体育館という耐震性の箱物一つと比較する対象が違います。ですから、同次元で考えるべきではないと思います。     (「そんなん言うてない」「優先順位っ     ていうのを言われてたんですよ。理解し     てますか」と呼ぶ者あり)  それで、不要不急という言葉を予算委員会、また今回も緊急性のない事業とありますけども、今中山間地域、さっき堀田議員からも説明がありました。もう喫緊の課題ですよ、はっきり言って。私も大野ですが、体育館も耐震してほしいです。でも、客観的に見たときに、地域の全体が沈もうとしているところと体育館一つと比較した場合、やはり地域を全体を底上げする何かの一つとしてこの施設が、佐伯総合スポーツ公園の子ども遊具整備事業設計業務ということで予算上げて、今後やられるんであれば、ぜひともこの予算としては正当性があるんでないかというふうに捉えます。     (「大野の議員が必要ない言うたら、ど     うしようもない」「静かに聞こう、聞こ     う、聞こう」と呼ぶ者あり)  私は大野の議員であっても、廿日市の議員なんですよ。     (「そのとおり」と呼ぶ者あり)  ということで……。 216 ◯議長(藤田俊雄) お静かに願います。 217 ◯8番(中島康二) 佐伯総合スポーツ子ども用遊具整備事業設計業務委託1,500万に関しては、あくまで──あくまでですよ──本市を含めた中山間地域の活性、これ本市だけじゃなく中国地方、広島県においても同様の問題があります。ですから、ぜひとも廿日市として、少しでもこの中山間地域の活性化の一つとして、もしこれが一つ認められるということであれば、ましてやこれはまさに木を見て森を見ずじゃないですけども、一つの案件が、これは全議員として、我々議員として、佐伯だけの問題ではない。廿日市の問題であり、また広島県内の問題であるということを大きくこれは提案するものであります。  ということで、ぜひこの修正理由には私としては廿日市市の議員として反対するものでございます。 218 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありませんか。 219 ◯10番(広畑裕一郎) 議長。 220 ◯議長(藤田俊雄) はい、10番広畑裕一郎議員。 221 ◯10番(広畑裕一郎) 本修正案に賛成の立場で意見を述べさせてもらいます。  29年度当初予算案の概要、施政方針4の1の3、シティプロモーション等による人口減少対策と新たな交流事業の推進、2)で新大型遊具の設置(公園整備事業)、交流人口の拡大と中山間地域の活性化を目指すため、佐伯スポーツ公園内に子ども、家族連れなど多世代が楽しめる大型遊具の整備に向け実施設計を行います。1,500万円の設計費。そういうことです。  先ほど今の反対者が言われたように、これをやることで佐伯地域が真に活性化する、人口の減少が食いとめられる、人口が増加するんであればと私も思えば、これは賛成でございますが、実際のところ10年間の間に160万人、安芸の宮島町ですが、旧宮島地域は10年間の間に160万人も交流人口が増加しておりますが、人口は減少したままでございます。  そして、宮島では、5,000円ぐらいお金を使われるわけでございますが、それでまだ200億円ぐらいの、それは活性化と言えるのかどうかわかりませんが、お金が落ちて、活性化といえば活性化であると思われるところがありますが、スポーツ公園内に遊具をつくって、どこがどう活性化するのか、私にはちょっと理解ができかねるわけでございます。  佐伯地域や吉和地域の活性化は待ったなしの状況でございます。それはわかっております。だから、それはしっかりと取り組んでいかなければいけませんが、大型遊具をつくることで活性化するその理由っていうか、交流人口をふやせば活性化する理由についてわからないので、この予算を使って本当に活性化するんならいいけども、到底ここに今の遊具をつけても、佐伯の人口はふえないと思うんです。だから、もっと考えてほしいと思います。単に今のこの形は、今までの流れの中でつくられる旧態型の予算だと思います。私は、本当に今の佐伯地域の人口をふやすためには、みんなでもっともっと本気で考えて、これは億単位の実施予算になると思いますので、もっと違う形があるのではないか。たとえ遊具でもし日本一のこのようなものができるとか、ある程度の話があれば、それは遊具でも構わないと思います。そういったことをもっと論議すべきだと思います。  最後になりますけども、大野の耐震化も急いでください。お願いします。  以上です。     (「関係ないじゃ、それ」「今言わんで     ええ」「まあ、情報が少ないよ」と呼ぶ     者あり) 222 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありませんか。 223 ◯24番(岡本敏博) 議長。 224 ◯議長(藤田俊雄) はい、24番岡本敏博議員。 225 ◯24番(岡本敏博) 私は、この修正案に反対をいたします。  予算は公平公正に、そのとおりでございます。廿日市地域にバランスよく予算を執行してもらいたい。また、遊具を設置したら、人口がふえるなんてことはありません。ふえません。これも間違いのない事実です。ですが、今すごいスピードで減少しているスピードをある程度抑えること、抑制効果はあります。  佐伯総合スポーツ公園は、24.5ヘクタールという広大な敷地面積を有し、体育館、陸上競技場、野球場、テニスコートなどのスポーツ施設と子どもの広場、幼児の広場、冒険広場、紅葉の広場、展望台や遊歩道などが整備され、平成5年に約43億9,000万円をかけてオープンをした総合スポーツ公園です。オープンから25周年を迎える当施設の課題として、一部老朽化した施設のリニューアルの必要性や点在する各広場の有効利用が挙げられます。  第6次総合計画においては、資源を生かすという項目において、地域資源の磨き上げと受け入れ環境の充実を図るとされています。市内各所にある固有の豊かな自然、歴史、文化、スポーツ資源、温泉、食材などを生かした交流の場づくりを進めますとあります。今ある地域資源、スポーツ公園──今あるんですから──を磨き上げ、魅力を高め、有効に活用しようということでございます。今後、佐伯スポーツ公園の長寿命化に取り組むとともに、子ども広場、冒険広場などの今ある遊具の集約を行い、既存ストックの有効活用を図ることは、交流人口の拡大と中山間地域の活性化につながります。大人が野球やサッカーなど長い時間スポーツをする間、子どもたちが長く安全に遊べる遊具を整備すれば、スポーツ公園の活性化になります。大型複合遊具と今ある子ども遊具や冒険遊具などと組み合わせた滞在時間の長くなる施設を整備し、子どもから大人まで多世代が楽しめる佐伯総合スポーツ公園の再生を進めるべきではないのでしょうか。  佐伯に住む市民の多くの声は、沿岸部に予算を投資し過ぎではないか。バランスが悪いということです。佐伯地域は、先ほどからありますように、人口は減少し、学校や保育園はなくなり、高校も存続問題で大きく揺れております。農地も担い手不足で荒れ地がふえ、山は採算がとれずに放置されております。そんな寂しいことばかりです。  そんな中、市長は総力を挙げて中山間地域の振興に取り組むという方針を示されました。若者に夢と希望をということで、25年前に旧佐伯町では、かつてない規模の予算をかけてスポーツ公園をつくりました。その自然豊かな広々とした今あるスポーツ公園を磨き上げて、中山間地域の活性化を図ることは、不要不急の事業ではなく、必要不可欠、そして急いで取り組むべき事業であり、市民からも強い要望のある事業です。  よって、設計委託料1,500万円を削除するというこの修正案には反対をいたします。 226 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありませんか。 227 ◯22番(高橋みさ子) 議長。 228 ◯議長(藤田俊雄) 22番高橋みさ子議員。 229 ◯22番(高橋みさ子) 私は、修正案に賛成ですので、賛成理由を述べさせていただきたいと思います。  私も中山間地域の活性化であるとか、交流人口の拡大に努めたいという市の気持ち、そういう政策について否定をするものではありません。また、佐伯のスポーツ公園に子どもの遊び場を設置してやりたいというそういう気持ちに対しても私は理解をするものであります。  しかし、今回のこの予算計上のあり方が、佐伯総合スポーツ公園子ども遊具整備事業設計事業費委託料が1,500万で計上してありました。でも、先ほど修正理由にも述べられていますように、審査をしていく中でよく審査をしてみると、実は佐伯スポーツ公園の先ほど岡本議員も述べられましたけれども、リニューアルも含めたそういったことの全体計画、リニューアルを含めた全体計画、構想を策定する費用が1,000万円、実はここに予算書に書いてあります子ども用遊具整備事業の設計委託料については500万です。こういった議員がなかなか理解できないような書き方をされては、私は議員としてもなかなか判断しにくいということでありますし、本来こういった佐伯スポーツ公園のリニューアルを含めた全体的な大きな構想を練りたいというのであれば、全体構想の策定業務委託料ということでまずは計上されるべきであり、その中で遊具をどういうふうに持っていくのかということはその後の策定された後、実施設計を持っていくべきであり、今回同時にこういった予算の計上がされるというのは、いかにも前例のないやり方であり、私にはすごく不信に思えております。  本来今まで市がこういった業務委託料を提案していた場合には、まずは全体構想の委託料が出てきます。その後、実施設計が出て、そして整備計画が出ます。3年間かけて市民の声も聞きながら、住民の声も聞きながらやっていくのが本来のあり方であろうと思います。今回の予算計上のあり方が余りにもイレギュラーであるというふうな思いがいたしましたので、私はこの予算計上のあり方について反対をしていきたいと思いますので、修正案については賛成をして、また出し直しをするというような思いを込めて、今回の1,500万円の予算計上については反対をするので、修正案に賛成をいたします。 230 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 231 ◯議長(藤田俊雄) 他に討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 232 ◯議長(藤田俊雄) なければ、議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の修正案に対する討論を終結いたします。  ここで休憩をいたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午後0時8分     再開 午後1時9分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 233 ◯議長(藤田俊雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の修正部分を除く原案について討論を行います。  まず、反対討論はありませんか。 234 ◯27番(植木京子) 議長。 235 ◯議長(藤田俊雄) はい、27番植木京子議員。 236 ◯27番(植木京子) それでは、一般会計原案に対する反対討論です。  もちろん私は、市民が求めたもの、その願いに応えた予算が含まれているということは承知をしており、それ全体を反対するものではありません。しかし、施政方針、予算書、予算説明資料等を含め、市民にとって問題が多い予算であることから、問題点を数点指摘をし、反対をいたします。  まず、施政方針に強調されている新機能都市開発構想、この構想推進先にありきの性格を持った予算案であるという点です。  新機能都市開発構想は、民間活力の導入で企業誘致や観光施設の誘致を検討するというものですが、これらは市民から出発した願いでも、発想でも、また求められているものでもありません。  日本共産党廿日市市委員会は、昨年の暮れから市民アンケートを実施しました。内容を今政策ビラでお配りしておりますけれども、新機能都市開発構想に対する設問をしましたところ、これに反対と答えた人は51%でありました。賛成はわずか17%です。そして、32%の方がどちらとも言えないと、まだよくわからないという回答をされています。  私は、このような市民が願ってもいない、リスクも高い大型開発は、本来市がやるべき事業ではないと考えます。一極集中の問題、大手企業中心で、中小零細企業が後回しになりかねない問題、そして本当に市全体の活性化にはつながることが考えにくい事業だと思えてなりません。新機能都市開発構想の推進が示されている今回の予算案、問題だと考えます。  その一方で示されたのが、公立保育園廃止、民営化構想です。本来子育て応援というのであれば、公立保育園は公立のままで市の子育ての中心に据えるのが筋ではないでしょうか。納得できないまま民営化はしないでほしいという署名が現在1万2,898人分集まったといいます。12月議会の他の請願数を合わせれば、1万6,272人の方が今のやり方は拙速過ぎる、納得できないということを意思表示をしておられます。  同じく私どもが実施したアンケートには、民営化に賛成と回答した人は17%でありました。私が懸念するのは、市の公共施設再編計画に、つまり公共施設の削減計画に市は公立保育園を入れているということです。市民が不要、無駄だという施設を削減対象にするのであれば納得できますけれども、市民がまだ納得できない、もしくは残してほしいと願う公立保育園を削減計画の対象にすべきではないと考えます。市がやるべき仕事は、地方自治法に基づく子育てや福祉の拡充であり、大型開発ではなく、公立保育園を継続することこそ行政が真にやるべき仕事だと考えます。  もう一つの理由は、今回教育施設や公園の使用料の引き上げ予算、無料を有料にする予算案が出されています。前回、公民館の使用料などを値上げしたとき、それ以降クラブ活動が続けられなくなったという声が相次ぎました。ついに市は利用者を減らしているという結果をつくっています。市は、値上げのたびに受益者負担の必要性を強調しますけれども、市民活動を抑制しながら受益者負担増をすることは、一体何のためなのか、誰のためなのか。市民の公共施設でありますから、このやり方は本末転倒だと考えます。  次に、市民にはこういう受益者負担増を押しつけながら、一方で下平良一丁目の大手株式会社イズミには手厚い対策を講じています。企業立地奨励金を支払う、手厚い奨励金を支払うという問題です。イズミ誘致のために特別の奨励金の要綱を市はつくりました。一つは、1億円の雇用奨励金です。しかし、これは市民の雇用が期待どおりには図られず、3月のこの今回の議会の補正予算で7,775万5,000円を減額いたしました。イズミを誘致をしたものの、期待どおりの雇用は生まれなかったということになります。  もう一つは、市長は、イズミの誘致で2億円の黒字を出したとあちこちで話をされています。しかし、このイズミへの企業立地奨励金の要綱、初めに議会に説明したものとは違う要綱がつくられていたことも私は問題にしましたけれども、土地、建物をあわせて5年間の固定資産税の減免を3億800万円ということですけれども、企業立地奨励金としてイズミのほうに手当てをしています。固定資産税の減免分を2億円から引くと、1億800万円の赤字を出したという結果になります。手厚い奨励金でイズミを誘致したものの、地元商店街は既に大きな影響を受けています。商店街を疲弊させながら、春にはまた商工センターに同じイズミの大型店が開店します。廿日市のイズミにも雇用を含め影響が出ることが懸念されます。私は、大型店の出店は、一時的に活気づいたり、またその地域だけ活気づかせるということはあろうかと思いますけれども、市内全体の活性化にはつながらない。しかも地元商店街との共存共栄ができなければ、結局まち全体の活気を失わせていくものになると考えます。こういうところに優遇をし、市民のほうには負担増、このやり方に問題を感じます。  そして次に、木材港北に建設される新ごみ処理施設についての問題です。  今年度の予算は31億6,900万円が計上されておりますけれども、この施設全体で建設費、また20年間の運営委託費で195億8,600万円の財政を投入することとなりました。私は、ごみの分別、細分化、資源化を進め、減量化を徹底的に強化して、身の丈に合った施設にすべきだと求めました。そして、20年間の維持管理を委託契約するような無謀な運営にも反対をいたしました。  教育問題では、学力テストと小中一貫教育について問題を感じます。国の計画に基づいて、今回も小学校、中学校の学力テストが実施されることになっております。子どもにテストをする意味は、基礎学力をつけるために子どもの課題を見つけ、すぐに対処するためです。しかし、国の学力テストというのは、結果が出るのに数カ月もかかり、一人一人の子どもに基礎学力をつけることにはつながりません。学校間の競争と教師と子どもに競争をあおるような今の学力テストに対しては、国連の子どもの権利委員会からも過度な競争主義的な教育をあおるものだと、日本の子どもにストレスを与えていると日本政府に対して勧告が出ています。  また、小学校と中学校を一体的に運営する小中一貫校が制度化され、本市でもその方向で進められています。小中一貫校は、学力向上、いじめや不登校の減少に効果的だと文科省も市も説明してきましたが、科学的に検証されたものはなく、逆に学校の大規模化や小学校高学年の主体的成長が損なわれるなどの弊害はいまだ解決されていないままです。  問題なのは、小中一貫校の推進と統廃合計画づくりが一体的に進められていることにあります。本市の公共施設マネジメント計画にもそのことが位置づけられています。保育園や学校は子どもの育ちの場、教えの場であり、決して合理化や無駄なものとして削減対象にすべきではありません。  市長、副市長、教育長、職員の給与、歳費の月2万円の引き上げ予算にもなっています。期末手当の引き上げ予算でもあるわけですが、報酬等審議会で出された答申だということですけれども、市長が諮問をして答申は出されるものであります。議員報酬を見ても、県内や全国の例と比べても、決して低いほうではありませんでした。議会は身を切ると言って議員定数を減らしましたけれども、議会は市の監視役であり、政策提言をこれからしていこうということが求められているときに、議員定数は減らすべきではありませんでした。議会が身を切るというのなら、本来議員報酬のほうこそ引き下げるべきです。合計で年額約1,000万円近い額をこれによって充てることになったわけですけれども、私は、そのお金は子どもの貧困対策、低所得者対策の一部に充てるべきだと考えます。  予算審査において、私の質疑を通じて、乳幼児医療費、子どもの医療費のことですけれども、あと2,000万円で中学3年生までの通院費の助成が実現でき、5,000万円あれば就学前の子どもたちと同様に9割近い子どもたちが無料でお医者に行けるようになることがわかりました。一部負担金が払えないために虫歯の治療が続けられないというお母さんに出会いました。早期にこの拡大は必要です。拡大、無料化は必要だと考えます。  もう一つは、就学援助の準備金の国からの財源手当てがふえたことにより、支給額の拡大と実態に合った支給時期の改善を私は求めました。教育長は、補正も含めて早期に検討したいという答弁をされました。子育て応援、子どもの貧困対策の一助としてぜひ補正予算で早期実現を求めておきたいと思います。  最後に、政府は、地方自治体の解体、再編を狙っていること、連携中枢都市圏構想や地方再生、公共施設再編計画、トップランナー方式の地方交付税の出し方、これら全てが一体的に進められており、地方を政策誘導をしています。そういう意味では、地方も大変な時代になってきているなということを感じるわけです。しかし、地方自治体の解体を進めるわけにはいきません。連携中枢都市圏の中核都市である広島市の副市長は、さきの会議で、連携中枢都市圏構想と道州制をつなげるような発言をしています。新たな大型合併の方向です。痛いほど平成の大合併で私たちは被害を受けてきました。特に周辺部はそうです。そういうことを二度と繰り返してはなりません。真の地方自治のあるべき姿を追求すべきだと考えます。私は、その最後の点を求めまして、一般会計の反対討論といたします。 237 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありませんか。  賛成討論はありませんか。 238 ◯11番(林 忠正) 議長。 239 ◯議長(藤田俊雄) はい、11番林忠正議員。 240 ◯11番(林 忠正) 私は、先ほど前提がありますように、修正案を除いたこの一般会計予算に賛成の立場で討論させていただきます。  植木議員が言われてた中で、いろいろあるんですけれど、まず新機能都市開発構想については、今回の予算では触れてなくて……     (27番植木京子「施政方針に出てる」と     呼ぶ)  施政方針にはあっても、実際中身的には、内容的には入っておりません。  それから、ごみ処理施設についても言われましたけど、これは20年をかけた計画であって、やっぱり30年度末までに対応を決めとかなきゃいけないということで、これで予算が今までの流れからすると膨らんではいるんですけど、これはもう避けて通れないことだと思っております。  ということで、いろいろあるかもわかりませんけれど、先ほど言いました新機能と、それから今回の修正案を除いたということにおきましては、基本的にはきちんと予算的には予算審議を通じて内容は確認しておりますけれど、きちっと対応できてると思いますので、賛成したいと思います。よろしくお願いします。 241 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 242 ◯議長(藤田俊雄) なければ、議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の修正部分を除く原案に対する討論を終結いたします。  次に、議案第2号平成29年度廿日市市国民健康保険特別会計予算から議案第15号平成29年度廿日市市国民宿舎事業会計予算まで、以上14件に対する一括討論を行います。  まず最初に、反対討論はありませんか。 243 ◯27番(植木京子) 議長。 244 ◯議長(藤田俊雄) はい、27番植木京子議員。 245 ◯27番(植木京子) 私は、国民健康保険特別会計について反対、そして後期高齢者医療特別会計について、その2つを反対いたします。  まず、国民健康保険特別会計についての反対討論です。  国民健康保険は、市民の35%の世帯が加入する公的医療保険であります。国保の加入者は、零細事業者、低所得者、年金生活者の人が大半を占めています。しかし、市民が支払う国保税の現状は、払いたくても払えない、悲鳴が上がるほど高いものとなっています。何度も言ってきましたけれども、国保会計を苦しめている大もとには、国からの補助率を過去に削ったことにあります。県の補助も広島県ではありません。その後、世帯とその家族の人数によって負担がふえる均等割、平等割の率を引き上げ、平準化したことも低所得者の国保税負担をふやしました。  日本共産党は、国の段階でも国庫補助をもとに戻し、社会保障にふさわしい国保会計への財政手当てをするよう強く求めています。  国保は、国民皆保険制度のもとで国保法に社会保障として定められています。国と市は、社会保障にふさわしく、誰もが安心して受診できる、命と健康が守れる制度にするのが本来の使命です。市も基準外繰り入れをして、一定努力をしています。そのことは認めます。しかし、本年度の予算では、1人平均7,600円を引き上げています。市民にしわ寄せを押しつけるべきではありません。  本市の国保税は、県内で市段階で6番目に高いという答弁が委員会で返りました。これ産厚委員会です。象徴的なケースでありますけれども、一つは、45歳の夫婦、給与収入が300万円で、所得は197万円です。今回、昨年から2割減免が適用されるようにはなりましたけれども、改正されて──改悪ですね──引き上げによって31万6,800円の国保税を支払わされているわけです。所得197万円、子どもが2人ですね、若い世帯ですから、45歳の。それが31万6,800円の国保税を払っている。そして、もう一つのケースは、やはり若い世帯で、夫婦45歳で、給与500万円、所得が約270万ちょっとかと思いますけれども、子どもさん2人です。改悪によって46万だった国保税が50万8,000円となりました。これには全くの減額措置は行われていません。若い世帯、子どもを育てる世帯を応援しなければならない。その状況にある中で、こういう国保税を課している。この制度の持つ大もとにも問題があるわけですが、市民にしわ寄せを与えるという今のやり方は、こういう苦しい人たちを生み出しているということから問題だと考えます。  これから県が広域で国保会計を実施するということになっています。後期高齢者医療が今広域で行われていますけれども、市民の命と健康にかかわる重要な部分であり、内容が後期高齢者医療制度もそうですけれども、内容が議会と市民に見えにくくなっています。私は、そういう意味で広域化することそのものに反対でありますけれども、市はよく市民や議会に見えるように説明する努力をすべきだということを申し上げたいのと同時に、国保税の軽減努力は各市町で実施することは可能だとされていますから、今廿日市の国保税を払いやすいものにしておくということが広域化に当たっても必要なことだということです。その努力を改めて求めておきたいと思います。  市民の命と健康を守る国民健康保険制度でありながら、高い国保税は決して課してはならない、何重にも申し上げて、反対討論といたします。  次に、後期高齢者医療特別会計の反対討論です。2つの理由で反対をいたします。  一つは、制度そのものが持つ問題です。  これまでは私は75歳以上の高齢者を差別する医療制度だとして予算、決算ともに反対してきました。全国約1,600万人がこの後期高齢者、言葉は余りいい言葉ではありませんけれども、後期高齢者制度のほうに入っています。本市では1万5,000人ということでありました。2008年、自民・公明政権が社会保障費削減を狙って構造改革路線の柱の一つとして導入されたのがこの後期高齢者医療制度であります。以降、75歳になった人は、それまで加入していた国民健康保険などから切り離されて、後期という別枠の制度に強制移行となりました。高齢者の人口がふえるたびに、加入高齢者の負担割合が増加するという仕組みになっているわけです。病気になりがちで医療費がかかることが避けられない、この年齢の高齢者を一つの制度にまとめること自体無謀であり、差別している医療制度だと言わざるを得ません。  もう一つの理由であります。  今年度と新年度引き続いて、保険料が引き上げとなりました。この制度が導入されて以降、4回目の引き上げとなりました。制度導入時に厚生労働省の幹部が、医療費が上がる痛みを高齢者に直接感じてもらう制度なんだと言いましたけれども、まさに痛みだらけの制度となっています。上昇に歯どめがかからない制度、消費税増税や生活必需品の値上げなどで年金額は目減りしています。この保険料の値上げは高齢者の暮らしに重くのしかかることになります。予算委員会の私の質疑にも、普通徴収の保険料の滞納者が昨年よりふえたことが答弁されました。続いて新年度も引き上げとなりますけれども、今後加入者はどういう状況になるのでしょうか。長生きがつらくなるような医療制度を存続させること自体が問題だと考え、私はこの特別会計に反対をいたします。  以上です。 246 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありますか。 247 ◯14番(山田武豊) 議長。 248 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 249 ◯14番(山田武豊) ただいま反対討論のありました国民健康保険特別会計と後期高齢者特別会計に賛成の立場で討論をいたしたいと思います。  非常に心苦しい答弁ではございますけれども、先ほどの植木議員の言われることは非常によくわかります。ただ、おっしゃられるように、基礎自治体で国保税の軽減政策を図れるといいましても、本市の経常収支比率を考えてみてください。その中から軽減策を図っていくということは困難でございますし、中期財政運営計画の中でも、今後本市は基金を取り崩して市政運営をしていくといった状況でございます。確かにおっしゃるように今後の国民健康保険税の制度の中身については、基礎自治体である我々にとっても大きな課題が残っておりますが、制度維持という観点では、このたびは賛成をさせていただきたいと思います。  次に、後期高齢者特別会計のほうでございますけれども、これも非常によくわかりますけれども、今後進展していく中で、医療費に関しての減少というものはまず考えられません。先ほど植木議員の答弁で、私、聞いていて思いましたが、余りにも受益者観点過ぎるのではないかなと。当然支える側のものもあるわけですから、この会計の中には、制度が維持されているおかげで、逆の意味を言えば今の支出額で済んでいると、受益者の方が、こういった観点もとられます。  いずれにいたしましても課題の多い2会計ではございますが、そういった課題を残しつつも、制度の維持のほうを重要視させていただきたいと捉えておりまして、この2件について賛成の討論とさせていただきます。 250 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 251 ◯議長(藤田俊雄) これをもって討論を終結いたします。  これよりただいま一括議題となっております15件のうち、討論がありました議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算及び同修正案、議案第2号平成29年度廿日市市国民健康保険特別会計予算並びに議案第4号平成29年度廿日市市後期高齢者医療特別会計予算を除く12件を一括採決いたします。  お諮りいたします。  本12件に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  本12件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 252 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本12件は委員長の報告のとおり可決されました。  次に、討論がありました議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の採決を行います。  まず、本件に対する修正案について、起立により採決いたします。  本修正案に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 253 ◯議長(藤田俊雄) しばらくお待ちください。  はい、着席されて結構です。  起立9名、着席19名、起立少数であります。よって、本修正案は否決されました。  次に、議案第1号平成29年度廿日市市一般会計予算の原案について起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 254 ◯議長(藤田俊雄) はい、結構です。  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、討論がありました議案第2号平成29年度廿日市市国民健康保険特別会計予算を起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 255 ◯議長(藤田俊雄) はい、よろしゅうございます。  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、討論がありました議案第4号平成29年度廿日市市後期高齢者医療特別会計予算を起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 256 ◯議長(藤田俊雄) はい、結構です。  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第40 議案第39号 工事請負契約の   締結について(地域拠点施設(旧宮島支所跡
      地)整備工事等) 257 ◯議長(藤田俊雄) 日程第40、議案第39号工事請負契約の締結について(地域拠点施設(旧宮島支所跡地)整備工事等)を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 258 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 259 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 260 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第39号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  初めに、今回の入札では1社が辞退したことで1つのデザインしか提案されない結果となったが、宮島の地域的なことを考慮し、屋根の形状や色合いなど複数の案を提案してもらうべきと考えるがどうかという質疑に対し、デザイン作成にも経費がかかることから、複数案の提案を求めるのは難しいが、宮島に合ったものとなるよう今後も時点修正を加えていくとの答弁がありました。  次に、屋根の形状や色合いについての意見が議会から出たことは伝えてもらえるのかという質疑に対し、議会でこういった意見があったということは事業者や景観及び文化財などについて規制や許認可等の協議をする際に機会を捉えて話していきたいとの答弁がありました。  議員間討議では、屋根の形状がふさわしくないと感じるので変更したほうがいいという意見や、執行部からは屋根の形状や外観の調和に関しての各委員の意見は伝えると答弁があったので、それに託すべきという意見がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第39号の審査結果報告を終わります。 261 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 262 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 263 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第39号工事請負契約の締結について(地域拠点施設(旧宮島支所跡地)整備工事等)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 264 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第41 議案第41号 辺地に係る公共   的施設の総合整備計画を定めることについて 265 ◯議長(藤田俊雄) 日程第41、議案第41号辺地に係る公共的施設の総合整備計画を定めることについてを議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 266 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 267 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 268 ◯総務常任委員長山田武豊) 議案第41号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  辺地対策事業債を浅原市民センターの空調設備改修に企てているが、空調設備の改修は辺地ではなくても実施しなければならない事業であり、本来の辺地対策という意味で地域のほかのことに使ってほしいといった要望や議論はなかったのかという質疑に対し、現在設置されている空調設備が老朽化により使用にたえないため改修するものであり、そのほかのことに対して地域からの要望はない。改めて地域から要望があり、市が必要な事業と判断した場合は、辺地対策事業債に該当する事業であれば展開していきたいとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第41号の審査結果報告を終わります。 269 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 270 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 271 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第41号辺地に係る公共的施設の総合整備計画を定めることについてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 272 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第42 議案第40号 工事請負契約の   締結について(新宮原住宅建設工事) 273 ◯議長(藤田俊雄) 日程第42、議案第40号工事請負契約の締結について(新宮原住宅建設工事)を議題といたします。  直ちに建設常任委員長の報告を求めます。 274 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議長。 275 ◯議長(藤田俊雄) 建設常任委員長。 276 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議案第40号について、建設常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  入札状況調書にある落札者の加算点がかなり高いが、加算の内容はどうなっているのかという質疑に対し、企業の施工能力、配置予定技術者の能力、地域への精通性と貢献実績について加点している。落札者は地域での施工能力及び資材の購入先が廿日市市内であることによる加点が高く、高得点となったとの答弁がありました。  また、地域への貢献実績とはどのようなものがあるのかという質疑に対し、災害協定を締結しているかどうか、1次下請における市内企業の活用割合、市内企業からの指定資材の調達割合、障がい者の雇用が法定以上であるかどうかということで加点しているとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第40号の審査結果報告を終わります。 277 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 278 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 279 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第40号工事請負契約の締結について(新宮原住宅建設工事)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 280 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第43 議案第42号 市道路線の認定   及び廃止について 281 ◯議長(藤田俊雄) 日程第43、議案第42号市道路線の認定及び廃止についてを議題といたします。  直ちに建設常任委員長の報告を求めます。 282 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議長。 283 ◯議長(藤田俊雄) 建設常任委員長。 284 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議案第42号について、建設常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  質疑、討論ともございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第42号の審査結果報告を終わります。 285 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 286 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 287 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第42号市道路線の認定及び廃止についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。
     本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 288 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第44 議案第43号 工事委託契約の   変更について(廿日市市公共下水道根幹的施   設(住吉ポンプ場)建設工事) 289 ◯議長(藤田俊雄) 日程第44、議案第43号工事委託契約の変更について(廿日市市公共下水道根幹的施設(住吉ポンプ場)建設工事)を議題といたします。  直ちに建設常任委員長の報告を求めます。 290 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議長。 291 ◯議長(藤田俊雄) 建設常任委員長。 292 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議案第43号について、建設常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  実際に工事を施工する会社はどこか、また入札差金ができた理由は何かという質疑に対し、日本下水道事業団において、機械設備工事と電気設備工事に分けて発注し、機械設備工事は株式会社酉島製作所、電気設備工事は三菱電機プラントエンジニアリング株式会社と契約している。工事入札は一般競争入札で行われ、電気設備工事は最終的に1者での入札となり、大きな入札差金はないが、機械設備工事は6者が入札に参加しており、競争性が働いたものと考えているとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第43号の審査結果報告を終わります。 293 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 294 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 295 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第43号工事委託契約の変更について(廿日市市公共下水道根幹的施設(住吉ポンプ場)建設工事)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 296 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第45 議案第44号 工事委託契約の   変更について(廿日市市公共下水道根幹的施   設(宮島水質管理センター)建設工事) 297 ◯議長(藤田俊雄) 日程第45、議案第44号工事委託契約の変更について(廿日市市公共下水道根幹的施設(宮島水質管理センター)建設工事)を議題といたします。  直ちに建設常任委員長の報告を求めます。 298 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議長。 299 ◯議長(藤田俊雄) 建設常任委員長。 300 ◯建設常任委員長(堀田憲幸) 議案第44号について、建設常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  主な質疑は次のとおりでございます。  実際に工事を施工する会社はどこか、また入札差金が出た理由は何かという質疑に対し、日本下水道事業団において、機械設備工事、電気設備工事、耐震関係工事に分けて発注している。機械設備工事は住友重機エンバイロメント株式会社、電気設備工事は株式会社柿本商会と契約している。耐震関係工事は、10月に入札を行ったが不落になり、12月に再度入札を行ったが取りやめとなったと聞いている。その後、随意契約に移行し、株式会社プランニング三誠と協議を行っている。入札差金については、機械設備工事は6者、電気設備工事は3者の入札があり、いずれも一定の競争性が働いたものと考えているとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、本件は全委員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案第44号の審査結果報告を終わります。 301 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 302 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 303 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより議案第44号工事委託契約の変更について(廿日市市公共下水道根幹的施設(宮島水質管理センター)建設工事)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。  お諮りいたします。  本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 304 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第46 請願第3号 所得税法第56条   廃止を求める請願書 305 ◯議長(藤田俊雄) 日程第46、請願第3号所得税法第56条廃止を求める請願書を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 306 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 307 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長。 308 ◯総務常任委員長山田武豊) 請願第3号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  この請願は、憲法、そして男女共同参画推進の立場に反する家族従業者の働き分を認めない所得税法第56条を廃止するよう国に意見を提出してくださいというものでございます。  審査に当たり、紹介議員に説明を求めて質疑を行いました。  主な質疑は次のとおりでございます。  所得税法第56条のみを廃止した場合、実労働を伴わない架空な人件費の請求などで税負担を軽減し、適正な申告、納税がされなくなるなどの問題があり、税法全体で検討すべきと考えるがどうかという質疑に対し、白色申告では家族労働者を従業員としてみなされないことが問題であり、56条が廃止されると青色申告と白色申告の差別化が解決するとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、異議がありましたので、本請願を採択することに賛成の委員の挙手を求めましたが、挙手多数により本請願は採択すべきものと決定いたしました。  以上で請願第3号の審査結果報告を終わります。 309 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 310 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。 311 ◯6番(大崎勇一) 議長。 312 ◯議長(藤田俊雄) はい、6番大崎勇一議員。 313 ◯6番(大崎勇一) 私は、反対の立場で討論いたします。  意見書冒頭に、中小業者は地域経済の担い手として日本経済の発展に寄与してきたとあります。これには全く同感で、我が公明党としてもさまざまな施策を提言し、中小業者を支援しております。  しかし、意見書の中に、ドイツ、フランス、アメリカの例を挙げておられますが、これらの国においても、親族に対する報酬に関しては事業主の申請が入ることを予定し、その対策をきちんと規定に盛り込んでおります。また、これらの国は、日本とは異なり、個人単位課税はとっておりません。したがって、単純に日本と比較できるものではありません。そうであれば、日本も世帯単位課税にすればよいということになるのですが、課税単位の変更は、法56条に起因する問題の該当者のみならず全納税者に大きな影響を与え、納税及び徴税において実現可能性でどうしても疑問が残ります。  また、事業主が親族に支払う労働報酬は、57条において、事業主が青色申告者の場合、適正給与であれば上限なく必要経費として算入され、支給を受けた親族もこれを給与所得の収入金額に算入されることとなっており、この56条をもって直ちに親族たる従業員が不利益をこうむるとは言えません。  本意見書の前に提出された請願書の趣旨説明に、同じ労働に対する報酬を白色、青色という申告制度で差別することは人権問題ですとありますが、白色か青色かは申告する者が区別して選ぶものであり、決して差別ではありません。  申告納税制度である日本においては、事業主がみずからの所得と納税額を税法にのっとり正しく計算し、納税することが基本になっております。単にこの条文を廃止した場合、架空の人件費の請求や事業主の所得を家族に分散することなどで税負担の軽減が可能になるなど、適正な申告や納税が実施されなくなるおそれがあります。世の中のほとんどの事業主の方々が真面目に納税されていると思います。しかし、一部の悪意のある者がいわゆる脱税をしやすくなるような結果になる法改正には慎重になるべきです。そのようなことができないという仕組みをセットで考えておかなければ、正直者が報われない社会になってしまうのではないでしょうか。また、多くのサラリーマンの同意は決して得られないと思います。  確かに社会環境も徐々に変わってきた現在において、所得税法第56条は改正する必要があるかもしれません。しかし、その場合は徴税に関する税法全体の中で検討すべき課題であることは、先ほど述べたように間違いなく、単に所得税法第56条を廃止するよう求める本意見書に対しては反対いたします。 314 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありますか。 315 ◯27番(植木京子) 議長。 316 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 317 ◯27番(植木京子) 今の討論に反論をしながら、それにつけ加えて賛成討論をしたいと思います。  まず、終わりのほうに、架空の申告をするというようなくだりがありました。しかし、これは白色であっても、青色であっても、そのことはやろうと思えば可能である。やってはいけないことだし、やるべきではないことですけれども、その意味においては白色も青色も変わらないというのがまず1点あると思います。  それから、白色、青色は、それぞれ自分が選べばいいわけで差別してないというようなことがありました。しかし、小さな零細事業者にとって、青色のほうが何かと煩わしい問題が多いということは事実であります。家族経営でやっている場合、簡易な申告の仕方を選ぶということは、その道が今保障されているわけですから、その選んだ中身が差別されていてはいけないということなんですね。56条は白色にしか適用されないわけですから、やはりこれは差別されているものだということは否めません。  さらに、この56条撤廃を求める声というのは、日本税理士会からも日本弁護士会からも全会一致で求められております。しかもこの中にもありましたけれども、国連のほうからも女性差別にも値すると。それは家族経営ですから、奥さんだったり、子どもであったり、そういう人たちが仕事を支えているのに、86万、50万ぐらいの控除しか受けられなくて、所得として、収入としてみなすことができないような法律が所得税法56条になっているわけですから、それはある意味女性が一人の働き手だとして、家が経営している小さな事業所であっても、それを支えている一人の労働者だという意味で女性の仕事として認めなければならないのに、多くの先進国はそれを認めているにもかかわらず、日本ではいまだに女性差別の一環としてそれがいまだに法が残っていると。即刻撤廃すべきだということを勧告しているわけであります。  ですから、とりわけこの国連の勧告が出された後は、この意見書を全国的に早期に上げてほしい、地方議会から上げて、早く56条を廃止させたいと。一端政府は廃止の方向を出してるわけですから、それをきちんと廃止まで持っていけるように地方議会から声を上げてほしいということが求められておりまして、国連の勧告以来、これは急速に伸びております。  昨年の12月議会の段階では、450ぐらいの自治体がこの意見書を採択をしておりましたけれども、12月議会を過ぎた後、調べましたら、477になってるんですね。もう20、30という数で毎議会ふえていってる。これは多くのところがこのことを認めているということであります。私は早期に廿日市からもこの56条撤廃の意見書を上げて、白色も青色も同じように申告の仕方に差別化されることのないようにすべきだという立場であります。  以上のことから、ぜひ議員の皆さんにはこの意見書に賛成をしていただくようお願いをして、討論を終わります。 318 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 319 ◯議長(藤田俊雄) これをもって討論を終結いたします。  これより請願第3号所得税法第56条廃止を求める請願書を起立により採決いたします。
     お諮りいたします。  本請願に対する委員長の報告は採択であります。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 320 ◯議長(藤田俊雄) しばらくお待ちください。  はい、結構です。  起立多数であります。よって、本請願は採択することに決しました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第47 請願第4号 公立保育園の廃   止・民営化に関する請願 321 ◯議長(藤田俊雄) 日程第47、請願第4号公立保育園の廃止・民営化に関する請願を議題といたします。  直ちに産業厚生常任委員長の報告を求めます。 322 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議長。 323 ◯議長(藤田俊雄) 産業厚生常任委員長。 324 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 請願第4号について、産業厚生常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  この請願は、保護者や市民が十分納得し、合意が得られるまでは公立保育園の廃止、民営化をせず、「子育てのまち はつかいち」に値する構想の再提案を求めるというものでございます。  審査に当たり、紹介議員に説明を求めて、質疑を行いました。  主な質疑は次のとおりでございます。  初めに、合意が得られるまでの期間はどの程度かという質疑に対し、できるだけ市が出向いて保護者や地域の方と責任を持って話し合いをすれば、すぐ合意はできるのではないかと考えるとの答弁がありました。  次に、12月議会終了後に行政側からの説明や計画の1年延長といった再提案があったが、改善をしたというふうには思わないのかという質疑に対し、行政の素早い動きはよいが、一部地域への説明のみである。今後も地域に出向いて不安を解消するために説明する必要があるとの答弁がありました。  次に、民営化や構想に反対するものではなく、タイムスケジュールに問題があると考えているのかという質疑に対し、全体の構想に対しては反対してないとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、異議がありましたので、本請願を採択することに賛成の委員の挙手を求めましたが、挙手多数により本請願は採択すべきものと決定いたしました。  以上で請願第4号の審査結果報告を終わります。 325 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。 326 ◯26番(三分一博史) 議長。 327 ◯議長(藤田俊雄) はい、26番三分一博史議員。 328 ◯26番(三分一博史) 委員長にもう少しお伺いをいたします。  私どもの参加しておりました産業厚生常任委員会の委員から聞いたところによりますと、民営化にも反対ではない、先ほど委員長の報告にもありましたが、構想もこのままでよい。ただ、もっと丁寧な説明の中でスケジュールを延ばしてほしいと、こういう議論であったというふうに聞いたんですが、その内容については間違いないでしょうか。 329 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議長。 330 ◯議長(藤田俊雄) 産業厚生常任委員長。  間違いかどうかだけを答えてください。 331 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 先ほど言われました民営化に反対ではないということとタイムスケジュールについてということで確認がありましたけれど、基本的には全体の流れからいいまして、民営化に反対ではないということと、それからタイムスケジュールにつきましては、先ほども説明では述べましたけど、12月の定例会が終わった後、迅速に対応を行政のほうがしてあるということで、要はその趣旨をできるだけ地域に説明をきちんとしていくということでした。  以上です。 332 ◯議長(藤田俊雄) はい、ほかに質疑はありませんか。  ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 333 ◯議長(藤田俊雄) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  最初に、反対討論はありませんか。 334 ◯7番(新田茂美) 議長。 335 ◯議長(藤田俊雄) はい、7番新田茂美議員。 336 ◯7番(新田茂美) 私は、この請願に反対の立場で討論をさせていただきます。  先ほど委員長報告にもございましたように、産業厚生委員会の中でもその質疑の中で紹介議員に対しての質疑をしまして、確認をさせていただきました。  12月に出された請願ということで、行政のほうも素早く対応しており、今なおかつ進行中ということで、1番に対する請願に関しては、今十分に対応していただいているということで私は判断をしております。  また、2つ目に対して、構想に対する再提案ということに関しましても、紹介議員の方に確認をいたしましたところ、もう民営化に反対ということではないということを言われましたので……     (「それを反対する意味がないじゃない」     と呼ぶ者あり)  構想の再提案ということが必要ではないというふうに私は判断いたしましたので、反対の立場で討論させていただきます。     (「わけのわからんね」と呼ぶ者あり) 337 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありますか。 338 ◯27番(植木京子) 議長。 339 ◯議長(藤田俊雄) はい、27番植木京子議員。  植木議員、次から議長とちゃんと呼ぶようにしてください。 340 ◯27番(植木京子) 次がないんです。 341 ◯議長(藤田俊雄) あっ、次がないんですか。 342 ◯27番(植木京子) 委員会でのやりとり、そして先ほどの質疑、答弁、両方聞きまして、大変微妙なやりとりがされているなということを感じます。私は、12月議会で出された2つの請願は、質的には変わらないものと考えますけれども、言葉としては12月議会で採択された請願は拙速に進めないでほしいということでありました。今回は納得できるまで民営化しないでほしいというものであります。その言葉から推察するのに、皆さんがいろいろこれはどういう意味なんだということで委員会でも議論があり、今も念押しをされたということだと考えますけれども、これはこの請願においては、民営化に反対、賛成を表明するものではない、それに賛否を問うものではない請願が出されているわけであります。ですから、先ほど私が予算の反対討論のときに触れましたように、この請願を出された東久保さんに聞きましたところ、1万2,898の署名が今現在集まっているということでありました。これだけの署名は、その中には民営化をしないでほしいという人もいれば、民営化は納得できればやむを得ないという人も幅広く存在されていることがはっきりわかるのは、産業厚生委員のほうにその代表者の方からお手紙というか、文書をそれぞれいただきまして、ちょっとそこを2行ですから読み上げます。  民営化について、結論からいいますと、行政側から民営化保育園の具体的な内容が示されていない段階なので判断ができません。よって、私たちの会は民営化に反対という姿勢はとっていませんということを書かれておりました。これが産業厚生委員に届けていただいたものなんですね。だから、書かれている請願項目が賛成か反対かを推察するような質疑や議論などが出ていますけれども、この請願者においては、この2行に尽きる請願が行われているというのが事実であります。  私は何度もこれまでの一般質問でも本日の予算の討論でも民営化はしないで、公立は公立のままで継続すべきだということを主張しておりますけれども、このことをもって請願者の意図ではないということであります。  実際、紹介議員になった石塚議員、そして私ですけれども、石塚議員は民営化についてどういうふうに考えておられるかわかりませんけれども、多分これまでのいろいろな議論を聞いておりますと、民営化が反対ではないのだろうというふうに感じております。ですから、この議員が何を考えるか、何を行政に求めるかではなく、この請願者が何を請願しているのか、そのことをしっかりと見定めていただき、請願の賛否を決めていただきたい。ですから、私は紹介議員の一人として、どうしてもこの請願を採択していただきたいということを皆さんにお願いするわけですけれども、改めてそういう趣旨だということをしっかりと受けとめていただき、採択いただきますようによろしくお願いいたします。  以上で討論を終わります。 343 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありませんか。 344 ◯26番(三分一博史) 議長。 345 ◯議長(藤田俊雄) 26番三分一博史議員。 346 ◯26番(三分一博史) 私はこの請願の採択に反対の立場で少し討論させていただきたいと思います。  先ほど植木議員から、この請願事項の2行について、いろいろ解釈の問題でご説明がありましたが、私も先ほども質疑の中で言いましたが、参加しております私どもの会派の委員から聞きますと、先ほど言いましたように、民営化を反対あるいは基本構想の再提案を求めるものではない。ただ、もっと説明を十分にして、スケジュールを延ばしてほしいという内容の説明があったと。しかし、請願項目は、構想の再提案あるいは公立保育園の廃止あるいは民営化はしないでくださいと、こういう項目になっておりますから、内容的にはスケジュールを延期して十分時間をかけて実施してほしいという内容かもしれませんが、この請願を採択したということになれば、この2行が生きてくるわけですから、これが採択されるとすれば、今大変言われておる待機児童の解消というものもおくれてくると。こういうことも考え合わせますと、この請願の採択には私は反対をしたいというふうに思います。 347 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありますか。 348 ◯9番(山本和臣) 議長。 349 ◯議長(藤田俊雄) はい、9番山本和臣議員。 350 ◯9番(山本和臣) 私は、この請願を採択すべしという立場で討論をさせていただきたいと思います。  私は、12月の本会議において、ほかの請願でやはりこの構想に対する慎重審議、見直しをするようにという請願の紹介議員にならせていただきました。結果として、その請願は採択され、また市のほうもタイムスケジュールを見直すというような対応を見せてはくれたんではありますが、その後市民の皆さんや保護者の方、そして民間の学校法人の経営者、こういった方のヒアリングを重ねてまいりますと、どうも市内の保育士さんの事情等もかなり厳しいものに今なってきているんじゃないかという実態が調査によりわかってまいりました。  具体的に申しますと、例えば一部の民間業者さんは、保育士さんの試験会場にまで出向いて、保育士さんがまだ保育士さんとしての資格を得る前に青田刈りのような状態でリクルート活動をされている実態もある。  このような状況がある中で、市の公立保育園を民間に委託する計画をそのまま進めてしまうということは、やはり私は本来は民間だから、公立だからということで保育の質や子どもたちに対する教育が差ができるとは考えてはおりませんが、今言ったような現実がある以上、これを今までどおりの予定で構想を進めることは非常に危険であると、そのように今実感しております。  このことをもって、今回の請願の趣旨、慎重審議をさらに求めるというような趣旨だと思いますので、この請願は採択すべきということで賛成したいと思います。  以上です。 351 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 352 ◯議長(藤田俊雄) これをもって討論を終結いたします。     (「議長」と呼ぶ者あり)  暫時休憩いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午後2時34分     再開 午後2時35分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 353 ◯議長(藤田俊雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより請願第4号公立保育園の廃止・民営化に関する請願を起立により採決いたします。  お諮りいたします。  本請願に対する委員長の報告は採択であります。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 354 ◯議長(藤田俊雄) しばらくお待ちください。  はい、結構です。  起立少数であります。よって、本請願は不採択することに決しました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第48 請願第1号 廿日市市新機能都   市開発構想の事業化に関する請願 355 ◯議長(藤田俊雄) 日程第48、請願第1号廿日市市新機能都市開発構想の事業化に関する請願を議題といたします。  直ちに総務常任委員長の報告を求めます。 356 ◯総務常任委員長山田武豊) 議長。 357 ◯議長(藤田俊雄) 総務常任委員長
    358 ◯総務常任委員長山田武豊) 請願第1号について、総務常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  この請願は、廿日市市新機能都市開発構想を事業化するに当たっては、市民に対する十分な情報開示と議会での慎重審議を望むというものでございます。  審査に当たり、紹介議員に説明を求めて質疑を行いました。  主な質疑は次のとおりでございます。  市民への情報開示や告知については、議決後に市民へ周知することで十分機能しており、今の議会運営が市民の声を軽んじているとは思えず、議会報等で公表すべきものは公表しているので、請願事項については議会活動として当然のことと思うが、あえて請願する趣旨はどういうものかという質疑に対し、幾ら議会や議員がきちんと責務を果たしているといっても、市民のほうから見たら、情報開示や告知、市民の声を軽んじないこと、各議員の議決態度などの公表が十分に果たされていない現状があるということであるとの答弁がありました。  討論はございませんで、採決に移り、異議がありましたので、本請願を採択することに賛成の委員の挙手を求めましたが、挙手少数により本請願は不採択すべきものと決定いたしました。  以上で請願第1号の審査結果報告を終わります。 359 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 360 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入りますが、討論は委員長報告が不採択すべきものであるため、賛成討論から始めます。  まず最初に、賛成討論はありませんか。 361 ◯23番(角田俊司) 議長。 362 ◯議長(藤田俊雄) 23番角田俊司議員。 363 ◯23番(角田俊司) 私は、廿日市市新機能都市開発構想の事業化に関する請願に賛成の討論をいたします。  請願の事項でございますけれども、採算性や事業内容などの資料について情報開示と告知を市民に対して行うこと、これはごく当たり前のことでございます。そして2番目、議会は市民の声を軽んじることなく、(1)の資料をもとに慎重審議を行うこと、これも全く当たり前のことです。そして3つ目、市及び議会は、本事業化に関する予算案や条例案等を審議、議決した際には、その議論の内容や議決態度などを詳細に市民に公表すること。この3つ、何かおかしいことがございますか。議会として当然の義務だと思うんですが、これに対して反対するというその根拠が私はわかりません。議会としてこういうことっていうのは当たり前のことであり、これを市民がこういうことをしてくれというふうに言われてることに対して、しませんという議会であっていいんですか。内容について、情報開示とか告知、市民に対してちゃんと行うこと。じゃあ、これは議会広報を出してるからする必要はないというふうな意見でしたけども、そんなものでいいんですか。やはりこういうふうな請願があるということは、非常に大事な項目だからあったという話ですから、もう少し謙虚に、そして市民に対して本当にどういうふうなことを要望、そして要求されてるか、そしてそれを請願されてるのか等々、やはり一人一人の議員がそんたくした中でやっていかないと、やはり議会はおかしいと思います。     (「そのとおり」と呼ぶ者あり)  何がしたいか、これからどういうふうにしたいか、それだけじゃなくて、やはり市民の声を聞きながらやっていかなきゃいけない。そういう意味では、私はこの請願は賛成いたします。  以上です。 364 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありますか。  反対討論はありますか。 365 ◯7番(新田茂美) 議長。 366 ◯議長(藤田俊雄) はい、7番新田茂美議員。 367 ◯7番(新田茂美) 私は、この請願に反対の立場で討論をさせていただきます。  今角田議員の言われたこと、それはもう当たり前のことでございます。今委員長報告にもありましたように当然の義務だということで理解をしております。しかしながら、今委員長報告にもありましたように、そういった義務は怠ってないと、今後進めていく上でそういったものは開示していくということを今委員長が言われたところがありますので、この請願を提出する必要はないということで反対とさせていただきます。 368 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありますか。 369 ◯22番(高橋みさ子) 議長。 370 ◯議長(藤田俊雄) はい、22番高橋みさ子議員。 371 ◯22番(高橋みさ子) 私は、この請願に賛成の立場で意見を述べさせていただきたいと思います。  今この請願に出ているこの3つの請願ですけれども、皆さん言われるように、ごく当たり前のこと、確かに当たり前のことです。私たちは、議員は、市は、市民に情報を開示してると思ってます。しかし、この請願が出てるということは、市民の側からすると、まだまだ情報不足だと、そういうことだと解釈します。そういう意味では、今回のこの事業が本当に市の将来を左右するかなり本当に大きな事業であるから、なおさらのこと、市民を巻き込んだ議論にしていかなければならないというふうに私は思います。市民の知らないうちに議会と市が物事を決めていた。市民が後から何でこういうことになったのかと言われないように、市民にもしっかり情報を出し、市民の納得も得ながら事業を進めるか否かを決めていくべきだというふうに思いますので、この市民から出た3つの請願に対しては賛成をいたします。 372 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありますか。  反対討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 373 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。 374 ◯14番(山田武豊) 議長。 375 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 376 ◯14番(山田武豊) 私は、本来総務常任委員会の委員長をさせていただいているので、この場で討論をさせていただくというのはふさわしくないのかもしれませんが、ただいまの討論の内容につきまして、どうしても誤解を生じさせてしまうというものがありますので、討論をさせていただきます。  この請願に対して賛成の方も反対の方も一堂に口をそろえて当然のことであるとおっしゃいます。特に我々議会は、その執行者の出した議案に対して調査し、審議し、そして採決するということは、これは法令で定められているものですから、当然のことでございます。  しかし、先ほど討論の中で、当たり前のことだから出す必要ないという言葉がありましたが、市民一人でも請願を出す権利はあります。     (「そうだ」と呼ぶ者あり)  なぜ我々が審査することが当たり前で、請願を出す権利も定められている、そのことに対して本議会が反対する理由があるのでしょうか。     (「そうだ、憲法で保障されている」と     呼ぶ者あり)  当たり前であるものならば、堂々と資料を精査し、審議し、採決に臨めばいい、ただそれだけのことだと思います。  以上で討論を終わります。 377 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありませんか。 378 ◯16番(井上佐智子) 議長。 379 ◯議長(藤田俊雄) はい、16番井上佐智子議員。 380 ◯16番(井上佐智子) この請願について、反対の立場で討論いたします。  実はこの請願事項、一点一点熟読いたしました。その中で、ふだん紹介議員がよく口にする、私もそう思いますけれども、議会を軽視するな。例えば、1番では、情報開示と告知を市民に対して行うことというふうになっておりますが、これについてはふだんマスコミ等、市民の一部でもありますが、マスコミ等に先に情報開示して、後から議会へと説明があったときに、いつもそれが議論になっております。ですから、この請願事項の1について、ずっと考えた結果、これはこのまま認めてしまっては、いつもの議会軽視と、そして情報開示、ここがまだきちんと整理されていないので、このままでは採択できないなあというふうに私は思いました。     (「請願の意味わかってないよ」と呼ぶ     者あり)  また、議会は市民の声を軽んじることなく、その資料をもとにということになっておりますので、1について整理ができていない以上、議会は市民の声を尊重いたしながら慎重審議をする、これについては納得がいきます。  また、3番については、紹介議員を受けた議員や私たち自身が議会基本条例というものをつくりました。その中で、議論の内容や議決態度などを詳細に市民に公表することが議会基本条例に定めましたから、これについては私たちが今から努力をしていく。しかし、今まで足らなかったとしたら努力をしていくということでございますが、この3番をこのまま認めますと、そういった議会基本条例をつくった趣旨が十分に浸透していないことが問題でありますので、全体を見まして、この請願については賛成できないなあというふうな結論に至り、請願については反対をいたします。     (14番山田武豊「ちょっとおかしくない、     今の」と呼ぶ) 381 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありませんか。 382 ◯9番(山本和臣) 議長。 383 ◯議長(藤田俊雄) はい、9番山本和臣議員。 384 ◯9番(山本和臣) 初めに、少し論点がぼやけてるようなので、請願事項を再度確認させていただきたいと思います。  請願事項は3つです。  1つ目、市は、廿日市市新機能都市開発構想の事業化に関して、採算性や事業内容などの資料について情報開示と告知を市民に対して行うこと、(2)議会は、市民の声を軽んじることなく、(1)の資料をもとに慎重審議を行うこと、(3)市及び議会は、本事業化に関する予算案や条例案等を審議、議決した際には、その議論の内容や議決態度などを詳細に市民に公表することであります。  先ほど委員長報告にもあったように、委員会では、本請願は討論もなしに否決されております。まず、このことがこの請願を出した市民に対して誠実な態度であると言えるのか。ここに私は大きな疑問を感じました。  また、討論はありませんでしたが、紹介議員である私に対してさまざまな批判的な質疑がありました。一部紹介いたしますが、先ほど申されましたように、当たり前のことに請願が必要なのかというご意見、また請願者はどのような人物なのか、どこに所属しているのか。さらに、(2)の軽んじることなくという表現について、これはどういうものなのか、いかがなものではないかといったようなご意見でした。また、公式な発言ではないものの、暫時休憩中に130億円の市債というこの文言、この根拠に異議がある……。 385 ◯議長(藤田俊雄) 山本議員、山本議員、暫時休憩中の発言は避けてください。 386 ◯9番(山本和臣) わかりました。  というようなご意見がありました。  最初の当たり前のことに請願が必要かというのは、これは我々議員にとってみては当たり前かもしれませんが、市民にとって当たり前でないから請願を出されているわけですね。もう少し市民の立場になって考えていただきたいと思います。  そして、請願者はどのような人物かというこの質疑に対しては、先ほど私、ちょっとやじってしまいましたけれども、請願を出す権利は憲法で保障された国民の権利であります。これを所属や出所で判断すべきではない。そのセンス自体がナンセンスだというふうに私は断言します。  また、先ほど3つ目に申し上げた「軽んじることなく」という表現についていかがなものかということですが、これもやはりこの請願を出された市民の方からすると、軽んじられてるではないかというように感じてるのが現実ではないでしょうか。  ましてや、先日3月9日ですけれども、大竹市の件ですね。広島高裁で大願寺の市有地売却に過失があったと広島高裁は認めました。このとき裁判長は、市長は十分な根拠がない算出方法を採用し、この市有地を売り渡した過失があり、市に対する不行為責任があると判断されました。  こういった近隣の自治体で情報が十分開示されてなくて、審議が不十分であったという過失が認められた事例があるにもかかわらず、この請願を討論もなしで委員会で不採択とすることは、まさに市民を軽んじている、そういったことにならないでしょうか。私は、もっと議会は市民に対して誠実に向き合うべきだと考えております。  以上の所感を持って、本請願を採択すべきと主張する討論とさせていただきたいと思います。 387 ◯議長(藤田俊雄) 次に、反対討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 388 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 389 ◯議長(藤田俊雄) これをもって討論を終結いたします。  これより請願第1号廿日市市新機能都市開発構想の事業化に関する請願を起立により採決いたします。  お諮りいたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択でありますが、本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 390 ◯議長(藤田俊雄) しばらくお待ちください。  賛成の方の起立を求めます。  よろしいですか。  はい、よろしいです。結構です。着席ください。  起立10名、着席18名、起立少数であります。よって、本請願は不採択することに決しました。  ここで休憩をいたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午後2時55分     再開 午後3時10分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 391 ◯議長(藤田俊雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第49 請願第2号 障害児者の生きる   基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求   める意見書を国に提出するよう求める請願 392 ◯議長(藤田俊雄) 日程第49、請願第2号障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出するよう求める請願を議題といたします。  直ちに産業厚生常任委員長の報告を求めます。
    393 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 議長。 394 ◯議長(藤田俊雄) 産業厚生常任委員長。 395 ◯産業厚生常任委員長(林 忠正) 請願第2号について、産業厚生常任委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。  この請願は、障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出するよう求めるというものでございます。  審査に当たり、紹介議員に説明を求めましたが、質疑、討論ともにございませんで、採決に移り、本請願は全委員で採択すべきものと決定いたしました。  以上で請願第2号の審査結果報告を終わります。 396 ◯議長(藤田俊雄) 以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 397 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 398 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより請願第2号障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出するよう求める請願を起立により採決いたします。  お諮りいたします。  本請願に対する委員長の報告は採択であります。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 399 ◯議長(藤田俊雄) はい、結構です。  起立多数であります。よって、本請願は採択することに決しました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第50 発議第1号 米海軍空母艦載機   部隊及び夜間離発着訓練施設(NLP)の岩   国基地移転に反対する意見書 400 ◯議長(藤田俊雄) 日程第50、発議第1号米海軍空母艦載機部隊及び夜間離発着訓練施設(NLP)の岩国基地移転に反対する意見書を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 401 ◯14番(山田武豊) 議長。 402 ◯議長(藤田俊雄) 第14番山田武豊議員。 403 ◯14番(山田武豊) それでは、意見書案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  発議第1号。  米海軍空母艦載機部隊及び夜間離発着訓練施設(NLP)の岩国基地移転に反対する意見書。  地方自治法第99条及び会議規則第14条の規定により、別紙のとおり意見書案を提出する。  平成29年3月14日、廿日市市議会議長藤田俊雄様。  提出者、廿日市市議会議員山田武豊、賛成者、廿日市市議会議員大崎勇一、同じく山口三成、同じく枇杷木正伸、同じく徳原光治、同じく佐々木雄三、同じく井上佐智子、同じく有田一彦、同じく三分一博史。  米海軍空母艦載機部隊及び夜間離発着訓練施設(NLP)の岩国基地移転に反対する意見書(案)。  本市議会は、平成17年6月28日に、政府及び国会に宛てて、在日米軍再編に伴う米海軍厚木基地の空母艦載機部隊と同部隊による夜間離発着訓練施設(NLP)を米海兵隊岩国基地に移転する方針に対し、近隣自治体の議会として、厚木基地機能の岩国基地への移転に断固として反対する意見書を提出したところである。  岩国基地への移転は、平成29年1月から順次実施されているが、予定どおり空母艦載機が配備されれば、現在の配備米軍機からほぼ倍増し130機超となり、沖縄の嘉手納基地の約100機をはるかに超える極東・アジア最大の航空基地に変貌することになる。  国防は、国全体で行うべきであり、既存の基地がある地域においては、その負担軽減を図るべき状況の中で、岩国基地においては、これを増強し極東最大の航空基地にするような施策は承服しがたいものがある。  この10年間廿日市市の上空では、世界遺産登録20年を迎えた宮島をはじめ、市街地上空や周辺山間部での米軍機の低空飛行の目撃、騒音被害の報告が増加している。防衛省も、1月に騒音予測コンター図を改定し、初めて宮島にかかることを示した。このことからも本市への影響は一層増大することが明らかである。  さらに、騒音が激しいとされるホーネット・ハリアーの最新鋭ステルス戦闘機F-35への切換え(機種変更)や空母艦載機のスーパーホーネットへの切換えなど、10年前の意見書提出時には想定していなかった状況も生まれている。  以上のとおり、本市と県境を挟んで至近距離にある岩国基地の機能強化が、騒音や墜落事故の危険性を地域一帯に与える影響は計り知れないものがある。  米海軍空母艦載機部隊及び夜間離発着訓練施設(NLP)の岩国基地移転により、新たに住民生活に多大な不安を強いることは廿日市市議会としても断じて容認することはできない。  10年前の配備計画から状況も変化し、また、近隣住民の安心・安全の理解が得られていないまま進められようとしている艦載機移転に反対し、合併後の新市議会として、改めて意見書を提出するものである。  よって、政府及び国会におかれては、近隣自治体の議会の意向を尊重され、米海軍厚木基地機能の岩国基地への移転を性急に行わないよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月14日、広島県廿日市市議会。  以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 404 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 405 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本件は会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 406 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。 407 ◯23番(角田俊司) 議長。 408 ◯議長(藤田俊雄) 23番角田俊司議員。 409 ◯23番(角田俊司) 私は、この意見書に反対の討論いたします。  これまで沖縄が本当に米軍基地で大変だと、そういうことで自民党政権で少しでも負担を軽くしようということでいろんな基地へ負担していって、そして今岩国基地もこういうふうなことになっている。特に国防というのは国の専権事項であります。それに対して地方はどこまで物が言えるのか。確かに夜間の離発着訓練の音については、私は何とかせにゃあいかんと、これは思っております。しかし、この国防に関して、じゃあ岩国基地が嫌だったら、ほかに行けばいいのか。要は、総論賛成、各論反対になってきてるじゃないですか。非常に無責任です。自分のところさえよければいいんだったら、じゃあどこに行けばいいんですか。もう一回沖縄に返すんですか。そんなこともできないでしょう。だから、今分散してるんじゃないですか。廿日市市議会がこういう意見書を出していって、その上で国が何を思うか。じゃあ、対案出せよという話でしょ。やはり、総論賛成、各論反対では、今の地方議会では通用しない。本当にするんならする、しないならしない、こういう中途半端な意見書を出すこと自体、私は反対です。  以上です。 410 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありませんか。 411 ◯27番(植木京子) 議長。 412 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 413 ◯27番(植木京子) 私は、同会派の方がこの意見書に委員会で賛成をされましたので、反対が出るということを予想しておりませんでした。ちょっとそういう意味では姿勢も含めて驚いているわけですけれども、私は積極的にこの意見書を採択すべきという立場で討論を行いたいと思います。  まず、岩国基地の今回の拡張強化がどういう性格のものか。先ほどの討論された方が言われましたけれども、沖縄の軽減のために岩国基地が強化されるものではないということは私も一般質問などでも紹介したところですけれども、全部の日本にある米軍基地が強化されるというのが一つ大きな問題があります。  それから、厚木基地から艦載機が移転するわけですけれども、これによって厚木のほうが軽減されるわけではない。また別の形で強化されるということで、驚くような今日本国内においての米軍基地の強化が実施されているということであります。  一体じゃあこれが、岩国基地の拡張強化に限らず、どれだけ日本防衛のために役に立っているかということになりますと、結局初めはアジアの地域を対象にしておりましたけれども、今は米軍のほうは全世界を対象に日本の米軍基地を活用するということを決めておりますので、アメリカが戦争をどこかの国で世界中で戦争を起こせば、日本から、特に岩国基地が持っている海兵隊ですから、殴り込み部隊と通常言われております。そういう性格を持っておりますから、海外でそういう事態が起きれば、岩国基地からその米軍の戦争を手伝うために飛び立っていくということになるわけですね。     (「憲法違反です。憲法違反です」と呼     ぶ者あり)  ですから、この日本の国内を、またこの地域を守るためのものではないことは明らかだということが一つあります。  2つ目です。  この意見書というのは、この安保条約全体を議論するものとなってはいません。国のほうに声を上げてくれというものにはなっておりません。岩国基地の拡張強化による本市への影響、このことが大きな影響があるということで、これは艦載機の移転も含めて拡張強化することは問題だということを本市にもたらす影響をとりわけ中心に国のほうに意見書を上げてくれと求めるものであります。  前段のほうは私の意見でしたけれども、後半はこのいかに危険な岩国基地になるのか、しかもそれが本市と本市民にどれだけ悪影響をもたらすのかということが求められたものであります。  長くなりますけれども、ステルス戦闘機のことにも触れられておりました。これは安全性がまだ検証されていない。日本で飛ぶことによって検証と同様のことが実施されているという状況であります。  それから、艦載機については、当初の計画よりも大幅に機数がふえております。この艦載機も日常的に厚木のほうで整備が行われているものではない。そんな危険なものがそのままこっちにそっくりやってくる。やっぱりいろんな意味でこの岩国基地の持つ性格、プラス、艦載機が不備なまま移動させられ、それがこの私たちの上空を飛び回るということになるとすれば、何重にも市民は危険な状況、被害をこうむることになります。  私は、この意見書は皆さんのご意志によって国に上げるべきものだということを強く申し上げて、賛成討論といたします。  以上です。 414 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。 415 ◯9番(山本和臣) 議長。 416 ◯議長(藤田俊雄) 9番山本和臣議員。 417 ◯9番(山本和臣) 初めに申し上げておきますけれども、私は、本意見書には反対の立場で討論をさせていただきます。ただし、米軍機の低空飛行を別に認めるわけでも、また騒音被害を助長するわけでもなくて、こういったものはやはり廿日市市として低減を求めていく、また市民の安らかな生活と安心は求めていく、これは当然だという立場は変わらないということを最初に申し上げておきますが、その上で意見書というのは議会が所定の組織に対して正式に提出するものであります。そういう意味では、この意見書は正確なものでないといけませんね。いいかげんなものは出してはいけない。そういう観点で討論をさせていただきます。  最初に、先ほどF-35、米軍の新型戦闘機ですが、このステルスの戦闘機を批判するようなご意見もありましたし、実際この意見書の中にはホーネット・ハリアーの最新鋭ステルス戦闘機F-35への切りかえということで批判的な論調で書かれております。しかし、戦闘機の事故率というところで見てみますと、ハリアー、同じF-35Bと同じく垂直離着陸ジェット戦闘機ですが、こちらのほうの事故率が非常に高いもの、これはもう開発されて30年以上たってるものですから、相当老朽化も激しいというふうに聞いております。これを最新鋭の同じ垂直離着陸機のジェット戦闘機に切りかえていく、このことを批判することは、かえって市民の安全を犠牲にすることではないかと、私はそういうふうに思うわけです。  また、本意見書は、厚木基地機能の岩国基地への移転ということで、厚木の基地の機能移転にのみ焦点が当てられた意見書になっておりますが、厚木は米軍が移転した後に自衛隊が増強される予定になっておりますね。ですから、このことは国の防衛に対して非常に重要な意味を持ってるわけです。先ほど角田議員が言われたように、防衛は国の専権事項ですから、こういった本質を見ない論点の内容の意見書は、議会として正式に国に対して出すべきではない、この意見書は恥ずかしいものだ、このように私は断言して、反対の討論とさせていただきます。 418 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 419 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 420 ◯議長(藤田俊雄) これをもって討論を終結いたします。  討論がありましたので、発議第1号米海軍空母艦載機部隊及び夜間離発着訓練施設(NLP)の岩国基地移転に反対する意見書を起立により採決いたします。  本件は原案に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 421 ◯議長(藤田俊雄) はい、結構です。  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第51 発議第2号 核兵器禁止条約の   「早期締結」を求める意見書 422 ◯議長(藤田俊雄) 日程第51、発議第2号核兵器禁止条約の「早期締結」を求める意見書を議題といたします。
     直ちに提案理由の説明を求めます。 423 ◯14番(山田武豊) 議長。 424 ◯議長(藤田俊雄) 第14番山田武豊議員。 425 ◯14番(山田武豊) それでは、意見書案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  発議第2号。  核兵器禁止条約の「早期締結」を求める意見書。  地方自治法第99条及び会議規則第14条の規定により、別紙のとおり意見書案を提出する。  平成29年3月14日、廿日市市議会議長藤田俊雄様。  提出者、廿日市市議会議員山田武豊、賛成者、廿日市市議会議員大崎勇一、同じく山口三成、同じく枇杷木正伸、同じく山本和臣、同じく徳原光治、同じく佐々木雄三、同じく井上佐智子、同じく有田一彦、同じく三分一博史。  核兵器禁止条約の「早期締結」を求める意見書(案)。  平成28年10月27日の国連総会第1委員会(軍縮)および、12月23日に開かれた第71回国連総会の全体会合で、核兵器を法的に禁止する条約制定交渉を平成29年3月27日~31日と6月15日~7月7日にニューヨークで「国連の会議を開き、核兵器を禁止する法的拘束力がある文書の交渉に入ること」を圧倒的多数の国の賛成で決議しました。  核兵器を禁止し、廃絶する条約は、被爆者をはじめ世界の反核平和運動が、長年求めてきたものです。核兵器を違法化して「核兵器のない世界」へ向けて扉を開く画期的決議であり、当議会は心から歓迎します。  しかし、いずれの決議にも日本の政府が反対したことは、被爆者の切実な思いに背くものであり、極めて遺憾です。また、被爆者をはじめとして国内外の多くの人々は、あらためて失望しました。  また、日本国内の94.4%に当たる1,643の都市が加盟する第6回平和首長会議国内加盟都市総会(平成28年11月7日及び8日)は、安倍総理大臣に宛てて、日本政府には「核兵器のない世界」の実現に向けて、戦争被爆国として、これまで以上に力強いリーダーシップを発揮するよう、「核兵器禁止条約の早期実現に向けた取組の推進について(要請)」を行いました。  ついては、平成29年から始まる交渉で、日本政府が核兵器廃絶の立場に立つことを強く要望します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月14日、広島県廿日市市議会。  以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 426 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 427 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本件は会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 428 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 429 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより発議第2号核兵器禁止条約の「早期締結」を求める意見書を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 430 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第52 報告第2号 専決処分事項の報   告について(損害賠償の額を定めることにつ   いて) 431 ◯議長(藤田俊雄) 日程第52、報告第2号専決処分事項の報告について(損害賠償の額を定めることについて)を議題といたします。  直ちに報告を求めます。 432 ◯都市建築担当部長(向井敏美) 議長。 433 ◯議長(藤田俊雄) 都市建築担当部長。 434 ◯都市建築担当部長(向井敏美) 報告第2号専決処分事項の報告について(損害賠償の額を定めることについて)、ご説明を申し上げます。  議案説明書の1ページをお開きください。  1の専決処分をした理由でございます。  平成29年2月8日午後2時40分ごろ、住宅政策課の職員が市営住宅の入居資格照会業務のため、広島市内にある広島県警本部へ向かうため、公用車を運転し、城内三丁目地内の佐方保育園付近の県道街路佐方線と市道佐方本線とが交わるT字路を西広島バイパス方面に左折しようとした際、前方を走行し、同T字路を鴨原踏切方面に右折しようとしていた債権者の小型乗用自動車が停止したため、同車の後方左側に接触し、損傷を与えたものでございます。  なお、両者ともに負傷等はなく、物損事故として処理されたものでございます。  この事故による損害賠償について、示談解決を図るため、その損害賠償額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分をさせていただいたものでございます。  2の専決処分の内容でございます。  損害賠償額は4万2,131円でございます。債権者は、議案説明書に記載のとおりでございます。過失割合でございますが、後方車両を運転する職員は、前方の車両が確実に右折したことを確認して左折すべきであり、その点で前方不注意であったこと、また相手方には義務違反はないことから、過失割合は市側10割としたものでございます。  3の専決処分年月日は、平成29年3月3日でございます。  4の根拠法令は、地方自治法第180条第1項及び第2項、市長の専決処分事項第4号でございます。  5の参照法令は、民法第715条でございます。  最後に、かねてから議員の皆様方から職員の交通事故防止の意識づけをするようにとのご指摘を再三いただいているところでございます。現場に出向く際には十分に注意して運転するよう指導を徹底してきたところでございますが、今回このような事故を起こし、大変申しわけなく思っております。  今後、出かける際は、時間に余裕を持つことはもちろんのこと、一人だけの外出はできるだけ避けるようにし、同乗者も運転者と一緒に安全確認をするなど、これまで以上に交通安全の心がけの指導に努め、再発防止を図ってまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で報告第2号の専決処分事項の報告について、説明を終わらせていただきます。 435 ◯議長(藤田俊雄) 以上で報告が終わりましたが、質疑があれば許します。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 436 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  以上で報告第2号専決処分事項の報告について(損害賠償の額を定めることについて)を終わります。  ここで休憩をいたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午後3時42分     再開 午後4時25分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 437 ◯議長(藤田俊雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  ただいま山田武豊議員外6名から発議第3号所得税法第56条の廃止を求める意見書が、林忠正議員外9名から発議第4号障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書が提出されました。  この際、これらを日程に追加し、追加日程第53及び追加日程第54として議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 438 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、この際、発議第3号所得税法第56条の廃止を求める意見書及び発議第4号障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を日程に追加し、追加日程第53及び追加日程第54として議題とすることに決しました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   追加日程第53 発議第3号 所得税法第5   6条の廃止を求める意見書 439 ◯議長(藤田俊雄) 追加日程第53、発議第3号所得税法第56条の廃止を求める意見書を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 440 ◯14番(山田武豊) 議長。 441 ◯議長(藤田俊雄) 第14番山田武豊議員。 442 ◯14番(山田武豊) それでは、意見書案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  発議第3号。  所得税法第56条の廃止を求める意見書。  地方自治法第99条及び会議規則第14条の規定により、別紙のとおり意見書案を提出する。  平成29年3月14日、廿日市市議会議長藤田俊雄様。  提出者、廿日市市議会議員山田武豊、賛成者、廿日市市議会議員山口三成、同じく枇杷木正伸、同じく山本和臣、同じく徳原光治、同じく井上佐智子、同じく三分一博史。  所得税法第56条の廃止を求める意見書(案)。  中小業者は、地域経済の担い手として、日本経済の発展に寄与してきた。その中小業者を支えている家族従業者の「働き分」(自家労賃)は、税法上、所得税法第56条では「配偶者とその親族が事業に従事したとき、対価の支払いは必要経費に算入しない」(条文要旨)と定められており、必要経費として認められていない。  事業主の所得から控除される働き分は、配偶者の場合は最高86万円、家族の場合は50万円で、家族従業者はこの控除が所得としてみなされるため、独立するための住宅ローンも組めず、社会的にも経済的にも自立しにくい状況となっている。こうした状況が後継者不足にも影響している。  さらに、この規定は女性の地位を認めない明治時代の名残であり、先進国でも遅れたものとなっている。所得税法第56条は、個人の尊重(憲法第13条)、法の下の平等(同第14条)や両性の平等(同第24条)、財産権(同第29条)に反している。  ドイツ、フランス、アメリカなど、世界の主要国では「自家労働を必要経費」として認め、家族従業者の人格、人権、労働を正当に評価している。  よって、税法、民法、労働法や社会保障上でも、家族従業者の人権保障の基礎を作るためにも、所得税法第56条を廃止するよう求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月14日、広島県廿日市市議会。  以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 443 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 444 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。
     本件は会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 445 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  反対討論はありませんか。 446 ◯6番(大崎勇一) 議長。 447 ◯議長(藤田俊雄) 6番大崎勇一議員。 448 ◯6番(大崎勇一) もう一回チャンスをいただきましてありがとうございます。  私は反対の立場で討論するわけですが、もう先ほどとかぶったことは申し上げてもしょうがないと思いますので、最後の1点だけ、これ委員会のときも、前回のときも多分お答えになっていらっしゃらないので、できればそれに対して十分な答弁いただきたいと思うんですが、あくまでも徴税に関することは税法全体の中で検討すべきであるっていうことは絶対間違いないと思うんです。ただ1つこの法律だけを廃止することによって解決する問題ではないんで、そこをどう考えているのかお聞きしたいと思ってはいるんですけども、なかなかそれに対する明確な返答がないので、私はこれについては反対いたします。  以上です。 449 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありますか。 450 ◯27番(植木京子) 議長。 451 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 452 ◯27番(植木京子) 私は、この意見書を上げることを紹介議員でもありましたし、賛成の立場で討論をいたします。  内容はもう既に先ほど述べていますので繰り返しませんが、今大崎議員のほうから私に答弁を求めるというような形で反対討論されましたので、その点について答えるという形で賛成討論行いたいと思います。  それぞれの税に関する法律は、何かと十分でないものも多々あります。それらはそれらで税全体の問題として整備をしていく。それは所得税法56条だけをターゲットにして整理が必要だということと一致させて反対するというのは、それは筋が違うというふうに思います。それぞれの税法上の問題があれば、そこを全体を整理していく。そのことが進んでいけば、56条だけをターゲットにする必要はないというふうに考えます。  これだけでその意見書を上げる賛成討論というのにするのには私には物足らないわけですけれども、先ほども言いましたので、これで討論を終わります。  以上です。 453 ◯議長(藤田俊雄) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 454 ◯議長(藤田俊雄) これをもって討論を終結いたします。  討論がありましたので、発議第3号所得税法第56条の廃止を求める意見書を起立により採決いたします。  本件は原案に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 455 ◯議長(藤田俊雄) はい、結構です。  はい、よろしいです。  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   追加日程第54 発議第4号 障害児者の生   きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備   を求める意見書 456 ◯議長(藤田俊雄) 日程第54、発議第4号障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 457 ◯11番(林 忠正) 議長。 458 ◯議長(藤田俊雄) はい、第11番林忠正議員。 459 ◯11番(林 忠正) それでは、意見書案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。  発議第4号。  障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書。  地方自治法第99条及び会議規則第14条の規定により、別紙のとおり意見書案を提出する。  平成29年3月14日、廿日市市議会議長藤田俊雄様。  提出者、廿日市市議会議員林忠正、賛成者、廿日市市議会議員北野久美、同じく向井恵美、同じく新田茂美、同じく田中憲次、同じく砂田麻佐文、同じく角田俊司、同じく植木京子、同じく小泉敏信、同じく仁井田和之。  障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書(案)。  障害があるがゆえに、何らかの社会的支援がなければ生きていけない障害児者は年々増加しています。現行の障害福祉施策は、居宅サービスはもちろん、グループホームや入所施設などの社会資源の絶対的不足が慢性化しており、結果として多くの障害児者が家族の介護に依存した生活を余儀なくされています。そして、家族に依存した生活の長期化は、精神的にも経済的にも相互依存をより助長し、障害児者の自立をますます困難なものにしています。  平成26年1月、わが国政府は国連・障害者権利条約の締約国に加わりました。条約には、第19条(a)「障害者が、他の者との平等を基礎として、居住地を選択し、及びどこで誰と生活するかを選択する機会を有すること並びに特定の生活施設で生活する義務を負わないこと」が明記されているとともに、第28条では「障害者が、自己及びその家族の相当な生活水準(相当な食料、衣類及び住居を含む。)についての権利並びに生活条件の不断の改善についての権利を有することを認める」ものとしています。  多くの障害児者と家族は、社会からの孤立と家族依存、老障介護等の現実の中で、生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を切実に望んでいます。とりわけ、緊急時や同性介護に対応するヘルパー等の福祉人材確保の問題、入所施設への希望者が増加する中で緊急度の高い待機者が長期のショートステイ(いわゆる「ロングショート」)を余儀なくされている問題などは早急に解決すべき課題であると言えます。  よって、こうした深刻な現状を打開するために、地域で安心して暮らすために必要な社会資源の拡充を図るとともに、「地域か、施設か」「グループホームか、施設か」の選択ではなく、地域の中の重要な社会資源として共存し、相互に連携した運営と拡充が図られ、利用者が体験的に選択できる状況を早期に実現するよう、下記の事項を強く要望します。  記。  1、障害児者が「暮らしの場」を選択できるよう、グループホームや入所施設・通所施設などの社会資源を拡充し、福祉に携わる人材を確保すること。  2、緊急時の入所機能も備えた地域生活支援拠点を国の責任で整備すること。  3、前2項を実現するために、障害者関係予算を大幅に増額し、施策の重要な担い手になっている地方公共団体を財政的に支援すること。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成29年3月14日、広島県廿日市市議会。  以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 460 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 461 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本件は会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 462 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 463 ◯議長(藤田俊雄) 討論なしと認めます。  これより発議第4号障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 464 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  本定例会における発言中の字句等の訂正につきましては、後刻、会議録を調査して、必要があれば議長において調整いたしますので、ご了承願います。  以上をもって本定例会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。  ここで平成29年第1回廿日市市議会(第1回定例会)の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  去る2月16日に開会し、27日間にわたり平成29年度当初予算を初め多くの案件をご審議いただいた本定例会が本日無事閉会できますことに、議員並びに理事者の皆様に深く感謝を申し上げます。  理事者におかれましては、審議の過程において表明された意見及び要望に留意され、今後の行政運営を行われることを要望しておきます。  さて、本日をもちまして任期最後の定例会を終了することになります。この4年間を振り返ってみますと、我々は市長から提出された議案や市民から提出された請願の審議、国への意見書の提出など、議決機関としての責務を果たすとともに、一般質問での政策論議などを通して、二元代表制の一翼を担う議会として市民の負託に応えるべく活動してまいりました。そして、かねてから取り組んでまいりました議会改革については、一問一答方式の導入、議決事件の拡大、議案に対する賛否の公表、議会活動報告の開催などを実施してまいりました。これらの取り組みを通じ、議会の役割と活動について、市民の皆様の理解と関心が深まれば幸いに存じます。  また、議員定数等調査特別委員会を設置し、議員定数等の調査検討を行い、議員定数を30人から28人に減らすとともに、常任委員会の数を3から4にふやすことといたしました。  いずれにしても議会が果たすべき役割は重要であり、議会機能の充実強化を図り、市民の期待に応える必要があると考えております。  さて、議長という重職につかせていただきましたのが2年前の平成27年4月でございます。議長当選承諾の挨拶の際、私は議会の中で活発な議論がされて、我が市が発展するような議会にしてまいりたいと申し上げました。市の総合計画から地域の身近な課題まで幅広く議論が行われましたが、市民から選挙を通じて選ばれたそれぞれの議員の立場を尊重した議会運営に努めてまいりました。ここで議員各位のご協力に改めて感謝を申し上げます。  終わりになりましたが、今期をもって勇退される植木京子議員、三分一博史議員、砂田麻佐文議員には、そのご功績と長年のご苦労に対して議会を代表して深甚なる敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げます。健康に十分ご留意をいただきまして、今後とも一層ご活躍されますようお祈り申し上げます。  また、このたびの選挙で市民の信を問われる議員各位におかれましては、重ねて当選の栄誉をかち取られて、この議場において再開できますようお互いの健闘を誓い合い、閉会のご挨拶とさせていただきます。  これにて平成29年第1回廿日市市議会(第1回定例会)を閉会いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     閉会 午後4時47分  以上のとおり会議の経過を記載して、その相違ないことを証するた め、ここに署名する。    廿日市市議会議長    藤 田 俊 雄    廿日市市議会議員    枇杷木 正 伸    廿日市市議会議員    石 塚 宏 信 このサイトの全ての著作権は廿日市市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) HATSUKAICHI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....