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  1. 廿日市市議会 2015-12-01
    平成27年第4回定例会(第1日目) 本文 開催日:2015年12月01日


    取得元: 廿日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     開会 午前9時29分 ◯議長(藤田俊雄) 皆さんおはようございます。  ただいま出席議員が29名であります。定足数に達しておりますので、これより平成27年第5回廿日市市議会(第4回定例会)を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  ここで報道関係者から、写真、ビデオの撮影の申し出がありますので、廿日市市議会傍聴規則第11条の規定により、これを許可いたします。  定例会招集に当たり、市長から挨拶があります。 2 ◯市長(眞野勝弘) 議長。 3 ◯議長(藤田俊雄) 市長。 4 ◯市長(眞野勝弘) 皆さんおはようございます。  平成27年第5回廿日市市議会の開会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。  議員の皆様方には公私とも大変ご多忙の中、ご参集を賜りまして大変ありがとうございます。  まず初めに、議会の議決を経ずに契約を締結していたことについてご報告いたします。  財産の取得に関しまして、本来であれば条例に基づき、予定価格が2,000万円以上の動産の購入につきましては、議会の議決を経なければならない契約であったにもかかわらず、小学校教師用教科書、指導書等の購入について、議会の議決を経ずに契約を締結を行ったものでございます。該当する契約を有効にするためには議会の追認議決が必要になることから、今回議案第99号においてその議案を提案させていただいております。  議員の各位及び市民の皆様の信頼を失う行為であり、まことに申しわけございませんでした。今後このようなことがないように、より厳正なチェック体制を構築するとともに、全職員に対し制度の周知とコンプライアンスの徹底を図り、再発防止に努めていきたいと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いをいたします。  さて、10月18日に執行されました市長選挙におきまして、市民の皆様のご支援により当選の栄に浴させていただきました。再び市長としてこの議場に立たせていただき、市民の皆様方に対する感謝の気持ちや当選の喜びとともに、廿日市市長という責任の重さを改めて感じ、身の引き締まる思いでございます。  また、市長選挙と同時に執行されました市議会議員補欠選挙において向井恵美氏がご当選され、新たに廿日市市議会議員となられておられます。向井氏には心からお喜びの言葉を申し上げます。  さて、私が市長に就任した平成19年は、広域合併から2年が経過した時期であり、各地域間の一体化を図る途上にありました。その後、厳しい社会情勢の中ではありますが、市民の皆様とともに第5次総合計画や合併建設計画を着実に進めた結果、3期目を迎えた今、一つの自治体として軌道に乗ってきたと思います。  これまでの2期8年間、私は一貫して笑顔と品格のある元気なまちづくりに向け、さまざまな施策を行ってまいりました。具体的には、市民センターや学校など公共施設の耐震化、地域防災支援員の配置、延長保育、病児保育、一時保育の実施や宮島、吉和、大野小中一貫校の整備、ASTCアジアトライアスロン選手権大会の招致、公共下水道の着実な推進、宮島サービスエリアスマートインターの大型車の通行と24時間対応、国道2号西広島バイパスの整備、廿日市駅北土地区画整理事業JR廿日市駅及び周辺の基盤整備や下平良二丁目へのゆめタウンの誘致、協働によるまちづくり基本条例の制定などを実現できました。昨年実施した市民アンケートでは、約8割の人が廿日市市に住み続けたいと回答されるなど、市民の皆さんに喜んでいただけるまちづくりを進めることができました。  その一方で、本市を取り巻く社会環境や財政状況は依然として厳しいものがございます。国の人口推計では、本市の人口は将来にわたって減少し、2040年には人口が約8万9,000人となり、そのうち15歳以上60歳未満の生産年齢人口は、現在の約6割に減少するとされています。このことは特に中山間地域や島嶼部において顕著になると考えております。
     10月30日の議員全員協議会でお示しした廿日市市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンでは、2040年の人口を10万人に維持すると説明をさせていただきました。その目標達成のためには、現在転出超過となっている社会動態が2020年までに均衡することや、1.39である出生率が2030年には1.83、2040年までに2.07まで上昇することが前提であり、生産年齢人口を一定程度維持しようと、それを実現するための廿日市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定をいたしました。  また、財政状況に目を向けますと、市の自主財源である固定資産税は、平成19年度以降、地価下落の影響により減少し、普通交付税は平成25年度から段階的に合併算定がえの減少が始まっております。こうしたまちづくりを支える財源が減少する中で、社会保障費は毎年増大することが見込まれ、今後ますます厳しい財政運営が懸念されます。しかし、財政が厳しいからといって市民サービスを低下させることはできません。  今回の選挙では、市民の皆さんに5つの基本政策をお約束をいたしました。その主なものをご紹介いたします。  1つ目は、「魅力あるはつかいちを創る」ということでございます。  来年4月開催のアジアトライアスロン選手権大会けん玉ワールドカップといった2つの世界大会、またG7広島外相会合など、さまざまな機会を捉えて本市の魅力を国内外に発信することで、移住、定住者、企業、観光客を呼び込みたいと考えております。  2つ目は、「活力あるはつかいちを創る」でございます。  平良、佐方地区にある市有林を含めた土地利用構想については、交通アクセスがよく、都市活力の創出拠点となり得る地区であり、将来を見据え、新たな税基盤の強化や人口減少の歯どめにつながることから、環境面や採算性、市の将来を牽引する企業誘致といった課題をクリアすれば、開発に着手したいと考えております。  また、宮島口地区のまちづくりにおいては、10月17日に行った国際コンペの最終審査結果を参考にしながら、今年度中にはグランドデザインを策定し、世界遺産宮島の玄関口にふさわしい観光交流拠点として、市域全体の活力につなげていきたいと考えております。  3つ目は、「暮らし豊かなはつかいちを創る」でございます。  市民が安全な環境で安心して暮らせるよう、引き続き公共施設の耐震化や災害時の避難体制の整備を進めるとともに、JA広島総合病院と連携した地域医療拠点の整備、保育所受け入れ児童数の増員を初めとする子育て支援に取り組みたいと考えています。  4つ目に、「地域課題へきめ細かな対応」として、佐伯地域への幹線道路の整備や吉和の魅惑の里改修、大野東部市民センター整備や支所跡地の活用、宮島においても旧支所跡地の活用や重要伝統的建造物群保存地区の指定など、それぞれの地域の課題解決に向け、きめ細かく対応したいと考えております。  5つ目として、「市民とともに行政経営を進める」では、第6次総合計画の着実な実施とあわせて、特にごみ処理場の集約化など公共施設の再編はもとより、宮島の自然、歴史、文化を守り、国際観光地として資質向上を図るための法定外目的税の導入に取り組んでいきたいと考えております。導入に当たっては、幅広い議論をしっかり行い、市民の皆様にご理解いただける結論を導きたいと考えております。  これらの基本政策を着実に実行していくことで、私が目指す笑顔と品格のある元気なまちづくりが実現できるものと確信をしております。  これまでの2期8年の経験を踏まえながら、社会情勢の変化に的確に対応しつつ、初心を忘れることなく、廿日市市の発展と市民の幸せのために全力を尽くす所存でございます。さらなる発展の可能性を持つこのすばらしいまち廿日市のため、議員の皆様の力強いご支援、ご協力を引き続き賜りますよう切にお願いを申し上げます。  次に、先月15日、県内の中学校が全国の切符をかけて争った中国中学校駅伝で、大野東中学校の女子チームが初優勝を飾りました。ゴールを目指してたすきをつなぐ選手の姿は、市民に大きな感動と元気を与えてくれるものであり、大変うれしく感じております。今月13日に開催される全国大会でのさらなる活躍を期待をいたしております。  さて、本日の本議会に提案をいたしております案件は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例など条例案が7件、平成27年度一般会計など補正予算案が4件、廿日市市総合計画基本構想の策定についての議案などその他の議案が6件、以上合わせて17件でございます。また、議会最終日には廿日市市副市長の選任の同意について追加提案をさせていただく予定といたしております。議案の内容につきましては、後ほど詳しく説明をさせていただきますが、何とぞよろしくご審議いただきまして、速やかに議決をいただきますようお願いを申し上げます。  以上、簡単でございますが、開会に当たりましてのご挨拶といたします。 5 ◯議長(藤田俊雄) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおり行いますので、ご了承願います。  日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  去る10月18日執行の廿日市市議会議員補欠選挙において当選されました向井恵美議員所属常任委員会委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項ただし書きにより、議長において補欠選挙前に1名の欠員がありました産業厚生常任委員会委員に選任いたしましたので、ご報告します。  次に、議席番号第17番は、市長選挙立候補による議員自動失職のため欠番といたしましたので、ご報告いたします。  次に、廿日市市監査委員から、平成27年8月分及び9月分の例月出納検査報告書が提出されております。その報告書は事務局に保管しておりますので、適宜閲覧されますようご報告いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第1 議席の一部変更について 6 ◯議長(藤田俊雄) 日程第1、議席の一部変更についてを議題とします。  去る10月18日執行の廿日市市議会議員補欠選挙において当選されました向井恵美議員の議席の指定に関連し、ただいまご着席のとおり、議席の一部を変更したいと思います。  変更議席番号及び氏名を職員に朗読させます。 7 ◯議会事務局長(山本一夫) それでは、変更の議席番号及び氏名を申し上げます。  第1番向井恵美議員、第2番北野久美議員、第3番山口三成議員、第4番枇杷木正伸議員、第5番石塚宏信議員、第6番大崎勇一議員、第7番新田茂美議員、第8番中島康二議員。  以上でございます。 8 ◯議長(藤田俊雄) お諮りいたします。  ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに決しました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第2 会議録署名議員の指名 10 ◯議長(藤田俊雄) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第88条の規定により、本日の会議録署名議員は、議長において第27番植木京子議員、第28番小泉敏信議員の2名を指名いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第3 会期の決定 11 ◯議長(藤田俊雄) 日程第3、会期の決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から12月17日までの17日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決しました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第4 議案第84号 行政手続における   特定の個人を識別するための番号の利用等に   関する法律に基づく個人番号の利用に関する   条例 13 ◯議長(藤田俊雄) 日程第4、議案第84号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 14 ◯総務部長(中野博史) 議長。 15 ◯議長(藤田俊雄) はい、総務部長。 16 ◯総務部長(中野博史) おはようございます。  それでは、議案第84号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例について、提案理由及びその内容のご説明を申し上げます。  議案説明書の1ページをお開きください。  1の制定の理由でございます。  行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律──以下「法」と申しますが、この法律が制定されたことに伴い、個人番号の利用に関し必要な事項を定めようとするものでございます。  この条例の根拠規定である法第9条第2項においては、地方公共団体の長、その他の執行機関は、福祉、保健もしくは医療、その他の社会保障、地方税または防災に関する事務、その他これに類する事務について条例で定めることにより、個人番号を利用することができると規定されており、市民の利便性の向上や行政事務の効率化を図ることを目的として本条例を制定しようとするものでございます。  2の条例の内容でございます。  (1)でございますが、次のアからウに掲げる事務について、個人番号を利用することができることとしております。  次に、(2)でございますが、市長は、(1)に掲げる事務を処理するために必要な限度で、みずからが保有する特定個人情報──特定個人情報とは、個人番号をその内容に含む個人情報のことでございますが、これを利用することができることとしております。  (3)でございますが、市長は、法に規定する事務を処理するために必要な限度で、法に規定する特定個人情報であって、みずからが保有するものを利用することができることとしております。  (4)でございますが、(2)及び(3)の特定個人情報を利用することができる場合において、他の条例、規則等により当該特定個人情報と同一の内容の情報を含む書面の提出が義務づけられているときは、当該書面の提出があったものとみなすこととするものでございます。  3の施行期日は、平成28年1月1日でございます。  4の根拠法令でございますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条第2項でございます。  以上で議案第84号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 17 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は総務常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第5 議案第85号 廿日市市過疎地域   における固定資産税の課税免除に関する条例   及び廿日市市介護保険条例の一部を改正する   条例 19 ◯議長(藤田俊雄) 日程第5、議案第85号廿日市市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例及び廿日市市介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 20 ◯総務部長(中野博史) 議長。 21 ◯議長(藤田俊雄) 総務部長。 22 ◯総務部長(中野博史) 議案第85号廿日市市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例及び廿日市市介護保険条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由及び内容のご説明を申し上げます。  議案説明書の3ページをお開きください。  1の改正の理由でございます。  行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律が制定されたことに伴い、個人番号または法人番号を利用することができる事務について、必要な事項を定めようとするものでございます。  2の改正の内容でございますが、(1)の廿日市市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正でございます。  課税免除の申告に係る書類に記載すべき事項として、個人番号及び法人番号を追加するものでございます。  (2)の廿日市市介護保険条例の一部改正でございます。  保険料の徴収猶予及び減免に係る申請書に記載すべき事項として、個人番号を追加するものでございます。  3の施行期日は、平成28年1月1日でございます。  4の根拠法令でございますが、地方税法第3条及び介護保険法第142条でございます。  以上で議案第85号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 23 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は総務常任委員会に付託し、産業厚生常任委員会との連合審査会といたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第6 議案第86号 廿日市市市民セン
      ター条例の一部を改正する条例 25 ◯議長(藤田俊雄) 日程第6、議案第86号廿日市市市民センター条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 26 ◯自治振興部長(大明地稔和) 議長。 27 ◯議長(藤田俊雄) はい、自治振興部長。 28 ◯自治振興部長(大明地稔和) 議案第86号廿日市市市民センター条例の一部を改正する条例について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  議案説明書の5ページをお開きください。  1の提案の要旨でございます。  廿日市市中央市民センターを建てかえることに伴いまして、新しい施設の使用料の額を定めようとするものでございます。  この表にありますように、多目的ホールから調理室までの使用料の額を定めるものでございます。  なお、使用料の算定につきましては、これまでどおり人件費、物件費などの原価に受益者負担割合を乗じて算出しております。  次に、2の施行期日でございます。  施行日は平成28年4月1日からとし、同日以降の使用について適用するものでございます。  3の根拠法令は、地方自治法第225条及び第228条でございます。  以上で議案第86号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 29 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は総務常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第7 議案第90号 廿日市市住民基本   台帳カードの利用に関する条例を廃止する条   例 31 ◯議長(藤田俊雄) 日程第7、議案第90号廿日市市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 32 ◯自治振興部長(大明地稔和) 議長。 33 ◯議長(藤田俊雄) はい、自治振興部長。 34 ◯自治振興部長(大明地稔和) 議案第90号廿日市市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  議案説明書の13ページをお開きください。  1の提案の要旨でございますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律において、住民基本台帳法の一部が改正され、住民基本台帳カードの交付が終了することに伴い、廿日市市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止しようとするものでございます。  なお、経過措置といたしまして、この条例の施行日前に交付された住民基本台帳カードは有効期限の満了または新たに個人番号カードの交付を受けるときのいずれかまで利用できることとしております。  次に、2の施行期日でございます。  平成28年1月1日でございます。  以上で議案第90号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 35 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。 36 ◯27番(植木京子) はい、議長。 37 ◯議長(藤田俊雄) はい、27番植木京子議員。 38 ◯27番(植木京子) これはマイナンバー制度のためにこれが廃止されるというものでありますけれども、マイナンバー制度そのもののほうが大きな問題を持つということが基本に質疑をしたいと思いますが、この基本台帳カード、これさえも私は十分な利用がなかったんではなかったか、余り意味がなかったんではないかというふうに考えておりますが、どれぐらいの利用があったのか、お聞きをします。市民全体からの割合ですね。お聞きします。 39 ◯自治振興部長(大明地稔和) 議長。 40 ◯議長(藤田俊雄) はい、自治振興部長。 41 ◯自治振興部長(大明地稔和) 本市では、枚数が約4,100枚でございます。普及率は3.6%という状況でございます。 42 ◯議長(藤田俊雄) よろしいですか。  はい、ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は総務常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第8 議案第87号 廿日市市吉和魅惑   の里設置及び管理条例の一部を改正する条例 44 ◯議長(藤田俊雄) 日程第8、議案第87号廿日市市吉和魅惑の里設置及び管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 45 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 46 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 47 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議案第87号廿日市市吉和魅惑の里設置及び管理条例の一部を改正する条例について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  議案説明書の7ページをお開きください。  1の改正の理由でございます。  市長による管理を実施することに伴い、必要な規定の整理を行おうとするものでございます。  2の改正の内容でございます。  (1)の施設の設置目的につきましては、吉和地域の豊かな自然に親しむ場を提供し、地域との触れ合いを通じた広域的な交流と地域の活性化、あわせて市民及び来訪者の保健、休養及び教育に資するため、廿日市市吉和魅惑の里を設置すると改めるものでございます。  次に、(2)の市長による管理の実施に伴い、ア、使用料の納付等、イ、利用の予約、ウ、違約金の徴収に関する規定を新たに定めるものでございます。  (3)は、その他必要な規定の整理を行うものでございます。  3の施行期日等につきましては、(1)施行期日は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において、規則に定める日からの適用とするものでございます。  4の根拠法令は、地方自治法第225条、第228条及び第244条の2でございます。  以上で議案第87号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 48 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。 49 ◯14番(山田武豊) 議長。 50 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 51 ◯14番(山田武豊) この案件、以前全員協議会でも説明いただいたんですけれども、そのときはまだ地元住民とも協議中であり、また明確な具体的な魅惑の里の運営について具体な策が出てなかったと思うんです。今回、設置目的、こうやって示していただいたんですが、この設置目的に沿うような、例えば数的目標値であるとか、具体的な施策が果たしてあるのかどうかを1点お聞きします。  そしてもう一点、やはり全員協議会のときは当面直営でやっていくということでしたが、将来的に指定管理に出す可能性、あわせて伺います。 52 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 53 ◯議長(藤田俊雄) はい、環境産業部長。  マイクを。 54 ◯環境産業部長(隅田 誠) 具体的な吉和魅惑の里の運営等についてどういったようなことをやるのかというご質問でございますけれども、一応運営方針といたしまして、自然と森林、清流などの資源の保全と活用、自然との触れ合いでありますとか、あるいは農産物の販売と特産品の開発、地域活性化の拠点、それから健康増進と健康づくり、観光レクリエーション、楽しさ、都市と農村と交流、人々の触れ合いという5つの運営方針を定めております。この中で、地域に貢献するような取り組みとともに、それから都市と農山村との交流という観点の2つの柱でいろんなイベント企画等を今考えておりまして、それもスケジュールの中に落としてございます。具体的にもう来年の4月から開園するので、そういったようなことについて準備を進めてございます。  それから、指定管理等につきましては、当面直営でやるということなんですけども、めどとしては3年間は直営でやって、その後はできますれば指定管理のほうに移行したいというふうに現在は考えてございます。 55 ◯14番(山田武豊) 議長。 56 ◯議長(藤田俊雄) 14番山田武豊議員。 57 ◯14番(山田武豊) こういった公の施設を指定管理に出す場合、アルカディア・ビレッジにしても、ほかの施設にしてもそうなんですけれども、まず数値目標というのが指定管理に出す場合があると思うんです。ところが、市が直営でやると、そういった数値目標というものが出てきていない。来年4月から再開ということなんですけれども、やはり根幹は公の施設なわけですから、民間に任せるものと直営とではそういった目標意識が曖昧になっているというのはよくないんじゃないかと思うんです。やはり市がやっていくにしても数値目標を掲げていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。  そしてもう一点、このたび直営、当面していくということで、今部長のほうからも3年をめどにということだったんですが、将来的に指定管理に出す意思がおありの中で、直営をしていくものに対しての目的、意義というものがちょっと見えにくい。市が、3年間、どの程度まで直営をしていって、どういった状況になったときに指定管理へ切りかえようと考えているのか、明確なお考えがあったらお聞かせください。 58 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 59 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 60 ◯環境産業部長(隅田 誠) まず、目標でございますけれども、やはり利用者の増加が見込めないといけないということで、利用者等については一応目標を定めるように考えてございます。  それから、直営をしていく意義ということでございますけれども、一応今回魅惑の里をリニューアルしてオープンするというときに、地域の住民とのかかわりをいかにつくるかといったようなところで考えておりまして、それはやはり地域を知った職員が中心となってそういったようなことをやらないといけないということがありますので、当面そういったような仕組みあるいは流れをつくるために直営で行うと。で、軌道に乗った段階で効率的に運営していくといったようなときになれば指定管理に移行すると、そういったような考えで直営を考えてございます。 61 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(藤田俊雄) これをもって質疑を終結いたします。  本件は産業厚生常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第9 議案第88号 廿日市市簡易水道   事業設置条例の一部を改正する条例 63 ◯議長(藤田俊雄) 日程第9、議案第88号廿日市市簡易水道事業設置条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 64 ◯簡易水道局長(武田 晃) 議長。 65 ◯議長(藤田俊雄) はい、簡易水道局長。 66 ◯簡易水道局長(武田 晃) それでは、議案第88号廿日市市簡易水道事業設置条例の一部を改正する条例案について、提案理由及びその内容をご説明申し上げます。  議案説明書の9ページをお開きください。  1の提案の要旨でございます。  広島市に設置した本市の公の施設を廃止することに伴い、東部簡易水道の給水区域から廿日市市佐伯区湯来町の一部を削除するものでございます。
     現在、広島市佐伯区湯来町の大字白砂の一部が廿日市の簡易水道の給水区域となってございます。今回広島市水道からの給水が可能となったため、当該区域を広島市水道事業の給水区域に入れるための協議がございまして、事前の事務協議を行ってまいりました。このたび、本議案と後にご説明申し上げます議案第98号の区域外設置に係る公の施設の配置の協議についての議案を議決をいただきました後に、広島県の認可後に廿日市の給水区域から削除しようとするものでございます。  2の施行期日でございますけれども、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において、規則で定める日でございます。  なお、施行期日については、平成28年4月1日を予定しております。  3の根拠法令は、地方自治法第244条の2でございます。  以上で議案第88号の提案理由及びその内容の説明を終わります。ご審議のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。 67 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は建設常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第10 議案第89号 廿日市市建築審査   会条例の一部を改正する条例 69 ◯議長(藤田俊雄) 日程第10、議案第89号廿日市市建築審査会条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 70 ◯建設部都市・建築局長(向井敏美) 議長。 71 ◯議長(藤田俊雄) はい、都市・建築局長。 72 ◯建設部都市・建築局長(向井敏美) 議案第89号廿日市市建築審査会条例の一部を改正する条例について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  議案説明書の11ページをお開きください。  1の改正の理由でございます。  地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律において、建築基準法の一部が改正されたことに伴い、建築審査会の委員の任期について定めようとするものでございます。  これまで建築審査会の委員の任期につきましては、建築基準法で規定されておりましたが、改正により条例で定めることになったものでございます。  2の改正の内容でございます。  建築審査会の委員の任期について、次の規定を加えようとするものでございます。  (1)委員の任期は2年とし、補欠の委員の任期は前任者の残任期間とする。  (2)委員は再任されることができる。  (3)委員は任期が満了した場合においては、後任の委員が任命されるまでその職務を行うでございます。  3の施行期日は、平成28年4月1日でございます。  4の根拠法令は、建築基準法第83条でございます。  以上で議案第89号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 73 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は建設常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第11 議案第91号 平成27年度廿   日市市一般会計補正予算(第3号) 75 ◯議長(藤田俊雄) 日程第11、議案第91号平成27年度廿日市市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 76 ◯分権政策部長(西村元伸) 議長。 77 ◯議長(藤田俊雄) はい、分権政策部長。 78 ◯分権政策部長(西村元伸) 議案第91号平成27年度廿日市市一般会計補正予算(第3号)について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  平成27年12月定例市議会補正予算の概要をごらんください。  1、歳入歳出予算補正2億1,292万1,000円の追加補正でございます。  (1)の障害児通園等事業6,140万5,000円でございます。これは障がいのある児童に対し生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流促進などを行う放課後等デイサービスの利用者の増加などにより、障害児通所給付費の追加等をするものでございます。  (2)の生活保護扶助事業7,871万7,000円でございます。これは生活保護の開始決定者が増加したことや医療費が当初の見込みを上回ったことに伴う生活扶助費の追加等でございます。  (3)の予防接種事業5,996万円でございます。これは高齢者肺炎球菌などの予防接種受診者が当初の見込みを上回ったことやインフルエンザワクチンの単価が増額になったことなどから、予防接種業務委託料等を追加するものでございます。  (4)の未熟児養育医療給付事業539万5,000円でございます。これは未熟児の入院に係る医療費の給付について、受給者数及び給付件数ともに当初の見込みを上回ったことに伴い、未熟児養育医療給付費を追加するものでございます。  (5)の観光誘客強化事業680万円でございます。これは嚴島神社が世界遺産に登録をされ、平成28年12月で20周年を迎えることから、記念事業の実施に着手するため、本市と観光協会などで組織をする嚴島神社世界遺産登録20周年記念事業実行委員会への負担金、また同時に世界遺産に登録された原爆ドームを有する広島市と連携をし、国内外において効果的にプロモーションするために組織をします(仮称)世界遺産登録20周年観光キャンペーン事業実行委員会への負担金でございます。  なお、嚴島神社世界遺産登録20周年記念事業実行委員会への事業費総額は900万円で、事業期間を平成28年度までとしており、今回の補正額180万円を差し引いた平成28年度の事業費720万円については、債務負担行為を設定をいたしております。  (6)の魅惑の里リニューアル事業953万1,000円でございます。これは吉和魅惑の里の平成28年4月からの営業再開に向け、ガス設備等の補修を行うための工事請負費などでございます。  (7)の空き家対策推進事業100万円でございます。これは平成27年5月26日に空家等対策の推進に関する特別措置法が施行されたことに伴い、平成28年度に空家等対策計画を策定することとしており、その準備のため空き家の実態調査を行うための業務委託料でございます。  なお、全体事業費は972万円で、事業期間を平成28年までとしており、残りの872万円については債務負担行為を設定をいたしております。  (8)のその他でございます。  職員給与費976万5,000円の減額でございます。これは人事異動に伴う各費目ごとの職員の給料、職員手当、共済費の増減額と時間外勤務手当の不足額を調整するものでございます。  介護保険特別会計繰出金12万2,000円の減額でございます。これは介護保険特別会計で人事異動に伴う職員給与費の調整及び介護保険制度の改正に伴うシステムの仕様変更によるもので、財源となる国庫支出金等との調整により一般会計からの繰出金を減額するものでございます。  次に、2の繰越明許費及び3の債務負担行為補正については、議案書でご説明をいたします。  平成27年度廿日市市一般会計補正予算(第3号)の4ページ、5ページをお開きください。  第2表繰越明許費でございます。  2款総務費、1項総務管理費、自転車駐車場整備事業1億2,173万9,000円の繰り越しでございます。これはJR西日本に委託して施工中のJR廿日市駅自由通路等整備工事のための作業場である施工ヤードとJR廿日市駅前自転車駐車場整備工事の施工ヤードが重なっており、自由通路等整備工事の施工ヤードが縮小されてから自転車駐車場整備工事に着手する予定でございましたが、工事の施工がおくれ、施工ヤードの縮小がおくれたものでございます。このため、工事の発注がおくれることから、工事監理業務委託料及び工事請負費を繰り越すものでございます。完了は、平成28年9月の予定でございます。  9款教育費、2項小学校費、小学校施設耐震化事業1億237万6,000円の繰り越しでございます。これは平成27年度内に竣工予定としておりました廿日市小学校プール附属棟改築工事、宮島小学校特別教室棟耐震補強工事、大野西小学校屋内運動場天井等改修工事について、いずれも応札者がなく入札が不調になったことにより、再度入札を行うこととし、工事の発注がおくれることから、工事監理業務委託料及び工事請負費を繰り越すものでございます。完了は、廿日市小学校プール附属棟改築工事が平成28年7月、宮島小学校特別教室棟耐震補強工事が平成28年9月、大野西小学校屋内運動場天井等改修工事が平成28年7月の予定でございます。  同じく2項小学校費、小中一貫校施設整備事業2,830万6,000円の繰り越しでございます。宮島小学校・宮島中学校小中一貫教育推進校屋内運動場建設工事について、8月に再度一般競争入札を行いましたが、応札者がなく、入札が再度不調となりました。このため、改めて入札を行うこととし、工事の発注がおくれることから、工事監理業務委託料及び工事請負費を繰り越すものでございます。完了は、平成29年12月の予定でございます。  なお、工事時期の変更に伴い労務単価等の時点補正を行う必要が生じることなどから、設計内容を見直し、解体工事を含む屋内運動場建設工事の総事業費は、7億6,925万円から846万6,000円増の7億7,771万6,000円と積算をしております。  なお、本工事は、本年6月定例市議会におきまして平成29年度までの債務負担行為を新たに設定しておりますが、工期の変更や設計内容の見直しに伴い各年度の出来高の額に変更が生じるため、債務負担行為の限度額についても変更するものでございます。  3項中学校費、中学校施設耐震化事業1億2,863万4,000円の繰り越しでございます。これは小学校施設耐震化事業と同様、平成27年度内に施工予定としておりました阿品台中学校管理特別教室棟耐震補強工事、四季が丘中学校屋内運動場・柔剣道場天井等改修工事及び大野東中学校柔剣道場天井等改修工事について、いずれも応札者がなく入札が不調になったことにより、再度入札を行うこととし、工事の発注がおくれることから、工事監理業務委託料及び工事請負費を繰り越すものでございます。完了は、阿品台中学校管理特別教室棟耐震補強工事が平成28年8月、四季が丘中学校屋内運動場・柔剣道場天井等改修工事が平成28年7月、大野東中学校柔剣道場天井等改修工事が平成28年5月の予定でございます。  6ページ、7ページでございます。  第3表債務負担行為補正、1の追加でございます。  1行目の一般廃棄物処理施設の整備及び管理運営に要する経費、期間、平成27年度から平成50年度まで、限度額289億2,100万円でございます。これはDBO方式による次期一般廃棄物処理施設の整備及び平成31年4月から20年間の管理運営を行うための経費でございます。  次期一般廃棄物処理事業につきましては、平成30年度までに新たな廃棄物処理施設を整備するため、本年度中に事業者の公募及び選定作業に取りかかる必要があることから、本議会において債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  嚴島神社世界遺産登録20周年記念事業実行委員会負担金、期間、平成28年度、限度額720万円でございます。これは平成27年12月定例市議会補正予算の概要の1、歳入歳出予算補正の(5)観光誘客強化事業でご説明いたしましたように、事業期間を平成28年度までとし、全体事業費900万円のうち、平成28年度の支出予定額720万円について債務負担行為を設定するものでございます。  はつかいちアルカディア指定管理委託料、期間、平成27年度から平成30年度まで、限度額6,900万円でございます。これは指定管理者制度導入施設でありますアルカディア・ビレッジの指定管理委託料でございます。  廿日市市吉和魅惑の里受付等業務委託料、期間、平成27年度から平成30年度まで、限度額9,930万円でございます。これは吉和魅惑の里の平成28年4月からの営業再開に向け、施設の受け付け、レストラン業務等を適切に行うため、専門性を有する事業者に受付等業務を委託するものでございます。  空き家実態調査業務委託料、期間、平成28年度、限度額872万円でございます。これは平成27年12月定例市議会予算補正の概要の1、歳入歳出予算補正の(7)空き家対策推進事業でご説明いたしましたように、事業期間を平成28年度までとし、全体事業費972万円のうち平成28年度の支出予定額872万円につきまして、債務負担行為を設定するものでございます。  JR大野浦駅自由通路等建設経費(平成27年度分)、期間、平成27年度から平成28年度まで、限度額9,400万円でございます。これはJR大野浦駅自由通路等の整備事業について、詳細設計を行った結果、支障物件の追加及び人件費、資材の高騰などにより、JR大野浦駅の鉄道施設の移転及び除却に伴う補償費が増額する見込みとなったため、平成26年6月に締結をした基本補償契約を変更するためのものでございます。  次に、2の変更でございます。  宮島小学校・宮島中学校小中一貫教育推進校屋内運動場建設工事施工監理業務委託料(平成27年度分)、補正前限度額637万3,000円を補正後限度額668万8,000円とし、31万5,000円の増額、次の宮島小学校・宮島中学校小中一貫教育推進校屋内運動場建設工事請負費(平成27年度分)、補正前限度額6億6,706万5,000円を補正後限度額7億2,605万円とし、5,898万5,000円の増額でございます。これは4ページ、5ページ、第2表繰越明許費の9款教育費、2項小学校費の小中一貫校施設整備事業でご説明しましたように、平成28年度から平成29年度までの債務負担行為限度額を増額するものでございます。  以上で議案第91号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 79 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。 80 ◯22番(高橋みさ子) 議長。 81 ◯議長(藤田俊雄) はい、第22番高橋みさ子議員。 82 ◯22番(高橋みさ子) 私は、その他の職員給与費の件でお伺いをいたします。  補正予算書の一番最後のほう、26ページ、27ページを見まして、時間外勤務との調整でマイナスにはなってるということだったんですけど、時間外勤務手当については3,100万円ほど増額されております。9月の定例議会のときに一般質問したときにも、ひょっとしたら12月に補正のお願いをするかもしれないということは聞いておりましたが、この金額について、いつまでの時間外勤務手当の見込みなのかということをまずお伺いします。 83 ◯総務部長(中野博史) 議長。 84 ◯議長(藤田俊雄) はい、総務部長。 85 ◯総務部長(中野博史) 今回補正の提案をさせていただいております時間外勤務手当約3,100万円でございますが、これにつきましては平成27年度の上半期につきまして目標額を設定しておりましたけれども、この半年分で超過した分の3,100万円というふうな形で算定をさせていただいております。  以上でございます。 86 ◯22番(高橋みさ子) 議長。 87 ◯議長(藤田俊雄) はい、22番高橋みさ子議員。 88 ◯22番(高橋みさ子) できたら予算内におさめたいというふうなことを言われてたけれども、今のお話でしたら、もう既に上半期で3,100万の超過が出てるということになりますと、残り半分、3月まで見込みとしてどういうふうになるのかということ大変心配なんですが、削減努力も含めてどんな予定、見込みになるのか、お伺いをしておきます。 89 ◯総務部長(中野博史) 議長。 90 ◯議長(藤田俊雄) はい、総務部長。 91 ◯総務部長(中野博史) まず、見込みといたしましては、年度当初に予算で設定させていただいた金額、それに今回補正をさせていただく約3,100万を加えた額を今年度の時間外勤務手当の総額といたしたいというふうに考えております。  縮減対策につきましては、従前から申し上げておりますように、時間外勤務縮減改革推進本部を設置いたしまして、副市長を筆頭に各部長の主にはマネジメントということで対応に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 92 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長(藤田俊雄) はい、これをもって質疑を終結いたします。  本件は予算特別委員会に付託いたします。
      ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第12 議案第92号 平成27年度廿   日市市国民健康保険特別会計補正予算(第2   号)   日程第13 議案第93号 平成27年度廿   日市市介護保険特別会計補正予算(第2号)   日程第14 議案第94号 平成27年度廿   日市市包ヶ浦観光事業特別会計補正予算(第   2号) 94 ◯議長(藤田俊雄) 日程第12、議案第92号平成27年度廿日市市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から日程第14、議案第94号平成27年度廿日市市包ヶ浦観光事業特別会計補正予算(第2号)まで、以上3件を一括議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 95 ◯福祉保健部長(田村 哲) 議長。 96 ◯議長(藤田俊雄) はい、福祉保健部長。 97 ◯福祉保健部長(田村 哲) 議案第92号平成27年度廿日市市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、提案理由及び内容のご説明を申し上げます。  平成27年12月定例市議会補正予算の概要をごらんください。  表の下、平成27年度国民健康保険特別会計補正予算(第2号)でございます。400万円の追加をするものでございます。  (1)の一般被保険者国保税過誤納還付金及び還付加算金400万円でございます。これは国保加入者の資格異動や国保税の所得割算定の基準となる所得金額に減額更正が発生したことなどにより、一般被保険者分国保税の過誤納還付金等が不足するため、所要額を追加するものでございます。  以上で議案第92号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。  続きまして、議案第93号平成27年度廿日市市介護保険特別会計補正予算(第2号)でございます。  同じく概要の2ページの表をごらんください。  平成27年度介護保険特別会計補正予算(第2号)、歳入歳出予算664万2,000円の追加補正でございます。  (1)職員給与費、補正予算額530万円でございます。これは年度当初の人事異動に係る調整を行ったため、不足する金額を見込んだ上で調整するものでございます。  (2)介護保険一般事業、補正予算額134万2,000円でございます。これは平成27年度の介護保険法制度改正に対応するためシステム改修するもので、システム改修事業者に対する改正手数料でございます。  以上で議案第93号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 98 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 99 ◯議長(藤田俊雄) はい、環境産業部長。 100 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議案第94号平成27年度廿日市市包ヶ浦観光事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由及び内容のご説明を申し上げます。  議案書の平成27年度廿日市市包ヶ浦観光事業特別会計補正予算(第2号)の2ページ、3ページをお開きください。  第1表債務負担行為補正でございます。  廿日市市宮島包ヶ浦自然公園指定管理委託料、期間、平成27年度から平成30年度まで、限度額4,500万円でございます。これは平成28年度から指定管理制度を導入する宮島包ヶ浦自然公園の指定管理委託料でございます。  以上で議案第94号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 101 ◯議長(藤田俊雄) はい、以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより一括質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本3件は産業厚生常任委員会に一括付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第15 議案第95号 廿日市市総合計   画基本構想の策定について 103 ◯議長(藤田俊雄) 日程第15、議案第95号廿日市市総合計画基本構想の策定についてを議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 104 ◯分権政策部長(西村元伸) 議長。 105 ◯議長(藤田俊雄) はい、分権政策部長。 106 ◯分権政策部長(西村元伸) 議案第95号廿日市市総合計画基本構想の策定について、提案理由及び内容のご説明を申し上げます。  議案説明書の15ページをお開きください。  1の提案の要旨でございます。  中・長期的視点でまち全体の将来像を描き、計画的な行政運営を図るためのまちづくりの指針である総合計画につきまして、平成28年度から10年間のまちづくりの基本理念、将来像等を明らかにする基本構想を策定しようとするものでございます。  総合計画の策定は、廿日市市総合計画の策定手続に関する条例に基づくものであり、廿日市市総合計画審議会における審議はもとより、庁内での会議を重ねるとともに、市民を対象としたまちづくりアンケートや市民インタビューを行い、市民意見の反映といったことにも注力してまいりました。このたびご提案をいたします第6次となります廿日市市総合計画における基本構想を指針として、今後のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。  なお、総合計画審議会からは平成27年10月に答申をいただいております。  2の基本構想の内容でございます。  (1)計画策定に当たっての基本方針でございます。計画策定の趣旨や基本的視点を明らかにした上で、目標年次や計画の構成等について定めるものでございます。  お手元にお配りをしております第6次廿日市市総合計画基本構想の2ページをお開きください。  第1章「計画策定にあたっての基本方針」でございます。  この章では、策定の趣旨、策定に当たっての基本的視点、目標年次と期間、計画の構成と性格、これらを取りまとめております。  3ページに目標年次と計画期間を記載しておりますが、第6次総合計画の目標年次は、平成28年度からの10年間、平成37年度といたしております。  (2)の計画策定に当たっての基本認識でございます。  本市の魅力、本市を取り巻く社会情勢と環境及び市民のニーズから新たなまちづくりに向けたまちづくりのイメージを導くとともに、まちづくりを推進していくための視点を明らかにするものでございます。  4ページをお開きください。  第2章の「計画策定にあたっての基本認識」でございます。  第1節「廿日市市の魅力」では、本市の自然環境や交通、各種都市機能の利便性、歴史、文化などの観光資源、活発なまちづくり活動、特色のある産業など、本市の魅力について掲載をいたしております。  次に、8ページから始まります第2節「本市を取り巻く社会情勢と環境」では、9つの項目について取りまとめております。  14ページをお願いします。  第3節「市民のニーズ」でございます。  総合計画を策定するに当たり、昨年、まちづくり市民アンケート調査及び市民インタビュー調査を実施し、市民ニーズの把握に努めました。  21ページ、第4節「新たなまちづくりに向けて」でございます。  ここでは第1節、本市の魅力から第3節「市民のニーズ」までの内容を踏まえ、新たなまちづくりに向けた目指すまちのイメージとして、4つのイメージを整理をしております。  また、まちづくりを推進していくための視点では、計画全体に浸透させる4つの視点を記載をいたしております。  (3)の将来像とまちづくりの方向性でございます。  まちづくりの理念を踏まえて、目指す将来像を定め、それを実現するための4つの方向性及び将来の都市構造について明らかにするものでございます。  22ページをお開きください。  第3章「将来像とまちづくりの方向性」でございます。  枠囲みの中にございますように、まちづくりの基本理念を「市民一人ひとりが幸せに暮らせるまちづくり」としております。この理念は、本計画全体に浸透させるものであり、この理念のもと、全ての市民が幸せで豊かに暮らせ、いつまでも住み続けたい、住んでみたいと思えるまちを目指すことが必要だと思っております。  また、平和の希求と人権の尊重を普遍的理念として位置づけておりますが、このことはいつの時代においても最も尊重すべきものと思います。  23ページ、「めざす将来像」でございます。  「めざす将来像」は、おおむね10年先のまちの姿をあらわすものとして、「挑戦!豊かさと活力あるまち はつかいち ~夢と希望をもって世界へ~」と定めました。本市の魅力ある資源をより輝かせ、今以上に豊かで活力あるまちにしたいとの思いから定めたものでございます。  また、「夢と希望をもって世界へ」という副題には、市民はもとより、企業や多様な主体による世界への挑戦を応援するという意味合いが込められております。  続いて、24ページ、第3節「将来像を実現するための4つの方向性」でございます。  方向性1「くらしを守る」、方向性2「人を育む」、方向性3「資源を活かす」、方向性4「新たな可能性に挑む」としております。  計画の推進に当たり、施策の実効性をより高めるためには、これら4つの方向性あるいは施策と施策等がつながることが必要であると思っております。さらには、人と人、地域と地域のつながり、先人から受け継いだ現在をより発展、向上させ、未来につなぐといったことも重要なことと考えており、このつなぐという意味を大切にしたいと考えています。  続きまして、34ページ、第4節「将来の都市構造」でございます。  この節におきましては、将来の都市構造として土地利用の基本方向や都市構造の構築についてを記載をいたしております。市域全体をそれぞれの特性に応じて人とまちの交流ゾーン、世界遺産交流ゾーン、水と緑の交流ゾーン、森と文化の交流ゾーンの4つのゾーンに区分しております。また、都市、地域、新都市活力創出、観光交流の4つを主要機能として設定をいたしております。  (4)の重点施策でございます。  将来像の実現に向け、より実効性を高める施策を重点施策として位置づけ、4つの方向性ごとに推進する施策を明らかにするものでございます。  40ページをお開きください。  第4章「重点施策」でございます。  40ページから46ページにかけましては、それぞれの方向性ごとに幾つかの重点施策を打ち出し、その考え方を記述するとともに、事業イメージが伝わりやすいよう具体的な内容を見出しをつけて整理したものでございます。  (5)の計画推進に当たっての基本方針でございます。  計画の推進に当たっての視点及びマネジメントサイクルの活用について明らかにするものでございます。  47ページをお願いいたします。  第5章「計画推進にあたっての基本方針」でございます。  このたび策定する総合計画においても、将来像の実現に向け、行政を含む多様な主体が信頼関係のもとにまちづくりを進めていくための視点として、協働、地域経営、行政経営の3つの視点を掲げるとともに、計画の推進に当たりましては、マネジメントサイクルによる効率的、効果的な行政経営を推進することを掲げております。  基本構想の各章における内容につきましては以上でございます。  3の根拠法令でございます。  根拠法令は、廿日市市総合計画の策定手続に関する条例第4条でございます。  以上で議案第95号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 107 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。 108 ◯27番(植木京子) はい、議長。 109 ◯議長(藤田俊雄) はい、27番植木京子議員。 110 ◯27番(植木京子) 6点ほどお聞きしたいと思います。
    111 ◯議長(藤田俊雄) 分けてやって、2つずつやって。 112 ◯27番(植木京子) 分けて。 113 ◯議長(藤田俊雄) はい、2つずつ。 114 ◯27番(植木京子) はい。  まず、この基本構想、これが基本計画ということになっていくわけですけれども、これまでの第5次総合計画の評価がなされていないという問題です。大体次の新しい総合計画をつくるときには、評価があって新たな構想、計画ができるということになるわけですけれども、その点がないのはなぜなのか、どういうふうに評価してるのかというところが1点。  それからもう一つは、これはいつも言うところなんですけれども、やはり市行政のまず第一の役割は、住民の福祉の向上、これは地方自治法第1条に書かれているわけです。ところが、これが第5次総合計画のころから基本理念だとかというところに一番最初にそれが位置づけられなければならないというのが消えている。第5次総合計画もそうですけれども、消えていると、ないというところに、これは行政として総合計画基本構想としてどうなのかというふうに思うわけですけれども、この2点についてまず伺いたいと思います。 115 ◯分権政策部長(西村元伸) 議長。 116 ◯議長(藤田俊雄) はい、分権政策部長。 117 ◯分権政策部長(西村元伸) 2点ご質問いただきました。  まず、1点の評価というところなんですが、この評価につきましては、主要施策に関する調書、説明書の中で、進捗状況、評価というのを示しておろうかと思います。この中で、事業等、特に基本目標に対して、または経営理念に対してそれぞれ進捗状況というのをお示しをさせていただいています。その中で、おおむね進捗状況評価といたしましては、二重丸といいますか、二重丸というのは目標達成をしているというものなんですが、6割、7割が行っておろうかと思います。その目標達成について、少し、何ていいますか、達していないというものもあろうかと思いますが、おおむね達成をしておるというふうに評価をいたしております。  それから、福祉がどうかというご質問だと思いますが、総合計画というのは、先ほども趣旨のところにございましたように、まちづくりの理念や方向性を明らかにして、総合的なまちづくりの指針と位置づけると。そしてまた、中・長期的な視点でまち全体の将来像を描き、計画的な行政運営を図るということが目的でございます。それを実現するために、このたび22ページですが、まちづくりの基本理念ということで、「市民一人ひとりが幸せに暮らせるまちづくり」ということで、この総合計画全体に浸透する理念を掲げております。この一人一人が幸せになるということは地方自治法で明記しております住民福祉ということにつながっていくというふうに思いますんで、こういった中で総体的に取り組んでいくというふうにご理解いただきたいというふうに思います。 118 ◯27番(植木京子) 議長。 119 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 120 ◯27番(植木京子) 私は、行政の一番の役割である福祉をまず根幹に据える、基本理念に据えるということが大事だということを第5次総合計画のときから申し上げてきたわけですけれども、これがないから先ほどのような主要施策にある評価はあるかもしれないけれども、やっぱり福祉にとってどうだったのかというところが不十分だというふうに思うんです。やっぱりここのところをしっかりと据えるという計画を私は求めたわけですけれども、その点について大変残念に思うわけです。  それで、まちづくりのところにあるんだからいいんだということでしたけれども、まちづくりの中にみんなが幸せに暮らせるということがあれば、これは福祉にかわるものというのは、それは地方自治法第1条がいう市民福祉の向上が第一の任務というところとは少し違うだろうというふうに思うんです。それはもちろんまちづくりの中にあるのは大事だと思いますが、その点について多分今までとやりとりがそんなに変わらないと思いますので、これに対して異論を持ちつつ、次に移ります。  3点目、4点目の質問なんですけれども、一つは、この中にも新機能都市開発の問題が出てきます。38ページあたりだったかと思いますけれども、これはこの間の市長選挙でも、市議補選でも、日本共産党は大きな施策として取り上げましたし、市長選挙では、本当に対立候補との真っ向から、途中からではありましたけれども、対決政策だったというふうに思っております。しかし、この計画の中に位置づけられているということは私は問題かと思いますが、違う角度からお聞きしたいと思いますが、これからこういう事業を進めていくということになると、今でも経常収支比率97.1%でしたか、平成26年度の数で、これがますます硬直化していくっていうことが懸念されるわけですけれども、その点について大型開発そのものよりも、そういうもう数字的な指標からどのように考えておられるか、聞きます。  それからもう一つは、何といっても住民自治のまちづくりということが福祉と同じぐらい位置づけられなければならないというふうに思うわけですけれども、前回より一層その住民自治というのが言葉として後退しているように思うわけですけれども、本来ならまちづくりの基本政策のところに住民自治というところがしっかりと位置づけられなければならないというふうに思うわけですけれど、いかがでしょうか。 121 ◯分権政策部長(西村元伸) 議長。 122 ◯議長(藤田俊雄) はい、分権政策部長。 123 ◯分権政策部長(西村元伸) まず、1点の新機能都市開発構想等の事業の影響といいますか、そういったことだと思います。  この基本構想を策定する上に、本市を取り巻くといいますか、社会情勢、9点挙げておりますが、そういった内容、あるいは廿日市の魅力といったようなものを5点挙げさせていただいております。その中には当然それぞれの地域の特性であるとか、または交通体系、あるいはまた取り巻いていく状況であれば人口減少、または何ていうんですか、可能な地域づくりというようなものが懸念をされてる中、その中で方向性としては4つこの構想の中では掲げています。その中の一つとしては、そういった材料を使いながら新たな可能性に挑むということで、まちの魅力を創造していくという中に新たな活力の創出という中で検討をさせていただくというふうに位置づけておるものでございます。  そういったものが財政へどう影響するかということについては、ここでというよりは、今そういったことも含めて調査をしておりますんで、整理された段階でまたその機会をつくらさせていただきたいというふうに思っております。  それから、住民自治の記述が薄いのではないかというところですが、これにつきましては「人を育む」の重点施策の3、未来を担う人づくりの中でまちづくりの参加あるいはまちづくり人材の育成、そして「資源を活かす」──方向性3ですね──の中の重点施策の2、地域のまちづくり活動を支える環境をつくるというところですが、活動しやすい体制づくり、あるいは地域自治の活動を支援していくという中で、協働あるいは住民自治のことについて触れさせていただいているというふうにご理解いただきたいと思います。 124 ◯27番(植木京子) 議長。 125 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 126 ◯27番(植木京子) 新機能のほうはまた次に譲るにしても、住民自治のほうですけれども、考え方として入れさせてもらってるというようなことでありましたが、しかしこの行政が基本構想、総合計画つくるに当たって、住民自治が一番住民がみずからこのまちをつくっていくということをまちづくりの基本に据えるときには、この位置づけというのはこの中に網羅されているとかということではないと思うんです。ここが前面に出てきて、市民が我がまちを市と協働でもいいですよ、協働でつくってもいいんですけれど、みずから治めていく、つくっていくというところが、これはやはり先ほどの答弁では極めて希薄だろうというふうに思います。そういう意味では、福祉と同様、この基本構想には私は大変問題があるんではないかと思いますけれども、総務委員会で私の質疑の場がありませんので、続いて5点目、6点目の質問に移りたいと思います。  人口の目標っていいますか、平成52年に10万人ということが目標というか、掲げてありますけれど、何度かこれ全協でもやりとりがありましたが、その10万人、これだけの人口減少社会の中で10万人をキープしていく。もちろんこの廿日市市がどういうふうなことになっていくかっていうのはいろんな国との絡みの中で言えないところはきちんと予想できないところはいっぱいあるかと思いますけれども、しかしこのまま維持させていくということになると、やっぱりこうやって10万人を達成するんだというものがないと、何かぽこんと出されても、どういうことを一体していくのかなというところが市民からしてみてよく見えないというふうに思うんです。この点についてもう少し明瞭にご答弁いただきたいというふうに思います。  それから、今でも人口、沿岸部にはふえている。しかし、周りの周辺部は極めて急速に人口が減っているという中で、こういう大ざっぱな構想ではなくて、計画ではなくて、どこの地域にどれだけ、地区にはあるとかというような話が全協ではちょっと出ましたけれども、どこの地域ではどれだけの人口をつくるんだと、だから何をするんだというものがないと、これは絵に描いた餅というふうにしか思えないわけですけれど、その点をお聞きしておきたいと思います。  最後の6点目ですけれども、やはり今の市民生活が痛められている。それこそ子どもの貧困、女性の貧困、若者の貧困、高齢者の貧困、今中高年の貧困というリストラに遭って非正規雇用しかない、仕事もないというような人がふえている中で、各層全体が苦しい生活を強いられているということが見聞きもしますし、言われてもいます。そういう中で、これは市だけのせいでこういうことになっているわけではない。ほとんどが国政の影響があるというふうに考えたときに、やっぱり国政による影響をどのように見るのかということを私はやはりここの基本構想の中で総合計画の中で位置づけるべきだと。じゃあ、市はそれに対してどうするんだというものを持つべきだというふうに思いますが、その点が余りにも大きいのに触れられてないので、お聞きをしたいと思います。  以上です。 127 ◯分権政策部長(西村元伸) 議長。 128 ◯議長(藤田俊雄) はい、分権政策部長。 129 ◯分権政策部長(西村元伸) 10万人をどう維持していくかということでございます。  この中、総合計画というのは、この10年間の計画です。それで、10万人と計算をさせていただいたビジョンといいますか、人口ビジョンと総合戦略の中でその考え方を示させていただいたということなんですが、そのためには当然この10年間についてはこの中で掲げております4つの方向性に基づいた重要施策を進めていきたいというふうに思っています。  なおかつ、10万人のためには2040年の数値でございます。その中には社会異動が並行する、あるいは出生率が2030年が1.83、40年が2.07という目標を掲げて、戦略の中で、戦略は5年間ということなんですが、基本目標をこれも4つ、まち・ひと・しごとという観点からその施策を推進していくというふうにご説明をさせていただきました。また、この中には国のやはり施策もかなり大きな影響があろうかと思います、市の行政に対して。その中にはさる一億総活躍社会の緊急対策というようなものも、それは出生率を1.8にする、介護離職をゼロにする、または保育需要の供給を図るということで100万ということだったですか、介護を含めて、というような施策も出てますんで、そういったこととも連動しながら戦略の中で議論をさせていき、またはその総合計画と連携をとって、スパンが違いますんで、事業を進めていきたいというふうに思います。その中で10万人という維持、確保を図っていきたいというふうに思っています。  それから、国政との延長といいますか、影響ですか、そういったものが見えないということなんですが、ここで総合計画というのは10年間のまちづくりの指針ということでございます。ですから、国の施策との影響については、それぞれ基本計画あるいは予算の中で対応といいますか、そういった連携をとったものもありますでしょうし、その内容については考えさせていただきたいというふうに思っています。  ただ、社会的な情勢というのがありますから、それを踏まえた分析というのは、先ほど申し上げたように、2章のところで状況というものを確認させていただきながら、または市民の皆さんのインタビューというのを、今回43団体だったと思いますが、かなり綿密にその内容について地域ごとにもお伺いをさせていただいてますんで、その対応を図っていかなければならないと思います。  あと、議員は、何といいますか、地域ごとの対応が必要である。それは当然この中にもそういったものを意識して、ですから地域ごとの課題を整理をさせてもらったり、課題を地域ごとに対応できるような考え方も入れさせてもらったと思います。ただ、最終的にそういった数値が出てないというご指摘だと思うんですが、そういったことについても考えていかなくてはいけないというふうに思っています。  以上です。 130 ◯27番(植木京子) 議長。 131 ◯議長(藤田俊雄) 27番植木京子議員。 132 ◯27番(植木京子) 人口なんですけれども、本当に難しいところはあるかというふうには思います。しかし、その10万人が妥当かどうかというのは本当に綿密に考えていかないといけない。10万人というのは、遠い将来というても私が議員になってもう27年ですから、25年後っていったら、そういう意味ではその間にもうやってくるというようなことですから、そんなに遠い将来ではないというふうに思うわけですが、やっぱり大ざっぱにぼんと出すんではなくて、この地域でこうするんだというものの積み重ねの中で人口目標ってできてくると思うんです。国が本当に過疎対策というか、過疎化を進行させるような方向を打ち出すことばかりが、これがもう地方創生だとか言いながら、逆の方向に行っているという問題があるので、そういう意味で地方としては相当の努力をしないと、そこのところが地域ごとの政策、人口目標っていうのは難しいと思いますけれども、これはもうやるしかないんですよ、合併したわけですから。だから、考えていきたいと思いますじゃなくて、この基本構想を総合計画の中で本当は出さなきゃいけないことなんです、ここから10年間ですから。それを今から考えていきますっていうのは本末転倒だというふうに思うわけですが、もうちょっとしっかりとしたここのところのこの廿日市の隅々まで、みんなが幸せになるというようなまちづくりの目標もあるのに、片方ではこういう不十分なままでつくられているというのは、極めて私は問題ではないかというふうに思うわけですけれど、その点をどういうふうにこの矛盾を認識し、解決をしていこうとしているのかというところをもう一度聞きたいと思います。  それと、今の国政の影響というのは本当は市民と同様、市行政のほうが一番感じておられるんではないかと思うんです。日々の仕事をして進めていく中で、そのつらさというのはあるだろうと思いますけれども、しかしこれと闘うというか、変えていかない限り市民生活は本当には守れないわけですから、やっぱりその姿勢が必要だと思うんです。そういう意味では、市長みずからが先頭に立って、そういう姿勢持ってもらわなきゃいけないし、この計画の中に盛り込んでもらわなきゃいけないというふうに思うわけですけれども、答弁をお願いします。今のは市長かと思いますけれども、最後の思いでお願いします。 133 ◯議長(藤田俊雄) いいですか。 134 ◯市長(眞野勝弘) 議長。 135 ◯議長(藤田俊雄) はい、市長。 136 ◯市長(眞野勝弘) 最後のというのは、国政の。  次から次にいろんな政策を出されますが、それにしっかりタイムリーに応えて、そして私ども廿日市において、あるいは地域において有効な活力ある政策で対応したいというように思います。  難しいかね。     (27番植木京子「すれ違いましたね」と     呼ぶ) 137 ◯議長(藤田俊雄) いいですか、答弁は。 138 ◯分権政策部長(西村元伸) 議長。 139 ◯議長(藤田俊雄) はい、分権政策部長。 140 ◯分権政策部長(西村元伸) そのことは大きな我々からすれば日本の縮図と言われてるまちでございますんで、この総合計画の中にも4つのグループ分けてますが、そのそれぞれに、ある意味では、何といいますか、ライフスタイルといいますか、それぞれの住環境または仕事の環境というようなものがありますんで、モデルというようなことも想定をしながら、どういった生活がその地域ごとにできるのかっていうようなこともイメージをさせていただきながら、人口というのは、人というのはやはり感情的といいますか、それぞれの条件によって異動なり、出生率もかなり環境によって影響しますので、そういったライフスタイルに係るようなイメージを描きながら、その地域ごとに施策の展開どうあるべきかということを議論していきたいというふうに思ってます。それは総合戦略の中でもいろいろ検討会議で地域の皆さんおいでいただいてますし、その中でもいろんな意見もいただいてますんで、戦略を改定する中で実施手段についても検討していきたいというふうに思ってます。 141 ◯議長(藤田俊雄) よろしいですか。  はい、ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 142 ◯議長(藤田俊雄) はい、これをもって質疑を終結いたします。  本件は総務常任委員会に付託いたします。  ここで休憩をいたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午前11時12分     再開 午前11時29分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 143 ◯議長(藤田俊雄) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第16 議案第99号 財産の取得につ   いて 144 ◯議長(藤田俊雄) 日程第16、議案第99号財産の取得についてを議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 145 ◯教育長(奥 典道) 議長。 146 ◯議長(藤田俊雄) はい、教育長。 147 ◯教育長(奥 典道) 議案説明を行います前に、私のほうからおわびの言葉を申し上げさせていただきます。  今年度から使用しております小学校の教師用教科書、指導書などの購入に際し、予定価格が2,000万円以上であったため、本来条例によりまして議会の議決を経て契約を行わなければならないものでございます。しかしながら、今回の事務処理におきまして、議会の議決に付すことなく契約し、購入してしまうという手続上の瑕疵がございました。こうした事態を招いてしまいましたことは、法令遵守の意識の欠如であり、市民の信頼を損ねることとなってしまい、議員の皆様を初めとして市民の皆様に心よりおわびを申し上げます。  つきましては、この後、教育部長が議案の内容を詳しく説明させていただき、追認の議決をお願いするものでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 148 ◯教育部長(池本光夫) 議長。 149 ◯議長(藤田俊雄) 教育部長。 150 ◯教育部長(池本光夫) 議案第99号の提案理由の説明の前に、所属部長として一言おわび申し上げます。  ただいま上程しました議案第99号の財産の取得につきましては、本来議会の議決を経て契約を行わなければならないものでございます。しかしながら、事務処理におきましてそのことに気づかず、諸手続を進めておりました。こうした事態を招いてしまったことは、法令遵守意識の欠如がもたらしたものと深く反省するとともに、心からおわびを申し上げます。申しわけございません。  それでは、議案第99号財産の取得についてご説明申し上げます。  議案説明書23ページをお開きください。  1の提案の要旨でございます。  議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定では、予定価格が2,000万円以上の動産を買い入れる場合、議会の議決に付さなければならないこととなっております。しかし、今年度、市内の小学校で使用します教師用教科書等を購入するに当たり、予定価格が2,000万円以上であったにもかかわらず、議会の議決を経ておりませんでした。そのため、このたび議会の追認議決を求めるものでございます。  2の取得した財産は、昨年度採択を行い、今年度から市内の小学校で使用しております教師用の教科書や教師用指導書の一式でございます。  なお、教師用指導書とは、各教科書に即して児童生徒に指導する際のポイントや留意点などを記載したものであり、近年は指導上効果的なデータを掲載したCDなどが添付されている場合も多くなっております。  3の取得価格は3,259万9,014円でございます。  4の相手方は、廿日市市大東12番15号、株式会社秦政書店代表取締役秦博則でございます。  5の契約日は、平成27年4月3日。  6の根拠法令は、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条でございます。  以上で議案第99号の提案理由及び内容の説明を終わります。  今後このような事態が起こらないよう、法令の遵守、チェック体制の強化を図り、職員の意識啓発の徹底に努めるなど再発防止に万全を期してまいる所存でございます。ご審議のほどよろしくお願いします。 151 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 152 ◯議長(藤田俊雄) はい、質疑なしと認めます。  本件は総務常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第17 議案第100号 公の施設の指   定管理者の指定について(廿日市市パークゴ
      ルフ場) 153 ◯議長(藤田俊雄) 日程第17、議案第100号公の施設の指定管理者の指定について(廿日市市パークゴルフ場)を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 154 ◯教育部長(池本光夫) 議長。 155 ◯議長(藤田俊雄) はい、教育部長。 156 ◯教育部長(池本光夫) 議案第100号公の施設の指定管理者の指定について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  議案説明書25ページをお開きください。  1の提案の要旨でございますが、廿日市市パークゴルフ場の指定管理者の指定期間が平成28年3月31日をもって満了することに伴い、当該施設の指定管理者を新たに指定しようとするものでございます。  指定管理者の選定方法でございますが、廿日市市パークゴルフ場は、生涯スポーツの振興及び市民の健康増進、世代間交流の促進に寄与することを施設の設置目的としている非収益施設であるため、その施設の目的から指定管理者選定委員会におきまして非公募での選定とする決定を受けました。  新たに指定する指定管理者でございますが、申請を受けた特定非営利活動法人廿日市市スポーツ協会は、本市のスポーツ振興を中心的に担い、生涯スポーツ社会の実現を活動目的としている団体でございます。  当該協会の役割と活動目的は、廿日市市パークゴルフ場の設置目的に合致しており、指定管理者選定委員会の審査の結果、11月4日付で選定委員会委員長から当該申請者を指定管理者とすることについて適当との報告を受け、指定するものでございます。  1の(1)公の施設の名称は、廿日市市パークゴルフ場でございます。  (2)の指定管理者となる団体の名称でございますが、廿日市市串戸六丁目1番1号、特定非営利活動法人廿日市市スポーツ協会会長古田正貴氏でございます。  (3)の指定期間は、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間でございます。  2の根拠法令は、地方自治法第244条の2第6項でございます。  以上で議案第100号の提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いします。 157 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 158 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は総務常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第18 議案第96号 公の施設の指定   管理者の指定について(はつかいちアルカデ   ィア(アルカディア・ビレッジ)) 159 ◯議長(藤田俊雄) 日程第18、議案第96号公の施設の指定管理者の指定について(はつかいちアルカディア(アルカディア・ビレッジ))を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 160 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 161 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 162 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議案第96号公の施設の指定管理者の指定について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  議案説明書17ページをお願いいたします。  1の提案の要旨でございますが、はつかいちアルカディア(アルカディア・ビレッジ)の指定管理者の指定期間が平成28年3月31日をもって満了することに伴い、当該施設の指定管理者を新たに指定しようとするものでございます。  指定管理者の申請状況でございますが、1回目の募集を9月7日から10月9日まで行ったところ、申請書の提出がございませんでした。その後、募集要項の内容を一部変更し、再度募集したところ、3団体から申請を受け、11月17日の指定管理者選定委員会において審査が行われ、11月18日付で選定委員会委員長から東洋観光株式会社を指定管理者とすることが適当との報告を受けております。  1の(1)の公の施設の名称は、はつかいちアルカディア(アルカディア・ビレッジ)でございます。  (2)の指定管理者となる団体の名称でございますが、広島市中区胡町5番12号、東洋観光株式会社代表取締役今井誠則氏でございます。  (3)の指定期間は、平成28年4月1日から平成31年3月31日までの3年間でございます。  2の根拠法令でございますが、地方自治法第244条の2第6項でございます。  以上で議案第96号について、提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いします。 163 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。 164 ◯14番(山田武豊) 議長。 165 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 166 ◯14番(山田武豊) 今部長からも説明ありましたが、1回目の公募ではどこも手を挙げずに、2回目で3社が手を挙げたということなんですけれども、これまでこのはつかいちアルカディア、年間1,000万、3年間3,000万の指定管理料で管理運営をお願いしてまいりました。今回管理料2,300万、3年間で6,900万、倍以上の指定管理料になっております。この理由をお聞かせください。 167 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 168 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 169 ◯環境産業部長(隅田 誠) 今回の指定管理の公募についてでございますけれども、当初1回目の公募につきましては、3年間3,000万という形で公募させていただいたんですけども、公募がなかったと。で、この根拠については、現指定管理事業者が3年間で経営努力をして経営改善徐々にしてきたんですけども、その中で当初の今年度の収支計画の額を勘案して、3年間で3,000万というふうに決めたんですが、これで応募がなかったということでございます。  これについて説明会を開催したときに出席された事業者がおりまして、それに状況を聞いたところ、なかなか厳しい状況であるというような状況ございましたので、第2回目の公募については最近時点での現在の指定管理者の収支見込みを勘案しまして、それに修繕費も加えて、1年間で2,300万、3年間で6,900万というそういう数字を当てはめまして公募をいたしたところでございます。 170 ◯14番(山田武豊) 議長。 171 ◯議長(藤田俊雄) 14番山田武豊議員。 172 ◯14番(山田武豊) 現在の管理者のほうからの話も伺った上で決定されたということなんですが、私、それだと指定管理料に対する上限というものはなきも等しいと思うんです。どこが指定管理業者になっても、じゃあ2,300万で足りなかったら3,000万、もうそれをそのまま行政として受け入れてしまうのか、そういったところをどのようにお考えか、これが1点です。  それと、先ほど部長が言われました修繕費も加えてということで、私の聞いた話では、この2,300万のうち年間500万が修繕費として計上されていると伺っておりますが、この確認をさせていただきます。 173 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 174 ◯議長(藤田俊雄) はい、環境産業部長。 175 ◯環境産業部長(隅田 誠) 修繕費につきましては、議員のご指摘のとおりでございます。  その指定管理料についての金額ということでございますけども、このアルカディア・ビレッジについての存在意義等についていろいろと議論しておりまして、その中で継続していくべきか、継続していかないべきかといったようなところの中で、金額については現在そういったような状況になっておりますけれども、それについては経営状況も利用者がふえてるといったような状況ございますので、赤字ではございますが、徐々には改善していくっていったようなことも見込みもございます。現時点でこれについて廃止をするかどうかっていうようなところの議論になるんですけれども、それにつきましてはやはり現時点で廃止することはできないといったような判断の中で、じゃあ続けていくっていったようなときに幾らの指定管理料であれば続けていかれるかといったようなことも判断しまして、公募をかけたというような状況でございます。 176 ◯14番(山田武豊) 議長。 177 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 178 ◯14番(山田武豊) 本施設の存在意義に関しては、私もこのたび一般質問で提出しておりますので、またそのときに伺わせていただきたいと思います。  それでは、修繕費のほうで伺うのですけれども、御存じのように公の施設です。本市の持ち物です。その施設に修繕が必要となれば、当然この修繕は市として施していかなければなりませんが、果たして幾ら修繕するのかわからない段階で、年間500万もの予算をつけて、それを最初に預けてしまうという行為自体が予算原則でいう厳密性に欠いているのではないかと思われますが、その点いかがお考えでしょうか。 179 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 180 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 181 ◯環境産業部長(隅田 誠) 修繕費につきましては500万という金額を設定しておりますが、これにつきましては修繕費と、それからあと備品の老朽化がしてるということで、備品の購入をするといったようなところも含まれてございます。以前は備品については市のほうで予算をお願いをして計上していたわけですけども、スピード感といったようなところで、事業者のほうで必要なものについては利用客の利便性の観点で事業者のほうで手当てしたほうがいいといったようなことで設定をしてございます。  これについては、その中で年間の中で500万を設定しておりますが、この中で使用しなかったものについては返していただくといったような形のそういうスキームになってございますので、そういう形を今回とらせていただいたということでございます。 182 ◯14番(山田武豊) 議長。 183 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 184 ◯14番(山田武豊) 修繕費のほうについては、その範囲内で使い切らなかったら返していただくスキームになっているということで納得できたんですが、備品の問題になると思うんですけれども、当然備品というと余りにも範囲が広過ぎて、その購入されたものに対して本市の持ち物に当然なるわけですから、予算の中で出される場合は、そういったものの管理体制もきちんとできるのでしょうか。私、以前聞いたんですが、アルカディア・ビレッジを再生を図るのに、これまでいろいろ指定管理者さんかわってきましたね。かわるたびに購入したものが全て持ち出されていって、また新たに購入しないといけない。これは備品にはならないのかもしれませんけれども、財産になるのかもしれませんけれども、そういったところの細かいスキームがちゃんとできるんでしょうか。 185 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 186 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 187 ◯環境産業部長(隅田 誠) 備品についてのお尋ねでございますけれども、備品につきましては、その施設の運営のために必要なものということでございますので、そこにつきましては事業者が購入するにしても、しっかり管理を市のほうでもさせていただきたいというふうに考えておるとこでございます。 188 ◯14番(山田武豊) 議長。 189 ◯議長(藤田俊雄) はい、14番山田武豊議員。 190 ◯14番(山田武豊) 最後の質疑をさせていただきます。  このたび公募の内容、中身を変えてされたということなんですが、やはりはつかいちアルカディアだけの問題ではないと思うんです。当然今まで100万円以上の修繕については市がやり、それ以下のものは事業者さんにお任せするっていうのは、これやはりかなり昔のそれなりにお客さんも来られとったころのそのまま踏襲しとったんじゃないんかなあと、制度的にはいかがなものかなあという感じはしていたんですが、先ほども言ったように、不都合で修繕が必要になったときは、当然市の財産なんですから、していかなければなりませんね。これがはつかいちアルカディアのみに限ることではないと思うんです。今回魅惑の里なんか直営でやるということなんですけれども、ほかにもこういった施設たくさんありますよね。大野で言えばべにまんさくもありますし、こういった他の施設について、そういった修繕、備品等のやはり一定の枠を統一していくべきではないかと思いますが、その点はいかにお考えでしょうか。 191 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 192 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 193 ◯環境産業部長(隅田 誠) 他の施設との関連いかんということでございますけれども、そうですね、今回修繕費を指定管理の中で500万という形でさせていただいたというのは初めての試みということでございまして、これについてちょっとどういったような状況になるかといったようなこともありますので、それも勘案して今後検討させていただきたいというふうに思ってます。 194 ◯議長(藤田俊雄) はい、ほかに質疑はありますか。 195 ◯22番(高橋みさ子) 議長。 196 ◯議長(藤田俊雄) はい、22番高橋みさ子議員。 197 ◯22番(高橋みさ子) 観光交流施設の今後のあり方ということで、ことしの3月ですか、全員協議会でアルカディアだけではなくてほかの全体で6つの施設についての今後のあり方の検討してるという説明がありました。そのときに、指定管理者制度の任期が切れる前の年に継続するかどうかを決めるんだというような話で、今回検討項目については、利用者の数だとか、売上額だとか、そんなものを第一に評価の対象にしたいと。あと、付加価値として地域の雇用だとかそういうものもあわせて評価をして、もしも低い場合には目的とか用途変更を検討すると。もっと低ければ施設の廃止まで行くんですよというようなそういう説明を受けてました。その中で、アルカディアについては26年度の時点では、今部長が言われたように、利用者の見込みもあるということで、私聞いたときには、28年度から5年間の指定管理者の募集を行いますよというふうにこの3月には聞いてたんですが、今のお話ですと、まず第1回目の公募も3年間にしている。それで応募者がなかった。2回目も3年間にした。まず、そういうふうに変わっていってる状況についてお伺いをしたいと思います。 198 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 199 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 200 ◯環境産業部長(隅田 誠) 3年間になぜしたかといったようなご質問だと思います。  これにつきましては、この施設が平成10年に建設されたということで、今後どのような改修が必要かといったようなことについて、できましたら来年度に調査をして、その結果に応じて修繕を行っていくことを予定しております。ただ、大規模改修が必要になった場合には、営業を続けながらその改修ができない可能性があるということが想定されますので、工事のための休館を視野に入れたために、一応3年間ということで今回は変更させていただいたということでございます。 201 ◯22番(高橋みさ子) 議長。 202 ◯議長(藤田俊雄) 22番高橋みさ子議員。 203 ◯22番(高橋みさ子) 初めの3月のときの説明でも変わっているという状況で、大規模改修も含めてその施設自体ももう老朽化してることもあるということなんですが、そういういろんなことも含めて、1回目公募したときに応募者がなかった。共立メンテナンスが努力して経営改善してるんだというふうに言うんで、だから同じように公募しましたと。だけれども、共立メンテナンス自体がもう手を挙げなかったということは、なかなかその経営改善ができてないというふうに考えるんではないかというふうに思うんですが、その場合、さっき言いましたフローで言ったら、その検討、あり方について本当はここで立ちどまって検討すべきだと私は思うんですが、そこら辺についてどのようにお考えでしょうか。 204 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 205 ◯議長(藤田俊雄) はい、環境産業部長。 206 ◯環境産業部長(隅田 誠) アルカディアをなぜ継続するのかといったようなご質問だろうというふうに思っておりますけれども、これにつきましては3年間続いてきた評価といったようなことを行いました。内容については、現指定管理者によって経営努力はされたんですけれども、当初の見込み、要するに3年間でとんとんにしたいといったような見込みも当初は持っていたんですが、それまでには至らなかったと。ただ、利用者を伸ばす努力っていうのは一生懸命されたということで、その結果、利用者はふえているといったような状況でございます。ただ、その施設の運営面での課題として弱い部分ということでございますけれども、温浴施設の光熱費の負担であるとかそういったようなところございますので、ちょっと当初の収支のような状況にならなかったといったようなことでございます。  そういう中で、アルカディア・ビレッジ、今後の可能性どうなのかといったようなところを考えたときに、例えば今アルカディア・ビレッジの周辺のエリアを見ますと、中国自然遊歩道であるとか、極楽寺であるとか、そういったような文化、歴史、あるいは自然に触れ合うようなそういう施設もございます。そういったような中で交流人口をふやすといったようなことが市としても命題になっておりますので、そういうところの貢献にもつながるんじゃないかと。あるいはインバウンド、近年急速に外国人観光客がふえてるといった状況もございまして、その受け皿として活用できるんじゃないか。特に宮島との連携を図りながらそういったようなことができるんじゃないかといったようなことで、まだまだ可能性があるというようなことで継続しようといったような判断をさせていただいたということでございます。 207 ◯22番(高橋みさ子) 議長。 208 ◯議長(藤田俊雄) はい、22番高橋みさ子議員。 209 ◯22番(高橋みさ子) 私は1回目の募集をしたときになかったというところで、まずはもう一回本当あり方についてしっかりと検討すべきではなかったかというふうに思います。後、これについては山田議員のほうが一般質問されると思いますのであれですけれども、利用者、今のお話ですと、逆に言うと、継続するための再募集の募集要項の改定であったり、継続ありきっていうふうな思いがすごく強くてどうなのかなというふうに思います。もう再度そのことに、継続ありきで行くべきではないというふうに思うんですが、一番初め3月にお話しされたその見直しにおけるフロー、施設の観光交流施設の今後のあり方の検討について立ち返ったときに、再募集がいかがだったのかなというふうに思いますが、再度その点をお伺いしておきます。 210 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 211 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 212 ◯環境産業部長(隅田 誠) 観光交流施設のあり方等の評価基準ということでですね、それをつくって、それに照らしてみて、以前の3月のときにもアルカディアについては例示として挙げさせていただいておりますけれども、そういったようなことも踏まえて、継続するべきかと。募集をするということは継続を前提に募集をするということでございますので、何らかの方法で運営していただきたいといったようなことで、そこは金額についても上限を設定して、その中でっていったようなこともありまして、そういったようなことで今回は公募させていただいて、応募いただいたといったような状況でございます。 213 ◯10番(広畑裕一郎) 議長。 214 ◯議長(藤田俊雄) はい、10番広畑裕一郎議員。 215 ◯10番(広畑裕一郎) 2点ほどお尋ねします。
     今回再公募をかけて、3社が入ったということでございます。多分金額は上限で3社ともあったんでしょうから、どういう基準で東洋観光が選定されたのかという点、何がすぐれていたのかというところ、すぐれていたから選定されたんでしょうから、その辺をもうよくわかるように比較して簡単に教えてください。私、産厚の委員でないので、今聞いときたいと思います。  あともう一つ、選定委員については前からいろいろな意見が私あるんですけども、今回の選定委員が誰が選定委員なのかをここの場でもう少し明らかに。誰が選定委員で選定したのかというのを教えていただきたいというのが1点。  もう一点は、私の考えでは、そもそもあの地にアルカディアがあって、お風呂を今のずっと回して、民間がそれは入っていったら、一気に黒字化になるとはそもそもそれは難しい話であると思いました。共立メンテナンスとの説明を聞いた時点でも、なかなか厳しいんだなと。ですから、民間が横着じゃったわけではないと思います。しかしながら、共立メンテナンスが入るときに、行政が全面的にバックアップをして集客をしていくんだというような話をあわせてしておられました。ところが、だからそれが1,000万が結局2,300万、それは修繕費もあるけども、1,800万になった大きな要因ではないかと思います。行政が余りバックアップできていなかったのではないかと。じゃあ、どんなことをバックアップしたのかということを、これまで3年間、どういう形で集客に努力されてきたのかということを教えてください。  今高橋議員の質問にも、また今度東洋観光になられても、集客に行政もあわせて一緒にインバウンドも含めて努めるんだと今おっしゃいましたが、それと同じことを3年前にも言っておられますので、じゃあ何をこの3年間されましたかということを教えてください。お願いします。 216 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 217 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 218 ◯環境産業部長(隅田 誠) まず、選定理由でございます。  これにつきましては、選定結果という形で既に公表されている内容でございます。  審査の方法については、廿日市市の選定委員会におきまして、申請者の申請書であるとか、あるいはヒアリング内容を聞いて、総合点数方式で採点を行って、その最も高いところを選定したと。  内容については、審査項目でいろいろあるんですが、全て言うことはちょっと時間的に割愛させていただいて、例えば施設の効用を最大限発揮するものであることっていったようなところの中では、東洋観光については季節に応じた多彩なプランやイベント、地域資源の活用の提案が最も高く評価されたといったようなこととか、あといろいろ管理運営能力とかそういったような項目がございまして、そういったようなところの総合的な点が高かったということで東洋観光にさせていただいたと。  この選定委員会については、市の人間の主に部長クラスといったような人間で構成されていると、そういう状況でございます。  それから、アルカディアについて、行政はどういうふうなバックアップしたかといったようなことについてでございますけれども、これについてはやはりアルカディアについては以前もいろいろ議論があったということでございます。観光振興については、観光振興基本計画というのをつくっておりまして、そういったような中でもいろいろ観光交流のあり方等についていろいろ議論をしておりまして、施設の運営についてはその業者がやるということなんですけども、そういったようなところをウオッチしながら、いろいろと意見交換等しながら行政ができるところ、特にプロモーション関係でありますけども、そういったようなところで尽力したということでございます。 219 ◯10番(広畑裕一郎) 議長。 220 ◯議長(藤田俊雄) はい、10番広畑裕一郎議員。 221 ◯10番(広畑裕一郎) ほいじゃあ、ちょっと1点だけをあれします。  3年前にたしか教育の場っていうか、そういう場でもあるので、まずこの廿日市の小中学生に利用してもらうように全力で当たってみたいと。なおかつ広島県全体の学校にもいろいろ声をかけてやってみたいということがありました。その中で、道路が狭いのでバスがどうとかこうとかという話もこちらのほうでもあったような気がしますけども、ただそのようなことを言われたんで、じゃあ小中学生とかの入場者がこの3年間、何をどうしてどのくらいふえたのかは結果としてあるんですか。そういうことがまたあの地域の活性化にもつながっとるはずなんで、結果で何か成果を教えていただけないと、なかなか納得できないんですが。 222 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 223 ◯議長(藤田俊雄) はい、環境産業部長。 224 ◯環境産業部長(隅田 誠) 全てのデータをちょっと持ち合わせてないんですけども、例えば26年度では、原小学校ですけれども、51名の利用があった。それから、今年度はまだ年度途中ですけれども、小学生の子ども相談室で10名、ちょっと10名という数字なんですが、そういったような状況になってございます。 225 ◯議長(藤田俊雄) いいですか、はい。     (発言する者あり)  はい。  それでは、ほかに質疑はありませんか。 226 ◯9番(山本和臣) 議長。 227 ◯議長(藤田俊雄) はい、9番山本和臣議員。 228 ◯9番(山本和臣) そもそも3年前に今回の指定管理をまた継続して、だから前々回の経営管理契約者が契約を途中で放棄して、その後また新たに指定管理で契約を続けると判断するに至る前に、我々議会のほうから大きな修繕等がこれから発生するんではないですかと。そういったコストを勘案した場合に、この施設を続けていくということに無理があるんではないんですかというようなことを質疑させていただいて、それはないというふうに答弁があったと思うんです。それにもかかわらず今回この修繕費を大幅に増額しての指定管理契約でないと、事業者さんが公募さえなかったと。この事実を考えたときに、市民の税金を修繕費という形で大幅増額でここへ突っ込むわけです。この責任というのはどのように市民に説明するのか、またどういうふうに考えているのか、これをお答えください。 229 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 230 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 231 ◯環境産業部長(隅田 誠) 修繕費について大幅に増加した、何なのかといったようなことでございます。  これについては、利用客の利便性を図るということで、利用客の利用に支障があるものについて、運営する以上は修繕しないといけないと。それを市がやるか、今回指定管理業者にお願いしておりますけども、そういったような形でやるかといったようなことでございまして、もちろんこのアルカディア・ビレッジについては市民の方もご利用されるといったようなこともございます。そういったような中で、修繕についてはスピーディーに修繕をさせていただきたいといったような思いでこういう形にさせていただいております。 232 ◯9番(山本和臣) 議長。 233 ◯議長(藤田俊雄) はい、9番山本和臣議員。 234 ◯9番(山本和臣) ちょっと微妙に質疑と答弁が食い違っているように思うんですが、ですから要するに3年前に今回の指定管理業者さんにやっていただく前にアルカディアを営業を継続すると判断されました。そのときには大きな修繕はもうないというふうに答弁いただいてるわけです。にもかかわらず、今回この3年間、共立メンテナンスさんという会社が修繕費等がかさんでペイできないと。そういった判断で新しいこの指定管理料金というのが設定されたという説明を先ほどされましたよね。このことに矛盾があるんじゃないのかと。当初は必要ないと言ってたものが大幅にこのように増額されることへの市民への説明責任、そしてその費用がかかること自体の責任はどのように考えているのかと聞いてるんです。 235 ◯議長(藤田俊雄) 答えられますか。 236 ◯副市長(堀野和則) 議長。 237 ◯議長(藤田俊雄) はい、堀野副市長。 238 ◯副市長(堀野和則) 前回は再開するに当たって大規模な修繕はせずに頑張ってみますというようなお答えしたと存じます。そして、今年度もそういう中でかなりの額の当初予算組ませていただいております。ですから、これから継続していこうとすれば、大規模な修繕は、平成10年の建築ですから、要ると思います。それをなぜこのたび継続させていただこうかというときに、あの建設のときに、確かに収支についてはクリアしてないですけれども、利用者数についてはかなり改善してプラス傾向が出ております。そのあたりを勘案しまして、この地域にとってもメリットがあるという判断の中で、もう少しこの3年間ということで継続させていただきたいと。その中で、また大規模改修があれば、それはまたご説明してお願いしようと思いますけど、その運営状況を見ながらですね。ですから、そういう現在は引き続き運営をさせていただきたいと、そういう気持ちでございます。  それで、ことしの8月にアンケートを短い期間でとったときにも、日帰りのお客さんは半分、四十数%が廿日市市民の方でございましたし、そのあたりも勘案しながら、新しい観光振興基本計画の中でそれだけの集まってくる交流、集まられる方をこれから失うことなくどうにか前向きに廿日市の地域間の交流に活用できないか、そんなことを含めまして考えて、このたびご提案させていただいておるところでございます。 239 ◯9番(山本和臣) 議長。 240 ◯議長(藤田俊雄) はい、9番山本和臣議員。 241 ◯9番(山本和臣) 地元の雇用だとか、地域振興の観点から、この施設が必要なんだということは今までの説明でもお聞きしてますし、今回もそういった趣旨のことを言われてるので、それは理解しないまでもない。ただ、このことははっきり市民の皆様にわかるような形で計画なり、必要性を説いていくべきだと思うんです。じゃないと、行き当たりばったりのような形で税金を投入する金額がそこで変わってしまうというようなことは、やはりその説明という部分では、市民への説明責任という部分では不十分ではないかと思います。  この3年間、前回までの共立メンテナンスさんという会社がかなり頑張っておられるというのは途中の報告等でも我々も耳にしております。また、無料のバスの問題が地域の皆さんに今後役に立つ可能性もあるんではないかというようなとこまで来てるということも聞いております。それを今まで積み重ねてきたものが、また事業者がかわることによってちゃらになってしまうというか、ほごになってしまうようなことがないように、また地域のために役立つ施設として活用していただくという一言をこの場でいただければと思うんですが、どうでしょうか。 242 ◯副市長(堀野和則) 議長。 243 ◯議長(藤田俊雄) はい、堀野副市長。 244 ◯副市長(堀野和則) このたびのプレゼンテーションで業者の方がかわったんですけれども、それはその内容を我々が一生懸命審査した結果でありまして、より、どういうんですか、取り組んでいただける方をという思いでしたので、ほかに他意はございません。  それで、現在いろんな原地域の皆さんにもせっかくのことだから送迎バスの利用はどうだろうかというのがあったりします。ですから、そのあたりも新しい事業者さんにももう既にお話ししておりますし、それはゼロからではなくて、これから今話をされていたことを前提に、前向きに取り組んでいきたいということでございますので、そのあたりは任せるのではなく、行政もしっかり入って、地元の皆さんと3者で前向きに期待される方向で取り組んでいきたいと思っております。 245 ◯議長(藤田俊雄) ほかに質疑はありませんか。 246 ◯20番(堀田憲幸) 議長。 247 ◯議長(藤田俊雄) はい、20番堀田憲幸議員。 248 ◯20番(堀田憲幸) 選定の評価で、地域資源の活用というふうなことが上がっておりましたけれども、その地域資源の活用の具体的なものは何か、お示しをいただきたいと思います。 249 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 250 ◯議長(藤田俊雄) はい、環境産業部長。 251 ◯環境産業部長(隅田 誠) 地域資源の活用ということでございますけれども、今回東洋観光から提案があったものでございますけれども、例えば地元の神楽公演会の実施であるとか、あるいは地元食材を活用したレストランメニューの開発で提供であるとか、あるいは入浴に工夫をした取り組みをやるとか、そういったような内容になってございます。 252 ◯20番(堀田憲幸) 議長。 253 ◯議長(藤田俊雄) 20番堀田憲幸議員。 254 ◯20番(堀田憲幸) 非常にいい地元の食材を使用するということであれば、私はまさにこれはいいことだろうというふうに思うんです。前回、指定管理者のほうも極力地元のものは使っていただくようにということを担当課のほうではお願いをしたそうです。ところが、ふたをあけてみると、期待から外れてしまった。同じ業者が今も杜の宿で経営をしておられますけれども、私も地域の振興のためにということで営業に行ってまいりました。しかしながら、残念なことにやはり経営上難しいという判断をされて、ノーという返事をいただきました。  今回選定に当たってそういったことが選定基準の中で選ばれたということであれば、将来的には大いに期待できるんだろうかと思うんですが、地元の後畑にしても、あるいは原地区にしても、1次産業の米にしろ、あるいは食材というものが地元産を使用するということが私は大前提にあるんだろうと思うんですよね。その点を今度やられる業者さんのほうに強く強く要請をされ、また実現できるように持っていかれるのかどうか、再度お伺いいたします。 255 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 256 ◯議長(藤田俊雄) 環境産業部長。 257 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議員ご指摘のとおり、地元の資源をもうできる限り活用して、それを使った運営をする。それによって交流人口もふえ、観光振興にもつながると。あるいは地元の雇用、あるいは地元の取引業者、そういったようなところにも貢献するといったような形を考えていきたいというふうに思っております。 258 ◯議長(藤田俊雄) はい、よろしいですか。  ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 259 ◯議長(藤田俊雄) これをもって質疑を終結いたします。  本件は産業厚生常任委員会に付託いたします。 260 ◯総務部長(中野博史) 議長。 261 ◯議長(藤田俊雄) はい、総務部長。 262 ◯総務部長(中野博史) 議案第85号の説明を行った際に、4の根拠法令、(2)の介護保険法について、第42条と申し上げましたが、正しくは第142条でございました。申しわけございませんが訂正をよろしくお願い申し上げます。  以上です。 263 ◯議長(藤田俊雄) はい、それではここで休憩をいたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     休憩 午後0時22分     再開 午後1時19分   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ 264 ◯議長(藤田俊雄) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第19 議案第97号 公の施設の指定   管理者の指定について(廿日市市宮島包ヶ浦   自然公園) 265 ◯議長(藤田俊雄) 日程第19、議案第97号公の施設の指定管理者の指定について(廿日市市宮島包ヶ浦自然公園)を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 266 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議長。 267 ◯議長(藤田俊雄) はい、環境産業部長。 268 ◯環境産業部長(隅田 誠) 議案第97号公の施設の指定管理者の指定について、提案理由及び内容のご説明を申し上げます。  議案説明書19ページをお願いします。  1の提案の要旨でございますが、廿日市市宮島包ヶ浦自然公園の指定管理者を新たに指定しようとするものでございます。  指定管理者の申請状況でございますが、2団体から申請を受け、10月29日の指定管理者選定委員会において審査が行われ、11月4日付で選定委員会委員長から株式会社ELEOSを指定管理者とすることが適当との報告を受けております。  1の(1)の公の施設の名称は、廿日市市宮島包ヶ浦自然公園でございます。  (2)の指定管理者となる団体の名称でございますが、廿日市市宮島口二丁目9番43-102号、株式会社ELEOS代表取締役坪井悦子氏でございます。  (3)の指定の期間は、平成28年4月1日から平成31年3月31日までの3年間でございます。  2の根拠法令でございますが、地方自治法第244条の2第6項でございます。  以上で議案第97号について、提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 269 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 270 ◯議長(藤田俊雄) はい、質疑なしと認めます。  本件は産業厚生常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第20 議案第98号 区域外設置に係   る公の施設の廃止の協議について
    271 ◯議長(藤田俊雄) 日程第20、議案第98号区域外設置に係る公の施設の廃止の協議についてを議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 272 ◯簡易水道局長(武田 晃) 議長。 273 ◯議長(藤田俊雄) はい、簡易水道局長。 274 ◯簡易水道局長(武田 晃) 議案第98号区域外設置に係る公の施設の廃止の協議について、提案理由及び内容をご説明申し上げます。  議案説明書の21ページをお開きいただけたらと思います。  1の提案の要旨でございますけれども、広島市に設置した本市の公の施設を廃止することに関し、広島市と協議しようとするものでございます。  2の協議の内容でございますが、(1)廃止する公の施設は、東部簡易水道の一部でございます。  (2)の廃止する公の施設の場所は、広島市佐伯区湯来町の一部でございます。これは議案第88号でご説明申し上げましたように、広島市佐伯区湯来町大字白砂の一部に廿日市から水道を供給しておりましたが、広島市からの給水が可能となったために、廿日市の公の施設、東部簡易水道でございますけれども、これを廃止しようとするものでございます。  区域及び場所でございますが、次のページの位置図をお開きいただきたいと思います。  右下の凡例にございますように、点線が本市と広島市の行政区域界、実線が現在の簡易水道区域で、このたび削除しようとする箇所は、右上の行政区域界から広島市側に斜線で表示した部分でございます。  この斜線で示した部分に設置している本市の公の施設を廃止することに関しまして、広島市と協議することについて、それぞれの議会の議決を求めるものでございます。  なお、広島市においても、この公の施設の区域外設置の廃止協議並びに水道の関連条例の一部を改正する条例案をこの12月議会で提案する運びとなってございます。  3の参照となる法令は、地方自治法第244条の3第1項及び第3項でございます。  以上で議案第98号の提案理由及び内容のご説明を終わります。ご審議のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。 275 ◯議長(藤田俊雄) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 276 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  本件は建設常任委員会に付託いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第21 認定第1号 平成26年度廿日   市市一般会計歳入歳出決算認定について   日程第22 認定第2号 平成26年度廿日   市市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定   について   日程第23 認定第3号 平成26年度廿日   市市介護保険特別会計歳入歳出決算認定につ   いて   日程第24 認定第4号 平成26年度廿日   市市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認   定について   日程第25 認定第5号 平成26年度廿日   市市漁港管理特別会計歳入歳出決算認定につ   いて   日程第26 認定第6号 平成26年度廿日   市市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認   定について   日程第27 認定第7号 平成26年度廿日   市市小規模下水道事業特別会計歳入歳出決算   認定について   日程第28 認定第8号 平成26年度廿日   市市墓地管理事業特別会計歳入歳出決算認定   について   日程第29 認定第9号 平成26年度廿日   市市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定   について   日程第30 認定第10号 平成26年度廿   日市市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決   算認定について   日程第31 認定第11号 平成26年度廿   日市市港湾管理事業特別会計歳入歳出決算認   定について   日程第32 認定第12号 平成26年度廿   日市市包ヶ浦観光事業特別会計歳入歳出決算   認定について   日程第33 認定第13号 平成26年度廿   日市市市営住宅事業特別会計歳入歳出決算認   定について   日程第34 認定第14号 平成26年度廿   日市市宮島水族館事業特別会計歳入歳出決算   認定について   日程第35 認定第15号 平成26年度廿   日市市廿日市駅北土地区画整理事業特別会計   歳入歳出決算認定について   日程第36 認定第16号 平成26年度廿   日市市水道事業会計決算認定について   日程第37 認定第17号 平成26年度廿   日市市国民宿舎事業会計決算認定について 277 ◯議長(藤田俊雄) 日程第21、認定第1号平成26年度廿日市市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第37、認定第17号平成26年度廿日市市国民宿舎事業会計決算認定についてまで、以上17件を一括議題といたします。  直ちに決算特別委員長の報告を求めます。 278 ◯決算特別委員長(三分一博史) 議長。 279 ◯議長(藤田俊雄) はい、決算特別委員長。 280 ◯決算特別委員長(三分一博史) それでは、決算特別委員会報告をいたします。  去る9月25日の本会議におきまして、10人の委員をもって構成された決算特別委員会が設置され、平成26年度廿日市市各会計歳入歳出決算認定17件が付託され、閉会中の継続審査に付されておりましたが、10月21日、22日及び27日に本委員会を開催し、主要施策の成果に関する説明書、各会計決算審査意見書及び事業シートを参考に慎重に審査をいたしましたので、その結果をご報告いたします。  審査の主な質疑、答弁は次のとおりでございます。  初めに、一般会計について、歳入では、市税全体では不納欠損額が減少しているが、依然として高額な理由は何かという質疑に対し、不納欠損は預貯金等の財産調査を行い、滞納処分可能なものは差し押さえを実施し、滞納整理を進めた結果である。今後は減少傾向になるものと見込んでいるが、市税は貴重な自主財源という認識のもと、不納欠損が減少するよう努力していきたいとの答弁がありました。  次に、ふるさと寄附金について、現在の返礼品が市外や遠方の方に寄附していただくことから考えて、現実的でなく、この事業の戦略をどう考えているのかという質疑に対し、現在は寄附していただいた方に実際に訪れていただき、交流人口の拡大から地方創生につながるものが望ましいと考えて設定している。今後は返礼品の内容も含め検討を進めていきたいとの答弁がありました。  歳出に入り、総務費では、昨年と比べ時間外勤務手当が増加している理由とこれまでの時間外勤務縮減の取り組みの効果をどう認識しているのかという質疑に対し、国、県から権限移譲、新たな行政ニーズに対応する制度創設、制度改正への対応等が時間外勤務増加の要因と考えている。時間外勤務縮減に向け、時間外勤務手当の上限設定などを重点項目に挙げて取り組み、結果として前年度より若干下回る状況で推移しており、引き続き時間外勤務縮減に取り組んでいくとの答弁がありました。  次に、地域公共交通再編事業について、利用料金と市の負担バランスの適正化のため廿日市さくらバスを再編したが、どういう結果になったのかという質疑に対し、再編後は利用者数が再編前の約6割となった影響から、市の負担が約2.5倍になるなど改善されていなかったが、今年度西循環の料金改定やゆめタウン廿日市への乗り入れなどを実施した結果、実証運行前の85%程度までに戻っており、平成27年度は実証運行前より収支は改善傾向にあると考えているとの答弁がありました。  民生費では、生活保護扶助事業について、生活保護受給者の意識や不正受給の有無をどのように把握しているかという質疑に対し、世帯の状況に応じてケースワーカーが世帯を訪問することで受給者の意識把握を行っており、また年に1回課税調査を行うことで不正受給の把握に努めているとの答弁がありました。  衛生費では、一般廃棄物処理施設整備事業について、平成27年9月の議員全員協議会において、事業費及び内容の大幅な変更があったが、平成26年度に行った事業は意味があったのかという質疑に対し、平成26年度には一般廃棄物処理施設基本計画等作成業務を実施し、ごみ処理の現状把握、計画ごみ量などの基本項目の検討やPFI可能性調査、施設整備に関する課題を明確にした。この成果に基づき事業費などを精査し、市の内部で検討し、見直したものを議員全員協議会で説明したとの答弁がありました。  農林水産業費では、水産振興事業について、平成25年度の活動費支出が50万円に対し、漁業生産額が26億3,700万円あったにもかかわらず、平成26年度の活動費支出4,000万円に対し、漁業生産額の目標値が23億円と低くなっているがどうかとの質疑に対し、平成25年度はカキの冷凍品需要が多く、単価が高かったため実績値も高くなっており、平成26年度は平年ベースの23億円で目標設定していたが、東日本大震災の影響等で冷凍品需要が高く、実績値としては26億円ぐらいとなる見込みであるとの答弁がありました。  商工費では、新規ビジネス創出支援事業における新商品等開発事業補助金の成果について質疑があり、新商品開発が2件で、和洋菓子店とデザイン事務所が連携して開発したけん玉もなかと佐伯の大長ナスを活用した地元飲食業者と佐伯高校の生徒が連携して開発したナスのマドレーヌが商品化されている。また、流通サービスの開発が1件で、物流や販路開拓が課題となっている佐伯・吉和地域の小規模農業者から直接野菜を仕入れ、市内の飲食店や小売店に卸販売を行うサービスが新たに生まれているとの答弁がありました。  土木費では、通学路などで幅員が確保できないところは歩道整備より緑のラインによるカラー舗装に移行していく考えはないかという質疑に対し、本来であれば歩く場所の整備が必要だが、即効的に安全を確保したいという観点から、今後も効果が上がるような箇所があれば、引き続き優先度の高いとこからやっていきたいと考えているとの答弁がありました。  消防費では、小型動力ポンプ付積載車整備事業について、購入した3台に金額の差があるのはなぜかという質疑に対し、購入に当たっては、各消防団の管轄区域の地理的条件などを考慮しており、車両の駆動方式やポンプ性能等に差があるとの答弁がありました。  教育費では、学校支援地域本部事業について、地域連携推進員の業務内容はどういったものかという質疑に対し、教育委員会と学校、学校とボランティアといった関係者をつなぐ役割のほか、市全体の情報や実態などを把握し、各本部において適切な助言等を行っているとの答弁がありました。  続きまして、国民健康保険特別会計から国民宿舎事業会計までの16会計について、一括で審査をいたしました。  その主な質疑、答弁は次のとおりでございます。  国民健康保険特別会計では、レセプト審査事業について決算額が減少している要因と今後の見通しについて質疑があり、これまでレセプト点検員を雇用していたが、平成26年度に国民健康保険連合会への委託業務へ切りかえたため経費が安くなっており、今後もこの水準で推移するとの答弁がありました。  公共下水道事業特別会計では、以前公共下水道料金の徴収漏れがあったが、その後の状況や対策はどうかという質疑に対し、26年度は8件、徴収漏れ金額は85万8,726円発生したが、全額支払いの見通しが立っており、業者へは無届け等があれば減点しており、これが一定の基準になると資格の停止や指定の取り消しを行うことになる。現在は指定店の新規登録や更新時に業者に十分注意するよう説明を行い、一つの係で徴収、申請をチェックしながら確認できるよう体制を整えているとの答弁がありました。  全17会計の総括質疑では、財政調整基金について、基金に積み立てるお金が必要以上にあるのであれば、積み立てずに市民の利益のために使うべきではないかとの質疑に対し、第6次総合計画に基づくまちづくりの推進などを見据え、年度間の財政調整を図りながら基金を活用して、持続可能な財政運営を行っている。今後、基金のあり方等を検討していきたいとの答弁がありました。  次に、本市の予算執行に関して税金を投入する以上は、成果と反省が予算編成に反映されるべきと考えるが、少しでも無駄にしない効果を上げる予算執行のためにどのような意識で取り組んでいるかという質疑に対し、予算執行に当たってはコスト意識の成果志向を基本的な考えとし、事業の目的、方法、効果を検証し、効率的、効果的な執行に努めること、財源は少額でも最大限の確保に努めることを幹部会議で指示し、全職員へも文書で通知、周知徹底を図っている。今後とも事業シートなどを活用した取り組みを継続強化し、PDCAサイクルが的確に機能した成果重視の行政経営に努めていきたいとの答弁がありました。  また、決算審査の時期について、9月議会内で実施できるようにならないかとの質疑に対し、決算書類について、本市では全体概要や年度間推移をグラフ化するなどわかりやすい資料作成を行っており、しっかりした資料で審査していただきたいため、現行の準備期間はいただきたい。10月であっても次年度予算への反映は執行部で受けとめられるものと考えているとの答弁がありました。  議員間討議を行い、一般会計において、類似団体と比較して決算額における人件費の構成比が本市は悪いにもかかわらず、人件費が2ポイント上がっており、財政の健全性を高める視点から、持続可能な財政状況の構築のための努力がされておらず、また一般廃棄物処理施設整備事業について、5,000万円かけて導いた結論の一部が無に帰すことは5,000万円が有効に使われていないと考えるため、反対の立場であるとの意見がありました。  次に、人件費という部分では同意見であり、人件費抑制については決算委員として求めるべきとの意見がありました。  一括討論に移り、一般会計について反対討論がございました。  持続可能な財政状況の構築のために取り組んでいるとは考えられない。また、一般廃棄物処理施設整備事業について成果が上がっているとは言えないため、この決算認定には反対するという討論がありました。  次に、賛成討論がございました。  使途が不明瞭な支出などの事実は見受けられないため、決算認定すべきものであるという討論がありました。
     採決は一括で行いまして、反対討論がありました一般会計を除く16会計については、全委員でいずれも認定すべきものと決定し、反対討論のあった一般会計について、決算認定に賛成の委員の挙手を求めましたが、挙手多数により、本委員会といたしましてはいずれも認定すべきものと決定をいたしました。  以上、決算特別委員会の審査結果報告を終わります。 281 ◯議長(藤田俊雄) はい、以上で委員長の報告が終わりましたので、これより委員長報告に対する一括質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 282 ◯議長(藤田俊雄) 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。  最初に、反対討論はありませんか。 283 ◯27番(植木京子) 議長。 284 ◯議長(藤田俊雄) はい、27番植木京子議員。 285 ◯27番(植木京子) それでは、私は、一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計の3決算に反対討論をいたします。  2014年度の当初予算にも反対をしたその事業が執行されたという意味で、問題点を指摘しながら討論を述べたいと思います。  まず最初に、一般会計についてです。  一つは、新機能都市開発事業の検討業務委託料です。  バブル期と同様に山を削り、海を埋め立てるという大型開発をするというもので、調査をした結果、26.8ヘクタールの造成費として約130億円かけるという結果が報告されました。県の工業団地を見ても、巨額の財政を投入し大型工業団地をつくっても、ほとんどが売れ残っています。4割、5割の値引きをして、今あえいでいるという状況です。高いリスクを背負って県と同様に残るのは、自然破壊と借金だけという状況になる可能性は大だと考えます。市民のほうは、一極集中のまちづくりも大型開発も自然破壊も借金も望んでいません。先ほども言いましたけれども、経常収支比率、26年度で97.1%という状況になっています。こういう計画は中止をするべきです。  次に、弥山の山頂の防災無線の費用について、予算のときも指摘しました。景観に配慮した防災無線を設置して2年もたたないうちに、県の展望台との兼ね合いで防災無線のほうを移設するという問題が起き、大野の防災無線にも影響を及ぼすなどから、当初の設置費、新たな移設費などを含めて合計約9,000万円になったかと思いますけれども、つぎ込む結果となりました。市民からは、当時これらは無駄遣いだと強い指摘の声がありました。  さらに、ゆめタウン出店に伴って1,400万円の利子補給が市費から出され、1億円の雇用奨励金が出されました。雇用奨励金が悪いというわけではありませんけれども、正規職員25人だったかと思いますけれども、大幅採用だったわけでもない雇用奨励金1億円、これは他の商業施設、これまである既存の商業施設に対する手当てなどできてない中で過剰ではないかというふうにも考えます。今年度から固定資産税の3年間の減免を合わせたら、やはりゆめタウンにはそれこそ一極集中という多額の奉仕がされたというふうに言わざるを得ません。  地元商店街にどれぐらい影響が出るのかはこれからですけれども、私は、こういう利益最優先で利益を追求する大型店の応援をするのではなく、地元の既存の商店街こそ、中小業者こそしっかりと支援をする、そういうまちづくりを進めるべきだと考えます。  こういう新機能も含め大型なもの、目立つものには予算を惜しまないけれども、一方で周辺地域への過疎化の進行を考えましたときに、保育園の統廃合に続き小学校の統廃合も浅原、玖島と行われました。これは一層子育てしにくい地域をつくり、過疎化を進めるものだというふうに考えます。  こういう状況の中で、市民のほうにも体育館の高齢者の使用料を有料にしたり、市民の公民館や学校施設、火葬場の使用料の大幅値上げをしました。市民負担を押しつけるということをしながら、先ほどのような問題もありますし、さらに基金は4億9,985万円積み増しをしました。私は、こういうお金の使い方は問題だというふうに考えます。  そして、何より問題だったのは、市民の重要な足であるさくらバス等を値上げしました。これによって特に西循環のほうは利用者が半減いたしました。今は西循環のほうを改善はされたものの、完全にもとに戻っているという状況ではありません。東循環も含め利用しにくくなった、できなくなった、移動が不自由になったという人も出ています。この値上げが大きく響いたものと考えます。  さらに、生活保護基準の引き下げ、これ国のほうが基準を引き下げたわけですけれども、これをカバーすることなく進めているわけですが、大きいのは子どもの貧困が今深刻になっておりますけれども、就学援助の受給者数にも大きな影響を与えました。子どもの貧困だけではなく、若者、女性、中高年、高齢者の貧困、本当に特別な手当てが必要だというほど政治が変わらないといけないわけですけれども、市を挙げて特別な手当てが必要なときに、ますます子どもを守れないという状況に乗ってしまっていると。ほかの市では、特別手当てをしたところもあるわけですけれども、それができていなかったということです。こういう部分については、何としても次年度では特別対策が必要だということを求めておきたいと思います。  もう一つは、窓口業務の民間委託化が行われました。そして、今後の保育の改悪につながる、また民間化につながる新しい保育制度に関するオンライン化の事業が進みました。小中一体型の学校教育、これは教員の合理化、人員削減、そして一体型は各地でも問題が起きておりますけれども、こういう統廃合、小中一体型で教育を進めるということが、これは教育のマイナスだというふうに考えます。  こういう予算が執行されたこの決算をとても認めるわけにはいかないということで、一般会計の反対をいたします。  次に、国民健康保険特別会計ですけれども、国の国保制度の改悪によって、国保会計への市へ入る補助金が削られ、市の国保会計を苦しめている状況です。  こういう中で、本市では、一般会計から国保会計に今回その他の繰り入れとして1億8,400万円の繰り入れが行われました。一定の努力をされていると、この点では私も評価をいたします。しかし、国民健康保険法第2条では、国民健康保険は社会保障だと位置づけられておりますから、国はとんでもないことをしているわけですけれども、市もしっかりと対策を講じるのは当然だというふうに考えます。何しろ市民が容易に払える国保税にはなっておらず、医者代にお金が回せないと。国保税を納めなければならないために医者代にお金が回せないんだと、そういう実直な方々の深い苦しみの声も届いております。収納率は高くなったという報告でありましたけれども、しかし財産、預貯金の差し押さえはふえています。市民の命と健康を守るための国保が市民を苦しめる、こういう国保会計に賛成することはできません。広島県では、県からの独自の補助はなく、国にも県にもしっかりと補助をふやすよう声を上げるべきだということをつけ加えておきたいと思います。  最後に、後期高齢者特別会計の反対討論です。  75歳以上の高齢者の医療費を差別する後期高齢者医療制度は早期に廃止すべき、これは私はいつも言うところですけれども、市がどうすることもできないとはいえ、制度そのものに私は大問題があるというふうに考えておりますので、制度の早期廃止を求めつつ、この特別会計に反対をいたします。  以上で終わります。 286 ◯議長(藤田俊雄) 次に、賛成討論はありますか。 287 ◯6番(大崎勇一) 議長。 288 ◯議長(藤田俊雄) はい、第6番大崎勇一議員。 289 ◯6番(大崎勇一) それでは、賛成の立場で討論させていただこうと思います。  決算は、本来本予算、補正予算等が正しく執行されているかを審議するものであって、それについては正しく執行されていると考え、本予算に賛成するものであります。予算で反対だったから決算も反対だということであれば、議決されたことへの軽視と言わざるを得ません。  いろいろ一般会計言われたんですけども、新機能開発に関しては、一概に県と比較してしまうことが本当に正しいかどうかというのを考えなくてはいけないと思います。宮内工業団地、佐伯工業団地が今どうなっているのか。ただ、今調査中でありますので、私自身も調査検討を行った結果、どうするかわかりませんが、まだその段階を検討しているところでありますので、これについては賛成しようと思います。経常収支比率が硬直化するじゃないかということではありますけども、当然新機能からまた税収があれば、その改善につながるとも思っております。  また、大型ショッピングセンターについてもいろいろご指摘がありましたけれども、やはりこれは総合的な判断をしなくてはいけないと思っております。中小企業の支援について不十分であれば、そちらのほうをしっかり拡充していくべきじゃあないかと思います。  生活保護についても、今回補正も計上されておりますし、行政のほうは頑張っとるんじゃないかなと思います。  また、国保会計、後期高齢者特別会計でございますが、何遍もおっしゃるとおり、国の制度であります。やっぱりなぜ国保料が上がっているのか、後期高齢者の医療特別会計がなぜ必要なのかということをもう一度考えていかなくてはいけないんだと思います。植木議員もおっしゃられておりましたが、レセプトの点検をしたりとかして正しく運用されたかチェックされたり、もしくは一般会計の繰り入れもあり、市民の負担を少しでも軽くするよう努力をされておりますので、これについても賛成しようと思います。  以上で私の討論を終わります。 290 ◯議長(藤田俊雄) はい、それではほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 291 ◯議長(藤田俊雄) はい、これをもって討論を終結いたします。  ただいま議題となっております17件のうち、反対討論がありました認定第1号平成26年度廿日市市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号平成26年度廿日市市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について及び認定第4号平成26年度廿日市市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを除く14件を一括採決いたします。  お諮りいたします。  本14件に対する委員長の報告はいずれも認定すべきものであります。  委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 292 ◯議長(藤田俊雄) ご異議なしと認めます。よって、本14件は認定することに決しました。  次に、討論がありました認定第1号平成26年度廿日市市一般会計歳入歳出決算認定についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は認定すべきものであります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 293 ◯議長(藤田俊雄) しばらくお待ちください。  はい、起立多数であります。よって、本件は認定することに決しました。  次に、討論がありました認定第2号平成26年度廿日市市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は認定すべきものであります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 294 ◯議長(藤田俊雄) はい、起立多数であります。よって、本件は認定することに決しました。  次に、討論がありました認定第4号平成26年度廿日市市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は認定すべきものであります。  委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 295 ◯議長(藤田俊雄) はい、起立多数であります。よって、本件は認定することに決しました。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~   日程第38 請願第1号 小児慢性特定疾病   等に伴う県外受診者への交通費助成を求める   請願書 296 ◯議長(藤田俊雄) 日程第38、請願第1号小児慢性特定疾病等に伴う県外受診者への交通費助成を求める請願書を議題といたします。  本請願は、お手元に配付しております請願文書表のとおり、産業厚生常任委員会に付託いたします。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会いたします。   ~~~~~~~~○~~~~~~~~     散会 午後1時59分  以上のとおり会議の経過を記載して、その相違ないことを証するた め、ここに署名する。    廿日市市議会議長    藤 田 俊 雄    廿日市市議会議員    植 木 京 子    廿日市市議会議員    小 泉 敏 信 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