東広島市議会 > 2021-02-10 >
02月10日-01号

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  1. 東広島市議会 2021-02-10
    02月10日-01号


    取得元: 東広島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-12
    令和 3年第1回 3月定例会(第1日目)1. 日時  令和3年2月10日2. 場所  東広島市議会議場3. 出席議員(29名)  1番 鈴 木 英 士   2番 片 山 貴 志   3番 坂 元 百合子  4番 牛 尾 容 子   5番 景 山   浩   6番 田 坂 武 文  7番 岩 崎 和 仁   8番 中 川   修   9番 貞 岩   敬  10番 岡 田 育 三   11番 坪 井 浩 一   12番 大 道 博 夫  13番 玉 川 雅 彦   14番 北 林 光 昭   15番 加 藤 祥 一  16番 重 森 佳代子   17番 奥 谷   求   19番 重 光 秋 治  20番 加 根 佳 基   21番 宮 川 誠 子   22番 谷   晴 美  23番 乗 越 耕 司   24番 竹 川 秀 明   25番 池 田 隆 興  26番 山 下   守   27番 鈴 木 利 宏   28番 牧 尾 良 二  29番 石 原 賢 治   30番 上 田   廣4. 欠席議員(なし)5. 本会議の書記  事務局長    脇 本 英 治      局次長     貞 岩   諭  議事調査係長  松 井 章 拓6. 説明のため出席した者  市長      高 垣 廣 徳      副市長     松 尾 祐 介  副市長     多 田   稔      教育長     津 森   毅  総務部長    天神山 勝 浩      政策企画部長  木 原 岳 浩  財務部長    江 口 和 浩      生活環境部長  弓 場   潤  健康福祉部長  梶 永 里 美      こども未来部長 上 田 祐 子  産業部長    鈴 木 嘉一郎      建設部長    中 谷 浩 美  都市部長    鎌 田 裕 介      下水道部長   森 行 裕 章  会計管理者   古 本 克 志      消防局長    石 丸 泰 三  水道局長    三 戸 通 明      学校教育部長  國 廣 政 和  生涯学習部長  大 畠   隆      災害復旧担当理事阪 垣 多喜豪  総務部次長兼総務課長          福 光 直 美7. 会議事件日程第1        会議録署名議員の指名日程第2        会期の決定日程第3 議案第2号 令和2年度東広島市一般会計補正予算(第11号)日程第4 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて     諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて     諮問第5号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて     諮問第6号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて     諮問第7号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて     同意案第8号 監査委員の選任の同意について     議案第9号 財産の無償譲渡について     議案第10号 財産の無償譲渡について     議案第11号 財産の無償譲渡について     議案第12号 財産の無償譲渡について     議案第13号 財産の無償譲渡について     議案第14号 財産の無償譲渡について     議案第15号 財産の無償貸付けについて     議案第16号 財産の無償貸付けについて     議案第17号 財産の無償貸付けについて     議案第18号 財産の無償貸付けについて     議案第19号 財産の無償貸付けについて     議案第20号 市道の路線の廃止について     議案第21号 市道の路線の認定について     議案第22号 委託契約の締結について     議案第23号 押印等を求める手続の見直しのための関係条例の整備について     議案第24号 東広島市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定について     議案第25号 東広島市民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について     議案第26号 東広島市地域共生社会の形成を図るための施策の推進に関する条例の制定について     議案第27号 東広島市職員定数条例の一部改正について     議案第28号 附属機関の設置に関する条例の一部改正について     議案第29号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について     議案第30号 東広島市コミュニティ活動施設設置及び管理条例の一部改正について     議案第31号 東広島市重度心身障害者医療費支給条例の一部改正について     議案第32号 東広島市介護保険条例の一部改正について     議案第33号 東広島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について     議案第34号 東広島市国民健康保険税条例の一部改正について     議案第35号 東広島市乳幼児等医療費支給条例の一部改正について     議案第36号 東広島市保育所設置及び管理条例の一部改正について     議案第37号 東広島市営住宅設置及び管理条例の一部改正について     議案第38号 東広島市手数料条例の一部改正について     議案第39号 東広島市いじめ問題調査委員会設置条例の一部改正について     議案第40号 東広島市地域研修センター設置及び管理条例の廃止について     議案第41号 令和2年度東広島市一般会計補正予算(第12号)     議案第42号 令和2年度東広島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)     議案第43号 令和2年度ひがしひろしま墓園管理事業特別会計補正予算(第1号)     議案第44号 令和2年度八本松駅前土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)     議案第45号 令和2年度東広島市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)     議案第46号 令和2年度東広島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)     議案第47号 令和2年度東広島市介護保険特別会計補正予算(第4号)     議案第48号 令和2年度東広島市水道事業会計補正予算(第2号)     議案第49号 令和2年度東広島市下水道事業会計補正予算(第4号)日程第5 議案第50号 令和3年度東広島市一般会計予算     議案第51号 令和3年度東広島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算     議案第52号 令和3年度ひがしひろしま墓園管理事業特別会計予算     議案第53号 令和3年度東広島市特定地域生活排水処理事業特別会計予算     議案第54号 令和3年度八本松駅前土地区画整理事業特別会計予算     議案第55号 令和3年度東広島市国民健康保険特別会計予算     議案第56号 令和3年度東広島市後期高齢者医療特別会計予算     議案第57号 令和3年度東広島市介護保険特別会計予算     議案第58号 令和3年度東広島市上三永財産区特別会計予算     議案第59号 令和3年度東広島市御薗宇財産区特別会計予算     議案第60号 令和3年度東広島市志和堀財産区特別会計予算     議案第61号 令和3年度東広島市東志和財産区特別会計予算     議案第62号 令和3年度東広島市西志和財産区特別会計予算     議案第63号 令和3年度東広島市白市財産区特別会計予算     議案第64号 令和3年度東広島市小谷財産区特別会計予算     議案第65号 令和3年度東広島市志和財産区特別会計予算     議案第66号 令和3年度東広島市竹仁財産区特別会計予算     議案第67号 令和3年度東広島市久芳財産区特別会計予算     議案第68号 令和3年度東広島市水道事業会計予算     議案第69号 令和3年度東広島市下水道事業会計予算日程第6 委員会提出議案第1号 東広島市議会基本条例の一部改正について     委員会提出議案第2号 東広島市議会会議規則の一部改正について     委員会提出議案第3号 東広島市議会委員会条例の一部改正について ───────────────────── * ───────────────────                             午前10時00分 開  議 ○議長(乗越耕司君) 皆さん、おはようございます。令和3年第1回東広島市議会定例会を開会するにあたり、お忙しい中を御参集賜り、誠にありがとうございます。 本日から、令和3年度の予算も含めて、長期間にわたり、審査・審議をお願いするわけでありますが、円滑なる諸事の運営に、皆様方の御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ただいまの出席議員は、29名であります。定足数に達しておりますので、これより令和3年第1回東広島市議会定例会を開会いたします。 直ちに、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 お諮りします。この際、説明員として、本会議に市長、教育長並びに説明の委任を受けた者の出席を求めたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 御異議なしと認めます。よって、説明員の出席を求めます。 暫時休憩いたします。                             午前10時01分 休  憩 ───────────────────── * ───────────────────                             午前10時02分 再  開 ○議長(乗越耕司君) 再開いたします。 それでは、日程に入るに先立ち、高垣市長から招集にあたり挨拶がありますので、これを許します。 ◎市長(高垣廣徳君) 議長、市長。 ○議長(乗越耕司君) 高垣市長。 ◎市長(高垣廣徳君) (登 壇) 令和3年第1回東広島市議会定例会の開会にあたり、市政運営に関する私の所信並びに令和3年度当初予算の概要及び重点施策について御説明申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、我々の生活が大きく脅かされた1年でございました。 春、全国に緊急事態宣言が発出されたのに続き、夏、秋と感染の波が押し寄せ、我々が当たり前のように過ごしてきた日常は奪われ、仕事、生活、学び、あらゆる面における活動が制約を受けております。 本市におきましては、4月17日に新型コロナウイルス対策室を設置し、体制を整備するとともに、必要に応じた補正予算の編成により、速やかな特別定額給付金の給付や中小企業対策など、積極的な対策を講じてきたところでございます。 新型コロナウイルス感染症対策にとって大変重要なワクチンの接種が、今月中旬を目途に医療関係者から順次開始されるとの政府の方針でございますが、本市といたしましても、市民の皆様への円滑なワクチン接種に向け、1月6日に設置しておりましたワクチン接種対策準備班を、2月1日にはワクチン接種対策班と改称するとともに、職員6名を追加し14名体制に増強したところでございます。 市議会臨時会におきまして御議決を賜りました関係予算とともに、引き続き、万全を期してまいります。 こうした新型コロナウイルス感染症対策など、市民の生命と安全の確保につきましては、今後とも、最優先に取り組んでまいる所存でございます。 さて、歴史をひもときますと、感染症のパンデミックは、これまで人類史を大きく変えてきております。中世ヨーロッパでは、黒死病が大流行したことによって、それまでの価値観が覆り、活版印刷などの新たなテクノロジーの台頭もあり、ルネサンスが生み出されたと言われています。また、1919年に世界的に大流行したスペイン風邪は、5年間続いた第一次世界大戦を終結させたとも言われています。 今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、新たな日常への転換が求められるなど、人々の生活は大きく変化を強いられることとなりましたが、これは一過性のものではなく、中世のルネサンスのように、それまでの価値観が新たな価値観に置き換えられる機会になるのではないかと考えております。 私は、次の時代における新しい価値観としてキーワードとなってくるのは、SDGsとデジタルトランスフォーメーション、DXであると考えております。 まず、SDGsにつきましては、世界的にこの17のゴールの達成に向けた取組が進められており、このところ徐々にマスコミにも、我が国の社会そして我々地方自治体においても取り上げられており、今後、人々の共通の理念として、広く、着実に根づいていくことが期待されております。 中でも、環境問題につきましては、菅内閣総理大臣の就任後初の国会の所信表明演説の中で、2050年カーボン・ニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言されたところでもございます。 こうした環境問題は、記憶にも新しい平成30年7月豪雨など、今日、各地で頻発する甚大な自然災害の要因とされるものであり、世界各国で取り組んでいくべき喫緊の課題となっております。私自身も、地球温暖化問題を、気候変動という単に一つの現象としてではなく、我々人類の生命や財産を脅かす危機に直結していくものと思っており、この解決に向け一人一人が行動に移すべきときに来ているものと考えております。 本市といたしましても、SDGs未来都市として、国の示される方針や施策を念頭に置き、地域の環境適合はもとより、将来に向け持続可能な環境創造の視点に立ち、施策の展開においては、関係団体等としっかり連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。 また、DXについてでございますが、今回のコロナ禍におきましては、我が国のデジタル化の遅れが指摘されており、現在、官民を挙げてその推進に取り組んでいるところでございます。 このDXは、IoT、AI、5Gなどのデジタル技術を活用した生産性の向上や業務の効率化のみならず、業務形態や組織体制の抜本的な改革や社会課題の解決、新たなビジネスの創出を図ろうとするものです。 このような中、本市におけるDXの推進は、市民にとって分かりやすく、最適なやり方で、市民ニーズに寄り添い、それぞれの市民が望むサービスの提供を基本方針として、デジタルとアナログのベストミックスで人と人とを結びつけ、市民の幸福度、Well-Beingの向上を目指そうとするものでございます。 テレワークやWEB会議の普及によって場所を選ばない働き方が可能となるほか、オンライン授業や遠隔診療、さらには行政サービスのデジタル化など、効率的に、より良質なサービスを受けることが可能となってまいります。 DXは、このコロナ禍において、その必要性がさらに注目されておりますが、社会の高度化を進展させ、人々の生活を新しい時代に導く技術として、アフターコロナの時代においても、なくてはならないものになると考えております。 以上を総合的に申し上げますと、このDXの技術を最大限に活用して、経済発展と社会課題の解決を両立する姿がSociety5.0の社会であり、これを実現した街がスマートシティでございます。 また、これからの地方都市におきましては、DXを推進することで、大都市と同様の仕事と収入を得ながら豊かな自然の中において幸せに暮らす、いわゆるデジタル田園都市が、目指すべき姿になってくるものと展望しております。 これを本市においては、集積した学術研究機能や、里山から田園、海まで広がる豊かな自然、多様な人材といった地域資源を生かして、人にも環境にも優しい持続可能な社会を表現したものが、我が市のブランドメッセージ「やさしい未来都市 東広島」に込めているものでございます。 次に、本市を取り巻く国内外の諸情勢について申し上げます。 昨年は、米中対立が継続するとともに、日韓関係では依然として停滞が続く状況の中、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、人の接触が制限されたことに伴い、生産や物流はその機能が停滞し、世界経済は急速に減速しております。 今年の世界経済は、コロナ禍からの正常化に向けて、緩やかに回復することが見込まれておりますが、新型コロナウイルスワクチン接種の状況も影響してくるものと想定され、先行きは不透明な状況となっております。 そのような中でも、今年1月に第46代米国大統領に就任されたジョー・バイデン氏は、パリ協定への復帰といった環境重視の政策や、新型コロナウイルス感染症対策の強化を進めるとともに、同盟国との連携強化を主張されており、今後の国際政治の安定が期待されております。 国内経済に目を向けますと、今年1月に政府が発表した月例経済報告では、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きがみられる」とされており、先行きは、感染防止対策を講じる中で、各種施策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが期待されております。 また、広島県内における昨年12月末時点の雇用情勢では、有効求人倍率が先月を0.03ポイント下回り、1.17倍となっており、求人が求職を上回って推移していますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、一層注意する必要があるとされております。 こうした中で人口の推移につきましては、東京都においては、11月時点で5か月連続で転出超過となっており、人口の東京圏への一極集中に、歯止めがかかる傾向がうかがえます。 一方で、広島県の発表によりますと、県内の人口は、昨年、35年ぶりに推計人口で280万人を下回っており、出生者数を死亡者数が上回る自然減に加え、転入者を転出者が上回る社会減が深刻で、人口減少が進む大変厳しい状況となっております。 このような社会情勢も注意深く見極めていくとともに、国や県、関係機関をはじめ、まちづくりの主役である地域の各種団体の皆様との連携、協働により、効果的な施策の展開を目指してまいります。 次に、まちづくりにおける基本的な認識でございますが、社会が新たな時代に向かって動き出そうとする中、本市は、間もなく市制50年という、まちづくりにとって一つの節目を迎えます。 これまで約半世紀の間、本市は、賀茂学園都市建設広島中央テクノポリス建設という2大プロジェクトを柱としたまちづくりにより、一貫して人口の増加を続けるなど、着実な発展を遂げてまいりました。改めて、先人の御尽力に深甚なる敬意を表するものでございます。 私は、本市のさらなる発展に向けた次の局面は、これまでのまちづくりを基盤としつつ、新たな価値観を創造していく都市像を描きながら、常に時代をリードし挑戦し続けていくまちの姿を追い求めていき、人々から「あの東広島市で何かが起こっている」、「あのまちでチャレンジしてみたい」と思われるようなまちの実現ではないかと考えており、これが取りも直さず、将来都市像「未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市」の姿と考えております。 そして、それを実現するための目指すべき2つの方向性が「世界に貢献するイノベーション創造のまち」と、「暮らし輝き笑顔あふれる生活価値創造のまち」であり、仕事づくり、暮らしづくり、人づくり、活力づくり、安心づくりの5つのまちづくり大綱に基づく施策については、局面に応じて的確に課題を見極めつつ、これを進化させていくことを重視し、着実に、かつスピード感を持ってチャレンジを続けてまいります。 改めて関係団体や市民の皆様に、適切に情報発信を行いますとともに、幅広い御意見を賜りながら施策を講じてまいります。 また、第五次総合計画では、地域の将来ビジョンとして地域別計画を定めております。 9つの地域にはそれぞれ多くの地域特性があり、それこそが、地域住民にとってかけがえのない財産であり、同時に地域づくりの大きな資源となるものでございます。地域別計画での方向性を踏まえつつ、次のステップといたしましては、この将来ビジョンをより具体的なアクションプランとして形のあるものにしていく必要がございます。 今年4月に新設する地域振興部を中心として、市民の皆様や各種団体の方々と活発な議論を重ね、このアクションプランの策定に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 以上のような施策別の振興策と地域別の振興策は、言わば、縦と横の関係となって施策を市内全体に浸透させることが、総合計画の実現への重要な鍵となるものであり、私の基本姿勢とするところでございます。議員各位をはじめ、市民の皆様の御支援と御協力を賜ることができますよう、改めてお願い申し上げる次第であります。 こうしたことを踏まえ、令和3年度の予算編成にあたりましては、第五次東広島市総合計画の将来都市像の実現に向け、全ての政策の根底にSDGsという新たな価値基準を持って、持続可能な発展と、共に支え合う共生社会の実現を目指すための予算といたしました。 また、引き続き平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に全力で取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止への対応も踏まえたものとしております。 予算案の規模でございますが、令和3年度当初予算は、第五次東広島市総合計画の5本の柱に基づき、重点施策に約198億円を計上し、この結果、一般会計の予算総額は、当初予算としては、令和2年度に次ぐ過去2番目、災害復旧費を除きますと、実質的には過去最大規模の889億2,000万円となっております。 この予算(案)を一言で表すなら、「やさしい未来都市 次なるステージへの加速」予算でございます。 それでは、5つの柱に沿った重点施策につきまして、その概要を御説明いたします。 初めに、5つの柱のうち、仕事づくりについてでございます。 本市は、市内に立地する4大学をはじめ、多くの試験研究機関学術研究機能が集積し、イノベーション創出の鍵となる知的資源に恵まれています。また、豊かな自然環境の下で培われた農林水産業や酒造りなどの伝統産業、自動車関連産業電子デバイス関連の先端産業などが基幹的な産業となり、本市の成長を支えています。 これらの特色を活かし、知的資源と産業力で多様な仕事が生まれるまちの実現に取り組んでまいります。 また、働き方改革の推進などにより、女性や高齢者をはじめとする多様な人材の就労環境の整備や社会進出を促進するとともに、仕事と生活を両立しながら自分らしく仕事に取り組むことができ、その仕事が新たな価値を生み、さらに創造的な仕事を生み出すような好循環の形成を図ることで、成長し続けるまちの実現を目指してまいります。 まず、産業イノベーションの創出でございます。 本市の強みである大学、試験研究機関、企業の集積を生かし、市内大学と企業とのマッチング、共同研究の促進、学生の参画など、大学と企業との共創の仕組みづくりに取り組み、産業イノベーションの創出を加速してまいります。 また、イノベーションラボミライノ+において、女性の活躍促進、多様な手法による能力開発、起業家育成、ビジネススキル向上などに取り組み、イノベーションを担う多様な人材を育成してまいります。 新たな取組の例といたしましては、市内の企業ニーズの情報を集約し、適宜、目利き人材のアドバイスも参考にしながら、大学と企業間を橋渡しすることで、共同研究へとつなげていく体制を構築してまいります。 また、次世代人材の育成を目的に、最新の知見を大学で学ぶ学生と、専門知識の導入を志向する企業をマッチングすることで、課題の解決や組織の活性化を促進してまいります。 さらに、新規事業に取り組む企業と、研究成果の実装を目指す大学をつなげることで、共同研究を推進し、大学の知的資産を活用した新たな価値の創出を図ってまいります。 次に、中小企業等の活力強化でございます。 東広島ビジネスサポートセンターHi-Bizで無料の経営相談を実施し、企業の強みを引き出すことで、経営改善を支援してまいります。さらに、既存の相談体制を強化するため、相談スペースの拡張とIT、デザイン等の専門領域サポーターを増員いたします。 また、コロナ禍における事業継続を支援するため、令和2年度に引き続き、国県等の各種支援の活用をサポートするための相談窓口を開設いたします。さらに、地域特性を踏まえた効果的な支援を迅速に行うため、随時、経済状況をモニタリングできる体制を構築してまいります。 次に、農山漁村の魅力づくりと農林水産業の活性化でございます。 地域社会の持続のための農林水産業の推進では、次世代を担う農業経営者を確保し、地域農業の中核を担う人材の育成や、集落法人の農業の省力化技術の導入を支援し、経営の持続と安定を支援してまいります。 農林水産業の高収益化の推進では、新たな東広島ブランドを展開するため、東広島ブランド地鶏や、JAグループとの連携による新規ブランド米の生産拡大と販売促進に取り組んでまいります。 また、農業のデジタル化をテーマに、GIS等を活用した生産や流通・販売・消費等の多面的情報を見える化し、新たな農業テクノロジーの活用を推進してまいります。 次に、地域資源を活かした観光の振興でございます。 観光コンテンツ開発、地域産業づくりでは、昨年6月に設立された一般社団法人ディスカバー東広島が本年4月から本格稼働いたしますが、このディスカバー東広島と連携し、新たな観光資源の発掘や地域の魅力を発信することで、新しい時代に対応した観光コンテンツの開発を行ってまいります。 また、市民が市内を楽しむ地域循環型観光やマイクロツーリズムを推進するとともに、その魅力を余すことなくお届けするために、まちの広報部として、学生ライター等による公式SNSでの情報発信を行ってまいります。 次に、5つの柱のうち、暮らしづくりについてでございます。 本市の特色である豊かな自然環境と利便性の高い居住環境が共存し、魅力的なまちを実現するためには、誰もが生き生きと活躍できる、快適な生活環境のまちづくりを推進することが必要です。 このため、コンパクト・アンド・ネットワークの視点に基づき、各地域の生活を支える拠点の形成を図り、生活交通ネットワークの充実や、生活に身近な生活道路網を構築するとともに、3R活動の推進による循環型社会の構築や、良質な水の安定的な供給、公共用水域の水質保全等に取り組んでまいります。 また、それぞれの地域の個性を生かし、多様な市民が活動・活躍する市民協働のまちづくりを推進するとともに、言語や文化の違いに関わらず、外国人を含む全ての市民が、相互理解の下、地域でともに活躍できる多文化共生のまちを目指してまいります。 まず、安全で円滑な生活交通の充実でございます。 生活交通ネットワークの充実に向け、引き続き、バスやタクシー、生活航路をはじめ、公共交通空白地有償運送や福祉有償運送など、多様な移動手段を組み合わせ、地域特性に沿った交通施策を展開することにより、公共交通空白地域の解消と利便性向上を図ってまいります。 市道、街路、国県道の整備・保全では、道路・橋梁などのインフラについて、予防保全の取組を一層推進することで、施設の長寿命化を図ってまいります。 また、拠点となる地域では、市民の利便性の向上を目的として、都市の骨格となる道路ネットワークの形成に向けた都市計画道路、西条中央巡回線寺家工区などの整備を進めてまいります。 次に、快適な生活環境の形成でございます。 SDGsの達成に向けた取組といたしまして、循環型社会の構築に向け、ごみの減量化に向けた出前講座の開催を継続するとともに、広島中央エコパーク供用開始及び資源化促進のためのごみの分別種の見直し、それに伴う家庭ごみの出し方についての案内冊子の全戸配布に加え、新たに事業者を対象に廃棄物の区分、正しい処理手順について記載した案内冊子を全事業所へ配布するなど、啓発普及に努めてまいります。 また、東広島版ゼロエミッションの実現に向け、学校給食センターや各家庭等から排出される食品残渣を回収して、民間事業者により堆肥化する食品リサイクルループの構築を進め、資源循環の推進とごみの減量化による二酸化炭素排出量の削減を目指すとともに、10月に予定しております広島中央エコパークの供用開始が円滑に行えるよう、広島中央環境衛生組合及び関係事業者等と連携を図ってまいります。 次に、市民協働のまちづくりによる地域力の向上でございます。 市内9地域のそれぞれの地域特性、資源等を生かしたまちづくりを進めるための基礎調査を行い、第五次総合計画の地域別計画まちづくりビジョンに掲げる施策・プロジェクトを具体化するなど、アクションプランとして形のあるものに仕立ててまいります。 また、学生協働による地域活動の活性化、地域情報力の強化、活動拠点の機能強化などソフト、ハードの両面で、暮らしやすい魅力的なまちづくりを推進してまいります。 次に、5つの柱のうち、人づくりについてでございます。 あらゆる分野の活力の源泉は人であり、誰一人取り残すことなく、全ての人が尊重され、健やかに成長し、活躍できる環境こそ、まちづくりの基本であると考えております。 また、変化する時代に柔軟に対応し、広く社会で活躍できる人材の育成を図るためには、子どもから大人まで、切れ目なく、様々な学びに触れ成長できる機会を持つことが重要です。 そのため、乳幼児期における教育・保育の充実や、高い教育力と伝統を生かした学校教育の実践とともに、学術研究機関の集積等を生かした多様な学びの提供により、新たな価値を創造する人材の育成、知的資源と国際性を生かした人づくりを推進し、市民一人一人が自らの個性や能力を最大限に発揮しながら、生涯にわたって充実した人生を送れるまちを目指してまいります。 まず、乳幼児期における教育・保育の充実では、子どもの豊かな心と体を育む魅力ある保育環境づくりを推進していくとともに、保育現場を支える保育士等の資質向上のため、研修体系の充実を図ってまいります。 次に、高い教育力と伝統を活かした学校教育の実践でございます。 学校運営の支援と教育内容の充実に向け、GIGAスクールにおける1人1台タブレットを活用した新たな学びを実現するため、情報機器やデジタル機材の充実及びその活用を推進してまいります。 また、特色ある教育活動の支援や地域の教育力の導入を推進するとともに、学校統合や長寿命化に係る学校施設の整備に取り組んでまいります。 また、令和2年度に引き続き、河内、志和の小中一体型施設の整備に取り組むほか、教育環境の充実に努めてまいります。 特別なニーズに対応した教育の充実といたしましては、特別な支援が必要な児童生徒のため、教育補助員、教育支援員の増員を図るとともに、日本語指導が必要な児童生徒へのきめ細かな教育を推進してまいります。 地域と連携した青少年健全育成の環境づくりといたしましては、不登校及び不登校傾向の児童生徒の生きる力を身につけ、成長できる居場所であるスペシャルサポートルームを新たに2校整備し、小中学校6校で取り組むほか、地域と学校が連携・協働し、幅広い地域住民の参画により運営する放課後子ども教室の充実を図ることで、地域全体で未来を担う子ども達の成長を支える体制の構築につなげてまいります。 次に、市全体が「学びのキャンパス」となる環境づくりでございます。 生涯を通じて地域で学び、活躍できる環境の整備では、図書館が、今後も地域の情報拠点として、市民のニーズに対応した幅広い資料の収集・整理・提供を行うことができるよう、ICタグによる図書の管理やICシステムの導入による図書館運営のICT化を進め、電子図書の拡充などウイズコロナの時代に対応した環境整備により、市民の皆様に安心して図書館を御利用いただけるよう努めてまいります。 芸術文化活動の活性化と歴史・文化の継承では、市内に分散した文化財関連施設を集約することで、利用者の利便性を高めるとともに、文化財の適切な保護・保存を行うほか、公開活用により、その魅力を発信してまいります。 また、東広島市の歴史を明らかにし、市民の地域の歴史や文化に対する理解と愛着を深めるとともに、後世に伝えるため、東広島市史の編さんに着手することといたします。 次に、5つの柱のうち、活力づくりについてでございます。 未来を見据えた新たな活力を生み出していくためには、これまで培ってきた本市の特性を、多方面に幅広く、かつ効果的に発揮し、学術研究機能や多様な人材の交流から、さらに新たな活力が湧き出すまちづくりを推進する必要がございます。 この学術研究機能の発揮に向け、この地を研究者や学生などが研究や実践のフィールドとしていくとともに、多くの人々が集い、憩う場として広く内外から支持される中心市街地の魅力づくりを推進してまいります。 また、都市としての成長に資する新たな産業用地の確保、移動手段としての基幹的な交通ネットワークの強化とともに、環境との調和のもとで、先進的なプロジェクトが次々とこの地で生まれ、さらに展開していくような創造のまちを目指してまいります。 まず、学術研究機能の発揮による都市活力の創出でございます。 大学等の知的資源を活かしたイノベーションの創出環境の充実では、広島大学とTown&Gown構想の取組の充実を図るほか、アリゾナ州立大学グローバル校の開設を見据え、広島大学周辺エリアを中心とした新たな都市機能の検討などを含む次世代型学園都市づくりの構想にも着手してまいります。 大学との連携によるまちづくりの推進といたしましては、近畿大学工学部及びエリザベト音楽大学と、新たな連携体制を構築し、大学の知的資源を生かした魅力あるまちづくりに向けた取組を行ってまいります。 次に、多様性豊かな市民の力が輝くまちづくりでございます。 移住・定住の促進とにぎわいや交流の創出では、地域の特長を積極的に発信し、本市が選ばれるためのブランドイメージを定着させるとともに、周辺地域の人口減少に歯止めをかけるため、東京圏を中心とする都市圏からのUIJターンによる起業・就業者などに対する相談・支援体制を構築し、地方回帰を促進してまいります。 また、道の駅によるにぎわい創出では、本市のゲートウェイとして交流の起点となる道の駅西条のん太の酒蔵の令和4年度の開業に向け、直売所やレストラン、子ども向け屋内遊戯場等を備えた地域連携施設を整備するとともに、地震等の大災害が発生した場合には、近隣市町も含めた広域的な防災の中継基地として、災害時にも道路利用者等が安全に安心して施設を御利用いただける環境を整えてまいります。 次に、環境に配慮した社会システムの構築では、脱炭素化の推進といたしまして、中小企業に対して省エネアドバイス、省エネ診断、省エネ技術提供及び設備改修等に係る各種補助申請等を支援するとともに、企業ニーズの把握も行ってまいります。 なお、この事業にエントリーする事業者には、COOL CHOICE、SDGs未来都市東広島推進パートナー制度への賛同を要請することで、二酸化炭素の排出量の削減に向けた啓発も併せて行ってまいります。 また、EV自動車の普及促進を図るため、市内商業施設等への急速充電器の整備支援制度を創設することで、市民の皆様にEV自動車購入に対する安心感を与えられるよう、令和8年度までに設置箇所の倍増を目指してまいります。 次に、未来を感じるプロジェクト挑戦都市では、本市の各種手続、例えば小中学校等への出欠連絡、アンケート調査、イベント予約から、災害時の避難勧告・避難指示の通知などを可能とする市民ポータルサイトを構築し、市民サービスのデジタル化により、一層利便性の高い行政サービスの提供を、初年度は利用登録者数2万人を目指し、本市行政のDXの基盤として整備を進めてまいります。 そして、5つの柱のうち、安心づくりについてでございます。 災害に強い強靭な生活基盤づくりと、安全・安心な市民生活の実現には、行政、関係機関及び地域が連携した防災・減災対策に取り組むとともに、犯罪及び交通事故の未然防止や、迅速かつ的確な対応が可能な消防・救急・救助体制の確立を進め、自助・互助・共助・公助によって安心した生活を送れるまちの実現を目指してまいります。 また、総合的な医療体制の確立とともに、住み慣れた地域で生涯元気に暮らし続けることができるよう、健康寿命の延伸により、生涯現役社会の実現に取り組んでまいります。 さらには、少子高齢化社会が進展する中で、地域共生社会の実現を目指し、医療・福祉・介護の様々な担い手が連携して地域で支え合い、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを進めることが、誰もが幸せを実感でき、住みたくなるまち、住み続けたいまちの実現につながるものと考えております。 まず、災害に強い地域づくりの推進でございます。 災害対応力の強化といたしましては、早期に災害関連情報を把握し、適切な避難行動につなげるため、防災情報システムの情報収集機能の強化を図ってまいります。 地域防災力の強化では、住民自治協議会や自主防災組織と連携した上で、土砂災害や洪水による浸水等の危険区域に居住する世帯に対し、出水期前にハザードマップの配布と併せ、個別通知による重点啓発を行うことにより、早期の避難行動につなげることで、人的被害を未然に防いでまいります。 防災・減災のための基盤整備といたしましては、急速な宅地開発と近年の集中豪雨により、浸水被害が発生している黒瀬川上流部の深堂川及び中川流域において、雨水貯留施設の整備に着手することで洪水調整能力の向上を図り、総合治水対策を推進してまいります。 次に、誰もが生き生きと暮らせる地域共生社会の実現でございます。 地域包括ケアシステムの深化・推進といたしましては、これまで直営で運営してまいりました地域包括支援センターを、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援が一体的に提供されるよう、地域資源の活用による地域共生社会の実現を進めていくことを目的に、委託型に変更してまいります。 今後の予定といたしましては、令和3年度に八本松と北部の2圏域を市内の社会福祉法人に委託するとともに、続いて、残る6圏域についても、早期に委託を進める計画としております。なお、その際、全域の後方支援を担う基幹型地域包括支援センターについては、市が直営してまいります。 障害者の自立支援では、関係機関と連携し、障害特性に応じた働く場の確保から、就労先とのマッチング及び就労定着を支援するコーディネーターを配置することで、障害者の経済的な自立や生きがいづくり等、社会参加を促進してまいります。 地域での支え合いの促進と総合的な相談支援体制の構築といたしましては、地域活動の促進を図るため、年齢や属性に関わらない共生型の居場所づくりや互助活動に取り組む地域を支援してまいります。 また、地域共生社会について幅広い世代への啓発を図るため、従来の広報紙やホームページに加え、新たにSNSやユーチューブなど、様々な媒体を使った啓発にも取り組んでまいります。 次に、安心して子どもを産み育てる環境づくりでございます。 妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援体制の構築といたしましては、妊娠や母子保健の相談窓口となる地域すくすくサポートと、子育て中の親子の交流や相談・情報提供を行う地域子育て支援センターを、子育て世代の多い西条寺家エリアの商業施設内に新設する予定としております。 新設の地域子育て支援センターでは、民間による放課後児童クラブの運営も行い、受入れ体制の充実を図ってまいります。 また、世代間交流など地域共生に取り組むひろば型の子育て施設の開設についても支援するとともに、乳幼児医療費の通院に係る支給対象を小学校6年生まで拡大するほか、特定不妊治療に対する助成制度を創設いたします。 保育環境の充実では、保育所等配置基本計画に基づき、公立保育施設の老朽化対策や衛生環境の改善を図るため、三津保育所改修工事及び6施設のトイレ改修工事の実施設計を行ってまいります。 また、保育士の定着を図るため、勤続経過後に給付金を支給する保育士定着応援給付金の制度を創設し、保育の質の向上に向けたアクションプランに基づく研修の実施や、施設の環境整備等と並行して保育士確保に取り組んでまいります。 以上が、令和3年度予算の概要でございまして、一般会計予算は、先に申し上げましたとおり889億円余といたしております。 この財源といたしましては、市税が345億円余、地方交付税49億円、国・県支出金が211億円余、市債が103億円余などでございます。 また、特別会計では7会計で317億円余、水道事業会計予算は63億円余、下水道事業会計予算は117億円余といたしております。 これら新年度予算20件以外の議案といたしましては、人権擁護委員の候補者の推薦に係る諮問が5件、監査委員の選任に係る同意案が1件、押印等を求める手続の見直しのための関係条例の整備など条例案が18件、本年度の執行見込み等に伴う補正予算案が10件、財産の無償譲渡などその他の議案が14件、全体では68件の議案を提出させていただいております。 議員各位におかれましては、どうぞ慎重に御審議をいただいた上、適切なる御議決を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(乗越耕司君) 挨拶が終わりました。 この際、諸般の報告を行います。 まず、議会の活動状況等につきましては、配付しております諸活動表を御覧いただきたいと思います。 次に、監査委員から、例月出納検査の結果報告がありました。その写しを配付しておりますので、御覧いただきたいと思います。 次に、本定例会の会期予定につきましては、会期予定表を配付しておりますので、御覧いただきたいと思います。 なお、この案につきましては、先般の議会運営委員会において御協議いただき作成したものでありますので、御了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。 ───────────────────── * ─────────────────── ○議長(乗越耕司君) それでは、これより日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、議長において、29番石原賢治議員、30番上田 廣議員、1番鈴木英士議員を指名いたします。 ───────────────────── * ─────────────────── ○議長(乗越耕司君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月19日までの38日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から3月19日までの38日間と決定いたしました。 なお、会議予定につきましては、配付しております会期予定表のとおりでありますので、御了承願います。 ───────────────────── * ─────────────────── ○議長(乗越耕司君) 日程第3、議案第2号「令和2年度東広島市一般会計補正予算(第11号)」の件を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 ◎財務部長(江口和浩君) 議長、財務部長。 ○議長(乗越耕司君) 江口財務部長。 ◎財務部長(江口和浩君) (登 壇) ただいま議題となりました議案第2号につきまして、御説明申し上げます。 東広島市補正予算書令和3年2月その1、議案第2号「令和2年度東広島市一般会計補正予算(第11号)」でございます。 本案は、参議院議員再選挙事務に係る費用として、歳入歳出予算及び債務負担行為について補正をさせていただくもので、歳入歳出予算については、既定の予算に893万8,000円を追加し、補正後の総額を、それぞれ1,165億201万7,000円とするものでございます。 第1表、歳入歳出予算補正の歳入、17款県支出金は、参議院議員再選挙費県委託金を追加しております。 次に、歳出の2款総務費は、893万8,000円の追加でございまして、これは、参議院議員の再選挙事務に係る費用のうちの、令和2年度分でございます。 第2表、債務負担行為補正でございます。参議院議員再選挙関係業務委託など2件について、既定の予算に追加するものでございます。 議案第2号の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(乗越耕司君) 説明が終わりました。 お諮りします。本案につきましては、質疑を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております議案第2号「令和2年度東広島市一般会計補正予算(第11号)」の件は、議案付託表のとおり総務委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。                             午前10時50分 休  憩 ───────────────────── * ───────────────────                             午前11時24分 再  開 ○議長(乗越耕司君) 再開いたします。 総務委員会に付託しておりました議案第2号「令和2年度東広島市一般会計補正予算(第11号)」の件について、委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(奥谷求君) 議長、17番。 ○議長(乗越耕司君) 17番奥谷 求総務委員長。
    ◆総務委員長(奥谷求君) (登 壇) 先ほど本委員会に付託となりました議案第2号につきまして、総務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、令和2年度一般会計予算について、歳入歳出予算及び債務負担行為の補正を行おうとするものであります。 歳入歳出予算は、総額に893万8,000円を追加し、補正後の総額を歳入歳出それぞれ1,165億201万7,000円とするもので、全額が令和3年4月25日執行の参議院広島県選出議員再選挙に係る予算であります。 その主な内容は、歳入については参議院議員再選挙費県委託金を、歳出については、参議院議員再選挙事務に係る費用のうち令和2年度分をそれぞれ追加するものであります。債務負担行為については、参議院議員再選挙関係業務委託など2件を追加するものであります。 なお、審査の過程において、「今回の予算の中に、新型コロナウイルス感染症対策に係る費用は含まれているのか。」との質疑に対し、「投票管理者、投票立会人、事務従事者用のフェイスシールド、飛沫防止用のシートなどの費用を計上している。」との答弁が、「投票率向上のために、本市としてどのように対応していくのか。」との質疑に対し、「選挙に係る啓発についてはコロナ禍で通常の啓発活動は難しい状況であるが、SNSを活用した啓発などを行っていきたいと考えている。」との答弁がそれぞれなされたところであります。 採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決しました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(乗越耕司君) 報告が終わりました。 お諮りします。ただいまの委員長報告に対する質疑は省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 御異議なしと認め、質疑を省略いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 次に、賛成討論の発言を許します。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) これにて討論を終結いたします。 これより、議案第2号「令和2年度東広島市一般会計補正予算(第11号)」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。 本案を原案のとおり決することに賛成の方は、賛成ボタンを押して起立してください。            〔賛成者起立〕 ○議長(乗越耕司君) 採決を確定いたします。起立全員であります。 よって、本案は、原案のとおり可決することに決しました。 ───────────────────── * ─────────────────── ○議長(乗越耕司君) 日程第4、諮問第3号「人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて」から議案第49号「令和2年度東広島市下水道事業会計補正予算(第4号)」までの47件を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 ◎総務部長(天神山勝浩君) 議長、総務部長。 ○議長(乗越耕司君) 天神山総務部長。 ◎総務部長(天神山勝浩君) (登 壇) ただいま議題となりました議案のうち、私からは、諮問第3号から議案第40号までの38議案につきまして御説明を申し上げます。 まずは、議案書によりまして説明をさせていただきます。 諮問第3号から第7号までは、「人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて」でございます。 本案は、人権擁護委員1人の方の死去及び4人の方の任期満了に伴い、当該委員の候補者をそれぞれ法務大臣に推薦することにつきまして、議会の意見を求めるものでございます。 まず、諮問第3号につきましては、原田敦子氏を推薦するものでございます。原田氏の主な経歴について申し上げますと、同氏は、昭和62年に社会福祉法人安芸津町社会福祉協議会に入局され、令和2年に社会福祉法人東広島市社会福祉協議会を退職されるまで社会福祉に携わられた方でございます。 次に、諮問第4号につきましては、植木秀行氏を推薦するものでございます。植木氏の主な経歴について申し上げますと、同氏は、昭和63年から平成29年まで郵便局長を務められ、現在は民生委員児童委員として御活躍でございます。また、同氏は平成30年から人権擁護委員として御活躍でございます。 次に、諮問第5号につきましては、的場眞砂子氏を推薦するものでございます。的場氏の主な経歴について申し上げますと、同氏は、平成10年から平成24年までコミュニティー放送に携わられた方でございます。また、同氏は平成30年から人権擁護委員として御活躍でございます。 次に、諮問第6号につきましては、東田宏昭氏を推薦するものでございます。東田氏の主な経歴について申し上げますと、同氏は、昭和55年に教職に就かれ、平成27年に退職されるまで学校教育に携わられた方でございます。 次に、諮問第7号につきましては、讃岐尚芳氏を推薦するものでございます。讃岐氏の主な経歴について申し上げますと、同氏は、昭和55年に教職に就かれ、平成28年に退職されるまで学校教育に携わられた方でございます。 なお、人権擁護委員の任期は3年でございます。 次に、同意案第8号「監査委員の選任の同意について」でございます。 本案は、現在、監査委員として御活躍をいただいております重河 格氏の任期が、本年2月28日をもって満了することに伴いまして、その後任として、引き続き重河氏を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。 重河氏の主な経歴について申し上げますと、同氏は、昭和50年に東広島市役所に入庁され、税務調整監、財務部長などを歴任され、平成25年に退職されるまで地方行政に携わられた方でございます。また、同氏は、平成29年から監査委員として御活躍でございます。 なお、監査委員の任期は4年でございます。 次に、提出議案説明書によりまして説明をさせていただきます。 議案第9号から第14号までは、「財産の無償譲渡について」でございます。 まず、第9号につきましては、内集会所の建物を、塚土区自治会に無償で譲渡しようとするものでございます。 次に、第10号につきましては、小多田会館の建物を、小多田区に無償で譲渡しようとするものでございます。 次に、第11号につきましては、正尺コミュニティホームの建物を、正尺コミュニティホーム管理組合に無償で譲渡しようとするものでございます。 次に、第12号につきましては、郷会館の建物を、郷地区自治会に無償で譲渡しようとするものでございます。 次に、第13号につきましては、東広島市後谷多目的研修集会施設の建物を、後谷自治会に無償で譲渡しようとするものでございます。 次に、第14号につきましては、東広島市第3区生活改善センターの建物を、農事組合法人源流二又の郷に無償で譲渡しようとするものでございます。 次に、議案第15号から第19号までは、「財産の無償貸付けについて」でございます。 まず、第15号につきましては、内集会所を無償で譲渡することに伴い、その敷地の用に供されている土地を、塚土区自治会に無償で貸し付けようとするものでございます。 次に、第16号につきましては、小多田会館を無償で譲渡することに伴い、その敷地の用に供されている土地を、小多田区に無償で貸し付けようとするものでございます。 次に、第17号につきましては、郷会館を無償で譲渡することに伴い、その敷地の用に供されている土地を、郷地区自治会に無償で貸し付けようとするものでございます。 次に、第18号につきましては、東広島市後谷多目的研修集会施設を無償で譲渡することに伴い、その敷地の用に供されている土地を、後谷自治会に無償で貸し付けようとするものでございます。 次に、第19号につきましては、東広島市第3区生活改善センターを無償で譲渡することに伴い、その敷地の用に供されている土地を、農事組合法人源流二又の郷に無償で貸し付けようとするものでございます。 次に、議案第20号「市道の路線の廃止について」でございます。 本案は、諏訪3号線につきまして、踏切の廃止に伴い、路線の起点及び終点の変更を行うため、当該路線を廃止しようとするものでございます。 次に、議案第21号「市道の路線の認定について」でございます。 本案は、寺家北60号線ほか6路線につきまして、一般交通の用に供するため、市道として認定しようとするものでございます。 次に、議案第22号「委託契約の締結について」でございます。 本案は、西高屋駅南北自由通路等工事委託に関する基本協定を締結しようとするものでございます。 2、契約の内容でございますが、(1)に掲げる内容の工事を行うもので、(2)契約金額は13億2,029万5,000円、(3)契約の相手方は、西日本旅客鉄道株式会社でございます。 次に、議案第23号「押印等を求める手続の見直しのための関係条例の整備について」でございます。 本案は、押印または署名を求める手続について、その押印または署名を不要としようとするものでございます。 2、条例の内容でございますが、(1)職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正といたしまして、新たに職員となった者が作成すべき宣誓書への押印を不要とし、(2)東広島市公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の一部改正といたしまして、新たに公平委員会の委員となった者が作成すべき宣誓書への押印を不要とし、(3)東広島市公共下水道条例の一部改正といたしまして、排水設備を設置する義務を負う者に関するア及びイに掲げる届出につきまして、それぞれに掲げる者の連署を不要とするものでございます。 3、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 次に、議案第24号「東広島市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定について」でございます。 本案は、申請、届出等に係る市民の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図ることを目的として、市の条例等の規定に基づく手続等について、情報通信技術を利用する方法により行うために必要となる事項を定めようとするものでございます。 2、条例の内容でございますが、(1)電子情報処理組織による手続等といたしまして、他の条例等の規定に基づくアからエに掲げる手続等のうち当該手続等に関する他の条例等の規定において書面等により行うことその他のその方法が規定されているものについては、当該条例等の規定にかかわらず、規則等で定めるところにより、それぞれに掲げる方法により行うことができることとし、(2)、(1)の方法により行われた手続等については、当該手続等に関する他の条例等の規定に規定する方法により行われたものとみなし、(3)及び(4)のとおり添付書面等の省略及び情報通信技術を活用した行政の推進に関する状況の公表について定めるものでございます。 3、この条例は、令和3年4月1日から施行するものでございます。 次に、議案第25号「東広島市民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について」でございます。 本案は、書面の保存等に係る負担の軽減等を通じて市民の利便性の向上を図ることを目的として、市の条例等の規定に基づき民間事業者等が行う書面の保存等に関し、電磁的方法により行うことができるようにするための共通する事項を定めようとするものでございます。 2、条例の内容でございますが、(1)電磁的記録による保存等といたしまして、民間事業者等は、他の条例等の規定に基づくアからエまでに掲げる手続のうち当該手続に関する他の条例等の規定により書面により行わなければならないとされているものについては、当該他の条例等の規定にかかわらず、規則等で定めるところにより、当該手続に代えて、それぞれに掲げる方法により行うことができることとし、(2)、(1)の方法により行われた手続については、当該手続を書面により行わなければならないとした手続に関する条例等の規定に規定する書面により行われたものとみなすものでございます。 3、この条例は、令和3年4月1日から施行するものでございます。 次に、議案第26号「東広島市地域共生社会の形成を図るための施策の推進に関する条例の制定について」でございます。 本案は、地域共生社会の形成を図るための施策に関し基本理念を定め、市、市民、事業者及び関係機関の責務を明らかにするとともに、その施策の基本となる事項を定めようとするものでございます。 2、条例の内容でございますが、(1)基本理念といたしまして、ア、全ての人々が希望を持ち、個人としての尊厳が重んぜられ、安心して日常生活を営むことができる社会が構築されるようにすること、イ、全ての人々がそれぞれの多様性を受け入れた上で、地域社会において、相互扶助の精神に基づき、地域生活課題の解決に資する支援が図られるようにすること、ウ、全ての人々が、地域社会を構成する一員として、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が確保され、地域社会の持続的な発展のために協働すること、エ、全ての人々が地域社会から孤立することを防止すること、オ、地域生活課題の解決に資する支援が、関係機関の連携の下、包括的に提供されるよう体制の整備が図られることを定め、(2)及び(3)のとおり、市、市民、事業者及び関係機関の責務を定め、(4)基本方針といたしまして、市は、地域共生社会の形成を図るための施策の推進に関し、アからオまでに掲げる事項に関する基本方針を策定しなければならないこととするほか、(5)から(10)までに掲げるとおり市が講ずる施策に関する事項を定めるものでございます。 3、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 次に、議案第27号「東広島市職員定数条例の一部改正について」でございます。 本案は、議会の事務部局の機能の充実を図ることを目的として、その職員の定数を御覧の表のとおり改定しようとするものでございます。 2、この条例は、令和3年4月1日から施行するものでございます。 次に、議案第28号「附属機関の設置に関する条例の一部改正について」でございます。 本案は、設置の必要がなくなる(1)から(3)までに掲げる附属機関を廃止しようとするものでございます。 2、この条例は、令和3年4月1日から施行するものでございます。 次に、議案第29号「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について」でございます。 本案は、職員を派遣してその業務に従事させることができる団体に、公益財団法人 広島県市町村振興協会を追加しようとするものでございます。 2、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 次に、議案第30号「東広島市コミュニティ活動施設設置及び管理条例の一部改正について」でございます。 本案は、(1)から(6)までに掲げる地域集会所を無償で譲渡すること等に伴い、当該地域集会所を廃止しようとするものでございます。 2、この条例は、令和3年4月1日から施行するものでございます。 次に、議案第31号「東広島市重度心身障害者医療費支給条例の一部改正について」でございます。 本案は、精神障害者の福祉の増進を図ることを目的として、医療費の支給の対象となる者を追加するとともに、所要の規定の整備を行おうとするものでございます。 2、改正の内容でございますが、(1)対象者といたしまして、医療費の支給の対象者に、精神障害者保健福祉手帳の交付を受け、かつ、精神通院医療に係る自立支援医療受給者証の交付を受けている者を新たに加え、(2)医療費の支給といたしまして、医療費は、医療に関する給付が行われた場合において、当該医療に関する給付の額が当該医療に要する費用の額に満たないときに支給するものでございます。 3、(1)この条例は、令和3年4月1日等から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 次に、議案第32号「東広島市介護保険条例の一部改正について」でございます。 本案は、介護保険の第1号被保険者に係る令和3年度から令和5年度までの各年度の保険料を定めるとともに、所要の規定の整備を行おうとするものでございます。 2、改正の内容でございますが、第1号被保険者に係る保険料の適用期間を更新し、令和3年度から令和5年度までとするとともに、当該保険料に係る所得区分を御覧の表のとおり改定するものでございます。 3、(1)この条例は、令和3年4月1日等から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 次に、議案第33号「東広島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について」でございます。 本案は、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、指定地域密着型サービス、指定地域密着型介護予防サービス、指定介護予防支援等及び指定居宅介護支援等に関する基準について必要な事項を定めるとともに、所要の規定の整理を行おうとするものでございます。 2、改正の内容でございますが、(1)虐待の防止といたしまして、指定地域密着型サービス事業者、指定地域密着型介護予防サービス事業者、指定介護予防支援事業者及び指定居宅介護支援事業者は、虐待の発生又はその再発を防止するため、その防止のための対策を検討する委員会の開催その他の措置を講じなければならないこととするほか、(2)から(8)までに掲げるとおり指定地域密着型サービス事業者等が講じなければならない措置等を定め、(9)夜間対応型訪問介護の基準といたしまして、アからオまでに掲げるとおり定め、(10)のとおり認知症対応型通所介護及び介護予防認知症対応型通所介護の基準を定め、(11)のとおり小規模多機能型居宅介護及び介護予防小規模多機能型居宅介護の基準を定め、(12)認知症対応型共同生活介護及び介護予防認知症対応型共同生活介護の基準をアからオまでに掲げるとおり定め、(13)地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の基準をアからオまでに掲げるとおり定め、(14)居宅介護支援の基準を、ア及びイに掲げるとおり定めるものでございます。 3、(1)この条例は、令和3年4月1日等から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 次に、議案第34号「東広島市国民健康保険税条例の一部改正について」でございます。 本案は、国民健康保険税の基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額に係る税率等の改定を行うとともに、地方税法施行令の一部改正に伴い、減額措置に係る軽減判定所得の算定方法を変更しようとするものでございます。 2、改正の内容でございますが、(1)基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額の税率等を、アからウまでの表のとおり改定し、(2)国民健康保険税の減額措置に係る軽減判定所得の算定における基礎控除に相当する額を引き上げ、(3)基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額の減額措置について、その減額する額を、アからウまでの表のとおり改定するものでございます。 3、(1)この条例は、令和3年4月1日等から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 次に、議案第35号「東広島市乳幼児等医療費支給条例の一部改正について」でございます。 本案は、乳幼児等に係る医療費の負担を軽減することを目的として、通院等に係る乳幼児等医療費の支給対象となる乳幼児等の範囲を拡大するとともに、所要の規定の整備を行おうとするものでございます。 2、(1)この条例は、令和3年8月1日等から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 次に、議案第36号「東広島市保育所設置及び管理条例の一部改正について」でございます。 本案は、円城寺保育所を廃止しようとするものでございます。 2、(1)この条例は、令和3年4月1日から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 次に、議案第37号「東広島市営住宅設置及び管理条例の一部改正について」でございます。 本案は、白市御屋敷住宅を廃止しようとするものでございます。 2、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 次に、議案第38号「東広島市手数料条例の一部改正について」でございます。 本案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部改正に併せて、建築物エネルギー消費性能適合性判定等の申請に係る手数料の区分を変更し、当該変更後の区分に係る手数料の額を定めようとするものでございます。 2、改正の内容でございますが、床面積が2,000平方メートル未満の建築物に係る建築物エネルギー消費性能適合性判定、建築物エネルギー消費性能向上計画の認定及び建築物エネルギー消費性能基準に適合する旨の認定の申請に係る手数料について、床面積に応じた区分を変更し、当該変更後の区分に係る手数料の額を、(1)から(3)までの表のとおり定めるものでございます。 3、(1)この条例は、令和3年4月1日から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 次に、議案第39号「東広島市いじめ問題調査委員会設置条例の一部改正について」でございます。 本案は、令和3年4月1日に実施する機構改革に併せて、東広島市いじめ問題調査委員会の庶務を処理する組織を変更するとともに、所要の規定の整理を行おうとするものでございます。 2、この条例は、令和3年4月1日等から施行するものでございます。 次に、議案第40号「東広島市地域研修センター設置及び管理条例の廃止について」でございます。 本案は、東広島市後谷多目的研修集会施設及び東広島市第3区生活改善センターを無償で譲渡することに伴い、東広島市地域研修センター設置及び管理条例を廃止しようとするものでございます。 2、(1)この条例は、令和3年4月1日から施行し、(2)に掲げる経過措置を講ずるものでございます。 議案第40号までの説明は以上でございますが、提出議案添付資料に、資料1から資料3までといたしまして、議案第20号から第22号までに係る資料を添付しておりますので、後ほど御参照いただきたいと思います。 以上で、38議案につきまして、私からの説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(乗越耕司君) 説明の途中ですが、暫時休憩いたします。                             午後0時04分 休  憩 ───────────────────── * ───────────────────                             午後1時14分 再  開 ○議長(乗越耕司君) 再開いたします。 引き続き提出者の説明を求めます。 ◎財務部長(江口和浩君) 議長、財務部長。 ○議長(乗越耕司君) 江口財務部長。 ◎財務部長(江口和浩君) (登 壇) 私からは、議案第41号から議案第49号までの9議案につきまして御説明申し上げます。 初めに、東広島市補正予算書令和3年2月その2、議案第41号「令和2年度東広島市一般会計補正予算(第12号)」でございます。 本案は、歳入歳出予算、繰越明許費、債務負担行為及び地方債について補正をさせていただくものでございます。 歳入歳出予算については、追加が必要な予算、執行見込みに基づく歳出の不用額の減額、財源更正のほか、国の3次補正による補助事業の前倒しを取り込んだ結果、既定の予算から4億3,430万9,000円を減額し、補正後の総額をそれぞれ1,160億6,770万8,000円とするものでございます。 「第1表 歳入歳出予算補正」について主なものを御説明いたします。 まず、歳入でございます。 1款市税は、法人市民税、固定資産税などについて増としており、全体で7億7,755万4,000円の増額としております。 2款地方譲与税から11款地方特例交付金までは、本年度の交付見込みにより、それぞれ増額、または減額としております。 16款国庫支出金は、一部について実績見込みによる減はあるものの、土木施設災害復旧費国庫負担金などの増により、2億9,491万1,000円の増額としております。 18款財産収入は、有価証券売払収入などの増により、1億6,306万7,000円の増額としております。 20款繰入金は、今回の補正の財源調整に伴う財政調整基金繰入金などの減により、56億8,201万円の減額としております。 21款繰越金は、前年度の決算剰余金の残額を計上するもので、32億9,017万1,000円の増額としております。 23款市債は、一部について減となるものの、土木施設災害復旧事業債などの増により、9億8,510万円の増額としております。 次に、歳出でございますが、2款総務費は、基金積立金の増などにより、16億952万1,000円の増額としております。 3款民生費は、一部について執行見込みに伴う増はあるものの、特別定額給付金事業などの執行見込による減により、2億3,923万6,000円の減額としております。 4款衛生費は、広島中央環境衛生組合における執行見込や財源更正により、同組合負担金が減となるなどにより、9億5,359万9,000円の減額としております。 6款農林水産業費は、補助金事業などの執行見込による減により、2億1,254万5,000円の減額としております。 7款商工費は、広島県の新型コロナウイルス感染症対策としての飲食事業者応援事業に協調する負担金の追加のほか、企業誘致促進事業などの執行見込みによる補助金の増などにより、2億136万7,000円の増額としております。 8款土木費は、国の3次補正による補助事業の前倒しに伴う増額があり、全体では3,689万6,000円の増額としております。 10款教育費は、小学校情報機器管理事業などの執行見込みによる減により、9億5,101万8,000円の減額としております。 11款災害復旧費は、土木施設災害復旧事業などについて設計額の増などの要因により、5億5,973万8,000円の増額としております。 「第2表 繰越明許費補正」でございます。追加として、庁舎管理事務から産業振興施設災害復旧事業までの合わせて28事業について新たに計上し、変更として、中小企業活性化支援事業など8事業について、既定の金額を増額するものでございます。 「第3表 債務負担行為補正」でございます。追加として、大学連携政策課題共同研究負担金から災害復旧工事施工監理支援業務委託までの合わせて9件について既定の予算に追加し、変更として、地域公共交通運行業務委託からスクールバス運行業務委託までの合わせて20件について、既定の期間または限度額をそれぞれ変更し、債務負担行為を廃止とするものでございます。 「第4表 地方債補正」については、歳入歳出予算の補正に併せ、追加、変更及び廃止を行うものでございます。 次に、議案第42号「令和2年度東広島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)」でございます。 本案は、歳入歳出予算について補正をさせていただくもので、既定の予算に167万3,000円を追加し、補正後の総額をそれぞれ312万3,000円とするものでございます。 「第1表 歳入歳出予算補正」でございますが、歳入では、貸付金元利収入を増額とし、歳出では、住宅新築資金等貸付事業費について一般会計繰出金を増額としております。 次に、議案第43号「令和2年度ひがしひろしま墓園管理事業特別会計補正予算(第1号)」でございます。 本案は、歳入歳出予算及び債務負担行為について補正をさせていただくもので、歳入歳出予算については、既定の予算に274万2,000円を追加し、補正後の総額をそれぞれ1,361万8,000円とするものでございます。 「第1表 歳入歳出予算補正」でございますが、歳入では、使用料及び手数料などを増額とし、歳出では、墓園管理費について一般会計繰出金などを増額としております。 「第2表 債務負担行為補正」については、変更として、1件について既定の限度額を変更するものでございます。 次に、議案第44号「令和2年度八本松駅前土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)」でございます。 本案は、国の3次補正による補助事業の前倒しなどにより、歳入歳出予算、繰越明許費及び地方債について補正をさせていただくもので、歳入歳出予算については、既定の予算に5,233万2,000円を追加し、補正後の総額をそれぞれ3億4,323万6,000円とするものでございます。 「第1表 歳入歳出予算補正」でございますが、歳入では、国庫補助金などを増額とし、歳出では、土地区画整理費の補償費を増額するものでございます。 「第2表 繰越明許費補正」については、変更として、既定の金額を増額するものでございます。 「第3表 地方債補正」については、変更として、事業費の追加に併せて既定の限度額を増額するものでございます。 次に、議案第45号「令和2年度東広島市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」でございます。 本案は、歳入歳出予算及び債務負担行為について補正をさせていただくもので、歳入歳出予算については、既定の予算に37万4,000円を追加し、補正後の総額をそれぞれ159億2,758万4,000円とするものでございます。 「第1表 歳入歳出予算補正」でございますが、歳入では、実績見込みなどから、国民健康保険税などを減額、繰入金などを増額とし、歳出では、執行見込などから、項目ごとに増額または減額としております。 「第2表 債務負担行為補正」については、追加として、口座振替受付サービス導入負担金について、既定の予算に追加するものでございます。 次に、議案第46号「令和2年度東広島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)」でございます。 本案は、歳入歳出予算について補正をさせていただくもので、既定の予算から205万8,000円を減額し、補正後の総額をそれぞれ22億359万3,000円とするものでございます。 「第1表 歳入歳出予算補正」でございますが、歳入では、保険基盤安定繰入金を減額とし、歳出では、後期高齢者医療広域連合納付金を減額としております。 次に、議案第47号「令和2年度東広島市介護保険特別会計補正予算(第4号)」でございます。 本案は、保険事業勘定の歳入歳出予算及び債務負担行為について、また、介護サービス事業勘定の歳入歳出予算についてそれぞれ補正をさせていただくもので、保険事業勘定の歳入歳出予算については、既定の予算に3億2,029万円を追加し、補正後の総額をそれぞれ131億2,586万7,000円とし、介護サービス事業勘定については、既定の予算から176万8,000円を減額し、補正後の総額をそれぞれ5,765万円とするものでございます。 保険事業勘定の「第1表 歳入歳出予算補正」でございます。歳入では、介護給付費国庫負担金などを増額とし、歳出では、介護給付費準備基金積立金などの減はあるものの、介護サービス等給付費などの増により、全体としては増額としております。 保険事業勘定の「第2表 債務負担行為補正」については、地域包括支援センター運営業務委託について、既定の予算に追加するものでございます。 介護サービス事業勘定の「第1表 歳入歳出予算補正」でございます。歳入では、介護予防ケアマネジメント費収入の見込みにより、サービス収入を減額とし、歳出では、介護予防支援事業費を減額としております。 続きまして、東広島市水道事業会計補正予算書、議案第48号「令和2年度東広島市水道事業会計補正予算(第2号)」でございます。 第3条の収益的収入及び支出の補正でございますが、収入の第1款水道事業収益は、これまでの収入実績から、4,741万7,000円を減額し52億1,089万3,000円とし、支出の第1款水道事業費用は、原水及び浄水費などの執行見込から、4,865万2,000円を増額し47億4,394万6,000円とするものでございます。 第4条の資本的収入及び支出の補正でございますが、収入の第1款資本的収入は、企業債などが減となることから、1億2,020万円を減額し1億6,404万6,000円とし、支出の第1款資本的支出は、執行見込により、1億1,301万3,000円を減額し11億5,292万円とするものでございます。 第5条の債務負担行為の補正でございますが、1件を追加するものでございます。 第6条の企業債の補正でございますが、先ほど第4条で説明した企業債の補正に関連し、限度額を改めるものでございます。 続きまして、東広島市下水道事業会計補正予算書、議案第49号「令和2年度東広島市下水道事業会計補正予算(第4号)」でございます。 第3条の収益的収入及び支出の補正でございますが、収入の第1款下水道事業収益は、営業外収益として一般会計負担金が減額となることなどにより、2,662万8,000円を減額し50億9,855万8,000円とし、支出の第1款下水道事業費用は、執行見込みから維持管理費が減額となることなどにより、2,545万円を減額し47億8,021万円とするものでございます。 第4条の資本的収入及び支出の補正でございますが、収入の第1款資本的収入は、国の3次補正予算に対応した補助金が増となることなどにより、1億23万2,000円を増額し55億4,211万2,000円とし、支出の第1款資本的支出は、国の3次補正に対応した建設改良費を増とすることなどにより、5,357万7,000円を増額し71億4,077万4,000円とするものでございます。 第5条の債務負担行為の補正でございますが、1件を追加するものでございます。 第6条の企業債の補正でございますが、資本的収入の補正に併せ増額するものでございます。 議案第41号から議案第49号までの9議案の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(乗越耕司君) 説明が終わりました。 お諮りします。ただいま議題となっております47件につきましては、質疑を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております諮問第3号「人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて」から議案第49号「令和2年度東広島市下水道事業会計補正予算(第4号)」までの47件につきましては、議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 ───────────────────── * ─────────────────── ○議長(乗越耕司君) 日程第5、議案第50号「令和3年度東広島市一般会計予算」から議案第69号「令和3年度東広島市下水道事業会計予算」までの20件を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 ◎財務部長(江口和浩君) 議長、財務部長。 ○議長(乗越耕司君) 江口財務部長。 ◎財務部長(江口和浩君) (登 壇) ただいま議題となりました議案第50号から議案第69号までの20議案につきまして、御説明申し上げます。 令和3年度東広島市予算書の議案第50号「令和3年度東広島市一般会計予算」でございます。 第1条、歳入歳出予算の総額でございますが、889億2,000万円と定めるもので、前年度当初と比較して、額では20億1,000万円、率にして2.2%の減となっております。 歳入歳出予算については、前年度比較で説明させていただくために、予算に関する説明書により説明させていただきます。 歳入歳出予算事項別明細書により、比較的大きな増減がある費目を中心に御説明いたします。 まず、歳入でございます。 1款市税は、前年度当初と比較してほぼ横ばいの345億1,000万円余としております。 個人市民税や法人市民税については、税制改正や新型コロナウイルス感染拡大の影響による減収を見込んでおりますが、固定資産税における企業の新規設備投資による償却資産の増や、新型コロナの影響により令和2年度の特例であった徴収猶予の額が納付されることを見込み、市税全体では横ばいと見込んだものでございます。 2款地方譲与税から9款環境性能割交付金までは、広島県からの交付見込みによりそれぞれ計上しております。 11款地方特例交付金は、新型コロナウイルス感染症に関する税制措置として、売上が減少している中小事業者等の償却資産や事業用家屋に係る固定資産税等の軽減措置、及び新規に設備投資を行う中小事業者等を支援する観点からの固定資産税の軽減措置が創設されたことによる国からの補填として、地方税減収補填特別交付金4億円を新たに計上しております。 12款地方交付税は、普通交付税の算定において財源不足の見込みが9億円拡大するものの、国の予算の都合により臨時財政対策債に振り替えられる額が多額となることから、特別交付税と合わせた全体で9億円の減額としております。 16款国庫支出金及び17款県支出金は、災害復旧に伴う国庫負担金及び県補助金の減などにより大幅な減額としております。 20款繰入金は、財源調整に伴う財政調整基金繰入金、公共施設総合管理基金繰入金の増などはあるものの、全体として2億3,000万円余の減額としております。 22款諸収入は、学校給食費の公会計化に伴う大幅な増などにより、10億5,000万円余の増額としております。 23款市債は、先ほど御説明いたしました臨時財政対策債を、18億5,000万円増の38億5,000万円と見込むなどにより、17億1,000万円余の増額としております。 次に、歳出でございます。 2款総務費は、バス交通結節点の整備や道の駅西条のん太の酒蔵の施設整備に伴う増などにより、10億2,000万円余の増額としております。 3款民生費は、介護保険施設等整備助成や、障害者自立支援給付事業の増などにより、13億2,000万円余の増額としております。 4款衛生費は、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費の増などにより、5億9,000万円余の増額としております。 6款農林水産業費は、道の駅の備品整備に係る経費の増などにより、4億4,000万円余の増額としております。 7款商工費は、企業誘致助成金の増などによるもので、4億円余の増額としております。 8款土木費は、道路維持修繕や八本松駅前土地区画整理関連公共事業、街路・市道整備などの増により、24億2,000万円余の増額としております。 10款教育費は、学校給食費の公会計化に伴う学校給食センター管理運営事業の増などにより、2億4,000万円余の増額としております。 11款災害復旧費は、平成30年7月豪雨災害に係る復旧事業の進捗により82億2,000万円余の減額としております。 14款予備費は、通年の自然災害などの予期せぬ事案への緊急対応のほか、新型コロナウイルス感染症に柔軟に対応するため、総額2億円としております。 予算書に戻りまして、「第2表 債務負担行為」でございます。公共施設等借料から合わせて144件について債務負担行為を設定するものでございます。 「第3表 地方債」でございます。過疎地域振興事業から、臨時財政対策まで、26事業について合計103億5,270円の限度額を設定するものでございます。 次に、議案第51号「令和3年度東広島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算」でございます。 歳入歳出予算の総額を117万円と定めるもので、前年度と比較して28万円の減額としております。 歳入は、貸付金元利収入で、歳出は、貸付金の徴収に要する経費と公債費でございます。 次に、議案第52号「令和3年度ひがしひろしま墓園管理事業特別会計予算」でございます。 歳入歳出予算の総額を1,086万円と定めるもので、前年度と比較して1万円余の減額としております。 歳入は、主に使用料と管理手数料で、歳出は、墓園の維持管理に要する経費でございます。 「第2表 債務負担行為」でございますが、2件について設定するものでございます。 次に、議案第53号「令和3年度東広島市特定地域生活排水処理事業特別会計予算」でございます。 歳入歳出予算の総額を1,267万8,000円と定めるもので、前年度と比較して、1万円余の減額としております。 歳入は、使用料と繰入金で、歳出は、公設浄化槽施設の維持管理に要する経費と公債費でございます。 「第2表 債務負担行為」でございますが、1件について設定するものでございます。 次に、議案第54号「令和3年度八本松駅前土地区画整理事業特別会計予算」でございます。 歳入歳出予算の総額を5億9,459万5,000円と定めるもので、前年度と比較して3億6,969万円余の増額としております。 歳入は、国庫補助金、県負担金、繰入金及び市債で、歳出は、土地区画整理事業に要する経費でございます。 「第2表 地方債」でございますが、土地区画整理事業について9,800万円の限度額を設定するものでございます。 次に、議案第55号「令和3年度東広島市国民健康保険特別会計予算」でございます。 歳入歳出予算の総額を150億9,726万円と定めるもので、前年度と比較して8億2,697万円余の減額としております。 歳入は、国民健康保険事業を運営するための財源で、国民健康保険税のほか、県補助金、繰入金などで、歳出は、保険給付費など、国民健康保険事業の運営に要する経費でございます。 「第2表 債務負担行為」でございますが、合わせて13件について設定するものでございます。 次に、議案第56号「令和3年度東広島市後期高齢者医療特別会計予算」でございます。 歳入歳出予算の総額を22億4,712万8,000円と定めるもので、前年度と比較して7,309万円余の増額としております。 歳入は、後期高齢者医療保険料や繰入金などで、歳出は、主に後期高齢者医療広域連合納付金でございます。 「第2表 債務負担行為」でございますが、2件について設定するものでございます。 次に、議案第57号「令和3年度東広島市介護保険特別会計予算」でございます。 保険事業勘定の歳入歳出予算の総額を137億4,075万9,000円と定め、介護サービス事業勘定の同じく総額を4,225万1,000円と定めるものでございます。 保険事業勘定は、保険給付費の増を見込み、前年度と比較して10億3,938万円余の増額、介護サービス事業勘定は1,716万円余の減額としております。 保険事業勘定の歳入は、介護保険料のほか、国・県支出金、支払基金交付金、繰入金などで、歳出は、保険給付費など、介護保険事業の運営に要する経費でございます。 「第2表 債務負担行為」でございますが、合わせて13件について設定するものでございます。 介護サービス事業勘定の歳入は、介護予防サービス費収入で、歳出は、介護予防支援事業を行うものでございます。 「第2表 債務負担行為」でございますが、1件について設定するものでございます。 続きまして、議案第58号から議案第67号までの財産区特別会計予算について御説明申し上げます。 財産区(管理会)特別会計予算書及び予算に関する説明書でございます。 議案第58号「令和3年度東広島市上三永財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を77万4,000円と定めるもので、前年度と比較して2,000円の減額でございます。 議案第59号「令和3年度東広島市御薗宇財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を1,550万6,000円と定めるもので、前年度と比較して1,092万7,000円の増額としております。これは、基金への積立金の計上によるものでございます。 議案第60号「令和3年度東広島市志和堀財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を26万6,000円と定めるもので、前年度と同額でございます。 議案第61号「令和3年度東広島市東志和財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を71万7,000円と定めるもので、前年度と同額でございます。 議案第62号「令和3年度東広島市西志和財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を7万円と定めるもので、前年度と同額でございます。 議案第63号「令和3年度東広島市白市財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を15万9,000円と定めるもので、前年度と同額でございます。 議案第64号「令和3年度東広島市小谷財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を32万1,000円と定めるもので、前年度と同額でございます。 議案第65号「令和3年度東広島市志和財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を34万2,000円と定めるもので、前年度と比較して2,000円の増額としております。 議案第66号「令和3年度東広島市竹仁財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を225万6,000円と定めるもので、前年度と同額でございます。 議案第67号「令和3年度東広島市久芳財産区特別会計予算」でございますが、歳入歳出予算の総額を224万5,000円と定めるもので、前年度と比較して4万9,000円の増額としております。これは、賃借料の増額によるものでございます。 続きまして、東広島市水道事業会計予算書、議案第68号「令和3年度東広島市水道事業会計予算」でございます。 第2条の業務の予定量でございますが、これまでの実績などから、前年度比で、(1)の給水戸数は1.1%の増を、(2)の年間総配水量は1.3%の増を見込んでおります。 (4)の主要な建設改良事業でございますが、(ア)の上水道拡張事業では、給水要望や安定給水のための配水管布設工事を、(イ)の配水管設備事業では、主に計画に基づく老朽管の更新・耐震化工事や水道管の移設工事などを、(ウ)の施設整備事業では、施設更新計画及び設備更新計画に基づく施設・設備の更新工事などを行うこととしております。 次に、第3条の収益的収入及び支出の予定額でございますが、収入の第1款水道事業収益は52億1,186万3,000円で、水道料金収入の減などにより4,644万円余の減額、支出の第1款水道事業費用は48億1,662万8,000円で、受水費の増などにより1億700万円余の増額としております。 第4条の資本的収入及び支出の予定額でございますが、第2条で説明いたしました建設改良事業を実施するための財源及び費用でございます。 収入の第1款資本的収入は1億4,808万2,000円で、企業債の減などにより1億3,616万円余の減額、支出の第1款資本的支出は14億8,850万2,000円で、配水管設備費の増などにより2億1,738万円の増額としております。 第5条は、債務負担行為について、事項別に期間及び限度額を、10項目につき、それぞれ定めるものでございます。 続きまして、東広島市下水道事業会計予算書、議案第69号「令和3年度東広島市下水道事業会計予算」でございます。 第2条の業務の予定量でございますが、前年度比で、(1)の処理開始面積は0.4%の増を、(2)の年間総処理水量は13.0%の増を見込んでおります。 (4)の主要な建設改良事業でございますが、(ア)の管渠建設事業では、より緊急性の高い地域について下水道の整備を行うこととし、(イ)のポンプ場建設事業では、ストックマネジメント計画に基づく改築工事を行うこととし、(ウ)の処理場建設事業では、処理水量の増加に対応するため、引き続き東広島浄化センターの増設工事を行うこととしております。 次に、第3条の収益的収入及び支出の予定額でございますが、収入の第1款下水道事業収益は53億2,024万2,000円で、下水道使用料の増などにより2億1,497万円余の増額、支出の第1款下水道事業費用は50億8,912万9,000円で、2億7,021万円余の増額としております。 第4条の資本的収入及び支出の予定額でございますが、第2条で説明いたしました建設改良事業を実施するための財源及び費用でございます。 収入の第1款資本的収入は50億1,227万4,000円で、建設改良事業の財源とする企業債や国庫補助金の増などにより6億379万円余の増額、支出の第1款資本的支出は66億1,762万6,000円で、東広島浄化センターの増設などに要する経費の増などにより5億6,615万円余の増額としております。 第5条は、債務負担行為について事項別に期間及び限度額を8項目につきそれぞれ定めるもので、第6条は、企業債について、起債の目的、限度額等を定めるものでございます。 議案第50号から議案第69号までの20議案の説明は、以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(乗越耕司君) 説明が終わりました。 お諮りします。ただいま議題となっております20件につきましては質疑を省略し、申し合わせにより、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたします。 ───────────────────── * ─────────────────── ○議長(乗越耕司君) 日程第6、委員会提出議案第1号「東広島市議会基本条例の一部改正について」から委員会提出議案第3号「東広島市議会委員会条例の一部改正について」までの3件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 提出者の説明を求めます。 ◆議会運営委員長(石原賢治君) 議長、29番。 ○議長(乗越耕司君) 29番石原賢治議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(石原賢治君) (登 壇) それでは、委員会提出議案第1号「東広島市議会基本条例の一部改正について」から委員会提出議案第3号「東広島市議会委員会条例の一部改正について」までの3件について説明をさせていただきます。 まず、委員会提出議案第1号「東広島市議会基本条例の一部改正について」及び委員会提出議案第2号「東広島市議会会議規則の一部改正について」でありますが、本案は、東広島市議会基本条例第29条に基づき、議会運営委員会において東広島市議会基本条例の検証を行った結果、大規模災害時や感染症の拡大時に議会が果たすべき役割と行動を定めること、議案や委員会要点記録をホームページに公開するなど、議会の情報を積極的に発信すること、議会の議決を必要とする市の計画について改めること、政策研究会を市政に関する重要な政策や課題等を調査研究する制度に改めることに取り組むこととし、必要な改正を行おうとするものであります。 委員会提出議案第1号「東広島市議会基本条例の一部改正について」は、災害時の議会の対応として、災害により市内に被害が発生し、または、その恐れがあるときは、市民生活の安定及び維持が図られるようにするため、迅速かつ的確な対応を取るよう努めなければならないとして議会の責務を明確にし、これに必要な計画を定めることを規定するとともに、その他所要の規定の改正を行うものであります。 委員会提出議案第2号「東広島市議会会議規則の一部改正について」は、政策研究会の見直しにより、その設置目的を市政に関する重要な政策等及び課題について調査研究を行い、その結果を議会で共有することに改めるとともに、その他所要の規定の改正を行うものであります。 次に、委員会提出議案第3号「東広島市議会委員会条例の一部改正について」でありますが、本案は、令和2年第4回東広島市議会定例会において議決いたしました東広島市事務分掌条例の一部改正に伴い、総務委員会の所管から政策企画部の所管に属する事項を削るとともに、市民経済委員会の所管に地域振興部の所管に属する事項を追加するものであります。 皆様方におかれましては、この趣旨をお酌み取りいただき、ぜひとも御賛同賜りますようお願いいたしまして、議案の説明とさせていただきます。 ○議長(乗越耕司君) 説明が終わりました。 本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託を省略いたします。 本案に対する質疑を行います。ございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、各案件に対する反対討論の発言を許します。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) 次に、賛成討論の発言を許します。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(乗越耕司君) これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。採決は分離して行います。 まず、委員会提出議案第1号「東広島市議会基本条例の一部改正について」の件を採決いたします。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は、賛成ボタンを押して起立してください。            〔賛成者起立〕 ○議長(乗越耕司君) 採決を確定いたします。起立全員であります。よって、本案は、原案のとおり可決することに決しました。 次に、委員会提出議案第2号「東広島市議会会議規則の一部改正について」の件を採決いたします。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は、賛成ボタンを押して起立してください。            〔賛成者起立〕 ○議長(乗越耕司君) 採決を確定いたします。起立全員であります。よって、本案は、原案のとおり可決することに決しました。 次に、委員会提出議案第3号「東広島市議会委員会条例の一部改正について」の件を採決いたします。 本案を原案のとおり可決することに賛成の方は、賛成ボタンを押して起立してください。            〔賛成者起立〕 ○議長(乗越耕司君) 採決を確定いたします。起立全員であります。よって、本案は、原案のとおり可決することに決しました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 会期予定表のとおり、明日11日から14日までは休会とし、15日から18日までは各常任委員会の付託案件の審査を、また、19日と22日は予算特別委員会の付託案件の審査を、さらに、24日と25日は各常任委員会の付託案件の審査をお願いし、26日は本会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。                             午後2時01分 散  会 ───────────────────── * ───────────────────  以上のとおり会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  東広島市議会議長   乗 越 耕 司  東広島市議会議員   石 原 賢 治      〃       上 田   廣      〃       鈴 木 英 士...