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09月08日-03号

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  1. 東広島市議会 2017-09-08
    09月08日-03号


    取得元: 東広島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-12
    平成29年第3回 9月定例会(第3日目)1. 日時  平成29年9月8日2. 場所  東広島市議会議場3. 出席議員(29名)  1番 天 野 正 勝   2番 岩 崎 和 仁   3番 中 川   修  4番 貞 岩   敬   5番 岡 田 育 三   6番 坪 井 浩 一  7番 大 道 博 夫   8番 玉 川 雅 彦   9番 北 林 光 昭  10番 加 藤 祥 一   11番 重 森 佳代子   12番 奥 谷   求  13番 大 谷 忠 幸   14番 重 光 秋 治   15番 加 根 佳 基  16番 宮 川 誠 子   17番 谷   晴 美   18番 杉 原 邦 男  19番 乗 越 耕 司   20番 竹 川 秀 明   21番 高 橋 典 弘  22番 中 平 好 昭   23番 池 田 隆 興   25番 山 下   守  26番 鈴 木 利 宏   27番 小 川 宏 子   28番 牧 尾 良 二  29番 石 原 賢 治   30番 赤 木 達 男          4. 欠席議員(1名)  24番 梶 谷 信 洋5. 本会議の書記  事務局長    山 本 辰 也      局次長     弓 場   潤  議事調査係長  尾 崎 修 司      主査      三 原 博 道6. 説明のため出席した者  市長      藏 田 義 雄      副市長     槇 原 晃 二  副市長     下 田 輝 治      教育長     津 森   毅  総務部長    前 延 国 治      政策企画部長  西 村 克 也  財務部長    倉 本 道 正      生活環境部長  天神山 勝 浩  健康福祉部長  増 田 泰 二      こども未来部長 石 原 さやか  産業部長    前 藤 英 文      建設部長    市 川 宏 行  都市部長    加 藤 博 明      下水道部長   永 岡 正 美  会計管理者   大 森   明      消防局長    古 川   晃  水道局長    半 川 朋 斎      学校教育部長  大 垣 勇 人  生涯学習部長  下 宮   茂      総務部次長兼総務課長                               木 原 岳 浩  企画課長    神 笠 秀 治      財務部次長兼財政課長                               江 口 和 浩  農業委員会事務局長  加二谷 達 雄7. 会議事件日程第1        会議録署名議員の指名日程第2        一般質問───────────────────── * ───────────────────                             午前10時00分 開  議 ○議長(牧尾良二君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は28名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。───────────────────── * ─────────────────── ○議長(牧尾良二君) それでは、これより日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、議長において、19番乗越耕司議員、20番竹川秀明議員、21番高橋典弘議員を指名いたします。───────────────────── * ─────────────────── ○議長(牧尾良二君) 日程第2、一般質問を行います。 ここで、念のため申し上げておきます。 一般質問は、一問一答方式、一括質問方式の選択制になっており、発言時間は35分以内となっております。 なお、初回の質問は演壇で行い、2回目以降の質問からは質問席で行ってください。 それでは、一般質問の通告がありますので、13番大谷忠幸議員の一問一答方式による一般質問を許します。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) (登 壇) おはようございます。街おこしをめざす会の大谷忠幸です。それでは、冒頭に元気の出るエピソードを1つ紹介いたします。 平成29年9月1日に、広島大学大学院先端物質科学研究科黒田章夫教授が、アスベスト迅速検出装置の開発で、内閣府の産官学連携功労者表彰で、環境大臣賞を受賞されました。これは、ノーベル賞受賞者も事前に授賞されるほどの華々しい成果でございます。黒田章夫教授、受賞おめでとうございます。 アスベスト、日本名、石綿ですが、健康被害が重大な社会問題となっております。日本には、アスベストを含む建材が、約4,000万トン存在します。 今後、アスベストが使われた古い建物の解体がピークを迎えますので、飛散アスベストの対策が急がれております。 このアスベストですが、検出するのが非常に難しい。アスベストを検出するには、電子顕微鏡を用いる従来方法では1週間程度かかっておりました。これでは大変です。これを解決するために、黒田章夫教授が、アスベストにぱくっと食らいつくたんぱく質を発見されました。このたんぱく質は、光を当てますと蛍光を出します。それで、さらにバイオテクノロジーを駆使して、光を当てますと、アスベストが緑色に光る蛍光磁石を開発されました。これをもとにして、携帯可能な蛍光顕微鏡を企業と連携して製品化し、工事現場でアスベストの有無を確認できるようにされました。 新開発法では、検出時間が約1時間となり、従来法の約150分の1に短縮されました。世界初であります。画期的です。 これにより、地震の被災地、解体工事現場など多くの場所で利用され、健康被害を防ぐことが可能になったのです。すばらしいの一言であります。 並外れた問題意識、問題解決のための着眼点、ブレークスルーに至る行動力、装置化するための企業との連携におけるリーダーシップ、どれをとっても超一級品であります。 こうした研究成果が、我が東広島市から輩出されたことを誇りに思います。黒田章夫教授の今後ますますの御活躍を祈念します。 さて、議長のお許しをいただいておりますので、早速質問に移らせていただきます。 まず1点目です。危機管理について。 昭和隧道崩落の危機管理についてであります。 JR山陽本線に、西条駅から乗って西高屋駅方向に上っていきますと、約90秒程度で、広大な圃場整備された田園風景が、左右の窓から広がります。 檜山、宮領、大畠等々にまたがるこの田園の真ん中をJR山陽本線が走り、その南側を入野川が東へ流れます。 西高屋駅の直前にある山、この山の頂上に東広島市立高屋西小学校があるのですが、この山に入野川はぶつかり、流れを北に変えます。 JR山陽本線の下を横切って、さらに100メートルほど北へ流れたところで、流れを東に変え、約500メートルほど東へ流れたところで、流れを南に変えます。ここに、西高屋駅前区があります。 再度JR山陽本線の下を横切ったところで、流れを東に変え、西高屋駅の南側を東へ流れ、杵原踏切付近で杵原川と合流します。 つまり、高屋西小学校のある山を大きく北へ迂回する格好で、入野川は流れているのであります。 今回問題にしております昭和隧道とは、昭和23年6月に竣工したもので、高屋西小学校のある山を打ち抜くように掘られたものであります。 高屋西小学校のある山を打ち抜くこの昭和隧道により、入野川はショートカットしてほとんど一直線に流れるバイパス機能を有したことになります。 この昭和隧道はなぜ掘られたのか、その理由は2つあります。 1つは、先ほど申しました檜山、宮領、大畠にまたがる広大な田園の水はけが悪く、一般にざぶ田と呼ばれるため、これを改善するためであります。 2つには、西高屋駅前区なる地域が、西に入野川、東に杵原川、この2つの川で挟まれた地域であり、豪雨時には氾濫し、容易に水没するため、昭和隧道のバイパス機能により、入野川の水量を減らすわけです。これを改善するためです。 現在、入野川は、下流から河川改修がなされ、かなり改善されてきてはおりますが、西高屋駅前区は、先日も豪雨時には駅前道路が冠水し、ややもすると床下浸水の危険と隣り合わせにあると言えます。 この昭和隧道ですが、私も小学校時代、肝試しで、懐中電灯を片手に何度かくぐり抜けたことがあります。コウモリが多数おりまして、結構怖かった思い出があります。そして、幼心に、大丈夫かなという思いにかられました。 といいますのも、昭和23年といいますと、今から約70年前に建設された隧道であります。建設資材もそんなにいいものではないと思われます。 事実、崩落事故は、これまで何度も起こっていると聞いております。 もし、昭和隧道が崩落し、不通になって豪雨が来たら、西高屋駅前区はどうなるのか、考えただけでも恐ろしくなります。 そこで、質問です。 1番目、昭和隧道の現況についてお聞かせください。 数年前、広島県が昭和隧道の現況調査を実施したと聞き及んでおります。その結果を踏まえてお聞かせいただければ幸いです。 2点目です。昭和隧道が崩落し、不通になったとき、西高屋地区、特に西高屋駅前区に与える影響についてお聞かせください。 西高屋駅前再開発のため、最近、都市部が西高屋駅前区の測量調査を実施しております。その結果を踏まえてお聞かせいただければ、幸いであります。 3点目、昭和隧道が崩落し、不通になることを未然に防ぐための応急対策と恒久対策についてお聞かせください。 2番目の質問です。公衆トイレについて。 東広島市公衆トイレ設置・維持についてであります。 東広島市が、国際学術学園都市を目指し、「子育てするには東広島」のキャッチフレーズを本当の意味で具現化するために、整備すべき必須のものが清潔な公衆トイレの設置・維持と私は考えます。 中でも、清潔な女性用トイレの整備は、必要不可欠です。女性が安心して外出できるようにするためにも、市街地では500メートルに1つ、郊外でも1,000メートルに1つは清潔な公衆トイレが欲しいと私は考えます。 私は現在、住まいと職場である駐輪場等と合わせて9つのトイレを日々維持管理しております。その中の4つのトイレは、一般のお客様に開放しており、いわば公衆トイレのようなものです。 毎朝、それらのトイレの掃除をし、便器を磨き、トイレットペーパーの補充するのも、私の大切な仕事の一つです。 できれば公衆トイレはきれいに使用していただきたいのですが、床一面が太平洋のようになっていたりしますと、トイレットペーパーを大量に使用して後始末します。 また、便が便器にこびりついていたりしますと、後始末が大変であります。 長年公衆トイレの維持管理をしてきた所感を「大谷の第1法則、第2法則」として述べますと、第1法則とは、「男性はトイレを汚すが、女性はトイレをきれいに使用する」であります。第2法則とは、「あるレベル以下に汚れたトイレは、急激に汚れ、使用不能となる」であります。逆に言いますと、あるレベル以上に維持をしておきますと、そのままいってしまうということなんですけどね。 例えば、西条駅前市街地を歩いておりますと、幾つか公衆トイレがあり、男子用トイレはかなり清潔に維持されております。 私は変態ではありませんので、女性用トイレに入ったことはありませんが、男子用トイレの大便用の便器の清潔な維持ぐあいから推察しますに、女性用トイレもかなり良好な清潔さを維持しているものと判断します。 東広島市の特徴の一つに、JRの駅が10もあることが挙げられます。そのJRの駅の公衆トイレもつぶさに観察していきますと、トイレの設備の新旧、清掃・管理が行き届いているか否かに大きな差があります。 一概には言えませんが、駅の構内にある公衆トイレは、おおむね維持管理が良好であります。それに対し、駅の構内に公衆トイレがなく、駅のすぐ外側に公衆トイレがある場合、維持管理が不良な感じがします。 たとえどんなに新しい設備でも、維持管理がなされないと、清潔さを維持できません。 なお、この公衆トイレは、東広島市が維持管理していると聞き及んでおります。 公園の公衆トイレも見て歩いたのですが、場所によって公衆トイレの設備と維持管理に大きな差異があるように感じております。 また、東広島市には、公衆トイレの設置・維持を一元管理するセクションがないとも聞き及んでおります。 そこで質問です。 第1点目は、東広島市全体構想の中で、公衆トイレ設置計画の有無についてお聞きしたい。 公衆トイレ設置計画がある場合には、それについて詳細に報告していただきたいし、計画がない場合には、公衆トイレを市の政策の中でどのように位置づけ、その設置に対してどう取り組むおつもりかをお聞きしたい。 2点目です。 公衆トイレは、清潔さを維持されていなければ、何の役にも立ちません。 しかし、東広島市の公衆トイレの維持管理が、幾つかのセクションで分割管理されており、十分な維持管理がされているとは言いがたい現況において、東広島市としてどうお考えなのかをお聞きしたい。 東広島市全域に、一定の分域で公衆トイレを設置し、清潔に維持するためには莫大な財源が必要になるわけですが、幸いにも、民間主導での公衆トイレとも言える貴重な存在として、コンビニエンスストアが挙げられます。 コンビニエンスストアの多くは、お客様に清潔な公衆トイレを営業サービスの一環として提供しておられます。逆に言えば、コンビニエンスストア公衆トイレサービスがもしなければ、東広島市の公衆トイレ事業は立ち行かんのではないでしょうか。 そこで質問です。 コンビニエンスストアのトイレについて、どのように位置づけておられるのかをお聞きしたい。 特に東広島市が管理する公衆トイレの数と分布、コンビニエンスストアの数と分布についての認識についてお聞きしたい。 3番目です、ごみ・し尿処理について。 新ごみ・し尿処理施設の建設状況についてであります。 新ごみ・し尿施設導入について、これまでのいきさつを簡単にまとめますと、次のようになるかと思います。 平成25年9月13日、藏田義雄広島中央環境衛生組合管理者が、技術検討委員会を設置し、新規導入のごみ・し尿処理炉のタイプを諮問した。 平成26年6月16日、技術検討委員会が、藏田義雄管理者に、シャフト式ガス化溶融炉が最適と答申した。 平成26年12月13日、技術検討委員会最終答申シャフト式ガス化溶融炉を基本とする方針を決めたものの、炉の方式の最終決定は、業者決定まで持ち越すことになった。 平成28年12月20日、シャフト式ガス化溶融炉メーカーが、僅差、0.6ポイント差で落札した。 平成29年1月30日、藏田義雄管理者が、決裁書に決裁印を押印した。 平成29年3月29日、広島中央環境衛生組合臨時議会が開催され、土地造成工事請負契約し尿処理施設建築工事請負契約広島中央エコパーク整備事業、高効率ごみ発電施設建築工事請負契約、ともに全会一致で可決された。 さて、昨日たまたま新ごみ・し尿施設建設予定地の近くを車で通りました。本年3月に本契約となった工事が、約5カ月経過しても、何ら進展しているようには見えませんでした。 そこで質問です。 1番目、一体どうなっているのでしょうか、その理由についてお聞きしたい。 2番目です。黒瀬にある最終処分場の容量からして、そんなには時間的余裕はないものと考えます。今後の見通しについてお聞きしたい。 初回の質問については以上であります。よろしく御答弁をお願いいたします。 ○議長(牧尾良二君) 答弁を求めます。 ◎都市部長(加藤博明君) 議長、都市部長。 ○議長(牧尾良二君) 加藤都市部長。 ◎都市部長(加藤博明君) (登 壇) 大谷議員の御質問に対しまして、私からは、危機管理についてと公衆トイレについて御答弁申し上げます。 最初に危機管理についてでございますが、まず、昭和隧道の現況につきましては、この隧道は広島県が管理する河川で、入野川の流量を分散させるためにつくられたバイパス河川であり、高屋西小学校の南側に位置する、延長414メートルの河川隧道でございます。 議員御紹介のとおり昭和23年に建設された隧道で、現在69年が経過しております。 管理者であります広島県において、隧道の適切な維持管理のため、毎年出水期前と秋の2回、隧道の入り口と出口について、職員による定期点検を実施し、5年に1回、専門業者による詳細点検を実施されております。 この詳細点検につきましては、最近では平成24年度に実施し、5年経過となります今年度に再度調査を実施する予定とされております。 点検項目につきましては、現地踏査として、地形・地質状況や地面のひび割れ、陥没の有無について調査を行い、隧道内については、目視調査、打音調査、トンネル内の断面測定を実施し、現況の把握が行われております。 補修の履歴でございますが、平成18年度の調査結果で、劣化の著しかった入り口部の約70メートルについて、平成20年度に補強工事を実施されております。 直近の平成24年度の調査では、著しい劣化が認められなかったため、経過観察対応となっております。 次に、昭和隧道崩落が、西高屋地区、特に駅前に与える影響についてでございますが、広島県では、昭和隧道につきましては、崩落等により不通となる事故が起こらないよう、継続して点検・補修をすることで、対応していくという考えでおられます。 また、西高屋地区、特に駅前の浸水につきましては、入野川の賀茂カントリークラブから西高屋駅南側までの河川改修事業を実施されており、昨年度、杵原踏切のあります白鳥橋までの整備が完了し、現在、残り区間の整備について、鋭意進められております。 さらに、この入野川の整備が完了した後、暫定形で整備されております杵原川につきましても、1メートル程度河床を下げる工事が予定されており、これらの工事により河川の排水能力が高まることで、大幅に浸水被害の軽減が図られるものと考えております。 なお、西高屋駅前での測量調査でございますが、これにつきましては、西高屋駅の駅舎整備とあわせた南北自由通路南北駅前広場等の整備のため、現地測量、地質調査を行ったものでございます。 最後に、応急対策と恒久対策についてでございますが、応急対策といたしましては、広島県のほうで、引き続き年2回の点検と5年に1回の詳細点検を実施し、必要に応じて修繕等の適切な対応を行いながら、管理を続けることとされております。 恒久対策といたしましては、平成15年2月に広島県が策定されました二級河川沼田川水系河川整備計画で、隧道の断面を広げる計画としておりますが、広島県では、現在、進めております事業の早期完成を目指しており、隧道の改修につきましては、これらの整備の状況を見ながら検討していくこととされております。 市といたしましても、西高屋地区におきましては、早期に浸水対策を進めていく必要があると強く認識しており、隧道の保全、関係河川事業の推進につきまして、広島県に対して早期に事業が完了するよう強く要望してまいります。 次に、公衆トイレについて御答弁申し上げます。 最初に、公衆トイレの計画及び維持に関する御質問でございますが、トイレの設置につきましては、公園や自由通路などの公共施設の整備の中で、必要に応じて、トイレを設置することとしております。 このため、公衆トイレの設置に関する個別の計画は策定しておりませんが、現在、鏡山公園などの公園に60カ所、西条駅などの自由通路に2カ所、西条駅前酒蔵通りに1カ所、西高屋駅などのJR駅改札付近に4カ所、安芸津港などの港湾施設に2カ所、の合計69カ所にトイレを設置しております。 また、それらトイレの管理の状況につきましては、1つの部署が一元的に所管するという体制はとっておりませんが、それぞれの公共施設の管理の一環として適正に行うこととしており、清掃や点検など施設の利用状況によりまして、1日に1回から週3回程度の頻度で行っているところでございます。 次に、コンビニエンスストアのトイレに関する御質問でございますが、現在、市内には、170件程度のコンビニエンスストアが立地しており、中心部だけではなく、周辺部にも140件程度営業されていることから、広範囲にわたって多様なサービスを提供していただいております。 しかしながら、民間施設のトイレは、来客者という特定の者に対してサービスを提供されているもので、加えて、事業者の判断において運営されていることから、誰もが、いつでも利用できる公衆トイレとは性格が異なるものでございます。 したがいまして、公衆トイレに関する取り組みにつきましては、今後も、公園などの公共施設を整備する中で、必要に応じて、トイレを設置してまいりたいと考えております。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) 議長、生活環境部長。 ○議長(牧尾良二君) 天神山生活環境部長。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) (登 壇) 私からは、広島中央環境衛生組合が進めております、新ごみ・し尿処理施設の建設状況について御答弁申し上げます。 まず、契約後5カ月を経過しても、進展が見られないことについてでございますが、現在、建設予定地の保安林解除に向け、国の審査を受けているところと伺っています。 保安林解除につきましては、平成22年度より林野庁との事前協議を開始し、昨年度末に正式に保安林解除申請書を提出したとのことでございます。 現在、林野庁の最終審査を受けているところでございますが、その手続に不測の時間を要しており、現時点で、造成工事に着手できていないと伺っております。 なお、本体工事の高効率ごみ発電施設建設工事汚泥再生処理センター建設工事につきましては、昨年末、総合評価一般競争入札により落札業者を決定し、この3月に組合議会で議決の後、本契約を締結しておられます。 この2件の建設工事は、受託業者が契約後に実施設計を行い、その後建設工事に入る設計・施工方式で、この1年間は実施設計を予定しており、現在、順調に進捗しているとのことでございます。 しかしながら、造成工事着工のおくれに連動し、本体工事の現地着手に影響が及ぶとのことでございました。 次に、今後の見通しについてでございますが、用地の取得ができ次第、造成工事に着手できるよう、設計及び施工計画を精査いたしますとともに、本体工事についても、工期短縮等について受注業者と調整を行っているところで、計画目標年次である平成32年10月の供用開始を目指しているとのことでございます。 用地の取得時期につきましては、現時点では確定的な見通しをお示しすることができないということでございますが、明確となった時点で、全体工程の調整を行ってまいると伺っております。 まずは、早期、用地取得に向け全力で取り組んでいるところでございます。 本市といたしましても、本事業なくして安定かつ継続的な廃棄物行政を推進することはできないことから、今後とも組合と綿密な連携をとりまして、市民の皆様に御迷惑をおかけすることがないよう努めてまいります。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) 丁寧な答弁、ありがとうございました。 それでは、ただいまの答弁に対して、幾つか再質問をさせていただきたいと思います。 まず、1点目の危機管理についてであります。 毎年、出水期と秋の2回、昭和隧道の入り口と出口について、広島県の職員による定期検査を実施しているというふうに先ほど言われたんですけども、入り口と出口の奥行何メートルぐらいの領域に対して、どのような項目の定期検査を行うのかお聞かせください。 ◎都市部長(加藤博明君) 議長、都市部長。 ○議長(牧尾良二君) 加藤都市部長。 ◎都市部長(加藤博明君) 広島県職員による定期点検の内容でございますが、これは、県が策定しております河川維持管理計画に基づき、入り口部のゲート施設や、上下流の護岸も含めて、トンネルの入り口部と出口部について、トンネルの外から目視できる範囲で、施設の変状等の確認を行っておられます。
    ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) ありがとうございます。 それでは、今の目視で行うという、外から目視で行うということかと思います。 そこで、2点目なんですが、応急対策として、広島県の職員による年2回の点検と、専門業者による5年に1回の詳細点検を実施、必要に応じて適切な対応をするということなんです。 だから、先ほど言われた毎年2回やる目視による検査じゃなくて、詳細点検を実施するのは、なぜ5年に1回なんでしょうか。 何せ、約50歳の老朽隧道であります。老朽した隧道の現況を目の当たりにし、詳細点検の間隔について、5年に1回を3年に1回、そしてさらに短縮することが、崩落事故防止に対し肝要と考えますが、この点についての見解をお聞かせください。 ◎都市部長(加藤博明君) 議長、都市部長。 ○議長(牧尾良二君) 加藤都市部長。 ◎都市部長(加藤博明君) 点検の頻度でございますけども、先ほど申し上げました広島県の河川維持管理計画に基づき、専門業者に5年に1回点検行うということが定められております。 この点検方法につきましては、水道や道路トンネルにおける点検要領を参考にされながら、この計画を策定されております。 そして、点検で発見した変状等につきましては、進行などからその損傷度を評価し、次の定期点検までに措置が必要と判断された場合は、対策工事が実施されております。 また、地震や大きな出水があった場合には、必要に応じて詳細点検を実施するなど、施設の機能保全に努められております。 市といたしましても、現在の点検を引き続き実施していただきながら、適正な維持管理をお願いしたいと考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) 5年に1回ということを、できれば先ほど申しましたように、3年に1回、2年に1回、できれば毎年とか、そういうふうにやっていただけるよう申し入れていただければと思います。 そして、先ほどの御答弁の中で、恒久対策として、二級河川沼田川水系河川整備計画で、昭和隧道の断面を広げる計画があるということを言われたんですけども、現在の昭和隧道のサイズが幾らで、改修後の昭和隧道のサイズは幾ら、そして、どれくらいの予算と工期を見込んでおられるかについてお聞かせ願えればと思います。 ◎都市部長(加藤博明君) 議長、都市部長。 ○議長(牧尾良二君) 加藤都市部長。 ◎都市部長(加藤博明君) 現在の昭和隧道の断面につきましては、内空で幅2メートル、そして、高さが2.3メートルというトンネルの形状となっております。 そして、この拡張計画につきましては、冒頭の答弁でも申しましたように、広島県の河川整備計画で、隧道を広げる形で改修する計画は定められております。 しかしながら、この河川整備計画というのは基本的な方針を示すものでございまして、改修断面、予算や工期等の詳細については、今後、詳細な設計をしていく段階で判明していくこととなっておりますので、現時点では不明となっております。 また、改修時期につきましても、冒頭の答弁で申しましたように、現在、実施されております入野川の改修事業等を優先的に取り組まれるとされていることから、昭和隧道につきましては未定ということで伺っておりますけども、市としても早く着手していただくように、引き続きまた要望していきたいというふうに考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) ありがとうございます。先ほど私、申し上げましたように、地元の人間も余り知らないんだけども、昭和隧道がもし不通になったら、駅前区はちょっとした雨でもつかっちゃうんですよ。それは、やっぱり物すごい恐怖としてありますので、これの維持管理の面で、できるだけ力を注いでいただければと思います。よろしくお願いします。 では、再質問、今度は2番目の項目についてなんですが、公衆トイレについてであります。行きます。 東広島市内に、東広島市が管理するトイレが合計69カ所あると、1つの部署が一元的に管理してはいないと、先ほど申されました。 一体幾つの部署が多元的に管理しておられるのか、それぞれの部署の名前と、どこの公衆トイレを所管しておられるのか、そして、公衆トイレに対するそれぞれの部署の維持管理思想についてお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。 ◎建設部長(市川宏行君) 議長、建設部長。 ○議長(牧尾良二君) 市川建設部長。 ◎建設部長(市川宏行君) トイレの管理の所管部署についてでございますけれども、先ほども御答弁いたしましたとおり、西高屋駅などのJR駅改札付近の4カ所、また、西条駅などの自由通路に2カ所、安芸津港などの港湾施設の2カ所及び西条駅前酒蔵通りにございますポケットパークの1カ所、合計9カ所を建設部のほうで所管をしております。 また、鏡山公園など、公園にありますトイレ60カ所が都市部のほうで管理をしております。 以上の2つの部署で管理を行っております。 また、公衆トイレに対する維持管理思想についてでございますけれども、トイレ利用者に不快感を与えないようにする、このことを念頭に維持管理を行ってきております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) ありがとうございます。 ただいま、最後に、維持管理思想について、使用者に不快を与えないとおっしゃられたのは、非常に大きいと私は思います。 公衆トイレの管理の状況でございますけれども、先ほどの御答弁の中に、1日に1回から週3回程度の頻度で清掃・点検などを行うというふうに答弁されたように思うんです。 これは、最低で1日に1回、施設の利用状況により1日に2回から3回の間違いじゃないかと思うんですが、この点についてのお考えをお聞かせください。 ◎建設部長(市川宏行君) 議長、建設部長。 ○議長(牧尾良二君) 市川建設部長。 ◎建設部長(市川宏行君) トイレの清掃につきましては、利用者数等を考慮して回数を定めてきておりますけれども、利用者数が多く汚れが目立つトイレがあるということも、これは事実でございます。 これらのトイレにつきましては、予算の課題もございますけれども、今後、清掃また点検回数をふやすなど、利用者に不快感を与えないように努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 公園などの公共施設を整備する中で、必要に応じて公衆トイレを整備するというふうに先ほど言われたんですけど、何となく行き当たりばったりという感じがします。 そうじゃなくて、私が先ほど申し上げましたけども、コンビニエンスストアの存在も視野に入れて、一定間隔で東広島市中に公衆トイレを整備するというような、東広島市公衆トイレ整備計画を立てて、進捗状況を見据えながら、粛々と公衆トイレを整備していくことが絶対必要です。この点についてのお考えをお聞かせください。 ◎政策企画部長(西村克也君) 議長、政策企画部長。 ○議長(牧尾良二君) 西村政策企画部長。 ◎政策企画部長(西村克也君) 東広島市の公衆トイレ整備計画を策定し、民間のコンビニエンスストアの存在も視野に入れて、一定間隔で公衆トイレを設置すべきではないかという御指摘でございますが、市が設置しますトイレにつきましては、さまざまな分野におきまして、必要な公共サービスがある場合や公共施設に付随して設置するべきものであります。 民間事業者がサービスの一環として提供されているトイレとは、性格が異なるものであると考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) 公衆トイレは、ちょっと性格が違うよということなんですけども、でも、実際に私、歩いてみると、公衆トイレが本当に維持されているかどうかっていうと、男の人でもちょっとつらいなと。女性は、これちょっと使えないぞというような状態のところが多いんじゃないんでしょうか。それは、多元的に幾つかの部署で、それを管理しているからだと思うんです。 だから、公衆トイレを一元的に所管する、仮称ですが、「公衆トイレ整備課」というようなものを、新設を強く要望しますが、この点についてのお考えをお聞かせください。 ◎総務部長(前延国治君) 議長、総務部長。 ○議長(牧尾良二君) 前延総務部長。 ◎総務部長(前延国治君) 一元的にトイレを所管する部署をという御指摘でございますが、先ほどの答弁で申し上げましたとおり、公衆トイレを市全域に整備する個別の計画は策定しておらず、今後も策定する予定はございません。 また、それぞれの公共施設の管理の一環として適正に行うこととしておりますことから、公衆トイレの整備及び維持管理を一元的に所管する組織を設置する予定も現在ございません。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) 市民が、東広島市の中を動いておりますと、トイレに困るということ、あると思うんです。 そのときに、一元的に管理するところをつくる気はございませんという答弁なんですけども、せめて東広島市ハザードマップの向こうを張って、「東広島市公衆トイレマップ」というようなものを作成すると、これは、極めて有効と考えます。 要は、車を運転していて、あとどんだけ行ったら、きれいでかつ清潔な、安全なトイレがあるということがわかれば有効ですね。この点についてのお考えをお聞かせください。 ◎政策企画部長(西村克也君) 議長、政策企画部長。 ○議長(牧尾良二君) 西村政策企画部長。 ◎政策企画部長(西村克也君) 「公衆用トイレマップの作成」でございますが、先ほどの御答弁で申し上げましたとおり、コンビニエンスストアのトイレを視野に入れた「公衆トイレ整備計画」を策定をしておりませんので、それらを含めたマップの策定は困難といったところでございます。 このため、トイレの御案内につきましては、公共施設に付随して設置しておりますトイレの情報を各種パンフレットなどに掲載して取り組んでまいりたいと考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) 残念です。 ただ、今言われているのが、やっぱりお金の面で問題があるんじゃないかなということをあえて、何となく感じるんですけどね。 本当に清潔な公衆トイレを提供できるんであれば、そして、財政的に問題があるのであれば、公衆トイレの使用を有料にしても構わないと思うんです。有料トイレ、この点についての見解をお聞かせください。 ◎都市部長(加藤博明君) 議長、都市部長。 ○議長(牧尾良二君) 加藤都市部長。 ◎都市部長(加藤博明君) 公衆トイレの有料化でございますけども、先ほど来答弁がございますとおり、上位計画としての「公衆トイレ整備計画」を策定していない中で、具体的な運用制度となります有料化を実施することは困難と考えております。 また、既存のトイレにつきましても、無料で使用が可能な公共施設に付随して設置されているものであり、トイレに限って有料施設への移行は、好ましくないというふうに考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) またちょっと残念なんですが、仕方がありませんね。 ただ、東広島市、毎年秋になりますと、酒まつりというのがございます。職員もかなり頑張っているようなんですけども、酒まつりのとき、歩きますと、どうもトイレが酒蔵通り、足りませんね。 いろんな行列ができておりますけども、トイレの前に行列ができる。特に女性用トイレの前に行列ができているのを多々見受けられます。 年々盛んになる酒まつり対応も視野に入れて、酒蔵通りに公衆トイレがもっと欲しいと思うんですけども、これについていかがでしょうか。 ◎産業部長(前藤英文君) 議長、産業部長。 ○議長(牧尾良二君) 前藤産業部長。 ◎産業部長(前藤英文君) 現在、酒蔵通りへの観光客等が使用できるトイレにつきましては、JR西条駅構内、また、ポケットパーク、くぐり門観光案内所があるほか、各酒造会社や各店舗で対応していただいており、平常時においては、充足しているものと認識をいたしております。 酒まつりの開催時の対応については、イベント開催による一時的なものでございまして、実行委員会において年々改善をし、仮設トイレよる対応をしていていただいておるところでございます。 今後は、観光客の増加状況を勘案しつつ、公衆トイレの設置が必要と認められる状況になりましたら、検討してまいりたいと考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) ありがとうございました。 トイレのことで、最後にここをちょっと聞いておきたいんですけど、やっぱりややもすると、公衆トイレが悪の巣窟になるような事態が、やはり想定されると思うんです。 防犯カメラを設置する等の積極的な防犯対策を講じる必要があると考えるんですが、その点についていかがでしょうか。 ◎総務部長(前延国治君) 議長、総務部長。 ○議長(牧尾良二君) 前延総務部長。 ◎総務部長(前延国治君) 本市の防犯カメラの設置状況でございますが、市管理のものは、自転車駐車場などの施設管理用も含めまして105基設置しております。 中でも、平成25年度から「安心スポット」としてJR各駅前に順次設置し、そのほかにも、酒蔵通りの公衆トイレや鏡山公園なども合わせまして、計18基設置しているところでございます。 しかしながら、犯罪を未然に防止するためとはいえ、公衆トイレに監視カメラを敷設することは、「知られない権利」を主張される方からの、プライバシーの問題の指摘が危惧されます。 今後につきましては、市内の犯罪認知件数は年々減少しておりますことから、犯罪発生頻度を参考にしながら、効果的な設置を図ってまいりたいと考えております。 ◆13番(大谷忠幸君) 議長、13番。 ○議長(牧尾良二君) 13番大谷忠幸議員。 ◆13番(大谷忠幸君) わかりました。 ただ、今、総務部長のおっしゃられた答弁の中で、監視カメラと言われたんですけど、監視カメラではございません、防犯カメラです。お間違えのないように。 とにかく、女性が安心して外出できるようにするためにも、安全・安心な公衆トイレの存在は必須でございます。 国際学術学園都市を自負し、「子育てするなら東広島」と言うのであれば、このことを強く認識していただきたい。よろしくお願いします。 そして、ここの最後ですけども、コンビニエンスストア等々、市民にトイレを提供してくださる経営者の皆様に一言申し上げます。 皆様が、常に清潔なトイレをお客様に提供してくださることにより、現在の東広島市の公衆トイレ行政は曲がりなりにも回っております。深く感謝します。今後ともよろしくお願いします。 では、最後の3点目の再質問に移らさせていただきます。 とは申しますものの、ごみ・し尿処理についての再質問はございません。 最後に、新ごみ・し尿処理施設の建設に対して一言申し上げます。 東広島市役所の職員の皆様は、東広島市と竹原市と大崎上島町で構成される広島中央環境衛生組合の職員の皆様と緊密に連携をとって、この新しい施設建設が順調に進むように、全力を挙げてバックアップしてください。よろしくお願いします。 本来、私が申し上げるのは筋違いですが、広島中央環境衛生組合の職員の皆様は、この施設建設に全力を挙げて取り組んでいただきたいと。あなた方の双肩に、あすの東広島市、竹原市、そして大崎上島町のごみ・し尿処理行政の全てがかかっております。頑張ってください。 以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(牧尾良二君) これをもって、13番大谷忠幸議員の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。                             午前10時50分 休  憩───────────────────── * ───────────────────                             午前11時01分 再  開 ○議長(牧尾良二君) 再開いたします。 引き続き一般質問を行います。 8番玉川雅彦議員の一問一答方式による一般質問を許します。 ◆8番(玉川雅彦君) 議長、8番。 ○議長(牧尾良二君) 8番玉川雅彦議員。 ◆8番(玉川雅彦君) (登 壇) 皆さん、こんにちは。私は、創志会の玉川雅彦でございます。2日目の2番手で、お昼前の皆さん、おなかがすくところではございましょうが、おつき合いのほど、よろしくお願いいたします。 質問に入らせていただく前に、少し話をさせていただきたいと思います。 昨晩もテレビで報道されておりました、7月における東北、北陸及び九州北部における豪雨災害についてでございます。 この豪雨災害についてですが、北九州北部では、大変甚大な被害が発生しております。そんな被害者の方々のお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願っております。 また、私事ではございますが、私は、下三永農事組合法人というお米をつくる団体に属しております。 ことし初めて稲作の防除に、ドローンという機械を使用させていただきました。これは、広島中央農協さんと、また、市から補助をいただいて、ドローンを5台購入され、それを各法人が借り受けて作業をするというものです。 ドローンを扱うには、操縦士免許というものが要るわけですが、私が法人を代表して取りにいこうと手を挙げましたが、年寄りはだめだ、やはり若い者が操縦すべきだということになりまして、私は取りにいくことができませんでした。 しかし、やはり若いということはいいもので、ドローンの操縦になれるのも、割とやっぱり早いなという気がいたします。 我々の法人では、約35町歩、30.5ヘクタールですか──を耕作するということにしております。 そういった中で、1日ドローンで防除できる平米数といいますか、広さは約8町歩、8ヘクタールが大体標準であろうと言われておりました。 しかし、若さというのか、それで1日に、朝5時から出てやるんですが、夕方6時ぐらいまで、昼は当然休憩をとります。そういった中で、大体11ヘクタールぐらいやっておりました。 うちは30町歩ぐらいなので、大体3日で済ますことができたんですが、法人の皆さんの話を聞くと、なかなか11町いけるというところはなかったそうでございます。 やはりこれからの農業は、機械化、省力化を考えていく必要があるんではないかということを、しみじみ感じました。 さて、余談はこのくらいにして、早速本題に入りたいと思います。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問に入らせていただきます。 私からは、1項目めの教育環境の整備・充実について質問いたします。 まず初めに、施設一体型一貫教育についてですが、6月定例会において、平成24年度から小中一貫接続教育基本方針に示す施設一体型一貫教育についての質問が、奥谷議員から出され、進捗状況などを尋ねられたと記憶しております。 そして、そのときの回答は、次のようなものでした。 本市では、初めての導入となる施設一体型小中一貫教育の魅力づくりについて、委員の間で認識を共有することに努め、小中学校の児童生徒が安心・安全に充実した学校生活が送れるよう、施設面での協議を行い、9年間を通して実現できる具体的な教育内容について協議し、決定していく。 また、新学習指導要領が、小学校では平成32年度から、中学校では平成33年度から全面実施となり、子どもたちの資質、能力を育む主体的な学びが重要視されるなど、教育のあり方も大きく変わろうとしています。このことにしっかり対応した小中一貫教育の導入を進めていきたいと考えている。 これまで、小中学校それぞれが取り組んできた教育の特色や、周辺の教育環境などを生かした、「夢をつなぐ9年間の学びの場」をコンセプトに、魅力的な教育内容の創造や、充実した学校生活を実現できる空間づくりなどについて引き続き検討していきますとの回答がなされたところであります。 このことは、大変重要かつ繊細な事案であります。交渉に当たってこられた各部局の皆様の御苦労は、並大抵のことではないと想像がつきます。 しかし、本市において、小中一貫教育を考えてみたとき、小学校の統合という形が見えてきます。 東広島市の将来を担う子どもたちに、よりよい教育条件や教育環境を整備し、学校規模の適正化と教育内容の充実を図り、新たな教育実践、学校づくりのために小中一貫校の導入やその検討を行い、これらのことは、平成20年度の統合基本方針の策定から7年経過したことにより、新たな市立小学校の統合基本方針改定が、平成28年の4月に発表されたものの中から抜粋したものです。 全国的に少子化の進む中、本市においても例外ではなく、児童生徒の教育環境を整えていくことが急務であると考えます。 そこでお尋ねいたします。本市の現状はどのようになっているのかお聞かせください。 また、この課題は、子どもたちを最優先と考え、教育環境、施設整備など、子どもたちが安心して安全に学ぶことのできる学校づくりが重要と考えます。 このことは、小中一貫教育を目指す中で、施設一体型だけではなく、施設分離型など、多種多様な方法を検討し、本市全体の将来を見据えた骨太の方針や計画を立てていく必要があると考えます。 教育委員会の今後の取り組みについて、どのようなお考えなのかお伺いします。 続いて、小学校の統廃合についてお伺いします。 本市教育委員会が予定している小学校統合のうち、昨年秋の合意を目指していた河内地区、福富地区において、いずれも合意が得られない状況があると聞き及んでいます。 小学校の統合問題も、やはり施設一体型小中一貫教育と同様に開校に向かっていく中、地元地域での話し合いが余りなされていないと聞きましたが、時間をかけ、幾度も話し合いながら理解が得られるようにすることが大切であると思います。 そこで、現時点での取り組み状況、進捗状況についてお伺いいたします。 続きまして、2項目め、廃棄物処理体制の充実について質問いたします。 私は、広島中央環境衛生組合の議員でもあります。私の地元ということもあり、所管の違いはありますが、質問イコール市民の皆様への御報告ということで、お許しを願いたいと思います。 それでは、まず、これは先ほどの大谷議員との重なる部分ではありますが、廃棄物の処理施設の第四次東広島市総合後期計画のうち、ごみ処理施設、今、大谷議員のときにありましたが、土地の取得状況についてお伺いしたいと思います。 それと、今、どういう状況にあるかというのは、大谷議員のときに話されたので、簡単にまた説明を願えればと思います。 続きまして、排熱利用についてでございますが、排熱についてどのようにお考えか。 また、排熱を利用する新施設の稼働により排出される温水の有効利用のことについて、広島中央環境衛生組合の議員として、また市議会議員として、これまで各市町のごみの処理施設の視察に行かせていただきました。 そのときは、これまで各市町のごみの排熱を利用した保養施設など併設されているところもあり、市民の憩いの場となっているところもありました。 こういった施設のほかに、温水プールなども考えられるのではないかとも思いますが、お考えをお聞かせください。 これで、初回の私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(牧尾良二君) 答弁を求めます。 ◎教育長(津森毅君) 議長、教育長。 ○議長(牧尾良二君) 津森教育長。 ◎教育長(津森毅君) (登 壇) 玉川議員の御質問に対しまして、私からは、教育環境の整備・充実について、御答弁申し上げます。 初めに、小中一貫教育についてでございますが、本市におきましては、小中学校が義務教育9年間の目標や責任等を共有し、それぞれの強みを生かした教育活動を推進することを目的としまして、平成24年に東広島市小中一貫・接続教育基本方針を策定し、中学校教師の小学校での授業の実施など、各中学校区の実態に応じた取り組みを進めてきております。 そのメリットといたしましては、小中学校間の理解が深まり、児童生徒へのよりきめ細かい指導が可能になったことや、中学校の専門性が小学校の授業に反映されることなどが挙げられます。 一方、デメリットとしましては、学校間の連携やお互いの教員の移動に要する時間の確保等が挙げられております。 これらのメリットを最大限に生かし、デメリットを解消するのが、小中学校が共通した施設のもとで一体的な学校運営を行い、9年間の義務教育を一貫化・融合化して、より効果的な教育活動として行う施設一体型の小中一貫校でございます。 市内におきましては、現在、高美が丘中学校区は、小中一貫・接続教育基本方針に沿って、志和中学校区は統合基本方針に沿って、それぞれ実現に向けた話し合いを保護者や地域住民の方と進めているところでございます。 高美が丘中学校区は、1小学校という条件にあることから、本市の小中一貫教育を牽引するリーディング・スクールとして位置づけ、その実現に向けて協議を進めてきたところではございますが、魅力ある小中一貫教育をどのように進めるか、敷地や施設配置の利用計画の精査につきまして、さまざまな意見が出されているところでございます。 また、志和中学校区においては、複式学級と小規模校の解消並びに耐震対策とを総合的に勘案し、3つの小学校を中学校敷地へ統合した、施設一体型小中一貫校としての開校を目指して、現在、保護者や地域の理解を求めているところでございます。 小中一貫校の設置は、本市では初めての取り組みであり、保護者を含め地域の十分な理解のもとに進めていくことが必要であると考えておりまして、今後とも、その実現に向けて取り組みを継続してまいります。 次に、施設一体型・分離型など多様な方法の検討ですが、先ほども申しましたように、本市では、各中学校区の異なる地域的条件のもとで、最大限の教育効果を上げるべく、小中一貫・接続教育基本方針を策定して取り組んでおります。 現在、国においては、9年間の系統性を確保したカリキュラムを設置者の判断によって編成・実施できる義務教育学校など、小中一貫教育を推進する制度が整備される中で、他県では、地域性や各学校の特色を踏まえて、併設型や施設分離型など、さまざまな形態で小中一貫教育を推進する学校を設置している例がございます。 今後、こうした全国の先進事例を参考に、組織のあり方や教育課程の具体例等について研究し、小中一貫・接続教育基本方針を見直してまいりたいと考えております。 次に、小学校の統廃合についてでございます。 福富地区、河内地区におきましては、保護者を初め地域の方々に対しまして、複式学級の課題等の説明を行い、統合基本方針に示す竹仁小学校の久芳小学校への統合、河内西小学校の河内小学校への統合について御理解を得ようとしてきたところでございます。 各地域におきましては、少人数での授業のよさや、統合先の校舎の狭隘を心配されるなどのさまざまな意見をいただき、目標としておりました、昨年秋までの統合合意には至りませんでした。 引き続き、新たな取り組みが必要となります新学習指導要領の内容につきましても、複式学級では対応が困難なことについて説明などを行いました結果、複式学級解消については十分な御理解が得られたものと考えております。 こうした中、福富地区におきましては、今後予測される久芳小学校での複式学級を解消するとともに、特色ある小中一貫校を当該地域が進められている移住定住につなげ、児童生徒をふやして部活動を盛んにしたいといった思いから、8月10日に市長及び教育長に対しまして、統合対象地域の住民自治協議会の代表者、小学校及び中学校PTA会長の連名で、福富中学校敷地内へ竹仁及び久芳小学校の統合校新設の要望書が提出をされました。 河内地区におきましても、複式学級を解消し、一貫教育を実施して、部活動や英語教育を充実させたいといった思いから、9月5日に住民自治協議会の代表者、小学校PTA会長の連名で、河内中学校敷地内へ河内小学校及び河内西小学校の統合校新設の要望書が提出されたところでございます。 教育委員会といたしましては、保護者や地域のこうした思いを真摯に受けとめ、複式学級の早期解消のみならず、これからの社会を生きる子どもたちに必要な教育環境につきまして、前向きに検討してまいりたいと考えております。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) 議長、生活環境部長。 ○議長(牧尾良二君) 天神山生活環境部長。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) (登 壇) 私からは、広島中央環境衛生組合が進めております、廃棄物の処理施設について御答弁申し上げます。 まず、建設予定地の用地取得状況についてでございますが、大谷議員の一般質問でも御答弁申し上げましたとおり、建設予定地の所有者である林野庁との保安林解除手続に不測の時間を要しているため、現状、用地の取得には至っていないと伺っております。 現地着手ができる状況になり次第、敷地造成工事に着手できるよう、設計及び施工計画を精査するとともに、本体工事についても工期縮減等について受注業者と調整を行い、計画目標年次であります平成32年10月の供用開始を目指しているとのことでございます。 広島中央環境衛生組合としても、本事業は、一般廃棄物の安定的な処理体制を構築する上で、必要不可欠な事業であることから、早期に工事着手できるよう全力で取り組んでいるところであると伺っているところでございます。 次に、新施設の稼働により排出されます排熱温水の有効利用についてでございますが、新施設のごみ焼却施設は、国の補助事業のメニューであります高効率ごみ発電施設として計画されており、ごみの持つエネルギーを排熱ボイラーにより蒸気に変え、蒸気タービンで発電し、施設の稼働に必要な電力を賄うとともに、余剰となった電気につきましても、売電により施設の運営費が軽減できるよう計画されていると伺っております。 年間総発電量は約3,000万キロワットを想定しており、標準的な一般家庭の約7,000世帯分に相当するとのことでございます。 なお、広島中央エコパーク整備事業の基本理念の一つに、「資源循環・エネルギー利用に優れた施設」を掲げ、排熱を最大限活用する発電をメーンにしており、温水プール等の計画はいたしておりませんが、温水を一部利用して、施設内に市民の憩いの場としての足湯コーナーを計画されていると伺っております。 市といたしましても、広島中央環境衛生組合と連携いたし、基本理念の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ◆8番(玉川雅彦君) 議長、8番。 ○議長(牧尾良二君) 8番玉川雅彦議員。 ◆8番(玉川雅彦君) ありがとうございます。先ほど来より、大変御丁寧な説明をいただきまして、まことにありがとうございます。 それでは、再質問させていただきます。 まず初めに、これは、将来的なことになろうかとは思いますが、小中一貫教育について、答弁の中で、中学校教師の小学校での授業の実施など、各中学校区の実態に応じた取り組みを進めてきている。そのメリットとして、小中学校の理解が深められ、児童生徒へのよりきめ細かい指導が可能になったと言われました。 そこで、お聞きいたします。小学校、中学校での教育では、教員の資格がそれぞれに必要だと思うのですが、一人一人の教師に対し、2つの資格を取得するということは、教師にとっても大変負担のかかることだと思いますが、本市において、こういったことをどのようにお考えなのかお聞かせください。 ◎学校教育部長(大垣勇人君) 議長、学校教育部長。 ○議長(牧尾良二君) 大垣学校教育部長。 ◎学校教育部長(大垣勇人君) 小中一貫教育を進めるに当たりまして、小学校、中学校双方の免許を所有する教員が多いほど効果的であるということはもちろんでございます。 一方、本市の小中学校教諭のうち、両方の免許を所有しておりますのは、3割強といった状況ございます。 また、教員免許の取得には相当の時間を要しますことから、学校現場で働きながら取得をすることは非常に困難であり、本市のみにおいて双方の免許の保有率を上げることは、御指摘のとおり、現実的には難しい状況にございます。 施設一体型の一貫校では、双方の免許を持つ教員に期待される効果が非常に高いものでありますことから、こうした教員が一人でも多く配置されるよう人事異動の際に考慮していくことが考えられますが、一部の学校に特定資格を有する教員を集中化あるいは固定化といったことには限界がございます。 そこで、どちらか一方の免許しか持たない場合の有効な活用方策についてでございますが、初めに、中学校教員免許保有者が小学校において授業を行う場合でございます。 中学校の教員は、その専門教科と総合的学習に限り、小学校において単独で授業を行うことができます。例えば、中学校理科の免許保有者は、小学校の理科の授業を行うことが可能でございます。 このように、中学校の専門性を小学校の授業に生かすことができるわけでございます。 一方で、小学校の教員が中学校の授業に加わる場合です。生徒の実態に応じた指導の充実を目的として、中学校の授業に参加することが考えられるわけでございます。 その際、主として授業を担当することはできませんけれども、この経験が小学校の授業に生かされることが効果として期待をされます。 また、免許の保有には関係なく、小中双方の教員に兼務辞令を出すことによって、授業以外の生徒指導や行事への参加が可能となり、9年間を小学校と中学校の全教員でかかわることができるといった教育効果も期待されます。 全教員が双方の免許所有者であることが理想ではございますが、現状におきましても、こうした工夫をすることにより、そのメリットを生かした多くの取り組みが期待できるものであり、より一層効果的な教育活動を目指してまいりたいと考えております。 ◆8番(玉川雅彦君) 議長、8番。 ○議長(牧尾良二君) 8番玉川雅彦議員。 ◆8番(玉川雅彦君) 大変ありがとうございました。 答弁は要りませんが、これは、本市において、「子育て世代が子育てに夢を持ち、次代の社会を担う子どもたちを安心して産み、育てられるよう、地域社会全体が子育て支援者になり、子どもや子育て家庭を支える温かく元気なまちづくりを目指す」とありますように、これからますます少子化社会になっていくことが懸念されることから、本市児童生徒の教育環境の充実を図ることが大事だと考えます。 よって、この先、小学校の統廃合、小中一貫教育などの事業計画の推進を考えるとき、それぞれの地域、PTA、学校職員、関係部局が一体となり、お互いの情報共有を図り、夢のある教育環境施設の構築に邁進していただきたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたしまして、続きまして、廃棄物処理体制の充実のうちの排熱の有効利用について、再度御質問いたします。 先ほど、答弁の中で足湯ということがありましたが、実質、せっかくつくるわけですから、そういう足湯ということだけでなく、それに付随した施設、保養施設等々のお考えということはないのでしょうか。 本市といたしましても、広島中央環境衛生組合と連携し、基本理念の実現に向けて取り組んでまいりますということがありました。やはりいろいろと、そういう施設についての地元の意見も出ておりますことから、今後、計画していく上で、何かお考えがあればお聞かせください。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) 議長、生活環境部長。 ○議長(牧尾良二君) 天神山生活環境部長。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) 施設内の市民の憩いの場として、足湯しか計画されていないのか、ほかに考えるものがあるんじゃないかという御質問をいただきました。 他の団体では、排熱を温水プールなどへ利用されている例もございます。 ただ、しかしながら、先ほど御答弁申し上げましたとおり、本事業は、ごみの焼却に伴って発生いたします熱エネルギーを、最大限、電気エネルギーに変換いたしまして、エコパークの消費電力を賄うと、それから、余剰の電力は売電収入として施設の運営経費に充当していくと、ランニングコストの縮減を図っていくということとされております。 環境省の事業承認につきましても、高効率ごみ発電施設として受けておる状況でございまして、他の排熱利用への変更は難しいというふうに伺っているところでございます。 なお、足湯コーナーのほかにも、市民の憩いの場の計画といたしましては、廃棄物処理施設を気軽に見学をしていただく環境学習拠点としての機能、それから、市民の皆さんが気軽に交流していただけるようなフロアーの整備、自然環境を生かした多目的広場でございますとか、あと四季の移り変わりを楽しんでいただける散策道の整備など、幅広い世代の市民に楽しんでいただけるよう計画をしているというふうに伺っております。 ◆8番(玉川雅彦君) 議長、8番。 ○議長(牧尾良二君) 8番玉川雅彦議員。 ◆8番(玉川雅彦君) やはり、新しい施設をつくるんでありますから、市民の皆さんに胸を張ってこういうものができましたよということが言えるような施設にしていただきたいと考えております。 答弁は要りませんが、やはり一人一人のごみの減量というのが目標ではありますが、やはり施設を見ていただいて、皆さんに安心して来ていただける、使っていただけるというような施設づくりをしていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 以上で、私の質問は終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(牧尾良二君) これをもって、8番玉川雅彦議員の一般質問を終わりいたします。 暫時休憩いたします。                             午前11時38分 休  憩───────────────────── * ───────────────────                             午後1時15分 再  開 ○議長(牧尾良二君) 再開いたします。 引き続き、一般質問を行います。 22番中平好昭議員の一問一答方式による一般質問を許します。 ◆22番(中平好昭君) 議長、22番。 ○議長(牧尾良二君) 22番中平好昭議員。 ◆22番(中平好昭君) (登 壇) 皆さん、こんにちは。昼から一番でありますが、お昼御飯を食べて、少し皆さん眠たくなるかなというところもございましょうけども、一生懸命やりますので、しっかり聞いていただきたいと思います。 誠志会の中平好昭でございます。 一番最初、何をお話しようかなと思いながら、いろいろ考えておったんですけども、やはり夏の甲子園、広陵高校、決勝戦では一生懸命頑張ったんですが、準優勝というところであります。 しかし、背番号10番、10番を背負った山本君は安芸津町の風早小学校、安芸津中学校、そして広陵高校。我々も正直な話、広陵高校に山本君、そして安芸津中学校出身というのが、余りよくわかりませんでした。小学校のときには、風早ライオンズクラブで一生懸命野球をやっていたのをよく覚えとるんですけども、その中学校の間がちょっとわからなくて、3年生でもありますので、広陵に行ってしっかり頑張ったんだなという思いであります。 リリーフでずっと先発やったですね。また、途中で1塁を守ったり、最後には、また抑えにいったり、本当に大活躍であります。本当に心から一生懸命頑張ったなということを伝えておきたいと思いますし、また、これから彼がどのような進路を歩むか、よくわかりませんけども、しかし、安芸津の星として、ゴルフの岡本綾子、相撲の安芸乃島ぐらい、安芸津の星になってほしいなということを、心から願っております。山本君、頑張ってください。 議長の許可をいただきましたので、通告順に質問を行います。 昨年第4回定例会において質問した事項、重複の部分があります。約半年経過しました。協議の進捗ぜひ平成30年度事業計画、予算等を含め、考慮いただきたく質問をいたします。 項目として、第四次東広島市総合計画後期基本計画海洋交流ゾーンを主として行います。 細目1の瀬戸内海環境保全特別措置法、通常瀬戸内法と言いますけども、この詳細アとして、豊かな海づくりについて質問をいたします。 瀬戸内海の水質改善や自然海域の保全を目指して、1979年に施行された初めての大幅な見直しとなる2015年10月施行の改正法では、基本理念を新設し、瀬戸内海を貴重な漁業資源の宝庫と位置づけました。 水質改善中心の従来の内容に、美しい景観の形成や生物の多様性と生産性の確保に向けた取り組みなどを加え、豊かな海づくりを打ち出しております。 報道によれば、広島県は2016年環境保全計画策定後、3つの海域に分け、環境団体を中心に延べ約60団体、三次市を除く22市町に呼びかけがなされ、初の全体会合が開催される予定であるとのことであります。 ある参加団体の代表者は、目に見える成果を出さないと、我々のガス抜きの場で終わらされるのではないかと牽制する、いう意見も出ているそうであります。 自治の幕あけ、瀬戸内法の改正は瀬戸内海の地方自治の幕あけとの見方もできます。きめ細やかな水質管理や持続可能な漁業のあり方、藻場や干潟の再生等々、国の法律や制度との兼ね合い、予算の制約の中でどんな対策を打ち出せるか、関係府県の力量が試されるとも言われております。 これに関して、学識経験者である環境工学の岡田教授は、「どんな海を望み、何をすべきか、地域で合意形成をしてほしい。」との見解が示されており、あわせて具体的な目標設定の重要性を指摘された。さらに「水質をはじめ十分なデータがそろわなければ目標設定は難しいと思う。だからといって、わからないから何もしない、という姿勢は絶対に駄目だ」とも言われております。行政の指導性が問われているとも思いますが、本市の御所見をお伺いしたいと思います。 次に、イとして、干潟の土壌改良について質問をいたします。 海の貧栄養化については、海水中の窒素やリンなどの栄養塩類は減少する現象、瀬戸内海では、1960年代から80年代にかけて栄養塩類がふえて、富栄養化が進み水質汚濁、赤潮による漁業被害が社会問題化したことは、御承知のとおりであります。 その後、下水道整備や水質規制の強化によって、栄養塩類の減少が進み、2000年代に入ると、貧栄養価が原因と見られる養殖ノリの色落ちが報告され初めました。漁獲量との減少との関連を指摘する専門家もおられますが、因果関係は実証されておりません。 干潟の機能は川から流入した生活排水などを受けとめ、富栄養化の要因になる窒素などを植物プランクトンが吸収、それを二枚貝やゴカイが食べる。さらに、魚や鳥が食べるという食物連鎖で水を浄化する。潮の満ち引きによる海水が酸素を取り込む場ともなります。 瀬戸内海では、多くの干潟が消失しております。環境省の調査では、これは2006年度でありますけれども、総面積が1万1,940ヘクタールで、ずっと昔ですけれども、1898年度から半減したとの報告もあります。 安芸津湾は、沿岸部の大半が人工海岸となっておりますが、この人工海岸も1980年ごろにおおむね整備されており、その後の干潟形成はほとんど変わっておりません。 私は、豊かな海の根源は干潟の再生だと思っております。陸で言えば、池、川と一緒であります。私は以前の質問で水質調査も大事であるが、土壌調査も必要ではありませんかと指摘いたしました。答弁は、私の思う回答ではありませんでしたが、不足している栄養があれば補うことも必要だと思います。田や畑と一緒であります。作物を育てる前に、肥料を施し耕す。種をまく。苗を植える。当たり前のことを陸では行っております。 なすがままに放置されていたとは思いませんが、瀬戸内海は、最終処分場ではありません。 不足栄養分を補い耕すことにより、酸素供給を行えば、微生物が活性化し植物性プランクトン、動物性プランクトンが発生し、ゴカイ、二枚貝、チガニ等の生息が増大することになります。短期的に効果が見られるとは思いませんが、長期的に対策を講じる必要があると思います。 また、大学の先生等に相談を重ね、長期的視点を持ち、多面積、多くの面積を活用して取り組んでいただけることになれば、何か成果があらわれるかもしれません。私はあらわれると思っております。 このことについて、昨年第4回定例会一般質問答弁では、 土壌改良の方法についてですが、鉄炭団子を初めとする施肥材の投与、しゅんせつなど、さまざまな方法があると思われますが、御承知のとおり、一朝一夕に成果の出るものではなく、当然費用対効果の検証なくして、事業実施に向けた取り組みは難しいと認識しておりますと、御指摘のとおり、干潟は、山から川を通じ栄養分が運ばれるいわば海への玄関口であり、当然、その環境が悪化すれば、植物性プランクトンやそのプランクトンを餌とするエビ、カニなどの甲殻類、また甲殻類を餌とする多品目魚種という食物連鎖の構造が崩れます。 そのために、まずは干潟の区域を定め、間伐材魚礁の調査事業と同様に、産学官の連携による三津湾の環境改善にはどの方法が最も適しているのか慎重に議論を重ね、豊かな海へつなげるため、長期的な視点で、今後の方向性を検討したいと考えております。 また、土壌調査は、環境基本法で定められている環境基準の中に具体的な中身としての基準の項目としてないとのことである。 との答弁でありました。 私の思いは、環境を再生し保存する。次の世代につなげる豊かな海の再生を行うことが、現在生きている我々の使命だと思っております。費用対効果の検証なくして、事業実施に向けた取り組みは難しいと認識しているとの答弁の理由、考えが、私にはよく理解できません。 豊かな自然環境がよみがえることは、将来に向けての自然という大きな財産を残し、つなげることになる。私一人の思いでは決してないと考えます。 過去の証文を出すようで申しわけありませんが、再度詳しく答弁をお願いいたします。 また、壊れたものを一朝一夕で再生できるとは思っておりません。漁協との協議においては、協力いただけるところまで進んでおります。執行部においては、長期的な視点で今後の方向性を検討されるとのことでありましたが、されたのか報告をお願いしたいと思います。 私が子どものころは、海は格好の遊び場でした。泳ぎ、魚釣り、貝掘り、さまざまな楽しみがあり、近所友達一緒で遊び、楽しみながら、魚介類を得る豊かな恵みを享受した時代がありました。風光明媚な安芸津湾、豊かな海の再生は次の世代につなげるものであります。 漁業者はもちろんのこと、市民の皆さんが魚釣り、干潟の貝掘り等、海と親しむ環境をもとに戻すこと、安芸津湾は、東広島市民の憩いの場であり、癒やしの環境であると思います。長期的視点を持ち、多方面から協力をいただき取り組んでいただきたいと思いますが、所見をお伺いしたいと思います。 次に、細目2の海洋資源、農林漁業体験資源等を生かした交流の場についての詳細アとして、次の世代につなげる海の環境教育について質問をいたします。 藻場や岩場で生き物を見つける、河川、水路等での生き物観察は小学校、環境団体が催す自然観察会等は多く行われているようであります。家族連れ、隣近所で海に親しむ機会が近年大変少なくなっております。海離れが指摘されて久しいと私は思います。 改正瀬戸内海環境保全特別措置法──瀬戸内法でありますけども──これに基づく関係府県の環境保全計画は、環境教育の推進を掲げており、特に海の環境は、熱心な教諭や専門家がいない地域では成り立ちにくいとも言われております。 赤潮が多発していた時代に比べ、水温上昇や貧栄養化などの今の異変が目に見えにくいことも、関心が高まらない一因と見られているようであります。 安芸津町内小学校においてもカキの育成収穫、ホボロ島の生態系観測等が行われおりますが、干潟浅瀬の生態系に必要な藻場の役割、漁業者から海の変化を聞き取ること、山・森林の役割、河川の環境、海の役割、私たちを含め次の世代が海を守る応援団になってもらいたいとも思います。また、身近な海を子どもたちが知らないという危機感を、地域の大人が共有しなければ何も始まらないとも思います。 海と人との距離を縮める教育、小・中・高・学生を含め大人を巻き込む生涯学習として、豊かな海をつくる。干潟再生に携わる協力体制をつくる、次の世代につなげる環境の保全活動も必要と思いますが、御見解をお伺いいたします。 次に、イとして、なくなりつつあるホボロ島について質問をいたします。 安芸津町木谷、赤崎海岸沖にある無人島、安芸津の無人島、安芸津の海へ嫁入りしてきたこの島が、松の木や周囲の島々の励ましにもかかわらず、少しずつ痩せ細っていくという民話、伝説があります。生物浸食と波の浸食等により年々小さくなっています。現在は満潮時には、周囲20メートル、高さ6メートルほどの岩礁と周囲がわずかに姿を見せるだけの小さな島であります。 この島はもともと粘土質で崩れやすい土壌に加え、急激に島を縮めた主な原因は、小さな虫の浸食によるものだと言います。これは、2007年に沖村雄二氏──当時広島大学の名誉教授でありますけれども──この方が調査、発表されたことにより明らかになったもので、体長1センチ前後のナナツバコツブムシという虫が、固い歯で岩肌に巣穴を掘り、もろくなった島は波風で崩壊が進んでいるということのようであります。 この島に生息するナナツバコツブムシは1,000万匹以上とも推測され、このまま、このおびただしい数でひたすら穴をうがき続ければ、100年後には島影が完全に消滅するだろうと言われています。 東広島市の財産として後世に残し伝えるべく価値観は多大だと思います。現代科学、土木事業を費やし、保全あるいは延命措置はできないものか、自然を相手に事をなすことは大変難しいと思いますが、このまま自然に任せるのか、市の御見解を伺いたいと思います。 次にウとして、東広島市海浜公園、海水浴場の計画についてを質問いたします。 東広島市の総面積は635平方キロメートル、皆さん御存知のとおりであります。うち安芸津湾は25平方キロメートルと言われております。その中に7つの島があります。大芝島、小芝島、龍王島、藍之島、鼻繰島、ホボロ島、唐船島であります。 安芸津町は海岸、山頂、東西南北をどの方向から見てもすばらしい風景を見ることができます。例を挙げますと、大芝島からの小芝島、通称ハート島はインターネット、ユーチューブとネットに掲載され、大変人気の場所であります。 芸予諸島をつなぐ高架橋、三津湾を眺める眺望もまたすばらしいものであります。そして、小松原地域から見る大崎島の海岸線。山裾からの日の出。そして木谷、赤崎地域からはホボロ島を正面に「万」の字で有名な保野山に沈む夕日。桜で有名な正福寺山からは安芸津湾を行き交う船舶、芸予諸島の島々、四国山脈の峰々、どの位置からもすばらしい眺望であります。 もう一点、安芸津の宣伝を続けさせていただきたいと思いますが、真珠が養殖されていることは御存じでしょうか。真珠養殖の有名な県は、愛媛県の宇和海と三重県の英虞湾であります。 安芸津町小松原に愛媛真珠養殖という作業場があります。養殖面積は木谷地区の鼻繰島からホボロ島にかけての海面であり、県内海域においては、安芸津湾と能美島周辺が養殖場として2カ所、広島県内にはあるそうでございます。規模は安芸津湾が数倍大きい面積と聞いております。 安芸津漁協組合長の話では、たびたび殻をあけて内面についたいろんなものをきれいに清掃してあげる。絶えず刺激を与えることによって、品質の非常によい真珠になるそうであります。 また、これは全国から集められたものは、神戸で競りにかけられるそうでありますけども、安芸津湾の製品は高値で取引されるとのことであります。興味のおありの方は、安芸津漁協が取り扱っておりますので、ぜひお問い合わせをしていただきたいと思います。 安芸津の宣伝はここまでにさせていただいて、質問に入ります。 昨年第4回定例会一般質問において、海浜公園整備事業は大芝地区へ計画された事業であるが、安芸津町海岸線で事業着手に向け考慮願いたい。漁業者の調整は忘れてはいけませんが、大芝桟橋、龍王島も十分考慮していただきたいと要望しております。 地方創生は移住・定住、まち・ひと・しごと、働く、住む、育てる、学ぶ、遊ぶはリフレッシュであり、心、体の癒やしであると思います。まちづくりにおいて、交流は必要であります。今回、赤崎地区へぜひ海水浴場整備として取り組んでいただきたいと思います、将来的に。 公共用地の有効利用は、図られる場所が存在します。東広島市随一の海水浴場としての利用価値は、私は十分あると思います。安芸津湾の水質は十分適合すると思います。懸念されることは道路整備でありますけども、赤崎海岸線道路整備も計画どおり進んでおります。 夏は海水浴、ほかシーズンは魚釣り、貝掘り、干潟学習ができれば最高であります。また、赤崎地域は、バレイショ、夏野菜、柑橘類、年間通して農業の盛んな地域でもあります。新鮮な野菜、柑橘類の市場もできると思うし、季節ごとの管理は地域の住民が担っていただけるかもしれない。民間事業者の参入も考えられます。地域資源を生かした事業として取り組んでいただきたいと思いますが、御所見を伺います。 以上で、初回の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。御清聴ありがとうございました。 ○議長(牧尾良二君) 答弁を求めます。 ◎市長(藏田義雄君) 議長、市長。 ○議長(牧尾良二君) 藏田市長。 ◎市長(藏田義雄君) (登 壇) 中平議員の御質問に対しまして、私からは、第四次東広島市総合計画後期基本計画海洋ゾーンについてのうち、瀬戸内海環境保全特別措置法についての中から、豊かな海づくりにつきまして、御答弁を申し上げます。 まず、瀬戸内海環境保全特別措置法でございますが、この法律は瀬戸内海の環境の保全上、有効な施策の実施に関する計画の策定などに関しまして、必要な事項を定めるとともに、特定施設の設備の規制など、環境保全のための事業の促進などに関し、特別処置を講ずることによりまして、瀬戸内海の環境の保全を図ることを目的として制定をされたものでございます。 平成27年度の法改正におきましては、瀬戸内海の環境の保全に関する基本理念といたしまして、瀬戸内海が我が国のみならず、世界においても比類のない美しさを誇り、かつその自然と人々の生活及びなりわい並びに地域のにぎわいと調和した自然景観と文化的景観をあわせ有する景勝の地として、また、国民にとって貴重な漁業資産資源の宝庫として、その恵沢を国民が等しく享受いたし、後代の国民に継承すべきものであるとのことに鑑み、瀬戸内海をその有する多面的価値及び機能が最大限に発揮された豊かな海とすることを旨として、環境保全を行わなければならないことなどが追加で規定をされたものでございます。 これを受けまして、広島県におきましては平成28年10月に、瀬戸内海の環境の保全に関する広島県計画を策定、改定をされたところでございます。 この県計画によりますと、基本理念を美しく恵み豊かな瀬戸内海の実現とされておられ、また、多様な主体によりまして、里海づくりが継続されることを目指す姿とされる中で、5分野28項目にわたる施策の推進をしていくこととされたものでございます。 また、御指摘のとおり、この県計画に基づきまして、県内の湾、灘に関しまして、大きく西部、中部及び東部の3つの海域に区分をいたし、地域住民や活動団体、また漁業者のほか、国、県、関係市町等から構成をされます湾灘協議会を平成29年4月1日に設置をいたして、さまざまな情報共有の場が設けられようとしているものでございます。 さらに今般、各報道機関におかれましても、映像によるものや、また特集記事の連載など、本件に関しまして積極的に啓発などがなされているところでもございます。 したがいまして、行政といたしましては、こうした社会的要請に対しまして、真摯に向き合う必要があるものと考えております。決して、御指摘のございましたような、データがそろわないから目標設定が難しい、また、わからないから何もしないという姿勢ではなく、広域的な視点の中で、何をなすべきか、関係機関や関係諸団体との意識や情報が共有化されていく中におきまして、適切に対策を講じていくべき立場にあるものと認識をいたしておるところでございます。 他の質問に対しましては、担当説明員より答弁をいたします。 ◎副市長(槇原晃二君) 議長、副市長。
    ○議長(牧尾良二君) 槇原副市長。 ◎副市長(槇原晃二君) (登 壇) 私からは、第四次東広島市総合計画後期基本計画海洋ゾーンについてのうち、瀬戸内海環境保全特別措置法についての中から、干潟の土壌改良につきまして、御答弁を申し上げます。 先ほどの市長の答弁にございました県計画であります、瀬戸内海の環境の保全に関する広島県計画の中には、藻場、干潟、砂浜、塩性湿地の保全など、沿岸域の環境の保全、再生及び創造が5分野のうちの1つとして掲げられております。 議員から昨年の第4回定例市議会におきまして、土壌調査の必要性にかかる御指摘もいただいたところでございますが、こうした県計画等の背景も踏まえたものと受けとめているものでございます。 しかしながら、底質に関する具体的な基準が定められていないこと、また、法的な根拠による適切な評価が得られない状況下にあっては、調査の意義そのものが失なわれることになりかねないという懸念があることも事実でございます。 市の公金を投じていくからには、客観的な成果を得ていくことは、行政として当然確保すべき重要な事項となるものでございます。こうした観点から、事業の着手前には、いずれの事業におきましても、費用対効果を見込むものでございまして、これを明示できない現状におきましては、土壌調査の事業化は難しいと判断しているものでございます。 なお、環境省におきましては平成27年度から5年間、衛星画像解析による藻場・干潟分布状況調査や、底質の蓄積、底生生物の現況調査なども実施され、豊かな海の再生に向けた方策につなげていく方向性でございます。こうした動きもしっかりと踏まえながら、市として適切に対応していく考えでございます。 また、壊れたものを一朝一夕に再生できるとは思わない、長期的な視点で今後の方向性を検討とするということについてでございますが、引き続き本市では、平成27年度より開始した、産官学連携による間伐材魚礁事業におきまして、魚種調査を実施し豊かな海の再生のための検証を進めているところでございます。 直近のデータからは、有用魚種、特に、メバル類の蝟集効果や、魚礁周辺で捕獲したウマヅラハギの胃の中からエビ類などの付着生物が確認されるなど、魚礁を中心に魚類が集まっていることも確認されております。 一方、干潟についての動きといたしましては、この間伐材魚礁事業における効果調査を実施しております広島県環境保健協会の主催で、里海と里山づくり体験学習会として、市内の小学生親子が東広島の里山・里海の現状と魅力を体験するという取り組みが、地元漁協にも御協力いただき進められております。 その活動の一環といたしまして、ことし6月には、安芸津町の木谷地区の干潟に施肥剤及び土壌改良剤を投入の上、アサリの稚貝の放流が行われておりまして、その後も継続的な調査、検証が実施されております。 こうした取り組みも含めまして、定期的に広島大学、地元漁協、森林組合等、関係団体との会議の場を設け、検討を進めてきたところでありまして、今後におきましても、豊かな海の再生につながる事業について継続的に取り組んでまいりたいと考えております。 さらに、三津湾を市民の憩いの場、癒やしの環境として長期的に多方面の協力体制を得ながら、その環境づくりを進めるべきという御提言もいただいております。 現在、市民や関係諸団体等におかれましては、海ごみ対策として海岸清掃活動等も地道な活動の一つとして推進されているところでもございます。こうした多様な主体による着実な取り組みが、議員御指摘の憩いの場、癒やしの環境につながっていく重要な要素になるものと考えられます。 今後三津湾全体のあるべき姿を明確にしていきながら、地域内外の交流の促進という観点も含めまして、関係者間でしっかりとして合意形成がなされ、事業を進めていくべきものと考えております。 いずれにいたしましても、瀬戸内海の環境保全、また豊かな海への再生につきましては、法律の要請、そして社会的な要請でございます。また、議員御指摘の豊かな自然環境がよみがえることは、将来に向けて自然という大きな財産を残しつなげていくことであるということも、十分に認識しているものでございます。 このことを踏まえた中で、各種事業の事業化に向けましては、広域的な視点を持って事業内容、求める効果、財源の確保等もしっかりと精査を行った上で、真に実効性があらわれていくように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ◎副市長(下田輝治君) 議長、副市長。 ○議長(牧尾良二君) 下田副市長。 ◎副市長(下田輝治君) (登 壇) 私からは、第四次東広島市総合計画後期基本計画海洋交流ゾーンについてのうち、海洋資源、農林漁業体験資源等を生かした交流の場についての中から、東広島市海浜公園、海水浴場の計画につきまして、御答弁を申し上げます。 第四次東広島市総合計画後期基本計画におきまして、本市では唯一海に面しております安芸津町を海洋交流ゾーンとして、新鮮で安全な農水産物の提供と海を通じた交流の場、試験研究機能の一翼を担う場、歴史、文化、海洋資源、農林漁業体験資源等を生かした交流の場、そして、風光明媚で開放的な環境と調和をした快適な居住の場となるようなまちづくりを目指しております。 現在まちづくりの基盤となります道路網の整備といたしましては、国道185号と連絡をする赤崎海岸線の整備を進めているところでもございます。 御質問の安芸津町赤崎地区への海水浴場の整備につきましては、関係団体との調整はもとより、候補地の選定、財源の確保などの課題がございまして、海水浴場の整備は難しいものと考えております。 しかしながら、地域資源を活用する取り組みにつきましては、必要であると考えておりまして、7つの島の一つであります大芝島から眺める小芝島がハートの形に似ているために、遠方からも観光客が眺めに来られる人気の観光のスポットとなっていることから、これらの島を貴重な海洋資源として捉え、地域の活性化や交流の場として活用していくことにつきまして、関係者や地域の方々と協議を行っております。 また、地域の農産物の販売促進につきましては、JA芸南とも協議をし、安芸津町全体としての活性化方策に引き続き取り組んでまいります。 こうした取り組みを重ねることによりまして、海洋資源、地域資源を生かした地域の活性化につなげまして、海洋交流ゾーンとしてのまちづくりを引き続き目指してまいりたいと考えております。 ◎生涯学習部長(下宮茂君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(牧尾良二君) 下宮生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(下宮茂君) (登 壇) 私からは、次の世代につなげる、海の環境教育についてを御答弁を申し上げます。 議員御指摘のとおり、瀬戸内海環境保全特別措置法に基づき、広島県計画におきましては、基本理念である美しく恵み豊かな瀬戸内海の実現に向け、環境教育・環境学習の推進及び環境保全思想の普及及び住民参加の推進などが位置づけられているものでございます。 こうした中、本市の海と触れ合う学習といたしましては、安芸津町の木谷小学校において行っている、ホボロ島の地質や生態系の観察、赤崎海岸の水生生物の観察などの学習がございます。この学習では、子どもたちが実際にホボロ島に渡り、現地で観察をしたり、専門家から話を聞いたりする活動を行っており、これらの活動を通じて、子どもたちが身近にある海とのかかわりを深め、海の環境保全や安芸津地域のよさを考える学習を展開をしております。 また、安芸津中学校におきましては、安芸津地域の活性化を図ることをテーマとした学習の中で、漁業関係者などの地域の方々に対してインタビュー調査等を行ったり、安芸津の海の現状や課題を把握し、資源としての海をどう生かすかなどについて考えたりして、学んだことを文化祭で提案した事例もございます。 さらに、市民団体の求めに応じて開催する生涯学習まちづくりの出前講座では、水環境、ひいては海の大切さを実感する学習を、本年度は、これまで地域センターや小学校等で10回、約400人を対象に開催しているところでございます。 一方、広島県におかれましても、本市を初め、関係市町の取り組みとの連携を視野に入れ、瀬戸内海の海岸生物調査マニュアルを活用した講習会を開催し、普及啓発及び人材の育成を図るとともに、瀬戸内海の状態を継続して把握できるよう、活動団体が実施された調査の結果を集約の上、調査結果データを公表することとされております。 また、海浜清掃や海岸生物調査等を行う団体を「せとうち海援隊」として認定し、その活動を引き続き支援するとともに、海岸・干潟生物調査マニュアル等を活用し、生物調査を普及させることにより、海岸に親しみ、海域環境について考える機会をふやすなど、環境保全意識の啓発も進めることとされております。 これまで述べましたような本市独自の取り組みや、広島県による広域的な視点に立った取り組みなどを通じまして、瀬戸内海の環境保全に対する理解や環境保全活動に参加する意識、及び自然に対する感性や自然を大切に思う心を育むため、国や県、事業者、民間団体等との連携のもと、環境教育を推進し、次世代が海を守る応援団となるように努めてまいりたいと考えております。 ◎産業部長(前藤英文君) 議長、産業部長。 ○議長(牧尾良二君) 前藤産業部長。 ◎産業部長(前藤英文君) (登 壇) 私からは、海洋資源、農林漁業体験資源等を生かした交流の場についての中のなくなりつつある、ホボロ島について御答弁を申し上げます。 多島美をなす瀬戸内海国立公園の一部である安芸津地域には、大小7つの島が点在し、本市の大切な景観資源となっております。 中でも、ホボロ島は、ナナツバコツブムシや波に浸食をされ、その変わりゆく姿そのものが魅力の一つであり、近年、消えゆく島として脚光を浴びて、その独特な景観から、本市の貴重な観光資源として捉え、積極的にプロモーションを行っているところでございます。 また、地質学等の専門家の調査研究によりますと、ホボロ島のように、生物浸食作用により島が急激に消滅しつつある現象は、ほかに例を見ないものであり、地質・海洋・生物・気候などさまざまな要素が絡み合った結果であると考えられ、学術的にも価値があるものと思っております。 そのため、国立公園の一部であるホボロ島の保全や延命措置が可能であるのか、また、そうした取り組みが学術上の価値を損なうことはないのかどうか、さらには、生態系に影響を及ぼすことはないのかどうかなどさまざまな課題があることから、他市の取り組み等の情報収集や専門家への相談等を実施をし、今後の方針について検討を進めて考えてまいりたいと考えております。 ◆22番(中平好昭君) 議長、22番。 ○議長(牧尾良二君) 22番中平好昭議員。 ◆22番(中平好昭君) 答弁ありがとうございました。 順次、また続けて再質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、豊かな海づくりについてでありますけども、行政として社会的要請に対し真摯に向き合うことが必要であると、そして、また、広域的な視点の中で、何をなすべきか関係機関や関係諸団体との意識や情報が共有化されていく中で、適切に方策を講じていくべき立場にあるものと認識しておりますとの答弁でありました。本当にすばらしい答弁であります。 東広島市として、関係団体、大学等、さまざまな対応をしていただいていることに対しては、私は大変ありがたく思っております。 関係機関や関係団体との意識・情報が共有されていく中で、適切に対策を講じていく立場にあるものと認識との答弁は、私は理解できなくもないが、もっと地の利を生かした東広島市が、このことに対してフロントランナーとなれないのか、ぜひなっていただきたいと思いますが、今ここのところをもう一度御所見をお伺いしたいと思います。 東広島市は先頭を駆けられるというふうに思います。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) 議長、生活環境部長。 ○議長(牧尾良二君) 天神山生活環境部長。 ◎生活環境部長(天神山勝浩君) 豊かな海づくりに向けまして、地の利を生かした東広島市がフロントランナーになれないのかという御質問でございます。 瀬戸内海環境保全特別措置法に規定いたします、環境保全に関する基本理念においては、これは先ほども申し上げたわけでございますが、瀬戸内海の環境の保全に関する施策は、瀬戸内海の湾、灘その他の海域によってこれを取り巻く環境が、それぞれの状況が違うということをよく見ながら、瀬戸内海の湾、灘、その他の海域ごとの実情に応じて行うんですよというふうに規定をされているところでございます。この観点から、広島県では3つの海域に、湾灘協議会を設けられたものでございます。 東広島市としては、この広域的な枠組みの中で、関係機関や関係諸団体としっかりとした連携体制を築きまして、適切に対策を講じていくべきというふうに考えておりますし、心には、フロントランナーになってまいりたいという心を持ちながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆22番(中平好昭君) 議長、22番。 ○議長(牧尾良二君) 22番中平好昭議員。 ◆22番(中平好昭君) 天神山部長になるとちょっとやりにくくて、済いません。なかなか難しいところがあるんです。地元であります。 答弁にありましたように、フロントランナーになる意識を持ちながら、県がやるとか、大きな市がやるとかいうことではなくて、やはり安芸津にはそれだけの環境があるわけでありますので、それに該当すべきところはあろうかと思うんです。そういうところも、しっかり足を踏み入れてやっていただくことを要望しておきたいと思います。 次に、干潟の土壌改良についてでありますけども、いろいろ答弁をいただきました。再度、明示できない現状という言葉があるんですけども、基本的にはそういう一つ調査の中のことでありますけども、要は、明示できない現状におきましては、土壌調査の事業化は難しいと判断しているものでございますとの答弁なんですけども、要は、選択と集中、プラス事業効果、それもいろいろあるでしょうけども、それじゃ、全て事業がそのようになっているのかというと、私は100%なっているとは思いません、思いません。 やはり、必要とされたことは、そういう選択集中、費用対効果を外しても、やらなければならないことはあると思うんです。そういうところの中で言えば、ここの答弁については、少し不満でありますが、ちょっと置いておきます、これは。 そして、先ほど答弁もあったように、実際このことについては、間伐材の魚礁とか、近々では、6月の県の環境保健協会ですか、そして数日前には、県の環境保健協会が木谷地区のほうのアサリとかまいた。 そして、先日なんですけども、これもまた早田原漁協との関係もあったんでしょうけども、新聞に載っておりますけども、地元間伐材で児童らが魚礁をつくったと、これを正直に見に行きました。 つくったものをけちをつけるわけじゃありませんけども、これを本当に海に沈めて大丈夫なんかいというぐらい、余り大きいものでなくて、ちいとこう入れるとこう倒れそうなとか、おもしを置いてあるんですけども、どういうふうに設置されたかよくわかりませんけども、これも大きなこがいな丸太を、車のロープみたいなひもでしっかり結んだやつを中におもしをつけて、貝殻入れて海に沈めると。 こういうものがありますけども、この効果が実際でいやあ、いつごろつくるかよくわかりませんけども、とりあえず、この6月に木谷地区で行われた、干潟の施肥材とか土壌改良剤、またアサリの稚貝が行われおるんですけれども、まだ6月で調査も実施されておられるかどうかよくわかりませんけども、その後の継続的な調査、検証が実施されておるか。 施肥材、土壌改良剤というのは、どのようなものなのか、また、アサリの稚貝はどのくらい放流されとるのか、またこれに伴う面積はどのくらいのものをやられたのか、詳しいことがわかれば、教えていただきたいと思います。 ◎産業部長(前藤英文君) 議長、産業部長。 ○議長(牧尾良二君) 前藤産業部長。 ◎産業部長(前藤英文君) まず、施肥剤と土壌改良剤についてでございますけれども、今回散布をいたしましたのは、アサリの餌となる干潟の砂や泥に生息する藻類をふやすために、窒素・リン・クエン酸・鉄などの成分を結合させて、かつ、硫化水素の吸着効果が期待できる石炭灰を配合しつくられたものでございまして、成分が穏やかに溶け出すよう粒状に加工したものをまいたものでございます。 次に、アサリの放流量と実施面積でございますが、放流量は合計30キロで、面積は50平方メートルでございます。施肥効果を比較する目的で、施肥をした区画と施肥をしない区画、それぞれ5メートル四方の25平方メートルの面積に対し、各15キログラムをアサリを放流をしております。1平方メートルあたり600グラムの割合でアサリの稚貝を放流したものでございます。 なお、その後の調査・検証についてでございますが、今月初旬に調査を実施されておりまして、施肥した区画では順調にアサリが生育していることが確認できましたが、施肥をしていない区画では放流したアサリが確認されなかったという報告を受けておるところでございます。 ◆22番(中平好昭君) 議長、22番。 ○議長(牧尾良二君) 22番中平好昭議員。 ◆22番(中平好昭君) ありがとうございます。5メーター掛け5メーターあるんです。25平方メートルからすれば、広いですか、狭いですかと言われると、そういう調査ができるんですかと言いたいぐらいのような気がいたします。 それはそうはいっても、環境にやっていただけるわけですから、やっていただけることに対しては、いやいやいいですよというわけにはいかん。効果を見ながら、今後、見守りたいと思うんですけれども、やはり、そういう事業をするときには、私の思いですよ、市の思いとして、私の思いを市とつなげていただいたら、いやいや25平方メートルじゃなしに、50平方キロでもええですから、とにかくやってみてくださいというぐらいの面積を広げて効果を検証する方法いうのは、可能だろうと思うんです。 答弁がほしいとは思いませんが、そういうような思いがいたします。 そして、これも質問の最後に、事業内容を求める効果、財源の確保等もしっかりと精査を行った上で、真に実効性があらわれていくように取り組んでまいる所存でございますとの答弁でありましたけども、先ほどの豊かな海づくりのところもそうなんですけども、要は、私から考えたら、個人的な素直な気持ちでないかもわかりませんけども、答弁内容をしっかり理解しなさいと、そういうことが言われておるの、よくわかります。しかし、理解できなくもないものの、私個人的にはなかなか承服しがたいところがあります。 要は、真に実効性があらわれていくように取り組む前に、私は、真に調査が必要じゃありませんかということをようる。そこらは、確かに費用対効果、何とかということになれば、行政の考え方と私の考え方違うかもわかりませんけども、私は投資するときには、しっかり調査をして、そして、やってみなければわからないことがあっても、やっぱりそれは投資してみると、私はそういう考え方です。 しかし、大きなお金は動かせませんけども、それだけとことんやるんであれば、しっかりした調査をやることによって、当面投資して、その部分状況を見ながら、費用対効果を後々、計算をしながらやってみても、悪いことではないと思います。そこのところは強く要望しておきたいと思います。 次に、干潟の環境教育についてですが、いろいろありがとうございました。 基本的には、私たちが忘れていたようにも思います。海を守る応援団が一人でもたくさん生まれてくることを願っておりますし、また、しっかり海にも、東広島市全体で大きな関心を持っていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。 そして次に、ホボロ島でありますけども、おっしゃるとおりであります。なかなかこのことについては、ああしてください、こうしてくださいということ、非常に言いにくいんでありますけども、東広島市の財産として、いずれなくなるとは思いますけども、やはり皆さん一人一人が忘れないように、関心を持ちながら見つめていただきたいと、それはこのことも海を守ることでありますし、海を好きになることでもありますので、そういうところの中で、ぜひいろんな関心を、全市民の方にも持っていただきたいということを、強くお願いしておきたいと思います。 また、検討してみるところもあるそうでありますけども、何かあれば、ぜひ検討をしていただきたいことを要望しておきたいと思います。 次に、海水浴場の件でありますけども、今すぐ計画をしてくださいということを申し述べているわけじゃはありません。 やはり、将来的にそういう候補地が生まれるということは、皆さん御存じだろうと思いますけども、そういうところの中で、いろんな環境整備をしながらいけば、例えば10年先を鑑みると、東広島市として、海の地を生かし、海水と戯れる施設として全く可能性とか、計画性はないのか、そこのところをもう一度御所見をお願いしたいと思います。 ◎都市部長(加藤博明君) 議長、都市部長。 ○議長(牧尾良二君) 加藤都市部長。 ◎都市部長(加藤博明君) 先ほど答弁させていただきましたように、安芸津町赤崎地区への海水浴場の整備の可能性・計画性につきましては難しいものと考えております。 ただ、海の地を生かし、海水と戯れる施設につきましては、現在、龍王島自然体験村がございますので、引き続き、御利用していただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ◆22番(中平好昭君) 議長、22番。 ○議長(牧尾良二君) 22番中平好昭議員、残り2分31秒です。 ◆22番(中平好昭君) 部長、それよくわかります。おっしゃるとおりであります。 私が述べたのは、10年先も結局そういう計画は全く生まれる要素がないのか、あるのか、そこを聞きたいんです。もう一度よろしくお願いします。 ◎都市部長(加藤博明君) 議長、都市部長。 ○議長(牧尾良二君) 加藤都市部長。 ◎都市部長(加藤博明君) 現状のこれからの国の予算、当然ある程度の施設、公園等整備しようとしますと、どうしても財源的なものがまず必要となってまいります。そうした中で、今後なかなかそういった公園を新たに整備するというのは、難しい状況がございますので、そうした中、今時点で10年先どうなるかっていうのは、なかなか難しいものがございますので、10年後もしくは20年後というのは、そのときの地域の状況とか、そういったものを考えながら、再度、場合によっては検討していく必要があるかもわかりません。 ◆22番(中平好昭君) 議長、22番。 ○議長(牧尾良二君) 22番中平好昭議員。 ◆22番(中平好昭君) 20年先、生きとるかわかりませんけども、そういう時代が来るかもしれない。そこのところは、20年前にこういう話があったねというところで、いいと思うんですが、それで十分であります。 もう時間がありませんから、なぜ海水浴場か、なぜ海か、なぜ干潟かというと、きょう午前中にお二人の議員さんが、中央環境衛生組合の進捗状況とか、この処理方式については、非常に満足しとるわけでありますけども、先日もわずかなんですけども、勉強をさせていただいたんですが、このスラグが、今現在農林省から言えば、肥料に認定されると、そして、もう一つは、今のスラグが奄美大島において、アマモとか海藻の促進剤になって使われておる。そういうところも海で使われている。もちろん大きな量じゃありませんけども、それを今しっかり研究されておるのは、これは事実であります。 だから、そういうところの中で言えば、そのスラグも干潟へ埋め込むことができたら、鉄炭団子とほぼ余り変わらない。 もう一つ、さっき肥料の話が出たんですけども、田んぼにもまくと非常に稲の生育がいいそうです。そういう結果も出とるんです。そういうところも踏まえた中で、ほいじゃ海の干潟をどうしようかと、副材として年間6,000トン余り出る予定ですが、全部とは言いませんけども、それの1割でもそういうところに使えば、十分それだけの効果が出るだろうと、そういうことを思いながら、そうなったらいいなと、材料を買うんではなくて、自分たちで出した地産地消でありますので、そこを有効に使うということは、決して悪いことじゃない、ぜひそういうところも、また次の機会にこのことについては質問したいと思います。 終わります。ありがとうございました。 ○議長(牧尾良二君) これをもって、22番中平好昭議員の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 あす、あさっては休会とし、11日は午前10時から本会議を開き、引き続き一般質問を行います。 本日は、これにて散会いたします。                             午後2時17分 散  会───────────────────── * ─────────────────── 以上のとおり会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 東広島市議会議長   牧 尾 良 二 東広島市議会議員   乗 越 耕 司   〃         竹 川 秀 明   〃         高 橋 典 弘...