○
市民課長(
内海敏雅君)
給付費の
増加要因でございますけれども、当初
予算では、県全体の
医療費の
見込みをもとに
府中市においてはこれぐらいの額で、計上しておりました。
保険給付費のうち
療養給付費、これは
保険者が負担するものでございます。受診された方に2割3割の
個人負担があるわけでございますけれども、それ以外の部分は市が負担するということで、これが増加しますと、おのずと
高額療養費も増加していくことで、今回、
療養給付費と
高額療養費、2つにわたって
補正をしておるわけでございますけれども、本年度に入ってからの
診療報酬の明細を見てみますと、これ、以前にもお話しましたけれども、団塊の世代が
後期高齢者医療制度へ移行することもありまして、被
保険者数、あるいは件数とも
減少傾向にあるわけでございますけれども、この半年間、県全体では32億円、約3%の
医療費がアップしております。
府中市においても、
療養給付費については
月平均で130万円、それから、
高額療養費については400万円アップしております。特に100万円以上の
医療費がかかる高額なもの、レセプトを見てみますと、昨年度に比べまして30件増加しております。これは、やはり
コロナ禍でそれまで控えていた手術と、こういった高い費用がかかる治療を受けられる方がふえているのではないかと推測されます。
そういったことで、1件当たりの
保険者、市が負担する
負担額については、外来、
入院ともに
増加傾向にあります。こういったことが
保険給付費、そして
高額療養費の増加につながったと考えております。
コロナ禍が落ち着いている状態でしたら、やはり、そこまでのアップはない、
受診行動もおさまっている状況でございますけれども、そういった中で、
コロナ禍の前の状態に戻りつつあると。春先は
コロナもちょっと落ち着いておりましたので、その時期に治療を受けようという方がふえておられましたので、そういったこともあって増加に転じたのではないかと思われております。ただ、ここ最近は、やはり第8波ということもございまして、そういった状況で、この
感染状況も、やはりこの
医療費の増加、減少に大きく影響しますので、今後の状況については、やはり不透明になろうかと思います。
そういったこともありまして、今年度、実績よりも少し多めに、増額の
補正をお願いしております。
なお、こういった
療養給付費や
高額療養費について、
保険給付に必要な費用は全額、県から
交付金ということで市町に入ってまいりますので、今回の
補正による
増加分も県から交付される
見込みでございます。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) なければ、本案に対する質疑は、これにて終了いたします。
続いて、
議員間討議についてお諮りいたします。
本議案について、
議員間討議を要求される方は挙手を願います。
〔挙手する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) それでは、本議案については、
議員間討議を実施いたしません。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○
主査(
広瀬和彦君) 次に、議案第82号「令和4年度
府中市
病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの説明を求めます。
唐川健康福祉部長。
○
健康福祉部長(
唐川平君)
補足説明はございません。
慎重審議をよろしくお願いいたします。
○
主査(
広瀬和彦君) これより本案に対する質疑を行います。
質疑のある方は、順次御発言を願います。
棗田分科員。
○
分科員(
棗田澄子君) 新たに必要となる
医療機器は何かということと、毎年、
医療機器を購入したり、買いかえたりしていると思うんですが、こういった状況がずっと続くのかどうかについてお聞かせください。
○
主査(
広瀬和彦君)
大森医療政策課長
○
医療政策課長(
大森健司君) それでは、
病院事業債の
補正予算について御説明いたします。
新たに必要となる
医療機器でございます。まず、この2,180万円の内訳でございますけれども、
医療機器の
更新関係に約1,000万円、
システム関係の対応で約920万円、
施設設備の
修繕関係で260万円でございます。
医療機器でございますけれども、まず、
医療機器は
府中市民病院で
泌尿器科の超
音波画像診断装置の更新に638万円、この機器は10年以上が既に経過しております。診断のための
画像性能が不足している状況でございます。4月から
常勤医師ということ、また、
診療日もふえることもございまして、より
画像性能が向上する機器への更新でございます。続きまして、
府中北市民病院には
大腸ビデオスコープの更新に330万円、
皮膚科顕微鏡の更新に約46万円、この2つもいずれも
耐用年数を大幅に超えております。
診療方針から更新の必要を生じたものでございます。
システム関係は、いずれも
府中北市民病院でございますけれども、
就業管理システムに約460万円、これは
就業管理の
デジタル化を進めるものでございまして、前年度に
導入予定でしたけれども、納期が延長になっていたものでございます。
給食システムの更新に約460万円、これは
保守対応ができないと、そういった旨の通知がありまして、当初予測できなかったものでございます。
そのほか、
施設修繕につきまして、
府中北市民病院で約260万円でございます。
毎年、
医療機器を購入したり、買いかえが続くのかでございますけれども、今回の更新につきましては、今年度当初予定では2億7,000万円程度予定しておりました。大きいものは、
医療情報の
システム関係、
ハードウエア関係と
府中北市民病院の
空調設備改修、これで約2億円程度予定しておりました。実際、今年度でいいますと、全体2億7,000万円のところ、執行したところでは予定を下回っております。今回の2,180万円を加えましても、当初予定の2億7,000万円から約3,000万円程度下回る計画になっております。全体枠としましては、現在の
予算内であるのですけれども、当初
記載申請以外のものは改めて枠を確保する必要がございますので、
補正をするものでございます。最終的には、3月
補正予算で
減額等、調整する予定でございます。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) なければ、本案に対する質疑は、これにて終了いたします。
続いて、
議員間討議についてお諮りいたします。
本議案について、
議員間討議を要求される方は挙手を願います。
〔挙手する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) それでは、本議案については、
議員間討議を実施いたしません。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○
主査(
広瀬和彦君) 次に、議案第85号「令和4年度
府中市
病院事業会計補正予算(第1号)について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの説明を求めます。
唐川健康福祉部長。
○
健康福祉部長(
唐川平君)
補足説明はございません。
慎重審議をよろしくお願いいたします。
○
主査(
広瀬和彦君) これより、本案に対する質疑を行います。
質疑のある方は、順次御発言を願います。
水田分科員。
○
分科員(
水田豊君)
厚生関係でもお聞きしましたが、病院関係の
水道光熱費についてお伺いしたいと思います。前年と比べてどうだったのか、使用量と費用で、教えていただきたいと思います。
○
主査(
広瀬和彦君) 皿田参事兼湯が
丘病院事務長
○参事兼湯が
丘病院事務長(
皿田敏幸君) 今回の
補正の光熱費の内訳からまず説明させていただきますが、御存じのように物価高騰の影響で、電気料で727万4,000円、それから、ガス使用料で80万円をお願いしているところで、
燃料費につきましては、重油購入経費で172万5,000円の
補正増をお願いしているところでございます。
内訳についてですけれども、電気につきましては、使用量は前年度比で4.4%増に対して、支払い額が前年度比42.9%ふえております。ガスにつきましては、使用量はマイナス4.5%と減っているんですけれども、支払い額は前年度比でプラス20.1%、それから、重油につきましては、使用量は前年度比変わらないんですけれども、支払い額は前年度比でプラス21.6%、それから水道料につきましては、使用量は前年度比プラス6.9%、支払い額は前年度比プラス8.5%ですが、水道につきましては、物価高騰の影響はございません。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
棗田分科員。
○
分科員(
棗田澄子君) 今回の改修の工事は、
先ほどの光熱費の関係だろうと、今、お聞きしたんですけれども、このような改修工事が毎年あちこちで発生することになると思うんですが、建てかえまでに改修しなくてはならないものが、あとどれぐらいあって、どれぐらいの費用がかかりそうな
見込みかがわかれば教えてください。
○
主査(
広瀬和彦君) 皿田参事兼湯が
丘病院事務長
○参事兼湯が
丘病院事務長(
皿田敏幸君) 改修工事ですけれども、今回の
補正予算では修繕費、工事ではなくて修繕費をお願いしておりますが、この修繕費につきましては、病院敷地内における配管設備の老朽化による重油漏れへの対応に係るもので、当初から想定したものではなかったということがあります。
また、施設の老朽化が進んでおりますので、ところどころの修繕は行っているんですけれども、今後、建てかえまでに想定をしている改修工事などは、特に予定はしておりません。
建てかえの前段階としての設備の移設工事や、必要に応じての解体工事などは、早ければ来年度中に実施するかもわかりませんけれども、詳細につきましては、今、設計業者等の選定の入札手続中でございますので、業者が決まりまして、年明けから実施をいたします設計業務等において決まっていくことになろうかと思っております。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) なければ、本案に対する質疑は、これにて終了いたします。
続いて、
議員間討議についてお諮りいたします。
本議案について、
議員間討議を要求される方は挙手を願います。
〔挙手する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) それでは、本議案については、
議員間討議を実施いたしません。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○
主査(
広瀬和彦君) 以上で、
予算特別委員会に付託された案件の本
分科会における審査は終了いたしました。
分科会報告の作成については、御一任願います。
以上で
予算特別委員会厚生分科会を散会いたします。
午前10時50分 散会...