府中市議会 > 2022-09-08 >
令和 4年第5回定例会( 9月 8日)

  • タブレット(/)
ツイート シェア
  1. 府中市議会 2022-09-08
    令和 4年第5回定例会( 9月 8日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-03
    令和 4年第5回定例会( 9月 8日)              令和4年第5回府中市議会定例会会議録  令和4年9月8日午前10時0分、府中市議会定例会を本市議事堂において再開した。 1 出席議員      1番  加藤吉秀       2番  藤本秀範      3番  岩室雄大       4番  真田光夫      5番  福田 勉       6番  森川 稔      7番  芝内則明       8番  岡田隆行      9番  加島広宣       10番  大本千香子      11番  広瀬和彦       12番  安友正章      13番  加納孝彦       14番  本谷宏行      15番  土井基司       16番  水田 豊      17番  三藤 毅       18番  田邉 稔      19番  棗田澄子 1 欠席議員   なし 1 説明のため出席した者   市長          小野申人   副市長       村上明雄   教育長         荻野雅裕   危機管理監     藤原眞琴   CIO兼情報戦略統括監 國丸昌之   総務部長      豊田弘治
      地域振興担当部長    福田吉晴   健康福祉部長    唐川 平   経済観光部長      若井紳壮   観光戦略推進担当部長                                宮本典明   建設部長        河毛茂利   教育部長      門田雄治   参事兼湯が丘病院事務長 皿田敏幸   総務課長兼選管事務局長                                渡邉俊文   情報政策課長      桒田貴之   人事課長      岡田宏子   財政課長        山田典央   政策企画課長    宇野貴人   地域振興課長      西本員章   スポーツ振興課長  大﨑 聡   医療政策課長      大森健司   女性こども課長   池田かおり   福祉課長        近藤鉄也   商工労働課長    宮 康展   観光課長        浅野昌樹   農林課長      田原慎吾   都市デザイン課長    日野雄蔵   土木課長      大元唯至   環境整備課長      能島克則   教育政策課長    近藤陽子   学校教育課長      大川幸雄 1 事務局及び書記   事務局長        皿田利光   主任        吉岡佑三子   主任          小川美佳 1 議事日程   日程第1 一般質問 1 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時0分 開議 ○議長(加藤吉秀君) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事は、配信しております議事日程表により進めたいと思います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 日程第1、一般質問を行います。  各会派の質問順序及び質問・答弁時間は、1番、市民クラブ110分、2番、創生会310分、3番、公明党80分、4番、無所属60分といたします。  質問については、通告に従って質問されるようお願いいたします。  順次発言を許します。  まず、市民クラブの水田豊君の登壇を求めます。  水田豊君。              〔16番議員 水田豊君 登壇〕 ○16番議員(水田豊君) 皆さんおはようございます。市民クラブの水田豊でございます。一般質問を行います。一問一答で行いますが、大きく5点を通告いたしております。上下高校存続支援について。府中市病院機構の決算評価について。JR福塩線存続について。9月27日安倍元首相国葬への対応について。最後に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係についてでございます。  まず、第1点、上下高校の存続支援についてお尋ねをいたします。  御存じのとおりの経過なんですが、上下高校の全校生徒は3年前、2019年度、令和元年度に79人になりました。広島県の教育委員会は2年連続で全校生徒80名を割り込めば、再編統合の議論を開始するという方針でございますので、80人を切ったということでかなり頑張りまして、翌年2020年度、令和2年度は83人に回復した。これで一旦再編統合論議は振り出しに戻ったということなんですが、令和3年度、2021年度には70人になり、ことしの春59人となりましたので、2年連続で80名を割り込んだと。広島県教育委員会は先ほど言いましたように、2年連続で80名を割り込めば再編統合をするという方針は変わっておりませんので、本来なら上下高校の将来をどうするかという議論がスタートすることになるんですが、7月18日に県立上下高校で行われた学校活性化地域協議会で県教委が7月8日の県教育委員会会議の内容を踏まえた上で、上下高校の来年度の入学生29名以上を確保すれば、またその2年後にその40名を確保して80名になる可能性があるので、来年の入学生29名になるかどうかはひとまずみるという方針を発表されました。  しかしながら、来年の入学生が28名以下、29人未満であれば再来年を待たずに再編統合論議を始めることになるという、いわばせっぱ詰まった状況になっております。上下高校をめぐる状況がそういうことになっています。  これまで、上下高校活性化地域協議会に府中市として参加もしていただいておりまして、存続のために努力をしていただいております。市長の挨拶にも今春から上下高校の存続は努力をするということで表明をしていただいておりますが、こういうせっぱ詰まった状況において、市の基本的な考え、そして具体的な支援策についてまず、お伺いしたいと思います。            〔10番議員 水田豊君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 上下高校の存続支援についての御質問でございます。  上下高校につきましては、生徒数が減少している中で地域に欠かせない上下高校の存続のため魅力をつくり、さらに高めることで市内外からの入学者をふやすことを目的に、これまでも下校支援バスの運行であるとか上下高校魅力化コーディネーターの配置、天領あやめ塾の充実を行ってきたところでございます。  こうした中、議員の御質問にもございましたが、8月の県教育会議においては2年連続で全校生徒が80人を下回る中で、上下高校活性化協議会で示された取り組みに注力して令和6年度の全校生徒数が80人以上となることを目指し、さらに令和5年度についても一定数の生徒数の確保が必須であるという整理が行われたところでございます。このため、来年度の生徒獲得が喫緊の課題でございますことから、高校を中心に近隣中学校への訪問活動、具体的な魅力の発信に取り組むこととしております。  こうした中、市内外から選ばれる学校となっていくためには、上下高校で経験したことが高校卒業後、社会に出ても役に立つ、将来上下府中に戻ってきても仕事ができるといった出口戦略を見据えたコンテンツづくりが重要であると考えておりまして、近隣の大学や病院、スポーツチームとの連携、来年度オープンいたします芝生グラウンドなどのリソースを最大限活用いたしまして、近畿大学と連携した空き家を活用した高校生ビジネスの取り組み、府中北市民病院・福山平成大学と連携した介護人材育成カリキュラム、さらにはサッカーを基軸といたしました多様なスポーツ、文化活動を提供できる総合型スポーツクラブの構築など、健康・スポーツ人材の育成、また、大学進学への希望を後押しするための今回補正予算を計上しておりますが、天領あやめ塾の進学コースの開設に取り組むことといたしております。  こうした新たな取り組みや天領あやめ塾の充実、また現在調整を行っている近畿大学との連携による出前講座の実施なども含めまして、上下高校が生まれ変わるという動きや内容を保護者の皆さん、生徒の皆さんにしっかり伝えることで、当面の関門である来年度の生徒募集にも繋げていきたいと考えております。  このほか、下宿の確保や通学支援などの環境整備や支援策についても、できるところから実施できるよう地域や高校と連携しながら引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 私も学校活性化地域協議会には、地元の議員ということで安友議員、岡田議員とともに出席をさせていただいておりまして、この間ずっと取り組みをいただいていること、熟知をしております。  今言われたいろいろな支援策等について、できれば「広報ふちゅう」等でお知らせをしていただきたいのが私の希望です。ここにきて言い方が悪いかもしれませんが、ようやく何とかしなければならないという市民の意識というか町民の意識が盛り上がってきていますが、先ほど言いましたようにもう来年、来春の話になっているわけですね実際には。ですので、そういうその状況だということをまず知らせる。その上でこんなことをしていますよということが非常に大事ではないかと思いますので、検討できるところはやっていただけるという答弁でございましたので、お願いをしたいということを言いまして、次、今言ってもいただきましたが、寮があればという議論もずっと継続をしてまいっております。  市民からは、率直な意見として市営住宅はあいているところがあるでしょと。もし遠いところから来る生徒がおれば貸してあげたらいいじゃないのと、単純といいますか簡単な話で、何とかできないんでしょうかという話をよく聞きますし、入れないのならまだしも、まだあいているところがあるということであれば、そういう意見にも一理あるだろうと思います。  市営住宅の提供について、いかなる障害があるのか。できるのかできないかということと、できないのならばどうしてできないのか。また、その踏まえた上で可能にする方法はないのかどうかについてお伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 寮、下宿などについての御質問でございます。  上下高校の存続につきましては、府中市内外の多くの生徒さんから選ばれる上下高校としての魅力づくりが重要でございます。そうした上で、市内外から魅力づくりを行うとともに、市外、県外の方から入学希望者あった場合に対応するためには下宿等の居住環境の整備も必要であるとそういった認識のもとで、これまでも上下高校の魅力開発や支援と合わせまして下宿、寮の確保やその運営体制の整備についての検討は行ってきたところでございます。  こうした中で、来年度の募集に向けましては、上下高校との具体的な魅力や支援を発信していくに当たりまして、実際に下宿や寮の環境整備をすることといたしました場合には、部屋の提供だけではなくて受け入れのため改修費に対する支援であるとか、費用、家賃の保護者に対する支援でございますとか、さらに親元を離れて生徒さんが生活をされることになりますので、日々の食事の提供でございますとか生徒や親御様の不安解消のための日常生活のサポート、指導を行う、そういった課題があると考えております。  今こうした認識のもとに、来年度に向けましては居住環境の整備について申しますと、部屋や食事の提供も可能である旅館等への生徒の受け入れについて聞き取りなりを行いまして、可能であれば体制整備を行っていきたいと考えているところです。  また、市営住宅の活用につきましてでございますが、寮としての利用の選択肢もあると思っておりますが、芝生グラウンドを整備することを踏まえたスポーツクラブの合宿所であるとか、また大学との連携の中で活動拠点となります短期滞在型の宿泊施設、そういったことを含めまして検討してまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 今現在において、市営住宅をそのまま提供することができない根拠についてもちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 市営住宅の活用についてお答えいたします。  まず、市営住宅を宿泊施設として利用する制度につきまして可能であるかどうかお答えいたします。  上下町には公営住宅法に基づく低所得者向けの公営住宅と特定優良賃貸住宅の促進に関する法律に基づく中堅所得者向けの特定公共賃貸住宅というものがございます。上下町の公営住宅につきましては井永住宅など4団地ございますけれども、宿泊として利用する場合につきましては一時的に利用する目的外利用、継続的な用途廃止というものがございます。こういった制度の整備、課題が整理できましたら可能と考えるものでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 課題の整理ができれば可能だということなんですけれども、できるんでしょうか。どのくらいの期間があってどういうことをクリアすればできるんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) どのぐらいで整理できるかはちょっとここで済みません、お答えがちょっと難しいんですけれども、課題の内容といたしましては整理する内容といたしましては、公営住宅法による制度の補助金とかもございますので、こういったものの整理。あと、現在住まれている住民の方もいらっしゃいますので、こういった住まれていらっしゃいます皆様方への対応なども必要になってくるものです。 ○議長(加藤吉秀君) 村上副市長。 ○副市長(村上明雄君) 市営住宅の管理のセクションと、それから上下高校担当セクション、両部長からお答えさせていただきましたが、市営住宅の活用、特に上下につきましては市営住宅、公営住宅のくくりの中で29戸あきがありまして、これせっかくですから有効活用せにゃいけんと。  その活用策の一つとして下宿みたいな話でありますとか、先ほど地域振興から答えましたようなスポーツ系、あるいは現に近畿大学とかの出前講座でありますとかゼミのいろんな空き家を活用した高校生ビジネスの支援とか、そのほか情報関係につきましても今お話をさせていただいておりますが、平成大学も含めてですがそういった中で、ゼミ生が上下に行くのに短期滞在場所がないと。何とかできんかという話もいただいておりまして、そういった面も含めて短期滞在とかシェアとかそういったことも含めた有効活用策について、現在、建設部が中心になりまして、府中市の住生活基本構想というのを検討しておりますが、そういった検討会の中でも活用策のあり方とかを今、鋭意考えていきよるところです。  技術的には多分できるんだと思いますが、下宿の話でいいますと、先ほどボトルネックは部屋が足らんのじゃなくて、生活指導、特に高校生ですからその子供たちの生活指導をどうしていくのかと。部屋だけなら民間アパートも含めて借りよう思えばいっぱいあるんですが、そういったサポート体制をしっかりしていかないと保護者の皆さんへの信頼にはつながらないんで、そこをしっかりやっていかにゃいけん。そこに時間をかけてもしょうがないんで、例えばですけれども、当面の来年度のたちましての話とすれば、旅館活用も一つの方策ではないかと。これはまだ地元とか諮っているわけじゃないんで、いずれにしましても何らかの形で市外あるいは県外から希望者がでれば対応できるようなこともあわせて暫定的な対応と恒久的な対応と両面を含めてスピード感をもって考えていきたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) ぜひ検討をいただきたいと思います。  それとかぶるんですが、近隣の市町の中学生から上下高校、寮や下宿があれば行きたいという声が実際に何人か聞いておられるということも耳に入ってきております。1人でも来年の入学者をふやすために有効な手段だと思います。寮や下宿に関して市として、府中市が近隣から来る高校生のために下宿をしてもいいよとか賄いを手伝いをしてもいいよとか、そういうことをそれぞれ上下高校存続のために努力している方々が個々に呼びかけや訪ねてみたりはしているんですが、それと同時に「広報ふちゅう」等で公の呼びかけとしてこういうものをしていただけないかと。  信用度が違うということもありますので検討をお願いしているんですが、2019年の79人になったときにもそういった質問をさせていただきまして、検討をしてみようという答弁をそのときいただいております。その後の検討結果とか今後いよいよ来春を控えて、何か具体的な取り組みがないのかどうかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 繰り返しの答弁、お話になるかもしれない。そこについてまさに当面の取り組みとしての今お住まいである食事であるとかそういった見守り手があることが可能であるというところが、まずは旅館等がそれが確実に確保できるという認識のもとで、まずそこを取り組んでいるところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 最初の上下高校の分に対して具体的支援をやってきたことも含めて、上下高校が変わりつつある、魅力のある高校になりつつあることも含めて広報で市民にわかるような宣伝も再度お願いをしまして、この質問は終わっていきたいと思います。  2点目ですが、府中市病院機構の決算が報告としてこの議会に出されております。その決算評価についてお伺いしたいと思うんですが、その前にも耳にたこかもしれませんが、地域医療構想と現在の病院企業の現状ということで、高齢化が進む社会において持続可能な医療を確保するということで、急性期病床を減らして回復期病床をふやす。これを2025年までに実現をするんだという国の方針、大きな方針でございまして、広島県においても具体的病床数が例示されていることでございます。  福山・府中医療圏域においては、2021年、令和3年の急性期病床は2,155床であると県の地域医療構想会議の報告書にあります。国が示している数が1,691床なので、464床過剰になっているということです。これはもちろん府中北市民病院、府中市病院機構だけの問題だけではなくて、福山・府中医療圏域の中での話でございますが、その過剰ベッドを減らせという課題の中に今、病院機構が置かれているということです。  2019年の9月に厚生労働省が全国424病院、公立・公的病院を名指しして、その中に病院機構2病院が含まれておりました。府中北市民病院はその後、撤回をされましたが、府中市民病院は対象のままとなっていると、ざっくり言ってそういう状況の中に今病院があるということです。  この病院問題、医師については、医師数などもそうですが、医療資源というのは都市部に集中しておってその偏在が問題になっているということでございまして、中山間地域の医療問題をそういったその都市部と同じように議論をするのは間違っていると私は思います。この議会でも、2020年の9月議会で公立公的医療機関等の具体的対応方針の再検証の見直しを求める意見書を採択させていただきました。医療の現状がこうした縮小や再編論議の渦中にあってしっかりとした対策を考えて、どうしたら病院を存続できるのか。しっかりした考えが必要であると思います。  そこで、厚生労働省の地域医療構想の進捗状況と、それに対して病院の対応は今現在どういうふうになっているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 地域医療構想の議論につきましては、これまでの議会で御説明をしてきたとおり、福山・府中圏域の地域医療構想調整会議において進めることとされているところですが、新型コロナウイルス感染症の影響で公立公的医療機関の再検証問題に係る議論が見送られてきたところでございます。  こうした中、先般8月末でございますが、新たな動きがございました。圏域の医師会、行政などから組織をする福山・府中地域保健対策協議会が開催されまして、その場で圏域での具体的な地域医療構想の進め方、それから議論の再開に向けた大まかなスケジュールといったものが示されたところです。それによりますと、コロナの感染拡大を受け、コロナ対応に公立病院が中心的な役割を果たし、感染拡大時の対応における公立病院の果たす重要性が認識されるとともに、病院間の役割分担の明確化、最適化や医師・看護師の確保などの取り組みを平時から見据えておく必要性が浮き彫りになっております。  こうした公立病院の必要性等を踏まえまして、国は地域医療構想の推進の取り組みは病床の削減や統合ありきではなく、各都道府県が地域の実情を踏まえて主体的に取り組みを進めるものと考えを示しております。  こうした方針のもと、まずは、広島県東部厚生環境事務所を事務局といたしまして、圏域の現状分析から始めることとされております。医療機関の現状、課題や将来的な運営方針などのアンケートの実施、専門家による圏域のデータ分析、ヒアリング調査等が実施されます。このヒアリングにつきましては、民間病院も行われます。  府中市では、これまで地域医療構想の議論の再開に先んじて議論を進めてきたところですが、昨年の予算方針の中でも医療提供サービスの中核を担う公立3病院を堅持し、引き続き将来を見据えた病院の診療機能検討や広域連携方策の充実を図るといったことを基本姿勢と方向性に定め、医療連携等に取り組む方針を打ち出しております。その上で、機構とともに地域住民に必要なプライマリーケアの質を落とさず、守ることなどに取り組んできたところでございます。  こうした基本姿勢と方向性が今回の国の新たな動きによって、いわば水泡に帰すということではございません。今後行われるヒアリングや議論の中で公立・公的病院として医療提供サービスの確保、将来を見据えた診療機能検討や広域連携のあり方など、病院機構とともにしっかり議論していきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 新しい動きについて報告をいただきました。ぜひこの府中の病院をめぐる特徴といいますか、踏まえて議論を進めていただきたいと思います。  特に、旧府中市と旧上下町では医療圏域が違うという、これはこれまでもずっとそういうふうに答弁をいただいておりますし、そういうふうに考えて施策を展開していただいていると思いますが、そういうことも踏まえて都会とは違う公的公立病院が地域住民にとって必須な存在であることを踏まえた上での議論を展開していただくように希望を申しまして、この質問を終わります。  次に、評価委員会、これは法律が変わって市長が評価をすることになったものでございまして、評価委員会の議事録等も出されております。今回の2021年度、令和3年度決算における評価委員会の評価のポイントを上げていただきまして、今後の財政運営、2021年度は市の財政支援も含めてではございますけれども黒字になったことでございます。また、コロナの渦中でもあったことも踏まえて、病院の今後の財政運営はどう見てらっしゃるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 令和3年度の地方独立行政法人府中市病院機構の業務実績等に関する評価といたしましては、議案の報告のとおりでございますが、特に令和3年度はコロナ禍に伴いまして医療機関に従事をされる職員の方々にとって身体的、精神的に非常に厳しい1年であったと思います。  府中市民病院につきましては、発熱症状のある患者への外来診療、また一部病床を改修した専用病床への受け入れによる入院治療の実施、府中北市民病院についても発熱症状のある患者の診療や必要に応じて抗原検査等を実施するなど、いまだに引き続く新型コロナウイルス感染症の流行下において、両病院とも公的病院としての役割を認識し、その責務を果たしている点、またワクチン接種への積極的な協力について、改めて市として最大限の評価をするとともに、医師を初めとした病院職員による継続した献身的な対応に対し、まずもって感謝の意を表するものでございます。
     また、府中市民病院では、常勤医師の新たな着任などによりまして令和3年度は独法化以来最も多い常勤医師数となり、府中北市民病院では眼科診療の開設という地域住民の要望に応えることができた点など、近隣医療機関の協力連携によりプライマリーケアを推進するための医師診療科目などの医療提供体制の整備が図られました。  府中市民病院では、新たに女性予防医学チームを立ち上げ、多職種連携によって女性の健康を生涯にわたって支える取り組みを始めております。府中北市民病院を中心として取り組んでいる上下町広報誌などの独自の取り組みは、地域の介護事業所等との連携・協力により、地域づくりにも寄与しており評価するものであります。  また、経営面でございますが、振り返ってみますと平成30年度以降、外科医不在による減収の影響の中、内科、整形外科等の他の診療科の頑張りがあり、外科医不在による影響をカバーするための経営努力を行ってまいりました。令和3年度には、新たに外科医2名を招聘することができ、それに伴う増収と合わせまして病院全体での経営努力によって外科医不在の間の影響をリカバリーすることができました。  また、市においても令和2年度からの第3期中期目標期間に合わせ、繰り出し額を僻地医療や不採算医療を支援する固定分と元利償還金に対する支援の変動分とに分ける新たな繰り出し基準を設けまして、基準の明確化を図ってきたところです。こうした取り組みの積み重ねなどによりまして、令和3年度府中市病院機構の決算は市からの繰入金約4億6,700万円を含みまして約1億200万円の黒字となり、黒字決算は平成29年度以来4年ぶりとなりました。  借入金の償還額につきましても、令和2年の約3億9,400万円をピークに改善をされており、市からの繰入金は機構移行後の償還が落ち着く令和11年度以降は、繰入額4億円を切ると試算いたしております。なお、今後、医療機器の更新等新たな投資が必要となることも考えられますが、病院機構と十分協議をしながら計画的に進めてまいります。  今後も両病院の自主性に十分配慮しながら、公的病院としてコロナ禍の中における医療の継続、市民の方に提供するサービスや業務の質の向上に取り組んでいただくよう、そして安定した経営ができるよう綿密な連携を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 報告に関しては、また委員会でも質問させていただきたいと思いますので、次の質問にいかせてもらいます。  3番目はJR福塩線の存続についてでございます。  これも度々質問をさせていただいておりますが、JR西日本が輸送密度2,000人以下の区間でサービスを見直す考えを明らかにして以来、赤字路線の廃止がクローズアップされていると。6月議会でもお伺いしましたが、それ以降、国の新たな動き等があったと思います。6月以降、JR西日本、国、県などのJRのこの問題に関して、新たな動きを把握しているのか。  それと、市の今後の対応方針、近隣自治体との連携した動きが実際にあったのか、これからあるのかについてもお伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) JR福塩線の存続につきましては6月議会でも申し上げましたし、今議会の冒頭挨拶でも申し上げましたとおり、市民生活の基盤であると捉えております。JR福塩線は、地元住民の貴重な移動手段として重要なものであるとともに、持続可能で多彩な地域生活圏の形成のために単なる移動手段としてだけではない役割があると考えております。  議員お尋ねの今日までの国や県、JRの動きについて整理してちょっと報告をさせていただきたいと思います。  まず、国や県の動向としましては、国の有識者による鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会では、平常時の輸送密度が先ほど御紹介ありました1,000人を下回る線区を対象に、地方自治体が鉄道事業者からの要請があれば、国の主体的な関与により、沿線自治体、鉄道事業者などの関係者からなる特定線区再構築協議会、これ仮称でありますが、を設置し、協議を行う趣旨の提言が国に対してなされたわけであります。  この提言を受けて、国土交通省では、今後の制度化に向けて危機的状況にあるローカル鉄道について、国も主体的に関与しながら鉄道事業者と沿線自治体の共創を促し、単なる現状維持ではなく、持続可能性と利便性の高い地域公共交通の再構築を促進していくため、協議会の開催、実証運行を通じた関係者の合意形成に向けた支援のほか、合意した再構築方策の実現に向けて関係局予算を総動員して頑張る地域に対する総合的な支援を行うよう、令和5年度概算要求を行っているところです。  また、県ですが、県はこの提言を受けて、それまで28道府県での緊急提言や国会議員連盟のヒアリングなどで伝えてきた国の関与について示されたことは、一定の評価をしつつも、JRの内部補助の考え方も含めた鉄道ネットワーク維持の方向性を国において明確化すること。また、協議会は沿線の活性化も含めた幅広い検討が行われるものであり、協議会の設置と廃線がイコールとならないよう引き続き国に申し入れていくと聞いております。また、利用促進につきましても、沿線自治体とともに取り組んでいただけると聞いております。  また、JR西日本株式会社の動きとしましては、8月3日、JR西日本の長谷川社長は定例記者会見において、有識者検討会の先ほどの提言を受け、提言にある協議会を活用し、利用しやすい最適な交通体系に向けて議論を進めたい考えを改めて示されたところです。  府中市としましては、どう受けとめているかということでありますが、ローカル線を含めた鉄道ネットワークのあり方は単に収益や採算の視点だけではなく、鉄道事業者だけ、あるいは鉄道事業者と沿線自治体の間の問題だけでもなく、国の交通政策の根幹として考えるべき問題であると捉えております。  特に、福塩線はのぞみがとまる福山駅にもつながっているため、圏域の発展にも寄与するものと考えております。地方のローカル線は多くが中山間地域における貴重な移動手段であります。その廃止や著しく利便性を欠く減便は、通学、通勤、通院など中山間地域における生活を困難にし、地域そのものを衰退させる原因となることが強く危惧されるため、地方切り捨てにならないような検討を国、県、JRにも引き続き求めてまいります。  これまでの一過性の利用促進策だけでなく、観光やインバウンドの取り組み、あるいは先ほど述べましたように新幹線等の接続による広域的なハブ機能など鉄道特性を発揮できる取り組み、あるいは待ち時間の縮小など、路線の維持確保に向けて沿線自治体、県内の各協議会や広島県と歩調を合わせ、JR福塩線と沿線地域の活性化に向けて、鉄道利用者をふやす効果的な対策を考え、取り組んでまいります。  利用促進の議論に当たりましては、あくまで存続を前提にした土壌であること。さらに月スパンでなく、年スパンで実施を行い、しっかり検証していくことが大切と思っております。市民の皆様の大切な移動手段を維持していくためには、市民の皆さんの御理解と御協力も必要不可欠だと思っております。例えば、自動車運転を公共交通での通勤にかえていただいたり、車の運転にとられた時間を鉄道を利用することによって読書や気分転換に使っていただくこともお願いできればと思っているところであります。  公共交通は国、県、市、町、JRがまさに一体となって取り組むべき問題であり、鉄道路線は広域ネットワークを構築する重要なインフラであるため、官民一体となって守り、生かすべきものであると考えております。みんなで力を合わせ、全力で利用ニーズを掘り起こし、慣例にとらわれず、新しい視点で取り組みを進めてまいります。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 市長から力強い存続のための決意を述べていただきまして、頑張っていただきたい。私たちは当然協力をいたしますが、福塩線と一言で言っても福山・府中間と府中・塩町間、府中・三次間といいますか、大きく性格も異なるし利用客も異なるということで、そういったことも踏まえて今後対応していただければありがたいということをお願いして、次の質問に入らせていただきたいと思います。  9月27日、安倍元首相の国葬を行うことで、岸田政権のもとで閣議決定されたと。きょう国会でその説明をやられているという報道ですが、これはっきり言って国民の間で考えが大きく割れているというもとで、弔意の強制になるようなことはしないと岸田首相も言われております。  それで、府中市としてはどういう対応をこの日とられるのか。学校や行政施設での市の当日の対応をお聞かせ願いたい。具体的には半旗の掲揚をやるのかやらないのか、黙祷を決まった時間にやるのかやらないのかも含めて対応を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 豊田総務部長。 ○総務部長(豊田弘治君) 昨日時点で、特に国、県からの要請文ですとかそういったものは今届いてない状況をまず申し上げます。  府中市としましては、広島県、または県内市町、他市の状況も参考にしながら、実際当日の対応は検討したいという今の状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 今はまだ、だから態度が決まっていないということで、いつ頃決めますか。 ○議長(加藤吉秀君) 豊田総務部長。 ○総務部長(豊田弘治君) 特にいつ頃というのは今はっきり申し上げることはないんですけれども、要請がまいりましたら前回、中曽根元首相の場合は半旗掲揚という対応をした実例もございます。そういったことも含めて改めて検討したいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 最初にお答えいただいたように、通知等は来ないんだろうと思いますので、ということになると府中市独自の判断でやるやらないということになろうかと思います。国民の声をよく聞いていただいて、判断をしていただきたいことを申し添えて、最後の項目に移りたいと思います。  世界平和統一家庭連合、なかなか覚えにくいんですけれども、旧統一教会との関係についてお伺いをいたします。  新聞報道によれば、広島市、福山市、廿日市市の3市が旧統一教会の友好団体の下部組織からコロナ対策を名目とした寄附金を受け取って、その際市長が面会をしていたという事実が明らかになっているということで、当該市から発表をされております。また、関連団体のイベントに自治体が講演をしていたという事例も出てきています。首長との面会は、旧統一教会系の団体にとって格好の宣伝材料にもなりますので、そのことを使って公の墨つきをもらった。教団の活動の推進に役立つことになるのではないかと思いますし、誤解を与えることになるのではないかと思います。  そこで、府中市として過去、旧統一教会関係団体との接点があったのかどうかについてお伺いしたいと思いますが、講演会等で市の施設を使用したり、寄附を受けたりといったことはないのかという事実関係と今後のそういった旧統一教会関係団体との今後の対応方針をどう考えていらっしゃるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 豊田総務部長。 ○総務部長(豊田弘治君) いわゆる旧統一教会及び関連団体につきまして、今まで市の施設を講演会等で利用した事例、またそういった関係団体等からの寄附を受けた、事例は府中市では全くございません。それは事実として申し上げます。  それから、今後の対応といたしましてという御質問でございます。  まず、寄附につきまして当然さまざまな地元の方ですとか関係者からの寄附もございます。そういったことも含めて、ちょっと寄附の受納の仕方につきまして、今回のことがあったからではないんですけれども、整理をしていきたいと今考えておるところです。さまざまな団体等からの寄附につきまして総務部長、私を初めとした担当部長、関係課での協議場を設けて、その内容を精査の上、受ける受けないという判断をしていくと、そういったプロセスを整理していきたいと考えておるところです。  それから、仮にこの今回の関係団体、統一教会の関係団体からそういった寄附の申し出等があった場合、これにつきましてはその趣旨や目的、その内容をしっかり検証し、当然、報道内容で公序良俗ということもありますので、そういったことを踏まえて慎重に判断すべきと考えております。  また、施設利用につきましてですけれども、当然指定管理等で窓口はその業者ですとかが行っておりますので、そういった窓口においても利用形態、利用目的等そういったものをしっかり十分確認して、本庁側の所管課、そして状況によっては警察署等とも連携をしながら内容についての精査をして利用許可をするかどうかといったことを慎重に判断していきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) わかりました。府中市とは今までは関係ないし、今後も慎重に対応するということでお聞きいたしました。  最後ですが、この旧統一教会関係、古くは霊感商法ですとか最近は高額の寄附を募ることが報道されています。そういった内容が具体的に府中市の消費者センターに相談があったのかどうか。また、あったとしたらそういう内容についてお伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 豊田総務部長。 ○総務部長(豊田弘治君) 府中市消費生活センターにおきましては、ちょっと記録を10年間保存になっとるんですけれども、これを調べた結果、そういった旧統一教会、またその関係団体に係る相談は1件もございませんでした。 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。 ○16番議員(水田豊君) 今後はそういった相談ふえるかもしれません。国においても今、集中的に相談を受け付けているということもございますので、懇切丁寧な対応をお願いをしたい。それから、あろうことかそのそういったところへ教団側から問い合わせがあって、信者の特定をして連れ帰すというか、そういったことも起きているというようなその後の報道がございますので、十分注意をしていただいて今後の対応をお願いしたいと申し添えまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。              〔16番議員 水田豊君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、市民クラブの水田豊君の質問を終結いたします。  続いて、市民クラブの芝内則明君の登壇を求めます。  芝内則明君。             〔7番議員 芝内則明君 登壇〕 ○7番議員(芝内則明君) 議席番号7番、市民クラブの芝内則明です。  本日は、私はICT利活用の促進と「道の駅 びんご府中」にバス乗車券販売機設置ついてお伺いしたいと思います。  9月の今定例会にICT都市ふちゅうの実現を上程されております。総合窓口サービスの導入は当市においては高齢化が進む状況の中で、効果ある施策と認識をしているところであります。私は、行政手続だけではなく、現在担当課で申し込み用紙をパソコンで入手できるように様式を創意工夫されているものをオンライン申請にしていったらどうかと考えております。具体的には、公共施設、文化センター、桜が丘グラウンド、上下運動公園、あるいは中須グラウンド、TTCアリーナ等の利用申請について、オンライン申請をすることにより利用者の利便性だけではなく、利用者数の拡大につながると思っています。  そこで、お伺いいたします。各種予約申請について、オンライン申請を行う予定はあるか。また、オンライン申請が進まない理由は何かをお伺いしたいと思います。  これより一問一答でお願いいたします。           〔7番議員 芝内則明君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 國丸情報戦略統括監。 ○CIO兼情報戦略統括監(國丸昌之君) 現状を申し上げますと、公共施設のオンライン予約、利用申請は現在のところ行っておりません。主な理由は、公共施設の設置目的を基本に利用目的を確認し、その上で利用申請許可を出しているところが主な理由なのですが、少し詳細を御説明いたします。  釈迦に説法になるかと思いますけれども、公共施設の主なものは文化施設、グラウンド、公民館を含めた社会教育施設でございますが、これらは利用用途や施設利用活動目的が定められております。また、公民館は公民館の所在する地域の方を利用対象としております。これは十分議員御承知のことかと思います。  したがって、申し込み時には利用される方が個人なのか団体なのか。団体であればどのような組織なのか。これは先ほど総務部長から少し御紹介があったように、団体のありよう、または団体そのものについてしっかりと確認をすることで、利用目的等を確認した上で許可を出していると。また、施設によって利用人数によってこちらの施設がよろしいですよというような助言等も行っております。  さらに、利用者の希望する日時が集中する場合、抽選とか事前協議とかそういった事務手続を行っております関係上、今の手続をそのままシステムに移しかえると、逆に申し込みされる方のストレスが上がってしまうんではないのかなということが懸念されます。しかし、デジタル化は必要な流れでございますので、業務手続の見直しを含めて御意見を伺いながら、また関係部署の考え方も聞きながら積極的に前向きに検討してまいりたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 芝内則明君。 ○7番議員(芝内則明君) 今回私が質問させていただいた1番は、特に文化センター、ホール、今県内でもあの中規模程度のホールは非常に少なくなっていると。これから上下の運動公園も人工芝にしていくと。そういう中で、全国あるいは県内に利用促進、まず一次的に魅力を発信していくと。  その上において、先ほど言われるように個人情報の問題、あるいはその利用目的、いろんなことがあると思いますが、いろんな公共施設の申し込み用紙を見ていますと、やはりそこにしっかりと注意事項、特記事項を書かれておりますし、その入り口時点でどうその魅力を発信できるか。そしてそれをどう活用していくかと、そういう意味で私は今回お聞きをしているわけでして、その上において今言われるように、それをシステム化することによってストレスが出てくるんではないかということもあると思いますが、その点については今度は一次的、二次的課題という観点で私は考えていかれればいいんではないかと思っておるところです。  今回のこの議会の中で、決算特別委員会の中の主要施策に関する説明シートの中で、公共施設で現在されていないということでしたが、実際にはキャンプ場で予約サイトシステムを構築したと。しかし、結果的にそれがうまくいっていないと。また今後のことについては担当課に御説明をそこでお聞きしたいと思いますが、ハード面の投資は簡単であります。ソフト面をどういうふうに充実していくか、そこがオンラインを進めていく上で非常に大事でありますし、このような形で書かれておるところに私はどういう動機づけをもって実際に実施されたかについて、これはお聞きしたいと思いますが。  続いて、My府中の活用についてお伺いしたいと思います。  My府中の登録者数は今定例会で報告がありました。市民の方々に寄り添うものとなればと思っているところであります。そこで、このMy府中の中に各種予約、申請のフォルダがあります。現在のところ、ちゅちゅとかあるいはi-coreFUCHU(いこーれふちゅう)関係、そういうところがそこにフォルダとして入っていますが、そこにきょう質問しておりますオンラインの申請等ができるような活用ができれば、もう少しそのフォルダの中身を充実することはできないのかお伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 國丸情報戦略統括監。 ○CIO兼情報戦略統括監(國丸昌之君) My府中には議員おっしゃったとおり4つの予約申請が現在実施をされておりまして、少し御紹介いたしますと、子育てステーションちゅちゅのキッズゾーンの予約でございますが、これはことしの1月からオンライン予約を開始いたしました。2番目に、これもちゅちゅでございますが、母子健康手帳の予約が4月から開始いたしております。それから、マイナンバーカードの申請予約、ことしの1月から開始しております。My府中独自の機能ではございませんけれども、府中健診予約ナビ、これはウェブリンクでやっておりますけれども、これもMy府中からアクセスができるようにしております。  利用状況でございますけれども、キッズゾーンにつきましては一番よく使われておりまして、開始から8月末までで約1,400の予約をいただいておりますが、そのうち電話が半分、My府中が半分少し超える、平たく言うと半分半分ぐらいの電話とオンラインでございます。母子手帳につきましては、4月から55件の予約がございまして、これも電話とウォークイン、予約なしで来られる方とMy府中が半分半分でございます。マイナンバー申請につきましては、少し残念なんですけれどもMy府中での予約は全体の申請の約5%でございます。個人的に非常に残念でございます。健診予約につきましては、これはMy府中ではないですが、ウェブ経由で入った予約が全体の20%と、こんな状況でございます。  率直な感想として、やはり利用者年齢層によってかなり活用レベルに差が出てくるのではないのかなと。ちゅちゅのキッズゾーンがいい例ですけれど若年層、いわゆる20歳代から30歳代の方であれば簡単に携帯で予約をするというような流れになるのかなと思いますが、基本的には時間を選ばない利便性は捨てがたいところがございますので、いろいろ御意見をいただきながら機能をアップしてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 芝内則明君。 ○7番議員(芝内則明君) そこで今回私が質問しております例えば公共施設、先ほど言われましたように公民館等はこれはもう現在私も知っていますように、どこの公民館も100%以上の活用がされています。その他のところのそういう申請ができるようなものをフォルダの中に設置することができるかできないかとお伺いしたいと思います。あるいは、そういう考えがあるかないかをお伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 國丸情報戦略統括監。 ○CIO兼情報戦略統括監(國丸昌之君) 御提案ありがとうございます。  私もよいアイデアといいますか、ちょっとこれは言い方が上から目線になって申しわけないですけれども賛成でございます。ただ、現状は単なる部屋の予約にとどまらず、備品、例えばマイクですとか机、椅子、それからはたまたはエアコンの使用時間等々お聞きをして予約が完了するということで予約の業務が入っておりますので、基本的にはあきがどうなっているかをMy府中の中でお示しをし、それをタップすると担当のところに電話がかかるとかそういう工夫はできるんではないのかなとは思います。それで担当者がお話をして適切に御案内を申し上げて、例えば抽選であればそういうお話をするということがよろしいのかなと思います。  ということで、先ほども申し上げましたように公共施設の予約に関しては、コンピューターと人間がいいあんばいでミックスできるようなプロセスといいますか、そういう設計をしてまいりたいなと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 芝内則明君。 ○7番議員(芝内則明君) 先ほど答弁の中で、例えば子育て、あるいは母子、子供の健康診断等についてもこれは順番の登録とか予約であって、そこからはどうしても実際に来ていただかなきゃいけないし。それと私は同じ考えでいいんではないかという思いで質問をさせていただいています。  続いて、担当者の業務が非常に増加することが予想されますが、このMy府中の中に先ほども答弁にありましたように公共施設のそれぞれの施設カレンダー、あき情報を発信していったら、ホームページもそうですがそういうことをしていったらどうかと思いますが、その点についてお伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 國丸情報戦略統括監。 ○CIO兼情報戦略統括監(國丸昌之君) 先ほどの答弁の繰り返しにはなるかと思いますけれども、カレンダー上にあきを表示し、それでそこを押していただくと電話がかかるというような仕組みは、そんなに難しい話ではございませんので、担当部署と協議をしながらできるところから実施をしていけたらと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 芝内則明君。 ○7番議員(芝内則明君) 次に、AEDマップが現在My府中の中でいいますと、暮らしの情報、施設情報のページにあります。私が思うに本来は安心・安全・防災のページにあってしかるべきではないかと思いますが、変更すべきではないかと思いますが、実質そこに今されている意図ですね、そういうものがあれば少しお伺いしたいのと、変更できるものであるならば安心・安全・防災のページに移したらどうかをお伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 國丸情報戦略統括監。 ○CIO兼情報戦略統括監(國丸昌之君) 簡単に言いますと施設ということで、暮らしの情報、施設情報の中の一つとして、とりあえずという言い方が適切がどうかわかりませんけれどもセットいたしました。  ただ、多分見ていただくとわかるように、私もそう思うんですけど少し埋もれた感じになっておりますので、改善する必要があるのかなと思います。緊急時に活用する情報ですので、目立つ場所に一つ独立してあるほうが使いやすいというか緊急時に役立つのではないのかなと考えておりますので、安心・安全の災害画面からしたほうがいいのか、もう少し目立つ場所にしたほうがいいのかといったやつを少し整理させていただきたいと思います。  また、AEDについては場所がわかるようにはなっているんですけれども、建屋の中にAEDが設置されていて、例えば休日ですとか週末にその建屋が閉まっている場合にせっかく場所がわかっても使えないケースが、当市に限らず日本中どこでも起こり得る残念な状況が発生しておると聞いておりますので、その辺を緊急時には、例えばガラス戸をぶち破って入っていただいて、使っていただいて結構ですよというような格好の工夫が必要ではないかなと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 芝内則明君。 ○7番議員(芝内則明君) 一昨年の9月9日、私がここで質問させていただきました。冒頭、本日は9月9日救急の日ですということで、下のところへポスターもありますというお話をさせてもらった中で、AEDをどういうふうに活用していくか。これからお互いがどういうふうに支え合っていくか。  そして、そのときに他市の例として言わせていただいたのが、ある町に行くとそのAEDが玄関口に設置してあって、そこにしっかりと必要があればガラスを割ってくださいと書いてある。それは書いてあるけれども割ったら確実にそこに防災の契約を結んでおられるわけですから、すぐどこかの業者が警備会社来るから事情がわかると。そして、またそのたちまち緊急時の人の命を助けることもできると。そういうシステムをしっかりと講じていく必要があるんではないかと、ここで質問させていただきましたが、答弁で言われるとおり、ただそこにありますよということだけではなくて、それが活用できる施策をやはり下準備をしなければならないということはあろうかと思います。  安心・安全・防災のページにはしっかりと近くに赤いマークでついとるわけですし、ところが実際の暮らしの情報、施設情報ではAEDは一番下のところへあって、なかなかそこまで皆さんで見ていくことは難しいわけですから、その点については改善をお願いしたいと思うところであります。  続いて、MySOSというアプリであります。一昨年ここでも御紹介をさせていただいて検討をしていただければということで言わせてもらいましたが、その内容は一次救命措置ガイド、あるいは成人、それから子供の救急ガイド、あるいは応急手当ガイドなど緊急時の対応方法が記載されております。このアプリをMy府中とリンクすることができれば非常に活用できるんではないかと思いますが、その点についてお伺いいたします。
    ○議長(加藤吉秀君) 國丸情報戦略統括監。 ○CIO兼情報戦略統括監(國丸昌之君) まず、結論から申しますと、少し技術的な話になりますが、My府中からほかの携帯アプリを起動することが今、機能的にできておりませんので、残念ながらMySOSをMy府中の中から起動するのはできません。  これは技術的にというよりもMy府中がその機能をもっていないということなんでございますが、理由は言う必要があるかどうかあれですけれども、MySOSこれは厚労省から出されている無料アプリでございますけれども、登録者がログインをして使う携帯のアプリでございますので、My府中からログイン者のアカウント情報を引き渡すことが前提でございます。ということで、そこのところができないのが技術的理由なんですけれども、そういった理由から議員が今おっしゃいました一次救命ガイドや成人・小児救急ガイド、それからQ&Aについては、MySOS分は直接MySOSをダウンロードしていただいて使っていただくしかございません。  しかし、ちょっと調べてみますと、例えば日本医師会のホームページに同様なリンクがあったりいたしますので、それであれば外部リンクということでそちらを見ていただいて手軽にMy府中の中からというイメージでQ&Aを見ていただくのはできるのではないかなと思います。  つけ加えて、それらは一般的なQ&Aとかガイドでございますので、やはり府中のローカル的な情報が盛り込まれることができればもっといいのではないかなということで、このあたりは健康福祉部と連携をしながら医師会にもお話を伺いながら、ちょっとやり方を工夫していきたいと考えます。 ○議長(加藤吉秀君) 10分間休憩します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時14分 休憩                午前11時24分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  芝内則明君。 ○7番議員(芝内則明君) My府中のその中において、府中市の独自のそのようなものを検討していただくという御答弁をいただきました。やはり、いろんな形でMy府中を活用して日常化する中で、そこにはこういう情報もあることを認識してもらうだけではなくて、いざというときにそれが活用できる、そこにまた利便性が生まれるとともにMy府中の価値が高まっていくと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  続いて、「道の駅 びんご府中」にバス乗車券販売機設置について御質問をさせていただきます。  「道の駅 びんご府中」を発着している定期バスや高速バスの乗車券販売機を設置することで、利便性向上と「道の駅 びんご府中」の利用促進が図れると考えます。乗車券販売機設置に対するお考えをお伺いしたいと思います。いろんな方々から特に高速バス等で広島のほうからお帰りになられた子供さん、あるいはお孫さん一人でこちらへ帰ってこられたときに、切符を渡してやりたいと。そしたら乗らなきゃ切符を買ってやることができないとかそういうお話も聞きますし、過去には近所でチケットを買うことができたけれども、そういうものがやはり「道の駅 びんご府中」に設置されていたらいいのにというお声を聞いておるところでありますが、その点についてのお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 「道の駅 びんご府中」へ乗車券販売機を設置するということに対して御答弁させていただきます。  交通結節点の機能強化や公共交通の利便性の向上、利用促進という観点から、乗車券販売機は一つの方法と考えております。交通系ICカードの普及やアプリサービス開始などの状況を踏まえるとともに、「道の駅 びんご府中」の人員やコスト面など、こういった利用実態も調査する中で検討をしていきたいと考えております。  議員さんのおっしゃるとおり、利用しやすい公共交通を目指すためには、リードライナーなどの券売機だけでなくて鉄道と連携補完した運行ダイヤの見直し、わかりやすい交通情報の提供、効率的なバス路線の見直し、乗り継ぎ情報等の提供、さらには将来的な取り組みとなるMaaS等によるシームレスな交通の取り組みが必要とも考えているところでございます。  こうした考え方のもと、令和4年4月には南宮団地線と栗柄線を統合したルートとダイヤを見直して使いやすく、かつ効率的な運行にも変更しているところでございます。あわせて、土生栗柄線の「ぐるっとバス」の乗り継ぎ割引制度を行っております。ほかの路線につきましてもルートやダイヤの見直し、乗り継ぎ割引の拡大など、利用状況を踏まえまして引き続き利用される皆様、住民の方や来訪者にとって利用しやすい公共交通を目指していきたいと考えています。 ○議長(加藤吉秀君) 芝内則明君。 ○7番議員(芝内則明君) なかなか御承知のように福塩線はまだカードを使って乗車することはできませんし、どうしてもそこには乗車券が必要であるし、バスもなかなかそこまでまだ到達していないのが現実であると思います。そう考えたときに、やはり「道の駅 びんご府中」に販売機を設置するその利便性、そしてその「道の駅 びんご府中」の活用も一つ考慮しながら進めていただければと思うところであります。  本日は、公共施設の申請のオンライン化とバスの乗車券販売機設置について質問をさせていただきました。府中市に人流を起こすための施策として提案をいたしました。今後、府中上下運動公園の整備、あるいは市民プールの建設とスポーツを新たな府中市が売り込むための仕組みづくりとして整備をされていくわけでありますから、そこにやはり並行してさらにそれを認知していただける仕組みをつくり上げていただきたいと思っておるところであります。  例えば、今私、先ほど言いましたように、「道の駅 びんご府中」のバスの乗車券販売機、今いろんな道の駅に行ってみますと、乳幼児のためのおむつを自動販売機で販売されるようなところもあります。もしそういうものがあって、実際にあるわけですから、それをちゅちゅ、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)に置く、あるいはポムポムに置く、そういうやはり人を寄せる魅力づくりの一つとしてそれがすぐ成果にはなりませんが、しかし府中の施策を強調、一つ主張できるものという考え方で設置も今後考えていかなければならないのではないかと思うところであります。  さらに、府中市の認知度を向上させる誘導型のまちづくりを今後も私もまたこの場で政策を提案していきたいと思います。  以上、私の質問を終わります。             〔7番議員 芝内則明君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、市民クラブの芝内則明君の質問を終結いたします。  続いて、市民クラブの土井基司君の登壇を求めます。  土井基司君。             〔15番議員 土井基司君 登壇〕 ○15番議員(土井基司君) 議席番号15番、市民クラブの土井基司が一問一答方式で一般質問をさせていただきます。  ちょっと私、8月の後半、新型コロナウイルス感染いたしまして、何とか陰性にはなったと思うんですけれども、まだ気管支の調子がよくないということでお聞き苦しい点があるかと思いますけれども、最初におわびを申し上げておきます。  きょうは2点、業務委託等についてと、それから医療的ケア児の支援ということ、特に学習機会の保障についてお聞きをしたいと思っております。教育関係の質問で、まずは初日の市長の挨拶にもありましたけれども、大変悲しい事案が発生をしたということで、これからも全ての人の人権、そして生き方が尊重されるような社会をつくるその基盤としての教育という視点で取り組んでいただきたいということを、まずはお願いをいたしておきたいと思います。  では1点目、業務委託等について質問をさせていただきます。  まず第1、指定管理事業者との協議体制であります。2020年12月議会、そこでその年の7月にも発生した死亡事故に関連させて、指定管理事業者と市の間で安全対策、管理体制などを定例で協議する体制が整えられているのかどうかをお尋ねいたしましたところ、公の施設における指定管理者の指定手続等に関する条例、あるいは施設ごとの市との協定書の中で定期的な報告ですとか必要に応じての協議と明記されている。不測の事態が生じた場合には指定管理事業者が市または関係機関に速やかに通報し、事故原因等の調査に当たり、安全対策についての疑義が生じた場合は双方で協議することにしている。定期的な協議をする仕組みをつくってはいないが、例えばシーズン的な施設についてはその前には協議をすることなど、施設の状況に応じて定期的または随時実施している。今後も利用者にとって安心・安全に利用できる施設であることを第一に市と事業者との間の連携を引き続き図っていきたいと思っているという趣旨の答弁をいただいております。  その後、指定管理については事業者の更新などもありましたので、また今見直しも進んでいるということで、改めて定例的な協議体制に関して確認の意味でまずはお聞きいたします。           〔15番議員 土井基司君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 豊田総務部長。 ○総務部長(豊田弘治君) 先ほど御紹介ありました令和2年12月議会でも申し上げましたとおり、定期協議、報告等につきましては、指定管理者の指定手続等に関する条例、また施設ごとに結んでおります協定書において、その必要性を定め、これらの規定に基づき各施設、所管課において適宜実施をしております。  施設の規模ですとかその内容ですとか等により、内容にばらつきは多少あると思いますけれども、どの施設におきましても協議また報告の場を設けております。毎月実施のところ、またあるいは月に2回というところもございます。施設によりましては年に1回、あるいは数回というところもありますけれども、それぞれの場においてしっかりそういった安全等を含めた協議の場を設け、報告を含めてしておるところでございます。また、老人集会所等その地域と密着したところにつきましては、随時といいますか何か疑義が生じた場合というようなところになろうかと思うんですけれども、その場合には細やかな報告等を受けて対応をしているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 土井基司君。 ○15番議員(土井基司君) 頻度はいろいろあるけれども、ある程度定例的な協議の場が設定はされていると。小さな施設については随時という対応になっているという御答弁でしたけれども、定例的な協議が余り頻度で行われていない施設の場合、今現在、指定管理のあり方を見直しておられると聞いておるんですけれども、そういう中でより今まで以上にそのような協議の場を整えていくとか、そういう考えがあるのかどうかについてお聞きいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 豊田総務部長。 ○総務部長(豊田弘治君) もちろん、その安全管理等につきましては、定期的な協議の場をもつことは極めて重要だと認識をしております。  ですので、先ほど年に1回ですとか数回という施設があると申しました。そういったところにつきましても当然その施設の内容ですとかにもよるんですけれども、基本的にはそういった定期的な協議の場といったことを確実に実施できる体制、お互いに整理、協議しながらそういった場をもっていくという方向でしていきたいと考えております。  市、事業者ともに当然、利用者の安心・安全を確保する、これは当然共通の認識でもありますので、そういったことをすぐ適切な対応がとれるような体制も含めてしっかりその連携を密にしていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 土井基司君。 ○15番議員(土井基司君) 指定管理の見直しが、より民間的なところに指定管理を頼むのがふえていくようなイメージでいるんですけれども、そうなればなおさらその協議の場が非常に大切になってくる。契約という点になってくると、やっぱりそこら辺をきっちりと明確にしとかないといけないのかなとは思いますので、その辺のところを留意していただきたいと思います。  続きまして、次、指定管理だけじゃなくて委託という点でいうといわゆる業務委託の委託先の事業者との協議体制についても、どうなっているのかなということになるんですけれども、2020年の質問の際にはちょっと時間の関係もあってそこの委託先の事業者との協議については余り触れることができなかったわけですけれども、今回についてはそこのところも含め質問させていただきたいと思います。  業務委託に関する全般的な質問をする前に、先日発生いたしました出口川湧水処理場での汚泥流出にかかわってのことをまず、伺いたいと思います。この委託先の事業者と市との間で安全対策を含む協議がどのように行われていたのかについてお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 出口川湧水処理場で発生いたしました汚泥流出事故につきましては、地元の皆様をはじめ、出口川流域にお住まいの方、多くの皆様方に御心配、御迷惑をおかけいたしました。  概要につきましては、記者発表いたしまして議員の皆様、そしてホームページでお伝えしているところですが、またここで概要、原因、対応などについて報告をさせていただきたいと思います。  8月23日、8時10分から9時の間なんですけれども、凝集沈殿槽から汚泥を汚泥貯槽というタンクに移送中にタンクから越流して沈殿槽を介して河川に流水したものでございます。流出量は約1.6立方メートル、9時の時点で川への流出は止まっております。処理場については10時半に運転停止を行っております。  原因でございますけれども、凝集沈殿槽に堆積した汚泥を移送するんだったんですけれども、汚泥貯槽、液の高さの警報動作がちょっと不良いたしておりまして、汚泥貯槽の貯留量をオーバーしあふれた汚泥が河川に流出したものでございます。対応といたしましては、運転停止の確認をいたしまして運転の停止の指示、そして水質検査を行って、これについては基準値未満でございました。水道についても、水道水としても水質検査実施をしておりますが、こちらについても基準値以下でございました。  御質問の定期的な協議でございますけれども、毎月初めに毎月分の日報、そして日報を整理した月報、これに基づきまして総括責任者と環境整備課職員で前月の作業内容について確認、協議をしているところです。定期的な協議は実施しているものの、施設状況等の報告については口頭のみといったものもございました。日報に記載されていなかった事案も確認しているところでございます。  今回の事案を受けまして、直ちに委託先業者を指導するよう8月25日と9月6日の2回ですけれども2日間、市長から事故原因の対応策につきまして自己分析を行うよう指示をしております。今後につきましては、連絡体制のあり方などを整理した上で改正してまいります。 ○議長(加藤吉秀君) 土井基司君。 ○15番議員(土井基司君) 今回、機器のふぐあいで施設の修繕になると思うので、これは市の責任で行わなくちゃいけないところだと思います。その辺についての認識が問題、それからたちまち予算的な問題でできなかったにしても応急処置をどうするかとかについて、やはり市と業者との間でもう少し綿密な打ち合わせができればこういう事案発生、事件が発生するリスクを抑えることができたんじゃないかと思いますので、その点についてはより、今回はもう起きてしまったわけでありますけれども、今後その安全対策という点で今回のことを教訓により一層の綿密な協議体制の確立を取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、全般的な質問でありますけれども、委託先事業者全般との協議の体制、委託先事業者といってもいろんな種類があると思いますけれども、1年以上の長期的なものというのをイメージして、例えば給食の調理であるとか環境センターやクリーンセンターとかそういうものをイメージをしてお聞きしたいと思うんですけれども、そういう業務委託に関して委託先事業者との定期的な協議の体制、特に安全管理などが整えられているのかどうかについてお伺いをいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 豊田総務部長。 ○総務部長(豊田弘治君) 今回は先ほどの指定管理ではなく委託事業者ということでの御質問でございます。  基本的には市からの委託業務としては、特にそう差はないと思うんですけれども、委託事業者、先ほど1年以上ということもございましたが、それ以外、例えば埋立センターですとか上下の水質管理センターですとか、先ほどありました出口川の湧水施設ですとかそういったちょっとライフラインに近いようなところが多いと思いますけれども、基本的には月1回、あるいは施設によっては毎日連携をとっているところもございます。ほとんどがそうでございます。  あと、施設ではございませんけれども、例えば通学バスの委託等でしたらちょっとここは年に1回というようなペースになっとると聞いております。また、斎場については随時必要に応じてということもございますが、当然先ほど申しましたことと同様に、安全管理が大前提でございますので、より強い指導といったことを含めた情報共有の場ですとか報告を受けるといった場、そういうときにつきましては当然今も実施をしております。当然そういった中でふぐあいがありましたら対応していく体制も取っておりますので、引き続きそういったところを続けていきたいと考えております。  先ほど言いましたやすらぎ苑、ちょっと必要に応じてと申しましたけれども、当然ここはライフラインという言い方はちょっと違うかもわかりませんけれども、そういった中で必要な止めてはいけない施設ですので、随時というよりは多少回数をしっかりふやしてそういった場を設けることも検討していきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 土井基司君。 ○15番議員(土井基司君) 斎場については必要に応じてというのをちょっとこれから工夫していくというお答えで、あとは大体定例的な協議の場をもっておられるということでありました。いろんな施設がありますので、安全面でも非常に気を遣うものもあればほかの施設に比べれば遣わないようなものもあるかとは思いますけれども、そこら辺をきっちりとしていくことが必要だと思います。  整っていない場合は今後どうするかについては、もう既に斎場の件を出して答弁されておりますので、その辺については再度お願いをいたしまして、それから業務委託は施設の管理じゃないので、中には市の職員と委託事業者が同じ施設の中にいたりするわけですけれども、逆にそういう施設がなかなか連絡体制取りにくい部分、職員が現場同士でいろいろ指示を出すのがもう法的な問題の中で、なかなかやりにくいところもありますので、ちゃんとした協議の場の設定がより大切になってくるかと思いますので、その辺も含めてよろしくお願いいたします。  この指定管理とか委託の話をするときにいつも言いますけれども、もう十数年前になりましたが埼玉県のふじみ野市でのプールの事故、それで委託元であるふじみ野市の職員も刑事責任を問われるということもありましたので、やっぱり職員がそういうことに巻き込まれることがないようにするためにも、きっちりとそういう協議の体制、そして何かあったときには速やかに対応できるような体制を、これしつこいようですけれども、何度も言っていますけれども、体制を構築していただくようにお願いをいたしたいと思います。  続きまして、医療的ケア児の支援についてに移りたいと思います。  今議会に通学支援に関しては予算の提出がされておりますので、その通学支援のことについては委員会で十分に議論されると思うんですけれども、それとは別に学習機会の保障ということで医療的ケア児が教育の中、特に義務教育の中でどういう扱いになっているかについて確認をさせていただきたいと思います。  これは2021年の6月に議員立法として成立して、9月18日施行された医療的ケア児支援法、いわゆる支援法ができたんですけれども、議員立法ということですので、実務的なところはこれからまだ国や県、市町で制度設計が進むと思われます。該当者本人であるとか保護者、家族にとって使いやすく本当の支援につながる制度が今後築かれていかなければならないという中で、学習機会の保障という点で質問をさせていただきます。  まずは、確認ですけれども、医療的ケア児が義務教育に進学する場合、その手続等についてお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 門田教育部長。 ○教育部長(門田雄治君) 医療的ケアを必要とする府中市の児童・生徒のまず、就学先ですけれども、これは原則府中市立学校となります。就学の際には、学校での教育活動上の安全・安心を確保することが最優先となりますので、医療的ケアを行うことのできる教室環境の整備、そして吸痰などの医療行為を行う看護師資格等を有する専門スタッフの配置など、受け入れ体制を整えることがまず重要です。そして、そのような環境のもとで学習支援体制を構築する必要がございます。府中市では、このような受け入れ体制を整えてきましたので、住所地の府中市立学校が現在受け入れている状況でございます。  こういった体制のもとで、就学手続についてもう少し丁寧に説明をさせていただきますと、医療的ケアを必要とする児童・生徒の実態は多様でございます。そのような医療的ケア児に障害がある場合には、その障害の状態や教育的ニーズを把握するなどしまして、また保護者に対しても早期からの就学相談等を行い、保護者の御要望を伺った上で教育支援委員会において適切な就学先の検討を行い、就学先を決定している状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 土井基司君。 ○15番議員(土井基司君) 教育支援委員会の決定に基づいて進学先を決めるということでしたけれども、私ちょっと医療的ケア児についての認識も余り正確でなかったんですけれども、ケアの状況に応じて支援委員会である程度議論されるのかなと思っていたんですけれども、あくまでも原則は医療的ケアの場合は市立学校にという対応をされるということで、そうなってきますとやっぱり先ほどもありましたように医療的人材の確保が大変重要になってまいります。今は吸痰とかも介護職員とかそういう方たちが講習を受ければできるとなってはいるものの、やっぱり子供に対する吸痰になるとなかなか経験とかそういうのも必要になってきていなかなか難しい、人材確保も難しい面があると思います。  そういう医療的ケアに必要な人材の確保などに関して、市の教育委員会とそれから県の教育委員会の間でどのような連携が現在行われているのか、そのことについてお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 門田教育部長。 ○教育部長(門田雄治君) 現在、府中市の医療的ケア専門スタッフ、専門員は2名採用して配置しているところでございますが、先ほどの御質問で言いますと平成31年に文部科学省が学校における医療的ケアの今後の対応についてという通知を発出しております。その通知の中で、市区町村が独自に医療的ケアに精通した人材を確保することは困難と考えられるため、県教育委員会や県が設置する特別支援学校において、市区町村が設置する小・中学校等の求めに応じて専門家による巡回指導を行ったり、関係者に対する研修を実施したりするなどの支援体制を構築するよう示したところでございます。  この通知に基づきまして現在、広島県においては、医療的ケアを必要とする児童・生徒の在籍する小・中学校等の依頼に応じて、県教育委員会が相談・支援に応じる体制が構築されております。相談・支援方法はオンラインを含む原則電話による相談とはされていますけれども、必要がある場合は派遣を要請することもでき、医療的ケアの専門家ではない学校の教職員にとって、とても有効な支援体制であると捉えております。  また、広島県教育委員会が市町教育委員会の所管する学校に配置している看護師等、これを対象とする研修会も開催しております。これは県立の特別支援学校ともあわせての研修会というふうに開催されておりまして、今年度は8月18日と23日に広島県立福山特別支援学校で実施され、府中市立学校に配置しております医療的ケア専門員2名もこの研修会を受講し、そして関係者間での交流なども行い、勤務校に帰ってそれを報告していくといった形で県教育委員会と市町教育委員会の連携を進めているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 土井基司君。 ○15番議員(土井基司君) 県の教育委員会と市の教育委員会、県の教育委員会の指導支援体制ということで説明をいただきましたけれども、とはいえ今現在では2名の確保ができている状況ではありますけれども、なかなか府中市単独でずっと確保していく。これからまた対象児童もふえていくことが予想される中で、それを維持していくのはなかなか大変だろうと考えます。これは県議会でも議論をされていることなんですけれども、やはり広域自治体である県教育委員会がある程度その人材をプールするようなシステムをつくって、その中で必要に応じて市町に派遣、ちゃんと一定期間派遣できるような体制ができないかなと、私もそういうふうに思っているところではあります。  そういうところについて今後、市と県の教育委員会の中でほかのところでも同じような課題があると思いますので協議をいただいて、ぜひともそういう体制を実現していただくように取り組んでいただくようお願いをしたいと思います。  また、ちょっと最初にも言いましたけれども、その医療的ケア児が例えば特別支援学校とかに通学することになると、通学距離も非常に長いことになってきますので、今回それについて支援する予算の提案はされています。ただ、当分の間というか恒常的にずっと継続できるかどうかについてはまだ不透明な部分があると思います。これは府中市だけで体制をつくれる問題ではなくて、国や県がちゃんと広域的な課題として取り組んでいくべきものだと思いますので、その点についてもそういうことが構築されるように市町からも働きかけを今後進めていただきたい、そういうこと強くお願いをいたしまして、今回の質問は終わりとさせていただきます。             〔15番議員 土井基司君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、市民クラブの土井基司君の質問を終結いたします。  昼食のため休憩いたします。  午後は1時から再開いたします。よろしくお願いします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時59分 休憩                午後1時0分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  続いて、創生会の福田勉君の登壇を求めます。
     福田勉君。              〔5番議員 福田勉君 登壇〕 ○5番議員(福田勉君) 議席番号5番、福田勉が議長のお許しをいただきましたので、一般質問に入らせていただきます。通告に従いながら、一問一答方式で質問をさせていただきたいと思います。  本日、私は2点通告をしております。  まず、1点目は公共施設の整備と使用について。2点目はスポーツによるまちづくりについてです。  さて、令和3年度も前年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策に全力を投じた1年ではなかったかと思います。そうした中、第5次府中市総合計画、しあわせ府中2030プランがスタートをして1年が過ぎました。将来にわたって持続可能な地域を目指し、府中で住み、公平で幸せを感じ、誇りが持てる府中市にしていかなくてはなりません。そこで、公共施設の整備と使用についてお聞きしたいと思います。  第5次府中市総合計画、しあわせ府中2030プランの基本目標、3、全ての人がスポーツを楽しめる環境を整備するとともに、スポーツによる地域のにぎわいを創出しますとあります。そこで平成30年の豪雨災害で中須地域が非常に危険なことがございまして、新規のポンプ場を中須町に設置することがございます。これはぜひ実施していただきたいと思いますが、しかし、この中須ポンプ場の設備の中で中須グラウンドを使用しなくてはならないような設計になっていると地域の方からもお知らせをいただいているところでございます。  この中須グラウンドは今現在、野球とかソフトボール、サッカー、あるいはグラウンドゴルフなどに使用しておりますが、非常に使いにくくなるんではなかろうか。使用が不可能になるんではなかろうかと思っております。そこで、どのような計画をされているのかお聞かせいただきたいと思います。  これより質問席にて一問一答方式でお伺いします。            〔5番議員 福田勉君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 中須グラウンドについての御質問でございます。  中須ポンプ場につきましては、中須排水区において将来にわたり安全で安心して暮らせる地域づくりのため、さらに内水浸水対策として整備をするものでございまして、今年度基本設計を行い、来年度に詳細設計を予定しているところでございます。  現在は野球、ソフトボールについて申し上げますと2面できるような状況でございますが、2面確保できるかどうかにつきましては、来年度実施予定でございます詳細設計の完成後にグラウンドとしての利用できるエリアが固まってまいるところでございます。また、サッカーについてでございますが、現在グラウンド全体で1面使用している場合のコートの大きさは小さくなってまいります。  こうした中で、今年度整備を進めております上下地区の人工芝グラウンドが完成する予定でございますので、こういったグラウンドのサッカー大会での利用なども取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) ということは、今後その計画をお知らせいただいて、今までどおり利用できるのは約束していただけるんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) グラウンドの使用については、先ほど申し上げた内容の詳細設計が固まり次第でございますので、全く使えなくなるという想定はしておりませんで、その内容については繰り返しになりますけれど、詳細設計が固まり次第、御案内をさせていただくことになると考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) わかりました。ぜひ子供から大人まで使えるような方法で設計をしていただきたいと思います。  続いて、同じ中須グラウンドではございますが、Cグラウンドですか南側にちょっと一段高いところにあるグラウンドが恐らくCグラウンドと書いてあったと思うんですけれども、そこのネットがひどく破損しているのを先日も行って見てまいりました。ネットが破れていることについては危険ではないと思いますけれども、古いネットでワイヤーなどを使用したフェンスになっておりました。そのワイヤーが非常に腐食してぼろぼろになって、そこにボールなどが当たると腐食したワイヤーが飛び散って人に被害を及ぼすんじゃなかろうかという可能性があるので、そこの点検などはいつ頃されたのか。また確認はされているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 中須グラウンドの施設管理につきましては、業務委託を行っておりまして、開場日には使用期間、使用開始時間、8時30分でございますけれども、と終了時において施設の点検を行っているところでございます。また、施設内において、破損箇所が見つかった場合は専門業者の対応が必要な場合を除く軽微なものについてはその都度修繕を行っており、大規模な施設破損等対応に苦慮するような事態には、速やかに市に連絡をしていただくこととしております。  また、フェンスにつきましては平成21年度に南側のフェンスの全面改修、それから平成28年度には南側の防球ネットのかさ上げ工事を行ったほか、フェンスだけでございませんが施設の修繕についてはその都度、対応を行っているところでございまして、今御質問にございましたCグラウンドの状況につきましては、現地を確認させていただいているところでございまして、人的な被害が起こらないよう適切な対応をしてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) 先ほどの平成21年と平成28年に改修をされていますが、非常に腐食してから古い気がしますけれども、そういった毎日点検されていると言いながらも、報告はございませんでした。非常に古くからの腐食と思われますけれども、そういった話は入っていませんか。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) そういった破損している状況というか報告か、お声はお聞きしていないんですけれども、実際そこが破損している状況は把握していたところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) 把握されているのであれば、早く修理をしていただきたいとお願いをしておきます。けがをしてからでは遅いので、早急にやっていただきたいと思います。見ていただいとったら非常に危ないことがわかりますので。  また、先日このトイレの悪臭等もお聞きしておりましたけれども、雨降りにちょっと行ってみたんですけれども、今現在のところ余り悪臭は感じないんですけれども、何か悪臭について近隣からの情報などあり、改修方法とかあればまたお聞かせいただければと思いますが。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) トイレにつきましては、悪臭について直接こちらには苦情は入っていないんですけれども、月3回清掃委託をして対応しております。残念ながら故意に汚されているケースなどとかもございまして、そういったところは御連絡をいただいて、これは職員がその都度対応をさせていただいておるところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) 近隣に迷惑のかからないようにお願いしたいと思います。先ほども言いましたけれども、私が行ったときにはそんな迷惑かかるようなことはなかったと感じておりますが、近隣の方から聞いたもんで、よろしくお願いいたします。  それから、羽高湖サン・スポーツランドの今後の整備についてお聞きしたいと思いますが、標高500メートルに位置する羽高湖を中心に広がる公園、隣接するサン・スポーツランド、空気のきれいなすばらしい施設がございます。以前の一般質問でもお願いした貸し自転車の設置も既にやっていただき、キャンプ場のトイレも今現在、工事を実施していただいております。本当に感謝いたします。  また、私も先日、子供たちの野球でサン・スポーツランドを利用させていただいたときに、広島県内の方たちが集まり、非常に環境のいい、空気のいいところですねということで喜んでいただきました。そういったしっかりしたグラウンドもございますし、今後利用していくために傷んでいるネットなどの点検、また今後の修理など、どういうふうにお考えかお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) それでは、羽高湖サン・スポーツランドにつきましては、私からお答えさせていただきます。  議員さん御紹介いただきましたように、羽高湖サン・スポーツランドは大自然を満喫しながら、隣接する羽高湖森林公園と合わせ、レジャーやスポーツを通じて余暇の有効活用や健康づくりが行える複合型施設でございます。現在、スポーツ利用については従来からテニスコートを始めまして、多目的グラウンドであるとか多目的広場を中心に、野球やサッカーなどで御活用いただいているところでございます。  また、近年のキャンプブームを受けまして、キャンプ場の利用は増加傾向にございます。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、ニューノーマルな生活スタイルが嗜好され始める中で、このような施設は大変魅力的であり、議員御指摘のとおり、今後も有効活用していくべき施設と考えているところでございます。  この羽高湖サン・スポーツランドの施設整備につきましては、指定管理者による点検結果を踏まえまして小規模な修繕は行っていますが、全体的に老朽化が進んでいる中で、利用者の皆様の御希望に全てがお応えできていない状況もあると考えております。利用の妨げにならないよう、危険性や利用頻度等により優先順位を定めまして、スピード感をもって対応するよう努めているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) 今後使用についてちょこちょこ点検、修理を行っていただけるということで、よろしくお願いします。  また、先日ここもお伺いしたとき、夕方ではありましたけれども、指定管理の方が夜遅くまで掃除をされていました。そこでテニスコートが非常に痛んでいたので確認すると、ちょこちょこそのテニスコートも使っていただいていることをお聞きしましたが、5コートある中で大体3コートを利用するような形で使用されています。そのネットが非常に痛んで上の白い皮、ナイロンが非常に痛んでいるのをその指定管理の方が自分で縫いながら使っているんですよということで、お客さんにも楽しんでいただくためにはきれいなのが欲しいですとはおっしゃっていました。  そこで、そのテニスコートをせっかく見ると、府中市のホームページにも羽高湖サン・スポーツランド&森林公園で見るとテニスコートもやっぱり出ています。使用したい方が来られると思いますよね。しかし、現状を見るとなかなかホームページで出しているのと見方が違うんですよ。せっかく使われるんであれば、きれいなところで使いたいんではなかろうかというところで、そのテニスコートについて今後整備する予定があるのかどうかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) この施設については、開業から30年余りが経過しておりまして、先ほど御答弁しましたとおり、全体的に老朽化が進み、一部利用できない施設もございます。  今後の施設の有効活用を見据えた場合、改めて施設のあり方を検討し、ニーズやトレンドを的確に捉えながら新たな価値を付加していくことが必要であると考えております。  このような課題を解決するため、現在市内3つのキャンプ場と隣接する施設の今後の利活用につきまして、長期的な目線でさらなる誘客に向けて民間事業者から意見を聴取するサウンディング市場調査を実施し、利用者にとって快適で満足度の高い持続可能な施設運営を目指すことを目的として、現在基本構想を策定しているところでございます。  この基本構想を検討する過程におきまして、羽高湖サン・スポーツランドのテニスコートを初めとしたスポーツ施設などについては、今まで以上に羽高湖森林公園との有機的な連携を視野に入れながら、目指す新たな施設の全体像の中のアイテムとして、利用者の満足度向上やリピーター増加につながることが見込まれる施設かどうかを見定めながら、具体的な整理計画に盛り込むなど検討してまいりたいと考えております。  また、近年では、観光とスポーツを組み合わせたスポーツツーリズムという概念や活動が注目されているところでございます。キャンプ場とスポーツを組み合わせた新たな誘客を確保する視点も持ちながら、市内外から注目を集める魅力的な羽高湖エリアとなるよう、しっかり取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) そうですね、おっしゃるとおりキャンプとスポーツとを兼ねて使える立派な宝がございます。しっかりと整備していただいて誘客を目指していけばいいんではなかろうかと。また、市外、県外から来られる方の誘導道路ですよね。それもメインの下川辺から上がるのではなく、ホームページにも御紹介がありました、こちらを推奨しますということで河佐駅から県道から入り、河佐駅から左に曲がって線路をまたいで郵便局を右に曲がっていくと。これは県の看板もしっかり羽高湖という看板を取りつけていただいておりますので、そちらから誘導していただくと事故も少なくしっかりとした道がついているのでいいんではなかろうかと、私個人的にはそういうふうに思ってホームページにも書いてありましたので、しっかりと誘客を広報していただきたいと思います。今のテニスコートをぜひ検討して、修理して利用していただきたいと思います。  また、キャンプの方がしっかりと使われる中で、ちょっと管理人から聞いたんですけれども、草刈りをするのに非常に釣り具、釣り糸が散乱して、草を刈っているとその釣り糸が絡まって非常に危険なんですとおっしゃっていましたので、そこらあたりの看板ですよね。せっかく楽しんでいただくんですけれども、釣り糸とか針とかをお持ち帰りいただければどうなのかなと、看板をかけていただければありがたいと思います。それでは、羽高湖サン・スポーツランドをよろしくお願いします。  続きまして、上下芝生グラウンドの件ですが、隣接するヘリポートの安全の確保ということで、現在スフィーダ備後府中FCのホームグラウンドとしての活用、サンフレッチェ広島や大学などの合宿、試合の誘致などの上下地域のにぎわいの創出を図り、重点施策に向けてということを今年度のところにも書かれております。本当にすばらしいことだと思います。  そこで、災害時、救急時のときのヘリポートがすぐ隣にございますが、そのヘリポートが使えるのかどうかを担当部署のところでお聞きしました。使えるんですよということでしたが、本当にネットも高い状態で安心が担保できるのかどうかというところ、しっかり担保していただきたいので、そこのところが安全に使えるのかをちょっとお聞かせいただきたいと思います。  緊急時、このヘリポートは非常に大事だと思います。それで市民の安全を守るためにしっかりとした利用ができるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 上下運動公園の人工芝整備事業につきましては、このグラウンド、衝撃吸収性、表面温度の抑制など利用者の運動性、安全性に配慮した充填剤としては自然素材を使用するなど、環境に配慮した施設でございます。この自然素材の充填剤は一般的なゴムチップに比べて温度抑制効果もありまして、自然素材の充填剤を使ったフルサイズのコートとしては全国的にも珍しく、JFAの公認ピッチとして認定を受ければ自然素材を充填剤に使用したピッチとしては国内第1号となる予定でございまして話題性も創出できる。そして完成後は今お話のありましたスフィーダ備後府中FCのホームグラウンドとしての活用や、サンフレッチェ広島、大学の合宿などの誘致、幅広く活用したいと考えております。  そうした中で、御質問のヘリポートについてでございますけれども、現在、上下運動公園内にございますヘリポートは県の防災ヘリのヘリポートといたしまして、上の野球場と今回整備をする多目的広場の2カ所、それからドクターヘリのヘリポートといたしまして同じ野球場とそれから今整備をされておりますHと書かれております駐車場にございますヘリポートの2カ所、計4カ所がございます。  今回の人工芝整備を行うに当たりましては、ヘリポートと人工芝グラウンドの間の間隔を最大限あけまして、またネットの高さについてもドクターヘリ離発着場の基準を満たすような配慮をした整備を行っておりますので、これまでどおりヘリポートについては御利用できる状況、変更はございません。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) 安心しました。総務文教委員会の管内視察のときに消防署員と話をしたときに、ちょっと心配されていたので、そこらあたりをしっかりと協議していらっしゃることをお聞きしましたので安心を担保することができ、市民のためにヘリポートが使えることを確認できました。ありがとうございます。  次ですが、ここをしっかり聞きたいと思いますが、桜が丘グランドの使用の許可についてですが、スポーツを愛するだれもが利用できるグラウンドではなくてはならないと思っております。しかし、桜が丘のグラウンドというかもともと公園ですよね。公園が利用できない状況が多いとお聞きしております。今現在、ある組織の方が圧力をもって使用許可を個人的に出したり出さなかったりというようなことが、ちょっとお聞きしたので窓口に行って聞くと、そういうことはございません。だれもが利用できるグラウンドですよということもお聞きしたので、どういう申請、また使用許可をされているのか、お聞かせいただきたいと思います。  午前中に同僚議員がオンラインでの申請方法もあるんではなかろうかということもおっしゃっていましたけれども、今現在、申請方法、許可など、どういう形でされているのか。公平的にできているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) スポーツ施設の利用申請についてでございますが、現在TTCアリーナを除く市内の体育施設の使用申請につきましては、使用しようとする月の前の月の20日から行うことができることとなっております。大会等につきましては1年前から申請ができることとなっております。  その上で、桜が丘グラウンドなどの市内の体育施設の使用につきましては、新しい年度が始まる前にグラウンド調整会議というものを開催いたしまして、町内会、体育協会の加盟団体、それから小・中学校の体育連盟、県の高校野球連盟、学区体育会などの各団体から既に利用の見込みが決まっている大会についてお聞きをして、利用見込みの調整を行った後で予約を受け付けているところでございます。  そうした中で運用している中でございますが、より多くの方に利用していただけるようグラウンド調整会議の中で申請を受け付けた後であっても、新しい申請の受け付けがあった場合には、調整会議の利用をしている団体に個別に連絡を取らせていただいて調整などを行っているところでございますけれども、必ずしも希望する日時にグラウンドが取りにくいという御意見をいただいているところでございます。  また、現状においてでございますけれども、雨などで大会が延期になった場合の大会の予備日として申請が行われていたりとか、また申請をされていても当日使用がない状況があったり、これ過去でございますけれども、大会利用でなくても申請を受け付けたことがあった事実もございました。  こうしたことを踏まえまして、指定管理者や業務委託者に対して申請受け付けに係る業務内容の徹底を図るとともに、来年度に向けて調整会議を行いますけれども、来年度の調整会議に向けましては申請の取り下げの徹底や調整方法も含めまして、関係団体と今協議を行っているところでございます。  また、他市町でございますけれども、このスポーツ施設の管理運営をスポーツ推進組織が担っている事例がございます。現在検討している府中市の新しいスポーツ推進組織の役割の検討を進める中で、市内のスポーツ施設の予約管理状況、管理運営についても利用される方の納得が得られるような方策、それからオンライン予約の活用なども含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) せっかくグラウンド調整会議、年2回やられ、また20日からされるんですけれども、結局今までは大きい声を出せば、力があればそこが使って私みたいなおとなしい人は使えないということのないように、今後しっかりと申請許可方法を考えていただきたいと思います。公平性を考えていただいて、みんなが使えるような状況にやっていただきたいと。こういった話が窓口に個人的か団体からか、どのような形でもいいんですけれども、窓口にクレームとかが入ったことはございますか。お聞きしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 先ほどの答弁の繰り返しになるかもしれませんが、なかなか思いどおりの利用ができない状況であるという声は聞いているところでございます。施設の利用につきましてルールがございまして、それに基づく使用それからでございます。なので、まずそのルールどおりできていない場合はきちんとそのルールどおり適用することに取り組む。そしてその運用がうまくいっていないのであれば、そのルールを少し検討することは必要でありますので、現状を踏まえて改善に向けた検討をしっかり行ってまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) ぜひ来年度そのような形でよろしくお願いしたいと思います。  それから、府中公園も同等に私、また市民から見ているんではなかろうかと思いますが、府中公園の使用と修繕についてお伺いしたいと思いますが、桜の名所府中公園が市民の方からちょっとよくお聞きします。野球場がふえたねと。野球場がどこどこにあるよということを聞きますが、この府中公園は野球場ではございません。公園ですよとお伝えするのですけれども、どうも野球場に特化したグラウンドになっているように私もそのように思います。  そこで府中公園、だれもが利用できるような公園でないといけません。どうしてこのようになってきたのかは、ここの場で議論することでもございませんし長くなるので、どうしてなったかはあえて聞きませんけれども、元の公園に戻していただき、平等で使える公園でなくてはならないと思いますが、市ではそれを把握されているのかどうか、ちょっとお聞かせをいただきたいと思いますが。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 府中公園についてでございます。  施設の使用申請につきましては、先ほどの答弁のとおりでございますが、府中公園、グラウンドに限らず、より多くの方に利用していただけるよう引き続き関係団体と協議をしてまいります。  府中公園なんですけれども、市の体育施設である府中公園グラウンドを併設する公園として、区域を定めまして都市公園として皆様に利用していただいているところでございます。市民にとって憩いの場であるとともに、スポーツの普及や運動による健康増進のための施設であると考えております。スポーツ利用におきましても、今のところは野球の利用者が多い状況でございますけれども、市としては野球場だけではなく、多目的グラウンドとして考えております。  御承知のとおり、府中公園は桜の名所でもございます府中八幡神社、首無地蔵と合わせまして、このエリア全体が観光の名所となっております。スポーツ施設でいえば府中公園グラウンドに近接し、古府の森スポーツランドもございます。今後、スポーツ施設の集約化、重点化についても検討していく中で現在のスポーツグラウンドとして残すのか、より多くの人を呼び込む公園とするのかなど、総合的に検討してまいります。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) スポーツ公園でもいいんですよ。野球に使う、何でもいいんですよ。今1つの団体が占用している状態になっておるということです。それをスポーツをする、だれもが使えるんであればいいんですけれども、1つのところが占用しているところを、ここで皆さんが野球場だというふうに解釈しているんではなかろうかと思います。そこをやはりサッカーであり野球であり、例えば高齢者の方が歩く、みんなが使えるような状態ではないと思っているんですよ。  そこで、グラウンドとして使うのもいいけれども、1つの団体が利用するのはいかがなもんかというところを今後考えられるかどうかお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 今の制度の運用において、特定のチームが独占的に使用することを認めている制度ではございません。なので、先ほどもお声を聞く中で、必ず各団体が希望する日時に使えないという状況をお声をお聞きしておりますので、先ほどもお答えいたしましたけれども、そういった状況を踏まえながら、関係団体と協議をしてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) ぜひそこをしっかりと考えていただきたいと思います。その野球場専用グラウンドになっているので、今初めて申しますけれども、南側にネット、桜の木を切ってネットフェンスをつくっているように見えます。また、東隣には遊具がある公園がございます。そこに向けてのボールも飛んでいくように聞いておりますので、そういったところもまた考えていただき、みんなが使えるグラウンドで公園でなくてはならないと思いますので、しっかりと協議していただきたいと思います。  また、先日ここのグラウンドの東側の入り口ですか、モニュメントがございますが、そのモニュメントの鉄の上に石が乗っていて、落石して1個は強制的に撤去されています。この現在そのモニュメントがございますが、それと滑り台のところにその遊具にカラーコーンを置いて使用禁止が先日ありましたが、そういったところをどういうふうに今後考えられるのか。東側に遊具があるのと野球場が隣接しているので危険ですというところで、そこらあたりをちょっとお聞かせしたいと。モニュメントの復旧もするのかしないのかも含めてお願いします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) まず、府中公園のモニュメントについてお答えいたします。  府中公園のモニュメントでございますけれども、令和3年12月府中公園に設置してありました大型のモニュメントの頂上にある岩のオブジェが割れまして、公園内の遊歩道に落下いたしました。モニュメントの上部の岩は今議員さんのお話があったとおり、落下の危険性も考えられるため残っていたものも全て撤去いたしました。鉄部分につきましては点検も行い、現状のままで倒壊の危険性がないことを確認しているところでございます。  岩撤去後のモニュメントの取り扱いについてでございますけれども、撤去を含め作者及び寄贈者と協議を行いました。鉄部の足元に岩を置いた状態での作品で今のままの形というふうに協議をしております。府中公園のモニュメントの落下事故を受けまして、市の公共施設にあるモニュメントなどの大型構造物につきましても一斉点検を実施し、安全は確認しているところでございます。  続きまして、滑り台の修繕についてでございます。
     府中公園の滑り台、踊り場の座板が腐食しているところを職員の日常点検により発見いたしました。そのときに7月なんですけれども使用禁止としております。現在は座板の交換も修繕が完了し、使用できる状態となっております。  安全点検でございますけれども、公園内の遊具だけでなく、モニュメント、記念碑、フェンス、街灯、樹木などを追加しまして、職員による日常点検も実施しております。公園関係の日常点検はチェックリストを作成いたしまして、記録に残して損傷などが確認できた場合は速やかに修繕を行う。危険度の高い損傷があった場合には使用禁止の措置を取り、事故のないように対応しております。大型の遊具などにつきましては、専門業者の委託及び職員により行っているところです。専門業者の点検は大型遊具などの設置や遊具の状態により、毎年度または二、三年に一度行っており、ことしも7月から8月にかけまして点検は済んでいるところでございます。  今の野球場の大型遊具との間のフェンスでございますが、利用状況なども聞きながら対応を考えていきたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) ということは、今のモニュメントは下の鉄骨の部分はそのまま残して安全であるという確認で、もう石は乗せないということで。  それで東側の遊具との間のフェンスについては、私はフェンスなど今後グラウンドとして使用していくのであればフェンスをまたつくらなければならないので、グラウンドではないほうがいいと私は思います。野球専用にしないほうが、野球専用にしているからフェンスがいるようになるんです。高いフェンスがね。だから、野球専用グラウンドではないほうがいいと思いますが、そこをお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) グラウンドでございますけれども、ちょっと先ほどの答弁と重なりますけれども、府中公園につきましては総合公園ということで府中公園のグラウンドを併設する公園でございます。先ほどのグラウンドの使用につきましては、公園としての皆様に申請をしていただいて利用できることになっておりますので、そのあたりにつきましては調整をしながら現在も進めているところです。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) わかりました。ぜひそのような使用方法でお願いしたいと思います。  それから、スポーツによるまちづくりについてですが、これは以前も申し上げましたが、上下町における合宿を想定した宿泊施設の進捗状況、これは既にこのことを行っているのではなく、計画の進捗状況をお聞かせいただきたいと思いますが、以前のままか進んでいるのかというところですが、先日も申しましたように運動公園、人工芝整備事業がいよいよ始まろうとしています。スフィーダ備後府中FCのホームグラウンドとして、またサンフレッチェ広島や大学などの合宿、試合の誘致など、上下地域のにぎわいの創出を図られるものと思われます。さらに上下に宿泊施設を整備することで、滞在型の誘客も期待できると思われます。  午前中にもございましたが、市営住宅の宿泊施設化、市営住宅の有効利用と宿泊施設の確保の両面での効果が期待できると思います。前回もお聞きしましたけれども、どのような形に進んでいるのか。再度、午前中にもございましたけれども、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田地域振興担当部長。 ○地域振興担当部長(福田吉晴君) 先ほども御説明をさせていただいた内容もございますけれども、来年春に新しい人工芝グラウンドがオープンする中で、この施設を活用いたしましてスフィーダ備後府中でございますとかサンフレッチェ広島などの連携により、県内外からスポーツ合宿や大会を誘致する等、地域経済の活性化につなげていきたいと考えているところでございまして、またそのためには、選手たちが宿泊滞在できる施設を充実させる必要があると認識をしているところでございます。  こうした認識のもとで議員からもお話がございましたように、市営住宅を宿泊施設化するという方法もございますし、市営住宅以外の例えば空き家、あき店舗を活用する方法も考えられる中で、これまで検討してきているところでございますが、これまで検討を進める中で市営住宅につきましては、午前中の上下高校の際の答弁でも申し上げたとおり、試合、合宿の際の宿泊施設だけではなく、上下高校の寮であるとか、また大学の活動の拠点である短期滞在型の宿泊施設を含めた利活用などの検討を行いながら、整理をしていきたいと考えているところでございます。  そうした中で、来年度の人工芝グラウンドの供用開始に向けまして、市外、県外からも人を呼び込む仕掛けをいかに展開していくかが大変重要であると考えておりまして、芝生グラウンドではなく野球場も含めた上下運動公園全体でマッチメイキングと申しますか、施設のPRによる知名度の向上や大会の誘致等を働きかける取り組みなどを、これまでの施設管理だけではなく、スポーツ全体のコーディネートやスポーツ・ビジネスの展開などを行っていける組織づくりが必要であると考えておりまして、施設の管理運営を行う指定管理の運営主体について、来年4月のオープンに向けて整理をしたいと考えているところでございます。そうした稼げる施設運営を行う運営主体とも連携して、プロモーションも含めた事業展開を考えてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○5番議員(福田勉君) ぜひそのように進めていただきたいと思います。  最初からずっと公共施設のグラウンドについていろいろ申しましたが、第5次府中市総合計画にもありますように、全ての人が楽しめる環境を整備する。公平でそういった公共施設が使えるように、全ての施設がそのように公平で使えるように今後考えていただき、みんなが楽しめる持続可能な府中市になっていただきたいために、そのようにしていただきたいと思います。  こういった思いを小さい子供たちが、やはり思って育つのをやっぱり私も懸念しております。小さい子供は親を見て、背中を見て育っておりますので、しっかりとしたそういった公平的なグラウンドを利用するように、未来のある子供たちのためにもよろしくお願いしたいと思います。  これをもって私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。              〔5番議員 福田勉君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、創生会の福田勉君の質問を終結いたします  続いて、創生会の加納孝彦君の登壇を求めます。  加納孝彦君。             〔13番議員 加納孝彦君 登壇〕 ○13番議員(加納孝彦君) 13番議員の加納でございます。議長のお許しをいただきましたので、創生会を代表いたしまして一問一答方式にて一般質問を行わせていただきます。  本日は3点通告をいたしておりますので、順に聞いてまいりたいと思います。  1点目に都市計画マスタープランについて。2点目に市内の用水路、排水路について。3点目、最後に府中市教育の方向性について、お伺いをしてまいりたいと思います。私も迷ったんですけれども、最後、府中市教育の方向性についてを質問の通告を出させていただいております。質問を行う前に一言申し上げます。  先月30日に第一中学校の生徒がとうとい命を失われたことについて、御家族の心情を察するに余りあるものがあります。心から御冥福をお祈りいたします。原因については、議会冒頭で市長も申されたとおり、現在警察による調査が行われている状況であり、現状わかっていることも保護者説明会で御報告を行われております。御家族の御意向を最大限配慮して調査の進捗を見守っていきたいと思います。  それでは、質問に入ります。まず、都市計画マスタープランについて。最初に、小見出しで見直しの時期ということでお伺いをしてまいります。  都市計画マスタープランについては、前回の見直しから9年目を迎えようとしております。府中市を取り巻く状況は大きく変わってきております。現在のマスタープランについては、目標年次を令和7年と設定をされており、更新の年次が近づいているものと考えております。各目標の進捗状況を確認しながら、更新に向けたお考えを聞いていきたいと思います。  まず初めに、都市計画マスタープランの市のさまざまな行政計画における立ち位置についてお伺いをいたします。           〔13番議員 加納孝彦君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 都市計画マスタープランの立ち位置についてお答えいたします。  上位計画であります府中市総合計画や広島県が策定する都市計画区域ごとのマスタープランに即しまして策定するものになります。他分野の行政計画である農業振興地域整備計画や府中市地域福祉計画などとは横並びの関連計画となり、下位計画には立地適正化計画、地域公共交通網形成計画、住生活基本計画があります。  都市マスタープランとは、都市計画法を根拠とした法定計画であり、都市計画についての基本的な考え方を示したもので、目指すべき都市像とそれを実現するための都市整備の方針を定めるものでございます。つまり、再開発事業や街路、公園事業の都市計画を決定すると建築物の建築制限が生じますけれども、その前にこんなまちにしたいという都市の将来像を基礎自治体である市町村が明確にいたしまして、土地利用、用途地域であるとかその方針や道路、公園などの配置の考え方について示す都市計画マスタープランの策定が平成5年の法改正によりまして創設されたものでございます。  見直しの視点でございますけれども、府中市は都市計画マスタープランを平成9年に策定し、平成15年、平成26年と2度の改定を行っております。拡大型のまちづくりから成熟型のまちづくり、持続可能なまちづくりと時代とともに移り変わる社会情勢や都市の背景や課題を都市計画マスタープランの策定時期ごとに見てみますと、まず平成9年5月に初めて策定されました府中市都市計画マスタープランは、都市の拡大を前提とした考えのもと、人口や産業を増加させようとしておりました。  平成15年8月に見直した府中市都市計画マスタープランでは、身の丈に合った実現できる都市計画として改定、全国的な人口減少が予測される中、国の施策としてこれ以上市街地を拡大しないコンパクトなまちづくりが提唱され、本マスタープランでは全国的に先駆けとその考えを反映したものでございます。  平成20年には、都市計画審議会中で中心部に都市機能を集約し、住む場所は多様な選択肢を残す府中版コンパクトシティプラスネットワークの考え方が提唱されました。  このことを踏まえまして、平成15年改定の都市計画マスタープランの計画期間の満了を得まして、現行の都市計画マスタープランを平成26年12月に改定しております。現計画の方針をもとに、都市機能の集約化による拠点性の確保と拠点と全市域、または主要都市を道路ネットワークなどで結ぶことで市民が快適に住み続けられる都市像を目指し、ネットワーク型コンパクトシティの取り組みを進めてきております。その後、約8年が経過し、都市を取り巻く状況も変化し、新たな課題も出ております。  特に、全国的な人口減少、少子高齢化が進む中、国の地方創生に向けた動きやICTの進化によるデジタル化の急速な進展を背景とした価値観、そしてライフスタイルの変化は住まい方そのものを多様化しております。また、大規模災害に対する防災意識やSDGsにみられる持続可能性や環境配慮への意識も高まっております。一方で、新型コロナ感染症への対応など、さまざまな状況に対応した都市づくりが求められております。  こうしたことから、府中市都市計画マスタープランの見直しを行っているところでございます。この見直しを行っている都市計画マスタープランでは、人口減少における多様な暮らし方への対応、企業流出防止など産業、経済活動の後押し、中心市街地のにぎわい創出と集落地等のあり方、人口流出防止における中須・高木地区のあり方、防災における日常避難行動、空き家対策や耐震化などの住まい方、道路ネットワークと公共交通、そしてDXへの対応を課題意識として掲げ、見直しを進めているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 最後におっしゃった人口減から始まりDXまでの多種多様な課題について述べられたわけなんですけれども、このあたりは都市計画審議会でも議題として議論をされたのか。では、いつ頃そういった審議会の開催をされ、今後のスケジュール、またこの都市計画マスタープランについての策定スケジュール等が定まっていれば御紹介をいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 先ほどお話いたしました課題意識について、策定委員会でも話しているところでございます。現在改定中の都市計画マスタープランにおきましては、令和3年5月24日開催の府中市都市計画審議会へ都市計画マスタープラン改定に向けての諮問を行い、その後、改定に係る意見聴取を行うため、府中市都市計画審議会の分科会である策定委員会を令和3年度から令和4年度にかけて2回開催しております。  今後の予定とすれば、10月に3回目の策定委員会の開催、そして意見修正を得まして素案を取りまとめ、パブリックコメントを実施して12月開催の府中市都市計画審議会で答申を受ける予定となっております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) ということであれば、かなりこの方針が固まってきている見直し案になろうかと思うんですけれども、答弁にもありましたパブリックコメントについては12月までには出ないといけないので、市民の方へ投げかけは、いつ頃を予定にされているのか、お伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) パブリックコメントについては11月を予定しております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) そういう意味では、スケジュールをかなり綿密に練られているんだろうと推測はいたします。パブリックコメントにつきましては、なかなか市で募集をしても件数も少なく、ほかの計画についてですけれども市民の皆様本当に興味を持っていただいているのかと思ったりするところあるんですけれども、しっかりと広報等で周知をしていただいて、My府中も活用していただいて、今10年後の府中市を見据えた計画をつくっていますと、皆さんの意見をお聞かせくださいというぐらいのパブリックコメントになって積み上げていただければなと思いますので、スケジュールに従って策定を行っていただきたいと思います。  次の質問です。それぞれのマスタープランの中の目標を5つ掲げられておりますけれども、プランの見直しをかけられるということであれば、それぞれの目標の総括が大変重要になってくると思っております。それぞれの掲げられた目標に対する評価について、1つずつお伺いしてまいりたいと思います。  まず、目標1の既存インフラを活用し、効率的な都市基盤整備を進めていきますという目標については、その達成度についてどのように評価をされているのかお伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 目標1、既存インフラを活用し、効率的な都市基盤整備事業についての進捗率、評価をお答えいたします。  道路の役割分担と明確化ということで都市計画道路、広谷出口線、目崎出口線などにつきましては事業の進捗を図るため、計画に沿ってルート変更が実行済みでございます。土地利用と合わせた下水道整備でございますけれども、方針をもとに下水道の整備については令和2年3月に府中市汚水処理施設整備構想を策定いたしまして、公共下水道整備の手法だけではなく、合併処理の浄化槽設置などをあわせて汚水処理施設の整備を計画的かつ早期に概成するための見直しを行っております。  達成度、評価といたしましてルート変更後、都市計画道路、目崎出口線につきましては、現在整備が進んでいるところでございます。汚水処理ポンプ場整備についても、計画に沿って事業計画を立てており、おおむね目標を達成していると認識しているところでございます。  国道の強化や府中新市線の見直しにつきましては、昨今激甚化する災害を踏まえた検討を引き続き行っていくというふうにしております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 下水道整備について、汚水処理構想というか令和2年度に更新をされております。その中で下水道の整備の進捗を早めるというふうに市長も申されたと思うんですけれども、この1年間の動きとしては進捗は早く進んだという理解でよろしいですかね。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 下水整備、汚水処理につきましても計画に沿って、今話しました合併浄化槽もあわせて事業が加速化したと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) このあたりなかなか数値で出しにくいところがあるんですけれども、目標が何年度にこうしたいというふうに立てられている下水処理の構想ですので、きちんと年度ごとにその進捗を管理するようにしていただきたいなとお願いをいたします。  続いて、目標2について伺います。府中市全体の生活を支える生活中心街を形成してまいりますと設定をされております。目標1同様にこの達成度について評価をお伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 目標2、府中市全体の生活を支える生活中心街を形成するといった進捗について、お答えいたします。  生活を支える都市機能の充実ということでございまして、文化センター、府中市生涯学習センター「TAM」、「道の駅 びんご府中」など公共広域施設の集積、連絡性強化、都市再生整備計画事業を平成25年から平成29年、道路整備やはじまりの広場を行っております。子育て世代や高齢者の交流機能の強化ということでございますが、人々の憩いの場、交流拠点として「道の駅 びんご府中」を整備しております。i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)、子育てステーションちゅちゅ、こどもの国、こどもの国公園に大型総合遊具を整備しております。  3番目に、高齢者に加え、子育て世帯も過ごしやすい市街地環境の整備につきまして、市街地の回遊性を図るための歩行者ネットワークの形成につきましては、歩車共存の考えを念頭に道路整備も行っております。  4番目といたしまして、障害者も健常者も安心して暮らせる空間の整備でございます。新たに整備される公共施設については、バリアフリーを前提として施設計画がなされております。既設施設のバリアフリー化につきましては、施設改修にあわせ、トイレの様式化など取り組みを進めているところでございます。また、既存道路の歩道につきましても、セミフラット化ということで段差解消に取り組んでいます。  5番目に、歴史やものづくり文化の保全・活用です。石州街道におきましては地域主体となる積極的な活動にあわせまして、修景補助や道路の美装化を実施、歴史にある街並みが保存されています。発掘調査が進む備後国府史跡につきましては、国指定を受けまして史跡公園整備に向け、現在、構想を検討しております。  達成度、評価といたしまして、計画に記載した事業はおおむね実施されておりまして、府中市全域の生活中心街としての拠点性の確保について、おおむね達成していることを認識しております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 答弁の中でおおむねという言葉が出てまいりましたけれども、まだできていないものがあるのか、それはどういったものなのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 現在も進めている事業もございますので、今の計画としては計画どおり進んでいるということでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 最初から計画どおりというふうにおっしゃっていただきたかったと、わかりました。  ただ、この10年間でイレギュラーな事柄も多々あり、災害あり、例えば天満屋の裏の空き地が市の所有になったりということで、ここの案件については施設としてはかなりの進捗を得ているんではないかと。風景もかなり変わってきたと認識をしておりますけれども、引き続き憩いの場としてつくっていただきたいなと思っております。  続いて目標3です。住み続けられる集落市街地を形成してまいりますとなっております。このことについて、達成度、評価についてお伺いをしてみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 目標3でございます。  まず最初に、住み続けられる集落市街地の拠点形成でございます。集落市街地の拠点形成を図るに当たり、小学校跡など活用いたしまして地域拠点の施設、公民館の整備を実施しました。  2番目といたしまして、公共的な交通の充実でございます。この間、中心市街地におきましては市街地循環バス、「ぐるっとバス」でございますけれども運行を開始し、土生栗柄地区の乗り継ぎや上下府中間におけるワンコインバスの運行、山間部のデマンドタクシーの運行など、中心市街地と集落市街地を結ぶ公共交通ネットワーク充実に向けた取り組みを図ってまいりました。協和地区におきましては、地域が自主的な運行を行う自家用有償運送の取り組みも始まりました。  3番目に、豊かな田舎暮らしの場の形成でございますけれども、こちらについては具体的な事業は進んでおりません。  この達成度、評価でございます。小学校跡地を公民館に改修する事業が実施され、集落市街地における地域拠点施設の整備が行われましたが、地域交流の活性化や地域がもつ魅力や資源を生かした持続可能な地域形成に向けた進捗が図られておりません。要因といたしましては、ハード整備が先行し、全体的な戦略的構想がなかったためであると認識をしております。  あわせて、地域内外における移動手段の維持向上については、交通事業者の運転手の担い手や財政面での負担が新たな課題として浮上しており、移動手段を持続させるため、鉄道も含めましてさまざまな交通手段の連携やDXなど活用も含め、新たな仕組みづくりも必要でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) できていないことはできていないとはっきりとおっしゃっていただいて、今後の課題と認識をいたします。  その中でも1つ、移動手段について市内の循環のバスであったりとか、地域によって始まっているデマンドタクシーの運行であったりとかはあったんですけれども、当初この計画について議員になった当初については、まだ市民も若かったんですよね。今80歳の方はまだ70歳だったということ。この9年でその方たちが80歳を迎えようとして、免許返納者がふえている。また、福塩線であったり公共バス、民間のバスの便数が減って昼間に時間があいている。福塩線も朝出て行ってもいいんだけど帰るのは4時にならないと便がないとかとおっしゃっている。  10年前にその話を聞いたときには、でもまだ車に乗られていますよねという会話をしたことがあります。だから整備をしても本当に乗っていただけるのかというのが10年たって、しかも平均寿命が延びて元気なおじいさん、おばあさんがふえて、だけれども運転には自信がないから免許は返納したいんだけれども、さっき言ったような課題をもってなかなか車を離せんのじゃと。  だから、例えば「ぐるっとバス」、週に1回でも昼間の時間に地域に回してあげる。循環に回せば毎日回すんじゃないので、予算もそんなにかからないという課題の解決の方法もあるんじゃなかろうかと。週に1回しか来ないからみんなで乗っていこうというような話になるのではないか。毎日乗っていて1人しか乗っていないというよりも、この地域には週の昼間に来るから朝みんなで出て行ってバスに乗って帰ろうという地域のコミュニティ、そのまま中心市街地へと誘導するような仕組みづくりみたいなのが想定できるんじゃないかと思っております。これは個人の思いですけれども、交通については喫緊の課題と私も感じておりますので、議論を進めていただきたいと思います。  続いて、目標4であります。ものづくりの活気があふれる市街地を形成してまいりますということであります。同じく達成度、評価についてお伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 目標4、ものづくりの活気があふれる市街地を形成でございます。  まず、1つ目といたしまして、産業基盤の整備でございます。南北道路の整備につきましては、現計画の策定時には具体的な竣工年は定まっておりませんでしたが、この間、事業の進捗が図られ、新扇橋の竣工も含め、令和9年度全線開通を目指すに至りました。株式会社ピックルスなど南北道路沿線への立地も図られているところでございます。
     2つ目といたしまして、住・工が調和した市街地の整備でございます。準工業地域のままで用途的グラデーションをかける地区計画はこちらは実施できておりません。既存工業団地に対するイメージ向上を目的とした規制も実施ができていないところでございます。  この達成度、評価でございますけれども、市内の事業者数は減少傾向にございますが、製品出荷等は増加傾向にあります。全産業に占める割合では第三次産業が過半を占めておりますけれども、事業者の構成比では第二次産業が多くなり、規模の大きい製造業の立地が伺えます。しかし、全国と比べますと、小規模な事業者が構成の中心となります。  本目標におきまして、中心的な役割を持ちます南北道路整備がこの間行われる中、先ほど御説明いたしました株式会社ピックルスやマクドナルドなど、南北道路沿線及び国道486号との交差点付近におきまして立地が進みました。これは都市計画道路事業の1つの成果であると考えておりますが、沿線や南北と東西を結ぶ市街地の要所として、各地域ごとの沿道、そして市街地にどのような商業、そして産業の立地誘導を図るべきかという市としての方針を示すとともに、市街地における宅地化が進む中、市街地内における産業用地の不足、法制度上、市街地環境上、既存事業所の拡張が困難となるケースもあります。産業の発展を促進する中での土地利用の方針や産業活性化を促す考え方を示していきます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 産業については、南北道の進捗にあわせて活性化しているところもあるということですけれども、市街化区域内に例えば工場をつくりたいとなったときには、今までの都市計画法でいくとできなかったんですかね。何かそういった話を聞いたことがあるんですけれども、そういうところには新しい人も移り住んでこない、工場も建てられないといったようなことで空き地がふえていくという話なんですけれども、今後のお考えになられている空き地利用について、市街化区域内における考え方はどのように整理をされているのか、お伺いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 今の御質問でございますけれども、府中市にはすぐれた技術を持つ企業が多く存在して、それらの中には古くから市街地内で創業されていると。そういった中で更新時期、拡張を図る際に法規制ですとか周辺土地の状況によりまして、困難となる事例が見受けられます。そのような企業を市外へ流出させない、また産業発展を促すためには市外からの新たな産業を誘致する必要もございます。用途変更や市街化調整区域における地区計画など、規制緩和などによる都市計画の側面からの産業振興も現在の都市マスの中でも課題として検討しているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) そうですね、古くからそこで工場をしていて、拡張したときには制約があるので制約のない場所に出ていく。出て行ったので新しい産業を呼び込みたいけれども来てくれないというのがここ最近の事例だろうと思います。しっかり議論していただいて、検討だけじゃなくてその地元でしっかりと産業が育っていく。教育の中でもありましたように、地域の中に学校をという目標を進めているわけですから、地域の中の工場にみたいな話でしっかりと今後も経済活動を盛り上げていただけるような特例でもいいですから考えておいていただきたいと思います。  目標については最後になります。目標5、都市基盤が整った緑豊かな基本市街地を形成していきますとあります。これについての達成度、評価についてお伺いをいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 目標5でございます。  まず、1点目といたしまして、緑豊かな住環境の創出でございます。  都市農地を活用した住環境整備につきましては、貸し農園の運営などが行われておりますけれども、新たなライフスタイルの創出といったところまでには至っておりません。基本市街地を東西に貫く砂川沿いについては、歩車道整備による自転車・歩行者ネットワークやそれにあわせた川沿いの緑化などの環境整備など、具体的な整備は実施できておりません。狭隘道路整備事業につきましては、毎年継続して着実に実施しているところでございます。  2点目でございます。都市農地の活用と保存。  都市農地は営農的な側面をもつことが難しいですが、都市部におけるオープンスペースであったり緑等の環境面、また雨水の貯留的側面での位置づけとしても検討が必要と考えます。市街地内の公園緑地などにつきましては、であいの広場、はじまりの広場の新規整備、鵜飼西公園、鵜飼児童公園、こどもの国公園など、リニューアル整備やトイレなど更新を行っております。  3点目ですが、暮らしやすさを向上させる東西軸の整備でございます。  国道486号沿道への商業系土地利用の誘導、良好な沿道環境の整備につきましては、適正な用途地域を図るため、府中天満屋を含む国道沿線におきまして準工業地域から商業地域への用途変更を実施しております。  4点目です。安心・安全な基盤整備。  府中市耐震促進計画に基づきまして、公共施設の耐震化はもちろんのこと、住宅の耐震化促進に向けまして支援制度を設けております。また、平成30年7月の豪雨災害を受けまして、府中市浸水対策検討委員会を行い、それに基づきポンプ場整備、可搬ポンプの購入のほか、かさ上げ補助、止水板補助制度を設けております。  5番目といたしまして、既存ストックを活用した住環境整備でございます。  増加する空き家に対しましては、空き家バンクのリニューアルや特定空き家の認定、危険空き家への対応など法的な処置も含め、支援を実施しているところでございます。  達成度、評価といたしまして、住環境整備として空き家対策や公共施設の耐震化、住宅耐震化へ支援、狭隘道路整備など、安全面における環境対策につきましては事業化が進んでおりますが、魅力づくりという面では達成できているとは言えないところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 今までお伺いした目標の中で一番この進捗がなかなか進んでいないのかなと思って聞くんですけれども、1年を経過するごとに市街化区域の農地は太陽光発電に変わり、また雑草地に変わり、家も建たずということが目に映ってきてまいりました。  そんな中で、どのようにこの都市計画区域内の緑豊かな基本市街地を形成していくのかというのは、大きな課題であろうと思っております。しっかり農地を維持していただければいいんですけれども、やはり担い手が減ってきた。専業農家ではないということで、植えてはあるけれども草をとったりとかができにくい。若い世代が後を引き継いでもということなんですけれども、そういったのは課題として捉えていただいて進めていくとお願いをしてもよろしいでしょうかね。  うなずいていただきましたので、そのぐらいにしておきます。  当初、都市マスタープランができた経緯としては、冒頭説明ありましたように、府中市の市街地が拡大をする見通しの中で、その方向性を定めていこうという計画だったろうと思うんですけれども、1回目、2回目、今回3回目の見直しをする中で、夢のある計画になるとはなかなか思いづらいんですけれども、総合計画2030が第5次スタートした中でも、そういった減っていく人口の中でこういったことをもって人口減少を食い止めていくんだという思いは当初市長から説明をいただいたところであります。このマスタープランにおける市長のお考えについて、最後お伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) 先ほどからの議論にありましたように、都市計画マスタープランは目指すべき都市像をそれぞれ実現するための都市整備の方針を定めるものであるわけですが、議員も言われたように平成5年、最初の頃にこの計画はどちらかと言うと無秩序な開発を抑制するという意味合いもあって、当初はつくられてきたのではないかと私も思うところでありますが、まさに時代の変遷とともに今人口減社会において、あるいは先ほどから議論出ました、じゃあ農地の問題はどうするのかといったあたり含めて空き家の問題もありますし、交通系さまざまな課題がある中で、それをどう今の時代に合った、さらに言えば5年後、10年後を見据えた計画をここでつくっていくのかは非常に大切ではあろうかと思っております。1つの側面として都市計画法による規制を、先ほど言いましたように前提とした考え方から新たな都市が発展する時代において秩序ある都市を形成していくべきであろうと思っております。  そうした中、都市計画マスタープランは総合計画など、先ほど言いました上位計画に位置づけた政策をもとにつくっていくものでありますし、課題意識をすれば先ほど部長が言いましたように、人口減少における多様な暮らし方への対応であったり企業流出防止などの経済活動の後押しであったり、あるいは中心市街地のにぎわいと創出、あるいはDXの対応など先ほど述べたとおりでありますが、こういったものを新たに重視すべき課題とし、検討していくに当たり、土地利用の方向性を定めるものである都市計画マスタープランは今後も市の都市づくりにおいての指針となるべきものであろうと思っております。  当然ながら、現在進行している各取り組みも含めて、従来像を実現するための施策は幅広い分野を横断するものであり、都市計画だけで語られるものではないと思っております。ゆえに私は、これらの取り組みを実効性のあるものとするために、都市計画マスタープランにおいて地域ごと、地区ごとに方向性を定めたビジョンをもとに、各部に対しそれぞれの責任をもって事業を進めるよう指示をし、施策のフォローアップの中で進捗管理を行ってまいりたいと思います。  先ほど述べた重視すべき課題についての取り組みを若干幾つか紹介をさせていただければと思うんですが、まず、人口減少下おける多様な暮らしへの対応についてですが、山間地などで多様な暮らし方の選択肢として、自然環境や集落環境を好み、移住等により住み続けていただくことは、人口増や交流人口を呼び込みことにつながってまいります。都市経営の観点から、無秩序な開発やインフラ維持負担を避けるため、現行の区域区分は維持しつつも立地規制の緩和などを柔軟にする中で、ニーズへの対応を図ってまいりたいと思います。  また、企業流出防止などの産業経済活動の後押しについては、先ほどから議論の中にもありましたように古くに市街地内に立地した事業所、あるいは法規制や周辺土地環境等による設備更新やなかなか拡張ができない場合がございますが、そういったことの産業発展を促すために市外からの産業誘致はもちろん必要でありますし、今現在頑張っていただいております企業の方に対しても土地利用の考え方や規制緩和などによる支援ができるように計画に位置づけてまいりたいと思います。  また、人口流出防止における一例でありますが、中須・高木地区のあり方でありますけれども、南北道路沿線の国道とのクロスポイントにおける土地利用の考え方として、商業立地や産業誘致の観点から、沿道エリアの考え方を改めて示してまいります。また、コミュニティスペースや町中で滞留できるパークなど、人口流出を抑制する魅力を持った地区となるようインフラ整備の方針を定めてまいりたいと思っております。  そうしたことを踏まえて、まさに5年後、10年後どういったまちにしていくかを考えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 答弁お聞きしました。過去の都市マスタープランに対しまして、さらに一歩進んだ形のマスタープランになるのではないかと期待を込めて、今後議会においても他分野においてこの計画の策定の進捗について見守ってまいりたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 10分間休憩します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後2時31分 休憩                午後2時42分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 引き続いて質問をいたします。休憩もいただきましたので、もう少し頑張っていきたいと思います。  2番目で、用水路、排水路の考え方について通告をいたしております。これも都市計画にも絡んでくるんだろうとは思っておりますので、町なかを流れているいわゆる溝、また周辺を流れているいわゆる溝、これを皆さんの口からきくと大体溝なんですけれども、その考え方としては用水、排水という役割があろうかと思います。それぞれの役割について教えていただければと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 用水路、排水路の役割でございますので、定義も含めまして御答弁させていただきたいと思います。  一般的に用水路とは、農業、工業や上水道などの利用のために水を引く目的でつくられた水路でございます。府中市の用水路の利水目的は農業用でございますので、用水路と言えば農業用水路を指すものでございます。  一方、排水路とは、集落内の生活排水や雨水を下流の河川に流す目的でつくられた水路と認識しておるところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) この用水路、排水路が例えば破損をした、改修が必要だといったようなときには、用水路であれば農業用水路ということで所管課があって、排水路であればまたこれも所管課があって、市民の方が窓口にいくとこれはこっち、これはあっちという誘導を行われ、これは知らなかったけれども農業用水路だったとかという形で自己負担を求められて、溝の改良を行う場合が用水路。排水路については多分都市計画区域内であれば自己負担が発生するのかしないのかちょっとわからないですけれども、用水路、排水路の溝の補修、改修について、都市計画区域内外での差異があるものかどうなのか。また、自己負担の有無について伺ってみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 都市計画区域内外を問わず、原則先ほど言いました主たる利水目的が農業用になりますと所管課については農林課が所管しております。一方、生活排水や雨水排水が目的であれば土木課、または上水下水道課が所管しているということになります。  改修や改良などの自己負担でございますけれども、府中市におきましては先ほどの農業用水路として新設、改良などを実施する場合については、府中市農林業施設等の事業分担金徴収条例に基づきまして、事業の施工により特に利益を受けるもの、受益者の方から分担金を徴収することになっているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 農業用水路であれば受益という言い方をすればいいのか利益とおっしゃったんですけれども、自己負担が発生している。排水路につきましては区域内外においての差異はないですかね。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 排水路につきましては今申しましたように、水路については特に自己負担等については差異はございません。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) それではこの農業用水、用水路の現状をちょっと整理をしていきたいんですけれども、農地が多く残る地域、または専業農家として大きな稲作をされているところとかは、まだ人が農業専門で従事をされているので、まだ用水路を使用される方は一定程度維持はできているんだろうと思うんですけれども、市街化区域にある、または周辺集落、集落コアにある農業用地については、先ほども少し申し述べましたけれども、耕作をする人のいなくなることによって土地は太陽光発電に変わったり、または耕作放棄地になったり、または外部の人に委託をしてつくっていただいたりで、そこに住んでいる方が受益じゃなくなってきているんじゃないかと思っています。  ただ、そこに1人稲作をされている方が頑張って残られている方が農業用水の受益なので自己負担をお願いしますという現状が近づきつつあるのではないかと、地域によっては想像するのですけれども、この農業用水路なので自己負担となってきたときに、家の横を流れている溝を改修するのと農業用水路としてとられている取水口等の河川に面した部分について改修を行おうとすると、当然その取水口については川に面している道路を横断するとか、大きな工事費がかかるわけなんですけれども、自己負担を本当昔は20人、30人おった地域が10人になり3人になりといったような地域で頑張って農業をしていただいている方がおられる中で、数百万円、数千万円する工事をこれからも本当に自己負担を求めていくのかどうかっていったようなところについてはお考えはないでしょうかね。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 先ほど申しましたように、府中市の水路の現状は、農業の担い手、後継者不足による離農やまたは都市化によりまして、農地の宅地化が進んだり農業用水の需要は減少しており、用水路は雨水や生活排水路としての役割も満たしているような状況になったりということで、用排水路としての利用に変わってきていると考えております。そうした利用形態に合わせた水路の整備が行われていないのも現状かと認識しております。  少し御紹介しますと、近年の豪雨によりまして市街地においては浸水被害が広範囲で発生しております。現在、市街化の水路の位置であるとか大きさ、用途、堰の管理者等の現状調査を行っているところでございます。そのような分析をもとに、堰の管理者の明確化であるとか適正な管理、または水路改修などの必要な対策は検討しているところでございます。  このように、市街地におきましては、用水路と排水路を明確に区分することが難しくなっていることから、施設の管理区分であるとか改修による先ほどの分担金の考え方などについても一定の整理が必要ではないかと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 非常に前向きな答弁をいただいたと思っておりますけれども、排水路という考え方は生活排水であったり雨水を川へ流していく溝になるんだろうと思うんですけれども、生活排水を流していく上で常に水を維持していくという考え方では取水口があって、一定程度の水をその溝に流しておくという考え方もできるかと思いますので、この用水、排水の考え方については難しい地域もあろうかと思います。本当に用水路だけで使っている地域もありますし、田んぼしかないところで流れているのを排水路と位置づけるのは難しいかもしれませんが、一定程度横断的に検討をいただいて、市民の皆さんの付託に応えるように努力をしていただきたいなというお願いをして、次の質問にまいります。  最後でございます。府中市教育の方向性についてお伺いをさせていただきます。  現在、府中市において教育については府中学びプランというもの、また5年前に府中市の教育大綱、これは市長が策定されていると思いますけれども、この2つの大きな教育の指針を示したものですけれども、それぞれの計画が令和4年度末までの期限となっております。この更新を控えている状況なんですけれども、更新の準備状況であったりこの方針についてお伺いをしてみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 荻野教育長。 ○教育長(荻野雅裕君) 教育大綱は地方教育行政の組織及び運営に関する法律、いわゆる地教行法に基づきまして地方公共団体の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策について、その目標や施策の根本的な方針を定めるものとして、首長と教育委員会とで構成する総合教育会議において協議し、地方公共団体の長である市長が策定をするものでございます。  また、学びプランにつきましては、一般的には教育振興基本計画と呼ばれるものでございまして、こちらは教育基本法に基づく地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画とそういう位置づけで教育委員会が策定するものでございまして、これは学校教育の領域にとどまらず、社会教育や文化財の保存活用など、教育委員会が所掌する業務全般に関連しているものでございます。  教育大綱及び教育振興基本計画は、国の教育振興基本計画を参酌し、その地域の実情に応じて策定するものでございます。現在の府中市の教育に関する方針や計画は、小野市長が教育大綱に掲げられた府中市教育の実現させたい方向性に向かって、教育環境整備と教育内容の充実、また、まちづくりとのつながりなどに取り組んでおります。例えば、普通教室の空調整備、これは令和元年に整備をしていましたけれども、これに続く今年度取り組んでおります特別教室への空調整備、またGIGAスクール構想による抜本的な教育環境整備、また小中一貫教育やコミュニティ・スクールの推進、安心・安全な学校のセーフティーネットの構築などは教育大綱の方向性に即して教育委員会が策定する教育振興基本計画において、詳細な取り組みや事業を構想し、その達成指標や進捗状況を明らかにしていくといった関係にあります。  小野市長の打ち立てられた教育大綱に関連づけて、具体的な取り組みを推進するという体制を今、府中市ではとっておりますけれども、全国的なケースを俯瞰するとさまざまでございます。例えば、現在の文部科学省の通知によれば、努力義務である教育振興基本計画の中の目標や施策の根本となる方針の部分が教育大綱に該当すると、位置づけられることができると考えられておりますので、仮に地方公共団体の長が総合教育会議において教育委員会と協議調整し、教育振興基本計画をもって教育大綱にかえることと判断した場合には別途、教育大綱を策定する必要はないとも示されております。  実際に、教育委員会の策定する教育振興基本計画をもって教育大綱を読みかえるといった自治体も近年の例ではふえている状況でございます。また、逆に大きく別様にして教育大綱、そして教育振興基本計画とがそれぞれに策定されているといった自治体もあるという状況でございます。府中市の場合は、これまで小野市長が策定する教育大綱に関連づけて教育委員会のさまざまな施策が連動するという関係性をもってこれまで進めてきた経緯がございますので、改定の時期を可能な限りそろえつつ、国の新たな教育振興基本計画が現在、策定検討の段階にありますので、その審議状況を注視し、令和4年度末の策定に向けて現在準備を進めているところです。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) この二つの計画については、全国的には二つの方向性があって、福山ではたしか一つになっていたと思いますけれども、そこも今検討段階で調整をしており、令和4年度末を目標にこのどちらも期限がそうなっているので、プランを策定していこうと理解をしてよろしいでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 荻野教育長。 ○教育長(荻野雅裕君) これまでの進め方として、二つをつくっていく方向性を持ちつつも、その内容次第、またこれからの検討状況の中においては一つにまとめていくこともあり得るということで、基本的には二つを策定していく方向を考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) イメージとしては合体をするという意味ですね。入っているか別々かということなんだろうと思うんですけれども、わかりやすいのが一番だと思います。教育においてはこれを見るというふうに一つになっているほうがこっちを見てこっちを見てしなくてすむということでいくという観点ももっていただいて、間に合うのかどうかちょっと分かんないですけれども、この令和4年度末の期限に向けて取り組んでいただきたいと思います。  続いて、中学の部活動ということで質問をさせていただいております。  ちょっと私の考えを述べさせていただきますけれども、中学の部活動、国の方針によると地域移行を進めていくと。そこでよく言われることが先生の働き方改革ということでくくられることが多いと思っております。この中学の部活動というのは全国さまざま条件が違っていて、本当に人が多いところではそういった地域活動で生計が立てられるクラブチームがあるんですね。  要は、地域移行したときにその地域の人がそのスポーツクラブを維持していく、給料をもらって維持していく。それが仕事となる地域もあれば、府中市なんかはどちらかというとボランティア活動で一つのスポーツを教えていくことになろうかと思って、その取り組みの一環として地域の方を活用した部活動指導員という考え方。  先日、東広島の記事も出ておりましたけれども、2026年の地域移行化に向けて準備をしていると。ただ、市内にはたしか8って書いていなかったですかね、8人の部活動指導員を採用している。いや一体何個の部活動が東広島市にあるのかと。府中市にも一体幾つの部活動があるのかと。文化部もあれば運動部もある中で、この部活動について地域移行のお考えについては教育委員会としてはどのように、現段階でお考えになられているのか、伺ってみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 荻野教育長。 ○教育長(荻野雅裕君) 今議員おっしゃったとおり、教員の業務負担の部分の側面と少子化の側面、この2点が学校の運動部活動では支えきれなくなっている。これが今のスポーツ環境について叫ばれていることでございまして、これまで幾多の部活動改革の中でも学校単位から地域単位の活動にかえていくことで、少子化の中でも子供たちがスポーツに継続して親しむことができる機会を確保することを目指す。これが中学校部活動の地域移行の背景にございます。  具体には、少子化による生徒数の減少でございます。こちらは地方を中心に学校で部活動を維持しにくくなっている現状がございます。令和3年度の中学生数、これは約296万人、これ全国でございます。第2次ベビーブームのピークだった昭和61年、こちらは約589万人と半減している現状がございます。  府中市に置きかえてみますと、昭和61年これはまだ上下町との合併の前でございますけれども、旧府中市内の中学生の数は2,465名だったのが、令和3年度こちら805名と約3分の1に減少している状況でございます。こういう背景もあって、団体競技のチームが組めなくなったり、廃部となるケースも目立っている状況でございます。生徒が多様なスポーツ、文化に親しむ機会を確保するために学校の枠を超えた場の構築が必要であるとは考えております。  もう一つは、教師の負担軽減でございます。学校における部活動の位置づけについても紹介させていただきますと、中学校の部活動は学習指導要領におきまして学校教育の一環とされております。教育課程外の位置づけとして、これまでも必ずしも教師が担う業務、必要はないけれどもわずかな手当で献身的に支えられてきたという歴史的経緯がございます。また、教師の負担軽減については教師の働き方改革の中でも、負担軽減することが目的なのではなくて、負担を軽減し学び続ける先生をふやし、よりよい授業をしていくためのものでございます。  子供たちにとっては当然ながら部活動は非常に意義のあるものと考えておりまして、また教育効果があるということでございますけれども、必ずしも教師がやらなければならないという位置づけになっていない中で、子供たちがさまざまな人材と関係をもつことがプラスになる可能性も感じているところでございます。教師としての役割の重要さが増すのは部活動を直接指導することよりも、部活動を含むさまざまな課題と教育課程を関連させて好循環を生み出していくことが必要なのではないかと感じているところでございます。  ただ、御指摘のとおり、一方で地域移行を進めた場合の受け皿としてのクラブチーム、またカルチャースクール、スポーツ少年団、地域のスポーツクラブ、地域などが想定されますけれども、中山間地域に該当する民間の団体は都市部に比べて決して多くはないという現状でございます。また、生徒にとっては学校生活と部活動の流れが断ち切られるデメリットも想定しておりまして、例えば活動場所が今の学校から離れる場合、そういう移動手段の確保や移動の煩わしさから部活動離れが進めば、もう本来の目的が達成されないということになります。  本年6月にスポーツ庁におきまして、運動部活動の地域移行に関する検討会議提言が取りまとめられました。その中で、休日の運動部活動から段階的に地域移行していくことを基本として、令和5年度から3カ年を改革集中期間として位置づけるということ。都道府県におきましては休日の運動部活動の地域移行に向けた具体的な取り組み、そしてスケジュール等を定めた推進計画を策定し、それをもとに各市町村が推進計画策定を規定するのが適当であると提言でもうたわれているところでございます。  国の方針に対しまして、府中市においては現時点の移行時期等については確定しておりませんけれども、今後、地域における新たなスポーツ環境を整備、充実させ、単に運動部活動の実施主体を学校から地域のスポーツ団体へ移行するのではなく、現在の運動部に所属していない生徒も含め、児童・生徒が多様なスポーツを経験できるそういうチャンスを提供し、そのような環境の中で自分自身が深く取り組んでみたいスポーツをただ一つに絞るだけでなく、選択できるスポーツ環境を実現につなげていく必要があると考えております。  そのためにも、現在進めております部活動指導の外部人材の活用、また専門性の高い教師の希望に沿って兼職、兼業を認めていくこと。企業、クラブチームや大学からの指導者を派遣することなどを検討してまいります。また、府中市では、学校単位のクラブではなく、小学校から大人まで地域全体でいろんなスポーツを経験できる総合型スポーツクラブの構築を検討しているところでございまして、今後市長部局とも連携を密にし、府中市に合ったスポーツ環境の整備に取り組みたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 答弁の中で準備期間3カ年ということであると、府中市においても2026年ぐらいを目安ということでいいんですかね。
    ○議長(加藤吉秀君) 荻野教育長。 ○教育長(荻野雅裕君) まずは、休日の運動部活動から段階的に地域移行していく期間を令和5年から3カ年の中で進めていこうというのが国の方針になっておりますので、それに合わせて進めていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) ちょっとこの地域移行したときの部活動と呼ぶのか、地域スポーツクラブと呼ぶのか分かんないですけれども、大会への参加であったりとかそういった、要はスポーツを楽しむ場としてはいいと思うんです。ただ、競技スポーツとしてどうなのかといったようなことなんですけれども、今中学生が部活動として大会に出場しているのは何種類かあろうかと思いますが、一つは中体連に所属をしている部活動としての参加、もしくはクラブチームとして参加をして、そのクラブチームの大会に参加をしている。多分クラブチームの試合には一般の部活動も参加できると思うので、そういった入り混じった一つ一つの大会があるのかなと思うんですけれども、その地域移行した先の中体連の方向性は定まっているんでしょうかね。 ○議長(加藤吉秀君) 荻野教育長。 ○教育長(荻野雅裕君) 御指摘のとおり、現在部活動の地域移行に大きな論点となっているのが、地域移行した部活動の全国大会を初めとした大会参加のあり方についてでございます。こちらは国から各大会、現在地域でクラブチームに参加している団体が公立の部活動の大会に出場できるというケースは非常にまれでございますし、そのような部活動のあり方についてはまだ設計段階ということで、まだ制度設計が進んでいない状況でございますので、その動向に注視して進めてまいりたいと考えています。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) 私が思うに制度設計が先ですよね。いつやるんですかという話、府中市がやることじゃないので、国の制度設計が終わっていない中で地域移行の実証実験をやっていく。いつまでにやっていくという。これはちょっと個人的には乱暴な気がするのです。要は今の中学生の児童・生徒が減ってきているというのは思うんですけれども、例えば合同でできる仕組みは今の中体連の中にもあるんですが、片方にその団体スポーツの人数を満たす生徒がおった場合は参加できないとなっておって、例えば野球であれば5人と4人のクラブがあれば9人で試合に出られる。だけれども、9人と3人の学校であればこの9人と3人を合併できない、合同では出られないという仕組みになっています。ここを緩和するだけでも大きな制度の変更だと思うんですよ。  もしそれができ、また例えば水泳をやっている子が中体連で、これ水泳部は多分中学校にはないかなと思うんですけれども、水泳に登録している子が学校では部活動はバスケしているんだけれども、ただ水泳に登録しているからバスケの試合に出られないみたいなルールになっているんだろうと思うんですね。そういった負担をどちらも日程が合えば出られるよとか、そういった緩和をされないままに地域移行して、例えば明郷学園のように上下もそうかもしれないです。タクシーで通学をしている、バスで通学をしている生徒が地域スポーツに参加をします。場所は府中市内の例えば場所分かんないですけれども府中学園だとします。府中学園のグラウンドでやりますよっていったらどうやって参加をするのかという課題が起こるわけです。  小学校が社会体育化したときに発生したのは、サッカー人口だったら激減をしています。親の負担が大きい、また夜遅くの送り迎えということで、子供はしたいけれどもなかなか親御さんがそれにかかわれないからサッカーができなかった、野球ができなかったという声を聞いて、今度は中学校の部活動で地域移行したときの送り迎えは全部保護者の負担になってくるんじゃないかなと思うんですけれども、当然その距離が長ければ長いほど逆にスポーツ人口をふやすどころかスポーツ人口を減らす原因になるんだろうと思うんです。  このあたりは、ちょっとしっかりと制度設計をしていただいて、個人の思いとしては国の制度では府中市のスポーツの発展は見込めないぐらいのはね返すぐらいで、府中市独自の形をちょっと模索をしていただきたいなと。これがこうだとは言いませんけれども、例えば負担軽減であれば複数の部活に所属ができて週に3種類の部活を順番にやりましょうっていったら顧問の先生は3日に1回部活動を見てあげればというだけでも、3分の1の負担軽減になるわけです。  複数の大会に出られるようになっていけば、それは中体連の規則が変わらないといけないんですけれども、学校の仲間といろいろな仲間と交流の場もあれば合同で出る場所も出てくるかなと思うので、そういったところの観点に入れてしっかり地域移行の準備を進めてするんだろうと思いますけれども、進めていただきたいなと思います。時間もこれなんでこの件についてはまた後日、お聞かせをいただきたいと思います。  最後です。特別教室のエアコン設置について、現在設計をされていると思うんですけれども、整備のスケジュールについて確認をいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 荻野教育長。 ○教育長(荻野雅裕君) 子供たちの学びの環境を最新で最適なものにしていきたいと考えておりまして、これまで市内全学校の普通教室については、先ほど申し上げたように令和元年に全て整備をしております。また、今回特別教室への空調設置に現在取り組んでいるところでございまして、対象となる特別教室は42教室に設置をしていく予定でございます。  設計業務につきましては、今年度の6月に契約を終えまして、ことしの7月に現地調査が終了し、現在は設計の段階に入っております。11月までには設計が完了するという見通しでございます。現在、申請をしております国の補助交付決定を確認した後に工事に着工する計画となりますので、今見通している計画どおり進めると工事着工が令和5年7月以降で、完了は令和5年12月頃になる見込みであります。  学校の教育環境整備につきましては、普通教室への空調設置やGIGAスクール構想による端末の整備もそうでしたけれども、少しでも早く整備し、その年度に卒業する生徒たちに届けられるようにしたいという願いをもって、工期の前倒しの条件などを精査しておりまして、これまで国とも連携を図ってきたところでございます。  そのような中、先月、令和4年8月に国から令和5年度の建築計画における事業の前倒しについての照会がございました。これは次年度の工事着工に係る事業を今年度中に前倒しをして行いたいものがあるかという照会でございます。府中市としましては、工事の前倒しの希望調書を速やかに提出させていただきました。  本年の9月下旬頃、その結果が通知される予定でございまして、現時点で採択が確約されたものはございませんけれども、前倒し申請が採択された場合、これについては議会の御理解をいただいた上で12月議会で補正予算として計上、そして御審議をいただくスケジュールで進め、仮にお認めいただけるならば年明けに契約後、工事着工をして来年8月頃までには全ての学校の特別教室に空調設備の設置完了の予定になります。大幅に工事を早めることで、令和5年度の卒業生も恩恵を受けることができる状況を何とかつくっていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 加納孝彦君。 ○13番議員(加納孝彦君) この特別教室へのエアコン設置につきましては、創生会としての提言を重ねてきたところであります。早期の実現に向けて明るい情報だと思っております。ぜひ来年の夏に間に合うような形で整備がされることを祈っております。ありがとうございました。             〔13番議員 加納孝彦君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、創生会の加納孝彦君の質問を終結いたします。  続いて、創生会の広瀬和彦君の登壇を求めます。  広瀬和彦君。             〔11番議員 広瀬和彦君 登壇〕 ○11番議員(広瀬和彦君) 議長の御指名をいただきましたので、11番議員、創生会の広瀬和彦が通告に従いまして、本日最後の一般質問をさせていただきます。  今回は2点質問をさせていただきます。  まず1点は、ことし12月に全国一斉に改選となる民生委員・児童委員の当市の状況についてお聞きします。2点目ですがこどもの国の周辺整備について、以前立ち上げた賑わいづくり特別委員会からの提言の中で、スケートボード場の設置について社会実験を行われた成果や周辺整備についてお聞きします。  まず、民生委員・児童委員の改選について、民生委員・児童委員の主な活動については、高齢者宅の訪問により見守り、特に安否確認などや子供たちの登下校の見守り、生活困窮者の相談に伴う関係機関の紹介、いきいきサロンなどの社協や町内会行事への協力など、多種多様となっております。  また近年、児童虐待、いじめ、不登校、子供の貧困等、子育て家庭をめぐる課題が多様化する中、このような項目の相談も増加しているように思われます。そのような中、ことし12月に3年の任期を迎え、全国一斉に改選が行われます。現在、全国で民生委員・児童委員は約23万人の方が厚生労働大臣が委嘱する特別職の地方公務員としてボランティアで活動されています。  その一方で、定年後も就労する高齢者や自身の親の介護など、民生・児童委員のなり手不足が各地域で大きな課題となっています。厚生労働省や大学の調査によると、民生・児童委員の年齢は60歳以上が約9割を占めており、改選については7割以上が困難と感じているといった内容となっています。その理由としては、地域が高齢化して適任者を探しにくい。民生委員の役割、業務内容が負担。業務量が多く負担などが上位となっています。また、民生委員の認知度が低く、制度や活動内容が知られておらず、住民の理解を得にくいといった結果も報告されています。  府中市では、現在、民生委員・児童委員の定数は121名となっております。一部欠員の地域も出ており、近隣の地域の民生・児童委員が兼任されていると聞いております。改選の期限が迫っており、各地域からの推薦者の締め切りが7月19日となっており、その時点の人数は74名とお聞きしております。現在の選出状況をお聞きします。  これより質問席にて、一問一答により質問をさせていただきます。           〔11番議員 広瀬和彦君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 民生委員・児童委員には、一人暮らしの高齢者や子育て世帯への訪問や見守り活動、困りごとを抱えていらっしゃる住民への相談や助言など、地域を支えていただくとともに、行政と住民とのパイプ役となっていただき、日頃より御活躍をいただいているところでございます。  民生委員・児童委員の任期は3年で、本年11月30日をもって任期満了となり、12月1日に一斉改選を迎えるところでございます。御質問いただきました委員の選出につきましては、現在定員数121名に対し87名という状況で選出率にいたしますと72%となってございます。引き続き、未選出の地域については町内会とも連携をさせていただき、後任の方の選出に向け、100%の達成に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 民生委員の年齢要件が国は75歳未満といった形で年齢制限がされておりますが、府中市においてはこういった年齢制限はされているのでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 以前は府中市におきましても新任何歳まで、再任何歳までというような形を、これあくまで目安としてお示しをしていた時期がございますが、今は必ずしもその年齢にはこだわらないということで、年齢制限は特に設けておりません。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 今選出された方は87名なんですが、現在121名じゃなくて119名ぐらいですかね、実際に動かれている方は。これ年齢の割合がもしわかれば教えていただきたいんですが。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 現在121人の定員に対しまして、活動いただいている民生員さんは120名、欠員が1という状況でございます。大変申しわけありません、年齢構成について今手元に詳しい資料がないんですが、先ほど60歳以上が90%という御紹介をいただきましたが、府中市も似たような状況にあるとは理解をしております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 各地域で民生委員さんの選出をやられていますが、実際行政としてどのような支援を行っているか、支援の内容をお伺いします。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 委員選出におきましては、地域に根差した活動をしていただくためにも、地域の状況を把握していただいている町内会に推薦依頼をするのが現状では最善であると考えられることから、町内会長の皆様方にはこの選任に関しまして大変御協力をいただいているところでございます。各町内会長様には町内会連合会の総会等で後任候補者の選任が困難な場合には、市も一緒に町内会でありますとか現在の民生委員・児童委員と連携を図りながら支援をいたしますということを説明し、要請に応じて連携をして選出に取り組んでいるところです。  また、民生委員・児童委員協議会の窓口であります社会福祉協議会とも連携を図りながら選出に努めてまいります。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) これも民生委員の選出の周知ですね、これが総務課と福祉課と両方で多分動かれないといけないんじゃないかなと思うんですが、町内会が絡んでいるんで。そういった意味では、ちょっと民生委員さんからもう少し早く周知をしてほしかったという御意見もいただいたんです。総務課と福祉課、縦割りで別々の作業をやられているんでしょうが、ここのところをやはりしっかり横串をさして、両方で支援していくことをやっていただきたいと思います。  それぞれでやってしまうと、やはり通達の期間がずれてしまうんで、そういった意味では非常に動きにくいところはあると思うんで、そういったところは今後ちょっと調整をしていただきたいと思います。  それと、定員が121人とお聞きしているんですが、定員に満たなかった場合の該当地域へのサポートについてはどのようになるんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 今期も1名、もしくは2名の欠員が生じていた時期がございますが、欠員をしている地域につきましては、同じ地区の民生委員・児童委員さんがフォローをしていただく場合でありますとか、訪問対応まではなかなか手が回らないまでも、地域での相談等があるときのみ同じ地区の委員さんが対応していただくといった場合がございます。実費弁償という観点から、この欠員地区のフォローに当たっては報償費を上乗せ支給することが可能であるという県からの通知もございますので、昨年度欠員1地区に対して地区会長様からの申し立てによって報償費の支給を行ったという実績もございます。  いずれにいたしましても、民生委員・児童委員さんは本当に地域になくてはならない存在でありますので、地域との連携といったことは欠かせないと思っております。引き続き、未選出の地域につきまして町内会とも連携し、後任の選出に向けて努めてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 先ほど報告があった72%、87名ということだったんですが、121名残り30幾つになるんですが、これらの見通しについてはどうなんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 見通しがなかなか軽々に御答弁申し上げられることばっかりでもないんですが、見通しが決して楽観的かというとそんな状況でもないことは認識をしております。ただ、本当にこれまでも3年に一度の一斉改選の都度、なかなか100%に満たないような状況の中で、そうは言いましても11月30日、12月1日に向けて何とか100%であったり欠員が1名もしくは2名というところまで、これまでもこぎつけてまいっておりますので、我々としては引き続き努力を続けたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 民生委員が不足しているという形の中で、もう一つ協力員さんがいらっしゃると思います。民生委員をサポートする協力員が現在、民生委員・児童員、協議会の会長さんですね、会長さんを含めて2名という形になっていると聞いています。協力員をもっとふやして活動の軽減をする必要があると思っております。どのような取り組みを行政としてされているのかお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 今御紹介いただきましたように、民生委員・児童委員の負担軽減のほか、後継者育成の手段の一つとして年々増加する一人暮らし高齢者などを民生委員・児童委員1人で担当することが困難な場合などに、民生委員・児童委員以外の地域住民の協力を得ながら民生委員・児童委員の活動をサポートするということで、民生委員・児童委員協力員制度といったものを平成29年度に導入をさせていただきました。  協力員につきましては、民生委員・児童委員1人につき1人を配置することができ、活動の実費弁償として年額1万8,000円を支給させていただいております。この協力員制度でございますが、御紹介いただいたように現在お2人ですが、今回の一斉改選で退任をされる民生委員・児童委員さんに対しまして、後任委員の支援の意味合いも込めてぜひ協力員に就任をしていただくよう、民生委員・児童委員協議会からも働きかけが行われているところでございます。  この協力員制度が地域に根づかなかった背景といったものはさまざまであろうかと思っておりますが、他市町の状況を把握したり、さまざまな観点から民生委員・児童委員の負担軽減のため、有効に機能する制度への再構築が必要と我々としても考えております。  一方、少子高齢化や核家族化の進展によりまして、地域のつながりといったものが希薄となる中、単身高齢者やひとり親世帯など民生委員・児童委員の相談支援を必要とする方はふえ、老老介護でありますとか育児と介護を同時に行うダブルケアなど、住民の抱える課題が複雑化、多様化し、民生委員・児童委員に寄せられる相談内容は困難度が高くなっているという事実もございます。  このような状況の中、民生委員・児童委員さんが町内会組織の中にうまく組み込まれている地域においては、おおむね良好に活動ができているといった報告もございます。民生委員・児童委員の負担を軽減するにはこういった町内会や地域の福祉活動を行っておられるボランティアとの役割分担や連携といったことが効果的であると考えているところです。  ただ、地域によって規模でありますとか体制とか実情はさまざまだと思いますが、協働のまちづくりといったものを検討する中で、新しい自治振興組織を想定しているところでございますが、その組織全体の中で民生委員・児童委員の課題も解決が可能ではないかと期待できる部分もあるのではないかと考えているところです。こうしたことも含めまして、民生委員・児童委員の充足と活動の充実、負担軽減といったものに向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 今のこの協力員にしても、1人の民生委員さんに1人というお話なんですが、協力員さんはどちらかといえば民生委員さんを経験された方とか、あとこれから民生委員さんを育成していくというそういったところの意味合いもあると思うんです。そういった意味では、やはり協力員というところはほとんど知られていないんじゃないかなと思います。そういった意味では、後から出てきますが民生委員・児童委員とか協力員の認知が市民の方にしっかりわかるようにしていかないといけないんじゃないかなと思います。  その中で、他の事例をちょっと調べてみたんですが、協力員として女性団体や青年会議所、商工会等の協力を得て地域に居住する住民を委嘱されたり、さらに将来を見据えて福祉教育の一環として中学生、高校生等の若年層に民生委員・児童委員が同行して訪問見守り活動を体験してもらう、こういった活動をやって担い手の裾野を広げていく。若年層への認知度を上げていく。こういった努力は他市はやっているんですね。このような取り組みについて、当市でもできそうな感じがするのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 今御紹介いただいたようなことを大変申しわけございません、不勉強な部分もありまして全てを承知できていないところもございますが、確かに本当この民生委員・児童委員の皆様方にかかっている負担感は我々も十分認識をしているところです。  一方、負担感ばっかりじゃなくて、本当にやりがいをもって活動をしていただいている委員さんの姿も一方ではございますので、今御紹介いただいたような他市で先進的な有効な取り組みがあるということであれば、我々もしっかり勉強をさせていただいて今後に生かしていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) ぜひ、いいものは取り入れてやっていっていただきたいと思います。  民生委員・児童委員の役割や活動、先ほど言いました市民の方にしっかり知っていただく上で、これもなり手不足の解消の対策になると思うんですが、市として広報活動をどういう形でされているのかお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) このたびに限らず、一斉改選におきまして地域での福祉活動が民生委員・児童委員さんに集中してしまって、活動を見ている市民の方々は民生委員・児童委員の活動は非常に負担が伴うものと感じられ、民生委員・児童委員になることを敬遠してしまうという話も伺っているところでございます。  このように、民生委員・児童委員は大変というイメージが市民の皆さんの中に広がっていることが民生委員・児童委員の担い手不足の一因になっていると思いますが、一方で、先ほども申し上げましたが、活動のやりがいであるとか喜びをもって活躍されている民生委員・児童委員さんも多いのが実情でございます。こうした事情をもっと市民の皆様に伝える必要があると考えております。  今後、民生委員・児童委員の皆さんの活動を市民の皆さんに身近に感じていただくために、民生委員・児童委員の皆さんが地域の方から頼られていることであるとか、活動を通じて感じておられるやりがいとか活動の喜び、そういった生の声をお届けすることで活動内容をよりイメージできるような工夫をし、市のホームページであるとか広報といったようなものを活用して発信してまいりたいと思います。  また、民生委員・児童委員の皆様が今後も地域福祉の要として活躍していただくために、負担軽減、なり手不足解消といった観点から、活動内容を精査することが急務であるとも考えております。働きながらできる民生委員・児童委員といいますか、仕事を持ちながらでもできる活動内容へのシフトが必要という意見を民生委員・児童委員さんの皆様からのいただいているところです。そういった活動ができるように目指しまして、委員活動についての負担感など、アンケート調査でお伺いをし、今後の民生委員・児童委員活動について再検討していきたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 本当は広報的にどういうことをやられているかを具体的なところをお聞きしたかったんですが、ちょっとホームページというお話が出たんですが、今回改選時期が12月というのはもう既に知られていることだったと思うんですが、こういった改選時期が近づいた例えば1年前とかそういったときに、こういったホームページとか当市の場合はホームページ、あとフェイスブック、My府中、あと「広報ふちゅう」ですね、こういった媒体があるにもかかわらず余り全面的に民生委員・児童委員さんの後任選出という、改選という記事がなかなか出ていないなと思っているんですね。  町内会では、次期の委員選出に町内会長さんも非常に苦労されていますし、現民生委員さん、役員さん、非常に苦労されています。そういった意味で、やはり市民に伝える広報ということで考えると、せっかくこういった媒体がある部分をしっかり活用して市民の方に知っていただく。ただ、その更新時期は特にそうなんですけれども、そうじゃない通常の時期ですね、そのときでも時々にそういった民生委員、あと協力員さんの役割とかどれだけ市のため、市民のために役立っているか、町のために役立っているかをしっかりやっぱし伝えていくのが、今後なり手不足の一つの支援になってくるんじゃないかなと思っています。  そういった意味で、こういった広報について、今後ちょっとどのように考えられるかお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 確かにこれまでも例えば協力員制度ができたときでありますとか、「広報ふちゅう」を活用して周知をしたりということをしておりますが、最近それができているかというとなかなか十分な広報ができていないという御指摘だと受けとめております。今御指摘いただいたことを肝に銘じまして、今後はしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 後方支援として福祉課はしっかり動いていただいているのは、民生委員の役員さんからお聞きしています。そういった意味では、何もされていないということを言っているわけじゃなくて、やはり行政としてしっかり広報していくことをやっていただきたいと思います。  次に、認知症や家庭の問題等、民生委員・児童委員の活動は先ほどから話に出ていましたが多様化しております。活動の基準の見直し、本来の活動としての交通整理が重要だと思っております。他県や他市の事例を見ると当市の民生・児童委員と同じような迷われた事例があるんですが、この内容としては金銭の預かりや金銭の貸借、これと救急車への同乗、あと入院手続の保証人、こういった部分で顔見知りの近隣住民との関係で対応にかなり迷ったという、どうすればよいか。こういった難しさをもった事例があります。これは他市も当市も同じような事例が出ています。  現在その民生・児童委員に配布されている関連資料、これ私もここに型で言うと7つぐらいいただいているんですが、これがそれぞれに要綱や各部署の分掌事務の説明、こういったものが独立した形で資料として渡されていると思います。これをもっと初心者でも見てわかるような形で整理していただきたいと思います。  その中には、やはり、民生委員の組織図、これとかあと活動についての体系図ですね。こういった場合、こういう問題に遭遇した場合どこに相談したらいいか。こういった場合どこの資料を見ればいいか、そういったところの1枚の索引の体系図ですね、そういった部分をつくっていただいて、すぐ動きができるような整理をできればやっていただきたいと思います。  このマニュアルの改善として、今までこういった資料をつくられているときに民生委員・児童委員協議会ですね、こういったところと一緒につくられているかどうかわからないんですけれども、こういった現場の意見を聞きながらそういったマニュアルの精査と、あと新しいものをつくっていく。見やすいものをやっていくという、これについては今後早急にやっていただきたいと思います。  先ほど事例を言いましたけれども、そういった判断に困っている部分は、あくまでももうこれに本来はかかわっちゃだめという部分もあると思うんです。そういった部分をしっかり今の民生委員さんの活動と実際にそのときに遭遇した部分で、しっかり判断しないといけない部分の基準を、できれば早急に協議会と一緒につくっていただきたいと思いますけれどもいかがですか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 先ほどお示しいただいたものが恐らくこれまで一斉改選のときに市から配布をさせていただいたものだろうと思います。確かに現在では、先ほども申し上げましたが、例えばひきこもりであるとか8050問題であるとかダブルケアであったりヤングケアラーとか、本当これまでの課題の範疇を超えたといいますか1つの課に終わらない、課をまたがる、場合によっては部をまたがるような課題が問題の複雑化、多様化によって生じているところは我々も認識しているところです。
     確かに救急車の同乗は、これまでも議題、話題になっておりまして、そういった対処は一緒に考えさせていただいてきたところではありますが、御指摘いただいたように本当こういった複雑化、多様化する実情の中での即したマニュアルになっているかと言うと、ちょっと御指摘ごもっとものところもございますので、民生委員・児童委員協議会の皆様方と連携をしながら、早急に作成に当たりたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 早急にそれは取りかかっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それと、処遇改善についてお聞きします。  民生委員・児童委員の活動は、私はボランティアじゃないんじゃないかなと思うんですが、国はボランティアとして定義されています。しかも無報酬という形になっています。ただし、先ほど協力員さんの報償費の話が出ましたが、民生委員・児童委員の方の活動費プラス報償費で年間13万円、端数は別として年間13万円の交通費などの経費のかわりということで出されています。  これをちょっと近隣の市を調べてみたんですが、近隣の市でも多いところでは24万円ぐらい年間出されているんです。少ないところで当市のような10万円台という形になっています。実際に訪問していく場合とどうしても電話対応という形の場合と、特に夜中もそういった対応も出てくると思います。そういった意味で、電話等の通信費、こういったところをひっくるめると本当に現状の額でいいのかなという。  民生委員さんのある一部の方に聞いてみると、いやボランティアだからそこまでは今度は負担になるからという控えめな御意見をいただくんですが、私はそうではないと思います。やはり、地域の代表として3年間のくくりでやられているわけですから、そういった意味では今のこの報償、活動費に対してはもう少し市、本当は国の交付金をふやしてほしいんですが、そこのところは県、国に対して市からしっかり言っていただいて、この額をふやしていってあげてほしいなと思います。  現状で言いますと、1人の委員さんが約200人前後を担当されています。活動量としては大体週平均3日ぐらいの動きをされています。年で言うと144日、フルじゃないですけれども、ただそうはいっても、少なくとも二、三時間以上は動かれていると思います。そういった意味での増額をしてもおかしくないんじゃないかなと思うんですが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 御紹介いただきましたように、民生委員・児童委員さんは無報酬です。必要な経費等に対しては国からの交付税で賄われております報償費を年額にして約6万円、それに加えて府中市独自の活動費として年間約7万6,000円、合計いたしますと1人当たり年額13万6,000円何がしといったお金を無報酬ではあるんですが、かかる経費に必要な実費弁償という形でお渡しをしているのが実情でございます。  このコロナ禍におきまして、電話での相談でありますとか安否確認等で通信費等もふえていると思われますが、実は一昨年度ですか、コロナ禍での委員さんの活動が困難で経費が余分にかかっていることを支援する目的で、広島県が独自に年間1万2,000円を上乗せをして支給をされておりましたが、今年度の支給はそれもなくなっていると聞いております。  先ほどアンケートも御紹介をさせていただきましたが、アンケートの回答でありますとか御紹介いただいた他市町の状況等も勘案して、活動費のあり方については再度検討したいと考えております。先ほどボランティアだからというような御紹介もありました。本来、無報酬でボランティア活動の延長で活動をいただいているのが実情なんですが、実際ボランティア活動の延長にしては本当荷が重いという声がある反面、それが有償で行われるようになると余計負担がかかるといったお声があるのも事実でございますので、それについて我々も十分に配慮はしながら考える必要があると思っておりますが、ただ、いずれにいたしましても、実費弁償の費用が足りないということであれば、そこはしっかり負担をさせていただく必要があろうかと思っておりますので、繰り返しになりますがアンケート調査等も勘案して、今後のあり方について検討していきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) もう一つ先ほどから話が出ていました協力員さんの活動費ですね、これが月1,500円の年間1万8,000円ですよね。これもちょっと他市を調べてみると、低いところで一緒で1,000円台ですね。高いところで、これ県外なんですけれども月額4,000円ぐらい出されているんですね。こういった部分で、確かに民生・児童委員のサポート役という形なんですけれども、ただ日数は別として、動きとしては同じような動きであり、実際の指導も含めたサポートもあると思うんで、これももう少し検討してあげていただきたいなと思います。ここの今の協力員については、どのように思われますか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 協力員さんの活動費につきましても、本当これも実費弁償という考えになるわけですので、本当これが足りないということであればそこの増額も考える必要はあろうかと思っております。  もう1点、今現在の要綱でいきますと、民生委員・児童委員お一方について協力員お一方と規定しておりますが、これもひょっとして場合によったらその人数が1対1ではないといけないのかも御意見もあるのかなというところも考えるところです。そういったところも含めてアンケートであるとか、本当皆様方の生の声を聞かせていただきながら検討すべきは検討したいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) ぜひ、これは前向きに考えていただきたいと思います。  あとですね、なり手不足の一つとして、今、民生委員・児童委員さん高齢化になって、再任という形をとられている地域が結構あると思います。そういった意味で公務員の定年退職後のルートという形とか、あと先ほど話に出ていました兼業ですね、兼業での若返りを含めて検討する必要があると思うんですが、これについては何か考えられていますでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 民生委員・児童委員は無報酬のため、公務員が兼業をすることは可能でございます。現在は定年後も再任用職員として働く公務員が多く、例えば市の職員の場合、市のことをよく知る者が民生委員・児童委員として活動することは適任であるとは思われますが、勤務時間中は職務に専念する義務がございますので、民生委員・児童委員の業務について、仮に受けることになると勤務時間外または週休日で実施をすることになるという若干の制約はあろうかと思うところです。  また、再任用職員の1日の勤務時間及びその形態を十分に考慮する必要があると思っております。退職後、民生委員・児童委員になることについて呼びかけを行うことは必要であるとは考えております。我々の先輩である市役所のOBの皆さんの中には民生委員・児童委員として活躍をされていらっしゃる方もいらっしゃいます。  ちょっと私事で恐縮なんですが、私自身今年度で定年を迎えます。業務の遂行に当たりまして、この間、民生委員・児童委員の皆さんには本当に大変お世話になってきたと実感をしておりまして、助けていただいたことに本当に感謝をしております。定年を迎えますが、私も生活のために何らかの仕事は続けると思いますので、フルタイムで働く間はちょっと本当難しいかもわかりませんが、いずれ私も本当お世話になって助けていただいたことを、今度は委員としてぜひ恩返しをしたいと考えているところです。もし、町内会から要請があれば快くお引き受けしたいと私自身考えております。  こういったお世話になったことをしっかり恩返しをするために就任するといった文化といいますか、風潮といいますか、そういったものが市役所の中にもしっかり根づくように願いながら、実践できればなと思うところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 部長のような方がたくさん出ていただければ、こういったなり手不足が少しでも解消できるんじゃないかなと思います。  ただ、若返りを考えるとやはり兼業も考えていかないといけない。そうなると、企業の方にもお願いしないといけない。そういう意味で今の商工会とかそういったところにお願いするという当市で企業にお願いすることも考えられると思うんで、そういった動きをやはり今後していかないといけないんじゃないかなと思いますんで、そこはぜひお願いいたします。  それと、活動の中でICT化ですね、これですが民生委員・児童委員同士の情報交換や活動事例と対処方法、こういったことの検索、あと行政の窓口、地域包括支援センター、社会福祉協議会などとの情報交換、あとこういった交換による迅速な対応を行う手段としてICTの導入を検討してはどうかと思います。これはスマホでもタブレットでも全然かまわないんですが、ただスマホだとどうしても高齢者の方は字が小さいとかそういった部分があると思います。そういう意味ではタブレットの検討をしてはどうかと思います。  この導入の目的としては、先ほど言いました各委員の情報交換やウェブ会議、情報検索、これは広がりが随分あると思います。今後のなり手不足や兼業の手段としても利用できると思います。また、高齢者の見守りとしてIoT機器との接続による迅速な対応や活動報告書の簡素化など、負担軽減に活用できるのではないかと思っております。既に予算化して導入を行っているところもあります。  とりあえず、その役員の導入から検討してみてはどうかと思いますが、これはソフトが必要な場合とあとウェブ会議ですとZoomとかそういったものさえあればできるといったところもあるんですが、そういったところを以前、総務課で町内会の役員連合会に20台渡して全然成果が出なかったという話はあるんですが、ただこういった分もしっかり市がバックアップして、まず役員さんのところでの情報交換とか使ってみていただくというところを進めていったらどうかと思うんですがいかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 御紹介いただきましたように、コロナ禍で家庭訪問や高齢者のいきいきサロンなどの活動を極力控えていらっしゃる状況となっております。そういった中においても電話において安否確認を行うなど、孤立をしないように支援を継続していただいているところです。対面的な活動が難しい中で、民生委員・児童委員の皆さんからもタブレット端末などを使えば自宅など離れた場所でも意思疎通ができ、また業務のオンライン化、見守り活動のオンライン化が進めば負担軽減や活動のしやすさにつながり、仕事を持ちながら活動していただける可能性も広がるのではないかといった仕事と委員の活動が両立しやすくなる手段として御意見をいただいているところです。  市といたしましては、民生委員・児童委員の皆様が今後も地域福祉の要として活躍していただくためにも、負担軽減を図ることは急務ということはこれまでも答弁申し上げたところでございます。今後、民生委員・児童委員の皆さん全員にアンケート調査をとらせていただきますので、そういったものも含めて課題を洗い出しましてタブレットといったものの導入も含め、仕事を持ちながらもできる活動内容の実現に向けて支援策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 民生・児童委員さんも協力員さんも先ほど言っていますように、やはり地域の代表として非常に難しい作業をしていただいています。そういった意味でやはり、なり手不足の行政の支援、あと先ほどのマニュアルづくり、あと処遇の改善といったところ、あと実際の活動の軽減、こういった部分をしっかり市と協議会と話をしながら改善をしていっていただきたいと思います。この件については厚生委員会でも事務事業評価として上げて、しっかり見守っていきたいと思っております。  次に、こどもの国周辺整備についてお伺いします。  令和4年3月12日から4月17日まで、期間限定で出口川東岸のラジコンサーキット場で行ったスケートボード場社会実験について、騒音や安全面など、どのような結果が得られたか伺います。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 市では、まちなかスケートパークとして3月12日から4月17日の期間、府中市こどもの国ポムポム・サーキットに設置をいたしました。どのような意見があったかということでございますけれども、社会実験中は府中市の公式アプリであるMy府中とポムポムの受け付けにおいてアンケートを実施しております。アンケートの中でスケートパークが必要か必要ではないかを聞いており、必要と答えた人が30人、約8割です。必要ではないと答えた方が8名でございました。  必要のない方の意見とすれば騒音やマナー、モラルに対する意見やはやりもので利用がなくなるのではないかという意見がありました。河川の安全性確保のため工作物はふさわしくないといった意見も寄せられております。騒音につきましては、アンケートでは1名の方の意見をいただいたものの、近隣からの苦情は特にありませんでした。  必要と回答された方からは、今回セクションを置く形としましたので、もっと広くスペースをとり、衝突を回避できるようにしてほしいという安全面に対する意見が多くありました。また、初心者用のスペースが欲しい、スケートボードだけではなく現在あるラジコンやBMXをする練習場所が必要という声もございました。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) この社会実験に対して、利用人数とか利用世代、この状況はわかれば教えていただきたいんですが。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 利用者の人数と世代です。利用人数につきましては、累計で155人の御利用がありました。4月2日に実施いたしました小学生以下を対象とした体験スクールでは、各回満員となる合計30人の申し込みがあり、大いににぎわいました。利用者は高校生の利用が一番多かったですが、未就学児、小学生やその保護者の方の利用も多く、幅広い世代に利用していただいたと感じております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 結構利用者多かったんですね。この社会実験に福山市のNPO法人備後まちづくり協議会が作業を担当したと思いますが、NPO側の意見としての報告があったのか。その内容として何か意見があったのか、そこのところをお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) NPO法人からの結果報告でございます。スケートパークの社会実験につきましては、市内のイベント企画会社に業務を委託しております。NPO法人備後まちづくり協議会には、協力団体としてスケートボードのジャンプ台やレールなど、セクションの作成に御協力をしていただきました。社会実験の効果検証は前述の利用者の意見でございますとかMy府中のアンケート結果をもとに、府中市都市デザイン課で行っております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) この実証実験、NPO法人は実際の実証実験の内容には余り関与していなかったということですかね。ただ管理だけですかね。  先ほどちょっと企画会社って言われたんですけれども、そちらが関与しているという形ですかね。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 社会実験自体は市内のイベント会社に業務委託をして今のスケートパークを行っていただいております。  先ほどのNPO法人備後まちづくり協議会につきましては、セクションの作成に御協力をいただいたということでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) そのイベントの企画会社の意見として、例えば場所の問題、あとつくりの問題、安全面、いろんな部分でそういった実験の結果というか意見というのは何かいただいているんですかね。それともそこはもうただ流しただけという形ですか。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 利用者していただいた意見も含めまして、今、今後の社会実験ですとかそういったところを考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) いろいろ意見が出て、結果というまではいかなかったのかもしれないんですけれども、これを踏まえて今後の設置計画ですね、これについてはどのように進めていこうと思われているのか伺います。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 今後の進め方でございますけれども、社会実験を通しまして需要の大きかったこれからスケートボードを始める子供の練習場所として広いスペースが確保できて、大きい声を出しても周りに影響がない場所が必要だと確認できました。  今回実験したポムサーキット場では騒音については意見が想定よりも少なく、広い面積も確保できることから候補地の一つではございますが、ポイ捨てや近接道路からスケートボードを乗ってくるなど、ちょっとマナーの問題が運用していく中で課題に上がっております。場所や騒音等の観点だけでなく、利用する人からも利用しない周りの人からも必要とされる場所なのかをマナーという観点からも今年度実施いたします社会実験で検証を行いまして、今後の方向性を示していきます。  それに加えまして、アーバンスポーツはスケートボードだけではなく、BMXであるとかスリーオンスリーなど数多くありますので、府中市におけるアーバンスポーツの可能性とエリアのにぎわいに向けて設置の必要性をあわせて調査していきたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) それは今期、検討をしていくという形ですかね。検討していくというか実際にある程度その場所とかそういったところも含めて、実際に検討されるという形ですかね。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 今年度社会実験を行いまして、場所も含めまして今年度方針を出していきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) わかりました。実際に、先ほど話がありましたように社会実験の利用者が155人という数字が出ていますので、結構利用者の期待って大きいと思うんですね。そういった意味では場所やルール、あと指導者ですね、こういったものを含めて早急に設置の決定をお願いしたいと思います。  これ以前、賑わいづくり特別委員会での提言にも出させていただいているんで、そういった意味では、やはりにぎわいの一つにもつながりますので、早急にちょっと検討していただきたいと思います。  次に、ラジコンサーキット場の再利用についてお聞きします。  ラジコンサーキット場の草刈りなどの管理、これについてはどのようになっていますでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) ラジコンサーキット場の草刈りでございますが、ポムポム府中市こどもの国全体の中で、ラジコンサーキット場を含む水辺のプラザ以外も含めてのことになりますが、エリア全体をシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社に指定管理で管理をしていただいているところです。このシダックスさんでラジコンコースを含む水辺のプラザにつきましても草刈り等の環境整備を行っていただいているところですが、例年、指定管理者の職員の方々が草刈り機で刈っていただいている状況でございます。  ただ、今年度の2月から6月頃にかけてちょっと館長をはじめとする職員等の交代もあって、この草刈りなどの環境整備が進んでいない時期がございました。この環境整備は利用者の皆様の安全確保のためにも重要な業務であることから、女性こども課からこのことについては指導を行っているところでございます。  また、今年度から導入されました指定管理施設における業務点検制度におきまして、指定管理者と女性こども課が定めた重点課題、目標設定の一つが施設の環境美化、特に水辺のプラザを含めた屋外施設の管理がございますので、女性こども課において業務の確認、点検を重点的に行っているところです。より安心・安全で利用者の皆様に気持ちよく御利用いただける施設を目指し、指定管理者とともに一層の環境整備に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) こどもの国ポムポムについては、大型遊具とかもできて、しかも市外の利用者が多いと聞いています。そういった意味でやはり草がぼうぼうで、しかも聞いてみると草刈り機がそこへ投げてあったとかという状況もあったみたいなんで、そういった意味でやはり外部のお客さんが来られるわけですから、おもてなしの一つにもなると思うんで、しっかりそこの管理はシダックスと話をして管理をしていただきたいと思います。  そういった意味で、今後の水辺のプラザの整備を含むラジコンサーキット場の再利用ですね、これについてはどのような計画を持たれているのかお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 先ほど議員さんからも話がありましたけれども、既存のラジコンサーキットにつきましては、賑わいづくり特別委員会からの提言があったようなスケートボード場やバスケットコートなどアーバンスポーツが楽しめる場所を検討しているところでございます。  水辺のプラザでは、子供は親水広場として川で安全に楽しみ、大人はウオーキングやペットの散歩など幅広い世代の憩いの空間として整備していきたいと考えているところです。河川空間ですので、河川管理者である広島県と協議を行う中でこういった整備について決定していきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) こういったところも全体の景観の問題もありますので、しっかり検討していって早めに再利用の計画を立てていただきたいと思います。  それと、最後に駐車場の整備なんですが、大型遊具が5月に完成しましたが、先ほど言いましたように外部の方がかなり多く来られているということで、実際の土日についてはシダックスがバスを出されて随分利用者が多かったというのをお聞きしているんですが、夏休み中の通常の日ですね、この日はバスが出ていないという話はお聞きしたんですが、夏休み中のこどもの国の利用は人数的に把握されていたら教えてください。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) ポムポム公園の遊具は5月3日に供用開始となり、こどもの国全体の来場者が大幅に増加をしております。公園がオープンするまでの2年間はコロナ対策としてポムポム本館のクール制とか人数制限を行っていた関係もありまして、月に約3,000人程度の来館者数にとどまっておりましたが、ポムポム公園がオープンして以降は本館と公園の利用者を合わせまして5月が約1万6,000人、6月が約1万人、7月が1万1,700人、8月が1万2,600人となっております。ポムポム公園につきましては、フリースペースとなっておりますので市内・市外別の利用割合や正確な数字の把握がなかなかできておりませんが、オープンしてこれまで約1万人の利用者があり、ただ夏場は猛暑のためどうしても減少しておりますが、また秋になればこれが増加すると見込んでおります。  本館につきましては、ポムポム公園が整備されてから利用者が月を追うごとに増加し、オープン前には3,000人だったものが8月には1万人を超えております。特に、この近年の暑さを避けるために、屋外での遊びを控え、空調がきいた屋内での遊びに切りかえられていることが伺えるところです。  市内外別の利用者割合につきましては、8月の本館での把握という形になりますが、市内利用者が約17%、市外利用者が約83%となっております。特に7月、8月は夏休みやお盆帰省が重なりまして、県外の御家族も多かったという状況です。市外や県外から多くの子育て世代の方がポムポムエリアを訪れていただいていることから、他の施設への回遊性や市内のリピーター増加を図る取り組みが今後は引き続き検討しているところでございます。  また、夏休みは暑い時期であるため、水辺のプラザで遊ぶ利用者の方も多くみられました。公園の遊具への関心が高まったことをきっかけに、水辺のプラザであるとか本館もあわせてポムポム全体での利用者が増加していると捉えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 広瀬和彦君。 ○11番議員(広瀬和彦君) 夏休みにシャトルバスが出ていなかった。駐車場のことをお聞きしたかったんですが、シャトルバスの運行を駐車場を広げるよりかそういった部分の運行をできれば、ああいった夏休みとかそういった多いときには出していただけるような形で、できれば交渉をしていただければと思うんで、そこのところは重ねてちょっとお願いいたします。  最後になりましたが、民生委員・児童委員の活動は地域の代表として安心・安全な暮らしを守る役割を担っています。各町内会の加入率低下や人口減、高齢化によるなり手不足は他市も大きな課題と捉えています。令和4年の施政方針の中で、新たな地域協働、自治振興の仕組みづくりをスタートさせると市長が打ち出されています。まさに待ったなしだと思います。早急な取り組みと本日の改善をお願いし、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。             〔11番議員 広瀬和彦君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、創生会の広瀬和彦君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) お諮りいたします。
     本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。  次回は、明9月9日午前10時から本会議を開きます。  ただいま御出席の諸君には、別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。                午後4時27分 延会...