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  1. 府中市議会 2021-03-01
    令和 3年第2回定例会( 3月 1日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-03
    令和 3年第2回定例会( 3月 1日)              令和3年第2回府中市議会定例会会議録  令和3年3月1日午前10時0分、府中市議会定例会を本市議事堂において開会した。 1 出席議員      1番  棗田澄子       2番  芝内則明      3番  福田 勉       4番  森川 稔      5番  広瀬和彦       6番  安友正章      7番  岡田隆行       8番  楢﨑征途      9番  土井基司       10番  水田 豊      11番  加納孝彦       12番  山口康治      13番  本谷宏行       14番  三藤 毅      15番  加島広宣       16番  大本千香子      17番  田邉 稔       18番  橘髙尚裕      19番  加藤吉秀       20番  丸山茂美 1 欠席議員   なし 1 説明のため出席した者   市長          小野申人   副市長         村上明雄   教育長         平谷昭彦   危機管理監       藤原眞琴   総務部長        豊田弘治   地域振興担当部長    後藤 勝
      健康福祉部長      唐川 平   経済観光部長      若井紳壮   観光戦略推進担当部長  森川祐司   建設部長        杉島賢治   教育部長        荻野雅裕   人事課長        皿田利光   総務課長兼選管事務局長 切原秀隆   政策企画課長      岡田宏子   財政課長        宮 康展   健康推進課長      大森健司   教育政策課長      近藤陽子   ワクチン接種推進チーム主幹                                  宮原哲也 1 事務局及び書記   事務局長        赤利充彦   議事係長        小林正樹   主任          谷本育子 1 議事日程   日程第1 会期の決定について   日程第2 会議録署名議員の指名   日程第3 市長施政方針   日程第4 議案第3号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度府中市一              般会計補正予算(第12号))   日程第5 議案第4号 令和3年度府中市一般会計予算について   日程第6 議案第5号 令和3年度府中市国民健康保険特別会計予算について   日程第7 議案第6号 令和3年度府中市介護保険特別会計予算について   日程第8 議案第7号 令和3年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について   日程第9 議案第8号 令和3年度府中市病院事業債管理特別会計予算について   日程第10 議案第9号 令和3年度府中市水道事業会計予算について   日程第11 議案第10号 令和3年度府中市下水道事業会計予算について   日程第12 議案第11号 令和3年度府中市病院事業会計予算について   日程第13 議案第12号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて   日程第14 議案第13号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて   日程第15 議案第14号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて   日程第16 議案第15号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて   日程第17 議案第16号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて   日程第18 議案第17号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて   日程第19 議案第18号 辺地に係る公的施設の総合整備計画の策定について   日程第20 議案第19号 市道路線の認定について   日程第21 議案第20号 市道路線の変更について   日程第22 議案第21号 府中市精神障害者医療費支給条例の制定について   日程第23 議案第22号 府中市翁座の設置及び管理に関する条例の制定について   日程第24 議案第23号 府中市行政手続における特定の個人を識別するための番号の              利用等に関する条例の一部改正について   日程第25 議案第24号 府中市一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部改正に              ついて   日程第26 議案第25号 府中市国民健康保険条例の一部改正について   日程第27 議案第26号 府中市国民健康保険税条例の一部改正について   日程第28 議案第27号 府中市介護保険条例の一部改正について   日程第29 議案第28号 府中市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基              準等を定める条例等の一部改正について   日程第30 議案第29号 府中市羽高湖サン・スポーツランド設置及び管理条例の一部              改正について   日程第31 議案第30号 府中市観光地設置及び管理条例の一部改正について   日程第32 議案第31号 府中市水道条例の一部改正について   日程第33 議案第32号 令和2年度府中市一般会計補正予算(第13号)について   日程第34 議案第33号 令和2年度府中市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)              について   日程第35 議案第34号 令和2年度府中市介護保険特別会計補正予算(第3号)につ              いて   日程第36 議案第35号 令和2年度府中市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)              について   日程第37 議案第36号 令和2年度府中市病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)              について   日程第38 議案第37号 令和2年度府中市下水道事業会計補正予算(第3号)につい              て   日程第39 議案第38号 令和2年度府中市病院事業会計補正予算(第3号)について 1 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時0分 開会・開議 ○議長(棗田澄子君) これより、令和3年第2回府中市議会定例会を開会いたします。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事は、お手元に配付しております議事日程表により、進めたいと思います。  日程第1、会期の決定についての件を議題といたします。  今期定例会の会期は、本日から3月18日までの18日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は18日間と決定をいたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において山口康治君及び加島広宣君を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) 日程第3、市長施政方針を議題といたします。  令和3年度の市長施政方針について、説明を求めます。  小野市長。              〔市長 小野申人君 登壇〕 ○市長(小野申人君) 3月定例会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本日は、府中市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、このように御参集くださり、まことにありがとうございます。  施政方針の前に、まずは近況等につきまして、御報告をさせていただきたいと思っております。  まず、コロナ関連でございますが、市内での新型コロナウイルス感染症の患者発生は、市民の皆様の御協力により、12月に37件、1月に11件、2月には1件と減少してきているところであります。広島県の第3次新型コロナ感染拡大防止集中対策も2月21日をもって終了となるなど、落ち着きを取り戻しつつあるように見えますが、まだまだ今後とも緊急事態宣言が出ている地域への往来につきましては、自粛をいただきたいと考えているところでございます。  なお、市民の皆様の関心事でありますワクチン接種につきましては、2月15日に設置いたしましたワクチン接種推進チームを中心に、現在、着実な実施に向け準備を進めているところであります。同日、超低温冷蔵庫ディープフリーザーの1台目が府中市に到着し設置をしたところであります。また、接種の方法や日程につきまして、府中地区医師会等との協議を進めている状況でございます。  次に、府中市の新たなにぎわい形成のリーディング事業であります天満屋プロジェクトについてでございますが、2月19日に開催されました第3回賑わいづくり検討委員会におきまして、エリアネーミングi-core FUCHU(いこーれ ふちゅう)と発表いたしました。皆様御存じのとおり、「いこる」というのは、火が炭に燃え移って火勢が強くなる様子でございます。つづりは英字でi-coreで「これ」、つまり英語で「コア」であります。「i」につきましてはICTのIであったり、あるいは出会い、親子、人の愛、また、私という一人称。また、「core」「コア」でございますが、各物事の中心を意味するものであります。いこるという言葉は、第5次総合計画におきましても取り上げておりますが、今後の府中駅周辺のにぎわいの各施設として、市民が集い、その熱量がにぎわいの灯となって広がるよう願っておるところでございます。  i-core FUCHU(いこーれ ふちゅう)につきましては、現在オープンに向けまして、専門のi-coreFUCHU推進課を設置するなど、人員体制の強化を含め、準備に全力を挙げているところでございます。  7月にオープンさせる1期部分につきましては、市民の皆様に御注目と御期待をいただきたいと思っております。7月から、屋内広場や5Gを活用したトライアルプログラムを実施してまいりたいと思っております。ぜひ、市民、あるいは市内業者の皆様に御参加をいただき、共感をしていただきたいと思います。皆様とともにプロジェクトを成長させつつ、2期整備に向けた検証、実施計画を策定したいと考えております。  続きまして、2月21日には、中学生による志の議会を開催いたしました。次世代を担う若者から、こちらも多くの貴重な意見をいただいたところであり、市政に反映してまいりたいと考えているところであります。  また、2月24日、ドローン戦略策定のための関係者ワークショップを開催いたしました。本市では、官民を問わずドローンに関するさまざまな取り組みが行われているところでございます。こうした取り組みを加速、充実させ、ドローンに関する産業や人材を集積するドローンの町となることを目指し、その方向性を定めたドローン戦略を策定してまいりたいと思っております。このドローン戦略の策定に当たりましては、関係事業者、団体の方の意見を踏まえながら検討することとし、そのための関係者ワークショップを開催することといたしました。  また、もう1点、2月26日には、近畿大学様と府中商工会議所様と府中市の3者で包括連携協定を締結いたしました。大学等の研究機関と連携することで、科学的知見や最新技術等のリソースを市内企業が活用し、技術的課題解決や新製品開発といったイノベーションにつながることと期待しております。中小企業の経営基盤を強化するための支援につきまして、今後とも産業連係室を中心に取り組んでまいりたいと思っております。また、分野を限定しない包括連携協定とし、将来的には産業分野のみならず、文化活動や地域振興といった分野にも発展させていきたいと考えているところであります。  続きまして、令和3年度施政方針について述べさせていただきます。  令和3年度の施政方針のテーマは、「しあわせ実感・未来に共感!ニューノーマルでのしあわせ実感と将来への挑戦」とさせていただいております。  まず、初めに令和2年度を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症対策に全力を投じた1年間であったわけであります。  令和2年1月15日に国内1例目が確認され、4月7日に国の緊急事態宣言が発出されて以降、3つの密を避けるという新しい生活様式の定着やマスクの着用の習慣化が求められております。他者との接触機会の低減が求められる状況は、移動の制限や市内全小・中学校の休校、地域行事の中止といった市民生活への影響や、飲食店、公共交通や製造業を初めとした経済界へ打撃を与えるとともに、今までの日常や常識が大きく変更するパラダイムシフトへの対応を我々に迫っております。特に他者との接触や移動に対する制限は、オンライン会議リモートワークの導入、ひいては新たな情報共有の仕組みを導入することによる働き方改革の推進など、ビジネスや市民生活のあり方を大きく変えてきておるようです。  また、今回のコロナ禍は、市民の命や財産を守るという行政の第一義的な役割をクローズアップするとともに、今までの将来の構築を行うという役割の中で、社会情勢への変化への対応を、より迅速かつ強力に推進していくことが求められているものと考えております。  令和3年度は、市民や市内企業の皆さんに安全・安心を実感していただくとともに、変革に共感し、将来への期待感を持っていただくための施策を行ってまいります。  国においては、経済財政運営と改革の基本方針2020等に基づき、ポストコロナ時代の新しい未来として、新たな日常を通じた質の高い経済社会を実現し、個人が輝き、だれもが豊かさを実感でき、だれ一人取り残されることなく生きがいを感じることができる社会づくり、国際社会から不可欠とされる国を目指すこととしております。  また、ウィズコロナの経済戦略として、医療提供体制の強化、雇用維持と生活の下支え、事業継続と金融システムの安定維持、消費などの国内需要の喚起を行うとともに、激甚化・頻発化する災害への対応として、デジタル技術を活用した危機管理、復旧・復興などの迅速化を進めるなど、国民の生命、生活、雇用、事業を守り抜くとしております。そのために国は令和2年度第3次補正予算と新年度予算を一体化した15カ月予算とすることで、ワクチン接種を初めとした感染拡大防止対策から地域経済対策まで、切れ目なく支援することとしています。
     本市におきましても、全国の自治体と同様に新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響は大きく、市の直近の景気観測調査では、新型コロナウイルス感染症が拡大した昨年4月から6月と比べて持ち直してきているものの、依然としてその影響は続いており、今後も引き続き厳しい状況が続く見通しとなっております。  このような状況の中、市の財政運営におきましては、歳入面では一般財源の根幹となる市税が大幅に減少するとともに、歳出面ではいまだ先行の見えない新型コロナウイルス感染症への経済情勢を踏まえた対応が必要となることも想定され、今後の財政運営はさらに厳しくなることが見込まれております。  しかしながら、こうした厳しい状況下でも、変化をチャンスに変え、希望ある未来へ向かうためには、昨年策定した第5次府中市総合計画にも掲げるしあわせ府中2030プランを実現するための重点施策やコロナ禍における市民の安心を支える事業について、歩みをとめることなく推進していく必要があります。そのため、新年度に実施する事業のうち、一部の国庫補助事業につきましては、国の政策とあわせ迅速に対応していくこととし、3月補正予算へ前倒しして実施をしていきます。  これまでトップランナーを目指す教育・子育ての取り組み、ものづくり産業の集積、懐かしさただようレトロな町並みと近代産業の共存といった府中市の強みを生かすため、令和元年度において、「踏み出そう!力強い第一歩!オール府中で新しい旋風を巻き起こす!~新たな基盤となる土台づくりから種まきへ~」また、令和2年度におきましては、「計画から実行へ!オール府中の強固なスクラムでさらに前進!~力強い根を張り芽から幹へと成長するために~」と基本方針を定め、改革を行ってまいりました。  昨年6月には、第5次府中市総合計画を策定し、3つの視点、すなわちものづくり産業、子育て・教育、町の魅力、市内人材といった府中市の強みを伸ばしていく。官民挙げてICT都市ふちゅうの実現を強力に推し進めていく。市内外へ府中市の魅力を発信し、住民満足度を高め、多様な人材やビジネスチャンスを呼び込むという観点から、この方針をより具体化したところですが、特にコロナ禍における行動変容、また、さらに重要性の増しておりますICT、DXの推進について、今後の施策に反映させていく必要があります。  こういった流れを踏まえ、令和3年度においては、平成30年7月豪雨災害やコロナ禍など、日常生活に対するダメージ、不安を克服し、将来にわたる市民生活や産業活動を持続する上で不可欠な「安心」「健康」を守る社会生活基盤をより強化なものへ高めていくとともに、先ほど申し上げました第5次府中市総合計画を策定して以来初めての予算として、その理念を実現させていきたいと考えております。それは、すなわちニューノーマル時代を見据えて各分野でDXを活用し、未来志向で「産業競争力の強化」「町の魅力創出」「人材の育成・集積」を強力に推し進め、幸せが実感できる「選ばれる府中市」の実現を加速させることであります。  強固な生活基盤を土台とし、これまで種まき・芽出し・実行とチャレンジしてきたこれまでの施策の成果を形として市民の皆様に実感・共感いただき、住民満足度の向上を将来の好循環に向けた挑戦につなげてまいります。  以上のことを「しあわせ実感・未来に共感!~ニューノーマルでのしあわせ実感と将来への挑戦~」というキャッチフレーズとして掲げ、計画から実行へ前進し、市民に実感していただくための予算として編成をしてまいりました。  令和3年度予算は、第5次府中市総合計画を策定して以来初めての予算編成であります。施政方針として、総合計画に掲げた基本目標にのっとって、重点施策としているものにつきまして、大きな柱に沿って6つのカテゴリー分けを行っております。それぞれのカテゴリーにつきまして、特に重点的に取り組むものを中心に概要を説明させていただきます。  まず、「力強い産業が発展するまち」でありますが、まず第一の基本目標であります。コロナ禍を受けた産業構造や雇用情勢の変化、情報化社会の進展、高齢化に伴うノウハウの伝承や事業承継など、産業を取り巻く状況は複雑化してきており、中小企業等に対しては、ニューノーマルを意識したイノベーション促進が求められているところであります。そのため、新たに大学等と連携協定を締結し、大学研究機関の持つ科学的知見や最新技術等のリソースを活用して、生産性向上や新製品開発などの研究開発を行い、既存の産業に新たな形を付与しようとする市内企業を支援してまいります。先日、包括連携協定を締結させていただいた近畿大学様をはじめ、今後は大学等との連携協定を進めてまいります。  ICTを利用した新たな事業展開や販路開拓に取り組むための助成、新たな就職マッチング、対事業者サービスの集積強化に向けたIT人材やオフィス誘致にも着手し、コロナ禍での経営基盤を強化するための支援を行ってまいります。  また、農業の持つ可能性を最大限に引き出し、経済循環を図るための府中市初の農業振興ビジョンを策定し、実行に移してまいります。  このほか、コロナ禍により経営に打撃を受けた事業者の事業継続支援につきましては、引き続き臨機応変に対応していきたいと考えています。  主な重点施策としましては、大学との協働による研究開発の助成、あるいは寄附講座による学生獲得、あるいはICT、ウェブを活用した見本市やEコマース、ウェブ就活の取り組み支援、あるいは農業振興ビジョンの策定・実行、また、IT・デザイン関係などのサテライトオフィスの誘致であります。  第2の基本目標「人・つながりが育つまち」についてですが、子育てワンストップ相談窓口を令和3年7月に府中天満屋内に開設するとともに、上下地域では中山間地域のモデルとなる全世代を通じた相談機能を持つ三玉プロジェクトの令和4年4月開設に取り組んでまいります。  県内でもいち早く導入した児童・生徒1人1台のパソコンの優位性を生かし、授業改善やオンライン学習、県内トップのデジタル図書館の活用などにより学びの進化に取り組むとともに、独自カリキュラムプログラミング教育を市内全校に浸透させることにより、論理的思考や協働による課題解決力を高め、未来に活躍する人材を育成するため、子供たちの教育環境づくりに先進的に取り組んでまいります。  また、地域と学校が学びを通して協働するコミュニティ・スクール、幼・保・小連携、上下高校の魅力づくりを初めとした市内3公立高校との連携を強化してまいります。  県と共同開発していますAIによる子供の予防的支援システムの運用開始、子ども家庭総合支援拠点の設置、専任スクールソーシャルワーカーの配置、校内適応指導教室の増設など、子育て教育のセーフティーネットの充実を図ってまいります。  主な重点施策としましては、先ほど言いました府中版ネウボラ、あるいは教育課程研究センターの設置、独自の言語技術指導カリキュラムの推進、AIによる予防的支援システム、また、虐待防止に向けた連携組織の強化と学びのセーフティーネットの充実、上下高校の支援、デジタル図書館の幅広い活用の普及などでございます。  第3の基本目標の「活気・にぎわいを生むまち」についてでありますが、府中市の新たなにぎわい形成のリーディング事業であります天満屋プロジェクト、すなわちi-core FUCHU(いこーれ ふちゅう)を7月にオープンさせ、屋内広場・5Gを活用したトライアルプログラムを実施することで共感を呼び、市民・市内企業の皆さんとともにこのプロジェクトを成長させ、2期整備に向けた検証・実施計画を策定してまいります。  府中市のシンボルであります「恋しき」、翁座の活用検討を本格化させるとともに、グランドデザインの具体化に向け、学生デザインコンペによるトイレ設計を含むこどもの国の公園整備、JR府中駅周辺整備の基礎資料となる構内調査、「道の駅 びんご府中」周辺のにぎわい創出に向けた社会実験を行ってまいります。また、B&Gプールの建てかえ調査や芝生グラウンドの整備、オンリーワンスポーツであります全日本EV&ゼロハンカーレース、ハイブリッドマラソン大会の実施など、スポーツを通じた新たなにぎわい創出に取り組んでまいります。  ウィズコロナでの安心・健康が注目される中、新たな観光コンテンツでもありますワーケーションなど、キャンプ場の魅力づくり、快適・安心な観光の基本となるトイレ環境整備に取り組むほか、府中市らしい「ライフスタイルツーリズム」に向けた地域資源を生かした多様なプロダクト開発に観光協会・市内企業・地域の皆さんと一体となって取り組んでまいります。さらに、先駆的に取り組んでいます府中市のドローンの戦略的価値を最大限生かすために、実証フィールドの提供により、企業・人材の誘致可能性につなぐとともに、多くのファンを呼び込む全日本レースの誘致及びドローンフェスの開催、近隣にはないデジタル工房でありますファブラボの運営体制の強化について、一体的に取り組んでまいります。  主な重点施策としましては、天満屋プロジェクト、また、大学と連携した関係人口の呼び込み、また、ITデザイン関係などのサテライトオフィスの誘致、こどもの国公園整備、駅周辺社会の実験、ワーケーションの活用、キャンプ場の再生、観光地のトイレ整備、あるいは複合型の新たな市民プールの基本構想、芝生グラウンド整備の検討、オンリーワンスポーツの定着、ドローン戦略の実行、住生活環境整備と空き家バンクの取り組みの始動などであります。  第4の基本目標「安全・安心が持続するまち」についてですが、新型コロナウイルス感染症拡大や毎年のように訪れる自然災害といった市民生活の根本に対する不安に対応し、人々のにぎわいの前提となる安全・安心を継続的に提供するため、災害対策や快適な生活に欠かせない社会基盤の整備を行ってまいります。  2月に設置しました「ワクチン接種推進チーム」を中心に、ワクチン接種の円滑かつ着実な実施に全力を挙げるとともに、国保税の引き下げなど、市民の負担軽減を行ってまいります。  平成30年7月豪雨災害の復旧を完了させるとともに、将来に向けた自然災害に備えるために、平成30年7月に被害のあった地域の総合的な内水浸水対策に着手するほか、昨年7月の短期集中豪雨による市街地浸水の原因対策調査を実施してまいります。さらにデジタルを活用した災害対策本部機能の強化、地域と連携した避難所運営訓練などにより、実践的な地域防災力強化を図ってまいります。  また、公共交通が厳しい状況にさらされている中、事業者とともに公共交通の今後のあり方を検討しています。  加えて、医療従事者の確保を含めた事業継続支援により、医療提供サービスの中核を担う公立3病院を堅持するとともに、引き続き、将来を見据えた病院の診療機能の検討や広域連携方策の充実を図り、あわせて湯が丘病院の建てかえ更新に向けた取り組みを計画的に実施してまいります。  また、コロナ禍のもと、市民一人一人の健康づくりがより重要であることから、ICTを活用したフレイル予防、リハビリなどの訪問系サービスの充実や介護人材の確保、オンライン診療に向けた取り組みを強化してまいります。  このほか、コロナによって影響を受けた市民生活への支援については、引き続き積極的に対応してまいります。  主な重点施策としましては、迅速かつ着実なコロナワクチン接種、排水路改善対策を行い、ポンプ排水機能の強化、災害対策本部機能と地域防災力の強化、新たな公共交通のあり方の検討、持続可能な医療提供体制の確立、また、公立病院の経営支援、あるいはオンライン診療・相談の推進、ライフステージごとのフレイル予防として健康チェックや通いの場の整備を進め、健診受診率の向上を目指していく、介護人材の確保、コロナ対策としてのキャンプinふちゅうでの医療職等の受け入れを継続的に行っていくことでございます。  第5の基本目標であります「ICT都市ふちゅうの実現」についてですが、府中市のICT化の取り組みが県・民間企業からも注目されている中で、今後、さまざまな分野でのDXを戦略的に取り組んでいくため、市役所内の推進体制を強化してまいります。  行政DXの分野では、単なる電子化や効率化で終わるのではなく、各部各課の事業や業務のあらゆる場面を通じ、ICTを活用した仕事の改革や市民サービス、満足度の向上など、イノベーションの視点で取り組み、職員育成や職場環境の変化を目指してまいります。  ICTリテラシーの普及拡大、総合窓口支援システム・市民向け総合アプリの導入、産業連係室や県の「DX推進コミュニティ」などを通じた個別相談や仕組みづくりなど、市民や企業の皆さんがICTの便利さを享受できる府中市を築き上げてまいります。  主な重点施策としては、市民向け総合アプリを導入し普及促進、また、光回線を普及させ利用の促進、公民館等のICT化、総合窓口システムの導入、マイナンバーカードの取得促進、出前講座などの実施により普及促進、あるいは、ICT、ウェブを活用した見本市やEコマースなどの取り組み支援、また、ハード整備を終了していますGIGAスクール構想においての教育への実装を行ってまいります。また、デジタル図書館の幅広い活用、オンライン診療・相談、あるいは市民向けのリテラシーの向上事業は引き続き行ってまいります。  最後に全ての基本目標に係る横断的目標「選ばれるまち」ふちゅうの実現についてですが、新聞テレビでの府中市の露出度が高まりつつある中、これまでの事実を伝達するだけの広報からターゲットを想定した「刺さる情報発信」、必要なところに「届ける情報発信」といった商品開発、営業活動、顧客起点の発想に基づく戦略的な広報にシフトさせてまいります。さらに訴求力の高い事業内容、インフルエンサーや媒体の工夫などによる拡散力の向上を図り、共感を通した応援、ファンの獲得、府中市への選好、ビジネスチャンスにつなげてまいりたいと思っております。このほか、幅広い分野での包括連携協定等によります多様な主体との協働により、共感を呼ぶ施策を展開してまいりたいと思います。特に多様な主体との協働につきましては、町内会はもとより、地域とのパートナーシップを深めていきたいと考えております。  終わりに、私が市長に就任して3度目の予算編成となりました。令和3年度は安心できる府中市とともに、未来に向かって変わる府中市を市民の皆さんに実感していただき、市民の皆さんを呼び込む1年としてまいりたいと思います。これまで選ばれる府中市となるための土台づくりを行ってきたところではあります。令和3年度は、その効果を実際の事業という形で実感していただける取り組みを進めてまいります。  このたびの一般会計当初予算額につきましては228億円、これは令和2年度と比較して、対前年比2.5%、5億5,000万円の増となりました。これは合併以後最高でありました平成27年度に次いで2番目に大きい予算規模でありますが、現在の安心と将来への期待について実感していただき、共感していただくことを念頭に置いて事業に取り組むこととしております。府中市が選ばれる町になるためには、市政におきましても、町内会の方、企業の方の共感を呼び、府中市という1つのチームで取り組んでいく必要があると思っております。  最後になりましたが、私のこの強い思いをごしんしゃくいただき、今後とも府中市行政に対し、格別の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げるところであります。  また、最後になりますが、今議会には当初予算、条例制定・改正、補正予算など、合計36件の議案を提案しております。  まず、専決処分でありますが、新型コロナウイルスワクチンの接種に当たり、住民への円滑な接種を実施するために必要となる経費を計上するとともに、参議院の広島県選出議員の再選挙に係る費用が必要となったことから、2月10日付の専決処分により、歳入歳出それぞれ3億7,800万円余りの予算を計上いたしました。  また、3月一般会計補正予算では、新型コロナウイルスの影響により収益が落ち込んだ事業者に対する支援のほか、新しい生活様式に対応するためのICT化や観光事業を推進するための経費を計上するとともに、不用となる経費を減額した結果、歳入歳出それぞれ4億4,919万円の予算を減額いたしました。  どうか皆様の慎重なる御審議を賜り、全て原案どおり御可決をいただきますことをお願い申し上げまして、3月議会開会に当たりましての挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。              〔市長 小野申人君 降壇〕            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) この際、日程第4、議案第3号「専決処分の承認を求めることについて(令和2年度府中市一般会計補正予算(第12号))」から、日程第39、議案第38号「令和2年度府中市病院事業会計補正予算(第3号)について」までを一括議題といたします。  市長から、提案理由の説明を求めます。  豊田総務部長。             〔総務部長 豊田弘治君 登壇〕 ○総務部長(豊田弘治君) それでは、令和3年第2回府中市議会定例会に提案しております議案について、説明いたします。  まず、議案第3号、専決処分の承認を求めることについて。  令和2年度府中市一般会計補正予算(第12号)の専決処分について、市議会の承認を求めるもので、専決処分の日は、令和3年2月10日です。  ただいま、令和2年度2月補正予算説明資料(専決分)の配信をいたしております。  補正の内容は、新型コロナウイルスワクチン接種事業として、接種会場運営やコールセンター設置、医師への委託などに3億4,987万6,000円、参議院広島選出議員再選挙費に2,887万6,000円、計3億7,875万2,000円を歳入歳出それぞれに追加し、あわせて同額を令和3年度に繰り越すものでございます。  次に、令和3年度当初予算でございます。  議案第4号、令和3年度府中市一般会計予算についてから議案第11号、令和3年度府中市病院事業会計予算についてまで、ただいま配信いたしました令和3年度市政運営の基本方針及び施策・予算の概要により説明いたします。  令和3年度当初予算につきましては、市長の施政方針にもございましたが、これまで、種まき、芽出し、実行と取り組んできたこれら施策の成果を形として市民の皆様に実感・共感いただき、住民満足度の向上を将来の好循環に向けた挑戦につなげていくための予算として、一般会計は過去2番目の規模となる228億円の予算を編成しております。  主要事業については施政方針で説明がありましたので、私からは予算規模や予算の内訳などにつきまして、概略を説明いたします。  61ページを配信いたしました。  まず、会計別の予算規模です。一般会計は228億円、前年度より5億5,000万円、2.5%の増。特別会計ですが、国民健康保険特別会計は38億3,347万4,000円、5.6%の減。介護保険特別会計は58億5,742万3,000円、2.3%の増。後期高齢者医療特別会計は7億5,102万3,000円、1.1%の増。病院事業債管理特別会計は5億530万円、8.4%の減となっております。  続いて事業会計は、それぞれ収益的収支と資本的収支を合計した額で申します。水道事業会計は、収入が9億7,848万7,000円、5.5%の増、支出が12億8,763万3,000円、13.6%の増です。下水道事業は、収入が17億794万6,000円、2.6%の減、支出は20億3,465万2,000円、2.4%の減となっております。病院事業会計は、収入が14億1,585万3,000円、0.3%の増、支出は14億4,296万1,000円、71万2,000円の増、率で言えば0.0%の増となっております。  一般会計、特別会計、事業会計を合わせた総合計は、385億1,246万6,000円で、5億2,215万5,000円、1.4%の増となっております。  続けて、62ページを御覧ください。  一般会計の予算規模と伸び率の推移でございます。過去10年間の推移をグラフ及び表にしております。  令和3年度の一般会計予算は、平成27年度に次いで2番目に大きい予算規模となっております。  このページ下段ですが、財政調整基金残高の推移を載せております。令和2年度末では26億1,000万円。令和3年度末では17億7,000万円。いずれも見込額をお示しをしております。  続いて、63ページから64ページを御覧ください。  一般会計予算額の款別内訳でございます。  まず、歳入の主なものを申し上げます。市税は46億1,210万4,000円。これは新型コロナウイルスの影響などにより、法人市民税、あるいは固定資産税の減により、11.6%減少を見込んでおります。中ほどにあります地方特例交付金でございます。これは新型コロナウイルス対策として、固定資産税の減免分について新たに措置されたことによる増でございます。そのもと、地方交付税は60億3,220万8,000円で5.1%の増です。市税の減少に伴って、普通交付税の増額を見込んでおるものでございます。財産収入は、元第四中学校跡地の売却を見込んだ増額としております。市債は35億9,127万5,000円で、新環境センター整備などの事業の増により、8.0%の増となっております。  続いて、歳出について、主なものを申し上げます。衛生費は、新環境センター建設事業により35.8%の増、農林水産業費は、羽高湖森林公園のトイレ整備等により31%の増、商工費は、令和2年度の府中天満屋の改修事業の減によりまして31.6%の減、災害復旧費は、平成30年7月豪雨災害の事業費が減ったことにより46.4%の減としております。  続いて、65ページ、66ページは、一般会計歳出予算の性質別内訳を載せております。  まず、人件費につきましては、退職手当の減が要因で3.2%の減、扶助費につきましては1.1%の増、公債費は2.2%の減、いわゆるこの3つを合計しました義務的経費につきましては、合計100億2,802万7,000円で、1.3%の減となっております。  普通建設事業費につきましては、新環境センター建設事業等の大型事業が要因で14.4%の増、災害復旧事業費は46.4%の減となっています。66ページにつきまして、物件費は3.3%の増、補助費等は2.7%の増、あるいは繰出金は1.0%の増となっております。  次に、67ページには投資的事業の主な内訳、また、68ページには地方債現在高の推移が載っていますので、御参照いただきたいと思います。  次の69ページから70ページには、市税の推移を載せております。令和3年度は新型コロナウイルス感染症などの影響により、市民税、個人、法人とも減額を見込んでおるものでございます。  次に、飛びまして73ページ、令和7年度までの中期財政見通しを載せております。令和元年度は決算額、令和2年度は決算見込額、令和3年度は当初予算額に繰り越し予定額、令和2年度からの繰越額を合計したもの。令和4年度以降は見込額を載せております。  市税につきましては、コロナの影響で令和3年度は減少しておりますが、令和4年度からは段階的な回復を見込んでおります。地方交付税は、市税の減少、あるいは公債費等の増加要因を反映して、また、国・県支出金、地方債は今後の事業予定をそれぞれ反映して推計をしております。  歳出につきましては、人件費は今後の採用、あるいは退職を勘案した職員数を基に算出、扶助費は高齢化率の増加などを反映して、公債費、投資的経費につきましては、令和4年度以降の事業予定を反映させて推計をしております。  これらの推計に基づき、各種指標の見通しを下段の表に載せております。将来見通しとして厳しい見方をした数値というふうな結果として御覧いただきたいと思います。  74ページ、行政経営の方針、そして、75ページ以降は、補助金一覧表を載せておりますので、御参照ください。  なお、別冊としまして、重点施策を実現する主要事業の説明シート、そして、令和2年度借地用途別明細書をつけておりますので、あわせて御覧いただきたいと思います。  今、御説明いたしました内容以外の一般会計の債務負担行為、あるいは地方債、各特別会計の歳入歳出の款別の内訳、事業会計の収入支出の内容、事業概要等につきましては、それぞれの予算書で御確認いただきますようお願いいたします。  以上で、議案第4号から議案第11号までの当初予算関連議案についての説明を終わります。  続いて、人事案件、条例等について、議案集により説明をいたします。  今、配信をいたしました。  3ページの議案第12号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてから17号まで、同じ意見を求める議案でございますが、市議会の意見を求めるもので、人権擁護委員のうち、令和3年6月30日までの任期の方6名について、引き続き推薦をするものです。任期は令和3年7月1日から令和6年6月30日までの3年間でございます。  議案第12号は池田源實さん、5期目となります。議案第13号、掛江いづみさん、2期目です。議案第14号、桐島福子さんは3期目。議案第15号、下惠子さんは2期目。議案第16号、武田雅子さんは2期目。議案第17号、山﨑武志さんは3期目となります。それぞれの住所、生年月日等は記載のとおりでございます。  続いて、9ページ、議案第18号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について。辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に係る法律の規定により、市議会の議決を求めるものでございます。  11ページの提案理由を御覧ください。  小堀辺地につきましては、市街地中心部まで遠隔な地域であることから、住民の円滑な交流を促し、他地域との格差是正を図るため、整備計画を策定するものでございます。  続いて、12ページ、議案第19号、市道路線の認定について。道路法の規定により、市道路線を新たに認定することについて、市議会の議決を求めるものです。市場支線、栗柄41号線を認定するものでございます。  続いて、13ページ、議案第20号、市道路線の変更について、道路法の規定により市道路線を変更することについて、市議会の議決を求めるもので、道路の改良工事等に伴い、目崎6号線及び栗柄2号線の起点、終点を変更するものでございます。  次に、14ページ、議案第21号、府中市精神障害者医療費支給条例の制定について、市議会の議決を求めるものです。  20ページの提案理由を御覧ください。今、配信いたしました。  精神障害者のうち一定の基準を満たす者に対し、医療費を助成することで、地域で安心して暮らせる環境を醸成するとともに、精神疾病や身体合併症の重症化予防のほか、保健の向上や福祉の増進を図ることを目的とした条例を制定するものです。対象者は、精神障害者保健福祉手帳1級及び自立支援医療受給者証所持者で、通院に対して、月4日まで、1日200円の負担とするものでございます。  続いて、21ページ、議案第22号、府中市翁座の設置及び管理に関する条例の制定について、市議会の議決を求めるものです。  27ページの提案理由を、今、配信いたしました。  歴史的建造物である翁座が持つ歴史及び文化を生かして、観光・交流人口の拡大を図り、その価値を継承する取り組みを通じて、郷土への誇りの醸成や観光の振興を図るため、条例を制定するものでございます。主な内容は記載のとおりで、施行期日は令和3年4月1日でございます。  次に、28ページ、議案第23号、府中市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものでございます。  1ページ飛びまして、30ページの提案理由を御覧ください。
     先ほど、議案第21号で提案いたしました精神障害者医療の支給に関する事務について、個人番号の利用範囲を追加することで、市民の申請等の利便性を向上させるものでございます。施行期日は、令和3年4月1日でございます。  続いて、31ページ、議案第24号、府中市一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものでございます。  36ページの提案理由を御覧ください。  高度化、多様化する行政課題や緊急の課題に速やかに対応していくため、専門的知識を有する任期付職員等を採用するため、条例を改正するもので、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律第3条に規定する高度な専門的知識経験を有する者、第5条に規定する専門的知識を有する者を一定の期間短時間で勤務する者を新たに加えたもので、施行期日は、令和3年4月1日でございます。  次に、37ページ、議案第25号、府中市国民健康保険条例の一部改正について、議会の議決を求めるものです。  39ページの提案理由を御覧ください。  新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者に係る傷病手当等の支給等に係る条例に規定する新型コロナウイルス感染症の定義、いわゆる根拠法令を変更するもので、施行日は公布の日で、令和3年2月13日から適用するものでございます。  次に40ページ、議案第26号、府中市国民健康保険税条例の一部改正について、議会の議決を求めるものです。  42ページの提案理由を御覧ください。  国民健康保険の県単位化に伴い、税率を準統一保険料率に段階的に合わせるため、条例を改正するもので、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も考慮して、基金の活用により、記載のとおり全体として引き下げをするものでございます。施行日は令和3年4月1日で、令和3年度以降の年度分の税について適用をいたします。  次に、44ページ、議案第27号、府中市介護保険条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものです。  47ページの提案理由を御覧ください。  介護保険法の規定により、令和3年度から5年度までの第1号被保険者の保険料率を定めるため、条例を改正するもので、基金の活用により保険料の上昇を抑制するものでございます。施行日は令和3年4月1日です。  次に、49ページ、議案第28号、府中市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について、市議会の議決を求めるものです。  今、提案理由を配信いたしました。103ページになります。  指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の公布により、今回の議案の表題の条例を含めた4つの条例につきまして、所要の整備を行うものです。主な改正内容としまして、新型コロナウイルス感染症などの発生から業務継続計画作成等の義務づけ、また、認知症対応力向上のための基礎研修の義務づけなど、記載のとおりでございまして、施行日は令和3年4月1日で、一部の項目につきましては、3年間の経過措置期間を設けております。  次に、105ページ、議案第29号、府中市羽高湖サン・スポーツランド設置及び管理条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものです。  107ページの提案理由を御覧ください。  コロナ禍におけるリモートワークなどの仕事環境整備を図り、人を呼び込むワーケーションを推進するため、管理棟にスペースを設け、その使用料等を規定するため、条例を改正するもので、施行日は令和3年4月1日でございます。  続いて、108ページ、議案第30号、府中市観光地設置及び管理条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものです。  110ページの提案理由を御覧ください。  先ほどの議案第29号と同様、コロナ禍におけるリモートワークなどの仕事環境の整備を図り、人を呼び込むワーケーションを推進するため、矢野公園温泉四季の里に木製トレーラーハウスを設置し、その使用料等を規定するため、条例を改正するもので、施行日は令和3年4月1日でございます。  次に、111ページ、議案第31号、府中市水道条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものです。  113ページの提案理由を御覧ください。  水道の一時的な使用の中止について、使用者の利便性向上及び公平性を確保すること、そして、再開栓の手数料を規定するため、条例を改正するもので、施行日は令和3年7月1日でございます。  続いて、補正予算を説明いたします。  議案第32号、令和2年度府中市一般会計補正予算(第13号)から、議案第38号、令和2年度府中市病院事業会計補正予算(第3号)について、令和2年度補正予算説明資料により、その概要を一括して説明いたします。  今、配信をいたしました。  まず、一般会計ですが、新型コロナウイルスの影響により収益が落ち込んだ事業者に対する支援のほか、新しい生活様式に対応するためのICT化や観光事業を推進するための経費を計上するとともに、不用となる額を減額し、歳入歳出それぞれ4億4,919万円の減額としております。  歳出の主な項目について説明いたします。  コロナショックへの対応としまして、まず、頑張る飲食事業者応援事業負担金としまして、広島県が実施する飲食店等に対する応援金の一部を市が負担し、支援するもので、1,519万円を計上しています。次に、指定管理者運営業務支援金として、市の休業要請に協力し、利用料金収入等が大幅な減収となった指定管理者に対して支援金を支給するもので、1,500万円。地方独立行政法人府中市病院機構への減収補填は、新型コロナウイルスによる受診控えなどによる収益の悪化や感染防止対策に係る経費の増加によって、想定される資金不足に対して貸し付けを行うもので、3億5,000万円を計上しています。続いて、ウィズコロナ・アフターコロナでは、庁内ネットワークの刷新による業務の効率化、そして、職場のパソコンを内部情報系、インターネットの両方への接続を可能にするなどの経費として、1,967万8,000円。ICTを活用した生涯学習活動への展開は、公民館等でのICT環境の整備を行い、また、それを活用した講座等の開催を行うもので、3,162万1,000円。続いて、3ページに移りまして、庁舎内トイレの感染防止対策としまして、1,362万5,000円。観光施設スマート化事業は、観光客の受け入れ環境を整備する団体への補助として1,500万円。1つ飛びまして、GIGAスクールステップアップ事業では、校務支援システムの導入に5,599万7,000円などを計上しております。  次に、繰越明許費としまして、令和3年度へ繰り越す事業は、主に新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金を財源とした支援策、感染防止対策などの事業を前倒しをした結果によるもののほか、コロナ禍の影響により、地権者や関係機関との調整に不測を要したものが主で、年度内の完了が困難になったものを計上しております。  続く債務負担行為につきましては、既定の府中明郷学園通学バス運行業務につきまして、契約締結により、契約額に全額補正をするものでございます。  続いて、5ページを御覧ください。特別会計でございます。  上から、国民健康保険特別会計は、一般会計からの繰り入れを545万1,000円増額。介護保険特別会計は、保険給付費の実績に基づき、1億2,364万8,000円の減額。後期高齢者医療特別会計は、広域連合への負担金を500万円減額。病院事業債管理特別会計は、貸付金を1億970万円減額。下水道事業会計は、国の補正予算を活用して、角田ポンプ場改築工事等の事業を前倒しすることなどで、資本的支出は9,663万円の増額。病院事業会計は、府中市病院機構への貸し付けを前提とした一般会計の貸し付け、そして、3億5,000万円の増額としております。  以上で、3月定例会に提案させていただいております議案についての説明を終わります。何とぞ慎重審議の上、全ての議案を原案どおり御可決いただきますようお願いをいたします。             〔総務部長 豊田弘治君 降壇〕            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これにて、提案理由の説明を終結いたします。  議案第4号から議案第11号までの8件、及び議案第18号から議案第38号までの21件、計29件について、これより質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) お諮りいたします。  議案第4号及び議案第32号においては、議長を除く19人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって議案第4号及び議案第32号については、議長を除く19人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。  ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長の互選について、議長からお願いいたします。  慣例により、予算特別委員会の委員長には副議長に、副委員長には総務文教委員長になっていただいておりますので、互選の手続を省略させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これより、議案第5号から議案第11号までの7件、議案第18号から議案第31号までの14件及び議案第33号から議案第38号までの6件、計27件について、タブレットに配信しております委員会付託区分表のとおり、所管の各委員会に付託をいたします。  10分間休憩をいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時2分 休憩                午前11時12分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) 再開いたします。  これより議案第3号の質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  土井基司君。             〔9番議員 土井基司君 登壇〕 ○9番議員(土井基司君) 議席番号9番、市民クラブの土井基司です。  議案第3号、専決処分の承認を求めること、令和2年度府中市一般会計補正予算(第12号)について、質問をさせていただきます。  昨年1月以来続く新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、現在も闘病で苦しんでおられる方に心よりお見舞い申し上げます。また、感染リスクと隣り合わせで働かれておられる医療従事者、介護施設職員など、さまざまな関係者の方に対して心より感謝申し上げたいと思います。コロナ禍によって苦しんでいる方々に寄り添う市政実現に向けて取り組んでまいります。  また、議案では、参議院の再選挙にかかわる予算とワクチン接種の予算がありますけれども、参議院の再選挙ですけれども、多くの地方議員を巻き込んだ大規模な買収事件で有罪判決が確定したことに伴うものであり、政治に携わる者として非常に遺憾に思います。そのことで、このような無駄な支出が必要になったことについては、国民、県民、市民の方の怒りははかり知れないと感じております。このようなことが再び起こることがないことを強く願い、また、そのようにしたいと考えております。  そのような中で、先日、府中市出身で唯一の衆議院議員を務められた小森龍邦さんの訃報が伝わってまいりました。この府中市議会議員の大先輩でもあり、府中市の発展のために尽くしてこられました。私も議員として、市民の生活が豊かになるような市政を目指して、全力で取り組んでまいりたいと思っているところです。  補正予算についてですが、新型コロナウイルスワクチンの接種事業について、質問をさせていただきます。ただ、報道等でも皆さん御承知のように、正確な詳細が、なかなかまだわからないのが現状でございます。その中での質問ですので、具体的な金額について、いろいろと細かいことを聞いても、それが次の日には変わっている、極端に言えばですね。そのような状況ですので、ここでは事業についての大まかな内容、現時点での状況がどうであるかについて、確認をさせていただきたいと思います。  施政方針にもありましたが、先日、ワクチン接種の推進チームの人事が発表されました。それについて公表されているのは、事務の担当者のみでありますので、具体的に接種準備のための体制、人員がどうなっているかについて、まずは伺いたいと思います。  それから、ワクチンの接種準備には、保健師の従事が必要になると思いますけれども、府中市では7月にはネウボラが天満屋の2階に移転する準備、それから7月以降はその運営も保健師がかかわらなくてはいけないということであります。そういう中で、2次募集で保健師2名の合格が発表されておりますが、ワクチン接種事業と、それが関連するのかどうかについても説明を願いたいと思います。  それと、実際にワクチンを接種するための体制ですけれども、医師会等の協議で、医師や看護師がどれぐらい確保できるような見込みになっているのかお聞きします。また、これは質問ではないですけれども、医師だけでやるとか、看護師も接種するとか、いろいろな情報が錯綜しているということで、その辺についても含め、市民の方は心配されていると思いますので、よろしくお願いします。  あと、医療従事者であるとか、年齢であるとか、持病の有無とかで、段階的に進めるという考えを示されて、国から出されているわけでありますけれども、それぞれのそういう特性ごとのワクチン接種の計画期間、現状ではどのように考えておられるのかについて伺います。  以上、1回目の質問です。よろしくお願いします。             〔9番議員 土井基司君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 宮原ワクチン接種推進チーム主幹。         〔ワクチン接種推進チーム主幹 宮原哲也君 登壇〕 ○ワクチン接種推進チーム主幹(宮原哲也君) 新型コロナウイルスワクチン接種事業について御質問いただきましたので、答弁させていただきます。  まず、接種準備のための体制、人員につきましては、2月15日に健康推進課へワクチン接種推進チームを新たに設置いたしました。私を含めまして事務職3人、会計年度任用職員1人、保健師を兼任として業務を開始しております。今後の業務量など、必要に応じて体制の強化などが生じることも想定しております。  続いて、ネウボラとの関係につきましては、現時点でネウボラへの影響は、今回の異動ではございません。人員体制等にも変更は生じておりません。  追加募集をした保健師の配置先ですが、増員した保健師2名分は、ネウボラ体制確保など、保健業務の充実のために採用しているものでございます。  次に、接種を実施するための体制、人員の見込みという御質問ですが、まず、接種の方法について、集団接種を中心にしながら、医療機関で行う個別接種や高齢者施設での接種についても準備を進めているところでございます。  集団接種でいいますと、医師、看護師と3人の接種チームを編成し、予診を担当する医師、接種を担当する医師または看護師、そして薬液の充填や接種補助を担当する看護師や薬剤師等で2班から3班のチームを編成した上で、受け付け、誘導、案内などを行う事務職員を加えた体制により接種を行う予定です。  個別接種につきましても、国が示す基準に基づきまして、接種体制を構築していきたいと考えております。  最後にスケジュール等でございますが、国が示すスケジュールには、重症化リスクの大きさを考えて、まずは医療従事者への接種、次に65歳以上の高齢者、その次に高齢者以外で基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者への接種。その後、65歳未満の方に対しまして、ワクチンの供給量、それから地域の実情を踏まえた上で、順次接種していくことになっております。府中市でも、こうした接種順位で行うことを考えております。  なお、接種期間につきましては、医療従事者が3月中旬頃から、高齢者は4月以降といった予定で準備を進めておりますが、現在、ワクチンの供給も不明確なところもございます。供給状況によりましては、接種時期がずれ込むことも考えられます。そうした事態にも対応して、さまざまな状況を想定し、柔軟な対応ができるよう準備を進めてまいりたいと思っております。現時点で明確な実施時期についてお示しすることはできませんが、御理解いただきたいと思います。         〔ワクチン接種推進チーム主幹 宮原哲也君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 土井基司君。             〔9番議員 土井基司君 登壇〕 ○9番議員(土井基司君) 新聞、テレビ等で言われているとおり不明確な部分が多いので、現状で今あるような答弁ぐらいしかないのかなと思いますが、刻一刻と変化している状況の中で、今の状況を伺ったことになると思います。  一般質問でもワクチンの接種について、項目を挙げられている方もいらっしゃいますので、今日の答えと1週間後の答え、それから議会の最終段階の答え、いろいろ変わってくるのかもしれませんけれども、確実に接種事業が進んでいくこと、それだけは間違いなく進めていただきたいと思っているところです。  それから、当然、医師、看護師がワクチン接種に従事しなくちゃいけないわけですけれども、この間も感染者がいる、いないにかかわらず、医療従事者の皆様にさまざまな負担がかかってきたことと思います。その中で、大変この1年間で苦労されている、その上で、ワクチン接種についても御苦労をかけなくてはいけないことになります。できるだけ早く接種をしていって、接種率を上げていかなければならないとは思いますけれども、そのことで医療従事者の方々に過度の負担がかからないような配慮をした体制、進め方をお願いいたします。  また、国がいろいろと、期限がいつまでとかを、当初、普通に聞いていても実現できるのかなというようなスケジュールを示されておりましたけれども、結局、その辺のところ、実際にやるのは自治体でありまして、そのスケジュールより遅れたことの責任を自治体が負うことなく、国できっちりと責任を持っていただくことを、市の行政としてもきっちり国に訴えていくことも必要であろうかと思いますので、その辺のこともきっちりお願いをいたしまして、質問、これ以上してもなかなか具体的にならないと思いますので、ここでお願いをして質問を終わりたいと思います。             〔9番議員 土井基司君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 岡田隆行君。             〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕 ○7番議員(岡田隆行君) 7番議員、日本共産党、岡田隆行でございます。  専決、3号議案に対する質問をさせていただきます。大きくは2つの項目で質問をいたします。  1つ目は、4月25日に行われる参議院広島地方区の再選挙に係る経費についてです。  この選挙は、元衆議院議員である河井案里氏が2月3日に議員辞職をし、その翌日4日に買収事件で有罪が確定したため、当選が無効になったことによって行われるものです。これには、2,887万6,000円もの市民、県民、国民の大切な税金が費やされます。事の重大性を考えれば、市民の皆さんにも、その経費の詳細について知っていただくことは当然と考えますので、次の4つの質問をさせていただきます。  1つは、時間外手当が841万8,000円措置をされておりますが、これは何人で何時間分が計上されているのでしょうか。
     2つ目。修繕費との名で、39万3,000円が予算化されております。これは、何の修繕を目的にしたものですか。また、手数料との項目もあります。これは、何の手数料なのでしょう。  3つ目は、315万9,000円措置をされております技術支援委託料とは、一体どのような内容の支出なのですか。  最後、4つ目。総経費が2,887万6,000円。これはどのようにして決められているのでしょう。これだけ必要ということで、府中市から県に申告をしていく流れなのかどうか、この辺をお示しください。  大きく2つ目は、新型コロナワクチン接種に係る経費についてです。  現在も多くの方がコロナ対策の前線で頑張っておられます。心から敬意を表しますとともに、また、コロナでお亡くなりになられた方、あるいはまた、現在も治療を受けておられる方の一日も早い御回復をお祈りをしながら質問させていただきます。  こうしたことは前例がないため、行政の関係者の方もスムーズな接種に向けた計画準備から、実際の進行に向けて御心配のことだろうと思います。市民の方も期待と不安で、この流れを見守っておられることと思います。そこで、6つの質問をさせていただきます。  1つ目。給料、職員手当などは、これは何人分で、雇用期間、今の想定、動いておりますけれども、一応計上されているこの給料、職員手当などは何人分で、雇用期間はどうかという点が1つ目。  そして2つ目は、集団接種報償費というもので、6,520万5,000円計上されています。この内訳はどういうものか。市民の方もわかるように御説明お願いします。  そして3つ目が、医師等委託料はどのように算定されているものなのかという点です。  そして4つ目、警備委託料と計上されておりますが、これはワクチンの警備や、あるいは接種者の誘導などを目的に、例えば警備会社に委託している、そのための予算なのかどうかというところ。  そして5つ目、優先接種費負担金、これはどのようなものなのか御説明お願いします。  最後、総経費が現在の段階では3億4,987万6,000円、約3億5,000万円、これは、これだけ要ると、こちらから国へ申告をして決められているものなのかどうか。  こういう点、まず質問させていただきます。             〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 切原総務課長。          〔総務課長兼選管事務局長 切原秀隆君 登壇〕 ○総務課長兼選管事務局長(切原秀隆君) 参議院の再選挙の予算についてお答えいたします。  まず、選挙経費ですけれども、大体どの選挙でも同様な予算の立て方をするのですけれども、まず選挙の告示までにかかる経費、それから告示以後は、期日前投票所、それから選挙当日の投票所、それから開票所に係る経費、こういったことを積み上げて予算化をしております。  選挙の実際にかかった経費に応じて、これを県に報告して、国から委託料が措置されることになっております。  細かいものの御説明といたしましては、時間外手当については、事務局の職員、それから投票所の事務従事者、開票所の事務従事者、合わせて延べ240人、3,430時間で842万円程度の金額となっております。  それから、修繕料につきましては、投票所、開票所で使用する選挙の事務機器の点検ですとか修繕料といったものでございます。  手数料につきましては、選挙関連広報の新聞折り込み手数料、配布手数料といったものでございます。  それから、最後に技術支援委託料は、期日前投票所で使用する選挙のパソコン等のネットワークの設定料ですとか、選挙関連のシステムの設定料でございます。          〔総務課長兼選管事務局長 切原秀隆君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 宮原ワクチン接種推進チーム主幹。         〔ワクチン接種推進チーム主幹 宮原哲也君 登壇〕 ○ワクチン接種推進チーム主幹(宮原哲也君) 私からは、ワクチンの経費について答弁をさせていただきます。  まず、このたびの予算につきましては、市民の皆様の安全・安心と健康を守るため、国家プロジェクトでもあるワクチン接種を確実に進めていかなければならないという認識のもと必要な金額を全額計上しているものです。  ワクチンの安定的な供給時期など、いまだわからないことが多い中で、まさに走りながら進めていくことも多く、今後、予算が不足するようなことがありましたら、補正を含め、機動的に確実に行ってまいりたいと考えています。  最初に全体の経費につきまして、3億4,987万6,000円は、接種に係る経費を積み上げて算出したものです。経費には大きく分けて、コールセンターの開設や集団接種の会場運営、接種体制整備の全般に係る経費1億9,953万7,000円、接種していただく医師や医療機関にお支払いする経費1億5,033万9,000円、その2つに分けられ、総額で3億4,987万6,000円となっております。  なお、財源につきましては、自治体に発生する接種費用の全額を国が負担することが明らかになっております。  続いて、内訳について答弁させていただきます。  まず、給料、職員手当につきましては、会計年度任用職員の給料等で、準備期間を含めて、約10カ月程度、5名程度で予算を見込んでおります。  続いて、集団接種報償費につきましては、集団接種会場において、接種を行っていただく医師、看護師等の方にお支払いをする報償費でございます。報償費の額につきましては、関係機関と調整を行っているところでございます。  続いて、医師等委託料といいますのは、各医療機関で個別接種を行う際に医師に支払う委託料でございます。ワクチンは国が無料で配布いたしますが、接種費用につきましては、定められた単価を基準としてお支払いをするものです。  警備委託料につきましては、集団接種会場での駐車場の誘導、案内などを想定したものです。その業務委託を予定をしております。  最後になりますが、優先接種費負担金とは、医療従事者の優先接種に係る接種費用でございます。医療従事者の優先接種につきましては、現在、県が主導して接種の準備を行っておりますが、接種に係る経費につきましては、事務手数料を含めて市が支払うこととなっております。         〔ワクチン接種推進チーム主幹 宮原哲也君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 岡田隆行君。             〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕 ○7番議員(岡田隆行君) やり直し選挙のもとをただせば、大規模な贈賄・収賄事件、そのために府中市だけでも3,000万円もの血税が使われることを大変残念に思います。本来なら、コロナ禍のもと、疲弊している市民生活、国民生活を応援する費用が1円でも多く必要なとき、腹立たしい思いを抱く市民は決して少なくないだろうと思います。  コロナ予防ワクチン接種については、国も初めてのことです。ワクチンの確保、自治体への送付などにも予定外のアクシデントも予想されます。もし、接種が予定以上に遅れたりして、追加の経費が発生する場合も十分考えられます。そうした際には、県を通して国へ追加要請ができる、そのルート、あるいは環境が整っているのかという点についてお聞かせください。             〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 唐川健康福祉部長。             〔健康福祉部長 唐川平君 登壇〕 ○健康福祉部長(唐川平君) 先ほど担当主幹も答弁申し上げましたように、このたびのワクチン接種に関しましては、国家プロジェクトでもあると我々も認識をしておりまして、着実に進めていくことを念頭に考えております。  確かに報道等が先行しておる中で、実際に自治体が積み上げた経費が実際には足りないという報道も一部されているところでございますが、我々もとにかく市民の皆様の安心と健康を守るために、このワクチン接種を着実に実施をしていくという思いでおりますので、必要な経費につきましては計上させていただきますし、その経費につきまして、しっかり国で措置をしていただくように働きかけていきたいと考えているところでございます。             〔健康福祉部長 唐川平君 降壇〕 ○議長(棗田澄子君) 以上で通告による質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第3号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第3号については、委員会の付託を省略することに決しました。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時38分 休憩                午前11時38分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) 再開いたします。  これより、議案第3号の討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより、議案第3号を採決いたします。  本案は、承認することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は承認することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これより、議案第12号から議案第17号まで計6件について、一括して質疑に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第12号から議案第17号まで計6件については、会議規則第37条第3項の規定により、いずれも委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第12号から議案第17号まで計6件については、いずれも委員会の付託を省略することに決しました。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時40分 休憩                午前11時40分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) 再開いたします。  これより、議案第12号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第12号を採決いたします。  本案は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案はこれに同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これより、議案第13号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第13号を採決いたします。  本案は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案はこれに同意することに決しました。
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これより、議案第14号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第14号を採決いたします。  本案は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案はこれに同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これより、議案第15号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第15号を採決いたします。  本案は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案はこれに同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これより、議案第16号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第16号を採決いたします。  本案は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案はこれに同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) これより、議案第17号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第17号を採決いたします。  本案は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案はこれに同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(棗田澄子君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。  議案調査のため、3月2日及び3月3日の2日間、休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(棗田澄子君) 御異議なしと認めます。  よって、3月2日及び3月3日の2日間、休会することに決しました。  次回は、来る3月4日、午前10時から本会議を開きます。  ただいま御出席の諸君には、別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。  本日はこれにて散会をいたします。                午前11時43分 散会...