府中市議会 2020-06-08
令和 2年第3回定例会( 6月 8日)
令和 2年第3回定例会( 6月 8日)
令和2年第3回
府中市議会定例会会議録
令和2年6月8日午前10時1分、
府中市議会定例会を
本市議事堂において開会した。
1 出席議員
1番
棗田澄子 2番 芝内則明
3番 福田 勉 4番 森川 稔
5番 広瀬和彦 6番 安友正章
7番 岡田隆行 8番 楢﨑征途
9番 土井基司 10番 水田 豊
11番 加納孝彦 12番 山口康治
13番 本谷宏行 14番 三藤 毅
15番 加島広宣 16番
大本千香子
17番 田邉 稔 18番 橘髙尚裕
19番 加藤吉秀 20番 丸山茂美
1 欠席議員
なし
1 説明のため出席した者
市長 小野申人 副市長 村上明雄
教育長 平谷昭彦
危機管理監 藤原眞琴
総務部長 豊田弘治
地域振興担当部長 後藤 勝
続きまして25ページ、議案第64号、府中市
老人集会所設置及び管理条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものです。
27ページの
提案理由をごらんください。
府中市
集会所施設個別施設計画に基づき、
中須町東老人集会所を
中須東町町内会に譲渡することに伴い条例を改正するものでございます。
続いて28ページ、議案第65号、府中市
介護保険条例の一部を改正する条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものです。
30ページの
提案理由をごらんください。
介護保険法施行令等の一部改正によるもので、低所得者の保険料を軽減する措置が講じられることに伴い条例を改正するもので、主な内容は表のとおりですが、保険料の年額が第1段階の対象者では5,400円、第2段階では9,000円、第3段階では1,800円、それぞれ引き下げられるものでございます。
議案は以上でございます。
続いて、
補正予算について、説明をいたします。
議案第66号、令和2年度府
中市一般会計補正予算(第4号)及び議案第67号、令和2
年度府中市
介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、この概要を別冊、令和2年度
補正予算説明資料により説明いたします。
今、配信をいたしました。
2ページをごらんください。
6月の
一般会計補正予算は、5月
補正予算編成後の
状況変化等を踏まえ、
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた市民生活を支援する経費に加え、落ち込んだ地域経済を活性化するための経費を中心に編成し、補正総額は7億4,470万9,000円となりました。
主なものを申しますと、
一般会計につきまして、まず
コロナショック、またウイズコロナの段階としまして、
事業継続応援給付金でございます。これは、国の
持続化給付金の対象外となる事業者に対し、
市独自施策として1事業所につき20万円の給付金を支給するもので、2億円を計上しております。
次に、
ハイリスク業種への
感染拡大防止支援事業は、
交通事業者あるいは
介護施設事業者といった
ハイリスク事業者に対し、マスクや消毒液の購入、隔壁の設置などの費用の一部について支援金を支給するもので、1,160万円を計上しています。
次の
障害者就労訓練事業所への活動支援は、業務が減少している
障害者就労訓練事業所に
布マスク製作等の業務を発注することで、就労訓練が続けられる
環境づくりを支援するもので、49万4,000円を計上しています。
次の
学校給食臨時休業対策支援事業は、
学校給食センターへ
給食用物資を納入予定であった業者に対し、廃棄処分にした経費等について補填を行うもので、171万8,000円を計上しています。
緊急通報システムによる見守り機能の拡充は、感染予防のために在宅時間が多くなる高齢者、障害者に対し、
支援対象者を増やすとともに、見守りコールを月2回に増やして安否確認を行うもので、
一般会計の補正では、障害者を対象として30万円、高齢者に対しましては、議案第67号の
介護保険特別会計補正予算に170万円を計上して、合わせてこの資料では200万円を計上してございます。
3ページに移りまして、
災害対応力強化事業は、避難所における3密の回避及び衛生環境を保つため、市が開設する避難所を15カ所に拡充するとともに、間仕切り、消毒、マスク等の備蓄品などの整備などで、838万1,000円を計上しています。
続いて、
アフターコロナの段階としまして、府中「
GIGAスクール構想」
ステップアップ事業、これは国の
補正予算を活用することで、小学校1年生から3年生まで、児童1人1台のPC配備を前倒しし、また、端末を
LTE接続に見直すことで、
オンライン学習の環境を整備することなど、計6,852万3,000円を計上しております。
次の
プレミアム付キャッシュレス化推進事業は、市内全域の
キャッシュレスを推進するため、期間及び市内限定での指定での
電子マネー決済を導入することで、
ポイント還元による府中市内での
消費者支援と地域経済の活性化を図るもので、5,000万円を計上しています。
ICTリテラシー普及促進事業は、今後さらにICTを利用・活用が増えることを見据え、
ICT整備や
リテラシーの向上を目的として、市民や事業者のニーズに合わせた
セミナー等を開催するもので、500万円を計上しています。
道の
駅デリバリー支援事業は、「道の駅びんご府中」の地域産品について、県の補助金を活用したインターネットを活用した通信販売にかかる費用の一部を支援するもので、150万円を計上しています。
次の4ページをお開きください。
この上段につきましては、
コロナウイルス以外の事業でございますが、まず、恋しき建物等の取得による保存・活用事業は、府中市の重要な観光拠点である「恋しき」につきまして、歴史的・
文化的価値の高い建物を保存・活用するため、土地・建物の購入、屋根等の修復を行うことにより、
中心市街地でのにぎわいを創出するものでございまして、2億1,250万円を計上しています。
また、
荒谷封鎖地のり面復旧事業は、今年1月の
荒谷封鎖地の経年劣化による崩落につきまして、2次被害を防止するため復旧工事を行うもので、1億5,905万7,000円を計上しております。
4ページ下の段、専決予算につきましては、先ほどの議案第48号、
専決処分の項目をここで掲げておるものでございます。
今、御説明しました事業に対する歳入につきましては、国からの
新型コロナウイルス感染症対応、
地方創生臨時交付金、あるいは
公立学校情報機器整備補助金等を活用して実施をしてまいります。その他、恋しきにつきましては
過疎対策事業債、
荒谷封鎖地の復旧につきましては県からの補助金、それ以外、一般財源としましては、
財政調整基金を計上しておるところでございます。
補正予算についての説明は以上でございます。
続いて、報告に移ります。
報告第4号から第7号、
繰越計算書についての説明をいたします。
報告集繰越計算書を配信いたします。
報告第4号、令和元
年度府中市
一般会計繰越明許費繰越計算書について、
地方自治法施行令の規定により報告するものです。
今、3ページを配信しております。
令和元年度から令和2年度へ繰り越す事業として、主なものを説明いたします。
2款総務費、
高度情報通信基盤整備経費は、
高度情報通信基盤整備に係る市の負担金につきまして、令和元年度の工事範囲が縮小されたことによるものでございます。
続きまして、6
款農林水産業費、
小規模崩壊地復旧事業経費は、平成30年7月豪雨災害の復旧箇所が多く、施工業者の労働力及び資材確保に苦慮していることによる繰越しでございます。
続いて4ページにまいりまして、8款土木費のうち都市計画の
補助事業経費ですが、
道路改良工事につきまして、用地交渉に不測の日数を要したことによるものでございます。
続いて、10款教育費、
施設整備経費は、主には小・中学校及び
義務教育学校への
学習用パソコンの整備、
ネットワーク環境の整備工事です。いち早く整備をするために、3月に
補正予算を議決いただいたものでございます。その後、設計、発注等の期間が必要なことにより繰り越すものでございます。
次に、
災害復旧費、これは農林、土木とも、平成30年7月豪雨災害の復旧工事でございます。いずれも施工業者の労働力及び資材確保に苦慮していることで、農林につきましては、
農地災害等、土木につきましては
河川災害復旧等でございます。
続きまして10ページ、報告第5号、令和元
年度府中市
水道事業会計予算繰越計算書について、
地方公営企業法の規定により報告するものでございます。
水道事業資本的支出、
配水管改良費としまして、配水管布設替工事ほかにつきまして、地元との調整、入札不調などにより、繰り越すものでございます。
続いて12ページ、報告第6号、令和元
年度府中市
下水道事業会計繰越計算書につきまして、
地方公営企業法の規定により報告するものでございます。
13ページから14ページですが、
下水道事業資本的支出につきまして、
汚水管埋設工事、
固定式大型ポンプ設置工事、
内水対策検討業務委託料ほかにつきまして、地元や
関係機関等の調整等に不測の日数を要したことなどにより、繰り越すものでございます。
次に、15ページをお開きください。
報告第7号、令和元
年度府中市
一般会計事故繰越し
繰越計算書につきまして、
地方自治法施行令の規定により報告するものでございます。
16ページをごらんください。
それぞれ同じく平成30年7月豪雨の災害の復旧工事について、平成30年度からの
繰越明許予算で行っていたものでございますが、施工業者の労働力及び資材確保に苦慮していること、また、契約までに不測の日数を要したことなどにより、事故繰越となったものでございます。
以上で
繰越計算書の説明を終わります。
続いて、報告第8号、府中市
土地開発公社の事業の状況について、説明いたします。
4ページをごらんください。
まず、事業の概要ですが、
元町地区団地造成事業につきましては、
事業用定期借地の残り1区画を売却し、全て売却完了となりました。
保留地管理法人については、令和元年度の
登記済み件数は9区画となりました。
6ページをごらんください。
土地開発公社収支決算書でございます。
収益的収入の決算額は、3,941万円余り、次のページ、支出の決算額は3,989万円余り、当年度の純損失は48万3,135円となっております。
続いて8ページ、
資本的収入支出ですが、収入はございません。支出は258万円余りとなっております。
この後、9ページから21ページにかけまして、
貸借対照表、
損益計算書、
キャッシュ・
フロー計算書、財産目録、
決算附属明細表をつけておりますので、御参照いただきたいと思います。
続いて、22ページを配信いたしました。
保留地管理法人特別会計収支決算書でございます。
収益的収入の決算額は1億4,963万円余り。うち、
保留地売却収入が6,211万7,000円、
補助金等収益が8,748万3,000円。
次のページの支出ですが、決算額は6,726万5,504円となりまして、差引き当年度純利益8,236万5,
996円となっております。
続いて24ページ、
資本的収入支出は、収入はございません。
支出決算額は1億4,600万円となっております。
25ページから35ページにかけまして、
貸借対照表、
損益計算書、
キャッシュ・
フロー計算書、財産目録及び
決算附属明細表をつけておりますので、御参照ください。
続いて、令和2年度の
事業計画・予算並びに
資金計画でございます。
39ページを配信いたします。
令和2
年度府中市
土地開発公社事業計画としましては、
公有地取得事業として、1億3,500万円の土地取得を計画しております。
続いて、40ページをごらんください。
予算ですけども、
事業用定期借地の売却が令和元年度で全て完了したため、
収益的収入は603万1,000円、支出は675万2,000円としています。
次の41ページ、
資本的収入支出は、収入は
土地先行取得のための
長期借入金8,000万円、支出は
公有地取得事業1億3,580万円、不足額につきましては、
当年度損益勘定留保資金での補填を予定しております。
42ページから45ページにかけて、予算に関する説明、
資金計画を掲載しておりますので、御参照ください。
次に、46ページを配信いたします。
令和2年度
保留地管理法人特別会計事業計画としまして、売却数21区画、予定額1億4,280万円としています。
47ページをごらんください。
予算でございますが、収入は1億4,283万2,000円、支出は1億4,744万1,000円としております。
次の48ページ、
資本的収入支出は、収入はございません。支出は
長期借入金償還金1億5,800万円。不足額は
当年度損益勘定留保資金での補填を予定しております。
49ページから以降の予算に関する説明、
資金計画を掲載しておりますので、御参照ください。
土地開発公社の事業の状況についての説明は、以上でございます。
続いて、報告第9号、府中市
まちづくり振興公社の事業の状況について、説明いたします。
今、配信いたしました。
令和元年度の事業報告でございますが、引き続き
指定管理施設の運用に努めることで、地域の文化・スポーツ・観光などの振興を通じ、市民の健康増進、あるいは福祉の向上に努めるということでございます。
しかし、
新型コロナウイルス感染症の影響によりB&
G海洋センターは3月1日から休止としてございます。決算にも、その分影響が多少出ておるところです。
それでは、次に決算につきまして、報告をいたします。
64ページを配信いたします。
まず、収入の部ですが、2列目の合計欄をごらんください。
主なものとして、
受託施設管理費等収入1億2,734万余り、自主事業収入1,853万円余り、施設利用料金収入2,451万円余り等で、当期収入合計は1億9,239万7,576円。前期繰越収支差額を加え、収入合計は2億4,225万6,605円となっております。
次に下段、支出の部でございますが、事務局運営費1,492万円余り、受託施設管理費等1億7,679万円余り。当期支出合計は1億9,735万9,384円となり、収支の差額はマイナス496万1,808円となっております。
次の66ページから82ページにかけましては、収支計算書、正味財産増減計算総括表、
貸借対照表総括表、財産目録などを掲載しておりますので、御参照ください。
次に、令和2年度の
事業計画及び予算について、説明いたします。
86ページを配信いたしました。
令和2年度の
事業計画ですが、引き続き各施設の指定管理者として、地域住民や利用者の意見を反映した効率的な運営に努めることをしています。
ただし、次のページに掲げております例えば上下あやめまつり、あるいは河佐峡フェスティバル、この
事業計画を決定した段階では実施予定としておりましたけれども、
コロナウイルス感染症の影響により、今年度は中止と決定がされております。
その他につきましては、御確認ください。
続いて、予算を説明いたします。
111ページを配信いたします。
令和2年度の予算収入ですけども、合計欄をごらんください。主なものとして、受託施設管理収入1億1,187万6,000円、自主事業収入1,868万8,000円、施設利用収入2,500万円などで、合計1億7,087万円としています。ただ、この予算は3月当初時点での見込みですので、
コロナウイルス感染症の影響による利用料収入の減少も予想をされております。
支出につきましては、受託施設管理費1億7,087万円、当期支出合計も同額となっております。
以上で、府中市
まちづくり振興公社の事業の状況についての説明を終わります。
議案の提案説明は、以上でございます。何とぞ慎重審議の上、全ての議案を原案どおり承認、可決いただきますようお願いいたします。
〔総務部長 豊田弘治君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) これにて、
提案理由の説明を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) 議案第60号から議案第65号までの6件及び議案第67号の計7件について、これより質疑に入ります。
今のところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) 議案第60号から議案第65号までの6件及び議案第67号の計7件については、タブレットに配信しております委員会付託区分表のとおり、所管の各常任委員会に付託いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) お諮りいたします。
議案第66号については、議長を除く19人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって議案第66号については、議長を除く19人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長の互選について、議長からお願いいたします。
慣例により、予算特別委員会の委員長には副議長に、副委員長には総務文教委員長になっていただいておりますので、互選の手続を省略させていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) これより、議案第48号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 議席番号9番、市民クラブの土井基司です。
専決処分の承認を求める議案48号について、質問をさせていただきます。
これは、令和2年度の
補正予算(第3号)ということで、5月の臨時会に提案された雇用調整助成金についての補正を含むものであります。雇用調整助成金については、5月15日の臨時会で採決をしたわけでありますけども、この
専決処分の日付を見ますと、5月25日ということで、10日間の間に対象件数30件を想定していたのが100件ということで、3倍以上の件数見込みとなっております。そのような短期間のうちに専決で予算化しなければならなかった要因を聞きたいと思います。
5月臨時会の答弁では、状況を見ながらということもあったかと思うので、速やかに対応されたということでは評価をいたしますけれども、それにしても見込み数が少なかったんじゃないのかなと考えるところです。また、今回、見込み件数100件で予算化されているわけでありますけども、これ、今後どのようなるか、これで大体落ち着くのか、もっと増える見込みなのかについても伺います。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 近藤
商工労働課長。
〔
商工労働課長 近藤和成君 登壇〕
○
商工労働課長(近藤和成君)
専決処分により予算化した理由でございますけども、5月15日の臨時会において御答弁させていただきましたとおり、府中市独自の支援策として打ち出しております府中市雇用継続助成金につきましては、市内事業所の雇用維持に重要かつ必要な支援策であると考えております。
当初、30社分を予算計上をしておりましたが、雇用調整助成金の申請、計画情報を収集する中で、追加措置70社分、合計100社分の予算措置を
専決処分により予算化させていただいたものでございます。
また、雇用調整助成金の申請に係る
社会保険労務士費用につきましても、対象に含めることで、課題意識を持って制度設計を進めておりましたところ、広島県においても同様の課題意識から、県内全域で国の雇用調整助成金及び緊急雇用安定助成金の支給申請手続に係る
社会保険労務士費用として10万円を上限に、市を経由して事業所へ助成することを決定したことが主な理由となっております。
雇用調整助成金の申請見込みですが、申請事務が簡素化されたことや、国の6月補正で制度が拡充する予定であることから、さらに件数は増加すると見込んでおります。
〔
商工労働課長 近藤和成君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 今の新型コロナ感染症の対策ということで、雇用を継続するための様々な取り組みということで、大変柔軟に、そしてスピード感を持って対応されているとは思います。
その中で、5月の臨時議会のときに別の議員の方の質問に対して、雇用調整助成金については申請件数が非公表であるため、十分把握できていないと言われながら、質問者の方は大体の数字、これぐらいじゃないかということも挙げられておりました。その中で、これから対策を進める中では、関係機関との緊密な情報交換とか調整が必要になってくるんではないかと思います。
かねてより、雇用対策、雇用問題に関する専門部署の設置を求めてまいりましたが、昨年の4月からは名称上は商工労働課ということで、労働政策の担当課も配置されました。今後、雇用対策についても、専門的、専従で担当できるような職員の配置をしていくことを御検討をいただければと思うんですが、現時点で考えがあれば答弁をお願いいたします。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 副市長。
〔副市長 村上明雄君 登壇〕
○副市長(村上明雄君) 現時点とか、来年度に向けて確定的なものがあるわけではありませんが、議員おっしゃっていただきましたように、昨年度、令和元年度ですね、組織改編の中で、単純に商工課と言わずに労働とつけたことにつきましては、コロナがあったというのは最近の話なんですけれども、やはり移住の問題、関係人口の問題、あるいは転職、いろいろ社会の流れとか、若者中心に働き方、あるいは仕事に対する価値観が相当変わってきているという中で、転職の相談をやっていく、あるいは移住でいえば近隣含めて、あるいは首都圏から引っ張ってくる。住まいの問題と仕事の問題、あるいは子育てとかを進めていく上での今度は企業の中での働き方にどう取り組んでいくのかというのは、経済政策的な面を含めて、これは福祉セクションと一体的にやっていかなきゃいけないし、もっときめ細かなことも考えていかなければいけないんじゃないかということで、課の看板の名前の中に労働というのを付けさせていただきました。
そういう意味では、決しておろそかにするというよりも、これから本当に大事なテーマになってくると思っております。
御要望ということで、課題意識は持ちながらなんですけれども、限られた人員配分ということでありますので、どういった形ができるかは、これからもしっかりと考えていきたいと思います。
〔副市長 村上明雄君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 以上で通告による質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第48号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第48号については、委員会の付託を省略することに決しました。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時52分 休憩
午前10時52分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) 再開いたします。
これより、議案第48号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第48号を採決いたします。
本案は、承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は承認することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) これより議案49号から議案第59号までの計11件について、一括して質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第49号から議案第59号までの計11件については、会議規則第37条第3項の規定により、いずれも委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第49号から議案第59号までの計11件については、いずれも委員会の付託を省略することに決しました。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時53分 休憩
午前10時53分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) 再開いたします。
これより、議案第49号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第49号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) これより、議案第50号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第50号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第51号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第51号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第52号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第52号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第53号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第53号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第54号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第54号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第55号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第55号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第56号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第56号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第57号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第57号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第58号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第58号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、議案第59号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第59号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これより、報告第4号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 議席番号9番、市民クラブの土井が報告4、令和元年度の府中市
一般会計の繰越明許費
繰越計算書について、質問をさせていただきます。
事業を進めるに当たっては、どうしても繰り越しになる事業が一定程度発生するのは、毎年のことで致し方がないと考えるわけでありますけども、今回の計算書の項目について、前年度に比べると項目が増えております。その要因について、お伺いをいたします。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 宮財政課長。
〔財政課長 宮康展君 登壇〕
○財政課長(宮康展君) 前年度より繰越項目が増えているようだがということで、その要因ということでございますけども、まず初めに本年度に繰り越した事業につきまして、その要因別に分けて、幾らか御紹介をさせていただきたいと思います。
GIGAスクール関連事業や県事業負担金などの国の
補正予算や県の予算執行に伴い、その性質上、翌年度へ繰り越さざるを得なかったもの。それから、災害復旧事業のような労働力や資材確保に苦慮し、施工業者の確保が難しかったもの。そして、道路の改良事業等に伴いまして、地権者や地元との協議に不測の日数を要したもの。それから、各種計画の策定におきまして、今後も足腰が強い府中市の方向性を定めるため、引き続き審議会等での議論が必要であると判断したものなどの事由によりまして、結果として繰り越さざるを得ない事業が多く発生をしたものでございます。
特に災害復旧事業につきましては、平成30年7月豪雨災害関連の復旧工事の件数が急増したことによりまして、現在でも施工業者の確保が難しい状態が続いていること。また、実際に入札を実施したといたしましても、不調となる案件も多く、工期等を考慮すると、明らかに繰り越して対応せざるを得ない状況となったものでございます。この災害のいわゆる事業の状況につきましては、市が発注する公共工事全体の進捗にも影響が及んでいると分析をしております。
しかしながら、繰り越すことによりまして、事業完了が遅れることが、住民サービスの低下ともなりかねないとも考えておりますので、入札や契約事務については、可能な限り早めに取りかかるとともに、工期について余裕を持って設定することで、適切な予算の執行に取り組んでまいりたいと思います。
〔財政課長 宮康展君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) いろいろ要因別に説明いただきました。
災害については、次の報告の事故繰越にも関わることですので、またそこでまとめてお話ししたいと思いますけども、要因の一つとして、各種計画の策定が十分な議論をするために遅れたということですけども、そもそもが長期的な計画を立てる、取りかかりが年度内に完成させるには、少しスタートが遅かったのかなというところ、それは、10年計画を途中でやめて新たな計画にするところの検討等もかかったということもあるかとは思いますが、その辺も含めながら、令和元年度は多くの計画を立ち上げております。人員の数をどんどん減らして、合併以後減らしてきた中で、そのような計画を次々立てる、その事務執行体制がなかなか十分に機能できていないんじゃないかなと考えるところであります。そう考えると、今後もなかなか新しい事業を次々と立ち上げていくのは難しいんじゃないかなと感じております。
災害もまだ復旧ができておりませんし、これから新型コロナ感染症の対策についても、多くの取り組みが必要になってくる中で、今後の執行に当たって、体制をどう考えているか。そのことについて、お伺いしたいと思います。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君)
豊田総務部長。
〔総務部長 豊田弘治君 登壇〕
○総務部長(豊田弘治君) 今の体制という御質問ですが、通告がなかったので、今、はっきりしたことではないんですけども、新たな事業、災害、あるいはコロナ、そして先ほど申しました
総合計画各種ビジョンに基づいて、いろいろな事業を今後、「選ばれる府中市」ということを目指してやっていくためには、かなり新しい事業が増えていくことは事実でございます。
それは、今までなかなか手がつけていっていなかったという部分もございます。通常の市民に対する業務、そういうのもある中で、そういったことをやっていくために、それは人員もございます、組織体制のこともあります、そういったことを、また、今人数がどうですとか、組織がどうということは、今、申せないところもございますが、そういったことをできるだけ、チーム、あるいは横連携といったことも含めて、体制をつくりながら実施をしていきたいと考えているところでございます。
〔総務部長 豊田弘治君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 以上で、通告による質疑は終わりました。
これをもって質疑を終結し、報告を終了いたします。
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○議長(
棗田澄子君) これより、報告第5号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結し、報告を終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) これより、報告第6号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結し、報告を終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) これより、報告第7号の質疑に入ります。
通告がありますので、発言を許します。
加島広宣君。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 棗田議長のお許しをいただきましたので、報告第7号についての質疑をさせていただきます。公明党、加島広宣でございます。
報告第7号でございますが、事故繰越といった形で報告がされているかと思っております。なかなか聞き慣れなかった言葉であったので、この事故繰越の要件といったものを、ちょっと文献等で見ましたところ、避け難い事故により、年度内に支出できなかった場合に事故繰越ができるとございました。
この避け難い事故ということでありますので、この府中市の考え方は、この避け難い事故というのは、どういうことなのかなと感じましたので、この点について、お伺いをしたいと思います。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 宮財政課長。
〔財政課長 宮康展君 登壇〕
○財政課長(宮康展君) 事故繰越の要件、それから避け難い事故というのは、どういった捉え方をしているのかという御質問だったように思います。
事故繰越につきましては、地方自治法第202条第3項ただし書中に「歳出予算の経費の金額のうち、年度内に支出負担行為をし、避け難い事故のため年度内に支出を終わらなかったものは、これを翌年度に繰り越して使用することができる」と規定をされているところであります。
御質問の避け難い事故につきましては、財務省作成のガイドブックに若干掲載をされておりまして、「避け難い事故の範囲については、法令上明確にされておらず、社会通念上、避け難い事故と判断されるものでなければならない」とされております。その事例として、例えば異常気象でありますとか、工事現場等での障害等が例示としてされているところでございます。
この報告第7号につきましては、平成30年度7月豪雨災害関連の災害復旧事業の事故繰越
繰越計算書でございますが、契約等の事務は適正に行われているものの、契約後に復旧箇所が多大であることに加え、結果的に労働力及び資材確保ができなかったことにより、令和元年度内に工事完了が困難となったものでございます。本市といたしましては、これらの原因は社会通念上、避け難い事故であると判断をさせていただいたものでございます。
〔財政課長 宮康展君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 加島広宣君。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 避け難い事故ということで、先ほど御説明があったのですが、社会通念上という話の中で、私がお伺いしたのは府中市独自での考え方ということで、何か決められているものがあるとかいう思いであります。一般的なことでありますと、例えば本年度でしたらコロナもありということで、これも避け難い事故というものに含まれるのか、どうなのか、分からないので、府中市の考え方、お伺いさせていただきたい。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 宮財政課長。
〔財政課長 宮康展君 登壇〕
○財政課長(宮康展君) 府中市の考え方でございますけれども、府中市の考え方につきましても、財務省が定めておりますこういった内容については、準用させていただいているといいますか、こういった事例が、まさに先ほど言った事故であると考えております。
要は、予想していなかった事象であるとか、今回でいいますと
コロナウイルスの関係もございます。災害に関していえば、やはり今までに経験したことのない大災害であったこともございまして、なかなか細かい箇所等もございまして、数がかなり多くございました。そういったところ、やはり限られた事業者さんにお願いをさせていただこうとしますと、どうしても、会社の規模によってもございますが、工事を請けられる、請けられないという部分が、やはり出てくると思います。そういった状況も勘案しながら、事業の実施について、市として検討していかなければいけないことになるかと思います。
ですので、実は府中市としてどう考えているかと、具体的に定めたものは特にございませんが、その判断については、やはりそういった状況を踏まえながら、その都度都度、避け難いものであるのかといったところも含めて検討しているところでございます。
〔財政課長 宮康展君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 加島広宣君。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 何か一つのルールみたいなものを決められるのでありましたら、またそういうことも考えていただければと思うんですが、この報告されております報告7の16ページになりますが、この16ページを見ますと、繰り越しになった理由が説明をされていると思います。6款の農林水産費、8款の土木管理費、11款の農林水産施設
災害復旧費に土木
災害復旧費、それぞれに説明があるんですが、一言一句同じ内容で、私から見るとコピペをされているんではないかと感じてしまうんですが、どこかの基本構想を見るような思いでこの説明を読んだんですが、これはちょっと民間的に考えると、なかなかあり得ないというような報告説明じゃないかなと。もうちょっと内容的にどういう努力が行われてきたのかぐらいの説明がここに書かれていれば理解できるんですけども。こうした報告の仕方一つではあるのですが、今後、市民に開かれた、分かりやすくという観点から考えると、詳細が理解できるような形にしていただければなと感じましたので、これはお願いにもなるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 宮財政課長。
〔財政課長 宮康展君 登壇〕
○財政課長(宮康展君) 今、議員、御指摘をいただいたことでございますけれども、おっしゃるとおりでございます。やはり事故繰越も含めてなんですけども、通常の繰り越しでもそうですが、やはり理由をしっかり我々も把握して、それに市民の皆さんに納得いただけるような理由で繰り越したんだよといったところを、こういった皆様に御提供する書類を含めて、またしっかりと作り込んでいきたい。そして、間違いのない判断をしていきたいと考えていますので、そういうふうに取り組んでまいりたいと思っております。
〔財政課長 宮康展君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 10分間、休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時18分 休憩
午前11時30分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○総務課長(岡田宏子君) 再開いたします。
休憩前に引き続き、報告に対する質疑を行います。
土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 議席番号9番、市民クラブの土井が報告7について、質疑をさせていただきます。
事故繰越ということで、先ほど説明があったところですけれども、今回のは災害復旧が主でありまして、いまだになかなか復旧が進んでいないのが現状であります。そういう中で職員の方々もできるだけ早く発注をして復旧につなげたいということで、無理をして発注をして、なおかつ業者の方もできないのを半ば認識しながらも、できるだけ地元のためなのでということで、無理をして工事を請けているのが現状だと思います。そういう中で、頑張りたいという気持ちと現実とが、やっぱり合致せずになかなか進んでいないのが今の状況で、結果として、このような事故繰越等が増えていくことになるので、その点については致し方ないのかなと考えているところであります。
とはいえ、先ほどありましたように、事故繰越というのは、なかなかあっていいものではありませんので、そういう点では少しでも減らすことが大切になってくるかと思います。それで、実際、事故繰越となってしまった件でも、この後、また繰り越すということになりませんので、早く事業を終了させる取り組みも必要になってきます。
そこで、災害復旧の現状、それから、少しでも事業を進めるための取り組みについて、お聞きをいたします。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 河毛土木課長。
〔土木課長 河毛茂利君 登壇〕
○土木課長(河毛茂利君) 私から、公共土木災害の進捗状況について、お答えいたします。
事故繰越につきましても、平成30年7月の豪雨災害は広域で、また、災害箇所も膨大であったため、全ての箇所につきましては、相当の時間が必要となっております。
進捗状況でございますけれども、国庫補助の公共土木災害復旧工事は、全体で80件でございますが、5月末現在、工事の完了は61件となっております。この80件のうち事故繰越は16件ございますが、こちらも5月末までに11件の工事は完了しております。残りの5件につきましても、8月末までに2件の完成予定、3件が今年度中の完成に向けて取り組んでおります。
急傾斜地対策である災害関連地域防災崖崩れ対策事業は、4件全てが事故繰越となっておりますが、契約を行い、事業を進めています。年内の完成が2件、残りの2件につきましても、年度内に工事が完成する予定です。
進捗を早めるための方策でございますけれども、方策といたしましては、土木課、農林課、広島県の工事も含め、近接する工事現場を同一業者へ発注を行うことで、機械、作業員の移動時間の短縮など、効率的に復旧工事が進むよう取り組んでいます。早期に復旧・復興が進んでいくよう取り組んでまいります。
〔土木課長 河毛茂利君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 池田農林課長。
〔農林課長 池田弘昭君 登壇〕
○農林課長(池田弘昭君) 私からは、農地農業用施設災害に関わりまして、合わせて115件発生いたしました。
復旧状況でございますが、農地につきましては、68件のうち事故繰越が26件、農業用施設が12件でございます。全て契約済みでございます。このうち農地21件、農業用施設においては8件が工事完了しております。
次に、林道施設につきましては、全体で17件のうち事故繰越は1件で、現在、施工中ということでございます。
この平成30年7月豪雨による被害が多大であり、施工業者も受注過多になっており、また、資材の不足等により事故繰越となりましたが、全て令和3年3月末完了予定で、業者も取り組んでいっていただいているといった状況でございます。
進捗を早めるための方策としましては、今、補助災害にめどが立った状況でございます。今後、市の単独災害復旧工事について、順次、現地確認を行い、測量設計に取りかかっていきたいと考えております。
また、小規模な災害につきましては、農業生産維持及び農業経営の安定を図ることを目的に、府中市独自の災害支援を新たに今年度創設しております。通常分、今年度、仮に災害が発生した場合としましては、補助率が復旧工事費の4分の1で、上限20万円ですが、平成30年7月豪雨で未復旧箇所においては、早期に営農再開してもらうよう特例分として、復旧工事費の4分の3で、上限30万円までの支援を今年度に限り適用するというものもございます。小規模な災害などに対し、独自支援を行い、受益者が直接業者に依頼することで、時間的にも短縮できるなど、早期復旧、生産再開に寄与するもので、ぜひ、この支援制度を活用していただき、早期復旧を図っていただきたいと考えております。地域などで御相談等ございましたら、ぜひ、この制度も御紹介していただければと考えております。
〔農林課長 池田弘昭君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 以上で、通告による質疑は終わりました。
これをもって、質疑を終結し、報告を終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) これより、報告第8号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 市民クラブ、議席番号9番の土井であります。
土地開発公社の事業の状況についての報告について、質問させていただきます。
まずは昨年度、2019年度の桜が丘団地販売の状況について、お伺いいたします。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 内海監理課長。
〔監理課長 内海敏雅君 登壇〕
○監理課長(内海敏雅君) 昨年度の桜が丘団地の販売状況ということで、お問合せをいただいております。
その前に、まず
土地開発公社本体の事業について、一つ御報告させて、先ほど、部長の説明にもありましたように、
事業用定期借地、この間、抱えていましたものが順次売却できまして、昨年度、1件売却できまして、これで完了になりました。3,200万円余りでお買上げいただいたということで、
事業用定期借地は、もう残りはございません。
保留地管理法人の特別会計に係る事業、いわゆる桜が丘団地の販売でございますけれども、販売状況でいきますと、目標が22区画で、販売戸数が9区画でございます。実際、22区画に対して9区画ということで、一昨年度が8区画でございました。昨年度が9区画ということで、あまり伸びていないというたら伸びていないんですけれども、じゃあ、なぜ9区画にとどまったかということでございます。
いろんな要因があるかと思いますけども、一つは、やはり一昨年の豪雨災害の影響がまだ尾を引いているのではないかと。平成30年度夏以降、秋から年を明けまして、春先までは、やはりメーカーさんは顧客さんの復旧工事、そちらを優先されております。年度が変わりまして、春先以降は、それまでに予約されておりました新規住宅の建築に着手されております。ですから、その間に申込みがありましても、なかなか今すぐには家は建てられませんということで先延ばしになっていた。じゃあ、家が建てられないんなら、土地を買うのをもう少し控えようかということで、人手不足、資材不足ということで、新しいお客さんの建築計画が延びた、難しかった状況が実はあるのではないかと思います。
特に桜が丘の場合でいいますと、新築とか定住の補助金、50万円とかいろいろありますけれども、これがかなりの魅力といいますか、これがあるから助かったというお客さん、かなりいらっしゃいます。これについては、土地購入後1年以内の建築完了ということになっております。今回のように人員不足、資材不足ということは、今後、いろんな場面で起こってくるかもしれません。ですから、その1年間の期間というのが、障害といいますか、1年と縛られているんで、なかなか土地がすぐには買えないということがあるのであれば、また、この期間の延長についても、これはメーカーさんとも話を聞きながら、お客さんの反応を伺って検討する必要があるのではないかなと思っております。
それから、もう一つが近隣の宅地開発が昨今進んでおるということでございます。これは府中市の市街地を含めまして、近隣の駅家町、神辺町、こういったところで宅地開発が進んで、おおむね50坪程度、七、八百万という価格帯で売り出されております。
それから、もう一つは土地の購入とか、家屋の新築に対する考え方が、また以前とは変わってきたということがあると思います。これはメーカーさんにもお伺いしたんですけれども、従来でしたら土地を決めて、間取りを決めるという考えであったんですけれども、昨今はモデルハウスとかメーカーさんがつくられたイメージ、これを見て、家を決めて、じゃあ、その家が入る土地を選ぶと、こういう流れがあるようでございます。
また、総額、家が幾らお金がかかります。私の資金はこれだけです。じゃあ、差し引いたら土地代は幾らですねということで、金額面で土地を探されるという、そういうやり方にもなってきているそうでございます。
そうなりますと、やはり建築される方の資金、それから、土地や建物を造られる、買われるときの資金との兼ね合いから、じゃあどうしようか、桜が丘にしようか、府中市にしようか、あるいは近隣の市外にしようかということで、悩まれている方もいらっしゃる。そういった方が、まあしょうがない、よそに行こうかということで、結果として桜が丘を選んでいただけなかったというケースもあるかと思います。こういったお客さんに対しては、やはり府中市は、よく言われております「魅力発信」ということをよく言っておりますけれども、待機児童ゼロであったり、教育の充実であってり、府中市がいいところと、これをPRするのも併せまして、じゃあ桜が丘の周辺の住環境、教育施設、その他住環境、こういういいところがありますということをもう一押しすれば、迷われている方に、じゃあ桜が丘にしようかということで、そちらへなびいてといいますかね。そういったことも、これは必要でないかとは思っております。
そういった中で、子育て応援モデル住宅を昨年は3棟建築いたしました。ハウスメーカーさんに御協力をいただいて、3区画を購入していただいて、3棟建てたわけでございますけれども、それぞれ子育てしやすい家という視点からデザインをされております。2月に見学会を開催し、約50人の方にお越しいただきました。来られた方から、いろいろとそれぞれのメーカーさん、工夫を凝らして中の仕掛けをいろいろされておるとか。あるいは、土地と建物で2,350万というのは、非常にお得感があるということで、いい返事も頂いております。そういったことで、現在1棟は成約に結びついております。これについてはホームページでも紹介しまして、ホームページを見ていただければ、残り2棟についても、すぐホームページ上で見られるということにしております。
2月の見学会に引き続いて、3月にも見学会を行いまして、さらなる顧客の取り込みといいますか、関心のある方に、また見ていただく機会も考えておったわけでございますけれども、コロナの影響で3月のイベントが中止になりましたので、ちょっとそちらは、今、できておりません。ただ、ハウスメーカーさんが独自で、次の週末、展示会をされる予定ですので、そちらのほうへも出向いていきまして、お客さんの声を聞くという、こういう機会も考えたいと思っております。
〔監理課長 内海敏雅君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 2019年度の販売状況と、それから今後に向けてのいろいろな展望についてもお聞かせをいただきました。
その中で、
コロナウイルスによるイベントの縮小も、ある程度まだ続くと思われますし、さらには雇用環境の悪化による購買層の減少といいますか、購買意欲の減退とかもあると思いますので、かなり厳しい状況になっていくんじゃないかなと予想いたします。
今後の販売予想、年度計画では22区画ということになっておりますけども、それについて、目標達成の見込みはどうなのかということと、それから、第3次販売計画も後半に入っておりますので、市として
土地開発公社、今後、桜が丘の販売事業終了後にどうしていくかについての検討の状況について、お伺いをいたしたいと思います。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 内海監理課長。
〔監理課長 内海敏雅君 登壇〕
○監理課長(内海敏雅君) 今後の販売予想ということでございます。
議員おっしゃいましたように、
コロナウイルスの影響でかなり収入減もあります。昨年の春先までであったら買おうかなと考えていらっしゃった方が、ちょっとこういう状況ではなかなか難しいなということで、買い控えをされることもあろうかと思います。
そういった中で、なかなか販売予想、じゃあ実際、何区画売れるのかは、今の段階では、ちょっとなかなか数字を挙げるのは難しいわけでございますけれども、先ほども言いましたように、いろんな昨年度の状況を振り返りまして、じゃあこうすれば売れるんではないか、あるいは、こういうことをやったから、このお客さんは桜が丘を選んでいただいたと。こういうことをまた分析とか、直接住民の方に聞くというやり方もありますし、そういったこともやりながら、少しずつ新たな方策といいますか、それを展開していきたいと考えております。
一つは、今年度の予算にもありますけれども、外構整備、それから緑化を実施した方に30万円の補助を出すという、町並み整備及び緑化推進補助金でございます。これ、従来でしたら、やはり建築費がかなりかさむということで、外構とかカーポート、これについては後回しにされるお客さんが結構ございました。ただ、メーカーさんから春先に問合せがありまして、今年度はこういう補助金をつくったんですという話をしますと、じゃあそういった後回しにされたお客さんも、この際だから一緒にやりましょうということで、話がとんとん拍子に進むんだということで、メーカーさんには、非常にいい評価といいますか、感触をいただいております。ですから、こういったものを一つは団地購入の後押しになるといいますか、一つの決め手になるのではないかと思っております。
もう一つは、昨年度の増税に対する僅かですけれども支援策といいますか、それに何とかできるようなということで、この補助金をプッシュしていきたいと考えています。
それから、桜が丘団地のパンフレットを、今年度リニューアルいたしました。従来のように町の紹介だけでなく、実際に住んでいらっしゃる方の声とか、そういったものも載せまして、桜が丘団地周辺のいろんな施設の紹介もしております。こういったものを先ほど言いました町並みの補助金と合わせまして、メーカーさん、あるいは企業さんを訪問いたしまして、企業さんでしたら社員の方、建築希望がいらっしゃる方に紹介していただく。メーカーさんでしたら、問合せがあったときに紹介に使っていただくということで、ハウスメーカー回り、企業回りを検討しております。
それから、もう一つ神辺町に住宅展示場がございますけれども、こちらへ常設してありますパンフレットに桜が丘団地の宣伝ページを1ページ作っていただくことにいたしました。こういった状況ですので、なかなか、今も販売活動、直接ポスティングであるとか、他市町へ出かけていって営業活動をすることを、今、控えております。そういった中で十分に営業活動できないわけでありますけれども、こういった形を使いまして、メーカーさん、それから企業さん、そういったところからのお話をいただく中で、何とか22区画に向けて取り組んでいくということになります。
一つ御紹介しておきたいのが、成約される方が一番気にかけておられるのが、やはり手続なんですね。土地の購入とか、建築の手続は、最低限必要なわけでございますけれども、それ以上に心配されているのが、保育所や幼稚園、学校の手続、それから、電気、水道とかガス、そういったライフラインの手続、あるいは、転入転出の手続、これどうすればいいのかと。保育所への入所の時期はいつ頃になるかとか、学校の手続はいつ頃進めればいいのかといったことをやっぱり心配されております。団地販売係では、そういった問合せがありましたら、まずはこちらの係でお話をお伺いしまして、私どもも一覧表を作っておりまして、この手続はいつ頃までにここへ行ってやればいいですよ、この手続はこの部署でこういう対応になりますということをあらかたお話をさせていただいた上で、それぞれの担当部署へお連れするという形を取っております。
そういった丁寧な対応を引き続きやりながら、何とか目標の販売に向けて、今後努力していきたいと考えております。
それから、
土地開発公社の将来でございます。これについては、3月議会において、予算特別委員会建設分科会でも同様の質問をいただいております。そのときには、一つの考えを判断するタイミングとして、団地の借入金が完済する令和5年度が、そういう一つの時期ではないかということを申し上げました。これについては3月議会の答弁以降、進捗ということでいえば、なかなか進んではいないわけでございますけども、ただ、公社の在り方については、今後やはりずっと検討していく必要があると考えております。
〔監理課長 内海敏雅君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 以上で、通告による質疑は終わりました。
これをもって、質疑を終結し、報告を終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
棗田澄子君) これより、報告第9号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
加島広宣君。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 報告第9号についての質疑をさせていただきます。公明党、加島広宣でございます。
報告9号は、
まちづくり振興公社の報告であるとは思いますが、本年度に予定をしておられますいわゆる
事業計画の実施は、ちょっと今後困難ではないかなという思いといいますか、想定がされるわけでございますけども、そうした中で想定される事業がある中で、令和元年度の決算額を見ますと、自主事業収入が約1,850万円、B&Gの施設利用料金収入が約2,450万円とございます。これらの収入あたりも減少していくのではないかという判断ができるんですけれども、やはり施設の維持は必要であると思うわけで、公社としての経営が難しくなって、仮にこの一般の職員の方ですとか、高齢者職員、臨時職員の雇用といったものを反映してきてしまって、そういったおそれがあるのかなというような思いもありますので、こういった雇用が維持されるのかということと、また、経営に関する答弁というものはできないということでございますので、市としての経営安定のため、公社に求めていること、どういったことを求めていかれるのかという観点と、令和元年度末の現金預金の残高の報告がございます。これが約5,050万円。前年度比で600万円減少しているんですけども、この運転資金として、必要限度額をどれぐらい見込まれているというか、どれぐらいあれば運営できるという思いを市としてあるのかを確認をしておきたいと思います。
もう一点。経営が厳しくなると、当然、現金預金を利用せざるを得ないのかな。そうすると預金がどんどん減少していく、加速するというように思われるんですが、そういう場合において、市として、この支援といったもの、想定をされていらっしゃるのかどうかといったところをお伺いしたいと思います。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君)
豊田総務部長。
〔総務部長 豊田弘治君 登壇〕
○総務部長(豊田弘治君) 今、御質問いただきました
まちづくり振興公社につきまして、まず最初の御質問の雇用の面ですが、ここにつきましては、当然維持ということで、引き続きお願いをするということでございます。
まちづくり振興公社における雇用関係につきまして、当然、公社の管理運営事項ということではございますが、府中市の重要な指定管理を担っていただいているということもある、そういったパートナーということからも、市としても公社の運営、職員の雇用を維持する責任もあると考えております。
今回の
コロナウイルス感染症の影響は、実際、施設の運営にも及んでいるところがございますが、実際の雇用は維持をされているということでございます。
それから、次の経営安定のために公社に求めることということで、そういった視点からいいますと、自主事業などの収入を増やしつつ、経常経費の削減が効果的と、これ、一般的なお話になると思いますけども、考えておりますが、市としましても、観光ビジョン、あるいはスポーツの推進等におきまして、施設のコンセプト、あるいは運営の在り方というものを、今後、そういったことも明確にしていく必要もあろうかと思います。
そういったことの上で、公社に求めることとして、今の
指定管理施設の目的、あるいは特色といったものを生かし、また、ターゲットを見据えた戦略的な運営、それに伴う満足度の高いサービス提供、これは市と一緒に考えていきたいと考えておるところでございます。ただ、今回のコロナで各施設の3密を回避する、こういった視点、取り組み、必要ですので、こういったことも引き続き求めていきたいと考えております。
それから、運転資金等の御質問でございます。公社全体としまして、給与あるいは光熱費等で、毎月約1,200万程度の固定費がかかっております。その大半は市からの補助金あるいは指定管理料で賄ってございますので、現在のところ、そういった資金は確保できると考えております。
現金残高が減っているということでございますが、主なものとすれば、コロナの関係でB&
G海洋センター、これが3月1日から休止にしておりますので、その部分の利用料収入が減っていることが大きな要因でございます。
そして、今後さらに預金が、現金が減ってくるのではないかという御質問でございます。今申しましたB&
G海洋センターにつきましては、3月から先月5月19日、20日まで休止ということで、当然、そこの利用料金の収入が減っておるというところでございます。
今後の支援策、当然、必要性を感じております。そういったこと、経費、それから、先ほどの今後の方向性といったことを総合的に勘案しながら、内容についての検討をしてまいりたいと考えております。
〔総務部長 豊田弘治君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 加島広宣君。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 御答弁いただきましたが、経営は厳しくなるのではないかなという想定といいますか、私の勝手な見込みになるのかもしれないんですけども、先ほどの説明、令和2年度の
事業計画書もつけられて報告をされていると思います。ページでいうと111ページになりますけども、そこの計画において、そういう計画が行われて収入が得られるのかなと単純に思えるんですが、まあ、いいです。
一方、
事業計画をされていて行われない、いわゆるイベントが中止になりましたというようなことで、計画していた費用が必要でなくなるというケースも出てくるのかなと思うんですけれども、そうした費用が必要でなくなったので、指定管理料が余りますから返金しますというか、返しましょうというような申出というか、話し合いなどもされたりするようなことがあるのか、お伺いをしておきたいというように思います。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君)
豊田総務部長。
〔総務部長 豊田弘治君 登壇〕
○総務部長(豊田弘治君) 今年度の先ほど申しました
事業計画、多少イベントの中止ということも提案の中で申し上げました。そこにつきましては、当然中止もありますが、先ほどの説明の中でも、ちょっと3月時点、当初時点で決定したものでございますので、その内容の例えば修正ですとか、補正ですとか、そういったものは、ちょっと今細かい話はないですけれども、今後の運営の中でどうしていこうか、その事業をどうしていくかというのは検討課題になろうかと思います。
御質問のいわゆるそういった場合の指定管理料の減額という御質問につきましては、総合的に決定するものでございますので、今のところ、そういった影響分についての減額は想定をしていないということでございます。
〔総務部長 豊田弘治君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 市民クラブの土井です。報告9番の
まちづくり振興公社の事業の状況について、質問させていただきます。
昨年の6月議会で、振興公社の利用者等がはっきり分かるような資料をということでお願いをしたところ、非常に分かりやすい資料を作成いただきました。大変ありがとうございます。
まちづくり振興公社については、指定管理の施設が多いんですけども、採算性が比較的低い施設の管理が多いということで、かなり経営的には難しい面があるかと思います。その中で、こうやって作成いただいた資料を活用して、今後の経営方針を決めていかなければならない。新型
コロナウイルスによる短期的な見通しの悪化もあるでしょうし、今回のような資料を使った長期的な見通しというようなものをあわせながら、経営のことについて、市としてもいろいろ考えていかなければならないと思います。
そこで1点。お作りいただいた資料の中で、利用者数の変遷と利用料金の変遷の動きがずれている。利用者が減っているのに収入が増えていたり、また逆とかいう例もあります。その辺について、全体的な分析はまだまだこれからだと思いますので、その点についての分析をお伺いいたしたいと思います。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君)
豊田総務部長。
〔総務部長 豊田弘治君 登壇〕
○総務部長(豊田弘治君) 今回、グラフという形で各施設ごとの利用者あるいは利用料金の収入を載せさせていただいております。正直言うと、細かい分析等までは進んでいないのは事実でございますが、今、例えば、おっしゃられた、グラフが反対に進んでいるのではないかというようなことにつきまして、ケースで申しますと、いわゆる施設単位で利用者というよりは、利用1回当たりという設定をしているものもございます。1回当たりの人数は増えたんだけども、団体はそうでもなかったとか、ちょっといろんなパターンがございまして、多少グラフで見たときには、逆の動きになっているというものもあろうかと思います。また、災害の影響などにより、ピークの利用者が激減したこと、全体の利用者が激減し、収入が減少したと。様々なパターンがございまして、利用人数あるいは使用料、このずれが生じていると考えております。
今後、この資料を活用いたしまして、サービス提供ですとか、使用料の検討材料、そういったものの材料ということでも考えていきたいと考えております。
〔総務部長 豊田弘治君 降壇〕
○議長(
棗田澄子君) 以上で、通告による質疑は終わりました。
これをもって、質疑を終結し、報告を終了いたします。
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○議長(
棗田澄子君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
議案調査のため、6月9日及び6月10日の2日間、休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
棗田澄子君) 御異議なしと認めます。
よって、6月9日及び6月10日の2日間、休会することに決しました。
次回は、来る6月11日、午前10時から本会議を開きます。
ただいま御出席の諸君には、別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。
本日はこれにて散会をいたします。
午後0時9分散会...