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令和元年第4回定例会(12月 6日)

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  1. 府中市議会 2019-12-06
    令和元年第4回定例会(12月 6日)


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    令和元年第4回定例会(12月 6日)              令和元年第4回府中市議会定例会会議録  令和元年12月6日午前10時0分、府中市議会定例会を本市議事堂において再開した。 1 出席議員      1番  加藤吉秀       2番  芝内則明      3番  福田 勉       4番  森川 稔      5番  広瀬和彦       6番  安友正章      7番  岡田隆行       8番  楢﨑征途      9番  土井基司       10番  水田 豊      11番  加納孝彦       12番  山口康治      13番  本谷宏行       14番  三藤 毅      15番  加島広宣       16番  大本千香子      17番  田邉 稔       18番  橘髙尚裕      19番  丸山茂美       20番  棗田澄子 1 欠席議員   なし 1 説明のため出席した者   市長          小野申人   副市長         村上明雄   教育長         平谷昭彦   危機管理監       小寺俊昭   総務部長        粟根誠司   地域振興担当部長    後藤 勝
      健康福祉部長      唐川 平   経済観光部長      若井紳壮   観光戦略推進担当部長  森川祐司   建設部長        杉島賢治   教育部長        荻野雅裕   人事課長        皿田利光   総務課長兼選管事務局長 岡田宏子   政策企画課長      豊田弘治   財政課長        宮 康展   医療政策課長      皿田敏幸   女性こども課長     山田資子   商工労働課長      近藤和成   農林課長兼農委事務局長 池田弘昭   観光課長        浅野昌樹   都市デザイン課長    日野雄蔵   土木課長        河毛茂利   上水下水道課長     田原 厚   環境整備課長      松山浩一   教育政策課長      大和庄二郎  学校教育課長      門田雄治   危機管理室長      四茂野義光 1 事務局及び書記   事務局長        赤利充彦   議事係長        小林正樹   主任主事        小川愛美 1 議事日程   日程第1 一般質問 1 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時0分 開議 ○議長(加藤吉秀君) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事は、配信しております議事日程表により進めたいと思います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。  質問については通告に従ってされるようお願いいたします。  順次発言を許します。  まず、創生会の安友正章君の登壇を求めます。  安友正章君。             〔6番議員 安友正章君 登壇〕 ○6番議員(安友正章君) おはようございます。創生会、安友正章です。議長のお許しを得て、一問一答方式にて一般質問を行わさせていただきます。よろしくお願いします。  政府は、ひと・まち・しごとの循環で地方創生を推進するという方針を出しておりますが、現実的には、いまだに人口減少、少子高齢化が加速度的に進行しております。私たちの暮らす府中市も11月現在の人口は3万9,017人となり、高齢化率も37%と、地域の過疎化はいまだとまらず、進んでおります。  また、厚生労働省では2025年度をめどに、高齢者の自立支援を行う目的と、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるように、地域の包括的サービス支援提供サービス地域包括ケアシステムの構築を推進しております。  私たちの暮らす府中市においても、地域包括支援センターの設置に向けた北部・上下地域包括ケア推進センターを旧三玉医院跡に設置する予定です。  そこで、今回私は三玉プロジェクトと観光においては、上下の町並みにある瀬川百貨店、そして私たちの大切な価値のある公園であります、矢野温泉公園にある四季の里について質問をさせていただきます。  まずは、三玉プロジェクトですが、昨年度も三玉プロジェクトについては質問させていただきましたけれども、各部署との対応を図るということが答えとしていただきました。今回は、この三玉プロジェクトの基本実施計画について質問させていただきます。           〔6番議員 安友正章君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) 最初の質問といたしましては、先ほど申しましたように、昨年度三玉プロジェクトについて質問させていただきましたけれども、現在、この三玉プロジェクトにおける基本設計について質問させていただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 旧三玉医院施設を活用をいたしました上下町におけます地域包括ケア拠点施設の整備につきましては、昨年度からの繰り越し事業で基本設計を実施をしておりました。その過程で、本施設につきましては、医療施設として設計をされておりますため、主に想定しております事務所として使用するには、床の構造計算や、壁の耐震強度などに課題があることが判明をいたしました。このことによりまして、基本設計の委託業者のほうに、必要な対応策について検討いただいておりましたため、当初の予定期間を大幅に超過し、9月末に基本設計業務が完了したところでございます。  建物の強度に対します必要な対応策といたしましては、4階、5階の上層階を取り除いて、建物の軽量化を図りますとともに、床や壁に必要な補強を行うということで、これを前提に、今後、今年度予定をしております実施設計に着手をするということになります。手続的には、今議会の一般会計補正予算での繰り越しをお願いをさせていただいておりますので、来年度にかけて実施設計を実施したいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) 9月末に実施計画をつくられたということで、この三玉プロジェクトの予算についてお伺いしたいと思います。  できれば、その予算の中身についても、府中市がどれだけの予算を負担するのかについてはいかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 旧三玉医院施設の改修費用でございますが、詳しくは実施設計の中で確定をしていくことになると思いますが、基本設計の際の想定では3億6,500万円ほど必要になるのではないかと見込んでおります。  財源といたしましては、空き家対策総合支援事業という補助率2分の1の国庫補助が適用できる見通しとなりました。また、9月議会で本事業を過疎計画の中に加えていただきましたので、残りの2分の1部分に過疎事業債が適用できます。この過疎事業債の交付税措置分を除きました最終的な市の持ち出し額につきましては5,500万円程度になると想定をしております。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) ということは、国及び県をまたいだ予算配分ということで、府中市の持ち出しについては5,500万円でよろしいわけですね。  そうしますと、この三玉プロジェクトを推進するに当たりましての工期、完成時期については今後どのような推移で持っていかれる予定なのでしょうか。その辺の予定についてお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 施設改修の完成時期につきましては、当初は令和3年春を予定をしておりましたが、基本設計に想定外の時間を要したことなどもございまして、多少の遅延が生じております。現時点では、令和3年度に改修工事に着手をいたしまして、令和4年春の完成を目指しているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) ということは、あとまだ数年先になるということですね。  そこで次の質問なんですけれども、三玉医院は上下の町の中の、ある意味では一丁目一番地というか、ど真ん中にある、今までは三玉医院として運営されていましたけども、この上下の町というのは、イベントやまちおこし、地域の人たちがにぎわいを求めるためにやっておると、そういった町なかにある三玉医院がこの地域のイベントとどのような形で絡み合うのかは、例えば、ひなまつりは1カ月間、ことしは2月22日から3月22日までですか、その1カ月間をひなまつり、イベントとして行うと。将来的には、三玉医院がにぎわいの町なかにあるということで、施設としてはでき上がったとしても、この地域の観光振興において、この三玉医院も閉めっ放しではなくて、にぎわいのある祭りのときには、何らかの協力体制が必要ではないかと思いますけど、その辺については、地域のにぎわいとどのような形でこの施設が絡み合うのか、今のところ想像はできないんですけど、その辺について見解があれば教えてください。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 御指摘をいただきましたように、旧三玉医院は白壁の町並みに面しておりまして、上下歴史文化資料館なども近くにございます。現在でも、白壁まつりなどの各観光イベントの際は、駐車場部分を開放して御活用いただいているところでございます。改修後につきましても、観光事業などとの連携が必要であると考えております。  現在、日常的にこの施設を活用いただき、地域の集いの場とする具体的な検討を行っておりますが、まだ御指摘をいただきましたような、にぎわいの場として観光振興策や地域振興策とのリンクにまで踏み込めた議論はできておりません。今後は、これらの各セクションとも連携をいたしまして、御指摘のような地域のイベントにも資する具体的な施設利用の検討も行ってまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) 上下の町並みは、歴史的にも非常に大切な、府中市にとっても大切な観光資源ですので、町並みのにぎわいと、その施設は、バランスがとれた、町並みになっていかなきゃいけない。そういった意味で、4階、5階を減築されるという報告がありますけれども、減築をされるのはよろしいですけども、ただ、町並みの景観が今大切なんですね。それで、施設をこれから改修するに当たっても、その景観についてもぜひ考慮をお願いしたいと思います。  続いて、三玉医院といえば、私が一番気にしているところは駐車場、今は三玉医院の前面にある駐車場は12台しかとめられません。隣にある、上下画廊さんがいらっしゃいますけれども、そこでとめるとしても、数台しかないわけですね。ですから、もし、この施設に、この地域包括ケア推進センター、ネウボラ、その施設の中に入れるにしても、やはり駐車場の確保がないと、地域の住民の方に対しても、なかなか納得をしていただける部分が、というのはイベントをしているときに、例えば車がとめられないから、路上にとめるとか、いろんなことが行われると困るわけですよ。そういうことを避けるためにも、駐車場が必ず要るということですね。この辺についてはどのように考えられているでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 御指摘をいただきましたように、確かに現在確保できております駐車場は、想定する施設の機能に比べますと、決して十分な広さではないと認識をしております。現在、改修後の施設に配置する機能などの精査とあわせまして、必要な駐車台数を確定する作業を進めております。地域の景観や観光などにも配慮をしながら、できるだけ早いうちに駐車場の確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) そういう予定であれば、駐車場の確保がまずあってこそ初めて実施に移るぐらいな形でこのプロジェクトは推進しないと、駐車場も用意しなくて、ただ建物だけを整備するのも何かと思いますので、その辺はぜひ協力してください。  それで、三玉プロジェクトが進む前に、十里堂のトイレが地権者の方の事情により解体して、今なくなっていると。地域の人たちにとっては、観光事業をする上では、やはり公共トイレが必ず必要だと、これが一番の今の住民の方たちの望みなんですね。そこで、できたら三玉プロジェクトの中にトイレも考えられますけども、ただ、駐車場を確保されるときには、公共のトイレを前に進めていただいて、地域の観光と三玉プロジェクトの両方がウイン・ウインになるような形でやっていただければと思います。  それで、お願いですけども、トイレにつきましては、もう洋式ですよ。和式トイレは、老人の人たちは、もう使えないんですね。だから、そういうことも含めて、ぜひ洋式トイレも考えていただきたいというお願いです。  そして、次の質問としては、地域包括ケア推進センターができた後、この設備の管理については、どのような管理方針に持っていかれるのか、そこについて予定をお聞かせ願いたい。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 完成後の施設管理のあり方につきましては、現時点ではまだ具体的には決まっておりません。今後、具体的な施設の機能や活用策を取りまとめる中で決定をしていく予定でございますが、保健福祉総合センター、通称リ・フレなどの既存施設の施設管理などを参考にいたしまして、施設の開館日や開館時間などとあわせて、施設管理者、それから管理方針などについても決定をしたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) イベントは、週末も含めて、祭日も行っていますのでね、そのときに、そこだけが閉まってるというのではなくて、これも地域のにぎわいとともに、管理の部分でも、そういった配慮をしていただいて、このプロジェクトを進めていただくべきではないかと思いますけれども、その辺については、今後十分に検討していただくことでお願いしたいと思います。  続きまして、三玉医院は4階、5階は減築されるということで、ここの場所をね、上下の町は飲食、宿泊がなかなか少ない町で、観光でも稼ぐ町になかなかなれないんですね。そういった意味では、宿泊も考えると、この三玉医院で宿泊施設という考え方についてはいかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 宿泊施設としての可能性という御質問だと思いますが、旧三玉医院施設の基本コンセプトにつきましては、これまで説明をさせていただいておりますように、3点ございまして、1つ目、保健福祉、介護、子育てに係る総合相談窓口の設置、2点目として、地域住民が集う場所づくり、3点目として、病院との連携強化、介護人材の確保、育成機能といった3つの大きなコンセプトに基づきまして、この間、基本設計に合わせてプロジェクトチームでありますとか、地域の各事業所の方々などと協議を重ねてきたところでございます。  こうしたこれまでの協議に基づきまして、施設全体を使った構想といたしまして、1階には総合相談窓口などを、2階には障害福祉サービス事業所訪問系サービス事業所などを、それから3階部分には地域交流スペースなどの地域住民が集う場所づくり、にぎわいづくりといったものについての機能を充実をさせることによりまして、お子さんから高齢者、障害者の方も含めて幅広く活用いただける施設を目指しているところでございます。  可能性があるかないかということで、不可能ではないかとは思いますが、そういった構想を今現在持っておりますので、例えば、3階部分が宿泊施設とならないかというようなお声も聞くことはあるんですが、現時点で我々としては考えていないのが実情でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) 1階が総合受付、3階においては地域の人たちの憩いの場所なんですけれども、三玉も私は知っていますけれども、思ったほど、そんなに広くない場所なんで、将来的には、もし可能性があれば、そういったこともこれから検討の課題の1つとして持っていかれることを切にお願いしたいと。  それと同時に、最初に言いましたけれども、上下の町並み、白壁の町並みは、本当に限られた場所の中で、旧三玉医院はその真ん中にそびえ立ってるビルですので、地域の人たちは、あそこが解体されるとか、いろんなことが始まりますと、非常に気にする場所なんですね。同時に、イベントも行われますので、三玉医院プロジェクトについては、駐車場とトイレ、あと地域住民の声をちゃんと聞いた上で推進をお願いすることが大切ではないかと私は思いますので、その辺についてはよろしくお願いします。  続きまして、町並みの話になってしまいますけれども、瀬川百貨店ですね。この瀬川百貨店は、もともとIターン、Uターンを支援する助成金として県・市はNPO法人に委託して瀬川百貨店がありますけれども、現状、私はこの瀬川百貨店があいてる日を見たら、1年のうち、そうですね、1週間、2週間ぐらいしかあいていないような気がしますね。白壁のまつりのときはあいているといっても、ただあけてるだけですから。これは、もともとはIターン、Uターンの支援金で、NPO法人の方に町並みのイベント、町並みのために役に立つための施設としてつくられたわけですので、行政としてどこまで絡めるかは疑問はありますけれども、ただ、あそこが閉まりっ放しで、県も市も予算をそこに出したということであれば、何らかの形で行政もこの件については関与する必要があると思いますけれども、その辺の御意向、瀬川百貨店の今後の活用についてはいかがなもんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 旧瀬川百貨店につきましては、ただいま議員から御紹介いただきましたように、平成27年度、県内外から人が集い、交流し、創作や地域活動、情報発信を行う活動拠点ということで整備をしてまいりまして、県から500万円、市費で500万円を加えた合計1,000万円を運営管理を行うNPO法人に交付したところでございます。  この補助金をもとに、建物の外観改修や内部の清掃等を行い、移住希望者等との交流の場、地域の関係者と連携したイベント開催に活用をしてきたところでございます。  ただ、平成27年度以降につきましては、新たな事業展開も、NPO法人で検討されたようではございますけれども、物件が複数の個人による所有物であるとか、さらなる改修整備には、追加資金が必要である等々の理由から、本格的な活用には至らず、先ほど議員から御紹介いただきましたように、地域イベントでの活用にとどまっておるのが現状であると認識をしております。  しかし一方、観光振興の観点から見ますと、この建物につきましては、白壁の町並みを構成する建物の特徴として、間口が狭く、奥行きが長い、いわゆるウナギの寝床の構造を持っておるところでございまして、またこの白壁の町並みの中心地に位置するところもございますので、活用方法によっては、上下の中心部での観光素材としての可能性は持っているものだと考えております。  ただ、この物件につきましては、NPO法人さんが引き続き借り受けをされており、今後の活用につきましては、物件の所有者の方と借受人であるNPO法人との関係を含めて、まずは整理していただく必要があると考えております。  その上で、観光振興など、新たな利活用に当たりましては、これら関係者の理解や協力がやはり必要であることから、さらに地域団体の方を含めて、御意見を伺いながら、このエリアのコンセプトに合う活用の方向性を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) この瀬川百貨店は、地権者とNPOの間の契約は、もちろんそれはよく私は存じております。ただ、資金を提供してつくった以上は、やはり行政としても、このまんまでいいのかというと、僕はそうとは思わないですね。地権者とNPOの契約がいつまでなのか。恐らく、1年、2年単位で契約は結ばれていると思いますけれども、このまんま継続しても、全く変わらないと。というのは、今のNPO法人の人たちの熱意というか、事業計画がなかなか前へ進まないために閉まってるので、ぜひ今後、三者で、地権者とNPO法人と行政も、三位一体でこの瀬川百貨店を何とかしていただけるよう、協力をお願いしたいと思います。続きまして、四季の里についての質問をさせていただきたいと思います。  四季の里につきましては、もう1年前にも、上下町の中においては、観光資源としてはとてもすばらしい場所で、そこが有効活用されてないと。行政としても指定管理のために毎年二千数百万円のお金を計上されていると。ところが、事業収益としては思ったほど上がってない現実を踏まえて、今後、四季の里をどのような形で、どんなプランがあるのか、この辺について一応お伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 先ほど、前の御答弁の中で、1点、私が言い間違えた箇所がありましたので訂正をさせてください。  平成27年度以降につきましてという表現をしたと思うんですけども、平成28年度以降が正しい御答弁でございますので、訂正させていただくよう、よろしくお願いいたします。  矢野温泉四季の里の今後の方針につきまして御答弁をさせていただきます。  四季の里につきましては、主にキャンプ場と、あやめ園で構成されている施設でございます。キャンプ場につきましては、近年、キャンプというところで、ブームが巻き起こっておるところでございまして、その特徴といたしましては、手ぶらキャンプ、冬キャンプが、全国的ににぎわいを見せておるところでございます。  このようなキャンプの動向を踏まえ四季の里においても運用を見直していく必要があると考えておりまして、見直しを行う中で、リピーターの確保、新規客の掘り起こしを行うように、指定管理者に働きかけを行ってまいりたいと考えておるところであります。  加えて、キャンプにつきましては、市としても新たな取り組みとして、キャンプ関連事業者とコラボレーションしたイベントの開催などを通じて、四季の里キャンプ場の魅力づくりや情報発信に努めたいと考えておるところでございます。  その一方、あやめ園につきましては、今年度、花の株を追加で準備ということで、来年度に向けた充実の準備をしておるところでございます。  また、来年度広島県内で開催される、ひろしまはなのわ2020におきまして、地域のスポットイベントとして、あやめまつりを登録しておるところでございますので、この地域のスポットイベントとして開催しますので、ほかの地域イベントに負けないように、新たな取り組みにもチャレンジをして集客力を高めていきたいと考えております。
     いずれにいたしましても、今後、観光施設として四季の里を活用していくためには、利用者から見て、ほかの地域にある類似施設と比べても魅力ある施設となり、利用者から選ばれる施設にしていくことが必要であると考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) 説明はすばらしい、恐らく今後四季の里は観光地として立派になると思われます。私は、たまには行って四季の里を見ていますけども、こんなすばらしい場所はないわけですね。春、夏、秋、冬の、それぞれの美しさがそこにあり、これは府中の財産であると思うんですけども、残念ながら、人が集まるときはちょろっとイベントしたときに、ちょろっと集まって、ほとんど休眠状態なんですね。これの原因は何かというのを、私は考えますに、やはり指定管理者、私たちが委託している以上は責任を持って、この四季の里の管理、運営をしていかなきゃいけないわけですね。  そこで、実は私も上下にいますのでね、いろんな人たちといろんな話をする機会がありまして、実はこの四季の里に対しては、指定管理の中で、実は2つの仕事があると。1つは公園の管理、もう一つは堆肥センター、この仕事をもって指定管理者の方が、この矢野温泉の四季の里をやられているわけですね。ところが、余りにも管理というよりも、堆肥センターの仕事が忙しくて、なかなか観光のほうに目が行ってないと。この結果として、今、四季の里はなかなか有効活用できてないんじゃないかと思いますけど、この辺の中身については、御存じでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 今御質問のございました堆肥センター事業につきましては、有機堆肥販売業務を府中市まちづくり振興公社へ業務委託をしておりまして、府中市堆肥加工センターより生産される有機堆肥を利活用した資源循環型農業の推進に寄与するため、酪農家より搬入されるふん尿を受け入れ、堆肥に加工して農家などからの注文により、農地へ配達や散布を行うというところを担われておるところでございます。  堆肥センターと観光事業との分離につきましては、今後循環型農業を行うという体制を構築していくことが重要であることとともに、観光のほうにも注力していただく必要はあろうかと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) この指定管理の中に2つ仕事があって、観光、管理ですね、それともう一つは堆肥センター、この堆肥センター事業の実態というか、現在の収益管理というか、この辺については、どうなんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) その件については、私のほうから御答弁させていただきますけれど、堆肥事業については、独立した事業でございますが、先ほど言いましたように、まちづくり振興公社の1つの業務としてもあるわけでございます。  そういう中で、堆肥センターは、堆肥事業についてもしっかり整理をしている状況でございます。  申しわけありませんが、詳しい数字はきょう持っていませんけれど、しっかり管理をしながら事業を行っている状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) 指定管理者の方がね、恐らく堆肥センターの仕事のほうが充実してるというか、仕事に追われてしまって、なかなか管理の仕事ができないということは、観光事業を推進するための初動というか、動作ができない現状になっていますのでね、もし、堆肥センターが収益が十分見込まれて、必要とされる産業、仕事であれば、今後の話ですけれども、それはそれで分離した事業として、本来の矢野温泉の四季の里の管理の仕事は、分離した形でやられたほうがよろしいのではないかと私は思いますけれども、その辺についてのお考えというか、御意見はいかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 府中市といたしましても、有機堆肥を活用いたしました資源循環型農業は推進しているところでございます。そういった意味で、その構築については体制整備などを含めて再検討していきたいとは考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 安友正章君。 ○6番議員(安友正章君) 将来的な話としては、四季の里は、やはり観光地として、事業として、府中にとってもとっても大切な資源ですのでね、そこは今後、有効活用していただくと。それと、今、進んでます観光ビジョンですね。この中に、四季の里も含めた上下の町並みとのグランドデザインをつくる方向で恐らく推進していると思いますけども、そこら辺は、観光は観光、事業は事業として、ちゃんとすみ分けてないと、働いてる人たちがどうしてもそこに人手もいないし、観光事業を推進するにも、なかなか頭が回らないということでは、ちょっと空回りしてるような感じもしますので、ぜひその辺については検討していただくということで、お願いしたいと思います。  それで、最後になりますけども、四季の里と私は言いましたけども、ここはやはり府中市にとっても大切な矢野温泉と四季の里のセットという方向で、今後府中市の北部地域の観光ビジョン、グランドデザインの中で、矢野温泉のこともぜひ考慮して計画をしていただけることをお願いすることによって、私の質問はこれにて終わらせていただきます。             〔6番議員 安友正章君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって創生会の安友正章君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 続いて、創生会の森川稔君の登壇を求めます。  森川稔君。            〔4番議員 森川稔君 質問席に登壇〕 ○4番議員(森川稔君) 4番議員、創生会の森川稔でございます。議長のお許しをいただきましたので、創生会を代表して、通告に従い、一問一答にて一般質問をさせていただきます。  今回は、豪雨災害についてと、ごみ問題の2項目についてお伺いをいたします。  まず、豪雨災害についてですが、本年度の主要事業である内水排水対策事業と、外水氾濫のこの2件について質問をいたします。  最初に、内水排水対策事業についてですが、昨年の豪雨災害では、芦田川の増水により雨水が排出できず、大規模な浸水災害となった中須西之町地区を含めて、市内4カ所について、今年度の主要事業で可搬式ポンプ14台の配備、固定式大型ポンプ2基の設置や排水樋門の改修などの3項目を計画していただき、既に完了したものもあります。  しかし、今年度6月議会の一般質問で、この事業は緊急的な対応ということもあり、最終的にはどのような整備が望ましいか検討していく必要があるということから、それぞれの地域で発生した内水氾濫がどのような状況であったか、これらの調査分析をし、地元と協議して、本来あるべき恒久対策を考える必要があるのではと申し上げました。  そのためか、10月より内水浸水対策検討業務を中須町を中心に進めていただいております。この業務について、どのような調査・分析をされて、その結果をどう活用されるのかお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) それでは、調査業務についてお答えをいたします。  この業務は昨年7月豪雨において発生しました内水浸水被害につきまして、内水浸水被害の原因を求め、浸水被害の軽減に向けた計画策定の基礎資料となるものでございます。  基礎調査としまして、まず1点目が浸水実態調査、それから降雨データ収集、2点目が地形、地盤高調査、3点目が排水施設調査、4点目が放流先状況調査を行っております。  調査確認につきましては、国、県、市が持っておりますデータや情報を活用しまして、必要に応じて現地調査、測量を行います。中須西之町エリアにつきましては、主要な水路が集合する地域でございます。被害原因の究明において水路の持つ役割が重要なことから、水路計上の測量を行い、上流域までの水路状況等について確認を行ったところでございます。  続いて、排水区のモデル化いう作業を行います。これは収集した地形情報、水路情報を電子化いたします。対象エリアについて、疑似空間、これをモデルと呼んでおりますが、これを構築いたします。現在、モデル化の作業を行っているところで、不足するデータがある場合には、再度、現地調査を行って確認をします。  あわせて昨年の状況を再現するために、水路や地表面の水の流れやすさ等について、解析条件の調整を行うことで精度を高めてまいります。精度を高めたモデルにつきまして、シミュレーションという作業を行います。シミュレーションにより、流出解析のソフトウエアを用いることで、浸水の原因をきめ細やかに分析し、今後の対策を検討する基礎データが得られるものでございます。  活用につきましては、業務で使用する流出解析のソフトウエアは、排水ポンプや水路の拡幅など、浸水対策施設を反映した解析を行うこともできます。例えば、排水ポンプを段階的に増設した場合や、排水ポンプと水路の拡幅など複数の対策を段階的に実施した場合の各段階における浸水軽減効果なども確認できるため、浸水対策事業の策定に活用する方針でございます。  対策事業の検討につきましては、この業務と並行しまして、国、県、市、また地元、それから大学の先生など、有識者による、仮称ではございますが、浸水対策検討委員会というものを立ち上げ、検討業務の各段階で見えてくる原因等の共有、意見交換などを行いながら、浸水被害の軽減に向けて、必要な整備手法を決定していく予定としております。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) それからすると、いろいろ調査をされて、電子化ということは、システムにデータをためられて、シミュレーションができることになると思うんですけれども、この際、住民の方にそのシミュレーションをして、こういう結果になるから、こういう対策をとるといった話し合いが、先ほどの話では検討委員会の中でされるように思うんですけども、それはそう考えてよろしいでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 地元の方との意見交換は、検討委員会の中で行う予定です。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) この内水対策については、当初の応急対策というか、緊急対策を進めるに当たって、どうも地元の方に意見を聞かれていないような、ここが一番の問題の、スタートのポイントかなと思いますんで、今回はこれが最終になるんだろうと思いますので、地元の方によく説明をしていただいて、それで最終的な対策はこうだということを検討して、結果を出していただければ、この事業は非常に有効だと思いますので、その点についてはよろしくお願いをいたします。  続いて、昨年の外水氾濫について質問させていただきます。  昨年の豪雨では、三原市や倉敷市真備町などが被災をされ、ことしは千曲川沿いで外水氾濫による被害を新聞、テレビ等で見ました。そういうことを見ますと、芦田川がある私たちの府中市は安全なのかなと私も感じ、配布されている洪水ハザードマップ、これなんですけども、こういったものを配布されておりますが、これと避難所一覧をもらって、自主防災会の方と避難など検討をしたところです。  このハザードマップの想定は芦田川、御調川流域の2日間の総雨量が217ミリとなっておりますが、昨年の7月豪雨では、それを若干超える雨量が府中市にも降りました。特に、その結果、明郷地区、父石町や目崎町などで浸水被害が生じております。  市街地においては、八田原ダムの洪水調整が機能したり、芦田川の河道掘削などにより被害を防止できたと国土交通省では言われております。  運がよかったかということだけではないようですし、安全であったかというレベルでもなかったと私は感じております。  そこで、配布されている洪水ハザードマップでは、出水等が生じることによって、中須地区ではおおむね2メートルから5メートル未満、それ以外の地区ではおおむね2メートル未満の浸水となると、このマップでは記載されております。その想定について説明をしていただければと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 今御紹介いただきました府中市の洪水ハザードマップでございますが、これにつきましては、まず越水とか、それから決壊する場所を示しているものではございません。大雨などによって、芦田川、御調川、出口川、砂川が氾濫したときの浸水の範囲でありますとか、深さ、そして避難場所の位置を示したものでございます。  なお、芦田川につきましては、国交省で平成14年3月に、また県の河川で御調川、出口川、砂川の3河川につきましては、平成20年3月に県で公表された浸水想定区域がございますが、これに基づいて、このマップは平成21年3月に作成したものでございます。  想定雨量等につきましては、まず、芦田川、御調川が、両河川とも、先ほど御紹介ありましたように、2日間、総雨量217ミリとなっております。そして、それ以外の出口川、砂川につきましては、両河川とも、24時間の総雨量で155ミリ足らずとなっております。  次に、浸水の深さにつきましては0.5メートルから5メートルの範囲を避難行動の目安とあわせて5段階にレベル区分をしてまして、市内各河川の流域の平地、低地、低い土地は、いずれかの段階に区分をしておるところでございます。この平地、低地につきましては、今、議員御紹介ありましたように、2メートル未満である1階の軒下までの浸水深であれば、2階以上へ避難する必要があるレベル以上に相当するというふうに示しております。  この2階以上への避難につきましては、あくまで作成当時、平成21年当時の考え方をもととした目安でございまして、昨今の水害を背景とした避難行動につきましては、土砂災害も考慮した、安全を確保できる場所への早目の、しかも水平避難が基本となっております。  なお、この現ハザードマップ、この洪水ハザードマップにつきましては、避難行動の目安というのがどうしても、若干誤解を与える可能性があることから、来年度、新年度に最大浸水想定、また新たに浸水想定、県で出されますので、国の浸水想定と県の浸水想定合わせたものに基づきまして、更新をする予定にしております。したがって、その際には、今申し上げた避難行動の目安については削除する予定にしております。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) 続いて、洪水時の避難所についてですけれども、広報等で配布されています避難時に開設する避難所一覧についてですが、明郷地区より下流域については、洪水で避難できる場所が非常に少ないなと、こういうものをお配りされているものを見ますと、非常に避難所が少ないんです。さらに言いますと、避難所情報を発令された場合、市は緊急避難場所として10カ所の避難所を開設されますが、そのうち4カ所は洪水には対応していません。さらに、土砂災害に対応できていないものも含めると、さらにこの避難場所が私から見ると少なくなると見えます。  こうしたことから、自主防災会の方から、一体どこへ避難したらいいのかという声があり、地域においては非常に悩ましい問題です。来年1月から市主催の防災士養成講座があり、養成される防災士の人たちと協力して、各地区で的確な避難ができるように、行政として対応をとっていただきたいと思うのですが、何かお考えがありましたらお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 今、御紹介いただきました避難所一覧でございますが、ことしの7月に広報において掲載をいたしました災害時に開設する避難所一覧でございます。この中で、洪水時、それから土砂災害に対応する安全な避難所は、府中市の地形、特性から限定的とならざるを得ない状況がございます。そういったことから、避難行動については、まず自分は大丈夫という思い込みに陥ることのない、みずからの命はみずからが守るという、いわゆる自主自立ですね、といった意識の保持と、それから想定外が起こり得ることを考慮した自発的かつ速やかな避難を原則として、早目の立ち退き避難を基本としているのが避難行動であろうと思います。  この立ち退き避難に当たりまして、市としては従来の指定避難所を災害対応種別、3つございまして、地震、土砂、洪水、この種別にそれぞれ点数化をいたしました。そしてまた、あわせて緊急避難から避難生活へのスムーズな移行を図るために、おおむね各小学校区に1カ所を基本に市が開設する、市の職員が行って開く、運営する緊急避難場所を兼ねた指定避難所として、先ほど御紹介ありましたが、今年10カ所プラス6カ所の16施設を指定をしたところでございます。  この16カ所につきましては、当初、一次開設ということで10カ所開きます。そしてその後、経過によって6カ所を二次的に開設するとしておりまして、またその選定については、体育館のみであった学校施設については、体育館がどうしても浸水の被害の可能性、おそれがある場合については、隣接する2階以上がある校舎について、そういったものを含めて避難所とするという運用に変えております。  したがって、体育館だけでは、浸水のおそれがあるところにつきましても、避難所として運営できるという考えで設定をしたところでございます。  なお、避難するところについては、市が開設する、市の職員が行って運営する16カ所に限られるものではないと考えておりまして、例えば、地域における安全な施設で自主的に開設される避難所での避難でありましたり、地域の知人の方、縁故者の方のお宅への避難でありますとか、安全な地域への車での早目の移動、そしてまた、さらには立ち退き避難が危険と判断した場合の、今おられる建物内でのより安全な部屋への移動、こういうところも命を守るための避難行動となるんではないかと考えております。  また、府中市としましては、早目の避難に誘導するために、関係機関と同じ時間軸の中で対応する芦田川水害タイムラインというものを今年策定をいたしております。今後は、これを地域レベル、そして家庭レベルでの具体的な行動に落とし込んでいき、各家庭、地域、そして行政が同じ時間軸で連携した対応行動がとれるようになることが重要であろうと考えております。  そこで、災害に備えた具体的な行動を各家庭においてあらかじめ決めておくためのマイタイムラインの作成に加えて、行政と各家庭をつなぐ地域ごとの地域タイムラインの作成を自主防災組織、地域の方だけでなくて、先ほど御紹介いただきました、これから養成をしていこうという地域の防災士、そして県、防災リーダーとなると思うんですけども、その方々と連携して推進していきたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) 取り組みについては、よくわかりました。しかしながら、長期的には、昨日の三藤議員の一般質問でもありました公共施設の適正化を考える中で、避難所として必要な要件を整理して、その施設の更新を行い、洪水や土砂災害に対応した避難所となるよう、これから整備を図っていっていただきたいことをお願いして、この質問は終わります。  続いて、ごみ問題についてですけれども、まず、ごみの減量化ということで、ごみの排出の増減要因についてお聞きをいたします。  8月の広報で家庭ごみの排出量の推移が記載されておりましたが、可燃ごみについては、毎年減少傾向で、平成30年には約4,500トンを割り込みました。埋め立てごみについては、平成29年度に減少した分が平成30年度に増加し、約600トンを超える状況であります。それぞれの増減要因などをお聞かせをいただきたいと思います。特に、埋め立てごみについては、可燃ごみなどがまじっていることも広報に記載をされておりますが、この注意喚起以外に何か市として対策をとられたのか、あわせてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 可燃ごみの減少要因としましては、ごみの減量化、また資源物の集団回収によるリサイクルの取り組み、それから人口減少が大きな要因であると考えております。  それから、埋め立てごみの平成30年度の増加、これにつきましては、災害ごみ等の搬入があったものと考えております。  埋め立てごみに可燃ごみとして出してほしい、汚れが落ちていない容器包装プラスチックごみが混入していることにつきましては、6月、8月の広報で市民の皆さんへお知らせをしております。  そのほかの対策いうことでは、出前講座で使用していく資料をわかりやすく修正をして、要請がございましたら出前講座等でお知らせをしていくように考えております。  また、町内会での啓発チラシの回覧を現在考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 10分間休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時0分 休憩                午前11時10分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) ごみの減少要因については理解いたしました。  続いては、補助金や奨励金についてですけれども、府中市ではごみに関する補助金や奨励金が4つほどあると思います。1つ目が生ごみ密封発酵容器設置事業補助金、2つ目が生ごみ処理機設置事業補助金、3つ目が生ごみ処理容器設置事業補助金、4つ目が資源物集団回収奨励金、これは先ほどちょっと言われましたけれども、これらについて、平成30年度の交付実績件数とその金額、さらにそれはどういうごみの削減効果につながっているのか、その辺についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) それでは、補助金と奨励金についてお答えいたします。  生ごみ密封発酵容器設置事業につきましては、平成30年度の交付実績はございませんので、平成29年度の実績を申し上げます。交付件数としましては2件、交付金額が2,000円でございます。  次に、生ごみ処理機設置事業補助金につきましては、交付件数2件、交付金額2万円でございます。  次に、生ごみ処理容器設置事業補助金につきましては、交付件数18件、交付金額3万9,000円でございます。  続きまして、資源物集団回収奨励金につきましては、実施回数571回、交付金額281万7,510円でございます。  効果につきましては、生ごみの堆肥化では、可燃ごみの減量化と生ごみを資源として有効活用することで効果はあると考えております。  資源物集団回収奨励金につきましても、限りある資源の有効利用とあわせて再利用の意識向上に大きく寄与する効果があると考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。
    ○4番議員(森川稔君) 主に効果をあらわしているのは資源物集団回収奨励金だということで、これは町内会等で集められて回収する、昔でいうと廃品回収的なものかなと思っております。あと、生ごみについてなんですけど、これインターネット等で調べても、なかなか効果の高い対応ができてるところがないように思います。特に、しっかり水を切って出せば重さが減ってということがしきりに言われてますけども、これに対する効果が非常にないということで、最初の3つの補助金について、いかがなものかなと、必要でなければ、必要でないというのはちょっと語弊があるんですけれども、もう余りなければ、ここら辺の補助金については検討をされたほうがいいんじゃないかなと思いました。  続いて、分別と収集方式について質問を進めますけれども、私は家でごみ担当なものですから、ごみの分別をさせていただいて、トレーや、その上についている透明のカバー、ペットボトルなどを、これは量販店のほうにお返しをして、それ以外の物についてごみステーションに2週間に1回出しております。しかし、容器包装プラスチックごみについて、2週間に1回の収集なもんですから、このごみステーションを約10軒ほどで使っておりますが、いっぱいに近いことがよくあります。これを1週間に1回程度の収集にならないものかということが私の地域でも出ておりますので、検討いただけないかなというのが1点。  また、硬質プラスチックや、革などは、埋め立てごみになっておりますが、福山市などでは、これが可燃ごみで処理されてるようなんですけども、この辺が変更できないのか、あわてお伺いをいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) それではまず最初に、容器包装プラスチックごみの収集回数を週1回にできないかについてお答えします。  この容器包装プラスチックごみの収集につきましては、9月議会でもお答えしたように、当初は月1回でスタートし、市民の皆さんからの要望に応じて現在、やっと2回としているところでございます。単純に収集回数をふやすことにつきましては、収集業者に対しての収集運搬の車両台数の確保、それから新たな人材の確保などの負担増になることや、委託費が増加するなど、課題がございます。それらの課題を一つ一つ解決していく必要がございますので、現状でお願いしたいと思いますが、これまでも御要望をいただいておりますので、市民の皆様の声として真摯に受けとめ、どのような対応ができるか研究をしてまいりたいと考えます。  次に、硬質プラを可燃にできないのかという質問でございますが、府中市のRDFの施設は、施設設計時から硬質プラスチック系の処理を行えるような計画はとっておりません。硬質プラスチックを入れるとなりますと、細かく破砕しないとRDF燃料にできないこと、硬質プラスチック系に含まれる塩素が配管や排ガス処理設備を傷める原因となるから、当初より埋め立てごみとして処分しております。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) 理由はわかりましたが、例えば1,000万円かけたらそれができるとかっていう話じゃないなとお聞きしたんで、この辺については次の質問の中で考えてみたいと思います。  実は、ごみについて一般質問をしようと思ったのは、1つは、ごみ協力金について、減額が来年3月で終わることがあったんですけども、それは条例改正が出ておりますので、ここでは触れませんけれども、実は、以前勤めていた会社で当時のごみの話をしますと、先ほども言いましたように、福山市から来られている方もあって、府中市と福山市の比較の話になります。有料・無料、ごみの分別の煩雑さがある・ないなど、府中市民はいつも不満を抱えて話が終わっておりました。  「今度、福山市とのごみ処理広域化になるのなら、同じようになるよね」と言って、当時の同僚から先日聞かれました。平成30年度のごみ処理費用が約4億円、ごみ協力金収入が2,500万円なら、ごみの処理費用が3億7,000万円以下となれば、費用的にはごみ袋の廃止は可能だと考えます。この先、福山市や神石高原町とごみ処理の広域化に向けて施設整備が始まりますが、コストメリットが一番高いということで、広域化を選択されたのであれば、設備投資や処理コストを決めるに当たって、福山市などとしっかり交渉していただくことなどで10%のコストダウンができないのか。それによれば、有料ごみの廃止が可能、さらに先ほどの硬質プラスチックの可燃ごみへの対応などの改善により、広域化のメリットを市民にぜひとも享受していただけるようにお願いをしたいのが1点。  また、市内の企業や市民にごみになるものをつくらないとか、ごみを出さないという新しい対応について、先ほどの補助金などの考えを改善していただいて、さらにごみの減量化に努力をしていく必要があるとも思います。ごみ行政においても、民間感覚のコストダウンや、改善意識を持っていただいて、市民にとって有益な形にこの広域化を進めていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) まず1点目の硬質プラの件でございますが、現在進めております広域化が実現しましたら、硬質プラは可燃ごみとして扱ってまいります。それまでの間は埋め立てごみということで御理解ください。  それから、市民の皆様への還元でございますが、可燃ごみの広域化につきましては、経済性、環境性にすぐれておりますので、現在取り組みを進めているところでございます。  まだ、現時点で維持管理、それから府中市から福山市へ運搬する経費等について、数字等も出ておりません。ごみ処理全体を含めた経費が明らかになりました時点で、先ほど言われました補助金のあり方については還元策などについて可能性を検討してまいりたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) これから検討ということなんですけれども、ぜひとも4億円を10%コストダウンして、ごみ袋の有料化を廃止するという形で、市民にぜひとも還元していただくような、これから検討というか、福山市との協議をぜひとも進めていただいて、これを実現していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後になりますけれども、埋め立てごみの処分場についてです。  8月の広報で諸毛町にある府中市埋立センターの残余容量調査によりますと、あと8年で満杯になるというものが載っておりました。市民も正しい分別を行うことや、ごみを出さないということをこれから積極的にやっても、8年が20年になるというようなことはないと思います。  先日の中国新聞に、井原市の最終処分場着工のことが載っておりました。2014年から住民説明会を開催され、本年度中に工事を着工するということで、最終的には21年度の完成を目指すとありました。ここでも約7年近くかかることを見ると、府中市でも、この埋め立てごみは単市で対応していく必要があり、主要事業の1つとして、来年度から調査や制度設計をされる必要があるのかと思います。  また、今の処分場の寿命が約40年でしたので、新しいものについては100年近い安心を目指して、8年先にはこの施設が運用できるようにしていただきたいと思います。これは、市民生活に直結する大きな問題でもあることから、ぜひとも小野市長にその辺の所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) 今、議員御指摘のとおり、9月議会でも申し上げましたとおり、現在のごみの量で推移した場合、埋め立て可能年数は約8年と予測しているところでございますし、埋立地には限りがあるわけでございます。  埋立センターは市民生活を支える上で欠かすこことのできない重要な施設と考えているわけでありますし、現在進めております新環境センターの建設、ごみ処理広域化の取り組みと並行し、早急に考えていく必要がございます。一方で、ごみの減量化にも市民の方にも取り組んでいただいているわけでありますが、新しい埋立センターにつきましては、早急に考える必要があろうかと思っております。減量化を図る一方で、施設を大切に使いながら、少しでも延命化を図ると同時に、来年度以降、調査研究に入ってまいりたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 森川稔君。 ○4番議員(森川稔君) 心強いお言葉をいただき、大変ありがとうございました。これからもそうした対応には遅延なく対応していただくことが不可欠なんで、これからのごみ行政に対してしっかり力を入れていただくことをお願いをして、私の質問を終わります。              〔4番議員 森川稔君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、創生会の森川稔君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 続いて、創生会の福田勉君の登壇を求めます。  福田勉君。              〔3番議員 福田勉君 登壇〕 ○3番議員(福田勉君) 議席番号3番、福田勉でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告により一般質問をさせていただきます。  今回の質問は、防災対策と観光振興、羽高湖について2点を質問させていただきます。  昨年7月、府中市におきましても、今まで経験したことのない豪雨災害が発生いたしました。府中市でも家屋の倒壊や浸水、山地の崩落、インフラやライフラインの寸断等が多数起こり、市民生活に甚大な被害をもたらしたことは忘れることはできません。芦田川の水位も想定外のものだと思います。今後は、想定外を見込んで被害を最小限に抑えることが重要ではないかと思っております。  そこで、今年3月議会で出された希望と笑顔があふれるまちづくり、重点施策の概要に防災対策、安心・安全とありますが、このたびの災害を振り返り、被害の現状を把握して、先ほどもありましたが、樋門の点検修理、また新たなポンプ場の新設、仮設ポンプの新設など計画されていますが、今、芦田川を通ってみると、毎日見ていて、本当に不安でなりません。まだ、芦田川の土砂堆積、樹木の伐採が全く見えません。あれを見ると、一級河川芦田川が林のようになり、非常に危険だと、今つくづく感じておるところでございます。  それで、この芦田川の土砂堆積、樹木の伐採などについての要望、またしゅんせつ、伐採の計画はあるのかお聞きしたいと思います。  これより一問一答方式で、質問席でお願いします。            〔3番議員 福田勉君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 芦田川における平成30年7月豪雨災害の対応につきましては、国交省により、樹木伐採、河道掘削のほうを実施していただいております。現在、下流の福山市から順次実施しており、令和元年10月末時点での樹木の伐採は全体の約7割、河道掘削が全体の約5割が実施済みと伺っております。  令和2年度中までには父石町までの樹木伐採が完了する予定となっております。  土砂撤去につきましても、中須、栗柄地区の撤去、それから砂川、出口川、御調川などの合流部について、速やかに撤去していただくよう要望しております。要望に沿った対応をしていただく予定とは伺っております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) 今お聞きすると、令和2年度中には完成予定、まだこういう災害がいつ起こるかわかりません。先延ばしにしないで、しっかりと要望していただき、計画をしていただきたいと思っております。  今の芦田川が中須大橋から扇橋、また、それから上に向けて、樹木のかかった場所、見にくいところがたくさんありますので、しっかりと、そこも清掃もよろしく重ねてお願いしたいと思います。  次に、防犯灯についてお聞かせいただきたいと思いますが、防犯灯と街路灯の違いが私に理解できないところが多々あるんですが、ふだんの生活環境でも危険な、暗い市道がございます。全く暗いところで歩きにくい、結構でこぼこな歩道がございますが、そういった市道の街路灯といいますか、防犯灯は現在町内会ではリース契約でLEDをつけていただいておるところもありますが、町内会の少ない財源でやっておりますので、数が限られております。そういった街路灯、防犯灯についてはどういった先々の計画があるのか。また、町内会でもハザードマップを作成しながら、避難ルートなども作成しておるところでございますが、災害時にしっかりと安全で避難できるような通路の確保について、今の街路灯、防犯灯などの設置が、町内会で検討しないといけないのか、市のほう、行政のほうでも協力していただけるのかお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 主に災害時の市道等、通路等の関係に重点を置いてお答えをしたいと思うんですけれども、まず、今議員御紹介いただきましたような、市が作成したハザードマップをもとに、地域におかれて地域防災マップを作成されるなど、自主防災活動を行っていただいていることに対しまして、まず感謝申し上げたいと思います。  特に、地域防災マップの作成につきましては、より安全な避難ルートを選択することになりまして、安全な避難につながると考えております。  あと、防災マップの作成に当たりましては、地域において防災散歩などの町歩きを実際に重ねられまして、崖崩れの起こりやすい場所でありますとか、そういった真に危険な箇所はもとより、段差があるとか、ブロック塀があるとか、そういった危険のおそれのある箇所を見つけて、地域で共有することが重要となるものと考えております。その上で、安全な避難ルートを設定し、夜間であるとか、停電時などでも行動できるよう、例えば各自で懐中電灯やヘッドランプなどを活用していただくなど、安全の確保に努めていただきたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) 避難する上で、懐中電灯などを用いての避難ということで、今、街路灯などの助成はどう考えたらいいんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 平常時での防犯灯でありますとか、街路灯につきましては、防犯灯については、先ほど議員さん御紹介いただきましたように町内会に対しての防犯灯設置助成金、これは1灯当たり1万円があると思うんですけど、こちらの活用をしていただくのが、今現行ではこういった制度を用意しておるというところでしかないんですけども、どうしても全てが明るい町ということで、全ての暗いところをなくすることには、現実的には難しいかなと、不可能かなと思っていますので、そういったところについては、先ほど申したような各自での懐中電灯とか、ヘッドランプとか、そういった準備も、特に災害時には必要かなと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) 町内会におきましても、そのような形で、なるべく明るい町にしていくように、頑張って、日ごろの生活も安心でできる、また災害のときも安心して避難ができるような形で取り組んでいくように頑張ってまいります。  次に、避難所についてですが、先ほど森川議員から質問がありましたので、完璧にかぶっておるところではございますが、今の洪水があるところに避難所があるといったところも再度確認していただき、また要支援者が避難する場合、2階、3階に避難所を設けられる場合は、エレベーターなどの設置があるのか、また再確認していただいて、避難所の設定を計画をしていただきたいと思います。これは省かせていただきます。  次の質問でございますが、自主防災組織との連携についてですが、先般、防災ネットワークの方と懇談会をいたしました。防災士等、十分活動ができている支援体制、地域間での防災に関する格差など、解消するために連携を図っていただきたいという思いがございますが、いろいろお話を聞いてみると、防災士の集まりで防災ネットワークができておりますが、何分財源もないところで一生懸命頑張っておられます。そういった中で、行政との連携をとり、補助金、また助成金などのことがあればお聞かせ願いたいと思いますし、今後、そういった自主防災会、またネットワークの方たちとの連携を図っていただき、十分な災害対策に努めていただきたいと思いますが、助成とかの検討とか、今現在あるかどうかをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 防災士ネットワークさん等の助成等の話でございますが、これにつきましては、実は予算化をしておるところがございます。講師謝礼という形で1回地域の防災の関係の訓練でありますとか、行かれた場合には、幾らかですけども、報償費としてお支払ができるということが実はありまして、なかなか活用していただいてないんですけども、お話する中で、それも活用していただければと思っております。  それから、今年度、防災士の養成を100人という目標でやっておるんですけども、新たになられる防災士さんを含めた防災士さんの方々を地域の防災リーダーということで、連携をさせてもらって、各地域の訓練でありますとか、そういった取り組みの段階を底上げをしていきたいと考えております。例えば、他の防災活動が活発な地域、例えば栗生地区でありますとか、木野山地区の訓練等の研修、こういった訓練されるところを実際に見ていただくでありますとか、地域防災マップ作成につながる町歩きを兼ねた避難訓練を行っていただくとか、また避難所での名簿作成、炊き出し、居住区域の割り当て、物資の配布といった避難所運営訓練などなど、先ほど申した段階的に地域の習熟度に合わせてそういった訓練等について防災士さんを初めとした防災リーダーさんと連携して、市としても行っていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) ぜひ防災ネットワーク、また防災士等と連携を図っていただき、より強い防災組織をつくっていただきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 済みません、助成という意味で、もう1点ございました。これは、各町内会さんのほう、自主防災組織として活動される際の助成ということで、5万円が基本でプラスアルファは、あと人口割で幾らかふえるというものを用意しております。これは、3年前からですかね、用意しておりますので、そちらのほうの活用をお願いをしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) 5万円の助成金いうのは町内会へですか。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 自主防災組織、イコール、ほとんど町内会だと思うんですけども、自主防災組織に対する助成金でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) その自主防災会に対しての5万円は、前もお聞きして、それで資機材とか、いろんなものを、懐中電灯とか買っておられるのもお聞きしてはおりますが、今の防災ネットワークへはいかがかとお聞きしたんですけども。 ○議長(加藤吉秀君) 小寺危機管理監。 ○危機管理監(小寺俊昭君) 現時点ではそういった助成の制度は設けておりません。今後の課題と考えておりますので御理解をいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) わかりました。今後、そちらのほうにも検討をよろしくお願いしたいと思います。  ぜひ、今の防災会、またネットワーク、防災士の方と連携を図っていただき、より強い町にしていただきたいと切に願います。  続きまして、2番目の観光振興と羽高湖の整備についてでございますが、今、羽高湖に向けて、県道府中上下線からずっと行きますと、落合の交差点に羽高湖という立派な県の看板をつけていただいております。また、それからさらに河佐駅のところの手前に羽高湖という看板を設置していただいております。今、羽高湖が森林公園として、ほんときれいな観光場所だなとつくづく思っておるところでございます。  今、キャンプのブームで、羽高湖にもかなりのキャンプの人が集まっているとお聞きしているんですが、まずキャンプに来られる人数、組数などをまずお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 羽高湖森林キャンプ場につきましては、近年のキャンプ人気の高まり、湖を中心とするロケーションのよさ、料金の手ごろさなどで人気を呼んでおるところでございます。  近年の利用状況につきましては、平成29年度は年間877組、2,688人、昨年度、平成30年度につきましては1,562組、3,480人と、大幅な増加傾向にあります。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) 平成30年度は3,000人を超える人が来られております。聞く話によると、羽高湖でキャンプをすると星空がきれいだともお聞きしております。あそこのキャンプ場を今のまま、明るくしないで暗いままで自然豊かなところで保存していただきたいのが1つと、前回の一般質問でもお聞きしておりますが、キャンプ場におきましてトイレの設置がまだできていないと思っております。このキャンプ場のトイレの検討は、多目的トイレを含め、御検討はまだなされてないのかお聞きしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 先ほど御紹介しましたように、このキャンプ場につきましては、多くの方に利用していただいておる一方、先ほど御指摘いただきましたように、キャンプ場内のトイレにつきましては、旧管理棟内と仮設方式、それぞれ設置をしておりますけれども、こちらにつきましては、便器は和式であり、ほとんどが男女兼用になっている状況がありますことから、洋式化でありますとか、男女別、多目的化などの改修が必要であると考えております。  このキャンプ場の近年の人気の高まりを一過性のものにしないように、利用者を確保していくためには、トイレにかかるこれらの課題を解消し、満足度を向上させていくことが必要であると認識しております。  今後、関係課で協議の上、計画的な改修に向け、検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) これだけキャンプの人口もふえております。ぜひ、トイレの検討をしていただき、より多くの方に来ていただくようにしていただきたい。大変心苦しいんですが、財源の厳しいところ、お金を使うお願いをさせていただいておりますが、ぜひ集客数を上げて、府中市の魅力を見ていただくために、羽高湖の森林公園、またキャンプ場に集まっていただくようにしていただきたいと思います。  また、キャンプ場付近で遊べる遊具等も結構古くなったものばかりだと聞いております。その点、キャンプ場に来る方の遊び場などの御検討などは、何かされておりますか、お聞きしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) キャンプ場の設備、遊具につきましては、そのほとんどが整備当時の状態のままになっておるのが現状でございます。ただ、一般のキャンプ場におきましては、最近では冬のキャンプを楽しむことでありますとか、豪華なキャンプを楽しむグランピングなどの需要がふえているなど、キャンプ場での利用形態も変化してきている状況でございます。  先ほど、答弁させていただきましたトイレを初め、キャンプ場内の建物等を含め、今後、羽高湖全体をどのように利活用していくか、利便性、快適性の確保などを検討しながら計画をしてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) 計画を立てて考えていただくことをお聞きして安心をしましたというか、まだお願いがありますが、現在、スカイサイクルというものがございますが、結構これも老朽化して危険だなと感じております。また、自転車も多少壊れていると聞いておりますが、このスカイサイクルは、まだ使われるのか、また新たなものを考えていくのか、私が1つ思いがありますが、個人的な思いです、他市へ行って、ダムの湖畔をずっと行きましたが、サイクリングですか、春と秋を楽しむそういったところでかなりの自転車を用意されておりました。そんな意味で、この老朽化したスカイサイクルを危険だと思い、サイクリングに変えたらどうかなと。池の周りにしっかりした道路もございます。また、管理棟の上のほうにも道をつくって、サイクリングロードになるんではなかろうかと思いますが、何かそういったことも含め、お考えがございますか、お聞きしたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 羽高湖の整備のうち、サン・スポーツランドは、勤労者に野外スポーツ活動、施設を提供し、体力の増進と余暇活動の充実を図ることを目的に整備されておるところでございます。  御質問いただきましたスカイサイクルの状況でございますけれども、経年劣化によるふぐあいが生じたため、安全対策として、本年6月から使用を禁止させていただいているところでございます。
     これを受けまして、使用の再開に向けた修繕費予算の計上も検討してまいりましたけれども、隣接している羽高湖森林公園とともに、一体的・総合的な活用に向け、観光としての要素も含めて検討する必要があると考えまして、まずは各施設の所管施設に観光課も加えた関係課におきまして、現地視察を行い、現況について認識を共有させていただいたところでございます。  今後は、指定管理者や地元の方などとも意見の交換をさせていただき、施設管理を含め、活用計画を早い時期に策定するとともに、現在課題となっておりますトイレ等につきましては、利用者の利便性・快適性の観点から優先的に検討してまいりたいと考えております。  さらには、農業者など、周辺の関係者との連携も含めて、羽高湖サン・スポーツランド、羽高湖森林公園のそれぞれの設置目的を踏まえ、観光に有効なコンテンツとして御質問いただきました貸し出し自転車も含めて関係課で協議・検討し、整備計画を描いてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) いずれにしましても、今の現在のスカイサイクルを修理して使うことは、かなりの金額もかかるんではなかろうかと勝手に思っておりますが、ぜひ貸し出し自転車などを御検討していただき、湖畔の周りを子供から大人まで遊べる環境になるよう、子供用の自転車、また大人用の自転車などを御用意していただいて集客を図っていただきたいなと思っております。  キャンプ場の近くに広い、もともとローラースケートをしていた隣地があるようにもお聞きしておりますが、そういったところにもちっちゃいBMXの泥を盛った遊び場とかすれば、ちっちゃいお子様もキャンプに来て、一緒に楽しめたりもするんじゃなかろうかと加えてお話をさせていただいておきます。  ぜひ、そういったことも検討していただき、森林公園羽高湖をよそからも来られるようにアピールしていただきたい。  市のホームページを見てみますと、観光協会に今の羽高湖のコマーシャルは出ておりましたが、そういった意味でもPRをしっかりしていただき、集客を図っていただきたいなと。道路も、先ほど申しましたが、府中上下線から、河佐駅の手前から入っていく、あと諸毛町の郵便局に突き当たって、また看板があります。そういった意味でも、向こうの道路を通ると安全で羽高湖に行けるんではなかろうかと思いますので、PRのほうもそういったルート案内も含め、していただければと思います。  府中市にある空気のきれいな自然豊かな観光資源を有効活用していただいて、宝を大切にしていただきたいと思っております。  そこで、市長に、唐突ではございますがお伺いします。  羽高湖の今後の前向きな計画の御検討を総括でよろしくお願いしたいと思いますが。お願いします。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) 羽高湖の関係につきましては、先ほど部長が述べましたように、本当にあそこは湖の周りに春は桜、秋はもみじ、その間もコンサートをされたり、フェスティバルをされて、またこの15日には地元の名産でありますゴボウを使った、大変好評なごんぼう祭りもされるということで、大変にぎわいもある施設であろうかと思いますし、またそういったにぎわいだけじゃなくて、先ほど御紹介ありましたように、本当にキャンプで来られる方も非常に多い、またスポーツ施設とすれば、野球グラウンド、テニスコートなどの利活用も非常に多いということで、大変可能性の多い施設だと考えておりますので、こちらのほうも整備を進めていきたいと思います。  あわせて言えば、キャンプは今大変注目を集めておりますので、先ほどの議員の話もありましたように、例えば四季の里であったり、あるいは河佐峡であったり、そういったところも含めながら、キャンプをどうしていくか、そのあたりを含めて、今策定しております観光ビジョンにも盛り込んでいく中で、この羽高湖も含めた市全体の観光をどうしていくかという取り組みを進めていきたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 福田勉君。 ○3番議員(福田勉君) 前向きなお話を聞かせていただき、大変うれしく思います。ありがとうございます。  時間のほうがまだ余っておりますが、次の方に十分しっかりと質問していただきたいので、最後になりますが、災害から市民の生命及び財産を守るためには、災害に強いまちづくりを構築することが最重要課題であるとともに、行政による災害対応に限界があります。自助・共助・公助の理念に基づき、市民、事業者及び市が相互に連携し、協力し合い、災害対策に取り組むことが必要不可欠であると改めて認識しているところでございます。  地域の自主防災会、行政、町内会で避難所運営などの協力体制の構築を図られ、府中市においても、災害に強いまち、安心・安全で暮らせるまちになりますようにお願い申し上げ、質問を終わらせていただきます。              〔3番議員 福田勉君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、創生会の福田勉君の質問を終結いたします。  休憩いたします。  午後は1時から再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時58分 休憩                午後1時1分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  創生会の山口康治君の登壇を求めます。  山口康治君。             〔12番議員 山口康治君 登壇〕 ○12番議員(山口康治君) 議長のお許しをいただきました創生会、12番山口康治が通告いたしております府中市の鳥獣被害対策について、一問一答方式にて質問をさせていただきます。  以前にもこの件につきまして質問をさせていただいたことがありますが、まだまだ被害は減っていないと考えます。特に、猿の被害については、広範囲に広がっていると。ことしの夏、オオムラサキの里のオオムラサキのさなぎが被害に遭ったのも記憶に新しいと思います。  取材をしておりますと、ある地域、空木地区でございますが、こちらの老婆に伺いますと、一定の時間になると猿たちが自分の家にやってきて、屋根の上でいろいろ悪さをすると。怖いから家に入ってるんですよというようなことも聞きましたし、また荒谷地区では、イノシシ用のワイヤーメッシュ等、柵はしておったが、その中にちょうど稲穂が実るころに、猿の集団が入って、稲穂を食べてだめにしてしまったというようなことがたくさんございます。  そのほか、イノシシとか、鹿については、ある程度の対策はとられているが、猿については、ほとんど対策がとられてないと把握しております。  それでは、猿だけじゃございませんが、平成30年、そして令和元年9月まで、市内での被害件数はどのぐらいあるか、そして駆除は、鳥獣別でお伺いしたいと思います。  これにて一問一答に変えさせていただきます。           〔12番議員 山口康治君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) それでは、農作物の被害件数からお答えしたいと思います。  被害件数につきましては、今年度4月からこの10月までということで、農業共済組合への被害届があった件数を御紹介させていただきますと、市全域で41農家から被害届があり、被害面積については、971アールと伺っているところでございます。  また、有害鳥獣の駆除頭数の実績を御報告しますと、同じく今年度4月から10月末時点でございますが、イノシシについては304頭、鹿27頭、猿1匹、その他鳥獣など13件という状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 被害届というか、その被害届の割には、ことしはイノシシがよく捕獲されている。そして、例年にない、鹿がことしは多いと把握をしております。これは大変評価をしたいところでございます。  ですが、先ほど部長が言われた猿は1頭と、これは過去2年さかのぼっても1頭ずつと私は把握しておりますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 猿の駆除実績につきましては、議員さんが御紹介いただきましたように1頭という状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 猿の駆除は大変難しいと。まず、捕獲するわなというか、かごというか、そういったものも府中市は所有してないと理解をしております。  また、この猿を駆除するとなると、鉄砲で駆除するしかない。しかし、これを使用するに当たっては、いろいろ制約があるということで、被害届が出て、さあ、そこに駆けつけた、そして弾を込めて、向けたときにはもういないというケースがたくさんあると聞いております。  しかし、これは被害届が出た、被害届があった鳥獣を駆除していただいている数字であって、それ以外の駆除については、市当局に報告があるんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 市への報告といいますか、市へ農家などから駆除の依頼についてお答えさせていただきますと、今年度の10月末現在で農家からの要請による駆除班への依頼件数につきましては、イノシシが50件、鹿が3件、猿については10件、その他、アナグマ、ヌートリアなどで6件の依頼がございまして、駆除班のほうに依頼をしているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 駆除の依頼はされてはいないが、まあ泣き寝入りというか、そういうところが大半ではないかと理解します。  国土の7割が森林ですし、府中市も同じように、山々に囲まれている。小動物を含めて、猿とか鹿とが出没しないのはほんと中心市街地ぐらいで、あとの大半は、ほとんどの方が鳥獣被害に遭っていると私は思います。  では、猿の生息数であるとか、エリアを把握されているのか。いかがでしょう。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 猿の生息エリアと数でございますが、農家の方とかのいろんな情報によりますと、猿についても、ほぼ全域に生息していることは認識しているところでございます。なお、その個体数についても、具体的な調査等を行っていない関係で、個体数の把握はできていない状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 猿は全域に生息しているが、どのぐらいいるかという把握はされていないということですね。毎年1頭ずつ駆除していただいている。ということは、雌猿は1年で1頭、双子を産むケースは珍しいと言われていますが、大体春から夏に出産するそうです。ですから、個体数はどんどんふえているというふうに把握しております。これは何とかしてもらわんといけない。  そうしまして、以前、中国新聞の記事に掲載されてました。府中市の記事でございました。国の支援を受けて、あらゆるものを通信でつなぐ物のインターネットIoTの導入を目指すに当たって、市の職員が減っている中で行政サービスを低下させないためにも、例えば、今の有害鳥獣パトロールなどの計画なども考えているという記事を読ませていただいたことがあります。このことは、市当局はどういうふうに進められているのか、答弁をお願いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) それでは、今取り組んでいるIoTの実装実験等についてから御答弁をさせていただきますと、現在、府中市では総務省が実施しておられる地域IoT実装のための計画策定推進体制構築支援事業の採択を受けまして、計画策定や推進体制整備についての支援などを受けているところでございます。  計画している内容につきましては、防災分野、農業分野での検討を重ねているところでございます。  具体的に、農業分野につきましては、完全自動飛行が可能な、高齢者でも扱え、また操縦するための免許の取得の必要のないドローンによる農薬散布や自動収穫ロボットの導入について検討しているところでございます。  御紹介いただきました有害鳥獣のパトロールにつきましては、この支援事業では計画はしてないところでございますが、来年度、ICT技術を持ちました大型囲いおり・わなの遠隔監視・操作できるイノシシ、鹿用の捕獲システムの導入を検討しているところでございます。獣がおりに侵入いたしますとセンサーが反応し、メールを配信し、おりのライブ映像を確認しながら、対応を検討し、捕獲ボタンを押すだけで遠隔操作ができ、またセンサーの設置によりまして、個体の大きさを判別し、自動捕獲することができるものでございます。これによりまして、通常の箱なわでは捕獲できない鹿の捕獲であるとか、イノシシ用の群れを捕獲することができると考えまして、誤捕獲や、子供のイノシシのみの捕獲が減ります。そういうことによりまして、捕獲頭数の増加、生息頭数の減少に寄与するものではないかと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 鹿とイノシシは言われましたけど、猿が抜けてますよ。猿がどんどんふえているんです。鹿は例年よりたくさんとっていただいておりますし、イノシシも数がふえてると。問題なのは猿なんです。IoTということを聞いて、先進事例をいろいろ調べてみたところ、猿を何頭か捕獲して、それに発信機をつけると。それで、その発信機をつけてどういう移動をする、エリアであるとか、場所確認であるとかいうようなことをされて数を減らしていたり、事前に防災無線などで、猿の群れが今そっちに向かってますよというような使われ方をしている地区もあると聞いております。そうしたところ、我が市で考えた場合には、ドローンを飛ばすということもございますが、これはもちろん、どこでも飛ばせるわけじゃございませんし、地理院地図を確認して、大体中山間のあたりだと、割といいと思います。ああいったものを使って、また防災無線もありますし、そういうような活用ができないか。ある物を使って、そんなに投資は要らないと思います。今言われた鹿とか、イノシシのかごですか、そんなには予算は要らないと思うんですけど、いかがでしょう、そういうパトロールの計画というか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 先ほど御紹介いたしました囲いおり、来年度いろいろ検討しているおりにつきましては、その上部に網をかけたりすることによって、猿の群れにも対応できるのではないかと、今検討しているところでございます。  また、猿の位置確認というドローン等ですね、GPSの首輪の取りつけなど御紹介いただきましたけれど、現在のところは考えてはいないところでございますが、そのような有効な技術であるとか、取り組みなどについては関係機関等の情報を得ながら、また近隣の市町の状況も伺いながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) ですから、先ほど言われた次年度検討されている新しいわな、猿はないのかと思ったら、上に網をかけると、それが利用できるんじゃないかと。いわゆる餌づけをするわけですよね。それはいつ導入を予定されているのか。それが何基もあるのか。そこら辺教えていただけますか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 今、その辺は研究・検討している段階でございます。いろいろと試験的にも必要だと思っていますので、来年度、そういう対応ができないかということで今検討をしている状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 部長、検討だけじゃあ、猿はとれませんよ。やっぱり、今も言いましたように、猿はどんどんふえています。よくテレビでも、にぎわすでしょう、かみつき猿とかいうことで、大捕り物、都会でもそういうことが発生している。しかし、それは府中市にも迫っていると私は考えます。ですから、それは検討じゃなしに、実現をしてください。それはお願いしておきます。  それでは、次に移ります。  こういった鳥獣被害を日々駆除していただいております方々、この駆除をしていただく方の猟友会というのがあって、その中に捕獲隊いうのが旧府中市と旧上下町と2つございます。旧府中市は登録をされているのが19名、そして旧上下町は11名でございまして、この方々は、数ですね、人手不足じゃないのか、また新たにそういった駆除をしていただける方を募集をされているのかを聞かせてください。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) これまでは市として猟友会の会員募集は行ったことはございません。猟友会については、あくまでも狩猟免許を取得された猟友愛好家の任意団体ということもございます。しかしながら、有害鳥獣捕獲隊というのは、その両猟友会に班を編成していただき、捕獲業務を委託していることからも、今後猟友会員の会員募集等については、猟友会の方々の御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 猟友会の募集は特にしていないということでございまして、ちょうど今、猟期、11月15日から2月15日までということで、いろいろくくりわなとかで、いろいろとっていただいている、駆除班とは別にとっていただいていると、大変ありがたいんですけど、では、猟友会というライセンスを取得をされている方が府中市にはどのぐらいいらっしゃるのか教えていただけますか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 申しわけありません、その数については今手元に持っておりません。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) では、駆除班の方は、この猟友会の中から駆除班に入られるわけですよね。ということは、その猟友会の中から引っ張られるとか。大体、銃の資格を持った方がそちらへ入られるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 捕獲隊につきましては、両猟友会の中から選出していただいて隊を編成してもらっている状況でございます。当然ながら、狩猟免許が必要ということがございますので、銃またはわなの免許の所有者の方に捕獲隊を編成していただいている状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) この猟期は11月から2月、しかし駆除班ではない、その猟友会に属している人たちは、この猟期以外は捕獲することはできないと聞いていますが、ただし、自分のところの土地であるとか、山である場合はそういうわなをかけてもいいと聞いているんですけど、それは間違いないでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 自衛のための、自分の畑などの作物を守るために自分で管理することについては、狩猟免許等は必要ないわけでございますが、そうはいっても、ほかに影響することもございますので、できるだけわなとか、適正な管理もありますので、その資格は取っていただきたいとは思っているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 資格のある人ですよ、資格のある人。資格のない人は、たとえ自分の山や田んぼであっても、そういうことはしてはならんということでございますね。ですから、こういうことですよ、猟友会に属する人が、猟期以外は、全ての方が自分の山があったりというわけではないと思いますけど、そういう方が自分の田んぼや畑、山を守るために、猟期以外にわなを仕掛けておれば駆除になるわけですよね。そうすると、やっぱり猟友会の方がたくさんいたほうがいいということになるわけですね。  ですが、先ほども言いましたように、それはイノシシとか、鹿とか、小動物はいけると思うんですね。ですが、やっぱり猿はとれないということになると思うんです。  では、捕獲隊の方々、上下と府中と2つ捕獲隊がございますが、こちらへ被害対策事業委託料ということで年間80万ずつ市から補助されていると思います。それと、被害対策事業委託料が各10万、計90万ずつで運営をしていただいているんですが、いかがなんでしょう、この金額については。市として、そういう捕獲隊から、例えばもっと金額を上げてほしいとかいう要望等はあるんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 現在、各猟友会、捕獲隊に委託料としてお支払してるのは先ほど御紹介いただいた金額でございます。猟友会からは、いろんな意見は確かにございますけれど、今のこの金額でお願いしている状況でございます。
    ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) ほんと、地域の方々に頼られる仕事をしていただいていると理解をいたします。この捕獲隊の皆さんが例えば、事務所のようなものがあったり、また解体する場所ですね、以前府中市も本山町のあたりへ設置されかけたんですけど、地域住民の反対でだめになってしまったということを聞いてますが、その後、そういった事務所があったり、解体する場所や、中には移動で解体ができるような車両もあると聞いております。こういったものができると、特にジビエ料理に役立つ、道の駅なんかでも販売が可能になってくるんじゃないかなとい思いますが、たくさん言いましたが、部長、いかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 現在、各捕獲隊専用の事務所、または専用の解体場所はないと伺っているところでございます。  先ほど御紹介いただきました解体場所、解体車両等については、車両については維持管理の問題であるとか、保管場所、またその運営であるとか、解体場所でいけば、その建築場所であるとか、また運営者とか、さまざまな課題があろうかと思っているところでございます。  また、ジビエ料理につきましても、野生鳥獣の処理、獣肉を処理、加工販売する場合には、食肉処理業の営業許可等も必要なことなどから、市といたしましては、このようなことについては今、大変ハードルが高いかと考えているところです。しかしながら、そういう意見等がございましたら、他市町の状況であるとか、猟友会の方などから御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) なるほど、まだ考えていない。でも、解体場所については、ぜひどこかへ、決まった場所をつくってあげたいと要望します。近隣の中では、隣の神石高原町などに比べると、イノシシの捕獲頭数はやっぱり少ないですけど、ですが、どうやらこのあたりのイノシシはおいしいと聞いております。そういう調理施設も将来見据えて、この地域ならではのというものを考えていただきたいなと思います。  それでは、次に移ります。  今言いました近隣、近隣といいましても、イノシシにしても、猿にしても、一応市町の境界線はありますが、フェンスがあるわけじゃございません。あちこちから、どんどん出たり入ったりしております。そういった問題を東部地区、野生鳥獣対策広域連携協議会というのが年に一度、5月に会議を開催されているようです。その中で、府中市に限らず、どこもだろうと思うんですが、猿対策については、どのような話が出ているのか、それと連携が図られているのか、その点をお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 紹介いただきました東部地域野生鳥獣対策広域連絡協議会という協議会は広島県東部農林水産事務所、または農業共済組合、そして福山地区の猟友会連絡協議会、両JAと府中市、近隣市町などで関係団体で構成されておりまして、年に一度開催している状況でございます。  その中で協議されている内容につきましては、前年度の捕獲状況であるとか、農作物の被害額の報告、そして前年度開催された養成講座とか、研修会の報告、そして当該年度の研修会の予定など、また関係市町の鳥獣被害対策の取り組みなどの情報共有等が図られているところでございますけれど、猿に特化した話し合いであるとか連携等については特に話されてない状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) それは、どなたが会議へ出席されるんでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 府中市におきましては、担当課長が出席いたしております。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) そういった協議会の中で、猿の問題について余り問題視されてないと府中市は思われているのか。やっぱり、そういった中で、やっぱり連携をして猿を駆除していこうと、防御しようという議題を府中市みずから発信されてもいいんじゃないかなと思います。  こういった府中市でも鳥獣被害対策マニュアルというようなものをつくっておられます。またこの小動物用もございます。私もそれを見て、いろいろ防御をしてみました。メッシュスクリーンを張って、これでイノシシは入ってこないというふうにやったんですけど、その中へ小動物も入ってきたと。今度は、その小動物をとるために市へお願いしたところ、小動物をとるかごを貸していただいたと、そういう意味では、大変その担当課の方は親切であります。しかし、この小動物を捕獲するマニュアルどおりに餌を設置しましたところ、アナグマが入ってくるのを予想してたんですけど、猫がとれてしまう。そのようなこともあると。ですが、こういうマニュアルに沿ったり、またそういったものを貸していただいたり、そういう点では大変助かっている部分はあると思います。そうはいいましても、人手不足、人が少ないと感じております。  では、市にとってほしいと、駆除のお願いばっかりしていてもどうにもなりません。ですから、やはり地域へこういった鳥獣対策マニュアル、ここへ来ればいただけるんですけど、こういった事前に鳥獣被害対策などの指導、例えば地区へ行って、されているのか。ことしはロケット花火を配られたと聞いておりますが、そういう指導や準備も必要かと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 地域へのそういう指導状況でございますけれど、平成28年度、そして平成29年度の2カ年におきまして、広島県の事業でございます鳥獣害に強い集落等の育成推進事業、重点市町の推進事業でございますけれど、そのようなものを活用し、鳥獣被害対策研修会というものを市内の中山間の直接支払事業や多面的な支払いの各集落協定の集落などを中心に2回行っております。  具体的な内容といたしましては、鳥獣害に強い集落づくりのモデル集落を上下地区については2地区、府中地区については1地区を選定し、正しい鳥獣被害対策の知識と集落ぐるみで実施する環境改善の大切さ、啓発など普及をしてまいったところでございます。  現在は、この事業は終了しているということもございますけれど、研修会は開催できてない状況でございます。しかしながら、被害の相談があった場合、また先ほどの研修会での取り組みなど、正しい鳥獣被害対策の指導でありますとか、先ほど議員さんお示ししていただきましたパンフレットの配布などを行って、鳥獣被害の対策を指導しているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 鳥獣被害、県からと言われました。実は、農林水産省のホームページを見ておりましたら、鳥獣被害対策技術支援のアドバイザーを派遣、紹介できるということがございました。鳥獣被害というふうに一くくりで言われますけど、今回の私の趣旨は猿でございまして、猿は今のところふえているけど減っていない。それと、猿対策はかごを予定をされているぐらいで、恐らく来年も被害は一向に減らないと思います。そういった方を招いて、地域で猿が来る前に準備しておくこと、そして来ても追い払うという地域への指導、そしてやっぱり駆除してもらうことを徹底していかないと、この被害は一向に減りません。なかなかそこの部分がかみ合わないんですけど、そういったことも、部長、ひとつ考えていただいたらどうでしょう。いかがですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 確かに、猿対策は、個人ではなかなか対応できないこともあると思います。したがいまして、個人や地域でできることとすれば、猿の特性である屋根に飛び移るような高い木は低く切るなど、まず集落の環境改善から始めることも肝心だと考えているところでございます。  また、猿はいつでも餌を狙ってる状況もあることから、軒先など、屋外には餌となるような農作物を保管しないとか、集落内に放置された生ごみ、収穫されない放置果樹、また稲刈り後の切り株から生えるおくれ穂など、格好の餌となるということでございます。追い払いなどによる威嚇する行為は、諦めずに集落全体で力を合わせて根気よく進めることが大事だと考えます。猿が人間を怖がらなくなることは一番避けるべきではないかと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 鳥獣は一度その場所でおいしいものを食べたら、また必ずそこにやってくるという習性がある。ですが、住んでいる人たちが、もう猿が来るから植えてもだめだと、どうせ食べられるんだから、この場所へは住めないというような希望をなくしてしまうことが一番だめなんじゃないんかなと思います。農作物をつくって、出荷をされていない自分のところで食べる人だと、人にあげて喜んでもらう、孫がお礼を言ってくれる、そういったことを楽しみに農作物をつくられる、果樹をつくられる、それを猿、鳥獣に奪われてしまう、そんな希望をなくされるようなことは断じて我々は阻止していかないといけないと思います。ですから、地域へ指導することは、ぜひ取り入れていただきたい。  最後にですけど、この鳥獣対策、市長が住まれていらっしゃるところは猿もイノシシも出ることはないと思いますが、市長のお考えを聞かせてください。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) 猿だけに限らず鳥獣被害は、農業はもとより市民生活の安全も脅かしかねない深刻な問題であり、またこの問題は府中市だけでなく、広域的な対策も必要であろうと考えております。  先ほど、部長からの答弁もありましたように、また議員も御指摘のように、まさに今後も鳥獣被害に強い集落環境管理といった被害防除対策を、おっしゃったように地域ぐるみ、あるいは集落ぐるみで行うことが必要であろうと考えているところでございます。  市といたしましては、このような集落ぐるみでの鳥獣対策をしっかり支援することとともに、被害を及ぼしている加害個体の捕獲等に猟友会や関係機関と連携を図り、また議員も御紹介のように、ICT技術などの活用も含めて、鳥獣対策に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 山口康治君。 ○12番議員(山口康治君) 市長からの力強い意見を聞かせていただいて、来年は猿は1匹じゃない、5匹はとれるなという確信を持って私の質問を終わらせていただきます。             〔12番議員 山口康治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、創生会の山口康治君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 続いて、創生会の丸山茂美君の登壇を求めます。  丸山茂美君。             〔19番議員 丸山茂美君 登壇〕 ○19番議員(丸山茂美君) 議長のお許しをいただきました19番議員丸山が創生会最後の質問になろうかと思いますけど、一般質問をさせていただきます。  大きく2点ほど通告しております。鳥獣・災害と農業振興、そしてもう一つは埋立場の維持管理について通告しております。  最初に、鳥獣・災害と農業振興について質問してみたいと思います。  農業に本当に悪い影響を与えるのは、また農業者を困らせることは、先ほども言われた鳥獣被害、そして天候、自然災害、そして近年では農業者、農家の高齢化であります。特に、近年では鳥獣による被害、そして一昨年の農地・農業施設の災害により、本当に農業ができなくなった人、また農業を縮小し、そして農業を諦めかけておられる方がおられるとも聞いております。  また、特に最近では農業者の高齢化、そして後継者がいないという問題が大きな課題となっているところでございます。  最初に、鳥獣被害の件ですけど、先ほど同僚の山口議員も鳥獣被害についてはいろいろ質問されております。私のほうは、鳥獣被害でも農作物ではなしに、要するに道路の路肩とか、河川、また道路ののり面、そして用水・排水路を近年イノシシが本当に大きく掘り、崩壊している、まさに被害よりか、イノシシ災害であります。大変危険な状態になっております。修復についても、多額の金額が必要と思われます。これらの施設は、個人のものではありません、官地部分であります。管理については農業者、要するに地域のみんなで草刈りなど、維持管理をしています。イノシシにより、地形が変形しているため、管理が大変難しくなり、また草刈りなど大変危険な状態になっております。農業振興に本当に大きな妨害というか、邪魔をしていることでございます。  これについて、農業施設被害、鳥獣被害についてどのように思い、認識されているか伺ってみたいと思います。           〔19番議員 丸山茂美君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 初めに、農道等の農業施設の被害対策でございますけれど、農道の維持管理につきましては御理解いただいてますとおり、原則地元、農業者の方々で管理をしていただいているところでございます。したがいまして、鳥獣対策におきましても、地元で対応をお願いしている実態でございます。  その被害対策につきましては、電気柵の設置であるとか、ワイヤーメッシュの敷設等が考えられますけれど、これらにつきましては、中山間直接支払交付金制度であるとか、府中市イノシシ防護柵設置事業補助金などを活用いただきまして、被害対策をお願いしているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 今質問したのは、農地ではなしに、道路とか、道路ののり面について被害が起きているということで質問したんです。それでいいですけど、特にことしはイノシシが爆発的にふえております。そういったことで、農地以外の、先ほども言ったように、道路ののり面とか、これ一部でございますけど、本当に豪雨災害に遭ったぐらいの被害が発生しております。こういったことについて、これから対策をお願いするわけでございますけど、要するに現地調査、こういった被害が出てるところの現地を確認、調査されているかどうかについて伺ってみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 農道等の農業施設、先ほど御紹介いただきました被害状況については、個々の現場は確認はできていないところでございますけれど、市内各所におきまして、イノシシ等によるのり面、農地などを掘り起こしている状態については承知しているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 被害確認は余りされていないということですけど、これは要するに鳥獣被害の対象として、市として考えておられないのですか、農地とか、農地以外の農道とか、河川、水路については。被害対象に入れられていないんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 被害対象といいますか、当然ながら被害はそれに当たると思っております。対策の方法につきまして、先ほど御紹介させていただいたような対策でお願いをしている状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) いずれにしても、こういった被害が出ておるところは修復しなければなりません。今私が質問している農道とか水路については、これはもう三十数年前に農地の基盤整備に合わせて建設されたものでございます。予算は県か国から出て、もちろん受益者も多くの負担をしております。余りにも、このたびの被害が大きいため、個人の力、また人力では到底修復はできないと思っております。そういったことで、修復については、市道、または県道と同等に市である程度は負担していただかねばならないと思うところでございますけど、その辺の御所見をお願いいたします。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 被害箇所の修復整備ということで、確かに大小あろうかと思いますけど、基本的に支援策といたしましては、補修に係る原材料の支給等で対応していただき、地元の関係者の方々で施工をお願いしている実態でございます。そのほか、先ほども御紹介いたしましたように、中山間の制度であるとか、多面的機能の制度なんかを活用いただきまして、地域で有効に御活用いただきまして、修復もお願いしたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 原材料をいただいて、地元で修復することもできますけど、このたびの被害については、なかなかそれが無理じゃないかと思うところでございます。というところで、1つの修復案といたしまして、最近、道路の改良とか、新設は余りないですけど、そういったときに道路ののり面とか、ある程度、1メートルか1メートル50センチぐらいをコンクリートで固めておりますわな、防草対策ですかね。こういったことをイノシシ被害の大きいところについては、道路の路肩からある程度、一定範囲について、こういったコンクリートで固めておけば、イノシシ被害にも遭わないし、また安全対策にもつながるし、草刈りの軽減にもなるし、そういったことで農家の方に幾分は楽をしていただき、その分、一部でありますけど、農業振興につながるんじゃないかと思っております。これについて、対策について考えられるかどうか伺います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 確かに、御紹介いただきましたように、県道などの道路の路肩ののり面には、一定の範囲を張りコンクリートにして施工しているということで、防草対策等に効果があると考えているところでございます。  農道につきましては、その延長であるとか使用頻度、または管理主体などの面から見ても、今現在のところ市の施工は困難であろうかと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 市の施工は困難と言われますけど、大きい工事については、これ個人ではできませんよ。農道も生活道の一部ですから。そこらも考えていただかねばならないんですけど。その辺、地元でやれというても大変でございます。そういったことでもう1回お聞きします。市道並みの対策はできないのかどうか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 先ほど申しましたように、被害状況等もあると思います。農道といっても、先ほどお話しをいただきましたように生活道も兼ねた農道もあると思います。その頻度とか、その状況についてはまた個別に御相談をさせていただきたいと思ってます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) また、町内会町を通じて個別に相談させていただきます。  次に、鳥獣数を減少さすことにより、農業振興につながるのではないかということで、とにかく猿もふえていますけど、イノシシも爆発的にふえています。そういったことで、個体数を減少させなければ、今後、農作物とか、こういった農業施設の被害は減らないと思ってるところでございます。そういったことで、捕獲数をふやすことについて、どのように思われているのか。今現在、平成29年から平成31年までの年間捕獲数を計画されております。ことしが3年間の最後の年になろうかと思います。捕獲数をふやすことについて、今後の計画にぜひ取り入れていただきたいんですけど、その辺についてどう思われますか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 今、紹介いただきました府中市鳥獣被害防止計画でございますけど、平成29年度に作成し、今年度までの計画でございます。計画の目標値に対します実績値を紹介いたしますと、平成30年度はイノシシの捕獲目標330頭にしておりましたけど、実績でいえば349頭を捕獲し、目標を達成している状況でございます。  本年度におきましても、10月末現在で304頭捕獲している状況でございます。  現在、国の鳥獣被害防止総合対策交付金事業を活用いたしまして、箱わなによる捕獲体制の整備を進めておりますけれど、新年度にはICT技術を活用した大型の囲いわなの導入等も検討しているところでございます。  このような総合的な被害対策を行った上で、確実に集落周辺をすみかとする加害個体を捕獲することができれば、より効果的に被害の半減につながるものと考えているところでございます。  次期府中市鳥獣被害防止計画の策定におきましては、適正な捕獲頭数となるよう計画策定に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) しっかり検討していただいて、鳥獣被害が少しでも減るように努力していただきたいことをお願いしておきます。  あと、個体数を減すことについては、一応、通告はしていますけど質問はしません。そういったことで、鳥獣被害対策を見直して、強化していただき、今、鳥獣被害に関する職員、担当者は1名でしょう。1名も恐らく兼務されているんだろうと思います。そういったことで、組織体制を含め、鳥獣対策の強化についてやっていただきたいと思います。その辺については、どう思われますか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 農業振興を図る上で、鳥獣対策は重要な課題と認識しているところでございます。  今、農林課では限られた人数ではございますが、協力しながら、精いっぱい取り組んでおります。専任は1名でございますが、課で連携してそのような対策は十分図っていきたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) よろしくお願いします。 ○議長(加藤吉秀君) 10分間休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後2時1分 休憩                午後2時11分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
     休憩前に引き続き、一般質問を行います。  丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 次に、農地、農業施設災害復旧と農業振興についてお尋ねしてみたいと思います。  平成30年7月豪雨で約464カ所の農地、農業施設が被災しています。災害により水田が耕作できないため、百姓をやっていても米を買って食べなければならないと、本当に困っておられる方もおられます。農地が災害により耕作放棄地にならないように、農業の発展・振興のためにも一日も早い復旧を願うところでございます。  災害については、担当課において本当に復旧に向けて努力されておられます。そういったことで質問しにくいわけでございますけど、実際、災害に遭われた人、また地域の方は本当に困っておられますので、質問してみたいと思います。  まず、国の補助事業の災害復旧状況についてでございますけど、農地、農業用施設の国補助事業は件数でいいますと115件、少ないようでありますけど、214カ所の災害が発生しております。これについて、今現在、工事発注契約件数は49件、工事完了については、農地が9件、そして農業用施設が11件と先日報告を受けたところでございますが、果たしてこれらの国補助事業災害が115件、これについて全てが災害復旧するのは果たしていつごろになるのか伺ってみたいと思います。  また、3年という期限が設けられております。この期限以内に完成、災害復旧工事が完成するのかどうかについてお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 昨年7月の豪雨災害の農地、農業用施設の災害の状況でございますが、箇所数におきましては、先ほど議員さん質問いただきましたように、国の補助となる農地災害については115件、箇所数で214件という状況でございます。  そのうち、今現在、農地については68件、契約数28件、施設についても47件で、契約済みは21件ということで、契約のうち、工事が完了した現場については、農地で9件、施設については11件という状況でございます。  今の状況でございますけど、工事施工業者におきましても、その業者数であるとか、業者の労働者や資材などの不足による受注過多の状況となっていることから、契約後、現場の未着手の箇所も今28件という状況でございます。  そのような状況ではございますけれど、今後も県の工事、市の公共土木災害工事などの発注状況を把握し、連携をしながら未発注箇所も令和2年度末の復旧完了をめどに鋭意復旧事業に取り組んでいるところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 大変でしょうけど、頑張って、できるだけ早い復旧につなげていただきたいと思ってます。  そういった中で、この国補助事業についてでございますけど、この夏、それより前だったですかね、もう工事発注はここの箇所は工事発注したとお聞きしているわけでございますけど、今現在もなかなか工事に着手されない状況でございます。これについて工事を発注、入札されるときに、入札内容を含めて、期限、納期管理についてはどのようにお約束というか、話をされているのか、その辺について伺ってみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 先ほど少し御答弁をさせていただきましたけれど、施工業者の状況も先ほど言ったようなことで、受注過多となっている状況もございます。したがって、今、未着手の箇所もまだ28件といった状況でございます。そのような入札内容、管理につきましては、その箇所ごとの進捗管理を行ってはおります。発注済みの工事においても、施工業者との受注件数を踏まえ、現場の着手から完成までの工事管理、工程管理などを行い、工期内の完成を今考えているところでございますけれど、先ほど言ったような背景もございます。一日も早い工事完了について、管理を適正に行ってまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) それでは次に、府中市単独災害復旧工事でございますけど、これについては府中市単独の災害復旧件数100件とお聞きしていますけど、実際には、これ120件程度になると思います。この単独いうのは、恐らく国の補助を受けられない、府中市単独で復旧工事をすることになりますけど、この100件程度の被災箇所、災害が発生している箇所を正確に把握されているのかどうか、私は疑問を持っているんですけど、その辺どうなんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 今の復旧状況におきましては、国の補助災害、期限があり、制度上のこともございますので、そちらを最優先に取り組んでいる状況でございます。単独災害につきましては、補助災害のめどが立った後に本格的に着手してまいりたいと考えているところでございます。  箇所については、現地の確認ができている箇所は現在のところ10件程度でございますが、そのほとんどが現地の確認もなかなかできていない状況はございます。受益者の方にも説明をしながら、また受益者の分担金等の関係もございますので、協議をしながら対応してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) ということは、単独災害については、ほとんど進んでいないと理解してもいいんですね。まあ、いつまでもほっとかんように、よろしくお願いします。  国の補助事業が優先になろうかと思いますけど、単独災害についても実際、通行どめで車が通られないところが多々あると思います。できるだけ早く復旧できるように努力していただきたいんですけど、いつまでもほっていたのでは、これ、災害復旧されないことも過去にありました。これ平成25年だったろう思いますけど、農道災害が発生して、そのまま放置、復旧されていなかった箇所が昨年の7月豪雨において被害がさらに拡大した箇所もあります。これは5年以上工事を放置、何もされなかったことが原因ではないかと思います。こういったことで、特に単独災害については、復旧工事を放棄されないように、ぜひともお願いしたいわけですけど、そういった災害復旧を残す箇所がないようにやっていただきたいんですけど、その辺についてはどう思っておられるのかお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 過去の災害で復旧のできていない箇所、そのような箇所がございましたら、昨年の7月豪雨の災害の単独災害の調査時に合わせて、再度現地確認をしながら、またその利用実態も踏まえながら、そして受益者の方ともお話をしながら対応を検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) できるだけ受益者、また関係者に、いつごろまでに、単独災害も復旧できるいうことを早目にお知らせできる状況にしていただきたいと思います。  次に、農業の現状でございますけど、府中市の農業は、府中市だけではないんですけど、高齢化、担い手不足、そして先ほど言った鳥獣被害、災害で多くの農地が耕作放棄地となっております。今何もしなかったら、今後ますます農家は減少し、耕作放棄地は拡大し、農業は衰退すると考えられます。特に、今、新聞等でも報道されてますけど、中山間地域の農家はなくなると言われております。  そういった中で、今、府中市の中で耕作放棄地の推移、できれば面積、どのようになっているのか伺ってみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) お答えは農林業センサスによります耕作放棄地面積の推移で御紹介いたしますと、2005年については288.5ヘクタール、2010年については295.3ヘクタール、そして2015年の農林業センサスでは292.6ヘクタールと、ほぼ横ばいといった状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 横ばい状況とは考えられない、恐らく申告に誤りがあるか、申告されていないんじゃないかと思います。まだまだ耕作放棄地の面積は上昇しているんじゃないかと思いますけど、まあ申告されなければわからないですから、しようがないですね。  次に、こういった耕作放棄地の復元とか、もとの農地に返すとかいう支援については、府中市はどのようにお考えになっておられるのかお聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 耕作放棄地の復元等の取り組みを御紹介いたしますと、現在、府中市農業委員会では市内の農地の状況を調査するため、農地パトロールを毎年実施いたしまして、再生可能な荒廃農地につきましては、その所有者または耕作者に対しまして、今後農地をどのようにされるかなどをお聞きし、意向調査などを行っているところでございます。  また、圃場整備済みの農地であるとか、1反以上の耕作条件のよい農地を守るべき農地と位置づけまして、これ以上の荒廃を防ぐため、重点的に取り組んでいるところでございます。このような取り組みで今年度上下町有福地区の荒廃農地を所有者との話し合いの結果、地域の担い手に貸し付けを行い、荒廃農地の復旧につなげることができたということもございます。  地域の農地の荒廃を防ぐためにも、地域の方の声かけや、荒廃をさせない抑止力にもつながるとも考えております。  また、農業委員会の農地パトロールや意向調査においても、抑止力の1つとなっていると考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 農地が耕作放棄地、荒廃しないようにいろいろと施策支援をしていただきたいと思います。  次に、耕作放棄地、どうしても、もう復旧できない農地もたくさんあろうかと思います。これらについては、地目変更とか、転用についてはやられているんですか、地目変更、転用、もう農地として扱えないところは、そういった処置をされているのかどうかについて伺います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 農地の転用でございますけれど、農地の転用については、都市計画区域内の市街化区域内の農地につきましては、届け出により、転用、地目変更が可能となっております。  それ以外の農地につきましては、農業委員会の許可が必要でございます。耕作放棄地のうち、ササや雑木等が繁茂し、再生が不可能な農地は非農地として処理することが可能ですけれど、再生可能な耕作放棄地については、農地法上、転用可能な条件が整っている場合のみ、転用、そして地目変更が許可されることになります。  したがいまして、耕作放棄地だからといって転用、地目変更がすぐできるものではないということでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) なかなか難しいんですね。農地の復旧できない、もう明らかに農地復旧はできないところは、早目に転用とか、地目変更されたほうが管理上というか、農地の面積などを算出するときにも難しいんじゃないかと思います。できれば、その辺についても対策をお願いしておきます。  次に、中山間地域直接支払制度の監査が毎年、現地調査、現地監査があります。この監査結果ですけど、確かに、農地の草刈りとか耕うんについては管理を行っています。これでよいんですけど、何も作付していない面積は今回どのくらいあったのか、また作付を推進されるお考えがあるのかどうかお聞きしてみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 中山間地域直接支払制度の現地確認後の自己保全管理、いわゆる何も作付されてない管理されてる農地でございますが、全体で33協定の協定農地の総面積が372ヘクタールございます。そのうち、自己保全管理の農地は42ヘクタールでございました。全体の約11%になります。  基本的には農業生産活動が行われていることが中山間地域直接支払制度の交付の条件ではございますが、適切な自己保全管理がされていれば、交付の対象となるということでございます。それらの全ての自己保全管理について作付指導、推進などを行ってはおりませんけれど、市といたしまして作付指導、推進するケースといたしましては、担い手が農業経営の規模を拡大するために利用権設定をして借りている農地が自己保全管理となっている場合であるとか、地域内に担い手がいる場合は、担い手に利用権設定して、耕作につなげるよう助言などを行っているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) そういった助言をしていただいていることは、大変よいことですけど、助言をして、実際に自己保全管理から作付されたというケースが、例があるのですか、ないのですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 今、手元に正確な数値は持っていませんけれど、都合によって去年自己保全管理にしたけれど、そういう条件によってまた作付再開はあると認識しているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 次に、後継者、担い手問題について、少しお聞きしてみたいと思います。  ここ数年間、10年でもいいんですけど、農業をやめられた戸数と新規就農者はそれぞれどのくらいおられるのか伺います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 農業をやめられたという正確なデータは持っておりませんが、農林業センサスのデータを御紹介いたしますと、平成17年から平成27年の10年間で販売農家数でいえば279戸が減少し、自給的農家数は98戸減少しているということで、総農家数では377戸減少というデータがございます。  新規就農者につきましては、農業次世代人材投資事業、旧青年等就農給付金事業でございますが、このような交付対象者であるとか、農業法人への新規雇用就農者などを含めますと、平成24年度から言えば、15名の方が新たに農業に就農されているという状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) ということは、この10年間で約360戸の農家がなくなっていると理解してもいいんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) お答えしました数字は農林業センサスでございますので、本当の状況はわかりませんが、センサス数字でいえば377戸が減少したという数字がなっているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) やはり農家は減少、なくなるというのが数字であらわれていると思いますね。  次に、新規就農者への支援でございますけど、新規就農されても、農業をやめられたのでは元も子もないということですけど、しっかりと離農されないようにフォローしていただきたいわけでございますけど、どういった支援をされているのですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 新規就農者へのフォローにつきましては、定期的な営農状況の確認であるとか、広島県の東部農業技術指導所、または農協などの関係機関と連携し、営農指導などを行っているところでございます。  支援内容につきましては、市の補助事業のうち、交付金対象者や認定農業者につきましては、補助率を上げるなどの支援策を実施し、早期の経営安定に向けた支援などを行っている状況でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 次に、これ先ほどと重なるところがあるかもわかりませんけど、要するに農業をやめられた方の農地ですね、耕作放棄地にならないように、農地集積を含め、作業の委託などで農地を維持管理、また耕作するように指導を推進していく必要があるんじゃないかと思います。この辺について、答弁も一緒になるかもわかりませんけど、市のお考えをお聞きしてみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 農業をやめられた方の農地の管理という視点でお答えをさせていただきますと、そのような農地管理について、例えば、経営所得安定対策事業の営農計画書、農業共済の細目書で、作付の状況によるそういう情報であるとか、農業委員や農地利用最適推進員さんからの情報等により、不作付となる農地の把握に努めているところでございます。  水稲作付に間に合うのであれば、農業委員会に依頼し、地域内で作付できる方を当たってもらうなどの取り組みを行い、また中山間地域直接支払制度の協定農地であれば、集落の代表者に作付の依頼や、適切な管理などをしていただけるよう指導を行い、耕作放棄地の減少に努めているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) わかりました。  次に、このたび全農により上下研修農場が今建設されているそうでございますけど、これについては、アスパラガスの生産について研修をするとお聞きしております。この研修所、上下農業研修所というんですかね、これに府中市はどういったかかわりがあるのか、どういったかかわりをされるのかお伺いします。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) まずこの事業から御説明いたしますと、全農ひろしまが実施しているチャレンジファーム広島という事業の1つでございます。JAグループが重点的に取り組む作物の生産振興に向けた農場を設置し、これからの地域農業を担う新たな担い手づくりのため、生産に関する実践的な研修の場、生産振興の新たな基点となり、担い手の確保と農場の基点とした周辺地域の生産振興を目指すことを目的に実施される事業でございます。  府中市では、担い手不足であるとか、新規就農者の育成・確保については喫緊の課題であることから、この全農ひろしまの事業を活用し、研修生の募集であるとか、選考の段階からかかわり、就農農地の探索・あっせんや、初期投資の支援、そして生活支援、定住支援、そして農業経営が安定するまでの関係機関との連携などを図っていきたいと考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) これ、支援されるのは大変結構なことでございますけど、金のことを言うのも何ですけど、予算的にはどのくらい計画されているんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 先ほどの支援等を考えているところで、予算的にはこれから詰めていく必要があると思いますけれど、アスパラガスというのは定植後2年間は収穫が余り見込めず、収益が不安定なため、そういう支援も必要かと考えてます。  予算を計上する時期については、研修生が就農する令和4年度の予算となると考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) この条件の中で、何か研修生を2名募集、そして研修後は上下町で農業をすることが、何か条件になっているようでございますけど、その辺はどういうことか伺ってみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 研修生2名につきましては、全農ひろしまの規定によるところでございます。これは、府中市の総合戦略においても、新規就農者の育成目標を2名としていることから合致していると考えているところでございます。  また、研修修了後の就農地を上下町としていることにつきましては、当農場での作物がアスパラガスということもございまして、JA庄原もこのチャレンジファーム広島事業をグループとして参画していること、そしてそのJA庄原も販売額1億円を目指す億産品と位置づけて、北部地域のアスパラガス振興に力を入れていることなどから、JA庄原管内の上下町を就農地としているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) わかりました。  それじゃあ次に、今年度から農林課を新設されました。新設といっても、以前も農林課はあったわけでございますけど、この農林課を新しく独立されたことで、以前と変わった点があればお聞きしたいと思います。また、まだ時間がないんで成果、効果については、はっきりわからないと思いますけど、農林課を設置してからの成果とか効果があれば御紹介していただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 若井経済観光部長。 ○経済観光部長(若井紳壮君) 変わったことの成果でございますが、農林課においては、農地、林地の情報、農政部門、ソフト部門と農林土木部門、ハードが1つの課となって、一緒になったことによりまして、それらの情報共有がスムーズに行われ、業務の円滑な進行が進められることになっております。
     また、昨年7月、先ほど御答弁した災害対応におきましても、従前は2つの課で相談等を受けていたわけでございますが、それが農林課で1つの課となったことにより、ワンストップでの対応が可能となっております。  地域の担い手となる集落法人であるとか、認定農業者の育成支援や、先ほどの耕作放棄地対策など、地域の諸課題の解決策など、農業振興係を中心に取り組んでおるところでございますが、それらの目標を達成するためのハード事業、基盤整備である等々を推進するのが農林整備係となっております。このような係が一体となって取り組むことができ、きめ細やかな地元対策などができることなどから、今後、府中市の農業振興がさらに前進すると考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 農業の振興、発展、農家がなくならないように頑張っていただきたいと思います。  次に、これ通告はしていないんですけど、市長にお聞きしてみたいと思います。農業は、本当に大変な現状でございます。よく御存じだろうと思います。府中市も次期、将来に向けて農業ビジョンの作成とか、総合計画、5年で打ち切って、新しく総合計画を立てられるいう中で、農業振興計画、特に農業の振興について、ぜひともそういった総合計画の中に取り入れていただきたいんですけど、その辺、どのように思われているのか御所見をいただきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) 農業については、担い手の問題であるとか、先ほどから御紹介いただいています耕作放棄地の問題等もあることは重々承知しておるわけでありますし、次期総合計画に当然、農業振興についての取り組みも盛り込んでいきたいとは思っておりますし、それに加えて、来年度は農業振興ビジョンをさらに新しく策定をする計画にしております。  それに基づいて、府中市の特性を生かした府中市版の農業振興ビジョンを来年度作成する計画にしておりますし、今後、現状や課題の整理を行うとともに、さらに仕様書の策定などにも取り組んでいきたいと考えておるところであります。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 農業の発展、農業の維持のためにも、ひとつ府中市としても全力で農業振興に取り組んでいただくことをお願いしまして、農業に関することは質問を終わらせていただきます。  次に、埋立センターについて、少しだけお聞きしてみたいと思います。これは復習になると思いますけど、答弁をよろしくお願いします。  現状の埋立センターの管理で、今、どんどん最終ごみ、搬入されていますけど、搬入されたごみの、前々から言っていることでございますけど、圧縮とか、転圧、そして覆土については、余りというか、ほとんど実施されていないようでございます。私もしょっちゅうあそこを通って見ますけど。これについては、もう随分前からやる、必ず転圧もする、覆土もすると言われています。また、これは決められていることです。なぜ、実施されないのですか、伺ってみたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) ごみの転圧につきましては、センターで所有しています重機で移動する際にしめ固めをしているところでございます。覆土作業につきまして、日々の覆土は十分できておりません。それから、全体の覆土につきましては、昨年の7月豪雨により、芦田川へ多くの土砂が堆積しておりますので、府中市として、芦田川の河床掘削が早く進むよう、また国交省と協議をし、河床掘削がされた土砂を譲り受けて覆土を行うよう調整をしておりますが、今年度の河床掘削土砂について、確保することが困難ということが判明いたしました。引き続き、国交省と協議をしながら覆土は来年度考えていきたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 芦田川を掘削した土を覆土にするのは初めて聞きました。覆土については、これは以前からもやることになっております。そういったことで、今現在も災害で発生した土を埋立センター、現在埋め立てしてる1つ上の段へ置いてあろうと思います。これをなぜ使われないんですか。芦田川のほうから、わざわざあっこまで持ってくる、それこそ経費がたくさんかかると思います。恐らく、やる気がないんじゃないかと私は思ってるんですけど、その辺、どうなんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 全面覆土を考えております。そのために、まとまった土砂が必要ということで、当然、建設残土についても利用していくように考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) それは日々はしなくても、月に1回か2回程度、今はごみの圧縮といっても、押し寄せるだけで圧縮はされていないでしょう。なぜ、されないの。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) できていない部分につきましては、ちゃんと指導して改善いたします。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) いつまでにされるんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 早いうちに管理者と調整をとって考えていきたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 同じように、これも言いたくはないんですけど、場内の草刈り、周辺を含めた草刈り、確かに平地については、ある程度は草刈りを済ませておられますけど、斜面部、これ全く草刈りをされていない。これについても、最低年2回は草刈りを実施するとはっきりと言われております。なぜ実施されないのですか。その辺についてもお聞きしておく。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) ことしの6月議会でお答えしましたとおり、毎月の草刈りを実施しております。量的には、ちょっとずつの作業となっておりますが、毎月、8日間かけてやった月もございます。それから新たに草刈り機を導入したり、平地部については、乗用の草刈り機をレンタルするなどして、効率化を図っております。  山側ののり面、これは切り土ののり面になっておりまして、勾配が急なため、はしごをかけての作業になります。転落事故の防止のため、草刈り機が届く範囲で対応をしていただいております。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 埋立センターの管理ですけど、最近から草刈りも余りされない、覆土もされない、転圧もされないということになっております。以前については、これらのことは徹底して管理されていたと思います。これは、特にごみの転圧とか、圧縮しないと施設の延命化につながりませんよ、これ必ず。延命化どころか短命化につながると思います。こういったことで、しっかりとごみの処理については、ちゃんと埋め立てする場所は決まっているんですけど、そこへできるだけ多くごみを入れられるように、延命化につながるようにやっていただきたいと思います。  今後の管理について、草刈りと、今言った転圧、覆土について、今後どういった管理体制でやられるのか、もう一度伺います。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 覆土については別予算をお願いして対応していくように考えております。  それから、草刈り、転圧は委託業者へ徹底をしてまいりたいと思います。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) これ、委託業者へ徹底するというても、そりゃあ無理でしょう。今、1人しか委託業者の人はおらないのでしょう、そりゃあ無理ですよ。これ、環境整備課の責任としてちゃんと維持管理をしていただくように、くれぐれもお願いしておきます。  それと、もう御存じだろうと思いますけど、埋立センターの場内にイノシシが出没していますよ、これほっておくと大変なことになると思います。そういったことで、ここのイノシシ対策についてはどう考えておられるのか。イノシシが出てますよ、晩に。どうですか、対策について。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) イノシシの侵入によります掘り返し被害が発生しておるのは承知しております。重機などを使っての補修、そのようなものを心がけていきたいと考えております。  また、本体施設へ悪影響が出るようでございましたら、侵入防止の対策を考えていきたいと思います。今後の状況を見ながら、おくれない対応を考えていくつもりでおります。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) 侵入防止対策をする、まあそういった対策する方法もありますけど、今の状態で幾らメッシュとか、電気柵をしても管理はできないと思います。まず、現状を、以前のように徹底した管理をされるようにぜひとも頑張るということはないんですけど、ぜひとも以前のような管理に戻していただくことをお願いしておきます。そうしないと、この埋立ごみは、どこにも行かないごみですね、可燃ごみにもならない、資源ごみにもならない、要らないものです。要するに、ここの施設は言ってしまえば迷惑施設ですよ。これを放置していたら、先ほど言った延命化対策にもつながらないし、次の埋立センターを建設するとき、どこも受け入れられないと思います。そういったことで、約束されていることは、必ず実行していただきたいと思います。埋立センターの寿命もあと8年、平成23年から令和8年までの15年間、もうすぐですよ。そういったことで、埋立センターの維持管理については、徹底して行っていただくようにお願いしておきます。副市長も、その辺、指導をよろしくお願いします。 ○議長(加藤吉秀君) 村上副市長。 ○副市長(村上明雄君) ごみの広域処分の話、それから埋立処分場の今後のあり方の中で、本当に大切に、しっかりと使っていかなきゃいけない、できる限り延命していかなきゃいけない、また次につなげて、新たな埋立処分場を考えていかなきゃいけない、そういう将来的なことを考えますと、しっかりできる、適正な管理をきっちりやらなきゃいけないんだろうなと思っております。  今お伺いしたことを含めまして、何ができて、何ができてないのか、本来どこまでやるべきなのかについて、改めて整理をさせていただきたいと思ってます。 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。 ○19番議員(丸山茂美君) よろしくお願いします。  以上をもって私の一般質問を終わります。             〔19番議員 丸山茂美君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、創生会の丸山茂美君の質問を終結いたします。  10分間休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後2時56分 休憩                午後3時7分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  続いて、日本共産党の楢﨑征途君の登壇を求めます。  楢﨑征途君。             〔8番議員 楢﨑征途君 登壇〕 ○8番議員(楢﨑征途君) 議長の許しを得ましたので、8番議員、日本共産党、楢﨑征途が一問一答で質問いたします。  きょうは虐待防止についてと、病院の対応についてお聞きいたしますので、よろしくお願いいたします。  虐待防止は、テレビを見ておりますと、いろんな形で報道されております。広島県警が1月から9月に摘発した児童虐待が絡む暴行や傷害など、45件あります。過去最高だった昨年1年間の34件をもう既に上回ったことが広島県警への取材でわかっております。  広島県警少年対策課によると、摘発されたのは実の親や義理の親たちです。ゼロ歳から17歳の子供に対し、暴力を振るう事件のほか、育児放棄したことによる保護責任者遺棄や、また父親による強制わいせつの事件も発生しております。2004年の改正児童虐待防止法で、疑われる事実の通報を国民に義務づけており、近隣住民や学校からの通報も増加しております。広島県警が認知する児童虐待もふえ、昨年は1,482件で過去最多を更新しています。ことしも、9月末時点で1,265件と前年同期より114件多く、身体虐待の認知が329件、前年比同期で60件増と大きく虐待が伸びています。  全国では、昨年3月、東京都目黒区で5歳の女児を父親が虐待死させる事件が発生しております。また、ことし1月には千葉県野田市で当時、小学4年生の女児が父親に暴行され、自宅の浴室で死亡する事件も起きました。あどけない少女の報道写真を見るたびに涙が出て仕方ありません。  少年対策課の高山茂己氏は、事件の報道などを受けて、県民の通報意識が高まっていると分析されています。今も隠れている暴力や育児放棄があるはずです。不審に思ったり、叫び声を聞いたりしたらちゅうちょせず通報してほしいと呼びかけておられます。  これらのことを受けて、府中市ではどれぐらいの児童が虐待されているかを把握されているかお聞きします。           〔8番議員 楢﨑征途君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 児童虐待の相談件数でございますが、平成30年度の件数といたしまして、全国では15万9,850件、広島県では4,019件、府中市では77件でございます。  府中市のこの件数でございますが、平成29年度は49件でございましたので、前年度より28件増加をしており、増加傾向にあると認識をしております。  この虐待相談対応には4種類ございまして、府中市の昨年度の77件の内訳でございますが、心理的虐待が37件で約半数を占めております。このほか、育児放棄、ネグレクトが24件、身体的虐待が16件、性的虐待についてはゼロ件と、ございません。  また、主な虐待者でいいますと、実母、実父が9割以上を占めている状況でございます。この虐待相談の受付経路といたしましては、虐待による死亡事案等の報道によりまして、社会意識の高まりから、学校、地域からの通告が近年増加をしております。また、他市町の要保護児童対策協議会との連携強化といったものも図られております。この児童虐待に関しましては、児童福祉法で設置が義務づけられております要保護児童対策地域協議会、略して要対協と申しておりますが、この要対協を設置をし、この中で関係機関との連携をより密にとりながら、未然防止策も含め、丁寧に対応しているところでございます。  虐待の対応といたしまして、相談受理後に受理会議を行いまして、方針について協議をいたし、児童相談所であります広島県東部こども家庭センターへ通告を行います。その後、関係機関への連絡調整を行いまして、必要に応じて個別ケース会議を開催いたします。そこで援助方針を協議し、相談家庭への支援を行うという流れでございます。  いずれにいたしましても、先ほども御紹介をいただきましたが、社会全体で、虐待から児童を守る体制が強化をされてきておりますので、今後も関係機関との連携を図りながら、万が一発生した際の迅速な対応と、虐待の未然防止に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 楢﨑征途君。 ○8番議員(楢﨑征途君) 次に私がお聞きしようとしたところを既にお答えいただきましたので、近年、地域からの声が届いて、通報が早いということがありましたが、それ以外にどうなんですか、家庭を訪問して、家庭を訪ねて、そこからいろんなことをお聞きして、防止になるようなことも考えておられるのでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 先ほど説明をさせていただきました、いわゆる要対協の事務局を府中市は女性こども課に置いておりますが、こちらに専任の児童相談員を中心に、課内のチーム体制で児童虐待に対応しておりますが、発生防止のための未然の取り組みということで、2点ほど取り組みを行っております。  1点目につきましては、虐待発生を未然に防止をする取り組みといたしまして、子育て世代包括支援センター、いわゆるネウボラでございますが、このネウボラにおいて、妊娠期からのかかわりを強化し、保護者に寄り添い、悩みや出産に向けた相談等を行い、個々に適した支援につなげております。  具体的な支援策といたしまして、養育支援訪問事業がございます。子供の養育について課題のある家庭に対しまして、保健師や保育士による訪問、それから専門のヘルパーが育児・家事の援助等の支援を行うことで虐待等の未然防止を図っております。  また、お子さんのこと、子育てに関するさまざまな困り事について、毎月2回、臨床心理士が相談に応じるまごころ相談といったものも開催をしております。  2点目につきましては、広く市民に対する啓発活動といたしまして、毎年11月の児童虐待防止推進月間に合わせまして、オレンジリボンキャンペーンを実施をしております。広報等での啓発活動に加えまして、昨年度から新たな取り組みといたしまして、子供の笑顔を守ろうという市民の機運を高める取り組みとして、保育所、幼稚園の児童が描いた笑顔の展示といったものを市内各所で行っております。今年度は、10月26日の府中学びフェスタを皮切りに、現在は最終会場となりましたが、7会場目の会場として、昨日の12月5日から上下歴史文化資料館でこの子供たちが描いてくれたたくさんの笑顔を展示をしているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 楢﨑征途君。 ○8番議員(楢﨑征途君) ほんまに地道にいろいろと動いておられることがよくわかりました。今後とも、こういう活動は続けていってもらって、府中市から虐待がなくなることにつなげていってもらいたいと思います。  それで、もう一つお聞きしますけど、子供を虐待から守る条例の制定ですけど、これは岡山県の岡山市と総社市が同様な条例を定めており、笠岡市も来春の施行を目指しておられます。広島県内は、まだどこも取り組んではおられません。そして、中国地方のほかの県も、どこもがまだこれには取り組んでおられません。岡山県が先行して条例を制定されております。  その笠岡市ですけど、笠岡市は子供を虐待から守る条例(仮称)を制定するとして、全国的に児童虐待が相次ぐ中、市や保護者の責務を定め、警察など関連機関との連携による具体的な対策を示す。本年度末の市議会定例会に条例案を提出し、来年4月の施行を目指す。市子育て支援課長は、子供は宝、虐待は許さない、市民みんなで守り、安心して暮らせる地域にしたいと話しておられます。  府中市でもこのような条例を制定することはお考えになっておられませんか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 岡山県の岡山市、それから総社市におかれましては、いずれも平成31年4月1日に条例を施行されております。この内容につきましては、子供への虐待防止のために、市、保護者、市民、関係機関の責務等を明らかにし、情報共有、子供と保護者への支援を行うことで虐待から子供を守ることを基本理念と定められたものと理解をしておるところでございます。  府中市におきましても、子供を虐待から守ることは最重要命題ととらえております。児童福祉法、児童虐待の防止等に関する法律にのっとり、先ほど御紹介いたしました要対協として関係機関と連携をし、要保護、要支援児童や家庭の支援、虐待の未然防止に取り組んでおるところでございます。  また、現在、子育て世代包括支援センター、いわゆるネウボラによりまして妊娠期から子育てまでの切れ目のない支援を行い、保護者の育児に寄り添い、悩みやストレスの解消に努めております。  さらに、令和4年度までに市町への設置が義務づけられております子ども家庭総合支援拠点では、ネウボラと連携して虐待から子供を守る取り組みを強化するために、支援拠点機能の整備を進めてまいりたいと考えております。  このように、府中市におきましては、市の児童虐待防止の取り組みをさらに推進することによりまして、条例制定をするまでもなく、今後も児童虐待に対する取り組みが強化できると考えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 楢﨑征途君。 ○8番議員(楢﨑征途君) 条例をつくるまでもないと言われますけど、やっぱり条例をつくっておいて、市民の皆さんにそれを認知してもらって、虐待防止につながるようなことをこれからは、そういう方向でやっていただきたいと思います。ですから、条例も一応、また、今つくる予定はないと言われましたけど、近い将来、こういう条例をつくって、市民の方とともに虐待をなくす意思を固めていただきたいと思います。  そして次に、病院の対応についてお伺いしますけど、病院問題はいろいろありますが、私は1点だけお聞きします。
     市民の関心は、市民の命と健康を守るのは市民病院でありますけど、公立病院は住民から愛され、信頼されることが必要と思われます。府中市民病院は愛され、信頼を得ていると思われますか、お聞きします。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) まず、今回の厚生労働省によります公立・公的病院の再編・統合の再検証のためのデータの公表につきましてでございますが、府中市民病院につきましては、車での移動時間が20分以内の他の医療機関との競合、類似かつ近接していることで病院名が挙げられたところでございます。詳細につきましては、昨日も答弁をさせていただきましたので、重複は避けたいと思いますが、府中市といたしましては、病院機構の両病院は府中市にとって必要な病院でありますし、厚生労働省の再編・統合の再検証要請につきましては、現時点で既に取り組み済みであるというスタンスで今後臨んでいきたいと考えているところでございます。  前日も御指摘をいただいたところでございますが、病院を利用する方の患者満足度の向上につきましては、市民の方から市へも苦言をいただくなどしておりますので、市としても大変重要視をしております。このことにつきまして、次期中期目標においても、その充実を求めているところでございます。  市民の方から愛され、信頼されて、必要な病院であると言っていただけるよう、病院機構ともども、今後取り組みをしっかり行っていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 楢﨑征途君。 ○8番議員(楢﨑征途君) 府中市民病院も、北市民病院も府中市民にとっては大事な病院です。そこで、休日当番医体制なんですけど、市民の方からお小言をいただきましたので、文章にしていただきました。読ませていただきます。  内科の休日当番医にて、10歳の子供を連れて受診する。そのときの子供の状態は39度を超えた熱を出し、待合の椅子で横たわるぐらいの状態だった。受付にて、年齢が低いので、診てもらえるか確認しますと言われ、しばらく待合にて待っておりました。内科医に確認したところ、10歳の子は薬の量など、成人と違うので診られないと言われました。どうしたらよいのか、受付に聞くと、福山地区の当番医を提示され、一応、10歳でも診てもらえるか確認して行かれたほうがいいと言われたそうです。当番医なのに診られないのはおかしい。当番医として広報などに出ているのに、なぜ診られないのか、そう聞いたところ、そういったことを患者の声で出してもらえたらと言われたそうです。これはどういうことかわからんのですけど、そういう意見をどんどん言ってくださいと言われたのかどうか、そこのところははっきりわからないんですけど、当番医になっていないのに、ほかの緊急受診を、無理だと言われたのなら、それは仕方がないと思う。が、当番医であるのに年齢的に診られないのはなぜか。他の医療機関は幼児を連れていっても診てくださっている。ですから、この場合だったら、10歳以下は診られない旨を告知されるべきではないでしょうか。なぜ、府中市民病院はできなかったのか、対応できる医師を配置することはできなかったのか聞きたい。過去に何度か低年齢の子供を連れて、当番医のお世話になったが、断られたことはないし、周囲に聞いても、そのようなことは初めて聞いたという感じでありました。  これについてはどのように考えますか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) ただいま御指摘をいただきましたように、適切な対応がなされてない事例があったとすれば非常に残念なことであり、そのことに関しましては、市としてもおわびを申し上げたいと思います。  今回、御指摘をいただきました件につきましては、仮に診察できないとしても、他の医療機関を当たる、紹介するといった対応は可能ではなかったかと思われますので、このことにつきましては、病院機構に対しましても、来院される方に適切かつ丁寧に対応するように要請をしたところでございます。  今後につきましても、そういった丁寧な対応ができるように要請を再度行いたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 楢﨑征途君。 ○8番議員(楢﨑征途君) そうですね、ほんま自分とこで診られないんやったら、どこか病院を紹介することがなぜできなかったかを、もうちょっと深く調べてもらいたいと思います。  ですから、職員さんもおられて、いろいろやって、皆さん頑張っておられるのはようわかりますけど、こういう事例が起きたことについては、どうなんでしょうかね、休日当番で人手不足のために忙しかったのか、それともその辺の対応がちゃんとできないいうことは、その職員さんが余りそういうことを気にされていなかったのか、ようわからないんですけど、もっと、さっき言われていましたけど、その辺のところの、今後、指導ですね、もっとやっていただきたいと思いますけど、どのようにされますか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) このことにつきましては、府中市民病院に一旦は確認を行ったところでございますが、該当事例についての特定が今現在できておりません。今、詳しく御紹介いただきましたので、このことにつきましてはもう一度、状況を確認をしてみたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 楢﨑征途君。 ○8番議員(楢﨑征途君) どちらにしましても、府中市民病院と北市民病院は、府中市民のためには、とても大事な病院ですので、そこで働いている職員さん、またドクターを初め、職員さんも市民のために気持ちよく働いていただくことをお願いして私の質問を終わります。             〔8番議員 楢﨑征途君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、日本共産党の楢﨑征途君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 続いて、日本共産党の岡田隆行君の登壇を求めます。  岡田隆行君。             〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕 ○7番議員(岡田隆行君) それでは、続きまして日本共産党を代表いたしまして、岡田隆行が一般質問に立たせていただきます。  本日は4つの点について質問させていただきます。  1つは、府中市内の公共施設のトイレの整備について、これは午前中からも幾つか出ております。2つ目がごみ処理の広域化が市民に与える影響について、そして3つ目が通学路、子供たちが通ってる通学路、これの安全確保について、そして最後4つ目が子供の医療費の高校卒業年齢までの拡充、その必要性についてでございます。  まず1つ目、公共施設のトイレ整備についてです。  以前は、トイレの整備、どこの自治体もそう力を入れておりませんでした。たかがトイレ、されどトイレです。誰でも1日何度もお世話になるもの、それがトイレです。快適なトイレは気持ちを晴れやかにし、生活を落ちつかせてくれます。今日、トイレの充実を求める声が大きくなり、社会全体で使いやすいトイレを目指して改良・改善が進んでおります。  そこでお聞きします。現在、府中市におきまして、公共施設へのトイレ整備のその状況、洋式化、あるいは温水の洗浄便座、こうした点での、どのような進捗状況になっているか、主なもので結構です。学校や公民館等、その設置状況について、市の見解も含めてお聞かせ願えればと思います。           〔7番議員 岡田隆行君 質問席に移動〕 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 今回の御質問につきましては、観光関係のトイレの質問が中心になるかと思いますので、私から全体、御答弁をさせていただきます。  公共施設のトイレの現状につきましては、今年度、市として調査に着手したところでございます。まだ、分類や集計方法が整理されていないため、概数となることを御承知いただいた上でお答えさせていただきます。  府中市の公共施設全体で、洋式化率は約60%であり、施設別に見ますと、公民館約74%、集会所約47%、学校約54%、保育所約94%、公園約42%、スポーツ施設約33%、観光施設約44%、その他庁舎等71.2%となっております。  また、温水洗浄便座が設置された便器の設置率につきましては、まだ調査中であり、概数の数字もありませんが、設置率は低いものと感じております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 予想以上に低いという印象を受けました。他市と比べる必要はないのでね、本市において、やはりその便利さを追求していく方向で、さらに努めていただきたいと思いますが、特に観光地、今回問題としておりますが、観光地でのトイレの整備はどのように進んでおるでしょうか。そのあたりどうですか。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 観光施設のトイレ整備率は100%となっておりますが、洋式化の割合は便器総数で43.9%、男女比を申しますと、男性用45.8%、女性用36.5%となっております。  温水洗浄機能つき便器の設置率は男女合わせた割合で26.8%となっております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 43.9%が全体の洋式化率と今伺いました。半数にもまだ届いていない状況で、ちょっと驚きました。私がここへ入手いたしましたのは、御存じだと思いますけれども、11月14日、中国新聞へ出ました観光地のトイレ把握へカルテという記事がございました。これによると、幾つかのことがわかるんですが、あわせてここの中心となっていた広島県の商工労働局の観光課のほうにも問い合わせまして、資料も入手いたしました。その資料によると、外国人の観光客、これをアンケートの中心に置いておりましたけども、外国人の方が主に利用したいトイレということで、洋式にしてほしいというのが85%、90%、そうですね、日本に来られたから、日本のお便所、古来のお便所というのではなくて、やはり便利のいいお便所ということがあります。  それから、温水洗浄便所を希望される方も約60%以上となっておりました。あわせて、今申したのは外国の方が来られてのことですが、しかし、日本の方にとってみても、ウォシュレット等はまだしも、洋式化は、とても急を要することであるというのは、例えば、これは10月2日付の中国新聞の投稿欄です。これに、86歳の無職の土肥さんという広島市内の方が書かれております。何という題かというと、和式トイレでは困ったというタイトルです。読まれた方もおられると思いますけども、この方は調べてお電話を差し上げました。しかし、家族の方が出られて、今、介護施設に入られている。どうしてもと言われるんなら伝えますがということだったので、そこまでは結構ですということで、こう書かれてました。先日、海を見ようと、広島港まで行った。宇品旅客ターミナルの前のベンチから眺める海の景色が好きなのだ。今回、広島電鉄の電車の終点でおりる段階で腹痛を感じ、ターミナルの建物のトイレに向かった。急いでいて、和式トイレしか見つからず、つえを使う私には困難と思ったが、やむを得ず入った。案の定、用を足してもトイレから立ち上がることができない、幾ら頑張っても無駄だった。思い切って大きな声で助けてと叫び続けた。すると、警備員が2人来てくれ、体を抱え、備えの車椅子に移してもらった。そのまま30分ぐらい様子を見て、何とか立ち上がることができた。大変な思いをした。助けてもらった警備の人には感謝するばかりだ。広島港は広島の海の玄関、高齢者や外国人も多いはずだ。既に洋式トイレもあるが、さらに配慮したトイレの整備を進めていただくようお願いしたい。このように書かれています。  市のほうが、先ほどの記事に戻りますと、観光地のトイレを把握するということで、多分、こちらのほうにも照会が来ていると思います。主な観光地、約160カ所のトイレ、観光地のトイレを調べるということなんですが、これは府中市は、これに対してどのような対応をされてましたか。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) ただいま御紹介いただきました広島県観光課が行いました調査につきましての答弁でございます。  県のほうでは、観光客にとって心地よいトイレが日本一整備されている広島県を目指しまして、快適で清潔なトイレ整備を推進するおもてなしトイレという取り組みを推進しておるところでございます。  そこで、本年4月、県のほうからこのトイレの計画的な整備に向け、観光地でのトイレの現状を把握することを目的に、県内の市や町に対してトイレカルテを作成するように依頼があったところでございます。  これは外国人観光客を含む不特定多数の観光客が多く利用していたり、今後、多くの外国人観光客の利用が見込まれるような観光施設のうち、市や町が所管するトイレが対象になっておるというものでございます。  このため、市といたしましては、現在外国人観光客が多く訪れている上下町での現状を踏まえまして、白壁の町並みの中心にある上下歴史文化資料館のトイレを登録させていただいたところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 私も、県の商工観光課から入手した資料を見ておりました。そうすると、県内で160カ所、観光地としてノミネートされています。どこがどのぐらいノミネートされているのかなと見ますと、例えば、広島市などは平和公園など22カ所、福山市が16カ所、尾道市が24カ所、そして三次市が11カ所、それでは府中市は何カ所だったか、今、部長さんが言われた1カ所だけです。上下歴史文化資料館、確かに上下町、けさの安友議員の質問にもありましたけども、上下町は大変インバウンド、海外からのお客様が多い、しかし、府中市はそこだけなのか。どういう認識で、その観光地を府中市は考えているのか、非常に疑問を持ちますが、そのあたりはどうですか。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 今、お話がございましたとおり、今回のおもてなしトイレに関する回答につきましては、上下町のほうにインバウンド客が多く誘客しておる現状を踏まえた回答ということで上下町の歴史文化資料館を登録させていただいたところでございます。  しかし、今後、市としましては、市内観光地に外国人を含む観光客がふえるよう、観光振興施策を講じていこうとしておるところでございまして、この誘客拡大を見据えて、利用者が満足できるトイレ環境を計画的に充実していく必要があると考えておるところでございます。  これを踏まえまして、市が設置して、観光客が多く利用するその他のトイレにつきましても、今後県のトイレカルテにも登録を進めていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 私たちのまちには、上下町だけではないわけです。やはりその辺の、やっぱり観光地としての観点、引き込むんだ、そのためにこそ、トイレもしっかりおもてなしという言葉を県も使っていますけど、おもてなしのトイレをつくるんだというところのスタンスに立っていただきたいと強く思います。この1つというのは、余りにもね、他市にも1ついうところありましたけれども、しかし、余りにも悲しい状態だと思います。  ここに広報があります。これは12月号、これに正面1ページからずっとあけていくと、この1ページ、インバウンドで上下町に多くの方が来られてる、2ページ、3ページ、4ページ、5ページまで、全部上下町です。大変上下町ね、府中市の奥座敷として扱いが非常に高い、これはこれでいいと思います。ただ、けさの議員の質問にもありましたけども、こういうところにトイレがない。ことしの3月10日過ぎまでは、確かに十里堂のところにございましたけど、今はありません。これは笑い話でも何でもないんだけども、ある知り合いの方が、その近くのポプラで働いておられました。その方が、翌日、私に話されたのは何だったか、岡田さん、きのうはとっても繁盛したんだと、それはよかったですねと言ったら、何が繁盛したかじゃなく、トイレが、トイレを貸してくださいというのがとても多かった、それは白壁まつりの日でした。これでは、やはり本当のおもてなしにもならないし、唯一、府中市がノミネートしてる上下町の資料館、中に入って使ってくださいとなかなか言えないですよね。商店街も使ってくださいということもあるかもしれんが、なかなか入れないもんです。部長さん、どうですかね、そのあたり。どう思われます。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) 上下地域、特に白壁の町並みに公衆トイレがないというところにつきましては、やはり利便性、快適性の面からも観光客の満足度に与える影響は大きく、受け入れ環境整備の中でも重要な要素であると認識しております。特に、十里堂辻広場公衆トイレがこの春に廃止をされたところがございまして、この白壁の町並みの中に多機能トイレを含め、トイレが不足をしておることについても、観光客をお迎えする際のおもてなしが欠ける結果になっておるというところで、リピーターの減少にもつながるものと危惧しておるところでございます。  先ほど、議員のほうからも御紹介いただいておりますように、この上下地域の観光客用のトイレにつきましては、JRの上下駅、上下町の商工会、先ほど申しました上下歴史文化資料館でのトイレ利用をお願いしておるとともに、先ほど議員からも御紹介いただきました周辺の商店にも、その利用の御協力をいただいておるところでございます。  当面は、これらのトイレの利用をお願いすることになると考えておりますが、今後は来年春オープン予定のゲストハウスに宿泊機能はもとより、観光案内とともに、多目的トイレを設置する予定にしております。こちらを御利用いただくというところで快適性、満足度は多少貢献できるかと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 県からいただいたもの、あるいは新聞報道を見ていますと、こう書かれてますね。20市町が管理する約120カ所は市町に作成を頼んだと、県はカルテをつくったトイレについては、150万円を上限に改修費用などの半額を補助する制度を創設し、市町を応援すると、こういう制度ができたのは御存じですか。 ○議長(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長(森川祐司君) その補助制度については承知をしております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) なかなかね、すてきなトイレをつくるのにお金もかかります。しかし、県は県として、やはりこういう構えを持ってるという以上、1つではおかしいですよね。うちはもっともっとインバウンド、多くの人を来ていただくんだという、おもてなしの心をやっぱり持っていただきたいと強く思います。これが変わるように、来年度変わったな、さすがに変わったなと思われるように動いていただきたいことを要望して、この1つ目を終わります。  次に、ごみ処理の広域化が市民に与える影響についてでございます。  6月議会の建設委員会に出された資料によると、処理委託料ですね、2024年、5年後からスタートするごみ処理施設、箕沖にできます。処理委託料は、府中市が持ち込む一般廃棄物の量によって決まると書かれていますが、現在の想定では、それは幾らになるのか。また、それは現在の単独処理、RDFの持ち込みの費用等々と、その総体、トータルと比べてどのようなのかお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) ごみ処理の広域化についてお答えいたします。  現在、福山市におきまして次期ごみ処理施設の建設の準備をされております。現在、設計、建設、運営いうDBO方式という形での入札の手続をされております。よって、まだ詳細なものが確定しておりませんので、委託料につきましても、協議はしておりますが、現時点で想定することが困難です。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) それであれば、後で述べようと思っておりますけど、ここへ2つの新聞があります。7月6日と8月29日です。これ、いずれもごみ処理について中国新聞が報道したもの。他紙も報道したと思いますが、私はこれしか入手はしておりません。この中には、るる書いてありますけれども、広域にした場合、200億と書いてありましたかね、負担が減るんではないかという趣旨、6つの施設を1つにした場合ですよね、ここだけの話ではない、神石高原町の1つ、府中市の1つ、福山市の4つ、これ総体ですから、個々のものではないのですけれども、そういう想定が出ている、片一方では。しかし、現実の問題として、市として今の段階ではわからないということ、それでいいんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) まだ設計ができておりませんので、経費については、はっきりお答えすることはできません。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 大きい流れとして広域化という方向がある、全国的にもあることは存じていますけど、しかし、一番市民が心配しているのは、自分たちの払う税金がどのように活用されるのか。あるいは、けさ、森川議員も申しておりましたけども、ごみ袋、これは回収のシステムが違います、神石高原町は、私どものこの府中市よりは高いごみ袋でございますね。しかし、福山市に至れば、これは現在の段階では無料となっています。この3つが一緒になるわけですね。福山市民の考えもあるでしょう。もちろん、神石高原町民の考えもあるでしょう。府中市民の考えもあります。そういう思いをどれだけやっぱり、説得と納得と合意で進めていくべきものだろうと思うのですが、そのあたりのことですね、1つ、最初に、ごみ袋については、けさもちょっとありましたけども、ごみ袋については、これは安くなるのか、高くなるのか、変わらないか、その辺の想定はどうなんですか。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) ごみ袋につきましては、現在と変える考えはございません。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね、想定ができない中で、ごみ袋の代金は変えないという、それだけは決まっている。これもちょっと、多分市民の方が聞かれて、うんと納得されるかどうかということですね。部長さんが一市民として、今のを聞かれたときに、想定はできていない段階で、大きい船は進んでいっている。ごみ袋はどうなるかはまだわかりませんが、変えませんと、こういう説明をもしされた場合は納得しますか。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) ごみ袋の扱いにつきましては、各市町で行うものと考えております。各市町、神石高原町は神石高原町で集め、府中市は府中市で集め、それを福山市へ運んで処理をしていただくことで、この部分までは市の考えで行うもので、それは納得していただけるものと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 6月議会の建設委員会でペーパーを出されて、これには可燃ごみ広域処理における基本協定の締結についてというものと、実際に可燃ごみ処理における広域化後の家庭ごみ分別区分のイメージ、この2枚ものでしたね、出されております。  3月には施政方針で市長からもこの方向を出されている、この2つを理由にされて、もう説明は済んでいるという話をされたことがあります。  しかし、先ほど出しました2枚の新聞記事、これは市が出したものですか。違いますね。これはそれぞれの報道機関が独自の責任において取材をして出したものです。しかし、市民が見るのは、これなんですよ。この間、6月、7月ですかね、頭に、3市町の町長さん、市長さんが締結文書、協定ですか、されました。そのことをどのあたりで市民の方に知らせていますか、これ以外に。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 市民の方へのお知らせは、まだ行っておりません。ごみに関することは、市民生活に深くかかわることと考えてはおります。機会を見ながら、丁寧に市民の皆様へも説明をしていきたい、説明というか、お知らせをしていきたいと考えております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) それはおかしいのではないかと思います。やはり、私たちは皆さんから預かる税金で、いろんな策を講じています。全てが上意下達ではない。確かに、上意下達の部分で企業などは動きます。しかし、うちはこういうふうな、ソフトな、市の行政です。市民の方にしっかり事実を知ってもらって、しっかりそこで納得してもらって、合意をしてもらって動いていく、この緻密な努力を積み重ねることがやっぱり一番大事だろうと思います。  私は7月のこの新聞が出てから、つぶさにこの広報を見てきました。7月から、この12月まで見ました。7月号にはもちろん載らないですね、7月の頭に協定だった、それは仕方ないなと思う。8月号見ました。ごみのこと載っていました。何だったかというと、お盆の期間中のごみの収集業務。笑い事じゃないですよ、9月はありません。10月もありません。11月号にごみの減量化大作戦というのが載ってました。12月号には、何が載ってるか推測できますね、ごみの年末年始の収集の方法です。  やはり、これは市民の方にここまではできてるよ、ここまでは進んでるよということを出していくべきだと私は思うんですけど、市長はどう思いますか。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。
    ○市長(小野申人君) ごみ処理の広域化につきましては、先ほど説明ありましたように、効率的な廃棄物処理であったり、環境負荷の軽減、あるいは施設の強靱化、あるいは全体的な経費の削減、具体的な数字はまだ実は出ていないところがございまして、一方で200億円というのが出たところであります。これは恐らく施設整備についての費用の軽減の額であろうかと思っております。先ほどから議員がいろいろおっしゃってまして、運営費等を含めますと、具体的な金額はまだ出せない状態であるのは間違いないところでありまして、これから今後交渉もしていく段階ではあります。  具体的にトータルで考えますと、間違いなく、これは経費削減につながる部分ではあるわけですが、それはさて置いて、やはり議員おっしゃったように、市民にも報告をすべきではないかというお話ではありますが、広域化による、先ほど言いましたスケールメリット等の状況を市民の方に、やはり責任を持って通知をしていく必要はあろうかと思ってはおります。とはいえ、議会を初め、市民の皆様に進捗状況につきましては、機会を捉え、やはりおっしゃるとおり、丁寧にお知らせをして進めてまいりたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね、報道が誤っているとは申しません。報道もその責任において各紙が書いたり、報道しているわけですから、ただ、やはり市のやることで、大きいかじ取りのプロジェクトになりますので、こういうことについては、現在こういう構えで進んでるんだよ、しかし、この点は不明だけども、しかし安心してください、こういう面は担保してますよという趣旨のことは、出し続けるべきだろうと思います。そうしないと、こういうふうに民間で出されてるものが先行してしまう、これだけじゃないですね、いろんなもの、ほかのもありますけれども、そこはやっぱり注意をしてやっていくべきだろうと思います。その辺は、市長どうですか。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) 先ほどの答弁の繰り返しになりますけど、やっぱり機会を捉え、タイミングを見ながら丁寧にお知らせをしていきたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) それでは、それをひとつよろしくお願いします。  次、3点目ですけど、通学路の安全確保について質問させていただきます。  これは子供たちが毎日通学をしております。安全・安心で、行ってらっしゃいと言って出ていき、ただいまと帰ってくるまで、親としても、しっかりやっぱりそこを安全に確保していかなきゃいけないんですけれども、子供たちの交通事故が、ここだけではありませんけども、多発をしている現実があります。その点についてお話を聞こうと思います。  1つは、子供たちの交通事故への危険性について、府中市はどのような認識を持っておられるかという点でお話をください。 ○議長(加藤吉秀君) 平谷教育長。 ○教育長(平谷昭彦君) 子供たちの事故の危険性でございますけれども、まずもって、やはり児童・生徒が安心、そして安全に登下校を行うことは、非常に重要であると思っております。  そういった中で、実は平成29年度から今日まで、約3年間の中で、市内の各学校から報告を受けております登下校中の交通事故、これが今8件ございます。いずれも重大事故には至っておりませんが、事故の規模のいかんを問わず、また件数の多少にかかわらず、やはり登下校中に交通事故が発生している事実があるわけでございまして、さらには、今後にも起こり得る可能性があると認識する必要があると捉えているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね、私もそう思います。子供たちの事故の防止のために、通学路の改良や改善で、市が行うべきことですね、これはどんなことかということとあわせて、市内の各PTAからも出されている通学路に関する主な願いをどのように把握され、どのように対処されようとしているのかと、全部が全部は難しいかもしれませんが、そのあたりがあれば、お聞かせをください。 ○議長(加藤吉秀君) 平谷教育長。 ○教育長(平谷昭彦君) 市としてどう取り組むかでございますけれども、今取り組んでいることを御紹介をまずさせてもらおうと思うんですが、府中市としては、平成26年度に府中市通学路交通安全プログラムを策定いたしまして、これに沿って毎年実行しているところでございます。  このプログラムでは事前に地域、あるいはPTA、そして学校から通学路の危険箇所を提示いただいた上で、県、東部建設事務所の方、あるいは府中警察署の方といった関係機関と、そして地元町内会の協力のもとに、通学路の合同点検を実施いたしまして、対策案を検討し、実行しているところでございます。  そして、その対策案と改善状況につきましては、教育委員会のホームページ上で公表を今行っているところでございます。  実は、各校のPTAからも要望書の中で、通学路に関するものにつきましても出されているわけでございますけれども、基本的には先ほどのプログラムの中で検討しているところでございまして、実は昨年度までの5年間で、市内の通学路上の101カ所をそこで取り上げて、対策を考えている、あるいは実行しているといったところでございまして、具体的な中身としては歩道や側溝の整備、あるいは路肩や踏切部の拡幅、あるいは交差点や路側帯のカラー表示、また横断歩道の塗装とか、トンネル内の塗装、防護柵の設置、また注意喚起の看板設置とか、道路標示の改善、あるいは視界確保のための環境整備などに順次取り組んでいるところでございますが、とはいえ、すぐ対策ができるものもございますし、やっぱり、例えば道路を改良してほしいということになりますと、なかなかすぐには難しい部分がございまして、年数がかかっているものもございますけれども、このプログラムを始めて、教育委員会だけでは対応できにくい改善策も関係機関とスムーズに連携しながら取り組めるようになってきているのかなと感じているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうした緻密な作業、見守り活動がまた1つ大きいんじゃないかと思うんですが、そういう中で、大変少ない発生件数の事故になってます。この8件は、具体的にはどんなだったんでしょうかね。例えば、小学生、中学生ということになると、その辺、言われましたかね。 ○議長(加藤吉秀君) 平谷教育長。 ○教育長(平谷昭彦君) 詳細はあれなんですが、8件のうち、2件は小学生が徒歩の状況の中でと。6件につきましては、中学生が自転車通学の中でということで、車との接触、あるいは飛び出しということが原因でございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね、自転車通学が、多分とても中学校では多いんだろうとも思います。そうすると、事故数もふえてくるんだろうと思います。  1つ、具体的なことなんですけれども、これは町内会町さん、あるいはPTA会長さんとも話しましたら、毎回出してるんだよと言われとったのが、矢多田の信号機ございますね、上下町ですけども、そこから湯が丘病院の入り口までの通学路の危険性、これ、とても危険と認識をされております。市としてどのように認識をされてるかなということをお聞きをしたいんですけども、私のほうも町内会町さんと一緒に、現在通っている子供たちの親御さんも含めて、回らせてもらって、お話を聞きました。そうすると、中学生5名のうち2名、男の子供さんはこう言われてますね。自分は陸上部へ入っていると。朝練の折には車は少ない、しかし朝より夕方が多いと。車道が狭いから当たりそうだと。水路に落ちる不安がある。このように男の子は言っています。女の子はこういう言ってますね。3年生の夏まで自転車で通っていた。冬は通っていない。日が暮れて怖い。大きなトラックが怖い。ひやりとしたことが何度もあった。冬場は特に怖いと中学生の子は申してますね。高校生の子も2人ほど聞きますと、1人は反射鏡が余り役に立たない。カーブミラーはあるんだけども、うまく機能していないのかもしれませんね。そこは私も行ってないんですが。それとか、ある女の子は車が滑るので、冬場は自転車では通らない。道が狭い。言ってもなかなか改善をされないと言っておりますね。  ある南小学校の近くの子供さんなんですが、もう大きくなっているんですけど、以前、溝に落ちたことがあったらしくて、ここもおうちに行ってお話を聞こうとしたんですが、おられなかったんで聞けませんでした。実際、そういうこともあったと聞きました。  こうなってくると、やはり要望はもう十何年前から、もっとかな、出されている。なかなか動かないという面はあるんだけども、ある方が言われたのは、これは冗談では言われたんじゃないと思う、誰かがけがをしたり、大けがをしたりしないと動かないのかと言われたから、そんなことはない、そうなる前に動かないとという話はしたんですが、さて、この国道432号について、道路の改善に向けての進捗、これはどうなのか、あわせて今後府中市として本気で取り組んでいけることはどんなことなのか、そういう点でお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 国道432号におけます矢多田から湯が丘病院入り口付近までの1.6キロ区間につきましては、幅員も狭く、見通しが悪く、またカーブの連続でございまして、歩道もないため、通行に支障を来している状況は十分認識しております。また、この区間におきましては、中学生、高校生が通学路として利用しているため、市としても、早急な整備が必要と考えております。  国道432号の整備につきましては、昭和の終わりに有福から総領にかけてが完成しました。それから、平成になって、矢多田から松崎までの間が完成しております。その後、上下中学校前から上下運動公園までの間が完成、平成20年から元の役場があった付近の拡幅を交通安全事業として着手し、平成29年度に完成しております。  この上下工区の完了を受けまして、矢多田から深江までの1.6キロの区間につきまして、我々、仮称ではございますが、矢野工区と呼ばさせてもらっております。この矢野工区の早期事業化に向けて、国・県へ毎年強く要望をしているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) いろいろなところをこつこつ計画的に進められているのも、それは住民の方もわかっておられる方も何人もおられるんです。しかし、やはりもうちょっと、周知するところは、伝えるところは伝えたほうがいいと感じました。ここだけできないんだと思われてるんで、そうじゃないんで、もうできてきているところもたくさんあるんですよという話をこっちがするんですが、その辺の広報もされてもいいかなと思います。  あわせて、できることをやっていくことになると、例えば、子供たちから出たのは、草がどうしてもあると怖い、草刈りは本当は2回になっているんだけど、1回しかされてないと言われた町内会町さんもおられたんで、本当かどうかわからないんですけど、多分されてるときを気づかれなかったのかとも思うんですが、できることがあるかなと。あるいは落石注意という看板が設置されているところがあるんですけれども、ここはやっぱり、何か迂回をするとか、何か手があるんではないかなと思いますので、すぐできることはすぐしたほうがいいと思うんで、そのあたりはどうでしょう。 ○議長(加藤吉秀君) 杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 平成24年から交通安全プログラムの取り組みの中で、平成26年から通学路安全推進会議というのを設置しまして、教育委員会とか、県、警察と一緒に点検を行っております。この中で、草刈りにつきましては、原則1回ではございますが、カーブ等で支障のあるところは2回、部分的に草刈りをしていただいております。  また、落石の危険性がある部分については、コンパネを用いた落石対策をやっていただきながら、子供たちが安心して通れる環境づくりには配慮していただいております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね、やはり最初に申しましたように、子供たちが家を出るとき、親としては、当たり前のように元気で帰ってくれることを、もう当たり前なんです。ただ、それがけがをしたり、万が一のことがあったりすると、これはもう大変なことになってしまうと思いますので、できるところからやることと、あわせて必ずここはきれいにしていくんだというスタンスで、県のほうに対してもね、計画にしっかり入れて実行してくれと言い続けていただきたい。やっぱり言い続けてもらっていたから、変わっていったんだなということが市民たちにわかるようにしていただきたいと思います。  それでは、いよいよ最後の4つ目でございます。  これは、9月議会へもそうだったんですけれども、市民の人が出されておりますが、子供の医療費を高校卒業年齢まで助成の拡大をすることについてです。  近隣の市町、うちは5つの市町に囲まれておりますけども、福山市、尾道市、そして神石高原町、世羅町、三次市ですが、もう既に3市町のほうで高校卒業年齢まで拡大をしています。さっきも言いましたが、三次市、世羅町、神石高原町がそれに当たります。こういうところ、それぞれ潤沢な予算はあるわけではないんですね。しかし、そうはいっても、知恵と工夫をいろいろ出し合いながらやっている実態があると思いますので、そのあたりで、どのような点がやっぱり参考になる点なのか、学ぶべき点なのかお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 県内で高校卒業年齢まで医療費助成を実施をされているのは6市町ございます。そのうち、府中市に隣接をしております三次市、世羅町、神石高原町での実施方法を学べば、高校卒業年齢までの拡大を実施できるのではないかという趣旨の御質問だと受けとめております。  他市町の施策につきまして、この場で論ずることは差し控えさせていただきたいと考えておりますが、この施策は、いずれも人口減対策でありますとか、移住・定住を目的とした子育て支援策の1つではないかと推察をしているところでございます。  各市町におきまして、人口規模、立地、産業など、置かれている状況はさまざまでございます。それぞれが総合計画でありますとか、総合戦略等、各種の計画、ビジョンにのっとりまして特色のある施策を実施をされていると考えております。各市町での状況が違いますので、一律にこの施策が一番効果的であるとか、この施策が有効とはなかなかいかないのが現状ではないかと認識をしております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね。事情が違いますから、それは全てそのまま、こちらが学べばいいというものではないことは、よく重々わかります。私たち、共産党の市議団も、10月に3つの自治体に直接調査に訪問をいたしました。ある自治体では、ほかにもいろいろ個人給付とか、助成の策はあるんだけれども、これが一番好評だった。しかも、効果があったと課長さんが答えておられます。ああ、そうなのかなと聞かせてもらいました。全国的にも、たくさんの市町がこうやっているということもありますので、そうなんだろうなと思います。  また、ある自治体は、そんなに予算が多く要らないんですよと言われました。特別な予算を組む必要はないんですよと、一般会計で十分措置ができますと話されて、これは継続審査になっていること自体が、よくわからないと主張された方もおられました。そうはいっても、うちはうちの状況があることは申したんですれども、そうおっしゃる自治体もありました。  子供たちの医療費の助成を高校卒業年齢までに拡充することを求める請願を市民の代表の方が9月議会へ出されました。それには、独自に集められた貴重な2,000名を超す要望署名が添えられておりました。現在、その請願は厚生委員会で継続審査をされております。また、9月28日には、こうした請願された市民の方が中心になられて、府中市の子育て教育応援団というものを結成をされました。そして、12月議会での請願採択を求める新たな要望署名を何人ものPTA会長さんとともに協力しながら取り組まれております。その結果として、短期間でしたが、やっぱり3,000名もの署名が集まっていると聞きます。そして、熱いまなざしで、この厚生委員会の審議の推移を見守っておられます。  しかし、審査の結果、議会で採択になったとしても、最終的に決断をし、英断を下すのは市長となります。そこでお聞きをしたいと思うんですけれども、現在、医療費を中学校卒業年齢まで助成していることの意義や効果について市長はどのように認識をされているでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 私から答弁をさせていただきたいと思います。  御指摘のように、府中市は現在、中学校卒業まで拡大をして医療費を助成をしておりまして、就学児への助成部分につきましては、広島県の補助対象外で市の単独事業として実施をしているところでございます。限られた予算の中で、より効果的な施策として、平成28年度から実施をしているものでございます。  広島県の補助対象となっております未就学の時期につきましては、医療機関を受診する割合も高く、また重篤化するリスクも高くなっていますので、府中市ではそれに上乗せをする形で、就学期、義務教育の期間の医療費を助成することで安心して医療機関を受診できることができ、子育てに対する安心感につながっていると認識をしているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね、確かに未就学、年齢がちっちゃいほど、やっぱりいろんな病気にもかかるということはあります。そういう意味からいうと、どうなんでしょう、もう大人に近い高校生ですよね、こういう成人に近い段階の子供たちにかかる医療費、それと比べた場合はどうなのかというところですね、そこをお聞かせください。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 医療費助成のような経済的な支援が真に有効なのか、例えば、ネウボラのような妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援の充実や、高校存続に対する応援策なのか、施策の多面的な検討が必要なのではないかを今後の医療費助成制度の拡大につきましては考えているところでございます。  現在、府中市では、市の今後の政策の方向性を示します総合計画のほか、さまざまな事業計画の策定をしております。子育て支援でも、今後5年間の施策につきまして、子ども・子育て支援事業計画の策定を行っているところでございます。この計画では、子育て支援の観点だけでなく、府中市全体の施策として、真に選ばれるまち府中市のための有効施策を検証しているところでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) そうですね、ネウボラ等々、今出されましたけども、生まれてから、オギャーと泣いてから18歳、大人になっていくまで、切れ目のない応援をしていく、それが子供を産み、ここで育てたいという人たちがふえる、あるいは定住・移住にもつながるかもしれない。そういうことだろうと思うんです。ただ、それはどこにお金をどうかけていくかということ、とても大事なんだけれども、1つ、今お話をした中にありましたのは、請願という形で出てきている。そう外れたところの話が出てきているわけではない、市民の声として出てきている。それが2,000集まり、今回3,000集まりという形で、声をどんどん届けようとされている。こういうことですよね。当然、これがいいんだと市が思ってやっていく施策もあって当然だと思います。それはもうそうだと思います。しかし、保護者が願っている、市民が願っていることに対して、よし、それじゃあ、その方向で予算も捻出してみよう、一生懸命考えて、その方向でもやってみようじゃないかと、こういうスタンスはとれないもんですか、どうですか。 ○議長(加藤吉秀君) 唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 確かに、2,700名を超える方の署名をいただいておりますし、今伺いますと、新たに3,000名という話を聞きますと、そういった方々の声、民意を全く無視をして考えているわけではございませんが、本来、この問題につきましては、近隣市町で制度が異なっていること自体が望ましいことではなく、広島県としても、国へ統一基準を設けていただくように要望している状況がございます。府中市といたしましても、こういった広島県の姿勢に同調をするものでございますし、またもう1点、近隣の自治体がやっているからということで、自治体間で支援を競うことは、将来の税負担をふやすことにもつながるものだと認識をしております。それだけに、より慎重に判断する必要があるのではなかろうかと考えているものでございます。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) もちろん、その観点は、とても大事なんです。そうすると、やっぱり全ての施策がそうですね、住民の人が合意と納得をされているかどうか、そこをメルクマール、指標にしながら進んでいく、これってとても大事です。どの施策もそうです。ただ、これは大きい前提である、市民の方が望んでいることですよね。それはやっぱり実現をするというのが、今、私たちも議会改革をやっていますけれども、市政を改革をしていくこと、本当に信頼していただける市政をつくっていく一歩だろうと考えます。  国への要求、当たり前です。国がしないときに、国がとにかく責任を持って高校卒業年齢までカバーするようにしなければいけない、私もそう思います。意見書ももちろん出せばいい。しかし、それをしない段階においては、自治体でそれぞれ工夫をしてカバーをしていく、これは当然のことだと私は考えるし、多くの人はそう考えております。  最後に、市長のほうから、一言、そのあたりのお考えを聞かせてください。 ○議長(加藤吉秀君) 小野市長。 ○市長(小野申人君) さまざまな子育て支援の施策があろうかと思いますし、今、医療費助成拡大についてもその1つだとは思うわけでありますが、先ほど部長が言いましたように、本当に子育て支援の観点から言えば、例えば今おっしゃった、国の制度に先駆けてという点であれば、保育料の話もあろうかと思います、給食費の話もあろうかと思いますし、あるいはこの医療費助成拡大が、ある意味、議会冒頭で申し上げました高校支援にどういった形でつながるか、こちらのほうが有効なのか、あるいはほかの策をとっていくのかと、さまざまな観点から検討が必要であろうかと思っております。そういったところも含めて、子育てについては、私も強く望んでおりますので、そういったことも含めて取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。 ○7番議員(岡田隆行君) 全国でも61%ですかね、総務省が出していた、8月頭の毎日新聞の記事によると、そう書いてありました。そこが何らかの援助をしていっていると。これは、簡単に言うと、国の方向からは、今の段階では国ができてないところを3分の2の自治体がいろんな工夫をしてやっている。それに押されて国のほうが動いているという面があります。そうなってくると、依拠して立つべきところは、やっぱり市民の方が何を望んでおられるかというところを丁寧につかんでいく。それは、最初に申しましたように、ごみの問題もそうだし、6月議会で言いましたけども、水道の問題もそうだし、いろんな問題そうだけども、納得と合意がいただけるような形で広報もし、説得をして、合意を形成しながら進んでいく、その方向はとても大事だろうと思います。  だから、こうした書面に集まる気持ちを、ここで、そうはいっても別のものがあるから、そっちでやるよというんであれば、何のために、じゃあ、自分たちは声を出しているんだと、市はそんなものなのかとなってしまうんではないかと思います。  どこでもそうだけど、署名で動いてるところって少ないんだろうと思いますね。この政策を実現しているところでね。請願で、それもなったところもあるかもしれませんけれども、そうでなくて、市長さんの判断で、あるいは町長さんの判断でやられているところ、幾つもあると聞きました。  ということで、ぜひ小野市長におかれては、今までやってこられたエアコンの設置もそうだし、今は保育園児の給食もそうだけども、他市にないことを今一生懸命やられているわけなので、その1つの延長の部分だということですね、その辺を考えていただいて、直していただくことを重ねてお願いしまして、質問を終わります。             〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これをもって、日本共産党の岡田隆行君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査のため、明12月7日から12月15日までの9日間、休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、明12月7日から12月15日までの9日間、休会することに決しました。  次回は、来る12月16日予算特別委員会終了後、または午後1時から本会議を開きます。  ただいま御出席の諸君には、別に通知いたしません。御了承の上、御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。                午後4時27分 散会...