芝内委員。
○
委員(
芝内則明君) 14ページで、
マンホールポンプ場保守点検業務というのがあるんですが、この
マンホールポンプ場というのはちょっと理解できていないので、
説明をしていただければと思うんですが。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君)
マンホールポンプについてのお尋ねでございます。
通常、
下水道管渠を流れる汚水は、
高低差を利用して
自然流下が一番望ましいとされておりますが、地形その他の要因によって
自然流下が困難な場所につきましては、汚水を圧力で送るために
マンホールポンプの設置をしております。
一例ですが、河川を下水が埋設を下にできない場合、橋に添架といいまして
下水管をかけますが、そちらは低いところからそこへ上げて送るために
マンホールポンプというものを設けます。
ちなみに、
府中市の
公共下水道事業で
流域下水の
府中と単独の上下という処理区がございますが、
府中地区には8カ所、
上下地区には21カ所
マンホールポンプがございます。
○
委員長(
山口康治君)
芝内委員。
○
委員(
芝内則明君)
マンホールポンプ場上下水質管理センターに関する経費、あるいは
高木ポンプ場に関する経費ということで、それぞれ
維持営繕工事等、あるいは
営繕工事がされておるわけですが、これらはどれくらいの
耐用年数なのか。
それから、この
営繕工事をするのは、例えば
高木ポンプ場でいいますと、維持するためにされているのか。あるいは能力的には低下しているが、
延命処置のためにされているものなのか。その点の御
説明をお願いしたいと思います。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君) それぞれ
上下水質管理センターなり
高木ポンプ場なりのその施設の
耐用年数ではございませんが、
下水道施設の
標準耐用年数として示されているものを御紹介させていただきますと、
機械設備は15年から20年、
電気設備は10年から20年、
土木建築附帯設備については15年から50年というのがおおよその
耐用年数とされております。
具体的に、
先ほど申した
機械設備のうち、汚水の
ポンプであれば15年、雨水の
ポンプであれば20年といった個別に標準の
耐用年数は定められております。いろいろと
修繕をさせていただいております。
修繕の内容につきましては、施設を適切に運用していくために必要となる計画的な
修繕もございますし、予期せぬ
故障等により運転ができないときの緊急の
修繕もしてございます。
決算にあります
修繕工事でいきますと、
マンホールポンプ場の
修繕につきましては、日々の点検により能力が落ちていることがわかったものを計画的に交換をしたものでございます。
上下水質管理センターにつきましても、調子の落ちている
給水ポンプを数年だましだまし使っていたんですけど、これも計画的な
修繕と言えると思います。
高木ポンプ場につきましても、計画に基づく
電気設備の
修繕、また、緊急として、非
常用通報装置に
ふぐあいが生じましたので、
修繕をさせていただきました。計画的な
修繕によりまして、各施設が安定的かつ安全に能力を発揮できるよう、引き続き点検・管理が必要と考えております。
○
委員長(
山口康治君) ほかにありませんか。
森川副
委員長。
○副
委員長(
森川稔君) 8ページですけれども、
不納欠損額についてお伺いをします。
不納欠損額が311万2,000円ほど
分担金・
負担金で発生しておりますけれども、この発生した要因について御
説明いただければと思います。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君)
不納欠損額となっておりますのは、
下水道事業の
受益者負担金でございます。
受益者負担金は、
賦課対象となる土地の面積によって金額が定められます。
負担金額が面積によっては数十万円というような御
負担をいただくという場合もあります。未納である方については、
状況をお聞きし、納入のお願い、また、
納入指導等を行っておりますが、御理解がいただけない
状況もございます。督促、催告、
戸別訪問、再三にわたる
納付指導を行ったものですが、
受益者負担金が
強制徴収公債権で時効が5年間ということがありまして、既に時効を迎え
請求権のないものが
滞納額としてこの間ずっと来ておりました部分について、適正に債権を処理するため、
不納欠損という処分をしたものでございます。
○
委員長(
山口康治君) 森川副
委員長。
○副
委員長(
森川稔君) ということは、この年度で言うと、その金額について処理をしたということで、これが今後も続くということにはならないと思っておればよろしいでしょうか。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君) 今年度につきましては、
府中地区が14件、
上下地区が6件という
状況です。こちら
先ほども申しましたが、既に時効を迎えているものがずっと滞納に上がっている部分を整理するということで、3年間にわたって
不納欠損をさせていただいております。ことしが2年目でございまして、今年度もさせていただく予定となっております。
○
委員長(
山口康治君) 森川副
委員長。
○副
委員長(
森川稔君) 次の質問ですけれども、
収入未済額が約2,000万円ありますけれども、1款で今の
分担金・
負担金が600万円あります。2款で
使用料及び
手数料が500万円、6款で諸収入が800万円ほど、
収入未済額が今期上がっています。これからすると、さらにふえるのではないかなというふうに見えるんですけれども、増加するようなことは決してないですよね。それとも増加する傾向にあるかどうか、傾向だけをお聞かせください。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君)
収入未済額、
分担金・
負担金について619万2,000円、
使用料について545万5,000円、諸収入について820万円、傾向ということのお問い合わせでございます。
先ほども
不納欠損の
説明をさせていただきましたが、
受益者負担金について619万2,000円の内訳として、現年分が41万円、
滞納繰越分が578万2,000円ということでございますが、現年分41万円のうち、8月末現在で19万9,000円ほどもう入っております。どんどん新たにふやしていくというようなことはなく、しっかりと取り組んでいきたいと考えております。
負担金につきましては、
先ほども申しましたように、
強制徴収公債権でございます。債権管理条例等に基づき、法的手段と適切な
事務執行により徴収に取り組んでいくということで行ってまいります。
○
委員長(
山口康治君) 森川副
委員長。
○副
委員長(
森川稔君) いずれにしても、
不納欠損で数字が上がると、市の収入がその分だけ減るということなので、皆さんの努力でこれをできるだけ減らしていただくようにお願いしておきます。
○
委員長(
山口康治君) 森川副
委員長。
○副
委員長(
森川稔君) もう1つ、16ページですけれども、翌年度繰越額が1億6,800万円ほど繰り越しになっておりますけども、この
事業の概要について御
説明をお願いします。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君) 繰越
事業についてお問い合わせをいただきました。繰越明許費の内訳でございますが、
委託料が2,729万5,000円、
工事請負費が1億4,149万円でございます。
委託料の繰り越しにつきましては、
府中市
公共下水道事業未普及対策として、高木地区の
下水道工事の実施設計の
業務について繰り越しを行っております。繰り越しが必要となりました理由につきましては、想定以上の地形等の要因による制約が多く、配管ルートの選定等に不測の時間を要したためでございます。
続きまして、
工事請負費の繰り越しでございますが、
府中市
公共下水道事業汚水管渠埋設
工事分と防災安全交付金による角田
ポンプ場の改築
更新工事、この2つが繰り越した
事業でございます。
まず、汚水管渠埋設
工事につきまして、繰越理由ですが、こちらは昨年7月に発生した豪雨災害により、
工事事業者の労働力確保が一時困難となりまして、繰り越しを行っております。
角田
ポンプ場改築
更新工事の繰越理由でございますが、主要な機器の製作に当たって現地調査、設計協議を行い、承認図を作成後、機器を製作するという工程のため、長期の日数を要します。また、
ポンプ場の既設の能力を維持しながら、とめることなく
工事を行う必要もございまして、そういったところに多くの時間を要したため、繰り越しを行っております。
○
委員長(
山口康治君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
山口康治君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
続いて、
委員間討議についてお諮りいたします。
本
議案について、
委員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。
〔挙手する者なし〕
○
委員長(
山口康治君) それでは、本
議案については、
委員間討議は実施いたしません。
続いて、討論を行います。
討論はありませんか。
〔討論する者なし〕
○
委員長(
山口康治君) なければ、本案を採決いたします。
本案は認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
山口康治君)
起立全員であります。
よって、本案は認定することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○
委員長(
山口康治君) 続きまして、
議案第81号「平成30年度
府中市
水道事業会計決算認定について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの
説明を求めます。
杉島建設部長。
○
建設部長(
杉島賢治君)
府中市
水道事業会計決算書を配信いたします。
補足説明につきましては、特にございません
○
委員長(
山口康治君) これより本案に対する質疑を行います。
質疑のある方は、順次御発言をお願いいたします。
加島委員。
○
委員(
加島広宣君)
議案第81号の平成30年度
府中市
水道事業会計決算認定についてですけども、水道料金収入が減益となっていると思うんですが、この減収減益となった重立った理由があれば教えていただけますでしょうか。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君) まず、
水道事業の経営環境における課題といたしまして、節水意識の向上、節水型機器等の普及、また、今後、一層人口減少による給水量の減少が見込まれ、それにあわせて収益も減ってくることが考えられます。
一方、施設の
更新需要と費用の縮小は、なかなか容易なものではございません。例えば、施設の
更新等につきましては、現在策定中の管路
更新計画等の反映により、より効率的な運営を目指していくことも非常に重要な課題と捉えております。
お尋ねの給水量の減少についてですが、これといった要因が特定できておりません。さまざまな要因により、全体的に減少傾向にあると考えております。課題意識を持ち、今後の動向も把握を努め、
水道事業の安定経営を図る必要が一層重要になってくると考えております。
また、こういった
状況は、
府中市だけでなく、どこもということもありまして、県内市町で構成をします
水道事業広域化の協議会へも
府中市も参加をし、継続可能な
水道事業の展開について協議を重ねているところでございます。
○
委員長(
山口康治君) ほかにありませんか。
森川副
委員長。
○副
委員長(
森川稔君) 今の件で、引き続きで質問をさせていただきますけれども、私も見たんですけども、給水人口はたった5人しか減っていないのに、用途別給水量は全ての区分で減少傾向にあるということで、これで
先ほど言われたように、どうしてそうなったのかわからないということではあるかと思うんですけど、引き続いて減少の分析をしていただかないと、
先ほども言われましたけれども、今後、施設の
更新に当たって、やっぱりこれからの規模を決めていくとか
更新の
状況を考えていく上で、この給水量が非常に重要になってくるかと思いますので、引き続きこの分析に努めていただきたいと思います。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君) 特定にはなっておりませんが、確かに人口は少ししか減らずに、たくさん水が減っているというところですと、もう1つ、配っている水はふえているのに、収入につながる水が減っているという部分では、有収率が悪化をしたところが要因と考えております。こちらは、漏水の発見・修理に引き続き力を入れ、有収率を上げて、無駄なくつくった水を売り上げにつなげていくことが必要と考えております。
また、用途別とか、季節別とかを見た中では、一般世帯よりも大口の工場ですとか、営業用とか、そういったところの減少傾向が大きいようなところは見てとれております。
また、平成29年度の冬、水道で言いますと第6期になるんですが、こちらは非常に厳しい寒波がございまして、凍結による漏水であるとか、また、凍結を防止するために少し水を出しておられるような方が多く、前年度の6期については、ふだんより多く出ておりました。この冬は暖冬でしたので、そこの部分が下がったりというような、個々いろいろな
状況がございますが、
先ほどおっしゃいましたように、今後の課題も踏まえて、動向をしっかり見て
更新等を検討してまいります。
○
委員長(
山口康治君) ほかにありませんか。
加島委員。
○
委員(
加島広宣君)
先ほどの理由の中で、なぜなのかわからない部分もあると言われておりました。最近、コンビニに行っても、ペットボトルでおいしい水を売っていたりですとかそういったようなものも影響があるのかどうなのか。そういった全体的な中の1つとして、そうした水を販売されたりしているので、どれぐらいの量が購入されているかというのも調査に入れていただければと思います。
○
委員長(
山口康治君)
田原上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
田原厚君) 確かに飲み水だけでなく、台所で使う水は購入した水といったお話も聞きます。なかなかデータ的には難しいと思うのですが、そういったところも検討をする中で進めてまいります。
○
委員長(
山口康治君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
山口康治君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
続いて、
委員間討議についてお諮りいたします。
本
議案について、
委員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。
〔挙手する者なし〕
○
委員長(
山口康治君) それでは、本
議案については、
委員間討議は実施いたしません。
続いて、討論を行います。
討論はありませんか。
〔討論する者なし〕
○
委員長(
山口康治君) なければ、本案を採決いたします。
本案は認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
山口康治君)
起立全員であります。
よって、本案は認定することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○
委員長(
山口康治君) 以上で、
建設委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。
委員長報告の作成につきましては、御一任お願いいたします。