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  1. 府中市議会 2019-09-13
    令和元年建設常任委員会( 9月13日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    令和元年建設常任委員会( 9月13日)               令和元年第3回府中市議会定例会                建設常任委員会会議録  令和元年9月13日午前10時0分、建設委員会を第一委員会室において開会した。 1 出席委員   委員長  山口康治         副委員長  森川 稔   委 員  田邉 稔         委員    安友正章   委 員  芝内則明         委員    加島広宣   議 長  加藤吉秀 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   市長       小野申人   副市長      村上明雄   建設部長     杉島賢治   上水下水道課長  田原 厚 1 事務局及び書記   事務局長     赤利充彦   議事係長     小林正樹 1 本日の会議に付した事件   議案第74号 府中水道条例の一部改正について   議案第77号 平成30年度府中公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について   議案第81号 平成30年度府中水道事業会計決算認定について
               〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                午前10時0分 開会 ○委員長山口康治君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  これより議案に入ります。  本委員会に付託されました案件のうち、まず議案第74号「府中水道条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  杉島建設部長。 ○建設部長杉島賢治君) 府中水道条例の一部を改正する条例案について御説明いたします。  議案集の46ページとなります。また、参考資料は8ページへ新旧対照表を掲載しております。  この議案につきましては、水道法の一部を改正する法律の施行により、現行の指定給水装置工事事業者制度指定更新制導入することに伴い、更新手数料を定めるなど所要の整備を行うため、条例案を提出いたします。  主な内容といたしまして、5年ごと更新制導入更新時には手数料として1万円の負担をいただく、それから、47ページ(2)にある更新時に確認する事項を定めております。また、事務の平準化を図るため、5つのグループに分けての更新時期を定めるものでございます。 ○委員長山口康治君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言をお願いします。  加島委員。 ○委員加島広宣君) 議案第74号の府中水道条例の一部改正についてでございますけども、今回の更新制導入でございますが、まず、有効期間が5年となっております。この5年になっている理由と5年にすることの効果がありましたら教えていただきたいというのと、その下に先ほど言われました更新時に確認する事項で4点ほどあろうかと思うんですけども、この各項目を確認されるに当たりまして、不備等があった場合とかはどういう対応をされるのかを教えていただければと思います。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) まず、有効期間を5年として更新する理由なり効果でございます。これまでの指定事業者指定については、指定のみが定められておりまして、指定有効期間がございませんでした。そうなりますと、廃止・休止等の実態の把握が困難でありまして、このたび実態把握指定給水装置工事事業者の資質の維持・向上を図ることを目的として、水道法の一部改正により指定有効期間を新たに5年と定められ、更新制度導入されたものでございます。  続いて、更新時に確認する事項でございますが、更新のときには、工事事業者が適正に事業を運営していることを確認することを目的に4点の確認事項を設けております。確認ができなかったら、不備があったらというところでは、不備があり要件に該当しないということであれば更新ができない場合もあり得ます。  また、これらを確認することにより、工事事業者資質向上が図られ、市民の皆様も安心して業者工事を依頼することができると考えております。 ○委員長山口康治君) 加島委員。 ○委員加島広宣君) そうしますと、更新時に確認する事項の中で、給水事業者の方が講習会受講ですとか、工事主任技術者研修会受講状況とかもあるんですけども、これは、5年のうちに受講をされておけば問題ないということでよろしいんでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 講習会受講ですとか主任技術者の持っている資格なり研修の状況といったものは、添付書類確認できますので、更新時において有効なものをお持ちかどうかという確認を行うようになると考えております。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。  芝内委員。 ○委員芝内則明君) 更新手数料の関係なんですが、更新手数料は、今回新たに更新時において払うことになったと理解すればいいんでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 今までは、登録のときに登録手数料ということで1万円いただいておりました。今回は、5年ごと更新になりまして、更新のときの確認証書発行等々費用として1万円、更新時に1万円を追加するという形での改正になっております。 ○委員長山口康治君) 芝内委員。 ○委員芝内則明君) ということは、今までは、登録時1回のみ登録手数料払って登録をしていたと。今後は、5年ごとに1万円を払って更新をしていくということで理解をすればいいということだと思うんですが、現在のところ、市内の登録業者はどのくらい実際におられて、危惧するところは、そういう形で講習を受けなければならない、登録をしなければならないということで、業者の減少ですよね。あえて登録をしなくても、登録をしているところの下請に入ればという形が生じることはないんでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 8月末ですが、府中市で登録をされています水道工事事業者さんは全部で144業者ございます。うち、市内の登録業者さんは35業者でございます。現制度では、一度登録をされますと、相手方から廃止なりの届け出がない限り、ずっとその業者登録という形が続きますが、この更新制により、実体のない事業者さん等があれば、そういったところの数が減ることは想定をしております。更新時の費用が原因で業者さんが減るのではという問いと思いますが、現在、同じように、下水道排水設備工事店という制度がございます。こちらは、既に更新制となっておりまして、5年ごと更新手数料も1万円という制度でございます。こちらの例を見ますと、更新時の費用の負担を原因として、登録をやめられるという例はございませんので、水道事業についても同じようにスムーズに進むと考えております。 ○委員長山口康治君) 芝内委員。 ○委員芝内則明君) もう1点、最後にお聞かせ願いたいのは、この1万円の更新手数料は、府中市に入るものなんでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 府中市の上水下水道課収入になります。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員田邉稔君) 今、府中市の登録状況等があったんですけれども、今回5年で更新するということで、確認事項があったんですが、その中の給水装置工事主任技術者研修等があったんですけども、その確認事項技術者が必須でないといけないのか。なくてもいいのか。ただ確認して、ゼロ人、1人で終わるのか。その辺の確認内容によっては、先ほど言われた資質の向上もできないのではないかと思うわけですけども、技術者がいないといけないという要件はその中にないんでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 現在でも工事事業者指定に当たっては、主任技術者が要るという条件になっております。ただ、今回の改正主任技術者、例えば自社でこんなことを研修していますとか、社外での研修を受けていますとか、配管技能者を持っているとか、いろんな団体がそういった給水装置に関係するような資格を定めていますので、特に府中市でこれという定めはないんですが、そういった技能を有しているというところをしっかり確認をして、事業者さんの質の確保に当たるという趣旨でございます。 ○委員長山口康治君) 田邉委員。 ○委員田邉稔君) そういった形で質があるということになるのを基本にして、市とか個人給水事業者に対して工事を依頼すると思うわけですけれども、給水工事の範囲は、水道メーターとか、給水の弁とか、いろんなエリアがあると思うわけですけども、その中で個人がやる場合、それから市がやる場合もあるわけですけど、個人は、給水事業者資格更新を得ているかどうかわからないと思うわけですけども、その辺の需要はどうなんでしょうかね。個人は、資格持ってなくても頼んでいいわけでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 例えば新築で水道を新設されるとか、また、改造で蛇口をふやされるとか、府中市の水道条例府中市の水道管から分岐をして個人給水装置になるんですけど、メーター器があって、メーター器を通った水の末端、最後の蛇口までについては、府中市の指定給水装置工事事業者でないと工事ができませんということになっております。工事事業者さんについては、市のホームページ等へも現在指定事業者の一覧が載っておりますので、工事をされる方は、まず、工事事業者さんに御相談をいただくと。もちろん新築とか改造の届け等もございます。なので、市の水道個人でつなげられるということは想定がございません。 ○委員長山口康治君) 田邉委員。 ○委員田邉稔君) 個人にあっても更新資格を持っていることが必要だと認識したわけですけども、違う。では、個人資格を持ってない人に頼んでも構わないということですか。給水栓とか、いろんな弁とか、メーターとか、いろいろあるんですけども、個人は関係ないということですか。更新されている業者かどうかということは。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 水道施設のうち、個人の所有になる部分、給水装置と申しますが、こちらについては、指定店でないと工事ができないということになります。例えば、個人配管工なりの資格を持っておられても、個人での登録とはなりませんので、府中指定給水装置工事事業者しか給水装置についての工事はできませんということになります。 ○委員長山口康治君) 田邉委員。 ○委員田邉稔君) 質問がおかしかったんですけども、配管があって、それから、自分の家に水道管を敷くわけですけども、自分の家の範囲内を今個人というふうに言ったんですけども、民間の自分が水道施設が壊れたので業者に頼もうとするときに、指定業者でないといけないのかどうかというのを聞きたかったんです。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) おっしゃるとおり、指定業者でのみの工事となります。 ○委員長山口康治君) 田邉委員。 ○委員田邉稔君) そのときに、今、ホームページ等指定業者かどうかを示していると言われましたけども、個人はなかなか自分が頼む業者指定されている業者かどうかはわかりにくいと思うんですけども、その辺の周知はどう考えられているのかということ。  それと、もう1点、府中の人が業者を頼む場合、今、8月末現在で市内は35業者しかないと言われていたんですけども、その更新は、業者がそれぞれの自治体ごとに、1万円を使ってしないといけない制度になっているんですか。その2点をお願いします。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) まず、1点目の市民の皆様へのお知らせですが、今回の条例改正に伴って5年間に分けて更新をするわけですが、更新の都度市民の方にお知らせをするように予定をしております。  2点目の指定工事店制度は、それぞれの市町、それぞれの水道事業体で持っておりますので、それぞれの市町での登録が必要になってまいります。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長山口康治君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、委員間討議についてお諮りいたします。  本議案について、委員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長山口康治君) それでは、本議案については、委員間討議を実施いたしません。  なければ、続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長山口康治君) なければ、本案を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君は起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長山口康治君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜委員長山口康治君) 次に、決算議案審査を行います。  御承知のように、決算審議は、予算執行が予算に従って適正に、かつ能率的、合理的に行われ、市民の福祉や増進に役立ったかどうかを検討するという観点からなされるものであります。平成30年度歳入歳出決算書とともに提出されております主要な施策の成果に関する説明書、財産に関する調書及び監査委員の各会計決算資料等を参考にされ、審査に当たっていただくようお願いいたします。  また、決算審査については、事務執行に係る過ちについて指摘を行えることとなっていますが、質疑とあわせて委員会審査の中で十分行っていただくようお願いいたします。  まず、議案第77号「平成30年度府中公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  杉島建設部長。 ○建設部長杉島賢治君) 府中公共下水道事業特別会計歳入歳出決算書を配信いたします。  補足説明につきましては、特にございません。 ○委員長山口康治君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言をお願いします。  加島委員。 ○委員加島広宣君) 議案第77号の平成30年度府中公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、決算書12ページになりますけども、地方公営企業会計移行業務委託料1,134万円になっておりますが、企業会計移行されるというのは伺っていたところではあるんですけども、委託料は、移行するための委託料なのか、委託業務が終わって業務が既に行われているという意味合いなんでしょうか。今後もずっと必要になってくるものなのかお伺いします。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 地方公営企業会計移行支援業務委託料ということです。こちらの業務委託につきましては、平成30年度から令和元年度、2カ年の債務負担行為により契約を行いまして、12ページにございます1,134万円につきましては、平成30年度分の委託料で支払ったものでございます。  業務内容でございますが、固定資産調査業務公営企業会計移行支援業務の2本からなっております。固定資産調査業務につきましては、企業会計業務に必要となる有形固定資産及び無形固定資産の調査・評価を行い、新たに導入予定下水道企業会計システム移行する資産をデータ化する業務となっております。  また、公営企業会計移行支援業務につきましては、地方公営企業法の適用のため、必要な条例規則の制定や現在の条例規則の改廃、公共下水道事業特別会計会計打ち切り決算企業会計による当初予算の編成、また、新たな企業会計システム導入など多岐にわたる移行支援事務業務ということで行っております。 ○委員長山口康治君) 加島委員。 ○委員加島広宣君) ですから、今、移行されている中でということですよね。ですから、今後、概算でどのぐらいまた移行にかかるとか、継続してかかってくるようなものも含まれているということですか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 2カ年の債務負担行為業務を行っていただいております。平成30年度の1,134万円と今年度が1,765万8,000円を予定しております。この2カ年の合計が2,899万8,000円という額を委託しております。これにより来年4月1日から下水道事業公営企業会計移行をします。 ○委員長山口康治君) 加島委員。 ○委員加島広宣君) 16ページになりますけども、流域下水道事業負担金といったものがございますが、この流域下水道負担金内容も少し御説明いただきたいんですけれども。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 16ページにございます流域下水道事業負担金738万6,781円でございますが、府中市と福山市は、広島県が管理運営する芦田川流域下水道事業汚水処理を行っております。こちらの負担金につきましては、芦田川浄化センター、流域の終末処理場建設事業、それから流域下水道幹線管渠がございます。こちらの建設事業に対して、市が汚水を流入する量の案分により事業費の一部を負担するものでございます。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。
     芝内委員。 ○委員芝内則明君) 14ページで、マンホールポンプ場保守点検業務というのがあるんですが、このマンホールポンプ場というのはちょっと理解できていないので、説明をしていただければと思うんですが。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) マンホールポンプについてのお尋ねでございます。  通常、下水道管渠を流れる汚水は、高低差を利用して自然流下が一番望ましいとされておりますが、地形その他の要因によって自然流下が困難な場所につきましては、汚水を圧力で送るためにマンホールポンプの設置をしております。  一例ですが、河川を下水が埋設を下にできない場合、橋に添架といいまして下水管をかけますが、そちらは低いところからそこへ上げて送るためにマンホールポンプというものを設けます。  ちなみに、府中市の公共下水道事業流域下水府中と単独の上下という処理区がございますが、府中地区には8カ所、上下地区には21カ所マンホールポンプがございます。 ○委員長山口康治君) 芝内委員。 ○委員芝内則明君) マンホールポンプ場上下水質管理センターに関する経費、あるいは高木ポンプ場に関する経費ということで、それぞれ維持営繕工事等、あるいは営繕工事がされておるわけですが、これらはどれくらいの耐用年数なのか。  それから、この営繕工事をするのは、例えば高木ポンプ場でいいますと、維持するためにされているのか。あるいは能力的には低下しているが、延命処置のためにされているものなのか。その点の御説明をお願いしたいと思います。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) それぞれ上下水質管理センターなり高木ポンプ場なりのその施設耐用年数ではございませんが、下水道施設標準耐用年数として示されているものを御紹介させていただきますと、機械設備は15年から20年、電気設備は10年から20年、土木建築附帯設備については15年から50年というのがおおよその耐用年数とされております。  具体的に、先ほど申した機械設備のうち、汚水ポンプであれば15年、雨水のポンプであれば20年といった個別に標準の耐用年数は定められております。いろいろと修繕をさせていただいております。  修繕内容につきましては、施設を適切に運用していくために必要となる計画的な修繕もございますし、予期せぬ故障等により運転ができないときの緊急の修繕もしてございます。  決算にあります修繕工事でいきますと、マンホールポンプ場修繕につきましては、日々の点検により能力が落ちていることがわかったものを計画的に交換をしたものでございます。上下水質管理センターにつきましても、調子の落ちている給水ポンプを数年だましだまし使っていたんですけど、これも計画的な修繕と言えると思います。  高木ポンプ場につきましても、計画に基づく電気設備修繕、また、緊急として、非常用通報装置ふぐあいが生じましたので、修繕をさせていただきました。計画的な修繕によりまして、各施設が安定的かつ安全に能力を発揮できるよう、引き続き点検・管理が必要と考えております。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。  森川委員長。 ○副委員長森川稔君) 8ページですけれども、不納欠損額についてお伺いをします。  不納欠損額が311万2,000円ほど分担金負担金で発生しておりますけれども、この発生した要因について御説明いただければと思います。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 不納欠損額となっておりますのは、下水道事業受益者負担金でございます。受益者負担金は、賦課対象となる土地の面積によって金額が定められます。負担金額が面積によっては数十万円というような御負担をいただくという場合もあります。未納である方については、状況をお聞きし、納入のお願い、また、納入指導等を行っておりますが、御理解がいただけない状況もございます。督促、催告、戸別訪問、再三にわたる納付指導を行ったものですが、受益者負担金強制徴収公債権で時効が5年間ということがありまして、既に時効を迎え請求権のないものが滞納額としてこの間ずっと来ておりました部分について、適正に債権を処理するため、不納欠損という処分をしたものでございます。 ○委員長山口康治君) 森川委員長。 ○副委員長森川稔君) ということは、この年度で言うと、その金額について処理をしたということで、これが今後も続くということにはならないと思っておればよろしいでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 今年度につきましては、府中地区が14件、上下地区が6件という状況です。こちら先ほども申しましたが、既に時効を迎えているものがずっと滞納に上がっている部分を整理するということで、3年間にわたって不納欠損をさせていただいております。ことしが2年目でございまして、今年度もさせていただく予定となっております。 ○委員長山口康治君) 森川委員長。 ○副委員長森川稔君) 次の質問ですけれども、収入未済額が約2,000万円ありますけれども、1款で今の分担金負担金が600万円あります。2款で使用料及び手数料が500万円、6款で諸収入が800万円ほど、収入未済額が今期上がっています。これからすると、さらにふえるのではないかなというふうに見えるんですけれども、増加するようなことは決してないですよね。それとも増加する傾向にあるかどうか、傾向だけをお聞かせください。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 収入未済額分担金負担金について619万2,000円、使用料について545万5,000円、諸収入について820万円、傾向ということのお問い合わせでございます。先ほど不納欠損説明をさせていただきましたが、受益者負担金について619万2,000円の内訳として、現年分が41万円、滞納繰越分が578万2,000円ということでございますが、現年分41万円のうち、8月末現在で19万9,000円ほどもう入っております。どんどん新たにふやしていくというようなことはなく、しっかりと取り組んでいきたいと考えております。  負担金につきましては、先ほども申しましたように、強制徴収公債権でございます。債権管理条例等に基づき、法的手段と適切な事務執行により徴収に取り組んでいくということで行ってまいります。 ○委員長山口康治君) 森川委員長。 ○副委員長森川稔君) いずれにしても、不納欠損で数字が上がると、市の収入がその分だけ減るということなので、皆さんの努力でこれをできるだけ減らしていただくようにお願いしておきます。 ○委員長山口康治君) 森川委員長。 ○副委員長森川稔君) もう1つ、16ページですけれども、翌年度繰越額が1億6,800万円ほど繰り越しになっておりますけども、この事業の概要について御説明をお願いします。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 繰越事業についてお問い合わせをいただきました。繰越明許費の内訳でございますが、委託料が2,729万5,000円、工事請負費が1億4,149万円でございます。委託料の繰り越しにつきましては、府中公共下水道事業未普及対策として、高木地区の下水道工事の実施設計の業務について繰り越しを行っております。繰り越しが必要となりました理由につきましては、想定以上の地形等の要因による制約が多く、配管ルートの選定等に不測の時間を要したためでございます。  続きまして、工事請負費の繰り越しでございますが、府中公共下水道事業汚水管渠埋設工事分と防災安全交付金による角田ポンプ場の改築更新工事、この2つが繰り越した事業でございます。  まず、汚水管渠埋設工事につきまして、繰越理由ですが、こちらは昨年7月に発生した豪雨災害により、工事事業者の労働力確保が一時困難となりまして、繰り越しを行っております。  角田ポンプ場改築更新工事の繰越理由でございますが、主要な機器の製作に当たって現地調査、設計協議を行い、承認図を作成後、機器を製作するという工程のため、長期の日数を要します。また、ポンプ場の既設の能力を維持しながら、とめることなく工事を行う必要もございまして、そういったところに多くの時間を要したため、繰り越しを行っております。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長山口康治君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、委員間討議についてお諮りいたします。  本議案について、委員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長山口康治君) それでは、本議案については、委員間討議は実施いたしません。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長山口康治君) なければ、本案を採決いたします。  本案は認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長山口康治君) 起立全員であります。  よって、本案は認定することに決しました。            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜委員長山口康治君) 続きまして、議案第81号「平成30年度府中水道事業会計決算認定について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  杉島建設部長。 ○建設部長杉島賢治君) 府中水道事業会計決算書を配信いたします。  補足説明につきましては、特にございません ○委員長山口康治君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言をお願いいたします。  加島委員。 ○委員加島広宣君) 議案第81号の平成30年度府中水道事業会計決算認定についてですけども、水道料金収入が減益となっていると思うんですが、この減収減益となった重立った理由があれば教えていただけますでしょうか。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) まず、水道事業の経営環境における課題といたしまして、節水意識の向上、節水型機器等の普及、また、今後、一層人口減少による給水量の減少が見込まれ、それにあわせて収益も減ってくることが考えられます。  一方、施設更新需要と費用の縮小は、なかなか容易なものではございません。例えば、施設更新等につきましては、現在策定中の管路更新計画等の反映により、より効率的な運営を目指していくことも非常に重要な課題と捉えております。  お尋ねの給水量の減少についてですが、これといった要因が特定できておりません。さまざまな要因により、全体的に減少傾向にあると考えております。課題意識を持ち、今後の動向も把握を努め、水道事業の安定経営を図る必要が一層重要になってくると考えております。  また、こういった状況は、府中市だけでなく、どこもということもありまして、県内市町で構成をします水道事業広域化の協議会へも府中市も参加をし、継続可能な水道事業の展開について協議を重ねているところでございます。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。  森川委員長。 ○副委員長森川稔君) 今の件で、引き続きで質問をさせていただきますけれども、私も見たんですけども、給水人口はたった5人しか減っていないのに、用途別給水量は全ての区分で減少傾向にあるということで、これで先ほど言われたように、どうしてそうなったのかわからないということではあるかと思うんですけど、引き続いて減少の分析をしていただかないと、先ほども言われましたけれども、今後、施設更新に当たって、やっぱりこれからの規模を決めていくとか更新状況を考えていく上で、この給水量が非常に重要になってくるかと思いますので、引き続きこの分析に努めていただきたいと思います。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 特定にはなっておりませんが、確かに人口は少ししか減らずに、たくさん水が減っているというところですと、もう1つ、配っている水はふえているのに、収入につながる水が減っているという部分では、有収率が悪化をしたところが要因と考えております。こちらは、漏水の発見・修理に引き続き力を入れ、有収率を上げて、無駄なくつくった水を売り上げにつなげていくことが必要と考えております。  また、用途別とか、季節別とかを見た中では、一般世帯よりも大口の工場ですとか、営業用とか、そういったところの減少傾向が大きいようなところは見てとれております。  また、平成29年度の冬、水道で言いますと第6期になるんですが、こちらは非常に厳しい寒波がございまして、凍結による漏水であるとか、また、凍結を防止するために少し水を出しておられるような方が多く、前年度の6期については、ふだんより多く出ておりました。この冬は暖冬でしたので、そこの部分が下がったりというような、個々いろいろな状況がございますが、先ほどおっしゃいましたように、今後の課題も踏まえて、動向をしっかり見て更新等を検討してまいります。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。  加島委員。 ○委員加島広宣君) 先ほどの理由の中で、なぜなのかわからない部分もあると言われておりました。最近、コンビニに行っても、ペットボトルでおいしい水を売っていたりですとかそういったようなものも影響があるのかどうなのか。そういった全体的な中の1つとして、そうした水を販売されたりしているので、どれぐらいの量が購入されているかというのも調査に入れていただければと思います。 ○委員長山口康治君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長田原厚君) 確かに飲み水だけでなく、台所で使う水は購入した水といったお話も聞きます。なかなかデータ的には難しいと思うのですが、そういったところも検討をする中で進めてまいります。 ○委員長山口康治君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長山口康治君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、委員間討議についてお諮りいたします。  本議案について、委員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長山口康治君) それでは、本議案については、委員間討議は実施いたしません。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長山口康治君) なければ、本案を採決いたします。  本案は認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長山口康治君) 起立全員であります。  よって、本案は認定することに決しました。            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜委員長山口康治君) 以上で、建設委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。  委員長報告の作成につきましては、御一任お願いいたします。
     以上で、建設委員会を散会いたします。                午前10時53分 散会...