府中市議会 2019-09-02
令和元年第3回定例会( 9月 2日)
令和元年第3回定例会( 9月 2日)
令和元年第3回
府中市議会定例会会議録
令和元年9月2日午前10時0分、
府中市議会定例会を
本市議事堂において開会した。
1 出席議員
1番
加藤吉秀 2番 芝内則明
3番 福田 勉 4番 森川 稔
5番 広瀬和彦 6番 安友正章
7番 岡田隆行 8番 楢﨑征途
9番 土井基司 10番 水田 豊
11番 加納孝彦 12番 山口康治
13番 本谷宏行 14番 三藤 毅
15番 加島広宣 16番
大本千香子
17番 田邉 稔 18番 橘髙尚裕
19番 丸山茂美 20番 棗田澄子
1 欠席議員
なし
1 説明のため出席した者
市長 小野申人 副市長 村上明雄
教育長 平谷昭彦
危機管理監 小寺俊昭
総務部長 粟根誠司
地域振興担当部長 後藤 勝
続いて、議案第63号から67号までは、ただいまの62号と同様に、
固定資産評価審査委員会の委員の選任の同意について、提案の趣旨及び任期も同じですので委員の紹介のみとさせていただきます。
4ページをごらんください。
議案第63号、氏名は藤井裕子さん。御住所は府中市高木町1386番地。生年月日は昭和48年7月18日で、藤井さんは再任でございます。
次に5ページ。
議案第64号。氏名は岸田光弘さん。御住所は福山市若松町10番5号。生年月日は昭和35年9月7日で、再任でございます。
6ページ、議案第65号をごらんください。
お名前は、表豊さん。御住所は府中市上下町国留504番地の1。生年月日は昭和46年4月3日で、再任でございます。
次に、7ページの議案第66号、氏名は大元健司さん。御住所は府中市上下町矢野915番地。生年月日は昭和29年12月11日で、大元さんは新任でございます。
次に、一枚めくって8ページ。
議案第67号、氏名は石川裕洋さん。御住所は府中市鵜飼町261番地10。生年月日は昭和34年3月19日で、石川さんも新任でございます。
では、9ページをごらんください。
議案第68号、財政区
管理委員の選任の同意について説明申し上げます。
府中市本山町財産区ほか18財産区の
管理委員の任期が、
令和元年9月25日で満了するため、各財産区に係る
管理委員の選任について市議会の同意を求めるものでございます。本山町など合計18財産区、計61人の委員の選任の同意となります。任期はいずれも
令和元年9月26日からの4年間でございます。
なお、財産区名、委員の氏名、住所、生年月日については、議案集にて御確認をお願いしたいと思います。
続きまして、16ページをお開きください。
議案第69号、
過疎地域自立促進計画の変更について、
過疎地域域自立促進特別措置法の規定により、計画の一部を変更することについて、市議会の議決を求めるものでございます。
19ページの
提案理由及び要綱をごらんください。
現在実行中の平成28年度から令和2年度までの
過疎地域自立促進計画に事業名で申しますと、本山22号線道路改良、
出口本山線道路改良、
上下地域包括ケア拠点施設整備事業、
文化センター改修整備事業など、四つの事業を追加するもので、それぞれの事業の計画期間、事業費は記載のとおりでございます。
20ページをごらんください。
議案第70号、
地方独立行政法人府中市
病院機構第3期中期目標を定めることについて、
地方独立行政法人法の規定により、第3期中期目標を定めることについて、市議会の議決を求めるものでございます。
34ページをお開きください。
提案理由といたしまして、計画期間を令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4年間とし、府中市
病院機構が達成すべき業務運営に関する目標を定めるものでございます。市民病院として見合うべき医療、病院の役割に応じた医療機能の確保などを項目別に定めております。後ほどの報告でも若干触れますが、ここは御一読をお願いしたいと思います。
次に、35ページをごらんください。
議案第71号、府中市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものでございます。
37ページの
提案理由をごらんください。
住民基本台帳法施行令及び
印鑑登録証明事務処理要領の一部改正に伴い、所要の整備を行うもので、主な内容といたしましては、婚姻等で氏の変更があった場合、請求により旧氏を住民票に記載できるようになります。また、旧氏の印鑑登録も可能となり、旧氏の併記された証明書の交付を受けることができるようになります。旧氏の印鑑登録ができるものは、婚姻等により戸籍上の氏に変更があったお方で、請求により旧氏が住民票に併記されているものとされております。
なお、施行期日は
令和元年11月5日となっております。
38ページをごらんください。
議案第72号、府中市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について、市議会の議決を求めるものでございます。
41ページの
提案理由及び要綱をごらんください。
成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律において、
地方公務員法及び
児童福祉法の一部が改正されたことに伴い、所要の整備を行うもので、主な内容は(1)府中市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、成年被後見人または被保佐人に該当して失職することがなくなるため、期末手当及び勤勉手当の支給要件の規定について、不要となる字句を削除いたします。
次に(2)として、府中市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部改正については、
地方公務員法において、成年被後見人等が欠格要件から削除されたことを受け、条例中の引用条項を整備いたすものでございます。
次に(3)府中市職員に対する退職手当に関する条例の一部改正については、成年被後見人に該当して失職することがなくなるため、退職手当の支給制限に係る除外規定を削除いたします。
(4)府中市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、
児童福祉法において、成年被後見人等が保育士、養育里親、
養子縁組里親の欠格要件から削除されたことにより、条例中の引用条項を整備いたします。
なお、この施行期日につきましては、
令和元年12月14日からとなります。
議案第73号、
災害弔慰金に関する条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものでございます。
44ページの
提案理由及び要綱をごらんください。
災害弔慰金の支給等に関する法律及び
災害弔慰金の支給等に関する
法律施行令の一部が改正されたことにより、
災害弔慰金の支給等に関する条例において引用する条項の所要の整備を行うため、この条例案を提出いたしております。
その主な内容につきましては、(1)として、
災害援護資金の償還金の支払猶予を明確化することについては、盗難、疾病、負傷など、やむを得ない理由により支払いが困難となった場合の支払猶予を法において明確に規定されました。
(2)の
災害援護資金の償還免除の要件を改正し、
償還免除事由といたしまして、破産した場合などを法において追加で規定されたところでございます。
(3)の報告等の規定の新設については、
災害援護資金の償還金の支払猶予または償還免除の可否の判断をするため必要な場合は、市は、貸し付けた者または保証人に対して、収入または資産の
状況報告等を求めることができることが法において新規に規定されたところでございます。
なお、施行期日は公布の日となっております。
次に、45ページをごらんください。
議案第74号、府中市水道条例の一部改正について、市議会の議決を求めるものでございます。
47ページをお開きください。
提案理由及び要綱ですが、水道法の一部を改正する法律の施行により、現行の
指定給水装置工事事業者制度に指定の更新制を導入することに伴い、
更新手数料を定めるなど所要の整備を行うため、この条例案を提出するものでございます。
主な内容は、指定の更新制を導入し、5年ごとに更新をしていただくことになります。また、更新の手数料として、
指定給水装置工事事業者は10,000円を御負担いただくことになります。
また、更新時に確認する事項といたしましては、
指定給水装置工事事業者の講習会の受講状況や業務の内容、
給水装置工事主任技術者などの研修会の受講状況、適切に作業が行うことができる技能を有する者の従事状況などでございます。
また、更新時期が一定期間に集中することを避けるため、指定を受けた年月日により指定の有効期間を定めまして、更新の時期を分割し、割り振っておるところでございます。
なお、施行期日は
令和元年10月1日でございます。
続いて、決算議案の説明に移らせていただきます。一般会計各
特別会計の決算については、
地方自治法の規定により、別冊に
監査委員の意見をつけて、市議会の認定に付すものでございます。
それでは、議案第75号、平成30年度府中市
一般会計歳入歳出決算認定について簡略に説明いたします。
決算資料の3ページを配信いたします。
平成30年度の決算については表をごらんください。
歳入総額は210億21万9,000円となり、前年度と比べまして7億4,735万3,000円、率で3.7%の増となりました。歳出の総額は195億2,937万円となり、前年度と比べ2,207万3,000円、率で0.1%の増となりました。歳入の主な増減要因については、地方税は市民税が増加、前年と比べ9,390万7,000円の増加となりました。
地方交付税は
普通交付税が9,665万9,000円減少する一方、
特別交付税が1億1,590万4,000円増加したことから、前年度と比べ1,924万5,000円の増加となりました。
国庫支出金は、
都市再生整備事業の終了により、前年度と比べ3億5,950万7,000円減少いたしました。繰入金については、
財政調整基金を12億円取り崩したことにより、前年度と比べ11億9,990万3,000円増加いたしました。
次に歳出について、総務費は、
デジタル防災行政無線整備事業などにより、前年度と比べ3億2,091万2,000円増加いたしました。民生費は、府中市
こどもの国整備完了などにより、前年度と比べ4億3,826万1,000円の減少となりました。土木費は、
都市再生整備事業費の完了などにより、前年度比で1億3,302万4,000円減少いたしました。
災害復旧費は、昨年の7月豪雨災害の影響により、前年度と比べ5億1,493万7,000円の増加となりました。
歳入歳出差し引き額から翌年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は、前年度と比べ8,560万8,000円の増加となり、7億406万2,000円となりました。また、実質単年度収支は前年度比12億8,445万1,000円減少し、11億639万円の赤字となりました。
4ページをお開きください。
歳入歳出決算額の推移をグラフでお示しいたしております。
上段の歳入でございます。自主財源は減少傾向で推移しておりますが、地方税の増加や繰入金の増加により、前年度比12億1,883万3,000円増加いたしました。また、依存財源は事業等の実施に伴い変動してまいりますが、
国庫支出金の減少や地方債の減少により、前年度と比べ4億7,148万円減少いたしました。
次に、下の歳出でございます。
義務的経費は近年は横ばいで推移しておりますが、今年度は退職者の増加に伴い、人件費が増加したものの、扶助費と公債費が減少したことから、前年度比で6,005万5,000円の減少となりました。
また、
投資的経費は事業の実施に伴い変動いたしますが、7月豪雨災害の発生に伴い、
災害復旧事業費が増加する一方、補助事業の完了などによる
普通建設事業の減少により、
投資的経費全体では前年度比1億5,173万2,000円減少いたしました。
5ページをごらんください。
上段に、歳出決算を性質別でお示しいたしております。
主な歳出について説明いたします。
扶助費は
経済対策臨時福祉給付金の終了などにより、前年度比1億1,817万1,000円の減少となりました。
人件費は退職者の増加などにより、前年度比1億4,464万5,000円増加いたしました。
公債費は既発債の償還終了などにより、前年度比で8,652万9,000円減少いたしました。
普通建設事業費は
こどもの国建築工事を含む
都市再生整備事業の終了などにより、前年度比6億6,666万9,000円の減少となりました。
災害復旧費は7月豪雨災害の影響により、前年度比5億1,493万7,000円の増加となりました。
また、下段には
義務的経費の推移をお示ししておりますので、御参照ください。
6ページをごらんください。
地方債発行額と償還額の推移をお示ししております。
平成30年度の地方債の発行額は前年度比で2億180万円減少し、17億3,580万円となりました。また、
臨時財政対策債を除いた発行額は、前年度比で1億6,980万円減少し、11億750万円となりました。
元利償還額は前年度比8,652万9,000円減少し、25億514万3,000円となりました。
結果として、
地方債発行額よりも償還額が上回ったため、
地方債残高が減少となりました。
7ページをごらんください。
各会計別の地方債現在高、そして、
普通会計地方債現在高の
交付税措置分と実質の市負担分についてお示しをしております。
普通会計の
地方債残高は、前年度に比べ5億9,612万4,000円減少し、237億1,209万1,000円となりました。
なお、
合併特例債や
過疎対策事業債など、
交付税措置に優位な起債を活用したことで、
交付税措置される
地方債残額が年々増加し、市負担分は
地方債残高のおよそ33%まで減少してきております。
なお、全体の
地方債残高は前年度に比べ13億9,700万円減少し、平成30年度末でおよそ367億円となってございます。
続いて、8ページから9ページにかけ、決算主要指標をお示しいたしております。
表の一番下の段が、平成30年度決算に基づく数値でございます。
9ページの
経常収支比率については、前年度の94%から2ポイント悪化し96%となりました。歳入経常一般財源が前年度とほぼ同程度でございましたが、退職手当の増加や繰出金の増加などにより、
歳出経常一般財源がおよそ2億4,000万円増加したことで2ポイントの悪化となりました。また、基金の総額は前年度よりおよそ7億7,800万円減少しております。うち、
財政調整基金については約8億8,500万円の減少となりました。これは、昨年の7月豪雨により多額の一般財源が必要となったことから、取り崩しを行った結果となります。
以上、議案第75号について説明をさせていただきました。
続いて、議案第76号、平成30年度府中市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について説明いたします。
決算書の27ページを配信いたします。
最後の実質収支に関する調書でございます。
歳入総額は41億5,552万2,000円、歳出総額は40億7,826万2,000円、差し引き額は7,726万円で実質収支額も同額でございます。
次に、主な歳入歳出については3ページをごらんください。
まず、歳入の主な収入済額は、1款国民健康保険税、7億6,640万1,960円、3款県支出金、29億451万6,265円などでございます。
5ページをごらんください。
歳出の主な支出済額は、2款保険給付費、27億7,635万1,918円、3款国民健康保険事業費納付金、10億4,158万6,348円、11款諸支出金、1億3,433万1,527円などでございます。
なお、7ページから歳入歳出決算事項別明細書を掲載いたしておりますので、御参照ください。
次に、実施状況については、平成30年度の主要な施策の成果に関する説明書をもって説明いたします。
28ページを配信いたします。
下のほうの縦3の取り組みの成果と今後の課題でございます。
平成30年度は被保険者の疾病、負傷、出産または死亡に対して必要な保険給付を行うとともに、特定健康診査及び特定保健指導を実施し、生活習慣病の予防に重点をおいた健康づくりを保健事業の柱として推進いたしました。また、特定定健康診査受診に係る個人負担金を見直し受診料を無料としたほか、3年連続受診された方に対して特典を設けまして、健康管理に対する自発的な意識の高揚を図るとともに、未受診者に対しては個別のはがきを送付するなど、受診勧奨事業に取り組んだところでございます。
今後、さらなる受診の向上に向けて取り組んでまいりたいと思います。
続いて、議案第77号、平成30年度府中市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、説明いたします。
決算書の19ページを配信いたします。
最後の、実質収支に関する調書でございます。
歳入総額は11億4,257万6,000円。歳出総額は11億3,140万2,000円で、差引額は1,117万4,000円ですが、実質収支額は繰越明許がございましてゼロ円となります。
次に、歳入歳出につきましては、3ページをごらんください。
まず、主な歳入の収入済額につきましては、2款使用料及び手数料は1億8,759万8,218円。5款繰入金は5億4,
562万4,138円でございます。
5ページの歳出の支出済額をごらんください。
1款総務費は1億2,862万2,361円、2款下水道事業費は1億4,711万2,303円、3款公債費は8億5,566万7,012円となってございます。
次に、実施状況について、主要な施策の成果に関する説明書をもって説明いたします。
31ページを配信いたします。
取り組みの成果と課題でございます。
平成30年度汚水対策事業について、鵜飼町・府川町・土生町の一部区域で管渠埋設工事による面整備を行い、供用開始区域を拡大いたしました。今後は、南北道路や(仮称)府中市環境センターの施設整備にあわせた下水道整備を行うとともに、上下水質管理センター第2系列の整備計画を策定し、改築更新工事を行う予定でございます。
雨水(浸水)対策事業については、高木地区の雨水幹線整備工事を行いました。今後、角田ポンプ場改築更新工事を行ってまいります。
また、府中市公共下水道事業
特別会計の令和2年4月の地方公営企業会計への移行に向けて、移行業務及び会計システムの導入を行ってまいります。
続いて、議案第78号、平成30年度府中市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、説明いたします。
決算書の29ページを配信いたします。
まず、保険事業勘定の実質収支に関する調書でございます。歳入総額は52億2,770万4,000円、歳出総額は52億2,769万4,000円、差引額は1万円で実質収支額も同額でございます。
3ページをお開きください。
歳入歳出の状況です。
歳入の収入済額については、1款保険料は10億1,405万7,850円、2款
国庫支出金は13億3,917万3,309円、3款支払基金交付金は13億4,546万3,603円、6款繰入金は7億8,369万4,790円でございます。
5ページの歳出の支出済額をごらんください。
2款の保険給付費は47億6,897万3,810円でございます。
なお、7ページからは歳入歳出決算事項別明細書を掲載しておりますので、御参照ください。
最後の39ページをお開きください。
介護サービス事業勘定の実質収支に関する調書でございます。
歳入総額は3,875万7,000円。歳出総額2,382万4,000円。差引額は1,493万3,000円で、実質収支額も同額でございます。
31ページをお開きください。
歳入歳出の主なものについて、歳入の収入済額でございますが、1款サービス収入2,063万200円、3款繰越金1,812万6,303円となっております。
33ページの支出済額でございます。
1款事業費、1項介護予防サービスのみで、2,382万3,597円でございます。
なお、35ページからは歳入歳出決算の事項別明細書を掲載しておりますので、御参照ください。
次に、実施状況につきまして、主要な施策の成果に関する説明書をもって説明をさせていただきます。
35ページを配信いたします。
下の方の取り組みの成果と課題をごらんください。
平成30年度は企業や警察署、小学校、医療機関等で認知症サポーター養成講座を開催し、地域で暮らす認知症の人やその家族を支援する認知症サポーターを数多く養成するなど、認知症高齢者の取り組みを進展させることができました。また、元気もりもり体操を行う団体にリハビリ等の専門職を派遣し、高齢者の通いの場の活動の継続や立ち上げ支援について寄与できたところでございます。
元気な高齢者等に介護サポーターとしてサービスの担い手になっていただく仕組みをつくることにより、高齢者は支えられるだけではなく介護保険制度の支え手にもなるという意識が醸成できたことは成果であると考えてございますが、まだ利用者が少なく、介護サポーターの活躍の場を拡大することができませんでした。地域ケア会議の介護サービス事業への集団指導など、あらゆる機会を通じた制度の周知を図ってまいりたいと思います。
続いて、議案第79号、平成30年度府中市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について説明いたします。
15ページを配信いたします。
最後のページ、実質収支に関する調書でございます。
歳入総額は7億1,383万4,000円、歳出総額は7億972万7,000円、差引410万7,000円で実質収支額も同額でございます。
3ページをごらんください。
歳入歳出の主なものについて、まず歳入の収入済額ですが、1款後期高齢者医療保険料は5億526万1,074円、7款繰入金は1億8,919万8,974円でございます。
5ページをお開きください。
歳出の支出済額ですが、2款後期高齢者医療広域連合納付金は6億8,742万3,902円でございました。
なお、7ページから歳入歳出決算の事項別明細書を掲載いたしておりますので、御参照ください。
続いて、議案第80号、平成30年度府中市
病院事業債管理特別会計歳入歳出決算認定について、説明申し上げます。
11ページを配信いたします。
最後の実質収支に関する調書でございます。
歳入歳出総額はいずれも同額の4億9,279万8,000円で、実質収支額はゼロ円でございます。平成30年度も
特別会計で病院事業債を起こし、
病院機構に貸し付けを行うとともに、旧府中北市民病院が独法化移行前に起こしました病院事業債と、
病院機構への貸付金の償還財源を
病院機構から受け入れ、元金及び利子の償還を行ったところでございます。
なお、款・項別の歳入歳出については、7ページから歳入歳出決算事項別明細書を掲載いたしておりますので御参照ください。
続いて、議案第81号、府中市
水道事業会計決算認定について、地方公営企業法の規定により
監査委員の意見をつけて市議会の認定に付すものでございます。
11ページを配信いたします。
平成30年度の府中市水道事業報告書でございます。
総括事項として、これまで上水道1事業、簡易水道3事業でしたが、平成29年度からこれらが統合されたところでございます。水道料金の収入は、家事用、営業用、工場用、学校用、官庁用、病院用、臨時用、全て減少しており、全体でも減収となりました。
アの給水状況ですが、年間の有収水量は対前年度比で4万2,656立方メートルの減少となりました。
イの建設改良事業の状況でございますが、建設改良事業費は総額3億602万9,123円の支出となりました。これは主に排水管の改良事業、施設改良事業によるものでございます。
次に、ウの財政状況でございますが、収益的収入は、総収入額6億7,805万2,853円、総支出額は6億5,931万8,273円となり、差し引きの純利益額は1,873万4,580円となりました。
資本的収支は、総収入額は1億5,416万644円、総支出額は4億5,602万7,867円で、差し引きの不足額3億186万7,223円は、過年度分及び当年度分の損益勘定留保資金などで補填をさせていただいたところです。そのほか損益計算書、貸借対照表、収益費用明細書、資本的収支明細書などの関係書類を付しておりますので、それぞれ御参照ください。
続きまして、議案第82号、平成30年度府中市
病院事業会計決算認定について、地方公営企業法の規定により
監査委員の意見をつけて、市議会の認定に付すものでございます。
13ページを配信いたします。
まず、中ほどにある、アの利用者の状況でございますが、延べ入院患者数は8万485人で前年度比3,049人、率で3.7%の減少となりました。また、延べ外来患者数は1万1,067人で、前年度比で25人、率で0.2%の増加となりました。
イの収益的収支の状況は、総収入額は13億1,921万6,956円、総支出額が13億185万5,122円で、差し引きの純利益額は1,736万1,834円と前年度比で2,545万2,857円の増加となりました。
次に、資本的収支の状況でございます。
総収入額が4,653万8,000円、総支出額が7,038万8,651円で、不足額が2,385万651円となり、不足額は過年度分損益勘定留保資金等で補填をいたしました。
ほかに、損益計算書、欠損金計算書、貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書、明細書など掲げておりますので、御参照いただければと思います。
続きまして、議案第83号、
令和元年度府中市
一般会計補正予算(第2号)から、議案第86号、
令和元年度府中市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までについて、別冊の
令和元年度9月補正予算説明資料により説明をさせていただきます。
2ページを配信いたします。
まず、この今回の補正の予算編成といたしまして、当初予算に掲げました施策を後押しし、新しい府中市への一歩を踏み出すため、「スポーツによる魅力あるまちづくり」に要する経費や「まちの活力を生み出す賑わいづくり」に要する経費を中心に、歳入・歳出それぞれ7,038万7,000円を計上いたしており、これにより、府中でしか体験できない魅力を創出し、引き続き「希望と笑顔があふれるまちづくり」を目指してまいりたいと思います。
一般会計の主な補正内容ですが、(1)の人を呼び込む、人が集まる。「スポーツによる魅力あるまちづくり」では、新たなマラソン大会の開催に向け50万円を計上いたしました。これは来年度、新たなオンリーワンのスポーツイベントとして、マラソン大会を開催し、市民がスポーツに親しむことができ、市の魅力発信や地域経済の活性化が図れるような大会とするため、実行委員会を立ち上げて準備を行うものでございます。
次に、上下地域への芝生グラウンドの整備に13万9,000円を計上いたしました。
これは、上下運動公園をスポーツを通じた地域振興の拠点として芝生グラウンドを整備し、近隣からの大会の招致や、スポーツ合宿の誘致を通して、上下地域のみならず市全体の地域活性化につなげたいと考えており、今年度は整備の手法や資金調達、地域活性化の方策等について検討を進めてまいりたいと思います。
次に、東京2020オリンピック・パラリンピック関連事業として37万円を計上いたしております。これは聖火リレーの実施都市に府中市が選定されたことを絶好のチャンスと捉え、懸垂幕ほかさまざまな広報活動を通じて、スポーツによるまちづくりの機運を高め、府中市の魅力を市内外へ発信していきたいと思います。
次に、「まちの活力を生み出す賑わいづくり」では、駅周辺のにぎわいづくり事業として30万円を計上いたしております。これは府中駅周辺のにぎわいをつくっていくために、府中天満屋の改修計画に合わせ、具体的な利活用策を検討してまいります。そのため、市内高校生や専門家の方などから広く意見を集め、魅力ある新たな空間づくりに反映してまいりたいと思っています。
次に、ビジネスチャンス拡大支援事業として390万円を計上いたしております。これは市内に新しい産業や雇用を創出し、地域の活性化に寄与する起業にチャレンジする女性や若者を中心とした起業家を応援するため、引き続き商工会議所などと連携して支援をいたしてまいります。
3ページにまいりまして、(2)の観光、ブランディングといたしまして、上下地域の観光振興のため340万3,000円を計上いたしました。国内有数の本格的な木造の芝居小屋であります翁座を指定文化財を見据えた復元改修を行い、その価値をさらに引き出し、よりブランド力の高い観光資源として再生するため、専門家の監修による痕跡調査を行うものでございます。
次に、シティプロモーションのためクラウドファンディングを活用した取り組みに330万円を計上いたしました。地域振興に資する活動に従来の枠にとらわれない自由な使い道を可能とするふるさと納税型クラウドファンディングを活用し、オンリーワンイベントである全日本EV&ゼロハンカーレースを通じて、市外に向けた情報発信力を強化し共感を呼ぶとともに、集金力のアップに向けた支援を行うものでございます。
次に、防災対策、安心・安全については、
出口本山線道路改良事業に
令和元年度分1,800万円、市道のガードレール等の交通安全施設の設置については、昨年災害対応でおくれてまいりましたが、625万2,000円を追加し鋭意取り組んでまいりたいと思います。
3の
特別会計の補正内容でございます。
国民健康保険
特別会計では、平成30年度決算剰余金から県への返還金を除きました残額を国民健康保険
財政調整基金へ積み立てるため、7,726万円を計上いたしております。
次に、介護保険
特別会計の保険事業勘定の6,537万5,000円については、主に過年度の介護給付金負担金や地域支援事業交付金の精算に伴う返還を行うため計上いたしております。
最後に、後期高齢者医療
特別会計の410万8,000円については、過年度の保険料負担の精算に伴う追加納付や一般会計への繰り出しを行うものでございます。
以上で、補正予算についての説明を終わらせていただきます。
続いて、報告に入ります。
別冊報告集の2ページを配信いたします。
まず、報告第10号、放棄した債権の報告について、府中市債権管理条例の規定により、次のとおり債権を放棄いたしましたので、御報告いたします。
放棄した債権は学校給食費負担金。金額は10万6,550円。件数は2世帯の24件分。放棄の事由については、債務者の方の破産によるものでございます。
3ページをごらんください。
報告第11号、平成30年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告について、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、
監査委員の意見をつけて報告いたします。
4ページの
健全化判断比率報告書をごらんください。
(1)の総括表です。
実質公債費比率は9.2%で、前年度比で0.4%の改善、将来負担比率も69.2%で、前年度比で3ポイントの改善となりました。中ほどに記載してございます比率の概要については、財政健全化の取り組みが必要となる基準が4つの区分にそれぞれ示されておりますが、府中市はいずれの基準も満たしているところでございます。
7ページをお開きください。
中ほどの縦2、
資金不足比率報告書の(1)の総括表をごらんください。
公営企業会計における資金不足額について、水道事業会計、病院事業会計、公共下水道事業会計、
特別会計とも、資金不足は生じておりません。
なお、
健全化判断比率及び
資金不足比率について、特に指摘すべき事項はないとの審査意見をいただいております。
以上で、平成30年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率報告書の説明を終わらせていただきます。
続いて、12ページをごらんください。
報告第12号、
地方独立行政法人府中市
病院機構の経営状況について、
地方自治法の規定による府中市
病院機構の経営状況を説明する書類について提出するものでございます。
16ページをお開きください。
貸借対照表を掲載いたしておるところでございます。
まず、資産の部として固定資産及び流動資産の合計、一番下の資産合計でございますが、31億1,808万4,353円。負債の部として、固定負債及び流動負債の合計が中ほどの右側にございますが、28億8,972万966円。そして、純資産合計額が1億2,836万3,387円となっており、負債合計と純資産合計をあわせますと、資産合計と同額の31億1,808万4,353円となってございます。
次の18ページにまいりまして、損益計算書でございます。当期の純損失は1,461万734円となってございます。
19ページ以降、キャッシュ・フロー計算書、損失の処理に関する書類、行政サービスの実施コスト計算書などを記載しておりますので、御参照ください。
また、74ページからは
令和元年度の年度計画、予算収支計画及び資金計画なども掲載しておりますので、御一読くださいますようお願いいたします。
次に、報告第13号、
地方独立行政法人府中市
病院機構の業務実績に関する評価結果報告について説明いたします。
88ページを配信いたします。
地方独立行政法人の規定により、府中市
病院機構の平成30年度の業務実績の評価結果についての報告でございます。
90ページをお開きください。
まず、評価につきましては、法改正により平成29年度の業務実績評価から設立団体の長が行うこととなりました。先ほどの報告第12号に添付されております事業報告書などをもとに、府中市
病院機構みずからが評価を行った結果を参照しながら総合的な評価を行い、府中市
病院機構評価委員会から専門的な御意見をいただいた上で、最終的な評価として取りまとめたところでございます。
91ページの総合的な評価でございます。
平成30年度の
病院機構の業務実績については、府中市民病院の外科常勤医師が年度を中途で不在となった影響もあり、市から5,000万円の追加の支援を行ったにもかかわらず、約1,500万円の当期純損失となりました。しかしながら、厳しい状況下にあって救急機能に直結する病院群輪番制を維持されていることについては、評価するものでございます。医師の確保がますます困難となる中で、現状の診療機能を維持し、経営環境の改善を図っていくためには、具体的な病院の魅力の向上、医師が定着しやすい環境の整備、利用者満足度を向上させることで市民が利用しやすく親しまれるといった取り組みが必要でございます。
次の、中期計画に定める事項ごとの評価については、
病院機構の業務実績のうち、府中市民病院の外科常勤医師が不在の中、救急医療体制を維持し、両病院の婦人科・小児科の外来診療を維持されていること。また、府中北市民病院の地域包括ケアシステムに資するサービス付き高齢者向け住宅の整備などについて評価するものでございます。
一方、災害対策訓練の未実施については、BCPの作成にあわせ、緊急時の対応策をきちんと講じておく必要があるかと。また、ICT技術を活用した地域医療連携については、遠隔医療などICT技術を活用した医療の連携も必要と考えております。
中期計画の3、業務運営の改善及び効率化に関する事項については、昨年度の評価委員会で指摘された経営戦略会議の成果があらわれておらず、引き続き
病院機構事務局の体制強化に取り組むべきと考えております。
業務内容の改善につきましては、府中市民病院で外科の大幅の収益減収があったものの、同病院における内科の収益の増加への努力、府中北市民病院における収支改善などにより財政面のマイナスが縮減されたことは評価いたしますが、市の財政支援については、当初に定めた額に5,000万円を追加いたしておりまして、また、医療機器などの整備については中期計画と大きな乖離が見られるため、次期中期目標期間においては経営状況の判断基準となる各指標の目標達成を図りつつ、さらなる経営改善に取り組むべきであることを申し添えます。
その他の内容につきましては、御一読をお願いいたします。
以上をもちまして、本定例会に提案させていただいております議案・報告について説明を終了いたします。
何とぞ慎重審議の上、全ての議案を原案どおり御可決いただきますようお願いいたしまして、提案説明を終わります。
〔総務部長 粟根誠司君 降壇〕
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○議長(
加藤吉秀君) これにて、
提案理由の説明を終結いたします。
10分間休憩。
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午前11時6分 休憩
午前11時16分 再開
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○議長(
加藤吉秀君) 再開いたします。
議案第69号から議案第86号までの18件について、これより質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
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○議長(
加藤吉秀君) 議案第69号から議案第74号までの6件、議案第76号から議案第82号までの7件及び議案第84号から議案第86号までの3件、計16件については、タブレットに配信しております
委員会付託区分表のとおり、所管の各常任委員会に付託いたします。
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○議長(
加藤吉秀君) お諮りいたします。
議案第75号については、議長及び
監査委員を除く18人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって議案第75号については、議長及び
監査委員を除く18人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
ただいま設置されました決算特別委員会の正副委員長の互選について、議長からお願いいたします。
慣例により、決算特別委員会の委員長には総務文教委員長に、副委員長には委員会へ出席した最年長委員になっていただいておりますので、互選の手続を省略させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) お諮りいたします。
議案第83号については、議長を除く19人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって議案第83号については、議長を除く19人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長の互選について、議長からお願いいたします。
慣例により、予算特別委員会の委員長には副議長に、副委員長には総務文教委員長になっていただいておりますので、互選の手続を省略させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより議案第62号から議案第67号までの計6件について一括して質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
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○議長(
加藤吉秀君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第62号から議案第67号まで計6件については、会議規則第37条第3項の規定により、いずれも委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第62号から議案第67号まで計6件については、いずれも委員会の付託を省略することに決しました。
休憩いたします。
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午前11時20分 休憩
午前11時20分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) 再開いたします。
これより議案第62号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第62号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより議案第63号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第63号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより議案第64号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第64号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより議案第65号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第65号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより議案第66号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第66号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより議案第67号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第67号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案はこれに同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより議案第68号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題になっております議案第68号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第68号については委員会の付託を省略することに決しました。
休憩いたします。
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午前11時24分 休憩
午前11時24分 再開
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○議長(
加藤吉秀君) 再開いたします。
これより、議案第68号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより、議案第68号を採決いたします。
本案は同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより報告第10号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結し、報告を終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより、報告第11号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結し、報告を終了いたします。
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○議長(
加藤吉秀君) これより、報告第12号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
水田豊君。
〔10番議員 水田豊君 登壇〕
○10番議員(水田豊君) それでは、市民クラブの水田豊です。報告第12号、
地方独立行政法人府中市
病院機構の経営状況について、質疑通告に基づいて質疑をさせていただきたいと思います。
病院機構に対しては、府中市から財政支援ということで4億5,000万円を繰り入れております。この報告の18ページを見ると、病院側はこの4億5,000万について運営費負担金収入、運営費交付金収入という内訳を損益計算書とかキャッシュ・フロー計算書で書かれておられます。これの基準、こういう計算になるのはどういう根拠なのかということをお知らせいただきたいということです。まず1点。
2点目は、先ほどの報告もありましたけども、今年度は1,461万円の赤字が出ているということでございます。20ページに欠損金、損失の処理に関する書類ということがありまして、今年度の赤字額を次期繰越欠損金というところへ繰り越すと、この欠損金の累計額が2億8,751万何がしということになっております。この累積欠損金というものはどういう性格のものなのか、御説明をいただきたいと思います。どこかの時点で処理をすべきものなのか、そうでないのか、ということです。
それから、その次の21ページ、行政サービス実施コスト計算書でございますが、これには行政サービス実施コスト、つまり
病院機構、市立病院でございますから、この2病院を経営するに当たって、病院の決算とは別に府中市として5億6,600万かかっておるということでございます。これも何回かお聞きしてるんですけども、これは実際に府中市が負担している額なのかどうか、また、その中の機会費用というのがございます。
地方公共団体財産の無償による賃貸取引の機会費用ということで1億1,500万が上がっていますが、これはどのようなものなのかということを3点目であります。
それから、4点目が75ページ、両病院の将来像の確立について報告がございます。ここに8年たっておるわけですが、病院運営を取り巻く情勢や地域の医療ニーズを的確に反映した両病院の将来像を確立し、地域に必要とさる医療を安定的に提供しますということです。8年たっているのに、まだ今からその将来像を確立するかのように読める記述でございます。病院の将来像というものをはっきりさせた上で、経営に当たってもらっているというふうに私は思うんですけども、その辺、私も何回かここでそういうものを早く確立すべきだということも質問をずっとしてきていますが、こういう報告書が出てくる。市としてどういうふうな指導をされてこられてきたのか、将来の病院の経営像の確立をどういうふうに市が
病院機構に対して指導してこられてきたのか、お聞かせ願えればと思います。同じ、診療機能の確保は病院の将来像の確立の中の最後のほうに、地域医療連携推進法人の設立を視野に入れる、こういうふうに書かれております。これ全く新しい項目でございまして、この地域医療連携推進法人というものは一体何なのでしょうか。
また、今までもずっと質疑させてもらっていますが、経営は法人に任せているからという理由で、市民参加というかそういうものがこの計画の当初から一切ないというふうに私は思っております。これもまた新しい法人の設立を視野に入れるというのもいいんですけども、これはやはり病院が独自に関係者のみで設立するものなのでしょうか。あるいは、市民参加の道が何らかの形で保障されているのでしょうか。市はどういうふうに把握をされているのかお聞かせ願いたいと思います。
それで、府中市民病院のほうの常勤外科医の不在に対して、どういうお考えをお持ちなのかも聞かせていただきたいと思います。医師不足は厳然たる事実でございまして、大学病院も自分のところの医局の医師を自由にどこそこへ行ってほしいという関係でももうなくなっきているということですから、難しいのはわかってるんですけども、だからといってじゃあ府中のこの我が市立病院に外科医は来る、外科医を呼んでくるということを担保と言いますか、今の時点でどう思っておられるのか、いや将来は、近い将来必ず呼んできますよ、努力しますよというのか、これはもう難しいから整形外科医の先生が来られて、手術もできるようになっているので、当分そういうことで行くのか、答え難いとは思いますけど、どういうふうに思ってられるのかということを聞かせていただきたいと思います。
8月のお盆明けに
厚生委員会で千葉県の銚子市立病院のほうに視察に行かせてもらいましたが、ちょっとこの辺の中国地方とは違って大学の医学部の数が少ないとおっしゃってましたけども、もともと何か大学の医局とは関係が薄いところ、今現在ではもう医師の紹介会社に全て頼っているとおっしゃられてました。随分、こっちの辺とはやり方も違うんだなと思ったわけですけども、医師不足、医師の招聘に関してはそういう紹介会社を利用するという方法も考えられると思います。しかし、そういうことをすると今までの関係があった大学との関係もどうなるかわからないということで難しいわけですが、どういうふうな医師の招聘に関して特に外科医に来ていただけるのかということについての、現在の市の考え方を示していただければありがたいなと思います。
それから最後ですが、両病院の経営、こういうふうに年1回報告という形で財務諸表が出てくるわけですけども、こういう経営状況あるいは病院の現在の置かれている課題、それから、やろうとしていること、こういうことをもっと市民に開かれたような形で年1回程度、
病院機構自身がやるべきではないかというふうに、ずっと主張もしているわけですが、その件について市としてのお考えを最後にお聞かせ願いたいと思います。
〔10番議員 水田豊君 降壇〕
○議長(
加藤吉秀君) 皿田
医療政策課長。
〔
医療政策課長 皿田敏幸君 登壇〕
○
医療政策課長(皿田敏幸君) それでは失礼します。ちょっとたくさんになりましたので、もし足りないところがありましたら御容赦ください。
まず、4億5,000万円の繰入金の運営費負担金と運営費交付金の件ですけれども、まず逆になりますけれど、運営費交付金についてですけれども、損益計算書の営業収益に計上されている額については、病院事業債の償還元金の市の負担分で、営業外収益のほうに計上されている額については、病院事業債の償還利息の市の負担分。
それから、運営費負担金については、それ以外の営業収益の一部として損益計算書に計上されております。
それから続きましては、累積欠損金ですけれども、累積欠損金につきましては、各年度における損失額が積み上がったものですけれども、損益計算書には減価償却費など、現金を伴わない支出も計上されておりますので、累積欠損金が幾らあるから、そのままその額を将来処理しなければならないというわけではありません。投資に係る元利償還金などの負債については、返済義務がありますので資産を処理して返済するなどの義務がありますけれども、この累積欠損金につきましては、その額をそのままどこかに返済しなければならない、処理しなければならないという性質のものではありませんが、経営的にこれが積みあがるということは経営的な問題はあろうかと思います。
それから、行政コスト計算書ということですけども、行政コスト計算書とは地方独立行政法人の業務運営に関して、市が実質的に負担しているコストを集約したもので、財務諸表では見えない費用。例えば、行政からの資金の無償貸与等の間接的な支援も費用と仮定して算出されておりまして、実質的に府中市が間接的・直接的にこれだけ地方独立行政法人の運営に経費をかけていることになろうかと思います。
それで、中身なんですけれども、機会費用のうち、
地方公共団体の無償による賃貸取引の機会費用については、府中市が無償貸与しております、主には府中市民病院の新たな建物について、仮に有償で貸していたなら市が得られたであろう収益の額で、計算は建設費用及び市債の利息相当額を耐用年数で割った1年分の費用をあらわすことになります。また、
地方公共団体出資の機会費用につきましては、市からの出資金を仮に
病院機構に出資せず資金運用したなら、得られたであろう収益の額、通常は10年国債の利回りで計算した額で計算をいたしますけれども、昨年度についてはマイナス金利などの影響もありましてゼロ円ということになっております。
それから、将来像の確立について市としての指導ということですけれども、地方独立行政法人の法律上の自制への配慮というものがありますので、指導という形では行えておりませんが、評価委員会においても同様の御指摘をこれまで何度もいただいているところですので、
病院機構との協議の場、あるいは昨年度からの市による業務実績評価などの機会を捉えて協議をしてきたところですけれども、残念ながら将来像の確立とまでは至っておりません。市としてはこういった点もございますので、将来像の確立についてはもう一歩踏み出しまして、今議会に提出させていただいております次期中期目標案におきまして、市民病院の今後のあり方などを具体的に描き、また、令和2年度中に取りまとめて公表することという表現で指示をいたしております。
それから、地域医療連携推進法人ということですけれども、地域医療連携推進法人の制度は2年前から始まった制度でございまして、原則として2次医療圏で複数の医療法人、社会福祉法人などの非営利法人が参画して法人をつくり、統一的な方針を定め一方的に運営できるという制度で、メリットといたしましては医薬品・医療機器等の共同購入や医療機能の分担、業務連携などが期待されている制度です。近隣では三次中央病院や西城市民病院、三次地区医療センター、庄原赤十字病院が地域医療連携推進法人を形成されておりまして、医療従事者の確保、育成の仕組み、地域包括ケアの推進、共同購買の仕組み、協同の研修の仕組みなどを目標とされておられます。この地域医療連携推進法人の参加法人となれるのは非営利法人でございまして、非営利法人の主なものは病院、診療所、介護老人保健施設などを開設の医療法人、社会福祉法人、独立行政法人、地方団体等となっております。とりあえず、参加できるのは非営利法人ですので、とりあえず、市民参加というよりは法人間で協議されていくものというふうに考えております。
また、病院がそれを単独で決めるべきものなのかということですけれども、これは中期目標、中期計画にかかわることでございますので、
病院機構だけでということにはならないと思います。
それから、外科医の招聘に対する市の見解ということですけれども、外科医の招聘につきましては、
病院機構とも協議はいたしておりますが、高度な医療あるいは専門的な医療については、実施は困難ではありますけれども、市民の医療の入り口的な部分の確保という点で、常勤医師の確保は今後も目指していきたいと考えております。
それから、医師紹介会社への依頼ということですけれども、まずは医局からの支援確保、また今後ふるさと枠等の医師もふえてまいりますし、地域医療支援センターからの紹介事案などもございますので、そういった活動を粘り強く続けながら医師の確保を目指していきたいと考えておりまして、現在のところ医師紹介会社への依頼については病院ともども考えておりません。
それから、市民参加ということでございますけれども、報告につきましては、これは府中市単独でどうこうということは言えないところはあるんですけれども、これについては今御指摘の点で言われれば、
地方独立行政法人府中市
病院機構の医師にお任せしたいというふうに思います。質問の趣旨で行けばそういうことになるのかと思います。
〔
医療政策課長 皿田敏幸君 降壇〕
○議長(
加藤吉秀君) 水田議員。
〔10番議員 水田豊君 登壇〕
○10番議員(水田豊君) まず、繰入金の件なんですけども、先ほど言われたメモをいただければいいと思うんですけども、市のほうは例えば当初は3億円を繰り入れる、それから病院が建てかわったときにはその償還もあるので4億円にするというざっくりとした基準でしか答弁をいただいておりません。私は、地方公営企業法に基づく総務省の繰り出し基準というものがあるはずで、それを計算した金額というものが市立病院ですから幾ら努力しても赤字が伴う、不採算医療を持っている。民間病院はそういったものをしませんから黒字になる。逆にもうからない地域はこないという話になるわけですが。ですから、お金を出すことに反対をしているわけではないんです。どういう基準で出しているかをはっきりさせた上で、その上で繰り出し基準に基づく金額がこれだけ、ことしはそれにちょっと成績が悪かったから赤字分があります。いや、ことしはありませんでしたという、そういうものがないと4億円の中身がいいのか悪いのかということが、この議場でも議員間でも討論できないと思います。ですから、毎年4億円と決めているんだというのではなくて、この病院なら病院が今言われたような基準に基づいて、市のほうも幾らこういうものにかかってるということをぜひ出していただいて、議論ができるようにしていただきたいと思います。
それから、欠損金のほうは今答えをいただいたので、そのとおりだろうと思います。これが積み上がったからといって、その分が赤字になっているわけではないわけで、これも
厚生委員会で千葉県の銚子市立病院に行きましたが、あそこは平成22年度でしたか、一旦、病院を閉めてるんですね。病院を閉院してる。そのときの原因の1つが、これ視察に行ったときに向こうの人が言われたんですよ。議員の無理解、議会の無理解と言ったのかな、議員の無理解。要するに、この累積欠損金を赤字だとみなして、こんな大きな赤字を出している病院は要らないというような、そういう言い方をされたという話なんです。ですから私たちもそういう問題じゃないんだと今の答弁で認識を統一できたらと思います。北市民病院も随分とこの累積欠損金が多い、これは赤字だというふうに言われた議員も当時おられるんです。そういうのはやっぱり間違っているのではないかと思うんです。
それとあとは、将来像の確立については中期目標で言及して、令和2年度までに確立をしていただくように、指導はできないとおっしゃいましたが、そういうふうにもっていきたいという答弁だったと思います。ぜひ、医療圏二つこれも毎回毎回言わせてもらっていますが、上下地域の医療圏、府中地域の医療圏、二つの病院が存続できる、そういう病院としての将来像をはっきり打ち出せるように市としても努力をしていただきたいと思っております。
新しい質問がなかったかもしれませんが、済みません。ということで、よろしくお願いいたします。
〔10番議員 水田豊君 降壇〕
○議長(
加藤吉秀君) 次に、土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 議席番号9番、市民クラブの土井基司でございます。
報告12、
地方独立行政法人府中市
病院機構の経営状況について、質疑をさせていただきます。まずはこの経営状況の資料を見て、府中市としての考え方を確認するという意味での質問になります。あと、私の中で余り整理できていないので、内容的に前後するような質問になるかもしれませんけども、その辺は御容赦いただきたいと思います。
まず1点目ですけども、先ほど来出ておりますように、常勤外科医不在等もありまして、報告では病床稼働率が府中市民病院ですけども、かなり下がっているという内容になっております。稼働率の今後の傾向や経営への影響を市としてどのように捉えていらっしゃるのかお聞かせください。
それから2点目ですけども、北市民病院の4階に開設されるサービス付き高齢者向け住宅、これの建設に係る費用というのは北市民病院のほうの会計に入っているようなんですけども、今後その収支がどういう形で示されるのか、北市民病院の会計に含まれるんだろうと思いますけども、ある程度その収支がわかるような形になるのかどうか、その辺についてお聞かせください。
それから3点目ですけども、府中市民病院では検診数が減少したということになっております。その要因ですけども、それはどう捉えるか、特に評価委員会の協議録などを見ましても、体制的な問題もあるんじゃないかというようなこともあるので、市としてそのことについてどのような支援が可能と考えているのかどうかについてお聞きいたします。
それから4点目ですけども、評価委員会の協議録を読んでいると、これは報告は平成30年度ですけども、今年度のことについての説明ですが、今年度後半、短期借り入れの可能性もあるという発言が認められますけれども、市としては今年度後半の財務状況をどう捉えているのかをお聞かせください。
それから5点目ですけども、広報紙の発行については計画や目標に掲げられておりますけども、実際にはずっと発行されておりません。また、ホームページの更新も採用の情報が載るぐらいで、ほとんどされていないのが実態であります。全体的に広報活動が低調なんですけども、それはもちろん事務局の体制も影響はしていると思うんですけど、もっと市民に
病院機構の動きを広めていくことは重要な活動だと思います。広報活動活性化のために、市としてどのような方策を考えておられるかお聞かせください。
それから6点目、これも事務局の体制にかかわる部分もあるかと思いますけども、災害時の事業継続計画案の策定、BCPの策定についてがまだ進んでいないということなんですけども、やっぱり府中市民病院の災害対策拠点としての役割は非常に大きなものがありますので、市としてこれをどのようにしていこうと考えているか、あるいは、何らかの支援が可能だと考えているかについてお聞かせください。
以上、6点よろしくお願いします。
〔9番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
加藤吉秀君) 皿田
医療政策課長。
〔
医療政策課長 皿田敏幸君 登壇〕
○
医療政策課長(皿田敏幸君) それでは、順を追って説明をさせていただきたいと思います。
まず、府中市民病院の病床稼働率につきましては、御指摘のように外科手術ができなくなった昨年度から低下をしておりますけれども、この春から市長挨拶にもございましたように、整形外科医師が複数体制となったことに加えまして、7月から麻酔救急科の常勤医師が新たに着任されたことによりまして、府中市民病院で整形外科の手術が再開されております。これにより入院患者も増加傾向にある旨報告を受けておりますのでこれによりまして病床稼働率の上昇、またそれに伴う医療収益の改善に寄与することを期待しているところです。また、さらなる医療収益の確保につきましては、やはり医師の確保が欠かせませんので、医師確保につきましては県や他の医療機関などの協力をいただきながら、今後も病院と協力して進めていきますとともに、引き続き市としても必要な支援をしてまいりたいと考えております。
それから、サービス付き高齢者向け住宅の収支の件ですけれども、府中北市民病院のサービス付き高齢者向け住宅につきましては、家賃などの入居費用を府中北市民病院において徴収することとなっております。
なお、同施設の収支決算につきましては、その収支状況が把握しやすいものとなるよう、現在
病院機構のほうで検討中である旨報告を受けておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、府中市民病院の検診が減っているということですけれども、これの体制整備ということですけれども、市では検診受診者の増加に向けた取り組みを進めているところでございますけれども、府中市民病院においては現在診療体制の影響、消化器内科の医師の派遣が週2から週1に減っておりまして、こういった影響などにより検診の受け入れ者数の拡大が困難となっておりまして、非常に残念に思っているということです。市といたしましても、広島・岡山大学、両病院の医局への取り組みを中心に、府中市
病院機構と連携して検診体制の維持・拡大に向けた医師確保対策に取り組んでおりまして、こういった取り組みによりまして検診体制の充実を図る中で、受診者数の増加を図っていきたいと考えております。
それから、今後の財務状況をどう捉えているかということでございますけれども、府中市
病院機構の今後の財務状況につきましては、昨年度の外科の常勤医師の不在となった影響による収支の悪化、それから府中北市民病院建てかえ時の借り入れの元利償還に加えまして、府中市民病院の建てかえの際に発生をいたしました医療機器等の購入などによる借り入れの元利償還がここ数年ピークを迎えることになりますので、令和3年度までが厳しい状況になろうかと考えております。今年度の後半につきましても多少厳しいとは思うんですけれども、財務状況の改善につきましてはやはり医師の確保が一番大きなテーマになろうかと思っております。この医師確保につきましては、府中市民病院において、先ほどの整形外科の充実に加え、今月から婦人科医師が新たに常勤医師として着任される予定となっております。外科の影響による収益悪化に伴う財務状況につきましては、依然として厳しい状況にあり、決して楽観視することはできませんけれども、こういった医療体制の充実等による収益の増などが、今後財務状況に寄与してくれればと考えております。
それから、広報の件でございますけれども、市による
病院機構の広報活動の支援につきましては、これまでも市広報紙への病院情報や、各種イベントの掲載支援、報道機関に対する病院のイベント関係の情報等の提供、上下地区での有線放送などへの依頼などを市で行っております。御指摘のように市としても
病院機構における広報活動はもっと充実すべきであるという認識は持っておりますので、さらなる情報発信の取り組みを
病院機構に求めていくとともに、今後も必要支援できる広報活動については引き続き支援をしてまいりたいと考えております。
それから、災害時の事業継続計画の件でございますけれども、昨年の豪雨災害での被害を踏まえまして、災害発生時の患者の安全確保や円滑な患者受け入れの仕組みの構築は優先的に取り組む必要があると考えております。このため次期中期目標案におきましても、
病院機構において緊急時の職員対応マニュアルや、事業継続計画を策定して院内で周知徹底をすること。災害発生時を想定した対応訓練を実施すること。それから、ライフラインの確保等を検討するとともに、非常時に必要な備蓄を行うことなどを求めております。市といたしましても、これらに関連いたしまして支援などの必要がありましたら、前向きに検討をしていきたいと考えております。
〔
医療政策課長 皿田敏幸君 降壇〕
○議長(
加藤吉秀君) 以上で通告による質疑は終わりました。
これを持って質疑を終結し、報告を終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) これより、報告第13号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので発言を許します。
土井基司君。
〔9番議員 土井基司君 登壇〕
○9番議員(土井基司君) 続いて、報告第13号、
地方独立行政法人府中市
病院機構の業務実績に関する評価結果報告について質疑をさせていただきます。この12号と13号、どちらにどの質問をするかでなかなか難しいところがありまして、12号の質問をほとんど13号でもよかったんじゃないかなという気もしますけども、一応13号を別にして質問をさせていただきます。
1点ですが、経営戦略会議の成果が目に見えてこないという評価であります。評価委員会でもそのような声が出ていたわけでありますけども、では市としてはこの会議にどのようなことを期待しているのか、そのことについてお伺いしたいと思います。
○議長(
加藤吉秀君) 皿田
医療政策課長。
〔
医療政策課長 皿田敏幸君 登壇〕
○
医療政策課長(皿田敏幸君) それではお答えいたします。
現在の第2期の中期目標におきまして、市からは業務運営や財務管理の見直し及び効率化を進めることにより、財務内容の改善を図ることを
病院機構に求めておりますが、これに対する
病院機構の計画では、法人の事務局体制の整備によってその実現を図ることとされておりまして、経営戦略会議の開催による組織的な経営戦略機能の強化などを挙げられおります。しかしながら、当該会議におきまして、今後どのような取り組みを行うのかの検討や、その取り組みの成果がどうであったかといった分析結果などが明らかになっていないということから、そういった具体的成果が目に見えるような報告となるよう業務実績の評価において求めたということになります。また、この件につきましては、毎年のように評価委員会の場においても、委員会の御指摘をいただいているということです。
〔
医療政策課長 皿田敏幸君 降壇〕
○議長(
加藤吉秀君) 以上で、通告による質疑は終わりました。
これをもって質疑を終結し、報告を終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) 日程第33、請願の
委員会付託の件を議題といたします。
本日までに受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおり、所管の委員会に付託いたしたいと思いますので御報告いたします。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
加藤吉秀君) お諮りいたします。
議案調査のため、9月3日及び9月4日の2日間、休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、9月3日及び9月4日の2日間、休会することに決しました。
次回は、来る9月5日午前10時から本会議を開きます。
ただいま御出席の諸君には、別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。
本日はこれにて散会いたします。
午後0時3分散会...