府中市議会 2019-03-19
平成31年第1回定例会( 3月19日)
平成31年第1回定例会( 3月19日)
平成31年第1回
府中市議会定例会会議録
平成31年3月19日午前10時46分、
府中市議会定例会を
本市議事堂において再開した。
1 出席議員
1番 加藤吉秀 2番 芝内則明
3番 福田 勉 4番 森川 稔
5番 広瀬和彦 6番 安友正章
7番 岡田隆行 8番 楢﨑征途
9番 土井基司 10番 水田 豊
11番 加納孝彦 12番 山口康治
13番 本谷宏行 14番 三藤 毅
15番 加島広宣 16番
大本千香子
17番 田邉 稔 19番 丸山茂美
20番 棗田澄子
1 欠席議員
18番 橘髙尚裕
1 説明のため出席した者
市長 小野申人 副市長 村上明雄
教育長 平谷昭彦 総務部長 粟根誠司
参事 武田英三
健康福祉部長 九十九浩司
質疑に入り、委員から、「
貸付型奨学金をやめるかわりに
給付型奨学金にされることは検討されないのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「国が
給付型奨学金制度を創設するに当たり一番の課題だったのは、同世代における進学する者と就職する者の公平性であり、府中市規模の場合、公平性の面のバランスに欠け、この課題は払拭しにくい。さらに、1人
当たり最大400万円強になる金額を永続的に給付し続けることは財政的に困難と考える」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論に入りました。委員から、「
給付型奨学金の必要性は決して少なくない、
少子化対策、
人口減対策として
奨学金制度はこれからの施策として考え、検討をいま一度行うべきである」、さらに委員から、「
貸付型奨学金は残しておき、周知をしていくことが必要である」という趣旨の反対討論がありました。また、委員から、「
教育委員会では申し込みの状況や国の動向を踏まえ、数年来、検討してきている。全国的には給付型に動いているのが実態であると思うので、時流に沿った判断をすべきと考える。ただし、返還については体勢をとってもらいたい」という趣旨の賛成討論がありました。
採決の結果、本案は起立多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第26号、府中市
部課設置条例の全部改正について。
この件については、関連する議案第49号と一括して質疑を行っております。質疑に入り、委員から、「課の設置については、条例に載せず、各部ごとの文掌を書き込むスタイルに変更することになるが、課の設置をなぜ載せないのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「組織の改編を行うに当たっては
社会経済情勢の変化に迅速に対応する必要がある。行政課題や住民の多様なニーズに素早く対応し、機動的に展開することを目的としている。新設・改廃を行う際には、議員にはしっかりと説明するように考えている」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論に入りました。委員から、「今まで課の業務の内容まで規定していたものが部段階までの規定になる。議会の場で、課の業務の内容まで議論することが必要である」という趣旨の反対討論がありました。また、委員から、「この条例については、市長がチャレンジするための
体制づくりであり、議会から提言した防災・減災のための
体制づくりも含まれている。課の部分はどう動いていくかわからない部分があるが、私たちが知らないわけにはいかないと認識し、問題点については、議会から指摘させていただく」という趣旨の賛成討論がありました。
採決の結果、本案は、起立多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第28号、府中市行政財産の使用料に関する条例等の一部改正について。
質疑に入り、委員から、「
消費増税分の差額は一般会計に入るのか」という趣旨の質疑があり、担当係長から、「
行政財産使用料は施設の維持管理に財源として充当しており、増額後の使用料も同様にする」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論に入りました。委員から、「
消費税引き上げへの反対が55.4%という世論調査もあり、市民がどう考えているのか考える必要がある」という趣旨の反対討論がありました。また、委員から、「10月に消費税が上がるかどうかは国の判断することで、それに備えて準備する条例改正と理解している」という趣旨の賛成討論がありました。
採決の結果、本案は起立多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、ほか11件の議案については、審査の結果、起立全員をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、まことに簡略ではありますが、
総務文教委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
総務文教常任委員長 三藤毅君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、議案第2、4、5、6、8、29、30、31、32、33、34、35、43、45、46、47各号について、
厚生常任委員長の報告を求めます。
棗田委員長。
〔
厚生常任委員長 棗田澄子君 登壇〕
○
厚生常任委員長(棗田澄子君) 議長の御指名をいただきましたので、
厚生委員会に付託を受けました議案16件の審査の概要と結果を御報告申し上げます。
なお、審査内容につきましては、重立ったもののみ御報告させていただきます。
まず、議案第34号、府中市
こどもの国条例の一部改正について。
質疑に入り、委員から、「貸館のニーズはあるのか。
利用料金設定の際に、どのような協議がされたか。また、
指定管理者への影響はあるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「
グランドオープン直後の4月の利用者数は9,994人となっており、その後もコンスタントに維持しており、本年1月までの10カ月間で8万人を超える利用者となっている。ニーズについては、利用者の方から
キッチンカーを置きたい、研修室で大人の
バンド活動をしたいなどの声をいただいており、ニーズはあると判断している。利用料金の設定については、市民の方に入っていただいている、
こどもの国運営協議会で検討を重ねてきたものである。
指定管理者への影響については、利用料金の徴収について、若干事務量の増加は予想されるが、そのことについては
指定管理者との協議は済ませており、この業務の影響はないと考えている。また、行事への影響について、本来の児童館の目的で使用しているものや
指定管理者の主催行事については最優先とし、貸館は基本的にあいている時間帯に利用していただくものである」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は起立全員により原案とおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第4号、平成31年度府中市
介護保険特別会計予算について。
質疑に入り、委員から、「給付費が約1億8,000万円増加しているが、この伸びについての予測は
予定どおりと考えてよいのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「昨年度より保険給付の増加を大きく見込んでいる要因は、平成31年度中に
認知症対応型共同生活介護、
認知症対応型通所介護、定期巡回・
随時対応型訪問介護看護の三つの事業を1事業者ずつ整備することにより利用者の増加を見込んでいる。この事業は、前年度までの6期計画で整備ができなかったが、今年度からの7期計画で整備するものである。給付費の予測については、府中市では介護が必要と想定される75歳以上の高齢者が2030年ごろにピークを迎える。このことを踏まえると、想定の範囲として見込んだものである」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は起立全員により原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、そのほか13件の議案については、審査の結果、いずれも起立全員をもって、ほか1件の議案については、審査の結果、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと結しました。
以上、まことに簡略でありますが、
厚生委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
厚生常任委員長 棗田澄子君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、議案第3、7、12、13、23、36、37、38、39、40、41、44、48各号について、
建設常任委員長の報告を求めます。
山口委員長。
〔
建設常任委員長 山口康治君 登壇〕
○
建設常任委員長(山口康治君) 議長の御指名をいただきましたので、
建設委員会に付託を受けました議案13件の審査の概要と結果を御報告申し上げます。
なお、審査内容につきましては、重立ったもののみ御報告させていただきます。
まず、議案第12号、府中市多
機能拠点施設の
指定管理者の指定について。
質疑に入り、委員から、「2018年度1月末時点での
レジ通過者11万3,700人、売上高は1億3,000万円と前年同期を下回る状況、また、年間目標として
レジ通過者20万人、売上高2億5,000万円の達成が厳しい中で、公募もなく
指定管理者を継続して天満屋ストアとされる経緯について、納得のいく説明を伺う」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「外部委員を含めた府中市
指定管理者評価委員会でAからDの4段階評価でA評価となり、次回の
指定管理者選定時に
指定管理者候補者として指名することができるという規定がされている。そして、
指定管理者選定審査会を開催して、施設全体のマネジメントができる駅長の交代、催事に合わせたイベントの開催、産直部門の朝市開催、
レストラン部門は女性や若者向けのメニューの開発、物販部門では天満屋との連携などの提案があり、経営面での変化があらわれ、駅周辺の
集客力向上とオンリーワン、府中しかない道の駅として期待できると評価され、選定に至った」という趣旨の答弁がありました。
続いて、委員から、「府中市として道の駅への支援策について伺う」という質疑があり、副市長から、「設置者である市として、ハード面で視認性がないこともあり、
誘導サインや
案内サインの設置や道の駅の
アンテナ機能強化のため
プロモーションビデオの作成などで1,000万円予算計上を行う。これからの駅南側の一体的な構想として、
天満屋本体についても2階部分にネウボラの開設と合わせて、子育て世代を対象にした
魅力づくりを行い、顔づくりを進めていく」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は起立全員により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第3号、平成31年度府中市
公共下水道事業特別会計予算について。
質疑に入り、委員から、「
内水排水対策事業について、中須地区に
大型固定ポンプ2基の設置をするが、昨年の豪雨と同じ雨量で浸水しないのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「中須町西之町地区の浸水被害の要因として、降雨の状況、芦田川と砂川の水位と樋門の排水状況、
浸水エリアの確認などから検証を行うとともに、あわせて芦田川などの掘削や樹木の伐採により水位を下げるなどの総合的な対策を行い、1基
当たり毎分30立方メートルの排水能力がある
大型固定ポンプ2基を導入することで浸水被害を軽減できると考える」という趣旨の答弁がありました。
続いて、委員から、「1日400ミリ前後や1時間に30ミリ程度の雨が降り続くと、保水力を配慮して、この中須町西之町地区ではどの程度の排水量が必要か、分析されたのか」という質疑があり、担当課長から、「今後、降雨の状況、今後の河川の掘削などの状況などと合わせながら慎重に検討したい」という趣旨の答弁がありました。
続いて、委員から、「可
搬式ポンプ14基の導入について、その運用と管理方法について伺う」という質疑があり、担当課長から、「通常は市などの倉庫への保管を想定し、豪雨で芦屋川の樋門を閉鎖して内水が排水できなくなる栗柄、土生、目崎地区などで業者が搬入して操作するよう検討していく」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は起立全員により原案のとおり可決すべきと決しました。
なお、ほか11件の議案については、審査の結果、いずれも起立全員をもって、原案のとおり可決すべきと決しました。
以上、まことに簡略ではありますが、
建設委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
建設常任委員長 山口康治君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、議案第1、42各号について、
予算特別委員長の報告を求めます。
大本委員長。
〔
予算特別委員長 大本千香子君 登壇〕
○
予算特別委員長(
大本千香子君) 議長の御指名をいただきましたので、
予算特別委員会に付託を受けました議案第1号及び議案第42号について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。
この2件については、
今期定例会初日に提案説明を受け、同日設置された本
特別委員会に付託され、分科会を設け、審査区分に従って審査を行いました。
なお、議案第1号については、3月11日に総括質疑を行い、その後、分科会において審査をいたしました。審査の概要については、先ほどこの議場で行わた本
特別委員会において、各分科会の報告を受けたところでございます。
この各分科会の報告に対する質疑はなく、議案第1号の討論に入りましたところ、委員2名から反対討論が、委員2名から賛成討論が行われておりますが、その内容につきましては、先ほど行われました本
特別委員会において、皆様お聞きのとおりでございます。
議案第1号の採決の結果につきましては、起立多数により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
続いて、議案第42号の討論に入りましたところ、委員1名から反対討論が、委員1名から賛成討論が行われておりますが、その内容につきましても、先ほど行われました本
特別委員会において、皆様お聞きのとおりでございます。
議案第42号の採決の結果につきましては、起立多数により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
以上、まことに簡略ではありますが、
予算特別委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
予算特別委員長 大本千香子君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 各委員長の報告が終了いたしました。
ここで暫時休憩いたしますから、各
委員長報告に対する質疑及び各議案に対する討論のある諸君は、休憩中に
発言通告書を事務局へ提出願います。
それでは、暫時休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時09分 休憩
午前11時36分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
これより各
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、各
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第11号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第11号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第12号及び議案第13号、計2件について、一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第12号及び議案第13号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する委員長の報告は可決であります。
この2件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第12号及び議案第13号、計2件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第14号から議案第18号、議案第20号から議案第22号まで、計8件について、一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第14号から議案第18号、議案第20号から議案第22号まで、計8件を一括して採決いたします。
この8件に対する委員長の報告は可決であります。
この8件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第14号から議案第18号、議案第20号から議案第22号まで、計8件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第23号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第23号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第24号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
土井基司君、反対者。
〔8番議員 土井基司君 登壇〕
○8番議員(土井基司君) 議案第24号、府中市
修学奨学金貸付条例の廃止について、反対の立場で討論をさせていただきます。
奨学金というのは、進学の意思がありながら、経済的な理由で進学を諦めざるを得ない学生を援助するための制度だと思いますけども、貸付型につきましては、現在も社会問題になっておりますように、学生ローンと変わらない状態になっておりまして、本来の役割を果たさなくなってきております。また、返還にかかわる事務等も非常に煩雑であり、給付型に比べて、貸付型のほうが行政コストが高くなっているのではないかと感じているところであります。
そういう流れの中で、国や県のように、貸付型から給付型に移行すべきであると考えるわけでありますけども、今回の提案は、単に貸付型を廃止するだけの提案となっております。
奨学金については、子育て中の困窮家庭が増加しているという、さまざまな調査によって明らかになっていますけども、そういう社会情勢の中では必要とされる制度であると考えます。また、条件つきの奨学金として、
人口減対策としての活用も考えられ、条例の全部改正により、給付型の新設を図るべきだと思います。
委員会の報告にもありましたけども、奨学金の給付が同年代の学生に対して不公平ではないかという主張もありますけれども、それは進学を希望しながら、奨学金をもらってもなお進学がかなわないような困窮した家庭をつくり出している現在の国の経済政策の問題であって、これをもって不公平であるというのは本末転倒であると思いますし、また、進学希望と就職希望の学生を同列に扱って不公平であるというふうに論じるのも、教育の機会均等というものの考え方をはき違えた議論だと思います。ですので、給付型の新設を図る条例の全部改正を求めるという意味で、本案には反対をいたします。
〔8番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 次に、加納孝彦君、賛成者。
〔11番議員 加納孝彦君 登壇〕
○11番議員(加納孝彦君) 議長のお許しをいただきましたので、11番議員、創生会の加納孝彦が議案第24号、府中市就学奨学金貸付条例の廃止について、賛成の立場で討論に参加させていただきます。
委員会においては、
給付型奨学金の普及等による、ここ数年の奨学金の申し込み数の減少などについて説明を受けたところでございます。熟議の結果、実際の状況に合わせた判断を行われたものと判断をしているところでありますけれども、先ほど反対者が言われたように、給付型の新設については、この廃止とはまた別で提案をしていただければいいものと思っております。ただ、しかしながら、今回条例を廃止した場合においても、現在、貸付を受けられている方を含めて、返済については当分の間、続いてまいります。返済の手続を滞りなく行える体制は維持をしていただくことを附帯意見として申し上げまして、議案第24号に賛成いたします。
〔11番議員 加納孝彦君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 次に、岡田隆行君、反対者。
〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕
○7番議員(岡田隆行君) 日本共産党、岡田隆行でございます。議案第24号、府中市
修学奨学金貸付条例の廃止について、反対の立場で討論に参加いたします。
現在、府中市には、高校から措置されていないものの、大学・短大などへ進学する学生に対しては奨学金を貸与し喜ばれております。近年、募集に対しての応募数も減少しているとはいえ、子供の貧困化現象が続く中で潜在的な需要はあり、貧困対策としての価値は十分あると考えております。
府中市は、平成23年度から公立高校授業料の無料化に合わせて、高校生を対象にする奨学金を廃止をしています。継続して高校生も対象に支給している県内のほかの自治体に話を聞いてみると、授業料だけが保証の対象ではなく、生活費全般を応援するものとして高校生にも貸与しているとした上で、給付型のものとの併用もできるようにしたほか、定住要件もつくり、3年以上住めば、その後の返還は免除しているなどの取り組みがあり、こうした施策は住民に喜ばれているとの声が聞かれました。
高等教育無償化と称して、2020年から文部科学省が導入を、現在もそうですが、検討している給付型の奨学金もあるようですが、枠は、調べてみると2万人と該当生徒数100万人に対しては2%にしかなりません。広島県が来年度設置する大学等進学奨学金も、この国の動きと合わせて、2019年度末には廃止する方向と聞きました。
私たち日本共産党としては、次の3点を付して、府中市独自の奨学金の廃止に反対を表明します。
一つは、国の
給付型奨学金が軌道に乗るまでは、現在の府中市の
貸付型奨学金は維持し、子供の貧困対策の一助とすること。二つ目は、現在の大学や短大までの募集要件を高校生までに引き下げること。さらに3点目、現在の
奨学金制度の存在を該当の世帯にあらゆる方法を講じて広く知らせていくこと。この3点を付して、討論を終えます。
〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 次に、加島広宣君、賛成者。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 公明党、加島広宣でございます。
議案第24号、府中市
修学奨学金貸付条例の廃止について、賛成の立場で討論させていただきます。
この奨学金の制度でございますが、支給に要件というものがございます。経済的理由によりまして修学が困難な高校生や大学生などに対して奨学金を貸し付け、将来に有望な人材を育成する経済的な条件といったものを鑑みて貸し付けるものでございます。直近では、募集枠3名に対して1名採用との申込者であったと伺っております。こうして申込者も減少してきているということもお伺いしたところでございますが、国においても、教育の無償化への新制度としまして基本方針が出されております。高等教育の無償化で、低所得世帯の学生に対しても返済不要の
給付型奨学金といったものを進めているところでございます。全国的には、貸付ではなく、給付型という方向になってきているという状況でもございます。子育て世代から見ましても、貸付といった形よりは、返さなくてもいい給付型といったものがありがたいのかなと思っているところでもございます。
今回の府中市の奨学金貸付条例の廃止ということに対しては、賛成とさせていただきます。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第24号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第49号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第49号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第26号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
土井基司君、反対者。
〔8番議員 土井基司君 登壇〕
○8番議員(土井基司君) 議案第26号、府中市
部課設置条例の全部改正について、反対の立場で討論いたします。
行政組織というものは、執行機関である市長が円滑に業務を進めるための補助的な組織であり、内容に不満なところや不明なところはありますけれども、市長の裁量権を尊重するということで、内容について反対するものではありません。
議案の提案理由にもありましたように、地方自治法の第158条第1項では、市町村長はその権限に属する事務を分掌させるため、条例で必要な部課を設けることができるということが規定されております。これは、必ずしも課の設置を定めることを規定したものではありませんし、他市町では部設置までの規定がほとんどのようであります。ですが、逆に言えば、課までの規定を条例化することを禁止しているわけでもありません。市民にとってはどのような課が、どのような目的で、どのような業務を行うのかについて、公の場で議論することが望ましいと考えます。
議会には事前に説明をされるということでありますけども、どのような場であっても、非公開の場で行われている以上、それは密室の会議での提案にしか過ぎず、やはりこの議場で議論することが市民にとっては重要なことだと考えます。
また、小野市長におかれてはそういうことはないと思いますけども、こういうふうな条例になりますと、議会に全く相談することなく、市民にも諮る、協議することなく、条例でこのように決まって、課の設置は市長の裁量として決められていることだからということで、独断的な組織の設置をするという主張があらわれないとも限りません。昨今の全国的な傾向を見たときに、府中市も決して例外ではないと思います。
そういう危惧もあることから、課の設置を条例に明記していない、課の業務内容を条例に明記してない本案には反対をいたします。
〔8番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 次に、丸山茂美君、賛成者。
〔19番議員 丸山茂美君 登壇〕
○19番議員(丸山茂美君) 創生会の丸山茂美です。議長のお許しをいただきましたので、ただいま議題となっております議案第26号、府中市
部課設置条例の全部改正について、賛成の立場で討論させていただきます。
このたびの議会資料の中に、組織改正の基本方針、本市が目指すべき都市像、選ばれるまち府中市を実現するために、効率的、効果的かつ戦略的な組織体制への改正を実施するとなっております。この組織改正、住民から選ばれる、希望が持てる府中市になることと思っているところでございます。
新体制の案ですけど、内容を見ますと、今まで府中市が本気で取り込むことができなかった防災対策を主とした危機管理室、おくれている情報通信基盤整備の促進のために情報政策室、地域が抱えている問題解決のために地域振興課、また農業再生・発展のために農林課などなどの新体制を構築することになっています。どの組織を見ても、府中市の再生・発展のために必要であると思っているところでございます。
新体制におかれましては、市民生活が低下しないように、それぞれの組織が新年度計画されている重点施策、主要事業など目的達成に向け、協力連携して与えられた仕事をしっかり進めていたいただくことをお願いするとともに、議会といたしましても新体制の目標に向けての進捗状況、また成果等のチェックを強化しなければならないと思うところです。
このようなことを申し添え、
部課設置条例の全部改正により希望と笑顔があふれる府中になることを期待申し上げまして、この議案第26号に賛成といたします。
〔19番議員 丸山茂美君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第26号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第27号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第27号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
昼食のため、休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時59分 休憩
午後1時0分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
これより議案第28号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
岡田隆行君、反対者。
〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕
○7番議員(岡田隆行君) 日本共産党、岡田隆行でございます。議長の指名をいただきましたので、議案第28号、府中市行政財産の使用料に関する条例等の一部改正について、反対の立場で討論に参加をいたします。
なお、議案第35号、府中市病院事業の設置及び管理等に関する条例等の一部改正について、また議案第37号、府中市
道路占用料徴収条例等の一部改正についても同趣旨で反対ですので、議長の取り計らいをお願いいたします。
以上3件の条例改正は、10月から実施予定とされている消費税率10%の引き上げに伴い、利用料、使用料などの改定を行うものです。その影響額は、例えば議案第28号、府中市行政財産の使用料でも市民負担は20万円、そのほかの議案にある使用料、利用料の値上げも到底黙過できないもので、市民への負担がさらにふえます。
総括質疑の折にも申しましたが、新聞報道等でも景気動向は落ち込んだままであり、労働者の実質賃金も上がっていないなど、安倍首相の
消費税引き上げ判断の根拠は崩れています。
こうした状況のもとでの公共料金の消費税負担は、市民生活のあらゆる部門に係る
消費税引き上げに追い打ちをかけるものです。むしろ府中市は、
消費税引き上げを行わないよう政府に求めるべきです。
以上のことから、反対を表明して討論といたします。
〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 次に、福田勉君、賛成者。
〔3番議員 福田勉君 登壇〕
○3番議員(福田勉君) 議長のお許しをいただきましたので、3番議員、創生会、福田勉が議案第28号、府中市行政財産の使用料に関する条例等の一部改正について、賛成の立場で討論に参加いたします。
本議案については、10月に予定されております消費税の改正に合わせた準備のため行われるものであります。行政としては、民間を先導していく役割もありますし、この条例を府中市が否定した場合でも、現状、10月の消費税改正は行われる見込みとなっております。不要な混乱を避けるためにも、早目早目の整備を行っていく必要があると思います。
そういう観点から、議案第28号について賛成いたします。
また、この後、通告しております議案第35号、議案第37号についても、同趣旨のもとで賛成をいたします。議長において、よろしくお取り計らいくださいますようお願い申し上げます。
〔7番議員 福田勉君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第28号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第29号から議案第34号まで計6件について、一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第29号から議案第34号まで計6件を一括して採決いたします。
この6件に対する委員長の報告は可決であります。
この6件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第29号から議案第34号まで計6件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第35号の討論に入りますが、討論通告者の岡田隆行君、福田勉君はさきの議案第28号において、まとめて討論されましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより議案第35号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第36号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第36号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第37号の討論に入りますが、討論通告者の岡田隆行君、福田勉君はさきの議案第28号において、まとめて討論されましたので、これをもって討論を終結いたします。
これより議案第37号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第38号から議案第41号まで計4件について、一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第38号から議案第41号まで計4件を一括して採決いたします。
この4件に対する委員長の報告は可決であります。
この4件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第38号から議案第41号まで計4件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第1号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
水田豊君、反対者。
〔10番議員 水田豊君 登壇〕
○10番議員(水田豊君) 議案第1号、2019年度
一般会計予算について、反対討論を行います。
小野市長になってからの初めての予算編成です。その意気込みは、予算の説明資料等にもあらわれていますし、内容も市民の要望に配慮した事業、保育料無償化、
内水排水対策事業、高速情報通信基盤整備事業等も入っております。新市長の考えが反映された予算案になっており、丁寧な説明資料にも敬意を表するところでございます。
予算案の全てに反対というわけではありません。何点か納得しがたい点があり、また今後の財政運営に要望があり、反対討論といたします。お酌み取りをいただければ幸いでございます。
反対の理由の一つは、出産応援金の廃止でございます。廃止の理由を説明資料の中で、保育料等無償化の新規事業のところで説明をされています。保育料無償化で子育て世代への新たな経済的支援を図ることから廃止をする、こういう理由ですが、保育料の無償化と出産応援金の廃止というのが私にとっては結びつくものではございません。ちょっと理解ができないということです。
委員会等での答弁でも、今後はネウボラや幼児教育の無償化で妊娠・出産・子育てという切れ目のない方策を進めると答弁をされておられます。それなら、なおさら出産応援金を打ち切る理由はないと思います。これは、戸成前市長が行った施策であります。誰がやった政策だから反対、賛成ではなく、是々非々の判断をしていただきたい、こう思います。出産応援金は
少子化対策、
人口減対策のための決定打ではないにしろ、なくしてよいものでもないと思います。よって、反対をいたします。
もう一つは、三玉医院の整備でございます。この三玉医院に現在の北市民病院に隣接する保健センターを持ってくる、こういう案でございます。保健センターは、旧上下町時代に、ばらばら、縦割りだった福祉政策をまとめるために北市民病院の隣に持ってきたという経過がございます。何らかの病気やけがで病院を受診する人たちが病院に併設された保健センター、地域包括ケアセンターですぐに説明を受けることができ、必要な事務手続を一カ所で行える、そのために隣接をした、こういうものでございます。それをなぜ今になって引き離すのか、これも理解ができません。
上下町民会館での説明会でも、参加された住民の方からも意見が出ておりました。そして、この構想は誰と相談したのかという質問に、医師会と相談をしたと答弁されております。相談されるのは結構なことでございまして、これがどうのこうのということではございませんが、住民の皆さんとも十分意見をしていただきたいと思います。幸い、この実施設計は来年度にずれ込んで、今現在、まだがちがちに決まっているものではないと答弁をいただいております。連携強化を図るとされている町内会との意見交換も十分に行っていただいて、その上で進めていただきたい、こういうふうに思うところでございます。
さて、反対理由の主な点は、今後の財政運営にあります。戸成前市長は身の丈に合った市政の実現、災害に強いまち、子育て支援を中心に住みたくなるまちにするとの考えを表明されておりました。身の丈に合った市政の実現というところに、大型投資事業は積極的には推進しないというような考えがあったかに思います。小野市長におかれましては、そういった財政運営から再び転換しようと考えられていると思います。ところが、その財源でございますけども、昨年度末の財政調整基金が40億円のところ、この予算案に附随して出された中期財政見通しでは、4年後の2023年度末には6億2,000万円となると、こういうことでございまして、当面、推し進める市政の財源が、皮肉にも前市長時代にふえた財政調整基金に、当面、その財源を求めなければならないというふうになっているということでございます。各種歳入の伸びが望めない中、貯金の取り崩しか、あるいは市債、借金をするしかないという府中市財政からは、投資、したいことがたくさんありますが、あれもこれもできるというものではない。その優先順位を決める作業は、直接、市民生活にかかわる大変重要かつ市長にとっては心労を伴うものだと推察いたします。厳しい府中市財政を踏まえた上、さらに市民要望、府中市の活力を得る政策を推進される中で、市長におかれましては、十分に市民の意見を聞き、議会全体との意思疎通を図られ、今後の財政運営を予算に反映されることを要望いたしまして、私の反対討論といたします。
〔10番議員 水田豊君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 次に、加納孝彦君、賛成者。
〔11番議員 加納孝彦君 登壇〕
○11番議員(加納孝彦君) 議長の御指名をいただきましたので、議案第1号、平成31年度府中市
一般会計予算について、賛成の立場で討論に参加させていただきます。
数年前に、この府中市は消滅可能性都市の一つとして挙げられております。このまま何もしなければということであったように記憶しておりますけれども、にもかかわらず、戸成前市長におかれましては、ほとんど何もしてこなかったというのが実際のところであろうと考えております。
その中で、先ほども反対討論がありましたけれども、財政調整基金は40億円を超えるところまで、20億円を積み上げられたというところでありますけれども、今回の小野市長の思いが詰まった施政方針をお聞きし、府中市が変わっていける可能性について共感を覚えるし、希望を持った予算であると判断をしております。限られた財源の中でやりたくてもできない事業もあったかと思うわけでありますけれども、編成された新年度予算をしっかりと執行していただきたいと思っております。
また、個別の、おおむね賛成するという反対討論でしたけれども、出産応援金についても、そういった判断の中で、生まれたときだけじゃなくて、生まれる前から子育ての段階における支援をしていくために、応援金については苦渋の決断をされたのだと思っておりますし、三玉プロジェクトにおいても、子育てから高齢者の健康福祉における一大拠点として、上下を輝かせる一つの政策になるのではないかと期待もするところであります。
また、
予算特別委員会のほうでは、消費税に関連するものも討論をされておりました。この件につきましては、先ほども議案のほうでの討論もありましたように、国の政策であり、10月に予定されております10%への引き上げに備えての予算ということで含まれているものと考えており、本議案は消費税10%への引き上げの賛否を問うものではないということを申し上げ、賛成といたします。
〔11番議員 加納孝彦君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 次に、岡田隆行君、反対者。
〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕
○7番議員(加納孝彦君) 御指名をいただきましたので、日本共産党、岡田隆行が議案第1号、平成31年度府中市
一般会計予算について、反対の立場で討論を行います。
本予算は、小野市長のもとで編成された最初の通年予算となります。政府予算は、2019年10月からの消費税率10%を前提として組まれています。社会保障費は、自然増分を6,000億円を4,800億円に圧縮する一方で、軍事費は5兆2,574億円にもなり、安倍政権下で7年連続の増額、過去最高を更新しました。福祉は削り、軍拡を進めるものとなっています。
当予算の最大の問題は、消費税10%を強行しようとしていることです。増税の影響を緩和するために、軽減税率やポイント還元、プレミアム商品券などの対策を行いますが、5兆7,000億円の増税をするために、6兆円の対策をする政府のやり方に対して、本末転倒との批判が集中しています。消費税の増税は日本経済を低迷させ、国民に一層の生活困難をもたらすものです。
さきの個別議案の採決の折にも述べさせてもらいましたが、府中市の行政財産の使用料あるいは府中市の道路占用料など、最大の問題点は予算案全般に
消費税引き上げが組み込まれていることであります。
また、子育てを大切にされる小野市政の施策として子育て支援が上げられていますし、私も大賛成です。しかし、残念ながら、その最初の段階である出産における位置づけの低下を指摘せざるを得ません。これは、先般の討論にもありましたけれども、問題は、出産応援金の支給を2019年、来年度9月までとし、それ以降の予算措置を講じていないことにあります。その廃止の理由を保育料無償化で子育て世代への経済的支援を図ることから、平成26年10月から実施している出産応援金を平成31年9月30日をもって終了するとされています。私が11日の総括質疑の中でもるる述べさせていただきましたが、妊娠期から出産期、子育て期までの切れ目のない支援というなら、新設するまでもなく、現在維持をして、しかも市民から喜ばれているこの出産応援金を廃止せず、子育ての最終段階である高校、大学における奨学金の貸与・支給も府中市として取り組んでいけば、どれほど子育て支援になることでしょうか。これがひいてはIターン、Uターン、定住に大きくつながっていくと確信をいたします。
予算の中には、昨年7月豪雨の災害対策復旧事業などが抜本的に強化されている点、ICT都市府中の実現ということで、情報通信基盤整備による市民活動や企業活動支援として光通信網も今まで届いていなかったエリアにまで広げていくという点、さらにはシティプロモーションとしてテレビやラジオなどのメディアは積極的に使って府中市を発信していくなど、評価できる点も多々あります。また、小中学校の普通教室に空調設備を2学期初めまでに設置することも市民に歓迎されております。子供は府中市の宝、お年寄りは地域の守り神、よく言われることですが、切れ目のない子育て支援に加え、子供たちの健康・安全を最大限守っていこうとしておられることに敬意を表します。当然のことながら、計上された予算の大部分は市民生活全般を支える有用なものであり、理解できますが、さきに述べた消費税等諸点の重さを鑑み、予算案に反対を表明して、討論といたします。
〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、加島広宣君、賛成者。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 公明党、加島広宣でございます。
議案第1号、平成31年度府中市
一般会計予算について、賛成の立場で討論させていただきます。
さきにもありましたけども、平成31年度府中市の
一般会計予算の総額は215億2,000万円となっております。既に総括質疑、委員会、分科会におきまして議論し尽くされたところでもございますが、今議会初日に、市長説明要旨におきましても、小野市長の決意や熱い思いといったところをお伺いさせていただいたところでもございます。府中市の強みを徹底的に磨き上げ、希望と笑顔があふれるまちづくりの実現を目指すため攻めの予算といったことでございます。また、創生会と公明党での市長提言への多くの予算計上をしていただいたとも考えております。
先ほど来、一方では大盤振る舞いのような大型予算ではという声もございますが、出産応援金につきましても、これは出産時の一時的金的なものでもございます。保育料等の無償化といったことで、3歳児から5歳児までの保育料が無償になるなど、保護者に対する負担軽減になっていると感じるところでございます。
上下町の町なかにあり、トイレなどで多くの方にも利用されていた十里堂の辻広場といったものがございますが、当時、これは2,350万円を投じ、整備、活用されていた場所でもございます。今回、廃止、解体ということになるわけでございますけども、決してこれが無駄な投資だったとは言いませんが、施設の長寿命化といった中で、このような投資はやはり考えるべきではないかと感じたところでもございます。
観光ビジョンが作成されるということもございます。角倉邸のリノベーションの整備も行われるようになっておりますが、こちらも賃貸契約という形ではなく、行政としてしっかりと土地を購入されて、本腰を入れて運営がされるというような、十里堂と同じようなことになることのないように、これは言っておきたいなと思っております。
上下町の観光を考えるに、やはり宿泊施設が重要なことも、一般質問でも多くの方が言われておりました。こうしたことは、やはり十分検討していただいて、研究も行っていただきたいと思っております。府中市全体のPRも当然行っていただきながら、全体の奉仕となるような取り組みもお願いしたいと思っておりますが、市民の要望をかなえる、今回の多くの予算でございます。各事業、たくさんの事業があるわけでございますが、そうした各事業の進捗であったり、いわゆるKPIといったものを明確にしていただきながら、結果にコミットした取り組みになるように、そして市民の収入がふえ、さらにはまた府中市の税収もふえていくことを願って、本予算に対して賛成をさせていただきます。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第1号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第2号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第2号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第3号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第3号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第4号から議案第6号まで計3件について、一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第4号から議案第6号まで計3件を一括して採決いたします。
この3件に対する委員長の報告は可決であります。
この3件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第4号から議案第6号まで計3件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第7号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第7号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第8号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第8号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第42号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
水田豊君、反対者。
〔10番議員 水田豊君 登壇〕
○10番議員(水田豊君) 議案第42号、平成30年度府中市
一般会計補正予算(第7号)について反対討論を行います。詳しくは、午前中、
予算特別委員会で申し述べたとおりでございまして、繰り返しては言いませんが、病院機構への5,000万円の補正については、補助金を出すことについてはやぶさかではございませんが、今、病院経営が迎えている事態に対し、その重要性を認識して、経営の抜本的な見直し策、医師の招聘に対する努力と市民も議会も納得のいく、そういう方策を出していただいた上での支援にすべきではないかということが1点でございます。
もう1点は、午前中では言いませんでしたが、桜が丘団地の助成金についても、この補正予算については、これまで通年より多くの助成金が計上されているということでございます。桜が丘団地の問題についても、病院経営と同じでございまして、4年後の2023年度までに国からの無利子融資と民間からの融資の借金を返す計画だということになっていまして、返す分だけ売れればいいんですけど、売れない場合には市が負担すると、そういう方針でございますけども、このことについては、この桜が丘団地の計画そのものについての真摯な反省、それから総括等が必要だと思います。漫然と、これも売れなかった、足りなかった、だけども国に借金は返さなくちゃいけない、足りないものは税金で出すというのは、これまた、私は安易過ぎるのではないかと。この点も、真摯に考えていただきたいということでございまして、この
一般会計予算については反対をいたします。
〔10番議員 水田豊君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、本谷宏行君、賛成者。
〔13番議員 本谷宏行君 登壇〕
○13番議員(本谷宏行君) ただいま議題にのぼっております議案第42号、平成30年度府中市
一般会計補正予算(第7号)について、賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。
まず、地方独立行政法人府中市病院機構運営費特別交付金5,000万円に関してでございますが、病院事業業務内容等について、毎年、市長が評価された上で、評価委員会において意見を聞かれると、そういった意見を聞いた上で運営をされているものでございます。また、平成31年度には、毎年の、先ほども言いましたように、市長が評価されたものを評価委員会がさらに評価をするということに加えて、この4年に当たる中期計画を見込んだ業務実績について、評価委員会から評価を聞くように、こちらのほうは法律で決められているということでございます。こういったことから、もちろん病院機構への繰り出しについては慎重に検討されるよう意見を付して、賛成をさせていただきたいと思います。
もう1点、先ほど桜が丘についての反対討論もありましたが、こちらについては、平成31年度
一般会計予算にも計上をされておりますが、桜が丘団地子育て支援モデル販売事業等にも取り組まれる予定になっておるようでございますので、やはりこちらのほうも真摯に、真剣に販売については取り組んでおられるということを評価して、あわせて賛成をさせていただきます。
○議長(加藤吉秀君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第42号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第43号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第43号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第44号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第44号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第45号及び議案第46号、計2件について一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第45号及び議案第46号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する委員長の報告は可決であります。
この2件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第45号及び議案第46号、計2件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第47号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
水田豊君、反対者。
〔10番議員 水田豊君 登壇〕
○10番議員(水田豊君) 議案第47号、平成30年度府中市
病院事業債管理特別会計補正予算(第2号)について、反対討論をいたします。
この議案は、工事の着工がおくれている府中北市民病院の4階をサ高住、サービス付高齢者向け住宅にするための工事費用を翌年度に繰り越すというものでございます。このサービス付高齢者向け住宅を北市民病院の4階に設置をすることについては、2年前2017年、平成29年12月の設計業務委託費用の際にも反対をいたしました。
反対の理由は、地方独立行政法人の病院経営はいまだ赤字なのにもかかわらず、なぜ新規住宅事業を北市民病院の4階で始めるのか、その理由がわからない。経営がうまく運べばいいが、うまくいかなかったときにはどうするのか、そうしたときに誰が一体責任をとるのか。結局、市民の税金で賄うという事態にはならないのか、そういう心配がある。事業の採算性を厳しく事前に検討する必要がありましたが、聞き取り調査程度の調査だったのではないかということ。
それから、2番目には、あいている4階の有効利用ということです。これは、あいているんだからやればいいじゃないかというと、非常に耳ざわりはいいんですけども、そもそも北市民病院の4階の療養病床を廃止せざるを得なかったというのは、看護師不足が原因だったわけでございます。看護師が募集しても来てくれない、このままでは夜勤の体制が組めない、そこでやむなくベッドを縮小するしかないということで、4階の療養病床を廃止、3階の急性期病床のみの60床となって今現在に至っているということでございます。経営改善のために4階の療養病床を廃止したのではありません。実際、療養病床廃止の影響で赤字が翌年拡大したという答弁もいただいておるところでございます。今必要なのは、サ高住の導入ではなく、医師・看護師の確保と地域の安心・安全を守るための病院経営の安定化こそ必要だと思います。
3番目に、サ高住の提案は唐突だったということがございます。住民は何も知らされておりませんでした。市民病院の変更にかかわる重大な問題を地元の町民が全く知らないうちに推し進めようとしていた、そういうことについて反対でございました。説明会を開いて、時間的余裕を置いて、住民の理解を得たと言える段階で提案するのがあるべき行政の姿ではないかと思っております。こうした考えは今も変わっておりません。
加えてその後、住宅にお住まいの方と病院の患者、入院患者とか外来患者の皆さんとの感染の問題が提起されましたけども、現在のところ、病院の内部対応で対応できる、別口のエレベーターをつけるという考えはないということでございました。この工事そのものはもう始まっておるわけですが、私としては、今言った理由で、この繰越明許には反対をさせていただきます。
〔10番議員 水田豊君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、本谷宏行君、賛成者。
〔13番議員 本谷宏行君 登壇〕
○13番議員(本谷宏行君) 議案第47号、平成30年度府中市
病院事業債管理特別会計補正予算(第2号)について、賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。
まず、サ高住の整備についての御意見、反対討論もあったと思うんですが、こちらについては、府中市病院機構が経営に寄与するということを判断されたものでもあります。また、唐突に出てきたというような反対討論もありましたが、
厚生委員会のほうでは随分いろいろ協議をさせていただいたところであります。十分いろんな協議を実際させていただいていたと思います。
また、サ高住の整備については、先ほどもありましたが、もう既に決定をされて、工事にも入っているところでございます。また、もちろん感染症対策、これは非常に重要なことは十分理解をしておるわけではございますが、現在、北市民病院で運用されている、そういう病院の感染症対策をそのままこちらのサ高住のほうにも準拠するような形で運用されるということでありますので、そういったことを含めまして、この議案第47号には賛成をさせていただきます。
〔13番議員 本谷宏行君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第47号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤吉秀君) 起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第48号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第48号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) この際、日程第47、議案第19号及び日程第48、議案第25号を一括議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、楢﨑征途君は除斥の対象となりますので、退席を求めます。
〔8番議員 楢﨑征途君 退席〕
○議長(加藤吉秀君) これら2件について、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
三藤委員長。
〔
総務文教常任委員長 三藤毅君 登壇〕
○
総務文教常任委員長(三藤毅君) 議長の御指名をいただきましたので、
総務文教委員会に付託を受けました議案第19号及び25号、計2件の審査の概要と結果を報告申し上げます。
この2件については、関連する議案第14号から18号、20号から22号と一括して質疑を行っております。
委員から、「整理方針に基づく財産区の認可地縁団体への移行について、進捗状況及び今後の見通しはどうか。また、今回の移行の経過はどのようなものか」という趣旨の質疑があり、担当係長から、「今回提案している財産区を含めると、平成24年2月の整理方針策定当時の50財産区中14の財産区が認可地縁団体に移行したことになる。地元の財産は地元で有意義に使っていただくため、今後も認可地縁団体への移行について、啓発に努めていく。今回の移行は昨年4月に父石町の町内会長から相談があり、移行までの手続の流れやスケジュールについて、市と地元で協議を重ねた結果、7月に九つの財産区が移行について同意し、12月に町内会を区域とする父石町財産管理会が設立されたことにより議案を上程したものである」という趣旨の答弁がありました。
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、起立全員により、これら2件の議案はいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、まことに簡略ではありますが、
総務文教委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
総務文教常任委員長 三藤毅君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 委員長の報告が終了いたしました。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時49分 休憩
午後1時49分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより議案第19号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第19号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより議案第25号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第25号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時50分 休憩
〔8番議員 楢﨑征途君 復席〕
午後1時51分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
日程第49、発議第1号、
府中市議会委員会条例の一部改正についての件を議題といたします。
加納孝彦君から提案理由の説明を求めます。
加納孝彦君。
〔11番議員 加納孝彦君 登壇〕
○11番議員(加納孝彦君) 議長の御指名をいただきましたので、ただいま発信をいたしました発議第1号、
府中市議会委員会条例の一部改正について、議案提案者を代表して御説明いたします。
府中市議会委員会条例の一部を改正する条例案を次のとおり提出いたします。
平成31年3月19日、提出者、府中市議会議員、本谷宏行、三藤毅、森川稔、土井基司、加島広宣、楢崎征途、加納孝彦。
2枚めくっていただきまして、提案理由について。
府中市
部課設置条例(平成6年府中市条例第1号)の全部改正に伴い、所要の整備を行うため、この条例案を提出するものであります。
施行期日は、平成31年4月1日でございます。
以上、よろしくお願い申し上げます。
〔11番議員 加納孝彦君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて提案理由の説明を終結いたします。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時52分 休憩
午後1時53分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
これより発議第1号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、発議第1号については委員会付託を省略することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより発議第1号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより発議第1号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 日程第50、意見書案第1号、
国民健康保険に国庫負担の増額を求める意見書の提出についての件を議題といたします。
楢﨑征途君から提案理由の説明を求めます。
楢﨑征途君。
〔8番議員 楢﨑征途君 登壇〕
○8番議員(楢﨑征途君) それでは、発信します。
意見書案第1号、
国民健康保険に国庫負担の増額を求める意見書。
国民健康保険制度は、国民で被保険者が約3,300万人おられます。国民の4人に1人が加入しており、国民皆保険の医療制度の重要な柱となっております。
府中市の国保加入者の1人当たりの収入の平均値を見ると、年間約64万円と低く、協会けんぽ加入や組合健保に比べ、保険税への負担感が大きくなっています。実際、国保税の滞納世帯は、広島市が20%、府中市が5.6%、広島県内平均でも14.3%と、収納率の悪化が懸念されております。また、国保の広域化に伴い、昨年度、3,400億円の財政支援を行いましたが、安定経営にはほど遠い状況でありました。全国知事会・同市長会・同町村会においては、国保の定率国庫負担の増額を国に要望し続けております。2014年には公費を1兆円投入し、協会けんぽ並みの負担率にすることを求めております。
以上の趣旨から、国においては、下記事項につき早急に措置を講じられるよう強く要望します。
記1
国民健康保険税引き下げのため、国庫負担を増額すること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
平成31年3月19日、広島県府中市議会、加藤吉秀様。
提出者、府中市議会議員、三藤毅、水田豊、加島広宣、楢崎征途。
以上です。
〔8番議員 楢﨑征途君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて、提案理由の説明を終結いたします。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時57分 休憩
午後1時57分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
これより意見書案第1号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、意見書案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより意見書案第1号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより意見書案第1号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 日程第51、意見書案第2号、
農林水産物・食品の
輸出力強化を求める意見書の提出についての件を議題といたします。
加島広宣君から提案理由の説明を求めます。
加島広宣君。
〔15番議員 加島広宣君 登壇〕
○15番議員(加島広宣君) 議長のお許しをいただきましたので、意見書案第2号の提案説明をさせていただきます。
農林水産物・食品の
輸出力強化を求める意見書の提出について。
地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「
農林水産物・食品の
輸出力強化を求める意見書」を別紙のとおり提出するものです。
平成31年3月19日、府中市議会議長、加藤吉秀様。
提出者、府中市議会議員、三藤毅、水田豊、楢崎征途、加島広宣。
政府は2019年までに
農林水産物・食品の輸出額を1兆円に増大させ、その実績を基に、新たに2030年に5兆円の実現を目指す目標を掲げている。そのような中、2012年に4,497億円だった輸出額は2017年には8,071億円と順調に推移しており、直近の2018年の輸出額も目標の1兆円に限りなく近づくものと期待されている。
世界中で日本食ブームの中、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことも契機として、内外の食市場を積極的に取り込み、所得の向上に結び付けるため、国内外において日本食・食文化への理解をより確固なものとし、日本の
農林水産物・食品の強みを生かせる市場を国内外に創造していく必要がある。
そのため、2016年に政府がとりまとめた「農林水産業の
輸出力強化戦略」に基づき、農林漁業者や食品事業者のチャレンジや創意工夫が一層引き出され、意欲的な取り組みが行われるべく、政府においては下記の項目を実現するよう強く要望するものです。
1 市場情報の一元的な把握、集約、提供を行うとともに、輸出に関する相談体制の強化や生産者が直接輸出できる販売ルートの確立、海外ニーズとのマッチング支援、輸出先国の検疫等に対応した栽培方法や加工技術の確立・導入を行うこと。
2 共同輸送の促進等を通じた出荷単位の大口化、最新の鮮度保持技術の普及促進・新規技術開発等により、効率的で低コストな物流体制の構築を図ること。
3 動植物検疫等輸出先国の輸入規制等の緩和・撤廃に向けた輸出環境の整備を行うとともに、生産・加工集荷拠点、物流拠点、海外拠点におけるハード面でのインフラ整備や、制度・手続面の整備・改善など輸出サポート体制の整備等、ソフト面でのインフラ整備を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。
よろしくお願いいたします。
〔15番議員 加島広宣君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) これにて提案理由の説明を終結いたします。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後2時3分 休憩
午後2時3分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
これより意見書案第2号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております意見書案第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、意見書案第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) これより意見書案第2号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより意見書案第2号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 日程第52、
所管事務調査の報告についての件を議題といたします。
総務文教常任委員会、厚生常任委員会及び建設常任委員会の各委員長から、委員会が行った
所管事務調査について報告したい旨の申し出がありましたので、これを認めます。
なお、各委員会の
所管事務調査の報告書は、タブレットに配信しておりますので、御参照ください。
まず、総務文教常任委員会、
三藤委員長。
〔
総務文教常任委員長 三藤毅君 登壇〕
○
総務文教常任委員長(三藤毅君) 議長のお許しをいただきましたので、平成30年度の総務文教常任委員会の
所管事務調査の報告をさせていただきます。
これよりお手元のタブレットへ資料を配信いたします。
最初に、委員会開催の経過について御報告いたします。
今年度は合計18回開催し、調査を進めてまいりました。
6月18日開催の委員会では、今年度の調査項目を協議し、行財政改革、歴史的遺産を生かしたまちづくり、スポーツ振興、防災対策の4点を設定し、それぞれの項目について調査研究を進めてまいりました。
また、9月27日には管内視察を行い、学校等の8施設の現状や課題を把握し、12月議会において中間報告として、学校施設設備の整備等について、予算措置など、市に具体的な対応を求めてきたところであります。
次に、本年1月22日から24日にかけて行った行政視察について御報告いたします。
歴史的遺産を生かしたまちづくりについては東京都府中市へ、公共施設再配置の取り組みについては神奈川県秦野市へ、
文化財をテーマにしたVR展示については株式会社凸版印刷日本ギャラリーへ、多目的グランドの整備については埼玉県ふじみ野市へ、防災については東京消防庁池袋都民防災教育センターへ、課題解決のため、それぞれの視察先に参り、研修等を受けた結果、所期の目的を達成することができました。
事業概要感想については、配信資料記載のとおりでございます。
次に、事務事業評価について御報告いたします。
本委員会では、消防・防災対策事業、市内企業と地方移住希望者のマッチング事業、備後国府跡確認・整備・活用事業、英検チャレンジ・府中市グローバルキャンプ事業、スポーツ施設環境改善事業、以上の5事業を抽出し、評価を行った結果、市内企業と地方移住希望者のマッチング事業については抜本的な見直しの上、継続、それ以外の事業についてはいずれの事業も一部見直しの上、継続すべきとし、意見を付して、来年度の予算編成への反映を求めて、市長に対し提言をいたしました。また、昨年度行った事務事業評価の提言に対しての進捗状況の報告を受けました。
最後に、
所管事務調査を踏まえ、次のことについて市に具体的な対応を求めます。
まず、行政改革について。公共施設の更新問題は自治体が抱える時限爆弾という認識のもと、秦野市では平成21年に公共施設白書を作成し、その後年度ごとに改定をしておられました。こうした白書を現在までに作成した自体は約370あり、広島県では呉市を初め、7自治体で作成しておられます。
府中市においても、白書を作成するなど具体的な取り組みを行うよう求めます。
次に、歴史的遺産を生かしたまちづくりについて。備後国府跡の史跡指定を受け、地域の歴史を後世に伝え、観光資源としていかに活用していくかが重要であり、保存活用計画の策定を受けて、国府のまちを実感できるような案内看板や道路標示の整備充実が引き続き望まれるところであります。特にQRコードやVRなどの最先端デジタル技術を応用した取り組みは、多くの方に関心を持ってもらうことが期待できると考えます。教育研究機関や地域おこし協力隊などとも連携し、デジタル技術の応用も含め、普及宣伝活動を推進されるよう求めます。
また、土生町の歴史民俗資料館については、今年度の調査結果を踏まえ、有効な活用策について、具体的検討を進められることを求めます。
さらに、以上の取り組みが実現可能となるよう、組織体制の整備を求めます。
次に、スポーツ振興について。市民からもスポーツ施設の充実を求める意見が多く上がっている中で、スポーツ振興計画に沿った環境整備は計画的に行われるよう求めます。中でも要望書が提出されているサッカー場の整備については、将来の財政負担が少ない人工芝の多目的グラウンドとしての整備が有効であると考えます。財源については、民間活力や振興くじ等の有効活用を検討されるよう求めます。
終わりに、防災対策について。近年頻繁に発生する大きな自然災害に対して、災害に強いまちづくりは市の喫緊の重要課題と考えます。土砂災害防止や河川のしゅんせつ工事などのハード面の対策も重要でありますが、地域の高齢化が急速に進展する中、住民の防災意識の向上と地域自主防災組織の充実を図ることが重要であります、特に、南海トラフ地震の発生が懸念される中、地域住民全てが予測される災害に対して危機意識を持たなければ、災害に強いまちづくりはできないと考えます。自分の命は自分で守るということを住民に徹底するとともに、もしものときの防災行動力を身につけるためにも、防災士などの地域の防災リーダーの育成が急務であります。現在、市内70町内会ありますが、20数名の防災士しかいない状況であります。府中市においても、早急に独自に防災大学を開設するなど、防災士の育成に努められるよう求めます。
また、昨年4月の豪雨災害を教訓として、市の危機管理体制においても横断的な組織体制を整備されることを求めるものであります。
以上、まことに簡略ではありますが、総務文教常任委員会における
所管事務調査の概要を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
総務文教常任委員長 三藤毅君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、厚生常任委員会、
棗田委員長。
〔
厚生常任委員長 棗田澄子君 登壇〕
○
厚生常任委員長(棗田澄子君) それでは、平成30年度の厚生常任委員会の
所管事務調査の報告をさせていただきます。
お手元の資料にございますように、平成30年5月16日には正副委員長を互選し、閉会中の継続調査の申し出を行い、その後、合計16回にわたる委員会を開催し、調査を進めてまいりました。
6月19日には、今年度の
所管事務調査事項を地域共生社会の実現について、地域医療の確保について、
少子化対策・子育て支援について、以上の3項目と決定し、調査研究を行うことといたしました。
7月5日、健康政策室及び長寿支援課から調査事項に対する説明を受け、同日、府中北市民病院、湯が丘病院、ポムポム、子育て支援センターへ管内視察を行うことを決定し、7月27日に実施をいたしました。
8月22日には、府中市民病院へ管内視察を行いました。同日、7月豪雨災害に伴う課題や意見について、所管に係る項目について取りまとめを行いました。また、各委員が行った事業事務評価をもとに、委員会としてのまとめを行い、12月議会では事務事業に対する提言を行いました。
2月19日には、新年度に向けて執行部から説明を受け、同日、これまでの
所管事務調査をもとに、執行部へ提言する内容を協議いたしました。
3月13日には、平成29年度
所管事務調査の提言に対する進捗状況について、執行部から説明を受け、平成30年度
所管事務調査報告の内容を決定し、本会議で報告する旨を議長に申し出ることを決定いたしました。
行政視察につきましては、視察先を静岡県藤枝市、愛知県春日井市、愛知県豊田市と決定し、平成30年10月31日から11月1日にかけて行いました。
静岡県藤枝市では“健康・予防日本一”ふじえだプロジェクトについて、愛知県春日井市では妊産婦ケアさんさんルームについて、愛知県豊田市では地域自治振興システムについて研修いたしました。詳しくは、お手元の資料を御参照願います。
事務事業評価については、議員が事業の目的や内容、事務量等を確認し、その成果を妥当性・有効性・効率性などの観点から、その問題点などを明らかにするため、評価作業を実施いたしました。
本委員会では、食育拠点施設こもれび、医療体制確保事業、女性IT技術者の移住促進PR事業、生活支援体制整備事業、認知症総合支援事業、以上の5事業を抽出し、評価を行った結果、女性IT技術者の移住促進PR事業は単年度事業であるため、事業評価のみを行い、食育拠点施設こもれびは(事務事業の統廃合など)抜本的な見直しの上で継続、その他の事業は、いずれの事業も一部見直しの上、継続すべきとし、意見を付して、来年度の予算編成への反映を求め、市長に対し提言をいたしました。
最後に、これまでの
所管事務調査や行政視察を踏まえ、次のとおりまとめております。
(1)地域共生社会の実現。
住民の福祉ニーズの多様化と少子高齢化が進み、公的な福祉だけに頼るのではなく、地域に暮らす人たちが共に支えあう社会にしていこうという地域共生社会の実現が求められています。
ア、住みなれた地域でできるだけ長く暮らし続けることができるように、医療・介護・福祉・行政・地域の多職種連携の充実を図られたい。そのための協議の場やタブレット等の活用も含め、情報の共有化がリアルタイムで可能になる連携のシステムづくりを進められたい。
イ、国の示す協議体構想にとらわれることなく、現実の地域の生活圏域でのニーズ把握と、地域での生活支援コーディネーターづくりと活用の具体的な計画を策定されたい
ウ、日常的に地域の課題やニーズを把握し対応するための部署を設置されたい。
(2)地域医療の確保。
府中市病院機溝の医師数は、独法発足以来減り続けています。とりわけ外科医は府中北市民病院のみならず、府中市民病院でも常勤医師が不在となり、一般外科手術ができないなど、病院としての機能や病院収益にも深刻な影響を与えております。地域医療を守るためには、機構や行政、住民が一体となって支えていく
体制づくりが望まれます。
ア、医師不足解消のため、地元出身医師の招へいや、広島大学ふるさと枠、岡山大学地域枠からの派遣の活用を図られたい。
イ、医療育成奨学金貸与事業を引き続きPRの強化を行い、圏内で初期研修を受ける
体制づくりなど環境整備を図られたい。
ウ、医師の業務負担軽減のため、医療補助者の配置などを進められたい。
エ、湯が丘病院の建てかえについては、長期的な視点から医師確保の見通し、患者数の推計を精査し、建てかえの場所や規模を検討されたい。
オ、府中市病院機構の現状と目標を年2回市民に説明する機会を設けられたい。
(3)
少子化対策・子育て支援。
3月議会において、保育料の無料化や府中市版ネウボラの計画が提示されております。出産から子育てへの切れ目ない支援が進むものと考えられますが、府中市では産科、小児科の機能が十分整っていないのが現状で、医療面での不安が残っております。
ア、今後、府中市版ネウボラの計画を包括的かつ確実にスピード感をもって実施されたい。
イ、産科・小児科の体制について、医療圏域の中で連携を深められたい。
(4)組織体制。
高齢者、障害者、子供についての課題に対し総合的に対応するため、機構改革の推進や部課も含め横断的に協議できる場を設置されたい。
この4点を市に具体的な対応を求めるものとして提言させていただきました。
以上をもちまして、厚生常任委員会の平成30年度
所管事務調査の報告といたします。
〔
厚生常任委員長 棗田澄子君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 続いて、建設常任委員会、
山口委員長。
〔
建設常任委員長 山口康治君 登壇〕
○
建設常任委員長(山口康治君) それでは、平成30年度建設常任委員会の
所管事務調査の報告をさせていただきます。
6月20日、今年度の
所管事務調査について協議をいたしました。産業振興、観光振興、農業振興についての3項目に決定し、現状や課題について把握するため、各委員が3班に分かれて調査研究を行うこととしました。
7月3日、上下町観光資源、桜が丘団地、道の駅びんご府中、ぐるっとバス乗車、キテラスふちゅう及び環境センター建設予定地の管内視察を行いました。
8月27日、豪雨災害に対する提言書の
建設委員会が所管する事項について取りまとめをいたしました。
10月5日、議会による事務事業評価を最終決定し、本会議で報告する旨を議長に申し出ることにいたしました。
11月20日から21日、一泊二日で福岡県直方市、佐賀県鹿島市へ行政視察を行いました。
年が明けまして、平成31年2月14日、府中市農業委員会と意見交換会を行いました。
平成29年の事務事業評価でございますが、(1)地域農業振興支援事業、現状のまま継続すべき、(2)ものづくり産業販路開拓事業、一部見直しの上、継続すべき、(3)老朽危険建築物除却促進事業、現状のまま継続すべき、(4)都市再生整備計画事業、一部見直しの上、継続すべき、(5)地籍調査事業、一部見直しの上、継続すべきという結果になりました。
所管事務調査を終えて行政に具体的対応を求める事項。
(1)産業振興について。府中市がものづくりのまちとして再生するためには、中小企業の振興が急務となっている。地域の経済活動を活性化させるため、府中市が主導して市内事業者や産業支援機関である府中商工会議所・上下町商工会に働きかけ中小企業振興条例を制定すること。中小企業振興条例を制定する中で、三位一体の産業支援推進組織を構築し、産業振興に対する明確なビジョンとアクションプランを立て実行すること。とりわけ、事業者の生産性向上を図るため、事業者の試験や製品開発をサポートする「ものづくり中核施設」の誘致を進めること。
(2)観光振興について。観光振興を推進していく基本方針である観光ビジョンの策定に当たっては、長期的なビジョンについて示していただく中で、短期的には達成目標数値と時間軸を明確にした実現可能な目標とすること。さらに、ビジョン策定後は、旧府中地区と上下地区の連携を強化した組織で、仕事を明確化して稼ぐ観光事業の推進を行うこと。
(3)農業振興について。平成30年7月豪雨災害の災害復旧と農業復旧については緊要の課題であり、早期に完了させること。鳥獣被害対策や農地集約についても、補助金等の見直しを含めさらに強化していくこと。6次産業化に向け、農業生産者、加工業者などが商品開発から販路拡大が図れるよう、拠点施設と専門スタッフによるサポート体制の構築をすること。新規就農者へのサポート・施設など支援の充実と、農業に興味を持たせる教育への取り組みなどを行うこと。
執行部におかれましては、こうした課題があることを十分認識され、今後の施策に取り組みをしていただきたいと思います。
以上をもちまして、建設常任委員会の平成30年度
所管事務調査の報告といたします。
〔
建設常任委員長 山口康治君 降壇〕
○議長(加藤吉秀君) 各報告に対する質疑は、議会運営委員会の決定により省略いたします。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後2時27分 休憩
午後2時31分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。
以上で、今期定例会に付議された案件は全て議了いたしました。
これにて平成31年第1回
府中市議会定例会を閉会いたします。
午後2時31分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成 年 月 日
府中市議会 議 長
府中市議会 議 員
府中市議会 議 員...