府中市議会 > 2018-08-06 >
平成30年第4回臨時会( 8月 6日)

  • 愛媛県(/)
ツイート シェア
  1. 府中市議会 2018-08-06
    平成30年第4回臨時会( 8月 6日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    平成30年第4回臨時会( 8月 6日)              平成30年第4回府中市議会臨時会会議録  平成30年8月6日午前10時0分、府中市議会臨時会本市議事堂において開会した。 1 出席議員      1番  加藤吉秀       2番  芝内則明      3番  福田 勉       4番  森川 稔      5番  広瀬和彦       6番  安友正章      7番  岡田隆行       8番  楢﨑征途      9番  土井基司       10番  水田 豊      11番  加納孝彦       12番  山口康治      13番  本谷宏行       14番  三藤 毅      15番  加島広宣       16番  大本千香子      17番  田邉 稔       18番  橘髙尚裕      19番  丸山茂美       20番  棗田澄子 1 欠席議員   なし 1 説明のため出席した者   市長          小野申人   副市長         村上明雄   教育長         平谷昭彦   総務部長        粟根誠司   参事          武田英三   健康福祉部長      九十九浩司
      建設産業部長      若井紳壮   教育部長        石川裕洋   人事秘書課長      浅野昌樹   総務課長        小寺俊昭   企画財政課長      豊田弘治   健康医療課長      岡田宏子   地域福祉課長      岡田武司   監理課長        河本幹男   まちづくり課長     杉島賢治   整備保全課長      河毛茂利   上水下水道課長     掛江賢治   産業振興課長      池田弘昭   環境整備課長      伊吹公雄   教委総務課長      大和庄二郎   学校教育課長      門田雄治 1 事務局及び書記   事務局長        赤利充彦   議事係長        山路英利   主任          小林正樹 1 議事日程   日程第1 会期の決定について   日程第2 会議録署名議員の指名   日程第3 議案第59号 専決処分の承認を求めることについて(平成30年度府中市一              般会計補正予算(第3号))   日程第4 議案第60号 平成30年度府中市一般会計補正予算(第4号)について   日程第5 議案第61号 平成30年度府中市水道事業会計補正予算(第1号)について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時0分 開会・開議 ○議長(加藤吉秀君) これより平成30年第4回府中市議会臨時会を開会いたします。  ただいまから本日の会議を開きます。  この際、平成30年7月豪雨災害から1カ月を迎え、この災害により犠牲となられた方々の御冥福を祈り、あわせて広島市に原爆が投下されて73年を迎え、原爆死没者の慰霊のために謹んで黙祷をささげます。  一同、御起立をお願いいたします。  黙祷。                   (黙祷) ○議長(加藤吉秀君)お直りください。御着席願います。  本日の議事は、お手元に配付しております議事日程表により進めたいと思います。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時2分 休憩                午前10時6分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  日程第1、会期の決定についての件を議題といたします。  今臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は、本日1日間と決定いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において、森川稔君及び加島広宣君を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) この際、日程第3、議案第59号「専決処分の承認を求めることについて(平成30年度府中市一般会計補正予算(第3号))」から、日程第5、議案第61号「平成30年度府中市水道事業会計補正予算(第1号)について」までを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  粟根総務部長。             〔総務部長 粟根誠司君 登壇〕 ○総務部長粟根誠司君) おはようございます。  それでは、本臨時会に提案いたしております議案3件につきまして説明を申し上げます。  まず、議案第59号、平成30年度府中市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の承認を求めることについて及び議案第60号 平成30年度府中市一般会計補正予算(第4号)について、被災情報などを含め、資料を使って説明を申し上げます。  なお、議案第59号につきましては、7月の豪雨により被災した市民の応急救助及び公共施設等の復旧に係る予算を増額する必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、専決処分したものでございます。  それでは、説明資料2ページを配信いたします。  7月6日から続きました、これまで経験したことがないような豪雨により、府中市も甚大な被害を受け、土石流や河川の氾濫により2名のとうとい命が奪われましたほか、市内各所で浸水、土砂崩れ、道路の寸断などが発生し、市民生活企業活動等に深刻な影響を及ぼし、現在も完全復旧には至っておりません。ごらんのように、7月27日時点の数字でありますが、お亡くなりになった方がお二人、家屋の全壊3棟、床上浸水34棟、床下浸水190棟、道路・橋梁49カ所、河川等25カ所、農業施設等472カ所、農作物が4.13ヘクタール、避難者の方々は7月7日が最大でございまして、24カ所の避難所に1,055人が避難をされまして、類を見ない大規模災害となりました。  このような状況を踏まえまして、7月5日付で本市が災害救助法被災者生活再建支援法の適用を受けますとともに、7月27日には激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律に基づきまして、激甚災害と指定をされたところでございますが、今後、国や財政支援を余すことなく活用いたしまして、早期の復旧に努めてまいりたいと考えております。  次に、このたびの災害の発生以降の対応状況について、3ページをごらんください。  災害警戒体制につきましては、7月6日の17時15分に災害対策本部を立ち上げ、災害状況の把握に努め、避難所を開設いたしました。また、市民の皆様にも自主的に避難所の開設をいただきまして、早目の対応をしていただいたことに感謝を申し上げるものでございます。  生活支援、復旧・復興については、相談窓口の開設、災害ごみの収集・運搬、被災した住宅・農業施設土木施設の状況調査、保健師の避難所への派遣等を迅速に行いましたほか、市独自の支援策として、中小企業災害支援策や敷地内の土砂・がれき等の撤去について実施することを決めました。  また、宮城及び宮城県内の市町から延べ64人の職員に駆けつけていただきまして、災害相談窓口被害状況調査、健康調査などの御支援をいただきました。改めて感謝を申し上げる次第でございます。  今後は、復旧・復興や生活再建を加速化させるため、府中市独自の災害見舞金制度の創設、幹線道路や生活道路の早期復旧、農家の再建支援などに取り組んでまいりたいと思います。  次に、補正予算の概要について説明申し上げます。4ページをごらんください。  災害対応補正予算は、被災した市民の応急救助市民生活企業活動再建支援に2億8,115万円、被災した公共施設等の復旧に10億4,607万9,000円、あわせて13億2,722万9,000円を7月補正予算につきましては発災時の緊急対応として7月9日付で専決処分を行っております。  5ページをお開きください。  被災した市民の応急救助市民生活企業活動再建支援についてでございます。7月補正予算で避難所の設置、水や食料の確保など、発災直後の応急支援のため、4,835万円を計上いたしておりますほか、災害ごみの収集・運搬のため、4,080万円を計上いたしました。また、8月補正予算では、市の独自支援策として、先ほど申し上げました③の中小企業者小規模事業者向け災害復旧支援、④の敷地内土砂がれき等の撤去などの経費を計上いたしております。  ③について、別紙資料を配信いたします。  府中市中小企業等災害復旧支援事業につきましては、平成30年7月豪雨により被災されました中小企業者小規模事業者事業活動の継続、早期復旧及び被害負担の軽減を図ることを目的に新たに創設するもので、4,000万円を計上いたしております。支援策として、機械・装置等の購入費用や修理費用の一部を補助いたします。なお、購入の場合は、新規のものが対象となります。支援の額は、機械・装置等の購入に係る費用は補助率を2分の1とし、1事業所当たり150万円を上限といたします。修理については補助率を10分の7とし、1事業所当たり50万円を上限といたします。なお、購入分と修理費分を併用することも可能といたしております。また、既に機械・装置等を購入または修理されておられましても、被災した日までさかのぼって適用いたすことといたしております。中小企業者小規模事業者の皆様におかれましては、ぜひこの制度を御活用いただき、早期復旧されることを願っておるところでございます。  説明資料の5ページに戻り、配信をいたします。  ④の敷地内の土砂がれき等の撤去でございます。これは自助・共助による対応が困難なケースに対し、早期生活の再建、公衆衛生上の観点から1,000万円を計上いたしております。  また、⑤の災害援護資金貸付金では、このたびの豪雨で住宅の全壊や半壊の被害を受けられた世帯の生活立て直しのための貸付金として1億4,200万円を計上いたしております。  6ページをお開きください。  被災した公共施設等の復旧についてでございます。これについては既に着手いたしておりますが、7月補正予算で⑥の府中明郷学園の復旧のため、1億4,705万1,000円を初め、農林水産施設公共土木施設応急復旧に必要な重機等借上料など、それぞれ9,000万円を計上いたしておりますほか、浸水した中須グラウンドの復旧のため、179万9,000円を計上いたしております。  7ページをごらんください。  ⑩竹田池の復旧に係る経費として2,000万円、⑪農林水産施設の復旧のため3億20万円、⑫公共土木施設の復旧のため3億720万円、⑬都市下水路の復旧のため587万5,000円を計上いたしておりますほか、⑭被災した河佐峡と三郎の滝の復旧に277万9,000円、荒谷封鎖地の復旧に7,774万8,000円、階見植物公園駐車場のり面の復旧に300万円、消防団の車両の修繕のため42万7,000円を計上いたしております。今後、新たに被災箇所などが確認される場合も想定されますので、復旧等に必要な予算がさらに必要となる可能性もあることをあらかじめ御承知おきいただければと思います。  8ページをお開きください。  一般会計の状況(款別内訳)でございますが、一番下の合計額の四つ上にございます繰入金について、7月補正で2億1,707万5,000円、8月補正で2億2,079万6,000円を計上いたしております。これらは、いずれも財政調整基金からの繰入金でございます。  次に、議案第61号、平成30年度府中市水道事業会計補正予算(第1号)を配信いたします。  それでは、2ページをごらんください。  第2条、収益的収入及び支出について。  支出の部、第1款、水道事業費用でございますが、既決予定額が6億8,025万6,000円、補正予定額が380万円の増額とし、計6億8,405万6,000円でございます。これは第1項の営業費用を380万円増額するものでございます。  次に、3ページをごらんください。  府中市水道事業会計補正予算の実施計画(第1号)を掲げております。  収益的収入及び支出では、水道事業費用営業費用のうち1目原水及び浄水費について300万円を補正いたしております。これは7月の豪雨で河川水位が上昇したため、水中ポンプが大量の砂や異物を吸い込んでおり、これを引き上げてオーバーホールするために必要な経費を増額するものでございます。  次に、2目配水及び給水費について、80万円補正いたしております。これは、市道出口本山線の崩落により水道管が露出しており、不安定な状態にありますので、仮設管で応急対応する経費として増額するものでございます。  4ページに予定キャッシュフロー計算書、めくっていただきまして、5ページから6ページには予定貸借対照表を掲載いたしておりますので、後ほど御参照ください。  以上で被災状況並びに災害対応補正予算についての説明を終わります。どうか慎重に御審議の上、全て原案どおり御承認いただきますようお願い申し上げまして、提案説明を終わります。             〔総務部長 粟根誠司君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これにて提案理由の説明を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) これより議案第59号の質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  丸山茂美君。             〔19番議員 丸山茂美君 登壇〕 ○19番議員(丸山茂美君) 議長のお許しをいただきましたので、19番議員、丸山がこのたびの補正予算に対しまして質疑を行わせていただきます。  このたび、先ほどから言われているように、府中市においても大変な甚大なる被害が発生しております。また、比較的災害の少なかった地域、また大きな被害、甚大な被害を受けた地域もございます。災害については、それぞれ認識が多少は異なると思いますが、この災害については官民一体となって早急に復興・復旧させなければならないと思っているところです。  この臨時議会においては余り質問するなと言われていますけど、私は、被害を受けた方、多くの被害が発生した地域のためにも何点か質問させていただきます。  まず、議案第59号、一般会計補正予算(第3号)は専決処分ですけど、この中で教育施設災害復旧費1億4,885万円について、関係するだろうと思うことを質問させていただきます。  この予算は、府中明郷学園の7月豪雨による浸水被害復旧費だと思います。当学園においては2度目の浸水被害を受け、大変残念に思うところです。しかし、この災害の復旧に向けて、多くの関係者などにより懸命なる復旧活動をされたことに心より敬意を表するとともに感謝を申し上げる次第でございます。  さて、このたびの災害で一番被害を受けたのは、何と言っても、何の責任もない子供たち、児童・生徒です。子供たち大変ショックを受けていると思います。1学期末、夏休み前に2週間以上の長期にわたる臨時休校、1学期がまだ終わっていません。今後、子供たちのケアを含め、防災意識の向上に向けた教育が必要ではないかと私は思います。これについて、お考え、計画があればお聞かせください。  また、休校による授業時間のおくれについてはどのように考えておられるのか、お聞かせください。  あわせて、復旧工事費1億2,070万円の予算についてですけど、工事内容、予算の内訳について、先ほど説明がなかったようでございますので、もう少し詳しく説明していただきたいと思います。
     次に、同学園の浸水対策事業についてお聞きしておきます。  府中明郷学園は、皆さんも御存じのように、平成21年から22年にかけ、四つの小学校、二つの中学校が統合し設立されています。統合前に、我々議会といたしましても、2年近くにわたり、統合に関する問題、校舎の改修とか改築はもちろんのこと、遠距離通学に関すること、通学路の安全対策、特に学校が川沿いのため、浸水対策等いろいろと議論を重ねております。特に浸水対策については、過去、御調川は洪水で非常に大きな被害が出ております。近年では、昭和60年と平成10年の大水害により多くの被害が発生しております。平成10年には、当時の第三中学校も浸水しております。学校統合後、二度と浸水被害があってはならないということで、浸水対策についてはここでしつこく、何回にもわたりいろいろと質問し、また要望しております。これに対する最終答弁の一部でありますけど、「芦田川の合流点から1.2キロメートル区間については、河川改修を計画しています。この計画によりJR福塩線の鉄道橋がかかる地点では、川幅が現在の倍近く拡幅されることになるとお聞きしております。」この答弁をお聞きし、ひとまずは学校への浸水については安心していたわけでございますけど、あれから10年近く経過するわけですけど、川底の土砂等については何回か撤去されていると思いますけど、浸水対策については何一つ進んでいないと思います。これについては、議会のチェックの責任もあろうかと思いますけど、ちょっと考えてみれば、統合ありきの答弁ではないかと思うこともあります。なぜ浸水対策が前進しなかったのか残念でなりません。  河川は、国・広島の管理となっていますが、災害・被害を受けるのは府中市です。今後は、府中市が先頭に立っていただき、国または広島と連携を図りながら、御調川の浸水対策を早急に進めていく必要があると思います。改めて、市のお考えをお聞きします。             〔19番議員 丸山茂美君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 門田学校教育課長。            〔学校教育課長 門田雄治君 登壇〕 ○学校教育課長門田雄治君) このたびの7月豪雨災害府中明郷学園浸水災害復旧作業に際し、学校関係者、保護者、消防団、また地元地域の皆様方など、多くの皆様方の御支援、御協力に対しまして、この場をかりて、まずもってお礼を申し上げます。大変ありがとうございます。  さて、先ほど議員御質問の一番被害を受けたのは子供たちである、今後、ケアを含めた防災教育についてという御質問でございますけれども、子供たちが事故や災害に遭遇した場合、心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDと称される状態などが誰にでも起こり得るケースとして懸念されるところでございます。とりわけ心のケアにつきましては、初期段階では症状が目立たない場合、また症状が一旦は軽減した後に長期化するといった場合もございますので、専門家と連携した支援体制が必要となります。  このたびの7月豪雨につきましては、学校の初期対応としては、まずは児童・生徒の安全確認を行い、次に学校施設、そして通学路の被災状況を把握した後、7月11日には市内全ての学校にスクールカウンセラーへの相談の道を開くように指導したところでございます。このような教育支援スピード感をもって、しかも見落とすことなく機能するためには、ふだんからの学校の危機管理と地域連携が大変重要となっております。  府中明郷学園におきましても、約2週間の臨時休業中、学校の復旧を地域の皆様、また保護者のボランティア、そして消防団の皆様などが引き受けてくださり、その間に学校の先生方が地域に出向いて子供たちへの声かけや学習支援を行う、そういったことを学校の災害復旧の中心に置いてくださいました。そのことにより、子供たちの細部の変化をこの2週間の中でも見逃さない、そういったサポートができたととらえております。  今後、地域防災と学校防災をさらに関係づけ、児童・生徒一人一人がまずは自分の身の安全を確保すること、そして地域とともに生命を守る行動を瞬時に選択し、たとえ長期にわたる災害の中にあっても希望を失わない防災教育を進めてまいりたいと考えております。  また、議員御心配の授業時数の確保についてでございますが、府中明郷学園では、8月6日、本日、全校登校日を行い、子供たちも無事登校していると聞いております。そして、8月20日以降の夏季休業中の約10日間に授業を実施することで、おくれていた授業については回復できる見通しをPTAと連携して伝えているところでございます。そして、このたびの困難を比較的早い段階で越えられるよう協力をいただいているところでございます。            〔学校教育課長 門田雄治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 大和教委総務課長。            〔教委総務課長 大和庄二郎君 登壇〕 ○教委総務課長大和庄二郎君) 教育施設災害復旧費の工事費の内訳という御質問でございます。  その前に、まず府中明郷学園の浸水等の被害状況について、若干報告をさせていただきます。  御調川の増水等による府中明郷学園浸水状況でございますが、主な箇所となりますが、東グラウンドの川側約1メートル50センチ、校舎側約1メートル10センチ、後期課程用の第1体育館でございますが床上約70センチ、中央棟職員室廊下あたりでございますが床上約15センチ、一番東にあります東棟の技術棟でございますけど、床上約43センチ、東棟の教室内につきましては床上約40センチという状況でございます。また、汚泥等の堆積状況でございます。乾燥した時点についての状況でございますけども、後期課程用東グラウンドでございますが約12センチから15センチ、テニスコート約7センチから8センチ、グラウンドの校舎側約12センチ、前期課程用西グラウンドでございますが約2センチから3センチというような汚泥の堆積状況でございました。  この浸水被害に対しまして、緊急の復旧工事等に係る事業費としまして、災害復旧工事費1億2,070万円のうち、府中明郷学園に係るものにつきましては1億2,000万円を計上させていただいているものでございます。  内訳についてでございますが、重立ったものとしまして、1点目、第1体育館の改修工事費6,000万円、これにつきましては床の張りかえ、汚泥清掃・消毒、壁の張りかえ及び建具等の改修等に係る経費でございます。  2点目でございます。東西グラウンド復旧工事費1,500万円、堆積汚泥の撤去、真砂土の搬入、整地等でございます。  3点目でございます。グラウンド周辺等フェンス復旧工事費でございます。1,500万円、撤去取りかえ修繕等、約300メートルを予定いたしております。  4点目でございます。東棟1階復旧工事費1,300万円、これは技術室を含む4部屋の床の張りかえ、汚泥撤去・清掃・消毒、壁の改修等でございます。  5点目でございます。防球ネット等復旧工事費としまして500万円、撤去取りかえ等でございます。重立った工事費の内訳については以上でございます。            〔教委総務課長 大和庄二郎君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 杉島まちづくり課長。            〔まちづくり課長 杉島賢治君 登壇〕 ○まちづくり課長杉島賢治君) 御調川におけます洪水対策について答弁をいたします。  御調川につきましては、広島によりまして御調川広域河川改修事業を現在、進めていただいているところでございます。この計画は、議員おっしゃったように、芦田川の合流点から1.2キロメートル上流へ向けての調査を行ってきております。この区間を整備するためには、JRの鉄道橋、市が管理をいたします僧殿橋、梅の木橋、これらの橋のかけかえが伴います。  これまでの間、広島とJRによる鉄道橋のかけかえの協議に時間を要しております。平成28年から29年にJRによる鉄道橋の概略設計が完了いたしております。これによりまして、平成30年、ことしの3月に関係住民への御調川河川改修にかかわる事業説明会を実施しております。今年度は、用地取得のための用地測量を実施し、平成31年から用地取得完了後、鉄道橋のかけかえをするために、まず最初に行う市道の僧殿橋のかけかえ工事に着手する予定となっております。ただ、この7月豪雨によりまして、今年度の用地測量作業が若干おくれが生じるとは聞いておりますが、広島としましては、全体行程に変更なく事業を推進すると伺っております。  今後、芦田川の合流点から400メートル上流までを重点的に整備するように計画をされております。この区間につきましては、30年に一度の降雨確率に対して安全に流せる断面、現在の川の断面が毎秒330トンを流すものを毎秒720トン流れる断面に改修する計画となっております。  広島により実施していただきます御調川の河川改修事業と国土交通省により実施していただく芦田川の整備とあわせて両方が整備され、安心して暮らせるまちとなりますよう、国・と連携を図りながら、早期整備に向けて取り組んでまいりたいと考えます。            〔まちづくり課長 杉島賢治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) それでは、続きまして水田豊君。              〔19番議員 水田豊君 登壇〕 ○10番議員(水田豊君) 続いて、議案第59号の質疑をいたします。  専決処分で4億1,800万円を補正されているということです。また、次に議案第60号で補正予算がありますが、専決処分補正予算の違い、基本的なことをお聞きするんですけども、既に支出してしまった額が4億1,800万円という理解でよろしいのかということでございます。これからの事業に関しては補正予算でやるということだろうと思うんですけども、それが1点。  それと、4億1,800万円の中に、歳入において国庫支出金、支出金の補正がございます。国・からお金をいただいたということだろうと思うんですけど、好きに使っていいというものではないと思いますので、それぞれの事業として、根拠があって、これだけのお金が繰り入れられているんだろうと思うんですが、その事業は何なのかということでございます。  また、支出金は国からのお金で、ありがたいということで、指定された事業以外には使えないんだろうと思うんですが、そのことを改めてお聞きいたします。              〔19番議員 水田豊君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 豊田企画財政課長。            〔企画財政課長 豊田弘治君 登壇〕 ○企画財政課長(豊田弘治君) それでは、まず専決処分補正予算の違いということで、既に支出したのが専決処分、これからが補正予算という御質問だったと思うんですけども、先ほど提案説明の中でも申しました今回の専決処分につきましては、まず緊急、すぐ応急的に市民の方等に対応すべきもの、それから公共施設につきましても、緊急、すぐ対応するものを専決として上げているものでございます。お金の面で言いますと、もちろん支出したものもございますし、これから実際に支払うというのもございますので、そういった区分ではないことを御理解いただきたいと思います。  そして、8月に組んでおります補正予算(第4号)につきましては、もちろんこれからですけども、公共施設の復興に向けての予算というものを中心に組ませていただいておるものでございます。  それから、議案第59号の国庫支出金・支出金につきまして、この内容でございます。それぞれ、予算書、議案に書いてあるとおりと言えばそうなんでございますけども、土木災害復旧費負担金、国庫負担金ですね、それから公立諸学校建物其他災害復旧費負担金、国庫支出金につきましてはこの2件、そして衛生費の補助金という三つございます。  土木災害復旧費につきましては、補助率が約3分の2ということで、その名のとおり、道路ですとか、そういったものの災害復旧費に使うものとなっております。  それから、公立諸学校建物其他災害復旧費負担金の補助率も同様で3分の2でございますが、これは先ほど答弁がありました府中明郷学園の復旧工事に充てるものとなっております。  そして、国庫補助金として、衛生費補助金で災害等廃棄物処理事業費補助金は2分の1でございますが、これは被災ごみの収集・運搬といったものに充てるということになっております。  それから、の負担金として、民生費負担金で災害救助費負担金は10分の10という補助率でございますが、これは災害救助法に指定をされまして、それに基づく物資の調達、障害物等の除去、住家の応急修理、それから学用品の給付・給与といった経費に充てるものでございます。  そして、もう1件、災害復旧費の補助金、農業施設現年発生災害復旧事業費補助金は農地、それから農業施設で多少率は異なりますが、約2分の1から65%といった率でございます。これは、その名のとおり、農地・農業施設の復旧事業ということで充てておるものでございます。先ほど申しました、いずれも応急的な措置というものに議案第59号、補正第3号は充てておるものでございます。また、議案第60号ではその後の大きな工事に別途、歳入も上げておるところです。  そして、指定された事業以外に使えるのかという御質問がありましたが、その対象の事業に充てるということになっておりますので御理解いただきたいと思います。            〔企画財政課長 豊田弘治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 水田豊君。              〔19番議員 水田豊君 登壇〕 ○10番議員(水田豊君) 既に支出したお金の額ということではなくて、応急的・緊急的な事業に対するお金の増額が、これから払うものも含めて、専決処分だという説明でございまして、よくわかりました。  ・国の繰り入れといいますか、出していただいたお金等についての割合はお聞かせいただきましたが、府中市だけではなく、広島の対応に対するこうした支出金、補助金の出し方みたいなものはあるんでしょうか。              〔19番議員 水田豊君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 豊田企画財政課長。            〔企画財政課長 豊田弘治君 登壇〕 ○企画財政課長(豊田弘治君) 今おっしゃいました国・それぞれの補助率によって申請を行って、それぞれに対して入ってくるということで、通常のルール的な部分ということで今計上させていただいております。            〔企画財政課長 豊田弘治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 次に、土井基司君。             〔9番議員 土井基司君 登壇〕 ○9番議員(土井基司君) 議長の許可をいただきましたので、議席番号9番、市民クラブの土井基司が質問させていただきます。  今回、被災された方の生活再建につきましては、一刻も早く果たされるよう願っておるところであります。  2点、質問を通告しておりますけども、まずは専決で行われる今回の補正予算と、議案第60号で上がっております補正予算について、緊急対応の度合いの違いということが予算を編成される時期の差につながっているかとは思いますけども、その辺で、どういう基準に基づいて振り分けられているのかということであります。例えば、農林水産施設応急復旧ということでいきますと、7月と8月はどういう差があるのかということについてお伺いしたいと思います。  2点目が、多くの被災ごみが発生をしていると思いますが、その種別といいますか、内訳、可燃ごみ、埋め立てごみ、いろいろあると思いますけども、大体どれぐらい見込まれているのかについてお伺いをいたします。             〔9番議員 土井基司君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 豊田企画財政課長。            〔企画財政課長 豊田弘治君 登壇〕 ○企画財政課長(豊田弘治君) それでは、先ほども申しました7月と8月の仕分けといいますか、判断基準といいますか、具体的なものではなく、全体的な話を私からさせていただきます。  先ほど、議員も質問の中でおっしゃったとおりで、7月につきましては、とにかく被災をした市民のとりあえず応急、本当に切羽詰まった状況を打破するといった費用を中心に上げておるというものでございます。そして、再建につながる土砂の撤去といったものを上げておるものでございます。  そして、8月につきましては次の段階、今度は実際の復興に向けてというところで、中小企業の支援ですとか、これも独自ですけども、がれき撤去ですとか、もとの生活に戻るための貸付金ですとか、そういったものを上げていると。大まかにはそう理解をいただければと思います。  各公共施設の復旧につきましても、そういった意味合い、その中でも特に急ぐものということでの区分として補正を組んだものでございます。            〔企画財政課長 豊田弘治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 河毛整備保全課長。            〔整備保全課長 河毛茂利君 登壇〕 ○整備保全課長(河毛茂利君) 農林水産施設応急復旧対象の選定基準でございますけれども、7月補正の専決につきましては、委託料、賃借料、工事請負費を補正しております。委託料につきましては、災害査定に向けた設計の業務委託費でございます。賃借料は、災害発生時の崩土撤去や倒木処理などの緊急対応でございます。工事費につきましても、災害発生直後に緊急対応が必要であった仮設工事を行っております。  8月補正につきましては、幹線道路、ため池など、被害拡大による影響の大きい施設など、市民の皆様にも影響が大きい箇所から優先的に復旧工事を行う予定にしております。また、順次、復旧工事を進めていくため、林道、農道、農業施設の災害箇所の中で緊急度の高いものから対応していく予定であります。            〔整備保全課長 河毛茂利君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 伊吹環境整備課長。            〔環境整備課長 伊吹公雄君 登壇〕 ○環境整備課長(伊吹公雄君) じん芥処理費でございますが、このたびの災害によりまして発生しました災害廃棄物の処理につきましては、当初はクリーンセンターへの持ち込みをお願いしまして、7月8日、日曜日から受け入れを開始しておりました。しかしながら、災害廃棄物の回収に迅速に対応するため、さらには被災された方々の負担軽減のため、被災地により近い場所への集積としまして、11日の水曜日から順次、被災地域の町内会単位での仮置き場を設置いたしておるところでございました。おかげをもちまして、災害廃棄物の回収は、追加箇所を含め、7月末で全て終了したところでございます。  被災された皆様方には、大変な作業の中、分別収集に御協力いただきました。また、仮置き場の設置に当たりましては、町内会役員さんを初め、関係の皆様方には大変お世話になりました。この場をおかりして感謝を申し上げます。まことにありがとうございました。  御質問の項目ごとの量につきましては、まず収集運搬業務につきましては、仮置き場からクリーンセンターまでの量として120トン、概算ではございますが、処理業務としましては、中間処理量として140トンとしております。内訳、中身はどういったごみかという御質問でございますが、中間処理委託に出す分につきましては、大半がクリーンセンターで処理できないプラスチック系統の燃えるものを焼却処分としておるところでございます。その他におきましては家電製品、こういったものが内容となります。            〔環境整備課長 伊吹公雄君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 以上で通告による質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第59号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第59号については、委員会の付託を省略することに決しました。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時0分 休憩                午前11時0分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  これより議案第59号の討論に入ります。
     ただいまのところ、通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第59号を採決いたします。  本案は承認することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は承認することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) これより議案第60号の質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  丸山茂美君。             〔19番議員 丸山茂美君 登壇〕 ○19番議員(丸山茂美君) 議長のお許しを得ましたので、議案第60号、一般会計補正予算(第4号)について若干、質問してみたいと思います。  この補正予算第4号は、災害復旧費、約9億900万円ですけど、私はこの災害復旧補正予算ですけど、少し低額じゃないかと思っております。私も災害の箇所とかいろいろ調べて市内を回りました。この予算で、災害箇所全ての現況復旧はちょっと無理じゃないかと思います。災害が発生してから、きょうでちょうど1カ月目です。災害箇所、被害箇所は、恐らくまだ全て把握されていないんじゃないかと推測しております。7月27日の報告は見ましたけど、きょう、また市長から挨拶の中で報告があったのは、少し件数がふえていたんじゃないかと思いますけど、今、実際どのぐらい災害箇所を把握し調査されているのか、わかればお聞かせください。  また、実際、被災者とか市民、また町内会を通して被害報告があっただろうと思います。実際、何件ぐらいあったのか、あわせてお聞かせください。できれば、7月27日現在以降の数字をお知らせください。  それと、本日、この補正予算は成立すると思います。これにより、民家を含め、市民が今一番困っているのは交通どめ、要するに、大回りをしなければならない交通どめ箇所です。要するに、通行不可能となっている道路の崩落とか陥没についての復旧工事を急いでいただくことが市民の願いだと思います。しかし、これから、きょう予算が成立しても、工事開始までにはいろいろな業務があると思います。例えば測量設計委託業務、また入札等、本当に大変だと思いますけど、果たして復旧工事、現場が動くのはいつごろになるのか、わかれば教えていただきたいと思います。  それと、この予算には直接関係ないと思いますけど、恐らく予算の中にいろいろと関係するだろうと思いますので、お聞きしてみたいと思います。  激甚災害についてでございますけど、このたびの西日本豪雨災害では、府中市だけではなしに、各地において甚大な被害が発生しております。特に中山間地域においては、もうどうしようもない、復興は無理だろうということで、転出か復興かで大変迷われている地域もあるとお聞きしております。この西日本豪雨災害は余りにも甚大であることで、政府が激甚災害に指定されました。  この激甚災害とは、聞くことはあるんですけど、詳しくはわかりません。一体どういったものか、指定基準はどこにあるのか、また府中市において過去経験があるのか、そのあたりの説明をお願いしたいと思います。  また、激甚災害の指定を受けると、復興に対してどのような利点、メリットが加算されるのか。個々にはいいですけど、大体どの程度、普通の災害より復旧・復興に対して有利になるのかという辺を説明していただきたいと思います。             〔19番議員 丸山茂美君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 小寺総務課長。             〔総務課長 小寺俊昭君 登壇〕 ○総務課長(小寺俊昭君) 被害状況等についての御質問でございました。私から、全体的なところでお答えをいたしたいと思います。  予算が今回の7月と8月の補正では、少ないのではないかというような御指摘もございましたが、これは先ほど市長の挨拶の中でもありましたように、全体の予算をまだ計上できていない、来年度も引き続き、随時計上していくということでございます。  被害状況の把握調査につきましては、現在、担当部署で鋭意調査、精査をしておるところでございます。まだ道なかばというところで、現時点では100%の確定数値には至っておりません。御理解をいただきたいと思います。  7月27日時点での被害等の概数につきましては、先ほど市長からもありましたように、人的被害2名等ほかの数値でございます。また、市内の西部・北部を中心として停電等も発生しておりますし、学校関係では、府中明郷学園が床上浸水等によりまして長期間の休校に至ったというところでございます。  また、被害等の報告につきましては、これは本部で集計しておりますので、かかってきた電話についてだけ申し上げますと、土のうの要求や消防団の出動要請等の通報を含めまして、約460件ございました。また、これ以外には道路の通行状況等については二、三百件、ちょっと件数を出しておりませんが、加えてございました。あと、細かい公共土木施設農業施設等の通報も直接担当課にございましたので、これについてはまた後ほど担当課からあろうかと思います。             〔総務課長 小寺俊昭君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 河毛整備保全課長。            〔整備保全課長 河毛茂利君 登壇〕 ○整備保全課長(河毛茂利君) 災害報告でございますけれども、整備保全課には約1,250件の通報がありました。関係の通報を除きますと、約1,150件となりますが、この中には重復した通報もかなりございます。  被害状況の調査といたしましては、これら1,150件の通報のうち、道路や人家などに直接影響のある箇所につきましては、おおむね現地確認を行っております。  施設ごとの件数といたしましては、国補災害で対応する公共土木施設災害復旧工事箇所が現在のところ、道路46件、河川25件、橋梁3件となっています。農業施設や農地、林道施設、治山事業につきましては、規模の小さいものを含め、何らかの対応が必要と思われる箇所の調査を進めておりますけれども、この調査件数といたしましては、農業施設・農地が466件、あと林道を含む山林の災害ですけれども、こちらは土砂流出や崩落、裏山などの崩壊と思われるものも全部含めますと200件以上ございます。  復旧工事の工事着手の時期でございますけれども、現在の災害復旧工事の状況でございますが、応急的に仮設工事が必要な箇所については既に着手しております。また、現地の被害状況や緊急度などにより、早急に復旧する必要がある施設等につきましては、早期に工事着手ができるよう、国・と協議、調整を行っております。今後、協議が整い次第、着手いたします。  このほかの工事着手時期でございますけれども、現在、復旧工法や復旧予算を決定する国の災害査定に向け、現地測量に入っております。災害査定は9月ごろより年末にかけて順次、受ける予定となっております。この査定が終了次第、被害拡大による影響の大きい施設や通行どめとなっている幹線道路など、優先的に進めていく必要がある箇所から随時工事発注を行ってまいります。            〔整備保全課長 河毛茂利君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 豊田企画財政課長。            〔企画財政課長 豊田弘治君 登壇〕 ○企画財政課長(豊田弘治君) それでは、私から激甚災害についての答弁をさせていただきます。  激甚災害につきましては、制度的な説明をさせていただきます。  「国民経済に著しい影響を及ぼし、かつ、当該災害による地方財政の負担を緩和し、又は被災者に対する特別の助成を行なうことが特に必要と認められる災害」、こういった災害に対して、激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律というものが定められて指定をされるとなっております。  今回の7月豪雨災害につきましては、今回の7月のみではなく、ことし5月以降に発生した台風、これによる災害も含めて、激甚災害と今回指定をされております。  先ほどおっしゃられたように、7月24日に閣議決定をされ、27日に先ほどの法律が公布、施行をされております。  主な対象地域としましては、広島、岡山愛媛県といったところがございます。そして、府中市ではどうかといった御質問でしたけども、初めて指定をされたと聞いております。  そして、この激甚災害に指定されたら、どういったメリット、利点があるのかという御質問でございますが、一般的に報道もされております。地方公共団体の行う災害復旧事業等への国庫補助のかさ上げ等の特別な財政的な措置が適用されるとなっております。主なものとしましては、公共土木施設あるいは農林水産施設災害復旧事業、先ほどの答弁で3分の2ですとかいった答弁をいたしましたが、それに対しての1割から2割のかさ上げがあるとされ、地方公共団体の財政負担が軽減されるというふうな場合があるということでございます。ただ、今申しました「場合」と申しますのは、激甚災害に指定はされておりますが、被害を受けた地方公共団体が全てこのような措置を受けられるとはなっておりません。被害の大きさが一定規模以上、国庫補助、国庫負担の対象となる災害の規模がある程度の規模以上等により特例措置を受けることができるというふうな多少の条件もついておりますので、そのあたりは今後の研究協議等になってこようかと思います。            〔企画財政課長 豊田弘治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 丸山茂美君。             〔19番議員 丸山茂美君 登壇〕 ○19番議員(丸山茂美君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  先ほどの答弁の中で、公共土木施設災害、特に道路の工事が始まる時期は大体いつごろになるのかとお聞きしたところ、今の答弁では、恐らく年内には不可能なような答弁だったんですけど、もう一度、時期、もうわかっておられると思います。公共土木施設災害、特に道路の崩落ですけど、大体いつごろになるのか。これは町民、市民の方が非常に気にされております、便利が悪いということで。工事がいつごろから始まるかだけでも言ってあげれば、ひとつ安心されるんじゃないかと思います。  それと、河川災害、これは細かいことを聞くようなんですけど、25件あると言われております。この河川災害は、恐らく2級河川以下の河川災害を市が担当するんだろうと思います。それにしても件数が少ないようであります。  それで、この河川災害の25件の災害状況は調査されているのだろうと思いますけど、どういった河川かをまずお知らせください。恐らく1級河川、芦田川とか御調川とか、その他1級河川が大分ありますけど、そこは入っていないんだろうと思います。どういった河川の災害か、教えていただきたいと思います。  それと、今、災害状況をいろいろ調査されております。本当にありがたいことです。しかし、まだ市民、町民の中には、ここの災害を言っているのに調査したのかどうかわからないという声をお聞きします。そういったことで、災害箇所は非常に多くあるわけですけど、調査されたところについては、何か印、スプレーをかけるとか、ここはもう調査が済んでいますよということだけでも市民、町民に知らせてあげれば、ここはもう見ていただいておるんだなということで、ひとまず安心されるんじゃないかと思います。そういったことも、細かいことですけど、配慮していただきたいと思います。  それと、さっきの激甚災害については、内容については大体わかるんですけど、要するに、どういったメリットがあるのかということで、1割か2割加算する、被害が大きくなければこれもだめだろうというような答弁だったんですけど、もっと国から補助なり特例措置、特別交付税を増加していただくとかいうふうな要望とか、府中市の場合は今のところ、要望できるかどうかというのがわからないのか、その辺も改めてお聞きしたいと思います。  それと、7月・8月豪雨に対する予算編成を府中市であわせて13億2,000万円ほどですけど、今回、国・の補助を受けられるのはわずかに13億2,700万円のうち、四捨五入すれば5億1,400万円ですけど、これを率にしたら、40%にも満たないんです。国・の補助金が、私は、こんな大きな災害なのに非常に少ないんじゃないかと思います。そういったところをもう少し財政のほうで詳しく教えていただきたいと思います。             〔19番議員 丸山茂美君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 10分間休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時20分 休憩                午前11時31分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  丸山茂美君の質問に対する答弁を求めます。  河毛整備保全課長。            〔整備保全課長 河毛茂利君 登壇〕 ○整備保全課長(河毛茂利君) 工事着手の時期でございますけれども、先ほどもお話しさせていただいたとおり、応急・本復旧工事については、国やと現在調整をしております。この調整が整い次第、工事着手となってまいります。  そのほかの工事につきましても、10月初旬から災害査定が始まります。この災害査定を申請いたしますと、工事を発注することができますので、査定が終わり次第、順次、工事を発注していきます。10月の査定ですと、工事発注、工事契約につきましては年内にできると考えております。  あと、調査箇所の地元への説明という質問でございますけれども、こちらは現在、詳細な規模や工事費などについて調査を進めているところでございますけれども、これらの調査が終わり次第、農地所有者個人に個別に説明を行っていく予定でございます。  4番目、河川の復旧箇所でございますけれども、先ほどお話させていただいた河川の復旧工事箇所の件数につきましては、国補災害で対応するものでございます。その他の市が管理を行っている河川も現地の確認を進めている状況でございます。こちらのほうも、必要に応じて復旧工事を検討してまいります。            〔整備保全課長 河毛茂利君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 豊田企画財政課長。            〔企画財政課長 豊田弘治君 登壇〕 ○企画財政課長(豊田弘治君) それでは、激甚災害についての御質問です。  先ほど、必ずしもということを申しましたが、一応、そういった制度的な条件があるということは御理解の上で、ただ、そのとおりになるかどうかも全く不明です。これからの、先ほど課長も申しました国の査定等によっても変わってまいりますし、そういったことも含めて、まだ確定ではないということも御承知おきいただきたいと思います。なおかつ、決して制度どおりとも、こちらとしても考えておりません。さまざまな機会、市長会ですとか、そういったところも含めての要望というのも実際に行っております。制度的なもの、それから財源的なもの、いろいろ含めて支援をいただきたいと伝えておるところです。  それから、激甚災害とはちょっとまた変わりますが、財源的なことで申しますと、交付税あるいは特別交付税でも補填というものがございます。特に災害の場合、特別交付税での対応がかなり見ていただけるとは聞いておりますが、これもちょっと確定ではございませんが、今回の補正あるいは今後出てくる災害経費につきまして、特別交付税の対象としていただくような要望も行ってまいりたいと考えております。  それから、さらにちょっと申しますと、普通交付税、これはちょっとプラスではないんですけども、9月に交付される額が7月に前倒しということで、3億円ほどいただいております。そういったことも含めて、財源の補填といいますか、調整といいますか、そういったものはしていただいていると、引き続きそういった要望はしていきたいと考えておるところです。            〔企画財政課長 豊田弘治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これにて丸山茂美君の質疑を終了いたします。  次に、岡田隆行君。             〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕 ○7番議員(岡田隆行君) 日本共産党、岡田隆行でございます。まず今回、被災された多くの市民の皆さんに心からお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧・復興を願いながら質問に入らせていただきます。  まず、今回の補正予算を組むに際して、特に留意をしたことというところからまずお伺いしたいと思います。             〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 村上副市長。              〔副市長 村上明雄君 登壇〕 ○副市長(村上明雄君) 提案理由でも御説明させていただきましたけれども、二段構えでやっているということです。  まず7月の専決処分につきましては、例えば道路の倒木除去でありますとか、こうした差し迫った、何にしてもとりあえずやらなければならないことというのを優先的に7月補正、専決処分ということで掲げました。その後、災害調査等々を行っていく中で、今後は復旧・復興といいますか、公共土木などで言いましたら、本格的な復旧に向けてこれから取り組んでいくという中で、当面、把握できているものにつきまして計上させていただいていると。いずれにしましても、これで専決処分、それから今回の臨時会で計上したものでおしまいということではなくて、今後の被害状況の把握、工事の進捗等々に応じまして、必要な予算につきましては改めて9月定例会あるいは当初予算を含めまして、切れ目がなくお願いさせていただくようになろうと思っております。              〔副市長 村上明雄君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。             〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕 ○7番議員(岡田隆行君) とりあえずということも強調されましたけれども、やはり大事なのは、被害からの一日も早い復旧ということと、今後の生活の確保というところの大きく2点ではないかと思いながら、今回の予算を見させてもらいました。  そこで、大きくはこの2点について、それぞれで質問させていただこうと思います。  一つは、ここへ新聞がありますけれども、これは8月1日の新聞です。これは小野市長が、その前日ですので、7月31日に会見をされて述べられたことが出ております。「府中市、独自制度で支援」、すばらしいことだと私は思うんですけれども、これで2点を強調されています。そのうちの一つ目についてです。これは中小企業支援とあわせて、民有地の土砂などの撤去を掲げられております。これについてですが、これは議案で言うと、議案第60号の15ページ、3款民生費に入ります。4項災害救助費ということで、敷地内の土砂・がれきの撤去に1,000万円が計上されています。  そこで、質問なのですけれども、この1,000万円、先ほどの質問にもあったかなと思いますが、想定件数は幾らなんだろうかということが一つ、個人負担はないのかというところ、そして三つ目は、これは8月補正ですが、7月にもう有料の重機を入れて片づけを大半終えたものもあります。7月にこれは遡及はできないものか、この3点でまずお聞きをしたい。  あわせて、大きい二つ目、これは先ほどの今後の生活の安定、確保ということについてですけれども、同民生費の中で、4項災害援護資金貸付金というのが計上されています。これについてです。これは住宅の全壊が350万円掛ける2戸、700万円とあります。そして住宅の半壊が270万円の50戸で1億3,500万円と計上され、これが先ほど粟根部長が言われましたように、1億4,200万円になります。  そこで、二つ質問があります。この貸付、よもやと思いますけれども、利息類、そのたぐいはないのかどうかという点。二つ目、この想定件数が妥当かどうかということです。説明資料が配信されていたので、説明資料の中でも見させてもらいましたが、それを見ると、全壊が3棟、床上浸水が34棟となっています。床上浸水を半壊と見るのか。床下浸水は190棟とありますけれども、そうなってくると、住宅の全壊が2戸、しかし住宅の全壊に対する資付金が2戸分、計上されています。しかし、実際は全壊が3棟、全部が借りるというわけではないかもしれませんけれども、さて、これで妥当かどうかと。もっといいのかなと思うのは、床上浸水34棟とあります。これを半壊と見た場合、50戸分を計上されています。これ、今からそういうところがふえていくのかどうなのか、どうしてここが50戸になっているのかというところが聞きたい。             〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 河本監理課長。             〔監理課長 河本幹男君 登壇〕
    ○監理課長(河本幹男君) まず、想定件数ということでございますけれども、議案第65号に予算計上しております1,000万円の土砂等撤去業務委託料の件数については、実数はつかめていない状況の中で計上しておるものでございます。  それから、個人負担についてでございますけれども、ここで言う土砂撤去費につきましては、市独自に行う支援策分でございまして、個人や地域での撤去が困難なケースであり、自助でできない部分につきまして、早期の生活再建、公衆衛生上の観点から、敷地内の土砂・がれき等を被害の状況にかかわらず行うというものでございます。  それから、遡及の件につきましては、これも含めてでございますけれども、具体的な手続等、情報収集など国からの財政支援が受けられないかということで検討しているところでございます。             〔監理課長 河本幹男君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 岡田地域福祉課長。            〔地域福祉課長 岡田武司君 登壇〕 ○地域福祉課長(岡田武司君) まず、災害援護資金の利息についてでございますが、貸付利息につきましては3%ということで設定をされております。  あと、予算立ての面での件数でございますが、まず全壊家屋につきましての貸付金については、当初予算で1件、組んでおりますので、残り2件分を計上しております。34件の現状であるのに50件ということでございますが、これは今、調査途中でございまして、今後、床上浸水等におきまして半壊の判定がなされる可能性があるということで、大体、マックス的な数字のところで50件ということで上げさせていただいております。            〔地域福祉課長 岡田武司君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 岡田隆行君。             〔7番議員 岡田隆行君 登壇〕 ○7番議員(岡田隆行君) 一つ、想定の件数、敷地内の土砂・がれきの撤去で、まだ件数はつかめていないが、一応1,000万円組んであるということは了解いたしました。ただ、これからやっぱり今の遡及も含めてですけれども、国からの援助が幾らくるかわからないが、その方向だと承りました。ぜひとも遡及も含めて考えていただきたいと思います。それについてはもはや質問いたしません。  あと、個人負担はないのかということですが、これは市独自のもので、ないということでよろしいんでしょうか。これは個人負担があるのか、ないのか、もう一遍、ちょっとここを伺いたいと思います。  あと、災害援助費の貸付金ですけれども、利息を3%とるということ、これが妥当かどうかということはここで審議するものではないとは思いますけれども、しかし、今の大変しんどい状況の中で、さて、これがいかがなものかと思います。あわせて、もしよければ、方向として市から出せないものかというところでお伺いいたします。  これが最後になりますので、あわせて私から、7月26日付の中国新聞に「世界覆う猛暑」死者多数というのが出ておりました。カナダや韓国などで熱中症が相次いでおります。欧州や欧米では連続する山火事の犠牲者もたくさん出ています。8月1日の中国新聞では、世界で猛暑で、カリフォルニアのデスバレーなんかでは52度になったと。猛暑を災害として扱う必要があると。気象の上昇によって、台風やハリケーンやモンスーンが巨大化する、家屋への被害や洪水が深刻化しているという状況に今なっていると中国新聞に出ておりました。ことしが異常、ことしは特別と思わずに、災害に強い国・・府中市にすることが大切と考えます。先を見据えて、緊急かつ長期的な見通しを持った政策を打ち出す必要があろうと思います。また、このことについては9月議会でしっかり討議をすることが必要だろうと思います。先ほどの2点、よろしくお願いいたします。             〔7番議員 岡田隆行君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 河本監理課長。             〔監理課長 河本幹男君 登壇〕 ○監理課長(河本幹男君) 個人負担の件でございますけれども、これはあくまでも市独自の施策でございまして、個人負担はございませんが、もちろん前提は町内会であるとかボランティアによる支援を受けて、みずから処理していただくのが基本でございますけれども、いまだに自力で撤去が困難な場合ということがもちろん前提でございますが、それでもできない場合には、市独自で行うというものでございます。             〔監理課長 河本幹男君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 岡田地域福祉課長。            〔地域福祉課長 岡田武司君 登壇〕 ○地域福祉課長(岡田武司君) 利息についてでございますけれども、現在、広島におきましても、貸付利率につきます利子補給制度について検討されているという情報も入っておりますので、今後、の制度とあわせまして、市におきましても検討してまいりたいと思っております。            〔地域福祉課長 岡田武司君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これで岡田隆行君の質疑を終了いたします。  続いて水田豊君。              〔19番議員 水田豊君 登壇〕 ○10番議員(水田豊君) 続いて質問をいたします。  市債、市の借金が約3億2,000万円ございますが、これの返済計画をお聞かせ願いたいと思います。  災害ですので、突然起こったことということですので、財政計画等をつくっておられると思うんですけども、新たな借金を抱えることになったということで、財政計画に対する影響等も多少はあるのではないかと思います。その辺のことも含めて、答弁いただければと思います。  それから、先ほどの御答弁の中で、まだまだ未確定ではあるんだけども、特別交付税などもみてもらえる可能性もあるというようなことをお聞きしました。こういうもので、市の借金を返済するということも可能なんでしょうか。あわせてお聞かせ願います。              〔19番議員 水田豊君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 豊田企画財政課長。            〔企画財政課長 豊田弘治君 登壇〕 ○企画財政課長(豊田弘治君) それでは、まず市債の返済計画ということでございますが、災害復旧事業債と言われるものが今回ほとんどになりますけども、大体、返還期間といいますのは、ほぼ10年と聞いております。これは特に変わりはないと聞いております。ただ、災害ですので、先ほどの御質問にもありましたが、これは普通交付税ですが交付税算入も95%ですとか、多少、財政力に応じてというところがございますが、そういった有利なものとはなっております。ですので、財政計画上の影響ということでございますが、当然、公債費には入ってまいりますけども、財源的にはある程度、交付税には算入されるという見込みですので、公債費負担比率ですとか将来負担比率といったものにつきましては、そう大きな影響はないとは考えております。  それから、特別交付税でということでございますが、特別交付税で何らかの起債の償還に対するというものは全くゼロとは申しませんが、ちょっと私どももまだ全ての制度を把握できておりませんので、そういったものも含めて、要望という形では出していけるものはしていきたいと考えております。            〔企画財政課長 豊田弘治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) これにて水田豊君の質疑を終了いたします。  続いて、土井基司君。             〔9番議員 土井基司君 登壇〕 ○9番議員(土井基司君) 平成30年度の補正予算(第4号)について質問させていただきます。  先ほどもちょっとありましたけども、災害救助費ということで、土砂撤去費、独自の制度でやられるということで、非常にすばらしいことだと思いますけども、できれば国等からの財政支援を要請して、何とか対応できないかなと思うところでありますので、その辺を、今後の期待も含めて、もう一度、確認をしたいと思います。  それから、出口川の湧水対策費ということですけども、こういう災害が起きるたびに崩落が繰り返されて対応されております。今回も非常に迅速に市とで協力して対応されるということですけども、もう少し抜本的に何か対策ができればというのが市民の思いだと思いますので、その辺のところの方向と、それから実際、どういうふうな対応をされるのかお聞かせください。  それから、土地改良費というのが上がっておりますけども、これはほかのところが災害の復旧ということで、特化したような項目になっていますが、この辺、どういうふうな内容にされるのか、少しわからないので、その内容についてお知らせください。  それと、農林水産施設災害復旧費ですけれども、先ほど来ありましたけども、今回のですべてということではないと思うんですが、一体、全体の中のどれぐらいの割合、今回の補正で対応することになるのかということをお聞かせください。  さらに、公共土木の災害復旧費についても、どういったところを重点的に対応されるのかというあたりをまたお聞かせください。  最後、ちょっと要望になるんですけども、今回、いろいろ災害がありましたけども、ただ単に復旧するということではなくて、それまでの懸案事項、河川改修であるとか、道路拡幅であるとかというものを絡ませながら、災害が地域活性化のほうに、さらにプラスに転じるような、そういうふうな対応をできるだけしていただくことを要望して、質問とさせていただきます。             〔9番議員 土井基司君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 河本監理課長。             〔監理課長 河本幹男君 登壇〕 ○監理課長(河本幹男君) 土砂撤去費についてでございますけども、国からの財政支援は要請できないのかということでございましたが、先ほども答弁いたしましたように、もちろん国からの財政支援について、具体的な手続など、情報収集などをしながら活用していくということで検討しているところでございます。             〔監理課長 河本幹男君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 伊吹環境整備課長。            〔環境整備課長 伊吹公雄君 登壇〕 ○環境整備課長(伊吹公雄君) 出口川の湧水対策費でございますが、今回の補正予算につきましては、荒谷の封鎖地ののり面が崩壊したことによります補修工事費と測量調査業務委託料となっております。今まで大規模なのり面の崩壊は3回起こっております。補修工事につきましては、カドミウム等を含んだ汚染水が流出することによります生活環境における影響の悪化のおそれがあること、また、さらなる崩落を防止するため行うものでございますが、根本的にはモルタル吹きつけで封鎖することによりまして、雨水の浸透を防ぎ、カドミウム等の溶出を抑えることを目的としておるところでございます。  抜本的な対策ができないかという御質問でございますが、カドミウム等を含んだ湧水が存在する限り、処理をし続けなければなりません。採石場跡地をモルタル吹きつけで閉鎖することにつきましても、これは専門家による報告書にありますように、有効な対策であるとなっております。補修工事につきましては、その都度とはなりますが、今後も継続して行うべきものであると認識しているところでございます。            〔環境整備課長 伊吹公雄君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 河毛整備保全課長。            〔整備保全課長 河毛茂利君 登壇〕 ○整備保全課長(河毛茂利君) 土地改良費の事業内容でございますけれども、こちらにつきましては、現在、改修工事を行っております本山町の竹田池の工事費でございます。今回の豪雨により、この竹田池がある才田川で土石流が発生いたしました。こちらの土石流は七ツ池付近から複数発生しており、この谷へ流れ込んだものです。施工中であった竹田池の洪水吐などが損傷しております。この豪雨により損傷した洪水吐などの工事費でございます。  続きまして、農林水産施設災害復旧費の被害件数、面積でございますけれども、被害件数及び総額につきましては、農業施設、農地、林道の合計で被害件数が550カ所程度になると思われます。  復旧工事費の総額につきましては、これから災害査定に向けた詳細な測量、設計に入っていくため、現在のところ、調査中ではございますが、およそ10億円以上になるのではと想定しております。  工事の箇所でございますけれども、こちらにつきましては、幹線道路やため池など、緊急的なものから進めてまいりますけれども、大門池や谷山池、諸毛農道、林道永野線などを予定しております。  公共土木災害の復旧費についてでございます。事業概要ということの質問でございますが、こちらにつきましても、通行どめや通行に支障となっている幹線市道である上山幹線や出口本山線、河井森貞線などを予定しております。            〔整備保全課長 河毛茂利君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 以上で通告による質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第60号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第60号については、委員会の付託を省略することに決しました。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後0時4分 休憩                午後0時4分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  これより議案第60号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第60号を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) これより議案第61号の質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  水田豊君。              〔19番議員 水田豊君 登壇〕 ○10番議員(水田豊君) 最後になります。380万円の補正ということでございます。説明のときに、水中ポンプが異物を吸って、その修理だということ、それから市道出口本山線の水道管の露出があるので、それの修理だということでございました。具体的には、どこになるのかということをお聞きしたいと思います。              〔19番議員 水田豊君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 掛江上水下水道課長。            〔上水下水道課長 掛江賢治君 登壇〕 ○上水下水道課長(掛江賢治君) 具体的にどこの修繕費用なのかということでございますが、先ほども概要の説明がございましたが、二つありまして、一つは城山浄水場水中ポンプ修繕費でございます。これは城山浄水場の芦田川取水口、勤労青少年ホームの下にございますが、そこに設置してあります川の水を浄水場まで送り上げている水中ポンプ、この水中ポンプが7月豪雨による河川の異常増水により、多量の土砂や異物を吸い込んで機能が低下しております。この水中ポンプを引き上げてオーバーホールをするものでございます。費用として300万円を計上しております。  もう一つは、水道の仮設管設置費用でございます。7月豪雨により市道出口本山線の本山町親和児童公園の北側付近が崩壊し、水道管が被災しております。水道管は漏水することなく、通水はしておりますが、水道管が露出していますので、不安定な状況になっております。ですから、仮設管で応急復旧をするものでございます。費用は80万円を計上しております。            〔上水下水道課長 掛江賢治君 降壇〕 ○議長(加藤吉秀君) 以上で通告による質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) お諮りいたします。
     ただいま議題となっております議案第61号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第61号については、委員会の付託を省略することに決しました。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後0時7分 休憩                午後0時7分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  これより議案第61号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。  これより議案第61号を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤吉秀君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 以上で今期臨時会に付議された事件は全て議了いたしました。  休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後0時8分 休憩                午後0時10分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(加藤吉秀君) 再開いたします。  これにて平成30年第4回府中市議会臨時会を閉会いたします。                午後0時10分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     平成  年  月  日        府中市議会 議  長        府中市議会 議  員        府中市議会 議  員...