ツイート シェア
  1. 府中市議会 2018-06-18
    平成30年総務文教常任委員会( 6月18日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    平成30年総務文教常任委員会( 6月18日)               平成30年第3回府中市議会定例会                総務文教委員会会議録  平成30年6月18日午前10時1分、総務文教委員会を第一委員会室において開会した。 1 出席委員   委員長  三藤 毅         副委員長  福田 勉   委 員  丸山茂美         委  員  橘髙尚裕   委 員  加納孝彦         委  員  土井基司   委 員  岡田隆行         議  長  加藤吉秀 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   市長       小野申人   副市長      村上明雄   総務部長     粟根誠司   総務課長選管事務局長                            小寺俊昭   企画財政課長   豊田弘治   監理課長     河本幹男 1 事務局及び書記   事務局長     赤利充彦   主任主事     小川愛美 1 本日の会議に付した事件   議案第55号 府中市デジタル防災行政無線施設整備工事請負契約の締結について
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時1分 開会 ○委員長三藤毅君) ただいまから総務文教委員会を開会いたします。  これより議事に入ります。  本委員会に付託されました案件のうち、まず議案第55号「府中市デジタル防災行政無線施設整備工事請負契約の締結について」の件を議題といたします。  本案の概要について提案者からの説明を求めます。  粟根総務部長。 ○総務部長粟根誠司君) それでは、議案第55号、府中市デジタル防災行政無線施設整備工事請負契約の締結について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  まず、契約金額でございますが、3億1,536万円で、契約の相手方は、東芝インフラシステムズ株式会社様、契約の方法は条件付一般競争入札でございます。  まず、このデジタル防災行政無線につきましては、平成28年度に上下地域において25基整備させていただいたところでございます。  本年度は、それ以外の地域を対象に29基のデジタル防災無線を新設いたしますほか、既存の29基のアナログ防災無線デジタル化させていただくことになります。  これまでも議会で御議論いただきましたが、この防災無線で全ての地域を網羅して、情報をお届けすることは不可能と思っていますし、屋内では聞こえにくい、特に大雨のときなどは聞こえないといったことも認識いたしているところではございますが、今回は町内会長さんとも協議をして御意見をいただきながら、設置場所を工夫したり、今回の増設とその工夫により、これまでよりも効果が上がるものと見込んでいるところでございます。  また、そういった緊急放送のみならず、大雨や台風のとき以外の災害やJアラートなどの緊急放送としての機能も備えております。また、大地震が起きたときなどは、なかなか携帯電話の通話、あるいはメール等が使いにくい状況がございますが、このデジタル防災行政無線から市の総務課のほうには直通の回線がありますので、例えば、私どもの職員が防災無線の機械のところまで行けば、そこから総務課に状況を報告できるといったメリットもございます。  また、当該の防災行政無線から近隣に対する個別の放送もできるといった長所もございますので、どうか御議論の上、御可決いただきますようよろしくお願いいたします。 ○委員長三藤毅君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言願います。  丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) このデジタル防災行政無線を設置することは大変よいことだと思います。特に情報網の乏しい中山間地域とか、それとまた、携帯電話の電波の届きにくいところには、ぜひとも必要ではないかと思っているところでございます。  しかし、29基ですかね、新しく増設されるんですけど、この場所、位置については、どんな方法で――町内会長さんへ御相談されたということもありましたけど、最終的に場所、位置についてはどんな方法で決められたのか。そして、効果も大分出てくると思いますけど、どのくらいの効果を予想されているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 今回の増設工事の場所の選定等につきましては、災害時の主要道路となります幹線道路福山府中線でありますとか、そういった道路沿いの場所を中心として考えておりまして、それによって音声の伝達範囲を拡大するために、地域の集会所でありますとか公園等、実際に防災行政無線を設置するのはそういった場所を選定しておるところでございます。そういった点につきまして、御理解をいただきたいと思います。  それから、今年度29基増設を行うものの効果につきましては、やはり屋外で聞こえる範囲が増加するということになりますので、そういったことによって、緊急情報でありますとか、国民保護情報の伝達に大いに寄与できるものとは考えております。  また、今部長からも紹介があったんですが、今回、デジタルのものを整備するんですけども、これによりまして、いざという災害時等、他の連絡網が途絶えたときなどに、その防災行政無線に設置しております放送通信施設で市役所の総務課との連絡もできるといったことで、通信の途絶をこれで防ぐということができるかなとも思っております。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) 幹線道路を主に中心に増設されるということですけど、府中市には今、30の町があります。その町によっては、本当に1キロ平方メートルにも満たないような面積の小さい町とか、その30倍、40倍、広い地域がございます。  現在のものを含めて新しく設置される配置図を見ますと、旧府中市ですけど、市内の東部には書き切れんくらいたくさんあるように思いますけど、西北部、特に旧府中市の農村地帯、外で活動される方が多い地域でございますけど、そういったところに今度新しく設置されてないようなんですけど、その辺はどうですか。それと、先ほど言った30の町がありますけど、1基もない町もあります。そこらはどう考えておられるのか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 先ほどちょっと説明いたしましたけれども、今回の増設につきましては、幹線道路沿いの場所を中心にと申し上げましたが、どうしてもそれに加えまして、先ほど紹介ありましたように、市の東南部、いわゆる町なかといいますか、人口が集中している地域については、要望も多かったということもありますし、やはり一度ミサイル等飛んできたという危険が起こった場合に、被害者が一度に多数出るというような地域になろうかと思いますので、そういったことも勘案して、どうしても東南部については、西北部よりも多い増設がなされていると見られるかもわかりませんが、決して西北部とか町内会を、一つの町内会とか二つの町内会とかを除いて考えているわけではなくて、一応、そういった市全体のことを視野に入れて、今回、増設の配備をさせていただいているというところでございまして、その辺について御理解をいただければと思います。  また、個別の案件につきましては、また別途協議もさせていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) 人口の多いところは、それだけ効果があるかもわかりませんけど、この防災については、人命にかかわる問題でございますので、人口が多かろうと少なかろうと、ある程度、野外で活動しているときには聞こえなけりゃならないと思っております。そういったことで、この配置図を見る限り、本当に全く聞こえないで、30町の中で1基もないところがあります。こうしたところについて、今後対策というか、どう考えておられるのか。  それと、町内会長に相談されたと言われましたけど、町内会長もかなりの要望をしとるとは思います。それが聞いていただけなかったこともありますので、今後、聞こえないところ――雨が降ったとか家の中におって聞こえないのは当たり前のことでございますので、普通、野外におって作業とか行楽のときに情報が聞こえないということはいけないと思います。そういったことで、今後の対策をどう思っておられるのか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 防災行政無線による電波の音声の届かない場所につきましては、他の何らかの方法等をいろいろ組み合わせながら、そういった防災情報、あるいは緊急の情報、国民保護の情報などを伝えてまいりたいと思いますので、その辺につきまして、また研究の余地もあろうかと思いますので、今後取り組んでいきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) 他の方法といったら、どういう方法があるんですか。ちょっと御紹介ください。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 今時点で既にできている情報というのは、先ほどちょっと紹介がありましたように、メールですね、防災情報、あるいはエリアメール、こういったところ。それから、テレビ、特にNHKデータ放送でありますとか、Lアラートというシステムがありまして、府中市から県を通じてNHKさんの放送受信者へ情報を流して、それがテレビで字幕として、多分、データ放送なんで字幕だと思うんですけども、伝わるといったようなところがあろうかと思います。  いずれにしても、今の防災行政無線を、屋外における防災行政無線の伝達の手法とは違っているという点はございまして、その辺も含めて、まだ研究の余地があろうかと思っております。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) メールとかいろいろ、メールを登録しとれば連絡ありますけど、先ほどもちょっと言ったんですけど、府中市には携帯電話の電波の届かない箇所が相当あります。把握されておりますか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 個々具体のところは、私のほうでは把握できておりませんが、そういった箇所があれば、携帯電話会社へ連絡して、極力要望していくというスタイルになっておるようなので、ぜひ、ここは、ここはとおっしゃっていただければと思います。できるだけの要望を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) それは府中市がやってくれているんですか、そういう要望の中継ぎというか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 総務課がということではございませんが、市として、たしか産業振興課のほうで、これまでもそういったことでやってきたと聞いておりますので、引き続きということになろうかと思います。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) とにかく、全然聞こえない、先ほど言った町とかで面積の大変広いところについては、今後増設を検討していただきたいと思いますけど、どうですか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 明言はできませんが、検討させていただきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) 検討という言葉は、検討します、検討しますと言っておけばそれでいいんだろうと思いますけど、ぜひとも全く聞こえないところ、1基もない町については、増設していただくように、市長にもお願いしておきます。  それと、これは野外だけの問題ですけど、野外におれば、無線の近くの方は聞き取れると思いますけど、今、大変高齢化が進んでおるし、また、ひとり暮らし、独居老人の方も大変多くおられます。そういったことで、外へも出られない方もおられますので、できればじゃなしに、ぜひともこの防災無線にかわるもの、要するに、室内で防災情報が聞き取れるように、そういったことも検討していただくことをお願いしておきます。その辺は、このデジタル化によれば、基地と連絡して各家庭で聞こえるような方法があるのかないのか、その辺を検討されているのか、研究されているのかお答えください。  要するに、室内で聞き取れる方法はあります。他の市町村というか、近隣の市町においても、家庭で聞き取れるようになっていると思います。これについては個人負担は当然、必要になると思いますけど、そういったことを今後考えられるのかどうか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 済みません、今おっしゃったのは、多分、戸別端末のことかなと思っておるんですけども、防災情報とか、今さっきから申し上げておりますような国民保護情報などの情報を伝えられる、そういった戸別端末も含めてといったことになろうかと思いますが、そういった何らかの方法は、先ほどもちょっと申し上げましたが、検討していきたいと考えております。  今、この間も、2年ぐらい前だったか、戸別端末については、いろいろ研究を進めておるところでございますので、まず、一番効果的で費用対効果のあるものが出てきましたら――今のところは、これというのがなかなか見つからないで、どちらにも提案ができない状況なんですけども、そういったものが見つかれば、また研究の中で検討いたしまして、お示しができるんじゃないかなと思います。  当然、その際には、利用者負担が必要になるだろうとも考えておりますので、その点については御理解をいただきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) 利用者負担は当然必要なものだと私は思っていますので、ぜひとも、やる決定の前に広く検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。  それともう1点、現在設置してある29基の防災無線について、現状の位置を移動すれば、相当効果が、聞き取れるようになるように思えるところが幾つかあるんですけど、設置場所の移動については今回、検討されていないんですか。今のところは聞き取りにくいから、少し高い位置とか、平地へ持っていく、そういうことは検討されていないんですか。移動することによって効果が出ると思います。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 現在設置しておりますアナログの29基のことであろうと思いますけども、これは、来年度の更新の工事になろうかと思います。またその際には、今のところが、基本的には現地での建てかえというか、更新なんですけども、そういったいろいろなお話、また、町内会長さんらにお話をさせてもらって、そこでいろいろお聞きをすると思いますので、その時点で可能な範囲で、移動というのはできるんじゃないかなと思っております。 ○委員長三藤毅君) ほかにありませんか。  福田委員。 ○副委員長福田勉君) 先日も群馬、また、きょうは大阪のほうで地震がありましたが、この防災無線は、非常に必要不可欠、大事なものではなかろうかと思っております。  そうはいいましても、今、聞こえにくい等々、話がございます。これを市民の方に立派なものだという形で、どういうふうな形でお知らせしていくのか。もう1点、この防災無線有効活用できるような方法等も考えておられるのか、この2点をお聞かせいただきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) まず、防災行政無線のアピール、PRといった点が1点目かと思います。これにつきましては、この間、予算の特集号ということで、平成28年度3月号、それから、平成30年、ことしの4月号の中で、防災行政無線について、大きな金額になりますので、一つの重要な事業ということでお知らせをしているところですが、スペースの問題がありまして、その中身や必要性についてまで、なかなか触れていないというところはございました。  今後、またこの無線に関する広報につきましては、広報紙によりまして、防災特集というのを年1回ないし2回やっているんですけども、そういった特集の中で行っていければと考えております。その際、非常時の情報伝達手段の一つでありますこの無線を、自助や共助の中心であります地域防災活動にも活用していただくことも含めてPRしたいということでございます。  それから、2点目の地域での活用等につきましては、実は既にもうこの防災行政無線を使って、地域の避難訓練防災訓練をされているところもございますので、ぜひこれを活用していただいて、限定的に放送できますので、これからどんどん使っていただいて、地域の防災力の向上に努めていただきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) 福田委員。 ○副委員長福田勉君) 今お聞きして、そのPR等を聞きましたが、まだまだ知らない町が結構あります。その活用方法も知らない、鍵がどこにあるかもわからないという地域がかなりございまして、それを先日お聞きしております。個々の家庭にこれを理解していただくように、いろんな方法で中身の濃いPRをしていただきたいと思っております。  また、今、有効活用について、使っている地域があるとおっしゃいましたけども、どの地域で使っていらっしゃいますか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 一つの例を申し上げますと、第二木野山町内会でありますとか、木野山町のほうで先日の避難訓練等をされた際に、この防災行政無線を使って避難を始めるといったようなサインを出されたと聞いております。また、これは木野山町に限ってのようですけども、チャイムを12時、夕方5時、夜の9時の3回、多分、時報という意味合いでチャイムを鳴らすということもされております。 ○委員長三藤毅君) 福田委員。 ○副委員長福田勉君) 木野山町だけが今現在使用しているということで、ほかの町は使用してない。鍵がどこにあるのかわからないということもお聞きしておりますが、そういったものはどういう形で町内に知らせているのかお聞かせください。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 鍵というのは、防災行政無線のボックスというか、これは、基本的には町内会長さんに説明をして、お渡しをして、いざというとき使ってくださいということでお渡しをしていると思っているんですけども。代が変わられて、なかなか引き継ぎというのも難しいのかなと思いますので、また何かありましたら、御連絡いただければ、お話をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○委員長三藤毅君) 福田委員。 ○副委員長福田勉君) お聞きしたところ、町内会長さんが全く知らないというところが結構ありますんで、そこらもしっかりと調整していただき、いざとなったときに使えないということでは非常にもったいないので、今後考えていただいて。  自主防災組織が各町内にだんだんとできておりますが、そういうところでも予行演習等で使ってもいいということで理解していいんですね。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 委員おっしゃるとおりでございます。ぜひ活用をお願いしたいと思います。 ○委員長三藤毅君) ほかにありませんか。  加納委員。 ○委員(加納孝彦君) 先ほど福田委員の質問の関連というか、ちょっと整理しながらやっていきたいのですけれども、先ほど防災行政無線有効活用については、前回、旧府中市内に設置をされた際に、消防団であったりとか、町内会であったりとかには説明があったかと思うんです。消防団員は周知を受けていたりとか、その当時の町内会の役員さんとかというのは説明を受けていたと。だけど、どう使っていいかわからないうちに、先ほども言われたように、その鍵がどこに行ったのか、使い方がわからないといったようなことになっているんだろうと思うんです。  それは、今回、新設をされるわけでありますから、再度、古いものも含めて周知を徹底していただいて――要は、この防災行政無線は、災害が起こらないと全く役に立たない。それに意味を持たせるためには、そういった訓練で使ったり、地域行事の一番早い伝達手段として、中止であったりとか開催しますよと、決行します、やりますというふうなことの伝達手段という形で利用ができるんじゃないかなと思っておりますので、そういったものを検討していただいて、ぜひやっていただきたいということを申し上げて、そもそも、この議案は入札に関する議案でありますので、どうしてこういう議論になるかというのを私なりに整理をしてみると、やはりこの防災行政無線を増設する、新設する、デジタル更新するといった議論が、この議題として出てくるまでの間の委員会としてとか、広報としてとか、こういうふうにやっていく、ああいうふうに活用していくといった議論ができていないというか、少ないんじゃないかなと思うんです。  例えば、この委員会に、先にこういうことをしようと思うと説明をすると、「いやいや反対だ、光通信が先だ」というふうな議論になってしまって、話が前に進まないと思われているんであれば、いやいや、そうじゃなくて、ここの7人を説得できないと、できないような施策が市民に理解を得られるわけがないんです。  だから、しっかりとこういったことは事前に説明をしていただいて、委員会も納得をする、全てじゃないにしろ納得をして、市民のほうに広報ができていく体制というのはつくっていかないと、今回の議案のように、契約金額についてとか、この入札をされた方の議論をする場の委員会が、訳がわからなくなっていくというふうな状態を生み出してしまうんじゃないかなと個人的に思うんですけれども、基本的には3月議会で全会一致で、この防災無線等に係る予算については賛成をしているものでありますから、しつこく聞いていっても、結局のところはもう通しているんだからというふうな言い方になろうかと思うんですけれども、今回の議案の中で、確認で2点だけ聞くんですけれども、この東芝インフラシステムズさんが落札をされたんですけど、ほかに入札をされた業者さんが何社おられたのかということと、具体的に新設・更新がセットでされたんだろうと思うんですけれども、新設のほうと更新のほうの予算の内訳と、それの落札率についてお伺いしてみたいと思います。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 入札には、東芝さんを含めて2社が参加をされております。それから、新設・更新の金額の内訳ですけども、これは設計、予算の段階で申し上げますと、まず、新設のほうが約2億6,000万円、それから、更新のほうが約1億7,000万円でございます。あと、落札率については、74.87%でございます。済みません、今の落札率は、予定価格に対する請負金額の率ということでよろしいですか。 ○委員長三藤毅君) 加納委員。 ○委員(加納孝彦君) 落札率を聞いたのは、予算の段階で出ている金額を過去さかのぼって足し算しても、今回出てきている決定金額と一致をしないものだから、どこに出てきているのか全くわかんなくなってしまっているということで、どれぐらいの率なのかなと確認したんですけれども、74.87%ということなんですけれども、これって、額としてはかなり安い金額での落札ということになっているような気がするんですけど、これは何か原因、要因が考えられることがあるんですか。 ○委員長三藤毅君) 河本監理課長。 ○監理課長河本幹男君) 2社とも低入札ということになりまして、結果的には東芝さんのほうが落札ということになっているんですけども、2社ともでございますけれども、まず、積算につきましては、土木工事標準積算基準書公共工事設計労務単価等に基づいて積算されておりまして、基準書にないものについては、複数社からの見積もりを徴収しまして、予定価格を決定しておりますが、デジタル防災行政無線設備につきましては、市町村の危機管理に必要不可欠な設備ということで、製品開発から納入後のメンテナンスに至るまで力を注ぎ、多くの納入実績があり、スケールメリットを生かした計画的な購入・製作によるコストの圧縮等が図っておられると、このような状況ですので、安くなっているということでございます。 ○委員長三藤毅君) 加納委員。 ○委員(加納孝彦君) 実績でそういったノウハウを十分にお持ちだということで、そこまで想定している金額がかからなかったということなんでしょうけれども、また何点か確認をさせていただくんですけれども、今年度は新設が大きな事業になっているということなんですけれども、どういったスケジュールで、要は、これから準備を進めて、例えば、ここの3カ月で一気にやってしまうというのか、来月から少しずつふやしていって、今年度中に全部工事が終わるということであれば、東から来るのか西から来るのかといったようなことと、あと、今回、条件付一般競争入札ということなんですけれども、済みません、これ、通告はしてないんですけど、条件というのは今回の入札に関してはどういったことがあったのか、もしわかる範囲でということと、まず、そのあたりを教えていただければと思います。
    委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 工事のスケジュール等につきましてお答えします。まず、今議会でこの議案が可決をいただけましたら、その後すぐ、今月末ぐらいに、まず第1回の業者との打ち合わせということに入りまして、そこである程度のスケジュール感が出てくるのかなと思います。  基本的には、新設の工事につきましては、今年度内で終わらせ、更新については、また来年度ということに、その大筋では話はしております。 ○委員長三藤毅君) 河本監理課長。 ○監理課長河本幹男君) 条件付一般競争入札の今回の件の条件ということでございますけれども、まず、入札資格といたしましては、府中市の建設工事競争入札参加資格者であるということがまず大前提でございまして、この資格者の中で、まず、電気通信工事業者として認定されていること、それから、府中市と契約権限を有する営業所等の所在地が広島県内にあるということ、それから、所定の総合評定値が一定基準を満たしているということ、同種同規模の工事実績を有することなどでございます。 ○委員長三藤毅君) 加納委員。 ○委員(加納孝彦君) 今、条件を言っていただいたんですけれども、今回の工事で古いものを入れて3回の工事が整備をされてきたというふうになるんですけれども、この旧市内にあった最初からあるものと、今回新設をするところの事業所は異なるのかどうかということと、一昨年か、上下町に整備をしたところと工事業者が異なるのか。そのときに、維持費というのが前回の、今まであったものとまたふえてくる、年度ごとにかかっていく維持費ってふえていくと思うんですけども、そのあたりはどのぐらいを見込んでおられるのか教えていただければと思います。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 上下町に整備した工事の業者と、それから、今回の議案で提出させていただいております業者については、東芝ということで同じということでございます。  それから、20年前、今現在アナログでついております防災行政無線につきましては、違う業者でございます。  それから、維持費の関係で申しますと、現在、保守点検管理料というのが維持費の一番大きなものでございまして、この金額を申し上げますと、年間で約260万円かかっております。今年度整備します増設をいたしますと、約130万円増、これは正確な見積もり等はまだこれからなんで、出ませんけども、ざっくりでございますが、130万円ぐらいの増になろうかなと見込んでおります。したがって、合計すれば390万、400万円弱ぐらいになるかなというところでございます。 ○委員長三藤毅君) 加納委員。 ○委員(加納孝彦君) 最後にしますけれども、この保守管理でかかっているところの保守メンテナンスの業者というのは、その工事をされた会社によらず、1社でやっておられるのかどうか。今回の工事後も、保守メンテナンスの会社は1社という形になるのか確認をさせてください。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) メンテナンス、保守管理の業者につきましては、工事を請け負った業者ではなくて、違う業者ということになっておりまして、新設分も含めて、恐らく同じところに、これはいろんなやりとり等で、効果的、効率的な面で言えば、同じ業者になろうかなと思います。あわせて管理委託をするということになろうかと思います。 ○委員長三藤毅君) ほかにありませんか。  岡田委員。 ○委員(岡田隆行君) 今、加納委員福田委員も皆さんいろいろ聞いていただいたんだけど、私も重なりましたらあれなんですけど、重なったところはあえて割愛をさせていただこうとは思うんですけど、さりとて、やはり3月で通っているとはいえ、やはり今の声としては、いろんな、これで十分だという方ももちろんおられますし、もうちょっとこうなったらいいなという方もおられますし、いや、これはちょっともう少し別の方法がという方もおられるので、それが現状だと思うんですね。予算としては通って、こうやって進んではいますけれども、やっぱりそういう声に耳を傾けるという意味でも、広報の仕方ですよね。  一つの提案でございますけれども、このデジタル防災行政無線にはここまでができるんだと、ここに限界があるんだと、しかし、これ以上にはこういうところができるんだという形での、やっぱり丁寧なきめの細かな広報が必要ではないかなと考えるんですが、いかがでしょうか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 委員おっしゃるとおり、広報につきましては、先ほどちょっと御紹介しましたけども、予算特集号でありますとか、防災特集号、このあたりで今後もやっていきたいと申し上げましたが、この間の広報につきましては、防災行政無線必要性や利点等を訴えるという部分では弱かったんではないかというのは認識をしております。  今後は、そういったところをちょっと考えた上で、また特集号等で訴えていくというか、PRしていきたいと思っております。 ○委員長三藤毅君) 岡田委員。 ○委員(岡田隆行君) そのほうがいいなと思います。あわせて、北部になりますが、上下町のほうを回っておりますと、緊急避難場所として設定されている、指定されているところでも、携帯無線の入らないところがあると住民の方から複数聞いております。  そうなってくると、やはりこれが今、設置を進めているこのデジタル行政無線の効果ももちろん必要ですけれども、今言ったような携帯――きょうのように大阪で大地震が起こったりしますと、やはり身にしみてきますので、皆さん方が今、非常に機敏になっておるので、これには限界があるよというだけではいけないので、こういう形で皆さんの命や暮らし、健康を守っていきますよという形の、きめの細かなものを現状調べながら、どこに電波が入っているか、さっき、誰が言われたんでしょうかね、いわゆる携帯が入らないところもたくさんあるということを、安心いたしましたのは、市としても、やはりその辺は業者に対しても働きかけをしていくんだと、今までの継続として、流れとしてはやっていくんだと言われたので、とても安心をいたしたんですけど、その辺も含めた広報をしていかないと、やはり今、地震等が現実のものになっていますので、安心されないだろうと思います。  巨額を投じますので、やはりそういう意味から、1円たりとも市民の方の税金ですので、必ず返していっているんだということも含めて広報いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) そういったことを含めまして、今後、広報については考えていきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) ほかにございませんか。  土井委員。 ○委員(土井基司君) 先ほど加納委員の質問と重なるところもあるかと思いますが、確認ですけども、2社とも低入札になったということで、低入札調査委員会で審査をされたと思うんですけども、そこで、確認は、不当なというか、調査項目の中で言ったら、基準の中でおさまるような審査結果だったということでよろしいですか。 ○委員長三藤毅君) 河本監理課長。 ○監理課長河本幹男君) 低入札価格調査委員会でございますけれども、まず、聞き取り調査等によりまして、基本的な判断基準といたしまして、落札理由であるとか、手持ち工事の状況であるとか、作業従事者の供給見通しなどについて問題ないことを確認しました。  それから、数値的判断基準と申しまして、工事内訳書の精査を行いまして、これについても全て基準を満たしているということで、いずれの調査においても全ての基準を満たしているということになりました。 ○委員長三藤毅君) 土井委員。 ○委員(土井基司君) その辺は一般質問のときにも公契約条例ということで質問させていただきましたけども、そこのところ気になったので、確認をさせていただきました。  それで、議案と少し外れるところなんですけども、先ほど来、配置の現状についての質問がありましたので、一つだけ確認をさせていただきたいんですけども、配置状況が少しアンバランスじゃないかというような指摘もありましたが、密度の高いところでは、隣り合う無線同士の音が重なり合って聞き取りにくいであるとか、また、山際だと反響するので、その辺聞き取りにくくなったりするところもあると思うんですが、その辺の改善については、今回はどのような対策をとられたんでしょうか。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) そういった音の干渉につきましては、設計の段階において極力干渉し合わないというのが原則で、そういったように考えて設計をしてきたところです。  ただ、おっしゃるように、現実、今建っている防災行政無線につきましては、山合いであるとか谷合いで音がこだましたり、あるいは、拡声スピーカーからの距離とか風の方向とか、周囲の音でありますとか、あるいは、放送する声の声質などによって、そういった条件がいろいろある中で、音が重なって聞こえるということは確かにあろうかと思っております。  こういったことに対しましては、できるだけそういったことを抑えると、ないようにするという、または緩和していくということで、例えば、スピーカーの向きを微妙に変えてみるとか、そういったことを設置の段階で、また個々の防災行政無線についてやっていきたいと思います。 ○委員長三藤毅君) ほかにありませんか。  丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) これ、いつか債務負担行為か何かあったか、ちょっと覚えとらんのですけど、契約金額3億1,536万円ですか、これと30年度工事費の予算が2億5,700万円ぐらいだったろうと思います。その差はどこから持ってくるんですかね。6,000万円ほどの差は。 ○委員長三藤毅君) 小寺総務課長。 ○総務課長小寺俊昭君) 平成30年度の予算で、今、御紹介いただきました歳出予算に組んでいる2億5,000万円余りの金額と、合わせて債務負担行為のほうの予算、これは平成31年度への債務負担行為という予算設定だったんですが、これが1億6,000万円余り、1億7,000万円弱ございまして、合わせれば、4億2,000万円余りの予算額ということで、この予算をもとに今回入札をして、3億1,500万円の請負金額の仮契約をしているというところでございます。 ○委員長三藤毅君) 丸山委員。 ○委員(丸山茂美君) 調査不足で、勉強不足で申しわけないんですけど、この債務負担行為は、いつの予算であったかな。今回であった。失礼しました。ありがとうございました。 ○委員長三藤毅君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長三藤毅君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長三藤毅君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長三藤毅君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長三藤毅君) 以上で、総務文教委員会に付託された案件の審査は終了いたしました。  委員長報告の作成につきましては、御一任願います。  以上で、総務文教委員会を散会いたします。                午前10時48分 散会...