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平成29年第4回定例会(12月 8日)

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  1. 府中市議会 2017-12-08
    平成29年第4回定例会(12月 8日)


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    平成29年第4回定例会(12月 8日)              平成29年第4回府中市議会定例会会議録  平成29年12月8日午前10時0分、府中市議会定例会を本市議事堂において再開した。 1 出席議員      1番  丸山茂美       2番  加納孝彦      3番  山口康治       4番  本谷宏行      5番  三藤 毅       6番  加島広宣      7番  楢﨑征途       8番  土井基司      9番  田邉 稔       10番  髙山詳次      11番  居神光男       12番  橘髙尚裕      13番  小原 操       14番  大本千香子      15番  水田 豊       16番  小川敏男      17番  加藤吉秀       18番  小野申人      19番  瀬川恭志       20番  棗田澄子 1 欠席議員   なし 1 説明のため出席した者   市長          戸成義則   教育長         平谷昭彦   総務部長        石川裕洋   参事兼税務課長     武田英三   健康福祉部長      九十九浩司  建設産業部長      若井紳壮
      教育部長        粟根誠司   人事秘書課長      浅野昌樹   総務課長兼選管事務局長 小寺俊昭   企画財政課長      豊田弘治   健康医療課長      岡田宏子   女性こども課長     山田資子   地域福祉課長      岡田武司   長寿支援課長      唐川 平   監理課長        河本幹男   まちづくり課長     杉島賢治   産業振興課長農委事務局長               池田弘昭   教委総務課長      大和庄二郎   学校教育課長      門田雄治   生涯学習課長      谷口達也 1 事務局及び書記   事務局長        赤利光彦   議事係長        山路英利   主任          小林正樹 1 議事日程   日程第1 一般質問 1 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時0分 開議 ○議長(丸山茂美君) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事は、お手元に配付しております議事日程表により進めたいと思います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山茂美君) 日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。  質問については通告に従ってされるよう、お願いします。  順次発言を許します。  まず、創生会の山口康治君の登壇を求めます。  山口康治君。             〔3番議員 山口康治君 登壇〕 ○3番議員(山口康治君) 皆さん、おはようございます。本日、朝一の一般質問をさせていただきます。創生会、3番議員の山口でございます。  通告によりまして、市民プールの建設、それとNEKI、府中焼き等の質問をさせていただいておりますが、答弁によりましては深掘りをさせていただきますので、理事者の皆さん、よろしくお願いいたします。  さて、市民プールの建設についてでございますが、私はこの市民プールの建設について、議員になりまして3回の質問をさせていただいております。中活で最後のチャンスというとき、大変有利な起債が使えるというようなこともありました。これは可能性でありまして、必ずしもということではございませんが、この市民プールも資材の高騰、そして人がいないというようなことで、足踏みをしております。そうは言いましても、市当局では、現在では合同で事業検討会議――教育委員会、そして建設産業部、健康福祉部といったような構成で検討をされているようです。学びプランの中にも、府中地区都市再生整備計画に位置づけて推進していくというようなことも記載をされております。実際、どうなのかということを聞いてまいりたいと思います。中でも、今回は健康福祉部もこの事業検討にかかわっておられます。長寿支援等々で、プールについてどのように考えておられるのかということからまず質問をさせていただきます。           〔3番議員 山口康治君 質問席に移動〕 ○議長(丸山茂美君) 唐川長寿支援課長。 ○長寿支援課長(唐川平君) プール建設に関する長寿支援課としての考えをお尋ねいただきました。私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  まだ市民プールについて具体的に、例えば公的な事業として行うのかというところを検討しているわけではございませんので、あくまでも一般論としてのお答えになろうかとは思いますが、要支援の認定を受けていらっしゃる方、特に女性に多い疾患といたしましては、筋骨格系疾患でありますとか変形性膝関節症といった、いわゆる膝痛でありますとか腰痛といったものが挙げられますが、こういった疾患に対する運動といたしまして、医師からはプール運動などを勧められるということが多くあります。近隣の民間のプールでは、独自で高齢者の介護予防のためのプールを使用した教室を開催されておりまして、有料ではございますが、送迎もあり、府中市からの利用者もあるというふうに聞いてございます。  公費を使う介護予防事業として、プールを使った教室などを運営するかどうかということにつきましてはまだわかりませんが、高齢者の方が気軽に水中でウオーキングなどの運動ができるプールの設備があるということは大変望ましいことだとは考えております。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 女性は特に筋力の低下が男性より早まって、そして骨粗しょう症になりやすいというようなことからも、プールを使っての筋力トレーニングということは必要であるということを以前の一般質問でも述べさせていただきました。今、答弁をいただきましたが、結構プールを利用されているといったことが伺えました。  それでは、続いてですけど、生涯学習課のほうに聞きたいと思いますが、以前、プール建設について、市民プールを建設されて、利用される見込み者数、そして果たして売り上げはどれぐらいいくのであろうかという質問をさせていただきましたが、その後、その数字がどういうふうに変わったとかいうことがありましたら、再度、聞かせてください。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 利用者数、それからどのぐらいの売り上げがあるかということになりますので、回答を申し上げたいと思います。  まず、利用者数につきましては、昨年度と一昨年度の比較での傾向からお答え申し上げます。  まず、府中市B&G海洋センターのプールの利用者数は、平成27年度が4万8,590人、平成28年度が4万9,204人と600人ちかく増加いたしております。また、昨年度から取り組んでおります市の長寿支援課や平成大学などと連携した介護予防や健康増進事業については、専用のスタジオがなく、ロビーなどでやっているにもかかわらず、利用者にたくさん御利用いただいておりまして、今年度は2,000人近い参加者が見込まれておるところでございます。さらに、今年度から設置いたしましたジムでございます。これも小さなものでございますが、11月末までで約250人の利用をしていただいております。これら全ての利用者を合計すると、今年度の利用者数は5万人を上回ると予想いたしておるところでございます。  以前、岡山県新見市というところのプールを視察させていただきましたが、人口は府中市よりも1万人程度少ないまちにもかかわらず、年間の利用者数が6万人程度であるということを伺っておりまして、そのことから鑑みましても、ジムやスタジオを併設した施設を現行施設よりもより交通の利便性が高いところに整備すれば、府中市におきましても6万人程度の利用は十分見込めるのではないかと考えているところでございます。  次に、利用料金の予想見込みについてになります。  現在、各課との協議の中で、プールやスタジオなどのメニューや、そのメニューに対する料金設定を議論している状況でございますので、現在において、利用料金の詳細なお答えはできないような状況でございます。しかしながら、現在のB&G海洋センターの利用料金が、ここ数年で見ると、年間3,000万円弱となっておりますが、先ほど申し上げましたように、新しいプールとなれば、利用者数がふえると見込んでおりますので、それに応じた現行の利用の売り上げよりは増加するものということでございます。数値については御了承ください。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) B&G海洋センターの利用者数が平成27年、28年と4万8,000人から4万9,000人と。そして、スタジオを使ってのいろいろな体操とか、また、少ないんですけど、マシーンなどを使われる方もふえて、今では5万人がB&G海洋センターを利用されているということをお伺いしました。  そして、新見市は府中市より1万人弱人が少なくても、6万人の方が市民プール、ジム等を利用されているという報告を受けました。私たちも、ここに視察に行かせていただきました。ということは、新しい市民プールをつくって、いろいろ知恵を出して、いろんなメニューをつくっていけば、7万人は見込めるんじゃないかなということを勝手に想像するわけですが、やはり市民の方は運動することに飢えているということも想定されるのではないでしょうか。人生120年と私どもの市長は言われます。そのためにも元気に働ける、そして運動のできる施設が必要だと、こういうふうに考えます。  では、次にプールの建てかえの要因の一つでもありました、長年、老朽化も進み、天井の物も落ちたりもしまして、そして平成30年8月に地下タンクの補修、これは地下タンクの中の重油が、老朽化が進んで漏れると、地下に染み渡ったり、川に流れたりすると大変なことになるということで、義務づけられていると。市内のガソリンスタンドでも、この前、そういう地下タンクのやりかえをされているところを目の当たりにしました。この地下タンクのやりかえは、平成30年8月というふうに予定をされていますが、これは予定どおり修理をされるのか。これは金額が幾らで、工期はどのぐらいかかるのかというところをお知らせください。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 地下タンクについてのお尋ねでございます。  これまで議会のほうでも何度かお聞きいただきましたように、B&G海洋センター地下タンクにつきましては、平成23年の消防法の改正によりまして、設置から40年が経過した場合は、改修または交換するよう義務づけられているものでございます。B&G海洋センター地下タンクは昭和53年8月8日に設置されています。ですので、40年たちますと平成30年、来年の8月8日までには改修または交換義務が生じておるところでございます。教育委員会といたしましては、改修による対応を考えております。  なお、改修の費用につきましては、専門の業者さんの見立てによりますと約270万円程度でございます。また、工期につきましては、三、四日間というふうにみております。どんな工事かと申しますと、地下タンク本体に電気がたまってしまって、小さなさびが余計拡大していってしまい、腐食が進行するという現象になりますので、それを食いとめるための電気を流す装置を取りつけます。ですから、営業の停止とかはせずに、営業しながら工期ということで、三、四日間をみておるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 意外に想定しているよりも金額や日にちもかからないということですが、この地下タンクの中の補修ということですけど、これはまた40年後をにらんでの修理でしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) このたびのは一時的な改修でございますので、先ほども申し上げました腐食等が帯電により進行するのを防ぐためのものでございますので、一時的な延命措置というふうに考えておるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) いわゆる一時的――ですから、地下タンクをやりかえるというような作業はこれからもする必要はないということですか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 改修ということになりますと、経費も270万円より大幅にかかりますし、サービス利用の提供を停止する必要もありますので、こういった方法を選択しておるところでございます。本来、プールの建設を前提に、この方式は考えておりました。それが先ほど議員のほうから説明がありましたように、震災等での工事費とかの増嵩を見ての延期という状況になっておりますので、そのあたりは様子を見ながらの着手になると思います。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) ですから、将来プールを建てるために、この場の一時しのぎというか、10年ぐらいは大丈夫であるといったな工事になるのでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 議員仰せのとおり、約10年程度の、一時しのぎという言葉がどうかはわかりませんけど、恒久的なものではございません。  それと、冒頭で御紹介いただきましたように、本体そのものが天井部品が落ちてきたりとかで、毎年新たな費用をかけて直しているところでございますので、タンクは10年もつかもしれませんが、建物はじゃあどうかなというと、ちょっと不安を持っている状況でございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) このプールですけど、今度はちょっと視点を変えて、小・中学校に野外プールがございます。温水プールじゃございませんが、このプールは、夏場に必ず子供たちが水泳を習うために水を張られておりますが、例えば野外プールの経費はどのぐらいかかるのか。ちょうどB&G海洋センターのプールのことを聞いておりますので、例えば府南学園あたり、府南学園といいますと、一つの中学校に四つの小学校、ここの野外プールはどのぐらいの経費がかかっているのか、お知らせください。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 府南学園、4小学校1中学校の学校のプールの維持管理経費等についての御質問と思います。  まず、施設の点検費用、修繕経費、それから薬剤等の消耗品費について、平成29年度の実績で申し上げます。点検関係の経費は、プールの循環浄化装置保守点検整備料といたしまして、府南学園の4施設合計で見ますと16万7,616円というふうに算定いたしております。それから、第一中学校につきましては、平成29年度につきましては、学校のプールではありませんで、B&G海洋センターでの利用に切りかえておりますため、そういった整備料はかかっておりませんが、かわりにB&G海洋センターのプールの施設利用料として30万1,600円の経費がかかっておるところでございます。これはちょっとまた別でございます。  また、次に修繕経費を申し上げますと、これは塗料等の原材料費が1校当たり6万8,000円で、補修作業の委託料として約3万円、合計9万8,000円程度の修繕経費をみておるところでございます。ただ、これは3年ごとにローテーションでやっておりますので、平成29年度で申しますと、南小学校の修繕を行いまして、約9万8,000円というふうにお考えいただければと思います。  また、プール初めのときに水を張らないといけないんですけど、そのときの水道料金につきましては、一つの施設がおおむね8万241円かかっておりますので、合計が32万964円ということになります。  今の点検及び修繕経費との合計をいたしますと、16万7,000幾らかと9万8,000円と水の最初の張り賃が32万円ぐらいで、合計が58万6,580円となっております。  次に薬剤費、殺菌消毒剤とか、藻が発生しないための薬、塩素を測定するための試薬などの水質管理経費といたしまして、4小学校では37万7,332円をみております。  ということで、今申し上げました先ほどの58万6,580円と37万7,332円を合計いたしますと、96万3,912円となります。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 水道料金については、4校で約30万円で、それをもろもろ合計すると、4校で96万円ということですね。4校で96万円、100万円割る4ということで、小学校のプールを運営するに当たって、3カ月間ですか、プールは。これが約25万円ぐらい、小学校でかかっていると。100人の小学校であろうと、300人の小学校であろうと、大体そういうふうにかかっているということですね。  中学校では、第一中がB&G海洋センターを使われたと聞いておりますけど、中学校では今はもうプールの授業をしなくてもいい、していない中学校もあると聞いたんですけど、どうなんでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 今、山口議員がおっしゃったように、中学校でプールの授業をやっていない学校がございます。それは上下中学校になります。  中学校では、水泳の事故防止に関する指導は必ず実施することとなっておりますが、水泳の指導のほうは行わない場合が認められておるところでございます。これは、中学校の学習指導要領に、水泳の指導については、適切な水泳場の確保が困難な場合には、これを扱わないことができると示された一文によるものでございます。  上下中学校のプールの場合は、昭和50年設置ということで、大変老朽化が進んでおりまして、また構造上、飛び込み可能な水深が設計されております。たしか中央部分のほうだったと思うんですけど、そこが2.3メートルの深さがありまして、安全面の課題があると。泳いでいる途中で、そこでちょっとアップアップしてしまって、危ないと、そういったことも含めまして、また、最近の気象状況の関係があるのかどうか、ちょっと因果関係は科学的にはわかりませんが、水のにごりや藻の発生がそこを中心に非常にふえてきて、3日間ぐらいできれいだった水が緑色になってしまうような状況がございました。そういう中で、学校のほうの御判断といたしまして、中学校としてのプールの利用頻度数と費用対効果を総合的に考えて、今回、プールの実施はいたしていないというところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) それは平成29年度だけということですか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 平成29年度からということでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 中学校は小学校とは違って、プールを受講する時間は大変短いと聞いております。小学校より中学校の体育でのプールの時間は短いと聞いている。一中は50メートルプールで、府中市でも1校だけ特殊なプールですけど、ここは壊れているので、今使用せず、B&G海洋センターのプールを利用されたと。先ほど言われました、一中の生徒が約400人弱と。それで、プールの期間にB&G海洋センターを使わせていただいて、30万円支払いをしたということで間違いないですか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 第一中学校につきましては、先ほど申し上げました30万1,200円という数字で間違いございません。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) わかりました。それでは、続きます。  プールを、例えば建てかえると。以前の質問では、有利な起債はないというふうに答弁をいただきましたが、第3期府中地区都市再生整備計画に基づいて推進するというふうなことをうたっておられますけど、そういう計画に基づいてされているんですか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 今、基づいてとおっしゃられたんですけど、これはまだ確定的なものではございません。市民プール中心市街地のほうにおろして、利便性を高めて、先ほど申し上げましたように、市民の健康維持や介護予防等に使いたいということで思っておるところなんですけど、なかなか財源がいいものがございません。市の持ち出しが非常に多くなるという中で、何か有利なものがないかということで、中心市街地におろすのであれば、今おっしゃられた中心市街地の中で位置づけていただいて、活用したいというところはございます。これまでの答弁でも申し上げたところでございます。ただし、中活につきまして、今ここで確定的なことを申し上げるような段階ではございませんので、そういった状況は今申し上げたとおりでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 第3期の中活というようなことも市長から聞いたことはございますけど、今はそれはもちろんかなわないと。有利な条件は、今のところないということです。だったら、リース方式というようなことも考えられるのではないかなというふうに思います。PFIというような民間の資金を利用してというようなこともありますし、特別目的事業体を公募するようなスペシャル・パーパス・ビークル、SPCというようなこともございます。そういったお考えはございませんか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 今、議員仰せのリース方式の中で御紹介いただきましたようなSPCとかPFIとか、私どものほうも検討いたしておるところでございます。特にPFI方式は、従来、自治体が対応してきた公共施設の整備を民間の資金あるいはノウハウを活用して整備する手法で、近年、地方自治体の財政が厳しい中で、一つの有効な整備手法であるとは考えております。また、PFI方式では、リースという考え方につながるのでしょうか、事業初年度の支出は大幅に抑えることが可能でございます。ですから、事業期間にわたって、財政負担を平準化できるというメリットはございます。しかし、その反面、補助金制度等の活用が非常に難しくなるといったデメリットもございます。  私どもも、まだまだPFI方式については認識不足の面もありまして、有効な手法といたしまして、情報収集はしてまいりたいと思いますが、新しいプールの建設が総工費で数億円単位になることが予想される事業であることから、単市の財政負担を少し軽減するために、まずは、第一は補助金や起債等を活用して検討していくべきかなと思っております。
     また、スペシャル・パーパス・ビークルについて御紹介いただいたんですが、ちょっと勉強不足なんですが、これは不動産の流動化に向けて、その不動産を担保に社債等を発行するものだというふうに伺っております。恐らく銀行等が持つ不良債権の関係で出された制度だと思うんですけど、今の府中市の土地をそれと同じ手法でやるかどうかというのは全く検討できておりませんし、社債等を発行するノウハウもございません。ということになれば、金融会社との連携等も必要になるので、熟考する必要があるのかなと考えておるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 有利な起債は使えないし、リース方式を使うと交付金もいただけないと。そうはいっても、単独でプールをつくるといっても、そういう交付金もない。八方ふさがりです。  そういう中でも、市民はやっぱり運動をしたいと思っている人が結構ふえていると。先ほど聞きました小・中のプールですね、これには必ず経費がかかっていると聞かせていただきました。府南学園の小学生の体育の時間に市民プールを使うと、温水プールですから、夏場に限ることはございません。1年を使って、市民プールで専門的な先生に泳ぎ方を習うと。そうしますと、4校の小学校、一中もそうですけど、5校のプールの経費が浮くと。B&G海洋センターに一中の生徒400人弱、30万円をお支払いしていると。これを市民プールに充てるというようなことも考えると、光が見えてくるんじゃないかなと。じゃあ、今ある既存の小学校のプールはどうするんだと。これの再利用、農業にだって使えるんじゃないかなというような、いろいろ知恵を出せば、いろんなことが出てくるんじゃないかなと。エアコンの費用だって捻出できるかもわかりませんよ。  ということで、プールについては、市民が大変望んでいる、頑張ってくださいということをお願いして、次に移ります。  次は、大変にぎわいを持っているキテラスふちゅう。平成27年にキテラスふちゅうができまして、2軒のお店に入っていただきました。割と昼間なんか特ににぎわっているというふうに感じますし、売り上げや人数もふえております。NEKIについても、お好み焼きの売り上げはしっかり上がっていると。府中焼きというのが大分知名度が上がってきたと思いますけど、キテラスふちゅうの契約期限満了に伴い、公募があったと思います。ここが次年度に向けてどのようになったかということをお伺いします。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) それでは、ただいま御紹介いただきました地域交流センター、愛称でありますキテラスふちゅうの貸店舗の状況について御報告をさせていただきます。  キテラスふちゅうの貸店舗に出店いただいています2店につきましては、平成30年3月末で使用期間が満了となります。その対応と経過といたしましては、平成30年4月以降の貸店舗の出店者につきまして、キテラスふちゅうの指定管理者でございます一般財団法人府中市まちづくり振興公社により公募を実施していただいております。10月の1カ月間、府中市の広報または府中市商工会議所発行の「月刊府中けいざい情報」、さらに府中市のまちづくり振興公社、府中市、そして府中市観光協会等のホームページで公募され、結果につきましては、3件の応募があり、審査を行った結果、現在出店されている2店に決定されたものでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 3件の応募があって、審査の上、今のお店が2軒、継続というふうになったと。これは、また2年ですか。2年の契約ですね。  ここの2軒は両方とも仲よくやっておられます。一般の市民が行かれたときに、どっちに座ろうかなというときに、片一方がたくさんお客さんがいらっしゃって、片一方の店が空席があると、そこへ座るわけにはいかないというようなことがございます。できたら、中に入って、両方から注文が受けられますといった看板等があれば、お客さんはもっと簡単に両方に注文ができるんじゃないかなと、そんなことに気づきました。  キテラスふちゅうでお好み焼き、NEKIで府中焼き、はやっています。道の駅にあってもよかったんじゃないんですか。今は配達をされておりますが、将来、そういうことはお考えではないでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) これまでも御答弁させていただいていますとおり、道の駅というものについては、市内の観光地等の情報発信基地という性格を持っているところでございます。来訪された方は、道の駅で得たそれらの情報をもとに、市内に約40店舗ございます府中焼きのお店、または歴史ある観光施設等を回遊していただきながら、府中の魅力に触れ、そして府中の味を堪能していただいていると考えています。  このように、道の駅とキテラスふちゅうはそれぞれの役割を担い、それぞれが連携することで、さらなる相乗効果を発揮するものと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 道の駅にもあったほうが、どちらかというと府中市外から来られた方にはいいんじゃないかなと思いますが、次にいきます。  府中焼きを広める会というのがございます。B-1グランプリに参加したのが平成22年の厚木大会、府中大会は平成26年、そしてことしは明石で開催されました。全国大会とか中・四国、九州大会とか、大会についてはいろいろ形態が違いますが、ことしの明石大会についてはたくさん人が集まられ、2日間で17万人というふうに伺っております。この広める会は、府中商工会議所が中心になって構成をされております。市の職員の方もその中に含まれております。カープの球場へも、私も議員になって数回、PRに行かせていただきました。市の職員の皆さんの府中焼きの手さばきは大変すばらしいものがございます。ただ、広める会というのは、年間どれぐらい全国へ行かれているのか。また、市の職員さんで構成される単独での参加もあると思いますが、これについてはどのぐらいの回数行かれているのか、お知らせください。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) それでは、まず備後府中焼きを広める会の活動について御紹介をさせていただきます。  平成29年度11月末までの備後府中焼きを広める会としての各種イベントに参加されました回数は28回と伺っております。その主なイベントといたしましては、府中☆産業博、そしてドリームベースボール、備後国府まつり、健康&福祉まつり、また府中学びフェスタ、備後府中食博、そして先ほど議員さんがおっしゃいました、明石で行われました西日本B-1グランプリなどでございます。これらのイベントのうち、府中市の職員が協力いたしましたのは、西日本B-1グランプリのみでございます。  次に、府中市の職員が単独で参加したイベントにつきましては、サンフレッチェ広島フレンドリータウン、またマツダスタジアムわがまち魅力発信隊など、イベントに4回参加をいたしまして、府中市のPR活動を行っているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 平日だったりということもあったり、かといって広める会の、本業でやられている方は自分のお店のこともあります。それと、グループで行ったり来たりの貸し借りのようなものもあるんですけど、割と府中焼きというのは知名度が上がってきたと思います。以前も聞きましたけど、広銀の試算によれば、20億円の経済効果があるというふうに思いますが、府中焼きがビジネスとして成長をしていると考えられるか、そのことについてちょっと。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 備後府中焼きにつきましては、府中市のまちおこしの貴重な資源といたしまして、皆様の御協力を得ながら、これまでさまざまな取り組み等を行ってまいりました。平成27年1月にオープンしました、先ほどのキテラスふちゅうの南館の来客数の実績といたしまして、平成27年度が約3万5,000人、そして平成28年度が約3万4,000人、今年度も9月末時点ではございますが、約3万人という来客数でございます。また、本年8月に東京神田小川町にオープンされました府中市アンテナショップNEKIにおきましても、府中焼きを中心としたメニューで飲食ブースを運営されておりまして、当初の計画を上回る来客数と伺っておるところでございます。  このように、備後府中焼きをさまざまなイベントでPRすることによりまして、府中焼きの知名度が上がり、本市を訪れ、そして府中焼きを食する方も多くなっているというふうに感じているところでございます。府中焼きなど本市の食のブランドイメージ、また市民の郷土を醸成する効果など、府中市の産業や地域産業への貢献度は高いものと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 私なりに府中焼きについて、市内のお店や、また府中市には3社ございますおそばを卸しておられるところにいろいろ聞き取りをいたしました。今現在、上下に2件、府中市に39件のお好み焼き屋さんがございまして、おそばを50%卸しておられる業者に聞きました。若干数字は伸びているということを聞きましたし、そうはいっても、全体とすれば数字は上がっていないと。やっぱりキテラスふちゅうとかテレビ撮影があった場所、そういったお店は来客数がふえているということを聞きました。せっかくいろいろPRをされていますが、そろそろPRだけじゃもう頭打ちかなという感じがします。職員の皆さんも、毎週水曜日ですか、お好み焼きをランチで食べられて、部長はそば肉玉というふうにお伺いしましたけど、今度はそういった市民に対しての意識づけですね、そういうことも産業として伸ばしていく要因、それとふるさとのソウルフードを愛するというようなことも必要じゃないでしょうか。部長、いかがでしょう。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 今御指摘のように、現在、府中焼きということで行っている催し等を少し御紹介いたしますと、キテラスふちゅうの南館におきましては、オープン以来、府中焼き体験教室を開催しております。また、体験教室の利用者には、府中学園の義務教育学校、それと南、旭、国府の各小学校の方々が定期的に地域の食文化にふれる機会として利用していただいている実態もございます。そのほかにも地域団体、商工会議所の主催の産業観光ツアー、府中まちなか繁盛隊であります府中まちなかお店ゼミナール、福祉施設など、幅広く多くの方に府中焼き体験教室などを利用していただいているところでございます。  また、市役所の各課におきましても、県内会議であるとか全国会議などの開催の際には、お好み焼きマップや観光マップなどを資料の中に配布させていただきながら、積極的に府中市のPRを行っているところでございます。  今後につきましても、議員さんに御指摘いただいたような、もう一ひねりというところも確かに必要だと思いますけれど、備後府中焼きを広める会や観光協会等と連携しながら、府中焼きの周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 山口康治君。 ○3番議員(山口康治君) 府中焼きの日、以前も言いました。こんなことは割と簡単に制定できると思いますよ。  あと、やっぱり冷凍食品、こういったところへもどんどん、どこかの企業がやっていただけるところを応援すると。そして、府中のおそばとキャベツ、キャベツの生産量だって、そういうふうにふえていくと、生産量も上がるということも言えると思います。あと、府中焼きの体験ができるということも聞きましたが、まだまだ府中焼きを食べに来たというようなツアーは余りないような気がします。そういったツアーの仕込み等々をされて、とにかくキテラスだけが潤うようじゃだめなんです。上下のお店も入れて41軒が、府中のお好み焼きを食べに行くと、そこが潤うというようなところを一ひねりしてくださいよ、もう2回目ですから。お願いをして、私の一般質問を終わらせていただきます。             〔3番議員 山口康治君 降壇〕 ○議長(丸山茂美君) これをもって創生会の山口康治君の質問を終結いたします。  10分間休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時55分 休憩                午前11時4分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山茂美君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  創生会の居神光男君の登壇を求めます。  居神光男君。             〔11番議員 居神光男君 登壇〕 ○11番議員(居神光男君) 11番議員、創生会、居神光男でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、一問一答にて一般質問をさせていただきます。  このたびは、先般行われました有識者による府中市総合戦略会議について、それから東京で11月に行われました府中市しごと&くらしフェス2017の実施内容について、それから府中市農業振興対策、今後の府中市の農業をどういうふうにしていくのか、提案も含めまして、お聞きをしていきたいと思います。  なお、先ほど山口議員もおっしゃいました。答弁によりましたら、深掘りをさせていただくことになるやもしれませんので、ひとつよろしくお願いをいたします。  それでは、まず府中市総合戦略会議についてお聞きをいたします。  有識者の方々の御意見を取り入れながら、総合戦略の施策を達成されようとされております。私は、この総合戦略というのが非常にいいことだと。これが達成できれば、府中市は、いろんなことがすごくよくなると思います。そういうことで、こういう会議をされるのは大変よいことだと思います。  昨年も行われました。このたびお聞きしたいのは、何を目的に行われたのか、そして、ねらいどおりの成果があったのかというあたりからお聞きをしていきたいと思います。           〔11番議員 居神光男君 質問席に移動〕 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) それでは、総合戦略会議の目的とねらいということでお答えいたします。  総合戦略会議につきましては、産官学金労言等からそれぞれ選出した委員の皆様により、総合戦略に掲げた基本目標の目標値及び重要業績評価指標――俗にKPIと言われるものですが、これにつきまして、現状値を確認していただき、今年度につきましては、平成28年度に行いました各事業内容及び今後に向けた評価を検証していただくもので、今後の事業改善、目標値の見直しにもつなげるために開催したものでございます。ねらいどおりの成果といいますのは、我々がねらってということではありませんが、改善に向けてのさまざまな御指摘をいただいたということでございます。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) その目的でされる、本当に私もそう思います。改善し、見直しを行っていくということだと思います。  先ほどKPIのお話がございました。この前、9月に一般質問をさせていただいたときに、基準値と現状値など、ちょっとわかりにくいという質問をさせていただきました。それぞれ新しい直近の会議の資料を見させていただきましたら、ちゃんとうまく改善をされておりました。改善するとか言われると、なかなか時間がかかるのが今までだったんですけど、素早く改善されて、非常によく理解ができるようにされていたというのは本当に、オーバーに言うと、感動したと思います。本当に皆さん、見ていただいたら、目標値がどれだけいっているかというのがよくわかります。これからもぜひ改善をしながら、みんなで達成していきたいと思います。  それで、次の質問なんですけど、昨年にも有識者会議を行われています。そのときの評価が、おおむね意図する方向へ向かっているという、非常に優しい評価がなされております。このたび、厳しい意見もあったとはお聞きしておりますので、どういう御意見があったのかをお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 議員のほうから非常によい評価をいただきましてありがとうございます。  そういう中にありましても、やはり委員の皆様それぞれ、厳しい御指摘をいただいております。主な意見を幾つか紹介したいと思いますが、まず評価シートに記載の事業実績と重要業績評価指標、KPIの整合性、関連がやはりなかなか、見なれている方にとってはわかりやすいのかもしれませんけど、やはりそれぞれいろんな立場から出られている委員さんにとっては、もう少し関連づけをわかりやすくしてほしいというのが1点ありました。それから、資料番号1、2、3とつけた資料の様式につきまして構成がわかりづらいと。これは我々もちょっと、事業数が多かったり、枚数も多かったりしますので、そういう面で言われているのかなというふうには思っております。それから、KPIの設定方法、その基準がわかりづらいという御意見もいただいております。要は、毎年達成を求められるKPIと、1年ずつではなくて、5年後に求められるものというように、KPIの中でも目標値の掲げ方が若干違いますので、そういうものがもう少しわかりやすいようなものにしてほしいということがございました。  それから、事業内容についてなんですが、基本的に交付金事業は首都圏から人の流れを変えていくということがテーマとなっておりますが、そういうことじゃなくて、身近なUターンですよね。学生が中国5県の中で大学進学で出たりしたときの、もう少し身近な区域でのUターンを対象とした事業をしてはどうかと。当然、これは交付金事業ではないんですが、そういう御指摘もいただいております。  それと、やはりどうしても小さい事業をそれぞれ掲げておりますので、説明資料として出す事業数が少し多いので、もう少し絞ってわかりやすい事業を説明されたらどうかというような主な意見となっております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 目標だけは、やっぱり全部チェックしてもらう必要があると思うんですよ。それで、新しい事業とかKPIをわかりやすく、目標が毎年か5年か、そのあたりはなれていらっしゃらなかったらわかりにくいかもわからないので、一層工夫が要るのかと思います。  それで、次の質問なんですけど、今後もこういうことは定期的にやっていかれるのか、そのあたりをちょっとお聞きしておきます。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 総合戦略会議につきましては、毎年、当然定期開催で、事業が完了した翌年、だから前年度分について開催しておきたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) やり方なんですけど、ちょっと確認していないからわからないんですけど、資料は当日お渡しされますか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) おおむねなんですが、各委員さんのほうには1週間前には配付するようにしております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) そうですね、本当に膨大な資料なので、今、総務部長がおっしゃるように、前もってお渡しをして、疑問点を整理して、会議に参加していただければより効果も大きいと思いますので、またそれはぜひ継続してやっていただきたいと思います。  それと、戦略会議の今後の予定なんですけど、総合計画、総合戦略、目標が全部で72、多分項目があると思います。これについて、進捗状況を私たち議員に説明されるような予定がございますか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) この総合戦略会議自体が事業を評価していただいているということもございますので、議員の皆さんだけを対象とした、今言われたような進捗管理の説明会を行うということは、同じようなものを二度するようになりますので、今回も、10名以上だったと思うんですけど、大勢の議員さんが傍聴に来られておりましたので、できれば総合戦略会議の傍聴をいただきながら、そのあたりを聞いていただければと思っております。  また、担当窓口へお越しいただければ、具体的に同じような内容での御説明はしようと思っております。  なお、総合戦略の中でそれぞれ事業が分かれて、担当課がばらばらとなっておりますので、個別事業内容のお問い合わせであれば、各事業実施担当課のほうへお越しいただければと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) そうなんですよね、傍聴ができておればよかったんですけど、もうちょっと早目に言ってもらったらというのは理由にならないんですけど、私は申しわけなくて、傍聴ができませんでした。議員のほうにはそれでということであれば、それで結構です。  一つだけ思うんですけど、本当に私はこれだけお忙しい中でどんどん改良されていっているというのは非常にすばらしいことだと思います。ただ、もう一つだけ、ちょっと要らんことを言えば、PDCAの根幹にあるのは、いつ、どこで、誰が、なにをしたかというところがチェックの一つのポイントというところがございますので、それが少しつけ加えられれば、総合計画、総合戦略あわせて72のものは本当に達成できると思うんですよ。ひとつ、先般も9月、部長に答弁いただきましたように、執行部と議員が一緒になって達成していきたいと思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  この前、東京でしごと&くらしフェス2017を開催されました。これにつきまして、昨年もちょっとありましたけど、実施の目的は何であったかと、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 先般、行いましたしごと&くらしフェスの目的でございますが、このイベントは地方創生事業といたしまして、首都圏から府中市へ移住・定住を促進する事業の一つとして開催いたしております。また、この事業は、まち・ひと・しごと創生法の目的であります東京圏一極集中の是正をうたっていると。地方創生交付金の対象事業となっておるものでございます。具体的には、首都圏在住者で地方への移住等を希望されている方を対象といたしております。そういった方に対しまして、府中市ならではの暮らし方、働き方の魅力を発信し、府中市に目を向けてもらうことを目的として行っております。そのため、行政だけではなく、ものづくり産業を担う企業や特徴的な取り組みを行っている団体にも参加をしていただいております。  当日は、企業からのPR、それから事業内容等の説明、またそれぞれのブースでの就職相談など、人材と企業のマッチングを試みたものでございます。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 大変盛況でございまして、そういう目的でされたということはよく承知をしておりますけど、確認をさせてもらいました。  次に、段取りされる労力が市の職員の方に随分かかっちゃったと思うんですけど、総経費、参加スタッフの方々の過不足はなかったのかをお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 委託費用ということになるんですが、約500万円でございます。  それから、スタッフの人数でございますが、市といたしましては三つの課から8人の職員、それと地域おこし協力隊が1人、それから委託業者から5人ということで、総計14人という人数でございました。御承知のとおり、イベントの日が日曜日ということもございまして、会場のビルは休日閉館ということもございました。閉館しておりますビルの貸し会議室を利用したということもございまして、建物入り口での案内、それから建物内の会場への誘導、案内が必要でございました。会場では、受け付け整理、府中ブースでの相談対応などの役割分担を行い、適正な人数であったというふうには感じております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) そうですね、本当に皆さん方が一生懸命されている様子がわかりました。
     次の質問なんですけど、目標動員数を立てられてされたのかと、もう一つ質問があるんですけど、昨年とも比較して、どのあたりがよかったかをあわせてお願いします。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) まず、目標動員数でございますが、これは登録制といいますか、申し込みをもともといただいて、参加人数を把握していこうということもございまして、イベント開催の直前、イベントが日曜日でしたので、金曜日現在ということになりますが、申し込み人数が40人ということがございました。当然、当日何かの都合で欠席される方もおられるかなということで、少なくとも30人を超える目標をこの時点では立てておりました。ところが、実際の当日参加者というのは、逆に63人ということで、目標を大きく超える結果となっております。したがいまして、登録されない方も、興味を持たれた方が大勢来られたというふうに感じております。  昨年は、議員御承知のとおり、非常に我々としても残念な結果でございました。首都圏で市単独でイベントを開催することの難しさ、それと集客のための周知が課題であったということを反省しております。  その反省から、本年度はメディアを使った周知に力を入れることといたしまして、メディア戦略に強い業者に企画運営、周知等を委託したところでございます。当然、職員のかかわりも、企画段階から進捗管理あるいは協議をひんぱんに重ねるというふうに、業者とも密接に協議しながら取り組んだところでございます。したがいまして、一定の反省、課題解決をしたことから今回、昨年に比べてかなりの集客を得て盛況に終わったというふうに感じております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 本当にPDCAじゃないですけど、チェックされて、悪いところを直されて、非常に大きな成果が出たと思います。ここまでは五重丸ですよね。問題は、やっぱりやった後どうするかだと。総務部長、よく御存じのとおりです。  次、お聞きしたいのは、フォロー体制ですよね、63名の方に対して、あとアンケートについてもお聞きしようと思いますけど、フォロー体制をこういう道筋でやっていくというところをお伺いします。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) まさにそのとおりでございまして、フォロー体制につきましては、実は、既に参加者から市に対して幾らか問い合わせも来ている状況でございますが、今回、事前申し込みをしていただいた参加者は把握しておりますので、事前申し込みに参加していただいた方、これにつきましては、本人の同意を得て情報を提供してもらっておりますが、この方々に対しまして、今後つながりが継続できるように、セミナーや移住フェアなど各種情報、それから府中市の魅力を発信していきたいというふうに考えております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 問い合わせは何件でございましたか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 1件でございます。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) これからデータベースが一応4名の方、できたわけですから、どっちにしろデータベースはこれからたくさん構築していって、今、部長がおっしゃるように、つながりを継続していくというのがやっぱり一番大切だと思うんですよね。その中で、お試し暮らしでしたか、ああいうのも、せっかく私たち府中市がやっとるんですから、どんどんそういったことを発信していくことも必要だと思います。  フォロー体制は、問い合わせは1件である、しかしながらデータベースは何件かあるということで、ぜひ継続して府中市に1人でも2人でも来ていただけるように頑張らないけんと思いますので、よろしくお願いします。  次に、アンケートの分析についてお聞きします。  アンケートの分析から、どういったことが見えてきたかということをお願いいたします。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 参加者の方にアンケートをいたしております。府中市のイメージ、地方移住の検討の内容としてそういうアンケートを行っておりますが、詳細な分析につきましては、これからということですので、基本的に単純な集計結果ということで、端数等も調整しておりませんが、御紹介いたしますと、今回の参加者のまず年齢層でございますが、20代の方が49.1%、30代の方が27.3%、40代の方が20%となっております。男女別でいいますと、女性が67.3%、男性が32.7%、職業別でいいますと、学生が22.6%、パートの方が20.8%、事務職の方が17%、専門職をされている方が11.3%、それから居住地でいいますと、東京都の方が63.6%、埼玉県の方が16.4%、千葉県の方が10.9%、また府中へ行ったことがない、これは知らないという方にも通じるんですが、92.7%おられました。地方への移住についてということで、具体的に検討されている方という中では5.6%、それから将来移住したいという思いを持たれている方が70.4%、現時点では検討していないと言われる方が24.1%ということとなっております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 検討している方というのは、これはいわゆる見込みからいくと、いい見込みですよね、ランク的に。この何%の方か、今ちょっと書いていないですけど、その方についてのフォローというのは何か考えていますか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) アンケートですので、どの方がしたかということはわかりません。ただ、先ほども言いましたように、登録データというものがありますので、その中で、その方ピンポイントという形にはなかなかできませんが、全体の登録者の方には、今後も我々のイベント情報でありますとか、あるいは府中市の魅力について発信していきたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) わかりました。一生懸命、非常に貴重なデータを分析されているのはよくわかりました。  ちょっとお聞きするんですが、このデータ分析はどちら様がやられましたか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 委託事業者のほうで、全てアンケート等もとっていただいておりますので、実際は委託業者のほうで一定程度の集計はしていただけるものと思っておりますが、しかしながら、我々が取り組むべき事業でございますので、基本的には、府中市として内容を精査したいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) そうなんですよね、ちらっと聞いたとき、コンサルさんにお願いしているというような話をちょっと聞きましたので、まさかそんなことはないと思います。部長がおっしゃるように、このデータの分析というのは、もちろんコンサルに個々に分析したのを相談するのはいいかもわからんですけど、その過程はぜひ私たちでやりましょう、そう思うんです。そうすれば、やっぱりレベルアップもできるし、データをずっと見とったら、いろんな知恵がまたわいてくるんですよね。ですから、この前、ちょっとデータ分析のグラフは見せていただきました。行ごとに、例えば興味がある、検討しておるという方のグラフの横に、願わくば、また皆さん方で会議していただいて、この何%の方をどういうふうにするんだという分析を、ぜひ添付してまとめていただきたい。  私たちは、必ずそうするんですよ。いろんなアンケートをとります。グラフ化します。グラフをずっと眺めるんですよ、じっと。そうすると、いろんなことが思い浮かばれますから、それがまた来年につながると思いますので、ぜひそうしていっていただきたいなという気がします。  それと、ちょっと反省点がございましたら、お聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 当然、幾らか成功とはいえども、反省点はございまして、我々も大きく三つ、反省をする点を今持っております。  一つ目は、府中市の参加企業が少なかったこと。昨年7社でしたが、ことしは5社ということです。これは、昨年の参加企業へも再度参加をお願いいたしましたが、昨年の状況、それから首都圏から人を呼び込むという方法への疑問、求める人材とのミスマッチなどを御指摘いただいております。また、今回参加した企業からも、イベントの実施方法の課題をいただいているところでございます。  二つ目は、企業紹介を兼ねたパネルディスカッションの時間を優先的に確保したため、個々の企業ブースでの対応時間が短時間となったこと。このことは参加企業あるいは参加者双方から指摘をいただきました。  三つ目は、やはり経費でございます。昨年の反省から、開催場所、周知方法、集客に力を入れるために、大手メディアを有効に活用し、その効果は確かにありましたが、実施方法を変えたとはいえ、費用が昨年よりもかなりかかったということがございます。また、このイベントは議会からの提言では、廃止すべきという厳しい御意見もいただいておりますので、当然、来年度は企業や参加者からの御意見を再度検討いたしまして、同じような事業ということではなく、他の取り組みを検討していきたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) そうですね、私も同感です。一番残念だったのは、今、総務部長がおっしゃるように、来てくださった方との話が本当に短時間で終わってしまいましたね。ですから、あれは本当にもっともっと時間をとって――私も多分8名ぐらいの方と話しました。もうちょっと話ができとればという方もいらっしゃったんですけど、悲しいかな、データベースは持っていないので、次のフォローができていないんですけど、そう思います。  それと、事業評価は確かに厳しい評価です。お金もかかります。しかし、私個人的には、今こそ投資すべきだと思うんですよ。今投資せんかったら、よその市町はいっぱいいろんなことをやっとるのに、府中市だけ何もせずに投資せんかったら、置いてけぼりだと思います。事務事業評価が厳しいのは私もよく知っています。けど、できるだけ経費は節減しながらやっていくべき事業だというふうに、私個人的には思いますので、やっていただきたい。  次に、もう1点、この件について質問をします。  NEKIを使われなかったと。詳しく聞いていませんから、何でNEKIを使われなかったのかちょっとよくわかりませんけど、残念至極であると。どういうふうに執行部の皆さんが思われるかわかりませんけど、NEKIを何のためにつくったかという話だと思うんですよ。NEKIは、府中市の産業・特産品、その他魅力を発信するところですよね。府中市のPRの拠点ですよ。よその市町はそんなにないわけですよね。本当に拠点、もう魅力を体感できるところですよ。63名の方が、あそこで府中のあれを見てもろうて、山口議員が先ほど言いました、府中焼きを食べてもらって、これは本当にあそこを使ってやったら、五重丸だと思いますけど、使われなかったと。そのあたりの理由は私もわかりませんから、何で使わんかった、いろいろ理由はあるんでしょう。その理由をちょっと聞かせてください。端的にわかりやすく教えていただきたい。極めて残念だということです。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 我々も、今回は使いませんでしたが、議員が言われるように、府中の魅力を発信する、東京では拠点ということもございますので、当然、今後はそういう形で検討したいと思っていますが、今回使わなかった理由は、NEKIの物販スペースがあったり、それからお好み焼きを食べるスペースですね。なおかつ、そこはそれぞれのテーブルに鉄板といいますか、固定した机となっていますよね。それと、セミナーが簡単に開けるような構成になっていないということもございまして、それと面積的に、今回来られた方が63名ですが、63席、あそこに確保されているわけではございませんので、かなり小さなイベント会場としては有効に使えるんですが、ある程度の規模を必要とする場合はどうしても難しいと。今回の場合で言うと、あそこでできるのは、受け付けも含めれば、30人までぐらいじゃないかなという感覚ではおるんです。そういう中では、なかなか難しいのかなという感想ではございます。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 何とかできんかった理由を部長は無理やり重ねていらっしゃるだけで、本当はそうじゃないんですね。あそこへ部長は何回も行っとってんですから、中身はよう知っとってんですよ。私も何回か行きました。この前、私たち何名かで行って、そのとき、あそこに全部で何ぼ入ったかといったら、40何人入ったんですよ。席は40あるんですよ。何か丸椅子も出してきて、40数名でちょいちょいやったんです。人数的な問題は全くない。それと、テーブルがあるじゃないですか。よくランチミーティングといいますよね。あれができると思うんですよ。だから、企業さんのブースがあって、企業が何ぼかあって、企業さんが移っていけばいい話ですから、それは可能なんです。私もやったことがありますから。いや、あるんですよ。だから言っとるんです。  もう一つ、63名が一遍にできんとおっしゃいますよね。じゃあ、2日すればいいんですよ。今回も8人の職員の方は、前の日から行っとったんだから、2日間できるんですよ。会議場を借りて、机や椅子を用意することはないわけですから。ですよね。日曜日は休みだから、日曜日に借りたらいいじゃないですか。土曜日って何か人も少ないですから、できます。部長がおっしゃるのは私も理解できるんですよ。理解できるんですが、来年は絶対、ぜひあそこを使うというのを約束していただきたいと思いますし、執行部の方は「します」という答弁は絶対しないからあれなんですけど、くどいようですけど、先ほど山口議員がおっしゃいましたように、府中焼きを広めるには最大のチャンスだったと思いますよ。63人が府中焼きを食べる。その人たちが例えば2人にPRをする。そうしたら、約130人ぐらいの人が、ひょっとしたらまたあそこへ府中焼きを食べに来たかもしれんじゃないですか。そういうことだと思うんですよ。しつこいようですけど、残念至極でございました。だから、これでNEKIを使うとったら、私は本当に五重丸ですよ。途中までは、だから五重丸ですよ。あれだけ人が来て、あとフォローをうまくすれば、これは身になると思いますので、これからも、来年も事業評価は厳しいですけど、ぜひやっていただきたい。  それでは、次の質問に移ります。農業振興についてお尋ねをします。  今後の農業については、たびたび質問もさせていただいております。建設産業部長からもいろんなお話を伺っています。けど、いろんな状況がどんどん変わっています。経営所得安定対策がなくなっていくとか、そういうことがたくさんございます。部長はよくおっしゃられます。高齢化、担い手不足など云々、何回も議論はしました。  ここで改めて、私たち府中市の農業振興についての幹の部分、葉っぱのところはいいです、幹の部分を建設産業部長からお聞きをしておきたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) それでは、農業の幹の部分ということなので、現状については、今、議員さんに御紹介いただきましたように、大変厳しい状況にあるわけでございます。そして、府中市の農業の特徴とすれば、土地利用型の兼業農家という実態がございます。こういう状況の中で、府中市といたしましては、第4次府中市総合計画にも掲げておりますけれど、経営力の高い担い手等の経営体が生産構造の転換を図って、産業として自立できる力強い農業を目指して、諸施策に取り組んでいるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 総論は、私もそう思います。それが全く大きな幹の部分で、それに枝葉がついてくると思うんですよね。その枝葉の部分を少しだけ回させていただきます。これは、総合戦略の中にあることなんですけど、まさしくこの総合戦略というのは、本当に執行部の方、時間をかけてたっぷりいろんな状況を踏まえて、すばらしい素案ができていると思います。例えば、全部は読みませんけど、「本市の農業をけん引するリーダーを育成」、これは本当にそうですよね。先ほど、土地利用型の中で、部長がおっしゃった自立できることを目指していくと、全くそうなんですよ。これをしなきゃいけんのですよね。「多彩な農産物の高付加価値化や商品化の促進」、これもしかりですよね。これも枝葉の部分ですよね。私たちが目指すところでは、たくさんある中でも今二つだけ紹介しましたけど、これを達成していかなきゃどうもならんと思うんですよ。  問題は、私たち府中市は、農家の方に対していろんな戦略を立てて、御案内をしていますけど、多分、具体的に小さな項目までいくと、12項目の農業振興に関する施策を我が市はこさえています。これがうまく達成できれば、本当に私たちの農業はバラ色だと思うんですよ、本当に。これが3年ぐらい前からうまく蓄積されてきておればバラ色であると。しかし、なかなかできとらんと。これはいろんな要因があります。人、物、金の問題があります。そういう中で、じゃあそれを解決していかんと、また3年も4年も後になって、「いや、どうもならんな」となると思いますので、これからの質問は、今の現状を少し変える。一生懸命やられています、市の職員の方も人が減ったと言いながらも、現場に出て、農家の方と話をされたりしているのはよくわかるんですよ。本当にわかります。作戦もすばらしいのがたくさんある、これもわかるんですよ。けど、次の一歩がないから、なかなかよその市町みたいにぱさっとできんというのが、私は身をもって感じているんです。  そこで質問なんですけど、府中市の農業の抜本的な見直しというのを建設産業部長はどう考えていらっしゃるのか。私がきょう話をさせていただきたい中の一つは、外部からの人材を何とかしましょうという話なんですけど、それ以外も部長、府中市として考えていらっしゃる、現状を打開する、こうしたいというところのお話、御意見、答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 先ほど幹の部分というお話をさせてもらいました。枝葉の部分として、一つ取り組んでいるところ、先ほど議員さん御紹介いただきましたように、経営所得安定対策――米の交付金が平成30年産からなくなるということで、農家にとったら、大きな痛手となるわけでございます。先ほど言ったように、力強い経営体、安定した農業政策ということもございますので、一例を御紹介いたしますけれど、米の交付金の廃止に対します取り組みの一つといたしましては、JAと連携いたしまして、主食用水稲から加工用米や飼料用米、稲発酵粗飼料、WCSと申しますけれど、交付金の対象となる品目への作付けを推進して、経営安定を図る取り組みを行っております。具体的には、本年からJA庄原さんや市内の農業生産法人の方に御協力をいただきまして、新たな加工用米の用途として、冷凍米飯用の多収品目でありますアキヒカリの試験栽培を実施したところ、良好な結果でございましたので、平成30年産からの作付けに向けて推進を図っているところでございます。  また、キャベツ、ハクサイ、アスパラ、ショウガなど、水稲よりも収益性の高い作物への転換を図るなど、生産構造の転換を図って、産業として自立できる力強い農業というものに取り組んでいるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) そういう施策を具体的に、特にWCSについては、これからやっていくことになるとは思います。  生産工程の構造転換だと思うんですよ。理論的には、私もよくわかるんですよ、考え方は。そうだと思うんです。またくどいようですけど、今言うように、それがなかなかうまく実らない。それが、具体的に農家の所得がどれだけ上がったか、そういうデータはないと思うけど、それが、私は今のままでは不足していると思います。それは一つの戦略なんですよね。戦略を達成するために、今言うように、WCSをやる、アキヒカリをやる、キャベツをやる、ハクサイをやる、OKですよ。それをやる、そして、それでは、ここにあるように、6次産業化にはできないですよね。じゃあ、6次産業化をするという一つの大きな目標について、これは6次産業化にはならない。  6次産業を例にとって言います。私たちは、ものはつくれる。けど、加工して、次に売るという手段はもうわからない。行政の方はわかっていらっしゃるけど、なかなか忙しくて、農家にも出られない現状ですよね。それは、やっぱり何とかせないけん。でないと、私はよその市町に負けると思うんですよ、本当に。  それで、ちょっと部長にお伺いしますけど、平成29年3月議会で、長門市の例を話をさせてもらったことがあります。この関連のことなので、何か思い当たるふしがあれば、お願いします。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 3月に御紹介いただきましたように、市外から人材を招いて、農業振興を図るというふうな事例を御紹介いただいたというふうに記憶しております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) そうなんですよ。そのときに、部長が割とそういうようなことはいいみたいな答弁だったので、何かされるかと思いましたけど、大体、執行部の方はそれで答弁だと思います。  それと、皆さん方は御存じと思いますけど、神石高原町が楽天とタッグという記事がありましたよね。総務部長、うなずいていらっしゃいます。この記事を見てびっくりしましたね。「楽天とタッグ」、「農業の新たな可能性につながる第一歩。耕作放棄地を有効活用し、定住や地元経済の発展につなげていきたい」という記事です。私はこの表面しかわからないんですけど、建設産業部長、このあたり、何か御存じであれば、お聞かせを願いたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 詳細までは存じておりませんけれど、新たな販路、新たな生産販売として、楽天さんとタッグを組んで取り組まれているという、新たな取り組みというのは承知しているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 私が聞いている範囲は、物事は1にきっかけ、2にチャンスと言います。きっかけをつくったのは、現町長さんですね。いわゆるトップセールスですよ。今、皆さん方が現場に行ける時間がないというのは本当に残念ですけど、トップセールスですね。トップセールスでこれをやっとってんですよね。私たちはなかなかそういうつながりがないから、どうもならんと。  そこで、私がどうしてもこのたび提案をしたいのは、今言いましたように、こういうことをやっている市町がたくさんありますよと。世羅町もそうですよね。執行部の方も全部御存じです。だが、我が府中市はこれといったものがないから、それをしましょうという話を今からさせてもらいます。  御存じのとおり、今言いましたように、6次産業がなかなかできません。私もちょっとあるものをつくって、加工してやろうと思っていますけど、これはいたしいですよ。一生懸命勉強しています。県へ何回も行っていますけど、なかなか右から左へできません、特産品をつくろうと思ったら。そこで、私が、同じことですよね、部長ね。3月にも言ったことと同じことを言います。どうしても今は、私たちは新しい風を入れて、よそから人を入れて、ここに机を置いて、そういった人を雇って、県のOB、国のOBでいいじゃないですか。ここにおってもらって、知恵をもらって、今部長がおっしゃったWCS、アキヒカリ、キャベツ、ハクサイ、そんなのも、もっともっと高付加価値をつけるような作戦を考えると。もう公募しましょう。府中市は農業をこういうふうにしたいと建設産業部長がばあっと言う。それと、公募ですから、応募してきた人が、府中の農業を私はこういうふうにしたいみたいなことをまた言ってもらって、面接して、最良の方を雇うと。これは、市長、最後に聞きますけど、お金がかかりますわね。今は、さっき総務部長にも言ったように、投資しないとどうもならんですって。人件費を、500万円か1,000万円かわかりませんけど、投資しましょう。投資をして、新しい風を入れて、そこの方からいろんな知恵をもらえば、職員の方のレベルアップにもなると思うんですよ、絶対に。建設産業部長の答弁を求めます。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 今、御指摘いただきましたように、今、一歩出るべきだという御指摘だと思います。その一歩というのは、確かに必要だというふうに十分認識しておりますけれど、今の実態の中で、まだまだやっていけることというのはあると思っています。そういう中で、そこらをレベルアップしながら、諸施策を実施していって効果を上げると。また、人材におきましても、広島県農業技術指導所、JAさん等に農業分野に精通した職員さんもいらっしゃいます。それらと連携させてもらいながら、そこら辺をさらにスキルアップしながら、レベルアップを図ってまいりたいと考えています。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 執行部の答弁ですよね。やっていけるところがあるから、多分、そう言うてですよ。しかし、思うんですよ。東部のJAを使いよってですよね、一生懸命ね。遠いですよ。往復しよったの、よう知っています。ここにおってもらえばいいじゃないですか。JAもいろんなことに知恵を貸してくれます。やっていけることがまだあるとは言いながら、お金がかかるんだけど、やりましょう。もう一度、お願いします。  最後に、ちょっと市長にお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) やはり総合的な判断、総合的な施策の中で考えていく必要があると思っていますので、農業分野だけではございません。産業も当然あるわけですから、そこら辺は、総合的な施策の中で検討していきたいと考えています。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) 執行部の方は百点満点の答弁でございますので、どうもそれ以上は言いようがございませんが、市長、本当にね、私、真面目に思うんですよ。今何かせんと、何かというのは、私は新しい風だと思います。  絶滅危惧種という言葉がございますけど、今、私たちは、どうも農業は絶滅危惧種の一つだと思うんですよ。ここで市長がトップ判断で、よっしゃ、やっぱりそれはいいことだからやろうと言うてもらわんと、私は我が府中市の農業は絶滅すると思うんです。  戸成市長の前向きな答弁をお願いいたします。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 農業を取り巻く環境というのは非常に難しいことでございますが、農業従事者の高齢化あるいは農地の減少、耕作放棄地の増加、また農産物価格の低迷など、厳しい状況になっておることは間違いないと思っております。  このような状況の中で、優良農地を確保、保全し、農業の持続的な発展を図る必要があると思います。農業施策や技術に精通した広島県や、あるいはJAの関係機関とさらなる連携を図りながら、府中市農業を推進してまいりたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 居神光男君。 ○11番議員(居神光男君) どうも戸成市長、ありがとうございました。これで質問を終わります。             〔11番議員 居神光男君 降壇〕 ○議長(丸山茂美君) これをもって創生会の居神光男君の質問を終結いたします。  昼食のため休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時50分 休憩                午後1時0分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(丸山茂美君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  創生会、加納孝彦君の登壇を求めます。  加納孝彦君。             〔2番議員 加納孝彦君 登壇〕 ○2番議員(加納孝彦君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、2番議員、創生会の加納孝彦が一般質問に入らせていただきます。通告に従い、一問一答方式にて質問をさせていただきたいと思います。  このたびは、大きな項目として、まちなか活性化についてお伺いをしていきたいと思います。まずは、3月議会にもお伺いをした道の駅について聞いていきたいと思います。  道の駅について、オープンしてからちょうど1年が経過をしております。さまざまな評価がある中で、やはり計画していた数値のクリアというのが目に見える評価となってくるんだろうと思うわけでありますが、計画段階での目標数値との比較が1年を経過して可能になったというふうに思う中で、このあたりの数値について聞いてみたいと思います。  まずは、月ごとの来客者数と売り上げ、このあたり、オープンしてから1年間の合計を聞いてみたいと思います。計画段階に照らし合わせることができる期間になったということは、以前からもよく言われているように、PDCAが回せる期間がやってきたということと合致してくると思いますので、そのあたりも含めて、さらなる深掘りをして聞いてみたいと思います。           〔2番議員 加納孝彦君 質問席に移動〕 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 道の駅の1年間の実績ということだと思いますので、お答えしたいと思います。  オープンしてから1年目の月ごとというふうに御依頼があったわけですが、四半期ごとということで、来客数のほうはお答えさせていただきたいと思います。  オープンしてから1年目の四半期ごとの来客数と売り上げの推移についてお答えさせていただきます。  まず、来客数でございますが、レジ通過者数でお答えしますけれど、10月から12月については延べ5万6,000人、1月から3月については延べ3万2,000人、4月から6月については延べ3万9,000人、そして7月から10月までについては4万5,000人ということで、合計で約17万人のレジ通過者でございます。  次に、売上額でございますけれど、10月から12月については約5,100万円、1月から3月については約2,900万円、4月から6月については約3,400万円、そして7月から10月につきましては約4,000万円ということで、合計といたしまして約1億5,000万円の売り上げの数字となっているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) ちょっと数字が並んでしまったわけでありますが、この数字について、何点かお伺いをしていきたいというふうに思います。  まず、ここで通告と順番が変わりますけれども、当初の道の駅の指定管理者から提示された今年度の売り上げ目標についてはどのようになっているのか、お伺いしてみたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 平成29年度ということでよろしいでしょうか。  事業計画書におきましては、平成29年度の売上目標については1億8,000万円ということでございます。なお、来客数につきましては、これまで御答弁させていただいていますとおり、3年の目標であります20万人としているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 来客数までお答えいただきましたけども、来客数については、いろいろな集計の仕方がありますが、一応、把握できる方法としてレジ通過者というくくりをされております。家族で来られたりとか、あとはマイナスの要因ではありますが、レストランで食事をされて産直で買い物をされたら、1人の方がダブってレジ通過者となってしまったり、このあたりは正確な数字がつかみにくい部分というのもあろうかと思います。その中で、確実な数字として出てくるのは、やはり売り上げなんだろうと。この売り上げが達成できていかないと、指定管理者もしくは市が計画をしていた道の駅運営に関する利益といいますか、維持に関する目標金額が達成をできていかないんだろうと思います。  今の答弁いただいた1億8,000万円という今年度の売り上げ目標なんですけれども、先ほど答弁いただいた4月からがスタートになるかと思います。現時点で、10月でございますが、少し達成が難しいんじゃないかと思うわけですけれども、そのあたりはどのようにお考えになられていますか。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 今後3カ月というところかと思いますけれど、これまでの実績からすれば、その辺は厳しい数字というふうには思っておりますけれど、2年目ということもありますので、これまでの実績または経験などを踏まえて、目標達成できるように指定管理者または関係者と連携を図りながら、その目標に向かって取り組んでいきたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 先ほども申しましたが、3月議会において、道の駅についてお尋ねした際に、1月、3月の数値が下がるというのは、農産物では品数の減少の影響や寒さの影響での客足の低下等があり、どこの道の駅も苦労されているというふうな答弁であった記憶をしております。ということであれば、4月以降、もう少し数字が伸びてもいいのではないかと思うところがあるんですけれども、今年度4月以降の数値の推移についてはどのようにお考えになられているんでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 当初の来客数の見込みとしましては、春には回復し、夏にかけては市内の観光施設への来客、また秋にかけては農産物の充実でありますとか、行楽シーズンの影響などにより来場者の増というものを見込んでいたところでございます。  この1年の実績、先ほど御紹介した数字を見ますと、1月から2月については想定どおりといいますか、やっぱり減少ということだったわけですが、春には気温とともに多少増加はしましたけれど、6月、7月については落ち込んでいる状況です。8月以降については若干回復基調になっていることなどから、来客数については天候、気温などの影響を大きく受けるというふうな状況かと考えております。夏場は猛暑の影響で来客数が伸び悩んだとも考えておりますが、農作物の状況、そして天候等の影響により、増減はあるものの、その時期ならではの誘客対策というものが、より多くの方に利用していただける施設になるための条件かと思っているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 4月以降、5月、6月、7月と道の駅にとまっている車の数というのは、多分、議員さんも市民の方も理事者の方も、寄らないまでも気になるので、少し後ろを振り返って駐車場の状況を見るというのは、日常的な行動パターンになっているんじゃないかなというふうには思うわけですけれども、土曜日の昼間とか日曜日の昼間とかというのは、かなりの車の台数がとまっていて、店内もかなりの人数でにぎわっているように思うわけです。平日は、穴がある時間帯もあるようにも見受けられるんですけれども、土日また平日の売り上げの中で、農産物、特に生もの、こういったものの売れ残りとか、廃却とか、返品とかの対応については、現状、どのようになっているのか、状況と対策のようなものをされていれば、御紹介いただければと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 道の駅におきましては、農産物は委託販売形式で運営しているところでございます。その仕組みとすれば、POSレジシステムによりまして、売れた商品、数量等については管理できるようになっております。そのPOSレジシステムの活用によりまして、道の駅の販売状況につきましては、希望によりますけれど、出荷者へのメール配信ができるシステムとなっておりますので、その情報を出荷者のほうで確認していただいて、売れ残り商品があるときは、原則出荷者のほうで引き取っていただくというシステムになっているところでございます。  オープンから月日が1年経過したわけでございまして、出荷者の方々も土日の売れ行き状況でありますとか、価格の状況でありますとか、そのようないろんなノウハウが蓄積をされていることもございまして、最近では、以前より売れ残り商品など減っている状況かというふうに伺っているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 以前より売れ残り状況が減っているという答弁だったと思うんですが、3月のときには、売れ残りはほとんどないという答弁をいただいていたんじゃないかなと思います。春から夏にかけて一旦ふえたのか、売れ残りという私の解釈が少し違う部分があるのか、そのあたり、わかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 今、お答えしましたのは、出荷者の商品の管理状況ということでお答えしたわけですけれど、基本的には、オープン以来、土日はかなり集客があって、出荷者のほうもどの程度出していいかわからないという状況の中で、出したり、引き取りに行ったりという状況がございました。比較的、やっぱり土日がお客さんが多い関係で、土日については十分品物で売り上げもあるという状況でしたけど、中には、やはりそういう売れ残りという状況も平日等はございますけれど、その辺の状況が全体的には、システムによって落ちついてきたというふうな状況かと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 下向きな質問はいいことはないと考えているので、もっと前向きな質問をしていきたいとは思うわけですけれども、今答弁されたように、土日はかなりにぎわっています。品物もかなり売れているんじゃないかなと思うわけですけれども、果物の束を抱えたお母さんや、おもちを買って帰る若い方を見受けるんですが、土日の農産物についての集配というか、要は品物の数というのは今十分に集まっているとお考えでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 道の駅については、産直市場等については府中市の農業振興に寄与するという目的を持った施設でございます。そういうことからも、JAや出荷者の方々と連携いたしまして、農業者の農作物の作付けまたは面積の拡大、植え付けの人の拡大等を行ってきているところでございます。  その辺の状況を少し御報告をさせていただきますと、産直市の出荷者数については、オープン当初から45人ふえまして、292名の方が出荷をしていただいている状況です。現在におきましても、出荷についての問い合わせなどをいただいているということで、農業振興の面では、一定の成果が上がってきているものと認識をしているところでございます。日曜日など、売れ筋商品などは品薄になる場合もございますけれど、今後も指定管理者、そして両JAさん等と連携を図りながら、生産量、出荷量をふやすなど、産直市の体制整備を一層図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) たしか計画段階では、300名ぐらいの出荷者を目指していると答弁されていたと思いますので、この数値についてはかなり近づいてきたと評価したいと思うんですけれども、その中で、私が道の駅にふらりと寄ってみて感じることなんですけれども、他のスーパーとか、同じような販売をしているところに比べて、かなり安いと思われるような野菜が特売品でもないのに置いてあるとかいう印象もあります。このあたりの価格について、やはり農業生産者が潤わなければならない。ただ、市場価格を壊してもいけないという中で、こういった価格づけについての指導であったりとかアドバイス、同じことですけれども、どういった部署で、指定管理者かもしれませんが、そういった一連をとりまとめるようなことをされているのか、わかればお知らせください。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 産直市の単価の決め方ということだと思いますけれど、基本的には生産者、出荷者みずからが値をつけるというルールとしております。オープン当初、その辺がなれない出荷者の方もおられまして、手探りの状態の中で単価を設定し、店舗へ出してみたら、他の商品と比べながらとか、売れ筋とか見ていただきながら、適正な価格というものがだんだんとできてきたと思っています。  その指導ということでございますが、そのあたりについては、そういう経験がありますJAさんが、市場価格等も含めて、そういう情報を踏まえながら、生産者にアドバイスをしながら、価格設定を行っているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 単価というのは、手元に入ってくる収入として、農業生産者の方のやる気を向上させる最も大事な部分だろうというふうに思います。ほかのスーパーに卸す単価と同じ値段で卸していたのでは、やっぱりおもしろくない。ほかのスーパーに卸すときには、かなりの仲介業者が入って、もっと高く売れているのに、道の駅ではかなり安い金額で売られているというのが現状として今までもあったんじゃないかなと思いますので、このあたりはきちんと情報を共有して、もう少し高く売れるんじゃないかとか、もう少し安くせんと売れんよとかというところは、JAさんと連携を密にやっていただきたいと。指定管理者さんが行うべきものだろうとは思うんですけれども、目を配っていただきたいと思います。  何点か数字について伺ってきたわけでありますが、最初に言ったレジ通過者については、当初20万人以上の計画でスタートしたと思うんです。話をしていると、3年目の目標だったとかということもあったりとかして、なかなかそれを答弁で聞いたかどうかというのはあるんですけれども、20万人、かなり自信を持って答弁をされておりました。これが今の、要はオープン当初のサービス期間のような、本当にあふれていた道の駅の来客数も加味した上で、この1年間で17万人という答弁をいただいたわけですけれども、その程度で終わってしまったととらえているのか、十分だとお考えになられているのか、先ほどの数値の総括と合わせて、このあたりをお伺いしてみたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 1年間の総括ということからお答えしたいと思いますけれど、先ほど御紹介いたしましたように、初年度にレジ通過者として、約17万人の方に御利用いただいたということでございます。議員さんにもおっしゃっていただきましたが、実際には家族連れでありますとか、子供たちがグループでとか、複数の来場者もあったりするということで、推定来場者数とすれば約60万人程度の方においでいただいているというふうに推定しているところでございます。これに対しまして、大変ありがたく本当に感謝しているところでございます。  産直部門などそういった面からも、産業振興の面の成果は出ていると思いますが、全体的には、先ほど言ったように、夏場のほうが伸びなかったことというのは今後の課題であると考えております。  今後は、1年間の実績、ノウハウも蓄積されてきておりますので、これを土台にして改良を重ね、そして市民の皆様からの貴重な御意見等をいただきながら、市民の方々に日常的にも利用していただける工夫をするとともに、市外からさらに来ていただけるように情報発信の強化など、指定管理者等の関係機関と協力、連携をいたしまして、市民の期待にこたえる府中市の道の駅というものをさらに目指していきたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 総括をしていただいたわけでありますが、この道の駅の事業に関しましては、市長がやるというお言葉でスタートしたというふうに記憶をしております。計画は前市長だったかもしれませんが、現在の道の駅については、市長みずからやるということでスタートしております。定期的に数字であったりとか、現状であったりとかというのは報告を受けておられるというふうには思うわけですけれども、この報告を受けておられる中で、例えば現状に対する質問であったり、注文であったりとか、具体的に指示をされてきたことがあれば、市長にちょっと尋ねてみたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 担当職員から定期的に「道の駅 びんご府中」の運営状況あるいは指定管理者と担当課との意見交換などの報告も受けてきておるところでございます。皆様からのいろんな御意見をいただきながら、これまでにも定休日や、あるいは営業時間等についての見直しも求めてきたところでございます。「道の駅 びんご府中」が市民ニーズに応えて、にぎわいの創出、地域産業の振興などについて寄与する施設として、さらなる発展を期待しているところでございます。頑張ってまいりたいと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) さらなる発展を目指してということであります。市長御自身の声で、先ほどの総括を聞いて、現状が1年間の成果として十分と認識をされているのか、まだまだ不十分と認識をされているのか、一言お願いいたします。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 意見交換等も聞いたり、あるいは市民の方からの意見なんかもよく聞くわけでございますが、非常に厳しい御意見をいただいておるところは事実であります。それにつきましても、しっかりと指定管理者と話し合いをしながら、これから進めていかなきゃいかんなというふうに強く思っておるわけでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) これをお聞きした理由は、十分だと思っていればなかなか改良も進まないと思っています。市長が課題として受けとめて、初めて部下が動き、また指定管理者へも新しい取り組みを促せるんじゃないかと思っておりますので、さらに聞かせていただきました。  その中で、ちょっと細かいことになるんですけれども、そういった市長への指定管理者からの報告も含めて、先ほど市長から少し紹介もありましたが、オープン以降で改良された点とか、新しい取り組みを始められたとか、市民の皆さんに目に見える形で取り組まれたことがあれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 先ほどのように、市のほうからとか皆さんからの御意見を管理者と協議しながら、改善したり、取り組んだことについて御紹介をしたいと思います。  市の要請等に基づきまして、産直市場の営業時間でございますが、当初の午後3時から5時に変更しております。また、アンテナショップの営業時間につきましては、5月から9月の間でございますが、午後6時まで延長をされております。定休日につきましては、夏休み期間は無休とし、その他ゴールデンウイークだとか彼岸、そして1周年の時期も水曜日を営業日として変更していただいているところでございます。このほか、レストランのメニューの追加、拡充など見直しがございますけれど、先ほど来のように、今後も皆様からの貴重な御意見などを参考といたしまして、整備、改善できるところは指定管理者と協議をしながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 営業時間等で工夫をされてきて、水曜日も本来はずっと休みだったものが祭りの日や記念日に限って営業ということですけれども、さらに、例えば水曜日の休みをなくして、全日営業してしまうといったことも一つの方法かなと。生産者の方が1日休みがあっていいわということもお聞きをすることがあるんですけれども、それは自分で決めた日に休んでくださいと、出荷をする日を1日なくせばすむんじゃないかなと。ただ、それはみんなが同じ日に休んでしまうと、出荷されるものが少なくなってくるので、このあたりはJAさんと協議をしながらという方法でもいいんじゃないかなと思います。  営業時間については、一応5時まで延長という形になっているんですけれども、なかなか平日、これでは若い方が行けないという現状も踏まえながら、検討もしていただきたいというふうには思うわけですけれども、このあたりは品物との相談であったりとかいうものがあるので、そのあたりの売り上げ状況とか見ながら、必要であれば、検討していただきたいと思います。  道の駅はこのあたりにさせていただいて、次の項目、駅周辺の整備についてお伺いをしてまいりたいと思います。  先ほど質問した道の駅につきましては、駅周辺のにぎわい創出のツールとして説明をされてきました。現状を見ると、これから改良はされていくとしても、さらに駅周辺の利便性の向上であったり、新たな魅力の創出というのが必要なのではないかと。ですから、魅力をつくって、さらに道の駅にも寄っていただくという逆方向のツールも必要なんじゃないかなと思います。そこで、少し駅周辺ということで範囲は広がるわけですけれども、駅周辺の活性化についてお伺いをしていきたいと思います。  まずは道路なんですけれども、市役所を出たところの国道の合流地点の交差点の用地買収はかなり早目に終わっていたんじゃないかなと思うんですけれども、なかなか工事が行われないなと思って、質問を出したところ、何か市役所の前で工事が始まっているというふうな状況になって、始まっちゃったじゃないみたいな感じになっちゃったわけですけれども、この工事につきまして、交差点の部分はいつごろ完成予定なのかお伺いしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 今御紹介いただきました道路ですけれど、まちづくり魅力の創出のハード事業の一つとして、市役所の前の府川2号線の工事についても整備しているところでございます。御指摘いただきましたように、なかなか着手というところまでは至らなかったわけですけれど、先般から着手しています。これには、信号機とか、電柱移転とか、そういう手続に少し不測の日数を要したわけでございますが、今後一日も早い完了を目指して頑張っていきたいと思っています。予定とすれば、年度内の完成を目指して取り組んでいるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 年度末を目安に完成するんだろうと思うわけですけども、この間のそこの交差点というのは、市役所から出たところは片側通行で通ってもいいんですかね。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 主要な道路でございますので、利用者の方に不便をかけることもあると思いますが、基本的には片側通行等で工事をやりながら、利用していただくように考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) とても大事な交差点であると思いますし、平日来られている方、高齢者の方もおられます。このあたり、広報か何かで、こういった形で片側通行になりますと、来てからわかるんじゃなくて、あらかじめの広報というのも必要じゃないかなと思いますので、このあたりを検討していただけたらと思います。  続いて、第2期の中心市街地活性化基本計画が今年度終了するわけでありますが、道の駅の現状を見ると、駅周辺の魅力的な整備というのが、先ほどの繰り返しになりますけども、必要と思います。今、計画をされていること、もしくは、できれば今後取り組んでいきたいとお考えになられているような事業があれば、ここで紹介をしていただきたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) これまでにも御答弁させていただいていますけれど、第1期、第2期の中活での成果、効果を検証しながら、今、課題となっております駅周辺の整備に取り組んでまいりたいと考えております。  その一つとしては、駅北側の駐車場から道路への安全な動線が確保されておりませんので、この駅を利用する方の駐車場についても台数不足ということもございます。また、駅を挟んだ南北の移動空間ということも課題となっておりますので、その辺も含め、駅の北側のバスロータリーでありますとか、駐車場、駐輪場など、駅周辺の一帯の整備を検討しているところでございます。  また、関連しますけれど、今建設しております府中市こどもの国「POM」に併設する公園整備などを含めて、子育て世代を含めた幅の広い方に安心して来ていただけるようなまちづくりに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) ここでさらに問いはなかった予定だったんですけれども、今、POMの話まで出たので、POM小路ということで、昨年整備をされてきた道もあります。現状、以前にも言いましたけども、たしか末広橋を歩いて渡らないとPOMに行けないという動線となっております。このあたりを車とすれ違うことなく、要は、押し車が通行できなければ、小さな赤ちゃんを連れた若い夫婦であったり、おじいちゃんおばあちゃんがPOMへ安全に行けるとは思えないわけでありますので、このあたりは一つの、先ほどの利便性という意味では検討に加えていただきたいと思いますので、ここで一言申し上げたいと思います。  私、結構、まちなか活性化については一般質問でもさせていただいているわけです。3月にも同じような質問をしております。中心市街地の活性化というのは、府中市の都市機能を維持していくためには重要なもの、ここは理事者の皆さんの答弁と一致するところがあって、やっていかなければならない。ですけれども、私がここでこの話ばっかりすると、山間地域の人からは、まちなかばっかりやるんだというふうに言われるわけであります。地域は置き去りという言葉も、議会報告会をやると、毎年のように言われる中で、そうじゃないんだよというふうなことは説明は申し上げるわけでありますが、短い時間ではなかなかそこの理解までいかないというところがあります。  その中の周辺地域への施策としては、ただいま試行期間をされている「ぐるっとバス」の経路のお試しですかね、ちょっと枠を広げたような形でされていますけれども、こういったものとか、鳥獣被害対策とか、周辺地域で安心して暮らせて、まちに出てくれば、全ての暮らしに関する行事が完結するという意味では、さらに周辺地域へと交通施策を広げていく必要はあるんだろうと思いますが、試行期間をされている「ぐるっとバス」については、現状、どのような状況なのかお伺いしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) 今、御紹介いただきましたように、「ぐるっとバス」の試験運行を10月2日から実施しているところでございます。現行の市街地循環バス、「ぐるっとバス」右回りの逆回りということで、市街地の交通不便地域の解消を目的に、10月から試験運行左回りとして実施しているところでございます。  利用者の方々からは、非常に好評をいただいているところでございます。この間、地域へヒアリング等で出向きまして、利用者の皆さんと向き合って、意見交換を行って、利用促進と利用者の声をお聞きして、それらをもとに、より充実した公共交通を目指しているところでございます。  また、そういった施策に賛同いただき、市内のスーパーからぐるっとバス利用促進の共同企画等も提案いただき、11月下旬から実施しているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。
    ○2番議員(加納孝彦君) 「ぐるっとバス」の課題としては、当初、一方向しか回っていなかったわけであります。私が議員になってからすぐに言ったような記憶も――一般質問ではしていませんよ、担当部署に言ったような記憶もありまして、1回行ったら一周せんと帰れんと言われるわけです。そういった課題は、もっと早くわかったんじゃないかなということも思いつつ、やっと行ったら帰れるというバスとなったことについては感謝を申し上げるとともに、お試し期間が過ぎても続けていただきたいというところはあります。  あと、本山町ですか、バスを走らせている。私の家の前にバス停ができたと、すごい喜ばれている方もいらっしゃいます。歩いておりるにはちょっと不自由なところであれば、すごく助かっているんだろうと思いますので、こういった運行については、継続または拡大をしていっていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。  ちょっとここで話がそれるかとも思うんですけれども、府中市には、昨年度新しいキャラクターが誕生したと思います。これは国府の関係で、まろ君、ひめちゃんだというふうに思うんですけれども、このお二方を今後どのように活用して、府中市をPRしていこうとお考えになられているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 議員御紹介の国府まろ君、国府ひめちゃんの今後の活用方法についてお答え申し上げます。  その前に、若干の説明を加えさせていただきます。  この2人のマスコットキャラクターにつきましては、昨年10月3日に備後国府が史跡の指定を受けましたことを機に、キャラクターとしても名前の公募を行いまして、直近10月28日・29日にありました学びフェスタにおいて、広く市民に対してお披露目をさせていただいたところでございます。それ以来、11月19日に行われました歴史フォーラムや府中市民病院の病院まつり等においても活躍をしていただいたところでございます。  今後の活用の予定でございますが、来年1月7日にあります新成人の方の成人式あるいは府中☆産業博、備後国府まつりの中で活用してまいりたいと思っております。  このキャラクターにつきましては、昨年の12月議会だったと思いますが、議会のほうで採択されました「備後国府を生かしたまち・ひとづくりに関する決議」の中で、備後国府の保護と活用に関して、住民共生、それから企業も含めまして、共同して推進するということを御決議いただいておりますので、文化財関連の事業のみにとどまらず、いろんな分野で活用していただきたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 百点満点の回答ありがとうございます。そうなんでございます。せっかくつくったからには、有効に活用していかないといけない。教育委員会のほうから今答弁をいただいたわけですけれども、これはぜひ他部署においても、積極的に使っていただきたい、横断的に活用していくべきものというふうに思っております。  府中市って結構、交通の要所です。府中に用がなくても、松永のほうから来られて、尾道のほうへ抜けて行かれる方、また上下のほうへ抜けて行かれる方もおられます。例えば、府中市に入ってきたときには、まろ君が出迎えて、府中市から出て行くときにはひめちゃんが送ってくれるというふうな、ちょっと目を引く、「あれ、ここって何市だったかな」とか、ちょっと考えてもらうというふうなアクセントの意味で、今まで府中市にはなかったかと思いますので、そういったキャラクターをPRしていくのであれば、市内外の人へそういったほのぼのと府中市に帰ってきたと感じられるような、府中市にやってきたと感じられるようなキャラクターの活用というのもいいんじゃないかなと思いますので、このあたりも御提案させていただいて、次の質問に移りたいと思います。  最後になります。民間施設のリノベーションということでお伺いをしていきたいと思います。  現在、府中市の財政というのは、余り潤沢な状況ではないというのは理解をしておりますが、全くないというわけでもないというふうに理解をしております。  そんな中で、どんどん資金を投入して、新しい建物を若者のために一つ、老人のために一つ、赤ちゃんのために一つという時代ではないんだろうと思う中で、道の駅周辺にもこういった空き店舗とか空き地といったものは多くあって、放置しておくと、単なる空き家であったり、荒れ地であったりという状況なんだろうと思う中で、有効に活用すると、まだまだ働いていける施設もあるのではないかと思います。  前回の議会では、紹介にとどめさせていただきましたが、今回は具体的に例を挙げてお話をしてみたいと思います。それは、パチンコ店の銀座というのがありますけれども、その横にゲームセンターの跡地があります。今、倉庫となっておりますが、それとか現在、シルバーセンターの事務所の跡地も本当に道の駅の近くにあります。特に、ゲームセンター跡地については、所有者の民間の方から有効活用をしてほしいというな紹介がありまして、私のほうでどこがいいかなというふうなことを思いながら、健康福祉部のほうへと御紹介をさせていただき、施設の中、施設内容の見学もしていただいてきたところであります。私も見たわけでありますが、アクセスであったり立地条件、建物の老朽化もまだまだ大丈夫だったと思います。この紹介させていただいた物件について、有効的な利用が、私は個人的にできると思っているんですけれども、このあたりの可能性について伺ってみたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) 施設の有効活用の可能性ということで御質問いただいておりますけども、道の駅周辺施設の有効活用につきましては、先ほどもおっしゃっていましたけども、さきの議会でも御提案をいただいていたところでございます。今回、具体的に御提案の元ゲームセンターの建物についてですけども、こちらのほうは、所有者の御協力もありまして、行政サイドとしても、議員と一緒に施設のほうを見学をさせていただいたところでございます。  この建物につきましては、府中駅周辺であることや道の駅からも近いこと、また駐車場も十分に活用させていただけるというふうな御意見もいただいておりますし、交通面につきましても、非常に利便性の高いところであると。そういう総合的にも立地条件にすぐれており、使用の方法によっては、多くの方が集える場所として有効活用できるのではないかというふうに興味を持っているところでございます。地域性の強い公民館や地域の集会所とは別に、市民の誰でもが自由にさまざまな用途で使用できる、例えば多機能型の施設、多世代の交流施設、そういったものがあってもよいのではないかと考えるところでございます。  我々のほうでは、福祉施設というところでいろいろ考えておりまして、まだ検討段階でございますけども、利用方法としては、例えば子ども食堂のように、子供が集える場所であったり、高齢者の方が元気づくりや生きがいづくりで使っていただいたり、また若い方の交流、活動できる場所などが考えられるわけでございますけども、利用方法だけでなく、例えば環境面であるとか、課題や不安材料などを十分考慮した上で、有効利活用が可能かどうか、今後検証してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) このあたりは私と同じようなお考えで答弁をいただきまして、うれしいわけであります。  その中で、今のパチンコ店の隣という立地条件もあり、環境の不安とか、そういった材料もあろうかと思います。こういったのは、やはり行政が解決できることはしてあげればいいんじゃないかなと思いますので、前向きにしていただきたいのと、先ほど答弁の中でキーワードがありました。多世代、子供、高齢者、若者という言葉が出てまいりましたけれども、全くそのとおりでありまして、一つの世代を目的として、一つの設備を整備すると、例えば高齢者の場合だと、昼間は多いかもしれないですけれども、夜は空間となってしまう。若者を目安にすると、平日の昼間は薄くなってしまう。子供というのは、なかなか立地条件もあり、ずっと子供というわけにもいかないんじゃないかなと個人的には思ったりとかはしているわけですけれども、施設を一緒に見られて、こういった多世代が同時的にこの施設を、時間帯は違えど、活用できる、利用していただく可能性というのはあると思われますでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) 具体的な検証がまだできていないので、大丈夫かどうかということはお答えしにくいわけですけども、例えば高齢者向けにいろいろ設備を施すではなく、今言われたように、いろいろな目的で使えるように、時間帯、曜日、そういったもので中が組みかえられるような、レイアウトを変えられたりとか、機能が変えられたりとかいうことを考えた上で、広くいろんな方が使っていただける施設として使うには、中に障害となるものがなく、割と1・2階がオープンスペースであいているものですから、そういった、幾らでも変更が可能な空間があるなというふうには、見させていただいて感じております。  また、具体的にいろいろ検証するために、健康福祉部だけでなく、建設産業部のほうにもいろいろ、耐震の問題であるとか、そういったものも含めて、一緒に検討させていただいております。 ○議長(丸山茂美君) 加納孝彦君。 ○2番議員(加納孝彦君) 私が健康福祉部へ紹介をさせていただきましたが、やはり横断的に検討いただいて、教育の場、また福祉の場、またまちづくりの場としても検討いただいて、もしこの施設が利活用できれば、この用途について、もっと多世代の皆さんに、市民の方にも参加をしていただいて、府中市にとって必要な施設へと生まれ変われる可能性がある施設なんじゃないかなと思っております。前向きに議論をしていただきたいというお願いと、例えばこのような提案、議論が活性化をして、もっとほかの周辺施設、遊休施設の所有者等から有効活用についての相談がふえていけば、府中市でも取り組んでおります空き家や空き店舗の利活用につながり、さらに周辺の開発にも拍車がかかっていくのではないか、駅周辺のにぎわいづくりの一助になるのではないかというふうに期待をしております。最後にお願いをして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。             〔2番議員 加納孝彦君 降壇〕 ○議長(丸山茂美君) これをもって創生会の加納孝彦君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山茂美君) 続いて、創生会の三藤毅君の登壇を求めます。  三藤毅君。              〔5番議員 三藤毅君 登壇〕 ○5番議員(三藤毅君) 5番議員、創生会の三藤毅でございます。議長のお許しをいただきましたので、これより会派を代表いたしまして、一般質問をさせていただきます。  本日は、行政改革について、基本的な考え方をお伺いしたいと思います。  皆さん御承知のとおり、本格的な人口減社会に突入しまして、市税等の増収も見込めない中、従来の手法、感覚では、自治体として存続できないといったようなことが懸念されるところでございます。そうならないためにも、前例踏襲といった手法を改め、行財政改革を強力に推進すべきだと考えております。  そこで、基本的な考え方をお伺いしたいと思います。  まず、市長の目指される行財政改革とは、一体、具体的にはどういうものか、お伺いをしたいと思います。            〔5番議員 三藤毅君 質問席に移動〕 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 行政改革あるいは事務事業の見直しといった問題でございますけれども、人口減少あるいは少子高齢化の進展、経済の低成長期が長引く中で、医療や介護等の社会保障費の増大や人口減少による税収等の減少が今後の重大な課題となっておるところでございます。これらに対応するため、平成27年度に第4次行政改革大綱を作成したわけでございます。  私の目指す行財政改革は、歳入の減少によりまして、市民サービスの低下を招かぬように、最小の経費で最大の行政効果を上げることを基本といたしておるところでございます。具体的な内容につきましては、担当部長のほうからお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) それでは、私のほうからこれまでの主な、具体的な内容につきまして御説明をさせていただきます。  初めに、職員定数の管理といたしまして、組織の簡素化、効率化、業務量に応じた職員の適正配置を行ってまいっております。その結果、人件費の削減につながっておりまして、平成27年度、平成28年度の2年間の実績で、削減額でいいますと1億1,000万円。次に、退職金につきまして、民間企業との格差解消ということもありまして、平成27年度から支給水準の引き下げを行っております。この削減額、効果額でございますが8,500万円。それから、市の補助金につきましても、平成27年度に見直しを行いました。この効果額、これは平成28年度実績ということになりますが、1,319万円でございます。それから、歳入確保対策といたしましては、市税徴収はもとより、あらゆる歳入確保が必要ということもありまして、平成27年度からはふるさと納税の推進、ネーミングライツを活用し、歳入確保に努めてまいったところでございます。それら、これまで全体の効果額実績といたしましては、平成27年度、平成28年度の合計の実績額で約2億3,100万円となっております。  最終目標額、これは平成27年度から平成32年度までの6年間でございますが、約7億6,500万円を見込んだものでございます。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 10月26日に、市長名で各部署に平成30年度予算編成の基本方針という文書が出されています。この中に、「ゼロベースの視点により、事業の統合や再構築、そして廃止を含めた検討を行い予算に反映させること」というふうに書いてあります。平成29年度予算では、スクラップアンドビルドがないということにしたと思うんですが、市長が考えられるゼロベースの視点とはどういうものか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) ゼロベースとは、前例にとらわれず、事業を改めて目的、効果を検証し、廃止や見直し、再検討を加える視点ととらえております。ただ、行政の業務の多くは市民サービスを基本としておりますので、業務の継続性を否定するものではありませんが、前例だからといって漠然と続けることのないように、その実施方法や対象を見直す意識を持ってもらうというふうに考えております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) ゼロベースの視点でございますが、いろいろあるかとは思いますが、これは改善の取り組みということであります。改善の基本は日本が一番得意な分野でありますが、まずやめるのが一番、次が減らす、3番目が変えるということであります。市の事業はたくさんありますが、ゼロベースの視点で見直すということは、まずどの事業もやめると。やめられるかどうかは別にして、やめるというところからの視点がなければ、次に進んでこられないということでございます。  そういう中で、ちょっと話は変わりますが、平成28年度予算の中で、地方独立行政法人府中市病院機構へ4億円の繰出金が発生しておりますが、平成29年度、5,000万円の追加予算ということで、5,000万円が余計に入れられたということがございます。この5,000万円というのは、補正を組まれたときに、厚生委員会への説明で、この5,000万円を入れなくては、府中市病院機構が債務超過になって倒産するということで、ここを認めてもらわなければ倒産をするので認めてほしいということで、補正を通過させた経緯があります。それが府中市病院機構の平成28年度業務実績に関する評価の全体評価の中で、「平成28年度においても市から5,000万円の追加支援があり、年間4億5,000万円の繰入額となっているが、結果として追加支援がなくても当初の収支目標は達成可能な状況であったことは、精確な収支シミュレーションの実施など経営管理体制の改善に向けた反省点とされたい。」と、こういうふうに評価されておりますが、市長の見解はどのようなものか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 先ほどちょっと質問の中で言われた内容が、年度が多分、ひっくり返っていたんだろうと思うんですけど、後段はそのとおり言われているんですが、4億円は、去年が4億円で、5,000万円補正をしたということで、昨年の5,000万円は債務超過といいますよりも、キャッシュフローのほうですよね、現金、資金のほうがたしか不足するということで、債務超過になるから5,000万円を補正したというよりは、資金繰りの関係で補正予算が出たというふうに認識しております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) それはちょっと説明が違います。債務超過というような説明があったというふうに記憶をしております。  いいんですが、私が言いたいことは、片や節減、節減と言いながら、5,000万円のお金がすっといってしまう。戸成市長は、議員定数の削減も前々回の議会のときに出されましたけど、2名削減ということになれば、大体、議員1人の年間の報酬が700万円ですよね。これが4年となると、1人2,800万円掛ける2で5,600万円、それに匹敵するような額が、結果として追加支援がなくても――私が言いたいのは、どういう事務をやっているのかということが言いたいわけですよ。もっと精緻に、ほかの方法でとかなかったのかという、そういうことが言いたいんですけど、そういうことがあったことについては、戸成市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) ボーナスが要るというようなことで、資金ショートしとるなというふうなことをちょっと聞きまして、それはいけんじゃないかと。じゃあ、一時借入をするかどうかというようなお話もしたんですけれども、なかなかちょっと難しゅうございまして、当面、それでは5,000万円追加補正しようということでございまして、ほかには。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) ちょっと私の発言を一部訂正させていただくんですが、債務超過自体は、もともと計画上、債務超過が続いていますので、債務超過の上で一番問題になったのは、経営を続けていくためにはキャッシュが要りますので、それでキャッシュフローがパンクしていくという中での5,000万円追加というふうに訂正させてください。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 病院機構も努力はされているんですよ、私はそれも認めるんですよ。1億2,000万円の赤字という中で、9,000万円の赤字でしたから、3,000万円は収益がふえているわけですよ。それは評価を私はするんですよ。  私が言いたいのは――一時借入も違いますよ。一時借入は1億5,000万円しているんですからね。だから、一時借入はしているんですけど、さらに足りないから、市などの負債が多くなるから、債務超過になるから、病院機構が運営できないから、5,000万円を入れといてくれという話だったよね。入れたら、そうじゃないですよという評価がされているわけですね。だから、そういう事務をきちんとやっていないということを問題にしているわけですよ。だから、いっぱいあると思うんですね、これに限らず。  ということで、次に移らせていただきますが、事務事業の総見直しの取り組みということで、経常的経費はスクラップアンドビルドの取り組みということで、先ほども言いましたけど、平成29年度予算のときに聞くと、そうした事業は一つもなかったということでありました。平成30年度予算の基本方針の中にもそういうことが書いてありますが、各部において、どういう事業仕分けの視点で、どういうふうに取り組みをなされたか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 御指摘のとおりでございます。質問の中にもございましたが、人口減少を背景に、今後、主たる財源である市税、地方交付税が減少することは明らかでございます。そういった中で、限られた財源を活用し、行政サービスを維持していくためには、経常経費についてはスクラップアンドビルドを予算編成方針の柱として掲げております。  個々の事業の統合や再構築は、具体的には、これまで経常経費の削減ができないことから、進んでいないということが事実でございますが、各課において、財源不足についての危機感は共通認識というふうに思っております。  歳出予算の縮減に向けた要求の見直しは意識を持っていただいているというふうにも思っております。議員が言われる予算反映といたしましては、各課からの予算要求に対しまして、これからヒアリングを行っていくところでございますので、事業の見直し状況等を確認しながら、査定、評価していくということになろうかと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 事業はいろいろありますが、各部課には行事がたくさんあると思いますけど、この行事というのは、あってもなくてもいいことはないものもあるけど、これはゼロベースの視点の対象になるのではないかと思います。まず行事のところから、大きいところでは備後国府まつり、敬老会、学びフェスタ、これらを全部ゼロベースでやめることができるのか、できないのか。規模を減らすことができるのか、できないのか。また、一緒にして変えることができるか、できないのか。これを一々検証していってほしいと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) まさにそのとおりでありまして、これまでもイベントによっては統合したもの、あるいは民間に移行したもの、今言われました中でも、補助金として幾らか残るものはございましたが、産業博、もともと産業メッセと言われておりましたが、これは市が主体となっていたものが、現在は商工会議所で受けていただいているというケースもございます。したがいまして、当然、全てのイベントについて、一から必要なものなのか、どうなのかというのは各課において検証していただきたいと思っております。ただ、さりとて地域の行事として、地域だけではできないというものもございます。したがいまして、市といたしましては、一定の継続性は認めるが、先ほど議員が言われましたように、だんだん縮小していくとか、あるいは統合していくということは各課のほうで御配慮いただければと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 今言ったことは、私が言ったことではないんですよ。平成27年12月22日に、「第4次府中市行政改革大綱(案)について」ということで答申が出ております。この中の主要な意見として、一番目に、「本大綱は、複雑多様化する行政ニーズに応え、市民サービスの向上を図るため、選択と集中を基本とし、効率的な行政運営を目指して取組むことが必要である。行政改革を実現させるためには、職員の十分な理解と協力が不可欠である。」、次からですよ。「経費削減を目的とするだけではなく、経営感覚を取入れて、無駄を省くことにより得られた財源・人的資源を基に、人口減対策、まちの活性化等市民サービス向上に、職員一丸となっての取組みに努められたい。」と、こういうふうに書いてあるわけですから、これをしっかり末端の職員まで意識してもらって、仕事をしていただくようにということであります。  ちなみに、人事考課制度はありますよね。ですから、今言ったようなことが各一人一人の職員の目標管理シートに落ちて、課長はその進捗度をちゃんと確認して、人事考課をして、その結果を各職員のポスト及び給与に反映をしていただきたいと、そういう仕組みをきちっとつくっていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 基本的には、議員が言われるとおりでありまして、ただ、人事考課システムとしてはいろいろな面で評価していきますので、それのみで評価するわけではございませんが、議員言われるとおり、全ての事業あるいはイベント、それから投資的なものも含めてになりますが、つくるものがあれば、なくなるものもあるというのが当たり前だというふうに認識すれば、一定程度、経常経費的なものも圧縮して、なおかつ効果ある事業が推進できると認識しておりますので、そういうふうになるように、我々も努力したいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 企画財政課のほうから3%の削減ということが出たと思いますが、それは個人個人の職員に目標を割り振るときに、そういうことはちゃんと言って、目標設定がなされているんでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 目標管理の中では、その項目を挙げているということではございません。基本的に、財政としては財政運営上の組織、課としての目標とうたうことはありますが、各課の職員が個別に今の財源の削減率を達成していくというふうな目標管理はほとんどできていないと思っておりますので、組織的に目標を達成していくという意味から、財政的な判断ができる担当課、企画財政課になりますが、そこでの目標ということはありますが、個々人がそれぞれ3%を達成できたかどうかというところまではしておりません。しかしながら、財政状況が厳しいという状況は職員に周知しておりますので、そういう中で、事業は判断されているというふうには理解しております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) ちょっと質問を変えます。  それでは、事務事業の棚卸しというのはできているんですか。各部課にこれだけの、こういうふうな事業があるという棚卸しはできているんですか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 現在、棚卸しということではないんですが、他の市町も行われているワーク配分がある意味、棚卸しに近いものだろうとは思うんですけど、経常経費的なものについては、一定程度の額は財政当局のほうで把握はしておりますが、棚卸しというところまでは十分できていないのが現状だと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 職員の人事異動のとき、当然、事務引継書がつくられると思うんですが、その中に、私の仕事はこうですよ、次の人にはこうやってくださいねという事務引継があると。それも一つ、事業の棚卸しといえば棚卸しになるかとは思うんですけど、一番簡単なのは、予算書に予算が出ているわけですから、出ている予算については、各事業が存在するということですから、その金額が出ている事業は必ずあるということでありますので、そこをうまく各課で、各職員に分担していただいて、さらにそこを見直していくという作業が必要だと思いますので、その辺をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 10分間休憩します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後2時17分 休憩                午後2時27分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山茂美君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) それでは、続きまして財源確保の取り組みということでお伺いをしたいと思います。
     初めに、自主財源の確保ということでお伺いしたいと思いますが、平成28年度の決算総括表によりますと、不納欠損額は3,397万円、それから収入未済額が7億1,057万円という額になっております。市税等の収納向上や滞納対策を徹底する必要があると思いますが、その取り組み状況と今後の強化策等がございましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 武田参事兼税務課長。 ○参事兼税務課長(武田英三君) 現在の税の収納対策の取り組み状況ですけども、初期滞納、新たな滞納を抑制する取り組みとして、一つ目に、滞納繰り越しを未然に防ぐ取り組みとして、各期ごとに嘱託員による現年分の滞納者に対する電話催告を実施しています。二つ目に、コンビニ収納の導入、口座振替制度の推進など、納税機会の拡大を図っています。三つ目に、夏期・年末の特別徴収対策を行い、戸別に訪問して徴収実態調査を行っています。四つ目に、長期の滞納者に対する取り組みとして、財産調査を計画的に実施し、取り立て可能な財産を発見したときには、積極的な滞納処分を執行しています。また、個々の滞納者の納付状況を細やかに管理し、機を逃さない滞納整理を目指しています。五つ目に、きめ細かな納税相談を行うとともに、納めやすい環境を整えるために、毎週木曜日、午後7時までの夜間相談窓口を有効に活用しています。六つ目に、広島県と連携をして、滞納案件を県に移管し滞納整理を進めています。また、今年度は県と職員の相互派遣を行い、府中市から派遣した職員は、県で徴収を行いながら徴収技術を学び、一方、県から職員派遣を受け、収納対策担当官として滞納整理及び徴収指導をしていただいております。  このような徴収強化の取り組みの成果として、10月末時点での市税の滞納繰り越し分の収納率でございますけども、前年8.64%が今年度11.55%と2.91ポイント上昇しています。国民健康保険税につきましては、昨年10.83%が今年度15.13%と4.3ポイント上昇しています。  今後の各種債権の徴収強化策でございますけども、府中市では、各担当部署においてさまざまな債権を所管し、徴収管理を行っています。しかしながら、滞納発生前後における必要な措置が統一されておらず、また不十分なところがありますので、改めて市の債権管理に関する事務処理について、一般的な基準、必要な事項を定め、債権管理のさらなる強化、適正化を図ることを目的とした条例制定を検討したいと考えています。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 2点ほど、ちょっとお伺いします。  先ほど戸別の実態調査があるというお話でしたが、この戸別の実態調査というのは年間どれぐらいで、件数はいいですから、どのようなものがやられているのか。  もう1点、条例制定とかいうお話がありましたが、ちょっと詳しくお話ししていただければと思います。 ○議長(丸山茂美君) 武田参事兼税務課長。 ○参事兼税務課長(武田英三君) 戸別の調査でございますけども、市役所の中におりますと、各滞納者が実際そこに住んでおられるかどうかというような状況も把握できません。したがいまして、現地に赴いて、まず実際に住んでいるかどうかというふうな調査を行っております。  件数につきましては、ちょっと手元に資料がございませんので、また後日お願いします。  それと、条例制定でございますけども、各種債権につきまして管理を行っていますけど、時効管理を含め、そのあたりの管理が十分適正に行えていないという状況もございますので、そこら辺も含めまして、管理、徴収強化ということで、債権管理条例を検討したいというふうに考えております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 債権管理をするのに、前も言いましたけど、滞納者の一元化リストがあれば、俯瞰的に見れるんじゃないかと思うわけですけど、これがまたなかなか難しいとかいうこともお伺いしたんですけど、その辺のリストの作成についてはどのようにお考えか。 ○議長(丸山茂美君) 武田参事兼税務課長。 ○参事兼税務課長(武田英三君) 市役所の中で持っております債権につきましては、強制徴収公債権と非強制徴収公債権と私債権と、いろんな債権がございます。強制徴収公債権につきましては、税務課の持っている情報につきましては、情報共有できるというふうになっていますので、このあたりにつきましては、税務課を中心に情報交換、連携をしていきたいと思っております。ただ、私債権につきましては、税務課の持っている情報をそのまま使うということには、法的には難しくなっていますので、そこは各担当課でそれぞれ努力をしていただくというふうになろうかと思います。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 法的に難しいところもあるかもしれませんが、その辺は弁護士等にも相談をされて、なるべくできるような方法はないかとか、そういうところを模索していただいて、そうしないと、徴収するときにも、これは徴収しますけど、これは知りませんとか、そういう漏れだって起こってくると思うんですよね。難しいのはわかりましたけど、そういう方法がないかどうか、そういう検討はしていただきたいと思います。  次に、遊休資産の処分についてお伺いをしたいと思います。  現在の遊休資産の把握状況及びその処分の取り組みについて、どうなさっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 御質問の遊休資産とは、いわゆる普通財産として管理しているものと思っております。処分が可能なものということだと思いますが、昨年度、担当課といたしまして、固定資産台帳を整備し、全ての遊休資産を把握したというところでございます。ただ、実際、処分ができるかということにつきましては、普通財産のうち、ほとんどが山林、道路ののり面、道路改良により発生した残地というもので、売り払いが可能な、一般的に言う道路に面した整形地というのは非常に少ないというのが実態でございます。その中でも、緑ヶ丘団地の元住宅生協跡地につきましては、住宅等の用地として魅力あるものというふうに認識しておりますので、2区画ございまして、1区画は売れておりまして、残る1区画は毎年、その時点での価格調査をした上で、販売に向け、入札公告をしております。しかしながら、なかなか売却までに至っていないという状況でございます。  ほかにも現在、上下地区におきまして、土地建物一括売却できることが可能なものがございますので、現在、準備を進めているところでございます。  また、そのほかにも不整形地でありましても、隣接地の所有者さんのほうから、条件によってはという意向もお聞きすることがございます。しかしながら、市として販売するということになりますと、一定程度、価格を設定いたしますので、なかなか最近では売却に至っていないというのが現状でございます。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 市の財産ですから、やみくもに安く売るというようなことはできないんだろうとは思いますが、人口減社会ですから、当然、買う人も少なくなっているわけで、ずっと持っていても、買ってくれる人がいなかったら現金に換わらないわけですから、その辺の調整はぜひしていただいて、流動性を持たせていただきたいというふうに思うわけです。  以前もどなたかの議員が聞かれたと思いますけど、府中市のファシリティマネジメントはどういうふうになっておりますでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 府中市といたしましては、計画をつくりまして、現在、少なくとも40%の削減を目標に、40年後ということになりますが、計画を策定しております。現在のところ、集会所的な施設についての統廃合について、これは方針ということになると思います。具体的にどこをなくしていくということではないんですが、そういう方針をつくっているというところでございます。全体のもの、総論につきましては、既に議員の皆さんのお手元のほうにもお配りしたものでございますので、それのみをもって、なかなか具体的にどうだということは、以前にも御質問がありましたが、実際のところは今、とりあえず市としての財産を、資産の縮小へ向けた取り組みをしていくために、まず集会所がかなり多いということもございますので、そのあたりから手をつけていこうということで、方針づくりに入ったというところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 集会所を例に挙げられましたが、集会所につきましても、やはり人口が基本になりまして、それもどこに住んでいるか、これをピンポイントで把握しないと、ただ単に何々町というようなレベルではなくて、どこに住んでいるかということをまず把握して、じゃあ、どこに集会所があるべき、また、もっと言えば、町の統廃合だって今後あり得るわけですよね。単独の町では成り行かないというような状況も考えられるわけですから、将来的にはこことここら辺を一緒にして、ここで集会所をつくると。半径1キロとか、そういう視点が必要ではないかと思います。この辺も、俯瞰したもので人口を見ていただいて、効率的に運用ができるように、早くお願いをしたいと思います。  続きまして、組織改革の取り組みということでお伺いをしたいと思います。  従来から縦割り組織の弊害が言われながら、部課はずっと縦割りになっていますが、もはやそういう縦割りでは、市が抱えるさまざまな問題に対してスピード感をもって対処できないのではないかと思います。横断的な立案をする部と、それから事業実施後の評価をする部の横割り組織に変える必要があると思いますが、以前から言われていることだと思いますが、そのようなことに対してはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) おっしゃるとおりなんですが、最終的に、じゃあ市役所は1課でいいのかという話にはなるんですけど、基本的には、現在、各課がそれぞれ窓口となり、関係課と調整をしながら、さまざまな課題に対処しているという現状でございます。  組織体制の整備につきましては、これまで近い業務は一つの課で行えるように、課の統廃合を進めてきたところでございます。現在、病院、支所、委員会等も含めまして24課体制ということになっております。現時点では、本市の規模から、議員の言われる調整的な部課、課題ごとの横断的な部署を別に独立して設置することは、検討は組織としてはしておりませんが、これまでも新たな政策的課題として事案が起きた場合には、必要に応じて関係部署が協議することで対応してきたところであり、今後もこの対応、要はプロジェクトチーム的な対応を取りながら進めていきたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 問題によっては、例えば子供の貧困対策というようなことになりますと、女性こども課はもちろんですけど、その兆候を見抜くためには税務課も必要ですし、教育委員会なんかも当然必要になってくる。それをワンストップでずっとやっていこう、効果的にやっていこうと思うと、それはもう庁内じゃなしに、教育委員会も入るとなると、なかなか大変なことだと思いますけど、そういうことが必要で、そういうことをやっている自治体もありますので、できないことはないんだろうと。その辺はじっくり研究をしていただいて、ワンストップであらゆる相談に対応できるような、いわゆる市民サービス、利便性の向上に努めていただきたいと思います。またそれが組織の合理化にもつながってくるんじゃないかというふうに考えますが、所見を伺いたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 石川総務部長。 ○総務部長(石川裕洋君) 確かにおっしゃることも十分、我々も理解しとるわけですが、府中市といたしましては、物理的に横断的な体制を進めるということではなく、組織として核になる部署において、運用上の横断的な組織運営ができるということも考えております。今後も行政サービスをする上で、議員が言われるのはあっち行ったりこっち行ったりせんといけんということだろうとは思いますが、そういうことのないように、市民にとって利用しやすい体制の確立には努めてまいりたいと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 最後に、戸成市長にお伺いをしたいと思いますが、12月議会前の定例記者会見で、私の目指す行政改革を市民目線で続ける候補があれば応援したいとか、それから暫定予算は組まないということをおっしゃっておりますが、来年度予算に責任を持つということは、来年の市長選挙に立候補されるという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 来年度予算編成につきましては、一応、暫定予算ということも考えたわけでございますが、そうではなくて、やはり継続していただくものは、市長がどういうふうなことになろうとも継続をしていきたいという願いでこういうことをしておるわけでございまして、その辺については御理解をいただきたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) どう理解していいのかよくわからないんですけど、平成30年度予算は、責任は持たないという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) そういうことではございませんが、一応、暫定予算といいますと、何か大変なことがあった場合では暫定予算というふうなことになりますけれども、基本的には、予算的には継続してずっと、市長が変わろうともやっていただきたいという願いを込めて、これとこれとこれは継続していきたい、新しいものはできる限りしていかないというか、そういうことは考えられますね。 ○議長(丸山茂美君) 三藤毅君。 ○5番議員(三藤毅君) 願いを込めた予算を編成すると。後の人に、誰がなられるかわからないけど任せると、そういう理解ですね。よくわかりませんが、次の同僚議員にバトンタッチをして、私はこれで終わりたいと思います。              〔5番議員 三藤毅君 降壇〕 ○議長(丸山茂美君) これをもって創生会の三藤毅君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山茂美君) 続いて、創生会の加藤吉秀君の登壇を求めます。  加藤吉秀君。             〔17番議員 加藤吉秀君 登壇〕 ○17番議員(加藤吉秀君) 17番議員、創生会の加藤が創生会としての最後の代表質問をさせていただきます。通告どおりの来年度予算、戸成市政の総括についてというのが大まかなところであります。多少、細かいところは前後する場合もございますけれども、お許し願いたいと思います。  戸成市政になって3年半が経過しました。まず、3年半を振り返って、どのような感想を持たれているのか、市長にお伺いします。  あとは一問一答で。           〔17番議員 加藤吉秀君 質問席に移動〕 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 総括的に大まかに申し上げますと、私としては、3年半といいますか、かなり努力をしてきたと、自分ではそのように評価をいたしております。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) まず、平成26年就任時に、さまざまなところで戸成市長は述べられています。市議会の活性化について、その当時、立候補する前は私と同じ市会議員でありましたけども、市会議員から市長に当選されて、「逆に議会で追及される理事者側になったが、新人議員も日々勉強し」――この当時は10人、新人議員が出ました。「新人議員も日々勉強し、理事者側が困るぐらいの鋭い質問をぶつけてほしい。たとえ私が困っても、それで議会は活性化するし、市民の関心も高まると思う。」ということなんですが、きょうもそういうあれですが、職員が書いた原稿を棒読みするとか、私たちが質問をしても明確な答えが返ってこないというようなことがあります。きょうは、細かい数字のことは言いません。戸成市政の大まかな総括をさせていただきたいと思っております。  まず、9月の決算議会が終わると、平成30年度の予算が動き出す時期だと思いますが、戸成市政の3年間の予算編成は、削減、縮小の予算編成でありました。9月議会の決算総括質疑で質問させていただきましたが、当初示された予算は200億円を切る平成28年度予算でありました。しかし、終わってみれば、214億6,000万円と、例年と変わりませんでした。来年度の予算について、どのような方向、ビジョンで編成されますか。大まかでいいので、教えていただきたい。  先ほど三藤議員の質問にも答えられましたので、ちょっと重複するところもございますが、よろしくお願いします。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 平成30年度の予算につきましては、編成方針に示したとおりでございますけれども、歳入については、市税の減収が見込まれると。それから、財源の確保が非常に厳しい状況であるということでございます。市民サービスの質の維持・確保は行政の使命でございますから、税の有効活用、それから前例の踏襲からの脱却あるいはむだの徹底排除を肝に銘じながら進めてまいりたいと考えております。そのための歳出につきましては、諸計画を踏まえて、スクラップアンドビルド、選択と集中を徹底してまいりたいと考えております。  具体的には、これから査定を行う状況でございますけれども、できる限り、前年度は200億円以内というふうに思っておりますが、できれば当初予算というのはそういう形で進めていきたいと思っておりますが、これは暫定予算と、先ほども話が出ておりましたように、新しいものはできる限り次の政権といいますか、そういう方にしていただくわけでございますが、やはり基本的には200億円以内ぐらいで、できれば出発をしたいと考えてございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 今も職員の書かれた原稿を一生懸命読まれているようですが、私が求めているのは、戸成市長自身の言葉で答弁していただきたいんです。職員の書いた原稿を棒読みするのでは、何ら今までと変わらないと思うので、そこのところを意識してお願いいたします。  平成28年3月にでき上がりました第4次府中市総合計画、戸成市長就任1年目の年に作成すべき府中市の今後10年間の将来ビジョンであります。大切なものであります。本来、平成27年度から平成36年度までの総合計画でありますけども、1年おくれました。おくれた理由は、戸成市長、どう思われますか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) まだ市長になりまして基礎固めができていないというふうな状況でございましたので、1年間延ばして、しっかりと基礎的なものを進めていくということがあったと思います。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) これは、平成26年12月18日の新聞記事、これは多分、中国新聞だと思いますけども、市の企画財政課は、「1年おくれた理由が、新市長の政策を反映させるため、再検討する必要があると判断した」というふうに記者会見で述べています。ですから、10年の総合計画に、戸成市長の意見というのは、どういう部分が反映されたか述べてください。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) いろんなことで努力をしたわけでございますが、1年目の場合は、確かに基礎的なものができていないということで、1年延ばしたということでございます。できるだけ私の意に合うような形での予算編成といいますか、あるいは行財政改革を進めておるということでございます。  いろんなことで、完全ではございませんけれども、しかし私といたしましては、努力をしてつくったと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 全く私の質問の答えではございません。私は、10年の基本計画、総合戦略はどういうものかと。今、来年度の予算編成がどうのこうのという話じゃないんです。それを市の幹部職員、企画財政課の課長か誰かがインタビューでしたんでしょうけども、新市長の政策を反映させるため、再検討する必要があると判断したと。要するに、これから10年の計画なんです。ですから、10年間、市長になって、戸成市長はこれから10年、府中市をどういうふうにしよう、方向性やビジョンはどういうものにしようということがあったはずなんですね。それをお答えくださいと言っとるわけです。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 10年間の総合計画でございますので、今までのいろんな、第1次、第2次、第3次というふうにつくってあるわけでございますが、そういうのも含めまして、次の10年間をどうしていくかということになってくるだろうと思っております。そういう形で進めておるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 全く答えがないので、もうこれで時間を食ったってしょうがないので。  総合戦略の三つのポイント、これ、どういうことを質問するかということで、一応お示しはしているんですけども、まず総合戦略の三つのポイントとして、安心して働くための産業振興と雇用の創出、安心して子育てができる働き方や暮らし方の環境づくり、多様な働き方や暮らし方が提供できることでの移住・定住の促進というのが書かれています。今そこでうなずくんなら、最初に言ってくださいよ。  それで、基本計画で、72項目のうち、それぞれありますが、重要なポイントとして、最初のほうにこのようなことが書いてあります。そして、このようなことで、平成27年度、平成28年度の予算編成はこれに沿ったような予算編成ができたということは、私はわかります。  そういう中で、今言った三つのポイント――先ほど、例えば居神議員の質問で、戦略会議の石川部長の答弁がありました。それはそれでいいんですが、もう少し大まかに、市長として、先ほど石川総務部長が報告をした結果、進捗状況、それについて今現在、どう思われていますか。お聞かせください。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 総合戦略に掲げております83事業でございますけれども、平成28年度に実施をいたしましたのが55事業でございます。また、率といたしましては66%という実施状況でございます。  また、三つのポイントごとに申し上げますと、安心して働くための産業振興と雇用の創出につきましては、基本目標に計上いたしました36事業中、平成28年度では23事業、約82%の実施状況でございます。  安心して子育てができる働き方や暮らし方の環境づくりにつきましては、基本目標といたしましては32事業、その中の平成28年度で実施したものが23事業、72%の実施状況でございます。  また、多様な働き方や暮らし方が提供できることでの移住・定住の促進につきましては、基本目標といたしまして15事業中、平成28年度で実施いたしましたのが9事業、60%の実施状況であろうというふうに思っております。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) そういう細かい数字は部長が答えて済むことで、私が今、市長にお伺いしとるのは、そういう結果について、市長はどう思われていますかと。よくできたと、これはまだ不十分だということを今聞いているわけです。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 私といたしましては、総合戦略の中での三つのポイントの中で、一つ目は36事業のうちの23事業ができとると、82%の実施状況であるということで、非常に達成できているんじゃなかろうかと思っております。  また、安心して子育てができる働き方や暮らし方の環境づくりが大体32事業ございますけれども、その中で、72%の実施状況であるということで、これも私としてはかなり評価をいたしておるところでございます。  多様な働き方や暮らし方が提供できることでの移住・定住の促進でございますけれども、これは15事業中60%、少し少ないんでございますけれども、しかし60%という数字というのは、なかなかこれは相当の努力が要るというふうに私は評価をいたしておるところでございます。
    ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 私が質問の趣旨を言っているから、そういう数字が出てきて、恐らく市長はその数字を見て今判断、満足ということでされたと思うんです。本来なら、その数字を言わずに、今大まかでどのぐらいの進捗状況かというのを聞く予定だったんですが、まあいいでしょう。  次に、「びんご圏域ビジョン―成長戦略2015―」、これは福山市を中心とした6市2町の広域連携の連携中枢都市圏構想であります。これは、戸成氏が市長になられてからの事案であります。当然、府中市総合戦略とリンクしているわけですけども、私たちには府中市の立ち位置が見えてきません。6市2町の中で府中は何をするのか。例えば、岡山のほうのまちは、ジーンズを売り出そうとか、いろんなそれなりのものがあります。府中市が何をしているのか、全く見えてきませんし、私は新聞を見るのが好きで、一応、府中に関連することはできるだけ見るようにしていますけども、他市町に比べて、府中市の話題というか記事が少ないんです。  そこで、お聞きします。担当職員は、企画財政課の人が出たり、建設産業部が出たり、いろいろな会議に参加しているのは聞いておりますが、戸成市長が参加された中で、府中市としてどのような意見・発言をされたか、教えていただきたい。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) まずは道の駅の完成が間近だということで、これを連携しながら、各地の道の駅を含めまして、連携をしながらやりましょうということで、一つは、スタンプラリーなんかをやったりということを掲げております。  それから、また防災士の育成でございますけれども、これは安心・安全なまちづくりということで、非常に私も関心を持っております。そういうことで、備後圏域の中で、防災士の養成について、しっかりとやっていかなきゃな、防災士をふやしていかなきゃなということがございましたので、そのようなことを連携しながら、防災士の養成についてしっかりと頑張ってまいりましょうということでございました。  また、皆さんも御承知のように、医師の確保でございますね。これは非常に難しい状況でございますけれども、しかし、これを備後圏でひとつ進めていったらどうかということで、市長会への要望なんかも含めまして、備後圏での大学、広大あるいは岡大等々のところへお願いに行こうじゃないかということを進めておるわけでございます。  それから、御承知のように、航空技術大学についても、こういう考えでおりますと。いわゆる産業界につきましては、やはり府中だけでなしに、福山市も含めてやるべきだろうという話をして、連携をしながらやっていきましょうという話をしたところでございます。  また、大学については、キャンパスがもし可能であれば、府中でぜひやりたいということをお願いしておるわけでございます。  したがいまして、これからどういうふうに進むか、一生懸命やってまいりますけれども、頑張ってこれから進めてまいりたいと思っておりますし、備後圏域でのそういう連携をしながら、ひとつ応援をしていただきたいという説明をさせていただいとるわけでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) まさか最後に航空技術大学のことが出ましたけども、その説明はいつ、この備後圏域のあれで発表されたというか、意見を述べられたのか、それをちょっと教えてください。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。                (発言する者あり) ○市長(戸成義則君) これは産業関係の、いわゆる商工会議所を中心とした説明会をいたしましたが、それは商工会議所が市でやっておるわけでございますけれども、5月30日にそういうふうな説明をさせていただいたということでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) これはちょっと最後に聞くことがありますので、関連でまた聞きましょう。  市長は、平成26年5月2日に初登庁された記者会見で、重要課題とは何かと聞かれたときに、財源確保が一番というふうに言われています。私、そのときの新聞を全てとっております。その財源が、自身の給与半額で4年間で約4,900万円、職員や議員にも厳しさを求め人件費削減、さらに歳入増を図るためふるさと納税、これらの財源で、先ほどの安心して子育てができる働き方等々の三つのポイントなんかにもリンクしているようには見えます。その中で、ふるさと納税、これらの財源で子育て支援、若い世代が安心して子供を育てる環境整備、人口流出に歯どめをかける、企業誘致などを4年間で見通しをつけたいというふうに述べられておりますけども、まず4,900万円のほかに、この3年間でどのような財源を確保されているか、教えていただきたい。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 4,000万円余りでございますけれども、これは私の給料の半額ということで、子育て支援、とりわけ出産応援金を設立いたしまして、そちらへ財源を充てておるところでございます。  また、ふるさと納税につきましては、おおよそ6,200万円が財源になっておると考えております。これは、まちづくりのほうへ使わせていただいておるというのが実情でございます。  また、今年に入りましてネーミングライツの関係で幾らかまた入ってくるだろうと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 私が言いたいのは、200億円というのは大した財源じゃないと。ただ、出産応援金、あと乳幼児医療無料とか、それなりの位置にはあるやには思います。  あと、市長の方針として地産地消、それも企業、府中ファースト、地元が第一、そういうことで企業も府中の会社を使おうということも述べられております。それは記憶にありますね。その中で、例えば今回のPOMにしろ、ほかのところにしろ、府中以外の企業が指定管理者になっていますね。例えばウッドアリーナにしろ、府中の会社の人でも指定管理者としての能力は私はあると思うんですね。その中で、地元第一ということを標榜しながら、そういうことをされるというのは、要するに大手でしたら安全とか、入札金額が安いとか、いろいろ条件はあるんでしょうけども、最初から記者会見で地元第一、今のトランプのアメリカンファーストではないけども、戸成市長は府中ファーストを盛んにおっしゃっていました。そういう意味で、整合性としてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) これは、ウッドアリーナとか、あるいはこどもの国なんかもそうでございますけれども、考え方といたしましては、府中の企業が一番いいんじゃないかという考え方は持っておりますけれども、そうは言いましても、入札で金額が低いからというわけにはまいりませんで、やはり事業提案というのをしていただいて、私が受けた場合にはこういう事業をやりますよということの、プロポーザルといいますか、そういうふうなのをやっておりまして、市民にとってより利用しやすく、満足度の高いサービスが提供できるという判断をいたしたわけでございます。  また、市が発注しております建設工事につきましては、ほとんどが府中の企業でやっていただいとるということでございますが、ただ、コンサルとか、あるいは大規模な測量をするとかいうことにつきましては、府中では難しいということになりますれば、やはり福山市あるいは広島県内というところでできるものはしていきたい。そして、どうしてもいけない場合は、やむなくよそのところへお願いするようなところもあるわけでございますが、できれば府中の事業所で、建設工事についてはやっていただいておるというのが実情であろうかと思います。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) わかりました。  次に、先月の11月14日、私たち創生会と公明党で平成29年度の提言を市長に申し入れをしました。これは読んでいただいているとは思いますが、来年度の予算に反映していただきたい9項目の提言であります。教育環境の充実、地域コミュニティの充実、超高速情報通信網の整備による情報格差の是正、地域医療体制の確立、地域包括ケアシステムの確立、少子化対策・子育て支援策(府中版ネウボラ)の拡充、インフラ整備、そして桜が丘団地販売の促進、産業振興と雇用の創出というような、この中、細々あるんですが、9項目を提言させていただきました。  この提言について、市長の受けとめ方と見解をお聞かせください。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) いろいろ御提言をいただいておるわけでございます。提言は提言でございまして、あくまでも参考意見にさせていただいとるわけでございますが、平成30年度の予算にどういうふうに反映できるかということを今、事務方とも議論をさせていただいとる状況でございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 市長から幹部職員のには提言はもう配られて、見てもらっているんですか。市長のところでとまっているんですか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 提言書あるいはほかの場合も、要望書なんかもそうですけれども、大体、回覧をするようになっております。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) するようになっているじゃなくて、していただいているんですかと。だから、もう見せていますというなら、そう答えていただいたら。見せてないんなら、見せていない。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 恐らく見ていただいとるというふうに私は理解をいたしております。というのが、受け付けの判を押して、そして各課をずっと回るということになりますので、一応、見ていただいとると。認識がどうかはわかりませんけども、一応見ていただいて、これから平成30年度の予算にどう反映していくかということについて議論を進めておるというのが実情でございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 明確に、部課長さんにお願いします。私たちの提言はお読みください。よろしくお願いします。私たちは市民の代表の市会議員の提言ですので、そこのところをお忘れなきよう。  それでは、別の質問に移ります。  昨日の私どもの会の棗田議員の質問に対する建設産業部長の答弁について、第2期中心市街地活性化基本計画の次に、第3期の計画があるのかという問いかけをしました。その問いに、建設産業部長は、都市再生整備計画事業でこれからの事業を進めるという答弁がありました。これは間違いないですね、そうだと思います。  そこで、市長にお伺いします。市長は以前、第3期中心市街地活性化基本計画をやると言われました。そのことについては御記憶はございますか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 記憶をいたしております。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) それでは、第3期中心市街地活性化基本計画を平成30年度の予算に含めて、要するに、リーダーシップでそういうことをやるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 一応、建設産業部のほうの関係もございますので、話をしかけて、これからどういう取り組みをするかということについて、予算措置はどういうふうにするかということについて検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) それは、これから追い追い話していけばわかるんですが、建設産業部長は、都市再生整備計画事業というふうにして、今までの第1期、第2期中心市街地活性化基本計画とは別な言い方をされました。これはどうしてかというと、平成26年の第3回定例会、6月12日、これは議事録が残っていますから、私の一般質問の答弁で、第3期のあれなんですが、これは要するに総務省から削減されるということで、それを謝りに云々というような時期ですよ。そのときに、私の質問の答弁で、「先般、総務省あるいは内閣府、国土交通省、厚生労働省等々に挨拶に参りました。その中で、特に懸案事項でございます、今進めておりますいろんな課題について、できる限り踏襲してくれというふうに」、国土交通省なのか、厚生労働省なのか、内閣府なのかわかりませんが、「踏襲してくれというふうに言っておられます。私は、それは踏襲しますよということで帰っております。したがいまして、そういうことにつきましても予算的には裏づけがしていただけると確信を持っております。」、このときは、事務次官に会いましたとも発言されています。  また、次の第4回定例会、9月4日の私の質問に対する市長の答弁は、「内閣府へ挨拶に行ったときには、第3期をしてくれということで、やりましょうという話をさせていただいております。したがいまして、それなりの補助金がつくというふうに考えております。」「内閣府の担当官から御説明いただきました。」と答弁されております。答弁は、第3期も継続してやるということでありました。それで間違いないですか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) それは間違いございませんが、ただ、日進月歩といいますか、交付税あるいはいろんな交付金等々が若干変わってきておるという状況でもございます。また、中心市街地活性化というのが、これが全国津々浦々、非常に、福山市を含めまして、どこもかしこも皆やっていくというようなことでございますので、なかなか思うようなわけにはまいりませんが、一応そういう約束をして帰ってきたつもりでございますけれども、若干方向が変わりつつあったんだなというふうな感じを、後から気づいたようなことでございますが、当面、そのときの時点では、これはやっていただけるというふうに感じておりました。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) これは感じておりましたという次元の問題じゃないんです。そのときを覚えていらっしゃる――これも議事録にありました。  それで、隣に副市長がいらっしゃいまして、副市長にすぐ聞きました。これは本当ですかと言ったら、私は知りませんとはっきりおっしゃいました。ほかの建設産業部の方たちも、それは知りませんと。市長は、東京に行ってそういう予算をもらったというふうに言われた。今も言われました。跡形も、そんなの微塵もないじゃないですか。幾らかその当時、来たんですか。それがそもそも私が市長に不信を持った――これは私、聞いたんですよ、東京に行って。そういうシステムでどうですかと。そのときに聞いたら、市長は、いろんな内閣府、国土交通省、厚生労働省、それじゃあ誰に言われたということは言われませんでした。それは、議事録を見てもらえばちゃんとある。それは秘書の方が見るでしょう。平成26年第3回定例会、6月12日の議事録、そして第4回定例会、9月4日の議事録の市長答弁であります。いずれにしろ、そういうので、第3期なんていうのは今ないわけですよ、実際問題。ですから、きのう建設産業部長が都市再生整備計画事業という言い方をされたんだというふうに私たちは理解しております。  それは市長がしてもらえればいいんですよ。そこのところが、結局、ないような話をいかにもそういうふうにすると、聞いている市民というのは、それはすばらしいと。前の市長が1期、2期、国のほうからある程度、お金を引っ張ってきた。今度の市長も同じように引っ張ってこれると。でも、現実には一銭も引っ張ってこれなかったと。  鄧小平が言いました。よい猫とはどういう猫か。白い猫がいいのか、黒い猫がいいのか。どっちでもいいんですよ。ネズミをとる猫が一番いい猫なんです。だから、市長が別に自分が思いもよらずに市長に当選された、私たちは民意ですから認めますし、頑張ってもらえればいいわけですよ。だけども、そういうことが全くないのに、そういう第3期中心市街地活性化計画なんていうのは全く荒唐無稽な話であります。ですから、きょうも山口議員がプールの話をしました。もうそれはプールもできていいなとか、それなりに活性化して、年寄りも集えるというようなことも、それは夢を描けますよ、市長がそういうことを言えば。それがないというのが、やっぱりそのときの思いつきで言われたのでは、私たちもまいっちゃいます。それでは次に行きます。                〔発言する者あり〕 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 内閣府とか国土交通省へ行ったのが全く効果がなかったというふうに受けとめられておるようでございますけれども、そうではなくて、第3期を計画してほしいというふうなことは確かに聞いております。したがいまして、3期を計画する上でどういうふうに取り組むかということについては、内部で話をしたところでございますが、それから後になかなか、全国から中心市街地の分には、福山市を含めまして、どんどん申し込みがあると。したがって、ハードルが非常に高くなったということは、これは事実だと思っておりますが、そういう状況でございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 論外。  次に、11月29日のミニコミ誌の記事について伺います。  副市長不在の責任についてでありますけども、6月議会で、私たち創生会はこの件について、無責任として問責決議案を提出いたしました。その中で、私1人は、会派ではもう不信任を提出してくださいというふうに声高に言ったんですが、会派のほかの人たちが問責でいいということで、問責になりました。  市長はこのとき、副市長の不在で影響はないというふうに言われました。部長たち幹部職員でやっていけるということでありまして、影響はないというふうに言われたわけです。挙句に、副市長がいなくてもいい条例までつくろうとされました。それが29日のミニコミ誌の記事では、「任期中は副市長不在の影響を最小限にとどめるため」というふうに述べられています。  市長、やはり副市長がいなくてはだめなんじゃないでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 否決をいただいて以来、副市長は選任をしなければならないという気持ちはございますけれども、現実問題としてはなかなか難しいという状況でございます。したがいまして、その件についてはしっかりと部長さん、あるいは各課長さんに非常に一生懸命フォローをしていただいとると思っております。また、私も役所へおったという関係もありまして、多少わかるものですから、その辺についてはいろんな形でのフォローをしていると言いましょうか、そういうつもりでございます。したがいまして、影響はほとんどないというふうに私は自負をいたしておりますし、職員の皆さん方がその気になって一生懸命取り組んでいただいておるということについては感謝を申し上げる次第でございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) ほとんどないなんてことはないんですよ。そういうことをおっしゃるから、部課長たち、職員のモチベーションが下がるんです。  この前、流行語大賞が出たのは御存じですか。インスタ映えとか、忖度とかいうのがね。その中に、睡眠負債というのがベストテンに入っているんですよ。またネットで見てください。私の感じるのは、府中市は戸成負債なんですよ、4年間。それが府中市の一番の停滞だというふうに私は思っているんです。副市長がいなくても全然影響がない、そういう感覚というのは、もうやめていただきたいんですよ。副市長は、今そこに空席ですよね。先ほどの私の質問でわからないのは、隣の部長を見たり、参事を見たりしていらっしゃるじゃないですか。自分でできる範囲というのは限られているでしょう。それが部課長たち、幹部職員、みんなに影響がいっているんですよ。  それで、言っちゃ何ですけど、最初のころに、金曜日に職員たちで話に聞いたのが、月曜日になったら話が変わっているとかいうのをよく聞きました。やめた職員たちからも、そういうのはよく聞きましたよ。だから、そういうのが、朝令暮改じゃないけども、金令月改ですかね。金曜日に決めたものが、土日はさんで月曜日になったら変わっていたとかいうのをよく聞きました。だから、そういうのも含めて、やっぱり職員のモチベーションを上げてもらわなきゃだめだと思うんです。その意識がなくて、副市長がいないのに影響がないなんていうのをまだおっしゃっているということ自体が、私はどうかと思います。  それは言っても詮方ないことで、次にいきます。  やはりこれも、先ほど最後に三藤議員が質問しました。ミニコミ誌の記事で「戸成市長 来年の市長選に態度保留」という表題がついていましたが、それについて伺います。いろんな選択肢の中で、「私の目指す行政改革を市民目線で続ける候補者がいれば、後継者として推す場合もあるだろう」というふうに述べられていますが、副市長も任命できないような人が何で後継者の指名ができるんですか。その考えをお聞かせください。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 副市長と次の市長選挙ということでございますけれども、副市長につきましては、市長専決事項だと思っております。  また、市長につきましては、行政改革をやっていただける方がいらっしゃれば、それはそれで非常にいいと言っておるわけでございますが、これはまだまだ先のことでございますし、また、そういう視点というのは今のところ、持ち合わせてございません。しっかりと今、現状、仕事をしていくということが基本であろうと思っておりますし、今から出るから、じゃあ選挙運動というわけになかなかまいりません。ですから、これはできる限り仕事を一生懸命やって、見込みをつけるということも大事だと思っておりますし、そのときにまたいろんな判断、選択肢もあると思いますので、そのときには、ぜひ皆さん方の御協力をお願いしたいと思っております。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 行政改革というのは、首長になる人はみんな誰でもすると思うんですよ。ですから、今言うように、私が問題にしているのは、行政改革をしてくれる人なら譲ってもいいみたいな、そういうことじゃなくて――就任されたころは、余り洋服とかヘアスタイルも気になさらないのに、最近はぱりっとして、頭もくしを通されて、本当に恥ずかしくない首長として見られていますよ。だから、年も、もう後期高齢者になられているし、年は関係なく、元気でちゃんとしている方だったら私はいいと思いますよ。それこそきょうの新聞で、マレーシアの元首相のマハティールさんが92歳で野党連合で首相候補に推されてという、だから、有能な人なら、それはそういうことでいいと思うんですよ。ただ、ちゃんと暫定予算じゃなくて、自分の考えで、政策で予算をつくっていくと言えば、誰だって、ああ、戸成さんは次にまた市長の意欲があるんだと。あるんならあるでいいじゃないですか、別に選挙運動しろとは言っていないんですから。  私は、基本的には首長というのは、県知事なり町長なり市長は1期でやめるべきじゃないと思います。2期、3期して、国とか県とかそういうところとのパイプをつくって、府中市に予算を多少なりとも持って帰るような首長が私は理想だと思っています。それが、先ほどの国土交通省、厚生労働省、内閣府なんかに行っても、そういう能力は戸成市長にはないんです。ですから、それでしたら次の行政改革をするなり、そういうことをちゃんと考える方にお譲りするというふうにして、その上で、それまではちゃんとした予算を組むと。年間の予算で、暫定予算なんかあり得ません。ちゃんとした予算を組まれる。ただ、そういうことになったら、否応なしに――まだ時間が十分にあるとおっしゃいますが、時間はそうあるもんじゃありません。市民は迷いますよ。市民に明確にするというのは、市長の役目でもあると思うんですよ。ですから、私たちは戸成市長が出られるなら出られるで結構です。だから、そういうことをもう表明してもいいわけじゃないですか。3月議会じゃ遅いですよ。それか、どこかの記者会見で間にされるのか。それは市長の責任でしょう。こんなに予算を組んで。そうしたら、来年の予算を3月の予算議会で、私たちは市長が何も表明していないのに、そんな予算なんか承認できませんという話にもなり得ますよ。そうじゃないでしょうか。お考えをもう一回。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 私は、今のところ、できるだけ今の仕事を続けて、しっかりと予算編成も済ませて、一通りの仕事は終わったという状況の中で考えていくというのが私の考えでございますが、確かにおっしゃることもわからんことはないんですけれども、私自身は今までもそうですけれども、派手なことでなしに、こつこつと、積み木のようなもので、積み上げていくというのが私の生き方というか、昔からのそういう生き方でございます。したがいまして、なかなかヒット商品というのはないんでございますけれども、しかし、やはり今一番申し上げておるのは、行政改革をしっかりとやらなければならない。そうしないと、財源が生み出せないというのが実情であろうというふうに思っておるわけでございます。したがいまして、これからしっかりと市民の皆さんに訴えていかなければならないのかなという感じもいたしておりますし、いずれにいたしましても、しっかりと満期までといいますか、できるだけ仕事をこなして、しっかりとした気持ちでどうするかということを考えていきたいと思っております。これは多少、皆さん方が思われとる見解とは違うかもわかりませんけれども、私自身はそのように強く思っておるところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) 戸成市長の人生をこつこつとといったら本当に認めます。ただ、首長として、そういうこつこつということじゃなくて、もう少しリーダーシップをとって、「もしものことがあったら、僕は突破力でやる」ということを何回もおっしゃっとるじゃないですか。そういうリーダーシップをとっていただきたい。  だから今回、きのう、きょうの議員の一般質問なんかでも、答えるのはほとんど部長じゃないですか。私は、自分の言葉で自分の考えをしゃべってくださいと、再三、それこそ当選以来、何回も質問するときに、いつもそれを言っとるわけです。もうどこに行っても――この前航空大学の説明会が文化センターでありましたね。市としてはこういうことをやりますという説明。その中で、高校生が市長に質問されました。そうしたら、答えは、職員が書いた原稿を読むものだから、高校生の質問と全然違うこと、ちんぷんかんぷんなお言葉です。そういうのはよくないと思いませんか。それに気づいてくださいよ。もうちょっと自分の考え、言葉で、府中の首長としてリーダーシップをとる、400人の職員を引っ張っていく、200億円の予算をちゃんとした使い道、選択と集中、いつもおっしゃっている最小の予算で最大限の効果を出す。言葉だけじゃだめなんですよ。だから、そういうことをちゃんとやっていただいて、やれるんだったらやれるで表明してもらいたいというのが質問であります。 ○議長(丸山茂美君) 戸成市長。 ○市長(戸成義則君) 私も政治家の一人でもございますので、政治家とは、いわゆる方向を示すということでございます。したがいまして、しっかりとこの方向へ行くぞという判断をさせていただくのは私であると考えております。その色づけといいますか、そういうことについては、それは事務方のほうで色づけをしたり、あるいは切り貼りをしたりということはあるかもわかりませんが、基本的には、方向を示していくと。右へ行くのか、左へ行くのか、上下へ行くのか、そういうことについては、市長が決断をしなければならない、そういうものであろうと私は常に感じております。  また、当然、政治をやる者としては、確かにちょっと物足らんかもわかりませんが、私は、物事というのは少しずつ確実にやっていきたいというのが基本でございます。したがいまして、ばあっと派手なことはなかなか、私自身はそういう性格でもございませんし、派手なことはいたしませんけれども、できるだけ市民の皆さんの意向を聞きながら、そして市民の皆さんの意見は非常に大事だと考えておりますので、いろんな懇談会等をしながら、こういう方向へ行こう、ああいう方向へ行こうということを定めているのが市長の仕事だと思っておるわけでございます。  また、これからもぜひ市長としての方向だけはきちっと定めていくということでございますので、御協力をいただきますように、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(丸山茂美君) 加藤吉秀君。 ○17番議員(加藤吉秀君) よろしいです。ありがとうございました。             〔17番議員 加藤吉秀君 降壇〕 ○議長(丸山茂美君) これをもって創生会の加藤吉秀君の質問を終結いたします。
     10分間休憩します。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後3時43分 休憩                午後3時53分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山茂美君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  日本共産党の楢﨑征途君の登壇を求めます。  楢﨑征途君。             〔7番議員 楢﨑征途君 登壇〕 ○7番議員(楢﨑征途君) 日本共産党の楢﨑征途が国民健康保険の広域化について、立地適正化計画について、「しあわせの庭」経営破綻について、子供の安全対策について、来年度予算について通告をしておりますので、通告どおり質問をさせていただきます。  まず、国民健康保険の広域化についてお尋ねします。  まず、国民健康保険法第1条「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民健康保険の向上に寄与することを目的とする。」と規定しており、国民健康保険が社会保障制度であることを明記しています。  国民健康保険は、2018年度より財政運営の責任を負う主体は都道府県としつつ、運営に関する事業は都道府県と市町村が役割分担を担う、都道府県下に移行されます。  統一保険料の施行を目指す府県は、広島県を含め、大阪府、滋賀県、奈良県と4府県にとどまっており、なお、北海道や宮城県も統一保険料を実施しようとする意思が見られます。  広島県では、本年5月に発表された保険料の第一試案で23市町のうち21市町が、そして10月の第2試案では、18市町が保険料の引き上げとなっています。府中市は、やや減額となっていますが、来年度最終決定ではどうなるかわかりません。中には、30%を超える市町もあります。仮に激変緩和措置がとられても、6年後には現行保険料の1.5倍近い保険料になることで、大きな不安の声が上がっています。  国は、保険料高騰に危機感を持ち、市町村に激変を生じさせない配慮を求めるとして、10月2日付の「国保実務」によると、厚生労働省は激変緩和に関して、平成30年度に限って保険料率引き上げの上限となる一定割合を国が示すことを検討しているとしています。そして、調整中であるということです。例えば、法定外繰り入れを削減する影響は、激変緩和の対象とならないため、都道府県がマクロの視点から一定割などの激変緩和措置を講じても、赤字解消のため、急激に保険料を引き上げれば困難が生じるおそれがあるとして、厚労省は、標準保険料率は保険料算定の参考になるが、実際に賦課徴収する保険料率を決めるのは市町村として、平成30年度に関しては、被保険者一人一人が受け入れられる保険料負担という観点から、法定外繰り入れのほか、財政調整基金の取り崩しや保険料の算定方式、応能応益割合、保険料の賦課限度額、個別の保険料減免などについて、財政責任の一端を担う市町村の立場で激変を生じさせない配慮を求めるとしています。つまり、都道府県の激変緩和措置だけでは、被保険者が払える保険料とならない可能性があり、全国的に保険料の高騰があるため、賦課決定権を持つ市町村にことさらさまざまな配慮をしてほしいと求めています。  11月17日、私たちは県庁の健康福祉局に、国保県単位化に当たり、国保料引き下げのために県独自の財政措置を図ることを要望しに参りました。それで、県のほうの対応方針は、「国保料引き下げは医療保険制度全体の制度設計の中で図られるものであり、国保県単位化以後も県から助成するものではないと考える」と書面で回答がありました。その交渉の中で、法定外措置は市町の判断を認めるとの発言を聞くことができました。  そこで、国民健康保険の保険料統一化をやめることと、市の判断で法定外繰り入れをすること、加入者の負担を抑えるため、国からの公費繰り入れを増額すること、この3点をお聞きします。答弁よろしくお願いします。           〔7番議員 楢﨑征途君 質問席に移動〕 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) 平成30年度からの国保県単位化後に係る一般会計からの繰り入れについての御質問でございますが、基本的には、現在策定中の広島県の運営方針にのっとった対応を適切に行ってまいりたいと考えているところでございます。  現在、県単位化に伴います納付金及び標準保険料の仮算定を行っているところでございまして、県や他の市町の状況を把握しながら、国保財政運営の内容を検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 再度お聞きしますけど、今現在のところは、繰り入れは考えてはいないということでよろしいでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) 先ほど申し上げましたように、状況等がまだ動いている状況ですので、府中市としましても、条例設置をしております国保運営協議会のほうにいろいろとお諮りをした上で、方針決定をしていきたいと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 国民健康保険の加入者の44%は無職の人、また35%が非正規雇用の労働者で、負担能力のない人たちで占められています。65歳を過ぎると国保に加入が義務づけられています。今でさえ高くて、払いたくても払えない国民健康保険料がこれ以上引き上げられることは、負担能力をはるかに超え、大量の滞納者を生み出すことが予想されます。そのようなこともよく考えられて、今後の対応を決めていただきたいと思います。  続いて、立地適正化計画についてお尋ねします。  府中市は、7月1日の広報で、県内で初めての立地適正化計画の策定として、人口減少・高齢化社会に対応するコンパクトなまちづくりを実現すると発表しました。都市機能と居住を中心市街地へ誘導する区域に設定するというものです。平成27年から平成30年の4カ年計画で、にぎわいのある都市拠点の整備に11億5,000万円もの事業費をつぎ込み、昨年は道の駅を建設、今後も府中駅の南北自由通路の建設、図書館への誘導や整備などを進めるとしています。  日本共産党府中市委員会が9月から取り組んでいる市政アンケートでは、立地適正化計画について、「賛成」が23%、「反対」が25%、「わからない」が51%と回答がありました。道の駅に至っては、「必要だった」が18%、「必要なかった」が53%、「わからない」が29%、半数以上が必要なかったと答えられています。  そこでお聞きします。道の駅、府中駅の南北自由通路の建設、図書館への誘導や整備について、それぞれ、これまでどれだけの税金をつぎ込んだか、また今後どれだけの税金をつぎ込む予定なのかをお示しください。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) ただいま御質問いただきました事業費におきましては、第4次府中市総合計画におけるにぎわいのある都市拠点の整備ということにつきまして、平成27年度から平成30年度の4年間で11億5,000万円を計上しているものかと思います。  その御質問いただきました事業について御紹介いたしますと、道の駅の関連事業につきましては、平成25年度から開始しておりますので、先ほどの総合計画の期間外の事業費を含めますけれど、道の駅の駅舎やトイレなどの建築部分の関係事業費といたしまして約4億5,000万円、また国道486号の交差点部分を含みます、道の駅周辺の道路整備等の事業費として約8億8,000万円、そして図書館周辺整備として約1,500万円でございます。  なお、これらの事業につきましては、国土交通省所管でございます都市再生整備計画による事業により実施をしているものでございます。したがいまして、事業費のうち約半分を国からの補助金などを充当して実施しているものでございます。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) また、7月の広報では、中心市街地のにぎわいを最優先する一方で、周辺地域には、「全ての地域で質の高い生活環境を提供することはできません」とはっきり書かれています。アンケートでは、65歳の女性が「私は旧市内に住んでいないからびっくりしている。山からおりて市内に住めというのか。田舎を見捨てろと言っているとしか思えない」と載っておりました。これでは、不要不急とも思える中心部の新たな箱物づくりに税金をつぎ込むことになり、市民の多くが必要なのかと疑問に感じている道の駅や府中駅の自由通路は税金のむだ使いではないでしょうか。  日本共産党府中市委員会は、立地適正化計画の見直しを求め、税金の使い方を暮らし最優先に切りかえることを求めますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 若井建設産業部長。 ○建設産業部長(若井紳壮君) ただいま御紹介いただきました府中市立地適正化計画の策定までの経緯を含め、少しお時間をいただきまして御説明をさせていただきたいと思います。  多くの地方都市では、急速な人口減少と高齢化に直面し、地域の産業や活力の低下、拡散した市街地の低密度化が進むことにより、厳しい財政状況のもとで、居住者の生活を支えるサービスの提供が将来的に持続不可能なものとなりかねない状況にございます。このことから、今後も健康で快適な生活環境を実現すること、そして財政面及び経済面においても、持続可能な都市経営を可能にすることが大きな課題となっております。  府中市におきましても、日本創成会議における消滅可能性がある都市として報道されたことは記憶に新しいところでございます。  こうした中、医療、福祉施設、商業施設や住居等がまとまって立地し、高齢者を初めとする住民が公共交通により、これらの生活利便性施設にアクセスするなど、福祉や交通なども含めて、都市全体の構造を見直すコンパクトシティプラスネットワークの考え方で進めていくことが重要であると考えております。  こうした背景を踏まえまして、都市再生特別措置法が改正され、その法に基づき、府中市においても平成29年3月に府中市立地適正化計画を策定し、公表したものでございます。府中市立地適正化計画は、府中市都市計画マスタープランに定めました方針を実現するために、居住機能や福祉、医療、商業等の土地利用を緩やかに誘導でき、今後も市民が安心して快適に住み続けられる土台、いわゆる将来都市構造をつくる計画のことでございます。  このような考え方をもとに、これまで整備している主な事業とすれば、市民の健康の維持と地域生活を支える医療の供給体制の構築を目的としました府中市民病院の整備でありますとか、子育て世代同士が気楽に交流する活動ができる、現在建設中の府中市こどもの国「POM」など、福祉的な要素も含めた事業を整備しているところでございます。  先ほど言われたように、決して福祉を切り捨てたり、周辺を置き去りにするようなことではございません。これまで住み続けた市街地周辺部の地域におかれましても、安心して住み続けられるまちを目指すものでございます。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 今、御説明がありましたけど、多くの市民の方は、市内に住んでおられる方はそうも感じておられないでしょうけど、市内から外れるところで生活されている方は、さっき述べたように、田舎を捨てろというようなことがあるんじゃないかということで心配されておりますので、極力地域外の人の生活、安全とか、今言われた福祉・健康とか、そういうものについても十分心配りをしてもらいたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、「しあわせの庭」の経営破綻について質問させていただきます。  就労継続支援A型事業所「しあわせの庭」の経営破綻と突然の解雇は、利用者や職員の生活や心身に深刻な影響を与えています。就労継続支援A型事業所は、一般企業で働くのが難しい65歳未満の障害者に、働きながら知識習得や技術訓練をする障害福祉サービスを提供するとなっております。事業所は、障害者と雇用契約を結び、原則として、最低賃金以上を支払うこととされています。  今回の問題は、障害者自立支援法施行を2006年4月に規制緩和し、障害者福祉サービスに営利本位の企業法人の参加も認められました。A型事業所は手厚い補助金にも支えられ、施設数がことし4月現在で、全国で3,630カ所と7年前の6.6倍に急増する一方で、制度のほころびが目立ち始めています。国の補助を目的にした企業が参入し、報酬の不正受給や質の低いサービスなどの問題が指摘されております。  「しあわせの庭」鵜飼事業所は、定員40名で、登録利用者が45人、職員9人となっています。市内には、ほかに二つの事業所があります。生産活動の内容は、軽作業が主です。  11月17日、一斉解雇された府中市在住の利用者は21名です。事業所の経営は赤字で、国の助成金頼みの自転車操業が常態化していたと見られます。県や市によると、同法人は、ことし7月時点で債務超過となり、事業計画にある作業がされず、設備投資に資金を使い、借金で穴埋めしていたということです。広島県議会生活福祉保健委員会にも取り上げられ、運営する一般財団法人「しあわせの庭」の経営状態を見抜けなかった県への非難が相次ぎました。11月23日、ビッグローズFホールにて、20人ぐらいのボランティアさんが駆けつけて、炊き出しや生活物資などを配布しました。困っていることを具体的にサポートするために、相談員がヒアリングシートを使って丁寧に聞き取りをしました。府中市在住の14人の方が相談をされました。一番の問題は、11月分の給料未払いがきつく、突然の解雇を受け、極めて不安定となり、家賃の支払い、ライフラインがとめられると、たちまち生活が行き詰まりかねない、また精神障害や知的障害を抱える利用者さんの病状が悪化しないかなど心配で、支援は急を要しました。  これ以上はプライバシーにかかわりますので控えますが、11月27日に戸成市長に、「しあわせの庭」解雇者の命と暮らしを守れと緊急要望書を提出しました。応対していただいた戸成市長や九十九健康福祉部長は、支援はいろいろとやっていく、府中市の21名については、全世帯の状況を把握して対応し、今後、保健師の派遣も考えていると答えていただきました。  そこで、府中市はどのような相談があり、どう対応されたかお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) まず、対応といたしましては、繰り返しとなりますけども、市役所とリ・フレに11月20日から相談窓口を設置しております。利用者全員に対しまして、窓口での面談や電話、そして訪問による個別対応を順次行い、利用者の生活困窮等の状況を確認するとともに、再就職のあっせんや希望されるサービスが受けられるよう個別リストを作成して、状況把握に努めているところでございます。  現時点で、当面の生活に困っている方は、今のところ2名だというふうに把握をしておりますが、それぞれにつきましてはくらしサポートセンターと連携をとりながら、現在、対応しているところでございます。  また、雇用保険の失業給付を受けることができる方は、21名中18名で、残る3名の方につきましては、そのうち1名の方が先ほどの当面の生活に困られておられる方ということで、くらしサポートセンターとの連携をとっておるところでございますけども、残り2名の方につきましては、他の世帯の中に収入等があり、生活困窮等、急を要する世帯ではないということでございます。  また、ボランティアによる食料等の提供のお話もいただいておりますことから、個々への電話連絡をさせていただいて、必要かどうかについての把握を行っているという状況でございます。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 困窮の状態がいろんな形がありまして、特に精神的な障害のある方は、ちょっとしたことでも不安になり、それによっていろいろと困難を来すということがあるように聞いております。その方の娘さんですけど、犬を3匹飼っておって、犬が自分を支えてくれる大事なものでありまして、その犬が病気になって、注射も打てない、病院にも行けないということで、ちょっと不安定な状況になられたこともあったというふうに聞いております。  市のほうの対応等、いろんなことをお聞きして、いろんな対応をされておりましたので、これはお聞きしました。  それで、いろいろありますけど、きょうもまたハローワークで何かの説明会があったと聞いております。そのように、次々といろんなことがあって、未払い金の支払いとか、今言われた失業手当、そういうようなものについて、きょうあったのではないかと思いますけど、今後、どのような対策を考えておられるかお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) 今後につきましても、対象者の次の就職や利用先の事業所が決まるまで、利用者の不安を和らげることができるよう、相談に応じながら丁寧な対応を行ってまいりたいと考えております。  また、行政担当課と相談支援事業所、そしてくらしサポートセンターが情報の共有を図りながら、今後週1回程度、連携会議を行い、一人一人の状況を把握することとしております。また、必要に応じまして、ハローワークや労働基準監督署等とも連携をしながら対応していくという考えでございます。  また、個別の対応といたしまして、希望される方については避難用の救援物資の配付であるとか、手続を進めておりますのが有料ごみ袋、これの無料での配付等について今検討をしているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) いろいろと相談にのっていただいておるということで、ひとまず安心しておきます。  聞き取りをしておりますと、未払い賃金を早く支払ってほしい、仕事があればすぐにも仕事がしたいんだと。仕事をしていないと、家におったらアルコール中毒になるとか、そういう不安も持っておられました。仕事がないから、家におったら酒ばっかり飲むということなんでしょうね。そういうこともいろいろお話をされました。  利用者さんには何の落ち度もないのに、なぜこのような状況になったのか、指導や監査、行政のチェック体制はどうだったのかということもありますが、税金が投入されている以上、納税者への説明責任があります。鵜飼作業所の所管は広島県ですが、府中市にも関係があります。健全な運営の事業所、さらには障害者の就労支援全体へのマイナスイメージが生じないよう、今後は監査・指導をして行政としての責任を果たしてほしいと思います。  次に移りますけど、子供の安全対策について、私のミスがありまして、ちょっと質問できない条項があるんですけど、先に質問できるほうをお聞きします。  音無川付近で、刃物を持った男が子供を追いかける事態が起こりました。殺傷事件にはならなかったのですが、今後の対策についてお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 平谷教育長。 ○教育長(平谷昭彦君) ただいま議員がおっしゃられました、11月15日水曜日の夕方でございますけれども、中学生が刃物のようなものを所持した不審者に追いかけられるといった事案が市内で発生したわけでございますが、大変市民の皆様には御心配をおかけしております。幸い生徒にけがはありませんでしたけれども、恐怖を感じ、不安に駆られた事案であると重く受けとめているところでございます。  対策ということでございますが、今回の事案を踏まえてお答えをさせていただきます。  本事案につきましては、事案発生後、可及に府中警察署と連携をとり、捜査協力の態勢を整えた上で、不審者情報を保護者、市民の皆様にメール配信をし、注意喚起を行ったというところでございます。そして、翌日は部活動の中止を指示するとともに、市内全校に集団での下校を要請し、各校対応しておるというところでございます。その後の対応でございますが、現在に至るまで、府中警察署による捜査は継続されておりまして、登下校を含め、学校の教育活動が安全に実施できるようパトロールもしてくださっているという状況でございます。そして各学校では、児童・生徒に対して、下校時には一人にならない、不審者にはついて行かない、その場から離れる、逃げる、助けを求めると、こういった危険回避にかかわっての安全教育を継続して取り組んでおります。  なお、地域・保護者の皆様が毎日継続して行ってくださっている登下校中の児童・生徒の見守り活動が児童・生徒の安全確保に大きな役割を担っていただいていることに、改めて感謝をいたしますとともに、こういった活動を大変力強く感じているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 今、お話しされました見守り隊の皆さんですね、この方たちだけでは対応が難しい、今の事件では見回りが難しいところがありますが、今後ともそういう方たちの手をかりながら、子供たちの安全を見守ってほしいと思います。  そこで、これはちょっと聞くだけにしておいてほしいんですけど、全国では、車が登下校時の列に飛び込む悲惨なニュースが多くありました。市内にも道幅が狭いところが多く、父石町内は国道沿いに歩道があります。このことは、広島県の管轄になると思いますが、国道と民家の幅が狭いところがありまして、これが全長800メートルぐらいのところなんですけど、狭いところで歩道の幅が1.1メートル、また1.3メートルから1.4メートル、広いところでも1.6メートルほどしかなく、大型トラックのコンテナが通ると、風圧で大人でも引き込まれそうになります。雨が降るとわだちに水がたまり、歩道を歩く人の足元は水浸しになります。そんな場所の危険性について、お考えをお聞きしたかったんですけど、これについてはちょっときょうは回答をもらえないので、ただ、そういうところがあるということを認識していただきたいと思います。  最後に、平成30年度の予算についてお聞きします。  教育予算で、学校給食の無償化について、一度お聞きしましたが、再度お聞きします。それとまた半額にした場合と、せめて牛乳を無料化にした場合のそれぞれの予算額をお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) ただいま聞いていただきました数値についてお答え申し上げます。  まず、府中市では、法令等の規定どおり給食にかかる経費のうち、食材費に相当する経費を保護者の皆様に御負担をお願いしておるところでございます。そういったことで試算いたしますと、平成30年4月の児童・生徒数の見込みの数値をもとにして計算いたしました場合、無償化の場合は約1億4,200万円、半額の場合はその半額ですから7,100万円の予算措置が必要になります。  次に、牛乳についてでございますが、同様に、平成29年度の牛乳納入単価で試算いたしましたところ、全額無償の場合は約2,570万円、半額ではその半分約1,285万円の予算が必要になっております。  給食費の無償化についてはいろいろ議論されておりますが、私ども府中市の場合は、法令等の規定や限られた財源の効果的な執行の面から困難だと考えておるところでございます。  なお、経済的な理由で給食費の負担が困難な方に対しましては、就学を支援する制度がございますので、そういったことがありましたら、学校または教育委員会のほうにお問い合わせいただければと考えております。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 子供の健康を守るためにも、せめて牛乳だけでも半額、もしくは全額で2,500万円ほどになるなら、それを何とか実現してほしいものであります。  それと、1人3万円の給付制の奨学金を創設するためには、予算額はどれぐらいでしょうか。 ○議長(丸山茂美君) 粟根教育部長。 ○教育部長(粟根誠司君) 今、議員がおっしゃられた3万円という数値がちょっとよく、私ども、承知できません。試算というのも、そういったレベルのことは、まだ今の段階でできませんので、仮にという話の計算値を申し上げたいと思います。  まず、本市で実施いたしております大学修学奨学金という貸付制度がございますが、その制度で市外に住み、私立大学というのが一番額が最大値になっているんですけど、その最大値で3人の方に無償貸与した場合は、1年間の貸与額は219万6,000円という数字が出ます。ですから、4年間では、4倍いたしまして878万4,000円となり、それ以降はずっと878万4,000円を給付するという形になります。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 全国的にも給付制奨学金をどんどんしている市町もありますので、府中市もできれば考えてほしいと思います。
     続いて、福祉予算で、子供のインフルエンザの予防接種無料化の予算額をお聞きします。 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) 仮に、1,000円の個人負担分を無料にした場合、平成28年度実績ベースで約610万円の負担増となり、1歳から小学6年生までのうち、既に無料になっている子供を除いた場合、経費の合計が全部で860万円程度になるのではないかというふうに試算をしております。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) これは1回ではなしに、2回打たないといけないと思いますから、2回打ったら1,600万円ですか。2回分で800万円ぐらいですか。それぐらいの予算をどこかで考えてもらえればいいと思います。  中学校卒業までの医療費無料化は窓口一部負担になりましたが、一歩前進して、高校生全員の医療費を無料にするための予算額をお聞きします。市長さんは、府中市は子供に対して福祉が行き届いているということを他の市町からよく聞いておられるということなので、その辺も含めて、よろしくお願いします。 ○議長(丸山茂美君) 九十九健康福祉部長。 ○健康福祉部長(九十九浩司君) 前提とした試算ができておりませんが、平成28年度に試算をいたしました当時の中学生3学年分、これで試算いたしましたところ、1,763万円程度でしたので、ほぼそれと同額が要るのではないかということで推測をしているところでございます。 ○議長(丸山茂美君) 楢﨑征途君。 ○7番議員(楢﨑征途君) 終わります。             〔7番議員 楢﨑征途君 降壇〕 ○議長(丸山茂美君) これをもって日本共産党の楢﨑征途君の質問を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山茂美君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査のため、明12月9日から12月14日までの6日間、休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山茂美君) 御異議なしと認めます。  よって、明12月9日から12月14日までの6日間、休会することに決しました。  次回は、来る12月15日予算特別委員会終了後、または午後1時から本会議を開きます。  ただいま御出席の諸君には、別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。                午後4時36分 散会...