府中市議会 2017-09-19
平成29年第3回定例会( 9月19日)
ほかにも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は
起立全員により、可決すべきものと決しました。
なお、ほか3件の議案については、審査の結果、いずれも
起立全員をもって原案のとおり可決または認定すべきものと決しました。
以上、まことに簡略ではありますが、
建設委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
建設常任委員長 居神光男君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、議案第64号について、
決算特別委員長の報告を求めます。
田邉委員長。
〔
決算特別委員長 田邉稔君 登壇〕
○
決算特別委員長(田邉稔君) 議長の御指名をいただきましたので、
決算特別委員会に付託を受けました議案第64号について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。
本案については、
今期定例会初日に
提案説明を受け、同日設置された本
特別委員会に付託されました。本
特別委員会では、9月11日に総括質疑を行い、その後各分科会の
審査区分に従って審査を行いましたが、その概要については先ほどこの議場で行なわれた本
特別委員会において、各分科会の報告を受けたところであります。
この各
分科会報告に対する質疑はなく、本案に対する討論は、委員1名から反対討論が、委員1名から賛成討論が行われておりますが、その討論の内容につきましても、先ほど行われました本
特別委員会において皆様お聞きのとおりでございます。
最後に採決の結果でございますが、本案は、起立多数により、認定すべきものと決しております。
以上、まことに簡略ではありますが、
決算特別委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
決算特別委員長 田邉稔君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、議案第72号について、
予算特別委員長の報告を求めます。
棗田委員長。
〔
予算特別委員長 棗田澄子君 登壇〕
○
予算特別委員長(
棗田澄子君) 議長の御指名をいただきましたので、
予算特別委員会に付託を受けました議案第72号について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。
本案については、
今期定例会初日に
提案説明を受け、同日設置された本
特別委員会に付託されました。
本
特別委員会では、分科会を設け、
審査区分に従って審査を行いましたが、その概要については、先ほどこの議場で行われた本
特別委員会において、各分科会の報告を受けたところでございます。
この各
分科会報告に対する質疑及び本案に対する討論のいずれもなく、本案については、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決しております。
以上、まことに簡略ではありますが、
予算特別委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
予算特別委員長 棗田澄子君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 各委員長の報告が終了いたしました。
ここで暫時休憩いたしますから、各
委員長報告に対する質疑並びに各議案及び請願に対する討論のある諸君は、休憩中に
発言通告書を事務局へ提出願います。
それでは、暫時休憩いたします。
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午前11時4分 休憩
午前11時20分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) 再開いたします。
これより各
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、各
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
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○議長(
丸山茂美君) これより議案第58号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第58号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第59号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第59号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第60号及び議案第61号、計2件について一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第60号及び議案第61号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する委員長の報告は可決であります。
この2件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第60号及び議案第61号の2件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第62号及び議案第63号、計2件について一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第62号及び議案第63号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する委員長の報告は可決であります。
この2件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第62号及び議案第63号の2件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第64号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
小川敏男君、反対者。
〔16番議員
小川敏男君 登壇〕
○16番議員(
小川敏男君) 議案第64号、平成28年度府中市
一般会計歳入歳出決算認定について反対の立場で討論をさせていただきます。
初めに、
地方交付税が年々減少するように首都圏に偏り、地方に厳しい国の財政方針の中で、市民の安心安全のために御奮闘された職員の皆さんに敬意を表します。
さて、平成28年度、2016年度の決算は、例えば、将来
負担比率は9年前の2007年度の216.3%から100%を切って86.5%になっています。理由は、借金である地方債が少なくなって返済である償還財源がふえたということになりますが、将来
負担比率の計算根拠をよくよく見てみますと、
土地開発公社の負債が15億円少なくなり、
退職手当支給予定額にかかわる見込み額、つまり職員が全員退職したと仮定した場合の退職手当、退職金が約63億円から約40億円と23億円少なくなっていることや、貯金である
財政調整基金などの基金が約18億円から約44億円と26億円増加しているのが理由であります。
借金である地方債を見てみますと、
一般会計は259億円から272億円と13億円ふえています。また、
財政調整基金は
環境センターと
クリーンセンターの建てかえのため、蓄えられているためで、地方債を償還するための財源とは言い難いところであります。
こうして見ると、将来
負担比率を大きく下げているのは、職員の削減が一番の理由と言っても過言ではありません。それは政策目標を立てても実務をする人がいないことになっており、
人員削減が限界に来ていることを示しています。
人員削減だけの
財政健全化に反対というのが
決算認定反対の理由の一つであります。
もう一つは、
桜が丘団地への
経営健全化補助金であります。この
経営健全化補助金は2014年度から2023年度までの10年間の第3次
販売計画のときに決まったものであります。現在3年が経過し、3年間の
販売目標66区画に対し、
販売実績は37区画、54%の結果であります。
販売目標66区画から
販売実績37区画を引いた残り29区画分に2億227万円の補助金が桜が
丘団地販売に出されています。1年で約7,000万円の補助金です。10年の
販売計画ですから、補助金は7億円となる見込みであります。
経営健全化補助金は事業の失敗の穴埋めを市民の税金で行うことになります。片方で7億円の
ダイエットプランを行い、片方で7億円の赤字補填をしていては7億円
ダイエットプランの効果は帳消しであります。
私
たち市民クラブが言っているのは、こうした財政の失敗の穴埋めを市民の税金で行うならけじめをつけて市長を初め、三役と賛成した議会の議員の報酬カットを行うとともに、第三者の検証委員会を立ち上げて総括をきちんと行うべきだということであります。そうした市政運営をしなくては同じ失敗を繰り返すからであります。道の駅は失敗、東京のアンテナショップも不安だと言い過ぎた発言をし、反省もしていますが、桜が
丘団地販売の失敗を議会を含めて行政全体で反省しない行政運営では、何をしても同じだということを言っているわけであります。
岡山県津山市は府中市と同じように、団地販売に失敗して借金を返済するために新たにお金を借りるための三セク債を国から認めてもらうために、2010年から2014年までの5年間、市長は30%、副市長は15%、教育長は15%の報酬カットを行いました。2015年度からは削減率が15%と10%になっています。議員は、2013年度の1年間、報酬を月額2%カットしています。残酷なのは職員で、給料表を平均1.8%カットされ、新入職員は退職まで約40年も続くことになっているわけであります。
しかし、津山市の市政運営からか、2015年に山田養蜂場が団地を購入され、開発公社の財政は好転に向かっていると聞きます。財政の健全化は市政運営の健全化とセットでなければ成功しません。来年の市長選、市議選を前に、市民から「議員は市民のことなんか一つも考えとりゃへん。市民に負担ばっかり押しつけて。自分の腹が痛むことは何もしゃあへん。そんな議会ならいりゃあへん。議員は減らしゃあええね」と言われていることを議員は御存じのはずです。これが議員に対する評価であります。
ですから、市長提案の議員定数削減反対といっても、議員の身勝手な反対としか受け取れません。市政に責任を持ってどういうことをしてきたかが問われており、市長に言うのではなくて、市民に丁寧に反対の理由を説明することが求められております。
若干話がそれましたが、職員削減による
財政健全化となっていることと桜が
丘団地販売への
経営健全化補助金導入に対して、行政のけじめがつけられていないことから、平成28年度府中市
一般会計歳入歳出決算認定について反対いたします。
〔16番議員
小川敏男君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、小野申人君、賛成者。
〔18番議員 小野申人君 登壇〕
○18番議員(小野申人君) 議案第64号、平成28年度府中市
一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で討論をいたします。
平成28年度は実質収支が4.7億円弱の黒字、
財政調整基金も5億3,000万円強積み増しをして残が37億8,000万円になっているという非常に御苦労の跡が見える数字であります。あわせて健全化判断比率も改善しているわけでありますし、公債費の未償還残高も約2億円減少しているといった状態であります。
先ほど言いましたように、非常に御苦労の跡が見えるわけでありますが、一方では大きな事業が道の駅であったり、防災行政無線といったことぐらいしかなかったというのも一つの要因かなと思うところであります。そうした健全化が進む中で、不納欠損額の増加、あるいは時間外手当、あるいは物件費等、これからも改善を求められるものが多々あるかと考えるところであります。
今後、少子高齢化により自主財源の確保が非常に困難である中、市民に対する行政サービスを継続するためには、行革大綱の重点項目の進捗に注視し、事業の選択と集中を徹底して、より効率的な財政運営を求めまして、賛成の討論とさせていただきます。
〔18番議員 小野申人君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第64号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は認定であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
丸山茂美君) 起立多数であります。
よって、委員長の報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第65号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第65号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は認定であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第66号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第66号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は認定であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第67号から議案第69号まで、計3件について一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第67号から議案第69号まで、計3件を一括して採決いたします。
この3件に対する委員長の報告は認定であります。
この3件は委員長の報告のとおり認定することに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第67号から議案第69号まで、計3件は委員長の報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第70号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第70号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は認定であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第71号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第71号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は認定であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第72号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第72号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第73号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第73号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第74号及び議案第75号、計2件について一括して討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第74号及び議案第75号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する委員長の報告は可決であります。
この2件は委員長の報告のとおり決することに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第74号及び議案第75号の計2件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第76号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより議案第76号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより請願第1号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより請願第1号を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は採択であります。
本請願は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員長の報告のとおり採択されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) 日程第21、議案第77号「府中市に副市長を置かない条例の制定について」及び、日程第22、議案第78号「
府中市議会議員定数条例の一部改正について」を一括議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
石川
総務部長。
〔
総務部長 石川裕洋君 登壇〕
○
総務部長(石川裕洋君) それでは、今議会に追加提案いたしました議案第77号、第78号につきまして御説明いたします。
初めに、議案集(4)をお開きください。
議案第77号、府中市に副市長を置かない条例の制定について。
提案理由でございますが、地方自治法の規定により市長が副市長を選任する予定が当分の間ないため、府中市に副市長を置かない条例案を提出するものでございます。施行期日は公布の日からでございます。
続きまして、議案第78号、
府中市議会議員定数条例の一部改正について。
提案内容でございますが、府中市議会議員の定数を2人減らし、18人に改正するものでございます。施行期日は公布の日からとし、適用は施行後、初めての一般選挙からといたします。
以上、追加議案の御説明を簡略に申し上げました。何とぞ慎重審議の上、原案どおり可決していただきますようお願いいたします。
〔
総務部長 石川裕洋君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) これにて、提案理由の説明を終結いたします。
ここで暫時休憩いたしますから、議案第77号及び議案第78号に対する質疑及び討論のある諸君は休憩中に
発言通告書を事務局に提出願います。
昼食のため休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時41分 休憩
午後1時2分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) 再開いたします。
これより議案第77号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
土井基司君。
〔8番議員 土井基司君 登壇〕
○8番議員(土井基司君) 議長のお許しをいただきましたので、議案第77号について府中市に副市長を置かない条例の制定について質疑をいたします。
まず第1点ですが、改めて確認をしたいのですけれども、副市長を置かないという判断に至るまでの選任に向けての取り組みの経過について伺います。
2点目が、緊急避難的な条例制定だと理解するのですが、条例で置くことになっているのが不在ということを避けるためだと思うのですが、条例制定後も選任の努力を続ける考えはあるのかどうか。
3点目ですけれども、副市長の具体的な職務について、特に市民への周知の状況、先日、交通事故の嘆願書で話題になりました香川県三木町では、ホームページに副町長の部屋というコーナーもありまして、副町長の業務についても積極的にアピールをされているようでありました。府中市では市長の職務の説明であるとか、部長については部長がこういうことに取り組みたいという決意表明のようなものもあるのですが、その点で副市長については市民になじみがないというところであります。今までの説明を聞きますと、内諾いただいていた方が急遽辞退されたことも副市長の職務について十分な理解をしないまま内諾されたのだけれども、周囲の知人であるとか、親戚の方にいろいろ聞くと、自分がやれるのだろうかと不安に思われて辞退されたのではないかと感じるところでありまして、日ごろから副市長がなぜ必要で、どういうことをやっているかという取り組みが必要ではないかと思います。
その上で、この場であるとか、新たにまたホームページの場でもよろしいのですが、副市長の職務について積極的に周知をした上で、どうしても市長とか市役所の職員の人間関係の中でいい人を見つけられないということであれば、例えば公募ということも考えられるのではないかと思うのですが、その辺はいかがお考えでしょうか。
それから、一般質問等では副市長不在の間、業務に支障がないという御答弁だったのですが、とは言いながら、部長以下職員の負担というのは大きくなっていると思います。もし当分の間置かないということになるのであれば、職員の負担を軽減するために人員をふやすというお考えはないかということであります。
5点目ですが、覚書についてであります。船尾副市長について、2年間に期限を限る覚書を交わしていたので3月に退任をされたという説明であったのですが、もしそれが事実だということになりますと、副市長の選任の同意を求めたときに、2年間でやめる可能性が非常に高いにもかかわらず、4年任期での同意を求めたということになります。そういうことであれば、議会をないがしろにする行為ではないかということであります。問責決議に反対する際にもそういうことを指摘したのでありますが、今議会においても同じような発言を続けておられます。それについて見解を伺います。
〔8番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 戸成市長。
〔市長 戸成義則 登壇〕
○市長(戸成義則君) お答えさせていただきます。副市長を置かないという判断に至るまでの選任に向けての取り組み状況でございます。副市長の選任につきましては、皆さんも御承知いただいておりますように、平成29年3月議会への選任同意の議案提出の直前に予定者の辞退によりまして空席状態となっておるわけでございます。任期の問題や問責決議なども相まって、現在に至っております。
それから、緊急避難的な条例制定だと考えるが、条例制定後も選任の努力は続けるのかということでございます。置かないと私の気持ちは決まっておりますので、そのつもりは毛頭ございません。当面の間ということで、期限は明記されていないが副市長を選任するためには、この条例は廃止した上で、選任することになるがどうかということでございますが、これはいたしません。
続いて、副市長の具体的職務について伺うということでございます。これはさきの一般質問でも申し上げましたように、地方自治法によれば、「普通地方公共団体の長を補佐し、普通地方公共団体の長の命を受け、政策及び企画をつかさどり、その補助機関である職員の担任する事務を監督し、別で定めるところにより、普通地方公共団体の長の職務を代理する」と規定しておりますので、そのように理解をいただきたいと思います。
それから、公募の件でございますが、公募をするつもりは毛頭ございません。
それから、副市長不在の職員の負担でございますが、人員増を考えておりません。非常に各部長にはよくやっていただいておりますし、大丈夫だと思っております。
それから、覚書の件でございますが、これは県との覚書をしておったわけでございますが、その時期でございますが、次の人選が決まっておりましたので、予定どおり辞職していただいたということでございます。
〔市長 戸成義則 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 土井基司君。
〔8番議員 土井基司君 登壇〕
○8番議員(土井基司君) 2番目の質問で、緊急避難的な条例と考えるがということに関しては、置かないという決断したということで、これからも選任の努力をしないと言われたのですが、これについてはたとえ条例が可決されたとしても、選任の努力は続けるのが市長としての責務ではないかと考えるところです。これについては答弁はよろしいので。
さっきは質問しなかったのですが、当分の間というふうに書かれておりまして、期限が明記がされていない。例えば、現市長の任期の間とか、そういうことではない以上、これは自動的に失効することはあり得ないので、この条例を廃止しないと今度副市長は選任できないことになると思います。約半年ちょっとで市長選も行われますので、新しく選ばれた市長さんがどう判断されるかだと思いますけれども、副市長を置くと考えられた場合には、必ずこの条例を廃止しなくてはいけないことになると思います。今の答弁では恐らく戸成市長がいらっしゃる間は廃止しないという意味合いだったのかなと理解いたします。
公募は考えられていないということで、広く人材を求めるにはそういう手もあると思ったのですが、そこまでのことは考えられないということです。
職員の負担がふえていることに対する人員増ということは考えていないということでありますが、合併した年には445人職員がいたのが、昨年度の末に306人に減っております。約3分の1が削減されたということです。
一方、人口は13%減ですから人口減に比べて非常に多くの職員の数が減っていて、先ほどの決算の反対討論でもありましたけれども、現在でも業務がかなり過多になっているのではないかと思われるわけであります。そのため今議会の一般質問でありましたように、時間外も非常に多い。議会での答弁も決して丁寧な答弁とは言えないようなものも時々あるということ、これは全て人員が不足していることに起因するのではないかと考えております。これ以上、職員の負担になるようなことは避けていただきたいということでありますので、その辺は十分に検討いただきたいと思います。
覚書について、これは答弁が理解しにくかったのですが、私が言っているのは、2年間に期限を限る覚書を交わしていたとすれば、基本的には2年間でやめるということが前提になっているわけです。それなのに4年の任期の副市長選任について、同意を求めるというのは議会に対して不誠実ではないかということを言っているのでありまして、その点について市長としてはどう考えているか。もう一度見解をお願いしたいということと、そういうことであれば、今までも県の職員の方で県を退職して来られた方というのが当時特別職ではありませんでしたが、教育長等いらっしゃいます。この方たちにも同じように覚書というのが存在したのかどうかについてわかる範囲でお答えください。
〔8番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 戸成市長。
〔市長 戸成義則 登壇〕
○市長(戸成義則君) 緊急避難的というところでございますけれども、これは私が任期中は選任しないということでございます。もし選任するようなことがあれば、これはおっしゃるとおり条例を廃止して新しく条例をつくって、そして皆さんの前で選任同意を求めていくことが原則であると思っております。
それから、先ほど言われましたように、覚書の件でございますが、これは県の事情もあると思いますが、現職の職員が出向する場合は2年というのが原則であるようでございます。そしてまた、どうしても伸ばしてほしいということがあれば、それは県から申し出があるということでございますので、そういうやり方でやっておるということでございます。そして、4年間というのは、これは御承知のように皆さん方の議会人事もそうでありましょうけれども、申し合わせという形になってくるのではなかろうかと思っております。
〔市長 戸成義則 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 土井基司君。
〔8番議員 土井基司君 登壇〕
○8番議員(土井基司君) 最後のところの質問だけに限らせていただきます。覚書というのが確実に存在するということであれば、今後、県の職員が退職されてこられる際の議会の同意を求められるときには、必ず覚書が何年であるかというのを確認させていただきたいと思います。
〔8番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 戸成市長。
〔市長 戸成義則 登壇〕
○市長(戸成義則君) この覚書に関しましては、当然守っていかなければならないことでございますが、県の都合によって多少伸ばしてくれ、短くしてくれということがあれば協議をしていくことにはなっております。
〔市長 戸成義則 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 以上で通告により質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第77号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第77号については、委員会の付託を省略することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第77号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
小野申人君、反対者。
〔18番議員 小野申人君 登壇〕
○18番議員(小野申人君) 議案第77号、府中市に副市長を置かない条例の制定について、反対の立場から討論をさせていただきます。
その前に、先ほどの質疑の答弁を聞いていまして、どうも土井議員は覚書で2年なのになぜ4年を議会に提案するのかという意味の質問をされていたと思うのに、どうも答弁がかみ合っていなかったように思うわけでありますが、それを指摘しておきたいと思います。
副市長を置かない条例の制定ということで、多少これまでの経緯をおさらいしてみたいと思うわけであります。市長が就任されて間もなくのころ、我々は、市長は就任されたばかりで何かとまだ市政運営についてはふなれな点もあるのではないかということで、前任の副市長がそのまま継続されることをお願いに行ったわけでありますが、そのときは副市長の選任は市長の専権事項であるからということで、非常に語気を強めて我々におっしゃったわけであります。
とは言え、6月に副市長人事の選任議案は出ることもなく9月にやっと出てきたわけでありますが、その方も体調を崩されておやめになられ、若干の空白を得て、たしか県のほうへ市長と一緒に私も当時議長をしていましたときに、お願いに行って、県のほうから送っていただいたという記憶があるわけであります。
その後、先ほどの質疑でもありましたように、県のほうへお帰りになられた当時の副市長の後はずっと空席が続いているわけでありますが、本人の名誉のために改めて言いますと、あてにされた方がおやめになられたわけでありますが、以前の一般質問ではおやめになられた方に責任があるように受け取られないこともないような発言もされていたように思いますし、またあるところでは職員が漏らしたから、この話が立ち消えになった。これも職員の名誉のために申し上げますと、我々に職員のほうからそういった情報が入ったことは一切ありませんので、市長は職員をもっと信用していただいて、そういったことを、ましてやほかのところで言うということをなさらないようにしていただきたいと思います。
それから、先ほども出ていました問責等ということでありますが、6月に我々は当然、副市長の選任議案が出ると思っていたわけであります。6月になっても提出されなかったということで、我々はやむを得ず市長の責任を問うたわけであります。それを理由にあくまでも副市長を選任できないことを自己弁護するかのように問責が出たせいでという発言をされていますが、そのあたりはもう少し真摯に捉えていただきたいと思います。
そのあたりを含めて、次の3点の理由をもって反対をさせていただきたいと思います。
まず1点目ですが、最終日に唐突に次の条例も含めて出されたわけであります。議論の訴状に載せたいからという理由だったと思うのですが、それであればもう少し議論ができる時間があってもよかったのではないかと思うところであります。
提案理由では、決算総括を聞いてとか、一般質問を聞いてという話がありましたが、それであったら決算総括のすぐ後にでも出せるのではないかと思ったところがまず1点です。
それから、先ほどから出ておりますように、副市長を置かないということで、条例のほうに抵触するから条例を変更するということであろうかと思いますが、条例に抵触するから逆に条例を変更するという、どう考えても一般の市民の方々の理解が得られないのではないかと思います。条例というのは、条例を遵守するよう努力することが必要であろうと思いますし、今までもたびたび何人かに当たっているが、副市長が決まらないという話をされたことは副市長の必要性は市長も当然おわかりだと思っているところであります。それが2点目です。条例に抵触するか、条例をむしろ変えていくのはいかがなものかということが2点目であります。
そして3点目は、いつも市民のために市民のことを考えてとおっしゃる市長が今回の条例変更が果たしてどういった点が市民の方にメリットをもたらすかということが大変疑問であります。先ほども言いましたように、今の副市長を選任できない現状をただ正当化するにすぎないのではないか。市民にとって決してメリットになる条例ではないと私は思いますので、そのことを申し上げて反対討論といたします。
〔18番議員 小野申人君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、
大本千香子君、反対者。
〔14番議員
大本千香子君 登壇〕
○14番議員(
大本千香子君) 同じく議案第77号、府中市に副市長を置かない条例の制定について、反対の立場で討論させていただきます。
4月より3度目となる副市長の不在の状況が続き、副市長の選任に努力されてきたはずだと思います。今後、戸成市長の在任期間の約半年間、さらに鋭意努力をしていただき、副市長をぜひとも選任していただきたいと思うところでございます。議会答弁でも繰り返し副市長不在でも業務に支障がないとの見解を述べていらっしゃいました。現実には、副市長の果たすべき職務が各部課長にかかり、全庁的な計画や取り組みが進んでいない状況は確かでございます。この状況を正確に認識されておらず、副市長の選任の努力もやめ、現状に合わせるために条例を改編するのは姑息な手段と言わざるを得ません。
業務執行やこれからの府中市のプランづくりへの影響が多大である現実を直視され、任期中の副市長選任に努力されるべきと考え、反対いたします。
〔14番議員
大本千香子君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、土井基司君、反対者。
〔8番議員 土井基司君 登壇〕
○8番議員(土井基司君) 続きまして、議案第77号についての反対討論をさせていただきます。
まず最初に言っておきたいのは、先ほどの質疑のときにもありましたけれども、船尾副市長の辞任に関して、広島県と府中市との間で覚書というものがあったという、覚書の存在が公になりましたけれども、船尾さんは形式上は広島県を退職し、府中市の副市長に就任されていたもので、県の職員としての復職というのは形式上とはいえ、選考採用で改めて採用されているわけであります。新聞の辞令にも採用と書かれております。
形式上のこととは言え、2年後に試験なく採用することを約束していることであり、公式には不適切ではないかと考えます。また、記者会見や議会でそれを公言する市長の資質にも問題がありますけれども、議会においても覚書の存在が当然のように議論されていることについては問題があると考えております。それは先ほども質疑のときに申しましたが、2年でやめるという約束をしていながら4年任期の選任を求める人事案に議会の同意を求められていることであり、これは議会を著しく軽視するものであるということであります。今後そのようなことがないようにということで、6月議会の問責決議の反対討論の中でも厳重に抗議をさせていただいたのでありますが、今議会においても依然として同様の発言が繰り返されております。先ほどもとにかく覚書があるということに終始されたということでありまして、これについては改めて厳重に抗議をいたしたいと思います。
6月議会では副市長の選任を早急に行うべしという趣旨の通常の決議案で十分なところ、問責決議案が可決されてしまいました。市長と議会の対立が先鋭化していることが広く知られることとなり、ますます引き受け手がなくなるのではないかと危惧したところでありますが、今議会での市長の答弁を信じるのであれば、危惧したとおりの結果となっておるところであります。
また、戸成市長の就任以来、多数会派の方々は市長の公約である市長報酬をもとに戻す議案を否決する一方で、ほとんどの議員が具体案が提示されていないということで、鋭く追求していた道の駅の関連議案については賛成するなど、伊藤前市長の政策を継承し、戸成市長の市政運営に反対するという政略的な対応をされてきております。
6月議会の問責決議もまさにその延長であり、副市長という人事案件を政争の具にすることは市民に対する大きな裏切り行為であると指摘したところであります。結果として、市長からさらに政争の具にするような条例が出たことになります。今回、選任が難しいので当分の間、副市長を置かないということでありますが、同時に議員定数の削減というものも提案されております。中国新聞でも指摘されていましたが、まさに問責決議の意趣返し、仕返しということであります。
同時提案の背景を考えれば、副市長ゼロ条例、問責決議で選任が難しくなったことによる苦渋の決断というよりは、問責決議や一般質問での追求に対する当てつけとしか考えられません。つまり市長側もまた副市長人事を政争の具として利用していることであります。このまま市長と議会の多数派双方が泥仕合を続けることは市民に対する大きな裏切り行為であると同時に、中国新聞でも指摘されておりましたが、市政や議会への不信につながるものであると考えます。
また、このまま政治的なやりとりにのみ関心が集まってしまうとしたら、本当に市民生活に必要な議論がそれで時間を取られてできなくなってしまうことであります。その点について、先日も市民の方から厳しい御意見をいただいたところでありまして、私自身も大いに反省しているところであります。市長と市議会多数派が対立したことに関しては、1994年、平成6年、今から23年前にも似たようなことがありました。無投票で三選された橘髙市長でしたが、8月任期の助役の後継人事を議会に提案することができませんでした。8月臨時議会、9月議会で多数会派から厳しく追及され、その上、市長の裁量権に属すると考えられる職員定数に関して、議員提案で100名削減するという異例の条例改正が可決されました。当時は事実上の不信任であると評されました。
結果、助役の選任はますます困難となり、3カ月以上、助役の不在が続きました。最終的には多数会派の小林隆三代表が苦渋の決断をされて議員辞職して助役に就任されました。議員選挙から半年余りでの辞職には批判も多かったところですけれども、市政の停滞を回避するための英断であったと評価いたします。ぜひとも市長側、多数会派側とも歩み寄り、問題解決に向けて取り組まれることをお願いして反対討論とさせていただきます。
〔8番議員 土井基司君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、楢﨑征途君、反対者。
〔7番議員 楢﨑征途君 登壇〕
○7番議員(楢﨑征途君) 府中市に副市長を置かない条例の制定について、反対討論をします。
6月議会で、戸成市長に対する問責決議が出されました。そのときに戸成市長は、いろいろ人選してきたところがあって、いろんな角度から見て、この人がと思う適任者が見つかったのだが最後のところで辞退されたと言われておりました。その後もいろんな人と交渉しているので、近いうちに決定したい旨を戸成市長は答弁されました。私はその答弁を聞いて、早い時期に副市長が決まるものと思い込んでおりましたが、この9月議会になっても副市長の名前が見えてきません。またこともあろうに、議会最終日に府中市に副市長を置かない条例を提出されました。副市町村長は市町村において、市長、村長を補佐し、その補助機関たる職員の担任する事務を監督する特別職の地方公務員である。第161条第1項において、市町村に副市町村長を置くことが定められている。ただし、条例によって置かないこととすることもできると定めてある。これもきょうの条例の中の1行に入っていますけれども、167条では、副市町村長は、市町村長を補佐し、市町村長の命を受けて、政策、企画を司り、その補助機関たる職員の担任する事務を監督することとされている。具体的には、市町村長に変わって、業務の詳細についての検討や政策の企画立案を行ったりするほか、市町村長の判断が不用な簡易な事案、もしくは市町村長の委任を受けた事案についての決定や処理を行う重要な任務があるとされています。
副市町村長は、市町村長が任命し、市町村議会の同意を得て選任することが必要であります。いまだに市長が副市長を提案しないのは、市議会を軽視しているのではないかと思われます。さきに述べたように、副市町は国や県の交渉事でも近隣の市町での交流も副市長の任務は大きいものがあります。その副市長を置かない条例の制定について、私は反対いたします。
〔7番議員 楢﨑征途君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第77号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
丸山茂美君) 起立なしであります。
よって、本案は否決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより、議案第78号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
水田豊君。
〔15番議員 水田豊君 登壇〕
○15番議員(水田豊君) 議案第78号について、質疑をいたします。
どの議案にもかかわらず、よく質疑をしていただいて、本会議でいきなり反対するのではなく、議論を尽くしてほしいという議会運営委員会での申し合わせ事項というのがありますが、我の会派だけしか質疑に出ないのはどういうことなのかということをまず最初に言ってから、聞かせていただきたいと思います。
議員定数の削減ということでございますが、府中市と上下町の合併のときに、上下町議会議員8名を加えて、32名から府中市議会はスタートいたしました。その後、従来からの旧府中市の議員定数24で次の選挙は議会議員選挙が行われることになっており、その後、2回、2名ずつ削減をして今現在は府中市議会は20名となっているということでございます。
一般的に議会の定数を減らせという世論があることは私も承知しておりますし、議員に対する一般市民、有権者の意見が厳しいことも重々わかっておりますが、しかし減らせばいいというものではないわけでございまして、今現在、20名ですけれども、一体どこまで減らせば市民の納得を得るのかと言えば、これはまた難しい議論になるわけでございます。どこまで減らすのが適当と考えられているのか、このことを聞かせていただきたいと思います。
以前には、議長に4人の削減をしたらどうかという提案をされて、私も報告を受けましたが、議長側でそれはできないということで断られた。今回の条例は2減であるということで、この数の整合性は一体どこから出ているのだろうか。今回2名の削減というのは、4名削減がしたいのだけれども2名にしておくのか。あるいはどういうことなのかよくわからないので、現在の府中市議会の定数は、何名が適正なのかというお考えをお持ちなのかをまず1点お聞かせ願いたいと思います。
2点目は、議会側との十分な話し合いがないままに、議会の最終日に2名減の提案をなされている。この点について、私も議会の一員としては、少し納得いかないところがあります。こういう唐突な提案をした理由を聞かせてもらえればということでございます。
最後3点目ですが、市議会というのは、二元代表制ということでお互いに選挙で選ばれる存在でございます。市長も議員も選挙で選ばれるということで、また市議会というのは、市長がいろいろ仕事をされる。その仕事についてチェックをする機関であります。そのチェックをされる市長の側からチェックする議会の数を減らせという提案をすることについては、これは一体どういうことなのか。きちんと説明をしていただかないと、議会の力を弱めてやろうと思われても仕方がないのではないかと思うわけですが、そこにはきちんとした理由がなければ、到底議会側も、「はい、そうですか」というわけにはいかないと思うわけでございまして、その点、議会と市との関係について、そして市政運営における議会のチェック機能について市長はどうお考えなのか、以上、3点についてお伺いしたいと思います。
〔15番議員 水田豊君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 戸成市長。
〔市長 戸成義則 登壇〕
○市長(戸成義則君) 定数は一体どのぐらいがいいのかということでございますけれども、皆さんも御承知のように人口はどんどん減っております。年間大体500人前後減っていると思うのです。そうしますと、交付税が減ったり、あるいは市民の税金が減ったり、いろいろな支障が来ておるということ、空き家がたくさん出てくるという状況で、非常に厳しい状況にあるわけでございます。したがいまして、これは4人ぐらいがいいのではないかと思っておりましたけれども、議長のほうで来期、議論をしたいという御意見もございました。それはそれとして、それじゃ全国の類似団体はどうなっているだろうかと調べてみましたら、5万人未満の人口のところで269市がございます。その中で、1市当たり平均17.7人ということでございますので、18人なら無理はないだろうと判断をしたところでございます。また時期を考えていただくという希望も持っておるわけでございます。当初4人減で16人に思っておりましたけれども、そういう形でございます。そして皆様御承知のとおり財政状況が非常に厳しいと、これは決算委員会でも出ておりました。そういう厳しい中で、ひとつ議会も御協力いただきたいということでございます。したがいまして、府中市の財政状況、御承知のように大変な状況に来ていることは間違いないと私は判断をいたしております。したがいまして、私は市民の皆さんの負担を少しでも減らして、できるだけ堅実な市政を施行していきたいという願いでございます。したがいまして、ぜひこれは御協力いただきたいと思っております。
それともう一つは、御承知のように、行財政改革の中の1項目でございます。市民の要望、それは非常に多いものがございます。48%ぐらいの方々が人員を削減したらどうかということでございましたので、これはたくさんの方々が人員を削減してくれということでございますので、これはぜひ実現をしたいと思っているわけでございます。
それから、会派、議会とのすり合わせでございますが、これは何回となく申し上げておるわけでございますが、なかなか議論をしていただけないということです。議論の遡上に上げていこうということで、これはどちらから出しても別に問題ないですが、そういうことで出させていただきました。全く意図はございません。どうぞよろしくお願いいたします。
〔市長 戸成義則 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 以上で通告により質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第78号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第78号については、委員会の付託を省略することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより議案第78号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
瀬川恭志君、反対者。
〔19番議員 瀬川恭志君 登壇〕
○19番議員(瀬川恭志君) 議案第78号、
府中市議会議員定数条例の一部改正について、反対の立場から討論をさせていただきます。
まず最初に、このような議案が提案されること自体、非常に悲しいことだと考えておるところでございます。3点ほど申し上げたいと思います。
まず1点目は、改選半年、今議会最終日という時点で議員定数条例の一部改正で削減をすると。理事者から提案されるというのはやはり議会と対立軸をつくるもの以外、何物でもないと考えます。いろいろ議論をしながら、今日までやってきたということを市長みずからよく御存じのはずだと思うところです。
2点目が、議員定数については地方自治法において定められておりましたが、平成の大合併以後、法改正により条例で定めるとなっております。このことにつきましては、先ほど類似団体という話がありましたが、やはりいろんな形、合併後の市町の状況というのはただ単に類似団体比較だけでは問題が解決しないという形であり、条例によって定めるというように法が改正されております。
議会では、私が議員になってから条例定数の範囲内で24名、上下町と合併して合併特例という形で32名、その後、一般選挙で24名、また22名、20名と議会で十分議論をしながら結論を出して決定をしてまいった。このことについても戸成市長、よく御存じだと思います。定数については、さきに議長から申し出がありましたように、基本的には議会として継続して考えていくことだと思いますし、私たちも議論を十分していかないといけないと考えているところでございます。
次に、3点目ですが、本質論で言えば、地方分権一括法が成立して以来、地方自治体における議会の役割は非常に増大しております。市長、あるいは副市長の役割も増大しております。そういう中で、議会と市長は二元代表制で、それぞれ市民から選出され、議会は市長初め行政のチェックを行うことが求められております。
先ほどもありましたように、チェック機能を弱めることは市長としては行ってはならないことだと思います。
以上、3点をもちまして、反対の立場で討論をさせていただきました。
〔19番議員 瀬川恭志君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、
大本千香子君、反対者。
〔14番議員
大本千香子君 登壇〕
○14番議員(
大本千香子君) 同じく議案第78号、
府中市議会議員定数条例の改正について、反対の立場で討論をさせていただきます。
もとより議会の定数に関しての議論は、議員で考えるべき課題であります。市長から提案をされたのは、全国でもまれであり、改選を約半年後に控えたこの時期に唐突に提案されることに、定数に関する内容以前の違和感を覚えるものでございます。議員定数が減員で適当かどうかの議論は、改選後速やかに議会としても進める必要があると考えますが、市民の不利益にならないような丁寧な議論をしなければならないと思います。
市長から出された今回の議案は、議員定数という内容よりも市民受けを狙ったポピュリズムをあおる、そのような意図を感じて反対させていただきます。
〔14番議員
大本千香子君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、水田豊君、反対者。
〔15番議員 水田豊君 登壇〕
○15番議員(水田豊君) 議案第78号、
府中市議会議員定数条例の一部改正について、反対の討論を行います。
まずこの議案の提出に対しての考えを述べさせていただきたいと思います。先ほど質疑させていただきましたが、その答えを聞いても納得できるものではなかったということでございます。この議案は9月定例議会の本日、最終日に提出されました。きっかけは多分、決算総括質疑での創生会議員の質疑であり、この議案はその質疑に対しての市長の回答であろうと考えます。熟慮を要する議会議員の定数を会期最終日で提出することに対しては、遺憾ながら抗議の意を表明するものでございます。
6月議会での創生会、公明党による市長問責決議を9月議会に引き続いて持ち込んでいるという印象です。一般質問の中でも副市長の存在が今のいろいろな問題を生んでいるという主張が見受けられました。
私からすれば、牽強付会、そこまで言うかという思いです。来年の選挙まで引っ張ろうということなのかもしれませんが、こういう行動を政争の具、あるいは党利党略というものだと考えます。きっかけとなった決算総括質疑では、市長には別の人物が必要だと発言があり、それに答えて厳しい財政運営に議会も定数減で協力してほしいと切り返すなど、決算審議の中でお互いの自分の主張を述べているということでございました。
言うほうも言うほうだけども、答えるほうも答えるほうだと言わざるを得ません。ある新聞には、「市長と議会、溝深く」と見出しがつけられていましたが、私から言わせてもらえれば、正確には市長と議会多数派との対立であると考えております。戸成市長は市長になる前の議員時代には、平成クラブという会派に属していたのであり、市長になってもその平成クラブが支えた伊藤前市長の路線を基本的には踏襲をすると答弁をされています。
私の目から見れば、この議案提出までの動きは旧平成クラブの内紛だと映るのであります。どうして私が多数会派の内輪もめのようなものに巻き込まれなければならないのか、理由が見当たりません。したがってこの議案の採決には棄権をしようと思っていましたが、しかしそれではなぜ棄権したのかを皆さんに説明する場がないので、こうやって反対討論に出てものを言うことにいたしました。
地方自治は二元代表制だと言われています。先ほどからも指摘がございました。市長、市議会議員とも、ともに選挙で選ばれます。国会はそうではありません。選挙で選ばれた国会議員の中から総理を選びます。ですから、そこには総理を支える与党と、そうではない野党の議員という形がおのずからでき上がってまいります。
しかし、市議会は私たち議員が市長を選ぶわけではございません。市長は市長で市民が選ぶのであって、また私たち議員も市民から選ばれる存在でございます。そこには国会のように、市長に対して与党だ、野党だというものは理念的には存在しないんです。これが二元代表制の考え方でございます。しかし、このことを理解していない地方議員が大変大勢おられる。残念ながらそれが現実でございます。
また、制度設計が二元代表制になっているからといって、それをもって当然に二元代表制が機能しているということではございません。憲法第12条には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」という規定がございますが、この規定と同じく二元代表制の理念を私たち議員が実践をしなければなりません。議員は市長に責任を持ちません。責任があるのは市民に対して責任があるわけです。前市長を落選させたから今の市長を指示しないという行動は市民の理解を得られるでしょうか。今の市長を選んだのも市民だということを忘れているのではないでしょうか。二元代表制を理解せず、市民に責任を持たない行動は議員としてまことに慎まなければならないと私は思っております。
私が議員になって最初の2期8年間は、伊藤前市長のもとでこの二元代表制は全く機能していませんでした。伊藤前市長自身が市長を支持する会派を与党、そうでない会派を野党と分けて区別して対応していました。また、伊藤前市長は議会に過度に干渉をして、議会から派遣する議員の審議会委員の差しかえなどを指示していました。
二度とそういう行動、そういう時代に戻してはいけない。それには議員が二元代表制のもとで節度ある行動をとることが必要だと思っております。
また、市議会は市政に対するチェック機能が期待をされています。首長による独走を防ぐためにも、市民の代表たる議員が議会ごとに市の進めようとする案件に対し、議案審議の中で疑問点を質疑し、適切でないと判断すれば否決もできる。当然、市は否決されないようなしっかりした提案をせざるを得ません。こういう形で市政を監視する役割を議員は持っています。
その市議会議員定数の削減をチェックを受ける側の首長のほうから一方的に言い出すということについては、一体これはどういうことなのか。市議会の力が弱くなればチェック機能は当然弱くなると考えられ、議員数が少なくなればあらゆる地域、階層から市民の代表が選出されにくくなります。そうすると、偏った議会運営、偏った市政運営が行われるおそれが出てくる。議員定数はそうしたあらゆる問題を考えて、適切な数を問うものとして議論をなされるべきでございます。
今回のような突然の提案は、そうした議論を経ていません。また、議員定数問題は政争の具としては扱われるべきではないと、このように思います。よって、本議案には反対いたします。
〔15番議員 水田豊君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、楢﨑征途君、反対者。
〔7番議員 楢﨑征途君 登壇〕
○7番議員(楢﨑征途君) 議案第78号、
府中市議会議員定数条例の一部改正について、反対討論を行います。
二元代表制をとる日本の地方政治において、議会の役割は大きいです。議会は自治体の最終意思決定の場であり、執行機関をチェックする機能を持つ、いわば地方自治の根幹を成す存在であります。市長は、議会改革と称して、議員削減を言われるのでしょうか。議会改革と定数削減はイコールではありません。逆に言うと、定数を削減するだけでは議会改革と言えない。そもそも議会や議員が担う役割とは何か。その役割を果たす上で、ネックとなっている点は何か。これらを踏まえた上で、改善すべき点を正していくのが本来の改革ではないでしょうか。
定数削減ありきは少々乱暴ではないでしょうか。広く市民の声を聞き、議会で議論を重ね市政を築いていくことに議員の値打ちがあるのではないかと思い、反対討論といたします。
〔7番議員 楢﨑征途君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) これにて討論を終結いたします。
これより議案第78号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
丸山茂美君) 起立なしであります。
よって、本案は否決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) 日程第23、意見書案第5号「
教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡大を図るための平成30年度
政府予算に係る意見書の提出について」の件を議題といたします。
小川敏男君から提案理由の説明を求めます。
〔16番議員
小川敏男君 登壇〕
○16番議員(
小川敏男君) 意見書案第5号、
教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡大を図るための平成30年度
政府予算に係る意見書の提出について。
地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「
教職員定数の改善及び
義務教育費国庫負担制度拡充を図るための平成30年度
政府予算に係る意見書」を別紙のとおり提出する。
平成29年9月19日、府中市議会議長、
丸山茂美様。提出者、府中市議会議員、小野申人、
大本千香子、
小川敏男。
それでは、提案させていただきます。
あすの日本を担う子供たちを育む学校現場において、教職員が人間らしい働き方ができるための長時間労働是正が必要であり、そのため
教職員定数改善も欠かせないこと。
また国の施策として、財源保障をし、子供たちが全国どこに住んでいても一定水準の教育を受けられることが憲法26条、教育の機会均等の要請であり、豊かな子供の学びを保障するための条件整備は不可欠であること。よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるようにするために、平成30年度
政府予算編成において次の事項を実現されるよう強く要望する。
一つ、小学校の英語教科化が始まることからも計画的な
教職員定数改善を推進すること。
二つ、教職員の長時間労働是正のための業務改善など必要な措置を行うこと。
三つ、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。
平成29年9月19日、広島県府中市議会。
皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
〔16番議員
小川敏男君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) これにて提案理由の説明を終結いたします。
休憩いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後2時8分 休憩
午後2時8分 再開
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) 再開いたします。
これより意見書案第5号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております意見書案第5号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、意見書案第5号については、委員会の付託を省略することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) これより意見書案第5号の討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。
これより意見書案第5号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山茂美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
丸山茂美君) 日程第24、
事務事業評価の報告についての件を議題といたします。
総務文教常任委員会、厚生常任委員会及び建設常任委員会の各委員長から、
事務事業評価結果について報告したい旨の申し出がありましたので、これを許可いたします。
なお、各委員会の
事務事業評価の結果は、お手元に配付しておりますので、御参照ください。
まず、総務文教常任委員会、
田邉委員長。
〔総務文教常任委員会 田邉稔君 登壇〕
○
総務文教常任委員長(田邉稔君) 議長のお許しをいただきましたので、
総務文教委員会における議会による
事務事業評価結果について、報告いたします。
府中市議会では市が実施している事務事業を市民目線で評価し、その評価結果をもって次年度の予算編成に反映させるため、議会としての
事務事業評価を実施しました。
具体的には、対象事業として5事業を抽出し、事業目的や成果等を検証する中から今後の事業の方向性と議会としての評価意見をまとめました。
総務文教委員会では、議会による
事務事業評価の対象事業として移住者等マッチングセミナー、ふるさと納税事業、遠距離通学事業、奨学金貸付事業、ALT招致事業の5事業を抽出し、今後の事業の方向性と議会としての評価意見を取りまとめましたので、執行部に対し、次のとおり提言をいたします。
1、移住者等マッチングセミナーについては、休止もしくは廃止すべきと考えます。移住者を呼び込む施策の実施自体には妥当性がありますが、集客数が目標を大きく下回っており、費用対効果から見ると廃止が望ましい。ほかの地域と連携し、移住相談を行うイベントに参加したり、アンテナショップ「NEKI」、民間企業による合同就職説明会を開催したりするなど、別の方策を考えられたい。
2、ふるさと納税事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
府中の産業を広く知ってもらうという観点から、返礼品の種類を拡充するとともに、返礼品送付の機会を活用し寄附者へ府中市について積極的にPRすべきである。
また、返礼品競争が過熱する中、寄附の幅を広げるために、備後国府整備等の具体的事業に対する寄附を受け付けるような制度を設計されたい。
3、遠距離通学事業については、現状のまま継続すべきと考えます。
児童生徒の通学手段の確保が目的であり、継続しなければならない事業である。乗車人数が減少していくことを見据え、バスの大きさの適正化や路線の変更、登校時は小中同乗にするなど、保護者の理解を得ながら柔軟な運行形態を検討することで長期的に対応できるよう取り組まれたい。
また、休日のクラブ活動のための運行についても工夫されたい。
4、奨学金貸付事業については、抜本的な見直しの上、継続すべきと考えます。
返還金の滞納対策が喫緊の課題であり、連帯保証人への請求を徹底する必要がある。また、将来の市の財政に与える影響を鑑み、一般財源から貸しつけるのではなく、基金をつくりその中で運用するなどきちんと出し入れが管理できるような制度へ転換を検討されたい。
新たな滞納を生まないためにも、奨学生との面談については引き続き取り組まれたい。
5、ALT招致事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
コミュニケーションに重点を置き、市内4学園が同じようにレベルアップできるように事業を活用されたい。ALTの活動を補完するような地域人材の活用も検討されたい。
また、グローバルキャンプや国際交流活動等の語学指導以外の業務への対応について、丁寧な説明を行った上で、どのALTも同じレベルの意識のもと、取り組めるように指導されたい。
以上、まことに簡略でありますが、
総務文教委員会における議会による
事務事業評価結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔総務文教常任委員会 田邉稔君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、厚生常任委員会、
本谷委員長。
〔
厚生常任委員長 本谷宏行君 登壇〕
○
厚生常任委員長(
本谷宏行君) 議長のお許しをいただきましたので、
厚生委員会における議会による
事務事業評価結果について、報告いたします。
本委員会では、議会による
事務事業評価の対象事業として、少子化対策事業、病児保育事業、障がい児通所給付事業、健康福祉まつり事業、地域包括支援センター事業の5事業を抽出し、今後の事業の方向性と議会としての評価意見を取りまとめましたので、執行部に対し、次のとおり提言いたします。
1、少子化対策事業については、抜本的な見直し(事務事業の統廃合など)の上、継続すべきと考えます。
出産応援金については、少子化対策事業から子育て支援事業として活用すべきであると考える。少子化の要因を精査し、事業効果が確認できる本来の方法で取り組みを講じられたい。
婚活事業について、効果の上がる取り組みをさらに強化するため、民間に任せるよう検討されたい。
2、病児保育事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
子育て支援としてニーズが高い事業であるが、年間利用者数が少ない原因として、PR不足が考えられる。
このことから制度の周知徹底に取り組み、利用しやすい環境整備に努められたい。
3、障がい児通所給付事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
保護者ニーズについては、施設の拡充等で、ある程度満たされてきたと思われるものの、サービスの利用状況にばらつきがある。
医療型児童発達支援の利用のしやすさや、ショートステイの可能な環境づくりなどに努められたい。
また、サービスの質の維持向上のため、事業所職員の研修などにより事業所職員のスキルアップに努められたい。
4、健康福祉まつり事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
来場者について、高齢者主体で若年者の参加が少ないことが常態化している原因として、企画のマンネリ化が考えられる。
このことから幅広い世代が興味を持ち、特に若年者の来場を促す新たな企画に取り組まれたい。
5、地域包括支援センター事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
重要事業であるが、人材不足は明らかであることから、人材確保・育成のための仕組みづくりに早急に取り組まれたい。高齢化が急速に進展する中、アウトリーチ型に重点を置き、あわせて地域づくりが急務であり、そのための人材確保や地域づくりの施策の強化に努められたい。
地域包括ケアシステムづくりのために、全庁的な取り組みが可能となる組織体制の構築を図られたい。
以上、まことに簡略ではありますが、
厚生委員会における議会による
事務事業評価結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
厚生常任委員長 本谷宏行君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 続いて、建設常任委員会、
居神委員長。
〔
建設常任委員長 居神光男君 登壇〕
○
建設常任委員長(
居神光男君) 議長のお許しをいただきましたので、
建設委員会における議会による
事務事業評価結果について、報告いたします。
本委員会では議会による
事務事業評価の対象事業として、府中市中小企業設備投資促進補助金事業、起業支援補助金事業、橋梁補修事業(社会資本整備)、目崎出口線道路改良事業、水道事業老朽管更新事業の5事業を抽出し、今後の事業の方向性と議会としての評価意見を取りまとめましたので、執行部に対し、次のとおり提言いたします。
1、府中市中小企業設備投資促進補助金事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
商工会議所・商工会の要望を把握し、中小企業者が使いやすい内容となるよう制度を充実すること。また、予算の拡充(必要に応じて年度途中の追加補正等)を行うとともに、ものづくり産業のイノベーションを達成するために制度の周知を積極的に行われたい。
2、起業支援補助金事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
商工会議所など経済団体との連携を強化し、起業意思の調査を行い、新規事業者を発掘するとともに、空き店舗等の利用促進につながる工夫と利用者拡大を図られたい。また、制度を利用してもらうためのサポート体制を充実し、情報発信を積極的に行われたい。
あわせて予算の拡充(必要に応じて年度途中の追加補正等)も行われたい。
3、橋梁補修事業(社会資本整備)については、現状のまま継続すべきと考えます。
橋梁は老朽化したものが多いので、優先順位を的確に判断し、補修工事を行うとともに、緊急時にも対応できる体制を整え、住民の安全安心への事業を継続して取り組まれたい。
4、目崎出口線道路改良事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
要望する交付金の確保のため、この事業の重要性を周知するなどの施策を講じ、計画どおりの事業実施に努められたい。
5、水道事業老朽管更新事業については、一部見直しの上、継続すべきと考えます。
計画的に老朽管を更新するため、優先順位による計画的な整備に努め、
漏水調査業務の年間委託化等により対応の迅速化を図られたい。また、全ての老朽管の更新にはかなりの期間を要することから、包括的民間委託等も含めた検討を始められたい。
以上、まことに簡略ではありますが、
建設委員会における議会による
事務事業評価結果を申し上げ、報告とさせていただきます。
〔
建設常任委員長 居神光男君 降壇〕
○議長(
丸山茂美君) 各委員長の報告が終了いたしました。
各報告に対する質疑は、議会運営委員会の決定により省略いたします。
以上で、今期定例会の会議に付議された事件は全て議了いたしました。
休憩いたします。
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午後2時23分 休憩
午後2時26分 再開
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○議長(
丸山茂美君) 再開いたします。
これにて平成29年第3回
府中市議会定例会を閉会いたします。
午後2時26分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成 年 月 日
府中市議会 議 長
府中市議会 議 員
府中市議会 議 員...