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  1. 府中市議会 2017-09-12
    平成29年総務文教常任委員会(9月12日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-03
    平成29年総務文教常任委員会(9月12日)               平成29年第3回府中市議会定例会               総務文教常任委員会会議録  平成29年9月12日午前10時02分、総務文教委員会を第一委員会室において開会した。 1 出席委員   委員長  田邉 稔         副委員長  山口康治   委 員  棗田澄子         委  員  瀬川恭志   委 員  小野申人         委  員  土井基司   委 員  加島広宣         議  長  丸山茂美 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   市長       戸成義則   教育長     平谷昭彦   総務部長     石川裕洋   教育部長    粟根誠司   参事兼税務課長  武田英三   人事秘書課長  浅野昌樹   総務課長選管事務局長            小寺俊昭   企画財政課長  豊田弘治   上下支所長    田原 厚   監査事務局長  掛江賢治   会計課長     近藤静夫   教委総務課長  大和庄二郎   学校教育課長   門田雄治   生涯学習課長  谷口達也
    1 事務局及び書記   事務局長     赤利充彦   主事      小川愛美 1 本日の会議に付した事件   議案第58号 過疎地域自立促進計画の変更について   議案第62号 府中市消防団条例の一部改正について   議案第63号 府中市体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                午前10時2分 開会 ○委員長田邉稔君) ただいまから総務文教委員会を開会いたします。  これより議事に入ります。  本委員会に付託されました案件のうち、まず、議案第58号「過疎地域自立促進計画の変更について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  石川総務部長。 ○総務部長石川裕洋君) 議案第58号、過疎地域自立促進計画の変更についてでございますが、過疎地域自立促進特別措置法の規定により、計画の一部を変更することにつきまして、市議会の議決を求めるものでございます。  5ページの提案理由をお開きください。  平成28年度から平成32年度までの過疎地域自立促進計画に6事業を追加するものでございます。その追加事業でございますが、POM小路(2工区)整備といたしまして、期間平成31年・32年度で、事業費は4,000万円でございます。  次に、朝日町踏切歩道整備といたしまして、期間平成31年・32年度で、事業費は2億700万円でございます。  次に、みんなの公園整備といたしまして、期間平成29年度で、事業費は1,000万円でございます。  次に、図書館周辺整備といたしまして、期間平成31年・32年度で、事業費は1億円でございます。  次に、私立保育所等整備といたしまして、期間平成29年度から32年度までで、事業費は6億2,700万円でございます。  最後に、国府公民館建設といたしまして、期間平成29年度から31年度までで、事業費は4億2,490万円でございます。  以上の事業を加えるものでございます。  なお、事業費につきましては、各額とも見込額となっております。ただし、みんなの公園整備につきましては、今年度予算額となっております。  以上、よろしくお願いいたします。 ○委員長田邉稔君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言願います。  小野委員。 ○委員小野申人君) 過疎地域自立促進計画の基本的な部分をお聞かせいただきたいんですが、平成28年度から平成32年度までの過疎地域自立促進計画を掲げられて、今回6点を加えられたわけですけど、そもそも、例えば私立保育所整備であるとか国府公民館建設等が当初の計画に上げられなかったのかという点と、当初、私も手元に持ち合わせていないんですが、随分たくさんの事業計画に掲げられておると思うんですが、その計画をたくさん上げればいいのかどうなのかという点ですね。例えば、ちょうど左のページ、4ページには市民プール建設事業というのが上がっているんですが、このあたりは何か根拠があって、恐らく長期総合計画なんかに基づいて上げられとると思うんですが、計画として上げた以上は、それを実行する必要性があろうかと思うんですが、そのあたり取り組みについて、考えをまずお聞かせいただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 豊田企画財政課長。 ○企画財政課長豊田弘治君) それでは、今回6事業が上がっておりますが、それが当初計画に上がっていなかったということについてですけども、基本的には、この過疎計画に上げる一つの目的は財源確保があろうかと思います。この過疎事業の目的といいますのは、当然、過疎地域の振興ということがございますけども、財源というのは一つの目的でございますので、その中で、個々に今回の6事業の点について申しますと、上からPOM小路(2工区)、それから朝日町踏切、そして、一つ飛んで図書館周辺整備と、この三つの事業につきましては、今後策定を予定しております第3期都市再生整備計画にのせていこうということで今、所管課のほうで予定をされておると聞いております。実際、財源はその中でいろいろ、補助金や他の起債も含めて検討していくことになろうと思いますけども、過疎計画としてものせて、財源確保が決まったわけではないですけども、その可能性も含めてということで計画にのせたというところでございます。  それから、みんなの公園、私立保育所整備――私立保育所は一部ですけども、これにつきましては、本年度事業として当初予算にのせて過疎計画を予定したというところで、今回の計画にのせたというところでございます。保育所につきましては、保育環境創造計画をことしの3月に策定されたということで、その時点で過疎債という財源の方向性が出たということで、当初には間に合わなかったと聞いておるところです。  それから、計画に上げたものについての取り組みということでございますが、確かにかなり多くの事業をのせております。基本的には、第4次府中市総合計画第1期実施計画にのせたもののうち、過疎債なりで過疎計画としてやっていこうというものを上げておるわけですけども、先ほど申しました財源ということからしても、全てを過疎債でやるのかということはまた別の話になろうかと思いますけども、ほかの事業債なり補助金なりを使ってということになりましたら、過疎計画に基づいて、過疎事業としてはしない場合もあろうかと思います。そこは、まだきちんと整理が今すぐできていませんけども、全て過疎事業の中でやらなければならないというものではないというふうには理解をしておるところです。 ○委員長田邉稔君) 小野委員。 ○委員小野申人君) じゃあ、全てを過疎事業の中でやらなければいけないものではないということで、今後修正あるいは見直しが入ることは考えられるわけですが、とはいえ、計画に上げている以上は、何らかの方法でこれから進めていくという思いがなければ計画に上がらないわけだと思うので、さっきの繰り返しになって申しわけありませんが、プール建設事業等についてはどういった形で今後取り組むのか。これを一例として、過疎計画における事業については、過疎債を全て使わないにしても、計画に上げている以上は、それに向けて取り組んでいかれると思いますので、そのあたりについては、何かお聞かせをいただければと思います。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) 今、名前が上がりました市民プール建設事業については、御存じのように、建設の議論というのは何年も前からありましたので、過疎計画に早くから上げさせていただいたところですが、現在、ちょっと計画の進捗がおくれておりまして、計画にはのっているんだけども、だんだん年度がずれているというようなところがあると思います。しかしながら、現在の状況を申し上げますと、教育委員会まちづくり課健康福祉部等の各課から代表を出しまして、いわゆる協議会のようなものを立ち上げまして、毎月定期的に構想や今後のプランを練っているような状況でございますので、今後、今の時点で何年からということは申し上げにくいところではあるんですが、小野委員御指摘のように、計画にのせている以上は実現できるように取り組んでいきたいと思っております。  先ほど国府公民館というのもお名前を上げていただいたんですが、この計画平成27年度の12月に議会へ上げていますので、当然、この計画をつくるのはその前段ということになっておりますので、当時、南北道の関係で国府公民館がかかってくるということはわかっていたんですけれども、どういうスケジュールでいくのか、もっと根本的に、例えば建てかえになるのか、改修にするのかというところの結論がまだはっきり出ていなかったということで、当初計画には上げられませんで、今回スケジュールが明確になったということで、変更追加という形で出させていただいたところでございます。 ○委員長田邉稔君) 小野委員。 ○委員小野申人君) 最後にもう1点ですが、ということであれば、計画の途中でも、例えば、事業費も含めて、見直しあるいは修正というのはできるものなのか。今さっき見込みという説明がありましたが、より具体化してくれば、金額がほぼ確定に近づいてくると思うんですが、その場合、途中で計画自体見直しあるいは修正というのは今後されることがあるのかどうかという点と、これは確認なんですが、先般示された環境センター計画の中にも過疎債の適用が入っていると思うんですが、このあたり過疎計画にどういうふうにのっているのかもあわせてお聞かせいただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 豊田企画財政課長。 ○企画財政課長豊田弘治君) 額の見直し等につきましては、これは先ほども申しましたが、額は見込みということもありますので、当然、これは随時変わってこようかと思っております。今回の計画というのは本編のほうですので、どこまで修正するかというのはまた改めてなんですけど、各年度、それから財源も含めてというのは別の参考資料的なものではまとめておりますので、そういったところでの調整ということになると思います。  それから、環境センターにつきましては、これは当初、先ほどおっしゃいました平成26年度、平成27年度につくりました過疎計画のほうに上げております。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  土井委員。 ○委員土井基司君) ここへ新たに上げられましたそれぞれの事業について、概要をお聞かせ願えればと思うんですけども、POM小路と朝日町の踏切とはほぼ一体のものだと思うんですけども、その辺の概要と、みんなの公園の工事の概要と、いろいろなイベントにこの公園を使おうということで整備されたと思うんですけども、そういう際に支障にならないのかどうかということ。それから図書館については、これもできてから随分たつんですけども、現在の図書館のデザインは、周辺の家屋の状況にマッチするようにということでつくられたと思うんですけども、それが大分変わってきて、今度、図書館の北側のところを整備するということになると、随分と変わると思うんですけども、その辺はどういうふうに考えておられるのか。私立保育所整備については、計画的にいろんな保育所をやられるということなんですけども、最初にやっているリョービ保育園についてはもう既に整備工事に入られていると思うんですけども、その補助金の補助を出す際の計画が今上がっているというのは整合性があるのかどうかということと、国府公民館の建てかえの対応についてお聞かせください。 ○委員長田邉稔君) 豊田企画財政課長。 ○企画財政課長豊田弘治君) それでは、今回の過疎計画にのせております事業の概要について、それぞれの事業所管課がございますので、そこから聞いています範囲での概要説明ということで御容赦願いたいと思うんですけども、まずPOM小路につきましては、今、踏切より南の国道までのあたりは済んでおるんですけども、今後の整備計画として、先ほど申しました第3期都市再生整備の中で、府中駅までの間の延伸をして、利用者利便性安全確保を進める検討をされていると聞いております。  それから、同じ朝日町の踏切の歩道整備、これは図書館、TAM、POM小路文化センターも含めた、そういった間の歩行者安全確保ということで、道路の拡幅は今も一部検討をしておられると聞いておりますけども、踏切については、新たに安全確保というところから話を進めようということで出てきたものと聞いております。  それから、みんなの公園につきましては、今の状況と比べると、そう変わらないとは聞いておりますが、特に駐車場とか車が入れるような形に逆にしないというところで、多少、一時停止ぐらいはできるのかもわかりませんけども、そういった形で、地域の住民の交流の場あるいは商店街に来られた方の交流の場ということで整備をしていきたいと聞いております。  それから、図書館周辺等の調和ということ、ごめんなさい、ちょっとこれにつきましては私どもも不明な部分があるんですけども、周辺整備をすることによりまして、緑化や駐車場の確保ができ、それをもって教育環境の改善、利便性の向上につながると。結果、にぎわいの創出も行えるということで、これもやはり第3期都市整備という位置づけの中に一部含まれるようですけども、そういった事業として実施を目指していると聞いておるところです。  それから、リョービ保育園につきまして、手続上のお話だったと思うんですが、今回、過疎計画にのせたというのは、先ほど申しました、一つは財源確保という意味がございますので、この私立保育所等につきましての整備補助金を出すことにつきましては、交付要綱が昨年11月に策定をされております。その要綱に基づき、今年度当初予算も組んで、その後、正式な申請があり、補助決定を行った上で工事着手という流れにきちっとされておりますので、手続上の問題はないと。ただ、財源確保計画変更が今回、多少おくれたというところで御理解をいただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) 国府公民館の建設につきまして、私のほうから御説明させていただきます。  御存じのように、栗柄広谷線、いわゆる南北道路道路改良事業によりまして、国府公民館の現在の敷地と建物が一部かかるということで、これにつきましては、御存じのように、昭和50年、国府保育所としてつくられたものでございまして、旧耐震基準でつくられまして、平成27年度に耐震診断も行っておるんですが、余りかんばしい状況ではないということで、改修ではなく建てかえということで対応していきたいと考えております。  道路の改良事業進捗状況スケジュールが明確になってまいりまして、平成30年度末には現在の建物を壊して、道路工事にかかれる状況にしておかなければならないというスケジュールになっておりますので、平成30年12月ぐらいから、現行の建物の取り壊しにかかっていきたいと考えております。  建設のほうでございますが、現在、国府公民館は、道路を挟んで国府小学校と隣接するような形になっておりまして、国府小学校放課後児童クラブ国府公民館で実施するなど、小学校と密接に連携した公民館活動国府公民館の特色となっておりまして、地元のこれまでの話し合いの中でも、新しい公民館にもこうした放課後児童クラブを併設するなど、現在の公民館の特色が生かせるような立地や構造でお願いしたいという声をいただいております。また、来年度、国府小学校がコミュニティ・スクールの指定を受ける予定でございまして、学校と地域の拠点でもある公民館がより綿密に連携した活動を行っていくためには、現行の土地で建てかえていくのがベターではないかという判断をいたしまして、土地等を一部、道路に提供しました後の残地に新公民館を建てるという計画でおります。また、現在の公民館の残地の部分に公民館を建てた場合も、現在の公民館と同等の部屋数を有する公民館を建設できまして、また駐車場につきましても、現在とほぼ同等の台数分を確保できると予想しておりますので、こういった判断も現行地で建てかえというところの決断をした理由の一つでございます。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  加島委員。 ○委員加島広宣君) 国府公民館に関連して質問させていただくんですけども、南北道にかかるので建てかえをされるというお話でありますが、建てかえに関して、別な場所御検討がなかったのかというのがまず1点と、放課後児童クラブ等で利用もされているということなので、建てかえ期間中に利用されるほかの場所というのを考えていらっしゃるのか、お願いします。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) まず、1点目でございますが、ほかのところを検討しなかったかということでございますが、先ほど申したように、国府公民館の特色を生かしていくためには、学校に近い場所がまず絶対条件であると考えておりましたので、あくまでも現在地というのをベースに考えておりました。その中で、実際問題、いわゆる買い足しといいますか、買い増しというような形で、近隣の土地を幾つか検討した経過はございますが、先ほど申したように、残った土地でこちらが思うスペースや構造のものが維持できるという判断をいたしましたので、あくまでも現行地へ建てていくということで考えておるところでございます。  また、2点目の質問で、建てかえ期間中の公民館活動等についてですが、まず公民館活動につきましては、町内にございます高木集会所等集会施設を利用して、それぞれに分かれる形にはなろうかと思うんですが、公民館活動はやっていただくように話をしております。どうしてもそういった集会所等で賄えない場合には、使用調整にもよるんですが、生涯学習センターも利用していただくということで、地元とお話をさせていただいております。  放課後児童クラブにつきましては、国府小学校の登録が現在140人ぐらいいるんですかね、実際、日々100人程度の子供たち放課後児童クラブに来ているということで、なかなか小さい建物では対応ができませんので、現在、仮の放課後児童クラブスペースをどこにするかというのを学校教育課女性こども課等も含めて、協議をしているところでございます。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  瀬川委員。 ○委員瀬川恭志君) 過疎事業ということで、新たにこういう事業を組み込むということなんですが、平成28年度の決算で過疎債の対象になっている起債、これが約22億5,000万円を起債として発行しているんですが、そのうち過疎債臨財債で約20億円近いものがあると。こういった中で、過疎債自体が、計画すればこのぐらいは毎年借り入れ可能なのかどうか、その辺を一つ聞いてみたいと思います。  臨財債については、枠があって、当初から予算の中で確定するわけですが、過疎債については、申し込めばある程度、市の要望がかなうのかどうか、お伺いします。 ○委員長田邉稔君) 豊田企画財政課長。 ○企画財政課長豊田弘治君) 過疎債につきましては、毎年度、過疎計画に基づいて、そこにのっておる事業のうち、当然、予算を組んだものということで申請をしていくわけですけども、全てが貸していただけることにはなっておりません。じゃあ、その枠があるのかというと、はっきりしたものではないんですけども、広島県内で各市町が申請をし、それを国に挙げて、全国的に集約をすると。その中で、ある程度、額的に絞られるというのはあると思います。平成28年度で申しますと、繰り越し等はありますけども、平成27年度からの繰り越しを除いて約8億5,000万円を平成28年度事業として借りております。平成29年度も3億円ほどは繰り越しておるわけですけども、あわせて11億から12億という額を最近、過疎債として借りておると思われるんですが、11億円出したら11億円くるというものではないようです。何%というのもはっきりは聞いておりませんけども、ある程度、国全体の資金の関係もあろうかと思います。そういった中で、調整がされると聞いておるところです。 ○委員長田邉稔君) 瀬川委員。 ○委員瀬川恭志君) 過疎債が一番有利な起債だと思うんですね。というのは、一般財源が要らなくて、100%借り入れができるということなんですが、きのうまでの質疑の中で、いろいろ合併特例債について議論されておったと思うんですが、合併特例債についても期間が一定、少し短い中で、償還がもう始まって、何年かには終わるという形になるんですが、この過疎債も病院の建てかえのときに過疎債を利用している、これは期間が長かったように思うんですが、そのほかの過疎債については、合併特例債と同じように、期間が少し短いんじゃないかなと思ったんですが、その辺の据置と償還期間について、もう一度、お願いをしたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 豊田企画財政課長。 ○企画財政課長豊田弘治君) 過疎対策事業債につきましては、据置期間が3年、償還期間がトータル12年ということですので、実際に元金を返す期間というのは9年ということになります。  先ほど委員おっしゃいました病院については、ちょっと長目ということがございました。これについては経過を私は直接存じませんが、借りる金額が20億円近い額ということで、後々の償還等も含めて、協議をした結果、病院につきましては、据置が5年、全体で30年、正味元金償還が25年という長期の借り入れの手続をとらせていただいておるものです。今後、そういった事例が出てまいりましたら、またそういった協議をさせていただくことになるのかなと思っておるところです。 ○委員長田邉稔君) 瀬川委員。 ○委員瀬川恭志君) ですから、12年のうち3年据置の9年で返すというのが原則で過疎債は借りていくんだと。そうすると、過疎債に頼っていくと過疎債の残高がどんどんふえていく、公債費が上がっていくということを考えなきゃいけないと考えればいいわけですね。 ○委員長田邉稔君) 豊田企画財政課長。 ○企画財政課長豊田弘治君) おっしゃるとおりだと思います。過疎債は有利な起債とはいえ、当然、公債費、残高は間違いございませんので、そういうことになろうかと思っております。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  小野委員。 ○委員小野申人君) 国府公民館の話が出ているので、補正予算のほうで聞こうかと思ったんですが、先ほどから出ている南北道路拡張に伴う国府公民館の建てかえということで、恐らく補償費等が出るのではないかと思うんですが、そのあたり過疎債に及ぼす影響はあるのかどうか。単純に考えると、補償費補償費で別の歳入に上げて、過疎債過疎債で、極端に言えば、満額利用することができるのかどうか、そのあたりを含めて。  それから、恐らく補償費が、今は確定していないのでおわかりでないかと思いますけど、建築費程度はほぼそれで賄えそうなのかどうか、もしわかればお知らせいただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) 今、御質問の件ですが、当然、公共事業による取り壊し等になりますので、県から補償費をいただくということで、現在、協議をしております。まだ正式な金額は出ておりませんで、10月末ぐらいに正確な金額を通知できるのではないかと県からお聞きしとるところでございます。  先ほど過疎債のところで、国府公民館建設事業費ということで4億2,490万円を上げさせていただいておりまして、これはあくまでも目安というか、目標の数値ではあるんですが、ただ、今まで県と協議した感じでは、全額を補償費で賄えるまでは出ないという受けとめをしておりますので、単市分のうち幾らかは過疎債から充てさせていただくようになるのではないかと予想しておるところでございます。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長田邉稔君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長田邉稔君) なければ、本案を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長田邉稔君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○委員長田邉稔君) 次に、議案第62号「府中市消防団条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者から説明を求めます。  石川総務部長
    総務部長石川裕洋君) 議案第62号、府中市消防団条例の一部改正についてでございます。  提案理由でございますが、議案集の12ページをお開きください。  内容でございますが、団員の定数の変更につきまして、地域の実情を反映した定数に改正するもので、現行920人を846人に改正するものでございます。施行期日は、平成29年10月1日でございます。  また、出場報酬につきまして、1回当たりの出場報酬額を現行1,760円から340円引き上げまして2,100円に改正するものでございます。施行期日は、平成30年4月1日でございます。 ○委員長田邉稔君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言願います。  加島委員。 ○委員加島広宣君) 出場報酬額の変更でありますけども、改正額とされる額の根拠を教えていただけますでしょうか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 今回の出場報酬の額のアップにつきましては、率にして約20%アップとなっております。この額のアップのみを単独で行うのは、財政上、いささか厳しい状況がございますので、今回、改正に踏み切れたといいますのは、もう一つの定員の削減とセットにすることができたということで、出場報酬の額のアップができたと考えております。定員削減による経費の削減額を出場報酬の額のアップ分に充てられたということでございます。 ○委員長田邉稔君) 加島委員。 ○委員加島広宣君) 御答弁によりますと、定員を削減したのでアップをというお考えではあるんですが、では定員の削減がない場合は、アップは考えられないということですか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 出場報酬の額の改正、アップにつきましては、実は、2年前の消防団員の職務報酬の改正の際の課題として残っていたものでございまして、そういう認識は持っておりました。ただ、出場報酬だけを上げるということにつきましては、先ほど申し上げましたように、やはり単体ではなかなか、財政上厳しい状況がありましたので、今、委員がおっしゃったようなことになるかと思うんですけども、定数削減とセットというのが一つ、大きな要因かと思います。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  土井委員。 ○委員土井基司君) 人口減少と高齢化が理由に上がっているんですけれども、現行の定数になる前はいつ改正されて、どれぐらいの数か、わかればお聞かせ願いたいと思います。  それから、今後も人口減で減っていくのは間違いないわけですから、減り方を減らしていくという対策はするにしても、基本的には人口は減っていく流れということでいくと、今回のように、一定段階で定数を減らしていくという流れになるんでしょうか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 現行の定員920名になる前は、実は平成16年にさかのぼりまして、この年に定員を970人に改正したところです。このときの人口が7月1日現在で4万7,477人だったというところでございます。  それから、2点目の今後の人口減に伴って段階的に定員を減らすのかという趣旨の御質問につきましては、やはり今後につきましても、人口減少に伴って団員の減少というのは避けて通れないものだと考えております。こうした現実に向き合って、例えば、また数年後には定員の見直しを行わなければならない状況が来ようかとも思っております。その際には、単なる定員の削減ということだけではなくて、別の手段といいますか、例えば機能別消防団というものの導入や、定年制の延長または廃止も視野に入れた上で、その改正を考えていきたい。そういった中で、団員確保につなげていきたいと考えております。 ○委員長田邉稔君) 土井委員。 ○委員土井基司君) それでは、ほかの市町と比較して、対人口比でいくと、どういう現状になるんでしょう。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 団員1人当たりの人口比で申し上げますと、府中市は846人にすれば、1団員当たり人口47.7人になります。それから、人口同規模程度の県内の市で見ますと、例えば竹原市であれば定数430人、1団員当たり約63人、それから庄原市で見ますと約21人、定数にして1,765人でございます。もう一つ申し上げますと、大竹市でいけば、約85人で定数が330人といった状況がございます。 ○委員長田邉稔君) 土井委員。 ○委員土井基司君) それぞれ面積や交通網等の関係、常備消防の関係でいろいろむらがありますけども、これで見ると、真ん中ぐらいということになるんですかね。  団員が減っていくということになりますと、団の編成をどういうふうにしていくかというのが課題になってくるかと思うんですけども、その辺はいかがお考えでしょうか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 現時点で、すぐに消防団の編成といったことは考えておりません。しかしながら、近い将来、必ずそういった検討を行わなくてはいけない時期がくるものというふうには認識しております。 ○委員長田邉稔君) 土井委員。 ○委員土井基司君) それでは、出場報酬は他市町の水準と比べると、どのぐらいになるんでしょうか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 出場報酬の水準につきましては、実は、運用を含めて、自治体ごとにかなり違いがございまして、単純比較ができないんですけれども、あえて平均のところを見ますれば、県内の市で日額3,000円ぐらいになろうかと、その辺が多いんじゃないかなと考えております。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  山口副委員長。 ○副委員長山口康治君) 引き上げとは少し違うんですけど、市民の安心・安全を守っていただいている消防団員の皆さんの傷害保険はどういう内容になっているか、お知らせください。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 二つの種類がございます。一つは、ちょっと長いんですけども、消防団員等公務災害補償等共済基金に係るもの、それからもう一つが消防団員等福祉共済という二つの共済制度がございます。  内容を簡単に申しますと、先に申し上げた消防団員等公務災害補償等共済基金につきましては、団員が災害現場で、要するに公務ということで防災とか消火活動等によって死亡あるいは負傷した場合に支給される損害補償等がございます。もう1点、この公務災害補償等には、団員が退団した際に支払う退職報償金といった制度もございます。  一方、もう一つの福祉共済につきましては、団員が公務・公務外を問わず、病気やけがで7日以上、入院した場合に支払われるといったものでございます。 ○委員長田邉稔君) 山口副委員長。 ○副委員長山口康治君) この保険の種類というのは、他の市町も同じ内容になっているということですか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 消防団につきましては、全国同じだと思っております。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  瀬川委員。 ○委員瀬川恭志君) 今回、改定をされて引き上げになるということはいいことだと思うんですが、以前、出場報酬については予算の範囲内ということで、多くの方が出場すると、金額が1,760円よりも下がって出場した人に支払われるということが通例であったと思うんです。出場回数が少なかった場合は1,760円という金額が払われたと思うんですが、その辺については、予算の範囲内なのか、それとも2,100円ということで、補正予算を組んででも払うのか、基本的にどういうお考えなんでしょうか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 現在は、今決めていただきます金額そのままをお支払いします。ですから、予算をもしオーバーした場合には、補正を組んで、その分を追加で払うという格好になります。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  棗田委員。 ○委員棗田澄子君) 先ほど土井委員のところで機能別消防団としての出場みたいな話をされたんですけど、それはどういうものになるとお考えなんですか。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 機能別消防団と申しますのは、簡単に申し上げますけれども、例えば消火活動とか救助活動といった活動はしないで、特定の活動に特化したグループを消防団とするというものでございます。例えば郵便局の職員さん――郵便消防団というような名前をつけておられるところが多いようですけども、平日の日中、見回りを当然、郵便配達員がされますので、それと兼ねて、火事を見つけるとか、そういった活動をしてもらうと。それも一つ、消防団として位置づけていくというようなところ。あるいは、これは府中市ではないんですけども、大学生がおられるような東広島市であるとか、そういったところは学生消防団というもので、これもやはり広報に特化するとか、平日の見回りをできる範囲でやるとか、実際に火を消すとかいうことではなくて、そういう部分的な活動に限定した消防団活動をしてもらう消防団という意味であります。 ○委員長田邉稔君) 棗田委員。 ○委員棗田澄子君) ということは、郵便屋さんとか、それから学生さんとか、そういうのがいて、実際に火を消す消防団がいるというふうな、そういう体制づくりをしていくというふうになるかもわからないと。わかりました。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  小野委員。 ○委員小野申人君) 人口減少、高齢化に伴う見直しということで、たしか上山でしたか、中小の組織をつくられて、なかなか通常、昼の時間に若い消防団員の方が近くにいらっしゃらない場合、地域を守っていこうという取り組みだとは思うわけですが、そういった活動に対する何か支援制度的なもの、例えば消防車、自動車を貸すとかそういう支援制度があれば、より消防団員だけでなく、地域全体として地域を守る活動に取り組めるのではないかと思うんですが、あれば御紹介いただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 今、委員に御紹介いただきました自主消防隊ですか、大体、団を卒業されて、定年になられた方が多いということで、まさに元気な方が多くおられるので、非常に助かっている方々かなと思っております。今おっしゃったように、上山とか数カ所ございますけども、こういった自主消防隊も今後、機能別消防団の一部にするような検討もする必要があるかなと。今現在は、はっきり申し上げて、補償も何もない状況なんです。ですから、非常に中途半端というか、ある意味、悪い環境というのも言えるかと思うんですが、ただ、やっていただいているのは、まず若い人がすぐ帰ってこられないということもあって、現場まで消防・ポンプ車を運んでもらうというのが大きな役目といいますか、あと、消火活動については、基本的にはしていただかないというふうにはなっておりますけども、けが等も非常に可能性が高くなりますので、そういった状況であります。 ○委員長田邉稔君) 小野委員。 ○委員小野申人君) 元気な地域の方が好意で地域の防災活動に取り組んでいただいているんですが、もちろん報酬はないと思うんですが、保険等はどういうふうになっているのか、その辺、お聞かせをいただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 小寺総務課長。 ○総務課長(小寺俊昭君) 済みません、ちょっと今、確かなところを知らずに申しわけございません。ただ、報酬は、現時点ではないようでございます。今後、これは検討する課題かなと思っております。             (「保険はないの」と呼ぶ声あり) ○総務課長(小寺俊昭君) 保険はちょっと覚えていないんですけども。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長田邉稔君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長田邉稔君) なければ、本案を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長田邉稔君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○委員長田邉稔君) 次に、議案第63号「府中市体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者から説明を求めます。  粟根教育部長。 ○教育部長粟根誠司君) 議案第63号、府中市体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案集の15ページをごらんください。  市が所有いたします府中市立総合体育館ウッドアリーナについて、企業による社会貢献の場の提供及び施設管理運営経費の財源の確保を目的に、施設の命名権を公募するネーミングライツを導入するに当たり、本条例の一部を改正するものでございます。  条例中別表第1及び別表第2中、「(愛称ウッドアリーナ)」を削るものでございます。なお、この条例は平成29年10月1日からの施行といたしております。 ○委員長田邉稔君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言願います。  小野委員。 ○委員小野申人君) ウッドアリーナがネーミングライツで名前が変わるということですが、公募されて、その後の決定だと思うんですが、公募から決定までの経緯と、それから募集条件等はどういったものであったのか、あるいは応募件数、審査状況、ここに決めた状況、このあたりをお聞かせいただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) それでは、このたびのネーミングライツについて御説明させていただきます。  まず、応募資格ということでございますが、これは府中市ネーミングライツパートナー募集要項の中で、税の滞納がない者であることでございますとか、市から指名除外措置の期間中でない者であることなど、一般的な要件を上げとるんですが、少し特徴的なものといたしましては、本市に本店・支店または営業所等を持つ法人であること、ただし、対象施設の契約期間内において指定管理者である場合を除くということがございまして、要するに府中市に拠点がある企業等でないといけないんですが、府中市総合体育館の指定管理者のみは例外であるということでございます。それから、現指定管理者の事業目的と競合する法人でないことということも条件としてつけておりました。  また、ネーミングライツ料につきましては、年額50万円以上、これは消費税相当分を含まない金額でございますが、50万円以上というのを要件にしておりました。  次に、募集についてでございますが、6月23日から募集内容をホームページに掲載いたしまして、また、7月1日号の市広報に募集記事を掲載しました。その後に、7月18日から24日の間で申し込みの受け付けをいたしましたところ、今回、ネーミングライツパートナーに指名させていただきました太陽都市クリーナー1社のみの応募があったというのが応募状況でございます。  次に、審査状況等について御説明させていただきます。  審査は、府中市立総合体育館のネーミングライツパートナー選定基準に基づいて行いました。まず、応募を受けまして、生涯学習課において応募資格等の審査を行いまして、条件を満たしているという判断をいたしましたため、総合審査を行うため、7月31日に選定委員会を開催いたしたところでございます。選定委員会につきましては、府中市ネーミングライツパートナー選定委員会設置要綱によりまして設置いたします。これにつきましては、総務部長、総務課長、企画財政課長と、対象施設を所管する課が属する部の部長ということで、今回は教育部長というメンバーで構成をいたしたところでございます。  それで、審査の主なポイントとしては3点ございまして、まず法人の適格性、それから相性の適格性、3点目にネーミングライツ料という3点で主に審査をいたしましたところ、例えば評価点が60点未満であるとかいった失格条件に該当する項目がございませんでしたので、太陽都市クリーナーをネーミングライツパートナー候補として選定させていただいたというのが経過でございます。 ○委員長田邉稔君) 小野委員。 ○委員小野申人君) 資格要件とすれば、税の滞納あるいは指名停止等にふれていないかということだったと思うんですが、ですから指定管理者と違って、ウッドアリーナというのは体育施設ではあろうかと思うんですが、そういった体育に関しての理解とか思いとかいった部分は、この応募要件や審査要綱には特に含まれていないということでよろしいんでしょうか。
    委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) 今、御指摘の点というのは一つあるところなんでございますが、今回初めてということがございまして、いろいろ全国的な状況を見ておりますと、募集しても応募がないという事例がたくさんございますので、極力間口を狭めるようなところというのはなくして、自由に出していただけるところで、余りスポーツに対する貢献とかいうところは、正直、思いはなくやっておるところでございます。 ○委員長田邉稔君) 小野委員。 ○委員小野申人君) 今回のは非常にいいことではあろうかと思うわけですが、ほかの施設へも範囲を広げていくという思いはおありなんでしょうか。そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。 ○委員長田邉稔君) 豊田企画財政課長。 ○企画財政課長豊田弘治君) ネーミングライツにつきましては、第1号として、今回、総合体育館がウッドアリーナからTTCアリーナへということでしておるわけですけども、全体的な今後のネーミングライツについての基本方針といいますのは、企画財政課で取りまとめてつくっております。今年度になって、この基本方針をつくりまして、生涯学習課とも協議しながらという部分もあったんですけども、それで進めてきたところです。  この方針の中で、ネーミングライツにつきましては、先ほど提案理由にもありましたが、企業による社会貢献の場の提供、それから施設管理運営経費の財源の確保、さらに施設の魅力を高めるといったことを目的でつくっておりまして、それに該当するような施設につきましては、今後も可能性はあろうかと考えております。ただ、一般的な庁舎ですとか小・中学生、義務教育学校、それから保育所、病院といったものはこれにそぐわないというふうには一応、方針上は定めておりますので、それ以外の施設で各所管課が検討をされると思っております。  なお、POMにつきましては、検討を始めたところと聞いております。確定ではございません。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  山口副委員長。 ○副委員長山口康治君) 愛称というのは、しっかり市民に浸透しているので、これを今度はTTCアリーナというふうに変わっていくということはしっかりPRをしないと、なかなか市民に伝わっていかないと思うんですけど、例えばTTCという冠にした何かスポーツイベントなどを、例えば指定管理者が企画されているとか、太陽都市クリーナーさんが企画されているといった予定はないんでしょうか。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) 今、山口副委員長が御指摘のとおりでございまして、我々としては、今後TTCアリーナという名前を広く浸透させていくというのが非常に努力していかなければいけない点と認識しております。  それで、今回、ネーミングライツパートナーとして選定させていただきました太陽都市クリーナーの森山社長がマスコミの取材に対しまして、「ネーミングライツパートナーの特典である、2日間、優先的に総合体育館を無料で使用できる権利を使って、スポーツ団体と協力した大会や音楽イベントを企画したい」といったコメントを出されております。また、府中市立総合体育館の指定管理者でございますシンコースポーツの総括責任者のほうも、新しい名前を広めるのに協力したいという意思表示をされておるところでございます。こういった両社の思いから、既に新しい愛称であるTTCアリーナを冠にしたスポーツ大会を開催するということで、具体的な調整に入られていると伺っておりまして、教育委員会といたしましても、大きな期待を寄せておるところでございます。  今後も府中市の文化・芸術、スポーツ振興の担当課といたしまして、こうした取り組みを進めていくことに積極的に寄与していきたいと考えておるところでございます。 ○委員長田邉稔君) 土井委員。 ○委員土井基司君) ウッドアリーナという名称は長年親しまれてきたということで、ネーミングライツと併用とかいうのはできなかったのかなというところと、府中市総合体育館というのはなかなかかたい感じなので、いろんなものにウッドアリーナということで紹介をされていると思います。さまざまなパンフレットとかで、地図なんかにもウッドアリーナと書いてあると思いますし、府中市がつくった健康ウオーキングの資料だと、ウッドアリーナ周辺のウオーキングマップみたいな、かなりいろんなところで使われていると思うんですけども、その辺について、どういう影響が出るかということと、対策はどう考えておられるでしょうか。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) まず、1点目でございますが、ウッドアリーナという愛称との併用はできなかったかというところでございますが、実は、当初の議論の中では、委員がおっしゃるとおり、長年使ってきた名称であるので、これを使えないかということも検討いたしました。例えば、昨年、ネーミングライツを導入されました福山市神辺体育館は、タカオという会社がとられておるんですが、「takao+ばらの街 アレナ神辺」という長い名前をつけられておりますので、例えばこのような形で、後ろにウッドアリーナを残して、前側に企業名を入れるような募集ができないかということも議論しました。しかし、先ほども少し申しましたように、ネーミングライツについては、新たな財源確保の方法ということで、全国的にたくさん取り組まれている事例がございますが、募集しても応募がないという例が多数出ております。そういった現状の中で、やはり制約を設けることで、企業が応募しにくい状況をつくる可能性があるのではないかということで、最終的には制約は設けずに、自由に応募できる方法を選択したというところでございます。その結果、ウッドアリーナではない名称になったというところでございます。  皆さんが長年使ってこられておりますので、しばらくは新しい愛称になじんでいただく期間が必要になってくるとは思いますが、ネーミングライツによる収入を施設の維持管理経費に充てることで、利用者に対してはよりよい環境を提供できることになりますので、結果としては、住民サービスの向上につながるのではないかと考えております。こういったことで、皆様には御理解をいただきたいと考えております。当方としては、先ほども申しましたように、当面、指定管理者と連携して、新しい名称の定着に積極的に取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。  それから、2番目の愛称変更の影響がどういうものが出て、どう対応するのかということでございますが、今、想定しておりますのは、主には、先ほど委員がおっしゃったように、さまざまな表示の変更等がたくさん起こってくるということを想定しております。幾つか想定しております事例を挙げさせていただきますと、まず総合体育館の付近に8カ所、これは野外でございますが、案内表示板がございます。これはウッドアリーナと書いてございます。これにつきましては、9月30日まではウッドアリーナでございますので、10月1日以降に太陽都市クリーナーさんのほうの負担で、ウッドアリーナからTTCアリーナというふうに変更をされる予定であると伺っております。  それから、国道の剣先橋の交差点のところの道路標識でございますが、これもウッドアリーナと書いてございますが、これは広島県東部建設事務所と協議いたしまして、今月末に府中市立総合体育館という条例上の名称に変更していただくということで協議がついておるところでございます。  それから、電話帳や暮らしの便利帳にもウッドアリーナという表記があるのではないかと思いますが、これにつきましては、定期的に更新があると。さらに、更新の際には、一応、内容の校正依頼が市にあると伺っておりますので、更新の機会をとらえまして、表示の変更をお願いしていくように考えております。暮らしの便利帳については、現在校正中でございまして、10月末から配布される新しいバージョンのものについては、TTCアリーナということで変更していただくようにお願いしとるところでございます。  先ほどおっしゃったように、既に発行されている既存の印刷物につきましては、全てを変更していくのは困難であると考えております。今後発行するものについては、TTCアリーナを表示すると同時に、括弧書きで、例えば元ウッドアリーナとかいったようなことが当面必要ではないかなと思っております。また、市役所だけでなく、関係機関とか関係団体等にも働きかけていきたいと思っております。  何にいたしましても、たくさんあると思いますので、想定しないものも発生するのではないかと思いますが、把握でき次第、対処していきたいと考えておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 ○委員長田邉稔君) 土井委員。 ○委員土井基司君) あと、ちょっと細かい話になりますけれども、愛称が変わったことによって、例えば備品といいますか、日常使うような道具なんかもウッドアリーナのものですよという表示をされているんじゃないかと思うんですよね。その辺のところを変更したりするのに、管理をされている指定管理者の業者の方が負担することは想定されるんですか。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) 御指摘の点は、当然、指定管理者のほうで順次対応していただくようになると思いますが、今、指定管理者と話をしている中で、指定管理者のほうから20数年前のオープン時に作成した総合体育館のパンフレットがまだたくさん残っているということで、写真でございますとか、データでございますとか、さっき申された名称も、要するに現状に合わなくなっている部分があるので、この愛称変更の機会につくり直したいという申し出を受けております。これは指定管理者の負担で行うということでございますので、これについては、いくばくかの費用が発生すると思うんですが、今のところ、御指摘の点について指定管理者から特に費用をかけてやるということは聞いておりません。  また、市といたしましても、やはりネーミングライツの導入というのは、新たな歳入の確保ということがございますので、いかにお金をいただいても、経費をたくさんかけたのでは制度導入の意義が薄れてしまいますので、我々としても最小限の費用でできる対応にしていきたいと考えております。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。  加島委員。 ○委員加島広宣君) 長年、ウッドアリーナを愛称として親しまれてきた府中市立総合体育館なんですけども、今度名称が変わるということになれば、当時、ウッドアリーナというふうに考えていただいた命名者の方に対して、何かしらの御報告をしてあげられたりとか、また長年の感謝を連絡されたりということは考えておりませんか。 ○委員長田邉稔君) 谷口生涯学習課長。 ○生涯学習課長谷口達也君) 府中市立総合体育館の愛称につきましては、オープンに際しまして、平成6年に公募を行っておるようでございまして、記録を見ますと、1,044人の方からの応募があった中で、8人の方がウッドアリーナという愛称を応募されていたという記録が残っております。生涯学習課といたしましては、本議会終了後のタイミングで、該当の8人の方に、長年にわたり愛称を使用させていただいたことに対するお礼と、今回のネーミングライツ導入に関する報告を文書にてさせていただく予定で、現在準備を進めておるところでございます。 ○委員長田邉稔君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長田邉稔君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長田邉稔君) なければ、本案を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長田邉稔君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○委員長田邉稔君) 以上で、総務文教委員会に付託された案件の審査は終了いたしました。  委員長報告の作成につきましては、御一任願います。  以上で、総務文教委員会を散会いたします。                午前11時12分 散会...