府中市議会 2013-09-17
平成25年第4回定例会(第5号 9月17日)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第54号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は可決であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第55号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第55号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は可決であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第56号及び
議案第57号、計2件について一括して
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第56号及び
議案第57号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する
委員長の
報告は可決であります。
この2件は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、
議案第56号及び
議案第57号の2件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第58号の
討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
湯藤弘美君、
反対者。
(12番議員
湯藤弘美君 登壇)
○12番議員(
湯藤弘美君) それでは、
議案第58号、
平成24年度
府中市
一般会計歳入歳出決算認定について、反対の立場で
討論を行います。
アベノミクス構造改革路線が進められる中、雇用の悪化、家計への収入減などによって、自主財源である
府中市の税収が前年比2.6%、1億4,000万円減少しています。中でも法人市民税が9.7%の減、また固定資産税は5.6%、1億4,300万円の減となっております。今、年金の
引き下げ、消費税が導入されれば、国民1人当たり年間11万円の負担となり、市税の回復は容易ではないと思われます。財政力指数は0.480と落ち込み、経常収支比率も94.4と1.8ポイント上昇しており、市財政硬直化の様相でございます。
こうした中にあって、主要な施策の成果に関する説明書を見ますと、住民向けのサービスの向上、まちづくりにおいては道路整備、教育条件においては学校建設など、一定の前進面は評価いたします。しかし、反面、高齢化が進み、65歳以上の市民が今3人に1人という、この中間地域として、高齢者の福祉や子供医療費助成の拡充などの子育てのための施策が見受けられません。国の、税と社会保障の一体改革による住民への負担増、給付の縮減等を考え合わせると、
府中市として、福祉施策にもっと力を注がなくてはならないと思うわけです。例えば、県道
府中松永線の整備は急がれますけれども、D工区の県道を市道にまでして13億円も費やすのであれば、福祉の予算に使うのが妥当だったのではないでしょうか。
地方政治の目的は市民への福祉が第一と考え、本
議案に反対いたします。
(12番議員
湯藤弘美君 降壇)
○議長(平田八九郎君)
大本千香子君、
賛成者。
(8番議員
大本千香子君 登壇)
○8番議員(
大本千香子君) では、議長のお許しをいただきましたので、公明党の
大本千香子が、
平成24年度
府中市一般会計の
決算認定について、賛成の立場で
討論をさせていただきます。
日本経済は、東日本大震災の復興需要や、昨年12月に発足した新政権の経済対策などを背景に緩やかに回復しつつあります。しかしながら、地方経済の情勢は依然として厳しい状況が続いており、
府中市にあっても法人市民税が前年対比9.7%の減少、固定資産税の評価替えによる減少などにより、個人市民税の微増はあるものの、市税全体では前年比2.6%の減少となっております。
平成24年度一般会計規模は、補正による増額9億4,256万円と前年度の繰越明許費8億3,763万円などを加えて、総額215億6,971万円となっています。このうち、11億1,249万7,000円が翌年度繰り越しになりました。歳入に占める自主財源の比率は37%と、前年に比べると0.6%減少しています。依存財源の比重が年々高くなることは、地方自治の原点から見ると好ましいことではないと考えます。歳出の性質別構成では、職員
人件費、扶助費は前年対比横ばいとなっていますが、公債費が大きく減少し、地方債残高も
平成23年度から減少傾向に転じており、大いに評価できると考えます。
平成24年度の主な事業として、市役所庁舎
改修工事、国府小学校建設事業、栗生、旭、南の各小学校耐震補強工事、土地開発公社公有用地買い戻し事業、駅栄線や本山鵜飼線道路改良工事などが行われ、まちづくりの基盤整備に意欲的に取り組まれています。ソフト面では、「まちぐるみ、まちグルメin
府中」、
府中学びフェスタ、地域医療再生計画事業、子宮頸がん等の予防接種事業、住宅用太陽光発電システム等普及促進事業などに取り組まれています。こうした事業実施により、投資的経費が前年に比べ約5億円の増加となっています。財政の弾力性を示す経常収支比率は94.4%と、
平成16年の102.1%から少しずつ回復してきておりましたが、現在、足踏み状態にあると思えます。
このような
平成24年度一般会計
決算を踏まえて、1点目、東日本大震災を教訓にハード面では小・中学校や市役所庁舎の耐震化を実施されていること、2点目、
府中市の懸案である道路網の整備や将来のまちづくり構想への備えに積極的に取り組まれていること、3点目、
府中教育の日を制定し、学びフェスタを開催され、また、まちグルメin
府中の開催など、先進的な取り組みをされたことなど大いに評価し、
平成24年度一般会計
決算の認定に賛成の立場で
討論させていただきました。
(8番議員
大本千香子君 降壇)
○議長(平田八九郎君) 水田豊君、
反対者。
(2番議員 水田豊君 登壇)
○2番議員(水田豊君)
議案第58号、
決算認定について
反対討論を行います。
2012年――
平成24年度の
決算は、1億3,000万円の単年度赤字になっているところでございます。
決算については、
平成17年度から21年度まで同じように単年度赤字が続いており、22年度と23年度は黒字であったものが一転して赤字になっておるということでございますが、
平成22年度、23年度については、地方交付税の交付金、きめ細やかな交付金等、こういう要因がありまして黒字に転じたわけで、それを除いて考えれば、実質的に単年度赤字の収支
決算が続いておるということが1点でございます。
それから、市長の財政運営については、昨年の
決算においても主張しましたが、市長の財政運営というのは、これは市長みずからの御発言どおり、
府中市と大体似たような、類似団体と比べて、民生費が
府中の場合は高いと、そこを削って投資に回すのが、市長に就任してからこの間、一貫した市長の財政運営だったと、こういうことでございます。今回もそのことは変わっていないということでございます。
経常収支比率も昨年に比べて上がっております。
平成23年度は92.6%だったものが、今年度94.4%に上がっている。経常収支比率というのは、言うまでもなく、財政構造の硬直度や弾力を示す数字で、この比率が低いほど余剰財源が大きく、財政構造に弾力性があると言われている数値でございます。あえて説明をするまでもないことでございますが、その数値がまただんだんと上がってきている。これが
府中市財政の硬直性をあらわすものだと、こういうふうに思っております。
次に、
平成24年度
決算の大きな特徴として、昨年度から始まりました地方独立行政法人による病院経営――地方独立行政法人に対する
府中市の財政出動が、この
決算では、新病院政策的医療経費負担金が2億2,800万円、新病院運営費特別交付金が2億2,000万円、新病院施設利用負担金が4,000万円、これらを合わせまして約4億5,000万円の、いわゆる赤字補填をされているということで……
(「4億9,000万円」と呼ぶ者あり)
○2番議員(水田豊君) ああ、合わせて4億9,000万円。ありがとうございました。市長の御指摘がありました。4億9,000万円を補填しているということでございます。
病院に金を使うなと言うつもりはございませんが、かつて市長は、北市民病院への財政出動に対し、
府中市の財政規模では2億円のお金はつぎ込めない、このように答弁をいたしまして、病院に対する財政出動の考え方を示されたわけでございますが、この1年目にして、法人には4億9,000万円の財政出動をしている。今議会でもありましたように、このお金は中期目標の4年間、ずっと3億円規模で続いていくということも明らかにされておられます。
また、
決算ではありませんが、病院の建てかえについても、今後37億円の経費がつぎ込まれ、これは将来の
府中市の財政運営をまさしく負担増にさせていく大きな要因でございます。
重ねて言いますけども、病院に金を使うなという趣旨ではございません。しかし、中期目標等で、4年間たてば病院を黒字にするんだと、そういう目標が書いてあるわけでございますが、その目標に達するためにどのような計画、どのようなプログラムがあるのか、こういう質問をすれば、それは何も答えていただけない、こういうことでございます。
そういうステップ、きちんとした計画がないまま、既に病院に対する支援がどんどん膨らんでいる。こういうことでは、おいそれと、はい、そうですかと納得するわけにはいかない、こういうことでございます。
また、現在、法人化する前に比べて、上下地域の医療実態の低下が非常に著しい。何度も言いますが、常勤外科医が不在になっておられて、田舎のことですから、マムシにかまれても診てもらうこともできない病院になっている。そういう実態を調べてほしいという申し入れを再三ここで行っても、耳をかしていただけない、こういうことでございます。
市長は、自分の政策に意見を言う者、あるいは反対する者、これに対しては非常に熱心に反論をされるわけでございますけども、地元の住民の声を聞こうという、こういう態度は極めて乏しいものがあると言わざるを得ない、こういうことでございます。
一方では、経常収支比率に見られますように、民生費を削って投資に回すという財政運営が硬直化をたどっているということ。それから、市民の要望に対して十分耳を傾けていただけない。そういう市長の市政運営、財政運営を反映する
決算を認定するわけにはいかないということで反対をいたします。
(2番議員 水田豊君 降壇)
○議長(平田八九郎君)
戸成義則君、
賛成者。
(20番議員
戸成義則君 登壇)
○20番議員(
戸成義則君)
議案第58号、
平成24年度
府中市
一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で
討論をいたします。
さきの
決算特別委員会で大まかには
討論させていただきました。特に、歳入の自主財源と依存財源の状況でございますが、自主財源は37%、75億7,000万円で、このうち、市税が歳入総額の26.1%、53億2,000万円でございます。また、依存財源は63%、128億7,000万円で、これらは地方交付税、あるいは国庫支出金、県支出金、そして市債であります。依然として、
府中市の財政は依存財源に支えられている現状でございます。
特に、自主財源でありますが、市税収入のうち、法人市民税の減収は大きく、今後、アベノミクス、あるいは7年後に東京で開催されるオリンピックの効果がこの地元へどの程度あるか、期待をいたしておるところでございます。景気の動向によって、
府中市の財政にも影響があるのではないかというふうに思っておるところでございます。
歳出のうち、義務的経費は96億5,000万円、48.5%で、かなり高い数値になっておるところでございます。投資的経費は16%で、表向きには投資のほうへ余り回っていないという状況ではございますが、少ない予算の中で非常に多くの建設事業に取り組んでいただきました。感謝もしておるところでございます。
地方債、いわゆる借金でございますけれども、一般会計では250億円で、やはりこれも高い数値でございます。先ほど話が出ておりましたが、経常収支比率も94.4%でありまして、芳しくはないわけでございますが、総じて努力をいただいておる。非常に感謝もしておるところでございます。
今後は、国からの交付税の減額は避けて通れない、年々削減をされてくる、さらに財政運営は厳しいものになるのは間違いないと思います。
府中市に非常によく似た全国の類似団体、18市の財政運営も参考にしていただきながら、より一層、行政改革、あるいはスリムな行政への変革が必要だろうと思うところであります。市民負担が増大する中ではございますが、税金で賄われておる私たちでございます。さらに一層の身を切る改革を実施して取り組んでいただきたいと思っておるところでございます。
依存財源からの脱却を目指して、自主財源の確保に向け、より一層の努力をいただきますよう、要望をして
賛成討論とさせていただきます。
(20番議員
戸成義則君 降壇)
○議長(平田八九郎君) これにて
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第58号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は認定であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(平田八九郎君) 起立多数であります。
よって、本案は
委員長の
報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第59号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第59号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は認定であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員長の
報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第60号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第60号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は認定であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は
委員長の
報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第61号及び
議案第62号、計2件について一括して
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第61号及び
議案第62号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する
委員長の
報告は認定であります。
この2件は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、
議案第61号及び
議案第62号の2件は
委員長の
報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第63号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第63号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は認定であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(平田八九郎君) 起立多数であります。
よって、本案は
委員長の
報告のとおり認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第64号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第64号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は可決及び認定であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決及び認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第65号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第65号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は可決及び認定であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決及び認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第66号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第66号を採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は可決であります。
本案は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第67号及び
議案第68号、計2件について一括して
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
議案第67号及び
議案第68号、計2件を一括して採決いたします。
この2件に対する
委員長の
報告は可決であります。
この2件は
委員長の
報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、
議案第67号及び
議案第68号の2件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君)
日程第21、
意見書案第2号、政府の全責任で福島第一
原発事故対策の
抜本的強化を求める
意見書の提出についての件を議題といたします。
能島和男君から提案理由の説明を求めます。
(19番議員
能島和男君 登壇)
○19番議員(
能島和男君) それでは、
意見書案第2号、政府の全責任で福島第一
原発事故対策の
抜本的強化を求める
意見書の提出についてを提案させていただきます。
意見書案第2号
政府の全責任で福島第一
原発事故対策の
抜本的強化を求める
意見書の
提出について
地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、復興大臣、経済産業大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「政府の全責任で福島第一
原発事故対策の
抜本的強化を求める
意見書」を、別紙のとおり提出する。
平成25年9月17日
府中市議会議長
平 田 八九郎 様
提 出 者
府中市議会議員
戸 成 義 則
能 島 和 男
末 宗 龍 司
全文読んで提案といたします。
政府の全責任で福島第一
原発事故対策の
抜本的強化を求める
意見書(案)
福島第一原発で大量の放射能汚染水が海に流出している。こうした事態はこれまでの世界の原発事故でもなかったことで、人類が初めて直面する非常事態、危機的状況となっている。
政府は、早々と事故の収束を宣言し、全国で停止している原発を再稼働させる方向に進んでいるが、現地に対策本部も設けずに、依然として事故対策を「東京電力任せ」にしている政府の姿勢や、後手後手の対策に終始し事実すら明らかにしないなど、当事者能力を欠く企業側の対応は決して許されるものではなく、徹底した原因究明や被災者対策が最優先されるべきである。
よって、国においては、次の事項について責任を持って取り組むよう強く求める。
記
1 非常事態との認識のもと、汚染水をはじめとする事故対策を抜本的に改めること。
2 事故対策について政府が全責任を負うという立場で、専門的英知を総結集し、政府の責任で地下水構造の調査・解明や対策の技術的検証を行うこと。
3 原子力規制
委員会が総力を挙げて事故対策に取り組むこと。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、
意見書を提出する。
平成25年9月17日
広島県
府中市議会
以上であります。よろしくお願いいたします。
(19番議員
能島和男君 降壇)
○議長(平田八九郎君) これにて提案理由の説明を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) 休憩します。
午前11時58分
○議長(平田八九郎君) 再開いたします。
午前11時59分
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
意見書案第2号の質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
小川敏男君。
(9番議員
小川敏男君 登壇)
○9番議員(
小川敏男君) 今回の
意見書に賛成する立場であります。そこで、少しお聞きしたいことがあります。9月14、15日の両日に毎日新聞が行った全国世論調査では、安倍首相が9月7日の国際オリンピック
委員会総会のプレゼンテーションで、東京電力福島第一原発の汚染水について「完全にブロックされている」と発言したことについて、「そうは思わなかった」という方が66%で、「放射性物質の影響は発電所の港湾内にとどまっている」という政府の見解については、「発言通りだと思った」という人が8%にとどまり、「分からない」と回答した24%の人を含めても92%の人が政府の見解どおりと思ってないということであります。
安倍首相が、影響は福島第一原発の港湾内0.3平方キロの範囲内で完全にブロックされている、状況はコントロールされていると言っても、国民は信用してないということであります。
そういう中で、当初のこの
意見書案は、大変よくできている、大変立派な
意見書だと思ったところでありますが、当初、3番目にあった「「再稼働ありき」の姿勢が事故収束の妨げとなっていることを認識し、原発再稼働・輸出という政府の方針を撤回すること。」というのが削除されています。生かしてもよかったんじゃないかなというふうに思うんですが、そのことについてお聞きしたいと思います。
(9番議員
小川敏男君 降壇)
○議長(平田八九郎君)
能島和男君。
(19番議員
能島和男君 登壇)
○19番議員(
能島和男君) 簡単にさせていただきますが、この
意見書案をつくった後、ああいう事件が起こっております。そして、テレビでも何回か出ましたが、確かに完全にブロックされているという発言があった中で、もう少し積極的な文言を入れるべきだということでありますが、もうそのときにはつくっておりましたんで、これでいきたいと思うんです。なお、原案を出したときには、ほかにも多少入れておりましたけれども、各会派の共通点といいますか、一致点ということで、こういう
意見書案の内容になったということを、ひとつ御理解願いたいと思うんです。以上です。
(19番議員
能島和男君 降壇)
○議長(平田八九郎君)
小川敏男君――。
以上で通告による質疑は終わりました。
これをもって
質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
意見書案第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、
意見書案第2号については、
委員会の付託を省略することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
意見書案第2号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより
意見書案第2号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(平田八九郎君)
起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(平田八九郎君) これより、
日程第22、
意見書案第3号、
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保を求める
意見書の提出についての件を議題といたします。
末
宗龍司君から提案理由の説明を求めます。
(16番議員 末
宗龍司君 登壇)
○16番議員(末
宗龍司君)
意見書案第3号
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保を求める
意見書の提出について
地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、農林水産大臣、環境大臣、経済産業大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保を求める
意見書」を、別紙のとおり提出する。
平成25年9月17日
府中市議会議長
平 田 八九郎 様
提 出 者
府中市議会議員
戸 成 義 則
能 島 和 男
末 宗 龍 司
案文の朗読をもちまして提案理由とさせていただきます。
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保を求める
意見書(案)
地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊の課題となっており、地球温暖化の防止や国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など、森林の持つ「公益的機能」に対する国民の関心と期待は大きくなっている。
また、我が国は、京都議定書目標達成計画に掲げられた、第1約束期間における温室効果ガス排出削減義務6%のうち3.8%を森林吸収量で確保することについて、
平成25年度以降においても、同等以上の取り組みを推進することとしている。
このような経緯も踏まえ、「
地球温暖化対策のための石油石炭税の税率の特例措置」が
平成24年10月に導入されたが、その使途はCO2排出抑制対策に限定されており、
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保については、「早急に総合的な検討を行う」との方針にとどまっている。
もとより、地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林の整備・保全等の
森林吸収源対策や豊富な自然環境が生み出す再生可能エネルギーの活用などの取り組みを、山村地域の市町村が主体的・総合的に実施することが不可欠である。
しかしながら、これら市町村では、木材価格の暴落・低迷や林業従事者の高齢化、後継者不足など厳しい情勢にあり、その結果、山そのものが荒廃し、自然災害等の脅威に国民の生命・財産が脅かされるといった事態が生じている。
これを再生させることとともに、
森林吸収源対策などの
地球温暖化対策に取り組むための恒久的・安定的な
財源確保を講ずることが急務である。
よって、国においては、次の事項を実現されるよう強く求める。
記
1 自然災害などの脅威から国民の生命・財産を守るための森林・林業・山林対策の抜本的な強化を図ることに加え、二酸化炭素吸収源として最も重要な機能を有する森林の整備・保全等を推進する市町村の役割を踏まえ、「石油石炭税の税率の特例」による税収の一定割合を、森林面積に応じて譲与する仕組みを構築すること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、
意見書を提出する。
平成25年9月17日
広島県
府中市議会
どうぞよろしくお願いいたします。
(16番議員 末
宗龍司君 降壇)
○議長(平田八九郎君) これにて提案理由の説明を終結いたします。
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○議長(平田八九郎君) 休憩します。
午後0時9分
○議長(平田八九郎君) 再開いたします。
午後0時9分
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○議長(平田八九郎君) これより
意見書案第3号の質疑に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
質疑を終結いたします。
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○議長(平田八九郎君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
意見書案第3号については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平田八九郎君) 御異議なしと認めます。
よって、
意見書案第3号については、
委員会の付託を省略することに決しました。
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○議長(平田八九郎君) これより
意見書案第3号の
討論に入ります。
ただいまのところ通告はありませんので、
討論を終結いたします。
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○議長(平田八九郎君) これより
意見書案第3号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○議長(平田八九郎君)
起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(平田八九郎君) 以上で、今期
定例会の会議に付議された事件は全て議了いたしました。
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○議長(平田八九郎君) 休憩します。
午後0時10分
○議長(平田八九郎君) 再開いたします。
午後0時13分
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○議長(平田八九郎君) これにて
平成25年第4回
府中市議会定例会を閉会いたします。
午後0時13分
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成 年 月 日
府中市議会 議 長
府中市議会 議 員
府中市議会 議 員...