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平成24年第1回定例会(第4号 3月13日)

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  1. 府中市議会 2012-03-13
    平成24年第1回定例会(第4号 3月13日)


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    平成24年第1回定例会(第4号 3月13日)              平成24年第1回府中市議会定例会会議録  平成24年3月13日午前10時52分府中市議会定例会を本市議事堂において再開した。 1 出席議員      1番  小野申人君           2番  水田 豊君      3番  橘髙尚裕君           4番  桒田 榮君      5番  門田耕爾君           6番  小原 操君      7番  加藤吉秀君           8番  大本千香子君      9番  小川敏男君           10番  小森龍太郎君      11番  欠番              12番  湯藤弘美君      13番  丸山茂美君           14番  瀬川恭志君      15番  戸成義則君           16番  末宗龍司君      17番  佐伯好昭君           19番  能島和男君      20番  棗田澄子君           21番  山本廣文君      22番  平田八九郎君 1 欠席議員      18番  小田敏雄君 1 説明のため出席した者   市長          伊藤吉和君     副市長        平田光章君   教育長         高田英弘君     総務部長       落合成彦君
      市民生活部長      佐藤眞二君     まちづくり部長    田原春二君   教育部長        柿原延孝君     人事秘書課長     吉川則夫君   総務課長兼選管事務局長 佐竹達司君     企画財政課長     石川裕洋君   税務課長        武田英三君     市民課長       小川ナルミ君   医療国保課長      藤田康彦君     児童課長       九十九浩司君   保健課長        伊達速人君     府中北市民病院事務長 福原成幸君   湯が丘病院事務長    中山昌三君     環境整備課長     石田文夫君   福祉事務所長      大和庄二郎君    医療政策課長     小森祐一朗君   監理課長        西本修二君     まちづくり課長    橘髙参吉君   整美保全課長      近藤徳雄君     上水下水道課長    河原誠治君   産業活性課長兼農委事務局長               坂永年弘君     上下支所長      瀬尾篤士君   監査事務局長      田中智文君     会計課長       秋山 元君   教委総務課長      小寺俊昭君     学校教育課長     小川美樹君   生涯学習課長      岡田武司君 1 事務局及び書記   局長          粟根誠司君     議事係長       内海敏雅君 1 本日の会議に付した事件  第1 議案第13号  広島県後期高齢者医療広域連合規約の変更について  第2 議案第14号  府中市と福山市との間における児童の発達支援に関する事務の事            務委託に関する協議について  第3 議案第15号  福山地区消防組合規約の変更について  第4 議案第16号  府中市勤労者センター設置及び管理条例の廃止について  第5 議案第17号  府中市暴力団排除条例の制定について  第6 議案第18号  府中市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の            制定について  第7 議案第19号  府中市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する            条例の一部改正について  第8 議案第20号  府中市職員に対する退職手当に関する条例の一部改正について  第9 議案第21号  府中市税条例の一部改正について  第10 議案第22号  府中市保健福祉総合センター設置及び管理条例の一部改正につい            て  第11 議案第23号  府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について  第12 議案第24号  府中市国民健康保険条例の一部改正について  第13 議案第25号  府中市国民健康保険税条例の一部改正について  第14 議案第26号  府中市介護保険条例の一部改正について  第15 議案第27号  府中市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部改正            について  第16 議案第28号  府中市営住宅設置及び管理条例の一部改正について  第17 議案第29号  府中市特定公共賃貸住宅設置及び管理条例の一部改正について  第18 議案第30号  府中市まちなか活性化に寄与する民間事業者の支援に関する条例            の一部改正について  第19 議案第31号  府中市公民館条例の一部改正について  第20 議案第32号  府中市立図書館条例の一部改正について  第21 議案第33号  府中市体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について  第22 議案第34号  府中市武道場の指定管理者の指定について  第23 議案第1号  平成24年度府中市一般会計予算について  第24 議案第2号  平成24年度府中市国民健康保険特別会計予算について  第25 議案第3号  平成24年度府中市公共下水道事業特別会計予算について  第26 議案第4号  平成24年度府中市介護保険特別会計予算について  第27 議案第5号  平成24年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について  第28 議案第6号  平成24年度府中市病院事業債管理特別会計予算について  第29 議案第7号  平成24年度府中市水道事業会計予算について  第30 議案第8号  平成24年度府中市病院事業会計予算について  第31 議案第35号  平成23年度府中市一般会計補正予算(第6号)について  第32 議案第36号  平成23年度府中市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につ            いて  第33 議案第37号  平成23年度府中市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)に            ついて  第34 議案第38号  平成23年度府中市介護保険特別会計補正予算(第4号)について  第35 議案第39号  平成23年度府中市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)に            ついて  第36 議案第40号  平成23年度府中市水道事業会計補正予算(第1号)について  第37 議案第41号  平成23年度府中市病院事業会計補正予算(第2号)について  第38 陳情第1号  「介護保険料」及び「国保税」引き上げの中止を求める陳情書  第39 発議第1号  府中市議会委員会条例の一部改正について  第40 意見書案第1号 消費税10%へのアップと社会保障の切り捨て中止を求める意見             書の提出について  第41 意見書案第2号 国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書の提出について  第42 意見書案第3号 ウイルス性肝炎患者の救済に関する意見書の提出について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) この際、議長から出席の皆さんにお願いいたします。携帯電話等については、傍聴者やネット中継をごらんになっておられる市民の方から誤解を招かぬよう、十分御配慮をされるようお願いいたします。  それでは、ただいまから本日の会議を開きます。                  午前10時52分 ○議長(小野申人君) 本日の議事は、お手元に配付しております議事日程表により、順次議事を進めたいと思います。  日程第1 議案第13号  広島県後期高齢者医療広域連合規約の変更について  日程第2 議案第14号  府中市と福山市との間における児童の発達支援に関する事務              の事務委託に関する協議について  日程第3 議案第15号  福山地区消防組合規約の変更について  日程第4 議案第16号  府中市勤労者センター設置及び管理条例の廃止について  日程第5 議案第17号  府中市暴力団排除条例の制定について  日程第6 議案第18号  府中市長期継続契約を締結することができる契約を定める条              例の制定について  日程第7 議案第19号  府中市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関              する条例の一部改正について  日程第8 議案第20号  府中市職員に対する退職手当に関する条例の一部改正につい              て  日程第9 議案第21号  府中市税条例の一部改正について  日程第10 議案第22号  府中市保健福祉総合センター設置及び管理条例の一部改正に              ついて  日程第11 議案第23号  府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につい              て  日程第12 議案第24号  府中市国民健康保険条例の一部改正について  日程第13 議案第25号  府中市国民健康保険税条例の一部改正について  日程第14 議案第26号  府中市介護保険条例の一部改正について  日程第15 議案第27号  府中市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部              改正について  日程第16 議案第28号  府中市営住宅設置及び管理条例の一部改正について  日程第17 議案第29号  府中市特定公共賃貸住宅設置及び管理条例の一部改正につい              て
     日程第18 議案第30号  府中市まちなか活性化に寄与する民間事業者の支援に関する              条例の一部改正について  日程第19 議案第31号  府中市公民館条例の一部改正について  日程第20 議案第32号  府中市立図書館条例の一部改正について  日程第21 議案第33号  府中市体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正につい              て  日程第22 議案第34号  府中市武道場の指定管理者の指定について  日程第23 議案第1号  平成24年度府中市一般会計予算について  日程第24 議案第2号  平成24年度府中市国民健康保険特別会計予算について  日程第25 議案第3号  平成24年度府中市公共下水道事業特別会計予算について  日程第26 議案第4号  平成24年度府中市介護保険特別会計予算について  日程第27 議案第5号  平成24年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について  日程第28 議案第6号  平成24年度府中市病院事業債管理特別会計予算について  日程第29 議案第7号  平成24年度府中市水道事業会計予算について  日程第30 議案第8号  平成24年度府中市病院事業会計予算について  日程第31 議案第35号  平成23年度府中市一般会計補正予算(第6号)について  日程第32 議案第36号  平成23年度府中市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)              について  日程第33 議案第37号  平成23年度府中市公共下水道事業特別会計補正予算              (第3号)について  日程第34 議案第38号  平成23年度府中市介護保険特別会計補正予算(第4号)につ              いて  日程第35 議案第39号  平成23年度府中市後期高齢者医療特別会計補正予算              (第3号)について  日程第36 議案第40号  平成23年度府中市水道事業会計補正予算(第1号)について  日程第37 議案第41号  平成23年度府中市病院事業会計補正予算(第2号)について  日程第38 陳情第1号  「介護保険料」及び「国保税」引き上げの中止を求める陳情              書  日程第39 発議第1号  府中市議会委員会条例の一部改正について  日程第40 意見書案第1号  消費税10%へのアップと社会保障の切り捨て中止を求め                る意見書の提出について  日程第41 意見書案第2号  国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書の提出に                ついて  日程第42 意見書案第3号  ウイルス性肝炎患者の救済に関する意見書の提出につい                て            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 日程第1、議案第13号から日程第38、陳情第1号までを一括議題といたします。  所管常任委員会に付託いたしました議案第15、16、17、18、19、20、21、31、32、33、34各号について、総務文教常任委員長の報告を求めます。  大本千香子君。          (総務文教常任委員長 大本千香子君 登壇) ○総務文教常任委員長大本千香子君) 議長の御指名をいただきましたので、総務文教委員会に付託を受けました議案11件の審査の概要と結果を御報告申し上げます。  なお、審査内容につきましては、重立った議案のみ報告させていただきます。  いずれの議案も、提案者からの概要説明を受け、質疑に入りました。  まず、議案第17号、府中市暴力団排除条例の制定について、委員から「他市町の制定状況、条例の内容、市民への周知等について伺いたい」という趣旨の質疑があり、市長及び担当課長から「現時点で、すべての都道府県において制定されている。県内においては、5市9町で既に制定されており、3月定例会において残るすべての市で制定される状況である。条例の内容についてはかなり統一的なものがつくられており、暴力団を利用しない、利益供与をしないなど、長年続けられている暴力団追放運動に沿ったものになっている。この条例は、市民総ぐるみで暴力団を排除していこうということを大きな目的にしているので、成立後は市民への周知に努めたい」という趣旨の答弁がありました。  次に、議案第19号、府中市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、委員から「この条例は任期つき職員の3年間の任期終了による救済策とも受けとめられるが、嘱託職員が本当に必要なのか、また報酬額はどういう基準で決められたのか」という趣旨の質疑があり、市長及び担当課長から「市が嘱託職員を必要とする期間において雇用することになっているので、救済のためだけに雇い続けるということではない。報酬額については、先方と協議を重ねてきた結果、ほかの一般的な非常勤職員の報酬額、また現在の任期つき職員の平均給料額などを加味して合意を見た結果である」という趣旨の答弁がありました。また、委員から「教育相談員特別支援教育支援員について説明願いたい」という趣旨の質疑があり、教育長及び担当課長から「教育相談員は、教育センターにある適応指導教室で相談に当たる業務であり、高い専門性が求められているから、他市町の状況も勘案しながら日額2万円を設定し、現在1名を配置している。特別支援教育支援員は、支援を必要とする児童生徒に対する補助業務であり、経験や人としての温かみを求めて採用している、近隣の市町等の額を勘案して日額7,400円以内とし、市内学校の状況を把握した上で、現在8名を学校に配置している」という趣旨の答弁がありました。  次に、議案第33号、府中市体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について、委員から「木野山スポーツグラウンドは廃止後どうするのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から「市有地部分は売却、借地部分は地権者に返還する予定である」という趣旨の答弁がありました。また、委員から「勤労者センターを武道場として改修することで、どのような利用を考えられているのか」という趣旨の質疑があり、市長及び担当課長から「12月議会での総務文教委員会の要請もあり、勤労者センターの2階大ホールに畳みを敷き、柔道、空手、合気道、躰道などを行うことができる施設とする、大ホールや他の会議室等を今までどおり各種の講習会、町内会の会合などに使うことも可能である」という趣旨の答弁がありました。  この3議案を含め、他の議案についても質疑はありましたが、討論なく、採択の結果、本委員会に付託されました11件の議案すべてについて、全会一致で可決すべきものと決しました。  以上、まことに簡略ではありますが、総務文教委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。          (総務文教常任委員長 大本千香子君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、議案第13、14、22、23、24、25、26、2、4、5、6、8、36、38、39、41各号及び送付いたしました陳情第1号について、厚生常任委員長の報告を求めます。  棗田澄子君。            (厚生常任委員長 棗田澄子君 登壇) ○厚生常任委員長(棗田澄子君) 議長の御指名をいただきましたので、厚生委員会に付託を受けました議案16件及び陳情1件の審査の概要と結果を御報告申し上げます。  なお、審査内容につきましては、重立った議案のみ報告させていただきます。  まず、委員の可否が分かれた議案6件について御報告申し上げます。  議案第25号、府中市国民健康保険税条例の一部改正について及び議案第2号、平成24年度府中市国民健康保険特別会計予算について、以上の国民健康保険関連議案について先にまとめて報告申し上げます。  議案第25号については、提案者からの概要説明を受け、質疑、自由討論、討論、採決を行いました。  各委員の意見を勘案して採決した結果、起立多数により原案のとおり可決すべきものと決しております。  議案第2号については、質疑、討論、採決を行いました。討論については、それぞれにおいて、賛成及び反対の両討論が行われました。  採決結果は、起立多数により原案のとおり可決すべきものと決しております。  まず、議案第25号については、委員から「団塊の世代が65歳以上になるなど、これからの医療費について見通しを伺いたい」という趣旨の質疑があり、市長から「財政を賄うためには応分の負担をしていただく必要がある。府中市は、第5期介護保険料は県内市で最高額だが、国保料は最低額にある。国全体の「医療から介護へ」との流れの中で、このバランスは望ましい形態であり、全体の額を抑制していく方針を持っている」という趣旨の答弁がありました。また、委員から「低所得者への対応について伺いたい」という趣旨の質疑があり、市長から「所得に応じて必要な制度が用意されている」という趣旨の答弁がありました。  質疑に続いて、委員長から自由討議が求められました。これは委員会議論の質を高め、市民の皆様にわかりやすく、適切な審査結果につなげていくという趣旨に基づくものであります。  ここでは「以前50%あった国庫負担が半分以下となり、今後はこれをふやす以外にない。社会保障の観点で国保税の値上げには賛成しがたい」という意見と、「国保税と医療費のバランスがとれなくなり、基金もなくなるという中で、今年度から3年間で歳入の確保を決めてきた。介護保険等もなかった時代の国庫負担を、現行制度に当てはめることはできない。医療費抑制は必要だが、被保険者も応分の負担をしていく必要がある。低所得者には7割減免などの措置もあり、値上げはやむを得ない」という意見と、「国保制度は所得割や均等割によってバランスをとっている。医療費の増加に合わせて値上げをしないと府中市の財政がもたない。総合的に考えて上げざるを得ないと思う」との意見が出されました。  自由討議を受け、討論に入り、委員から「市民の命綱とも言うべきこの制度で、もう払えない、限界だという市民の声を受け反対する」という趣旨の討論と、「市民の暮らしは上向きであるとは言えないこの時期の値上げには反対する」という趣旨の討論と、「国保について府中市では、会計が破綻し、毎年多額の値上げを行い、県内一の保険料となった歴史がある。そうならないように適切に保険料を確保し、加入者の医療を確保していかなければならないので賛成する」という趣旨の討論と、「異例の法定外繰り入れを含め、国保制度を支えていくためには税率改定はいたし方がないということで賛成する」という趣旨の討論がありました。  次に、議案第2号については、委員から「今回の法定外繰り入れについて伺いたい」という趣旨の質疑があり、担当課長から「財政再建中の緊急でやむを得ない繰り入れである」という趣旨の答弁がありました。  続いて討論に入り、委員から「第25号議案と同じ理由で反対する」という趣旨の討論と、「特別会計を維持し、加入者の医療費を賄っていくことが責務である。よって、賛成する」という趣旨の討論がありました。  以上で、議案第25号及び第2号の国民健康保険関連議案について、審査の概要と結果について報告を終わります。  続いて、議案第26号、府中市介護保険条例の一部改正について及び議案第4号、平成24年度府中市介護保険特別会計予算について、以上の介護保険関連議案について御報告を申し上げます。  議案第26号については、提案者からの概要説明を受け、質疑、討論、採決を行いました。議案第4号についても同様であります。  討論については、それぞれにおいて、賛成及び反対の両討論が行われました。  採決については一議案ごとに起立により行い、議決の結果は両議案とも起立多数により原案のとおり可決すべきものと決しております。  まず、議案第26号については、委員から「今後、長期の介護保険料の見通しについて伺いたい」という趣旨の質疑があり、担当部長及び所長から「平成37年度ぐらいまでは延びる見通しである。サービスと費用の適正なバランスを考えていくべき課題である」という趣旨の答弁がありました。  また、委員から「費用の抑制について伺いたい」という趣旨の質疑があり「最も有効なのは要介護期間を短縮し、健康な期間を延ばしていくことである。そこにインセンティブが働くような仕組みづくりがポイントになると考えている」という趣旨の答弁がありました。  続いて討論に入り、委員から「コストの高い施設介護から在宅へと、また医療から介護へと流れを強めていく中で、高齢者にとって負担のみ重くなる介護保険料値上げに反対するという」趣旨の討論と、「市民の暮らしは上向きとは言えない状態で、国保税と相まって介護保険料の大幅値上げには反対する」という趣旨の討論と、「所得段階をより細かく分けるなどの配慮を行っていることと、介護保険の状況は必要にして避けがたいものであり賛成する」という趣旨の討論と、「今後の国の方向性や、施策もとられている。今回の値上げは、第5期の介護保険制度そのものを成立させるためにはやむを得ないと考え賛成する」という趣旨の討論がありました。  次に、議案第4号については、委員から「保険料の徴収率は確保できるか伺う」という趣旨の質疑があり、担当課長から「年金支払い月に現年分を中心に滞納整理を行っているが、さらに取り組みを強化していく」という趣旨の答弁がありました。  続いて討論に入り、委員から「第26号議案と連動して、全く同じ理由で反対する」という趣旨の討論と、「この予算は、第5期の介護保険事業の第1年次のものであり、次年度以降の制度運営のためにも賛成する」という趣旨の討論がありました。  以上で、議案第26号及び第4号の介護保険関連議案について、審査の概要と結果について報告を終わります。  続いて、議案第5号、平成24年度府中市後期高齢者医療特別会計予算については、まず今後2年間の保険料設定の経緯や、次期以降の保険料抑制の可能性等についての質疑及び答弁がありました。  続いて討論に入り、委員から「後期高齢者の保険料の値上げを前提とした本議案に反対する」という趣旨の討論と、「後期高齢者医療制度は広島県全体の制度であり、府中市の実態を勘案した中での予算案と考え賛成する」という趣旨の討論がありました。  討論を終結し、採決の結果、起立多数で本案は可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号、平成24年度府中市病院事業債管理特別会計予算について、委員から「病院事業貸付金元利収入は北市民病院の借金に当たるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から「法人の起債及びその償還を市が仲介するための会計であり、市の借金というものではない」という趣旨の答弁がありました。  また、別の委員から「公債費や市債について、今まで北市民病院が借りていたものを地方独立行政法人が引き継ぎ、この会計を通じて借り入れや償還を行うという理解でよいのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から「そのとおりである」という趣旨の答弁がありました。  質疑を終結し、討論に入り、委員から「自分の理解できない予算案に賛成することはできないので反対する」という趣旨の討論と、「地方独立行政法人は制度的に起債の借り入れ、償還ができないので、今後の新法人の資金調達に必要な会計であり賛成する」、「旧北市民病院の借金返済のためにも賛成する」という趣旨の討論がありました。  討論を終結し、採決の結果、起立多数で本案は可決すべきものと決しました。  次に、委員会において、全会一致で可決すべきものと決した議案10件について御報告申し上げます。  いずれの議案も、提案者からの概要説明を受け、質疑に入りました。  議案第14号、府中市と福山市との間における児童の発達支援に関する事務の事務委託に関する協議については、委員の質疑により、福山市こども発達支援センターの医療部門と地域支援部門についての説明、利用対象年齢と利用方法についての説明のほか、「府中市の費用負担はどうなるのか」という趣旨の質疑については、担当所長から「府中市内の利用実績に基づき試算した負担金105万1,000円を当初予算に計上している。今後も利用実績に基づき負担をしていく」という趣旨の答弁がありました。  この議案を含め、他の議案についても質疑はありましたが、討論なく、採決の結果、議案第13、14、22、23、24、8、36、38、39、41の各号、計10件の議案について、全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号、「介護保険料」及び「国保税」引き上げの中止を求める陳情書については、委員から「介護保険料の抑制と、特別養護老人ホームのさらなる増床などサービスの拡充を求める」という趣旨の賛成意見と、「制度には費用と負担のバランスが必要であり、サービスの拡充ばかりを求めたのでは成り立たない」という趣旨の反対意見が出されました。  続いて討論を行い、さらに採決の結果、本陳情は、起立少数のため不採択とすることに決しました。  以上、まことに簡略ではありますが、厚生委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。            (厚生常任委員長 棗田澄子君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、議案第27、28、29、30、3、7、37、40各号について、建設常任委員長の報告を求めます。  戸成義則君。            (建設常任委員長 戸成義則君 登壇) ○建設常任委員長(戸成義則君) 議長の御指名をいただきましたので、建設委員会に付託を受けました議案8件の審査の概要と結果を御報告申し上げます。  なお、審査内容につきましては、重立った議案のみ報告させていただきます。  まず、議案第30号、府中市まちなか活性化に寄与する民間事業者の支援に関する条例の一部改正について、提案者からの概要説明を受け、質疑に入り、委員から「町なかと中心市街地の区別について、またその区域について説明願いたい」という趣旨の質疑があり、担当課長から「中心市街地の活性化に関する法律による認定が切れることにより、その基本計画で定められていた区域を改めて定めるもので、その中で別に定める区域のことを「まちなか」という。名称変更のみで区域の変更はない」という趣旨の答弁がありました。  ほかに質疑なく、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は起立多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第3号、平成24年度府中市公共下水道特別会計予算について、質疑に入り、委員から「供用開始区域内の接続率と、その推移について、また未接続者への対応について伺いたい」という趣旨の質疑があり、市長及び部長から「下水道整備区域は3年以内の接続が義務づけられているが、罰則規制がないこともあり、3割以上が未接続である。公共下水道推進員制度や改造資金融資制度を設け、接続を進める努力を行い、少しずつだが接続率は向上している」という趣旨の答弁がありました。
     他にも質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は起立全員により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第7号、平成24年度府中市水道事業会計予算について、質疑に入り、委員から「昨年4月に水道課と下水道課が統合されたことによる人件費の削減効果は幾らの予定か」という趣旨の質疑があり、担当課長から「職員数が22名から20名に減り、人件費は1,884万円程度の減額を見込んでいる」という趣旨の答弁がありました。  他にも若干の質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は起立全員により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、ほか5件の議案につきましては、審査の結果、いずれも起立全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、まことに簡略ではありますが、建設委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。            (建設常任委員長 戸成義則君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、議案第1号及び議案第35号について、予算特別委員長の報告を求めます。  丸山茂美君。            (予算特別委員長 丸山茂美君 登壇) ○予算特別委員長(丸山茂美君) 議長の御指名をいただきましたので、予算特別委員会へ付託を受けております議案第1号及び議案第35号について審査の概要と結果を御報告申し上げます。  議案第1号及び議案第35号については、今期定例会初日に提案説明を受け、同日設置された本特別委員会に付託されました。  議案第1号については、5日及び6日に総括質疑を行い、さらに所定の分科会において両議案の審査を行いましたが、その概要については、先ほど本議場で行われた特別委員会において各分科会長の報告を受けたところでございます。  この各分科会長報告に対する質疑はなく、議案第1号の討論に入りましたところ、委員2名から反対討論が、委員1名から賛成討論が行われておりますが、その討論の内容につきましては、先ほど行われました特別委員会において皆様お聞きのとおりでございます。  議案第1号の採決の結果につきましては、起立多数により、原案のとおり可決すべきものと決しております。  続いて、議案第35号の討論に入りましたが、討論なく、採決の結果、本案は全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決しております。  以上、まことに簡略でありますが、予算特別委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。            (予算特別委員長 丸山茂美君 降壇) ○議長(小野申人君) 各委員長の報告が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたしますから、各委員長報告に対する質疑及び各議案に対する討論のある諸君は、休憩中に発言通告書を事務局へ提出願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) それでは、暫時休憩いたします。                  午前11時18分 ○議長(小野申人君) 再開します。                  午後1時4分            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第13号及び議案第14号について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第13号及び議案第14号について、一括して採決を行います。  本議案2件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案2件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第13号及び議案第14号、計2議案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第15号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第15号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第16、17、18、19、20、21各号、計6議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第16、17、18、19、20、21各号、計6議案について一括して採決を行います。  本議案6件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案6件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第16、17、18、19、20、21各号、計6議案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第22、23、24各号、計3議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第22、23、24各号、計3議案について一括して採決を行います。  本議案3件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案3件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第22、23、24各号、計3議案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第25号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  水田豊君、反対者。              (2番議員 水田豊君 登壇) ○2番議員(水田豊君) 議案第25号に反対の立場で討論いたします。  景気回復はままならず、デフレで市民の賃金、給料は上がっておりません。大多数の皆さんは、節約しながら日々の生活をつましく暮らしておられるだろうということが容易に想像できます。このような中、昨年に引き続いての国保料の値上げは、市民の暮らしにとって大きな痛手となります。  厚生委員会での賛成議員の討論を聞いておりますと「国保制度を守るためには値上げが必要だ」、「保険制度の枠内で考えなければならない」、「反対するなら対案を示せ」などと、まるで市長が物を言っているのかと間違えるような内容の賛成意見が出ておりました。  しかし、私の意見は違います。国保の保険料の値上げについては、市全体の市政運営という中で考えることが必要です。府中市全体の市政運営の中心を何に置くのかということで、国保保険料の考え方も当然変わってきます。「大型箱物の建設には熱心に金をつぎ込むが、市民生活には無頓着」というのが私から見た伊藤市政の市政運営であります。「府中市は他の類似団体――人口や財政が府中市と似ている他の市に比べて民生費が高い。そこを削って必要な建物や道路の投資に回す」というのが伊藤市長の財政運営です。議会や老人クラブ、その他そういう場所での講演で、一貫して主張をされてこられました。  こうした箱物中心の市政運営が、保険料の引き上げにつながっていると見ることもできます。箱物投資の結果、国保財政を助ける余裕がなくなっているわけです。そこから「国民保険財政は保険制度の枠内で解決しろ」、こういうふうな主張が出てくることになります。しかし、所得再配分という視点から見れば、他の財源を抑えて国保料の値上げを抑えるということもできるはずです。決して値上げしかないということではございません。  昨年「3年間で9,100万円ずつの値上げを行うことによって国保財政の安定的な運営を行う」、こういう説明がございました。その際「一般会計からの繰り入れはしない」、こういう説明もあったところでございますが、平成24年度の国保予算では予算が組めないという理由から、9,400万円の一般会計からの国保会計の繰り入れを行っております。その気があれば繰り入れはできると、こういうことでございます。  以上、市民生活への影響が大きいこと、決して値上げしかないというわけではないという理由から、第25号議案に反対をいたします。  なお、議案第2号予算案も同じ理由で反対をいたします。議長の取り計らい、よろしくお願いをいたします。              (2番議員 水田豊君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、加藤吉秀君、賛成者。             (7番議員 加藤吉秀君 登壇) ○7番議員(加藤吉秀君) 失礼します。25号議案、賛成の立場で討論させていただきます。  まず、私の厚生委員会での賛成討論が、「市長の立場で言っているようだ」と反対者の方が先ほど言われましたが、そんなことは決してございません。市民の代表として、あくまでも二元代表制の市会議員としての意見を述べさせてもらいますから、そういうところを間違わないようによろしくお願いいたします。  まず、現在いろんな意味で、デフレ不況等々、脱し切れていないというのは事実でございます。また今回の個々の税率改定については、国のほうでは療養給付等の国の負担率が減少したり、医療制度改正で70歳以上75歳未満の自己負担割合の軽減措置で、2割から1割というのがまた再延長になった。また、これから今、団塊の世代がどんどんどんどん65歳に向けていってます。また、昨日の新聞にもありました、国の医療費が14兆円を超すというような状況であります。それで、24号議案でもありましたように、市民の健康増進を図るという条例改正もありました。みずからが、メタボとかそういうようなことを特定健診を受けて、できるだけ医療費の抑制を市民みずからやっていこうという条例改定も――これは先ほど全会一致で通ったところであります。  いずれにしましても、今回の改定には医療分、後期高齢者支援分、介護分のすべてを改定するわけですけども、これは基本的には応能割合――所得割、応益割、均等割等々の改定で値上げではありますけども、改定する以上、一応低所得者への配慮も忘れずに考えられております。また、先ほど反対者が言いましたように、一般会計より9,400万法定外繰り入れをやるような国保の財政状況であります。基本的には法定外という以上、特別会計で国保会計というものはやるべきだと思いますけども、現在の府中市の国保財政は、そういうふうに9,400万もの一般会計からの繰り入れをやらなきゃいけないような状況であります。そういうことで――また今まで県内14市の平均的な国保料に比べても、府中市は低いという状況でもあります。これは無計画とかどうとかということは言いませんが、以前にも広島県下で一番高かったいう時代もあります。そういう経験も踏まえて、これから徐々にでありますが改定していって市民に応分の負担を求めるということで、急激に上げるのも何ですが、これからの国保財政を以前のようにはしたくないということで、今回の値上げであります。基本的には介護保険料も含めて全体額を抑制するというような方針でもありますし、そういうことも含めて、今回の国保の税率改定については賛成をいたします。  議案第2号の予算案についても同様、賛成ということで表明いたします。             (7番議員 加藤吉秀君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、湯藤弘美君、反対者。             (12番議員 湯藤弘美君 登壇) ○12番議員(湯藤弘美君) それでは、議案第25号に反対の討論をいたします。  国保制度は退職者、無職者、低所得者の加入が多く、事業主の負担を予定しない制度で、もともと加入者が支払う保険税だけでは成り立たないものとして制度そのものがつくられております。だから、国の責任として国庫負担が行われているわけです。かつては国保財政の全体の半分を占めていた国庫負担、2008年度には24.1%にまで切り下げられてしまいました。今、リストラや倒産などによる失業者、パートやアルバイトなど、非常勤社員の国保加入もふえています。また、長らく社会保険などに所属し、働いてこられた皆さんが退職され、そういった方も国保に加入して、国保に加入してから疲れが出て医療を使う方も多い、そういう国保の特徴がございます。  国保は社会保障制度です。国保は社会保障及び国民健康の向上に寄与することを目的とするという、そういった制度で、日本国憲法25条を具体化し、皆保険制度の土台をなしているのが今の国保制度です。  今回、9,400万円も繰り入れてくださったり、財政再建目標を平成25年にと、さまざまな角度から検討された、そういった御苦労は本当に評価しますけれども、市民の命綱とも言うべきこの制度で、払えない、もう限界だという声を受けとめ、本議案に反対いたします。  なお、議案第2号の国保特別会計予算案も、同じ理由で反対させていただきますのでよろしくお願いいたします。             (12番議員 湯藤弘美君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、末宗龍司君、賛成者。             (16番議員 末宗龍司君 登壇) ○16番議員(末宗龍司君) 議長のお許しをいただきましたので、議案第25号、府中市国民健康保険税条例の一部改正について、賛成の立場で討論を行います。  また、関連する予算であります議案第2号についても同様の趣旨で、お取り計らいをよろしくお願いします。  現在、国においても社会保障と税の一体改革を議論をされております。我が国の医療は国民皆保険制度として、だれもが病気になったら医療を受けられるすばらしい仕組みができております。この制度が将来にわたり持続されていくことを、だれもが望んでおられます。しかし一方、超高齢化社会の進展、また経済状況が厳しくなったなどの原因で、保険財政がいびつな状況になっているのも事実でございます。  本議案は、国民健康保険事業の財政的安定を図るための税率改正でございます。私はこの制度が将来に向けて持続可能なものでなければならない、そのための改正であり、やむを得ないものと考えます。今後は加入者から不公平感を抱かれないよう、適正な給付費のあり方、給付費の増大を防ぐためにもさらなる予防医療の充実に努めていただくように要望をいたしまして、賛成討論といたします。             (16番議員 末宗龍司君 降壇)
    ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第25号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第26号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  水田豊君、反対者。              (2番議員 水田豊君 登壇) ○2番議員(水田豊君) 議案第26号に反対の立場で討論をいたします。  介護保険料の値上げは、現行月額4,775円を6,025円にするというものでございます。値上げ額1,250円、値上げ率26%の大幅値上げとなっております。年額に直すと、現行5万7,300円が7万2,300円になると、こういうことになります。  さきの国民健康保険税の値上げのときにも申しましたが、今景気回復がままならず、市民の賃金、給料は上がっておりません。大多数の皆さんは節約しながら日々の生活をつましく暮らしておられるだろうと、こういうことでございます。このような中、介護保険料の大幅値上げは市民の暮らしにとって大きな痛手となります。これが反対理由の第1番目でございます。  第2番目には、今回の値上げには地域密着型特別養護老人ホームの増設にかかわる値上げ分が含まれています。介護のため入所を必要としながら待機の人たちがおられることは事実ですし、その解消を図るため施設の増設も必要でございましょう。しかし、今回の施設増設が入居待機者の解消との関係においてどのように位置づけられておるのか、増設数は適正なのか、どのような基準での増設なのか、また今後も増設があるのか、入所待機者全員の解消を行うための一里塚であるのか、こういった点について必ずしも明確にはなっていません。  そしてまた、国のほうで指定する新サービス等も入ってございますが、必ずしも各市町において、この新しいサービスをすべてが導入しているというわけでもございません。こうしたサービスが本当に必要なのかとどうかといった点についても、議論がまだまだ不足しているんではないかと、このように思っておるところでございます。よいことであっても、行政としての計画が明確になっていなければ、今後の運営について判断する材料に欠けると、こういうことでございます。  以上の2点から、今回の大幅値上げに対して反対をするものでございます。  なお、議案第4号の予算案も、同じ理由で反対をいたします。議長の取り計らい、よろしくお願い申し上げます。              (2番議員 水田豊君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、瀬川恭志君、賛成者。             (14番議員 瀬川恭志君 登壇) ○14番議員(瀬川恭志君) 議案第26号、府中市介護保険条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。  平成24年府中市介護保険特別会計予算(第4号)についても同趣旨で、あわせて討論を行いたいというふうに思います。よろしくお願いをいたします。  介護保険につきましては、平成21年、22年、23年までの3年間、第4期介護保険という形の中で終了をいたしました。平成24年から新しく第5期の介護保険計画ということで、作成に移るということになったわけであります。  今、この介護制度を取り巻く状況、団塊の世代が高齢者の仲間入りをする、午前中の話の中にもありましたように、平成37年まではこういう高齢者がどんどんふえていく、介護保険を必要とする世代が増加してくるという状況の中にあります。  今回、国の介護保険に対する制度の改正によりまして、1号被保険者の負担割合が20%から21%に増加する、あるいは2号被保険者が30%から29%への保険料の減額という中で、介護保険を受ける世代人口の動向が変わってきたといいますか、非常に増加してきたということが見てとれると思うわけであります。国においては25%、県においては12.5%、市においては12.5%という介護保険に対する支出を行う――この50%と、1号、2号被保険者分の割合50%の中でこの制度は運営をされておるわけであります。こういう中で、サービス受給者が非常に増加してくるというのは、先ほども話したとおりであります。  また、そういう中で、介護報酬の改定があったり、先ほども反対者が言われました介護サービスの充実という中で、地域密着型特養58床の増床――これは今まで議論してきた待機者解消に向けての58床というもの、100%解消ではないわけでありますが、こういう形の中で増床を行っていくということを議論の中で見たところであります。また、定期巡回であるとか、短期入所者の増床、あるいはデイサービスの定員増、こういう介護サービスの充実という中で介護保険料というふうなものが増加してくる、そういうことになってくると、この第5期の計画の中で読み取れるわけであります。  その中でいかに保険料を減額していくか。この一つの考え方として所得段階を多段階化する――9段階から12段階にふやしていく。あるいは今回は県の基金の取り崩しと市の基金の取り崩しを行って、引き下げといいますか、値上げ幅を抑えていく。そういうふうな努力をされておるわけでありますが、いかんせん給付費がこの5期の試算で見ますと非常に増加する。そういう中で、今まで議論の中でありました、国保と介護保険の一体で府中市の状況はどうであるかというふうなことを考えていかなければならないと思います。  また、介護保険の給付費については「可能な限り減額されるよう努める」という委員会での話もありました。こういうことを通じまして、介護保険料第5期の事業がスムーズに実施されるよう、この介護保険条例の一部改正、あるいは予算について賛成するものであります。以上です。             (14番議員 瀬川恭志君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、湯藤弘美君、反対者。             (12番議員 湯藤弘美君 登壇) ○12番議員(湯藤弘美君) 議案第26号に反対の討論を行います。  国の社会保障と税の一体改革は、介護の分野でも効率化と重点化を掲げ、介護サービス削減と負担増を打ち出してまいりました。4月以降の介護報酬は1.2%の引き上げとされていますけれども、今回の改定では、全額国で負担してきた介護職員の処遇改善交付金を廃止し介護報酬に組み込むために、実質0.8%のマイナスになるようでございます。生活援助は縮小されております。在宅高齢者に対するヘルパーさんの掃除、洗濯、調理などの生活援助は30分以上60分未満が、20分以上45分未満というようにし、時間も報酬も削られます。今回の改定は効率化、重点化の観点から、コストの高い施設から在宅へ、医療の仕事もたん吸引など、介護職員への流れを強めているわけです。これらは特養だけではありません、早速各施設から在宅への動きが始まりました。一昨日も要支援1のひとり暮らしの方から、「週1回だけデイサービスを利用しているその事業所から、国の方針だからこのたびやめていただけませんかと言われて、国の方針なら仕方がないと返事したけども、ひとり暮らしで週1回だけ行くのがなくなったら、本当にひとりぼっちになってしまう」、そういう相談を受けました。その方はほかの施設へお願いできましたけれども、もう既にこのようなことが始まっているわけです。24時間365日対応の巡回サービスでは、その体制やサービス内容をめぐって、現場からは不安の声も上がっています。  このたび保険料を12段階にふやされたこと、これは評価いたします。でも高額所得者の上限をもう少し見直して上にして、さらに段階を持っていく、せめてそういうことで月額5,000円台にすることはできなかったでしょうか。高齢者は保険料値上げを我慢するか介護サービスを受けるのを我慢するか、この選択を常に迫られ、制度改変のたびに負担増とサービス切り捨てが繰り返されていることになっています。憲法25条は国民の健康で文化的な生活を保障する、そういった内容ですけれども、介護保険制度はそれを具体化する制度でなければならないと思います。今後さらに保険あってサービス後退の流れもあり、本議案に反対いたします。  同じ理由で、第4号議案にも反対いたしますのでよろしくお願いいたします。             (12番議員 湯藤弘美君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、末宗龍司君、賛成者。             (16番議員 末宗龍司君 登壇) ○16番議員(末宗龍司君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、議案第26号、また関連する予算議案第4号についても同様の趣旨で行いますので、よろしくお取り計らいをお願いします。  議案第26号、府中市介護保険条例の一部改正について、賛成の立場で討論を行います。  本議案は、平成24年度の介護保険料の見直しに伴い、これまでの9段階から12段階に改正し、負担能力に応じたよりきめ細やかな負担方法に改正されるものです。現在、府中市の前期、後期高齢者は1万3,288人でございます。このうち要介護認定者は2,885人であり、全高齢者の中で占有率約20%でございます。いわゆる高齢者のうち10名のうち2人の方がこの介護保険要支援者、要介護者となっている状況でございます。また、平成21年度から平成22年度の1年間で約130名の増になっております。このように、年々対象者と給付費が増大しているのが実情でございます。  介護保険制度は今では市民の間に根づき、社会保障の大きな柱の一つになっております。この制度も将来に向けて持続可能なものにしていかなければなりません。本議案は、そのために必要な改正であります。しかし一方、給付費は伸びる一方でもございます。今後は介護給付費の適正なチェック体制の構築、また介護予防のさらなる充実へ向け取り組んでいただくことを要望し、賛成討論といたします。             (16番議員 末宗龍司君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第26号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第27、28、29各号、計3議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第27、28、29各号、計3議案について一括して採決を行います。  本議案3件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案3件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第27、28、29各号、計3議案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第30号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  小森龍太郎君、反対者。             (10番議員 小森龍太郎君 登壇) ○10番議員(小森龍太郎君) 議案第30号、府中市まちなか活性化に寄与する民間事業者の支援に関する条例の一部改正する条例案につきまして、反対の立場から討論を行っていきたいというふうに思います。  もともとこの条例そのものは、昨年の9月議会に可決成立したものであります。我々、社会クラブはそのときにも反対をいたしました。その主な理由は、この条例の中に市長の恣意が介入するのではないか、そういった疑念をどうしてもぬぐい去ることができない、こういった理由で反対をいたしました。  今回のこの一部改正につきましては、エリアの名称の変更ということでの一部改正があるわけでありますが、さきに申し述べたその疑念というものを排除するような担保は何もございません。伊藤市長のこの10年にわたる市政運営を見ておりましても、どうしてもさきに申しました恣意が介入していくのではないかという懸念をぬぐい去ることはできません。  よって、本議案第30号に反対をいたします。             (10番議員 小森龍太郎君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、桒田榮君、賛成者。              (4番議員 桒田榮君 登壇) ○4番議員(桒田榮君) 失礼いたします。議案第30号、府中市まちなか活性化に寄与する民間事業者の支援に関する条例の一部改正について、賛成の立場で述べさせていただきます。  この制度は、市民生活の活性が住民の高齢化で落ち込む一方である、かつての中心市街地につきまして、まちなか生活支援施設の集積やにぎわいを創出することを目的として、公益施設、商業施設、活性化に資する事業者を支援する制度であり、周辺のライフラインの既に整った町なかを再生することで投資効果がいち早くあらわれ、市民生活に活気、潤いを取り戻す、まさに周辺地域住民の――また町なか、それらの施設を利用することが市全体の住民にもできます。早速対象事業者が積極的に進出を計画されております。さまざまな理由により難航しておりました朝日上通り線に開通のめどが立ち、さらにこの条例を市民の望む事業者支援の実情に合わせる改正により、まちなかの再生が現実のものになりつつあることを見るにつけても実効性があり、大いに賛成するものでございます。              (4番議員 桒田榮君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第30号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第31、32、33、34各号、計4議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第31、32、33、34各号、計4議案について一括して採決を行います。  本議案4件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案4件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第31、32、33、34各号、計4議案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。
     小川敏男君、反対者。             (9番議員 小川敏男君 登壇) ○9番議員(小川敏男君) 議案第1号、24年度府中市一般会計予算に反対の立場で討論に参加いたします。  さて、市民の皆さんが、「府中市は夢が語れないまち」と言っていることもあって、平成24年度予算は地場産業の支援や新たな企業の誘致などによる雇用創出を示すことが課題でした。  また、府中市財政の重しとなっている桜が丘団地は30区画の目標に対して、半分の15区画しか販売できていません。目標の30区画販売しないことには、有利子の借入金約10億円が返済できません。この有利子分の返済をどうするのか、明らかにすることも課題でした。  そして4月に発足する新病院の地方独立行政法人府中市病院機構関連の、合計4億4,000万円の予算です。新病院の府中北市民病院と府中市民病院は府中市で唯一入院できる病院ですから、市民の関心や期待は高く、4月スタートに向けてすべての不安を払拭することが新年度予算の課題でした。新病院の不安の一つ、現在のJA府中総合病院の看護師など、職員さんが引き続き新病院へ来てくれるかどうかという問題です。2月6日現在の職員意向アンケート調査では、148名中、厚生連から新病院の府中市民病院へ移る、転籍する人が19人、あとは厚生連内の尾道病院などに異動希望が26人、そして退職する人が9人。残りは厚生連から出向者で新法人の運営を見定めて転籍する人が22人、転籍か出向かを判断できない人が60人――判断に迷っている人が実に82人もおられます。「82人の人に新病院へ来てもらわないと病院が成り立たない」と質問すると、派遣合意の者は3年後の転籍にほとんど同意しているかのような答弁がありましたが、本当なのかと疑問に思うところであります。意向アンケート調査は最終が2月27日だったと聞いています。結果は判明しているのですから、府中市民病院の体制、具体的な人数を示すべきでした。また、府中北市民病院の外科医が非常勤化することは、住民にとっては寝耳に水で緊急課題です。なぜ議会中にこんなことを言われるのかわかりません。説明では、大学の医局の意向ということでしたが、医局のせいにしていいことでしょうか。伊藤市長が外科医の1名減に対してどのように取り組まれたのか、市民に説明を尽くして議会で明らかにされるべきです。  ごみ有料化もそうでしたが、今回も伊藤市長の「住民合意は議会合意」という行政運営は要らない混乱を引き起こすことになっています。それが地域医療を守る会が検討されているらしい、差しとめ訴訟です。「ぜひ医療を守る会と話をしてくれ」と言うと、市長は「自分を追い落とすためにしているのであって、医療を守るためにしているのではない。地方独立行政法人化が政争の道具になっている。そんなところには出席しない」と言われますが、2年前の市長選後のマスコミのインタビューの中で「小差での勝利をどう受けとめているか」の質問に、「市民が政策や事業に成果に加え、納得できる説明を求めていることがわかった。結果がよければいいとたかをくくっていた。いい経験をさせてもらった」と答えられています。言うこととすることが違っています。市長が出席されるだけで、市長の誠意が市民に伝わるのではないでしょうか。1万6,000名の署名は上下町を中心としたものだけではなく、旧府中市の市民も署名した結果です。旧府中市のように深夜でも診ていただける、開業医の先生が充実しているところと違い、上下町では北市民病院が唯一の病院です。今回の差しとめ訴訟の計画も、医療不安の中で唯一の病院を守りたいという気持ちのあらわれです。そして北市民病院は上下町のシンボルであり、病院を守り育ててきた市民の純粋な郷土愛によるものと思います。何が何でも反対ということではないと思っているところであります。住民合意のない地方独立行政法人化の進め方には了解できず、平成24年度府中市一般会計予算に賛成できるものではないことを表明して、第1号議案の反対討論といたします。             (9番議員 小川敏男君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、平田八九郎君、賛成者。             (22番議員 平田八九郎君 登壇) ○22番議員(平田八九郎君) 議長のお許しをいただきましたので、平成24年度一般会計予算に賛成の立場で討論を行います。  初めに、昨年3月11日、東日本大震災から一昨日で1年が経過いたしました。いまだ復興、復旧の足取りは重く、被災された地域住民の皆さんの心労を思うとき、心が締めつけられる思いであります。平成24年3月1日号の広報ふちゅうで、東日本大震災への支援の状況が記事に載っておりました。平成24年4月から宮城県石巻市に職員を1年間派遣し、被災地の支援に取り組まれるなどの記事が載ってございました。府中市としてできることは、今後とも引き続き被災地支援に取り組んでいただきたいと期待をしているところでございます。  それでは、平成24年度府中市一般会計予算について、賛成の立場から討論を行います。  我が国経済は緩やかな景気の回復が進んでいると言われておりますが、新卒者の雇用は依然として厳しいとも言われています。府中市でも企業活動が一時期よりは活発化しているものの、個人の所得の増加につながっているとは言えない状況でございます。こうした状況で、このたびの平成24年度一般会計予算案を見ると、行財政改革の取り組みである集中改革プランの実施などによる経常経費の抑制に取り組まれ、市民に必要な投資的事業は積極的に取り組もうとすることが見受けられるところであります。  さて、平成24年度の予算規模は厳しい経済状況の中で197億6,000万円と、平成23年度に比べ投資的経費の伸びなど、予算規模が4.1%、額にして7億8,000万円の増加となっております。編成内容を見ると、歳入では景気の緩やかな回復基調を反映し、平成23年度に比べ法人市民税が8.8%の増が見込まれておりますが、固定資産税では昨年度に比べマイナス5%と地価の下落傾向に歯どめがかかっていない状況がわかります。市税全体ではマイナス0.3%、総額で約53億8,800万円と昨年度より微減の収入見込みとなっております。一方地方交付税は、平成23年度に引き続き歳入総額のうち最も大きい比率となり、5.2%増の59億3,000万円となっております。地方債の発行は、昨年に比べマイナス2.8%と引き続き減少していますが、そのうち地方交付税の代替措置と言える臨時財政対策債が9億円と、約半分を占めております。また、財源不足を補う財政調整基金からの繰り入れについては、財政の厳しい状況を反映してか4億8,000万円となっております。歳出面では少子高齢化が進み、景気が依然不透明な中で、安全で快適な活力あるまちづくりを目指した予算編成に努められていると思います。  その中で新年度予算の重点項目として感じられるものは、1つには産業振興に必要不可欠な南北道路整備事業でございます。D工区では、既に用地買収はかなり進んでいると聞いておりますが、A工区についてもできるだけ早い時期に整備を期待するものであります。  次に、国府小学校建設事業は、平成24年度で建てかえ等が完了しますが、これまでの一体校とは違う、併用型の小中一貫教育を進めるモデルになるものと期待をいたしております。また、栗生小学校、旭小学校、南小学校の耐震化の取り組みは学校施設の耐震化率100%を目指す事業で、高く評価するものであります。  次に、長年の懸案でありました府中学園西通り道路改良事業は平成24年度で完了と聞いておりますが、これは中心市街地を南北に縦貫し、国道と県道を結ぶ幹線道路であり、中心市街地のにぎわいづくりに寄与する事業として期待するものであります。  次に、エフエムふくやまによる情報発信事業は、市政情報を広報やホームページだけでなく、新たに開局した府中局により、多くの住民にリアルタイムに近い形で放送でき、情報発信力の強化につながると期待をいたしております。さらに緊急時には、被災地でのFM局の役割に大きなものがあったと聞いております。広報車だけではなく、必要な情報を敏速に多くの人に伝えることができるようになったことは市民の安全を確保する上で重要なことであり、大きな意味のあるものだと思っております。そしてこれまで同様、市民が安全で快適な活力あるまちづくりを目指した市政運営を基本として、特定健康診査事業、命のバトン事業、粗大ごみ集積所整備事業、こどもの国耐震化事業、狭隘道路整備等推進事業、まちなか活性化事業、企業立地奨励金事業など、子育て支援や教育、地域産業、安心・安全なまちづくりのために重点を置いた予算化がなされていると思っております。財政状況は厳しい中、市民生活の安心・安全と福祉の充実のため、また市民生活の中で景気の回復が実感できない府中市において、まちなかのにぎわいづくりや高齢化、障害者等に配慮したものを計上され、市民にとって必要性が高い予算措置となっていると考えております。  また、いまだに景気、雇用の先行きが不透明の中で、このたび企業誘致に成功されたことは府中市にとって新たな雇用の場ができたことであり、引き続いて関連する農業生産者に対しても、府中市はもとより周辺市町に大きく寄与することとなったと思っております。今後も積極的な企業誘致、雇用対策に力を入れていただきたいと願っておるところでございます。また、地方独立行政法人府中市病院機構は新年度からスタートします。これから経営の安定化を図りながら、市民の安全・安心を支える医療体制として地域に必要な病院として、支える医療を目指した取り組みの真価が問われることとなります。短期間で成果が出るものではございませんが、新しい取り組みとして大いに期待しているところであります。ごくごく一部の人たちによる反対運動があるようでございますが、府中市4万4,000の人たちの福祉、医療を守る上からも、強力な推進をしていただきたいと願っておるところであります。さきの反対者の中にもありましたように、ありもしないことをあたかも事実のように述べ、不安をあおるだけの運動であってはならないと、私たちは強くこの事業に対する期待をしておるものであります。  最後に、新年度予算化された事業執行については、市民、企業の皆様の理解、協力を得ることはもちろん、行政としても効率的、効果的な予算執行を強烈に推進していただくようお願いする次第であります。今後も財政の健全化に努め、引き続き集中改革プランの実行による行財政改革の着実な実施に取り組むとともに、地域主権時代にふさわしい、府中市の自立が図られるよう取り組まれることを強く要望し、賛成討論とさせていただきます。             (22番議員 平田八九郎君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、能島和男君、反対者。             (19番議員 能島和男君 登壇) ○19番議員(能島和男君) 議案第1号、平成24年度の当初予算に反対の立場で討論を行います。  昨年12月に野田内閣が閣議決定した国の24年度予算案は、衆議院を通過いたしました。税と社会保障の一体改革を先取りして、消費税増税を前提としてその一部を先取りしながら、年金給付や子ども手当の削減、社会保障費を抑制する一方、八ッ場ダム建設再開、原発推進予算の維持、軍事費増額など、浪費をさらに拡大するものとなっております。こうした国の予算編成方針が各地方に内簡等で流され、方針に従った予算をつくらざるを得ない、これが今の現状ではないでしょうか。具体的には医療費や国保税、あるいは介護保険料の負担増大、子ども手当の減額、年少扶養控除の廃止等にあらわれているところであります。  さらに言えば、来年度国の予算は消費税の先取りにとどまらず、広く社会保障など国民生活にかかわる予算を削減するものとなっています。すなわち年金や児童扶養手当、特別児童扶養手当など、高齢者、社会的弱者向けの給付を大幅に削減するほか、地域医療など国民生活に係る補助金、あるいは負担金なども削減の対象としております。また介護職員処遇改善交付金の廃止による障害者自立支援法の介護報酬の実質削減、診療報酬の据え置きなど、医療、介護福祉の危機的状況を打開するどころか、拍車をかけかねないものとなっております。こうした中での府中市の一般会計197億6,000万円の予算組みでありますが、予算を組む立場とすれば大変だったろうと推察できます。  二、三指摘いたしますと、国の社会保障と税の一体改革の路線を踏襲した府中市の行財政改革集中改革プランですが、この名によって福祉を削減、あるいはまた税、保険等住民負担はだんだん増大してきております。特に、高齢化率の高い府中市の弱者にとっては冷たい予算ではないでしょうか。また、先ほども多少出ましたが、新病院スタートに当たっての独法病院への4億円プラス1億円の繰り出しというふうに言われましたけど、この繰り出しについては我々にとってはその裏づけが全く見えないし理解できないところであります。赤字解消計画も願望に等しく、定かではありません。さらに一般会計だけではなくって全体の借金残高が府中市の場合426億8,000万円の見込みだというふうに聞いておりますけれども、借金返済のピークを超えたようであります。繰り上げ償還等がこの間、公債費として計上されておりますが、私はこの返済はもちろん必要でありますけれども、繰り上げ償還等ではなくって、もう少し身近な土木行政――土木の事業に日を当てるとか、あるいはまた補助金等も縮小されておる、こういう感じがいたします。こういう点での予算組みは少々納得できません。  また、24年度予算案を一口に言って、消費税の大幅引き上げ前提としての社会保障と税の一体改革、この国の方針に従って市民への負担増、福祉の削減の予算であること。こうした予算には、私は賛同できない、こういう点を表明いたしまして反対討論といたします。             (19番議員 能島和男君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、大本千香子君、賛成者。             (8番議員 大本千香子君 登壇) ○8番議員(大本千香子君) では、続きまして府中市の一般会計予算について賛成の立場から討論させていただきます。  今回府中市の未来(ゆめ)をつむぐ「絆」予算と名づけられた197億6,000万円の本予算に賛成させていただきます。  昨年の東日本大震災より1年、経済や安全、地域社会のつながり、エネルギー政策、政治も含め、今までの我が国のあり方を大きく根底から見直さなければならないことを実感してきた1年間でありました。何かしてもらうことから、一人から何ができるのか考え実行する、そういったことを問われた1年でもあったと思います。国の予算も税収を超える国債が発行され、先進諸国の中でも債務超過が突出している状況でございます。右肩上がりの思考回路から転換し、いかに持続可能な経営ができるか、リーダーであればだれもが直近の課題として取り組まれていると考えております。  今回の予算は、厳しい財政状況の中で国府小学校の建設、南北道路建設、また新病院建設設計費などの今後の府中市の必要課題に積極的に取り組み、未来への投資に前年比26%増しの投資的な予算の配分となっております。特に数年来議論されてきた2病院の存続が具体的になり、この4月1日より新たな府中市病院機構としてスタートすることになったことは大変に喜ばしいことであります。今回の予算では、地域医療再生事業に6億744万円の予算が計上されております。この計画に対して、市として計画は一貫して2つの病院を病院として残し、地域医療を守ることであったと認識しております。上下地域で病院を守る会の活動をされている方もまた、病院を残し、地域医療を守ることを目的とされており、もとよりこの2つの間に対立すべき問題はなかったはずです。病院をいかにして残すかについて、立場は違うけれども闘ってきた結果、この4月からの病院のスタートまでこぎつけたわけであります。両者とも目的は実現できたと考えております。ここからは新たな病院機構を市民も市も病院関係者もいかに守り育てるかが課題になってまいります。しかしながら、ここに至ってなお守る会の方が病院の独立行政法人認可の差しとめ訴訟を計画されているとの話はにわかに信じがたく、本来、北市民病院を守り残すことを前提とされてきた運動とは異質なものではないかと感じずにはいられません。医師の確保が極めて困難になり、府中地域の中核の2病院が今後存続が危ういという状況になってから数年来、市長も、また市当局も存続のために県とか大学、病院、関連機関、地域の方々などとさまざまな折衝を繰り返す中で、今回の計画が実現することになったと思います。今までの御努力に心より感謝申し上げたい。今後大切な2つの医療資源――病院スタッフ、看護師、医師の方々が働きやすくやりがいを感じていただけるように取り組まれることを重ねてお願いしたいと思います。また、市民の総意としても取り組んでいかなければならないと感じております。  今予算では、限られた財源の中で効率的な財政運営を図り、人件費、物件費などを削減しつつ、経常支出を抑える方向で、より持続可能な府中市の骨格づくりの方向が見えます。今後自主財源比率の向上を図り、国の交付税措置率に左右されにくい財政の構築を図られることを付して、今予算に賛成いたします。             (8番議員 大本千香子君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第1号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 10分間休憩します。                  午後2時10分 ○議長(小野申人君) 再開します。                  午後2時25分            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 休憩前に引き続き討論を行います。  これより議案第2号の討論に入ります。  討論通告者の水田豊君、加藤吉秀君、湯藤弘美君、末宗龍司君は、さきの第25号議案においてまとめて討論されましたので、これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第2号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第3号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第3号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第4号の討論に入ります。  討論通告者の議員水田豊君、瀬川恭志君、湯藤弘美君、末宗龍司君は、さきの第26号議案においてまとめて討論されましたので、これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第4号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第5号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  湯藤弘美君、反対者。             (12番議員 湯藤弘美君 登壇) ○12番議員(湯藤弘美君) それでは、第5号、平成24年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について反対の立場で討論いたします。  75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度の3回目の保険料改定が行われ、今、2012年度の予算審議、これを通して2012年度、2013年度2カ年の保険料が決まります。歳入歳出予算事項別明細書には、前年度が4億1,376万9,000円、本年度の予算4億5,506万円とあり、4,129万1,000円の値上げ、およそ10%アップされるわけです、予算そのものがね。ということで、引き上げに賛成はできません。「医療費が増大するから保険料を上げる」とよく言われますけれども、改定のたびに保険料は上がり、医療は受けにくくなっております。年金は下がる、そこから天引きされる保険料は上がる、長年社会を支えてくれた高齢者に不安が広がっています。  広島県後期高齢者医療広域連合の連合長は、府中市の伊藤市長でございます。昨年の6月1日現在、短期証の交付は1,005人、全国8番目の高さで、府中市はそのうち17名でした。差し押さえも248件、府中市は5人でした。老人保険制度のもとでは、こういったことは絶対にやってはならなかった、そういうことです――今なされていますが。病気になりがちな高齢者から正規の保険証を取り上げるのは冷酷で、差し押さえなどもってのほかだと思います。連合長はもっと国に改善を求めてください。  後期高齢者の保険料値上げを前提とした本議案に反対いたします。             (12番議員 湯藤弘美君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、瀬川恭志君、賛成者。             (14番議員 瀬川恭志君 登壇) ○14番議員(瀬川恭志君) 議案第5号、平成24年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の立場で討論を行いたいと思います。  この後期高齢者制度は県内市町村、広島県内全部が加盟する後期高齢者医療広域連合というところで、この高齢者のいろいろ保険料とか算定をされておるというふうに思います。後期高齢者広域連合の中でいろいろ議論されておりますことを見てみますと、平成24、25年度3.5%の伸び、これが被保険者の伸びというふうになっております。また医療給付費の伸びもそれぞれ3.09%の伸びという中で、医療給付費総額は広島県全体では7,429億円という金額となっておるわけであります。そういう中で、今回広域連合の中で議論されてきたことをいろいろ聞いてみますと、剰余金5億8,000万円、これを保険料の増加抑制に使う。あるいは財政安定化基金の活用というふうな形の中で、平成24年、25年度の2年間で3億7,000万円これに充てると。しかし、平成25年度以降の制度の存続も視野に入れる中で、25年度末での単年度賦課総額の6%相当の基金残高約21億1,000万円を確保する中で平成24年、25年の保険料を抑制をしていくと、こういうふうな形の中で作成されたものが今期のそれぞれの予算額になっておろうと考えるところであります。  この予算を見ますと、当初は14.07%引き上げなければ対応できないという広域連合の考え方の中で、剰余金とか基金の活用によって7.48%に抑える、そういう形の中で今回の後期高齢者医療の保険料が算定されている。こういうふうな中から、今、広島県下で73万9,000名余りの被保険者がおられるわけですが、こういう方の後期高齢者医療を守っていくという立場から、本議案に対して賛成するものであります。             (14番議員 瀬川恭志君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(小野申人君) これより議案第5号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第6号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  水田豊君、反対者。              (2番議員 水田豊君 登壇) ○2番議員(水田豊君) 議案第6号に対して反対討論を行います。  この議案は地方独立行政法人が借金を返すためのもので、いわばトンネルの会計だと、このような説明でございました。しかしながら、借金自体は市がするということで、市がお金を借りるということについては間違いのない事実でございます。市がお金を借りる特別事業債の会計を考えるに当たって、4月からの地方独立行政法人の会計について明らかにしてほしいと、こういうふうなことを質問をいたしましても、それは別法人の会計だからということで明らかにならないとか、4月からスタートする地方独立行政法人の病院について、いまだ新設許可の申請をしていない。つまり、どういう形で新しい病院がスタートするのか全くわかってない。我々に対しても、議会に対しても情報が入ってきていない。  このような中で、新年度に対するこのトンネルの予算を認めてほしいと言われましても何ら判断できない、とても認めることのできない議案であります。まず、新病院の会計を明らかにして、その後に議論を始めるのが当然のことでございまして、以上の理由からこの議案には反対いたします。              (2番議員 水田豊君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、瀬川恭志君、賛成者。             (14番議員 瀬川恭志君 登壇) ○14番議員(瀬川恭志君) 議案第6号、平成24年度府中市病院事業債管理特別会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。  地方独立行政法人法第41条「地方独立行政法人は、長期借入金及び債券発行をすることができない。」、このことに基づきまして、12月議会で府中市病院事業債管理特別会計というものを可決してつくったわけであります。この会計の中で今回処理してありますものは、北市民病院の昨年までの残18億6,575万円を今回24年度で償還する1億6,495万4,000円の費用と、もう一つは、1億731万円、地方独立行政法人府中市病院機構の借入金であります。先ほど言いましたように、地方独立行政法人では長期借入金ができないという中で、この病院事業債管理特別会計で病院機構が借り入れたお金で事業を実施するものであろうというふうに思います。今回これを見てみますと、病院の施設整備で機器の更新等に使う1億幾らというふうな金額を借り入れると。そもそもこの借り入れにつきましては、地方独立行政法人自体でその借入額――先ほど言いました北市民病院から引き継ぐもの、それから新たに借り入れるもの、そういうふうなものすべてを病院機構の中で消化できるという将来見通しの中で借り入れる枠というふうに考えておるところであります。  議会の中でも一定の議論を進めてこの事業債の枠については議論する必要があろうと思いますが、法人そのものが独立性を持って運営をするという形の中で提案をされてきたものと考えておりますので、この議案には賛成をするものであります。             (14番議員 瀬川恭志君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第6号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第7号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第7号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第8号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第8号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第35号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第35号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第36号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第36号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第37号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第37号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第38号及び議案第39号について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第38号及び議案第39号について一括して採決を行います。  本議案2件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案2件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第38号及び議案第39号、計2議案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第40号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第40号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(小野申人君) これより議案第41号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより議案第41号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり)            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより陳情第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  瀬川恭志君、反対者。             (14番議員 瀬川恭志君 登壇) ○14番議員(瀬川恭志君) 「介護保険料」及び「国保税」引き上げの中止を求める陳情書について、反対の立場で討論を行います。  この陳情書は7項目にわたって記載をされております。その中で1項目と4項目はそれぞれ国保税、あるいは介護保険料を引き上げないというものでありますが、この議案については先ほど2号議案、あるいは4号議案、36号議案、あるいは38号議案の中で議論をしてきたように、引き上げなければ特別会計というものが運営できない状況にあるという中で、やはり御理解をいただかなくてはならないのではないかと考えております。  また、3番目の、短期保険証や資格証明書の発行、これを行わないということを言われておるわけですが、制度の公平、あるいは意識の喚起をしていただくためには、こういう制度できちっとしたことをする必要があるのではないかと考えるところであります。  また、5番目の介護サービスの充実については、今回いろいろと介護保険制度の中で充実を行ってきたところであります。訴えられましたように、58床の増床であるとか短期入所の増床、あるいはデイサービスの定員の増など拡充を行ってきているわけですが、拡充を行うということはそれなりに給付費が上がってくるということもあるわけでありまして、その辺を一体的に考えていく必要があるのではないかと考えるところであります。  それから、6番目の特別養護老人ホームの増床を実施してください――要望されることはわかります。増床すると、先ほども言いましたように、給付費の増額になってくるというふうなところもありますから、そういうふうに片一方で値上げをしない、片一方で値上げを求めると、相反することだというふうに考えるところでありますので、その辺について十分御理解をいただきたいと思います。  また、2番目と4番目で国庫負担金をふやすという陳情がなされておるわけでございますが、今、国でも議論がなされております社会保障と税の一体改革、こういうことの中でもやはりその保障を堅持していくためには歳入が不可欠であると。そうすると、今、一体改革の中で議論されているのは消費税ということでもあろうかと思います。国の財政状況を見ると、平成24年度、国の予算総額に占める皆さんからいただく税金と国債の発行額、そういうところも見る中で、国の財政状況がどういうものであるかということも、我々は市民であると同時に国民でありますので、その辺についても考えていく必要があろうかと思います。  そういう中で、確かに思いとしては受けとめるところもあるわけですが、すんなりとそれに賛成することはできないのであります。そういう意味からして、この陳情書には反対をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。             (14番議員 瀬川恭志君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、湯藤弘美君、賛成者。             (12番議員 湯藤弘美君 登壇) ○12番議員(湯藤弘美君) 「介護保険料」及び「国保税」引き上げの中止を求める陳情書に、賛成の立場で討論を行います。  この陳情書は5つの団体から出されました。陳情趣旨に、暮らしの面では長引く不況と円高で住民の暮らしと営業は極めて深刻な中、国保税と介護保険料、さらに後期高齢者も負担が重くなる状況が述べられております。  また「野田民主党政権が国民世論に背をむけておしすすめる「消費税の増税と社会保障の一体改革」で年金制度をはじめ、社会保障制度の大幅な切り捨て、国民の負担増の押しつけはかつてない、くらし破壊の「改悪」です。こうした政治状況の中で、市の国保税・介護保険料の引き上げは決して納得できません。」、このようにございます。これが趣旨です。  国保税と介護保険料の引き上げは、先ほど可決されました。しかし陳情事項には、まだ5項目ございます。  2番目が、先ほど反対者が述べられましたけども、国保の国庫負担をふやすように国へ働きかけてください。一番最後の7番目も、介護保険への国庫負担金をふやすように働きかけてください。市長は働きかけてくださっておりますけれども、もっともっと働きかけていただきたいと思うわけです。  先ほど反対者は国の財政状況でやむを得ない、お金がないというように言われましたけれども、国のほうではまだ政党助成金など、私たちから見ればもっと国民に回すべき財源がたくさんございます。  3番目は「短期保険証や資格証明書の発行をやめてください」。そして6番目「特別養護老人ホームの増床を実施してください」。このたび58床を2つの事業所で実施の方向ですけども、実際には待機者にはまだ足りるとは思えません。こういった5つの願い、これはもっともなことであり、社会保障については自治体の役割でもあると考え、本陳情に賛成するものです。             (12番議員 湯藤弘美君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより陳情第1号の採決をいたします。  本陳情に対する委員長の報告は不採択でありますので、本陳情を採択するかどうかについて採決いたします。  本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立少数であります。  よって、本陳情は、不採択とすることに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 日程第39、発議第1号、府中市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。  平田八九郎君から提案理由の説明を求めます。             (22番議員 平田八九郎君 登壇) ○22番議員(平田八九郎君)                                  発議第1号           府中市議会委員会条例の一部改正について  府中市議会委員会条例の一部を改正する条例案を次のとおり提出する。   平成24年3月13日                           提 出 者                             府中市議会議員                               平 田 八九郎                               門 田 耕 爾                               戸 成 義 則                               加 藤 吉 秀                               能 島 和 男                               末 宗 龍 司 府中市議会委員会条例の一部を改正する条例案  1枚めくっていただいて、 府中市議会委員会条例の一部を改正する条例  府中市議会委員会条例(昭和46年府中市条例第24号)の一部を次のように改正する。  第2条第2号中「、府中市立府中北市民病院」を削る。    附 則  この条例は、地方独立行政法人府中市病院機構の設立の日から施行する。  1枚めくっていただいて、提案理由及び要綱。  府中市病院事業の設置及び管理等に関する条例(平成15年府中市条例第79号)の一部改正に伴い、所要の整備を行うため、この条例案を提出するものです。  施行期日、地方独立行政法人府中市病院機構の設立の日。  以上でございます。全員の御賛同をよろしくお願いします。             (22番議員 平田八九郎君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて提案理由の説明を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 休憩します。                  午後2時54分 ○議長(小野申人君) 再開いたします。                  午前2時54分            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより発議第1号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、発議第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより発議第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  小川敏男君、反対者。             (9番議員 小川敏男君 登壇) ○9番議員(小川敏男君) 発議第1号、府中市議会委員会条例の一部改正について反対いたします。  反対の理由は、2病院を統合する地方独立行政法人化は中山間地の医療を守ることにつながらないし、上下地域を切り捨てることになることから反対いたします。             (9番議員 小川敏男君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、戸成義則君、賛成者。             (15番議員 戸成義則君 登壇)
    ○15番議員(戸成義則君) 発議第1号、府中市議会委員会条例の一部改正について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  けさほどの議会運営委員会の中にも出ておりますが、この件についてでございますが。この条例の改正のもととなっておりますのが、皆さん御承知のように府中市病院事業の設置及び管理等に関する条例の一部改正に伴いまして――昨年12月議会で成立をいたしておりますけれども、これに基づきまして、今回はこの条例に連動した、議会の委員会の条例の改正でありますので、これは賛成をいたしたいと思います。以上。             (15番議員 戸成義則君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより発議第1号の採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 日程第40、意見書案第1号、消費税10%へのアップと社会保障の切り捨て中止を求める意見書の提出についてを議題といたします。  能島和男君から提案理由の説明を求めます。             (19番議員 能島和男君 登壇) ○19番議員(能島和男君) それでは、意見書案第1号を提案させていただきます。                                意見書案第1号  消費税10%へのアップと社会保障の切り捨て中止を求める意見書の提出について  地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「消費税10%へのアップと社会保障の切り捨て中止を求める意見書」を、別紙のとおり提出する。                               平成24年3月13日   府中市議会議長     小 野 申 人 様                           提 出 者                             府中市議会議員                               能 島 和 男                               湯 藤 弘 美  全文読んで提案といたします。     消費税10%へのアップと社会保障の切り捨て中止を求める意見書(案)  国民の暮らしと社会経済は、長引く不況と円高に加え、東日本大震災、福島原発事故により、かつてない深刻な状況にある。こうした中、民主党政権は、「社会保障・税の一体改革」と称して、社会保障の連続改悪を進めながら、消費税の税率を今の2倍の10%にしようとしている。これは過去に類のない、最悪の「消費税増税と社会保障の一体改悪」にほかならない。  消費税を10%にすれば、家計や個人消費が冷え込み、一層景気が悪化することは明らかである。また、社会保障改悪では、年金支給額の切り下げや、支給開始年齢の引き上げ、医療費の定率窓口負担に加えた新たな定額負担増などが計画されており、国民の命と健康を根底から脅かすことになる。  社会保障の財源は、「聖域」を設けずに、歳出の無駄を削減し、負担能力に応じた税、社会保険料で賄うという、応能負担の原則を貫いて確保すべきである。  よって、国におかれては、次の事項を実現されるよう強く求める。                    記 1 年金支給開始年齢の引き上げや医療費の窓口負担増など、社会保障の切り捨てをやめること。 2 消費税の大増税を中止すること。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。   平成24年3月13日                              広島県府中市議会  よろしくお願いします。             (19番議員 能島和男君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて提案理由の説明を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 休憩します。                  午後3時1分 ○議長(小野申人君) 再開いたします。                  午後3時1分            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第1号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、意見書案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第1号の討論に入ります。  ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第1号の採決をいたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立少数であります。  よって、本案は、否決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 日程第41、意見書案第2号、国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書の提出についてを議題といたします。  平田八九郎君から提案理由の説明を求めます。             (22番議員 平田八九郎君 登壇) ○22番議員(平田八九郎君)                                意見書案第2号       国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書の提出について  地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書」を、別紙のとおり提出する。                               平成24年3月13日   府中市議会議長     小 野 申 人 様                           提 出 者                             府中市議会議員                               平 田 八九郎                               末 宗 龍 司  1枚めくっていただいて、案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。         国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書(案)  国民健康保険は、他の医療保険に比べて高齢者や低所得者を被保険者として多く抱え、その財政基盤は極めて脆弱であり、高齢化の急速な進展等による医療費の増加とこれに伴う保険料(税)負担の増大や、昨今の厳しい経済状況による収納率の低下等のため、その事業運営は極めて憂慮すべき状況にあり、市町村及び被保険者の負担も過重なものとなっている。  国は、国民が等しく必要な医療を受けられる国民皆保険制度を維持する責任を有するものであり、国民健康保険制度が直面する諸課題の解決に向けて、その責任を果たすことが今まさに求められているところである。  よって、国においては、国民健康保険制度の安定的かつ健全な運営を図るため、次の事項について特段の措置を講じるよう要望する。                    記  1 国民健康保険制度と他の保険制度との負担の公平化を図り、長期的に安定したものとなるよう、医療保険制度の一本化等の抜本的な改革を早期に行うこと。なお、制度改革を行うにあたっては、地方自治体の意見を十分尊重し、新たな地方負担や保険料(税)負担を招かないよう配慮すること。  2 国民健康保険の運営に支障を来さないよう、地域経済情勢、被保険者の年齢構成等、市町村の個別事情に即応した国民健康保険関係予算の措置を講じること。  3 調整交付金の算定にあたっては、事業の安定的運営に資するという制度の趣旨に鑑み、単に保険料(税)の収納率による減額措置を廃止すること。  4 保険料(税)の統一的な減免制度を創設するとともに、十分な財政措置を講じること。  5 被用者保険の資格得喪情報については、保険者への通報制度を確立するとともに、市町村からの照会に対して情報提供が得られるよう配慮すること。  6 離職者に係る保険料(税)の減免措置については、今後の雇用、失業情勢等を踏まえ、継続的な財政支援措置を講じること。  7 制度改正に伴う電算システム改修経費については、地方の財政負担を招かないよう、国の責任において十分な財政措置を講ずること。  8 児童や重度心身障害者等への医療費助成制度等、市単独事業実施に対する療養給付費負担金及び普通調整交付金の減額算定措置を廃止すること。  9 保険者に義務付けられる特定健診、特定保健指導に係る事業費等について、十分な財政措置を講じること。  10 安定的で持続可能な医療保険制度を確立するため、保険財政の安定化や保険料(税)の平準化の観点から、市町村単位から都道府県単位への広域化実現に向けた取り組みを強化すること。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。   平成24年3月13日                              広島県府中市議会  全員の御賛同をよろしくお願いします。             (22番議員 平田八九郎君 降壇)
    ○議長(小野申人君) これにて提案理由の説明を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 休憩します。                  午後3時8分 ○議長(小野申人君) 再開いたします。                  午後3時8分            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第2号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、意見書案第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第2号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  能島和男君、反対者。             (19番議員 能島和男君 登壇) ○19番議員(能島和男君) それでは、今提案されました国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書の提出について、反対の立場で討論いたします。  国保の問題でありますが、全体的には今日的な社会保障制度の問題点の多くを包含しておりますので、多少立ち入って討論をさせていただきます。  1961年に社会保障としてすべての国民に医療を保障する国民健康保険事業が始まってから、ことしでちょうど半世紀になります。だれでもどこでもいつでも保険医療を受けられる、国民皆保険制度のスタートでありました。しかし第二次臨時行政調査会、中曽根臨調に始まる医師抑制政策と医療構造改革の医療費抑制、医療崩壊という言葉に象徴されるように、国民の医療権を奪ってきたのがこの間であります。また、国民健康保険はこの間、加入者の構成が非正規労働者と無職の低所得者の多数となり、保険料収入が激減したのも事実であります。  一方で、国庫支出金が半減したために、保険料が高額化し、滞納に拍車をかけておりますし、さらに収納率の低下に対するペナルティーとして、市町村への普通調整交付金減額の圧力は滞納者へのペナルティーとしての短期保険証とめ置き、資格証明書、財産差し押さえという締めつけが玉突き現象となっております。これが受診抑制という形で、所得格差と命と健康の格差へと直結しております。  この夏発表された社会保障・税一体改革の工程表に、国保財政の基盤強化として国民健康保険事業を市町村から引き上げ、都道府県単位化することが上げられております。その露払いとして、保険税滞納の整理が一斉に取り組まれているようであります。しかし都道府県単位でまとめても黒字になるはずはなく、想定されるのは大幅な保険料引き上げです。そもそも命が金勘定のそろばんに乗せてられていいものなのか、瀕死の国民健康保険制度を再生させるには、共助としての国保から社会保障としての国保への回帰が必要ではないでしょうか。  今日的国保が抱える問題点をかいま見ますと、国民健康保険は多くの非正規労働者と無職者が多数を占めておるようであります。若干ダブりますが、変化と貧困化が急速に進んでいること、非正規労働者は2009年に1,721万人で、賃金は男性がざっと220万円平均であります。女性が172万円平均となっております。加入世帯の貧困化で国保税が払えない状況が滞納件数を増加させています。さらに国保税はなぜ高いのか、1つは事業主の負担がないということであります。国保における重い保険税負担は、そもそも社会保障における社会的賦与部分の一翼を担う事業主負担が存在しないことであります。  2つには、資産割や応益割の存在です。国保税は応益割と応能割によって算定され、応能割は世帯の支払い能力に応じて賦課されております。応益割のほうは、世帯の支払い能力に関係なく等しく賦課されております。しかし他の医療保険、健康保険や共済などは、保険算定に当たっては被保険者の給与を標準報酬月額に当てはめ、定率の保険料が導き出されるという仕組みであって、まさに国保への矛盾が集中している状況であります。  3つ目は、国庫負担金の減少です。国が国保への負担金を大幅に削ってきました。市町村国保に対する国庫支出金の割合は1979年が最高で、国保総収入の62.4%を占めております。政府は1984年に国保法を改悪し、国保の医療部分への負担率を45%から38.5%に引き下げたのです。この医療費の38.5%への引き下げは、それまでの国庫負担率を医療費の45%としていたのを医療費給付の50%と改定したことによるものであります。  次に問題になるのは、生存権における問題であります。項目だけ触れてみますと、1つは、先ほど言いましたが、ペナルティーとしての短期保険者証、国保資格証明書の発行、あるいは財産の差し押さえであります。府中市の発行件数、また発行率は県内でも高いほうであります。これによって医者にかかりにくい、かかりづらい状況が生まれておるわけであります。特別な事情がないのに未納が1年半を超えると、給付の差しとめ及び財産の差し押さえをやる場合も生まれているということであります。また、診療時の患者の一部負担が1割から3割となっておりますが、これは世界的にも極めて高い金額だと言われております。保険診療の医療費に占める自己負担の金額及び割合が極めて高く、受診抑制につながっていると言われております。  さらに国保法の第44条には、特別の理由のある被保険者に対しては一部負担金の減免、支払い猶予を行うとしておりますが、実際にはほとんどやられていないのが実態であります。  以上、今日的な国保が抱える問題点を見てきましたが、端的に申し上げまして、1つは1984年の国保制度の改悪により、歳入に占める国庫支出金の割合が大幅に減少したこと。さらに国保加入者の6割が、先ほど言いましたように無職、低所得者が占めておる。また3点としては、払いたくても払えない国保料によって収納率が低下、ペナルティーによる普通調整交付金の減額、それに伴う財政収支の悪化、さらに国保料の値上げを抑えるための法定外繰入金については、法定外繰り入れを行ってこなかった、こういう点が累積赤字の要因になっているようであります。当面、私はこの4点を改善すれば、少なくとも今の国保会計は健全化へ向いていくと思うわけであります。広域化したとか、あるいは一本化などを進めたら、ますます国保会計は悪化し、加入者負担は増額していく。こういうふうな立場から、この意見書の採択には賛成できない、反対するものであります。  以上を反対の討論といたします。             (19番議員 能島和男君 降壇) ○議長(小野申人君) 続いて、末宗龍司君、賛成者。             (16番議員 末宗龍司君 登壇) ○16番議員(末宗龍司君) それでは、意見書第2号、国民健康保険制度の充実・強化を求める意見書でございますが、賛成の立場で討論をさせていただきます。  ただいま反対者から、この国民健康保険制度に対する歴史変遷、また制度の問題点等についてさまざまな角度から指摘がございました。私も議員として非常に含蓄のあるお言葉だと、このように受けとめております。  ただ、私たちは、先ほど議案第25号でも申し上げましたが、この国民健康保険の財政基盤は、ただいま言われましたように極めて脆弱な状態にあります。そして議案第25号でも保険料の値上げということに賛成討論もいたしましたが、そうはいってもこの国民健康保険制度を持続的に可能なものにしていかなくちゃならないというのが私が考える一番のところでございます。そうした中にあって、限りなく高齢化が進みまして、保険給付費が今後ますます伸びていくことが想像されるわけでございます。そうした中、一自治体ではいずれ限界が来るときがあるであろうということで、一自治体じゃなしにもう少し広域で財政基盤を安定させ、さらなる――この国民健康保険制度を将来にわたり持続可能な制度にしていかなくちゃならないという意味で、この意見書を提出をしているところでございます。  先ほど反対者が言われました――広域になると保険料が値上がりするんじゃないかと、こういう御意見もございました。私たちも一番最初の項に、この医療保険制度の一本化等の抜本的な改革を求めております。ただし、そこに続いて「なお制度改革を行うにあたっては、地方自治体の意見を十分尊重し、新たな地方負担や保険料(税)負担を招かないよう配慮すること」と、これはいずこの自治体も同じ思いでございます。  そうした意味で、私たちは第一義的にこの国民健康保険制度が将来にわたりこれを維持していくと、こういう1点におきましてこの意見書を提案しております。そういった意味で、賛成討論といたします。どうかよろしくお願いいたします。             (16番議員 末宗龍司君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第2号の採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 日程第42、意見書案第3号、ウイルス性肝炎患者の救済に関する意見書の提出についてを議題といたします。  末宗龍司君から提案理由の説明を求めます。             (16番議員 末宗龍司君 登壇) ○16番議員(末宗龍司君)                                意見書案第3号        ウイルス性肝炎患者の救済に関する意見書の提出について  地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、厚生労働大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「ウイルス性肝炎患者の救済に関する意見書」を、別紙のとおり提出する。                               平成24年3月13日   府中市議会議長     小 野 申 人 様                           提 出 者                             府中市議会議員                               平 田 八九郎                               能 島 和 男                               末 宗 龍 司  それでは、案文の朗読によりまして提案にかえさせてもらいます。          ウイルス性肝炎患者の救済に関する意見書(案)  我が国のB型・C型肝炎感染者、患者は約350万人と推計され、その大半は血液製剤の投与、輸血、集団予防接種における注射針や注射筒の使い回しなどの医療行為による感染で、国の責任による医原病とされている。また、ウイルス性肝炎は、慢性肝炎から高い確率で肝硬変、肝臓がんに進行し、命が危険となる重大な病気である。  このような中、さまざまな運動や世論の高まりもあり、平成21年12月には肝炎対策基本法が制定され、また同法に基づき昨年5月には肝炎対策の推進に関する基本的な指針が策定されるなど、肝炎対策が総合的に推進されている。  しかしながら、平成20年1月に制定された薬害肝炎救済特別措置法では血液製剤投与等の証明が困難であるため、多くの患者が救済の対象にならないなど、すべての患者が納得できるような救済策が講じられているとは言いがたい状況である。  よって、国におかれては、すべてのウイルス性肝炎患者救済のため、次の事項について速やかに必要な措置を講ずるよう、強く要望する。                    記  1 肝炎対策基本法をもとに、患者救済に必要な法整備・予算化を進め、全患者の救済策を実行すること。  2 救済特措法による救済の枠組みを広げ、カルテ以外の記録、医師らの証明、患者・遺族の記憶、証言などをもとに、特定血液製剤の使用の可能性のあるC型肝炎患者を広く救済するとともに、救済特措法の期限を延長すること。  3 集団予防接種が原因とされるB型肝炎患者の救済策を講ずること。  4 肝庇護薬、検査費用、通院費への助成、肝炎治療費への支援、生活保障を行い、肝硬変・肝がん患者への支援策を進めること。  5 ウイルス性肝炎の治療体制・治療環境の整備、治療薬・治療法の開発促進、治験の迅速化などを図ること。  6 医原病であるウイルス性肝炎の発症者に、一時金もしくは健康管理手当などを支給する法制度を確立すること。  7 肝炎ウイルスの未検査者、ウイルス陽性者の未治療者の実態を調査し、早期発見・早期治療につなげる施策を講ずるとともに、ウイルス性肝炎への偏見差別の解消、薬害の根絶を図ること。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。   平成24年3月13日                              広島県府中市議会  どうかよろしくお願いをいたします。             (16番議員 末宗龍司君 降壇) ○議長(小野申人君) これにて提案理由の説明を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 休憩します。                  午後3時28分 ○議長(小野申人君) 再開します。                  午後3時30分            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第3号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第3号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野申人君) 御異議なしと認めます。  よって、意見書案第3号については、委員会の付託を省略することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第3号の討論に入ります。
     ただいまのところ通告はありませんので、討論を終結いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これより意見書案第3号の採決をいたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(小野申人君) 起立多数であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 以上で今期定例会の会議に付議された事件はすべて議了いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) 休憩いたします。                  午後3時31分 ○議長(小野申人君) 再開します。                  午後3時37分            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野申人君) これにて平成24年第1回府中市議会定例会を閉会いたします。                  午後3時37分  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     平成  年  月  日        府中市議会 議  長        府中市議会 議  員        府中市議会 議  員...