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平成21年第1回定例会(第5号 3月19日)

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  1. 府中市議会 2009-03-19
    平成21年第1回定例会(第5号 3月19日)


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    平成21年第1回定例会(第5号 3月19日)            平成21年第1回府中市議会定例会会議録  平成21年3月19日午前11時府中市議会定例会を本市議事堂において再開した。 1 出席議員       1番  瀬川恭志君          2番  水田 豊君       3番  大本千香子君         4番  末宗龍司君       5番  沖田浩子君          6番  加藤吉秀君       7番  原田 學君          8番  小野申人君       9番  金子徳光君         10番  小川敏男君      11番  桑田由治君         12番  湯藤弘美君      13番  丸山茂美君         14番  片山剛三君      15番  桑田伸太郎君        16番  戸成義則君      17番  松坂万三郎君        18番  小森龍太郎君      19番  小田敏雄君         20番  能島和男君      21番  棗田澄子君         22番  山本廣文君      23番  平田八九郎君 1 欠席議員   な し 1 説明のため出席した者  市長          伊藤吉和君      副市長         石岡勝朗君
     副市長         小原紘一郎君     教育長         目﨑仁志君  総務部長        門田 隆君      建設部長        田原春二君  教育部長        本多 進君      人事秘書課長      佐竹達司君  総務課長兼選管事務局長 佐藤眞二君      企画財政課長      石川裕洋君  税務課長        武田英三君      商工観光課長      藤田康彦君  市民課長        粟根誠司君      医療国保課長      伊達速人君  児童課長        九十九浩司君     保健課長        秋山 元君  府中北市民病院事務長  瀬尾篤士君      湯が丘病院事務長    滝口道博君  環境整備課長      落合成彦君      福祉事務所長      真田和美君  監理課長        藤岡敏秋君      用地課長        前原裕吉君  土木管財課長      三島輝雄君      まちづくり課長     橘髙参吉君  下水道課長       近藤徳雄君      農林課長兼農委事務局長 西本修二君  上下支所長       石田文夫君      監査事務局長      田中智文君  会計課長        坂永年弘君      水道課長        河原誠治君  教委総務課長      柿原延孝君      学校教育課長      宇根眞砂子君  生涯学習課長      清水容知君      図書館長        滝口浩文君 1 事務局及び書記  議事係長        岡田武司君      主任主事        谷本育子君 1 本日の会議に付した事件 第1 決議案第1号 瀬川恭志議長に対する不信任決議 第2 議案第43号 教育委員会の委員の任命について 第3 議案第13号 甲双衛生組合規約の変更について 第4 議案第14号 市道路線の認定について 第5 議案第15号 財産の処分について 第6 議案第16号 府中市土地開発公社定款の変更について 第7 議案第17号 土地の取得について 第8 議案第18号 訴えの提起について 第9 議案第19号 府中市多目的広場設置及び管理条例の制定について 第10 議案第20号 府中市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について 第11 議案第21号 府中市学校教育施設整備基金条例の制定について 第12 議案第22号 府中市監査委員条例の一部改正について 第13 議案第23号 府中市部課設置条例の一部改正について 第14 議案第24号 府中市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条           例の一部改正について 第15 議案第25号 府中市手数料条例の一部改正について 第16 議案第26号 府中市立保育所条例の一部を改正する条例の一部改正について 第17 議案第27号 府中市老人医療費助成条例の一部改正について 第18 議案第28号 府中市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部改正につい           て 第19 議案第29号 府中市介護保険条例の一部改正について 第20 議案第30号 府中市営住宅設置及び管理条例の一部改正について 第21 議案第31号 府中市特定公共賃貸住宅設置及び管理条例の一部改正について 第22 議案第32号 府中市放課後児童クラブ条例の一部改正について 第23 議案第33号 府中市公民館条例の一部改正について 第24 議案第34号 府中市文化センター設置及び管理条例の一部を改正する条例の一部           改正について 第25 議案第 1号 平成21年度府中市一般会計予算について 第26 議案第 2号 平成21年度府中市国民健康保険特別会計予算について 第27 議案第 3号 平成21年度府中市老人保健特別会計予算について 第28 議案第 4号 平成21年度府中市公共下水道事業特別会計予算について 第29 議案第 5号 平成21年度府中市介護保険特別会計予算について 第30 議案第 6号 平成21年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について 第31 議案第 7号 平成21年度府中市水道事業会計予算について 第32 議案第 8号 平成21年度府中市病院事業会計予算について 第33 議案第35号 平成20年度府中市一般会計補正予算(第5号)について 第34 議案第36号 平成20年度府中市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につ           いて 第35 議案第37号 平成20年度府中市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)に           ついて 第36 議案第38号 平成20年度府中市介護保険特別会計補正予算(第3号)について 第37 議案第39号 平成20年度府中市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)に           ついて 第38 議案第40号 平成20年度府中市水道事業会計補正予算(第3号)について 第39 議案第41号 平成20年度府中市病院事業会計補正予算(第2号)について 第40 議案第42号 平成20年度府中市一般会計補正予算(第6号)について 第41 発議第 1号 府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について 第42 発議第 2号 府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について 第43 陳情第 1号 家庭ゴミの「有料化問題」に関する陳情書 (平成20年)   (閉会中継続審査申出 厚生常任委員会) 第44 陳情第 2号 子供の医療費助成制度対象年齢拡大を求める陳情書 (平成20年)   (閉会中継続審査申出 厚生常任委員会) 第45 意見書案第1号 保険業法改定の趣旨に沿って自主共済の適用除外を求める意見書            の提出について 第46 意見書案第2号 今後の保育制度の検討に係る意見書の提出について 第47 意見書案第3号 労働者派遣法の抜本的な改正を求める意見書の提出について           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) ただいまから本日の会議を開きます。 午前10時58分 ○議長(瀬川恭志君) 本日の議事は、お手元に配付しております議事日程表により、順次議事を進めたいと思います。 日程第1 決議案第1号 瀬川恭志議長に対する不信任決議 日程第2 議案第43号 教育委員会の委員の任命について 日程第3 議案第13号 甲双衛生組合規約の変更について 日程第4 議案第14号 市道路線の認定について 日程第5 議案第15号 財産の処分について 日程第6 議案第16号 府中市土地開発公社定款の変更について 日程第7 議案第17号 土地の取得について 日程第8 議案第18号 訴えの提起について 日程第9 議案第19号 府中市多目的広場設置及び管理条例の制定について 日程第10 議案第20号 府中市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について 日程第11 議案第21号 府中市学校教育施設整備基金条例の制定について 日程第12 議案第22号 府中市監査委員条例の一部改正について 日程第13 議案第23号 府中市部課設置条例の一部改正について 日程第14 議案第24号 府中市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 日程第15 議案第25号 府中市手数料条例の一部改正について 日程第16 議案第26号 府中市立保育所条例の一部を改正する条例の一部改正について 日程第17 議案第27号 府中市老人医療費助成条例の一部改正について 日程第18 議案第28号 府中市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部改正について 日程第19 議案第29号 府中市介護保険条例の一部改正について 日程第20 議案第30号 府中市営住宅設置及び管理条例の一部改正について 日程第21 議案第31号 府中市特定公共賃貸住宅設置及び管理条例の一部改正について
    日程第22 議案第32号 府中市放課後児童クラブ条例の一部改正について 日程第23 議案第33号 府中市公民館条例の一部改正について 日程第24 議案第34号 府中市文化センター設置及び管理条例の一部を改正する条例の一部改正について 日程第25 議案第 1号 平成21年度府中市一般会計予算について 日程第26 議案第 2号 平成21年度府中市国民健康保険特別会計予算について 日程第27 議案第 3号 平成21年度府中市老人保健特別会計予算について 日程第28 議案第 4号 平成21年度府中市公共下水道事業特別会計予算について 日程第29 議案第 5号 平成21年度府中市介護保険特別会計予算について 日程第30 議案第 6号 平成21年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について 日程第31 議案第 7号 平成21年度府中市水道事業会計予算について 日程第32 議案第 8号 平成21年度府中市病院事業会計予算について 日程第33 議案第35号 平成20年度府中市一般会計補正予算(第5号)について 日程第34 議案第36号 平成20年度府中市国民健康保険特別会計補正予算(第3 号)について 日程第35 議案第37号 平成20年度府中市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について 日程第36 議案第38号 平成20年度府中市介護保険特別会計補正予算(第3号)について 日程第37 議案第39号 平成20年度府中市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 日程第38 議案第40号 平成20年度府中市水道事業会計補正予算(第3号)について 日程第39 議案第41号 平成20年度府中市病院事業会計補正予算(第2号)について 日程第40 議案第42号 平成20年度府中市一般会計補正予算(第6号)について 日程第41 発議第 1号 府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について 日程第42 発議第 2号 府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について 日程第43 陳情第 1号 家庭ゴミの「有料化問題」に関する陳情書 (平成20年)  (閉会中継続審査申出 厚生常任委員会) 日程第44 陳情第 2号 子供の医療費助成制度対象年齢拡大を求める陳情書 (平成20年)   (閉会中継続審査申出 厚生常任委員会) 日程第45 意見書案第1号 保険業法改定の趣旨に沿って自主共済の適用除外を求める 意見書の提出について 日程第46 意見書案第2号 今後の保育制度の検討に係る意見書の提出について 日程第47 意見書案第3号 労働者派遣法の抜本的な改正を求める意見書の提出について           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 日程第1、決議案第1号、瀬川恭志議長に対する不信任決議を議題といたします。  地方自治法第117条の規定により、除斥となりますので、退席いたします。  休憩します。 午前10時58分 ○副議長(末宗龍司君) 再開します。 午前10時59分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(末宗龍司君) 決議案第1号について、水田 豊君から提案理由の説明を求めます。      (2番議員 水田 豊君 登壇) ○2番議員(水田 豊君) それでは、瀬川恭志議長に対する不信任決議案、提案理由を述べさせていただきます。  今日、地方自治体をめぐる情勢は極めて厳しいものがあります。本市も財政を初めとして多くの困難な課題を抱えています。府中市議会は、こうした状況下にあって府中市行政が正常に市政を執行していくようにチェック機能を果たすことが大きな責任があるというふうに思います。それには一にも二にも議員同士が尊重し合い、話し合い、研さんを積むことだと、このように思うところでございます。  こうした中、社会クラブ自由クラブ新政クラブの3会派により議長の議会運営について、この間、再三口頭で、また文書で申し入れをし、見解を求めたところでございます。その内容につきましては、一つは、府中市議会議員政治倫理条例についてでございます。職業の自由を定めた憲法に抵触する疑念、特定の議員を最初からねらい撃ちしたものだという、この疑念が払拭できないうちに条例に基づく発動は見合わせるべきであること。2つ目、これは私の所属審議会の件がいまだ決定がなされていないということ。それから3つ目、府中市の財政について、これだけ厳しい財政状況にある中、徹底的にこの府中市財政の行く末について議員でも議論をすべきということから特別委員会を設置して財政問題について議員で議論をしようではないかと、こういう提案をしておるところでございます。こういう申し入れについて、今まで返事がないと、こういうことでございます。  特に、議会初日、議員政治倫理条例に基づいて松坂万三郎議員に対して、審査結果の市民への公表と警告措置の実施が決定をされました。審査会は松坂議員が親族の経営する会社の実質経営者なのか、支配権を有しているのか、そして利益誘導を行政に働きかけたのか、この点について一切明らかにすることはありませんでした。ただ、親族が経営する会社が府中市と道路舗装工事の請負契約を結んだ、その一点が理由となっておるということでございます。これでは特定の議員を辞職に追い込む政争の道具だという主張に反論はできないというふうに思います。事実の検証も行われず、最初から結論は決まっているような議会運営をするべきではない、このように思うところでございます。本来、議長は議会軽視を排除し、議会の権能を強め、円満な議会運営を進める職責があるにもかかわらず、ただ単に市長に追従しているだけであり、何ら責任ある対応をされていない。よって、瀬川恭志議長に対する不信任決議を行うものであります。2009年3月19日。以上、よろしく決議のほどお願いを申し上げます。      (2番議員 水田 豊君 降壇) ○副議長(末宗龍司君) これにて提案理由の説明を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(末宗龍司君) 休憩します。 午前11時03分 ○副議長(末宗龍司君) 再開いたします。 午前11時03分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(末宗龍司君) これより決議案第1号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(末宗龍司君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております決議案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(末宗龍司君) 御異議なしと認めます。  よって、決議案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(末宗龍司君) これより決議案第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  能島和男君、反対者。      (20番議員 能島和男君 登壇) ○20番議員(能島和男君) 議長の指名がありましたので、決議案第1号に反対の立場で討論いたします。  最初に申し上げたいのは、議長不信任案というものは、100条調査権の発動と同じように、数十年に1回出されるかどうか、これが議会筋の常識であります。府中市議会におきましても、30年来こうした不信任決議は出されなかった。ところが、最近になって確かな事由もないのにパフォーマンス的に動議を出されております。これは市民に選ばれた議員として市議会の権威をみずから低め、もてあそぶがごとき政争の具としての稚気、幼い稚気にすぎないと思われます。出すなら市民がそうじゃのうというような事由で出すべきだということをまずもって申し上げたいと思うのであります。  さて、議長不信任の理由として上げられている一つの問題は、政治倫理条例にかかわって出されておりますが、この点について申し上げたいのでありますが、私は条例の提案者の一人として、また政治倫理審査会の委員長としていろんな場で再三申し上げておりますように、政治倫理条例は特定の議員をねらい撃ちにしたものではなく、全国の市で議決されている標準に近い内容で提案し、可決されているものであり、条例になっておるのであります。政治倫理条例可決に当たっては議長に表決権はないため、本条例案制定について議長は直接関与しておらず、これを不信任の理由として用いるのは提案権の乱用である、こういうふうにまずもって申し上げたいのであります。  また、議長は条例に基づく発動を見合わせるべきであるということを上げておられますが、議長が条例に規定する措置をとらなかった場合、これこそ条例違反に問われるもので、議会人として議会で可決された条例を守るのは、決議案の趣旨には到底賛成しがたいのであります。  また、決議案において提案者である3会派の方々は、政治倫理条例は政争の具だとして反対したと言われておりますが、政争の道具として政治倫理条例を持ち出してきたのは、本決議案の提案者の皆さん方ではなかったでしょうか。さらに、松坂議員に対する辞職勧告決議を認めたことでも明らかであると述べられていますが、辞職勧告決議を認めたのは議会であって、さきに申しましたように、議長には表決権はありません。それをさも議長の責任であるかのように言い立てるというのは、逆に議長に対する個人攻撃であると思うのであります。  また、提案者の一人に松坂議員が名を連ねていらっしゃいますが、みずからの辞職勧告決議に対しては名誉毀損だと訴訟まで起こされております。そして議長へのこういった決議案の提案者に、言ってみれば平気で名を連ねていらっしゃる、いささか理解できないのであります。みずからへの決議が名誉毀損であるというのであれば、議長に対するものも同様だと考えるのが普通ではないんでしょうか。  また、財政の特別委員会の設置について理由にされております。特別委員会が特に必要なことであれば、各会派の呼びかけでもあって手続を踏んで設ければよいと私は思います。ただ、先日の総括質疑でも、あるいは各分科会でも財政そのものの議論に関しましては極めて低調であったと私は思います。できる場があるんですから、まずできる場で堂々と議論を交わしていく、しかる後に問題があれば特別委員会を設置する、これが手はずだと私は思っておりますので、これも理由には乏しいと思います。  ほかにもいろいろ言われておるんですが、今回の不信任の理由はいずれを見ましても議長の権限と直接関係のないことの羅列に終始しておられ、説得力のある理由で上程されるべきものである、こういうふうに思うわけであります。  以上、私の本決議案に反対の理由といたします。      (20番議員 能島和男君 降壇) ○副議長(末宗龍司君) 小川敏男君、賛成者。      (10番議員 小川敏男君 登壇) ○10番議員(小川敏男君) 瀬川恭志議長に対する不信任決議について、賛成の立場で討論していきたいと思います。  まず、今回の不信任決議の中で思うことは、一にも二にも今の議員同士がぎすぎすした関係ではなくて、それとあわせて議会の独立性をきちんと保っていただきたいと、それを議長にそうした議会運営をしていただきたいというのが、この三点の基本的な考えであります。  さて、今回の議長不信任案は、12月議会で動議が認められなかったために行っているものです。何としても松坂議員への辞職勧告決議が、議会としてやるには余りにも行き過ぎているのではないかという趣旨であります。政治倫理審査会が設置され、結論は決まっていることに対し、ただ見守っているということはできないということであります。12月議会の辞職勧告決議によって、市民は、何で松坂さんがやめさせられないといけないのか、市民も議員辞職勧告に不信に持っているとこであります。そのことは政治倫理条例に問題があるということです。斎藤文男九州大学教授の、自身の「政治倫理条例のつくり方」という本の中で、政治倫理審査会の審査委員についてこのように書かれています。審査会の委員に議員を加える例が見られるが、議員が加わることは地方自治法に疑義があるばかりか、審査される側も審査する側も議員というのでは到底審査の公正が期待できず、お手盛りのそしりを免れません。審査会の性格上、議員が委員になれないことは明白でありますと、このように「政治倫理条例のつくり方」という本の中で説明されているとおりであります。これ一つとっても府中市の政治倫理条例が法的に問題があるということは明らかであります。  決まった条例だから守れというのでは、余りにもむちゃくちゃじゃないかなというふうに思うわけであります。また、水田議員の、審査会についても希望する者が多数で調整がつかないということでありましたが、しかし、さらに、最終的には議長が決めるものではないということを言われていました。議長不信任決議で主張したいことは、このことで最終的に議長が決めることではないということであります。議会が市長のまるでこれでは下請機関となっていると言えます。今まで議会の委員は代表者会議の中で決定されていましたので、やはりそこは議会の独立性が侵されているというふうに思います。瀬川議員は議員の執行部に対するチェック機能を落とされているというふうに思うわけであります。  以上、政治倫理条例において松坂議員が辞職勧告決議されたことについて議長として慎重な対応をとっていただきたかったというのが不信任案の提出の理由でありますし、また議会として独立性を強めていただきたいということであります。さらに議会運営委員会の討論の中でもやりとりがありましたが、不信任決議がたびたび出ると決議そのものに重みがないということについては、私もそのとおりだというふうに思います。慎重な不信任決議の提出を今後していきたいということもあわせて、賛成討論とさせていただきます。      (10番議員 小川敏男君 降壇) ○副議長(末宗龍司君) 大本千香子君、反対者。      (3番議員 大本千香子君 登壇) ○3番議員(大本千香子君) 失礼いたします。では、決議案第1号、議長に対する不信任決議について、反対の立場から討論させていただきます。  先ほどの反対討論された能島議員の方も言われておりましたけれども、府中市議会では前議長時代に8回の議長不信任決議が提出されております。今回、現議長でこのように提出されたことは、本当にあってはならないことだと感じているところでございます。今回、議長不信任として、その理由として出された三点につきまして、いずれも議長が関与するべきものでない部分が多数見受けられること、さらにまた、このように議長不信任案という不信任決議というものは、議会が議長を原因として大きく混乱したり、あるいは議会の信用が大変失われた、そういったような内容のときに緊急的な、ほかにとりようがないという場合に発動されるものであると考えます。今回のこの三点の項目に関して提案された皆様方は、議長に対してどのような働きかけをされ続けてきたのか、再三口頭で、文書でというふうに言われておりますけれども、本当に手を尽くした限りのことでどうにもならないということであったのだろうか、大変疑問に思うところでございます。このように軽々と議長不信任の発議が出され続けることは、府中の市議会としても今後考えなければならない観点であると思うところでございます。  さらに、この理由の一つとして上げられた政治倫理条例に関することでございます。理由の中に、個人をねらい撃ちにしたというふうな文章がございました。政治倫理条例は議員23人全員が自分自身を律するべき規範としてつくられたものであります。特定の一人だけが規範になるわけではございません。全員が対象になっております。特定の個人を政治的にねらうような趣旨等は全くございません。これが制定されたがゆえに議員を辞職しなければならない、そういう方はだれもいらっしゃらないはずです。  さらに、倫理条例中に議員が請負契約に関与したかどうかの事実を明らかにされていないというふうにございましたが、この倫理条例の中では事実を明らかにするべきことまでは言及しておりません。なぜならば、李下に冠を正さず、このとおり、例えば市民の皆様に疑いを持たれないように、疑義を挟む余地がないように2親等以内の親姻族の経営する企業が市の請負契約をしてはならないというふうに定めたものにすぎません。その議員が契約にどのように関与したかまでを追及するものではございません。  さらに、12月議会で議決された松坂議員に対する議員辞職勧告決議とこの政治倫理条例とは全く別のものでございます。この議員辞職勧告決議は、議会は討論の場であり、また議論の場であり、話し合いの場であります。また政治倫理条例も、その中で制定された条例でございます。大きな意味でいえば、法律をつくる立場にいる議員は、つくられた法律についてはルールを守る、これは当然の姿勢だと私は思っております。そのルールに対してそのとおりに審査請求をなされた議員に対して、弁護士、例えば法的手段というようなおどしのような態度をもって臨まれたことに対して、これは議会の根底を揺るがす態度であるということで、議会の方で松坂議員に対する議員辞職勧告決議をしたものでございます。政治倫理条例とは全く別のものと考えるところでございます。  このような内容から、申請された理由は議長不信任に当たるものとは認めがたく、また、このように再三議長不信任を提出される姿勢にも非常に私自身も不信感を感じるところでございますので、反対の立場で討論させていただきます。以上です。      (3番議員 大本千香子君 降壇) ○副議長(末宗龍司君) 平田八九郎君、反対者。      (23番議員 平田八九郎君 登壇) ○23番議員(平田八九郎君) 議長のお許しをいただきまして、私も、今不信任決議案に反対の意思表示を行いたいというように思います。  本件、提案をされて議会運営委員会へ送られたのは18日、文書を事務局へ出されて自来、副議長がいろいろと、提案3会派に対して中身の問題でいろいろとお話をされたようでありますが、成案見ず、18日の議会運営委員会において長時間にわたって議論され、結論が出ず、本日も開会前9時から本件についていろいろと議論され、その中身が、提案された理由が議長の不信任に値するか否か、一つ、二つ、三つ、理由は記してはございますけれども、先ほど反対討論されましたお二方こぞって上げられておりますように、私も何ら議長の責任に帰する理由はないというように思っております。  そして、これは府中市議会にとっては前代未聞、全国にとっても前代未聞と言ってもいい、前任者議長に対する連続8回というような不信任動議の提出であります。これがすべて本議場においていとも短絡的に提案をされ、そのことに対しては私は再三御注意を申し上げ、議長不信任という重大な問題、議題を本議場において挙手をし、動議という形で提案するのはいかがなものか、動議を出す以上、数日前、数カ月前からそういうことは考えられているだろうということで、文書で議会運営委員会の方へ提案されるべきだという提言をしておりました。今回初めて、議長不信任、文書で提案をされました。これは高く評価をするものでありますが、中身の問題であります。何を書いてもいいというものではありません。  先ほどいろいろと理由を上げられましたように、これが前例となったのでは大変なことになりますし、私たちは、今回、議会運営委員会で話されたことを十分尊重しながら、今後このようなことがあってはならない。議会運営委員会は正規の委員会でありますし、賛否をとることができるということは議員皆様ひとしく御承知のとおりであります。民主主義であります。府中市議会は少数意見、少数会派をおろそかにしたことはないというように私は断言できます。ここに書いてありますように、一にも二にも議員同士が尊重し合いというようなことを書いておられますけれども、どこからこういう言葉が活字として出たのか、私は不思議でなりません。そういう今回の一連の政治倫理条例につきましても、松坂議員に対する議員辞職勧告決議案につきましても、当時の状況を勘案しながら結論を出し、今を迎えておるわけでありますので、政治倫理条例の問題が大きくこの不信任の理由として上げられていることに対しては私は納得できないし、府中市民に対しても、この政治倫理条例は議員1人1人が自己研さんをしながら規範意識ということで出した、府中市でつくった憲法でありますので、重視しなければいけませんし、これからも襟を正してやっていかなければいけない。そのことと今回の不信任動議の理由とは全く関係がないと言って過言でありません。よって、本不信任動議に対しては反対を強く主張するものであります。      (23番議員 平田八九郎君 降壇) ○副議長(末宗龍司君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○副議長(末宗龍司君) これより決議案第1号の採決をいたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○副議長(末宗龍司君) 起立少数であります。  よって、本案は、否決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(末宗龍司君) 休憩します。 午前11時27分 ○議長(瀬川恭志君) 再開します。 午前11時27分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 日程第2、議案第43号、教育委員会の委員の任命についてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  門田総務部長。      (総務部長 門田 隆君 登壇) ○総務部長(門田 隆君) それでは、私の方から追加議案第43号について御説明をさせていただきます。  お手元の議案集(3)をお願いします。                            議案第43号       教育委員会の委員の任命について  次の者を教育委員会の委員に任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、市議会の同意を求める。   平成21年3月19日提出                        府中市長 伊 藤 吉 和    名  前  高 田 英 弘    住  所  広島市安佐北区可部町南原36-10    生年月日  昭和32年9月3日  ここで高田さんの経歴について簡単に御説明をさせていただきます。  昭和55年3月に大東文化大学を御卒業されまして、昭和56年4月に広島県に採用され、高田郡向原町立向原小学校に赴任をされておられます。平成5年4月には広島県可部教育事務所指導主事、平成12年4月には同管理主事、その後、平成18年4月には広島県備北教育事務所教育指導課長、平成19年4月から広島県教育委員会管理部教職員課人事管理監を歴任されております。このたび広島県を退職され府中市においでになるという段取りになります。  なお、任期でございますが、前任者の残任期間であります平成21年4月1日から平成24年2月29日までとなります。  以上、議案第43号を提案させていただきました。何とぞ慎重審議の上、御同意をいただきますようよろしくお願いをいたします。      (総務部長 門田 隆君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて提案理由の説明を終結いたします。  ただいま上程いたしました議案に対する質疑及び討論のある諸君は、次の休憩中に発言通告書を事務局へ提出願います。  お諮りいたします。  ただいま上程いたしました議案第43号については、議事の都合により審議を一時延期し、次の日程に移りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま上程いたしました議案第43号については、議事の都合により審議を一時延期し、次の日程に移ることに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 昼食のため休憩いたします。 午前11時31分 ○議長(瀬川恭志君) 再開いたします。 午後 1時03分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 休憩前に引き続き進めます。  日程第3、議案第13号から日程第42、発議第2号までを一括議題といたします。  所管常任委員会に付託いたしました議案第19、22、23、24、34各号、計5議案について、総務常任委員長の報告を求めます。  丸山茂美君。      (総務常任委員長 丸山茂美君 登壇) ○総務常任委員長(丸山茂美君) 議長の御指名をいただきましたので、総務委員会に付託を受けました議案5件について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第19号についてですが、提案者からの補足説明なく、質疑については、委員から、「多目的広場の使用許可や取り消しの判断はどこで行うのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「4月設置予定の産業活性課で対応することとなる」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも若干質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第22号についてですが、提案者からの補足説明はなく、質疑については、委員から、「住民監査請求は今年度何件提出されているのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「現時点で3件の請求がなされている」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも若干質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第23号についてですが、提案者からの補足説明はなく、質疑については、委員から、「産業活性課をなぜ建設部に位置づけたのか」という趣旨の質疑があり、市長及び担当課長から、「名称こそ建設部のままであるが、産業全体を付加した新たなセクションに生まれ変わり、まちづくりと一体的にやるため建設部に産業活性課を位置づけるものである」という趣旨の答弁がありました。  要望、関連質問を含めほかにも若干質疑がありましたが、質疑を終結し、討論に入り、委員から、「一つの課として産業の活性化に取り組まれていないこと、議案の可決前に課の移動を行ったのは議会軽視であること、労使交渉がきちんとされておらず、非民主的なやり方であることという三点から反対する」という趣旨の討論と、「今回の機構改革は縦割り行政を改善し、たらい回しの緩和を図ること、また簡素で合理的な行政運営を目指すためのものであるため賛成する」という趣旨の討論がありました。  ほかには討論なく、起立採決の結果、本案は、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第24号についてですが、提案者からの補足説明はなく、質疑については、委員から、「嘱託保育士の1週間の勤務時間の上限は30時間だと考えればいいのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「週30時間未満ということであり、今回予定している勤務時間を計算すると、週29.5時間となる」という趣旨の答弁がありました。  また、委員から、「今回提案の嘱託保育士の時間単価は幾らになるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「今回想定しているのは月額で13万8,600円、時間単価に換算すると1,100円となる」という趣旨の答弁がありました。  関連質問を含めほかにも若干質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第34号についてですが、提案者からの補足説明なく、質疑については、委員から、「文化センターの使用をキャンセルした場合の使用料の返金に手間がかかるので簡素化できないかという市民の声があるが、改善はできないのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「現在は使用料金制であり、使用料については、一たん市を介しての手続となるため若干手間取っていると思われるが、新年度からは使用料という形で直接指定管理者が取り扱うこととなるので、その意味では今以上の効率的な対応になるのではないかと考えている」という趣旨の答弁がありました。  また、委員から、「どういう場合に減免規定が適用されるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「減免の扱いについては、今後審査会を設け、そこで一定の基準を示したいと考えている。また、その結果についてはきちんとした公表に努めたい」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも若干質疑がありましたが、質疑を終結し、討論なく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、まことに簡略でありますが、総務委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。      (総務常任委員長 丸山茂美君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、議案第17、18、21、32、33各号、計5議案ついて、文教常任委員長の報告を求めます。  小野申人君。      (文教常任委員長 小野申人君 登壇) ○文教常任委員長(小野申人君) 議長の御指名をいただきましたので、文教委員会に付託されました議案5件について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  議案第17号ですが、提案者からの補足説明及び委員からの質疑はなく、質疑を終結し、討論に入り、委員から、「桜が丘の問題は容認できないので、この議案にも反対する」という趣旨の討論がありました。  また、委員から、「追認議案であるが、理事者の説明も理解できるので賛成する」という趣旨の討論がありました。  ほかに討論なく、討論を終結し、採決の結果、起立多数で本案は可決すべきものと決しました。  続いて、議案第18号ですが、提案者からの補足説明及び委員からの質疑はなく、質疑を終結し、討論に入り、委員から、「給食費の滞納問題解決に向けての職員の努力は十分理解しているが、解決のための方法としては反対である」という趣旨の討論がありました。  また、委員から、「給食費滞納の支払いを促すためにもやむを得ないと判断するので賛成する」という趣旨の討論がありました。  ほかに討論なく、討論を終結し、採決の結果、起立多数で本案は可決すべきものと決しました。  続いて、議案第21号ですが、提案者からの補足説明なく、質疑に入り、委員から、「全国的にも新しい制度なのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「平成20年の6月に新しく通達されたもので、他の自治体の状況は不明である」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも若干の質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第32号ですが、補足説明なく、質疑に入り、委員から、「放課後児童クラブを利用する子供の送迎は保護者にお願いしているが、親の負担の軽減のために地元で行うなどの便宜は図れないのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「放課後児童クラブは授業の終了後に児童厚生施設などの施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えるということになっているので、別の場所での開催は考えていない」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも休憩を挟んで若干の質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第33号ですが、提案者からの補足説明、質疑及び討論のいずれもなく、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、まことに簡略ではありますが、文教委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。      (文教常任委員長 小野申人君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、議案第13、20、25、26、27、28、29、2、3、5、6、8、36、38、39、41各号、計16議案及び発議第1、2各号、計2件について、厚生常任委員長の報告を求めます。  能島和男君。      (厚生常任委員長 能島和男君 登壇) ○厚生常任委員長(能島和男君) 議長の指名をいただきましたので、厚生委員会に付託を受けました議案16件及び発議2件について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  まずもって先にまとめて報告申し上げますが、議案16件については、提案者からの補足説明、討論はなく、議決結果については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しておりますので、議案について主な質疑のみ報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。  なお、議案第13号、5号、36号、38号、39号、41号の6議案については質疑が行われておりませんので、残る12議案に対する質疑及び発議2件について報告いたしたいと思います。議案等の数が多いため、質疑も主な質疑にとどめさせていただくなど多少端折った報告になりますが、御容赦を願いたいと思います。  それでは、まず議案第20号についてですが、質疑については、委員から、「この基金の設置おける給付費は幾ら見込んでいるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「3年間で約3億2,000万円である」という趣旨の答弁がありました。  また、委員から、「3年後はどういった扱いになるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「今回の交付は第4期の報酬改定分に対する国からの支援であるが、3年後の5期分についてはまだ何の見通しも立っていない」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも若干質疑が行われておりますが、以上とさせていただきます。  続いて、議案第25号についてですが、質疑については、委員から、「今回の改正に伴う市民課の窓口の実務的な手続はどのようになるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「対象者の窓口における申請の際、公安委員会の申請様式を持ってこられることにより料金をいただかないという流れになる」という趣旨の答弁がありました。この議案については、ほかに質疑はございませんでした。  続いて、議案第26号についてですが、質疑については、委員から、「清岳保育所についての今回にかかわっての経過と地元説明はどうなっているのかについて伺いたい」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「当施設については、今後の方向性を探るということで休所のまま残していたものであるが、このたび解体撤去等をすることになり、条例から削除するものである。地元説明については条例可決後にさせていただく予定である」という趣旨の答弁がありました。この議案についても、ほかに質疑はございませんでした。  続いて、議案第27号についてですが、質疑については、委員から、「平成21年10月1日以降はどういう負担割合になるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「10月1日以降は70歳以上の方の自己負担割合の1割となる」という趣旨の答弁がありました。本議案についても、ほかに質疑はございませんでした。  続いて、議案第28号についてですが、質疑については、委員から、「資産割が廃止になる対象者はどのくらいか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「対象者は4,169名である」という趣旨の答弁がありました。  また、委員から、「この変更によって歳入はどうなるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「所得割を上げることによって資産割廃止分を補てんするので総額は変わらない」という趣旨の答弁がありました。本議案については、ほかにも若干の質疑が行われておりますが、以上とさせていただきます。  続いて、議案第29号についてですが、提案者からの補足説明はなく、質疑については、委員から、「介護保険の利用率が広島県内でもトップクラスだと聞いているが、この理由は何だと考えているか」という趣旨の質疑があり、市長から、「府中市は狭い市街地に多くの高齢者がおられるということもあり、介護事業者にとって非常に事業のやりやすい環境にあるため高い利用率となっているのではないかと考えている。利用していただくことは悪いことではなく、保険制度であるので皆さんで使って皆さんで負担していただくことは一つのあり方だと思っており、余り否定的な見方はしていない」という趣旨の答弁がありました。  また、委員から、「介護保険の今後の見通しについて伺いたい」という趣旨の質疑があり、市長から、「今後は療養病床の廃止など国の政策が医療より単価の安い介護などの福祉にシフトする流れになるため、介護保険については増高していくのではないかと思う」という趣旨の答弁がありました。本議案については、ほかに若干の質疑が行われておりますが、以上とさせていただきます。  続いて、議案第2号についてですが、質疑については、委員から、「1人当たりの保険税額は変わるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「総額が変わっていないので1人当たりの保険税調定額については今までどおりの平均額と考えている」という趣旨の答弁がありました。本議案については、ほかに質疑はございませんでした。  続いて、議案第3号についてですが、質疑については、委員からは、「老人保健特別会計は今後どうなるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「精算等の処理のため平成22年度まで継続する予定である」という趣旨の答弁がありました。本議案については、ほかに質疑はございませんでした。  続いて、議案第6号についてですが、質疑については、委員から、「後期高齢者の被保険者は今後増加する傾向にあるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「本年2月末現在の被保険者数は7,281人で、21年度は若干増加し7,500人弱になると見込んでいる。しかし、20年度は広域連合が見込んでいた数字よりも少し下回っており、大幅に伸びていく傾向とまでは言えないのではないかと考えている」という趣旨の答弁がありました。
     また、委員から、「保険料の軽減措置の財政的な補てんはどのように行われるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「主には国の特別調整交付金で賄われるが、市も保険基盤安定の負担金がある」という趣旨の答弁がありました。本議案については、ほかに若干の質疑が行われておりますが、以上とさせていただきます。  続いて、議案第8号についてですが、質疑については、委員から、「赤字予算を組んだ経緯について説明願いたい」という趣旨の質疑があり、市長及び担当事務長から、「平成20年度に外科医が減ったことなどにより収入が大幅に落ち込み、平成21年度はさらに収入が減ることが予測される中で経費の削減に努力したが、落ち込みをカバーするほど経費の節減はできないということと、内部留保資金を減らさないことを目標としており、病院の現金が減らない範囲での赤字予算が一番実態に即しているという判断になったものである」という趣旨の答弁がありました。  続いて、発議第1号についてですが、質疑については、委員から、「有料ごみ袋をやめるとどの程度のリバウンドを予想しているのか」という趣旨の質疑があり、提案者から、「具体的な数値は言えないが、他市の状況からリバウンドがあるということは推測している」という趣旨の答弁がありました。  ほかに質疑なく、質疑を終結し、討論に入り、委員から、「発議第2号でごみの協力金の廃止を提案していることと、ごみの減量目的で行われてきた有料化であり、減量目標を大幅に達していることから反対する」という趣旨の討論と、「有料化実施後ごみの減量に成功しているが、他市の例では、ごみの量がもとに戻るということもあるため状況を見る必要があるので賛成する」という趣旨の討論がありました。  ほかに討論なく、起立採決の結果、本案は、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、発議第2号につきましては、発議第1号が可決されたため、一事不再議の原則を適用し議決不要とし、否決とされたものとみなすことに決しました。  以上、まことに簡略ではありますが、厚生委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。      (厚生常任委員長 能島和男君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、議案第14、15、16、30、31、4、7、37、40各号、計9議案について、建設常任委員長の報告を求めます。  山本廣文君。      (建設常任委員長 山本廣文君 登壇) ○建設常任委員長(山本廣文君) 議長の御指名をいただきましたので、建設委員会に付託を受けました議案9件について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  まずもって御報告申し上げておきますが、議案9件につきましては、提案者からの補足説明なく、討論なく、議決結果については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しておりますので、議案については主な質疑のみ報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。  なお、議案第14号、16号、31号、7号、37号、40号の6議案については質疑が行われておりませんので、残る3議案に対する質疑について報告したいと思います。  まず、議案第15号についてですが、質疑については、委員から、「市には土地売却に対するメリットはあるのか」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「今までどおり地域に開放して利用させていただくことで地域のコミュニティーが図れることと、固定資産税などが見込めるということである」という趣旨の答弁がありました。  また、委員から、「今回の議案に体育館を入れる方がいいのではないか」という趣旨の質疑があり、担当部長から、「本会議での答弁に加え、土地については面積と金額要件、建物については金額要件のみが議決の要件となっているため切り離している」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも若干の質疑が行われておりますが、以上とさせていただきます。  続いて、議案第30号についてですが、質疑については、委員から、「既に入居されている方の保証人はどうなるのか」という趣旨の質疑があり、市長及び担当課長から、「現在の入居者には連帯保証人として説明している。なお、今までも書類上では既に連帯保証人という名称を使った契約を行っているため条例整備を行うものであり、実態には影響ないと考えている」という趣旨の答弁がありました。  ほかにも若干の質疑が行われておりますが、以上とさせていただきます。  続いて、議案第4号についてですが、質疑については、委員から、「起債残高、また起債別の残高の金額と利息を教えてほしい」という趣旨の質疑があり、担当課長から、「起債残高は平成19年度決算では95億6,000万円、起債別残高は、主なものとして政府資金が約48億5,100万円、公庫資金が約38億3,300万円である。また利息は1.5%から7%以上のものもある」という趣旨の答弁がありました。この議案についても、ほかに質疑がございませんでした。  以上、まことに簡略でありますが、建設委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。      (建設常任委員長 山本廣文君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、議案第1、35、42各号、計3議案について、予算特別委員長の報告を求めます。  末宗龍司君。      (予算特別委員長 末宗龍司君 登壇) ○予算特別委員長(末宗龍司君) 議長の御指名をいただきましたので、予算特別委員会へ付託を受けております議案第1号、議案第35号及び議案第42号について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  議案第1号及び議案第35号については、今期定例会初日に、議案第42号については9日の本会議に提案説明を受け、同日の本会議において質疑がなされた後、本委員会に付託されました。  議案第1号については、11日及び12日に総括質疑を行い、さらに所掌の分科会において議案の審査を行いましたが、その概要については、午前中に本議場で行われた委員会において各分科会長の報告を受けたところでございます。この各分科会長報告に対する質疑はなく、第1号議案の討論に入りましたところ、委員2名から反対討論、委員1名から賛成討論が行われておりますが、その討論の内容につきましては、午前中に本議場で行われました委員会において皆様のお聞きのとおりでございます。  議案第1号の採決の結果につきましては、起立多数をもって本案は、原案のとおり可決すべきものと決しております。  続いて、議案第35号の討論に入りましたが、討論なく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第42号の討論に入りましたが、討論なく、採決の結果、本案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、まことに簡略ではありますが、予算特別委員会における審査の概要と結果を申し上げ、報告とさせていただきます。      (予算特別委員長 末宗龍司君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 各委員長の報告が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたしますから、各委員長報告に対する質疑並びに各議案及び発議に対する討論のある諸君は、休憩中に発言通告書を事務局へ提出願います。  それでは、暫時休憩いたします。 午後 1時34分 ○議長(瀬川恭志君) 再開いたします。 午後 2時04分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより各委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって各委員長報告に対する質疑を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第13、14、15、16各号、計4議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第13、14、15、16各号、計4議案については一括して採決を行います。  本議案4件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案4件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第13、14、15、16各号、計4議案は、原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第17号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  小森龍太郎君、反対者。      (18番議員 小森龍太郎君 登壇) ○18番議員(小森龍太郎君) それでは、議案第17号、土地の取得について、本議案に反対の立場から討論を行っていきたいというふうに思います。  今日のこういった状態が瑕疵があるということであろうと思います。それがこの議案を議決することによって治癒されるということであるかもしれません。しかしながら、私は、こういった状況というのは本来あるべき姿ではないというふうに考えます。過去においても幾度か同じような事例があったことを私は記憶をいたしております。行政の行うこととして、私はあってはならないことであると思いますし、許されるものではないというふうに思うのであります。  また、この議案は、もともとが桜が丘団地の造成の理念と申しますか、そうしたものに連なっていくものであるというふうに私は思っております。また、土地開発公社と府中市との関係も、これもよくよく考えていかなければならないことが多々あるというふうにも思うのであります。私は、こうした公社と市との関係、こういったことを改めて考え直すという意味、再考するという意味も含めて本議案に反対をいたします。      (18番議員 小森龍太郎君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、加藤吉秀君、賛成者。      (6番議員 加藤吉秀君 登壇) ○6番議員(加藤吉秀君) 17号議案について賛成の立場で討論させていただきます。  これはもともと平成18年度の11月議会で先行取得に対する議決ということであったろうと思います。それを監査の方の発見といいますか、お気づきで今回の提案というふうになったように思います。担当の方の説明を聞きまして、先ほどの反対者のあれでは、桜が丘自体のあれにも疑念があるとかいうこともありましたけども、私どもはそういうことに関して疑念は持っておりませんし、また一つ、これはある意味、監査をする市議会の私たち議員の立場としてもチェックをするということで、全く私らにも責任がないとは言えませんし、説明を聞いて納得しましたので、これは今後あっていいことではございませんけども、今回に関しては十分説明で納得できましたので、賛成いたします。      (6番議員 加藤吉秀君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第17号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第18号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  小森龍太郎君、反対者。      (18番議員 小森龍太郎君 登壇) ○18番議員(小森龍太郎君) 議案第18号、訴えの提起について、この議案に反対の立場から討論を行っていきたいというふうに思います。  本議案は、給食費の滞納をしている保護者に対して、いわば裁判に訴えるということについての議案であるというふうに思うのであります。本来であれば給食費、これは当然払うべきものであるということは言うまでもないところであります。しかしながら、滞納という状況になっていることに対しまして、職員の皆さんが一生懸命になって取り組みをされてきたところであります。私は、このことに対しまして担当されている職員の皆さんに対しまして心から敬意を表するものであります。しかしながら、行政が市民を訴えるということについては、いかがなものかというふうに思うのであります。今日の社会状況によりまして保護者の考え方というものが変わってきたというようなことがよく言われるところであります。しかしながら、やはり行政としては、そういった保護者の皆さんに対してあくまでも理解を求めていく、そういった取り組みを続けていただきたいというふうに思うのであります。職員の皆さんの取り組みに重ねて敬意を申し上げるところでありますが、やはり行政のあり方としては私は納得ができない、そういった思いで反対をいたします。      (18番議員 小森龍太郎君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、加藤吉秀君、賛成者。      (6番議員 加藤吉秀君 登壇) ○6番議員(加藤吉秀君) 私は、議案第18号、訴えの提起について、賛成の立場で討論させていただきます。  これは給食費の滞納ということで、本会議において平成17年度139件、698万あったものが、20年度は29件、152万に減ったというような報告もございましたし、また、これは市当局のお話を伺いますと、滞納者全員に強制執行でやるということではなくて、生活困窮とかいろんな事案があって、理由があって払えない方にはそれなりの減免措置なり、こういう方法もありますよというふうなことを親切丁寧にやった上で、なおかつ払えるのに払えないということに対しては、こういうふうにきっちり何らかの態度を行政の方が示さないと、これはもう給食費に限らずほかの税金の収納に関しても、今、全国的にもこれが問題になっております。ですから今回こういうことに対して、それに収納するということで現実にこういうことをやっていただいて、できるだけ不公平のないように受益者負担でやることによって、これが実際20年度には29件、152万まで減ってるわけですから、これは大いにやっていただきたいというふうに思いまして、賛成といたします。      (6番議員 加藤吉秀君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第18号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第19、20、21、22各号、計4議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第19、20、21、22各号、計4議案について一括して採決を行います。  本議案4件に対する委員長の報告は可決であります。
     本議案4件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第19、20、21、22各号、計4議案は、原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第23号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  能島和男君、反対者。      (20番議員 能島和男君 登壇) ○20番議員(能島和男君) 議案第23号、府中市部課設置条例の一部改正についてに反対をいたします。  総務部の商工観光課と建設部の土木管財課、農林課の三つを一緒にして建設部の産業活性課にするという変更内容であります。ある方がJA農協と商工会議所を合併さすようなもんじゃと言っておられました。1次産業と第2次産業をごっちゃまぜにするのはどういうことなのか、質疑の中で議論を交わしました。府中市は昔からものづくりのまちとして発展し、中小零細企業対策は府中市政の根幹とも言うべき位置づけられてきました。昨今の不況の中で仕事をやめざるを得ない企業や、あるいは倒産する会社が相次ぐ中で行政的にも対応が迫られるのは当然のこと、商工課の役割は重要で、合体して建設部で役割を果たすというのは理解できません。農業にしても農業再編、外国に頼らず自給自足体制確立、さらに林業整備とあわせて農林課は必要であります。合体すれば、それだけ住民サービスが低下するのは当然のことで、商工、農林、土木の合体、これについては賛同できません。  さらに、この議案がまだ決着していないのに、どんどん合体の産業課づくりを、改築の大工事をやっていらっしゃる。議会の議決も要さない唯我独尊の姿勢であります。議会は諮問機関ではありません。議決機関、その議決を差しおいて執行体制を進められるのは、絶対受け入れることはできません。リーダーシップはよいとしても、当たり前のことを当たり前にやっていくのが常識ですし、トップダウンを繰り返し、ずっと今日まで続けておられますが、こうした政治姿勢には断固抗議して、反対討論といたします。      (20番議員 能島和男君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、沖田浩子君、賛成者。      (5番議員 沖田浩子君 登壇) ○5番議員(沖田浩子君) 議長の御指名をいただきましたので、議案第23号、府中市部課設置条例の一部を改正する条例案に賛成の立場で討論させていただきます。  この議案は、組織の横断的な連携、事務の整理及び合理化が目的とされております。中でも、ここ府中市ではものづくりの産業とともに発展してきたまちであります。振興は活性化にとっても最重要課題であると考えます。農林業、商工業、さらに観光業を連携されることにより、より積極的な市内産業の振興が図れるものと期待されます。また、縦割り行政から関連分野を集約することができ、横への連携もスピーディーになることが予想され、また、たらい回しの緩和も図れることが期待されております。来庁者の案内係としてフロアマネージャーなども配置される予定で、市民サービスの向上も図られることを期待したいと思います。市民の方々が混乱されることのないような周知徹底をお願いした上で、賛成とさせていただきます。      (5番議員 沖田浩子君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、小川敏男君、反対者。      (10番議員 小川敏男君 登壇) ○10番議員(小川敏男君) 議案第23号、府中市部課設置条例の一部改正について、反対の立場で討論に参加いたします。  商工課という名前が消えてなくなることが反対の理由であります。府中市の現状は、今こそ商工課が必要だということであります。府中市の製造業の状況ですが、事業所数、従業者数、製造品出荷額で見てみますと、府中市の一番よかったピーク、最高であった平成3年度の事業所数は487事業所、従業者数は1万2,557人、製造品出荷額3,833億円でした。一番新しい統計の平成18年度と比較いたしますと、15年間で事業所数はマイナス37%、181事業所の減、従業者数はマイナス33%、4,172人の減、製造品出荷額はマイナ36%、1,390億円の減となっています。いずれも15年間で約35%のマイナス、4割近くの減となっています。事業所のマイナスはいかに廃業される事業主が多いかを示しています。雇用についても、ハローワーク府中は、企業の絶対数が少なく、府中で求職届を出しても福山方面で就職する若者が多く、また雇用の状況もすべての年代で派遣やパートなど不安定雇用となっていると言われてます。  こうして見ると、府中市には働こうにも事業所が少ない、また府中市の課題は、産業構造の転換を進め、事業所をふやし、雇用の確保を図ることと思えます。全国では企業誘致や産業構造の転換で成功している市もたくさんあります。岩手県の北上市では20年以上かけてたくさんの製造業の企業を誘致し雇用を伸ばし、安定した雇用と住宅の建設が住民税と固定資産税を伸ばしています。福井県では繊維産業が半導体や医療用繊維に転換したり、眼鏡産業がチタンの微細加工技術を生かして胃カメラの医療技術に転換しています。こうした産業構造の転換に成功した市を見ても、長期に、地道に取り組まれた結果だというふうに思います。商工会議所の昨年のアンケートの1位の人口減対策は、自分たちの子供が地元で働ける企業の確保の気持ちであり、2位の工業団地のアクセス道路、南北道の整備も企業確保のためには南北道が、今、一番必要だという市民の声だというふうに思います。  今回の機構改革は、スリム化だけが目的となって、市民の願いを受けた機構にはなってないというふうに思うわけであります。こういうことから今こそ商工課が必要と考え、商工課の統合廃止に反対いたします。あわせて、この議案が可決されないうちに職場の移動が行われたこと、また職場に協議もせずに職場の人数まで決定してることは、やはり職員のやる気を失わせるものであります。  以上、府中市部課設置条例の一部改正に反対いたします。以上です。      (10番議員 小川敏男君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第23号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第24、25、26、27、28各号、計5議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第24、25、26、27、28各号、計5議案について一括して採決を行います。  本議案5件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案5件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第24、25、26、27、28各号、計5議案は、原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第29号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  湯藤弘美君、反対者。      (12番議員 湯藤弘美君 登壇) ○12番議員(湯藤弘美君) それでは、議案第29号、府中市介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。  この議案は、平成21年度から介護保険料を値上げするということと、それから介護認定審査会の委員定数の削減、この二つが主に上げられております。福山市は保険料を引き下げましたけれども、府中市は高齢者比率も高く、そしてまた施設整備もかなり整っていることから保険料が高くなる仕組みになっているという説明がございました。保険料4,779円、県内で一番高い保険料となりそうでございます。介護保険を存続させるためには国庫負担の大幅増額が避けられない課題だと思います。介護現場では劣悪な労働条件ゆえに人材不足が深刻ですけれども、その改善を目的としてこのたび介護報酬が3%引き上げられます。引き上げは介護保険が発足して以来、初めてのことですけれども、この介護報酬を底上げする点ではまだ不十分でございます。介護報酬の大幅な引き上げは、この制度存続の必須の要件ですけれども、それを介護保険料の値上げに結びつけるべきではありません。  とりわけ高齢者は後期高齢者医療制度でも新たな負担がふえ、介護サービスの抑制にもあらわれております。今まで3年ごとの介護保険見直しの都度、府中市の保険料は確実に値上げされてまいりました。今、改めて介護の公的責任を問い直す時期に来ていると思います。民間丸投げの現状を改めて、行政の谷間に放置されている認知症や精神障害者、家庭でトラブルを抱えている高齢者やサービス利用を控えている低所得の高齢者などを対象に自治体が介護保険とは別に独自の福祉施策を行うときに来ているように思います。自治体みずからがサービスの提供者になることは自治体本来の仕事であるとともに、みずからの実践を通じてこそ市民や介護職員のこの苦悩を真に理解できるのではないでしょうか。そういう思いも含め本議案には反対いたします。  なお、議案第5号、平成21年度府中市介護保険特別会計の予算、これも保険料値上げをもとにした予算でございますので、ここであわせて反対いたします。以上、反対討論といたします。      (12番議員 湯藤弘美君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、桑田伸太郎君、賛成者。      (15番議員 桑田伸太郎君 登壇) ○15番議員(桑田伸太郎君) それでは、私は議案第29号、府中市介護保険条例の一部改正について、賛成の立場で討論させていただきます。  この件につきましては、保険料の値上げということなんで少し抵抗があります。この保険料の算定方法は、各自治体の介護保険会計の収支の状態により算定されるようになっております。お聞きすると、府中市の介護保険の利用率は県下でも最上位に位置してるというふうなことで、利用率は高いのは非常に結構なことですが、利用率が高ければ負担がふえるということは、これはもう当然のことだと思います。利用率が低くなれば介護保険もまた保険料が下がる可能性もあります。  というようなことで、私の認識では、介護保険制度を維持するためには、財源がほかにないので、やむなく値上がりするという考えということで、この議案には賛成をいたします。議案第5号もこのことと関連がありますので、あわせて賛成討論といたします。      (15番議員 桑田伸太郎君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第29号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第30、31、32、33、34各号、計5議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第30、31、32、33、34各号、計5議案について一括して採決を行います。  本議案5件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案5件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第30、31、32、33、34各号、計5議案は、原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  能島和男君、反対者。      (20番議員 能島和男君 登壇) ○20番議員(能島和男君) 議案第1号、平成21年度府中市一般会計予算に反対の意を表明します。  さきにも申し上げましたが、小泉内閣の構造改革路線の破綻が露呈し、国民全体として地方自治体、地域社会に耐えがたい痛みをもたらし、派遣切りや雇いどめ、中小零細企業の圧迫、福祉削りで国民の悲鳴の途切れない毎日であります。2002年以降、相次ぐ増税や社会保障の負担増によって年間で13兆円の負担増、2002年から7年間で50兆円近い負担増であります。地方自治体に対する三位一体改革の名による地方財政圧迫で地方交付税、国庫支出金の削減、府中市では、先ほど言いましたように10億円の減収となっております。合併による財政悪化も顕著であります。法人市民税が前年比47.7の減、4億3,370万円で、ざっと4億円の減収となっております。  これに対する国の手当てはないようであります。国の示す財政の四つの指標をクリアしているとはいえ、各会計の借金残高だけを見てみますと、ざっと475億円、土地開発公社だけで57億、そして一般会計で272億。もちろん事業を進めれば借金が重なる仕組みになっているのが地方財政の特徴であることはわかっております。総括質疑での私の土地開発公社の借金返済質問に対して、団地が売れなければ市が責任を持って返済すると市長答弁がありました。初めてです。桜が丘団地造成をめぐる経過からも、また今年度、市民負担への押しつけは決して容認できるものではありません。  さらに債務負担行為、すなわち予算の先食い、やみ起債とも言われますが、ざっと債務保証を合わせて30億円、まさに自転車操業の前ぶれの様相ではないんでしょうか。平成24年度、25年度の借金返しのピーク時、財政計画が示されておりますが、市財政が思いやられます。介護保険の4期の見直しについては、さきもありましたが、全国平均を見れば180円アップの4,270円平均でありまして、これに比べれば3倍の引き上げ、また先ほども触れましたように集中改革プランによる負担増、福祉施策と団体への補助金の削減は容赦なく進められ、次の集中改革プランを立案すると答弁がありましたが、極限まで追求する姿勢は改めるべきであります。  こうした暮らし圧迫の施策を進めるのではなくて、国の社会保障抑制に対して住民への福祉の増大や支援策をとるのが地方自治体の務めでありますが、この点が不十分であり年々後退しておる。市民の納得しがたい予算案になっておると言わざるを得ません。よって、本予算に反対するものであります。      (20番議員 能島和男君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、大本千香子君、賛成者。      (3番議員 大本千香子君 登壇) ○3番議員(大本千香子君) では、第1号議案につきまして、賛成の立場から討論させていただきます。  皆様御存じのように、世界規模の経済危機の中で、府中市においても法人市民税収の半減という厳しい状況の中で今回編成された予算であります。総額は186億7,000万円、この中には市民の雇用を守るための雇用対策事業2億3,528万円、さらに景気対策として2億1,515万円も組み込まれております。また事業のできる限りの前倒しの施行も予定されているところです。厳しい予算の中でも府中市の未来を担う子供たちのための施策、その中で西部地区の学校統合事業、さらに新・国府保育所建設事業、また子供を産みやすく、育てやすい環境づくりへと妊婦健診無料を14回まで拡大、病後児の保育の充実なども進められています。  さらに、地球に優しい環境づくり、ごみゼロの社会を目指して資源ごみ回収奨励助成金制度の導入など、未来志向の前進的な内容となっており、今後のむだゼロへの丁寧な取り組みをされることを要望して、本予算に賛成するものです。      (3番議員 大本千香子君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、水田 豊君、反対者。      (2番議員 水田 豊君 登壇) ○2番議員(水田 豊君) 議案第1号に反対の立場から討論に参加をいたします。  府中市の借金の残高について、市長は昨年の予算特別委員会で、公債費比率が県内14市のうち13位、1人当たりの現在高となると12位と低位にあると、このように答弁をされて、あたかも府中市の借金が大したことのないような印象を与えられております。しかし、このような言い方こそ誤解を与える言い方だと思います。借金の額を他市と比較しても意味がない、府中市財政の問題は、府中市が今後も健全な財政運営ができるかどうかという観点から真摯に検討されなければなりません。他市と比べて何番目だということは全く関係のない話である、このように思います。  現実はどうであるか、府中市財政は借金が返せないほどきゅうきゅうとしているのが現実ではないでしょうか。借金である公債費は昨年比5.1%増となっております。予算が組み立てられない、借金を返す財源がひねり出せない、これが府中市の現状ではないでしょうか。枠配分方式によって経常経費の10%削減をしなければならない事態となっております。それなのに箱物行政をこれでもかと続けている。新規事業としては新・国府保育所新築事業に1億1,500万円、久佐公民館改修事業に2,600万円、西部地区統合小・中学校整備事業6億1,900万円などなどでございます。こうした建設事業の財源をつくるために何をしておるか、いわゆる扶助費を削っている、民生費を削っているということでございます。常用雇用転換奨励金60万円の全廃、ふれあいのふるさとづくり事業31万4,000円の減額、腎バンクキャンペーンの3万円の廃止、社会福祉法人等サービス利用者負担額軽減費用助成金76万円の減額などなどがあります。今挙げた例は全部民生費であります。少しずつ民生費、福祉予算を削っているということでございます。
     伊藤市長は、常々こう主張されております。府中市の問題は、経常収支比率が県内最悪であることだ、財政力はそこそこある、借金もそう多くないにもかかわらず非常に出が多い。日々の使いが多いというのが府中市の体質である。ここを締めていかなければ府中市財政は立ち行かなくなる、このようにおっしゃっておるわけでございますが、まず460億円にも上る借金がそう多くない、このように言えるということは、そもそもそうは思えませんが、それよりも問題は、市長の方針は極めて単純明快で、先ほど言った民生費などを削って投資に回しておる、このことが一番の問題でございます。一言で言えば、私たちの身近な生活予算を削って市長の建てたい箱物に消える、これが伊藤市長の財政運営であります。  枠配分方針に変わった昨年から広報ふちゅうの発行が月2回から1回になり、議員が出す議会だよりもページ数を減らされました。福祉タクシーチケットは300万円削られております。何のために、投資をするため、市長が自由にお金を使えるようにするためでございます。今議会では桜が丘団地返済についても発言がございました。市の融資分は市が責任を持って行わなければならない。売れない団地をつくったのは市長ですが、そのツケは市民が払う、こういうことでございます。この発言からは責任感のかけらも感じることができません。伊藤市長が推し進める箱物行政の借金のツケは、いずれ私たち市民がかぶることになります。伊藤式財政運営の行き着く先は、各種手数料の値上げ、さらなるサービスの低下につながることは桜が丘団地発言から見ても明らかでございます。市民生活向上につながらない、このような予算案には到底賛成することができない、このことを表明して反対討論にかえます。      (2番議員 水田 豊君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、平田八九郎君、賛成者。      (23番議員 平田八九郎君 登壇) ○23番議員(平田八九郎君) 議長のお許しをいただきまして、平成21年度府中市一般会計予算について賛成の立場で討論を行います。  午前中の討論でも申し上げましたが、未曾有の100年に1度という大きな経済危機に見舞われておる今日、私たち府中市へ住み、そして4万5,000人の代表としてこの府中市議会で一般会計もろもろの政策について議論をやっておりますが、まず申し上げておきたいのは、伊藤市長は平成14年に発足をして自来8年、府中市のあるべき姿を模索しながら、今、私たちは新生府中の真っただ中で、そしてこれからさらに飛躍をしていかなければならない平成21年、先ほどの反対討論の中にございました、伊藤市長は借金をしながら福祉を切り捨てながら箱物行政一辺倒だという趣旨の討論がございましたけれども、私は常々申し上げておりましたように、昭和30年代の、バブルの時代、税収につきましても50数億の税収がありながら学校の一つも建てかえができていない、道につきましても東西南北これといったような道もできていない、そういった中で百数十億の府中市独自の上下町と合併をする以前の予算編成の中でも何らそういった行政が遂行されてない、形にあらわれていない、今ここに来て4小学校の統合、中学校1校を含む府中学園の建設、そして上下町と合併をして上下中学校の体育館、これが伊藤市長が誕生して本格的に取り組まれた箱物であります。そういうような中にあって、学校教育、第2の西部地区の2中学校、4小学校を含む統合小・中学校を建設するということも後ほど申し上げますけれども、何も伊藤市長になって私は福祉を切り捨て、そして切り詰めながら箱物をやっているんではないということを申し上げておきたいというように思います。  それでは本題に入ります。  昨年からの我が国経済は、世界の、またアメリカ発と言っても過言でない金融資本市場の危機を契機に世界的な景気後退が見られる中で、景気は急速かつ急降下的な悪化が続いておることは御承知のとおりであります。さらに雇用情勢も急激に悪化をし、企業、とりわけ中小企業、零細企業の資金繰りが苦しい状態となっております。政府は、当面、景気対策、中期的には財政再建、中・長期的には改革による経済成長という経済財政政策を打ち出し、景気対策を最優先課題として進めるとしております。総額75兆円程度の経済政策を実施するとしておるところであります。このような厳しい経済情勢の中で地方自治体はさらに厳しい状態が続いているところでございます。地方自治体としては将来にわたって自立し、新しい時代に活力ある都市として生き残る道を模索する必要がある時代だと言えます。  そうした状況で、今回の平成21年度府中市一般会計予算を見ると、昨年度に引き続き枠配分方式の導入、徹底した行財政改革などの取り組みにより経常経費の抑制に努められたことは予算書を見ても受け取られるところでございます。今後の予算執行におきましても、さらに創意と工夫を凝らして取り組んでいただきたいと思います。  さて、予算規模は、現下の厳しい経済情勢の中、平成16年度の上下町との合併以来最も縮小された予算186億7,000万円、昨年に比べると2.8%、額にして5億3,200万マイナスとなっております。その内容を見ますと、歳入では、景気動向を大きく反映し、法人市民税が昨年より47.7%、額にして5億1,000万、総予算の5億3,200万と匹敵するマイナスが見込まれていると言えます。その反面、地方交付税は2億4,500万円の増収しかなく、本来税収の落ち込み分が交付税で見られるというように私は思っておりましたけれども、三位一体改革の中で半分にも満たない2億4,500万円の増収しかなく、一般財源の減少によりその補てんを財政調整基金から繰り入れることにより財源確保がなされ、非常に厳しい財政状況がうかがわれるところであります。  歳出面では、公債費の増加が懸念される中で、多少の費目で事業の精査等により削減に努められ、投資的経費では前年に比べ14.7%の減、消費的経費でも、わずかではありますけれども、0.1%の減と予算現額を圧縮されているところでございます。その中で府中学園に続く二つの中学校と四つの小学校を新たに一体校とする西部地区統合小・中学校整備事業、平成22年度の完成を目指す新・国府保育所新築事業、妊婦一般健診の無料化を拡充する妊婦一般健康診査事業の拡充、中心市街地を活性化させ、産業の活性化につながる食で賑わうまちづくり事業など教育と子育て支援、地域産業の活性化対策などに重点を置いた予算化がなされると思います。  また、経済情勢に配慮した雇用対策や景気対策に対する予算として、ふるさと雇用再生特別交付金事業として上下町地域で待ち望んでおられた有線放送事業の円滑な推進のため、施設管理等を行う防災緊急放送施設管理事業や新規緊急雇用創出事業として新たに保育ニーズに対応する病後児保育事業、森林保全事業など六つの事業が予算計上されているところであります。そして地元住民が長年期待されておりました久佐町の公民館改修事業、農業振興策として、園芸産地構造改革推進事業、草地林地一体的利用総合整備事業、まちづくりに子供のころから興味を持たせるための中学生説明資料を作成する府中市都市計画読本の作成事業、生活環境の保全を図るリサイクル意識の高揚につながる資源物集団回収奨励事業などの新規13事業も計上されているところでございます。歳出では、予算規模が縮小した中の市民生活の安心・安全、福祉の充実のための経費を計上され、市民、企業への配慮がうかがえる緊急的で必要性のある予算措置であると言えます。私たちの世代だけでなく、子供たちにとって信頼されるため安易な歳出増加や負担の先送りによって後の世代にしわ寄せをすることがないよう踏ん張っていく必要があると考えております。  その意味で地方債の現況でありますけれども、新年度での借り入れは25億5,900万円で、昨年よりも0.7%減少しています。中でも元利償還金の70%が普通交付税で措置される合併特例債が10億1,600万円を占めておる状況であります。新たに示された中期財政計画、試算でございますが、先般いただきました、の地方債残高を見ると、平成22年度をピークに、その後は減少傾向を持つと見られるところであります。しかしながら、公債費のピークとなる平成25年度には30億円を超え、その後も急激な減少は見込まれないという状況が続くことが推測される以上は、行政サービスや施設管理における効率化を進め、積極的な組織、事務事業の見直しを推進し、プライマリーバランスに配慮した計画を進めるよう強く、強く要望するところでございます。  平成21年度から本格施行される財政健全化法では、平成20年度決算に基づく健全化4指標の公表と財政健全化の策定が義務化されます。府中市の平成19年度決算では、いずれの指標も基準を下回る結果となっておりますが、今後の経済情勢や公債費の推移を見ると、決して安心できるものではございません。厳しい財政状況でありますが、繰り上げ償還の実施等により公債費の軽減に努めていくことが、強く要望しておきたいところでございます。  そして、平成21年度一般会計予算に示されたそれぞれの事業の実施は、市民、企業、議会の理解・協力はもちろんのこと、行政として執行能力の向上と健全な財政運営が不可欠であるということを十分認識をしていただいて行政執行に当たっていただきたいと思います。そのため行政サービスの向上を図りながら、市職員の公務員としての自覚、職員の能力向上のため人材育成に努められ、効率的で公平な施策、事業が実施され、むだのない予算執行が行われるよう期待するものでございます。また、新年度の商工観光課、農林課を統合した産業活性課による農業、商業、工業など、府中市産業全体の連携を図った効率的施策の執行による産業の活性化や、縦割りではない行政による市民サービスの向上などが期待をされるところでございます。  最後に、市長説明要旨で言われているように、今日このような厳しい時代だからこそ難局に立ち向かう姿勢として、ひるむことなく勇気を持って積極果敢に立ち向かい、新しい時代に活力ある都市として生き残れる体制づくりが必要であると強く感じているところであります。今後も財政の健全化の確保に十分留意し、引き続き財政改革の着実な実施に取り組むとともに、事務事業の見直し等、地方分権時代にふさわしい簡素で効率的な財政システムの構築を図られるよう要望し、賛成討論とさせていただきます。      (23番議員 平田八九郎君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第1号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第2、3、4各号、計3議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告がありません。  これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第2、3、4各号、計3議案について一括して採決を行います。  本議案3件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案3件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第2、3、4各号、計3議案は、原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第5号の討論に入ります。  討論通告者の湯藤弘美君及び桑田伸太郎君は、さきの第29号議案においてまとめて討論されましたので、これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第5号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第6号の討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。  湯藤弘美君、反対者。      (12番議員 湯藤弘美君 登壇) ○12番議員(湯藤弘美君) 議案第6号、平成21年度府中市後期高齢者医療特別会計予算に反対の立場で討論を行います。  日本共産党は、当初より後期高齢者医療制度そのものに反対し、撤廃を求めてまいりました。世界的にも例のないお年寄りいじめのこの医療差別の制度、これを始めて1年がたちます。国は医療改悪への怒りの世論に追い詰められて、保険料の年金天引きを昨年10月からは口座振替との選択制拡大、健保の被扶養者だった人に対する保険料均等割の9割軽減の継続など、幾らかの改善策をいたしました。これは国民の批判をかわし、制度を延命させることをねらって打ち出したものだと思います。一時的な負担軽減をしても後期高齢者医療制度そのものが存続する限り保険料は上がり続け、差別医療の被害も拡大すると思います。高齢者いじめのこの制度そのものを撤廃すべきとの立場から、本議案には反対いたします。      (12番議員 湯藤弘美君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第6号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第7号及び議案第8号について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第7号及び議案第8号について一括して採決を行います。  本議案2件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案2件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第7号及び議案第8号、計2議案は、原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第35号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  大本千香子君、賛成者。      (3番議員 大本千香子君 登壇) ○3番議員(大本千香子君) では、議案第35号、府中市一般会計補正予算について、賛成の立場から討論させていただきます。  現在、市民の多くの方が大変厳しい経済闘争を続けられている中でございます。また有効求人倍率も0.48と非常に厳しい状態が続いております。この中において今回補正の大きな柱として上げられているのが、国の施策による定額給付金支給事業7億3,580万円と子育て応援特別支援事業3,337万円がございます。この定額給付金につきましては、昨年秋より提唱されていたものであり、日々悪化していく経済状況の中で実施が半年も延びてしまったことは、まことに残念でなりません。今回の補正により実現し、市民の皆様には4月お届けのこととなりますが、しっかり市民の皆様に使っていただき、府中市の景気の底上げとなるよう願うところでございます。市民の皆様が大変待たれているこの定額給付金、そして子育て応援特別支援金を含んだ20年度一般会計補正予算に賛成いたします。      (3番議員 大本千香子君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第35号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第36、37、38、39、40、41、42各号、計7議案について一括して討論を行うのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第36、37、38、39、40、41、42各号、計7議案について一括して採決を行います。  本議案7件に対する委員長の報告は可決であります。  本議案7件を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第36、37、38、39、40、41、42各号、計7議案は、原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより発議第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  小川敏男君、反対者。
         (10番議員 小川敏男君 登壇) ○10番議員(小川敏男君) 発議第1号、府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、反対の立場で討論に参加いたします。  この発議は、ごみ処理協力金の半額をさらにもう1年継続するという趣旨です。この半額にするという趣旨に反対するものではありません。本来の無料にすべきという観点から反対するというわけであります。そのため発議第2号でごみ有料化の廃止を求めているとこであります。  さて、なぜ無料化にするかという理由は、当初の5%の減量目標からごみ量は21.5%も減量され、既に政策目的が達成されたということであります。こう言いますと有料化をやめるとごみ量はもとに戻ると言われますが、有料化の提案のときに府中市のごみ量は全国平均よりも県内平均よりも少ない、府中市民はもともとごみを出す量が少なく、ごみ減量化に市民は協力的と説明されていました。さらに10年前から始めた分別収集も市民の協力で16%の減量を達成したと発表されてきました。有料化をやめたらもとに戻るということは、ごみ減量化に協力してきた市民を信頼しないと言ってることと同じであります。市長は市民を信頼せずに何を頼りに市政を行われようとしてるのか、疑問に思うとこであります。  さらに、有料化は定着したと言われていますが、市民の合意を得たものではありません。すべての説明会で賛成の声はなきに等しかったことからも明らかであります。定着したのではなく、市民の声は無視されたのであります。さらに、本来ごみ処理は自治体固有の事務であり、有料化は税金の二重取りという批判も多く、藤沢市では現に市民が自治法違反と訴え、現在、公判中であります。さらに、府中市では法律用語にもない協力金を使用料と言われているのであれば、ごみ袋の値上げは当然条例事項として議案提出されるべきでありました。議案提出されないのは、使用料でないことを改めて証明していることではないでしょうか。ごみ袋が市長の独断で値上げできることになっていることも反対の理由であります。  最後に、100年に1度の経済危機の中、市民の生活悪化を考えて、広島市は市民の理解が得にくいと、ごみ有料化の議案提出を見送っています。市民の生活を考えれば無料に戻すべきであります。  以上の理由で、発議第1号、府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、反対いたします。以上です。      (10番議員 小川敏男君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 続いて、山本廣文君、賛成者。      (22番議員 山本廣文君 登壇) ○22番議員(山本廣文君) それでは、発議1号に対し、賛成の討論をさせていただきたいと思います。  この条例につきましては、皆さん方もよく御承知のように、府中市廃棄物の処理及び清掃に関する一部改正条例でございます。これの改正につきましては、この条例のままでいきますと、平成21年9月30日で今の現況がなくなります。そういった意味では、府中市は大変、今、経済状況が悪うございます。そしてそういう中で、ぜひとも継続していただきたいと、本当に素直な気持ちで今の激変緩和を継続する意味におきまして提案しておるものでございます。1号議案、2号議案と厚生委員会で十分議論していただいておると思いますが、厚生委員長の発表では、賛成であったというふうにお聞きしとるとこでございます。  また同時に、今回は資源物回収の奨励金も出されております。これに対して市民の皆さんが本当に一生懸命分別収集をしていただいております。そういった中で資源ごみが少しでも皆さんのお手元に返るという意味におきまして、こういった奨励金もされております。こういったことを十分市民の皆さんに報道していただいて、やはりこういったことも協力していただきたいというふうに思っておるとこでございます。  以上、簡単でございますが、賛成といたします。      (22番議員 山本廣文君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより発議第1号の採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 続いて、発議第2号についてでありますが、先ほど発議第1号、府中市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてが原案のとおり可決されましたので、一事不再議の原則により議決不要となります。  よって、発議2号については、みなし否決といたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 日程第43、陳情第1号及び日程第44、陳情第2号を一括議題といたします。  陳情第1号、家庭ゴミの「有料化問題」に関する陳情書及び陳情第2号、子供の医療費助成制度対象年齢拡大を求める陳情書については、厚生委員長から、目下、委員会において審査中の事件につき、会議規則第102条の規定により、お手元に配付いたしました申し出のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  陳情第1号及び第2号については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付すことに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、陳情第1号及び第2号については、厚生委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 10分間、休憩いたします。 午後 3時16分 ○議長(瀬川恭志君) 再開いたします。 午後 3時27分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 日程第45、意見書案第1号、保険業法改定の趣旨に沿って自主共済の適用除外を求める意見書の提出についてを議題といたします。  平田八九郎君から提案理由の説明を求めます。  平田八九郎君。      (23番議員 平田八九郎君 登壇) ○23番議員(平田八九郎君) それでは、意見書案第1号、朗読をもって提案にかえさせていただきます。よろしくお願いします。     保険業法改定の趣旨に沿って自主共済の適用除外を求める意見書     の提出について  地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「保険業法改定の趣旨に沿って自主共済の適用除外を求める意見書」を、別紙のとおり提出する。                             平成21年3月19日  府中市議会議長    瀬 川 恭 志 様                            提出者                             府中市議会議員                               平 田 八九郎                               能 島 和 男                               桑 田 由 治                               大 本 千香子    保険業法改定の趣旨に沿って自主共済の適用除外を求める意見書(案)  平成18年4月1日に施行された新保険業法によって、各団体が、その組織の目的の一つとして構成員のために自主的に運営している共済制度が存続の危機に追い込まれている。  保険業法改定の趣旨は、「共済」などの名前で不特定多数の消費者に保険類似商品の販売や勧誘を行って被害を与えた、いわゆる「ニセ共済」への規制である。これらの「ニセ共済」は、商売を通じた顧客を相手にしていることや、実際には勧誘した商品を扱っていないこと、所在不明になっていることなどの特徴がある。  こうした「ニセ共済」から消費者を守ることが法改定の目的であるにもかかわらず、実際には団体が構成員のために健全に運営してきた自主共済に保険会社と同様の規制を課し、制度を廃止せざるを得ない状況を招いている。  もともと団体が構成員のために自主共済を運営することは団体構成員相互の福利厚生を図る役割をもっており、健全に運営されている自主共済に必要のない規制を課し、その存続を困難にすることは、加入者(消費者)に被害をもたらし、法改定の趣旨や目的に反するものである。  これまで長年にわたり健全に運営をしてきた仲間同士の助け合いの「自主共済」に「儲けの論理」はなじまないことから、これまで通りの運営が行えるよう、早急に新保険業法の適用除外とされることが求められる。  よって、国においては、次の事項を実施されるよう強く要望する。  1 加入者が構成員と限定される共済制度は、直ちに新保険業法の適用除外とすること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成21年3月19日                               広島県府中市議会  よろしくお願いいたします。      (23番議員 平田八九郎君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて提案理由の説明を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 休憩します。 午後 3時32分 ○議長(瀬川恭志君) 再開いたします。 午後 3時32分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第1号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、意見書案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第1号の討論に入るのでありますが、ただいまところ通告はありませんので、討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第1号の採決をいたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 日程第46、意見書案第2号、今後の保育制度の検討に係る意見書の提出についてを議題といたします。  大本千香子君から提案理由の説明を求めます。  大本千香子君。      (3番議員 大本千香子君 登壇) ○3番議員(大本千香子君) それでは、意見書案第2号を読ませていただきます。案文の朗読をもって提案理由にかえさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  今後の保育制度の検討に係る意見書の提出について
     地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣、内閣府特命担当大臣(少子化対策男女共同参画)、衆議院議長及び参議院議長に対し、「今後の保育制度の検討に係る意見書」を、別紙のとおり提出する。                             平成21年3月19日  府中市議会議長    瀬 川 恭 志 様                            提出者                             府中市議会議員                               平 田 八九郎                               能 島 和 男                               桑 田 由 治                               大 本 千香子         今後の保育制度の検討に係る意見書(案)  保育制度を含む次世代育成支援のあり方については、規制改革会議の逐次にわたる答申などを受けて社会保障審議会少子化対策特別部会における議論が進められており、本年度中にも報告書がまとめられるものと理解している。  すでに、昨年5月には、社会保障審議会少子化対策特別部会において「基本的考え方」が示されているところであるが、現在、議論されている項目の中には、今後の財源の確保や保育要件の見直し、参入のあり方など保育行政の根幹にかかわる問題や、市場原理に基づく直接契約・バウチャー方式の検討など、今日まで保育所が担ってきた子どもの発達の保障機能が揺るぎかねない問題も提起されている。  ついては、厚生労働省における今後の保育行政のあり方に係る検討に当たっては、児童福祉法を尊重し、下記の事項を十分踏まえて行うよう強く要請する。  記  1 今日までの保育制度が果たしてきた役割を踏まえ、今後のあり方の検討に当たっては、実施責任を持つ現場の自治体及び保育団体との意見交換を十分行い、理解を得ながら進めること。  2 新たな保育の仕組みを検討する場合、「子どもの最善の権利を守る」観点から量の確保以上に質の担保が必要不可欠である点を踏まえること。  3 保育需要の飛躍的増大、多様化が予想される中で、次世代育成支援策を拡充するための安定した財源を確保すること。  4 認可外施設や認定こども園などに対する支援策を強化すること。  5 今後の利用促進を図るため保育料の負担軽減について検討すること。また、安易に負担金の徴収を現場の保育所に委ねることがないよう配慮すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成21年3月19日                               広島県府中市議会  以上です。御賛同よろしくお願いいたします。      (3番議員 大本千香子君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて提案理由の説明を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 休憩します。 午後 3時37分 ○議長(瀬川恭志君) 再開いたします。 午後 3時37分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第2号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第2号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、意見書案第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第2号の討論に入ります。  ただいまところ通告はありませんので、討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第2号の採決をいたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 日程第47、意見書案第3号、労働者派遣法の抜本的な改正を求める意見書の提出についてを議題といたします。  能島和男君から提案理由の説明を求めます。  能島和男君。      (20番議員 能島和男君 登壇) ○20番議員(能島和男君) 意見書案第3号、労働者派遣法の抜本的な改正を求める意見書の提出についてを提案させていただきます。  全文読んで提案といたします。  労働者派遣法の抜本的な改正を求める意見書の提出について  地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣、厚生労働大臣、衆議院議長及び参議院議長に対し、「労働者派遣法の抜本的な改正を求める意見書」を、別紙のとおり提出する。                             平成21年3月19日  府中市議会議長    瀬 川 恭 志 様                            提出者                             府中市議会議員                               平 田 八九郎                               能 島 和 男                               桑 田 由 治                               大 本 千香子       労働者派遣法の抜本的な改正を求める意見書(案)  昨年のアメリカ合衆国の金融危機に端を発した世界的な景気後退を背景として、わが国では、自動車産業を中心に、派遣労働者を初めとする非正規雇用労働者の一方的な解雇が相次ぎ、その深刻な実態が連日報道されている。  平成11年の労働者派遣法の改正以来、日雇い派遣が広がり、二重派遣や違法業務への派遣などがまかり通り、多くの派遣労働者が不安定雇用のもと、低賃金に甘んじて働かざるを得ない状況となっており、働いてもなお生活困窮に陥るワーキングプア人口はいまや1,000万人を超え、住居を持てずにネットカフェなどに寝泊まりせざるを得ない実態が全国的に拡大している。  こういった社会的状況を放置しておくことは、所得格差、貧困といった問題を深刻化させるとともに、少子高齢化が進む中、医療、介護等の社会保障制度全体の崩壊を招くおそれがあり、地方自治体としても決して看過できない大きな社会問題であると認識している。  よって、政府においては、派遣労働者を含むすべての労働者の雇用の安定を図り、正規・非正規の枠を超えて人間らしく働き、安心して暮らせる社会をつくるために、次の事項を内容とする抜本的な労働者派遣法の改正をするよう強く要望する。  1 登録型派遣を禁止すること。  2 常用代替を目的とした労働者派遣を禁止すること。  3 派遣受け入れ期間の上限を1年とすること。  4 派遣期間を超えた場合や違法行為があった場合、派遣先が直接雇用したものと  みなすこと。  5 派遣労働者の賃金は派遣先労働者の賃金を勘案するなど、派遣労働者の均等待  遇を実現すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成21年3月19日                               広島県府中市議会  よろしくお願いします。      (20番議員 能島和男君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) これにて提案理由の説明を終結いたします。  休憩します。 午後 3時42分 ○議長(瀬川恭志君) 再開いたします。 午後 3時42分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第3号の質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。  これをもって質疑を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第3号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、意見書案第3号については、委員会の付託を省略することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第3号の討論に入ります。  ただいまところ通告はありませんので、討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(瀬川恭志君) これより意見書案第3号の採決をいたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 議事の都合により審議を一時延期しておりました日程第2、議案第43号、教育委員会の委員の任命についての件を議題といたします。  既に提案理由の説明は済んでおりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  水田 豊君。      (2番議員 水田 豊君 登壇) ○2番議員(水田 豊君) 議案第43号についてお聞きしたいことがあります。  突然の提案で非常に驚いておりまして、けさ知ったことでございます。けさの提案で交代される委員さんの経歴等はわかりましたが、任期を3年残しての交代される経過も理由もわかりません。そういうことを知らずに審議もできないということですので、この突然の提案に至る経過、理由、そのことについてお聞かせ願いたいと思います。      (2番議員 水田 豊君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 伊藤市長。      (市長 伊藤吉和君 登壇) ○市長(伊藤吉和君) 今さらの御質問というふうに言わさせていただきたいんですけど、特段経緯というか、この提案に直接かかわる経緯らしいものというのはございません。県の教育委員会から教育長の人材をいただいているのが今の府中市の状況でございまして、本市の教育長人事については県教委の人事異動に従う必要がございます。人事権者は言うまでもなく県の教育長でございまして、今回は、その異動のあるなしも含めまして決定をし、我々が知ったのも今週になってからでございます。  こう言うと、ちょっと何か身もふたもないいうふうに聞こえるかもしれませんけども、御案内のように、ここ2代の教育長さんは県教委にお願いをし、県教委の方も有為有能な現役の職員を派遣をいただいてきたわけでございます。現目﨑教育長につきましても、一昨年ごろより後任について再び県教委の方から派遣をいただけるように教育長にお願いをしてまいったところでございます。幸い、昨年、一昨年異動はなく、目﨑さんの教育長は4年間に及んでいたわけでございます。しかし、新年度には、今回明らかになりましたように、再び県教委の御配慮によりまして後任に高田さんをいただけるということで、目﨑さんの辞任とあわせてこのような異動になるものでございます。  経緯といってもそういったことでございますが、いわゆる府中市の教育行政のトップとして教育委員会を率いていただく人材をいただくものでございますので、何とぞ御理解をいただきたいと思います。以上でございます。      (市長 伊藤吉和君 降壇) ○議長(瀬川恭志君) 水田 豊君 。  以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第43号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(瀬川恭志君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第43号については、委員会の付託を省略することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第43号の討論に入ります。  ただいまのところ通告がありませんので、討論を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) これより議案第43号の採決をいたします。  ただいま議題となっております議案第43号、教育委員会の委員の任命について同意を求める件は、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。       (賛成者起立) ○議長(瀬川恭志君) 起立多数であります。  よって、議案第43号、教育委員会の委員の任命について同意を求める件は、これに同意することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 休憩します。 午後 3時50分 ○議長(瀬川恭志君) 再開いたします。 午後 3時55分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(瀬川恭志君) 以上で今期定例会に付議された案件はすべて議了いたしました。  これにて平成21年第1回府中市議会定例会を閉会いたします。 午後 3時55分  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。   平成  年  月  日       府中市議会 議  長       府中市議会 議  員       府中市議会 議  員...