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平成15年第6回定例会(第3日12月 9日)

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  1. 府中市議会 2003-12-09
    平成15年第6回定例会(第3日12月 9日)


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    平成15年第6回定例会(第3日12月 9日)            平成15年第6回府中市議会定例会会議録  平成15年12月9日午前10時府中市議会定例会本市議事堂において再開した。 1 出席議員       1番  小野申人君          2番  橘髙政信君       3番  丸山茂美君          4番  片山剛三君       5番  小川敏男君          6番  小森龍太郎君       7番  湯藤弘美君          8番  平田八九郎君       9番  桑田伸太郎君        10番  瀬川恭志君      11番  福元登志雄君        12番  戸成義則君      13番  武田信寛君         14番  松坂万三郎君      15番  赤松隆志君         16番  能島和男君      17番  棗田澄子君         18番  山本廣文君      19番  住田賢治君         20番  大原一人君      21番  前木昭美君         22番  伊藤正道君      23番  佐伯好昭君         24番  小田敏雄君 1 欠席議員      な し
    1 事務局及び書記     局  長  安藤靖彦君      議事係長    表 千昭君     主  任  皿田敏幸君 1 本日の会議に付した事件  第1    一般質問           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 再開いたします。                午前10時05分 ○議長(平田八九郎君) 本日の議事は、お手元に配付しております議事日程表により、議事を進めたいと思います。  日程第1    一般質問           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 説明員の出席を求めます。  市 長             伊藤吉和君  助 役          石岡勝朗君  収入役             小原紘一郎君 教育長          半田光行君  教育部長兼教委総務課長     宮原誠之君  総務部長兼市史編さん室長 高田義明君  市民生活部長          山根 剛君  建設部長         田丸浩造君  人事秘書課長          楢崎章正君  総務課長兼選管事務局長  藤岡敏秋君  企画財政課長          佐々木清人君 合併推進室長       樫木弘起君  税務課長            瀬尾 誠君  商工観光課長       木村知二君  市民課長            平田美知子君 医療国保課長       桒田立男君  児童課長            高尾茂樹君  保健課長         佐伯敏行君  環境整備課長          神舎寿幸君  福祉事務所長       清水容知君  地域ふれあい会館長       小林重人君  監理課長         藤木美視君  用地課長            井上雄介君  土木課長         石丸秀文君  都市計画課長          藤本知之君  下水道課長        小林松夫君  農林課長兼農委事務局長     三島輝雄君  会計課長         山口征夫君  政策推進室長          船尾恭司君  水道課長         山崎卓男君  学校教育課長          目﨑仁志君  社会教育課長       有永幸則君  給食課長            加藤憲造君  図書館長         池田靖昌君  監査事務局長          瀬尾文彦君           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君)ただいまから本日の会議を開きます。  日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。  順次質問を許します。  まず、平成クラブ小野申人君の登壇を求めます。  小野申人君。             (1番議員 小野申人君 登壇) ○1番議員(小野申人君) 皆さん、おはようございます。  ただいま議長のお許しをいただきましたので、平成クラブ、1番議員、小野申人が質問をさせていただきたいと思います。  私は、統合小学校並びに小中一貫教育を含めた教育関連の質問をさせていただきたいと思うわけでありますが、この問題につきましては、きのうも随分議論されましたので、若干重複する箇所もあるかとは思いますが、よろしくお願いをいたしたいと思います。  統合小学校並びに小中一貫教育につきましては、6月議会、9月議案で提案され、その後、議会におきましても、過去3年間にわたって研究をし、成果を上げてこられた呉市に視察に行ったり、あるいは各会派で、きのうも報告がありましたように、視察をされたり、また、文教委員会で集中審議をしたり、その後全員協議会でも議論をされてきました。その中で、小・中が連携を取り合いながら子どもたちを育てていくことについては、呉の例、あるいは府中市における北小学校、四中の例、あるいは三原附属の例からもわかるように、その成果あるいは必要性につきましては、皆様も認められておられることと思います。  くしくも呉の研究発表の最後に、小中一貫を進める上で一番いいのは、やはり一体校をつくることであると先生が話されました。ところが、呉におきましては、そうしたいが、それは現在大変難しいという話もされたのを覚えておられる方も多いと思います。ところが皆さん、府中はどうでしょうか。まさに今、そのチャンスが目の前にあるわけであります。しかも、それは手を伸ばせば届くところにあるのではないでしょうか。運というのは流れているものであります。運をつかむには、時として素早い判断を必要とするときもあるかもしれません。  我々平成クラブが、10月、11月と行った市政報告会においても、また、市のPTA連合会の役員の方々と文教委員会の懇談会からもお伺いしているように、今唱えられている小中一貫教育を含めた統合学校構想に対する期待が非常に強い。また、推し進めてほしいという願いを十分感じられた次第であります。私たちの務めは、次代を担う子どもたちに、また、将来の府中を託するべく、子どもたちに、設備の整った教育環境をつくることではないでしょうか。今こそ大局を見据えて確かな判断をし、府中の新しい教育の拠点となるべく、一貫校の設立を決断するときではないかと思います。  そこで、質問に入らせていただきたいと思いますが、まず、統合小学校構想でありますけど、きのうも答弁で出ておりましたように、基本的には4校まとめてという答弁でありました。中には早期実現を願う声もあるようでありますが、早期に一部だけ統合して、またその後4校というのは混乱を招くということで、あくまでも4校という答弁でありましたが、逆に、例えば統合にどうしても入らない、いわゆる単独校で行くという独自の路線を打ち出す学校がもし出た場合は、そういった場合はどうされるのかというのを確認しておきたいと思います。  また、小中一貫教育についてでありますが、今年度から、四中、そして北小学校という形で、府中市内でも早期に取り組んでいるところがあるように聞いております。また、四中、北小ではそれなりの成果も上がっているように報告も受けておりますが、来年度からに向けて、ほかの学校でのそういった取り組みの予定はどういうふうになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。  また、特に二中を中心とした統合対象であります4校、そして、旭小学校を加えた、そういった二中学区での取り組みはどういったふうに考えておられるのかをお示しをいただきたいと思います。  また、それにあわせて、小中一貫教育を少し進めていくという話がございましたが、職員の配置増等も計画にあるのかどうか、あわせて教えていただきたいと思います。  次に、小中一貫に加えて、幼・保・小の連携でありますが、現在でも、国府小学校では、近くにあります保育所並びに幼稚園との連携が授業などを通して行われているように、先日行われました研究公開授業でも報告をされておりました。国府だけに限らず、ほかの小学校にもそういった連携についてのお考えがあるのかどうかも、あわせてお示しをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、教育改革についてでありますが、今年度から適応指導教室、いわゆるスマイルルームが開設されたわけですが、今現在の現状とあわせて、今後の取り組み方についてお教えいただきたいと思います。  続きまして、図書教育についてでありますが、これも、やはりことしの9月から、今まで各学校単位の、ほぼPTAを中心になって設けておられました各学校の図書司書が、市の教育委員会の管轄による巡回司書という形で、市内全校を回るようになったようであります。ただ、図書教育というのは、一部の図書司書の方だけに頼るべきものではなく、学校の教職員の方、あるいは児童たちとも、あわせて進めていくべきものであると思いますので、学校教職員と図書司書のどういったかかわり方を目指しているのかを教えていただくと同時に、どの学校を見ましても、やはり図書の本が大変古くなっているように見受けられます。図書の本の整備につきましても、計画がありましたら教えていただきたいと思います。  続きまして、教職員の意識改革というところでありますが、広島の八本松にあります研修センターへの参加率は、以前、議会でお聞きしましたところ、非常に参加率が高くなり、1人が2回も3回も行かれるところを含めると、たしか160%ぐらいになっているというふうな話を聞いておるわけでありますが、1人の方が行かれるのではなく、職員の先生方の参加率といいますか、何%ぐらいの方が実際に研修へ参加されているかといったところを教えていただきたいのと、府中市にリソースセンター教育委員会の2階にリソースセンターができましたが、府中の教育センターでの研修の状況も、あわせて教えていただきたいと思います。  また、それにあわせて教育委員会、あるいは学校長の方針と教職員との連携でありますが、教育委員会あるいは学校長の方針を職員の方々にどういった形で伝えているのか、また、現実どういった形で伝わっているのかというのも教えていただきたいと思いますと同時に、先般、11月の20日だったと思いますが、新聞にも載っていましたように、一中に脅迫状めいたものが送られてきたと。中身については、私も詳しくはわからないわけでありますが、どうも学校の先生、そして生徒たち、そして保護者、そういった、本来は信頼関係で結ばれなければいけないところに何か原因があったのではないかと感じとったわけでありますが、そういったことが表面化する前に何か手だてが打てなかったのか、あるいは学校長と、そういった問題を抱えておられたとしたら、そういった先生方との、一緒になって解決する方法はなかったのか、また、これを教訓として、例えばほかの学校でこういったことが発覚する恐れはないのか、あるいはそういったことに対しての、何か手だてを教育委員会としても考えていっておられるのかといったところをあわせて教えていただきたいと思います。  また、先ほどの教師の研修でありますが、研修希望者に対する引きとめが行われているという話を聞くわけでありますが、本当にそういったことがあるのかどうかというあたりも教えていただきたいと思います。  今年度は、すべての小中学校で公開研究授業が行われ、あと1校を残すのみになっているようでありますが、各学校をできるだけ私も見に行かせていただいたわけですが、非常に熱心に、先生あるいは児童たちも取り組んでいるようであります。これは来年度も同じような形で全校実施をされる予定になっておられるのかどうかも、あわせてお聞きをしておきたいと思います。  そして最後ですが、今年度も、昨年に続きまして、先般基礎学力調査並びに生活実態調査が行われたと聞いております。基礎学力調査につきましては、昨年度は府中市はおおむね県内の平均点を上回ったという報告を受ける反面、一方で、生活実態調査の中で、朝御飯の問題であるとか、将来の夢を語る点であるとか、いわゆる元気な府中っ子を目指される部分で少し心配な部分が見受けられたという報告が、たしかあったように記憶しておりますが、今年度の基礎学力調査並びに生活実態調査から見た児童・生徒の実態と取り組みについてお聞きをいたしてまして、1回目の質問を終わらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。             (1番議員 小野申人君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 半田教育長、答弁。              (教育長 半田光行君 登壇) ○教育長(半田光行君) それでは、小野議員の御質問の中で、統合小学校構想という項目と、そして小中一貫教育についての二つの御質問項目について、私の方からお答えをいたします。  お尋ねは、まず前提として、JT跡地という絶好のチャンスであって、一体校推進に御理解をいただいているというふうに私は受けとめさせていただいたわけでございますが、ただ、説明会等々でもたくさんの御意見、御要望を教育委員会に届けていただきました。ぶつけていただきました。私たちは、今後の展開に応じまして、いただいた御意見、御要望は、ぜひ大切に、参考にさせていただきながら、それぞれの場面に応じた施策の展開を図っていきたいというふうに考えております。  まず、早期実現を希望する学校があるか、また、そうした場合にどうするかというお尋ねでございますが、昨日もお答えをいたしましたように、基本的に、教育委員会といたしましては、4校を平成20年、一気に統合し、進めていきたいというふうに思っております。  御案内のとおり、この御希望というのは、私たちにも届けられております。すなわち子どもたちは生きている、したがって5年間も待てないという率直な御意見を、特に二つの学校での説明会の後に聞かされました。この場でも御紹介したり、全員協議会でもお話したかと思いますが、私たちが別れ際、あるいは駐車場へ出て車に乗るまで追いかけてこられる方もあったのも事実でございます。ただ、これも御承知のとおり、やはり大切な学校を残してほしいという御意見があったのも事実でございます。したがいまして、私といたしましては、現在、この5年間の間に二段階、三段階のステップを組むというのは、投資的な面を考えてみても大変難しゅうございますし、基本的には一度に対応させていただきたい、このように考えております。  また、単独で独自路線をと、こういう御意見もいただいたわけでございますが、私の段階では、現時点ではそういう状況は、残念なことに把握し切れておりませんが、私といたしましては、この議会において一定の方向性をぜひともお定めいただきまして、それの結果において教育委員会のとるべき体制は、さきの早期実現の問題も含めまして、検討させていただきたいというふうに思っております。  いずれにいたしましても、昨日、そしてきょうの小野議員と、大変大切にこの問題を受けとめいただきまして、府中市にとりまして歴史的転換を図るような大きな投資でもございます。私たち教育委員会といたしましては、失敗の許されないこのテーマについて、さまざまな方面からの情報をいただく中で慎重に対応していきたい。そして、喜んでいただける教育改革に努めたいと考えております。  2つ目の小中一貫教育についてでございますが、まず、四中、北小のように、既に取り組みがなされている、そういうところがある、他の学校の取り組みはと。とりわけ二中学区あるいは職員の配置という問題についてのお尋ねでございますが、私たちといたしましては、昨日、議員さんからも御指摘いただきましたように、歴史ある一貫教育のスタイルが、四中、北小では長年続けられてきた。私たちは、そういう意味では、大変大きな教育的財産を府中市は持っておるわけでございます。これを当然大切にさせていただき、そして、これから進める小中一貫教育について参考にしたいというふうに考えております。したがいまして、四中、北小の現在の取り組みについては、教育委員会としても大きく支援をしてまいりたいと考えております。  なお、御存じのとおり、明郷小学校と第三中というのは、小学生、中学生が同じ校門から入っていく。いわば、これからJT跡地に私たちが構想するところの玄関口に似たような場面を想定させるような、そういう施設の構えになっております。私は、この明郷と第三中におきましても、これから教職員の理解を得ながら、この一貫教育の体制を先進的に進めてもらいたいと、こういうふうに既にお願いをし、これから取り組みに入っていただくように段取りをとりたいと考えております。  いずれにいたしましても、三原附属小学校、中学校、そして幼稚園の12カ年の研究についても、12月5日には公開研究がなされたわけでございますが、私も、残念なことにすべては見れませんでしたが、登校風景を見る中で、幼稚園の子どもと小学生と中学生がみんな一つの校門から入ってくる。しかも、そこには決して違和感のない中での登下校が想定される。もちろん、府中市は700人規模の小学校と300人を超える中学校という、現在の推計からいきますと結構大きな規模になりますから、明郷小学校と第三中、あるいは三原附属幼稚園、小学校、中学校、いきなり当てはめるということはいささか乱暴かと思いますが、ただ、スタイルとしては、私は、今後の取り組みの中で、そうした小中一貫教育の体制というものは決して大きな混乱なく進めていけるものであるというふうに思っております。  ただ、今後そうした一貫教育の取り組みというものはどんどん実験的にも進めていきたいわけでございますが、御指摘の二中学区、あるいは一中学区に見られますように、連携をしていく、すなわち校舎が離れている場合の取り組みというのは、やはり私たちとしては大切にしていかなければならないというふうに思っています。大切にしていくということは、私たちとしましては、この二中や一中の学区でのこれからの試行というものが、府中市の小中一貫教育、全市を挙げての取り組みの、大変、成功、不成功の大きなかぎになると思っています。  したがいまして、これは来年度から、私といたしましては研究組織を立ち上げまして、そうした中での御意見をいただく中で、呉市のような段取りまで行くかどうかわかりませんが、職員の配置についても大いに検討し、私たちの施策の展開の実現をそれぞれの学校が果たしてくれるわけですので、援助してまいりたいというふうに考えております。この点については、また改めての議会ででも皆様方に御論議をいただきたいと思っております。  また、この小学校と中学校の一つの壁あるいはハードルをスムーズに越えさせようという小中一貫に対して、幼稚園や保育所あるいは高校との間についても大変大きな論議になっているのも事実でございます。私たちといたしましては、先ほど御紹介いただきました国府小学校国府保育所などで取り組みの進められている幼稚園、保育所と小学校、ここの取り組みも大いに、これからそれぞれの学校、そして保育所に広めていきたい。もちろん教育委員会の管轄でない部分もあるわけですが、私といたしましては、小中の連携と同じ発想で、やはりスムーズに、幼稚園、保育所から小学校へ、すなわち保育という遊具、遊び、こうしたものを中心にした教育から、いわゆる強化学習への移行をスムーズに図るということは、中学生になる小学校6年生のハードルと同様に、大変大きな負担がそれぞれかかるものではないかと思っております。  したがいまして、今後どういう段取りになるかは、現時点では、申しわけございません、まだ未定でございますが、少しずつこの枠組みを拡大して、市役所の中でいえば、私たち教育委員会と市長部局との連携を図りながら研究を進めていきたいと思っております。  高校につきましては、既に府中高校、府中東高校、上下高校とも、小学校、中学校同様、公開研究会をする時代になっております。案内がどんどん来ております。ただ、私がそれぞれの学校の公開研究会に参加させていただいた感想では、それほど中学校の先生方が高校の公開研究会にお越しになっているという状況ではございません。すなわち、私たちといたしましては、教育委員会や校長の意識ほどには、まだ教職員、いわゆる教諭の皆さん方、あるいは養教、事務、栄養職員の皆さん方のところにまでその必要性が伝わっているとは言えない。これは大きな課題であると思っております。したがいまして、今後そうした先生方への意識づけを含めて取り組みを進め、小中の一貫教育が中心に、幼稚園、保育所、高校との連携も大切に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。              (教育長 半田光行君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 目﨑学校教育課長、答弁。             (学校教育課長 目﨑仁志君 登壇) ○学校教育課長(目﨑仁志君) 失礼いたします。  それでは、教育改革に関連いたしまして、私の方からお答えをさせていただきたいと思っております。  まず、適応指導教室の現状、それから今後の取り組みということでございました。9月に開設をさせていただきまして、昨11月までで計61件の相談を受け付けております。内容につきましては、不登校関係が53件、他が問題行動やいじめ等ということでございます。今後の対応でございますけども、適応指導教室におきます相談事業を初め、県の教育委員会の事業により、第一中学校、第二中学校へスクールカウンセラーを配置いただいております。また、第三中学校の方へは心の教室相談員、これは資格を有しない方でございますが、第三中学校の方へも県の方から配置をいただいております。そのような県の事業を今後とも活用していきたいということが一点。それから、教育委員会といたしましては、生徒指導主事研修というふうなものも行っておりますので、その中で、指導力の向上でありますとか、学校体制づくりに向けての研修を今後とも進めていきたいというふうに思っております。  また、せっかく専門的な知識、経験を有している相談員の方、教育委員会の方にお願いしておりますので、そういう方との連携を図りながら研修を進めていきたいというふうに思っております。  続きまして、2点目、学校図書館の司書の方の件でございます。こちらの方も9月からお願いをしておりまして、図書館の整備あるいは本の整理・補修などをしていただいております。図書だよりを発行していただいたり、あるいは子どもたちが図書館を身近に感じるようにということで、ポスターをつくっていただいたり、また、時間の許す範囲で読み聞かせなどもしていただいておりまして、非常に子どもたち、楽しみにしているという状況がございます。ただ、利用の頻度ということで申し上げますと、中学生よりは小学生の方が多いというのが現実でございます。  それから、学校の先生方とのかかわりということでございますけれども、大きく二分されまして、一つは学校図書館司書教諭、あるいは担当の先生と連携をされているという学校もありますし、そうでない学校もあるというのが実情でございます。  御承知のように、図書館の職員が配置されていないという学校は県内に多数ございます。そういう学校では、学校の先生方や図書委員会の児童・生徒が一緒になって運営をしているわけですので、お願いをしております図書館の職員の方と、それから府中市の学校の先生方が連携を十分に、密に図っていけば、さらに充実したものになるんではなかろうかというふうに考えております。その点、引き続き校長会等でも指導してまいりたいというふうに思っております。  また、図書の冊数ということでお話をいただきました。これにつきましては、教育委員会といたしましても、市長部局、関係課の方と協議を精力的に進めていきたいというふうに思っているところでございます。  それから、教職員の意識変革ということで、研修の実態について御質問をいただきました。お話の中にもございましたが、延べ数でございますけれども、本年度、県立教育センターへの受講申し込み、当日欠席やむなしというふうな状況の場合にはお休みをされるわけですが、受講申し込み時点で、小学校が約150%、中学校が約90%ということでございます。昨年に比べまして、小学校が67%、中学校が約52%の増加という状況でございます。  また、特徴的なものでございますが、本年度、教育センターでの6カ月間の長期研修というのがございますが、前期、後期合わせて5名の先生に参加をしていただくようになりました。また、中堅教員の育成ということで、ミドルリーダー育成セミナーというのがございますが、そちらの方へ9名。それから民間企業への研修、これは夏期休業中の短期、これが2名。それから、現在お一人行っていらっしゃいますが、6カ月間の長期研修、これが1名。さらに日韓学術文化青少年交流事業というのがございまして、こちらの方へ1名参加をされました。いわゆる特別研修というふうな形のところへ総勢20名を超える先生方に御参加をいただいているという状況でございます。  また、御質問の中へ、延べ数ではなくて実数ではどうかというふうなお話もございました。各学校の配置されております教諭の数で割合をとってみますと、小学校が、実数で約95%ぐらい、中学校が、実数で約66%ぐらいの方が県立教育センターへの申し込みをされている。中にはダブって申し込みをされる方がいらっしゃいますので、延べでいけば、先ほど申し上げたような150とか、90とかいうふうなぐらいの数字になってまいります。  それから、ちょっと順序が入れかわりますが、来年度の公開研究会ということでございます。これにつきましては、最終的には学校長の判断となりますけれども、教育委員会といたしましては、府中市内の学校の多くが、いわゆる本格的な研究のスタートラインに立ったというふうに認識をしております。したがいまして、ぜひ来年度も継続して行っていただきたいというふうに願っているところでございます。  それから、一中への脅迫状のことについて御質問をいただきました。このことにつきましては、大変御心配をおかけしたところでございます。平素学校が取り組んでおります教科指導あるいは生徒指導に対する理解がなかなか十分に得られていなかった部分があるのかなとは思っておりますけれども、いかんせん差出人が不明という状況の中で、原因の特定といいますか、確認ができない状況にはございます。  しかしながら、生徒指導のあり方というふうなものを当該校でも十分見直して、よい方向での充実を図っているというのが現状でございますし、また、他校におきましても同様な状況が起きないように、教育委員会といたしましては、やはり日ごろの教育活動の見直しと充実というふうなものを図ってまいりたいというふうに思っております。とりわけ生徒指導にかかわりましては、福山教育事務所におきましても、府中市教育委員会におきましても、生徒指導主事研修というのをやっておりますので、そられを十分に活用していきたいというふうに思っております。  また、教育委員会、学校長の方針を全職員にどのように伝えていくのかという御質問もございました。また、現状はどうかということでございますけれども、こちらの方、私どもといたしましては、定例の校長研修会、あるいは教頭研修会等々で、教育委員会の方針については逐次指導をしておるところでございます。また、校長・教頭研修会、ともに基本的には同じ内容で指導いたしますので、学校へ戻りまして、校長、教頭ともに同じスタンスで職員に指導ができるというふうな状況をつくっております。そういう中で、かなり職員の方へも浸透してきているのではなかろうかというふうに受けとめているところでございます。今年度、とりわけ公開研究会を控えていたという状況もありましょうが、各校の教務主任の方が教育委員会を訪れて、私どもの係員とあれこれ相談をするというふうな状況も多々見られたところでございます。そういう意味では、教育委員会と学校の先生方との距離というふうなものも徐々に、いい意味で縮まってきているんではなかろうかなというふうに受けとめております。  それから、研修を希望する先生に対する引きとめというふうなことがございまして、私どもも、研修への参加者に対して意欲をそぐような言葉をかけた教員がいたのではないかというふうな話は聞いてはおります。事実の確認はしておりませんけれども、仮に事実ということであるならば、それは資質向上が求められている今日の状況にそぐわないものであるというふうに考えております。教育公務員として、指導力の向上は必要条件でございますので、意欲のある職員に対しては研修の場が保障されますよう、教育委員会としても引き続き努力、支援をしてまいりたいというふうに思っております。この点については、引き続き校長会等でも指導してまいりたいと思います。
     それから、基礎学力調査生活実態調査から見た児童・生徒の実態と今後の取り組みということでございました。まず、学力についてでございますけれども、平成14年、15年ともに小学校5年生、こちらの方は県の平均通過率を若干上回るという状況でございました。中学校におきましては、昨年は県の平均通過率を上回るという状況がございましたが、本年度、逆に若干下回るという状況がございます。教科ごとに申し上げますと、国語が県平均に比べましてマイナス2.7、数学がマイナス3.5、英語がマイナス0.6という状況でございました。  それから、生活実態の方でございますけれども、こちらの方、県平均の数値と、それから府中市平均の数値、その差が5ポイントというのを一つのラインとしまして挙げてみたんですが、非常に、幾つかございます。その中で特徴的なというふうなものを申し上げますと、自分の役割を最後までやり遂げるという質問がございました。これについては、小学校がマイナス7.9、中学校がマイナス5.0でございました。  それから、読書でございます。1カ月に6冊以上11冊以下本を読みますという子どもさん、小学校では県平均を超えること6.6ポイントということで、大変よく読んでいただいているという状況が見受けられます。  それから、休日の過ごし方の中で、中学生ですが、部活動に参加をするというのがございます。これは、事実ということで言えば、中学校県平均を下回ることマイナス18.1ポイントという状況でございました。  さらには平素の家での学習時間、中学校でいきますと、1時間未満と答えた子どもが、県平均よりも6.8%上回っている。1時間以上2時間未満と答えた子どもは、県平均を下回ることマイナス5.7ポイントというふうな状況がございます。  ちょっと時間の方がかなりかかってしまいますので、さらに御要望があれば、また別紙ということでお渡しをしたいというふうに思っております。  以上でございます。             (学校教育課長 目﨑仁志君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 小野申人君。              (1番議員 小野申人君 登壇) ○1番議員(小野申人君) 大変丁寧な御回答をいただきまして、ありがとうございました。御回答をいただいた中で、先ほどの一中の問題なんですけど、恐らく生徒も随分悩みを持っていたと思うんですが、一中、二中にはスクールカウンセラーを設置されているということをお答えいただいたわけですが、スクールカウンセラーを設置されながら、子どもたちもなかなか自分の悩みをだれにどうぶつけていいのかわからない点もあったんではないかなというふうにお伺いしているわけなんで、そのあたりを、また教育委員会の方でも、改めての御指導をお願いしたいと思います。  それから、公開研究会を全校で実施されて、恐らくすべての学校で、当日、反省会なるべきものをされていると思うんですが、反省会から出た感想で、何か特にありましたら、また教えていただきたいと思います。  次の質問に移らせていただきますが、留守家庭教室のあり方についてでありますけど、これは過去の議会でもいろいろ質問が出ておりましたんですが、改めて県内での実施状況をお知らせいただきたいのと、留守家庭教室の要望の中で一番多いのは、やはり日常の開設時間をふやしてほしいというのと、長期休暇での開設時間をふやしてほしいという点だと思います。長期休暇の開設時間は、現在は午前だけの学校がほとんどということで、午後からの開設につきましては、何か聞くところによると、保護者の方がボランティアで交互に出られたり、あるいは保護者の方がそれなりに費用を負担されながら、また、指導員の方に延長して見ていただいておられるというのが実情だと聞いておるわけですが、そうすると、保護者の少ない学校には費用負担が随分大きいというふうに聞いております。全校で一気に長期休暇の開設というのは大変難しいとは思うんですが、例えば、長期休暇の期間に限り、どこかの学校をまとめて、それぞれの学校ですると、2人指導員がおられるわけですから、例えば午前の部と午後の部に分けてどこかの1校で集中開設するとか、あるいはパートさんを雇用という形で考えていくとかいった手だてができないのかどうか御検討をしていただきたいと思いますので、御回答の方もよろしくお願いしたいと思います。  それから、生涯学習推進計画の進捗状況でありますが、きのうも答弁がありましたので、2点だけお聞きしたいんですが、いわゆるグラウンドとか体育館の公共施設の利用でありますけど、月曜が祭日の場合の利用、今年度だけを例にとりますと、土曜を休みに入れますと、土・日・月の三連休が、たしか7回ぐらいあったと思いますし、非常に時候のいい季節にもあったように思うわけですが、日曜、月曜でイベントを組もうとしても、月曜日が休みでも、なかなか体育館あるいはグラウンドが使えないという声を随分聞くわけですが、そのあたりを何とか配慮をいただいて、そういった休みのときは、利用できる方法がとれれば、ぜひともお願いしていただきたいと思います。仕事が月曜日の休みという方も随分いらっしゃるわけなんで、そういった方々に対しても何らかの配慮をお願いできないものかと思っております。  それから、もう一点、これも以前聞いたようなんですが、ボランティアの方々の人材登録状況と学校間の情報交換ということで、ボランティアの、希望されている方が随分あちこちで、語学のボランティアも含めていらっしゃるというふうに聞いておるわけですが、その方が、ボランティアをやりたいというふうな申し出をされた方がおられた場合、どこへどういった形で申し出をしていけばいいのかということと、実際登録されてある方の状況を教えていただきたいと思います。  それから、各学校で、今、総合学習を使って、頻繁にゲストティーチャーということで、地元の方々に学校へ来ていただいて授業をしていただいているという話を聞くわけですが、そういった方々を、各学校単独で講師の方を呼んでおられるだけであって、非常にもったいないと思うところもありまして、各学校で呼ばれた方々のゲストティーチャーの登録状況、あるいはそういったデータバンク的なものをつくっておられるのかどうかといったところもあわせてお知らせをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。              (1番議員 小野申人君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 目﨑学校教育課長、答弁。             (学校教育課長 目﨑仁志君 登壇) ○学校教育課長(目﨑仁志君) お答えします。  まず、第一中学校に関してでございますけれども、先ほども申し上げましたように、差出人が不明ということでございますので、なかなかそのあたりとの関連性ということについては、お答えするのが難しいところがございます。ただ、思春期を迎えております中学生にとりまして、やはり学校がどのような場所であるかということは大変大きな問題であろうというふうに思っております。そういう意味ではスクールカウンセラーの方と、それから学校の先生方との日常的なパイプのつながりというふうなものは、今後とも大事にしていかなければいけないであろうというふうに思っております。  それから、以前の議会でもお話をさせていただいたかというふうに思っておりますけれども、やはり日ごろ、学校の先生方が生徒をどのような視点でもって見ていくかということ、このあたりも改めて振り返っていく必要があるんではなかろうかなというふうに思っております。やはり基本的には、まずは丸ごと受けとめていくというふうな部分が必要になってくるんではなかろうかというふうに思っております。いずれにしましても、県、それから市の方で配置をさせていただいておりますスクールカウンセラーでありますとか、あるいは相談員さんでありますとか、そういう方の専門的な知識等々を十分に活用させていただきたいというふうに思っております。  また、公開研究会を終えた後の学校での感想ということでございますが、私どもが聞いておりますのは、まず第一に、やっと終わったという感想が一つございます。2つ目、やってよかったというふうな感想も、校長を通して聞いております。一つの大きな行事をやっていくという、しかも、みずからの指導力を他校の先生にさらけ出すと、裸の自分を見ていただくということでございますので、ある面、非常に大きな勇気といいますか、度胸といいますか、決断が必要だっただろうと思います。しかし、そこに至るまでのプロセスと、それから当日を迎えた後の爽快感というふうな形で、学校の先生方、非常にすがすがしい表情をされていたと。中には大分反省会で盛り上がったというふうなお話も伺っておるところでございます。そういう意味では、次年度に向けての元気も出していただけるかなというふうに思っております。  留守家庭教室についてでございます。県内での実施状況でございますが、多くの市町村で開設をされております。私どもが把握をしておりますのは、県内13市ということで申し上げますと、府中市は、広島市に次ぎまして、開設率が2番目ということになります。92%ぐらいでございます。時間延長というふうなこともございましたけども、平生の稼業日の時間延長あるいは長期休業中の開設時間の延長ということになりますと、当然それにかかわる費用というふうなものも避けて通れないわけでございます。以前、教育長の方からもお答えをさせていただいたかというふうに思いますが、13市の中でも、かなりの市で、いわゆる利用料というのを集めているところがございます。私どもの調査によれば、13分の9の市で、大体月3,000円ぐらいが多いようですが、自己負担をお願いしているというふうな状況にございます。また、検討中のところがそれに加えて2市あるようでございますから、11市、13分の11が自己負担をお願いするか、あるいはその方向で検討中ということでございます。したがいまして、いわゆる時間延長ということになれば、府中市におきましても、そのような自己負担というのを視野に入れて考えていかざるを得ない状況にあるんではなかろうかなというふうに一点思っております。  それから、長期休業中の、例えば集中開設、非常勤の職員の雇用というふうなこともございました。集中開設につきましては、子どもの家と、それから開設場所との距離というふうなものが、これ、また出てまいりまして、少し研究をさせていただきたいなというふうに思っております。また、非常勤職員につきましても、先ほどと同様に、いわゆる人件費の問題が生じてまいりますので、トータルでこのあたりは、また少し時間をいただいて、研究をさせていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。             (学校教育課長 目﨑仁志君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 伊藤市長、答弁。               (市長 伊藤吉和君 登壇) ○市長(伊藤吉和君) 公開研究会の感想ということで、私もぜひ一言言わせていただきたいと思いまして、ことしの公開研究会、私も今までに4校拝見いたしまして、率直に見させていただいた感想を申し上げますと、よくぞここまでわずかの間に充実したこういう公開研をやってくれるようになったという、本当に先生方に対する感謝と、そして、公開研当日の本当に切ないばかりの一生懸命な皆さんの姿を見て、本当に府中の教育、本当に雄々しく発展できるというふうに確信をさせていただいた、そういうような気持ちにさせられたわけでございます。振り返ってみますと、そういうふうに学校に、我々や地域の皆さんもそうであると思うんですが、ああいう研究会という形を通じて大きな大きな接点を持てるようになったということがこの1年半の大きな成果であったというふうに思います。  そして、こういった動きがどんどん盛んになって、そして今進めておる、いろいろ議論いただいておりますが、現場の方は、もう本当にそういったものを乗り越えるぐらいの勢いでどんどん変わってくれているわけでございます。現場の勢いというものをそぐことなく、本当に進めていきたいとつくづく思いました。  それにしても、ちょっと力が入り過ぎてはしないかと、こんなに元気にやっちゃって続くんだろうかとちょっと心配になるぐらい、本当に一生懸命皆さんやっていただいて、公開研をやっていただいて、本当に私としては心強い限りというふうに思わせていただいた次第でございます。そういったことを、ちょっと感想を言わさせていただいて、公開研の感想を言わさせていただきたいと思います。               (市長 伊藤吉和君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 有永社会教育課長、答弁。             (社会教育課長 有永幸則君 登壇) ○社会教育課長(有永幸則君) 私の方から、公共施設、グラウンド、体育館等の月曜日の使用はできないものかという御質問に回答させていただきます。  グラウンド、体育館の月曜日の利用について、ことしは、特に祭日等、連休がつながって、しかも雨天が多かったということで、利用者の皆さんに大変不自由をかけたものだというふうに思っております。この件に関しましては、使用施設、使用目的などなどによって考慮すべきものだと、前向きに検討してまいりたいと存じます。  それから、ボランティア活動、これについてお答えしますが、この人材制度につきましては、現段階では、主に電話等で自主申告があった場合に、情報として保有している状況でございます。電話に出ても、最近は、ボランティア活動をしたいけれどもどうしたらいいかという問い合わせがあっております。私は針仕事を50年やっているが、ぜひ子どもたちに役に立ちたい、あるいは学校を利用して体験活動、竹トンボ、竹細工、そういったものをして三世代交流をやりたいが、そんな情報を与えてほしい、あるいはまた体験活動、奉仕活動を小学校3年の我が子にさせたい、どういうメニューがあるかとか、こういう聞き合わせもあっておりますが、これらについて対応しております。  今後、人材登録制度、要綱や様式を整備しまして、市内公民館で活躍されている講師の皆さん、あるいは指導者を中心に登録をお願いし、人材バンクを立ち上げていきたいと計画いたしております。  また、多岐にわたる生涯学習プログラムを作成及び提供しながら、人材を幅広く市民の皆さんに利用していただけるようにしていきたいと考えております。また、この人材については、地域の教育力の活用という観点から、小・中学校における総合的な学習時間等に対しても、あっせん、紹介等のコーディネイトをしていく。本年10月に設置しました府中市ボランティア体験活動支援センターを活用しながら進めてまいります。生涯学習と学校教育の連携が活性化されるように努めてまいりたいというところでございます。  以上でございます。             (社会教育課長 有永幸則君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 小野申人君───。  これをもって、平成クラブ小野申人君の質問を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 10分間休憩いたします。                午前10時56分 ○議長(平田八九郎君) 再開いたします。                午前11時11分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  続いて、平成クラブの橘髙政信君の登壇を求めます。  橘髙政信君。             (2番議員 橘髙政信君 登壇) ○2番議員(橘髙政信君) それでは、2番議員、橘髙政信、12月議会の一般質問をさせていただきます。  昨日から、いろいろと小中一貫教育、小学校の統合問題、各議員さんの方から必ずこういう問題が出ておりましたが、やはり私は、小中一貫教育統合小学校、その構想に向けて進むことは賛成です。これから中身については、まだ5年先と言われておりますので、一つずつ市民の皆さん、議員の皆さんといろいろと協議をして進めていくべきだと思っております。方向性としては賛成でございます。  私は、皆さん方と少し変わった見方をした質問をさせていただきたいと思います。まず、統合小学校小中一貫教育、話の中にも出ております、一体にするか連携にするかいうことでございますが、きのうの質問者の中にも出ておりました。一体校とするには、小学校1年生、中学校3年生、同じ校舎の中で、一体校というのは、ちょっと私は心配なとこもございます。この一体校をするのであったら、私の思いは少し違うわけでございます。  やはり、以前教育長が、説明の中に、4・3・2制教育いうのを少し言われたことを思い出しております。その言葉が私の頭には今でも残っております。同じ敷地内に小学校の4年生までの校舎と、そして4・3・2と分けた中学校2年生、3年生をまた一つの校舎にするとかいう形でやるのであって、小中一貫教育をするのであるならば賛成をしたいと思っておりますが、まだ構想の段階でございますので、どういうふうになるかは決定はしておりません。  といいますのも、教育長の、いつも説明の中に、力強く改革改革いう問題も出ておりますが、まだどうするかは決定していないわけでございますので、これからその方向に進むのであれば、まだ日にちも年数もありますので、一つずつ、皆さん方と本気協議をされて進めていくべきだと思っております。私の目崎町の岩谷小学校、そして西小学校、今言われております生徒の数が少のうございます。二つ合わせて130名少々、これは以前からもわかっていることでございます。5年先と言わずに、岩谷小学校、西小学校、まずは早急にその二つを統合していただいて、それから徐々に多くの生徒が学べるいい校舎にというような筋道で行っていただけるのが、私が望んでおるところでございます。  130名少々といいますと、理想の30人学級にもほど遠いわけでございます。子どもたちを伸び伸びといい教育をするということになりますと、実際、岩谷小学校、2年生が8名、3年生が8名、なんと寂しい限りでございます。下手をすると来年には複式です。早く統合していただかないと、複式は反対です。そういうことで、できれば、いろいろな方針には賛成しますが、できれば複式はしないように、よろしくお願いしたいと思います。いろいろと統合小学校の問題は他の議員さんからも出ておりますので、これ以上は言いませんが。  次に、小学校、中学校の子どもたちの基礎学力の定着の取り組み、どのようにされているのか聞いてみたいと思います。また、先ほども答弁の中にありましたように、小学校では県レベルより少し上、中学校では県レベルより少し下がるということになっております。調べてみますと、通塾率、塾に通う子どもの率を見ますと、広島県レベルよりはるかに府中市は中学生の塾に通う率が多うございます。子どもたちはしっかり勉強しようと思うて塾に行っておるわけです。行けば行くほど成績が下がるいうのはどういうことなんですか。私は、ちょっとそこがわかりませんので、教育委員会の方はどういうふうに考えられておられるのでございましょうか。私には理解はできません。そこをお知らせいただきたい。考えを教えていただきたいと思います。  そして、先ほどからも出ておりました留守家庭教室のあり方でございます。確かに府中市は各校に留守家庭教室があると。その率からいくと、広島市に続いて2番目だというぐらい、本当にこれは立派なことだと思います。本当にいいことだと思います。しかし、小学校の先生と留守家庭教室の先生、指導員ですか、どうも連携がうまくいっていないように思うんです。そういう連携をよくし、子どもたちを、楽しく居残りをさせるいう形を考えますと、少し無理があるんじゃないかと。そういうときだからこそ、各校の地域にも要請をして、ボランティアの方に、留守家庭教室の指導員の方と一緒になって子どもたちの面倒を見てもらうというような形をやっていってもいいんじゃないかと。もし試験的にやってみようという気があるなら、岩谷小学校に言うてください。自信があります。ですので、地域と学校が密着しておるということを目崎町では見せていきたいと思いますので。よその学校でできないのであれば、目崎町にお示しいただければ。よろしくお願いします。  次に聞いてみたいことは、教育長さん、教育長は府中に来られてまだ日にちも余りたっておりません。しかしながら、いろいろと改革改革、とにかく府中を変えるのだという意気込みで頑張っておられると思いますが、教育長さんの、あなたの思い、願い、それをどんどんと進められてきておりますが、その結果、今日までの結果、どう思われますか。また、今後府中市は上下町と一緒になって頑張るわけでございますが、府中市全体に広がる教育、立派な、そして過疎地域にも通用する教育、そういう教育方針があるのでしたら、ちょっと一言教えていただきたいと思います。  まず、答弁が長うなりますので、1回目を終わります。             (2番議員 橘髙政信君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 半田教育長、答弁。              (教育長 半田光行君 登壇) ○教育長(半田光行君) 橘髙議員の御質問の中で、5番目の項にございます教育長の願いと今日までの結果、そして、これからの府中をという、そういうお問いかけに対しまして、お答えをいたします。  お話いただきましたように、私も、昨年の6月にこの府中にお世話になるようになりまして、まだ1年半でございます。まだ1年半、逆にもう1年半という思いもしているところでございます。この間、改めて申すまでもございませんが、市長部局、そして市議会の議員の皆さん、地域の皆さんの応援をいただきまして、また、県教委からの特別な配慮をいただきまして、大変たくさんのことを私がしたんじゃなくて、していただいたというように本当にありがたく思っております。教育センターであるとか、来年は生涯学習センターであるとか、あるいは共同調理場の問題とか、大変大きなテーマを教育委員会として取り組まさせていただいているのもありがとうございますし、また、学校教育におきましては、るる昨日からも御紹介いたしましたように、全校で研究公開ができるようになったということは、私にとりましては、本当大変ありがたいことでございます。とりわけ教職員の皆さんの研修意欲が自然に芽ばえてくる、そういうところの応援がさせていただいたと、できたということは、何より府中市の教育が新しく伸びていくための素地ができたということで、これからに大きな期待ができる、持てるというふうに私は思っております。  振り返りますと、国旗の常時掲揚の問題であるとか、あるいは教科書を学校から家庭へ持ち帰っていただくとか、大変な御無理を学校にも家庭にもお願いをしてきた1年半であったかと思いますが、おかげさまで、今御紹介いたしましたように、象徴は公開研究会になりますが、学校教育も漸次、少しずつ少しずつ前進してきているというふうに思っています。素地はできた。いよいよこれからが本番であるというように思っております。  社会教育におきましても、生涯学習推進計画の策定とか、地域の教育力を参考にさせていただきます、取り入れさせていただきます体験活動、ボランティア活動の支援グループ、また、支援センターの立ち上げということで、これもまだたくさんの成果を上げることはできておりませんが、前進のためのベースができたというふうに喜んでおるところでございます。  これから来年度へ向けての予算準備に入っていくわけでございますが、ぜひとも今申し上げました学校教育、社会教育、両輪の動きがスムーズに行くように、予算面でも、私は市長部局にお願いをしてまいりたいというふうに思っております。  これから過疎地にも、そしてまた、逆に言えば府中市の町中でも通用する教育をという御指摘でございますが、現在、来年度の教育の大きな方向性を、この平成15年のフレッシュアップ計画のマスタープランに色づけをして、そして16年度のマスタープランをつくるべく準備をさせていただいております。委員さん方のお力添えをいただきながら、今年度の反省を踏まえた16年度バージョンにしたいというふうに思っております。もとより教育は時間のかかるものでもございますし、決して派手なものでもございません。中心になるのは教員の資質向上、そして元気いっぱいの府中っ子を育てるための行政支援、そして地域、家庭、学校、行政のかかわりというところに行き着くであろうというふうに思っております。私はこういうごく当り前のところを大切にしながら、信頼される学校づくりのために、学校教育については取り組みたい。  とりわけ来年は、ぜひとも御理解をいただいて、小中一貫教育の体制づくりを進めてまいりたいと思っております。この小中一貫教育は、中学校が、どちらかというと中心になります。したがいまして、市内4つの中学校と、そして上下の中学校を合わせまして5校で、中学校教育を、学力の向上、そして優しさや規範意識の向上、体力、こういうところを積極的に取り組みながら小学校への流れをつくっていきたいというふうに思っております。社会教育におきましては、ぜひとも生涯学習という視点を大切にしまして、さきの中央教育審議会の答申でも、学校との連携を強く言われるように、改めてなりました。強調されました。したがいまして、単なる生涯学習ということでなくて、学校との連携、そして府中市の、とりわけ大きな特徴であります公民館活動をさらに充実、発展させていく、こういう方向で取り組んでまいりたいというふうに思っております。少なくとも3月議会では具体的な方向性がお示しできるように仕上げをしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。              (教育長 半田光行君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 目﨑学校教育課長、答弁。            (学校教育課長 目﨑仁志君 登壇) ○学校教育課長(目﨑仁志君) 失礼いたします。  小中一貫教育につきましては、御意見、御要望という趣旨であったかというふうに受けとめさせていただいてよろしいかと思います。  それでは、基礎学力ということで、通塾率についてでございます。先ほども少し触れましたけれども、本年度の県の調査によりますと、いわゆる週当たり、塾に行っている子ども、行っていない子どもというふうに大きく二つに分けました際、小学生で塾に行っている子ども、本年度、5年生が44.9%、県の方が40%でございます。その差が約5ポイント近くということで、府中市の方が上回っている。それから、中学校2年生でございますが、府中市が75.8%、県の方が55.8%でございますので、20ポイントほど府中市の方が上回っているという状況がございます。  先ほどもお答えいたしましたように、中学校2年生の、いわゆる学力の平均通過率でまいりますと、英語がマイナス0.6%というふうに御紹介をいたしましたけども、0.6%から3.5%で府中市の方が低くなっているという状況がございます。あくまでも、データで見てまいりますと、議員御指摘のような状況が言えるのではないかというふうに思っております。それに対してどういうふうにしていくかということでございますが、御承知のように、やはり学校の授業を充実させていくということは避けて通るわけにはいかない大きな課題であろうというふうに思っております。その面では、現在も各学校で進められております指導方法の工夫あるいは改善というふうなことを踏まえた、いわゆるわかる授業の創造と、授業の改善というところへ改めて精力を注いでいきたいというふうに思っております。  とりわけ、新聞紙上で御承知のように、広島県の郡部におきましては、昨年、本年比較して、大きく学力の結果が向上したという地域が幾つか紹介をされておりました。そういう地域の実践にも学びながら、ぜひ府中市の授業についても充実を図っていきたいというふうに思っております。  2点目に、留守家庭教室について御質問をいただきました。こちらにつきましては、先ほども少し触れさせていただきましたけども、開設時間の延長等を含め、現在検討している最中でございます。その中でボランティアの活用についての御意見も御提案をいただいたわけですが、検討の際に、ぜひ参考にさせていただきたいというふうに思っております。具体的に、例えばボランティアにお願いしてみたらどうかというふうなことが改めて出てまいりました際には、御相談をさせていただきたいと思いますので、御支援をまたいただければというふうに思っております。  以上でございます。            (学校教育課長 目﨑仁志君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 橘髙政信君。              (2番議員 橘髙政信君 登壇) ○2番議員(橘髙政信君) 教育長の方からも思いを言っていただきまして、まずは感謝すべきではございますが、教育長、巧言令色鮮し仁いうのを腹に入れて、頑張っていっていただきたいと思っております。  続いて質問をさせていただきますが、市の財産管理でございますが、このたびもいろいろと新しい備品が購入されておりますが、もちろん当り前ではございますが、備品台帳には載っていると思いますが、古い備品の処理でございます。どんな方法で処理されているんでしょうか、教えていただきたいと思います。  といいますのは、倉庫にたくさんの古いいすとかテーブル、いろいろなものが入っております。まだ使えそうなもの、使えるもの、たくさんあるわけでございますが、それにもやはり備品番号は打ってあります。使えなくなったものも備品として置いてあるわけでございますが、本当に要らないのであれば、どういうふうに処分されておるのか。お金を出して処分されておるのでしたら、私は反対でございます。  といいますのは、この前も少しいすがあったわけでございますので、いただけませんかと言ったら、備品でございますので個人にはあげられませんと。確かにそうです。であるのならば、どうするのかと聞きますと、そこの平川さんかオガワさんに持っていくのだと。しかし、ただではないと思います。古いものを処理するのに、お金を出して処理せにゃあいうのが、今通常の常識でございますが、必要とされておる方があったり、必要とされておるところにお話をして、どうですかというふうに声をかけるのも行政の責任じゃないかと思っております。始末をしなければいけない時代に、そういうものをお金を出してまで始末する、処分をするいうのは、どうも納得できません。それが難しいのであれば、市の広報にでも、こういう机があります、こういういすがあります、市の広報へ出して、要る方は市役所に、ただいうわけにはいきません。一つ10円か20円でお分けしますとかそういうふうにすれば、要る方が持って帰られます。といいますのも、それぞれ地域に集会所がございます。いす、テーブルの数の足らないところもあります。できるだけそういうふうなところへ使っていただいて、備品を大切にしていただきたいと思っております。  そして、倉庫の奥にある古いものが、使えないもの、ほこりまみれのものが備品として残っております。そんな使わないもの、備品から外せばいいが、できないそうでございますので、市民の皆様に配布していただけるように気をつけていただきたいと思っております。  次に、皆さん方も府中市のまちを行き来されるときに、いろいろな落書きが目につくところがあると思います。その落書きの処理方法、府中市としてはどんな方法をとっておられるんでしょう。民間の場合の、個人の方の家庭の塀にあるのは、個人の方が処理をされております。それも簡単に洗って落ちるもんじゃないんです。昔と違ってスプレーで書くわけですから、少々の洗剤でも落ちません。いうことになりますと、壁を塗りかえにゃあいけん。それは個人がお金を出してやっておられます。公共の場合は、だれがどういうふうにして処理されておるんですか。やっぱり消えずに残っておるところが多いんですが、そういうことは気がついてないのでしょうか。  この前もテレビでやっておりました。広島市、市長と職員とで、市役所のですよ、その落書きを消して市内を回っておりました。そういうふうに行政が、そういう努力を見せれば、地域の方も協力していただける。それを見れば落書きも減るんじゃないか。まず、落書きをしない方法いうのがちょっとありませんので、減していくところからスタートして、頑張っていただきたいと思っております。府中市では、またそういうことをしたことがあるのかどうか、これからどういうふうにするのか、ちょっとお聞かせ、お願いしたいと思っております。  次に、これから、ちょっと質問することは、課長さんには頭が痛いかもわかりませんが、私が言うのですから、聞いておいてください。
     実は、この役所の中にもたくさんの課があり、いろんな課にいろんな人が相談に行ったり、やっております。しかし、どの課に行っても、中心は係長さんがやっておるようにしか見受けられんのですが、一番目立つところへは課長さんがおられるわけですが。といいますのも、いろいろと話を聞いてみますと、まだ変わって来たばかりじゃと。まだようわからんのじゃいうのが時々あるんですが、そういうときには係長さんがしっかりと教えていただくわけですが、課長さんがその課のリーダーとしておらなければならないのが普通でございます。この課に来て半年、1年、1年半となるわけですが、半年もすれば、よその課から来られても、半年間もあれば十分に勉強ができる時間があるんじゃないかと思っておりますので、もう少し勉強されて、また、どんな研修、勉強会をされておるのか、少し聞いてみたいと思っております。  頭の痛い方もおられるかもわかりませんが、それぞれの課でリーダーとして頑張っておるんだと、そういうふうに思って頑張っておられる方、手を挙げてみていただけませんか。それは冗談ですが、恐らく挙げてんないと思います。これでぱっと手を挙げてなら、もう言うことはないんですが、なかなかこういう場でございますので、手を挙げたくても挙げられないんだと思っておりますので、これから各課のリーダーとして頑張っていただきたいと思います。  市民の皆さん方からの声も、あの人はもうすぐで終わりだから課長になっとってんじゃとか、ああいうことを言われんように頑張っていただきたいと思っております。  次に、私が市史編さん室のことをちょっと聞いてみようかなと思ったら、けさ、追加議案の中にちゃっと市史編さん室廃止の条例いうのが載っておるわけなんで、少し言い方を変えにゃあいけんかなと思っておるわけです。この市史編さん室というのは5年前に、恐らく廃止されたものだと思います。しかし、名前だけが残っておるんです。部屋もない。名前だけが残っておる。ほかに新しい課ができる中で、名前だけで部屋もにゃあ、名前残っておる。おかしいなと思っとったんです。だから、これを聞いてみようかなと思ったら、廃止の条例が出とる。後、説明をしていただかにゃあいけんと思いますが、これも20年間、市史編さん室を頑張って続けてこられた経過がございます。その間に、府中市としては莫大な費用をかけておるんです。そして、いろんな資料を集めておるんです。それがどこやらの倉庫の中に山になって眠っております。その20年間の努力のたまもの、1部、2部、3部と発行されております。その史料も余り売れずに倉庫のほこりとなっております。  せっかく頑張ってつくっておるんだから、市民の皆さんに配布するなり、できんのなら図書館に置くなり、20年間頑張ってきたものをほこりと一緒に焼いてしまうんではなく、やめるんならやめる、続けるんなら続ける、はっきりとしてほしいなと思っとったんですが、廃止の条例が出てきております。  後、説明をしていただくわけですが、何のために莫大な費用をかけてやってきたのかと。そして、いろんな大切な、皆さん方、地域、いろんな人の知恵を入れた史料を集めておったわけですが、これがなくなるというのは、ちょっと寂しい限りだと思っております。後、よろしくお願いしたいと思っております。  最後に、桜が丘団地の販売方法ですが、昨日もいろいろと出ております。また、売る推進協議会とかいうもんができるとかいうようになっておりますが、実際、あんまり売れてないんです。ことしはいつもよりは少なく見積もりしておるわけですが、恐らくそれもなかなかいかんと思います。桜が丘団地に目玉がないんです。公園でも小さい公園があるだけ、あそこに行っていい、よかった、ただ環境、眺めがええだけであって、だからそれを売るための努力、それをできるだけ売るための努力をしていかにゃあいけんと思います。そのためには、先日、昨日も出ておりました、桜が丘団地に特養、老人施設ができる予定になっております。そうすれば、そこにもまた一日中湯が出るふろいうのも設置するわけでございます。それをもっと大きな、少しお金をかけて、そのボイラー、灯油を使わずにRDFを使って、大きなボイラー、元をかけてやって、桜が丘団地に住まれる方に湯を無料で配布するというふうな方法でも、まだこれから先の予定ですからどうでも変わりますので、そういうふうなことも少しは考えて、いかにして売るかを考えて、頑張っていかにゃあいけんと思います。  そういうふうに夢を、団地に入る方に夢を与えるようなことも考えていくのも、我々議員の責任だと思っております。できる、できないじゃない。こういう方法がいいとか悪いとか、そういうふうな話し合いもすべきだと私は思っておりますので、これを言わせていただきました。  RDFを燃やせばダイオキシン問題だとか何とかありますが、800度以上でたけばそんなものはないんです。煙が出るなら、水の下を通したら煙は出んのです。そういういろんな方法があるんです。ただ、3,000万円以上も運搬費を払うて持っていくことを思えば、その中の一部でも桜が丘団地のために使やあええんです。私はそういうふうに思っておりますが、いかがお考えでしょうか。  終わります。              (2番議員 橘髙政信君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 山口会計課長、答弁。              (会計課長 山口征夫君 登壇) ○会計課長(山口征夫君) 備品の問題についてお尋ねをいただきましたので、お答えをしたいというふうに思います。  備品につきましては、業務の増加、変更、こういったことの中で、必要になった場合、あるいは備品が老朽化、破損したと、こういった場合に、購入あるいは買いかえということで対応しております。従来使用していた備品の中で、まだ使用のできるんじゃけれども今は不要だと、あるいは当分使用せん、いつ要るかわからない、こういったものについては保管をしております。今、財政的に備品購入費ということが非常に難しい状況がございます。したがって、必要になった課から申し入れがあったりした場合も、保管中の使用できる備品の中から使えるか間に合うものを選んで、旧所属の課の了解を得て持ち帰って活用するというふうにやっております。先般も机とかいすとかいうものについて、児童会館とか、あるいは福祉会館の方へ譲り受けをしていただきまして、活用ということになっております。  今後とも買いかえいうことも起きてきますが、そういった場合に余剰の備品が出た場合には、先ほど申しましたように、保育所だとか学校、その他公共施設、こういったようなところに優先的に配置がえをして活用していきたいというふうに思っております。それで余剰のものが出る場合には、その場合には競売ということも考えていきたいというふうに思っております。どうぞ御理解のほど、よろしく。              (会計課長 山口征夫君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 藤岡総務課長、答弁。              (総務課長 藤岡敏秋君 登壇) ○総務課長(藤岡敏秋君) 市内の落書き対策に関する御質問でございます。御質問につきまして、基本的には警察を中心とした関係機関との連携が重要ではないかというふうに考えております。特に橋やガードレール、こういった公共施設につきましては、それぞれの施設管理者によって対応していただくということが基本になるかと思います。さらに民家の塀や壁、先ほどお話ございましたが、こういう場所につきましても、同じように、まず警察の方に被害届けを出していただくということが必要であろうというふうに思います。いずれの場合も、その後の捜査状況等に応じまして、警察、学校あるいはその他の関係機関との協議、連携を図りながら、対応を検討するということになるかと思います。  具体的な対処につきましては、警察を初めとした関係機関との協議、あるいは他の自治体で実施をしておりますいろんな対処法がございますので、そういった情報収集などを行いまして、今後検討したいというふうに考えておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。              (総務課長 藤岡敏秋君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 楢崎人事秘書課長、答弁。             (人事秘書課長 楢崎章正君 登壇) ○人事秘書課長(楢崎章正君) お答え申し上げます。  課長の存在感と、もっと示せということでございます。それについて、ちょっとお答えを申し上げます。行政の目的は住民に対する福祉の向上でありまして、よりよいサービスを提供することというふうに認識しておるわけでございます。この目的を達成するためには、全職員が、それぞれに割り当てられた仕事をその権限と責任に応じて推進をしていかなければなりません。特に管理者である課長職にある者は、みずからの職場の業務の管理をすること、部下の調和を図ること、部下職員の育成指導、みずからの研さんが必要というふうに考えております。そのために、課長職になられた方に、1年経過した後に、管理者としての役割を認識していただくということで、マネージメント能力の向上を図るための目的で、広島県自治総合研修センター主催の管理者研修へ参加をしていただいております。本人の自己研さんと、それを補助的にサポートする研修を兼ねまして、今後とも努力をしてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。             (人事秘書課長 楢崎章正君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 高田総務部長、答弁。              (総務部長 高田義明君 登壇) ○総務部長(高田義明君) 市史編さん業務の今後の動向についてお尋ねでございます。御承知のように、市史編さん業務につきましては、御指摘のとおり、数年前に専門職員が退職後、実質的に稼働いたしておりません。前の議会で申し上げましたように、現在、唯一、地元の歴史家の五弓雪窓先生の残されました晩香館日誌の完成に向けて取り組んでおるところでございます。市史編さん業務の今後の見通しですけれどもが、来年度、上下町との合併を控えております。上下町は、今年度で上下町史が完成をし、これらの関係書類、また、先般完成されました歴史民俗資料館の運営、そのほか歴史的な史料もたくさんございます。あわせて府中市に保存している史料もたくさんございます。このような状況を勘案いたしまして、これらの史料の整理、保存といった業務が必要になります。したがいまして、今後、上下町との合併を見据えて、今回出しておりますような組織機構の見直しを考えておるところでございます。  具体的には、市史編さん室を来年度から廃止をし、具体的な市史編さん室の文書とか保存、そういうものについては、現在の教育委員会の文化財業務と一緒にいたしたいと考えておるところでございます。  なお、今日までの市史編さん業務につきましては、御指摘のとおり、十分な成果を上げられておりませんでしたが、編さん業務につきましては、今回、これで一たん中止をし、合併を契機に、今後の文書の整理なり保存、あるいは上下町史なり、そういうものにつきましての具体的な整理とか、あるいは年表の作成等の業務につきましては、今後自治振興事業団にその業務を一部委託していきたいと、そのような方向で考えておりますので、よろしくお願いいたします。              (総務部長 高田義明君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 田丸建設部長、答弁。              (建設部長 田丸浩造君 登壇) ○建設部長(田丸浩造君) お答えをいたします。  桜が丘団地の販売促進のために何か人を引きつけるものをという御提案でございました。非常にユニークな御提案でありまして、ありがたく思っておるところでございます。RDFの使用につきましては、これはダイオキシン問題等、非常に技術的な問題がございますので、具体的な検討というのが必要であろうと思いますが、建設的な御意見として承っておきます。  府中市でもそういった観点で、従来から、先ほどの御提案のスケールにはとても及びませんが、具体的な観点から、そういったことにつきまして、施策を講じております。桜が丘団地のイメージアップということでございまして、そういった観点から、桜が丘団地のイメージを高め、親しみの持てる団地として、一人でも多くの方に来訪していただけるという、そういったことに取り組んでおるところでございます。例えば、隣接する保安林の整備、そして、高校生の皆さんに巣箱をかけていただきましたり、遊歩道の整備をいたしましたり、それから第四公園には、皆さん御承知のティラノザウルスの、タイヤでつくりました恐竜のモニュメントを設置いたしましたし、団地内の公園につきましては、順次整備をいたしておるところでございます。  それから、小中学生の皆さんに図案を募集いたしまして、それを高校生の方にデザインをしていただきまして、小学校、中学校、そして高校生の皆さんに団地の壁画にペイントをいたしていただいたこともございます。  また、住宅取得の初期の資金投資の軽減ということで、そうすることによりまして、桜が丘団地へ住宅が建設をできやすい、そういった資金面での環境整備ということで、定期借地権の導入もいたしておるところでございます。今後とも桜が丘団地のイメージアップを図り、親しみのある、親しみの持てる、手の届きやすい団地とするように努めてまいる所存でございますので、御協力、御理解を賜りたいと思います。  以上でございます。              (建設部長 田丸浩造君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 神舎環境整備課長、答弁。             (環境整備課長 神舎寿幸君 登壇) ○環境整備課長(神舎寿幸君) お答えいたします。  桜が丘団地販売にRDFを利用したらどうか、販売のための目玉をということでございますが、RDFの供給契約は、平成14年の3月27日に締結いたしております。これは、リサイクル発電と、府中市ほか16参画市町村で結んでおります。したがいまして、これは平成30年までの長期供給契約となっておりますので、途中からよそへ抜くという、契約は変更できかねますので、御理解いただきたいと思います。  なお、桜が丘団地販売に向けては、先ほど建設部長が申しておりましたようないろんな方法を講じてやっていただけるものと思っております。  以上です。             (環境整備課長 神舎寿幸君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 橘髙政信君───。  これをもって、平成クラブの橘髙政信君の質問を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 昼食のため休憩いたします。                午前11時58分 ○議長(平田八九郎君) 再開いたします。                午後 1時06分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  続いて、平成クラブ福元登志雄君の登壇を求めます。  福元登志雄君。             (11番議員 福元登志雄君 登壇) ○11番議員(福元登志雄君) それでは、平成15年12月定例市議会一般質問、11番議員、福元登志雄がこれからやらせていただきます。  私の質問項目は、小中一貫教育にかかわっての9年間の義務教育の充実と道徳教育について聞いてみたいと、このように考えています。時間は、多くはとるつもりはございません。  私は市長にお伺いをしておきたいと思います。小中一貫教育と一体校の構想をつくるに当たって、いわゆる1年7カ月経過した先の市長選のときに、かつて3万人の有権者が当時の北川市長を誕生させたときのことを思い出すわけであります。そのときと同じように、伊藤市長に対する評価あるいは期待というものが集まったわけであります。北川市長は自分のお金を出されて、会社が出されたんかわかりませんが、北川工業高校を設立されたわけであります。そのときは、市外からも高校生がこの府中市の中に入ってきておったわけであります。今でも東高校に外部からも入ってきているものは継続してあるわけであります。  私は、今、府中市内の児童・生徒がどれぐらい外に出て行ったのか、出て行きょうるのか、塾のことは抜きにいたしまして、私立の小・中学校へ学びに出て行きょうるのか。私は、今のこの小中一貫教育、あるいは9年間の義務教育の充実、そして道徳教育を高めることによって、私は、今や私的感情ではなく、子どもや孫が帰って、府中の学校に行きたいと、そういうふうにしてやりたいということを思っています。  市長は、6月、9月と続けざまに、教育長等含めて、一体校の構想が今でき上がっております。北川市長がとった政策と、市民はそのときは一体であったわけなんです。伊藤市長と、今、市民との間で、政策は一体になるんでしょうか、どうなんでしょうか。大事な説明会、府中市都市計画マスタープランの説明会にも、私は、必ずしも市民の関心が厚かったとは思いません。私は、物を考えるときには三通りあると思います。走りながら考える、歩きながら考える、立ちどまって考える。私は、まさに今、市長は走りながら考えて、今の構想案が出たと思うわけであります。そのことについての市長の見解をお伺いしたいと思います。  それから、私は、教育長にお尋ねしたいんでありますけどが、小中一貫教育は、府中市はもちろんのこと、県内でもそれなりの反響がある。真の基礎教育というものは、ただシステムを変えることだけでよいのでしょうか。人が人を育てるのであります。直接かかわる教師の考え方と、子どもの親である保護者はどう考えておられると思いますか。私は、小中一貫教育を反対するものでありません。しかし、丸ごと賛成するものでもありません。それは、これから小学校に入学させようとする保護者にどう聞かれたのか、私はそのことの御見解を教育長に求めたいと思います。  1回目の質問を終わります。             (11番議員 福元登志雄君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 伊藤市長、答弁。               (市長 伊藤吉和君 登壇) ○市長(伊藤吉和君) 非常に基本的な事柄についてお問いかけをいただいたわけでございまして、教育政策に対する基本的な姿勢といったものは、私、当選以来、基本的には変わっていないというふうに考えてございます。自分ではそういうふうに思っております。6月の構想の表明のときにも強調をさせていただいたように記憶しておるんですが、いわゆる府中市の公教育への信頼、これは、信頼では、非常に言葉としてわかりやすい反面、いろんなことをちょっと覆い隠している面があると思うんですが、はっきり申し上げれば、府中市の公教育に対する市民の不満、そういったものを払拭していく、そして府中市の義務教育に対する市民の要望といったものを実現していくことによって府中市の再建といいますか、そういったことにつながっていくんじゃないかというふうに考えておるわけでございまして、そもそも選挙のときの公約も、そういったことで、普通の教育、当り前の教育というスローガンで、そういったものを表現させていただいたつもりでおります。  市民の気持ちということで申し上げれば、さまざまな市民と接触する機会に、教育のことについてお話を伺う場合もございました。非常に早朝暗いうちから市外の学校に行く子どもを通わせている親の苦悩とか、非常に子どもはかわいそうであるというようなことを伺ったりしております。府中の学校がもうちょっとしっかりしてくれればこんなこともしなくても済むのにというようなことを伺ったりしておりまして、そういったところからも、市民は、府中市の教育に対して、非常に充実させることを強く望んでいると、私は実感をしておるところでございます。  そういったことから、今度の、まずは、きのうもお答えしたわけでございますけども、普通の教育、当り前の教育ということで出発しておりますが、さらに一歩歩を進めて、他市町に負けない府中の教育というものをつくり上げていきたい。それによって、より求心力のある府中市と、存在感のある府中市というものをつくっていくことができるんじゃないかというふうに考えておるところでございます。  今回のJT跡地の活用に絡んだ今回の構想、小中一貫教育、さらに進んで一体校という構想は、それを力強く前進させることのできる、いわば府中市政にとって骨格ともいえる政策だと私は考えておりまして、皆様に御理解をお願いしているところでございます。そのような認識でやっておりますので、どうか御理解を賜りたいというふうに思う次第でございます。  以上でございます。               (市長 伊藤吉和君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 半田教育長、答弁。              (教育長 半田光行君 登壇) ○教育長(半田光行君) それでは、福元議員からお尋ねの小中一貫教育について、まず、システムを変えれば教育というものは済むというものではないという御指摘でございます。御指摘のとおりだと私も考えております。  この小中一貫教育を皆様方にお示しをいたしまして、また、現在広く市民の皆様にも御紹介しているところでございますが、皆様御承知のとおり、この小中一貫教育というのは、それほど耳なじんだ、いわゆる歴史の古いものではございません。かといって、いわゆる仕組み自体は、そうした教育の必要性自体は、改めて申すまでもございませんが、昭和46年の段階で、中央教育審議会の答申として打ち出されたものでございます。したがいまして、30年の歴史が既にあるわけでございます。それが、現在大きく花開こうとしている、そういう教育であると私は受けとめております。  小中一貫は学校再生の決め手になるか。総合的な学習、学校評議員制度、絶対評価、チームティーチング、3割削減の学習指導要領、習熟度別学習などなど、なぜか根づきにくい施策が並ぶ中、これは使えそうと言われている小中一貫を検証するというような雑誌も出てくるぐらい、現在、私は、この小中一貫というのは、改めて国を挙げて問い直されつつあるそういう仕組みであると思っております。軽はずみに乗ろうという気もございません。ただ、以前からお話ししておりますように、府中市教育委員会として、小学校の6年、中学校の3年、合わせて9年を丸抱えして、ともに、皆さんと一緒に子どもは育てていきたいと思うのは、私は、教育委員会として当然の願いであると、ぜひ御理解を賜りたいと思うわけです。これからさまざまな審議会、あるいは研究協議会、そして中学校単位の研究会を通して練り上げをしていく、そういうチャンスを与えていただきたいと思っております。  いずれにいたしましても、統合小学校、そしてこれから取りかかりたい小中一貫教育、これは5年や10年の単位のものではございません。とりわけ建物に至っては、50年を単位とするようなものに当然なろうと思っております。したがいまして、先ほどは入学前の保護者というテーマもございました。一定の働きかけをしたりということもございましたが、ともあれ私は、現在府中市にお住まいの皆さんが、我が子、我が孫、50年先を考えて、現在の議員さんとして、現在の親として、現在のPTAとして、ぜひともその責任ある対応をお願いをしたいと思うわけでございます。大変僣越な言い方かもわかりませんが、教育委員会としても、また府中市としても、今ここに住まう者、生きる者として一生懸命に考えさせていただきたいと願った上での判断でございます。今後とも、ともどもにお力添えをいただきながら、小中一貫あるいは統合小学校、中学校、いいものをつくり上げていくべく努力してまいりたいと思いますので、御理解をいただきながら応援をしてやっていただきたいと、切に願うところでございます。  以上でございます。              (教育長 半田光行君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 福元登志雄君。             (11番議員 福元登志雄君 登壇) ○11番議員(福元登志雄君) 質問を続けさせていただきます。  ここに府中市義務教育改革「フレッシュアップ計画」というものを、コピーなんですけど、持っております。その中に信頼される学校、そしてすべての子の可能性を最大限に伸ばす教育、いわゆる無限な能力の可能性を追求していくと。知・徳・体をバランスよく、きのうは食育の話も出ましたけどが、やはり私は、府中市の子どもたちが、小学校6年生におってよかった、中学校3年間おってよかった、それぞれの力がついたという実感を持たせていただきたいと思うわけであります。  特に今、全国的に中学生による教師に対する暴力が、ここに文部科学省のデータがあるんでございますけどが、全国の公立中学校で発生した対教師暴力は、平成5年度から急増し、昨年度には4,065件に達し、過去最悪の状況に陥っているということであります。小中一貫ということの中で、この徳育、豊かな心、ここにスローガンとして挙がっているのは道徳体験学習ということでございますけどが、思いやる心、優しい心、しなやかな心、感じる心、強い心と書かれておるわけであります。これについて、いま少し詳しく説明をしてもらいたいと、このように思うわけであります。  私は、実は、1890年、113年前に、今の和歌山県串本町大島沖で難破したトルコ軍艦のお話が実話としてあります。これは道徳の本に載っておったわけであります。すなわち、今、トルコは戦場であります。自爆テロによって戦場に化しておるわけであります。1890年、そのときに、近くの大島という島の住民は、難破したトルコ軍艦、流れ着いた68人の乗組員たちを、みずからの貧しい生活も省みず、自分たちの大切な食べ物まで提供して、親身に世話をしたわけであります。このことを聞かれた明治天皇は、医師団を派遣して、難破者に手厚い看護をした上で、2隻の軍艦をもって、派遣して、トルコまで送り返したのであります。  この話には後日談があります。1985年、今から18年前、イランとイラクが戦争を始めたとき、イラクは、これから48時間以降、イラク上空を飛ぶ飛行機はすべて打ち落とすという、宣言いたしました。世界各国は、すぐに同国にいる自分の国民の引き揚げを完了いたしましたが、日本だけ何か対応がおくれまして、二百五十数人の日本人が取り残されたわけであります。そのとき、飛行機を派遣し、残された日本人を送り返してくれたのがトルコでありました。それは、かつての大島の住民の行いに対する、対応した恩返しだったわけです。感謝の気持ちだったわけです。ありがたかったということのものが、およそ100年、時代がたっても実は残っておるわけであります。  今、府中市の中で、私は、「ありがとう」という言葉が非常に少なくなっていると思います。議会の中、そして職場でもあるかもわかりませんが、やはりそういう感謝の心、豊かな心、あるいは「ありがとう」という心、そういうものを私は復活させたい。さらに広めていきたい。そういうことの中で、徳育についてのお話を、徳、豊かな心についてお話をお聞きしたいわけであります。  2回目の質問を終わります。よろしくお願いします。             (11番議員 福元登志雄君 降壇)
    ○議長(平田八九郎君) 目﨑学校教育課長、答弁。             (学校教育課長 目﨑仁志君 登壇) ○学校教育課長(目﨑仁志君) 失礼いたします。  今お話いただきました「ありがとう」という一言でございますが、いつでしたか、全国的な調査の中で、日本語の中で一番美しい言葉は何かというふうな質問に対して、「ありがとう」という言葉であるという、そういう回答が一番多かったというのを改めて思い出させていただきました。御質問にございました豊かな心の中の思いやる心、感じる心等々でございますけれども、大きく対人、いわゆる対人関係の中で、あるいは自然とのかかわりの中で、大きく分ければその二つに大別されると思いますけども、そのようなものとのかかわりの中で育っていく心というふうに、私ども、理解をしております。  御指摘の道徳教育の充実につきましては、府中市におきましても大変大きな課題の一つであるというふうに受けとめまして、先ほど御紹介いただいたフレッシュアップ計画の中にも位置づけさせていただいておるところでございます。  市内の学校の状況でございますが、例えば栗生小学校におきましては、文部科学省が作成いたしました心のノートの活用について、6カ月間、教育センターで研修をされた先生がいらっしゃいます。その先生を中心に、現在、道徳教育の充実に向けて研究を進めていらっしゃるところでございます。授業研究、公開研究会はもちろんでございますが、聞くところによりますと、市外の先進校の、まさに内輪の校内研修の場へ職員が同席をさせていただいて、その学校の先生とともに研修をさせていただいたというふうな、これまで府中にはそれほど見られなかったようなそういう研修も進めていらっしゃいます。  また、第二中学校におきましては、御承知のように、県の指定を受けまして、道徳教育の推進者が全学級を、チームティーチングで、担任の先生とともに道徳の授業を行うというふうなスタイルを展開しているところでございます。また、先日の公開研究会では、全国的にも非常に有名な道徳教育の研究の第一人者である大学の先生をお招きして、第二中学校の先生はもちろん、市内の先生方もともどもに勉強させていただいたということがございます。他校におきましても、3学期、ぜひ我が小学校で道徳の授業をするから、中学校の先生に見に来てほしいというふうな計画を持っていらっしゃる小学校の校長先生もいるというふうに伺っております。このように、市内における道徳教育、スピードでいえば、これからという部分があろうかと思いますけれども、確実に前進をしてきているのではなかろうかというふうに思っております。  教育委員会といたしましては、今後とも、その充実に向けて、学校とともどもに取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上です。             (学校教育課長 目﨑仁志君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 福元登志雄君。             (11番議員 福元登志雄君 登壇) ○11番議員(福元登志雄君) いずれにいたしましても、今の小・中学校、これのバージョンアップをするということで、このマスタープランがつくられて、先ほどの説明からいきますと、16年版でさらに充実させていきたいと、そういうことでございました。私は、冒頭に申し上げましたように、元気いっぱいの府中っ子を育てる、10年後、20年後に社会で十分活躍できる、生き抜く力の基盤づくりをやりたいということがねらいということで書きとめております。  いずれにいたしましても、今や、もう一度申し上げますが、私的感情じゃなくて、子どもや孫が帰って府中の学校に行きたい、こういう学校づくりをしていただくことを申し上げて、答弁はよろしゅうございますんで、終わりたいと思います。             (11番議員 福元登志雄君 降壇) ○議長(平田八九郎君) これをもって、平成クラブ福元登志雄君の質問を終結いたします。  続いて、平成クラブの棗田澄子君の登壇を求めます。  棗田澄子君。              (17番議員 棗田澄子君 登壇) ○17番議員(棗田澄子君) それでは、議長のお許しを得ましたので、17番議員、棗田澄子、一般質問をさせていただきます。  まず、女性施策について。2002年、昨年2月に、府中市男女共同参画社会づくりに向けて、審議会より提言を受けました。3月、他市町村より少々おくれてプランができ上がったところですけれども、プランができ上がったら、それですべてが終わったわけではございません。しかし、15年度の審議会を開く予算はかろうじて計上してありましたけれども、活動のための予算は組んでありませんでした。本年度は、来年合併をしようとする上下町や他市町村との研修も考えておりましたけれども、何もできない状態でございました。来年度に向けては、きちんとした予算を組んでいただきたいというふうに思っております。  2番目は、庁内組織でございます。審議会では、市民にアンケートをとったり、県や他市町村とのプランをもとに研修を重ねてまいりました。普通、プラン等の提言を受けるときは、それまでに庁内においても何回か協議がなされ、協議会を立ち上げ、同時並行型で進んでいかなければならないし、なかなか皆様に理解していただけないことが多いのではないかというふうに思います。  所管の課が、福祉事務所から総務課人権推進係に移動いたしました。他市では、教育課にあるところもありますが、上下町との合併もあり、庁内の組織を考えておられるときだと思いますので、専課のお願いをしたいというふうに思います。  それから、DV対策。市内でもDVに悩んでおられる方がいらっしゃるように聞いております。この悩みはなかなか外に言えない悩みであって、どう対処していいか、本人ですら思い悩んでしまわれる問題であろうかと思います。先日もあちこちをたらい回しにされて、やっと県外の施設に落ちつくことができたという報道がされていました。我が市でも相談に来られる方がいらっしゃるようですが、どう対応されていますでしょうか。福祉事務所から総務課へ課が移りました。市民の方が庁内をあちこちに右往左往されなくても済むよう周知されておられるのでしょうか。また、年間どれぐらいの方がDVを含めて相談に来られているのでしょうか、お知らせください。  続いて、中央公民館構想について。保健福祉総合センターが間近に完成をしようとしております。昨日の質問の中にもありましたけれども、社協が移転した後、生涯学習センターにするというが、どうするかという質問がございました。福祉会館を改修し、中央公民館として市民全体が集える場所に、また、市内の全公民館の中心になるような場所にしたいという答弁でありました。どのように改修をされて、どうされようとしているのかという点について、お聞かせをください。  そして、女性会館でございますが、元町の団地に通じる道路拡張のため、女性会館がなくなりました。現在、本山の保育園の跡を活用させていただいておりますけれども、女性会は、給食をサービスするにも、以前の女性会館には調理場がなかったので、府中公民館や農協を使用させていただいておりました。保健福祉総合センター内に立派な調理場ができますので、現在の福祉会館の調理場はどうされるのでしょうかと考えています。以前、福祉会館に女性会をお願いをしたときには、考えているという答弁であったというふうに記憶しております。また、児童会館はこの場所に残るというふうに聞いておりますが、どうなるのでしょうか。  福祉会館はたくさんの部屋数があり、いろんな団体が入れるのではないかというふうに考えています。県の女性会議のように、いろいろな団体がさまざまに、例えば女性会や女性大学の卒業生とか、市の女性会に属さない女性会の方たち、いろんな方がいらっしゃるわけですけれども、その方たちが使用できる場所にでもなればいいのではないかというふうに考えます。私たちがちょっと会合しようとするにも、場所がないものですから、あちこちの公民館に連絡をとったりしながら、また、いろんなところを使わせていただいて会合をしているという現状がございます。それが女性会議のような場所に使えれば解消できるのではないかというふうに思います。  また、さきに言いましたDVや子どもの権利にかかわる相談とか、高齢者の問題等相談室というふうなことにも使えるのではないかというふうに思っておりますけれども、市の方はどういうふうに考えていらっしゃるかという点についてお聞かせください。  急いでまいります。  総合保育所プラン、第一次エンジェルプランにおいて、保育問題についてさまざまな提言がなされてきました。少子化が急速に進んできた現在、父石や本山の保育所は統合され、跡地はそれぞれに活用されているのは皆様が御存じのとおりでございます。JTが撤退し、跡地利用について、今論議が重ねられているとこですけれども、私たちは統合小学校は避けて通れないものと考えています。  七、八年近く、西と岩谷の小学校の統合はいつになるんだろうかなどと、地元の皆様は、毎年小学校の児童の数が減ってきて、運動会、部活などが、単独校でするには難しくなっている現状から、心配をされています。来年も、小学校に上がる子どもたちが、西小学校では4名と聞いております。これでは集団で切磋琢磨するということは極めて難しい状態にあると思います。小学校がこれですから、保育所も同じことが言えると思います。  JTの跡地に学校ができるとなると、現在府川の保育所でなされている総合的な保育がJT跡地でできないものかと考えます。昨日も農協病院の増築の話が出ていましたけれども、みのり学園が移転できれば、土地を返してもらって建てかえをしたいというふうに言われておられるお話は、何年も前から伺っております。障害児の保育も含めて、総合的に保育ができる場所があればというふうに考えます。そうすることによって、JTの一角が教育のゾーンとして、他市町村に誇れるものができるのではないかというふうに考えるのですが、どうでしょうか。  次に、ビオトークについて。さきの一般質問でもいたしましたけれども、統合小学校をJT跡地につくるということを前提として質問させていただきます。統合小学校をJT跡地につくるとしたら、ぜひビオトークをと考えています。府中は大都会ではありませんので、西にしても岩谷にしても、学校の周辺には緑がたくさんあって、鳥や虫や魚を近くで見ることはできます。校外授業として学校外に出て観察をするのもよいと思いますけれども、JTには、現在たくさんの木が植えてあり、グラウンドには芝が植えてあったりします。以前、グラウンドに芝を植えて、子どもたちがはだしで走り回れる運動場をつくればいいなという提言をしたことがございます。このJTの跡地は、ビオトークをつくるにも、芝のグラウンドをつくるにも、今あるものを生かせる、最適であると思います。小山を築いたり、小さな池や小川をつくると立派なビオトークのでき上がりです。子どもたちは、学校の校庭で自然に触れ、自然を観察し、四季の移ろいを肌で感じることができます。せかせかとした現在、本当の意味でのゆとりを持って勉強に励めるというふうに思うのですが、いかがでしょうか。  次は出前講座です。我が会派の小野議員が、ボランティアの人材登録状況とゲストティーチャーの件について質問いたしましたので、この件については簡単に行きます。今は自主申告だが、人材バンクを考えているというお話でした。実は、ある企業の方が出前講座を開きたいというふうにおっしゃっておられます。府中市にはすばらしいノウハウを持った方がたくさんおられますので、プログラムをきちんと組んで、早急に取り組んでいただきたいというふうに思います。  次は、都市計画の見直しについて。昭和三十三、四年ごろに都市計画決定されたものが、現在までほとんど手をつけられることなく今日に至っているという憂うべき状態にあります。市は、現在精力的に見直しをされております。どこをどう見直されをしようとされているのか。また、廃止するものは何かお知らせをください。  本来、都市計画の見直しは、国や県はなかなか認めてくれないというふうに聞いておりますが、見直しに当たって、国や県からの指導のようなものがあるのでしょうか。今現在の見直しの進捗状況について、お知らせをいただきたいというふうに思います。  次に、府中木野山線についてお尋ねをいたします。前回お聞きいたしましたときは、杉原木材跡地まで17年度完了予定と聞いておりましたが、現在の進捗状況についてお聞かせください。  また、上下町との合併に伴い、両市町にとって、荒谷から木野山、阿字に通じるこの道は、府中上下線の迂回路として重要な役目を果たすように思います。現在でも阿字・上下方面の方は、この道を通って府中に入って来られています。上下の職員の方も府中に来られるということになると、大半の方がこの木野山線を通勤をされるということになるのではないでしょうか。市としての対応をお聞かせ願いたいというふうに思います。  1回目の質問を終わります。              (17番議員 棗田澄子君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 藤岡総務課長、答弁。               (総務課長 藤岡敏秋君 登壇) ○総務課長(藤岡敏秋君) それでは、棗田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。  女性施策に関しましての御質問でございますが、この4月より総務課に人権推進係が新設されまして、人権問題全般の施策とあわせまして、集約的、効果的に進めておるところでございます。現在策定を検討中の男女共同参画推進条例、これにあわせまして、女性施策につきましても検討を、あわせて進めておるという状況でございます。  なお、予算につきましては、今年度までは民生費に計上しておりましたが、新年度より総務費に計上をするということにいたしております。内容的には啓発用のパネル展示、講演会などを計画いたしておりますが、加えまして、先ほど御指摘もありましたように、各種研修あるいは視察、こういったものを予算的には見たいというふうには考えております。どうかよろしくお願いいたします。  それから、次に庁内組織ということでございますが、庁内での学習、啓発、これに関することにつきましも、女性施策推進協議会、こういったものがございますので、連携を図りながら、早急に具体化を検討いたしたいというふうに考えております。  なお、内容的には、女性施策を含めまして、人権全般に関する学習、啓発という形にしたいというふうに考えております。  それから、最後にドメスティック・バイオレンスに関する御質問でございます。これは、相談内容に応じまして、女性施策の一分野として具体的な相談を受け付けております。問題解決に対しまして、内容的に複雑なものが多く、なおかつ緊急性、あるいは相談者の安全確保、あるいは意思の尊重、こういったもの、さらにはプライバシーの保護と、こういったものを考慮しながら、県、警察あるいは医療機関、こういった関係機関と連携をとりながら進めておるところでございます。  なお、解決するまでには時間が相当必要ということもございますので、今後とも関係機関との連携を図りながら、相談の受け付けを行いたいというふうに考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。  なお、現在までの相談の件数でございますが、4月以降6件ということになっておりますので、あわせてお願いをいたします。               (総務課長 藤岡敏秋君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 目﨑学校教育課長、答弁。              (学校教育課長 目﨑仁志君 登壇) ○学校教育課長(目﨑仁志君) 失礼いたします。  私の方からは、ビオトークについてお答えをさせていただきたいというふうに思っております。こちらの方、御指摘の部分で、いわゆるJTの跡地にかかわってということで御意見をいただいたところでございますが、6月に提案させていただきました統合小学校構想の中でこのようにお示しをさせていただいていると思います。「校庭を公園化するなど、地域との触れ合いを大切にできる学校環境を目指します」というふうに御提案をさせていただいております。今後のことになりますけれども、市民の皆さんにも親しまれると、そういうスペースづくりを考えていく際に、ぜひ参考にさせていただきたいというふうに思っております。  2点目、出前講座についてでございます。こちらの方でございますが、いわゆる小学校、中学校ともに、地域の皆さんにゲストティーチャーとして学校の方に来ていただいて、さまざまな技とか知恵を示していただく、そのことで学習活動を充実させていくという取り組みはなされているところでございます。今後とも教科等の指導内容との関係の中で、教育委員会としても研究をさせていただき、また、各学校の方へも働きかけて、そのような御意思を持っていらっしゃる方、より多くの方に学校に来ていただけるように取り組んでいきたいというふうに思っております。  以上でございます。              (学校教育課長 目﨑仁志君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 藤本都市計画課長、答弁。              (都市計画課長 藤本知之君 登壇) ○都市計画課長(藤本知之君) 都市計画全般の見直しについて、お答えをいたします。  府中市の都市計画の骨格が定められましたのは、昭和30年代であります。現在では、市街地の変化や社会情勢の変化等により、その必要性が変化したものや実現が困難となったものもございます。こうしたことから、今回の都市計画マスタープランの改正では、現状を踏まえ、実現できる都市計画へと見直しを図っております。  これを受けまして、都市計画道路の見直しの内容といたしましては、1つ目に、極めて整備効果、緊急性が高く、また、要望も強い南北道路の整備、2つ目に、JT跡地利用構想が決定した後の朝日上通り線の延伸、3つ目に、木野山府中線のような主交通が変化した路線、この路線は、現在継続実施中の県道改良工事と整合性を持った見直しとなるよう、現在県と協議中でございます。4番目に、幹線道路として、国道486号線バイパスの関係で、幹線道路としての必要性が低下をした横井上川原線の廃止等がございます。これらの道路につきましては、必要に応じて見直しを行ってまいります。また、東部土地区画整理事業の実施につきましても、極めて困難な状況となっており、この計画を廃止をしたいというふうに考えております。区画整理にかわる今後のまちづくりをどう進めていくのか、地域住民の皆さんの御意見を聞きながら、今後十分論議する必要があるというふうに思っております。  以上、これらの都市計画の見直しを平成17年3月を目途に頑張ってまいりますので、御理解、御支援をよろしくお願いいたします。              (都市計画課長 藤本知之君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 高田総務部長、答弁。               (総務部長 高田義明君 登壇) ○総務部長(高田義明君) 福祉会館の跡利用の関係で、女性会館の事務所の確保ということでございますけれどもが、この点につきましては、さきの6月定例会でも御答弁申し上げましたとおり、今日までの経過なり、あるいは今後の女性施策の推進の必要性を考えまして、事務所の確保については検討いたしております。  なお、いろいろな女性の団体等が利用できるような対応ということでございましたけれどもが、この点につきましては、今後、教育委員会と女性会代表の方等と協議をしながら進めていきたいと考えております。  また、あさひ児童館の対応についてお尋ねでございますが、福祉会館を修理中は一時移転をいたしますけれどもが、修復後は現在の場所で対応する予定になっておりますので、よろしくお願いいたします。               (総務部長 高田義明君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 有永社会教育課長、答弁。              (社会教育課長 有永幸則君 登壇) ○社会教育課長(有永幸則君) お答えします。  中央公民館構想でございますが、ただいま部長の方からありましたが、そのほかに、もちろん事務所はですが、そのほか、市民会議もそのまま入っていただくようにしておりますし、それから研修室、さきに棗田議員からありました調理室、これももちろん、中でどうなるかはまだわかりませんが、基本計画、今協議中でございまして、まだはっきりしたことは言えませんが、調理室は必要だということで、あるいは多目的ホール、そして府中にゆかりのある方々の作品の展示ギャラリー、そういったものも検討してございます。それから、3階についてもどういった形がいいかということを今検討している段階でございます。今月中には基本計画がまとまるというふうに思っております。よろしくお願いいたします。              (社会教育課長 有永幸則君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 船尾政策推進室長、答弁。              (政策推進室長 船尾恭司君 登壇) ○政策推進室長(船尾恭司君) 順番は多少前後いたしましたが、総合保育所プランについての御質問にお答えいたします。  JT跡地については、今、私どもが現在提案しております小中一体校構想が御承認いただければ、残りの一部の土地についても速やかに活用策を検討していく必要があるものと考えております。残りの土地についても利便性が高く、さまざまな活用策が考えられるものでございまして、私どもとしては幅広く検討していきたいと考えております。数多くの御提案を賜りたいところでございます。  御提案の総合保育所プランについては、現在検討を進めております保育体制の見直しにも大きくかかわるものでございまして、こうした観点からも参考とさせていただきたいと思います。              (政策推進室長 船尾恭司君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 石丸土木課長、答弁。               (土木課長 石丸秀文君 登壇) ○土木課長(石丸秀文君) 私の方から、県道木野山府中線の進捗状況、並びに合併を控えての、県道府中上下の迂回路としてぜひとも必要なのではないかということで御質問をいただきました。御承知のように、県道木野山府中線は、本谷工区と川上工区の2工区に分けて改良してまいりました。本谷工区につきましては、15年度において一応完了したということでございます。川上工区につきましては用地の買収が残っており、現在継続して交渉中でございます。  広島県におかれましても鋭意努力していただいているところでございますが、府中市におきましても、県道と市道の接続の関係から、都市計画路線の目崎二本木線の計画変更ということがございます。現在、先ほど都市計画課長が申し上げましたが、現在、その作業に努力しておるところでありまして、平成17年3月をめどに変更していきたいというふうに考えているところでございます。これの変更と相まって、県道木野山府中線は改良を進めていかなければならないという状況でございます。また、迂回路が必要であるという立場で、私どもも木野山側からの法線につきまして検討中でございます。  いずれにいたしましても、早期完成に向けて、広島県の方へ強く要望はいたしておりますし、今後ともしていくつもりでございますが、何分にも用地がついて回るものでございます。ぜひとも地元の強力なる御支援をいただきたいというふうにお願いするものでございます。  以上です。               (土木課長 石丸秀文君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 棗田澄子君。              (17番議員 棗田澄子君 登壇) ○17番議員(棗田澄子君) 御答弁ありがとうございました。  女性会館のことですけれども、調理場を残していただけるということになりますと、使い勝手もいいいうふうに思っております。また、女性会だけでなく、ほかの団体も使えるようなそういう仕組みができればいいというふうに思うのですが。それから、女性会館とあさひ児童館、市民会議、中央公民館構想になるというふうになるんでありますけれども、となると、今度は管理体制の問題が起きてくるんじゃないかというふうに思うのですが、そこら辺についてはどのようにお考えになっているかという点について、一点お聞かせを願いたいというふうに思います。  それから、総合の保育所、第一次のエンジェルプランができ上がりましてから既に長い時間がたっておりまして、第二次というふうなことも考えられるんじゃないかというふうに思っております。そんな中で、いろんな意味で、これから子どもたちが少なくなってきたりというふうな中で、保育所ということも、小学校と同様に考えていかなくてはならない重要な課題であるかというふうに思っておりますので、対処の方はよろしくお願いいたしたいというふうに思います。  それから、ビオトークにつきましては、さきの質問したときにもそういう答えがありましたことは承知しております。自然の中で子どもたちが伸び伸びと勉強ができるというふうなそういう場所がそこにできるということは、とても楽しみなことではないかというふうに思いますので、よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。  それから、木野山線について、これはもう随分前からいろんなところからの要望もあります。地元の方たちも随分といつかいつかというふうにおっしゃっておられますけれども、だんだんと県の予算というのも少なくなりまして、現在、2年も3年も、今のところまで来るまでも伸びているような状態にあります。早急に解決ができるいうふうに、皆様も一生懸命努力されてくださっていることは存じております。私たちもそこが早く開通ができて、そしてまた、今の都市計画の見直しの路線のところまで早く行けるようにというふうに願っているわけでございます。  都市計画の見直しが、今進められておりますけれども、たくさんの課題があります。今の一番初めは南北道であり、そしてまたJTの跡地が買えるということになると、朝日上通り線を二中の、今のハローズの方に向けて通す道とか、それから、3番目としては、今の主交通の変化した場合に木野山線とかというふうな答弁がなされました。ということになりますと、今現在でもたくさんの課題を抱えておる中で、都市計画課だけでなくても、建設関係の部署が今以上に力を合わせてやっていかなければ、早期に完成するのは難しいというふうに思っております。  1番目に南北道であろうかと思いますけれども、これから、南北道にしても、地元の皆様と協議会を開いたりとかいうようなことがたくさんあろうかというふうに思います。となると、南北道があり、また、駅前の周辺のことも考えなくてはならないということもあり、486もあり、いろんなものが一斉に来るような感じがするわけでありますけれども、例えばここの、南北道のプロジェクトチームとか、それから朝日上通り線のところのチームとか、それからJTのチームとかいうふうに、そういうプロジェクトチームみたいなものを組んでやらなくては、今の体制ではなかなか難しいんではないかというふうな、無理が生じるんじゃないかというふうなことも考えられるんですけれども、今、本当に職員の方が一生懸命にやっておられるのはよくわかっておりますが、職員の方たち、そういう方たちのためにも、今の体制づくりを考え直さなくてはならないというふうに思うのですが、庁内の体制をどのように考えておられるかという点について、一点お聞かせを願いたいというふうに思います。  それから、5番目に通告をしております地域集会所のことでございますけれども、市内にも11カ所ぐらいあると思うんですが、今、どのように活用されているのでしょうか。例えば、私たちの出口のところであれば、出口の公民館が少し手狭なところがありまして、公民館の建てかえもお願いをしているんですが、なかなかそこまでは手が回らないというふうに思います。公民館の一部として使用できるというふうにはならないんでしょうか。今は町内会長さんのところにかぎを預けてあって、地域の方でお好きにお使いくださいというのが地域集会所なんですけれども、これから先どういうふうになるかという点につきましてもお知らせを願いたいというふうに思います。  2番目の質問を終わります。
                 (17番議員 棗田澄子君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 10分間休憩します。                午後 1時56分 ○議長(平田八九郎君) 再開いたします。                午後 2時13分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。  棗田澄子君の質問に対し、答弁を求めます。  伊藤市長、答弁。               (市長 伊藤吉和君 登壇) ○市長(伊藤吉和君) お答え申し上げます。  まず、都市計画の見直しに関して、庁内体制の件でございます。庁内体制につきましては、御指摘のように、都市計画の見直し項目が、なかなかいろいろな、多岐にわたっておりまして、また、南北道については地元対応も始まっているというふうな状況になっておりまして、だんだん人的な体制が求められてきている、そういった状況が深まっております。来年度につきましても、来年度必要な事業の範囲というものを見通す中で、必要な措置といったものを漏れなくしていきたいというふうに考えております。ただ、いろいろな項目がたくさんあるんでございますが、すぐに手をとられる、人をとられるというふうな状況に、そういうふうになっていけば本当にありがたいんですが、徐々になっているものでございまして、対応としては、現在の課に若干の補強をするとか、そういった対応に、当面はなるのかなというふうにも思っております。  いずれにいたしまても、この見直しについては私の大きな公約でもございますし、全力を傾注してやってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。               (市長 伊藤吉和君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 宮原教育部長、答弁。              (教育部長 宮原誠之君 登壇) ○教育部長(宮原誠之君) 棗田議員さんの生涯学習センターの管理体制についての御質問にお答えいたします。  生涯学習センターの管理につきましては、原則的には教育委員会で行う予定といたしておりますが、委託をも検討をいたしております。  それから、常駐職員のおられない団体につきましては、事務所のかぎ等のこともございますので、別途協議をさせていただきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。              (教育部長 宮原誠之君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 有永社会教育課長、答弁。             (社会教育課長 有永幸則君 登壇) ○社会教育課長(有永幸則君) お答えします。  地域集会所についてでございます。地域集会所につきましては、本年6月から地域の集会所として御使用をいただいているところでございます。その利用状況は、市内11集会所ございますが、うち2館、公民館でございます。これを除いての利用回数、多いところで46回、少ないところで2回、全く利用のないところで2集会所でありました。その利用内容でございますが、内容を見てみると、いきいきサロンであるとか、町内会役員会、女性会の会議、カラオケ等のサークル活動などでございます。  それから、出口公民館の改修時には、出口集会所を代替とできるかどうかということでございますが、その時点で相談させていただきたいと存じます。  いずれにしましても、地域の集会所として、あるいはコミュニティの場として御利用、御活用を願っていきたいと思います。  以上です。             (社会教育課長 有永幸則君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 棗田澄子君。              (17番議員 棗田澄子君 登壇) ○17番議員(棗田澄子君) それでは、3回目の質問をしたいというふうに思います。  今の都市計画の見直しに対して、庁内の体制はこれから順次補強していくというふうに言われておりました。今、私たちも南北道のことに、地域の方に出ておられる、それから、そんな中で石州の方にも来てくださるというふうな感じで、夜もずっとかかわってくださっている方が、同じ方がかかわっておられるんじゃないかというふうに思っていまして、大変じゃないかというふうに思っておりました。そういうような中で、管理体制はどういうふうになっていくのかなというのが、私の単純な疑問でありました。  それから、女性会の方でございますけれども、今の福祉会館の管理体制は、教育委員会が管轄をすると。委託をも考えているということですが、例えば、公民館として、今のところをするとしたら、お昼からというふうな形になるんじゃないかというふうに思うんですよね。そうすると、午前中に使用できるようなそういう管理体制も考えてほしいなというふうに思っております。  それから、さっきの集会所のことですが、出口の公民館を建てかえるときにというのでなくて、今の出口の公民館は少し手狭なんですよね。古いものですから、建てかえを、お願いは、順番は来ているわけではございますけれども、今すぐ建てかえるというふうにはならないというふうに思いますので、今の出口の公民館をもちろん使いながら、先ほどおっしゃいましたけれども、例えば、いきいきサロンとか女性会とかカラオケなどが使っていらっしゃるんですが、出口の方も、公民館の一つとして、今は町内会長さんがかぎを持っていらっしゃって、町内会長さんのところに使いたいというのを申し込みをして、それから使えるというふうになっているんじゃないかというふうに思うんですが、公民館にかぎがあって、公民館の主事さんがいらっしゃって、それから使えるというふうにはならないものかどうかということについて、ちょっとお聞かせお願いたいというふうに思います。  それから、先ほど言いました木野山線のことですが、17年に杉原木材のところまでというふうに今までは考えておりましたけれども、それが少し延びるということになって、それから都市計画の決定を、17年にここがしたら、それから今の三室橋から今の杉原のところまでというふうになっていくと思います。確かに買収に対する費用というのが、国や県からおりてくるお金もだんだんと少なくなってきていて、なかなか進まないというのが状況でございますので、市としましても、そのようなところで、できるだけ予算がおりてくるというふうに御尽力をいただきたいというふうに思っております。  以上でございます。              (17番議員 棗田澄子君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 宮原教育部長、答弁。               (教育部長 宮原誠之君 登壇) ○教育部長(宮原誠之君) お答えいたします。  生涯学習センターについて、午前中も利用できるようにということでございますが、中央公民館となりましても、当然今の公民館体制と同じじゃございませんで、午前中から事務所をあけております。したがいまして、午前から利用はできますので。               (教育部長 宮原誠之君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 有永社会教育課長、答弁。              (社会教育課長 有永幸則君 登壇) ○社会教育課長(有永幸則君) お答えします。  集会所を公民館として使用できないかというようなことでございますけれども、現状ではそのような状況は考えておりません。といいますのは、公民館主事1名でございまして、ひとりで管理運営等をやっておりますので、将来的には2人体制になるかもわかりませんし、あるいは館長さんが常時出勤していただけるかもわかりません。その節にはまた別途考えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。              (社会教育課長 有永幸則君 降壇) ○議長(平田八九郎君) これをもって、平成クラブの棗田澄子君の質問を終結いたします。  続いて、平成クラブの山本廣文君の登壇を求めます。  山本廣文君。              (18番議員 山本廣文君 登壇) ○18番議員(山本廣文君) 議長のお許しを得ましたので、平成クラブ、18番議員、山本が一般質問をさせていただきます。昨日からの質問が続いております。多少重複するところもあろうかと思いますが、御答弁、よろしくお願いいたします。  通告に従いまして、行かせていただきます。  まず、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。先月、平成14年度の決算審査を行いましたが、その中でも、特に法人市民税の落ち込みが目立つところでございます。一時期に比較いたしましても、約5分の1といった状況であります。こういった中で、私は市長にお願いをしたいと思いますが、ぜひとも民間企業の経営のノウハウを取り入れていただきたく、このように思っております。市民の血税を効率的に、また、効果的、低コストで行政運営をお願いするものであります。  庁舎内の日常的に使われている経費の見直し、また、職員の配置、そのための改革、職員が一丸となって考えていただかなくてはならないと思われます。また、今年度から新たに政策推進室が設けられました。いま一度消費的経費、義務的経費ともいいますが、の削減を考えていただきたいと思うところでございます。先ほどの質問者に答弁ございましたが、これから、学校給食以外でもこうした計画はあるのかどうか、一点お尋ねがしてみたいところでございます。  続いて、学校給食でございます。この問題は、今議会の初めに、伊藤市長から、学校給食共同調理場の老朽化に伴い、学校給食センターを新築し、これを機に調理と配送業務を民間へ委託するとの方針を出されたところでございます。私は、この学校給食の民営化は、約10年も前から指摘してきた問題であります。コスト面に対しても、議会のたびに意見してまいりました。こういった運営状況は民間企業では考えられない業務内容でありました。昨日の一般質問でもありましたが、もう一度お尋ねしたいと思いますが、この民営化を行いますと、幾らぐらいの節減ができるのかお伺いしたいと思います。4年前になりますが、配送業務の民間委託をしたときには、年間2,000万円と言われておりますが、これについてお尋ねいたします。  次に、国土調査について質問いたします。去る10月15日の広報によりますと、平成17年度から地籍調査を実施するという見出しで説明がなされておりました。私は、このことにつきまして、少し詳しくお聞きしたいと思いますので、今後の地籍調査についてのお考えをお答えいただきたいと思います。  御案内のように、現在法務局にある土地台帳は、明治時代の地租改正をもとにしてつくられたものであり、土地の実態が正確に把握できかねます。正確に把握できないということは、境界が不確定であるため、土地の取引、また、公共事業の用地買収時及び災害復旧等の境界確認に手間取り、不測の日数を要することが予測されます。市内で道路改良などを行うときにおいても、用地交渉に不測の日数を要したという言葉をよく耳にすることがあります。この原因の一つについて、境界の確認に手間取ったということもあるのではないかと考えられます。実態を正確に把握し、土地の有効活用並びに健全な管理を行うという立場からも、1筆ごとの土地について、その内容を確定する必要があります。府中市のまちづくりを進める上においても、避けて通れない事業と考えます。  平成16年度に合併が決まります。上下町におかれましては、既に数年前から事業を進めておられるようにお伺いしておるところでございますが、また周辺、新市町、御調町におかれましても早くから取り組まれ、先進地であるように聞き及んでおるところでございます。その中で、府中市は大変おくれていると私は思います。理事者におかれましては、今後どのようにお考えかをお伺いいたします。  さきの議会におきまして、どなたかの質問にあったように思いますが、やっとその気になっていただき、事業に取り組んでいただけることに大変喜んでおるものでございますが、国土調査法は、御承知のように、昭和26年6月に制定され、その後、法律に関係して施行令等措置されております。これらを有効に利用し、事業を有利に進めていただき、一日も早く取り組んでいただきたいものだと思います。  また、この事業は、聞くところによりますと、完了までには大変長い道のりであると伺っております。どのくらいの年月が必要であるか、また人員体制、予算についてもお伺いいたしたいと思います。  また、府中市は今後どのように取り組んでいかれるのか、また、市民への周知徹底につきましてもどのようにするのか、また、どの地区から取り組んでいかれるのかの対応をお伺いしたいと思います。  また、上下町におかれましては、既に進行中でございます。新たに始まる府中市の国土調査体制との整合性についてはどのようにお考えか、お伺いいたします。  次に、都市計画の見直しについてお伺いいたします。さきの質問者がかなり詳しく聞いておりますので、私は南北道整備についてお聞きいたします。この南北道問題は、市長が政治生命をかけて取り組んでおられるとお聞きするところでございます。多くの市民、また、産業界も大変期待しておるところでございます。先月27日には、関係町内会長により協議会も持たれ、説明が行われたようでございますが、結果はどのようになったのかお知らせが願いたいところでございます。  また、関係者、地権者の御理解と御協力なくしてはなりませんが、今後の計画と住民の説明会の予定はどのようになっておるのかお尋ねしてみたいところでございます。  1回目の質問を終わります。              (18番議員 山本廣文君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 伊藤市長、答弁。               (市長 伊藤吉和君 登壇) ○市長(伊藤吉和君) まず、1点目の市政運営に当たって、民間企業的なセンスで取り組んではどうかというような御趣旨の御質問だったかと思いますが、少々古い話で恐縮でございますが、私が初めて市長としてここに登壇し、所信表明をしたときに申し上げたことでございまして、いわゆる現在の市政、あらゆる分野でいろいろお金がかかっているわけでございますが、これについて、ある意味、従来の市政というものが、市民的な立場で、合理的・総合的な立場で政策選択が十分されていないのではないかという疑問を持っておりました。したがいまして、それぞれの政策分野において、経費とその効果、そういったものを明確にして、そして政策選択ができる、そういう行政スタイルにしていきたいというような趣旨のことを所信表明で申し上げたわけでございます。  そういった所信に基づきまして、今年度の施政方針でも、いわゆる効率の低い分野、非効率的な分野について、今年度は方針を出していきたいというようなことで、具体的な分野としては、学校給食の分野などに言及をいたした経緯がございます。今後もそういったこと、いわゆる大きな課題、そういうようなものがあるわけでございますが、それに引き続いて、それだけで終わらず、各分野ごとに、もちろんコストがすべてではございませんが、コストも大きな選択基準なわけでございますので、各分野ごとにコストを明確にわかるようにして、そして、その政策効果といったものが、皆様は肌で実感いただけるわけでございますから、この分野にこれだけのお金がかかっているのかといったことをわかりやすく見ていただけるようにしていきたいと思っております。  そして、世の中はどんどん変わっていくわけでございますし、市民のニーズもどんどん移り変わっていくわけでございますんで、そういったものに対して見直しが適宜できていくような、そういう政策スタイルというんですか、行政スタイルといったものを確立していきたいというのが私の考えでございます。そういった立場で、今はいろいろございますが、給食センターなどが、まず大きな合理化が必要な分野ということで手がけておりますが、それに続いては、次々の分野をまた考えていきたい。また、皆様の方からは、今申し上げたようなことをお示しして、さまざま御提案や御意見をちょうだいできるスタイルに持っていきたいというふうに考えております。  民間企業的なセンスでいえば、確かに私は経営者としての仕事を任せられたわけでございますが、皆様は、いわば株主でございまして、民間株主のセンスで、企業経営として市政経営がちゃんと行っているのかどうか、そういったことを見ていただけるような、そういうスタイルにしていきたいと考えております。  以上でございます。               (市長 伊藤吉和君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 船尾政策推進室長、答弁。             (政策推進室長 船尾恭司君 登壇) ○政策推進室長(船尾恭司君) 昨日にも同様な御質問がございましたが、重ねての御質問であり、少し詳しくお答えをさせていただきたいと思います。  新しい給食センターで委託をしようとしております配送・調理業務については、平成14年度決算では、調理の人件費が約1億6,000万円、配送委託料が約1,700万円でございまして、トータル1億8,000万円弱を要しております。それに対し、9月の全員協議会で中間報告をさせていただいたとおり、委託をしている調理場では、年間の延べ食数が府中市の約2倍のところでも、配送と調理を合わせた委託料が約9,300万円で済んでおります。また、府中市と年間延べ食数がほぼ同様な調理場では、調理と配送を合わせ、委託料に約5,800万円を要しているところでございます。調理場にはそれぞれ個別の事情がございます。新しいセンターで幾らで委託できるのかというのははっきり申し上げがたいのですが、こうした他市の状況などから、調理・配送業務だけをとらえれば、大まかに申し上げて1億円くらいはコストの削減が見込めるものと考えております。             (政策推進室長 船尾恭司君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 藤木監理課長、答弁。              (監理課長 藤木美視君 登壇) ○監理課長(藤木美視君) 国土調査について御答弁申し上げます。  国土調査、いわゆる地籍調査ですが、市民の皆さんの大切な資産である土地を1筆ごとに調査し、正確な位置、形、地番、面積などを確認し、正確な地図、それから帳簿をつくっていく事業です。  御質問の中で必要性等について触れていただきましたので、できるだけ重複を避けたいと思いますが、この4月、新しい係をつくり、2名を配置して、今日までやってきております。地籍調査の前段の調査として、町別の筆数、それから字名数、公図が何枚あるのか、こういうことを調べたり、それから先進地である上下町、御調町へ参って、どのように進めるかという方法について勉強したり、それから実地の境界確認の作業の中へ入っていったり、それから、近日中に参りますが、地元説明会へも参加して先進地の様子を調べてみたい、そういうふうに考えております。  今後の事業の進め方ですが、さきの議会でも申しましたように、今年度中に、まず基本計画を策定いたします。今最終の検討を行っている段階です。相当の期間と多額の費用を伴う事業であり、それから人員配置も必要となってきます。予定する事業期間、具体的な予算額等につきましては、基本計画策定後に明らかにさせていただきたいと思います。いましばらくお時間をいただきたい、かように考えております。  ただ、直接調査に要する経費は、国が4分の2、県が4分の1、市が4分の1の割合で負担することとなります。市が負担する4分の1の費用のうち、80%は特別交付税で補てんされることになっております。実質、市の負担は金額ほどでもないということになります。  最初に調査を行う地区を決め、地区内の土地の地番、面積、所有者などを調査し、17年度から実地の調査に入ることになります。地元の皆さんには、これは16年度後半になると思いますが、事前に説明会を行い、調査について十分御理解をいただき、御協力いただけるよう取り組んでまいりたいと考えているところです。地元の皆さんの御協力が事業の一番の推進力となります。今後も調査の進め方、具体的方法、これらを広報ふちゅうなどを通してお知らせしながら取り組んでまいりたいと考えております。御理解と御協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。              (監理課長 藤木美視君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 藤本都市計画課長、答弁。             (都市計画課長 藤本知之君 登壇) ○都市計画課長(藤本知之君) 南北道路の推進と今後の見通しということについて、お答えいたします。  この道路の必要性と緊急性につきましては、事あるごとにそれぞれの立場で論議をしていただいておるところでございます。市といたしましても、再重点課題として、今日まで広島県を初め関係機関と協議を重ねる中、精力的に準備をしてまいりました。議会冒頭の市長のあいさつの中でも申し上げましたように、11月27日に第1回の南北道路推進協議会を開催しまして、関係地域の代表者の方にこれまでの経過報告と市の考え方を説明し、御意見をいただきました。また、昨夜は高木町に出向きまして、町内会の役員の皆様方にも市の考え方を説明し、多くの御意見をいただいたところでございます。  これに引き続きまして、来る12月12日には、道路整備の専門的な知識を持った方等で構成をいたします検討委員会を開催する予定といたしております。ここでは、道路のルート、企画等の都市計画の決定に必要な内容を論議していただくということになっております。こうした会を何回か重ねる中、案が固まりますと、住民説明会、公聴会、さらには案の縦覧という手続を経まして、平成17年3月の都市計画決定を目標といたしております。この間、大変厳しい状況も想定をされますが、市長先頭に職員一丸となって全力で取り組んでまいりますので、議会の皆様方にも御支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
                (都市計画課長 藤本知之君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 山本廣文君。              (18番議員 山本廣文君 登壇) ○18番議員(山本廣文君) 御答弁大変ありがとうございました。  市長も、かなりこういった問題については、財政改革についても取り組んでいただけるようでございます。  最後になりますが、特にお願いしておきたいのは、南北道の問題でございます。このたびの南北道は、府中市にとりましては、大変重要な路線と私は考えております。企業におきましても、大きな期待が寄せられておるところでございます。これを、一日も早い完成をお願いしたいと思います。特に南北道の整備の流れというのを私、いただきました。17年3月に県の都市計画審議会へかけるということでございます。それから事業計画を策定し、事業認可をいただくことになるようになると思いますが、広島県におきましては、大変厳しい財政状況でございます。県事業で行われますものの、なかなか予算が回ってこんのじゃないかというふうな心配もいたしております。こういった問題も、できるだけ府中市が一丸となって、県へ働きかけなくてはならないんじゃないかというふうにも、私は考えております。まして職員の皆さん方は、本当にこの問題を一生懸命に取り組んでいただきたいと要望して、質問を終わります。              (18番議員 山本廣文君 降壇) ○議長(平田八九郎君) これをもって、平成クラブの山本廣文君の質問を終結いたします。  続いて、平成クラブの大原一人君の登壇を求めます。  大原一人君。              (20番議員 大原一人君 登壇) ○20番議員(大原一人君) きのう、きょうと2日間にわたって一般質問を行われました。いろいろ質問を聞いておると、やはり焦点はJT跡、こういうことになろうかと思います。私ももう、若干74歳でございますので、もう出まいというふうに私は思っておりましたが、年に1回ぐらいは出てもいいんじゃないかということが平成クラブの中にありましたので、今回出ることにいたしました。多少、私のことですから、言葉のあやで誤解を受けたり、また、多少の混乱があるかもしれませんが、できるだけ混乱のないように、静かに、ひとつ聞いていただきたいというふうに思います。そして、皆さんの的確なる判断を願うところであります。  まず第一に、市政の重要事項に対する我々議員の取り組み方であります。言うまでもなく、市議会は市民の負託を受け、市民に成りかわって市政の決定を行う場であります。これに参加する我々議員は、私利私欲を捨てて、市民の切実な願いと福利向上をひたすら思案し、全身全霊をもって正しい判断を下すように努めなければなりません。しかるに、最近の市議会の議論はいかがでありましょうか。先般、6月、市長から、JT跡に小学校統合案が提案されました。その統合建設をめぐって、我々は議論してきました。だが、果たして市民が期待するような議論であったでしょうか。私は、甚だ心もとないような気がしてなりません。議員同士がお互いに十分検討を加えたという充実感は、いまひとつ感じられないのであります。  今日まで、この問題に対して、つまりJT跡地、統合小学校、この問題に対して、すべての議員が発言をしてまいりました。しかし、その中には、本質でない手続論や関係のないような原則論を言ったり、また、今言っても仕方がないような枝葉の話をしたり、いたずらに混乱することが少なくありませんでした。そして、多くの議員が、資料が不十分で判断ができないとか、重要問題だから決定は時期尚早だとか、あげくの果てには賛成でも反対でもないといったあいまいな発言を繰り返されたのであります。賛成なのか反対なのかよくわからない、そんな状況を、終始する議員ではいけないのではないでしょうか。  私は、いやしくも議員であるなら、市政の課題に対して堂々と賛否を明らかにするべきであると思います。そして、今回のような問題は反対すれば済むというもんではありませんから、反対なら反対で対案を示すべきだと思います。賛成、反対も明らかにしない、反対しても対案がない、そんなことでは議員に課せられた責任が果たせないと思いますが、いかがでございましょうか。議員の役目であるはずの政治判断を放棄したようなことになってしまうんじゃないんですか。  JT跡地買収問題について、財政問題、そしてその後の借金の問題、今回、JT跡地買取議案書となって提出されたものではない。白紙のままで議論し、議会の意思決定を求められているのであります。この構想は、議会として賛成意思決定をすべきだと思います。確かに将来のことを、すべてが明らかになるわけではありません。流動的で不確実な部分も残ります。だからこそ我々議員がいるのであって、その経験と知識を総動員して、少しでもよい方向に市政を導くために決定するべきではないでしょうか。これは非常に責任の重い仕事だと思います。判断を誤れば取り返しのつかないことになるかもしれません。それだけにやりがいがあるんであります。  半田教育長はこの事業に命をかけ、日本一の教育のまち府中をつくりたい、ぜひやりたい、やらせてくれと、大きな夢を持って頑張って、頭の中では早々と計画を描いている顔があらわれている。また、半田教育長を取り巻くスタッフの皆さんも、一生懸命このことについて頑張っておられる姿が、皆さん、目の当たりにあるじゃございませんか。それは与党だからではありません。我々平成クラブは、市長の提案に賛成であります。これは与党だからではありません。府中の教育改革やまちづくりの課題に対し、この提案はすぐれて建設的であり、かつ実現性や発展性にも期待が持てる、また、見るべきような代替もない、このように、我が会派の意見は一致したからであります。これは平成クラブのことです。そして、何よりこの案に対する大多数の市民の意見は非常に好意的だと、平成クラブは、それぞれ議員が感じ取ったからであります。  確かに、このことにも問題点はあります。一つには、土地の単価もわからないことを初め、今の段階では不明確の部分が随分ございます。しかし、それを補って余りある意味があります。問題を乗り越える努力をするに値する構想だと判断できると思います。ゆえに我々平成クラブは、信念をもって賛成するものであります。  ですから、この際、あいまいな態度の議員各位に申し上げたいと思います。議員ならば、市民の前で明確な賛否を明らかにしてください。あいまいなまま、いつまでもぐずぐずするようなことはやめてください。この際、議会として決議書をもって議会の意思を決定したいと、我々は思っております。ところが、この決議にはいろいろ事情がございまして、まずは全員参加が原則ということを、古い話から伝わっておりますが、そういうことから、今回は決議書をもって賛否を表明するということはやめました。できれば皆さん、参加をして、このような表明にあらわしたいというのが私の本音でございます。  また、反対の議員各位に申し上げたい。反対する以上は、市民に対案を示してください。先ほど申し上げましたが、対案なくして反対だけするのは、これは許されないよ。私は、このことだけは議員諸君に強く要望しておきたいと思います。  さて、そこで伊藤市長と半田教育長に改めて質問いたします。  教育改革及びそれに関連するJT跡地4万1,000平米の活用問題は、いまや市政の重要課題であります。それだけに、今の段階で、市長、あなたたちは我々議員の判断を求めているのでありましょうが、もし我々が判断をつけかねて、今回の判断を保留し、決定を先延ばしするようなことになったら大変なことじゃないですか。どのような影響が発生するでしょうか。具体的に市政に与える影響について、市長、教育長、答弁をしてください。  いずれにしても、教育など、今まで十分議論できなかった問題が、こうして議論できるようになったことは大変喜ばしいことだと私は思っております。我々が議論しなかったことで、課題が深刻になっていた面もあるじゃありませんか。今後は一切タブーをつくらず、市政のあらゆる問題を議論して、一定の結論を出していかなければなりません。給食調理場の問題も同様です。本来、議論を妨げるものは何もなかったはずなんです。なぜか議論が深まらず、何年も問題を先送りしてきたじゃありませんか。それが、市長側から初めて一定の方針が示されたわけであります。我々はこれを真剣に受けとめ、市民の立場で判断していかなければなりません。我々議会の姿勢が、今こそ問われておると思うのであります。  第1回の質問を終わります。市長、教育長、答弁をお願いします。              (20番議員 大原一人君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 伊藤市長、答弁。               (市長 伊藤吉和君 登壇) ○市長(伊藤吉和君) 今議会冒頭から、ぜひ皆様の御判断を示していただきたいということを私からもお願いを申し上げておったわけでございますが、議員のお立場で、そのことについて強く言及をいただきまして、私としては本当に、ぜひその方向で、皆様、お考えをいただきたいと、本当に改めて思う次第でございます。  そして、判断が示されないときの影響ということで、具体的に申し述べてみよということでございました。この影響というものは、いわゆる我々の進めようとしています市政、その骨格と今やなっております教育改革の問題、これに、非常に政策的なダメージを与えることになるんではないかというふうに思います。私といたしましては、できることであれば、議会の皆様の御判断を得て、ゴーサインを得て前に進みたいというふうに切望いたしているわけでございます。大変大きな構想でございますし、議会や、もちろん市民の皆様の協力がなければ推進はおぼつかないわけでございます。市民の総意を示していただく議会の明確な御判断があれば、大変心強いわけでございます。  それは今後の、例えばJT側との交渉、さまざまなこれから進めていくであろう手続、そういったものに当たっても、また、これからこういった構想を進めるには、上位官庁、県や国へのさまざまな働きかけが必要になってまいります。そういった上でも、議会の皆様の総意として推進すべしというようなそういう御判断があれば、まことに力強いわけでございます。そういったものが得られずに、常に右顧左べんしながらやっていくというのは、もともと大変困難な仕事であるわけでございますから、それをより困難にしかねないというふうに心配しておるわけでございます。  それから、半年前に構想をお示しした経緯がございます、今持っているんですけども。そして、今議会で判断をお願いしたいということを申し上げてまいりまして、皆様といたしましても、この間、さまざま研究や各地への御視察などに熱心に取り組んでいただいたはずでございます。皆様から御要望、御指示のありました住民説明会などにも、我々熱心に取り組んできたわけでございます。そういったかいあって、市民の関心も非常に高い問題になっておるというふうに思っております。  要するに、市民はこの期に及びまして、議会の判断というのを見守っているんじゃないかと、マスコミ各社もきっとそうではないかというふうに私は思っております。これは僣越なことでございますが、議会としてこの問題について断を下していただくということは、もはや議会の機能、権能といたしても期待される、強く期待されることじゃないかというふうに私は思うわけでございます。  それから、そうはいっても判断をしないと、判断をされないということがもしあったとしたら、判断をしないということは、それはそれで一つの大きな意思表示になるわけだと私は思います。実質的には、これは反対に近い判断というふうに私はとるべきだと。判断をしないということは反対に近いということだと思います。そうなりますと、この構想自身が、議会や市民の明確な賛意、議会イコール市民としての明確な賛意に欠ける事業ということになりかねないわけでございまして、そのマイナスというのは非常に大きいわけでございます。  ですから、判断をされないということではなくて、判断をされないからイコール反対に近いというようなことではなくて、反対ならはっきり反対というふうにおっしゃっていただければ、それならそれで議会が反対で進められませんということになるわけでございますんで、それは果たして市民の意向を忠実に反映したことになるのかどうか。判断しないということで反対に近い意思表示をするというのは、市民は反対なんでしょうか、そういったことを改めてお問いかけしたいと思うわけでございます。  率直に申し上げて、判断がいただけないとなれば、我々は、もはや軽々に動けないということになるわけでございますし、JT側は、スケジュールはどんどん進むわけでございます。何度も御紹介しているように、年明けには販売のための手順を、JTとしては開始したいという意向があるわけでございますし、そのときに的確な意思表示をせずに、後に、例えば半年後とか1年後に進めようというようなことになっても、後出しでは本当に不利になるばっかりでございますし、そういった意味で、タイミングは、要するに今であると。時期を失すればそれだけで非常に支障があるし、得難い土地を、場合によっては失いかねないわけでございます。そういったことを本当に市民が望んでおられるのかどうか、ぜひもう一度皆様の賢明なる御判断をいただいて、適切な方向性をお示し、ぜひいただきたいというふうに思う次第でございます。  以上でございます。               (市長 伊藤吉和君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 半田教育長、答弁。              (教育長 半田光行君 登壇) ○教育長(半田光行君) JT跡地問題につきましては、今、基本姿勢は市長の申してくれたとおりでございます。昨日、本日と重ね重ね大変貴重な御指摘をいただきました。府中市が、まだ学校、それぞれの単位、研究の腰が弱いという点は、私も申し上げているとおりでございます。したがいまして、時期尚早という御指摘、なるほどごもっともという感もいたします。ただ、これまでの府中市の歴史の流れを、私は、今変えたいと考えているわけでございます。他市の研究に待って、他市町の成果を、またそこから学び、他市町の成果を導入すればよい、こういうお考えも確かにあろうかと思います。まさに待つか出るか見解の分かれるところであろうかと思います。  私は、府中市の教育の基盤づくりに市を挙げて取り組みたい。したがいまして、昨年からことしにかけてるる御紹介申し上げましたように、市を挙げ、また上下町を含めまして、新しい教育をつくる機運はそれぞれの学校に間違いなく芽ばえてきているところでございます。このタイミングは、どなたかの御意見にございましたように、絶好のタイミングととらえさせていただきまして、さきの市長の話とあわせまして、来年度から公式にこの統合問題、そして小中一貫問題に取り組みたいと考えるわけでございます。上下町との合併、市制50年、あわせて小中一貫教育、統合の展開、私はこれを期待するわけでございます。ぜひとも御協力、御理解を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。              (教育長 半田光行君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 大原一人君。             (20番議員 大原一人君 登壇) ○20番議員(大原一人君) 休憩かと思いましたが、連続やります。  今、市長、そして教育長の答弁を聞いておりますと、非常に切実な願いであるように受けとめました。市長、助役におかれては、平成クラブは賛成でありますから、ひとつそのことをしっかりとつかまえて、前向きに取り組んでいただきたいと思うのであります。その他、平成クラブのみならず、多くの議員が賛成をしてくれるはずでありますから、ひとつ元気を出して市政に取り組んでいただきたいと思います。  次、第二の問題は、桜が丘団地をめぐる最近の議論であります。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 暫時休憩します。                午後 3時11分 ○議長(平田八九郎君) 再開いたします。                午後 3時11分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○20番議員(大原一人君) 大変失礼しました。  第二の問題は、桜が丘団地をめぐる最近の議論であります。これもどうもおかしな話ばかりが前に出ているように思います。このところ、市長に対し、団地が売れない、一体どう責任をとるのかといった質問が繰り返されています。あげくの果てには、市長や助役が団地を買え、市長が買わないようだから売れんのだというような誹謗、中傷とも思われる質問が出ております。これを聞いて、私は同じ議員として非常に恥ずかしく思うのであります。  あの団地事業は、その前の鵜飼工業団地の余勢を買って着手したものであります。当時は景気がこんなに落ち込むとはだれも思っていなかった。地権者も合意し、組合方式で事業をすることになったわけでありますが、その後の景気の急激な落ち込みで、事業の採算性が急速に悪化し、造成工事も、半ばごろには団地の完成さえも危ぶまれる事態が起きました。ここに至って、だれもなすすべを知らず、右往左往いたしました。皆、責任を逃れることが必死でありました。我々議員とて似たようなもので、議会で何の相談にも預かっていないとか、民間である組合がしたことで、市が関係ないじゃないか。今振り返ってみても、非常に見苦しい口上が連続したわけであります。当時の橘髙市長を引きずりおろそうとする人たちは、この団地問題を使って執拗ともいえる攻撃を繰り返しました。市役所内でも、職員組合などが反対行動を繰り広げてまいりました。このような混乱を見て、心ある市民は、本当に府中市はどうなっているんだと思ったでありましょう。もはや後戻りできない破綻状態から、これを立て直したのが、当時の建設省から助役として府中市に来た現在の伊藤市長であります。  伊藤助役は、当時助役で来たわけでありますが、ゼネコン工事費の値切りをしたり、地権者の換地を変更してもらったり、最後には国から多額の無利子資金を引き出してきて、どうにかこの工事を仕上げたのであります。平成13年3月、伊藤助役により、国土交通省から地方特定道路整備事業として5億円の起債を取りつけました。これは交付税対象であります。これによって団地造成費が、住宅1区画が20万から18万にすることができたんであります。これは皆さん御承知のとおりであります。確かに、最終決着は開発公社が団地を丸抱えするもので、我々も多少の抵抗感はありましたが、しかし、事業を破綻させるよりはるかにましであり、他に対案も、当時ありませんでした。伊藤助役は、反対派からあらゆる批判を浴びせられましたが、結局、我々市議会はその解決策を可決いたしました。市民の代表である我々は、伊藤助役の解決策を認めたのであります。その結果が今にあるわけであります。  私は時々考えました。もしあのまま団地事業が破綻していたらどうなったでありましょうか。工事費の支払いもできない、引き渡し受けもされない状況になったことは間違いありません。その後、工事費をめぐる法的な争いになって(発言する者あり)黙って聞きなさい。 ○議長(平田八九郎君) 静粛に。 ○20番議員(大原一人君) 事実上の事業者である市の責任は重く、すったもんだの末に、府中市が大方の清算に当たることになったんであります。これは間違いないんです、事実あったことですから。もちろん地権者にも、大きな損害を受けたでありましょう、もし破綻した場合に。(発言する者あり)  そんな状況で販売などできるはずはなく、仮に売り出しても、だれも相手にしない団地になって、傷口はさらに広がっていたことでありましょう。市の財政負担は、今とは比べ物にならないくらい膨大なものになり、その結果、府中市の信頼は地に落ちて、恐らく上下町との合併の話なども流れていたかもしれません。これはあくまでも仮定の話であります。しかし、私たちは、一つ間違えばそうなっていったに違いないという話だけのことであります。  そのようなことから、ようやくにして団地は完成を見ることができました。そこで、その後における団地の販売が非常に芳しくない。これは、御承知のように社会的な構造から出たものであって、場所が悪いとか、立地が悪いとか、高いとかということでこの団地が売れないんでなくて、構造的に、非常に、不況からこのような状況が起きているんであります。したがいまして、我々は、ここでひとつ考えなきゃいけないことは、売れないからといってほっといたら、ますます府中市の財政を圧迫するばかりであります。したがって、我々は、ここで団地販売の推進協議会なるものを設置して、そして、既に府中商工会議所はその販売推進協議会を設置をされております。もちろん助役を初めとする本部もできております。  ここで我々も、議員として、議会として、この推進協議会を設置したらというふうに私は思っております。これは平成クラブの方で準備をするようにしております。できるだけ多くの皆さんの参加をいただきたいのであります。よろしくお願いいたします。  このようにして、今、JT跡地、そして団地問題、大きな課題を抱えておるこの府中市議会、一生懸命にその方向づけに向けて頑張っておるのでありますが、理事者におかれましては、しっかりとしたこの方策を立てる中で、議会と一体となって、もろもろの問題を解決していかなければなりません。  そこで、助役に質問いたしますが、今、私申し上げました団地販売促進協議会を設置し、そして商工会議所あたりと一体となった連絡協議会なるものを、助役の方でそれを進めていただく意思があるかないか、お尋ねをしてみたいと思います。           (20番議員 大原一人君 降壇)              (発言する者あり)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 休憩します。                午後 3時21分 ○議長(平田八九郎君) 再開いたします。                午後 3時23分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 石岡助役、答弁。               (助役 石岡勝朗君 登壇) ○助役(石岡勝朗君) 桜が丘団地の販売等につきまして、御説明を申し上げます。貴重な御指示、御提案をいただきまして、まことにありがとうございました。  桜が丘団地の販売につきましては、販売状況を取り巻く環境はまことに厳しいものがございます。販売促進のため、関係者の御協力をいただきながら、頑張ってまいりたいと存じます。  販売促進のための体制でございますが、ハウスメーカーと販売促進協議会を組織しています。5月の連休と11月の連休には、連携をとりながら住宅フェアを開催いたしました。それから、府中市と土地開発公社で、府中市桜が丘住宅団地販売促進協議会を立ち上げまして、市内企業を個別に訪問するなど、精力的に取り組まさせていただいております。また、最近では、公共的な各種の団体にもお願いをして回っているところでございます。また、商工会議所におかれましても、桜が丘団地販売促進協議会を設置され、販売促進の取り組みをしていただいております。常議員の皆さんに御説明を申し上げる機会もちょうだいいたしました。また、機関紙等あるいはホームページを通じまして広く広報をしていただいているところでございます。今後とも、これら販売促進協議会相互の連携を強化しながら販売促進に努めてまいる所存でございます。  桜が丘という府中市の風景にちなみ、かつ心安らぐ名前をつけていただいております。その名前にふさわしく、一帯が市民の皆さんのレクリエーションの場として、あるいは、今御審議をお願いしております公共施設あるいは福祉施設の場として、その名にふさわしく、発展するように大いにPRをしてまいりたいと思っております。  先ほど、議員の皆さんで組織される協議会ができ、販売促進のために御活動いただくということにつきましては、大変ありがたく存じております。大いに連携して、販売促進活動をさせていただきたいと考えております。どうかよろしくお願いを申し上げます。               (助役 石岡勝朗君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 伊藤市長、答弁。               (市長 伊藤吉和君 登壇) ○市長(伊藤吉和君) 何年か前に引き戻されたような、ちょっと気分がいたしまして、確かに2年、3年以上前になりますか、議会のたびにこの問題について大変厳しいやりとりをさせていただいたことを思い出しております。大原議員のおっしゃっていただいたこと、要するにあのときに、やはり府中市は団地事業の最終的な決着をめぐって、大変政治的にいろいろな混乱があったように記憶しております。そしてその過程で、さまざまな軋轢や今までに残るしこりがあるように感じております。しかし、本当にそれが、私に対するいろいろな個人的な御意見というふうに、それは構いませんが、もうつくってしまった団地でございますので、そこについて、そういった今までの過去のしこりをいつまでも引きずるようなことではなくて、大原議員の言っていただいた本心は、そういったものを乗り越えて、そして一丸となって、本当の意味で一丸となってやるべしという御趣旨だと、私、受け取らせていただきましたので、そのことにつきましては、ぜひ私からも改めてお願いを申し上げたいと存じます。  詳細については助役が申し上げたとおりでございまして、そういった方向で努力させていただきますので、これからも皆様の御協力を賜りたいと存じます。  以上でございます。               (市長 伊藤吉和君 降壇) ○議長(平田八九郎君) 大原一人君。             (20番議員 大原一人君 登壇) ○20番議員(大原一人君) これが最後です。先ほど、私の発言に対して、失礼なことがあったかと思います。私は前もってお断りしておったはずであります。しかし、不穏当なことがありましたら、ひとつお許し願いたいと思います。よろしゅうございますか。  最後でございますが、今、市長からいろいろ切実な思いを言われました、教育長も一緒に。ぜひともこのJT跡に、小中一貫校建設を目指して、やりたいという意思は、市長にも教育長にも何ら変わりはございません。一生懸命でございます。  したがいまして、最後になりますが、平成クラブはこの大事業に賛成であります。そして、多くの議員の賛同を得ますようによろしくお願いを申し上げまして、終わります。ありがとうございました。
                (20番議員 大原一人君 降壇) ○議長(平田八九郎君) これをもって、平成クラブの大原一人君の質問を終結いたします。  以上で、日程第1の一般質問を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(平田八九郎君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  次回は明12月10日、午前10時から本会議を開きます。ただいま出席の諸君には別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。              午後 3時30分...