△日程第3 選挙
管理委員及び補充員の選挙
○議長(
福原謙二) 次に、日程第3、現在在任中の選挙
管理委員及び補充員の任期が来る4月2日をもって満了する旨選挙
管理委員会委員長より通知を受けております。よって、これより選挙
管理委員4人及び補充員4人の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法については、
地方自治法第118条第2項の規定により
指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は
指名推選によることに決しました。 続いて、お諮りいたします。 指名については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 選挙
管理委員に、尾道市因島鏡浦町にお住まいの岸田一男さん、昭和20年生まれ、栗原町にお住まいの丸谷征嗣さん、昭和21年生まれ、西久保町にお住まいの川崎誠さん、昭和29年生まれ、瀬戸田町にお住まいの河内英介さん、昭和34年生まれ、補充員に、御調町にお住まいの貞重裕樹さん、昭和45年生まれ、因島土生町にお住まいの
峰松千恵里さん、昭和38年生まれ、原田町にお住まいの清水麻紀さん、昭和51年生まれ、向島町にお住まいの田房和美さん、昭和30年生まれを、それぞれ指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま議長において指名いたしました8人を選挙
管理委員及び補充員の当選人と定めること、並びに補充員の順位は指名の順序によることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました8人が選挙
管理委員及び補充員、また補充員の順位は指名の順序によることに決しました。 ────────────────── * ──────────────────
△日程第4 議案第20
号~議案第33号・議案第35
号~議案第61号
○議長(
福原謙二) 次に、日程第4、議案第20号令和3
年度尾道市
一般会計予算から議案第33号令和3
年度尾道市
病院事業会計予算まで、議案第35号公の施設の
指定管理者の
指定についてから議案第61号尾道市
火災予防条例の一部を改正する条例案まで、以上41案を
一括議題といたします。 予算特別委員長の報告を求めます。 18番、宮地予算特別委員長。
◆予算特別委員長(宮地寛行) [18番](登壇)ただいま
一括議題に供されました議案について、予算特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 初日の3月15日は、令和3年度
一般会計予算の歳入全部と歳出の第1款議会費から第3款民生費及び関連議案、並びに第3条地方債、第4条一時借入金の審査を行いました。 まず、予算全般の審査においては、予備費が例年の約3倍の1億5,000万円を計上している理由をただしたのに対し、令和3年度も予防接種の動向や感染症の拡大、また自然災害の発生など、複合的な状況の中、機動的に対応するため、準備経費を想定して予備費を組んでいると答弁がありました。 次に、歳入の審査において、納税義務
者数が減少する中で、税収確保をどのようにしていくかをただしたのに対し、創業・開業等支援事業及びオフィス移転促進事業、生産性向上促進事業を予定しており、企業の育成及び活性化に取り組んでいくと答弁がありました。 次に、地域振興基金繰入金の償還額は幾らで、現在使えるのは幾らかただしたのに対し、令和2年度末で4億円ほど償還、残額は34億円ほど残っているが、4億円程度は新市建設計画の趣旨に合致したソフト事業に取り崩して使用可能と答弁がありました。 次に、歳出の審査において、総務費関係で、「広報おのみち」を広く知らしめるためにマチイロという便利なアプリを通じて発信する考えはあるかただしたのに対し、今の段階でマチイロというアプリを把握していないが、その内容をすぐに確認させていただいて、研究していくと答弁がありました。 次に、スマートシティエコシステムの推進に関わり、先端技術実証実験サポート事業の内容をただしたのに対し、デジタル技術等の活用により市の課題や地域課題を解決する、また市民生活が豊かになる新しい取組ができる企業を公募した後、その企業が事業を推進すると答弁がありました。 次に、マイナンバーカード関連事務委託料に関わり、出前講座等と組み合わせた出張サービスの内容をただしたのに対し、来年度開催する様々な出前講座と組み合わせ、月2回程度無料で写真を撮影し、マイナンバーカードの申請を代行するサービスを行いたいと答弁がありました。 次に、民生費関係で、放課後児童クラブICT化整備委託料の内容をただしたのに対し、職員の会議や研修のオンライン化、児童の入退出時刻をアプリやメールで保護
者に通知するなど、保護
者が児童の状況を正確に把握でき、安全
管理の強化につながるものと答弁がありました。 次に、子どもサポート事業に関わり、日本財団の助成終了に伴い、新年度はどうするのかただしたのに対し、3年間の事業効果及び課題等を検証した上で、本市が事業継続し、尾道市社会福祉法人での支出経費を、これまでの助成金額より低い金額で予算計上していると答弁がありました。 次に、子ども医療費助成事業に関わり、18歳までの医療費支援制度に拡充することを検討したかただしたのに対し、対象年齢の引上げに伴い約5,000万円の増額が必要となり、コロナ終息後は医療費の増加も予想され、毎年5,000万円の予算を確保するのは難しいと答弁がありました。 次に、保育士確保対策事業に関わり、早期復職サポート助成事業補助として月3万円が交付される期間及び交付方法をただしたのに対し、児童が3歳になるまでが対象となり、1年ごとに申請を受け付け、事業所から給料に上乗せをして支給していくと答弁がありました。 そのほか、防災デジタル無線戸別受信機、避難所運営協力制度、AIカメラ、クラウド方式による戸籍システム、証明書のコンビニ交付事業、町内会の電子回覧板、コロナ禍での納付猶予策、旧市民会館解体、生活保護制度について質疑、意見、提案があり、理事
者よりそれぞれ答弁がありました。 続いて、2日目の委員会では、前日に引き続き、
一般会計予算歳出の第4款衛生費から第7款商工費までと関連議案の審査を行いました。 まず、衛生費関係で、感染症対策妊婦支援金事業とは具体的にどのような内容なのかただしたのに対し、コロナ対策で始まった令和2年度からの継続事業で、4月1日から9月30日までの間、妊婦一人当たりに対して1万円を支給する事業であると答弁がありました。 関連して、コロナ対策で感染症予防費を増額した理由をただしたのに対し、個人が罹患した際の対策で、消毒やマスクを支給するための消耗品費、会社などの施設を消毒する際の補助金、職員が施設等に出向いて消毒を行うための医薬材料費などを増額したと答弁がありました。 次に、労働費に入り、女性の活躍支援事業の委託料が毎年減額されている理由をただしたのに対し、雇用情勢の改善や女性の就業率の向上等により事業内容の見直しを行っている。予算は削減しているが、中身や実施方法等を検討しながら内容の充実に努めていきたいと答弁がありました。 次に、農林水産業費関係で、尾道ブランド発展支援事業に関わり、認定された農産物をどのようにPRしていくかただしたのに対し、食べ方や食べる文化を含めてアピールしていくことや、6次産業化で加工品開発についても関わるよう、魅力の発信に努めていると答弁がありました。 次に、新年度放流を計画している稚魚の種類と、事業費の減額理由をただしたのに対し、クルマエビ、メバル、ヒラメ、アサリの放流を計画し、減額理由は、近年、稚魚、稚貝の確保が難しくなっており、事業主体の漁協とも調整し、規模を縮小して1割の減額となったと答弁がありました。 次に、イノシシ等農業被害対策事業に関わり、箱わなを増やす考えはないかただしたのに対し、令和2年度で箱わなを20基導入しているので、令和3年度においてはこれ以上増やす考えはないが、有害鳥獣対策協議会において、現場のニーズを聞きながら取り組んでいくと答弁がありました。 関連して、ひろしまの森づくり県民税の事業で草刈りを行って、緩衝地帯をつくることが有効と考えるが、こういった予算を使ってはどうかただしたのに対し、尾道の森づくり事業の中で、鳥獣被害防止林整備事業があるので、これらの事業を活用していきたいと答弁がありました。 次に、商工費に入り、安心ステイおのみち得々キャンペーン事業が感染拡大につながる懸念はないかただしたのに対し、事業
者が感染拡大防止策を徹底することを前提に、尾道が安全な観光地であることをアピールし、早期の観光需要の回復につなげたいと答弁がありました。 次に、オフィス移転促進事業に関わり、アプリを開発するような企業を誘致し、行政サービスの改善につなげることについて、市の考えをただしたのに対し、アプリ開発等の事業
者も対象業種に含まれると考えており、広く募集していきたいと答弁がありました。 次に、瀬戸田の観光施策全般についてただしたのに対し、堀内邸を改修したAzumi Setoda及び資料館の跡を改修したソイル瀬戸田も整備していて、瀬戸田というまちを世界地図に載せる意気込みで、事業
者、市民、行政が連携し、発信できるものと考えていると答弁がありました。 そのほか、インフルエンザの予防接種件数、高齢
者の保健と介護予防一体的事業、農地パトロールにドローンを使用する効果、イノシシによる農業被害の現状、しまなみサクラ公園、海の学校講座開催事業について質疑、意見、提案があり、理事
者よりそれぞれ答弁がありました。 続いて、3日目の委員会では、引き続き
一般会計予算の審査を行い、歳出の第8款土木費から第14款予備費までと関連議案、第2条債務負担行為及び第5条歳出予算の流用の審査を行いました。 まず、土木費関係で、都市再生整備計画における視点場整備事業の概要をただしたのに対し、老朽化した尾道城を解体撤去した跡地を有効利用した視点場で、千光寺展望台とは違う景観、眺望が楽しめる新たな観光施設として集客性、回遊性の効果を期待していると答弁がありました。 関連して、視点場整備を行った後の、千光寺貯水タンクの屋上展望台はそのまま残すのかただしたのに対し、本来は展望目的ではなく、点検修繕のための施設を一般にも開放していたものであるが、視点場整備を行った後は閉鎖を検討していくと答弁がありました。 続いて、委員より、道路新設改良事業における市道堤線の整備スケジュールと渋滞解消への効果についてただしたのに対し、令和5年度に工事の完了が見込まれ、二番潟交差点が現在のT字路から4差路に変更されれば、交差点内の混雑解消、渋滞緩和に効果があると答弁がありました。 次に、教育費関係で、教育ICT活用推進事業に関わり、通信環境の改善計画はあるかただしたのに対し、これまでもネットワーク回線や通信容量の増設などの対策を講じてきた。各学校の実態を把握し、関係課共に連携しながら、環境改善に努めていきたいと答弁がありました。 続いて、通級指導教室の設置を瀬戸田小学校にも開設する考えはあるかただしたのに対し、発達障害等の診断を受けて通級指導教室への入級を希望する児童数によって県教育委員会へ要望することになっており、希望児童の状況を把握しながら、必要に応じて要望していきたいと答弁がありました。 次に、3小学校の仮校舎移転についてただしたのに対し、久保小、長江小は今月中に引っ越し予定、土堂小は2学期から仮校舎で授業を行う予定と答弁がありました。 これに対し、児童、保護
者や地域の方々と十分協議したとは言えない状況なので、合意形成を前提に進めてほしいと要望がありました。 関連して、土堂小仮校舎等への送迎ルールを設け、周辺地域町内会と連携を取るようにしているかただしたのに対し、既に要望のあった町内会長宅へは訪問させていただいた。保護
者と一定の送迎ルールを定めた上で、地元町内会長等と協議していきたいと答弁がありました。 次に、市内全部の中学校で全員喫食が実現するのは5年後なのかただしたのに対し、尾道学校給食施設整備計画は素案の段階だが、全体を10年計画とし、中学校全員喫食は5年で行う予定であると答弁がありました。 これに対し、コロナの影響で遅れたので、早急に進めてほしいと要望がありました。 次に、スポーツ施設整備事業において、東尾道市民スポーツ広場を芝生化したら、これまで無料だったグラウンド使用料は有料になるのかただしたのに対し、基本的には受益
者負担の観点から、維持
管理費相当分に当たる経費を負担していただくため、有料となると答弁がありました。 次に、35人学級実現に5年かかるとしているが、学習支援講師等を活用して前倒しで進めることはできないかただしたのに対し、学習支援講師は1日4時間程度の勤務で、学級担任を任せられるような勤務条件になっていない。国の計画に沿って5年かけて進めていきたいと答弁がありました。 そのほか、市営プール廃止の経緯と土堂小学校での授業利用、特別支援教育の充実、尾道南高校の今後の方向性、旧三井住友銀行尾道支店の文化交流施設転用、統合型校務支援システムの運用状況について質疑、意見、提案があり、理事
者よりそれぞれ答弁がありました。 続いて、4日目の委員会では、議案第21号から議案第30号までの各特別会計予算10案と関連議案、並びに議案第31号から議案第33号までの各企業会計予算3案と関連議案の審査を行いました。 まず、
国民健康保険事業特別会計予算の審査では、ICTを活用した集団検診受付事業について、概要と目的をただしたのに対し、広島県が構築したICTを活用する健診申込みの受付システムを利用する事業で、県内では本市のほかに府中市と庄原市がモデル事業となっていると答弁がありました。 次に、国民健康保険料の引下げを予定しているのかただしたのに対し、保険料については6月に開催を予定している国保運営協議会で決定するため、現段階では答えられないが、コロナ禍等の社会状況も踏まえながら、保険料については努力をしていくと答弁がありました。 次に、千
光寺山索道事業特別会計予算の審査に入り、ロープウエーの利用客状況をただしたのに対し、2月末現在で19万6,116人、対前年度比では約45%なので、年度末までの利用
者数は22万人程度になるのではないかと考えていると答弁がありました。 次に、
介護保険事業特別会計予算の審査に入り、給付費の実績額が伸びなかった理由をただしたのに対し、要因の捉え方は様々あるが、介護予防や重度化予防の取組によって維持できた部分もあろうかと思っていると答弁がありました。 次に、関連議案である議案第50号の条例改正の周知の方法についてただしたのに対し、まず市のホームページ、各事業所にメール配信、また集団指導研修の場や実地指導、それから各事業所で行われる運営推進会議等の様々な機会を通じて、取組の確認や支援をしたいと答弁がありました。 次に、
後期高齢者医療事業特別会計予算の審査に入り、保険料が前年度より少し増えている理由をただしたのに対し、被保険
者数が令和2年度より300人程度増加すると見込んでいるし、均等割の7.75割軽減を7割軽減に変更するため、それも増額要因となっていると答弁がありました。 次に、
水道事業会計予算の審査に入り、令和2年度は当初年間配水量より実際は増加しているが、この要因は何かただしたのに対し、市内の大手企業が過去の断水を受けて、危機
管理上、再生水を利用することとしていたが、この稼働が数か月遅れたため、給水量が増えていると答弁がありました。 次に、
病院事業会計予算の審査に入り、コロナウイルス感染症の影響による受診控え等で、医療スタッフの労働条件に十分な手当てができない、あるいは人員整理をしたというようなことはないかただしたのに対し、御心配いただくようなことは全くなく、むしろ令和2年度の一時金では、公務員全体が減額で調整されている中、市民病院と公立みつぎ総合病院のスタッフにおいては従来の率で支給し、職員のモチベーション低下につながらないよう人事
管理、労務
管理がなされていると答弁がありました。 そのほか、ICTを活用した集団検診受付の周知、コロナウイルス感染防止における入所施設での面会制限等に対する支援、久山田水源地の取水量と長江浄水場の処理能力、病院職員数の減少理由と会計年度任用職員との関係について質疑、意見、提案があり、理事
者よりそれぞれ答弁がありました。 以上が審査の概要でありますが、採決の結果、議案第20号、議案第30号、議案第48号、議案第54号、以上の4案は賛成多数で、これらを除く残りの37案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で予算特別委員長の報告とさせていただきます。
○議長(
福原謙二) 予算特別委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 予算特別委員長の報告に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ
者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 8番、三浦議員。
◆8番(三浦徹) (登壇)皆さんこんにちは。日本共産党議員団を代表して、私三浦徹が議案に対する討論を行います。 まず、議案に対する態度ですが、議案第20号令和3
年度尾道市
一般会計予算、議案第30号令和3
年度尾道市
後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第48号尾道市
向島中央老人福祉会館設置及び
管理条例の一部を改正する条例案並びに議案第54号
尾道市営プール設置条例を廃止する条例案の4案に反対し、その他の37案に賛成いたします。 反対する議案に対する理由をこれから述べていきます。 まず、議案第20号令和3
年度尾道市
一般会計予算でありますが、コロナ禍の中、いかに市民の生活を支え、また感染拡大防止に努め、市民の不安を払拭することが求められていますが、衛生費の感染防止対策予算には、尾道市の状況を踏まえたコロナ感染防止対策予算が組み込まれていません。広島県において高齢
者施設の職員に対する検査が実施されるようになりましたが、同じく感染リスクが高いデイサービス施設など、非居住型高齢
者施設には実施されていないこと、それを補填する市の対策は一切組まれていません。 また、市内にPCRセンターを設置してほしいという市民の声にも全く応えようとしていません。県に要望するつもりもないという姿勢は理解できませんでした。 コロナとの闘いは長期戦が予想され、今後もワクチン接種と同時並行で感染拡大防止のため社会的検査が必要なことは明らかであります。県と連携しつつ、市民の不安に寄り添った対策を求めておきます。 教育行政においては、中学校の全員給食や35人学級、普通教室に続く特別教室へのエアコン設置など希望のある方向が示されましたが、新年度予算にはそれが十分に反映されていません。スピード感を持った今後の予算措置を求めておきます。 コロナ禍の中、市民の営業と暮らしを支える施策が緊急に求められています。一時的な支援でなく、継続性を持った施策展開が求められます。この間、申請手続を伴う支援策が幾つかつくられましたが、十分な成果が得られたとは言い難いものであります。申請手続を行うことがなくても支給され、成果を上げた商品券事業などの教訓を生かして、市民の営業や暮らしに重くのしかかる医療保険料負担や介護保険料負担などを、政策的に軽減する措置が取られていないのは大変残念であります。今後、それぞれの特別会計の基金を有効に活用することも含め、一般会計からも政策的な支援を酌むことを求めておきます。 次に、議案第30号令和3
年度尾道市
後期高齢者医療事業特別会計です。 これまで健康保険組合の被保険
者であった方、すなわち保険料の負担のなかった方にも保険料納付義務を負わす、保険料軽減措置も毎年改悪を進めているのがこの制度であります。年金が少ないため、天引きもできない方には納付書を送りつけ、煩雑な滞納事務処理をしなければならない問題も生じています。 今年度も所得の低い人に適用されていた7.75割軽減が7割軽減に改悪され、6,400人が対象、2,200万円の負担増が生じることが明らかになりました。高齢化社会論をぶって、その負担増を合理化しようとする向きもありますが、収入が低くて払い切れないおじいちゃん、おばあちゃんの後始末は息子や娘がしなければならないのです。このような騒動を家庭に起こす苛酷な制度は許すわけにはいきません。 また、保険料負担増だけではなく、医療費の窓口負担についても、2倍化を閣議決定した政権運営についても疑問を投げかけておきます。 議案第48号、向島やすらぎ荘の風呂を廃止するのは、やめるべきです。ボイラーもこの前改善したばかりです。地域住民から安らぎの場を奪うだけではありません。平時のときだけを考えず、例えば災害時など自衛隊支援を受けて風呂を利用しなければならないこともあったと思います。災害時に風呂があるのとないのとでは大違いです。やすらぎ荘は避難場所にも
指定されていることを思い出していただきたいと思います。 続きまして、議案第54号
尾道市営プール設置条例を廃止する条例、風呂に続きプールもなくすのでしょうか。土堂小のプールとしては残すようですが、それなら市民からプールを奪わない解決策を模索するべきです。そのうちそれもやめるのでしょうか。火災のときなどプールは役立つはずです。安易に社会的資産をなくすことに対しては慎重にあるべきです。天変地異、何が起こるか分からない今日の状況ならなおさらです。 以上、討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) 15番、加納議員。
◆15番(加納康平) (登壇)皆さんこんにちは。公明党・木曜会の加納でございます。会派を代表して討論を行います。 3月20日午後6時9分頃、宮城県沖60キロで震度5強、マグニチュード6.9の地震がまた発生をいたしました。2月13日の地震に続くものです。当初、沿岸部には約1メートルの津波警報が出されましたが、1時間後に解除され、大きな被害には至らなかったのは一安心でした。当地の方々の無事をお祈り申し上げる次第でございます。 本会議でも述べましたように、地震をはじめ自然災害に対する準備と備えは平時から念頭に入れておかねばならず、改めて行政にあっては市民に寄り添い、命と生活を守る最大限の努力と防災・減災への営みを重ねていただきたいと要望いたします。 さて、令和3年度予算案ですが、
一般会計予算規模は579億4,000万円で、前年対比3%減です。これは昨年からの
新型コロナウイルス感染症対策やデジタル防災無線整備事業、千光寺公園展望台整備など新たな増がある一方、2年前の災害復旧事業や庁舎整備、消防通信指令システム改修及び市道路線改良事業など、大型の投資的経費の減が主な要因となっています。また、新年度はほぼ6年前の平成27年と同じ水準となっており、平成27年から庁舎整備など大型の建設投資に加え、立て続く災害対応などにより令和元年度までをピークにし、上昇したのが経過で、現在においては一定の整備計画は一段落したものと思います。 新年度予算編成の基本的考えは、日本経済の状況について、景気や
新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きが見られるとし、広島県内においても同様との見方で、今後も感染拡大のリスクを抱えているため、十分注意する必要があるとしています。 コロナ禍の中、市税収入の減少、各基金の減少などにより持続可能な行財政運営を行うには、一定の予算規模を圧縮せざるを得ない事情もあり、その上で
新型コロナウイルス感染症対策を最優先とし、令和2年度補正予算、15か月予算と一体的な編成を行い執行することが改めて効果があるものと思いますし、重要と考えています。 まず、議案に対する態度ですが、今議会に上程されました議案第20号令和3年度
一般会計予算及び議案第21号から議案第30号までの特別会計予算並びに議案第31号、議案第32号、水道及び下水道事業会計及び議案第33号病院事業会計外議案第61号までの41議案全てに賛成をいたします。 その上で、以下議論の過程を踏まえ、1点コロナ対応について若干の意見を述べさせていただきます。 総体質問でも申したとおり、昨年はコロナに翻弄された一年でした。また、新年度においても収束を見ないコロナ禍では、まずコロナと対峙しながらも前進することが大事で、今後の新型コロナ対策は、円滑なワクチン接種への体制整備が重要と考えます。 新型コロナの早期収束の鍵を握るのは、先月から始まったワクチン接種です。当初、国からの情報において、いわゆるワクチンがいつどのくらいの量届くのかなど、予定したものとずれが出ています。直近の情報では医療従事
者及び医療関係
者など、接種が予定どおり終えた段階、各市町村で実施が始まる高齢
者向け接種は来月、4月下旬頃からとの予定と言われています。ファイザー社に加え、アストラゼネカ社製など厚労省の認可や自国生産の体制整備も動きがあるようです。人手や会場の確保、接種方法及び接種記録システムの運用など課題は山積だと思います。 公明党は、2月28日から全国の1,287市区町村に対し意向調査を実施しました。本市にも御協力をいただきました。この調査でつかんだ具体的な現場の声を政府に届け、円滑な接種体制の整備に役立てたいと思っています。 集計結果の内容ですが、それによると、やはり各自治体はワクチン供給などの情報不足や変更に対する苦情を訴える自治体が9割に達しています。続いて、医療関係
者の確保が6割などとなっています。いずれにしても、自治体が的確に計画を立てられるよう、迅速、丁寧な情報伝達の改善を要求したところです。 ワクチン接種には三つの効果があると言われています。1、感染予防、2、発症予防、3、重症化予防です。ワクチン接種をするかどうかは最終的には各個人の判断に委ねられますが、もし感染した場合のリスクは、個人のみならず周りの人に及ぼす影響も考えねばなりません。副反応についても正しく接種の知識と効果について多くの市民に周知すべきです。 今回、素早い専用コールセンターの設置は評価いたします。集団免疫が7割に達すると収束に向かうと言われています。ワクチン接種の効率化、接種率アップに接種希望
者の事前問診票記入も準備されていると思います。接種記録システムにおいても課題があり、走りながらの修正作業かと思いますが、よろしくお願いをいたします。 もう一点申し加えます。 病院事業においては、新たな地域医療計画の策定が予定されています。今般の新型コロナ感染症によるパンデミックはいつも起こるとは言えません。幸い、本市及び周辺の医療機関に大きな問題は起きてない状況だと思います。しかし、今後このような医療危機をもたらすような事態を想定した対応が必要と考えます。 計画には、有事の感染症対策を含む医療体制の在り方や対策について盛り込んでいただきたいと思います。 多くの市民はマスク、3密回避の堅持、行動制限、自粛と、かなり忍耐を持続しています。今後は国と自治体が一致協力し、今まで以上に汗をかきコロナ収束に向けた正念場、鍵となるワクチン接種の促進をぜひやり遂げていただきたいと思います。 市長は総体説明において、チーム尾道と述べられました。チーム尾道とは、言い換えれば尾道に住む全ての人々が団結し、このコロナ禍を乗り越え、新しい尾道のまちづくりに力を合わすということだと思っております。 最後になりましたが、この春で退職をされます職員の皆様に大変に御苦労さまでしたと申し上げます。これまで公共の福祉に寄与すべく、日夜職務に精励されましたことに感謝と敬意を表するものであります。まずは一段落された後、健康に留意され、その後は体力と気力を持って、少しでも地域のために還元していただければと願います。 そして、今後もそれぞれの地域で第2の人生これからとの思いで、元気で御活躍されますことを御期待申し上げ、討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) 1番、村上議員。
◆1番(村上隆一) (登壇)皆様こんにちは。青嵐会を代表して私村上が討論を行います。 まず、議案に対する態度ですが、上程されています全ての議案に賛成します。 理由を簡単に述べます。 新年度は、ウイズコロナと言われるように、新型コロナウイルスと共に生活し、そして闘っていかなければならず、新年度予算では新型コロナウイルスから市民がいち早く安心してもらうための感染症対策が盛り込まれており、この予算執行なくして市民の安心は保障できません。中でも幼稚園や小・中学校に通っている子供たちが感染しないように、我々は注意を払わなければいけないと考えています。 体温検知カメラ、空気清浄器、消毒液などをそろえることによって、児童・生徒がより安心して安全に学ぶ環境をつくっていかなければなりません。 子供は国の宝だと先人たちはよく言ったものです。子供たちを甘やかすとかではなく、大事にすることが未来の尾道をつくっていくことではないでしょうか。今の子供たちが大人になったとき、私たちと同じように、また子供たちのことを大事に考え、次の尾道へつなげていく、このまちに生まれてよかったと心から思える尾道市にすることが、新しい時代へと変化しようとしている、今に生きている我々の役割だと思います。 最後になりますが、3月末で退職される職員の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございます。お体に気をつけて健康にお過ごしください。 以上で討論を終わります。
○議長(
福原謙二) 20番、吉田議員。
◆20番(吉田尚徳) (登壇)皆さんこんにちは。志誠会の吉田です。会派を代表して賛成の立場で討論いたします。 まず、会派の態度ですが、全議案賛成です。一方、来年度予算を含め未来に対して要望がありますので、この場をお借りして少々述べさせていただきます。 まず、2市3町が合併して10年以上が経過しております。それぞれの歴史や文化がありますので、尾道市が故郷という言葉自体に抵抗があるのも事実でございます。しかし、各地域の自治会が自分たちの地域の発展に日々努力しているのはどこも同じです。総体質問の場で私が要望した、各地域の区長会への補助の差が少しでも小さくなることを再度要望させていただきます。 次に、教育委員会に対してですが、グローバル化の名の下に国の指針、県の指針の急な変更をはじめ、学校、保護
者、生徒の要望等に板挟みになりながらも、それでも子供たち一人一人の成長のために何とか課題を改善していこうと、日々御尽力されていることに心より感謝しております。 来年度予算のICT整備事業に関して、ICT支援員の配置、ICT機材の増設、タブレットソフト自体にも工夫されるなど、大変努力されているのは重々承知しております。しかし、これらのICTを最大限活用するには、インターネットの速度環境整備が絶対条件であります。そのために、特にインターネットの環境整備を落札した業者に対して、教育委員会から早期改善に取り組むよう強く要望するとともに、来年度には各学校のPTAからインターネットの速度環境の改善要望が上がらないことを期待しております。 最後になりましたが、今月で退職される職員全ての皆様に対し、心より感謝を申し上げます。退職後は、再任用で働かれる方、新天地で働かれる方、また家でゆっくりされる方もいらっしゃると思います。第2、第3の人生がさらに充実したものになりますよう、心より御祈念いたします。 あわせて、何より退職される皆さんを支えてきた職員一人一人の御家族の皆様にとって、笑顔があふれる毎日でありますよう心から御祈念いたしまして、志誠会の討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) 23番、檀上議員。
◆23番(檀上正光) (登壇)皆さんこんにちは。市民連合を代表いたしまして、討論を行います。 まず、今議会に提案されています令和3
年度尾道市
一般会計予算をはじめとする41議案全てに賛成をいたします。 次に、若干の意見を述べておきます。 新年度予算では、昨年から続くコロナ禍への対応、新市建設計画事業の継続、市民生活における安全・安心の確保、スマートシティ推進事業など現在と未来を見据えた政策目標を掲げ、持続可能な尾道市と市民生活を支える課題に取り組む方向性が示されたところでありますが、それぞれの政策目標に沿った着実な予算執行を求めておきます。 また、総合計画後期基本計画の策定方針については、基本構想の変更は行わず、SDGsやSociety5.0の理念に基づいた施策の推進などを取り入れながら、計画策定を行う方針も示されたところであります。このことについては、現場や市民の意見、要望が十分に反映された計画になるよう求めておきます。 続いて、この場から改めて新型コロナウイルス禍により亡くなられた方々に対し、心からお悔やみを申し上げますとともに、感染され治療中の皆様にお見舞いを申し上げる次第でございます。 また、この間、苛酷な環境の中において懸命に検査、治療などに当たっておられます衛生、医療、福祉関係従事
者の皆様をはじめ、私たちの日常生活を維持させるために重要な役割を担って、昼夜を問わず働いておられる全ての皆様、いわゆるエッセンシャルワーカーの皆様方に深く敬意と感謝を申し上げます。 次に、私は今議会において危機
管理という言葉を何度か使いました。今後も新たなウイルスによる感染症の発生、豪雨や巨大地震など自然災害をもたらす甚大な被害などをはじめ、食料安全保障、食料危機問題や放射能、核を燃料とする原子力発電所の過酷事故、メルトダウン問題など、起こってはならない事象や事故の発生などが想定されます。それは、その都度危機
管理が問われることでもあります。それゆえに、過去における災害や感染症、重大な事件、事故などから起こる危機についての検証を行い、そこから歴史の教訓に学び、現在に生かすことで、新たな危機へ備えることができるのではないでしょうか。3・11東日本大震災から10年、そして今コロナ禍の中にあるからこそ、そのことを強く訴えたいと思います。 次に、スマートシティについて述べておきます。 本会議における私に対する市長答弁を要約いたしますと、本市におけるスマートシティの推進は、デジタル技術や先端技術を活用し、少子・高齢化や人口減少などによる地域課題の解決、地域の魅力の向上を図り、社会の変革に対応し、将来にわたり市民が豊かな生活を送ることができる、活力ある地域社会の実現を目指すものであると考えているとのことでありました。 デジタル技術や先端技術の利活用を先行することも大事ではありますけれどもが、市民生活の安定やゆとりを実現させることは、活力ある地域社会の実現につながるものであり、スマートシティの推進はそれをサポートするものであるというふうに思い、生活の安定やゆとりを実現されることと併せ、施策を進められるよう、あえて求めておきます。 最後に、農業問題について触れておきます。 日本農業新聞によるコロナ禍以前と比べた食料安全保障への関心についての調査報道によりますと、以前から食料安全保障への関心が高い人の割合は22.7%、コロナ禍で高まった人が19.6%、コロナ禍で関心を持つようになった人は18.4%に上り、60.7%もの人が食料安全保障への関心が高いという結果が出ています。また、72.6%の人が国産品を積極的に買っているとのことであります。 そのような中、今後の農業において、より低農薬、有機栽培、温暖化対策、環境に配慮した取組が求められているように思います。そして、農産物における生産、流通、消費において地域経済循環、いわゆる地域自給の考えも多くなりつつあり、地産地消から地消地産へという考え方、つまり地域で消費するものを地域で生産しようという方向へ生産行動の変革が始まっているという報告もあります。 尾道市においてもこのような事例など踏まえ、産業政策と地域政策が相乗効果を発揮できるような施策の展開を改めて求めておきます。 結びになりますが、今月末で退職される職員の皆さん、皆さん方は長年にわたり市勢発展、市民サービスの向上に努めてこられました。大変御苦労さまで、お疲れさまでございました。今後とも健康に留意され、新しい場所での御活躍を祈念いたしております。 以上で討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議題のうち、まず議案第20号令和3
年度尾道市
一般会計予算、議案第30号令和3
年度尾道市
後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第48号尾道市
向島中央老人福祉会館設置及び
管理条例の一部を改正する条例案及び議案第54号
尾道市営プール設置条例を廃止する条例案、以上の4案を一括採決いたします。 4案に対する予算特別委員長の報告は可決であります。 4案は予算特別委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成
者起立〕
○議長(
福原謙二) 起立多数であります。よって、4案は予算特別委員長の報告のとおり可決されました。 次に、ただいま議決されました4案を除く37案を一括採決いたします。 37案に対する予算特別委員長の報告はいずれも可決であります。 37案は予算特別委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、37案は予算特別委員長の報告のとおり可決されました。 ────────────────── * ──────────────────
△日程第5 議案第34号
○議長(
福原謙二) 次に、日程第5、議案第34号公の施設の
指定管理者の
指定についてを議題といたします。 この場合、
地方自治法第117条の規定により、9番星野議員の退席を求めます。 〔9番星野光男議員 退席〕 予算特別委員長の報告を求めます。 18番、宮地予算特別委員長。
◆予算特別委員長(宮地寛行) [18番](登壇)ただいま議題に供されました議案第34号について御報告いたします。 なお、議案の審査に当たりましては、委員会条例第16条の規定により、星野委員を除斥して行いました。 議案は、尾道市因島デイサービスセンターについて、令和3年4月1日から令和8年3月31日まで尾道市社会福祉協議会を
指定管理者として
指定するもので、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で予算特別委員長の報告とさせていただきます。
○議長(
福原謙二) 予算特別委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 予算特別委員長の報告に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ
者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ
者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第34号公の施設の
指定管理者の
指定についてを採決いたします。 本案に対する予算特別委員長の報告は可決であります。 本案は予算特別委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、本案は予算特別委員長の報告のとおり可決されました。 〔9番星野光男議員 着席〕 ────────────────── * ──────────────────
△日程第6 建第2号議案・建第3号議案
○議長(
福原謙二) 次に、日程第6、建第2号議案
尾道市議会委員会条例の一部を改正する条例案及び建第3号議案
尾道市議会会議規則の一部を改正する規則案、以上の2案を
一括議題といたします。 提出
者の説明を求めます。 15番、加納議員。
◆15番(加納康平) (登壇)ただいま
一括議題に供されました建第2号議案
尾道市議会委員会条例の一部を改正する条例案及び建第3号議案
尾道市議会会議規則の一部を改正する規則案につきまして、別紙のとおり
地方自治法第112条及び
会議規則第14条の規定により提出をいたします。 まず、建第2号議案
尾道市議会委員会条例の一部を改正する条例案の提出理由につきましては、常任委員会の数の見直しに伴い常任委員会の名称、委員の定数及び所管を改めるため、並びに議会運営委員会の委員の定数を会派の構成人数を考慮したものに改めるために条例を改正するものであります。 次に、建第3号議案
尾道市議会会議規則の一部を改正する規則案についてでございますが、多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備の一環として、会議及び委員会の欠席事由について明確にするため、及び出産による場合の規定を追加するため、並びに請願書の提出に当たり請願
者の署名押印を署名または記名押印に緩和するため、規則を改正するものであります。 以上、2議案につきまして提案説明とさせていただきます。何とぞ御賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
福原謙二) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ
者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております2案についても委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認め、そのように取り計らい、これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ
者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより建第2号議案
尾道市議会委員会条例の一部を改正する条例案及び建第3号議案
尾道市議会会議規則の一部を改正する規則案、以上の2案を一括採決いたします。 2案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、2案は原案のとおり可決されました。 ────────────────── * ──────────────────
△日程第7 建第4号議案~建第7号議案
○議長(
福原謙二) 次に、日程第7、建第4号議案
核兵器禁止条約への署名・批准を
日本政府に求める意見書(案)から建第7号議案
公立小学校の35人
学級移行に伴い十分な
教員確保を求める意見書(案)まで、以上の4案を
一括議題といたします。 提出
者の説明を求めます。 22番、山戸議員。
◆22番(山戸重治) (登壇)皆さんこんにちは。市民連合会派の山戸重治です。 ただいま議題とされました建第4号議案
核兵器禁止条約への署名・批准を
日本政府に求める意見書(案)につきましては、
会議規則第14条第1項の規定により提出をいたします。 なお、
提案理由の説明につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
核兵器禁止条約への署名・批准を
日本政府に求める意見書(案) 令和2年10月24日、
核兵器禁止条約(TPNW)に批准した国・地域が50を超え、令和3年1月22日に条約が発効しました。 これにより「核兵器の開発、実験、製造、保有、威嚇、使用」などあらゆる活動の禁止が目指され、非人道的兵器・絶対悪と定める国際規範が成立しました。世界は核兵器廃絶という希望へ大きく前進しつつあります。 「核兵器を持たず・作らず・持ち込ませず」の非核3原則を国是とする「唯一の戦争被爆国」である日本は、核兵器保有国と非保有国の間に立って、核兵器廃絶への対話をつくり出すべき立場にあり、核兵器をめぐる世界情勢の中で、日本に与えられた役割はますます大きくなっています。 よって、政府及び国会におかれましては、核兵器の恐ろしさを広島・長崎で経験した国として1日も早く
核兵器禁止条約に署名・批准されるよう強く要望します。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 令和3年3月22日 尾 道 市 議 会 関係行政庁及び国会あて 議員の皆様には御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
福原謙二) 23番、檀上議員。
◆23番(檀上正光) (登壇)ただいま上程されました建第5号議案
GIGAスクール構想に対応する子どもの健康
管理などを求める意見書(案)につきましては、
会議規則第14条第1項の規定により提出をいたします。 なお、
提案理由の説明につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
GIGAスクール構想に対応する子どもの健康
管理などを求める意見書(案) 急速に
GIGAスクール構想が進んでおり、全ての小中学校に、無線LANの設備と児童・生徒1人1台のタブレット端末が導入され、学校教育が大きく変わろうとしています。 今後、
新型コロナウイルス感染症拡大による休校などのリスクも考えられる中で、オンライン教育などICTを利用する教育に大きな期待が寄せられています。 一方で、いかなる場合にも大きな変化はメリットばかりではなくデメリットもあり、すでに、スマホなどのICT機器の使用で、子どもたちの視力低下や難聴傾向が進んでいます。 さらには、学校への無線LANとタブレットの導入で、電磁波過敏症の発症リスクが高まるとされ、子どもたちの健康への影響も心配されています。 ICTが先行している諸外国では、子どもの学力の低下さえ指摘され、対面教育の大切さも指摘されています。(経済協力開発機構平成24年「OECD生徒の学習到達度調査」など) 一方で、「学習能力の向上にむけ、健康的で快適な学習環境」のための「学校環境衛生基準」も、
GIGAスクール構想に対応した改定は行われていません。 大人には「情報機器作業における労働安全衛生
管理のガイドライン」もあり、安全と健康の対策はありますが、現状では子どもに対して何の配慮もない状態のまま
GIGAスクール構想が進もうとしています。 よって、政府及び国会におかれましては、公教育の場では、すべての子どもたちが安心安全な環境で学ぶ権利があることから、早急に、次の内容を実現されるよう求めます。 1
GIGAスクール構想に対応する、子どもの安心安全な健康
管理について、予防原則に基づいて整備すること。 2 「学習能力の向上にむけ、健康的で快適な学習環境」のための「学校環境衛生基準」について、
GIGAスクール構想に対応した改定を早急に行うこと。 3 教育の基本は人と人との関係であり、対面教育を基本とすること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 令和3年3月22日 尾 道 市 議 会 関係行政庁及び国会あて 議員の皆様には御審議の上、御賛同いただきますようによろしくお願いをいたします。
○議長(
福原謙二) 22番、山戸議員。
◆22番(山戸重治) (登壇)ただいま議題とされました建第6号議案
新型コロナウイルス感染症に関わる医療及び
公衆衛生体制の強化を求める意見書(案)につきましては、
会議規則第14条第1項の規定により提出をいたします。 なお、
提案理由の説明につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症に関わる医療及び
公衆衛生体制の強化を求める意見書(案) 新型コロナ感染症が広がり、「医療ひっ迫」「医療崩壊」の心配が長期化しています。さらに病床が足りないことで、一般の病気・けが・手術・救急搬送の患者の受入れも困難となり「助かる命も助からない」状況も起きつつあります。 これまでの医療や公衆衛生が脆弱だったことは明らかで、国民の命と生活を守るために医療・
公衆衛生体制の抜本的強化が早急に求められています。 よって、政府及び国会におかれましては、下記の事項について早急に実現されるよう強く要望します。 1 公費によってPCR検査などの必要な社会的検査を充実させること。 2 自宅療養や待機とは、医療ではなく実質的な患者の放置になる可能性があることから、患者の命を守れないばかりか家族などへの感染拡大となるため入院治療を基本原則とすること。 3 一般病床を転換させ感染症病床とする方法は、院内感染防止の観点からも、また全体の病床のひっ迫を招くことから安易に進めるべきではなく、感染症病床の充足は、諸外国で行っているように「臨時専用病院」を設置し対応すべきであること。 4 医療・介護従事
者の安全とゆとりを確保するために、給与などの待遇・労働条件を大幅に改善し、感染防止の徹底で人的確保を図ること。 5 一過性ではなく保健所・地方衛生研究所の機能充実・人材確保を図ること。 6 ワクチン接種に関しては、慎重に副反応の調査・情報提供を行い、実施主体となる地方 自治体には必要な財源交付を行い、不備・不安のない接種体制を確立すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 令和3年3月22日 尾 道 市 議 会 関係行政庁及び国会あて 各議員の皆様には御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
福原謙二) 5番、大本議員。
◆5番(大本和英) (登壇)皆さんこんにちは。公明党・木曜会の大本和英です。 ただいま議題とされました建第7号議案
公立小学校の35人
学級移行に伴い十分な
教員確保を求める意見書(案)につきましては、
会議規則第14条第1項の規定により提出をいたします。 なお、
提案理由の説明につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
公立小学校の35人
学級移行に伴い十分な
教員確保を求める意見書(案) 政府は、きめ細やかな教育を実現するために、
公立小学校の全学年で児童の上限人数を、令和3年度から令和7年度まで5年かけて、段階的に現在の40人(小学1年生のみ35人)から35人以下へ引き下げることを決めました。 尾道市の
公立小学校で試算した場合、全学年で35人学級が実施される令和7年度までには、新たに25人の教員を確保しなければならないと考えられます。しかし、本市における教員配置状況は、出産、育児、疾病などにより、近年、年度途中で教員未配置が発生しています。 その都度、広島県教育委員会や、尾道市教育委員会にて、補充等対応いただいておりますが、今後、35人学級の実施に当たって子どもたちの学習環境を守っていくためには、増員される教員の確保はもちろんのこと、教員の働き方改革と併せて、年度途中に教員が不足した場合にも柔軟性をもって対応できる体制の構築が必要です。 よって、広島県及び広島県教育委員会におかれましては、十分な
教員確保への取組を行っていただきますよう強く要望いたします。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 令和3年3月22日 尾 道 市 議 会 関係行政庁あて 各議員の皆様には御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いをいたします。
○議長(
福原謙二) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ
者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております4案についても委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認め、そのように取り計らい、これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ
者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議題のうち、まず建第4号議案
核兵器禁止条約への署名・批准を
日本政府に求める意見書(案)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成
者起立〕
○議長(
福原謙二) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、建第6号議案
新型コロナウイルス感染症に関わる医療及び
公衆衛生体制の強化を求める意見書(案)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成
者起立〕
○議長(
福原謙二) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、建第5号議案
GIGAスクール構想に対応する子どもの健康
管理などを求める意見書(案)及び建第7号議案
公立小学校の35人
学級移行に伴い十分な
教員確保を求める意見書(案)、以上の2案を一括採決いたします。 2案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、2案は原案のとおり可決されました。 ────────────────── * ──────────────────
○議長(
福原謙二) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を散会すると同時に、会期は本日までとなっておりますので、今期定例会を閉会いたします。 午後3時4分 閉会 ────────────────── * ──────────────────
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 尾 道 市 議 会 議 長 尾 道 市 議 会 議 員 尾 道 市 議 会 議 員...