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12月10日-03号

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  1. 尾道市議会 2020-12-10
    12月10日-03号


    取得元: 尾道市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    令和 2年第8回12月定例会              令和2年12月10日(木曜日)  ────────────────── * ──────────────────                 議事日程第22号            (令和2年12月10日 午前10時開議)第1 一般質問                                    以 上  ────────────────── * ──────────────────本日会議に付した事件日程第1 一般質問  ────────────────── * ──────────────────出席議員(27名)    1番 村 上 隆 一            2番 岡 田 広 美    3番 柿 本 和 彦            4番 二 宮   仁    5番 大 本 和 英            6番 岡 野 斉 也    7番 宇根本   茂            8番 三 浦   徹    9番 星 野 光 男           10番 山 根 信 行   11番 巻 幡 伸 一           12番 吉 和   宏   13番 岡 村   隆           14番 福 原 謙 二   15番 加 納 康 平           16番 飯 田 照 男   17番 前 田 孝 人           18番 宮 地 寛 行   19番 岡 野 長 寿           20番 吉 田 尚 徳   21番 高 本 訓 司           22番 山 戸 重 治   23番 檀 上 正 光           25番 新 田 賢 慈   26番 杉 原 孝一郎           27番 佐 藤 志 行   28番 藤 本 友 行欠席議員(なし)  ────────────────── * ──────────────────説明ため出席した者   市長      平 谷 祐 宏       副市長     冨 永 嘉 文   副市長     澤 田 昌 文       教育長     佐 藤 昌 弘   参事(スマートシティ推進担当)        企画財政部長  小 玉 高 嘉           戸 成 宏 三   総務部長兼参事(庁舎整備担当)        市民生活部長  高 原 茂 嘉           山 根 広 史   参事(少子化対策担当)            福祉保健部長福祉事務所長           村 上 宏 昭               新 宅 康 生   産業部長    田 坂   昇       建設部長    小 川 礼 樹   都市部長    河 本 達 男       因島総合支所長市民生活課長兼主幹(因島総合支所庁舎整備担当)                                 吉 村 雅 司   御調支所長御調支所まちおこし課長     向島支所長向島支所しまおこし課長           林 原 雅 彦               加 來 裕 子   瀬戸田支所長瀬戸田支所しまおこし課長   教育総務部長  齋 藤 直 行           佐 藤 伸 治   学校教育部長  杉 原 妙 子       病院管理部長兼市民病院事務部長                                 永 田 一 郎   公立みつぎ総合病院事務部長         消防局長    岡 本 光 功           近 藤 茂 之   上下水道局長兼主幹(経営企画担当)      総務課長    山 口 憲 二           亀 田 裕 二   財政課長    中 山 泰 則  ────────────────── * ──────────────────事務局出席者   事務局長    信 藤 俊 壮       事務局次長   原 田 政 晴   事務局次長補佐議事調査係長        主査      小 林 巨 樹           濱 岡 靖 子   議事調査係主任 森 本 祥 子  ────────────────── * ──────────────────                午前10時0分 開議 ○議長(福原謙二) ただいま出席議員27名であります。 定足数に達しておりますから、これより本日会議を開きます。  ────────────────── * ────────────────── △諸般報告 ○議長(福原謙二) この際、諸般報告をいたします。 開会に当たり、傍聴者も含め、手指消毒、マスク着用、間隔を空けて着席に御協力をいただいております。 なお、アクリル板を設置しています演壇と質問席ではマスクを外して発言することができます。 また、一般質問では、3密を避けるため、一部議員は控室でテレビ中継による傍聴を行います。あわせて、随時休憩を挟む場合がありますので、御了承ください。  ────────────────── * ────────────────── △議事日程 ○議長(福原謙二) 本日議事日程は、お手元に印刷、配付とおりであります。  ────────────────── * ────────────────── △会議録署名議員指名 ○議長(福原謙二) 本日会議録署名議員は、会議規則第79条規定により、議長において7番宇根本議員及び8番三浦議員を指名いたします。 暫時休憩をいたします。                午前10時1分 休憩  ────────────────── * ──────────────────                午前10時5分 再開 ○議長(福原謙二) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ────────────────── * ────────────────── △日程第1 一般質問 ○議長(福原謙二) これより日程に入ります。 日程第1、これより昨日に引き続き一般質問を行います。 順次通告者発言を許可します。 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) (登壇)皆さんおはようございます。志誠会岡野斉也です。 通告に基づき、一問一答で一般質問させていただきます。 まずは、質問に入ります前に、このたび新型コロナウイルスで亡くなられた方、またその御遺族方に対し、心より御冥福をお祈りいたします。 2020年も残りあと一か月を切りました。昨年に比べて、今年はオリンピックも中止、そして尾道市行事もほぼ中止になりました。また、マスク、そしてこの消毒、そしてこういったアクリル板も非常に今までなかったことになっております。 また、特に今年、昨年に比べて変化が大きかったデジタル化加速でございます。昨年、いろいろな議員方からデジタル化へについて質問がございました。デジタル化については、特に今ここにいらっしゃる部課長さん、そして管理皆様意思一つで、非常に今後3年、5年間デジタル化対応というは変わっていってまいります。どうか、いろいろデジタル化に対して検討ほど、よろしくお願いいたします。 それでは、尾道市自殺対策について御質問いたします。 先日、警察庁が発表した日本全体自殺者数は、直近、令和2年7月では1,840人、8月1,889人、9月1,828人、10月2,158人です。今年1月から10月末時点自殺累計人数は1万7,219人となっております。特に、10月1か月間は、自殺者数が昨年同期比で40.2%増という衝撃的なニュースもテレビ等で報道されております。 男女別全体で見ると、男性が21.7%増、女性が82.8%増で、特に20代、そして40代女性自殺率は昨年同期比2倍以上とことです。厚生労働省によると、この背景には仕事やDV、育児や介護悩みなど深刻化が可能性に上げられるとことです。 一方、新型コロナウイルスによる日本国内死亡者数累計は、報道発表によると今年10月末時点で1,771人です。つまり、コロナウイルスで死亡された累計者数より毎月自殺により貴い命をなくす人数ほうが日本でははるかに多いことになります。これは、近々で課題解決すべき深刻な問題ではないでしょうか。 厚生労働省が発表した平成30年版自殺対策白書によると、15歳から39歳各年代死因第1位は自殺であり、10歳から14歳についても1位悪性新生物、がんに続く2位となっております。同省によると、こうした状況は国際的に見ても深刻であり、15歳から34歳若い世代で死因第1位が自殺となっているは先進国で日本のみとことであります。 私たちは、これからも新型コロナウイルス感染拡大に対し全力で取り組まなければなりません。しかし、同時に自殺者に対しても喫緊課題であり、新型コロナウイルス対応と同様に、今以上に取り組む必要があると思いで、尾道市今後対応について質問させていただきます。 昨年12月民生委員会で、尾道市自殺対策について質問させていただきました。当時答弁は、尾道大橋に自殺を防止する看板設置、こころ健康・ひきこもり相談、アウトリーチによる精神保健福祉士による訪問相談こころサポート事業、携帯やスマートフォンで気楽にストレスチェックができるこころ体温計を開始していると答弁がありました。このような取組成果もあり、国や県平均よりも高かった尾道市自殺率は平成25年以降減少傾向にあります。 それでは、質問させていただきます。 1番、新型コロナウイルス感染拡大が広がる今年尾道市内自殺率は、昨年と比較してどのようになっているでしょうか。 2番、尾道市が現在取り組まれる自殺対策について、どのように評価されているでしょうか。 そして3番、現在、若年層自殺者増加が社会問題になっております。若年層自殺に対し、今後新たに対応する予定があるか、尾道市見解を求めます。                〔6番岡野斉也議員 質問席へ移動〕 ○議長(福原謙二) 理事者より答弁を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) 皆さんおはようございます。 志誠会岡野斉也議員から御質問にお答え申し上げます。 本市自殺死亡率についてでございますが、人口動態統計を基にした人口10万人当たり自殺死亡率は、昨年以降確定値が公表されておりませんので、昨年と本年1月から10月末まで自殺死亡者数を速報値で比較してみますと、全死亡者数、女性死亡者数ともに本年は昨年より少ない状況でございます。 本市では、平成29年度に自殺対策推進計画を策定し、その後も年2回、自殺対策に関わる関係機関や団体、自死遺族方等で構成する自殺対策推進委員会を開催して自殺対策を推進しております。 主な自殺対策事業として、こころ健康・ひきこもり相談、こころサポート事業、こころ体温計、こころ電話相談訪問事業、ひきこもり講演会、職域メンタルヘルス情報交換会、産後鬱予防として産婦健診、生活困窮に関する相談としてくらしサポートセンター尾道設置を行っております。 今年度は、4月から福祉まるごと相談窓口設置、またコロナ禍における心健康や生活困窮等相談窓口について「広報おのみち」7月号、9月号、10月号で重ねて周知しました。 相談件数は、昨年同時期より増加しており、関係機関と連携して支援を行っているところでございます。 本市自殺死亡率は、平成25年から増加傾向にあり、平成28年には25.6と国、県より高い数値でしたが、平成29年には24.4、平成30年には15.2と減少しています。 この自殺対策を推進するに当たり、自殺対策推進委員会を基にしたネットワークとも連携しながら、様々な各種事業を展開していることが、現在自殺死亡者数に抑えられている一因ではないかと推察しております。 次に、若年層へ自殺対策についてでございますが、母子保健事業子育て支援事業中で、子育て中方へ相談先周知や医療機関関係機関と連携した支援、中学・高校生に心健康づくり関心や命大切さへ意識を高めてもらうことを目的に、命を守るこころ健康ポスター募集と作品展示を行っております。 今年度、こころサポート事業では、精神保健福祉士に加え、社会福祉士を増員し、若年層へ対応も充実させているところでございます。また、県が本年から期間を5月末から年度末まで延長したラインSNS相談等を、若年層が相談しやすい相談先として、「広報おのみち」や市ホームページ等で周知しております。 今後も、これら事業を通して、医療機関関係機関と連携して自殺予防に努めてまいります。 以上で答弁といたします。 ○議長(福原謙二) 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) 分かりました。 コロナ禍にありますが、尾道市は昨年に比べて自殺率は減少するということが分かりました。 今現在、市内コロナ感染者数が10人という実数を使っているわけでありまして、今度、尾道市内自殺実数についてお尋ねいたします。 これはもちろん厚生労働省、警察庁ホームページで市町村別に書いておりますのでお尋ねするんですが、直近5年間自殺者数をお答えください。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 自殺者数につきましては、昨年以降については確定値が出されていないということで、平成30年度から遡って過去5年間総数は尾道市は166人となっております。 ○議長(福原謙二) 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) 平成30年から遡って尾道市内自殺者数が166人ということですので、年間平均すると1年間で33.2名、1か月間平均すると2.76人が尾道市内で自殺している計算になります。これは、もちろん全国的にも同じ傾向にありまして、ただこれは非常に喫緊課題で、非常事態だと思っております。 もう一つ、数字に対して御質問いたします。 報道にありましたように、若年層自殺というは実際どうなっているかということで、40歳未満に関して過去5年間パーセントをお聞かせ願えますでしょうか。
    ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 40歳未満全体過去5年間合計値によるいわゆる平均割合ということでございますが、20.5%となっております。 ○議長(福原謙二) 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) 分かりました、20.5%。それでは、今年1月から10月コロナ禍による若年層パーセントも併せてお願いします。40歳未満ですね、比較したいのでお願いいたします。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 昨年1月から12月、1年間いわゆる40歳未満となりますと、昨年40歳未満となりますと約25%という形になっております。 ○議長(福原謙二) 今年1月からじゃないですか。 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) すいません、今年年代別数値につきましては、ちょっと詳しい資料は今出ておりません。 ○議長(福原謙二) 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) 分かりました。 それでは、過去5年間女性は全体に比べて20.5%が平均ということで、今年なんですけど、この推定値でございますけど、厚生労働省ホームページ、これは私自身調べた結果は約25%という数字になっております。 これは、自殺者数が尾道は確かに減っていることというは事実でございます。ただ、若年層が、やはり40歳未満が20.5%から今年は25%と伸びております。これも全国的な傾向とやはり同じじゃないんかなと思っております。 こういった意味で、これから尾道市対応について再度ちょっと質問させていただきます。 今現在、尾道市相談件数等々、非常に態勢を増やしているは、これは事実だと思いますけど、この相談件数というは実際このコロナ禍によると、これは実際どのような数字になっているんでしょうか。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 今年コロナ禍におけるいわゆるいろいろな市民から相談件数、分かりやすい数値データで申し上げますと、先ほど市長答弁でもありましたように、7月、それから始めて広報でもいろいろと相談窓口周知をやっておりますが、ちなみに7月からいわゆる新規相談件数でございますが、7月は13件、8月が11件、9月が6件、10月が14件と、やはり相談件数が増えている、増加傾向にあるというは認識いたしております。 これに対しては電話で相談も含め、訪問相談等も対応し、また関係機関とも連携して、今こういった内容について対応いたしているところでございます。 ○議長(福原謙二) 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) 新規相談件数が増えているというは、もちろん悩んでいる方が増えているという一面もありますけど、それ以上に相談しやすい環境がだんだん整いつつあるんじゃないかというふうな面もあると思います。 そして、先ほど市長答弁にもありましたが、今後新しい対応等々がほかに何かありましたら、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 先ほど市長答弁にもありましたように、今年度からこころサポート事業、いわゆるアウトリーチ対応については、増員を図ったりとかという対応もしております。また、それ以外に新たな取組として、同じくこころサポート事業でございますが、若年層対応、女性対応も含めてなんですけども、例えばひきこもりなど当事者親とか兄弟なんか方、家族方たちへ、例えば言葉選び方であったりとか伝え方、そういった対処方法学び場、また家族間、それからそういった当事者家族そういった同士いわゆる情報交換場、そういった場づくりとして今年度は試験的にそういった講座開催も検討いたしております。 このような実践的な取組で当事者、そしてその家族方々、そういった方々不安を解消して改善方向へ向かって問題解決になることをこういった事業を通して期待しております。 以上でございます。 ○議長(福原謙二) 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) 分かりました。 新規事業がまた一つ増えるということで、ひきこもり家族方同士相談態勢を取るということで、やはり同じ境遇家族同士意見交換というは非常に大きいんじゃないかなと思っています。 そういった意味で、今回この取組を通してその家族同士負担、そしてひきこもり早期社会に出るも含めて、今後頑張っていただきたいと切にお願いいたします。 そして、教育委員方に対してちょっと要望があります。 今現在、GIGAスクール構想ということで、タブレットを全校生徒に配付する事業が今度始まりました。これに関して、同じ市議会ほか他県方等々もいろいろ話したら、尾道はやっぱり非常に進んでいることが分かりました。これに関して、せっかくタブレットを配るんであるならば、タブレットを通して、例えば東京ほうでは始まっているみたいなんですが、例えばランプと、RAMPSというソフトらしいんですけど、例えばそういうものを通して、例えば生徒に御飯を食べているかとか、ちゃんと毎日食べているかとか、何か不安はないかとか、そういう質問項目に答えるだけで、例えば事前に自分自殺に対してリスクというが何段階で分かるというものがあります。 ただ、これがいいかどうかは別にして、せっかくタブレットを配るんだったら、そういう取組というもできるんじゃないかなと思っています。何か教育委員皆様に関しましては、せっかくタブレットを全部配るんだったら、そういったものを通して一人でも絶対に自殺者を出さないということで取り組んでいただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(福原謙二) 杉原学校教育部長。 ◎学校教育部長(杉原妙子) 先ほど御提言いただいた内容につきましては、教育委員会としてもぜひこの仕組みを有効に使いたいと思っています。なかなか、子供たちが、例えば日記に何かを書いてきたりとか、あるいはちょっとアンケートで書いてきたようなことが、うまく、集計途中で見逃すようなこともよくあります。このタブレットを使うことで、そういうものに、例えば日記を記すとか、あるいはアンケート結果をすることで瞬時にその子供状況というが、担任だけではなく生徒指導主事あるいは管理職、条件によっては教育委員会までキャッチすることができるということで、いち早く対応することが可能となってまいります。 そういった仕組みを今係ほうでも研究しているところですので、タブレット投入後はできるだけそういうものも活用して、心安定とか、あるいは意欲を持って学校に取り組めるような子供たち育成に役立てていきたいと考えております。 ○議長(福原謙二) 6番、岡野斉也議員。 ◆6番(岡野斉也) ありがとうございます。 なかなか子供というはSOSが出しにくい、言葉が難しいこともありますので、ぜひとも対応ほどよろしくお願いいたします。 この自殺対策に関しましては、ここにいる管理皆様気持ち一つで今後大きく変わってきますので、ぜひとも今後ともよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)                〔6番岡野斉也議員 質問席を退席〕                ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(福原謙二) 7番、宇根本議員。 ◆7番(宇根本茂) (登壇)皆さん、改めましてこんにちは。 それでは、志誠会二人目質問とさせていただきます。 まず、本質問を書いた11月後半から少し時間がたっておりますので、この質問から少し変わった状況をお話しした上で、本文を読み上げさせていただきます。 この質問にありますように、10月に入りましてGo Toとかいろんなことでにぎわいを見せていた経済状況でありますが、11月半ば頃から世間でいろんなコロナに対する第3波状況が入ってきた中で、尾道市内も11月連休を終えた途端に人通りがなくなり、今12月に入ってくるとほとんど観光客、それから皆さん動きというものが少なく、また皆無状態になってきているという状況であります。 私感じていることでありますが、そういった中でこの質問を読み上げさせていただく中で、市長はじめ行政皆様、そして議員皆様と一緒に今後コロナ対策についてお考えを、いろいろなことを考えていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 それでは、新型コロナウイルス感染拡大現状における平谷市長認識とアフターコロナにおける尾道市新たなるビジョンについてお伺いをいたします。 日本中に脅威をもたらし、国民日常生活をも制限せざるを得ない新型コロナウイルス感染拡大は、発生から1年たとうとしている現在でも、ワクチン接種までにはもう少し時間が必要であり、尾道市民はもとより、市内店舗においても、観光客増加に対して、感染拡大防止対策はしているものの不安な日々が続いています。 そのような中、Go To トラベル地域商品券、Go To イート、さらには尾道市独自発行されたチーム尾道がんばろう応援商品券等は、店舗によってその効果は昨年対比で見ても大きな成果をもたらしています。 しかし、観光産業に携わる中小零細店舗は、少し息継ぎができた程度店舗も多く、いまだ厳しい経営状態が続いています。さらには、尾道基幹産業でもある造船業なども先見えない状況であるともお聞きしています。 少しずつ、新型コロナウイルス感染拡大影響は、その場所を変えながら蔓延してきているとも考えられる現状であります。 また、新型コロナウイルス感染拡大第3波が年末年始に発生、拡大することになると店舗によっては1年間まともに営業できていない状態になり、未来に向けて希望が失われていくと考えます。 しかし、目に見えない新型コロナウイルス感染拡大をどのように防いでいくか、コロナ禍中で最前線で働いておられる医療従事者をはじめ福祉保健関係皆様御苦労には敬意を表し、少しでもその苦労を軽減するためにも、今後は一層市民一丸となりコロナ対策を考え、実行することが大切だと思います。 尾道市は、他市町に比べて発生が少ない現状であり、11月3連休を多く観光客が訪れた結果においても、市内感染は発生しておらず、市民一人一人、各店舗努力たまものだと思っています。 コロナ対策を行政や一部関係団体に頼るではなく、市民一人一人がコロナ禍対策を考え、まずは自分身は自分で守ることを徹底し、原点に返り、せきエチケットをはじめ3密を避け、うがい、手洗い、手指消毒をしっかり行う活動を市民活動として認識し、行政は指導することにより市民一人一人が自身を守り、周り人にうつさない努力を促し、耐え抜いていくことを提案していくことが大切だと思います。 頑張っている店舗を支える上でも、店舗を利用する市民、観光客も努力をするルールを行政主導下、設定することも必要だと感じています。 さらには、Go To トラベル、地域商品券などで多く観光客を迎え、経済を回すことを進める一方、コロナ禍中で不要不急行動を控えることを打ち出される、国や県が発令するこの矛盾を尾道市が受入れられるとき、コロナ禍で影響ある関係団体御意見を聞きながら、現状把握をして、それぞれに合った対策を取り入れることも必要だと考えます。 目に見えないウイルスと闘うコロナ対策に、何が正解で何が不正解かは明らかでない現状を踏まえ、様々な方御意見を取り入れ、その立場に合った柔軟な対応ができる体制を整え、結果的に正解を導き出し、市民一人一人がそれぞれ環境中で一定ルールを設け、最後には自分身を守り通す市民活動につなげられる尾道独自コロナ禍対策を打ち出していただきたいと思います。 以上ような内容を受け止めていただく中で、平谷市長が現在コロナ禍尾道市現状をどのように捉えられ、年末年始を迎える尾道現状、さらにはGo To トラベルなど地域応援が終わる2月以降尾道市予想される状態と対策、さらには新型コロナウイルスワクチン等開発により日常生活を取り戻したときに、尾道市はどのような対策で市民と向き合い、大きく沈んだ経済を立て直されるか、現在お考えをお聞かせください。 また、尾道市は、事業、イベント多いまちで、私も多く事業を立ち上げ、運営に携わってきました。今年一年間ほとんど事業、イベントが中止に追いやられ、市民楽しみをなくしてきました。来年度は、コロナ禍中でも市民と知恵を絞り、恒例イベント、事業は開催されるべきだと考えます。ぜひとも中止ではなく、開催に向けて今からその方法も検討していただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 最後に、一日でも早くコロナ禍が終息に向かうことを願うばかりではありますが、身も心も疲れ果てた状態でコロナ禍で落ち込んだ多く店舗、企業は、その回復には多く時間と苦労をかけていかなくてはならない現状があります。どうか、コロナ対策に加え、アフターコロナ対策にもいち早く着手していただき、耐え忍んだ後に夢が持てるビジョンを御用意していただくことを切に願います。 以下質問に平谷市長お考えをお聞かせください。 1、現在尾道市新型コロナウイルス感染拡大状況把握と経済状況認識について。 2、新型コロナウイルス感染拡大第3波が予想される年末年始をどのように支えられようとしているかについて。 3、「チーム尾道がんばろう応援商品券」やGo To トラベルが終わる2月以降対策について。 4、現在コロナ対策をどのように市民に徹底し、守り抜かれようとしているかについて。 5、耐え忍んだ後アフターコロナ対策について。 6、来年度事業・イベント見通しについて。 7、観光地尾道として観光客をお迎えするため新たなる観光地尾道取組について、よろしくお願いいたします。                〔7番宇根本 茂議員 質問席へ移動〕 ○議長(福原謙二) 理事者より答弁を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) 志誠会宇根本議員から御質問にお答え申し上げます。 まず、本市新型コロナウイルス感染拡大状況でございますが、12月1日現在、広島県は感染散発から漸増に移行したステージ2状況であります。 一方、全国発症状況を見ると、北海道、首都圏、関西圏など一部流行地域における感染状況は、これまでにない急速な増加が見られ、県内でも感染者数増加傾向が見られることから、本市においても予断を許さず、十分な警戒をしていく必要があると考えています。 経済状況については、11月25日に発表された内閣府月例経済報告によりますと、景気は、新型コロナウイルス感染症影響により厳しい状況にあるが、持ち直し動きが見られるとされております。 本市におきましても、Go To キャンペーン等により観光客増加も見られておりましたが、このところ全国的な感染者数増加により、再度、経済へ影響が広がることも懸念されます。 今後も、感染拡大状況を注視しながら、新しい生活様式定着を前提とし、感染拡大防止と社会・経済活動継続に取り組んでいかなければならないと考えております。 年末年始につきましては、本市が現在行っておりますチーム尾道がんばろう応援商品券や国持続化給付金など緊急経済対策や事業者支援施策周知に努め、十分に活用していただきたいと考えております。 また、現在は、市民皆様からも好評を得ております商品券事業により13億円を超える消費が期待されており、近隣から観光客やGo To トラベル利用者など、休日を中心に、にぎわいを取り戻しつつあります。こうした事業が終了した後については、市民や観光客による消費落ち込みが懸念されるところです。 ウイズコロナ、アフターコロナ対策についてでございますが、新型コロナウイルス感染症影響により、働き方やマーケット、顧客ニーズが大きく変化しており、ビジネスモデル転換や企業構造改革が予想されます。 今月8日には、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を含む追加経済対策が閣議決定されましたので、今後動向を注視してまいりたいと考えております。 次に、来年度事業・イベント見通しについてでございますが、尾道市主催イベントなど取扱方針に沿って、市民、関係者皆様意見やアイデア、他地域イベント実施手法等を参考にしながら、安全・安心に実施できる方法を検討しているところです。 なお、実施可否については、新型コロナウイルス感染症拡大状況により、適切な判断が必要であると考えております。 次に、新たなる観光地尾道取組についてでございますが、新型コロナウイルス感染症影響により、3密を避ける観光、近隣から来訪者増加、インバウンド激減など、観光スタイルや観光ニーズ変化が生まれてきております。また、アフターコロナについても、観光を取り巻く環境は大きく変化するものと予測されます。 このため、事業者はもとより市民一人一人がチーム尾道として感染症拡大防止に努めていただくことによって、尾道観光が安全・安心であることが全国にPRされるものと考えております。 さらに、サイクリングやまち歩き等、3密にならない尾道観光資源を多く皆様に楽しんでいただくことで、観光地尾道として持続可能なまちであり続けられるよう取り組んでまいります。 経済活動を継続する上で、感染症拡大防止対策徹底は必要不可欠と考えております。本市では、継続して感染防止対策徹底をしていただくよう機会を捉えて周知を行ってまいりました。 市民や事業所皆様には、今までも基本的な感染防止対策や業種ごとガイドラインに沿った感染防止対策を行っていただいており、感謝いたしております。 特に、年末年始に向けた12月は、新型コロナウイルス感染拡大防止強化月間として、公式ラインなどを通じて、感染防止対策啓発を行っております。 年末年始は、人が集まり、会食をする機会も増えることが想定され、医療提供体制へ負担や経済へ影響等を避けるためにもクラスター発生を防止する必要があります。このため、冬場感染症対策と会食を含む感染リスクが高まる五つ場面へ注意喚起、発熱等症状がある場合相談について、市ホームページ、公式ラインでお知らせをしておりますが、この内容を記載したチラシを「広報おのみち」12月号へ折り込み、感染拡大防止周知を行っております。 今後も、重症化するリスク高いと言われる高齢者や基礎疾患ある方へ注意喚起、全国や県内感染拡大状況に応じて、広島県が改正する新型コロナウイルス感染拡大防止ため広島県対処方針に沿った本市対応方針など、「広報おのみち」、市ホームページ、公式ライン等で周知を行い、感染防止対策徹底を図ってまいります。 以上で答弁といたします。 ○議長(福原謙二) 7番、宇根本議員。 ◆7番(宇根本茂) 私が冒頭で述べさせていただきました内容も、市長はじめ担当方々が御理解いただいていることはほっとしております。 私は、ほか職業もありますので、そういった中でいろんな市民とか、私自身が肌で感じている状況はたくさんありまして、今コロナ禍におきましては、日々いろんな状況が変わってきているということがあります。 その中で、やはり中小零細企業方々とお話しすると、何でこんなコロナために自分たちが売上げもない中でお金を使って設備をしないといけないか、一生懸命コロナ対策をすればするほどお客さんは来なくなる、もしかしたら正直者がばかを見るんじゃないかというような御意見もいただきます。 だけど、私たちはその中でも協力して、みんなで何かお互いが連携し合ってお客様を迎え入れる、そしてどんな店でも、どんな観光産業でもお客様を、尾道なら行っても、全てお店、また安心・安全というレッテルを貼られている店においては、十分皆さんを迎え入れる態勢ができるんだよということをしていくしかないんじゃないかなということを皆さんと今お話をしています。 ただ、何か支えがないと、その力も今この一年間みんなが苦しんで、いろんなことに支持を──補助金とか──いただいている中で、だけど私自身もそうかも分かりませんけど、もう限界なんじゃないかなというこの年末年始を皆さんが迎えるんじゃないかなというふうに考えます。 それで、先ほど質問にもありましたように、2月というはふだんでも観光産業においてはかなり年間でも落ち込む季節、月であります。曜日も短い、そして3月春を迎える前皆さんが消費を抑える時期でもあります。この時期にいかに心支えがそこにあるかが、次ももっと頑張ってみようと、尾道で頑張ってきた以上、ここで最後を迎えたい、最後まで頑張りたいと思う何か支えをいろいろ考えていただきたいというふうに思います。 それが補助金であるか、何か施策であるか、それは私も分かりません。ただ、日々、何かを説明していっていただくと、自分仕事は自分で守るしかないので、人せいにするということはないと思います。ただ、心支えが何かあれば頑張ろうという気持ちにもなると、頑張っていける人たちも増えてくるというふうに思います。 先ほど岡野斉也議員質問でもありましたように、自殺者、これがコロナ後にどんな影響があるか分かりませんけど、私もこの質問、岡野斉也議員質問に対して会派で話していると、宇根本さん、何かが起きたときに自殺が増えるんじゃないんですよということを教えてもらいました。何かが起きて、立ち直ろうとしておるときにそれが大きく出るんですと。すごい質問だなと言って話をしてきました。 このコロナにおいても、じゃあみんなが立ち直ろうとしたときに、その立ち直るものがないと、その支えがないと、自殺までは考えないまでも、いろんな自分生き方を見直さないといけない、諦めないといけないという現状にもなる。きっとこの言葉は大げさじゃなくて、そんな現状にあるというふうに思います。 日々生活を支えるためにも、日々皆さんが何か市民に向かってアピールをしていただきたいというふうに思います。 その中で、やはりメディアをということではありませんが、よそがやっているということではありませんが、お願いがあります。どうか、平谷市長におかれましても、尾道ケーブルテレビ、尾道エフエム、それから尾道新聞、やはりこれは尾道独自市民に訴える、市長がPRできるところだというふうに思います。毎日とは言いませんが、そんな中で、平谷市長が尾道市民みんな頑張ろうと、私たちが何回、何百回市民ために市民を応援しても、平谷市長が一言市民に呼びかけることほうが何十倍も市民にとっては勇気になるというふうに思います。どうかその中で、応援していただく中で、新たなる政策、そしてその中で市民意見を聞いていただく中で、市民一人一人末端に通じる政策を打ち出していただきたいというふうに思います。 それでは、質問させていただきます。 まず、年末年始でありますが、私が気にしているはそういった対策、答弁いただきました対策もそうですが、やはり帰省客ことがすごく心配になります。帰省客というか、帰省方々ですね。 まず、感染拡大地域から帰省されるということについてどのようにお考えなか、お聞かせください。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 感染拡大については、国内、刻々といろいろと状況も変わっております。また、地域によってもその感染拡大状況というはそれぞれございます。全国でも地域によっては、不要不急外出自粛を要請というか、やったりとかという自治体もございます。 そういったところ地域においては、例えば帰省であったりとか、そういったところも自粛をしてもらうとか、そういった要請がかかっている、そういった状況もありますし、またそうでないところにつきましても、あとそれぞれ帰省した地域において、やはり市民と同じような形で、当然基本的なマスク着用であったりとか、体調が悪かったら外出しない、人と接触しない、そういった基本的な事項も含めて、また年末年始にかけて感染リスク拡大が心配される会食場面、そういったものについては、例えば本市においても今引き続き市民に広く周知し、また関係団体も通じて事業者等へも通知しているというところで、相互にそれぞれ地域が行ういろんな取組、それを併せてそれぞれ市民、それから帰省してくる方が注意しながらやっていく、その相互取組というが大事になってくるというふうに考えております。 ○議長(福原謙二) 7番、宇根本議員。 ◆7番(宇根本茂) しっかりと、今さき質問でも文書でも読ませていただきましたが、皆さん御努力というは本当に感謝しておりますし、日頃活動というも十分分かっているつもりであります。ありがとうございます。 しかし、実はこういう例がありまして、私たち同業方が忙しくて大阪から子供さんを手伝いに来てほしいと頼みました。そうすると、大阪からその子供さんが帰られて、そのお店を手伝っていたら、お客さんが通報したと。大阪から帰っている人がいるじゃないか、それがお店で働いているはどういうことかと。私たちは感染防止しているからいいじゃないかというふうに、私も質問があったんでちゃんとそういったことは対策しております。あまり人と接することも控えるようにということも、また保健所にも聞いてこういう対策をしましょうということでさせていただきましたが、実は通報されて、そのお母さんが介護に入っている。そうすると、当分施設には来ないでくださいという連絡があったと。 娘さんはすごくショックで、自分はまた大阪に帰らないといけない、でもお母さんはデイサービスに行けないということがあって、でも僕にその相談があったときに、やっぱり今現状はそういったことも含めて考えないといけないんだよねという話をして、渋々お子さんは大阪に帰っていかれたということであります。 それがどういうことか、私もこの現状を踏まえたらしょうがない、仕方ないということもあるんですが、何かそこに方法がないかなと思って今回もこの質問をさせていただいたんですが、例えばそういう感染拡大地域から帰ってくる、またそういったところから学生さんが帰省をするというときに、報告をしていただくとか、登録をしていただくとか、そういったことができないかなと。 その決まりでやっても難しいかも分かりませんが、義務ではなくて、そういうことをされたほうがいいということを進めていただくような方法ができないかな。そして、公でしっかりと帰ってきてもらう。その代わり、そのときに今、新宅部長がおっしゃいましたように、どういった対策を家庭で取っていただくか、そういうことをお知らせすることによって多く対策になるんじゃないかなというふうに、少しキャッチボールをしていただいたらありがたいかなというふうに思って今質問させていただきます。 どうか、もう時間がないことではありますが、その辺ところも多く帰省があるかも分かりませんし、今、尾道大学生は今度、反対にもうこっちにいても仕事もバイトもないし、授業もないんで、帰るという学生が今多いです。そういった中で、同じことがこの尾道に起きるかなというふうにも思っています。 しっかりとそういった要因も考えていただきながら、自分身を自分で守るためにどうしないといけないかということを提案していっていただいて、広く周知をしていただけたらというふうに思います。 また、その中で学生たちが集まるクラス会や同窓会、そういったことも考えられます。店舗に対しても利用する人たちに対しても、どんなことで利用して、私自身はどんどん利用していただくように進めていただきたいと思いますが、どういったことを注意するか、そんなことも明記していただければありがたいというふうに思います。 そして、年始に入ると、少し心配なが初詣です。皆さん一年間苦しんで、そして新たなる年を願う、その気持ちで初詣、受けるほうもお断りをするわけにはいかないというふうに思います。神社仏閣等でかなり方々がまた参拝されるというふうに思いますが、その中で何か方法とかというがお考えがあれば、お聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 年始対策、これにつきましても、これから年末に向けて行っている、12月も、今本市は強化月間ということでございますが、そういった内容をやはり徹底していくということにまずは尽きると思うんですが、やはり一人一人行動、家族と、そして友達、仲間を守る、こういった一人一人責任感といいますか、そういった行動をやはり感染防止に対して徹底していただくというようなこともこれから訴えていきたいと思います。 非常に疫学的な部分でいいますと、この新型コロナウイルスというはやはり未曽有感染症ウイルスでございますので、なかなか確固としたそういった性格エビデンスとか、そういうものは残ってございません。ですから、そういった意味では今申し上げたそういう感染防止対策をまず徹底していただく。年始においても、そういう初詣とかそういった状況においても、3密を避けるとか、特に体調が悪い場合は外出を控えるとか、そういった対策は当然取っていただく、これも当然これからも訴えていく。 そして、誹謗中傷的なことについても、敵は人ではなくてウイルスと、こういった観点からも市としても啓発していきたいというふうにも考えております。 以上でございます。 ○議長(福原謙二) 7番、宇根本議員。 ◆7番(宇根本茂) ありがとうございます。いろんな取組をしていただいているということで、それをできたら何か1枚物にして、例えば尾道ルールとか、そういったものでも出していっていただいて、皆さんこういうことを気をつけようと、いろんなところに貼っていただくとか、そういったことも推進していただきたい。各神社仏閣とかが何か取組があれば、それを広くPRしていただきたいというふうに思います。最後最後まで諦めずに取り組んでいただきたいというふうに思います。 それと、店舗なんですけど、私はパフォーマンスはしたくないんですが、これは、先日、教育日本一秋田県に行ってきました。教育を学ぶために、どうやったら日本一になるんですかという質問をしに行ったんですが、実は観光も男鹿なまはげをしているということですね、そこで私も観光と言われるとすごく熱くなるんで、一緒に語ってきたんですが、実はこのマスクケースを、まず感染対策で業者に配っていますよと。これは交付金ケースなんですね。だけど、次からは一応買っていただくと。だけど、これを啓発することによって、店舗に入っても安心・安全で今皆さんもマスクをポケットに入れますよね。このポケットがどれだけきれいなものか。マスクを取ってこの上におきますよね。どれだけここがきれいなか。それを終わった後にマスクしてください。どれだけ菌が、ウイルスが。ウイルスというはそういうことでうつるということを少し考えていただければ。 尾道店舗は独自でこの透明なものを配ったりはしています。この中に入れてお食事をしてくださいねというお店もたくさん見受けられてきました。ただ、今そのコロナ対策でもし行政が支援するんであれば、こういったものを店舗に配っていただいて守っていきましょう。そして、自分たちもこれを基に最低限度お客さん安心・安全を守りましょうというようなことを取り入れていただければありがたい。すごくやっているなというふうに、祭り自体は全く尾道ほうが進んでいると思ったんですが、取組についてはちょっと一本取られたなと思って帰ってきました。 何とぞそういったことも、もしあれでしたらこういうことをしていることで安心にまたお伺いしていただく、店に行っていただくということも取り入れていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 それから、先ほど市長答弁にもありましたチーム尾道がんばろう応援商品券利用でありますが、今現在、13億6,000万円尾道商品券がどのぐらい使われているか、今現状把握を教えていただけますでしょうか。 ○議長(福原謙二) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 11月末現在でございますけれども、換金をされたものがおよそ7億円でございます。現状としてはこれが最新数字ということになっております。 ○議長(福原謙二) 7番、宇根本議員。 ◆7番(宇根本茂) 11月末ということですか。では、半分ぐらいを使われているということですか。はい。 今市長答弁にもいただきましたように、チーム尾道がんばろう応援商品券をいち早く使っていただくようにこれからも推進していただきたいですし、駆け込みがあったり、駆け込みで間に合えばまだいいんですけど、使われていない方がもしいるとしたら、せっかく皆さん思いが伝わらないというふうに思いますので、特にこの落ち込む12月、1月当初、初旬に使っていただくように勧めていただきたい。各種団体、今事務局は尾道商工会議所でもありますけど、尾道商工会議所事務局にも呼びかけていただいて、活発に使っていただくようにしていただきたいというふうに思います。 それで、やはり2月以降落ち込みというは、私自身も物すごい今気になっているところであります。その中で、Go To トラベル等は延期、今、一旦中止、停止ですね、から延期というようなこともお聞きしている中で、何かこのチーム尾道がんばろう応援商品券を含めて、まずこのチーム尾道がんばろう応援商品券がもし延期ができるんであれば、それも可能なかなというふうにも思ったんですが、そういったこと何かお考えはないでしょうか。 ○議長(福原謙二) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 現在ところ、まだ延期とかというようなことは考えておりません。9月から始めさせていただきまして、11月段階で7億円ということ、半分を超えたぐらい換金実績がございますので、これから12月、1月、あと2か月ございますので、この間で十分に活用いただけるように周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(福原謙二) 7番、宇根本議員。 ◆7番(宇根本茂) そうですね、7億円使っているということは、すごく、私もちょっと10月決算しか知らなかったもんですから、すいません、1か月でかなり延びているということで、ありがとうございます。 ただ、この商品券が終わった後に、何かこの商品券動きを次につなげていただきたいということも思います。ぜひとも、事務局商工会議所、提案された尾道観光協会等もお話をいただいて、この13億円を使った人流れを2月以降どういった流れに変えていくか、そういったことは検討していただいて、また私たちにも投げかけていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 それから、コロナ対策ですが、食中毒においてもどこが今一番多いかというと、教育委員皆さん御存じように家庭なんですね。家庭食中毒というが物すごく多くて、私たちも今ほか担当で学校に手洗い指導とかも行かせていただいているんですが、そこで学校先生にもお聞きするんです。じゃあ、家で帰ってきて玄関で消毒していますか。すぐに手洗い場所に行って手洗いしていますか。家でどのぐらいマスクしていますか。言う人によったら、何もしていませんと。家が安全だと思われているところもあるかも分かりません。 ただ、家ほどいろんな状況中で集まってくる集合体なんですね。それが何もルールがないというは、コロナ対策にとってすごく私は心配をしております。家庭内感染、それで感染した子供たちが学校に行く、感染した親御さんらが職場に行くと。いろんなことでかなりその無防備なところもあると。 今、店舗とかこういう公共機関とか、外に行くと神経質なほどに皆さんやっているのに、家に帰った瞬間に何もコロナ対策をしない。それは少しこのコロナ対策盲点になるんじゃないかというふうにも考えます。 できましたら、家庭ルール、それから職場ルール、こういったことも市民に徹底していっていただきたいというふうに思います。答弁はもうしっかりやられていますので、手洗い、手指消毒、3密、そういったことを家庭にも促していただきたいというふうに、行政ほうから、この広報でもそうでしょうし、知らせていただいて、できたら広報中に文章で書くんじゃなくて、別紙で家に貼ってくださいとか、学校に貼ってくださいとか、そういったものを入れ込んでいただいて、家庭ルールを守っていただきたいというふうに思います。 じゃ、答弁があればお願いします。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 市民周知について、市長答弁でも少し触れさせていただきましたが、「広報おのみち12月号で、今、全戸折り込みを、チラシを配布させていただいておりますが、これにつきましては、いわゆるリスク高い五つ場面、当然そういった会食とか、当然基本的な手洗い、消毒、それも含めておりますし、また今会食場面でも、冬でもいわゆる換気ですね、それから保湿、そういった食中毒とかにもやはりつながるような対策というものも織り込んだ形ものを、いわゆる尾道市オリジナルでイラストを活用して分かりやすい、子供でも、それから高齢者でも分かりやすいようなチラシを今配布いたしております。 そういったものも、今言われたように、家で活用していただいたり貼っていただいたりして、常日頃から感染防止対策に心がけるというようなことを啓発していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(福原謙二) 7番、宇根本議員。 ◆7番(宇根本茂) この中に入っている、今日、私、実は先ほどポストに入っていたを見たんですけど、折り込みがなかったんですいません。市長答弁を聞きながら、入れられているかなとは思ったんですが、すいません、これは私確認ミス、でもありがとうございます。いち早くそういったことをしていただくということは、一番大事なことだと思いますので。 私自身感じが、この一年間コロナと闘ってきて、本当に今、新宅部長おっしゃるように、きちっとルールを守っていけば、かなりコロナ対策はできるというふうに思っています。だから、それを安易には考えたらいけないんですが、市民が守ることによって多く感染が防げるんじゃないかなというふうに思っていますので、周知徹底をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 それで、最後にしますが、結局は何かというと、受け入れるほうとか行政が守ろう守ろうと言っても、実際に守らないといけない市民とか観光客方が、いかにそれを守るかということが大切だというふうに思います。 今チラシこともそうですけど、チーム尾道で一丸となって尾道ルール中で、尾道市は尾道で守ると、そういった思いで対策をしていっていただきたいというふうに思いますし、本当に今何度も何度も言わないときっとできないというふうに思いますし、同じことを何度も何度も繰り返してやることが、僕はコロナ対策じゃないかなというふうに思います。一回出しているからとか、一回知らせたからというでは、きっとコロナ対策が難しいというふうに思います。 私たち店でも、私仕事は毎日手を洗えと言うが仕事なんです。毎日です。毎日ですね、私より年上方々に手を洗おうね、手を洗おうねということを必ず、それだけが仕事ようにやっています。 だから、コロナ対策も耳が痛くなるほど、でもそれが習慣になっていけば、きっといろんな対策ができますし、そして尾道店舗にいろんなことを、安心・安全な取組を店舗がしていくことによって、コロナが明けたときに、尾道観光地というは安心なんだなと、ちゃんとみんながしているな、市役所入り口にもちゃんと消毒液もあるし、ちゃんと検温器もできたじゃないかと。そういったことも踏まえてやっていただいて、尾道へ行けば安心だなという施策を考えていただきたいというふうに思います。 ぜひとも、コロナ禍で日々本当に寝る間も惜しんで活動していただいていることは十分理解をしております。しかし、市民に対してもう一歩進んで強力にコロナ対策を訴えていっていただければというふうに思って、今回はこれだけ質問にさせていただきましたが、ぜひともよろしくお願いいたします。 そのほか細かい対策については、総務委員会ですので総務委員会でまた質問させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)                〔7番宇根本 茂議員 質問席を退席〕 ○議長(福原謙二) 暫時休憩をいたします。                午前11時14分 休憩  ────────────────── * ──────────────────                午前11時25分 再開 ○議長(福原謙二) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 23番、檀上議員。                〔23番檀上正光議員 質問席へ移動〕 ◆23番(檀上正光) 皆さん御苦労さまでございます。市民連合会派檀上でございます。 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症対策についてお尋ねをいたします。 新型コロナウイルスは、今もなお世界中で猛威を振るい、パンデミック状態が続き、ヨーロッパでは強力な第2波が襲っていると言われております。既に皆さん申しておられますけれどもが、世界感染者は12月8日現在、NHKまとめによりますと、6,759万人、死者は154万4,000人、累計なんですけどが。我が国では、感染者16万7,347人、死者2,458人、広島県内では、感染者1,180人、死者8人が報告をされています。 そういった中で、県内や県をまたいで移動は8月頃から増加し始め、動きも活発になり、尾道市内でも観光客などが多く見られるようになっています。 そして、ここに来て、国内における感染者が大幅な増加に転じる事態となり、Go To トラベル、Go To イートなど見直しを迫られる状況になってきたことは、経済対策と感染症対策両立難しさが現れているだと思います。 冬を迎えてインフルエンザ流行期と重なることもあり、油断は禁物であり、毎日生活に一層緊張感が必要となっています。国においても、対策を打ち出す中で、国民に新しい生活様式を求め、感染防止ため3密を避け、マスク着用、人と距離を確保、換気実施などに取り組んでいますが、それだけで防止できないは現実であります。 ワクチン開発も進んではいますけれどもが、国内における効果検証や投与までに相当期間を要している現在、検査、隔離、医療体制充実こそが国民命と健康を守り不安を和らげる大きな要因だと思うであります。 そこで以下4点にわたって質問いたします。 1、感染者早期発見ためPCR検査体制は、県内及び東部保健所管内ではどのように拡充されたでしょうか。9月末と11月末検査機関と検査ため検体採取機関増加は幾らになっていますか。また、いわゆる医療・福祉・介護などに従事をする人ため社会的検査体制は確立をされているでしょうか。 2、感染者早期隔離ため施設確保について、9月末と11月末県内変化、増加しているか減少か状況と、東部保健所管内変化、増加しているか減少している状況はどのようになっていますか。 3、感染者早期入院、治療ため施設、病院、病床確保と県内及び東部保健所管内9月末と11月末体制はどのようになっていますか。その変化について数値でお示しください。 4番目、尾道市立市民病院と公立みつぎ総合病院における検査、入院治療体制はどのように拡充をされたでしょうか。本年3月末と11月末状況についてお答えください。 ○議長(福原謙二) 理事者より答弁を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) 市民連合檀上議員から御質問にお答え申し上げます。 県内PCR検査体制についてでございますが、唾液による検体でPCR検査を行う唾液協力医療機関数は、9月末現在803か所から11月末現在で1,005か所に増加、東部保健所管内では67か所から81か所に増加しております。 1日当たりPCR検査能力件数は、9月末現在4,000件から11月末現在は4,500件に増加していると伺っております。 また、いわゆる社会的検査体制につきましては、県において、高齢者や障害ある人が入所する施設職員を対象に定期的な抗原検査を実施することとしており、検査費用は全額県が負担します。 本市においては、特別養護老人ホーム11施設、地域密着型特別養護老人ホーム5施設、介護老人保健施設9施設、障害者入所施設1施設合計26施設で11月27日時点で1,402人が対象となり、準備ができ次第、開始予定となっております。 医療機関従事者につきましても、現在、県が対象医療機関医療従事者を定期的に検査する事業を始めておりますが、対象医療機関名や実施状況は公表されておりません。 次、県内感染者療養施設につきましては、9月末現在は295室、11月末現在は150室、また入院施設は、9月末現在は237床、11月末現在は236床となっております。 以上で市長答弁といたします。 ○議長(福原謙二) 理事者より答弁を求めます。 突沖病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(突沖満則) 引き続き、病院事業に関する御質問については私からお答えをさせていただきます。 まず、病院事業局における新型コロナウイルス感染症検査体制でございますが、市民病院、公立みつぎ総合病院ともに、新型コロナウイルス専用遺伝子検査装置は本年3月末時点では所有しておりませんでした。 その後、各保健所設置地域医療機関新型コロナウイルス感染症検査拠点とし、地域でクラスターが発生した場合に集中的に検査できる体制を整備するという広島県方針が出されました。 この方針に基づき、市民病院においては、全自動PCR検査機器5台、LAMP式検査機器2台を整備したところでございます。 公立みつぎ総合病院においては、このたび補正予算をお願いしておりますとおり、全自動PCR検査機器3台購入を計画しております。 発熱者等検査体制につきましては、まずはかかりつけ医や広島県積極ガードダイヤル、受診・相談センターに御相談いただくこととなっており、対応可能な個別医療機関名は県において非公表とされております。 また、入院体制につきましては、市民病院においては、本年5月に感染患者専用病床を設置しております。中等症患者対応個室を7床確保し、うち1床については重症患者も受入可能としております。 新型コロナウイルス感染症へ対応については、運用上、非公表とされる事柄も多くありますが、市民皆様健康と安心を守るため、市民病院、公立みつぎ総合病院、そして瀬戸田診療所が連携して、その機能に応じた役割を引き続きしっかりと果たしてまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福原謙二) 23番、檀上議員。 ◆23番(檀上正光) 9月に比べれば、検査体制が増加をしているということが伺えたわけであります。定期的な検査、社会的検査ですね、そういったことも伺えたわけであります。 やっぱり、検査中で、県ほう公表等を見ましたら、感染経路不明というところがやっぱり三十五、六%ということが発表されておるわけですね。それがある上に、やはり検査体制を十分しっかりして、それに応えられるようにして、もちろん経路が解明できるが一番でありますけれどもが、やはり検査ということを一番に掲げ、それに基づいて早期隔離あるいは入院ということになるんだろうというふうに思いますから、一層検査体制を充実するように、やっぱり市が独自でやるということがなかなか難しいようではありますけれどもが、広島県並びに当部保健所に求めてもらいたいというふうに思っておるわけであります。 隔離施設等、ホテル等も含まれると思うんですけれどもが、11月末で236床ですかね。最新、今非常に変化が大きいので、この現状はどのようになっていますか。その隔離施設及び入院とか治療関係も、その辺対応というは、現状11月末以降変化といいますか、即応体制になっているかどうか、改めてお尋ねをいたします。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 今現在といいましても、広島県ホームページで公表されている12月7日現在数字でございますが、県内宿泊療養施設、12月7日現在確保数は150室、それから同じく受入れ医療機関につきましては各所病床数が300床ということになっております。 ○議長(福原謙二) 23番、檀上議員。 ◆23番(檀上正光) 状況変化に応じて、それぞれ取組がなされているというふうに理解をいたします。 ちょっとこれは当初通告にはないんですけれどもが、ワクチンは現在どのような開発状況か、御存じでしょうか。世界ではワクチン投与が始まっているというニュースもあるんですけどが、もし御存じならば。 ○議長(福原謙二) 新宅福祉保健部長福祉事務所長。 ◎福祉保健部長福祉事務所長新宅康生) 今、国、厚生労働省においてはワクチン製薬会社といろんな確保ため契約等、準備を進めているという状況中で、国内でもいろんなワクチン能力、そういった接種副作用等、いろいろ検査とかそういった検証をした上で始まっていくというふうに認識しております。 国においては、県を通じてそういったワクチンを国民含め、市民も含め、みんなに接種するというような準備といいますか、そういったいろいろなケースを考えたときいろんなQ&Aとか、そういった通知文書とかいろいろ想定したものは届いておりますが、まだ確実に、いつ、どこで、どのようにしてやるというところはまだ公表できるものはないというふうに認識しております。 ○議長(福原謙二) 23番、檀上議員。 ◆23番(檀上正光) 今朝ニュースで、ワクチンでアレルギー反応を起こしたという人があったということで、申し上げましたように、検証なりを十分にする必要も──国民性もあるというふうに言われておりますけどもが、検証も必要じゃないかというふうに思うんです。 これはちょっと検索をいたしましたら、5社ぐらいが主には、12月中に治験を開始予定、あるいは年明けに治験を開始とか、来年3月をめどに治験を開始するという、ですからまだ実用化といいますか、実際に投与するまでにはいっていないという状況がネット上では出ているわけでありますが、それまでにはやっぱりどうしても、繰り返すようですけれどもが、検査、そして隔離、治療、入院というを徹底するといいますか、体制部分もいろいろ問題といいますか、懸念はあると思いますけれどもが、整えていくべきではないかというふうに思います。 市民病院、みつぎ総合病院等について、検査体制とか機器導入が新たにされる、これからもあるというふうに今答弁があったんですが、これはあくまでもクラスター発生とか、そういう非常に事態が深刻になったときにそれが対応できるということになるんですか。改めてお尋ねをいたします。 ○議長(福原謙二) 永田病院管理部長兼市民病院事務部長。 ◎病院管理部長兼市民病院事務部長(永田一郎) 御質問とおり、このたびみつぎ総合病院ほうでもPCR検査機器ほうを購入させていただくということを補正予算ほうでお願いしております。 こちら運用につきましては、管理者答弁にもございましたように、県において非公表とされている部分もございます。職員に対する検査等についても、新たに県ほうが方針を出されている部分もありますので、そのあたりについてこの場で申し上げられるとすれば、適切に運用はしてまいりますが、それを具体的にどのように行っていくかということについては、差し控えさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(福原謙二) 23番、檀上議員。 ◆23番(檀上正光) 先ほど答弁でありましたように、体制も含めて対応は県ほう指示というか、それもあったということであります。 何よりも感染、自分が感じたところによると、それは当然発熱関係で電話でやってほしいということがあるわけなんで、私は9月議会でも申し上げたと思うんですが、やはり広報を十分にやっていただいて、市民皆さんがそういったこと対応は安心してできるように改めて求めておきます。 それでは、次質問に入ります。 次は、地方創生総合戦略中から質問をいたします。 現在、我が国、とりわけ地方中小市町においては、人口減少と地域経済縮小が社会構造的な課題となり、その解決に向けて、国においてはまち・ひと・しごと創生総合戦略を掲げ、地方にもその戦略策定を求めてきたところであります。 尾道市においても、総合計画下に今年度第2期目となる尾道市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、地域魅力を高め、人口減少に適応した地域づくりに取り組むこととしています。 中山間地域から島嶼部まで市域を抱える尾道市は、温暖な気候と豊かな自然環境下で、かつては第1次産業において多様な農林水産物生産量や漁獲量があり、なりわいとして成り立ち、加工、販売、消費などを行うことができ、私たちはその恩恵に浴してきたところであります。 しかし、今日、時流れ中で、産業構造変化、貿易問題、若年層転出増加などにより、第1次産業を取り巻く状況は大きく変化をし、農業分野においては農業就業人口減少や耕作放棄地増加に加え、有害鳥獣被害が増大し、大規模自然災害も多発、営農意欲低下や環境悪化をもたらしています。 2015年、平成27年農業センサスによれば、尾道市耕作放棄地は14万7,745アール、そのうち農家所有放棄地は6万6,962アール、土地持ち非農家である人所有は8万783アールとなっており、農家所有耕作放棄地と非農家所有耕作放棄地がだんだん近づいているというふうに思っております。 その割合についても、県内において12.4%を占め、広島市、呉市、福山市、東広島市をも抜いて県内トップ、ワーストワンということだと思います。 林業においても、管理が行き届かない山林などもあり、収益確保が難しく、放置すれば自然災害による被害が想定される山林もあります。 漁業においては、漁獲量減少、魚食離れなどによる魚価低迷などにより、経営環境悪化、漁業従事者高齢化対策など、大きな課題があります。 以上述べましたように、尾道市第1次産業はその生産者や従事者を取り巻く構造的な変化要因などもあり、生産者や従事者だけ努力では解決できない様々な課題があります。その様々な課題を克服し、第1次産業に従事し、地域特有資源と食材を活用し、住み続けたいと思えるまちづくりに資することを目的に、尾道市議会中に会派を超えた市議会議員有志による尾道市議会第1次産業活性化推進議員連盟を発足させたところであります。 議員連盟では、今後、第1次産業について調査研究を重ね、知恵を出し合い、切磋琢磨し、個々議員力を向上させ、行政へ政策提言を行うことにより、地域特有資源活用による地産地消推進や観光振興、関係人口増大にも有効となり得ることや農林漁業地域復活、ひいては地方創生につながるものと考えています。 そこで質問に入ります。 1、尾道市が地方創生総合戦略を取り組む中で、第1次産業における地域特有資源と食材を活用した取組はどのようなものがありましたか。その成果と課題についてお答えください。 2、第2期地方創生総合戦略取組が始まっていますが、引き続き第1次産業活性化に向けてどのように取り組んでいくでしょうか。 3、2015年農林業センサスによりますと、農業就業人口、農家数ともに依然として減少傾向にありますが、それぞれ今後5年間見通しと人材確保と人材育成にどのように取り組むでしょうか。お答えください。 最後、4番、2015年農林業センサスによりますと経営耕地面積も依然として減少が続いていますが、今後5年間見通しと人・農地プラン活用などを含め、優良農地保全、有効利用についてどのような取組を行うでしょうか。お答えください。 ○議長(福原謙二) 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) それでは、ただいま御質問にお答え申し上げます。 まず、地方創生総合戦略についてでございますが、第1次産業における地域資源と食材を活用した交流促進として、SAVOR JAPAN活動推進支援事業や尾道季節地魚店認定事業に取り組んでいるところでございます。 その成果として、新たなメニューや商品開発により食材魅力が高まったことや観光客が増加したことなど、課題としては、地域食材を生み出す生産者が依然として不足していることなどが挙げられます。 こうした中で、地方創生総合戦略では農林水産業収益力向上を施策一つに掲げており、高品質な農林水産物ブランド化や先端技術を活用した省力化、生産性向上を進めていくことで、第1次産業活性化に取り組んでいきたいと考えております。 また、農林業センサスについては、尾道市農業振興ビジョンにおいて今後見通しを分析しております。 まず、農業就業人口や農家戸数減少についてでございますが、今後も減少傾向が進むことにより農地荒廃化や集落機能低下が懸念されます。このため、移住による新規就農や農業効率化、省力化を支援することなどにより、引き続き人材育成と確保に取り組んでまいります。 次に、経営耕地面積減少につきましては、今後も農業者や作付面積減少が進み、農地利用が低下していくことで、耕作放棄地増加が懸念されております。このため、地域農業中心となる担い手へ農地集約化に関する将来方針である人・農地プラン活用を図り、農業委員会や農地中間管理機構と連携により、引き続き優良農地保全と有効活用に取り組んでまいります。 農林水産業を取り巻く状況は非常に厳しいものがありますが、生産者皆様に寄り添う中で、関係団体等と連携し、引き続き農林水産業活性化に取り組んでまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(福原謙二) 23番、檀上議員。 ◆23番(檀上正光) 地方創生総合戦略、そして農業振興ビジョン等々、ブランド化あるいは高収益へ向けてということはよく理解をいたしておりますし、そのことについては私も今までも訴えたところでありますが、依然として農家戸数、就業人口、また放棄地増加というは一向に止まらないというが現状だというふうに思います。 本当に農業センサスが2015年に発表され、今年2月に農業センサス調査がありまして、この原稿を私が書くときにはまだ結果が発表されていなかったんですが、11月27日付で発表されまして、それを見ましても農家戸数、尾道場合には2015年には4,472あったが、2020年には3,562まで落ちているといいますか、910戸減少という状況があります。もちろん販売農家や自給的農家も大変な状況といいますか、いうことになっております。 それと、やはり農業を担う人が平均年齢が71.6歳、こういうことも統計で出ておりますし、これはなお2015年状況ですけれどもが、基幹的農家従事者が2,205人、そのうち50歳未満が109人という状況なんですね。50歳から70歳未満が663人、あと70歳から85歳以上という人が1,433人という、こういう実態も明らかになっておりまして、後継者がいる農家が、これは非常に少ないんですね。2015年ですが、1,783戸中、後継者が何らかの形でいるが783戸ですよね。後継者がいないというふうに統計上出ているが1,000戸あるんですよね。 非常に、全く危機的な状況といいますか、ということになっておりまして、このことはどうしてもやっていただかなきゃならない、いわゆる後継者問題を。改めて、農地とか集積や、あるいは人材育成というもあるんですが、やはりこれから5年間でどういうことをやるかということをやっぱり目標を示していただかなきゃいけんのんじゃないかというふうに思うんですが、いかがですか。 ○議長(福原謙二) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 今議員おっしゃったとおり状況でございます。第1次産業を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。先ほど議員おっしゃいました農林業センサス数字で申しますと、農業振興ビジョンで5年間数値を予測しておりますけれども、平成27年から令和2年まででいいますと、農家数4,472が平成27年でした。農業振興ビジョンでいいますと、ほぼ同数、4,473というような数値を予測しておりましたけれども、実際には先ほどおっしゃられたように3,562というような厳しい数値になっております。 コロナ禍において、地方で暮らしが見直されて、また昨今田園回帰というような意識が高まっている中で、移住や定住も含めて、地域外から農業担い手受入れと育成に努めるとともに、先ほどおっしゃいました耕作放棄地とか問題につきましては、農業委員会ですとか農地中間管理機構と連携を取らせていただきながら、人・農地プラン活用をして、引き続き農地集約化と有効活用に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(福原謙二) 23番、檀上議員。 ◆23番(檀上正光) 今、お話をいただきましたが、努力をやっぱりやっていく決意をいただきました。 鳥獣被害中で、この前ちょっと百島へ行きましたら、この頃はもう空き家へ突入してくるんですね。それどころか、人がいるのに、玄関か裏口か分かりませんけどもが、入ってくると。ガラスを破られたり、中へある食べ物も奪っていくと、米も食べるとか菓子でも食べるとか、こういう状況があるんで、これは百島人は恐らく市ほうにも届出をして、その対策をお願いしておるというふうにも思いますから、あまり申し上げませんし、時間もないんでやめますけれどもが、そういう実態もあるんです。 本当、荒れた畑とかという問題じゃなしに、民家へ入ってくるという状況がありますから、そのことは改めて申し上げておきたいと思いますし、新聞等によりましたら消える兼業農家とかということも報道されておりますし、とりわけ後継者育成でいけば、広島市が20年ぐらいかかって人材育成をずっとやってきておるんですけど、ここ一、二年はなかなかその募集をしても人が集まらない。こういう状況も生まれております。 そのことをやっぱり踏まえて、人材育成ということについては、やはり農業振興ビジョンももちろんですけれどもが、農協や、あるいは生産者団体、いろんな機関と連携をして情報共有をしていただいて、その取組を強めてもらいたいというふうに思うんです。 土地が、国話なんですけれどもが、令和元年度で439万ヘクタール余りがこのまま放置をしていれば令和12年には392万ヘクタールまで減ると、こういう予測が出ておるわけですね。いわゆる89%ぐらいになるわけだ、現在。それを何とか食い止めるために方策を立てるという話でありまして、令和12年時点で確保される農地面積というは94.1%まで回復すると、こういうふうな見通しも立っているようでありますけれどもが、そうはいっても現状なかなか難しいと私は思うんです。 しかし、今コロナ状況中でいえば、大都会とかそういう人口密集地帯ではいろいろな影響が出ているわけでありまして、この今時期にやっぱり田舎へ帰ろうとか、やっぱりそういう呼びかけも含めて、そのためにはどういう体制を取ればいいかということを改めて考えていただきたいというふうに思いますが、何かありましたら答弁をお願いいたします。 ○議長(福原謙二) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 今いろいろ御意見を頂戴いたしました。そういったことにつきましては、十分検討させていただきまして、今後施策に活用させていただきたいというふうに考えております。ありがとうございました。 ○議長(福原謙二) 23番、檀上議員。 ◆23番(檀上正光) 私質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)                〔23番檀上正光議員 質問席を退席〕 ○議長(福原謙二) 暫時休憩をいたします。                午後0時0分 休憩  ────────────────── * ──────────────────                午後1時0分 再開 ○副議長(宮地寛行) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 22番、山戸議員。                〔22番山戸重治議員 質問席へ移動〕 ◆22番(山戸重治) 皆さんこんにちは。市民連合会派山戸重治です。 通告に従いまして、一般質問を行います。しばらく間、御清聴をお願いいたします。 初めに、歴史的風致維持向上事業についてお聞きします。 この事業は、尾道市歴史的建造物や伝統行事などが一体となって地域固有風情、情緒、たたずまいを醸し出している良好な環境、いわゆる歴史的風致を維持向上させ、まちや暮らし環境とその魅力を守り高めるとともに、後世に継承することを目的とする事業です。 尾道市では、歴史的風致維持向上計画を策定し、2012年3月に国に申請し、6月に認定を受けました。この認定によって重点地区に設定した旧尾道市、尾道市街地と瀬戸田町二つ区域を中心に、国補助を受けながら文化財保存修理や道路美装化、老朽危険建築物除去補助、夜間景観形成事業、多国語音声設備設置など、2012年度から10年間で30を超える事業実施が可能となり、事業費総額は20億円規模になるとことでした。 歴史的風致維持向上事業は、今年度9年目を迎え、いよいよ来年度、2021年度が10年間計画期間最終年度となります。 そこでこれまで実施してきた事業結果と現状などについてお聞きいたします。 先ほども述べましたが、歴史的風致維持向上事業では、文化財保存修理や道路美装化など30を超える事業を予定していましたが、この中で予算的には文化財保存修理事業が全体約50%を占める大きな事業であると説明を受けたことがあります。 具体的にどのような文化財保存修理に、どの程度事業費をかけて整備していますか。主なものをお知らせください。 一方、街なみ環境整備計画に基づき実施している事業中で、一番目立つは何といっても道路美装化事業です。比較的に道路幅広い幹線道路、例えば浄土寺下から尾道漁業協同組合辺りまで海岸沿い道路では、歩道美装化がされ、商店街を横断する路地などは全面美装化がされています。 しかし、これまで各年度で計画した道路美装化工事が入札不調などで実施できなくなり、予算減額補正や次年度へ繰越しが行われたことも度々ありました。 道路美装化事業について、計画延長距離はどの程度で、実際工事完了はどの程度になっていますか。進捗率とこれまで事業費も併せてお聞かせください。 次に、周辺景観に悪影響を与えている老朽危険建築物除去補助事業についてお聞きします。 この事業で、前半5年間に予定していた目標戸数は25戸でしたが、実績では目標を上回る43戸実績があったようです。その後状況はどのようになっていますか。 また、周辺景観と調和するように、塀や外壁を修景する事業についてはどのような実績となっていますか。 これら重点地区事業において、ほかに実施した特徴的な事業状況についてもお答えください。 この歴史的風致維持向上計画において、これまでに実施した様々な事業総額はどの程度規模になりますか。 来年度、10か年計画期間最終年度となりますが、計画していた事業は計画期間内に全て終了する予定ですか。 これまでに実施してきた歴史的風致維持向上計画様々な事業によって、どのような成果があったと考えていますか。あるいは、これから期待できると考えていますか。 以上をお聞きいたします。 ○副議長(宮地寛行) 理事者より答弁を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) 市民連合山戸議員から御質問にお答え申し上げます。 文化財保存修理主なもの事業費についてでございますが、浄土寺方丈ほか5棟保存修理に約3億4,900万円、浄土寺多宝塔ほか11棟建造物防災施設等整備に約2億5,000万円、西國寺金堂及び三重塔防災・耐震対策重点強化整備に約1億8,100万円、常称寺本堂ほか2棟建造物保存修理に約6億3,300万円事業等を実施し、平成24年度から令和2年度9年間累計は約14億2,300万円でございます。 次に、街なみ環境整備事業における道路美装化事業についてでございますが、計画延長約6,660メートルに対し、令和2年度末まで累計整備延長は、見込みも含め約3,250メートルとなっております。進捗率は約49%、事業費は約7億6,600万円でございます。 次に、老朽危険建物除却促進事業についてでございますが、平成29年度から令和元年度3年間実績は40件となっております。重点地区における老朽危険建物除却により、市街地環境改善に寄与しているものと認識しております。 次に、塀や外壁を修景する沿道建造物等修景事業実績についてでございますが、平成24年度から令和元年度まで8年間実績は69件となっております。この事業により、道路、参道と建造物等が関連性を持ちながら良好な景観が形成されているものでございます。 次に、本計画重点地区において、ほかに実施した特徴的な事業についてでございますが、道路美装化整備効果を高めるため、歩行者安全対策事業として手すりや照明整備ほか、空き家再生事業や歴史的建造物修復事業など、本地域特性を生かした様々な事業に取り組んでいるところでございます。 平成27年度から平成29年度に、歴史的風致活用国際観光支援事業として多言語表示総合案内板や寺院へ多国語音声設備設置、トイレ洋式化を行いました。これにより、重点地区における本市歴史、文化を世界に発信するとともに、外国人旅行者受入れ態勢さらなる充実を図ってまいりました。 次に、歴史的風致維持向上計画で実施した事業総額についてでございますが、文化財保存修理事業及び街なみ環境整備事業等約10億4,300万円を合わせて、9年間総事業費は約24億6,600万円でございます。 次に、計画に位置づけた事業についてでございますが、効果期待できる事業を中心に着実に取組を進めております。来年度、第2期計画策定を検討する中で、第1期で事業精査を行い、引き続き歴史的風致維持向上に資する事業に取り組んでまいります。 最後に、この事業による成果等についてでございますが、重要文化財である建造物保存、修理や総合防災事業を実施することにより、後世に貴重な文化財を伝承するとともに、歴史や文化地域資源と生活空間が一体となった街なみ環境整備を進めることで、まちなか回遊性向上や良好なまちなみ景観保全、形成により、日本遺産認定など大きな評価につながったものと認識しております。 引き続き、市民皆様とともに、歴史、文化、景観を礎としたまちづくりに着実に取り組むことで、文化財愛護精神高揚、歴史、文化継承がなされ、併せて魅力的なまちとなることで交流人口増加、新たなにぎわい創出が期待できるものと考えております。 以上で答弁といたします。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) ただいま答弁いただきました中で、道路美装化事業については、計画が6,600メートル、うち3,250メートル、進捗率は49%ということで約半分というふうな理解をさせていただきますが、この後はどうするんかなと思っておりましたけども、先ほど答弁中では、第2期計画を作成するというふうな表現がありました。 この事業、10年間計画ということで20億円規模事業ができるというふうに最初説明を受けたわけですが、先ほど答弁では24億円ぐらい規模で実施がされたということで、国支援があってこそ、こういう大きな事業ができたんだと思いますが、第2期も続けてできるというふうなことで計画をされると思うんですけど、第1期計画、今計画を作るに当たっても、様々な協議を重ねたり、あるいは国と協議では国土交通省、文部科学省、さらには農林水産省など三つ省庁と協議も何度も重ねたというふうな報告を受けたことがあります。 来年一年中で、そういう協議をしながら、この第2期計画というはいつ頃、どのようにして作成するかということについて、まずお聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(宮地寛行) 河本都市部長。 ◎都市部長(河本達男) 第2期計画作成時期ということで御質問でございます。 先ほど市長答弁でお答えさせていただきましたとおり、来年度、第2期計画策定を今検討していくということでございます。 そこ中には、第1期計画、今計画評価、こういったものも併せまして第2期計画に反映をしていくということで計画をと思っています。 いつ頃、どのようなということでございましたが、御質問でもございましたとおり、この地域における歴史的風致維持及び向上に関する法律は、国土交通省、農林水産省、文化庁3省合同ものでございますので、それぞれと協議というを重ねてまいることになります。 ただ、そうはいいましても基本は第1期計画、これをつくるまでに様々な調査等も行った中でつくっておりますけれども、これをベースにして新たに付け加えるものとか整備が計画どおり進んでいないものをどうしていくかといったような、1期計画で課題とかといったものも整理をしながら進めていくという中で、3省協議を進めていって、今思い中では来年度中に当然1期計画評価も行っていくわけですけれども、それと併せて並行して第2期計画策定、国と協議、庁内的な話、それから法定協議会等もございますので、そういった中で話を詰めていって進めていきたいというふうに思っております。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) 一からつくるとなれば、かなり日数、期間、様々な協議が必要と思いますけども、今話では今計画がベースになって第2期計画ということですから、最初策定ぐらい、最低、最初策定ほどはならないかと思いますけども、いずれにしても美装化計画もまだ半分ですから、ぜひ2期計画を作っていただいて、美装化計画が100%できるように努力していただきたいと思うんですが、1点だけ、2期計画を作るに当たって、この歴史的風致関係では当然まちや暮らし環境とその魅力を高めるということですから、そこに住んでおられる方々利便性なり住みやすさが向上しなければならないと思うんですが、10年間やってきた結果、住んでいる方々はどう思っているかというふうなことでアンケートとか調査とか、そういうふうなことをやって2期に反映させるという予定はあるんでしょうか。 ○副議長(宮地寛行) 河本都市部長。 ◎都市部長(河本達男) 市民声を計画中に反映させていくかというような御質問であったかと思います。 この計画策定に当たっては、法定協議会というものもございます。この1期計画をまず評価していく中で、当然私たちがやっていますから自己評価、それと併せまして歴史、文化や景観といった観点から、専門家方、文化財保護委員さんとか景観審議会の委員さんとか、そういった方に、内部評価をしたものを外部評価をそこで1回していただきます。それらをまとめて、今法定協議会、推進会議ほうへ諮っていって、その後パブリックコメントを実施して、その結果を受けて最終的に第1期評価をしていくという形にしております。 アンケート調査ということまではいかないんですが、そういったような専門家も含めた検証を行っていく中で、1期計画検証をして2期計画へ反映をしていきたいというふうに思っております。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) 分かりました。外部評価とか、あるいは法定協議会という、さらにはパブリックコメントで一定様々な意見は聞くことができるんかなと思いますけども、ぜひ地域意見などもできるだけ反映されるように努力をしていただいて、2期計画を作っていただいて、引き続きこの事業が進捗するように努力をしていただくことを求めて、次質問に入らせていただきます。 次に、歴史的風致維持向上計画重点地区に隣接する千光寺公園頂上エリアリニューアル事業についてお聞きをいたします。 この事業は、千光寺公園頂上にある展望台を建て替えてロープウエー山頂駅から展望台周辺頂上エリアバリアフリー化や植樹などを整備し、市民や観光客誰もが展望台から眺望を楽しんだり、頂上エリアを自由に散策できるようにして千光寺公園魅力をさらに高めることを目的としています。 当初計画では、全国公募により設計業者を選定し、2016年度から2017年度にかけて基本実施設計、その後工事を行い、2019年度夏完成を目指していました。しかし、選定した設計業者業務委託が期間内に実施されなかったために契約解除を行い、2018年度に再度設計業者選定を行いました。 そして、新しい設計業者が決定し、基本実施設計が完了したことから、2019年度と2020年度に工事を行い、2020年度末完成を目指すこととなりましたが、その後も入札が不調で請負業者が決まらないため、着工期間が未定で、完成時期も見通せない状況でした。そのような中、今年10月に行われた入札では、大成建設株式会社中国支社が3億1,800万円で落札し、施工業者が決定しました。 そして、今回定例会には議案第173号でこの工事請負契約締結に係る議案が提案をされています。 そこでお聞きをいたします。 議案では工事期間は2020年3月31日までとなっていますが、新しい展望台完成や利用開始時期、さらにリニューアル工事全体完了はいつ予定ですか。また、工事具体的な進め方はどのようになりますか。 議案工事概要では、展望台及び事務所建築工事一式となっていますが、事務所は何目的で、どこに建設するですか。 今回リニューアル工事には、ロープウエー山頂駅も含まれているようですが、毎日多く観光客がロープウエーを利用している中で工事となります。第1には、安全面で配慮が必要になりますし、山頂駅から美術館方面に向かう迂回路なども必要と思いますが、どのように考えていますか。お聞かせください。 ○副議長(宮地寛行) 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) それでは、ただいま御質問にお答え申し上げます。 千光寺公園頂上エリアリニューアル事業についてでございますが、令和3年1月中旬に着工予定です。 工期を約15か月間と考えており、全て事業完成は令和4年3月末、4月当初から供用開始を目指しています。 工事スケジュールでございますが、今年度は工事エリアへ立入り規制を行うためバリケードや迂回路として使用する既存通路へ防護柵等を設置後、展望台解体に着手する予定です。 令和3年度につきましては、既存建物解体工事終了後に新展望台建設や頂上エリアバリアフリー化工事に着手することとしております。 事務所でございますが、ロープウエーガイドや運転手が事務や待機に使う部屋で、展望台やトイレと一体となった施設を既存事務所と同じ場所に建て替えます。迂回路につきましては、現展望台南側にある既存通路を使用し、美術館方面へ動線を確保することとしております。 工事に際しましては、安全を最優先し、リニューアル工事に起因する事故等が発生しないよう、工事管理を徹底してまいります。 工事期間中は、頂上エリアへ立入りができませんので、御迷惑をおかけいたしますが、御理解、御協力をよろしくお願いいたします。 以上で答弁といたします。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) 改めて確認をさせていただきたいと思うんですが、先ほど答弁中では約15か月工事期間ということで、その間バリケードなどをし、それから現展望台を解体しということですから、展望台がずっと使えない状況が15か月は続くというふうに理解をさせていただきます。 一番最初計画ときには、展望台は多く観光客に訪れていただいておりますし、尾道水道を眺めていただくいい場所だということで、できるだけ観光客方が来ていただいたときに展望台が使えないという状況をなくするために、今展望台を使いながら新しい展望台を建設して、それができた後に古い展望台を解体するというようなことだったと思うんですけど、それはそれでいいことかなと思っていたんですが、工事関係でどうしてもそれはできないということで、展望台が使えない時期が出るというがその後説明がありました。 今回、新しく業者が決まって工事が行われるということですが、15か月ずっと展望台が使えないということについては、少し長いかなという気もしますけども、工事関係ですから仕方がないかと思いますけども、今観光客方、また大変多く来ていらっしゃるんじゃないかと思います。先日も、長江口大型バス駐車場、3台ぐらい止まっておりましたし、その点からいうと、展望台が15か月使えない、このことについてはもう少し何とかならないんかなという気もしますけども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
    ○副議長(宮地寛行) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 当初計画では、現在展望台を活用しながら新しい展望台工事に入るという計画でございましたけれども、設計をする中、またもともと展望台にございましたレストラン営業も既に終了しているというようなこともございまして、展望台を先に解体をして工事に入ったほうが、実際工事期間が短くなるですとか、工事費用につきましても安価に収まるというようなことがございましたので、こういうような形を取らせていただきました。 市民、観光客皆様には御迷惑をおかけいたしますけれども、御理解と御協力をお願いしたいと思います。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) 分かりました。そのほうが工事期間も短くて済むというふうなこともありましたので、致し方ないかと思いますけども、一日も早い完成、供用開始を努力していただきたいと思っております。 あわせて、今回、事務所建設で今説明をいただきましたけども、ロープウエー山頂事務所を含めて展望台と一体となったものを建設するというふうに理解をさせていただきました。 議案説明書にある図面を見ますと、その事務所からエレベーターで上に上がって展望台につながると。そこ自体も展望台一部かと思いますけども、そういう状況になっていますが、ロープウエー山頂駅、ロープウエー降りてから改札まで階段があります。せっかくバリアフリー化を目指すということであれば、そこ階段もバリアフリー、車椅子方あるいは体不自由な方も安心して通行できるような方法を考えるべきだと思いますし、併せて長江口にあります山麓駅も改札まではエレベーターで上がれますけども、そこからまたプラットホームというんですか、実際に乗るところまでは階段がありますから、そこ改修もバリアフリー化もこの機会に合わせてやるべきではないかと思いますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。 ○副議長(宮地寛行) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 今御質問でございますけれども、山頂駅、山麓駅プラットホームから段差解消につきましては、課題というふうに捉えておりまして、現在検討しておるところでございます。できましたら供用開始と合わせて竣工できるように考えていきたいというふうに思っております。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) 工事期間中は観光客方を含めていろんな不便をおかけするわけですから、その期間に全体整備ができるように、ぜひ努力をしていただいて、完成した暁には先ほどロープウエー乗り場も含めてバリアフリー化が実現できるように努力をしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 最後質問になりますが、旧栗原北幼稚園活用について質問をいたします。 今年3月に、市長と教育長ところへ、栗原北地区社会福祉協議会など地域を代表する団体皆さんが、廃園となる栗原北幼稚園を地元地域コミュニティー場に活用させてほしいと要望されました。 この地域にある公施設としては、栗原北公民館がありますが、場所的には地元地域端で駐車場も狭い上に、公的団体や各種団体会議に加え、50を超える登録団体など活動場として利用され、館長は使用申請調整に苦労しており、地元団体も利用できない場合があるようです。 一方、市長、教育長へ要望書では、旧栗原北幼稚園は栗原北小学校敷地内にあり、地元地域中心的な場所で地域全体から集まりやすく、駐車場も確保されて、最適な施設であるという記載がありました。 このとき理事者側回答は、検討したいという趣旨でありましたが、いまだに結論は出ていないようです。今後、仮に旧栗原北幼稚園を地元コミュニティー場として活用していたとしても、将来ほか目的で利用する必要が生じれば当然コミュニティー場として活用はできなくなることも前提として、地元要望に応えるべきではないかと思います。どのように考えていますか、お聞きをいたします。 ○副議長(宮地寛行) 理事者より答弁を求めます。 佐藤教育長。 ◎教育長(佐藤昌弘) ただいま御質問にお答えさせていただきます。 旧栗原北幼稚園活用についてでございますが、現在、教育委員会で策定中学校給食施設整備計画において、給食施設等新たな施設整備可能性について検討を行っております。 利用見通しがない場合は、公共施設利活用検討委員会に付して方針を決定することとしております。方針が決定した時点で、お貸しできるかどうかお示ししたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) 学校給食施設整備計画、これは2019年に補正予算を組んでスタートしたと思いますけども、学校給食全体施設を含めてその在り方について検討するということで作られていると思いますが、当初予定では、今年度、今年中とかという話もありましたけども、この年度末までという話もありましたが、この整備計画はいつできる予定なんでしょうか。お聞かせください。 ○副議長(宮地寛行) 齋藤教育総務部長。 ◎教育総務部長(齋藤直行) 現在策定中学校給食施設整備計画策定時期についてでございますが、当初、8月末をめどにという形で御説明させていただいておりました。その後、9月議会におきまして、今般コロナ禍関係でなかなか現地調査等スケジュールどおりにいかなかったという点も踏まえまして、今年12月末をめどに策定していきたいという形で御説明させていただいたところでございます。 ただ、その後検討していく中で、学校給食施設ということはある程度規模施設となります。それを新たに整備していくという形になると、地理的な要件とか法的な規制とか様々な面をクリアしていく必要がございます。そうした中で、新たな整備候補地選定というところでちょっと時間がかかっている状況でございます。 またあわせて、新たな施設を造っていく、また既存施設改修を実際にそういった整備スケジュールというところを検討を今現在しているところでございますので、申し訳ございませんが年内策定というところは非常に厳しい状況でございますが、早期に策定できるように引き続き取り組んでまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) 今答弁では、12月いっぱいぐらいに計画策定を予定しておったけども、また延びるという状況と理解をさせていただきますが、質問中でも述べておりますけども、仮に将来そこを例えば共同調理場用地として使うということになったとしても、一年、二年でできることではないと思うので、その間、地元要望に応えてコミュニティー場として活用させていただけないかというが質問趣旨なんですけども、改めてその点についてはどのようにお考えでしょうか。お聞かせください。 ○副議長(宮地寛行) 齋藤教育総務部長。 ◎教育総務部長(齋藤直行) 計画中で給食施設としていくか、また検討中でそこは利用しないという見通しを立てていくかというところは、今後検討というところでございますが、そうした場合は、市通常手続としましては公共施設利活用検討委員会というを組織しております。この中で、今年3月にこの施設につきましては地域方から要望を承っております。その検討委員中でこの施設についてはこういった要望を受けているという意見も付していただいて、改めて検討はさせていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(宮地寛行) 22番、山戸議員。 ◆22番(山戸重治) いずれにしても、計画ができて、その後対応を考えるということ答弁ようですけども、先ほども言いましたが、ずっとということではなくて、一定期間だけでも地元要望に応えていただければ、その期間だけでも地元としては大変助かるというふうに思いますので、そのあたりも含めてぜひ前向きに検討していただくよう求めて私質問は終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手)                〔22番山戸重治議員 質問席を退席〕 ○副議長(宮地寛行) 暫時休憩をいたします。                午後1時34分 休憩  ────────────────── * ──────────────────                午後1時40分 再開 ○副議長(宮地寛行) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 16番、飯田議員。                〔16番飯田照男議員 質問席へ移動〕 ◆16番(飯田照男) 尾道クラブ飯田が通告に従いまして一般質問をいたします。私が最後でございますが、最後までよろしくお願いします。 私は、常々思っていることですが、政治は政策と人脈だと思っておりますが、平谷市長も4期半ばで県や東京にも太いパイプもできていることと思います。また、人は立場が育てると申しますが、成長させるものだとも言われております。行政トップとして自信に満ちあふれていることと思います。 そんな中で、さき決算特別委員会に提出されておりました主要な施策成果では、多く課題が整理されております。これは、関係各位努力結果だと、このように受け止めております。 しかし、少々気になる点も感じております。ついては、尾道時代につながる大きな事業が見当たりません。目に見えるものとすれば、公会堂を解体し庁舎を新築しましたが、この庁舎が今後尾道地域づくりや経済にどのように役立つか、理解に苦しんでおります。 また、公会堂をなくしたことは文化都市尾道文化先を細めたことにもなっております。ついては、目的、目標がなければ成功も達成感もありませんが、ついては今後尾道地域づくりにどんな構想を持たれているか、お聞かせいただきたいでございます。 そんな中で、平谷市長は、すばらしい構想を話されております。 その第1は、新たな産業団地造成ですが、これは選挙の公約でもあり、市民と約束でもあります。以前にこの件について質問をしたことがありますが、そのときは県と協議をしているということでしたが、その後、何報告も受けておりません。 第2は、元南小学校前に水上飛行機基地を造ると言っておられました。これは地元としては大歓迎でありましたが、飛行機がどこらへ飛んでいったか、夢幻と消えたではないでしょうか。 第3は、旧生口中学校跡と旧南小学校跡を、この二つをセットにして県立中高一貫校をつくると言って、受入れ対策と申しますが、受入準備もして人事異動までしておりましたが、その後様子は何説明も報告もありません。 そこでお尋ねをいたしますが、ア、イ、ウと3点お尋ねしますが、アは、現在尾道課題は何であると考えておられますか。 イ、今後尾道地域づくりについてどんな構想を持たれておられますか。 ウ、先ほど申し上げました3点について説明を求めます。 簡潔にお願いいたします。 ○副議長(宮地寛行) 理事者より答弁を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) 尾道クラブ飯田議員から御質問にお答え申し上げます。 まず、本市課題についてでございますが、人口減少、少子・高齢化、コロナ禍における新しい生活様式へ対応等、社会、経済様々な変革に柔軟に対応していく必要があると考えております。 これら課題解決に向けて、若い世代就労、結婚・出産・子育て環境整備、子育て世代、若者を中心とした転入促進、転出抑制、関係人口拡大等による地域活性化と移住・定住促進、新しい時代流れを活用したまちづくり推進四つ基本的視点を持って総合戦略を策定し、取組を進めているところでございます。 また、今後本市地域づくり構想についてでございますが、市民皆様が豊かな生活を送ることができるよう、将来にわたって活力ある地域社会実現を目指すとともに、IoT等デジタル技術活用によるSociety5.0推進、ゼロカーボンシティー実現など、SDGs理念に沿った取組を一層充実させることで持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 次に、新たな産業団地造成についてでございますが、平成28年度には、開発面積20ヘクタール以上大規模産業団地適地調査を行い、平成29年度には、広島県に県営産業団地整備要望を行いましたが、採算性面から実現には至っておりません。 また、平成30年度には、企業ニーズに迅速に対応するため、開発面積10ヘクタール程度小規模産業団地整備適地調査を行い、1次から3次評価を行った上で、評価高かった3地区事業収支について検討を行いました。いずれ地区も事業収支は大幅な赤字となり、適地として選定するには至っておりません。 現在、新型コロナウイルス感染症拡大により、企業設備投資意欲は相対的に低下しておりますが、その状況を注視しながら、用地を一から取得する従来開発手法にとらわれず、公的遊休地や民間活力活用など開発手法についても、引き続き検討してまいりたいと考えております。 次に、旧南小学校水上飛行機関連施設についてでございますが、平成28年12月定例会でも御説明させていただきましたとおり、民間主導で進めておりましたが、残念ながら実現には至りませんでした。 また、旧生口中学校と旧南小学校を一体的に活用した県立中高一貫校設置でございますが、こちらも平成28年12月定例会で御説明させていただきましたとおり、実現には至りませんでした。 広島県当時計画であるグローバルリーダー育成校設置は、自然豊かな学習環境であり、敷地面積がおおむね5万平方メートル以上であることなど選定基準が示されておりました。本市提案は、旧生口中学校、旧南小学校合わせて約4.9万平方メートルであったこともあり、県選定過程において他地域に決まったものと考えております。 以上で答弁といたします。 ○副議長(宮地寛行) 16番、飯田議員。 ◆16番(飯田照男) 大変意味広い答弁をいただきました。 尾道今後課題については、今答弁をいただいた以外にもたくさんあると思っております。小さなことようではございますが、新尾道大橋に自転車道ないもその一つと思います。 それはそれとして、その前にしまなみ海道料金問題ですが、利用者負担と言えばそれまでですが、多々羅大橋を渡って他県に行くについては何も申し上げることはございませんが、自分自治体を自分が移動するのに料金が必要であるというはあまりにも不自然なと私は思っております。自分自治体を移動するのに料金を必要とするは尾道市と今治市と呉ほうにもう一か所あるかと思いますが、そのぐらいだと思います。 その点については、どのように考えているか、お聞かせいただきたいと、今後について何か対策があるですか。これはいつも話題になることですが、考えがあればお聞かせ願います。 ○副議長(宮地寛行) 小玉企画財政部長。 ◎企画財政部長(小玉高嘉) しまなみ海道料金設定についてでございます。 これまでも御答弁を差し上げておりますとおり、利用者状況によって料金設定が行われるということで、料金設定基準につきましてはもう少し現状料金設定期間が続くものというふうに認識をしております。また、県とも常々協議をしておりますけれども、今後橋代料金設定につきましては県関係機関等とも連携をしながら、国に、必要があればこれまでも市長ほうから御要望しておりますけれども、そういう時期が来れば県とも協議をして進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(宮地寛行) 16番、飯田議員。 ◆16番(飯田照男) 今答弁いただきましたように、この問題は尾道市でどうこうできる問題でないというは分かり切っとんでございますが、これも合併をして十数年になりますが、特に生口島、因島方々が笑顔あふれるような結果が出るように関係先ほうへ話合いをしていただきたいと、こういうことを強くお願いして次に行きます。 地域づくりについても答弁をいただきましたが、改めて3点ほど確認させていただきます。 地域づくりは行政が先頭に立って取り組むものと思っております。過日、何か月か前ですか、尾道駅より業者が引き揚げることについて、テレビ前で民間ことだと冷たいコメントでした。また、決算委員会でもある委員の質問に対し、行政は関係ないと切って捨てたような答弁でしたが、今はコロナで行事やイベントも自粛しておりますが、今後は日本美しい言葉で官民一体という言葉は使えないと思います。 そこで次世代につながる取組について参考までに例を申し上げますので、参考にしていただければと思います。 瀬戸田ことで誠に恐縮ですが、町役場は昭和30年初め頃当時建物で大変お粗末で、町長室も薄暗い狭い物置ような部屋で、来客が驚いて帰っているような状態でございました。 しかし、そんな中で、住民目線ということで、中野ダム、産業道路、伊豆里トンネル、ベル・カント・ホール、平山美術館、サンセットビーチなど多く事業を冠しております。先頭に立って取り組まれた方もこの中に、今おりませんが、先頭に立って取り組まれた方もいるわけでございますが、これら事業がなかった場合、今も瀬戸田は存在感もなければ明かり消えた夜まちようでございます。 尾道も次世代につながる大きな事業を考える必要があると思っております。具体的には、今答弁はできないかと思いますが、検討してみる気はありますか。これがまず第1点。 次に、地域づくりについて提言をいたしますが、私は温泉地方と会話中で、温泉が出ることは地域には大変ありがたいですねと、こう申し上げたら相手が、尾道は大自然に恵まれたその恩恵を受けた海があるではないですかと、このように言われて私も返す言葉がなかったでございますが、ついては海を舞台としたレジャー、観光、産業と、海に向かって伸びていくことが尾道地域づくりだと思っておりますが、どのように考えておられますか。これが第2点。 また、先ほど質問中にもありましたが、これも地域一環でしょうか、千光寺山頂上に三億四、五千万円予算で展望台ようなものを造っておられますが、頂上に上がればそんなものはなくても尾道水道も瀬戸内海もよく見えるわけです。そういったことから、こうした三億四、五千万円予算は、コロナ感染防止対策などに回すが適切と思いますが、その点はどのように思っておられますか。 以上3点について、お聞かせください。 ○副議長(宮地寛行) 小玉企画財政部長。 ◎企画財政部長(小玉高嘉) 御質問1点目大規模施設関係でございますけれども、こちらほうも議員御承知かとは思いますけれども、コロナ禍中において民間投資動きが割と尾道市には活発に動いております。 瀬戸田エリアで申しますと、港を中心としたにぎわい創出も現在進んでおるところでございますし、また港周辺に春には新しいホテルも建ってくるということで、今現在民間投資ほうは動いております。また、旧市街地ほうにおいても、たくさんというわけではありませんけれども、そのポイントポイントにおいてそういった民間施設開設が今見込まれているところでございます。 大規模な施設ということになりますと、企業側立地適正な場所でありますとか経済状況、今コロナ禍において経済環境というものも視野に入れて、事業者ほうで判断をすることになっていくと思いますけれども、そういう引き合い等が本市ほうにあれば、積極的に関わっていきたいというふうに考えております。 ○副議長(宮地寛行) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 2点目海に向かった事業、レジャーとかということについてでございますが、現在も海事産業については市重要な事業というふうに捉えておりまして、先日も海事産業に関わる支援を国ほうへ要望に伺ったところでございますし、マリーンアクティビティー、マリーンレジャーなどにつきましては、今後観光産業ほうで重要なことだというふうには捉えております。市がこれを積極的に進めるというよりは、民間活力を生かしていきたいというふうに考えておるところです。 また、3点目千光寺展望台についてですけれども、私もつい最近展望台に上がってみました。高さとしては7メートル足らずものでございますけれども、あの展望台高さから見るものと頂上平地、あそこから見る景色とでは随分と違うものがございます。現在眺望とあれがなくなった状況を比較しますと、やはりかなり差が生じるではないかというふうに考えております。 今回工事につきましては、バリアフリー化をし、できるだけ多く皆様にあの眺望を楽しんでいただきたいというふうに考えて計画しておるものでございます。御協力をお願いしたいと思います。 ○副議長(宮地寛行) 16番、飯田議員。 ◆16番(飯田照男) それぞれ答弁いただきましたが、結論的には、尾道市も財源には限りがありますので、今答弁がありましたように、民間活力をしっかり取り入れていただくようにお願いを申し上げまして、次に行きます。 次に、産業団地についてでございますが、説明をいただきましたが、6月議会である議員この件に対する質問答弁で、尾道は平地が少なく斜面が多いので造成費が大変だという答弁がありましたが、ついては、平谷市長は尾道地形を知って知り抜いた上発想なのに、このような答弁があるということは聞いているほうが恥ずかしいような気もしましたが、引き続き取り組むということでしたが、造成をしても相手が来ないと意味がないわけです。 計画と営業は同時に動くが当然だと思いますが、団地を造成するに当たって大手企業ほうにどのように営業に行かれているか、内容があればお聞かせください。 ○副議長(宮地寛行) 田坂産業部長。 ◎産業部長(田坂昇) 現在ところ、産業団地につきましては具体的な計画があるわけではございません。検討を進めているといいますか、9月議会ですけれども、そちらほうで大本議員質問際にお答えをしましたように、これまでような大規模な産業団地というはなかなか難しいということがございますし、市が持っておる公共用地ですね、それを活用したり、または民間活力を生かして小規模なといいますか、そういうような団地といいますか、用地ですね、産業用地を検討しておるというような状況ですので、今現在そういうことに対して企業ほうにアプローチをしておるというようなことはございません。 ○副議長(宮地寛行) 16番、飯田議員。 ◆16番(飯田照男) これは平谷市長が構想を発表してから十数年にもなりますが、いまだ具体的なものはないというようなことで、営業にも行っていないようでございますが、これはこういう計画をされた以上は当然営業に回るも、これは両輪で動かないけん、物はできないと、このように思います。 ついては、営業について一言触れておきますが、物品を販売する、これは当然営業でございますが、私が思っている本当営業というは、相手にハートを売るというか、相手に心を売ることが営業だと、このように思っております。心が通じれば物は自然にできてくると思います。ついては、要らんことようでございますが、言えば気がつく、待てば追いつく、どしゃげて分かるかなぶんぶんにならないように取り組んでいただきたいと思います。 それでは、次に行きます。 次に、市民病院についてお尋ねします。 病院は人間がこの世を生きるため最も大切な役目を持っているわけですが、現在は医師不足と言われておりますが、医師は不足しているわけではなく、都会に偏り、地方や田舎ほど不足をしていると言われております。尾道市民病院も、2市3町が合併した当時より10名に余る医師が少なくなっております。この現象は市民に大きな不安と不自由を与えていることは事実であります。 ついては、医師不足要因は何かと、なぜかということを考えてみる必要があると思います。それを基にして、医師確保が急務であることは申し上げるまでもありませんが、現状では医師増員は容易でないと、こういった現場声もありますが、また夜間救急を外出ししましたが、市民に安全につながるよい点は見当たらず、毎年5,000万円前後赤字が続いておりますが、そんな状態中で、若者が熱もないのに頭が痛いというので夜間救急に行き、治療をしておりましたが、これは農協病院に行ってくださいということで、農協病院へ行くと、なぜ早く来ないか、大変なことになっているではないかといって緊急な手当てをしていただき、一命を取り留めていただいたですが、外出しして市民病院が安定したであればよしとしますが、以前より問題が多くなったと聞いております。 決算特別委員会で委員が、手術を他病院に回すようなことはなかったかと質問に、そんな例はないと答弁をされておりました。ついては、現場はこの程度手術は以前はしておりましたが、今はスタッフがそろわないので、移動リスクはあるけど他病院へ行ってくださいとことでした。公式答弁が違っているので訂正必要もあると思います。 10万を超える市民自治体病院が時代遅れになっておりますが、今後について考える必要があると思います。 そこで4点ほどお尋ねしますが、医師不足は何が要因と認識しておられますか。今後医師確保についてはどのように考えておられますか。夜間救急外出しについて再検討する必要があると思いますが、その点についてはどのように思っておられますか。ついては、市民病院建て替えについて計画はされているでしょうか。 以上、お答えください。 ○副議長(宮地寛行) 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) それでは、ただいま御質問にお答え申し上げます。 まず、夜間救急診療所についてでございますが、現在、夜間救急診療所は医師会等御協力を得ながら夜間1次救急を担っております。現状体制を維持しながら、1次救急と2次救急を区別し、それぞれ役割中で医療提供体制を充実させていくことが、地域医療確保、そして市民命を守り、安全・安心まちづくりにつながるものであると考えております。 以上で市長答弁といたします。 ○副議長(宮地寛行) 理事者より答弁を求めます。 突沖病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(突沖満則) 引き続き、病院事業に関わる御質問については私からお答えをさせていただきます。 市民病院医師不足要因についてでございますが、本院を含め、地方医療機関において医師不足が生じている要因といたしましては、一つには平成16年に大きく制度が変更されました臨床研修制度が上げられます。この制度においては、医師自らが研修先とともに診療科を選択できるため、最終的な医師就職先都市部集中と診療科偏在に拍車をかける一因となっており、結果として、地方医師不足につながっていると認識しております。 また、大学病院医局へ入局する医師が減少していることから、大学病院から医師派遣が困難な状況も生まれていると認識しております。 次に、医師確保についてでございますが、平成23年度に創設した尾道市医師奨学金貸付制度や広島大学ふるさと枠などによる医師確保に期待をしているところでございます。 また、本年度は、新型コロナウイルス感染症影響で、十分な取組ができておりませんが、状況を見ながら、岡山大学など大学病院へ派遣依頼や医師紹介会社による紹介手段、病院ホームページ募集、各地で行われる学生に対する臨床研修説明会へ参加など、あらゆる手段を講じて医師確保に努めてまいります。 このような取組を進めておりますが、医師数増員は極めて厳しい状況にあることから、医師負担軽減ため、医師事務作業補助者増員などによりタスクシフトを進め、現在人員で一人でも多く患者さんを診ることができるよう、医療従事者働き方改革にも取り組んでまいります。 次に、市民病院建て替え計画についてでございますが、本館建築年数やこのたび新型コロナウイルスなど新興感染症へ対応を考えれば、ダウンサイジングや機能見直しを行いながら新病院建設を検討すべき時期に来ていると考えております。 今年度新型コロナウイルス影響により、経営的にはより厳しい状況となりますが、医療圏域における市民病院が果たすべき機能、役割を確認した上で、今後、具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○副議長(宮地寛行) 16番、飯田議員。 ◆16番(飯田照男) 病院ことですから、あまり我々が深入ったことを申し上げるつもりはありませんが、病院建て替えということは、大変短い言葉ではありますが大変大きな意味ある問題です。いずれ建て替える時期が来ると思うですが、以前、ある部長さんに私が農協病院跡地を合併特例債を活用すれば簡単に市が買い取ることができたのにと、このように私が申し上げたら、市が買い取ると固定資産税が入らなくなると、このように言われました。 こんな目先行政では尾道明日夢は遠くなります。場所については常に心しておく必要があると思いますが、これについては別に答弁は求めません。 以上で質問は終わりますが、内容に乏しい質問ではありましたが、前向き答弁もいただきました。また、横向きや後ろ向き答弁もありましたが、政治や行政は結果で評価されるものです。どうか時代遅れにならないように取り組んでいただきますよう申し上げておきます。 最後に、今さらという感じもしますが、コロナについて一言申し上げますが、これも答弁を求めるものではございません。 今、世界中がコロナ旋風と申しますか、コロナ中で大変な時代ですが、日本も国、また自治体共に感染防止対策を打ち出しておりますが、こうした対策について日本は罰則規定は設けておりません。そんな中で、広く言えば日本国民、身近に言えば尾道市民方々こうした対策に取り組んでいる心豊かさに深く感銘しておりますと同時に敬意を感じているということを申し上げて、私質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)                〔16番飯田照男議員 質問席を退席〕 ○副議長(宮地寛行) お諮りいたします。 本日会議はこの程度にとどめ、残余質問については明日午前10時開議してこれを行いたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(宮地寛行) 御異議なしと認め、そのように取り計らいます。 本日はこれをもって延会いたします。                午後2時19分 延会  ────────────────── * ──────────────────   地方自治法第123条第2項規定によりここに署名する。     尾 道 市 議 会 議 長     尾 道 市 議 会 副議長     尾 道 市 議 会 議 員     尾 道 市 議 会 議 員...