◆文教
委員長(柿本和彦) [3番](登壇)
皆さんこんにちは。 ただいま
一括議題に供されました
議案中、文教
委員会が付託を受けました案件につきまして、
委員会における審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。 本
委員会への
付託議案は、
議案第65
号令和2年度尾道市
一般会計補正予算(第3号)中、所管部分であります。 審査では、まず
委員より、小・中学校ICT環境整備事業に関し、低所得者世帯貸与用モバイルルーター整備において、貸与の対象となる世帯要件をただしたのに対し、
理事者より、低所得者に当たる就学支援の対象となる要保護及び準要保護世帯に限らず、児童・生徒が
インターネットを使えない環境にある世帯や、地域に高速通信回線が整備されていない世帯も含むと答弁がありました。 これに対し、同
委員より、通信費の負担は誰がするのかただしたのに対し、
理事者より、基本は
保護者の負担だが、生活保護受給世帯については、教育扶助または生業扶助における教材費として実費が支給されると答弁がありました。 次に、他の
委員より、小・中学校における修繕料及び空調設備等整備委託料の概要をただしたのに対し、
理事者より、久保小、長江小の児童の安心・安全を確保するため、久保中、長江中の既存校舎の空き教室を仮校舎として整備するためのものであると答弁がありました。 これに対し、同
委員より、仮校舎の教室は身体的距離の確保が可能かただしたのに対し、
理事者より、今回仮校舎へ移る学校は基本1学年1クラスの小規模校であるので、最低1メートルの距離の確保はできるものと思っていると答弁がありました。 これに対し、同
委員より、今回の整備計画に体育館へのエアコン設置も含まれているのかただしたのに対し、
理事者より、設置の必要性は認識しているが、大がかりな電源設備が必要であり、一般の学校で運用するのは難しい。
避難所設備として整備する判断が必要になると考えているが、コストの面も含めると結論が出せていないと答弁がありました。 これに対し、同
委員より、コロナウイルス感染症などの状況を勘案すると、国に先駆けて普通教室にエアコンを設置したように、体育館についても学校施設として整備することを求めたいと要望がありました。 次に、
議案以外の
委員会所管事務に関するものとして、
委員より、新型コロナ禍で中止となったスポーツ大会等にかわる発表の場の確保、3小統廃合問題に係る説明会の内容、仮校舎としての用途が終了した後の利活用、教室における一定の距離の確保状況、少人数学級の実現、学校統廃合計画の見直し、休校によりおくれた授業時数の確保対策、持続可能な教育活動と教員の働き方改革、授業時数が確保できる根拠、子供の習熟度に応じた授業の進行、教員未配置問題などに係る議会の
意見書に対するこれまでの対応、3小統廃合計画の説明経過と対応状況、臨時休校中の給食費相当額に対する就学援助、教科書の採択過程を非公開としていることについて質疑、意見、要望があり、
理事者よりそれぞれ答弁がありました。 以上、審査の概要を申し上げましたが、本
委員会が付託を受けました1
議案につきましては、審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で文教
委員長の報告といたします。
○議長(
福原謙二) 4番、二宮産業建設
委員長。
◆産業建設
委員長(二宮仁) [4番](登壇)
皆さんこんにちは。 続きまして、産業建設
委員会が付託を受けました案件につきまして、
委員会における審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。 本
委員会への
付託議案は、
議案第65
号令和2年度尾道市
一般会計補正予算(第3号)中、
所管部分外7
議案でありますが、審査はこれらを一括して行いました。 審査では、
委員より、
議案第65号にかかわり、事業継続特別支援事業について、支援対象事業者を前年同月比の売上減少率が20%以上50%未満とした理由をただしたのに対し、
理事者より、国や県の支援メニューを勘案しての制度設計としているが、設計当初は地方創生臨時交付金の交付要件が明確にされておらず、売上減少率を50%以上とする国の持続化給付金と重複支給した場合、交付金が使用できないことも想定される中、事業者からのヒアリングで売上減少率が20%以上50%未満の事業者も多くいたため、今回の制度としたと答弁がありました。 これに対して、同
委員より、近隣自治体で行っているように、減少率にかかわらず一律に支援する考えはないのかただしたのに対し、
理事者より、事業の方向性を探る中でさまざまな事業者から意見を聴取した際、一律支給に対し賛否両論あったと記憶しているが、今後も関係団体等と協議する中で、引き続き検討したいと答弁がありました。 関連して、他の
委員より、月別の売り上げの帳簿がなく、減少が把握できない事業者もいると思うが、そうした方の救済方法はあるかただしたのに対し、
理事者より、所得税の申告における青色申告であれば問題ないが、白色申告や市県民税の申告をされている方は手書きで構わないので、売り上げがわかるものを添付してもらうよう考えていると答弁がありました。 関連して、他の
委員より、事業継続特別支援事業の対象となる事業者に、開業医とか福祉関係の事業者は含まれるのかただしたのに対し、
理事者より、医師、歯科医師、助産師、一般社団法人、一般財団法人、NPO法人等幅広い事業者を対象としているが、公益社団法人等であれば収益事業を行っている事業者に限られると答弁がありました。 次に、
委員より、
議案第65号にかかわり、6月8日、既に受け付けを終了している広島県感染拡大防止協力支援事業について、何件あったのかただしたのに対し、
理事者より、6月10日現在で申請のあった
950件のうち、68.8%に当たる654件が支給済みであると答弁がありました。 これに対し、同
委員より、同事業のように休業等協力いただいた事業者に対する支援金や、事業継続特別支援事業等の給付事業における手続をなるべく簡便にできないかただしたのに対し、
理事者より、さまざまの給付事業に対し、できるだけ簡単な書類提出で済むような制度設計を心がけており、申請をしやすくするために申請サポートセンターを設け、書類も最小限とし、自動計算できる入力シートをウエブ配置するなど工夫をしていると答弁がありました。 関連して、
委員より、申請サポートセンターの職員体制をただしたのに対し、
理事者より、正規職員に加えて、申請開始で混雑が予想される7月は6名、8月は4名、9月から10月15日までは2名配置する予定である。また、場所は本庁2階の会議室を予定しているが、支所での受け付けも考えていると答弁がありました。 関連して、
委員外議員より、申請サポートセンターの業務内容をただしたのに対し、
理事者より、郵送による申請がほとんどと考えているが、受け付けから審査、そして振り込みまでの業務と、電子申請や書式をダウンロードしての申請が困難な方に対して補助する業務があると答弁がありました。 次に、
委員より、
議案第65号にかかわり、観光クーポン券事業の概要をただしたのに対し、
理事者より、この事業は「おのみちGO!GO!キャンペーン」と銘打って、利用者が5,000円分お得に利用できる観光キャンペーンを実施して、早期に市内の消費喚起につなげる事業である。内容は5,000人に宿泊だけでなく飲食や土産物購入にも使えるクーポン券を発行することで、広く市内に経済効果が出る事業としていると答弁がありました。 これに対し、同
委員より、事業の利用対象者と周知方法についてただしたのに対し、
理事者より、対象は中国地方各県と愛媛県と考えており、広報については新聞やテレビで報道、尾道観光協会や広島県観光連盟のホームページの掲載、そして宿泊施設のホームページでの宣伝もお願いしたいと考えていると答弁がありました。 これに対し、他の
委員より、事業の財源内訳と、額面を5,000円、利用者を5,000人とした理由をただしたのに対し、
理事者より、事業費2,700万円のうちコロナウイルス感染症対策臨時交付金が2,500万円、一般財源が200万円で予定している。額面の5,000円は市内の最低宿泊費や経済波及効果を勘案して、宿泊分が2,000円、飲食分が2,000円、お土産分が1,000円としている。また、利用者についてはGO!GO!キャンペーンと5,000円、5,000人をかけ合わせた意味と、豪雨災害の際の復興割キャンペーンの際の利用者数の約3,500人という数字を参考にしたと答弁がありました。 次に、
委員より、
議案第90号にかかわり、老朽化した久保住宅を廃止するための条例改正であるが、過去に地盤が軟弱なため入居者に移転をお願いしていると答弁しているように、軟弱な地盤が理由ではないのか、また廃止後の敷地の活用方法についての考えはあるかただしたのに対し、
理事者より、久保住宅は昭和42年に竣工され、中層階の市営住宅では最も古く、老朽化も進んでいた。平成30年の大阪北部地震によるブロック塀倒壊事故が発生した関係で、久保住宅の石垣を調査したところ、地耐力の低い軟弱地盤であることが判明したため、そうした要因も含め、老朽化した久保住宅の廃止を決定したものである。また、その後の敷地の活用については、住宅敷地と駐車場面積を合わせて約822坪、そして隣接する市有地であり、用途廃止される予定と聞いている県営住宅の敷地の約292坪と合わせて1,114坪を、公有財産利活用検討
委員会の中で活用を検討することとなると答弁がありました。 次に、
委員より、
議案第78号にかかわり、契約変更の内容をただしたのに対し、
理事者より、美ノ郷公園線の被災した法面で、復旧工法として大きく被災した箇所ではアンカー工法を採用しているが、岩盤の摩擦抵抗が設計値より小さいことが判明し、アンカー体を長くする必要が生じたため、契約変更となったと答弁がありました。 これに対し、同
委員より、摩擦抵抗の不足は事前の地質調査でわからなかったのかただしたのに対し、
理事者より、設計に当たっては現地でアンカーの引き抜き試験を行うところであるが、被災した法面に試験をする重機を入れることが困難であったため、標準値で設計したと答弁がありました。 そのほか、
委員より、観光クーポン券事業の業務委託における業者の選定方法、同事業のクーポン発行枚数の拡大、同事業と豪雨災害の際の復興割との違い、観光施設や観光業界における新型コロナ感染症の影響、アンカー工法におけるアンカーの素材による強度等の差、申請サポートセンター業務の各市内地域での説明会の開催について質疑があり、
理事者より答弁がありました。 次に、
議案以外の
委員会所管事務に関するものとして、
委員より、寄港を予定していたクルーズ船のための港湾整備の状況、平成30年の豪雨災害の復旧事業の進捗状況と災害対策について質疑、意見、要望があり、
理事者よりそれぞれ答弁がありました。 以上、審査の概要を申し上げましたが、本
委員会が付託を受けました8
議案につきましては、審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で産業建設
委員長の報告といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) 各
委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。
委員長の報告に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 19番、岡野長寿議員。
◆19番(岡野長寿) (登壇)
皆さんこんにちは。日本共産党市議会議員団を代表して議案に対する討論を行います。 29議案中、
議案第93号尾道市
病院事業使用料及び
手数料条例の一部を改正する
条例案には反対します。 これは、初診時選定療養費などを上限1,100円から5,500円に上げるもので、市民負担の増大につながることから反対します。 その他28
議案については賛成します。 執行上留意すべき点について意見を述べます。 一つ、コロナ対策経済支援の広報と確実な実施をという観点から、請願についても意見を述べます。 20%以上売り上げが減少した方への支援として、法人は20万円、個人事業主は10万円支給する市独自の制度について、申請サポートセンターを本庁の2階につくるということでした。6人程度の人員です。実態を質問すると、給付手続を専門にするようで、申請サポートの名前にふさわしく、支所や地域の商工会などへ出向いての申請サポートを含め、申請者に寄り添った丁寧な対応をするよう求めておきます。 次に、国のコロナ対策として、3割以上収入が減った方に国民健康保険料最大10割免除する制度が開始されています。しかし、そのことはまだ対象者となるべき方に十分周知徹底されていません。全ての対象者が申請できるよう、きめ細かな広報、周知をするよう求めておきます。 介護保険料の減免、後期高齢者医療保険料の減免の制度についても同様です。 請願で市民一人一人に1万円の
商品券を給付する請願が、産業建設
委員会で全会派一致で採択されました。予算は恐らく14億円程度になると思われます。この14億円が一定の期間内に市内を流通すれば、市内経済の活性化の一助になり、これからさらに大きな問題となるであろう失業など、雇用情勢悪化にストップをかける役割を担うこともできます。全会派一致の重みを自覚し、一刻も早い執行権者の決断を求めておきます。 今後の学校統廃合計画の見直しについても意見を述べます。 コロナ危機を境に、これまでの考え方を転換する必要性、新たな生活様式に対応した施策が求められています。経済効率性だけではなく、社会的効率性という言葉が対置できると思いますが、補正予算の長江小、久保小をそれぞれ中学校にエアコンやプレハブの仮設教室をつくる予算が出されました。 新しい生活様式に対応した1メートル以上、密を避けるための対応ができるのかとただしたところ、小規模校ゆえの利点が示されました。また、逆に大規模校においては、密に対する対応能力の低さも一般質問で明らかになりました。このようなことから、これまでは当然とされていた学校再編計画は見直しを迫られており、3校統廃合計画についても土堂小の存続を求める
保護者、地域住民などの意見に寄り添った柔軟な対応をする必要性があることも指摘しておきます。 最後に、学校施設の整備に関連しては、災害との関係で
避難所としての体育館へのエアコンの設置が不可欠となる時代が来るだろうということを指摘し、対応を求めておきます。 以上、日本共産党議員団としての討論を終わります。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) 6番、岡野斉也議員。
◆6番(岡野斉也) (登壇)
皆さんこんにちは。志誠会の岡野斉也です。会派を代表して賛成の立場で討論させていただきます。 まず、会派の議案に対する態度ですが、全
議案賛成いたします。 賛成討論に入る前に、このたびの新型コロナウイルスに対し医療従事者の方々や輸送関係など、私たちの生活のために動き続けてくださっている方々、そしてそれを支える御家族の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。 さて、本6月議会では先ほど
委員長報告がありましたとおり、
新型コロナウイルス対策について、国や県の政策の足らざるを尾道市が補う予算を中心に議論されました。
議案第94号では、ひとり親世帯に対する国の給付金に対し、少しでも早く給付しなければならないという尾道市の姿勢がよくわかりました。これからも市民の皆様と力を合わせて、この難局をともに乗り越えていただきたいと思っております。 さて、今回の6月議会を通し、行政側にお願いしたい点が二つありますので、この場をおかりしまして要望させていただきます。 一つ目は、ICT環境整備です。今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、初めてリモートワークを経験することになった方や、教育現場、保育の現場でもICTを活用した事業展開が行われました。既に御存じの方が多いと思いますが、光ファイバーがない地域、LTE無線では十分な速度の確保が困難な地域におきましては、在宅勤務及び在宅学習を行う上で、早期に地域の光ファイバー整備が望まれております。未整備地域の住民の
皆さんからも、このたび多くの改善要望が上がっております。 総務省が発表した平成30年度末での光ファイバー整備状況を見ると、光ケーブル人口カバー率、尾道市内は約95%ですが、既に竹原市、三次市、大竹市は100%整備が完了しております。隣の三原市は約99%、福山市は約98%となっております。いずれも尾道市の整備状況よりすぐれている現状があります。さらに、隣の福山市は先日、高速通信未整備環境整備は、
テレワークやオンライン教育など、新しい生活様式を取り入れた暮らしの実現に不可欠と説明し、未整備地域での光通信の整備に入ると発表がありました。 尾道市議会も2016年6月に超高速通信未整備地域の解消を求める
意見書を
全会一致で可決、提出しております。あれから4年が既に経過しております。高速通信未整備地域は、定住、子育て、企業誘致においても不利な立場に置かれます。行政の皆様におかれましては、どうか実現に向けて早期に一歩踏み出していただきますよう、切にお願い申し上げます。 そして、2点目は、観光協会、商工会議所等の経済団体から提出された請願についてのお願いです。 現在、尾道市のみならず飲食店、宿泊業、小売店を中心とした景気の状況は本当に苦しいものがあります。近い将来ワクチンができ、国民が当たり前にそれを接種し、コロナウイルスの脅威に勝つ日というのは必ず来ます。ですが、このままではそれより前に市内の多くの企業が崩壊しかねません。 このたび、市内の経済団体から請願書が届いておりますが、今まで行政側が困ったとき、当たり前のように、ボランティアで多くの団体や住民が何度も行政側の手となり足となり、助け合ってまいりました。そういった意味でも、経済を回す意味でもこのたび6月議会に提出された請願の実現を切にお願いいたします。 以上で志誠会の討論を終わります。ともにその困難を乗り越えていきましょう。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) 13番、岡村議員。
◆13番(岡村隆) (登壇)
皆さんこんにちは。公明党の岡村でございます。会派を代表いたしまして討論を行います。 まず初めに、今議会に上程されました
議案第65
号令和2年度尾道市
一般会計補正予算(第3号)を含む全29
議案には賛成をいたします。 今回の補正予算は、財源として地方創生臨時交付金約4億7,000万円を中心に活用し、
新型コロナウイルス感染症対策として感染拡大の防止、市民生活の支援、雇用、経済活動の継続、今後の備えの四つを柱として編成をされており、何より迅速な執行が求められます。国の2次補正予算での尾道市に対する臨時交付金は今回の約3倍、約14億4,000万円と聞いております。感染拡大防止、必死に毎日踏ん張っておられる市民の皆様、また経済活性化への支援、新たな生活様式への対応、コロナ禍における
避難所物資、資材の備蓄などさまざまな対策のために、集中的、大胆かつきめ細かく投入していただきたいと思います。 最後に、今回の請願であります
市内限定商品券の発行、市民みずからの手による尾道経済復活への起爆剤であります。何としても早期に執行していただくことを切にお願いいたしまして、公明党としての賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) 28番、藤本議員。
◆28番(藤本友行) (登壇)市民の
皆さん、久しく御無沙汰しております。6月議会最終日、令和2年6月30日、大安吉日、政友会を代表して藤本友行が討論をいたします。 まず、6月議会に提出されました全
議案に賛成するものです。 予期せぬことがいつ起こるかわからないのが世の中です。一寸先は闇の中、危機はいつ襲ってくるかわからない。さて、危機に対して一番大切なことは、素早い対応と判断能力です。今、尾道市にもコロナ禍の影響がじわりじわりと襲ってきています。 尾道市は尾道市民を救うためにどう行動しているのでしょうか。国民一人当たり10万円の現金、特別定額給付金の申請書類を発送した日時は、尾道市は5月19日でした。近隣市ではいつ発送したか調べてみました。廿日市市、5月10日、東広島市、5月12日、福山市、5月13日、三原市、5月14日、府中市、5月17日と尾道市が一番遅い発送日となっております。 原因は何なんでしょうか。どうしてこのような状況になるのでしょうか。市民に一日でも早く届けてあげようとする意識が弱いからでしょうか。そもそも時間という観念が薄いからでしょうか。それとも我々議会のチェック機能が十分でないからでしょうか。その原因は一体どこにあるのでしょうか。尾道市民の生活をいち早く把握し、行政のためではなく市民の生活のためにどうあるべきかを考え、しっかりと早く行動してほしいものです。 本年5月、6月の企業景気動向は、2009年のリーマン・ショック以来の最悪の指数、マイナス50ポイント以上となっております。70%以上の企業がこれからの景気見通しも大変厳しいと見ています。千光寺ロープウエーの2019年5月の乗降客は5万8,650人でしたが、2020年5月では2,470人と96%のダウンとなっております。尾道市も予測しているように、各種支援策の資金等が減少する8月以降において、保護を求める尾道市民の申請が増加すると結論、分析をされております。 市民生活及び市内企業は、8月以降大変厳しい状況になっていくことになるでしょう。しかし、行政は経験したことのないこと、すなわち危機に対して新しい施策を考えて行動することを得意としておりません。「危機感なき茹でガエル日本」の著書の中で、元経済同友会会長小林喜光氏は、日本の行政組織は横の情報伝達や横の発想が徹底的に乏しいと話されております。今すぐ行動しなければならないのは、尾道市行政が尾道市民への生活保障及び経済後退阻止を、スピード感を持って必要な市民や必要な企業に対して支援をすることです。 尾道市内の経済主要14団体から、
市内限定の
商品券の発行の請願が今議会に、尾道市議会全会派が賛同しての提出となっております。来月、もうあす、7月、7月中にはどんなことがあっても臨時議会を開き、8月15日のお盆までには尾道市民一人当たり1万円の予算総額約14億円の
市内限定商品券が各家庭に届くように、行政の行動を強く求めておきます。その効果を見定めながら、9月及び12月議会には第二弾、第三弾の準備もしておく必要があると考えております。 以上、政友会を代表して討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(
福原謙二) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議題のうち、まず
議案第93号尾道市
病院事業使用料及び
手数料条例の一部を改正する
条例案を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案は
委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福原謙二) 起立多数であります。よって、本案は
委員長の報告のとおり可決されました。 次に、ただいま議決されました
議案第93号を除く28案を一括採決いたします。 28案に対する
委員長報告はいずれも可決であります。 28案は
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、28案は
委員長の報告のとおり可決されました。 ────────────────── * ──────────────────
△日程第3
新型コロナウイルス感染症対策に伴う
市内限定の
商品券の発行を求める請願
○議長(
福原謙二) 次に、日程第3、
新型コロナウイルス感染症対策に伴う
市内限定の
商品券の発行を求める請願を議題といたします。 お諮りいたします。 本請願に対する
委員長の報告は、
会議規則第39条第3項の規定により省略することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、
委員長の報告は省略することに決しました。 これより質疑に入ります。
委員会審査報告書に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより
新型コロナウイルス感染症対策に伴う
市内限定の
商品券の発行を求める請願を採決いたします。 本請願に対する
委員会審査報告書は、これを採択し、市長へ送付すべきものとの決定であります。 本請願は
委員会審査報告書のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、本請願は採択し、市長へ送付することに決しました。 ────────────────── * ──────────────────
△日程第4 建第5
号議案
○議長(
福原謙二) 次に、日程第4、建第5
号議案専決事項の指定についての一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 15番、加納議員。
◆15番(加納康平) (登壇)
皆さんこんにちは。 ただいま議題に供されました建第5
号議案専決事項の指定についての一部改正について、別紙のとおり地方自治法第112条第2項及び
会議規則第14条第1項の規定により提出をいたします。 本案の
提案理由につきましては、地方自治法の一部改正に伴い、引用条項を改める必要が生じたための改正であります。 何とぞ御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
福原謙二) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本案についても
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認め、そのように取り計らい、これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより建第5
号議案専決事項の指定についての一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ────────────────── * ──────────────────
△日程第5 建第6
号議案
○議長(
福原謙二) 次に、日程第5、建第6
号議案地方財政の充実・強化を求める
意見書(案)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 23番、檀上議員。
◆23番(檀上正光) (登壇)
皆さん御苦労さんです。 ただいま議題とされました建第6
号議案地方財政の充実・強化を求める
意見書(案)につきましては、
会議規則第14条第1項の規定により提出をいたします。 なお、
提案理由の説明につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
地方財政の充実・強化を求める
意見書(案) 地方自治体には、医療・介護など社会保障への対応、子育て支援策の充実、地域交通の維持・確保など多くの行政需要への対応が求められています。 さらに、近年多発している大規模災害対策や防災・減災事業の実施に加えて、新型コロナウイルス感染症に関して緊急な対応を要する様々な課題にも直面しています。 こうした地方の財源対応について、政府はいわゆる「骨太方針2018」で、「2021年度の
地方財政計画まで、2018年度の
地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保する。」とし、令和2年度
地方財政計画の一般財源総額は63兆4,318億円で、前年比1.2%増額となりました。 しかし、人口減少・超高齢化にともなう社会保障費関連や災害対策など複雑で多岐にわたる地方の財政需要に対応するために、さらなる
地方財政の充実・強化が求められています。 よって、政府におかれましては、令和3年度の政府予算と
地方財政の検討にあたっては、歳入・歳出を的確に見積もり、
地方財政の確立を目指すため、次の事項を実現されるよう強く要望します。 1 社会保障、感染症対策、防災、環境対策、地域交通対策、人口減少対策など、増大する 地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額の確保を図るこ と。 2 子育て、地域医療の確保、介護や児童虐待防止、生活困窮者自立支援など、急増する社 会保障ニーズへの対応と人材を確保するための社会保障予算の確保および
地方財政措置 を的確に行うこと。 3
新型コロナウイルス対策として、新たに政府が予算化した「新型コロナウイルス感染症 対応地方創生臨時交付金」や「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」につい ては、令和2年度の補正予算にとどまらず、感染状況や自治体における財政需要を把握 しつつ、令和3年度予算においても、国の責任において十分な財源を確保すること。 4 「まち・ひと・しごと創生事業費」として確保されている1兆円について、引き続き同 規模の財源確保を図ること。 5 地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、地方交付税の法定率を引き上 げ、臨時財政対策債に頼らない
地方財政を確立すること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出します。 令和2年6月30日 尾 道 市 議 会 関係行政庁あて 各議員の皆様には十分な御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
福原謙二) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております本案についても
委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認め、そのように取り計らい、これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより建第6
号議案地方財政の充実・強化を求める
意見書(案)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ────────────────── * ──────────────────
○議長(
福原謙二) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を散会すると同時に、会期は本日までとなっておりますので、今期
定例会を閉会いたします。 午後2時40分 閉会 ────────────────── * ────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 尾 道 市 議 会 議 長 尾 道 市 議 会 議 員 尾 道 市 議 会 議 員...