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02月17日-02号

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  1. 尾道市議会 2020-02-17
    02月17日-02号


    取得元: 尾道市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    令和 2年第1回 2月定例会              令和2年2月17日(月曜日)  ────────────────── * ──────────────────                 議事日程第2号           (令和2年2月17日 午後1時30分開議)第1 議案第1号 令和元年度尾道一般会計補正予算(第5号)   議案第2号 令和元年度尾道国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)   議案第3号 令和元年度尾道駐車場事業特別会計補正予算(第1号)   議案第4号 令和元年度尾道介護保険事業特別会計補正予算(第5号)   議案第5号 令和元年度尾道後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)   議案第6号 令和元年度尾道下水道事業会計補正予算(第1号)   議案第7号 令和元年度尾道病院事業会計補正予算(第1号)   議案第8号 工事請負契約の変更について   議案第9号 財産の無償貸付けについて   議案第10号 尾道瀬戸田歴史民俗資料館設置及び管理条例を廃止する条例案   議案第11号 尾道市等が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例案   議案第12号 尾道家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案   議案第13号 尾道森林環境整備基金条例案   議案第14号 市立学校における授業料その他の費用に関する条例の一部を改正する条例案   議案第15号 工事請負契約の締結について         (以上15案一括上程予算特別委員長報告)第2 議案第16号 令和2年度尾道一般会計予算   議案第17号 令和2年度尾道港湾事業特別会計予算   議案第18号 令和2年度尾道国民健康保険事業特別会計予算   議案第19号 令和2年度尾道市千光寺山索道事業特別会計予算   議案第20号 令和2年度尾道駐車場事業特別会計予算   議案第21号 令和2年度尾道夜間救急診療所事業特別会計予算   議案第22号 令和2年度尾道介護保険事業特別会計予算   議案第23号 令和2年度尾道漁業集落排水事業特別会計予算   議案第24号 令和2年度尾道農業集落排水事業特別会計予算   議案第25号 令和2年度尾道渡船事業特別会計予算   議案第26号 令和2年度尾道後期高齢者医療事業特別会計予算   議案第27号 令和2年度尾道水道事業会計予算   議案第28号 令和2年度尾道下水道事業会計予算   議案第29号 令和2年度尾道病院事業会計予算   議案第30号 福山市と尾道市との間における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更について   議案第31号 公の施設の指定管理者の指定について   議案第33号 公の施設の指定管理者の指定について   議案第34号 公の施設の指定管理者の指定について   議案第35号 尾道文学公園設置及び管理条例案   議案第36号 尾道職員給与条例等の一部を改正する条例案   議案第37号 尾道人権文化センター等に関する条例の一部を改正する条例案   議案第38号 尾道国民健康保険条例の一部を改正する条例案   議案第39号 尾道重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例案   議案第40号 尾道介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案   議案第41号 尾道保育所(園)設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第42号 尾道放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案   議案第43号 尾道市民農園設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第44号 尾道漁港管理条例の一部を改正する条例案   議案第45号 千光寺公園条例の一部を改正する条例案   議案第46号 尾道道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案   議案第47号 尾道準用河川区域内占用料徴収条例の一部を改正する条例案   議案第48号 尾道市都市公園条例の一部を改正する条例案   議案第49号 尾道屋外広告物条例の一部を改正する条例案   議案第50号 尾道市営住宅設置、整備及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第51号 尾道営単市住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第52号 尾道市営特定公共賃貸住宅設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案   議案第53号 尾道市立幼稚園設置条例の一部を改正する条例案   議案第54号 尾道テニスコート設置及び管理条例を廃止する条例案   議案第55号 尾道市民スポーツ広場設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第56号 福田港港湾区域内占用料等徴収条例の一部を改正する条例案         (以上40案一括上程総体説明)第3 議案第32号 公の施設の指定管理者の指定について         (提案理由の説明)                                     以 上  ────────────────── * ──────────────────本日の会議に付した事件日程第1 議案第1号 令和元年度尾道一般会計補正予算(第5号)     議案第2号 令和元年度尾道国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)     議案第3号 令和元年度尾道駐車場事業特別会計補正予算(第1号)     議案第4号 令和元年度尾道介護保険事業特別会計補正予算(第5号)     議案第5号 令和元年度尾道後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)     議案第6号 令和元年度尾道下水道事業会計補正予算(第1号)     議案第7号 令和元年度尾道病院事業会計補正予算(第1号)     議案第8号 工事請負契約の変更について     議案第9号 財産の無償貸付けについて     議案第10号 尾道瀬戸田歴史民俗資料館設置及び管理条例を廃止する条例案     議案第11号 尾道市等が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例案     議案第12号 尾道家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案     議案第13号 尾道森林環境整備基金条例案     議案第14号 市立学校における授業料その他の費用に関する条例の一部を改正する条例案     議案第15号 工事請負契約の締結について日程第2 議案第16号 令和2年度尾道一般会計予算     議案第17号 令和2年度尾道港湾事業特別会計予算     議案第18号 令和2年度尾道国民健康保険事業特別会計予算     議案第19号 令和2年度尾道市千光寺山索道事業特別会計予算     議案第20号 令和2年度尾道駐車場事業特別会計予算     議案第21号 令和2年度尾道夜間救急診療所事業特別会計予算     議案第22号 令和2年度尾道介護保険事業特別会計予算     議案第23号 令和2年度尾道漁業集落排水事業特別会計予算     議案第24号 令和2年度尾道農業集落排水事業特別会計予算     議案第25号 令和2年度尾道渡船事業特別会計予算     議案第26号 令和2年度尾道後期高齢者医療事業特別会計予算     議案第27号 令和2年度尾道水道事業会計予算     議案第28号 令和2年度尾道下水道事業会計予算     議案第29号 令和2年度尾道病院事業会計予算     議案第30号 福山市と尾道市との間における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更について     議案第31号 公の施設の指定管理者の指定について     議案第33号 公の施設の指定管理者の指定について     議案第34号 公の施設の指定管理者の指定について     議案第35号 尾道文学公園設置及び管理条例案     議案第36号 尾道職員給与条例等の一部を改正する条例案     議案第37号 尾道人権文化センター等に関する条例の一部を改正する条例案     議案第38号 尾道国民健康保険条例の一部を改正する条例案     議案第39号 尾道重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例案     議案第40号 尾道介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案     議案第41号 尾道保育所(園)設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第42号 尾道放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案     議案第43号 尾道市民農園設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第44号 尾道漁港管理条例の一部を改正する条例案     議案第45号 千光寺公園条例の一部を改正する条例案     議案第46号 尾道道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案     議案第47号 尾道準用河川区域内占用料徴収条例の一部を改正する条例案     議案第48号 尾道市都市公園条例の一部を改正する条例案     議案第49号 尾道屋外広告物条例の一部を改正する条例案     議案第50号 尾道市営住宅設置、整備及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第51号 尾道営単市住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第52号 尾道市営特定公共賃貸住宅設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案     議案第53号 尾道市立幼稚園設置条例の一部を改正する条例案     議案第54号 尾道テニスコート設置及び管理条例を廃止する条例案     議案第55号 尾道市民スポーツ広場設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第56号 福田港港湾区域内占用料等徴収条例の一部を改正する条例案日程第3 議案第32号 公の施設の指定管理者の指定について  ────────────────── * ──────────────────出席議員(27名)    1番 村 上 隆 一            2番 岡 田 広 美    3番 柿 本 和 彦            4番 二 宮   仁    5番 大 本 和 英            6番 岡 野 斉 也    7番 宇根本   茂            8番 三 浦   徹    9番 星 野 光 男           10番 山 根 信 行   11番 巻 幡 伸 一           12番 吉 和   宏   13番 岡 村   隆           14番 福 原 謙 二   15番 加 納 康 平           16番 飯 田 照 男   17番 前 田 孝 人           18番 宮 地 寛 行   19番 岡 野 長 寿           20番 吉 田 尚 徳   21番 高 本 訓 司           22番 山 戸 重 治   23番 檀 上 正 光           25番 新 田 賢 慈   26番 杉 原 孝一郎           27番 佐 藤 志 行   28番 藤 本 友 行欠席議員(なし)  ────────────────── * ──────────────────説明のため出席した者   市長      平 谷 祐 宏       副市長     冨 永 嘉 文   副市長     澤 田 昌 文       教育長     佐 藤 昌 弘   病院事業管理者 突 沖 満 則       上下水道事業管理者                                 槙 山 博 之   企画財政部長  戸 成 宏 三       総務部長    宮 本   寛   参事(庁舎整備担当)兼総務部総務課長事務取扱市民生活部長  高 原 茂 嘉           中 津 康 徳   福祉保健部長福祉事務所長         参事(少子化対策担当)           檀 上 由 造               村 上 宏 昭   産業部長    岡 田 正 弘       建設部長    山 根 広 史   都市部長    田 坂   昇       因島総合支所長 吉 村 雅 司   御調支所長   林 原 雅 彦       向島支所長   三 阪 詠 美   瀬戸田支所長  佐 藤 伸 治       教育総務部長  松 尾   寛   学校教育部長  杉 原 妙 子       上下水道局長  亀 田 裕 二   病院管理部長  松 谷 勝 也       市民病院事務部長永 田 一 郎   公立みつぎ総合病院事務部長         消防局長    井 上 建 次           近 藤 茂 之   財政課長    中 山 泰 則  ────────────────── * ──────────────────事務局出席者   事務局長    佐 藤 顕 治       事務局次長   原 田 政 晴   事務局次長補佐議事調査係長        主査      小 林 巨 樹           新 谷 真 子   議事調査係主任 森 本 祥 子  ────────────────── * ──────────────────                午後1時30分 開議 ○議長(福原謙二) ただいま出席議員27名であります。 定足数に達しておりますから、これより本日の会議を開きます。  ────────────────── * ────────────────── △議事日程 ○議長(福原謙二) 本日の議事日程は、お手元に印刷、配付のとおりであります。  ────────────────── * ────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(福原謙二) 本日の会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長において18番宮地議員及び19番岡野長寿議員を指名いたします。  ────────────────── * ────────────────── △日程第1 議案第1号~議案第15号 ○議長(福原謙二) これより日程に入ります。 日程第1、議案第1号令和年度尾道一般会計補正予算(第5号)から議案第15号工事請負契約の締結についてまで、以上の15案を一括議題といたします。 予算特別委員長の報告を求めます。 7番、宇根本予算特別委員長。 ◆予算特別委員長宇根本茂) [7番](登壇)失礼いたします。ただいま一括議題に供されました予算特別委員会における審査の経過並びにその結果を御報告いたします。 本委員会は、定例会初日の2月12日の本会議において議長を除く全員の構成で設置され、本会議終了後、議長において委員会が招集され、正副委員長互選の結果、私が委員長に、二宮委員が副委員長に選出されました。 審査の報告につきましては、全体審査でありますので、質問項目のみ簡単に御報告させていただきますことを御了承いただきたいと思います。 まず最初に、一般会計補正予算の審査では、委員より、利子割交付金配当割交付金及び株式等譲渡所得割交付金の減額の要因、地方消費税交付金減額要因森林環境譲与税の概要、関連して、議案第13号提案尾道森林環境整備基金条例案を制定する必要性、及びひろしま森づくり県民税との関連、同基金の活用法、同譲与税を充てた事業が計画どおり実施できなかった理由、林地台帳の整備、木造住宅耐震シェルター等設置補助金の市民への周知方法、過去の設置事例及び先進地の研究、外灯取りかえ委託料防犯灯管球交換委託料及び防犯灯設置補助金減額理由、及びそれらに係る電気代を地域が負担していることへの市の認識、教育ICT環境整備事業の概要、市内の全小・中学生に1台ずつタブレット端末を整備する時期、及びそのタブレット端末を充電、保管する場所、GIGAスクールの概要及びその効果、千光寺公園頂上エリアリニューアル工事請負費及び工事監理委託料減額理由、及び同事業計画を見直す考え、有害鳥獣捕獲報償及び鳥獣防護柵等設置事業補助金増額要因イノシシ捕獲状況箱わな設置数イノシシ対策担当課長被害状況を現地に出向き確認すること、イノシシ対策にIoTを活用すること、先進地への視察、イノシシ対策専業の部署を設置する考え、健康診査事業委託料減額理由について質疑、意見、要望があり、理事者よりそれぞれ答弁がありました。 次に、議案第9号の審査では、委員より、百島航路フェリー「百風」の構造に関すること、及び航路改善に関する住民説明会の実施の予定について質疑、意見、要望があり、理事者よりそれぞれ答弁がありました。 次に、議案第10号の審査では、委員より、瀬戸田歴史民俗資料館の概要及び廃止の理由、同資料館内の資料、建物の今後の活用方法及び看板の掲出について質疑、意見、要望があり、理事者よりそれぞれ答弁がありました。 以上が審査の概要でありますが、採決の結果、15案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上で予算特別委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(福原謙二) 予算特別委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 予算特別委員長の報告に対し質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第1号令和年度尾道一般会計補正予算(第5号)から議案第15号工事請負契約の締結についてまで、以上の15案を一括採決いたします。 15案に対する予算特別委員長の報告はいずれも可決であります。 15案は予算特別委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福原謙二) 御異議なしと認めます。よって、15案は予算特別委員長の報告のとおり可決されました。  ────────────────── * ────────────────── △日程第2 議案第16号~議案第31号・議案第33号~議案第56号 ○議長(福原謙二) 次に、日程第2、議案第16号令和年度尾道一般会計予算から議案第31号公の施設の指定管理者の指定についてまで、議案第33号公の施設の指定管理者の指定についてから議案第56号福田港湾区域内占用料等徴収条例の一部を改正する条例案まで、以上の40案を一括議題といたします。 市長の総体説明を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) (登壇)皆さんこんにちは。 ただいま上程をいただきました令和2年度一般会計予算案を初め、諸議案の御審議をお願いするに当たりまして、その大要と市政運営に関する所信を申し述べ、議員各位を初め市民の皆様方及び関係各位の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。 昨年は、尾道港開港850年やしまなみ海道開通20年、JR尾道駅の新駅舎開業など大きな節目を迎えるとともに、11月にはしまなみ海道サイクリングロードの第1次ナショナルサイクルルートの指定、12月には国道2号木原道路の令和2年度中の開通が公表されるなど、本市にとって明るい話題が続いた1年でありました。 こうした中にあって、多発化傾向にある自然災害に備えながら、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に職員一丸となって取り組んでまいりました。 本年夏には、アジア初、2回目となる東京2020オリンピックパラリンピックがいよいよ開催されます。本市においても、メキシコ選手団パラグアイ選手団の受け入れや、5月の聖火リレーを通じ、目前に迫ったオリンピックパラリンピック開催機運を盛り上げてまいります。全国はもとより、世界の中の尾道を意識しながら、尾道の持つ魅力を内外に発信する絶好の機会と捉え、多様な施策を展開してまいりたいと考えております。 さて、国政においては、本年1月20日の施政方針演説安倍内閣総理大臣は、東京2020オリンピックパラリンピック復興五輪と位置づけ、国民一丸となって新しい時代へと踏み出していこうと呼びかけるとともに、関係人口強化による地方創生の推進や経済対策を初めとする成長戦略の推進、全世代型社会保障制度の実現に向けた改革を進めていこうとされております。 広島県においては、県政運営基本方針2020の中で、引き続き豪雨災害からの創造的復興による新たな広島県づくりに最優先で取り組み、欲張りなライフスタイルの実現に結びつけていくこととしております。 本市においては、防災拠点として、また新たなまちづくりの拠点として整備を進めてきた新本庁舎が昨年末に完成し、去る1月6日から各種市民サービスの提供を開始しているところでございます。議員各位を初め、市民の皆様方及び関係各位の御理解、御支援に厚く感謝を申し上げます。 今後、本庁舎については、旧庁舎や久保駐車場の解体、駐車場整備工事などに、因島総合支所においても旧庁舎の解体や駐車場整備工事などに取り組んでまいります。また、御調支所においては、関連した前面道路の改修に取り組んでまいります。 一方で、地域づくりにおいては、千光寺山の南斜面地久保新開地区、瀬戸田しおまち商店街における空き家、空き店舗のリノベーションなどがにぎわい創出の原動力となりつつあります。 こうした動きを持続的に波及させるとともに、民間投資、活力を呼び込みながら、新市建設計画事業の着実な実施に加え、地方創生推進交付金事業都市再生整備計画事業を効果的に組み合わせ、まちの魅力、地域の稼ぐ力を高め、全ての世代が安心して暮らせる環境づくりを進めてまいります。 箱庭的都市を初めとする全国最多、三つの日本遺産に加え、世界に誇るサイクリングまちづくり、瀬戸内の十字路としての拠点性、海や港、かんきつなど個性ある資源を生かすとともに、独創性に磨きをかけ、多くの方から住み続けたいまち、訪れてみたいまちとして評価していただけるよう全力で取り組んでまいりたいと考えております。 また、こうした取り組みを進める中で、策定を進めている次期総合戦略との整合を図りながら、新市建設計画最終年度である令和7年度を新たなまちづくり目標年度とし、活力ある地域社会に向け、持続可能な開発目標(SDGs)、Society5.0、地域循環共生圏の理念に沿った地方創生取り組みを一層充実させ、技術革新の進展に合わせたスマートシティの実現に向け、多様な人材を活用しながら市民の皆様とともに未来へ向けて歩んでまいりたいと考えております。 続いて、かねてから御心配をいただいております久保、長江、土堂の各小学校についてでございますが、安全な教育環境の実現に向けた検討を進める中で、各方面から貴重な御意見、御要望をいただいております。今後とも、関係者の御意見を踏まえながら、未来を担う子供たちの安全で安心な教育環境の充実を第一に検討してまいりたいと考えております。 それでは、令和2年度の当初予算案について御説明いたします。 まず、本市の財政状況でございますが、市税につきましては、2月補正で法人市民税を減額しております。税制改正の影響を受け、同水準の確保は困難であることから、新年度においては市税全体で3.3%の減少を見込んでおります。 また、国が示す地方財政計画では、一般行政経費の増加など歳出規模の拡大を見込むとともに、地方交付税総額は2.5%の増加、臨時財政対策債は3.6%の減額とされております。新年度予算においては、合併算定替の縮減などの影響を考慮する中にあっても、幼児教育・保育の無償化会計年度任用職員制度への対応や公債費の増加などから、普通交付税と臨時財政対策債の合計額では5.9%の増加を見込んでおります。 さらに、税率改定に伴う地方消費税交付金の増加が通年分となることから、地方消費税交付金は24.0%の増加を見込むなど、一般財源総額としては増加を見込んでおります。 予算編成に当たっては、大型事業が一段落したことなどから、予算規模の圧縮に取り組んでおりますが、復旧・復興や新市建設計画事業取り組みを継続するとともに、地方創生や少子・高齢化対策など、持続可能なまちづくりに必要な事業の進捗を図るため、市民の皆様との協働、民間活力の導入などを進めながら、各施策を実施することとしております。 また、先端技術を活用した事務処理の改善や、会計年度任用職員制度への対応、窓口サービスの充実など、職員の働き方改革を進めてまいります。 発災後3年目となる平成30年7月豪雨災害からの復旧についてでございますが、災害応急などの関連事業を含めますと、新年度予算の約14億円を含め、総事業費は約75億円程度を見込んでおります。農林水産施設、公共土木施設、観光施設など残る施設の早期復旧を進めるとともに、頻発する自然災害の発生に備えたハード、ソフト両面からの環境整備を進めてまいります。 被災者見守り・相談支援事業による被災者ケアを継続するとともに、ポケベル波を利用した戸別受信機によるデジタル防災無線整備事業や、総合防災マップの更新、消防通信指令システムの更新などを推進してまいります。 このほか、排水ポンプ整備を初めとする浸水対策事業や、ため池緊急対策事業、急傾斜地崩壊防止事業、河川維持改良事業などに引き続き取り組みます。 これらのほか、主要な施策の概要につきましては、総合計画における基本計画の6項目の政策目標に沿って順次説明させていただきます。 最初に、「活力ある産業が育つまち」でございますが、農林業関係では、おのみち「農」の担い手総合支援事業や、小規模農業基盤整備事業補助金を活用したため池改修事業、農道、水路など農業経営に必要な施設の維持補修に加え、小規模崩壊地復旧事業に継続して取り組みます。また、農業用施設などの長寿命化計画である農道・農業水利施設個別施設計画の策定を進めてまいります。 漁業関係では、海老漁港の浮き桟橋改修や、串浜漁港の桟橋、防波堤の改修、海岸保全施設整備に引き続き取り組むほか、尾道漁業協同組合の燃油補給施設改修に向けた補助を行います。 人手不足が続く中、産業支援員配置事業を拡充し、中小企業における人材確保を進めるとともに、創業支援事業や中小企業支援事業など、雇用環境の整備に引き続き取り組んでまいります。 次に、「活発な交流と賑わいのあるまち」でございますが、新たにシティプロモーション推進事業としてブランドサイトを整備し、子育て、就業、生活などに関する本市の魅力を発信しながら、移住・定住の促進、関係人口の拡大を図ります。 旧市街地エリアでは、千光寺公園頂上エリアリニューアル事業において展望台のリニューアル工事を、千光寺山西側における視点場整備事業では、建築物の解体撤去に続き、視点場整備に向けた設計に着手してまいります。 また、夜間景観整備事業では、西國寺参道のライトアップに向けた設計などに取り組んでまいります。 歴史的風致維持向上事業では、本庁舎前の尾道駅前尾崎線や瀬戸田町の歴史的風致地区における道路美装化などを進めてまいります。 日本遺産関連では、箱庭的都市、村上海賊、北前船寄港地の魅力を発信する取り組みを継続して行います。 しおまち商店街を中心とする瀬戸田地域の活性化に向けた取り組みでは、未来創造支援事業として、新規出店に向けた空き店舗等活用支援事業の継続や、新たにIT環境整備などに向けた支援を行います。 また、因島土生商店街においても、空き店舗等活用支援事業への取り組みを広げてまいります。 さらに、東京2020オリンピックパラリンピック関連事業や瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2020」など多彩なイベントを通じ、一層のにぎわいを創出してまいります。 次に、「心豊かな人材を育むまち」でございますが、尾道教育みらいプラン2に基づく諸施策へ着実に取り組むとともに、児童・生徒の安全で安心な学習環境の整備に向け、教育用タブレット端末の整備や教務事務支援員、部活動指導員、適応指導教室相談員の拡充を図ってまいります。 施設整備においては、西藤小学校校舎増築に向けた基本・実施設計や、栗原中学校大規模改修工事(Ⅱ期)に着手するほか、浦崎小・中学校において親子方式による学校給食実施に向けた改修工事に取り組みます。 さらに、小・中学校屋内運動場の非構造部材耐震改修事業に引き続き取り組んでまいります。 生涯学習施設では、令和3年8月供用開始に向け、土生公民館建設工事を進めてまいります。 スポーツ施設では、(仮称)生口体育館建設工事や御調ソフトボール球場の整備などに取り組んでまいります。 平成27年度から進めている市史編さん事業については、文化財編上巻に続き、文化財編下巻、資料編近世の刊行に向けて、文献、資料等の収集や執筆、編集に努めてまいります。 次に、「人と地域が支え合うまち」でございますが、協働のまちづくり事業では、町内会、各種団体などが行う地域課題解決のためのまちづくり活動や地域集会施設の整備を支援してまいります。 山間部、島嶼部で地域協力活動を行う地域おこし協力隊事業、一般財団法人自治総合センターの宝くじ助成金を活用した設備等の整備費助成を継続して実施してまいります。 さらに、令和4年度から令和8年度までを計画期間とする次期男女共同参画基本計画策定に着手してまいります。 次に、「市民生活を守る安全のまち」でございますが、防災対策事業では、令和3年度までの2カ年でデジタル防災無線を整備し、戸別受信機による防災情報の確実、迅速な伝達を行う環境整備に努めてまいります。 また、自主防災組織育成支援事業、地域による防災マップ作成への支援、災害時協力井戸登録制度、うちらの避難所登録制度の運用や、本庁舎を初めとする庁舎整備事業など市民生活の安全・安心に向けた取り組みを充実してまいります。 地球温暖化対策については、あらゆる場面での賢い選択を促進する尾道COOL CHOICEプロジェクト推進事業に取り組んでまいります。 住宅関係では、不特定多数の利用がある市内大規模建築物の耐震改修事業への補助を行うとともに、新たにブロック塀等の安全確保事業への補助を行ってまいります。 空き家対策では、空き家対策総合支援事業として、改修等を通じた活用を推進するとともに、危険な空き家については除去を促進してまいります。また、旧尾道市街の一部、御調地区に続き、因島地区においても空き家バンク制度を導入してまいります。 道路関係では、向島における渋滞緩和に向けた堤線や瀬戸田町の浜新開2号線、都市計画道路久保長江線の整備を進めるなど、幹線道路網、生活道路網の整備を進めてまいります。また、国道2号木原道路の開通を見通した交通環境の整備に向け、橋梁、トンネルの長寿命化に向けた点検や設計、維持修繕工事など、インフラ施設の安全性、機能性の維持、確保に努めてまいります。 浸水対策事業としては、向島町の稲積樋門、因島の油屋新開排水機場、瀬戸田町の福田金本地区の排水ポンプ整備などを進めてまいります。 常備消防関係では、老朽化に伴う御調分署の改修工事を実施するほか、準防火地域内における高齢の単身世帯等を対象とした多機能型住宅用火災警報器設置事業に継続して取り組みます。また、消防通信指令システムの中間更新を行います。 消防団関係では、消防団器具庫や小型動力ポンプつき積載車を計画的に更新するとともに、装備品についても、機能性、安全性にすぐれたものに更新してまいります。 これらのほか、長者原スポーツセンターの非構造部材耐震改修工事に着手いたします。 最後に、「安心な暮らしのあるまち」でございますが、尾道子育て応援スタイルによる産後ケア事業や産前・産後サポート事業、市内計7カ所で行う子育て世代包括支援センター「ぽかぽか」によるワンストップサービスなど、妊娠期から出産・子育て期の切れ目のない支援を継続してまいります。 また、多様な保育ニーズに対応した人材確保策として、保育士就労奨励事業、保育士早期復職サポート事業などに取り組み、保育士を確保してまいります。 放課後児童クラブでは、西藤放課後児童クラブについて、西藤小学校敷地へ移転開設するとともに、新たに11クラブを民間委託し、利用者ニーズに沿ったきめ細かな運営に努めてまいります。 子どもの居場所づくり事業では、市内2会場で行う学習支援事業や子ども食堂などの開設経費、運営経費に対する助成を継続するほか、子どもの居場所づくりネットワーク事業を実施し、子ども食堂や学習支援事業に取り組む団体などとの連携体制を強化してまいります。 医療的ケアが必要な障害のある人を介護する家族の負担軽減を図る医療型短期入所事業や、子供を望む夫婦の妊娠・出産に向けた不妊治療医療費の助成事業を継続してまいります。 さまざまな心の悩みや、精神的に生きづらさを抱えている人などを対象としたこころサポート事業については、支援体制を強化し、相談や定期的な見守り活動を通じた自殺予防への取り組みを充実してまいります。 さらに、ひきこもりや貧困、介護といった世帯の複合的なニーズや、個人のライフステージの変化に柔軟に対応するため、まるごと相談窓口を新たに設置し、各種相談機関と横断的な連携を図りながら支援を行い、地域の中で安心して暮らせる環境づくりに努めてまいります。 これらのほか、令和3年度から令和5年度を計画期間とする第6期障害福祉計画や、同じく令和3年度から令和5年度を計画期間とする高齢者福祉計画及び第8期介護保険事業計画の策定を進めてまいります。 次に、企業会計でございますが、水道事業では、管路等更新計画と財政収支見通しを示すアセットマネジメントや水道事業ビジョンに基づき、平成26年度からの継続事業である長江浄水場から十四日元町間の配水管布設がえ工事など、市内各所の老朽管約14.2キロメートルの布設がえ工事に取り組むとともに、老朽化した高須町阿草配水池の更新工事等を予定しております。引き続き、安全な水道水の安定供給に努めてまいります。 下水道事業では、中期的な経営の基本計画である経営戦略に基づき、衛生的な生活環境を整備するため、高須町東新涯地区など約4.3キロメートルの管渠築造工事や、浸水対策事業として、平成26年度からの継続事業である高西東新涯ポンプ場建設工事に取り組んでまいります。 病院事業につきましては、経営環境や医療提供体制が極めて厳しい状況の中、引き続き医師確保や経営改善に取り組み、地域住民の安全・安心な生活を守るため、公立病院として地域において必要な医療を安定的かつ継続的に提供できるよう努めてまいります。 市民病院では、新公立病院改革プランに基づいた経営改善を継続するとともに、CT装置や体外衝撃波結石破砕装置などの医療機器の更新や設備改修などを行い、患者サービスの向上と救急医療や高度で質の高い医療の提供に引き続き取り組んでまいります。 瀬戸田診療所においても、引き続き地域医療を守るための医療提供を行ってまいります。 公立みつぎ総合病院では、エックス線透視診断装置などの医療機器の更新や設備改修を行い、高度医療や救急医療、リハビリテーションなどの医療機能を提供するとともに、これまで構築してきた地域包括ケアシステムの充実、発展に努めてまいります。 以上、令和2年度の事業の概要を御説明いたしましたが、予算額につきましては、一般会計総額が597億3,000万円で、対前年度比では8.0%、52億2,000万円の減額で、新市建設計画に基づく大型の建設事業が一段落したことに伴い、当初予算としては平成27年度以来の減額予算となっております。 特別会計では、10会計の合計が352億9,531万8,000円で、対前年度比1.5%、5億2,836万8,000円の減額となっております。 企業会計では、3企業合わせまして252億8,121万3,000円となり、対前年度比1.6%、3億9,071万5,000円の増額となっております。 全会計の合計では1,203億653万1,000円で、対前年度比4.3%、53億5,765万3,000円の減額となっております。 歳入の主なものを御説明いたしますと、まず市税でございますが、市民税のうち個人は納税義務者数の減少等が見込まれるため、また法人においては企業の収益見込みや税制改正により、法人税割の減額が見込まれるなど、市民税全体では対前年度比7.9%の減を見込んでおります。 また、固定資産税につきましては、土地については減額が見込まれるものの、家屋と償却資産に増額が見込まれ、全体では対前年度比0.2%の微増を見込んでおります。 そのほか、軽自動車税における環境性能割の特例減額終了に伴う増加の影響などを合わせ、市税全体では対前年度比3.3%減の約175億5,000万円を見込んでおります。 地方消費税交付金は、税率改定に伴う増加が通年分となることから、24.0%増の約31億4,800万円を見込んでおります。 地方特例交付金は、幼児教育・保育の無償化に伴う子ども・子育て支援臨時交付金の終了に伴い、56.6%減の約1億800万円を見込んでおります。 地方交付税は、普通交付税が7.5%の増、特別交付税が15.8%の減、合わせて4.5%増の151億7,000万円を見込んでおります。 国庫支出金は、尾道市クリーンセンター整備に係る二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金、プレミアム付商品券事業費補助金の減額などにより、13.6%減の約81億9,900万円を見込んでおります。 県支出金は、参議院議員選挙費委託金、県議会議員選挙費委託金、認定こども園施設整備交付金の減額などにより、1.4%減の約44億8,000万円を見込んでおります。 繰入金は、財政調整基金繰入金約6億6,600万円、ふるさと振興基金繰入金約1億7,500万円など、各種基金と特別会計から約10億7,100万円を繰り入れることとしております。 市債のうち、臨時財政対策債は6.2%減の15億9,000万円を見込んでおり、市債全体では39.5%減の約54億3,900万円を見込んでおります。 特別会計では、国民健康保険事業において、国民健康保険財政調整基金から約8,800万円を繰り入れることとしております。 そのほか、関連議案として、尾道保育所(園)設置及び管理条例の一部を改正する条例案や、千光寺公園条例の一部を改正する条例案のほか、尾道道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案などをお願いしております。 以上、令和2年度の市政運営の基本的な考え方と主要な施策の概要を御説明申し上げました。 さきに申し上げましたとおり、新年度においては、平成30年7月豪雨災害発生から3年目を迎えます。復旧、そして本格的な復興に向けた取り組みが実を結びつつある中、2市3町による合併後、防災、まちづくりの拠点として整備を進めてきた庁舎整備事業は全て完了いたします。 地球温暖化を初め、気候変動に伴う自然災害発生リスクが高まりつつある中、いにしえより育まれてきた地域資源の継承はもとより、先端技術や人材、民間活力を生かしながら、人口減少、少子・高齢化など多岐にわたる課題に果敢に挑戦し、新時代の選ばれるまちとして、尾道オリジナルの地方創生の実現に向け全力で取り組む所存でございます。 議員各位を初め、市民の皆様方の特段の御理解、御協力をお願い申し上げます。 よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、総体的な説明とさせていただきます。  ────────────────── * ────────────────── △日程第3 議案第32号 ○議長(福原謙二) 次に、日程第3、議案第32号公の施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。 この場合、地方自治法第117条の規定により、9番星野議員の退席を求めます。                〔9番星野光男議員 退席〕 提案理由の説明を求めます。 宮本総務部長。 ◎総務部長(宮本寛) それでは、議案集3の6ページ、議案第32号につきまして提案説明を申し上げます。 これは公の施設の指定管理者の指定についてでございまして、尾道市ゲートボール場「すぱーく因島」につきまして、指定管理者を指定しようとするものでございます。 議案説明書2の6ページから8ページまでに事業計画及び収支計画をお示しいたしております。ごらんいただきたいと思います。 以上、簡単ではありますが、提案説明とさせていただきます。御審議をいただきまして、御決定を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。                〔9番星野光男議員 着席〕 ○議長(福原謙二) これをもって総体説明を終わります。 なお、総体質問は2月27日午前10時より開議して行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。                午後2時11分 散会  ────────────────── * ──────────────────   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     尾 道 市 議 会 議 長     尾 道 市 議 会 議 員     尾 道 市 議 会 議 員...