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09月05日-01号

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  1. 尾道市議会 2017-09-05
    09月05日-01号


    取得元: 尾道市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    平成29年第3回 9月定例会              平成29年9月5日(火曜日)  ────────────────── * ──────────────────                 議事日程第10号           (平成29年9月5日 午後1時30分開議)第1 会期決定について第2 報告第 24号 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について          (報告)第3 報告第 25号 法人の経営状況の報告について   報告第 26号 尾道市公立大学法人評価委員会による平成28事業年度公立大学法人尾道市立大学業務の実績に関する評価結果の報告について   報告第 27号 専決処分の報告について   報告第 28号 専決処分の報告について   報告第 29号 専決処分の報告について   報告第 30号 専決処分の報告について          (以上6件一括上程、報告)第4 報告第 22号 平成28年度尾道市水道事業会計決算状況報告について   報告第 23号 平成28年度尾道市病院事業会計決算状況報告について   議案第107号 決算認定について(平成28年度尾道市水道事業会計)   議案第108号 決算認定について(平成28年度尾道市病院事業会計)          (以上4件一括上程、説明)第5 決算特別委員会の設置及び委員の選任について第6 議案第109号 平成29年度尾道市一般会計補正予算(第2号)   議案第110号 平成29年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第111号 平成29年度尾道市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)   議案第112号 平成29年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第113号 平成29年度尾道市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)   議案第114号 平成29年度尾道市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)   議案第115号 平成29年度尾道市病院事業会計補正予算(第1号)   議案第116号 市道路線の認定について   議案第117号 市道路線の認定について   議案第118号 工事請負契約の締結について   議案第119号 工事請負契約の締結について   議案第120号 工事請負契約の締結について   議案第121号 工事請負契約の締結について   議案第122号 尾道市庁舎南駐車場設置及び管理条例及び尾道市営駐車場設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第123号 尾道市における地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部を改正する条例案          (以上15案一括上程、提案理由の説明)                                    以 上  ────────────────── * ──────────────────本日の会議に付した事件日程第1 会期決定について日程第2 報告第 24号 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について日程第3 報告第 25号 法人の経営状況の報告について     報告第 26号 尾道市公立大学法人評価委員会による平成28事業年度公立大学法人尾道市立大学業務の実績に関する評価結果の報告について     報告第 27号 専決処分の報告について     報告第 28号 専決処分の報告について     報告第 29号 専決処分の報告について     報告第 30号 専決処分の報告について日程第4 報告第 22号 平成28年度尾道市水道事業会計決算状況報告について     報告第 23号 平成28年度尾道市病院事業会計決算状況報告について     議案第107号 決算認定について(平成28年度尾道市水道事業会計)     議案第108号 決算認定について(平成28年度尾道市病院事業会計)日程第5 決算特別委員会の設置及び委員の選任について日程第6 議案第109号 平成29年度尾道市一般会計補正予算(第2号)     議案第110号 平成29年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第111号 平成29年度尾道市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第112号 平成29年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第113号 平成29年度尾道市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第114号 平成29年度尾道市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)     議案第115号 平成29年度尾道市病院事業会計補正予算(第1号)     議案第116号 市道路線の認定について     議案第117号 市道路線の認定について     議案第118号 工事請負契約の締結について     議案第119号 工事請負契約の締結について     議案第120号 工事請負契約の締結について     議案第121号 工事請負契約の締結について     議案第122号 尾道市庁舎南駐車場設置及び管理条例及び尾道市営駐車場設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第123号 尾道市における地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部を改正する条例案  ────────────────── * ──────────────────出席議員(28名)    1番 二 宮   仁            2番 柿 本 和 彦    3番 宮 地 寛 行            4番 星 野 光 男    5番 大 崎 延 次            6番 岡 野 斉 也    7番 城 間 和 行            8番 加 納 康 平    9番 岡 野 長 寿           10番 石 森 啓 司   11番 高 本 訓 司           12番 吉 和   宏   13番 山 根 信 行           14番 宇根本   茂   15番 巻 幡 伸 一           16番 田 頭 敬 康   17番 山 戸 重 治           18番 福 原 謙 二   19番 魚 谷   悟           20番 前 田 孝 人   21番 佐 藤 志 行           22番 吉 田 尚 徳   23番 藤 本 友 行           24番 新 田 賢 慈   25番 飯 田 照 男           26番 檀 上 正 光   27番 荒 川 京 子           29番 杉 原 孝一郎欠席議員(なし)  ────────────────── * ──────────────────説明のため出席した者   市長      平 谷 祐 宏       副市長     冨 永 嘉 文   副市長     澤 田 昌 文       病院事業管理者 片 岡 幹 男   教育長     佐 藤 昌 弘       企画財政部長  戸 成 宏 三   総務部長    宮 本   寛       参事(庁舎整備担当)兼総務部総務課長事務取扱                                 中 津 康 徳   市民生活部長  森 田 隆 博       福祉保健部長  園 田   学   参事(少子化対策担当)           産業部長    岡 田 正 弘           村 上 宏 昭   建設部長    山 根 広 史       都市部長    實 井 公 子   因島総合支所長 橘   忠 和       御調支所長   高 原 茂 嘉   向島支所長   安 藤 誠 子       瀬戸田支所長  田 坂   昇   教育総務部長  松 尾   寛       学校教育部長  杉 原 妙 子   水道局長    村 上   眞       病院管理部長  谷 川 功 一   市民病院事務部長松 谷 勝 也       公立みつぎ総合病院事務部長                                 穴 井 信 二   消防局長    石 井 浩 一       財政課長    永 田 一 郎  ────────────────── * ──────────────────事務局出席者   事務局長    佐 藤 顕 治       事務局次長   小 林 巨 樹   事務局次長補佐議事調査係長        議事調査係主任 藤 原 亜矢子           新 谷 真 子   議事調査係主任 森 本 祥 子  ────────────────── * ──────────────────                午後1時30分 開会 ○議長(吉田尚徳) ただいま出席議員28名であります。 定足数に達しておりますから、これより平成29年第3回尾道市議会定例会を開会いたします。  ────────────────── * ────────────────── △諸般の報告 ○議長(吉田尚徳) この際、諸般の報告をいたします。 今期定例会までに受理した陳情、要望は、お手元に印刷、配付の陳情書・要望書一覧表のとおり、尾道市立幼稚園PTA連絡協議会会長藤本美代子氏より園の施設設備の拡充を図り、遊具の専門家による定期点検、整備、補充をすることの継続など5項目の実現を求める陳情書が、尾道市PTA連合会会長木曽奈美氏外市内各小学校・中学校PTA会長より小学校・中学校教育に関する諸条件の整備を求める要望書がそれぞれ提出されております。 今期定例会の説明員として、市長、副市長、教育長及び病院事業管理者のほか関係部課長に対して地方自治法第121条の規定により出席を求めましたので、報告いたします。  ────────────────── * ──────────────────                午後1時31分 開議 ○議長(吉田尚徳) これより本日の会議を開きます。  ────────────────── * ────────────────── △議事日程 ○議長(吉田尚徳) 本日の議事日程は、お手元に印刷、配付のとおりであります。  ────────────────── * ────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(吉田尚徳) 本日の会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長において10番石森議員及び11番高本議員を指名いたします。 日程に入ります前に、理事者より発言の申し出がありますので、これを許可します。 石井消防局長。 ◎消防局長(石井浩一) 議長の許可をいただきましたので、おわびの言葉を述べさせていただきます。 先月1日に消防局の職員が酒気帯びの状態で運転を行ったことが判明し、去る8月30日に当該職員を懲戒処分としました。 当該職員の行為は、法令を守り尊重すべき公務員としてあるまじき言語道断の行為であり、全庁挙げて飲酒運転根絶に向けた取り組みを強化しているさなかにあって、こうした事態に至り、大変重く受けとめております。改めてまして、市議会を初め市民の皆様に心から深くおわびを申し上げます。 今後は、このような不祥事を二度と起こさないよう、職員の綱紀粛正に努め、市政への信頼回復に向けて職員一丸となって全力で取り組んでまいります。まことに申しわけございませんでした。  ────────────────── * ────────────────── △日程第1 会期決定について ○議長(吉田尚徳) これより日程に入ります。 日程第1、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から20日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉田尚徳) 御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。  ────────────────── * ────────────────── △日程第2 報告第24号 ○議長(吉田尚徳) 次に、日程第2、報告第24号健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを議題といたします。 補足報告があればこれをお願いします。 戸成企画財政部長。 ◎企画財政部長(戸成宏三) それでは、報告第24号につきまして御説明を申し上げます。 この報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定によりまして、監査委員の意見書をつけて御報告するものでございます。 まず、議案集2の1ページ、報告第24号健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてでございますが、次のページにございますように、実質赤字比率連結実質赤字比率ともに赤字額なしでございます。 実質赤字比率は、一般会計等に係るものでございます。連結実質赤字比率は、さらに公営企業会計も含めた全ての会計に係るものでございます。 また、実質公債費比率につきましては、7.0%となっており、早期健全化基準の25%を下回っております。これは、一般会計等の公債費及び公債費に準じる経費が標準的な一般財源の規模を示す標準財政規模に占める割合をあらわす指標でございます。 次の将来負担比率につきましても35.5%でございますので、早期健全化基準350%を大きく下回っております。これは、地方債残高のほか一般会計等が将来負担すべき公営企業債等への繰入見込み額などを加算した将来の負担の度合いをあらわす指標となっております。 2ページ目以降に健全化判断比率の算定資料を添付しております。 続きまして、7ページ、資金不足比率でございますが、地方公営企業法適用水道事業会計及び病院事業会計に加え、法非適用企業会計であります千光寺山索道事業特別会計外5会計について掲載しております。いずれも資金不足額はございません。 8ページ目以降に算定資料及び監査委員の審査意見を添付しております。 以上、簡単な説明ではございますが、御報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田尚徳) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。  ────────────────── * ────────────────── △日程第3 報告第25号~報告第30号 ○議長(吉田尚徳) 次に、日程第3、報告第25号法人の経営状況の報告についてから報告第30号専決処分の報告についてまで、以上の6件を一括議題といたします。 補足報告があればこれをお願いします。 宮本総務部長。 ◎総務部長(宮本寛) それでは、議案集2の2ページの報告第25号から10ページの報告第30号までの6件につきまして補足説明を申し上げます。 まず、2ページの報告第25号は、法人の経営状況の報告についてでございまして、地方自治法第243条の3第2項の規定により、公立大学法人尾道市立大学経営状況につきまして報告するものでございます。 まず、報告書6ページの貸借対照表でございますが、資産の部、固定資産、流動資産の合計額47億7,879万5,000円は、負債の部、固定負債、流動負債と、純資産の部、資本金、資本剰余金利益剰余金の合計額とも合致をいたしております。 次に、同報告書8ページの損益計算書でございますが、平成28年度といたしましては、運営費交付金収益等の経常収益から教育経費等の経常費用を差し引きまして、経常利益は4,844万7,000円でございます。 次に、同報告書17ページの予算、収支計画及び資金計画でございますが、平成29年度の収入といたしましては、学生等納付金収入9億3,200万円、運営費交付金収入3億4,500万円など、合計13億4,100万円の収入を見込んでおります。 支出といたしましては、人件費8億5,200万円、教育研究経費2億9,000万円、一般管理費1億5,300万円など、合計13億4,100万円の支出を見込んでおります。 続きまして、同じく議案集2の3ページ、報告第26号でございますが、これは尾道市公立大学法人評価委員会による平成28事業年度公立大学法人尾道市立大学業務の実績に関する評価結果の報告についてでございます。 まず、評価結果4ページの全体評価でございますが、法人設立後5年度となる平成28事業年度は、教育、研究、地域貢献、国際交流の重点取り組み項目を明確にし、理事長を中心として、自律的、効果的な事業実施が進められたところでございます。 年度計画の一部について若干のおくれはあるものの、総合的には計画どおり実施されており、中期目標、中期計画の達成に向けて事業が順調に実施されたものと評価をいただきました。 次に、同評価結果6ページ、大項目評価結果についてでございますが、SからDまでの5段階評価で、6項目のうちA評価が3項目、B評価が1項目、C評価が2項目となっております。 次に、同評価結果9ページから17ページまでは項目別評価でございまして、各大項目評価のもとになる小項目評価結果及び特記事項をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 続きまして、同じく議案集2の4ページ、報告第27号から10ページ、報告第30号の4件についてでございますが、いずれも専決処分の報告についてでございまして、地方自治法第180条第1項の規定によりまして専決処分したものを同条第2項の規定により報告するものでございます。 まず、報告第27号及び報告第28号は、いずれも損害賠償の額を定めることにつきまして専決処分したものでございます。 報告第27号は、6月28日に専決処分したものでございますが、その内容は、4月12日午後1時30分ごろ、日比崎町におきまして、公益社団法人尾道シルバー人材センターから学校給食の配送業務に従事するために教育委員会に派遣されていた職員が、公用車である普通貨物自動車を運転中、すれ違うために停車した相手方の軽乗用自動車に接触し、当該車両を損傷したものでございます。 損害賠償の相手方は記載のとおりで、損害賠償の額は6万9,756円でございます。 次に、報告第28号は、7月4日に専決処分したものでございますが、その内容は、5月11日午後7時50分ごろ、美ノ郷町におきまして、相手方が小型乗用自動車で走行中、市道に設置してあるグレーチングが変形して路上に飛び出している部分に接触し、当該車両を損傷したものでございます。 損害賠償の相手方は記載のとおりで、損害賠償の額は2万4,000円でございます。 なお、これらの事故の位置図と状況図を議案説明書の1ページから4ページまでにお示しをいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、8ページ、報告第29号は、8月16日に専決処分したものでございまして、高西東新涯ポンプ場建設工事の請負金額を変更したものでございます。 次に、10ページ、報告第30号は、尾道市営住宅設置、整備及び管理条例の一部を改正する条例でございますが、これは7月31日に専決処分したものでございまして、公営住宅法施行令の一部改正に伴い、引用条項を改める必要が生じたものでございます。 議案説明書の5ページにこの条例改正に関しまして新旧対照表をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 以上、6件の報告の補足説明とさせていただきます。
    ○議長(吉田尚徳) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結します。  ────────────────── * ────────────────── △日程第4 報告第22号・報告第23号・議案第107号・議案第108号 ○議長(吉田尚徳) 次に、日程第4、報告第22号平成28年度尾道市水道事業会計決算状況報告について及び報告第23号平成28年度尾道市病院事業会計決算状況報告について、議案第107号決算認定について(平成28年度尾道市水道事業会計)及び議案第108号決算認定について(平成28年度尾道市病院事業会計)、以上の4件を一括議題とします。 それぞれ説明を求めます。 村上水道局長。 ◎水道局長(村上眞) それでは、報告第22号平成28年度尾道市水道事業会計決算状況報告及び議案第107号決算認定につきまして、あわせて御説明申し上げます。 恐れ入りますが、平成28年度尾道市水道事業決算書の14ページをごらんください。 まず、事業概況でございますが、平成28年度におきましては、水需要において、製造業など、景気の上向きによる業務用を中心に給水収益が増加したことや、費用面では人件費の抑制効果により、対前年で純利益が大幅に増加いたしました。 しかしながら、資本的支出建設工事費では、江奥ポンプ場の更新に多額の資金を要するなど厳しい経営状況にもありました。 こうした中で、老朽化した管及び施設更新の際の最上位計画として尾道市水道事業ビジョンを策定したところであり、この計画に沿うべく、持続可能な健全な水道事業の運営に努めてまいりました。 次に、業務の概況でございますが、給水戸数6万484戸、給水人口13万1,116人、年間配水量1,472万9,118立方メートル、年間有収水量1,392万6,643立方メートルとなっております。 次に、平成28年度に施行した主な建設事業は、昨年度から継続事業として、江奥ポンプ場築造工事や、国庫補助を受けての老朽管更新などでございます。 次に、経営、財務状況でございますが、収益的収支では、事業収益45億2,968万3,795円、事業費用39億6,706万3,374円で、差し引き5億6,262万421円の純利益を計上しております。 一方、平成28年度末の未処分利益剰余金は7億2,080万4,957円となっており、このうち2億円を減債積立金に、5億2,000万円を建設改良積立金として処分したいと考えております。 資本的収支では、収入3億7,372万9,722円に対し、支出15億4,191万9,103円で、差し引き11億6,818万9,381円の不足を生じております。 この不足する額につきましては、15ページにお示ししておりますとおり、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額8,704万6,054円、減債積立金5,000万円、建設改良積立金1億円、過年度分損益勘定留保資金9億1,129万9,565円、当年度分損益勘定留保資金1,984万3,762円で補填することとしております。 以上、簡単でございますが、平成28年度の水道事業決算の概要を御説明申し上げました。 給水収益の伸びが期待できない状況の中、老朽化した配水施設や管路の更新に多額の費用、資金が必要となる厳しい経営環境にございますが、尾道市水道事業ビジョンやアセットマネジメントを基軸として、中・長期的展望を視野に入れた持続可能な水道事業の構築を図りつつ、安全で良質な水の安定供給に努めてまいりたいと思います。何とぞ御審議の上、御認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田尚徳) 谷川病院管理部長。 ◎病院管理部長(谷川功一) 続きまして、報告第23号平成28年度尾道市病院事業会計決算状況報告について及び議案第108号の決算認定につきまして、あわせて御説明申し上げます。 議案第108号の16ページをお願いいたします。 まず、概況の総括事項でございますが、市民病院では、最新鋭のMRI装置の導入、遠心ポンプコントローラーや全自動化学発光免疫測定装置などの機器の充実を図りました。 また、在宅療養支援室を設け、退院前カンファレンスを推進し、急性期医療から在宅への医療福祉サービスを提供する環境を整えました。 瀬戸田診療所では、これまでと同様に、地域で求められる医療の提供に努めました。 公立みつぎ総合病院では、地域包括ケアシステムにより、救急医療から健康づくり、介護予防、リハビリテーション、在宅ケア、さらに介護・福祉まで、シームレスなサービス提供をしてまいりました。病院の空調設備の改修工事などを行い、またエックス線血管撮影装置や内視鏡手術システムなどの機器の充実を図りました。 17ページからの表に、両病院の内訳を含めた業務概要をお示ししております。 まず、業務量でございますが、両病院合わせて年間患者数は、入院が16万494人、対前年比99.1%、外来が27万808人、対前年比97.3%、合計43万1,302人、対前年比97.9%となっております。 次に、決算でございますが、収益的収支の収入は139億8,286万2,855円、対前年比98.8%、支出は138億3,938万7,037円、対前年比100.1%、差し引き1億4,347万5,818円の純利益となっております。 恐れ入りますが、9ページをお願いいたします。 平成28年度末の未処理欠損金が7億4,971万3,362円となっております。 恐れ入りますが、18ページをお願いいたします。 資本的収支でございますが、収入4億6,384万4,000円に対して、支出11億1,236万6,301円で、差し引き6億4,852万2,301円の不足が生じております。この不足する額は、その下の表に記載をしております。 過年度分損益勘定留保資金5億4,711万8,778円、当年度分損益勘定留保資金9,973万3,172円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額167万351円で補填することとしております。 以上、簡単ではございますが、平成28年度尾道市病院事業会計の決算概要を御説明させていただきました。 医師確保を初め、地域医療を取り巻く環境は厳しく、経営状況も厳しい状況となっております。本年3月に策定した新公立病院改革プランを基本としながら、病床の機能転換など医療提供体制や経営の効率化を図るとともに、引き続き医師確保に努め、地域において必要な医療が提供できるよう取り組んでまいります。 以上、御審議の上、御認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田尚徳) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 19番、魚谷議員。 ◆19番(魚谷悟) 今報告がありました、私は、病院事業会計──議案でいいますと108号ということになりますが──3点にわたって質問をしたいと思います。 基本的な問題ということで御理解いただきたいと思いますが、まず第1点目は収支です。 決算書の17ページに、下のところに表がありまして、収益的収支というのがあります。これを見ますと、市民病院について、1億3,965万円の黒字ということになっておりますけれども、ただし決算年度、この決算年度と前年度、決算年度の前年度も、いわゆる基準外と呼ばれる、病院があるからということで交付税算入される基準内の補助金といいますか、一般会計からの繰り入れと、基準外と呼ばれるそれ以外のお金が2カ年にわたって4億円投入されたというふうに承知をしております。 そういう点からいいますと、これまでそういうお金がなかったわけですが、この決算年度、その4億円の基準外と呼ばれる繰り入れを考慮した際の実質的な収支はどうなるかと──赤字になっとると思いますが──それとあわせて前年度の平成27年度の同じく収支はどうなるかというのを最初に答えていただきたい。 それから、2番目ですが、医師確保についてです。 決算書の中でも、16ページの総括事項というところの一番文末のほうに「引き続き医師確保に努め」という文言がありますし、さらに監査委員の意見書の「むすび」、63ページですが、ここではさらに突っ込んで、一番下のほうですけれども、「医師確保が最重要課題である」というふうに表現をされております。 この医師確保について伺いたいと思うんですが、この決算年度中に医師が何人ふえたのか、新たに着任した方ですよね。それから、何人退職とかその他の事情で減って、トータルで結果どうなったのかということ、あわせて平成27年、平成26年についても、どういうふうな指標でどうなってるかということを答えていただきたいと。 市民病院は、ずっと長い間岡山大学の医学部の系列と、支援を受けてきていますが、その増減のうち岡山大学の医局が占めるのはどの程度かということについて2番目にお答えいただきたい。 それから、3番目ですが、この間の市民病院の経過を見てみますと、いわゆる公立病院としての役割が果たせているのかという疑問を抱かざるを得ません。例示しますと、夜間救急診療所、これを平成26年4月に外出しをいたしました。翌平成27年4月からは病棟にある40床を休床としています。さらに、平成29年、ことしの4月からは、市民病院の中にある夜間救急部門の内科についての診療を半分程度に減らしていると。さらに、議会でも説明が民生委員会にはあったようですけれども、来年の1月からは産科でお産ができなくなると、休止をするということが起こっております。 決算書の中では、先ほど引用しましたが、16ページの下段に「地域において必要な医療を安定的かつ継続的に提供できるように取り組んでまいります」というふうに述べられていますね。こういうことの中で、統括される病院事業管理者として、この公立病院の役割に関してはどのように思っておられるかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(吉田尚徳) 松谷市民病院事務部長。 ◎市民病院事務部長(松谷勝也) まず、決算の特別利益4億円を除いた額でございますが、平成28年度につきましては2億6,034万4,000円でございます。 それから、平成27年度につきましては、7,748万2,000円でございます。 それから、今度は医師の数についてのお尋ねですが、まず平成27年度末の医師数42名から、平成28年度末の医師数40名、ここの2名減った形にはなっておりますが、採用が8名、退職が10名、それで差し引き2名の減ということです。 それから、もう一年のさかのぼりまでしかちょっと調べてはなかったんですが、平成26年度末の医師数が45名、平成27年度末が42名ということで、3名の減でありますが、この間では、採用が6名、それから退職が9名で、差し引き3名の減ということになっております。 岡山大学の関係はこのうちほとんどではあるんですが、平成27年度末から平成28年度末までの間での採用者の中で、岡山大学の関係でない方については1名、同じく平成27年度中、平成26年度末から平成27年度末までの間での採用者6名のうち1名、いずれも1名ずつということになっております。 以上です。 ○議長(吉田尚徳) 片岡病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(片岡幹男) 最後の御質問にお答えいたします。 地方公営企業法の全適病院は、経済性を発揮することが求められており、また一方、公立病院は、地域医療の最後のとりでとして、地域医療の確保、維持も責務と考えております。 医師確保や経営の改善に今まで取り組んでまいった、さらに努めてまいりたいと思っております。また、公共の利益であります尾道における地域医療の確保にも努めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(吉田尚徳) 19番、魚谷議員。 ◆19番(魚谷悟) 最初の収支の件でもう一遍確認しておきたいと思うんですが、今述べられた数字は、実質的には今の答弁された数字が赤字額ということでいいんですね。 そのことを踏まえてお尋ねしたいと思うんですが、実質的に言いますと、先ほど決算年度及び前年の平成27年度について、その赤字額がふえてきていると、収支が悪化しているということはこれを見ても明らかなんですね。 病院事業管理者にお尋ねしたいんですが、こういうふうにその前年からも数値が悪化しているのが続いております。一方では、先ほど第1回目のときに言いましたように、住民に対する地域の医療を提供するという点で言いますと、いわば後退をしていると。それが前進しながら赤字がふえるということは理論上あり得るかなと思うんですが、後退しながら、地域医療の提供は後退しながら赤字もふえていくという現象になっているということについて、これをどのように受けとめられるかということをお尋ねしたいと。 あわせて、病院事業管理者は岡大から来られて、御存じのように、これまで岡大からは支援を受けて──ずっと歴史的に──ということだと思うんですね。やはり先ほどの紹介をした監査委員の意見書の中で述べられているように、あるいはその医師確保というのは喫緊の課題だというのは議会でも、行政のほうでも、病院のほうでも、もう全く共通認識だと思うんです。そういう意味でいいますと、支援を受けていた大学から医師を招聘するというのが最も近道ですよね。他大学の医局から受けるということも当然あり得るんですけれども、なかなかそれは難しい話で、みんないわゆる地域格差によって医師不足というのは共通の課題で抱えてて、必死になってその医師を確保するためにやってるということだと思うんですけども、そういう意味でいいますと、病院事業管理者のいわば最大の役割というのは、まさに提携というか、支援を受けてる岡大から医師を招くことと、医師を確保することということではないかと私は思うんですね。そういう意味で言うと、その点についてはどのようにお考えかという点について、2点お尋ねします。 ○議長(吉田尚徳) 松谷市民病院事務部長。 ◎市民病院事務部長(松谷勝也) 初めの1点目なんですが、これにつきましては、後退しながらというところですが、医師の確保がなかなか厳しい中で、この医師の疲弊であるとかそういうのを解消しながら、市民病院の事業を継続していくためにやむを得ず縮小している部分はあるということでございます。 その上で、診療報酬の改定であるとか、厳しい状況で経営については、先ほどお示ししましたように、平成27年度、平成28年度と数字上は後退したような形にはなっておりますが、今後は、これまでもお話をしておりますような改革プラン、これに沿って平成29年度以降の改善をしていくように取り組んでいるところでございます。 ○議長(吉田尚徳) 片岡病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(片岡幹男) それでは、後半部分の医師確保についてお答えしたいと思います。 私は岡山大学から来ていますけど、市民病院のほとんどの医師は岡大から派遣されております。これは、当然私が言ったらすぐ医師を派遣してもらうような問題ではございません。どこの大学も同じですけど、この初期臨床研修が始まりましてから、医師の偏在というのが非常に顕著になりまして、特に地方のいわゆる人事を、医師の確保を行ってまいりました大学の医局が確保している医師の数というのが非常に減ってまいりまして、これは岡山大学に限ったものではありません。当然岡山大学からも来ておりますけど、もう医師のお願いは、今はもう広大にも行ってますし、香川大学、もう近隣の大学に全部行ってまいりますけど、答えはほとんど同じでありまして、派遣する医師が少ないということでございます。 これはもう私の力不足かもわかりませんけど、そういうことでありますので、医師の確保は、やはり最初の決算が赤字になるというのも一つの原因でございますので、これはいろんな努力をしてまいったつもりでありますけど、さらにこれからも努力をしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田尚徳) 19番、魚谷議員。 ◆19番(魚谷悟) また、今後設置されるであろう決算委員会の中で詳しくは聞いてまいりたいとは思いますが、いみじくも市民病院の事務部長言われたように、この医師確保ということが収支にとっても大きな鍵になるということになれば、そういう、同じ認識だろうと思いますが、いうことになれば、やはりそのことに万難を排してやっていくと。これまでも努力されたんだろうと思いますけども、やっぱり岡大から来てると、これまでも岡大から支援を受けてきたと。他大学というても、さっき言ったようになかなかいかないでしょう。それだけの魅力があって、よそから、他大学から招聘してるという例も以前に紹介したことあります。議会の視察でも行きました。やっぱり、ビジョンを持って特徴ある病院をつくって、そして研修医が進んで来るような仕組みをつくっていきながら、さりとてなかなかそこまで行くのは時間かかるわけですから、やはり一番近道は、岡大から来られてると、これまでも岡大から支援を受けていたわけですから、そこが鍵を握るんではないかというふうに私は思ってるということを述べて、質問を終わります。 ○議長(吉田尚徳) これをもって質疑を終わり、議案第107号及び議案第108号の2案の付託については別途考慮したいと思います。  ────────────────── * ────────────────── △日程第5 決算特別委員会の設置及び委員の選任について ○議長(吉田尚徳) 次に、日程第5、決算特別委員会の設置及び委員の選任についてを議題といたします。 お諮りします。 議案第107号及び議案第108号の2案については、議長及び議会選出監査委員を除く26人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、付託の上、審査することといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉田尚徳) 御異議なしと認め、そのように決しました。 続いて、お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長においてお手元に印刷、配付の決算特別委員会名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉田尚徳) 御異議なしと認めます。よって、お手元の決算特別委員会委員名簿のとおり、決算特別委員に選任することに決しました。  ──────────────────────────────────────                決算特別委員会委員名簿                  二 宮   仁                  柿 本 和 彦                  宮 地 寛 行                  星 野 光 男                  大 崎 延 次                  岡 野 斉 也                  城 間 和 行                  加 納 康 平                  岡 野 長 寿                  石 森 啓 司                  高 本 訓 司                  山 根 信 行                  宇根本   茂                  巻 幡 伸 一                  田 頭 敬 康                  山 戸 重 治                  福 原 謙 二                  魚 谷   悟                  前 田 孝 人                  佐 藤 志 行                  藤 本 友 行                  新 田 賢 慈                  飯 田 照 男                  檀 上 正 光                  荒 川 京 子                  杉 原 孝一郎  ────────────────── * ────────────────── △日程第6 議案第109号~議案第123号 ○議長(吉田尚徳) 次に、日程第6、議案第109号平成29年度尾道市一般会計補正予算(第2号)から議案第123号尾道市における地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部を改正する条例案まで、以上の10案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 平谷市長。 ◎市長(平谷祐宏) (登壇)議員の皆様方におかれましては、9月定例議会に御参集いただき、まことにありがとうございます。 今年の夏も全国各地で集中豪雨や台風による自然災害が多発しました。亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された全国の皆様にお見舞いを申し上げます。 本市におきましても、6月30日未明の大雨により土砂災害が発生しており、昨年の被災箇所とあわせまして早期復旧に取り組むとともに、必要な基盤整備を行い、安全で安心して暮らせるまちづくりを引き続き進めてまいります。 また、北朝鮮情勢でございますが、北朝鮮は、8月29日に北海道襟裳岬上空を通過させる弾道ミサイルを発射しました。さらに、9月3日には核実験を強行いたしました。断じて許すことはできない行為であり、強く抗議したところでございます。 万が一の場合に国が国民に対して求めている行動について、市としても周知に努めるとともに、緊張感を持って今後の動きを注視してまいります。 さて、内閣府が去る8月14日に公表したGDP速報の1次速報値によりますと、本年4月から6月期の実質成長率は1.0%と、6・四半期連続で増加しており、我が国の景気は1年半にわたって回復基調が続いております。 また、本年7月に尾道商工会議所が取りまとめられた6月期の経済動向調査報告においても、「製造業、非製造業ともに2期連続で回復の兆しがある」と景況の総括をされています。 一方で、こうした景気回復を示す統計数値が消費者、生活者の生活実感につながっていないという指摘もあり、本市においては、このたび策定しました新しい総合計画実施計画に基づき、子育て支援や子供の貧困対策、さらには雇用の創出やまちなかの活性化を初めとした地方創生などの重要な政策課題への取り組みを強化し、市民の皆様が安心して心の豊かさを実感できるまちづくりを進めてまいります。 この8月26日に東京のアキバスクエアで開催された「全国ふるさと甲子園」で我がまち尾道がグランプリに輝きました。これは、全国から選抜された55地域がロケ地とご当地グルメで我がふるさとをアピールし、「行きたいまちナンバーワン」を決定するイベントで、映画「こいのわ婚活クルージング」と瀬戸田産レモンの「レモンスカッシュ」のタッグで挑戦した本市がグランプリに選ばれたものです。 これを機に、さらなる交流人口の拡大と地域資源の掘り起こしを行い、地域の活力向上に努めてまいります。 本年度も折り返し近くを迎えております。庁舎整備調査特別委員会で集中して御議論いただいております庁舎整備で申し上げれば、本庁舎の建設工事にかかわります契約議案を今議会に提案させていただく運びとなるなど、本年度の事業実施が本格化しているところでございます。年度の後半に向けて、各分野での取り組みをさらに加速させてまいります。 それでは、補正予算案など諸案件を提案するに当たりまして、総括的な説明を申し上げます。 まず、一般会計の補正予算案でございますが、マイナンバーカード記載事項等の充実のためのシステム改修費、いきいきサロンの整備や子育て世代包括支援センター「ぽかぽか」の新設、みつぎ総合病院の総合医療情報システム更新に係る経費の負担をお願いしております。 また、道路、橋梁、排水路等の維持補修、改良のための経費や今治・土生航路運航事業への補助金など、生活基盤整備に係る経費をお願いしております。 教育関係では、小・中学校のトイレの洋式化に向けた設計委託料や新入学児童・生徒の学用品費の入学前支給のための経費をお願いしております。 このほか、本庁舎駐車場用地の購入に係る経費や重度心身障害者医療助成費県費補助金返還金、尾道駅周辺地区公共空間活用整備検討のための委託料などをお願いしております。 なお、債務負担行為につきましては、追加と変更をそれぞれ2件お願いしております。 このほか、五つの特別会計の補正予算案や、本庁舎建設工事に係る工事請負契約の締結についてなどのほか、先ほど決算状況の報告を申し上げました平成28年度の水道事業、病院事業の2事業会計の決算認定についてをあわせて提案しております。 なお、諸案件の詳細につきましては、それぞれ担当部局長から説明させますので、よろしく御審議の上、議決、認定を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、平成28年度の決算見込みでございますが、先般お示ししましたように、一般会計では実質収支で約5億5,300万円の剰余金が見込まれる状況でございます。 経常収支比率につきましては、市税や地方交付税の減少の影響などにより、95.8%となっております。 また、健全化判断比率の各指標は、標準財政規模や市債残高の減少などによりまして、近年、数値の改善が見られる状況でございます。 また、同時にお示ししました今後5年間の財政運営見通しにおいては、約16億円の財源不足を見込んでおります。必要な事業を計上しつつ、昨年度の不足見込み額から約3.5億円の改善を図っております。 引き続き、持続可能で安定した財政運営に向け、努力してまいります。 議員各位はもとより、市民の皆様方の御支援、御協力をお願い申し上げまして、総体的な説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田尚徳) 戸成企画財政部長。 ◎企画財政部長(戸成宏三) それでは、議案第109号から議案第114号までの一般会計及び5特別会計の補正予算案の概要につきまして御説明を申し上げます。 議案集1をお願いいたします。 1ページの議案第109号平成29年度尾道市一般会計補正予算(第2号)でございますが、第1条は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億4,306万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ632億9,912万3,000円とするものでございます。 第2条は、債務負担行為の補正でございますが、5ページの第2表債務負担行為補正のとおり、学校給食調理等業務(その3)ほか1件の追加と2件の変更をお願いしております。 第3条は、地方債の補正でございますが、6ページの第3表地方債補正のとおり、8件の変更をお願いしております。 それでは、13ページの歳出から御説明いたします。 総務費、総務管理費の一般管理費では、国の補助によるマイナンバーカード券面記載事項充実のためのシステム開発等の委託料を、財産管理費では、市有地の管理や処分に必要な経費の追加を、企画費では、今治・土生航路運航事業に対する補助金の追加を、庁舎整備費では、因島総合支所庁舎建設工事に係る工事監理委託料と本庁舎駐車場用地の購入に係る経費をお願いしております。 また、徴税費では、鑑定手数料等の追加を、戸籍住民基本台帳費では、国の補助金の追加に伴うマイナンバーカード交付事務に係る負担金の調整を、14ページの交通安全対策費では、道路の中央線等の交通安全施設整備に係る経費をお願いしております。 次の民生費、社会福祉費、障害者福祉費では、前年度の事業費確定に伴う返還金を、老人福祉費では、いきいきサロンの整備に係る委託料、工事請負費の追加と前年度の事業費確定に伴う返還金をお願いしております。 また、児童福祉費、児童福祉総務費では、子育て世代包括支援センター「(仮称)ぽかぽか・ひがしおのみち」の新設及び運営に要する経費として、14ページの賃金から15ページの備品購入費までの追加と前年度の事業費確定に伴う返還金をお願いしております。 続いて、母子福祉費では、前年度の事業費確定に伴う返還金を、保育所費では、(仮称)向東認定こども園の実施スケジュールの見直しに伴う本年度事業費の調整のための委託料及び工事請負費の減額をお願いしております。 次の衛生費、保健衛生費、医療対策費では、みつぎ総合病院の総合医療情報システムの更新に係る負担金の追加をお願いしております。 次の農林水産業費、農林業費、農地費では、美木原農免道路の路面補修費と中野ダムの個別施設計画策定に係る広島県への負担金を、林業振興費では、県交付金、補助金の交付内示に伴い、委託料、備品購入費及び16ページの里山林整備事業補助金で事業費の調整を行うとともに、県の補助制度の変更に伴い、森林整備地域活動支援事業補助金の追加をお願いしております。 次の土木費、土木管理費、土木総務費では、国の補助を得てJR尾道駅周辺の公共空間の有効活用に向けた調査費を、道路橋梁費、道路維持費では、小規模維持修繕業務委託料と浦崎町の新田線の舗装修繕工事に要する経費を、道路新設改良費では、向島町内の浸水対策に要する経費と国道317号の改良に係る県工事負担金の追加を、橋梁新設改良費では、国の交付金の内示に伴う事業費の調整をお願いしております。 続いて、17ページの都市計画費、都市下水路費では、公共下水道及び特定環境保全公共下水道事業特別会計の事業費補正に伴います繰出金の追加を、排水路費では、小規模維持修繕業務委託料の追加を、河川費、河川維持改良費では、河川の清掃業務に係る経費を、急傾斜対策事業費では、県補助金の内示に伴う工事請負費の追加をお願いしております。 次の教育費、小学校費及び18ページの中学校費では、それぞれトイレの洋式化に係る設計委託料と新入学児童・生徒の学用品費の入学前支給に係る費用をお願いしております。 高等学校費、高等学校管理費では、ファイル共有サーバーの更新等に要する経費を、社会教育費、図書館費では、前年度に受けた寄附金を活用した向島子ども図書館への図書購入経費の追加を、美術館費では、圓鍔勝三彫刻美術館の防排煙設備の修繕に係る経費を、保健体育費、給食施設費では、御調学校給食センターの給湯配管改修のための経費と栗原北学校給食共同調理場から長江小学校への給食の配送等に係る費用をお願いしております。 19ページの災害復旧費、農林水産施設災害復旧費、過年単独災害復旧費では、起債額の決定に伴う財源組み替えをお願いしております。 これらに係る財源といたしまして、9ページから12ページにございますとおり、地方特例交付金、地方交付税、分担金及び負担金、国庫支出金、繰入金、諸収入の追加、県支出金、市債の増減により全体調整を行っております。 続きまして、23ページをお願いします。 議案第110号平成29年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ8,996万3,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ196億6,107万3,000円とするものでございます。 29ページ、歳出の諸支出金、償還金及び還付加算金では、前年度事業費の精算により、国・県、社会保険診療報酬支払基金への返還金の追加をお願いしており、財源といたしましては、28ページにございますとおり、繰越金を充てております。 続きまして、31ページの議案第111号平成29年度尾道市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ900万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ31億8,464万9,000円とするものでございます。 37ページ、歳出の公共下水道費、事業費、建設費では、下水道法の改正に伴う公共下水道事業計画や都市計画法に基づく事業計画の変更に係る図書作成委託料をお願いしております。 財源といたしましては、36ページにございますとおり、一般会計繰入金の追加をお願いしております。 続きまして、39ページの議案第112号平成29年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億318万1,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ174億9,598万8,000円とするものでございます。 45ページ、歳出の諸支出金、償還金利子及び還付加算金、償還金では、前年度事業費の精算により、国、県、社会保険診療報酬支払基金への返還金の追加をお願いしております。 財源といたしましては、44ページにございますとおり、支払基金交付金、県支出金及び繰越金の追加をお願いしております。 続きまして、47ページの議案第113号平成29年度尾道市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ240万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ1億7,736万2,000円とするものでございます。 53ページ、歳出の特定環境公共下水道費、事業費、建設費では、下水道法の改正に伴う公共下水道事業計画の変更に係る図書作成委託料をお願いしております。 財源といたしましては、52ページにございますとおり、一般会計繰入金をお願いしております。 続きまして、55ページの議案第114号平成29年度尾道市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4,678万3,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ21億8,960万7,000円とするものでございます。 61ページ、歳出の後期高齢者医療広域連合納付金では、前年度事業の精算に伴います保険料等納付金の追加をお願いしており、財源といたしましては、60ページにございますとおり、繰越金を充てております。 以上、議案第109号から議案第114号までの補正予算案の概要を説明させていただきました。御審議の上、議決いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(吉田尚徳) 谷川病院管理部長。 ◎病院管理部長(谷川功一) 続きまして、議案第115号平成29年度尾道市病院事業会計補正予算(第1号)につきまして概要を説明申し上げます。 議案第115号をお願いいたします。 初めに、第2条におきまして、予算第2条に定めました業務の予定量の補正をお願いしております。 主要な建設改良事業のうち、器械等備品購入事業を7,873万3,000円増額し、7億7,336万4,000円に改めるものでございます。 これは、公立みつぎ総合病院において更新予定の医療情報システムの基幹システムである電子カルテシステムを最新システム導入に改めることに伴い7,197万4,000円、また予定しております一般病床の一部を回復期リハビリテーション病床に転換する事業が広島県地域医療・介護総合確保事業補助金の対象事業になったことに伴い675万9,000円の、合わせて7,873万3,000円の予算の増額をお願いするものでございます。 次に、第3条におきまして、予算第4条に定めました資本的収入及び支出を改めるものでございます。 このたびの事業費変更に伴い、資本的収支の補填財源である資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額及び当年度分損益勘定留保資金並びに当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額の組み替え調整と資本的収入及び資本的支出の予定額を改めるものでございます。 この内訳につきましては、次の4ページをごらんください。 資本的収入の補正予定額8,530万円の財源は、企業債3,500万円、補助金1,530万円、この補助金が広島県地域医療・介護総合確保事業補助金でございます。負担金3,500万円、これは過疎対策事業債を増額して借り入れるもので、一般会計から病院事業会計へ負担金として入ってくるものでございます。 一番下の表は、補填財源を656万7,000円減額し、組み替え調整するものでございます。 2ページにお戻りください。 御説明いたしましたことに伴いまして、第4条では、予算第5条に定めました起債の限度額を4億10万円に、3ページの第5条では、予算第9条に定めました他会計からの繰入金の額を19億4,235万9,000円に、それぞれ3,500万円増額するものでございます。 以上の内容によりまして、5ページから6ページにキャッシュフロー計算書、7ページから11ページに予定貸借対照表を、12ページに注記をそれぞれ改めさせていただいております。 以上、概要を御説明いたしましたが、御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田尚徳) 宮本総務部長。 ◎総務部長(宮本寛) 続きまして、議案第116号から議案第123号までの8議案につきまして提案説明を申し上げます。 まず、議案集2の13ページ、議案第116号及び14ページ、議案第117号は、いずれも市道路線の認定についてでございます。 初めに、議案第116号は、栗原町地内の宅地造成に伴い、寄附を受けた道路を市道認定するものでございます。 次に、議案第117号は、栗原東二丁目における公衆用道路を市道認定するものでございます。 議案説明書の6ページ及び7ページに付近見取り図をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、15ページ、議案第118号から19ページ議案第121号までの4件は、いずれも工事請負契約の締結についてでございます。 まず、議案第118号から議案第120号までの3件は、いずれも尾道市新本庁舎建設工事に係る工事請負契約についてでございまして、議案第118号は、建築主体工事を請負金額45億8,460万円で、議案第119号は、機械設備工事を請負金額6億8,040万円で、議案第120号は、電気設備工事を請負金額6億1,776万円でそれぞれ契約を締結しようとするものでございます。 議案説明書の8ページから16ページまでに平面図及び立面図をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 次に、19ページ、議案第121号は、高西東新涯ポンプ場建設工事に係る工事請負契約についてでございまして、請負金額3億3,804万円で締結しようとするものでございます。 次に、20ページの議案第122号は、尾道市庁舎南駐車場設置及び管理条例及び尾道市営駐車場設置及び管理条例の一部を改正する条例案でございます。 本案は、尾道市庁舎北駐車場を設置し、及び尾道市庁舎南駐車場を廃止し、並びに久保駐車場について、市役所開庁日の入庫から30分までの料金を無料とし、及び定期利用を廃止するための条例改正でございます。 次に、22ページの議案第123号は、尾道市における地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部を改正する条例案でございます。 本案は、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、主任介護支援専門員に係る規定を改めるための条例改正でございます。 なお、議案説明書の17ページから19ページまでにこれら条例改正に関しまして新旧対照表をお示しいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。 以上、8件の議案につきまして提案説明とさせていただきます。御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉田尚徳) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終わり、議案第109号平成29年度尾道市一般会計補正予算(第2号)中、庁舎整備調査特別委員会所管部分を除く部分、議案第110号平成29年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)から議案第117号市道路線の認定についてまで、議案第121号工事請負契約の締結についてから議案第123号尾道市における地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部を改正する条例案まで、以上の12案は、それぞれ所管常任委員会に付託します。 また、議案第109号平成29年度尾道市一般会計補正予算(第2号)中、庁舎整備調査特別委員会所管部分、議案第118号工事請負契約の締結についてから議案第120号同じくまで、以上の4案は庁舎整備調査特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉田尚徳) 御異議なしと認め、そのように決しました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。                午後2時43分 散会  ────────────────── * ──────────────────   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     尾 道 市 議 会 議 長     尾 道 市 議 会 議 員     尾 道 市 議 会 議 員...