○議長(
森本茂樹) 立会人は御参集願います。 開票を行います。 〔開票、投票点検〕
○議長(
森本茂樹) 選挙の結果を報告させます。 〔
秦和久議会事務局長起立〕
◎
議会事務局長(秦和久) 御報告いたします。
出席議員 32名 投票を棄権した者 なし 投票総数 32票 有効投票 28票 白票 4票 有効投票中
岩原議員 14票 中原議員 13票 奥田議員 1票
○議長(
森本茂樹) ただいま報告申し上げましたとおり、
岩原議員が副議長に当選されました。 副議長に当選されました
岩原議員を紹介いたします。 26番
岩原議員。 〔26番
岩原昇議員登壇〕
◆26番(
岩原昇議員) 皆様、改めましておはようございます。 先ほどの副議長選挙では、多くの議員の皆様から御支援いただき、誠にありがとうございます。 今後は、呉市議会副議長として議長を補佐し、
呉市議会発展のために努力いたします。 さて、呉市の現状ですが、2年前の豪雨災害からの復興、
日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区の全設備休止に伴う様々な課題、また
新型コロナウイルス感染症の対応と多くの課題が山積しております。これらを議員の皆様と一緒に丁寧に対応し、呉市民の皆様の公共の福祉の向上に努めさせていただきたいと思います。 そして、副議長の重責でありますが、私一人で果たすことは難しいと考えております。そこで、議員の皆様の御協力をお願い申し上げ、その重責を果たしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。 簡単ではありますが、当選の挨拶とさせていただきます。(拍手) ──────────────────────────────
○議長(
森本茂樹) この際、上村前副議長から退任の挨拶があります。 1番
上村議員。 〔1番
上村臣男議員登壇〕
◆1番(
上村臣男議員) 皆様、おはようございます。 改めまして、1年間、皆様からお支えをいただき、本当にありがとうございました。 先ほどの岩原副議長の誕生、おめでとうございます。 議員の皆様の御協力なくして
議会運営はできません。しっかり議長を補佐しながら、務めていただきたいと思います。 この1年間、この議場でコンサートをさせていただくなど、皆様の御支援をたくさんいただきながら活動させていただきました。この1年の経験を生かして、一議員として、さらに議会発展のために力を尽くしていく所存でございますので、どうか今後とも御指導賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、御礼の御挨拶とさせていただきます。大変にありがとうございました。(拍手)
○議長(
森本茂樹) この際、上村前副議長に対し
土井議員から謝辞があります。 31番
土井議員。 〔31番
土井正純議員登壇〕
◆31番(
土井正純議員) 御指名でございますので、甚だ僣越ではございますが、上村前副議長の退任に当たり、
議員一同を代表いたしまして、一言御礼の言葉を述べさせていただきます。 上村前副議長におかれましては、副議長に就任されて以来、実直かつ温和なお人柄でもって、また強い責任感のもと、
森本議長を支えられ、終始円満な
議会運営に努力されてきたところでございます。 そして、座長を務められた
政策研究会では、
議会報告会の企画、運営に熱心に取り組まれ、昨年度はこれまでに最多の7校の高校生が
議会報告会に参加されました。このような若い世代との意見交換は、10年後、20年後の呉の
まちづくりに生かされるのではないかと思っております。 また、今年に入っては、
コロナ禍において適切に対応をされ、呉市においては感染者を最少人数に抑えることができております。
議会運営上も3密を避け、議会内から感染者を出さないとの強い決意で臨まれたことと思います。 これまでの御労苦と御功績に対して敬意と感謝の意をささげるとともに、今後とも呉市発展のため引き続き御尽力賜りますようお願い申し上げます。 甚だ簡単ではございますが、
議員一同の感謝の言葉といたします。ありがとうございました。
○議長(
森本茂樹) しばらく休憩いたします。 10時25分から再開いたします。 午前10時19分 休 憩 ────────────────────────────── 午前10時25分 再 開
○議長(
森本茂樹) 会議を再開いたします。 ──────────────────────────────
△永年
勤続議員に対する
感謝決議
○議長(
森本茂樹) この際、御報告申し上げます。 去る5月27日、書面会議により開催された、第96回
全国市議会議長会定期総会において、
山上議員におかれましては、
議員在職30年の特別表彰を、また
神田議員におかれましては、
議員在職25年の特別表彰をそれぞれ受けられました。誠に御同慶に堪えません。同時に、
関係議員の長年の御労苦に対し、心から敬意を表する次第であります。 つきましては、申合せにより、議会の決議をもって感謝の意を表したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 感謝状の文案は、先例により議長において起草いたしましたので、御了承願います。 これより感謝状の贈呈を行います。 〔
森本茂樹議長、議長席より演壇に降りる〕 〔
秦和久議会事務局長、局長席より事務局席に降りる〕
◎
議会事務局長(秦和久) 受賞されましたお二方は、御起立をお願いいたします。 〔
受賞者起立〕
◎
議会事務局長(秦和久) 受賞者を代表されまして、
山上議員、演壇へお願いいたします。 〔6番
山上文恵議員、演壇へ進む〕
○議長(
森本茂樹) (朗読) 感 謝 状 山 上 文 恵 殿 あなたは、
呉市議会議員として30年の長きにわたり、よく市政の振興に寄与され、その功績は誠に顕著なものがあります。 このたび
全国市議会議長会の表彰を受けられましたので、その功労に対し、ここに市議会の決議をもって感謝の意を表します。 令和2年6月15日
呉市議会議長 森 本 茂 樹 〔
感謝状授与、拍手〕 〔6番
山上文恵議員は自席へ戻り、
森本茂樹議長は議長席に着席〕 〔
受賞者着席し、
秦和久議会事務局長、局長席に着席〕
○議長(
森本茂樹) ただいま受賞者を代表して
山上議員にお受け取りをいただきましたが、
神田議員に対しましては後ほど贈呈いたします。 この際、
岩原議員から祝意を表するため、発言を求められております。 26番
岩原議員。 〔26番
岩原昇議員登壇〕 〔
受賞者起立〕
◆26番(
岩原昇議員) 甚だ僣越ではございますが、
議員一同を代表いたしまして、
一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。 さきの
全国市議会議長会定期総会におきまして、表彰の栄に浴されました
山上議員、
神田議員の功績に対しまして、我々
議員一同といたしましてもただいま
感謝決議をもって深甚なる敬意を表しましたところでありますが、ここに改めて心からお祝いを申し上げる次第でございます。誠におめでとうございます。 さて、呉市が平成30年7月豪雨災害からの復興に向けて施策を推進している中、
日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区の閉鎖方針の
前倒し報道がなされ、経済的にも、精神的にも呉市民は大打撃を受けている状況であります。 さらに、
新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大し、呉市においても1人の感染者が確認され、外出や商店の
営業自粛要請により、さらなる経済的、
精神的打撃を受けているところであります。 このような難局を打開し、地方都市である呉市が呉らしさを生かした地方創生を実現し、より魅力的で活力あふれる
まちづくりを進めていくためには、これまで以上に我々議員、そして二元代表制の一翼を担う議会の役割がますます重要になってくるものと思います。 皆様におかれましては、これまでの豊かな経験を生かし、今後とも呉市発展のため、格段の御尽力を賜りますよう切にお願い申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
○議長(
森本茂樹) この際、表彰を受けられました議員を代表して、
山上議員から謝辞があります。 6番
山上議員。 〔6番
山上文恵議員登壇〕
◆6番(
山上文恵議員) 一言お礼を申し上げます。 ただいま
全国市議会議長会から表彰を受けた私どもに対し、感謝の決議を賜り、大変身に余る光栄でございます。栄誉を受けましたことは、ひとえに同僚議員の皆様の御指導と市民の皆様の御支援のたまものと思います。厚くお礼を申し上げます。 さて、私は1989年11月の市長選挙とともに行われました
市議会議員補欠選挙で当選させていただき、革新系で初の
女性市議誕生と新聞に書かれました。阿賀の岡崎悦子さんが1963年から1975年までの3期を務められた後でしたので、15年ぶりの女性市議でございました。その阿賀地区の岡崎悦子さんがお辞めになった1975年に、世界では
国際婦人年世界会議が開催され、世界の女性たちが女性たちの地位向上を目指して行動をしていきましょうと誓いました。国内では
婦人問題企画推進本部が設置されて動き出しましたが、呉市では20年後の1994年にやっと
教育委員会に女性係という窓口が設置をされただけでした。1999年に
男女共同参画社会基本法が施行され、国の動きはより協力的に
男女共同参画社会を目指して行動するようにと地方に働きかけをされております。それを受け、呉市においては、2001年12月に
呉男女共同参画社会の実現を目指して条例を制定し、2003年に呉市
男女共同参画都市宣言を行っております。しかしながら、17年たった現在まで担当課もいろいろと変遷をし、
男女共同参画社会へと歩んでいますが、まだまだの状況だと思います。これからも、男性と女性が手を携え、ともに歩んでいける社会を構築すべく頑張っていきたいと思います。どうぞ御協力をお願いいたします。 このたびの表彰を励みとして、感謝状を受けました
同僚議員共々に、今のこの大変な情勢の中、市民が命と暮らしを守れる
まちづくりをするためにさらに力を尽くす決意でございます。皆様におかれましては、これからも御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手) 〔
受賞者着席〕 ──────────────────────────────
○議長(
森本茂樹) 諸般の報告をさせます。
議会事務局次長。 〔
小松史洋議会事務局次長朗読〕
呉市議会報告第7号 諸 般 の 報 告1 市長が提出した議案は次のとおりである。 議第70号 呉市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 外8件2 受理した報告書は次のとおりである。 報告第16号 呉市
土地開発公社等の経営状況について 外3件3 受理した監査報告書は次のとおりである。 監査報告第3号 令和元年度定期監査及び行政監査の結果報告について 外7件 ──────────────────────────────
○議長(
森本茂樹) なお、報告第16号から報告第19号並びに監査報告第3号から監査報告第10号はお手元に配信しておりますので、念のため申し上げます。 ──────────────────────────────
△日程第1 会期決定について
○議長(
森本茂樹) 日程に入ります。 日程第1、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 会期は6月23日まで9日間にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、会期は9日間と決定されました。 ──────────────────────────────
△日程第2 議第70号外8件
○議長(
森本茂樹) 日程第2、議第70号呉市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、外8件を一括して議題といたします。 本9件の説明を求めます。 〔新
原芳明市長登壇〕
◎市長(新原芳明) ただいま上程されました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議第70号は、
新型コロナウイルス感染症対策に従事した職員に対して支給する防疫等作業手当の特例を定めるものでございます。 議第71号は、地方税法の一部改正に伴い、市税の各税目における措置の創設、見直し等が行われたことに伴い、所要の規定の整備をするものでございます。 議第72号は、国の
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置を講じるための地方税法の一部改正に伴い、所要の規定の整備をするものでございます。 議第73号は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部改正に伴い、所要の規定の整備をするものでございます。 議第74号は、グリーンヒル郷原において指定管理者が行う業務に、市民農園の使用の許可に関する業務を追加するものでございます。 議第75号は、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部改正に伴い、所要の規定の整備をするものでございます。 議第76号は、天応大浜アパートの供用開始の日を延期するものでございます。 議第77号は、呉市生活バス運行事業で使用するバス車両を購入するものでございます。 議第78号の令和2年度呉市
一般会計補正予算は、
新型コロナウイルス感染症対策や災害関係に要する経費が主な内容でございます。 議会費では、議員の期末手当等の減額を、総務費では、市長等の期末手当の減額及び財政調整基金への積立てに要する経費を、民生費では、国の補正予算に対応したひとり親世帯に対する給付金の支給に要する経費を、衛生費では、抗原検査に使用する検査キット購入に要する経費を、災害復旧費では、農地等の災害復旧を県に委託するために要する経費を補正するものでございます。 以上、歳出合計は2億3,806万円の追加となり、その財源内訳は、分担金及び負担金については13万5千円の減額、国庫支出金については2億681万円、県支出金については2,343万2千円、繰越金については175万3千円、市債については620万円の増額でございます。 繰越明許費は、水路災害復旧事業のほか2事業につきまして、完了見込みを勘案し、令和3年度に繰り越すものでございます。 地方債の補正は、事業費の補正に伴い、限度額を変更するものでございます。 以上、上程されました各議案につきまして概要を御説明申し上げましたが、何とぞ御審議の上、議決を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
森本茂樹)
出席議員入替えのため10時50分まで休憩いたします。 午前10時41分 休 憩 ────────────────────────────── 午前10時50分 再 開
○議長(
森本茂樹) 会議を再開いたします。 ──────────────────────────────
△日程第3
檜垣美良議員の
一般質問
○議長(
森本茂樹) 日程第3、
檜垣議員の
一般質問を議題といたします。 3番
檜垣議員。 〔3番
檜垣美良議員登壇、拍手〕
◆3番(
檜垣美良議員) 皆様、おはようございます。私は、公明党
呉市議会議員団を代表して
一般質問させていただきます。 今定例会は、
新型コロナウイルス感染症対策により質問時間も短縮されましたので、このたびは
新型コロナウイルス感染症対策の関連に絞った内容で
一般質問させていただきます。 まず、質問に入る前に、一言御礼を申し述べさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症対応に献身的に取り組んでおられる医療事業者、福祉従事者をはじめとした皆様に心より敬意を表し、感謝を申し上げます。 さて、去る5月25日に全国の緊急事態宣言は解除され、国の対処方針においては、新しい生活様式が定着していくことを前提として、約3週間ごとに一定の移行期間を設け、外出の自粛や施設の使用制限の要請などを緩和しながら、段階的に社会経済の活動レベルを引き上げることとされております。これに伴い、広島県では、外出の自粛や施設の使用制限等が基本的に解除されたものの、6月18日までは引き続きリスクが高い地域への移動の自粛やイベントの開催条件の制限が呼びかけられているところです。 一方、呉市における
新型コロナウイルス対策は、予備費などの既定予算の活用と補正予算の専決処分による対応とともに、5月臨時会においては、約26億9,000万円の大型補正予算が可決いたしました。まずは、この予算に盛り込まれた支援策を市民、事業者の皆様にしっかりと周知し、影響を受けた方に支援が迅速に行き渡るように努めることが最優先課題であると思います。 一方、国は
新型コロナウイルスの感染拡大に対応する、総額117兆円の規模の第2次補正予算を成立させ、売上げの急減した中小事業者の家賃支援など、
新型コロナウイルス感染症対策を強力に支援するとしています。 各地では、既に経済社会活動が再開されていますが、より本格的な経済復興に向けた取組を進めていく一方で、決して気を緩めることなく、第2波、第3波の感染への備えに万全を期す必要があります。呉市においては、4月19日以降、新たな感染患者は発生しておりませんが、
新型コロナウイルスとの闘いは長期戦となることを覚悟しなければなりません。14億円の財政調整基金を取り崩し、編成された5月臨時会に続き、今定例会にも
新型コロナウイルス感染症対策予算が提案されておりますが、
新型コロナウイルス感染症対策を次のステージに力強く進めるためには、財政バランスにも配慮しながら必要な対策を適時、適切に講ずる必要があると考えております。 そこで、これまで行ってきた対策を振り返るとともに、それらを踏まえた上で、感染症に対するさらなる取組を間断なく進めていくために、機を捉えた補正予算の編成も含め、呉市民の皆様の安全と安心、そして経済の再生に向けてどのような考えで取り組もうとされているのか、お考えをお聞かせください。 あとの質問は、質問席にてお伺いいたします。 〔3番
檜垣美良議員降壇、質問席へ移動〕
○議長(
森本茂樹) 当局の答弁を求めます。
◎市長(新原芳明) まず、
檜垣議員がおっしゃいましたように、私からも医療関係者をはじめ、
新型コロナウイルス対策に御尽力をいただいている皆様に心からお礼を申し上げ、敬意を表させていただきたいと思います。 議員から御質問いただきました
新型コロナウイルス感染症対策といたしましては、私はまず市民の命を守るために感染が広がることを抑えることが一番大事だと考えております。そのためには、市民の皆様に3つの密を避けること、手洗いやうがい、マスクなど新しい生活様式を徹底していただくことを呼びかけるとともに、検査体制の強化など、議員おっしゃるとおり、第2波への備えを行うことが重要であると考えます。 そこで、診療とPCR検査のための検体の採取につきましては、現在、医師会に地域外来検査センターの設置に向けて調整を進めていただいているところでございます。また、呉市で採取したPCR検査のための検体については、広島県保健環境センターに持ち込まなくても、呉市の環境試験センターで行えるようにすることとしております。これらについては、5月臨時会で補正予算を議決いただきましたので、現在、第2波に向けた準備を進めているところでございます。 また、PCR検査のほかに、抗原検査が承認をされました。抗原検査は、クラスターが起きかけているときに行うことで、陽性の確定診断を迅速に行うことができ、そのクラスターの抑え込みに非常に役に立つと伺っております。こうした検査が必要になれば、すぐに実施できるように、今回の議会において購入のための補正予算をお願いしているところでございます。 第2波の発生時には、保健所が積極的に疫学調査を行い、感染を抑え込むことが非常に大事でございます。そのために、国の感染者等情報把握管理システム、ハーシスも5月末に稼働を始めております。従来のシステムと違って、医療機関や感染者の方々から直接、簡潔に入力する方法になりますので、従来の手書きやファクス、電話でのやり取りを基に保健所で入力をする必要がなくなります。今のうちに新しいシステムを習熟することで、保健所の事務負担が大いに軽減され、第2波の発生時に疫学調査、感染拡大の防止により力を割くことできるようになります。 次に、
新型コロナウイルス感染症対策により、精神的にも、経済的にも大きな影響を受けている生活者の皆様、そして事業者の皆様へ、国の1次、2次補正予算による支援に加えて、呉市独自の支援を行っております。 まず、子育て世代の皆様には、国の1人当たり1万円に加えて、呉市独自分として1万円を上乗せいたします。ひとり親世帯の皆様には、6月議会で国の施策として1人目5万円、2人目以降3万円などの
臨時特別給付金を支給するための呉市の所要の予算を今お願いしているところでございますが、5月臨時会では、これに加えて、呉市独自分として上乗せする1世帯当たり5万円を支給するための予算を議会で議決していただきました。 また、事業者の皆様にも、呉市独自で、1事業者当たり10万円の応援給付金、
新型コロナウイルス感染症、
日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区の閉鎖を乗り越え、投資やファンド拡大の企てや、チャレンジをされる事業者への支援、さらに、申請について専門家の支援を受けやすくするための手数料への補助など、26億8,600万円余りの補正予算を編成させていただきました。 そして、6月議会では、
新型コロナウイルス対策として、先ほど申し上げた、抗原検査やひとり親世帯の
臨時特別給付金の2件について、2億700万円余りをお願いしているところでございます。 さて、これからも
新型コロナウイルス感染症とは、新しい生活様式により対応していかなければなりません。今後とも、感染者を発生させず、発生しても広がりをできるだけ抑えるため、国や県とともに保健所設置市としてその役割を徹底して果たしてまいりたいと存じます。 また、生活者、事業者の皆様には、今後とも精神的、経済的に大きな影響を受けるものと思われます。まずは、これまでの施策を分かりやすく事業者の方々に伝えて、有効に使っていただけるように努めてまいります。そのために、日曜日に新聞折り込みをさせていただきましたので、ぜひ皆様によく読んでいただきたいと思います。その上で、新しい生活様式を取り入れたガイドラインなどに従って、対策を講じられた、またこれから講じられる飲食業ですとかホテル、旅館、タクシーなどの事業者に対しては、何か支援ができないのか、そして、スピーディー、かつできるだけシンプルにできないか、市役所内の各部に検討するように今指示をしているところでございます。 いずれにいたしましても、呉市民の命と暮らしを守るため、必要なものについては、議会とも相談させていただきながら、新たな補正予算を編成するなど、対応をしてまいりたいと存じます。どうぞお力添えをいただきますようお願いいたします。
◆3番(
檜垣美良議員) 私もチラシのほうは見させていただきました。インパクトのある、すばらしいチラシになっているなと感想を申し上げます。 今のお話ですけれども、第2波、第3波に備えた対策、また呉市独自の支援策を打ち出していただいて、本当に迅速な対応を高く評価いたします。また、今後の経済復興にしっかり取り組んでいただきますよう、期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは次に、
特別定額給付金についてお伺いいたします。
新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言の全国拡大に伴い、生活に深刻な影響が生じることを受け止めた上で、全国全ての人に一律10万円を支給する
特別定額給付金が始まっております。呉市では、5月7日よりオンライン申請が始まり、第1陣が15日に支給され、迅速な対応に、職員、関係者の皆様の努力に心より感謝申し上げます。 そこで、現在までの呉市における体制や支給状況についてお伺いいたします。
◎総務部長(阿原亨)
特別定額給付金に関する呉市の体制や現在までの支給状況についてのお尋ねでございます。 今回の
特別定額給付金10万円の支給につきましては、少しでも早く市民の皆様に支給していくために、この給付金が盛り込まれました緊急経済対策が閣議決定をされた4月20日の2日後、4月22日には総務部総務課内に総務部副部長をリーダーとする総勢8人のプロジェクトチームを立ち上げました。また、5月1日にこの給付金に係る補正予算を専決処分させていただいた後、直ちにコールセンターの設置、運営、申請書の発送、受付、審査などを一括して民間事業者に委託するとともに、市内部におきましても、市民部、福祉保健部などと協力して事務を執行する体制を整えたところでございます。5月7日からオンライン申請、5月15日から生活福祉資金の特例貸付けを申請した方などを対象とする緊急申請、5月29日から郵送申請の受付を開始いたしまして、既に多くの市民の皆様からの申請が届いている状況でございます。この処理に対応するため、委託先の事務センターにおきましても、現在、審査、入力事務だけで66人を配置して、その支給事務に当たっている状況でございます。 次に、支給状況の中身でございますけれども、オンライン申請は5月15日から、御指摘にありましたとおり、緊急申請は5月27日から、郵送申請は6月5日から順次支給を行っております。現在までの支給額の累計でございますが、今週末、6月18日までの見込みが出ましたので、御報告をいたします。 約97億円という支給予定となっておりまして、その進捗率は、約44%という状況でございます。
◆3番(
檜垣美良議員) ただいま44%が支給されている状況だということでお聞きいたしました。呉市においても、市民の皆様に徐々に入金が始まっている、進んでいるということが分かりました。しかし、オンライン申請が終わり、支給された人も含め、全世帯に郵送申請書が届くという、無駄で混乱を招く状況になっております。ほかの都市を見ますと、様々な工夫をして迅速に、手間をかけずに行っているというところも聞いております。その中で、奈良県の平群町というところなんですけれども、地方公共団体情報システム機構の被災者支援システムを
特別定額給付金の給付システムに改修して、迅速に給付を行っていると新聞に載っておりました。そういう意味では、どういうシステムを使うかということなんですけれども、呉市では、このたび新しい給付システムを構築されたということで、今後も見据えて、検討していくべきではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
特別定額給付金の支給は、現在、44%ということなので、まだまだ始まったばかりですので、呉市民のために、今以上にしっかり取り組んでいただいて、全市民にいち早く10万円が届きますよう要望、提案しておきます。よろしくお願いいたします。 それでは次に、
公共交通機関等を支えるさらなる支援についてお伺いいたします。
新型コロナウイルス感染症の感染リスクは、3密の状況にある公共バスやタクシーといった狭い密閉空間が上げられ、
新型コロナウイルス感染症が発生した初期の頃も、タクシー運転手の感染が確認されました。4月16日には、全国都道府県に緊急事態宣言が発出され、外出自粛となり、人の行動も制限がされる中、呉市民の足でもある
公共交通機関のバスやタクシーは多大な影響を受け、5割程度の収入が減少し、苦しい状況が続いております。幾つかのタクシー事業者は廃業に追い込まれる事態に陥っているという声も届いております。呉市民の生活を守るため、
公共交通機関の確保は必須であると考えますが、当局の見解をお伺いいたします。
◎都市部長(近藤昭博) 今回の
新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、特に緊急事態宣言が発出された4月以降、学校の休校や住民への不要不急の外出自粛要請、また企業の分散勤務への取組などの影響を受けたことにより、
公共交通機関の利用者は著しく減少いたしております。こうした状況におきましても、
公共交通機関は、社会の安定の維持の観点から、緊急事態措置の期間中においても事業継続を要請されたことから、利用者の激減による大変厳しい状況の中、事業を継続されているところでございます。緊急事態宣言の解除はなされましたが、利用者数は以前の水準に戻っておらず、交通事業者、特に中小事業者が多いタクシー事業の経営においては、依然として大変厳しい状況が続いております。公共交通は市民生活に不可欠で、重要な生活基盤の一つであり、引き続き
公共交通機関確保の取組が必要であると認識いたしております。
◆3番(
檜垣美良議員) 今の話で、公共交通事業者の役割や必要性が認識されているということがよく分かりました。関東のバス会社では、飛沫感染を防ぐために、臨時的な対策として、運転席脇に防護シートを取り付けたり、最前列の席を使用禁止とするなどの対策を取り、懸命に従事しておられます。呉市に入る公共交通バス会社も、3密を避けながら減便の対策を取り、費用の削減に努力されたと聞いております。政府は、タクシー利用者が激減したことを受け、全国のタクシー事業者が有償で食料品などを配送できるようにする特例措置を開始いたしました。水戸市では、許可を受けたタクシー事業者がデリバリーサービスを実施すると、1件につき300円の支給をする事業を開始しております。今後も、テレワークやオンライン会議などの増加が予想され、少なからず、こういったことにも影響も出てくると思われます。国の第2次補正予算の地方臨時給付金を活用し、呉市においても、何らかの支援を講じていく必要があると考えております。当局の考えをお聞かせください。
◎都市部長(近藤昭博) 広島電鉄や広島県タクシー協会呉支部等への聞き取りによりまして、
新型コロナウイルス感染拡大防止による人の移動の減少に伴い、経営が非常に厳しい状況となっていることなど、状況の把握に努めております。 そのような中、国の第2次補正予算におきましても、公共交通事業者が取り組む感染防止に対する補助制度が創設されたところでございます。公共交通は市民生活に不可欠で重要な生活基盤であり、さらに観光客などをお迎えするためにも新しい生活様式を取り入れた対策を講じていただくこととなるタクシー、貸切りバスなどにも、できるだけシンプルに早く支援をお届けできますように、国の第2次補正予算の地方創生臨時交付金を活用した交通事業者に対する支援を検討いたしているところでございます。 支援の内容につきましては、国、県の動向や他都市の状況も参考にしながら、本市のこれまでの施策等を考慮し、効果的な支援を行ってまいりたいと考えております。
◆3番(
檜垣美良議員) 期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 今後も、
コロナ禍から市民の生活を守り、呉市の経済復興に尽力していただきますよう切望いたします。 これで私の
一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
森本茂樹) 以上で
檜垣議員の
一般質問を終わります。 ──────────────────────────────
△日程第4
光宗等議員の
一般質問
○議長(
森本茂樹) 日程第4、光宗議員の
一般質問を議題といたします。 10番光宗議員。 〔10番
光宗等議員登壇、拍手〕
◆10番(
光宗等議員) 皆様、おはようございます。市民フォーラムを代表して質問を行わさせていただきます光宗でございます。よろしくお願いいたします。 本日は、
新型コロナウイルス感染拡大抑止体制ということで、要点を絞って質問をさせていただきます。 さて、
新型コロナウイルス感染症拡大による経済への影響が長期化の様相を見せており、世界的な流行が今年末にずれ込むケースでは、全国で最大300万人以上の失業者が出るという指摘もされております。呉市内の製造業、飲食業、ホテル、サービス業、旅行業、理容業、美容業、そのほか様々な業種におきましても、日に日に厳しさが増している状況であります。また、歯科医を含む医療機関、福祉関係でも厳しい状況となっております。そして、自動車、航空機部品、精密機器等グローバルに事業展開をする企業は、世界の感染終息が鍵と見込まれており、先行きが不透明な状況です。 こうした状況の中、先日開催された呉市臨時会におきましては、感染拡大防止策に1億600万円の予算が議決され、検査体制等の拡充が図られることになりました。また、事業者支援には12億9,000万円の支援策が打ち出されましたが、
新型コロナウイルスの対処法が確立されるまでは厳しい状況が続くものと想定されており、感染拡大防止をしっかり行いながら、呉市内での景気を刺激し、内需を拡大して、景気を押し上げる対策が重要ではないかと考えております。 この間、呉市におきましては、積極的に取り組まれていると評価しているところですが、改めて呉市の
コロナ禍における経済対策の方針をお聞かせいただきたいと思います。 これより質問席で質問をさせていただきます。 〔10番
光宗等議員降壇、質問席へ移動〕
○議長(
森本茂樹) 当局の答弁を求めます。
◎市長(新原芳明) ただいま光宗議員から
新型コロナウイルス感染症拡大による経済への影響が大変大きな課題になっているという御指摘をいただきました。これに対してどういう対策を講じるのかと、どういう考えなのかという御質問をいただき、私も全く同感でございますので、私の思いを御説明をさせていただきたいと思います。 現在、市内には
新型コロナウイルス感染症の影響による自粛要請などにより、経営に大きな影響を受けて苦しんでいらっしゃる多くの事業者の方々がいらっしゃいます。特に、経営基盤が脆弱で、呉市だけでなく、国や県をはじめとする各種支援制度について制度そのものを知らない、あるいは手続が難しくて申請できないといった、支援の手が届きにくい、小規模、零細企業の事業者の皆様に対して、より丁寧な寄り添った対応をしていく必要があると考えております。 そこで、これまでの商工振興課職員による相談対応に加えまして、市役所1階に行政書士による相談窓口を設置し、支援制度を活用いただけるよう相談体制を強化しているところでございます。さらに、社会保険労務士に依頼し、雇用調整助成金などの申請手続をした場合は、最大で10万円、その他の手続等を行政書士に依頼した場合は、最大で2万5,000円までその手数料を、その社会保険労務士や行政書士にお支払いするという制度も設けております。特に行政書士に手続をお願いした場合に補助する制度は、他の自治体にはない、呉市独自のものであり、非常に使いやすいものになっていると思います。 また、さきの5月臨時会では、事業者の皆様への支援策として、計約12億9,000万円もの補正予算の議決をいただいております。経営基盤の弱い小規模事業者の事業経営を下支えするために、1事業者あたり10万円の応援給付金を創設いたしました。これにつきましては、6月4日から郵送による受付を開始し、コールセンターを設けるとともに、市役所1階の相談窓口でも受付を行い、既に1,000件以上の申請をいただいております。できるだけ早く給付金がお手元に届くよう努力をしております。 このほか、
日本製鉄株式会社の
合理化方針により影響を受ける事業者の皆様にも御活用いただくことを想定いたしまして、1,000万円まで、2分の1を呉市が補助いたしますビジネスモデル転換支援補助金をはじめ、国の補助制度を利用する事業者の負担が10分の1となるように呉市が上乗せをするという制度のほか、クラウドファンディングを活用する事業者を応援するプロジェクトを立ち上げるなど、自助努力と創意工夫により活路を見いだしていこうとする事業者の皆様を応援する各種支援制度を設けております。 これらの制度について事業者の皆様に十分広報し、徹底して活用をしていただけるよう、私自身、ユーチューブの動画で御説明するとともに、資料を経済団体や商店街の組合などに直接お持ちをして説明をいたしております。このほか、先ほども
檜垣議員にも御説明申し上げましたけれども、制度を分かりやすくお知らせした広報チラシを、6月14日に新聞折り込みとして入れさせていただきました。今後も、機会あるごとに説明会を行うなど、有効に活用いただけるように努めてまいります。 なお、これも先ほど
檜垣議員にも御答弁いたしましたが、さらなる支援策として新しい生活様式を取り入れた対策を講じておられる、また、これから講じられる事業者に対して何か支援ができないか、しかもスピーディーかつシンプルな制度をできないかと、今市役所内の各部に検討をするように指示をしているところでございます。 引き続き、国や県などの新たな支援制度も確認しつつ、将来にわたり事業者の皆様の事業の継続と雇用の維持が図られるよう、また呉市域の産業全体の活力が落ち込むことのないよう、むしろ発展していくよう今後とも適時適切に施策を考え、実施してまいります。
◆10番(
光宗等議員) 新原市長から小規模、零細事業者への丁寧で寄り添った方針を聞かせていただきました。引き続きよろしくお願いしたいと思います。 そして、呉市は、
日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区閉鎖問題と大きな課題も抱えております。また現況からも、一日も早くワクチンが開発され、以前のように普通に生活できることが待ち望まれているところです。終息した暁には、禍を転じて福となす未来が呉市民の皆様に訪れるような施策を構築し、夢と持続可能な
まちづくりのビジョンを示していかなければいけないと考えております。よろしくお願いいたします。 続いての質問に移らさせていただきます。 先ほど
檜垣議員のほうからもありまして、ダブって大変申し訳ないんですけれども、
コロナ禍における公共交通への支援についてということで質問させていただきたいと思います。 先日、一般社団法人日本モビリティ・マネジメント会議が全国の交通事業者を対象にアンケート調査を実施し、半数の事業者が8月頃には事業困難になるとの交通崩壊の懸念を表明しました。中国地方においても、最低でも年585億円が減収するとの試算をこの会議に所属する呉工専の神田教授などがまとめて、交通サービスの維持のため自治体による経済支援などの重要性を指摘しています。呉市内におきましても、緊急事態宣言前後から利用率が激減し、現在でも密を避けるため利用率が回復していません。中国新聞などのメディアでも問題提起されているところですが、
新型コロナウイルス感染症の終息まで厳しい状況が見込まれているところであります。 こうした状況の中、呉市の対応策や考え方について再度お聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いします。
◎都市部長(近藤昭博) 今回の
コロナ禍における
公共交通機関の現況に対しましては、先ほど
檜垣議員に御答弁いたしましたように、大変厳しい状況にあると認識をいたしております。そのため、5月上旬に呉市内の生活バス及びタクシー事業者全社に職員が連絡をさせていただきまして、無利子、無担保の融資や雇用調整助成金、持続化給付金などの申請状況について確認をさせていただくとともに、これらの申請に当たり、事業者が社会保険労務士や行政書士を通じて申請するための費用の一部を呉市が助成する制度を設けたこと、小規模企業者応援給付金などの制度を設けたことなどの周知を行いまして、併せて事業者から経営状況などについても聞き取りを行ったところでございます。また、広島電鉄とも減便などについて意見交換を行うとともに、経営状況の聞き取りや今後の対応策についても協議を行っております。 緊急事態宣言は解除されましたが、密を避けるなど、今後は事業者においても新しい生活様式に対応した対策を講じていただく必要がございます。今後も、交通事業者の経営状況の把握に努めながら、国の補正予算にも対応し、効果的な施策を通じて公共交通の維持、確保を図ってまいりたいと考えております。 さらに、観光客などをお迎えするためにも新しい生活様式を取り入れた対策を講じていただくこととなるタクシー、貸切りバスなどにも、できるだけシンプルに早く支援がお届けできますよう支援方法を検討してまいります。
◆10番(
光宗等議員) この
コロナ禍を何とか乗り越えて、観光振興、呉駅
周辺地域総合開発や今後の
まちづくりにおいて公共交通の果たす役割は重要だと考えております。これまでどおり、まち機能の役割として担っていかなければいけません。モビリティ・マネジメント会議の中でも3つの対策で公共交通の感染リスクはほぼゼロになるという提言もされております。感染リスクの正しい理解に基づく安全な公共交通の乗り方や、科学、根拠、実態に基づいた情報発信、事業者も行政もそうなんですけれども、必要ではないかと考えております。よろしくお願いいたします。 3点目の質問でございます。 水道事業の広域連携の見通しについてでございます。 これまで所管の常任委員会で広島県における水道広域連携の進め方について、行政報告が行われたところでありますが、参加、不参加の意向を示す期限が迫る中で、呉市として、広域連携への参加、不参加の判断基準とその時期についてどのような方針であるのかお聞かせいただきたいと思います。
◎上下水道事業管理者(澤村直樹) 広島県における水道事業の広域連携につきましては、今年2月の文教企業委員会でも御報告いたしましたとおり、県全域で経営組織を一元化する統合を目指しまして、市町と県とで構成する一部事務組合の企業団を設立することが適当と考えております。近いうちに、広島県から広域連携の基本的な枠組みや具体的な取組をまとめた推進方針が示される予定となっておりますので、各市町はこの推進方針を基に令和2年度末までに企業団への参加の可否を判断することとなっております。 呉市の水道は、大正7年の給水開始以来、100年を超える歴史があり、呉市民にとって重要な財産であり、また市民生活に直結したインフラでございます。将来にわたって、市民サービスを提供していく上でどういった形の連携が呉市にとって適切なのか、現在慎重に検討を行っているところでございます。 今後も、広島県と協議を重ねながらしっかり検討を行い、議会にも御相談させていただきまして、令和2年度末までに参加の可否を判断していきたいと考えております。
◆10番(
光宗等議員) 分かりました。 続きまして、現時点での他都市の動向についてどの程度把握しているのかお聞かせいただきたいと思います。
◎
経営総務部長(道本幸雄) 水道事業の広域連携に関する各市町の動向についてお答えをいたします。 先ほども管理者のほうから答弁をいたしましたが、各市町は県からの近々示される予定となっております推進方針を踏まえまして、令和2年度末までに企業団への参加の可否を判断することとなっております。そのため、各市町におきましても、呉市と同様、現在検討を行っている段階でありまして、これまでに正式に参加、不参加を表明している市町はございません。どの市町が企業団に参加するのか、あるいは参加しないのかは企業団の運営に大きく影響を及ぼすものと考えられますので、今後も各市町の動向を注視してまいりたいと考えております。
◆10番(
光宗等議員) 参加する市町によってこの連携のメリットが大きく変わってくるものと思います。また、安全・安心な水を供給している水道事業は、世界にも誇れる、国民にとっても大切なライフラインです。効率化を進める各メニューが示されているところではありますが、危機管理体制の低下や安全・安心の低下につながるようなことになれば本末転倒な取組となります。この対応については、市民や議会への丁寧な説明と協議が必要だと考えております。呉市としては、ほかの市町の動向を踏まえて、慎重に対応するべきだと考えております。今後もよろしくお願いいたします。 以上、3項目につきまして質問させていただきましたが、この
コロナ禍で難局をどう乗り切っていくのかが、呉市においても最大の課題となっています。
新型コロナウイルス感染症は目に見えないウイルスとの闘いとなっており、医療従事者及び関係者の皆様に頼るところが大きなものであり、リスクと隣り合わせの日々の活躍に改めて感謝いたします。高齢化比率の高い呉市での感染拡大を防ぎながら、経済を回していかなければいけません。検査、医療体制の拡充等へさらなる取組をお願いさせていただきまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手)
○議長(
森本茂樹) 以上で光宗議員の
一般質問を終わります。 午後1時まで休憩いたします。 午前11時31分 休 憩 ────────────────────────────── 午後1時00分 再 開
○議長(
森本茂樹) 会議を再開いたします。 この際、申し上げます。 本日の
会議録署名者に16番田中議員、24番林田議員を追加指名いたします。 ──────────────────────────────
△日程第5 定
森健次朗議員の
一般質問
○議長(
森本茂樹) 日程第5、定森議員の
一般質問を議題といたします。 17番定森議員。 〔17番定
森健次朗議員登壇、拍手〕
◆17番(定
森健次朗議員) 誠志会を代表しまして、定森が質問をさせていただきます。 まず、
新型コロナウイルス感染症対応のため尽力していただいている方々に対し御礼申し上げるとともに、その敬意を表します。 さて、平成30年7月豪雨から間もなく2年を迎えようとしております。呉市は、これまで豪雨災害からの復旧・復興に取り組み、道路や河川など多くの被災箇所の復旧を進めてきました。一方で、仮設住宅等で生活されている被災者や農地の復旧が終わっていない農家の方々も多くいらっしゃることから、豪雨災害からの復旧・復興は道半ばであると考えております。また、そのさなかの今年2月に、
日本製鉄株式会社から旧日新製鋼、現瀬戸内製鉄所呉地区の高炉を2021年9月末をめどに休止、全設備は2023年9月末をめどに休止し、閉鎖するとの発表があり、従業員をはじめとした呉市民に大きな不安をもたらしました。さらに、追い打ちをかけるように
新型コロナウイルス感染症が世界的、全国的に拡大し、4月7日に政府が緊急事態宣言を行うと、未曽有の大災害の様相を見せております。幸い、呉市においては、市民、事業者、医療関係者など全ての皆様の御努力により、現在1名の感染者の確認にとどまっております。しかしながら、近日まで外出自粛や店舗等の休業などの感染拡大を防ぐ取組を国民が一丸となって行ってきたように、今後も
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため3密を避ける必要があり、子供から高齢者まで外出自粛など大きな変化、負担を強いられることとなっております。地域経済に目を向ければ、事業活動の自粛、外出自粛による売上げの減少などにより多くの事業者の経営に大きな影響を与えております。まさに呉市にとっては、平成30年7月豪雨、旧日新製鋼呉製鉄所設備休止報道及び
新型コロナウイルス感染症の三重苦になっていると考えております。 こうした厳しい状況を打開していくために、市長がリーダーシップを発揮して、これらの問題に対しどのように立ち向かっていこうとしているのか、豪雨災害の教訓も踏まえた上で、これからの市政の進み方について市長の考えを伺いたいと思います。 あとは、降壇して質問席にて質問させていただきます。 〔17番定
森健次朗議員降壇、質問席へ移動〕
○議長(
森本茂樹) 当局の答弁を求めます。
◎市長(新原芳明) ただいま定森議員から、豪雨災害の教訓を踏まえた上で、これからの市政の進み方について市長の考えを伺うという御質問をいただきました。お答えを申し上げます。 まず、平成30年7月豪雨災害から2年を迎えるに当たり、亡くなられた方に哀悼の意を表しますとともに、被災された方、特に現在もなお苦しんでおられる皆様へのお見舞いを申し上げます。そして、先ほど定森議員からも
新型コロナウイルスの感染拡大防止に御尽力をいただいている医療関係者をはじめ全ての市民の皆様に感謝を、そして敬意の気持ちをお示しになられましたが、私からも同じように感謝と敬意を表させていただきたいと思います。 私が市長に就任させていただいて以来、定森議員から今お話がありましたように、平成30年7月豪雨災害、
日本製鉄株式会社の高炉等の休止発表、そして
新型コロナウイルスと、市民生活、地域経済に大きな影響を及ぼす出来事が次々と起こりました。
新型コロナウイルス感染症に感染するのではないかという不安、外出自粛による生活に対する不安、売上減少などによる事業に対する不安など、まさに定森議員が御指摘になられたような、将来に対する多くの不安を市民の皆様は感じていらっしゃると思います。こうした状況では、今後の自然災害への備え、感染防止対策、生活者や事業者への支援策、そして新しい生活様式へ対応するための施策などを一つ一つ丁寧に、かつ着実に実行していくことが一番大事なのではないかと考えます。 平成30年7月豪雨災害では、被災者支援や道路、河川などの復旧、そしてさらなる強靱化、これに着実に取り組んでまいりました。また、災害の教訓として自らの命を守るために早めに避難行動を取ることの重要性が改めて認識されましたことから、避難情報を一斉電話伝達サービス、あるいは地域へのファクシミリ一斉送信などにより配信するなど、情報伝達方法の見直しを進めてまいりました。引き続き、地域住民の皆様と一緒に避難訓練などの活動を進めるなど、地域の防災力の向上に取り組んでまいります。
新型コロナウイルスへの対応につきましては、議会の皆様の御理解のもと、5月、6月の補正予算に計上させていただいた、あるいはこれから計上させていただく感染拡大の防止や子育て世代への支援をはじめとした生活支援、事業者の皆様への当面の支援と将来に向けた新ビジネスや販路拡大に対する支援、それから子供たちのICT教育環境の整備などに取り組んでまいります。 この中で、呉市独自策といたしまして、
新型コロナウイルスや
日本製鉄株式会社の高炉等の休止発表を乗り越えて、新たにチャレンジする事業者を応援するための助成制度を創設し、合計で4億2,475万円の予算を議決いただいたところでございます。例えば今は、広島市や東広島市から呉へ食事や買物、遊びに来るよりも、呉から広島市や東広島市へ食事や買物、遊びに行く人が多いと思われますが、先ほどのような投資あるいは職員、従業員の教育にお金を使っていただきまして、逆になるようにぜひチャレンジをしていただきたいと思います。こうしたことにより、多様な中小企業、小規模事業者が自助努力と創意工夫により繁栄し、呉市を支えていただく、そして市民の皆様が、必ずしも大きな工場でなくても、呉市の中小企業、小規模企業者を誇りに思い、応援していただくようになることを期待しているところでございます。今後とも、国や県と力を合わせて、呉の産業構造が重厚長大な産業だけに頼らない、強靱なものとなるように努めてまいります。 また、呉市の未来を見据えて、今年の4月に呉駅
周辺地域総合開発基本計画を策定をいたしました。今後は、この計画に基づきまして、自動運転をはじめとする次世代モビリティー、そして情報通信技術、これらを活用したスマートシティー、さらには次世代型の交通拠点をネットワークで結ぶバスタプロジェクトに取り組むなど、地方の中核都市である呉市が世界と競えるような魅力的なまちのモデルとなるための拠点として呉駅周辺を整備してまいります。こうした取組により、今後も訪れてみたい、住んでみたいと思えるまちにしていくことで、市民の皆様が安心してわくわくと生活していただけるよう、呉市の未来に向けて挑戦をしてまいります。
◆17番(定
森健次朗議員) まさに市長のこういった思いが今の状況を変える一番の要因になると思いますので、今後ともリーダーシップを発揮していただいて、市政に取り組んでいただければと思います。 続いて、市における
新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式の考え方について伺います。 広島県をはじめ、緊急事態宣言は解除されましたが、患者はその後も断続的に確認されております。このような中、5月4日に厚生労働省から
新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式の実践例が示されました。県においても、アフターコロナに向けた取組が進んでおります。 ここで伺いますが、これら国、県の指針を受けて、呉市ではどのような施策を行っていくのか、また取り組んでいく予定なのか確認します。
◎
福祉保健部参事(水野雅治) 本市における新しい生活様式に関する施策等についてのお尋ねでございます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、治療薬やワクチンの開発が進み、全国に広く行き渡るまでは再度感染が拡大する可能性がございます。また、今後予想されております第2波に対して感染による発症や感染の拡大を防ぐためにも、新しい生活様式の取組を普及させていく必要があると考えております。 これまでの本市の取組でございますが、国の感染症対策の提案を踏まえ、午前中に
檜垣議員、光宗議員に市長から御答弁させていただきましたが、昨日の新聞の折り込み広告の実施をはじめ、感染予防のための3つのキーワードでございます、十分な距離を取る、マスクの着用、しっかり手洗いにつきまして、呉市の公式キャラクター、呉氏でPRしたチラシや、具体的な実践例を紹介したチラシの作成、またホームページへの掲載などの広報を行うとともに、自治会での回覧も依頼しているところでございます。 なお、国の専門家会議におきましても、
新型コロナウイルス感染症は長丁場の対応が必要になるとされておりまして、今後も継続して感染を防ぐためには、市民一人一人の生活上の工夫が何より大切でありますことから、新しい生活様式を実践していただけるよう引き続き市民の皆様への広報に努めてまいります。
◆17番(定
森健次朗議員) 市の新しい生活様式の取組について理解しました。特に、市の責務として広報活動に力を入れていただければ幸いです。 次に出水期、いわゆる梅雨どきの避難の在り方についてお尋ねします。 広島県も梅雨時期に入りました。呉市においては、大雨災害に対して様々な施策を講じておられると思います。レベル3、高齢者避難開始、避難準備や、レベル4、避難勧告が出されても、
新型コロナウイルス感染症に感染してしまうのではないかと思い、避難しない市民が出るのではないかと危惧しております。 そこで、市民が安心して避難できる避難所にするためにどのような対応を取られると考えているのかお伺いします。
◎
総務部危機管理監(関川秀樹) 避難所での感染予防対策など、市民が安心して避難できる避難所の在り方についてお尋ねでございます。 従来の避難所であれば、体育館など同一空間に間仕切りのない状態で避難をしていただいておりました。そういった中、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、避難所での感染予防対策は重要であると考え、出水期に向け検討を行い、準備を進めてまいりました。 避難所で危惧されています3密状態を防ぐために、通常避難所に使う部屋だけでなく、そのほかの教室なども含めて可能な限り多くの教室、部屋を避難に利用できるよう準備を進めるとともに、定期的な換気などにより3密状態の解消に努めることとしております。加えて、大きな空間には、間仕切りを設置できるように、予備費を活用し、各避難所に配備をしたところです。また、避難所の衛生環境を確保するため、消毒液や洗剤を用意し、定期的な消毒、清掃の実施に加え、ウェットティッシュやゴム手袋等を準備し、衛生管理にも努めてまいります。 避難される方に対しましては、避難所での手洗いやせきエチケット等の感染防止策への協力をお願いするとともに、入所前の検温に加え、定期的な検温に協力していただくこととしておりますし、発熱やせき等の症状のある方が避難された場合のスペースの確保や、動線の分離などにも取り組んでまいります。 以上のような取組に加え、避難所への感染症対策に必要となるマスクや体温計、タオル、ウェットティッシュなどの持参物を紹介するリーフレット等を配布し、避難所での感染予防について周知を図っているところでございます。併せて、避難に当たっては、知人、友人宅など複数の避難先を確保することなど、避難所にこだわることなく、安全な場所への避難も呼びかけているところです。 いずれにいたしましても、
新型コロナウイルス感染症に感染することへの不安から避難しないといったことがないよう予防策を徹底するとともに、避難所における取組を市民に理解していただくよう努めてまいります。
◆17番(定
森健次朗議員) 避難所での3密の防止、衛生管理など様々なことに取り組まれていることが分かりました。こういった中、避難勧告等が出された場合、ソーシャルディスタンスを保つ観点から県東部地域では避難所を増やすといった動きもあるようです。呉市においても避難所を増やすといった考えはないのか、また、例えば在宅や知人宅等に避難した場合の支援はどのように考えられているか確認します。
◎
総務部危機管理監(関川秀樹) まず初めに、避難所を増やすといった考えについてですけれど、大雨による災害に対応するため75か所の第1開設避難所を市が開設することにしております。また、避難所では、通常避難所に使う部屋だけでなく、そのほかの教室なども含め、可能な限り多くの部屋を避難に利用できるようスペースの確保に努めてまいります。さらに、避難者が多い場合は、それぞれの地域に応じて市が第2開設避難所を開設することにしております。また、平成30年7月豪雨災害後、地域の身近な場所での避難所の確保に努めており、地域開設避難所19か所、民間施設を利用した避難所3か所が緊急的に避難所として利用できることになったところです。そういった自治会、自主防災会などが開設する地域開設避難所等の開設も呼びかけ、感染拡大防止に努めてまいります。 次に、避難所以外の場所へおられる方への支援についてです。大雨などにより避難勧告等が発令されたときは、まず市民の皆様には、避難所だけでなく、親戚や知人宅を含んだ安全な場所に避難していただくようお願いしております。そして、避難所に避難する際には、従来から必要な食料、水等を持参していただくようお願いいたしているところです。同様に、避難所以外の場所に避難される方につきましても、必要な食料等の準備をお願いさせていただいているところです。一方、避難勧告等が解除された後に、被災したことなどにより自宅以外で避難生活をせざるを得ない方が避難所以外で避難されている場合は、自治会や自主防災組織、消防団等と協力しながら、できる限りの支援を行ってまいります。 いずれにしましても、避難所に行くことだけが避難でないと市民にお願いしていることから、災害が発生した場合には、避難先によって支援に必要以上の差が生じないように努めてまいります。
◆17番(定
森健次朗議員) 今後も、支援が受けられないといったことがないように留意いただければと思います。 続いて、
外国人労働者等への対応についてお伺いします。 これまで新しい生活様式について質問させていただきましたが、
外国人労働者等の苦労は日本人以上のものだと考えております。したがって、外国人労働者に対する
特別定額給付金について、今現在どのような送付状況、フォローになっているか、また続けて新しい生活様式について今後どのように外国人の方に伝えていくか、市側の認識を確認します。
◎総務部長(阿原亨)
特別定額給付金に係る外国人への対応等についてのお尋ねでございます。
特別定額給付金は、基準日である令和2年4月27日に住民基本台帳に記録されている方に1人当たり10万円を支給するものでございます。議員御指摘のとおり、住民基本台帳に記録されていれば外国人の方にも支給されますので、対象となる外国人の方には5月27日に市民の皆様と同様に申請書を郵送したところでございます。 なお、今回の給付金の対象となる外国人の方は2,834世帯、3,546人となっており、率にいたしますと、世帯数では全体のうち約2.6%、人数では約1.6%となっております。 次に、外国人の方に対する対応等でございますが、まず本庁舎1階の国際交流センターにおける対応といたしまして、国際交流協会のフェイスブックで事業開始の案内や多言語で表示した申請書見本の掲載、易しい日本語による事業の解説、郵送開始の案内などを情報発信するとともに、国際交流センターにおきまして申請書の記入等に係る相談や支援を行っておるところでございます。 また、呉市の
特別定額給付金のホームページに総務省のホームページのリンクを貼っておりまして、リンク先において12の言語で
特別定額給付金の事業案内や申請書の見本を説明してございますので、このページも御案内しているところでございます。 今後とも、迅速かつ的確な支給事務が行えるよう、また一日でも早く市民の皆様全員に
特別定額給付金を支給できるよう努めてまいりたいと考えております。
◎市民部長(神垣淳司) 私のほうからは、外国人の方々に対する新しい生活様式の広報についてお答えいたします。 呉市では、これまで市内に在住されている外国人の方々に対しまして、
新型コロナウイルスに関する感染予防対策や
特別定額給付金などについて、易しい日本語や多言語、主に英語、ポルトガル語、中国語、ベトナム語などで翻訳した情報をフェイスブック、ホームページ、チラシなどで広報してまいりました。また、市役所本庁舎1階の呉市国際交流センターでは、外国人の方々のための相談窓口を設けております。同センターでの相談件数を見てみますと、今年の3月から5月の相談件数は、昨年の同時期と比較すると倍増しており、この増加した件数は
新型コロナウイルス関連のものとなっております。特に
特別定額給付金の申請等に関する相談が多く、先ほど総務部長がお答えしたとおり、同センターの相談員が申請書の記入などについて支援を行ってきております。 新しい生活様式の広報につきましては、易しい日本語を用いまして、5月16日と6月5日に呉市及び呉市国際交流協会のフェイスブックで周知したところでございます。新しい生活様式を外国人の方々にも実践していただくためには、今後さらなる広報が必要であると考えておりますので、福祉保健部や産業部などの関連部局とも連携を図り、多言語で翻訳した新しい生活様式のチラシを作成し、外国人を雇用されている事業所などの協力も得ながら、啓発に努めていきたいと考えております。
◆17番(定
森健次朗議員) しっかりと対応していただいていると聞きまして安心しております。 次に、呉駅
周辺地域総合開発についてお伺いします。 このたび4月20日に呉駅
周辺地域総合開発基本計画が発表されました。これを受け、国事業等と調整を行いながら進めていくと考えておりますが、まずは基本計画の概要と
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて進捗状況に影響はあるのか、今後の進め方についてお尋ねします。
◎都市部長(近藤昭博) 4月に策定いたしました呉駅
周辺地域総合開発基本計画では、交通
まちづくりとスマートシティーの発信拠点の形成に向けて、国が進めるバスタプロジェクトの一環として次世代型総合交通拠点の整備を推進し、市内で最も人口と都市機能が高度に集積し、Society5.0の実現に向けた先駆的サービスが展開される、次世代のまちなか居住エリアの創出を目指しております。そして、現在、検討作業を進めております事業計画では、交通ターミナルの整備と合わせて、そごう呉店跡地に複合施設を整備するという、いわゆる第1期開発について策定する予定としております。 基本計画に記載しておりますスケジュールでは、今年度中にプロポーザル等により民間開発事業者を選定し、呉市と複合施設の整備主体となる民間開発事業者、そして交通ターミナルの整備主体として想定しております国とが相互に連携しながら、より詳細な計画を策定する予定としております。 一方で、
新型コロナウイルスの発生により、全国的に商業開発ニーズが低下傾向にございますが、回復までにどれくらいの期間を要するか不確実な状況がございます。こうしたことから、プロポーザルの実施時期については、その影響を見極めながら慎重に検討してまいりたいと考えております。 また、駅前広場、すなわち1階の交通ターミナルと2階デッキ広場の部分については、国のバスタプロジェクトの一環として整備していただくことを目指しておりまして、近々国から整備方針を発表していただけると伺っております。引き続き、交通ターミナル部分について国に検討を進めていただき、複合施設部分に関する市の検討内容を盛り込みながら、事業計画の取りまとめを進めてまいります。
◆17番(定
森健次朗議員) 概要と進捗について理解しました。 次に、若者のアイデアの活用についてお尋ねします。 今年1月に新日本造機ホールで……
○議長(
森本茂樹) 残り3分です。
◆17番(定
森健次朗議員) (続)新日本造機ホールで発表された呉三津田高校の社会探究プロジェクトの発表会では、呉駅周辺での新しい駐輪システムの提案が行われました。こういった若者の意見こそ、駅周辺の開発に取り入れていくべきではないかと考えております。今後、こうした意見を駅周辺開発に取り入れていく手法について具体的な方策を考えているか伺います。
◎都市部長(近藤昭博) 昨年度は、基本計画の策定に向けまして無作為抽出により若者も含む幅広い年齢層を対象にアンケート調査を実施したほか、交通社会実験に参加いただいた市民の皆様を対象にしたアンケートも実施したところでございます。 今後、若者の意見を駅周辺開発に取り入れていく手法といたしましては、この呉三津田高校の社会探究プロジェクトのほか、出前トークが活用できると考えており、4月に基本計画を策定したことを受けて、呉駅
周辺地域総合開発についても出前トークのメニューに盛り込んだところでございます。また、今年度も予定しております交通社会実験では、交通問題などの個別のテーマでワークショップを開催することも考えております。 こうした手法を活用し、高校生などの若者に呉駅周辺開発に興味を持っていただいて、多様な意見をいただきながら、事業計画策定に生かしてまいりたいと考えております。
◆17番(定
森健次朗議員) 私も、議員として若者の意見の取り入れについて、ぜひ取り組んでいきたいと考えております。 最後に、6月12日に国の2次補正予算が成立しました。市民のためにも、一刻も早く呉市の次期補正予算も検討いただきまして、さらなる市民の安心に努めてもいただければと思います。 以上で質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
森本茂樹) 以上で定森議員の
一般質問を終わります。 ──────────────────────────────
△日程第6 片岡慶行議員の
一般質問
○議長(
森本茂樹) 日程第6、片岡議員の
一般質問を議題といたします。 25番片岡議員。 〔25番片岡慶行議員登壇、拍手〕
◆25番(片岡慶行議員) 皆さん、こんにちは。私は、仁友会を代表いたしまして質問をさせていただきたいと思います。 まず、呉市の将来を見据えた産業施策について質問をいたします。 我が呉市は、一昨年の豪雨災害を経験し、
日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区を全面休止という方針の表明、そして、さらにこれらに追い打ちをかけるような
新型コロナウイルス感染症の蔓延による産業全体にわたる経済の停滞など、呉市産業を取り巻く環境は非常に厳しい状況に陥っております。今、不況に陥っている呉市の経済を今後どのように牽引し、復活させていくのか、あるいはどのような分野を重点的にどういった支援をするのか、企業誘致、産業構造転換も含めた市の施策の在り方によって呉市の産業が今後活性化するのか、それとも衰退していくのか、非常に大切な分岐点にあるように思います。 そこで、お尋ねをいたします。
新型コロナウイルス感染症の影響から経済の復活を目指し、さらには
日本製鉄株式会社の
合理化方針を乗り越え、呉市の産業をどのように導いていこうとされているのか、そしてそのためにはどのような施策を展開していくべきなのか、市長のリーダーシップのもとその方向性や指針をお示しいただきたいと思います。 後は降壇して質問いたします。 〔25番片岡慶行議員降壇、質問席へ移動〕
○議長(
森本茂樹) 当局の答弁を求めます。
◎市長(新原芳明) ただいま片岡議員から、呉市の将来を見据えた産業の在り方、方向性や指針について御質問をいただきました。恐らく、市民の皆さんが今一番御心配をされている点ではないかと思います。 まず、
新型コロナウイルスの影響で飲食店や宿泊業など、非常に厳しい状態の事業者も多く、引き続き特に零細企業の事業者へはきめ細かに支援をしていく必要があると考えております。現在までに呉市で用意をいたしました、あるいは国で用意をされた施策を十分に広報し、徹底して活用していただくとともに、さらにシンプルで早くお届けできるような支援策を考えるよう市役所内で指示をしているところでございます。 また、
日本製鉄株式会社の合理化計画による雇用問題は非常に心配な点でございますが、
日本製鉄株式会社は、鉄の分野に習熟しており、協力会社の社員の雇用は責任を持って守り抜く、これが基本だという立場でございます。まずはこれを尊重して、
日本製鉄株式会社の対応を待っているところでございますが、ある程度のめどがついたところで、その上でなお呉に残りたいと思っておられる従業員や企業を全力で支援をしていかなければなりません。具体的には、転職希望者を支援するための職業訓練、相談会の開催、求人と求職を取り持つジョブマッチングなどが考えられます。また、
日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区の高炉等の休止発表や
新型コロナウイルスの影響を受けながらも、新たなビジネスへの事業転換あるいは販路拡大に向け、新たなチャレンジを実施しようとする事業者を応援していく必要がございます。これらの取組については、国、県をはじめ金融機関等とも連携、協力しながら進めていかなければならないと考えております。 さて、今後の呉のためにも、産業構造の転換と中小企業、小規模事業の振興が非常に重要でございます。呉市の経済発展のためには、中小企業の自助努力、創意工夫による活力向上は不可欠でございます。中小企業を振興するための条例を令和元年に制定しており、引き続き経営者セミナーの開催、販路開拓や自社製品開発への支援を通じて企業が活躍できる環境を整備してまいります。 これまで呉市は鉄鋼、造船などをはじめとする重厚長大産業により発展をしてきました。近年は、半導体製造装置、ジェットエンジンの大事な部品、自動車の部品、精密計測器、石炭火力発電向けなどの省エネ環境機器など、新たな分野も広がっております。さらに、今後、光通信の整備により島嶼部でもテレワークの導入が可能となり、どこでも働ける環境が整うこと、また観光産業にも活用することで新たなチャレンジが生まれることが期待されます。さらに、今は、先ほども申し上げましたけれども、広島市、東広島市から呉へ飲食、買物または遊びに来るよりも、呉から行くほうが多いと思いますが、逆になるようにぜひ投資や人材の育成をしていただきたいと思います。そのための環境を整えてまいります。 いずれにしても、あらゆる多くのチャレンジができるような呉を目指してまいります。今後とも、議員の皆様方の御指導をよろしくお願いを申し上げます。
◆25番(片岡慶行議員) 市長、るる説明をいただきました。掘り下げて質問をしたいんですが、非常に質問時間が短うございまして、今述べられたことにつきまして真摯に取り組んでいただきたいと思っておりますし、期待をいたしております。産業構造転換も含めて、市長のリーダーシップのもと、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。 それでは引き続きまして、
緊急事態宣言解除に伴う呉市の考え方について質問をいたします。 まず、政府は5月25日に、当初期限としていました5月末を待たずに、緊急事態措置を実施する必要がなくなったとして宣言の解除を行いました。ただ、その際、7月31日までの移行期間を設け、段階的に社会経済の活性レベルを引き上げることとしております。また、広島県は、県が宣言区域から解除された15日に新たな対処方針を制定し、その後、22日の改正で現状の感染症の蔓延状況を県独自の指標に、新しい生活様式による感染拡大の予防を図るとの指針を示しております。 県がこうした対処方針を定める際に根拠とした感染拡大防止策や医療提供体制などは、呉市ではどうなっているのか、また県の対処方針に対する呉市の考え方、今後どういった基準で判断をし、緩和等を進め、
新型コロナウイルスに対処していくのかをお尋ねいたします。
◎
福祉保健部長(原垣内清治) 御質問の対処方針でございますが、その中で県は、制限を一度に緩和することは再度感染の拡大を招くおそれがあるといたしまして、自粛要請等の緩和及び解除について慎重に対応し、段階的に社会経済の活動レベルを上げていくことといたしております。 この対処方針につきましては、新型インフルエンザ特措法に基づく要請といたしまして、呉市も含め、県内23市町の協議の上で決定されたものであり、本市もこれに従い、新しい生活様式を守り、感染の第2波に備えながら、市営施設の再開運営や主催行事の開催等を行うこととしております。 また、こうした判断の指標となりますのは、感染の状況、医療提供体制、監視体制の3点です。 まず、市内の感染でございますが、4月18日に1名の陽性が確認されておりますが、濃厚接触者の健康観察も無事終わり、本人も陰性となり、5月25日に退院されておられます。なお、その後の感染の確認はございません。 次に、医療提供体制でございますが、こちらは県が責任を持ちまして、県全体で整備しておりますけれども、ピーク時を見越して266病床が確保され、現在は空床率が98%を超えております。また、軽症者等に対応する療養施設も130室が準備され、十分に余裕があるところでございます。 次に、PCR検査などの監視体制でございますが、5月臨時会で補正予算を議決いただきましたけれども、呉市医師会に委託し、かかりつけ医と連携実施する、地域外来検査センターが今月中の設置に向けて調整を進めておるところでございまして、このセンターも含めますと市内6か所で検体採取が可能となります。また、市直営で1日最大70件のPCR検査が可能となる機器の導入も進めております。広島県の検査体制と合わせますと、今後感染を疑われる方が急増した場合でも検査可能な体制となります。また、抗原検査や唾液によるPCR検査の導入、国のハーシス、感染者等情報把握管理支援システムの稼働などにより、迅速な疫学調査や感染拡大防止が可能な状況となっております。本市におきましても、今後もこうした指標に注目し、市民の皆様の安全・安心を図りながら、社会活動や経済活動の活性化等を図ってまいりたいと思っております。
◆25番(片岡慶行議員) ありがとうございました。 続きまして、高齢者福祉施設での対応についてお伺いをいたします。 これまで、広島県での感染状況を見ますと、三次市での通所介護事業所、高齢者入所施設や広島市の障害者施設など、こうした福祉施設への通所者や入所者に感染が発生すると、施設利用者や職員、御家族など関係者に感染が広がる事例が見られます。こうした施設では、感染が拡大するリスクが相当高いものと考えております。また、
新型コロナウイルス感染症による死亡者は、現時点で1,000人に迫る勢いであります。そのうち14%、7人に1人が介護施設に入所している高齢者等であるとの報道もあります。高齢者は、重症化する危険性が高く、場合によっては死亡のリスクもあると認識していますが、実態はどうなっているのでしょうか。また、こうした高齢者福祉施設に対する本市での感染予防対策についてお伺いをいたします。
◎
福祉保健部長(原垣内清治) 御指摘のように、
新型コロナウイルス感染症は、高齢者や基礎疾患をお持ちの方が重症化し、死亡に至るリスクが高いとされております。一方で、罹患いたしましても、約8割の方は軽症で経過し、感染の自覚のないまま治癒する例も多いことから、気がつかないうちに高齢者施設等にウイルスが持ち込まれ、クラスターが発生するという事例も報告されております。そのため、高齢者施設等の職員が
新型コロナウイルス感染症に対する正しい知識を持ち、適切な感染症対策に努めることができるよう、国、県等が発出する最新、正確な情報を呉市から随時提供しております。そのほかに、介護、障害福祉の日常業務での感染予防対策を支援するため、呉市備蓄分などから3月にマスク3万1,000枚を、6月に4万枚を事業者に配布しております。また、消毒液につきましても、国の優先供給スキームを活用いたしまして、毎月各事業者の状況を調査し、必要量を提供できる体制としております。
◆25番(片岡慶行議員) 分かりました。 それでは、呉市内でのPCR検査体制の拡充について説明がありました。その点については安心をいたしましたが、市内の高齢者福祉施設も含め、呉市で感染者が確認された場合、医療体制が充実しているとされている呉市で、市民の入院治療等の医療提供体制はしっかり確保できるのかをお尋ねをいたします。
◎
福祉保健部長(原垣内清治) 医療体制等の御質問でございます。 先ほどの答弁と重なる部分はございますが、高齢者施設等での感染も含めまして、
新型コロナウイルス感染症患者の受入れ態勢につきましては、県が責任を持ち、県全体で調整することとされております。その上で、呉市では、こうした調整をより迅速に行うため、市内の公的5病院を中心にいたしまして、
新型コロナウイルス感染症呉市医療体制整備実務者会議を設置しており、本市の充実した医療提供体制を十分に活用できる体制としております。こうした会議は、県、市、医師会等の関係団体が集まり、協議する、呉地域保健対策協議会、いわゆる地対協で行っておりまして、介護施設や障害者福祉施設等での
新型コロナウイルス感染拡大防止、感染予防等につきましても、地対協の中に
新型コロナウイルス感染症に関する福祉サービス調整検討小委員会を設けておりまして、この中で、今回補正予算を上げさせていただいております抗原検査の活用等も含めまして協議することとしておるところでございます。
◆25番(片岡慶行議員) しっかりした体制を組んでおられるようですが、引き継ぎ
新型コロナウイルス感染症に対する対策をしっかりしていただきたいと思います。 最後に、消防局西消防署新庁舎と新たな消防体制について質問をいたします。 平成30年の豪雨災害に続き、災害とも呼べる
新型コロナウイルスの感染拡大など、市民生活が危機にさらされる事案が続いており、市民の安心・安全を守るためには、消防の担う役割がますます大きなものとなっております。 このような中、テレビ広報番組「くれワンダーランドJourney」で紹介されていたものを見ましたが、本年3月にすばらしい新庁舎が誕生し、人命救助の専門部隊である、高度救助隊が新たに配置されたことは市民の安心に大きくつながっていると感じております。今後も、しっかりと業務に励んでいただきたいと思います。 ところで、新築された消防局西消防署以外の施設はどのような状況になっているんでしょうか。建設からかなりの年数が経過し、老朽化した施設も多いような気がしております。災害対応の拠点である、消防署や出張所の機能が損なわれることがあれば市民生活の危機に直結します。呉市全体の防災体制という面で考えたとき、例えば消防施設の耐震化といったところは大変重要な問題であると考えております。 そこでお伺いをいたします。 呉市
消防局管内における消防署や消防出張所の中で耐震化されていない施設はあるのでしょうか。もしあるのであればどうするつもりなのか、またそのほかの施設も老朽化が進んでいく中で、呉市全体の消防体制についてどう考えているのかをお伺いをいたします。
◎消防長(中西賢一) 消防施設の耐震化及び呉市全体の消防体制についてのお尋ねでございます。 議員御案内のとおり、消防を取り巻く環境は刻々と変化しており、市民の生命、身体及び財産を守るためには消防体制の充実強化が不可欠であると考えております。こうした中、本年3月に完成いたしました新消防庁舎は、大規模な地震にも耐え得る構造となっており、防災拠点としての機能が大幅に強化されました。消防の庁舎のほとんどは、新耐震基準で建設されてはおりますが、昭和44年に建設された川尻出張所のみが基準を満たしていない状況となっております。議員仰せのとおり、災害対応の拠点である消防署や出張所の機能が損なわれるようなことは避けなければなりません。川尻出張所の現状につきましては、我々も喫緊の課題であると認識しておりますが、今後の方針につきましては、老朽化が進むほかの施設も含め、呉市全体の消防体制を考える中で検討していく必要があると考えております。 こうした呉市全体の消防体制につきましては、今後想定される人口減少や少子高齢化などによるニーズの変化を踏まえ、呉市公共施設総合管理計画、及び今年度策定される予定の個別施設計画等と整合を図りながら、人員あるいは施設の在り方を含め、10年後、20年後を見据えた検討を行ってまいりたいと考えております。
◆25番(片岡慶行議員) 消防庁舎の中に耐震基準を満たさない建物があることが分かりました。今後の在り方については、呉市全体の消防体制を考える中で検討していくということでありますが、市民の安心・安全に直結する施設ですので、できるだけ早く検討を進めて、始めていただきたいと思います。 呉市人口ビジョンでは、2040年には人口が約16万人となり、今より約6万人減少するとされております。また、公共施設総合管理計画では、公共施設の総延べ床面積を30年間で3割減少するという基本方針が示されております。時代に見合った規模、配置を行うことは確かに必要ですが、市域が狭くなるわけではありません。市民の安心・安全を大きく損なわれることのないよう、できるだけ早く、また慎重に検討していただきたいと思います。 これをもちまして私の代表質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
森本茂樹) 以上で片岡議員の
一般質問を終わります。
出席議員入替えのため午後2時まで休憩をいたします。 午後1時51分 休 憩 ────────────────────────────── 午後2時00分 再 開
○議長(
森本茂樹) 会議を再開いたします。 ──────────────────────────────
△日程第7
林田浩秋議員の
一般質問
○議長(
森本茂樹) 日程第7、林田議員の
一般質問を議題といたします。 24番林田議員。 〔24番
林田浩秋議員登壇、拍手〕
◆24番(
林田浩秋議員) それでは、同志会を代表しまして、質問します。 まず、今回の代表質問で
新型コロナウイルス対策の質問は控えます。議会として各会派の要望を提出していますし、そして当局側も
新型コロナウイルスに対しての対応はこれまで経験したことのない取組ですが、職員も一生懸命取り組んでおられます。そこで、今後の
新型コロナウイルス対策に際しましてお願いがあります。 一つ目は、第2波の対策を万全にしておいていただきたい、二つ目は、市民に対しては迅速に対策を打っていただきたい、そのことを切にお願いいたします。 それでは、質問に移ります。 農業、農地、農村の役割についてお伺いします。 私は、農業の施策を進めていく上で、農業、農地、農村を一体的に考え、施策を実施していくべきであると思っています。農業の振興なくして、農地の維持はできないし、農地が荒廃すれば農業は廃れ、農村を持続することができないと思います。農業の衰退に歯止めをかけなければ、集落はいずれ限界集落となり、次に廃集落となり、ふるさともなくなってしまいます。ぜひとも、農業、農地、農村を守っていただきたい。 そこで、市長は、農業、農地、農村の役割をどのように思い、考えておられるのかをお伺いします。 以下は、降壇して行います。 〔24番
林田浩秋議員降壇、質問席へ移動〕
○議長(
森本茂樹) 当局の答弁を求めます。