◎
市長(
小村和年) ただいま上程されました議第56号について御説明を申し上げます。 本案は、呉市
監査委員の
任期満了に伴う
後任委員の選任について、御同意を
お願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております
迫正博氏は、現在呉市
監査委員として御活躍中であり、学識、
経験ともに大変豊かな方でございまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。何とぞ御同意を賜りますよう
お願いを申し上げる次第でございます。
○
議長(
石崎元成) お諮りいたします。 本件は、先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。 ──────────────────────────────
△日程第4 議第57号外1件
○
議長(
石崎元成) 日程第4、議第57号呉市
固定資産評価審査委員会委員の選任について、外1件を一括して議題といたします。 本2件は、お手元に配付いたしております。 本2件の説明を求めます。
市長。 〔
小村和年市長登壇〕
◎
市長(
小村和年) ただいま上程されました議第57号及び議第58号について御説明申し上げます。 本案は、呉市
固定資産評価審査委員会委員の
任期満了に伴う
後任委員の選任について、御同意を
お願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております砂古健三氏は、現在呉市
固定資産評価審査委員会委員として御活躍中であり、学識、
経験ともに大変豊かな方でございまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。 また、
中村芳治氏は、学識、
経験ともに大変豊かな方でございまして、本市の
固定資産評価審査委員会委員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますよう
お願いを申し上げます。
○
議長(
石崎元成) お諮りいたします。 本2件は、先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本2件を一括して採決いたします。 本2件は同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、本2件は同意されました。 ──────────────────────────────
△日程第5 諮議第1号外9件
○
議長(
石崎元成) 日程第5、諮議第1
号人権擁護委員候補者の推薦について、外9件を一括して議題といたします。 本10件は、お手元に配付いたしております。 ──────────────── 諮議第1号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第150号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第150号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住
所すえなが
りょうこ
末 永 良 子呉市和庄1丁目12番23号 ──────────────── 諮議第2号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第151号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第151号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住 所おかもと ゆうぞう
岡 本 雄 三呉市警固屋6丁目11番31号 ──────────────── 諮議第3号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第152号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第152号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住 所もりさわ
まさひろ
森 澤 正 博呉市音戸町渡子2丁目16番8号 ──────────────── 諮議第4号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第153号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第153号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住
所さきもと けんじ
崎 本 賢 次呉市音戸町田原3丁目15番25号 ──────────────── 諮議第5号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第154号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第154号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住
所きりやま れいこ
桐 山 昤 子呉市山手1丁目17番15号 ──────────────── 諮議第6号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第155号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第155号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住 所さこごし ともこ
迫 越 知 子呉市広白岳6丁目1番8号 ──────────────── 諮議第7号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第156号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第156号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住
所さとう みつきよ
佐 藤 光 清呉市仁方本町1丁目9番10号 ──────────────── 諮議第8号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第157号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第157号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住 所なかはら ひではる
中 原 秀 治呉市西畑町8番1号 ──────────────── 諮議第9号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第158号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第158号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住 所おがわ つもる
尾 川 積呉市川尻町東1丁目3番21号 ──────────────── 諮議第10号
人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月17日
付呉市人第159号をもって
呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成28年3月18日
呉市議会議長 石 崎 元 成 呉市人第159号 平成28年3月17日
呉市議会議長 石 崎 元 成 様
呉市長 小 村 和 年
人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏 名住 所きたむら のぼる
北 村 昇呉市東中央3丁目3番14号 ────────────────
○
議長(
石崎元成) 本10件の説明を求めます。
市長。 〔
小村和年市長登壇〕
◎
市長(
小村和年) ただいま上程されました諮議第1号から諮議第10号までについて御説明申し上げます。 本件は、人権擁護
委員の
任期満了に伴い法務大臣に対し候補者を推薦するに当たり、市議会の御意見を求めるものでございます。 ここにお諮りしております諮議第1号の末永良子氏、諮議第2号の岡本雄三氏、諮議第3号の森澤正博氏の3名については、本年3月31日の
任期満了に伴い、退任をされる福本恒夫氏、梅本夏子氏、山下美智子氏の後任者として新任の推薦を行うものでございます。 また、諮議第4号の崎本賢次氏、諮議第5号の桐山昤子氏、諮議第6号の迫越知子氏、諮議第7号の佐藤光清氏、諮議第8号の中原秀治氏、諮議第9号の尾川積氏、諮議第10号の北村昇氏の7名については、本年3月31日の
任期満了に伴い、再任の推薦をするものでございます。 御推薦いたします方々は、人格、見識ともに高く、広く社会の実情に通じた方々でございますので、人権擁護
委員として適任であると存じます。何とぞよろしく
お願いをいたします。
○
議長(
石崎元成) お諮りいたします。 本10件は、先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本10件を一括して採決いたします。 本10件は異議なしと答申することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、本10件は異議なしと答申することに決定されました。 なお、本10件の答申書は、
議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。 ──────────────────────────────
△日程第6 議第1号外20件
○
議長(
石崎元成) 日程第6、議第1
号平成28年度呉市
一般会計予算、外20件を一括して議題といたします。
審査報告書を朗読させます。 〔
田丸正勝議会事務局次長朗読〕
呉市議会議長 石 崎 元 成 殿 予算特別
委員長 片 岡 慶 行 審 査 報 告 書 議第1号 平成28年度呉市
一般会計予算 議第2号 平成28年度呉市
国民健康保険事業(
事業勘定)
特別会計予算 議第3号 平成28年度呉市
国民健康保険事業(直診勘定)
特別会計予算 議第4号 平成28年度呉市
後期高齢者医療事業特別会計予算 議第5号 平成28年度呉市
介護保険事業(
保険勘定)
特別会計予算 議第6号 平成28年度呉市
介護保険事業(
サービス勘定)
特別会計予算 議第7号 平成28年度呉市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 議第8号 平成28年度呉市
公園墓地事業特別会計予算 議第9号 平成28年度呉市
地域下水道事業特別会計予算 議第10号 平成28年度呉市
集落排水事業特別会計予算 議第11号 平成28年度呉市
地方卸売市場事業特別会計予算 議第12号 平成28年度呉市
野呂高原ロッジ事業特別会計予算 議第13号 平成28年度呉市
駐車場事業特別会計予算 議第14号 平成28年度
呉市内陸土地造成事業特別会計予算 議第15号 平成28年度呉市
港湾整備事業特別会計予算 議第16号 平成28年度呉市
臨海土地造成事業特別会計予算 議第17号 平成28年度呉市財産区
事業特別会計予算 議第18号 平成28年度呉市
病院事業会計予算 議第19号 平成28年度呉市
水道事業会計予算 議第20号 平成28年度呉市
工業用水道事業会計予算 議第21号 平成28年度呉市
下水道事業会計予算 本21件については、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定した。 よって、報告する。
○
議長(
石崎元成)
委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 16番沖田議員。 〔16番沖田範彦議員登壇〕
◆16番(沖田範彦議員) 私は、議第1号と議第14号について反対の立場で討論をさせていただきます。 まず、議第1号の平成28年度呉市
一般会計予算の中で、先般、吉浦で大変痛ましい事件が起こりました。全国的に見ればこういう流れにあることには間違いありませんが、この呉市でもいよいよこういったことが具体的に現実に起こってきたなという感じがいたします。そういった中で、呉市としてもこういった貧困家庭が大変ふえている、また6人に1人がその該当するまでになっているという現状を認識しておられながら、当初予算に対してはこれまでどおりの全く変化のない、多様化している現状を無視したありきたりの予算になっていると言えます。こういった社会現象、現状の打開に向けての積極的な予算とは言えません。また、人口減少を深く認識しておりながら、ただ座して死を待つといった態度でしかありません。何ら具体的なこの人口減少に対する予算がかいま見ることもできません。この点も、不備な点であると言えます。 それから、二河プールの計画については私も賛成するところはたくさんありますけれども、せめて50メートルの温水プールにしてもらいたかったという思いはありますが、それがかなわないのでありますから、そのほかの、温水プールに求める市当局の思いを、もう少し予算をけちらずに計画の見直しをして、もっと呉市の現状の人口の多い中でのプールがこれで本当に間に合うのかどうか、そういったところをもう少し見きわめをして、予算の上乗せなどをしていただくような配慮をぜひ求めるものでもあります。加えて、この計画はCO2の排出、声高に叫ばれております。そういった中で、この配慮を十分にしているのかどうかが非常に不透明であります。そういった点も、この予算に対しての不満とするところであります。 また、UIJターンの促進にこれから本腰を入れて、またこれまでも、それなりの取り組みをしてきておられることはある程度は理解できます。そういった中でこの予算を見た場合に、他の先進事例の自治体のあり方と比べますと、非常に積極性に欠ける内容のものでしかありません。これでは本当のUIJターンを、都会に住む若い人たちを呉市に呼び込んでいく視点に全く目が向けられていない、ありきたりな予算でしかありません。また、これについては国のほうも特別の大臣を設けながら地方創生という形で取り組んでいるにもかかわらず、そのメニューだけを取り入れているというまことに貧弱なものでしかございません。こういったことでは人口減少の歯どめにもなりませんし、いろんな面で呉市の活性化を本当に考えているのかどうか、疑問に思うところであります。 次に、焼却場から出る焼却灰を高温で焼いて溶融スラグとしたものを、今焼山の地に施設を設けて、そこに搬入をしております。これについては、溶融スラグの利用ということで、以前に広島大学の先生に
お願いをして、このような使い方をしたらどうかという提案をいただいているにもかかわらず、この溶融スラグの処分場をつくった経緯があります。また、今回これに関しての使い道を再度コンサルに上げるという、予算的には20万円ですからという言い方をしましたけれども、たとえ20万円でも予算は予算です。こういった予算を組むことなく、みずからがいろいろと提案をいただいている資料をもとに、二重になる予算の使い方をするものではありません。一般会計においては、そういった点が私が非常に不満とするところでありまして、とにかく前年度のそういった予算の流れを表面的にちょっと取り繕ったような上滑りの予算でしかないということで反対をいたします。 また、議第14
号平成28年度
呉市内陸土地造成事業特別会計予算、これは、これまでもいろいろと問題が提起され、個人的にも裁判をかけられている案件であります。私は、呉市のやり方、造成地における工事の発注の仕方、こういったことに対して非常に疑問を持っておりますけれども、この土地については今回売却をしたいという話で予算が上げられております。売却することについては私は反対するものではありませんが、そういった中で、この造成地の特性を私が強く言ってまいりました。それは皆さんも、新しい議員以外の方は御存じだと思いますけれども……
○
議長(
石崎元成) あと3分です。
◆16番(沖田範彦議員) (続)この造成を行う過程で、かたい軟岩Ⅱという土質があらわれたということで、上乗せの予算を皆さんに承認させました。今回その土地について、1段、2段、3段とありますけれども、その3段の中の2カ所には、この軟岩が位置しております。私が、土地を売り出すときに、この土地にはこういう軟岩Ⅱがありますよということをちゃんと表記してやるんですかという質問しましたら、当局は、買いたい人があらわれて、その人から要望があれば説明をしますという大変いいかげんな答弁をされました。不動産屋さんに聞きましたら、ちゃんとした土地の履歴なり特性なりは表記をしなければいけない、そういったところに隠そうとする何か意図があるとしか思いません。 それともう一つは、裁判中でありますから、この土地は売れないんではないですかという話をしましたら、平成23年当時にちゃんと売れますということを言っておりますという答弁でございました。これについては、にやにや笑っている人もいらっしゃいますけれども、もう少し、市の財産を処分するんですからしっかり聞いてもらいたいと思います。この土地を売却するに当たって、今市の幹部として座っている方は、裁判がかかっとるものを売られんじゃないですかということを言われました。ところが、今の部長は売れると言うんですね。それはさておいて、とにかく売れるんだったら何で5年間も放置してきたのか、そういったところをしっかりと説明を求めたんでありますが、これもいいかげんなうやむやの話で終わっております。とにかくこの土地の中には、非常にかたい軟岩Ⅱ、軟岩Ⅱといいましたら、傍聴者の方もいらっしゃいますからお話しさせていただきますけれども、コンクリートの上をバックホーで掘っていくと、かたくて表面がガリガリッと筋がつくぐらい、これが軟岩Ⅱのかたさの土地であります。これが、売却しようとする土地には含まれているわけです。買った人は事前にそれを知らされなくて、どうやって買う意思を決定されるのか。そういったところが非常に疑問でありますし、ちゃんとした内容を表示していただくという姿勢が全く見えません。こういったいいかげんなペテン師のようなやり方をする土地の売却については、反対でございます。
○
議長(
石崎元成) 時間が参りました。 18番福永議員。 〔18番福永高美議員登壇〕
◆18番(福永高美議員) おはようございます。洗濯の会福永高美であります。 私は、議第1号から議第21号まで、平成28年度一般会計、特別会計、企業会計の予算に対し、賛成の立場で討論いたします。 ことし2月には、139億円もの大金、市民から預かった税金を使って立派な庁舎が完成し、市民利用も始まりました。まだスタートを切って間もないこともありますが、私も戸惑うところが多々ある状況です。今はとりあえずオープンさせること、すなわち目先のハード面の整備に精いっぱいで、市民目線に立った細かい人の動きや情報発信はまだまだではないかと思います。これから徐々にと悠長なことは言わず、スピーディーに対応していただきたいと思います。また、新庁舎の建物は完成しましたが、今後、旧庁舎の解体、そして地下貯留施設、駐車場の整備も残っております。防災の拠点を唱える以上、新庁舎建設に付随する事業については、私もしっかりとその進捗状況をチェックしていきたいと思っております。建ってしまったものを今さらどうこう言うつもりはないですし、私がいつも言っている明るい将来に向けた話や取り組みをしていただきたいと思います。 さて、
市長は予算総体説明において、地方創生元年と言われました。新生呉市のスタートに際し、平成28年度予算はまさに未来を担う若者のための予算であると感じました。かつては私も旧議場で訴えました小中学校普通教室における空調設備の設置事業がいよいよ予算化された点は大いに評価させていただきます。そのほか、このたびの新年度予算には、日本体育大学と連携したスポーツの技術指導授業、そして空き家を有効活用しようとする家財道具などの搬出、処分費用に対する助成事業や、学生用シェアハウス支援事業などが盛り込まれております。これらは、人を育て、地域が育み、そして都市、まちができていく、まさにまちづくりの縮図であると感じています。明るい将来から逆算して、未来を担う人材育成のために今できること、そして今しなければいけないことを選ぶほうの選択をしながら、そして洗うほうの洗濯もしていかなければいけないと感じました。私の思いは一つです。呉市が元気になるための投資はすべきですし、逆に夢のない投資は必要ありません。あの事業や政策は無駄遣いだったと言われないためには、結果が求められます。一般の企業にあって市役所にないものはそこです。最終的にしっかりと成果や結果が残せるよう、危機感と責任感を持って取り組んでいただきたいと思います。 最後に、これまで私は幾度となく市民目線に立った施策の必要性を訴えてきました。明るい未来を担うのは、ここにいる
市長を初め市役所職員の手腕にかかっております。先日私は、兵庫県養父市を視察してきました。そこは人口3万人足らずの小さな市ではありますが、地方創生事業として幾つもの独自施策を生み出しており、市職員の創造性や失敗を恐れない実行性、そして職員の最も必要な信頼性を感じることができました。養父市にできて呉市にできないはずはありません。どうか皆さん、予算の執行に当たっては今述べましたことに十分注意を酌んでいただき、期待を込めながら、私からの賛成討論といたします。ありがとうございました。
○
議長(
石崎元成) 5番
奥田議員。 〔5番
奥田和夫議員登壇〕
◆5番(
奥田和夫議員) それでは、日本共産党の立場から反対の討論をしてまいります。 反対するのは、議第1
号平成28年度呉市
一般会計予算、議第2号
国民健康保険事業(
事業勘定)、議第3号
国民健康保険事業(直診勘定)、議第4号後期高齢者医療事業、議第5号
介護保険事業(
保険勘定)、議第6号
介護保険事業(
サービス勘定)、議第7号母子父子寡婦福祉資金貸付事業、議第9号、そして議第10号、議第11号、議第12号、議第13号、議第14号、議第15号、議第16号、議第18号、議第19号、議第20号、議第21号、以上の会計に反対をするものであります。 消費税を5%から8%に上げたのは2014年、平成26年4月であります。以降、個人消費は冷え込み続けております。その大打撃とともにアベノミクスの悪循環が起こっております。それが呉市でも表面化し、日新製鋼が新日鉄住金の子会社化することを表明いたしました。日新製鋼は経営が苦しいわけではありません。利益から役員の賞与や配当、税金など社会に払う分を差し引いた内部留保金は、正規の社員1人当たりが4,220万円、連結で見ると3,248万円、親会社になる新日鉄住金に決して負けておりません。それなら、なぜ子会社化するのか。日新製鋼は1炉にして合理化を進めるためであります。新日鉄住金は溶鉱炉をフル生産して、子会社になる日新製鋼に売り続けることができます。グローバルの名前で、経営陣と大株主の利益のみ追求するやり方で、最適配置を求めるアベノミクスの呉市版です。親会社の意向で、いつまで呉市に残るかもわかりません。これに対応するために呉市は対策チームをつくりながら、企業の方針には手が出せないと話に行くことさえしません。日新製鋼で働く協力会社や社員とその家族の生活、そして呉市の財政と将来に展望を語ることもできなくなります。これが反対の一つの理由です。 第2に、労働者の賃金は下がり続けております。厚生労働省の統計で見ると、昨年の11月と3年前、2012年11月と比べると、名目賃金はほぼ同額でも、実質賃金はマイナス5%、金額に換算すると年収377万円の年収が19万円目減りしたことになります。所得が下がってきているもとで社会保障への総攻撃が行われております。貧困化が進んできていることから、せめて子どもだけは健やかに育ってほしい、そういう願いから、私どもは呉市の子どもの貧困の実態調査を提案しました。しかし、お金はほとんどかからないのに調査することさえ拒否したのです。呉市がよく使うPDCAサイクル、これ使いません。調査しないのに貧困対策の計画をつくることはできず、もちろん対策など打てるはずがありません。子どもの医療費の無料化、全国の流れは中学校卒業まで無料化です。ところが、呉市は入院12歳、通院がわずか6歳で、全国に追いつくのに5億円です。呉市の財政調整基金78億円です。減債基金が9億円です。それに不用額が14億円ありますから合計100億円ありますので、すぐにでもできる問題であります。こういう呉市に若者の定住が進むはずがありません。高い国民健康保険料の保険証を取り上げて債権回収対策室に回す問題、使えない介護保険、水道の停水、市民の暮らしを応援するべき呉市が逆に市民を痛めつける予算だということです。 第3に、その一方で、無駄遣いの失敗がまた見えてきました。阿賀マリノポリスはもとより、天応第2期の埋め立て、今年度は苗代工業団地まで原価を割っての売却になりました。こうした失敗のツケは全部市民であります。また、新たに沈んでいる「大和」の潜水調査に8,000万円も投入します。こうした無駄遣いを含んだものであり、反対です。 四つ目は、核兵器廃絶・平和都市宣言を新庁舎に掲げることも約束できず、基地の増強を推し進めております。マイナンバー制を導入いたしますが、その事務に驚きました。ナンバーを記入するかどうかは本人が決めることができるものを、強制であるかのように仕向けております。中学生の職場体験学習、これは自衛隊に参加させるのがふえ続けております。また、佐久間艇長の追悼式に生徒を参加させ、歴史をゆがめて子どもたちに教え、戦争する国づくりに手をかしています。絶対に許すことはできません。 五つ目に、連携中枢都市圏に加わりますが、圏域を越えて連携した先には道州制が待っており、自治体の役割が果たせなくなってまいります。地方創生も住んでいる住民の意見を聞かないやり方でありますから暮らしがよくなるはずがありません。こうして、本来のあるべき姿は地方自治法に示す住民の暮らしと安全、財産を守るべき自治体の呉市が、その本来の目的を投げ捨て、逆の方向に市民を導こうとしています。そのゆがんだ行政ですから、全国に恥ずべきことが続出しております。病院長が覚醒剤で逮捕、職員も大麻で逮捕、吉浦では乳幼児が痛ましい状態で亡くなりました。
教科書の採択、1,054カ所も間違いに気づきませんでした。こうして全国に恥をかき続けております。それにまともな対応ができないでおります。早急にこうした市の姿勢を改めるべきであり、そのことを指摘して、私の反対討論といたします。
○
議長(
石崎元成) 23番平岡議員。 〔23番平岡正人議員登壇〕
◆23番(平岡正人議員) おはようございます。同志会を代表して、議第1号から議第21号までの全議案に対し賛成の立場で討論いたします。 このところ、景気もその先行きについても、一応緩やかな回復が期待されているところであります。国におきましては、一億総活躍社会の実現に向けて平成27年度補正予算で地方創生加速化交付金を創設するとともに、新年度予算案は地方創生元年と位置づけるのにふさわしく、過去最大の予算規模となっております。また、地方財政の実情を見ますと、地方税は着実に増加しておりますが、それに伴い、交付税総額はやや減少しております。このような状況の中で、呉市における新年度予算は平成27年度と比較すれば3.3%の減となり、特に一般会計においては、職員人件費の削減や市役所本庁舎整備が一段落したことにより8.2%、額にして約80億円減少し、前年度を下回る予算規模となっております。予算規模は縮小しておりますが、6日間にわたる予算特別
委員会において慎重に審査していく中で、『「絆」と「活力」を創造する都市・くれ』の実現に向けて各部局が一団となって取り組んでいかれるという決意がよく伝わってまいりました。また、人づくり、地域づくり、都市づくりという三つの重点戦略を掲げ、多くの新規事業を展開していく積極的な予算の提案には、大いに期待するところであります。 それでは、この期待を込めて、新年度予算の執行に当たり若干の
お願いを付しておきたいと思います。 まず1点目ですが、小中学校文化行事事業の推進であります。中学校の総合文化事業の一環として行われているふれあい夢議会では、子どもたちが模擬議会という形で市政に関する提言があり、今年度は新たな事業として、この提言の実現を支援するふるさと子ども夢実現事業が実施されるということであります。ふれあい夢議会では、毎年我々もはっとするようなすばらしい施策が多数提案されております。できるだけ多くの提言を具現化し、効果を検証していただくよう
お願いいたします。 2点目は、学校が好きになる取り組みであります。質の高い教育を推進していくためには、小学校低学年のうちから、学校は楽しく、行きたいとを思わせる取り組みが必要であります。そのためには、低学年の児童と教師が触れ合うための時間をできるだけふやすよう努力していただきたいと思います。また、先日、我が会派の神田議員が予算特別
委員会の中で申し上げたとおり、朝食の摂取についても、教育という観点の中でしっかりと推進していただきたいと思います。加えて、学校生活がより快適なものになるよう洋式トイレの導入比率向上についても要望しておきます。我々には、次世代を担う児童生徒に対して可能な限りの施策を生み出し、これを実践する責任があると考えておりますので、以上のことを強く申し入れます。 3点目は、呉ならではの地域資源を生かした交流人口の拡大であります。下蒲刈の蘭島文化施設、御手洗の重要伝統的建造物群保存地区などは観光の目玉となる可能性を秘めた貴重な地域財産であります。これらの地域資源、これの整備には多額の経費と大きな努力が必要であるとは思いますが、せっかくのお宝を埋もれさせることのないよう、投資効果をしっかりと検証をしながら整備を進め、朝鮮通信使再現行列に見られるように交流人口の拡大につなげていただくよう申し入れます。 4点目は、公立下蒲刈病院の健全運営であります。この病院は、地域の人口減少と高齢化を踏まえた地域で唯一の救急告示病院として、成人病対策講習の開催やMRI導入による良質な医療を提供する地域の中核的な病院として住民の高い信頼を得て運営してこられました。このたびの事案により我々も大きな衝撃は受けておりますが、地元ではさまざまな情報に動揺することなく、静かに期待を持って病院の再度の健全運営を強く願っているところであります。市の責任のもとに公立下蒲刈病院が安芸灘地区の中核病院として今後も持続していくよう、関係各位が健全経営に傾注されますことを要望いたします。 5点目は、職員研修の各所属に対するフィードバックです。呉市においては特に人材育成に力を入れておられ、研修の多さという点では全国でも有数の自治体であると聞いております。これに多額の経費を投入し、多くの職員がさまざまな意識を得て帰ってくるわけですから……
○
議長(
石崎元成) あと3分です。
◆23番(平岡正人議員) (続)研修後の成果は所属部署に必ずフィードバックし、市政に生かしていただくよう要望いたします。 最後に、呉市を中心とした連携中枢都市圏形成の早期実現であります。中核市移行後は、できるだけ早く周辺市町と都市圏の形成を目指し、地域を牽引する存在であることをアピールしていただきたいと思います。呉市が名実ともに芸南地域の中核都市として存在感を示していくために、市を中心とした連携中枢都市圏ビジョンの早期策定を強く要望いたします。 以上6点について要望を述べさせていただきました。再三にわたり地方創生元年という言葉を聞きますが、平成28年度を地方創生元年と位置づけているのは、ここ呉市だけではありません。都市間競争におくれることのないよう、機を逃さず、呉市の特性、呉らしさを生かした積極的な施策の展開を期待して、賛成討論といたします。
○
議長(
石崎元成) 19番谷本議員。 〔19番谷本誠一議員登壇〕
◆19番(谷本誠一議員) 私は、自然共生党として、議第1
号平成28年度呉市
一般会計予算について、反対の立場で討論いたします。 まず第1は、呉市版CCRC構想の検討についてであります。これは安倍政権が一億総活躍社会をうたい、それに基づき内閣府が日本版CCRC構想有識者会議を設置して、にわか仕込みで概要をまとめたもので、それに便乗しようとするものです。東京圏在住の高齢者が呉市に移住する意思を持つためには、それなりのメリットを与えなければなりませんが、他の自治体も手を挙げる中で、それを具現化するには財源が必要となります。生活拠点の住宅確保においても施主に補助金給付メリットがなければ手を挙げませんし、
介護保険事業の住所地特例はサービス付き高齢者向け住宅でないと適用されず、結局は転入高齢者が呉市の介護保険財政の足を引っ張ることになりかねません。また、拠点住宅に入居するとしても、コンシェルジュ派遣や家賃補助のメリットがなければマッチングは極めて難しく、いずれも税金の投入が避けられないことは目に見えています。加えて、入居高齢者がボランティア活動をするなどというのは絵に描いた餅にしかすぎず、自由意思のもと、それを誘導することは極めて困難です。しかも、現時点で国の財政援助のメニューは全く固まっていません。このような不確定要素の強い段階でコンサルに発注するのは、拙速というそしりを免れません。 次に、参議院議員選挙執行における送迎バス運行に84万円が計上されたことです。本年度と違ってこのたびは国政選挙であり、国が投票率向上対策として財源も100%保障されるようですが、この考え方が根底から間違っています。投票は選挙権というように国民に与えられた権利の行使であり、そのために、たとえわずかでも血税を投入するというのは
道理がありません。政治の大切さがわかれば、おのずと投票行動になってあらわれるわけで、本末転倒と言われても仕方ありません。しかも、呉市が投票所を統合したのは、特に旧市内と合併町の投票所への移動距離の不公平を是正するためでした。ちょうど1票の重みの格差を是正しようとしているのに似ています。それを投票所が廃止された地区に限って送迎バスを運行するのは不公平の再来を招くことになります。 第3は、本年度スタートした婚活支援を再計上したことです。本年度は地方創生先行型交付金を活用できたので、550万円の金額を国費で済ませることができましたが、新年度においては単独市費で280万円としています。結婚は本人同士の自由意思で決定するのであって、それを税金を投入して支援するのは本来の姿とは言えません。しかも、民間で同様の事業を行っているところが多々あり、行政主催のほうが個人負担が軽減されているだけに民業圧迫となってしまいます。 第4は、一般不妊治療費に対する500万円の助成予算です。特定不妊治療は国庫補助がありますが、一般不妊治療は市の単独事業です。これは負担が軽い段階から早期治療を促す施策で、合計特殊出生率を向上させるため、理解できます。ただし、特定不妊治療では夫婦合わせて730万円の所得制限が課せられているのですから、これに合わせるべきです。特に一般不妊治療は特定不妊治療に比べ個人の費用負担は軽微で済むことからも所得制限を設けるべきです。 第5は、社会福祉法人ふれんずに対する乗車券類販売補助金95万円の支出です。これは新広駅の切符販売事業への赤字補填ですが、平成26年度から計上されています。ICOCAの普及で切符販売収入が落ち込んだ結果、販売手数料だけでは事業経営が成り立たず、途中から補助するようにしたものです。事業を受託している同法人傘下の若椿作業所は就労継続支援B型のため、障害者への工賃はわずかですが、専門的な遠方への切符販売を同法人がJROBを雇用して行っており、いわば健常者への人件費補助となっています。しかも、公費で無人である新広駅の便宜を図っていることになり、大いに疑問です。 第6として、JR新広駅舎改修に係る実施設計と工事で1億7,400万円が計上されています。これは、新広駅を有人化するにつけ、その駅員駐在室を全額公費で建築するものです。そもそも駅舎と言いつつ、正式名称は新広駅前社会福祉施設であって、呉市の普通財産です。広市民センター建設と広古新開区画整理事業が進捗したことで駅利用者がふえたわけで、ようやくJRがホーム拡幅と屋根の延長整備を決断したのです。駅舎改修工事は公共事業でもあるにもかかわらず、JR西日本に随意契約を委託し、JR傘下の会社が競争原理を働かせることなく再発注する手法も毎度のごとく気に入りません。しかも、自動改札機は9,100万円と全額呉市が補助するというものです。加えて、ホーム拡幅用地は市が提供いたします。これはJRの土地と等価交換するということですが、予算特別
委員会の質疑で初めて明らかになりました。
○
議長(
石崎元成) あと3分です。
◆19番(谷本誠一議員) (続)JRの独占体制がこのような暴挙を許していると言われても仕方ないでしょう。この機に、呉市は強く交渉に当たって、せいぜい駅員室が完成したら社会福祉施設をそっくりJRに寄附するという契約を交わすべきなのです。 第7として、広島電鉄によりバス購入への助成を3,000万円つけたことです。新年度は民営化後6年目に当たり、今年度までは毎年度10台分の1億円を計上してきました。民営化時点での議会への説明では、ノンステップバスの購入費として5年間限定だとしていました。つまり、いつの間にか話が違ってきており、そのことの説明は全くありませんでした。 最後は、学生シェアハウス支援の336万円についてであります。1物件当たり学生を3人程度入居させることを想定していますが、提携大学の協力があるにしても、そのようなことが実現するとは考えにくいと思います。なぜなら、今どきの学生はプライバシーを確保できるワンルームマンションで親の仕送りを頼りに快適な学生生活を送ることが主流です。さらに問題なのは、地域に溶け込み、奉仕活動を行ったり自治会行事に参画することをどうやって担保するのかということです。地域活動がかけ声倒れになるとの疑念が払拭できません。地元住民と一緒に活動することで最も基礎的なことは、自治会に加入することです。そうすれば市政だよりも配布されますし、行事への案内も来ますが、それすらも助成条件に入っておりません。しかも、住民票の呉市内への移動も義務づけてはいません。これはCCRCと同様、地域社会活動を促すことには限界があるし、それをチェックすることも極めて困難です。一方、家主から見れば、リフォームをしたからには投資部分を回収しつつ、さらに利益を得たいわけですが、モデル事業期間が平成30年度までとなっており、その後の家賃助成は不透明となっています。もし事業がうまくいかなくて家賃助成が切れたり、学生が卒業しますと、かわりの入居学生を見つけられるかという心配があります。特に家賃助成が切れたら、それはますます困難をきわめます。答弁では引き続き学生入居を
お願いしたいとのことでしたが、それは絶対ではないと感じました。つまり入居者が不在なら家主として投資損となるので、高齢者であろうが生活保護者であろうが、とにかく入居してもらわないと困るわけです。そうなりますと、当初のリフォームへの半額補助は一体何だったのか、単なる斜面地空き家を物件化するための公的助成だったのかということになりかねません。むしろ学生シェアハウスは公的助成のアリバイづくりであって、本音は斜面地空き家の利活用だけだったということになってしまいます。それが現実の姿だと思います。
○
議長(
石崎元成) 時間が参りました。
◆19番(谷本誠一議員) (続)以上の理由から本予算案に反対するものであります。
○
議長(
石崎元成) 12番中原議員。 〔12番中原明夫議員登壇〕
◆12番(中原明夫議員) それでは、市民フォーラムを代表いたしまして、議第1号から議第21号までの新年度予算に対し、賛成の立場で討論いたします。 平成28年度
一般会計予算は、市役所本庁舎が竣工したことから平成27年度予算と比較して約88億円の減となる980億円を計上しております。内容を見てみますと、歳入では、前年度と比べ法人市民税が税制改正に伴う税率変更により減少したものの、給与所得の増加や家屋の新増築等により個人市民税や固定資産税がそれぞれ増加しております。また、普通建設事業の計画的執行により市債残高が約51億円減少するなど、将来負担の軽減に向けた取り組みも進んでいます。 また、歳出については、平成28年度が長期総合計画の後期基本計画の初年度となるほか、呉市の人口減少を抑制し、豊かで活力あるまちづくりを推進するために策定した呉市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく地方創生に向けた取り組みをさらに加速化させていく、いわば地方創生元年とも言える大切な年であります。中でも特に重要な点は、呉市の人口減少における大きな要因となっている若者の働く場所を求めて転出をいかに抑制するかという点であります。この点については、新年度予算においてものづくりのまちとして発展した呉の基盤をしっかりと固めるため、積極的な企業誘致や市内企業の留置の促進に取り組むとともに、商業施設等の活性化支援など産業の競争力強化に取り組むこととしています。さらに、雇用の拡大や新たな創業に向けて、創業支援事業の推進や若者の地元就職を促進させるため呉の産業PR事業を推進し、産業を支える人材の確保、育成を図ることとしております。これらの積極的な支援策によりまして、呉市の活性化を牽引する地域経済がさらに発展することを大いに期待するとともに、若者が働く場所を求めて出ていくことがないまちとなることを切に願っております。 また、先日議決した平成27年度補正予算におきましては、観光のシンボル施設である大和ミュージアムの魅力向上構想、及び宝町、幸町エリアの整備構想の策定や、戦艦「大和」の潜水調査に係る経費が盛り込まれております。これらの取り組みによりまして、観光客数の増加や周辺地域の活性化による雇用創出も大いに期待しているところです。 最後に、新たに中核市となる呉市が初めて編成する平成28年度予算の執行に際しては、呉らしさを生かした地方創生の推進とともに、芸南地域におけるリーダー都市としての魅力をさらに向上させるとともに、圏域を引っ張っていく責任を自覚しながら希望に満ちた未来を創造するため、職員一丸となって取り組んでいただくことを強く要望いたしまして、賛成討論とさせていただきます。
○
議長(
石崎元成) 7番山上議員。 〔7番山上文恵議員登壇〕
◆7番(山上文恵議員) 私は、社民党呉市議団として、議第1
号平成28年度呉市
一般会計予算案に反対をいたします。 個人の情報が国や自治体で管理され、その個人情報が流出したり不正に使用されたりすることが危惧されるために、進めてはならない社会保障・税番号マイナンバー制度がスタートしております。既に身に覚えのない注文してもいないキャッシングつきのカードが送られてくるなど、個人情報が他人によって使われ始めております。このような市民に不安を与え、個人情報が出回っていき、どのような犯罪に巻き込まれるかわからない危険性の多いマイナンバー制度の対応、改修などの予算が入っている
一般会計予算に反対をいたします。 本年4月から中核市として呉市はスタートしますが、市民にとってのメリットが見えづらいこと、市民が豊かに暮らせるのかわからないこと、また連携中枢都市圏の形成を目指すビジョンを策定され実行されていく上で、市民の生活が本当に豊かになるのかわからないこと、さらには、若者の定住策を打ち出されておりますが、市民税が高い、上下水道代が高い、介護保険料が高い、住宅家賃が高い、住宅購入の土地代が高い、保育料が高い等々、どこを向いても高いと思われている呉市での生活、これでは若者には住みにくいまちと言わざるを得ません。これらの点について、住みやすいと思っていただけるように施策の展開を図っていただきますよう
お願いいたします。 また、特に意を用いていただきたいことを3点申し上げます。一つ目は、子どもの貧困が叫ばれている今日、子どもたちを貧困から救うために調査、対策を講じてください。2点目は、いじめ、不登校の子どもたちがまだまだ救われていない現状があります。スクールカウンセラーやメンタルフレンド派遣、スクールサポーター、つばき学級などなどの施策があるにもかかわらず、子どもたちの叫びを受けとめてもらえていないと思います。一人一人の大人が子どもたちに寄り添い、あらゆる手段で手を差し伸べて育てていただきたいと思います。せっかくある施策をしっかり活用し、一人で抱え込まずに組織や人の連携をとり、子どもたちの心と命を守ってください。3点目は、泣くことでしか訴えることができない小さな子どもたちには、特に行政の大人や地域の大人たちがしっかり見守り体制を構築していくべきと思います。それには、組織の横の連携や行政や地域の人の連携が必要でございます。現在つくられている児童虐待防止のネットワークの再構築を図り、事件の起こる前からの対応策を考え、呉市の宝である子どもたちの命を守るのだという強い意志で立ち向かってください。 以上、要望を付して反対討論といたします。
○
議長(
石崎元成) 2番阪井議員。 〔2番阪井昌行議員登壇〕
◆2番(阪井昌行議員) おはようございます。私は、公明党呉市議会議員団を代表いたしまして、議第1
号平成28年度呉市
一般会計予算から議第21
号平成28年度呉市
下水道事業会計予算までの全議案に対し、賛成の立場で討論いたします。 現在の経済情勢を見ますと、緩やかな景気の回復基調、雇用や所得改善の傾向が続く中で、景気が穏やかに回復していくことが期待をされております。ただ問題は、地方に住む私どもの生活に実感がわかないところであると言われております。国の平成28年度
一般会計予算の規模は、新規国債の発行を抑制するも前年度を上回る過去最大で26.7兆円、前年度比0.4兆円増、率にして0.4%の増となっております。本市の
一般会計予算は980億1,800万円であり、前年度比で8.2%の減、特別会計は3.7%の増、企業会計は0.1%の増となっております。歳入面では、市民税は昨年とは微増、また国の地方交付税は率にして3.7%の減となる厳しい状況下のもとで、財政体質の強化、日ごろより持続可能な財務基盤を確立するための努力の跡がうかがえ、評価するものでございます。特別会計では638億2,000万円で3.7%の増、企業会計では256億9,000万円の0.1%の増となっており、それぞれの会計の主な増額の要因としては、市役所本庁舎の整備、子ども・子育て支援給付金の増や
国民健康保険事業勘定への拠出金、また宮原浄水場統合整備事業によるもので、これは将来の呉市にとって真に必要となる事業が、交付税措置のある有利な起債を活用するなどで限られた財源の中で適切に計画されているものと大いに評価するものでございます。 今年、国において平成28年度は地方創生事業が本格的に始動をする年であり、呉市においても実質的地方創生元年であると同時に、第4次
呉市長期総合計画における後期基本計画の初年度でもあります。高次都市機能の強化充実として、大和ミュージアム魅力向上構想として宝町から幸町エリア整備構想の策定、また戦艦「大和」の潜水調査とふるさと呉ブランドの向上に向けての予算編成でありまして、大いに期待するところであります。 第4次
呉市長期総合計画後期基本計画重点プロジェクト『「絆」と「活力」を創造する都市・くれ』の実現に向けた取り組みに、
市長のリーダーシップをもとに全庁挙げて推進することに大いに期待をします。そして、重点戦略1、人づくり、重点戦略2、地域づくり、重点戦略3、都市づくりと、まち・ひと・しごと創生の実現に向けた取り組みの加速化をして、人口減少対策や地方の活性化に向けて幅広い議論の展開と緻密な予算配分が総合計画に大いに反映されますよう期待を寄せておきます。 今年の4月から中核市の移行に伴い、芸南地域の中核都市として存在感を持った都市経営を進めていただくとともに、呉市を中心とした連携中枢都市圏の形成に向けて、小村
市長の力強いリーダーシップを発揮していただきますよう強く要望しておきます。 東日本大震災から5年になりました。現在、首都直下地震と東南海・南海地震が切迫しているとしており、この地震が発生しますと呉市も震度5から6と言われております。安全・安心のまちづくりとしてさらなる防災リーダーの拡充と、一部予算特別
委員会でも触れましたが、大きな災害時に火災の原因となる通電火災の抑制が大きな課題となります。呉市内も木造密集住宅ですので、感震ブレーカーを広く普及促進させることで類焼による火災を防ぐ対策を徹底すれば、火災による死者は20分の1に減らせるとしていますので、対策を講じていただけますよう要望いたします。 次に、高次都市機能の強化充実で、引き続き休山新道の4車線化、東広島・呉自動車道阿賀インターチェンジ立体交差化、県道呉平谷線の整備促進もあわせて引き続き要望いたしておきます。東京事務所との連携も密に図りながら、企業誘致の促進、観光客の増加、さらに定住促進等、力を発揮されるよう要望いたしておきます。 今後も大いに財政の見える化を図りながら、さらなる健全な市政運営、そして職員一人一人が明確なコスト意識を持っていただき、将来を見据えたさらなる行政改革の推進を要望いたしておきます。 呉市の平成28年度の地方創生元年予算は、私なりに言わせていただくと、地域でお互いに支え合いながら若者も高齢者も元気に安心して暮らせる……
○
議長(
石崎元成) あと3分です。
◆2番(阪井昌行議員) (続)さらには、女性や青年が大きく活躍できる地域づくりと思います。これは私ども公明党が目指す地域づくりと同じでございます。高齢化の進行に伴う社会保障費の増加、本市を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くものと思われますが、今後ますますの小村
市長の力強いリーダーシップを大いに期待いたしまして、賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○
議長(
石崎元成) 25番加藤議員。 〔25番加藤忠二議員登壇〕
◆25番(加藤忠二議員) それでは、私は仁友会を代表いたしまして、議第1号から議第21号までの新年度予算全議案に賛成の立場で討論をいたします。 国の新年度予算は、経済成長優先だったこれまでと異なりまして、国を挙げての重要課題である人口減少対策として子育て支援など一億総活躍社会関連の政策に2.4兆円充てております。このような状況の中で、全国的な人口減少、少子高齢化の流れは呉市においても人ごとではなく、今から10年前に1市8町による合併時のときは人口25万人台となっておりましたが、現在22万人台まで減少してきております。若者世代の都市圏への人口流出が原因の一つとして挙げられることは明らかであります。それはまさに呉市に魅力を感じない、また明るい未来がないといったことが考えられ、その要因が解消されていないからではないかと思っております。そんな中、国が進める地方創生に向け地方版総合戦略、すなわち呉市まち・ひと・しごと創生総合戦略が1年をかけてようやく策定をされました。呉市もいよいよ新年度からはこのビジョンに基づく新政策にも取り組むことになり、大いに期待しているところであります。新年度予算には、子育て世代の定住や市外からの転入促進、結婚から妊娠、出産、子育てまでの切れ目ない支援など、若年層の市内定住や出生層の増加を図るとともに人口減少を抑制するための施策が多く組み込まれておりまして、大いに評価をいたしております。 さて、そこで、実質的な地方創生元年の新年度予算の執行に当たりまして、第4次
呉市長期総合計画後期基本計画にも掲げられております三つの重点戦略に基づいて、留意点を述べさせていただきます。 まず、1点目の人づくりです。ここでは、人づくりの基本となる教育について述べたいと思います。 10年後、20年後の呉市の未来を担うのは若者、すなわち今の子どもであります。英語などの学力の向上を願う気持ちは当然ありますけれど、人を大切にする心、豊かな心を養う道徳教育をもっと充実させていただきたいと思います。これは特色ある呉の教育を推進する上で、新規事業にも掲げられておりますふるさと子ども夢実現事業にもつながり、呉らしさを生かした教育活動をさらに充実、推進していただきたいと思います。そのためには、教師、すなわち先生のスキルアップが必要不可欠であります。その点もしっかりと取り組んでいただければと思います。 次に、2点目の地域づくりです。ここでは、市民の生命と財産を守る消防業務等地域の活性化について述べたいと思います。 まず、市民が安全で安心な生活環境を確保するための備えは必要で、これに付随する投資は私は惜しむべきではないと考えております。大規模な地震はいつ起こるかもわからず、それにより引き起こされる火災等にどう備えればよいか。まして呉市の特性ある土地柄からして、果たして急傾斜地までの消火活動が行き届くのかといった市民の不安は拭い切れていないと思っています。このたび、市街地における耐震性防火水槽の整備を予算化しています。呉市の土地事情や二次災害、三次災害など一歩先の予測を視野に入れながら取り組んでいただきたいと思います。 また、呉市産酒米の増産事業に代表されますように、産地育成、地産地消事業にも力を傾注していただきたいと思います。生活者の所得向上はもちろんでございますが、高齢者の生きがいづくりや若者の就労にもなります。市が責任を持ってしっかりと育成し、軌道に乗った後もきめ細かいフォローを
お願いしたいと思います。 最後に、3点目の都市づくりです。ここでは、ICTの推進、そしてシティープロモーション、呉市版生涯活躍のまちCCRCの構想について述べさせていただきます。 まず、ICTの推進として、行政コストの低減、適正化、市民生活向上のため、これまで蓄積された行政情報の実績などのデータを活用できる仕組みを構築し、オープン化を実施していただきたいと思います。また、証明等のコンビニ交付に向け、市民の利便性の向上と行政運営の効率化を図っていただくとともに、その際、情報漏えいや不正による情報の取得対策にも万全を期していただければと思っております。 次に、シティープロモーションですが、呉らしさを生かした地方創生施策の一環であることから、民間の成功事例なども視野に入れ、しっかりと先を見据えて呉ブランドの構築を図っていただきたいと思います。成果を大いに期待いたしております。 呉市版生涯活躍のまちCCRC構想でございますが、呉市の恵まれた環境、そして地域の特性を最大限に生かしながら、若年層を中心とした地域住民とともに地域コミュニティーを……
○
議長(
石崎元成) あと3分です。
◆25番(加藤忠二議員) (続)形成できるよう地域性を重視した計画をしていただきたいと思います。 最後に、呉市は4月に中核市に移行し、芸南地区において中心的な役割を果たしていくことになります。そこで、今呉市に何が求められているかと問うたとき、引き続き行財政改革に努めるとともに、限られた予算の中で中長期的な視野に立って、『「絆」と「活力」を創造する都市・くれ』の実現に向け邁進していただきますように
お願いしまして、賛成討論といたします。
○
議長(
石崎元成) 31番土井議員。 〔31番土井正純議員登壇〕
◆31番(土井正純議員) 皆さん、もう少しの間だけおつき合いをよろしく
お願いします。大トリということで、心を込めて皆さんに訴えて御賛同をいただきたいと思います。 私は、誠志会を代表して、議第1号から議第21号までの全議案に対し賛成の立場で討論いたします。 小村
市長は、
定例会初日の本会議において予算総体説明を行い、昨年の国勢調査の速報値について触れられました。国においては、国勢調査で初めて人口減少社会の到来が数字で示されたわけであります。呉市における国勢調査人口の速報値は22万8,635人と、前回と比べ1万1,338人減少しております。
市長は感想として、想定を超える速さで人口減少が進行していると述べられました。私は、今回の平成28年度予算は、将来検証するときに大きな潮目の予算であると考えているところであります。なぜなら、本
定例会中、第4次
呉市長期総合計画後期基本計画が示され、国が進める地方創生に関する呉市まち・ひと・しごと創生総合戦略が報告され、呉市人口ビジョンが示されたからであります。総合戦略では、副題として若年層の定着、若年層が集まりにぎわうまちづくりを目指してと書かれております。若年層の定着は、地方創生、いや呉再生には欠かせない課題であります。我が会派は、その方策として産業振興が最重要課題と考え、森本幹事長が予算総体質問を行ったところであります。中でも企業誘致については、当局との方向性は一致しておりましたので、一日も早く企業が決定することを切望いたしております。 それでは、主な予算について見ていきたいと思います。 まず、重点戦略1の人づくりについてであります。 特に未来を担う人材の育成については、呉市版ネウボラ、子育て世代包括支援センターの設置からの子育て支援、そして教育環境の整備と多岐にわたっております。中でも、小中学校の普通教室への空調設備の設置に向けた予算や大学と連携したアスリートの育成については、我が会派の基本方針と同じであり、評価いたしております。 次に、重点戦略2の地域づくりであります。 私は、1次産業の育成は、耕作放棄地対策、治山治水対策、ひいては安心・安全なまちづくりにもつながると考えております。また、呉市産酒米増産事業、農業、漁業、地域活性化支援事業、農業、漁業産品のブランド化推進事業などは、気長に続けることが将来に向けた地域づくりになると確信いたしております。 そして、重点戦略3の都市づくりについてであります。 特に新年度は空き家対策元年と位置づけ、組織づくりから施策展開し、実効性のある事業にしていただければと思っております。個別案件としてそごう問題があります。同僚議員の質問に対して当局は、ほかの権利者との調整も必要となってくるが、呉市の持ち分も含めて建物と土地全体を売却する民間主導の再開発も視野に入れながら検討していきたいと、大きな方針転換とも言える答弁をされておりました。呉駅前は呉市の玄関、いや顔であります。一日も早い方向性の決定がなされ、呉市のにぎわいづくりの起爆剤になることを期待しております。 呉市の計画的な行政運営を考えるとき、最上位計画は長期総合計画であります。また、それに関連してくるさまざまな計画があります。新年度は、都市計画マスタープラン、スポーツ振興計画、農業振興ビジョン、水産振興ビジョンの策定などがあると聞いております。どれも重要な計画であり、今後に向けての課題もあります。作成に当たっては、振り返りも含め当初から議会に相談していただき、よりよい計画にして、中核市呉の発展につながる計画になることを切望しております。 少し行財政改革のことに触れておきます。平成25年度以降、呉市職員体制再構築計画、アウトソーシング計画、公共施設再配置計画を3本柱に改革を進めております。アウトソーシング計画にかかわるところの指定管理者制度運用に関するガイドラインの策定についてでありますが、新年度は特に大和ミュージアム、そして地方卸売市場の更新があります。それらに間に合うよう、期間、そしてインセンティブの考え方についても熟慮し、新年度早々に提出されるものと期待をしております。そして、公共施設再配置計画の個別案件になりますが、呉市立学校統合基本方針に基づく統合計画の改定作業を早急に進めていただきたく要望しておきます。3点目は、職員体制再構築計画であります。これについては、今の呉の現状を鑑み、市役所は呉市の大企業であるとの考えのもと、雇用の創出による地方創生をどう考えるのか、人事制度のあり方を含め再考していただくよう、切に要望しておきます。 最後に、合併特例債についてであります。1市8町の合併が成就し、11年が経過し……
○
議長(
石崎元成) あと3分です。
◆31番(土井正純議員) (続)合併特例債の発行期限も残り4年となりました。合併建設計画を再点検して財政的有利な財源としてフルに活用していただくよう
お願いしておきます。 いろいろ申し述べましたが、中核市スタートの予算であります。皆様にも御賛同いただきますよう
お願い申し上げ、私からの賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○
議長(
石崎元成) 以上で本21件の討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第1
号平成28年度呉市
一般会計予算を
電子表決システムにより採決いたします。 議席にある
表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本件に対する
委員長の報告は可決であります。 本件は
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成の
ボタンを、反対の方は反対の
ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○
議長(
石崎元成)
ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本件は可決されました。 次に、議第14
号平成28年度
呉市内陸土地造成事業特別会計予算を
電子表決システムにより採決いたします。 議席にある
表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本件に対する
委員長の報告は可決であります。 本件は
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成の
ボタンを、反対の方は反対の
ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○
議長(
石崎元成)
ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本件は可決されました。 次に、議第18
号平成28年度呉市
病院事業会計予算から議第20
号平成28年度呉市
工業用水道事業会計予算まで、以上3件を一括して
電子表決システムにより採決いたします。 議席にある
表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本3件に対する
委員長の報告は可決であります。 本3件は
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成の
ボタンを、反対の方は反対の
ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○
議長(
石崎元成)
ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本3件は可決されました。 次に、議第2
号平成28年度呉市
国民健康保険事業(
事業勘定)
特別会計予算から議第7
号平成28年度呉市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算まで、議第9
号平成28年度呉市
地域下水道事業特別会計予算から議第13
号平成28年度呉市
駐車場事業特別会計予算まで、議第15
号平成28年度呉市
港湾整備事業特別会計予算、議第16
号平成28年度呉市
臨海土地造成事業特別会計予算、議第21
号平成28年度呉市
下水道事業会計予算、以上14件を一括して
電子表決システムにより採決いたします。 議席にある
表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本14件に対する
委員長の報告は可決であります。 本14件は
委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成の
ボタンを、反対の方は反対の
ボタンを押してください。 〔賛成・
反対者ボタンにより表決〕
○
議長(
石崎元成)
ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本14件は可決されました。 次に、ただいま議決されました19件を除く残り2件を一括して採決いたします。 本2件に対する
委員長の報告は可決であります。 本2件は
委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、本2件は可決されました。 ──────────────────────────────
△日程第7 議第53号
○
議長(
石崎元成) 日程第7、議第53号契約の変更についてを議題といたします。 本件の説明を求めます。
市長。 〔
小村和年市長登壇〕
◎
市長(
小村和年) ただいま上程されました議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議第53号は、音戸中学校校舎耐震補強工事における契約金額を変更するものでございます。何とぞ慎重に御審議の上、議決を賜りますよう
お願いを申し上げます。
○
議長(
石崎元成) 本件に対する質疑の通告はありません。よって、本件の質疑を終結いたします。 本件については文教企業
委員会に付託いたします。
委員会審査のためしばらく休憩いたします。 午前11時44分 休 憩 ────────────────────────────── 午後1時35分 再 開
○
議長(
石崎元成) 会議を再開いたします。 ──────────────────────────────
○
議長(
石崎元成) 諸般の報告をさせます。 〔
田丸正勝議会事務局次長朗読〕
呉市議会報告第6号 諸 般 の 報 告1 受理した
委員会の
審査報告書は次のとおりである。 文教企業
委員会報告書 1通 ──────────────────────────────
○
議長(
石崎元成) ただいま御報告申し上げましたとおり、文教企業
委員長から
審査報告書が提出されました。 お諮りいたします。 議第53号契約の変更についてをこの際日程に追加し、審議することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 ──────────────────────────────
△追加日程 議第53号
○
議長(
石崎元成) 議第53号契約の変更についてを議題といたします。
審査報告書を朗読させます。 〔
田丸正勝議会事務局次長朗読〕
呉市議会議長 石 崎 元 成 殿 文教企業
委員長 中 田 光 政 審 査 報 告 書 議第53号 契約の変更について 本件については、慎重審査の結果、可決すべきものと決定した。 よって、報告する。
○
議長(
石崎元成) 本件に対する発言の通告はありません。 本件を採決いたします。 本件に対する
委員長の報告は可決であります。 本件は
委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
石崎元成) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。 ────────────────────────────── 〔工田隆
教育長スタンドマイクの前へ進む〕
○
議長(
石崎元成) この際、本年3月31日をもって退任されます工田
教育長の挨拶があります。
◎
教育長(工田隆) それでは、失礼いたします。 退任に当たり、一言お礼を述べさせていただきます。 私は、通算いたしますと13年間、呉市
教育委員会でお世話になりました。在職期間中、本当に議員の皆様には多くの御支援をいただきまして、心から感謝申し上げます。 議員の皆様の御健勝と今後ますますの御活躍をお祈り申し上げております。本当にありがとうございました。(拍手) ────────────────────────────── 〔
中村弘市
教育長、
森尾敬介教育委員、
迫正博監査委員、順次スタンドマイクの前へ進む〕
○
議長(
石崎元成) 次に、先ほど任命に同意されました
教育長及び
教育委員並びに選任に同意されました
監査委員を紹介いたします。
◎
教育長(
中村弘市) ただいま御紹介いただきました中村でございます。選任の同意、本当にありがとうございます。 私は、平成17年から呉市の中学校長を5年務めさせていただきましたけれども、その際、呉市の教育っていうものが小中一貫教育であり、さまざまな特色のある教育をなされていたと思っております。そして、またこうして再び呉市の教育に携わることができたことを心よりうれしく思っております。今まで築いてこられた呉市の教育をしっかりと継承し、さらなる発展充実に努めていきたいと思いますので、どうぞ皆様の御指導、御鞭撻のほうをよろしく
お願いいたします。今後ともまたしっかりと務めてまいりますのでよろしく
お願いいたしますと申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございます。(拍手)
◎
教育委員(
森尾敬介) このたび
教育委員に選任していただきました森尾でございます。この上は、呉市の教育のますますの発展を祈りますとともに、一生懸命これに対して全力でぶつかってまいりたいと思っております。どうか皆さん方の御指導、御鞭撻をよろしく
お願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
◎
監査委員(
迫正博) 失礼いたします。御紹介いただきました迫でございます。このたび
監査委員の選任に同意いただきましてまことにありがとうございます。私は、4年間
監査委員を務めさせていただきましたが、再任ということでございまして、本当に身の引き締まる思いがいたしております。いま一度、公正不偏という監査の原点に立ち返りまして、真摯に取り組んでまいる所存でございますので、皆様方には引き続き一層の御指導、御鞭撻をよろしく
お願いいたしまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。(拍手)
○
議長(
石崎元成) 以上で紹介を終わります。 ────────────────────────────── 〔長原寛和上下水道事業管理者スタンドマイクの前へ進む〕
○
議長(
石崎元成) 次に、本年3月31日をもって退任されます長原上下水道事業管理者の挨拶があります。
◎上下水道事業管理者(長原寛和) 新しい議場で本当に最初で最後の発言となりまして、何かしらちょっと感慨深いものがございます。市役所に入りまして39年間、本当に議員の皆さんには大変お世話になりました。どうもありがとうございました。(拍手) ────────────────────────────── 〔退職理事者、順次スタンドマイクの前へ進む〕
○
議長(
石崎元成) 引き続き、退職されます理事者の挨拶があります。
◎
消防長(奥野彰) 失礼します。37年間、本当にありがとうございました。その最後の5年間を消防のほうで勤めさせていただきましたこと、本当にありがたく幸せなことだと受けとめております。議員の皆様方には、いつも消防に対しましては温かい声援を送っていただきましたこと、心より感謝申し上げます。これからも消防に対して温かく、そしてまた時には厳しい目で見守っていただきますことを
お願いしまして、退任の御挨拶といたします。本当にありがとうございました。(拍手)
◎
総務部長(大下一弘) 失礼します。
総務部長の大下でございます。一言御挨拶を申し上げます。 特別な志を持って市役所に入ったわけじゃない私が、最後にこうしてこのような場で御挨拶できますのは、小村
市長初め上司、先輩の導きと、同僚、後輩、部下の支えがあったからこそと思っております。 市役所生活を振り返ってみますと、ほとんど内部管理部門で過ごしてまいりました。市民の声を聞く機会は余りなかったですけれども、議員の皆様からは気づきを与えていただき、それが私の成長にもつながったものと思っております。37年間勤めさせていただきました。この間かかわっていただいた全ての皆様と呉市役所に感謝とお礼を申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
◎
文化スポーツ部長(末重正己)
文化スポーツ部長の末重でございます。 37年間、呉市の職員として大変勉強をさせていただきました。この3月31日をもちまして退職になりました。私は、昭和54年に衛生技師として市役所のほうへ入りました。最初の所属先が東保健所の庶務課でございました。今でも鮮明に覚えております。それから、職場の数で言いますと12カ所、いろんなところを回らさせていただいて勉強させていただきました。いろいろなところで多くの方にかわいがっていただき、また多くの勉強をさせていただきました。私にとって大きな財産だと思っております。退職はいたしますけれど、今後とも御支援、御鞭撻のほどよろしく
お願いいたします。どうもありがとうございました。(拍手)
◎
福祉事務所長(武内保治) 武内でございます。一言お礼を申し上げます。 議員の皆様、大変お世話になりました。1年間の短い間でございましたけれど、旧庁舎、新庁舎、両方の議場を経験させていただきまして、貴重な経験だと思っております。日ごろ、議員の皆様にいろいろ御支援、御指導いただきまして、日常業務やイベントが成功したのも議員の皆様のおかげだと思っております。今後は、議員の皆様、健康には留意されて、市民のため、呉市のため活躍していただきたいと思います。きょうは本当にありがとうございました。(拍手)