三原市議会 > 2015-03-20 >
03月20日-06号

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  1. 三原市議会 2015-03-20
    03月20日-06号


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    平成27年第1回 3月定例会       平成27年第1回(定例会) 呉市議会会議録 第554号平成27年3月20日(金曜日)呉市議会議事堂において開議(第6日)出席議員       1番  上 村  臣 男       2番  藤 原    広       3番  田 中  良 子       4番  下 西  幸 雄       5番  山 上  文 恵       6番  奥 田  和 夫       7番  福 永  高 美       8番  谷 本  誠 一       9番  楠 見    宏       10番  林 田  浩 秋       11番  梶 山  治 孝       12番  平 岡  正 人       13番  中 田  光 政       14番  岡 崎  源太朗       16番  森 本  茂 樹       17番  小 田  元 正       18番  北 川  一 清       19番  池庄司  孝 臣       20番  岩 原    昇       21番  井手畑  隆 政       22番  渡 辺  一 照       23番  神 田  隆 彦       24番  石 崎  元 成       25番  山 本  良 二       26番  林    敏 夫       27番  中 原  明 夫       29番  芝      博       30番  重 盛  親 聖       31番  加 藤  忠 二       32番  片 岡  慶 行       33番  小 泉  曙 臣 欠席議員       15番  土 井  正 純       28番  茶 林    正 説明員  市長       小 村  和 年  副市長      木 坂    修  副市長      明 岳  周 作  総務企画部長   大 下  一 弘  総務企画部参事  下 山  義 夫  秘書広報課長   秦    和 久  総務課長     神 垣  淳 司  財務部長     澤 村  直 樹  市民部長     品 川  裕 一  福祉保健部長   濱 田  俊 文  福祉保健部参事  神 垣    忍  環境部長     山 根  直 行  産業部長     西 岡  伸 一  産業部参事    盛 池  尚 教  都市部長     種 村    隆  土木部長     増 本  寛 治  会計管理者    歌 田  正 己  教育長      工 田    隆  教育総務部長   末 重  正 己  学校教育部長   寺 本  有 伸  消防長      奥 野    彰  消防局副局長   上 垣  良 三  上下水道事業管理者長 原  寛 和  経営総務部長   小 松  良 三  水道技術部長   平 本  徳 生  下水道技術部長  中 川  博 文 議会事務局職員  事務局長     松 沢  正 佳  庶務課長     野見山  克 宏  議事課長     清 水  和 彦  議事係長     沖 原  秀 規      ──────────────────────────────           議  事  日  程 (第 6 号)                         (平成27年3月20日 午前10時開議)第1 新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能に関する中間報告について第2 住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告について第3 議第55号 呉市教育委員会教育長の任命について第4 議第56号 呉市教育委員会委員の任命について第5 議第57号 呉市公平委員会委員の選任について第6 議第58号 呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について   議第59号 呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について第7 議第60号 呉市固定資産評価員の選任について第8 諮議第1号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第2号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第3号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第4号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第5号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第6号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第7号 人権擁護委員候補者の推薦について第9 議第1号 平成27年度呉市一般会計予算   議第2号 平成27年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算   議第3号 平成27年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算   議第4号 平成27年度呉市後期高齢者医療事業特別会計予算   議第5号 平成27年度呉市介護保険事業(保険勘定)特別会計予算   議第6号 平成27年度呉市介護保険事業(サービス勘定)特別会計予算   議第7号 平成27年度呉市公園墓地事業特別会計予算   議第8号 平成27年度呉市地域下水道事業特別会計予算   議第9号 平成27年度呉市集落排水事業特別会計予算   議第10号 平成27年度呉市地方卸売市場事業特別会計予算   議第11号 平成27年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計予算   議第12号 平成27年度呉市駐車場事業特別会計予算   議第13号 平成27年度呉市内陸土地造成事業特別会計予算   議第14号 平成27年度呉市港湾整備事業特別会計予算   議第15号 平成27年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算   議第16号 平成27年度呉市財産区事業特別会計予算   議第17号 平成27年度呉市病院事業会計予算   議第18号 平成27年度呉市水道事業会計予算   議第19号 平成27年度呉市工業用水道事業会計予算   議第20号 平成27年度呉市下水道事業会計予算                         (以上20件 予算特別委員長報告)第10 議第53号 呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について   議第54号 呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について      ──────────────────────────────会議に付した事件 日程のとおり 追加日程   議第53号 呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について   議第54号 呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について                         (以上2件 民生委員長報告)      ──────────────────────────────            午前10時00分     開   議 ○議長(神田隆彦) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議録署名者として1番上村議員、32番片岡議員を指名いたします。 この際、申し上げます。 報道関係者から写真撮影等の申し出がありますので、これを許可いたします。      ────────────────────────────── ○議長(神田隆彦) 諸般の報告をさせます。 議事課長。     〔清水和彦議事課長朗読〕                                呉市議会報告第4号              諸  般  の  報  告1 受理した委員会の審査報告書は次のとおりである。   予算特別委員会報告書                    1通2 受理した委員会の中間報告書は次のとおりである。   新庁舎建設調査検討特別委員会中間報告書           1通   総合交通対策特別委員会中間報告書              1通3 市長が追加提出した議案は次のとおりである。   議第53号 呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について                                   外7件4 市長が提出した諮問書は次のとおりである。   人権擁護委員候補者の推薦について5 受理した報告書は次のとおりである。   報告第2号 専決処分について      ────────────────────────────── ○議長(神田隆彦) なお、報告第2号はお手元に配付しておりますので、念のため申し上げます。      ────────────────────────────── △日程第1 新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能に関する中間報告について ○議長(神田隆彦) 日程に入ります。 日程第1、新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能に関する中間報告についてを議題といたします。 本件の報告書はお手元に配付しております。            ────────────────                                 平成27年3月10日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 殿                        新庁舎建設調査検討特別委員長                                  石 崎 元 成  新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能に関する中間報告書 本特別委員会は、平成23年6月20日に設置され、以来、新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能について、調査、検討を行ってきたところである。1 新庁舎建設の進捗状況 現庁舎は昭和37年4月に竣工しており、既に築50年以上経過し、老朽化が進んでいる。 平成9年に実施した耐震診断基本調査では、「震度6程度の地震でせん断破壊のおそれがある。」と診断された。こうした結果を踏まえ、市は、庁舎整備について市民の意見を幅広く集約するため、学識経験者や市民団体等の代表者で構成する呉市庁舎整備検討懇話会を設置した。同懇話会では、1年半にわたって議論が重ねられ、平成11年に「財政的に大きな負担があるが、建てかえるべきである。」との最終提言が出された。 この提言を受け、市は、具体的な方法について調査・検討を進めてきたが、近隣8町との合併や地方分権推進による新たな事務等の発生、財政の悪化等といったこともあり、検討を一旦保留することとなった。また、平成19年9月には呉市財政集中改革宣言を行い、平成20年度から呉市財政集中改革プログラムをスタートさせた。その際、庁舎整備については、財政集中改革に一定の見通しが立った後、できるだけ早い時期に具体化を進めることとしていたが、庁舎建設には多額の費用を要することから、平成22年3月に呉市庁舎建設基金を設置し、毎年5億円の積み立てを開始した。 その後、平成23年1月には、財政集中改革プログラムが期間中にほぼ達成できる見込みとなったことから、新庁舎の建設に向けて調査・検討を再開した。財源については、有利な財源である合併特例債が活用できる可能性があると判断したが、そのためには、平成26年度末までに事業を完了させる必要があった。そこで、長年の懸案であった庁舎建設の時期を前倒しして、検討することとなった。 新庁舎建設の検討に当たっては、本特別委員会において、基本方針、建設場所、新庁舎が担うべき機能、庁舎規模などについて、慎重かつ活発な議論を尽くし、その都度、協議項目ごとの方向性を確認してきた。その結果、新庁舎建設の基本設計が完成し、平成24年9月定例会において本庁舎等建設事業に係る債務負担行為が議決されたところである。 その後、2度にわたる入札中止を受け、市は、入札方式の変更、工期の延長、設計見直しを行った結果、平成25年8月に入札が成立し、同年9月定例会において新庁舎建設工事に係る契約の締結案が議決された。工事は、翌10月に着工し、現在、平成27年12月の完成に向け、鋭意工事が進められているところである。2 新庁舎建設調査検討特別委員会 中間報告 新庁舎建設工事は、事業費、規模ともに前例のない大型建設事業であり、市民の関心度が高い。さらに、工事開始後においても、インフレスライド条項適用に伴う工事費の増額、現状に即した設計の見直し、現庁舎地下の雨水貯留施設への活用など、さまざまな課題が残っている。 また、新庁舎は、今後50年以上にわたり、呉市の行政、防災、文化及び市民協働の拠点として、市民生活の中心的役割を果たしていく重要な施設であり、市民に愛され、親しまれる存在でなければならない。 こうした情勢下で、今後も議会として、市民生活に大きくかかわる新庁舎建設工事について、当局に対して積極的な情報公開を求めるとともに、市民のための庁舎が確実かつ着実に整備され、十分に機能するものとするため、なお調査・検討を要することから、本特別委員会を改選後においても、引き続き設置することを要望する。            ──────────────── ○議長(神田隆彦) 本件について新庁舎建設調査検討特別委員長の報告を願います。 石崎新庁舎建設調査特別委員長。     〔24番石崎元成議員登壇〕 ◆24番(石崎元成議員) それでは、万感の思いを込めて中間報告をさせていただきたいと思います。 新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能に関する中間報告について、新庁舎建設調査検討特別委員会での調査の概要と若干の意見と要望を付して御報告させていただきます。 本特別委員会は、平成23年6月20日に設置され、以来、新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能について、調査検討を行ってきたところであります。 現庁舎は、既に築50年以上経過し、老朽化が進んでいます。平成9年に実施した耐震診断基本調査では、震度6程度の地震でせん断破壊のおそれがあると診断されました。こうした結果を踏まえ、市は、庁舎整備について市民の意見を幅広く集約するため、呉市庁舎整備検討懇話会を設置いたしました。同懇話会では、1年半にわたって議論が重ねられ、平成11年に、財政的に大きな負担があるが建てかえるべきであるとの最終提言が出されました。この提言を受け、市は、具体的な方法について調査検討を進めてきましたが、近隣8町との合併や地方分権推進による新たな事務の発生、財政の悪化といったこともあり、検討を一旦保留することになりました。 また、平成19年9月に呉市財政集中改革宣言を行い、平成20年度から呉市財政集中改革プログラムをスタートさせました。その際、庁舎整備については、財政集中改革に一定の見通しが立った後、できるだけ早い時期に具体化を進めることとしていましたが、庁舎建設には多額の費用を要することから、平成22年3月に呉市庁舎建設基金を設置し、毎年5億円の積み立てを開始いたしました。 その後、平成23年1月には、財政集中改革プログラムが期間中にほぼ達成できる見込みとなったことから、新庁舎の建設に向けて調査検討を再開いたしました。財源については、有利な財源である合併特例債が活用できる可能性があると判断いたしましたが、そのためには、平成26年度末までに事業を完了させる必要がありました。そこで、長年の懸案であった庁舎建設の時期を前倒しして検討することになりました。検討に当たっては、本特別委員会において、基本方針、建設場所、新庁舎が担うべき機能、庁舎規模などについて、慎重かつ活発な議論を尽くし、その都度、協議項目ごとの方向性を確認してきました。その結果、新庁舎の基本設計が完成し、平成24年9月定例会において本庁舎等建設事業に係る債務負担行為が議決されたところであります。 その後、2度にわたる入札中止を受け、市は、入札方式の変更、工期の延長、設計見直しを行った結果、平成25年8月に入札が成立し、同年9月定例会において新庁舎建設工事に係る契約の締結案が議決されました。工事は、翌10月に着工し、現在、本年12月の完成に向け、鋭意工事が進められているところであります。 新庁舎建設工事は、事業費、規模ともに前例のない大型建設事業であり、市民の関心度が高く、さらに、工事開始後においても、インフレスライド条項適用に伴う工事費の増額、現状に即した設計の見直し、現庁舎地下の雨水貯留施設への活用など、さまざまな課題が残っています。また、新庁舎は、今後50年以上にわたり、呉市の行政、防災、文化及び市民協働の拠点として、市民生活の中心的役割を果たしていく重要な施設であり、市民に愛され、親しまれる存在でなければなりません。 こうした情勢下で、今後も議会として、市民生活に大きくかかわる新庁舎建設工事について、当局に対して積極的な情報公開を求めるとともに、市民のための庁舎が確実かつ着実に整備され、十分に機能するものとするため、なお調査検討を要することから、本特別委員会を改選後においても、引き続き設置することを要望し、本委員会の中間報告といたします。 ○議長(神田隆彦) 以上で本件の報告を終わります。      ────────────────────────────── △日程第2 住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告について ○議長(神田隆彦) 日程第2、住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告についてを議題といたします。 本件の報告書はお手元に配付しております。            ────────────────                                 平成27年3月11日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 殿                           総合交通対策特別委員長                                  小 泉 曙 臣  住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告書 本特別委員会は、幹線道路対策特別委員会地域公共交通対策特別委員会を廃止するに当たり、JR呉線の利用者減少に伴う減便の問題、生活バスや生活航路などの地域公共交通の維持、確保など、住民の利便性を確保するための交通施策については継続的に調査・検討を行う必要性があり、その際は地域の実情を踏まえた道路事業の進捗状況も合わせて総合的に検討する必要があることから、平成25年6月に設置され、以来、住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策について調査・検討を行ってきたところである。1 主要幹線道路の進捗状況 東広島・呉自動車道については、平成24年4月に黒瀬ICから阿賀ICまで暫定2車線で供用開始され、呉市から山陽自動車道や広島空港へのアクセス、物流が飛躍的に向上し、郷原工業団地など各工業団地への通勤時間が短縮された。また、平成27年3月には黒瀬ICから馬木IC間の工事も完了し、山陽自動車道までの全線が開通した。 しかしながら、全線開通による交通量の増加により、阿賀IC出口がさらに混雑すると予想されており、先小倉交差点での事故防止のため、次のステップとして呉方面の阿賀IC出口の立体交差化を要望しているところである。 広島呉道路(クレアライン)については、料金を無料とする社会実験や消費税率等の引き上げ等に伴う料金制度の変更が行われてきた。今後も、交通量の変動や料金改定による影響などを注視していくこととしている。 休山新道については、国道185号線の慢性的な渋滞緩和に向け、平成29年度の完成を目標に4車線化に向けたⅡ期線のトンネル工事が始まったところである。 主要地方道呉平谷線については、平成24年度からは現道を暫定的に河川側に振りかえる仮橋による仮設道路を設置し、山側ののり面を削る道路拡幅工事を行っており、今後も継続実施する予定である。また、上二河工区、トンネル工区については、平成25年度より用地取得に向けた公図の整理事務等を行っている。 呉環状線(警固屋工区)については、平成25年11月にルート検討のため、広島県が測量、調査に着手している。また、呉環状線(阿賀南工区)については、測量調査立ち入りの説明会を開催するなど、引き続き地元住民と調整を行っている。2 バス事業及び鉄道等をめぐる状況 平成24年3月に呉市のバス事業が広島電鉄に移譲された後、基本協定に基づき2年間はダイヤ、運賃の変更を行うことなく、市民の移動手段が確保されてきたが、平成26年4月より広島地区の料金体系に合わせた初乗り運賃の見直しや定期券割引率の変更が行われた。また、PASPY(ICカード)が本格導入されることになり、正確で詳細な路線ごとの利用実態が把握できることとなった。 平成22年度に廃止されていた呉広島空港線は、平成25年7月に再開されたが、その後、東広島・呉自動車道の全線開通により経路変更と運行便数の増便が行われ、空港利用者の利便性が増すことになった。 平成25年11月には、市域バス路線の運行形態及び再編等に係る基本方針を打ち出し、利用実態に応じた路線の再編・見直し、生活交通への移管、始発・終発便のダイヤ見直し、土日祝日におけるダイヤ設定が行われた。これらは、財政負担の軽減による持続可能なバス交通の実現に向けた取り組みであるが、中でも経常収支率が50%を下回った「横路交叉点循環線」、「白石白岳交叉点循環線」、「昭和循環線」、「音戸さざなみ線」については、新たな生活交通事業者を公募により決定し、平成26年10月から運行を開始したところである。 一方、JR西日本に対しては、運行ダイヤや施設整備に関する改善について、沿線の自治体で構成する期成同盟会を通じて要望活動を継続している。また、市東部地区の交通結節拠点として、JR新広駅及び駅前広場整備のあり方が報告され、今後、ホームの拡幅や待合機能の充実など、利用者の利便性向上に向けた取り組みが展開されることになる。 離島住民の日常生活に不可欠な交通機関である三角航路及び斎島航路については、平成27年4月1日から経営主体を一元化し、効率的な航路運営の実現を目指すこととなった。 このような状況のもと、真に持続可能な公共交通体系を構築するため、市民、交通事業者及び行政等が一体となって取り組むべき交通施策の指針となる「呉市地域公共交通ビジョン」が平成27年3月に策定された。3 総合交通対策特別委員会 中間報告 主要幹線道路の建設については、警固屋音戸バイパスの供用開始、東広島・呉自動車道の全線開通等により一定のめどが立ったものの、休山新道の4車線化工事や先小倉交差点の立体交差化、また、湾内アクセスを含む一般国道487号等の早期事業化や主要地方道呉平谷線の未整備区間の事業化など、残された課題がある。 バス事業については、平成24年に民間移譲が行われた後、本特別委員会においても経営の効率化及び市民サービスの向上について活発な議論が行われてきたところであるが、引き続き、バス利用者の利便性の確保、収支不足に対する経営支援、真に必要な公共交通のあり方の検討など、課題解決に向けた協議が必要である。 JR新広駅及び駅前広場の整備については、広市民センターを中心としたまちづくりの観点からも、行政とJR、バス・タクシー事業者などの関係機関等が市民と一体となって取り組まなければいけない問題である。 呉市地域公共交通ビジョンについては、JR、路線バス、生活バス等が相互に連携した都市の発展と市民の日常生活を支える持続可能な公共交通を実現し、市民の移動手段の維持、確保を目指すこととしており、その実現に向けた取り組みが喫緊の課題である。 したがって、主要幹線道路の整備及び市民の日常生活を支える重要な役割を担う公共交通については、なお調査、検討を要することから、本特別委員会を改選後においても、引き続き設置することを要望する。            ──────────────── ○議長(神田隆彦) 本件について総合交通対策特別委員長の報告を願います。 小泉総合交通対策特別委員長。     〔33番小泉曙臣議員登壇〕 ◆33番(小泉曙臣議員) おはようございます。 それでは、住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告について、総合交通対策特別委員会での調査の概要と、若干の委員会の意見、要望を付して報告をさせていただきます。 本特別委員会は、幹線道路対策特別委員会地域公共交通対策特別委員会を廃止した後、それらを統合する形で平成25年6月に設置され、以来、住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査検討を行ってきたところであります。 まず、主要幹線道路の進捗状況について、主なものを述べさせていただきます。 東広島・呉自動車道につきましては、平成24年4月に阿賀インターチェンジから黒瀬インターチェンジまで暫定2車線で供用開始され、先日3月15日には山陽自動車道までの全線が供用開始されたところであります。しかしながら、全線開通による交通量の増加により、阿賀インターチェンジ出口がさらに混雑すると予想されており、先小倉交差点での事故防止のため、次のステップとして、呉方面の阿賀インターチェンジ出口の立体交差化を要望しているところであります。休山新道につきましては、平成29年度の完成を目標に、4車線化に向けたⅡ期線のトンネル工事が始まったところであります。 次に、バス事業及び鉄道等をめぐる状況につきましても、主なものを述べさせていただきます。 平成24年3月に呉市のバス事業が民間に移譲された後、基本協定に基づき、2年間はダイヤ、運賃の変更を行うことなく、市民の移動手段が確保されてきましたが、平成26年4月より、広島地区の料金体系に合わせた初乗り運賃の見直しや定期券割引率の変更が行われました。 呉広島空港線は平成22年度に廃止されていましたが、平成25年7月に再開され、その後、東広島・呉自動車道の全線開通により経路変更と運行便数の増便が行われ、空港利用者の利便性が増すことになりました。 平成25年11月には、市域バス路線の運行形態及び再編等に係る基本方針を打ち出し、利用実態に応じた路線の再編、見直し、生活交通への移管が行われました。中でも経常収支率が50%を下回った横路交叉点循環線、ほか3路線につきましては、新たな生活交通事業者により、平成26年10月から運行を開始したところであります。 一方、JR西日本に対しましては、運行ダイヤや施設整備に関する改善について、沿線の自治体で構成する期成同盟会を通じて要望活動を継続しております。 離島住民の日常生活に不可欠な交通機関である三角航路及び斎島航路につきましては、平成27年4月から経営主体を一元化し、効率的な航路運営の実現を目指すこととなりました。 最後に、主要幹線道路の建設につきましては、警固屋音戸バイパスの供用開始、東広島・呉自動車道の全線開通等により一定のめどが立ったものの、休山新道の4車線化工事や先小倉交差点の立体交差化、また、湾内アクセスを含む一般国道487号等の早期事業化や主要地方道呉平谷線の未整備区間の事業化など、残された課題があります。 バス事業につきましては、民間移譲が行われた後、本特別委員会においても経営の効率化及び市民サービスの向上について活発な議論が行われてきたところでありますが、引き続き、バス利用者の利便性の確保、収支不足に対する経営支援、真に必要な公共交通のあり方の検討など、課題解決に向けた協議が必要であります。 また、JR新広駅及び駅前広場の整備につきましては、広市民センターを中心としたまちづくりの観点からも、行政とJR、バス、タクシー事業者などの関係機関等が市民と一体となって取り組まなければいけない問題であります。 呉市地域公共交通ビジョンにつきましては、JR、路線バス、生活バスなどが相互に連携して、市民の移動手段の維持、確保を目指すこととしており、その実現に向けた取り組みが喫緊の課題であります。 以上のことからも、主要幹線道路の整備及び市民の日常生活を支える重要な役割を担う公共交通につきましては、なお調査検討を要することから、本特別委員会を改選後においても、引き続き設置することを要望し、本委員会の中間報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(神田隆彦) 以上で本件の報告を終わります。      ────────────────────────────── △日程第3 議第55号 ○議長(神田隆彦) 日程第3、議第55号呉市教育委員会教育長の任命についてを議題といたします。 本件は、お手元に配付しております。 本件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました議第55号について御説明申し上げます。 本案は、4月1日に施行されます地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により、教育長が、議会の同意をいただき市長が任命する特別職となることに伴い、新たな制度における教育長の任命について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております工田隆氏は、皆様御承知のとおり、現在呉市教育委員会教育長として活躍中であり、教育行政全般に関する識見、経験ともに大変豊かな方であります。本市の教育長として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(神田隆彦) お諮りいたします。 本件は、申し合わせにより質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 これより討論に入ります。 6番奥田議員。     〔6番奥田和夫議員登壇〕 ◆6番(奥田和夫議員) ただいま議題になりました教育長工田隆氏の選任に反対の立場での討論を行ってまいります。 本議題の提出に至ったのは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律でありますけれども、戦前の反省から、教育委員会は国や首長から独立した行政組織である点に最大の特徴を持っておりましたが、その独立性をなくし、国と首長の支配下に置く、教育委員長と教育長を一本化し、市長が直接教育長を任命いたします。自治体の教育政策の大もとの大綱に、学校統合や愛国心教育を進めるなど、どんな内容でも盛り込むことができます。しかも、この大綱は政府の教育振興基本計画の基本的な方針を参酌してつくることが求められており、国の方針をもとに市長が大綱を決め、それを教育委員会に具体化させるものです。その法改悪のもとでの本選任案であります。 こういうことを決めさせる法の狙いは何かと。侵略戦争美化の安倍首相流の愛国心教育の押しつけにあると私は考えております。安倍首相は、靖国神社参拝など、過去の侵略戦争を肯定、美化する立場をその行動で示しているところでありますが、重大なことは、安倍首相はその特殊な立場から戦後教育を敵視し、日本の教育を侵略戦争美化の安倍流愛国心で塗り固めようとしていることです。第1次政権のときに教育基本法に愛国心を盛り込む改悪を行いました。そして、歴史教科書を愛国心に沿って改めさせる圧力を加え続けてきました。その上で、太平洋戦争をアジア解放の戦争と教える歴史逆行の特異な教科書を教育基本法に最もふさわしいと賛美し、全国で使わせようとし、呉市は既に採用しております。そして、愛国心など教育基本法の教育目標に照らして重大な欠陥があると国が判断すれば、教科書を検定不合格できる仕組みをつくりました。日本を海外で戦争する国にするための集団的自衛権の容認、解釈改憲などを進めております。そして、戦争をする国に国民を動員する仕組みとして、国民の目や耳や口を塞ぐ秘密保護法を強行するとともに、歴史を偽り、子どもたちに教育しようというわけです。今日の国際社会は、日本、ドイツ、イタリアが行った戦争は、いかなる大義もない侵略戦争で、犯罪的な戦争だったという共通の認識の上に成り立っています。それを教育で覆し、戦争する国に向かう、これを許すわけにはいかず、本選任案に反対をするものであります。
    ○議長(神田隆彦) 以上で討論を終結いたします。 本件を採決いたします。 本件は同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(神田隆彦) 起立多数。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第4 議第56号 ○議長(神田隆彦) 日程第4、議第56号呉市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 本件は、お手元に配付しております。 本件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました議第56号について御説明申し上げます。 本案は、呉市教育委員会委員の任期満了に伴う後任委員の任命について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております香川治子氏は、現在呉市教育委員会委員として御活躍中であり、学識、経験ともに大変豊かな方でありまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。何とぞ御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(神田隆彦) お諮りいたします。 本件は、申し合わせにより質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 これより討論に入ります。 6番奥田議員。     〔6番奥田和夫議員登壇〕 ◆6番(奥田和夫議員) ただいま議題になりました教育委員会委員香川治子氏の選任について、反対の立場で討論させていただきます。 私どもは、こうした人事にかかわる案件には、本人の名誉も考え、反対という立場をとることを極力差し控えてまいりました。こうして反対の意思表示をしなければならないのは、とても残念なことであります。 問題は、この間の教育委員の方々がとった中学の歴史公民の教科書の採択にかかわる問題からです。前回の教科書採択は、愛国心、国家主義に沿った神話、国旗・国歌、主権領土などの記述量が多く、人物数、側注数などの記述数の多い教科書を採択するようにして、育鵬社が採択されるような観点、視点、方法が設定されました。これまでと大きく変化したものです。しかし、驚いたことに教育委員会の会議では、その記述数量が多いものを選択することに異論は出なかったのです。今回の香川委員もそうです。委員長は、事務局の用意した流れに沿って、粛々と議事を進行されていきました。その反面、マイノリティーや民衆の歴史、市民の戦争被害、現代社会の人権問題など、民衆の歴史や市民の権利について詳しく書いている教科書は評価されませんでした。教育委員会は、記述内容を十分吟味することなしに、記述数量を主な評価基準にして採択してしまったのです。香川氏ら教育委員も、他の教科書としっかり読み比べられたら、その異常さに簡単に気づかれたはずです。 私は、子どもたちが、やがて地域や国際社会において平和な社会の担い手として成長するにふさわしい教科書で学習することを願っております。自分だけ、日本人だけ偉いなどと思わせず、東アジアを初め世界の人々はつながり合っていて、いつも広い視野と心で周りを見詰め、教えられたことを自分の頭で考えることで未来を開き、伝統とともに未来を志向することができるような道しるべでなくてはならないと思います。しかし、それが、世界にもまれな神の国日本に生まれた幸せを神話と歴史で教え、戦争はアジアのためだったと言い、家族制度と皇室を大切にすることが日本の伝統で、改憲をあおる教科書だったら、被害者は誰よりも子どもたちです。今回議題に上げられている香川氏らが採択した育鵬社版教科書は、後者のほうであります。子どもたちと市民への重大な裏切りをしたことになります。採択にかかわった教育委員として取り返しのつかない大きな過ちを犯したことになります。そうした方に再び教育委員として絶対に同意するわけにはまいりません。 ○議長(神田隆彦) 以上で討論を終結いたします。 本件を採決いたします。 本件は同意することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(神田隆彦) 起立多数。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第5 議第57号 ○議長(神田隆彦) 日程第5、議第57号呉市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 本件は、お手元に配付しております。 本件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました議第57号について御説明申し上げます。 本案は、呉市公平委員会委員の任期満了に伴う後任委員の選任について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております鷹橋照子氏は、現在呉市公平委員会委員として御活躍中であり、学識、経験ともに大変豊かな方でありまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。何とぞ御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(神田隆彦) お諮りいたします。 本件は、先例により自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第6 議第58号外1件 ○議長(神田隆彦) 日程第6、議第58号呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について、外1件を一括して議題といたします。 本2件は、お手元に配付しております。 本2件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました議第58号及び議第59号について御説明申し上げます。 本案は、呉市固定資産評価審査委員会委員の任期満了に伴う後任委員の選任について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております淺井公子氏及び下田昌人氏は、現在呉市固定資産評価審査委員会委員として御活躍中であり、学識、経験ともに大変豊かな方でありまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。何とぞ御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(神田隆彦) お諮りいたします。 本2件は、先例により自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本2件を採決いたします。 本2件は同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、本2件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第7 議第60号 ○議長(神田隆彦) 日程第7、議第60号呉市固定資産評価員の選任についてを議題といたします。 本件は、お手元に配付しております。 本件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました議第60号について御説明申し上げます。 本案は、12月31日に辞任いたしました呉市固定資産評価員の後任者の選任について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております澤村直樹氏は、皆様御承知のとおり、現在財務部長として活躍中であり、固定資産の評価に関する知識及び経験を有し、呉市固定資産評価員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(神田隆彦) お諮りいたします。 本件は、先例により自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第8 諮議第1号外6件 ○議長(神田隆彦) 日程第8、諮議第1号人権擁護委員候補者の推薦について、外6件を一括して議題といたします。 本7件は、お手元に配付しております。            ────────────────                                    諮議第1号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月19日付呉市人第138号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成27年3月20日                          呉市議会議長  神 田 隆 彦                                 呉市人第138号                                 平成27年3月19日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 様                              呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所したしげ ちかこ 下 重 千香子呉市安浦町女子畑2367番地            ────────────────                                    諮議第2号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月19日付呉市人第139号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成27年3月20日                          呉市議会議長  神 田 隆 彦                                 呉市人第139号                                 平成27年3月19日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 様                              呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所しも  なおこ 霜   直 子呉市宝町2番24-1204号            ────────────────                                    諮議第3号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月19日付呉市人第140号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成27年3月20日                          呉市議会議長  神 田 隆 彦                                 呉市人第140号                                 平成27年3月19日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 様                              呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所まつばやし つとむ 松 林   勉呉市川尻町西2丁目12番23号            ────────────────                                    諮議第4号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月19日付呉市人第141号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成27年3月20日                          呉市議会議長  神 田 隆 彦                                 呉市人第141号                                 平成27年3月19日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 様                              呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所くぼ          久 保 ハツミ呉市倉橋町11632番地            ────────────────                                    諮議第5号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月19日付呉市人第142号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成27年3月20日                          呉市議会議長  神 田 隆 彦                                 呉市人第142号                                 平成27年3月19日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 様                              呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所きむら ぜんぬ 木 村 善 友呉市蒲刈町向2689番地            ────────────────                                    諮議第6号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月19日付呉市人第143号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成27年3月20日                          呉市議会議長  神 田 隆 彦                                 呉市人第143号                                 平成27年3月19日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 様                              呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所みやけ さちこ 三 宅 幸 子呉市西中央2丁目5番1-1303号            ────────────────                                    諮議第7号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月19日付呉市人第144号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成27年3月20日                          呉市議会議長  神 田 隆 彦                                 呉市人第144号                                 平成27年3月19日 呉市議会議長  神 田 隆 彦 様                              呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所はまだ   こ 濱 田 よし子呉市下蒲刈町下島1672番地の3            ──────────────── ○議長(神田隆彦) 本7件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました諮議第1号から諮議第7号までについて御説明申し上げます。 本件は、人権擁護委員の任期満了に伴い法務大臣に対し候補者を推薦するに当たり、市議会の御意見を求めるものでございます。 ここにお諮りしております諮議第1号の下重千香子氏、諮議第2号の霜直子氏の2名は、本年6月30日の任期満了に伴い、退任される委員の後任として新たに推薦を行うものでございます。 また、諮議第3号の松林勉氏、諮議第4号の久保ハツミ氏、諮議第5号の木村善友氏、諮議第6号の三宅幸子氏、諮議第7号の濱田よし子氏の5名については、本年6月30日の任期満了に伴い、再任の推薦を行うものでございます。 御推薦いたします方々は、人格、識見ともに高く、広く社会の実情に通じた方でございますので、人権擁護委員として適任であると存じます。何とぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(神田隆彦) お諮りいたします。 本7件は、先例により自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本7件を採決いたします。 本7件は異議なしと答申することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、本7件は異議なしと答申することに決定されました。 なお、本7件の答申書は、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。      ────────────────────────────── △日程第9 議第1号外19件 ○議長(神田隆彦) 日程第9、議第1号平成27年度呉市一般会計予算、外19件を一括して議題といたします。 審査報告書を朗読させます。 議事課長。     〔清水和彦議事課長朗読〕 呉市議会議長  神 田 隆 彦 殿                          予算特別委員長 林   敏 夫                審 査 報 告 書 議第1号 平成27年度呉市一般会計予算 議第2号 平成27年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算 議第3号 平成27年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算 議第4号 平成27年度呉市後期高齢者医療事業特別会計予算 議第5号 平成27年度呉市介護保険事業(保険勘定)特別会計予算 議第6号 平成27年度呉市介護保険事業(サービス勘定)特別会計予算 議第7号 平成27年度呉市公園墓地事業特別会計予算 議第8号 平成27年度呉市地域下水道事業特別会計予算 議第9号 平成27年度呉市集落排水事業特別会計予算 議第10号 平成27年度呉市地方卸売市場事業特別会計予算 議第11号 平成27年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計予算 議第12号 平成27年度呉市駐車場事業特別会計予算 議第13号 平成27年度呉市内陸土地造成事業特別会計予算 議第14号 平成27年度呉市港湾整備事業特別会計予算 議第15号 平成27年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算 議第16号 平成27年度呉市財産区事業特別会計予算 議第17号 平成27年度呉市病院事業会計予算 議第18号 平成27年度呉市水道事業会計予算 議第19号 平成27年度呉市工業用水道事業会計予算 議第20号 平成27年度呉市下水道事業会計予算 本20件については、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定した。 よって、報告する。 ○議長(神田隆彦) 委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 8番谷本議員。     〔8番谷本誠一議員登壇〕 ◆8番(谷本誠一議員) 私は、自然共生党として、議第1号平成27年度呉市一般会計予算に対し反対の立場で討論いたします。 昨日の予算特別委員会においては、本予算案に関し、議会費を初めとした5項目での反対理由を述べさせていただきました。そこで、今回は重複を避け、残りの主要4項目について順に理由を申し述べます。 まず、放課後児童会管理運営事業に関してであります。 このたび判明したのは、本市における保護者分担金では全体運営費のわずか25%しか賄えていない事実でした。すなわち平日のみの契約で月額3,500円、土曜日を加えた場合の契約でも月額5,000円は安過ぎるというのが、その要因です。例えば民間経営のみで実施している四日市市の場合、平日預かりのみで月額1万円から1万2,000円となっています。ここでは、小学校余裕教室を活用する場合でも運営者の保護者会が回収を実施せねばならないため、保育料等は別名目たる施設整備費として保護者から徴収しています。そのため、月額1万円強が相場になるのです。呉市では直営のため、施設整備費や光熱費は呉市が全額負担しますので、これまで保護者分担金が安いとは気づきにくい体質があったと言えます。そういう現況下で、新年度初めて1カ所民間事業者を公募したとしても、保護者分担金との官民格差が顕著なため、そこを選択しようとする保護者が一部にとどまることは目に見えています。 なぜ高い保護者分担金になるかと申しますと、国と県による3分の2の補助金は、あくまで赤字になった場合が条件となっているためです。しかも、時間延長や塾的要素、すなわち経営に特色をもたらすオプション部分は公的補助の対象外です。ということは、赤字にならなければ公的補助がないし、補助を受けて収支がとんとんになったとしても、内部留保は補助を受ける際に認められていないため、施設整備等のイニシャルコストを回収することができず、これでは事業者の参入意欲をそいでしまいます。加えて、現在市内に既存民間学童保育は3カ所ありますが、これらはいずれも公的補助の対象になっていません。そのため、同じ民間でありながら、公募事業者との不公平感が出てくる問題も秘めています。さらに、民間への補助金としての予算額は1カ所のみの280万円であって、これには国の補助メニューに含まれている施設整備に係る補助は見込んでいません。つまり、既存の事業者所有の建物スペースを使った場合、その改修費は保護者分担金に転嫁せざるを得ず、これも官民格差拡大の要因になってしまいます。 一方、新年度から試験的に、一気に6年生まで対象を拡大する両城小学校の放課後児童会では、現段階で5年生と6年生の申込者はいないということです。ということは、民間公募を踏みとどまって様子を見るべきなのです。子どもの遊びを大人が主導し過ぎると、主体性の弱い子に成長する懸念がありますし、自立心の育成にもマイナスとなります。改正児童福祉法では、放課後児童健全育成事業は対象が小学6年生まで拡大されただけの話で、そうしなければならない義務づけは地方自治体に課せられていません。せいぜい4年生まででとどめておけば、民間事業者公募のしようがなくなります。というか、財政健全化や負担の原則のもと、保護者分担金の増額を検討するほうが先だと考えます。 次に、中学校給食運営事業に関してです。 私は、デリバリー給食そのものに反対です。共同調理場方式のほうが、将来の小学校自校調理場建てかえの投資が不要になり、人件費のスケールメリット的削減も可能になり、トータルで絶対有利ですし、合併特例債の活用も可能だからです。しかも、好き嫌いが多い生徒は弁当持参を望みますから、食育が進まない大欠陥があるわけです。食育は学校教育全体で行うべきものであるから大差ないとの教育委員会の答弁は欺瞞でしかありません。学校教育の中で最も効果のある食育の現場が、特別活動たる給食の時間ではないですか。こんなことが教育委員会議で全く議論されなかったのは残念でなりません。教育委員は市長が推薦しますから、市長のイエスマンぞろいになりやすい地方教育行政法の最大の欠陥が、まさにここにあります。 そして、このたび明らかになったのが、デリバリー事業者が食材を独自ルートで調達しますが、それを学校給食協会が購入し、それを使って事業者が調理するというのです。実際は学校給食協会は経由しませんが、これまでの小売業者から学校給食協会が購入していたのが、1段階、流通過程が余計にふえ、その中間マージンをデリバリー事業者が得ることとなります。その分、購入費が高くなり、それが1食300円なのです。さらに、学校給食協会に一旦購入させて、それを自作自演で調理するのですから、やはり偽装請負の懸念は払拭できません。学校給食協会指定の食材を使うという事実は事実です。 第3として、新規である中央地区商店街活性化事業200万円の使途が極めて不明瞭です。これで勉強会を重ねて、2カ年程度の準備期間を経て、中央地区商店街に…… ○議長(神田隆彦) あと3分です。 ◆8番(谷本誠一議員) (続)まちづくり会社を起業させるということです。しかし、何の収益事業ができるというのでしょうか。当初、呉中通商店街振興組合が提案していた堺川駐車場跡地を駐車場管理する案は、民間事業を圧迫するという理由で却下されましたし、新年度新たに整備する駐輪場においても、有料化すれば自転車放置防止条例に放置自転車禁止区域指定をすることが前提となりますが、地元商店は大反対です。ですから、これは現実的に不可能です。ということは、まちづくり会社を立ち上げようにも、利益を得る手段が全く見つかっておりません。そういう見通しの極めて悪い中、行政主導で会社を立ち上げさせようとしても、うまくいく道理がありません。しかも、NPO法人タウンマネジメントくれは解散することとなりました。これは、タウンマネジャーの人件費に充てていた中心市街地活性化促進ソフト事業350万円と県の緊急雇用対策補助を活用していたくれ丸ごと物産館事業が、いずれも今年度限りとなったためと推察しています。つまりTMOでさえ、独自の収益事業を生み出すことはできなかったのです。これは失敗ではないと当局は強弁しましたが、解散せずに運営が継続されていない限り、全く説得力がありません。むしろみずからに甘い評価と言えましょう。 最後に、JR新広駅舎改修実施設計1,100万円であります。この駅舎は同駅が請願駅として平成14年にオープンして以来ですから、建築してまだわずか12年しかたっておりません。幾ら古新開区画整理が進んだことで駅利用者がふえたといっても、そんなことは当初から織り込み済みだったはずです。新広駅周辺がバスや車の乗り入れがあって大変混雑しているのはわかりますが、かといって駅舎まで改修する必要性が理解できません。また、機能を充実させ、ぜいたくを求めているにしか見えないのです。これでは過去の投資も無駄になってしまいます。しかも、この駅舎は呉市所有の福祉建物であって、底地も呉市です。つまり、これによって最も利益を享受しているJR西日本が、びた一文も出していないことは許せません。今回もJR西日本との交渉を当局は現段階で全く行っていません。まずは、建物をJR西日本に対し寄附を前提に交渉することこそが最優先で取り組むべきことです。それを全くすることなく、先に改修ありきで貴重な市民の税金を使う当局の考えが全く理解できません。交渉した結果、JR西日本がのまなかったとしても、安易に改修せず…… ○議長(神田隆彦) 時間が参りました。討論をやめてください。 ◆8番(谷本誠一議員) (続)我慢するべきだと考えます。 以上の4項目の理由から、昨日の討論とあわせ、本予算に対し反対するものです。 ○議長(神田隆彦) 22番渡辺議員。     〔22番渡辺一照議員登壇〕 ◆22番(渡辺一照議員) 私は、同志会を代表いたしまして、議第1号から議第20号までの全議案に対し賛成の立場で討論いたします。 日本経済の状況を考えますと、消費税を10%への増税を避け、アベノミクスや東日本大震災の復興、東京オリンピックへの期待などから、株価も2万円台をのぞき込もうとしております。政治主導の春闘で最高額の提示が相次いでおります。景気は緩やかに回復していると言われております。しかしながら、地方への景気回復基調はなかなか進んでおりません。中小企業への業績には反映されていない状況の企業が大半であります。そうした中、呉市は、平成26年度当初予算と比較しますと、一般会計予算におきまして2.4%増の1,068億円、特別会計は全体で8.1%増、企業会計は2.5%増の予算を計上されております。このように積極財政を組むことにより、国の景気対策が少しでもこの芸南地域に波及し、相乗効果が発生しやすくなることを願っております。 今後、全国が少子高齢化という大津波に向き合いますが、統計上の数字を見てみますと、その第一波は全国の都市に先駆けて呉市に来襲します。この対処方法に全国の都市が注目しております。成功する方法、失敗する方法を呉市から学ぼうとしております。しかし、我々呉市は、呉市民のために失敗するわけにはいきません。市民協働などの施策で市民に団結力をつけてもらい、高次都市機能の推進や幹線道路網の整備により呉市に力強さを持ってもらい、将来を担う子どもたちには投資を惜しまず、中長期的な視点に立って市行政の運営を行い、今後の事業展開を行っていただきたいと思っております。 以上のことを要望に付して賛成討論といたします。 ○議長(神田隆彦) 6番奥田議員。     〔6番奥田和夫議員登壇〕 ◆6番(奥田和夫議員) それでは、日本共産党の立場から、反対の討論をしてまいります。 議第1号平成27年度呉市一般会計予算、議第2号国民健康保険事業(事業勘定)、議第3号国民健康保険事業(直診勘定)、議第4号後期高齢者医療事業、議第5号介護保険事業(保険勘定)、議第6号介護保険事業(サービス勘定)、議第8号地域下水道事業、議第9号集落排水事業、議第10号地方卸売市場事業、議第11号野呂高原ロッジ事業、議第12号駐車場事業、議第13号内陸土地造成事業、議第14号港湾整備事業、議第15号臨海土地造成事業、議第17号病院事業会計、議第18号水道事業会計、議第19号工業用水道事業会計、議第20号下水道事業会計、以上に反対をするものであります。 まず、平成27年度の予算の背景をしっかりとつかむ必要があろうかとは思います。昨年4月に消費税が3%上げられて消費者物価が2%程度上がり、それに円安による輸入材料の値上がりで、総務省の消費者物価指数は前年比3.1%上がって、購買力が下がったということであります。過去の増税と比べても大きく落ち込んでいる、それがことしであります。アベノミクスで大企業や一部の富裕層に大きな恩恵をもたらして、株の時価総額で100億円以上ふえた人が140人以上。その反面で、労働者の賃金増加はわずか物価上昇に追いつかずに、物価を差し引いた実質賃金は、一昨年7月から18カ月連続で前年同月比をマイナスであります。問題なのは、当局がその事実すら目を向けずに、総雇用者所得がプラスだと答えておりました。しかし、この総雇用者所得、これも物価を差し引いた実質所得はマイナスなのでありまして、今の市民が置かれている情勢を率直に見ようともしない、こうした当局に、市民の側に立った予算など組むことはできないと考えております。 所得が下がってきているもとで、社会保障への総攻撃が行われています。それが新年度予算の特徴であります。医療のほうは70歳になる人から2割の窓口負担になり、介護は第6期介護保険事業計画で保険料5,000円から5,500円に引き上げ、利用料は2割に引き上げます。市民の実質所得が減少しているわけですから、市民の暮らしが立っていくよう応援するのが自治体の呉市のあるべき姿であります。それを逆に、社会保障を国と一緒に削減をして、弱い市民をさらに痛めつける予算だということです。そして、国民健康保険の保険証取り上げ、そして資格証を発行したのが547人。払えない人に対して債権回収して対応し、悪質とみなして323人に差し押さえをしております。水道事業は1,346件も停水しております。生きる希望さえ奪うやり方であります。 その一方で、アベノミクスで大もうけをして、その上、今年度、来年度と2年間で1.6兆円もの大減税を受ける大企業に優遇する予算になっておる。マリノポリスに進出して設備投資をすれば、5億円の助成をします。たたき売りはしないと市長は新聞でコメントされておりましたが、天応第2期の埋め立てで140億円で造成したものを40億円でユーシンを誘致したのは市長でありますが、たたき売りではないのでしょうか。そういう造成費を大幅に引き下げるなどあってはならないことであります。また、そごうに入れば2億円、援助する相手を間違っている、そう思います。 雇用をふやし景気をよくする問題で、消防職員の充足率を上げるよう求めました。ポンプ自動車は5人で出動するのが基準です。それを、3人、4人が出動して、充足率は新年度が77%で111人足りないということであります。3人で出かけるなどあってはなりませんし、市民も大変危険でありますけれども、職員の命すら守れなくなります。しかも、充足率は再任用を21人加えての話で、その多くが出張所に勤務しておりますから、30代40代の職員と一緒にできるはずがなく、無責任な配置と言わなくてはなりません。政府ですら若者の安定した雇用の確保と言っております。不足が明らかであるのに検討すらしようといたしません。 子どもの医療費の無料化の拡充、全国の自治体の73%が、入院、中学卒業まで無料化であります。通院は57%が中学校卒業まで無料と。全国の水準はそこまで来ているわけであります。ところが、呉市は入院が12歳まで、通院にいたってはわずか6歳までです。これを中学校卒業までに広げるのに必要なのはわずか5億円であります。その財源は、これまで市民サービスを削減してためた財政調整基金、減債基金の100億円があります。また、不用額は昨年度30億円あります。その前も、その前の年も30億円あります。十分使えるものでありまして、知恵を使えば幾らでも出てきます。口では若者の定住を言いながら、決断できない呉市と言わなくてはなりません。 教育の問題は、佐久間艇長の追悼式に呉中央学園の生徒を参加させております。それに先立ち…… ○議長(神田隆彦) あと3分です。 ◆6番(奥田和夫議員) (続)主催団体の資料を児童に教えております。問題なのは、客観的事実を記しているのは、呉鎮守府司令長官、加藤友三郎、後に海軍大臣を経て首相を務めた人でありますけれども、その長官によって作成された第六潜水艇遭難査問書類です。事故調査委員会を立ち上げ、帝国海軍が事実認定をしたものです。それを全く無視していること、そして子どもたちに歴史をゆがめて教えていることです。そこでは、佐久間艇長は持ち場を離れなかったのもうそであるし、遺書を書く余裕があれば、まず艇を浮かばす努力をしろと、遺書は評価されておりません。母艦艦長の承認を受けることなくガソリン潜航を実験したのは、訓令の範囲を逸脱したもので、生きておればその責任を逃れることはできないとしております。客観的事実、歴史をゆがめ、児童に教えるなどあってはならないことであります。こうして、戦争をする国に向けて児童生徒を引っ張っていくやり方を絶対に許すわけにはまいりません。 ○議長(神田隆彦) 7番福永議員。     〔7番福永高美議員登壇〕 ◆7番(福永高美議員) おはようございます。洗濯の会、福永高美でございます。 私は、議第1号から議第20号まで賛成の立場で討論いたします。 連日にわたる戦艦「武蔵」の報道により、大和ミュージアムが全国的にクローズアップされておりますが、その大和ミュージアムは、来年度、開館10周年、来館者1,000万人を迎えることになっております。呉市の明るい将来、次の10年、20年先につながる節目の年になることを考えると、非常に楽しみであります。また、来年度はいよいよ市役所新庁舎が完成し、新たな市政がスタートします。昨年、12月定例会ではインフレスライドによる新庁舎建設などに関する補正予算、また本定例会では契約額の変更議案が可決されました。今となっては、これ以上の建設費の増額、工期の延長などが起こらないことを祈るばかりであります。 そんな中、呉市の平成27年度一般会計、特別会計、企業会計の予算合計は、昨年度比4.1%増、1,940億円の積極的型予算となっております。その中には、れんがどおりの再整備やプレミアムつき商品券の発行、またJR新広駅の機能強化やスポーツ施設の整備など、市民生活に直結する予算が盛り込まれております。 一方、ここ数年、下がり続けていた市債残高がアップに転じる点は残念なところではありますが、それは市役所本庁舎整備などに係る一時的な要因であるということで、やむを得ないものと捉えさせていただいております。何とか呉市をよくしよう、呉市を元気にしたいという思いを実現するためには、どうしてもお金はかかりますが、それは子どもや孫に夢や希望を与えるための投資であります。とはいえ、我々議員は予算を議決した以上、その責任を負うことになるわけで、選挙によりこの4年間の成果、またこれから先、4年間にわたる市民負託の審判を受けることになります。平成27年度予算が呉市の将来に本当に必要であったと振り返られるために、また場当たり的なばらまき予算でなかったと思えるためにも、もし自分の財布から支払いをするとしたらといった、一市民としての気持ちを持って取り組んでいただければと思っております。 最後に、私は幾度となく市民目線に立った施策の必要性を訴えてまいりました。予算の執行に当たっては、今まで述べたことをしっかりと胸にとどめていただきたいと思っております。 ○議長(神田隆彦) 5番山上議員。     〔5番山上文恵議員登壇〕 ◆5番(山上文恵議員) 私は、社民党呉市議団として、国の制度でせざるを得ない、しかし問題の多いマイナンバー制度導入における予算が入っております議第1号平成27年度呉市一般会計予算に反対をいたします。 マイナンバー制度は、国民に社会保障と税の共通の12桁の番号をつけ、社会保険料の徴収に役立て、個人の資産を監視し、税を取り立てて、脱税を見逃さないようにするなどの、税を徴収する側の論理が優先している施策であります。年金や児童手当をもらう際などに必要な添付書類が減り、手続が簡単になること、高齢者の方には顔写真の入った身分証明となるメリットがあると言われておりますが、大半の方々にとっては、預貯金の額を初め個人の情報が一つのカードの中に入れられる管理をされる、大変不愉快な、かつ犯罪にも利用されかねない、またその情報を企業などが利用することも考えられる、大変危険なものでございます。また、将来的には医療機関や介護施設と情報を共有し、個人の医療履歴であるカルテや飲んでいる薬の管理までしようと考えられております。個人のプライバシーを侵害しかねない制度であり、第三者が管理をしてはいけないと思うのであります。そして、さらに危険なことは、個人情報保護法の改正案で名前を削除するなど個人を特定できないようにした情報は、本人の同意がなくても第三者に提供してもよいとされようとしています。このことで個人情報がどんどん出回りますし、名前を消しても、他の情報と突き合わせれば個人が特定されるのではと懸念をされております。不正行為や情報流出の問題は、後を絶たないのではないでしょうか。そのような危険をはらんでいるマイナンバー制度導入に反対をし、マイナンバー制度導入のための予算づけが行われ、システム改修作業に入られる平成27年度の一般会計予算に反対をいたします。 ○議長(神田隆彦) 13番中田議員。     〔13番中田光政議員登壇〕 ◆13番(中田光政議員) 私は、誠志会を代表いたしまして、議第1号から議第20号までの全議案に対して賛成の立場で討論いたします。 将来都市像を見据えた上での取り組みについてですが、昨年の討論において、2050年ごろには日本の人口は現在の1億2,000万人から8,000万人になる予想が出され、呉市の人口24万人が毎年2,000人程度減少していることから、呉市でも少子高齢化が危惧される旨を述べました。平成20年度から平成25年度にかけて、空き家数は約36%増加し、呉市の人口は約5%減少しております。この傾向は変わっていないと思っております。こういった時代背景の中、小村市政では『「絆」と「活力」を創造する都市・くれ』の実現に向けた取り組みを上げられ、重点戦略1、人づくりとして、未来を担う人材の育成、市民の健康づくりの推進、重点戦略2、地域づくりとして、地域協働のさらなる推進、安全・安心な生活環境の確保、ものづくり事業の発展支援、地域の特色を生かした活力の創出、重点戦略3として都市づくりとして、高次機能の強化充実、環境に配慮した都市づくりなど、新規事業14件、拡充事業10件と、きめ細やかな予算内容となっております。 主な事業として、まず中学校給食の実施に1億5,951万円を計上されております。実施方法は選択制によるデリバリー方式と、我が会派の主張に沿った内容であり、高く評価するものであります。中学校給食の実施方法に異を唱える方もおられますが、始まってもいないのにあれこれ言うのではなく、ふぐあいがあればその都度修正し、みんなで知恵を出し、育てていくという考えも必要であると考えております。9月からの実施を大変に楽しみにしております。 次に、阿賀マリノポリス地区の利用促進に8億9,000万円の予算を計上し、積極的な企業誘致に取り組んでおられますようですが、売却面積23ヘクタールのうち22ヘクタール弱が、いまだに売れ残っております。現在、全国各地で企業の誘致合戦が繰り広げられております。この誘致合戦に勝ち抜いていくには、東広島・呉自動車道の開通による利便性の向上だけではなく、呉を選んでいただけるような、より一層魅力的な施策の展開を期待しております。 また、商業施設等活性化促進事業では、2億3,220万円の予算を計上されており、これまで我が会派が問題視しておりましたそごう跡地問題に、やっと少し力を入れていただけたのかと思っております。一日も早い呉駅前の活性化が実現できるよう、今後もより一層努力していただきたいと思っております。 そのほかにも、一般会計において「未来への架け橋」となる事業も盛り込まれておりますが、一つ気になるのが観光であります。呉市では、観光は素通り型の観光となっております。大和ミュージアム、てつのくじら館等に多くの観光客が訪れても、広島、宮島、松山方面に宿泊し、観光客の消費による経済効果が高まっておりません。呉市は自然に恵まれておりますので、漁業や農業体験等、観光客が呉市を目的に訪問し、長期間宿泊する滞在型の観光をもっと創造、考案され、訪れなくてはならない理由、宿泊しなければならない理由、とどまらなくてはならない理由を創造する観光を目指していただきたいと望むものであります。平成27年度予算をしっかりと実施され、雇用の促進、中心市街地の活性化、次世代の育成、地域資源の活用、都市機能の強化充実、集客交流による経済消費額の向上を図られますよう要望いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(神田隆彦) 27番中原議員。     〔27番中原明夫議員登壇〕 ◆27番(中原明夫議員) それでは、市民フォーラムを代表いたしまして、議第1号から議第20号までの新年度予算案に対し賛成の立場で討論いたします。 先日の新聞報道でも御案内のとおり、2015年春闘において大手企業では過去最高水準となるベア回答が相次いでおり、景気の兆しを実感したところであります。そのような情勢の中、呉市においても、平成27年度一般会計予算は昨年度を24億円余り上回る1,068億円を計上しており、積極的な予算編成となっております。 内容を見てみますと、歳入では、前年度と比べ、地方交付税、固定資産税ともに減少しているものの、個人市民税、法人市民税はそれぞれ増加し、さらに地方消費税交付金においては、約50%の大幅な増加と、景気の拡大が呉市にも及んでいることがはっきりとあらわれております。歳出については、昨年度に続き、三つの重点戦略を基軸とし、さまざまな事業展開がなされています。特に着目すべきは、重点戦略の中の地域づくりであります。この地域づくりの中で、地域の特色を生かした活力の創出として、空き店舗改修のための助成に2億円の予算を計上しています。その空き店舗とは、そごう跡地を示していると思われますが、呉駅前の一等地をこれ以上あけておくわけにはいかないという当局の思いが感じられます。また、ものづくり産業の発展支援策として2億7,000万円の予算を計上し、企業立地促進助成制度を拡充することとしています。これらの呉市の意気込みを象徴するような積極的な支援策は、平成27年度に必ず実を結び、呉市に新たな企業が進出するであろうと大いに期待し、経済がさらに活性化することを切に願っております。 また、先日、国の補正予算を活用した平成26年度補正予算を議決したところであります。この補正予算には、呉と広島空港とを結ぶバス路線の運行助成に係る経費や、UIJターンの支援、操業や販路開拓のための支援など、呉市の経済を活性化する事業が盛り込まれています。平成27年度の予算は、これらの事業と一体的に取り組み、効果的な事業実施をしていただくよう強く要望いたします。 先日、3月15日は、念願であった東広島・呉自動車道が全線開通し、山陽道からのアクセスが飛躍的に向上しました。このことは、観光客の増加や企業誘致の強力な追い風になると期待しております。さらに、年末には呉市の新たなシンボルとなる新庁舎の完成を迎えるなど、平成27年度は新しい呉市のスタートの年といった印象を受けております。この機を逃さず、呉市のさらなる発展のために邁進していただくよう要望いたしまして、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(神田隆彦) 1番上村議員。     〔1番上村臣男議員登壇〕 ◆1番(上村臣男議員) 私は、公明党呉市議会議員団を代表いたしまして、議第1号平成27年度呉市一般会計予算から議第20号平成27年度下水道事業会計予算までの全議案に対し賛成の立場で討論いたします。 経済情勢を見ますと、緩やかな景気の回復基調、雇用や所得改善の傾向が続く中で、景気が緩やかに回復していくことが期待をされております。ただ問題は、地方に住む私どもの生活に実感が湧いてないところであると言われております。国の平成27年度の一般会計予算は、新規国債の発行を抑制するも、前年度を上回る過去最大で、前年度比0.4兆円増、率にして0.5%増の96.3兆円となっております。 本市の一般会計予算は1,068億3,000万円であり、前年度比で2.4%、金額にして24億8,000万円の増額となっております。歳入面では、市民税は昨年とほぼ同様ですが、地方交付税や国庫支出金が約20億円も減額する厳しい状況下でも、財務体質の強化、日ごろより持続可能な財務基盤を確立するための努力の跡がうかがえ、評価するものでございます。特別会計では610億3,000万円で8.1%の増、企業会計では256億7,000万円の2.5%増となっており、それぞれの会計の主な増額の要因としては、市役所本庁舎の整備、子ども・子育て支援給付金の増や国民健康保険事業勘定への拠出金、また宮原浄水場統合整備事業によるもので、これは将来の呉市にとって真に必要となる事業が、交付税措置のある有利な起債を活用するなどで限られた財源の中で適切に計画されているものと大いに評価するものでございます。 ことしは、戦後70年、国においては北陸新幹線の完成や、本市では東広島・呉自動車道の完成、大和ミュージアム開館10周年、また『「絆」と「活力」を創造する都市・くれ』のシンボルとなり得る、呉市民の命を守る新庁舎の完成と、数々の節目を迎える年となります。 そこで、平成27年度の予算の執行に当たり、何点かの要望を申し上げます。 最初に、市長をトップとして全庁を挙げて推進する呉市まち・ひと・しごと創生本部の設置に大いに期待をいたしております。人口減少対策や地方の活性化に向けて、幅広い議論の展開と知恵と工夫が織りなされるものと思いますが、総合戦略に大いに反映されますよう期待を寄せておきます。アベノミクスによる経済の好循環を絶やすことなく、全国津々浦々に届けていくため、地方に応じた地域住民生活等緊急支援のための交付金や地方創生先行型交付金、特に消費喚起を促すプレミアムつき商品券の影響は、他の自治体でも立証済みでございます。新年度予算と一体的に切れ目のない速やかな予算執行を行うことは、最大の景気対策につながると考えております。早目の予算執行をお願いをいたします。 次に、新年度においては組織再編が行われ、私どもがかねてより提案をさせていただいておりました危機管理室の本庁への移転、スポーツ振興事務を市長事務部局へ移管する等の体制を整えていただき、感謝いたしております。今後の組織再編におきましても、適材適所の人材を配置されて、よりよい効果が生まれる再編となりますよう要望しておきます。 幹線道路網の整備につきましては、休山新道の4車線化に拍車がかかるものと推察をいたしますが、東広島・呉自動車道の始点である先小倉交差点の立体交差化の整備を早期に実施させるとともに、県道呉平谷線の着実な整備推進もあわせて要望いたしておきます。また、東広島・呉自動車道の完成に伴い、阿賀マリノポリスへの企業誘致や呉そごうの後継店の問題、市内への雇用の創出、にぎわいの創出においては、このたびの予算に計上されました企業立地の促進、商業施設等活性化促進事業に大いに期待をいたしております。東京事務所との連携も密に図りながら、効果が発揮されるよう期待をいたしておきます。今後も大いに財政の見える化を図りながら、さらなる透明な市政運営、そして職員一人一人がコスト意識を明確に持っていただき、将来を見据えた、さらなる行財政改革の推進を要望いたしておきます。 呉市が掲げる三つの重点戦略、人づくり、地域づくり、都市づくりの、この一つの地域づくりにおいては、まとめて言わせていただくと、地域でお互いに支え合いながら、若者も高齢者も元気に安心して暮らせ、さらには女性や青年が大きく活躍できる地域づくりと思います。これは、私ども公明党が目指す地域づくりと同じでございます。高齢化の進行に伴う社会保障費の増加など、本市を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くものと思われますが、今後、ますますの小村市長の力強いリーダーシップを大いに期待をいたしまして、賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(神田隆彦) 31番加藤議員。     〔31番加藤忠二議員登壇〕 ◆31番(加藤忠二議員) 討論も最後となりましたので、よろしくお願い申し上げます。 仁友会を代表いたしまして、議第1号から議第20号までの全議案に対し賛成の立場で討論をいたします。 平成27年度予算においては、小村市長就任以来、取り組んでこられました財政健全化を初めとした基盤づくりから、「未来への架け橋」となるまちづくりを進めていくための人づくり、地域づくり、都市づくりの三つの重点戦略に基づき、引き続き事業の推進に取り組まれているところは大いに評価をするものであります。 予算内容を見ますと、平成27年度の主要事業におきまして、新規事業は14件、拡充事業10件、その他3件と、歳入歳出の厳しい中、めり張りのある積極的な姿勢を改めて評価をさせていただきます。平成27年度一般会計予算は1,068億3,000万円で、対前年度比2.4%の増となっておりますが、これは市役所本庁舎の整備や子ども・子育て支援給付金等により、前年度を上回る予算規模となったものであります。歳入では、市税収入が全体の割合で28.3%と減少しておりますが、こういった厳しい中でも財務体質の強化を進められておられることをうかがい知ることができます。歳出では、職員数の適正化による職員人件費の削減、施策の選択と集中による投資的事業の計画的な執行、また公共施設の統廃合や管理運営方法の見直しによる内部管理費の削減等の実施など、将来を見据えた行財政改革の着実な実践に努められ、真に必要な事業の財源を確保していこうとされている姿勢は評価できるものであります。また、企業会計予算におきましては、昨年度に比べまして増額となっておりますが、これは拠点病院としての医療機器整備、また下水道事業のライフラインの確保に必要な建設改良など、将来を見越した投資であると理解をいたしております。 新年度予算に当たり、若干の要望を申し上げます。 まず1点目といたしまして、企業誘致施策の推進であります。先日、東広島・呉自動車道が全線開通いたしましたが、厳しい都市間競争において呉市が優位を確保するためには、全庁的な体制を整えることはもちろんのこと、首都圏におけるシティーセールスの拠点である東京事務所と緊密に連携し、積極的に情報を収集、発信していくことが必要ではないかと考えております。また、呉市企業立地条例等の関連条例も改定されて、助成金の大幅な増額を図っておられ、呉市人口減少対策及び雇用促進事業のための思い切った対策となっております。来期は、市内の産業団地に新たな企業が進出するというよい知らせがあることを期待をいたしております。 2点目といたしまして、市民の健康寿命の延伸であります。現在呉市の高齢化率は30%を超え、市民の3人に1人が65歳以上となっております。迫りくる超高齢化社会の到来に向けて、市民一人一人が安心して暮らしていくことができるよう、地域包括ケア体制の構築、在宅医療と在宅介護の連携や生活支援サービスの充実を図るとともに、高齢者筋肉向上トレーニング事業やすこやかサロンの拡充などにより、介護予防の充実も図っていただくよう要望をいたします。 3点目といたしまして、さらなる行財政改革の推進であります。平成27年度機構改革において企画部内に資産経営課を設置し、公共施設の統廃合や管理運営方法の見直しなどを初めとした公共施設等総合管理計画を策定することとなっておりますが、持続可能な自治体経営を進めていくために職員一丸となって行財政改革を進めていただきますように要望いたしておきます。 最後に、小村市長は、平成27年度の予算の特徴はふるさと呉再生予算、すなわち呉市の再生の出発に位置づけたいと積極的な予算編成の思いをコメントされております。大いに期待をいたしております。 以上で平成27年度予算に対する賛成討論といたします。 ○議長(神田隆彦) 以上で本20件の討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第1号平成27年度呉市一般会計予算を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(神田隆彦) 起立多数。よって、本件は可決されました。 次に、議第17号平成27年度呉市病院事業会計予算から議第19号平成27年度呉市工業用水道事業会計予算まで、以上3件を一括して採決いたします。 本3件に対する委員長の報告は可決であります。 本3件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(神田隆彦) 起立多数。よって、本3件は可決されました。 次に、議第2号平成27年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算から議第6号平成27年度呉市介護保険事業(サービス勘定)特別会計予算まで、議第8号平成27年度呉市地域下水道事業特別会計予算から議第15号平成27年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算まで、議第20号平成27年度呉市下水道事業会計予算、以上14件を一括して採決いたします。 本14件に対する委員長の報告は可決であります。 本14件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(神田隆彦) 起立多数。よって、本14件は可決されました。 次に、ただいま議決されました18件を除く残り2件を一括して採決いたします。 本2件に対する委員長の報告は可決であります。 本2件は委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、本2件は可決されました。      ────────────────────────────── △日程第10 議第53号外1件 ○議長(神田隆彦) 日程第10、議第53号呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、外1件を一括して議題といたします。 本2件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議第53号及び議第54号は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴う関係規定の整備をするものでございまして、議第53号は、国民健康保険料の賦課限度額の引き上げ及び減額措置の対象世帯の所得判定基準の見直しに係るもの、議第54号は、一般被保険者に係る基礎賦課額の算定の基礎となる基礎賦課総額の算定方法の整理等に係るものでございます。 何とぞ慎重に御審議の上、議決を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(神田隆彦) 本2件に対する質疑の通告はありません。よって、本2件の質疑を終結いたします。 本2件については、民生委員会に付託いたします。 委員会審査のためしばらく休憩いたします。            午前11時37分     休   憩      ──────────────────────────────            午後1時40分     再   開 ○議長(神田隆彦) 会議を再開いたします。      ────────────────────────────── ○議長(神田隆彦) 諸般の報告をさせます。 議事課長。     〔清水和彦議事課長朗読〕                                呉市議会報告第5号              諸  般  の  報  告1 受理した委員会の審査報告書は次のとおりである。   民生委員会報告書                      1通      ────────────────────────────── ○議長(神田隆彦) ただいま御報告申し上げましたとおり、民生委員長から審査報告書が提出されました。 お諮りいたします。 議第53号呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、外1件を、この際日程に追加し、審議することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。      ────────────────────────────── △追加日程 議第53号外1件 ○議長(神田隆彦) 議第53号呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、外1件を一括して議題といたします。 審査報告書を朗読させます。 議事課長。     〔清水和彦議事課長朗読〕 呉市議会議長  神 田 隆 彦 殿                            民生委員長 中 原 明 夫                審 査 報 告 書 議第53号 呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議第54号 呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 本2件については、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定した。 よって、報告する。 ○議長(神田隆彦) 委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 6番奥田議員。     〔6番奥田和夫議員登壇〕 ◆6番(奥田和夫議員) それでは、議第54号呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について。これは、財政基盤強化が恒久化されることでありまして、広域化して保険料を値上げする方向に動いてくる点から反対をするものです。 ○議長(神田隆彦) 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第54号呉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(神田隆彦) 起立多数。よって、本件は可決されました。 次に、ただいま議決されました1件を除く残り1件を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。      ──────────────────────────────     〔工田隆教育長、香川治子教育委員、順次スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(神田隆彦) この際、先ほど任命に同意されました教育長並びに教育委員を紹介いたします。 ◎教育長(工田隆) 失礼いたします。 法改正に伴って新たな教育委員会制度のスタート、加えて呉市においても、この4月から機構改革に伴いまして教育委員会の組織も大きく変わってまいります。いずれにしても、呉市の教育の充実発展へ向けてしっかり職責を果たしていきたいと思っておりますので、どうぞ引き続いて御指導のほどよろしくお願いいたします。(拍手) ◎教育委員(香川治子) このたび教育委員に選任いただきました香川でございます。呉市の教育、特に次世代を担う子どもたちのために、子どもたちの生きる力、豊かな心を育むために、私のできる範囲内で全力を尽くして職責を果たしてまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。(拍手) ○議長(神田隆彦) 以上で紹介を終わります。      ────────────────────────────── ○議長(神田隆彦) この際、今期をもって勇退される議員の方々から挨拶があります。 3番田中議員。     〔3番田中良子議員登壇〕 ◆3番(田中良子議員) それでは、退任に当たりましてお礼の言葉を一言述べさせていただきたいと思います。 まず、私は、本当に呉市民の皆様のおかげによりまして、この市政を担う重責を得させていただきましたことを、まことに御礼を申し上げたいと思います。 また、市長を初め職員の皆様には、大変にお世話になりました。ありがとうございました。そして、呉市発展のためにともどもに尽力させていただきました同志の議員の皆様ありがとうございました。 思い起こせば16年前、公明党の初の女性議員として岩岡マスエさんと2人で、この大切な議員という任務をいただきました。初めての質問が給食についての質問でございました。中学校給食の完全実施をぜひやってもらいたいという若い保育所の先生たちが、たくさんの署名をとっておられ、初めて質問させていただきました。今まさに今回の予算で実現できましたこと、呉市全域で公平に給食が申し込むことができることを心より感謝を申し上げたいと思います。 また、任期中でございましたけれども、大変な事件が起こりました。それは、大阪教育大学附属池田小学校の生徒さんが大変な犠牲になる殺傷事件がございました。そのときも大変心を痛めまして、呉の子どもたちをどうやって守ろうかという質問をさせていただきましたが、呉の子どもは呉の大人が守るという大変りりしい体制をしいていただきまして、今まさに続いてらっしゃるということでございます。けさも、呉の子どもは呉の大人が守るという腕章をつけまして、交通安全の街頭指導に立たせていただいた次第でございます。退任をいたしますけれども、違った立場で呉市の皆様のために尽力をさせていただきたいという思いでおります。 そして、私ごとでございますけれども、次はどうするかということで、不肖私でございますので、勉強をさせていただきたいということで大学に入学をさせていただくこととなりました。キャンパスは坂町にある大学で、科目は健康福祉でございます。法律も学び直させていただき、退任をいたしておばさんになりますけれども、呉市の発展のためにますます力を尽くさせていただきたいという決意でございます。 最後でございますが、皆様の御健康、御繁栄を心よりお祈り申し上げます。今期この4月に挑戦される皆様、大勝利でかち取られることを御祈念申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(神田隆彦) 4番下西議員。     〔4番下西幸雄議員登壇〕 ◆4番(下西幸雄議員) 一言お礼の御挨拶を申し上げます。 議員の皆様、理事者の皆様、職員の皆様、6期24年間の長きにわたりまして大変にお世話になり、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。 先ほど新年度予算が成立いたしましたけれども、これまで長年にわたって懸案でございました新庁舎の建設や東広島・呉自動車道の完成など、本当に難しい多くの行政課題を克服されてこられました呉市の皆様に、心から敬意を表させていただくものでございます。 私は、このたびまた違う山に挑戦をさせていただきますけれども、微力ながら、呉市の発展、繁栄に少しでも御尽力できますように強く決意をいたしておるところでございます。長年にわたっての皆様の御指導、まことにありがとうございました。(拍手) ○議長(神田隆彦) 17番小田議員。     〔17番小田元正議員登壇〕 ◆17番(小田元正議員) 我が議会生活に悔いなし。ありがとう。(拍手) ○議長(神田隆彦) 29番芝議員。     〔29番芝博議員登壇〕
    ◆29番(芝博議員) 小心者でございますんで、口下手でありますし、書きましたものを朗読をさせていただきます。 20分ぐらい、もとへ、2分で終わりますんでよろしくお願いします。 私は、28歳のときに東洋工業労働組合の専従役員に選ばれて、社員の労働条件向上のために若さでがむしゃらに徹夜して頑張った時代を、きのうのように思い出します。あれから40年、幾多の人生の節目での出会いと別れを繰り返しながら、本日、68歳で4期16年の市議会議員生活にお別れいたします。議員在任中は、現場育ちの私の大きな声でびっくりさせて御迷惑をおかけしました。ごめんなさい。その間、議員の皆さん方の私への温かい御協力、そして小村市長を初め市職員の皆様方の心温まる御支援を心から感謝いたしております。ありがとうございました。 長いようで短かった16年間ではありましたが、微力ながら地域や呉市のために役立ったんだ、短い歴史を一緒につくったんだと自己満足しております。最後の本会議場での答弁の要らない発言になりますが、次の世代の若者、そして子どもたちが私の愛するこのまち呉にとどまり、住んでくれる職場、環境を、来月の選挙で当選した人はつくり続けていただきたいと思います。滑った人はいいです。 私は、あすから人生最終章に向かってスタートします。おれおれ詐欺に遭わないよう、女性にだまされないよう、テロに巻き込まれないよう、新聞に載らないよう、女房に迷惑をかけないよう生きていきます。ありがとうございました。さようなら。ラッスンゴレライ。(拍手) ○議長(神田隆彦) 30番重盛議員。     〔30番重盛親聖議員登壇〕 ◆30番(重盛親聖議員) 皆さん、どうも大変長い間お世話になりました。あれこれ考えていたんですが、ここまで来ましたらもう感無量のものがございますから、一言だけ申し上げます。 先人が残してくださった言葉の中で、「老兵は語らず、ただ去るのみ」という言葉がございます。私、今つくづくその言葉の意味をしっかりと胸に畳んでおります。これからもまた皆さん方が呉市のために一生懸命頑張ってくださることを心から御祈念申し上げまして、私から最後の御挨拶にさせていただきます。本当にきょうはありがとうございました。(拍手) ○議長(神田隆彦) 33番小泉議員。     〔33番小泉曙臣議員登壇〕 ◆33番(小泉曙臣議員) どうもお世話になりました。ありがとうございました。 浅学非才、それを地で行ったような男でございました。皆さん方のおかげで、何とか、私の場合には20年間でしたけれども、全うすることができました。私は、考えてみますと、同僚とか先輩とか後輩に非常に恵まれました。市役所におりましたときも、そうでした。議会に出させていただいてからも、そうでした。それを一番にありがたいことだと、今改めて感謝を申し上げたいと思っております。 これから呉市を取り巻くのは非常に厳しい、特に財政的に非常に厳しくなっていくところはもう間違いない。だから、議会のほうも、理事者側のほうも大変だろうと思いますが、何とか乗り切っていかなければいけないわけですから、覚悟を決めてやっていただきたい。市井の人になりますけれども、温かい目で議会と、それから呉市役所を見ていきたいと思っております。長い間ありがとうございました。お世話になりました。今後ともまたよろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手)      ──────────────────────────────     〔退職理事者、順次スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(神田隆彦) 引き続き、退職されます理事者の挨拶があります。 西岡部長から順次御挨拶をお願いします。 ◎産業部長(西岡伸一) 議会の答弁では、緊張いたしました。特に最初の挨拶ではそうでした。ゴルフで言えば朝一番のドライバーショット、ティーグラウンドに立って、右へ行くのか左へ行くのかすごく不安でした。また、答弁では、ドラコンはとれませんでしたけれども、ニアピンはあったのかなと思っております。こんな私を温かく見守っていただきました小村市長、神田議長を初め議員の皆様に感謝の言葉を送りまして、退職の挨拶とします。皆さん、本当にありがとうございました。(拍手) ◎土木部長(増本寛治) 土木部長の増本でございます。私の場合は、親子でお世話になりました。 38年のうちの30年が港湾行政に携わってまいりました。議会との思い出は、やはり奥田議員との阿賀マリノポリスのバトルだと思っています。一番思い出に残るのは、やはり35歳のときに、天応の第2期の埋め立てを県から許可をとってこい、ほんで、ポートピアのほうへエストレーア号を浮かべると。本当大きな仕事をやらせていただきました。このときには、本当に性格が変わったのかなと思うぐらい、温厚な私がイエス・ノーをはっきり言う性格になったなと思いました。あと、農業もイノシシ対策もやらせてもらいましたし、最後には新庁舎建設を担当させていただき、本当に有意義な仕事をさせていただいたと思います。これからは、広地区のために道路及び浸水対策に協力してまいりたいと思っております。どうもありがとうございました。(拍手) ◎会計管理者(歌田正己) 失礼します。会計管理者の歌田でございます。私も父が呉市職員でございましたので、そういう面で二代にわたりましてお世話になりました。ありがとうございました。 私は、昭和53年、当時の市民税課に入りまして、37年間、七つの部を経験していろんなまちづくりを体験させていただきました。やっぱり一番印象に残っておりますのは、ちょうどきょうの新聞にもございましたが、10年前に相なった合併建設計画の担当をさせていただいたことであります。特に、議員の皆様方からは大所高所からの御指導、御助言をいただきまして、大変参考になったことを思い出しております。 今後、4月からは、一市民として地域のために地域を明るくする何かをしたい。そのためには、やっぱり一隅を照らすだけのものを持ちたい。余り大きな明かりにはならないと思いますけれども、ぼんやりとした明かり、一隅を照らすだけのものを持ちたいと考えて、それをもって励みたいと思っております。本当に長い間お世話になり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手) ◎水道技術部長(平本徳生) 私は、水道行政一筋でございました。振り返り、思い出しますと、やはり大小さまざまな事故によりまして、市民の皆様や地元の議員の皆様には大変な御迷惑と御心配をおかけしたことでございます。このことを糧にしまして、更新事業のほうを地道に進めてまいりましたところ、やっと成果の目が今芽吹き始めたと感じております。今後はこの成長をゆっくりと、楽しみに見守っていきたいと思っております。長い間大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(神田隆彦) 以上で挨拶を終わります。      ────────────────────────────── ○議長(神田隆彦) 以上をもちまして、今期定例会の会議に付議された事件は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 会期は3月23日までとなっておりますが、本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神田隆彦) 異議なしと認めます。よって、本日をもって閉会することに決定されました。      ────────────────────────────── ○議長(神田隆彦) 閉会に当たり市長の挨拶があります。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては、平成27年度当初予算を初めとする市政の重要案件につきまして、連日にわたり、幅広い視野からの充実した御審議を賜り、議決をいただきましたことを心から感謝を申し上げます。 今後の市政運営に当たりましては、本会議あるいは審議の過程において承りました御意見を十分に尊重しながら、執行に万全を期す所存でございます。 さて、平成3年の事業着手から約25年を経て、去る3月15日、長きにわたる悲願でありました東広島・呉自動車道の全線開通が実現をいたしました。これにより、呉市は高速交通体系と直結することとなりました。山陽自動車道から呉市中心部までの所要時間が飛躍的に短縮されるとともに、定時性の確保が期待できることで、呉市へのアクセス、交通利便性は大幅に向上をいたします。来月23日には大和ミュージアムが開館10周年を迎え、オープンからの来館者も夏ごろには1,000万人に到達する見込みでございまして、この道路を利用して、呉市内各地の観光スポットを訪れようという観光客が大きく増加することを期待しておるところでございます。 また、無料の高規格道路ということで、物流が大幅に効率化されることによる経済効果も大いに期待されるところでございまして、阿賀マリノポリス、苗代工業団地を拠点とする企業の事業エリアの拡大にも資することになりますので、新たなセールスポイントが生まれたことを好機として、一層積極的に企業誘致を進めてまいりたいと存じます。 この東広島・呉自動車道の全線開通は、まさに呉市の大きな転換期となるものであると思います。このタイミングで、これからの重要施策であります地方創生の取り組みとの相乗効果を発揮することができれば、呉市のさらなる発展の礎となるものと考えております。将来、子どもたちが呉市の歴史を振り返ったときに、東広島・呉自動車道の開通は呉市の新しい時代の幕あけとなる出来事であったと評価されるようになるよう、もろもろの施策の推進に果敢に取り組んでまいります。 さて、議員各位におかれましては、呉市民の代表として議員の職責を全うされ、来る4月30日をもって任期満了を迎えられます。皆様が在任された期間中、呉市をさらに発展させるという共通の目標のもと、常に厳正かつ熱心な御審議を賜り、御指導をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。 今期をもって勇退をされます議員の皆様には、長年の議会活動を通じ、市勢の発展に多大な御貢献をいただきました。その御功績と御労苦に対しまして、深甚なる敬意と感謝の意を表するものでございます。今後とも御健康に十分御留意をされ、市勢のさらなる発展のため、変わらぬ御教示、御指導を賜りますよう心からお願いを申し上げます。 また、来るべき選挙に臨まれる議員の皆様におかれましては、どうかくれぐれも御自愛の上、御健闘されますことを心からお祈りを申し上げますとともに、この議場で再びお目にかかり、呉市の新時代を切り開いていくため、また御一緒に尽力できることを心待ちにいたしております。呉市民と呉市を代表いたしまして、改めて感謝とお礼を申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。まことにありがとうございました。      ──────────────────────────────     〔神田隆彦議長起立〕 ○議長(神田隆彦) 私からも閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 皆様方におかれましては、新年度予算を初め多くの重要案件につきまして、連日熱心に御審議をいただき、ここに無事閉会の運びとなりましたことを、まずもって厚く御礼を申し上げます。 今期を振り返ってみますと、阿賀マリノ大橋や警固屋音戸バイパス、東広島・呉自動車道などの幹線道路網の整備のほか、バス事業の民間移譲や市制110周年記念事業の実施など、3期目に突入した小村市長の政治手腕が形となってあらわれた4年間でありました。 また、昨年8月に起きました広島市の大雨土砂災害を初め、日本各地で地震や大雨などの大きな自然災害に見舞われた年でもありました。そのような中、呉市におきましては防災拠点として市役所本庁舎を建てかえることとしたほか、災害時の避難場所にもなっております学校施設などの建てかえや補強工事を加速化させてきました。 一方、議会におきましても、市民の目線に立った開かれた議会を目指して議会報告会の開催を続けており、ここから出されました市民の意見をもとに、平成25年6月には、初めての議員提案によります呉市空き家等の適正管理に関する条例を制定いたしました。この機会に、改めて皆様方の御尽力に対し感謝の意を表する次第であります。 また、長年市勢の発展に寄与されるとともに議会活動において大きな御功績を残され、今期を最後に勇退される方々がいらっしゃいますが、まことに残念であり、名残り尽きないものでございます。どうか健康には十分に御留意され、これまで培われました豊かな知識と経験を生かされ、今後とも御活躍いただきますよう心からお願いを申し上げる次第であります。 さて、本年は統一地方選挙の年であります。来るべき選挙に立候補される皆様方におかれましては、全員が当選の栄誉に輝かれ、再び本議場で相まみえることができますよう心から願っております。理事者の皆様方とは、議会人の立場から数々の激しい議論を闘わせてまいりました。これも呉市の発展を願う一念からでありまして、御了解いただきたいと思います。 最後に、呉市のさらなる発展と皆様方の御健勝を祈念いたしまして、私の御挨拶とさせていただきます。 これをもちまして定例会を閉会いたします。 御苦労さまでした。            午後2時14分     閉   会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       呉市議会議長  神 田  隆 彦       呉市議会議員  上 村  臣 男       呉市議会議員  片 岡  慶 行...