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12月16日-04号

  • "高齢者生活"(1/2)
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  1. 三原市議会 2005-12-16
    12月16日-04号


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    平成17年第6回12月定例会       平成17年第6回(定例会) 呉市議会会議録 347号 平成17年12月16日(金曜日)呉市議会議事堂において開議(第4日) 出席議員       1番  上 村  臣 男       2番  岩 岡  マスエ       3番  田 中  良 子       4番  下 西  幸 雄       5番  林 田  浩 秋       6番  得 田  正 明       7番  大 野  喜 子       8番  山 上  文 恵       9番  岡 崎  源太朗       10番  北 川  一 清       11番  奥 田  和 夫       13番  土 井  正 純       14番  森 本  茂 樹       15番  大 道  洋 三       16番  梶 山  治 孝       17番  平 岡  正 人       18番  谷 本  誠 一       19番  岡 本  節 三       20番  渡 辺  一 照       21番  岩 原    椋       22番  幸 城  和 俊       23番  馬 場  照 雄       24番  加 藤  忠 二       25番  佐々木    晃       26番  狹 間  襄 治       27番  宮 西  正 司       28番  綿 野  成 泰       29番  片 岡  慶 行       30番  池庄司  孝 臣       31番  神 田  隆 彦       32番  石 山    講       33番  石 崎  元 成       34番  竹 川  和 登       35番  薬研地    馨       36番  芝      博       37番  山 本  良 二       38番  茶 林    正       39番  大 本  弘 之       40番  林    敏 夫       41番  舛 野  茂 樹       42番  重 盛  親 聖       43番  小 泉  曙 臣       45番  小 田  元 正       46番  中 田  清 和 欠席議員       12番  玉 谷  浄 子       44番  荒 川  五 郎 説明員  市長       小 村  和 年  助役       廣 田  左 一  助役       宮久保  憲 治  収入役      藤 原  秀 明  総務部長     石 井  久 雄  総務部次長    神 垣  泰 造  秘書広報課長   小 松  良 三  企画部長     岡 島  正 男  財務部長     荒 井  和 雄  市民部長     辻    一 明  福祉保健部長   中 本  克 州  子ども育成部長  芝 山  公 英  環境部長     土 居  賢 三  商工観光部長   松 田  敏 彦  農林水産部長   斉 藤  基 朗  都市政策部長   長 原  寛 和  土木建設部長   森 岡  真 一  港湾部長     佐 藤  俊 幸  下水道部長    井手原    勝  都市交通推進室長 益 本  一 敏  教育長      堀    久 真  理事       崎 本  賢 次  教育総務部長   下 田  昌 人  学校教育部長   太 田  耕 造  消防長      佐々木  孝 之  消防局次長    池 本  誠 一  水道企業管理者  田 中    浩  業務部長     椚 原  正 司  工務部長     厚 井  克 水  交通企業管理者  貞 国  信 忠  交通局次長    里 村  文 夫 議会事務局職員  事務局長     名 越  隆 博  事務局次長    久 保  政 明  議事課長     山 根  直 行  議事係長     清 水  和 彦     ──────────────────────────────           議  事  日  程 (第 4 号)                       (平成17年12月16日 午前10時開議)第1 会議第6号 アスベスト(石綿)対策を求める意見書第2 会議第7号 万全なBSE対策の実施を求める意見書第3 議第371号 呉市公平委員会委員の選任について第4 諮議第4号 人権擁護委員候補者の推薦について第5 議第312号 呉市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について   議第313号 呉市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について   議第314号 呉市職員の給与に関する条例及び一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議第315号 呉市民放テレビ放送難視聴解消施設整備事業分担金徴収条例の制定について   議第316号 呉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について   議第317号 呉市防災センター条例の一部を改正する条例の制定について   議第318号 物品の取得について                       (以上7件 総務水道委員長報告)   議第319号 呉市斎場条例の一部を改正する条例の制定について   議第320号 呉市福祉会館条例の一部を改正する条例の制定について   議第321号 呉市川尻福祉センターふれあい条例の一部を改正する条例の制定について   議第322号 呉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について   議第323号 呉市身体障害者福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について   議第324号 呉市介護予防センター条例の一部を改正する条例の制定について   議第325号 呉市高齢者生活福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について   議第326号 呉市児童館条例の一部を改正する条例の制定について   議第327号 呉市隣保館条例の一部を改正する条例の制定について                       (以上9件 民生交通委員長報告)   議第328号 呉市きんろうプラザ条例の一部を改正する条例の制定について   議第329号 呉市インキュベーション施設設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第330号 国民宿舎野呂高原ロッジ設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第331号 野呂山交流施設設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第332号 くらはし桂浜温泉館設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第333号 くらはし産業館万葉の里設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第334号 呉市川尻筆づくり資料館条例の一部を改正する条例の制定について   議第335号 観光物産販売所設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第336号 呉市歴史民俗資料館設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第337号 呉市農村コミュニティ施設設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第338号 であいの館蒲刈設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第339号 ふるさと産品加工施設設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第340号 レイクパーク本庄設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第341号 呉市農業技術拠点センター設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第342号 呉市漁船巻揚施設設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第343号 呉市漁業共同利用施設設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第344号 呉市漁港管理条例の一部を改正する条例の制定について   議第345号 呉市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定について   議第346号 呉市文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について   議第347号 蘭島文化振興施設条例の一部を改正する条例の制定について   議第348号 呉市野呂山セントラルロッジ条例の一部を改正する条例の制定について   議第349号 呉市スポーツ施設条例の制定について   議第350号 土地改良事業計画の策定について                       (以上23件 教育経済委員長報告)   議第351号 呉市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について   議第352号 呉市地域駐車場条例の一部を改正する条例の制定について   議第353号 呉市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の制定について   議第354号 呉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について   議第355号 呉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について   議第356号 呉ポートピアパーク設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第357号 呉市都市計画区域外公園設置条例の一部を改正する条例の制定について   議第358号 新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更について   議第359号 新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更について   議第360号 市道路線の廃止について   議第361号 市道路線の認定について                         (以上11件 建設委員長報告)   議第362号 呉市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について                           (議会運営委員長報告)   議第363号 平成17年度呉市一般会計補正予算   議第364号 平成17年度呉市国民健康保険事業事業勘定特別会計補正予算   議第365号 平成17年度呉市介護保険事業保険勘定特別会計補正予算   議第366号 平成17年度呉市介護保険事業サービス勘定特別会計補正予算   議第367号 平成17年度呉市集落排水事業特別会計補正予算   議第368号 平成17年度呉市中央卸売市場事業特別会計補正予算   議第369号 平成17年度呉市離島航路事業特別会計補正予算   議第370号 平成17年度呉市下水道事業会計補正予算                       (以上8件 予算特別委員長報告)第6 議第372号 平成17年度呉市一般会計補正予算     ────────────────────────────── 会議に付した事件  日程のとおり   北川一清議員一般質問   1 児童生徒安全対策について    (1) 学校内での対応    (2) 登下校の安全管理    (3) 安全教育     ────────────────────────────── 委員会審査報告書総括表  末尾に掲載     ──────────────────────────────            午前10時02分     開   議 ○議長(中田清和) これより本日の会議を開きます。 本日の会議録署名者として10番北川議員、11番奥田議員を指名いたします。 この際、申し上げます。 報道関係者から写真撮影等の申し出がありますので、これを許可いたします。     ────────────────────────────── ○議長(中田清和) 諸般の報告をさせます。 議事課長。     〔山根直行議事課長朗読〕                              呉市議会報告第15号             諸  般  の  報  告1 予算特別委員会において次のとおり正副委員長が互選された。                      委員長   神 田 隆 彦 議員                      副委員長  山 本 良 二 議員2 受理した委員会の審査報告書は次のとおりである。   総務水道委員会報告書                    1通   民生交通委員会報告書                    1通   教育経済委員会報告書                    1通   建設委員会報告書                      1通   議会運営委員会報告書                    1通   予算特別委員会報告書                    1通3 受理した意見書案は次のとおりである。   会議第6号 アスベスト(石綿)対策を求める意見書       外1件4 市長が追加提出した議案は次のとおりである。   議第371号 呉市公平委員会委員の選任について          外1件5 市長が提出した諮問書は次のとおりである。   人権擁護委員候補者の推薦について     ────────────────────────────── ○議長(中田清和) 日程に入ります。 この際、お諮りいたします。 本日の日程に掲げております各議案に対する委員会の審査の結果は、お手元に配付しております総括表により御承知を願い、委員長の報告は省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。     ────────────────────────────── △日程第1 会議第6号 ○議長(中田清和) 日程第1、会議第6号アスベスト(石綿)対策を求める意見書を議題といたします。 意見書案はお手元に配付しております。            ────────────────                                   会議第6号                発  議  書 次の意見書案を提出する。   アスベスト(石綿)対策を求める意見書 平成17年12月16日                         提 出 者                          呉市議会議員 小 田 元 正                                 石 崎 元 成                                 山 本 良 二                                 岩 原   椋                                 岩 岡 マスエ 呉市議会議長  中 田 清 和 殿   アスベスト(石綿)対策を求める意見書 アスベスト製品を過去に製造していた企業の従業員や家族、近隣住民が、悪性中皮腫で死亡したと思われる事例が相次いで報告されている。また、アスベストが原因とされる肺がんによる死亡者数は、悪性中皮腫の2倍の人数に上る一方で、労災認定率は悪性中皮腫の半数と低く、肺がんへの対応が早急に必要になっている。 アスベスト被害は、製造企業のみならず、製品を使用していた造船、自動車、建設、港湾、運輸など多くの業種に広がっており、こうした仕事に従事した労働者、事業所の近隣住民、家族などの被害は、我々の予想をはるかに超える様相を呈している。また、アスベストを使用した建物の解体によるアスベスト飛散の危険も広がり、石綿障害予防規則に基づく対策の強化が求められているところである。 既に、各地の自治体が積極的に実態調査相談窓口の設置等の総合対策に乗り出しているが、石綿の危険性を認識しながら長期にわたって使用を容認してきた国の責任は重大である。 よって、国におかれては、アスベスト被害者の救済と被害拡大の防止のために、次の事項を早急に実施するよう強く要望する。1 アスベストの製造・使用などの全面禁止、在庫回収、安全除去などの被害防止対策健康被害に遭った者の被害者救済の徹底、アスベスト処分安全対策等アスベスト対策の一層の強化を図ること。2 住民や施設利用者の健康、安全対策に万全を期すため、専門的・一元的な相談支援体制の構築や健康診断の実施など、一層の必要な措置を講じること。3 アスベスト調査・分析・除去等に至るまでのマニュアルを、国において早急に作成すること。4 公共施設アスベスト除去にかかわる経費について、従来の補助にとどまらず、必要な支援措置を講じること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。平成17年12月16日                                 呉 市 議 会(提 出 先)   内閣総理大臣   国土交通大臣   厚生労働大臣   環境大臣   経済産業大臣   文部科学大臣            ──────────────── ○議長(中田清和) お諮りいたします。 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。     ────────────────────────────── △日程第2 会議第7号 ○議長(中田清和) 日程第2、会議第7号万全なBSE対策の実施を求める意見書を議題といたします。 意見書案はお手元に配付しております。            ────────────────                                   会議第7号                発  議  書 次の意見書案を提出する。   万全なBSE対策の実施を求める意見書 平成17年12月16日                         提 出 者                          呉市議会議員 小 田 元 正                                 石 崎 元 成                                 山 本 良 二                                 岩 原   椋                                 岩 岡 マスエ 呉市議会議長  中 田 清 和 殿   万全なBSE対策の実施を求める意見書 国内でBSE(牛海綿状脳症)感染牛が確認されて以来、と畜されるすべての牛のBSE検査及び特定危険部位の除去、飼料規制の徹底等を行い、また、2003年に米国でBSE発生が確認されてからは、米国産の牛肉及び牛肉加工品の輸入が禁止され、牛肉に対する安全確保・信頼回復が図られてきたところである。 そうした中、本年8月に20カ月齢以下の牛が全頭検査の対象から除外され、さらに、12月に食品安全委員会は、厚生労働省及び農林水産省に対し、米国及びカナダからの牛肉輸入について、輸出プログラムの遵守を前提に国産牛とのリスク差は非常に小さいとの答申が行われ、政府により輸入再開が決定された。 ついては、万全なBSE対策の継続を求め、次の事項の実現を要望する。                     記1 米国産の牛肉等の輸入再開にあたっては、政府・関係省庁は、次の事項を実施し、その情報を公開すること。 (1)米国で除去された特定危険部位は処分されず、肉骨粉の原料とされ、豚や鶏の飼料として流通しており、飼料の製造段階での混入による交差汚染や、使用時に誤って牛に与える危険性があるため、その解決を求めること。 (2)米国では、生産・流通履歴をたどるトレーサビリティ制度が整備されておらず、目視による骨化や肉質の状況での月齢判定は誤差が生じることから、20カ月齢以下であることを制度的に担保させること。 (3)米国内での特定危険部位除去方法を明らかにさせ、国内と同レベルにすること。2 中食・外食においての輸入牛肉の使用状況を明確に表示させ、消費者に選択の権利を与えること。3 国内においては、特定危険部位の除去に関する監視体制の構築、牛をと畜する際のピッシングの廃止、飼料対策等を含めた対策強化を行うとともに、検査感度を改良する技術開発を一層進めること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。平成17年12月16日                                 呉 市 議 会(提 出 先)   内閣総理大臣   厚生労働大臣   農林水産大臣   食品安全担当大臣            ──────────────── ○議長(中田清和) お諮りいたします。 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。     ────────────────────────────── △日程第3 議第371号 ○議長(中田清和) 日程第3、議第371号呉市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 本件はお手元に配付しております。 本件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました議第371号について御説明を申し上げます。 本案は、呉市公平委員会委員任期満了に伴う後任委員の選任について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております舩尾忠滿氏は、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、本市の公平委員会委員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(中田清和) お諮りいたします。 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。     ────────────────────────────── △日程第4 諮議第4号 ○議長(中田清和) 日程第4、諮議第4号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 本件はお手元に配付しております。            ────────────────                                   諮議第4号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり12月15日付呉市人第236号をもって呉市長小村和年より諮問があったので、議会に付議する。 平成17年12月16日                         呉市議会議長  中 田 清 和                                呉市人第236号                                平成17年12月15日 呉市議会議長  中 田 清 和 殿                             呉市長 小 村 和 年   人権擁護委員の候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所おおさわ のりこ 大 澤 宣 子呉市内神町16番2号はらだ くにこ 原 田 邦 子呉市川尻町森4丁目9番71号            ──────────────── ○議長(中田清和) 本件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました諮議第4号について御説明申し上げます。 本件は、人権擁護委員任期満了に伴い、法務大臣に対し候補者を推薦するに当たり、市議会の御意見を求めるものでございます。 ここにお諮りしております大澤宣子氏、原田邦子氏は、来年3月31日で任期が満了いたします。両氏は、これまで熱意と意欲を持って地域に密着した人権擁護活動を実践してこられました。今後ともその積極的な活動に期待し、再任の推薦を行いたいと存じます。何とぞよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中田清和) お諮りいたします。 本件は、先例により自後の議事手続を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は異議なしと答申することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本件は異議なしと答申することに決定されました。 なお、本件の答申書は、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。     ────────────────────────────── △日程第5 議第312号外58件 ○議長(中田清和) 日程第5、議第312号呉市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について、外58件を一括して議題といたします。 委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 8番山上議員。 ◆8番(山上文恵議員) 私は、社民党呉市議団を代表いたしまして9議案に対して反対討論を行います。 議第312号呉市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定については、この指定管理者制度の条例に選定委員会、兼業の禁止の明文化がされなかったことでございます。規則や要綱で入れられるようにしたいと前向きな答弁をいただきましたが、条例という約束事の内容にきちんと明記することにより選定委員会を設けられていることも表明でき、公平に判断してもらえるということが応募された皆さんに周知されます。また、兼業の禁止を明記することにより、将来運用をする上で不正などが起こり得る懸念を払拭することにもなります。最初が肝心であり、こうしたことを明記することにより、今後将来にわたり周知徹底が続き、モラルの低下、破綻を来したときの歯どめとなることと思います。 また、新たな利益に左右されないチェック機能が果たせる第3機関を設置することを明記する必要があります。なぜならば、このたびの姉歯耐震強度偽装問題でも明らかなように、民間検査機関がおかしいと言っても、行政検査機関が初めから信用した立場でチェックし、見抜けていないわけですから、行政に甘さがあった結果であると思います。こうしたことから、指定管理者制度におきましても、行政ではない、利益に左右されない立場のチェック機関を設置し、明記する必要がありますので、議第312号に反対をいたします。 次に、議第314号呉市職員の給与に関する条例及び一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、景気が上向きだと言われておりましても、まだまだ私たちの暮らしには暖かい風が吹いてきておりません。それどころか、年収300万円未満の世帯が3割を占め、自殺者は年間3万人と数年間続いております。毎日約80人もの方がみずからの命を絶っていらっしゃいます。そして、6,642万人の労働力人口のうち、5年間で正規雇用者が400万人減少して、そのかわりに非正規雇用者が400万人ふえております。安くて使い捨てできる不安定労働者がふえております。このような労働者の雇用状況の中で、公務員の給与を下げるということは、民間企業への影響も大きく、労働者の生活を困難にしていくものであります。労働環境を守る立場から、議第314号に反対をいたします。 議第363号平成17年度呉市一般会計補正予算から、議第367号平成17年度呉市集落排水事業特別会計補正予算までの5議案と、議第369号平成17年度呉市離島航路事業特別会計補正予算、議第370号平成17年度呉市下水道事業会計補正予算の計7議案に対しましては、議第314号に関連しての人件費の補正を含んでおりますので反対をいたします。 ○議長(中田清和) 6番得田議員。 ◆6番(得田正明議員) 私の方は、議第312号、いわゆる指定管理者制度の導入ということで、賛成の討論をしたいというように思っております。 余り賛成の討論は上手じゃないんで、ほでまた時間が30分あるというて言うけん。ほで、わしゃ予特でも15分しかないのに、討論で30分もらえるんかということで、若干ろうばいの感を禁じ得んという心境で賛成討論をしたいというように思っております。若干脱線する部分もあるかもしれませんが、御容赦のほどをよろしくお願いします。 1つには、指定管理者制度の位置づけということで物を考えた場合、現状の指定管理者制度というのは国が示す構造改革というものの大きな流れの中で地方分権とか、それから規制緩和とか、同時に財政の三位一体というような大きな枠の中で今後の財政事情やなんかを考えた場合には、この改革をやらざるを得んという大きな潮流がそこにあるということは基本的に言えるだろうと思うんです。 そういう流れの中で、じゃあ地方においてはどうかということになれば、御案内のように構造改革特区、さまざまな創意工夫をもとに、基本的には構造改革そのものが公から民へ、民間にできるものは民間でというのが原則です。そういった面で言うたら、地方においてはその構造改革の特区の問題や、これからさらには地方独立行政法人、これらの一つの流れ、そしてもう一点は今回の指定管理者制度、要するにこれらは率直に申し上げまして、地方自治体のリストラにおける三位一体の一個の政策じゃというふうにはそりゃ言われてはおりますけどもね。それもさまざまな財政事情や今後の将来展望を考えた場合、そりゃ財政はどこに行ったんかという話はあったにしても、これはしょうがないとして、今後を考えた場合、こういう流れの中で現状の地方自治の運営というものに当たらにゃいけんというのは間違いない一個の流れだろうというふうに思うんです。 そういう流れの中で、要するに今後の財政事情等を勘案した場合には、どう財政の効率化というものと、従来自治体が保障をしてきた住民福祉の向上及びサービスというものをどう図っていくかという、この究極の2つの選択というものが今回、地方自治体に課せられた大きな指定管理者制度の流れだろうというふうに私は理解をしとるんです。それが賛成の理由ですわ。ですから、無責任にごく一般に言われる公務員のリストラじゃとか、そういう論理もありますが、ほんまに責任ある地方自治体の確立と行政の推進というものをやろうと思えば、やはり現状の指定管理者制度というのは導入をせざるを得んという、断腸の思いの中で究極の選択であろうというふうに私は理解をしておりますから、それが賛成の理由です。 ほで、ここから先は若干付言ということにはなりますが、賛成討論ですから、反対討論じゃないけん。ほで、1つには、今回提案された指定管理者制度について、本当に行政そのものが指定管理者制度の全体像や将来ビジョンというものをある程度確立をして、その議会の方に提案をしようとしたものなのか。来年の9月1日実施ということや、それから今まで合併があって、なかなかそのことの事務的作業が進まんかったというのがようようわかりますわ。だけども、こういった国や自治体、あるいは住民と自治体の関係が大きく変化をするというものに関して、どれだけ自治体そのものが今回の制度の全体像やビジョンというものを持っておったかどうかということについては、若干疑問があったのではないかということが気になっとります。 それから2つ目には、そういうビジョンが不十分であったかどうかというのは、それは別としましても、じゃあどういう形で議会の方に現状の制度というものについて説明をするか。もっと言えば、説明責任。ほで、少なくとも表現の上では、「行政と議会は車の両輪」だと。したがって、相互が力を合わせて市政発展のためにせにゃあならんというて言うんじゃが、もしその姿勢がきちっと当局側にあるとするならば、じゃあなぜ今回の制度の具体的な全体像や内容や、こういったものになるんですよということのある意味理解と協力を求める、あるいはよりよいものをつくるために、相互が英知を結集するという視点で物を考えた場合には、やっぱりきちっとした説明をするということが基本にないと。ですから、さまざま白熱をした議論がいろいろ出されました。聞いてすんなりそれなりに答えがあったかというたら、皆下を向いてしもうてから、わあどこへ行ったんじゃろうかというぐらい、そのことが端的に現状の指定管理者制度における問題点や、現状まだ行政内部において十分な意思疎通、あるいは政策形成合意、こういったものが十分ではなかったということが言えるんであって、したがって資料の出し方にしても、それから具体的な説明の問題にしても、やっぱりある程度の共通認識というのは、制度の利害を超えて本来地方自治体としてやるべきであるし、もちろん議会の方としても、精力的に現状の制度の問題については頑張って聞いたつもりですよ。そこのところの問題点というのは、今後含めて、さまざまな議題が年間を通じて提案をされますが、制度の趣旨、本旨、それによって市民の生活がどう変わるかというところまでも考えた提案の仕方や説明の仕方というものを基本的には考えていただければというふうに思っております。 それから3点目で、この制度そのものはある意味市民の理解や協力、もっと言えば市民協働の理念からいうても、主体的な市民の支援や協力もある意味持たさんことには、持っていただくということも考えてもらわんことには、制度そのものをめぐっての疑惑や不信や、状況によればサービスの低下につながるような不信として映るという要素もないことはないわけですから。なら、どうその現行の制度というものを市民に御理解をしていただくかということも、しっかりと考えていってもらいながら、まさにどういいますか、市民協働の理念とすれば、市民のことをよきパートナーシップとして対等、平等の仲間として一緒に今後のさまざまな呉市政の事業展開に協力を願うということであるとするならば、やっぱりそこのところはしっかりと、どう市民に説明をしたり、あるいは情報の開示や透明性、公平性、これらを確保するための最大限の努力というものをやっていただくということが大事ではないかというふうに私は思っております。 それから4点目には、これは全国各地でもう既にやっとる市もありますが、今後12月やなんかにぱぱっと出てくるような中身だろうというように思うんです。ほで、どうせつくるんなら、これは私の勝手な願望よ。全国に誇れる指定管理者制度の条例をつくってほしかった。呉市のはええのができとるでと。これをモデルにしてからあっちの市もこっちの市も、呉のがええけん、呉のまねをしようじゃないかというぐらいのものをつくって胸を張ってほしかった。これが呉市の誇りよ。そりゃ、行政の内部においてさまざまな諸事情や、従来の経過の中でなかなかそこのところが提示しにくかったというのは、そりゃわからんことはない。じゃけども、どうせつくるんならば、どうないというぐらいな条例にしてほしかったという願望があるわね。 先ほど、山上議員さんが反対討論の中で、選定委員会の問題や、それからあるいは兼業禁止の問題や、それから協定書等の内容を含めた透明性の問題やら、そりゃさまざまな問題点が指摘をされております。そこもやっぱり前向きに踏まえていただいて、どう今後の運用を図るかということは、でき得れば肝に銘じていただければというふうには思うね。 それから5点目に、これは若干脱線するかもしれませんが、今後のこういう流れの中で、さまざまな構造改革が進めば行政の苦悩も相当あるでしょう。それから、議会の苦悩も出てきますわ。もっと言うたら、最終的には市民そのものがどういったサービスの提供や、また大きな流れになっとる受益者負担の問題を含めて、これがどう甘受できるか、あるいは享受できるか、そこのところにかかっとるということをさまざまな制度、政策の変更の中で物事は見とかんと。漠然と財源がないんじゃと、したがって効率化を図らにゃいけんのじゃというところに余り偏り過ぎた地方自治のあり方というのは、本来の姿とは大きく逸脱するでしょうし、それによってさまざまな市民の社会的弱者として、本来は主権は国民に、市民にあるわけで、そこのところのバランスというのが崩れるという可能性も持つであろうというふうに思うんです。 先ほどそれも出てきましたが、例の地震の耐震構造計算の偽装の問題にしたって、それからついこの間の株の売買の間違うて発売した分だって、見てみてくださいや。どっかの財政の大臣が行動の美学という表現したわね。間違うとるのをわかっとって100億円も200億円も同じ仕事をしょうる者がもうけようとする、この社会規範の経済の経営者としてのあり方。わしの言うとおりにせにゃあ、おまえのところに仕事やらんぞというて圧力をかけて、これ以上無理じゃ言うやつを偽装で公的な機関の承認を得て、生命と財産を極めて不安な状況に持っていって、元も子もないような状況になっていくこの一個の社会構造の矛盾というものを、地方自治体としてどう考えていくかということもあわせて考えてもらわんと、漠然とあれはあっこの問題じゃ、これはここの問題じゃというようなところだけで物を見よったんじゃ、今後の本来の呉市の発展はないよ。そういうふうに私は思うとる。 したがって、社会的弱者というものの救済や、現状の生命と安全を守るための地方自治体のあり方というものをしっかりと考えてものをしていくということをやらんと、そのことこそがまさに、要するに地方自治体が今まで持っておった信頼の原則でしょ。そこが今崩れるか崩れんかというところになっとる。なら、できるだけ問題点や議論やなんかというのは、我が身を呈してでも現状こうあるべきではないかということをあえて当局側は言うていただかんと、自己保身や都合や従来のような感覚で、口悪う言うたら、お役所仕事で物をしょうらあええんじゃとか、そんなに失敗せにゃ首になることはないわいとか、こういうふうな感覚の中で自己保身のみ走り、市民サービスや本来あるべき行政の姿というものを見失うていくという状況が懸念されるだけに、指定管理者の制度一個とっても、現状の社会矛盾から考えてみれば、そういうことが想定をできる以上、今後含めて十分に考えていただく行政運営をぜひとも新市長さんにはお願いをしたいというふうに思うとんです。反対討論じゃない。そういうことで、賛成討論ということで終わりたいというように思います。御清聴ありがとうございました。 ○議長(中田清和) 11番奥田議員。 ◆11番(奥田和夫議員) それでは、私の方からは、日本共産党の立場から反対の討論を行います。 久々に、今得田議員が言われましたが、複数の討論者があるというのを非常に私としては心強く思うものであります。 議第312号でありますが、呉市の公の施設の指定管理者の指定の手続に関する条例の制定について。これは2003年の地方自治法改正で公の施設の管理が自治体の直営か、あるいは公共的性格の団体に限って認められていた管理委託制度にかえて、従来できなかった株式会社など営利法人やNPO法人、民間団体にまで規制緩和し開放し、2006年9月までに直営か指定管理者の選択が求められるものであります。 本議案は、指定管理者の指定の手続に関する共通事項を定めるということであります。条例の趣旨から明文化されておりますけれども、まず指定管理者の指定、その中でも委員会で一番意見が出ておりましたのが、先ほど来出ておりました兼業禁止規定であります。市長及び議員、その家族が経営する会社は指定管理者の申請ができないようにする規定であります。指定管理者の指定は、行政処分の一種で、公の施設の管理は請負ではないので、地方自治法の兼業禁止規定は適用されず、明文化がどうしても必要だと思います。 ところが、支障を来せば考えると、市長が組織の長になっているケースもあるからなど明記しない方向での御答弁で、全くこれに前向きではありませんでした。また、住民の福祉、生活向上に深くかかわることから、透明性の確保は欠かせない問題であるのに、住民への情報公開も表明できませんでした。一方で公明性、透明性と言いながら、とんでもないと言わなくてはなりません。また、事業計画に基づいて事業を遂行するために、労働基準法など関係法令を守るということはもとより、その職員については正規常勤雇用を原則とし、その業務を担うにふさわしい賃金、労働条件が確保されることは欠かせない問題と考えますが、これらも表明することができず、法すら守ると言えない始末でありました。 重要な問題は住民が受けるサービスの質の低下の可能性です。公の施設は、住民の福祉を増進する目的を持って供するための施設です。指定管理者になっても、サービスの質は変わらない、設置目的は変わらないと当局は言っておりましたけれども、郷原保育所を指定管理者制度にする際に、利用者の代表を選定委員会にと利用者の強い要望がありましたが、それを抑え込みました。選定委員会に民間の専門家はもちろんのこと、住民や利用者団体の代表を入れることは欠かせない問題と考えます。しかし、今回も拒否してしまいました。さらに、利用者の運営委員会を設置して、管理運営にかかわる調査、監視を行い、市長に勧告することが必要だと思うんです。公の施設が住民のために利用されているのかどうかを利用者の立場から監視する、指定の停止、取り消しをすることが必要なときにおいては、行政の後押しとして力を発揮することも可能です。これらも拒否をされて、住民サービスが低下したり、使いにくくなったりしても打つ手がなくなってしまうというふうに思います。サービス低下をしないようにするには、ますます困難と言わなくてはなりません。 さらに、利用料金の減免規定、公平な使い方をしようと思えば、必要な規定であります。市長が特に必要があると認めるときには、利用料を減額しまたは免除することができる規定も拒否いたしました。私どもは、何でも指定管理者に反対といえば、その立場はとっておりません。しかし、こうした部分を残しながらの条例は市民のためにならない、そう考え反対するものです。 なお、指定管理者に行わせることができる旨の規定の整備の議案が約30件出ておりましたけれども、現段階の委託先あるいは委託料、さらには利用料なども明らかにされず、指定管理者に行わせるか、あるいは直営でいくかも定かでありません。これらは、具体的な議案の際に判断させていただくことを申し添えておきたいと思います。 議第314号呉市職員の給与に関する条例及び一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。これは一般職の国家公務員に準じた給与の改定で、給料月額0.3%引き下げ6,100万円の影響、扶養手当500円引き下げ143万4,000円の影響です。期末手当は増額されるものの、退職金に影響してくることになります。さらに遡及してまでの減額は許せるものではありません。よって、反対をするものです。 議第318号物品の取得について。これは呉市地域イントラネット基盤整備として、これまでも継続してきた事業でありまして、今回は川尻支所、安浦支所の所管区域内の整備で3,570万円であります。これまで6億6,100万円投入しております。こうした整備が進んでも活用されておりません。1万8,000件のアクセスというふうにありましたけれども、災害時に活用されるわけでもなく、このような不況時にこうした事業を取り組むべきではないと考えます。 議第319号呉市斎場条例の一部を改正する条例の制定について。斎場の使用料の改定が行われ、これまでの大人1体1,000円が1万5,000円に、15倍になる議案であります。建設費が20億3,000万円、20年間の契約でありますから、1年間1億円余り、維持管理費は1体5万3,000円で、その3割を負担してもらうというものであります。周辺の市を参考にして決めたと言われましたけれども、参考にするなら、周辺でなくこれまで呉市民にどれだけ負担してもらっていたかということではないかというふうに思います。それを周辺を参考にして1,000円が一遍に1万5,000円では納得できるものではありません。3割でなくても1割でもいいわけでありまして、値上げの根拠がありません。三原市は無料だそうでありますけれども、これこそ行政が責任を持ってやる業務としての位置づけがゆがんでいないわけでありまして、参考にするべきではないでしょうか。本来、呉市が行う事業、PFIにして市民サービスを悪くするこういうやり方は許せません。人件費が4,500万円を想定していると言われましたけれども、職員を多く配置してサービスはいいというふうな説明でありました。これまでの決算が人件費5,300万円です。今回、1,400平米が3倍の3,800平米に広がっているのに、人件費が下がるわけでありますから、どれほど低賃金で安く雇うかがわかるというものであります。市民へのサービスの低下、根拠のない値上げに反対をするものです。 議第363号17年度呉市一般会計補正予算、議第364号国民健康保険事業事業勘定)、議第365号介護保険事業保険勘定)、議第366号介護保険事業サービス勘定)、議第367号集落排水事業、議第369号離島航路事業、議第370号下水道事業補正予算、これら補正予算には、アスベストの補正もありまして、私どももこれは評価をしている事業であります。しかし、この中に人事院勧告絡みの職員への給与引下げが含まれておりまして、反対をします。遡及してまでの減額は許せるものではありません。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(中田清和) 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第312号呉市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について、議第314号呉市職員の給与に関する条例及び一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第363号平成17年度呉市一般会計補正予算から議第367号平成17年度呉市集落排水事業特別会計補正予算まで、議第369号平成17年度呉市離島航路事業特別会計補正予算、議第370号平成17年度呉市下水道事業会計補正予算、以上9件を一括して採決いたします。 本9件に対する委員長の報告は可決であります。 本9件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(中田清和) 起立多数。よって、本9件は可決されました。 次に、議第318号物品の取得について、議第319号呉市斎場条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件を一括して採決いたします。 本2件に対する委員長の報告は可決であります。 本2件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(中田清和) 起立多数。よって、本2件は可決されました。 次に、ただいま議決されました11件を除く48件を一括して採決いたします。 本48件に対する委員長の報告は可決であります。 本48件は委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本48件は可決されました。     ────────────────────────────── △日程第6 議第372号 ○議長(中田清和) 日程第6、議第372号平成17年度呉市一般会計補正予算を議題といたします。 本件はお手元に配付しております。 本件の説明を求めます。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) ただいま上程されました議第372号について御説明を申し上げます。 本件は、小笠原前市長に対する退職手当の支給に要する経費を補正するものでございます。何とぞ議決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中田清和) お諮りいたします。 本件は、申し合わせにより質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 これより討論に入ります。 11番奥田議員。 ◆11番(奥田和夫議員) 今、議題となりましたけれども、小笠原前市長の退職金の問題で日本共産党の立場から反対の討論を行います。 小笠原前市長の3期12年間144カ月の退職金ということであります。月々の103万4,000円、これに7.2カ月分が1年分の退職金という計算であります。12年の在任期間を掛け、御自身が10%のカットを申し出られておりますから、もともと8,900万円のところを約8,000万円の支給額になると思われます。御自身で10%カットを決めたわけでありまして、これは評価すべきことと思います。佐々木元市長は、月94万円で計算をされております。したがって、小笠原市長の減額分が佐々木前市長の額ではじいた場合とほとんど同額というふうになろうかと思います。 今、公務員攻撃が盛んでありまして、人数が多過ぎるとか給料が高過ぎるとか、さんざんこういうことが言われております。その多いと言われる公務員が幾らの退職金かといいますと、部長級でさえ約3,000万円というふうに聞いております。約30年勤務をするわけでありますから、1年が約100万円という計算になろうかと思います。小笠原前市長の退職金は、減額されても、給料が高過ぎると言われる公務員の部長級の6.7倍でありまして、いかに市長の仕事が激務とはいえ、これだけの差は開き過ぎではないか、これが反対の理由の一つであります。 もう一つの理由は、市民の感情から許せないことであります。今、仕事がなくなり多くの方がリストラによる失業、あるいは短期雇用にかわって本当に苦しい生活が余儀なくされていると思います。昨年は、国民健康保険料が払えずに50代の女性が亡くなるという事件すら起きました。水道料金が払えずに停水された人もふえる一方であります。月々の給料さえ満足にもらえない、そうした市民の生活実態から、市の長がこれだけの退職金をもらっていいのか、余りにも多いのではないかと、これが2点目の理由であります。御自身の意思で市長を退くんではなく、厳しい選挙の結果からであり、心情的に言いにくい面はありますけれども、財政状況が厳しい折でもあり、以上の点はいささかも薄めることはできません。けさの新聞の読者の声欄に、増税する前にまず歳出削減とありましたけれども、そのとおりではないかと思います。市長の退職金は予算で定められた額ということになっております。本議会では残念ながら私どもの意見は少数ということのようでありますけれども、近い将来には必ず市民の声でこの額が是正されるであろう、そのことを申し上げて反対の討論といたします。 ○議長(中田清和) 以上で討論を終結いたします。 本件を採決いたします。 本件は原案のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(中田清和) 起立多数。よって、本件は可決されました。     ────────────────────────────── △北川一清議員一般質問 ○議長(中田清和) この際、申し上げます。 お手元に配付しておりますとおり、北川議員から一般質問の通告があります。 お諮りいたします。 北川議員一般質問を日程に追加いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 北川議員一般質問を議題といたします。 10番北川議員。     〔10番北川一清議員登壇、拍手〕 ◆10番(北川一清議員) 許可いただきましてありがとうございました。 しばしの時間おつき合いいただきたいと思います。 また、小村市長、初議会いかがだったでしょうか。呉市民のため精いっぱいリーダーシップを発揮していただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは本題に入ります。 児童生徒安全対策についてを御質問させていただきます。 またしても安全安心であるべき学校と、その学校を取り巻く環境の中で実にやり切れない事件が起きてしまいました。しかも、本市の近隣地域である広島市安芸区におきまして、小学1年生の児童が下校中に殺害されるという悲惨な許しがたい事件であります。また、栃木県におきましても、小学1年生の児童が殺害されるという事件が起こりました。ちょうど1年前には、奈良市でやはり小学1年生の児童が下校時に誘拐され、殺害されたという事件が発生したことを思い出します。 今まさに子供たちの安全安心が脅かされております。平成13年6月に発生した大阪教育大学附属池田小学校の事件後、本市におきましては「呉の子どもを守る会議」が発足され、「呉の子どもは呉のおとなが守る」をスローガンに、関係諸機関が一体となって子供の安全な環境づくりを推進してこられたり、また各地域におきまして「ついでパトロール隊」等の名称で地域や保護者の方々が帽子や腕章、ワッペンをつけて、日常の生活の中で犯罪の抑止や防犯意識の高揚に努めていることに感謝を申し上げる次第でございます。 また、各学校におきましては、校内に侵入する不審者への対応に対して、防犯カメラを備えたり、やむなく校門の閉鎖を行ったり、さらには不審者への対応手段として、さすまたなど道具の配備や教職員みずからが不審者と対抗するための防犯訓練を実施するなど、校内の子供たちの安全確保に努めているところであります。しかしながら、現実の施設や教職員配置からいえば、こうした事件を完璧に阻止する方法は、どの学校も持ち合わせてないと言わなければなりません。それが現状でございます。 そうした中で、このたびの事件は下校時に、学校から帰宅するまでの間に発生しました。毎日通う学校への道がいつの間にか危険な場所になってしまい、子供たちが普通に生活する空間から安全が失われたことを実感させられた次第であります。このような事件を受けて、各学校においては、登下校時に特に低学年におきましては、集団登下校の実施、教職員や地域、保護者の方々が通学路に立ち、子供たちの安全確保に努めたり、通学路の点検や見直し、不審者情報の共有化を図るなどの対応を強化していると聞いております。 子供の安全を守るのに決め手があるわけではありません。しかし、このたびのような事件が発生したときに、現状の人的、物的資源を活用し、緊急かつ集中的に対応することも重要ではありますが、あわせて新たな人的、物的措置を講じるなど、子供の安全を守るための息長く継続的な取り組みがなされる施策が求められております。 大阪教育大学附属池田小学校の事件後、池田市では市職員と警察OBらが安全パトロール隊をつくり、常時市内の小中学校を巡回していると聞いております。また、広島市におきましては、平成16年度から各学校に学校安全ガードボランティアを計画的に配置しており、このたびの事件を踏まえ、その活動内容を登下校時にも広げる方針を決定されたということであります。同様な事件は本市でも起こり得るとの危機感を持って、子供たちの安全な環境づくりの重要性と緊急性を再認識し、市を挙げて子供の安全な環境づくりに取り組む決意を新たにしていく必要があります。 そこでお伺いいたします。 まず、学校内へ侵入した不審者に対する対応についてでございますが、先ほど述べたとおり、各学校において努力をされているところではありますが、防犯カメラの設置状況や不審者に対する対応器具の設置状況、教職員の防犯にかかわる研修などによる危機管理意識などで、学校間において温度差があるのではないかと危惧しております。その点について、教育委員会としてどのように実情を把握され、指導されているのでしょうか。 次に、児童生徒の登下校の安全管理についてでございます。 私は、基本的には保護者の責任が最も重要であると考えます。しかし、仕事等の関係で保護者に時間的余裕のない昨今の現状では、子供の登下校を常に保護者が付き添うということは非常に難しいことも承知をしております。 また、子供と地域住民が関係を構築し、開かれた学校づくりやまちづくりが結果的に子供たちの安全を担保していくことが理想であり、その実現に向けた取り組みを進める必要もありますが、いずれにしましても、学校や保護者、地域住民に子供の安全管理を求めるだけでは、一時的には効果が上がるでしょうが、活動内容に限界があり、またおのおのの負担が増すことにより、将来にわたって継続的な取り組みにならないのではないかと思います。そこで、呉市として全市を挙げて関係各位や警察等が連携し、人的、物的な措置を含めて、通学路の安全確保を初めとして、子供たちにとって安全な環境づくりをどのように推進しようとされているのかお尋ねいたします。 いま一つ、児童生徒への安全教育について質問いたします。 子供たちが、犯罪に巻き込まれないようにするためには、子供たちに自分自身を守るという自覚を持たせること、すなわち危険を予測する力や危険を回避する力を育成することは大切なことであります。しかし、子供に大人を信じてはいけない、知らない大人に声をかけられても返事はしてはいけないといった性悪説的な安全教育しかできないのであれば、これは教育の敗北でしかないと思います。子供たちに犯罪から自分の身を守る意識を育てるため、学校、家庭、地域における取り組みをどのように進めようとされてるのでしょうか、お伺いいたします。 以上で終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(中田清和) 当局の答弁を求めます。 学校教育部長。 ◎学校教育部長(太田耕造) 北川議員から、児童生徒安全対策につきまして3点の御質問がございましたので、御答弁申し上げます。 初めに、学校内での対応についてでございますが、議員御指摘のとおり、私どもも不審者に対する対応については、学校間で温度差があってはならないと考えております。そうしたことから、市内すべての学校に対して防犯カメラの設置、防犯器具の整備、危機管理マニュアルの整備など共通した取り組みを進めております。また、防犯に関する研修を通して、すべての学校が共通の認識のもとに実態に応じた取り組みを進めることができるよう、指導の徹底を図っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 次に、登下校の安全管理についてでございますが、呉市におきましては安全対策課、学校安全課が窓口となり、警察署と連携を図りながら安全パトロール車を計画的に地域割り当てし、登下校時に安全パトロールを実施しております。また、地域安全サポーターによる巡視も下校時に重点を置いて行っております。私どもといたしましては、子供たちの通学路の安全確保、安全な環境づくりには学校、家庭、地域が一体となった取り組みが必要であると考えております。今後とも保護者はもとより我々大人一人一人が常に緊張感を持ち、地域の皆様や関係機関、団体等の協力をいただきながら「呉の子どもは呉のおとなが守る」取り組みを充実させてまいる所存でございますので、御支援のほどよろしくお願いいたします。 次に、安全教育についてでございますが、議員御指摘のとおり、子供たちがみずから危険を予測したり回避する力を育成していくことは、非常に大切なことであるととらえております。これまでも、各学校におきましては、複数での登下校、防犯教室等での訓練の実施、知らない人にはついていかないなど、5つの約束の徹底などにより、子供たちが自分の身を自分で守るための指導を進めております。さらには、子供たちは教職員、保護者、地域の方々と一緒に通学路を歩き、どのような場所が危険かを考えながら、自分自身で危険な場所を判断できるようにするための「地域安全マップづくり」にも取り組んでいるところでございます。 私どもといたしましては、子供たちの安全確保に向け、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を果たしながら連携して取り組んでいくことが重要であると考えております。そうしたことから、まずは学校や家庭において、笑顔とあいさつに満ちあふれ、明るい返事が響き合う環境づくりを、次には家庭と学校を結ぶ通学路となる地域社会において、そうした環境づくりを積極的に進めてまいっているところでございますので、御理解、御支援のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(中田清和) 再質問があれば、お願いします。 北川議員。 ◆10番(北川一清議員) いろいろなことをやってますよと。ただ、学校内での施策についてですけど、ビデオをつけたり子供にワッペンをつけたりされてますよね。現実問題、例えば今完全に外からシャットアウトできるかというと、多分そうではないでしょう。門が低かったりすき間ができたりで、完全に防御できる体制ではない。それが多分現実だと思います。そこで、それらを克服するのに、やはりお金をかけてそれなりのプロの方、地域の方、それぞれあるとは思いますけど、そういう方たちに対して予算をつくって、一日中ガードするんだという状況をやっぱりつくっていかなきゃいかんだろうという気がしております。そうしない限りは、まず学校内は完全に安心ですよというわけにはいかないだろう。そこがちょっと、やっぱり私が危惧するところです。 それから、2点目の登下校での管理の方ですが、私は全面的に親がやるべきだというふうに言いました。余りにも戦後60年の教育の中で、結果的にですけど、今の教育は非常に荒廃していると思います。そういう風情の中で、余りにも無責任な親が多過ぎる。地域に頼り過ぎる、学校に頼り過ぎるというような状況だろうと私は思います。そうでなくて、最終的にはやはり親なんですね。だから、この中で出てますけど、「呉の子どもは呉のおとなが守る」、これはそうでないんです。呉の子は呉のおとなも守るんです。第1は親なんですよ。それをやっぱりやっていかない限りは、これはやはりなくならないというような状況だろうと思います。そのあたり、確かに厳しい見方だと思いますよ。先ほども言いましたけど、そのあたりのこと、どうしてもちょっともう一回触れられるんであれば触れてください。 それと、具体的に予算をつけるとなると、当然教育委員会だけの中で僕は処理はできないと思います。そこで、企画部長ちょっとお聞きしたいんですが、そう簡単に教育委員会だけに任せてやるっていうことでなくて、いろんなITとか具体的なことをいろんな市がやり出しましたよね。ここ1週間ずっと見てますが、このニュースばっかりです。本当に目につく。残念でたまらないんですが、そういう安全の確認システムについて、例えばどういうことが考えられるのか。市当局やはり全体でやっぱり考えなきゃいかんだろうというふうに思っておりますんで、市当局の見解がもしあるんであれば、お聞かせを願いたい。 それと、それに対する財政の支援も当然なきゃいかん。不要なところにお金を使うのは皆市民は怒ります。当たり前のことです。ただ、本当に要るところに予算をつける、これは当たり前なんですよ。そのあたりの考え方をやはり、現場から上がってこないからできないんじゃなくて、こういう形でやるからどうだというような声かけをやって、お互いにそのあたりのコミュニケーションを図るべきだろうと私は思いますけど。そのあたり、どういう考えで財政がやられているか、あわせて質問いたします。 以上です。 ○議長(中田清和) 当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(堀久真) 今、北川議員からそういった子供たちの安全について、これはもう我々も同様で、一生懸命考えておるわけです。一連の事件がありまして、非常に残念なことなんですけども、この事件を見ましたら、確かに通りに人がおらんわけですね。栃木なんか、特に山林の中、大人が1人で歩いても怖いようなところだと。そこらを子供が歩いておる。そこに悪い人が来て殺害したと。もう本当ゆゆしき問題なんですけども、結局そういったことをないように、やはり今議員おっしゃるように、予算を使っていろんな道具をそろえたって、多分これは悪いやつは悪い、どんなことをしてもやります。ですから、そういったことのないように、やはり人の目がそこにやはり行き渡ってないでしょ。これはやっぱり防御方法にならんと思うんです。ほで、子供たちにいろんな、防犯教室でいろんなCAPとかも導入してやるにしても、子供それぞれがカンフーの名人やないわけですから、指をこんなにやってとか、ひざをけってとか、とっさのときにはそんなのできません。大人だってできんと思います。 したがって、私が言いたいのは、今教育委員会を挙げて大人たちがまず声をかけてやる。子供たちも大きな声であいさつする、明るい返事ができる、そういった声がどんどん飛び交う世界であれば──笑う人もおるんですよ。明るいあいさつ、笑顔、これで防げるんかということも言われます。しかし、そういった声が大きな通りの中、あるいは地域の中で飛び交えば、そういったことは一つの大きな防御方法になるんじゃないかと思うんです。だから、大人たちが常にそういったところを見ていただいて、子供たちに声をかけていただく。子供たちも当然返してきますから、そういった声をどんどん上げてやっていく方がやっぱり最善の方法ではないかと思います。だから、幾ら学校塀を高くしたり門を閉じたり防犯カメラをつけたって、これは本当に完全な防御方法じゃないと思います。したがって、議員各位におかれましても、とにかく子供たちに声をかけていただきたい。家庭から地域から学校からそういった声をかけていただきたい。こういうことがまず言いたいことです。 ◎助役(廣田左一) 行政として、呉市としてこういった問題をどう受けとめていくかという基本的な姿勢を問われたものと承っております。 今の世相を見てみますと、何でもありという時代になっとります。性善説とか性悪説とかいろいろなことはありましょうけども、市民の方からとってみれば、どうしようもないことで被害をこうむる、持って行き場のない怒りというのは、やはり行政に来るわけでございます。そういったことを考えますと、我々としては非常に公務に対する責任の範囲が、もう限りなく広がっているという認識をまずしていかなければならないというふうに考えます。そういった認識のもとに、行政が一丸となって安全ということは、市民の安全な生活ということは、これはもうどの市政になっても基本中の基本でございますので、十分配慮しながら、さらに管理職の意識も高めながら対応してまいりたい。十分予算にも反映してまいりたいと、基本的にはそのように考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(中田清和) 再々質問があれば、お願いします。 北川議員。 ◆10番(北川一清議員) 最後に、ちょっと教育長にお願いしたいんですが。 実は、火曜日だったですけど、NHKのニュースでフランスの例でフイルムが回ってました。全員が親の送り迎えがなきゃ受けんよというフイルムです。できない人はどうするんだということなると、当然事前に書面で報告してあるんでしょうね。それ以外は一切だめなんですって。できない人はどうやってるかというと、子供たちを守ってるベビーシッターがありますよね。フランスでは家庭が雇って、大体14万~15万円ぐらいかかるらしいです。実はそこまで来てるんですね。そこまでして、そりゃ国柄が違いますから、すべてがいいとは言いませんが、本当に子供たちのことを考えて、フランスではやられてるというのが現状です。 究極の選択、私はあえて言いたくはないんですが、あえて言いましょう。今までの御時世、申しわけないけど、残念ながら自分たちの生活を守るのか、子供を守るかのところまで実は来てるんですよ。そこまでやっぱり行きたくないんだけど、あえて言葉を出さざるを得ない状況に来てることは間違いないんです。そのあたりのことは、確かに厳しいかもわかんないけど、もし御所見があればいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中田清和) 教育長。 ◎教育長(堀久真) 非常に難しい問題であると思うんです。端的な例で言いますと、イタリアにおきますと、今や子供が外に出ると、もうすぐに誘拐されるということが常識だそうです。したがって、今は核家族が当然ありますけども、そこへおじいちゃん、おばあちゃんが来て、子供の送り迎えをしておるんが現実だそうですよ。したがって、日本でもそういったことをせにゃいけんのかということを思うわけですけども、やはり我々としましても、子供のやっぱり命が一番ですから、あらゆる手段を講じてあらゆることを考えとります。考えとりますが、やっぱり無理なところはありますんで、さっきから何度も言いますけども、そういう大人たち、あるいは子供たちの声の高まりを地域全体に広げていくということは、見えないやはりバリアだと思うんです。不審者に対するバリアだと思いますんで、そういったソフト面での大きな力をもっと発揮していきたい、このように考えております。 ○議長(中田清和) 以上で北川議員一般質問を終わります。     ────────────────────────────── ○議長(中田清和) 以上をもちまして、今期定例会の会議に付議された事件はすべて議了いたしました。 お諮りいたします。 会期は12月19日までとなっておりますが、本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中田清和) 御異議なしと認めます。よって、本日をもって閉会することに決定されました。     ────────────────────────────── ○議長(中田清和) 閉会に当たり、市長のあいさつがあります。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 議員の皆様方におかれましては、去る8日、12月定例会の開会以来、年末を控え何かと御多忙な時期にもかかわりませず、終始熱心に御審議を賜り、多くの重要案件について議決をいただきましたことを深くお礼を申し上げます。 本定例会は、私にとりまして市長就任後初めての議会でありましたが、質疑や御要望等を通じまして、議員各位のまちづくりにかける熱い情熱が込められた貴重な御意見を拝聴させていただくことができました。 市長に就任いたしまして、一月もたっておりませんが、議員の皆様とは相互に敬意と信頼を持ち、率直に協議をし合って、新しいまちづくりに邁進できることを確信をいたしました。いろいろな経緯を超えて温かく迎えていただきましたことを心から感謝を申し上げます。 本定例会におきまして、議員各位より賜りました数々の御意見、御指摘につきましては、今後の市政運営に十分留意するとともに、このたび議決をいただきました各案件につきましても、議会の御意向を十分尊重し、慎重に執行してまいる所存でございます。 また、今後の市政運営に当たりましては、引き続き議員各位を初めとする市民の皆様に率直な御意見をいただきつつ英知を結集し、ふるさと呉市の発展と繁栄という市民共通の目標を目指して精いっぱい努力する所存でございます。 さて、本年も残すところあと2週間余りとなりました。本年は、新生呉市元年の記念すべき年にふさわしく、本市の持つポテンシャルの高さ、都市の魅力を大和ミュージアムを中核に国内外に発信をすることができました。新たに迎えます平成18年は、少子高齢化、人口減少という非成長、非拡大という基本的な時代認識のもとに、市民を初めとする民の力が存分に発揮される市民協働の社会の実現を目指して私の全身全霊を傾注してまいる所存でございますので、どうか議員の皆様におかれましては、より一層の御指導、御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げる次第でございます。 最後になりますが、平成18年が本市にとりましてさらなる飛躍と発展の年になりますよう祈念をいたしまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。     〔中田清和議長起立〕 ○議長(中田清和) この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。 年の瀬も迫り、皆様方におかれましては何かとお忙しいところ、連日にわたり熱心に御審議を賜り、滞りなく閉会の運びになりましたこと厚く御礼を申し上げます。 さて、今年度は大和ミュージアムを核として観光、歴史の両面にわたり呉市が強烈に内外にアピールすることができました。非常に多くの方々に呉市を訪れていただきましたことは、まことに喜ばしい限りでございます。今後も呉市の活性化に大きく貢献をする博物館となることを期待するものであります。 市当局におかれましては、これから新市長のもとに新年度予算の編成に当たられるわけでありますが、活力あるまちづくりの推進に全力を傾け、市民の期待にこたえられるメリハリのある予算としていただくようにお願いをいたしておきます。 最後になりましたが、皆様方におかれましては、時節柄、健康に十分注意され、来るべきすばらしい新年を迎えられますよう祈念をいたしまして、簡単でございますが、閉会のごあいさつとさせていただきます。     ────────────────────────────── ○議長(中田清和) これをもちまして定例会を閉会をいたします。 ありがとうございました。            午前11時19分     閉   会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       呉市議会議長  中 田  清 和       呉市議会議員  北 川  一 清       呉市議会議員  奥 田  和 夫 △委員会審査報告書総括表                            平成17年12月16日 本会議日程番号議案番号件        名付託委員会結 果5議第312号呉市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例制定案総務水道可決議第313号呉市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定案議第314号呉市職員の給与に関する条例及び一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正案議第315号呉市民放テレビ放送難視聴解消施設整備事業分担金徴収条例の制定案議第316号呉市火災予防条例の一部改正案議第317号呉市防災センター条例の一部改正案議第318号物品の取得案議第319号呉市斎場条例の一部改正案民生交通可決議第320号呉市福祉会館条例の一部改正案議第321号呉市川尻福祉センターふれあい条例の一部改正案議第322号呉市老人福祉センター条例の一部改正案議第323号呉市身体障害者福祉センター条例の一部改正案議第324号呉市介護予防センター条例の一部改正案議第325号呉市高齢者生活福祉センター条例の一部改正案議第326号呉市児童館条例の一部改正案議第327号呉市隣保館条例の一部改正案議第328号呉市きんろうプラザ条例の一部改正案教育経済可決議第329号呉市インキュベーション施設設置条例の一部改正案議第330号国民宿舎野呂高原ロッジ設置条例の一部改正案議第331号野呂山交流施設設置条例の一部改正案議第332号くらはし桂浜温泉館設置条例の一部改正案議第333号くらはし産業館万葉の里設置条例の一部改正案議第334号呉市川尻筆づくり資料館条例の一部改正案議第335号観光物産販売所設置条例の一部改正案議第336号呉市歴史民俗資料館設置条例の一部改正案議第337号呉市農村コミュニティ施設設置条例の一部改正案議第338号であいの館蒲刈設置条例の一部改正案議第339号ふるさと産品加工施設設置条例の一部改正案議第340号レイクパーク本庄設置条例の一部改正案議第341号呉市農業技術拠点センター設置条例の一部改正案議第342号呉市漁船巻揚施設設置条例の一部改正案議第343号呉市漁業共同利用施設設置条例の一部改正案議第344号呉市漁港管理条例の一部改正案議第345号呉市中央卸売市場業務条例の一部改正案議第346号呉市文化ホール条例の一部改正案議第347号蘭島文化振興施設条例の一部改正案議第348号呉市野呂山セントラルロッジ条例の一部改正案議第349号呉市スポーツ施設条例の制定案議第350号土地改良事業計画の策定案議第351号呉市駐車場条例の一部改正案建設可決議第352号呉市地域駐車場条例の一部改正案議第353号呉市自転車等駐車場条例の一部改正案議第354号呉市営住宅条例の一部改正案議第355号呉市都市公園条例の一部改正案議第356号呉ポートピアパーク設置条例の一部改正案議第357号呉市都市計画区域外公園設置条例の一部改正案議第358号新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更案議第359号新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更案議第360号市道路線の廃止案議第361号市道路線の認定案議第362号呉市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正案議会運営可決議第363号平成17年度呉市一般会計補正予算案予算特別可決議第364号平成17年度呉市国民健康保険事業事業勘定特別会計補正予算案議第365号平成17年度呉市介護保険事業保険勘定特別会計補正予算案議第366号平成17年度呉市介護保険事業サービス勘定特別会計補正予算案議第367号平成17年度呉市集落排水事業特別会計補正予算案議第368号平成17年度呉市中央卸売市場事業特別会計補正予算案議第369号平成17年度呉市離島航路事業特別会計補正予算案議第370号平成17年度呉市下水道事業会計補正予算案...