○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は可決されました。 ──────────────────────────────
△日程第5 議第85号
○
議長(
増本勝己君) 日程第5、議第85
号呉市助役の選任についてを議題といたします。
本件はお手元に配付しております。
本件の説明を求めます。
市長。 〔
市長小笠原臣也君登壇〕
◎
市長(
小笠原臣也君) ただいま上程されました議第85号について御説明申し上げます。 本案は、来る6月末をもって
建設局担当の
沼田助役が辞職いたしますので、
後任者の選任について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております時政宏君は、昭和54年4月に建設省に入省以来、
土木研究所企画部企画課長補佐、
道路局国道第2課
課長補佐等を歴任後、現在は
中部地方建設局浜松工事事務所長として御活躍されておられる、学識、
経験ともに豊かな方でございまして、
本市助役として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
○
議長(
増本勝己君) お諮りいたします。
本件は先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。
本件を採決いたします。
本件は同意することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は同意されました。 ──────────────────────────────
△日程第6 議第86号
○
議長(
増本勝己君) 日程第6、議第86
号呉市
吏員懲戒審査委員会委員の任命についてを議題といたします。
本件はお手元に配付しております。
本件の説明を求めます。
市長。 〔
市長小笠原臣也君登壇〕
◎
市長(
小笠原臣也君) ただいま上程されました議第86号について御説明申し上げます。 本案は、呉市
吏員懲戒審査委員会委員の辞任に伴う
後任者の任命について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております時政宏君は、本市の
吏員懲戒審査委員会委員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
○
議長(
増本勝己君) お諮りいたします。
本件は先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。
本件を採決いたします。
本件は同意することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は同意されました。 ──────────────────────────────
△日程第7 議第87号
○
議長(
増本勝己君) 日程第7、議第87
号呉市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
本件はお手元に配付しております。
本件の説明を求めます。
市長。 〔
市長小笠原臣也君登壇〕
◎
市長(
小笠原臣也君) ただいま上程されました議第87号について御説明申し上げます。 本案は、6月17日に任期が満了いたしました呉市
固定資産評価審査委員会委員の
後任委員の選任について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております
西村光正君は、皆様よく御承知のとおり呉市
固定資産評価審査委員会委員として御活躍いただいており、学識、
経験ともに豊かな方でございまして、引き続いて御尽力願いたいと思うところでございます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
○
議長(
増本勝己君) お諮りいたします。
本件は先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。
本件を採決いたします。
本件は同意することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は同意されました。 ────────────────────────────── 〔
税務部長芳野公宏退席〕
△日程第8 議第88号
○
議長(
増本勝己君) 日程第8、議第88
号呉市
固定資産評価員の選任についてを議題といたします。
本件はお手元に配付しております。
本件の説明を求めます。
市長。 〔
市長小笠原臣也君登壇〕
◎
市長(
小笠原臣也君) ただいま上程されました議第88号について御説明申し上げます。 本案は、3月31日に辞任いたしました呉市
固定資産評価員の
後任者の選任について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております芳野公宏君は、皆様よく御承知のとおり固定資産の評価に関する知識及び経験を有し、呉市
固定資産評価員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
○
議長(
増本勝己君) お諮りいたします。
本件は先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。
本件を採決いたします。
本件は同意することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は同意されました。 ──────────────────────────────
△日程第9 諮議第2号
○
議長(
増本勝己君) 日程第9、諮議第2号
人権擁護委員候補者の
推薦についてを議題といたします。
本件はお手元に配付しております。
本件の説明を求めます。
市長。 〔
市長小笠原臣也君登壇〕
◎
市長(
小笠原臣也君) ただいま上程されました諮議第2号について御説明申し上げます。
本件は、人権擁護
委員の
任期満了に伴いまして、法務大臣に対し候補者を
推薦するに当たり市議会の御意見を求めるものでございます。 ここにお諮りしております須賀辰二君は、人格、識見ともに高く、広く社会の実情に通じた方でございますので、人権擁護
委員として適任であると存ずるものでございます。何とぞよろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。
○
議長(
増本勝己君) お諮りいたします。
本件は先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。
本件を採決いたします。
本件は
異議なしと答申することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は
異議なしと答申することに決定されました。 なお、
本件の答申書は
議長に御一任願いたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。 ──────────────────────────────
△日程第10
請願の撤回について
○
議長(
増本勝己君) 日程第10、
請願の撤回についてを議題といたします。
撤回願を朗読いたさせます。 〔
大野議事課長朗読〕 平成8年6月12日
呉市議会議長 増 本 勝 己 殿
請願人 呉市阿賀中央5丁目10-40 湯 浅 一 郎
請願の撤回について 平成8年2月20日提出の下記
請願は、都合により撤回したいので、よろしくお取り計らいくださるようお願いいたします。 記
請議第3号 呉市としての
地位協定見直し案及び
米軍秋月弾薬廠(広
弾薬庫など)の
返還プログラムの作成に関する
請願 ──────────────── 1996年6月13日
呉市議会議長 増 本 勝 己 殿
請願人 呉市中央6丁目7-9 全広島教職員組合海田支部呉支区 支区長 中 森 俊 郎
請願の撤回について 1996年5月29日提出の下記
請願は、都合により撤回したいので、よろしくお取り計らいくださるようお願いいたします。 記
請議第5号 すべての
県費教職員の
給与費の
半額国庫負担制度を堅持する
意見書提出を求める
請願
○
議長(
増本勝己君) お諮りいたします。 本2件の
請願の撤回は、これを承認することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、本2件の
請願の撤回は承認されました。 ──────────────────────────────
△日程第11
会議第8号
○
議長(
増本勝己君) 日程第11、
会議第8号第9次
治水事業五箇年計画における大幅な
事業規模の拡大に関する
意見書を議題といたします。
意見書案は、お手元に配付しております。 ────────────────
会議第8号 発 議 書 次の
意見書案を別紙のとおり提出する。 記 第9次
治水事業五箇年計画における大幅な
事業規模の拡大に関する
意見書 平成8年6月18日
提出者 呉市議会議員 小 田 元 正 中 田 清 和 竹 川 和 登 重 盛 親 聖 小 野 一 志 中 本 邦 雄 石 山 講 奥 田 和 夫
呉市議会議長 増 本 勝 己 殿(別紙) 第9次
治水事業五箇年計画における大幅な
事業規模の拡大に関する
意見書 治水事業は、国土を保全し、水害から国民の生命と財産を守り、国民が真に豊かさを実感できる社会基盤を整備するために最も優先的に取り組むべき根幹的事業であるが、治水・砂防対策施設の整備水準は、依然として低い。 本市においては、脆弱な土質のうえ急峻な地形をしているところに、多数の家屋が張り付いている。そのため常に多く住民が土砂災害の危険にさらされており、治水・砂防事業のより一層の進捗が強く望まれている。 加えて、地方拠点都市地域の指定を受け、魅力ある地域づくりを推進しているところであるが、その重要な施策の呉新世紀の丘開発構想やその関連開発等により、二河川・黒瀬川流域は今後さらに都市化が進むことが予想され、水害、土砂災害が発生した場合は、多大な被害をもたらすことが懸念される。特に、その地域を流れる田ノ口川・大谷川では、防災面はもとより、周辺環境及び景観に配慮し、日常生活に潤いと安らぎを与え、動植物にもやさしい砂防事業に市民の期待も高まっている。 このような現状のもと、洪水・渇水という異常時及び自然環境や河川利用等平常時の総合的な視点からの身近な川づくりに対して、緊急的かつ計画的な実施が切望されている。 よって、政府におかれては、次の措置を講じられるよう強く要望する。1 21世紀に向けて信頼感のある安全で質の高い生活を営む社会をめざし、平成9年度を初年度とする「第9次
治水事業五箇年計画」を早期策定し、
事業規模の大幅な拡大を図ること。2 頻発する水害や土砂災害から生活を守るため、治水、砂防、地すべり対策を強力に進めるとともに、壊滅的な被害を回避するための堤防や砂防施設の質の強化等の施策を緊急に展開すること。3 国民生活や社会・経済活動に多大な影響を与える渇水の早期解決をめざし、安定的な水質源の確保を図ること。4 次世代を担う子供たちが身近な自然の中でのびのびと育ち、高齢者も元気に生活を楽しめる水と緑のネットワークの整備を強力に推進すること。5 活力ある地域づくりを支援するため、個性的で住民に身近な川づくりを推進すること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により
意見書を提出する。 平成8年6月18日 呉 市 議 会(提 出 先) 内閣総理大臣 大蔵大臣 建設大臣 自治大臣 経済企画庁長官 国土庁長官 ────────────────
○
議長(
増本勝己君) お諮りいたします。
本件は先例により自後の
議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。
本件を採決いたします。
本件は原案のとおり可決することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は可決されました。 ────────────────────────────── 〔3番下西幸雄君、9番橋本良久君、10番岡崎和弘君、13番谷本誠一君、17番得田正明君、19番葛原靖男君、22番
薬研地 馨君、28番奥田和夫君、32番中田清和君、36番石山 講君、38番浜下 積君除斥〕
△日程第12 議第79号
○
議長(
増本勝己君) 日程第12、議第79号
専決処分の承認についてを議題といたします。 土地開発公社理事の3番下西君、9番橋本君、10番岡崎君、13番谷本君、17番得田君、19番葛原君、22番
薬研地君、28番奥田君、32番中田君、36番石山君、38番浜下君、以上11名の方は退席しておられますので、この際これを確認しておきます。
本件に対する発言通告はありません。
本件を採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は承認であります。
本件は
委員長の
報告のとおり承認することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件は承認されました。 ──────────────────────────────
△日程第13 議第66号ほか17件
○
議長(
増本勝己君) 日程第13、議第66号
専決処分の承認について、ほか17件を一括して議題といたします。
委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 29番玉谷君。
◆29番(玉谷浄子君) 私は、議第66及び67号に反対する立場で討論を行います。 議第66、67号は、特別減税など評価できる部分もありますが、一部に増税部分を含んでおり、特に市民税の均等割の増税は収入の多寡にかかわりなく賦課されるものでありますから、この不況の折、庶民の負担を増やすことになり反対いたします。
○
議長(
増本勝己君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第67
号呉市
税条例の一部改正案を採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は可決であります。
本件は
委員長の
報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
議長(
増本勝己君) 起立多数。よって、
本件は可決されました。 次に、議第66号
専決処分の承認案を採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は承認であります。
本件は
委員長の
報告のとおり承認することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
議長(
増本勝己君) 起立多数。よって、
本件は承認されました。 次に、議第68号から議第70号まで、議第72号から議第78号まで及び議第84号、以上11件を一括して採決いたします。 本11件に対する
委員長の
報告は可決であります。 本11件は
委員長の
報告のとおり可決することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、本11件は可決されました。 次に、ただいま議決されました13件を除く5件を一括して採決いたします。 本5件に対する
委員長の
報告は承認であります。 本5件は
委員長の
報告のとおり承認することに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、本5件は承認されました。 ──────────────────────────────
△日程第14
請議第4号
○
議長(
増本勝己君) 日程第14、
請議第4号「
学習指導要領の早期・
抜本的見直しの
意見書提出」を求める
請願、ほか2件を一括して議題といたします。
委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 29番玉谷君。
◆29番(玉谷浄子君) 私は、
請議第4号と6号の不採択に反対する立場で討論を行います。
請議第4号は、
学習指導要領の見直しの
意見書を求める
請願です。「せんせえ」と読んで「せんせい」と書きます。「おとおと」と読んで「おとうと」と書きます。「どおろ」は「どうろ」と書きます。「顔を洗う」「輪は丸い」「上へ上る」などの「を」「は」「へ」を、「お」「わ」「え」と読み変えるなど、変則の決まりがたくさんありますが、今の1年生は「あいうえお」の清音、濁音、半濁音、拗音、促音、そしてこれらの決まりを1学期でほとんど習います。2学期には、長い文、長文や片仮名、漢字も次々出てきます。国語が「嫌い」と答えた小学1年生は10年間で倍になり、「好き」と答えた子は半分になりました。算数も、小学校の3年生で「1,000万は100の何倍でしょうか」と出てきます。「わからない」と言うのはとても苦痛です。
委員会の討論では、ほとんどの子供は柔軟に対処し、遊ぶ時間もあり楽しく学校に行っている。文部省も見直しを検討しておるとのことで不採択でした。 例えば、ぜんそくで考えてみてください。空気が悪くなればぜんそくが増えますが、全部の人がかかるわけではありません。条件の悪い人からなります。かからない強い体が大切ですが、よい環境がもっと大切です。いじめや登校拒否、非行など「問題児」と言われる子供たちは弱い子とも言えるでしょうが、一面、「警告を発する人」とも言えるのではないでしょうか。問題は、少数にあらわれているけれども、大ぜいの子供が自信をなくしているのをぜひ見ていただきたいと思います。 よって、この
請願の不採択に反対いたします。
請議第6号は、
対象児が一人でも
障害児学級新設の認可を求める
意見書を求める
請願です。 憲法では、教育の権利はハンディの有無にかかわらず保障されております。文部省も1人での認可も当然認められるとしております。県も年々改善しております。現在、継続なら1人でもよいが、新設は2人からになっております。障害児の待遇改善に議会は後押しをすべきだと思いますので、この
請願の不採択に反対をいたします。
○
議長(
増本勝己君) 28番奥田君。
◆28番(奥田和夫君) それでは私の方からは、
請議第7
号呉市の
中小企業融資制度の改善を求める
請願の不採択に反対の立場で討論したいと思います。 1月28日付の毎日新聞で、「ネオン街に広がる日掛け借金」と題する記事があります。 広島のネオン街、流川で高金利の日賦貸金業者、日掛け業者への借金返済に苦しむママやマスターが増えている。毎日、少額ずつ返済をする。日掛けだが年利は最高109.5%にも達し、不景気で思うように払えなくなった零細業者が多い──という記事であります。サラ金地獄が社会問題化したのを受け、貸金業者を登録制で規制をする「貸金業規制法」が1983年に制定されましたが、出資法の改正で、金利も年40.004%までに制限されました。ところが、この法の付則で「貸付の相手が従業員5人以下のサービス業者ら、返済期間が100日以上、返済期間の7割は自ら出向いて集金をする、この3条件を満たせば、最高、年109.5%までの利息を徴収できます。これが日賦貸金業者であります。 別の新聞では、無人契約機の導入でサラ金被害の急増を指摘しているところであります。 それによりますと、昨年ごろから都市部の街角に無人契約機が増え始めたと。これは機械の前に立って、指示されたとおりにボタンを押して、免許証か保険証を示せば、その場でカードができ上がり、それを別の機械に入れれば一定の金額が引き出せる仕組みです。これは直接店を訪ねて嫌な思いをしなくて済むということで、利用者を増やしております。また、新聞折り込みによる宣伝と電話による勧誘で、家にいながらにして銀行の口座に振り込むシステムを導入。主婦をターゲットに伸びております。また最近は、ファックスやパソコン通信ネットを利用した新手が出てきております。一たん借りると、まだ返していない段階で増額を勧め、返しても「またどうですか」と優しい女性の声でしつこく電話をしてくる。で、払えなくなったら、たちまち矢の催促で、本人だけでなく親子、兄弟、親戚にまで取り立ての対象者を広げるのが最近の傾向だと言っております。 以前のような暴力的な取り立ては少なくなりましたが、夜でも、会社で仕事中でもしつこく電話をしてくる。そうして大手業者は空前の利益を上げていると指摘しております。被害者の中には、最近バブル崩壊後深刻な不況が続く中で、失業したり残業がなくなって収入が落ち込んだ人の例が多く見られる。クレジット、サラ金被害者の会「広島つくしの会」の日下氏は、「サラ金を利用する人はギャンブル狂や浪費癖の人など特別の人のように言われておりましたが、最近は、家を建ててこれまで予定どおりローンを払ってきた人が、残業がなくなって収入ががた減りして困って手を出すなど、まじめなサラリーマン、中小業者の間に広がっているのが特徴だ」というふうに言っておられます──こういう記事であります。 こういうサラ金被害者にも呉市の
中小企業融資制度が使えるよう求めたのが本
請願でありますが、既応債務等の借り換えができる、据置期間の延長できるように──と。また、返済先送り等の条件変更できるよう、中小業者の暮らしを守るためにぜひ本
請願の不採択に反対の態度を表明していただくよう求めて討論といたします。
○
議長(
増本勝己君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、
請議第4号「
学習指導要領の早期・
抜本的見直しの
意見書提出」を求める
請願、
請議第6号
対象児が一人でも
障害児学級新設の認可を求める
意見書採択に関する
請願、以上2件を一括して採決いたします。 本2件に対する
委員長の
報告は不採択であります。 本2件は
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
議長(
増本勝己君) 起立多数。よって、本2件は不採択とすることに決定されました。 次に、
請議第7
号呉市の
中小企業融資制度の改善を求める
請願を採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は不採択であります。
本件は
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○
議長(
増本勝己君) 起立多数。よって、
本件は不採択とすることに決定されました。 ──────────────────────────────
○
議長(
増本勝己君) この際申し上げます。 お手元に配付しておりますとおり、平本君から
一般質問の通告があります。 お諮りいたします。 平本君の
一般質問を日程に追加いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 ──────────────────────────────
△
平本和夫君の
一般質問
○
議長(
増本勝己君) 平本君の
一般質問を議題といたします。 30番平本君。 〔30番
平本和夫君登壇、拍手〕
◆30番(
平本和夫君) 私は、他市場と
呉市場の違いと、市場法を一番守らなければいけない呉
中央市場開設者
呉市長が守らない姿を皆さんに知ってもらうために、卸売業者の立場でお尋ねするのが本来の姿ですけれども、他社のことはわかりませんので、我が社の3年の流れを通して質問させていただきます。 3年半前に、卸売業者2社に
市長の名によりいろいろと改善命令が出され、それは市場全体の問題であったものを、
市場管理をせず、当時の管理当局は間違った行政指導をし、仲卸会社の問題は不問にし、卸売業者2社の役員、職員の始末書を数度にわたって取り、なぜか他の会社の役員はそのまま、我が社だけ役員が問題にされ、役職員は当時の管理当局に震え上がったものであります。 平成5年5月に会社再建のために帰るよう会社から言われ、自分なりに努力をしてまいりました。6月に前
市長が引退を発表され、11月に
市長が就任されて以来、
呉市場の問題解決と、岡山、広島並みの市場運営をしていただくようお願いし、平成6年6月23日に
市長あてに
呉中市第186号を初めとして、公式文書を数度にわたり出してまいりました。だが
市長は、市場には何ら目を向けず、耳をかさずの姿勢を2年8ヵ月取り続けてまいられました。毎年新聞発表の
呉市場の野菜、果実等入荷トン数が減少しているのは、大手仲卸会社が毎日他市場から荷物を入れ、それを市当局は知らぬふりをして、今では1社の荷物より多くなったことに起因していることは、市場関係者ならだれでも知っていることであります。 農林省の市場課長、岡山農政局企業流通課長のお二人とも、マツタケのような特殊なもの以外、
市長が入るのを知らないふりをするのは他市場では例がない──と言われます。場外荷引きを他市場のようになぜ規制しないのか、何を入れても無視しているのはなぜか、まずお尋ねします。 またこれは、売上高使用料が入らないことになります。市場関係者では年間30億円入っていると言われますが、少なく見ても他会社の1社分以上あると言われております。他会社の1社分としても24億円であります。24億円として売上高使用料は年間600万円以上になります。市に入るべき使用料を、
市長も場長も知っていて見逃すのは大きな問題であります。
市長は市民税なら見逃さないと思いますが、もし市民税を見逃した場合に、
市長、
税務部長は何法の違反になるのか。使用料の場合は、地方財政法か公務員法の違反になると思いますが、どの法律に違反するのかもお尋ねします。 また、その見逃す損失を、
市長は市に対していかなる弁済をされるお考えなのかもお尋ねいたします。 我が社の恥を出しますけれども、会社は役員賞与なし、配当なし、役員給与は他市場の半分以下、社長給与は男子社員よりも低くし、社長交際費ゼロ、社員給与は生活がかかっているので他市場よりも安いためにそのままにし、労働時間を多くしてもらい、全社員の協力を得て3,700万の赤字を昨年解消しました。これも社員全員の血の出る努力と協力のお蔭と感謝している今日です。その赤字の中に、名前を出しませんけども市当局の人の行政指導による事務手続が、国税局調査により脱税行為と認定され、修正納税に約1,700万円を出した金額を含みます。本年の決算では、少しの社内留保金を持てるようになりましたが、このままの経営を続けたら内部崩壊をするでしょう。 そこで、行政指導による損失を市は補償すべきと思いますが、明快な答弁を求めます。 市は昨年4月1日より、
呉市長の名において、仲卸業者以外の者から「買入許可書及び変更届書」という制度をつくられ、新しい制度を発足させ、その文書が出ないものは仲卸に荷引きさせない。またそれがやむを得ないかどうかを追跡して、違反なものは警告し、何度か警告しても正さないものは処分を考え、場外荷引きをなくする──と説明し、その制度をスタートされました。その後何もしないので、今では、その制度をつくったことにより前よりも悪くなりました。制度をつくりながら、何もしないで今日まで来たのは、
市長、場長に責任はないのか、何のために制度をつくったのかをお尋ねいたします。 昨年10月場長さんに、「農政局へ行って市場の現状を訴えたいので、農政局の課長さんにアポイントを取っていただきたい」とお願いしたところ、場長さんは「上と相談したところ、農政局へ行ってはいけない」と言われ、「それでは農林省へ行かせてもらいます」と言ったところ、
市長「農林省へ文句を言ってもええが、私を責めないでいただきたい」と言われ、市職員と私ども唖然としたのでありますけども、市職員の唖然とされたその顔が今でも私の脳裏から離れないのであります。 「農林省へ行かせてもらいます」と場長さんに言った4日後の午前11時15分に、「今日の午後1時に農政局へ行くように」という指示がありました。農政局は岡山にあり、時間的に行くことが不可能なため、私自身、ばかにされた気持ちになり、また、職員も場長に言ったことを確認され、管理事務所の方もまたびっくりされておりました。自分自身の辞表を持って農林水産省市場課長に会いに行き、
呉市場の現状を説明したところ、「これでは辞表は取れない。預かっておく。市が一番の問題である。
市長に正常化を早く、強く指導する」と言われ、それ以後、市当局は何度も農林省、農政局へ行っているようですが、何の変化もありません。 平成7年11月11日に、
呉中市第319号で、市場長田村氏から私あてに、「
呉市場における正常化について」の公式文書を提出されました。それを読みますと、「見出しのことにつきまして、過日農林水産省市場課長から強く指導を受けました。当管理事務所といたしましても、できることから取りかかるよう痛感しており、
呉市場内の正常化に向かってできることから改善することに努力していくことを、職員一同の意思統一を図っております。第1段階として、今回手入れ業務検査等の結果を踏まえ、卸売業者、仲卸業者、売買参加者、3者ぞれぞれの正常化のための指導を早急に行い、正常化を目指していきたいと考えております。過去十数年来に及ぶ市場のゆがみを正すにはかなりの期間が必要と思われますので、取りあえず来年3月までの管理事務所の姿勢を見ていただきたくお願いいたします。」となっております。 3月が過ぎても何の動きもなく、姿勢が見えません。場長は、10月には11月末までに、1月には3月末までに、4月には6月末までと言われ、ただ日を送るばかりです。公式文書を出し、農林省から強い指導を受けたと言われるのに、なぜ正常化に取り組まないのか。また、文書の中にある、卸売業者は何が、仲卸業者は何が、売買参加者は何が問題であるのか。市場課長からどのように正常化するよう指導されたのか。それでも正常化に取り組まないのはなぜなのか。文書の中での「ゆがみを正す」となっている「ゆがみ」とは何を指すのか、3者の正常化でなく、市当局の正常化はないのかどうか、それも含めてお尋ねを申し上げます。 本年4月末に場長さんは、「あなたには用事はないが、専務に用事があった」と言われ、場長就任以来、3度目の来社をされました。そのときに専務を初め各役員に、代表者をかえてはいけないと強く説得されたそうです。私と高齢者2人が役員を辞任することにしていましたが、代表者を受ける役員がいなくなってしまいました。それは3年前に市当局より、役員問題がただされ、今度自分が勧告を受けて辞めるようになってはいけないと思ったものと思います。そして、代表者を受ける人がいなくなったものと私は解釈をしております。市当局が人事に介入するのは越権行為と思いますし、場内、その他の会社の人事にも介入されたことがあるのか。また今回、我が社だけに介入されたのか、なぜ介入されたのかもお尋ねいたします。 本年5月26日に、小売組合の役員が改選され、旧役員の組合長、副組合長、常務理事の3人が30日に来社され、「あなたは市
会議員だろう。議会で議員や市民に市場の現状を知ってもらえ。このままでは卸会社2社はつぶれるぞ」──。場長に「このままでは卸売会社がなくなる。そのときは小売組合も市民も困る。どう思っているか」と話したら、「今一部の人がよいので、それをかえて仲卸も卸も、2つとも悪くなったらいけないので、このままでいい」と言われたと。「何を考えているんだ」と言うと、逃げるようにして帰られたそうであります。また、「自分は市におる期間が短いので、後の人がそれに取り組めばいい」ということもおっしゃったそうでございまして、そういう現状を
市長は知っておられるのかどうかもお尋ねを申し上げます。 本年5月25日に、九州のK県経済連の方が呉市に見えられ、仲卸業者の荷物を見られて、「
呉市場は変わった市場だ。今、他の市場は場長や市の方が、卸会社の方とK県経済連へ自分の市場へ荷物を出してくれとお願いに来るのに、このように卸会社の荷物より他市場からの荷物が多い市場は全国に例がない。このような市場には荷物を出さなくてもいい。このままでは他県産の荷物も直接入ってこない市場になるぞ。これは市の責任だ」と言われました。このとき、呉市へ広島から案内して来られた広島の
中央市場の卸会社の副社長さんは、「これで2社が倒産しないのは不思議だ。広島ならもっと早く前に倒産している。つぶれたら
市長に責任があるのになあ。広島なら
市長が市場を守るのに、この状態でよくやるなあ」とも言っておられました。またその後、四国のT県経済連に行ったところ、「呉は他市場から荷物が多く入るので、直接出さなくてもよい」と言われ、全国の産地で
呉市場は他市場からの入荷が多い市場だと声が多くなりますと、ますます産地よりの荷物が直接市場へ入ってこなくなります。
市長が直接荷物が入るのを止めているとしか思えません。その点、どうなのかをお尋ねをします。 また
市長は、呉市を1社か2社か倒産させるために市場を運営しているとしか思えません。他市場のような運営で倒産した場合、経営者の責任ですが、
市長はこの運営でつぶれた場合、債務に責任を持たれるのかもお尋ねします。 本年5月10日、中央卸売市場協会の総会で、東京都世田谷青果が3月31日で営業を廃止したと発表がありました。廃業をさせるために都のお金の協力を得るのが大変だったという説明もありました。呉市は1社体制でいかれる予定か、2社体制でいかれる予定かをお尋ねします。 1社体制をお考えの場合、いろいろな方法があります。どのような方法でもって1社にされるのかもお尋ねします。 全国中央卸売市場109社で、平成7年度半数以上が単年度赤字と発表された業界ですので、どのような形で1社体制をつくられても、今のままの市場運営では成り立ちません。何年何月何日をめどに、他市場のような運営をされるのか、そういうお考えを持たれるのかも、明確な日月をお聞かせ願いたいと思います。 市場の休みは前の年の12月に決まります。今年から青果、水産とも、日曜・祭日と、第2・第4の水曜日が毎月休みになりました。本年4月の人事で、行政改革
委員会が次長さんの数を減らすよう答申を出されたにもかかわらず、次長さんの数が多くなりました。
中央市場もまた今までにない参事補が1人増えました。営業のある土曜日には場長、参事補とも休みで、月に2度課長さんが出勤されております。お二人とも、休みの水曜日には出勤されております。土曜日に市場内で何かあった場合どうするのか、管理体制がどうなっているのかもお尋ねいたします。市場へ毎日8時半に出勤され、管理事務所から九分九厘お出にならない場長さんで管理ができるのかどうかもお尋ねしておきます。 昨年秋、労働基準監督署より労働時間の問題でおしかりを……
○
議長(
増本勝己君) あと3分でございます。
◆30番(
平本和夫君) (続)受け、平成9年4月より週40時間にしろと強い指導を受けました。今の競り時間ではどうすることもできません。1年前から場長さんにこの問題を申し入れておりますが、何ら、我々業界、各所に話されたという話を聞いたことがありません。労働省へどういう返事をするのか教えていただきたいと思います。呉市の内規を変えられる予定があるのか。また、変えられる場合、場内業者にどのようにして理解を得るのかもお聞かせください。 市当局のように、財源のあるところは問題ないと思われますが、市当局の職員の週40時間はどのようにされる予定か。今
中央市場の週40時間の人間は場長さんだけと言われております。先取りをされております。朝の早出も場長、参事補になく、その他の人はつらくても頑張っておられます。本庁と出先と一緒にできないと思いますが、どのようにされるのかもお尋ねします。 市場の現状を皆さんに知っていただくために、あえて質問に立ったわけであります。明快な、わかりやすい答弁と、答弁漏れのないようお願いをいたしまして質問とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○
議長(
増本勝己君) 当局の答弁を求めます。
市長。
◎
市長(
小笠原臣也君) 平本議員から中央卸売市場の諸問題について御質問がありましたが、この問題に限らず市政のほとんどの問題につきましては、それぞれの担当の部局がございまして、担当者と一体になって組織的に取り組んでおるわけでございます。 中央卸売市場の問題につきましても、私が就任してからも、木村助役、前の
経済部長、場長らが議員御指摘の問題等に対応いたしまして努力をしてきたつもりでございます。また、引き続いて川崎助役、現
経済部長、現場長になりましてからも、真剣に対応してきてまいっておると私は信じております。私も大筋において協議を受けておりますし、いろいろと指示もしておるところでございます。 そういう中で、先ほど議員が御指摘になりました、新しい制度をつくって今試行しておる段階でございますし、また、参事補を置いたことも体制をできるだけ充実をさせてそういう問題に取り組んでいきたいということでやったわけでございます。たくさんの項目がございますので、個々の質問項目については担当の場長の方から答弁をさせますので、どうか御理解を賜りますようお願い申し上げます。
◎
中央卸売市場長(田村保治君) 御質問に対してお答えいたします。 項目が非常に多くありましたので、順番は少し狂うかもわかりませんが、ひとつよろしくお願いいたします。 まず、税務調査で修正納税という件でございますが、税務当局の調査により追加課税されたことについての御質問につきましては、開設者といたしましては、かかる取引は市場法違反であり業務検査等で指摘をしているところでございまして、開設者の指導により行った取引行為というものではないと解釈しているところでございます。したがいまして、その取引により生じた追徴税については、市には責任のないものと解釈しておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。 次に、場外荷引きの規制の件についてでございますが、いわゆる場外荷引きとは、仲卸業者による卸売業者を通さない生鮮食料品の仕入れのことでございまして、この場外荷引きにつきましては、農林水産省の通達にもありますように、卸売市場法で認められている行為であります。卸売業者が市場外業者へ生鮮食料品の販売(転送)の適正な運用と相まって、卸売業者と仲卸業者との協調の上に立って、市場全体としての集荷販売機能の充実を図っていこうとするものでございます。 したがいまして、卸売業者、仲卸業者、両者による協議の中で
呉市場に適合した取り扱いを行うべきと考えております。 このことを踏まえて、平成7年4月1日から、場外荷引きの申請手続等を変更し、従来よりもさらに精度の高い実態把握に努めているところでございます。今後、現行の申請手続等について改善の必要がありましたら、卸売業者、仲卸売業者の協議に基づき、できる限りの改善をしていきたいと考えておりますので、御協力のほどお願いいたします。 また、無申請の場外荷引きにつきまして、開設者が見て見ぬふりをした結果生じた使用料の未徴収分についてどう弁済するのかという御質問でございますが、開設者といたしましては、現行の場外荷引き申請手続及び変更手続に基づき使用料を徴収しており、でき得る限り申請漏れがないように努力をいたしております。現行の申請手続等で不備な点がございましたら、関係者との協議の中で改善していく所存でございますので、よろしくお願いをいたします。 次は、場長の姿勢についてという御質問でございますが、市場の取引正常化のため、できることから一つ一つ解決していこうと努力してまいりましたが、3月までに形あるものにすることができませんでした。今後は各関係者の協力を得ながら、あらゆる問題に対して自ら前向きに取り組んでいく所存でございますので、よろしくお願いいたします。 次に、市場のゆがみとは何か等の件でございますが、これらは従来から言われていることを念頭に置いて表現した言葉でございますので、御理解をいただきたいと存じます。 次の御質問は、広島市場、岡山市場等、他市場並みの運営をいつからするのか。また、現状の運営で卸売業者がつぶれた場合、その責任はどうかといったようなことでございますが、卸売市場は多種多様な生鮮食料品について、多数の売手・買手の間で、迅速・確実な取引を行う場であり、このためには値決め、分荷、決済等の各面について取引ルールを定め、ルールに即した取引を行うことが最も公平、かつ効率的でございます。 そのルール自体は、個々の市場の持っている経済的な地歩、各市場の取扱物品の性質、売手・買手の
特徴等市場の実態を反映したものでなければならず、具体的なルールについては、各市場の実態に即したルールの確立が必要であり、その遵守につきましては、関係者の合意形成を進め、卸売業者の社会的信頼の確保に努めることとなっておりまして、他市場並みとの御意見ではございますが、開設者といたしましては、
呉市場の実態に即した取引ルールを関係者との協議の上、改善していきたいと考えております。よろしく御理解のほどお願いいたします。 次に、債務の責任の件でございますが、これまでもいろいろと市場の適正化につきまして努力しており、このような問題につきましては回答を控えさせていただきます。 次は、卸売業者の1社体制か2社体制かという点でございますが、近年卸売市場を取り巻く環境は大きく変化しており、議員さんも御案内のとおり、産直の進展、輸入品の増大、市場間競争の激化等により、全国的に市場経由率は低下しており、取扱高も減少傾向にございます。 しかしながら、卸売市場は依然として生鮮食料品等の流通のかなめであり、市民生活上極めて重要な役割を果たしているものでございます。私どももこうした環境の変化には、十分注視しているところでございまして、今後
呉市場の将来像等、真剣に検討してまいりたいと存じます。よろしくお願いいたします。 次に、市場の管理体制についてお答えいたします。 卸売市場の土曜日開業という実情に即した勤務体制を考えてまいりたいと思います。また、週40時間の問題につきましても、今後検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次は、競り時間の変更についての御質問でございますが、開設者といたしましては、関係者の合意があれば検討する用意がございます。よろしくお願いいたします。 次に、人事介入についての御質問でございますが、社長が役員会へ辞表を提出されたというふうにお聞きしましたので、できれば辞任をしないで現状のままで協力をお願いしたいと、そういう気持ちがあったものでございまして、人事介入等するつもりは全くございませんでした。 以上でございます。
○
議長(
増本勝己君) 再質問があればお願いします。 平本君。
◆30番(
平本和夫君) 先ほど申し上げました、2年前の6月に
市長さんに文書を出しました。その回答が8月15日に
呉中市第175の2でまいりました。このときも、卸売業者と仲卸業者が話しして、市場のことを決めよ──ということを書いておられました。2年たって、同じ御回答のような感じがいたします。だが、利潤が伴うことでありますから、仲卸さんがこれにのってこないことは明白であります。また、そういう場をつくるんだいうことを、市はおっしゃっておりますけれども、そういう努力をされた形跡もありませんし、市場課長自体が「市場法が守れない人は守らないところで商売をさせ」ということを、私の前で、市の職員、場長さんの前で言われるでしょう。守らないんなら外へ出せということですよね。そして、卸売業者は農林省の権利監督であるけれども、仲卸、小売は
市長さんが許認可を与えた会社だから、それは市でしなさいということを何度もおっしゃっているのに、まだ業者で話し合え──。つくはずないんですよね。そこらの認識のずれというものを皆さん御認識していただきたいと思うわけであります。 本年3月25日に公布されました。2年間いろいろと、以後の市場をどうするかということで第6次の
中央市場の整備計画が発表されました。昨年1年、我々業界も、場長
会議等いろいろと御審議を得たところであります。その骨子と、それに伴って市は運営方針が変わるのかどうかをお尋ねをいたします。 昨年、全国で5%、金額は
中央市場で前年対比減りました。だが
呉市場は、7.3%減っているわけであります。この点、どのような認識をされるのか。今営業して損をしたのは自分持ちだと、市は関係ないと言われます。30年前に京都の
中央市場の中の1社がつぶれました。そのときに、産地の負債額が2億4千万あったわけです。それは全部京都市が支払いました。なぜならば、残った市場へ不払いがあると荷物が入ってこないからであります。だから、世田谷もそうでありますし、いろいろ今ごろつぶれる会社が出た場合に、開設者、
市長が外へ「つぶれた」と言わずに処理して、他県から荷物が入ってくるようにされておるのが
中央市場であります。それなのに、万が一あった場合に、知らないよ、荷が入って来ない市場になります。どうも、私と一緒に聞く話で、場長さん、理解が違うんじゃないか、その点を明確に御答弁をしていただきたいと思います。 市場変わりました。今度、埼玉県1社で
中央市場をつくります。昔は、公取とかいろんな問題がありました。だがもう、800億を売る会社が1軒でできる時代が来ました。だが、呉、広島の6社の
中央市場が合併ということになっても800億にならないわけです。いろいろな時代の変化をする、変わる、それは開設者、
市長が皆その市場市場に、先ほど出たマッチした市場をつくる。結構です。だが、何もしないでするのはおかしいということは、農林省も農政局も言われるのに、そしたら管理要らないわけでしょう。話しせえ、話しせえって2年半言われておるわけですけども、その点、もう一度御見解をお尋ねをいたします。 けさ、会社から出るときに、隣の社長さんが、「ちょっと」と言われました。すると、質問状を
市長さんに出されて、6月10日までに回答をいただきたいというのがいまだに返ってこない。そして、いろいろな場外荷引きが入るので、卸売業者が売り上げが減る。そのマージンが入らないわけですから、それを見逃す市に補てんをしていただくようお願いしておるんだというニュアンスがありました。そして、回答がないのならもう裁判を起こすんだということをおっしゃっておりましたけれども。開かれた行政ということをよく言われます。だが、全然隠す行政だけでありまして、管理体制を問うということを
中央市場だけ求めるのは無理かもしれません。2年前に、何か街のうわさによりますと、交通事故の当て逃げがあって、
市長へ直訴に来た人がおるんじゃそうでございますけど、それも隠された。それ今、首をかしげられましたから、だれがやってどうしたいうことを聞きました。この場では出しませんけども。すると、いろいろな問題が起こっても、今の市では──処分というのはくびだけじゃないんですよ。訓告も、厳重注意もあるでしょう。何もできないんではないかということをおっしゃっている市民がおられましたけれども。ひとつ逃げずに、行政は管理体制を守っていただくようお願いしたい。 今日は、先ほど質問した分だけでやめます。皆さんにこういう実態であるということを知ってもらうために立ったわけでございますから。後は、ほかの会派が9月に質問してやると、いろいろなことが通告をしてありました。それを期待しているわけでありますけれども。ひとつ……(「ようわかった」と呼ぶ者あり)──「やめえ」と言われる人が今の方でありますけれども、ひとつ、実態を皆さん知っていただいて……
○
議長(
増本勝己君) あと3分です。
◆30番(
平本和夫君) (続)全国の
中央市場の開設者ができることをなぜしないのか、それを真剣にお考え願うことをお願いしておきます。
○
議長(
増本勝己君) お願いでいいですか。── 以上で……
◆30番(
平本和夫君) いや、答弁を。
○
議長(
増本勝己君) 当局の答弁を求めます。 場長。
◎
中央卸売市場長(田村保治君) お答えします。 まず、関係者の協議が必要だというのはもう以前から言っているじゃないかと、その場づくりの努力をしたのかどうかと。確かに関係者といいますと、利害関係がございますのでなかなか、原則的には両者の話し合いということではあっても、なかなかそうはいかないということは十分わかります。そういうことで、両者の調整といいますか、取りあえず場をセットするという気持ちは十分にございますが、いろんな状況の中で、それもちょっとしにくいといいますかできなかった面もあったと、こういうことでございます。 それから本省の市場課長等の指導ということで、仲卸の件がございました。相対的に言えば、法令等を遵守するということで、我々は公平な立場で行政を行う必要がある。これは当然のことでございますが、卸は農林水産大臣の許可、それから仲卸等は
市長の許可ということで、社会的な使命というものもございますので、全く同じことをするのが公正なものになるのかどうかというようなことも考えまして、いろいろと苦慮しているというのが実態でございます。 それから次に6次計画、本年、平成8年から17年までの第6次整備基本計画でございますが、この中にはハード面、ソフト面、いろいろあります。今確かにおっしゃられたように、埼玉の例もございます。 しかしながら、運用としまして……
◆30番(
平本和夫君) 中味を説明しない。
◎
中央卸売市場長(田村保治君) ソフト面として6次に出ているのは、競りと──競りが原則でございますが、競りと相対取引との境界線、この境界線を弾力的に運営をするとこういうようなことがございまして、これは今からの詰めになる。だから、当市場においてそれが必要であるということになれば内容も変わってくる、あり得ると、こういうことでございます。 それから取扱高の減少の認識ということで、確かにさっきおっしゃられましたように、全国百幾社の卸売の協議会の中で、トータルとしましては2兆6,700万ですか、これは前年と比較して約5%減と、呉市の場合はそれが7%減じゃないかということでございます。これには種々言われていることは、産地が大型化してきて非常に力を持ってきていたと。また買う方としては、スーパー等の大型量販店の力が出てきたと。したがって、そういった諸々のことによって市場を経由する率が下がってきていると。特に、呉市のような弱小な市場にあっては、そういう影響はもろに受けるんじゃないかと。こういうことは十分考えております。 それから地域にマッチした市場ということでございますが、これは農林水産省の通達にもはっきりございますように、その地域、地域は特性が全部違いますので、その特性を生かした、その地域なり、そういったものにマッチした、即した取引ルールをつくって、それを遵守することがベターだと、こういうことを言っております。ですから、これも先ほどの御質問に戻りますが、そういう場づくりが今の現状ではできない状況にあるということで、私といたしましても今後できる限りの努力はしてまいりたいと、こういうふうに考えております。 管理体制云々ということがございましたが、これも私も事あるごとに上司には
報告なりして指示を受けておりますので、今後ともそういう取引の、どうしても取引ということになりますが、そういうことの適正な取引についてのチェック、こういうことは十分に考えてまいりたいと思います。 以上でございます。
○
議長(
増本勝己君) 再質問があればお願いします。 平本君。
◆30番(
平本和夫君) 場長さん、6次の整備計画を勉強されておらんということを暴露しておるわけですね。あれはハード面しか書いてないんですよ。ソフト面は話で出ただけでしょう、整備計画ですから。あなたの言ったこと書いてないですよ、1行も。だから、あなたは何も読んでおりませんよっていうのを暴露しただけです。 それから今の、呉は呉の特性がある、制度をつくってそれでやる。制度にないものが多い。それが市の使用料は入っていない、それを見逃しておるのはおかしいじゃないか、あらゆる市民団体怒りますよ、これ、
市長さん。高いものつくって、市民のためだと言うて、年間600万入ってないんでしょう。これ、だれか裁判起こしますわ。そういう運用をして今の答弁、出しますよ、2年前に
市長さんが回答されたものと全然変わってないんですよ。そのときにはもう話し合いの場をつくる、何するかんするいうておっしゃっておる。何にもされてないです。まる2年たちました。それから場長さんはよそへ行って、「定年まで何もせん、後の人がしやあええんじゃ」というておっしゃるから、小売組合に怒られたわけでしょう。これが市場の現状なんです。だから何回も──最近それが不思議なんですね。農政局や農林省へ市の職員が行かれておるような格好なのに、なぜか場長さんは行っておられない。下の方が行っておられる。そしたら上の方は場長さん信用しておらんのですか。これも実態なんですよ、
市長さん。 いろいろと市場の問題に、行政じゃなしに市民の方に目を向けていただくことをお願いして、やめます。
○
議長(
増本勝己君) 以上で平本君の
一般質問を終わります。 ────────────────────────────── 〔助役沼田敏樹君起立しスタンドマイクへ向かう〕
○
議長(
増本勝己君) この際、
沼田助役から退任のあいさつがあります。
沼田助役。
◎助役(沼田敏樹君) 沼田でございます。 先ほど議案にございましたように、6月末をもちまして退任をすることになりました。 本当に議会の皆様には大変お世話になりまして、ありがとうございました。至らぬところも多々あったわけでございますが、本人としては一生懸命やったつもりでございます。今後ともいろいろと御指導を賜りますようにお願い申し上げますとともに、呉市のさらなる発展を祈念申し上げまして、簡単でございますが退任のごあいさつにさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ──────────────────────────────
○
議長(
増本勝己君) 以上をもちまして、今期
定例会の
会議に付議された事件はすべて議了いたしました。 お諮りいたします。 会期は6月19日までとなっておりますが、本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
増本勝己君) 御
異議なしと認めます。よって、本日をもって閉会することに決定されました。 ──────────────────────────────
○
議長(
増本勝己君) 閉会に当たり、
市長のあいさつがあります。
市長。 〔
市長小笠原臣也君登壇〕
◎
市長(
小笠原臣也君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 去る10日、6月
定例会の開会以来、議員の皆様方におかれましては、御多用の中を長期間にわたり、終始熱心に御審議を賜り、多くの重要案件について議決をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。 このたび議決をいただきました案件につきましては、議会の御意向を十分尊重し、慎重に執行してまいる所存でございます。 さて、梅雨に入りうっとうしい時期でございますが、議員の皆様方におかれましては、くれぐれも御健康に御留意いただき、今後ともより一層の御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、簡単でございますが閉会のあいさつといたします。
○
議長(
増本勝己君) これをもって
定例会を閉会いたします。 ありがとうございました。 午前11時35分 散 会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
呉市議会議長 増 本 勝 己
呉市議会議員 森 岡 淑 子
呉市議会議員 竹 川 和 登
△
委員会審査報告書総括表 平成8年6月18日 本
会議日程番号議案番号件 名付託
委員会結 果12議第79号
専決処分の承認案幹線道路対策特別承認13議第66号
専決処分の承認案
総務水道承認議第67
号呉市
税条例の一部改正案可決議第68号
呉市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正案議第69号物品の取得案議第70
号呉市
国民健康保険条例の一部改正案
民生交通可決議第71号
専決処分の承認案承認議第72号
レイクパーク本庄設置条例制定案
教育経済可決議第73号物品の取得案議第74号
市道路線の認定案建設可決議第75号新たに生じた土地の確認並びに町及び字の区域の変更案議第76号新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更案議第77号契約の締結案議第78号
公有水面埋立ての意見案議第80号
専決処分の承認案幹線道路対策特別承認議第81号
専決処分の承認案予算特別承認議第82号
専決処分の承認案議第83号
専決処分の承認案議第84号平成8年度呉市
一般会計補正予算案可決14
請議第4号「
学習指導要領の早期・
抜本的見直しの
意見書提出」を求める
請願教育経済不採択
請議第6号
対象児が一人でも
障害児学級新設の認可を求める
意見書採択に関する
請願請議第7
号呉市の
中小企業融資制度の改善を求める
請願...