呉市議会 > 2020-03-19 >
03月19日-06号

  • 情報公開(/)
ツイート シェア
  1. 呉市議会 2020-03-19
    03月19日-06号


    取得元: 呉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-02
    令和 2年第1回 3月定例会       令和2年第1回(定例会) 呉市議会会議録 第6号令和2年3月19日(木曜日)呉市議会議事堂において開議(第6日)出席議員       1番  上 村  臣 男       2番  阪 井  昌 行       3番  檜 垣  美 良       4番  藤 原    広       5番  奥 田  和 夫       6番  山 上  文 恵       7番  谷 本  誠 一       8番  沖 田  範 彦       9番  中 原  明 夫       10番  光 宗    等       11番  山 本  良 二       12番  梶 山  政 孝       13番  谷    惠 介       14番  井手畑  隆 政       15番  藤 本  哲 智       16番  田 中  みわ子       17番  定 森  健次朗       18番  橋 口    晶       19番  岡 崎  源太朗       20番  福 永  高 美       21番  石 崎  元 成       22番  神 田  隆 彦       23番  渡 辺  一 照       24番  林 田  浩 秋       25番  片 岡  慶 行       26番  岩 原    昇       27番  北 川  一 清       28番  加 藤  忠 二       29番  小 田  晃士朗       30番  中 田  光 政       31番  土 井  正 純       32番  森 本  茂 樹 欠席議員           な    し 説明員  市長       新 原  芳 明  副市長      小 松  良 三  副市長      濱 里    要  理事兼復興総室長 澤 村  直 樹  総務部長     阿 原    亨  秘書広報課長   宇 根    徹  総務課長     岡 本  茂 宏  企画部長     大 下  正 起  財務部長     河 野  隆 司  市民部長     神 垣  淳 司  文化スポーツ部長 神 垣    進  福祉保健部長   原垣内  清 治  福祉事務所長   北 村  健 二  子育て担当部長  竹之内    健  環境部長     大 江  宏 夫  産業部長     寺 嶋  文 秀  農林水産担当部長 松 下  武 雄  都市部長     近 藤  昭 博  土木部長     北 岡  宏 紹  会計管理者    中 野  貴 海  教育長      寺 本  有 伸  教育部長     小 川    聡  消防長      中 西  賢 一  消防局副局長   村 越    博  上下水道事業管理者増 本  寛 治  経営総務部長   道 本  幸 雄  建設部長     赤 瀬  正 敬  施設管理部長   桂    尚 嗣 議会事務局職員  事務局長     秦    和 久  事務局次長    小 森    強  議会総務課長   山 根  慶 子  議事課長     小 松  史 洋  議事課課長補佐  山 崎  幸 恵      ──────────────────────────────                       議  事  日  程 (第 6 号)                         (令和2年3月19日 午前10時開議)第1 呉市議会基本条例検証結果報告について第2 議第58号 呉市教育委員会委員の任命について第3 議第59号 呉市監査委員の選任について第4 議第60号 呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について   議第61号 呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について第5 諮議第1号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第2号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第3号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第4号 人権擁護委員候補者の推薦について第6 議第1号 令和2年度呉市一般会計予算   議第2号 令和2年度呉市国民健康保険事業事業勘定特別会計予算   議第3号 令和2年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算   議第4号 令和2年度呉市後期高齢者医療事業特別会計予算   議第5号 令和2年度呉市介護保険事業保険勘定特別会計予算   議第6号 令和2年度呉市介護保険事業サービス勘定特別会計予算   議第7号 令和2年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算   議第8号 令和2年度呉市公園墓地事業特別会計予算   議第9号 令和2年度呉市地域下水道事業特別会計予算   議第10号 令和2年度呉市集落排水事業特別会計予算   議第11号 令和2年度呉市地方卸売市場事業特別会計予算   議第12号 令和2年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計予算   議第13号 令和2年度呉市駐車場事業特別会計予算   議第14号 令和2年度呉市内陸土地造成事業特別会計予算   議第15号 令和2年度呉市港湾整備事業特別会計予算   議第16号 令和2年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算   議第17号 令和2年度呉市財産区事業特別会計予算   議第18号 令和2年度呉市病院事業会計予算   議第19号 令和2年度呉市水道事業会計予算   議第20号 令和2年度呉市工業用水道事業会計予算   議第21号 令和2年度呉市下水道事業会計予算                         (以上21件 予算特別委員長報告)      ──────────────────────────────会議に付した事件 日程のとおり      ──────────────────────────────議員の賛否状況 末尾に掲載      ──────────────────────────────             午前10時00分     開   議 ○議長(森本茂樹) これより本日の会議を開きます。 本日の会議録署名者として10番光宗議員、25番片岡議員を指名いたします。      ────────────────────────────── ○議長(森本茂樹) 諸般の報告をさせます。 議事課長。               〔小松史洋議事課長朗読〕                                呉市議会報告第4号                             諸  般  の  報  告1 受理した委員会審査報告書は次のとおりである。   予算特別委員会報告書                    1通2 受理した委員会の報告書は次のとおりである。   呉市議会基本条例検証結果報告書               1通3 市長が追加提出した議案は次のとおりである。   議第58号 呉市教育委員会委員の任命について          外3件4 市長が提出した諮問書は次のとおりである。   人権擁護委員候補者の推薦について               外3件5 受理した報告書は次のとおりである。   報告第7号 専決処分について      ────────────────────────────── ○議長(森本茂樹) なお、報告第7号はお手元に配信しておりますので、念のため申し上げます。      ────────────────────────────── △日程第1 呉市議会基本条例検証結果報告について ○議長(森本茂樹) 日程に入ります。 日程第1、呉市議会基本条例検証結果報告についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。             ────────────────              呉市議会基本条例検証結果報告書                                令和2年3月 呉市議会1 議会基本条例の検証 呉市議会では、議会基本条例を平成22年6月に制定後、本会議及び委員会インターネット中継議会報告会の開催、議事堂探訪ツアーの開催、政務活動費収支報告及び領収書のホームページ公開など開かれた議会を目指した取組や、議会図書室に司書を配置し、レファレンスサービスによる議員活動の強化を行うなど、議会改革に取り組んでまいりました。 こうした中、平成31年4月に一般選挙を迎え、議会基本条例第30条の議員の一般選挙後、速やかに議会基本条例の目的が達成されているか検討を行い、その結果に基づいて適切な措置を講じるという規定に基づき、議会運営委員会においてこれまでの取組を振り返り、検証を行いました。 このたびの検証結果や出された意見を参考に、これからも市民にわかりやすく開かれた議会を目指して積極的な議会改革を行ってまいります。2 検証方法 検証は、条文ごとに委員間で協議し、検証不要、適切に運用されている、さらなる取組が必要の3段階に分けて判定を行いました。3 条例検証の経過             ──────────────── ○議長(森本茂樹) 本件について委員長の報告を願います。 土井議会運営委員長。               〔31番土井正純議員登壇〕 ◆31番(土井正純議員) おはようございます。 議会運営委員会を代表いたしまして、議会基本条例の検証結果を御報告いたします。 呉市議会では、議会基本条例を平成22年6月に制定し、今年で丸10年を迎えます。この間、本会議や委員会インターネット中継議会報告会の開催など開かれた議会を目指した取組や、議会図書室に司書を配置し、議員活動の強化を行うなど、議会改革に取り組んでまいりました。こうした中、議会基本条例第30条の一般選挙後、速やかに議会基本条例の目的が達成されているか検討を行い、その結果に基づいて適切な措置を講じるという規定に基づき、平成31年4月の一般選挙後に議会運営委員会と一部政策研究会において、令和元年6月20日から、計10回にわたり検証を行ってまいりました。検証方法につきましては、1条ずつ確認し、検証不要、適切に運用されている、さらなる取組が必要の3段階に分けて判定を行いました。 それでは、検証結果について、項目が多いため、主な条文を説明させていただきます。 まず、前文についてでありますが、検証不要としておりますが、議員の心構えとして、開かれた議会についてさらなる取組が必要という思いを持って各議員が活動に取り組んでいただきたいとの意見を付しております。 次に、第2条の2につきまして、条例の改正は必要ありませんが、昨年の7月豪雨災害を受け、呉市議会における災害発生時の対応要領の見直しを行うべきとの意見でまとまりましたので、政策研究会において検討いただき、改正が行われました。 なお、改正された対応要領につきましては報告書に掲載しておりますので、御確認いただきたいと思います。 次に、第10条の議会報告会についてでありますが、議会報告会は現在、参加者が減少しているといった課題があり、政策研究会において現在も活性化を課題として協議を行っております。今後とも引き続き協議を進めていくことから、さらなる取組が必要との意見でまとまりました。 次に、第19条の政務活動費につきましては、条例の改正は必要ありませんが、政務活動費議員活動の充実を図るために支給されている費用であります。よって、勉強会の開催や参考人を呼ぶなど政務活動有効活用を各会派で検討していただきたいとの意見でまとまっております。 最後に、第28条の議会改革については、これまでも議会改革に取り組んでまいりましたが、今後も議会改革度を上げていくことを目標として、第三者からの相対的評価議会改革度ランキングの順位などを注視しながら、さらなる取組を行ってまいります。 以上が主な検証結果であります。 今後も、このたび出された検証結果や意見を参考に、市民に分かりやすく開かれた議会を目指して、積極的な議会改革を行ってまいります。議員の皆様には、検証結果報告書を読み返していただきまして、さらなる活性化のために議会運営委員会に御助言、御提言をいただきたく、お願いを申し上げます。 以上で、議会基本条例の検証結果の報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森本茂樹) 以上で本件の報告を終わります。      ────────────────────────────── △日程第2 議第58号 ○議長(森本茂樹) 日程第2、議第58号呉市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。 本件の説明を求めます。                〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました議第58号について御説明申し上げます。 本案は、呉市教育委員会委員任期満了に伴う後任委員の任命について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております森尾敬介氏は、現在、呉市教育委員会委員として御活躍中であり、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、引き続き御尽力を願いたいと存じます。何とぞ御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森本茂樹) お諮りいたします。 本件は、申合せにより質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 これより討論に入ります。 5番奥田議員。               〔5番奥田和夫議員登壇〕 ◆5番(奥田和夫議員) ただいま議題となりました教育委員会委員森尾敬介氏の選任に反対の立場で討論いたします。 委員の選任は、教育委員会のあるべき姿が問われる問題だと考えます。2014年、平成27年7月17日の教育委員会会議で、1,054か所もの誤記等を含んだ採択資料教育委員会の事務方の説明をうのみにして、教科書を採択いたしました。後に、この誤記等は市民の質問状で明らかにされて、新聞、テレビ等での報道で県内に広く、また、衆議院文科委員会での質問も行われ、呉市の教科書採択の間違いは全国にも知られることになりました。 当時の馳文部科学大臣は、呉市教委の歴史・公民教科書研究資料に多数の誤りがあったということに関しては、率直に申し上げて望ましいものではない、保護者や地域住民等教科書採択に対する不信感を抱かせてしまったのであれば、採択権者である呉市教育委員会説明責任を果たして、再発防止に向けて調査研究の方法、体制について見直していただくことが重要であると考えており、しっかりとした対応が行われることを期待したい、そう答弁されました。しかし、呉市教育委員会説明責任を果たしていると言えるものではありませんでした。 住民から提出された公開質問状に対してあまりに不誠実で、1回回答したら、2回目からは回答済みだからもうしないということを決めました。挙げ句の果てには、住民から裁判で訴えられてしまいました。住民から訴えられるということは、それ自体、恥じるべきことです。教育委員会事務局が専門的な行政を行う際には、教育委員は住民の立場、住民の目線に立ってしっかりチェックしなければなりません。そして、公開された教育委員会会議で議論する姿勢を住民に示す、そのことによって、住民は安心し、納得もし、教育行政への信頼も得ることができると考えます。しかし、教育委員会会議を傍聴した住民から出された声は、誰のための教育行政なのかという言葉でした。 教育委員会会議で、小中学校への自衛隊の体験活動の活用例が示されましたが、これは、子どもの権利条約で禁止された18歳未満の者に対する徴募に当たるものではないか、戦闘訓練も行われるのではないか、そういう不安や疑問が請願権行使による質問状として出されました。しかし、教育委員会会議の討論は、学習指導要領にのっとって実施されているというだけで、僅か2行の回答でしかありませんでした。残念ながら、質問の一つ一つに答えるということはありませんでした。たとえ事務局がそういう提案や回答例を示したとしても、教育委員が住民の立場から、住民に代わって質問して確かめることがどうしても必要になります。 今回の新型コロナウイルス感染症の問題も、教育委員会が集まり、子供の立場でしっかり審議して検討しなければなりません。ところが、それを省略して事務方の提案を集まらずに承認しました。何でも、事務方のイエスマンの集まりだからそうなると言われても仕方がありません。教科書のときと同じ過ちが今も繰り返され、児童生徒や保護者、放課後児童会の指導員、教師、関係者に大きな不安と混乱を与えたのは教育委員会です。これではレーマンコントロールの原則を踏み外したことになると言われなくてはなりません。残念ながら、森尾氏はその役割を果たしていない教育委員でした。よって、森尾敬介氏の再任を認めるわけにはまいりません。 ○議長(森本茂樹) 以上で討論を終結いたします。 本件を電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本件は同意することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。             〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(森本茂樹) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第3 議第59号 ○議長(森本茂樹) 日程第3、議第59号呉市監査委員の選任についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。 本件の説明を求めます。                〔新原芳明市長登壇
    ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました議第59号について御説明申し上げます。 本案は、呉市監査委員任期満了に伴う後任委員の選任について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております沖本恭治氏は、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、本市の監査委員として適任と存じます。何とぞ御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(森本茂樹) お諮りいたします。 本件は、申合せにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第4 議第60号外1件 ○議長(森本茂樹) 日程第4、議第60号呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について、外1件を一括して議題といたします。 本2件は、お手元に配信しております。 本2件の説明を求めます。                〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました議第60号及び議第61号について御説明申し上げます。 本案は、呉市固定資産評価審査委員会委員任期満了に伴う後任委員の選任について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております松野一成氏は、現在、呉市固定資産評価審査委員会委員として御活躍中であり、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。 また、柳曽隆行氏は、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、本市の固定資産評価審査委員会委員として適任と存じます。 何とぞ御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(森本茂樹) お諮りいたします。 本2件は、申合せにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本2件を一括して採決いたします。 本2件は同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、本2件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第5 諮議第1号外3件 ○議長(森本茂樹) 日程第5、諮議第1号人権擁護委員候補者の推薦について、外3件を一括して議題といたします。 本4件は、お手元に配信しております。             ────────────────                                    諮議第1号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり令和2年3月18日付呉市人第80号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 令和2年3月19日                          呉市議会議長  森 本 茂 樹                                 呉市人第80号                                 令和2年3月18日 呉市議会議長  森 本 茂 樹 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所まつうら のぶひろ 松 浦 宣 洋呉市蒲刈町大浦972番地2             ────────────────                                    諮議第2号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり令和2年3月18日付呉市人第81号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 令和2年3月19日                          呉市議会議長  森 本 茂 樹                                 呉市人第81号                                 令和2年3月18日 呉市議会議長  森 本 茂 樹 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所とくだ しんじ 得 田 伸 二呉市豊浜町大字豊島3474番地の8             ────────────────                                    諮議第3号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり令和2年3月18日付呉市人第82号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 令和2年3月19日                          呉市議会議長  森 本 茂 樹                                 呉市人第82号                                 令和2年3月18日 呉市議会議長  森 本 茂 樹 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所よこた みつのり 横 田 光 則呉市吉浦西城町37番5号             ────────────────                                    諮議第4号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり令和2年3月18日付呉市人第83号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 令和2年3月19日                          呉市議会議長  森 本 茂 樹                                 呉市人第83号                                 令和2年3月18日 呉市議会議長  森 本 茂 樹 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所ごうろ くにえ 郷 路 郷 榮呉市阿賀中央8丁目15番9号             ──────────────── ○議長(森本茂樹) 本4件の説明を求めます。                〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました諮議第1号から諮議第4号までについて御説明申し上げます。 本件は、人権擁護委員の任期満了に伴う法務大臣への候補者の推薦について御意見を求めるものでございます。 ここにお諮りしております松浦宣洋氏、得田伸二氏、横田光則氏の3名につきましては、任期満了に伴い退任される人権擁護委員の後任者として新任の推薦を行うものでございます。 また、郷路郷榮氏については、任期満了に伴い再任の推薦を行うものでございます。 御推薦いたします方々は、人格、見識ともに高く、広く社会の実情に通じた方でございますので、人権擁護委員として適任であると存じます。何とぞよろしく御審議をお願い申し上げます。ありがとうございます。 ○議長(森本茂樹) お諮りいたします。 本4件は、申合せにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本4を一括して採決いたします。 本4件は異議なしと答申することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、本4件は異議なしと答申することに決定されました。 なお、本4件の答申書は、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。      ────────────────────────────── △日程第6 議第1号外20件 ○議長(森本茂樹) 日程第6、議第1号令和2年度呉市一般会計予算、外20件を一括して議題といたします。 審査報告書を朗読させます。 議事課長。               〔小松史洋議事課長朗読〕 呉市議会議長  森 本 茂 樹 様                          予算特別委員長 上 村 臣 男                 審 査 報 告 書 議第1号 令和2年度呉市一般会計予算 議第2号 令和2年度呉市国民健康保険事業事業勘定特別会計予算 議第3号 令和2年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算 議第4号 令和2年度呉市後期高齢者医療事業特別会計予算 議第5号 令和2年度呉市介護保険事業保険勘定特別会計予算 議第6号 令和2年度呉市介護保険事業サービス勘定特別会計予算 議第7号 令和2年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 議第8号 令和2年度呉市公園墓地事業特別会計予算 議第9号 令和2年度呉市地域下水道事業特別会計予算 議第10号 令和2年度呉市集落排水事業特別会計予算 議第11号 令和2年度呉市地方卸売市場事業特別会計予算 議第12号 令和2年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計予算 議第13号 令和2年度呉市駐車場事業特別会計予算 議第14号 令和2年度呉市内陸土地造成事業特別会計予算 議第15号 令和2年度呉市港湾整備事業特別会計予算 議第16号 令和2年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算 議第17号 令和2年度呉市財産区事業特別会計予算 議第18号 令和2年度呉市病院事業会計予算 議第19号 令和2年度呉市水道事業会計予算 議第20号 令和2年度呉市工業用水道事業会計予算 議第21号 令和2年度呉市下水道事業会計予算 本21件については、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定した。 よって、報告する。 ○議長(森本茂樹) これより討論に入ります。 6番山上議員。               〔6番山上文恵議員登壇〕 ◆6番(山上文恵議員) 私は、社民党呉市議団として、議第1号令和2年度呉市一般会計予算から議第7号令和2年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算まで、議第19号令和2年度呉市水道事業会計予算、議第20号令和2年度呉市工業用水道事業会計予算の9議案に対しまして、反対討論を行います。 これらの予算案の反対理由は、一つ目に、2019年10月からの消費税及び地方消費税の税率が引き上げられている新年度予算であり、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の2023年閉鎖による影響や新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するために市民の行動が制限を受け、様々なところに弊害が起こってくることが予測される状況の中、予算どおりに収入が入ってこない状況が待ち受けていると思うからです。 二つ目に、地方公務員法等の改正を受けて会計年度任用職員制度の導入が図られている予算であるためです。この会計年度任用職員制度は、非正規職員でありながら各種手当がつくことを喜んでおりましたが、毎月の賃金の減額が生じるもので、日々の生活に追われている非正規職員にとって喜んではいられない制度の導入であります。しかし、会計年度任用職員、非常勤職員と正規職員が呉市発展のため、市民が幸せに暮らせるために一丸となって行政を行っていただきたいと思います。 三つ目に、個人財産や税の金額が勝手に把握され、管理されること、個人情報保護条例があるにもかかわらず、情報が漏えいされ、世の中に流出するかもしれない危険な状態にさらされるマイナンバー制度の普及促進の予算であり、マイナンバーシステムの導入による様々な事務処理が行われているからです。 四つ目に、呉市上下水道ビジョンにおいて、上下水道事業が目指すべき方向性としては、上下水道は市民生活や社会経済活動を支える重要なインフラとして、公設公営により実施しますと書かれています。広島県水道広域連携協議会は、広島県が呼びかけておりますが、公営と位置づけるわけにはいきません。なぜならば、広島県は既に「水みらい」という企業に水道事業を委ねており、民営化への道の一歩になるのではと懸念をしております。新年度予算には、広島県水道広域連携協議会への負担金等は入っておりませんが、今後、協議会に参入する方向になればビジョンに書かれてある方向性が違ってくると思います。将来、民営化の方向に進まないでください。真に次世代につなぐ信頼ある上下水道にしていただき、命を支える水道事業を守り抜いていただきますようお願いいたします。 五つ目に、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の2023年閉鎖のため、新年度ではまだ影響が出ないかもしれませんが、工業用水道事業において減収が見込まれます。先行き不透明な状況であり、予算どおりにいかない状況も出てくるかもしれないと思っております。 六つ目に、地方交付税の収入が年々減少する中で、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の閉鎖問題や、このたびの新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響のほか、様々なところへの影響が危惧されます。日本全土で、ここ最近また地震が起こっております。さらにどのような災害がいつ起こるか分からない中で、財政調整基金額をある程度確保しておいていただきたいと思います。2018年6月に起こった大阪北部地震で大阪府高槻市立の小学校のブロック塀が倒れ、4年生の女の子が死亡するという痛ましい事故が起こりました。その事故を受けて、学校施設の整備促進において、昨年から危険なブロック塀の解体撤去が行われ、軽い見通しのよいフェンスが設置されてきております。新年度においても、引き続き100%の整備促進を図られるために予算づけをされており、子供たちの安全対策が行われていることに安心をしております。新年度におきましては、通学路等の安全対策として、個人が所有する危険なブロック塀等の除去費用の助成をして、通学中の子供たちの安全を守ろうとしてくださっております。しかし、個人所有の危険なブロック塀等は、なかなか一般の人では見分けができないところでございます。その危険なブロック塀を2018年6月の事故を受けて、暑い中、呉市内の全ての通学路の調査を都市部と土木部の技師の皆さんが調査をしてくださっております。本当にありがたいことです。この調査を基に、このたびの新年度予算に補助率3分の2、補助上限額15万円という、費用的に少ないかもしれませんが、安全対策予算が計上されております。PRは市政だよりで行うとおっしゃっておりましたけれども、それでは時間もかかりますし、気づかれないと思います。調査データを基に個別に協力依頼をされるべきです。また、空き家でしたら、持ち主に連絡をしたり自治会に協力依頼をして、個人の皆様に協力をお願いしていただくとか、行動を起こしていただきたいと思います。子供たちや住民の皆さんの命を守るために、協力を求めていかれますようにお願いをいたします。 以上、6点の理由から9予算案に反対をいたします。 最後に、呉市民一人一人が、何か起こったとき、起こりそうなときには、まず自分の命をどのようにして守るかを考えること、そして、情報や知識を身につけて、その知識を基に的確に判断し、迅速に行動できる人になるための指導、育成をしていただきたいと思います。それは行政の役目だと思います。事あるごとに的確に判断し、迅速に行動できる職員であってほしいと願っております。そして、一日も早く新型コロナウイルス感染症の終息を願い、私の討論といたします。 ○議長(森本茂樹) 3番檜垣議員。               〔3番檜垣美良議員登壇〕 ◆3番(檜垣美良議員) 私は、公明党呉市議会議員団を代表いたしまして、令和2年度予算議第1号から議第21号の全議案に対し、賛成の立場で討論いたします。 初めに、ものづくりのまち呉市のシンボルの一つである日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の全高炉休止の報道に全市民が衝撃を受け、困惑しているところでございます。本市において、この厳しい局面は大きな転換期であると前向きに捉え、全力で立ち向かっていかなければならない課題であり、さらに呉市も国、県に雇用の確保や財政面の支援をいただけますよう強く要望いたしておきます。 また、WHOがパンデミック宣言をされました。新型コロナウイルス感染症、呉市は国の動向に連動し、感染拡大防止に向け、いち早くイベントの中止や延期、学校の急遽の臨時休校など呉市民の命を守る対策を講じていただいていることに対し、大いに評価をいたします。ともあれ、国難とも言うべき難局に対し、油断を廃し、新型コロナウイルス感染症の感染者を呉市から一人も出さないという強い決意で引き続き終息に向けて挑んでいただきたいと思います。 さて、国は経済の先行きについて緩やかな回復が続くことを期待されるものの、消費税率が上がった後の経済動向にも注視するとともに、台風等の被害から復旧・復興の取組をされることに加速を考えて示しております。また、社会保障の充実や人づくり革命等に係る経費や地方税と地方交付税は、地域社会再生事業費の創設により、本市においては、令和元年度の当初予算と比較して全ての会計が増となっております。令和2年度の一般会計は前年度に比べ1億円増の1,004億円となり、主に復旧・復興事業や重点プロジェクト事業に力を入れ、さらに行財政改革の取組を行い、呉市をこれまでよりも災害に強い、そして魅力的なまちにする、市民に寄り添う取組を評価いたします。企業会計におきましては、253億6,000万円と厳しい経済状況の中、市民生活の安全・安心なサービスの提供に全力で取り組んでいただいているものと理解しております。病院事業におかれましては、島嶼部の人口減少や医療従事者不足などの諸課題や呉市民の命に直接関わる拠点病院として、市民のニーズを酌み取りながら、今後もさらなる企業努力をしていただけますようよろしくお願い申し上げます。 上下水道事業におきましては、人口減少や節水対策により水の供給量が著しく減少することや、老朽化した管路の更新、また、工業用水の減少が見込まれるなどの悪条件の中、令和2年4月からの料金改定を議決しておりますが、企業としての不断の努力はゆめゆめ忘れず、謙虚に襟を正し、市民に納得していただける取組をしていただきますようよろしくお願い申し上げます。 さて、新年度の主要施策の取組は、大きく3点、1点目の豪雨災害からの着実で強い復興の実現に105億円。内容は平成30年の7月豪雨災害での被災者の生活支援や見守り、心のケアなど引き続き切れ目のない支援や、新事業では災害公営住宅の整備など被災者に寄り添い続ける支援、政策は、私ども公明党が目指す一人を大切にする姿勢に共通し、改めて共感し、評価するものでございます。また、国土強靱化基本計画に基づき、地域の情勢に、実情に応じた強靱化計画に取り組むとされ、防災・減災に力を入れていかれようとしていることに高く評価いたします。 重点政策2点目の第4次長期総合計画の最終年度となる、くれワンダーランド構想についての予算は、我が国が直面する少子高齢化、人口減少の課題にしっかりと向き合い、次期計画を見据えた施策となっていることに大いに評価をいたしております。子育て世代から現役世代、そして高齢者福祉まで広く安心を得られる全世代型社会保障への充実、国と連動して、誰も置き去りにしない施策を強く進めていただきたいとお願いいたしておきます。また、産業競争力のさらなる強化では、人材の確保や規制をし、新たなチャレンジを積極的に支援するなど人づくりの力を注ぐことは、呉市の未来にとって大事なことであると感じていますし、産業、経済の復興はリノベーションまちづくり事業やクルーズ船を取り入れるなど呉市の活力を取り戻し、経済の発展につなげていく、よい取組であると期待して、評価いたしております。都市づくりにつきましても、呉駅周辺地域総合開発をはじめ、クレアラインの4車線化、マイナンバーカードの普及など高次都市機能の強化充実を図るなど、呉市の発展に向けた施策を力強く取り組む姿勢は大いに評価し、力強く進めていただきたいと思っております。 3点目は、行財政改革の着実な実施、市民ニーズに対応する行政サービスの提供や、効率的な行政システムの構築、健全な財政運営の確保、そして職員の意識改革と能力開発など様々な改革に取り組もうとされ、大いに評価いたすものでございます。自主財源や歳入の確保を着実に力強く進めていただきたいと思います。新年度の予算編成に当たりまして、国の動向等も精査した上での呉市の令和2年度の予算であるとは思いますが、今年の…… ○議長(森本茂樹) あと3分です。 ◆3番(檜垣美良議員) (続)2月上旬、全世界に向けて蔓延している新型コロナウイルス感染症は、リーマン・ショック級の災害の様相を呈しております。当初の予算組みと比較し、国や地方も経済の状況が一変しておるところでございます。呉市民の命を守る安全・安心な対策はもとより、呉市の経済の底上げが大いに必要であると感じております。国や県とも連動した経済対策を加え、呉市の基金も活用して呉市内でどこでも、何にでも活用できる期限付の地域振興券を発行して、即効性のある対策を提案いたしておきます。 同僚議員が提案を続けてきましたけれども、全世界で取り組むべき喫緊の課題であるSDGsについて、いま一度提案しておきます。国連は、SDGs、持続可能な開発目標の達成期限を2030年に向け立ち上げました。グテーレス国連事務総長は、2020年は未来への分岐点と位置づけ、この10年が大切であると世界に警鐘を鳴らしておられます。世界的に地球温暖化、人口爆発、テクノロジーの進化による紛争、食料、水不足の問題が大きな課題と言われており、各分野において、この10年間が分岐点、地球と人類の未来を決めるのは今だと言われております。また、このたび小学校指導要領前文にも、持続可能な社会のつくり手の育成を上げられ、行動の10年に向けてSDGsが教育の重点項目と言っても過言ではありません。私たちもこれからの10年は地球市民の自覚を併せ持ち、できることから一歩前へと進めてまいりたいと思います。人ごとではない、私たち一人一人にとって大切なとき、未来の分岐点2020年と決め、第5次長期総合計画にSDGsの理念を盛り込む中で、全世代の呉市民の周知とともに、2030年に向けて、同じ意識で一体となって取り組む運動体をつくることを提案させていただきます。 以上、新原市長の力強いリーダーシップを大いに期待して賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(森本茂樹) 7番谷本議員。               〔7番谷本誠一議員登壇〕 ◆7番(谷本誠一議員) 私は、自然共生党として、議第1号呉市令和2年度一般会計予算に対し、反対の立場で討論いたします。 このたびは、その主なものについて詳細に述べさせていただきます。 第1は、広島電鉄への経営支援補助金3億4,200万円と、生活交通路線維持負担金2億9,980万円との相関関係についてであります。 まず、広島電鉄の場合、このたびの予算から令和元年度の10月に遡り、令和元年度下期と令和2年度上期とを合わせた1年間分が組まれています。このため、令和元年度当初予算に対して、決算予想を踏まえた年度末補正との比較が非常に分かりにくくなっています。令和元年度は予定どおり期間を短縮せず、新年度予算において9月までの上期における半年分を計上するべきだったでしょう。 さて、予算特別委員会では7路線の生活バス移管による効果額は500万円であるとの答弁がありました。実はこれは誤りで、500万円のマイナス効果であったことを委員会直後に当局が認めました。しかも、新年度は乗員減による収入減少を2%と見込んでおり、これが令和元年度予算と比較して400万円の負担増と積算しています。つまり、この影響額を含めると、私が予算特別委員会で指摘した900万円のマイナス効果であることが明らかになったのです。路線の短絡化、即生活バス化は、市民にとって乗り換えの不便を強いられます。そのことを御理解いただくためにも、血税からの負担が節約できるということが唯一の説得材料になっていました。それが節約どころか、乗客自然減を考慮しても逆に500万円も負担が増えるという予算では、その意義が崩壊してしまうわけです。ただし、経営支援補助金は年度末に毎回大幅な増額補正を強いられているのですから、もう少し実態に近い予算にしておけば、7路線を切り離すことで節約できることを明確にできたと思われます。 第2は、市長マニフェストくれワンダーランド構想の目玉である呉駅周辺開発事業です。 これには、事業計画策定費として2,000万円を計上しています。ところが、その前提となる基本計画骨子案では全体の事業規模を明らかにしないとの姿勢が鮮明になりました。加えて、呉市の負担がどの程度まで膨らむのか、この概算額を提示するべきです。事業計画を策定した段階で、事業規模を後出しじゃんけんのごとく示されたのでは、たまったものではありません。例えば、前々市長がJR呉線複線化に関し、平成6年度に諮問機関を設置した結果、総事業費が260億円もかかり、しかもJR西日本は一切費用負担しないことが分かり、部分複線化の22億円で効果を上げる手法に転換したことがあります。これとて、答申段階から事業費の試算を提示していたのです。事業費負担の全体像を明らかにせず、事業計画を作成した段階でそれを示すのでは、もう後戻りはしにくいわけです。つまり、総合開発ありきで進める市長の強引な手法が問われているのです。 また、呉駅前広場拡張は、国直轄事業でお願いしているので、呉市負担は一切ないというのも、にわかに信じられません。阿賀マリノ大橋も国直轄事業でしたが、かなりの呉市負担を求められた経緯があります。2階のデッキ広場も国直轄事業と言いながら、私が追及すると、呉市の負担が発生する可能性を示唆されました。さらに、旧そごうの呉市持分である19%の地上権も全て売却するということですが、1階部分の東側を呉駅前広場拡張用地に転用し、かつ2階以上にアーバンデザインセンターなる公共施設を設置するのですから、その地上権は呉市が新たに購入することになるのは目に見えています。呉市の公共施設はあり余っているのですから、これ以上駅前に公共施設を増やすことはあってはなりません。アーバンデザイン機能は新庁舎を活用すれば十分です。 第3は、青山クラブの活用策検討です。 今年度の調査費を活用して民間アンケートを集計していますが、これには戦艦「大和」大型試験機の展示構想が抜け落ちています。青山クラブを保存活用する誘導設問が目立ちます。市民ニーズを把握するとの名目ですが、市民に対し十分な情報を提供しないと公平な結果を得ることはできません。例えば、青山クラブを耐震老朽改修することで30億円もかかり、維持管理費が毎年最低9,000万円かかることの情報を提示した上で調査を行えば、違った結果が出てくるはずです。ましてや、戦艦「大和」大型試験機を3,400万円もかけて移転し、アレイからすこじま駐車場内で風雨にさらされている事情を市民は御存じありません。呉駅周辺地域総合開発においても、700件のアンケートを行ったということですが、市民は財源の心配をしませんので、機能強化ばかり望みます。ましてや、今後5年間で41億円の財源不足が生じ、これには駅周辺開発や青山クラブ保存に係る費用は含まれていないのです。つまり、費用対効果の視点が欠けたニーズ調査は参考になりません。 第4は、デリバリー給食業務委託費です。 決算ベースで平成30年度は5,601万円、対して令和2年度予算は5,062万円と縮小しています。これは、喫食率が下がったことを反映した予算なのです。実際、平成30年度末における喫食率27%に対し、1年後の現在は23.4%と低下に歯止めがかかりません。しかも、これは教員を含めての率ですから、生徒に限定するとさらに低い数字が出るとにらんでいます。導入初年度の喫食率が45%でしたが、2期目契約では50%に設定し…… ○議長(森本茂樹) あと3分です。 ◆7番(谷本誠一議員) (続)5年間の債務負担行為を6億4,400万円組みました。年平均で1億2,880万円です。新年度予算と大きな乖離が生じているのです。しかも、第1期契約の2年半では3地区平均の給食単価が222.7円だったのに対し、第2期契約の5年間では278.7円と、入札により実に56円も跳ね上がっています。これは、応札者が喫食率低下を予測してはじき出した数字にほかなりません。当局は喫食率向上に努力するとの答弁ですが、これは歴代の担当者が異口同音にして言及してきており、これを逆流させることは不可能に近いと思われます。これでは食育にならないとの教員らのアンケート結果を踏まえ、全員喫食も含めて検討するとの試算もありました。全員喫食となれば年間予算が2億3,000万円に膨れ上がり、50年推計ではデリバリーよりも小中共同調理場を建設したほうが財政的にも有利であるとの調査結果が、第三者機関により平成25年度末に既に出されているのです。このことを教育委員会議にも議会にも説明することなく、選択制デリバリーに急遽方針を大転換したのが前市長でした。姫路市でも、呉市同様、選択制デリバリー給食を導入した結果、喫食率低下に歯止めがかからず、小中共同調理場建設にかじを切られました。つまり、市長が決断すればいいだけの話です。前市長が決断したデリバリー給食ですから、これを転換することは自身が間違っていたことを認めることになります。市長が交代されたからこそ方針転換は可能なのです。小学校自校調理場も老朽化が進んでおり、多くが建て替え時期を迎えている現段階で、旧市内に1か所もしくは2か所の共同調理場を建設することを早急に検討すべきでしょう。事業者との契約が残り3年ですから、2年間で結論を出すべきと考えます。 以上の理由から、本議案に反対するものであります。 ○議長(森本茂樹) 8番沖田議員。               〔8番沖田範彦議員登壇〕 ◆8番(沖田範彦議員) 日本のこころを大切にする立場から、本予算について賛成の立場で意見を述べさせていただきたいと思います。 今年は、呉市にとってこれまで以上に大変厳しい年の始まりになりました。何といっても、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所が2023年の上期には完全に休止をするということが発表されたことであります。このことは、呉市にとっても財政の面、また、市民にとっても様々な分野で、経済活動あるいは日々の生活に影響を及ぼす非常に重大な事案であります。この本年度予算を上程された段階では、この問題がまだ表面に出ておりませんでしたけれども、来年度以降は、この問題に真摯に向き合う積極的な予算が組まれてくるものと思っております。新原市長が就任されて、本当にいろんな難局が降りかかってきております。平成30年7月の豪雨災害、これについては、この復興・復旧予算、着実に国の支援も受けながら組まれてきて、その成果が上がってきておるところで、市民も非常に安心をしてきております。そういった意味では、今回も来年度の予算の中にしっかりと組み込まれているということは、市民にとって非常に心強い予算であると思います。 呉市には、様々な課題がありますけれども、人口の減少が非常に著しい中で、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の問題も、従業員が配置転換によって呉市外に出る人もかなりいるんではないかと思っております。その家族を含めると、どれだけの人が呉市外に出られるのか分かりませんけれども、できるだけ地元に企業の誘致、あるいは働く場の確保等の取組を今後強化していっていただき、来年につながる予算であるということを大いに期待しておきたいと思います。本日提案された審議に当たって、反対意見も出てまいりました。この反対意見をどうか執行部の皆さん、真摯に受け取っていただいて、こういった意見も大切に行政に反映をしていくという姿勢を常に持ちながら、この予算執行に当たっていただきたいと思います。呉市は、よそにない観光の資源を有していると思いますが、まだ磨かれておりません。こういった将来を見据えた、将来のあるべき呉市の姿、ものづくりのよさを生かしながら、多くの人を迎え入れできるような呉市になるためのこの令和2年度の新年度予算は、新しく、これからの生まれ変わっていかなければならない呉市にとって非常に大事で、大切に使わなければいけない予算であると思います。今後に期待を込めまして、この来年度の予算に賛成をするものであります。 ○議長(森本茂樹) 5番奥田議員。 ◆5番(奥田和夫議員) それでは、日本共産党の立場から反対の討論をしてまいります。 反対をするのは、議第1号令和2年度呉市一般会計予算から議第7号まで、議第9号から議第16号、議第18号から議第21号まで、以上19の予算に反対をするものであります。 最初に、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所を残すためにできることは何でもしますと繰り返し決意を述べられた新原市長に敬意を表したいと思います。釜石市は高炉休止が発表されてから、市長と議長がそろって4度も本社に要請に行かれて、国の関係者や政党の方々、可能性があるところには時間を惜しまず要請に向かわれました。そうやって力を注がれ、1年間に7社の企業誘致に結びつけました。それ以外にも、運転免許センターの設置、水産試験場の移転改築、科学技術専門学校などもつくられました。こうして、高炉は休止になったけれども急激な経済の落ち込みを和らげることができました。今回の日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の場合も、近隣市町との広域連絡会を広島市から提案いただいているようでありますけれども、ぜひとも力を貸していただいて、粘り強い取組でオール広島、オール呉で存続を含めた計画の見直しを勝ち抜いていただくようお願いしたいと思います。私どもも、全力で後押しさせていただきたいと思います。 まず、反対の第1に、新型コロナウイルス感染症に対応する体制づくりが、市民の立場に立ったものでない点であります。 科学的根拠のない政府の全国一律休校要請をそのまま安易に実行をして、呉市でも深刻な混乱と被害を引き起こしております。特に子供たちへの被害は、深刻なものがあろうと思います。卒業直前あるいは学期末だった子供たちは、突然の休校で心の整理がつくはずがありません。長期の休校を、基本的に自宅で過ごすというのは子供の生活にそぐわず、心身の健康を損ねてしまうことになります。3月2日から6日までの8時から2時まで、学校で受け入れたのは400人、次の週が470人ということでありました。家で待機していた子、放課後児童会に行った子、どうしていたか人数すら把握されておりません。他市では、子供たちに登校してもらい丁寧な説明をして休校に入り、混乱が起きないように対策されたり、感染者が生まれていないことから休校にしなかった学校もあります。学ぶ権利の保障の問題も重大であります。休業を余儀なくされた保護者の収入減や給食業者への補償、放課後児童会の指導員体制ができておらず、問題は山積になっております。混乱と被害をつくったのは政府自身ですが、求められるままに見通しを示せないまま主体的に判断した市教委の責任は大きなものがあろうかと思います。 もう一つ指摘しておきたいのは、職員の削減です。 平成11年に東西の保健所を一つに統合し、今回の新型コロナウイルス感染症などに片方しか取り組めなくしました。それだけでなく、平成28年の正規職員87名、それが3年後の平成31年は74人と大幅な削減がされました。その厳しい体制の中で、新型コロナウイルス感染症に関する24時間の相談体制を土日もなく、保健師に応援に来てもらいながら対応しています。感染に不安な方からの電話相談が546人、可能性がある方には検体を採ってもらって、呉市ではできないので県の保健環境センターに持っていきます。検査時間は6時間、陽性の可能性がある場合はプラス10時間、その間待つことになり、大変な人手を要します。通常でもぎりぎりのところを、新型コロナウイルス感染症の発生でむちゃな体制を強いられていると言わなくてはなりません。 さらに、会計年度任用職員1,725人の待遇ですが、給与を削減して賞与に回され、ひどい制度にされました。政府の働き方改革の目玉として、同一労働同一賃金を掲げておりますけれども、その理念が根本から揺らぐことになります。違法ではないかもしれませんが、法の網をくぐる先達行為と言われても仕方がないんではないかと思います。呉市が悪い見本を示していいはずがありません。審議の中でも、明治安田生活福祉研究所の調査を紹介しましたが、結婚したいと考えていても、結婚相手に望む給与の額にはるかに届かない額しかありません。まさに人権問題が市の職場で起きております。職員を削減しなければ、地方交付税を減らすなど国の言いなりになって職員を減らし続けているのが呉市です。それが間違いだということは、一昨年の災害で消防や土木、保健師などが大きく足らず、対応できませんでした。公務員は全体の奉仕者、公共の利益に尽くすべきでありますが、この体制ではできなくなります。直ちに改善に取り組んでいただきたいと思います。 あとは手短に討論いたします。 消費税の増税の影響を調査すらしておりませんでした。1週間前になって調査をしたとありましたが、市民の苦しさに対応した予算になっていない、そしてまた社会保障を軒並み削り、サービス低下、負担増につなげる、そういうところで反対いたします。 災害復旧の遅れる予算であります。農地の復旧が進まず、まだ畑や田んぼが作ることができません。呉駅前、駅周辺の開発は計画や財政規模を市民に示し、意見を求めながら進めるべきでありますが、それが行われておりません。災害、障害者、新型コロナウイルス感染症、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の休止と、市民が四重苦で弱っているときに…… ○議長(森本茂樹) 残り3分です。 ◆5番(奥田和夫議員) (続)さらに新たな負担になりかねません。力を入れるところを間違っていると考えます。 最後に、呉基地増強になっていることです。 護衛艦「かが」の空母化のために、甲板の耐熱改修やランウエーを示す線の塗装をすると言われておりますが、「いずも」を先行し、「かが」は遅れての改修になりますが、本年度F35Bを6機購入し、米海兵隊の出撃も排除されないとしていることから、「かが」が出撃拠点にされ、憲法上許されないとしてきたことが行われることになってきます。呉港の港湾管理者でありながら、黙認していることは許されないことです。昨年は、負の遺産である鎮守府開庁130周年行事に取り組みながら、戦後の呉市を平和産業に導き、発展させた旧軍港市転換法70周年を市独自には祝おうとせず、逆さまの市政になっております。これらに共通しているのは、国の悪政の言いなりになっていることであります。そして、本来の地方自治体の役割を投げ出している、そこに大きな問題があろうかと思います。そういう本来の役割を取り戻されるよう強く要望して反対の討論といたします。 ○議長(森本茂樹) 23番渡辺議員。               〔23番渡辺一照議員登壇〕 ◆23番(渡辺一照議員) それでは、同志会を代表して、令和2年度予算の議第1号から議第21号議案の全議案に対し賛成の立場で討論いたします。 令和2年度の本市の予算につきましては、一昨年7月の西日本豪雨災害の復旧・復興を念頭に、まず豪雨災害からの力強い復興に取り組み、元気とにぎわいがあふれる、女性や若者が戻ってきたいと思えるような呉市への進化を目指し、くれワンダーランド構想と一体になった次の長期総合計画の実現に向けた取組における強い意志を酌み取れました。市長のくれワンダーランド構想の実現については、本市の将来を担う重要案件でありますので、呉市民のために一緒に頑張っていきましょう。 本予算に関し、主なものとしては、まだいろいろ言われております呉駅周辺地域総合開発事業の具現化が上げられます。また、その早めの市民への説明もお願いいたします。それとともに、青山クラブの整備事業などの方向性も市民は注視していますので、スピード感を持って実行、努力あるいは説明をお願いしていただくように重ねて申し上げます。今期の予算は、次の世代の子供たちに引き渡すべき呉市の未来を想像して責任世代としての予算として編成されたものと思われます。 次に、災害復旧・復興でありますが、これらの事業はそのほとんどが国、県の所轄ではありますが、国や県、関係機関との連携を強め、また、地元の方々と一緒になって早期の復興・復旧に向けて御努力をお願いいたします。 さらに、財政改革については、豪雨災害による予想せぬ財政需要が生じた中にあって、まずまずよい方向に改善していると私は認められるので、評価いたします。また、予算編成に関わった関係各位の努力に敬意を表し、この予算に賛同いたしますが、予算の執行に関して少々要望と申入れをさせていただきます。 本予算は、新型コロナウイルス感染症、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の休止による市民への影響などの事案が反映されていない状況の予算でもあります。今後、法人住民税、住民税、地方消費税などの大きな減額が見込まれます。現在、呉市、日本国、世界を揺るがす新型コロナウイルス感染症の影響が市民に襲いかかっており、健康面だけではなく、市民の個別的な、経済的な生活もずたずたにされております。中小零細企業では、無収入で2か月、3か月も資金繰りを回せるような会社、事業主はおりませんので、倒産となり、必然と従業員、非正規雇用従業員への支援が必要となります。非正規雇用従業員の方は、低所得者が多く、生活にすぐ影響が及び、その子供たちや、また介護者への負担も重くのしかかり、生活が困窮して破綻します。経済的な死者も出ると思われますので、生活保護などのセーフティーネットの窓口を広くする必要もあると思います。国、県等の補正予算の支援も即効性があまりないと考えられますので、呉市はライフラインの下水道料金の大幅減額など貧富の差が出ないような施策を行う必要があるかもしれません。この緊急事態において、早期に補正予算等を考えていただき、呉市民の健康面、経済面を守るために、市当局には大胆な施策の実行をお願いいたしまして、発言を終わります。 ○議長(森本茂樹) 30番中田議員。               〔30番中田光政議員登壇〕 ◆30番(中田光政議員) 誠志会を代表いたしまして、第1号議案から第21号議案まで、全議案に対して賛成の立場で討論いたします。 現在、呉市を取り巻く環境は、災害からの復興や日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の休止の問題といった大変厳しい状況に直面しております。さらに、新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、その影響が世界経済の下落を引き起こし、ひいては今後の金融市場の変動など、大変留意する必要があります。呉市議会におきましても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を鑑みて、総括質疑を割愛して短縮した予算特別委員会となりましたが、集中した審査が行われたものと思います。 さて、令和2年度予算規模は一般会計が前年度比0.1%増の1,004億200万円となりました。 その特徴を見てみますと、まずは豪雨災害からの着実で力強い復興の実現でございます。復旧・復興に係る事業費は365億円となる見込みでありますが、その大部分が有利な起債を活用しておられ、市の負担は41億円となる次第でございます。今後も、切れ目のない細やかな被災者支援に優先的に取り組む必要があると考えます。また、評価したいと思いますので、引き続き有利な財源を活用しながら、全力で復旧・復興に取り組んでいただきたいと思います。 続いて、行財政改革の着実な実施に向けて、取組が上げられております。 四つの基本方針として、一つ目は、市民ニーズに対応する行政サービスの提供、二つ目は、効率的な行政システムの構築、そして三つ目は、健全なる財政運営の確保、四つ目は、職員の意識改革と能力開発とあります。これらの項目は市政運営の基礎となるものだと考えますので、この4項目については着実に実施されることを期待しております。 次に、令和2年度最重点事業の中に魅力的で活力ある都市の形成が上げられております。 その中で、呉駅周辺地域についてはそごう呉店跡地や呉駅前広場の再整備等の事業計画策定に着手することがあります。また、スマートシティーの実現に向けて、次世代モビリティーの導入時の交通体系の及ぼす影響の調査、検証やMaaS導入に向けた環境整備、アーバンデザインセンターの設立に向けた準備組織を設置するとあります。これらの施策は、我が会派でも再三取り上げてまいりました。これは呉の顔、呉のイメージを大きく変えるきっかけとなるべき施策だと感じておりますので、着実に推進していただきたいと思います。 また、我が会派の予算総体質問では、次期長期総合計画策定に向けて、2人の議員が行ってまいりましたが、新年度におかれましては、進行中の第4次長期総合計画の成果と課題を整理して、新原市長が言う呉市民が誇りを持って、健康、安全、幸せに暮らせる呉の実現を目指すことのできる次期長期総合計画になるよう期待しております。 最後に、冒頭でも述べましたが、呉市を取り巻く環境は決してよいと言えるものではありません。市長のよく言われる言葉の中に、当たり前のことを丁寧にきちんと行うことが最も大切なことだと考えておるということがあります。私も同感であります。この積み重ねこそが、今後の呉市のまちづくりに必要なことだと感じております。当局におかれましては、こういったことを胸に、職員一丸となってこの難局に立ち向かっていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。 ○議長(森本茂樹) 以上で本21件の討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第1号令和2年度呉市一般会計予算電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。             〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(森本茂樹) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本件は可決されました。 次に、議第2号令和2年度呉市国民健康保険事業事業勘定特別会計予算から議第7号令和2年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算まで、議第19号令和2年度呉市水道事業会計予算、議第20号令和2年度呉市工業用水道事業会計予算、以上8件を一括して電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本8件に対する委員長の報告は可決であります。 本8件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。  〔「できません」「休憩、休憩」「起立でええじゃない。起立採決」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 議事の都合上、しばらく休憩をいたします。             午前11時15分     休   憩      ──────────────────────────────             午前11時22分     再   開 ○議長(森本茂樹) それでは、本会議を再開いたします。 本8件に対する委員長の報告は可決であります。 本8件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。                  〔賛成者起立〕 ○議長(森本茂樹) 賛成多数。よって、本8件は可決されました。 次に、議第9号令和2年度呉市地域下水道事業特別会計予算から議第16号令和2年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算まで、議第18号令和2年度呉市病院事業会計予算、議第21号令和2年度呉市下水道事業会計予算、以上10件を一括して採決いたします。 本10件に対する委員長の報告は可決であります。 本10件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は御起立願います。                  〔賛成者起立〕 ○議長(森本茂樹) 賛成多数。よって、本10件は可決されました。 次に、ただいま議決されました19件を除く残り2件を一括して採決いたします。 本2件に対する委員長の報告は可決であります。 本2件は委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、本2件は可決されました。      ──────────────────────────────          〔森尾敬介教育委員スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(森本茂樹) この際、先ほど任命に同意されました教育委員を紹介いたします。 ◎教育委員森尾敬介) このたび教育委員に選任をいただきました森尾でございます。 呉市の教育のますますの発展と充実のため全力を尽くしまして、職責を全うしてまいりたいと思っております。何とぞ皆様方の御指導、御鞭撻のほどお願いを申し上げまして、お礼の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)      ──────────────────────────────          〔沖本恭治監査委員スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(森本茂樹) 次に、先ほど選任に同意され、4月1日をもって監査委員に就任されます沖本恭治氏を紹介いたします。 ◎監査委員沖本恭治) 失礼いたします。税理士の沖本と申します。 このたびは監査委員選任の同意をいただきまして、誠にありがとうございます。 私は、昭和60年、税理士登録をいたしまして、同年9月より音戸町におきまして税理士事務所を営んでおります。財務会計に関しましては、長年の経験から詳しいのでございますが、地方自治体の財務あるいは事業管理に関しましては、誠に未熟でございます。皆様方の御指導、御鞭撻を得ながら職務を遂行していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。(拍手) ○議長(森本茂樹) 以上で紹介を終わります。      ──────────────────────────────        〔増本寛治上下水道事業管理者スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(森本茂樹) 次に、本年3月31日をもって退任されます増本上下水道事業管理者の挨拶があります。 ◎上下水道事業管理者(増本寛治) 上下水道事業管理者の増本でございます。 市役所に入って43年間、長い間、本当にお世話になりました。仕事の面で言いますと、大きな仕事であったり重要な仕事をさせていただいて、本当に有意義な43年間だったと思います。ただ、気になることもありまして、阿賀マリノ地区の埋立地、企業も誘致して、船も来て、今本当に港らしくなったなあと思っております。あと、最後に経験した上下水道事業、まだ2週間ありますんで、職員と一緒に今後のことを検討していきたいと思います。 個人的には、まだ若いと思っておったんですが、先月65歳になりまして、統計上、高齢者の部類に入ることになりました。最後になりますが、若い、元気な高齢者になるように頑張りたいと思いますので、増本と、あと上下水道局をよろしくお願い申し上げまして、退職の挨拶といたします。どうも長い間お世話になりました。      ──────────────────────────────          〔退職理事者、順次スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(森本茂樹) 引き続き、退職されます理事者の挨拶があります。 ◎農林水産担当部長(松下武雄) 失礼します。農林水産担当部長の松下でございます。 入所以来37年、皆様には大変お世話になりました。特にこの2年間、本会議場で議員の皆様にはいろいろと御質問いただき、ありがとうございました。 役所生活37年の中で、ほぼ半分以上、卸売市場の業務に携わらせていただきまして、市場流通が大きく変わる中、中央市場から地方市場、そして、指定管理といろんな業務の経験をさせていただいたことは非常にありがたく思っています。そういった中で、私一人の力でなく、同僚の職員たちに助けられて、今ここに立っておられるのが非常にありがたいと思っております。感謝申し上げます。 人に恵まれて、いろんな経験をさせていただき、幸せな役所生活で、本当に幸せ者だと思っております。今後は、一市民として地域に何か貢献できればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) ◎建設部長(赤瀬正敬) 建設部長の赤瀬でございます。 昭和58年に市役所に入りまして、下水道、それから港湾、土木、最後は上下水道ということで、土木の技術屋として37年間勤めることができました。これは、先輩、それから同僚の職員の支えと、それと議員の皆様の御指導、御鞭撻のおかげであると思っております。本当にありがとうございました。4月からは、微力ではございますけれども土木行政の一員といたしまして、一隅を照らすことができればと、今考えております。 最後になりますけれども、呉市、本当に大変な課題に直面をしております。議員の皆様におかれましては、ますますの活躍と御健勝を心からお祈りいたしまして、私の挨拶といたします。長い間本当にありがとうございました。(拍手) ◎議会事務局次長(小森強) 失礼します。議会事務局の小森でございます。 在任中は議員の皆様方に、優しく、時には厳しく、御指導いただき、本当にありがとうございました。こうして無事定年を迎えることができますのも、議員の皆様方をはじめ、職場の同僚、そして御縁のありました多くの市民の皆様や家族の支援があったからだと思っております。感謝しております。 最後になりますが、議員の皆様方には、御健勝でますますの御活躍を心からお祈りいたしまして、お礼の御挨拶といたします。本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(森本茂樹) 以上で挨拶を終わります。      ────────────────────────────── ○議長(森本茂樹) 以上をもちまして、今期定例会の会議に付議されました事件は全て議了いたしました。 お諮りいたします。 会期は3月25日までとなっておりましたが、本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森本茂樹) 御異議なしと認めます。よって、本日をもって閉会することに決定されました。      ────────────────────────────── ○議長(森本茂樹) 閉会に当たり市長の挨拶があります。                〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) 閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 議員の皆様方におかれましては、令和2年度予算をはじめ、提出を申し上げました各議案について、御審議の上、議決をいただきましてありがとうございました。 さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、現段階では呉市において感染者はございませんが、広島県内でも感染者が確認されるなど、全国的に多くの感染例が報告され続けております。こうした状況を受けまして、議会におかれましては本定例会の日程等について御配慮をいただきました。心から敬意を表します。ありがとうございました。 呉市では、1月29日の呉市新型コロナウイルス感染症警戒本部を設置した後、2月26日には呉市新型コロナウイルス感染症特別警戒本部に移行いたしまして、市内小中学校などの一斉臨時休業、主催イベントの中止や延期、公共施設の臨時休館などの措置を行うとともに、3月9日には市民の皆様へ私から市長メッセージを発信させていただいたところでございます。また、新型コロナウイルス感染症に関しましては、国や広島県では緊急対応策としての財政措置を行っております。国では引き続いての経済対策も検討されております。呉市におきましても、必要な対策、これにつきまして機を逃さず対応をしてまいります。また、本日夜、政府の専門家会議が感染の現状とその抑制策について新たな見解を発表する予定でございます。これにつきましても、同様に適切に対応してまいります。 このたびの審議の過程において、様々な御意見を賜りました。先ほどの討論においても、様々な御意見を賜りました。特に現在、呉市の置かれた大変厳しい状況の中で、呉の将来に向けて真摯な、また示唆に富む御意見をたくさん賜りました。大変ありがたいと存じております。今後の市役所の行政運営に当たりまして、それぞれの局面におきまして、 議員の皆様が一緒にいてくださって応援をしてくださっているという気持ちで励みにさせていただきます。 議員の皆様方におかれましては、引き続き感染予防の徹底などに御理解、御協力を頂きますようお願いを申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。      ──────────────────────────────                〔森本茂樹議長起立〕 ○議長(森本茂樹) 閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。 今定例会は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止により、会議の日程を大幅に変更いたしましたが、皆様方におかれましては、新年度予算をはじめ多くの重要案件につきまして熱心に御審議いただき、ここに無事閉会の運びとなりましたことをまずもってお礼申し上げます。 2月7日、日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所の全設備休止という本市にとって大変ショッキングなニュースがございました。それを受け、今定例会では、休止の再考を求める決議、また、休止に伴う地域への影響を最小限にとどめるとともに雇用の確保を求める意見書を全会一致で可決いたしました。呉市議会は、議員一丸となってこの難局に立ち向かい、乗り越えていく覚悟でございます。本市は今、一昨年の豪雨災害から復興途上であり、このたびの呉製鉄所休止の発表は追い打ちをかける事態となりました。市当局におかれましても、職員一丸となってこの難局に取り組み、市民の不安を払拭し、人口減少が急速に進まぬ方策を打ち立てるようお願いをいたします。 最後に、新年度予算の執行に当たりましては、審議の過程において出されました各議員及び各会派の要望を十分に勘案の上、呉市のさらなる発展を目指し、なお一層御尽力を賜りますようお願いいたします。 以上、簡単でございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。 以上で定例会を閉会いたします。             午前11時38分     閉   会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       呉市議会議長  森 本  茂 樹       呉市議会議員  光 宗    等       呉市議会議員  片 岡  慶 行...