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平成29年第11回 総務委員会

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  1. 呉市議会 2017-12-15
    平成29年第11回 総務委員会


    取得元: 呉市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-07-28
    平成29年第11回 総務委員会 ┌─────────────────────────────────┐ │  平成29年                           │ │         総務委員会会議録                │ │  第11回                            │ └─────────────────────────────────┘平成29年12月15日(金)委員会室において開会出席委員委員長        井手畑 隆 政副委員長       谷   惠 介委員         檜 垣 美 良 〃         久 保   東 〃         神 田 隆 彦 〃         加 藤 忠 二 〃         中 田 光 政 〃         森 本 茂 樹欠席委員           な     し委員外議員議員         奥 田 和 夫 〃         山 上 文 恵 〃         田 中 みわ子議員         谷 本 誠 一 〃         福 永 高 美 〃         小 田 晃士朗 〃         土 井 正 純説明員企画部長       近 藤 昭 博企画部副部長     川 本 善 信企画課長       久 保 隆 弘財務部長       阿 原   亨財務部副部長     大 下 正 起財政課長       濵 田 純 典議会事務局職員議事課長       小 松 史 洋議事課主査      山 崎 幸 恵      ─────────────────────────────────付議事件行政報告)1 呉市財政状況について(報告)2 青山クラブ等の整備・活用方針(案)について(その他)1 議会が受理した陳情書   旧・青山クラブと桜松館の保存活用に関する提案書      ─────────────────────────────────会議に付した事件 付議事件のとおり      ─────────────────────────────────            午後1時00分  開  会 ○井手畑委員長 開会を宣す。 この際,諮る。 委員外議員の発言を許可することに異議ないか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○井手畑委員長 異議なしと認める。 よって,さよう決定された。      ───────────────────────────────── ○井手畑委員長 呉市財政状況についての報告を議題とする。 本件の報告を求める。 ◎大下財務部副部長 呉市財政状況について,概要を説明する。 主な内容は,本市の財政見通しである。 財政見通しは,例年,新年度予算案の発表と合わせて示しているが,予算編成前の段階においてより的確な現状認識を行い,予算編成に生かすため,現時点での財政見通しを策定したものである。 それでは資料の項目に沿って説明する。 資料1ページの,1.概要をごらん願う。 このたび,一般会計ベースで,平成30~34年度の5年間を推計期間とする財政見通しを策定した。その結果,今後5年間で 124億円の収支不足となるなど,厳しい財政状況となることが見込まれる。 また,9月の総務委員会において,健全化判断比率及び資金不足比率を報告する中で示したとおり,臨海土地造成事業特別会計において,平成28年度末における民間への土地売り払い収入見込み額は約81億円であるのに対し,市債残高は 167億円となっている。 次に,2.一般会計歳入・歳出の見通しである。 表の右側の,推計方法をごらん願う。 基本的な前提条件として,平成28年度決算額などをベースに,これまでの増減傾向等を勘案し,個別に推計している。また,今後の制度改正等が不明確なものについては,基本的に現行制度が継続するものとしたほか,平成31年10月に予定されている消費税率及び地方消費税率引き上げによる影響分を加味して推計している。 表をごらん願う。 平成29年度は当初予算額,30年度以降は推計額となっている。 見通しの概要について,歳入は,その根幹となる市税,地方交付税のいずれも減少が見込まれる一方で,歳出義務的経費は,人件費,公債費は減少するものの,扶助費は増加し,義務的経費全体としては,緩やかな減少にとどまる見込みである。 こうしたことなどから,歳入合計①から歳出合計②を差し引いた収支は,毎年度,収支不足が発生し,5年間の合計は 124億円となる。 一方,市債残高は,29年度末見込み額 1,240億円に対し,平成34年度は 1,058億円に減少する見込みである。 2ページを願う。 (1)主な歳入の推移である。 地方交付税等とは,普通交付税と,その代替として借り入れる臨時財政対策債を指しているが,その額は,平成28年度から主要な測定単位である国勢調査人口が大幅に減少したこと,合併の優遇措置である合併算定がえの段階的縮減の影響などにより,平成27年に比べ,平成29年度までの2年間で約25億円減少している。 今後も,合併算定がえの段階的縮減などにより,さらに減少する見込みである。 また,市税については,地価下落や人口減少などにより,平成25~28年度の3年間で約5億円減少している。 今後も増収は見込めず,税収は漸減する見込みである。 続いて,(2)主な歳出の推移である。 人件費については,呉市職員体制再構築計画の着実な実施などにより,平成25~28年度の3年間で約14億円減少してきたが,今後もこれまでの削減ペースを継続することは困難な状況である。 扶助費については,障害者介護訓練等給付の増加などにより,平成25~28年度の3年間で約20億円増加している。 今後は,子供の数が減ることで児童手当などが,また,景気の回復に伴い生活保護費が減少すると見込まれるが,障害者介護訓練等給付や,子ども・子育て支援給付の増加に伴い,扶助費の総額は今後も増加する見込みである。 公債費については,過去に発行した市債の償還終了や,借り入れ利率の低下に伴い,平成25~28年度の3年間で約8億円減少している。 今後も市債の借り入れを抑制することで,引き続き減少する見込みである。 最後に,3.今後の対応についてだが,厳しい財政状況の中,平成30年度予算編成においては,既存事業をゼロベースで見直し,役割を終えた事業の徹底したスクラップを進めることで,本市の未来にとって必要な施策の財源確保を図るなど,引き続き,財政健全化に向けた取り組みを進めてまいる。 以上で,呉市財政状況についての報告を終わる。 ○井手畑委員長 質疑なり,意見があれば願う。 ◆久保委員 財政集中改革プログラムによって赤字を減らしてきたと聞いている。 より的確な現状認識を行うために財政見通しをつくったという説明であったが,このたびの報告の意図について,再度説明願う。 ◎濵田財政課長 直近の財政状況を把握し,今まさに作業を進めている新年度予算編成に反映させていきたいと考えている。 ◆久保委員 臨海土地造成事業特別会計については,今年9月の決算特別委員会借金の返済が滞るのではないかという質疑をした。 1.概要の(2)に記載されているとおり,土地売り払い収入の見込みは81億円であるのに対し,市債残高が 167億円あるので,差し引き86億円の不足となる。そのため,毎年5億円を一般会計から補填して返済しているが,それでも,平成35年時点で50億円足りなくなるということであった。 決算特別委員会で質疑したときは,対応について明確な方向性は示されなかった。このたびの報告でも,どうしたいのかがわからない。我々に心の準備をしろと言っているようにしか思えないのだが,市としてどう取り組もうとしているのか。また,不足する50億円をどうやって返済しようとしているのか。具体的な考えはあるか。 ◎濵田財政課長 財源不足については,一般会計から毎年5億円を繰り出すほか,インフラ部分を一般会計が買い取るという二つの支援策があったが,当初の処理スキームでは,このインフラ部分の買い取りについて,現時点において,まだ20億円分が残っており,計画通りに買い取りが進んだ場合,実質的に不足するのは30億円程度となる見込みである。 ただし,この30億円も,土地をどのように売却するかで変わってくるため,財源不足については,残りの土地利用の変更などと合わせて協議したいと考えている。 ◆久保委員 平成29年度当初予算の概要の6ページに,当初予算編成時の財政見通しが掲載されているが,このたびの報告と比べ,数値が若干変わっている。 正確に積算したら数値が変わったということか。 ◎濵田財政課長 このたびの財政見通しは,平成28年度の決算を反映し,今後の執行見込みがどれくらいになるか,より現状に合った形で,ローリングしたものである。 ◆久保委員 補助費等について,平成30~34年度までの合計は 474億円となっているが,何に対する補助か,具体的に示してほしい。 ◎濵田財政課長 補助費等とは補助金や負担金のことで,具体的には,公営企業や後期高齢者医療広域連合への負担金や,産業団地が立地したときに,企業立地条例に基づいて交付する補助金などがある。 特に,最近は産業団地がよく売れており,企業立地条例に基づく補助金が増加しているため,別立てで補助金等という項目を設けたものである。 ◆久保委員 企業立地条例に基づく補助金は,産業団地を造成するための土地を買うためのものではないということか。 ◎濵田財政課長 土地を買っていただいた方に対し,土地の取得費や設備投資,新規雇用などについて市が助成しているものである。 ◆久保委員 資料の2ページ,3.今後の対応についてだが,一番気になるのは,既存の事業をゼロベースで見直すという部分である。 こういった厳しい状況の中で,市長のワンダーランド構想を進めていくためかもしれないが,うがった捉え方をすると,今後,議員の要望は認めないというメッセージではないかと思うのだがどうか。 ◎濵田財政課長 そういうことではない。 厳しい状況の中,新しい事業を実施するために,現在,漫然と実施している事業は,必要性を一から検討し直すということである。 ◆久保委員 必要なものはしっかりとやっていくということか。 ◎濵田財政課長 そのとおりである。
    ◆中田委員 今後5年間,何も手を打たなければ 124億円の赤字になるということである。歳出を減らすか,歳入をふやすしかないと思うが,今の状況では,新しい事業をどんどん取り入れることは難しいのではないか。 ◎濵田財政課長 歳出事業について,本当に必要なものかどうかを,もう一度検討し直し,必要でないと判断した事業を新規事業と入れかえるというのが,作業のメインになると思っている。 ◆中田委員 職員体制再構築計画などによって3年間で14億円を削減したということであり,このことは,長期総合計画にも盛り込まれている。 人件費削減を継続することは困難な状況であると書いてあるが,私は,継続しなければならないことだと思っている。当局の見解はどうか。 ◎濵田財政課長 職員体制再構築計画については,現在,人事課を中心に内容の検討がされているが,今後の方向性はまだ出ていないため,今回の財政推計では,仮置きという形で,技術職を年間40名程度採用するという見込みで積算している。 ちなみに,前回の職員体制再構築計画において,技術職の採用数は年間20名としており,若干ふえているが,最終的にどうなるかは未定である。 ◆檜垣委員 表を見ると,人口減少などにより,市税と地方交付税は徐々に減るが,地方譲与税,交付金や国県支出金はふえている。この要因について説明願う。 ◎濵田財政課長 地方譲与税,交付金の増加は,平成31年10月に予定されている消費増税に伴い,平成32年から地方消費税交付金がふえると見込んでいることが要因である。 また,国県支出金の増加は,歳出の扶助費の増加に対応している。通常扶助費は,国が2分の1,県が4分の1,市が4分の1を負担するため,扶助費がふえるタイミングで,国県支出金も増加する。 ◆檜垣委員 全体的に見ると,歳入が減るということがわかった。 そういった中で,資料2ページ,3.今後の対応についてのところで,本市の未来にとって必要な財源確保を図るとあるが,具体的に,どのような方策を考えているのか。 ◎濵田財政課長 繰り返しの答弁になるが,まずは,既存事業の中で役割を終えた事業をスクラップすることで財源を確保するほか,国や県が新たな制度を創設したときは積極的に取り入れ,新規展開を図っていきたいと考えている。 ◆檜垣委員 呉市にとって,人口減少が大きな痛手となっているということだ。 人口の増加についてしっかりと考えるよう,今後ともよろしくお願いする。 ◆奥田議員 市債残高に係る記載はあるが,債務負担行為借金と同じような性質のものだと思う。 平成29年度及び,それ以降の債務負担行為について,概略を説明願う。 ◎大下財務部副部長 債務負担行為を設定している事業について,予算化が必要なものは歳出の部分に計上している。 ◆奥田議員 その金額はわかるか。 ◎大下財務部副部長 資料を持ち合わせていない。〔後刻答弁〕 ◆谷本議員 新たな財源の確保は難しいため,先ほどから説明されているとおり,歳出を抑えることになると思う。 その中で,これ以上の人件費抑制は難しいという説明があったが,市では,アウトソーシング計画を掲げながら,昨年度から保育士の採用を再開しており,矛盾していると思う。 保育所民営化が進めば,職員を新規採用しなくてよい。そうすれば,人件費の削減に貢献できると思うのだがどうか。 ◎大下財務部副部長 この財政見通しは,あくまでも推計であり,一定の条件を設定して数字を見込んだものである。 したがって,保育士の採用といった細かいところまでは読み込めていない。単純に,職員を何人ふやしたら経費が幾らふえるといった形での見通しなので,その点は容赦願う。 ◆谷本議員 大ざっぱな見通ししかできないということだが,職員採用などについては,担当部署の提案に対して,財政課がもっと財布のひもを締めるべきだと思う。 ◆土井議員 びっくりするような数字が出たという感想だ。 財政当局は,議員に提出した数字を検証する必要があると思う。 平成20年度に 380億円余りの収支不足を解消するため財政健全化プログラムがスタートし,プログラムが完結する平成24年度の直前に示された平成29~33年度の財源不足は33億円であった。そのときの説明では,10年間の財源不足額は約 100億円であり,1年当たり10億円程度の収支不足であれば,一般会計の平均予算規模である約 1,000億円の1%であるため,何とかなるということであった。 また,今年の新年度予算資料では,平成29~33年度の収支不足額は67億円と示されており,10カ月余りで収支不足の見込みが倍増していることになる。 これは,見込みが甘いということではないのか。 ◎濵田財政課長 財政推計の変化は,推計の前提条件が変わっているためである。 例えば,平成23年8月の新庁舎建設調査検討特別委員会で示した財政見通しは,平成21年に自民党から民主党政権交代し,平成22年に臨時財政対策債を含めた地方交付税が一気に40億円アップしたことから,交付税を若干多目に推計していたという背景がある。 また,平成29年度の交付税は,臨時財政対策債を含めると9億円近く落ち込んだため,このたびの財政見通しでは,この急激な落ち込みを勘案し,再度ローリングしたものである。 このような条件の変化が,トータルの収支に大きな影響を及ぼしている。 ◆土井議員 平成24年に財政集中改革プログラムが終了し,当局は,今後の財政改革についてというペーパーを配付している。 その際,今後は,行財政改革を行政改革財政改革に分け,職員体制再構築計画,アウトソーシング計画,公共施設再配置計画の三つを行政改革とし,財政改革については,歳入の確保,歳出規模の縮減,将来負担の削減を進めるとしていた。 この方針を,このたびの行政報告によって変えようとしているのか。 ◎阿原財務部長 冒頭,副部長が申し上げたとおり,このたびの行政報告の目的は,予算編成の前に,我々職員が的確な財政状況をしっかりと把握し直すとともに,その内容を議会市民にタイムリーに報告し,共通認識を持って予算編成に臨むということである。 本日は,対応策のない状態で,現状のみを報告をさせていただいた。報告すれば,その対応に係る質問が出ると想定していたが,予算編成が終わった後に,新年度予算公表等に合わせて,一定の考え方を,もう少し煮つめた形で報告したいと考えているので,本日のところは,答弁を差し控えたい。理解願う。 ◆土井議員 財政集中改革プログラムは議会議会を開いて報告しており,きょうの資 料で頭出ししている臨海土地造成事業特別会計のスキームについても,その際に報告されている。 平成20年度のプログラムスタート,平成24年度のプログラム完結,新庁舎建設の検討に加え,今回も大きなポイントとなる報告であろうと思っている。 また,職員市民に報告し,共通認識を持ちたいと言うが,そうであれば,なおさら議会議会を開くべき案件だと思う。 臨海土地造成事業特別会計について,土地売り払い収入見込み額の81億円に対し,市債残高は 167億円であると記載されている。わざわざ頭出ししているということは,将来的に,この文言が大きなポイントになると予想している。 阿賀マリノポリス地区の総事業費は 578億円で,そのうち臨海土地造成事業特別会計では,事業費 297億円のうち 295億円の市債を起こしたが,土地が売れないため,財政集中改革プログラムにおいて,不足する81億円を一般会計で補填するという方針を打ち出し,議会が了承した。 きょうの報告の趣旨は,その81億円に加え,さらに56億円の市民負担を求める可能性があるということか。 ◎阿原財務部長 数字自体は合っていると思うが,プログラムスタート時と現時点の差について改めて確認する。 プログラムスタート時に,民間売却分として見込んでいた 137億円だが,これまで順次売れた土地収入については,当該年度で市債の繰り上げ償還をしてきた。 きょうの報告は,平成28年度末において,まだ借金は 167億円残っているが,81億円分しか土地が残っていないため,86億円足りないということである。 一方,財政集中改革プログラムで示した公共インフラとして引き取る土地が,現状でまだ20億円分残っており,これを差し引くと,あと30億円程度の追加支援が必要であると考えている。 ◆土井議員 新年度予算策定に合わせ,対策が示されることを期待する。 ◎大下財務部副部長 先ほど,奥田議員から質問のあった債務負担行為に係る経費について申し上げる。 例えば,平成30年度では,クリーンセンターくれの長期包括委託を14億円,一般廃棄物最終処分場運営管理を 9,400万円といった大きなものは個別に推計し,反映させている。 それ以外の,例えば物件費等は一律の伸び率で計算しており,細かな積み上げは難しい。 ○井手畑委員長 ほかに発言はないか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井手畑委員長 ないようなので,本件はこの程度とする。 説明員が交代する。 〔財政課 退室,企画課 入室〕  ───────────────────────────────── ○井手畑委員長 青山クラブ等の整備・活用方針(案)について,議会が受理した陳情書,旧・青山クラブと桜松館の保存活用に関する提案書,以上2件を一括して議題とする。 まず,青山クラブ等の整備・活用方針(案)について当局の説明を求める。 ◎川本企画部副部長 それでは,青山クラブ等の整備・活用方針(案)について説明する。 本件は,本年5月の総務委員会において大まかな方向性を報告し,委員からさまざまな意見をいただいた。 こうした中で,青山クラブを残して活用するにしても,耐震補強工事や改修工事にどれだけの経費が必要であるかがわからなければ,判断が難しいとのことから,次回の委員会で青山クラブの活用案や事業費を提示することとなっていた。 大変遅くなったが,青山クラブの活用案や事業費を,本日報告させていただくものである。 それでは,少し長くなるが,資料に沿って説明するので,1ページ目をごらん願う。 1.趣旨だが,市中心部におけるにぎわいのさらなる創出,向上に向け,中核となる事業として青山クラブ,桜松館を活用した集客施設,回遊ルートの整備を推進するものである。 2.整備・活用方針(案)である。 まず,(1)青山クラブについては,建物の規模や構造,老朽度,耐震性等を踏まえながら,後に説明する四つの案について検討を進め,市中心部における回遊性のさらなる向上に資するにぎわい拠点として整備,活用する予定としている。 (2)桜松館については,生演奏やパフォーマンスを楽しむことができるレストランや,カフェを整備し,呉市の特産品を用いたメニューの開発や提供,特色ある呉市地域資源の発信,販売を行うなど,にぎわい拠点となる新たな集客施設として整備,活用する予定としている。 (3)回遊ルートの整備については,観光来訪者が中心部を回遊しやすい周遊動線の形成に向け,ガス灯通りや教育隊周辺道路,堺川を中心として,例えば,呉市で建造された戦艦や潜水艦をモチーフとしたオブジェや壁面パネルなどの整備を検討する。 2ページ目を願う。 青山クラブの整備・活用方針案については,全て解体する第1案,外壁の一部を保存する第2案,建物の一部を保存する第3案,建物全てを残す第4案の四つのパターンについて説明する。 なお,合併特例債について,昨日,活用期限を5年間再延長する方向で調整が進められる旨の新聞報道があったが,本資料は,現行の平成31年度を活用期限とする考え方で整理している。 説明の中で延伸された場合の補足説明をするのでよろしく願う。 まず,第1案は,青山クラブの建物を全て解体する案である。 2.想定される活用方針だが,イベントスペースとして活用できる約 200台分の駐車場を整備し,合わせて,訪れた人が,ここに青山クラブがあったことが想像できるような仕掛けを考える。 また,将来的な構想として,大和ミュージアム関連施設の整備を検討することとしており,整備時には,青山クラブの特徴的な外観イメージを再現する。 次に,3.事業費推計だが,青山クラブの解体と駐車場整備に要する経費として,約5億円を見込んでいる。右下の整備スケジュールにあるように,平成31年度までに解体,駐車場整備を完了する計画であり,合併特例債約5億円を活用することが可能である。 4.メリット,課題だが,本案の最大のメリットは合併特例債が活用できる点である。 課題は,特徴的な外観を保存することができない点である。 3ページ目を願う。 第2案,外壁の一部を保存する案である。 2.想定される活用方針については,ほぼ第1案と同様の内容だが,外壁を残すため,駐車場が約 150台に減っている。 3.事業費推計については,青山クラブの解体,外壁保存,駐車場整備に約6億円を見込んでいる。右下の整備スケジュールにあるとおり,こちらの案も平成31年度までに,外壁の保存整備,駐車場整備が完了することから,合併特例債を約6億円活用することが可能である。 4.メリット,課題である。 本案のメリットは,合併特例債が活用できる点,特徴的な外観を一部保存することができる点である。 4ページ目を願う。 第3案は建物の北側3分の1程度を保存し,残りの部分を解体する案である。 2.想定される活用方針だが,残存建物の耐震診断やニーズ調査等を実施し,活用可能性を判断するとともに,呉の歴史文化,特産品等の情報発信を行う拠点や,市民自由に利用できるフリースペース,宿泊施設等としての活用を検討する。 3.事業費推計だが,建物の保存,解体工事,電気,給排水設備工事駐車場整備等に要する経費として約15億円を見込んでいる。 本案については,右下の整備スケジュールにあるように,平成30年度に耐震診断平成31年度に活用のためのニーズ調査を実施し,平成32年度から耐震改修に向けた設計工事を行うため,完成時期は平成34年度となる。 このため,合併特例債の活用期限が現行の平成31年度の場合は,合併特例債の活用ができなかったが,期限が5年間延伸され,平成36年度までとなった場合は,合併特例債の活用が可能になるものと考えている。 また,維持管理費として,建物の補修費用や光熱水費などが必要となり,年間約 4,000万円が見込まれ,30年間で試算すると約12億円の経費が必要である。 本案の課題は,まさにこうした多大な経費の財源の確保についてである。 5ページ目を願う。 第4案,建物の全部を保存する案である。 2.想定される活用方針だが,保存建物については,呉の歴史文化を体感できる観光施設として活用するために,当面,最低限の安全対策を講じて部分公開するとともに,耐震診断やニーズ調査等を実施し,活用可能性を判断する。また,第3案と同様,情報発信拠点,フリースペース,宿泊施設等としての活用を検討する。 3.事業費推計である。 右下の整備スケジュールにあるように,本案平成31年度までに安全対策工事駐車場整備を完了することから,これらに要する経費の約1億円については,合併特例債の活用が可能である。 また,耐震診断,ニーズ調査の結果を踏まえて実施する耐震補強工事や内装工事,電気,給排水設備工事など,保存,活用に要する経費として約30億円を見込んでおり,この経費についても,合併特例債の活用期限平成36年度まで延伸された場合は,財源の一部として合併特例債を活用することは可能になるものと考えている。 ただし,合併特例債の活用可能額には限りがあるので,3案と4案の場合は,不足する財源の確保について,国の補助制度の活用などに努めていく必要があるものと考えている。 また,維持管理費として年間約 9,000万円が見込まれ,30年間で約28億円が必要となる。 本案は,歴史的な建物そのものを保存することができるというメリットはあるが,やはりこうした多大な経費の財源の確保が課題である。 こうしたことから,当面,観光施設としてモニュメント的な活用をしながら,財源の確保策を含め,少し時間をかけて事業化に向けた検討を進めてまいりたいと考えている。 以上が,青山クラブ整備,活用方針案についての説明である。 6ページを願う。 参考として,呉市中心部回遊性向上機能整備事業の整備イメージ図である。 核となる集客施設として青山クラブと桜松館を整備し,ガス灯通りや教育隊周辺道路,旧海軍列車引き込み線跡地を活用し,中通や本通へつながる回遊ルートの整備を進めることにより,中心部エリアの回遊性の向上を図ってまいりたいと考えている。 7ページを願う。 先ほど説明した青山クラブ活用案をまとめた一覧表である。後ほど確認願う。 説明は以上だが,今回説明した四つの案について,議員の皆様から意見をいただき,合併特例債の活用期限が延伸されるという状況の変化等も踏まえ,できれば,来年早々に総務委員会へ方向性を示し,平成30年度予算へ反映していきたいと考えているので,よろしく願う。 ○井手畑委員長 本件については,説明にもあったが,本日出された意見を踏まえ,来年早々に当局から最終案が提出されるということである。 つまり,青山クラブの解体,あるいは保存に係る協議は,実質,次回の委員会が最後になるので,委員におかれては,次回の委員会までに,会派を含め,意見をまとめておいていただきたいと思う。 本日は,そういったところを踏まえて質疑を行っていただくよう願う。 なお,陳情書については,去る12月7日に議長へ提出されたものである。 内容は,青山クラブ等の今後の活用に係る提案が中心となっており,本日の行政報告案件に係る市民意見の一部として参考に回付したものである。 質疑なり,意見があれば願う。 ◆中田委員 先日,総務委員会で視察したが,建物の老朽化がかなり進んでいた。 このたび示された四つの案のほかに,全部解体し,新たに建てかえるという案は考えられないか。 ◎久保企画課長 まさに,それが第1案である。建物を全部解体した後,将来的に外観を再現した建物を建てるといった方法も考えられる。 ◆中田委員 その場合,概算事業費はどれくらいか。また,新築することになるが,合併特例債は使えるのか。 ◎久保企画課長 事業費については,規模や内容が決定していないため,現時点では不明である。 新聞報道のとおり,合併特例債の期限平成36年度まで延伸した場合,その期間の事業であれば対象となるが,あくまでも,発行限度額の範囲内でということになる。 ◆中田委員 そういったことも踏まえて,次回の委員会で提案していただきたい。詳細については,次回の委員会で聞きたいと思う。 ◆森本委員 どの案も,合併特例債の活用が可能であるということだが,そもそも,合併特例債とはどういうものか説明願う。 ◎久保企画課長 合併後における新市の発展に寄与するための有利な財源と考えている。 ◆森本委員 合併特例債は,合併した町が疲弊しないよう,あるいは,活力が維持できるよう,国が特別に創設した有利な財源であり,合併町で少子高齢化が進まないよう協定締結し,計画に掲げた事業を実施することが前提となっている。 その計画の見直しもせず,協定が守られていない中で,市は青山クラブ等の整備に合併特例債が活用できると言っている。 最終処分場や新庁舎の建設も,当初の合併建設計画にはなかった事業だが,呉市全体の発展のためということで認めた。 市は,勝手に,何でもかんでも合併特例債を使うと言っているが,合併した側はどう考えればよいのか。まず,そのあたりを説明してほしい。 ◎川本企画部副部長 青山クラブの整備,活用については,呉市中心部の回遊性向上を,市全体の発展ということで計画に盛り込み,本年の3月定例会において合併建設計画変更に係る議決をいただき,現在,事業について検討しているところである。 ◆森本委員 当初,合併特例債発行可能額は 540億円であったが,あとどれくらい残っているのか。 ◎川本企画部副部長 今年の3月に,残りは約20億円であると説明した。 ◆森本委員 合併特例債は,合併した町が寂れないように,国が特別に認めたものであり,それを履き違えてはならない。 例えば,倉橋町は支所跡地の活用,音戸町は湾内アクセス,安芸灘4島は安芸灘大橋の早期無料化,川尻町はJR川尻駅周辺整備がメインの事業であったにもかかわらず,手がつけられていない。 このような状況であるにもかかわらず,新たな事業に合併特例債を活用されたら,合併した側は,約束を破られたという気持ちになる。 青山クラブと桜松館の整備に合併特例債が活用できると言われても,私は納得できないが,当局はどう考えているのか。 ◎川本企画部副部長 当然,合併建設計画に盛り込まれている事業については,努力をしながら進捗している。 また,新たに発生した課題については,その時点で有利な財源を探しながら,着実に実施している。 ◆森本委員 市が活性化すれば合併特例債が活用できると言っているが,みんなそれぞれ思いは違う。私がきょう述べた意見について,もっと考えていただきたい。ほかの財源を使うことも十分可能である。きょうのような説明では,合併した側として納得できないし,私は地元に帰れない。 また,建物がどの程度の震度に耐えられるかを調べておくよう宿題を出していたにもかかわらず,資料には,耐震診断平成30年度に実施するとしている。 耐震診断の結果がなければ,整備や活用の方針は出せないのではないか。 例えば,第3案や第4案を採用し,平成30年度の耐震診断地震に耐えられないという結果が出た場合はどうするのか。 現時点では,結論が出せないと思うのだが,市はどう考えているのか。 ◎久保企画課長 平成11年度に防衛省共済組合耐震診断を実施しており,青山クラブは強度が足りないという結果であった。 しかしながら,呉市としても耐震診断をしっかりやろうということで,平成30年度に実施する予定としている。 ◆森本委員 耐震診断の結果が出た後でなければ,方向性は決まらないと思う。この件については,拙速に決めるのではなく,長期的に考えるべきだ。 今は,結論が出せないと思うがどうか。 ◎川本企画部副部長 例えば第4案は,全てを保存し,調査しながら活用方法を検討するという案である。 建物の正確な図面が残っていないため,まずは,構造の調査から始める必要があるので,第4案であれば,来年度以降,そういったことを含めて一つずつ積み上げていきたいと思っている。 ◆森本委員 先日視察したが,屋上のコンクリートが8~9センチメートルにわたってめくれ上がっており,到底保存できるような状態ではないと思った。 個人的には,建物の一部が保存できればよいという気がしているが,きょうのところは発言を控えておく。 ああいった状態を見て,専門家から何かアドバイスはあったのか。 ◎川本企画部副部長 技術的には,耐震化はできるということである。 また,文化財保護委員の松下氏によると,建築様式が古いため,現代の様式で使用するためには工夫が必要であるということだが,いずれにしても,図面ができればいろいろな相談ができると思う。 ◆森本委員 耐震診断の結果がなければ,今後の整備,活用に係る結論を出すのは難しいと指摘しておく。 ◆神田委員 先日の代表質問において青山クラブに係る質問があり,新市長は全部残したいという答弁をした。新市長は全部残すという意向なのか。 ◎川本企画部副部長 できれば全部残したいが,耐震性など,構造の問題があり,条件整理が必要であるという答弁であったと理解している。 ◆神田委員 そうであれば,新市長の思いと,これまで当局が示した活用パターンは,異なっているのではないか。 つまり,第1~3案は以前の考え方であり,新市長の構想とは違うと思っている。それにもかかわらず,本日,あえて解体するという案を提示したのはなぜか。 ◎近藤企画部長 神田委員仰せのとおり,市長は第4案に近い考え方を持っている。 一方,これまで説明してきた,青山クラブを壊し,将来的に大和ミュージアムの関連施設をつくりたいという案が,第1~3案である。 議員はいろいろな考えを持っているため,市長の思いと違うということで第1~3案を引っ込めるのではなく,幅広く意見を聞いたほうがよいということで,このたび四つの案を提示したものである。 ◆神田委員 青山クラブの購入に当たり,呉市として活用方法を示さなければ,財務省と取得の交渉ができないということであった。 森本委員の発言を否定するわけではないが,呉市財産でない建物の耐震診断はできないと思う。 そうした中で,購入した後で,耐震診断の結果,計画していた活用方法を変えることはできるのか。 ◎川本企画部副部長 第4案の全部残すという計画で購入した後,耐震診断等の結果,活用できないことになったとしても,きちんと説明すれば認めてもらえると思う。 ◆神田委員 防衛省耐震診断を実施しているということだが,その結果はどうだったのか。 ◎川本企画部副部長 平成11年に防衛省が実施したのは,IsやGIsといった構造体の耐震性能を表す指標がない時代の調査で,老朽度などを総合的に調査する簡易診断であった。 そのときは,最低ランクという診断で,仮に使用するとすれば,大規模改修が必要であるという結果であったと聞いている。 ◆神田委員 先日,青山クラブについて会派で話し合ったのだが,全部を残すのではなく,ボウリング場や宴会場のあった桜松館の下側のみを解体し,メイン道路に面した部分は,景観上,残したほうがよいという意見が出された。 つまり,美術館通りを下から見上げたとき,桜松館が目立つような残し方を考えてはどうかということである。 入り口は,これまでどおり青山クラブの中央部に設け,桜松館のほうへ一方通行で出るような形にしてはどうか。そうすれば,メイン道路を右折する必要がなく,事故も少ないと思う。 また,敷地の中央部分を,駐車場ではなく中庭として整備し,日本庭園にするか,ヘリコプターなど,大型資料の展示を行ってはどうか。駐車場は,向いの市有地を活用すればよいと思う。 できれば,そういった案も検討していただきたい。 ◎川本企画部副部長 意見を踏まえ,次回の委員会までに検討し,報告したい。 ◆中田委員 当該土地建物を購入するのはいつごろになるのか。 ◎久保企画課長 購入経費は今年度の予算で計上しているが,購入に当たっては,まず財務省に活用方法を示す必要がある。そして,その活用方法について,国の審議会を経た上で売却が決定することになる。 そういったこと考えると,今年度中の購入は難しいため,予算の繰り越しについても検討しているところである。 ◆中田委員 市が示した活用方法を,財務省が了承しないときはどうなるのか。 ◎久保企画課長 そうなると,国の財産のままとなるので,整備は難しいと思う。 また,賃貸借については協議したことがない。 ◎川本企画部副部長 当該土地は国の売却財産であり,現在は,公共優先ということで市が手を上げている状況である。 もし,市が買い取らなければ,一般競争入札等で民間に売却することになると思う。 ◆中田委員 先ほどの説明で少し触れていたが,引き込み線跡地は,市が購入したのか。 ◎久保企画課長 購入していない。 ◆中田委員 資料を見ると,回遊ルートとして赤線で示されているが,購入する予定なのか。 ◎久保企画課長 5月に行政報告したが,引き込み線跡地だけでなく,ガス灯通りや教育隊周辺など,回遊ルートとして,いろいろな選択肢を持っておきたいと考えており,その一つとして引き込み線跡地を考えているに過ぎず,現時点で活用することを決定しているものではない。 ◆檜垣委員 私は,引き込み線跡地を回遊ルートにするのはよい案だと思っている。 先日,総務委員会で回遊ルートについて視察したとき,下から眺めた美術館通りがとてもすてきだった。実際にその場所に立ったことで,改めてそう感じた。 しかし,その場所に出てくる道がなければ,立ちどまることはない。引き込み線跡地を歩けば,その延長上に美術館通りがあるので,回遊ルートとして選択肢の一つとして残っているのであれば,ぜひ検討していただきたい。 また,美術館通りを全て歩道にしてはどうか。 〔「全て歩道にすると,入船山公園駐車場が利用できない」と呼ぶ者あり〕 ◆檜垣委員 私は,駐車場をなくしてでも,美術館通を歩道にすればよいと思っている。 そうすれば,訪れた人がゆっくり歩いてめぐることができる。 駐車場は,神田委員が言ったとおり,向かいの市有地や青山クラブの一部を使用すればよい。 ◎川本企画部副部長 入船山駐車場は,美術館や入船山記念館の来館者のほか,グラウンドの利用者が多く利用しているという実態がある。 一方,青山クラブに整備する駐車場は,主に観光客の利用を想定している。それぞれ,必要台数や機能も異なり,また,自家用車を利用する方がふえている状況の中,駐車場はいろいろなところに必要だと思うので,なくすことはできないと考えている。 ◆檜垣委員 それならば,駐車場の入り口を変え,国立呉医療センター側から進入させるようにしてはどうか。 いずれにしても,美術館通り自動車の通行をやめ,歩行者が広く使えるようになれば,通りの両側に設置しているオブジェをゆっくり見ながら歩けると思うので,検討していただきたい。 ◎近藤企画部長 美術館通り道路は,グランド利用者だけでなく,病院学校へ行くための車も通行しており,道路全体を歩道にするのは難しいと思う。 しかしながら,美術館通りはきれいな通りであるにもかかわらず,街路樹が大きくなり過ぎ,見通しが悪いため,観光客を迎えるためには整備が必要であると考えている。 ◆森本委員 引き込み線跡地の購入は白紙に戻したと聞いていたはずだが,どうなっているのか。 ◎川本企画部副部長 具体的な計画があるわけではなく,ガス灯通りや堺川親水空間などを含め,回遊性を高めるための選択肢の一つとして示したものであり,購入しようとしているわけではない。 また,白紙に戻したということではなく,全体像を整理しながら,今から考えると理解していただきたい。 ◆森本委員 この間,とても寒い日に,JR呉駅から大和ミュージアム,さらに教育隊の横を通って青山クラブ周辺など,回遊ルートを実際に歩いて視察したが,大和ミュージアムから入船山記念館まで人を回遊させるためには,よほどの仕掛けがなければ難しいと思った。 観光客が大和ミュージアムを2時間見学した後,呉でなければ食べられないものや,興味深いものがなければ,わざわざ青山クラブに足を運ぶ人はいないと思う。 例えば,青山クラブを,呉ならではの物が食べられるレストランや宿泊できる施設にするなど,特徴的なことをしなければ人は来ないと思うのだがどうか。 ◎久保企画課長 委員仰せのとおり,JR呉駅から青山クラブは離れているため,例えば,ガス灯通りにオブジェを設置するなどの方策を検討しているほか,桜松館などを活用し,雰囲気のあるものをつくっていかなければならないと考えている。 ◆谷本議員 第1案と第2案では,将来的に当該敷地を活用し,大和ミュージアム関連施設を整備するとしているが,そのときは駐車場のスペースを減らすということか。 ◎久保企画課長 そのとおりである。 ◆谷本議員 将来的にではなく,最初から目玉となる施設を設置してはどうか。私はかねてから,大型試験機を展示してはどうかと提案している。 駐車場は,神田委員が言ったように,入船山西駐車場や管財課が所有している土地を活用すればよい。 そういった構想は,最初から検討しなければならないのではないか。 ◎川本企画部副部長 大和ミュージアムで,所蔵資料の全てを展示できているわけではない。大型試験機についても,展示が必要だと思っているが,展示全体のバランスを考える必要がある。 大和ミュージアムは,プロジェクトチームが発足してから開館まで,9年強かかっている。きちんとした展示計画をつくるには時間がかかる。 大型試験機の展示も含め,全体像として検討しており,将来的にというふうに整理したものである。 ◆谷本議員 大型試験機の展示も検討の中に入っていることがわかった。また,2段階で整備を考えているということも理解した。 ところで,第3案と第4案では,活用方法として宿泊施設等という文言がある。 宿泊は収益事業であり,市が手を出すべきではない。指定管理を導入したとしても,またいろいろな問題が出てくると思う。加えて,民業を圧迫することにもなる。 最初から,宿泊施設という考えをやめてはどうか。 ◎久保企画課長 活用案については種々意見もあり,どの程度残すかによっても変わってくるが,現段階では,できるだけ幅広く,制限せずに検討していきたいということで,宿泊施設も一つの案として入れているものである。 ◆谷本議員 民間ができることを,公共がやるのはおかしい。 ◆土井議員 来年早々に方針を決定するということだが,きょうの議論を聞いていると無理だと思った。 ところで,議会が受理した提案書について,恐らく同じ提案書が市長にも届いていると思うが,その提案書は読んだのか。 ◎久保企画課長 市のほうにも提案書が提出されたので,読んでいる。 ◆土井議員 提案書について,当局の感想を聞かせてほしい。 ◎久保企画課長 いろいろな意見が載っており,施設を残すことになったときには,活用の参考にしたいと思う。 ◆土井議員 企画部において,土地や建物の活用について,サウンディング型市場調査を実施している。 合併特例債の発行期限が延伸するという情報がある中で,当該施設についてサウンディング型市場調査を導入する気はないか。 ◎川本企画部副部長 サウンディング型市場調査という手法に限らず,意見を聞くことは必要だと思っている。 そうしたことから,計画にニーズ調査という文言を入れたものである。 ◆土井議員 若者の感覚と役所の感覚にずれがあり,危険な状態であると感じている。 例えば,昨年の秋,映画「この世界の片隅に」が公開されたが,当初,市は制作者側からのコンタクトを放ったらかしており,コンタクトをとり始めたのは映画がヒットしてからだと記憶している。呉市が注目されるチャンスがあれば,企画部がしっかり考えるべきだ。 そういったことを踏まえ,青山クラブの再整備について,当局の意気込みが聞きたい。 ◎川本企画部副部長 いろいろな意見を踏まえて次のステップへ進みたいという思いで,本日,四つの案を提示した。 きょうの委員会では,新たな提案もいただいたので,提案書を含め,意見を整理しながら進んでいきたいと考えている。 ○井手畑委員長 ほかに発言はないか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○井手畑委員長 それでは,先ほど申し上げたとおり,次回の委員会までに,青山クラブ等の整備,活用について,会派の意見を含め,意見をまとめておいていただくよう願う。 なお,委員会の日程については後日調整するので,よろしく願う。 本件はこの程度とする。      ───────────────────────────────── ○井手畑委員長 この際申し上げる。 12月20日水曜日に予定している呉昭和高校との議会報告会だが,午後1時50分に市役所正面玄関へ集合していただくよう,よろしく願う。 散会を宣す。            午後2時33分  散  会      ─────────────────────────────────   委員会条例第31条第1項の規定により署名する。      総務委員長  井手畑 隆 政...