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09月27日-06号

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  1. 呉市議会 2017-09-27
    09月27日-06号


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    平成29年第3回 9月定例会       平成29年第3回(定例会) 呉市議会会議録 第614号平成29年9月27日(水曜日)呉市議会議事堂において開議(第6日)出席議員       1番  上 村  臣 男       2番  阪 井  昌 行       3番  檜 垣  美 良       4番  藤 原    広       5番  奥 田  和 夫       6番  久 保    東       7番  山 上  文 恵       8番  谷    惠 介       9番  林 田  浩 秋       10番  山 本  良 二       11番  林    敏 夫       12番  中 原  明 夫       13番  池庄司  孝 臣       14番  田 中  みわ子       15番  井手畑  隆 政       16番  沖 田  範 彦       17番  谷 本  誠 一       18番  岡 崎  源太朗       19番  福 永  高 美       20番  石 崎  元 成       21番  神 田  隆 彦       22番  渡 辺  一 照       23番  平 岡  正 人       24番  梶 山  治 孝       25番  加 藤  忠 二       26番  片 岡  慶 行       27番  岩 原    昇       28番  北 川  一 清       29番  小 田  晃士朗       30番  中 田  光 政       31番  土 井  正 純       32番  森 本  茂 樹 欠席議員           な    し 説明員  市長       小 村  和 年  副市長      木 坂    修  副市長      小 松  良 三  総務部長     澤 村  直 樹  総務部副部長   手 島  直 樹  総務課長     平 岡  和 浩  企画部長     近 藤  昭 博  財務部長     阿 原    亨  市民部長     市 本  勝 英  文化スポーツ部長 上 東  広 海  福祉保健部長   釜 田  宣 哉  福祉事務所長   池 田  昌 彦  福祉保健部参事  山 本  雅 之  環境部長     大 江  宏 夫  産業部長     種 村    隆  産業部参事    脇 田  典 康  都市部長     山 崎    裕  理事(兼)土木部長田 口  康 典  会計管理者    藏 本    豊  教育長      中 村  弘 市  教育部長     寺 本  有 伸  消防長      中 西  賢 一  消防局副局長   荒 中  正 規  上下水道事業管理者増 本  寛 治  経営総務部長   高    俊 文  建設部長     宇都宮  勝 彦  施設管理部長   難 波  和 夫 議会事務局職員  事務局長     有 田    真  事務局次長    野見山  克 宏  議事課長     小 松  史 洋  議事課課長補佐  沖 原  秀 規      ──────────────────────────────           議  事  日  程 (第 6 号)                         (平成29年9月27日 午前10時開議)第1 議員派遣について第2 議第114号 平成28年度呉市病院事業会計決算認定について   議第115号 平成28年度呉市水道事業会計利益の処分及び決算認定について   議第116号 平成28年度呉市工業用水道事業会計利益の処分及び決算認定について   議第117号 平成28年度呉市下水道事業会計利益の処分及び決算認定について   議第118号 平成28年度呉市一般会計決算認定について   議第119号 平成28年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定について   議第120号 平成28年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計決算認定について   議第121号 平成28年度呉市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について   議第122号 平成28年度呉市介護保険事業(保険勘定)特別会計決算認定について   議第123号 平成28年度呉市介護保険事業(サービス勘定)特別会計決算認定について   議第124号 平成28年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計決算認定について   議第125号 平成28年度呉市公園墓地事業特別会計決算認定について   議第126号 平成28年度呉市地域下水道事業特別会計決算認定について   議第127号 平成28年度呉市集落排水事業特別会計決算認定について   議第128号 平成28年度呉市地方卸売市場事業特別会計決算認定について   議第129号 平成28年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計決算認定について   議第130号 平成28年度呉市駐車場事業特別会計決算認定について   議第131号 平成28年度呉市内陸土地造成事業特別会計決算認定について   議第132号 平成28年度呉市港湾整備事業特別会計決算認定について   議第133号 平成28年度呉市臨海土地造成事業特別会計決算認定について   議第134号 平成28年度呉市財産区事業特別会計決算認定について                         (以上21件 決算特別委員長報告)第3 新年度に向けての会派からの提案について      ──────────────────────────────会議に付した事件 日程のとおり      ──────────────────────────────議員の賛否状況 末尾に掲載      ──────────────────────────────            午前10時00分     開   議 ○議長(加藤忠二) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議録署名者として23番平岡議員、32番森本議員を指名いたします。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) 諸般の報告をさせます。 議事課長。     〔小松史洋議事課長朗読〕                                呉市議会報告第14号              諸  般  の  報  告1 受理した委員会の審査報告書は次のとおりである。   決算特別委員会報告書                    2通2 受理した報告書は次のとおりである。   報告第33号 専決処分について                  外1件      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) なお、報告第33号及び報告第34号はお手元に配信いたしておりますので、念のため申し上げます。      ────────────────────────────── △日程第1 議員派遣について ○議長(加藤忠二) 日程に入ります。 日程第1、議員派遣についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。            ────────────────                議員派遣について 地方自治法第100条第13項及び呉市議会会議規則第111条の2の規定により、次のとおり議員を派遣する。1 派遣目的 議会報告会を開催し、市民に直接、市議会議員が議会活動について報告し、意       見や提言を聞くため。2 派遣期間 平成29年10月16日(月)~25日(水)           11月1日(水)           12月20日(水)、21日(木)       平成30年2月1日(木)、8日(木)3 派遣場所及び派遣議員(1)派遣場所地区及び 団体名会   場開催日時担当地区及び 団体名会   場開催日時担当音戸音戸まちづくりセンター10月16日(月)  午後2時民宮原宮原まちづくりセンター10月24日(火)  午後2時総吉浦吉浦まちづくりセンター10月16日(月)  午後6時30分文呉地域オープンカレッジ ネットワーク会議まちづくりセンター10月24日(火)  午後6時30分総安浦安浦まちづくりセンター10月17日(火)  午後2時産下蒲刈農村環境改善センター10月25日(水)  午後2時産仁方仁方まちづくりセンター10月17日(火)  午後6時30分産呉市民生委員 児童委員協議会呉市役所11月1日(水)  午前10時30分民中央呉市役所10月18日(水)  午後2時総呉市小学校長会及び 呉市立中学校長会呉市役所11月1日(水)
     午前11時30分文呉本通商店街振興組合及び 呉中通商店街振興組合呉市議会議事堂10月18日(水)  午後7時総広島県立呉昭和 高等学校広島県立呉昭和高等学校12月20日(水)  午後2時30分総広広まちづくりセンター10月19日(木)  午後2時民広島県立広高等 学校広島県立広高等学校12月21日(木)  午後3時6分文豊浜豊浜まちづくりセンター10月20日(金)  午後2時文広島県立呉工業 高等学校広島県立呉工業高等学校2月1日(木)  午前9時民郷原郷原まちづくりセンター10月23日(月)  午後2時文広島県立呉商 業高等学校広島県立呉商業高等学校2月8日(木)  午後2時35分産大和ミュージアム ボランティアガイド呉市議会議事堂10月24日(火)  午前10時産調 整 中民 なお,担当の総は総務委員会,民は民生委員会,文は文教企業委員会,産は産業建設委員会の略。 また,民生委員会は関係団体と調整中。(2)派遣議員総務委員会民生委員会文教企業委員会産業建設委員会井手畑 隆 政 谷   惠 介 檜 垣 美 良 久 保   東 神 田 隆 彦 中 田 光 政 森 本 茂 樹 藤 原   広 田 中 みわ子 山 上 文 恵 林   敏 夫 池庄司 孝 臣 岡 崎 源太朗 石 崎 元 成 梶 山 治 孝 福 永 高 美 上 村 臣 男 奥 田 和 夫 林 田 浩 秋 山 本 良 二 谷 本 誠 一 岩 原   昇 小 田 晃士朗 中 原 明 夫 阪 井 昌 行 沖 田 範 彦 平 岡 正 人 片 岡 慶 行 北 川 一 清 土 井 正 純  平成29年9月27日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二            ──────────────── ○議長(加藤忠二) 本件は、地方自治法第100条第13項及び会議規則第111条の2の規定に基づき、議員を派遣するものであります。 お諮りいたします。 本件は、お手元に配信しておりますとおり議員派遣を行うことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 なお、派遣内容が確定していない事項について、新たな決定がなされた場合、これらの事項については議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。 また、その後の事情変更により派遣内容に変更が生じた場合、これらの変更については議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。      ────────────────────────────── △日程第2 議第114号外20件 ○議長(加藤忠二) 日程第2、議第114号平成28年度呉市病院事業会計決算認定について、外20件を一括して議題といたします。 審査報告書を朗読させます。 議事課長。     〔小松史洋議事課長朗読〕 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿                          決算特別委員長 池庄司 孝 臣                審 査 報 告 書 議第114号 平成28年度呉市病院事業会計決算認定について 議第118号 平成28年度呉市一般会計決算認定について 議第119号 平成28年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定について 議第120号 平成28年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計決算認定について 議第121号 平成28年度呉市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について 議第122号 平成28年度呉市介護保険事業(保険勘定)特別会計決算認定について 議第123号 平成28年度呉市介護保険事業(サービス勘定)特別会計決算認定について 議第124号 平成28年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計決算認定について 議第125号 平成28年度呉市公園墓地事業特別会計決算認定について 議第126号 平成28年度呉市地域下水道事業特別会計決算認定について 議第127号 平成28年度呉市集落排水事業特別会計決算認定について 議第128号 平成28年度呉市地方卸売市場事業特別会計決算認定について 議第129号 平成28年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計決算認定について 議第130号 平成28年度呉市駐車場事業特別会計決算認定について 議第131号 平成28年度呉市内陸土地造成事業特別会計決算認定について 議第132号 平成28年度呉市港湾整備事業特別会計決算認定について 議第133号 平成28年度呉市臨海土地造成事業特別会計決算認定について 議第134号 平成28年度呉市財産区事業特別会計決算認定について 本18件については、慎重審査の結果、いずれもその収支は適正と認め、認定すべきものと決定した。 よって、報告する。            ──────────────── 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿                          決算特別委員長 池庄司 孝 臣                審 査 報 告 書 議第115号 平成28年度呉市水道事業会計利益の処分及び決算認定について 議第116号 平成28年度呉市工業用水道事業会計利益の処分及び決算認定について 議第117号 平成28年度呉市下水道事業会計利益の処分及び決算認定について 本3件については、慎重審査の結果、いずれもその収支は適正と認め、原案どおり可決及び認定すべきものと決定した。 よって、報告する。 ○議長(加藤忠二) 委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 6番久保議員。     〔6番久保東議員登壇〕 ◆6番(久保東議員) 議第125号と議第134号を除く全ての議案に対して、日本共産党の立場から反対いたします。 反対の理由として、国の税と社会保障の一体改革に基づくサービスカットと負担増、年金の減額や生活保護費の削減といった中で、実質的な賃金の上昇も進まず低賃金で働く非正規労働者は増大し、貧困と格差は広がり、市民の暮らしは一層苦しくなっているのが実情と言えます。このような経済状況、そして少子高齢化の中で人口減に突き進んでいる社会状況にある呉市において、社会保障で掲げる地域包括ケア構想や地域医療機関の再編、縮小を進めるなど、安上がりの体制にして医療や介護から利用者を追い出すものですし、今後多くの課題を生むと思われる連携中枢都市圏構想も、都市部に公共施設等住民サービスを集約する方向につながるものです。本来ならば市民の防波堤となり、市民生活を応援し守るべきが市の本来の姿でありながら、多くの矛盾をはらんだ地方創生に対しても無批判に推進し、官から民への規制緩和や自助、共助の号令のもと、公的な支援を市民が自己抑制したり受けにくい状況にあることを、なおざりにしていると言えます。これでは、疲弊した中山間地域や島嶼部の再生、活性化につながるとは言えません。また、決算の中にもありますが、国が強引に推し進める個人情報の漏えいがいまだに解消されないマイナンバー制度に対しても、従順に従うだけでは市民一人一人の尊厳を守る立場に立っているとは言えません。 さて、市の財政状況を見ますと、大型事業、特に臨海土地造成事業において、土地購入見込み額と地方債残高の資金不足を補うために5億円を繰り入れておりますが、最終償還年度、平成35年には50億円以上を一度に返さないといけないという状況がわかってきました。毎年5億円での償還では済みそうにないと予測されます。企業立地推進事業での助成金等においても2億4,000万円、固定資産税においては過去3年間で6億円にも上っております。こうした財源は市民の血税によるもので、産業団地にはつくるときには多額な税金が使われ、本来であれば市民の福祉、医療、教育に使うべき税金が、その後の借金返済にも回されることになります。産業団地ができれば雇用が生まれ、経済が活性化され、税収入がふえ、市民の雇用や賃金にも回り、呉市は発展するといった説明がなされますが、産業団地は機械化され、そこには大きな雇用は広がらず、経済の活性化にも寄与しているとは言えません。こうした、大企業がもうかればいずれは家計にもおこぼれが回ってくるという大企業中心の成長戦略に基づいた政策であるトリクルダウンでは、今の経済的な悪循環を断ち切ることはできないというのは、もう世界の常識になっております。平成17年に完了した阿賀マリノの最終事業費は578億円、売れた土地代との差額は一体幾らになっているのでしょうか。市民への説明責任を果たすことが求められます。産業団地をつくることは有形無形の効果があると当局はお答えになるでしょうが、採算の見通しがあっての事業でなければ、無責任という批判は免れることはできません。 いま一度申し上げます。産業団地をつくることによって、市民にとってどんなメリットがあったと言えるのでしょうか。工事関連の業者、それも大企業のみが潤い、市民にとっては何の実感もないどころか、借金による財政のしわ寄せで公的サービスの縮小になっていることを考えれば、産業団地はメリットどころかデメリットが大きいと言えます。今後さらなる産業団地を見出す動きも、本定例会で市長の発言からもありましたけれども、市民の暮らしに影を落とす産業団地のさらなる事業展開はやめ、市民の所得をふやし、中小企業の仕事と安定した経営を取り戻すための政策に転換すべきです。人間らしい生活と雇用を確保することなしに経済の発展はないと指摘し、平成28年度決算に反対いたします。 ○議長(加藤忠二) 18番岡崎議員。     〔18番岡崎源太朗議員登壇〕 ◆18番(岡崎源太朗議員) 全議案賛成です。 ふるさと納税は、差し引きプラスでした。呉市は高額返礼品も転売できそうな返礼品も扱っていない中では、見事の一言に尽きます。 生活保護費は前年度より4億円削減しました。景気が改善されたとはいえ、高齢化率トップのまちで、この実績は高く評価されるべきです。要介護認定率も全国平均、県平均より下回っています。生活保護費の医療扶助が大幅削減していることをあわせて考えれば、呉市は高齢者が健康になっていると推察されます。これは介護予防、訪問介護やいきいきサロン、市民協働の成果が出てきたのであり、呉市は高齢者が健康になるまちとして高齢者の移住が促進されることでしょう。 市立高校は10年前と比較すると国公立進学率が3倍になっています。信じがたい数字です。54年ぶりに呉市から甲子園に出場しました。文武両道で平成28年度は大躍進いたしました。電車の中でも席を譲る行動がたびたび見受けられ、そもそも席があいていても、ほとんどの生徒は腰かけません。一体どういう教育をしたら、こんなに立派な生徒が育つのでしょうか。小中一貫教育の時期と一致いたします。小中一貫教育の成果が、ここにあらわれたのではないでしょうか。 あさって、女性消防隊が広島県を代表して全国大会に出場します。強く、厳しく、時には優しく訓練をしていただいたたまものであります。消防出動は緊急支援隊として他市への災害派遣出動がふえました。緊急支援隊の活動実体験を自主防災訓練等で聞かせていただくとき、災害の恐ろしさと一瞬の判断で生死を分けることを生々しく学ばさせていただいております。呉市民にとって、緊急支援隊の活動と体験がどんなに貴重な知識になるかははかり知れません。 呉市債は前年度から65億円減っています。65億円、声も出なくなります。過去最高です。これは全庁職員が過去最高に創意工夫し、予算削減に努力した成果であると考えられます。職員の汗が行間に感じられ、平成28年度決算認定審査に賛成させていただきます。 ○議長(加藤忠二) 17番谷本議員。     〔17番谷本誠一議員登壇〕 ◆17番(谷本誠一議員) 私は、自然共生党として、次の2議案について反対の立場で討論いたします。 まず、議第115号平成28年度呉市水道事業会計利益の処分及び決算認定についてであります。 同年度におけるゆうとぴあセトウチの水道料金滞納額は1,300万円にも上り、滞納率は約73%でした。その間、何度も督促したにもかかわらず、指定管理者たる同社は誠意を見せず、停水基準を超えていたことが判明いたしました。にもかかわらず、グリーンピアせとうちが経営困難に陥ると見て停水を見送ったのですから、その滞納額は一般会計に負担させるのが当然です。そうでないと、一般市民と著しく不公平が生じてしまいます。中国電力すら、平成29年度2月末をもって電気供給をストップさせることが判明したため、その肩がわりを観光振興課が行ったのでした。中国電力と同様の強い対応を上下水道局にはとるべきでした。それを同局の独自判断で停水しなかったというのは詭弁にしかすぎず、市長をそんたくした政治的判断だったことは明白です。独立採算制を掲げる公営企業として断固たる措置をとるべきを怠った罪は、決して軽くありません。 次に、議第118号平成28年度呉市一般会計決算認定についてであります。 第1の理由は、市民間で不公平が継続していることに加え、一部団体への既得権益にあえて目をつぶっていることです。具体的には、まず人権啓発推進事業が合併町のみを対象としている点です。各地区人権教育啓発推進委員会は、呉市社会福祉協議会から2万円程度の助成を受けており、それに加えて1町当たり12万円近くの事業費が充てられた計算です。なぜ合併町だけ人権啓発費が優遇されるのか、極めて不公平であり、差別的待遇と言われても仕方ありません。しかも、合併後に一度も議会に説明されたことはありません。 次に、地域活動育成事業18万9,000円です。これは、合併前に国、県、市が3分の1ずつを負担し、3カ所の児童館利用者の保護者でつくる母親クラブに対して交付していたのを、合併後に国と県が補助を廃止したため、単市分のみ同額を各母親クラブに対して交付し続けてきたものです。議会への説明は過去一度もありませんでした。しかも、豊町児童館利用者の保護者へは同制度の説明はなされていません。そこが加わると、予算を増額しなければ単一クラブへの補助金6万3,000円が減額されるのを恐れたと言えます。この点も不公平きわまりないですが、そもそも呉市内には児童館は4カ所しかなく、その恩恵にあずかっていない地区の方が圧倒的に多いのです。ですから、本事業は不公平の上塗りになっており、国と県が補助を廃止した時点で、呉市も事業を廃止すべきだったのです。既得権益を許容し続けてきたと言われても仕方ありません。 また、遠距離通園補助金について、豊幼稚園に通園する児童に対し、全額定期代の補助が継続しています。合併協議では当面の間となっていたのですから、廃止すべきです。隣接する豊保育所への通所は保護者の送迎ですので、大きな不公平です。働く親が送り迎えしているのに、専業主婦に対しては送迎に公金を投じるのは大きな矛盾です。しかも、路線バスには引率者が不在ですので、万一事故が起こった場合の責任の所在が不明確です。 ところで、既得権益といえば、呉資源集団回収協同組合に対して不明瞭な補助金30万円を継続してきました。その使途はいまだ明らかにされておらず、加盟6社へ均等に5万円ずつ配分されているのは想像にかたくありません。以前は加盟社が多かったので、かえって補助金が1事業者に対して増額される結果とさえなっているのです。事業者は資源集団回収団体から買い取った資源物を再販して利益を上げているのですから、補助金は即刻廃止すべきです。全国を調べてみても、回収事業者登録制度を設けているのはありませんし、このような補助金を事業者に交付しているのは呉市だけです。 第2の理由は、費用対効果の見込めない事業に対し、安易に予算を執行したことです。 まず、呉市版生涯学習のまち構想策定費は、実現性の極めて低いものです。市街地では高齢者のコミュニティー拠点としてサービス付き高齢者向け住宅が想定されていますが、そのコーディネート役の人件費を国が支出するという担保は今のところありません。加えて、地域再生計画の策定が前提条件となることがハードルをより高くしています。呉市はハード主体の同計画を既に終了しており、現状ではソフト事業に係る計画作成の動きはないのです。市長の安易な思いつきで予算化したと言われても仕方がないでしょう。 そのトップダウン施策の最たるものが減塩施策です。減塩プログラムは、自然塩の効能を無視し、全ての塩が悪者であるという間違った考えに基づいています。塩化ナトリウムを減らすためには自然塩も同様だと強弁されましたが、実は塩化ナトリウムもミネラルの一種ですから人間にとって必要不可欠なのです。問題は、他の微少ミネラルとの栄養バランスを保つことが重要であって、それが大きく欠けているのが食塩を代表する化学塩ということを市民に知らせねばなりません。 第3の理由は、バス購入費補助金です。平成27年度までの…… ○議長(加藤忠二) あと3分です。 ◆17番(谷本誠一議員) (続)5カ年で5億円を広島電鉄に投じ、平成28年度を含め53両をノンステップバスに買いかえた結果、所有車両の7割近くがバリアフリー化されました。包括外部監査でも指摘されたように、同補助金は既に役目を果たしたのですから廃止すべきだったのです。しかも、広島電鉄との協議で3,000万円の補助に縮小転換することの説明は、議会に対し伏せられました。今後も当面は3両分の補助を継続していくとの答弁がなされ、もってのほかです。 第4の理由は、市民公益活動支援基金への寄附となるべき自動販売機の収益の4割が極めて低くなっているという点です。転じて、市民協働への協力度が希薄になっていると言えましょう。新庁舎1階のカフェは、9階の食堂と売店とのセットで公募した際、シビックモールへの自販機設置の有無は仕様書で示されていません。それを承知した上で応募されたのですから、カフェへの配慮は不要だったはずです。しかも、市民への利便性が欠落し、市民サービスの視点に立脚しているとは到底言えません。総じて開かれた市政を目指す市長が議会に対して説明責任をきちっと負っていない、こういうことが言えると考えます。 以上の理由から、本2議案に対して反対するものであります。 ○議長(加藤忠二) 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第118号平成28年度呉市一般会計決算認定についてを電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本件に対する委員長の報告は認定であります。 本件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本件は認定されました。 次に、議第115号平成28年度呉市水道事業会計利益の処分及び決算認定について電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本件に対する委員長の報告は可決及び認定であります。 本件は委員長の報告のとおり可決及び認定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本件は可決及び認定されました。 次に、議第119号平成28年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計決算認定について、議第122号平成28年度呉市介護保険事業(保険勘定)特別会計決算認定について、以上2件を一括して電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本2件に対する委員長の報告は認定であります。 本件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本2件は認定されました。 次に、議第116号平成28年度呉市工業用水道事業会計利益の処分及び決算認定について、議第117号平成28年度呉市下水道事業会計利益の処分及び決算認定について、以上2件を一括して電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本2件に対する委員長の報告は可決及び認定であります。 本2件は委員長の報告のとおり可決及び認定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本2件は可決及び認定されました。 次に、議第114号平成28年度呉市病院事業会計決算認定について、議第120号平成28年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計決算認定について、議第121号平成28年度呉市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について、議第123号平成28年度呉市介護保険事業(サービス勘定)特別会計決算認定について、議第124号平成28年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計決算認定について、議第126号平成28年度呉市地域下水道事業特別会計決算認定についてから議第133号平成28年度呉市臨海土地造成事業特別会計決算認定についてまで、以上13件を一括して電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本13件に対する委員長の報告は認定であります。 本13件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本13件は認定されました。 次に、ただいま議決されました19件を除く残り2件を一括して採決いたします。 本2件に対する委員長の報告は認定であります。 本2件は委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本2件は認定されました。      ────────────────────────────── △日程第3 新年度に向けての会派からの提案について ○議長(加藤忠二) 日程第3、新年度に向けての会派からの提案についてを議題といたします。 まず、仁友会の提案を願います。 26番片岡議員。     〔26番片岡慶行議員登壇〕 ◆26番(片岡慶行議員) おはようございます。トップバッターでございます。少々長目でございますんで、辛抱して聞いてください。 それでは、仁友会を代表いたしまして、新年度予算に向けた仁友会会派の提案をいたしたいと思います。 まずは、総括的な事項についてであります。 平成28年度決算は、出生数の減少と近隣都市等への転出の高どまりに苦しむ本市における実質的な地方創生元年であると同時に、第4次長期総合計画における後期基本計画の初年度の決算でありました。人口減少に歯どめをかけるべく、若年層をターゲットにしたまち・ひと・しごと創生施策が本格展開され、戦艦「大和」の潜水調査を初め、子育て包括支援センターの開設、不妊治療の支援、子育て世帯の定住支援など多彩な新規施策に取り組まれたところであり、決算審査の過程においても、これらの施策の実績や成果について活発に質疑を行いました。現在、多くの地方都市が人口増加策に取り組む中にあって、ややもすると人口動態の仕様の変化に一喜一憂する傾向もございますが、地方創生は地域間競争により短期的に近隣自治体から人を奪うことではなく、その本旨は、将来にわたって豊かで活力のある地域をつくることであります。また、経済社会的に言えば、ローカル経済圏の生産性、特に労働生産性を上げ、雇用と安定化と賃金の上昇を実現することにより、子育て世代の地域定着と出生率を回復することにあります。このような点を再認識し、事業にかかわる全ての職員が目指す姿を共有するとともに、実効性のある施策を展開されるよう要望をいたします。 次に、平成28年度呉市一般会計決算は、実質収支12億5,000万円余の黒字、また特別会計も20億9,000万円余の黒字となっております。前年度に引き続き市税の収納率は県内トップクラスで、収入未済額も減少しており、当局の努力を大いに評価するものであります。また、正味の負債額の多寡により財政の健全化の度合いを示す将来負担比率も改善しておりますが、一方で、歳入面では市税収入が伸び悩み、歳出面では社会保障経費が増加を続けていることなどにより、経常収支比率は97.7%と3ポイント上昇しております。徐々に財政構造の弾力性を失われつつあるのではないかと危惧するものであります。持続可能な行財政基盤を維持するため、職員のスキルアップや専門性の向上、働きがいのある職場環境づくりにも配慮された、簡素で効率的な市役所の実現、公共施設総合管理計画に基づく公共施設の統廃合など引き続き積極的に推進し、なお一層の行財政改革に取り組まれることを期待いたします。 次に、産業振興、産業支援についてであります。 中小企業の景況は緩やかな改善傾向にあるものの、改善の度合いは企業規模や組織形態により異なっていることに加え、設備投資や売上高の伸び悩みといった課題に直面しておりますし、雇用環境も一定の改善を見ておりますが、人手不足感はさらに強まっております。中小企業の活性化なくして地域産業の活性化はないと言っても過言ではありません。経済資源の限られた中小企業の成長、発展を図るため、支援体制の強化充実に取り組まれるよう要望をいたします。 また、若年層にとっては、高いモチベーションを持って働き、安定した収入を得て、家庭を持ち、子育ての楽しさを実感できる環境を整えることが市内定着につながります。まずは安定した雇用環境の形成が重要であります。そのためにものづくり技術の高度化、高付加価値化の支援、大和ミュージアムなどの特色ある地域資源を生かし、魅力ある観光、商業環境をつくり出していかれるよう要望いたします。 なお、現在苗代工業団地の売却に一定のめどがつく中で、内陸部において工業団地のストックが不足した状態であり、臨海部において阿賀マリノも含め港湾計画を見直し、企業の進出意欲に即応していただくためにも新たな産業団地の開発可能性について検討すべきと考えますので、早急な対応をよろしくお願い申し上げます。 次に、観光来訪者の呉市中心部への回遊性向上については、大和ミュージアム開館以降の長年の課題であり、呉探訪ループバスの運行などの対策が講じられてまいりましたが、期待したほどの成果は出ておりません。現在、幸町エリアにおける集客施設の整備が検討されておりますが、ハード面の整備だけが先行することのないよう、インバウンド推進施策とも連携しながら、まずは前提となる中通、本通商店街へ人の流れをつくり出すための仕掛けづくりにしっかり取り組んでいただきたいと思います。 次に、市域の発展と交流人口の拡大に不可欠な幹線道路網の整備についてであります。 東広島・呉自動車道阿賀インターチェンジの立体交差化については、今年度の工事着手により、課題解決に向け一つのめどが立ったことを喜ばしく思っております。残る課題の一つとして、休山新道4車線化後、クレアラインまでを連絡する道路の検討がございますので、関係機関との連携を密にし、整備方針の策定に向けて計画的に取り組んでいただきたい。 次に、子育て世代への支援についてであります。 子育て世代包括支援センター「えがお」が、間もなく開設から1年を迎えます。核家族の進展や地域のつながりが希薄化する社会の中にあって、妊娠や出産、子育てに対する不安や負担を軽減するため、妊産婦とその家族を総合的にサポートする体制が整ってきました。現在は産前産後の支援が中心となっているようでありますが、今後さらにセンターの支援体制を強化するとともに、結婚の応援や放課後児童会など地域での子育て支援策を推進し、結婚から妊娠、出産、子育て期までの切れ目ない支援を充実していくよう要望をいたします。 最後に、教育問題についてであります。 教育の現場においても社会の情報化、グローバル化への対応が喫緊の課題となっております。さまざまな情報を活用し、これからの新しい時代に対応できる資質、能力を備えた呉の子供の教育が望まれます。情報活用能力を身につけさせるため、ICTを活用した教育の推進に的確に対応していただくよう要望をいたします。 総務省が先般発表した平成30年度の地方財政収支の仮試算によりますと、地方自治体に配分される地方交付税の総額が0.4兆円の減額となるなど、厳しい地方財政の姿が浮き彫りになっております。新年度の予算編成に当たっては、さらなる施策の選択と集中により限りある財源を効果的に配分しながら、本市の将来を見据えた施策に着実に取り組まれることを要望し、仁友会の提案といたします。ありがとうございました。 ○議長(加藤忠二) 以上で仁友会の提案を終わります。 次に、同志会の提案をお願いします。 23番平岡議員。     〔23番平岡正人議員登壇〕 ◆23番(平岡正人議員) おはようございます。同志会の次期予算に対する取り組みの提言をさせていただきます。さきの提案と重複するところは、なるべくはしょっていきたいと思います。 まず、平成28年度各会計決算に対する会派の所見といたしましては、内容は省きますが一般会計特別会計並びに企業会計における決算数値はおおむね良好な結果と受けとめ、各担当各位の努力に敬意を表します。本市は、監査委員による審査意見によれば、ことしも歳入、特に市税においては人口減少や少子高齢化により増収は望めない、しかしながら歳出においても継続して社会保障関係経費の増加が考えられ、厳しい財政環境が危惧されます。今後も呉市長期総合計画に掲げる将来都市像の実現に向け、呉市の特性を生かした地方創生への取り組みを強化して、広島中央都市圏の中心都市として、将来を展望したさまざまな施策が必要であります。また、施策の実施に当たっては、これも意見にございますが、市民への貢献を第一に考え、施策あるいは事業の選択と集中を徹底し、行政資源の重点投資を第一義として、引き続き持続可能な行政基盤の構築を図られるよう期待いたします。我々議会も市当局とともに、これらへの事前対応に一層の努力をせねばならないと考えますが、各位のこれらの不納欠損額の解消を含めた収入未済額の解消に、これまで以上の努力を傾注されるよう望むものであります。 次に、次年度予算立案への提言といたしまして、ここでは、この予算構築に関する諸課題のうち、人口減少や少子高齢化対応、教育、雇用促進あるいは道路、駅前整備、港湾整備など都市基盤整備並びに観光政策等の、特に力点を置いて取り組まれたい課題について提言いたします。 まず、人口減少、少子高齢化に関してですが、人口減少、少子高齢化社会における地域活性化のあり方については、第4次呉市長期総合計画において、現状を見据えたまちづくりの方向性が示されております。また、昨年同期の定例会で市長は、地方創生のキーワードを若者と呉らしさと位置づけて、若者が未来に夢や希望の持てるような環境を整えることを示唆されました。ここでは、あえて昨年の会派提案を多少引用しますが、これは、若者が自分の可能性に気づき、目標をつかみ、呉市の将来を担う一員と自覚することが、呉市まち・ひと・しごと創生戦略の一つである人づくりの創生に大きく寄与できるものであり、取り組みの主要な柱ともなると考えます。この理念において、多くの若者が夢や希望を持って研さんできる呉市の醸成と、ひいてはこれらが人口減少や少子高齢化等の課題の解決策の一つにもなり得ると思われ、若者が多く集まる呉市の創生を念頭に置いた予算の構想に特に意を注がれるよう申し入れます。さらに、総合計画における仕事づくりに関しては、計画で示された若年層の雇用創出並びに産業の裾野の拡大、さらに都市ブランド力の向上、特に地元生産物の付加価値の向上について、計画立案とその具現化に向けて一層の努力を期待いたします。 これからは多少具体的に入りますが、まず教育環境の整備についてでございます。 呉市は、市内の全ての中学校区での中高一貫教育の導入など、これまでさまざまな取り組みを進めてこられました。この取り組みは特色ある呉市の教育として全国的に認知されるようになっており、市教委のこれまでの取り組み努力を大いに評価いたします。我々には、次世代を担う児童生徒の育成に関して可能な限りの施策を生み出し、これを実践して大成させる重大な責任があることから、多少の投資増加を恐れず、ちゅうちょせずに、常に呉市児童生徒の将来に目を向けて取り組まれたいと考えます。市教委のこれまで以上の積極的な取り組みをお願いするものであります。 遊休市有地について述べます。昨年も多少述べましたが、多くの地域に点在する遊休市有地への企業誘致を積極的に行い、雇用増進を図れば、地域の活性化に大いに寄与するものでありますが、企業誘致はマリノ、苗代のみだけでなくて、他の地域の遊休市有地にも拡大して地域雇用拡大を増進されるよう提案いたします。 続いて、都市基盤整備について若干述べますが、道路網について、呉市は東広島・呉自動車道の全面開通や休山隧道拡幅工事の進捗など、市内の幹線道路網は着実に整備が進んでいるものと理解していますが、今後の市内道路網の整備については、中長期的な事項も含まれますが、例えば休山新道から広島呉道路への専用道路での接続事業や、市内の環状道路整備などが必要になると思います。将来に向けて早目の計画を提案いたします。 次に、ライフライン、特に上下水道改革更新への着実な実践でありますが、上下水道は電力と同様、市民生活に欠くことのできない重要なライフラインであります。老朽化が進む上下水道の諸施策に対しては呉市上下水道ビジョンを着実に推進し、年度ごとの計画と事業実績を明確に示して、市民が安心して生活できる上下水道都市基盤整備を確実に進めることを提言いたします。 呉駅前整備につきましては、そごう呉店跡地を含む呉駅前地区の再開発について、これまで利権者全員で組織する管理組合での協議と後継事業者の早期立地に向けた協議の加速や助成制度の創設など、市場課題の解決に向けた努力を評価いたします。民間活力による呉地区の駅前地区の再整備は、本市活性化の最優先課題でもあります。今後は、全呉市民の注目の中での事業実施となりますが、事業の持つべき内容、規模、さらには多くの施設が持つべき機能を広く意見を求め、新庁舎同様、西日本や全国でも有数の駅前整備事業として完成すべく取り組んでいただくよう提案いたします。 現在呉市がそのあり方について検討を行っている青山クラブについて、昨年来、同僚議員がその活用策を提言しているところでありますが、映画「この世界の片隅に」の公開以来、多くの映画ファンが当地に立ち寄り、呉市の文化的遺産としての価値、品位を高めている現状に鑑みて、青山クラブは、その近くに美術館、入船山記念館など歴史的建造物が存在する非常に価値ある建造物と言えます。青山クラブは、そこから呉市一円や付近の呉市文化遺産が一望できるよう整備して、その保存を図るべきと考えます。建物全館とはいかぬまでも、呉市文化資産として、その保存を念頭にした計画を提言いたします。 次に、港湾施設についてでありますが、阿賀マリノ埋立地は、現在工業用地のほとんどが売却できる状態となっており、当局の企業誘致努力のたまものと評価いたします。この埋立地は、でき得れば将来的に市内南側のレジャー施設用地も工業用地などに用地変更し、呉市の一大工業地域として、ものづくり産業の増進や雇用増大を図っていただきたいと考えます。一方、呉市の港湾は重要港湾としてその役割が大きくなっており、近い将来、マリノポリス地域あるいは広虹村地域の港湾も、多様な物流活性化への機能が求められると考えられます。設備の耐久性の点検整備とともに、各地域の港湾が今後より一層の物流産業の活性化や経済活動の拡大に供するよう設備の整備強化を提言いたします。 観光政策についてですが、このたび下蒲刈町での朝鮮通信使に伴う歴史資産が世界記憶遺産として認定されるよう伺っています。本市の文化遺産が世界に認証されることとなり、今後は世界を対象とした観光行政を強化せねばなりません。さきに台湾基隆市との姉妹都市縁組を行いました。市当局の御努力に敬意を表しますが、本市は従来の観光行政理念から、世界に向かっての観光行政の確固たる理念の確立と実施がますます必要となります。一方、台湾においても呉市のブランド品の紹介売り込み等に力を傾注すべきでありますが、基隆市を基点として、台北から台南への展開、これを行う道は開けることができると信じます。さらに、旧呉市あるいは合併8町には、まだ生まれている文化遺産があるものと考慮しますので、これらの遺産、資産の掘り起こしと文化財認定について、さらなる展開を期待いたします。 以上述べてきた諸課題に加えて、中核市としての行政機能の向上も強く視野に入れられ、『「絆」と「活力」を創造する都市・くれ』の実現に向けた三つの重点戦略と八つの重点プロジェクトの実現に向けた新たな努力を期待し、同志会提言といたします。ありがとうございました。 ○議長(加藤忠二) 以上で同志会の提案を終わります。 次に、誠志会の提案をお願いします。 32番森本議員。     〔32番森本茂樹議員登壇〕 ◆32番(森本茂樹議員) 誠志会を代表いたしまして、新年度に向けた提案をいたします。 この文章を昨日予行演習してくれた委員がおりまして、大変困ったものでございますけれども、めげずに頑張りたいと思います。 呉市は、昨年4月に全国で47番目となる中核市へ移行し、さらなる市民サービスの向上を図りながら、より一層の独自性、創造性を発揮するということでスタートをいたしました。また、広島県の中央地区のリーダーとして、連携中枢都市圏形成に係る連携協約を4市4町で締結したところでございます。呉市まち・ひと・しごと創生総合戦略が策定され、若年層の定着ということで、働きやすさの向上、育てやすさの向上、暮らしやすさの向上を基本理念とし、呉らしさを生かしたまち・ひと・しごとを創造する具体策が示されたわけでございますけれども、これらが絵に描いた餅にならないように着実に実行されるよう強く要望しておきます。 さて、平成28年度の決算特別委員会を通して明らかになった問題点を幾つか指摘し、来年度の予算に取り入れていただきたく、提案をいたします。 まず1点目といたしまして、歳入において、収入未済額が一般会計で14億4,925万8,166円、不納欠損額が1億4,549万6,989円となっております。期限が来るのを待って不納欠損にするのではなく、負担の公平性の観点から、より一層の減少に努められるよう指摘をしておきます。 2点目といたしまして、呉市も少子高齢化の波が急激に押し寄せております。この人口減少を食いとめるためには、若者が呉市に定住することが肝要であります。工場は誘致したものの、若者の雇用が生まれなければ人口は減少をします。若者の雇用促進を図り、若者が定住をすることにより、子供がふえてくるわけであります。工場、人口が増加することにより税収入の確保も図られ、この税収入で市民サービスの向上を目指すといった好循環型社会の構築を目指すよう要望しておきます。 3点目でございますが、時代に合った教育環境の整備の推進でございます。 各家庭のトイレは、ウォシュレットつきの洋式トイレに移行しており、学校でのトイレ使用を嫌がる児童生徒が増加をしております。市の職員や議員はウォシュレットつきの洋式トイレを使用し、子供たちにはいまだ和式トイレを使用させるというのは納得がいかないわけであります。親は子供たちのためにどんなこともしてやりたいと思うように、子供たちを優先しようではありませんか。それと、呉市から40年余りオリンピック選手が出ておらず、全国レベルの育成を目指すべく努力をお願いしておきます。 4点目でございますが、呉駅前整備等そごう跡地の問題でございます。 多くの市民が広島市、東広島へと流れているのが現状でございますが、呉市の活性化のためには早期の整備と活用が必要不可欠でありますから、強く要望をしておきます。 5点目でございますが、呉市には道の駅がなく、他の市町には道の駅を起爆剤として、農林水産業を初めとし産業の活性化に努めております。職員の適材適所、専門職、技術者の登用を図り、道の駅、海の駅を初めとした産業の活性化を進めていただくよう要望しておきます。 最後になりましたが、6点目といたしまして、毎年各部が予算編成を行う中で、同じ事業を行い、市民のニーズに合わない事業、方向性を変えたほうがよい事業などが多々あると思われます。そういった事業の見直しを行い、次年度においてより効果的な事業を行っていただきますよう要望しておきます。 以上、誠志会としての方向性を示し、提案といたします。 ○議長(加藤忠二) 以上で誠志会の提案を終わります。 次に、公明党の提案をお願いします。 4番藤原議員。     〔4番藤原広議員登壇〕 ◆4番(藤原広議員) こんにちは。公明党呉市議会議員団を代表いたしまして、新年度に向けた重点施策提言を申し述べさせていただきます。 その前に、昨日うれしいニュースが飛び込んでまいりました。2017SAKE COMPETITIONにおきまして、特別純米 雨後の月 呉未希米が純米酒部門におきまして世界第3位に入賞したと、このようなニュースが飛び込んでまいりました。呉で育った酒米、呉未希米、販売以来、呉の皆さん、そして広島の皆さんがかわいがって応援してくださっている一本が銅メダルを獲得したとのコメントが記載をされておりました。呉の名を世界に知らしめた出来事として、紹介をさせていただきました。 それでは、本題に入らさせていただきたいと思います。 昨年は、本市の防災中枢拠点である新庁舎が完成したと同時に、中核市への移行、文化庁からの日本遺産に認定されるなど、呉市にとり一大転機となった年度でありました。平成29年に入り、スポーツにおいて、市長に就任以来、かつて野球王国と言われた呉を再び野球で盛り上げたいという夢を描いておりましたとの思いを実現され、市立呉高等学校が創部10年目という驚異的な早さで、呉市としては実に54年ぶりに念願の甲子園切符をつかみ取り、甲子園では記念すべき初勝利をおさめるなど、私ども呉市民や各地で活躍されている呉市出身者に大きな希望と感動を与えていただきました。 一方、プロ野球においては、地元の誇りである広島東洋カープが9月18日、阪神甲子園球場におきまして2年連続8度目のリーグ優勝を果たし、連覇は実に37年ぶりということで、連覇を祝う行事、イベントが相次いでおり、その経済効果は昨年より約70億円ふえて、400億円増に達する見込みであるとの推計が出ております。本市もその追い風に乗り、イメージキャラクター呉氏を前面に押し出して、市役所内の各部局が一枚岩となって呉市の魅力をアピールするなど、さらなる発信力の強化への取り組みを力強く推し進めていただけるような組織体制づくりを切に望むものでございます。 ここで次年度に向けた会派要望を提言させていただきます。 一つは、広域連携の推進であります。 呉市を中心とした連携中枢都市圏を形成する市町との連携を強化し、高次都市機能の強化と充実を図るとともに、防災対策、観光客誘致、防災時のバックアップ機能強化を含めた企業誘致などを積極的に推進していただきたいと思います。 二つ目は、呉駅前の再整備であります。 この事案は市民最大の関心事であります。呉市の顔であるシンボル的存在であったそごう呉店の後継店に対し、市民ニーズに合った施設利用となるよう最大限の支援を行い、呉駅前のにぎわいを取り戻していただきたいと思います。 三つ目は、行財政改革のさらなる推進であります。 行政の無駄を排し、行財政改革を積極的に推進し、財政の見える化を推進するとともに、人口ビジョンに即した公共施設の再配置と総合管理計画を速やかに進めていただきたい。 四つ目は、市民の健康づくりの推進であります。 来年度作成する健康くれ21の着実な実践の取り組みの中で、高齢化が進む呉市においては健康寿命と労働寿命の延伸を図るとともに医療費の抑制、及び本市の経済振興と雇用の拡大とともに地域の活性化を図っていただきたい。 五つ目は、道路交通網の整備であります。 休山新道の4車線化の整備の着実な推進と先小倉交差点高架橋の早期着手、県道平谷線、クレアラインを初めとする交通網整備の早期実現や、呉市内の幹線道路の維持管理等に向けた着実な取り組みを強く要望するものであります。 六つ目は、次世代を担う子供たちへの教育の充実であります。 これからの時代は、さまざまな情報を主体的に活用し問題を解決したり新たな価値を創造したりする能力を育成する必要があります。そのためには学校現場のICT化を推進し、子供たちに情報活用能力を身につけさせることが重要な施策になっていくかと思われます。次年度に向けてICT化に対する予算措置を惜しむことのないよう取り組んでいただくよう提案いたします。 さらに、国においては安倍総理が教育の無償化を提唱されておられます。私ども公明党も、国づくりの基本は人づくりであり、人への投資が未来を開くと考えております。教育費の心配をせずに安心して産み育てられ、希望すれば誰もが必要な教育を受けられる社会の実現を目指しております。その中で、子育て世代の保護者の方とお話をすると、高校生の子供を持つ方から、歩くまたは自転車ならいいのですが、結構子供たちの通学費にお金がかかるんです、ここを何とかしていただくと本当に助かりますと、子育て世代の負担軽減策の一環として御検討をいただきたいと要望いたしておきます。 以上、何点か要望させていただきましたが、本年度の定例会や以前の会派要望等でやり残したことも見受けられますので、引き続きの対応を含め、私どもの新年度に向けた会派提案とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○議長(加藤忠二) 以上で公明党呉市議会議員団の提案を終わります。 次に、市民フォーラムの提案をお願いします。 10番山本議員。     〔10番山本良二議員登壇〕 ◆10番(山本良二議員) 来年度予算編成に当たって、市民フォーラムからの提案、要望を述べさせていただきたいと思います。最後でありますので、簡単にさせていただきます。 さて、呉市にとって人口減少対策が喫緊の課題であります。人口減少は少子化が原因ということで、結婚、出産、子育てなど積極的に取り組まれています。こういった取り組みも大変重要でありますが、人口減少対策で最も必要なのは雇用の創出だと考えております。学校を卒業しても働く場がなく、仕方なく呉から出ていかなければならないのが実情だと思っております。阿賀マリノへの企業誘致や観光分野での雇用の確保を含めて、雇用対策について呉市を挙げて取り組んでいただきたいと思います。 また、そごうの跡地活用やグリーンピアせとうちの売却などにも展望を開き、雇用の確保と呉市の活性化を目指していただきたいと思います。人口の減少による若者の流出は、近い将来、地域協働の担い手不足が深刻な課題となっていき、各地域の自治会などの運営が困難になっていくことが予想されますので、早急な対応をお願いしたいと思います。 近年、局地的な豪雨などで全国で土砂災害などが頻発いたしております。呉市の急傾斜地が多いという地理的状況を考えると、呉市にこういった豪雨が来ると大変な災害になるのではないかと不安になってまいります。新庁舎には災害対策の機能も充実いたしておりますが、判断をするのは人であります。災害は起きるたびに初めての対応になることから、十分なマニュアルづくりなど、いざ災害が起きたときにより適切な対応ができるよう、平時から万全の準備をお願いしたいと思っております。 また、地域の防災力の強化のため、自主防災会の組織化や強化、防災リーダーの育成など、今以上に取り組んでいただきたいと思います。災害予防の急傾斜地の工事などハード面の整備にも引き続き積極的に取り組んでいただき、そして道路や河川など維持経費の増額を強く要望いたしておきます。 財政の健全化の取り組みでありますが、少子高齢化の進行や生産年齢人口等の推移などを考えると、歳入の大幅な増加は望めず、歳出については引き続き社会保障関係経費の増加が見込まれることから、地道な努力、行財政改革を不断に行っていくことが重要であると考えております。財政集中改革プログラムの達成は非常に高く評価をいたしておりますが、同時に、市民への痛みと負担を伴うものでもありました。これを教訓として、どうか今後とも地道な努力、行財政改革を続けていただきますよう要望いたしておきます。 また、呉市公共施設等管理計画を推進し、経営感覚を持って、将来の人口規模、財政規模を踏まえた合理的、効率的な公共施設の管理をお願いしたいと思います。 いずれにいたしましても、呉市発展のためのよい発想をつくっていくのは市長初め市の職員であります。職員がやる気を持って呉市の行政に当たることが、市民のため一番重要だと思います。適材適所の人事を実施するなど、やりがいのある職場づくり、やりがいのできる労働条件づくりにも意を用いていただきたいと思います。 また、より一層、職員の資質の向上などに向けたソフト面の充実に予算を惜しまないよう取り組んでいただきたいと思います。そして、若年層の職員が少ないことからアンバランスな年齢構成になっておりますので、積極的な職員採用もお願いし、市民フォーラムからの要望といたします。御清聴ありがとうございました。 ○議長(加藤忠二) 以上で市民フォーラムの提案を終わります。 これをもって各会派代表者による提案を終わります。 ただいま各会派から出されました要望につきましては、十分意を用いられますようお願いいたしておきます。      ──────────────────────────────     〔佐々木元教育委員スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(加藤忠二) この際、先日任命に同意されました教育委員を紹介いたします。 ◎教育委員(佐々木元) このたび呉市教育委員に選任をいただきました佐々木でございます。呉市の教育、ますますの発展と充実のために全力を尽くし、全身全霊をもって職責を果たしてまいっていきたいと思っております。皆様方のこれからの一層の御指導と御鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、御挨拶にさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加藤忠二) 以上で紹介を終わります。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) 以上をもちまして、今期定例会の会議に付議された事件は全て議了いたしました。 お諮りいたします。 会期は9月28日までとなっておりますが、本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本日をもって閉会することに決定されました。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) 閉会に当たり市長の挨拶があります。 市長。     〔小村和年市長登壇〕 ◎市長(小村和年) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会におきましては、平成29年度の補正予算案、平成28年度の各会計の決算認定案を初めとする議案につきまして、24日間という長きにわたり、慎重に御審議を賜り、議決をいただきましたことに対しまして、心から感謝を申し上げます。 このたび議決をいただきました案件につきましては、審議の過程で承りました議会の御意向を十分尊重して実施してまいる所存でございます。 さて、一昨日、安倍首相は、再来年の10月に予定される消費税10%への引き上げに伴い、税収の使い道を変更し、幼児教育の無償化など人づくり革命の政策に2兆円を振り向ける方針を表明されました。人づくりこそ、次なる時代を切り開く原動力であります。今後、人口減少、少子高齢化が一層進展する中で、誰でも、何歳になっても学び続け、能力を発揮できる社会、そして誰にでもチャンスのある社会を目指すことにより、にぎわいを再興することができ、そしてさらに発展へとつなげることができると思っております。 呉市におきましても、第4次呉市長期総合計画において人づくりを重点戦略の第1番目に掲げ、未来を担う人材の育成や市民の健康づくりの推進などに積極的に取り組んできております。また、若者が集い、にぎわうまちを目指して、呉らしさを生かした地方創生策を総合的に展開しております。今後とも、呉市が将来にわたり豊かで活力あふれるまちとなるよう、議会とも一体となって引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。 最後になりましたが、議員各位におかれましては、市勢発展のため、一層の御尽力、御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) 以上で定例会を閉会いたします。ありがとうございました。            午前11時21分     閉   会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       呉市議会議長  加 藤  忠 二       呉市議会議員  平 岡  正 人       呉市議会議員  森 本  茂 樹...