41番 佐々木 壽 吉 42番 元 田 賢 治
43番 谷 口 修 44番 永 田 雅 紀
45番 金 子 和 彦 46番 木 山 徳 和
47番 沖 宗 正 明 48番 中 森 辰 一
49番 碓 井 法 明 50番 山 田 春 男
51番 中 本 弘 53番 木 島 丘
54番 藤 田 博 之
───────────────────────────────────────
欠 席 議 員 氏 名
52番 児 玉 光 禎
───────────────────────────────────────
職務のため議場に出席した
事務局職員の職氏名
事務局長 石 田 芳 文
事務局次長 松 坂 康 雄
議事課長 小 田 和 生
議事課課長補佐主任事務取扱
吉 川 和 幸
議事課主査 村 田 愛一朗
議事課主査 小 崎 智 之
外関係職員
───────────────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 松 井 一 實 副市長 小 池 信 之
副市長 及 川 享
危機管理担当局長岩 崎 学
企画総務局長 荒神原 政 司
財政局長 古 川 智 之
市民局長 杉 山 朗
健康福祉局長 山 本 直 樹
健康福祉局保健医療担当局長 こども未来局長 森 川 伸 江
阪 谷 幸 春
環境局長 重 村 隆 彦
経済観光局長 津 村 浩
都市整備局長 中 村 純
都市整備局指導担当局長
谷 康 宣
道路交通局長 加 藤 浩 明
下水道局長 油 野 裕 和
会計管理者 金 森 禎 士
消防局長 勝 田 博 文
水道局長 友 広 整 二
監査事務局長 大 杉 薫
財政課長 後 藤 和 隆 教育長 糸 山 隆
選挙管理委員会事務局長 人事委員会事務局長
橋 場 聡 子 仁 井 敏 子
───────────────────────────────────────
午前10時00分開会
出席議員 52名
欠席議員 2名
○
山田春男 議長 皆さん,おはようございます。
出席議員52名であります。
───────────────────────────────────────
開会宣告
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 ただいまより令和3年第3回
広島市議会定例会を開会いたします。
───────────────────────────────────────
開議宣告
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 これより本日の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
会議録署名者の指名
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 本日の
会議録署名者として
9番 平 岡 優 一 議員
42番 元 田 賢 治 議員
を御指名いたします。
───────────────────────────────────────
黙祷
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 8月11日からの大雨によって,本市のみならず西日本を中心とした広範な地域において多くの死傷者が生じるなど,甚大な被害が発生したところであります。お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに,被災された多くの方々にお見舞いを申し上げます。
この際,このたびの災害で犠牲となられた方々に対して黙祷をささげたいと思います。
皆様,御起立をお願いいたします。
〔
一同起立〕
○
山田春男 議長 黙祷。
〔
一同黙祷〕
○
山田春男 議長 黙祷を終わります。
御着席をお願いいたします。
───────────────────────────────────────
諸般の報告
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 この際,諸般の報告がありますので,
事務局長に朗読させます。
◎
石田芳文 事務局長 (朗 読)
報告事項
1 本定例会に市長より提出された案件は,第92
号議案から第114
号議案,報告第10号から第21号並びに令和2
年度広島市
水道事業決算,広島市
下水道事業決算及び広島市
安芸市民病院事業決算の計38件であります。
1 市長より,
人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問1件を受理いたしました。
1
監査委員より,
監査報告第19号から第26号並びに
検査報告第26号から第28号を受理いたしました。
1 受理した請願・陳情は,お手元に配付した請願・
陳情受理報告書のとおりであります。
以上であります。
───────────────────────────────────────
日程に入る旨の宣告
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 これより日程に入ります。
───────────────────────────────────────
△日程第1
会期決定について
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 日程第1,
会期決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は,本日から9月28日までの15日間にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
山田春男 議長 異議なしと認めます。よって,会期は15日間と決定いたしました。
───────────────────────────────────────
△日程第2┌自報告第10号
専決処分の報告について
┤ (道路の
管理瑕疵等に係る
損害賠償額の決定)
└至報告第21号
地方独立行政法人広島市立病院機構の第2期
中期目標期間終
了時に見込まれる
業務実績に係る評価結果の報告について
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 次は,日程第2,報告第10号から第21号を一括上程いたします。
本件について質疑の通告がありますので,順次発言を許します。
34番
馬庭恭子議員。
〔34番
馬庭恭子議員登壇〕
◆34番(
馬庭恭子議員)
市政改革・
無党派クラブの
馬庭恭子です。
報告第16号,令和2年度の
内部統制の評価について質疑を行います。
地方自治法の一部改正により,
地方公共団体における
内部統制制度が開始され,今回初めて
広島市内部統制評価報告書が議会に報告されることになりました。平成31年3月に総務省が示した
地方公共団体における
内部統制制度の導入・
実施ガイドラインには,議会は長から独立した立場でこれを監視する役割を担っており,
内部統制に関しても,
議決事件に関わる質疑や調査権の行使などを通じて,
内部統制の
整備状況及び
運用状況について監視を行い,必要に応じて改善を促すことが示されています。
今回の報告書では,各局別に各部署で
業務レベルで84件の不適切な事案が報告され,
重要リスクの中で重大な不備があるとして,
道路交通局道路管理課事案である
道路占用許可業務において,
道路占用料の
納入通知書の
発送漏れと,督促状の
発送漏れが挙がっています。これは,令和2年3月17日に
リスク対応策を整備したにもかかわらず効果がなく,不備が12月11日に発覚したものです。つまり,業務上の不備は9か月間放置されたことになります。
通知漏れ件数は994件で7000万円余り,督促状の
発送漏れは55件で,そのうち300万円を占めています。私
たち議員は各局からの報告として,算定間違い,入力間違い,送付間違いなど,
幹事長報告や
常任委員会を通じて把握します。しかし,今回の重大な不備として評価された事案は,今回初めてこの報告書によって知ることになりました。
そこでお尋ねいたします。例えば
健康福祉局などから保育料の二重還付など議会に報告があると,それは私も議員の責務として,
報告文書としてとじています。しかし,
内部統制報告書に記載されている
道路交通局の事案は,昨年度の
報告つづりと突合すると記録がないということに気がつきました。さらに,
議会事務局に確認したところ,議会側へは報告がなかったということでした。
道路交通局の事案はなぜ報告されなかったのかお尋ねいたします。
次に,評価時期についてです。ほぼ1年の評価になるので,評価は12月という時期に行うということなのですが,
中間評価をするなど,1回のみならず毎月点検することにすれば,もっと早期に対応することが可能と考えますが,いかがでしょうか。
ちなみに岡山市,川崎市に尋ねると,
内部統制の評価時期については毎月評価するということでした。
次に,報告第19号,
公立大学法人広島市立大学の令和2年度
業務実績に係る評価結果の報告について質疑を行います。
新型コロナウイルスは社会全体を混乱させています。変異株の登場で,これからは収束のめどはなかなか立たず,様々な場面で課題が噴出しています。特に教育の場では,授業をはじめ
通常どおりでは対応できないことが多く,そのような危機にどう対応したかが今回の大学の
業務実績の評価になっていると思われます。
そこでお尋ねいたします。昨年の文科省の調査では,コロナの影響で学業を
中途退学,休学した学生は5,800人という結果でした。授業料を支払っても通常の
対面講義を受けることができない,大学間の
国際交流も中止せざるを得ない中,特に新入生は新しい環境の中で戸惑いや不安があったのではないかと思います。どう
教育支援を行ったのか,なお,まだある課題は何なのかをお答えください。
また,生活費の補完にと
アルバイトをする学生も多い中,その
アルバイトもなくなるという実態に対して,大学は
応急奨学金制度を創設していますが,その運用はどうなっていますか。コロナが終息するまでまだまだ時間を要すると思います。
応急手当てでは終わらない状況もあるのではないかと思いますが,継続できる
資金獲得など,いかがお考えでしょうか。
次に,大学の安全な環境についてです。以前から大学の
ハラスメント対策の不備と強化を議会の質問の中で繰り返し指摘してまいりました。今回も学生に対する
ハラスメント事案があり,C評価となっています。
そこでお尋ねいたします。
市立大学の教員の数は全体で193人です。その中で
女性教員の数は30人と聞いています。圧倒的に
女性教員が少ない状況では,アカデミック
ハラスメント,セクシュアル
ハラスメント,
パワーハラスメントなど,
ハラスメントに対する
職場風土が育ちにくいものになっているのではないかと危惧しています。今後,
女性教員を増やすべきではないかと思いますが,いかがお考えでしょうか,お答えください。
また,今回の
ハラスメント事案で学生が被害を受けたことは,
国際平和文化都市の大学としての今までの功績などはかき消され,保護者や学生が
大学進学を考えるときの
選択指標にもなり,優秀な
学生獲得に影響を与えるのではないでしょうか。今後,どう
再発防止に向けて取り組むのでしょうか,お答えください。
以上でございます。
○
山田春男 議長
企画総務局長。
◎
荒神原政司 企画総務局長 報告第16号,令和2年度の
内部統制の評価についての御質問のうち,12月に
自己評価を行うということだが,毎月点検することにすればもっと早期に対応できると考えられるがどうかについてです。
本市の
内部統制は,
制度所管課から送付された
リスク管理票に記載された業務上のチェックポイントを
制度運用課において確認し,日常的に業務が適切に行われているかどうかを組織的に点検することを基本としています。このたびの
道路交通局の事案は,こうした点検が十分でなかったことが原因であり,まずは日常的に業務が適切に行われているかどうかの組織的な点検を徹底することが大切であると考えています。議員御指摘の
自己評価は,
リスク対応策に従い業務を適切に執行することができたかについて年間の
取組状況を総点検するものであり,費用対効果の点から,ある程度の
取組期間を対象として行うものです。また,この点検の結果を取りまとめ,
独立的評価を行った上で,
内部統制評価報告書を作成するスケジュールを考慮し,12月から実施することとしたものです。
内部統制制度は総務省の示す
ガイドラインにもあるとおり,継続的に見直しを行いながら構築していくものとされており,他都市の動向も参考にしつつ,長期的な視点に立って改善に努めてまいります。
続きまして,報告第19号,
公立大学法人広島市立大学の令和2年度の
業務実績に係る評価結果の報告について,数点の御質問に順次お答えいたします。
まず,
新型コロナウイルス感染症が拡大する中で,
市立大学はどう支援を行ったのかについてです。
市立大学においては,コロナ禍にあって学生の実情を把握するため,アンケート調査等を実施した上で様々な支援を行ったとのことです。例えばオンライン授業の実施に当たり,自宅等での受講に必要となるパソコン等の無償による貸出しや,インターネット環境の整備に必要となる経費に対する補助などを行うとともに,附属図書館の図書の貸出しに当たり,自宅等への配送料を大学が負担するなどの支援を行ったとのことでした。
次に,学生の修学に関し,今なおどのような課題があるのかについてです。
市立大学によると,
新型コロナウイルス感染症が収束しない中,授業の実施方法について,令和2年度は一部の実習を除きオンライン授業を基本としたところですが,今年度は講義室の収容定員の5割を超える履修者が見込まれるなどの一部の授業のみをオンライン授業とし,その他の授業は感染防止対策を徹底した上で,対面式授業として実施しているとのことです。このように,いかに感染防止と学生同士の交流の機会の確保,これを両立させるかが課題となっているとのことでした。
次に,
応急奨学金制度を創設しているが,その運用はどうなっているのか,また,コロナが収束しない中,今後,応急奨学金の財源となっている寄附などを継続的に獲得する見込みはあるのかについてです。
応急奨学金は,
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,
アルバイトをする機会の減少などによって生活が困窮した学生に対して支給するものであり,令和2年度は一人当たり3万円の奨学金を356人に支給したとのことです。また,
新型コロナウイルス感染症が収束しない中,今年度は一人当たり2万円の奨学金を315人に支給するとともに,新たに大学内の食堂や売店で使用可能な金券の配付や,食品等の現物支給なども行っているとのことです。こうした奨学金等の財源には,大学に寄せられる寄附金のほか,日本学生支援機構からの助成金や大学の積立金を充てており,引き続き教職員や卒業生,後援会,父兄等に対して寄附をお願いするとともに,各種助成金の獲得や積立金の活用などによりその財源を確保していきたいと
市立大学からは聞いております。
次に,今後
女性教員をもっと増やしていくべきと思うがどうかについてです。
市立大学としては,男女共同参画の推進の観点からも,
女性教員の割合が低いことは課題であると認識しており,今年度から一部の教員採用において,評価が同程度であれば女性を優先して採用することを明記して募集を行っているとのことです。今後とも,
女性教員の確保に向け積極的に取り組んでいきたいと
市立大学からは聞いております。
最後に,
ハラスメント事案の
再発防止に向けてどのように取り組むのかについてです。
市立大学では,令和2年度の芸術学部における
ハラスメント事案を受け,当該事案に即したeラーニング教材を作成し,教職員を対象とした緊急特別研修を実施したほか,
ハラスメントの防止及び対応
ガイドラインを大幅に改定し,教職員や学生を対象とした研修会等を実施したとのことです。また,
ハラスメント防止に不断に取り組むため,事案が発生した場合に設置していた
ハラスメント対策委員会を,常設の
ハラスメント防止委員会に改めるとともに,
ハラスメント相談員を10人から14人へと増員するなど,相談体制の充実強化を図ったとのことです。さらに,学生が相談しやすいよう,匿名でも相談できる
ハラスメント相談専用メールアドレスを開設するとともに,学生に対し随時相談を促すメールの配信なども行っているとのことです。
こうした様々な取組を通じて,
ハラスメントの芽の早期把握に努め,
ハラスメント事案が発生しないよう,今後とも全教職員が一丸となって取り組んでいきたいと
市立大学からは聞いております。
以上でございます。
○
山田春男 議長
道路交通局長。
◎加藤浩明
道路交通局長 令和2年度の
内部統制の評価についてのうち,
道路交通局の事案はなぜ議会に報告しなかったのかについてお答えいたします。
今回の事案は,一部の区役所において
道路占用料の
納入通知書や督促状の
発送漏れが生じたものですが,事案の把握後,速やかに
納入通知書,督促状の発送を行っており,料金の誤徴収や個人情報の漏えいといった市民等へ直接の影響を及ぼすものではなかったことから,個別事案としての公表や議会報告は行わなかったものです。
以上でございます。
○
山田春男 議長 34番馬庭議員。
◆34番(
馬庭恭子議員) さっきの
道路交通局長の御答弁なんですが,市民生活に直接影響を及ぼさなかったから報告しなかったということなんですが,7000万円余りのいわゆる
発送漏れという業務の不適切な対応というのは,やはり報告すべきだというふうに思います。ほかの局は,市民生活に影響が及ばなくても報告する事例はたくさんあります。つまり,
道路交通局が報告しなければいけないという物差しと,他局の報告しなければならないという物差しが少し違うんではないかと思うんですが,そこは統一して報告してもらったら大変市民としてはいいのかなというふうに思うんですが,どのようにお考えでしょうか。
○
山田春男 議長
企画総務局長。
◎
荒神原政司 企画総務局長 内部統制制度においては評価対象期間における事務の適正な執行を確保すべく,自己点検,
自己評価等を経た上で評価報告書を作成し,
監査委員の意見をつけて議会に報告しているものであり,関係法令及び
ガイドラインに基づき適切に処理されているものと考えております。
なお,不適切な事務処理について,直ちに議会へ報告すべきか否かについては,先ほど
道路交通局長も御答弁いたしましたとおり,市民への直接の影響など個別の案件ごとに状況が異なることから,これまでどおり所管局等において適切に判断するものと考えております。
以上でございます。
○
山田春男 議長 34番馬庭議員。
◆34番(
馬庭恭子議員) そうすると,市民生活に影響が及ばなければ事務の不手際は市民の目から見えないということになりますよね。以前,
健康福祉局が国民健康保険のときに外国人に不適切な対応をして,保険証を出してはいけないのに出した,どれだけ被害があったかということは出されましたけれども,それは直接の被害ということではないと思うんですが,きちんと報告とかがありましたよ。あるいは,領収書の消費税の漏れとかです。消費税を記載するのを忘れたとか,そういうこともみんな報告がありましたけれども,やはり隠すのではなくてきちんと報告する,そういう業務の不手際があったということは報告すべきだというふうに思います。各局で判断するということですけれど,各局で判断がみんな違ったら,議会側は報告されるものの統一が図れませんよね。私はそこをちょっと整理していただきたいなということを要望しておきます。
市立大学のことで,奨学金等の確保なんかどういうふうにしているのかというところで,
市立大学は今,残高として4億6000万円ぐらい積立金があるんですね。そういうのをうまく運用して,積立金から
教育支援をするという方法もあるのではないかというふうに思いますので,
市立大学に,積立金の活用ということはしてほしいという要望があったということをお伝えしていただきたいと思います。
以上です。
○
山田春男 議長 次に,48番中森辰一議員。
〔48番中森辰一議員登壇〕
◆48番(中森辰一議員) おはようございます。
日本共産党の中森でございます。
日本共産党市議団を代表いたしまして,報告第17号及び第18号,広島
市立大学と広島市立病院機構の
経営状況の報告について質疑を行います。
まず,広島
市立大学についてであります。
2020年度,令和2年度は
新型コロナウイルスの感染拡大が始まった年度で,様々な混乱や試行錯誤が行われた年度だったと思います。とりわけ学生にとっては,生活面でも授業を受けるという点でも大変だったのではないでしょうか。まず,学生たちが置かれた実態がどうであったのか,大学として把握されたことを御報告ください。
また,大学としてこの問題にどう対応し取り組まれたのか,その成果や反省などを総括的に報告してください。
次に,第2期中期計画の中で学生の確保と支援として,学生の心身の健康の保持増進を図るため,保健管理センター(仮称)の設置に向けて取り組むということがあって,これは令和2年度終了となっています。つまり,このセンターが設置されたということですが,このセンターは今回の新型コロナ感染拡大という事態で大変な状況に置かれた学生への支援としてどのような役割を果たしたのか,実際の取組とその成果等について報告をお願いします。新型コロナの感染拡大は今もなお続いているわけですが,2020年度の取組の上に立って,今年度はそれをどのように発展させているのか教えていただきたいと思います。
次は市立病院機構についてです。
令和2年度の事業は,医業収益が予算比で約48億円マイナスであったのに対して,医業費用が予算比で21億円余りマイナスの一方で,新型コロナに関わる県補助金等が予算比で41億円余り多かったことで,結果として18億7000万円の黒字になったと報告しております。病院事業として,通常の医療活動など以外に突然新型コロナの感染拡大という事態が出来し,それへの公立病院としての対応が求められたのは当然ですが,市立病院機構としてどのような方針を持ってどのように対処したのか,総括的に御報告をお願いします。
次に,入院,外来とも患者数が減り,その結果,医業収益が予算目標に届かなかったわけですが,どのように患者数に影響したのか,同時に,市立病院で治療を行っていた患者さんにどのように影響を及ぼしたのか,報告してください。
次に,どの病院もコロナ感染への対応ということで厳しい緊張を強いられていたと思いますし,とりわけコロナ患者を受け入れた舟入市民病院などでは,医療スタッフが厳しい業務を行っていたでしょうし,それはスタッフの家庭にも影響を及ぼしていたと思います。そうしたことに対して,市立病院機構として,また,各病院としてどのような対応を行ったのか報告してください。また,そうした状況の中で,やむを得ず退職に追い込まれた職員がいたのではないかと思いますが,どのような状況であったのかも報告をお願いします。
そのような中でも,本年度も職員の採用が行われたと思いますが,医療スタッフは現在充足できているのかどうかお答えください。
次に,
新型コロナウイルスは次々と変異を繰り返しながら,今は第五波の感染拡大が少し落ち着き出している状況ですが,引き続き今月30日までは緊急事態宣言が広島でも継続しています。一旦感染確認数が落ちても,またすぐ新たな感染拡大が始まるということが繰り返されてきており,今後も第六波を予測する専門家もおられるなど,まだまだ収束が見通せる状況ではありません。市民の命と健康を守ることが使命である市立病院機構として,この問題にどのように対応していくのかの基本方針をお示しください。
また,今回の新型コロナ感染拡大が収束しても,新たな新型ウイルスの感染拡大の発生が警告されている状況があります。こうした中で,市立病院機構としても,広島市としても,今後の新たな感染症の発生とその急速な感染拡大にどう対応していくのかの考え方と具体的な実践が求められていると思いますが,どのようにお考えかお示しください。
以上です。
○
山田春男 議長
企画総務局長。
◎
荒神原政司 企画総務局長 報告第17号,
公立大学法人広島市立大学の
経営状況についてのお尋ねがございました。
まず,
新型コロナウイルス感染症が拡大する中で,
市立大学の学生の実態がどうであったのか,大学として把握したことを報告してほしい,また,大学としてこの問題にどう対応し取り組んだのか,その成果や反省などを総括的に報告してほしいについてです。
市立大学においては,コロナ禍における学生の実情に関するアンケート調査等を実施したところ,
アルバイトをする機会の減少などによって生活が困窮した学生がいたこと,経済的な事情等によりオンライン授業を自宅等で受講する環境を準備できない学生がいたこと,また,大学に登校する機会が減少し,学生同士の交流の機会が減少したことなどを把握したとのことでした。こうした実態に対し,
市立大学として様々な支援を行いました。例えば,生活に困窮した学生に対する支援として
応急奨学金制度を創設し,令和2年度は一人当たり3万円の奨学金を356人に支給するとともに,オンライン授業の実施に当たり,自宅等での受講に必要となるパソコン等の無償による貸出しや,インターネット環境の整備に必要となる経費に対する補助を行うなどの支援を行ったとのことでした。
また,学生同士の交流の機会として,9月に入学歓迎式を開催するとともに,学生がグループで交流する機会となるオリエンテーションを開催したほか,後期は一部の実習などで対面式授業を増やしました。しかしながら,十分な交流の機会を確保できなかったことが反省点として挙げられると
市立大学からは聞いております。
次に,令和2年度に設置した心と身体の相談センターは,
新型コロナウイルス感染症拡大の中で学生への支援としてどのような役割を果たしたのか,実際の取組とその成果は何かについてです。
心と身体の相談センターは大学の保健室としての機能に加え,コロナ禍での学生の悩みや健康などを気軽に相談できる窓口として,対面やオンラインによる相談,カウンセリングに応じるとともに,学生が
新型コロナウイルス感染症に感染した場合や,濃厚接触者となった場合の連絡窓口としての役割を果たしたとのことであり,さらに,オンラインでのストレスマネジメント講座なども実施したとのことです。こうした取組の結果,センターの利用者は大幅に増加してきており,
新型コロナウイルス感染症が拡大する状況下で,学生の心身の健康の保持増進に一定の役割を果たしたと考えていると,
市立大学からは聞いております。
最後に,
新型コロナウイルス感染症拡大が続いている中,令和2年度の取組の上に立って今年度はどのように発展させたのかについてです。
市立大学によると,学生への生活支援として,今年度も一人当たり2万円の奨学金を315人に支給するとともに,今年度から新たに大学内の食堂や売店で使用可能な金券を配付したり,食品等の現物支給を行っているとのことです。
また,学生支援として,学生同士の交流の機会を増やすことができるよう,授業の実施方法について,講義室の収容定員の5割を超える履修者が見込まれるなど一部の授業のみをオンライン授業とし,その他の授業は感染防止対策を徹底した上で,対面式授業として実施しているとのことです。このほか,学生へのパソコンの無償貸与などの支援を継続実施するとともに,オンライン授業に不慣れな新入生などが授業を円滑に受講できるよう,新たに接続方法等のガイダンスの実施や,サポート窓口の設置などの取組も行っているとのことでした。今後ともこうした取組を適宜見直し,補強しながら,学生生活が充実したものとなるよう,しっかりと支援をしていきたいと
市立大学からは聞いております。
以上でございます。
○
山田春男 議長 保健医療担当局長。
◎阪谷幸春
健康福祉局保健医療担当局長 報告第18号,
地方独立行政法人広島市立病院機構の
経営状況について,数点の御質問に順次お答えいたします。
初めに,
新型コロナウイルス感染症の拡大について,市立病院機構としてどのような方針を持ってどのように対処したのかについてです。
令和2年度においては,
新型コロナウイルス感染症の影響による患者数の減少により厳しい収支状況が予想されたことから,年度当初から一層の経費節減に取り組み,効率的な病院運営に努めるとともに,公的医療機関として感染症患者に必要な医療を提供すべく,本市や広島県の要請に応じ,可能な限り感染症対応の病床を確保するなど,
新型コロナウイルス感染症対応に取り組んだと聞いております。
次に,
新型コロナウイルス感染症の拡大がどのように患者数に影響したのか,同時に,どのように市立病院で治療を行っていた患者に影響を及ぼしたのかについてです。
市立病院機構の令和2年度予算の患者数については,入院,外来患者数合わせて123万2947人を見込んでおりましたが,決算は103万2488人と,20万459人減少をいたしました。市立病院のうち,舟入市民病院では,感染症関連の診療に当たるため一時的に初診の内科診療を中止しましたが,広島市民病院及び安佐市民病院では,原則,
通常どおりの外来診療を実施いたしました。また,入院につきましては,3病院とも感染症対応の病床を確保するため,新規入院患者の抑制や,緊急手術の場合を除き手術を延期したと聞いております。
次に,
新型コロナウイルス感染症への対応で医療スタッフが厳しい業務を行い,スタッフの家庭にも影響を及ぼしていたと思うが,市立病院機構として,また,各病院としてどのような対応を行ったのかについてです。
新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる病棟に配置する医療スタッフにつきましては,事前に所属長が職員と面談の上,本人はもとより家族の了解が得られた職員を配置をいたしました。また,当該病棟に勤務する中で,本人または家族の意向により一般病棟への配置替えを希望する職員につきましては,患者との接触期間を十分考慮し,一般病棟への配置替えを行いました。さらに,厳しい職場環境の中で職員がモチベーションを保てるよう,所属長のみならず,市立病院機構の産業医や保健師が一丸となって,メンタル面においてもサポートを行っていたと聞いております。
次に,やむを得ず退職に追い込まれた職員がいたと思うがどのような状況であったのか,今の医療スタッフは充足できているのかについてです。
令和2年度においては,
新型コロナウイルス感染症患者の受入れの対応を理由とした退職が3件あったと聞いております。
新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる病棟の職員の確保に当たっては,受入れ病棟以外の病棟から新たに希望者を募るなどして体制を確保し,令和3年度当初には必要な人員の補充を行ったと聞いております。
次に,市民の命と健康を守ることが使命である市立病院機構として,
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況にどう対応していくのかについてです。
市立病院機構では,
新型コロナウイルス感染症について,第二種感染症指定医療機関である舟入市民病院をはじめ,感染症協力医療機関である安佐市民病院,さらに広島市民病院及びリハビリテーション病院がおのおのの市立病院としての役割を十分に果たすとともに,本市や広島県などからの協力要請に積極的に応じ,適切に感染症医療を提供してきました。いまだ予断を許さない状況が続いていますが,引き続き市立病院機構の基本理念である市民の健康の維持・増進を図るとともに,市民に信頼され満足される質の高い医療を継続的かつ安定的に提供するため,職員が一丸となって取り組んでいくと聞いております。
最後に,市立病院機構としても広島市としても,今後の新たな感染症の発生とその急速な感染拡大にどう対応していくのかについてです。
このたびの
新型コロナウイルス感染症をはじめ,これまでの感染症医療の提供の中で得られた知見を生かし,今後の新たな感染症の発生時にも,おのおのの市立病院としての役割に応じて関係機関と連携しながら適切に感染症医療を提供するなど,通常の医療提供体制を維持しつつ,限られたスタッフの中で市立病院機構の使命を果たしていくと聞いております。本市としましては,市立病院機構の病院運営が適切に行われるように,また,病院スタッフが安心して働けるように,さらには,患者の皆様が安心して医療を受けられるように,こうした市立病院機構の取組をしっかりと支えていきたいと考えております。
以上でございます。
○
山田春男 議長 48番中森議員。
◆48番(中森辰一議員) 今現在,市立病院全体が新型コロナに対して日々奮闘しておられると思います。全国的にそうだと思うんですけれども,今回想定していなかった新型ウイルスの感染拡大という事態に当たって臨時の措置が行われてきておりまして,それが想定外の事態に対する臨時の措置であるだけに,従来行われていた通常の医療が大きなしわ寄せを受けているというふうに思います。これは患者さんにとっても大変なことだと思いますし,個別の医療機関にとっても患者の減少や特別の体制などで経済的な負担が大きくなっているということもあると思います。とりわけコロナの患者を特別の使命を持って受け入れる公立病院としての役割があるだけに,今回のような想定外の臨時措置を取らなくてもいいようにしておかなければならなかったんだというふうに思うわけです。今後,いつこの新型コロナパンデミックが終息するか分かりませんけれども,これからも新型ウイルスのパンデミックが繰り返されることが様々な方面から警告的に指摘をされている中で,やはり想定外の臨時の措置で対応するということではなくて,一定の規模のパンデミックを想定して,すぐに必要な対応ができるように準備をしておくことが必要だと思いますので,あえて提起もさせていただきました。もちろん,市だけの責任ではなくて,国立病院や県立病院,さらには日赤病院等の公的病院も含めて連携して取り組む必要があるわけですが,いつでもしっかりと対応できるようにとの連携も含めてやっておくということが必要なんだというふうに思います。
この問題であえて申し上げておくなら,今の政権がこうした事態があってなお,全国の公立病院と公的病院のうち440病院を統廃合する方針を掲げ続けているということはとんでもないことだと言わなければならないと思います。広島市内でいいますと,安芸市民病院,吉島病院が対象になっているほか,済生会呉病院とか国立の広島西医療センター,三原赤十字病院,庄原赤十字病院など,広島県内では13の地域で重要な役割を果たしてきた病院がその統廃合の対象になっております。こういうことはやめさせないといけないと思いますし,市もしっかり声を上げていただくように求めておきたいと思います。
それから,先ほど馬庭議員への答弁の中で,ちょっと気になったことがありましたので言っておきたい思いますが,
市立大学についての答弁で「父兄」という言葉が使われました。今日そのような言葉は行政では使われておりません。ジェンダー平等の視点に立って,これは見直すように求めておきたいと思います。
以上です。
○
山田春男 議長 本件は,これをもって終わります。
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△日程第3┌自
監査報告第19号 令和3年度上期の
企画総務局及び同局に関連する各区役所の
定期監査・
行政監査並びに同局に関連する
財政援助団体監査の実施結果
┤
└至監査報告第26号 令和3年度上期の
工事監査の実施結果
┌自
検査報告第26号 令和3年4月
分例月出納検査
┤
└至検査報告第28号 令和3年6月
分例月出納検査
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 次は,日程第3,
監査報告第19号から第26号並びに
検査報告第26号から第28号を一括上程いたします。
本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
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△日程第4┌自第 92
号議案 令和3
年度広島市
一般会計補正予算(第6号)
┤
└至第107
号議案 契約の締結について
(
西風新都環状線善當寺工区第二
橋りょう(仮称)
下部工事(その1))
┌自第110
号議案 専決処分の承認について
┤ (令和3
年度広島市
一般会計補正予算(第5号))
└至第114
号議案 令和3
年度広島市
開発事業特別会計補正予算(第1号)
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 次は,日程第4,第92号議案から第107
号議案及び第110
号議案から第114
号議案を一括議題といたします。
当局の説明を求めます。
市長。
〔松井一實市長登壇〕
◎松井一實 市長 令和3年第3回
広島市議会定例会の開会に当たり,議員各位に敬意を表するとともに,ただいま上程されました広島市
一般会計補正予算案など21件の議案の概要について説明いたします。
最初に,補正予算案です。
まず,この度の8月11日からの大雨による災害への対応に係る補正予算についてです。
説明に先立ち,この度の大雨災害によりお亡くなりになられた方に対し,謹んで哀悼の誠を捧げますとともに,御遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。また,被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
本市といたしましては,発災以来,応急対策や被災者の生活支援に懸命に取り組んでいるところであり,被災者の方々が一日も早く日常の生活を取り戻していただけるよう,引き続き被災地区の方々に寄り添ってしっかりと生活の再建支援に取り組むとともに,国・県・市の緊密な連携のもと,公共施設等の早期復旧に向けて,全力で取り組んでまいります。
(1) 今回の補正予算として,まず,公共施設等の本格的な復旧を行うため,道路については広島湯来線など35路線60か所,河川については鳴谷川など45河川70か所,農道や水路,農地,林道などの農林業施設161か所,公園施設6公園などについて,それぞれ所要の予算措置を講じます。
(2) そのほか,避難所の運営などに多額の予備費を充当したため,予備費を増額します。
続いて,
新型コロナウイルス感染症対策に係る補正予算です。
(3) まず,キャッシュレス決済の推進についてです。
市民サービスの向上や業務の効率化を図るとともに,
新型コロナウイルス感染症の予防策の一環と位置付けて,各区役所市民課窓口等にキャッシュレス決済を先行導入します。
(4) 次に,利用料金の減収に伴う指定管理料の追加措置についてです。
新型コロナウイルス感染症の影響により利用が減少している施設の
指定管理者が適切に管理運営できるよう,指定管理料を追加措置します。
(5) 次に,困難を抱えた女性のためのつながりサポート事業についてです。
新型コロナウイルス感染症の影響による収入減少や孤独・孤立などの困難や課題を抱えた女性に対する緊急支援策を実施します。
(6) 次に,住居確保給付金の追加措置についてです。
新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により,再支給を受けられる者の要件が緩和されたことなどに伴い,必要額を追加措置します。
(7) 次に,
新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る経費の追加措置についてです。
希望する市民に対するワクチン接種を早期に完了させるため,集団接種会場の設置や,コールセンターの体制強化等に係る必要額を追加措置します。
(8) 次に,PCR検査の実施に係る経費の追加措置についてです。
症状がある方などに対するPCR検査数の増加に対応するため,検査に要する自己負担分の費用助成等に係る必要額を追加措置します。
(9) 次に,
新型コロナウイルス感染症入院医療費の追加措置についてです。
入院者数の増加に対応するため,入院に要する自己負担分の費用助成に係る必要額を追加措置します。
(10)次に,アフターコロナを見据えた中小企業等の活性化支援についてです。
販売促進・販路拡大に取り組む市内中小企業者等に応援金を支給する広島市販路拡大等チャレンジ応援実行委員会に対し,その取組に要する経費を補助します。また,「新しい生活様式」に対応した事業環境の整備等を図ろうとする中小企業者等を対象に,新たな融資制度を設けます。
(11)次に,バス,路面電車などの交通事業者への支援についてです。
外出自粛や休業要請等により移動需要が激減し,厳しい
経営状況にあるバス,路面電車などの交通事業者に対し,PASPYによる運賃割引に要する経費を補助します。
続いて,その他の補正予算です。
(12)まず,似島臨海少年自然の家の整備についてです。
当初の想定よりも地盤が軟弱で,追加の地盤改良工事が必要となったこと及び木材価格の高騰に伴い,全体事業費の増額及び年度ごとの事業費の変更を行います。
(13)次に,国の補助内定に伴う補正についてです。
国庫補助金の内定に伴い,道路整備などに係る所要の予算措置を講じます。
(14)次に,広島競輪場の再整備等についてです。
広島競輪場が,広く市民に利用され自転車を活用したスポーツや文化の振興に資するとともに,本市財政に一層貢献できるよう,施設の再整備を含めた包括委託を実施することに伴い,債務負担行為を設定します。
(15)次に,旧広島市民球場跡地イベント広場管理についてです。
旧広島市民球場跡地イベント広場について,施設の管理を
指定管理者に行わせることに伴い,債務負担行為を設定します。
(16)次に,広島駅南口広場の再整備等についてです。
路面電車駅前大橋ルートの令和7年春供用開始に向け整備を進めるため,債務負担行為を設定します。
(17)次に,道路施設災害復旧についてです。
本年7月の大雨により被災した道路施設の復旧に必要となる経費を計上しています。
(18)次に,放課後児童クラブの開設準備についてです。
来年度に放課後児童クラブの定員不足が見込まれる学区において,児童館の利用に必要となる備品購入など,クラス増設に向けた準備に取り組みます。
(19)次に,県議会議員補欠選挙についてです。
現在欠員が生じている県議会議員安佐南区選挙区において,公職選挙法の規定に基づき,県知事選挙にあわせて補欠選挙を執行することから,必要となる経費を計上しています。
以上の補正措置を行った結果,補正予算額は,154億355万6千円となり,補正後における全会計の総予算規模は,1兆2,906億6,296万5千円となります。
また,予算以外の議案としては,広島市
個人情報保護条例の一部改正案など条例案5件,その他の議案9件,
専決処分承認案2件を提出しています。
このうち,本年8月11日からの大雨による災害への対応に係る補正予算の
専決処分承認案について説明いたします。
これは,大雨災害への応急的な対応として,直ちに予算措置が必要な民有地堆積土砂等撤去,公共施設の災害復旧などに要する経費34億9,820万円について,
地方自治法第179条第1項の規定に基づき,一般会計及び下水道事業会計の補正予算の
専決処分を9月1日に行ったことから,その承認を求めるものです。
以上が,ただいま上程されました議案の概要です。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○
山田春男 議長 ただいま上程中の議案に対する質疑は,後日に譲ります。
───────────────────────────────────────
休会について
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 この際,休会についてお諮りいたします。
明日及び明後日は,議案調査研究のため休会にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
山田春男 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
次会の
開議通知
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 この際,御通知申し上げます。
17日は午前10時より議会の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
散会宣告
───────────────────────────────────────
○
山田春男 議長 本日は,これをもって散会いたします。
午前10時52分散会
───────────────────────────────────────
△(参照1)
令和3年9月14日
議 員 各 位
広島市議会議長
山 田 春 男
請願・陳情の受理について(報告)
下記のとおり請願・陳情を受理し、請願並びに陳情第160号、第161号、第165号、第166号及び第167号は、関係委員会に付託したので報告します。
記
請願
┌───┬────────────────┬─────┬─────┬─────┐
│ 受理 │ 件 名 │ 受 理 │ 付 託 │付託委員会│
│ 番号 │ │ 年 月 日 │ 年 月 日 │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 20 │上安(弘億地区)土砂処分場建設計│ 3. 9. 7 │ 3. 9. 7 │経済観光 │
│ │画の中止を求めることについて │ │ │環境委員会│
└───┴────────────────┴─────┴─────┴─────┘
陳情
┌───┬────────────────┬─────┬─────┬─────┐
│ 受理 │ 件 名 │ 受 理 │ 付 託 │付託委員会│
│ 番号 │ │ 年 月 日 │ 年 月 日 │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 160 │広島市各区維持管理課の職務怠慢の│ 3. 6.25 │ 3. 6.25 │建設委員会│
│ │改善について │ │ │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 161 │児童相談所での児童の環境改善に関│ 3. 7. 5 │ 3. 7. 5 │厚生委員会│
│ │することについて │ │ │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 162 │別居・離婚後の共同親権及び共同養│ 3. 7. 5 │ │ │
│ │育の法整備に関することについて │ │ │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 163 │国に感染症専門病院を設立すべきと│ 3. 7.28 │ │ │
│ │広島市議会は意見書を提出すること│ │ │ │
│ │について │ │ │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 164 │特別定額給付金の再度実施について│ 3. 8.12 │ │ │
│ │求める意見書を広島市議会が政府に│ │ │ │
│ │提出することについて │ │ │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 165 │広島市各区生活課の業務が適正に行│ 3. 8.20 │ 3. 8.20 │厚生委員会│
│ │われているか検証する事について │ │ │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 166 │広島市安佐北区区政調整課は、過ち│ 3. 8.20 │ 3. 8.20 │総務委員会│
│ │を繰り返さない事について │ │ │ │
├───┼────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│ 167 │安佐南区にあるJR可部線古市橋駅│ 3. 8.20 │ 3. 8.20 │建設委員会│
│ │前改札口横駐輪場敷地内にある駐輪│ │ │ │
│ │の區(く)枠白線を直ちに修補する│ │ │ │
│ │事について │ │ │ │
└───┴────────────────┴─────┴─────┴─────┘
───────────────────────────────────────
議 長 山 田 春 男
署名者 平 岡 優 一
署名者 元 田 賢 治...