広島市議会 2018-06-18
平成30年第 2回 6月定例会−06月18日-01号
31番 今 田 良 治 32番 元 田 賢 治
33番 谷 口 修 34番 竹 田 康 律
35番 村 上 厚 子 36番 中 原 洋 美
37番 中 森 辰 一 38番 酒 入 忠 昭
39番 佐々木 壽 吉 40番 太 田 憲 二
41番 若 林 新 三 43番 山 田 春 男
44番 児 玉 光 禎 45番 金 子 和 彦
46番 永 田 雅 紀 47番 沖 宗 正 明
49番 木 山 徳 和 50番 種 清 和 夫
51番 中 本 弘 52番 木 島 丘
53番 碓 井 法 明 54番 藤 田 博 之
55番 中 石 仁
───────────────────────────────────────
欠 席 議 員 氏 名
48番 土 井 哲 男
───────────────────────────────────────
職務のため議場に出席した
事務局職員の職氏名
事務局長 重 元 昭 則
事務局次長 石 田 芳 文
議事課長 小 田 和 生
議事課課長補佐主任事務取扱
吉 川 和 幸
議事課主査 高 谷 昌 弘
議事課主査 村 田 愛一朗
外関係職員
───────────────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 松 井 一 實 副市長 谷 史 郎
副市長 岡 村 清 治
危機管理担当局長行 廣 真 明
企画総務局長 及 川 享
財政局長 手 島 信 行
市民局長 政 氏 昭 夫
健康福祉局長 古 川 智 之
こども未来局長 滝 川 卓 男
環境局長 和 田 厚 志
経済観光局長 日 高 洋
都市整備局長 山 地 正 宏
都市整備局指導担当局長 道路交通局長 谷 山 勝 彦
胡麻田 泰 江
下水道局長 早 志 敏 治
会計管理者 長 敏 伸
消防局長 斉 藤 浩
水道局長 野津山 宏
監査事務局長 堀 敬 輔
財政課長 中 村 徹
教育長 糸 山 隆
選挙管理委員会事務局長
久 保 雅 之
人事委員会事務局長
柴 田 吉 男
───────────────────────────────────────
午前11時01分開会
出席議員 52名
欠席議員 2名
○
永田雅紀 議長 おはようございます。
出席議員52名であります。
───────────────────────────────────────
開会宣告
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 ただいまより,平成30年第2回
広島市議会定例会を開会いたします。
───────────────────────────────────────
開議宣告
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 これより,本日の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
会議録署名者の指名
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 本日の
会議録署名者として
9番 定 野 和 広 議員
41番 若 林 新 三 議員
を御指名いたします。
───────────────────────────────────────
永年
在職議員に対する感謝状の贈呈
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 この際,御報告申し上げます。
去る5月30日,東京において開催されました
全国市議会議長会の
定期総会において,50年以上の
在職議員として
中本弘議員が,40年以上の
在職議員として
木島丘議員が,35年以上の
在職議員として
碓井法明議員がそれぞれ
特別表彰をお受けになられました。また,15年以上の
在職議員として
竹田康律議員,八
條範彦議員がそれぞれ表彰をお受けになられました。まことに御同慶にたえません。今回受賞された方々の長年にわたる御労苦に対し,心から敬意を表する次第であります。
つきましては,先例により,議会の決議をもって感謝の意をあらわしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
永田雅紀 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
感謝状の文案は,先例により,議長において起草いたしましたので,御了解をお願いいたします。
これより,感謝状の贈呈を行います。
〔議長,議長席より演壇におりる〕
◎
小田和生 議事課長 それでは,お名前を申し上げますので,順次,御起立または挙手をお願いいたします。
50年以上
在職議員,
中本弘議員,40年以上
在職議員,
木島丘議員,35年以上
在職議員,
碓井法明議員,15年以上
在職議員,
竹田康律議員,八
條範彦議員。
以上,受賞者を代表されまして,
中本弘議員,演壇へお願いいたします。
〔各受賞者,議席で起立〕
〔
中本弘議員,演壇へ進む〕
○
永田雅紀 議長 (朗 読)
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
感 謝 状
中 本 弘 様
あなたは
広島市議会議員として長きにわたり,よく市政の振興に努められその功績はまことに顕著なものがあります
このたび
全国市議会議長会から
議員在職50年の
特別表彰を受けられましたのでここに
広島市議会の決議をもって感謝の意を表します
平成三十年六月十八日
広島市議会
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おめでとうございます。
〔
感謝状授与〕
〔拍手起こる〕
◎
小田和生 議事課長 それでは,皆様,御着席ください。
〔各受賞者,議席に着席し,議長,議長席に戻る〕
○
永田雅紀 議長 ただいま受賞者を代表して
中本弘議員にお受け取りいただきましたが,他の方々に対しましては,後ほどお手元に贈呈いたします。
───────────────────────────────────────
祝辞
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長
種清和夫議員より,受賞者に対する祝辞の申し出がありますので,これを許します。
種清和夫議員。
〔50番
種清和夫議員登壇〕
〔各受賞者,議席で起立〕
◆50番(
種清和夫議員)
同僚議員の皆様のお許しを得まして,まことに僣越ではございますが,ただいま議会の決議をもって永年
在職議員として感謝状をお受けになりました皆様方に心から敬意を表し,お祝いの言葉を申し上げます。
今回,
全国市議会議長会から,
議員在職50年以上の
特別表彰をお受けになりました
中本議員は,昭和42年の初当選以来,実に13期という長きにわたって
連続当選を果たされ,これまで第63代,第68代議長を初め,副議長など数々の御要職を歴任されるなど,半世紀にわたり,高邁な見識と卓越した政治手腕を発揮されてきたところでございます。特に広島駅
南口周辺地区市街地再
開発事業については,当初から
事業推進に尽力され,地区の発展に大きく貢献されたことは,皆さん御承知のとおりでございます。そのほか,市政の各分野における
中本議員の御功績は枚挙にいとまがないものであり,我々,議席を同じくし,市政に携わる者にとって大変感銘を受けるとともに,長年の御労苦に対し,深甚なる謝意を表する次第でございます。
次に,
議員在職40年以上の
特別表彰をお受けになりました
木島議員は,高
陽町議会議員を務められた後,昭和54年から本
市議会議員として10期
連続当選され,第74代議長を初め,副議長など数々の要職を歴任されました。これまで,その高い見識と豊かな経験を生かされ,本市の発展に多大な貢献を賜っており,長年の御努力と御労苦に対して,心から敬意と感謝の意を表する次第でございます。
次に,
議員在職35年以上の
特別表彰をお受けになりました
碓井議員は,昭和58年から9期
連続当選され,第76代議長を初め,副議長など数々の要職を歴任されました。これまで,その高い見識と豊かな経験を生かされ,
市政発展のため御尽力いただいているところであり,長年の御努力に対し,心から敬意を表する次第でございます。
次に,
議員在職15年以上の表彰をお受けになりました
竹田議員,
八條議員におかれましては,平成15年から4期
連続当選され,それぞれ
各種委員会の正副委員長などの要職を歴任されております。お二人とも,いずれも議会活動において重要な職務を遂行していただいており,本市の発展のため御尽力いただいているところでございます。
このたび,市政の振興に努められた皆様の御功績がたたえられ,
全国市議会議長会から表彰をお受けになり,本市議会としても総意をもって感謝状を贈らせていただきました。
皆様におかれましては,今後ともどうか御健康に留意され,今回の表彰を励みとして,
本市発展のため,より一層の御活躍を賜りますよう心からお願いを申し上げる次第でございます。
以上,甚だ簡単ではございますが,お祝いの言葉とさせていただきます。
まことにおめでとうございます。(拍手)
───────────────────────────────────────
謝辞
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 受賞者を代表して,
中本弘議員から謝辞を述べたいとの申し出がありますので,これを許します。
中本弘議員。
〔51番
中本弘議員登壇〕
〔各受賞者,議席で起立〕
◆51番(
中本弘議員) 皆様のお許しをいただきまして,まことに僣越ではございますが,受賞者を代表いたしまして,一言御礼を申し上げます。
全国市議会議長会より永年
在職議員として,私が50年,
木島議員が40年,
碓井議員が35年の
特別表彰,また,
竹田議員,
八條議員が15年の表彰を賜り,その上に,ただいま議会の決議をもって感謝状をいただきました。まことに感激のきわみであり,大変光栄に存じております。また,
種清議員から身に余るお祝いのお言葉を賜り,まことに感謝の念にたえません。
今回私たちが受賞の栄に浴することができましたのも,ひとえに
議員各位を初め,関係者の温かい御指導,御支援のたまものであると深く感謝をいたしているところでございます。今後は,今回の受賞の喜びを胸に,皆様の御協力をいただきながら,さらなる本市の発展と
市民生活の向上のため,より一層の努力を尽くす所存でございます。
どうか今後とも,従来に増しましての御指導,御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げ,受賞者を代表いたしましてお礼の御挨拶とさせていただきます。
まことにありがとうございました。(拍手)
○
永田雅紀 議長 以上で,感謝状の贈呈を終わります。
───────────────────────────────────────
諸般の報告
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 この際,諸般の報告がありますので,
事務局長に朗読させます。
◎重元昭則
事務局長 (朗 読)
報告事項
1 本定例会に市長より提出された案件は,第68号議案から第85号議案並びに報告第1号から第9号の計27件であります。
1 市長より,
審査請求に関する諮問2件を受理いたしました。
1
監査委員より,
監査報告第7号から第15号並びに
検査報告第14号から第16号を受理いたしました。
1
碓井法明議員から,決議案第15号,
議長不信任決議案を受理いたしました。
1 受理した陳情は,お手元に配付した
陳情受理報告書のとおりであります。
以上であります。
───────────────────────────────────────
日程に入る旨の宣告
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 これより日程に入ります。
───────────────────────────────────────
△日程第1 議席の変更について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 日程第1,議席の変更についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件は,お手元に配付した
議席変更表のとおり議席の一部を変更したいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
永田雅紀 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
△日程第2
会期決定について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,日程第2,
会期決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は,本日から6月28日までの11日間にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
永田雅紀 議長 異議なしと認めます。よって,会期は11日間と決定いたしました。
この際,議事の都合により退席いたします。
〔
永田雅紀議員退席〕
───────────────────────────────────────
年長議員の紹介
───────────────────────────────────────
◎重元昭則
事務局長 地方自治法第106条第2項の規定により,議長及び副議長にともに事故があるときは,仮議長を選挙し,議長の職務を行っていただく必要がありますが,仮議長の選挙を行う場合において,議長の職務を行う者がないときは,地方自治法第107条の規定により,年長の議員が臨時に議長の職務を行うこととなっております。
出席議員中,
中本弘議員が年長の議員でございますので御紹介申し上げます。
中本議員,議長席へお願いいたします。
〔
年長議員中本弘議員,議長席に着く〕
───────────────────────────────────────
日程の
追加変更について
───────────────────────────────────────
○中本弘 臨時議長 地方自治法第107条の規定によりまして,臨時に議長の職務を行います。
この際,仮議長の選挙を日程に追加,直ちに選挙を行いたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中本弘 臨時議長 異議なしと認め,仮議長の選挙を日程に追加,直ちに選挙を行います。
───────────────────────────────────────
△
追加日程 仮議長の選挙について
───────────────────────────────────────
○中本弘 臨時議長 お諮りいたします。
本件は,議会運営委員会の協議・決定どおり,指名推選によることとし,臨時議長より指名することに決して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中本弘 臨時議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
仮議長に私を指名します。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしましたとおり,私を当選人と定めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中本弘 臨時議長 異議なしと認めます。よって,私が仮議長に当選しましたので,仮議長の職務を行わせていただきます。
───────────────────────────────────────
△元日程第3 決議案第15号
議長不信任決議案
───────────────────────────────────────
○中本弘 仮議長 次は,元日程第3,決議案第15号,
議長不信任決議案を議題といたします。
それでは,決議案第15号について,趣旨説明を求めます。
この際,お諮りいたします。
碓井法明議員については,議席で着席のまま発言することを認めることにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中本弘 仮議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
それでは,発言を許します。
53番
碓井法明議員。
◎53番(
碓井法明議員) 座ったままで大変申しわけないと思いますが,このたび35年の感謝状をいただきまして,大変ありがとうございます。大変感謝します。
それから,きょうは大阪で震度6,揺り戻しもあったようでありますが,地震が発生していますけれども,これ以上拡大しないようにお祈りしたいと思います。
ところで,このたびの5月16日なんですが,私の不注意で転倒しまして頭を強打,強く打ちまして救急車で運ばれ,言葉は話せますが,車椅子ということになり,大変皆さん方に御迷惑をおかけすることを申しわけなく思います。
決議案第15号は,皆さんのお手元に配付されてると思いますが,
永田雅紀議長不信任決議案を朗読させていただきます。
決議案第15号,
議長不信任決議案。
平成29年12月12日,平成30年2月23日に
広島市議会定例会に提出した
議長不信任決議案に続き,いまだ市民から議長としての信頼と信用を得られていないため,改めて
永田雅紀広島市議会議長の不信任決議案を提出する。
永田雅紀広島市議会議長は,平成27年5月,議長に就任することを目的に当時所属していた会派を裏切り,その地位を手に入れた。平成29年12月15日の中国新聞朝刊には,議長就任の経緯と平成29年6月の定例会で辞職すると記した念書の存在があったことが掲載され,この報道により危機感を持った市民は,「
永田雅紀広島市議会議長不信任とし議長の交代を求める請願署名」を行い,8,031人の署名が集まったが,
永田雅紀広島市議会議長は,政治は数の論理で,いまだ
広島市議会議長を辞職するという約束も責任も果たされていない。
また,自由民主党・保守クラブが発行している「ひろしま市議会リポート ニュースfrom11」平成30年4月号には,2度の
議長不信任決議案と議長交代を求める請願は,根拠を示さず,事実誤認に基づいた内容で取りつけたものとして広く出回っている。
永田雅紀広島市議会議長の辞職願と辞職に関する念書が存在したことは紛れもない事実であり,事実誤認とは言えない。この質問状を出させてもらいましたが,まだ回答は2週間で得ていません。
永田雅紀議長に対する市民の不信感であり,怒りの声である署名活動は,
永田雅紀議長が辞職するまで,また,良識ある
広島市議会の運営が図られるまで続けられる。
約束は人と人の関係を築く上で極めて重要であり,約束を守るという人として当たり前のことができないのでは,公平,公正な立場で議会,議員を取りまとめていくことは不可能と判断せざるを得ない。
よって,
広島市議会の正常化に向けて改めて
永田雅紀議長を信任せず。
以上,決議する。
平成30年6月18日,
広島市議会。
以上であります。御賛同をよろしくお願いします。
○中本弘 仮議長 お諮りいたします。
本件は,質疑並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中本弘 仮議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。
発言通告者に発言を許します。
54番藤田博之議員。
〔54番藤田博之議員登壇〕
◆54番(藤田博之議員) 提案者が自席からやられ,討論する者が演壇へ出るという,私も長いこと政治をさせてもろうとりますが,初めてこういうことに出会いました。
先般の討論のときにも申し上げたですが,54年前,昭和39年の
広島市議会で同じような議長不信任案が出ておりました。きょうのような議長と副議長が欠けたというそういう場面で,まず仮議長を決めることから大変もめたようであります。最後は選挙で決められたようでありますが,推薦をしようとすると,それじゃあいけんこれじゃあいけんで,なかなか読んでみますとおもしろいやりとりが行われておりますが,その中で,因果は回るなと思うのが,今の
永田雅紀君のおじいさんに当たられるんだと思いますが,永田百太郎さんがその不信任案の提案者になっておられます。それが今度は自分が不信任を受けるという,まさに因果は回るなという,そういう感じがしておるんですが,私は,
碓井議員の提案理由について,みんな賛成をしとるわけじゃありません。ただ,題目のやめていただきたいという,不信任というのについては賛成でありますから,中が少々どうこうがあってもやめることについては賛成をすると,こういうことから討論をさせてもらうわけであります。
私は,かねてから議員年金については,私が全国の会長のときに廃止をする,そういう決定をしたわけでありますから,そのことは,あの当時の
広島市議会の皆さんにもお諮りをして動いたわけであります。それで,最後の結論は,勤めておる人は厚生年金に入られりゃええし,そうでない個人の方は国民年金に入りゃいいじゃないかという,そういうことで全国の市議会で了解を得たわけであります。それが,どうも最近になって,議員のなり手がおらんから年金をまた復活しようという,そういうような理由であるようでありますが,なり手がない職業をみんな特別な年金をつくれば数ないもんだろうと思いますし,どんな職業が今不足をしておるのか,後継者が,それも全く議論されないままでの今の年金復活のようであります。
最終的には,国民年金じゃ食うていけんという,そういうことが言いよられるわけでありますが,しかし,国民年金というのは,国民,たくさんの人が入っておられるわけですが,国民には食うていけん年金を押しつけて議員だけ特別な年金をつくってぬくぬくとしようという,そういう考えというのはよくないように思いますし,それは,この間の12月のときにも申し上げましたし,2月の市会でも申し上げてきたわけであります。年金のことは,そういうことで一旦決着をしてて,復活しようという,そういう決議とかそういう議論というのは
広島市議会では全く行われておりません。それなのにどんどんどんどん議長が走るというのはどうだろうかと,このことはよくないんじゃないだろうかと,こういうように思うわけであります。
今回の不信任案の内容でありますが,内容をもう少し分析をせにゃいけんと思うんです。確かに念書は私がもらいました。それは,この議場外での話であります。ですから,そのことをめぐって懲罰を受けることができないのが今の議会のあり方でありますが,ですが,不信任を出すということは法律的に問題はないし,また,効力もないという,そういうことでいいわけでありますが。議場外での出来事を本会議に持ち込んだということでありますが,議場内で,今の問題は,私と当時の自民党・保守クラブの谷口君と三宅君が保証人になって,2年間で議長を交代します,こういう念書をいただいたことは事実であります。
そのことをもって私は,この本会議でああ言うたじゃないかということは言おうとは思いませんが,それはあくまでも紳士協定でありますから,議場の中でとやかく言う問題ではないと思うんです。それはクラブとクラブとの話でありますが,そのクラブの中で代表しておるのが幹事長であり,副幹事長でありますから,それが守れんときには,やはりその守らん人をそのクラブから除名をするとか,あるいはいろんな処置をすることがあると思うんですが,あるいはまた,クラブ全体としても,ああいう約束をしたが,もう少しある事情があってやらせてくれとか,何か話があるのが普通のやり方だろうと,こういうように思うんです。
ですから,問答無用で反対をしたり賛成したりするんではなしに,何か物を言うてもらいたい。何か理由があるから反対したり賛成するんでしょうから,それを本会議では何にも言わんで,この土俵外で何とかかんとかコメントを出しておる。そういうようなやつはいよいよひきょうなと思うんですよ。議員バッジを外して議員はやめえ,こう言いたい。いよいよひきょうな。何でここで言えんのか。我々の戦場はここの議場なんですよ。議場で言えんことを何で外のほうでぺらぺら言わないけん。そういうやつはほんま腹が立ってしようないんですよ。本会議ですから言葉を気をつけんと,これは直ちに懲罰に係ることでありますから気をつけないけませんが,そういうような自分の意見は言わんで問答無用でやるというのは全くひきょうな,民主主義に反しとる,こういうように思うんですよ。
この張本人は,やはり紳士協定を守らなかった私は谷口君であり,そこの三宅君だと思う。確かに永田君も一番関係しとるが,その前の橋を渡るのがこの2人だと思うんですね。これらが紳士協定を守らんというんですから,今度は俗に言う何とかの戦いをせにゃいけんかもわからんですね。広島じゃよく言われる言葉ですが,それじゃ余りにも醜い争いがこれから続くんじゃないんだろうか。私も長いこと政治をして,けんかすることもよう知っとります。こういうときにはどうすりゃええかというのもよう知っとります。しかし,まだ不信任を出すぐらいで今は控えておるつもりであります。じゃが,いずれこのままじゃいかんから決着せにゃいけんのじゃないかと思うんですね。紳士協定というのはあくまでも紳士協定で,守るのは当たり前でありますが,守れんときもあるんですよ,人間のやることじゃから,世の中じゃから。そのときには守れん理由を言うて話をするんが紳士協定じゃないんですか。問答無用で,平たく言えば,金を借りて何月何日には返す,その日にちが来たら,銭がないけえあれは踏み倒しますから,そんなばかげたつき合いはできんですよ,人間の社会じゃ。まさにそのとおりを今やろうとしとる,やってきとる。
あの54年前の不信任のをずっと読んでみますと,いろんなことを言うとるが,あれも醜い争いをしておるように思うんです。あのときも臨時議長を立てて仮議長を選んだ。その仮議長でも大もめになった。両派が対立して,あれじゃいけんこれじゃいけんっていうて。今回はそこまでいかんかったですが,仮議長も,本当はたくさんおるんじゃから誰かが指名推選をして諮りゃええんですが,自分が自分を言うようなことは,今から50年先あるいは100年先にこの議事録を見て,あのときの議員はどうなんじゃろうかというやっぱり良識を問われると思いますね。やっぱりあんまり醜い争いを議事録に残してもいけんが,まずまず議員として言うべきことは言うてやらないけんのじゃないだろうか,こういうように思う。やっぱり信義にもとるというようなことは絶対にしちゃいけんことじゃないだろうかと,こういうように思うんですよ。
会派をひっくるめて会派ごとみんなでうそを言うたいうことになりゃせんでしょうか。会派で諮ったんかどうか知りませんが,よそのことじゃから,会派の代表者が判を押して間違いありませんいうて持ってきた。じゃが,そのことをわしは今まで言うたことはない。6月市会やったか,いついつか知らんが,それをばらまいたことはありますが,私からこれを,問題を公で話をしたことはないんですが,そういうようなことで,この不信任に賛成をして,直ちにやめてもらいたい,こういうように思いますんで,よろしくお願いを申し上げます。
言葉は足りませんが,以上で討論を終わります。
○中本弘 仮議長 以上で討論を終結いたします。
この際,お諮りいたします。
碓井法明議員については,起立による採決の際,挙手によることを認めることにいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中本弘 仮議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
これより採決いたします。
本件は,原案どおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○中本弘 仮議長 起立少数であります。よって,本件は,否決されました。
〔仮議長
中本弘議員,議長
永田雅紀議員と交代〕
○
永田雅紀 議長
中本議員,仮議長,お疲れさまでした。
議事を進行いたします。
───────────────────────────────────────
△元日程第4┌自報告第1号
繰越明許費の繰越しの報告について(
一般会計)
┤
└至報告第9号 法人の
経営状況について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,元日程第4,報告第1号から第9号を一括上程いたします。
本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
───────────────────────────────────────
△元日程第5┌自
監査報告第7号 平成29年度の
企画総務局及び同局に関連する各区役所の
定期監査及び
行政監査
┤
└至監査報告第15号 平成29年度の
都市整備局,
東区役所,
南区役所,
西区役所及び
佐伯区役所の
定期監査及び
行政監査並びに
一般財団法人広島市
都市整備公社の
出資団体監査(工事)
┌自
検査報告第14号 平成30年1月
分例月出納検査
┤
└至検査報告第16号 平成30年3月
分例月出納検査
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,元日程第5,
監査報告第7号から第15号並びに
検査報告第14号から第16号を一括上程いたします。
本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
───────────────────────────────────────
△元日程第6┌自第68号議案 平成30年度広島市
一般会計補正予算(第1号)
┤
└至第85号議案
専決処分の承認について
諮問第8号
審査請求に対する裁決について
諮問第9号
審査請求に対する裁決について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,元日程第6,第68号議案から第85号議案並びに諮問第8号及び諮問第9号を一括議題といたします。
当局の説明を求めます。
市長。
〔松井一實市長登壇〕
◎松井一實 市長 本日,平成30年第2回
広島市議会定例会の招集に当たり,
議員各位に敬意を表するとともに,ただいま上程されました広島市
一般会計補正予算案など18件の議案の概要について説明いたします。
まず,補正予算案です。
旧湯来町が加入していた旧山県郡西部衛生組合について,平成19年3月に脱退してから平成27年度まで運営費の一部を負担してきたところ,今般,安芸太田町がごみ処理施設等を解体するに当たり,解体費の一部を負担するため,本年度の所要額を計上するとともに,来年度の債務負担行為を設定します。
この補正措置を行った結果,補正予算額は,4,819万3千円となり,補正後における全会計の総予算規模は,1兆2,141億5,959万2千円となります。
次に,予算以外の議案としては,広島市
市税条例等の一部改正案など条例案3件,その他の議案13件,
専決処分承認案1件を提出しています。
最後に,諮問第8号については,公文書の開示に係る手数料徴収処分に対する
審査請求を棄却,諮問第9号については,下水道使用料に係る督促処分に対する
審査請求を却下及び棄却する裁決を行うに当たり,地方自治法の規定に基づき議会に諮問するものです。
以上が,ただいま上程されました議案の概要です。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○
永田雅紀 議長 ただいま上程中の議案及び諮問に対する質疑は後日に譲ります。
───────────────────────────────────────
休会について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 この際,休会についてお諮りいたします。
明日及び明後日は,議案調査研究のため休会にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
永田雅紀 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
次会の
開議通知
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 この際,御通知申し上げます。
21日は,午前10時より議会の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
散会宣告
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 本日は,これをもって散会いたします。
午前11時41分散会
───────────────────────────────────────
△(参照1)
平成30年6月18日
議 員 各 位
広島市議会議長
永 田 雅 紀
陳情の受理について(報告)
下記のとおり陳情を受理し,陳情第203号,第204号,第205号,第208号,第209号,第210号,第212号及び第213号は,関係委員会に付託したので報告します。
記
陳情
┌───┬─────────────────┬─────┬─────┬─────┐
│ 受理 │ 件 名 │ 受 理 │ 付 託 │付託委員会│
│ 番号 │ │ 年 月 日 │ 年 月 日 │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│203│村田吉弘が当時戸山中学校校長であり│ 30. 4.20 │ 30. 4.20 │厚生委員会│
│ │ながら広島市
教育委員会に届け出する│ │ │ │
│ │ことなく広島市手をつなぐ育成会理事│ │ │ │
│ │を兼務していた平成26年5月22日に広│ │ │ │
│ │島市立中学校長代表として育成会と協│ │ │ │
│ │議を行い賛助会員募集の協力を認めた│ │ │ │
│ │ことについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│204│村田吉弘が当時戸山中学校校長であり│ 30. 4.20 │ 30. 4.20 │文教委員会│
│ │ながら広島市
教育委員会に届け出する│ │ │ │
│ │ことなく広島市手をつなぐ育成会理事│ │ │ │
│ │を兼務していた平成26年5月22日に広│ │ │ │
│ │島市立中学校長代表として育成会と協│ │ │ │
│ │議を行い賛助会員募集の協力を認めた│ │ │ │
│ │ことについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│205│広島市
教育委員会が,広島特別支援学│ 30. 4.20 │ 30. 4.20 │文教委員会│
│ │校の教職員の体罰により懲戒を受けた│ │ │ │
│ │同校長中尾秀行を引き続き校長として│ │ │ │
│ │再任用していることについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│206│「生活保護受給」等に関することにつ│ 30. 5. 2 │ │ │
│ │いて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│207│国民健康保険の保険料への住民負担を│ 30. 5.25 │ │ │
│ │軽減し,誰もが安心できる国保制度を│ │ │ │
│ │求めることについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│208│公立保育園のオムツ持ち帰り問題につ│ 30. 5.30 │ 30. 5.30 │厚生委員会│
│ │いて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│209│ワクチン接種・抗体価検査の助成につ│ 30. 5.30 │ 30. 5.30 │厚生委員会│
│ │いて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│210│本川小学校の国旗掲揚台のポールにつ│ 30. 5.31 │ 30. 5.31 │文教委員会│
│ │いて,外観がさび見苦しいにも関わら│ │ │ │
│ │ず,予算が取れず補修が認められない│ │ │ │
│ │ことについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│211│米配車アプリ大手ウーバーテクノロジ│ 30. 6.11 │ │ │
│ │ーズ社の日本進出に反対に関すること│ │ │ │
│ │について │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│212│広島市
監査委員の井上周子弁護士は現│ 30. 6.12 │ 30. 6.12 │総務委員会│
│ │存しない法律事務所「あまね総合法律│ │ │ │
│ │事務所 弁護士井上周子」の看板を広│ │ │ │
│ │島市中区上八丁堀4−28 松田ハイツ│ │ │ │
│ │に掲げ続けていることについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│213│市立中学校長らが夏休み中,「教育指│ 30. 6.12 │ 30. 6.12 │文教委員会│
│ │導連絡会議」と称して会議録も会議資│ │ │ │
│ │料もない上,用務先も市民に明らかに│ │ │ │
│ │できない終日の出張を自分自身に命じ│ │ │ │
│ │認めていることについて │ │ │ │
└───┴─────────────────┴─────┴─────┴─────┘
△(参照2)
議席変更表……省略
△(参照3)
平成30年6月18日
広島市議会議長
永 田 雅 紀 様
提出者
広島市議会議員
碓 井 法 明
議長不信任決議案
上記の決議案を別紙のとおり提出する。
決議案第15号
議長不信任決議案
平成29年12月12日,平成30年2月23日に
広島市議会定例会に提出した
議長不信任決議案に続き,いまだ市民から議長としての「信頼と信用」を得られていないため,改めて
永田雅紀広島市議会議長の不信任決議案を提出する。
永田雅紀広島市議会議長は,平成27年5月,議長に就任することを目的に当時所属していた会派を裏切り,その地位を手に入れた。平成29年12月15日の中国新聞朝刊には,議長就任の経緯と平成29年6月の定例会で辞職すると記した念書の存在があったことが掲載され,この報道により危機感を持った市民は,「
永田雅紀広島市議会議長不信任とし議長の交代を求める請願署名」を行い,8,031人の署名が集まったが,
永田雅紀広島市議会議長は「政治は数」の論理で,いまだ「
広島市議会議長を辞職する」という約束も責任も果たされていない。
また,自由民主党・保守クラブが発行している「ひろしま市議会リポート ニュースfrom11」(平成30年4月号)には,二度の
議長不信任決議案と議長交代を求める請願は,根拠を示さず,「事実誤認」に基づいた内容で取り付けたものとして広く出回っている。
永田雅紀広島市議会議長の辞職願と辞職に関する念書が存在したことは紛れもない事実であり,「事実誤認」とは言えない。
永田雅紀議長に対する市民の不信感であり怒りの声である署名活動は,
永田雅紀議長が辞職するまで,また,良識ある
広島市議会の運営が図られるまで続けられる。
約束は人と人の関係を築く上で極めて重要であり,約束を守るという人として当たり前のことができないのでは,公平,公正な立場で議会,議員を取りまとめていくことは不可能と判断せざるを得ない。
よって,
広島市議会の正常化に向けて改めて
永田雅紀議長を信任せず。
以上,決議する。
平成30年6月 日
広 島 市 議 会
───────────────────────────────────────
議 長 永 田 雅 紀
臨時議長 中 本 弘
仮議長 中 本 弘
署名者 定 野 和 広
署名者 若 林 新 三...