広島市議会 2001-12-18
平成13年第 5回12月定例会−12月18日-05号
平成13年第 5回12月定例会−12月18日-05号平成13年第 5回12月定例会
平成13年第5回
広島市議会定例会会議録(第5号)
広島市議会議事日程
平成13年12月18日
午前10時開議
日 程
第1┌自第103号議案 平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)
┤
└至第118号議案 市道の路線の認定について
※各議案は別紙参照
第2 諮問第8号
人権擁護委員候補者の推薦について
第3 意見書案第14号 BSE(
牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書案
第4 請願の取り下げについて
(請願第21号 安心して子どもを産み育てられるような広島市の保育行政の充実を求めることについて
請願第23号 すべての
子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ,心のかよう学校をつくることについて)
第5 請願第1号 小児医療の充実を求めることについて
外13件
別 紙
議案一覧表(日程第1関係)
┌───────┬─────────────────────────────┐
│第103
号議案│平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号) │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第104
号議案│平成13年度広島市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号) │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第105
号議案│平成13年度広島市
社会保険広島市民病院事業会計補正予算 │
│ │(第1号) │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第106
号議案│広島市
公文書館条例の一部改正について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第107
号議案│公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第108
号議案│市議会議員の報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部 │
│ │改正について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第109
号議案│特別職の職員の給与に関する条例及び広島市教育長の給与等に │
│ │関する条例の一部改正について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第110
号議案│一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第111
号議案│広島市
中小企業会館条例の一部改正について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第112
号議案│広島市
水道給水条例の一部改正について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第113号議案│町及び字の区域の変更について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第114
号議案│字の区域の変更について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第115
号議案│当せん金付証票の発売金額について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第116
号議案│損害賠償の額を定めることについて │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第117
号議案│市道の路線の廃止について │
├───────┼─────────────────────────────┤
│第118
号議案│市道の路線の認定について │
└───────┴─────────────────────────────┘
───────────────────────────────────────
会 議 に 付 し た 事 件 等
開議宣告(終了)
会議録署名者の指名(終了)
日程に入る旨の宣告(終了)
日程第1┌自第103号議案 平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)
┤
└至第118号議案 市道の路線の認定について
(各
常任委員長報告)
(委員会の
報告どおり可決)
日程第2 諮問第8号
人権擁護委員候補者の推薦について
(支障なしと回答することに決定)
日程第3 意見書案第14号 BSE(
牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書案
(原案可決)
日程第4 請願の取り下げについて
(請願第21号 安心して子どもを産み育てられるような広島市の保育行政の充実を求めることについて
請願第23号 すべての
子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ,心のかよう学校をつくることについて)
(承認)
日程第5 請願第1号 小児医療の充実を求めることについて
外13件
(委員会の
報告どおり決定)
付議事件議了の宣告(終了)
閉会宣告(終了)
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出 席 議 員 氏 名
1番 松 坂 知 恒 2番 沖 洋 司
3番 元 田 賢 治 4番 永 田 雅 紀
5番 山 田 春 男 6番 母 谷 龍 典
7番 平 木 典 道 8番 谷 口 修
9番 宮 本 健 司 10番 増 井 克 志
11番 今 田 良 治 12番 大 原 邦 夫
13番 若 林 新 三 14番 中 原 洋 美
15番 村 上 厚 子 16番 酒 入 忠 昭
17番 村 上 通 明 18番 佐々木 壽 吉
19番 熊 本 憲 三 20番 大 野 芳 博
21番 水 野 なつ子 22番 倉 本 忠 宏
23番 橋 本 昭 彦 24番 金 子 和 彦
25番 井 口 聰 27番 沖 宗 正 明
28番 太 田 憲 二 29番 田 尾 健 一
30番 中 森 辰 一 31番 多 田 敏 治
32番 仲 津 幸 男 33番 土 井 哲 男
34番 碓 井 法 明 35番 児 玉 光 禎
36番 谷 川 正 徳 37番 松 平 幹 男
38番 福 島 和 宏 39番 平 野 博 昭
40番 種 清 和 夫 41番 宗 像 俊 昭
42番 下向井 敏 43番 都志見 信 夫
44番 皆 川 恵 史 45番 石 川 武 彦
46番 藤 田 博 之 47番 前 本 一 美
49番 月 村 俊 雄 50番 中 山 忠 幸
51番 戸 田 満 52番 鶴 見 和 夫
53番 浅 尾 宰 正 54番 木 島 丘
55番 伊 藤 稲 造 56番 鈩 谷 君 子
57番 柳 坪 進 58番 中 本 弘
59番 兼 桝 栄 二 60番 海 徳 貢
───────────────────────────────────────
欠 席 議 員 氏 名
26番 木 山 徳 和 48番 松 浦 弘 典
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職務のため議場に出席した
事務局職員の職氏名
事務局長 原 田 尚 武
事務局次長 大 島 和 夫
議事課長 浜 中 典 明 議事課主任 重 元 昭 則
議事課主査 間 所 英 二
外関係職員
───────────────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 秋 葉 忠 利 助役 森 元 弘 志
助役 小 田 治 義 収入役 伊 藤 利 彦
企画総務局長 守 田 貞 夫 財政局長 北 谷 重 幸
市民局長 三 宅 吉 彦 社会局長 藤 井 克 己
環境局長 斉 藤 末 男 経済局長 長谷川 順
都市計画局長 高 村 義 晴
都市整備局長 米 神 健
道路交通局長 池 上 義 信
下水道局長 田 嶋 紘八郎
市立大学事務局長恵 南 祈八郎 消防局長 中 本 信 雄
水道局長 岡 田 義 之
病院事業局事務局長
松 井 正 治
監査事務局長 長谷川 典 夫 財政課長 稲 原 浩
教育長 松 浦 洋 二
選挙管理委員会事務局長
久保井 美登里
人事委員会事務局長 代表監査委員 山 田 康
瀬 尾 征 吾
───────────────────────────────────────
午前10時19分開議
出席議員 58名
欠席議員 2名
○平野博昭 議長 おはようございます。出席議員58名であります。
───────────────────────────────────────
開 議 宣 告
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○平野博昭 議長 これより本日の会議を開きます。
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会議録署名者の指名
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 本日の
会議録署名者として
9番 宮 本 健 司 議員
21番 水 野 なつ子 議員
を御指名いたします。
───────────────────────────────────────
日程に入る旨の宣告
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 これより日程に入ります。
───────────────────────────────────────
△日程第1┌自第103号議案 平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)
┤
└至第118号議案 市道の路線の認定について
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 日程第1,第103号議案から第118議案を一括議題といたします。
本件に対する各
常任委員会の審査の結果は,お手元に配付いたしました
議案審査報告総括表のとおりでありますので,委員長の報告は省略いたします。
これより討論に入ります。
発言通告者に順次発言を許します。30番
中森辰一議員。
〔30番
中森辰一議員登壇〕(拍手)
◆30番(
中森辰一議員) おはようございます。
日本共産党市会議員団を代表して,議案についての討論を行います。
第103号から118号までの議案のうち,反対の議案は112号議案,意見を付して賛成の議案は103号議案で,あとの14の議案は賛成です。以下,理由を述べます。
第112号議案は,水道料の値上げをする条例改正案です。
まず,指摘しなければならないのは,将来の必要水量を過大に予測して,総事業費1,400億円に上る国の
温井ダム建設に参加したため,巨額の借金で建設費を負担し,あと30年にわたって借金の元利を払い続けなければならないことです。
この温井ダムによる元利償還分は,当面の値上げ期間の4年間だけで約27億円もあります。また,この4年間の赤字が約79億円になる分を値上げするとしていますが,赤字のもととなる経費増の要因で大きいのが,未
給水地区解消事業と防災対策だと考えます。
未給水地区というのは,いずれもかなりの距離の配管工事,
施設建設工事を必要とし,この4年間で解消するわけではなく,さらに5,500戸の対象世帯に対し,15年もの長い年月と150億円の事業費を必要とします。未給水地区の解消は必要なことですが,もっと効率的な事業のあり方についての検討が必要であります。
ちなみに,未給水地区の戸山地区の水をよく使う業者の人に聞きますと,水道を引いてくれという声は聞かないし,今のままでいいと言っておられます。この問題は,地元とよく協議することも必要だと考えます。
また,市民生活に欠かせない水の安定確保の事業を独立採算の事業でやること自体が問題で,これは行政の責任の問題であります。同様に,最も重要なライフラインである水道を災害から守る対策も当然に行政の責任です。前回の値上げの際の議論でも,当局は,
地方公営企業である水道事業は受益者負担,独立採算の原則で運営すると繰り返し述べていましたが,その際,ダムの建設費が膨大で,長期にわたる先行投資となり,水道財政は圧迫するので,一般会計からの繰り出しをしていると述べていました。
また,地方財政法の第6条では,要約すれば,その経費は能率的な経営を行っても,水道でいえば料金収入のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費を除き,料金収入をもって充てなければならないとしております。つまり,経営努力しても,料金収入だけでは無理なら,一般会計からの繰り入れも可能だということだと考えます。
さらに,1960年10月の
地方公営企業制度調査会答申では,企業経営に伴う危険は,最終的には
地方公共団体が負わねばならないと述べております。必要なら一般財源から繰り入れを行うべきだと考えます。
この点で,平成9年度は約23億円,10年度は31億円の補助金などが一般会計などから繰り入れられていたのに対して,14年度からは年1億7,000万円前後になっております。以前のとおりの補助が続けられれば,
料金値上げの必要がないわけですから,市行政としての責任に基づいて,以前の水準の補助等を続けるべきであります。
行政としての責任を回避し,しかも,かつてなく深刻な経済状況の中で市民負担を増やし,景気をさらに悪化させることにつながるこの議案には,賛成することはできません。
次に,第103号の
補正予算案には賛成でありますが,幾つか意見を付しておきたいと思います。
103号議案では,政府による
緊急地域雇用創出特別交付金事業の補正額4,550万9,000円があります。深刻な失業問題に対応しようとするものでありますが,県が実施するものもあるとはいえ,期間限定で95人だけしか雇用できないというのは,余りにも不十分だと考えます。最新の数字で,全国の
完全失業率は5.4%,潜在失業を含めると10%を軽く超えると言われております。中国地方の7月から9月の平均の
完全失業率は4.6%で,やや全国よりはいいとはいえ,10月の広島県の
有効求人倍率は0.64倍で,前月を0.02ポイント下回り,着実に悪化しております。
本会議でも指摘されましたが,こうした厳しい市民生活の痛みを,最も身近な行政である市が,みずからの痛みとしてしっかりと受けとめる立場で雇用対策に取り組むべきだと考えます。
当局が言われるように,国,県,市の役割分担という議論もわかりますが,現今の経済状況はかつてなく厳しく,明るい材料は何もない状況で,そのような立場だけ述べていたのでは,市民生活を守るべき市行政の役割を果たせないと考えます。
今回の措置を最大限活用して,より有効に雇用に結びつくように努力を傾けるとともに,一つは,もっと雇用数を拡大できるように,市の財政を一定投入して雇用拡大に取り組むこと,さらに,極めて短期の雇用に限定されており,全くのつなぎにしかならないわけで,中期的な企業への支援も含めて,常雇いにつながるような事業を検討することも考えられていいと思います。
また,企業倒産が増え続けていることについて,小泉首相は,構造改革は順調に進んでいることなどと,国民の困難に極めて冷淡な態度をとり続けていますが,企業が一つ倒れれば,今回の事業で臨時雇用する人数ぐらいはすぐに失業になります。大企業には,政府の
リストラ応援の政策に乗って,当然のように大量のリストラを続けている状況がありますが,多くの中小企業は必死で雇用を守ろうと頑張っております。
本会議などでも提案してきた,市行政が直接実態や要望を把握することに取り組むとともに,引き続き,融資や技術支援,経営方策上の支援など,市内の中小企業への支援に,これまでにも増して努力されるよう求めておきます。
次に,
プラスチック製容器包装リサイクル事業の委託に関する
債務負担行為についてです。
法律自体が,
事業者責任があいまいな一方,分別収集を行う市民と自治体に,財政面でも労力の点でも過大な負担を負わせるなどの問題点が指摘されてきました。また,こうした事業に対して,ごみの減量化への期待が大きいわけですが,しかし,これだけでは,排出される
プラスチック製容器自体が減ることに必ずしもつながらないことは,
ぺットボトルがふえ続けていることを見れば明らかであります。ごみとして出てくる
プラスチック製容器自体を減らすための抜本的な
社会システムに改めるよう,大きな負担をこうむる市行政などが,国に強力な要請活動を行う必要があると考えます。
同時に,分別して出す市民へのきめ細かい説明と,ごみ減量に向けた市民の関心を高めるあらゆる努力を行うことも重要であります。
また,示された金額は,仙台市の事例と比べると,1トン当たり1万6,000円も高く見積もられております。このままでは,この価格が基準となって入札されることになります。先行事例をよく研究して,入札の前に見直すべきであります。
さらに,16年度から事業開始となっておりますが,2年も必要なのか疑問です。実施時期を早める取り組みもあわせて求めておきます。
以上の意見を付して,第103号議案には賛成とします。
以上で討論を終わります。(拍手)
○平野博昭 議長 29番
田尾健一議員。
〔29番
田尾健一議員登壇〕(拍手)
◆29番(
田尾健一議員) 皆さん,おはようございます。
社民党議員団を代表しまして討論します。
第112号議案,広島市
水道給水条例の一部改正について,意見を付して賛成します。
他の議案は賛成であります。
市民生活は,景気の低迷,不況,解雇,リストラの中で,年間収入は毎年落ち込むなど大変厳しいものがあります。こうした状況の中で,一般会計における市税収入は,3年連続前年度よりマイナスになっています。このような厳しい経済状況の中で,市民の皆さんに負担をお願いするわけであり,水道料金の改定は,市民生活全体に影響を与えるものであります。
とりわけ,
生活保護世帯など低所得者の皆さんの生活を直撃します。下水道料金において実施されている
福祉減免制度との整合性も追求し,福祉料金の拡充を強く求めて討論を終わります。(拍手)
○平野博昭 議長 31番
多田敏治議員。
〔31番
多田敏治議員登壇〕(拍手)
◆31番(
多田敏治議員) おはようございます。全議案賛成の立場でありますが,103号議案と112号議案について,若干意見を述べておきたいと思います。
まず,103号議案,平成13年度広島市
一般会計補正予算第3号,第3号中,
債務負担行為についてであります。
この議案は,平成16年度より事業を開始しようとする
プラスチック製包装容器選別等の業務委託について,今後の業務開始に向けて保証を行おうとするものであります。
言うまでもなく,広島市のごみ行政,特に
プラスチックごみ処理に関しては,緊急の課題であります。このことについては,これまでも,私を含め多くの議員が,議会のあるごとに問題提起を行い,その対応を迫っているところであります。環境局もやっと重い腰を上げたなぁといういら立たしい思いの中にも,わずかな光明を見出した思いであります。したがって,一日も早い事業開始がされるよう,最大の努力を要請するところであります。
しかし,当局の事業展開の方法は,公募で1社を選び,その後,その業者とは,結果的に長期に及ぶ専属契約を結ぶこととなります。設備をつくらせ,そこに業務を委託することは,民間活力の活用という面からは評価をするところですが,そのことが,業者との癒着や疑惑の温床となることのないよう,万全の体制のもと,慎重な対応をされるよう求めておきます。
また,今回の事業は,家庭からの排出分にとどまっています。事業所から排出されるものについては,依然として何らの対応をされておりません。このことについても,早急な対応を重ねて求めておきます。
続いて,112号議案,広島市
水道給水条例の一部改正についてであります。
今回の提案自体,歓迎すべきものではありませんが,現状を熟慮する中で,やむを得ないものとして,容認することといたしました。しかし,この結論に達する経過の中で,今後の事業運営に多くの課題があると考えざるを得ませんでした。
その一つは,今回の料金改定の理由が,旧態依然としたもので,過去からの延長にとどまっていることであります。言いかえれば,経営の考え方や体質が古いということであります。なるほど,前々回の昭和58年に改定した財政収支計画は,4年間の計画であったものが,社会経済情勢の変化もあって,計画を上回る収益があり,平成8年までの14年間,料金を改定することなく経営が続けられました。すなわち,右肩上がりの日本経済の恩恵を受けた経営であったわけであります。しかし,平成9年に改定された,現在の財政収支計画は計画どおりの収益が上がらず,懸命の努力によって1年延命したものの,今後の経営に大きな変革の必要性を示唆いたしました。
それは,日本経済の低迷と少子・高齢化,予想される人口減に対して,早急に真剣に対応しなければならないということであります。
今回,提案でもわかるように,料金を上げても,全計画の減収分を補う程度にとどまっており,今後の収益増は期待できないのであります。加えて,これまでに建設した資産の減価償却は,温井ダムの年2億円を加えて,平成14年度には一挙に5億7,000万円増加し,66億7,000万円にも上り,その後も,毎年約2億円近い増加を続ける見込みとなっています。このことは,今後,何も新規の建設をしなくても,これまでの多額のツケを市民は負担しなければならないということであります。
加えて,今後の未給水地区の解消には150億という多額の資金が必要とされ,事業費の回収が困難なことから,ますます採算性を悪化させていきます。幸いにも,起債残高やその元利償還のピークが近いものとなることが判明したことは,今後の対応に,一定の方向づけができやすくなったとは思いますが,このような中,私は,水道事業の独立採算制がいつまで保たれるのだろうかという不安と,自然を大切にする,環境に配慮するということで,水の消費を抑制するとする現在の政策が,施設利用率が66.5%にとどまっている広島市の現状に即しているのだろうかという疑問があります。
自然は大切です。子々孫々まで,きれいな地球を残してやらなければなりません。我々人間は,環境にかける負荷を軽くする最大限の努力を忘れてはなりません。しかし,それは,施設をつくるとき消化すべきことで,その結果できた施設は十分に活用しなければなりません。給水能力に余裕がある中で,水を使わないことが美徳であるとするならば,使わない残り約35%分を水道利用者のみが負担することが適切と言えるのでしょうか。これら,水道事業の抱える諸課題を広く市民に情報公開し,多くの英知の結集が必要であると思います。
このほか,申し上げたいことがたくさんありますが,長くなりますので,私は一つだけ提言を行っておきたいと思います。
それは,現体制での経営に最大の努力をするのは言うまでもないことでありますが,それゆえに,経営のエキスパートを民間から採用することであります。これは,水道事業にかかわらず,全ての公営事業に当てはまるもので,その意味で,今年事業を開始した安芸市民病院の経営に注目をするところであります。
民間からの人材活用は,校長先生への登用,また,身近な例として,市の留学生会館長への登用など成功例はあるではありませんか。
最後に,福祉減免について申し述べます。
このことは,料金の受益者の公平な負担という観点からは相入れない性格のものであります。しかし,現実には政策判断として取り入れられています。考え方はいろいろあると思いますが,忘れてならないことが一つあります。それは,この制度を評価するときに,導入を提起した議員や政党,また,それを受け入れた市長が一番偉いのではなく,決められた料金を支払った上に,減免に必要な費用を負担してくださる市民こそ第一人者であることを忘れてはならないということであります。
このことを付言して,私の討論を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○平野博昭 議長 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず,反対討論のありました第112号議案を採決いたします。
本件は,委員会の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○平野博昭 議長 起立多数であります。
よって,本件は委員会の
報告どおり可決されました。
次は,ただいま採決した議案を除く,他の諸議案を一括採決いたします。
本件は,いずれも委員会の報告どおり決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平野博昭 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
△日程第2 諮問第8号
人権擁護委員候補者の推薦について
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 次は,日程第2,諮問第8号,
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件は,趣旨説明並びに自後の議事手続を省略,直ちに採決いたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平野博昭 議長 異議なしと認め,採決いたします。
本件は,支障なしと回答することに決して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平野博昭 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
△日程第3 意見書案第14号 BSE(
牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書案
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 次は,日程第3,意見書案第14号,BSE,
牛海綿状脳症対策の強化に対する意見書案を議題といたします。
それでは,意見書案第14号について趣旨説明を求めます。24番金子和彦議員。
〔24番(金子和彦議員登壇)〕(拍手)
◎24番(金子和彦議員) 提出者を代表いたしまして,意見書案第14号,BSE,
牛海綿状脳症対策の強化に対する意見書案の趣旨説明を,案文の朗読をもってかえさせていただきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
BSE(
牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書案
我が国でBSE(
牛海綿状脳症),いわゆる
狂牛病の問題が発生して以来,国民の間には牛肉の安全性に対する不安感が著しく高まっています。このため,牛肉消費の落込み,牛肉価格の大幅な下落等が続き,生産者を始め,食肉関係業者は深刻な打撃を受けています。
政府は,BSE対策として,と畜牛の全頭スクリーニング検査や肉骨粉の輸入・製造・使用等の全面禁止措置及び畜産生産者・食肉小売業者・焼き肉店等に対する支援措置などを講じてきたが,依然として消費者の不信感は払拭されていません。こうした中で11月21日に2頭目,12月2日に3頭目のBSEの発生が確認されたことにより,消費者の一層の牛肉離れが懸念されます。
よって,国会及び政府におかれては,これ以上の消費者不信の広がりを防ぐとともに,畜産生産者や食肉関係業者が安心して経営に取り組めるように,下記の諸対策に全力で取り組むよう強く要請します。
記
1 全頭スクリーニング検査実施後,2頭の感染牛が発見されたことで,全頭スクリーニング検査の有効性が確認されたので,今後とも感染牛を一切食肉として流通させないため,全頭スクリーニング検査の一段の充実を図るとともに,生産農家における死亡牛に対する検査の徹底に全力で取り組むこと。
2 1頭目を含め,いまだ明確になっていない感染源・感染ルートの解明に全力を挙げるとともに,輸入・製造・使用等が禁止されている肉骨粉に対する監視の徹底及び焼却促進に全力を挙げること。
また,感染牛が発見された際に,迅速な追跡調査ができるようすべての牛に対する個体識別システムを早急に整備すること。
3 先に,市場隔離措置を講じている全頭検査前の流通在庫については,消費者の不信感の払拭,価格の安定化等を図る観点から焼却を行い,食肉として出回らないようにすること。
4 風評被害などで出荷できない牛肉の流通在庫に対する助成の実施,BSEの影響を受けている畜産生産者,食肉卸・小売業者及び焼き肉店等に対する経営相談の強化,政府系中小企業金融機関による融資の充実や信用保証に関する特例的措置及び市場出荷を繰り延べた場合の支援措置である出荷調整助成金の充実など,その支援を強化すること。
5 より安全な牛の解体方法やチェック方法の導入を図るとともに,検査結果等を含めた情報公開を徹底するなど,消費者の不信感の払拭に努めること。
以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上であります。どうか皆さんの御賛同,お願いいたします。
○平野博昭 議長 お諮りいたします。
本件は,質疑並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平野博昭 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。
発言通告者に発言を許します。45番石川武彦議員。
〔45番石川武彦議員登壇〕(拍手)
◆45番(石川武彦議員)
日本共産党市会議員団を代表して,ただいま提案されました意見書案について,我々の意見を述べさせていただきます。
このような意見書の場合,全国に深刻な影響を及ぼしたこの事態の責任が一体どこにあるのかを明らかにして,その責任を持つべき機関の全責任で事態解決を求めるというのがやはり必要であります。
平成8年3月4日,広島市議会は,薬害エイズ被害者救済に関する意見を採択をいたしました。このときは,非加熱製剤等への危険性を知りながらも,患者に対して大量投与を続けたことは,厚生省と製薬会社の責任が重大だという一文を挿入いたしまして,その両者の責任で患者対策を全面的に行えという趣旨の意見書を採択をしております。
今回は,そういう一文がありませんけれども,私はこういう態度は非常に大事だと思うんです。なぜならば,この責任者を明確にする,だれの責任かを明らかにすることによって,この種の事件の再発防止をすることにつながるという重要な意味があるのと同時に,責任を明確にすることによって,事態の解決を迅速で的確で十分なものにするという保証にもなるからであります。そういう意味で,意見を付したいと思っております。
今回の案文が示された後,我が党市会議員団は,WHOの勧告があったにもかかわらず,肉骨粉を日本に輸入をし続けてきた政府の責任を明確にすること及び政府に対する要望事項の中に,繁殖農家の経営が破滅的な打撃を受けていることから,価格下落に対する全面的な補償の一文を挿入するなどの修正案を出しましたけれども,残念ながら入れられませんでした。
狂牛病の発生については,畜産農家には何一つ責任はなく,政府と農水省に全責任があることは,もはや明白な事実であります。
1996年4月,WHOはイギリスやヨーロッパでの教訓に立って,肉骨粉を飼料に使うことを禁止する厳しい勧告を出しました。そして,同年4月,農水省の家畜飼料検討委員会では,専門家から,肉骨粉の使用禁止を法律で決めるよう求める強い意見が出ましたけれども,農水省はこれを拒否をしていました。
もし,このとき,WHOの勧告を真面目に受け入れていたならば,
狂牛病の日本への侵入は防げたはずであります。さらに,
狂牛病の疑いがあった牛を,焼却せずに肉骨粉として流通させるなどの,その後の政府の対応の不手際が混乱をますます大きくして,畜産農家や食肉関連業者への打撃を広げました。
また,ことし2月1日には,日本政府の要請によって,EUの科学運営委員会,
狂牛病専門班が実施した調査の最終報告がまとまっていましたけれども,ところがその内容が,
狂牛病の病原体が日本に入ってきている危険性が極めて高い,日本の国内で
狂牛病発生のおそれがあるということと,現在日本でとられている対策は,
狂牛病の感染をむしろ拡大させるなどをEUの報告書が指摘をし,肉骨粉を牛に与えない監視体制の改善を日本政府に求めるなど,政府にとって極めて厳しい内容であることを知った農水省は,この報告書の存在さえ隠したり,公表を拒否し続けてきました。
この問題は,今,参議院農水委員会でも大問題になり,与・野党を含めて政府の対応に問題ありというので抗議の声が上がり,農水委員長も,薬害エイズのときの経験が全く生かされていないと,真相究明の意向を示しておられるようであります。
私どもは,こういう趣旨で,ぜひ今回の意見書採択に当たっては,この意見書を届けるときに,広島市議会でも今のような意見があったことを,関係機関に強く伝達をしていただきたい。
また,畜産農家や肉牛業者の中には,既に自殺をした人さえ出ております。多くの農家が,お先真っ暗な状態に置かれていることを思うとき,この全面救済を求める要求項目もぜひ必要だと思います。これらも関係機関に,この意見書を伝達するときにお伝え願いたいと心から思います。
以上のことをお願いし,意見を付して,この意見書案に賛成をいたします。
以上であります。(拍手)
○平野博昭 議長 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本件は,原案どおり決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平野博昭 議長 異議なしと認めます。
よって,本件は原案どおり可決されました。
───────────────────────────────────────
△日程第4 請願の取り下げについて
(請願第21号 安心して子どもを産み育てられるような広島市の保育行政の充実を求めることについて
請願第23号 すべての
子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ,心のかよう学校をつくることについて)
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 次は,日程第4,請願の取り下げについてを議題といたします。
お手元に配付しております請願取り下げ表のとおり,請願第21号,「安心して子どもを産み育てられるような広島市の保育行政の充実を求めることについて」及び請願第23号,「すべての
子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ,心のかよう学校をつくることについて」は,請願者から取り下げ願いが提出されましたので,それぞれ所管の文教委員長及び厚生委員長へ通知し,委員会で報告されております。
お諮りいたします。
請願第21号及び第23号の取り下げについては,これを承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平野博昭 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
△日程第5 請願第1号 小児医療の充実を求めることについて
外13件
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 次は,日程第5,請願第1号ほか13件を一括議題といたします。
本件に対する各
常任委員会の審査の結果は,お手元に配付いたしました請願審査報告総括表のとおりであります。
本件は,この総括表のとおり決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○平野博昭 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
付議事件議了の宣告
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 以上で,付議事件は全て終了いたしました。
───────────────────────────────────────
閉 会 宣 告
───────────────────────────────────────
○平野博昭 議長 これをもって,第5回定例会を閉会いたします。
御苦労でございました。
午前10時54分閉会
───────────────────────────────────────
△(参照1)
議 案 審 査 報 告 総 括 表
┌平成13年第5回 ┐
│ │
└広島市議会定例会┘
総務委員会
┌────┬────────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名 │審査結果│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│103 │平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)中関係分 │原案可決│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│106 │広島市
公文書館条例の一部改正について │ 〃 │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│107 │公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について │ 〃 │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│108 │市議会議員の報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部│ 〃 │
│ │改正について │ │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│109 │特別職の職員の給与に関する条例及び広島市教育長の給与等に│ 〃 │
│ │関する条例の一部改正について │ │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│110 │一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について │ 〃 │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│113 │町及び字の区域の変更について │ 〃 │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│114 │字の区域の変更について │ 〃 │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│115 │当せん金付証票の発売金額について │ 〃 │
└────┴────────────────────────────┴────┘
上下水道委員会
┌────┬────────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名 │審査結果│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│103 │平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)中関係分 │原案可決│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│112 │広島市
水道給水条例の一部改正について │ 〃 │
└────┴────────────────────────────┴────┘
文教委員会
┌────┬────────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名 │審査結果│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│103 │平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)中関係分 │原案可決│
└────┴────────────────────────────┴────┘
経済環境委員会
┌────┬────────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名 │審査結果│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│103 │平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)中関係分 │原案可決│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│111 │広島市
中小企業会館条例の一部改正について │ 〃 │
└────┴────────────────────────────┴────┘
厚生委員会
┌────┬────────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名 │審査結果│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│103 │平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)中関係分 │原案可決│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│104 │平成13年度広島市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号) │ 〃 │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│105 │平成13年度広島市
社会保険広島市民病院事業会計補正予算 │ 〃 │
│ │(第1号) │ │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│116 │損害賠償の額を定めることについて │ 〃 │
└────┴────────────────────────────┴────┘
建設委員会
┌────┬────────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名 │審査結果│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│103 │平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号)中関係分 │原案可決│
├────┼────────────────────────────┼────┤
│117 │市道の路線の廃止について │ 〃 │
├────┼────────────────────────────┼────┤
│118 │市道の路線の認定について │ 〃 │
└────┴────────────────────────────┴────┘
△(参照2)
平成13年12月14日
広島市議会議長
平 野 博 昭 様
提出者
広島市議会議員
金 子 和 彦 松 平 幹 男
沖 宗 正 明 児 玉 光 禎
田 尾 健 一 多 田 敏 治
山 田 春 男 土 井 哲 男
大 原 邦 夫 中 本 弘
碓 井 法 明
BSE(
牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書案
上記の意見書案を別紙のとおり提出する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意見書案第14号
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣│
総務大臣 ├あて
財務大臣 │
厚生労働大臣│
農林水産大臣│
経済産業大臣┘
広島市議会議長名
BSE(
牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書案
我が国でBSE(
牛海綿状脳症),いわゆる
狂牛病の問題が発生して以来,国民の間には牛肉の安全性に対する不安感が著しく高まっています。このため,牛肉消費の落込み,牛肉価格の大幅な下落等が続き,生産者を始め,食肉関係業者は深刻な打撃を受けています。
政府は,BSE対策として,と畜牛の全頭スクリーニング検査や肉骨粉の輸入・製造・使用等の全面禁止措置及び畜産生産者・食肉小売業者・焼き肉店等に対する支援措置などを講じてきたが,依然として消費者の不信感は払拭されていません。こうした中で11月21日に2頭目,12月2日に3頭目のBSEの発生が確認されたことにより,消費者の一層の牛肉離れが懸念されます。
よって,国会及び政府におかれては,これ以上の消費者不信の広がりを防ぐとともに,畜産生産者や食肉関係業者が安心して経営に取り組めるように,下記の諸対策に全力で取り組むよう強く要請します。
記
1 全頭スクリーニング検査実施後,2頭の感染牛が発見されたことで,全頭スクリーニング検査の有効性が確認されたので,今後とも感染牛を一切食肉として流通させないため,全頭スクリーニング検査の一段の充実を図るとともに,生産農家における死亡牛に対する検査の徹底に全力で取り組むこと。
2 1頭目を含め,いまだ明確になっていない感染源・感染ルートの解明に全力を挙げるとともに,輸入・製造・使用等が禁止されている肉骨粉に対する監視の徹底及び焼却促進に全力を挙げること。
また,感染牛が発見された際に,迅速な追跡調査ができるようすべての牛に対する個体識別システムを早急に整備すること。
3 先に,市場隔離措置を講じている全頭検査前の流通在庫については,消費者の不信感の払拭,価格の安定化等を図る観点から焼却を行い,食肉として出回らないようにすること。
4 風評被害などで出荷できない牛肉の流通在庫に対する助成の実施,BSEの影響を受けている畜産生産者,食肉卸・小売業者及び焼き肉店等に対する経営相談の強化,政府系中小企業金融機関による融資の充実や信用保証に関する特例的措置及び市場出荷を繰り延べた場合の支援措置である出荷調整助成金の充実など,その支援を強化すること。
5 より安全な牛の解体方法やチェック方法の導入を図るとともに,検査結果等を含めた情報公開を徹底するなど,消費者の不信感の払拭に努めること。
以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
△(参照3)
請 願 取 下 げ 表
┌─────┬────────────────────────────────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │
├─────┼────────────────────────────────┤
│ 21 │安心して子どもを産み育てられるような広島市の保育行政の充実を求め│
│ │ることについて │
├─────┼────────────────────────────────┤
│ 23 │すべての
子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ,心のかよう学校をつ│
│ │くることについて │
└─────┴────────────────────────────────┘
△(参照4)
請願審査報告総括表
┌平成13年第5回 ┐
│ │
└広島市議会定例会┘
総務委員会
┌─────┬───────────────────────────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │審査結果│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 22 │在日米軍地位協定の見直しを求める意見書の提出について │継続審査│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 24 │消費税の増税に反対し,税率を3%に引き下げることを国に│ 〃 │
│ │求めることについて │ │
└─────┴───────────────────────────┴────┘
文教委員会
┌─────┬───────────────────────────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │審査結果│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 7 │「30人以下学級の早期実現を求める意見書」の提出を求める│継続審査│
│ │ことについて │ │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 18 │子ども達を紫外線の被害から守る対策の実現を求めることに│ 〃 │
│ │ついて │ │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 25 │私学助成について │採 択│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 26 │すべての
子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ,心のかよ│継続審査│
│ │う学校をつくることについて │ │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 27 │一人でも障害児学級の新設許可を求めることについて │ 〃 │
└─────┴───────────────────────────┴────┘
経済環境委員会
┌─────┬───────────────────────────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │審査結果│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 4 │大谷ごみ埋立地建設計画の白紙撤回を求めることについて │継続審査│
└─────┴───────────────────────────┴────┘
厚生委員会
┌─────┬───────────────────────────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │審査結果│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 1 │小児医療の充実を求めることについて │継続審査│
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 2 │広島市の乳幼児医療費無料化制度の拡充を求めることについ│ 〃 │
│ │て │ │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 6 │広島市在住の野宿者実態調査及び野宿者に対する市独自の自│ 〃 │
│ │立支援事業を求めることについて │ │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 14 │在宅ねたきり老人等介護見舞金の継続を求めることについて│ 〃 │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 28 │安心して子どもを産み育てられるような広島市の保育行政の│ 〃 │
│ │充実を求めることについて │ │
├─────┼───────────────────────────┼────┤
│ 29 │国民健康保険に関することについて │ 〃 │
└─────┴───────────────────────────┴────┘
△(参照5)
議 決 事 件 一 覧 表
(平成13年第5回定例会)
┌─────┬────┬─────────────────────────┬─────┬────┬────────┐
│ 議 案 │ 提 出 │ │付託委員会│ 議 決 │ │
│ │ │ 件 名 及 び 内 容 ├─────┤ │ 議 決 結 果 │
│ 番 号 │ 年月日 │ │付託年月日│ 年月日 │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │ │ │ 12月6日から │
│ │ │会期決定について ├─────┤13.12.6│ 12月18日まで │
│ │ │ │ │ │ の13日間と決定│
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 報 告 │ │専決処分の報告について │ │ │ │
│ │13.12.6│ ├─────┤ 〃 │ 終 了 │
│ 14 │ │(道路の管理瑕疵等による損害賠償額の決定) │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 〃 │ │専決処分の報告について │ │ │ │
│ │ 〃 │ ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ 15 │ │(工事請負変更契約の締結) │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 〃 │ │専決処分の報告について │ │ │ │
│ │ 〃 │┌市営住宅に係る家賃の長期滞納者に対する家屋明渡┐│ │ 〃 │ 〃 │
│ 16 │ │└等の訴えの提起 ┘│ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 〃 │ │専決処分の報告について │ │ │ │
│ │ 〃 │┌市営住宅に係る家賃の長期滞納者等との訴え提起前┐│ │ 〃 │ 〃 │
│ 17 │ │└の和解 ┘│ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 検査報告 │ │ │ │ │ │
│ │13.11.29│平成13年8月分例月出納検査 ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ 67 │ │ │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 〃 │ │ │ │ │ │
│ │ 〃 │平成13年9月分例月出納検査 ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ 73 │ │ │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │上下水道 │ │ │
│ │13. 9.17│平成12年度広島市水道事業決算 ├─────┤13.12.6│ 認 定 │
│ │ │ │13. 9.28 │ │ │
└─────┴────┴─────────────────────────┴─────┴────┴────────┘
┌─────┬────┬─────────────────────────┬─────┬────┬────────┐
│ 議 案 │ 提 出 │ │付託委員会│ 議 決 │ │
│ │ │ 件 名 及 び 内 容 ├─────┤ │ 議 決 結 果 │
│ 番 号 │ 年月日 │ │付託年月日│ 年月日 │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │上下水道 │ │ │
│ │13. 9.17│平成12年度広島市下水道事業決算 ├─────┤13.12. 6│ 認 定 │
│ │ │ │13. 9.28 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │厚 生│ │ │
│ │ 〃 │平成12年度広島市社会保険広島市民病院事業決算 ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │厚 生│ │ │
│ │ 〃 │平成12年度広島市広島市立安佐市民病院事業決算 ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │厚 生│ │ │
│ │ 〃 │平成12年度広島市広島市立舟入病院事業決算 ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │平成12年度広島市各会計歳入歳出決算 │決算特別 │ │ │
│ │13.11. 5│(第1号〜第18号) ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │(決算特別委員長報告) │13.11. 5 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │ │ │ 12月7日から │
│ │ │休会について ├─────┤ 〃 │ 12月10日まで │
│ │ │ │ │ │ 休会と決定 │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │ │ │ │
│ │ │ ├─────┤ │ │
│ │ │ │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 決 議 案 │ │愛子内親王殿下の御誕生に当たり慶祝の意を表する決議│ │ │ │
│ │13.12.11│ ├─────┤13.12.11│ 原案可決 │
│ 3 │ │案 │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │ │ │ │
│ │ │ ├─────┤ │ │
│ │ │ │ │ │ │
└─────┴────┴─────────────────────────┴─────┴────┴────────┘
┌─────┬────┬─────────────────────────┬─────┬────┬────────┐
│ 議 案 │ 提 出 │ │付託委員会│ 議 決 │ │
│ │ │ 件 名 及 び 内 容 ├─────┤ │ 議 決 結 果 │
│ 番 号 │ 年月日 │ │付託年月日│ 年月日 │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │ │ │ 12月14日から │
│ │ │休会について ├─────┤13.12.13│ 12月17日まで │
│ │ │ │ │ │ 休会と決定 │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │ │ │ │
│ │ │ ├─────┤ │ │
│ │ │ │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │総務・上下│ │ │
│ │ │ │水道・文教・│ │ │
│ 103 │13.12. 6│平成13年度広島市
一般会計補正予算(第3号) │経済環境・│13.12.18│ 原案可決 │
│ │ │ │厚生・建設│ │ │
│ │ │ ├─────┤ │ │
│ │ │ │13.12.13 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │平成13年度広島市
介護保険事業特別会計補正予算 │厚 生│ │ │
│ 104 │ 〃 │ ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │(第1号) │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │平成13年度広島市社会保険広島市民病院事業会計補正予│厚 生│ │ │
│ 105 │ 〃 │ ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │算(第1号) │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │総 務│ │ │
│ 106 │ 〃 │広島市
公文書館条例の一部改正について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定につい│総 務│ │ │
│ 107 │ 〃 │ ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │て │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │市議会議員の報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例│総 務│ │ │
│ 108 │ 〃 │ ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │の一部改正について │ 〃 │ │ │
└─────┴────┴─────────────────────────┴─────┴────┴────────┘
┌─────┬────┬─────────────────────────┬─────┬────┬────────┐
│ 議 案 │ 提 出 │ │付託委員会│ 議 決 │ │
│ │ │ 件 名 及 び 内 容 ├─────┤ │ 議 決 結 果 │
│ 番 号 │ 年月日 │ │付託年月日│ 年月日 │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │特別職の職員の給与に関する条例及び広島市教育長の給│総 務│ │ │
│ 109 │13.12. 6│ ├─────┤13.12.18│ 原案可決 │
│ │ │与等に関する条例の一部改正について │13.12.13 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │総 務│ │ │
│ 110 │ 〃 │一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │経済環境 │ │ │
│ 111 │ 〃 │広島市
中小企業会館条例の一部改正について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │上下水道 │ │ │
│ 112 │ 〃 │広島市
水道給水条例の一部改正について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │総 務│ │ │
│ 113 │ 〃 │町及び字の区域の変更について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │総 務│ │ │
│ 114 │ 〃 │字の区域の変更について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │総 務│ │ │
│ 115 │ 〃 │当せん金付証票の発売金額について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │厚 生│ │ │
│ 116 │ 〃 │損害賠償の額を定めることについて ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
└─────┴────┴─────────────────────────┴─────┴────┴────────┘
┌─────┬────┬─────────────────────────┬─────┬────┬────────┐
│ 議 案 │ 提 出 │ │付託委員会│ 議 決 │ │
│ │ │ 件 名 及 び 内 容 ├─────┤ │ 議 決 結 果 │
│ 番 号 │ 年月日 │ │付託年月日│ 年月日 │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │建 設│ │ 原案可決 │
│ 117 │13.12. 6│市道の路線の廃止について ├─────┤13.12.18│ │
│ │ │ │13.12.13 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │ │建 設│ │ │
│ 118 │ 〃 │市道の路線の認定について ├─────┤ 〃 │ 〃 │
│ │ │ │ 〃 │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 諮 問 │ │ │ │ │ 支障なしと │
│ │13.11.26│
人権擁護委員候補者の推薦について ├─────┤ 〃 │ │
│ 8 │ │ │ │ │ 決 定 │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ 意見書案 │ │ │ │ │ │
│ │13.12.14│BSE(
牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書案 ├─────┤ 〃 │ 原案可決 │
│ 14 │ │ │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │請願の取り下げについて │ │ │ │
│ │ │ ├─────┤ 〃 │ 承 認 │
│ │ │(請願第21号,第23号) │ │ │ │
├─────┼────┼─────────────────────────┼─────┼────┼────────┤
│ │ │第1号 小児医療の充実を求めることについて │ │ │ 本文記載の │
│ 請 願 │ │ ├─────┤ 〃 │ │
│ │ │外13件 │ │ │ とおり決定 │
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議 長 平 野 博 昭
署名者 宮 本 健 司
署名者 水 野 な つ 子...