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12月10日-02号

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  1. 安中市議会 2019-12-10
    12月10日-02号


    取得元: 安中市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    令和 元年 12月 定例会(第4回)              令和元年第4回安中市議会定例会議 事 日 程(第2号)                           令和元年12月10日(火曜日)午前9時開議第 1 一般質問    罍   次 雄 議員    長 嶋 陽 子 議員    柳 沢 浩 之 議員    小 林 訂 史 議員    小 川   剛 議員    巽   久 男 議員                                              本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                              出席議員(20名)     1番   金  井  久  男  議員     2番   櫻  井  ひ ろ 江  議員     3番   松  本  次  男  議員     4番   金  井  登 美 雄  議員     5番   長  嶋  陽  子  議員     6番   武  者  葉  子  議員     7番   小  林  克  行  議員     8番   佐  藤  貴  雄  議員     9番   小  林  訂  史  議員    10番   遠  間  大  和  議員    11番   罍     次  雄  議員    12番   巽     久  男  議員    13番   高  橋  由  信  議員    14番   柳  沢  吉  保  議員    15番   小  川     剛  議員    16番   柳  沢  浩  之  議員    17番   今  井  敏  博  議員    18番   吉  岡  完  司  議員    19番   奥  原  賢  一  議員    20番   田  中  伸  一  議員欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名  市   長   茂  木  英  子      副 市 長   粟  野  好  映  総 務 部長   阿  部  哲  也      財 務 部長   町  田  博  幸  市 民 部長   富  田  千  尋      保 健 福祉   水  澤  祝  彦                          部   長  産 業 政策   堀  米     純      建 設 部長   白  石  久  男  部   長  上 下 水道   大  塚  清  隆      松 井 田   田  中  富  之  部   長                   支 所 長  公   立   藤  巻  正  勝      秘 書 課長   小  黒  勝  明  碓 氷 病院  事 務 部長  企 画 課長   田  中  秀  人      収 納 課長   内  田  満  二  市 民 課長   萩  原  由  子      環 境 政策   小  野  恭  義                          課   長  健康づくり   須  藤  一  久      介 護 高齢   大  塚  由 紀 子  課   長                   課   長  地 域 創造   志  村  千  晶      土 木 課長   吉  岡  順  一  課   長  都 市 整備   赤  見  孝  仁      上水道工務   原        守  課   長                   課   長  監 査 委員   横  田  秀  之      農業委員会   上  原     充  事 務 局長                   事 務 局長  会計管理者   池  澤  智  野      教 育 長   竹  内     徹  (会計課長)  教育委員会   高  橋  信  秀      教育委員会   戸  塚  政  明  教 育 部長                   総 務 課長                                              本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   須  藤  和  俊      事務局次長   岡  田  好  央                          兼 議 事                          事 務 担当  庶務係長兼   中  島  香 代 子      庶務係主査   佐  藤  光  治  調 査 係長 △開議の宣告 ○議長(今井敏博議員) ただいまの出席議員は20名であります。よって、会議は成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。                                      (午前 9時02分) △一般質問 ○議長(今井敏博議員) 日程第1、一般質問を行います。  質問は、通告一覧表により、順次これを許します。                                                         ◇ 罍   次 雄 議員 ○議長(今井敏博議員) 11番、罍次雄議員の登壇を願います。  罍次雄議員。               〔11番 罍 次雄議員登壇〕 ◆11番(罍次雄議員) 皆さん、おはようございます。議席番号11番、新政会の罍次雄です。通告に基づきまして、2項目について質問いたします。  1項目めの職員の採用計画ですが、平成29年第2回定例会において質問させていただきました。将来を見据えた定員管理の方針を策定していくとの答弁をいただいておりますけれども、はや2年半、将来の安中市にとって避けて通れない問題であります。どのくらい進展があったのかを聞きたいと思います。  2項目めは、庁舎建設についてであります。耐震化もできていない老朽施設であり、補修費用も年々膨れ上がっている現状を見ますと、早急な建てかえが必要であることは明白であり、市庁舎に関わる市民懇談会の委員募集も始まります。安中市の一大事業であります。ただ、建てかえでなく、将来の発展の一翼を担うような、また市民が納得できるような計画立案を期待する中で、庁舎建設に対する基本的な考え方を質問したいと思います。  なお、質問は質問席において一問一答で行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) まず1項目めの現在の職員数についてでありますけれども、市の正職員数についてお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 罍議員のご質問に答弁申し上げます。  本市の正職員は、平成31年4月1日現在、行政職520人、医療職120人の計640人となっております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 続きまして、臨時職員、それから再任用職員について、どのくらいの人数がいるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 本市の臨時職員数でございますが、行政事務嘱託及び臨時職員合わせて491人、再任用職員は行政職19人、医療職1人の計20人となっております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 病院の医療職を除いて、市のほうで働いている方が約1,000人でありますけれども、今後の人口減少と業務の多様化との板挟みで難しい局面ではありますけれども、間違いなく人口は減っていきます。職員は終身雇用で、目先での採用計画であれば将来へ問題を先送りにすることになって、今からの対応が不可避であります。  そこで、今後の正職員の採用計画についてお伺いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 翌年度の職員採用につきましては、各部署に対して実施計画による新規事業や重点施策と勤務実績の把握により適正な配置人数を算出し、平成31年3月に策定した定員適正化計画を踏まえ、職員採用を行っております。定員適正化計画は、計画期間を平成31年度から令和6年度までとし、一般行政職の正規職員19人の人員削減を数値目標としております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員
    ◆11番(罍次雄議員) 6年間で19名の削減目標ということですと、年間3人、非常にスピード感を感じませんけれども、30年後の人口を考えたときに相当のギャップが生まれてくると思いますけれども、お考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 職員数につきましては、指定管理を含む事業そのもののアウトソーシングや施設の統廃合などが推進された場合には、採用抑制などによる原因が図られるものと考えられます。種々の制度改正による業務量の増加や平成29年3月に新たに働き方改革実行計画が示されたことによる時間外勤務の抑制や休暇取得の推進など新たな課題も踏まえ、適正化計画を策定し、適正な定員管理を行ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 次に、業務の見直しについてですけれども、根本的な見直しをしていく中で、業務の見直しは不可避だと考えますけれども、計画があるようでしたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 業務の見直しにつきましては、事業そのものの見直しや指定管理等の業務委託の必要性の検証を行政評価により実施しております。また、本年度におきましては、事務改善を図るため、業務効率化を目的として基幹システムへの入力作業の自動化や作業時間を削減するためのRPA、AI―OCRを使って実証実験を行うなどOA化を推進しております。引き続き業務の見直しを随時実施し、事務改善に努めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) AIを活用していくというのは当たり前になっていくと思いますけれども、OA化によってどのくらいの効率化が考えられ、削減効果があるかどうかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 業務のOA化による削減効果につきましては、事務の効率化による定員の適正化につなげるため、まず時間外勤務の縮減を推進することを意図として実証実験を行っております。検証の結果によりましては、時間外勤務の縮減や定員削減へつながると期待しておりますが、定員削減を進めるには、事業そのものの見直しや指定管理等の業務委託の推進、施設の統廃合なども要因になるものと考えられます。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 具体的な削減効果や案はないようですので、3の職員数の年次目標についてですが、今の職員の現状についてお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 本市の職員の現状でございますが、定員適正化において一つの目安としている全国市町村の人口規模、産業構造別に分類された類似団体では、本市は人口5万人以上10万人未満、産業構造、2次産業、3次産業を合わせて90%以上、かつ3次産業65%未満の団体に区分されます。  類似団体別の職員数は、公営企業等の職員を除く普通会計ベースの職員数で比較され、平成30年度の本市の対象職員数は423人であります。本市と類似した、この区分に該当する全国の団体は90団体で、平成30年度の市民1万人当たりの比較対象となる普通会計の職員数の平均は73.69人、本市は対象職員数423人で、市民1万人当たり71.76人となっております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 人口1万人当たり約72人との答弁をいただきましたけれども、将来の人口の予測を考えると、30年後には250人程度となりますが、これについて考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 普通会計の職員数になりますが、人口比で推計すると、人口5万人、4万人に対しまして360人、288人弱となります。新制度の創設や昨今の介護分野における専門職の登用など、人員配置におけるさまざまな増要因もありますが、人員配置の一つの指標として、類似団体の市民1人当たりの職員数を目安に定員の適正化を図ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 職員数が減る分、臨時、再任用職員が増加していくかと思いますけれども、来年4月より公務員法と地方自治法の改正によって人件費の増加が見込めますが、その影響をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 法改正によりまして、非常勤職員の任用について、令和2年4月1日から会計年度任用職員制度が創設されます。年度ごとに非常勤職員の配置の必要性を各部署ヒアリングにより把握し、単年度で任用することにつきましては、制度導入による新たな変更ではございませんが、働き方改革の趣旨である非常勤職員の処遇につきましては改善する方向で進めております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) それでは、最後になりますけれども、総職員の年次計画についてお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 総職員数の年次計画におきましては、人口減少が加速する中で長期に人口ビジョンを見据え、実施していかなければならないと認識しておりますが、頻繁に実施される複雑な制度改正等もあり、職員数への影響が予測できない部分もあります。現在策定中の公共施設等総合管理計画の個別計画やIT、AI技術の推進など、長期展望の参考となる資料となります。あわせて、再任用制度や働き方改革の推進、令和2年度に創設されます会計年度任用職員制度、今後導入が見込まれます定年延長制度などを踏まえ、非正規職員とのバランスや年齢階層別分布に配慮しながら定員管理を行ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) なかなか長期の採用計画や職員の定数についての計画はつくりづらいかと思います。しかし、将来に向かって絶対に避けて通れないことであり、人件費割合の増加は固定費の上昇につながり、財政の硬直をもたらします。その結果、行政サービスの低下につながることは明白だと思っております。今後しっかりした計画策定をお願いいたしまして、次の庁舎建設の質問に移りたいと思います。  それでは、庁舎建設の質問なのですけれども、懸案でありました庁舎建設の動きがいよいよ見え始め、市民懇談会の設置と委員募集も広報に掲載されました。今後本格的な議論になっていく中、庁舎建設に対する行政の基本的な考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 庁舎建設のあり方等につきましては、今年度中に設置を予定している安中市庁舎に関わる市民懇談会の中で幅広く議論いただき、今後の方向性を見出してまいりたいと考えております。  庁舎整備の選択肢といたしましては、新たな場所または現在地での建てかえのほか、現庁舎の耐震補強による継続使用あるいは既存市有施設の利活用等の可能性も考えられます。庁舎を建てかえることとなった場合には、あわせて建設場所の検討もされるものと考えておりますが、その際には広域幹線道路既存公共施設、交通環境、建設費などさまざまな要因を考慮して適地の検討が行われるものと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) ほとんど、市民の声を聞きながら、今現在は決まった考えがあるわけでなくて、白紙であるというような答弁だと解釈しますけれども、最適地の選定を今後していく中で、市民懇談会の答申を尊重すると考えてもよろしいでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 市民懇談会の議論は十分に尊重すべきものと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) それでは、次の時期についてですけれども、合併特例債の活用が不可避と考えますけれども、時期についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 仮に新たな庁舎を建設することとなった場合、その財源として有利な起債である合併特例債を利用することが考えられます。合併特例債の発行は令和7年度までに庁舎が完成していることが条件となりますので、できる限りこれに間に合う整備スケジュールを組むことになると考えます。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 懇談会などを通じて、時間がかかると想定されるような適地が候補地と挙がった場合の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 懇談会で議員ご指摘のような議論となった場合には、その意見を尊重することとなります。また、市民の皆さんの利便性、また市全体のまちづくりや交通機能も含めた拠点づくりといった観点、財源、スケジュールなど多方面から慎重に検討し、決定していくことが重要であると考えております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) それでは、次の規模についてですけれども、機能集積をしていくのか、分舎化で考えているのか、基本的にそこは考えられての規模の論議は難しいかと思いますけれども、あえて規模についての考え方があればお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 規模につきましても、現時点で何も決まったものはございませんが、規模の検討に当たりましては、市民サービスの充実機能や防災拠点機能、本庁と支所の機能区分と行政の効率性、将来職員数、敷地条件、整備費用等、さまざまな要因を考慮する必要があります。整備の方向性が決まった段階で、より具体的な施設や窓口機能、議会機能、防災拠点機能、IT、セキュリティー環境ユニバーサルデザインへの対応など、設計業務を含めて検討が必要になるものと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) それでは、基本的な考えがないようですので、改めて機能の集約を図っていくのか、既存施設を最大限活用するのかについてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 庁舎機能の集約と既存施設の活用に関しましては、それぞれメリット、デメリットが考えられると思いますので、懇談会や市民アンケートなどさまざまな機会を通じて市民の皆様のご意見を伺い、利用しやすい庁舎を検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 先ほど将来の職員数を考慮するとの答弁をいただきましたけれども、将来とはどのくらい先のことを想定しているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 具体的な年限を確定することはできかねますが、平成27年度に策定いたしました安中市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンにおきましては、約40年後の人口目標をおおよそ3万5,000人としております。単純に比較はできませんが、令和元年10月末現在の人口は約5万7,000人ですので、現在の正規行政職員の数520人を人口比率を当てはめて計算した場合の職員数は約322人となります。これも一つの目安になります。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 長期を想定して考えて計画をしていくという、大変難しいということはよくわかりますけれども、大幅な職員減少に対して転用可能な設計を当初から考えていく、設計段階からの柔軟性は期待できるか、このことについてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 庁舎のスペースをどう利用するかは、まず市民の利便性を第一に考えます。利用方法は時代とともに変化していくものと考えますので、可動性の高い転用が容易な設計を検討していくことも必要であると考えております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 臨機応変に、その辺はよろしくお願いして、次の複合施設について、民間の施設の併設など、民間活力の活用を含めた複合施設について考えがあればお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 新たな庁舎に複合的な施設や機能を併設することは、市民の利便性の向上や経費の分担による建設費の縮減も可能になると考えられます。マンションやホテル、スーパーやコンビニ、銀行、事務所等の業務施設の併設のほか、土木事務所、保健所、ハローワークなど国や県の機関もあわせた合同庁舎的なものも考えられるところでございます。庁舎整備の基本的な方向性を議論する中で、庁舎建設することとした場合、庁舎単独整備か、複合施設とするかについても検討されるものと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員。 ◆11番(罍次雄議員) 本来であれば、一番最初に分散型でやるのか、集約型でやるのかというのは基本方針にないとなかなか計画を立てづらいということを感じますけれども、安中にとって一大事業であって、市民サービスの向上につながることはもちろんですけれども、将来の発展に希望が持てるような計画立案ができないと、何十億というお金を使って、市民からは反発が相当起きるのではないかなというふうに考えております。そういった意味で、より柔軟に、本当に将来に対してプラスになるような計画を頑張ってつくってもらうことを希望いたしまして、私からの一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(今井敏博議員) 罍次雄議員の質問が終わりました。                                                         ◇ 長 嶋 陽 子 議員 ○議長(今井敏博議員) 次に、5番、長嶋陽子議員の登壇を願います。  長嶋陽子議員。               〔5番 長嶋陽子議員登壇〕 ◆5番(長嶋陽子議員) 議席番号5番、公明党の長嶋陽子でございます。通告に基づきまして、3項目3点につきまして質問してまいります。  1項目めは、学校施設について、小中学校に設置されている防火シャッターについての質問です。過去に学校やビル、ガレージなどに設置されている電動式のシャッターに体を挟まれて亡くなってしまった事故や、腕や首を挟まれて重軽傷を負うなど、全国で何件もの事故が発生いたしました。国は、このような事故を防ぐ対策として、2005年以降、学校や建物の防火シャッターには人に接触した瞬間に5センチ以内で停止する自動停止装置の取りつけを義務づけられました。学校施設においては、現在まで非構造部材の耐震化を初め児童生徒の安心安全のために取り組んでいただいているところでありますが、本市の小中学校に設置されている防火シャッターの現状と今後の対応について質問させていただきます。  2項目めは、公共施設整備について、トイレの洋式化について伺います。  そして、3項目めはすみれケ丘聖苑について伺います。  なお、質問は一問一答で質問席にて行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) それでは、1項目め、学校施設についての防火シャッターの点検について伺います。  まず、市内小中学校にある防火シャッターの設置状況についてお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 長嶋議員のご質問に答弁いたします。  学校数につきましては、小学校12校、中学校5校の合計17校で、合計83台の防火シャッターが設置されております。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 小中学校合わせて17校、83台の設置とわかりました。  それでは、これまで防火シャッターによる事故の有無についてお聞かせください。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) これまでの事故につきましては、防火シャッターの誤作動等による事故の事例は確認をしておりません。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) これまでに事故は起きていないとわかりました。  本市においてのこれまでの防火シャッターの点検状況について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 学校施設の感知器や消火設備等の消防設備につきましては、毎年度専門業者による定期点検を学校ごとに実施しております。平成27年10月には、文科省から「学校施設の維持管理の徹底について」が通知され、専門的な点検の実施が求められていますので、防火シャッターにつきましても早急に実施するよう検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 状況はわかりました。それでは、早急に実施をお願いいたします。中には、設置からかなり年数がたっているのもあると思います。点検の結果によっては、改善や取りかえ、また不良箇所の修繕を行い、適正な維持管理に今後も努めていただきたいと思います。  次に、安全装置の取りつけについて伺いますが、設置が17校のうち、安全装置は現在何校が設置されているのか伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 安全装置の設置状況でございますが、市内17校中、大規模改修を行いました8校につきましては設置が済んでおります。このほかの学校につきましては、順次改善を図ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 安全装置設置は8校とわかりました。  それでは、未設置の9校への対応について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 安全装置の未設置校への対応につきましては、点検の結果を踏まえながら、それぞれの防火シャッターについて適切な方式、外づけ型や埋め込み型などの安全装置を選択して設置を進めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 安心安全のために早急にお願いいたします。  近年では、設置されている防火シャッターの先端を加工することにより、万が一シャッターが閉まった場合でも事故の衝撃が抑えられる、新しい技術も開発されているようであります。後づけのセンサー等の安全装置に比べて工期も短く、比較的少ない予算で設置が可能であります。過去に事故が起きてしまった他県のある市でも、全ての小中学校にこの新しい技術を導入したようであります。事故が起きてから取り組むのではなく、事故を未然に防ぐために率先して取り組んでいただきたいと思いますが、今後の対応についてお聞かせください。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 今後の対応につきましては、公共施設等総合管理計画を踏まえた学校施設の個別施設計画を策定し、安全安心を基本とする学校施設の効果的な整備を検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) ぜひとも児童生徒が安心安全に過ごすことができる環境整備に努めていただけるようお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に2項目めの公共施設整備についてに移ります。トイレの洋式化について伺います。全国的にトイレの洋式化が進んでいます。和式トイレは小さなお子様や高齢者の方は使いづらく、洋式トイレを望む方が多いと思います。また、妊婦さんや足腰の弱い方は使用することができない方もいらっしゃいますので、誰でもが使いやすい洋式化を進めていただきたいと思います。  今回の台風19号では、多くの市民が最寄りの避難所に避難されました。今後も、災害、緊急時に多くの市民が避難することが予想されます。そこで、指定避難所に指定されています施設のトイレについてどのようになっているのかお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 長嶋議員のご質問に答弁申し上げます。  指定避難所につきましては、現存する市有施設で避難所として適した施設を、トイレが洋式化されているか、いないかにかかわらず、指定避難所として指定しております。洋式化されていないトイレにつきましては、順次改修してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 状況はわかりました。  各地区の公民館が指定避難所になっていますけれども、地域の公民館のトイレの洋式化はどのように進んでいるのかお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 各地区公民館のトイレにつきましては、公民館利用者の高齢化等に対応するため、既存トイレの半数を洋式トイレに改修をいたしました。引き続き、各地区の要望などをもとに洋式化の対応を進めてまいります。
    ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 既存トイレの半数を洋式トイレに改修されたとわかりました。利用者にとっては大変にありがたいことだと思います。公民館は、市民の日常の中で地域活動や地域住民の交流の場としても重要な役割があります。市民が喜んで集う拠点ですので、老朽が進んでいるところも含め、順次改善をお願いしたいと思います。  次に、その他の公共施設のトイレについて伺いますが、数ある中で何件か挙げさせていただきます。まず、松井田文化会館についてですが、1階ホール下の女性トイレは、メーンホールの大改造で、催しのあるときはトイレが大変混み合ってしまいます。トイレの数は十分な設置と思いますが、洋式がうち1カ所という点が主な混みぐあいの原因で、市民からも洋式をふやしてほしいとのご要望があります。また、その点だけに限らず、高齢者や妊婦さん方の利用を考えますと、洋式化への改修が必要と思いますが、この点はどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 松井田文化会館につきましては、設置から20年以上が経過をしており、その間に生活様式の変化や高齢化が進むなど、生活の形態が徐々に変わってきております。こうしたことから、時代の変化に合わせて、今後は松井田文化会館の女性用トイレを和式から洋式へ改修をしていきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 和式から洋式へ改修をしていきたいとのお考えがわかりました。また、外トイレも和式ですので、あわせてよろしくお願いいたします。  次に、板鼻にあります老人福祉センターですが、避難所としても多くの市民が避難し、ふだんは食事や入浴施設もあることから、憩いの場として大変にぎわっています。利用者から、トイレが古いので、きれいにしてほしいと多数のお声をいただいております。  また、米山にあります子どもスポーツ広場は人気の公園で、市民利用はもちろん、他市からも多くの人が集まり、楽しんでいます。その中で、利用されている方からトイレの問題として、和式のみで使いづらいので、洋式のトイレも欲しいですとのお声を多数いただいております。特にお子さんは、和式はなれないようであります。以上、この3件におきましては強くご要望がありましたので、ぜひともお願いしたいと思います。  次に、今後の計画についてお伺いいたします。ここ数年にトイレの改修を行ったところはあるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(今井敏博議員) 財務部長。 ◎財務部長(町田博幸) 長嶋議員のご質問に答弁申し上げます。  近年、バリアフリー化、多目的トイレの設置や和式から洋式へのトイレの整備、改修を行ったものといたしましては、安中市文化センター、武家長屋、峠の湯、横川駅前トイレ、碓氷湖駐車場、眼鏡橋駐車場、秋間梅林公衆用トイレがございます。また、市内小中学校におきましてもトイレの洋式化を順次進めているところでございます。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 改修状況はわかりました。  それでは、改修されたトイレの洋式化の効果についてどのようにお考えですか、伺います。 ○議長(今井敏博議員) 財務部長。 ◎財務部長(町田博幸) 近年の生活様式の変化により、洋式トイレの需要は高まっていると考えております。また、外国人旅行者の増加も洋式トイレの必要性の一因になっていると考えております。トイレを洋式化することは、高齢者や妊婦の方、介護が必要な方にとっても足腰への負担が少ないため、便利に使用することができることが利点であろうと考えております。その反面、洋式トイレは和式トイレよりも広いスペースを必要といたしますので、和式から洋式への改修には一定の制限を受けることもございますが、工夫をいたしまして洋式化を進めたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 効果についてはわかりました。  それでは、今後の本市の取り組みについてお聞かせください。 ○議長(今井敏博議員) 財務部長。 ◎財務部長(町田博幸) トイレの洋式化につきましては、その必要性につきまして十分認識をしているところでございます。今後につきましては、和式トイレの需要や各施設利用者の形態、施設の状況等も踏まえながら洋式化を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) ぜひともよろしくお願いいたします。利用する市民も喜びます。また、トイレの印象はとても大事だと思います。使いやすく、きれいであれば、本市のイメージや高感度のアップにもつながると思います。ぜひとも前向きな取り組みをよろしくお願いいたします。  続きまして、3項目めのすみれケ丘聖苑についてに移ります。施設状況についてお伺いいたします。まず、直近の利用状況についてお聞きします。 ○議長(今井敏博議員) 市民部長。 ◎市民部長(富田千尋) 長嶋議員のご質問に答弁申し上げます。  すみれケ丘聖苑における人の火葬件数は、平成28年度881件、29年度804件、30年度864件となっております。式場利用件数は、大式場が平成28年度1件、29年度8件、30年度6件で、小式場が平成28年度19件、29年度22件、30年度10件となっております。火葬件数に対する式場の利用率は、平成28年度が2.27%、29年度が3.73%、30年度が1.85%でございます。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 状況はわかりました。  式場利用率が低いことについて、どのような理由と考えられるかお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 市民部長。 ◎市民部長(富田千尋) すみれケ丘聖苑の式場利用が少ない理由といたしましては、現在、市内葬祭業者のほとんどが式場等の設備が整った自己施設を有しており、その施設を利用していることなどが考えられます。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 理由はわかりました。  民間業者もあり、市民は利用されています。しかし、中には、すみれケ丘聖苑を利用したいが、お通夜ができないので民間業者にお願いせざるを得ない方もいるようです。市民からもお通夜もできればいいのにとのお声がありますので、体制を整えていただければ、お通夜と告別式で利用したい方も多いかと思います。  また、民間業者をお願いしますと、費用などもそれなりにかかってしまいます。経済的なことから、費用がかからないようにしたいと考える市民、また現実にかけられない市民もいます。そういった方の思いを酌み取っていただければと思います。  次に、式場施設整備についてお伺いします。建物の現状や老朽化対策についてお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 市民部長。 ◎市民部長(富田千尋) すみれケ丘聖苑は、昭和61年度に供用開始してから33年が経過し、またその後増築した大式場でも平成8年度の供用開始から23年が経過しております。建物は建築基準法に基づく現行の耐震基準に適合しておりますが、建物、設備ともに老朽化が進む中で、ふぐあい等が発生した場合にはその都度修繕で対応し、維持管理に努めているところでございます。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 状況はわかりました。  次に、火葬炉のメンテナンス状況についてお聞かせください。 ○議長(今井敏博議員) 市民部長。 ◎市民部長(富田千尋) 火葬炉につきましては、毎年定期点検を行い、経年による劣化に合わせて計画的に修繕を実施しております。また、おおむね10年から13年で必要となる火葬炉の耐火れんがの積みかえ等は長期修繕計画に基づいて実施をしております。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) メンテナンス状況はわかりました。  それでは、今後の施設整備計画についてお伺いします。近年の葬儀の形は、以前とは異なり、多様化になっています。家族や親しい友人など少人数で故人を送る、家族葬のような小規模での形がふえています。時代の状況に合わせ、設備等の改善をし、市民が利用しやすいように考える必要もあるかと思いますが、本市の今後の施設整備計画についてお伺いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 市民部長。 ◎市民部長(富田千尋) すみれケ丘聖苑は、近年、施設の老朽化による修繕費用が増加しております。現在本市では、国のインフラ長寿命化基本計画及び市の公共施設等総合管理計画を踏まえた個別施設計画の策定に取り組んでいるところでございます。策定後は、この計画に基づき、すみれケ丘聖苑のメンテナンスを効率的、効果的に実施してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員。 ◆5番(長嶋陽子議員) 今後の計画についての状況はわかりました。  今後の傾向を考えますと、家族葬のような小規模な形に対応できる会場の設置を希望いたします。また、ご安置できるお部屋があれば、ご家族とご一緒に過ごすこともできます。先ほども申しましたが、民間業者にお願いできない市民もいらっしゃいます。そういった方々に対応ができるよう、ご配慮をしていただければと思います。  以上要望させていただいて、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(今井敏博議員) 長嶋陽子議員の質問が終わりました。                                                         ◇ 柳 沢 浩 之 議員 ○議長(今井敏博議員) 次に、16番、柳沢浩之議員の登壇を願います。  柳沢浩之議員。               〔16番 柳沢浩之議員登壇〕 ◆16番(柳沢浩之議員) 議席番号16番、清風クラブの柳沢浩之です。通告に基づいて質問をいたします。  1項目めは、自然災害対策についてであります。近年、地球温暖化の影響により、地震、台風、豪雨、大雪、竜巻、噴火など大規模な自然災害が発生しております。これから冬本番を迎え、大雪が懸念されます。平成26年2月の大雪は、観測史上記録的な積雪であり、甚大な被害をもたらしました。今から大雪に向けて対策をしておく必要があります。  そこで1点、雪害対策について質問します。  2項目めには、子育て支援拠点施設についてであります。令和2年度中の完成を目指して、子育て支援拠点施設の工事が進んでいます。子供からお年寄りまで交流できる都市公園機能を備えた多文化交流による子育て支援拠点としての施設であります。施設の名前は、あんなかスマイルパークに決定しました。市民からは、あんなかスマイルパークの機能、費用、管理体制などについて明らかにしてほしいという意見が出されています。  そこで1点、あんなかスマイルパークについて質問します。  3項目めには、スポーツ振興についてであります。西毛運動公園には、陸上競技場、野球場、テニスコート、プールのスポーツ施設があります。その施設では、中体連や市民大会など各種大会が開催されています。また、スポーツを楽しみながら、みずからの健康増進のために利用している多くの市民の方々がいます。しかし、1971年の建設から48年が経過し、老朽化が進んでいます。また、安中市スポーツセンターは、バスケットボール、バレーボールなど多くの屋内スポーツができ、障害者の方々の利用も多くなっています。1995年の開館から24年が経過し、老朽化が進んでいます。  そこで、1点目に西毛運動公園のスポーツ施設の整備について、2点目には安中市スポーツセンターの整備について質問します。  なお、質問は質問席で一問一答で行います。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) それでは、1点目の雪害対策について伺いたいというふうに思っております。  異常気象の影響により、今後大雪が懸念されてきます。国土交通省は、平成27年度に降雪時を想定したタイムラインを策定しました。その考え方について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 柳沢議員のご質問に答弁申し上げます。  平成26年2月に関東甲信地方で発生した記録的大雪により、各地で車両の立ち往生が原因で数日間にわたって大規模な通行どめが発生いたしました。これを受け、国土交通省は降雪に対する除雪体制を強化するとともに道路利用者への情報提供の充実を図り、冬季の道路交通の確保を目的に降雪時を想定したタイムラインを策定いたしました。このタイムラインは、国土交通省が交通関係事業者や地方公共団体などと連携を図り、気象庁の気象情報などももとに、被害最小化のため、一体となって行動する内容を時系列にまとめた計画でございます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 被害最小化のため、一体となって行動するという内容を時系列にまとめた計画ということであります。  そうしますと、本市でも降雪時を想定したタイムラインの策定をすることについて考えを伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 市では、降雪が予想される際などには、安中市雪害対応マニュアルに基づき対応しております。そのマニュアルの中にはタイムラインについても明記しておりますので、今後より詳細なタイムライン策定について検討していきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 今後詳細なタイムラインを検討していくということでありますので、ぜひ策定のほうをよろしくお願いしたいというふうに思います。  令和元年7月に策定された地域防災計画の第3節に、雪害予防計画の中で雪害に強いまちづくりということがうたわれております。その具体的な考え方について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 地域防災計画、雪害予防計画に明記している雪害に強いまちづくりとは、道路交通確保のための迅速かつ適切な除雪体制の強化や市民に対して雪害に関する知識についての普及啓発などを図り、市民の安定した生活環境の維持及び地域経済活動の停滞防止を総合的、計画的に推進するためのものでございます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 雪害に強いまちづくりの考え方についてはわかりました。  降雪時に幹線道路、生活道路の確保が重要であります。除雪資機材の確保、排雪場所の確保、融雪剤の備蓄、除雪の確保要員など、道路の除雪体制の整備の考え方について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 柳沢議員のご質問に答弁いたします。  本市では、除雪機材として、モーターグレーダー、ホイールローダー、スノープラウダンプなど建設機材を保有しております。資材としては、凍結防止剤、融雪剤として塩化カルシウムや滑りどめ用砂を用意しております。また、雪捨て場として河川敷など県管理地が5カ所、学校跡地などの市管理地が12カ所、計17カ所を確保しております。そのほか、他機関との連携のために、国や県、市、建設業協会、警察で構成する群馬県道路除雪会議に参加して、除雪委託業者に対して機械、人員等の確保を要請しております。また、この会議の中で示された群馬県道路除雪行動計画に基づく実働訓練が碓氷峠鉄道文化むら駐車場で実施され、この訓練に参加するなど除雪体制の構築に努めております。また、特に降雪時にはさらに機械、人員の不足が想定されることから、関連する各種団体への協力要請も必要と考えております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 今、除雪体制の考え方についてはわかりました。  道路の除雪体制の整備といたしまして、道路管理者は、冬季の交通を確保するため、最大限の効果的、効率的な除雪に努めるものとするというふうにうたわれておりますが、具体的な業者と除雪範囲について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 国や県、市の各道路管理者により、市内業者を中心に除雪委託契約を締結しております。群馬県道路除雪行動計画では、優先除雪区間の除雪を完了させ、そのほかの区間については積雪状況に応じて順次除雪を行うこととなっております。その行動の目安としては、前橋気象台から発表される注意報、警報をもとに積雪が5センチメートル以上と予想される場合、国や県、道路管理者との情報交換を行いながら効率的な除雪を行うこととなっております。市道につきましては、25業者と除雪委託契約を締結し、幹線道路やその他重要とされる路線の約200キロメートルの除雪作業を行ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 除雪行動の目安として、5センチ以上の積雪で、市内25業者ですか、と除雪の委託を契約して、200キロの路線を除雪しているということが言われていました。  雪害対応マニュアルの活用等の中で、人命救助活動、除雪体制など応急活動を実施するためのマニュアルを周知し、訓練を行い、他機関との連携について徹底を図るものというふうにうたわれておりますが、その詳細について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 平成29年に安中市雪害対応マニュアルを策定し、そのマニュアルを庁内共有サイトに掲載することにより、職員に対して雪害対応の周知を図っています。そのマニュアルをもとに、平成29年に大雪時の対応能力の向上を図るため市災害対策本部災害図上訓練を実施いたしました。その訓練時には、高崎市等広域消防局職員に評価や見学していただくなど連携を図っております。今後におきましても、訓練などを実施し、他機関と連携を図りながら大雪時の対応能力向上に努めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 訓練や他機関と連携をして、大雪時の対応能力に努めていくということであります。  除雪援助体制の整備の中で、除雪作業は、民生委員、自治会、自主防災組織、消防団員等に除雪体制の充実や支援のための仕組みづくりを進めるというふうにうたわれております。しかし、高齢者世帯など自力で除雪作業が困難な箇所や除雪の担い手がいない中で、具体的な除雪作業の仕組みづくりの考え方について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 除雪援助体制につきましては、個人では対応が難しくなった家屋や家屋周辺の除雪作業について、自治会、自主防災組織、民生委員、消防団等の地域コミュニティーに協力をいただき、除雪作業の充実を図っているところでございます。また、市では市社会福祉協議会及び安中青年会議所と災害時における相互協力に関する協定を締結しており、その協定に基づき、除雪作業などの災害救援ボランティア活動を実施しております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 地域コミュニティーに協力していただいて、除雪作業の充実を図るということでありますが、民生委員や自治会、自主防災組織、消防団などに除雪体制の周知とその訓練をどのようにしていくのか伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 除雪作業の周知と訓練につきましては、本年2月に市社会福祉協議会が中心になり、雪かきの実技演習を含めた雪害に関する災害ボランティア養成研修を実施いたしました。この養成研修は、大雪時に協力をいただけるボランティアの育成を目的に実施し、その際に市も職員による雪害対策についての講座を実施し、雪害に関しての普及啓発に努めました。今後におきましても、市社会福祉協議会と連携を図り、自治会、民生委員、自主防災組織など地域コミュニティーに対して除雪作業などの周知や訓練の実施を検討していきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 地域コミュニティーに対して、除雪作業の周知や訓練は必要なことだというふうに思いますので、ぜひ検討していただきたいというふうに思っております。  道路の除雪作業によって、歩行者専用道路に雪がたまり、その後凍結すれば転倒の危険性があります。歩行者専用道路と学校が指定した通学路の除雪対応について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 歩道や狭い通学路については、小型の除雪機材または人力での作業となり、道路除雪完了後の作業となることから、自治会やPTAなどの協力をいただきながら融雪剤の散布や除雪を行いたいと考えておりますが、引き続き有効な方法につきまして検討してまいりたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 除雪路線の拡大や拡張、そういったことは今後必要だというふうに思っております。また、地域コミュニティーに協力していただいて歩道や狭い通学路の除雪作業をする場合、公民館や学校に先ほど答弁いただきました小型除雪機が必要だというふうに思います。小型除雪機の設置を強く要望したいというふうに思っております。そして、大雪に対して万全の態勢で臨んでまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、2点目のあんなかスマイルパークについて質問させていただきたいというふうに思います。子育て支援拠点を令和2年度の開館を目指して、工事が今進められております。この施設名は、あんなかスマイルパークというふうに決定いたしました。しかし、厚生労働省より次世代育成支援対策実施整備交付金というものを受けております。厚生労働省の子育て支援の目的との関係で、名称が適しているのか伺いたいというふうに思います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 柳沢議員のご質問に答弁申し上げます。  次世代育成支援対策施設整備交付金は、地域子育て支援拠点事業を行う事業所を創設するために受けております。交付金要綱によりますと、地域子育て支援拠点事業の実施は必須でございますが、施設の名称についての決まりはございません。名称につきましては、市民の皆様からの応募作品109点から検討委員会で8点を選考した後、市民投票を行いまして、投票総数366票の中からあんなかスマイルパークに決定いたしました。  以上でございます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) あんなかスマイルパークは、市民からの応募と投票で決定したということであります。そういう意味からしても、充実した子育て支援拠点にしていかなければいけないというふうに思っております。そういう意味では、あんなかスマイルパークの目的と対象について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 子育て中の人が家庭で孤立せず、多世代交流を図ることができる環境を整え、子育て世代を応援し、またお互いに助け合い、支え合えるような関係をつくり、子育てしやすく住みやすい活気あるまちづくりを目指しております。  対象は、子供や子育て中の人だけでなく、広く市民の皆さんや訪れていただいた皆さんでございます。たくさんの皆様においでいただき、豊かな交流ができるようにしていきたいと存じます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 今、目的と対象についてはわかりました。  では、あんなかスマイルパークの収容可能な人数について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 建物内プレイルームは、子育て支援拠点事業で10組程度、イベント時には20組程度を想定しています。研修室は、長机を使用して20人程度、机を使わない場合は50人くらい、みんなのキッチンは調理台が3カ所あり、15人程度の調理実習を想定しております。多目的室は、椅子のみの講演会で50人から60人程度、くつろぎスペースは8畳の畳コーナーも含め20人程度が休憩できる想定となっております。芝生広場を含めた屋外面積が約6,000平方メートルとなっており、建物と屋外を一体的に利用できる構造となっております。また、駐車場は83台、うち障害者用3台、バス1台の計画となっておりますので、たくさんの皆様にご利用いただきたいと存じます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 収容可能な人数ということについてはわかりました。  地域子育て支援拠点の機能強化として、子育て親子の交流の場の提供、育児の相談、援助、講習等のスペースが必要であります。さらには、子育て中の保護者から複数の授乳室、ゼロ、1、2歳用のスペースや乳幼児の屋内遊具などの要望を聞いております。あんなかスマイルパークの機能強化について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 本施設につきましては、子育て支援拠点施設ですので、子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安、悩みを相談できる場所などが含まれて設計されております。プレイルームに併設して、親子トイレや授乳室、絵本コーナーを予定しております。また、相談コーナーも設ける予定でございます。今後、備品や利用の仕方などで安全面や過ごしやすさなどにさらに工夫ができるものと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 子育てには、ゼロ、1、2歳用のスペース、授乳室、屋内遊具、相談コーナーは必須であります。安全に楽しく遊んでいただくためにも、ぜひゼロ、1、2歳のスペースと屋内遊具の設置、そういったものをお願いしたいというふうに思っております。  そこで、あんなかスマイルパークの全体的な費用について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 初めに、建物にかかわる工事費ですが、建築工事2億1,276万円、電気設備工事2,388万円、機械設備工事4,212万円、小計2億7,876万円となっております。  次に、公園の工事費ですが、外構工事9,504万円、植栽工事1,100万円、小計1億604万円となり、建物と公園の工事費の総額は3億8,480万円でございます。  工事費のほか、施工管理業務委託1,976万円、基本設計業務委託料1,361万円、実施設計業務委託料2,894万円などを含めた合計は4億4,711万円でございます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 今、建物と公園などの工事費の総額が約4億4,000万円という多額な費用であります。そういったことを考えますと、さらに充実した施設にしていかなければいけないというふうにも思っております。  そういう中で、あんなかスマイルパークに遊具などの設備の設置と、その規模と費用について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。
    ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 屋外遊具については、子供の冒険心を駆り立て、危険を回避する能力や身体能力、体力を向上させるなどの要素が詰まっているケルナー遊具を設置いたします。規模といたしましては、大きい子供の登る遊具1基、小さい子供の登る遊具1基、ばねつき乗り物2基、鳥の巣のブランコ1基、水遊び場1基などの設置を予定しております。また、建築費用1,380万円を外構工事の中に含んでおります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) スマイルパークにケルナー遊具を設置するということであります。そういった遊具を楽しく上手に利用していただくために、補助員と管理が必要だというふうにも思います。補助員の配置人数と管理体制について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) ケルナー遊具は、遊び方の指導や遊びを見守る補助員を配置する予定でございます。配置人数は、常時1人以上を配置するよう計画しております。  また、管理体制につきましては、ケルナー遊具を既に導入し、管理運営している近隣自治体などから助言をいただき、適切な管理運営ができるように進めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 補助員を常時1名を配置し、適切な管理運営をしていくということでありますが、ここでもまた人件費がかかるというふうに思います。あんなかスマイルパークの運営費について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) あんなかスマイルパーク検討委員会の意見を参考にして、運営方法や運営費について検討を行っているところでございます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 余り答弁になっていないですけれども、運営方法や運営費を検討しているということでありますので、今後あんなかスマイルパークの運営をめぐって、あんなかスマイルパークの検討委員会が設置されています。設置された時期、構成人数、開催された回数とその内容について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 平成31年2月から安中市子育て支援拠点検討委員会を組織し、協議を開始いたしました。5月28日に、公募により施設名称があんなかスマイルパークに決定したことに伴い、あんなかスマイルパーク検討委員会に名称を変更いたしました。現在、21名の委員により11月までに7回開催しております。会議では、施設の利用方法や貸し出し基準、運営方法などについて検討しております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 大体、検討委員会については理解できました。  そういう意味では、あんなかスマイルパークの進捗状況について、市民への情報公開が必要だと思いますが、その考え方について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) あんなかスマイルパークの進捗状況につきましては、市のホームページにあんなかスマイルパークを掲載し、目的やイメージ図、市民参加による検討の経緯、地中埋設物処理対応の経過等のほか、10月4日に実施した土壌の検査結果を公表しております。また、12月にはツイッターを通じてあんなかスマイルパークを掲載したことをお知らせしております。また、広報での掲載も検討しております。今後も、計画の進捗に伴い更新をしまして、市民の皆様へお知らせしてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 市民への情報公開はぜひお願いいたしたいというふうに思います。  あんなかスマイルパークを安全で安心に運営するために、保育士など子育て専門の職員を配置する必要があると思いますが、考えを伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) あんなかスマイルパークの中の地域子育て支援拠点事業には、国の補助基準に沿って、週5日、常時2名以上の従事者を配置いたします。従事者は、保育士などの有資格者や子育て支援員研修を受講した方などに担当していただく予定でございます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 保育士など有資格者を週5日、常時2名以上配置させるということでありますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思っております。  そして、あんなかスマイルパークは子育て世代の方々から期待されております。子供たちが安全で安心に楽しく遊べる、充実した施設にしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、3点目の西毛運動公園スポーツ施設について質問させていただきたいというふうに思います。まず、西毛運動公園のスポーツ施設は子供から高齢者まで幅広く利用しております。陸上競技場、テニスコート、野球場などの利用状況について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 柳沢議員のご質問にご答弁いたします。  平成30年度の西毛総合運動公園の利用状況は、陸上競技場6,659人、野球場2万209人、テニスコート7,599人、プール2,426人などで、年間3万8,420人となっております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) スポーツ施設の利用状況についてはわかりました。  西毛運動公園陸上競技場は、1972年に建設された施設であります。土のグラウンドで、各種大会、記録会、競技会の開催には、準備作業に時間がかかることや雨天には水はけが悪くて各種大会の実施に苦慮している状況であります。また、土のグラウンドのため、選手の記録にも影響があります。こういった現状と今後の考え方について伺いたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園陸上競技場につきましては、利用者や競技団体などから、土のグラウンドであることから、選手の記録に影響がある、また大会の競技ごとにラインを引くなどにより準備に時間がかかるなどのご指摘を受けています。このようなご意見を踏まえて、現在進めております市内都市公園施設の長寿命化計画において今後の改修計画を検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 現状は把握しておるということでありますし、今後改修計画を検討していくということであります。  安中市陸上競技協会が主催している小学生陸上教室は、西毛運動公園陸上競技場のラインカーやスターティングブロック、子供用ハードル、ジャンプ用スタンドなど、器具の不備から開催が困難な状況であるというふうに聞いております。そして、新島学園のグラウンドを使用しているということであります。その現状について、考え方を伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園陸上競技場では、今までに小学生を対象とした陸上用器具は備えておりませんでした。毎年陸上競技場で開催される安中陸上記録会や市小学校陸上教室記録会は、市内小学校所有の器具を使用して実施していただいています。幅広い年齢層の市民に競技会場としてご利用いただけるよう、器具等の充実を図ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 競技会場として幅広い年齢層に利用していただくためにも器具等を補充していくということでありますが、老朽化した器具等の交換、補充についての考え方を伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) ご指摘のありました小学生用ハードルなどの器具を初め、共同で使用するラインカー、スターティングブロックなどの備品につきましては、陸上競技関係者にご意見等をいただきながら交換や補充をしてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 陸上競技関係者から意見を聞きながら交換や補充をしていくということでありますので、ぜひよろしくお願いします。  西毛運動公園陸上競技場を安心して楽しく利用していただくため、全天候型トラックを整備する必要があるというふうに思いますが、考えを伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園陸上競技場の整備につきましては、競技団体から大規模改修や全天候型への転換を要望されています。市内都市公園施設長寿命化計画を策定する中で、市内はもとより、市外の学校やスポーツ団体にとっても魅力ある施設となり、スポーツによる交流がさらに図れるように施設の改修に向けて検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 魅力あるスポーツ施設のため、ぜひ全天候型トラックを整備していただきたいというふうに思います。  次に、テニスコートについて質問いたします。近隣の高崎市や富岡市を初め、全国的にも全天候型オムニコートが整備されております。西毛運動公園テニスコートは、テニスを楽しむ方々が現在増加傾向にあります。テニスコートを全天候型オムニコートに整備する考えについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園テニスコートにつきましては、昭和47年に4面、昭和59年に4面、それぞれクレー、土コートとして整備いたしました。この間に数回、クレー舗装の掘り起こしを施工してまいりました。人工芝コートの整備につきましては、市内都市公園施設長寿命化計画を策定する中で検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) ぜひ全天候型オムニコートを整備していただきたいというふうに思っております。  テニスコートを利用する市内外からの利用者や各種大会などの参加者から、テニスコート周辺にトイレが少ない、駐車場が狭いとの意見を聞いております。トイレと駐車場の整備について考えを伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園テニスコート周辺のトイレにつきましては、テニスコート管理棟にあるものを除きますと、陸上競技場のトイレを利用していただいています。各種大会における利用状況などを調査し、必要性の有無について検討してまいります。  駐車場につきましては、大会時などの不足に対応するためにテニスコート北側に未舗装の仮設駐車場を設けており、必要な駐車台数は確保できているものと考えております。今後、駐車場の案内を表示し、大会利用者へ周知してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) テニス人口が今増加傾向にあるということで、トイレについてはぜひ検討していただきたいというふうに思っておりますし、駐車場については案内看板の整備をお願いしたいというふうに思っております。  市民が、陸上競技やテニスの大会に向けて夜間にも練習を重ねています。本市はナイター設備がないため、市内の民間のナイター施設を利用している状況であります。市民から、西毛運動公園陸上競技場とテニスコートにナイター設備を完備してほしいとの要望が出されております。ナイター設備の考え方について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園陸上競技場及びテニスコートのナイター設備の整備計画につきましては、先ほど申し上げました市内都市公園施設長寿命化計画を策定する中で、周辺の住宅への影響等を勘案しながら検討してまいりたいと考えます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) ぜひナイター設備の検討をお願いしたいというふうに思っております。  次に、野球場についてであります。来年5月に東日本軟式野球大会が本市で開催されます。全国各地から選手や応援団が西毛運動公園野球場を訪れます。しかし、野球場のトイレ設備が老朽化しております。早急にトイレ等の修繕、整備が必要と思いますが、考えを伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園野球場につきましては、平成30年度より庁内に野球場整備検討委員会を立ち上げ、今後の改修計画を検討しております。また、来年度、全国規模の東日本軟式野球大会の開催が計画されておりますので、トイレも含めた施設の修繕、整備等を検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) ぜひトイレを含めた施設の修繕、整備をお願いします。  老朽化した野球場やプールなど、一部は修繕してきましたが、ほかのスポーツ施設は修繕が進んでおりません。今後の整備計画について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園の施設整備につきましては、現在策定中の安中市公園施設長寿命化計画の中で、スポーツ施設を含めた公園全体の整備計画について策定してまいりたいと考えます。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 西毛運動公園内のスポーツ施設を利用する方々から、管理運営が行き届いていないという意見も聞いております。管理運営の指導と現状について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当公園の管理運営につきましては、現在は正規職員、行政嘱託職員、臨時職員にシルバー人材センターからの委託契約に基づく人員を加えた体制で管理運営を行っています。ご指摘については重く受けとめ、継続して施設の巡回点検を実施し、施設状況の把握に一層努めるなど、管理運営の充実を図ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 西毛運動公園のスポーツ施設の環境整備を早急に行っていただくことを要望したいというふうに思います。  続きまして、2点目の安中市スポーツセンターについて質問します。安中市スポーツセンターのアリーナでは、さまざまな屋内競技ができます。さらに、温水プールやトレーニングルームなども完備されております。市内外からの障害者の方々を初め、子供から大人までが利用されています。その利用状況について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 安中市スポーツセンターの利用状況につきましては、平成30年度は総合体育館アリーナ2万8,583人、温水プール3万6,123人、トレーニングルーム2万8,153人、多目的広場3万1,631人など、年間14万1,687人の利用となっております。過去3年間は14万人台で推移しております。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 多くの方々が利用していることはわかりました。  安中市スポーツセンターは、車椅子バスケットなど、障害者の方々も多く利用しております。障害者の方々から、トイレの入り口の段差や手すりがない、多目的トイレが少ないなどの意見が出されております。バリアフリー化や多目的トイレの増設など整備する必要があると思いますが、考えを伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 当センターにおいて障害者スポーツ大会が毎年開催されております。多目的トイレは既に設置されておりますが、その増設や施設の改善につきましては、安全かつ利用しやすい施設を目指し、さらなるバリアフリー化やトイレ設備等の改善に努めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 障害者が利用しやすい施設のために整備をお願いしたいというふうに思っております。  安中市スポーツセンターは、老朽化が進む一方で、群馬県の次期国体開催時のアマチュアボクシングの競技の会場候補地として県の拠点施設に指定されております。さまざまな屋内スポーツを通して本市の活性化につなげるために、スポーツセンターの整備は必要であります。今後の整備計画について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 現在、市有施設の個別施設整備計画の策定に取り組んでいます。また、第2次総合計画の中でスポーツ施設の計画的な整備の推進もうたわれています。当市のスポーツの中心的な拠点である当センターの今後の施設整備につきましては、長寿命化を図ることを基本に将来を見据えた長期的展望に立った計画の策定に努めてまいりたいと考えます。施設整備の充実を図り、スポーツによる当市の活性化に努めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員。 ◆16番(柳沢浩之議員) 整備計画を早急に策定していただくことを要望して、私の質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(今井敏博議員) 柳沢浩之議員の質問が終わりました。  ここで暫時休憩いたします。                                      (午前10時26分) ○議長(今井敏博議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                      (午前10時45分)                                                         ◇ 小 林 訂 史 議員 ○議長(今井敏博議員) 次に、9番、小林訂史議員の登壇を願います。  小林訂史議員。               〔9番 小林訂史議員登壇〕 ◆9番(小林訂史議員) 議席番号9番、新政会の小林訂史です。通告に従いまして、3項目について質問していきます。  1項目め、社会福祉についてですが、主に高齢者福祉についての質問になります。災害時の避難についてですが、ことしの台風19号では大きな災害がありました。地域によって自主防災組織がありますが、ない地域では高齢者の方々は相当不安に感じたと思います。私も、地元では消防団の詰所での情報共有や河川の見回りもしました。また、要介護者がいる世帯にお手伝いはどうかとか電話をかけたり、けがしている方の自動車の移動はどうしますかと聞いても回りました。ですが、地域の高齢者、要介護者全員とはいきませんので、こういう災害のときに事前の避難対応はどうなのか、また1人世帯の高齢者対策、空き家、洋式トイレ、タクシー利用券などについての問題点について伺ってまいります。  2項目め、安中駅周辺についてですが、私も交通安全協会の支部役員をしております。現在、冬の県民交通安全運動がきょうまで実施中です。けさも安中駅前の交差点で旗振りをしてきましたが、通勤通学が重なる朝の7時から1時間ぐらいが渋滞のピークです。その時間帯に交通事故が起きそうな、大変な危険な状況であります。さらに、交差点も複雑です。大きな事故が起きないためにも、駅前駐車場の整備や駅前ロータリー、その他改善策等が必要になっております。その他にも、駅利用者はさまざまです。無料というわけでなく、駅前の市営駐車場があれば便利という声も聞いておりますので、市の考えについて伺ってまいります。  3項目め、上下水道についてですが、老朽化している浄水場の更新整備や建てかえ、配管の老朽化によるふぐあい等で配管の交換等、現状はどうなのか、今後水道料金はどうなるのか、災害時についてはどうなのかについて伺います。  下水道については、現在碓氷川左岸の板鼻―郷原間の進捗、接続状況や、当初の事業予定では安中幹線後に碓氷川右岸の中宿―磯部間ということでしたので、今後について、また10年概成について伺ってまいります。  質問席において、一問一答方式で質問してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 最初の質問ですが、災害時の避難についてですが、ことしの台風19号のときにも個人的に避難の声をかけましたが、全員とはいきませんので、また特に1人世帯の高齢者の方々などの災害時の不安や避難についての対応について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 小林議員のご質問に答弁申し上げます。  このたびの台風に際しましては、高齢者や障害者などの避難行動要支援者の対応につきまして、区長や民生委員などの方々には避難の呼びかけなど、大変ご協力いただきました。災害時において地域コミュニティーは大変重要な役割を果たしますので、今後も区長や民生委員、自主防災組織などと連携を強化するとともに市社会福祉協議会と協働し、要支援者への対応を図っていきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 避難の声かけと同時に、1人では避難できない方のために、先ほどの答弁にもありました自主防災組織が各地域にあれば安心できると思いますので、自主防災組織について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 現在、市が認定している自主防災組織は23組織であります。組織の規模といたしましては、地区や行政区などの規模で結成しており、1組織の対象世帯は30世帯から2,300世帯と、組織によってさまざまになっております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) それでは、自主防災組織をつくるときの支援について伺いたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 自主防災組織とは、自分たちの地域は自分たちで守るという自助、共助の精神に基づき自主的に結成する組織であり、災害時における地域防災において大変重要な役割を果たす組織でございます。そのため、職員による出前講座の実施や補助制度、防災に関する研修の案内などを行い、全地区での設立を目指して支援を実施してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 全地域に自主防災組織ができるように、さらなる取り組みをお願いいたします。  次に、空き家対策についてですが、ひとり暮らしの世帯で引っ越しが決まっている方にも空き家バンクに登録できるのかどうか、また空き家バンクの制度について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 産業政策部長。 ◎産業政策部長(堀米純) 小林議員のご質問に答弁申し上げます。  空き家バンク制度につきましては、空き家を売りたい、貸したいという方から提供を受けた物件情報を空き家を買いたい、借りたいという方へ提供するための制度です。空き家の情報を市のホームページで公開し、多くの人に情報を発信して利活用を進める事業でございます。空き家バンク物件登録を行うためには、市内の空き家となっていることが要件でございます。将来のための予約につきましては、法的課題もあろうかと思いますので、今後の検討課題とさせていただきます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。
    ◆9番(小林訂史議員) 次に、空き家バンクの補助金制度について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 産業政策部長。 ◎産業政策部長(堀米純) 空き家バンク登録されている空き家について、売買または賃貸借契約後、リフォーム工事や家財処分などを行う場合にはその費用の一部を補助する事業でございます。  内容といたしましては、修繕後のリフォーム工事にかかった費用の2分の1を上限20万円補助するものと、空き家に残っている家具などを片づける家財処分にかかる費用の上限10万円補助するものの2種類があり、どちらかの1種類を選び、補助を受けることができます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) それでは、空き家バンクの補助金の利用状況について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 産業政策部長。 ◎産業政策部長(堀米純) バンク登録物件リフォーム等補助金の利用状況につきましては、事業開始から3件の利用がございました。生活するに当たり、トイレや洗面所などの水回りの改修や床のフローリングなどの修繕を行っております。今後も利用を推進するために、バンク物件を購入した方などへ周知を行っていきたいと考えます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) よろしくお願いいたします。  それでは、ひとり暮らしの高齢者の方の、空き家ではなくて空き部屋の活用について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 小林議員のご質問に答弁申し上げます。  ひとり暮らし高齢者の居宅による空き部屋等の活用につきましては、個別の事例として親族間等で行われている例もあると聞いております。行政がかかわる進め方につきましては、今後検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) ひとり暮らしの高齢者は、どこにも頼れないというのが現実です。高齢者詐欺という事件も多くなっていますので、安心して頼れるのは市、町、村、社協といった公的機関ですので、少しでも高齢者の不安の解消になるような取り組みを検討していただきたいと思います。要望です。  続きまして、洋式トイレについてですが、先ほども議員のほうから質問がありましたが、高齢者の方に限らず、生活様式が洋風になっておりますので、公共施設の洋式トイレの現状について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 財務部長。 ◎財務部長(町田博幸) 小林議員のご質問に答弁申し上げます。  本市における公共施設のトイレの現状につきましては、和式と洋式が混在しておりますが、高齢者や足腰の悪い方にとっては和式トイレは利用しにくく、洋式トイレの需要が高まってきていると考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) それでは、市民からの要望も結構あると思いますが、今後についてはどのような対策をとるのか伺います。 ○議長(今井敏博議員) 財務部長。 ◎財務部長(町田博幸) 生活様式の変化等に伴い、小中学校については既に洋式化を進めており、その他の施設につきましても洋式トイレの割合を高める必要があると考えております。今後につきましては、和式トイレの需要も踏まえまして洋式化を進めたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 私も市民の方から、洋式トイレがないから外出は遠慮するとかの声も聞いておりますので、予算も大変厳しいとは思いますが、ぜひ洋式トイレの割合を早目に高めていただきたいと要望します。  続きまして、タクシー利用券の現状について伺ってまいります。タクシー利用券の現在の状況はどうなのかについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 合併時のタクシー利用券の状況でございますが、地域の実情等の理由により1市2制度で実施されてきたところでございます。  安中地域は、タクシー以外の交通機関を利用することが困難な75歳以上の人、また母子世帯のうち自動車を保有していない世帯、そして1級から3級の身体障害者手帳をお持ちの人に対し、タクシー1回利用ごとに500円の補助を行っており、年間36枚交付しております。  松井田地域は、70歳以上の人、また母子世帯、父子世帯、身体障害者手帳をお持ちの人に対して、4地区に分け、距離に応じて330円から1,570円までの19段階に分けた補助を行っており、年間48枚交付しております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 次に、タクシー利用券の変更も今まであったと思いますので、その変更点について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 変更点でございますが、平成31年度にタクシー利用券の申請方法を変更いたしました。30年度までは、安中地域については、一度タクシー利用券の申請を行った人には翌年度から自動的にタクシー利用券を用意し、郵送して配布しておりました。松井田地域については、毎年区長にタクシー利用券の申請の取りまとめを依頼し、申請があった人については申請時と同様に区長に配布を依頼しておりましたが、今年度からはタクシー利用券の申請を行った人に郵送して配布する方法に変更いたしました。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 変更点はわかりました。  それでは、次にタクシー利用券の利用状況について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) タクシー利用券の予算額、決算額でございますが、平成20年度の予算額が6,062万円、決算額は5,313万4,620円、25年度が予算額5,200万円、決算額が4,866万9,700円、30年度が予算額4,328万3,000円、決算額3,991万5,150円でございます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 高齢者は増加傾向にありますが、タクシー利用券の予算額、決算額が少なくなっておりますので、年度の予算について伺ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 予算の状況につきましては、決算状況を考慮して対応させていただいているところでございます。年齢による対象者は増加する中で、決算額が減少してきている現状につきましては、対象年齢における運転免許保有者の割合が以前に比べて増加していることも一つの要因ではないかと考えられるところでございます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) タクシー利用券の使い方に問題もあると思いますが、高齢者が免許証返納を我慢している方がふえてきているのかなとも思います。免許証返納がおくれるばかりでは、事故が起きたら大変という結果も出てくると思いますので、タクシー券の利用者の要望もあると思いますので、市民からの要望について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 市民からの要望についてでございますが、現在、タクシーの乗車1回につき、1人が1枚、タクシー利用券を使用できます。このことについて、1回の乗車につき、1人が2枚以上のタクシー券を利用したいという意見がございます。そのほかにも、タクシー利用券が余ってしまうのでもったいないや追加交付してほしい等の要望がございます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 高齢者の方々からの要望もあるということなので、今後の対応についてはどうなのか伺ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 今後の対応についてでございますが、1市2制度となっているタクシー利用券の整合性を図るために、今年度タクシー利用券事業検討委員会を立ち上げました。検討委員会の中でもさまざまなご意見をいただいておりますので、公共交通や地域の特性を考慮し、公平性に配慮しながら引き続き制度の見直しを検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 乗り合いタクシーの利用者の減少については、利用しづらいという声も聞いておりますし、タクシー利用券も1回の乗車につき2枚以上の利用ができるように、またタクシー利用券をふやすなど、また災害時の避難のタクシーの利用券など、高齢者の運転で事故が起きないようなためにも免許証返納を促すためにも、今後のタクシー利用券の対応に期待します。  では、次に安中駅周辺についての質問に移っていきます。よろしくお願いいたします。安中駅周辺の交通渋滞ですが、朝7時から1時間がピークで、通学する生徒の送迎車が渋滞で、駅前ロータリーに進入できなくなるような状況が続いております。非常に危険ですので、渋滞解消に向けての市の取り組みについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 小林議員のご質問に答弁いたします。  安中駅周辺の渋滞解消につきましては、現在工事が進められております西毛広域幹線道路が全線開通いたしますと、直接前橋方面に行けるようになり、多くの方が西毛広域幹線道路を利用することが想定されます。現在中宿水口線を利用している方が西毛広域幹線道路を利用することにより、安中駅周辺の渋滞も緩和されるものと考えております。そのためにも、引き続き西毛広域幹線道路の早期全線開通に向け、関係各市と協力して群馬県に働きかけてまいります。  また、国道18号につきましては、下野尻交差点から城下交差点までの間につきましては4車線化が事業化されており、具体的に整備着手されると伺っております。引き続き、こちらにつきましても早期の完成を国に対して要望してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 次に、安中駅前ですが、雨の日にはさらに渋滞がひどくなります。また、危険も増してきますので、安中駅前のロータリーと周辺駐車場について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 現在、安中駅前ロータリーには送迎用の駐車場が10台分設置されております。また、安中駅周辺には民間の駐車場が数カ所ございます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 安中駅前ロータリーの駐車場が10台以外にも、駐車場は必要だと思います。駐車場整備の考えについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 現在、県交通政策課が中心となり、駅周辺の整備を行い、鉄道利用の促進を図る信越線鉄道利用促進アクションプログラムの策定に着手しております。この中で、自動車と鉄道を使いやすくつなげるための環境整備としてパーク・アンド・ライド駐車場整備の検討がなされておりますので、県との協議や民間駐車場との整合性を図りながら検討を進めたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 信越線鉄道利用促進アクションプログラムの策定に着手とか関係なく、朝の通勤通学の交通渋滞、交通事故防止のためにも早目の駐車場の整備をお願いいたします。要望です。  続きまして、安中駅周辺の防犯灯、防犯カメラについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 防犯灯につきましては、駅から新島学園までの県道松井田中宿線、市道幹121号線沿いに防犯灯、街路灯合わせて31基を設置しております。また、防犯カメラにつきましては、主に安中駅の駐輪場を撮影するために3基設置しております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 犯罪防止のための防犯カメラということですので、その設置方法について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 犯罪の予防や犯罪被害の未然防止を図る上で、防犯カメラの設置は効果があると思われます。犯罪の発生率が高い繁華街などに設置する自治体もあります。防犯カメラの設置につきましては、設置することにより犯罪防止につながる効果的な場所など、その有効性を考慮し、設置基準について検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 安中駅周辺はまだまだ暗いと思いますので、犯罪防止のためにも防犯灯、防犯カメラの設置台数をふやしていただきたいと思います。要望です。  続きまして、上水道の質問に移らせていただきます。水道施設の老朽化についてですが、長寿命化計画の中で耐用年数と使用年数によって整備が進められてきていると思いますが、浄水場についての現状について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 小林議員のご質問に答弁申し上げます。  浄水場につきましては、水道事業創設当時に建設された坂本浄水場が建設から61年が経過し、その後建設された久保井戸浄水場も40年が経過しております。昨年度策定しました安中市水道事業ビジョンに基づき、更新事業を進めてまいりたいと考えております。現在は、委員会を立ち上げ、更新や長寿命化を図るべく、個々の施設や設備の課題を洗い出すなど、整備の方向性などについて検討を行っております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) では、浄水場の次に配水管も老朽化が進んでいると思いますので、現状について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 老朽配水管の布設がえ等の整備は重要な課題であり、水道事業の経営状況を考慮しながら計画的に実施しているところでございます。現状では、整備場所でありますが、昭和50年代に整備された松井田町増田地区の配水管を平成28年度から布設がえを実施しており、令和4年度での完了を目指して事業を進めているところでございます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) それでは、次に節水についてですが、配水管の漏水対策について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 給水区域内の漏水対策は、平成27年度に石綿管の布設がえ工事が完了したこともあり、現在は配水管よりも配水管から各家庭につながる給水管の漏水の割合がふえてきております。今後も、市内全域におきまして布設年度の古い配水管や漏水が多発する管路もありますので、優先順位を定め、順次布設がえを実施していきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) よろしくお願いいたします。  次に、災害対応についてですが、地震、台風によって長期間にわたって断水という状況が各地でも起こっておりますので、本市でも災害の想定についてはどうなのかについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 災害対応につきましては、国や県及び公益法人日本水道協会などの災害訓練や研修会に参加し、危機管理体制の強化に取り組んでいるところでございます。また、災害マニュアルを常時更新しながら、災害時における迅速な連絡や対応が図られるよう体制を強化してまいります。  今回の台風第15号や第19号による災害で、千葉県内では長期間にわたる停電の影響を受け、断水も長時間発生しました。この災害も教訓にして、施設面ではさまざまな災害を想定し、確実な給水の確保のため、施設の耐震化、非常用電源の設置など、災害に強い水道の構築に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 台風15号や19号による災害で、断水も長時間発生した地域もありますので、確実な給水の確保、その他、地下水の活用策などについても各課と連携した災害に対処していただきたいと思います。  それでは、次に老朽化の水道設備の補修、補強などの対策による整備についてですが、その整備について、水道料金が変わるのかどうか、そういったことについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 老朽化施設の更新費用は、現在使用料を支払っていただいている方だけでなく、将来この施設を利用して水道水の供給を受ける方にも受益が出ること、また費用負担の平準化を図る意味もありますので、起債を主な財源として計画しております。その起債の償還資金につきましては、減価償却費等の現金支出を伴わない経費の内部留保された資金を充てております。このことから、水道料金等の事業収支で黒字化ができている期間につきましては現行料金で賄えていると考えられるものでございます。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 老朽化した水道施設の更新は必ず必要になると思います。それでも今後の水道料金については変わらないのかどうかについて伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 水道料金につきましては、水道事業者が主体的に3年から5年の期間で定期的に水道料金の検証と必要に応じた見直しをするように、厚生労働省が水道法の改正とあわせて方針を示しました。この方針は、将来を見据えて適正なインフラの更新需要を考慮した水道料金を設定するという趣旨でございます。本市におきましても、老朽化した施設更新や維持管理費用が多額になる見込みであり、必要な財源を考慮した場合には料金改定が必要になると考えております。水需要の動向による経営状況や財政状況を踏まえ、厚生労働省が示す指針に即して検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) それでは、次の下水道についてですが、今現在の下水道事業の進捗状況について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 進捗状況でございますが、現在551.25ヘクタールの整備が完了しております。また、接続率につきましては84.8%となっております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 碓氷川左岸の板鼻から郷原間の進捗状況だと思いますが、当初の事業予定ですと、完成後、碓氷川右岸の中宿から磯部間に入る予定でしたが、事業の変更等、令和8年度まで、また10年概成ということになりましたので、今後の下水道事業について、10年概成について伺います。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 下水道事業における10年概成は、都道府県単位で令和8年度末までに下水道整備進捗率95%以上を達成することとされ、9月の全員協議会において報告させていただきました。その後、群馬県と協議を重ねる中で、都市計画変更作業や事業計画変更作業の全てを令和2年度で行えないかと県から提案があり、現在協議を進めているところでございます。今後の作業につきましても、県と連絡を密にとり合って、おくれが生じることのないように歩調を合わせて進めてまいりたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員。 ◆9番(小林訂史議員) 都市計画変更作業や事業計画変更作業ができ次第、報告をお願いし、私の質問を終わりにします。どうもありがとうございました。 ○議長(今井敏博議員) 小林訂史議員の質問が終わりました。                                                         ◇ 小 川   剛 議員 ○議長(今井敏博議員) 次に、15番、小川剛議員の登壇を願います。  小川剛議員。               〔15番 小川 剛議員登壇〕 ◆15番(小川剛議員) 議席番号15番、清風クラブの小川剛でございます。通告に従いまして、防災・減災対策について質問いたします。  10月12日の台風19号では、松井田雨量観測所で385ミリ、安中でも350ミリの雨量を観測し、さまざまな形で災害情報が発令されました。避難勧告も出され、避難された方、避難所開設や運営等を初めて経験された方も多くいらっしゃいました。今回の台風で、安中市は大きな災害がなかったと安心するのではなく、この災害を教訓に、さらに災害への備えを進めることが重要であります。  安中市の防災対策全般についてお聞きいたします。2項目、大きく6点質問させていただきます。なお、質問は質問席にて一問一答方式で行いますので、よろしくお願いいたします。
    ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 1点目です。台風19号の災害対応についてお聞きいたします。  市民への情報伝達につきまして、最初に自主避難所として安中市役所と松井田庁舎を開設しました。11時に安中市メール配信サービスで、自主避難所として各地区の避難所を1つ開設しました。安中地区では文化センターを開設しましたけれども、多くの方から安中小学校体育館をなぜ開設しないのか聞かれましたけれども、そこら辺、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。  自主避難所につきましては、12日午前7時に市役所本庁舎及び松井田庁舎を開設いたしました。その後、その2施設までの移動距離などを勘案して、午前11時に各地区1カ所の避難所を自主避難所として追加開設いたしました。安中地区におきましては、開館していた文化センターを自主避難所として開設いたしました。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 自主避難所と指定避難所、場所の違いがわからず、どこに行っていいのか混乱した方もいらっしゃいました。また、水害の危険のある板鼻公民館など4カ所は開設しないとのメールは最初に伝えてほしかったとの声を聞きます。実際に安中公民館に行き、開設していないので、安中小学校体育館に再度避難された方もいらっしゃいました。  次に、大雨特別警報が出されまして、警報レベル4の避難指示が発令されました。対象地域なのですけれども、安中1区、2―2区、3区、4区、5区とありました。多くの方から、2区、どこ、3区、どこですかと、地域のことがわからないということでしたけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 避難勧告等の発令地域につきましては、ごく一部の地域のみに対して発令する場合を除き、行政区を用いて地域を指定し、避難勧告等を発令しています。これは、発令地域の範囲を一定地域に絞るとともに、行政区は区長を中心に地域のコミュニティー活動をしていることから、より効果的に地域内で災害対応を図れるものと考えられるためです。しかし、転入してきた人たちにとっては行政区ではわかりにくいとの指摘もありますので、大字などを用いた避難勧告等の発令についても検討していきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) ぜひ今後、その地域の方の意見も聞いてしっかりと検討していただきたいと思います。  次に、避難情報の発令についてです。過去、大雨の特別警報で避難指示を出したほかの自治体ですけれども、避難情報の発令に関する基準やマニュアルの見直しを進めています。夜間の強い雨の場合は発令を早め、小さな地域ごとに発令を出すなど工夫していますけれども、安中市の発令に対する考え方をお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 避難情報の発令につきましては、安中市地域防災計画に発令基準を定めており、その基準に沿って発令します。しかし、近年は想定を超える規模の災害や想定外の事象が多く発生していることから、災害発生が予想される現場の状況とあわせて、前橋地方気象台や河川管理者の県などとの情報交換を密に行うなど、関係機関と連携を図りながら総合的に判断し、臨機応変に、空振りを恐れずに避難勧告等を発令しているところでございます。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 空振りを恐れずに発令することが大切だと思います。  また、防災無線ですけれども、大雨で全く聞こえないとの声を多くの方からまた聞きました。メールやさまざまな形で市民みずから情報を収集することが最も大切なことだと思いますけれども、大雨時には雨音で防災無線は聞きづらく、窓をあけることもできません。防災無線の戸別受信機、防災ラジオなどの必要性を再度感じましたが、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 防災行政無線は、豪雨の際にはご指摘のとおり聞き取りづらくなることも考えられます。そのため、複数の情報伝達手段を確保しておくことが必要であると考えています。  現在市では、防災行政無線無料テレホンサービスや市メール配信サービス、テレビのデータ放送などを活用していますので、引き続き周知徹底してまいります。また、防災ラジオやその他の代替手段につきましては総合的に研究を進めていきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 安中と松井田では、1市2制度の防災伝達の無線となっています。1市2制度の解消に向けた制度改定も検討すべきと思います。  次に、今回の台風、避難勧告も出されたのですけれども、かつてない大型の台風でした。市の広報車両や消防車で街宣マイクを使った呼びかけが必要だったと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 台風第19号に伴う広報活動につきましては、事前に防災行政無線や市メール配信サービスにて台風に対する注意喚起を実施いたしました。また、当日は市消防団に依頼し、巡回の際に合わせて広報活動を実施いたしました。内容といたしましては、河川増水の周知や身の危険を感じた際には早目の避難を促すなどの注意喚起を行いました。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 危険の中、市の消防団の皆さんには感謝を申し上げたいと思います。  碓氷川沿いの市道ですけれども、消防車が入れない箇所もございますので、小型の市の広報車等で危険を伝えるなど、伝達方法の検討を要望したいと思います。  次に、避難所のほうですけれども、避難所についてです。何カ所開設し、避難者数についてお聞きいたします。また、避難割合についてお聞きしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 避難所につきましては、洪水浸水想定区域の指定避難所を除いた43指定避難所、自主避難所として市役所本庁舎及び松井田庁舎の計45避難所を開設いたしました。  また、避難者数は、12日21時時点での集計で、文化センター328名、安中小学校体育館197名、市役所本庁舎181名など、合計1,321名の方が避難所に避難いたしました。避難の割合についてでございますが、約2.3%の方が避難所に避難したこととなります。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 2.3%の方ということですけれども、ほかに車の中にいた方ですとか親戚や友人の家に行った方もいらっしゃるので、避難した方の割合はもっと高くなっていくと思います。そういった中で、市民になぜ避難をしたのか、そのきっかけですとかなぜ避難しなかったのかなどのアンケートをとることも検討すべきと思います。  次に、避難所の運営ですけれども、開設準備の段階で指定避難所の体育館内のどこに何があるかわからなかった声を聞きました。避難所開設を区長さんや市の担当者がするわけですけれども、年1回ぐらいは担当する避難所で具体的な現場打ち合わせというものが必要ではないかと感じましたが、いかがでしょうか。  また、担当者同士だけではなく、地域の皆さんのほうも巻き込んだ避難所開設の勉強会等が必要だと感じましたが、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 避難所開設責任者である職員と避難所の鍵を保有する区長による、避難所の鍵の開錠や備蓄物資などの現場での事前の合同確認は必要に応じて随時実施しています。今回の台風の経験を踏まえ、避難所の現場による合同確認は大変有効であると考えられますので、区長と連携を図りながら実施いたしたいと考えております。  避難所の運営研修につきましては、平成29年度に各避難所の鍵を保有している区長と各地区代表区長及び避難所開設責任者の職員を対象に避難所開設、運営に関する研修を実施しております。また、昨年度は県の事業を活用し、自主防災組織を対象とした避難所運営ゲームを実施し、避難所運営についての知識の普及啓発に努めました。今後につきましても、地域活動の実施をしている区長や自主防災組織、民生委員などと連携し、避難所の開設や運営の対応能力の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) AEDなどの置き場も含めた、総合的な個々の避難所での学習会をぜひお願いしたいと思います。  続きまして、要支援者への対応についてですけれども、自主防災組織での呼びかけや、区の役員の皆さんや民生委員の方が家を回り、呼びかけた地域もありました。基本は地域で顔の見える方からの声かけが重要と思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) このたびの台風に際しましては、高齢者や障害者などの避難行動要支援者の対応につきまして、区長や民生委員などの方々には避難の呼びかけなど大変ご協力をいただきました。災害時におきまして、地域コミュニティーは大変重要な役割を果たしますので、今後も区長や民生委員、自主防災組織などと連携を強化するとともに、市社会福祉協議会と協働し、要支援者の対応を図っていきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 高齢者支援が必要な方の家族構成の状況をふだんから把握しておくということですとか、あとは日ごろから要支援者に避難場所ですとか、あとは避難のタイミング、そういったものを理解してもらうという取り組みがぜひ必要であると思います。  あと、次に、避難所に介護施設の方が施設ごと避難されていました。介護施設の方が一時的に過ごすには大丈夫ですけれども、長引いた場合の介護が必要な方の対応に不安を感じましたけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 介護施設入所者の避難につきましては、新たな課題として認識しているところです。他の施設と連携した受け入れなど、相互に協力できる体制の構築等を研究、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 日ごろから市や社協さんが中心となって相互協力の体制構築を進める必要があると思いますので、よろしくお願いします。  また、車椅子の方が個人的に避難されていました。避難場所には専用トイレもなくて、不便を感じていました。車椅子利用者が快適に過ごせる指定避難場所などを事前に紹介するなど必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 車椅子利用者にバリアフリー化している施設を事前にお知らせしておくことは、避難する際に有効な情報となりますので、今後ホームページなどに掲載し、周知を図りたいと考えております。  市では、社会福祉法人などと災害時における福祉避難所の指定等に関する災害協定を締結しています。この協定は、社会福祉法人などが所有するバリアフリー化された施設に、福祉施設や医療機関に入所または入院に至らない在宅者で、指定避難所での生活が困難な要配慮者を対象に可能な範囲で受け入れていただく内容となっています。台風第19号が接近した際には、その協定に基づき、2名が福祉避難所に避難した実績もありますので、対象となる要配慮者がいましたら、施設と連携して対応いたします。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) ぜひそこら辺も含めて検討していただければと思います。  また、土曜日の今回は台風でしたので、子供たちは家にいました。平日で登校していた場合の下校時の対応マニュアルなどはあるのでしょうか。千葉県では、10月25日の台風21号で、道路の冠水を知らずに子供を下校させてしまった案件がありましたけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。  各学校では、危機管理マニュアルや防災マニュアルを作成しております。大雨に限らず、雷や大雪の際の対応について、マニュアルをもとに職員は災害時の対応について共通理解を図っています。先月の校長会議において、異常気象による大雨、豪雨、水害等への対応について、各校の危機管理マニュアル等の再点検を指示いたしましたが、今後その状況を再確認し、子供の安全な登下校の確保を図ってまいります。  なお、多くの学校では、市のハザードマップ等を参考に冠水危険のある箇所を把握しており、学校の通学路安全マップに反映し、児童生徒の安全な登下校指導に生かしております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) ぜひ子供の安全を守るような行動をお願いしたいと思います。  次に、外国人向けに防災訓練を開催し、7カ国の外国人35人が参加して、避難所の役割などを学んだようですけれども、外国人が今後ふえることが想定されますので、災害情報の多言語での発信ですとか避難所での対応等、必要と考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 外国人への災害対応につきましては、県と共催にて市職員による外国人向けの防災講座や避難所体験コーナーの設置、消火器の体験などの防災訓練を実施いたしました。現在、英語、フィリピン語、ベトナム語による警戒レベルを用いた避難情報や備蓄の準備、避難所の対応などについて掲載した外国人用「安中市災害対応ガイドブック」を策定いたしました。また、「安中市災害対応ガイドブック」の英訳版とあわせて、市ホームページに掲載して防災に対する知識の普及啓発に努めています。今後におきましても、多文化共生事業を実施する市国際交流協会と連携を図り、外国人への災害対応の強化を図ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 外国人を含みます要支援者への災害対応の強化というものをぜひ今後も図っていただければと思います。  次に、課題の把握ですけれども、避難所開設というのは初めての経験でありました。携わった方から問題点や課題を把握し、次につなげることというのは非常に重要だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 台風による大きな被害は発生しませんでしたが、過去にない規模の災害対応となったことから、避難所の開設、運営や地域住民に避難の呼びかけなどの協力をいただいた区長や民生委員などに今回の台風についてアンケートを実施しております。今後、その結果を取りまとめて検証、反映し、災害に備えて地域防災力の向上を図っていきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 今お聞きしましたアンケート、大変すばらしい取り組みだと思います。しっかりと整理して、共有することが大切です。  今、AARという手法があります。アフター・アクション・レポートと言われているもので、活動記録を次の事故や災害に生かすというための改善を促す記録としてAAR手法というのがありますので、研究し、今回の記録、経験というものをしっかりと次につなげるよう要望したいと思います。  続きまして、保健師の巡回についてです。避難所の避難者に声かけをしてくれて、アドバイスを与えてくれたり、血圧などもはかってくれていました。大変喜ばれた避難者も多くいらっしゃいました。対応状況についてお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水澤祝彦) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。  保健師の指定避難所の巡回でございますが、保健師2名、職員1名の3名による班編成で、3班計9名が安中方面、板鼻、岩野谷方面、松井田方面の3方面、計10カ所の避難所を巡回いたしました。  実施内容ですが、避難者の体調確認のため、避難所の職員と連携いたしまして、気になる方への声かけ、血圧測定等を行い、対応いたしました。また、継続して見守りなどが必要な人につきましては、避難所担当職員に申し送りをして現場での確認の依頼をいたしました。なお、今回の巡回により福祉避難所への避難につないだケースもございました。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 避難は今回短時間だったのですけれども、保健師の方の役割の重要性というものを痛感いたしました。今後も災害時には、保健師の方には、危険度が高い中、大変だと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  次に、災害備蓄品についてお聞きいたします。台風19号での対応についてですけれども、毛布ですとか水、食料の配給等に何か問題はありましたか、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 避難所に避難する際には、避難する方が飲食料や毛布など必要なものを持参していただくことになっています。しかし、緊急に避難する方もいると想定されますので、各避難所には飲食料や毛布など一定の備蓄をしております。そのほか、集中備蓄をしておりますので、物資が必要な方に提供しております。今後におきましても、避難所に避難する際には、みずから必要なものはみずから持参していただくよう、広報紙などを通じて普及啓発をしてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 避難する際には、ぜひ今後も避難所へ行く方のそういった周知啓発をしていただければと思います。  また、備蓄品等の課題と対応なのですけれども、台風、今回は停電が起こりませんでした。何よりだったと思うのですけれども、民間病院などでは非常用電源として重油を使って発電機で対応を図ります。しかし、重油の備蓄というものは消防法の規定があって、安全上できずに対応に苦慮しております。行政の役割として、どのようなバックアップができるのかお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 民間病院等の飲食料や非常用電源用の燃料などについては、各事業者において備蓄の推進や調達していただくことが基本とされています。市は、東京電力と災害時における電力復旧等に関する協定を締結しており、災害時に電力が途絶えた際は緊急告示病院を電力復旧する最優先すべき重要施設として明記しておりますので、連携しながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 燃料の供給協力に関する協定書というものを群馬県石油協同組合碓氷安中支部と結んでいますので、民間でもできる限りの自助努力というものもしていきますけれども、消防法上備蓄が難しいということですので、燃料の供給要請にも応えていただくよう要望したいと思います。  次に、災害発生後の対応なのですけれども、災害ごみの処理計画についてお聞きいたします。東日本大震災の後に災害廃棄物の対策指針というものをまとめて、災害時に指定されるごみの量ですとか処理可能量、仮置き場の候補地などを盛り込んだ処理計画を策定するようにありますけれども、当市はいかがでしょうか。また、ほかの近隣市町村との連携についてお聞きいたしたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 市民部長。 ◎市民部長(富田千尋) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。  本市では、災害廃棄物を適正かつ円滑、迅速に処理できるよう、平成24年3月に安中市災害廃棄物処理計画を策定しております。計画では、震災や大規模水害による被害を想定し、発生が予想される建築物等の瓦れき類や避難所のごみ、し尿などの量及び処理方法のほか、仮置き場の候補地などを盛り込んでおります。  また、災害時における廃棄物等の処理について近隣市町村との連携を図るため、平成20年4月に群馬県並びに県内市町村及び清掃関係一部事務組合との間で群馬県災害廃棄物等の処理に係る相互応援に関する協定書を締結しております。し尿処理についても、平成19年5月に本市、甘楽西部環境衛生施設組合、富岡甘楽衛生施設組合及び多野藤岡広域市町村圏振興整備組合の4者で、し尿処理に関する相互支援協定書を締結しております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 災害時に仮置き場に出されるごみの分別というものもできていれば、処理時間を大幅に減らせると思います。また、近隣市町村との日ごろからの連携も構築しておく必要があると思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、「安中市災害対応ガイドブック」につきまして、策定状況ですけれども、来年度に改訂し、配布する予定と聞いております。現在のガイドブックは、平成26年3月、5年が経過いたしました。当時は監修が片田先生だったと思いますけれども、次のガイドブックも監修が必要だと思いますけれども、そこら辺、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 現在の「安中市災害対応ガイドブック」につきましては、作成当時、災害対応に詳しい群馬大学理工学研究院の教授が安中市防災アドバイザーであったことから、ガイドブックを監修していただきました。防災に関する有識者の意見は、防災知識の向上や防災活動に貴重であり、かつ有効であると考えますので、来年度改訂予定の「安中市災害対応ガイドブック」におきましても、防災に関する有識者の監修について検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 現在のガイドブック、大分見なれてきておりまして、全く新しい会社にしてしまうと戸惑いというものも出ることが予想されます。安中市独自の防災マップになるよう、さまざまな情報、対応マニュアル等も盛り込んで、多くの方の視点も入れた安中市独自のガイドブックにしていただきたいと思います。  次に、市民への理解活動ですけれども、新たな災害対応ガイドブックが配布され、市民に有効活用されなければ絵に描いた餅ということになってしまいます。市民への理解活動として、新しいガイドブックができましたら、各地区で防災学習会等を開催し、浸水想定区域や土砂災害警戒区域、避難所の場所、経路、持ち物、日ごろからの準備品など総合的な理解を醸成する学習会の開催というものはいかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 「安中市災害対応ガイドブック」を活用して学習会などを実施することは、防災対応に当たり、ガイドブック活用方法や防災意識の向上が期待されるため有益と考えております。そのことから、ガイドブック作成業者と連携を図り、学習会などの実施を検討してまいりたいと思います。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) よろしくお願いしたいと思います。  今後の対応についてですけれども、被災箇所の対応についてです。被災箇所数と対応状況についてお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 小川議員のご質問に答弁いたします。  台風第19号における市が管理している公共土木施設の被災箇所について申し上げます。道路への土砂流出やのり面の崩壊、倒木等が80カ所、河川や水路の損傷、溢水、閉塞が16カ所でございます。また、道路や橋梁の通行制限を5カ所で行いました。いずれも被害が比較的小規模であり、既に応急対応は実施済みでありますが、今後も適切な修繕を行ってまいります。そのほかでは、農業用施設、水道施設、市有施設や国有地、県有地、民地の崩壊等がございました。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 住宅地を流れる農業用水路などでも、石積みの箇所等、不安や、用水路にごみが詰まって濁流があふれた箇所を危惧する方もいらっしゃいました。今後の用水路等の対応についてお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 産業政策部長。 ◎産業政策部長(堀米純) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。  農業関連の被害につきましては、用水路が土砂流入等による閉塞や破損により26カ所の被災があり、農道につきましては、倒木やのり面の崩落により16カ所の被災がありました。  今後の対応といたしましては、規模の大きいものは国に補助を申請し、復旧を行い、それ以外については県からの補助や市単独費にて復旧いたします。基本的に年度内に復旧し、翌年の農繁期に支障を来すことのないよう整備していきたいと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 板鼻地区を流れる板鼻川も、石積みの箇所が多くありました。一度には無理でしょうから、徐々にコンクリート側溝にするなど、県と連携し、計画的な修繕を要望いたします。  洪水被害の軽減についてですけれども、市の洪水対策としてさまざまな対応をされていますけれども、進捗並びに市の計画についてお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 安中市の河川整備の目標としては、洪水等による災害発生の防止または軽減させることを基本としております。現在、簗瀬地区の簗瀬沢において調整池、流路工の整備に着手予定であり、他の地区では原市馬場地区において、河川の溢水の解決策として洪水の一部を迂回させる分水路工事を行っているところでございます。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 計画的な整備というものをぜひお願いしたいと思います。  安中市の水害予防計画の中に、ダム整備事業の促進で洪水被害の軽減を図るために洪水調整機能を推進するとあります。増田川ダムが中止となりまして、新規ダム計画がない中で、現状ある霧積ダム、坂本ダム、中木ダムが重要になります。ダムの役割と、昨年の西日本豪雨でもダムの緊急放流で下流の川が氾濫し、住民9人が亡くなっています。大雨洪水時に緊急放水され、下流の河川氾濫が危惧されますけれども、住民にはどのような形で伝えるのかお聞きいたします。 ○議長(今井敏博議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(大塚清隆) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。  中木ダムにつきましては、大雨時においても基本的にダムに流入してくる流量と同量を放出、放流するため、流量がふえて洪水吐け施設のクレストゲートをあける場合、必ず下流への連絡を行います。ダム堰堤及びダム下流の中木川に設置してあるサイレン及びスピーカーを使用し、堰堤につきましては放流開始約15分前、下流につきましては中木川の水位が上昇すると想定される約30分前にそれぞれ警告を行っているところでございます。  県の管理する霧積ダムにつきましては、最高水位に到達すると認められる場合にサイレン及びスピーカーを使用し、警告を行うとともに、霧積ダムから松井田庁舎間を警報車での警告を実施していると伺っております。このほか、放流に伴い、下流に被害が生ずるおそれがある際には、市メール配信サービスを活用して注意喚起を実施しております。  なお、中木ダム管理者の安中市、坂本ダム、霧積ダム管理者の群馬県では、毎年5月に国土交通省関東地方整備局主催の洪水対応演習に参加し、ダム放流時の危害防止措置及び的確な洪水調整操作の訓練を実施しております。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 今後も、市からもぜひ県土木、国に危険地の情報を積極的に発信してもらって、命を守る行動をとっていただきたいと思います。まだ橋脚等にはごみや木がひっかかっている箇所もありますので、しっかりとしていただくとともに、市内のダムに関する情報もガイドブック等に記載するなども検討していただければと思います。  次に、市内の総点検というものを、市長、地元区長、役員、市の担当課、土木事務所等で、高崎市では実施して成果を上げているということですけれども、地域を回って災害発生が懸念される市内の危険箇所の把握や点検を、市長が現場に出向き、今まで以上に積極的に進めてほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 市内の危険箇所の総点検についてでございますが、土砂災害発生の危険性が高い土砂災害警戒区域などの危険箇所につきましては、平成26年、27年度に目視や土砂の堆積状況などの点検を行っております。また、水害発生の危険性が高い重要水防箇所につきましては、毎年地元の区長や安中土木事務所と合同で点検しております。今後も、関係各機関などと連携を図りながら、災害発生が懸念される危険箇所の把握や点検などに努めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) ぜひ市長みずからも現場に出向いて、防災責任者のトップとして危険箇所の把握や点検を進めて、改修を指示していただければと思います。  次に、本市へ生かす取り組みについてですけれども、富岡市では土砂災害でとうとい命がなくなりました。土砂災害警戒区域外での土砂崩れでもあり、本市も同様なことが起こり得ると考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 土砂災害警戒区域は、急傾斜地の崩壊等が発生した場合には、住民等の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で、土砂災害を防止するために警戒避難体制を特に整備すべき土地の区域を県が指定しております。しかし、指定されていない区域でも、近隣市などでは土砂災害が発生し、人的被害が発生しております。市内でも同様に、土砂災害警戒区域に指定されていない区域でもこれまでに土砂災害が発生しております。このことから、現在も職員による出前講座などにより、崖などがあれば土砂災害が発生する可能性はあることなどを説明し、引き続き周知を図ってまいります。
    ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) 富岡市では、災害検証委員会というものをつくって、緩やかな傾斜地での土砂災害の発生原因や避難情報の発令等を検証していく予定です。本安中市は隣の市でありますので、地形や土の堆積物もよく似ております。大変参考になる委員会なので、オブザーバーなどで参加していただくなど、他市の教訓を本市へ生かす取り組みをぜひお願いしたいと思います。  過去の災害を後世に伝える取り組みについて、最後お伺いいたします。昭和10年の災害を後世に伝えようということで、安中市の城下緑地公園に看板を設置しました。被害は松井田町から安中の板鼻まで及んだとされますので、複数の看板設置でそれぞれの地域の方へ周知もすべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 過去の災害の周知方法につきましては、過去に起きた災害は再び起こる可能性が高いことから、後世に継承することで災害による犠牲者を防ぐことが可能になると考えております。そのため、「安中市災害対応ガイドブック」には、「国土交通省土地・水資源:平成19年3月」をもとに主な市内の災害履歴の一覧図を掲載し、周知を図っております。  なお、近年では、昭和10年の大水害を次世代に伝承していくことを目的として、利根川水系砂防事務所と安中市と共同で九十九川左岸の緑地に看板を設置いたしました。また、来年度作成する予定の災害対応ガイドブックにも過去の災害履歴の一覧図などを掲載し、周知を図ってまいります。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員。 ◆15番(小川剛議員) それぞれの地域には、過去の自然災害での土砂崩れ、川の氾濫で床上、床下浸水を経験した地域もあると思います。地域独自の防災マップの必要性というものも感じます。過去の災害履歴は、家族や隣近所、地域において伝承されていますので、地域で共有し、災害による被害が軽減することにつながると思います。  異常気象がふえる中で、想定しない災害が全国でふえておりますので、市民の命を守ることを第一にさらなる防災への備えを進めることを要望し、一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(今井敏博議員) 小川剛議員の質問が終わりました。  ここで暫時休憩いたします。                                      (午前11時57分) ○議長(今井敏博議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                      (午後 零時58分)                                                         ◇ 巽   久 男 議員 ○議長(今井敏博議員) 次に、12番、巽久男議員の登壇を願います。  巽久男議員。               〔12番 巽 久男議員登壇〕 ◆12番(巽久男議員) 議席番号12番、新政会、巽久男でございます。通告に基づきまして、質問させていただきます。  1項目めで、西毛野球場の利用と管理について9点、2項目めとして、総合体育館管理について1点、3項目めとして、道の駅計画について4点、4項目めとして、米山公園改善について2点、以上質問させていただきます。  質問は、質問席にて一問一答方式でさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 午前中にも質問があったと思いますが、西毛運動公園利用ということで、管理含めて質問させていただきます。  年間の利用団体数についてお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 巽議員のご質問に答弁いたします。  西毛公園野球場の年間利用団体につきましては、平成30年度は年間で228団体、競技者数7,075人、観客1万3,134人となっております。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) それでは、次に市内と市外の団体数についてお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 228団体中、市内は48団体、市外が180団体となっております。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 次に、利用年齢層ですか、それについてお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 西毛野球場を利用される方の年齢層ですが、高校生以下、少年野球、中体連、高校野球、そして一般の壮年、熟年、還暦と幅広い年齢の方に野球場をご利用いただいております。平成30年度の内訳は、高校生以下5,187人、一般1,888人となっております。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 大分利用数が多いということですが、野球場も大分傷んでいる箇所があるらしいという話で聞いております。毎年手を加えて、予算もあるのでしょうけれども、徐々に直すべきところが発生したときには直していただきたいと思いますが、改善箇所があると思いますので、そこをちょっと教えてください。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 昭和53年に高崎市等広域市町村圏振興整備組合で野球場として整備し、平成24年に安中市に移管されましたが、建築後40年以上を経過していることから、建造物の構造材並びに電気、給排水設備等に改善を要する箇所があります。また、建具の変形や壁材のタイルの剥がれなど修繕が必要な箇所につきましては確認し、その都度対応しております。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 大分直す箇所があると思いますが、また設備のふぐあいが、聞いたところによりますと、ピッチャーマウンドなんかは、今の野球場ですと、スプリンクラーというか、水まきなどがあるという話なのですが、そういった部分を含めて修理箇所があったら教えてください。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) シャワー等やトイレ、またグラウンド周辺等の水回りの設備、照明等の電気設備の一部にふぐあいが生じた際には利用を制限することがございますが、その後の復旧につきましては早急な対応を心がけております。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 設備のふぐあいの改善の時期を教えていただきたいのですが、具体的にいつごろ手が入るか教えていただけますか。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 現在市内の都市公園の長寿命化計画を策定作業中ですので、西毛総合運動公園につきましても長寿命化計画に基づき今後の改修を検討してまいります。  なお、グラウンドの不陸と内外野の芝生の段差解消について、シーズンオフ、来年2月までにグラウンド整備を実施する予定となっております。また、野球場内の各部屋の照明設備のふぐあいにつきましても今年度中に改修を実施する見込みです。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 来年の2月ということで、できるだけ早く工事が進むことをよろしくお願いいたします。  次に、西毛運動公園整備ということで、競技グラウンドの整備についてお尋ねします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 西毛総合運動公園陸上競技場につきましては、競技団体等からの大規模改修や全天候型への対応を要望されております。現在、市内都市公園の長寿命化計画を策定中であり、西毛総合運動公園もその中に含まれておりますので、長寿命化という観点から今後改修を検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) ありがとうございます。  次に、トラック使用の、全天候トラックということで、競技に対して改善していただきたいと思いますが、第83回国民体育大会の群馬開催が9年後に予定されておると思いますので、市民の中から一人でも多くの参加者ができるよう、またその辺もよろしくお願いします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 陸上競技場のトラックの改修につきましては、陸上競技の関係団体より平成27年に要望書をいただいております。現在策定作業中の市内都市公園の長寿命化計画の中で、施設の改修について検討してまいります。  以上でございます。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 大変予算のかかることで難しいのでしょうけれども、具体的に整備の時期がわかりましたらお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 前の質問でもお答えしましたとおり、現在市内都市公園施設の長寿命化計画を策定中であり、西毛総合運動公園もその中に含まれておりますので、この計画の中で整備の年次を検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) よろしくお願いいたします。  次に、総合体育館管理について、数年前からも質問させていただいた部分があるのですが、アリーナの管理状況についてお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 教育部長。 ◎教育委員会教育部長(高橋信秀) 安中市総合体育館アリーナの管理につきましては、屋根の雨漏りについては2回のコーキング補修により修繕済みでございます。大屋根の塗装につきましても、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の中で今後検討してまいります。アリーナの放送設備については、より一層の改善に向け、放送設備についての再度検討をしてまいりたいと考えます。アリーナの照明の水銀灯につきましては、2020年で水銀灯の製造が終了することもありますので、今後LED照明などへの変更工事を検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) アリーナの雨漏りということで、これも大分前から雨漏りしていたということで、以前質問させてもらった中で、直したというお話をちょっと聞いたのですが、19号の台風のときにはまた雨漏りしたような話を聞きましたけれども、これをしっかりと雨漏りしないようにぜひお願いしたいということと、放送施設も非常にいいものを使っているらしくて、それに対応できていないような話も聞きましたけれども、今後しっかりとした対応をしていただきたいと思います。  次に、道の駅の計画ということで、前もお話しさせていただきましたが、計画の進捗状況をお願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 巽議員のご質問に答弁申し上げます。  道の駅につきましては、今年度総務省の地域力創造アドバイザー制度を活用し、地域人材ネットに登録されている外部専門家を招聘するアドバイザリー事業を実施しておりますが、この中で市有施設の民間活力活用の可能性調査とあわせ、本市の道の駅の整備に当たってのPPP、PFI手法の導入の可能性についてもアドバイスを受けて調査研究を進めております。  全国の道の駅1,145駅のうち約3割は赤字経営である現状を踏まえ、道の駅の整備に当たっては、誰に何をして、何を解決するのかを明確にすることが事業構想の基本になるとのアドバイスを受けております。本市の特色を生かした、わざわざ行きたくなる道の駅とするための基本コンセプトづくりが最も重要であることから、引き続き調査研究を進めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) いろいろと研究されていると思いますが、ぜひ、これもかなり前からこういうお話があったと思いますけれども、なかなか実行に移すのは大変なのでしょうけれども、市民の人も期待していると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、それに対する候補地があると思いますが、また同じような、前も聞いたことがあるのですけれども、ひとつお願いします。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 道の駅の候補地といたしましては、以前より郷原地区、五料地区、旧松井田西中跡地、鉄道文化むら付近などで検討されておりますが、先ほど答弁させていただいたとおり、本市で道の駅を設置する目的や必要性、事業採算性などの基本コンセプトを煮詰めていく中で、それにふさわしい適地の決定がなされるべきものと考えております。引き続き、適地の選定について調査、検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) 候補地もいろいろ難しいとは思いますが、それに対する候補地の面積も当然考えなくてはならないと思いますが、面積のほうの検討はいかほどでしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 道の駅の整備規模につきましても、どのようなコンセプトや役割を持った道の駅にするかによって必要面積は異なるものと考えます。防災機能等の充実を図るのであれば広い面積が必要となりますが、特産品等の物販を中心とした地域連携機能であれば、採算性が見込める適正な規模が求められることになります。したがいまして、候補地の面積については今後の整備構想段階での検討になるものと考えております。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) わかりました。  具体的に計画というのは非常に難しいものでしょうけれども、この先、計画することになればいつごろの予定でしょうか。 ○議長(今井敏博議員) 総務部長。 ◎総務部長(阿部哲也) 道の駅の整備につきましては、現在調査研究の段階であり、今後の整備に向けた基本構想や事業計画、実施年度等につきましては引き続き調査研究を進めてまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) どうもありがとうございました。道の駅も今後、よろしくどうぞお願いいたします。  続きまして、毎年、ちょっと質問させていただくのですが、米山公園ということでいつもさせてもらっているのですけれども、今はあんなかスマイルパークの建設中にしておりますが、米山公園は市の30周年記念で開園した公園だと思います。したがって、現在ある公園もしっかりと管理していただいて、ある公園は大事に使っていただきたいなと、市民が楽しく行ける公園にしていただきたいと思いまして、公園の改善を聞かせてください。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 巽議員のご質問に答弁いたします。  米山公園は、平成4年4月の開園以来、多くの方々に親しまれ、ご利用いただく、本市を代表する公園の一つです。開園から25年以上が経過し、近年は老朽化が進んでおりますが、現在修繕に向け、都市公園の長寿命化計画を策定しております。今後、長寿命化計画に基づいて計画的に修繕等を実施してまいりますが、米山公園は最優先に行う公園と位置づけ、その中で議員ご指摘の施設につきましても検討してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) ありがとうございました。  改善の実施につきましては、具体的にどのようにしていただけますか、お願いいたします。 ○議長(今井敏博議員) 建設部長。 ◎建設部長(白石久男) 整備の実施時期につきましては、現在策定中の都市公園長寿命化計画を踏まえ、市民の皆様へもご意見を伺うなどして公園施設の機能を検討してまいります。その上で、整備の具体的な年度計画を策定してまいります。 ○議長(今井敏博議員) 巽久男議員。 ◆12番(巽久男議員) どうもありがとうございました。  以上をもって終わらせてもらいます。 ○議長(今井敏博議員) 巽議員の質問が終わりました。 △延会について ○議長(今井敏博議員) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(今井敏博議員) ご異議なしと認めます。  よって、延会することに決定いたしました。 △延会の宣告 ○議長(今井敏博議員) 本日はこれにて延会いたします。                                      (午後 1時16分)...