富岡市議会 > 2021-06-23 >
06月23日-一般質問-02号

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  1. 富岡市議会 2021-06-23
    06月23日-一般質問-02号


    取得元: 富岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    令和 3年  6月 定例会               議 事 日 程(第2号)                           6月定例会                           令和3年6月23日(水)午前10時開議                           富岡市議会議長 壁田賢二第1 一般質問令和3年6月23日1.出席議員(18人)    1番  田 村 浩 壽        2番  三ツ木 真由美    3番  髙 田 仁 志        4番  黒 澤 淳 雄    5番  島 田 進 義        6番  小 林   寿    7番  木 田 嘉 之        8番  矢 野 勅 仁    9番  佐 藤 信 次       10番  横 尾 秀 光   11番  長 沼 今朝男       12番  壁 田 賢 二   13番  堀 越 英 雄       14番  栁 澤   敦   15番  宮 澤 展 彦       16番  相 川   求   17番  茂 原 正 秀       18番  高 橋 總一郎1.欠席議員(なし)1.説明のため出席した者  市  長  榎 本 義 法      副 市 長  布 施 正 明  教 育 長  服 部 幸 雄      総務部長  大 島 康 弘  企画財務  浦 野   隆      市民生活  大 塚 浩 之  部  長               部  長  世界遺産  森 田 昭 芳      健康福祉  永 井 真理子  観光部長               部  長  経済産業  加 藤 安 明      建設水道  堀 口 正 良  部  長               部  長  教育部長  長谷川   馨      消 防 団  伊 丹   浩                     事務担当  秘書課長  下 山 博 史      財政課長  茂 木 進 一1.事務局職員出席者  事務局長  竹 内 明 子      次  長  山 田 健 二  議事係長  黛   剛 史      議 事 係  三 木 佐知子                     係長代理 △開議      午前10時00分開議 ○議長(壁田賢二) おはようございます。議員の出席が定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 暑いようでありましたら、上着をお脱ぎいただきたいと思います。 △日程第1 一般質問 ○議長(壁田賢二) 日程第1、これより一般質問を行います。一般質問は、富岡市議会会議規則第50条第3項の規定により、議長の定めた順序によりこれを許します。初めに、1番議員 田村浩壽君、ご登壇の上、ご質問願います。田村君。               (1番 田村浩壽議員 登壇) ◆1番(田村浩壽) 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告をいたしました3点について質問をさせていただきます。 まず1点目は、新型コロナ対策の拡充とワクチン接種対応、PCRなどの定期的検査についてでございます。本市の新型コロナ対策は、昨年から5次にわたって市民生活支援を行っていますが、いまだ十分とは言い難い状況にあると考えます。飲食店以外でも理容・美容関係のように、密接して仕事をしなければならないために、感染対策を講じる必要のある業種の方や、基準に満たず、国などの補助が受けられない中小業者など、いまだに支援の届いていない方々がいらっしゃると考えます。市長のご見解はいかがでしょうか。 ワクチン接種が始まりましたが、様々な困難、電話やLINEによる予約方法についてや、2回目の接種予約の仕方などに直面しています。今後、全市民への接種に向けて、今日までの教訓をどのように生かしていくおつもりなのかをお伺いいたします。 新型コロナ感染症は症状のある方だけでなく、無症状の方が感染拡大につながると言われています。無症状感染者を見つけ対処するためには、PCR検査などの社会的検査が必要であると思います。国では、一部実施されているようですが、不十分でございます。だとすれば、本市独自でも、集団感染が危惧されるようなところへは定期的な検査が必要ではないかと思いますが、市長のお考えはいかがでしょうか。 2点目です。農業従事者の高齢化に伴う後継者・新規就農希望者の育成、耕作放棄地対策についてです。本市における農業従事者の高齢化は急速に進んでおります。今年3月に発表された実質化された人・農地プランの各地区アンケート結果によりますと、75歳以上の方の耕地面積は669.4ヘクタールであり、本市全体の耕地面積に占める割合は38.8%となっております。こうした中で、中心経営体が今後5年間で引き受ける意向の農地は86.9ヘクタールであります。急速な後継者、新規就農希望者の育成が必要であると考えますが、市長のお考えはいかがでしょうか。 今後、増加すると思われる耕作放棄地への対策は、まさに喫緊の課題であります。10年たったら一体どうなるのでしょうか。背筋の寒くなる思いです。本市はどのような対応をお考えでしょうか、お伺いいたします。 3点目です。難聴者あるいは難聴児への補聴器購入補助制度の創設や制度拡充についてでございます。加齢による難聴は一般的に40歳代から始まって、65歳を超えると急に増加し3人に1人と言われています。75歳以上では、約半数が難聴に悩んでいると言われています。これら加齢による難聴の影響は、周りの声や音が聞こえにくいために事故に遭遇したり、コミュニケーションが取りにくくなったりして孤立感を深めたり、また認知症リスクが高まるという研究報告もあります。また、一度難聴になると治らないのが特徴であると言われています。早い段階で適切に対応できれば、聞こえづらさの進行を緩やかにすることができるとのことです。 昨年、市長宛て要望書を提出したところ、県内では前橋市を除いて他市町村が行っていないので、今後の動向を踏まえて検討するとのご回答をいただきました。富岡市が他市町村に先駆けて制度を新設してはいかがでしょうか。市長のご見解を伺います。 現在、軽度または中度の難聴の児童に対して、補聴器購入費用の一部を助成する制度があるようですが、助成額を増額したり、対象範囲を広げるなどの制度拡充について、どのようにお考えなのかお聞きいたします。 以上、壇上より質問させていただきます。 ○議長(壁田賢二) 市長。                 (榎本義法市長 登壇) ◎市長(榎本義法) それでは、田村議員さんのご質問に順を追ってお答え申し上げます。 初めに、新型コロナ対策の拡充とワクチン接種対応、PCRなどの定期的検査につきましてお答えいたします。1点目の飲食店以外の事業者への支援についてでございますが、新型コロナウイルスによる売上げ減少等の影響は、飲食店において特に顕著でございますが、それ以外のサービス業等に対しましても多大な影響を与えていると認識しており、本市といたしましても、できる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。 2点目のワクチン接種の今日までの教訓の生かし方についてでございますが、本市では、できるだけかかりつけ医で安心して接種をしていただける環境を整備するため、富岡市甘楽郡医師会のご協力により、主に個別による協力医療機関での接種方法を採用いたしました。本市の高齢者の接種率につきましては、全国及び県内におきましても高い水準で推移している状況でございますので、今後におきましても富岡市甘楽郡医師会との連携を図りながら、希望する市民の皆様が早期に接種を行えるよう努めてまいります。 なお、1点目の飲食店以外の事業者への支援につきましては、経済産業部長から、2点目のワクチン接種の今日までの教訓の生かし方につきましては、健康福祉部長からそれぞれ申し上げます。 3点目の本市独自の定期的なPCR検査についてでございますが、市独自でPCR検査を行うことにより、感染拡大防止及び市民の皆様の安全安心につながると考えられる場合には、保健所の検査対象とならなかった方に対し、市独自のPCR検査が実施できるよう検討してまいります。 次に、農業従事者の高齢化に伴う後継者・新規就農希望者の育成、耕作放棄地対策につきましてお答えいたします。1点目の後継者・新規就農者の育成についてでございますが、本市が実施いたしましたアンケート結果から、今後、本市の農業を中心的に担っていく認定農業者だけでは、農地を適切に維持管理していくことがとても難しい状況にあることを認識しております。このように農地を適切に維持管理するための農業者数が不足している状況が慢性的に継続していることからも、新たな農業の担い手となる後継者・新規就農者の確保と育成に取り組んでまいります。 2点目の耕作放棄地への対策についてでございますが、耕作放棄地は農業者の高齢化や担い手不足等による農業者の減少と密接に関係しておりまして、年々増加の一途をたどっております。農地としての適正な管理や活用を通し耕作放棄地の解消につながるよう、効果的な対策を進めてまいります。 なお、具体的な答弁につきましては、経済産業部長から申し上げます。 次に、難聴者及び難聴児への補聴器購入補助制度の創設や制度拡充につきましてお答えいたします。1点目の補聴器購入補助制度の創設についてでございますが、加齢による難聴は、身体のほかの部位にも生じる機能低下の一つであり、程度の差こそあれ、誰にでも起こり得るものでございます。また、難聴によって日常生活において、様々な影響が起こり得るという報告があることにつきましても承知をしております。 本市におきましては、身体障害者手帳の交付が前提となりますが、加齢による難聴に限らず、医師の意見書に基づき補聴器の購入補助が受けられる制度を設けており、現在対応させていただいているところでございます。 2点目の難聴児補聴器購入支援事業の拡充についてでございますが、身体障害者手帳交付対象とならない軽中度の難聴児に対しまして、富岡市難聴児補聴器購入支援事業補助金による助成を行っております。 なお、具体的な答弁につきましては、健康福祉部長から申し上げます。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(加藤安明) 命によりまして、田村議員さんの新型コロナ対策の拡充、ワクチン接種対応PCR検査についての1点目、飲食店以外の事業者への支援につきましてお答えいたします。 昨年度、市の独自支援策として、1事業者当たり3万円を交付いたしました頑張る市内店舗等緊急応援金は、理容・美容、運転代行業、小売業など676の事業者が対象となっております。また、市民生活支援策の一つとして行ってまいりましたPayPayキャンペーンの第2弾では、250店舗におきまして約1億700万円の売上げにつながっておりますので、支援策として一定の効果があったものと認識しております。この第2弾では、飲食店以外に175店舗が参加しており、参加した理容店等からは、若いお客様が来店するようになった、売上げが上がったなどの声をいただいております。 さらに、6月1日から開始いたしました第3弾におきましても、飲食店やそれ以外の市内小規模事業者の売上増につながるよう、引き続き支援に努めてまいります。 また、まん延防止等重点措置の影響により、前年または前々年の同月と比べて売上げが50%以上減少した理容や美容、運転代行業等に対しまして、個人事業主の場合は月最大10万円が支給される国の月次支援金の受付が始まっております。月次支援金の受付対象とならない売上減少が30%から50%未満の事業者に対しましても、群馬県感染症対策事業継続支援金が予定されており、これまで対象とならなかった業種に対する支援策が順次整備されてきております。 ほかにも感染症対策として、商工会議所または商工会が申請先の小規模事業者持続化補助金制度により、飲食店以外の小売業、サービス業小規模製造業など、市内40の事業者が販売拡大の取組と感染症対策を行っております。 加えまして、群馬県においてストップコロナ!対策認定を受けた宿泊事業者への感染防止対策支援事業が予定されており、本市においてもこれに協力してまいります。連日、国や県の制度を含めた支援制度の問合せや相談が数多く寄せられており、本市といたしましては、申請手続が難しいという事業者の皆様にしっかりと寄り添い、国の制度か県の制度かを問わず、今後も丁寧に申請支援を行ってまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 続きまして、2点目のワクチン接種の今日までの教訓の生かし方につきましてお答えいたします。 本市では、電話及びLINEでの予約を採用いたしましたが、4月の相談予約センター開設時には、電話がつながりづらい状況や、LINE予約方法が分からないなどの問合せが多数ございました。これを受けまして、電話回線の増設や受付人員の増員を図るとともに、富岡市のみでありましたLINE予約につきまして、下仁田町、南牧村、甘楽町の3町村でも対応できるように改善いたしました。これにより電話予約につきましては、一時的につながりづらい時間帯もございますが、一日中電話がつながらない状況は解消され、接種を希望する方の予約は全て取れている状況でございます。 今後におきましては、接種券の配布を年齢層で区分けいたしまして、段階的に郵送するなど、一時的に電話が集中することがないよう工夫してまいります。 2回目の予約につきましては、個別協力医療機関での限られた接種枠の中で、貴重なワクチンを廃棄することなく、1回目の接種をできるだけ多くの市民の皆様に行っていただくため、1回目の接種後に2回目の予約をお願いしているところでございますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(壁田賢二) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(加藤安明) 続きまして、後継者・新規就農者の育成と耕作放棄地対策の1点目、後継者・新規就農者の育成につきましてお答えいたします。 本市では、直近の5年間で延べ27人が新規就農者として、市内各地で営農を行っております。このような就農者に対する育成方法は様々ございますが、県の農林大学校や先進的農家などを研修先として農業技術を習得するケースや、実家の家族から農業を学ぶケースが一般的なものでございます。このほかにも県の農業指導センターやJAの生産部におきまして、日常的に技術指導を受けることができます。 また、県が主催するぐんま農業フロントランナー養成塾への参加や、地域農業の有識者である農業経営士から農業経営を学ぶことも可能となっております。このように新規に農業に携わる人たちが生計を立て、この地に根づくための農業全般における学びの場につきましては、本地域にしっかりと確立されているところでございます。 2点目の耕作放棄地への対策でございますが、農業委員会におきまして農地利用最適化推進委員による農地パトロールが行われており、農地の集約化の助言、遊休農地の発生防止や解消の推進、管理が行き届かない所有者に対する指導などを行っております。 また、耕作放棄地となった農地を再生するための耕作放棄地再生支援事業規模拡大農家に農地の利用権を設定し有効活用を図る農地利用集積事業、農地を優良農地へ再生する基盤整備事業など、耕作を継続するための環境づくりに資する施策を引き続き効果的に実施してまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 続きまして、難聴者及び難聴児への補聴器購入補助制度の創設や制度拡充の1点目、補聴器購入補助制度の創設につきましてお答えいたします。 加齢性難聴は、老化による機能の低下であり、根本的な治療方法がないことから、補聴器を使用することにより聞こえが改善され、老後のコミュニケーションの改善につながることが期待できるとされております。このような加齢による難聴者への補聴器の有用性につきまして認識しておりますが、身体障害者手帳を持たない高齢者への補聴器購入補助制度につきましては、県内12市では、前橋市が補聴器の給付を行っているのみの状況でございます。制度の創設につきましては、どのような助成が効果を生むのか研究する必要があり、今後の他市町村の動向等を踏まえ研究し、検討してまいります。 2点目の難聴児補聴器購入支援事業の拡充についてでございますが、現在、本市におきましては、群馬県の補助制度であります群馬県難聴児補聴器購入支援事業に基づき、富岡市難聴児補聴器購入支援事業補助金として、軽中度の難聴児に対しまして、補聴器購入費用の3分の2を助成しております。対象といたしましては、両耳の聴力レベルが30デシベル以上で身体障害者手帳交付対象とならない18歳未満の方となっております。軽中度の難聴児の支援につきましては、成長期に補聴器を装用することにより、言語の習得において効果が期待できることなどから、対象要件、補助率ともに水準の高い補助制度となっておりますので、現行制度の運用をしていきたいと考えております。 また、補聴器が必要な児童にしっかりと支援が行き渡りますよう、事業の周知等に努めてまいります。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) これより一問一答にて質問をさせていただきます。 まず、新型コロナ対策の拡充とワクチン接種対応PCR検査などの定期検査についての新型コロナ対策の拡充ですが、コロナ禍で困っている人に支援をするというのは、政治の使命でございます。市長の答弁では、飲食店以外のサービス業等に対しても、できる限りの支援をするとのことです。どこに困っている人がいるのか、支援の行き届かない人たちがいるのか、よく検討されて対応をお願いいたします。 今年度も新型コロナ対策地方創生臨時交付金は見込めるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(壁田賢二) 総務部長。 ◎総務部長(大島康弘) これまで、国の令和2年度、第1次から第3次までの補正予算により、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されておりますが、本年度につきましては、現時点において国からの情報はございません。今後、交付が見込まれる場合には、速やかに市民生活支援等有効な施策に充てられるよう対応してまいります。
    ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 昨年度では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で様々な市民生活支援の施策が行われましたが、まだまだ十分であるとは申せない状況です。 コロナ禍で困窮している学生について耳にすることがあります。アルバイトが思うに任せず、生活を切り詰めて学生生活を送っていらっしゃる方々がいらっしゃいます。学業の継続の危機に直面している方もいらっしゃると聞いております。全国の各地で食料支援の取組などが行われております。親元を離れ生活しているような本市出身の学生たちへの支援をしてはいかがでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(浦野隆) 親元を離れ暮らす大学生等におかれましても、新型コロナウイルス感染症が与える影響は大きいものと認識しておりますが、現在コロナ禍を理由といたしました本市出身の学生に対する給付金支給や特産品の送付等、直接的な支援策はございません。 本市におきましては、学生を扶養し、仕送り等の経済的援助を行っている各家庭を含めました市民全体に対する様々な支援策を講じることによりまして、間接的ではございますが、遠隔地の学生への支援にもつながるものと考えております。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 間接的な支援ということをおっしゃっていらっしゃるわけですけれども、やっぱり直接富岡市から離れて暮らす学生さんたちに支援をするということには、非常に大きな意味があるのではないかと思います。富岡市は、あなたのことを忘れていませんという富岡市のメッセージとなります。聞くところによりますと、隣の甘楽町では、ふるさとの農産物を送っているようなことを聞いておりますけれども、こうした温かみのある施策というのは、住みたいまちをつくる一つの要素ではないかと思いますので、今後ぜひご検討をお願いしたいと思います。 次ですけれども、ワクチン接種ですけれども、一時電話がつながらないという市民の声をよく聞きましたが、最近は大分落ち着いてきているようでございます。各関係機関と市当局のご努力に感謝申し上げます。今後は年齢層で区切り、実施していくということですけれども、ぜひ今までの教訓を生かし、市民の皆さんの声を聞いて、改善できるところは改善していただきたいと思います。 私は、2回目の接種をするのに、1回目の接種の翌日から受け付けるという富岡市の現在の方式が最善であるというふうには思っておりません。できれば、1度の予約で2回の接種予約ができる、これが一番効率的でいいのではないかというふうに思うわけです。市民の皆さんが手続をするのに、1度で済めば、これが最善であります。数量に限りのあるワクチンを、1回目の接種を優先していく今の予約方法では、1回目と2回目の間隔が、基準とされる3週間後という間隔ではできにくい、こういう状況をつくっていると思うのです。2回目の日時と接種場所を選ぶのが非常に大変でございます。 私も実際にやってみましたら、LINEでやったのですけれども、次の空いている接種の時間と場所を探すのに苦慮いたしまして、結果的には非常に間隔の空いた5週間後に予約を入れるという形になりましたけれども、5週間でも接種には問題ないというお話は聞いておりますけれども、市民の皆さんには、1回目の接種と2回目の接種は3週間程度というような話というのは、非常に浸透されているところでありますので、この辺混乱をされている市民の方が数多くいらっしゃるのではないかというふうに思うのです。 今後は、この辺りの混乱が危惧をされるという部分もありますので、今のやり方が、今現在では最善と当局の方はお考えなのかもしれませんけれども、今後柔軟に対応を検討していただいて、市民にとってよりよい接種の方法になるようにしていただきたい、このように要望いたします。 次に、PCR検査の件ですが、先ほど市長は保健所の検査対象とならなかった方に対し、市独自のPCR検査が実施できるよう検討すると、踏み込んだ答弁をいただきました。これは歓迎いたします。現在の保健所の検査対象というのは、かなり限定的でございます。濃厚接触者と呼ばれる人や接触者に限定をされていますので、感染経路が追えればいいのですけれども、感染経路が分からない事例が出てきているわけです。これは、ご承知のように無症状の感染者がいらっしゃる。この無症状の感染者が、どこで感染したのか分かりにくいという状況があるから、こういうことになるのだと思うのですけれども、そうした中で無症状の感染者をいかに早く見つけ出すかというのは、感染拡大をさせないためには、非常に大事になるのではないかと思うのです。 これには、定期的な社会的な検査が必要であるというふうに思うのですけれども、そこで伺いますけれども、先ほどのご答弁の中で、市独自でPCR検査を行うことにより、感染拡大防止及び市民の皆様の安全安心につながると考えられる場合とお答えいただいているのですけれども、具体的にはどのような場合なのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 市内の小中学校などで新型コロナウイルス感染症患者が確認された際に、保健所の検査対象とならなかった児童や生徒を対象に、市独自のPCR検査を実施する場合などでございまして、それによりまして感染拡大防止を図るとともに、市民の安全安心につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 保健所の検査対象をより範囲を広げて、安心安全を確保しようということだと思います。ぜひこの範囲を広げたり、独自検査を行う体制をつくっていただいて市民の安全安心を守っていく、そのようにお願いしたいと思います。私が要望するのは、無症状感染者を早期に見つけ出すための定期的な社会的検査です。そのための仕組みづくりをぜひご検討いただきたい、このように思います。 続きまして、2番目の農業従事者の高齢化に伴う後継者、新規就農希望者の育成、耕作放棄地対策についてに移ってまいります。農業従事者の高齢化が進み、認定農業者だけでは農地を適切に維持管理していくことがとても難しい状況であるということは、市長のご認識を先ほど伺いました。ですが、直近の5年間で延べ27人が新規就農者、これではとても追いついていかないというふうに思うわけでございます。現在実施している施策のほかに、新たな策を講じていく必要があるのではないか、このように思うわけです。 国連では、2019年から2028年までの10年間を「家族農業の10年」ということを設定いたしておりますけれども、本市における家族農業についてどのようにお考えになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(壁田賢二) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(加藤安明) 本市における農業経営のほとんどが家族による経営でございます。家族農業によりまして、農地の適切な保全や管理、安全安心な農作物を生産していただいております。また、家族農業が継承されることによりまして、農村地域の多面的機能、特に生物の多様性などの自然資本や農村景観の保全に大きく寄与しております。このようなことからも、家族によります農業経営が持続的に取り組むことができますように、引き続き支援を図ってまいります。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 比較的規模の小さな兼業農家については、どのような支援をしているのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(加藤安明) 農業者が各種補助金等の支援を受けるためには、専業農家として認定農業者または認定新規就農者となることが主な条件となっておりますことから、現行の制度におきましては、兼業農家として支援を受けることはできません。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 富岡市においては、認定農業者になっていらっしゃらない兼業農家が多くいると思うのです。これらの方々が何とか耕作地を維持しているという現状が、今あるというふうに思います。 しかし、高齢化が進んできたり、また高額な農業機械が老朽化してその更新ができなかったりなどで、何らかの支援を受けなければ、農業の継続が難しくなってくる、そういう状況に今直面をしているのではないかと思うのです。耕作ができなくなった耕地を引き受けることが要請されている中心経営体では、これらを十分に引き受ける状況になっていません。そうであるならば、現行制度では支援が受けられない小規模の兼業農家、自給農家を大切にして援助をしていくということが必要なのではないかというふうに思います。中山間地域は、持続可能な農業を担う地域として大きな潜在力を持っています。手入れをされた里山と多様な家族農業が本市でも存在していくことは、市民の願いでもあります。 コロナ危機の中で地方での暮らしが見直されている中で、先ほど経済産業部長がおっしゃった農村地域の多面的機能、特に生物の多様性などの自然資本や農村景観の保全に大きく寄与しているというこの家族農業は、もっと見直されていいのではないかと思います。例えば塩見直紀さんの「半農半Xという生き方」という本がありますが、半自給的な農業とやりたい仕事を両立させるなど、多様な就農支援を考えていき、地域の農業のコミュニティーを存続させるような施策の方向性が求められているのではないかと思います。 次に、最近耕作のされていない農地に太陽光発電が設置されているのをよく見ますが、これは耕作放棄地対策としてどのように評価されているのかお伺いいたします。 ○議長(壁田賢二) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(加藤安明) 太陽光発電施設の設置に伴う農地転用許可申請を受理した場合、周辺農地への影響が認められないことや、農業の振興を図ることが難しい農地につきましては、条件つきで設置を許可しているところでございます。結果的に耕作放棄地の解消につながることもございますが、積極的に耕作放棄地の解消を目的として、施設の設置を促進しているものではございません。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 耕作農地の土地所有者が、今までコンニャク農家さん等に貸していた土地を返され、結果的に遊休農地となっているという場合もございます。その後の活用については、限られた選択肢しかございません。そうした中での太陽光発電というのもその一つでございます。これは土地所有者の皆さんにとっては、苦肉の策というところなのではないかと思います。農地として借手が見つかるような支援の方向が求められているというふうに思うのです。 遊休農地の活用としては、市民や都市部の人を対象にした農業体験のできる市営農園の開設だとか、移住定住へのインセンティブとして活用するなどということが考えられるのですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(加藤安明) 本市では、遊休農地を活用いたしました市民農園や、都市住民を対象といたしました農産物の収穫体験事業を実施しております。市民農園は、市内4か所に開設しておりまして、44名の市民の皆様に利用していただいております。また、収穫体験事業につきましては、コロナ禍におきまして、昨年度は実施することができませんでしたが、今後も事業の継続を通しまして、農業への関心や本市の魅力を発信してまいります。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 移住定住策ということでも、先ほど紹介しました半農半Xというものとの組み合わせをして、遊休農地の活用を積極的に進めていくということが、今後求められているのではないかというふうに思います。富岡市としても、そういったことに対する方針を持って進めていくということが大事なのではないかというふうに思います。 3点目の課題のほうに移っていきます。難聴者、難聴児への補聴器購入補助制度の創設や、制度拡充についてでございます。難聴児への補助制度ですけれども、身体障害者手帳交付対象とならない軽中度、両耳の聴力レベルが30デシベル以上を補助している。水準の高い補助制度とのお答えでございますけれども、平成30年から申請されたのが3件というふうに聞いております。まだまだ周知が足りないのではないか。さらに制度の趣旨を皆さんにお知らせをして、必要な人に速やかに届くように工夫をしていただきたい、このよう思いますので、よろしくお願いいたします。 大人のほうの難聴については、身体障害者手帳の交付がないと支援が受けられないという状況です。身体障害者手帳の交付には、両耳の聴力レベルが70デシベル以上という重高度に限ったものでございます。18歳以下の難聴児の補助対象となる軽度、中程度の30デシベル以上とは、大きな隔たりがあるわけでございます。加齢による難聴に対しまして、補聴器の有用性は認識されているようですので、ぜひ制度創設に向けてご検討をしていただきたいと思います。 この加齢による難聴の早期発見には、聴力検査が大事であるというふうに思いますが、検診で聴力検査は実施は可能なのでしょうか、この辺をお伺いいたします。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 本市では、生活習慣病をはじめ、病気の早期発見を目的として各種検診を実施しておりますが、聴力検査につきましては、国が示す検査項目に該当していないため、実施しておりません。個別検診を委託している市内の医療機関におきましては、耳鼻咽喉科以外で聴力検査を行える医療機器を備えている医療機関が少なく、一般的な聴力検査の実施が難しい状況でございます。加齢による聴力の衰えなどの早期発見を行うためには、聴力検査を行える耳鼻咽喉科を受診していただくか、数種類の周波数での聴力検査を行うことができる人間ドックをご利用いただきたいと考えております。 なお、人間ドックにつきましては、国民健康保険や後期高齢者医療の被保険者の方に助成がございます。 ○議長(壁田賢二) 田村君。 ◆1番(田村浩壽) 検診の一環として、全員に実施するというのは無理としても、聞こえに不安があるという人を対象にして聴力検査を検診の一環として加えたらいかがでしょうか。難聴の早期発見を目的とした聴力検査、そしてその治療、補聴器の装具というふうにつなげていき、加齢による難聴からコミュニケーションに支障を来して、社会生活に消極的になってしまう市民の皆様を減らしていくということが、今後重要になるのではないかと思っています。 私の下に市民のある方から、このようなお手紙をいただきましたので、ちょっと読ませていただきたいと思います。耳が遠くなったと自覚したのは、5年ほど前だったと思います。聞きにくい声が多くなり、言葉を聞き間違えることも多くなりました。発音の似ている言葉で聞き間違えたものを幾つか話しますと、一例ですが、「懐かしい」が「恥ずかしい」、「必要なもの」が「人のもの」、「ユニクロ」が「寝袋」、高山植物の「ナナカマド」が「生卵」などがありました。困ることは、人の言葉を何度も聞き返すのは失礼と思い、よく理解しないまま分かったようなふりをしてしまい、後になって誤解されるようなことはなかったか不安になったこともありました。そんなこともありまして、話の輪の中に入るのを遠慮したり、どなたかの話を皆で聞いて皆が笑うのに、なぜ笑ったのか分からないなどのこともありました。 市内の医院の補聴器外来で診察を受けました。加齢による難聴と診断されました。診断後、補聴器メーカーの方から補聴器の説明を受け、補聴器の値段に驚きました。安いもので16万円、高いのだと30万円以上、しかも片耳、難聴の進みぐあいで補聴器を変えなくてはならないことも説明されました。また、難聴は認知症になるリスクを高める。そのため、欧米では早い段階で補聴器を使用するという新聞記事を読んだことがあります。不便を感じながら、まだ補聴器を購入していませんが、これからの生活には必要なものですから、近々聴力検査を受け、補聴器購入をできればいいと思っています。 このような内容なのですけれども、私はここに本当に市民の切実な要望を感じました。どうかこうした市民に温かい支援の施策を期待するものでございます。 以上で私の一般質問を終わりにいたします。 ○議長(壁田賢二) 以上で1番 田村議員の質問は終了いたしました。 △休憩      午前10時48分休憩 ○議長(壁田賢二) ここで10分ほど休憩いたします。 △再開      午前10時58分再開 ○議長(壁田賢二) 再開いたします。 △続・一般質問 ○議長(壁田賢二) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、17番議員 茂原正秀君、ご登壇の上、ご質問お願いします。茂原君。               (17番 茂原正秀議員 登壇) ◆17番(茂原正秀) 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告しました3点について質問いたします。 まず1点目は、中高瀬観音山遺跡についてでございます。中高瀬観音山遺跡は、北関東における弥生時代後期の拠点的な大規模集落の形成と、当時の社会状況を知るための貴重な資料として高く評価され、1997年3月に国の史跡に指定されました。その後、1999年に都市公園として都市計画決定され、都市計画事業認可を取得したものの、長年足踏み状態でしたが、2020年に史跡中高瀬観音山遺跡保存活用に関する基本方針が策定され、現在は歴史公園の整備を進めようとしております。 中高瀬観音山遺跡は、貴重な文化財ではあります。しかし、人口減少や少子高齢化の進展による今後の財政状況や、現在30年計画で公共施設の在り方を見直している最中であることを考えますと、この時期に新たな大規模な施設整備を進めることに対して、私は大きな疑問を抱いております。 そこで、まずお伺いしますが、このタイミングで中高瀬観音山遺跡の整備を進めることは、富岡市及び市民にとって、どのようなメリットがあると当局はお考えなのでしょうか。 そして、次は新型コロナ感染症に関する市の取組についてでございます。新型コロナワクチンの申込みでは、当初電話がつながらないという混乱が生じましたが、その後は予約も接種も非常に順調に進んでおります。医師会の先生方や担当部署の皆さんのご尽力に、心より感謝を申し上げます。 今回の申込みでは、コミュニケーションアプリで有名なLINEでの手続も可能でしたが、使えない高齢者の方々が多く、LINEを利用している同居家族がいる方は代わりに申込みをしてもらい、簡単に予約ができましたが、その反面、高齢者だけの世帯の方は、朝から晩まで何度電話をかけてもつながらず、何日も予約が取れないという問題が発生してしまいました。しかし、健康や命に関わる手続において、こうした格差が生じることは、絶対に回避しなければなりません。 そこで、お伺いしますが、今後もコロナワクチンの接種を定期的に行うような場合、LINEでの予約を続けていくのならば、同様の混乱が再発しないよう準備する必要があるかと思います。具体的には、スマホを所有している高齢者の方々には、LINEの使い方を周知することや、スマホをお持ちでなく誰にも頼むことができない高齢者の方々には、手続を代行するような支援などが考えられますが、そうした点について、当局は何らかの対応をお考えなのでしょうか。 そして、3点目は社会教育館についてでございます。社会教育館は、昭和11年に東国敬神道場として建設された歴史的、文化財的、建築的に価値の高い貴重な建物です。平成17年に県から市に移管され、平成20年には国の登録有形文化財にもなっています。また、3年前には2億5,000万円ほどの費用をかけた耐震工事と全面的な改修工事が終わり、現在は公民館的な施設として利用されています。 しかしながら、これほどの風情や風格がある日本建築の建物の活用法としては、現在の使い方は大変もったいないように思わざるを得ません。この点につきまして、当局はどのようにお考えなのかをお聞かせください。 以上を壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(壁田賢二) 市長。                 (榎本義法市長 登壇) ◎市長(榎本義法) それでは、茂原議員さんのご質問に順を追ってお答え申し上げます。 初めに、中高瀬観音山遺跡につきましてお答えいたします。全国的に急速に進んでいる人口減少・超高齢社会は、本市にとっても深刻な課題と認識しております。このような中、本市が持続的に発展していくためには、少子化対策をはじめ、人々の生活を支える基盤づくりに取り組むことはもとより、時々の社会情勢の変化に伴う課題やニーズをいち早く捉え、未来を見据えた行政経営を行っていくことが必要であると考えております。 この考えの下、第2期富岡市総合戦略を策定し、将来の人口推移を踏まえた上で計画的に事業を進めているところでございまして、子育て環境の充実にも取り組んでおります。具体的には、子供たちが学ぶ環境の充実や子供の遊び場の充実などでございまして、中高瀬観音山遺跡の整備は、この取組に当たるものでございます。 整備を進めるメリットについてでございますが、第2期富岡市総合戦略を着実に実施することで、第2次富岡市総合計画で目指すまちづくりに向けた施策を推進し、市民サービスの充実が図れるものと考えております。また、貴重な財産である中高瀬観音山遺跡を歴史的遺産として後世に引き継いでいくことは大切なことであり、市民の皆様の財産として保存し、整備していく所存でございます。 なお、教育委員会に関係する内容につきましては、教育長から申し上げます。 次に、新型コロナ感染症に関する市の取組につきましては、実務的な内容となりますことから、健康福祉部長から申し上げます。 次に、社会教育館につきましてお答えいたします。社会教育館は、明治末から戦前を代表いたします建築家、大江新太郎が主宰しました大江國風建築塾の設計による建物で、和風を強調した近代和風建築としての建築的価値と、昭和初期の時代背景をうかがい知る数少ない建造物としての歴史的価値から、国の登録有形文化財に登録された貴重な建物でございます。このような先人が残してくれた大切な宝を、次の世代に引き継ぐことが私たちの責務であり、適切に保存管理するとともに、より多くの方々に近代和風建築に触れ、その空間を体験していただきたいと考えているところでございます。 なお、具体的な答弁につきましては、教育長から申し上げます。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 教育長。 ◎教育長(服部幸雄) 命によりまして、茂原議員さんの中高瀬観音山遺跡の整備を進めるメリットにつきましてお答えいたします。 史跡中高瀬観音山遺跡は、本市南方の丘陵上に立地する弥生時代後期の大規模集落跡で、東日本で初めての高地性集落と考えられることから、貴重な遺跡として評価を受け、国の史跡に指定されました。このような本遺跡の歴史的価値を適切に保存し、後世に伝えていくことが、私たちの責務でございます。この史跡を核とする中高瀬観音山遺跡歴史公園は、本市南部における拠点的公園といたしまして、子供たちや市民の皆様が楽しみながら地域の歴史を学べる教育の場とすることができるとともに、子供の遊び場として充実が図れることから、整備を進めているものでございます。 なお、遺跡の発見から長い時間が経過しているため、高瀬地区開発整備協議会からは、早期の整備促進に関する要望も幾度となく提出されております。 また、現在の都市計画事業の認可期間が2023年度までとなっておりますので、今年度基本設計策定業務、そして2022年度以降の実施設計策定業務と、着実に事業を進めていくことが必要であると考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 続きまして、茂原議員さんの新型コロナ感染症に関する市の取組のワクチンの予約手続の対応につきましてお答えいたします。 LINE予約につきましては、接種券とともにスマートフォンによるワクチン接種予約方法の案内を同封させていただきましたが、スマートフォンやLINE自体の使い方が分からない方もいると思われますので、保健センターや市役所窓口などにおいて、職員によるLINE予約のサポートを強化してまいります。 また、相談予約センターにつきましては、電話回線の増設及び受付人員の増員により、電話予約も取りやすくなっております。2回目の接種につきましては、電話での予約が約6割となっておりますので、引き続きLINEができない方につきましては、電話での予約をしていただきたいと考えております。 なお、接種券を配付する際には、年齢層で区分けして段階的に郵送するなど、一時期に電話が集中することがないよう工夫してまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(壁田賢二) 教育長。 ◎教育長(服部幸雄) 続きまして、社会教育館の活用方法につきましてお答えいたします。 社会教育館は、国の登録有形文化財であることから、文化財としての価値を損なわない活用が前提となります。また、社会教育施設として事業の実施に当たりましては、利用される市民の皆様の知識や教養の醸成に資することも求められております。このことを踏まえ、平成27年に適切な保存管理と広く公開、活用する方針をまとめました富岡市社会教育館保存管理活用計画を作成し、平成29年から30年にかけて、本計画の方針に基づき耐震補強を含めた改修工事を実施いたしまして、保存管理と活用に取り組んでまいりました。 しかしながら、昨年からは新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、主催行事の中止や休館など、利用制限を余儀なくされている状況でございます。今後も感染症の状況を見ながらの事業実施となりますが、保存管理活用計画の基本方針に基づきまして、貸館としての位置づけだけではなく、近代和風建築の特性を生かし、和文化やおもてなしの心、さらには癒やしを感じていただく催物を実施してまいります。 加えて、富岡製糸場の来客の受皿としつつ、迎賓館的な役割として活用していくことも視野に入れまして、引き続き施設の特徴を生かした活用に取り組んでまいりたいと考えております。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) ご答弁ありがとうございました。 では、ここからは一問一答で進めさせていただきます。まず、中高瀬観音山遺跡の整備を進めることで、子供たちが学ぶ環境や子供の遊び場が充実し、それが子育て環境の充実につながるとの市長のご説明がありました。 そこで、詳しくお聞きしたいのですが、中高瀬観音山遺跡を整備すると、子供たちの学ぶ環境はどのような点で充実するものなのでしょうか。また、子供の遊び場の充実を目指すのなら、現在ある公園に新しい安全な遊具を導入するほうが、新たな大規模な公園を整備するよりはるかに低いコストで実現すると思いますが、その点につきまして市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 子供たちにとりましては、生きた教材として遺跡の様子を直接感じることにより、歴史や文化を自然の中で、遊びや体験等を通して深く理解することができるものと考えております。 また、中高瀬観音山遺跡歴史公園は、第2次富岡市総合計画中期基本計画に掲げておりますが、整備につきましては都市計画決定がされていること、長い間事業の進捗が図られていないこと、地域住民からの整備促進の要望書も提出されていることなど総合的に判断いたしまして、事業計画を見直し、事業費を縮小した上で整備再開を目指すことといたしました。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 子供の遊び場の充実を目指すのなら、現在ある公園に新しい安全な遊具を導入するほうが、新たな大規模な公園を整備するよりはるかに低いコストで実現すると私が思っていることに対して、先ほど市長のお考えを伺いましたが、答えていただけませんでしたので、再度同じ質問をいたします。市長、その点についてお考えをご説明ください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 子供の遊び場につきましては、とみおか未来会議から少し遠くても行きたい遊び場という視点を持つ提案を受けまして、昨年に策定いたしました子供の遊び場調査及び整備基本計画等に基づき、遊具の集約化と都市公園等への遊具整備を進めていく方針でございます。 現在、子供たちや子育て世代をはじめ、様々な市民から喜ばれる魅力的な公園・緑地となりますよう、富岡北部運動公園東ゾーンの再整備に取り組んでいるところでございます。価値ある歴史的遺産の保存整備と遊び場、運動、レクリエーション活動ができる市民の憩いの場としての機能のみならず、生物多様性の保全、災害時の避難所、ヒートアイランド現象や火災被害の緩和機能をも担っております都市公園整備は、どちらも本市にとって重要で必要な事業と認識しております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 様々な市民から喜ばれる魅力的な公園・緑地となりますよう、北部運動公園東ゾーンの再整備に取り組んでいるとのことですが、昨年から市内の多数の場所に設置された遊具を危険なものと認定し、当局は撤去を進めましたが、その後東ゾーンの遊具が増えたようには見えませんが、これはなぜなのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(堀口正良) 北部運動公園東ゾーンの再整備につきましては、本年度に長寿命化計画策定業務委託を予定しており、6月末には委託業者と契約予定で事業を進めているところでございます。 また、公園整備工事につきましては、令和4年度より実施する計画で取り組んでおります。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) もう一つ確認したいことがございますが、北部運動公園西ゾーンの市民球場そばにある水飲み用の水道は、半年ほど壊れていて使えません。また、野球の関係者やウオーキングをする方々が休憩するための円形ベンチも、3つ全て昨年末から壊れていましたが、最近やっと1つが直っただけで、いまだ2つは修理が済んでおりません。これらについて、多くの市民の皆さんから疑問の声が上がっております。水道もベンチも直す費用は大きな金額になるとは思いませんが、どうして多数の市民が利用する設備の故障はなかなか直さず、十数億円もかかる新たな大規模公園の整備には積極的なのか、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 先ほどもお答えいたしましたとおり、既存の公園の整備と新たな公園の整備のどちらも、本市にとって重要で必要な事業と認識しております。 なお、北部運動公園西ゾーンの修繕状況につきましては、建設水道部長から申し上げます。 ○議長(壁田賢二) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(堀口正良) 西ゾーンにございます円形ベンチにつきましては、3基全てにおいて職員による応急修繕が完了しております。水飲み用の水道修繕につきましては、既に工事を発注しており、7月中旬には完成予定でございます。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 今の私の質問と部長さんのご答弁を聞いた皆さんは、円形ベンチは直っているのか、直っていないのか、混乱しているのではないかと思いますので、少し補足説明をさせていただきます。 一昨日の時点では、1つ修繕が済んでいただけでしたが、昨日職員の皆さんが残りの2つを直してくださり、現時点では3つの円形ベンチは修繕が完了しているということです。たまたま私の質問と修繕の予定のタイミングが重なってしまったようですが、建設部長さん及び公園担当の職員の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。 しかし、去年の12月から最近まで、半年以上の間、多くの市民の皆さんが利用するベンチが壊れていたままであったことは事実なのですから、今後はこのようなことが繰り返されることがないよう対応していただきたいと思います。 ところで、整備についての都市計画決定がされたのは1999年で、20年以上も前のことでございます。当時は、まだ将来人口が激減することなど予想されていませんでしたし、今よりも財政的な余裕があったと思われます。 そこで、お伺いしますが、現在よりも恵まれた社会情勢でも進めることができなかった計画を、人口減と税収減が将来の大きな問題になることが確実になったこのタイミングで、なぜ進めなければならないのか、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 人口減少・超高齢社会が進む中で、本市が持続的に発展していくため、総合計画において展開すべき施策を掲げておりますが、その一つに中高瀬観音山遺跡歴史公園の整備もございます。また、教育長答弁のとおり、遺跡を適切に保存し後世に伝えていくことが責務であり、子供が遊びながら学べる場として意義があり、地域住民からも早期の整備を期待されております。このことから、市におきましては将来を見据え、様々な施策を展開しておりますが、この事業につきましても、一歩ずつでも前へ進めることが必要であると考えております。先ほども申し上げましたが、そのために事業計画の見直しを行っているところでございます。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 第2次総合計画は2016年度から始まっておりますが、今年の4月でちょうど5年が経過しました。この間に富岡市の人口は2,643人も減少しましたが、これほどのペースで減っても想定内のことであり、総合計画に掲げている展開すべき施策として、中高瀬観音山遺跡歴史公園の整備は進めるべきと市長はお考えということなのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 人口減少は全国的に社会問題となっておりまして、本市におきましても例外ではございません。過去5年間で平均いたしますと、毎年約500人以上の人口減少となっておりまして、その後も減少傾向に歯止めがかからない状況が続いており、近年は想定以上のスピードで人口減少が進行している現状でございます。 本市では、まちの魅力向上に努め、第2次総合計画及び総合戦略を策定する中で迅速に施策を展開し、人口減少の抑制、特に若者の人口流出の抑制に努めているところでございます。対策を施さなければ、これまで以上に人口減少の進行が懸念されることからも、人口減少のスピードを鈍化させる施策は特に重要であり、中高瀬観音山遺跡歴史公園の整備もその一つといたしまして推進してまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 人口減少につきまして説明を加えさせていただきますと、2016年4月の富岡市の人口は5万141人で、今年の2021年4月は4万7,498人です。この5年間は、毎年529人のペースで減少しており、さらに榎本市長さんになられてからの直近の3年間は1,776人の減少で、毎年592人のペースと、減少スピードは急激に上がっております。なので、この状況は非常に私も深刻と考えております。 ちょっと視点を変えますが、5月の議員全員協議会の中で中高瀬観音山遺跡のこの事業費総額と、年間の管理コストを質問したところ、事業費総額は13億円ほどで、管理コストは年間2,500万円ほどというお答えをいただきました。過去の市の新たな施設整備では、市当局から示される事業費などは、当初の数字から大幅に膨れ上がってしまうことが頻繁にありますが、今回の数字については、この金額を徹底してもらえると考えてよろしいのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 当該金額は、整備基本計画の策定を進める中で一つの目安として確認いたしました金額でございまして、事業費総額は本計画作成事業者による概算金額の見積を基に算出したもの、年間管理コストは、類似した史跡公園の年間管理費から面積当たりの単価を算出いたしまして、その単価を基に概算金額として算出したものでございます。今後、基本設計及び実施設計を行った上で、改めてお伝えさせていただきたく存じますので、ご質問の金額に対しましての現段階での断定的なお答えはいたしかねますこと、ご理解賜りたく存じます。 なお、当市の事業計画は、総事業費約43億円と壮大なものでございました。これまでも事業費の縮減を図り、事業内容の見直しを行ってまいりましたが、今後もさらに事業費を抑えていくよう鋭意努力してまいります。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) ご答弁ありがとうございました。 中高瀬観音山遺跡歴史公園は、面積は21.6ヘクタールで、北部運動公園東ゾーンとほぼ同じ大きさです。北部のほうはたしか21.4ヘクタールぐらいなのですけれども、ほとんど同じです。これほどの広大な面積の公園を整備し、さらにガイダンス施設や復元した竪穴住居などを幾つも造るというのですから、事業費総額が13億円というのは、本計画作成事業者による概算金額の見積を基に算出したとしても、これはちょっと低過ぎる金額と思えてなりません。大きな事業なのですから、業者が出した金額を本当に妥当なものなのかを精査する必要があったかと思いますが、なぜそうした作業を行わなかったのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 当初の事業計画から、これまでも事業費の縮減を図り、事業内容を見直してまいりました。当該金額は、あくまで今後の目安として確認をいたしました金額でございます。今後の基本設計及び実施設計を策定する中で、適切なものとなるよう努めてまいります。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) では、このガイダンス施設には、学芸員及びスタッフは何名ほど配置する予定なのでしょうか。また、広大な公園の部分の管理などを含めますと、全部で何人体制となる見込みなのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) ガイダンス施設は、本遺跡の歴史的価値を解説する展示室のほか、ワークショップや講座、市民活動の場としての利用を想定している多目的室などが含まれております。基本設計及び実施設計を策定する中で、運営に関わる学芸員やスタッフの体制、また公園部分の管理体制などを検討してまいります。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 基本設計及び実施設計を行った上で、事業費総額は示していただけるようですが、もしもその金額が13億円をはるかに超えるような場合は、計画の規模を再度見直し、縮小するお考えを市長はお持ちなのでしょうか。それとも、金額は上がったとしても、予定した21.6ヘクタールで進めるということなのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 部長答弁のとおり、事業費総額につきましては、今後基本設計及び実施設計を行った上でお伝えさせていただきます。中高瀬観音山遺跡歴史公園は、総面積21.6ヘクタールで都市計画決定を受けております。今後も総事業費の抑制や補助金など特定財源の確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) では、別の角度の話になりますが、第2次総合計画の重点施策の1番目は、「少子化・超高齢社会や人口減少への対応」とありますが、中高瀬観音山遺跡の整備を進めると、少子化・超高齢社会や人口減少に対応できることにつながるのか、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 第2次総合計画では、少子化、高齢化や人口減少への対応を最重要課題の一つとして位置づけまして、子育てなどの幅広い分野にわたる施策を総合的かつ効果的に推進を図ってまいりました。その総合計画と一体となりまして、出生率の向上、若年層などの市外への転出抑制、市内への転入増加などを基軸といたしました総合戦略を策定し、これまで人口減少対策に取り組んできたところでございます。第2期総合戦略では、本市に暮らす市民の住みやすさや生活の質の向上を重視し、基本施策といたしまして子育て環境の充実を掲げております。 人口減少傾向に歯止めがかからない中で、生産年齢人口の減少による地域経済の縮小や担い手不足による地域活力の低下など、今後様々な影響が懸念されておりますが、このような地域を取り巻く環境の変化を踏まえながら、安心して子供を産み育てることができる地域社会の実現が必要であると考えております。子供を産み育てやすい環境は、若い世代が暮らしやすいまちづくりに欠かすことができません。子供を育てる地域としての魅力向上を図り、本市で子供を育てたい、学ばせたいと思われるようなまちづくり、そして成長した子供たちが、富岡市がふるさとでよかったと誇れるまちづくりを目指す必要がございます。 そのようなことからも、本市の貴重な歴史的遺産や文化、自然環境を生かしました子供たちが学ぶ環境づくりや子供の遊び場の充実は、地域への愛着、郷土愛の醸成、子育て環境の充実を図るための取組といたしまして、少子化、人口減少への対策につながるものと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 長いご答弁いただいたのですけれども、ただいまのご答弁を簡単にまとめますと、市長は中高瀬観音山遺跡の整備を行うと、富岡市の少子化と人口減少の歯止めになるとお考えということでよろしいのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 少子化と人口減少は、様々な施策を複合的に組み合わせることによりまして対応すべきものと考えておりますので、中高瀬観音山遺跡の整備もその一つの施策としまして取り組んでまいる所存でございます。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 中高瀬観音山遺跡を整備すると、少子化と人口減少の歯止めにつながるという市長のお考えに私は驚いております。ネット中継を御覧の方も違和感を持たれたのではないでしょうか。でも、中高瀬観音山遺跡歴史公園を幾ら魅力的な公園として整備しても、皆さん、車で移動する時代なのですから、遊びに来てもらうことはあっても、それで富岡市に移住してくださる方が増えるとか、人口増につながるというのは、ちょっとこれは難しいように思いますが、その点につきまして市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 先ほども申し上げましたが、少子化と人口減少は、様々な施策を複合的に組み合わせることによりまして対応すべきものと考えております。中高瀬観音山遺跡歴史公園の整備だけではなく、様々な施策の展開によるまちの魅力向上によりまして、移住や定住の促進とともに人口減少が抑制されるものと考えております。
    ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 高崎市に観音山ファミリーパークというすばらしい公園がありまして、富岡市の子育て世代の方々も多数出かけていらっしゃいます。しかし、その公園があるから高崎市で子育てしよう、わざわざ高崎市へ引っ越そうという人は、あまり最近私はいるとは思いません。中高瀬観音山遺跡歴史公園を整備すると、富岡市に移住する人が増え、子供を産んでくれる人も増えるというのは、私にはちょっと考えられない話と思います。どちらかといえば、公園整備よりも富岡市の学校教育を特徴のある魅力的なものに変えていくほうが、子育て世代人口の増加につながると思いますが、その点につきましては市長のお考えはどんなものでしょうか、お聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 本市では、小学校からの英語教育の充実や地域にある歴史的な文化遺産や自然を活用した学習など、特徴のある魅力的な学校教育に力を入れることにより、子育て世代にとっても魅力のある教育環境の整備に努めているところでございます。先ほどから再三答弁をしていますとおり、学校教育のみならず、様々な施策を同時並行で展開することによりまして、まち全体の魅力向上を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) この件の質問はここで終わりにしますが、市長さんが、何が何でも中高瀬観音山遺跡の整備を進めたいという情熱をお持ちであることは理解しました。しかし、少子化と人口減少に歯止めをかけるためにこの整備が必要という考え方は、私は全く理解できません。市長は、富岡市の将来人口がどのように減少していくのか、また財政が極めて厳しくなることが確実であること、さらには現在ある公共施設の維持管理だけでも大変なことを本当にご理解した上で、約22ヘクタールもの巨大な公園が今の富岡市に必要とお考えなのでしょうか。 私の財政に関する考え方は、市長さんとは全く異なりますが、私は遺跡の整備をすることは必要とは思っております。でも、新たな大規模施設の整備は財政的な負担が大きいので、もっと小規模な計画で進めることが、今の富岡市には重要と考えます。40年後には、富岡市の人口は今の半分ほどまでに減る見込みなのですから、巨大な公園の整備には慎重な姿勢で取り組んでいただきますよう切に望みます。 では、次の新型コロナ感染症の質問に移りますが、ワクチン接種を希望された市内の高齢者の割合は85%ほどと聞いておりますが、独り暮らしの方でワクチン接種についての情報がうまく届かなかったり、ご理解してもらえず、申込みができなかったりした人はおられないと考えてよろしいのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 予約ができず接種を受けることができない高齢者がいる可能性もございますので、支援が必要な独り暮らしの方などには、地域包括支援センター職員が声かけや予約のサポートを行っております。また、民生委員・児童委員の皆様にご協力いただき、地域の見守り活動の際に、接種の有無や希望調査を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 命や健康に関わるワクチンですので、独り暮らしの高齢者のような方で接種に関する情報が届かなかった、行き届いていなかったということがないよう、万全の体制でサポートしていただきますようお願いいたします。 また、先日、ファイザー社製の新型コロナワクチンの接種対象年齢が、16歳以上から12歳以上に引下げられました。そうなりますと、大半の中学生は対象ということになりますが、中学生は学校での集団接種を行うことになるのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 本市では、協力医療機関での個別接種または保健センターでの集団接種を採用しておりますので、中学生の学校での集団接種は予定しておりません。中学生につきましても、協力医療機関または保健センターにおきまして接種をしていただきたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 中学生のワクチン接種につきましては、様々な考え方があり、ご本人及び保護者の方々が大きな不安を持たれている場合も少なくありません。アレルギー反応が出やすいなどの体質的な理由でワクチンを打てない子供さんだけでなく、様々な理由や事情から打たない選択をする子供さんも、今後たくさん出てくる可能性があると思われます。学校での集団接種ですと、ワクチンを打たなかった子供さんが分かってしまいますので、それによるいじめや差別のようなことが起きてしまう懸念がありますので、ぜひ各生徒さんが医療機関に出向いてワクチンを打ってもらう個別接種で進めるべきと考えます。 また、ワクチンを打っていない子供さんに対する不適切な対応や差別は、絶対にしてはいけないことをよく周知し、学校活動でもワクチンを接種した子としていない子を分けるようなことはないよう徹底していただきたいと思います。 では、別の内容になりますが、5月16日から6月13日まで、富岡市を含めた県内の10市町がまん延防止等重点措置の対象区域になりました。そして、富岡市では、この期間、図書館を休館としましたが、他の9市町では利用制限を設けたものの、開館を継続していました。どのような理由で富岡市はこうした対応をすることになったのかお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 富岡保健所管内の感染者増加や変異株の広がりなど感染拡大の状況、ほかの社会教育施設の休館状況、県の警戒度4に加え、まん延防止等重点措置が適用されたことを踏まえ、利用時間を制限しての開館や休館による影響などを検討いたしました。その上で、多くの方が利用する施設であることから、まん延防止等重点措置が適用される期間につきましては、より慎重な対応を取る必要があると考え、入館は制限いたしますが、インターネットでの受付により図書の貸出しを継続することといたしました。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 図書館は、利用なさる市民の方も大変多い施設です。県の警戒度4に加え、まん延防止等重点措置の適用で休館したのも一定の理解はできますが、入館時の手指消毒や検温、さらにはマスク着用、距離確保を利用者の皆様にお願いして、管内にいられる時間の制限を設ければ、感染リスクはかなり下げられると思いますので、もしも再度同様の事態となったときには、他の自治体の図書館の状況も調べた上で、極力開館すべきではないでしょうか。コロナの感染対策は重要ですが、そのため市民サービスが大幅に悪化してしまわないような対応をしていただきたいと思います。 では、別の内容に移りますが、新型コロナ感染症で苦境に置かれた市内店舗を応援するためのPayPayキャンペーンが現在実施されていますが、PayPayのシステムをご存じでなく、使いたくても使えないという方も市内には多数いらっしゃいます。誰でも使え、もっと公平性の高い方法で幅広い市民に還元すべきではないかと思われますが、その点につきまして、当局はどのようにお考えなのでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 経済産業部長。 ◎経済産業部長(加藤安明) このたびのPayPayキャンペーンにつきましては、ご質問にございますように、新型コロナ感染症の影響により苦境に置かれた市内飲食店等の店舗を支援することを目的とした事業でございまして、消費者の支援を目的とした施策ではないことをあらかじめご理解いただきたいと存じます。 そうした中で、このたびの支援に当たりましては、電子決済における感染リスクの低減を図ること、店舗への入金が早く即効性のある支援となること、費用対効果に優れた事業であることなど、これまで実施してまいりました消費喚起策等を総合的に検討する中で、PayPayにおける支援が適当であると判断し、実施したものでございます。 なお、秋からは市内店舗で運用され、特に高齢の方によりなじみのございますふれ愛カードを活用いたしました事業を予定しております。この事業は、ふれ愛カードに現金をチャージして、加盟店舗での買物や飲食を行っていただくことで、市内店舗を応援していただく事業でございまして、携帯端末を使用しなくても利用が可能でございます。また、市内店舗等を応援するための前売り型プレミアム付商品券のとみおか未来チケット助成事業につきましても、現在第2弾が実施されております。このように携帯端末がなくてもご利用いただける各種支援策を引き続き進めてまいります。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) ご答弁ありがとうございました。 私も何度かPayPayのキャンペーンを利用しましたが、1回当たり上限2,000円で30%も戻ってくるのですから、利用者にとっても大変メリットがある事業と思います。しかし、PayPayの登録者数は、本年3月末の時点で全国では3,800万人ほどとのことですので、国民の3割ほどのようです。恐らく富岡市では、これよりも少ないと思われますので、利用する側の視点で考えれば、市内の7割を超える人は、このキャンペーンは利用できないということになり、公平性という観点からいささか改善が必要と思われます。もしもPayPayのキャンペーンを今後も実施するのでしたら、PayPayの使い方の周知やアプリの設定などの支援を、携帯電話会社などに協力していただきながら進める必要があるのではないでしょうか。 また、このPayPayキャンペーンは、市外の方が富岡市内のお店で使っても対象となります。そのため、ガソリンスタンドなどでは、高崎ナンバーの車で来てPayPayで支払うお客は少なくないとの話なども耳にします。現在、第3弾のキャンペーンを実施しているところですが、市外在住の方の利用が増えると、富岡市民の皆さんがあまり使わないうちに予算が終わってしまい、キャンペーン期間が予定より早く終了することになりかねません。せっかく富岡市の予算で行うキャンペーンなのですから、市内のお店と市民の両者にメリットがあるように、対策を変えていく必要もあると考えます。 この1週間の県内の新型コロナ感染者数は、毎日1桁ですので、大分落ち着いてきたように思います。しかし、このまま収束に向かうのか、はたまた再度増加に転じるのかは全く分かりません。コロナワクチンにつきましても、大変効果があるワクチンということは分かってきましたが、どの程度の期間有効なのか判明しておりませんので、今後毎年ワクチンの接種をしなければならなくなることも考えられます。次回の高齢者のワクチン予約のときには、ご自分でLINEを使って予約したり、LINEが使えない方には、支援で誰かがサポートできるような体制を早期につくっておくことも必要ではないでしょうか。デジタル弱者の方々だけが、命や健康に関することで不利になってしまうことがないようよろしくお願いいたします。 では、最後の社会教育館の件に移りますが、現在の社会教育館における年間の管理コストはどの程度になるのでしょうか。また、さきの大規模改修工事の総費用は幾らなのか教えてください。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 年間の施設管理費用は、令和2年度決算見込みで約1,123万円となっております。また、改修工事に関しましては、工事費が2億2,572万円、設計費等が4,646万円で、総費用は2億7,218万円でございます。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 近代和風建築の特性を生かし、和文化やおもてなしの心、さらには癒やしを感じていただく催物を実施してまいるとのことですが、具体的な案があるのでしたら、お聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 今年度は、琴や尺八の演奏を聞きながらゆったりと抹茶を楽しんでいただく事業や、秋のゆうべに月をめでながら雅楽の演奏を堪能していただく事業などを計画しております。今後も華道や書道、日本舞踊、短歌、俳句、囲碁、将棋などの日本の伝統的な文化に関連する事業を開催し、参加者に非日常的な空間での癒やしのひとときを過ごしていただきたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 現在、社会教育館は公民館と同等の施設として利用されていますが、かつては東国敬神道場として建てられた歴史を考えますと、生涯学習の中心施設として活用するのも一つの方法ではないかと思います。富岡市には、生涯学習の中心施設である生涯学習センターがありますが、他市の先進的な施設と比べますと、利用の制限が多いように感じられます。 例えば富岡市の友好都市である横須賀市の生涯学習センター・まなびかんでは、市民大学を中心とした講座などの実施や、専ら営利を目的としていなければ、有料の事業や検定試験、学会や研究会などの会場としての利用も認めております。この横須賀市のまなびかんのような活用を社会教育館で行えるようにすれば、この施設の新たな利活用だけでなく、富岡市の生涯学習の活性化にもつながると私は考えておりますが、この点について当局のお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 先進事例を参考にしながら、新たな利活用につきまして研究してまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) ぜひ研究するだけで終わってしまうことがないよう、確実に進めていただきますようよろしくお願いいたします。 ところで、2億7,000万円をかけた改修工事を終えた後、社会教育館はそれまで常駐していた館長がいなくなり、正職員ではない3名の会計年度任用職員のみで実質的に管理運営しています。地区公民館では、常駐の館長及び正職員1名がいることを考えますと、社会教育館の人員体制は非常に手薄な印象を持たざるを得ません。これでは、せっかく大きな予算を投じて改修したのに、非常にもったいないことと思いますが、なぜ市長はこのような方針になさったのかお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 今年度の組織機構を改編する過程におきましても、館長職としての再任用職員または会計年度任用職員の配置も検討したところでございますが、利活用の方針や組織全体としての職員配置を考慮する中で、常勤の館長職設置には至らなかった経緯がございます。現在、社会教育館の館長は、生涯学習課長が兼任しておりまして、常勤の館長は不在となっておりますが、生涯学習課の課長及び係長が社会教育館に赴き、現場の会計年度任用職員への指示や相談、対応等を行っております。 今後につきましては、事業内容に応じまして、常勤の館長職の設置を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 茂原君。 ◆17番(茂原正秀) 社会教育館には、新たな利活用を進めるのに難しい条件というか、要素というか、点があるようですが、もう既に整備は済んでいる施設なのですから、公民館的な使い方ということだけではなく、この建物の特性を生かした活用を考えて進めていただきたいと思います。 以上で私の一般質問は終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(壁田賢二) 以上で17番 茂原議員の質問は終了いたしました。 △休憩      午前11時57分休憩 ○議長(壁田賢二) 昼食のため午後1時まで休憩いたします。 △再開      午後 1時00分再開 ○議長(壁田賢二) 再開いたします。 △続・一般質問 ○議長(壁田賢二) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、3番議員 髙田仁志君、ご登壇の上、ご質問願います。髙田君。               (3番 髙田仁志議員 登壇) ◆3番(髙田仁志) 議長のお許しをいただき、質問させていただきます。 アフターコロナを見据えた富岡市の観光振興についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大は、富岡製糸場や道の駅みょうぎなどを訪れる観光客数へも大きな影響を与え、令和2年度の富岡製糸場入場者数は17万7,419人と大きく落ち込んでおり、そのことは富岡製糸場に対する本市の運営費用負担にも重大な影響を与えております。 市内を訪れる大型観光バスの姿を毎日のように見ておりましたが、市営駐車場に駐車されるバスの姿や、富岡製糸場周辺の団体観光客の行き交う姿もほとんど見受けられません。観光業は、まさに瀬戸際の状況にあると言っても過言ではないと思います。 しかしながら、最近では富岡製糸場を訪れてくださる観光客も、週末や祝日等、個人客が中心ですが、一定の人数が戻っていることもうかがえます。これは観光を楽しむスタイルが、団体旅行から個人旅行へと変化していると言えるのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種がいよいよスタートしましたが、ワクチン接種率が高まれば、沢山の人々が我慢や抑制された生活から解放され、近い将来、また多くの観光客が富岡市を訪れてくれる日も、遠からず来ることが予想されます。 そこで、市長にご質問いたします。今後、アフターコロナを見据えた本市の観光振興において、どのような対策を講じていくのかお聞かせください。 壇上よりの質問は以上です。 ○議長(壁田賢二) 市長。                 (榎本義法市長 登壇) ◎市長(榎本義法) それでは、髙田議員さんご質問のアフターコロナを見据えた富岡市の観光振興につきましてお答え申し上げます。 観光産業全体につきましては、今般の新型コロナウイルス感染拡大防止措置に伴い、大きな打撃を受けていることは、私も十分承知しております。富岡市の観光におきましても、ターゲット層である首都圏からのお客様や期待を寄せておりました東京オリンピック・パラリンピックを契機とした訪日外国人観光客等厳しい状況が続いているわけでございます。 しかしながら、全国でワクチン接種が急速に進んでおりますので、遠からず人の移動が再開されるものと期待しており、今後はアフターコロナを見据えた大事な準備期間であると認識しております。去る6月11日には、観光関連事業者等が一堂に会した富岡市観光協会の総会が開催され、今後の取組についても意思統一が図られたところでございます。引き続き関係者の皆様と連携し、アフターコロナを見据え、観光振興を図ってまいります。 なお、具体的な振興策につきましては、世界遺産観光部長から申し上げます。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 世界遺産観光部長。 ◎世界遺産観光部長(森田昭芳) 命によりまして、髙田議員さんご質問のアフターコロナを見据えた観光振興につきましてお答えいたします。 アフターコロナを見据えた当市の観光振興策の柱となる2点を申し上げます。1点目は、昨年度策定いたしました富岡市観光戦略プランの実践でございます。世界文化遺産富岡製糸場と名勝妙義山を柱に据え、新たな誘客シナリオを確立する中で、互いに連動させた観光振興策に取り組んでまいります。 なお、来年2022年は、富岡製糸場創業150周年、再来年の2023年は妙義山の名勝指定100周年、そしてその翌年2024年は、富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録10周年の記念の年となることから、各年度において重点的に取り組んでまいります。 2点目は、観光戦略を実行するための推進体制の確立であります。本年3月31日付で一般社団法人富岡市観光協会が、候補DMO法人として観光庁に登録されました。今後は富岡市観光協会が中心となり、市内観光事業者等と連携して観光振興を推進することとなります。市といたしましても、観光協会や関係者の皆様と共に本市の観光資源を磨き上げ、今まで以上に幅広く魅力を発信し、観光振興を図ってまいりたいと考えております。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございました。 これより一問一答で質問させていただきます。市長のご答弁では、アフターコロナを見据え、まさに今が大事な準備期間であるとの認識をお示しいただきました。当市への来訪を希望する方々に対して、新しい生活様式や3密を避けるといった対策を取り入れ、より安心して受け入れることができる環境づくりが、まず必要ではないでしょうか。 そこで、ご質問いたしますが、富岡製糸場や妙義山周辺では、受入れ体制としてどのような対策を実施しているのかお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 世界遺産観光部長。 ◎世界遺産観光部長(森田昭芳) まず、富岡製糸場では、入場時の検温、発熱や風邪症状がある方の入場規制、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保のお願いをその都度呼びかけてございます。また、場内においては、見学者同士の3密を避けるため、貸出し用端末機や個人のスマートフォンを活用した音声ガイドの利用を推進しており、各施設においても扉を開放した換気の励行や、混雑状況に応じて人数制限を行うなどの対策を実施しております。 次に、妙義山周辺での取組でございますが、道の駅みょうぎ、妙義ふれあいプラザもみじの湯、妙義ふるさと美術館とも、入館時の消毒、検温を行い、県が定める警戒度に合わせ実施項目を増減するなどして対応しております。 なお、これらの情報をしっかりと発信していくことが、観光客の安心に直結いたしますので、富岡製糸場ホームページや市観光ホームページ等を通じ随時更新を行い、周知を図っているところでございます。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございました。 感染予防対策については、観光客や事業者との継続的な信頼関係を築くことに着目したパーミッションマーケティングは非常に有効だと思いますので、ホームページだけでなく、あらゆる手段で周知を図っていただきたいと思います。また、地域住民の中には、地域外から人が来ることに抵抗のある方も少なくありません。来訪してくださる方や地域住民を新型コロナ感染症から守り、不安を極力なくしながら楽しんでもらえる地域になりますようにお願いいたします。 続きまして、昨年度策定されました富岡市観光戦略プランを見ますと、富岡製糸場の新たな誘客シナリオの確立を、今後の観光振興の柱とすると定めております。富岡製糸場の入場者数は、首都圏からも近く訪問しやすい世界遺産として認知度も高く、多くの観光客に来場いただき、世界遺産登録年には133万人を受け入れましたが、世界遺産登録以降、来場者数は右肩下がりとなってしまい、昨年度はコロナ禍の影響もあり、17万7,000人と大きく減少しております。これは、世界遺産登録された富岡製糸場をとにかく訪れてみようと、富岡製糸場に行くことが目的になってしまった旅行者が、場当たり的に多く訪れていた結果、入場者数の減少を食い止めることができなかったのではないでしょうか。 これからは、3つのシナリオを持って、インバウンドや研修、セミナーの受入れ、教育旅行など、ターゲットを絞った観光戦略に期待するところでありますが、当面コロナ禍にあって、安心して当市を訪れていただくために、今後どのような観光振興が具体的に図られるのかお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 世界遺産観光部長。 ◎世界遺産観光部長(森田昭芳) コロナ禍におきまして、団体のお客様につきましては、教育旅行を除いては厳しい状況が続くと想定されます。したがいまして、当面は個人のお客様を対象としたきめ細やかなツアーであるマイクロツーリズムの造成が有効だと捉えております。現在、国から様々な補助事業の紹介も来ておりますので、これらを活用しながら観光協会等とも連携し、取り組んでまいります。 しかしながら、お客様に安心してお越しいただくために、何よりも重要なことは、地域においてコロナ感染が落ち着いていることであります。現在の旅行においては、新規感染者数の動向が、旅行先を決定する大きな要素であることから、安全安心な地域であることが観光振興に大きく寄与いたしますので、引き続き感染対策に取り組んでまいります。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございます。 先ほどの世界遺産観光部長の答弁や観光戦略にも記載されているように、今後富岡市観光協会が中心となり、市内観光事業者と連携して観光振興を推進するとありましたが、候補DMO法人である富岡市観光協会は、平成30年6月に一般社団法人として設立後2年を経過したばかりです。私自身も観光協会の会員ではありますが、富岡市観光協会が真に本市観光振興の牽引役になるためにも、事業内容や人材など足りない部分を感じております。まだまだ市から支援も必要ではないかと考えております。 候補DMO法人ということは、正式に認められたDMO法人ではございません。観光庁より正式なDMO法人として登録されるのには、観光協会がどのような組織となることが条件でしょうか、お聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 世界遺産観光部長。 ◎世界遺産観光部長(森田昭芳) 観光庁が定めます登録DMOへの移行については、5つの条件の成立をもって本登録となります。1点目は、関係者の合意形成の有無、2点目はデータ等の継続的な収集、戦略の策定、KPIの設定等であり、3点目は観光事業者が実施する各種事業の戦略との整合性や調整、仕組みづくり及び観光プロモーションの実施、4点目は法人格の取得、責任者の明確化、専門人材の確保でございます。そして、5点目が安定的な運営資金の確保でございます。観光地域づくり法人が自立的、継続的な活動を実施するために、運営資金の確保は重要であります。現段階、安定的な財源確保の仕組みが確立されていない状況でございますので、今年度解決に向けて協議を重ねてまいります。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございます。 続きまして、観光協会の財源は、会費や市からの負担金で賄われており、先日の観光協会の総会資料を見ましても、市からの負担金の多くは運営費や花火大会などの事業負担となっております。DMO法人が自立するためにも、観光協会が主催し、収益となるような自主事業の確立が非常に重要であると考えます。DMO法人に正式登録されるための大きなポイントは、観光協会の安定的な財源の確保が必要とのことですが、具体的にどのような取組を市が支援していくのかお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 世界遺産観光部長。 ◎世界遺産観光部長(森田昭芳) 現在は、イベント実施の費用として、市より負担金を支出しておりますが、これとは別に、今後は稼げる仕組みを造成していく必要がございます。これは、一朝一夕に解決することではございませんが、先例法人を参考にいたしますと、地域の人や資源を掘り起こし、「今だけ、ここだけ、あなただけ」のツアーや各種イベントの参加費、広告費や商品販売等を財源としている法人がございます。したがいまして、市といたしましては、DMO法人が行うツアーやイベント等が円滑に実施できるよう、各種支援をしてまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございました。 観光協会の稼ぐ力が確立するよう、支援をしっかりとお願いいたします。 続きまして、富岡製糸場と並ぶ本市の観光戦略の柱である妙義エリア全体の観光戦略については、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 世界遺産観光部長。 ◎世界遺産観光部長(森田昭芳) 妙義山パノラマパーク周辺の観光施設や妙義神社参道周辺の観光街は、それぞれの周遊がうまく図れていないことから、妙義エリアの一体化を視野に観光戦略を展開してまいりたいと考えております。 具体的には、妙義山の持つ自然環境や資源を生かした登山やアドベンチャーツーリズムの推進、キャンプ及びグランピングといった宿泊型観光の推進、そしてマイタケやシイタケ、山菜といった妙義ならではの食コンテンツの開発等を通じて、消費額の拡大につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございます。 次に、妙義エリアにはダイナミックな自然があふれておりますが、なかなかその魅力や素材を生かし切れていないのではないでしょうか。コロナ禍における観光は、マイクロツーリズム、これは自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光であったり、ステイケーション、これは滞在を意味するステイと休暇を意味するバケーションを組み合わせ、近場で滞在することで気軽に旅行気分を味わおうとするものです。まちなか周遊を目的とした宝探しイベントを2年継続実施しておりますが、コロナ禍においても密を避けて観光地内を周遊できる仕組み、まさにマイクロツーリズムのスタイルであると考えます。 このような取組を妙義エリアにも取り入れることは、非常に効果があるのではないでしょうか。団体客を多く受け入れる観光スタイルから、マイクロツーリズムやステイケーションといった新しい観光スタイルへ、今まさに変化するタイミングであり、市内宿泊施設の魅力も増えてきたと聞いております。コロナ禍を見据え、マイクロツーリズムやステイケーションといった観光スタイルを、今後どのように推進していくのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 世界遺産観光部長。 ◎世界遺産観光部長(森田昭芳) 富岡市は、首都圏から約100キロメートル、自家用車利用、鉄道利用においても非常に恵まれた立地でございます。したがいまして、マイクロツーリズムやステイケーションといった観光スタイルに適した地域であると認識しております。まずは、関東近県をターゲットに観光誘客を展開してまいりたいと考えております。 候補DMOとなった観光協会がその役割を担ってまいりますが、観光資源を魅力的に演出、発信するのは人であります。そのため、シビックプライドの醸成を図り、市民一人一人が地域のことを自分事と認識、行動し、そしてその魅力を発信していただくことが大きな推進力となります。まちなかに新たな宿泊施設として、旅行者同士が相部屋で格安に宿泊できる旧守谷歯科を改装したドミトリーもいよいよオープンを迎えます。そして、市内には古民家を改修した町宿やグランピング、農家民宿など個性的な宿泊施設もありますので、ステイケーションといった新たな旅行スタイルでの受入れ環境も整ってまいりました。今後とも地域の強みを生かして、官民連携して誘客推進を図ってまいります。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございました。 アフターコロナを見据えた観光振興が、富岡の活気を取り戻す一翼となるように大いに期待しております。また、今後の観光戦略プランの推進について、多くの具体策をお聞かせいただきましたが、行政任せにすることなく、観光に関係する一人一人が自分事として携わることで、観光が市の一つの産業に成長できるよう、様々な支援を働きかけたいと思います。 次に、本市は、昨年3月に定住自立圏構想中心市を宣言いたしました。いよいよ定住自立圏形成協定が結ばれようとしております。地域経済の活性化を図る上で、富岡製糸場以外の魅力的な観光施設や近隣町村との連携が非常に重要であると考えますが、広域観光の推進について、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 市長。 ◎市長(榎本義法) 富岡・甘楽エリアは、観光資源の宝庫であります。甘楽町の楽山園やこんにゃくパーク、下仁田町の荒船風穴や神津牧場、南牧村の豊かな自然環境や田舎暮らしなど、どれも魅力的な観光素材であふれております。また、甘楽町においては、新たに人気のめんたいパークやスマートインターチェンジ建設事業もスタートいたしました。市といたしましても、早々に情報を得まして、甘楽パーキング内に富岡製糸場の看板をいち早く設置したところでございます。観光客に行政界は存在いたしません。これまでも甘楽郡の自治体とは、広域観光において連携をし、各種イベント等を実施してまいりましたが、改めて定住自立圏構想において盛り込まれましたので、さらに連携を強化し、観光振興に努めてまいります。 ○議長(壁田賢二) 髙田君。 ◆3番(髙田仁志) ご答弁ありがとうございました。 最後になりますが、将来的には大きく人口が減少し、潜在的な観光需要も減少することが想定されます。富岡製糸場の運営問題、観光戦略プランの実践が今後の成果に大きく影響すると思われますが、その中で観光協会の自立は非常に重要なことだと思います。また、DMOの推進、行政、協会、事業者、市民の横の連携の強化を徹底し、マイナスになった分を取り戻す覚悟でアイデアと知恵を絞り、歳出を減らして効果を上げていただくことをお願いして、質問を終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(壁田賢二) 以上で3番 髙田議員の質問は終了いたしました。 △休憩      午後 1時23分休憩 ○議長(壁田賢二) ここで質問席の清掃を行いますので、暫時休憩いたします。 △再開      午後 1時26分再開 ○議長(壁田賢二) 再開いたします。 △続・一般質問 ○議長(壁田賢二) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、2番議員 三ツ木真由美さん、ご登壇の上、ご質問願います。三ツ木さん。               (2番 三ツ木真由美議員 登壇) ◆2番(三ツ木真由美) 議長よりお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました中高瀬観音山遺跡整備計画についてご質問いたします。 史跡中高瀬観音山遺跡は、北関東における弥生時代後期の拠点的な大規模集落の形成と、当時の社会状況を知るための貴重な資料として評価され、平成9年に国の史跡に指定されました。しかし、その後整備計画が中断し、都市計画決定が延伸されてきた経緯があります。 中高瀬観音山遺跡は、とても歴史的価値が高く、また子供の遊び場としての整備も多くの市民が待ち望んでいることと思います。 その一方、予期せぬ新型コロナウイルス感染症の拡大により、その影響もあり富岡製糸場も観光資源として十分に活用できず、運営が危ぶまれる中で、中高瀬観音山遺跡が整備され、その整備費及び維持管理において、さらなる市の財政的負担にならないかと危惧している市民もいると思います。整備計画の中にもありますが、この遺跡公園は誰に向け、どのように整備していきたいのか、改めて市長のお考えをお聞かせください。 壇上での質問は以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(壁田賢二) 市長。                 (榎本義法市長 登壇) ◎市長(榎本義法) それでは、三ツ木議員さんご質問の中高瀬観音山遺跡整備計画につきましてお答え申し上げます。 中高瀬観音山遺跡は、本市南方の丘陵上に立地する弥生時代後期の大規模集落跡でございます。当時の一般的な集落が平地に多いことに比べて、丘陵上に立地していることが大きな特徴となっております。東日本で初めての高地性集落と考えられることから、貴重な遺跡として評価されたもので、現在も遺跡の上に立ちますと、市街地のほか、周辺の山々を見渡すことができる眺望のすばらしい場所でございます。 この遺跡公園は、誰に向け、どのように整備していきたいのかについてでございますが、中高瀬観音山遺跡は学術的価値が認められ、国の史跡に指定されております。これは、国民、そして市民の皆様の貴重な財産ということでございますので、遺跡を適切に保存し、後世に引き継いでいくことが肝要であると考えております。このような遺跡であることを踏まえ、私といたしましては、市民の皆様をはじめ、より多くの方々にその価値を理解していただき、さらには市民の皆様の憩いの場となるよう整備、活用を進めてまいりたいと考えております。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) ありがとうございました。 それでは、これから一問一答で進めさせていただきます。平成11年に都市公園として都市計画事業認可を取得して20年以上たちますが、これまでに都市計画の事業延伸は何回ほど行われてきましたか。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 平成19年、26年、31年の3回でございます。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) 3回も延伸を図りながらも、都市計画による公園を整備することのメリットは何ですか、教えてください。 ○議長(壁田賢二) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(堀口正良) 一般論といたしまして、都市計画法や都市公園法に基づき良好な環境が整備されます。 また、主なメリットといたしましては、災害時の避難場所の確保、市民生活や憩いの場などの地域づくりをはじめとする地域間の活性化に有効な役割を担います。また、都市計画公園として事業認可を受けることにより、国庫補助事業の対象となり、補助金を財源とした整備ができますとともに、用地取得にご協力いただいた地権者の方に対し、税の特別控除が適用されます。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) ありがとうございます。 令和2年度の基本計画策定費用及び令和3年度予算委員会のときに、基本設計策定事業費が5,474万円ほど計上していたのですが、できるだけ金額を下げていただけないかということで質問をさせていただきましたが、実際には令和3年度の基本計画策定費用はどのぐらいになったのでしょうか、教えていただけますか。
    ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 基本計画策定業務委託料として1,507万円、基本設計策定業務委託料は、契約金額で3,832万2,900円でございます。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) ありがとうございます。 大分計上していたのよりは削減が図られて、よかったかなと思います。 では、次にガイダンス施設の建設費用に対して、市の負担はどの程度になるのか教えてください。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 史跡中高瀬観音山遺跡を活用するために必要な施設として整備を行う場合には、国の補助が50%、県の補助が15%でございまして、市の負担は35%になります。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) 基本設計ができていないと、実際にガイダンス施設の建設費がどのくらいかかるかは分からないと思いますので、市の持ち出し分がどのぐらいになるか、具体的な数字を知りたかったのですけれども、それは致し方ないかなと思っておりますが、市が35%負担するということが分かりましたので、どうもありがとうございました。 公園整備が済めば、必ず維持費がかかると思います。去る5月21日の全員協議会の中で、維持管理費用として年間約2,500万円見込んでいるという説明がありましたが、その内訳について、さきの茂原議員さんと重複してしまうのですが、その辺のご説明をお願いいたします。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 基本設計及び実施設計を策定しておりませんので、具体的に金額の積み上げをしたものではございません。類似した史跡公園の年間管理費から面積当たりの単価を算出いたしまして、その単価を基に概算金額として算出したものでございます。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) ありがとうございます。 維持費としては、公園の植え込みや植栽した樹木の手入れをはじめ、ガイダンス施設を建設するとなると、年間維持運営費と人件費がかかるので、財政負担となるのではと大変危惧しております。 ところで、中高瀬観音山遺跡と同じような遺跡として、新潟県にある古津八幡山遺跡があります。この遺跡も同じように弥生時代のものだということなのですけれども、この古津八幡山遺跡では、少し古いデータにはなりますが、国の地域特性を生かした史跡等総合活用支援推進事業で、平成23年から25年にかけて整備をされていまして、その活用実績として、平成25年度の来訪者数が年間3万5,000人、教育機関でガイダンス施設の利用者が23校、1,096人で、体験学習参加者は7,818人だったということです。ほかのガイダンス施設等の入場者数や利用状況等について、比較検討したことはございますか。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 整備基本計画を策定する段階で、11か所の施設について確認をしております。ガイダンス施設の規模や配置、利用方法などにつきまして、これらの施設を参考にさせていただき、展示だけでなく、ワークショップや市民活動の場として利用できる施設を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) ありがとうございます。 担当部局の方より、よい施設造りのため研究されていることは、大変頼もしいと思います。ありがとうございます。 そうしてできた中高瀬観音山遺跡整備計画が示されまして、パブリックコメントが実施されたわけですが、その結果から市民が求める公園はどのようなものであると分析されておりますか。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 自然や遺跡に触れられる施設、小さな子供たちも楽しめるような施設、遊具であればアスレチックのような自由に遊ぶことができる施設、さらに土器や埴輪を作るなど体験ができる施設などの意見が出ており、総括して市民の皆様の憩いの場、学びの場としての公園が求められていると考えております。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) この整備計画の中でも、子供の遊び場としての整備にもいろいろ触れていただいていますが、私がこのパブリックコメントに目を通したところの感想といたしまして、市民の方の声から、一昨年のとみおか未来会議の提言書の中にもあったように、子供の遊び場が欲しいというメッセージを強く感じました。 しかし、パブリックコメントに対する担当部局の意見を見ますと、少し市民の思いと乖離しているような感じも受けました。もちろん遺跡を中心とした公園整備ですから、それが重要だということは分かるのですが、市民のコメントの中には、純粋に公園として子供たちが楽しめる公園整備を願う気持ちが込められていたように思います。また、公共施設再整備計画のパブリックコメントでも、ガイダンス施設は要らないのではないかという意見もあったようですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) ガイダンス施設は、発掘調査の出土品を展示するほか、本遺跡の特徴である高地性集落の立地などを分かりやすく展示いたします。さらに、歴史を学び、体験ができる場所を設けまして、史跡部分に復元展示する施設を補完する役割を果たすものでございます。市といたしましては、遺跡を理解するには必要であると考えております。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) 市としてガイダンス施設の整備は必須とお考えになるのは、よく分かりました。しかし、さきにも述べさせていただきましたが、子供の遊び場としての市民が求める公園造りのためには、文化財保護課単独で遺跡公園を整備していくのではなく、もっと柔軟な発想を持って全庁的に進めていくのが望ましいと考えますが、それについてのお考えをお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 整備基本計画策定時に、こども課、都市計画課の職員が中高瀬観音山遺跡保存整備活用委員会に加わっておりまして、今後も関係部署とは連携を取りながら進めていく予定でございます。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) ありがとうございました。 少し安心いたしました。こども課には、とみおか未来会議からの提言書もあると思いますので、ぜひせっかく行われたとみおか未来会議の提言が、具現化して実現することを強く要望いたします。 そして、私としては、このコロナ禍において公園整備は、市にとってはとても財政負担が大きく、ましてガイダンス施設を整備するということは、今後の施設維持管理や人件費等、毎年計上される経費に不安を感じます。富岡製糸場だけでも運営が大変になってきている中、これ以上施設整備は負担が大き過ぎると考えています。本当にガイダンス施設でないと、史跡を深く理解することができないのでしょうか。 新型コロナウイルス感染症が発生したことで、一気に社会全体にIT化が進み、国でも富岡市でも電子化を進めているように、遺跡の周辺にスマホをかざせば、動画や古代人が出てきてガイダンスが流れるとか、何かもっとわくわくするような仕組みにより、ガイダンス施設の補填はできるのではないかと思います。現に古津八幡山遺跡のアンケート調査の中でも、展示物が変化がなくて、いつ行っても同じというふうな形で意見が上がっていたということです。ですので、ガイダンス施設の展示となると、リニューアルして常に最新でというのは難しいかと思います。 ですので、先ほど教育部長さんからお話もありましたけれども、ほかの遺跡では体験学習が盛んに行われているとおっしゃっていましたが、古津八幡山遺跡とか、吉野ケ里遺跡など、ガイダンス施設以外でも弥生時代の生活体験とか、星空観察会など実体験を通していろいろ感じていただくとか、あとは土器や勾玉づくりなどを実施しており、参加者も多いようです。ですから、ガイダンス施設の建設にこだわらず、もっと自由で画期的な遺跡の紹介方法を考案できるのではないかと思っています。そのためには、地域住民が主体となった施設造りは必須と考えております。 昨年、社会常任委員会の視察で行かせていただいた石川県野々市市では、市の図書館と公民館を再編するときに、市民に静かな公民館がいいのか、にぎやかな子供の元気な声が聞こえる公民館がいいのかと投げかけ、にぎやかな公民館造りに賛同を得て着手したというふうなお話を伺いました。市民の求める図書館について意見交換をする機会をたくさん持ち、シンポジウムを開催したりして、市民が納得する方法を模索し、実施したところ、結果的には市民の満足のいく図書館ができ、旧図書館入館者数は5万8,365人が、新図書館になった途端に50万2,450人と、年間の入館者数が10倍になったというふうなお話も伺いました。 また、吉野ケ里遺跡等では、毎月軽トラ市を開いており、100台ほど集まってにぎわいを創出しているということです。このように各地で市民を巻き込んで施設の整備やその後の運営を行っている事例があります。 中高瀬観音山遺跡においては、地域協働で計画、運営を進めていきたいと整備計画の中にもありますが、具体的にいつ、どのように進めていくのか、教えていただければと思います。 ○議長(壁田賢二) 教育部長。 ◎教育部長(長谷川馨) 本遺跡は、住民主体による活動の結果、現在まで残されているという経過がございます。こうしたことから、今年度につきましては、地域住民の方たちに本遺跡の歴史的価値や整備基本計画などの説明会を実施してまいります。また、令和元年度から地域の子供たちや保護者を対象といたしまして、本遺跡に興味関心を持っていただくため、ワークショップを行っておりますが、今後も定期的に実施してまいりたいと考えております。 また、今後計画を進める中で、整備運営につきましては、地域住民と協議しながら進めてまいります。 ○議長(壁田賢二) 三ツ木さん。 ◆2番(三ツ木真由美) ありがとうございます。 人は、自分が手をかければかけるほど愛着を感じるものだと思います。ですから、でき上がった公園の運営やさらなる整備に参加していただくのではなく、多世代の多くの方が基本設計の段階から参加し、自由な発想で語れるワーキングチームを発足し、多種多様な体験のできる公園となることを強く望んでおります。 通告書の中で、最初に誰のために整備をするのかということをお聞きしましたが、そこが一番大切だと思っております。もし観光資源にウエートを置くなら、年間60万人もの人が訪れる吉野ケ里遺跡のように、国費も含め352億円もの資金を投入して整備していくような大規模な整備が必要かもしれません。しかしながら、富岡市単体では、そこまでの整備は不可能だと思います。古津八幡山遺跡も県営のフラワーパークと隣接していたり、古墳公園も同一地内にあったりと、周辺の整備も含めて観光的にも整備を行われております。四季を通して楽しめる公園となっております。 ぜひ、あえてこのコロナ禍に中高瀬観音山遺跡を整備するならば、単なる遺跡公園のみならず、若い子育て世代や健康志向の市民などに向けて、おしゃれなカフェや古代米を使ったヘルシーランチなど、趣向を凝らしたレストランやキッチンカーなど、公園の中や周辺の開発も民間の活力を活用しながら整備するなど、歴史を学ぶとともにわくわく楽しくなる公園を、市民の参加の下に市民の手で造り上げていくために、市民に寄り添った計画策定となることを強く要望いたします。 富岡市にとって、深刻な少子化は、公園整備で解決できるとは思ってはいません。ただ、やはり子育て世代が富岡っておもしろいかもと感じてくれる、そういった施設整備はぜひしていったほうがいいのかなというふうに私は考えます。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(壁田賢二) 以上で2番 三ツ木議員の質問は終了いたしました。 △休憩      午後 1時47分休憩 ○議長(壁田賢二) ここで質問席の清掃を行いますので、10分ほど休憩いたします。 △再開      午後 1時57分再開 ○議長(壁田賢二) 再開いたします。 △続・一般質問 ○議長(壁田賢二) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、8番議員 矢野勅仁君、ご登壇の上、ご質問願います。矢野君。               (8番 矢野勅仁議員 登壇) ◆8番(矢野勅仁) それでは、議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました児童虐待の現状と課題について質問させていただきます。 昨年度、県内の児童相談所に寄せられた児童虐待に関する相談は2,286件で、前年度より487件、率にして27%増加となり、これは統計を取り始めた平成12年度以降で最も多く、12年連続で増加しているとのことです。また、最近では新型コロナウイルス感染拡大で親子の在宅時間が増え、ストレスなどから虐待につながった可能性があるのではないかとも言われています。 虐待は世代を超えて親から子へ連鎖することは、古くから様々な研究で報告をされています。親の被虐待歴は、子供虐待の重大なリスク因子となり、被虐待歴のある親の3人に1人は子供を虐待すると報告をされています。今回の質問では、虐待を受けている子供の支援とともに、保護者への支援を含めて当局の考え方をお聞きしたいと思います。 1つ目の質問です。虐待の報告や相談があった場合の流れについて教えてください。 2点目、本市における児童虐待の相談件数の推移と相談内容、また相談経路について、答弁できる範囲で結構ですので、教えてください。よろしくお願いいたします。 ○議長(壁田賢二) 市長。                 (榎本義法市長 登壇) ◎市長(榎本義法) それでは、矢野議員さんのご質問の児童虐待の現状と課題につきましてお答え申し上げます。 児童虐待は、子供の心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、次の世代に引きつがれるおそれがあるとも言われており、子供に対する最も重大な権利侵害であると認識しております。平成28年に公布されました改正児童福祉法により、虐待等に関する市と県との役割分担が明確化され、平成30年度に児童虐待ケースに関わる富岡市と群馬県西部児童相談所との間における役割分担及び情報共有等に関する協定を取り交わしたところでございます。現在、本市では、児童の健やかな成長と命を守るため、こども課内に子ども家庭総合支援拠点を設置いたしまして、児童虐待の発生予防から社会的自立に至るまでの支援を、各関係機関と連携を図りながら包括的、継続的に取り組んでいるところでございます。 なお、具体的な答弁につきましては、健康福祉部長から申し上げます。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 命によりまして、矢野議員さんの児童虐待の現状と課題の1点目、虐待の報告や相談があった場合の流れにつきましてお答えいたします。 本市では、市民や関係機関から児童虐待の疑い報告や相談があった場合には、子供の生命の安全と心の安心を第一に考え、昨年度整備いたしました子ども家庭総合支援拠点におきまして、子ども家庭支援員などの職員が迅速に聞き取りを行っております。さらに、冷静な客観的判断ができるよう、緊急度アセスメントシートを活用いたしまして、緊急度や危険度を判断しておりますが、情報が不足している場合には、必要に応じて関係機関への調査や家庭訪問等を行うことにより、より正確な判断ができるよう対応しております。 なお、判定の結果が中度から軽度の虐待ケースにつきましては、群馬県西部児童相談所に必要な援助や助言を求めながら虐待の原因等を分析するとともに、支援計画を作成するなど内容と対応方法をしっかり整備し、要保護児童対策地域協議会の構成機関と連携して支援しております。 また、リスクが高いと判断し、一時保護等が必要な場合や生命に関わる場合におきましては、警察や群馬県西部児童相談所に通告し、対応を依頼しているところでございます。 2点目の相談件数の推移、相談内容及び相談経路についてでございますが、虐待または虐待が疑われる相談等に対応した延べ件数は、平成28年度が116件、平成29年度が162件、平成30年度が400件、令和元年度が597件、令和2年度が1,413件と年々増加しております。増加の要因につきましては、平成30年度は群馬県西部児童相談所との協定により役割が増えたことによるもの、令和2年度は子ども家庭総合支援拠点整備による相談体制の強化などが考えられますが、全国での児童虐待に関する悲惨なニュースや政府広報が報道されるなど、虐待への関心や社会的認知度が高まった影響も大きいと捉えております。 相談や報告の内容につきましては、泣き声がする、体にあざややけどの跡があるなどの身体的虐待が疑われるもの、食事を与えない、入浴していない、服が不潔など育児を放棄したネグレクトが疑われるもの、子供の面前で両親のけんか、無視、言葉による脅しなど心理的虐待が疑われるものなど様々でございます。 相談経路でございますが、警察、保育施設、学校、医療機関など要保護児童対策地域協議会の構成機関から、また近隣、知人、家族や親戚及び本人などが挙げられます。この場合、通告者の身の安全や秘密は必ず守られることを伝えた上で情報収集を行い、対応しております。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) ありがとうございます。 今、件数が報告されまして、件数の増加とともに、改めて大きな問題だなというのを実感しているところです。以下、一問一答で進めさせていただきたいと思います。 先月なのですけれども、高崎市内の自宅で1歳5か月の長女に熱湯をかけてやけどを負わせたとして、母親が逮捕されました。長女にはやけど以外にも顔などにあざがあったようですが、これまでに市や県警に相談や通報はなかったそうです。また、9か月健診や1歳児訪問でも、体の異常は確認されなかったとの報道もあり、今回の事件を未然に防ぐにはどうすべきだったのか、改めて難しい問題であるということを実感しております。 さて、虐待または虐待が疑われる相談等に対応した延べ件数について、令和2年度は1,413件とご答弁がありました。1件について複数の相談や報告もあるものだと思いますが、実数はどの程度だったのでしょうか。また、解決件数についても、解決要因と併せて教えてください。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 昨年度対応いたしました児童の実数は31人でございます。終結となりました児童は22人でございます。 その要因でございますが、児童虐待の虐待者への指導による改善が12人、虐待者との別居等による生活環境の安定が3人、児童養護施設への入所が2人、虐待が改善され、虐待以外の支援に切り替えたケースが2人、また転出によりケース移管したものが3人でございました。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) ありがとうございます。 終結したケースも結構あるようなのですけれども、それでまた改めて新しい虐待というのが報告されていると思うと、私も小さい子供がいますので、心が痛みます。 虐待の報告と相談があった場合の流れというのは、先ほど丁寧にご説明をいただいたわけですけれども、中度から軽度の虐待と、それとリスクの高い虐待、この内訳について教えてください。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 中度から軽度は30人、リスクが高いと判断し、群馬県西部児童相談所に通告したケースは1人でございます。 なお、本市が担当いたしました30人のうち5人につきましては、中度から軽度といたしまして、群馬県西部児童相談所から移管されたケースでございます。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) ありがとうございます。 先ほど触れた高崎市の虐待事件は、母親が加害者となって逮捕されました。個人的な先入観もあるかもしれないのですけれども、児童虐待では、実の父親でない父親による痛ましいニュースが多いように感じています。 一方で、公益財団法人SBI子ども希望財団の調査では、虐待の加害者は実の母親が47%、実の父親が41%という数字が出ています。本市における虐待者の傾向について、これも答弁できる範囲で結構ですので、教えてください。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 昨年度の状況で申し上げますと、実の母親によるものが68%、実の父親によるものが23%となっておりまして、実の両親からの虐待が大半を占めている状況でございます。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) 実の母親による虐待が68%で、実の父親による虐待が23%ということですので、合計すると91%ということで、ほぼ全てのケースが残念ながら実の親によるものであるということ。これは、子供の気持ちを思うと非常につらいのですけれども、逆に保護者の見守りや支援を強化することで、児童虐待を防ぐ手だてがあるような気がしてまいりました。 さて、児童虐待のニュースを見ていると、逮捕された親はしつけの一環だったという言葉をよく用いています。思い起こせば、昔は親からげんこつをもらうなんていうのはごく一般的、どの家庭でもあったと思うのですけれども、今は時代が変わってきました。今年3月、朝日新聞に「しつけで体罰、4割が容認」という記事が掲載をされていました。これは公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの調査を基にした記事だったのですけれども、2017年の前回調査から2割減少したとはいえ、まだ4割の方がしつけで体罰は容認しているということで、個人的には非常に高い数字なのかなという認識を持っています。親がしつけだと思っても、第三者には虐待と映ります。親と第三者の物差しの違いというのが、これは少なからず影響しているのかなと思うのですけれども、改めてここでもう一度虐待の定義というものをお聞きしたいと思います。 また、虐待としつけ、これにおける親の物差しというか、考え方を変えるためには、何が必要だと当局は考えているでしょうか。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 虐待とは、保護者の意図や思いにかかわらず、子供の健全な成長を阻害する不適切な扱いを言います。保護者が愛情を持ったしつけと捉えていても、子供の立場から、子供に対する悪影響の有無を最優先に判断しなければなりません。児童虐待の防止等に関する法律における児童虐待の定義では、保護者が18歳に満たない児童に行う身体への暴行、わいせつな行為、養育の放棄・怠慢及び著しい心理的外傷を与える言動等の行為と規定されております。虐待をしてしまう親の物差しを変えるには、体罰などが子供の成長、発達に悪影響を与えることと、体罰は許されないことなどを周知し保護者に理解していただくとともに、社会全体に体罰などを容認しない機運を醸成することが必要だと考えております。 また、保護者側の事情、家庭内のストレス、社会的孤立、保護者から見た子供の問題などが幾つか重なると、虐待につながる可能性があると言われております。一方的に保護者を責めるだけでは解決につながりません。保護者自身への支援、生活の安定や心理的ケアなど、同時に進めていくことが重要だと考えております。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) ここまでのやり取りで、今回の一般質問を契機に改めて虐待が許されない行為であることの周知というのを図っていただきたいというふうに思いますし、また先ほど本市における虐待者の91%が実の親によるものだったという。そこでも触れましたけれども、改めて保護者支援に取り組んでいただきたいというふうに思います。 次に、DVと児童虐待の関係についても少しお聞きしたいと思います。政府の広報には、「DVが起きている家庭では、子どもに対する虐待が同時に行われている場合があります。また、DVを受けている人は、加害者に対する恐怖心などから、子どもに対する虐待を制止できなくなる場合があります。見えにくい家庭内の暴力に気付くことが大切です。」このようにホームページに掲載をされております。児童虐待を防止するためには、DVの解決についても併せて取り組む必要があるというわけですが、この件について富岡市の現状を少しお聞かせください。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 全国的にDVと児童虐待が重複して発生していることを踏まえまして、本市では群馬県女性相談所及び本市の男女共同参画担当と連携を強化し、互いの役割、機能及び権限等の相互理解を深めるとともに、児童虐待の未然防止と早期発見のため、DV及び児童虐待の発生や発生のおそれを覚知した場合の連携体制を構築したところでございます。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) ありがとうございます。 DVと児童虐待についての連携体制を再構築したとのことですけれども、全国の自治体では子育て世代包括支援センターを設置して、妊娠、出産から育児、切れ目のない支援を行って児童虐待防止に役立てています。本市でも同様の仕組みがあると思うのですけれども、本市における関係機関との連携について、少し具体的な取組を教えてください。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 母子保健コーディネーターや子育てコンシェルジュなどが、医療機関をはじめ、保育園、こども園など子育て支援機関と連携しながら、子供の成長に合わせた情報提供や必要なアドバイスを行っております。特に産後は鬱になりやすく、虐待リスクが高まると言われておりますので、電話や家庭訪問により妊産婦に母子保健コーディネートなどが寄り添うことで、孤立感の解消や子育ての不安解消に努めております。 また、母親学級や産後ケアなどの母子保健事業、地域子育て支援拠点やファミリーサポートセンターなどでの子育て支援事業によりまして、子育て世代を身近な地域で親身に支える仕組みの整備にも努めております。さらに、昨年度設置いたしました子ども家庭総合支援拠点におきましては、子育て世代包括支援センターとの両機能を担うことによりまして、広く市民の実情の把握を継続的に行うとともに、全ての子供及びその家庭、妊産婦等を支援しております。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) ありがとうございます。 子育てコンシェルジュ等富岡市における家庭支援については、個人的には非常に頑張っていると思いますし、併せて結果も出ていると思いますので、そうした機関とさらに連携を密にしていただいて、児童虐待防止を図っていってほしいというふうに思います。 ところで、群馬県警が児童虐待ゼロを目指そうというチラシを配布して、こういったチラシです。啓発活動を進めています。本市でも児童虐待ゼロを目指すべきだと思いますが、ゼロを目指す上で必要だと思われる現場の方の声をぜひ聞きたいのですけれども、お願いします。 ○議長(壁田賢二) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長永井真理子) 児童虐待ゼロを目指すためには、保護者自身への支援、生活の安定や心理的ケアなどを同時に進めていくことが重要であると考えております。 それには、まず孤立させないことが重要であり、問題を抱えている方が身近な周りの人に不安や悩みを気軽に相談できるようになることが、大きな防止策につながると捉えております。保護者と支援機関が問題への認識を共有し、安心して子育てができる環境づくりをつくっていくためには、社会全体を巻き込んで支援を進めていくことが重要であり、引き続き担当職員が頼りになる身近な周りの人として、虐待ゼロを目指して取り組むことが必要であると考えております。 ○議長(壁田賢二) 矢野君。 ◆8番(矢野勅仁) ありがとうございます。 家庭環境とか保護者の考え方も実に様々ですし、実際そういった現場は本当に一人一人対応が異なっていて大変だというのは、私も承知をしておりますが、児童虐待を減らすことで子供の人生というのは大きく変わりますし、人生が救われるというふうに思います。ですので、富岡市では地域や関係機関が一体となって、一つ一つの児童虐待を減らしていって、一刻も早くゼロを達成していただきたいというふうに思います。 体罰等が子供の成長や発達に悪影響を与えること、体罰は許されないこと、そして虐待は罪であり、子供の人生を変えてしまう可能性があるということを、もう一回市民の方、特に若い子育て世代の方を中心に周知をしていただくことを重ねてお願いをして、質問を終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(壁田賢二) 以上で8番 矢野議員の質問は終了いたしました。 △散会 ○議長(壁田賢二) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明日午前10時から開きますので、ご出席をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。大変ご苦労さまでした。                                 午後 2時19分散会...