渋川市議会 > 2020-09-11 >
09月11日-03号

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  1. 渋川市議会 2020-09-11
    09月11日-03号


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    最終取得日: 2023-04-09
    令和 2年  9月 定例会(第3回)             令和2年9月渋川市議会定例会会議録 第3日                             令和2年9月11日(金曜日) 出席議員(18人)     1番   反  町  英  孝  議員     2番   板  倉  正  和  議員     3番   田  村  な つ 江  議員     4番   田  中  猛  夫  議員     5番   池  田  祐  輔  議員     6番   山  内  崇  仁  議員     7番   細  谷     浩  議員     8番   山  﨑  正  男  議員     9番   田  邊  寛  治  議員    10番   安 カ 川  信  之  議員    11番   中  澤  広  行  議員    12番   山  﨑  雄  平  議員    13番   加  藤  幸  子  議員    14番   茂  木  弘  伸  議員    15番   須  田     勝  議員    16番   望  月  昭  治  議員    17番   角  田  喜  和  議員    18番   石  倉  一  夫  議員                                              欠席議員 なし                                              説明のため出席した者   市     長   髙 木   勉      市 長 戦略部長   伊 勢 久美子   総 務 部 長   都 丸 勝 行      総 合 政策部長   町 田 修 一   市 民 環境部長   田 中   良      福 祉 部 長   齋 藤 綾 子   ス ポ ー ツ   酒 井 幸 江      産 業 観光部長   狩 野   均   健 康 部 長   建 設 交通部長   木 村 裕 邦      危 機 管 理 監   平 澤 和 弘   上 下 水道局長   笹 原   浩      教 育 委 員 会   中 沢   守                          教  育  長   教 育 委 員 会   土 屋 輝 夫      代 表 監査委員   中 澤 康 光   教 育 部 長   監 査 委 員   灰 田 幸 治   事 務 局 長                                              事務局職員出席者   事 務 局 長   大 畠 重 喜      書     記   生 方 保 世   書     記   石 田 昌 充議事日程議  事  日  程   第3号                           令和2年9月11日(金曜日)午前10時開議第 1 議案第 99号 令和元年度渋川市一般会計歳入歳出決算について              第 2 議案第100号 令和元年度渋川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について        第 3 議案第101号 令和元年度渋川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について       第 4 議案第102号 令和元年度渋川市介護保険特別会計歳入歳出決算について          第 5 議案第103号 令和元年度渋川市農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について       第 6 議案第104号 令和元年度渋川市伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算について   第 7 議案第105号 令和元年度渋川市小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算について       第 8 議案第106号 令和元年度渋川市交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算について    第 9 議案第107号 令和元年度渋川市下水道事業特別会計歳入歳出決算について         第10 議案第108号 令和元年度渋川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について      第11 議案第109号 令和元年度渋川市個別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について      第12 議案第110号 令和元年度渋川市水道事業会計決算について                    (以上、提出者説明、質疑、委員会付託)                         第13 議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号)                   (提出者説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決)                                                                  会議に付した事件議事日程に同じ △開議                                            午前10時 ○議長(田邊寛治議員) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は18人であります。  本日の会議は、議事日程第3号によって進めてまいります。 △日程第1 議案第99号 令和元年度渋川市一般会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第1、議案第99号 令和元年度渋川市一般会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  昨日に引き続き提案理由の説明を求めます。  平澤危機管理監。  (危機管理監平澤和弘登壇) ◎危機管理監(平澤和弘) おはようございます。昨日に引き続きまして、9款消防費につきましてご説明申し上げます。  決算書の218ページ、219ページをお願いいたします。9款消防費の執行率は93.4%であります。  1項1目消防費の繰越明許費6,396万5,000円は、防火水槽新設事業及び消防ポンプ車購入事業に係るもので、防火水槽新設事業は北橘町真壁地内の防火水槽設置工事を行うものであります。また、消防ポンプ車購入事業は、赤城地区第25分団、北橘地区第30分団の車両2台を更新するものであります。220ページ、221ページをお願いいたします。不用額欄5行目、工事請負費は、防火水槽新設工事に伴う執行残であります。備考欄下から3行目、防火水槽新設事業は、40立方メートル級の防火水槽につきまして、渋川地内4基、子持地内1基及び赤城地内3基の計8基を整備したものであります。  222ページ、223ページをお願いいたします。2目防災対策費は、224ページ、225ページをお願いいたします。備考欄2行目、防災行政無線維持管理事業は、防災行政無線の保守点検等を実施したものであります。備考欄最下行、災害拠点病院施設整備支援事業は、渋川医療センターが整備した給水施設で発生した余剰水を災害発生時に市民に供給していただくための相応分の補助金を交付したものであります。  以上で9款消防費の説明を終わらせていただきます。 ○議長(田邊寛治議員) 土屋教育部長。  (教育部長土屋輝夫登壇) ◎教育部長(土屋輝夫) 引き続き、10款教育費につきましてご説明申し上げます。  224ページ、225ページをお願いいたします。10款教育費の執行率は84.4%でありました。  1項1目教育総務費です。226ページ、227ページをお願いいたします。不用額の欄2行目、委託費は、通学バス運行事業の委託料など執行残額であります。  228ページ、229ページをお願いいたします。教育指導費です。繰越明許費274万5,000円は一般経費で、携帯電話の電話料及び借り上げ料に係る経費であります。230ページ、231ページをお願いいたします。備考欄4行目、小中学校教育活動支援事業は、非常勤講師、マイタウンティーチャー23名、ICT支援員1名を配置し、少人数授業、習熟度別学習、チームティーチングなどきめ細かな指導により基礎的、基本的な学力の定着と学習意欲の向上に努めました。備考欄6行目、特別支援教育支援員配置事業では、小学校20校に36人の特別教育支援員を配置し、児童生徒の学校生活上の介助や学級活動上の支援を行ったものであります。  234ページ、235ページをお願いいたします。2項小学校費1目学校管理費です。繰越明許費5億6,426万7,000円は、小学校施設管理事業で、令和2年3月の補正に関わるもので、漏水の疑いのある橘小学校プールの循環配管布設替工事と小学校トイレ改修事業で、金島小学校、三原田小学校、橘小学校のトイレ改修工事を行うものであります。不用額欄8行目、需用費は、一般経費の電気料、水道料の執行残額であります。不用額10行目、委託料は、小学校特別教室空調機器整備事業測量設計委託料などの執行残額であります。不用額欄12行目、工事請負費は、小学校空調機器整備事業の執行残額であります。  240ページ、241ページをお願いいたします。3項中学校費1目学校管理費です。不用額欄8行目、需用費は、一般経費の電気料、水道料の執行残額であります。不用額欄10行目、委託料は、プール解体工事設計業務委託料などの執行残額であります。不用額欄12行目、工事請負費は、中学校プール解体工事などの入札差金であります。備考欄3行目、渋川中学校テニスコート整備事業は、現在使われていないプールを解体し、敷地にテニスコート及び駐車場を造成することにより限られた校地を有効に活用したものであります。  244ページ、245ページをお願いいたします。4項1目幼稚園費です。248ページ、249ページをお願いいたします。備考欄1行目、認定こども園整備事業は、かに石幼稚園認定こども園移行に伴い、満3歳未満児の受入れを行うため、必要な調理室の整備を実施したものであります。  254ページ、255ページをお願いいたします。2目公民館費です。256ページ、257ページをお願いいたします。備考欄3行目、公民館施設等改修事業は、伊香保公民館本館のボイラーが老朽化のため故障したことによる空調設備の更新工事と既存のボイラーの撤去工事に係る費用であります。  258ページ、259ページをお願いいたします。3目図書館費です。備考欄2行目、一般経費は、図書館の管理運営等に要する費用であります。図書館サービスの向上を図るため、8月から市立図書館の平日開館時間を午後6時から午後8時に延長するとともに、駅前プラザで図書の返却受付を始めました。図書館の利用者数は、延べ人数で渋川市立図書館が8万8,876人、北橘図書館が5,821人でありました。260ページ、261ページをお願いいたします。備考欄3行目、図書資料購入事業は、幼児から大人までの幅広い利用者の要望や学習支援に対応するため、図書資料を購入したものであります。  262ページ、263ページをお願いいたします。4目文化財保護費です。備考欄下から2行目、上三原田の歌舞伎舞台保存活用事業は、舞台の創建200年の記念事業として、昨年11月2日、3日の2日間にわたり、市内外の団体が上演し、約4,000人の来場がありました。  272ページ、273ページをお願いいたします。6項保健体育費1目スポーツ振興費です。備考欄最下行、しぶかわスポーツクラブ支援事業は、誰でもスポーツに親しむことができる生涯スポーツ活動の場を提供するため、クラブ事務局に臨時職員及び嘱託職員を配置し、多種多様なスポーツ教室やイベントを開催したものであります。274ページ、275ページをお願いいたします。備考欄4行目、スポーツ指導者派遣事業は、スポーツの楽しさの普及、子どもたちの技術向上及び教職員の負担軽減を目的に、市内中学校の運動部活動に専門知識を有する指導者を派遣したものであります。  276ページ、277ページをお願いいたします。2目スポーツ施設費です。繰越明許費2,489万3,000円は、子持社会体育館管理事業で、体育館屋根の防水改修工事を行うものであります。不用額欄6行目、需用費は、電気事業者を変更したことにより体育施設に係る電気料が減額となったための執行残額であります。備考欄最下行、伊香保体育館管理事業から、少し飛びますが、282ページ、283ページをお願いいたします。備考欄最下行、市民プール管理事業までの各事業は、各体育施設の管理運営に関わるものであり、経費節減に努めるとともに、各施設の適切な管理運営を行ったものであります。  284ページ、285ページをお願いいたします。3目給食管理費です。不用額欄6行目、賃金及び9行目、需用費は、新型コロナウイルスの影響で学校給食を停止したことに伴いまして、調理等に関わる臨時職員の雇用日数が減少したこと及びその間学校給食用物資の購入が不要となったことなどから、それぞれの執行残となったものであります。不用額の下から5行目、工事請負費は、渋川市アレルギー対応学校給食センター東部学校給食共同調理場の整備事業に係る建築主体工事等に係る入札差金であります。286ページ、287ページをお願いいたします。備考欄2行目、学校給食用物資購入費は、市の学校給食共同調理場3か所及び自校式調理場5か所で提供いたしました学校給食に係る賄材料費であります。なお、賄材料費の公費負担相当額は2億5,913万2,603円です。  以上で10款教育費の説明を終わります。 ○議長(田邊寛治議員) 都丸総務部長。  (総務部長都丸勝行登壇) ◎総務部長(都丸勝行) 続きまして、11款災害復旧費以降につきましてご説明をいたします。  286ページ、287ページをお願いいたします。11款災害復旧費は、全て令和元年10月12日に通過した台風19号に係る被害に対する復旧事業でありまして、執行率は38.0%でありました。  1項農林水産業施設災害復旧費1目農地災害復旧費の繰越明許費は、農地の復旧工事などを行うものであります。備考欄、災害復旧事業(農地)は、村上地内の農地の復旧工事の一部などを行ったものであります。  2目農林水産業施設災害復旧費の繰越明許費は、長井小川田地内の農業用水路の復旧工事などを行うものであります。備考欄、災害復旧事業農林水産業施設)は、林道前山線の復旧工事などを行ったものであります。  2項公共土木施設災害復旧費1目道路橋りょう災害復旧費の繰越明許費は、市道宮田坂線の復旧工事などを行うものであります。備考欄、災害復旧事業道路橋りょう)は、市道6―1018号線の復旧工事などを行ったものであります。  3目都市計画施設災害復旧費の繰越明許費は、利根川河川敷公園園路の復旧工事を行ったものであります。備考欄、災害復旧事業都市計画施設)は、渋川スカイランドパーク遊園地倉庫の修繕などを行ったものであります。  288ページ、289ページをお願いいたします。4項1目その他公共施設・公用施設災害復旧費の繰越明許費は、上白井地内の公園の復旧工事を行ったものであります。  12款公債費の執行率は100%であります。  借り入れ先につきましては、備考欄に記載したとおりであります。  290ページ、291ページをお願いいたします。13款諸支出金の執行はありませんでした。  以上で令和元年度一般会計歳入歳出決算の説明を終わります。ご審議の上、ご認定くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  10番、安カ川信之議員。  (10番安カ川信之議員登壇) ◆10番(安カ川信之議員) 令和元年度主要な施策の成果を説明する書類を中心に、会派創生渋川を代表して、髙木市長に質疑を行います。  まず、財政健全化の取組について伺います。平成30年度末決算では、実質単年度収支額は5億7,744万3,888円の黒字から令和元年度末決算では4億3,525万6,926円の赤字となっております。また、財政力指数は右肩下がりで悪化をし、経常収支比率は右肩上がりで悪化をしております。このような状況下での財政の健全化への取組について、対策についてお伺いをいたします。  安全安心元気な暮らしをつくるということで、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う学校休校で、放課後児童クラブの環境整備を支援したとあります。密集を避けるための対策としてどのような支援を行ったのかを伺います。  身近な生活環境の整備で、渋川市地域公共交通網形成計画の策定を進めたとありますが、これまでの策定状況についてお伺いをいたします。  未来への投資で、渋川市民会館の耐震補強及び施設改修が行われました。当初計画よりも大幅に改修規模を拡大しました。当初予算額を約4億円ほど拡大したことに対しての費用効果の検証はどのように行っていくのか、お伺いをいたします。  渋川市公共施設等総合管理計画で、計画策定から30年で床面積15%縮減を目指すとありますが、これまでの縮減と今後の方針について、決算状況を踏まえながらのご見解をお願いをいたします。  最後、不用額についての考えを伺います。ゼロ市債を活用して効果的な事業実施に努めたとありますが、年度後半に工事の増額補正を行い、繰越明許において速やかに翌年度工事に着手しているということでありますが、不用額として好ましい不用額というのはやはり災害が少なかったことでの不用額、また好ましくないのは予算の積算根拠の甘さによる不用額などがありますが、全体を含めて令和元年度決算における不用額の見解をお伺いをいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 安カ川議員の決算の財政健全化への取組などについてお答えをいたします。  財政健全化への取組につきましては、行財政改革の指針としての行財政改革大綱、そして安定した財政基盤を確立するための渋川市財政運営方針、公共施設の適正配置や有効活用を推進するための渋川市公共施設等総合管理計画を策定し、それに基づいて様々な取組を行っております。行政改革大綱では、事務事業の見直し、職員数の適正化、民間委託の推進など、効率的な行政運営を実現するための目標を設定し、各取組の進行管理を行っております。また、渋川市財政運営方針では、中長期的な視野に立ち、財政状況を分析した上で、年度ごとの歳出削減目標額や市債借入額の上限額設定等を行い、計画的な財政運営を進めております。さらに、渋川市公共施設等総合管理計画を実現するため、渋川市公共施設等総合管理計画第1期実施計画、これ令和2年度から令和9年度でありますが、において具体的な計画を立てて、公共施設等の再編統合、遊休資産の利活用や処分等を計画的に進めております。今後もこれらを着実に進めていくことで、健全で安定した財政基盤の確立に取り組んでまいります。財政指標につきましては、年度ごとにばらつきはありますけれども、中長期的に見ますと渋川市の財政において、当面のフローは大変厳しい状況にあると思います。ただ、ストック面では群馬県の中でも中くらいではないかなと思います。フローが厳しいというのは、国の地方財政対策、その前提となります国家財政の逼迫、そういったことが背景にあると思います。実質単年度収支につきましても、平成26年度の23億1,800万円の赤字、これが一番多かったですけれども、このところマイナスも小さくなり、そして平成30年度では5億7,700万円のプラスになったところであります。年度間においてプラスになったり、マイナスになったりしますけれども、中長期的には安定した財政運営をしていくように努めてまいりたいと思っております。特に中長期的に見ていく上で大事なことは、その年度の歳入でその年度の行政需要をどれだけ賄えるかと、いわゆる基礎的財政収支、プライマリーバランスが一つの目安になります。渋川市において平成26年度がマイナスの7億3,100万円、平成27年度が3億6,600万円、そして平成28年度からプラスに転じまして、3億3,200万円、平成29年度が12億4,900万円、平成30年度においては28億4,200万円ということで、基礎的財政収支はプラスに転じるように財政運営を心がけております。今後の財政が借金体質になっていくのか、健全財政に向かっていくのかという、大きな目安でありますので、私は基礎的財政収支を重視しながら中長期的に持続可能な財政運営に心がけていきたいと思っております。  それから、次のご質疑でありました放課後児童クラブの密集を避ける対策についてであります。放課後児童クラブにつきましては、コロナの下で学校が臨時休校になり、家で子どもを見ていられない医療従事者ですとか公安関係の職員ですとか、いろいろな方の子どもたちを見なければいけないと、そういう事態がありました。渋川市においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に係る放課後児童クラブへの支援といたしまして、衛生用品等の配布などによる環境整備の支援や全日開所などに伴う運営費の支援など、様々な支援を行ってまいりました。その中で取り組んだ密集を避けるための対策といたしましては、学校と連携し、空き教室や校庭が使用できるようにするとともに、それに必要な教職員の派遣を行うことなどによりまして、密集を避けるための環境づくりの支援を行ってきたところであります。また、クラブ内での密集を防ぐために、保護者への利用自粛を呼びかけたことにより、協力していただいた家庭におきましては見ていただいたのですけれども、その分放課後児童クラブの運営費も減るわけでありますので、その運営費に対して支援を行ったところであります。これら密集を避けるための対策を含めた放課後児童クラブへの支援を行うことによりまして、コロナ禍での健全育成に努めたものであります。  それから、地域公共交通網形成計画の策定の状況であります。公共交通につきましては、利用者の減少による交通機関の衰退や高齢化の進行による高齢者の移動手段の確保など、様々な課題に直面しております。公共交通を全体的に踏まえ、計画的に見直しを進め、効果的、効率的な事業を実施できるよう、令和元年度及び令和2年度の2か年間で渋川市地域公共交通網形成計画を策定しております。令和元年度におきましては、市民アンケート調査公共交通利用者アンケート調査交通事業者アンケート調査などの各種の基礎調査を実施した上で、本市における公共交通の将来像を設定し、この公共交通の将来像を達成するために、基本方針と基本目標を設定した基本構想案を取りまとめたところでございます。今年度は、この基本構想案に基づきまして具体的な施策、事業を設定しているところでありますが、計画策定作業の中で浮かび上がってまいりました渋川市が抱える公共交通の課題を市民の皆さんとともに共有し、計画の方向性についてご意見をいただくため、これからの都市計画と公共交通に係る住民説明会を各地で開催をいたしました。私もほとんどのところに出席をいたしまして、地域の皆さんが地域の足としての公共交通をどう考えているか、何が一番困っているか、生の声を聞かせていただいたところであります。住みやすく活力に満ちた渋川市の実現に向けて、行政、交通事業者、住民が相互に連携し、一体となって公共交通の再編に取り組んでまいります。  それから、市民会館の費用対効果の検証であります。市民会館の耐震補強及び改修工事につきましては、当初見込んでいなかった部分についても、市民や利用団体の意見を可能な限り取り入れ、機能的で使いやすい利便性の高い施設とするために、耐震改修の機会にそういった工事も行いました。主な工事の内容につきましては、床ですとか壁、天井の改修箇所の追加、照明のLED化、女子トイレの増設、楽屋の改修、大ホールへの親子席の設置などであります。費用対効果の検証につきましては、現在新型コロナウイルス感染症の影響によりまして市民会館が完全に稼働している状況にないことから、今の状況での費用対効果の検証は難しい状況であります。今後市民会館が通常運営となった際に、照明のLED化による電気料等のランニングコストの削減状況、あるいは会館がより機能的になったことによる利用者数の増、利用料金の見直し等による増加等を見まして検証してまいりたいと考えております。  それから、公共施設等の総合管理計画についてのお尋ねがございました。渋川市公共施設等総合管理計画に示しました縮減目標を確実に実現するため、令和2年3月に渋川市公共施設等総合管理計画第1期実施計画を策定いたしました。公共施設等総合管理計画につきましては、平成26年から令和25年の30年間に15%の減を図るという計画であります。これまでの縮減の実績におきましては、旧伊香保行政センター、旧第二保育所、渋川中学校プール等の施設の解体、スカイテルメ渋川、ユートピア赤城等の温泉施設の民間譲渡などにより、令和元年度末までに合計で1万1,126.89平方メートル、率にしまして3.09%を縮減をしたところであります。今後の方針でありますが、公共施設の適正配置を進めることによりまして、第1期実施計画の計画年度末であります令和9年度末までに3万2,507.92平方メートル、率にして9.03%の縮減を図ってまいりたいと思っております。計画期間の30年間で15%減に向けて努力をしてまいりたいと思います。  それから、令和元年度決算における不用額についてのお尋ねがございました。不用額につきましては、予算との差でありますので、いろいろな事業の実施状況の中で生ずる不用額もありますし、努力して節約をして不用額が生まれてくるというものもあると思います。そういった中におきまして、私はかねてから申し上げておりますけれども、予算よりも決算を重視すると、そして執行を重視しているという観点で、限られたお金を大切に使っていかなければならないと考えております。予算は、ある程度の幅を持たせて余裕を見て組みますけれども、それを全部使い切るということがいいということではないと思います。ややもしますと、国においても、県においても、地方、市町村においても、予算を消化するという意識が役所で働きがちだったと思います。予算を消化しないで残すと翌年度の予算が減らされるということが行われてきたこともあるのではないかと思います。私は、必要な予算はしっかりと執行し、そして不用という言葉が、要らないという意味ではないと思いますけれども、執行しない予算についてはしっかりと残して、そして翌年度に繰り越して使うと、いろいろな年度間の調整をしていかなければならないと思っております。いずれにしましても、私は財政資金等につきましては、予算等につきましては、インプット中心ではなくて、効果、アウトプットをしっかりと評価していく、そういう観点で取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(田邊寛治議員) 10番。 ◆10番(安カ川信之議員) 1問目の答弁をいただいたところであります。それでは、財政の健全化について再度質疑をしていきたいなと思います。  市長は、長年群馬県で財政畑を中心に歩まれておりましたので、財政得意なところだと思うのですが、分かりやすい言葉で、空中戦にならないように、私のレベルにまで下がっていただいてお答えをしていただければと思いますので、過去5年間の推移でこれからは検討していきたいと思います。なぜならば、この5年間というのは、市長になる前となった後の半分、半分がちょうど経過しているところでありますので、比較ができやすいのかなと思っております。3.11、リーマンショックも終わった後で、東京オリンピックを目指したこの5年間でありましたので、景気もよくなっている安定した経済状況の中でありましたので、比較していきたいなと思いますが、分かりやすい言葉で言えば、外形的な健全化の度合いのイメージというのは、一つは貯金が多くて借金が少ない、また次のレベルでは貯金も借金も多い、逆に言えば貯金も借金も少ない、一番好ましくないのは、貯金が少なく借金が多いというところが簡単に比較ができるのかなと思っています。そうなれば、先ほどからご答弁もいただいたところなのですが、要は基金残高、貯金の総額は平成29年度の186億7,700万円余りがこの5年間で一番です。令和元年、審査をしているところなのですが、の基金総額が132億3,376万円となって、実に36億円の貯金がなくなりました。その中でも特に財政調整基金という、イメージとするとへそくりみたいなところですが、平成30年度が一番持っていまして66億8,700万円余り、そして一番少なかったときが平成27年の51億6,600万円余りでした。市債の残高、借金ですね、未償還残高として一番多かったのが平成27年の673億6,800万円余りでした。1人当たりに換算すれば83万6,000円余りです。一番借金が少なくなったのが先ほどのように令和元年度の612億6,276万円で、1人当たりが80万1,564円です。特にへそくりを一番取り崩してしまったのが令和元年の19億9,206万円で、へそくりが一円たりとも減らなかったのが平成28年度のゼロ円であります。こういったことを踏まえると、令和元年度のイメージというのは、貯金も減った、借金も減った、へそくりは去年よりも12億円も減ってしまったというのがイメージとしての財政度合いなのかなと。健全化比率とか非常に専門的な言葉も使わなくて、こういうイメージを市長として改めてこの5年間の歩みの中で、令和元年度の決算における財政分析、イメージで結構です。健全化への今後の取組についてお伺いをしていきます。  次に、放課後児童クラブは本年3月分の休校で対応を余儀なくされて、国が思った以上の財政支援は行っていたのですが、実は中を言えば、先ほど市長からも答弁あったように、利用者が我慢をして密を避けるという、本来学童のありようとしてはおかしな展開をして密集を避けました。今後そういうことがないようにある程度の基準緩和、国よりも先駆けて、市として密集を避けるための基準緩和も、詰め詰めではなくて、ある程度余裕を持たせた渋川市オリジナルの学童クラブの設置モデルみたいなのをつくるべきだと考えていますが、その辺の基準の考え方についてお伺いをしておきます。  次に、地域公共交通網形成計画ですが、この計画は一体誰のための計画なのか。市民の移動手段を確保することが高齢者の健康寿命を延ばしたり、福祉の増進であったり、地域経済の活性化、いわゆる誰一人取り残さない社会実現のための公共交通網の形成計画でありますので、今年度計画策定ができた後に、その計画に魂を込めて具現化する取組がいかに必要なのかが分かってくると思いますので、改めて策定後のこの公共交通網形成計画は渋川市民のための計画にすべきだと考えていますが、市長の見解を求めます。  市民会館についてお尋ねをいたします。総事業費22億円、耐震補強では寿命は延びないとされておりますが、施設改修を行ったことで利用者の利便性は、それは高まります、きれいになって使い勝手がよくなれば。それは、望みをかなえてあげたいのはみんな思っているけれども、財政とのバランスを考えながら、前の市長たちの時代では、耐震補強だけねといってやってきたのを方針を転換をしました。最初から二十数億円規模であれば、耐震補強ではなく建て替えとかいう選択もあったわけで、例えば駅の東口に市役所を造る、私のイメージですけれども、地下部分に市民会館を寄せて、市役所と複合施設にするとか、そういう議論もできたのかなと思っていますが、大きな方針転換をされたわけでありますので、しっかりと市民に真を問うべきだったと思いますが、もう造ってしまいましたので、どうしようもありませんが、改めて市長の見解を求めます。  渋川市公共施設等総合管理計画についてお伺いをいたします。先ほど市長からも、今年3月から実施計画があって進めています。その中では、PDCAを回して、しっかりと進捗状況をチェックして、決算データに基づいて施設カルテを毎年更新して、市民に発表、公表するとあります。市民のニーズの変化や制度変更にも柔軟に対応していくということでありますが、市長にとって渋川市公共施設等総合管理計画は何のために行うのか。また、それが必要だからやっているのですけれども、何のために行って、重要なのは30年後15%縮減がゴールなので、それをどのように進行管理をしていくのか改めてお伺いをしたいと思います。  最後、不用額についてのお考えを聞かせてください。補正予算というのは、年度当初の予算において想定されていないような事象に対応するため、緊急やむを得ない財政措置だと思っています。そのために補正予算の一番大事なことは迅速性だと思います。しかしながら、公会計措置を講じるために最少の費用で最大の効果を発揮しなければいけません。公益性や公共性も当然必要になります。具体的な事象については、決算特別委員会での審査になりますが、例えば1点だけご指摘をさせていただきますが、複数税率対応レジ導入支援事業で、予算総額は400万円でした。決算額は35万8,404円です。執行率としては8.96%です。この制度自体に問題があったのか、またこの制度の周知に問題があったのかということがありますので、こういったことについて今年度もう一段不用額についての見解をしっかりと求めていきたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 財政健全化に向けての重ねてのご質疑でございます。幾つかの分かりやすい指標を基にお話がありましたけれども、私もそういったことについてはそのとおりであると思います。渋川市において積立金の残高、一定額を持っておりました。そして、一方で借金の残高も多かったという姿、形だったと思います。そういう中にあって、財政調整基金、あるいは減債基金、借金は減債基金ですか、減債基金を取り崩すことによって高金利の負債、30億円ぐらい返したかと思いますけれども、そのことによって債務残高を圧縮して、1人当たりの債務残高は群馬県12市の中でトップでしたけれども、現在は令和元年度決算を見ても3番目のところまで来ております。低金利の時代に積み立てておいて将来に備えるのがいいのか、あるいはこの時代に取り崩して債務残高を減らすのがいいのか、そういう判断だと思いますけれども、私はこの低金利、ゼロ金利時代のお金を使って高金利の市債を返還することが将来的には財政体質をよくするという考えの下にそういった手法を取ってきております。財政調整基金につきましても、年度間の財源調整ということで行われるわけであります。お金がないときには財政調整基金を取り崩して、そして市民生活をしっかりと守っていくと。そして、お金があるときには積んでおくという、これは普通の家計でも同じことであります。渋川市においてもそういった観点から、年によっては取り崩すことが多くなったり、あるいは積み立てることが多くなったりいたします。財政調整基金の残高も12市の中ではよいほうから5番目ぐらいだと思いますけれども、中くらいのところにあるなと思っております。ただ、今はコロナという状況にありますので、これからのことを考えなければならないと思います。コロナのお金を、財政調整基金を取り崩して事業をしている都市もありますけれども、私はコロナ対策、今後にも備えて財政調整基金を確保しておかなければならないということで、今回の補正予算におきましても財政調整基金に積み戻したというところであります。いずれにしましても私は、群馬県ですけれども、12市を見た中では中くらいのところの財政状況ではないかなと思っております。ただ、全体として臨時財政対策債が縮減されたり、要するに国の財政状況の影響を地方団体は大きく受けますので、そういう中にあっていろいろな指標が悪くなっているというのは渋川市だけではありませんけれども、地方財政の課題であると思っております。  それから、学童でありますけれども、学童クラブの皆さんには本当にコロナの中で我慢してもらったといいますか、本当に真剣に頑張っていただいたなと思っています。学校を休校にして、そして学童の皆さんにいろいろなこともお願いをするところに私直接、学童の経営者の方、運営者の方と話合いをいたしました。そういう中にあって、国でも一次補正、二次補正という形で、ちょっと私は時期が遅れたと思いますけれども、国の施策も、お金も出てきたという中にあって、できるだけ渋川市としても迅速に対応してきたと思っております。今後学童の役割というのは非常に大きなものがありますので、学校の空き教室等、あるいは今までのものは密でありますので、特に地域によっては学童クラブの子どもたち増えてきております。そういったところにおいては拡充をしていくということも考えに入れながら、学童クラブの役割を充実し、学童クラブの支援をしていきたいと思っております。  それから、地域公共交通網形成計画の策定であります。こういった地域公共交通網形成計画をつくるのは、渋川市では初めてではないかと思います。いろいろな社会構造、高齢化、人口減少、そして運輸事業者においても高齢化が進んでおりますので、運転手の不足ですとか、いろいろなことがあります。一方で、運転手を使わない、自動運転実証実験というのものも行われております。これから将来に向けて、いろいろな状況の変化に対応できるような、効率的で効果的な公共交通網をつくっていかなければならないと思っております。そのための一つの方向として、いろいろなアンケートを通じたり、今まで使ってきた、今まで行ってきたバス路線網ですとか、いろいろな公共交通網、そういったことも見直して、これからの時代に即した公共交通網をつくっていかなければいけないと思っています。一方で、もう目先に困っている高齢者の方もたくさんいます。私は、そういったことも並行して進めていかなければならないということで、タクシーの活用による高齢者の移動、そしてデマンドバス等の運行による利便性の向上、そういったことによって、これまで投じてきたお金に見合わない効果の実態がありますので、できるところから進めていきたいと思っております。  それから、市民会館でありますけれども、2月16日にオープンをいたしまして、これからいろいろな活用が期待されているところであります。私は、新しい市民会館を造るという選択肢も、それはないことはなかったかと思いますけれども、できるだけいろいろなメンテナンスを施すことによって、そして質的な改良をすることによって長寿命化を図っていきたい、そして利用を促進していきたいという思いで、市民の皆さんのアンケート等を通じて、できるといいますか、いろいろな要望ありましたけれども、その中でやってきたということであります。  それから、公共施設等総合管理計画ですか、合併をしていろいろな公共施設がたくさんあります。これは、平成の大合併の中でも国で公共施設の縮減を図っていかなければいけない、合理化を図っていかなければならないということで、合併の一つの指標でもありました。そういう中にあって、渋川市においても縮減計画を定めて、30年間で15%という目標を持って進めてきていると思います。いろいろな手法があると思います。先ほどのように民間に任せるものは民間に任せて譲渡していくということもありますし、不要なものについては取り壊していくと。そのために国も取壊しのための財源を市債、地方債で支援をするといったような、そういった支援も国の財政としても行っております。そういったことも頭に入れながら、これから効率的な施設になるように縮減計画を進めていきたいと思っています。例えば子持の行政センター、前の役場ですけれども、そういった役場もこれから公民館等でできる機能は公民館の中に入れていくということを進めて、古い施設については取壊しをしていきたいと思っております。  それから、補正予算、不用額の話だったと思いますけれども、最少の経費で最大の効果を上げるというご指摘がありました。私は、最も大事なことだと思っております。できるだけ費用は節約をして、そして効果のある予算、お金を使っていくということが基本であります。今大変厳しい状況でありますけれども、人件費等でできるだけ圧縮できるものは圧縮していくと。特別職の報酬等についても、この時期ですから、削減できるものは削減する。市長公用車についても、細かいことですけれども、児童の送迎等に導入していくと。いろいろな工夫をして、小さいことから大きなことまで、できるだけ節約できることは節約して、有効にお金を使っていきたいと思っています。補正予算についての考え方ですけれども、本当に限られたものにという、それはもう基本だと思いますけれども、やはり行財政事情は、1年間のうちにいろいろ状況は変わってまいります。私は、通年してそういった行財政需要に機動的に対応できるよう補正予算も活用し、そして単年度会計主義でありますけれども、そういったものを、債務負担行為、いわゆるゼロ市債ですとか、そういった債務負担行為、繰越明許費制度、そういったものも活用していきたいと思っております。 ○議長(田邊寛治議員) 10番。 ◆10番(安カ川信之議員) 基金の考え方や市債の考え方、特に基金総額、財政調整基金や減債基金等は、経営判断なので、どれが正しいかってなかなか言えないので、貯金してまで借金することもないし、貯金があるなら借金を早く返せという議論だってあるし、財政調整基金を積むことがあまりよくないよという団体もいらっしゃるので、仮に災害もあるというのを見込めば、財政調整基金積めるだけ積んでおこうという団体もありますので、それも首長の経営判断、財政判断だと思うので、どれが正しいとか正しくないかという議論はしたくありませんのでしません。  最後、まとめた質疑をして終わりますけれども、市長、1問目の答弁で、予算ではなくて決算重視主義だという市長の考えを承りました。監査委員から意見も出て、今まさに決算が上程されているわけでありますが、令和元年度の決算状況を踏まえて、令和3年度の予算の今編成が始まるわけですが、来年度予算にこの決算をどう生かしていくのかというお考えがあればお示しをいただいて、終わります。
    ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 予算中心というよりも執行重視という考え方については、これからもそういう方針で臨んでいきたいと思います。そのベースとなりますのが、決算をしっかりと分析をして翌年度予算に反映をさせていくということが大切であります。もともと決算の審査というのは、かつては12月頃行われていたと思います。それでは翌年度予算に反映させられるだけの時間的な余裕がないということもあって、会計制度も今9月の段階で決算を提案をして、そしてそれを生かして次の年度に対応していくということになってきたと思います。私は、年度途中であっても、今年はコロナという特殊な事情もありましたので、新年度4月に組んだ予算についても8月に全ての事業について見直しを行いました。不要なものはもちろん落とすし、そして先に送れるものは送っていくと、そういう判断をして2億円を超える予算額、財源を財政調整基金に戻した、取りあえず積み立てておくということで今後の財政運営に備えていきたいと思っております。そして、これから来年度当初予算も始まるわけでありますけれども、新年度予算を組むに当たっての財源状況をしっかりと踏まえなければいけない。その中にあっては、地方交付税がどういう推移をたどるのか、国の補助金等がどうなるのか、とにかく1,100兆円を超える債務残高を国、地方で日本は持っているわけですので、そこへ加えて今年の第一次、第二次補正予算で多額の赤字国債を発行しております。そういったことが地方財政にどういう影響を及ぼしてくるのか、そのことをしっかりと踏まえなければいけないと思っております。そのためには、いかなる状況になっても地方財政、渋川市の財政が持続できるように、そういった備えをしていかなければならないと思っております。これから新年度予算に向けて予算の見直し、改めて今年度予算の見直しというよりも、新年度に向けての見直しをする予定をしております。そういったことを踏まえて来年度予算を、市民のためになる予算を組んでまいりたいと思っております。 ○議長(田邊寛治議員) ほかに質疑はありませんか。  13番、加藤幸子議員。  (13番加藤幸子議員登壇) ◆13番(加藤幸子議員) 主要な施策の成果を説明する書類とともに、平成31年度の予算方針についてどう進んできたかをお聞きしたいと思います。  主要財源である市税を前年度比4.4%の増収と見込んでいました。それが1.0%。地方交付税は普通交付税における合併算定替えの段階的な減額措置のため、前年度比3.8%の減少を見込んでいましたけれども、0.6%増となっています。一方、歳出では、これまでの施設整備に伴う公債費や老朽化が進行する公共施設の改修経費、社会保障給付費などの義務的経費が増加傾向にあり、厳しい予算編成と言っております。厳しい財政状況を乗り切るために、財政の健全化の確保に努めるとともに、市の喫緊の課題である人口減少対策や新産業ゾーンの創生、公共交通体系の充実、子育て環境の充実と渋川市の魅力発信など重点課題としておりましたけれども、この重点課題の執行状況と今後の方向性をお聞きいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 加藤議員から渋川市の財政の健全化と併せて重点課題にどう取り組んでいくかというご質疑だったかと思います。国の地方財政計画、そしてそれを踏まえて渋川市の予算を組んでおりますけれども、それに対して足元の経済状況も変わってきますので、税収等については落ち込んでしまうという点もあります。あわせて、地方交付税につきましても、見積もりの時点と決算状況を踏まえて、そして4、5、6月決算ですか、そういったところの決算状況、大手法人等の決算状況を踏まえて、交付税の見積もりではなくて今度は実際の算定が出てくるわけですけれども、その乖離が出てくると思います。平成元年度については、地方財政対策で地方一般財源を前年度を下回らないということで、今年度まで3か年ですか、国において財務省と総務省との間で約束がなされているということで、地方一般財源については一定の額を確保されたと、その点について私も評価をしております。ただ、それに依存しているだけではいけませんので、しっかりとした子育て環境の整備ですとか医療、介護、福祉、そういった経費、そういったものはしっかりと確保していかなければなりません。そのために全ての事業を見直しをして、重点課題としておりますそういった施策に予算を振り向けていくと、そういう方針で臨んでまいりました。これからもそういったことにそういう方針で対応してまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 詳細については、決算特別委員会でやっていきたいと思いますけれども、やはり今度のコロナの問題がありました。その中ではっきりしたのは、日本の社会の中で格差社会が大変厳しい状況になっているということもありました。そして、先ほども出されましたけれども、学童保育所の子どもの状況が、密の中で学童保育が行われているという中で、それから学校の1、2年生は30人以下学級ですけれども、5、6年生については40人。大変密な中で今授業が行われています。そういう点で、やはり子どもたちの教育環境の問題がはっきりとしてまいりました。今多くの学校の先生からは、3か月間学校が休校になった。その子どもたち一人一人に関わっていくというところでは少人数学級が大事なのだ。子どもがちゃんと見えてきているというところで、ぜひ少人数学級をという運動も起きています。私は、教育長とお話ししたときに、教育長が学童保育所の子どもは学校の子どもでもある、そうおっしゃられたのです。私が20年間議員をしていてそう言ってくださった教育長は、今度の教育長が初めてです。それは、市長も同じ考えだと思うのですけれども、そういう点では子どもを大切にするという方向性をお持ちなのかなと思っております。人口減少対策の中で、やはり子どもを大切にしていく市、それがお母さんたちに伝われば渋川市に住んでみてもいいなとなるのかなと思うのですけれども、今高校1年生の子どもが「一番よかったのは学校にクーラーが入ったことなの。本当にあれは助かったよ」、そう言ったのです。これは、子どもの本当に正直な気持ちだと思います。赤ちゃんからもうクーラーの中で育った子どもたちが暑い教室で授業を受ける、これは本当に大変なことだとその子どもの意見を聞いて私はそう思いました。市長は、医療、介護、福祉にも重点を置いていきたいと先ほどもおっしゃいました。そして、ここに群馬県保育問題連絡会が集計したアンケートがあります。そういう中で、渋川市は学校給食は無料になっています、2019年から。そして、保育所、認定こども園と、公私問わず所得360万円以下は副食費無料。所得360万円以上の世帯で複数入所児童がある世帯に限り無料。1号認定の子は第3子以降の副食費を無料、渋川市が負担しています。2号認定の子は、第2子以降の副食費を無料、渋川市が負担し、施設型給付費として施設に直接支給しています。ここは、とても大事なことだと思うのです。施設では、自分たちが給食費を徴収しなければならないという点で大変心配しておりました。しかし、それが直接支給になったと。4,500円ですけれども、そういう点では渋川市は子どもを大事にしていると思いますけれども、ただ厳しい中で今後は、市長もおっしゃっておりますけれども、必要なところに今何をすべきか、そして何にきちんと使っていかなければならないか、そこを見定めていく、そのことが大切だと思うのです。その点について具体的にお聞きをいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 加藤議員からの重ねてのご質疑にお答えをいたします。  コロナ禍において格差社会が増幅されるのではないかというご指摘もありました。私は、そういうことがあってはならないと思っております。貧困の格差が広がらないように、弱いところにはしっかりと目配りをしていかなければいけない。そういう中にあって、ひとり親家庭に対して商品券を支給する、あるいは子どもたちがこれからICT教育、家庭でのオンライン学習をするのに家庭での環境整備が届かないという家庭もあります。そういったところには公平にオンライン学習ができるように機器等の整備に補助をしていく、そういったことにも取り組んでまいりたいと思っております。  それから、30人学級のご提案でありますけれども、私もコロナの中でそれぞれの学校を度々見て回りました。最初の一斉休校から今度は分散登校ということで始まりましたけれども、分散登校も午前、午後に分けて登校するとか、それから1日置き登校するとか、いろいろなやり方をそれぞれの学校で工夫をされ、そして体育館まで使ってやるということも見てまいりました。そういったものを見まして、大体半分での登校ですけれども、この姿が私はこれからの望ましい姿ではないかなと。といいますのは、実際にはその倍になっているわけですので、小中学校の少人数化、このことについては積極的に国において進めていってほしいと思っております。その中で一番は財政負担の問題です。義務教育費国庫負担法が改悪をされまして、現在は2分の1地方で持つということになっております。このことについては、この本議会でも意見書の採択があったかと思いますけれども、そういったことを国に働きかけて、しっかりと地方の負担を軽減し、そして教育内容が充実するように働きかけていきたいと思っています。少人数学級化については、今回のコロナを受けまして、市長会を通じて国に要望する項目に加えました。これからそういったことを国でも取り上げていただけるといいと思っております。  それから、学校の環境ですけれども、先ほどのエアコン等につきましては、計画的というよりも、大変猛暑が続きましたので、小中学校についてはエアコンが完了するということで、今特別教室等についても検討を進めております。  それから、学校環境ではトイレの水洗化、非常にトイレの状況が悪いという学校もまだありますので、計画的にトイレの水洗化等も進めていきたいと思っております。  一番大事なことは、財政の基本は私は支え合いの精神が財政の基本ではないかなと思います。いろいろな人たち、豊かな人、貧しい人、いろいろな方いますけれども、そういったこと、全ての人たちが公平公正に、そしてお互いに助け合い、支え合って生きていくと、そういう社会のために財政制度というのはあるのではないかと思っております。しっかりと基本を踏まえて、これからの財政運営に努めてまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 財政の基本は支え合い、そして公正公平、誰一人としてやはり渋川市民を置き去りにしない、それが大事なことだと私も思います。ところが、全国で住みたい市町村というのがあるのです。そういう中で、渋川市は幾ら探しても出てこないのです。お隣の吉岡町が出てきているのです。そういうところで、私は吉岡町よりも渋川市は子育てについては一生懸命頑張っているなと思いますけれども、やはり重点課題の中で渋川市の魅力を発信すると出されておりますけれども、その辺がちょっと足りないのではないかなと思っております。渋川市の子育ては群馬県一ですよ、日本一とは言えないかもしれませんが、石川だとか福井だとか、その辺が頑張っているのです。やはり医療費が18歳まで無料ということが大変魅力的なのかなと思いますけれども、重点課題の渋川市の魅力発信について、成果と今後の課題についてお聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 渋川市の魅力発信についてのお尋ねがございました。いろいろな雑誌等で住みよさランキングとかというのが掲載されたりすることありますし、私もそういうものを見ることもあります。それぞれどういう指標を基にやっているかということでその魅力度ランキングというのも変わってくるのではないかなと思います。お隣の吉岡町が、関東だったですか、住みよさ、移住したいところの1位に上げられておりましたので、私もそれを見させていただきました。渋川市の隣に1位のまちがあるわけですので、私はそのことは私としても誇りに思うといいますか、評価をします。ただ、議員おっしゃられますように渋川市も、お隣のまちですので、吉岡町に負けないように、住みよさランキングが1位に、皆さんが認めてくれるような形で進めていきたいと思っております。魅力の発信も一つだと思います。いろいろな形で、コロナの下で東京一極集中が改めて見直されてきているときでもあります。渋川市の利便性ですとか教育環境、そして子育て環境、そして医療、福祉、そういった環境が評価されて、渋川市に住んでみようと、移住してみようという方がこれから増えてくるといいと思いますので、積極的に発信をしてまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) ほかに質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 △決算特別委員会の設置 ○議長(田邊寛治議員) お諮りいたします。  本案については、委員会条例第6条の規定により、16人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご異議なしと認めます。  よって、本案については16人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。  お諮りいたします。ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長及び監査委員の中澤広行議員を除く議員全員を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました議長及び監査委員の中澤広行議員を除く議員全員を決算特別委員会の委員に選任することに決しました。 △日程第2 議案第100号 令和元年度渋川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第2、議案第100号 令和元年度渋川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  酒井スポーツ健康部長。  (スポーツ健康部長酒井幸江登壇) ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) ただいまご上程いただきました議案第100号 令和元年度渋川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。  初めに、令和元年度末現在の本市国保の加入状況について申し上げます。加入世帯数は、1万1,579世帯で、前年度比173世帯の減少、また被保険者数は1万8,650人で、前年度比660人の減少であります。後期高齢者医療制度への移行者等の影響により、世帯数及び被保険者数の減少が続いております。  それでは、事業勘定からご説明申し上げます。決算書の294ページ、295ページをお願いいたします。歳入合計は、収入済額欄の最下行91億5,297万9,257円であります。歳出総括は、296ページからとなりますが、298ページ、299ページをお願いいたします。歳出合計は、支出済額欄の最下行、90億3,487万4,814円であります。歳入歳出差引き残額は、1億1,810万4,443円となりました。このうち5,906万円を国民健康保険基金に積み立てました。  302ページ、303ページをお願いいたします。初めに、歳入についてご説明申し上げます。1款国民健康保険税の収入済み総額は18億5,137万1,296円であります。国民健康保険税の収納率は、現年課税分が92.13%、滞納繰越分が16.66%、全体では73.1%であります。  次に、不納欠損額は1億1,644万5,541円で、件数が1,319件、人数は648人です。前年度比較では、金額、件数、人数とも増加いたしました。なお、不納欠損の事由別の内訳は、生活困窮が663件、無財産が603件、死亡、所在不明が53件であります。  次に、収入未済額は5億6,363万9,195円で、件数が2万7,346件、滞納世帯数が2,549世帯です。前年度比較では、金額及び件数は減少いたしました。  304ページ、305ページをお願いいたします。4款県支出金1項県負担金・補助金1目1節保険給付費等交付金(普通交付金)は、県が国保財政運営の主体として市町村保険者に対して保険給付費等の必要な費用を全額交付するものであります。  2節保険給付費等交付金(特別交付金)は、国の補助金である特別調整交付金や保険者努力支援制度における補助金が県を経由して交付されるものであります。  6款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金1節保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)は、低所得者に対する国保税の軽減に係る公費負担で、その割合は、県4分の3、市4分の1であります。  2節保険基盤安定繰入金(保険者支援分)は、低所得者を多く抱える市町村国保の財政基盤強化のための公費負担で、その割合は国が2分の1、県と市が4分の1ずつであります。  306ページ、307ページをお願いいたします。4節出産育児一時金繰入金は、38件分の出産に係るもので、基準額の3分の2に相当する額を一般会計から繰り入れたものであります。  5節財政安定化支援事業繰入金は、年齢構成が高齢者に偏っていることなどによる保険給付費の増加や応能割保険税の負担能力の不足等に関するものであります。  6節その他繰入金は、福祉医療費助成金を実施していることによる福祉ペナルティー分及び24時間電話健康相談事業等に関するものであります。  8款諸収入1項延滞金、加算金及び過料1目1節一般被保険者延滞金は、保険税滞納者に対する延滞金で、延べ3,062件に係るものであります。  308ページ、309ページをお願いいたします。2項雑入1目1節一般被保険者第三者納付金は、交通事故等による第三者の行為が原因で負傷または病気となった場合、その第三者が損害賠償の責任の度合いに応じて医療費等を負担する制度であります。  3目1節一般被保険者返納金は、国保の資格喪失後の受診や医療機関からの診療報酬誤り等による返納金であります。収入未済額は、16件、20万1,092円であります。なお、7月末までに2万5,792円が納付されております。  以上で歳入についての説明を終わります。  310ページ、311ページをお願いいたします。次に、歳出についてご説明申し上げます。2款保険給付費1項療養諸費は、一般及び退職被保険者に係る医療費のうち患者一部負担金を除く保険者負担分によるものであります。  312ページ、313ページをお願いいたします。2項高額療養費1目一般被保険者高額療養費及び2目退職被保険者等高額療養費は、月額自己負担限度額を超える一部負担金を支払った場合における償還払い分であります。一般、退職を合わせた支給総額は8億5,359万9,034円、支給件数は1万3,428件で、1件当たりの支給額は6万3,427円であります。  314ページ、315ページをお願いいたします。3款国民健康保険事業費納付金は、県が財政運営の主体として保険者市町村に対し各種の納付金額を決定したものであります。1項医療給付費分は、国民健康保険給付費等交付金の交付に要する費用等に充てるためのものであります。  316ページ、317ページをお願いいたします。6款保健事業費1項1目保健衛生普及費、備考欄1行目、若年者健康推進事業は、20歳から40歳未満の若年層に対し、生活習慣病の発症や重症化予防をするために健康診査及び保健指導を行ったもの及び郵送型血液検査であります。備考欄2行目、保健衛生普及事業は、被保険者への医療費通知や人間ドックの健診費補助、ジェネリック医薬品の差額通知等に係るものであります。備考欄3行目、健康指導事業は、24時間の電話健康相談に係るものであります。  2項1目特定健康診査等事業費は、318ページ、319ページにわたります。生活習慣病の予防や早期発見のため、40歳以上の被保険者を対象とする健康診査の実施及び保健指導に係る経費であります。なお、受診率につきましては国への報告を待って数値が確定するため、令和元年度は現段階においては未確定であります。確定している平成30年度は42.3%でありました。  320ページ、321ページをお願いいたします。5目保険給付費等交付金償還金と8目特定健康診査等負担金償還金は、前年度分の国庫支出金等に係る精算金であります。  以上で事業勘定についての説明を終わらせていただきます。  引き続き、診療施設勘定についてご説明申し上げます。当勘定は、国保直営診療所の運営に係るものであります。  初めに、概要について申し上げます。診療は、医師2名、看護師4名、事務員3名の9名体制で業務に当たりました。業務に当たっては、介護支援、介護相談等を含め、総合的、包括的な視点に立った診療に努めました。年間の延べ患者数は7,747人で、前年度との比較では延べ患者数は10人の増でありました。なお、1日平均は26.3人でありました。  それでは、326ページ、327ページをお願いいたします。歳入合計は、収入済額欄の最下行、1億4,292万8,294円であります。  328ページ、329ページをお願いいたします。歳出合計は、支出済額欄の最下行、1億4,292万8,294円であります。  332ページ、333ページをお願いいたします。次に、歳入についてご説明申し上げます。1款診療収入1項外来収入1目国民健康保険診療報酬収入は、診療報酬収入の17.2%を占めております。  2目社会保険診療報酬収入は、診療報酬収入の12.7%であります。  3目後期高齢者診療報酬収入は、診療報酬収入の52.7%を占めております。  2款使用料及び手数料1項使用料1目診療施設使用料は、往診車使用料、職員等駐車場使用料及び敷地使用料であります。往診件数は148件でありました。  3款繰入金1項1目一般会計繰入金は、診療所の運営経費に対する財源補填であります。  334ページ、335ページをお願いいたします。6款市債1項1目診療所事業債、1節の備考欄、医療機械器具整備事業債は、自動分包機とエックス線画像診断装置の更新を行ったものの起債であります。  次に、歳出についてご説明を申し上げます。338ページ、339ページをお願いいたします。2款医業費1項3目医薬品衛生材料費は、医薬品やインフルエンザワクチン等に係る購入経費であります。  3款公債費1項1目元金2目利子は、現診療所の建設及び医療機器整備等に係る起債償還金であります。  以上で議案第100号 令和元年度渋川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についての説明を終わらせていただきます。ご審議の上、ご認定くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第100号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第3 議案第101号 令和元年度渋川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第3、議案第101号 令和元年度渋川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  酒井スポーツ健康部長。  (スポーツ健康部長酒井幸江登壇) ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) ただいまご上程いただきました議案第101号 令和元年度渋川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。  初めに、概要について申し上げます。後期高齢者医療制度の対象者は、75歳以上の者及び一定の障害を有する65歳以上の者で、令和元年度における本市の対象者数は年間平均で1万3,677人で、対前年度比は134人の増であります。運営主体は、群馬県後期高齢者医療広域連合でありますが、保険料徴収、資格異動や各種申請受付に係る窓口業務につきましては、市町村が行っております。  それでは、決算書の344ページ、345ページをお願いいたします。歳入合計は、収入済額欄の最下行、10億8,649万883円であります。  346ページ、347ページをお願いいたします。歳出合計は、支出済額欄の最下行、10億8,128万1,045円で、歳入歳出差引き残額は520万9,838円であります。  350ページ、351ページをお願いいたします。初めに、歳入について申し上げます。1款保険料1項後期高齢者医療保険料1目特別徴収保険料1節現年度分の収入済額は5億4,887万3,100円であります。  2目普通徴収保険料1節現年度分の収入済額は、2億3,127万4,400円であります。収納率は、普通徴収が98.21%、特別徴収を合わせた現年度分全体の収納率は99.57%であります。なお、滞納者は159人、延べ滞納件数は987件であります。  2節滞納繰越分の収入済額は248万5,275円で、収納率は22.11%であります。  3款繰入金1項一般会計繰入金1目1節事務費繰入金は、事務費のほか、広域連合負担金に係る共通経費分の財源として一般会計から繰り入れたものであります。  2目1節保険基盤安定繰入金は、低所得者に対する保険料軽減に係る公費負担分で、財源内訳は県が4分の3、市が4分の1であります。  5款諸収入1項延滞金、加算金及び過料1目1節延滞金は、保険料28件分に係る延滞金であります。  2項償還金及び還付加算金は、352ページ、353ページをお願いいたします。1目1節保険料還付金は、市が被保険者に対して立替払いをした保険料還付金124件分に係る広域連合からの返還金であります。  3項受託事業収入は、本市が広域連合から受託した後期高齢者健康診査に係る受託事業収入であります。  354ページ、355ページをお願いいたします。次に、歳出についてご説明申し上げます。1款総務費は、被保険者証の送付や広域連合システム窓口端末の保守管理、保険料徴収に係る諸経費等に係る経費であります。  2款広域連合納付金は、群馬県後期高齢者医療広域連合に対する納付金であります。内訳は、県広域連合の組織運営に係る共通経費負担金と保険基盤安定負担金、収納保険料分の納付金であります。  3款保健事業費1項健康保持増進事業費1目健康診査費は、県広域連合から受託した後期高齢者健康診査の実施に係る諸経費で、受診者数は2,727人であります。  2目健康保持増進事業費は、広域連合の補助を受けて人間ドックの受診者に対し検診費の一部助成を実施したものであります。  以上で議案第101号 令和元年度渋川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についての説明を終わらせていただきます。ご審議の上、ご認定くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第101号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第4 議案第102号 令和元年度渋川市介護保険特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第4、議案第102号 令和元年度渋川市介護保険特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  酒井スポーツ健康部長。  (スポーツ健康部長酒井幸江登壇) ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) ただいまご上程いただきました議案第102号 令和元年度渋川市介護保険特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。  初めに、介護保険事業の概要について申し上げます。令和元年度は、第7期介護保険事業計画の中間年度に当たり、引き続き介護事業の充実に努めました。また、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、介護予防では市民が主体となって運営する通いの場の充実を図るとともに、リハビリテーションの専門職との連携体制を強化いたしました。また、認知症総合支援事業では、認知症の理解を深めるための普及啓発として、小学生のための認知症学びの講座を実施いたしました。  次に、令和元年度末現在の状況についてご説明申し上げます。本市の65歳以上の高齢者人口は2万6,375人で、高齢化率は34.5%であります。第1号被保険者の要介護等認定者数は4,536人で、対前年度比0.2%の増加で、認定率は17.3%であります。  次に、決算の内容についてご説明申し上げます。決算書の360ページ、361ページをお願いいたします。歳入総括でありますが、収入済額欄の最下行、歳入合計は88億2,162万8,941円であります。  362ページ、363ページをお願いいたします。歳出総括でありますが、支出済額欄の最下行、歳出合計は87億5,247万2,140円であります。歳入歳出差引き残額は6,915万6,801円で、このうち3,457万9,000円を介護給付費準備基金に積み立てました。  366ページ、367ページをお願いいたします。歳入についてご説明申し上げます。1款保険料1項1目第1号被保険者保険料の収入済額は18億9,435万3,389円、対前年度比0.03%の増でありました。保険料の内訳ですが、1節特別徴収保険料現年度分の収入済額は、17億7,136万3,000円で、還付未済額を差し引いた収納率は100%であります。  2節普通徴収保険料現年度分の収入済額は1億1,715万5,500円で、還付未済額を差し引いた収納率は89.5%で、収入済額は還付未済額を除き417件分であります。  3節滞納繰越分の収入済額は583万4,889円であります。不納欠損額1,554万8,263円は、343件で、内訳は無財産によるもの52件、生活困窮によるもの291件であります。収入未済額は、還付未済額を除き389件分であります。  2款分担金及び負担金1項1目認定審査会負担金は、介護認定審査会を共同設置している榛東村及び吉岡町からの運営費負担金であります。  3款国庫支出金1項1目介護給付費負担金は、介護給付費に対する国の負担金であります。  2項国庫補助金1目調整交付金は、介護給付費の5%相当分について、市町村間の高齢者の所得分布などの格差が是正されるように調整されて交付されるものであります。  2目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)は、総合事業の事業費に対する国の交付金であります。  3目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業以外)は、主に地域包括支援センターで実施している事業に対する国の交付金であります。  4目保険者機能強化推進交付金は、368ページ、369ページをお願いいたします。これは、市町村の自立支援や重度化防止等に関する取組を支援するため、財政的インセンティブとして交付されるものであります。  4款支払基金交付金及び5款県支出金につきましては、3款国庫支出金と同様に、介護給付費及び地域支援事業費に対しての負担割合に応じた交付金及び負担金であります。  370ページ、371ページをお願いいたします。7款繰入金1項1目介護給付費繰入金から3目地域支援事業繰入金(介護予防・日常生活支援総合事業以外)までは、3款国庫支出金と同様に介護給付費及び地域支援事業費に対する負担割合に応じた繰入金であります。  4目低所得者保険料軽減繰入金は、介護保険料第1段階から第3段階の被保険者の保険料率軽減分相当額を補填するものであります。  以上で歳入の説明を終わらせていただきます。  続きまして、歳出についてご説明申し上げます。376ページ、377ページをお願いいたします。2款保険給付費1項介護サービス等諸費は、要介護1から要介護5まで認定された方を対象として提供されるサービスに係る給付費であります。  378ページ、379ページをお願いいたします。2項介護予防サービス等諸費は、要支援1または要支援2に認定された方を対象として提供されるサービスに係る給付費であります。  380ページ、381ページをお願いいたします。4項1目高額介護サービス費は、サービス利用料の月額が一定額を超えた場合に給付する保険給付費で、件数は1万5,753件であります。  5項1目高額医療合算介護サービス費は、同一世帯内で介護保険と医療保険の両方を利用し、介護と医療の自己負担額の年間合計額が所得区分に応じた一定額を超えた場合に給付するもので、件数は811件であります。  382ページ、383ページをお願いいたします。4款地域支援事業費1項介護予防・生活支援サービス事業費は、総合事業に係る事業費のうち要支援認定者または基本チェックリストでサービスが必要と認定された人に対して行うサービス事業費であります。  384ページ、385ページをお願いいたします。2項一般介護予防事業費は、一般の高齢者を対象とした介護予防事業で、対象者の把握、各種教室等の実施による普及啓発や地域においての自主的活動に対して支援を行う事業費であります。  3項包括的支援事業・任意事業費は、地域包括支援センターによる包括的、継続的ケアマネジメント支援及び在宅介護等を支援する任意事業費であります。  388ページ、389ページをお願いいたします。3目在宅医療・介護連携推進事業費、4目生活支援体制整備事業費及び5目認知症総合支援事業費は、地域包括ケアシステムの強化、推進に向け、医療をはじめとした他分野との広範な連携体制等を整備する事業費であります。  以上で議案第102号の説明を終わらせていただきます。ご審議の上、ご認定くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第102号は、決算特別委員会に付託いたします。                                                                 休       憩                                        午前11時51分 ○議長(田邊寛治議員) 休憩いたします。  会議は、午後1時に再開いたします。                                                                 再       開                                            午後1時 ○議長(田邊寛治議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △日程第5 議案第103号 令和元年度渋川市農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第5、議案第103号 令和元年度渋川市農産物直売事業特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  狩野産業観光部長。  (産業観光部長狩野 均登壇) ◎産業観光部長(狩野均) ただいまご上程いただきました議案第103号 令和元年度渋川市農産物直売事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。  初めに、事業の概要につきまして申し上げます。この農産物直売所は、指定管理者制度を活用し、地域の活性化と農業の中核となる施設として、また道の駅おのことして道路利用者のための休憩機能や情報発信機能などを併せ持った施設として県内外の多くの皆様にご利用いただいております。令和元年度につきましては、農産物の直売と食堂の利用者が16万518人と、前年に比べまして約0.8%の減少となっております。  次に、決算の内容についてご説明申し上げます。決算書の394ページ、395ページをお願いいたします。歳入総括でありますが、歳入合計は収入済額の最下欄、655万1,556円であります。  396ページ、397ページをお願いいたします。歳出総括でありますが、歳出合計は支出済額の最下欄、461万438円で、歳入歳出差引き残高は194万1,118円であります。  400ページ、401ページをお願いいたします。歳入でありますが、1款繰越金1項1目1節の備考欄、前年度繰越金は、平成30年度決算剰余金であります。  2款諸収入1項1目1節雑入は、指定管理者である一般社団法人道の駅おのこからの指定管理者納付金であります。  3款繰入金1項他会計繰入金1目1節は、一般会計繰入金であります。  402ページ、403ページをお願いいたします。歳出についてご説明申し上げます。1款事業費1項施設管理費1目農産物直売所施設管理費の備考欄、農産物直売所施設管理事業は、保険料、借地料のほか、新たに厨房内に設置したエアコンの工事費、監視カメラの導入に要した施設用備品の経費でございます。  2款諸支出金1項繰出金1目一般会計繰出金の備考欄、一般会計繰出金は、指定管理者納付金に係るもので、一般会計へ繰り出したものであります。  以上で議案第103号 令和元年度渋川市農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、ご認定くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第103号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第6 議案第104号 令和元年度渋川市伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第6、議案第104号 令和元年度渋川市伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  狩野産業観光部長。  (産業観光部長狩野 均登壇) ◎産業観光部長(狩野均) ただいまご上程いただきました議案第104号 令和元年度渋川市伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算につきましてご説明を申し上げます。  初めに事業の概要につきまして申し上げます。本特別会計は、伊香保ロープウェイ、温泉浴場石段の湯及び市営伊香保温泉駐車場の各施設の管理に係るものであります。伊香保ロープウェイでありますが、運行日数は344日間で、利用者数は延べ14万7,109人であります。続きまして、温泉浴場石段の湯でありますが、開館日数は338日間で、利用者数は延べ7万9,248人であります。最後に、市営伊香保温泉駐車場でありますが、有料駐車場の利用台数は延べ10万4,259台であります。  次に、決算の内容につきましてご説明申し上げます。決算書の406ページ、407ページをお願いいたします。歳入総括であります。歳入合計は収入済額の最下欄、2億1,328万9,238円であります。  408ページ、409ページをお願いいたします。歳出総括であります。歳出合計は、支出済額の最下欄、1億8,436万5,061円で、歳入歳出差引き残高は2,892万4,177円であります。  412ページ、413ページをお願いいたします。事項別明細書のご説明を申し上げます。歳入でありますが、1款使用料及び手数料1項使用料1目ロープウェイ使用料は、ロープウェイ使用料、敷地使用料及びホール等使用料であります。  2目温泉施設使用料は、収入済額2,646万4,207円で、石段の湯の使用料及び敷地使用料であります。  3目駐車場施設使用料は、駐車場施設使用料及び敷地使用料であります。  2款県支出金1項県補助金1目商工費県補助金は、ロープウェイ看板施設工事に対する千客万来支援事業費補助金であります。  3款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金は、収入済額341万6,913円であります。  4款繰越金1項1目繰越金は、平成30年度決算剰余金を前年度繰越金としたものであります。  5款諸収入1項1目雑入は、石段の湯の物品及びコインロッカー等の売上収入が主なものであります。  414ページ、415ページをお願いいたします。6款市債1項1目観光施設事業債は、ロープウェイ客車更新工事及び旧伊香保行政センター跡地駐車場整備工事に係る借入れであります。  416ページ、417ページをお願いいたします。歳出についてご説明申し上げます。2款事業費1項施設管理費1目ロープウェイ施設管理費の備考欄、ロープウェイ施設管理事業の主なものは、臨時職員賃金、施設管理のための委託料、客車更新工事等に係る工事請負費であります。  2目温泉施設管理費の備考欄、石段の湯管理事業は、418ページ、419ページをお願いします。臨時職員賃金及び施設管理のための消耗品、光熱水費、真空式温水器工事に係る工事請負費、入湯税などであります。  3目駐車場施設管理費の備考欄1行目、旧伊香保行政センター跡地駐車場整備事業は、令和2年2月1日にオープンした市営八千代橋駐車場の整備に係るものであります。2行目、駐車場施設管理事業は、機械設備の保守管理、利用料金徴収などのためのシルバー人材センター委託料、駐車場機械設備の借上料であります。  4款公債費1項1目利子の備考欄、利子償還金は、平成30年度に借り入れた伊香保ロープウェイ原動滑車更新工事に係る観光施設債の利子の支払いであります。  以上で議案第104号 令和元年度渋川市伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算につきましての説明を終わります。よろしくご審議の上、ご認定くださいますようお願いいたします。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第104号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第7 議案第105号 令和元年度渋川市小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第7、議案第105号 令和元年度渋川市小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  狩野産業観光部長。  (産業観光部長狩野 均登壇) ◎産業観光部長(狩野均) ただいまご上程いただきました議案第105号 令和元年度渋川市小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算につきましてご説明を申し上げます。  初めに、事業の概要につきまして申し上げます。小野上温泉センターは、平成20年10月1日から、金井興業株式会社が指定管理者となっております。本特別会計決算は、指定管理者が行う施設管理以外の経費に係るものであります。施設の営業日数は353日間で、入館者数は25万5,444人であります。  次に、決算の内容につきましてご説明を申し上げます。決算書の422ページ、423ページをお願いいたします。歳入総括であります。歳入合計は、収入済額の最下欄、3,529万8,723円であります。  424ページ、425ページをお願いいたします。歳出総括であります。歳出合計は、支出済額の最下欄、3,529万8,723円で、歳入歳出同額であります。  428ページ、429ページをお願いいたします。事項別明細書のご説明を申し上げます。歳入でありますが、2款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金は、収入済額2,600万8,923円であります。  4款諸収入1項1目雑入は、収入済額928万6,800円で、指定管理者である金井興業株式会社からの指定管理者納付金であります。  430ページ、431ページをお願いいたします。歳出でありますが、1款総務費1項総務管理費1目一般管理費の支出済額は606万155円で、備考欄、施設管理事業は、サウナ室等の修繕料、施設用地の借地料、コインロッカーなどの物品売上料などであります。  2款公債費は、小野上温泉センター建設に伴う起債借入れの元金及び利子の償還金であります。  以上で議案第105号 令和元年度渋川市小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算につきまして説明を終わります。よろしくご審議の上、ご認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第105号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第8 議案第106号 令和元年度渋川市交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第8、議案第106号 令和元年度渋川市交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  狩野産業観光部長。  (産業観光部長狩野 均登壇) ◎産業観光部長(狩野均) ただいまご上程いただきました議案第106号 令和元年度渋川市交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算につきましてご説明を申し上げます。  初めに、事業の概要につきまして申し上げます。渋川市交流促進センターは、平成22年4月1日からケービックス株式会社が指定管理者となっております。本特別会計決算は、指定管理者が行う指定管理以外の経費に係るものであります。施設の営業日数は354日間で、宿泊利用者数1万4,235人、休憩利用者67人、合計の利用者数につきましては1万4,302人であります。  次に、決算の内容につきましてご説明を申し上げます。決算書の434ページ、435ページをお願いいたします。歳入総括であります。歳入合計は収入済額の最下欄、1,818万8,912円であります。  436ページ、437ページをお願いいたします。歳出総括であります。歳出合計は、支出済額の最下欄、1,818万8,912円で、歳入歳出同額であります。  440ページ、441ページをお願いいたします。事項別明細書のご説明を申し上げます。歳入でありますが、1款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金は、収入済額1,818万8,912円であります。  442ページ、443ページをお願いいたします。歳出でありますが、1款総務費1項総務管理費1目一般管理費の備考欄、交流促進センター管理事業は、西湯サウナヒーターの交換や東大浴場ろ過機五方弁交換などの修繕料、自動火災報知機設備改修工事に係る工事請負費、施設用地の借地料であります。  以上で議案第105号 令和元年度渋川市交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算につきましての説明を終わります。よろしくご審議の上、ご認定くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第106号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第9 議案第107号 令和元年度渋川市下水道事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第9、議案第107号 令和元年度渋川市下水道事業特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  笹原上下水道局長。  (上下水道局長笹原 浩登壇) ◎上下水道局長(笹原浩) ただいまご上程いただきました議案第107号 令和元年度渋川市下水道事業特別会計歳入歳出決算につきましてご説明申し上げます。  初めに、下水道事業の整備状況について申し上げます。まず、公共下水道事業でありますが、事業認可区域面積1,060.50ヘクタールのうち令和元年度の整備済み面積は859.94ヘクタールで、整備率は81.09%であります。次に、特定環境保全公共下水道事業でありますが、事業認可区域面積542.00ヘクタールのうち令和元年度末の整備済み面積は503.80ヘクタールで、整備率は92.95%であります。下水道事業全体では、事業認可区域面積1,602.50ヘクタールのうち令和元年度末の整備済み面積は1,363.74ヘクタールで、整備率は85.10%であります。また、全体計画面積1,904.5ヘクタールに対する整備率は71.61%であります。  続きまして、水洗化の状況について申し上げます。供用開始区域内の総戸数1万5,488戸に対しまして、水洗化戸数は1万2,065戸であります。また、供用開始区域内の人口3万5,374人に対しまして、水洗化人口は2万7,822人で、水洗化率は78.7%であります。これらの状況を踏まえ、供用開始区域における水洗化の推進をさらに図りまして、水洗化率の向上に努めてまいります。  次に、決算の内容についてご説明申し上げます。決算書の446ページ、447ページをお願いいたします。歳入総括であります。歳入合計は、収入済額の最下行、23億8,734万8,199円であります。  448ページ、449ページをお願いいたします。歳出総括であります。歳出合計は、支出済額の最下行、23億3,177万3,188円であります。翌年度繰越額1億4,378万7,000円は、建設事業公共下水道における物聞沢水質管理センター建設工事と、国道、県道、それぞれに関連する2件の汚水管布設工事及び一般経費における下水道台帳補正業務の計4件に係るものであります。歳入歳出差引き残額は、5,557万5,011円であります。なお、令和元年度決算は令和2年4月1日付で下水道事業特別会計に地方公営企業を適用したことに伴いまして、出納閉鎖期間がない令和2年3月末での打切り決算となっております。また、残額は法適用後の渋川市下水道事業等会計へ引き継いでおります。  452ページ、453ページをお願いします。事項別明細書についてご説明申し上げます。初めに、歳入であります。1款分担金及び負担金1項1目下水道事業受益者負担金は、公共下水道事業に係るもので、2,075件分で、収入率は92.6%であります。収入未済額は237件分であります。  2節受益者負担金滞納繰越分の不納欠損は46件、13人分であります。  2目工事負担金は、区域外流入工事費負担金58件分と舗装復旧工事に係る市土木維持課からの土木工事負担金であります。  2項1目下水道事業受益者分担金は、特定環境保全公共下水道事業に係るもので、収入済額は1,359件分、収入率は92.3%であります。収入未済額は、240件分であります。不納欠損額は、滞納繰越分で52件、16人分であります。  2款使用料及び手数料の収入率は97.4%であります。1項1目下水道使用料の収入済額は7万6,152件分で、汚水量で623万423立方メートルであります。収入未済額は2,007件分であります。不納欠損額は、滞納繰越分で84件、30人分であります。受益者負担金及び受益者分担金並びに下水道使用料の収入未済額につきましては、引き続き縮減に努めてまいります。  3款国庫支出金は、454ページ、455ページをお願いします。備考欄記載の社会資本整備総合交付金であります。  4款県支出金は、公共下水道事業及び特定環境保全公共下水道事業のうち市単独事業に係るものであります。  458ページ、459ページをお願いいたします。歳出であります。1款総務費の執行率は82.3%であります。  1目一般管理費の不用額欄8行目、13節委託料の677万880円は、下水道事業等の地方公営企業法適用に伴う打切り決算により、出納閉鎖期間中の支出を企業会計へ引き継ぐことによるものであります。備考欄2行目、一般経費の委託料は、令和2年4月に下水道事業特別会計を地方公営企業会計へ移行するための業務委託料等であります。  2款事業費の執行率は84.2%であります。  1項公共下水道建設事業費1目公共下水道事業費は、460ページ、461ページをお願いいたします。不用額欄3行目、13節委託料の981万2,000円は、請負差金等によるものであります。不用額欄4行目、15節工事請負費の1,462万9,131円は、請負差金であります。不用額欄6行目、22節補償、補填及び賠償金の835万2,200円は、汚水管布設工事に係る水道移設補償金確定による執行残であります。備考欄2行目、建設事業は、渋川地区において整備面積で15.55ヘクタール、汚水管布設延長2,277.8メートルの工事を実施しました。また、管渠の長寿命化対策のためのマンホールぶたの改修工事を実施しました。備考欄3行目、取付管設置事業は49件分の取付け管設置を行いました。  次に、2目特定環境保全公共下水道事業費であります。不用額欄8行目、15節工事請負費の1,572万3,998円は、請負差金であります。備考欄2行目、建設事業は、渋川地区において整備面積で8.68ヘクタール、汚水管布設延長2,006.5メートルの工事を実施しました。備考欄3行目、取付管設置事業は、35件分の取付け管設置を行いました。  462ページ、463ページをお願いいたします。2項公共下水道維持管理事業費1目公共下水道管渠事業費は、流域関連の渋川、北橘及び伊香保地区の管渠の維持管理に係るものであります。  2目公共下水道ポンプ場事業費の不用額欄最下行、15節工事請負費の1,204万5,000円は、打切り決算により出納閉鎖期間中の支出を企業会計へ引き継ぐことによるものであります。  464ページ、465ページをお願いいたします。3目公共下水道処理場事業費の不用額欄4行目、13節委託料の947万4,647円につきましても出納閉鎖期間中の支出を企業会計へ引き継ぐことによるものであります。  4目特定環境保全公共下水道管渠事業費は、流域関連の渋川、北橘及び小野上、子持地区の管渠の維持管理に係るものであります。  466ページ、467ページをお願いいたします。5目特定環境保全公共下水道処理場事業費は、水沢、小野上及び子持地区の処理場の維持管理に係るものであります。不用額欄4行目、13節の委託料1,074万5,149円は、出納閉鎖期間中の支出を企業会計へ引き継ぐことによるものであります。  3項流域下水道事業費1目建設負担金の備考欄、利根川上流流域下水道建設事業の負担金は、県央処理区の全体事業費に対する本市の負担金であります。  2目維持管理負担金の備考欄、利根川上流流域下水道維持管理事業の負担金は、渋川市の汚水量に対する負担金であります。  以上で説明を終わります。ご審議の上、ご認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第107号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第10 議案第108号 令和元年度渋川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第10、議案第108号 令和元年度渋川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  笹原上下水道局長。  (上下水道局長笹原 浩登壇) ◎上下水道局長(笹原浩) ただいまご上程いただきました議案第108号 令和元年度渋川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算につきましてご説明申し上げます。  初めに、農業集落排水事業の概要について申し上げます。まず、処理場の状況でありますが、令和元年度末で渋川、子持、赤城、北橘の4地区におきまして17処理場が供用を開始しております。  次に、水洗化の状況を申し上げます。令和元年度末現在の供用開始区域の総戸数8,248戸に対して、接続戸数は6,596戸であります。また、供用開始区域人口2万1,398人に対して、接続人口は1万7,371人であり、水洗化率は81.2%であります。今後とも供用開始区域における接続を推進し、水洗化率の向上に努めてまいります。  次に、決算の内容についてご説明申し上げます。決算書の472ページ、473ページをお願いします。歳入総括であります。歳入合計は、収入済額の最下行、11億5,335万4,469円であります。  474ページ、475ページをお願いいたします。歳出総括であります。歳出合計は、支出済額の最下行、11億2,139万5,715円であります。歳入歳出差引き残額は、3,195万8,754円であります。なお、令和元年度決算は、令和2年4月1日付で農業集落排水事業特別会計に地方公営企業法を適用したことに伴い、出納閉鎖期間がない令和2年3月末での打切り決算となっております。また、残額は法適用後の渋川市下水道事業等会計へ引き継いでおります。  478ページ、479ページをお願いいたします。事項別明細書についてご説明申し上げます。初めに、歳入であります。1款分担金及び負担金の収入済額は82件分で、収入率は99.7%であります。収入未済額は10件分であります。  2款使用料及び手数料の収入率は98.3%であります。1項1目農業集落排水処理施設使用料は3万7,084件分、汚水量で170万8,499立方メートルであります。収入未済額は788件であります。不納欠損額は、滞納繰越分で14件、8人分であります。受益者分担金及び使用料の収入未済額につきましては、引き続き縮減に努めてまいります。  482ページ、483ページをお願いします。歳出であります。1款総務費の執行率は89.6%であります。備考欄1行目、一般経費の委託料は、令和2年4月に農業集落排水事業特別会計を地方公営企業へ移行するための業務委託料であります。  2款事業費の執行率は82.2%であります。1項1目農業集落排水事業の不用額欄、15節工事請負費の785万3,832円は、請負差金によるものであります。備考欄の取付管設置事業は、30件の取付け管設置を行いました。  2項農業集落排水施設維持管理事業費、1目農業集落排水管渠事業費は、488ページ、489ページまでにわたりますが、備考欄に記載の全20処理区の管渠等の維持管理を行いました。  488ページ、489ページをお願いいたします。2目農業集落排水処理場事業費の不用額欄2行目、11節需用費の517万6,590円及び4行目、13節委託料の2,870万6,358円は、出納閉鎖期間中の支出を企業会計へ引き継ぐことによるものであります。備考欄、維持管理事業は、494ページ、495ページまでにわたりますが、記載の全17処理場の維持管理を行ったものであります。  以上で説明を終わります。ご審議の上、ご認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第108号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第11 議案第109号 令和元年度渋川市個別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第11、議案第109号 令和元年度渋川市個別排水処理事業特別会計歳入歳出決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  笹原上下水道局長。  (上下水道局長笹原 浩登壇) ◎上下水道局長(笹原浩) ただいまご上程いただきました議案第109号 令和元年度渋川市個別排水処理事業特別会計歳入歳出決算につきましてご説明申し上げます。  初めに、個別排水処理事業の整備状況について申し上げます。令和元年度末の浄化槽設置済み基数は、小野上地区が63基、子持地区が146基、赤城地区が55基、合計で264基であります。  次に、決算の内容につきましてご説明申し上げます。決算書の498ページ、499ページをお願いいたします。歳入総括であります。歳入合計は、収入済額の最下行、2,696万8,963円であります。  500ページ、501ページをお願いいたします。歳出総括であります。歳出合計は、支出済額の最下行、1,795万2,246円であります。歳入歳出差引き残額は901万6,717円であります。なお、令和元年度決算は令和2年4月1日付で個別排水処理事業特別会計に地方公営企業法を適用したことに伴い、出納閉鎖期間がない令和2年3月末での打切り決算となっております。また、残額は法適用後の渋川市下水道事業等会計へ引き継いでおります。  504ページ、505ページをお願いいたします。事項別明細書につきましてご説明申し上げます。初めに、歳入であります。1款使用料及び手数料の収入率は98.5%であります。収入済額は1,402件分、汚水量で5万1,368立方メートルであります。収入未済額は22件、19人分であります。  506ページ、507ページをお願いいたします。歳出であります。1款総務費の執行率は97.4%であります。備考欄1行目、一般経費(個別排水処理事業)及び2行目、一般経費(浄化槽市町村整備推進事業)の委託料は、令和2年4月までに個別排水処理事業特別会計を地方公営企業へ移行するための業務委託料であります。  2款事業費の執行率は51.8%であります。  1項維持管理費1目個別排水事業費は、浄化槽の維持管理に係るもので、238基の保守管理を実施いたしました。不用額欄4行目、13節委託料923万1,290円は、出納閉鎖期間中の支出を企業会計へ引き継ぐことによるものであります。  以上で説明を終わります。ご審議の上、ご認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第109号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第12 議案第110号 令和元年度渋川市水道事業会計決算について ○議長(田邊寛治議員) 日程第12、議案第110号 令和元年度渋川市水道事業会計決算についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  笹原上下水道局長。  (上下水道局長笹原 浩登壇) ◎上下水道局長(笹原浩) ただいまご上程をいただきました議案第110号 令和元年度渋川市水道事業会計決算についてご説明申し上げます。  決算書の523ページをお願いいたします。初めに、令和元年度渋川市水道事業報告書を基にご説明申し上げます。1、概況からご説明申し上げます。(1)、総括事項であります。令和元年度の水道事業は、前年度に比較し、給水人口が1.4%の減、年間有収水量が2.5%の減となりました。また、配水管の整備、老朽管及び既設鋳鉄管の布設替整備、浄水場や各配水施設など老朽化した施設の整備、機器更新を計画的に実施いたしまして、市民生活に直結するライフラインの維持の強化に努めてまいりました。令和元年度は、渋川市新水道ビジョンの基本理念である「未来へつながる安全で安心な信頼される水道」を目指すため、アセットマネジメントを含む経営戦略を策定いたしました。今後は、経営戦略にのっとり、経営の合理化を進めながら各事業を推進し、安全で安心な水道水の安定的な供給を目指してまいります。  以下、主な事業の概要を報告いたします。ア、建設改良事業についてであります。配水施設改良事業として、配水管布設、配水管布設替、老朽鋳鉄管布設替、排泥管布設、減圧弁設置のほか、他事業関連で配水管整備を行いまして、総延長で4,596.92メートルを実施いたしました。また、漏水調査に継続して取り組むとともに、市内9か所の給水整備を実施しまして、漏水の防止、水圧の改善など、給水の利便性向上に努めてまいりました。取水施設改良事業では、浄水及び配水施設の現況に合わせまして、浄水設備の改修、ポンプの更新、計装機器の更新などを実施いたしまして、安定的な水道水の供給が行えるよう施設整備に努めてまいりました。  次に、イ、業務の状況についてであります。令和元年度末の給水戸数は3万2,040戸、給水人口は7万5,515人で、前年度に比べ戸数は135戸の増でありましたが、人口は1,036人の減でありました。年間有収水量は1,009万2,477立方メートルで、前年度に比べ25万6,786立方メートルの減でありました。また、1人1日の平均使用水量につきましては365リットルでありました。年間総配水量に対する有収水量率は78.0%となり、昨年度に比べまして1.5ポイントの増となりました。なお、詳細につきましては533ページの3、業務の(1)、業務量に記載のとおりでございます。  次に、ウ、経理の状況についてであります。収益的収入及び支出は、事業収入17億503万2,626円、事業費用17億2,089万8,518円、差引き1,586万5,892円の純損失となりました。昨年度に比べまして4,461万525円の減少となったもので、これは給水収益の減少と施設の老朽化による修繕費用の増加などが主な原因であります。  524ページをお願いいたします。純損失につきましては、前年度からの繰越利益剰余金がないため、同額が当年度末処理欠損金となります。  恐れ入りますが、510ページ、511ページにお戻りいただきたいと思います。510ページ、511ページでございますが、令和元年度渋川市水道事業決算報告書であります。本報告書の金額は、消費税及び地方消費税を含めて記載しております。  (1)、収益的収入及び支出であります。初めに、収入についてご説明申し上げます。上の表の第1款水道事業収益の決算額は18億4,502万9,795円であります。その右にあります予算額に比べ決算額の増減では、3,489万205円の減であります。主な要因としましては、給水収益の減によるものであります。  次に、支出であります。下の表の第1款水道事業費用の決算額は18億1,843万2,561円であります。  512ページ、513ページをお願いいたします。(2)、資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。初めに、収入であります。上の表の第1款資本的収入の決算額は1億3,217万7,733円であります。その右にあります予算額に比べ決算額の増減では、7,911万1,967円の減であります。主な要因といたしましては、企業債の借入れ及び工事負担金の減であります。  次に、支出であります。下の表の第1款資本的支出の決算額は10億3,873万6,920円であります。右の列、翌年度繰越額の欄、地方公営企業法第26条の規定による繰越額は1億5,008万7,000円で、これは金井地区導配水管設計業務委託及び県道道路整備、伊香保地区に伴う配水管整備、半田地区老朽鋳鉄管布設替工事、中郷地区配水管布設替工事、深山地区送水管布設替工事並びに長峰浄水場浄水池耐震診断及び耐震補強実施設計の業務委託に係るものであります。  514ページをお願いいたします。令和元年度渋川市水道事業損益計算書につきましてご説明申し上げます。ここでは、消費税及び地方消費税を除いた金額で表示してあります。また、この内訳につきましては、538ページから542ページまでの収益費用明細書に記載のとおりでございます。  3、営業外収益、(2)、他会計補助金の441万30円は、旧簡易水道事業に係る企業債利息に充当するため、一般会計から補助を受けるものであります。  (3)、長期前受金戻入の5,356万4,353円は、平成26年度から地方公営企業の会計基準見直しにより、取得した資産のうち補助金等で充当していた償却資産の減価償却分に相当する額を収益化するものであります。  (4)、雑収益の6,006万7,445円は、下水道使用料徴収事務負担金や農業用水管理負担金等であります。  5、特別利益、(3)、その他特別利益は2,188万3,098円であります。内訳は、上信自動車道及び公共下水道関連工事の移設補償費であります。  6、特別損失、(2)、過年度損益修正損は17万4,873円であります。これは、過年度に発生した漏水の調定減及び水道料金の不納欠損等であります。不納欠損額は158万143円でありますが、平成26年度に引き当てました貸倒引当金149万円の取崩しを行いましたので、過年度損益修正損への計上額は9万143円であります。なお、不納欠損における人数は80人、調定件数で170件であります。  (3)、その他特別損失は、1,415万5,455円であります。下から3行目に記載の当期純損失は1,586万5,892円で、当年度における収益的収支の結果であります。下から2行目、前年度繰越利益剰余金はありませんので、最下行の当年度未処理欠損金は当期純損失額である1,586万5,892円となります。  次に、516ページ、517ページをお願いいたします。令和元年度渋川市水道事業剰余金計算書であります。表の左から2列目、資本金の欄、上から4行目、当年度変動額はありませんので、最下行、当年度末残高は128億1,908万1,144円となります。次の列、剰余金、資本剰余金、工事負担金から他会計補助金までの欄、上から4行目、当年度変動額はありませんので、最下行、資本剰余金合計の当年度末残高は737万6,300円で、変更はありません。なお、利益剰余金につきましては損益計算書の中でご説明申し上げましたので、ここでは省略させていただきます。  518ページをお願いします。令和元年度渋川市水道事業欠損金処理計算書であります。当年度末残高未処理欠損金1,586万5,892円の全額が繰越決算金となります。  519ページをお願いします。令和元年度渋川市水道事業貸借対照表であります。主なものについてご説明申し上げます。資産の部、1、固定資産、(1)、有形固定資産の最下行、有形固定資産合計は170億9,201万6,995円であります。(2)、無形固定資産の下から2行目、無形固定資産合計は1億6,122万7,880円であります。次の行、固定資産合計は172億5,324万4,875円であります。  下から8行目、2、流動資産、(2)、未収金は5,960万1,483円で、このうち水道料金の未収金は3,747万2,268円で、調定件数では5,389件となりまして、前年度に比べまして106万325円の減であります。今後も未収金の縮減に努めてまいります。次の行、貸倒引当金は774万円で、水道料金の不納欠損対策として計上したものであります。下から2行目の流動資産合計は12億4,186万7,702円であります。最下行、資産合計は184億9,511万2,577円であります。  520ページお願いします。次に、負債の部であります。上から3行目、3、固定負債、(1)、企業債のイ、建設改良費等の財源に充てるための企業債32億6,489万9,114円は、借入れした企業債元金のうち令和3年度以降に償還を行う予定のものであります。  上から8行目、4、流動負債、(1)、企業債のイ、建設改良費等の財源に充てるための企業債4億706万9,507円は、令和2年度に償還予定の企業債元金であります。上から13行目、(4)、引当金、イ、賞与引当金の1,493万5,000円は、令和2年度6月賞与に係る令和元年度負担分の引当金であります。次の行、ロ、法定福利費引当金277万4,000円は、令和2年度6月賞与に係る共済費の令和元年度負担分の引当金であります。  上から17行目、5、繰延収益、長期前受金は17億3,095万4,488円であります。負債の部、最下行、負債合計は52億2,029万7,353円であります。  次に、資本の部であります。上から4行目、7、剰余金、(1)、資本剰余金、イ、受贈財産評価額は、剰余金計算書でご説明申し上げましたので、説明を省略させていただきます。上から7行目、(2)、利益剰余金、イ、利益積立金は7,194万2,590円であります。これは、給水収益の減少による欠損金の発生に備えて積立てを行ったものであります、上から8行目、ロ、建設改良積立金は3億9,228万1,082円であります。これは、水道施設の耐震化及び長寿命化対策事業などによる建設改良費の増加に備えて積立てを行ったものであります。次の行、ハ、当年度未処理欠損金は1,586万5,892円であります。下から2行目、資本合計は、132億7,481万5,224円であります。最下行の負債資本合計は、184億9,511万2,577円であります。この負債資本合計と519ページの最下行、資産合計の額が同額となるものであります。  526ページをお願いします。2、工事、(1)、建設工事の概況であります。このうち国庫補助事業として実施している老朽管更新事業についてご説明申し上げます。527ページをお願いいたします。上から5行目、湯中子地区におきまして45年以上経過した耐震性のない老朽管の布設替工事、172.9メートルを実施いたしました。今後も計画的に布設替を実施し、早期に終了するよう努めてまいります。  533ページをお願いいたします。3、業務、(1)、業務量につきましては記載のとおりであります。(2)、事業収入に関する事項でありますが、最下行、当年度の1立方メートル当たり供給単価は151円46銭であります。534ページをお願いします。(3)、事業費に関する事項でありますが、最下行、当年度の1立方メートル当たり給水原価は161円92銭であります。この結果、1立方メートル当たりの供給単価と給水原価との収支につきましては、10円46銭のマイナスとなっております。  537ページをお願いします。令和元年度渋川市水道事業キャッシュ・フロー計算書であります。右側の欄、下から3行目、当年度の資金減少額は7,872万4,673円であります。最下行、資金期末残高は11億8,062万5,568円であります。また、地方公営企業法に規定する決算書の附属書類でありますが、明細書につきましては538ページから550ページに添付いたしましたが、説明は省略させていただきます。  551ページをお願いいたします。令和元年度渋川市水道事業会計決算注記表であります。これは、地方公営企業法施行規則第35条の規定によりまして注記を義務づけられたものであります。本決算に関する注記区分に従いまして、関係する区分の明細を記載しております。  以上で説明を終わらせていただきます。ご審議の上、ご認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第110号は、決算特別委員会に付託いたします。 △日程第13 議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号) ○議長(田邊寛治議員) 日程第13、議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) ただいまご上程をいただきました議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号)につきまして、提案理由を申し上げます。  今回の補正につきましては、県内の養豚場で子豚等の窃盗事件が発生していることから、窃盗犯の侵入によるCSF、豚熱の感染リスクを防止するため、養豚場に設置する防犯カメラの導入を支援するための予算について、早急に予算補正の必要が生じましたので、ご提案申し上げるものであります。なお、充当財源につきましては繰越金で措置をいたしました。  内容等につきましては、総務部長からご説明申し上げます。  なお、急施を要しますので、ご審議の上、ご議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) 都丸総務部長。  (総務部長都丸勝行登壇) ◎総務部長(都丸勝行) 議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号)につきましてご説明申し上げます。  初めに、本予算案につきましては、9月8日付で提出をさせていただきましたが、一般会計補正予算(第8号)に対する修正を受けまして関係する箇所の修正が必要となりましたことから、差し替えを送付させていただきましたので、そちらを御覧くださいますようよろしくお願いいたします。  議案書の1ページをお願いいたします。令和2年度渋川市の一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるところによりたいと思います。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ208万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ459億8,793万4,000円としたいと思います。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりたいと思います。  6ページ、7ページをお願いいたします。2の歳入につきましてご説明申し上げます。20款繰越金1項1目1節の説明欄、前年度繰越金は208万円の増額であります。これは、今回の補正予算の財源として充当するものであります。  8ページ、9ページをお願いいたします。次に、3の歳出につきましてご説明申し上げます。6款農林水産業費1項2目農業振興費の説明欄、養豚施設防犯・防疫対策事業は208万円の追加であります。これは、県内の養豚場において、子豚等の窃盗事件が相次いでいることから、窃盗防止及び窃盗犯の侵入によるCSF豚熱の感染リスクを防止するため、養豚場に設置する防犯カメラの導入経費につきまして、1台につき1万円を補助するものであります。  以上で議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号)の説明を終わります。ご審議の上、ご議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) これより質疑に入ります。  11番、中澤広行議員。  (11番中澤広行議員登壇) ◆11番(中澤広行議員) ただいま上程されました議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号)について質疑をします。  聞くところによると、県にも同様の補助金があるということで、防疫対策はそちらにして、産業育成なり図っていただけばいいのかな。もし防犯カメラを窃盗防止のためにつけるのでしたら、周辺に市の自前の防犯カメラを設置したりしたほうがよほど効果的ではないかなと思います。また、他の産業の盗難等も全国各地で続いているのですが、そちらへの対策との公平性も疑問に思うところでありますが、見解を求めます。 ○議長(田邊寛治議員) 狩野産業観光部長。  (産業観光部長狩野 均登壇) ◎産業観光部長(狩野均) ただいま中澤議員からご質疑をいただきました。  まず、1点目の周辺に対しての防犯カメラの設置をしたらどうかという関係でございます。養豚場につきましては、環境の関係からちょっと離れたところに建設されているのが現状でございます。そういった中で、その周辺に1つということでございますけれども、養豚場かなり広い面積と、その養豚の建物も数棟ございます。そういった中では、やっぱり農場ごとに必要なカメラを設置して、抑止力、また窃盗が起きたときの場合の警察への情報提供ということを考えてございます。  それと、もう一点、他の盗難の関係ということでございます。報道でもありますように梨だとか、ブドウについても報道がされておるところでございますけれども、豚の場合は、説明もございますように、かなり病気の心配がございます。CSFというものも代表であるのですけれども、このほか法定伝染病であるオーエスキーだとか、また届出伝染病である様々な病気の感染源となるものでございます。そういった中で感染防止を主体としてございます。また、そのほかの作物につきましては、生産団体等と協議いたしまして、見回り等の対策を取っていくようにしたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) そういう答弁になるかなとは思ったのですが、防疫に関してはやっぱり様々な、もう今までも手厚い補助があったと思います。かなりそのほうで功を奏しているのではないかなと思うのです。ですから、防犯カメラを設置するのでしたら最寄りの市道等にやっておけばほかの犯罪の抑止にもなるし、そちらが功を奏するのではないかなと思うのです。これは、政治的決断もあるでしょうから、市長にお答え願いたいと思いますが、やはり他の業種からもこういう要望もあると思うのです、切実に。そういった場合はどうするのかということと、他の産業も守っていかなければいけない。そういった意味で、今後どう考えているかということで見解を市長に求めます。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 防犯カメラについてのご質疑でありますけれども、前橋市、桐生市、渋川市、養豚の産地であります。そういった養豚の産地であるということで、この養豚業が渋川市の経済を支えているということは言うまでもないことであります。そういう中にあってこれまで、前はいわゆる豚コレラと言いましたけれども、CSF、そしてアフリカ豚コレラ等もこれから心配をされますけれども、産業を守るためにしっかりとした防疫対策をこれまでも取ってきたところであります。これからもその方向性に沿ってしっかりと防疫対策、そして今起こっている盗難等についてしっかりと対応していきたいと思います。なお、他の農産物等についても被害等も出ることも考えられますけれども、そういった他の産業について今後の状況を見ながらまた考えていきたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) ぜひ公平性を持ってやっていただきたいと思います。もちろんこれはこれで十分にいい事業かなと私も思っておりますが、やはり他の産業も守っていく責務があると思うのです。そういったときに、重点的に補助していくのではなくて満遍に、他の犯罪も抑止できるような防犯カメラの設置の仕方をしていけば、こういうときにあたふたせずに、こういうときにわざわざ補正予算を組んでまでやらなくても済むわけですから、そこのところが重要だと思いますが、今後の防犯カメラの増設等、果樹園とかハウスとか、そういうことを意識した防犯カメラの設置についての見解を求めて、終わります。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 公平性の問題でありますけれども、いろいろな産業があります。いろいろな産業で、そういった防疫対策が必要な産業もありますし、盗難を監視しなければいけない、そういう産業もあります。公平公正にこれからも取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 市長、今後の設置の方向性。 ◎市長(髙木勉) 防疫、そして防犯、いろいろな角度から検討してまいります。 ○議長(田邊寛治議員) ほかに質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第111号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第111号については、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。  採決いたします。  本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(田邊寛治議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第111号 令和2年度渋川市一般会計補正予算(第9号)は、原案のとおり可決されました。 △休会の議決 ○議長(田邊寛治議員) 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。議事の都合により、14日は休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご異議なしと認めます。  よって、14日は休会することに決しました。 △散会 ○議長(田邊寛治議員) 15日は、午前10時に会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。  大変ご苦労さまでした。                                         午後2時11分...