渋川市議会 > 2020-03-11 >
03月11日-06号

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  1. 渋川市議会 2020-03-11
    03月11日-06号


    取得元: 渋川市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-09
    令和 2年  3月 定例会(第1回)             令和2年3月渋川市議会定例会会議録 第6日                             令和2年3月11日(水曜日) 出席議員(18人)     1番   反  町  英  孝  議員     2番   板  倉  正  和  議員     3番   田  村  な つ 江  議員     4番   田  中  猛  夫  議員     5番   池  田  祐  輔  議員     6番   山  内  崇  仁  議員     7番   細  谷     浩  議員     8番   山  﨑  正  男  議員     9番   田  邊  寛  治  議員    10番   安 カ 川  信  之  議員    11番   中  澤  広  行  議員    12番   山  﨑  雄  平  議員    13番   加  藤  幸  子  議員    14番   茂  木  弘  伸  議員    15番   須  田     勝  議員    16番   望  月  昭  治  議員    17番   角  田  喜  和  議員    18番   石  倉  一  夫  議員                                              欠席議員 なし                                              説明のため出席した者   市     長   髙 木   勉      総 務 部 長   藤 川 正 彦   総 合 政策部長   町 田 修 一      市 民 部 長   荒 井   勉   福 祉 部 長   諸 田 尚 三      ス ポ ー ツ   酒 井 幸 江                          健 康 部 長   産 業 観光部長   笹 原   浩      建 設 部 長   野 村 厚 久   水 道 部 長   平 澤 和 弘      危 機 管 理 監   都 丸 勝 行   教 育 委 員 会   中 沢   守      教 育 委 員 会   野 澤 利 幸   教  育  長                教 育 部 長   会 計 管 理 者   遠 藤 成 宏      監 査 委 員   灰 田 幸 治                          事 務 局 長   代 表 監査委員   中 澤 康 光                                              事務局職員出席者   事 務 局 長   大 畠 重 喜      書     記   灰 田 真 紀   書     記   石 田 昌 充議事日程               議  事  日  程   第6号                           令和2年3月11日(水曜日)午前10時開議第 1 一般質問                                              会議に付した事件議事日程に同じ ○議長(田邊寛治議員) おはようございます。  開議に先立ち、皆様にお願いいたします。東日本大震災の発生から本日で9年が経過しました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするため、黙祷をお願いいたします。  皆様、ご起立ください。  黙祷。  (黙  祷) ○議長(田邊寛治議員) 黙祷を終わります。  ご着席ください。 △開議                                          午前10時1分 ○議長(田邊寛治議員) ただいまから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は18人であります。  本日の会議は、議事日程第6号によって進めてまいります。 △日程第1 一般質問 ○議長(田邊寛治議員) 日程第1、一般質問を行います。  通告の順序により発言を許します。  市長に問う。1 硯石の整備に関する事項。2 議員と職員を断絶する要綱。3 不適切な行政事務執行手続再発防止に関する意見書の内容。  11番、中澤広行議員。  (11番中澤広行議員登壇) ◆11番(中澤広行議員) おはようございます。あれから9年たったということで、お亡くなりになられました皆様にご冥福を申し上げるとともに、東北地方の一日も早い復興を心から念じております。  それでは、一般質問を始めさせていただきます。市長に見解を求めるものであります。硯石の整備に関する事項でありますが、ここのところこの問題も終息に近づきつつあるところでありますが、市長におかれましてはこの問題、またここに来て新型コロナウイルスの問題等、土日を挟んで本当に大変な、多方面でご活躍されているということで、心中お察し申し上げますとともに、夜お布団に入られて目をつぶられたときに、ある種の感覚がよぎって寝つきが悪かったりすることがないのかなとご心配申し上げます。健康について大丈夫かどうか、1問目でお聞きしたいと思います。  次に、議員と職員を断絶する要綱についてでありますが、これは全く時代錯誤な要綱ではないかなと感じます。今年に入って、群馬県の最大の組織である方々ともお話しさせていただきましたが、「今は中澤君、県民と率先して膝を分かち合って情報交換をするのが我々の組織の目標だよ」というのが、私もそう思いますし、市民代表と職員が話ができないなんていうことがあっていいものかどうか、このことについて見解を求めておきます。  次に、不適切な行政事務執行手続再発防止に関する意見書の内容でありますが、このことで行政処分審査委員会等を開催せよという意見書の内容でありましたが、まさか行政処分などということを考えているのでは、いかがなものかと思いますが、そのことについて見解を求めます。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 東北の大地震で被災をされました皆様方には、本当に心からお悔やみ申し上げます。そして一日も早い復興をお祈りをいたします。  中澤議員からのご質問にお答えをいたします。コロナウイルス対策が今喫緊の課題になっておりまして、国を挙げてこの非常事態に立ち向かっているところでございます。私も市民の健康をしっかりと守っていかなければならない、命と暮らしを守る先頭に立たなければいけないということで、緊張感を持って対応しております。健康面でもそうですけれども、これからは社会、経済の維持をどうしていくかということ、それから感染防止感染拡大が広がらない、感染が拡大していかないようにしていかなければいけないということで、市民の皆様にも大変なご協力を頂いております。そのことに心が痛むものでありますけれども、一日も早く終息をして、平常な生活が戻るようにしてまいりたいと思っております。議員の皆様にも予算の追加補正でありますとか、いろいろな形で緊急な対応をしていただいておりますことに心から感謝を申し上げます。そこで、健康についてのご心配を頂きましたことに感謝を申し上げますが、これまでにこの問題については昨日まで含めて10回の対策本部を連日重ねてまいりました。状況が日々動いておりますので、その日々刻々と動くコロナウイルス感染状況に対応して適時適切、迅速な対応をしてまいりたいと思っております。おかげさまで、私の健康については大丈夫でありますけれども、市長という立場でこのコロナウイルスに感染をして渋川市の対応が遅れるということになってはいけないと思いまして、私も感染しないように防備をしているところでございます。  2つ目のご質問でありました議員と職員との飲食等についての話でありますけれども、行政事務等不適切等の委員会をつくりまして、そこでの答申、意見を頂きまして、このことについても対応しております。詳細についてはまた総務部長から答弁があると思いますけれども、議員と職員が断絶するということは私はあってはならないと思いますし、本意とするところではございません。しっかりと意見を交換して、話合いをして、そして渋川市政をよりよくしていくという立場では同じ立場であると思いますので、これからもそのことについてはしっかりと進めていきたいと思います。ただ、飲食等によって公平、公正がゆがむということはないと思いますけれども、そういうことがあってはいけませんので、市民の皆さんの公平、公正に対する疑問を持たれないようにしていきたいと思っております。  それから、職員の行政処分でありますけれども、これは財務規則、あるいは行政情報等取扱規則内部規則がございますので、そういったことに照らして、非違行為がなかったかどうかについては、行政処分審査委員会を設けて、そこで審議をしていただいて、その答申を踏まえて対応していきたいと思っています。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 総務部長からお答えいただくということでしたが、市長に問うということにしておりますので、重要なことではないかなという判断をいたしましたので、市長の見解だけで結構です。  まず、私が心配しているのは、ここ何日かのご記憶もなくされるような激務の中だということで市長のお体を心配したわけなのですが、市長はお忘れだということならば、それはそれで仕方ないなとは思いますが、硯石関連でもいろいろ申し上げようかなと思ったのですが、どうも市側は方向転換をしていただけたのかなという、私も感触に思います。半年余り渋川市政を緊急に追い込んだこの問題でありますが、収束に向けて取り扱っていただいているようでございますので、1つ提案がございます。全てのことを中身を抜いて、既に公開してあるような状況だということですので、いかがでしょうか。その他公園にでも指定して、より市民の皆さんに楽しんでいただける空間にこの際したらいいのではないかなと思うのですが、見解を伺います。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 硯石につきましては、旧北橘村時代、もっと古くかもしれませんけれども、地域の人たちに親しまれてきたと伺っております。そして、北橘村時代だと思いますけれども、そういった地域の人たちの気持ちを酌んで、行政、村としても説明板を設置をして皆さんに見てもらおうということだったと思います。そういった経過、歴史については、私も尊重をしたいと思っております。今後この硯石という歴史的価値のある石をどういう形で皆さんが大切にしていくかということにつきましては、地域の皆さんとよく相談をしながら進めていきたいと思っております。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 親鸞上人があの石をすずりに見立てて一句を詠んだという中では、上毛の山々が雪解けの水を利根川が運んでいるというような内容だったと記憶しております。今回のことも、市長もあまりかたくなにならず、雪解けを待って、本当に住民の皆様の望んでいるような方向にしていただきたいと、私はそう思います。それには、やはり公園に指定して、住民の皆様に楽しんでいただけるというのがいいのかなと思います。その後、上毛新聞の投稿の記事の中に、たしか82歳の高崎市の女性の方が子どもの頃ワラビ取りをして、あそこの石の上によじ登っておにぎりを食べた味が忘れられない、また大変きれいなところだったという印象を投稿されていたのを記憶しております。そのように、やはり歴史的価値があると。それとともに、皆さんの記憶の中に楽しい記憶で残れるような公園にしていただきたいと思います。この公園の提案について、その他公園の指定で私は十分だと思うのですが、提案について市長の見解を求めます。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ご提案も含めて地域の皆さん、そして議会の皆さんとも相談をしながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) ぜひそのようにお願いしたいと思います。また、それについて適切な事務執行、これは必要ですから、市長、忘れずにそのことだけは肝に銘じてください。私は、もう今回はこれ以上この問題については言うことはありません。ただ、この半年間はお忘れにならないほうがいいと思います。辛辣に言えば、私の思いでありますが、市長の自作自演ではなかったかなと思っています。それ以上のことは言いませんが、今後は適切な市政執行に向けて本当に全力を尽くしていただきたいと申し上げておきます。  次に、渋川市職員の職務に関する働きかけの記録等の取扱要綱ということで、この対象は私は職員と市議会議員を分断していると申し上げているのです。これの要綱に引き続き、所属長宛て総務部長、人事課から市議会議員及び利害関係人との飲食禁止について通知、これも出ております。これは、やっぱりちょっと時代錯誤ではありませんか。もちろんイギリスの国会やら、日本でもそうですけれども、国会議員との飲食禁止なんていうのが出ているのは私も承知の上であります。それは、やはり国政という立場になって、微妙な立場でやられる方々に疑義がないようにということですが、我々市議会議員は市民の代表で、毎日地域を回って、お困りの方がいないか、そのことを市側にお伝えするというのが第一の責務であるということで私も20年間やってきました。そのことで電話一本できない、部長のところに行くだけでも周りの目を気にしてしまうなんていうことがあっていいことなのでしょうか。そんな壁をつくる必要は私はないと思うのですが。ここに至ったのは、それは不適切な行政事務執行手続再発防止に関する意見書の中で指摘はあったかもしれませんが、ここまでする必要は私はないのではないかと。このことについては、今後コンプライアンスを確立していくという中で十分できるではないですか。私は、このところについては訂正を促して、報告は必要かもしれないが、もう少しハードルを下げて、我々も自由に部長のところへ行ったり、市長のところへ行ったり、話ができるようなやり方にしなければ、誤解を生んだままいけば次の市議会議員の若い子が来たときなんかも戸惑うと思います。そういう手続を踏まなければ困るみたいなことを言われれば。活動の範囲を狭めるようなことをするべきではない。もっと広く情報収集されるためにこういったものはもう一度、訂正とは言いませんが、こういう方向に行きましょうという、誤解を解くためにもそうした方向が必要かと思います。先ほど群馬県で一番大きな組織と、大体もう市長はお分かりでしょうけれども、そこの方は積極的に県民の情報を集めるようにということで、いろいろなところに出かけてくれています。そういうほうが必要なのではないかなと私は思いますが、いかがですか。
    ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 市民の声を十分に情報を伺って、そして市政に反映していくということは、私の一番基本としているところであります。私の市長就任して皆さんにも申し上げましたけれども、公平、公正、責任、併せて開かれた行政、そして市民に奉仕をする行政、これが私の招集に当たっての基本理念であります。その考え方については、私は今でも堅持、守っているつもりであります。できるだけ地域に足を運んで、小さなお祭りでも地域の自治会でも足を運んで、皆さんの意見を聞くように努めております。それは大事なことでありますけれども、一方できちんとした適正な手続をして、そしていろいろな意見を交わすことは大事なことだと思っておりますが、それをしっかりと記録に残していくということも行政の責任であると思っております。何よりも市民のために議会、議会だけではありませんけれども、ほかのいろいろな各種団体もありますけれども、そういった皆さんと行政が円滑にいくことが市民生活の向上に資することでありますので、そういった方向に向けて努力をしていきたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) いや、市長の立場をお聞きしているわけではないのです。議員と市の職員を分断していると私は申し上げているのです。我々の立場をもう少しおもんぱかってもよろしいのではないかと。我々は、本当に日々地域を回って、何かないか、何かお困り事がないか、その情報を市役所につなげるために日々活動をさせていただいているのです。そのアンサーを求める、答えを求めるところでこういったハードルがあれば働きづらいと申し上げているのです。このことについて次の文書を出すつもりがあるか、ないか。こういったものは誤解を招いているので、こういう解釈でいったほうがいいのではないかというのを私としては提案しているのです。いかがですか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 適切に議員、あるいは皆さんと情報が交換できる、そういう趣旨に沿って事が進めばいいことでありますので、その文書がそういったことの目的に障害になるということであれば、それは適時見直せばいいのではないかと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 私と市長は利害関係人ですか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 利害関係人になる場合もあるでしょうし、そうでない場合もあると思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 場合の内容をお聞きします。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 個別具体的な事案が発生したときに判断をしてまいります。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 先日、市長の関係する主催団体の会議に私も出させていただきました。懇親会もありました。そのときは、私と市長は利害関係人でしたか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私は、利害関係人という考えを持っておりません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) というふうに非常に判断しづらいですよね。市長の関係人から私も招待状を頂きまして、出席させていただきますということを伝えました。利害関係人だか関係人ではないか、私も行ったらまずいのか、悩んだところでありますが、せっかくお招きいただいて、もちろん市長もそのことはご存じだと思いましたから、利害関係人関係人ではないか分からないけれども、出かけてみようと思いまして出かけさせていただきましたが、そのように判断ってできないのです。では、このことをある部長に、違うことである部長で、こういう市民が困られているのだということを言いに行ったときには、それがどういう個別事由に当たるかというのは誰がどう判断するのですか。だから、こんな文章はよくないと申し上げているのです。もう少しこの文章の中身を見直して、再度通達を出したほうがいいのではないかという、これもご提案です。いかがですか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) あくまでも先ほど申し上げましたように行政事務の適正化を記するということが目的でありますので、その目的に照らして、その時点、時点で状況を見ながら見直していければと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 要望でありますから、市長がどう判断するかでございますが、一連の関係、一番よく承知されているのは市長だと思います。ここまですることはないのではありませんか。一番ご存じなのは、何度も言いますが、市長だと私は思っていますので、こういったことはあからさま過ぎます。市議会議員及び利害関係人との飲食禁止についての通知、これは撤回とまでは言いませんが、文章の中身を変えて再度通達すべきです。今後、では市議会と市当局との懇親会、いかがなさるつもりなのですか。情報交換も何も公の場でできなくなるのですよ。それまで分断するという腹づもりなのでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 議会との意見交換は十分に私もやるつもりでありますし、やったらいいと思います。必ずしも飲食を伴わなくてもできることもたくさんありますので、いろいろな形で意見交換をしてまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 必ずしも飲食を伴わなくても。だから、飲食だけ禁止なのですか。逆に言えば、飲食していたって情報交換できるのだから、いいではないですか。なぜそこだけこだわるのですか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 別に飲食をしていてはいけないとか、飲食をしていなくてもいいのではないかということでありますけれども、私は飲食をしながら意見交換をしてはいけないということを申し上げているわけではありませんで、飲食を伴わなくても十分に意見交換はできるということを申し上げているのであります。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) だから、利害関係人との、市議会議員等飲食禁止についてという通達はおかしいのではないですかと申し上げているのです。昨日からの答弁もそうですけれども、議長、もうちょっと正面から答えるように議長からも再度お願いいたします。ここにそのように書いてあるから、私はこんなハードルを高くする必要ないのではないのですかというふうに申し上げているのです。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 政治家とか官僚、公務員等の飲食を伴っていろいろな出来事が過去にたくさんありました。そういったことを踏まえて、公務員倫理の規定等もつくられてきていることは議員もご承知のことと思います。市民から疑義を持たれないようにしっかりと公平、公正にやっていくことが必要だと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 市長、端的に答弁をお願いいたします。  市長。 ◎市長(髙木勉) ただいま申し上げたとおりであります。  (何事か呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 今後状況を見て考えてまいります。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) ぜひそうしていただければと思います。しつこくて申し訳ないですが、ここに至った経緯は市長自身がよくご存じなわけですから、市長自らがそれの上塗りを利用されるような、こういった過激な文章は少し見直したほうがいいですよ。市長の言葉を信じております。よろしくお願いいたします。  その中で、先ほど行政処分審査委員会、これを開くとおっしゃいましたか。 ○議長(田邊寛治議員) 藤川総務部長。  (総務部長藤川正彦登壇) ◎総務部長藤川正彦) 行政処分審査委員会の関係でお答えをさせていただきたいと思います。  行政処分審査委員会につきましては、今年度に入り既に開催をされております。また、この結果につきましては、市長に答申をさせていただいたところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 市長、その中で今回の硯石に関して行政処分に値するような結果が答申されましたか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 答申の内容をまだつぶさに見ておりませんけれども、そういった事実が、行政組織違反等があれば、それに対してしっかりと判断をしていきたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 市長が答えていただけないのでしたら、総務部長に同じ質問を与えます。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 行政処分審査委員会の内容につきましては、渋川市職員の行政処分審査委員会規則に基づいて行われるものでございます。その中で、内容については秘密会ということになっておりますので、ここではお答えできないところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) これの行政処分に対する不服がもしあった場合には、どういう手続になりますか。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 職員からの申立てにより、公平委員会にかかるものと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 今のところ、その事案が発生しておりますか。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 処分のご判断は市長でございますので、そういった処分がまだ出ておりませんので、そういった事例はございません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 分かりました。全ては市長の手中にあるということですので、これからその職員の処分等、身分に関することで質問をさせていただきます。  前にも討論で申し上げましたが、先ほどは市長は公平、公正、市民に開かれた行政、それで選挙を勝ち抜いたと。その中でも、登庁されるときには職員の空振り三振大いに歓迎、全力で力を発揮してほしい旨の発表があったということを強く記憶しております。しかしながら、先日も申し上げましたが、三振した職員をベンチから退去させましたね。市長、やはりこういうのは朝令暮改もいいところで、根本的から自らの意思を覆しているということにつながりませんか。市長たる者は、1,000人からいる職員の一番長でありまして、この人たちを守る、この人たちの生活を守る、この人たちの子どもを守る、それが市長の務めではありませんか。それが市長が自らそういった鉄槌を食らわせるようなことをしては、職員にリーダーシップを見せるどころか、職員の皆さんは本当に疲弊してしまいますよ。これではやっていけないということになりませんか。何か職員が失敗したら、その責任を市長が取ればいいことではないですか。一言、ああ、今回はこうなってしまったけれども、全責任は私が取りますから、それでこういうふうな新しい施策がありますので、こういうほうを全力でいきたいと言えば誰だって納得できるわけではないですか。それを三振したから即ベンチ入り、ベンチから外すなんてことをしては駄目ですよ。今回は、この件については正面から本当に答えてください。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私は、就任のときに、職員に向かって市民のために奉仕をしてほしいということを申し上げました。積極的に職務に取り組んでいただいて、仮に空振り三振であっても私が責任を取るということは申し上げております。私は、職員はそれぞれの職務に全力で投球していただいていると思っております。責任を取って異動させるとか、そういうことは、私はしたことはありません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 市長、ご記憶力大丈夫ですか。私は、そのことについて市長の部屋まで行ってお話ししたことございましたよね。そのとき、市長は信じられないことを言われましたよ、私に。この場でその言葉を披露するつもりはありませんが、市長、やっぱり公の場なのだから、本当のことを言わなければ駄目ですよ。再度申し上げますけれども、私はその言葉を申し上げるつもりはありませんが、市長はそういうふうにやられたのですよ。職員を退場させたの。だから、私は言っているの。このことは全職員知っているの。議員も知っている。市民の皆さんも一部分の方は知っているの。そういうやり方するのですか、あの人はという話なのですよ。だから、もうそういうやり方はやめてくださいと言っているのです。それで、この一連の硯石の関係でも、手続が不適切だったって言い出したのは市長だし、そのときに、そうだったのか、では今度はこういうふうに改めようと、私が全責任を持つから、今回のことは今後の糧にしてくれればいいと、それで済んだ話でしょう。それを今さら行政処分審査委員会云々で処分された職員はたまったものではありませんよ。そのことについて真摯に向き合わないですか、市長。私は、あなたが言った一言は忘れませんからね。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 職員に対しては、絶えず適材適所に努めております。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) もうちょっと真摯に答えていただける方かと思っていましたけれども、私に言ったことをもはやお忘れ。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 職員の人事については、適材適所で能力を発揮できるように努めているということであります。 ○議長(田邊寛治議員) 市長、論旨に対しての答弁をお願いできますか。  市長。 ◎市長(髙木勉) 承知しておりません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) お疲れなのです。もう少しお休みになられたほうがいいですよ。5日前のこともお忘れだし、約1年前の私に言ったこともお忘れなようでしたら本当にお休みになられたほうがいいですよ。  それで、そのときそのときに表、裏があるような市長、それでは困りますよ。みんなついていけないし、市長の前でお話も聞けないし、市長の言ったことも信じられないですよ。そうでしょう。その当事者が私です。市長は、あのとき言われたのだから。俺はそのとき言いましたよ。そうではないでしょう、職員を守るのが市長でしょうって言ったではないですか。今回の一連のことだって、先ほど私は市長の自作自演ではないかと言ったけれども、そういうふうに思われている方が多いですよ。そのことで、全部の責任は俺にあるのだと、だから職員から傷を出すようなことはさせないと、そうやって守るのが市長の役目ではないですか。それを平気で誰かが悪いからこういう処分を下すなんていうことになっては、それはあんまりですよ。もっと辛辣なことも言わなければならなくなってしまいますよ。どう思われますか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 市民を守り、職員を守っていくのは私の信条でありますので、そういったことでこれからも努めてまいります。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 誰もそんなことは信用できなくなってしまいましたよ、市長。もう少し誠心誠意、表向きにおっしゃっているようにやられたほうがいいですよ、そういうつもりでおっしゃっているのだったら。表、裏なくして、男ですから、きちんと一本でいきましょうよ。もう市長がいろいろなことでいろいろなことをやられているというのは明らかになりつつありますよ。やはりもうちょっと真摯にいきましょうよ。昨日だって、やらせたのではないかと言われたときに、もう少し違った答弁もあったでしょう。それをああいう答弁を選択したというのは、市長、やはり一生をかけている人間が傷つくことがあるのですよ、市長の一言によって。描いていたものが崩れていって、多くの人間が傷ついているのです。その痛みを分からなければ、市長。市長という立場なら。あんまりですよ。もう少し職員の傷を分かるような気持ちになりませんか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私は、職員と共に市民のために全力を尽くしておりますので、そのことについては今までも申し上げているとおりであります。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) なるのだったらぜひそうしてください。今日からでも結構です。ぜひそうしましょうよ、正々堂々と。あったことはあった、なかったことはなかった、こういう方向に行くのだったらこういう方向に行く。小手先のいろいろな技を使うのはやめましょう。ストレートでいきましょうよ。ぜひそういうふうに要望しておきます。  それと、このこともあまり申し上げたくはなかったのですが、ちょっと時間もあるようですので、このことについてもお聞きしておきたいと思います。ある人が大変傷ついていることであります。公共的団体に市長という立場で調整するというのは地方自治法でも認められていることでありますから、そのことについて私は申し上げるつもりはありませんが、調整を超えて圧力となると話は別でございます。こう言うと市長、心の中よぎったことがございませんか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ございません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) それならば申し上げましょう。渋川市社会福祉協議会の人事について介入したことがあるでしょう。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ございません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) ここに社会福祉協議会の評議員会の会議録があります。この中で、ある人は市長からそういう相談があったということをその相談された方からまた相談されたということをきちんと述べています。そこまで言っても記憶にないとおっしゃるのですか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ございません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) あらまあ、びっくりでございますよ。それはないでしょう。社会福祉協議会の会長に人事についてお話しされましたよね。今年度、市役所の職員も退職になる人間が多いから、社会福祉協議会に云々という話、されたでしょう。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ありません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 公の場でされたということになっているのですよ。それでも知らないの。記憶にないの。市長、今回何回言った、僕に記憶がないって。僕の発言でも記憶がない。あれも記憶がない、これも記憶がないって本当。本当の話。  社会福祉協議会の会長に言ったでしょう。会長自身はそのような事実はないって言っているけれども、その会長からご相談を受けた方はちゃんと相談を受けたと。市長がそう言ったと証言していますよ。それでもそんなこと知らないって言うの。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 記憶にないのではなくて、ありません。
    ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 社会福祉協議会でも独自に監査委員等が調査をしているということですので、調査が出れば明らかになることですけれども、大丈夫ですか、市長。記憶にありませんではなくて、ありませんって言い切ってしまうの。すごいね。人事のことで相談したこともないの、会長と。ないの。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ありません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) 10月の半ばって具体的なことをもう何十行も語られていますよ。何だかな。そうすると、俺も言わなくていいことを言ってしまおうかな。おかしくない。市長、本気で言っているの。これは本会議の一般質問ですよ。事前に、だって公共的団体の調整は市の長としてそれはできる権限だって僕は言っているではないですか。そんなことはどうでもいいのですよ。本気で言っているの。市長、大丈夫。こんな公になっていて、ここの1時間だけ済ませばそれでいいなんて当然考えていないでしょう。またこれで火つけてどうするのですか。もう一度考えてみてください、10月半ばのことですよ。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) そういった事実ありません。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) なるほど。私に対してもそういうことを言われるわけですね。今後よく考えてみたいと思います。  このことについて、これで傷ついている人間も多くいます。市長が先ほどの空振り三振大いに結構、これも言われたことはただの表現だけであって、裏づけが何もない。職員を守る。どこが守っているのですか。傷つけているだけではないですか。市長、もう少し考え直したほうがいいですよ。一連のことについて、私は過渡期だと思いましたので、多少思っていることも言うことをためらうこともありました。けれども、市長がまるで態度を改めずにそういうふうにおっしゃるのなら、私も少し方向性を変えていかなければいけない。先ほどは、ぜひ公園もその他公園にしていただきたい、そういうふうな提案でこのことは収めようかななんて思っていましたけれども、全くこれでは収めるつもりにもならなくなりました。警察の告発はいつするのですか。 ○議長(田邊寛治議員) 町田総合政策部長。  (総合政策部長町田修一登壇) ◎総合政策部長(町田修一) 現在の硯石の現場のバリケード等が撤去されている状態についてのことでございますけれども、現在渋川警察署へ被害届の提出について本日相談をするところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) それでは、昨日も聞いて、正面から回答を頂けなかったのですが、部長、市長から現場保存のため、もう一度立入禁止にするという指示がありましたか。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 立入禁止の再設置の件でございますけれども、警察との相談もございますので、現在は現状そのままということになっております。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 現状のままということで指示となっております。 ○議長(田邊寛治議員) 11番。 ◆11番(中澤広行議員) もうここにいらっしゃる方全て皆さん感づいているかと思いますが、これがやり方なのですよ。どう考えたってつじつま合いませんよ。硯石の問題だって、初めから市長が知っていて、そういうふうに許可出して、皆さんが一斉に動いたら不適切な事務執行だって市長が騒ぎ出して、騒がなければ全然問題なかったではないですか。いいのだ、私が全部責任持つのだと言えばそれでよかったのです。今回だって私が外しましたって言えばそれでよかったわけではないですか。事を荒立てているのはあなたなのですよ。  あからさまに時間引っ張ってもしようがないので、私の質問はやめますが、最後に一言だけお聞きします。全てのことは自作自演ではありませんか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) そういう事実はありません。 ○議長(田邊寛治議員) 以上で11番、中澤広行議員一般質問を終了いたします。  通告の順序により、1 硯石問題について。2 新型コロナウイルス感染症対策について。3 有馬地域の道路整備について。  13番、加藤幸子議員。  なお、この際報告いたします。13番議員から質問に関連がある資料の掲示及び配付について、会議規則第157条の規定によりこれを許可するよう申出がありました。議長において許可しましたので、報告いたします。  (13番加藤幸子議員登壇) ◆13番(加藤幸子議員) 一般質問を行います。  今日は、東日本大震災が起きた日です。改めて犠牲となられた方々に心から哀悼の意を申し上げますとともに、いまだに約4万以上の被災者の皆さん、避難を余儀なくされています。本当に心から被災者の皆様にはお見舞い申し上げます。  それでは、硯石問題について。令和元年11月14日、歴史的価値のある硯石の掘り起こしに関する特別委員会で、  議員に対して硯石を掘り起こすことになった経緯ときっかけについて質疑が行われました。皆様のところにお配りされていますけれども、地図のオレンジの部分ですけれども、「平成25年9月12日、平成26年9月27日、平成29年4月15日に硯石5差路で死亡事故があり、その事故原因は道路脇のシノ、草で見通しが悪いことで事故が起きると思い、所有者を調べたら渋川市市有林であった」と、こう  議員は答弁しております。「そこで、市に草を刈ってほしいとお願いしたが、なかなか刈ってもらえないので、私は市に土地を買いたいと話すと、貸すとのことで、平成30年6月19日に妻の名前で借り受けました」と答弁されています。日本共産党市議団で調査したところ、平成30年5月8日付で  議員の妻、  建設(株)代表取締役社長、    氏から土地貸付申請書が提出されています。土地の所在地は、渋川市北橘町赤城山24の1番地……  (何事か呼ぶ者あり)  24番の5番地、24の6番地、24の9番地、24の10番地です。オレンジ色に塗ってあるところがそうです。面積は、1万8,048平方メートルです。貸付目的は、雑木伐採による交通安全対策、植栽による景観浄化、花いっぱい運動(NPO法人ふるさと勢多郡・友の会)との連携となっています。貸付期間は、平成30年6月18日から平成32年3月31日までです。市長は、この賃貸借契約を知っていましたか、お聞きいたします。  次に、新型コロナウイルスについてお聞きいたします。残念ながら、太田市の保育園でコロナウイルスが発生してしまいました。市長をはじめ、教育長や学校の現場の職員や、また市の職員の方、ご苦労なさっていますが、子どもたちも親も大変です。これからの方針についてお聞きいたします。学校の預かりはするのでしょうか。日本共産党市議団に市内の保育士から「群馬県渋川市の保育士がコロナに感染した場合、実名公表すると市長が決めました。しかも、保育士のみ。私たち保育士には人権はないのですか。地域や年齢、勤務先が出るのは仕方がないこと。だけれども、市長が会見で実名を出す意味ありますか。一生後ろ指さされて、生きていけない」とツイートされています。市長、これは事実ですか、お聞かせください。  次に、市道有馬辰巳町線の有馬芦田信号に右折レーンを作り、右折信号をつけて交通安全対策を講じてください。有馬自治会長も要望書を出すとのことですが、お聞かせをください。  以上で1問目を終わります。 ○議長(田邊寛治議員) 静粛にお願いいたします。  髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 加藤議員のご質問にお答えいたします。  土地の賃貸借の件については、私は詳細を承知しておりません。  それから、新型コロナウイルス感染症対策であります。今般の新型コロナウイルス感染症対策につきましては、今まで取り組んでまいりました経過や現状での市の対応状況についてお答えをいたします。渋川市におきましては、1月30日に新型コロナウイルス対策関係機関連絡会議を開催し、観光、公共交通、医療等、各機関の現状や対策について意見交換を行い、連絡体制の確認等を行ったところでございます。2月19日には、渋川市緊急事態等対応計画に基づく渋川市新型コロナウイルス感染症対応対策会議を開き、市内における蔓延防止策やイベント等の開催の判断基準等について検討してまいりました。さらに、2月27日の夕方、安倍内閣総理大臣から小中、高校、特別支援学校を3月2日月曜日から臨時休校をするように要請を受けたことに伴って、新型コロナウイルス対策本部を設置し、渋川市におきましても小中学校について臨時休校の措置を取ることに決定をいたしました。その後、臨時休校に伴う子どもの見守りや安全確保策等について自治会、民生委員児童委員協議会、PTA連合会、子ども育成会連絡協議会等と協議を重ね、休校中の児童生徒の健康維持と安全確保等について意見を交わしつつ、児童生徒及びその保護者の生活を守ることを第一に考え、新たな組織である臨時休校サポートセンターを開設して専任の職員を配置するとともに、各小中学校に地域学校支援員を配置いたしました。このような状況の中で、臨時休校に伴って自宅で過ごすことの困難性が高い児童生徒については各学校で見守る措置を取り、保護者への負担をできる限り軽減する措置を講じました。これらの対応に当たり、学童クラブの開所時間の延長に伴う指導員の手当て、備品の整備、マスクや消毒液等の購入費用としておよそ1,800万円の補正予算をご議決いただいたところであります。備蓄品等の供出については、2月5日並びに17日に渋川医療センターからの要請に応える形で、マスク1万枚を供出いたしました。また、2月26日には、渋川地区医師会からも要請がありましたので、マスク1万5,000枚を提供しております。なお、3月2日には、市内事業者からマスク2,200枚の寄附を受けまして、不足が生じている学童保育所等に配布をいたしました。今回の休校措置は、かつて例を見ない特別な対応要請でありました。渋川市といたしましては、刻々と変化する情勢に速やかに対処しつつ、最善策を検討し、全庁を挙げて対応してまいったところでございます。3月7日の群馬県の発表によりますと、太田市の40代女性、職業は保育士の方が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたところであります。この発表を受けまして、渋川市では土曜日の夜に第9回の対策本部会議を緊急招集し、渋川市としての今後の対応方針を検討いたしました。市といたしましては、多くの人が集まるイベント等は当面の間延期もしくは中止することとしたほか、老人福祉センターや子育て支援センター等につきましても、やむなく一時利用休止の措置を取ることといたしました。また、個人利用等を認めておりました体育施設等につきましても、当面の間同様の措置を取ることといたしました。また、9日に開きました第10回対策本部会議では、市内保育園、幼稚園等の対応につきましては、各園等は閉所はしないが、保護者には登園自粛を求めていくことで決定をいたしました。イベントの開催につきましては、4月1日に開催されるオリンピック聖火リレー出発式については、大会組織委員会の判断を待ちつつ、PRブース等の閉鎖など、縮小して開催する方向で検討しております。4月に開催が予定されておりました前橋・渋川シティマラソンですが、実行委員会の判断で中止と決定をされております。事態の収束が見通せない中ではありますが、蔓延の拡大防止と社会、経済活動の維持、この両面から今できることは何かを考えつつ、万全の対策を講じてまいる所存でございます。今後の状況につきましては、逐一市民の皆様にお知らせをしてまいりますので、ご協力をお願いしたいと思います。  それから、コロナ対策をめぐって、SNSを通じて保育士がコロナウイルスに罹患した場合に実名を公表するという、そういった発信がなされております。そのことは報告を受けまして、そういう事実はないということでありますので、ホームページ等、そして各施設長に緊急に連絡をしているところでございます。  有馬の交差点の交通信号の問題、建設部長から答弁をいたさせます。 ○議長(田邊寛治議員) 野村建設部長。  (建設部長野村厚久登壇) ◎建設部長(野村厚久) ご質問のございました市道有馬辰巳町線につきましては、有馬地内の市道南部幹線から渋川地内の市道駅前通り線を結ぶ延長約1.9キロメートルの平成22年度に供用開始した幹線道路となっております。議員ご質問の有馬芦田交差点付近につきましては、道路改良事業に着手した当時、道路用地の取得が難航したため、交差点北東部の歩道及び右折車線を設置できずに整備を行ったものでございます。渋川市の南部地域では、平成30年4月に主要地方道高崎渋川線バイパスが開通し、現在隣接する吉岡町、榛東村までは4車線化工事が進められております。今後交通の流れが大きく変化することが見込まれている地域でございます。市道有馬辰巳町線交差点部の道路改良につきましても、周辺道路の交通量の変化、また地元の熟度、そういったものをきちんと見極めた上で事業の必要性を判断してまいりたいと考えております。  また、右折信号機につきましては、右折車線の設置が前提となるため、道路改良工事実施後、群馬県公安委員会がその設置の可否について適切なご判断をされるものと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 時間がございませんので、すみませんが、答弁は簡潔にお願いしたいと思います。  それでは、硯石のことについてお伺いいたします。当局での資産経営課長の聞き取りでは、上記市有林は県森林整備計画区域に位置すること、開発行為の面積は1,001万8,048平方メートルでは規制対象となることから、市農林課から指導を受け、平成30年6月19日付で渋川市北橘町赤城山24番地の5、1筆のみの貸付けとする土地賃貸借変更契約を締結し直しました。貸付期間が1日にして変更する大変おかしな、しかもスピーディーなことが起きています。場所は、一番最初に議員が賃貸借をしたところがこのオレンジ色のところです。これは、全て森林計画……  (「議員じゃないよ。議員じゃないから、それは違うよ」と呼ぶ者あり)  失礼いたしました。会社がお借りしたところですけれども、ここの場所です。それで、これは借りたところがはっきりするようにオレンジ色にしましたが、皆さんのお手元にこの地図が行っていらっしゃると思います。これは森林計画図です。もちろんこのオレンジ色のところも森林計画図の中に当てはまっております。市長は、この土地賃貸借変更契約を締結したことについてご存じでしたか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 承知しておりません。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 平成30年8月7日に資産経営課の髙木勉市長が農林課の髙木勉市長にてんまつ書を提出しています。なぜこのてんまつ書を提出したのか、その理由です。地域森林計画対象となっている民有地の立木の伐採に当たって、森林法、昭和26年度法律第249号、第10条の8第1項に規定する伐採及び伐採後の造林の届出をすることなく伐採を行いました。つきまして、関係法令を遵守し、適切な手続を行いますとこのてんまつ書には書かれております。資産経営課と農林課の髙木勉市長は、このてんまつ書を渋川市長、髙木勉さんに報告していますか、お聞きします。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私はそこを承知しておりませんので、その所管をしておりました部長から経過について報告をいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 町田総合政策部長。  (総合政策部長町田修一登壇) ◎総合政策部長(町田修一) ご質問を頂きましたてんまつ書の関係でございますけれども、こちらにつきましては貸付面積が1ヘクタールを超えているということでございますので、指摘を受けまして、農林課へ遅くなった理由書を添えまして届出を行っております。これについては、後日農林課から遅くなったことについて指導書という形で一応頂いているところでございます。  こちらにつきましては、伐採届の提出については課長専決で行っております。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 次に、4番目ですけれども、もちろんここのところは森林計画区域に入っているところですから、これはきちんと申請をしなければいけないということになっております。それで、硯石のある場所、渋川市北橘町赤城山24番地の1、ここです。その土地は、群馬県森林整備計画区域内でありますよね。渋川市長である髙木勉さんにお聞きいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ただいま図面を見せていただきました24の1番地については、硯石の所在地だと私は思います。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) そうしますと、これはきちんと計画書、申請書を出して、この土地をお借りして、そしてここをいじるということが必要になってくると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) おっしゃるとおり、届出が必要でございます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) ここには硯石がありました。とても趣のある。私は、道路から見てもきちんと見られる、そういう場所に硯石はあると、この写真を見た限りでは思います。  それでは、24番地の1はちゃんと申請許可が必要だ、そこは分かりました。それでは、森林法第10条の2では開発行為の許可が必要となっています。市長にお聞きしたところ、計画が出ているかどうか、計画書が出されているかどうか、許可申請をそれで提出されているかどうかについてお聞きしたいと思いますが、その前に第10条の2、地域森林計画の対象となっている民有林において開発行為をしようとする者は、農林水産省令で定める手続に従い、都道府県知事の許可を受けなければならないとされております。もう一度お聞きいたしますが、申請書は出されていましたか。 ○議長(田邊寛治議員) 藤川総務部長。  (総務部長藤川正彦登壇) ◎総務部長藤川正彦) ただいまのご質問の関係でございます。これにつきましては、当初契約をされている面積が1万平米を超えておりました。それを変更後、1万平米以下と処理をされております。そういった中で、地域森林計画に基づく伐採届の許可ということになります。そういった中で、今回の場所については、その500平米を限定した伐採届が出されているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) その書類はお持ちでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 24の1につきましての届出書は、現在手元にはございません。24についての伐採許可の届出の書類については、現在手元にございません。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 手元にはないけれども、申請は出されているのですね。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 申請は出されております。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) いつのことでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 出されておりますが、ただいま手元に資料がございませんので、日付までは分かりません。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 500平方メートルだけは出されているということですが、つい最近のことですよね。日付も分からないということは、ちょっとどうなのでしょうか。私は、確認をしたいのですけれども。  (「時間があるから、調べてもらえばいいよ」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 調べましてご報告をさせていただきます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) それがないと続きができないのですけれども。  (「時間は止めないですよ。時間は止めません」と呼ぶ者あり)  では、時間が取れないということですので、500平米だけは出されているということですが、議員が特別委員会をつくったときにそういう報告は一つもなされていなかったと思いますけれども、それ以後でしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 日付については、ただいま確認中でございます。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) ただいまのご質問につきましては、議会側の特別委員会の件に関しましては当局側では承知していないところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 当局でも調査委員会をつくっておりますよね。その中で森林法の問題については何も報告されていないでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 当局側の調査におきましては、平成30年度に締結した土地賃貸借契約の履行確認の関係で、報告書の中に当初の契約についての期日に対して触れているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) ご質問いただきました伐採及び伐採後の造林の届出書、赤城山24番地の1につきましては、令和元年7月16日でございます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) それでは、24番の1の500平方メートルだけは申請が出されたということで確認してよろしいのですね。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) そのとおりでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 平成30年のときに、議員が24の1番地について、ここを硯石を世に出したいということで行われたわけですけれども、そのときに職員の皆さんに相談をしています。それで、職員の皆さんは市長にはそれを告げずに、500平米だけ市に申請したと、こういうことでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 伐採、造林の届けにつきましては、課長専決でございます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 市長にはいかがでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 今の報告を聞いて、そういうことだと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(町田修一) 課長専決で行っておりますので、市長には報告しておりません。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 市長に報告されていなければ、市長は何にも知らないことになりますよね。そういう点では、非常に今庁内内部のところで残念なことに意思疎通が市長を除いて行われているということが私は感じられますが、これは私の感想だけにとどめておきたいと思います。  次についてですが、市会議員が埋もれていた硯石を地域おこしの一環として、人目につくように再認識してもらうために、自身が役員を務める建設会社の重機を用い、従業員にも指示し、掘り出し、移設し、周囲に桜の木も植え、駐車スペースも設置した事実についてお聞きします。そこで、法的見解をお聞きしたいのですけれども、公職にある者は選挙区内の者に対し寄附をしてはならない、公職選挙法第199条の2第1項に書いてあります。この見解についてお聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 公職選挙法の関連でございます。先ほどの公職選挙法第199条の2、公職の候補者等の寄附の禁止についての規定でございます。これについては、本条第1項の見解についてのご質問だと思いますが、公職選挙法に関する見解ということでございますので、選挙管理委員会の書記長としての立場でお答えをさせていただきます。  また、これも一般論という形でのご答弁になろうかと思いますが、公職の候補者等々は候補者や候補者になろうとする者、現に公職にある者も含まれますけれども、これらの者が選挙区内にある者に対して寄附をするということは、その時期や名義のいかんを問わず禁止されているということであります。また、そういった中でこの硯石の掘り起こしという部分がありますが、先ほどの見解、今私が述べました見解につきましては、群馬県選挙管理委員会への問合せに基づくものでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) それでは、地方自治体も選挙区内の者に該当するのかどうかお聞きいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 自治体においても、そういったことになろうかと思います。
    ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 労務の無償提供も寄附に該当するのかお聞きします。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 労務の無償提供につきましては、いろいろな見解があると思います。これについては、ボランティア活動なども含まれますので、この場でそれがそのまま該当するということにはならないかと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) そうですよね。業者がボランティアで行った場合は寄附ではありません。公職選挙法違反にもなりません。しかし、議員がした場合はどうなのですか。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) この見解につきましては、私から答える立場ではないとは思いますが、ただ一つ、これについて市や地域住民にそれなりのメリットがあったかないか、こういったことが判断基準になろうかと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 議員が役員をしている会社の重機を用いて硯石を掘り出し、移設し、駐車スペースを整備したことは、地域おこしの一環として、市にとってプラスになるように意図して行ったものであるから、寄附に該当すると考えられる、これは読売新聞の記事。9月26日の新聞でも、市議が行った移設、整備は公職選挙法に抵触する可能性があると。県選挙管理委員会によると、労務の無償提供は、同法上の寄附に含まれると書いています。市長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 選挙管理委員会に関わることでありますので、書記長から答弁をいたさせます。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 先ほど加藤議員からのご質問につきましては、個別の事案で、いろいろ具体的な事実に即したものとして判断されるものでございますので、こういったご質問については正確を期するためにこの場でお答えすることはできません。また、こういった判断を下す中では、捜査当局は別にございますので、そういったところで判断がされるものと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 上級の県の選挙管理委員会にはお聞きしましたか。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 確認はされますが、個別事案につきましては県でもそういった特別にこの件でというご判断はされません。一般論としてのご回答でありました。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) そうですか。県の選挙管理委員会によれば、労務の無償提供も同法上の寄附に含まれると言っておりますけれども、藤川総務部長が聞いた県の選挙管理委員会はどこなのでしょうね。  最後になりますけれども、弁護士の見解になります。「ボランティアで行ったのだから問題はないという意見もあり得るが、これは公職選挙法を正しく理解しない見解である」と、「公職選挙法は、利益供与により選挙の公平が害されることを禁止している。議員が自治体に寄附することが許されれば、寄附する議員がよい議員となりかねず、財によって公正な選択が害される。したがって、ボランティアという評価はすべきではない」となっております。「また、公職選挙法に抵触することを知らなかったという弁解もあるが、議員である以上、公職選挙法を熟知すべきである。仮に知らなかったとしても、違反であることには変わりがない」と、私が聞いた弁護士はこう言っております。硯石については、これで終わりにいたします。  次に、教育委員会にお聞きいたします。コロナの問題では一斉休校が行われております。子どもたちも親も、教職員も、そして教育長をはじめとして大変な状況を抱えていらっしゃると思いますけれども、今週から学校で、子どもたちは学校にどうしても駄目な子どもたち、見てくださる人がいない子どもたちは学校へ行くことができているのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) 中沢教育長。  (教育長中沢 守登壇) ◎教育長(中沢守) 3月2日から渋川市内小中学校一斉休校になっておりますが、その前日、1日の日曜日から家庭の中にとどまることの困難性があるかどうかのメール調査をして、その2割が困難性があると答えた、その困難性のある子を一番先に次の2日から全学校で家庭訪問や電話連絡で聞き取りを始め、その中の困難性の高い緊急性を要するものについては、もうその日から学校に来て相談に乗っているということもあります。ただ、今議員の質問は、その後の一般的なところかと思いますので、それについてはその2割の全家庭、それ以降2割以外の全ての家庭に電話連絡、家庭訪問をして、困難性があるかどうかの確認をしております。そして、3月5日の日に、これはコアラメールで全家庭に流したのでありますが、休校中の期間、昼間に仕事などで保護者が家にいられず、放課後児童クラブ等の受入れがなく、近くに面倒を見られる祖父母等がいない中で、子どもだけで過ごしているなどの困難性の高い児童生徒に対して、学校での見守りの対応をしていきます。つきましては学校に相談くださいということで5日の日にメールを流し、そして早いところは既にやっているのですけれども、学校でそういう聞き取りが終わり、困難性の高いものが把握できた時点で、準備ができたところから今週から受入れを始めております。中学校につきましては、今日が入試でありまして、あさってが卒業式です。そして、その次の週から同じように困難性の高い生徒についても見守りの体制を整えていくことで連絡が既にしてあります。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 学校で受入れをしてくださっているというところですが、新聞やテレビなどによると学校に行って1メートル以上離れて、それでしかも友達と話をしてはいけない、こういうふうな状況が報道されていますけれども、渋川市ではそういう状況はどうでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 教育長。 ◎教育長(中沢守) 既に学校に登校している、多いところでまだ四、五名なのですけれども、そのような状況の中ですけれども、感染の危険がないようにということでの配慮は十分しておりますけれども、しゃべらないでとか、そういう状況は今はないと思います。マスクをして、消毒をして、教室の中で適切に過ごしている、そういう状況です。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 子どもたちにとっては、やはり学校というのは大切な場所。保健室もあるし、学校の先生たちがいて、子どもたちの見守りができる、本当に大切なところであると私は思っています。そういう中で、学校へ行って友達と話したり、そういうことができるというのは、本当に子どもたちにとっては今救いになっているのではないかなと思うのです。ところで、学校に行っていない子どもたちに対しては課題を出したりしていらっしゃると思いますけれども、それはどのような方法でやっているのかお聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) 教育長。 ◎教育長(中沢守) これは、突然の休みに入りましたので、家庭学習というか、家庭での過ごし方についての指導がまずは大切だということから、第1週目の家庭訪問や電話連絡の中で指示をしたり、あるいは課題を持っていったり、そういう作業は済んでおります。また、荷物は突然でしたので持ち帰れなかったという子どもが大勢いましたので、その子たちには計画的に学校に来て担任と話をしながら、こういう課題をやるのだよという話をして荷物を持ち帰るというところも結構多かったと思います。いずれにしましても、全ての子どもたちが課題に困らないような手当てをしています。ここが一つのチャンスと見て、一斉に同じ課題ではなくて、個に応じた課題なんかもそこでできるだろうということで指示をして、学校ではそのように取り組んでいます。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 子どもたちにとっては、ピンチがチャンスになるように頑張っていらっしゃるということですので、大変でしょうけれども、今子どもたちがコロナから守られるという状況の中で、ぜひ力を合わせてやっていきたいと思っておりますけれども。  学童保育所の問題です。それから、保育園の問題です。残念ながら、太田市では保育園から出てしまった。保育所を休まれたら、本当に子どもが行く場所がなく、働けなくなってしまう、そういう親もいらっしゃいます。学童保育所では、見てくださる方がいるならばお休みをさせてくださいということで、全ての子どもたちが今通っているわけではございません。保育所はなるべくそういう方向にしたいけれども、働けなくなってしまうので、お預かりしているのですよという保育所もありました。そこで、職員のマスクが足りないのだよということも聞いておりますけれども、その辺についてのお聞かせをいただきたいと思います。  それと、私は学童保育所、もっと広いやっぱり教室が必要だと、常日頃から必要だと思っています。すし詰めの状況の中で子どもたちが保育をされている。とても何かあったときには危険だと思っておりますので、今後学童保育所を造る場合は広い敷地を、教室を用意していただきたいなと思っております。聞かせてください。 ○議長(田邊寛治議員) 諸田福祉部長。  (福祉部長諸田尚三登壇) ◎福祉部長(諸田尚三) 学童保育所、それと保育所等でマスクが不足をしているということでございますけれども、市といたしましては学童保育所に対しまして2,200枚の配布をさせていただいたところでございます。また、保育所についても現在不足する枚数の取りまとめをして、配布を予定をしているところでございます。  それと、学童保育所が狭いということでございますけれども、これは人数に合わせた基準というのがございますので、そういった基準を勘案しつつ、敷地等もございますけれども、そういった広い場所、広い施設ということは今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 子どもをめぐるコロナウイルスの点についてはこれで終わりにしたいと思いますけれども。  先ほどの有馬辰巳町線のところではぜひ状況を把握して様子を見てということでございますけれども、大変あそこは混雑しております。多分そういう予定があってガソリンスタンドのほうは3車線になっているのですよね。北側の田んぼのところが2車線になっているのです。あそこ行ってみてくださると分かりますけれども、夕方のラッシュ、朝夕ラッシュ、大変混み合っております。右折もなかなかできません。ぜひ早くに現場を確認して、していらっしゃると思います。そういう計画もお持ちなのではないかなとは思いますけれども、ぜひあそこは早くに計画を立てていただきたいなと思います。  それと、もう一か所、高崎渋川線バイパスです。今空きスペースがございます。あの空きスペースの活用について何かお考えでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 建設部長。 ◎建設部長(野村厚久) まず、有馬辰巳町線の改良の部分につきましては、議員ご指摘のとおりでございます。先ほども申し上げましたが、用地の取得がかなわなかったということで右折車線の設置ができなかったということになってございます。また、歩道についても両側歩道が原則となっておりますが、下り側車線につきましては設置がされていない状況ということでございます。有馬辰巳町線の改良計画につきましては、道路改良事業の計画の中で整備をする計画となってございます。また、南部地域全体の道路網としての整備計画、このものを再度考慮いたしまして、事業計画、地元の熟度、そういったものをきちんと見極めた上で計画を進めてまいりたいと考えております。  それと、先ほど頂きました道路の残地の利用についてということでございます。これにつきましては、高崎渋川線バイパス沿線にはバイパスに乗り入れるための市道交差点用地ということで用地が確保されてございます。県が取得した用地ということでございまして、これが3か所ほどあるかと考えております。この道路用地につきましては、交差点内の見通しの確保を行うために必要な用地として県が取得をしたものでございます。道路構造上どうしても必要な用地ということになってございまして、交差点付近では交通事故防止に必要な用地ということでございますので、いろいろな利用ということは難しいかなと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) さきの硯石の問題で聞き忘れたことがあったので、戻ってよろしいでしょうか。  24番の1の硯石、物すごくでかくなっておりますけれども、あそこのところを元に戻す、そういうお考えはあるかどうか、市長にお聞きいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 地域の皆さんとよく相談をして、今後のことについて検討してまいります。 ○議長(田邊寛治議員) 13番。 ◆13番(加藤幸子議員) 私は、やはり市の内部の風通しのよさをきちんとするということが今回の問題を引き起こした、風通しがよくないことが引き起こされた問題だと感じます。ぜひ市長は職員を温かく見守り、そして職員は市長に報告をきちんとする、そのことのルールを定めて、今後このようなことがないようにぜひお願いをしたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(田邊寛治議員) 以上で13番、加藤幸子議員の一般質問を終了いたします。                                                                 休       憩                                        午前11時49分 ○議長(田邊寛治議員) 休憩いたします。  会議は、午後1時に再開いたします。                                                                 再       開                                            午後1時 ○議長(田邊寛治議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △発言の申出 ○議長(田邊寛治議員) 13番、加藤幸子議員から発言の申出がありましたので、この際これを許可いたします。  13番。  (13番加藤幸子議員登壇) ◆13番(加藤幸子議員) 一般質問の中で、「令和元年11月14日、歴史的価値のある硯石の掘り起こしに関する特別委員会で、  議員に対して硯石を掘り起こすことになった経緯ときっかけについて質疑が行われました」のうち、  ……  (何事か呼ぶ者あり)  と言っている部分、「日本共産党市議団で調査したところ、平成30年5月8日付で  議員の妻、  建設(株)代表取締役社長、    氏から土地貸付申出が提出されています」のうち、  及び    氏の部分について取消しを行わせていただきます。大変失礼いたしました。 △発言の取消し ○議長(田邊寛治議員) この際お諮りいたします。  ただいま13番、加藤幸子議員から本日の会議における一般質問の発言について、会議規則第65条の規定により取り消したい旨の申出がありました。この取消し申出を許可することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご異議なしと認めます。  よって、13番、加藤幸子議員からの発言の取消し申出を許可することに決しました。  再度個人名の発言は控えるよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(田邊寛治議員) 通告の順序により、1 健康寿命延伸に向けた取組。2 子どもの特性に応じた支援体制。  3番、田村なつ江議員。  (3番田村なつ江議員登壇) ◆3番(田村なつ江議員) 一般質問の冒頭において失礼いたします。  9年前の今日、3月11日は、東日本大震災というかつて経験したことのない未曽有の災害に見舞われました。さらに、東電、福島原発のメルトダウンにより、放射能の拡散によって避難生活を余儀なくされ、健康被害の多発したことも記憶に新しいと思われます。改めて先般の災害で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。健康寿命を延ばし、健康的に老いていくことが目指すべき課題ではないでしょうか。  それでは、通告に基づき、2点について一般質問を行います。初めに、健康寿命延伸に向けた取組についてお伺いします。2019年7月30日に厚生労働省が公表した簡易生命表によると、2018年の日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳で、過去最高を更新したことが分かりました。その一方、健康上の問題がない状態で、日常生活が制限されることなく、自立して生活できる期間である健康寿命については、2018年3月の厚生労働省の発表によると、2016年度は男性が72.14歳、女性が74.79歳であり、依然平均寿命と健康寿命との間には大きな開きがあります。本格的な超高齢社会を迎えている中、いかにして健康寿命を延ばし、要支援や要介護にならず、自立して生活できる期間を長くするため、取組を進めていくことが肝要であります。健康日本21(第二次)の中心課題に、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を掲げています。ラジオ体操は、1928年11月、逓信省簡易保険局が国民の体力向上と健康の維持増進を目的に、国民健康体操という名称で普及を図ったもので、92年もの間国民の間に広く親しまれてきました。ラジオ体操が老若男女を問わず、いつでも、どこでも、誰でもすぐにできるという手軽さがあるからだと思います。さらに、ラジオ体操の効果は有酸素運動で脳を活性化し、認知症予防につながる全身運動です。短時間で効率的に様々な効果を持つ、まさに優れた体操と言えます。このような誰もが気軽に取り組むことができるラジオ体操を導入すべきと考えますが、市の見解を求めます。  2点目、子どもの特性に応じた支援体制について。発達障害は、平成17年4月に施行された発達障害者支援法によると、自閉症、広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害、学習障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その障害が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものと定義されています。このように、発達障害とは生まれつき脳機能の偏りによる障害です。また、成長するにつれて自身が不得意な部分に気づき、生きにくさを感じるとも言われています。外見からは分かりにくく、その症状や困り事は十人十色と言われています。そのため、発達障害の特性を自分勝手、わがまま、困った子などと捉えられ、怠けている、親の育て方が悪いなどと批判されることも少なくありません。しかし、発達障害を障害ではなく特性であると捉え、その特性を本人や家族、周囲の人がよく理解し、その子の個性や能力に合った日常的な暮らしや学校、職場、地域での過ごし方をサポートすれば、本来持っている力をしっかりと発揮できると私は考えます。現在市の発達障害児の年齢別の人数、また発達障害児を見つける方法、また市ではそれをどんな時期に、どんな方法で行っているのかお伺いします。  次からの質問は質問者席にて行います。 ○議長(田邊寛治議員) 酒井スポーツ健康部長。  (スポーツ健康部長酒井幸江登壇) ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) まず、田村議員の最初にご質問のありましたラジオ体操の取組についてお答えをさせていただきたいと思います。  ラジオ体操につきましては、先ほど田村議員もお話しされておりましたように、国民の体位向上及び健康の保持増進を目的に制定されまして、NHKのラジオ放送によって広められ、全国的に定着している体操と認識しております。身体機能を考慮した非常に優れた体操であると考えております。渋川市では、平成28年10月に渋川市健康づくり講演会の事業として、ラジオ体操講習会を開催いたしました。その際には、群馬県ラジオ体操連盟の協力の下、ラジオ体操指導者の方を講師として派遣していただき、実技指導をお願いした経過がございます。また、渋川市ではスポーツ基本法第32条第2項の規定に基づきまして、37名の方にスポーツ推進委員を委嘱しております。スポーツ推進委員は、市民のスポーツ推進に関しまして、市民の求めに応じてスポーツの実技の指導を行うこと、行政機関、学校、公民館等の行いますスポーツ行事、または事業に協力することなどを職務としております。現在も市で実施します各種スポーツイベントの際には、スポーツ推進委員の皆さんがラジオ体操を実施しております。渋川市全体としてラジオ体操の推進に取り組んではどうかとのご提案でございます。現在渋川の保健事業におきましては、健康いきいき教室の中で体幹トレーニングやサーキット、タオル体操など、無理なく体を動かす事業に積極的に取り組んでいるとともに、「いつでも、どこでも、誰でもできる」を主眼に置きまして、椅子を使った有酸素運動を推進し、健康づくりに取り組んでいるところでございます。これらの事業と兼ね合いも踏まえつつ、ラジオ体操を中心とした取組ができるかどうかを検討してまいりたいと思います。  2問目の子どもの発達の特性に応じた支援体制の中で、発見というところを私からご答弁させていただきたいと思います。現在保健センターでは、発達に心配のある子どもの早期発見と早期支援を目的に、平成28年度から10か月児健康診査、1歳6か月児健康診査、2歳児歯科健康診査、2歳6か月児健康診査、3歳児健康診査に発達スクリーニングを取り入れまして、発達に心配のある乳幼児及び保護者の方々に継続的な発達の評価を行い、支援を行っているところでございます。スクリーニング方法でございますが、市ではいち早く心理に関する専門職のご協力を頂きまして、SACS―Jという方法で行動観察を取り入れて実施しております。現在この方法につきましては、群馬県が実施方法のマニュアルを作成して標準化を図り、県内市町村への実施を進めているスクリーニング方法でございます。また、5歳児健診は、群馬県医師会が作成いたしましたマニュアルを基に、平成30年度から質問票と、SDQといいまして、子どもの強さと困難さのアンケートを用いて保護者と保育士、幼稚園教諭にアンケートを記載してもらい、集計した後に対象者を抽出いたしまして、5歳児発達相談会、こちらを年8回実施しておるところでございます。発達障害の診断につきましては医療機関で行ってもらうところでございますが、発達に関します相談事業、それから教室、こういった事業を支援をしつつ評価を行いながら、状況を見ながら受診を勧めております。 ○議長(田邊寛治議員) 諸田福祉部長。  (福祉部長諸田尚三登壇) ◎福祉部長(諸田尚三) 発達障害児の人数でございますが、発達障害によるサービス受給者の人数で答弁をさせていただきます。  未就学の障害児に対して支援を行います児童発達支援のサービス受給者は、令和2年1月31日現在で49人、学校に就学している障害児に対して支援を行います放課後等デイサービスの受給者は、同じく令和2年1月31日現在で106人でございます。内訳といたしまして、小学生が63人、中学生が18人、高校生が25人という状況でございます。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 答弁いただきました。どこでも、誰でも、いつでもできるラジオ体操。このラジオ体操を市民に普及させている取組を行っているほかの自治体の先進事例がありましたらご教授願います。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) ラジオ体操を住民に普及させているほかの自治体の取組ということでございます。人口規模におきまして本市と同規模の自治体で事例を調べましたところ、山梨県の甲斐市が「『ラジオ体操のまち甲斐市』推進計画」を平成28年度から令和2年度までの5か年で事業を策定しておりました。内容といたしましては、ラジオ体操を通じて市民が共通の理念を基に一体となって実施していこうとするものでございます。また、自治体規模では異なりますけれども、埼玉県川越市では市民の健康寿命の延伸を図ることを目的に、平成25年度から「ときも健康プロジェクトいきいき川越大作戦」として、運動習慣のきっかけづくりの一つといたしましてラジオ体操の推進に取り組んでおります。内容といたしましては、夏休みラジオ体操会、ラジオ体操マスター講習会、公共施設等の就業前の体操実施などが行われているということでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 今山梨県の実例の答弁ありましたが、やはりラジオ体操は体にとってもいいということで、日本のあちこちでもされている体操であります。地方創生に向け、プラットホームの「1000万人ラジオ体操」、かんぽ生命が全国で毎年1か所でやっているのもあれば、身近で太田市でも平成27年から「ラジオ体操でまちづくりを」というキャッチフレーズで、3年計画で平成27年度からやられている。そのようないい体操なので、ぜひ渋川市もと思っております。手軽で身近なラジオ体操ですが、その効果をきちんと発揮させるために正しい指導が必要です。基本をマスターしたラジオ体操指導者を養成し、正しい体操を市民に普及させる考えはありますか。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 正しい指導の下ということでのご質問でございます。ラジオ体操の公認指導者の資格取得につきましては、NPO法人全国ラジオ体操連盟の行います指導者講習会及び公認指導者資格認定試験、こういったことを経る必要があると考えられます。先ほどご紹介いたしましたスポーツ推進委員、こちらの方は市民のスポーツ推進に関しまして市民の求めに応じてスポーツの実技の指導を行うことを職務としておりますので、ラジオ体操の指導につきましてご協力を頂きながら、先ほど申しました公認の指導者、このような資格が必要に応じまして取得していただけるのかどうかをまたご意見を頂きながら今後研究してまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 健康づくりを進めることは、その人の生活の質、いわゆるQOLを向上させるだけではなく、医療費の抑制にもつながると思いますが、市長の見解をお伺いします。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) ラジオ体操につきましては、私も子どもの頃から夏休みになりますと近くの神社の境内に行ってやっていたことを覚えております。国民誰もがラジオ体操を知らない人はいないのではないかなと思います。このラジオ体操を活用して国民の健康増進を図るということは大変有意義なことであると思っております。渋川市においても、ぜひ地域の皆さんを中心にこのラジオ体操に取り組んで、そして市民健康寿命の増進につながるようになればと思います。これからもラジオ体操を健康増進の柱に据えて取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 市長から答弁いただきました。  続いて、次の質問に移りたいと思います。2点目の先ほどの発達障害児の年齢別の人数と、またそれをどの時期にという答弁いただきました。それは、発達障害児の何らかの支援を受けている方の人数だと思います。この人数の中にはまだ実際のグレーゾーンの方の人数が入っていないと思うので、もっと多くなっていると思います。そのような発達障害児を持つ親は多くの悩みや不安を抱えていますが、「どこに相談行ったらいいのか分からない」という声を数多く聞きます。そのような保護者などへどのような相談体制をどのように行っているのかお伺いします。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 現在の発達に関します相談につきましては、相談の年齢によりまして入り口が様々と思っております。例えば乳幼児でしたらば保健センター、また学童でありますと教育委員会、大人でありますとなんでも相談室等、様々なところで発達に関しての相談を受けているかと思います。現状の相談体制については、年齢によって様々なところが受けているところではございますけれども、今現在そういった様々な場所で受けた場合におきましても連携を図りながら、その方が生活、それからどういった形でその特性を理解しながら対応していけるか、そういったことを協議し、また親御さん、保護者の方、そういった方にお話を、支援をさせていただいているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 今答弁いただきましたように、今は年齢等によって様々な窓口、入り口が様々だということで、それが一般市民にとってその様々が周知されていないというか、どこに行っていいか分からないというのが現状だと思うのです。その辺をしっかりと、市民が行ける窓口を一本化というか、分かりやすい窓口にしていただきたい。ましてやグレーのお母さんたちだと、来てどこに行っていいのかなというのが現状で、今それを受けるのが地域包括ケア課かなと。地域的な包括するケア課であるので、地域包括ケア課が受けるのかなと思っていましたが、そうではなく、入り口は様々でということですよね。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 先ほどもお話しさせていただきましたように、乳幼児でありますと一番保護者にとって相談しやすい場所にまずは行っていただいているような現状かと思います。子どもの発達に不安を抱きつつも、相談に結びつかないような方もいらっしゃるかとも思います。今後は、さらなる相談体制の強化ということが必要であると認識しております。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) その様々な入り口に行くまでが市民にとっては非常に分かりづらいのですけれども、その辺はどう思いますか。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 子どもの発達相談につきましては非常にデリケートなことでもありまして、相談内容も様々でありますし、多岐にわたることだと思っております。今年度、予算の資料にも計上をさせていただいておりますけれども、子どもに関します発達相談室ということを開設するということで、市民からの相談に専門職が応じられるような体制というのを整備していくということで、今現在予定をさせていただいているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 今、今年度専門職による相談等を行う予定だということでありました。それが令和2年度の当初予算案の中にもここに書かれている(仮称)こども発達相談室を設置し、専門職による相談等を行うほか、乳幼児健診や関係機関と密接に連携し、切れ目のない支援を実施する予定だと思うのですけれども、これに挙がってきたということに関してはもうある程度予定されていることだと思います。どんなことをどうするのかお聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 今、仮称ではございますけれども、こども発達相談室につきましてはどういったところに開設したらいいのか、それから専門職をどのくらい人材を確保したらいいのか、そういったところを協議しているところでございます。できれば専門に相談を受けていただくような、専門職が常駐できるような体制がいいかと考えているところでございますが、子どもの発達相談に関して専門的な知識を持つという方を確保するということが非常に困難な状況ではございます。ただ、いろいろな方面からご協力を頂きながら、充実できるような相談室にしてまいりたいとは考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 専門職というのはどこまでが、どんな方が専門職と言っているのかお聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) まずは専門職でございますけれども、心理に関する専門職、それから社会福祉に関する専門職、それから子ども、それから乳幼児、こういった方々に寄り添えるような相談をできる保健師、それから療養に関して指導をしていただけるような療養に関しての指導のできる保育士、こういった方々を現在は考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) ただいま答弁いただきました。教育、保健、医療、福祉、労働と連携することが本当に大事だと思います。必要とされている市民の方々はたくさんいるので、その方向に向かって早めな対応をお願いしたいと思います。  それと、ちょっと1点、切れ目のない支援というのは今でも同じかと思うのですけれども、この間例を挙げますと例えばなんでも相談室、どこへ行っていいか分からなくて、なんでも相談室に行ったと。そしたら、聞いてはくれるのですけれども、その先につなげてもらえない。困っているほうは、そこに行ったらそのときの対応はしてくださるけれども、それで切れてしまう。切れてしまうというか、答えはそのときはこうだよというような例で、こんな感じってなっていて、本来ならそのお母様たちは困っているので、切れ目のない支援というのだったらそこで一旦もう聞かれているのだから、そこから連携して、その一時的なものはまずもちろん聞くのは当たり前だけれども、その後どうなっているのだろうかとか、それ以上に寄り添えるものがあるとかというのは、そこで切れてしまうのではなくて、それをつなげて、またそのお母さんなり、困っている人のところに情報発信したり、こうしたらいいということをやっていくのが切れ目のない支援ではないかと思いますが、それだけで切れてしまっているのは、切れ目のない支援なんて言えないと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 議員のおっしゃるとおりであると思います。なんでも相談室に伺いまして、こういった発達に関する相談についてのお話をさせていただいたこともございます。やはりそれぞれの、なんでも相談室もそうなのですけれども、保健センターもそうですけれども、それは範囲というものがございます。ただ、その範囲でとどまってしまっていいのかどうかということは私も考えるところでございますので、きちんとそこをつないでいくということが非常に大事かと思います。例えば相談を受けていただいた後に学校、それからあとは児童相談所、それから福祉で行っています療養的な教室、そういったところにいかにつなげて、そのお母さん方または保護者の方が不安がなくなるような支援、そういったことをやることが本来の相談であると私も思っておりますので、そういった相談室になれるように体制を整備してまいりたいと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 体制をしっかり整えて、早く市民にいい方向を向けていただきたいと思います。  子どもの、特に教育の現場、学校での対応が大切だと思います。しかし、手厚い対応が難しいのが現状ではないかと思います。現在の学校では、どのような指導、対応が行われているのか聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) 野澤教育部長。  (教育部長野澤利幸登壇) ◎教育部長(野澤利幸) 学校での対応ということでありますが、学校では発達障害等の特性が見られる児童生徒について、学級担任や特別支援コーディネーターが中心となって学校全体で共通理解した上で、支援の内容を検討しております。学校生活で行動が気になる児童生徒がいた場合や、本人や保護者から学校生活での困難さに申出があった場合などは、保護者を含め校内で情報を共有しながら、どのような支援が必要なのかを探っていきます。そして、個別の支援が必要である場合には、校内の教育支援委員会で話し合われます。そして、該当の児童生徒が特別支援学級や通級教室での指導がより適切であるとした場合には、保護者や本人と合意形成を図って、渋川市教育支援委員会にて専門医や学識経験者をはじめとする様々な立場の方に助言を頂き、適切な支援について決定をしているところであります。また、特別な配慮を要する児童生徒について、特性の状況や教育的ニーズ等に配慮し、個に応じた合理的配慮を行っているところです。さらに、学校ではどのような支援や指導が必要なのかを協議し、保護者と共に個別の教育支援計画を作成し、それに基づいて個別の指導計画を作成し、個別な配慮を要する児童生徒に対して支援や指導を行っているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。
    ◆3番(田村なつ江議員) 答弁いただきました。担任や特別支援コーディネーターがいて、気になる子にはニーズについて応じて対応しているということだったのですけれども、なかなかグレーの子どもたちが増えてきて、担任や補助の教諭だけでは対応できないのが現状でもあるかと思います。そういう専門の方が今はまだ少ないのではないのかと思います。  それで、発達障害児の正しい理解を深めるために、教員向けの研修をどのように行っているのかお伺いします。 ○議長(田邊寛治議員) 教育部長。 ◎教育部長(野澤利幸) 渋川市教育委員会では、毎年各学校と園の特別支援コーディネーター等に対して特別支援教育研修会を実施しております。この研修会は、特別支援学校の専門アドバイザーや群馬県教育委員会特別支援教育課の担当者等を講師に招き、研修を積み重ねているところであります。また、全小中学校から児童生徒が通級指導に通う5校のLD、ADHDと通級指導教室担当者については、1回に5件程度の事例を扱うケース会議を年18回実施し、個別の事例についてよりよい支援の仕方を検討しているところであります。各校においては、校内研修会にて特別な支援を要する子どもに対しての対応の仕方等の研修を実施し、全ての教職員が特別支援教育についての知識や技能を深めて組織的な対応ができるよう、研修を積んでいるところであります。また、県教育委員会主催の特別支援教育コーディネーターを対象とした研修会や総合教育センター等で実施されている研修に自主的に参加し、研さんを積んでいるところであります。さらには、教育相談技術資格取得研修にほぼ全ての教職員が参加している状況であります。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) もっとレベルアップを目指すよう、今後発達特性を持った子どもたちと関わりながら、体験研修も取り入れ、子どもたちにより支援環境をよくしていただきたいと思います。  特性を持つ子どもたちが安心して生活できる学校づくりについて教育長の見解を求めます。簡潔にお答えください。 ○議長(田邊寛治議員) 中沢教育長。  (教育長中沢 守登壇) ◎教育長(中沢守) 学校は、誰でも安心して生活でき、学べる場所でなくてはなりません。小中学校のどの学校にも特性を持った子どもや特別な支援を要する子どもが共に学校生活をし、学んでいる現状があります。教師は、専門職として、どの子も安心して学校生活ができ、学習が成立するよう、分かりやすい授業に努めなければなりません。特に特性を持つ子どもたちに寄り添えるよう、またその保護者に寄り添えるよう、特別支援教育に関する見識を身につける必要があります。来年度、小学校スタディアシスタント事業を開始しようと予算計上させていただきました。様々な特性を持った子どもたちも安心して学校生活ができ、望ましい学習習慣が身につくよう、小学校低学年の多人数学級に学習補助員を配置したいと考えています。児童生徒の個々の特性に配慮した適切な生活指導や学ぶ楽しさが味わえるユニバーサルデザインの授業が行われる学校づくりに努めてまいりたいと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 答弁いただきました。教職員を増やすということですよね。支援の。その支援の先生方なのですけれども、特別、発達障害児、特性を持った子たちにもやはりそれはとってもいいことかと思うのですけれども、その先生を選ぶ基準とかというのはありますか。 ○議長(田邊寛治議員) 教育長。 ◎教育長(中沢守) このスタディアシスタントにつきましては、教師ということではなくて、低学年の多人数の学級、そしてその特性を持った子や、あるいは学校生活にまだ不慣れな1年生、小さな学級から大きな学級に戻る3年のそこに配置するものであります。これは、一人一人の面倒を見るとともに、特性のある子どもたちも含めて、手の足りないような状況の先生をアシストする、そういう意味合いでの補助員と考えています。よって、数多くの人が必要でありますので、資格というよりもその子どもに寄り添える、そういう人材を求めていきたいと考えております。特に資格ということは考えていません。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 発達障害児に対して大事なことは、何が得意で、何が苦手なのか、その人にしっかり目を向け、優れた資質を見いだし、寄り添った支援を行うことと思います。特性を持つ人たちが自分らしく輝いて生きていけることが市長の掲げる共生社会の実現につながるのではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(田邊寛治議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 発達障害は古くからあったのであろうと思いますけれども、いろいろ健診を受けて、そして現代の社会環境の中で顕在化してきていることだと思います。県においても相談体制を取っておりますけれども、なかなかこれが半年待たされるという状態が続いてきていることに私は大変憂慮をしておりました。市長会等でもこの問題はしっかりと市町村がやっていかなければいけないと、そしてそれに対して国も県も支援すべきであるという発言もしたこともあります。そういったことも踏まえまして、私はこの地方自治体、市町村でもこの問題に真剣に取り組んでまいりたいと思っております。発達障害を持っている子どもも、ずっと大人になっても発達障害ということはないわけでありますので、成長とともに障害、普通の状態になるといいますか、皆と同じように暮らしができるということになると思います。誰もが共に支え合って、共に元気に暮らせる社会、これを私は地域共生社会と言っておりますけれども、この地域共生社会を目指していきたいと思っております。予算編成方針でも申し上げましたけれども、SDGs、国連での提唱の中にも誰一人取り残さない社会を目指すということの一環として、この発達障害も捉えてまいりたいと思っております。 ○議長(田邊寛治議員) 3番。 ◆3番(田村なつ江議員) 就学前から就労に至るまでのワンストップ支援が早く構築できることを期待して、一般質問を終わります。 ○議長(田邊寛治議員) 以上で3番、田村なつ江議員の一般質問を終了いたします。  通告の順序により、1 教員の変形労働時間制について。2 国が進める「全世代型社会保障」の問題点について。3 北橘農産物加工所整備に係る問題について。4 スラグ問題について。  17番、角田喜和議員。  (17番角田喜和議員登壇) ◆17番(角田喜和議員) 17番、角田喜和です。9年前の3月11日に発生しました東日本大震災で亡くなられた多くの方々に改めてお悔やみ申し上げますとともに、被災された多くの皆様、また今もって大変な生活をしている方々の一日も早い復興をお願いすることを申し上げまして、一般質問に入らさせていただきます。  1、教員の変形労働時間制についてであります。まず、この問題については、2019年12月4日、「過労死が増える」、「先生が続けられなくなる」などの強い反対の声が起きました。この反対の声を押し切って、安倍政権は公立学校の職員に1年単位の変形労働時間制の導入を可能とする法案を強行成立させました。1日8時間労働制の原則を崩す制度と考えますが、まずこの制度について見解を伺いたいと思います。  続きまして、2点目、国が進める「全世帯型社会保障」の問題についてであります。安倍首相は、2019年9月、自らを主宰とする全世帯型社会保障検討会議を立ち上げ、社会保障全般にわたる改革に向けた議論を今進めています。その内容は、年金の大幅削減、医療、介護の負担増と給付削減、病床淘汰の推進、保育予算の削減など、全世代に制度改悪の痛みを押しつけようとするものであります。全世代型社会保障の一番の眼目は、医療、介護の負担増であります。厚生労働省は、国保税減税のため、一般会計から国保会計に公費独自繰入れ、これ法定外繰入れを行う市町村に対して国からの予算を削減していく新たなペナルティーの仕組みを2020年度から導入することを決めました。導入されると渋川市においてはどのような影響が出ると考えられるのか、まず質問をいたします。  続きまして、3点目、北橘農産物加工所整備事業に係る問題について質問いたします。以前にもこの問題について取り上げておりますが、今回は上小室自治会館の隣に倉庫が建てられた経緯について、どういった流れで150万円の補助金が申請され、予算化されて支出をされたのか、まずこの経緯について質問をいたします。  続きまして、4点目、スラグ問題についてであります。群馬県が産業廃棄物と認定した鉄鋼スラグの撤去について大同特殊鋼株式会社と渋川市が交わした覚書と、この中で鉄鋼スラグを含む材料の対応方針に基づいて渋川市が決定し、スラグの撤去工事が行われています。撤去工事においてはその時点で完結をいたしますが、被覆が相当と考えて処理したその工事費用を大同特殊鋼株式会社に求めています。その後に撤去が必要になっても、撤去工事の費用を求めることは法令に照らして過度な請求となり、大同特殊鋼株式会社は応じないとの見解を弁護士は示していますが、渋川市はその考えでいるのか、まず質問をいたします。  細部に当たっては、質問者席にて質問を行います。簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 野澤教育部長。  (教育部長野澤利幸登壇) ◎教育部長(野澤利幸) まず、1点目のご質問でありました教員の変形労働時間制についてでありますけれども、教員の変形労働時間制については令和元年11月22日の参議院本会議における文部科学大臣の答弁の中で、「学校における働き方改革を進めるための一つの選択肢になり得る仕組みである」という趣旨のことが述べられておりますが、本市においても本制度を導入することが教職員の勤務時間を縮減することに直結するものであるとは考えにくい状況であると捉えております。教職員の業務量を確実に削減することが重要であって、学校における働き方改革を進めるために適切な制度であるかどうかについては、研究を続けることが大切であると考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 酒井スポーツ健康部長。  (スポーツ健康部長酒井幸江登壇) ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 2番目の質問でございます国が進める「全世代型社会保障」の中の国保に関する問題でございます。国民健康保険の保険者努力支援制度についてでございますけれども、こちらにつきましては、国が定めた項目について保険者が実施することにより点数化をいたしまして、その点数で交付金が交付されるという仕組みでございます。評価項目については、非常に多岐にわたっているような状況でございます。渋川市におきましても、この評価項目の中で差が生じてきますと、市町村間の保険者のこういった実施状況により、交付金に差が出てくるということが生じてまいります。 ○議長(田邊寛治議員) 笹原産業観光部長。  (産業観光部長笹原 浩登壇) ◎産業観光部長(笹原浩) 北橘の農産物加工所整備事業の関係でございます。補助金の交付申請につきましては、平成27年10月13日に渋川市北橘農産物加工所利用組合が加工所稼働時の原材料及び諸資材の保管倉庫が必要であるため、補助金交付申請をしております。市はこれを受けまして、地元農産物の加工品製造の取組により付加価値を高めるとともに、農業経営の拡大を目指す農林業者が組織する団体等に対し、加工製造に必要な附帯施設の整備に係る経費を支援し、農林産物の生産振興を図ることといたしまして、平成27年10月13日付で補助金等交付決定通知をしております。予算化につきましては、その前年の平成26年度に関係者へ説明を行いました。その際に、当初計画では、新設される工場内に倉庫を併せて建設する予定でございましたが、加工所内では食品衛生上の問題があることから、6次産業化を進めるには別に設置したほうがよいとの意見があり、加工所内には倉庫は設置しないということになりました。その後、倉庫建設について関係者との調整を図り、平成27年度事業として予算計上を行ったところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 野村建設部長。  (建設部長野村厚久登壇) ◎建設部長(野村厚久) 大同特殊鋼株式会社渋川工場から出荷をされました鉄鋼スラグに関しまして、国土交通省、群馬県及び渋川市が相互に情報共有を図り、連携した対応を行うことを目的として設置された鉄鋼スラグに関する連絡会議で決定した鉄鋼スラグを含む材料の対応方針における基本方針に基づきまして大同特殊鋼株式会社と協議を行い、平成27年12月11日付で渋川市の工事における大同特殊鋼株式会社の鉄鋼スラグ製品の処理に関する基本協定を締結いたしております。対策工事については、現在進めておるところでございますが、舗装被覆等で対策工事を行い、将来鉄鋼スラグ砕石の撤去が必要となった場合には、基本協定の第3条第2項で、今後維持管理において発生する鉄鋼スラグ製品の処理に必要な費用の負担については、その都度甲、乙が協議の上、個別の協定等を別途締結するものとされております。必要な場合には必要な協議を行いまして、処理費用について求めていきたいと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) それでは、1問目から質問をさせていただきます。  ただいま部長からは、この問題については業務内容、業務量を減らすことが目的であって、この内容については検討が必要となると、こういったことがされました。こういう中で、国が示している部分で見ますと、繁忙期と閑散期を設定した上で、繁忙期の所定の労働時間を1日最大、先ほど言いましたように10時間に延ばしながら、閑散期の所定労働時間をその分短くするという方向性が出ていますよね。その中で、それで済めばいいのですけれども、私たち人間というのですか、私たちは寝だめもできないし、ではその分いっぱい食べて、では何とかなるかというと、なかなかそれって不可能なのですよね。そうなってくると、その寝だめ、食いだめができなくなってくると私たちも含めて、教員の皆さんも含めてやっぱり健康的に働く者の、教員の皆さんの健康管理にとって、生活に対して本当に問題になるのではないかと思います。こういった問題があるので、この問題について今質問しているのですけれども、この制度の中身について具体的には、これから検討するという部分もありましたけれども、中身についてはどのような中身がこれから群馬県、条例改正、条例がつくられますから、それで出てくるものと認識していますが。今の教育委員会で分かるサイドでいいですから、もしあればお示しを頂ければと思います。この条例の中身はどういうふうにできてくるのかという部分で、分かる範囲でお示しいただければと思いますが、お願いいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 教育部長。 ◎教育部長(野澤利幸) 今おっしゃられたとおりで、繁忙時と閑散期のこの勤務時間の配分を変えるという考え方も示されたわけでありますけれども、やはり繁忙期にどうしても勤務時間を延ばしますとそれだけその日の勤務が延びてしまうわけですので、それをまた閑散期に取り戻すということは難しいものと考えております。今のところ具体的にどうするということは決まっておりませんけれども、この変形労働時間制を導入することが教職員の勤務時間を縮減することに直結するものであるとは考えていないところですので、運用については今後この制度の利点や課題について十分に検討して、国や県の動向なども把握しながら研究を進めていきたいという状況であります。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 今部長が言われましたけれども、運用についてもこれについていろいろと課題がある内容が今示されつつあるわけですね。そういう中で、今現在の渋川市の小中学校の先生方の所定の勤務時間の実態はどうなのか。現在の渋川、小中学校の例えば1週間での学内総勤務時間はどのぐらいになっている状況にあるのか。1週間単位が大変だとすれば、難しければ例えば1か月単位でも結構なのですけれども、今の現状をお示しいただければと思いますが、お願いいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 教育部長。 ◎教育部長(野澤利幸) 今の勤務状況ということでありますけれども、まず市内小学校14校、中学校9校、合わせて23校の令和元年4月から12月までの勤務実績についてですけれども、小学校におきましては、月の時間外勤務45時間未満の教職員は全小学校教職員に占める割合で66%、それから45時間以上80時間未満の教職員は33%、80時間以上の教職員は1%。これは毎月のことですけれども、1%となっております。それから、中学校においては、月の時間外勤務45時間未満の教職員が全中学校教職員に占める割合は42%、45時間以上80時間未満の教職員は35%、時間外勤務80時間以上は23%という状況であります。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) ただいま小中学校で毎月の労働時間について示されましたけれども、これについて長期の時間外について45時間から80時間と区切って、ちょっと大ざっぱなのですけれども、もっと細かくは出ないですか。勤務の時間割についてはしっかりと統計を毎月毎月取っているはずですから、もしあったらば詳しく示してもらえればありがたいのですが、これだけでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 教育部長。 ◎教育部長(野澤利幸) 今お示しする数字を持っているのは、今話した区切りしか資料がないところであります。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) ざっと見た中でも、45時間を超える人たちというのは、月に直しても、月に45時間以上という部分で見ると残業時間は年間360時間に匹敵するわけです。だから、こういったことが今現在でもいろいろな部分でやられている部分で、それをもう少し下げてやらないと、下げるって、下げる努力をどこかでしないと子どもたちにしっかりと触れ合う時間もない。例えば中学校でしたら部活の部分で追われて、なかなか大変だというのが出てきたり、いろいろな状況が示されておりますけれども、この辺については実態として教育委員会としてはどのようにつかんでいるのか、お願いをいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 教育部長。 ◎教育部長(野澤利幸) この勤務時間の削減については、取組としましては教職員のこれまでの働き方に対する意識改革、それから啓発、それから業務改善や時間外勤務の縮減に向けてノー残業デーを設定したり、職員会議の持ち方を工夫したりするなど、縮減に向けて取り組んでいるところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) ノー残業デーを設けたり、いろいろ縮減対策を行っていることでありましたが、渋川市教育委員会が独自に行っている教育実践研究、略して先生方では実践研と言っているらしいのですけれども、その実践研で学校現場や教職員の皆さんに過度の負担がこの部分を行うことによってあると聞いていますが、実態はどのようになっているのか、お願いできますか。 ○議長(田邊寛治議員) 中沢教育長。  (教育長中沢 守登壇) ◎教育長(中沢守) 渋川市教育実践研究会、いわゆる実践研と言われているものにつきましては、市内の各幼稚園、小学校、中学校で行われている校内、園内研修の取組を幼小中別々に輪番で会場校となって授業公開をするものです。園内研修、校内研修のテーマの概要を全体で説明を受けた後、学年別に授業を見合い、授業研究会をしています。より質の高い授業をするために授業を見合い、意見交換するものです。専門職として授業について語り合う教師らしい研修会であると考えています。また、そのための勤務実態はどうであるかという質問でありますが、今年度の実践研該当校の勤務時間の概況として、長時間勤務されている教員は固定化されていて、実践研前後と実施後で大きな差がないというのも一つの傾向です。また、今年度実践研該当校の勤務時間の実態について、4月から12月までの勤務実績を校種別に調べたところ、該当小学校において教職員が月の時間外勤務45時間未満の割合は69%であり、該当中学校の場合は32%です。同様に、時間外勤務45時間以上8時間未満の割合は該当小学校27%であり、該当中学校32%です。さらに、時間外80時間以上の割合は小学校5%であり、該当中学は36%であります。ただ、この時間外勤務については何とかしなくてはならないところもありますけれども、現状部活動を毎日1時間程度をやっていて、校外活動をしていきますと45時間を下回るというのは大変なことなので、必ずしもこの数字が実践研によるものとは考えにくいところではありますが、いずれにしましてももう少しこの過労死状態がないような状況を何とかしてつくっていきたいと思いますので、工夫をしていきたいとは考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 今教育長から実践研を行っている学校については、毎年3校が対象になるのかな、小学校。  2校。そういう中で、大差はないというお答えでありましたけれども、この実践研の先生方にとっては、やっぱり一定の意義を持つ研修の機会となっているところもあると思いますが、やはり発表、この負担というのは計り知れない部分がアンケートの中でも出ている。また、教育委員会もそれについてはご承知かと思いますけれども、働き方改革が叫ばれる中でのこういった勤務状況、これは残業が多くなったり、いろいろそういうところもありますが、こういったことを正して、何よりも先生方が、先ほども申し上げましたけれども、子どもたちと触れ合う機会をつくる、また家庭に戻って家族と触れ合う機会をつくる、いろいろなことが必要ではないかと思うのですけれども、なかなかそれができない実態があります。  その中で、最後になりますけれども、この実践研については渋川市独自でやっている部分がありますが、これを将来的に、今すぐ来年からというわけにはいかないと思いますが、中止をしていく、見直していく考えはあるのかどうか、最後にこのことを聞いて1点目は終わりにしたいと思いますが、お願いします。 ○議長(田邊寛治議員) 教育長。 ◎教育長(中沢守) 働き方改革の中で、教育委員会が行う研修会だとかにつきましても時間を短縮したり、希望参加にしたり、様々な工夫でスリム化しているところもあります。この実践研は、7から9年に1回、輪番で会場校が回ってきます。日々の授業実践を公開するものなので、会場校は多くの教師に参観してもらい、意見を頂くということから、その準備や心理的にはかなりの負担感があるものと思います。しかし、あるアンケートによると、参加者の6割以上が役に立ったとして、指導方法について一生懸命考えた、授業改善につながったと答えている教師がいます。また、会場校の先生方も6割以上が役に立ったと答えています。実践研は、自らの授業に対して専門職である仲間の教師に意見をもらうという、ある意味厳しいことではありますが、質の高い授業ができるよう鍛えられる機会でもあります。参観者は、発問や板書、話合いのさせ方、ICTの活用など、多くを学ぶことができます。とはいえ、教師の働き方改革が求められる中で、環境整備や資料など簡素化も図り、より負担感を軽減しながら、価値ある研修にしてまいりたいと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 教育長から答弁ありましたが、最後にもう一回。  これは、中間報告でアンケートが出された中で、実践研の発表をしない人と比べて勤務時間はどうなりましたかというアンケートがありました。これについて、とても長くなったが40%、長くなったが49%、変わらないが9%、短くなったが1%、その他1%。これが実際に実践研で関わった各おのおのの学校の先生方の勤務内容、これについての回答なのです。変わらないではなくて、これだけ変わっているのです。その辺についてもしっかりと見直しも含めて対応していただきたいと思います。  続いて、2問目に行きます。スポーツ健康部長から答弁がありましたが、やはりいろいろな部分で差が出てくるということが言われましたが、国保の問題に関してでありますが、市町村の繰入れに対して厚生労働省は、先ほどもありましたが、採点方式を取り入れているのですよね。採点方式の中で、法定外繰入れをやめた自治体には点数を加える、繰入れを続ける自治体には減点して予算を削減していくというあからさまなペナルティーの仕掛けを今回2020年度で導入したのですよね。この影響について聞きましたが、新年度、2020年度はこういったところまで国の方針が来ていますが、その情報があるのか、どの程度持っているのか、またこれに合わせたとき、渋川市が今行っている加入者のためのいろいろな方策をやっていますけれども、その辺についての影響はどのようなことが考えられるのか、お願いをいたします。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 最初のご質問でございますけれども、法定外繰入金、こちらにつきまして、それから法定外繰入金や特定健康診査の受診率等でマイナスの評価制度が導入をされているという今現状でございます。渋川市につきましては、この点については該当がないという状況でございます。  それから、その数値で評価をされるということなのでございますけれども、渋川市で少しその評価が低いという点につきましては、保険者のインセンティブに関します項目についての点数が低いような状況であるということが分かっております。こちらにつきましては、やはり県等からどの部分が低いかという情報が来ておりますので、今年度そこのところを強化するようなところといたしまして、こちらも予算で資料に示させていただいているところなのですけれども、運動習慣を定期的に行う、歩くことということを推奨する渋川ウォーキングチャレンジ事業、こういったものを、これは令和2年の予算の中で計画して、そういったところでこういったポイントについてのところを上げていこうとしているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 基本的に何点かペナルティーの仕掛けの中で低いところがある、それをカバーするために新年度の中でも今度事業としてウォーキングチャレンジ、こういったものを入れてカバーをしていくという話がありました。こういう中で、事業そのものがいいとか悪いではなくて、この今の国保の制度の中で、今全国の知事会、群馬県の知事も当然ですけれども、国保が一本化になりましたよね。国保会計が。その中で、国保制度を真に持続可能にするというのでしょうか、やっていくためには公費負担を大幅にやっぱり引き上げてほしいというのが知事会の中でも出ているのはご存じかと思いますけれども、そういった抜本的な軽減対策が必要だということで、定率国庫負担割合の引上げを要求しているとか、また子どもの均等割の保険料の軽減などを知事会としても要求しています。こういった自治体の負担軽減の努力に対する国のペナルティーの全面的中止、これも要望しています。知事会がやっていますから、渋川市としても一体化になっている、群馬県に一本になっている、この部分で国保会計からの負担だとかいろいろありますけれども、渋川市としてこういった要求を、県知事が出していますけれども、渋川市でも同じ考えでいるのかどうかお示しを頂ければと思いますが、今言ったのはほんの一部の国に出している要望でしかありませんが、どうでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 先ほど議員がお話しされたような内容につきましては、12市で保健福祉部長会というものもございます。そういった中で協議をさせていただいたり、また市長会、こういった中で市としての要望を上げさせていただいているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 県下12市の中でそういった会議を持って要望が上げられているということでありましたが、渋川市として子どもの均等割の保険料の軽減、こういったものもその中に入っていますか。知事会はこれも入れていますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 子どもの均等割についてのことでございますけれども、こちらにつきましては現在どのように進めていくかは検討しているところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 今現在どのようにしていくか検討中ということでありました。ぜひとも子どもの均等割の保険料の軽減を早く決断をしていただきたいと思います。  介護保険の問題も通告はしてあったのですけれども、なかなか今いろいろな状況が動いているところがあったり、一つ言いますと今までは要支援1、2については保険適用から外されるということがありましたが、今度は要介護1、2についても国では介護から外して負担増になるという、そんな動きも出ております。そうなりますと、やはり何のための介護保険だったのかなというのが一つありますが、その辺について情報等が来ておれば伺っておきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) スポーツ健康部長。 ◎スポーツ健康部長(酒井幸江) 介護の関係の要支援1、2について介護の給付からは外れているというお話でございます。ただ、介護保険の中では、地域支援事業という中に要支援の1、2という方へのサービスについてがありますので、そちらの中でサービス提供をさせていただいているところでございます。  また、要介護の1、2についてのサービスについてでございますが、今まだ現在はどのような形になるのか示されていないような現状でございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 介護保険の関係については、目まぐるしく、いろいろな部分で毎年毎年見直しがされたりいろいろしています。今現在でも、75歳以上の方については原則2割など、介護保険の関係、医療費の関係では患者負担増がされるような状況もありますので、しっかりとこれについては、私たちは反対をしておりますが、注視する状況であります。これについては、また次の機会でさせていただきたいと思います。  続きまして、北橘農産物加工所の関係でありますが、今産業観光部長より説明がありました。この中で、これについては平成27年10月に申請を許可して、決定して、保管庫、倉庫が建てられるということでありますが、これに対して住民監査請求が起こされて、この補助金が返還になっていると思うのですけれども、この返還となった理由は何なのか、お願いします。 ○議長(田邊寛治議員) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹原浩) 住民監査請求については却下ということでございましたが、その後市の補助金交付に関しまして、平成28年7月15日に住民訴訟が提起されました。裁判が進む中で、平成29年9月6日の第7回口頭弁論、第4準備書面の中で、住民訴訟を起こした原告側から加工所利用組合長の発言会話記録などの提出があり、その中で当初から当該自治会も倉庫を利用する旨の発言がございました。それに関しまして、裁判長から「話し合って、補助金を返してもらって、倉庫を自由に使えばというものがあるのではないか」という意見がございました。この後、平成29年11月13日に加工所利用組合長から、当初から倉庫を上小室自治会と使用するものとして補助金を受け取ったため、事業の目的と合致しないことによる補助金返還申出書の提出があり、市は本申請に不適切な点があったと判断いたしまして、補助金等交付決定の取消及び補助金等返還命令を行ったものでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 今説明がありました。これ住民監査請求が出ている。それ監査委員会は違法ですと言えば、その時点でもう返還請求は当然できますよね。それで、議会に諮って、議会が返還請求をすべきだということになれば、市長は返還請求ができると思います。その際には議会議決が必要ではないのか、いかがか、お願いをいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹原浩) 監査ではないのであれなのですけれども、監査自体はその会話記録とか、そういったものが提出されませんでしたので、却下ということになったかと思いますが、補助金については返還の交付決定の取消しということで自主的な返納を求めるということになりますので、その段階であれば議決とはならないと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 監査委員会は、違法ではないと、住民監査請求は却下しました。それで、訴訟が起こりました。不服申立てで裁判に訴えて、なったわけですよね。それで、違法確認ですよ、この補助金を出したのが違法確認ができるのは、監査委員が言うか、裁判所でこれは違法ですよということが確認できれば、それが違法確認なのです。違いますか。違法確認の方法です。違法確認。補助金申請は、この補助金は違法に申請されたものだと確認できるのは、監査委員が確認するか、裁判で訴えられていますから、裁判所で違法確認ができるという、この2つしかないと思うのですけれども、これについてはこれでいい、私は思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹原浩) 裁判で判決によって違法かどうかということが出たわけではなくて、裁判長の意見を参考にしてそういったことで、自主的に利用組合で返還を行ったということであると考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) ですから、この関係については和解ではなく、和解したらどうですかと勧告で、勧告と言っていいのかな、裁判所から言われたのでということでありましたが、これについては平成29年11月13日ですか、組合長の名前で渋川市長宛てに、補助金を受けたけれども、これは事業の目的と合致しないので補助金を返還しますという部分が確かに出されております。でも、これについては、この組合長は、農産物加工所のその組合長に当たっては当初から名前を貸しただけだと、私は倉庫を建てるための補助金申請はしていません、こういう中で補助金が申請されたわけです。それで、今回裁判所から和解案が出てきて、したらどうですかという部分の、そこも問題なのですが、そこで職員がその和解案について、市長の名前を使ってと言っていいのかどうか、担当部署でその払戻しの請求はできないと思いますけれども、いかがでしょうか。  払出しをするとすれば、やはり訴訟になっているわけですから、和解でも議会の議決も当然そこに出てくるのではないかと思いますが、そのところはどうでしょうか。  以上2点ですが、お願いします。 ○議長(田邊寛治議員) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(笹原浩) 結果的には、住民訴訟を起こした原告側が裁判の訴訟の取下げを行ったということでありますので、これはなかったことということになりますので、和解ということにはならないかと思います。  (「議会議決の点は」と呼ぶ者あり)  議会の議決につきましては、地方自治法の第96条第1項の第1号から第15号に規定をされております。そのうち第12号において、普通公共団体がその当事者である審査請求、その他の不服申立て、訴えの提起、和解、あっせん、調停及び仲裁に関することについて規定がありますが、今回の件につきましては原告からの訴訟の取下げにより遡及的に消滅していることから、議会の議決案件に該当しないと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 平成26年11月に、当時のスカイランドパーク第2、第6駐車場の舗装補修工事について、関連産業廃棄物処理に係る合意についてというのが、これは当時の市議会の代表者会議で出されました。その中で言っているのがですよ、当時撤去工事を渋川市が契約を結んで、業者が撤去した、このお金を業者に支払ったものは違法だと。本来ならば、その搬出先である大同特殊鋼株式会社に戻るべきではないかというのを起こしました。そしたら、これについて、当時はもう請求する義務はないしという話でありましたが、途中から大同特殊鋼株式会社からお金を何とか返したいのだ、入れたいのだと市に申入れがあって、市はその業者に支払った支出済みの2,452万8,000円を受け入れていますよね。受け入れたのですよ。もう記憶にない、古い話で、当時のことはよく分からないという方もいるかもしれませんけれども、こういった形でしっかりと裁判の中で、住民訴訟が起こされて返還したから、もう先ほどと同じです。訴えの基になるのがなくなったから、いいではないですかということがそのときも言われました。でも、前回、そのときは議会で議決はなかったけれども、こうやってそういう訴訟の案件、返還するだとか、こういったものについては議会にしっかりと諮っているのですよ。これは金額の多い少ないではなくて、しっかりとそれは議会に披露しなければならないのではないのですかって。第96条は契約ですよ、部長が言ったように。その中でしっかりとしたことをしていくのがやっぱり執行であり、我々議会がそれをしっかりと承知しているという部分で成り立つのではないのでしょうか。やっぱりそういった部分が今までの渋川の行政の面から見るとちょっと方法が違っていたのかなという部分があったので、指摘も含めて今質問をさせていただいております。これについて、こういった状況でありますが、やはり議会にその辺についても情報共有するためにしっかりと議決、報告が必要だと思いますが、その辺について見解を求めておきたいと思います。  今この質問は産業観光部が担当部署であるかもしれませんが、これは法的ないろいろな部分があるので、総務部でやるか、そちらでしっかりとした返事、回答を頂ければと思いますが、お願いいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 藤川総務部長。  (総務部長藤川正彦登壇) ◎総務部長藤川正彦) ただいまのご質問の議会議決の関係でございます。この案件につきましては、市議会への報告を行っております。まず、住民訴訟が提起されました平成28年7月15日以降で、最初に開催された平成28年9月定例会における経済建設常任委員会の協議会で北橘農産物加工所整備事業に係る訴訟についての報告を行っております。また、平成29年12月定例会会期中に各派代表者会議を開催していただきました。訴訟に係る経過と結果の報告をさせていただいたところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) これについては、結果の報告、結果の報告イコール149万9,000円の返還命令を起こして、議会で収受したということでいいのでしょうか。そうすれば、歳入でしっかりと、その他雑入で入れるのではなくて、総計予算主義の原則からいえばしっかりとそれは議会の議決する案件に該当するのではないですか。どうでしょうか。 ○議長(田邊寛治議員) 総務部長。 ◎総務部長藤川正彦) 当時の予算措置でございますが、市としては雑入で加工所からの返還金を受け入れているところでございます。また、この報告につきましても、当時の議長とのご相談の中で、まずは代表者会議で説明をしていくということで確認をしていたところでございます。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) ですから、どういった報告でもいいのですよ。総計予算主義の一環から、こういった裁判の中身についてはしっかりと返還されたのだよということが明らかにならなければならないのではないですか。それを雑入で入ったからって、雑入で入っても裁判で返したお金が返したとはならないではないですか。そこを私は聞いているのですよ。しっかりと総計予算主義の中でやるべきだと。これは、ほかの事案でも私は常日頃言っていますよ。どうなのでしょうか。これは市長に聞いて経過が分かればいいのですけれども、総計予算主義の中でしっかりと、それがあるべき姿だと私は思いますけれども、総務部長の今の答弁ではそうではなくていいのだという話でありましたけれども、見解を伺っておきたいと思いますが、お願いいたします。できれば、訴訟問題でもいろいろありますから、市長にお願いできればと思います。 ○議長(田邊寛治議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 総務部長にも確認いたしましたけれども、当該年度の予算の中に雑入として計上して、歳入科目として雑入で処理をしたということでございます。議会に対して報告すべきであったのではないかということにつきましては、しっかりとよく説明すべきだったと私は思っております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。 ◆17番(角田喜和議員) 最後のスラグ問題に移ります。  4点目になりますが、部長の答弁では基本協定の中で第3条第2項、その都度協議を行うとされているということでありましたが、裁判の中で「2回は請求できない」と弁護士がはっきり言っているのです。そうなってくると、今の答弁とまた食い違うではないですか。1回工事をして被覆をした、将来にまたそれを工事することがあれば、その都度、その都度話し合って、協議をして、協議の中でそれがしっかりと裏づけがあればいいですけれども、弁護士ははっきり言っているのです。その点、今も答えることとまるっきり違うことを言っているのです。先ほどのスカイランドパークのことになりますが、第4、第5駐車場は本来撤去、片づけると言っておきながら、それを市自らがその決定を覆して被覆工事をしてしまったわけでしょう。それは、片づける段になったらば、本当に片づけられる根拠というのはどこに出てくるのですか。裁判の中で弁護士がそう言っているのですから、それだと随分食い違いがありますよ。そのところをはっきりしないと、まあいいや、いいや、後になったらばこんなはずではなかったということでは困りますから、それはしっかりとさせていただきたいと思います。一応見解を求めておきます。これについては髙木市長に伺いますが、産業廃棄物は片づけることが前提だと私は思っています。この問題については、阿久津市長から引き継がれた内容ではありますけれども、阿久津市長から引き継がれたと判断しますけれども、もし弁護士が言うように2回は請求できないということになったらば、そういうことだとしたらばどうなってしまうのか、市長の考え方を最後に。市長の考えはしっかりと基本協定なんかを見直す考えでいるかどうか最後に聞いて私の質問は終わります。1分残しで申し訳ないですが、お願いいたします。 ○議長(田邊寛治議員) 建設部長。 ◎建設部長(野村厚久) 議員ご指摘の件でございます。現在裁判の中でということで、当然双方の主張をされている状況でございます。これについても、市としては全面的に争うということで整理をさせていただいております。裁判の中で正確に、明らかになるものと考えております。 ○議長(田邊寛治議員) 17番。
    ◆17番(角田喜和議員) 裁判については、もう結審をしております。あとは判決を待つのみになっておりますので、またその辺については後日そういった機会があればさせていただきます。  終わります。 ○議長(田邊寛治議員) 以上で17番、角田喜和議員の一般質問を終了いたします。 △延会の議決 ○議長(田邊寛治議員) お諮りいたします。  本日の会議は終了し、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田邊寛治議員) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。 △延会 ○議長(田邊寛治議員) 明日12日は午前10時に会議を開きます。  本日は、これにて延会いたします。  大変ご苦労さまでした。                                         午後2時47分...