渋川市議会 > 2018-06-14 >
06月14日-02号

  • 附帯決議(/)
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  1. 渋川市議会 2018-06-14
    06月14日-02号


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    平成30年  6月 定例会(第2回)            平成30年6月渋川市議会定例会会議録 第2日                            平成30年6月14日(木曜日) 出席議員(21人)     1番   池  田  祐  輔  議員     2番   山  内  崇  仁  議員     3番   細  谷     浩  議員     4番   星  野  安  久  議員     5番   山  﨑  正  男  議員     6番   田  邊  寛  治  議員     7番   今  井  五  郎  議員     8番   安 カ 川  信  之  議員     9番   今  成  信  司  議員    11番   篠  田  德  壽  議員    12番   平  方  嗣  世  議員    13番   中  澤  広  行  議員    14番   山  﨑  雄  平  議員    15番   入 内 島  英  明  議員    16番   加  藤  幸  子  議員    17番   茂  木  弘  伸  議員    18番   須  田     勝  議員    19番   南  雲  鋭  一  議員    20番   望  月  昭  治  議員    21番   角  田  喜  和  議員    22番   石  倉  一  夫  議員                                              欠席議員 なし                                              説明のため出席した者   市     長   髙 木   勉      副  市  長   愛 敬 正 孝   総 務 部 長   小 野 泰 由      総 合 政策部長   酒 井 雅 典   市 民 部 長   荒 井   勉      保 健 福祉部長   諸 田 尚 三   農 政 部 長   藤 川 正 彦      商 工 観光部長   笹 原   浩   建 設 部 参 事   野 村 厚 久      水 道 部 長   田 村 広 士   会 計 管 理 者   遠 藤 成 宏      教 育 委 員 会   中 沢   守                          教  育  長   教 育 委 員 会   石 北 尚 史      監 査 委 員   中 澤 康 光   教 育 部 長   監 査 委 員   永 井 博 子   事 務 局 長                                              事務局職員出席者   事 務 局 長   石 田 清 六      書     記   石 山   薫   書     記   石 田 昌 充議事日程               議  事  日  程   第2号                          平成30年6月14日(木曜日)午前10時開議第 1 一般質問                                              会議に付した事件議事日程に同じ △開議                                            午前10時 ○議長(茂木弘伸議員) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は21人であります。  本日の会議は、議事日程第2号によって進めてまいります。 △日程第1 一般質問 ○議長(茂木弘伸議員) 日程第1、一般質問を行います。  通告の順序により発言を許します。  渋川再生で市民のしあわせを。1 急げ!!中学校再編統合。2 廃校施設再生。3 生涯学習教育。  18番、須田勝議員。  (18番須田 勝議員登壇) ◆18番(須田勝議員) おはようございます。一般質問を行います。  前回に引き続き、渋川再生で市民のしあわせをであります。まず、1点目として、急げ!!中学校再編統合です。平成24年から本格的な渋川市小中学校再編統合計画の論議が始まり、平成26年4月、上白井小学校と中郷小学校の統合、平成28年4月、小野上中学校子持中学校の統合、昨年、平成29年4月、刀川小学校と三原田小学校南雲小学校津久田小学校が統合されました。上白井小学校小野上中学校、刀川小学校、南雲小学校と、少人数校であるがゆえに相手校に吸収された統合と思います。全く意味のなかった再編統合としか言いようがありません。  現在、渋川市の小中学校の児童生徒数は、5月1日現在、小学児童数が3,500人、中学生徒が1,892人、いずれも支援学級在籍者も含まれておる数です。各学校とも児童生徒の減少している中、今現在の再編統合の進捗状況を中学校に絞りお聞きします。  また、再編統合計画の中で市内全体を考えているのか、部分的な再編統合で進めるのか、基本的な考えをお聞きします。  さらに、赤城町、北橘町の隣接する他地区同士の統合はあるのかもお聞きします。  最後に、赤城町に唯一ある少年野球チーム赤城ウインズ、2年生から6年生まで23名おります。そのうち津久田小学校16人、三原田小学校7人、さらに細かく言いますと、6年生7人のうち津久田小学校が3人、三原田小学校4人、5年生4人のうち津久田小学校4人、三原田小学校ゼロ、4年生7人のうち津久田小学校6人、三原田小学校1人、3年生4人のうち津久田小学校2人、三原田小学校2人、2年生1人、津久田小学校が1人、三原田小学校ゼロです。このような人数ですと、南北中学に分かれてしまうとチームの編成が成り立たない状況です。子どもたちは、中学進学後も野球を続けてやりたい、部活で野球をしたいということの考えです。早急に南北中学を再編統合し、赤城ウインズ子どもたちの野球をやりたいという夢をかなえてやる考えはあるのかをお聞きします。  2点目、廃校施設再生です。渋川市内3カ所の廃校施設について、市は4月9日、活用アイデアを民間事業者から聞き取るサウンディング型市場調査を実施すると発表。同日から実施要項を市ホームページで公開し、5月14日から参加を受け付けた。対象は、2014年3月に閉校した旧上白井小学校、2017年3月に閉校した旧南雲小学校と刀川小学校。事業は、持続可能なまちづくりに資するもので、地域住民の交流、雇用創出、防災機能を持たせることなどが条件。6月から7月まで聞き取りした後、活用方針を決め、実現できる事業者を公募型プロポーザル方式で選ぶとのこと。本日までの現況と結果をお聞きします。  また、3校の廃校施設のうち、旧南雲小学校について、今後事業者が施設を活用する上で、施設の一部だけの利用を希望する地元市民団体等が利用することは可能かお答えください。  3点目、生涯学習教育。渋川市生涯学習推進計画は、平成29年度末をもって5年間の計画期間が満了することから、平成30年度から10年間を計画期間とする第2次渋川市生涯学習推進計画を策定しました。この計画は、「ふるさと渋川を愛する人づくりのための生涯学習活動の推進」を新たな基本理念とし、市民一人一人がさらに豊かな人生を送ることができることを目指して取り組むとのこと。揺りかごから墓場まで、生きている中での学習全て人間形成の中に役立つものだと思います。公民館だより一つ拝見するに当たり、全ての学習、教室に参加している市民は幸せを感じ取っているものと思います。  ここで、生涯学習教育を次の世代、子や孫にしっかりと継承していただくためにお聞きします。高齢化が進む本市の全ての芸能文化団体、中学3年生が全員鑑賞しているしぶかわ能のように、他の芸術文化、文化教室の発表を全ての児童生徒に鑑賞させることはできないか、お聞きします。  1問はここで終わります。2問目からは質問者席にて質問いたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 中沢教育長。  (教育長中沢 守登壇) ◎教育長(中沢守) お答えいたします。  教育委員会では、再編統合を必要とする基準として、小学校は学年で16人以下の学級が2年連続発生すること、中学校では学年で単学級が発生することとして、渋川市小中学校の再編に関する長期的な方針に基づき、よりよい教育環境の実現を図りつつ、地元要望等を踏まえ、適切な学校規模の確保に努めております。ですから、全市的な生徒数により学校数を定める再編統合の推進は行っていない状況があります。  また、学校はさまざまな教育活動を地域に支えられて行っていると思います。地域の歴史やよさを学ぶふるさと学習地域コミュニティーの中心として存在する学校を支えてくれる方々の思いを感じながら、ふるさとを愛し、自信を持って成長する児童生徒の育成が図られるものと思います。適正規模の児童生徒数の確保は大変意義あることではありますが、全市的な地域の区割りを超えての再編統合は今のところ考えにくいものと思います。  それから、赤城町のスポーツ少年団、部活についてのご質問ですけれども、赤城町のスポーツ少年団は現在、中学校に入学するに当たり、赤城北中学校赤城南中学校に分散することになり、人数も少なくなってしまいます。野球などの団体競技は単独では存続ができない場合も考えられます。新入生を誘ったとしても厳しい状況が考えられます。この子たちに野球を中学校でもやらせてあげたいという思いは私もあります。今現在、条件が整えば中体連の大会に出場することは可能であります。合同チームとして参加することは可能であります。  現在、子どもたちスポーツ種目は多様化して、適正規模の生徒数のある学校においても希望する部活動がなかったり、施設設備や指導者等の状況により希望がかなえられない状況もあります。希望の種目を優先し、クラブチーム等の選択をする生徒もいますけれども、中学校では、最大限の配慮をしつつ、部活動の目的であるスポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資することを達成できるよう体制を整えてまいりたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。  (総合政策部長酒井雅典登壇) ◎総合政策部長(酒井雅典) サウンディング型市場調査につきまして、議員おっしゃられるとおり、5月14日から事業提案の申し込み受け付けを開始いたしまして、昨日6月13日で受け付けを終了いたしました。6社から提案があり、この事業者の中で複数の学校に対して提案をしている事業者もありまして、数はトータルが合いませんけれども、参加申込数という形で整理いたしますと、旧上白井小学校に4件、旧南雲小学校に2件、旧刀川小学校に3件の申し込みがございました。このほかに1件の参加申し込みがございましたけれども、この1件につきましては、3校のうちいずれか1校を活用するという提案となっております。  提案の概要でございますが、3校共通の提案として1件、これは校舎のインフラを整備した上で中にテナントを募集するといった提案でございました。そのほか、各学校の個別の提案概要でございますが、旧上白井小学校は、1点目で、日本人のほか留学生も対象とした農業、調理、観光サービス一貫的教育事業を行うための全寮制専門学校や各種学校を行うということ。2つ目の提案は、インターネットによるフリーマーケットで流通する物品を集めた商品展示場を行うというもの。3つ目の提案は、子どもたちの保育と交流の場となる多機能型学童保育施設を経営するといった提案でございました。続きまして、旧南雲小学校ですが、1つ目は、自然環境を生かした滞在型の宿泊施設と地元の食材を使用した農家レストランといった提案がございました。最後に、刀川小学校ですが、1つ目、地元食材を使用した加工食品の製造販売及び託児託老施設、2つ目は企業と連携し、実践職業教育を行う実習施設など、農と食のイノベーションセンターの設置といった提案でございました。なお、3校のうちいずれか1校を活用する提案の概要につきましては、外国人留学生を対象とした日本語学校でございました。なお、今後この参加申し込みのあった事業者と日程を調整の上、6月20日から7月13日までの間で事業者からの詳細な事業提案を受けまして、対話を実施する中で活用案を詰めていく予定となります。  もう一点、旧南雲小学校の一部利用は可能かというご質問に対しまして、3校のこの廃校施設につきまして、長期的な活用に向けてサウンディング型市場調査を実施しております。施設の一部を市民団体等が利用することにつきましては、利用する期間や頻度、またどのような施設を利用したいかなど、利用を希望している市民団体等からお話を伺い、伺った内容を踏まえて今後実施する事業者との対話の中で市としても事業者へその旨を伝え、意見や可能性を聞き取りをし、一部利用の可能性を探してまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 石北教育部長。  (教育部長石北尚史登壇) ◎教育部長(石北尚史) 芸能文化の継承のことにつきましてご答弁申し上げます。  本市の芸能文化の児童生徒への継承でございますけれども、されている実例がございます。一例を申し上げますと、国指定重要有形民俗文化財の上三原田の歌舞伎舞台のある赤城町の上三原田地区でございますけれども、三原田小学校歌舞伎クラブですとか、赤城南中学校におきます総合的な学習の時間での三原田歌舞伎の学習を通じまして、文化の継承をしようとする児童生徒の育成に努めていることが挙げられます。また、本市には、このほかにも多くの芸能文化を守り伝えている方や団体がございますけれども、現在その多くで高齢化が進んでおりまして、継承する人材が不足しているとお聞きしているところでございます。したがいまして、芸能文化の継承のためにその種をまくという意味でも、子どものころからそういった文化に触れる機会やきっかけをつくることも大切であると思っております。  学校の教育課程の編成上や休日における引率者の問題などがありまして、授業の一環として鑑賞させることは難しい部分がございますけれども、文化協会の演技部門等が各地域で発表を行う際には、貴重な鑑賞の機会を活用していただけますように、文化協会と連携しながら児童生徒とその保護者宛てに積極的な案内を、例えば校長会を通して文化協会の担当でございます生涯学習課から改めて地域で開催される行事等についてご案内をするなどは可能と考えております。  芸能文化の継承に関しましては、文化協会の演技部門等と連携いたしまして、協力しながら鑑賞の機会の周知等を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 18番。 ◆18番(須田勝議員) まず、中学校の再編統合の質問から2問目行きます。  ずっと私はきょうまでの進捗状況を聞いたわけなのですけれども、私が昨年、南雲小学校津久田小学校、刀川小学校と三原田小学校の統合以後、教育委員会の中では赤城北、赤城南の中学校の再編統合だとか、北橘町まで加えての再編統合だとか、何回会議しましたか。私が見る限り、回数的には私は少ないと思います。だから、きょうここで一般質問で再度聞いているわけです。この質問は、私6年前から、平成24年から、ここで覚えていらっしゃるのは愛敬副市長ぐらいだと思いますけれども、議員の皆さんはわかっていると思いますが、6年前からこの話はしている。せっぱ詰まった中学校の再編統合を急いでくれという質問でございます。先ほど教育長は、合同チームはするけれども、基本的な合併の話はここで答弁くれなかったと私は思いますけれども、ここで聞いているのは、最低限、赤城北、赤城南の再編統合の話を聞いているのです。渋川市全体をやらないと言っていますよね。やらない。だから、部分的には赤城の北か赤城の南を一緒にしてくれるか、なおかつ野球部の子どもが部活動ができないのであれば隣接の北橘の中学校まで入れて、そういう私は質問の趣旨だと、私の1問の質問の仕方が悪かったのだろうけれども、そのくらいの私の質問の要旨は酌み入れてください。平成24年に津久田小学校関係津久田小学校の児童の親が赤城町子どもの未来を考える会を立ち上げて、前の教育長室に何回も何回も足を運んで、それでやっと実現したのが南雲小学校津久田小学校、刀川小学校、三原田小学校の統合だったのです。教育長も校長先生なさったから、そのぐらいのことは頭の中に入れていたと思いますけれども、その赤城町子どもの未来を考える会のメンバーは、そのとき赤城町の4つの小学校を1つにしてくれ、1つにしてくれと言っていた。だから、私は前段でも言ったように、少人数校の南雲小学校、刀川小学校が津久田小学校三原田小学校に行っても、これは統合ではないのだ。転校生みたいなものなのです。対等統合ではないのだ。1つにすれば対等になるかもしれない。今三原田と津久田を一緒にすれば対等統合になると思います。経費も浮きます。名前だって赤城小学校にすればいいのだから、そんなに経費はかかることではない。もう6年前からやっていることを今進捗状況聞くと、進捗状況は一言も話してくれなかったと思いますけれども、それは教育長になったばかりですから、過去のことわからないといえばそれまでですけれども、部長も去年の南雲小学校津久田小学校の統廃合のときはいましたよね。かかわっていましたよね。いなかった。部長になったのはその後ね。でも、職員でいたことは確かだよね。それは私の間違い。悪かった。平成24年からもう6年たって、最後のこの間の平成27年3月の統廃合以後、では会議はどこの学校の会議をどういうふうにしたのかお答え願えますか。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 平成29年度に赤城地区で対象にいたしました再編統合にかかわる会議でございますけれども、平成29年4月に赤城地区の自治会連合会の会議におきまして説明をさせていただきました。それと、4月17日ですけれども、赤城北中学校のPTAの本部役員会の会議で説明させていただきまして、それで以上でございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 18番。 ◆18番(須田勝議員) 自治会と1回、中学校の保護者に1回。中学校の再編統合仮にするに当たって、今現在の保護者に統合の話ししてどうするのですか。意味がないではないですか。中学校の統合は、小学生の低学年の保護者を呼んで会議するのだよ。1つの学校に統合するに、来年するというわけにいかないのだ。2年は最低かかるぐらいでしょう。何で中学校の保護者を呼んで統合の話を進めているのだ。それは間違いだよ。それでは困るのだよ。保護者も困る。地域も困る。自治会だって受けたって、毎年毎年自治会のメンバーは変わるのです。中学統合のこと引き継ぐような自治会はありませんよ。そのくらい頭の中に入れておいてください。  では、聞きます。ことしの3月23日に渋川市の小学生が卒業して、渋川市外の中学校に何人行かれましたか。部長ならそのくらい把握していると思いますけれども。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 現在、その細かい資料等は存じておりませんので、申しわけありません。おっしゃっていますような数字については、現在把握しておりません。
    ○議長(茂木弘伸議員) 18番。 ◆18番(須田勝議員) 渋川市の小学校卒業の児童が中学に行くときに、渋川市の中学校に行くのか、他市の中学校に行ったかの人数ぐらい把握しないでどうするのですか。それで教育委員会務まるのですか。では、ちなみに私が調べてありますけれども、津久田小学校で3月23日に卒業生が24人いました。24人ですよ。卒業生はすぐわかる。中学の制服を着るから。この子が24人いました。その中から2人前橋市の中学校に行きました。当然、赤城北中学校の入学生は22人になりました。北中も二十二、三人の卒業生、入ってくるのが22人ですから、増減ふえないです。そのような状態が3月に続きました。その2人の前橋市の中学に行った親に聞きました。1人。なぜ渋川市の中学に入れてくれないのだと言ったら、部活がないからと。うちの子どもがする部活がないから、前橋市の中学校に行かせるのだと。この状態ですと、合同チームを教育長つくってくれても何しても、部活が少ないのだから、赤城の児童はみんな前橋市の中学校行ってしまいますよ。それでもいいのですか。市長は渋川再生、再生と言っているけれども、再生はだめになってしまって、もう一回よみがえらせるのが再生ではないですか。この統合に関しては、教育長まだなったばかりですから、いいです。市長に聞きましょう。少人数校の中学生、部活もろくにできない。赤城南の部活は6種目しかありません。赤城北中学校も6種目しかありません。赤城北中学校の野球部は今4名だそうです。当然ことしの中体連、合同チームでなければ試合に出られないのです。そんな状態ですから、急いで中学統合してください。市長、どんなお考えですか。 ○議長(茂木弘伸議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 須田議員のご質問にお答えをいたします。  赤城北中学校赤城南中学校の統合についてでございます。私も平成26年だったですか、子持中学校小野上中学校統合委員会の委員長というのをいたしまして、統合にかかわったことがございます。やはり中学校については一定の規模、方針の中では単学級を解消するということが一つの方針ですけれども、一定の規模が必要であると。小学生はちょっと違うと思いますけれども、一定の規模の学校にすることが教育環境を整備し、そして切磋琢磨して子どもが成長するということになると私も思っております。そして、学校の統廃合については、現在子どもを持つ保護者の方だけではなくて、これから子どもを中学校に上げる親御さん、そしてもう既に卒業して長い間その学校を卒業した人たちもいます。そして、地域の人たちもおります。みんなで学校にかかわっている人たちがおりますので、そういった人たちの意見も聞いて、意思をまとめていって統合に結びつけるということが大事だと思っております。  小野上中学校子持中学校の例を出しますと、私も平成28年4月に中学校統合しましたけれども、前の年、平成26年12月だったですか、統合委員会をつくって、それは夜中に近くなるぐらいまでいろいろ議論をしまして、翌年の2月に結論を出しました。そして、答申をして、1年足らずでしたけれども、翌年の4月に統合になったということであります。統合になって子どもたちも、私も心配をしてよく学校に行きますけれども、伸び伸びとやっておられると。何よりも子どもたちが統合しますと通学距離が長くなりますので、その足の問題、そして部活をしますと夜遅くなりますので、暗くなったときに防犯灯をバス停のところにつけるとか、それから校庭の整備をするとか、それから体操着をそろえるとか、そういう支援もしなくてはならない。いろいろなことが細かいことまでありますけれども、そういったことを詰めて統合に結びつけていく必要があると私は思っています。ただ、一番はみんながいい学校をつくろうと、統合していい学校にしようという意思がまとまることが大事でありますので、そういうことがまとまれば私は時間はかからないであろうと思っております。また、具体的なことは教育委員会で段取りをしていますので、精力的にやってくれると思いますけれども、私の考えはそういうことであります。 ○議長(茂木弘伸議員) 18番。 ◆18番(須田勝議員) 今、市長に答弁していただきました。条件が整えばすぐにでもという答弁でございました。条件さえ整えば早急にしていただければと思います。  前段でも言ったように、赤城ウインズの少年野球の児童が中学行っても野球部で活躍できることを期待しています。かつて、25年前ごろですか、津久田のレッドキャップという少年野球チームから阪神タイガースの狩野恵輔君が、出身地は津久田なもので、プロ野球の選手になりました。そういうプロ野球をみんな野球やっている子は目指しているのです。ただ暇だからやっているわけではない。一生懸命やっているのです。その子たちの中学生の部活の野球をやる夢をかなえてやってください。早目に。  今夜からサッカー少年には夢を持たせるようなサッカーのワールドカップロシア大会が始まりますよね。サッカーも団体スポーツですから、人数が集まらない中学校もある。少年団体はサッカーも結構あるのです。そのようなサッカーをやる、野球に限らずサッカーの子も中学行って分散するとチームができない。まして野球より多い、サッカーは11人ですから、その夢も同時にかなえてやらなくてはいけない。これから1カ月、サッカー少年は毎日テレビにくぎづけになって見ていると思います。そういうサッカー少年のためにも、中学統合できるところはしていただきたい。ぜひ早目にお願いします。  2問目行きます。南雲小学校の問題ですが、市がやっておられるサウンディング型市場調査で、先ほど聞いた中では6社がもう応募して、上白井が4団体、南雲が2団体、刀川が3団体という形で、もう既に聞き取りをしていると思いますが、南雲小学校を50年、60年前に卒業したお母様がもう一度小学校の教室を使いたい、校舎を使いたい、体育館を使いたい、当時は体育館もなかった、校舎も狭かった、木造校舎だった、でも今は鉄筋コンクリートの校舎に1室でいいから、これ介護予防のためのサロンで、各自治会がやっているサロンを拡大的に南雲地区の大きなサロンの1室を借りたいという団体でございます。もうこれ現実に地区でやっているサロンで、名前を言ってもいいのですが、南雲寿という団体でございます。ぜひこの卒業生、南雲小学校の卒業生、もう後期高齢者です、みんな。でも、小学校の1室を借りたい、その一心で私はきょうの質問しているわけでございます。もう私の今までの夢の中では、小学校の廃校した校舎は介護施設と生涯学習に使ってもらえればと思うのですが、今市の考えるサウンディング型市場調査でのプロポーザル方式で選ぶというの、それも結構です。結構ですが、各学校ともあいている教室、余力があるのであれば市民の団体に貸してあげたい。答弁では、一部利用は聞き取りをして可能性があれば貸していただけるという答弁なので、その条件が合致すれば貸していただけるのですから、この質問はいい方向性に進むと思います。市長も昨年末ですか、南雲小学校の自治会OBとか卒業生の人とお会いして跡地利用のこと考えてくれた。やはり一度もう顔出しているのですから、地域の人が一部だけでもいいですから利用できるようなことを忘れないでください。よろしくお願いします。廃校施設の再生は、これ以上聞くとしつこくなりますから言いませんが、条件が合致したらぜひぜひ夢をかなえてやってください。  3問目行きます。生涯学習、平成29年度末に1次が終わって、第2次生涯学習推進これから10年やる。冊子を見させていただきましたが、これほんのマニュアルだけのことであって、確かに私は人生、生まれてから墓場まで生涯学習全部当てはまると思うのです。子どもが生まれました、1週間目の夜は七夜をお祝いして、1カ月たったらお宮参りして、それから保育園デビューして、小学校に入学して、卒業して、やがては成人式、今度成人式は2年後は18歳になるそうですが、ずっとあとは死ぬまでそういう生涯学習的な、人間人生のお祝い事なんかもこれ生涯学習だと思うのです。ここで生涯学習のきょうの質問は、生涯学習の芸能文化だとか、そういうことをやっていらっしゃる団体がもうほとんど高齢化になりまして、今の小中学生に渋川市の伝統文化、芸能文化、芸術文化を引き継いでいくためには、先ほど前段でも言いましたように、渋川市の能だけは中学3年生に市民会館を埋めて見せて、何で能だけなのですか。ことしは能をやったら、次は民謡、次は歌謡、そういうことを、どうせお金を、減免でもお金かかるわけです。何でそういうことができないのか、していただけないか、私の気持ちが伝わらないのかなと思って質問しているのですけれども、なぜ小中学生に、赤城地区はいいです。まだ歌舞伎を見せたりする機会があるからいいのだけれども、他の生涯学習的な心豊かにする、幸せになることを今の子どもに伝えないのかなと、教育委員会なぜ伝えないのだと私は思っている。だから、小中学生に、どこの公民館使ってでも、どこの場所を使ってでもいいです。たとえ少人数校の学校だけ、ことしはでは津久田小学校だけでもしましょう、ことしは三原田小学校だけにしましょうというのであれば、私はそれでも結構なの。なぜできないのですか。それがわからないのです。私の思うには、しぶかわ能を休んででも違う芸能文化に移行してもいいと思うのですけれども、その点、部長、いかがですか。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) まず、渋川市はしぶかわ能ということで中学生に能を見ていただいておりますけれども、たくさんある芸能の中であえて能というのを今選ばせていただいております。もちろんほかの芸能もたくさんございますけれども、今見ていただいているのは能でございます。能楽は、それぞれ芸能には歴史がございますけれども、人形浄瑠璃ですとか、文楽あるいは歌舞伎とともに平成20年にユネスコの無形文化遺産に日本で最初に採択されました世界に誇る伝統芸能であることはご案内のとおりでございます。文化、演劇、美術、音楽などの要素を持つ総合芸術と捉えております。しかしながら、能楽は能舞台で舞うために、施設がない地域ではふだんなかなか触れる機会が少ないものでございます。こうした中で、本市におきましては渋川市の文化協会に加入する観世流、宝生流の団体の協力を得まして、平成12年度から、これ旧渋川市のときからですけれども、中学生を中心といたしまして、また加えて市民の皆さんが日本古来の伝統芸能に触れて親しめるように、しぶかわ能を開催しているものでございます。現在こうした中学生ですとか市民の皆さんが能楽に触れて親しんでいただける機会を定期的に行っている団体は県内でもわずかでございますので、渋川市の文化行政を特徴づける事業とさせていただいているところでございます。観世流と宝生流が1年置きに公演を行っておりますので、それぞれの演出方法の工夫によりまして、毎回充実した内容をお願いしているところでございます。  先ほどご質問ございましたけれども、渋川市の芸能を各学校へということでございますけれども、先ほど私がご答弁申し上げさせていただきましたけれども、学校の活動の中ではなかなかそういったところで連れていって鑑賞させていただくことは難しいわけでございますけれども、各地区で芸能発表等がされていることがございますので、そういったどこで何がされているということを学校を通して各保護者にご案内をさせていただいて、ぜひ鑑賞していただくようにご案内させていただきたいと思っているところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 18番。 ◆18番(須田勝議員) 今の答弁聞きますと、確かに保護者に紙を配ったり、指導して見てくださいぐらいのことは今までだってしていたのです。ただ、今度市民会館も改修できた後は、各児童生徒を入れるだけ呼んでくれたって別にそんなにお金がかかることではないではないですか。その質問なのです、私は。能の舞台を中学3年生に見せるのなら、他の芸能文化も見せてやったらどうですかということです。全く今の答弁だと、紙配りはします、地域によってはお願いするようなことはするけれども、市全体の仮に6年生なら6年生、5年生なら5年生を一堂に集めて見させるようなことはしないということですよね。今の答弁だと。しないのですよね。わかりました。  私の考えは、この生涯学習、あらゆることが生涯学習だと思います。プラス道徳的なことも生涯学習の教育の中に入ると思うのですけれども、昨今本当に若者の犯罪者、新聞この1週間、10日の中には、静岡の山中で女性の遺体が発見されたら、インターネットで、犯人が20代と40代がいて、顔も知らない人間がインターネットで駐車場で待ち伏せて殺してしまったとか、新幹線で誰でもよかったと。22歳。亡くなられた方は、38歳のばりばりの仕事マンだったです。だとか、今までもう十何年も続いています振り込め詐欺、もうあらゆる手口の詐欺をしているのが、捕まっている犯人は20代、30代です。私の考えは、やはり生涯学習なり道徳教育が少し今の日本は薄れているのではないかなという形です。本当にこの間、1週間前の新聞見たのですが、5歳児の虐待死、両親逮捕されましたよね。父親が33歳、母親が25歳。もう新聞報道されていますから、東京都目黒区の船戸結愛ちゃん、5歳ですよ。この結愛ちゃんが御飯もちゃんと与えてもらえず、冬はベランダに出されて、足の裏にはしもやけの跡があった。周りは何で助けられなかったのだろうなと私は思いました。でも、死んでしまったのでしようがないです、これ。こういう世の中悪いのだから。その世の中悪いのはやっぱり、今私の質問ではないけれども、生涯学習は心豊かにする教育なのだと俺は思っている。教育長、部長はどう思っているか知らぬけれども。この5歳の子が大学ノートに「もうおねがい ゆるして」。5歳の子ですよ。私が5歳のとき平仮名も書けませんでした。でも、この親は無理やり平仮名だけは教えていたらしいです。平仮名を教える前に子どもに御飯を与えるのが親ではないですか。この作文の中だって、「パパとママにいわれなくても しっかりとじぶんから きょうよりか あしたはもっともっと できるようにするから」。5歳の子ですよ。こんな涙の出る作文を書いている世の中です、今。皆さんも本当に涙こぼしたと思います、これ。現実に5歳の子を持つ親がやったことです。ひどいではありませんか。20代、30代。だから、私はこの生涯学習教育の中で本当は道徳教育をしようと思ったのですが、まだ中学道徳も来年からですので、小学生は道徳教育やっていますよね。今までやっぱりそういう生涯学習関係がおろそかになっているから、こういうばか者が、5歳児を虐待するような親が出てくるのだと思います。そこで、渋川市の市長なり教育長なり、どうしたら渋川市はこんなような犯人が出ないような策、生涯学習の質問ですから、生涯学習教育の質問ですから、市長、市民が本当に、子を持つ親も、そのまた親も幸せになれるような渋川市の策はありますか。まず、市長、教育長両方に聞きます。 ○議長(茂木弘伸議員) 髙木市長。 ◎市長(髙木勉) 大変痛ましい事件、事故というよりも事件ですね。私も心を痛めました。5歳の子どもがそこまで耐えるかということで、本当に涙をしたところであります。こういったことを防いでいくのにどうしたらいいかということだと思います。私は、生涯学習ももちろん大事だと思います。それから、それ以前に子どもを大事にするという、その気持ちがなくなってしまっている親御さんがいるということだと思います。私は、子どもを産み育てるということは人生にとって大変幸せなことだと思います。そのお母さんたちも恐らく子どもを産んだときには、いい子が生まれた、授かったと言って喜んでおられたのだと思いますけれども、そういったことがこういう形になってしまっているということだと思います。社会全体として考えなければならないことだと思います。いろいろな経済的な困難があれば、それは財政、行政としてもしっかりと支えていかなければならない。精神的なことについてもまたしっかりとサポートしなければいけない。今いろいろな子育て支援の体制はつくっていますけれども、やはりそこに魂を入れていかなければこういう事件はまた起こる可能性もあると思っています。私の個人の考えでありますけれども、そういったことを一人一人が皆で考えて、社会全体としてこういうことが起こらないようにしていくような社会にしていきたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育長。 ◎教育長(中沢守) 須田議員の挙げていただいた例については、私も本当に誰もが心痛む思いをしたと思います。その原因だとか対策だとか、本当に一人一人が全員で考えていかなければならない深刻な問題ではあると思います。須田議員ご指摘の道徳教育についても、非常に大事な部分を担っておりますので、その犯罪に及んだところの道徳性や倫理性が育っていなかったという、その人間の問題もありますが、もう一つは地域の見守り、支え、それが連帯としてどうして機能できなかったかなという、そういうものもございます。ご指摘の生涯学習等の充実によりそういうこともできるのではないかと。まさに私もそう思います。地域づくりは人づくり、人づくりは地域づくり、そんなふうに言われますけれども、地域全体で子どもを見守り育てるのだ、学校は学校教育の中で、社会的には社会教育の中で、生涯学習の一連の中で人格形成のために全力を尽くしていかなくてはならないのだと、それぞれの充実が望まれるということは私もそのように思います。そういう意味での生涯学習の充実、そしてもっと細分化して言えばその学校区を取り巻く地域と連帯した学校教育、生涯学習の中で学校が支えられ、子どもが育っていくという、そういう姿を実現していければなと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 18番。 ◆18番(須田勝議員) きょうは珍しくまだ時間があるので、またおさらいをしたいと思います。  きょうの私の質問は、市長が選挙公約で言ったように渋川再生で渋川市をよくしようという質問の中で、私は再生して市民が幸せになれるような施策を市長がとってくれればいいなと。その中のほんの一部分の最初の中学校再編統合は、まず赤城南北をするか、まだ部活でも人数が足らなければ隣の北橘の中学校と一緒にするかという、私が決めるわけではないですから、市長、教育長でやはり市の提案を今の小学生低学年の保護者に投げかけて、みんながこれならいいやという形を早く結論出していただければ、赤城ウインズの少年もプロを目指して頑張れるかもしれない。それだけのことなのです、私は。1問は。ぜひ市長と教育長の決断で子どもの夢をかなえてやっていただきたい。  2問目の南雲小学校出身の後期高齢者、大きくなったサロンだと思いますけれども、その1室、体育館も使わせたい、校庭も使ってもらいたい、ほんの一部で結構ですので、その条件が合うならぜひ、部長、積極的に南雲寿の代表と行き会って貸していただきたい。お金がかかろうが、減免はあろうが、ぜひそれは実現してやっていただきたい。  最後の虐待の話から持っていきましたけれども、今やっぱり心を豊かにしておけば、このような20代、30代のばか者は出ないと思うのです。日本中こういう事件がある限り、渋川市だってないとも限らない。この間はスーパーに55歳の無職の人間が、それはかわいそうですけれども、身体がおかしいからというので、それはしようがないとしても、やっぱりあれは一番最初に考えたときは、無職というのが一番私ひっかかったのです。今55歳で無職で、立派な車に乗って、それで病気だからしようがない。確かに気の毒でした。あれ死亡者も出なくてよかったなと思うのが結果です。それは余談でございますが、いずれにしても子ども教育、幼児教育が始まって、本当に生涯子どもがすくすく育って犯罪人にならないように、私は教育部にも生涯学習の、くどいようですが、今の子どもに、子や孫に芸能文化なりをどんどん見させて聞かせて心豊かな子どもに育て上げるのを望みまして、時間はまだ残りましたが、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(茂木弘伸議員) 以上で18番、須田勝議員の一般質問を終了いたします。  通告の順序により、新市建設計画の検証について。  12番、平方嗣世議員。  (12番平方嗣世議員登壇) ◆12番(平方嗣世議員) 新市建設計画について質問をいたします。  平成14年5月28日、広域8市町村長により合併への協議を皮切りに、合併研究会、任意合併協議会とその行動を重ね、平成16年9月1日、法定協である渋川地区合併協議会を設置。13回の会議での協議を経て、平成18年2月20日、新渋川市が誕生し、12年間の歳月がたちました。合併協議会から新市誕生までの約4年間、誠意ある協議により新市建設計画の作成、さらにそれぞれの地区での住民説明会を開催し、合併へと導いてくださった当時の諸先輩、関係者に感謝を申し上げます。  以上申し上げましたとおり、新市建設計画主要事業は合併の歴史でもあり、地区、地域、市民に対しての約束事でもあります。平成16年12月に示された新市建設計画の附属資料に明記されている主要事業の達成度と合併特例債150億円の活用状況、それと今後の見通しについて伺います。  以上で1問目の質問を終わります。 ○議長(茂木弘伸議員) 酒井総合政策部長。  (総合政策部長酒井雅典登壇) ◎総合政策部長(酒井雅典) それでは、平方議員のご質問にお答えいたしたいと思います。  まず、新市建設計画におきます合併新規事業の達成度についてご答弁申し上げます。新市建設計画に位置づく各種事業につきましては、平成20年度を始期とする総合計画におきまして引き継いで実施してまいっているところであります。平成24年6月に東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律が施行されたことを受け、平成25年度に総合計画との連続性、継続性を生かしつつ、平成28年度から平成32年度までの5年間の期間を延長する形で新市建設計画の変更を行っております。また、今年度を始期とする第2次総合計画は、将来像を含め新市建設時の意思を継承し、策定いたしました。  新市建設事業に位置づく事業の総額は、当時の財政推計による普通建設事業可能額を大きく超えていたため、継続事業、その他新規事業、合併新規事業の3つに区分し、区分ごとに事業費の調整を行い、その後に事業の必要性、事業内容、優先順位などを検討し、実施することといたしました。  新市建設計画に位置づく事業につきましては、本市を取り巻く社会情勢の変化などを踏まえながら、必要な軌道修正を行いながら進めているところでありますので、3区分のいずれも現時点で達成度を示すことは困難でありますが、総括は必要と考えておりますので、今後の検証におきまして精査を行い、お示しできればと考えております。  続きまして、合併特例事業債についてご答弁申し上げます。平成18年度から平成29年度までの借入実績でございますが、学校給食共同調理場整備事業や病院再編統合事業、小中学校耐震補強及び大規模改修工事等、新市建設計画に基づく普通建設事業分で130億540万円となっており、計画期間である平成32年度までの借入見込み額は144億1,270万円となっております。なお、普通建設事業分とは別に地域振興基金への積み立て分として19億円を借り入れており、平成32年度までの借入見込み額は23億7,500万円となっております。  地域振興基金につきましては、市民の連帯の強化または地域振興を図る事業の財源とするため、平成23年度から平成31年度までの期間に、1年置きに5億円、総額で25億円を積み立てるもので、平成29年度末の基金残高は20億2,870万5,245円であります。地域振興基金は、定められた目的に沿った事業の財源に運用益を充当する果実運用型の基金でありまして、平成27年度には新市誕生10周年を記念した事業に902万2,202円を充当しております。今年度は、地域の課題を解決するため、市民や地域団体等がみずから立ち上げる新たな事業や取り組みを支援する提案型市民協働事業に100万円の充当を予定しております。  また、基金の取り崩しにつきましては、平成18年12月25日に総務省から発出された通知におきまして、取り崩しを実施する年度の前年度までに起債の償還が終わった額の範囲内であれば取り崩しができるとされておりますので、その範囲内で条例で規定する目的に沿った事業の財源に充てることができるものであります。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) きょうは、新市建設計画の附属資料、特に最終ページ、主要事業一覧が出ておりまして、個別事業も出ております。これを中心に質問を重ねていきますので、ひとつ明確な答弁をよろしくお願いいたします。  確かに先ほど部長が言われましたように、平成25年6月の定例会におきまして新市建設計画の変更がなされました。この変更内容につきましては、東日本大震災により平成32年まで合併特例事業が延びたということで、それぞれの数字の挿入なり、文言の改訂なりを行ったわけでありますが、それ以外に1つの、今までの病院の関係ですけれども、ここではっきりと渋川総合病院を西群馬病院の再編統合による新病院の整備が主なものという、主なものが新規事業として文言に示されております。ただ、その中において、渋川総合病院を核とした医療体制の充実というものですが、その文言は変更前と同様に残っているのです。平成24年2月21日に機構本部と渋川市で病院再編の基本協定が締結されているわけですけれども、平成25年6月にはまだこの渋川病院を地域医療の核として運営の充実を図りますという文言は消えていないのです。そのようなこともありまして、私もこの変更した新市建設計画にはいささか疑問も幾分持つわけでありますけれども、この12年間、追加事業としては何件あったのか、その追加事業の合併特例債の額と、それとその追加事業の効果についてお伺いをいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) ただいま追加事業の件数及び事業効果ということでお答えをしたいと思います。  追加事業の件数でございますが、8事業でございます。そのほか、この8事業とは別に、ほかの補助事業を活用するなど、合併特例債を用いずに実施した事業が地域資源と連携による活力あるまちづくりと協働と効率化で進めるまちづくりで各1事業あり、10事業が実施済みでございます。  そして、この追加事業でありますけれども、消防防災事業、都市公園施設改修事業、小中学校耐震及び大規模改修事業等と小学校天井等落下防止対策事業、中学校天井等落下防止対策事業、小学校校庭整備事業、中学校校庭整備事業、国民健康保険あかぎ診療所建設、病院再編統合事業の10事業でございます。  事業効果でございますけれども、合併特例債は火災や災害等の有事の際に市民の生命や財産を守るための防災無線デジタル化や小中学校の耐震化、地域の文化活動の拠点となる公民館の建設など、市域の均衡ある発展や一体感の醸成を図る事業に活用しておりまして、一定の成果が上がったと見込んでおります。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) そうしますと、先ほどの答弁の中に出ていなかったですけれども、新市建設計画の変更のときに示された渋川総合病院と西群馬病院の再編統合、それだとか北橘、当時のことを言いますから、仮称と言います。(仮称)北橘運動場の整備、さらには小野上中学校体育館の整備、これらは追加事業とみなさないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 今、平方議員がおっしゃるとおり、もともとございます新市建設計画事業の事業概要が非常に大くくりな状況となっております。個別具体のものがどこに該当するかというところで、一番最初にお答えしたとおりに、その達成度を見るためにも、どこが最初からの新市建設計画事業であるか、それがまた修正されたもので、でももともとの基本的な考え方、方針に基づくものは最初から新市建設計画に位置づくものであるというくくりの中の位置づけをちょっと今現在検討しているところでございまして、議員おっしゃるとおり、北橘運動場等は運動場整備事業という大きなくくりの中では該当するのではないかと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 部長大変苦しい答弁になっているのかと私は思われるわけですけれども、やはり効果というものは求めていかなければならないのです。それと、主要事業の中の一覧というもの、確かに文言は出ていますから、それの解釈によって進めていかなければならない。これはわかります、私も。それと、新規事業を行っていくというのは、やはり時代の趨勢の中でその時代が変われば追加なり変更していくという、これは十分に私も理解できます。それでもやはりその新しく入ったものについては効果というものを見出さなければならないわけです。多額な合併特例債を使っているわけですから。  その中で、私は今回では主に3つについて言いますけれども、渋川総合病院の再編統合、これは新たに新市建設計画の内容を文言で変えているのです。それで入ったわけでしょう、これ。それと、北橘運動公園、それと小野上中学校体育館、これらについてはプレミアム付き商品券と一緒に、平成25年3月ですか、予算委員会で附帯決議が出たわけです。それで、予算委員会ではそれが可決され、本会議で否決になったということがありますけれども、その中で文書での当局の答え方というのが、赤城総合運動自然公園、伊香保屋外運動場、子持総合運動場等は積雪や霜の影響により冬期間使用することができない、(仮称)北橘運動場は通年使用が可能なため、一層の利用拡大を図ることができる。ここまで出ているのですから。結果はそこで検証ができるわけではないです。どの程度の利用価値があったのかどうなのか。どの程度拡大されて利用したのかわかるわけですよね。それと、小野上中学校の屋内運動場、これはもう中学校は廃校になるのがわかっていてあえて補助金を使わずに、耐震をしないで小野上地区の社会体育館を目指して建設に臨んだわけです。合併特例債を使って。その理由としては、子持社会体育館の受け皿となるため重要な役割を果たすと考えられると。今までどの程度の重要な役割を果たしていたのか、その辺が一つの例えでこの3つを言いましたけれども、これは大きな合併特例債を使っていますから申し上げましたが、こういうものは一つの効果として検討ができるのではないのですか。いかがですか。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 今平方議員がおっしゃられるとおりに、非常に大きな事業、そして市民が期待している事業でもありました。病院再編統合事業、合併特例債は22億5,220万円を実績としてやっております。ご存じのとおり、北部地域の核とした緊急病院として患者の受け入れ等々、その受け入れ態勢の充実も図っているところであり、市民としましては、なくてはならない病院に今なっているという形であります。  運動場の関係でございますけれども、北橘運動場におきましては借入額が9億4,530万円という形で、多目的運動場につきましては昨年の4月から、そして野球場につきましては昨年の秋、10月からオープンという形で、北橘地域の中学生、非常に中学のグラウンドが狭いというところで、今まで遠い河川敷のところまで行かなければいけない部活動の子どもたちが近くのところで練習ができるという利用とあわせて、市民のサッカーなり、陸上なり、また野球なりといったスポーツ団体が土曜、日曜は中学校の部活とうまく調整をしながら頻繁に使われているという実績がございます。また、小野上中学校に関しましては廃校がわかっているところでございましたけれども、小野上地域の人たちのやはり健康を進める上でスポーツができる施設という形で有効利用されていると思っておりますし、また伊香保温泉に宿泊する観光客が結構その小野上中学校で、あいているときには入っていろいろ練習をしているという話も伺っております。実績としてまだ取りまとめておらなくて、検証になっていないと言われればそうかもしれないですけれども、基本的に新市建設計画としての検証というのは必要だと思いますので、これから検証を正確に行っていきたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) この質問では、私も数値的な答弁を欲しかったわけですけれども、先ほどの部長の今後そのようにしていくということで、次に進めさせていただきます。  新規事業などもありますし、やっぱり人的に申し上げても一気にこれ主要事業は達成できるものではないですよね。必ずできないものも出てきます。そういう中で、特例債についても大分、先ほどの答弁でも到達に間近、もう行き詰まっているという感じがありますけれども、あくまでも合併協議会で出された主要事業というものは合併協議会で、それぞれの地区からの出ている合併協議会の当時の人たちが協議して合意して出した事業であります。この未着工部分については、大まかでいいですよ、これ。未着工部分については今後どのように取り扱っていくのかお答え願います。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 合併新規事業でございますけれども、新市の一体性の速やかな確立、新市の均衡ある発展、総合かつ効果的に推進するために行う優先度の高い事業であることを踏まえまして、第2次総合計画において適切な進行管理を行ってまいります。個々の事業の具体的な計画につきましては、その総合計画の実施計画の中でお示しをしてまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) もう合併特例債事業、今年度含めてもあと3年ですね。到底これ実現は難しいと思います。それならば、残された事業について、今後どのような周期的な考えを持って進めていくのか伺います。私も聞き取りでもきちんと質問しているわけでありますので、簡潔にひとつ答弁お願いします。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 先ほどご答弁申し上げましたけれども、毎年度総合計画のヒアリングを行っております。そして、その必要性、それから重要性等をヒアリング、ローリングしながら決定して、またそういった形で予算を伴っているところにおきまして議会で説明し、ご承認をいただく予定であります。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 全くそのとおりなのです。それで、主要事業の取り扱いの附属資料の中にもあります。新市建設計画期間の中で後送りが相当数の事業で必要なため、緊急性の高い事業から先に実施していきますと、これ明記されております。これ私も十分理解できます。  ところで、平成20年3月、道路・橋梁整備計画基礎調査報告書が議会へ報告されました。現在Aグループ3位の主体事業である利根川橋梁が、これ中郷、敷島ですが、これが完成しました。6橋の中で残り5橋の動きが見えてきておりません。現状はどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(茂木弘伸議員) 野村建設部参事。  (建設部参事野村厚久登壇) ◎建設部参事(野村厚久) 新市建設計画に位置づけられました橋梁整備につきましては、平成19年度に実施した道路・橋梁整備計画基礎調査において、道路整備の位置づけや事業主体の決定を行ったものでございます。  主要道路及び広域幹線道路の橋梁につきましては、事業主体である国や県に対し随時要望を図っております。また、市の事業となる橋梁整備につきましては、多額の事業費が見込まれることから、市の財政状況等を踏まえ、有効性、経済性等に十分配慮しながら引き続き検討してまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 橋の必要性については、この後また質問を行っていきますけれども、吾妻川、利根川、これに隣接する地域と地域、川で断絶されている地域と地域、この一体性を向上させる意味合いから、費用対効果とかそういう言葉ではないです。地域の人がここに橋が欲しいというものは時代が変わっても欲しいのではないかと、必要を求めているのではないかと思うのです。その中において市が主体的にできるということは、単独で動けるということですね。財政等を勘案すれば。そういう面において吾妻川橋梁2の現在まで、もう一度現在までの取り組み、どのように取り組んでいるのか具体的にお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 建設部参事。 ◎建設部参事(野村厚久) 平成25年度に吾妻川橋梁2の周辺地域振興整備基礎調査についても実施をいたしております。調査内容につきましては、平成19年度に実施した道路・橋梁整備計画基礎調査業務委託調査結果を踏まえ、計画に掲げた6橋のうち、市が整備する吾妻川橋梁2について、費用対効果の観点から、橋梁整備の効果を最大限に生かし、北部地域の振興、活性化を念頭に置いて検討を行ったものであります。費用便益分析では、ルートを4案作成し、それぞれの概算事業費や費用便益費などを算出して計算をしております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 合併協議で決めた必要な橋というものは、費用対効果なんか言っていれば何もできやしないのです。では、今までやったものについて費用対効果があったのかどうか。それが公共事業ではないのですか。やはり市民福祉の向上、安心、安全、その辺をまずしていかなければならないのです。この件についてはまた後ほど質問していきますけれども、現在の小野子祖母島間は1級市道ですよね。それで、合併前も1級村道と1級市道。私も何回か、これ今も目撃しています。小野子方面の鉄道の土手に1メートルもないようなコンクリートが敷いてある坂道が、これが1級市道です。祖母島には店がなく、小野子にはスーパーと道の駅で食料品を売っている。そこにベビーカーというのですか、一般的には、年をとって体が不自由になった人が押して荷物入れていく、あの坂を上りおりして買い物して、また高齢者の方が祖母島へ帰っていくのです。国道と接続するところには歩道もないのです。非常に危険な箇所です、あそこは。そういうものがある中で、この車両の通過できない1級市道、これを当局はどのように考えているのかお伺いします。 ○議長(茂木弘伸議員) 建設部参事。 ◎建設部参事(野村厚久) 市内の1級市道についてのお尋ねでございます。市内の1級市道につきましては、全体で51路線となっております。このうち、幅員が狭く、自動車での通行ができない1級路線は渋川地区に3路線、小野上地区に1路線となっており、4路線の総延長は1,372.66メートルとしております。  1級市道は、主要集落、公益的施設等を連携させる重要路線の位置づけでございまして、早期の自動車交通不能区間の解消が必要と考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 先ほどの答弁、重要路線ということでありまして、全長が1,372.66メートル。その中でいえば、ほとんどが小野子祖母島間です。該当するところが。そういう中で、重要路線と言われれば、当然安全、安心面から考えても費用対効果なんて言っている間はないです。まして合併協議会の総意で決めたことなのです。その辺を今後十分に意味合いを考えながら早期の実現を目指していただきたいと思います。  それで、合併新規事業では吾妻川橋梁1と2、それと利根川橋梁1が道路改良工事となっておりますね。ほかの3橋は道路新設工事です。これ、道路改良工事と新設工事、どちらが手っ取り早くやれるのですか。お伺いします。 ○議長(茂木弘伸議員) 建設部参事。 ◎建設部参事(野村厚久) 道路改良と道路新設ということのお尋ねでございます。基本的には、既存の道路があれば道路改良という形で整理をさせていただいております。道路改良と新設との違いということになるのですけれども、これについては違いはほとんど、ここについてはございません。現況のJRの側橋部分については、改良そのものが不可能になっておりますし、新規で新たな路線として迂回をさせるというのが一番の効率の高い事業の実施方法だと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 次は市長に伺いますけれども、合併の新市建設計画、これについてはもう既に12年間という長い年月が経過しておりますので、ちょっとしつこくなるようですけれども、もう一度歴史を市長に認識してもらうためにも、ここで一言言わせていただきたいと思いますが、この吾妻川橋梁2に対しては、平成14年、小野上村で橋の調査事業を既に実施しております。合併前に。資料は多分建設部に送ったと私は当時の職員に聞いております。それで、昭和57年と平成7年に崩落も起きております。渋川の上川島でも崩落は起きて、大変混雑しておりました。そういう中において、小野上と祖母島の自治会も当時の市長に早期着工を要望しております。それと、平成20年11月には小野上処分場の地元協議会も早期着工をして第2期の工事の建設の同意をしているわけであります。そして、その後、平成21年度予算で吾妻川橋梁2と利根川橋梁3、これ利根川橋梁3は津久田、上白井ですけれども、これに調査費200万円が計上されまして、利根川橋梁3はそれ以降何の動きもないわけです。この利根川橋梁は今後どうこの後動いていくのか。大分基礎調査を行ってから時間たっておりますよね。  それで、吾妻川橋梁2については、平成22年度に予備設計が完了しております。それで、その後です、問題は。平成24年度に北部開発計画、さらには平成25年度には吾妻川橋梁2周辺地域整備調査報告、平成26年には北部振興計画策定委員会が結成され、北部地域振興計画が出されておりますけれども、これはただ出しただけ。何もしていないのです。それ以降の動きは全くないのです。また、地元協議会におかれましても、橋は必ずつくるということで一旦同意書が破棄になったものが、その言葉で再同意をされております。埋め立て期間は15年ですから、そこにつながる木の間藤田線、これについても年間50メートル、80メートル、毎年通行どめしてやっている工事、これについても、全長1.8キロメートルですから、そういう中において埋め立て期間までに約束事ができなくなってしまう、そういう事態も発生してくるのではないかとも思います。そういう中において、今橋の動きは何もないということを言いましたけれども、合併協議会の新市建設計画の主要事業は、先ほどから何回も申し上げておりますが、市民との約束事であります。大変重く受けとめる必要が私はあるのではないかと思います。また、迷惑施設のごみの最終処分場との約束事もしておりまして、当時絶対に橋はつくりますと言っているわけですが、動きは今日までないです。吾妻川橋梁2だけに対し、なぜ費用対効果や北部開発計画、北部地域振興計画など机上での議論で時間を無駄にしているのか。やはり組織や団体との約束は人がかわってもしっかりと引き継がなければならないのです。市長がかわってもこの約束は守っていかなければならないと私は思っております。吾妻川橋梁2は、合併協議会とごみ処分場協議会の約束事です。この約束事を守るか守らないか、市長の考え方をお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 平方議員のご質問にお答えをいたします。  合併協議の中で吾妻川橋梁を含めた橋梁の整備がなされたことは私も承知をしておりますし、尊重していかなければいけないと思っております。そして、この吾妻川橋梁2については、それだけではなくて、小野上の広域の最終処分場に関係して整備をするという約束もなされた経緯があることも承知をしております。いずれにしましても、そういった決められたことですので、しっかりとそういったことを守っていくことは私も大事だと思っております。  吾妻川橋梁2については、私も鉄道の側橋ですか、歩いて渡ったりして非常に危険な道路であると思っております。ビー・バイ・シー、費用対効果ですけれども、その中に防災、災害とかそういったことは入らないという話でありましたけれども、私は費用対効果の効果のほうは幅広く今捉えられる必要があると思いますし、そういう形で捉えられていると思います。単に狭い意味の費用対効果ではなくて、地域振興、そして防災、災害、そういったことにも対応できるような捉え方をすべきであると私も思っております。  今、上信自動車道が急ピッチで整備が進んでおります。小野上地域、そして渋川市北部、川島地域、これから様子も変わってまいります。そういう中にあって、この橋の整備についてもいろいろ検討していきたいと思っております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) ぜひ今後前向きな整備を進めていただくことをお願いいたします。  また、先ほど市長から安全、安心が出ましたけれども、この吾妻川橋梁2は庁内の検討委員会で基礎調査報告が議会に示されましたけれども、このとき災害時の迂回として一番評価が高かった橋ですよね。そういう中において、昨年、一昨年と上越新幹線のトンネルの入り口、あそこで倒木がありまして全面通行どめになっております。これ2回ありました。そういう中において、通勤客はもちろん、そこまで来て、そこから戻って中央橋渡って県道経由で渋川へ来たと。このため大分渋滞もかかるし、遅刻する人たち、サラリーマンですね、大変多かったと聞いてもおります。そのような中において、小野上は吾妻川を渡る橋が一つもないのです。中央橋と北群馬橋、これを利用するだけなのです。この橋側歩道1本だけあって、災害のときには必ずこの迂回というものが出ている。その災害時や安全対策を考えた場合、この吾妻川橋梁2はどのように位置づけられているのか、また今後どう進めていくのかをお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 道路・橋梁整備計画基礎調査におきます6橋の整備に係る優先度の検討といたしまして、整備指標として5つの大項目を設定しております。将来道路網構想を実現する橋梁、安全・安心に暮らせる地域づくりのための橋梁、産業活性化・育成・誘導のための橋梁、生活利便性向上を図る橋梁、社会経済効果及び実現性の5点であります。その下に「災害時の代替ルートを結ぶ」を含む15の小項目を設けており、項目ごとに点数化し、合算したトータルでの優先度について結論づけをしたものでございます。そして、吾妻川橋梁2が災害時の代替ルートとしての評価が高いということは認識しておりますけれども、財政的に大きな事業でありますので、他の要素を含め総合的な判断に基づき進めてまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 当時計画されたときには、吾妻川橋梁2は第3種第3級の位置づけだったですね。要するに片側2車線という大きな橋だったわけです。それがそうでなくて、第3種第4級の格下げとでも言うのですか、片側1車線ずつという、歩道も片側1つだけというわけでありますけれども、それに格下げをして予備設計が行われているわけです。それで、工事も1期と2期に分けているわけです。そこまで済んでいるわけです。それも本会議で私以外のある議員が10億円以上の特例債事業は幾つあるのかと質問したところ、その橋は入っていなかった。なぜ入っていなかったということは、1期、2期に分けて9億ずつだと、そんな答弁が当時の総務部長からもありましたね。私もこれ議事録で見たら言っているのですけれども、そういう中において、ちょっと問題変わりますけれども、JRの在来線整備促進事業という予算項目が渋川市にありますね。それは在来線を活性していくのだというその協議会の活動を支援しているわけですけれども、この在来線整備促進事業を視野に入れた場合、祖母島駅はどう捉えているのかお伺いします。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 在来線の活性化という形ですけれども、ちょっと資料が古くて申しわけないのですけれども、小野上駅の平成26年度の1日当たりの乗車人員ということが93人という形になります。また、祖母島駅は平成26年度25人と、1日当たりという、その利用者の減少という形がずっと叫ばれております。地域におきます鉄道の利用者の減少していく中におきまして、JR祖母島駅あるいはJR小野上駅の利用者を増加させていくというのも非常に難しいと考えておりますけれども、この限られた地域だけではなく、路線沿線などを全体的に踏まえた取り組みが必要だと考えております。  在来線の活性化につきましては、平成30年3月に群馬県が群馬県交通まちづくり戦略を策定しておりまして、群馬県と市町村とが調整を図りながら取り組むものとしております。この戦略に基づきまして、平成30年度におきましては、JR吾妻線におきまして、群馬県と沿線の市町村、鉄道事業者で組織する協議会を設置し、5年程度を目安に取り組むことができるアクションプランを策定することとなっております。JR祖母島駅を含め、市内にあるJR吾妻線の4駅につきまして、パークアンドライド等の具体的な対応策の検討を進め、利用者の増加、鉄道を利用した地域の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 12番。 ◆12番(平方嗣世議員) 先ほどからいろいろと私も質問し、その都度貴重な答弁もいただいております。特に合併協議会で打ち出した主要事業、これは費用対効果でも何でもないのです。要は一体感づくりによる地区と地区の連携、安全、安心なまちづくりなのです、これは。長い時代の変化によって計画の変更や追加については、これは私も理解します。しかし、今の渋川市の地形や人口、居住地の現況を見据えた場合、橋が欲しいと願う場所はいつになっても変わらないのではないかと思うのです。主体事業の残り2橋、市主体事業ですね、市主体事業の残り2橋については必死に取り組んでほしいと思いますし、国、県要望の3橋についてもぜひ市長、不退転の決意を持って取り組むことをお願いいたしたいと思います。答弁は要りません。そういうことをお願いいたしまして、以上をもちまして私の一般質問終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(茂木弘伸議員) 以上で12番、平方嗣世議員の一般質問を終了いたします。                                                                 休       憩                                        午前11時46分 ○議長(茂木弘伸議員) 休憩いたします。  会議は、午後1時に再開いたします。                                                                 再       開                                            午後1時 ○議長(茂木弘伸議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  通告の順序により、1 渋川市活性化へ提言。2 教育現場が抱える問題点。3 パース学園の市への貢献度と施設利用の見通し。  4番、星野安久議員。  (4番星野安久議員登壇) ◆4番(星野安久議員) 通告に従い、次の3点について質問させていただきます。  初めに、渋川市活性化への提言ということでお伺いいたします。渋川市の町なかに活気を感じ取ることができません。昼夜を通して人が歩いている姿が見受けられません。生きているまちを形成するために真剣に取り組む必要があります。人は誰しも、本当に困ったとき初めて生き抜くための道を見出そうとします。渋川市は、今まさにその時点に立たされていると思います。市長の渋川市再生への施策の実現の取り組みは、まちのにぎわいをもう一度よみがえらせることにあると思います。  5月20日の上毛新聞に駅を核とした中心市街地のにぎわい回復への取り組みが掲載されました。髙木市長の市再生への意気込みとやる気を読み取ることができました。とにかく積極的な姿勢が大切です。市民一丸となっての活性化への実現が鍵となると思います。そして、何がまちのにぎわいのきっかけになるかわかりません。渋川市がこのきっかけづくりにどう取り組んでいくのか、またこれからどのような方策でまちのにぎわい、活性化を導いていくのか、市の考えをお伺いいたします。  次に、教育現場が抱える問題点ということでお伺いいたします。少子化の波は、とどまることを知りません。こうした子どもの減少する中で、教育の現場が今どんな問題を抱えているのか、そして教育のあり方についても考えなければなりません。学校の統廃合計画をもとに、存続する学校の施設の状況を十分把握して管理運営していかなければなりません。校舎の安全性を重視するとともに、外観についても子どもたちが誇りを持って通える環境にしていかなければなりません。昔の教育と今の教育を比較して、守るべきものと新たに伝えていくものは何なのか、子どもたちにきちんと学力、情操両面のバランスのとれた教育をすることが重要です。今教育の現場がどのような問題を抱えているのか、何を必要としているのか、教育部局が把握している範囲でお答えいただきたいと思います。  3点目は、パース学園の市への貢献度とこれから先の施設利用の見通しについて伺います。20年の契約で無償による施設の使用貸借を交わした旧渋川総合病院の跡地利用の問題は、何となくしっくりいかないままパース学園に無償で貸し付けることになりましたが、その効果として若者がまちにふえ、にぎやかになることや、医療、福祉の現場の人材確保に効果が見られることなど、渋川市に与えるメリットが大きいことの意味から無償貸し付けとなった経緯があります。今、渋川市に対しこうした約束の貢献がどのような形であらわれているのか伺います。また、今後学生の推移をもとに、施設の利用が20年先まで続けられるのか、利用の見通しを市ではどう捉えているのかお伺いいたします。  なお、次からの質問は質問者席にてお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 星野安久議員の町なかのにぎわいを取り戻そうというご質問にお答えいたします。  私も市長に就任させていただきまして9カ月ほどたちますけれども、渋川市に再びにぎわいを取り戻そうということでいろいろなことに取り組んでおります。そのやっぱり一番スタートとなるのが渋川市の顔であります駅であると思っております。駅前をにぎやかにして、そしてそれを点から線にして、線から面にしていきたいと思っております。いろいろ環境厳しいものがありますけれども、渋川駅前の名産品センターを新たに移し、そしてそこを交流拠点としていくということで今準備を進めております。そしてまた、駅を何としてもにぎやかにしたいということでありますので、かねてから私も就任してJRにもお願いをしてきたのですが、ATMを駅につけられないかということで交渉してまいりまして、この6月22日の日からATMが設置されるということに、まだ交渉中ですけれども、なる予定であります。外国からのお客さんも来られる渋川駅ですので、外国のお客さんのカードも使えるような、そういうメガバンクのATMを設置していただくように準備を進めております。そのほか、渋川駅前、いろいろな高校生、そしてボランティアの皆さん、そういう意気込みが感じられますので、そういった動きをしっかりとサポートして、私も先頭になってにぎわいを取り戻していきたいと思っております。具体的細かなことについては、商工観光部長から答弁を申し上げます。 ○議長(茂木弘伸議員) 笹原商工観光部長。  (商工観光部長笹原 浩登壇) ◎商工観光部長(笹原浩) 本市では、地域の活性化に向けまして平成21年3月に策定しました渋川市中心市街地活性化プランに基づきまして、中心市街地においてにぎわい創出につながる多くのプロジェクトを実施してきたところでございます。また、平成27年3月に策定した後期計画では、渋川駅前通りにおける空き店舗対策を重点プロジェクトと位置づけ、事業の推進を図ってきたところでございます。  中心市街地活性化プラン後期計画の重点プロジェクトでありますしぶかわPRプロジェクトの一環として、先ほど市長が申し上げましたとおり、現在空き店舗となっております渋川駅前の伊勢屋ビルの有効活用を図るため、渋川地区物産振興協会が運営するしぶかわ名産品センターしぶさんを移設します。また、渋川駅前広場及び駐車場を整備することにより、イベント広場の拡充、それから駅利用者、タクシー利用者の利便向上とパークアンドライドの促進を図りまして、伊香保温泉を初めとする周辺観光地を訪れました観光客を中心市街地に誘致していきたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 石北教育部長。  (教育部長石北尚史登壇) ◎教育部長(石北尚史) 教育現場が抱える問題点という点につきましてでございます。教育委員会におきましては、当市の実情と特性に応じた教育行政を実現するために、幅広い施策を展開しております。そして、教育行政の充実と強化に努めているところでございます。複雑、多様化する社会にありまして、解決しなければならない課題は山積しておりまして、当面する諸課題の解決に向けて日々対応しているところでございます。  今、教育現場がどのような問題を抱えているのか、何を必要としているのかというところでございますが、教育部局で把握しているのはということでございますけれども、具体的にその一端でございますが、申し上げますと、まず学校教育では、次期学習指導要領実施に向けた対応、グローバル教育の推進、また教育研究所の整備、またよりきめ細かな指導、支援を実現するための教職員の配置及び教職員の多忙化への対応、不登校児童生徒への対応、食物アレルギーへの対応、小中学校の再編統合、学校施設の老朽化対策などございます。また、生涯学習や文化におきましては、第2次渋川市生涯学習推進計画に基づく芸術文化、伝統文化、地域文化等の各分野における生涯学習推進のための人づくり、青少年を取り巻く地域環境整備、また金井遺跡群を初めとする国指定史跡や県指定史跡などの活用、公民館と地域との連携強化ですとか、公民館のあり方、美術館のあり方など、枚挙にいとまがございません。これらの多くの課題の解決に向けて現在取り組んでいるところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 諸田保健福祉部長。  (保健福祉部長諸田尚三登壇) ◎保健福祉部長(諸田尚三) パース学園の市への貢献度と施設利用の見通しについてでございますが、市とパース学園では、渋川市渋川総合病院跡地利用事業協定書を平成28年1月に締結をしております。協定書におきましては、地域貢献、地域連携に関することや、市との相互連携に関することなどを定めております。また、毎年度、市に事業計画書を提出していただき、その計画書に基づいて子育て支援、高齢者支援等の連携を図っているところでございます。  また、同校によります地域貢献活動の中の環境美化活動といたしまして、学園の学生、教職員によります清掃ボランティアが校舎敷地及び周辺の通学路等の清掃を実施していただいております。また、渋川駅周辺の清掃についても定期的に行われているところでございます。  また、今後の施設の利用につきましてでございますけれども、パース学園の生徒数につきましては、介護福祉学科においては増加をしておりますけれども、保育学科につきましては現在定員割れの状況となっているところでございます。パース学園といたしましては、今後は公開講座やオープンキャンパスなどを積極的に実施し、PRしていきたいということでございますので、このような取り組みを鑑みて、市としましては協定書に基づき引き続き事業継続をするものと考えているところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) 市長初め部長から駅前を中心とした市街地の活性化、この計画なり実際に実行している、そういうご答弁がございました。1問目の渋川市活性化への提言ということで、これから細部にわたって質問させていただきたいと思いますけれども、まず市が生き残るためには、町なかの活性化、これが本当に一つのポイントだと思います。そういう中で、5月20日の日に辰巳町の商店会、これを中心とした第33回の歩行者天国が開催されました。その日は本当に駅前から新町にかけての道路が歩行者天国になって、一日にぎやかな町並みとなりましたけれども、フリーマーケットがあったり、落書きの広場があったり、青空のコンサートがあったりして、非常ににぎやかな渋川市を見させてもらいました。こういう中で、やはりこうした人を集めることがまちのにぎわいの一つになると思うのです。ですから、どんなことでもいいわけで、こうした現在辰巳町の商店会がやっている伝統的な歩行者天国、こういうものをさらに拡大して、渋川駅からこの市役所の縦の通りですか、交通事情いろいろあるかと思いますけれども、そういう形でさらに広げる、そんな考えも必要なわけです。それから、他市の桐生市では、毎月第1土曜日に定期市、これを開催しております。これも非常なにぎわいのあるイベントでございますけれども、市ではこうした人集め、この施策について、これから進める考えがあるかどうか、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 毎年度、歩行者天国、フリーマーケットなどを定期的に開催し、町なかのにぎわいづくりを進めているところでございます。本年度についても、星野議員にもお見えいただきまして、5月20日の日に歩行者天国を実施したところでございます。平成30年度の新規イベントといたしましては、駅前広場で渋川を彩る飲食店の有志によるガーデン、フード・ミュージック・ドリンク、そういったことでガーデンを1000人ロックの日に合わせてやったところであります。また、今現在、渋川せんべろはしご酒ということで、飲食店が1,000円でお通しと飲み物という形でそういった人集めも行っていっているところでございます。今後も渋川市中心市街地まちづくり市民サポーターが実施するまちづくり活動を助成する元気な中心市街地にぎわい創出事業を進めてまいりたいと思います。  それから、駅前通り商店街以外の商店街につきましては、今ご提言ありましたが、そういった形で進めていかなくてはいけないと思っておりまして、例えば四ツ角周辺商店街が冬場イルミネーションを実施しているわけでございますが、そういったものも歩行者天国等もあわせまして連携して進めていきたいと考えております。  それから、桐生市の定期市は話はお聞きしているところでございますが、渋川市も駅前広場のリニューアルができれば、そういったことの取り組みも進めていくことを検討していきたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) 部長から前向きなご答弁をいただきましたけれども、ぜひとも人を集めるにはいろいろなイベント、こういうものが必要なわけでございます。どうしても渋川市は、もとの四ツ角、この辺を中心にまちのにぎわい、これを取り戻すという考えもまだあるような気を受けているわけなのですけれども、先ほど申し上げました駅から市役所通りへ、縦道ですか、こちらのにぎわい、さらには行幸田から有馬、そちらのまちのにぎわい、そういう幾つかのにぎわいのまちも形成していかなければならないと思うのです。ですから、そういったイベントも場所を変えての計画でこれから推し進めていただきたいと思います。ぜひまちの活性化のために、こうした歩行者天国、フリーマーケット、定期市、こういうものを取り入れて人が集まる体制をつくっていただきたいと思います。  それから次に、やはり渋川市を売り出すには渋川市の名産、うまいもの、それから特産品、こういうものの掘り起こしが必要だと思うのです。このやり方にはいろいろあると思うのですけれども、一つの提案なのですけれども、市全体の産業祭、今まで、合併してからもう大分たちますけれども、渋川全体独自のそうした祭典、そういうものがなかなかできなかったような感じがいたします。ですから、改めて市全体の産業祭、そういうものの開催ができたらというご提案を申し上げたいと思います。これは一つの例なのですけれども、会場は、もとの渋川市のゴルフ場が閉鎖されまして、新たに中村の緑地公園ができました。これは本当に広い面積がありまして、いろいろなイベントができるかと思うのです。こうしたいろいろな名産品、名物、これはやはり一つの飲食店などに協力を得て料理のコンクールをするとか、そうした中で渋川市の本当に名産品というのですか、そういうものが生まれるような気もいたします。ですから、そういうイベントの中でうまいものの料理コンクールをするとか、軽スポーツの大会、それから民芸品づくりの体験ですか、それから農産物の直売、青空コンサート、それからいろいろな出店、それからゲーム大会、こういう幾つかのいろいろなイベントが考えられると思うのです。とにかく渋川市民全体がそうした会場に一つに集まってできたら、恐らくそういうものは大きな市の活性化、それにつながるような考えでおりますので、ぜひともこうした渋川市全体のそうした産業祭のようなイベント、こういうものが今後できるかどうか、検討する考えがあるかどうかお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) ご提言いただきました市全体の産業祭というのは確かに今開かれていないという状況でありますし、中村緑地公園がせっかくできたというところで、そこの周知と、それから地場産業、それからそういった新しいアイデアを開くというのはとてもいい考えだと思っています。庁内調整をしまして、そういったものができるように今後取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) とにかくやることが、何か行動を起こすことがまちの活性化につながると思いますので、ぜひ強力にこういう体制をつくって推し進めていただきたいと思います。各旧町村にも行政センターがありますので、そうしたものの働きかけによって地域も全体が協力して市が一つになるような、そんな輪が広がると思います。ぜひ強力に推し進めていただきたいと思います。  それから、音楽を通してのまちのにぎわい、こういうものも必要かなと思います。やはり楽しいまちをつくることによって若者が集ったり、また高齢者もまちの中に出かけると、そんな考えがあります。町なかの活性化の支援グループ、これが今渋川市の歌をつくったりして、ライブをしたりして、まちの活性化に大いに支援をしてくれて、そうした活動を広げております。さらに、6月12日の議会の開会日に渋川高校の吹奏楽部の皆さんが第1回のミニコンサートを開いてくれました。やはり音楽は人を楽しくさせてくれると思います。ですから、こういうものを、音楽を通してまちをにぎやかにする、活性化する、これも必要ではないかと思います。この会場などは街角でいいのだと思います。ですから、お金もかからないような形でそうしたまちのにぎわい、活性化を図れたらと思います。この考えについてお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 現在、渋川市中心市街地まちづくり市民サポーターが実施しております町なかふれあいコンサート等も年に4回という形で、それ以外にも美術館等を使ってやらせていただいておりまして、大変好評でございます。今回も今週の土曜日、6月16日にエッグホールで開催することになっております。また、歩行者天国の路上ライブにつきましては、渋川清翠高校の吹奏楽部でありますとか、渋川工業高校の吹奏楽部が参加していただいて、高校生が町なかをにぎわうようにいろいろ努力をしていただいているところでございます。それから、その駅前歩行者天国の中での路上ライブなども市民等の参加により大変活況、盛況であるという状況でございます。街角ライブやコンサートなど、音楽を通してのにぎわいの創出については非常に重要と考えております。先ほどもお話ししましたが、1000人ロックについても大変大盛況でございまして、そういったことで人を呼び込むということ、それから活気をもたらすということは重要と考えておりますので、今後も引き続き拡充に努めて実施していきたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) ぜひこうした音楽を通してのまちのにぎわい、こういうものをこれからさらに継続的な行事として行っていただきたいと思います。  次に、やはりまちを活性化する中で、観光地の充実、それから名所づくり、こういうものも必要ではないかと思います。今定例会でも補正予算が組まれました。棚下のしっくいの看板の保存、こういう展示がありますけれども、こうしたものの観光地、これを町並みづくり的に観光地にしたらどうかという提案でございます。そうしたしっくいを展示するのはいいのですけれども、その予算をかけて展示して、果たしてどのくらいの方が見てくれるかどうかもちょっと心配ですけれども、そうしたいいものがあるのですから、さらにこれを町並みの中で観光化する。さらに、ここの地区は棚下の不動さんがあります。28日が毎月の縁日でございますけれども、そうしたものと抱き合わせて観光地化するような、その棚下の辺は本当に景色のいいところでございますので、都会からも来ても楽しめるようなことが予想されます。ぜひともそうした観光地づくりが必要だと思います。  さらに、5月に大正橋の隣に新たに歩道橋が設置されました。延長180メートル、そして幅員が3メートルの歩道橋でございますけれども、ただ単に平らな歩道橋でなくて、真ん中が高い太鼓橋になっております。こうした珍しい橋、車の走る道路の橋の脇に新たに歩くだけの歩道橋が設置されました。こういうものを名所化することも一つの案だと思うのです。こうした変わった橋、今どき珍しいと思いますので、こういう橋を利用して上越線を走る列車の写真撮影会、コンクール、それから夕涼みのイベント、橋上のコンサート、それから婚活の活動などもできるのではないかと計画してみました。そうした橋の上を利用したいろいろなイベントができると思うのですけれども、安全性も考えた中で、うまくそうした建築物を利用しての新しい名所づくり、こういうものも渋川市を売り出すものの一つとして考えられると思います。市ではどうお考えでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 近年、旅行形態が、ご承知のとおり団体客が減少しまして、個人客が非常に多くなっているという状況の中で、今議員がご指摘のように、ツイッターだとかフェイスブック、それからインスタグラムといったSNSの発達によりまして、こんなところがというところが非常に観光名所として新たに魅力を発見されているところであります。市としましても、そういった旅行形態の変化だとか、旅行ニーズの多様化に柔軟に対応し、新たな観光の魅力づくりや観光戦略が求められているということでありますので、今旅行業界では、今だけ、ここだけ、あなただけという形で、そういった思い切った新しい観光施策を、観光の名所をつくるというところが求められているところであります。本市としましても、第2次渋川市観光基本計画に基づきまして観光施策への取り組みを始めたところでございまして、今議員のご指摘のとおり、観光周遊ルートを改めてそういった余り知られていないところの魅力を発掘するということも含めて取り組んでいるところでございます。  それから、ことしの3月末に正式登録されました渋川伊香保温泉観光協会を主体とする渋川北群馬DMOにおきましても、渋川市のみならず、吉岡町、榛東村とエリアを一緒にしまして、地域として観光地域づくりを始めているところでございます。また、佛光山等も開山しましたことから、新たな観光の名所等で観光資源の磨き上げを推進しまして、観光の充実を図っていきたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) やはり従来の観光地、渋川市が持つ、そうしたもののさらに活用ということが今ありましたけれども、やはり新しい名所、こういうものがこれから必要だと思います。冒頭申し上げましたけれども、とにかく何がきっかけでまちがにぎやかになる、人が集まってくれる、それわかりません。ですから、今本当にインターネットを通してでの発信がありますので、こんな橋ができたのですよ、来てみてくださいという、そういう中でうたい込んで、ぜひとも人を集めるような、そういう動き、そういうものがぜひ欲しいと思います。本当に何が当たるかわからないのです。ですから、何でもやってみる、そういうやっぱり意欲って必要だと思うのです。ですから、ぜひともこれからどんなものが当たるかわかりません。とにかく発信してみる、その反応はすぐ出ないかもしれませんけれども、いつ出るかわかりません。ですから、そういうものを期待しながら、ぜひともこうした新名所づくり、観光地づくりを心がけていただきたいと思います。  それから、やはり渋川市全体の活性化を図るためには市の特性を生かした振興が必要だと思います。渋川市はまだ第1次産業の農業、これが非常に盛んでございます。そして、高速道路もあるし、インターチェンジもあるし、かなりの道路交通網もいい、本当に交通の要衝でございます。そして、恵まれた自然があります。赤城、榛名、本当にすばらしい自然環境の中で渋川市は存在していると思います。ですから、こういうものを生かさないはずがない。必ずこういうものはこれからは都会との結びつきが大事ではないかと思います。そういう中で、都市部への働きかけ、姉妹都市を結ぶとか、いろいろその都市への発信はあります。県も今本当に力を入れているのが移住の問題、農業体験を含めて渋川市にそういう地域を設けて受け入れる、移住の体制ですか、それも過日の新聞にもありましたけれども、東京の有楽町の交通会館ですか、そちらで14市町村が出て、そうしたPRをしたそうでございます。渋川市は、赤城町で堀井さんという方が、まだ若い方ですけれども、家族で移住して、農業をしながらいろいろな都市部とのそういう交流を持って振興に当たっております。そうした本当にすばらしい人がおりますので、そういう方たちの力をかりて都市部との交流をぜひ設けていただきたいと思います。  そして、県が先ほど6月2日に東京でそういうPR活動をしましたけれども、渋川市はそのときに参加するという意思がなかったのか、その辺をひとつ確認したいと思います。  それから、農泊ですか、これも2020年、県が強力に推し進めて、今まであった民泊にかわる、農業体験をしながら農家に泊まるという、そういう農泊が計画されております。ですから、そうしたものに乗っかって、ぜひとも恵まれた赤城、榛名の山麓の本当に自然を生かした地域を振興するためにそうした働きかけ、こういうものを今後どう取り組んでいくのか、市の考えをお伺いいたします。
    ○議長(茂木弘伸議員) 藤川農政部長。  (農政部長藤川正彦登壇) ◎農政部長(藤川正彦) 先ほどご質問いただきました都市部との交流、また農業体験並びに農泊、また農業者等の受け入れ等のご質問でございます。都市部との交流につきましては、渋川市においても県外からの誘客を目的にPR活動をそれぞれ行っているところでございます。また、都市部で開催されますイベント等にも参加させていただいた中で、伊香保温泉、また渋川市の魅力ある施設等の、また大変地場産品等についてもPRをさせていただいて、そういった中で情報発信をしているところでございます。  また、本市の魅力の一つであります農業体験でございます。これについては、市内にイチゴを初めとした多数の観光農園がございます。こういったものもそれぞれにPR活動を進めているところでございまして、またそういった中での農業体験もできる施設がたくさんあるわけでございます。こういったものへそれぞれ取り組めるような都市部への発信を行っているところでございます。  そういった中で、まず農泊でございます。農泊の取り組みにつきましては、これはインバウンドを含む観光客を農村地域に呼び込むことは、地域の活性化について非常に有効な手だてであると、また農家の所得向上についてもつながるということで考えているところでございます。市内には、伊香保温泉を初めとした宿泊施設が大変数多くございます。そういった中で、こういったホテル、旅館に宿泊し、また農業体験をすることも農泊の一つということになりますので、そういった取り組みも今後さらに進めていくということで考えているところでございます。  そういった中で、渋川市における恵まれた自然については、就農希望者の受け入れ等を進めているところでございますが、本市には赤城山、榛名山、子持山等の裾野に畑地帯が大変広がっていて、ここから眺める景色についても気に入って、先ほどもお話が出ました方につきましても、この景色が気に入って定住をされたということをお伺いしております。市では、新たに農業を始める方等の支援をすることを目的に、6月1日から新規就農者相談窓口を開設いたしました。この新規就農に関するさまざまな相談につきましては、そのニーズに応じた効率的できめ細やかな支援を行っていきたいと考えております。また、どうしても就農ということになりますと、その就農の地域、また作目といった要望に基づいて、農業関係者や市で行っております空き家バンク等と連携した中で、営農指導や農地の利用調整を行いながら、就農、また定住を支援していきたいと考えているところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) やはり少しその取り組みが弱いように受けとめるのです。もう少し積極的な意思がないと、なかなかまちの人が田舎に来てそうした農業体験をするなり、いろいろなそういう移住をする、そこの辺までに行き着かないような気がするのです。先ほども答弁の中に伊香保に泊まって体験ができますよというけれども、来る人はやはり農家のその味わいを感じたいのだと思います。やっぱり土にまみれて、汗にまみれて、そうした体験がしたいから来るのだと思います。温泉に入るのはやはり観光なのです。もちろん伊香保の観光も大事です。ただ、地域の振興を図るためには、やはりこうした農業地域ですか、第1次産業の地域も発展していかないと渋川市全体が発展しないという、そういうことになると思うのです。先ほど就農については窓口があって、いろいろな空き家農家をあっせんしたりという、そういう就農の窓口があるということでございますけれども、移住者の受け入れ、農業体験、それから農泊、そうしたものの総合的な窓口、それが必要だと思います。そして、職員が年間通してまちに出てそうした発信をしていく、そういう体制も必要ではないかと思います。今後さらにそうした取り組みを強化していくかどうかご確認したいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 渋川市は、非常にすぐれた農村地帯を持っています。今星野議員のお話にも出てまいりました赤城町の溝呂木になりますか、堀井さんという方ですね、私もお訪ねをしましていろいろ話を伺ってきました。横浜市にお住まいの方ですけれども、関越道通ってきて非常に開けたところで明るいと、ここだということで場所を決めたという話を伺いました。そういう方もいらっしゃいますので、その方の話を伺っていますと、いろいろ空き家とか、いいところあるのですけれども、やっぱり民と民ですと非常に不安だという話をされまして、やっぱり官がそこへかむことによって安心感が出てくるということを話されておりましたので、その堀井さんという方も、いいところだから、これからもいろいろな人に声かけたいという話をされましたし、その堀井さんご自身が最初ご夫妻で来て、子どもさんを産んで、そして今度はお父さん、お母さんを呼び寄せて新しい家を建てて住んでおられましたけれども、そこで農業をやっておられると。そういう可能性のあるところはたくさんあると思いますので、積極的に渋川市がかかわってプロモーション活動をしてまいりたいと思っております。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) ただいま市長から心強い、そうした前向きな考えをお伺いしました。  次に、大型店の進出と誘致、これがまちの活性化を大きく左右すると思います。今までの渋川の体制は、どうしても現状維持の中で今の商店街を守る、商工業を守るという、そういう体制が強かったのだと思うのです。どこの栄えている市町村もやはり大型店を必ず誘致なりして活性化が図られているような気がいたします。前も質問したときには、やはり土地の問題だとかそういう問題で、なかなかそれがネックになっていて大型店が進出、誘致されないという、そういうご答弁をいただいた経過がありますけれども、さらにこれは言っておかないと本当に渋川がほかの市町村におくれをとる、そういう要因になると思うのです。確かに土地の確保、これは問題だと思うのですが、その発展に欠かせないのは、やる気一つだと思います。ですから、市の職員の皆さんがそうした今までの商工関係の皆さんの協力を得て、ぜひとも大型店の誘致を進めていただきたいと思います。土地は絶対何とかなると思います。そういう中で、他の吉岡町などはさらに大きな大型店の進出、こういうものも計画しておるようでございます。ですから、そうした市町村におくれをとらないように、窓口を広く持って、ぜひとも大型店の進出と誘致、こういうものに取り組んでいただきたいと思います。その辺の考えをお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 今までそういったことで、既存店舗の問題だとかそういったところは、今星野議員がご指摘したとおり、守る必要もあると思いますが、大型店舗進出するということで、その意気込みは非常に重要だと考えておりますので、新産業ゾーンを確保する中で一緒にそういった大型店舗の進出についても考えていきたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) ぜひとも真剣に取り組んでいただきたいと思います。高渋バイパスも新たにあきました。いろいろな要件がだんだん整ってきますので、ぜひともそうした大型店の進出について前向きに取り組んでいただきたいと思います。やはり大型店が来ることによってほかの店が圧迫されるのではないかという、そんな心配があると思うのですけれども、それは逆にそうした人が寄ることによってそうした店にも寄ってくれるような、人の動きによって変わると思うのです。ですから、ぜひともそうしたものの進出誘致を強力的に進めていただきたいと思います。  次に、大きな2番として教育現場が抱える問題点についてお伺いしたいと思います。5月9日、市内の小中学校14校ありますけれども、学校の様子を伺ってまいりました。二、三日雨が降って、その雨上がりの日でしたけれども、学校に行きましたら、教頭先生と校長先生おりまして、いろいろな話をしてくれました。特に一番最初に感じるのが、校舎が大分雨風にさらされて汚れている校舎が多かったことでございます。そういう中で、具体的に学校名申し上げますけれども、長尾小学校、これは当時建てるときにコンクリート打ちっ放しのそういうものが流行していたときだったと思うのですけれども、それがそのときはよかったのですが、風雨にさらされて大分本当に真っ黒な状態なのです。ですから、見た目の本当に決してきれいな学校と言えないような、そういう校舎の一部がありました。それから、地元の橘小学校、橘北小学校についても、さらにそうした汚れのある、はっきり言えば見た目のきれいではない校舎です。三原田小学校についても外壁も汚れましたし、玄関のところの壁が剥がれて危険な状態でした。橘小学校と橘北小学校においては屋上のフェンス、これが腐って落下するような、そんな状態です。ですから、屋上には鍵がかかっていて子どもたちが入れないような状態になっていますけれども、そうした安全性から見ても危険な場所があります。さらに、長尾小学校は、もう昔からの話なのですが、入り口、国道353号から入る坂道ですね、これを今車が入っているような状態ですけれども、この道が、これから長尾小学校が続くのであれば、ぜひとも入り口の進入路の道を直してほしいという、そういうこともおっしゃっておりました。いろいろなこうした校舎の外壁ですか、それから屋上の柵とかコンクリート、こういうものを見たときに、今まで教育委員会はこうした状態をどのように見てこられたのか、いずれにせよ直さなければならないという、そんな考えがあったのかどうか、その辺をまず1点目にお伺いしたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 具体的な例を挙げていただきました。ありがとうございます。学校施設につきましては、児童生徒の学習と生活の場でございまして、よりよい教育活動を行うためには、安全性ですとか、機能性の確保は不可欠と考えているところでございます。しかしながら、当市の学校施設は、建築後40年以上経過した施設も多くございまして、学校施設全般において何らかのふぐあいがあることを把握している状況でございます。  こうした背景の中で、学校施設の営繕になるわけでございますけれども、それにつきましては、毎年度、全ての学校に出向きまして修繕や改修工事が必要な箇所を確認しております。その際、各校の責任者から現状をヒアリングいたしまして、事案ごとに優先順位をつけて対応しているところが実情でございます。規模によりましては、現年度以降の予算措置を待たなければならない事案もございますけれども、児童生徒の安全や学校運営に支障が生じるような場合については優先して対応することを基本としております。また、具体的にご指摘いただきましたような個々の学校の地理的状況等、かつては問題とならなかったであろうことにつきましても、時代の変遷とともに不都合となるような事案もあると承知しております。物理的に困難な課題でも、運用面で知恵を絞りながら、児童生徒が安心して学べる教育環境へ改善に取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) 部長、優等生の答弁で、確かにそういう形で対応しているのですよ、確認しながら順次直しているのですよと言いながらも、実際には本当にもう10年も15年も全く直してくれないのですよという、そういう現場の声でございます。何かあったらきっとすぐ直すのだと思うのですけれども、何かないから、とりあえずいいやという、そんなような、どこかに安易な気持ちがあるのではないかと思います。橘小学校、屋上のフェンスが本当に倒れておっこちそうです。今度行って見てください。そういうような現場を本当につかんでいるのか。恐らく先生方は、教育委員会が来れば多少遠慮したお願いをする、そういうことも考えられます。ですから、現場を本当にはっきり見てもらって、危ないところは直さないと、そういうものが落下して何かあってからでは遅いと思います。それと、ある学校の階段の上の天井、そこにアスベストが入っている。これも恐らく教育委員会では把握していると思うのですけれども、この辺の修理の関係はどうなっているのでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 先ほどからおっしゃっていただいておりますけれども、優等生の答弁で申しわけございませんが、何もしておらないわけではなくて、優先順位をつけて順次対応させていただいておりますので、その手が至っておらない部分があるということで申し上げさせていただいているものでございます。全く問題点を掌握していない、あるいは放置しているという状態ではなくて、順次対応させていただいているのは先ほど申し上げているとおりでございます。  先ほどおっしゃっていただいた屋上のフェンスにつきましては、再確認ということでおっしゃっていただきましたので、もう一度確認をさせていただきたいと思います。アスベスト等につきましては、順次対応させていただいておるところでございますけれども、またそれにつきましても現場確認させていただいて、対応させていただきたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) 部長がそういうものをはっきり把握しておればいいのですけれども、もし把握していなかったときにはそれが忘れ去られて何にも対処してくれない、そんな状態になるかと思います。とにかく各学校を訪問して生の声を先生方から聞いて、きちんとそういうものを整理しながら直していく、そういう体制をつくっていただきたいと思います。  さらに、校庭があります。校庭には非常にいい水はけの校庭もありますけれども、1週間たっても水たまりが残ったままの校庭があります。こうした水はけの悪い校庭、部分的な修理ができるのか。もし部分的な修理ができるのであれば、もう今運動会も秋ではなくて早目の運動会を開催しているようでございます。ちょうど雨季に当たるようなときにも開催する、そういう学校もありますので、そうした部分的な修理ができるか、そしてどこの学校が水たまりができて運動しにくいかという、そんな辺をつかんでいるかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 小中学校の校庭につきましてでございますけれども、長年改良が行われずにおりまして、確かにおっしゃるとおり降雨、降雪によりまして水がたまりやすく、ぬかるみが激しく、授業や学校行事、部活動に支障が生じるような学校もございました。ですので、平成26年度から校庭のコンディションの悪い学校につきましては計画的に校庭改良を行ってきているところでございます。特に校庭の状況が悪かった学校につきましては、計画を立てまして校庭改良を行ってきたわけでありますけれども、それは今年度をもって一旦区切りとなっておりますけれども、これらほど状況が悪くない学校の校庭につきましては、従来から補修用の砂を入れまして不陸整正を行うなどして対応してきておりました。今後も随時対応し、授業等に影響が出ないようにしたいと思います。  特に渋川北中学校の校庭の周囲につきましては、なかなか水はけが悪くて、上にプレートというか、置いて歩けるようにしてあるような実態がございます。これは数年前に校庭の改良をしたわけでありますけれども、砂が風等で飛んでしまっておりまして、またもとに戻ってしまうような状況がございますので、またそれにつきましては現状では砂を入れて対応しているような状況でございます。また、今後校庭については必要に応じて大規模な改良をしていくところが発生すれば、また繰り返し整備をしていかなければならないと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) 学校の関係、いろいろな問題があります。そうした中で、時間がないので急いで質問しますけれども、まず体育館の雨漏り、これは具体的に申し上げますと北橘中学校、これもう十五、六から20個近くのバケツを床に置いて雨垂れをよけているような、そんな現状がありました。長尾小については、校舎と体育館の間ですか、そこがかなり漏れるということで、そうした学校の雨漏り、この対策、大至急していただきたいと思いますけれども、そういうことで雨漏りの対策が今後どうなるのか。北橘中学校においては500万円の予算で直すような補修の計画がありますけれども、とても500万円では足らないと思います。最後まで直すような計画があるかどうかお伺いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 当市の小中学校は、各校とも少なからず雨漏りが発生しているような状況でございまして、それは承知をさせていただいております。老朽化を原因とする雨漏りにつきましては、複数の要因が複合的に絡みまして発生することが多く、根本的な対策が難しい状況でございます。現時点で把握している事案のほとんどがそうしたケースでございますけれども、専門業者と相談しながら、部分的な対策をしながら影響を小さくしている状況でございますが、完全に雨漏りをとめるに至っておらない現状がございます。雨漏りをなくすには屋上等の全面改修を必要といたしまして、財政的な負担も大きいことから、その平準化を図って進めていく必要がございます。雨漏りの影響が大きい学校は、昭和40年から昭和50年代にかけて建設されまして、大規模改修が必要な時期に来ておりますので、現在進めております個別施設ごとの長寿命化計画に屋根や屋上等の全面改修を位置づけまして、計画的に改修を行っていく方針がございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 4番。 ◆4番(星野安久議員) 幾つか残りましたけれども、以上をもちまして私の一般質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(茂木弘伸議員) 以上で4番、星野安久議員の一般質問を終了いたします。  通告の順序により、1 若者の味方の渋川市を。2 中心市街地活性化と渋川駅周辺整備について。  8番、安カ川信之議員。  (8番安カ川信之議員登壇) ◆8番(安カ川信之議員) 1、若者の味方の渋川市を、2、中心市街地活性化の取り組みと渋川駅周辺整備について一般質問を行います。  少子化が進み、加速度的に人口減少社会に突入しました。本市のみならず、我が国全体の喫緊の課題として、これまで経験したことのない大きな社会変化に対応しなければなりません。社会の変化の波にのまれるのか、英知を振り絞り社会変化に対応する渋川市をつくるか、今回は特に若者に焦点を当てて質問を行います。  若者の味方、すなわちこれまで本市において独自の政策として若者支援の取り組みについて伺います。また、その取り組みの成果についてあわせて伺います。  平成27年3月に渋川駅前通りに設置した高校生の放課後自習室すたでぃばんくの現状と課題についても伺います。  次に、中心市街地活性化計画について、平成21年度から10年の計画として、また平成27年から見直しを行い、本年度で計画は終了いたします。これまでの活性化の取り組み、またその成果をお示しください。  また、本年度から渋川駅周辺整備が実施されておりますが、その整備内容を改めて伺います。 ○議長(茂木弘伸議員) 石北教育部長。  (教育部長石北尚史登壇) ◎教育部長(石北尚史) これまで渋川市の政策としてまいりました若者支援につきまして、高校生を対象にいたしました昨年度の市内5校との連携事業といたしまして、約30の事業を実施してきております。主なものといたしましては、渋川バンドフェスティバルなどの各種イベントでの渋川高校、渋川女子高校、渋川青翠高校、渋川工業高校吹奏楽部等の演奏、また渋川特別支援学校高等部などの文化部の作品展示、渋川工業高校自動車研究部の自作電気自動車の展示、インターンシップとして本庁、第二庁舎の各課、幼稚園、保育園等での受け入れを行っております。  新たな取り組みといたしましては、渋川女子高校の総合的な学習の時間の課題研究テーマ「渋川市をよりよくするために」につきまして、各グループの検討を進めるに当たり、市職員が授業に参加し、助言等を行い、後日学内の発表会を行った事例もございます。また、市民会館での演奏会、発表会等の利用につきましては、条件つきで年3回まで利用料減免を実施しております。昨年度から実施いたしました市内高校ほっとな情報掲示板でございますが、こちらは市役所の本庁舎、第二庁舎にホワイトボードの掲示板とパンフレットスタンドを設置いたしまして、高校生の活動や魅力等を広く市民に情報発信するようにしております。  平成28年度から実施しております町なか空き店舗を活用した高校生の放課後自習室すたでぃばんくでございますが、こちらは学校の自習室閉鎖後の利用や、テスト期間中、夏休み等の長期休みに対応いたしました自主勉強施設となっておりまして、多くの高校生に利用をしていただいております。  次に、すたでぃばんくの現状と課題というお尋ねでございます。渋川駅前商店街の空き店舗対策で進んでおりましたすたでぃばんくでございますけれども、本年で3年目を迎えまして、平成29年度の利用状況は1万2,937人で、1日平均44人、対前年比で400人の増加となっております。すたでぃばんくの利便性の向上、課題解決に向けまして、平成28年度から利用者の高校生で構成いたします高校生の放課後自習室すたでぃばんく運営委員会を設置しております。テスト期間中には利用者が集中いたしまして、すぐに利用できない課題はございますけれども、運営委員会及びアンケートの意見をもとにいたしまして、混雑時等に利用できますように、机につい立てを設置して空席をつくらない工夫をして効果を上げておりますほか、出入り口の付近に待合用の椅子を設置して対応しているところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 笹原商工観光部長。  (商工観光部長笹原 浩登壇) ◎商工観光部長(笹原浩) これまでの中心市街地活性化の取り組みと成果ということでございまして、中心市街地の活性化に関しましては、平成21年度から平成30年度までの10年間を計画期間としました渋川市中心市街地活性化プランに基づき、さまざまな取り組みを進めてまいりました。  具体的には、憩いの場としての四ツ角の公園整備、渋川名物のシブめしの考案、まちなか交流屋台村イベントの実施、渋川駅前イルミネーションの実施、渋川駅構内への観光案内所の設置、まちなかランチマップの作成、しぶさん、すたでぃばんくの開設、まちなかうたごえサロンの開催、渋川駅周辺マップの作成、中心市街地公園マップの作成など、さまざまな事業を実施してまいりました。  また、平成27年度からの後期計画では、渋川駅前における空き店舗活用の促進、観光客誘致の仕掛けづくりなどを行っておりまして、特に空き店舗の活用に関しましては、平成27年度から平成29年度までの間で14店舗が新たに出店したことから、一定の成果が出ているものと考えます。また、今年度については、空き店舗改装の交付申請が非常に多くなりまして、今現在でもう4件の交付決定がされておりまして、既に予算を使い果たしそうな勢いで、うれしい悲鳴ではありますが、そういった状況でございます。また、それからその空き店舗に絡みます商店改装等につきましても、中心市街地にも店舗が非常にありまして、それらが活用して改装を行っているところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 野村建設部参事。  (建設部参事野村厚久登壇) ◎建設部参事(野村厚久) 本市の玄関口である渋川駅に関しては、鉄道利用者の利便性の向上、にぎわいのある駅前空間の形成及び公共交通の利用の促進等を図るため駅前広場の再編に取り組んでおります。駅周辺の市街地では都市のスポンジ化が進行しており、中心市街地の活性化において渋川駅周辺地域の再編は喫緊の課題であり、地域ニーズを反映した魅力のある市街地の形成をソフト、ハードの両面から検討してまいりたいと考えております。  また、本市では、渋川駅や鉄道に接する区域のハード整備として、平成30年度は駅北自転車駐車場の屋根設置工事を行っており、西側駅前広場のリニューアルや東側駅前広場の整備は、実現に向けてJR東日本高崎支社などと協議、調整を進めております。  一方、渋川駅西側の周辺地域は、かつて土地区画整理事業によって市街地開発を実施した区域でありますが、整備完了から相当の年数が経過しておることから、道路や建物の経年劣化が進行しております。急速に進む人口減少、都市の郊外化及び後継者不足などを背景に、空き地、空き店舗が点在しております。具体的な再生プランを検討する前に、まずは先進的な有効事例、地域の実情等に応じたさまざまなまちづくりの手法など、情報の整理を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) 1問目から行きたいと思います。市内には、先ほども言っていただきましたように5つの高等学校、高等部があります。創立順に、渋川高等学校、渋川女子高等学校、渋川工業高等学校、渋川清翠高等学校、渋川特別支援学校高等部という学校があります。全て群馬県立ということで、このせっかく5つの高校を渋川市は持っておりますので、それぞれの学校の状況についてお伺いをしたいと思います。例えばその学校においての渋川市の生徒の割合とか、あと進路はどういう状況になっているか、また定員に対する受験の状況どうなっているかとか、各学校の特色はということで、例えばの例として渋川高校は私のほうでやりますので、ほかの4校についてのお話をしていただければと思います。  渋川高等学校は、市内の生徒の割合が全校含めると30%で、市外は70%、1年生が31%、2年が30%、3年生が30%、3割の人が渋川市内の子どもであるということです。進学先とすると、国立大学が、平成25年のときは84名合格者がいました。そのうちの10名は過年度というか、浪人生。ことしの平成30年は、合格者は50人で、浪人の人が2人と。公立大学が平成25年のときは38人、浪人の人が4人と。ことしは38人で、3人と。私立大学は、平成25年のときは301人、延べになりますから、そのうちの87人が浪人。ことしは269人で、19人の人が浪人生だったということで、年々現役の割合が高くなって、浪人の人はほぼほぼいなくなってしまうのかなという見解をしているところです。この大学の個別で見ると、難関大学というところが非常に少なくなってしまったということで、進学率はよくなっているのですけれども、そういう行き先が非常に昔から比べると難関が少なくなったということであります。  ことしは、特筆すべきことが、今渋川高校の定員は200人ですけれども、前期、後期で受験者が足りず、合格者足りず、15名の再公募というか再募集をしたということで、ことしは実は高崎高校も前橋高校も40人ほど減っているので、その減った分が多分渋川高校にも流れてくるだろうなという予想をしていたにもかかわらず、足りなかったということで、もう前代未聞と思います。そういう形で今非常に渋川高校の人気が急激的に下がっているのかなと。少子化もありますけれども、さらに下がっているのかなと。学校のモットーとして質実剛健、堅忍持久ということがありまして、活躍されている同窓生は、髙木勉渋川市長がいらっしゃるということで、そういう学校が渋川高校。ほかの学校について、どういう状況なのかをお示しいただきたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 恐れ入ります。おっしゃっていただいた例えどおりの答弁にはならないかと思いますが、ご容赦願いたいと思います。  まず、生徒の市内外の割合でございますけれども、渋川女子高校ですが、市内25%、市外75%、渋川清翠高校は市内45%、市外55%、渋川工業高校は市内33%、市外67%、渋川特別支援学校は市内31%、市外69%となっております。  次に、進路の状況でございますけれども、渋川女子高校からですが、進学、大学、短大に進学した方が83.7%で、県内への進学が43.8%、県外が56.2%、予備校等には8.2%行っておりまして、専門学校は7.1%で、就職が1%でございます。そのうち市内に50%で、県内50%でございます。次に、渋川清翠高校でございますが、進学、大学、短大に行った方が18%、うち県内に行った方が77%で、県外が23%、専門学校に行かれた方が41%で、就職が41%、そのうち市内への就職が11.6%で、県内が81.2%です。渋川工業高校でございますが、進学したのが13%で、県内に進学したのが64.7%で、県外が35.3%、専門学校へ進学された方は21%でございまして、就職した方が66%、そのうち市内へが16.1%で、県内が78.6%、県外へ行かれたのは5.3%でございます。特別支援学校でございますが、就職した方が9%で、県内へは100%でございます。  続いて、入学率でございますけれども、平成30年度の入学率ですが、定員充足率ということでございますけれども、渋川女子高校は定員に対して100%、定員200名でございます。渋川清翠高校は、定員200名で、101%。渋川工業高校は、全日制が160名で、4科40名で、100%、定時制が40名で、25%。渋川特別支援学校につきましては、定員17名でございますが、153%となっております。  各学校の特色でございますけれども、これもまた渋川高校抜かしまして、渋川女子高校ですが、北毛を代表する女子進学校であります。全校榛名登山、往復32キロメートル歩くと。あとはアメリカ、ボストン、ニューヨークと語学研修をしております。あと、一日英語漬けのインターナショナルデーなどを実施しているということでございます。  渋川清翠高校でありますが、キャリア教育を重視いたしまして、自分で選び、学ぶ、進む教育を実践する総合学科高校でございます。  渋川工業高校は、創立61周年を迎えた北毛地区唯一の工業高校として地域との交流を積極的に行っておりまして、地域から信頼される学校づくり、生徒の育成に取り組んでいるところでございます。  渋川特別支援学校の高等部は、さまざまな生徒に対応できますように3つの教育課程がございまして、1つ目は知的障害が軽く、卒業後の職業自立、企業就職を目指す教育課程でございます。2つ目は、卒業後は福祉サービス事業所で生活自立を目指す教育課程。3つ目は、障害が重度の生徒に対しての教育課程となっております。一人一人の生徒が自分の力を出し切って力強く生きていけますよう、一人一人に合った学習の内容、さまざまな経験を積み重ね、卒業後の生活につながる指導を行っているという状況でございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) 各学校、教育部長から特色のある、5つ高校ありますので、それぞれの学校がいろいろな思いで活躍をされているという状況がよくわかるご答弁いただきました。そういう学校があるという現実を見ていただきたいと思います。  次に、教育相談とか、いじめなどの電話相談、渋川市でも行っている、また県、国でも行っていますけれども、そういった電話相談について、今現状どのようになっているのかをお示しいただきたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) いじめや自殺などの相談の現状につきましてでございます。平成29年度ですが、教育研究所の相談実績は、電話相談が57件で、延べは253件、来所相談が43件で、延べで申しますと317件、訪問相談は19件でございまして、延べで申しますと86件となっております。  続きまして、青少年センターの相談実績でございますが、件数の内訳といたしましては、電話相談が11件、面接相談が3件、メール相談はゼロ件でございます。  続いて、教育研究所の相談種別で申し上げますと、不登校38件、友人2件、いじめ1件、その他1件という状況でございます。  青少年センターの相談種別を申し上げますが、いじめが3件、不登校1件、人間関係1件、学校生活1件、健康1件、その他が6件となっておるものでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) この5月の群馬県の議会で補正を出しまして、それは高校生を対象にしたSNSを使った、ラインなのでしょうけれども、試験的に相談を行うということで今準備を進めているようなところであります。金額とすると、国の文部科学省の事業ですので、100%出ますので、974万円です。それで、相談を夏休みが終わる前後に行うという体制をとることになっています。SNSどんどん広まっていますけれども、県内の高校生は約98.6%がスマートフォンを持っているという調査が出ております。さらに、県内の公立高校70校で平成28年度中に発生したネットにおけるいじめが74件、もっと本当は多いのでしょうけれども、把握しているということであります。そういうことも踏まえながら、渋川市でもそういったSNSを活用したいじめとか、自殺とか、さまざまなそういう相談を行うべきと考えていますが、市の取り組みとしてはいかがでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 青少年センターへの電話相談ですが、メール相談の件数が減少傾向にございます。これは、電話相談から進化させた相談環境の整備につきまして、ライン等が活用できないか、長野県でのラインを利用したいじめ・自殺防止対策事業の試験的運用の事例ですとか、文部科学省の補助事業等の内容を昨年度から調査研究をさせていただいております。ラインが広く普及している面から、全県を対象にいたしました県の試験的運用結果は一方注視してまいりますけれども、市独自といたしましては、電話とかメールに加えました通信手段としてのラインの導入につきまして、その運用方法を含めて早期に実現できますように検討を進めておりますし、これからも進めてまいりたいと思っております。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) 電話相談が減っているということがいいことだとは、さらさら皆さんも多分思っていないと思います。私も当然思いません。それは、どんどんと電話ではやりにくいことになっているということだと思います。そういう意味では、匿名性がどこまでちゃんとそれを捕捉できるかとか、ライン、SNSを使った相談から、いかに会って話ができるという誘導ができたりする場面もできるわけで、先ほど部長紹介したように、長野県とかさまざまな自治体が始めています。群馬県もやり出しますけれども、県も県でしっかりと連携しながら、市独自でもやるべきだと思いますので、取り組みをしているということですので、ぜひ早く成果を出して、成果というか、実施をしていただきたいとも思います。  ここで市長にお聞かせをいただきたいと思いますが、若者が住みやすいまちという、若者にとって住みやすい渋川市というのは、どういうまちづくりをすると若者が住みやすい渋川市だなと感じてもらえるのかなと。最終的に言えば、稼げる仕事を上げれば私はいいと思っているのです。いろいろな政策を打つのだけれども、それより何よりも仕事があったり、やりがいがあったりする環境を整えることがまず基礎的な要件として必要だと思いますが、そういう意味から踏まえると、起業、業を起こすことも、起業もありだし、そういう場所の提供もありだし、また職場をしっかりと紹介をしてつなげていくという、さまざまな展開ができると思いますが、市長にとって若者が魅力を感じる渋川市というのはどういう渋川市のまちづくりだとお考えでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 安カ川議員の質問にお答えをいたします。  渋川市の人口が減って、特に若者が流出しているというのが現状でございます。何とか若者の流出、あるいはUターン、Iターン、そういったものをふやして渋川市を活力のあるまちにしていきたいと私も思っております。一番渋川市に戻ってこないという、魅力がないということにつながるかもしれませんが、私は渋川市が産業としてしっかりとした受け皿があるということがひとつ、雇用の場ですね、そのことが大事だと思っています。先日職業安定所の所長とお話ししましたけれども、高校生に対する求人に対してほとんど高校生が反応がないというのですか、求人は特に多いのですけれども、企業としてですね、高校生がそれに反応しないというので、そういう話がありました。私は、高校卒業して就職する方もいらっしゃるでしょうし、また大学に行って、あるいは専門学校に行って、そしてまた戻ってくる方もいらっしゃると思います。渋川市の企業がどれほどすばらしいか、あるいは渋川市で起業することが条件がいいかということを高校3年生に話したのではもうちょっと時期が遅いのではないかなと私は思っていまして、1年生から3年生まで全生徒を対象に、そして保護者も一番対象にして、そして学校関係者も対象にして、そういった人たちに渋川市の産業、渋川市の魅力を理解してもらうということが必要であると思います。もうことしは14日ですから、あした企業ガイダンスという、高校生向けの企業ガイダンスが職業安定所等でセットされておりまして、私もそこに出て高校生に呼びかけようと思っております。時間的に間に合いませんでしたけれども、先ほど申し上げました全校生徒を対象にして、そして保護者も学校関係者も集めた、渋川市の魅力を再認識してもらう、そういう機会を来年度に向けて準備していきたいと思っております。  それから、学校の関係、やっぱり企業を呼び込むのに、その地域にどれだけ魅力のある学校があるかということが大きなメルクマールになっております。私も卒業生の一人ですけれども、母校が定員割れを起こしたということであります。定員割れを起こしている学校が渋川市にあるのですということでは企業に対して誘致を働きかけるのにも大変難しい。そんなことも含めて先日渋川高等学校の校長先生にもぜひ頑張っていただきたいという話をしたところであります。いずれにしても、学校、そして市民みんなで魅力のあるまちをつくっていかなければいけないと思っています。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) 実はキャリア教育すごく大事なところであるのですけれども、それと1つ抜け落ちて、多分この全体抜け落ちているのかなと思うのです。親のキャリア教育だと思うのです。高校生になる前から、小学校、中学校から親があの業界は大変だからやめなとか、こっちの業界のこういう職種はいいよとか、親が勝手にどんどん、どんどんと家庭の中のキャリア教育が始まってしまうわけです。そうすると、子どもがいろいろな思いで行こうとしているのに、親が言ってしまうから、あの業界には行かなくなるとか、そういうレッテル張りみたいなイメージを受けるのがとても子どもたちの進路を阻害している要因かなというのがあるので、その辺しっかりと、高校生に言うことも大事ですよね。ガイダンスするということも大事なのだけれども、そこはしっかりとそういうこともみんなで確認し合わないといけないなとも思います。  もう一つは、Uターン、Iターン、そのとおりだと思います。その一つのこととして、私、一般質問で5回ほど今まで過去やらせていただいているのですけれども、渋川型奨学金をつくりませんかという提案をしていましたので、もう一度この提案を再度したいと思います。それは、基本ベースは貸与でいいと思います。その貸与の奨学金なのだけれども、頑張った子どもが報われる奨学制度にしたいなと。それはどういうことかというと、高校とか大学で1番で卒業したら例えば1割減免するとか、東京の大学から帰ってきてくれた子には1割減免するとか、家を建てたり、いろいろなことを渋川市で頑張ってくれたら1割減免とか、また帰ってこなくても渋川市、例えばオリンピック出たよと、渋川市出身と出るのですから、そういう渋川市のためにやってくれた子どもにもそういう奨学金制度を使わせてあげたらどうかなという思いがあって、そういうことをやることによって、国とか県とかはこれから今後低所得者対策で打ってくるからいいのです。そこではなくて、やっぱり頑張っている子どもにしっかりと頑張ったなと思わせるようなこと、それを渋川市が応援しているようなことというのはとても大事だと思いますが、市長の、この私のこういう奨学金、新たな奨学金制度をつくろうと思っている提案に対して、ご見解いかがでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ただいまのご提案、私も全くそういう思いを持ったこともありますし、今でもそういう思いを持っております。渋川市魅力があって、要するに渋川市に戻ってきてくれれば一番いいわけですけれども、それだけではなかなかそれが実現しないのが現状でございます。ぜひ渋川市に戻って働きたいという魅力をつけることは大事ですけれども、あわせて今議員おっしゃられましたような報奨というのですか、励ましになるような支援をしていくということは大事だと思います。これは全国的にも私もちょっと調べさせましたけれども、やっているところがないわけではない。結構東北地方には多いのです。減免をするとか、あるいは減免ではなくて奨励金を出すと、補助金を出すということですね、成果に対して、そういう制度をつくってやっているところもあります。いずれにしても旧来の奨学金制度とはまた違った観点になりますけれども、地元渋川市出身で、そして学んで、そして渋川市のために働きたいという意欲のある人に渋川市にいかに来ていただくかということについては、いろいろな形で支援をしていかなければいけないと思っています。その一つとして今奨学金、あるいはこの奨学金の免除、あるいは奨励金、補助金の交付と、そういう方法も一つの方法かと私も考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) 市長も同じ考えとおっしゃっていただきました。  もう一つは、先ほどちょっと渋川女子高校のお話をしていただいたところなのですけれども、渋川女子高校だけでやっているのは非常にもったいないなと思っておりましたので、若者を対象にした渋川市の政策コンテストをやったらどうかなと思います。そのコンテストの言うことがただ映画館が欲しいよとか、スポーツ施設が欲しいよとかいう、あれも欲しい、これも欲しいという、そういうことではなくて、しっかりと未来の渋川市を見据えたプレゼンテーションをやってくるコンテスト、イノベーションアワードみたいなイメージ、そんなに大きくしなくていいのだと思うのですけれども、それを渋川市が中心になって、渋川市の政策コンテストをやったらどうかなと。それで、最優秀者には先ほど提案したような奨学金の優先的な、優先的にその給付枠を上げるとか、または渋川市のために一生尽くしたいという子どもがいれば渋川市の優先採用するとか、できるかどうか、例えばの話として言っているところなのですけれども、またそこには市役所だけではなくて民間企業も一緒にコンテストに参加してもらって、いい生徒をしっかりと見てもらって、同じように優先採用権を与えるとかという形の政策コンテストを行って、子どもたち、若者が渋川市のために尽くしたいなと思える子どもをつくる、これは若者の味方にも逆になればなることだと思っておりますので、市長のご見解はいかがでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 全く同感なところもございます。特にこの間、渋川女子高校が渋川のまちがどうしたらよくなるかということを総合学習の時間で10グループぐらいに分けて研究をして、そしてそのプレゼンテーションの機会がありました。私も聞かせていただきました。高校生、若い人の目で見て新鮮な、そして我々にまたない発想、そういったものを発表していただいて、10グループありましたけれども、10グループ、一つとして意味がないものはなかったと私も思います。観光振興とか、人口減対策とか、英語教育とか、いろいろなことがありました。これはすばらしいことだということで、早速それを市の幹部職員を集めて私から今度は発表しまして、できるものは事業化するということで今取り組むように指示もしております。早速今度のへそ祭りに渋川女子高校が参加したり、それから渋川の駅前、駅おりて地下道がありますけれども、私もあそこを通って通っていますけれども、渋川女子高校の生徒たちがつくった防犯、安全安心マップですね、不審者がこのポイントで出るとか、そういったマップが張ってありますし、そして観光地としてカップルで行くコースはこのコースがいいとか、老人で行くのはこっちがいいとか、そういったような観光マップ、手づくりですけれども、マジックで描いたものですから、新鮮です。そういったものも駅前の地下道に掲示したり、それも先ほどの政策研究の中からあったものですけれども、そんなにお金かけて大きなことをやることではありませんけれども、そういうことが大事なことだと思っております。渋川女子高校は、先ほどの入学者数でも市内の子が25%ですか、市外が75%ということですので、ほとんど市外なのです。4分の3が市外ですから。そういった人たちが渋川市のことを考えて、渋川市をどうしたらよくできるかということを考えていることに私も感動しましたし、こういったことを渋川女子高校だけではなくて市内の全校に広げていければいいなと思っております。とにかく若い人たちが渋川市に魅力を持ってもらわないと渋川市の将来は望めないという思いですので、できることは何でもやっていきたいと思っております。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) また同感でありますので、渋川女子高校だけという話になってしまうのです、今のところ。なので、それはもったいない話なので、全校または若者世代にしっかり政策コンテストをやって、ただやるだけというのだと、やる側もおもしろくないから、もう本当に頑張ろうという、要は物ではなくてやっぱり人が宝だから、人をしっかりと先手で採用できるような枠をつくってしまえばいいかなと思いますし、渋川女子高校が頑張っている姿って本当に形としてあらわれてきていて、実は北毛の雄って渋川高校だったのです、昔は。渋川高校のほうが進学先、学力も、変な言い方だけれども、上のレベルだったわけです。今どうなっているかというと、群馬県の高校全体では、伝統校、前橋高校、高崎高校、前橋女子高校、高崎女子高校みたいなのがAグループとすると、渋川女子高校はBグループなのです。渋川高校はCグループになるのです。非常に逆転して、同窓会渋川支部長もショックな顔しているのでしょうけれども、非常に、市役所支部の支部長ね。ショックなのでしょうけれども、しっかりとここは、5つも高校あるところってこの辺ではないので、しっかりと対応していきたいなと。特に特別支援学校の高等部の子どもにもそういう場面を与えることによってやりがいも出てきたら、とてもいいことだなとも思っています。  次の大きな2番目に行きたいと思います。第2次渋川市中心市街地活性化プランが今度できます。今つくり始めました。これから平成31年から平成40年までの10年間に行っていくということでありますけれども、この計画の肝となるのはどういうことなのか。まだ策定の未段階ですから、なかなか決まることもないでしょうけれども、キックオフされていますけれども、その活性化を図るポイントは何か、また問題点、課題点などありましたらばお示しいただきたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 今、基礎調査を一応取りまとめまして、計画のプランを来年度に向けて策定している段階でございます。その中で、基礎調査の中で特徴的なことでございますが、本市の中心市街地につきましては、高齢化は鈍ってきつつありますが、人口は減り続けていると。空き店舗補助を実施して新たに出店した店もありますが、人口減少に伴って店を利用する人の絶対数が減少して、経営が苦しいという話も聞いております。また、そういった中で高崎経済大学ともそういった中心市街地のあり方、市街地の商店街のあり方についてご提言いただいておりますが、そういった中で商店街の機能を商業の場からコミュニティーの場に変更したほうがよいという提言もなされております。中心市街地を活性化させるためには、これらの課題を解消していく、いろいろな課題を解消していく必要がありますので、今進めている策定委員会とワークショップで有効な活用策の検討を進めておりますが、先ほど申し上げました基礎調査等の視点を踏まえまして、新たなプランを継続して、第1次プランの継続も含めまして活性化策を検討している状況でございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) 先ほど商工観光部長の1問目の答弁の中でもありましたが、空き店舗対策とか店舗改装等助成事業などで空き店舗はもう予算がなくなってしまいそうだぐらいの勢いになっている。また、店舗改装助成金は毎年予算をオーバーして応募があるので、入れない方々もいらっしゃる。背中を押してあげれば頑張ろうと思って集客できるのになと、でも自前だけではなかなかちょっときついよねということが、この助成金とか空き店舗対策でできているわけです。市長にお尋ねをしたいと思うのですが、予算がなくなってしまったからもう終わりというのでは、それはちょっとどうかなと思うのです。今そういう状況だし、例年の状況を見ても、ある意味オーバー組が出てしまうという状況もありますので、この9月補正とかで改めて、募集の状況を見ながらであると思うのですけれども、そういう補正対応して速やかに、もう集中的にやらなければいけないなと思っているのですが、9月で補正対応するようなお考えはいかがでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 市が誘導して政策的に実施している補助制度など、いろいろたくさんありますけれども、中には補助金をつくっても余り利用されないものもありますし、一方でそういう売れるというとおかしいですけれども、売れる商品みたいな、そういう補助金もあります。私は、市民なり需要はどうあるかということをしっかりと見て、売れるものは応援していくと、それで売れないものは変えていくということがやっぱり必要だと思います。これは補助金でもそういうことが言えると思いますので、機動的に対応していきたいと思っております。今後の補正予算で検討してまいりたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) 機動的に有効的に使えるような取り組みが必要だと思います。  今年度から渋川駅周辺整備事業が始まりました。昨年度の予算ついているのですけれども、この駅前広場というのは昭和46年に整備しまして、平成16年にリニューアルを行って現在に至っていて、もう10年以上たっていますから、社会動態として、人の流れとしてはなかなか合いにくいなという、使い勝手悪いなという形になっております。  今回この駅前周辺をずっと見てみますと、渋川駅を中心に半径500メートルぐらいをやってみると、実はあの渋川駅周辺というのは医療資源って非常に多いなと。大きな病院とすると関口病院があって、ここは内科、リウマチ科、整形外科、リハビリテーション科とか、さまざまあります。何といっても地域包括ケア病棟というのをことしから、2月からつくりました。この地域包括ケア病棟というのは、入院治療して、そのまま高齢の方をご自宅に帰すのはなかなかちょっとやっぱり厳しいなという方を受け入れて、そのお宅に合ったリハビリテーションを展開して在宅に戻すみたいな、非常にこれから重要な病棟をつくられました。また、渋川中央病院は急性期病棟が60床ベッドあって、回復期リハビリ病棟が43床、療養型病棟が50床、透析病棟が65床とかあります。結構大きな病院になっています。また、個人の医院とかクリニックを見ると、内科、耳鼻科、皮膚科、泌尿器科、小児科、アレルギー科、消化器科、リウマチ科、胃腸科、歯科があると。非常に見渡すと医療資源が充実しているという駅前です。また、高齢者施設とすると有料老人ホームがあったり、デイサービスがあったり、居宅支援施設があったりすると。まさにこの組み合わせで、さらに高機能の住宅、マンションを組み合わせれば医療と介護の連携ができる、すなわちCCRCが構築できるのではないかなと。CCRCって何だい、それはということをちょっと今簡単に言ってしまうと、継続的なケアつきの高齢者たちの共同体と訳せるのだけれども、要は元気なうちに東京から頑張っているお年寄りというか高齢者の方に来ていただいて、医療と介護のケアを受けながら住み続けられる場所を目指すことがCCRCと言われるのだけれども、ここの渋川駅周辺で、もしこれができれば、例えばスカイテルメなんかに直通でバスとかつくれば、免許ない方だって温泉に入れたり、医療のケアを受けたり、介護のケアを受けたりして住み続けられるではないかと。また、厚生労働省が言っている我が事・丸ごとの拠点施設になるのではないかなと。我が事・丸ごとって何だい、それはというと、病気とか障害のあるなし関係なくて、誰もが安心して暮らし続ける社会をつくろうと、一人一人の助け合いでこの社会をつくるのだというのが我が事・丸ごとの地域共生社会と言われています。CCRCができたり、我が事・丸ごとの拠点施設ができたりしていける場所だと、私はその価値が非常にあるところが渋川駅周辺だと思っています。この場所に公共スペースをつくる、例えば市役所とか図書館を動かしてここの一体にしてつくれば、まさに非常にいい場所になるのかなと。価値をつくり出せる渋川駅周辺になるのかなと思います。  そこで市長にお尋ねをするところなのですが、この渋川駅周辺の再生計画をつくる必要があると思うのです。これ市長の見解を求めるのですけれども、なかなか行政がしっかり動いてあげないと、多分この再生計画って民間主導です、当然として。お金もプランも民間主導なのだけれども、そこにしっかり行政がかまないと、後押しをしてあげないと、寄り添ってあげないとなかなか実現できない。そのための第一歩として渋川駅周辺再生計画をつくる必要があると思っています。市長のご見解はいかがでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 渋川ににぎわいを取り戻すということと、そしてコンパクトシティー渋川をつくっていくということは私の志しているところでございます。渋川の駅前、おっしゃられますように、私も朝あそこにおりて、駅前が非常に今、建物も取り壊していますね。スポンジ状態になってきております。やっぱり駅の前は市の顔でもありますから、そういったところをしっかりとしていかなければいけないなと思っております。  その手法として、1つは市街地の再開発といいますか、そういう整備もあると思いますし、土地区画整理事業などもあります。高崎市がかつて、私の若いころでしたから、三、四十年前でしたけれども、ぽつんと優良市街地をつくったのです。優良市街地再開発ビルというのを公共空間を売り出しながら公共団体がお金を出して補助をして、そしてそれは1店だったですけれども、それが今日広がって今の高崎市のにぎわいにつながってきております。渋川駅前は、議員おっしゃられますように、単なる駅前だけではなくて、医療機関も集中していると。そして、交通の利便性も高いという場所であります。非常に渋川市にとっては魅力のあるところですし、これは行政だけではなくて民間から見ても魅力のあるところであると思います。やり方としてはいろいろあると思います。最近新しく都市再生特別措置法というのがことし施行になったようでありますので、国もしっかりとそういう居住誘導地域、そしてそこに定住すると、そしてコンパクトシティーをつくると、そういうことに対しては政策的にお金を出そうという、そういう仕組みもできてきておりますので、従来の土地区画整理といった大がかりな何十年もかかってやるそういう事業ではなくて、そういったものも取り入れながらいろいろ研究していきたいと思っております。  いま一つ。高齢化社会を迎えますので、先ほど議員おっしゃられますように日本版のCCRC、このことの非常にいい場所ではないかと私も思っております。私は、渋川市全体を日本版CCRCのような、そういうまちにつくっていきたいということで昨年の9月にも私の公約にも書かせていただきましたけれども、それはいろいろなそういう場所が私はあると思います。渋川駅前は駅前で交通、医療、それから介護、そういう可能性がある。そしてまた、赤城は赤城でも敷島駅があり、そして診療所があり、温泉施設があり、そして介護施設もある。救急医療も宮田橋渡って5分ぐらいで行けると。そういういろいろな条件がありますし、小野上は小野上でやっぱり温泉もあり、自然があり、いろいろな診療所もあります。歯科診療所もあります。そういった歯科も含めて渋川市には日本版CCRCに適するところがたくさんあるのではないかなと思います。そういったことを行政も中心になって仕掛けていければと思っています。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) まさに市長おっしゃるように、CCRCという価値はまさにある市だと。まず全部を全体でやろうというのは無理です、やっぱり。まず、ポイントとしてどこが一番適地なのかという、例えば今私は渋川駅周辺をCCRCの場所、我が事・丸ごとでもいいと思います。そういう共生できる社会をつくりましょうよという提案をする。赤城もよし、小野上もよしで、いろいろなところがあって、それがポイントポイントでそれでつながって面になっていくという考え方だと思っていますので、いっせえのせで全部やろうというのはまず無理だと思っていますので、まず渋川駅周辺がモデルにもなるのかなとも考えていますので、ぜひこのCCRC構想は、日本版があって、さらに渋川版CCRCと今度は私たちは言いましょう。渋川版CCRCをつくりませんかという提案をしたいと思います。  ちょうどいいタイミングだと私は考えています。それはなぜかというと、今第2次総合計画が走り出しました。今都市計画マスタープランが改定される。その中に立地適正化計画があるという計画策定が始まっているところ、つくり出そうというところでもなっているので、さらに中心市街地活性化プランも2次をつくろうとしていたりする。まさに計画をつくっている最中なので、ここの段階でやらなかったらいつやるのということになってしまうのです。多分いつもできなくなると思います。今まで渋川市は土地区画整理事業をやっているのですけれども、市長おっしゃられたように再開発とか再生事業ってやったことないのです、この渋川市というのは。なかなか優秀な建設部でやってくださいと言っても、いろいろなこと今抱えていますから、非常に厳しいかなと。だとすると、ではやっぱり民間主導ですから、民間の知恵も入れてやりませんかと。先ほど市長おっしゃったように高崎市がわずかなところからスタートして、今6月でやるというのは、ホテルをつくるという。コンサルを入れてホテルをやろうとしているぐらい高崎市はどんどん進んでいる。前橋市も太田市も再生事業を取り組んでいるということで、まず今私が渋川版CCRCやろうと、再開発というか、再生計画をやろうと言っていますけれども、そこに対して本当に正しいのか正しくないのか、そこをまず見きわめてもらいたいなと思います。そこで、予備調査みたいな形を今年度にしないと、もうできなくなってしまうと思うのですけれども、この再生計画をいいのか悪いのかみたいなところの部分から始まる予備調査を渋川市はやるべきだと思いますが、市長ご見解はいかがでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) いろいろな手法がありますので、その可能性を探るそういう調査はやってみたいと思います。特に今、地域共生型地域包括ケアシステムと、先ほど我が事・丸ごとというやつですね、国を挙げてやっていますけれども、そのことの取り組みの一環でも私はあると思っています。そのことについて言えば、この6月に私を本部長としまして我が事・丸ごとの地域共生型の地域包括ケアシステム推進本部というのをつくりまして、全庁挙げて取り組んでおりますので、この渋川駅前もその中でも検討してみたいと思っております。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) ぜひCCRCがあったり、我が事・丸ごとがあったりして、その立地としては渋川駅周辺が非常に適地だなと思っています。その準備を始めない限り、さあ、どうぞと進めないと思います。行政としての展開ができないし、さらに、先ほど市長おっしゃったように、国がやれと言っているわけです。そこはどうしてかといったら、社会資本整備総合交付金が基本計画をつくる段階から入るという、採択されれば国からの交付が受けられるということもありますので、それをやっていいのか悪いのかというレベルの前の調査をしっかりしておかないと、いつまでたっても建設部に言って、どうですかねみたいな話になってしまうのは非常に心もとないと言ったら申しわけないのですけれども、しっかりとそれはもう市長が言うしかないと思うのです。市長がしっかりやろうと、地域包括ケアも大事、そのまずソフトの部分大事なのですけれども、ハードとして渋川駅周辺をやっぱりやらない限り、ここはもう渋川市の新しい価値って多分つくれないと思います。その渋川市の価値を創造できることによって、それがイコールで若者の味方にもなる渋川市になると思います。ぜひここは特段のリーダーシップを発揮して、リーダー・オブ・リーダーですよね、リーダーの中のリーダーになっていただいて展開を、渋川駅周辺の再生計画を一歩進めていただきたいと思いますが、最後にご見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 渋川再生の中の肝であります渋川まちなか再生、そのことについては私は非常に強い思いを持っておりますので、積極的に取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 8番。 ◆8番(安カ川信之議員) ぜひ若者の味方をつくるためにも、渋川市がよりいい、ほかのまちよりも渋川市がいいのだとみんなで言えるような渋川市をつくっていきたいと思います。  一般質問を終わります。 ○議長(茂木弘伸議員) 以上で8番、安カ川信之議員の一般質問を終了いたします。                                                                 休       憩                                         午後2時54分 ○議長(茂木弘伸議員) 休憩いたします。  会議は午後3時15分に再開いたします。                                                                 再       開                                         午後3時15分 ○議長(茂木弘伸議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  通告の順序により、1 古巻公民館の建てかえについて。2 八木原駅周辺整備について。3 市有墓地の活用について。  16番、加藤幸子議員。  この際報告いたします。16番、加藤幸子議員から質問に関連がある資料の配付について、会議規則第157条の規定により、これを許可するよう申し出がありました。議長において許可しましたので、報告いたします。  (16番加藤幸子議員登壇) ◆16番(加藤幸子議員) 皆さん、ご苦労さまです。一般質問をさせていただきます。  古巻公民館建てかえについて。6月7日に市長と自治会長、古巻公民館建設計画の検討委員会と懇談をしたと聞いています。その中で、委員長から1万2,000人の地区に見合った古巻地区のセンターとして早急に建設計画を進めてほしいなど、3点の要望をされたと聞いています。3月議会の一般質問において教育部長から、古巻公民館は昭和62年3月に農林水産省の補助金を活用して多目的研修センターとして建設、さらに平成14年3月に講堂や児童室兼図書室が増築されたため、農林水産省の補助金耐用年数が経過していないので、第2次後期計画と答弁がありました。しかし、市長からは、補助金の返還、平成14年に増築した図書館の地方債の償還については、同等の目的のものがそこへできるのですから、早急に整備する足かせになるとは思っていませんと答弁されました。補助金の返還、償還が終わっていない地方債の繰上償還について、めどはついたのでしょうか。進捗状況をお聞きいたします。  次に、八木原駅周辺整備についてお聞きします。平成28年に基本構想図(案)、先ほど皆様のところにお配りいたしました。示され、平成29年12月補正で予算措置され、繰越明許費となっていたJR八木原駅周辺整備にかかわる道路詳細設計等業務委託が国際航業株式会社群馬営業所に1,802万6,000円、JR八木原駅周辺整備事業3,971万2,000円のうち、JR八木原駅に係る自由通路及び橋上駅舎の基本計画作成業務委託が1,625万4,000円でJR東日本コンサルタンツ株式会社上信越支店へ平成30年2月14日から平成30年10月9日の期間で委託、JR八木原駅周辺整備に係る基本計画策定業務委託を2,345万8,000円で国際航業株式会社群馬営業所に平成30年3月22日から平成31年1月10日の期間で委託されました。事業の委託内容と、それから進捗状況について、地図の中でお示しをいただければと思います。  次に、3の市有墓地の活用についてです。伊香保にある市有墓地の一角を利用して樹木葬墓地をと前にも質問しましたが、進捗状況についてお聞かせください。先日電話がありまして、「今終活をしていて、身辺整理をしているのだけど、子どももいないし、身内もいないので、どうしようかと考えていたら、「明るい渋川」が出てきて、それに樹木葬の記事が出ていました。どうなりましたか」と聞かれてしまいました。「早く樹木葬墓地ができればいいのですが」と真剣でした。現在、渋川市のひとり暮らしの方は、平成28年6月1日では、65歳以上2,687人、10.72%です。お墓をつくっても継承する人がいない人がふえています。ぜひこういう方々のためにも早く樹木葬墓地を実現してほしいと思いますが、お考えをお聞かせください。  以上、1問を終わります。 ○議長(茂木弘伸議員) 石北教育部長。  (教育部長石北尚史登壇) ◎教育部長(石北尚史) 古巻公民館の進捗状況と、あとは補助金等の返還についてでございます。古巻公民館につきましては、地区の人口に対しまして床面積が小さい施設でございまして、需要に対応し切れない手狭な施設となっていることと承知しております。平成24年度と平成26年度には、地元自治会を中心といたしました検討委員会の皆様から建てかえの要望をいただいております。また、ことしの5月29日には古巻地区におきまして古巻公民館建設計画の検討委員会が発足したということで市長のところにもご来訪いただいているところと承知申し上げているところでございます。公民館につきましては、地域活動の拠点施設でございますので、これらを踏まえて、地区の人口ですとか、利用状況に見合った規模と内容の施設に整備する必要があると考えております。現在は、早期の着手に向けて、第2次渋川市総合計画に掲載しておりますので、その建設計画をできるだけ早い時期に実施できますように庁内調整を図ろうとしているところでございます。  また、補助金返還等についてでございます。古巻公民館は、先ほど議員ご質問の中にありましたけれども、何度も申し上げておりますが、昭和62年3月に農林水産省の補助金を活用して多目的研修センターとして建設されたものでございまして、建物の耐用年数が経過する平成38年以前に処分いたしますと補助金の返還が発生するという決まりはございますけれども、渋川市が自己の責任と費用で同等の機能を有する財産を新たに確保することで免除の対象となることが確認されております。ですので、公民館を建てれば補助金の返還は発生しないということが見込まれます。また、地方債につきましては平成24年4月に償還を完了していることを確認いたしました。 ○議長(茂木弘伸議員) 野村建設部参事。  (建設部参事野村厚久登壇) ◎建設部参事(野村厚久) それでは、八木原駅周辺整備の進捗状況についてということでご説明をさせていただきます。  平成28年度につきましては、駅前広場における事業計画の作成及び東側アクセス道路の概略設計業務委託を実施をいたしております。東西駅前広場の基本構想図の作成及び東側アクセス道路の路線選定を行ったものでございます。図面の中で見ていただきますと、赤いルート、市道1―1509号線、それから下の駐車場と書かれているコの字型の部分、この部分について概略設計を行っております。また、全体のものについて説明させていただければ、東西駅前広場の基本構想図ということで、この中の割り振り、そういったものを設計・調査をさせていただいたということになります。  また、平成29年度におきましては、繰越明許事業として、先ほど議員からもご説明いただいたのですけれども、JR八木原駅自由通路及び橋上駅舎基本計画作成業務の発注、整備に伴う現状の把握と課題の整理、自由通路の設置位置、施設規模の検討、概算工事費の算定などを行っております。これにつきましては、この図面でいう、先ほども駅の西側と東側にかかります八木原駅の自由通路、それと橋上駅舎という指示がございます。この橋上駅舎部分の基本計画の業務委託ということになっております。また、JR八木原駅周辺整備基本計画作成及び道路詳細設計等の業務委託では、東西駅前広場の建築計画及び東側アクセス道路の詳細設計を行っております。これにつきましても、先ほどご説明申し上げました道路の詳細設計を現在発注をしておりまして、作業を行っているところでございます。それと、周辺整備の基本計画の作成ということで、両側のロータリーだとか、そういったところの基本計画そのものについて検討を行っているところでございます。  なお、業務の完了につきましては、平成30年度を予定しておりまして、今後も地域住民のご理解が得られるよう、地元関係者並びに八木原駅周辺整備事業の検討委員会等と十分な調整を図りながら、事業を円滑に進めてまいりたいと考えております。 ○議長(茂木弘伸議員) 荒井市民部長。  (市民部長荒井 勉登壇) ◎市民部長(荒井勉) ただいまご質問のありました樹木葬の関係についてご答弁申し上げます。  先ほどお話のありましたように、子どもさんがいない高齢者の方々、あるいは子どもに負担をかけたくないなど、将来の不安を抱いている方がいらっしゃることを承知しております。そのような方々の不安を解消し、安心して利用できる墓地形態であります渋川市有墓地における樹木葬などの永年使用を前提に設置する合葬式埋葬施設のあり方を検討してまいりましたが、今後の維持管理等を含め、より効率的な方法として、樹木ではなく石材等のモニュメントの地下に合同で埋葬する方法が適切ではないかと考えております。これは、樹木葬として植物を墓標とした場合、樹木の成長による剪定や除草など将来的な維持管理に係る費用や、野生動物等による掘り起こし被害などを考慮したもので、合葬埋葬施設としての機能を維持し、管理面でもより効率的な方法として検討を進めているところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) それでは、樹木葬がすぐ終わりますので、樹木葬から行きたいと思います。  先ほどモニュメントでということでお話がされましたが、吉岡町でもモニュメントで合葬式の墓地をつくっております。吉岡町では合同合葬プランがあり、5万円となっています。納骨後には一切費用はかかることはないということです。吉岡町では、お墓を継ぐ人がいない人、将来子どもに負担をかけたくない人、自分一人だけで入れるお墓を希望する人等に利用されているようです。ぜひ渋川市でもそういう人たちが今たくさんふえてきているということを踏まえて、いつごろまでにつくってくださるのか、そこをお聞きしたいのですけれども。 ○議長(茂木弘伸議員) 市民部長。 ◎市民部長(荒井勉) いつごろまでにというお話でございますが、墓地の全体の計画の中で今年度、先年度に整備しました区画、25区画の再募集を検討しております。また、それに応じまして、あと空き地となっておりますところの墓地の区画の整理の予定が入っておりますが、この合葬式墓地について、どこの時点で今のところを整備するかというのは、今の段階では未定でございますので、現在いろいろな検討を進めておる中で、今後、先ほどお話のありました永代使用料の額とか、管理の仕方、納骨の仕方、それぞれ1つずつ整理を進めているところでございますので、現在のところ、いつということが申し上げられませんが、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 私がいつと聞いたのは、私に樹木葬の墓地をつくってほしいという方がいたのです。その人は亡くなりました。残念ながら渋川の地には眠ることができなくて、高崎市の樹木葬の墓地に今眠っていらっしゃいます。やはり人間っていつ何どき死ぬかわからない、そういう状況の中でぜひ自分の最後の地をきちんと決めておきたいという気持ちがあります。ぜひ来年度の予算の中でとっていただいて、モニュメントの合祀墓地をつくっていただく、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(茂木弘伸議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 樹木葬ということで、時代の変化とともに樹木葬を選ばれる方もいらっしゃるということは私も聞いております。できるだけ早くご希望に応えられるように検討してまいりたいと思います。
    ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) できるだけ早くということは、来年の予算に間に合うようにぜひ事務的手続をしていただければうれしいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、公民館のことですが、先ほどもお話がありましたが、もう既に庁内調整をしているというお話でございました。それで、もう本当に皆さん待ち切れないのです。私が生きているうちにあそこの舞台でずっと踊るのかいと私は言われてしまうのです。公民館祭りがあるたびに、あの狭い、落ちるような舞台で出演するのかいと、こう言われてしまうのです。先ほどの一般質問の中で、まだ合併特例債が144億円までという話がありました。合併特例債を使うにはもう既に3年しかないわけですから、その中で押し込んでいくということになると、かなり急激なことに事務だとかしなくてはいけないかなと思いますけれども、間に合うかどうかお聞かせください。 ○議長(茂木弘伸議員) 酒井総合政策部長。  (総合政策部長酒井雅典登壇) ◎総合政策部長(酒井雅典) 合併特例債事業に間に合うかどうか、押し込むかどうかというところですけれども、こちらは期間が5年延長できるという法律改正がございました。そういったことを踏まえまして、いろいろな角度から現在検討を始めているところですので、今検討中であるということでご了承お願いしたいと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) いろいろと検討中であるので、よろしくお願いしたいと言われてしまったので、困ってしまうのですけれども、そちらでよろしく検討して、具体的に動き出せるのかどうかということを私はお聞きしたのですけれども、そのご返事をいただきたいのですが。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 先ほどもいろいろな角度から見ているという話ししましたけれども、新市建設計画見直し後、そして今第2次総合計画に入っていて、どの事業をその合併特例債でやって、追加するかどうか、150億円の枠もありますし、今144億円で、150億円までまだ届かない状況だから、その中にぎりぎり押し込めるのではないかというご質問だと思いますけれども、いろいろなところからそれは検討しなければいけないということですので、古巻公民館の建設事業をそこの残りの枠に入れるかどうかという、そこも含めて今検討中です。ご理解いただければと思います。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 検討していると年月がたってしまって、入れませんでしたという話になってしまうかなと思うのです。ここはやはり市長の決断一つかなと思うのですが、市長、よろしくお願いいたします。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 前からも申し上げておりますけれども、古巻公民館、非常に利用率も高いですし、狭いということで、これは市民に非常に使われている施設ですから、できるだけ早く建築していきたいと、そういうことは今までも申し上げております。地元でも委員会も立ち上がっていただいたようですので、そことよく相談しながら進めていきたいと思います。何よりも、財源の問題もありますけれども、どういうものをつくるかということが大事だと思うのです。ですから、単なる今の公民館が狭いから大きくして同じものをつくればいいという、それは補助金を返さなくていい、それもハードルだけのことですけれども、それよりも新しくつくる公民館ですから、今までの公民館とはまた違って、防災センター的な機能を持ったり、あるいは行政センター的な機能も含まれるかどうかと、そういうコンセプトというのでしょうか、構想をしっかりと固めることが大事だと思っています。それは役所だけで固められることではありませんから、今度建設検討委員会もできたようですので、市民の皆さんのご意見を伺って構想を固めていければと思っています。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) ありがとうございます。私も古巻公民館、従来の機能だけではなくて、住民票の諸証明発行などの機能が持たせられればという市長のお言葉がありました。その中で、やはり人、地球に優しい公民館というので、前橋市の総社町の公民館、平家建てですよね。そこの公民館に古巻公民館の人たちは見に行っているのです。私は、バリアフリーの設計、これは障害者やお年寄りや子どもたちにも優しい設計だと思います。あと、太陽光パネルだとか、県産材の利用だとか、それから防災拠点の機能を持ったそういうもの、それから児童館等、子どもから高齢者までが集えるやっぱり公民館機能を持つ公民館として公民館検討委員会で具体的に話し合いを持って、本当にいいものを、せっかくつくるのですから、再整備なんていうふうにならないように、しっかりといい公民館をつくる自信が皆さんおありだと思います。きょう来ていらっしゃる皆さん、そのために来たのです。どうぞ市長、よろしくお願いいたします。  それでは、次に八木原駅周辺整備についてお伺いいたします。八木原駅は、もう本当に子どもたちの人数も多いのですけれども、八木原の踏切を渡って学校に行く子どもたちが今30%います。前は40%だったのですけれども、少し減りました。そういった中で、私が初めて議員になったときにPTAのお母さんとお話をして、半田の踏切がすごく危ないのだよ、子どものランドセルが自動車と接触して、もう少しで子どもが車にひかれそうになったのだよ、そういうお話いただいたのです。それで一般質問をいたしました。そして、今いらっしゃる入内島議員と一緒に地域の自治会の方たち、それから子ども会、育成会の人たち、本当に多くの人たちの協力を得ながら、あの半田踏切ができました。北側に歩道ができているだけですから、まだ万全だとは言えない。そういう状況の中で、やっぱり子どもたちは、あの半田踏切を通って、それで線路伝いに八木原駅に行って、そして八木原駅の周りをぐるっと一回りして北側に出て小学校に行くと。本当に見ていただくとわかると思うのですけれども、これは私が出したチラシです。議長、いいでしょうか。市長にお見せする。 ○議長(茂木弘伸議員) 許可します。 ◆16番(加藤幸子議員) 多くの子どもたちが八木原の駅前を通って学校に行かなくてはならない。そして、去年のゴールデンウイークのときに八木原駅に車が突っ込んだのです。今は鉄柵が駅前にはあるのです。だけれども、びっくりしたのですが、子どもたちが通る構内にJRの駐車場が4台できているのです。びっくりして、えっ、ここは子どもが通る通学路なのにと思ったのですけれども、JRも民営化されました。自分たちもきちんと経営をしていかなくてはならない、そういった立場であそこに駐車場つくったのかなと思うのですけれども、非常に怖いです、見ていて。それで、朝見ていると、お母さんが子どもの手をつないで一緒に通学していくのです。どうしたのかなと聞いたらば、前橋市に住んでいて、こんな歩道のないところを子どもを通して学校にはやれない、だから私は毎日学校へついていくのですと、こうお母さんおっしゃったのです。本当にそういう点ではやはり八木原駅の周辺は、子どもたち、お年寄りもそうですし、本当に歩くのには、車社会の中で歩くのには危険がいっぱい過ぎる。そういうふうな中でやっぱり皆さん、八木原駅周辺整備検討委員会ができまして、そしてきょうも何とかならないかというので皆さん押しかけてきていただいたのです。もしかしたら自由通路ができないのではないかなという、東側だけはちゃんと整備して道路あくけれども、西側はどうなるの、自由通路はどうなるのというのがやっぱり地元住民の疑問として残っているわけです。そういう意味では、これから本物の整備に入っていくのですよということを市長から一言お願いできればと思うのですが。 ○議長(茂木弘伸議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 八木原駅周辺整備について重ねてのご質問でございますけれども、できなくなるのではないかという地域住民の皆さんがご心配をされているということでございます。私は、しっかりとこの計画を進めていきたいと思っておりますし、そのためにいろいろな手続、計画づくりが必要です。そのことによって国のお金が引き出せるということですので、全体的にできるだけ早くこの事業が渋川市民のためになるように整備を進めていきたいと思っております。  それから、通学路として使われている道路、これは県道ですけれども、群馬県が10年ごとにつくっておりますはばたけ群馬・県土整備プラン、今年度が初年度で、第2期目になりますけれども、その中でも取り上げてもらいましたので、周辺整備とあわせて子どもの安全を守るようにしていきたいと思っております。 ○議長(茂木弘伸議員) 加藤議員に申し上げます。  先ほどの資料の提出ですが、今回は特例でございまして、次回からは議長に提出してもらって、それからにしてください。よろしくお願いいたします。  16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 大変失礼いたしました。こちらの設計図だけ見せてと思ったのですが、市長にきちんと八木原駅前の子どもの様子をお伝えしたくなってしまいまして、申しわけございませんでした。ぜひ危険な通学路、一日も早く解決していきたいという皆さんの熱意、市長に伝わったと私は思います。これからも進めていきたいという言葉がありましたので、このことについては終わりにしたいと思います。  次に、高齢者の足確保についてお聞きいたします。今年度から、4月から交通政策課による高齢者の足確保の対策が始まりました。しぶかわ広報にも載せられましたが、具体的な取り組みと進捗状況についてお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(酒井雅典) 高齢者の交通手段の確保につきましては、平成30年6月1日から高齢者移動支援実証調査を開始いたしました。この実証調査は、高齢者の買い物や通院などの日常生活における移動に関する状況を把握するとともに、将来の具体的な施策展開に向けた緊急かつ一時的な対応策といたしまして、一定の条件に該当する高齢者が利用するタクシーでの移動を試行的に支援するものです。本市に住所を有し居住する80歳以上のみの世帯に属する者、全ての世帯員の市県民税が非課税の世帯に属する者、全ての世帯員が運転免許証を有しない世帯に属する者及び介助を必要としないで単独でタクシーに乗降できる者の全てに該当する方を対象といたしまして、500円のタクシー利用券を一月1枚使って、2月末までという形の計算で9枚という形、500円を9枚を交付するものでございます。これを使う段階で、これ申請をするとき及びタクシーの利用券の使用時、使うときにアンケートを行いまして、高齢者の交通手段の現状とタクシーの利用状況を把握しようとするものであります。今回の実証調査によるアンケート結果や利用実績などからタクシーの利用実態などを検証し、鉄道や路線バスなども含めた公共交通を全体的に踏まえた中で、今後効果的、効率的な施策の展開につなげたいと考えております。  なお、今現在の実績ということでございますけれども、今月頭から始まりました。広報等で周知しております。出足が遅いのかなとちょっと心配しておりましたけれども、交通政策課には問い合わせ、またはもう申請も何件か来ているという状況を伺っておるところであります。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 高齢者の足確保は大変にいろいろな形での足確保が必要かなと私は思います。タクシー券を出すこともいいでしょうし、小野上では福祉バスに乗るために、お年寄りが村の中を2回ぐるっと回って、その福祉バスに乗せるために高齢者をそこまで連れてくるというボランティアをしているのだそうです。そういうNPOやボランティア団体で操業している団体数というのはどのくらい渋川市ではあるかわかっていますでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 諸田保健福祉部長。  (保健福祉部長諸田尚三登壇) ◎保健福祉部長(諸田尚三) ただいま議員から小野上地区の生活支援体制整備事業についてご紹介いただいたところでございますけれども、このほかにNPOボランティア団体等で行っております渋川市を対象地区としております福祉有償運送法人というのがございます。この法人につきましては、市内では6法人、また市外を含めますと全部で14法人が渋川市を対象として実施をしているところでございます。この福祉有償運送につきましては、会員の登録制によって運用しているところでございまして、現在では318人のご利用をいただいているところでございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 私の家の近所に80を過ぎた老夫婦がおりまして、そのおばあちゃんのほうが毎日ベイシアまでリュックをしょって買い物に行くのです。それで、近所の人たちがやはり気遣っていて、大丈夫だろうかと毎日毎日心配しながら見ているのです。歩いて行けるうちはいいけれども、やはり歩けなくなったときにどうするかねという話をしているのです。歩くこともいいことだし、健康にも役立つけれども、やはり重い荷物を持って、買い物の荷物を持ってうちへ帰ってくるというのはとても大変なことなのだと、その人を見ていて思うわけです。あるときは車に乗せてあげたりしますけれども、やはりいつもいつもそういうふうにはできません。今、市で有償ボランティアが14法人あるということもございます。こういうところでの法人に対しての補助というか、そういうことは考えられないでしょうか。 ○議長(茂木弘伸議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(諸田尚三) 現在行っております福祉有償運送でございますけれども、タクシー料金よりも低額ではございますけれども、費用をいただいて実施をしているところでございます。また、法人等の持ち出し等があるかどうかまでは確認はしてございませんけれども、特に今現在では市で補助ということも検討はしていない段階でございます。 ○議長(茂木弘伸議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) タクシーが1枚500円。有償ボランティアは500円ではないと思うのです。もっと安いと思うのです。そういった中で、やはりたくさんのボランティアをふやしていくというところではきちんとそういう組織を、組織というか、ボランティアを育てていくということも必要なのではないかなということで、今後検討を重ねていっていただきたいと思います。皆さんの大好きな検討事項を宿題として差し上げましたので、どうぞよろしくお願いいたします。  一般質問これで終わります。 ○議長(茂木弘伸議員) 以上で16番、加藤幸子議員の一般質問を終了いたします。 △延会の議決 ○議長(茂木弘伸議員) お諮りいたします。  本日の会議は終了し、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(茂木弘伸議員) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。 △延会 ○議長(茂木弘伸議員) あす15日は午前10時に会議を開きます。  本日は、これにて延会いたします。  大変ご苦労さまでした。                                         午後3時56分...