渋川市議会 > 2017-10-03 >
10月03日-05号

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  1. 渋川市議会 2017-10-03
    10月03日-05号


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    平成29年  9月 定例会(第3回)            平成29年9月渋川市議会定例会会議録 第5日                            平成29年10月3日(火曜日)出席議員(21人)     1番   池  田  祐  輔  議員     2番   山  内  崇  仁  議員     3番   細  谷     浩  議員     4番   星  野  安  久  議員     5番   山  﨑  正  男  議員     6番   田  邊  寛  治  議員     7番   今  井  五  郎  議員     8番   安 カ 川  信  之  議員     9番   今  成  信  司  議員    11番   篠  田  德  壽  議員    12番   平  方  嗣  世  議員    13番   中  澤  広  行  議員    14番   山  﨑  雄  平  議員    15番   入 内 島  英  明  議員    16番   加  藤  幸  子  議員    17番   茂  木  弘  伸  議員    18番   須  田     勝  議員    19番   南  雲  鋭  一  議員    20番   望  月  昭  治  議員    21番   角  田  喜  和  議員    22番   石  倉  一  夫  議員                                              欠席議員 なし                                              説明のため出席した者   市     長   髙 木   勉      副  市  長   田 中 猛 夫   総 務 部 長   愛 敬 正 孝      企 画 部 長   加 藤 順 一   市 民 部 長   狩 野 弘 之      保 健 福祉部長   諸 田 尚 三   農 政 部 長   藤 川 正 彦      商 工 観光部長   笹 原   浩   建 設 部 長   茂 木 雅 夫      水 道 部 長   上 原   廣   会 計 管 理 者   荒 井   勉      教 育 委 員 会   後 藤   晃                          教  育  長   教 育 委 員 会   石 北 尚 史      監 査 委 員   中 澤 康 光   教 育 部 長   監 査 委 員   松 井 彰 彦   事 務 局 長                                              事務局職員出席者   事 務 局 長   石 田 清 六      書     記   石 山   薫   書     記   石 田 昌 充議事日程               議  事  日  程   第5号                          平成29年10月3日(火曜日)午前10時開議第 1 一般質問                                              会議に付した事件議事日程に同じ △開議                                            午前10時 ○議長(須田勝議員) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は21人であります。  本日の会議は、議事日程第5号によって進めてまいります。 △日程第1 一般質問 ○議長(須田勝議員) 日程第1、一般質問を行います。  通告の順序により発言を許します。  1 渋川すこやかプラザの現状と今後について。2 北部振興について。  2番、山内崇仁議員。  (2番山内崇仁議員登壇) ◆2番(山内崇仁議員) おはようございます。通告に従い、渋川すこやかプラザの現状と今後について、北部振興について一般質問を行います。  初めに、渋川すこやかプラザの現状と今後についてお伺いいたします。平成29年4月1日に旧渋川総合病院跡地に、子育て支援センター渋川子育て総合窓口キッズランド、しぶかわファミリー・サポート・センター多目的ホール、そして高等教育機関群馬パース大学福祉専門学校が一緒になり、渋川すこやかプラザが開校いたしました。開設してから半年間がたちましたが、各施設の利用状況がどうなっているのかを最初にお聞きいたします。  次に、北部振興についてお伺いいたします。北部地区振興計画について、この計画は平成24年度に実施した吾妻橋梁に祖母島―小野子間周辺地域の振興のため基本方針を定めるために策定したもので、上信自動車道の整備にあわせて既存事業との連携、有効活用を軸にした内容となっております。計画策定に当たっては、特に北部地域の特性を考慮するとともに、これまで取り組んできたこと及び上信自動車道の整備を想定した内容とするため、計画の視点を次の4項目に規定しております。  1、渋川市総合計画や各個別計画との融合性の確保。2、北部地域にかかわる既存事業の活用の検証。3、上信自動車道整備事業との連携方策の検討。4、(仮称)川島道の駅の活用方法の検討。  また、基本方針では計画策定の視点に考慮するとともに、今後各事業を効果的に推進するため、北部地区の特性である豊かな自然、清流あふれる吾妻川、JR吾妻線、今後整備が計画されている上信自動車道の公共交通を生かした6つの基本方針を制定しました。なお、この6つの基本方針は基礎調査において、振興、活性化のための基本目標である豊かな自然環境、交通拠点、新たな道路整備を生かした地域振興を具現化するためのものとして位置づけたものであります。  基本方針の1として、豊かな自然、吾妻川の恵みを活かす。2、新たな伊香保温泉への玄関口として。3、草津、四万温泉など吾妻地域の玄関口として。4、上信自動車道JR吾妻線を活用して。5、交通拠点を核とした土地利用の推進。6、地域特性を生かした産業振興と新たな産業誘致の推進となっております。非常にすばらしい計画ができております。  上信道の整備も進んでおり、平成31年度には一部開通に向けて工事が進んでおります。金島地区には3つのランプが計画されておりますが、計画道路の整備がどのように進められているのかをお聞きいたします。  2問目以降は自席で行います。 ○議長(須田勝議員) 諸田保健福祉部長。  (保健福祉部長諸田尚三登壇) ◎保健福祉部長諸田尚三) おはようございます。それでは、渋川すこやかプラザ利用状況についてご答弁申し上げます。  子育て支援総合センターの総来場者数でございますけれども、月別に申し上げますが、4月が3,332人、5月が2,717人、6月が3,103人、7月が3,492人、8月が3,497人となっております。  次に、屋内の遊具施設でありますキッズランド利用者数でございますが、4月が3,214人、5月が2,684人、6月が2,849人、7月が3,682人、8月が4,007人となっているところでございます。  次に、子育て支援センター利用者数でございますけれども、4月が2,375人、5月が2,576人、6月が3,028人、7月が3,441人、8月が3,410人となっているところでございます。なお、子育て支援総合センター登録世帯数でございますけれども、1,060件となっているところでございます。  次に、子育ての総合相談役でありますコンシェルジュが受けた相談件数でございますけれども、4月が72件、5月が74件、6月が78件、7月が70件、8月が72件となっているところでございます。  次に、高齢者支援としてでございますけれども、毎月火曜日の午前中になりますが、市内の在宅介護支援センター一般高齢者を対象としました高齢者の集う場を開催をしているところでございます。これの参加数でございますけれども、4月が54人、5月が73人、6月が82人、7月が91人、8月が85人で、延べ人数としましては385人となっているところでございます。なお、実施回数については21回を開催させていただいたところでございます。 ○議長(須田勝議員) 茂木建設部長。  (建設部長茂木雅夫登壇) ◎建設部長(茂木雅夫) 上信自動車道関連につきまして、金島地区に3つのランプができるが、アクセス道路の整備はどのように進めるのかというご質問かと思います。  上信自動車道(仮称)金井インターチェンジからのアクセス道路につきましては、主要地方道渋川東吾妻線であるため、直接関連する市道の整備計画については現在ございません。  次に、(仮称)下川島インターチェンジからのアクセス道路となっております市道折原川島線の延長約4キロメートルにつきまして渋川市総合計画に位置づけまして、道路整備を現在計画をしているところであります。  また、川島ランプにつきましては、旧こんにゃく試験場跡地に建設予定であります道路管理施設から市道大塚大輪原線までの間につきまして、ランプへのアプローチ道路として整備を行ってまいりたいと考えているところであります。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) それでは、渋川すこやかプラザのほうからいきたいと思います。今、月別の利用状況を確認しましたけれども、群馬パース大学福祉専門学校については、今現状がどのような生徒数になって、どのような活動をしているかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 本年4月に開校いたしました群馬パース大学福祉専門学校の学生数でございますけれども、9月1日現在でお聞きした人数でございますが、介護福祉学科が1年生が50名、2年生が24名、合計で74名となってございます。それと、保育学科の1年生が28名でございます。全体で102名の学生数となっているということで、お聞きをしているところでございます。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 今人数お聞きした中で、キッズランドの使用状況がやはり7月、8月という夏休み時期非常に多くなっているかと思います。ここなのですが、対象が未就学児となっています。夏休みになると、やっぱりお母さんが子どもを連れてそこに行くという形で、小学生のお子さんと一緒にキッズランドに行くと、そうすると小学生はだめだよと言われたようです。また、小学生だけで行ったという話も聞いているのですけれども、それも利用を断られたという話を聞いております。例えば休みの日、そういうケースというのは多々あるかと思います。そうした場合に、小学生の扱いというのはどうなるのか、お聞きいたします。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 子育て支援総合センター内の小学生のご利用についてでございますけれども、子育て支援センターの遊び場につきましては未就園児を対象としております。また、絵本室や園庭、キッズランドにつきましては未就学児までを対象として、それぞれ年齢に合わせた遊具やおもちゃを設置をしているところでございます。未就園児、未就学児が小学生と同じ遊具等で同時に遊びますと、危険な状態も想定されるために利用年齢を定めているところでございますけれども、中には兄弟で一緒にご来場いただけるケースもあると思いますので、施設の利用状況を十分確認した上で、支障のない範囲内で同伴する保護者の見守りをいただきながら、ご利用をいただいているところでございます。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) そういうケース、では小学生、保護者がしっかりとついていれば一緒に利用できるということでよろしいのでしょうか。
    ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 保護者の見守りをいただいている中でご利用していただけるという状況でございます。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) こういうケースが多々あるかと思いますので、ぜひうまい対応をお願いしたいと思います。あそこの施設、小学生が利用するスペースというのが結局ありません。あそこの中でうまく小学生が利用できるような施設ができないのかどうかというところをお聞きしたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 最初の想定としましては、未就園児、未就学児を想定とした遊具等を設置しているというところでございます。小学生の利用ということでございますけれども、多目的ホール、ここにおきましてこの夏、夏休みの小学生の居場所づくりとして夏休み中の期間、学習室としてご利用いただいたところでございます。このように各施設といいますか、多目的ホールを中心としまして小学生の利用について今後検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 渋川すこやかプラザですけれども、渋川総合病院跡地利用事業ということで平成28年3月に閉院する渋川総合病院跡地に多世代の人たちが利用できる施設を複合的に設置し、相互に連携させることで相乗効果を生み出し、若者の交流人口の拡大によるまちの活力再生や駅前商店街の活性化による地域振興、鉄道等の利用増進による交通機関の活用等、さまざまな分野に効果を普及させ、総合的な人口減少対策に取り組むため、次の3つの主要取り組み項目としますということで、1つが子育て支援拠点施設の整備、2つ目が若者が集う高等教育機関の設置、3つ目が高齢者への地域支援施設の整備という形になっております。今の話の中で、子育て支援というのはあくまでも未就学児を対象にしたという形になってしまうのですが、その辺はどうお考えになっていますか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 先ほど申し上げたとおり当初の考え方が未就学児、未就園児を対象とした施設としているところでございます。また、あわせて高齢者への地域支援、それと高等教育機関を誘致しての総合的な建物としての利用を始めているところでございますので、また今後も総合的な考えのもと検討していきたいというふうに考えます。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) そして、最大のコンセプトが子育て支援高等教育機関高齢者施設の連携というのが一番最初に出てきた言葉かと思います。今現在どのように3つのところは連携しているのかどうかというところをお聞きいたします。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 渋川すこやかプラザの各事業の連携というところでございますけれども、高等教育機関との連携につきましては、現在群馬パース大学福祉専門学校の学生が音楽や創作の授業の実践としまして、子育て支援センターに訪れまして子育て世代の親子と多目的ホールあるいは研修室を使用しまして交流を行っているところでございます。また、同大学の学生のボランティアによりまして毎週土曜日、キッズランドまたは子育て支援センターにお手伝いをいただくなどの連携を進めているところでございます。また、多目的ホールを利用してでのことでございますが、群馬パース大学福祉専門学校の講師に依頼しまして、子育てコンシェルジュや市内の保育士、幼稚園教諭を対象とした研修会なども開催をしているところでございます。多目的ホールにおきまして、子育て世代の市民の方々を対象とした研修会の開催など、今後予定をしているところでございます。  また、子育て世代と高齢者の交流につきましては、キッズランドの見守りについてシルバー人材センターに委託をしまして、シルバー人材センターを通じて子育て世代の親子との交流を図っているところでございます。また、庁内の関係各課、それと在宅支援センター職員群馬パース大学福祉専門学校との連携調整会議を開催をしているところでございます。学校と子育て支援高齢者支援の連携した事業展開について協議を行っております。今後も連携を深めていくため、定期的に会議の開催を続けてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) さまざまな連携をしているというお話でしたが、子育て支援センター群馬パース大学福祉専門学校より講師を派遣してもらってさまざまな講習会をしているようですけれども、そこの講師料についてはどういう形になっているのか、お伺いいたします。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 講師料につきましては、申しわけございません、資料がないためお答えはできないのですけれども、群馬パース大学福祉専門学校の講師を招いて研修会を開催しているところでございます。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) この事業を始めるときに、そういう連携が主になってこの施設を立ち上げるという話だと思いますので、講師頼むのにお金払う必要もないのかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 大変失礼しました。群馬パース大学福祉専門学校との今連携について調整会議を開催しているところでございます。その中で、大学側のご協力いただけるところはご協力いただきながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) せっかくの施設、いろいろな人たちが集う場所になっているわけですから、いろいろなことがそこで開催できるような形に持っていかないといけないと思います。ぜひうまい形で、ここが子育て、それから高齢者の人たちが集える場所にしてほしいなと思います。  その中で、あそこの施設ですけれども、会議室が一つもありません。ファミリー・サポート・センターとかは毎月運営委員会を開いたり、いろいろな講習会をしたりしていますけれども、会議室が一つもないという状況になっています。多目的ホールはあるのですが、非常に広い場所になってしまいます。そこも予約をしておかないと使えないという状況になっております。あそこに会議室とか、そういうものを設置していただくことは考えられないのでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 1階部分につきましては、ただいま議員が申し上げたとおり会議室等はございません。そんな中で、会議を開く場合には多目的ホールをご利用いただいているのが実情かなと思います。必要によりましては、多目的ホールのパーテーションみたいな仮のつい立てみたいなのも考えられますけれども、今後の利用としましては3階があいてございますので、そういった利活用を含めてまた検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 3階の利用という話が今出てきましたけれども、その前に多目的ホール、ここ催しがある場合は予約をしてお借りをしているという形なのですけれども、通常は鍵がかかっています。ここのスペースというのは、やはりオープンスペースにして誰もが交流できるような形のスペースにしたほうが子どもたち、そして高齢者たちが集える場所になると思うのですが、そういうことができないのかどうか、まずお聞きいたします。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 多目的ホールにつきましては、現在子育て関連で使用したり、また高齢者の利活用として一部を使用しているところでございます。常時誰でも使えるようにという状況にはならないというところでございますけれども、利用のない日につきましては安全確保ということをちょっと考慮しながら、また使用方法について検討を進めさせていただきたいと思います。  先ほどの講師料でございますけれども、1回1万円を支払っているというところでございます。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 多目的ホールですけれども、先ほど言った小学生とかそういう子たちが来たときに、そこを使わせていろいろな遊び、またそういう高齢者との触れ合いというのもできると思うのです。ぜひ通常から鍵をあけて使えるような形にしていただけるとありがたいのですが、副市長、その辺どうでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 田中副市長。  (副市長田中猛夫登壇) ◎副市長(田中猛夫) 多目的ホールの使用ということでございますけれども、これについては有効に活用できるように今後も事業を精査をしながら実施をする必要があると思っています。ただ保健福祉部長が申しましたとおりお子様が入ることでございますので、どんな事故があるか、想定をされますので、その安全確保については十分検討をしながら、今後多目的ホールの利用については考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) ぜひそこは前向きに取り組んでいただければと思います。  それから、先ほど3階に会議室をという話がありましたけれども、渋川すこやかプラザの3階についてこれから質問をしていきたいと思います。先ほどの話の中で、毎週火曜日に10時から13時ということで高齢者を対象にした陽というのが多目的ホールを使って地域交流と居場所づくりということで、高齢者を集めていろいろなことをやっているということを聞いております。そこで、そういうところに子どもたちを連れていって高齢者と触れ合うという場所というか、時間を設けたらどうかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 3階部分につきましては、現在使用していないというところとなっております。今後でございますけれども、さらなる利活用については各部署と連携して検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 今お話ししたのは、火曜日に陽が多目的ホールで高齢者を集めていろいろな会合というか、運動したりとか、歌を歌ったりとかしているかと思います。そこに子どもたちが入っていって一緒に交流するということができないかどうかというのをお聞きしたのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 大変失礼しました。高齢者と児童との交流につきましては、重要なことだと思いますので、今後できるような状況になるかどうかちょっと検討、調整をさせていただきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) ぜひそういうところにも交流の場を設けていただければと思います。  それでは、3階の利用についてちょっとお伺いしたいと思います。今火曜日に高齢者の方々がそこに集まっていろいろなことをしているかと思います。そういう高齢者の中には、例えば自分は絵が得意だよ、習字が得意だよ、将棋が得意だよとかといういろいろな人がいるかと思います。そういう人たちにお願いして、小学生と一緒にそういうものをするような教室みたいなものを設けられないかどうか、それを3階の一部を使ってやるとか、また群馬パース大学福祉専門学校生が勉強を教えるとか、そういうことが3階のスペースを使ってできないかなと考えているのですが、いかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 高齢者の得意な分野を生かした子どもたちとの交流ということでご提案いただきましたので、そういうことを含めまして検討させていただきたいと思います。また、3階部分についての利活用についても、先ほど申し上げましたけれども、関係部署と連携をしながら利活用について検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 3階、この間行かせていただきました。病院が終わって、そのままの状態になっております。ただ上がってみると、非常にあそこ上がると景色もきれいなのです。もとのナースステーションのところは物すごい広いスペースになっています。あとの病室については、4人部屋が多くてこぢんまりとした部屋がいっぱいある。また、個室になっているところはちょっと狭いかなという気はするのですけれども、いろいろな使い方ができるかと思います。前にも提案させていただいたことあるかと思うのですけれども、あそこに発達障害児のスペースを設けられないかどうか、そういうこともご検討いただけないでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 発達障害につきましては、来年度から5歳児健診ということでスタートをさせていただく予定としているというところでございます。なお、実施場所についても現在検討中でございますので、選択肢の一つとしては検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) そういう形ではなくて、そういう子どもたちが集まったり、その保護者が集まってそこで交流ができるような場所、そういうのがあってもいいのかなと考えています。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 発達障害の親子さんということでしょうか、そういった方の交流の場としての利用についても今後3階部分のご利用ができるかどうか、あわせて検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 3階の利用については、いつまでにどう進めるのでしょうか、その辺だけお聞きいたします。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) いつまでにというご質問でございますけれども、まだ具体的にいつから3階部分を利用開始しようということがまだ決定されてございませんので、さらに検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 市長が新しく市長になりまして、あそこの使い方について市長としてどういうお考え持っているかお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 渋川すこやかプラザの利用についていろいろご意見を伺わさせていただきました。私もあの施設が子どもから、そして若者、そして高齢者、皆さんがそこに交流していろいろな活動ができるという拠点、殿堂と受けとめております。まさにその趣旨に沿って使われるように積極的に私も検討してまいりたいと思いますし、早速現地を見て状況をよく把握をして速やかに対応していきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 渋川市社会福祉協議会が赤城のデイサービスセンターの跡地につくっただれでも広場があります。そこを物すごい人が入っているという話を聞いております。ここにはキッズスペース、絵本とおもちゃの部屋、赤ちゃん広場、趣味の部屋、勉強部屋、飲食スペース、リラクゼーションスペース、軽運動スペースがあり、子どもから高齢者が集える施設になっております。やはりこういうのがあそこにも必要なのかなと考えています。ぜひそちらを参考にしていただくというのもおかしな話ですけれども、そういう形のものをつくっていただければいいのかなと思います。  また、社会福祉協議会のホームページを見ていくと、そこのだれでも広場のことの意見が載っております。そこにあったらいいなボックスというのがあって、利用者の意見が載っています。それに対して、回答も掲載しています。これについては、こういうことでできませんとはっきり書いてあります。また、そういう意見があったので、こういうふうに変えましたという意見が出ています。非常に利用者と管理している人のコミュニケーションがとれているなと思っています。ぜひこの渋川すこやかプラザについても利用者の意見を聞いていただいて、利用者の人たちが使いやすい施設、また市民の人たちが集える施設、そういうものにしていただきたいなと思います。  次に、北部振興についてお伺いいたします。先ほど上信道のランプの話をさせていただきました。その中で、下川島のところのランプについては、道路が計画されていますという話が聞こえました。その話は総合計画の中にものっていて、やりますという話になっているかと思います。あそこ今非常に交通量が多くなっています。子持から来た車が大型車両が結構通っているのです。そうすると、金井の上の橋のところで交差ができないという状況になっています。まずは、あの橋を広げないと、あそこを広げるという話はできないかと思います。その橋について、どういう状況になっているかお伺いいたします。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) 市道折原川島線につきましては、延長が全延長で4キロメートルございまして、川島方面、(仮称)下川島インターチェンジ付近から金井のほうへ向かっていく道路につきましては、一部既に拡幅が済んでいるところもあります。議員ご指摘のとおり多分登沢のところの橋梁のお話かと思いますけれども、確かにあの橋梁については幅員が狭くて、相互交通ができないような状況で、時には非常に渋滞等も起こっているような状況であります。これらにつきましても、現在折原川島線につきましては幅員7.6メートルということで計画しておりますので、順次道路整備については計画して事業進捗をさせていきたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) ぜひ上信道が開通した後になってしまうと、車の量もまたふえていくと思いますので、早急な対応をお願いしたいと思います。  それから、金井で発掘されましたよろいを着た古墳人が出土した金井東裏遺跡、それから網代垣によって区分された遺跡や馬の遺跡が出土した金井下新田遺跡、いずれも日本で初めて出土した遺跡となっております。市長が掲げる6つの挑戦という中で、4番目に活力と潤いのある渋川ということで目標を掲げております。後援会のパンフレットを見させていただくと、世界に誇る金井東裏遺跡群などの史跡公園をつくりますという形で訴えておりました。この遺跡について、市長は活用方法どのように考えているのかをお伺いいたします。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 金井東裏遺跡、下新田遺跡をどう活用していくかというお尋ねでございます。私も金井の遺跡群については、発掘された当初よろいを着た人骨が発掘されるのを現場へ行って見て、そしてそれを搬送するところを寒い日でしたけれども、暗くなるまでずっと見守っておりました。これは、すごい発見があったなと思いました。5世紀から6世紀にかけて二ツ岳が噴火をして、そしてそこで暮らしていた人たちが災害に遭ったわけですけれども、その災害が火山灰と、それから軽石でそっくり埋もれたということで、世界的にも非常に貴重な遺跡だと思います。そして、金井遺跡群だけではなくて、その時代に、それから数十年おくれて黒井峯遺跡、黒井峯が噴火によって埋もれたということで、金井の遺跡群、そして黒井峯、そして同時代の中筋、こういった3つの遺跡群が渋川市にあるということは、これはすごいことであると思います。世界の学者も注目しておりますし、日本の考古学者も注目をしております。  先日群馬の森の歴史博物館がグランドオープンして企画展を今催しておりますけれども、その時代の東国文化を紹介している企画展でございます。議員の皆さんもごらんになられた方もいらっしゃるかと思いますけれども、行ってみますとCGを使って火山灰が降って、その生活そっくり埋もれてしまう姿が再現されておりますし、よろいを着た人骨もありますし、その再現をして当時の人たちがどんな顔をしたかというのを復元した絵も、写真を館長が撮ってくれまして、こんな顔していたというところまで皆さんに紹介されております。  そういうことで、非常に遺跡群は私は世界遺産に匹敵するようなすばらしいものではないかなと思っています。そして、何よりも今こういった遺跡の成果が研究途上でありますけれども、遺物については歴史博物館へ今行っているわけです。こういったものを先日館長とも話したのですけれども、できるだけ発掘された近く、そこでこれ皆さんに見てもらうことが、里帰りをしてもらうことが非常に意味のあることだと私も思っておりまして、館長とも話しましたけれども、いずれそういう機会ができればということで、歴史博物館でも検討していきたいということになっております。私はそういったものを地域で皆さんに見てもらう、そしてよその人たちが渋川市に来てもらう、そういう一つの観光資源としても利用していきたいと思っています。いろいろなやり方があると思います。金井遺跡群だけの見せ方もあるでしょうし、黒井峯とも絡めて、中筋とも絡めて、それをネットワークして皆さんに見てもらう方法もあると思います。そのことについては、現在進められている上信自動車道の建設とも絡みますので、そして伊香保温泉もありますから、渋川市に人が来ていただいて、いかにいろいろなものを見ていただいて、渋川市に来て楽しんでいただくと、そういう広い観点から私はこの利用活用を検討していきたいと思っております。  いずれにしても県も知事もあそこを何とかしないかという声もこの間いただきましたので、私は県と、そして国も絡むことだと思いますので、関係方面と協力しながら世界に誇る遺跡を渋川市の資源として活用していきたいと思っています。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) ぜひ世界に誇れる遺産をうまく活用した観光資源にしていただければと思います。先月金井東裏遺跡のジオラマが完成して、金島ふれあいセンターに今置いてあります。それと、よろいを着た古墳人のレプリカも一緒に展示がしてあると、そしてそこにいろいろな出土したときの写真も今掲示してあります。非常に見応えのあるものになっているかなと思います。  また、9月22日に金島ふれあいセンターで成人学級歴史講演会というのが行われました。県の埋蔵文化財事業団の方に来ていただいて、金井東裏遺跡、下新田遺跡の発掘調査についての講演会をしていただきました。地元の方々70名ぐらいが参加して聞いたのですけれども、非常に詳しく説明をしてくれています。非常におもしろかったなと思っています。そういうものをさまざまのところで開催して、PRをするというのが非常にいいものになるのかなと考えています。ぜひそういうものを活用していただいて、そこを広めていただいて、そこに観光客を呼べるような、そういうものにしていただいたらいいのかなと思うのですが、市長いかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 全くおっしゃるとおりだと思います。自分たちの住んでいるところにこれほどの遺跡が、世界で注目されるような遺跡があるということは誇りに思うべきですし、そのことをまずはここに住んでいる人たちがよく理解をして人にも話ができるようにしていくことが大事だと思っております。いろいろなそういうジオラマですとか、そういったことも活用して、そして幸いに渋川市には県の埋蔵文化財調査事業団が北橘にあります。あそこにはすごいすぐれたスタッフがおりますので、あの調査研究員を使うというと語弊がありますけれども、調査研究員にいろいろ出ていただいて、市民にいろいろな形で、子どもには子どもにわかりやすく、そして大人には大人向けの話もしてくれますので、ぜひそういったものを活用していただきたいと思うし、あそこの職員はぜひ出ていきたいと言っておりますから、皆さんもそれぞれの地域で何かの機会にそういう形の催し物をしていったらいいのではないかと思います。  また一つ、けさの新聞にも出ていましたけれども、黒井峯遺跡で東国文化の体験キャンプというのを子どもたちを相手にやると、こういうチラシも出ていますから、皆さんもごらんになったかもしれませんけれども、これも県が主催でやる事業であります。ぜひ県もそれほどに力を入れている価値のあるものだということですので、地元でも積極的に参加をしていただいて、皆さんで渋川市にある東国文化の遺跡をしっかりと活用していくようにしていければと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) ぜひ県、国と連携をしていただいて、うまく活用をしていただきたいなと思います。  あの周辺で、すぐ東側に当たるのですけれども、旧渋川警察署の北側の産業道路についてお伺いいたします。一時期はパチンコ店が多数建ち並び、パチンコ街道と言われておりましたが、現在ではパチンコ店が撤退して残り1軒という形になっています。今解体工事も済みまして、広大な敷地が更地になっております。この場所について、今後この場所をどう活用していくかというところをお聞きいたします。 ○議長(須田勝議員) 笹原商工観光部長。  (商工観光部長笹原 浩登壇) ◎商工観光部長(笹原浩) 旧渋川警察署北側の産業道路沿いの沿線の未利用地の活用ということでございます。産業道路沿線では、パチンコ店の撤退などにより活用されていない土地が確かにふえてきております。その未活用の土地につきましては、民間所有の土地が多い状況であります。これらの土地は平たんで、交通利便性もよいため、企業誘致には非常に適している土地と考えます。既に一部の土地については、引き合いが具体的に進んでいるところもございます。土地所有者のご理解をいただいた土地については、県や宅建協会などと連携して積極的に企業誘致を進めていきたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 今商工観光部長が言ったとおり、あそこは関越自動車道の渋川・伊香保インターからも10分程度で着く場所にあります。また、道路も整備されていることや新たに造成する必要も今なくなったような状態になっております。企業を呼ぶのには非常にいい場所なのかなと思っています。市長の考えている人口減少危機突破の新産業ゾーンという形で、そこに新しい企業誘致、また雇用を生み出す力強い渋川市をつくるという意味で、あそこの活用方法というのが今後非常に重要になっていくのかなと考えます。その辺について市長のお考えをお聞きいたします。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ご指摘のいわゆるパチンコ街道と言われている道路のあそこですけれども、私は議員がおっしゃられるように非常にいい場所だと思っております。パチンコ屋さんも時代とともに撤退をしていって大分空き地がふえてきております。ちょっと私も幾つかの引き合いの話も聞いておりますので、必ず再びパチンコ街道ではなくてもとの産業道路とみんな呼べるような、そういう地域にあそこをしていきたいと思っております。そのことによって北部の開発、そして渋川市の人口減少、渋川市の発展に結びつけていきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) ぜひあそこの活用をうまくしていただきたいなと思います。  もう一つ提案でございますが、先ほどの金井東裏遺跡、それから金井下新田遺跡とあわせて北部地区の振興という形で、道の駅構想がありますが、そこの場所を使った道の駅という考え方も一つあるのかなと考えています。遺跡群を核にした道の駅という形でつくったら集客もできるのではないかと考えているのですが、いかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ご指摘の道の駅でございますけれども、上信自動車道ができてこれまでに道の駅の計画構想もあったと私も聞いております。いろいろな検討もされたようですけれども、現在のところは白紙というのでしょうか、具体的な計画には至っていないと理解をしております。私は道の駅はかつての物販だけの道の駅ではなくて、いろいろな形でのアミューズメント性を持ったり、あるいは体験型施設を持ったり、そして健康、レクリエーション、いろいろな意味で幅広い人が集められる要素を持っている施設だと思っております。県内にも行ってみたい道の駅のいつも上位に上がってきている川場の田園プラザなどというのもございます。必ずしも川場の田園プラザは幹線道路に面しておりません。ああいったところにもあれだけの集客力があるわけですので、私は道の駅のコンセプトをしっかりとして、人を呼び込む力はあると思います。そういう意味で、上信自動車道の沿線といいますか、道路の脇でトイレと物販があればいいと、そういうものではなくて、もっと幅広い意味でアミューズメント、そして体験、そして物販ももちろんありますし、防災の拠点としてもいろいろな幅広い機能を持った、そういった可能性のあるような道の駅を検討してみたいと思います。近々前橋市の田口、関根のところにも大きな道の駅が構想されるようであります。道の駅は各所にありますけれども、これからは道の駅はまた新しい形の道の駅を模索していく必要もあるのではないかなと私は思っております。  その中に一番質問の金井の遺跡群の話が漏れておりましたけれども、もちろん道の駅の中の構成の一つとして金井の遺跡群を、あるいは黒井峯も含めて、そういった遺跡の発掘物を見てもらうとか、そういうことはもちろん大きな要素だと思っています。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) ぜひ前向きにご検討いただければありがたいなと思います。  それから、北部振興計画の中で、吾妻川の利用というのが出てきます。先日しぶかわスポーツクラブで、子どもたちにラフティング教室というのを実施いたしました。写真を見せてもらったのですが、参加した子どもたちがとても笑顔でまぶしく写りました。非常に好評であったという話を聞いております。しかし、開催されたのはみなかみ町です。みなかみ町、今ラフティングすごいはやっていて、お客さんがいっぱい来ているということが言われております。北部地域振興計画の中には、フィールドアスレチック、ラフティング、カヌーなどのアウトドアスポーツを吾妻川で実施し、振興を図るというような計画がなされておりました。自然豊かな中で実施することができれば観光資源にもつながるかと思います。そこについてのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 加藤企画部長。  (企画部長加藤順一登壇) ◎企画部長(加藤順一) 初めに、今回しぶかわスポーツクラブが実施をいたしました夏休み子どもスポーツ教室についてでありますけれども、今回のラフティングにつきましては実施時期が8月上旬だったわけですが、その前段に雨量が少なく、利根川全体の水量が少なかったということになっております。ラフティングの場合ですと、白い波が立つ浅瀬等をある一定の深さがないと通過できないということもありまして、安全性が確保できないということからみなかみ町での実施となったものです。みなかみ町の実施におきましても、ある程度の水深の確保できる区域での実施という状態となっております。  ご質問のアウトドアスポーツにつきましては、現在北部地域の豊かな自然を生かして十二ケ岳、小野子山、子持山などにハイキングコースが設定され、多くのハイカーでにぎわっているものでございます。吾妻川沿いにあります小野上温泉公園につきましても、水辺で川遊びができるとともに、子どもの遊具やバーベキュー場も設置されているということでございます。引き続き地域の特性を生かした自然や河川、温泉などを生かしたアウトドアスポーツにつきまして、効果的な事業実施に取り組んでいきたいと、そのように考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 物すごいいい計画ができていますので、少しでもそれが実行できるような形で前向きに検討していただければありがたいなと思います。  昨日も吾妻橋梁2の話が出ておりましたが、全然進まないというのが今現状の話であります。しかし、今、朝祖母島駅に行くと高校生が小野子から歩いて祖母島駅に来ています。また、夜もそこを歩いて帰るという状況になっています。今あそこ市道に認定されているかと思うのですけれども、そこの安全対策というのはどうなっているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) 本路線につきましては、JR吾妻線の祖母島駅と小野上駅間にあります吾妻線祖母島―小野上間、第一吾妻川橋梁の橋側歩道ということになっております。市道といたしましては、小野子祖母島線ということで市道認定をされているところであります。橋梁延長につきましては、167.7メートル、幅員1メートルの鋼鈑桁橋であります。  ご質問の安全対策の関係ですけれども、平成20年に橋側歩道の点検を市が実施をしております。また、JR東日本高崎土木技術センターにおきましては、2年ごとに橋梁の点検を行っているところであります。平成28年10月になりますけれども、橋側歩道の床板約80枚を交換したところであります。また、転落防止柵等につきましても、設置をしているところであります。安全対策については、今のところ考えておりませんけれども、今後定期的に点検を行うことによりまして、JR東日本と協力いたしまして、安全対策に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 2番。 ◆2番(山内崇仁議員) 今高校生の通学路という形になっていますので、あそこ夜行くと真っ暗なのです。本当に足を踏み外したら落ちてしまうような場所かなと考えています。子どもたちが利用する場所でありますので、しっかりと整備をしていただいて安全に通学できるような形にしていただければありがたいなと思います。そこからまた吾妻橋梁2を延ばしていただければ一番いいのかもしれないですけれども、なかなか進まないと思いますので、まずはそこのところを初めに実施していただければと思います。  最後に、北部地域、高齢化率が非常に高くなってきております。近くに病院もないし、お店もないという状態になっております。また、運転免許証の返納が始まっており、高齢者の足の確保というのが非常に重要になってくるかなと思っております。9月20日の市長施策方針の中では、高齢者の足の確保ということで、全市的に見直しをしてデマンドバス、乗り合いタクシー等の検討を進めるということのお話をいただいていますけれども、今現状で社会福祉協議会が福祉のあしということで、一部地域で運行をしております。ただルートが全部同じということで、金島ですと金島駅まで来て、そこでUターンをして市内に戻ってしまうという状況になっています。出発が小野上の社会福祉協議会ということなので、1本吾妻から回していただくと祖母島も通って、また川島の北部のほうにも回れるという形になるかと思います。ぜひそういうところもデマンドバス、乗り合いタクシーと一緒に検討していただいて、地元の意見を聞いて高齢者の方々の足の確保を進めていっていただければありがたいなと思っていますので、それは提案だけさせていただいて、私の一般質問を終わりにしたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 以上で2番、山内崇仁議員一般質問を終了いたします。  通告の順序により、これからの渋川市について。1 農業振興。2 にぎわい創出。3 生活環境整備。  3番、細谷浩議員。  (3番細谷 浩議員登壇) ◆3番(細谷浩議員) 通告に従いまして一般質問を行います。髙木市長におきましては、あすの渋川を開く6つの挑戦ということで、今後重点的に進める施策の基本を示されました。6つの項目それぞれが重要であり、必要とされているものと思います。各施策についてはさまざまな意見がありますが、勇気を持って決断し、スピード感を持って進めていただきたいと思います。  さて、全国的に人口減少と少子高齢化が進んでいますが、渋川市においても同様に長期的な人口減少、高齢化が見込まれています。そのような中で渋川市人口ビジョンでは、雇用の創出、子育て環境の充実、観光資源を生かした交流人口の拡大などによる社会減の抑制と結婚、妊娠、出産、子育てがしやすい環境づくりの推進による自然減の抑制を図り、平成52年の将来人口で7万人を確保するとしています。そのために、市総合戦略に掲げる4つの基本目標を踏まえた施策を推進し、その中の仕事づくりでは本市独自の選別農薬農法しぶせんの普及啓発を行い、魅力ある安定した就労の場の確保と創出を図ろうとしています。しぶせんの登録制度を始めて4年になり、軌道に乗ってきたことと思いますので、しぶせんの主な作物とその作付面積の推移をお聞きいたします。  次に、渋川駅前商店街のにぎわい創出のために商工会議所と協力しながら、空き店舗活用にぎわい創出推進事業を進めています。平成27年、28年の事業対象の店舗数、店舗改装の補助金の総額並びに店舗賃借料の補助総額をお聞きします。また、現在営業している店舗数は何店舗ありますか、店舗数もお聞きいたします。  次に、高齢者の運転する悲惨な交通事故が多発をしていることが社会問題化しております。ことし3月には、認知症機能のチェックを重視した改正道路交通法が施行され、高齢者の運転免許証の返納も大幅にふえております。本市においても返納者がふえていることと思いますが、昨年度の返納者の人数をお聞きします。また、敬老割引回数券も発行されていると思いますが、その利用状況をお聞きいたします。  2問目からは自席で行います。 ○議長(須田勝議員) 藤川農政部長。  (農政部長藤川正彦登壇) ◎農政部長(藤川正彦) それでは、最初のご質問でございます選別農薬農法しぶせんの関連で、主な作物、作付面積等の推移をご答弁させていただきます。  まず、選別農薬農法につきましては平成26年度から開始をしております。作付面積の主な作物でございますが、小麦、ソバ、ブルーベリー、タマネギ、ジャガイモ、ニンジン等がございます。過去3年間の作付面積の推移でございますが、この6品目の合計面積では平成26年度は60ヘクタール、平成27年度は56.8ヘクタール、また平成28年度につきましても作付の内容面積は違うのでございますが、56.8ヘクタールということでございます。
    ○議長(須田勝議員) 笹原商工観光部長。  (商工観光部長笹原 浩登壇) ◎商工観光部長(笹原浩) 私からは空き店舗の活用状況の検証ということで、平成28年度までの補助状況についてご答弁させていただきます。  空き店舗活用にぎわい創出推進事業は、町なか活性化を目的として市の定める空き店舗対策の重点地区の空き店舗を活用して出店した場合、改修費の一部と開店後5年間の家賃補助を行うものでございます。この補助を受けているのは平成27年度は7店舗で、改修費補助が総額で997万3,000円、家賃補助が59万3,000円でございます。平成28年度におきましては、改修費補助が6店舗、981万8,000円、家賃補助が総額で335万3,000円になります。平成28年度末の時点で、計13店舗がこの補助を受け出店しましたが、現在営業しているのは11店舗ということでございます。 ○議長(須田勝議員) 狩野市民部長。  (市民部長狩野弘之登壇) ◎市民部長(狩野弘之) 私からは高齢者の運転免許証の返納の状況、それとバスの敬老割引の回数券の状況ということに対しまして、お答えをさせていただきます。  まず、高齢者の運転免許証の返納についてでございますけれども、こちらは市内に住所を有します満65歳以上の方が運転免許証を自主返納することに対するものでございます。近年特に人数についてはふえておりまして、高齢者の交通事故の未然防止とあわせまして、バスやタクシーの利用促進を図るため本市におきましては平成23年度よりこの制度を開始し、ことしで8年目となっておるわけでございます。平成28年度の実績についてというご質問でございますけれども、運転免許証返納者数につきましては257人となっております。また、支援内容でございますけれども、これは5,000円相当のバスカード、それからバス回数券、タクシー券の3種類の中からいずれか1種類を選んで、市から支援させていただくというものでございますけれども、参考に申し上げますと、希望別数においてはバスカードが64人、それからバスの回数券が21人、タクシー券の希望される方が172人でありました。なお、返納者数ですけれども、ことしの先ほどお話ししました件数は平成27年度の158人と比べますと1.6倍の増加という形になっております。  次に、路線バスの敬老割引回数券についてでございます。こちらにつきましては、バス利用促進の敬老割引補助事業といたしまして、合併時の平成18年2月から本市内に住所を有する満65歳以上の人にバス回数券やバスカード、これを割り引きして販売する事業者に対して補助金を交付するということで、バスの利用促進と、それから高齢者の福祉向上を目指す目的として行っている事業でございます。  状況でございますけれども、平成28年度の実績といたしましては、販売件数が2,720枚、金額にいたしまして、251万5,050円の補助金額という形になっております。この傾向といたしましては、定住人口の減少、それからマイカー利用者の増加、それと高齢者の免許保有率の上昇、これにより減少傾向という状況でございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) まず、しぶせんについてお伺いをいたします。  群馬県の農業生産額は2015年度で2,550億円となっています。全国10番目の農業生産額を誇っているわけであります。ここ10年の伸び率は15.9%で、全国一の高い伸び率を示しています。成長産業として注目されてきているところであります。特に前橋市においては養豚や酪農を中心とした畜産が盛んで、皆さんもご存じのようにTONTONのまち前橋や赤城の恵ブランドとしてブランド化に取り組み、売り上げを伸ばしているところであります。産出額2位、3位は、コンニャクの生産量が日本一の昭和村、そしてキャベツの生産量が日本一の嬬恋村と続きます。渋川市でも147億3,000万円で、県下8番目となる産出額となっています。このことは、それぞれの地域で特色あるブランドを確立し、売り上げを伸ばしているものと考えられます。本市で取り組んでいるしぶせんが地域ブランドとして確立し、知名度を上げていくためには生産物の価格の安定はもちろんのことなのですけれども、つくっても売れないのでは商売になりません。消費者がきちんと買ってくれる、生産から流通の整備まで行う必要があると思います。そういうことが安定した生産に結びつかないと、規模拡大や新規の参入が見込めないのではないでしょうか。平成29年の予算編成方針にあるように、しぶせんが渋川市の仕事づくりに貢献するためには、生産量の増加と流通の開拓を早急に行う必要があると思いますが、市はどのような戦略を持ってしぶせんを広めようとしているのか、お聞きいたします。 ○議長(須田勝議員) 農政部長。 ◎農政部長(藤川正彦) 先ほどの関連で、生産量の消費、流通等それぞれ取り組みを進める必要があるとは考えております。また、しぶせんの取り組みの中で、市の農産物ブランドとして環境や健康などの影響を考慮した一部の農薬を使用しない農法ということで、しぶせんをブランド化して進めているものでございます。また、販売ルート等でございますが、これにつきましては現在市内の学校給食への供給、また市内にはたくさんの直売所等がございますので、そちらでの販売、また最近では伊香保温泉旅館の方々にご協力を願って、そちらのほうにも販売が進められているということもございます。そういった中では地産地消を目指すものとして、事業の周知や農業者を対象とした講習会を開催しているところでございます。また、この農法の普及と生産登録の拡大をさらに進めていき、また生産量の増大も進めていくというようなことで、流通販路についてもまた新たな取り組みも進めていくということで、農家所得の増加を図ろうとするものでございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) ただいま農政部長から答弁がありましたけれども、思ったより生産量も伸びていないのが現状かなと思います。登録農家数もここ何年か横ばいの状態でありますし、そのような状況でいますとやっぱりしぶせんを推進していく中で、なかなか規模の拡大、収入の増加が見込めない。どういう方向を向いて、自分たちから、第三者から見ると今の農業行政はしぶせんという農法をPRしているだけであって、しぶせんでできた農産物のPRということに少し力点がないのかなと思います。その辺はどういうふうに、今部長がおっしゃいましたけれども、きちんと物をつくって売っていくのだという方向でよろしいのですか、それを確認します。 ○議長(須田勝議員) 農政部長。 ◎農政部長(藤川正彦) 先ほどに引き続いてのご質問でございますが、しぶせんの目指すところになってくるのかなということでございます。しぶせんにつきましては、農薬を選別し、また低減、減農薬と安全、安心な農作物を求める消費者等の需要に応えるための農法ということで考えているところでございますが、まさしくそのとおりでございまして、生産された物が一定の評価を受け販売できるということも大切なことだと考えております。また、こういった中では農産物を取り扱うバイヤーとの今交渉も進めたり、しぶせんの取り組みに対しての評価は一定程度いただいているところではございますが、そういった中での販売戦略を拡大していくということで、今取り組んでいるところでございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 始まっている事業ですので、ぜひとも軌道に乗せていっていただきたいと思います。なお、地産地消というお話は先ほど部長からありましたけれども、地産地消で学校給食に使っているだけならば産業として成り立ちません。地産地消ではなく、他方、都市、ほかのところで使っていただける、認めていただけるような方向でぜひとも頑張っていっていただきたいと思います。今回髙木市長が農業振興計画を策定するということでありますので、ぜひともその辺も含めて期待をしていきたいと思います。  次に、農業と観光の連携についてお伺いをいたします。渋川市の観光資源は、伊香保を中心とした考え方になるのかなと思います。訪れる観光客は大多数が首都圏からでありまして、都会に近いという利点もありますが、近いゆえに日帰りができてしまうという欠点もあります。観光資源としての施設は数多くありますが、その中で特に榛名や赤城山麓に点在するブドウ、リンゴ、ブルーベリーやイチゴの観光農園、きのうの答弁でもありましたけれども、市内に77カ所あるそうであります。そのような観光農園や直売所を活用し、JAが主体となっての農業体験や自然を活用したトレッキングなど、人と自然の交流が図れるような誘客活動も必要ではないかと思います。観光協会やJA、観光事業者が連携しての戦略が必要だと考えますが、その辺の取り組みについていかがお考えでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 農政部長。 ◎農政部長(藤川正彦) 先ほどの関連で、渋川市内におきましてはイチゴ、サクランボ、ブルーベリー、リンゴ等の観光農園が多数ございます。直売をされている農家を含めますと93農園ということで、現在把握しているところでございます。その中で農産物直売所、道の駅も点在しているという状況でございます。これらの取り組みにつきましては、道の駅、農産物直売所を核として情報発信を現在行っていると、また伊香保温泉からすぐ行ける旬の味覚満載マップ、これらも作成し、活用しているところでございます。多くの観光農園で収穫体験などを通じて交流を図るための活動を行っております。市でも平成28年度から収穫体験ツアーを企画しまして、積極的に取り組みのための支援を行っているところでございます。このように農業と観光の結びつきにつきましては、今後さらに進めていきたいと考えている状況でございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 今部長からのお答えをいただきました。力強い答弁で期待をしているところであります。隣にいらっしゃいます商工観光部長と連絡をとっていただき、役所縦割り、縦割りと言われて隣の人とも話をしませんけれども、ぜひ隣の人と話をしていただき、観光客の期待するような観光ルートをつくっていただくことを期待をしております。本当にさまざまな観光資源の連携が必要だと思います。渋川広域農業活性化推進協議会もその中に入っておりまして、いろいろ事業展開に協力をしていることと思います。先ほども話がありましたように、前橋市では赤城の恵ブランドを売り込んで、今非常に高く評価され、参加している農家もふえてきています。また、養豚の売り上げが日本一ということで、TONTONのまち前橋ということでT―1グランプリを開催し、多くの飲食店が参加をして盛況な状況でグランプリを競っているのが毎年の恒例になっています。そのように渋川市においても、何か特色のあるものをつくっていったほうがいいのかなと思います。何がいいのかなということは、ここでなかなか出てこないのですけれども、いろいろなものがあり過ぎてなかなか絞れないのですけれども、例えばコンニャクの生産量が日本に誇れるような土地柄でありますので、コンニャクをテーマにしたものでコンニャクのまち渋川みたいなことで、何か事業が取り組めればいいかなと考えていますので、その辺もお考えをしていただきたいと思います。  そこで、市長が先ほど農業振興政策を策定するということでありますので、市長にお話をお伺いをいたします。農業従事者の高齢化などでいろいろ厳しい状況だということは認識をされているかと思います。そういう中で、農業者の意見を取り入れた農業振興計画を策定していくとありますけれども、市長の考える渋川市の農業像、農業の未来像というのはどのようなものを描いているのかお伺いをしたいと思いますし、またしぶせん、今までずっと5年も取り組んでいるわけですけれども、しぶせんの取り組みについてお考えがあればお話を伺いたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 細谷議員の農業振興計画についてのご質問にお答えをいたします。  先日の新聞でも渋川市の農業産出額は群馬県の中でも8位と、畜産だけに限って見ればもっと上位になると思いますけれども、渋川市は群馬県の中でも農業都市であるとも言えると思います。そしてまた、産出額だけではなくて、いろいろなものができています。コンニャクですとか野菜、果樹、そして花卉、養豚、酪農、肉用牛、養鶏、さまざまな形態があります。そういった多様性のある農業をしっかりと伸ばしていきたいと私も思っております。県内でも農業振興計画というのをトータルでつくっている都市は、私が知っている限りでは高崎市がつくっていると思いますけれども、ほかではまだつくっていないと思います。私は、この渋川市で渋川市全体を見た上での農業振興計画をつくって、そして強い農業を目指していきたいと思っております。とにかく農業が充実していかなければいけませんので、しっかりと産業として農業を育成していきたいと思っております。  そういう中で、とかく役所の仕事というのは何か計画をつくるというとコンサルタントに丸投げして、本ができましたと、表紙に市長の挨拶文が載っていて、そんなようなことが起こり得るのですけれども、私は農業振興計画というのはしっかりと農業者、そして農業団体、JAとか、そして消費者、そういった人たちのみんなの意見を盛り込んでこういった計画をつくっていかなければならないと思います。早急に計画書だけつくるということではなくて、しっかりと議論をして、そしてみんなの意見を踏まえた、生きた振興計画をつくっていきたいと思っております。  それから、しぶせんですけれども、選別農薬農法、このことは食品の安全を守るという意味で、これは大事なことではあると思います。一方で、しっかりと定着をしていかなければいけない、看板だけで、かけ声倒れで終わってはいけないと私も思います。消費者にこれがしっかりと受け入れられて、そして農家の所得の向上に結びついていくような、そういう形の政策をとっていかなければいけないと私も思っております。このことが本当に農家の所得の向上のために意味のあることかどうかということも含めて、よく検討しながら進めていきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 群馬県の昨年の45歳以下の新規就農者は、自営就農者が111人でありました。雇用就農者が85人、合計196人でした。1990年代は100人未満ということが長い間続いていましたが、近年では農業法人などで働く雇用就業者が非常にふえてきております。このように農業も雇用を生み出す重要な産業になってきているのかなと考えています。今市長からお話がありましたけれども、ぜひとも若い農業クラブや認定農業者協議会の意見を大切にしていただいて、農業振興に取り組んでいただくと、ひょっとしたら新産業ゾーンの企業誘致よりももっと早く、もっと多くの雇用を生み出す産業になる可能性があるのかなと思いますので、ぜひとも一生懸命取り組んでいただきたいと思います。  次に、南部振興についてお伺いします。先ほど北部振興のお話がありましたけれども、北部も重要、南部も重要なので、ぜひともお聞きしたいと思います。  有馬企業団地分譲が完了して5社が営業をしています。昨年の12月の時点では96名の雇用があり、市内の居住者が40名雇用されているということでありました。人口減少対策の一つとして企業誘致も非常に有効な手段だと思いますけれども、今あそこは完売していっぱいになってしまっています。新たに渋川市で先ほど北部にも候補地があるよというお話でしたけれども、企業団地をする候補地が北部のほかにもあるのでしょうか。また、有馬企業団地の隣接地で市道に面して形はよくないのですけれども、6,700平方メートルほどの市有地があります。そこを足がかりに有馬企業団地の拡幅ということも可能だと思いますが、その辺の見解をお伺いいたします。 ○議長(須田勝議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 新たな新産業ゾーンということでございます。新たに産業団地を造成し、企業誘致により事業所等が設置されれば、議員のおっしゃるとおり雇用機会の創設、それから税収の確保、既存企業の事業機会の拡大、交流人口の拡大など、地域経済の活性化が見込まれ、本市の最も課題であります人口減少対策において、具体的で、かつ有効な対策となると考えております。現在産業団地の造成につきましては、市内の適地が本年3月31日付で県新規産業団地造成候補地として選定されました。事業化までには用地の面積や整備手法、給排水の確保など事前に詰めなければならない項目がございます。これらの課題を一つ一つ解決して造成を目指していきたいということで、新たな産業ゾーンということでございます。それから、有馬の企業団地の市の横の余っているところについても有効なところなのかなと感じております。  以上でございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) きのうからもお話がありましたけれども、県の企業局が造成した企業団地はほぼ完売してきています。新たに候補地を選定している状況なのかなと思います。市長からお話がありましたように、渋川市は上武国道が開通し、高渋バイパスも開通し、上信道もできます。交通の要衝、交通のかなめとして非常に企業が進出しやすいところとなってきているのかなと思います。担当の職員は今が絶好のチャンスかなと思いますので、全国各地歩きながら営業して実のある結果を早急に出していただきたいと思います。  次に、有馬企業団地において各企業が進出をしていただいているわけですけれども、非常に業績がよくて工場が手狭になってきて敷地の拡幅をしたい、ついては職員の駐車場の車の行き場所がないということで、昨年12月の議会でも、駐車場をどこかにつくっていただいてそこを利用させていただきたいということで市にお願いをしました。多分企業からもお願いをしてあると思います。その結果が土地だけは紹介されたのですけれども、非常に造成に金がかかると、とても企業ではできないということだと伺っておりますので、市としてどのような見解で駐車場を確保していくのかというのをお伺いしたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 駐車場の拡張の件については、認識をさせていただいているところであります。手法について、今詰めているというか、協議をしているところでありますので、なるべくお金のかからない方法で、そういった企業の方の駐車場ということで利便が図れるような策を検討しております。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 昨年の12月も同じ答弁をいただきました。検討をしていますということで、10カ月たっても何ら進捗をしていないというのが現状だと思います。企業は毎日動いているわけでありまして、工場が狭くなった、もう危機に迫られて今数社で近隣に駐車場の確保のための手だてを始めています。候補地として道路の南側に、吉岡側なのですけれども、適地があるそうです。企業に来ていただくことをお願いして企業団地に来ていただいた、その企業が駐車場がないのでどうにかしてほしいと言っているにもかかわらず、何もしてくれないということで、吉岡町に駐車場を確保するというのは普通考えていかがなものかと思いますけれども、その辺は商工観光部長はご存じだと思いますけれども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) これにつきましては、渋川市側で駐車場確保するように調整を進めたいと思っております。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 手法はいろいろとあると思います。造成をして利用者組合をつくって、そこに貸し出すとか、工場に貸し出してしまうとか、初期投資は多少かかると思うのですけれども、ぜひとも吉岡町に駐車場を借りて、そこから職員が歩いて渋川市が誘致した企業に通ってくるというのはどう考えてもおかしいと思うので、ぜひともそういうことがないようにしていただきたいと思います。  次に移ります。人口減少対策として、企業誘致も今言ったように重要なことだと思います。でも優良住宅地の供給も人口減に対する大変重要な、また早く結果が出る一つの方策かとも思います。就学前児童の保護者が行政に期待する第1位として、近くで遊べる公園や広場が充実していることだそうです。これから定住人口が期待されている渋川南部地域、豊秋、古巻においては、多くの議員から身近な公園がないと、早急に身近な公園の設置をしてほしいという声が出てきています。お願いもされているかと思います。そこで、私は以前にも提案をしたのですけれども、駐車場が手狭になっている有馬野球場を宅地にするというのはいかがなものでしょうか。駐車場が狭くて駐車場の拡張の要望が出ても、周辺に適する土地がなく要望に応えることができていません。主にお年寄りがグラウンドゴルフに使用していますが、昨年閉鎖になって今は中村緑地公園として使われているところもグラウンドゴルフとして使えますし、また野球の場合は今月にオープンしました北橘運動場野球場が使えると思います。また、これから整備されます中村緑地公園にも野球場はつくられてくるのかなと考えますと、有馬野球場に対する需要も十分賄えるのかなと考えますと、渋川市で一番の商業地、一番のにぎやかなところに野球場はなくてもいいのかなと、あそこに野球場がある必要はないのかなと考えます。そこで、売却をして優良住宅地として供給し、その一角にみんなで遊べる児童公園みたいな小さな公園をつくっていただくということが必要かと思いますけれども、その辺の見解をお伺いいたします。 ○議長(須田勝議員) 加藤企画部長。  (企画部長加藤順一登壇) ◎企画部長(加藤順一) 有馬野球場につきましては、成人及び少年の軟式野球の主要な大会が開催できる球場として活用されているとともに、高齢者のグラウンドゴルフの練習場として利用され、平成28年度につきましては約2万3,000人の方に利用されているものでございます。また、県道等周辺の道路との接続がいいことから、救急患者を遠方の医療機関へ搬送するための群馬県ドクターヘリの緊急離着陸場所として指定をされているものでもございます。この地域は、ご指摘のとおり高崎渋川バイパス等の幹線道路の整備によりまして、交通利便性がより向上し、宅地化が進むものと見込まれていますけれども、この野球場は駐車場不足などの課題があるものの地域の方々が身近に利用しやすい施設であることから、現時点では宅地化等の検討はしていない状況となっております。  以上でございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 有馬の野球場は1万5,337平方メートルあります。物すごい広さだと思います、あの一等地において。多分売却すれば3億円とか5億円とか、市にすれば大した金額ではないのでしょうけれども、そういうお金になるのかなと思います。また、さっきもお話ししましたように南部地域には公園がありません。ぜひとも宅地化をしていただいて、その一角を公園にしていただく、そういう優良宅地を供給していくことが行政としてぜひ必要なのかなと思います。中村緑地ができてから、あそこの野球場が要らなくなりました。今の学校統廃合してから学校が要らなくなったと同じで、もう少し先を見ながら中村の緑地公園に野球場ができれば、あそこは要らなくなるだろう、あそこは使わなくても済むだろうということを考えながら、事業を進めていくのが市長の言っている戦略的活用だと私は理解をしているのですけれども、終わってから始めるのではなくて、並行、一緒に進めていくのが効率がいい行政かなと思います。企画部長にもう一度お伺いしますけれども、そういう考えで物事を進めていただきたいと思いますけれども、見解はいかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 企画部長。 ◎企画部長(加藤順一) 今回の有馬野球場ということも含めましてですけれども、現在行っている事業につきましては、ある程度将来構想を持って事業を進めることは非常に大事だと考えております。今回有馬野球場のご指摘につきましては、ある一定の地域の広さのスペースというのも、起きることを予測することはなかなか難しいのですけれども、災害発生時の一時避難的な広場の場所等も住宅密集地には確保していく必要があるということもありますので、そういった防災面も含めまして十分運動施設としてのあり方、あるいは防災面、地域の利活用の状況等を十分状況を見ながら活用に向けた検討は必要だな、そのようには考えているところでございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) いろいろな考えがあると思います。でも一等地はぜひ一等地として宅地化、また商業施設、商業用地として使っていただければ渋川市の発展、また魅力あるまちづくりの一つの条件になるのかなと思いますので、ぜひとも検討して進んでいっていただきたいと思います。  次に、生活環境整備ということで、高齢者の足の確保を行政としてどのように考えているのかお伺いします。高齢者の交通手段の確保につきましては、高齢者の起こす交通事故の増加が社会問題化して、ことしの春に道路交通法が改正されました。75歳以上は免許証の更新時に認知症検査を受けることになりました。これにより、免許証の自主返納が倍増しているわけであります。先ほども市民部長からお話がありましたように、本市においても多くの方が返納をしております。高齢者の交通手段の話は、議会のたびに出てきています。何人もの議員が同じような質問をしていますが、いつも保健福祉部長、市民部長の答弁は同じで、先進地の事例を調査研究し、本市に適当だと思われる事業を進めていきたいと思いますというのは、ここ数年の答弁でありまして、一向に事業として開始する兆しが見えてきていません。調査研究だけで時間をかけていると、何にもしないうちに年月だけ過ぎていって、お年寄りは何の行政サービスも得られずに亡くなっていってしまいます。とにかくデマンドバスでも乗り合いタクシーでもいいから始めてみませんか、始めて、それから事業の検証をして、あそこが悪かった、こっちが悪かった、あそこをどうしようということでも間に合うと思うのです。机の上だけで考えているのでは何も始まらないと思いますので、その辺の見解については誰に伺えばいいのかわかりませんけれども、見解をお伺いいたします。 ○議長(須田勝議員) 諸田保健福祉部長。  (保健福祉部長諸田尚三登壇) ◎保健福祉部長諸田尚三) 高齢者の交通手段の確保についてご答弁申し上げます。  高齢者の交通手段の確保につきましては、これまでいろいろ進めているところでございますけれども、最重要課題と受けとめ、現在その対応について検討を進めているところでございます。市民ニーズに沿ったデマンド交通あるいはタクシーの利用補助など、さまざまな手法について検討、研究を進めているところでございます。従来から運行しております福祉バスをより利用しやすいものにするよう、あるいは路線の延長、変更、また関係部署、それと各種団体等の連携を含めて検討をさらに進めていきたいと考えてございます。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) そういう答弁はみんなずっと聞いているのです。そういう中でちょっと動き出しませんか。みんな答弁を聞いていて、いつかやってくれるのかな、いつかやってくれるのかなという期待をしていると思うので、それでいつの間にかやっていてくれるのかなという気持ちにもなっているのかなと思います。よく気がついてみたら、何にもやっていてくれないではないかというのが今の状況かなと思います。乗り合いバスの運行補助金が18路線で、去年の決算で1億5,000万円からのお金が出ています。昨日から路線バスの路線の変更というお話が出ていますけれども、朝晩の通勤通学時は路線の変更というのは非常に難しいのかなと思いますけれども、昼間の時間帯、お客さんの乗降客が少ない時間帯の本数は見直して、バスを減らしてもいいのかなと思います。バスなくしてもいいのかなと思います。その分、デマンドバスやデマンドタクシー、乗り合いタクシー等にお金を回すことができるのかなと、1億5,000万円乗らないバスに金をかけるよりも乗らない時間帯はバスの運行はやめて、もっと使いやすい方法がとれるのではないかなと思います。その辺も調査研究ということだけではなくて、ぜひとも市民部長にお願いをしますけれども、2階と1階にいる市民部長と保健福祉部長ですけれども、それこそ縦割りではないですけれども、横の連絡をとっていただいて、これだけお金をかけている路線バスだけれども、お客さんが少ないので、この予算を福祉に回すから福祉のほうでデマンドタクシーとかデマンドバスやってみませんかというぐらいな話をしていただかないと、こういう事業は全然進んでいかないと思うのですけれども、その辺について市長どう思いますか。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私は、この地域渋川市を歩いてずっと回ってみまして、地域の皆さんが非常に足のことで心配しているということを切実に感じております。最近では免許証の返納ということが言われていまして、免許は返したいけれども、返せないというのが正直なところだというお年寄りの方の意見も伺います。私はこれ何とかやらなければいけないなと思っております。国のほうでも動き出しています。介護保険の財源を使って介護予防・日常生活支援事業を今までの高齢者だけではなくて免許を返した人、若い人、そして地域で足がなくて買い物に行けない人、そういったところにも広げようということで指針を見直すという動きも幾日か前の新聞にも出ていましたけれども、とにかくそういうことをどんどん、どんどん先取りして、そして市が中心になって社会福祉協議会、そして今の日常生活総合支援事業を担っている私もボランティアで入っていますけれども、地域助け合い活動、そういうものも使っていろいろな形で高齢者、そして地域の足で困っている人の支援を具体化していかなければいけないなと思っております。このことはいつまでも検討している段階でありませんので、今言った大きなバスが余り利用者もなくて回しているということは資源の無駄ですから、この資源をいかに有効に最適に使うかということを含めて全体的な高齢者の足、そして地域の足を公共交通としてどう守っていくかというのを行政、そして事業者、そして地域の皆さんと早急に協議しながら進めていきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) ぜひとも早急に進めていただきたいと思います。  それと、先ほど2番議員からは福祉のあし事業についてお話がありました。走っているけれども、ルートがちょっと不便だから変えていただけないかというお話でありました。昨年私は、福祉のあしが北部だけで走っているので、ぜひ南部のほうにも走っていただけるように社会福祉協議会にお願いができませんかということでお願いをしてあります。社会福祉協議会に行って確認したところ、そのようなお話は市役所からは聞いていませんというのがお話でありまして、いつ走るのかなと期待をしていたわけですけれども、福祉のあし事業は北部は回っているけれども、南部はその地域に入れてもらえないという状況であります。ルートを変えてほしいというのは、南のほうの人からすれば何を言っているの、私たちは走っていないのだけれどもという話になると思いますので、南のほうの人も年寄りはいるのです。ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。  古巻から渋川医療センターへ行くとなると、去年も言いました、八木原郵便局から乗って渋川駅で乗りかえて渋川医療センターまで行くと往復で720円かかります。タウンバスを利用すると1,040円かかります。南部、古巻、豊秋の人たちはお金をかけないと渋川医療センターへ行けませんけれども、福祉のあし事業の範囲の人たちは無料で渋川医療センターへ行くことができますし、また子持、赤城、北橘の人たちは無料で温泉センターへ行くこともできます。古巻、豊秋の人たちは温泉センターへ行くのにも自分でお金を払っていかなければならないし、無料のバスが走っているではないかと言われても、月2回日曜日に老人センターへ行くバスが走っているだけであります。このように考えますと、どうやっても南の人たちは不公平感というのが否めないのかなと思いますので、そのような不公平感が生まれないように、行政サービスの不満が生まれないように、早急に行政に手を打っていただくことをお願いをしたいと思います。  それと、もう一つあります。これも去年からお願いしているのですけれども、ペットの犬、特に猫の不妊手術について補助金を出してくれというお話をしました。健康管理課が狂犬病、ペットの飼い方の指導で、環境課が道路の縁で死んでいる猫や犬や小動物を片づけるというと、自分たちの指導している実態がよくわからないだろうから、窓口を一本にしてくれということで、環境課がペットの飼育に関して窓口が一本になりました。そういう中において、その結果として猫の変死が年々ふえています。今行政は一生懸命やっていると言っているのですけれども、その結果として平成26年度が220匹、平成27年が同じくらい260匹くらいです。去年は324匹ということで、道路の端で交通事故に遭って死んでいる猫が年々ふえています。そのような状況で、やっぱり啓蒙と啓発、広報紙に載せてこういう飼い方をしろというだけではなくて、渋川市はちゃんとこういうペットの取り組みについて補助金を出して不妊の手術の補助をします。ペットの飼い方はこうしましょうよということの見本となるような事業として、猫、犬の不妊、去勢手術の補助金というのは必要かと思いますけれども、その辺の見解を市民部長に求めます。 ○議長(須田勝議員) 市民部長。 ◎市民部長(狩野弘之) 犬、猫の不妊手術、それから去勢の手術、そういったところの関係についてのご質問でございます。この手術の助成金というお話でございますけれども、この交付に関しましては昨年の一般質問等でもお話をいただいたところでございます。県内におきましては、12市のうち4市でこの補助金を交付しているということでございます。この補助金につきましては、飼い主の責務という考えもあることは事実でございますけれども、飼い主への適正飼育の普及、それから啓発としては有効な部分もあると思われます。不妊、それから去勢手術の助成につきましては、動物愛護の面からも大変重要な問題と捉えておりますので、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 補助金は4市しか出していないと、でも近隣の市町村では多くの町村で出していると思います。横一線に隣の家を見て出しているから出す、出さないから出さないではなくて、渋川市独自の事業というのがあってもいいのかなと思います。実際に死亡している猫の数や持ち込まれている猫の数、殺処分されている猫の数は減っていません。そういうことを考えると、飼い主の責任は一番最初にあると思います。その責任ということを芽生えさせるための事業として、チラシを配ったり広報紙に載せるだけではなくて、こういう事業がありますと、ついては無駄な繁殖をしないように皆さんで気をつけてやりましょうねという一つの方法、一つの啓蒙手段としてぜひとも必要だと思いますので、検討していただきたいと思います。その費用として、さっきもあるのですけれども、犬の狂犬病の予防注射すると1頭550円の手数料というのを取られます。どこに行くかわかりませんけれども、約4,000頭からの予防注射すると二百四、五十万円のお金が市に入るわけです。そのお金を不妊治療の去勢手術の補助金に回していただければと思います。ざっと計算して渋川市で350匹の雄、雌で……雄雌で500匹ぐらいかなと、平均して3,000円と5,000円でかけ合わせると雄が60万円ぐらい、雌の不妊手術が175万円で235万円もあれば550匹の雄と雌の去勢、不妊手術ができるのかなと思いますので、それもまた縦割り、横割りのいろいろお話がありますけれども、検討していただきたいと思います。お金の捻出方法はどうにかなるのかと考えますので、よろしく。  続きまして、時間がなくなりましたけれども、しぶさんもきのうお話がありました。しぶさんつくったけれども、なかなか当初の目的を達成していないのではないかということであります。場所が悪いのか、運営が悪いのか、いろいろな理由があると思いますけれども、あそこは最初から問題がある場所ということで出ているわけで、場所を理由に売り上げが伸びないというのではなくて、売り上げが伸びないならば駅前のロータリーを改築してもう少し行きやすい状況にするとか、移転をしてもっと入りやすい状況をつくるとか、せっかく渋川市の名産品ということのアンテナショップで出したのだから多くの人に来てもらって、見てもらわなければつくった目的が全然達成できないではないですか。とりあえず入ってもらって、そこで何か買ってもらって、それを地方に持って帰ってもらって渋川市の名産品はこんなものがある、こういうものがあるということのそのもとになるためにつくったお店なので、ぜひとも有効に皆さんが行きやすい環境をつくっていただきたいと思いますけれども、時間がないので短く見解を伺います。 ○議長(須田勝議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 売り上げが低迷していることは事実であります。ハード的にもソフト的にもいろいろ手を入れる必要があると思いますので、今後取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) ぜひしぶさんの売り上げが伸びるように努力していただきたいと思います。  にぎわい活性化事業で補助金が2,500万円近く出ています。13店舗出てきた中で11店舗しか残っていません。2店舗は撤退をしていってしまいましたけれども、この補助金というのは返済をする必要はあるのですか、ないのですか。 ○議長(須田勝議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 原則的には補助金は5年以内に廃業した場合は、やむを得ない場合を除いて返還する義務があると考えております。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) そのやむを得ないというのが逃げ場所になるのかなと思いますけれども、とりあえず市で補助金が出してもらえる、とりあえず改装費がもらえる、ちょっとやってみようかなという軽い気持ちで出てくる人もたくさんいると思います。やってみたら、だめだったなやっぱり、では撤退しようかという状況が生まれる可能性もありますので、5年間なら5年間きちんと営業しないときには補助金の返還を求めますとか、家賃の補助は返していただきますというきちんとした要綱を定めるべきだと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 商工観光部長。 ◎商工観光部長(笹原浩) 補助金については定めてあります。補助金の返還につきましては、要綱の規定に基づき対応することを基本に返還してもらうこととなります。閉店に当たりましては、当事者から経営状況の聞き取りや相談などを受け対応しております。返還を要するか否かの判断基準として、家賃補助につきましては営業が確認できている月に対して交付決定をしておりますので、基本的に返還はございません。出店当初の改修費補助については、営業していた月の5年間、つまり60カ月の月数で案分して返還する額を算出する方法を用いることで調整を進めておりますので、やむを得ない場合の解釈は確かにありますけれども、基本的には返してもらうということで臨んでいきたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 3番。 ◆3番(細谷浩議員) 以上で一般質問を終了します。 ○議長(須田勝議員) 以上で3番、細谷浩議員の一般質問を終了いたします。                                                                 休       憩                                        午前11時59分 ○議長(須田勝議員) 休憩いたします。  会議は午後1時に再開いたします。                                                                 再       開                                            午後1時 ○議長(須田勝議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  通告の順序により、髙木市長の目指す市政について。1 人口減少対策について。2 子育て支援拡充について。3 安心・安全・暮らしやすい渋川について。4 公平・公正・責任ある市政とは。  16番、加藤幸子議員。  (16番加藤幸子議員登壇) ◆16番(加藤幸子議員) 髙木市長を迎えて初議会となりますが、市民は何といっても髙木市長に市長の公約である公平・公正・責任ある市政を望んでいると思います。その上に立って、髙木市長はあすの渋川を開く6つの挑戦の公約を掲げて当選されました。日本共産党市議団は、市長とは是々非々の立場で臨んでいきたいと考えています。  それでは、一般質問を行います。全ての公約についてお聞きできませんが、まず人口減少危機突破についてです。増田レポートによれば、渋川市は消滅可能性都市宣言をされました。合併時人口8万8,000人から現在約7万9,000人、10年間で約9,000人の人口減少となっています。県内12市で最大の減少率となっています。増田レポートでは、なぜ人口減少が起きているのかについてまともに検討がされていません。それどころか、人口減少は出生数減少という少子化によってもたらされるといった表現や人口の自然増減、出生数と死亡率の差と社会増減、転入数と転出数の差の組み合わせで決まるといった説明に終始し、いわば算数の話に置きかえているだけです。それが生ずる社会的要因分析が真面目になされていないと私は感じますが、市長は増田レポートについてどんな見解をお持ちかお聞きいたします。それと、合併時と合併後の市の地区別人口動態についてもお聞きいたします。  次に、子育て支援拡充について、保育料完全無料化についても公約されましたが、完全無料化するための費用額について、昨日の答弁では3億2,000万円とのことでした。財源と実施時期についてお伺いいたします。  次に、安全・安心・暮らしやすい渋川についてお聞きいたします。今月の広報でも渋川スカイランドパーク情報が載っておりますけれども、予算の中でも保育所、幼稚園の子どもたちをスカイランドパークへ無料招待するとなっております。遊園地は幼い子どもたちから大人まで行くところです。その周囲に体に害を与えるスラグがあるのでは心配ですと、母親の声です。早急に処理をすべきと思うが、考えはどうか。また、計画と予算総額についてもお聞きします。  4番目は、市長のおっしゃる公平・公正・責任ある市政とはどういうことなのかをお聞きいたします。  以上、1問目を終わります。 ○議長(須田勝議員) 加藤企画部長。  (企画部長加藤順一登壇) ◎企画部長(加藤順一) 初めに、合併時と現在の地区別の人口についてご答弁を申し上げます。  まず、地区別の区割りにつきましては、渋川地区を渋川、金島、古巻、豊秋の4地区、伊香保、小野上、子持、赤城、北橘地区をそれぞれ1地区といたしまして、9地区、人口につきましては住民基本台帳におきます年度末の人口として、合併直後であります平成18年3月末と直近の平成29年3月末との比較でお答えをさせていただきます。渋川地区につきましては、平成18年3月末人口が1万3,849人で、平成29年3月末が1万1,889人、14.2%の減であります。金島地区につきましては、1万2,280人が1万991人となり、10.5%の減、古巻地区は1万1,701人が1万1,732人となり、0.3%の増、豊秋地区は9,489人が9,044人となり、4.7%の減、伊香保地区は3,638人が2,934人となり、19.4%の減、小野上地区は2,106人が1,606人となり、23.7%の減、子持地区は1万2,119人が1万1,738人となり、3.1%の減、赤城地区は1万2,210人が1万323人となり、15.5%の減、北橘地区は1万4人が9,359人となり、6.4%の減となっております。市全体におきましては8万7,396人が7万9,616人となり、8.9%の減となっております。 ○議長(須田勝議員) 諸田保健福祉部長。  (保健福祉部長諸田尚三登壇) ◎保健福祉部長諸田尚三) それでは、保育料の完全無料化についてご答弁申し上げます。  保育料の無料化に必要な額としましては、昨日ご答弁申し上げたとおりおよそ3億2,000万円が必要となるものでございます。本市では、子育て支援を重点施策としまして推進をしているところでございます。保育料無料化に係る財源につきましては、行政改革などの積極的な推進により中長期的な視点で現在実施しておる施策や事業を効率的かつ効果的に見直すことにより、将来の歳出の削減に努めるとともに、新たな財源の検討を行いまして、継続的な財源確保に努めたいと考えているところでございます。また、実施の時期につきましては、子育てに関します国の支援あるいは制度改正などの動向を踏まえるとともに、市の財政状況を考慮した上で今後検討を進めたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 茂木建設部長。  (建設部長茂木雅夫登壇) ◎建設部長(茂木雅夫) それでは、スラグ等産業廃棄物の早急な撤去の考えはということで、まずご答弁させていただきます。  渋川市で使用されていました鉄鋼スラグを含む砕石につきましては、使用当時は道路の路盤材、また敷き砂利等、製品として購入し、使用してきたものであります。また、廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、生活環境の保全上支障が生じ、または生ずるおそれがあると認められるときは、群馬県知事がその支障の除去等の措置を命ずることができるとされております。渋川市の鉄鋼スラグを含む砕石が使用されている箇所につきましては、群馬県による地下水の調査の結果、飲用井戸及び周辺井戸の水質を調査したところ、いずれも環境基準値以下でありましたと公表されております。このことによりまして、現時点では生活環境の保全上の支障は生じていないため、撤去の命令は出ていないという状況であります。平成27年11月13日に開催されました第3回鉄鋼スラグに関する連絡会議におきまして基本方針が出されておりますので、その方針に従い対策を進めているところであります。また、その方針で露出している部分につきましては、舗装等被覆を行うことによりまして、スラグへの経口、接触リスクがなくなることとしているところであります。今後も渋川市の工事における大同特殊鋼株式会社の鉄鋼スラグ製品の処理に関する協定書に基づきまして、大同特殊鋼株式会社と協議し、早期に完了するよう努めてまいりたいと考えております。  いつまでに撤去するかとのご質問でありますけれども、現段階では明確な時期についてお答えをすることがかないません。 ○議長(須田勝議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) 加藤議員のご質問にお答えをいたします。  まず、人口減少対策についてでございます。地区別の人口推移については、ただいま部長から答弁をさせていただきました。それぞれの地区によって動きが違いますけれども、全体として人口が減っていることには間違いがございません。私は人口減少は小売や飲食、医療機関、公共交通などの地域で一定の人口規模の上に成り立っている生活関連サービス産業の縮小や撤退を招き、市民の日々の生活に影響を与えるほか、空き家、空き店舗、耕作放棄地などの増加により、景観や治安の悪化、家屋の倒壊や火災といった防災上の問題が発生する可能性が高まります。また、人口減少とそれに伴う経済、産業活動の縮小による税収入の減少、高齢化の進展による社会保障費の増加による財政の悪化、投資的経費の減少による行政サービスの低下などにつながるおそれもございます。自治会など市民組織の担い手が不足し、共助機能が低下するほか、地域活動が縮小することによる地域コミュニティーの喪失など、さまざまな懸念が生じてまいります。  増田レポートに対する見解でございますけれども、増田レポートに対してはいろいろな評価がなされております。単なる騒がせているだけだと、あるいはそれを逆にピンチをチャンスとして生かすべきだという、そういうまた一方でのレポートも出ていることは私も承知をしております。ただし渋川市において消滅可能性都市と言われた、そういうレポートが出されたということは事実でありますし、そのレポートのとおりになるということで私はないと思います。そういうことになっては困るので、しっかりとした対策をとっていかなければならない、そのように感じております。人口減少対策については、今回の9月の定例市議会においても補正予算を可決をしていただきました。議会の議決後速やかに本部を設置して、いろいろな課題にスピーディーに対応してまいりたいと考えております。  スラグ等の環境問題について、先ほど部長が答弁したとおりだと思いますが、市民の生活環境を守るという立場で渋川市としても対応していきたいと思います。  それから、公平・公正・責任、私の市政を行うに当たっての基本的な理念でございます。公平、公正は文字通りでございますけれども、しっかりとしがらみのない公平な政治を行っていくと、そしてコンプライアンスをしっかりと守って法令に基づいて適正な行政を行っていくことでございます。責任ある市政、このことについては、私も就任のときの挨拶で申し上げましたが、最終的な責任はこの私の市長の責任でございます。そして、それは市民に対する責任でございますので、私は職員の行ったことについては最終的な責任をとるつもりでおります。そのとり方については、また市民のご判断をいただくということになります。そういうことで、市の職員についてはしっかりと失敗を恐れずに、空振りをしてでも市民のために立ち向かってほしいと、そういう思いを述べたわけでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 先ほど市長からも、建設部長からもお答えいただきましたけれども、生活を守るという生活環境に影響がないということ部長はおっしゃられましたけれども、影響が出てきたらだめなのです。アウトですし、影響が出る前にきちんとそれを片づけるということが大前提だと私は考えます。この問題については、次に質問者がおりますので、そちらに渡しますけれども、ぜひそこはお間違えのないようによろしくお願いしたいと思います。  人口減少対策についてお伺いします。少子化は避けがたい自然減少ではなく、政策的に私は生み出された社会問題だと考えています。合併問題と同時期、小泉内閣以来の新自由主義的構造改革に原因があり、若い人たちの多くは、不安定雇用に追い込まれ、ワーキングプアと呼ばれる貧困状態に陥ったのは、経団連からの要望に応え、グローバル競争に打ち勝つためと派遣労働者の適用業種を拡大し、さまざまな形態の非正規雇用、労働規制の緩和によって拡大したからだと思うのです。若い人たちが結婚して子どもをつくることができないのは、不安定就業と低所得、それに伴う長時間労働です。8時間働けば暮らしていける社会をつくること、今求められているのではないでしょうか。  私は、市職員のワーキングプア、これをぜひなくしていただきたいと市長にお願いをするところですけれども、主な職種の臨時職員の賃金ということで、嘱託職員賃金、臨時職員賃金がここに出されております。それで、その中には保育士、幼稚園教員、それから学校の教師、栄養士、看護師、そういう人たちも含まれているのです。誰が臨時職員であって、誰が臨時職員ではないかということではなく、職種ではなくて、やはりきちんと生活を保障されるということが大事だと思うのですけれども、市長はどういうふうにお考えですか。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 人口減少の要因についていろいろな分析がございます。それもそれなりに一定の意味のあることだと私も思います。そういったことも踏まえて、現実に渋川市において直近の国勢調査で5.4%という大きな減少率になっておるわけでございますので、そのための対策をしっかりと打っていかなければならないと思っています。人口の減少には自然減と社会減とあるのはご指摘のとおりだと思います。自然減をとめていくのは、なかなかこれはそう簡単なことではないと思いますし、いろいろな子育てする環境、子どもを産み育てる環境、そして子どもが将来この地域に住んでよかったと言えるような、そういった環境もつくっていかなければなかなか子どもを、自然減少を抑えていくということはできませんので、時間のかかることだと思います。社会減少をとめていくということについては、これはいろいろな手だてがあると思いますので、私はこのことはできるだけのことは早い段階でやっていきたいと思います。  労働環境のこと、このことについても労働者がしっかりと労働に見合った給与所得が得られるような、そういう環境ができていくことを私も願っております。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 市の職員、臨時職員、それから嘱託職員も含めて多分600人ぐらいいると思うのです。そういう人たちがきちんと正社員としてお勤めができるということも大事なことだし、前の教育長がこんなふうに言っていました。今の学校の臨時職員を正規の職員にすれば税率がどんなに上がることか、こういうことを言ったことがございますけれども、私も本当にそうだと思います。それとともに、新産業ゾーン、これを市長はつくると言っておりますけれども、そこに来る企業にはできるだけ正職員の比率を高くする状況をつくることが必要だと思うのです。今有馬の工場のところではパートで働くという方が大変多いです。そういった中では、工場等設置奨励金もついているのですから、企業誘致する際に雇用状況をきちんと提示することが求められる、求めるべきだと思うのですけれども、お考えをお聞きします。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私の考えています新産業ゾーンは、人口減少をとめるために渋川市で雇用の場をしっかりと確保していかなければならない、その考えのもとにそういった新しい産業ゾーンをつくって企業を誘致して働く場をつくっていくと、こういう趣旨でございます。当然そこに働く従事者、従業員、社員については、その企業でいろいろな雇用形態があると思います。できるだけ正規の社員を雇用してほしいという思いは私も同じでございます。一定の人数以上を正職員を雇用した場合に補助金を出すという制度もあると思います。そういったことも使って正規職員を含めた雇用の拡大につなげていきたいと思っております。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) それと同時に、この渋川の地域を個性的な、それから活性化するためのやはり施策というものが大事なのだと思いますけれども、地域内再投資力という言葉があるのですけれども、地域にどのような地域資源、宝物があるかということです。先ほどもお話がありましたけれども、渋川市は山や川や、そして温泉や農地や、そういうものがあります。これを自治体が主体的に調査して、宝物を見つけ出して、そしてそれを自治体施策を通じて仕事づくりで効果を上げる、これが大事なのではないかなと思っております。その中で、住宅改修事業です。渋川市では住宅リフォーム促進事業として、補助金が1,000万円ついています。もっと宣伝して仕事をつくっていく、今3万2,000世帯ある、そしてその持ち家があるところが数字ではつかんでおりませんが、2万世帯はあると思うのです。その世帯が住宅リフォーム、新築して10年たてばいろいろなところのふぐあいが出てくるというところもありますから、住民の住宅の整備、バリアフリー化や耐震化など付加価値を持ち、公共性のあるまちづくりを地元の建設業者に発注すれば仕事と所得が恒常的に地域内に循環すると、さらに福祉の向上、防災対策も一緒にできるという相乗効果を生み出すのではないかと思います。食料やエネルギーの地産地消、念頭に置きながら自治体が地域の中小企業や農家や協同組合と連携しながら、地域内再投資力をつくる試みが私は必要だと思います。中之条町では電力の地産地消を行っています。企業誘致も必要ですが、地域内再投資力をつくり出すことが市の活性化をつくると考えますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 地域内の再投資によって地域の経済を活性化していこうという考え方は、私も同じ考えで理解できるところでございます。住宅リフォームなどを通じて市内の中小業者が仕事を得ると、そして住宅環境もよくなるということは、両面でいいことだと思っております。限界工事量などという言葉も建設業界でありますけれども、そういう建設業者はいざ災害が起こった、雪が降った、雨が降ったというときに一定の力を持っていないと対応できないわけでございますので、そういった意味から地域の事業者が地域を支えていくという、そういう力をつけていかなければならないと私は思っております。そういう意味で、今回9月の補正予算にも提案をいたしました生活道路等緊急整備事業、総額では5,000万円でありますけれども、そういったものを担っていただけるのは地域の中小建設事業者あるいはシルバー人材センターとか、そういった方々だと思います。そういった方々がしっかりと地域経済を活性化していく、そういう力になるような政策を渋川市としてもとっていければと思っております。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 私は、小さくても輝く自治体フォーラム、人口1万人以下の町村が集まって全国で毎年学習会、講演会、大会を開いております。そこに一度参加したことがございますけれども、群馬県では上野村が率先して第1回目が長野県の栄村だと思いますけれども、そういったところではやはり地域の人たちと自治体が一緒になって仕事づくりをしている、つくり出しているという報告を聞いたことがございます。ぜひよそから企業を連れてくるのも大事ですけれども、地域にある企業を、先ほど市長も言われましたけれども、台風や雪のときなどにきちんとその人たちが対応できるような力をつけていくということが大事なのだと思いますので、ぜひこれからも頑張っていただきたいと思います。  次に、先ほど保育料の完全無料化については中長期的なということと、あとは国の動向を見てということが言われました。安倍首相は、今衆議院を解散して、その公約として消費税を10%に上げたら教育、子育てにそのお金を使うのだということを言っておりますが、消費税が8%になったとき非常に消費が落ち込みました。そして、10月からはいろいろな物価が上がっています。そういった中で消費税が10%上がる、これは私はとんでもないことだと、私たちの生活を壊すことだと思っております。これは、市長に聞いても国のことですからお答えいただけないと思いますけれども、消費税10%増税について私は反対だということだけ表明しておきます。  次に、先ほどの保育料の無料化については、ちょっと先が読めないなと、先ほどのお答えだといつになるのかわからないという感じがしました。これは、完全無料化というのは公約ですので、いつかはしていただかなければいけないと思いますけれども、市長はどのようにお考えですか。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私は、何度も申し上げておりますけれども、子どもを育てる保育料については、これは渋川市、そして国にとっても未来への投資だという思いでこの施策を進めていきたいと思っております。国のほうでも選挙に向けていろいろなことが言われておりますけれども、私は渋川市にとっては人口減少をとめて、そして活力ある渋川市をつくっていくためにはこのことは必要な施策だと思っておりますし、必ずその財源は後で出てくるといいますか、財源の創出にもつながっていくことだと思っております。具体的な制度設計については、これからよく検討してまいりたいと思います。段階的な無料化もあるでしょうし、所得を加味したということもあるかもしれません。そういったことで、できるだけ早く私はこの検討の作業には入っていきたいと思っております。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 次に、学童保育所保育料についてお聞きします。旧市内では学童保育所は働いている父母が子どもの放課後の時間を鍵っ子状態で置いておくのが心配ということで、自主的に学童保育所をつくった経過があります。また、地域によっては町村が学校の中や児童館につくり、子持地域では私立の学童保育所ができています。ですから、でき方がばらばらなのです。きのうも公設公営にすればいいではないかというお話がありましたけれども、ここについては学童保育所としっかりと相談して決めていく問題だと私は思っております。去年ようやく学童保育所職員の処遇改善予算が国から示されて、ことしになって各学童保育所保護者会と職員との話し合いが行われたようですが、会議での決まったことについて、また保育料の引き下げについて話し合われたのかお聞きします。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 放課後児童クラブにつきましては、今年度からではございますけれども、市の運営方針や課題の共通の認識を図るために、各クラブの代表者の方と会議を定期的に開催することといたしました。その中で各クラブで抱えている問題、特に保育料等がまちまちでございますので、そういったことについて今後協議をさせていただく方向で、定期的に会議を開催するということで決定をさせていただいているところでございます。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 学童保育所は保育所保育料と違いまして、保育所保育料は所得でもって保育料が決まっていく、そういう制度が国の制度としてありますけれども、学童保育所はそれがございません。だから、それぞれがばらばらな条件で保護者の保育料の負担でもって学童保育所を運営しているというのが現実です。それで、市がやはりそこは支援をしておりますよね。17保育所に対して、1億426万9,000円が17学童保育所に委託料として支払われております。先ほども部長がおっしゃいましたように保育料が大変高額です。一律ではありませんので、1万円から1万3,000円ぐらい、そして夏休みはまた別に取られるという形なのです。そうしますと、今一番預けたいと思う母子家庭、父子家庭が保育料が高くて預けられないのが現実なのです。お隣の吉岡町では、前も言いましたけれども、5,000円なのです。社会福祉協議会がやっております。ぜひ母子、父子家庭も学童保育所に預けられないか。私の近所の家に今はもう大きくなってしまいましたけれども、一人っ子の子どもがおりまして、そしてその子が毎日、毎日いろいろなところを道草しながらお家に帰ってくるのです。夕方になっても親がいない。どうしたのと聞いたらば、お母さんもおばあちゃんもお仕事なのだと、だから私一人でお留守番しているのだというのです。そういうふうな状況の子どもたちがいるわけです、実際に。ぜひそういう子どもたちをつくらない、そして今大変子どもをめぐるいろいろな事件が起きております。そういう事件に子どもを巻き込まないためにも、母子家庭、父子家庭もせめて学童保育所に子どもを預けられるようにしてほしいと思いますけれども、お考えをお聞かせください。
    ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) 放課後児童クラブにおきますひとり親といいますか、そういった方への支援ということでございますけれども、現在は放課後児童クラブが18になっているところでございます。その中の6クラブにおきましては、ひとり親世帯に対する減免を実施しているところでございます。また、そのほかにも複数名の児童が通われているところについては、減免をされているクラブもございます。そういったことでございますので、各クラブの共通の課題としまして、今後代表者会議等を通じて調査を行いまして、研究、協議を行っていきたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 減免をしているといっても、たしか1,000円、多くても2,000円いかないと私の記憶の中ではあるのですけれども、その辺はきちんと捉えていますでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) ひとり親世帯の減免については、6クラブでございますけれども、1,000円とお聞きをしているところでございます。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) もし1万1,000円だったらば1万円です、保育料が。そういう点では、ぜひ本当に子どもを預けたいと願う親が学童保育所に預けられる、そういう状況をつくるのはやはり市の助成金をもう少しふやさないとならないかなと思うのですけれども、そういうお考えがございますか。 ○議長(須田勝議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長諸田尚三) ひとり親世帯の支援としましては、今後財源等の問題もございますので、その辺も含めまして検討させていただきたいと考えます。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 子育てを重視するという市、ぜひ財源が厳しいと言っている中ですけれども、私はやはり今の子どもたちをきちんと大事に育てていく、その立場に立ってほしいと思います。人ごとではなくて、今の子どもたちがどうすれば幸せな人生を送れるのか、そのことをきちんと職員全体で考えてほしいと思いますし、市長が言っているのですから、空振りしても責任を持つよと言っているのですから、ぜひ思い切った施策をとっていただきたいと思います。  次に行きます。市長はタブレットを2020年までに生徒に1台ずつ持たせると公約しています。私は、現場の先生とそのことについて話を聞いてみました。学校現場ではタブレットを購入するのだったら、そのお金があるのだったら、とにかく人手不足なのですよと、人を入れてください、こう言われました。今学校の先生たちは残業しても残業代も出ない、そういう制度があります。そして、日曜日まで部活で仕事、家に持ち帰っての事務作業、過労死ラインを超えての仕事、時間、60%超と新聞記事にも出ていましたが、学校現場では今人が欲しいのだということです。タブレットは国の施策で2020年までにという計画があるようですけれども、私はその前に市長がやっぱり教育長と学校に出かけていって、先生たちときちんとお話をされて、そして今何を現場は望んでいるのか、それをきちんと話し合いをして熟慮されて、私は行ったほうがよいかなと思いますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 私の6つの挑戦の中で、子どもを育てるためのことを申し上げておりますけれども、私はタブレットパソコンを1人1台を2020年度までにという、そういうことを具体的に公約したことはございません。それは文部科学省での計画かもしれませんけれども、要するにタブレットパソコンなども配置をして、要は目的は渋川市の学校教育が日本一の水準になるのだと、日本一を目指すのだという、そういうことを申し上げておるわけでございます。具体的な事業については、現場の先生方、そういった皆さんとのご意見も伺いながら、これは進めていくことだと思いますし、またタブレットパソコンが必要だということについても、私も現場の先生方との意見を伺ってこういう考え方を持っているわけでございます。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) きょう市長の公約を持ってこなかったので、言ったか言わないか水かけ論になってしまうので、そこはやめておきますけれども、ぜひ現場の先生たちともお話をして、今渋川市での公立学校の情報化状況というので、2016年3月1日現在で電子黒板、デジタル教科書導入状況が電子黒板は1校当たり1.9台、デジタル教科書整備率は75%なのです。ですから、そんなに急がなくてもいいように私は思います。それよりも、まず今学校で困っていること、教育施設の充実をお願いしたいと思うのですけれども、子どもたちのトイレの洋式化とにおいの対策を先にしていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 教育環境の整備は私も必要だと思います。トイレ、そしてエアコン、そういったことはその以前にも耐震化とか安全を守ることは優先だと思います。そういったそれぞれの優先して取り組むべきことはしっかりと取り組んでまいります。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 来年度の予算には、ぜひトイレの洋式化とにおいの対策がきちんと予算に組まれることを願っております。  次に、行政センターの充実についてです。今行政センターは前橋市や高崎市は支所として残っておりますが、渋川市は支所がなくなって行政センターになりました。私は行政センターというのは、地域のやっぱりかなめになるところだと思います。そして、行政センター長は職種でいえば課長になると思うのです。課長が決裁できる金額というのは30万円というふうだと思うのですけれども、市長は行政センターの充実についてどのようにお考えなのかお聞かせいただけますか。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) 行政センターは、合併をしてその地域のそれぞれの役場が廃止をされて支所を経て今の行政センターという形になってきていると思います。支所よりもセンターのほうがいろいろな意味で権限も、お金もないというのは、これは名前だけの問題ではないと思いますし、むしろ私は支所よりもセンターというのですから、センターのほうがしっかりしているのではないかなと思います。要するにその地域のことをできるだけ地域に近いところでいろいろなサービスができるということが私の考え方でございます。そういうことを行うには、それぞれの人的な体制、そして組織、そして権限、そして予算、こういったことが絡みます。全体として合併をしてスリムな行政をつくっていかなければならない、そういった考え方も一つありますので、全体の中でできるだけ地域でできることは地域で行っていく、そして一方で集中してやるほうが効率的なものもあります。ですから、私は分散あるいは分権と集中という形で、市役所の組織機構をいま一度見直していきたいと思っています。差し当たって大事なことは、その地域で細かなことを執行できるような体制が必要だと思いまして、私は今回の生活道路等緊急整備事業、この予算の執行についてもそれぞれの行政センターで地域の自治会長なり議員なりいろいろな方から要望が出てきたときにスピーディーに対応できるような、そういう形をとっていきたいと思います。そういう考え方で予算も計上いたしましたけれども、制度上権限がおりていないということも今は年度途中ですので、あります。そういったことは新年度に向けてしっかりと組織、規則の見直し、あるいは専決権限の見直しとか、いろいろなことが絡むと思いますし、また予算も私はできれば地域要望予算みたいなものをそれぞれのセンターに一定の額を置くという、そんなことも検討してみたいと思っております。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) そういうことになりますと、行政センターの長は課長ではなくて部長もしくは参与という形になっていくのかなと思いますけれども、今後来年度に向けてその辺は検討していくということですので、ぜひここで行政センターの中で解決できる問題は解決していけるような、そういう組織にしていっていただきたいと思います。市長は一人で5地区あるわけですけれども、そういった中でも私は一番心配するのは雪が降ったときだとか、防災だとか、大雨のときだとか、地域によって物すごい雨の降り方が今違っているのです。古巻のほうでは全然雨が降っていないのに子持のほうでは大雨が降ったとか、そういう局所的な災害が今起きています。そういった意味でも、行政センターというのはその地域を災害から守っていく責任ある部署でもあると思います。もちろん市長が長ですから一番上にありますけれども、やはり地域をきちんと知っていらっしゃる方が行政センターの長になっていくということも大事だと私は思いますが、その辺はどうお考えでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 市長。 ◎市長(髙木勉) ご指摘の点はごもっともな点もあると思います。私は、必ずしも支所、センターの機能を上げるのに所長が部長でなければならないとか、参与でなければならないとかと、そう決めてかかる必要もないと思います。課長であってもしっかりと仕事ができるような体制をとればいいことだと思います。  それから、災害の対応、それは地域のことをしっかりとよく把握して、そして災害が起こったときには災害対策本部というのはこの市役所につくることになると思います。その地域の情報をスピーディーに正確にその本部へ伝えること、このことが大事だと思います。災害の対応は何といっても情報を正確に迅速に把握することでありますので、そういう体制ができるようにしていきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 16番。 ◆16番(加藤幸子議員) 市長にはいろいろとお聞きしましたけれども、ぜひ市民の福祉、暮らし、それを守る、そして責任ある市長として今後4年間頑張っていただきたいと思います。  それを伝えて、私の一般質問を終わります。 ○議長(須田勝議員) 以上で16番、加藤幸子議員の一般質問を終了いたします。  通告の順序により、1 学校給食関連について。2 環境問題について。3 市道金井大野線の改修及びスカイランドパーク駐車場整備について。  この際報告いたします。21番、角田喜和議員から質問に関連がある資料の配付及びパネルの掲示について、会議規則第157条の規定によりこれを許可するよう申し出がありました。議長においてそれぞれ許可しましたので、報告いたします。  21番、角田喜和議員。  (21番角田喜和議員登壇) ◆21番(角田喜和議員) 通告に基づいて質問を行います。  まず、1点目は学校給食関連についてであります。現在渋川市における学校給食共同調理場施設は、共同調理場方式として南部、北部、そして赤城の3施設、単独調理場方式として伊香保地区に小中2つ、北橘地区に小中合わせて3つ、8施設あり、共同調理場方式と単独調理場の2方式で渋川市は運営されています。そして、アレルギー対応食については、学校給食共同調理場の中で南部学校給食共同調理場、北部学校給食共同調理場、この中ではアレルギー対応食について協議がされてきております。学校給食共同調理場の運営委員会においても検討する組織を立ち上げ、協議をしていると思います。これについては、平成27年度学校給食共同調理場の再編整備と地産地消、食育の推進をうたっています。現在のアレルギー対応についての取り組みと職員体制はどのような計画になっているのか、まず1点目で質問をいたします。  続いて、2点目ですが、環境問題についてであります。環境問題について質問いたします。6月定例議会の中で、地下水汚染について質問をいたしました。これについては、渋川スカイランドパークとりんご団地の間にある現在稼働中の産業廃棄物処分場の地下水汚染が新聞報道で明らかになりました。この産業廃棄物処分場の現在の状況について渋川市が確認をしている内容について、まず説明を求めるものであります。  続きまして、3点目、市道金井大野線の改修及び渋川スカイランドパーク駐車場の整備についてであります。市道金井大野線の改修工事については、平成25年に市道金井大野線の一部の道路改修ということで365メートル計画された経過がありますが、これについては地下にスラグが入っていたということで中止になった経過があります。このところについて、工事改修計画どのように進めていこうとしているのか、お示しをいただきたいと思います。  細かい部分については、自席に戻った後に質問をさせていただきます。 ○議長(須田勝議員) 石北教育部長。  (教育部長石北尚史登壇) ◎教育部長(石北尚史) 学校給食におきますアレルギー対応の今の取り組みと職員体制ということでございます。現在の取り組み状況でございますけれども、先ほどご質問の中でもございましたが、南部と北部の調理場にアレルギー専用室を設置し、そこで調理をして配送する計画でおりますけれども、現在はまず会議等の中でございまして、アレルギー対応に関係して南北学校給食共同調理場の栄養士との会議を開いたりですとか、あとは受け入れをしていただけるところの学校の学校長にアレルギー実施の内容をご説明し、意見をいただきます。あとは学校のアレルギー担当者へ説明を行って、学校ごとの課題ですとか質疑応答をいただいて事務を進めておるところでございます。  それと、職員体制でございますけれども、アレルギー対応の専門に南北学校給食共同調理場それぞれ3人ずつの職員を配置する予定でおります。学校給食共同調理場の体制でありますけれども、4班体制で業務を行っておりまして、この中で統括責任者1名、各班に1名の正規職員を配置して調理を実施しているものでございます。 ○議長(須田勝議員) 狩野市民部長。  (市民部長狩野弘之登壇) ◎市民部長(狩野弘之) 環境問題について、私からお答えさせていただきます。  まず、市のほうでどのあたりまで把握しているかということでございますけれども、この場所につきましてはりんご団地の南側にございます産業廃棄物処分場のことでございます。この処分場が現在の改修工事に至ったということでございますけれども、この処分場につきましては昭和56年、これは県に届け出をして運営されてきた施設ということでございます。今問題になっております水質の監視についてですけれども、これは建設当時から一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令及び群馬県廃棄物処理施設の構造及び維持管理等に関する基準、これで定められました監視井戸を初め事業者が任意で設置した監視井戸によって定期的に水質の監視が行われてきたところでございます。  処分場の運営開始後からこれまで国の基準で定められました監視井戸からの異常値というものは出ておりませんでしたけれども、ことしの4月に初めて地下水から基準値を超過した六価クロムが検出されたということでございます。この情報につきましては、本市では残念ながら持っておりませんでしたけれども、県の報道への発表等により今回の情報を承知したところでございます。今後につきましては、群馬県との連携を密にいたしまして、情報把握に努めてまいりたいと考えておるところでございます。  なお、今回の報道を受けまして、県に内容についてお伺いいたしましたところ、処分場内の監視井戸から六価クロムが基準値を超えて検出されたものということでございます。また、処分場外の井戸からは開設当時から現在まで基準値を超えてはいないということを確認しておるところでございます。 ○議長(須田勝議員) 茂木建設部長。  (建設部長茂木雅夫登壇) ◎建設部長(茂木雅夫) それでは、市道金井大野線の改修計画についてお答えをさせていただきたいと思います。  市道金井大野線の改修計画につきましては、平成29年6月21日付で群馬県に土壌汚染対策法第4条第1項に基づきまして、一定の規模以上の土地の形質の変更届出書を提出をいたしました。その後県から土壌汚染状況調査結果報告命令書によりまして、市では平成29年9月に土壌調査業務委託を発注をしたところであります。土壌汚染調査につきましては、県道渋川吉岡線から渋川スカイランドパーク第4駐車場までの間約850メートルを行うものであります。今後調査終了後、適切に対策措置を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 1問目から質問をしていきたいと思っています。  学校給食関連について今答弁をいただきましたが、今後専門職員を3人、また4人体制でやっていくということでありましたが、まずアレルギー対応についてどのような食事、アレルギーについて対応するのですか。粉類からいろいろな種類があると思いますけれども、それについて3人で間に合うのか、またどういう職員をここに配置するのかということも当然出てくるし、いつごろからするのかということもありますので、その辺まとめて簡潔に答弁いただければと思います。 ○議長(須田勝議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) アレルギー対応を行う食事でありますけれども、まずは鶏卵の対応から始めてまいりたいということでおります。職員体制は、先ほど申し上げましたけれども、アレルギー対応室で3人で対応してまいります。  いつからかということでありますけれども、以前2学期から始めたいということでお話ししたことがありましたけれども、命にかかわるものでございますので、調理体制あるいは受け入れる学校の体制、栄養士の体制しっかり整えてから取り組まなければならないと考えておりますので、今現状その取り組みを進めているところでございます。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 鶏卵を対応ということでありましたが、栄養士等々相談しながら、教育だとか専門ですから、常にそこでアレルギー対応食をつくる人というのは、きょうはあなたが当番ねではなくて、専門職で専任にきちんとそこで技術を持ったり、知識を持ったり、知識を持つのは調理員全員になるかと思うのですけれども、その辺できちんと対応することが求められると思うのですが、これで11月、来月からです。1カ月で職員を、正規職員を回すのか臨時職員を雇うのかも出てきますけれども、1カ月で研修なんかできないのではないですか。かといって、各学校に鶏卵でのアレルギーの人がどのくらいいるかという調査だってこれからですし、そういう細かいものまでいけば到底間に合うものではないと私は思うのですが、もう少し熟慮した考え方も必要だと思うのですが、その辺はどうなのでしょうか。  それと、今回の一般質問の関係で校長会だとかそういうところでは、学識経験者や現場からの先生の意見を聞いた中で実施できるような検討会を持ってもらいたいというような、そんな意見が出たということを聞いていますが、その辺の詰めはどうだったのか。あくまでもそれを無視して11月から実施できるのかどうか。  (何事か呼ぶ者あり)  2学期の中からということでありますけれども、その辺について実施時期も含めて、再度確認をさせてもらいたいのですが。 ○議長(須田勝議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) 私、11月からということはご説明申し上げておりません。時期を慎重に見計らって、間違いのないように進めたいと申しております。  それと、学識経験者等入れてもらいたいというお話があったということでありますけれども、学校長からそういうお話があれば当然それも受け入れて検討をし、お互い納得した中で進めていくべきことだと思いますので、慎重に進めてまいりたいと考えます。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 11月からというのは私の思い込みで、そういう発言をしてしまいました。これについては慎重にこれからやっていくことで、理解をしました。  私も早急にやりなさいという立場ではないです。やるからにはきちんとした対応、対策をとった上でなければ、例えば東京のチヂミ死亡事件ではないですけれども、そんなこと起こっては困りますし、基本的にきちんと時間を置いてやるべきではないかと思ったので、この関係の質問をさせていただきました。  それで、渋川市の学校給食の食物アレルギー対応方針並びに学校給食食物アレルギー対応食提供事業計画要綱案、これについては多分国の出している方針そのものを渋川市に置きかえたものだと私は思いますけれども、それできちんと理解していただいて、実行に進めていけるのかどうか、まずこの辺が理解を得てやっていく上には一番重要ではないかと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) まず、ご指摘いただいたようにこういった要綱案を今定めて、学校長及びその他関係の皆さんに見ていただいて、まず手続等あるいは食事の管理等学校の先生の皆さんの手を煩わせるような内容になりますので、その辺のこともしっかりご理解いただいて、体制を職員少ない中でも整えていただきつつ進めていかなければなりませんので、十分理解していただいた中で進めていくべき内容と捉えているところでございます。  あと先ほどおっしゃっていましたけれども、アレルギー対応方針につきましては既に県でつくっておりまして、それを参考というか、当然同じ内容になりますけれども、それをもとにつくらせていただいて学校にお示しをし、ご意見をいただいている状況でございます。また、各学校においては、今回は学校給食共同調理場で調理をして持っていくということでアレルギー対応でありますけれども、学校には既にアレルギーの子どもたちはおりまして、各学校ではその子たちのお弁当ですとか給食の中で食べられないものはどれというのを細かい献立表であらかじめそれを把握して、きめ細かく既に対応している学校もありますので、そういった学校の対応を参考にしながら各学校にそれぞれの実態を私どもで把握しながら、あるいは先進的な対応をしている学校の状況をご紹介させていただきながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 対応等々これからやっていくということでありました。具体的な中身について、職員体制が本当に1人ずつで足りるのかという部分で、やはり複数できちんとチェックしたり、そういったことがされていかないと、また研修はどういうふうにするのか、例えば先進地事例でいきますと、長野県の松本市、あそこは先進地事例でこれつくる前に渋川市でも関係者が視察に行ったところだと思いますけれども、その辺についてやはり職員配置、正規職員なのか臨時なのか、それも含めて、また今の正規職員の中でもぎりぎりの人数で業務をしているわけです。今後の学校給食共同調理場の体制だって、実際今度そこにかかってくる栄養士さんだってお任せではなくて、きちんとそこには配置しなくてはならないことも出てくるだろうし、そういったことも含めて全体的に見直しをする必要が出てくるかと思うのですが、その辺はどうなのでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 教育部長。 ◎教育部長(石北尚史) まさにそういった見直すべきこと、確認すべきことを校長先生なり栄養士さんなり、意見をしっかり聞きながら進めておるわけでございます。本当であれば、先ほどおっしゃった11月とか始められればいいということで、いつまでたってもだらだら、そうはいっても進めないわけにはいきませんので、一定程度の目標時期を定めて進めていかなければならないと思っております。その中で11月というお話がどこからか伝わったのかなと思っております。しかし、そういったことでございますので、正職のぎりぎりということございますけれども、そういった内容もありますので、今回各学校給食共同調理場に3名を配置するということで申しておりますが、新しく採用した3名がアレルギー対応に当たるというわけではなく、しっかりとベテラン職員とローテーションをして調理法等も確認しつつ取り組んで進めてまいりたいと思っております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) ぜひ間違いのないようにきちんとした対応、対策をしながら進めていただければと思います。  昨日の一般質問で、(仮称)東部学校給食共同調理場の建設については凍結、ゼロベースで考えるということだったので、その辺の関係の質問も準備したのですけれども、その辺については今後改めて市長から何かしらのご提案があるかと思いますので、割愛をさせていただきます。通告はしてありましたけれども、それについては終わりにしたいと思います。  続きまして、環境問題に移りたいと思います。先ほど部長から答弁がありました。これについて、4月に初めて出たと聞いたということでありましたが、新聞報道では10年前から地下水汚染がされていたという報道がありました。その中で、フッ素が約5倍の4.2、六価クロムについては約7倍の0.38というのが新聞で確認をされております。こういう中で、渋川市については、この設置については昭和56年開設とありましたが、昭和55年に当時の加藤市長の時代に契約が締結され、覚書が結ばれております。その中には事故が起きたときにはすぐ連絡をとり合って対処するということがありましたが、そういう昭和55年度に締結した覚書の履行状況について何かこの間あったのか、また平成25年度に再度覚書を締結しておりますが、その辺について簡単にお示しいただければと思います。 ○議長(須田勝議員) 市民部長。 ◎市民部長(狩野弘之) 先ほどお話いただきましたように昭和55年に計画が出されて、昭和56年からということになっておりますけれども、これ以降の細かな地元との協議とかそういったものにつきましては、先ほどお話ありましたように覚書等が残っておりますけれども、市も立会人という形でかかわっておったということでございますので、写し等も持っておりますので、内容については承知はしておるところでございます。  平成17年、また平成19年には先ほどお話がありましたけれども、任意設置の監視井戸のところから六価クロムが検出されたということも承知しております。抜本的な対策を県と協議したところ現在の改修が望ましいということから、処分場設置者は平成22年に構造変更の許可を県から得て、現在改修工事中となっているということでございます。  なお、ことしの8月24日付で先ほどお話あったように新聞記事が出ましたけれども、9月10日にりんごの里自治会におきまして自治会の方々を対象といたしました地域説明会が設置者により開催され、これまでの経緯と対策等を説明したと伺っております。また、覚書に記載されております自治会からの要請があった場合については、誠意をもって対応するという記述がございますけれども、これをもって開催されてきているものと理解しております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) とんでもない間違いをしています。地下水が汚染されていたら、もうだめなのです。部長、群馬県が何言おうと、群馬県がこう言ったからいいではなくて、産業廃棄物の例えばその中で、その前に平成22年に改修工事をするに当たって新しく覚書を締結しているその中で、そこに入れてあるものについては無害なものに限るときちんとうたってありました。それは、その間もずっとスラグだとか、れんがくずだとか、こういった大同特殊鋼株式会社から精練されて出る残渣みたいなものですよね、その中には汚泥も入っています。そういったものについては、無害な物を埋めるということで、あそこは許可がおりていたのです。ですから、一般廃棄物処分場として許可がおりたのです。ところが、やってみたらばフッ素も六価クロムも基準値を超えている、水質基準を大幅に超えている。何でこれが許可で、群馬県がいいからいいということになるのですか。群馬県の考え方がそれ違うと思います。フッ素だったら0.8、六価クロムだったら水質基準でいえば0.05です。あそこの処分場については、地下浸透しないような壁土の層は50センチメートルから1メートル30センチメートルぐらい、そこはとっくにそれを超えてもっともっと地下深くまで掘ってあったのです。それを群馬県が認めて、今回そういう報道がされました。話に聞くところによると、150メートル近くまで掘った、そこからもう既に水が汚染されている、そういう話まで聞いています。そういう状況になったときには、これは群馬県が許可するどうこうではなくて、その施設そのものがその時点で原状回復、撤去、その汚染を食いとめるということを最優先にしなければならない問題でしょう。やっぱりそういうところ渋川市としても市民の健康、安全を守る部分でもこういう状況がわかったのですから、きちんと対応してほしいと思います。  この中で汚染物質が出ている、これについて今も撤去、片づけはしていないのですよね。地下水汚染に対する処分場をきちんと閉鎖をするなり、汚染物質をきちんと撤去することが求められているのですけれども、そういうことも一切しない。それは県が言っているからいいではなくて、そのところをもう一度確認します。水質汚濁防止法の何かからいってもこの問題は群馬県がどういう立場にあろうと、市の見解は市の見解として上がいいからということではないと思いますが、水質汚濁防止法の観点からいきますと処分場から出ているこの汚染水、地下水汚染についてはいかがな見解をお持ちなのか伺いたいと思います。どなたでも結構です。 ○議長(須田勝議員) 市民部長。 ◎市民部長(狩野弘之) 重ねてお話しさせてもらいますけれども、数値が高くなって出てきたということで、平成22年に構造変更許可を県のほうで出しまして、遮水工を二重遮水シートにかえる工事を現在行っておるというところでございます。まずは、これ以上の汚染を防ぐために、今回の工法による揚水の強化、それから改修工事を優先させること、これらがまずは対策の最善と考えておるところでございます。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) ですから、水質汚濁防止法の観点からどうなのかと聞いたのです。水質汚濁防止法は、何回も言わせないでください、六価クロムについては0.05、フッ素については0.8なのです。ですから、それ以上出ているのだから、修理なんかしていたのではだめだと、それを食いとめるための作業に入らなくてはだめだ、それを群馬県にきちんと言いなさいと、渋川市は市民の健康を守る先端にいるわけだから、そのことを言ったのです。これについて、新聞報道でも地下水から環境基準の8倍に当たる0.42の六価クロムが出ているということで、8月24日の朝日新聞に載っています。そうした中で、再度聞きますが、大同特殊鋼株式会社が9月10日に自治会の方に説明会をしたということでありましたけれども、その中でも2005年11月に処分場内の地下水監視井戸の自主検査において六価クロムを検出しました、これは新聞報道で言っている六価クロムです。この結果を受けて、ここには名前入っています。小林製工運送株式会社、これが処分場の持ち主かと思いますが、一緒にして群馬県に報告の上、地下水汚染の拡大防止に着手したと言っているのです。それで、適時報告しながら原因調査と対策立案を進める中で、2007年6月に処分場内の別の地下水監視用井戸でも再度六価クロムが検出されたと言っているのです。それで今の工事を進めている。六価クロムが出ているのだから、工事を進めるのではなくてきちんと対策を講じ入れようと市のほうからも関係するところに早急に申し入れする考えはないですか。 ○議長(須田勝議員) 市民部長。 ◎市民部長(狩野弘之) 今回の工事につきましては、技術的な検討を行って抜本的な対策工事のための事業とされ、今回の工法による揚水の強化、それから早期に改修工事を終了させるなどの対策ということで現在行ってもらっておるところでございます。まずは、水のくみ上げ等、それから改修工事をあわせて行っていくこと、これ以上の排水水の数字の上がるということですか、それについては行わないようにするのにはまずはこれが最善と考えております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 関係法人等々への市からの申し入れはどうなりますか。 ○議長(須田勝議員) 市民部長。 ◎市民部長(狩野弘之) 今回の工事につきましても、県の許可のもとに行われているということでございます。渋川市としても関係する各法人との直接にかかわること、これにつきましてはこれまで場内の水質検査等についてはかかわってきてはおりませんでしたけれども、場外の水質の検査の結果報告、こういったものは受けておりました。しかしながら、議員お話しのように今回の処分場につきましてはもちろん渋川市内にある処分場の問題でございます。これまでかかわりが薄かったかもしれませんけれども、今後は両者等とも積極的にかかわってまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) この問題は副市長、突然ではありますけれども、この経過を一番よく知っている、この経過についても議会の中で聞いていることもありますので、わかると思いますので、市の対応とこの間の状況についてお考えをお願いいたします。 ○議長(須田勝議員) 田中副市長。  (副市長田中猛夫登壇) ◎副市長(田中猛夫) 土壌汚染対策、また水質の汚染防止の対策については、県が各フローをつくって事前調査であったり、詳細調査であったり、対策工法の選定であったり、適正化の対策工事について検討し、その当該業者へ指導を行いながら、これ以上被害が拡大しないように計画をしていただくということで認識はしております。ですから、市といたしましても、今市民部長が申し上げましたけれども、そのような情報を詳細に報告をいただきながら住民の方に説明をし、これ以上被害が拡散をしないような対策を県と一緒に実施をしていくようお願いをしていきたいと思っております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) それでは、議長に許可をいただきました皆さんのところへお配りしてあります写真をちょっとごらんになっていただきたいと思います。こちらにも大きなパネルを用意しましたので、どなたかちょっと傍聴人にも見えるように上げていただければと思うのですけれども。  今お手元にあるこの写真が、遠くに見えるのはりんご団地です。この写真の右上に見える屋根はりんご団地です。その手前にあるのが、これが昭和56年ですか、対応した埋め立て処分場です。ここに、右側に小さく黄色い油圧ショベルが見えると思いますが、これが聞きましたら約7メートルくらいのアームボディーで大きな油圧ショベルだそうです。いる位置から下の穴を掘っているところまで3倍以上の深さがあるのではないかということは、そこで20メートルそこからまず下まで掘っている。上のほうで見ると、白く見える部分、擁壁で白い部分の、壁の下になるのですけれども、そこまでも4倍から5倍近く下まで行っているのではないかという専門家の人が見て、そのくらいはあるなということですから、それだけ掘っているところです。こういう中で、まだまだ掘っても下からそういった廃棄物が出ている。本来埋めてはいけないところからそういった有毒なものが出ているという部分では、幾ら地下水を揚水しても片づけ切れないというのが現状なのです。これだったら即とめて対策を講じなければ、もっともっと広がっていく可能性があります。  それから、先ほど部長答弁ありましたけれども、この現場からは出ているけれども、ここから500メートルですか、下流と言いましたか、敷地外からの井戸からはまだそういったものは出ていないということで、だからいいのだという言われ方しましたけれども、水質汚濁防止法の中に何メートル離れたところから出なければいいなどという情報はないのです。出たらもうだめだと書いてあるのです。ですから、対策が必要なのだから、市としてもきちんと業者に話を進めて対策を講じてくれということを私は言っているのです。副市長の答弁だと、群馬県といろいろ協議しながらやっているのだから問題ないような答弁をいただきましたけれども、全然筋違いのことではないですか。土壌汚染対策法ではないのです、これは。土壌を汚染されている問題ではなくて、地下水が汚染された問題なので、こういう重大な問題になっているのです。副市長、そのところは履き違えているので、きちんと理解をしていただきたいと思います。そうしないとどこまで地下水が汚染しているかわからない中で、群馬県も今までも地下水が汚染されなければいいのだということを盛んに言ってきたのです。廃掃法の中で土壌が汚染であればその土壌をどければいいのだと言っていたのが、地下水汚染がされていなければいいのだということになって、それで今これから第3の質問にも入りますけれども、スカイランドパークにしろどこにしろ、今被覆でとまっている、そういう状況ではないですか。やっぱりそこを改めてここにいる議員の皆さんも職員の皆さんも認識をしていただきたいと思うのです。こればかりやっているわけにいかないので、次へ行きますけれども、実態はそういうところです。  それから、先ほど加藤議員の質問の中のスラグについて心配だから早急に処理をすべきということでは、地下水は環境基準以下になっているからいいのだと、また協定に基づき早急に完了したいという答弁がありましたけれども、これについてもスラグイコール廃棄物なのです。廃棄物は廃棄物だとわかった時点で撤去しなければならないのです。それは、生活環境保全上の支障の除去等というところで、これは平成25年の環境省のリサイクル対策部産業廃棄物課長から通知、指針が出ています。これ見ると、そこに産業廃棄物が出た時点で除去等の措置をとりなさいというのが出ているのですから、それに基づいて3者協議云々ではなくて、きちんと対策を講ずべきと私は思います。この辺については、市長はかわられたばかりでニュース等々は見ているかと思いますけれども、もう一度3者協議会の内容について検討して見直し等々きちんとした対策をしていただきたいと思いますので、通告にはなかったのですけれども、市長にその辺のお考えがもしあれば、突然の質問になりますけれども、伺っておきたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 髙木市長。  (市長髙木 勉登壇) ◎市長(髙木勉) スラグ等の対応ということでございますけれども、これは週刊誌にとっても、そして市民の生活にとっても非常に大事なことだと私も認識をしております。そして、このことについては国、県、そして市、3者の間でいろいろと協議を重ねて方針をまとめて対応してきているところだと思います。その方針に従ってしっかりとできるだけ速やかに健康被害、あるいはそういった心配が起こらないようにしっかりと対応してまいりたいと思います。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 環境問題の水の問題については、一度議員全員で環境問題特別委員会等々もありますので、機会を得てどこかで皆さんと議論しながら現地を見ていただければと、このようなことを考えております。  それから、時間が大分なくなりましたので、市道金井大野線のところについてに移りたいと思います。ここについて、説明がありました。また、ことしの9月に850メートル発注して、今状況等々見ているということでありますが、市道金井大野線はそういう状況でわかりましたが、渋川スカイランドパークの入り口の道路のすぐ左側になりますか、第4、第5駐車場のそのところも工事もしなければならない、波を打っているような状況ですけれども、その辺についてもこの中に入っているのか、調査の中に一緒に入っているのか、そうでなければどのような対応、対策を講じていくのかということがもしお示しできれば、この場所で聞いておきたいのですが、お願いできますか。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) 渋川スカイランドパーク入り口の駐車場というと第1、第3でよろしいでしょうか。  (「第1、第3です」と呼ぶ者あり)  渋川スカイランドパークの第1、第3駐車場につきましては、土壌汚染調査が完了をしているところであります。現在大同特殊鋼株式会社と個別契約の締結に向けて協議を行っておるところでありますので、個別協定締結後速やかに対策工事に移っていきたいというふうに考えております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 先ほどの市道金井大野線の延長850メートル並びに渋川スカイランドパーク第1、第3駐車場の改修計画、これについても3,000平米以上ありますが、これについて群馬県との協議はどのようにしていくのか、なっているのか、お願いをいたします。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) まず、市道金井大野線につきましては3,000平米以上となりますので、土壌汚染対策法の届け出が必要だと考えております。第1、第3駐車場につきましても、土壌汚染対策法によります形質の変更届というものが必要でありますし、それぞれ第1、第3につきましては平成28年11月に形質変更の届出書を提出しているところであります。市道金井大野線の届け出について、ちょっと後ほど答弁させてください。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) どちらも3,000平米以上ということで、群馬県の協議が必要ということでわかりました。ここについては、どういう状況、何メートルまで、何センチメートルまで、何十センチメートルまでスラグが入っているかと、細かい調査までしていると思いますが、その辺についての報告も全く議会にはありません。こんな重要な問題をきちんと明らかにする機会をどこかで設けていただいて、説明をお願いしたいと思いますが、そのお考えはあるかお願いします。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) 先ほどの市道金井大野線の土壌汚染対策法に基づく届け出につきましては、平成29年6月21日付で届け出をしておるところでございます。  それと、第1、第3駐車場の土壌汚染調査につきましては、79の単位区画に分割いたしまして、そのうち33区画がフッ素及びその化合物並びに六価クロム化合物の溶出量試験、また含有試験の基準を現在満足しているところであります。しかし、それ以外の44区画、フッ素及びその化合物によります溶出量試験の基準を超えた土壌汚染、26区画が六価クロム化合物による溶出量試験の基準を超えた土壌汚染、4区画がフッ素及びその化合物による含有量基準を超えた土壌汚染が確認されておるところであります。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 機会を設けてくれと言いましたが、それについては議会で環境問題特別委員会で説明をしていただければと思いますので、また私から議会運営委員会の委員長のほうにまたお願いしたり、そういうことがあるかと思いますが、そのときはよろしくお願いいたします。  そういう中で、今のこの2カ所だけでも全てではないけれども、基準値を超えていた、これは当然アスファルトを剥がしてならして舗装すればいいなどという現状ではない、これは撤去になりますよね。それについても、これから多分大同特殊鋼株式会社とも協議に入るかと思うのですが、その辺は撤去という形をとることでよろしいのでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) 市道金井大野線並びに第1、第3駐車場につきましては、現在もスラグが膨張というところも見受けられます。今後市で被覆のみで管理していくというのはとても管理ができませんので、撤去の方針で大同特殊鋼株式会社とは協議を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) もうでこぼこになっているから、全量撤去ということで建設部長から答弁がありました。ここだけに限らず、いつも言っていますけれども、全てのところから全て撤去ということで済めば一度で工事も終わることですから、撤去でやるべきと私は考えています。その辺については、今後行うことについて全てを撤去ということでお考えはどうでしょうか。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) 今後の対応でありますけれども、これまで議会でご答弁をさせていただいたとおり、国、県、渋川市で組織します鉄鋼スラグに関する連絡会議の中で出されました基本方針に沿って対応を進めてまいりたいと考えておりますので。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) スラグの撤去の関係については、いろいろなところへ飛びましたけれども、最後にことしはきれいに舗装されて渋川市総合公園の花見もできたということを聞いていますけれども、舗装被覆工事において本来ならば駐車場をならして被覆して終わりということなのですが、ここについてはスラグを撤去し、処分した経過があると思うのですけれども、時間も余りないので、簡単にどのくらい予算がかかって、どういう工事をしたか、また片づけ費用にはどのくらいかかったか、もしお示しいただければここで示していただきたいと思いますが、これも通告してあるので、準備はしてあると思いますが、お願いいたします。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) ご質問の渋川市総合公園駐車場舗装被覆工事の関係についてお答えいたします。  まず、スラグ砕石を撤去した経過でございますが、本工事につきましては平成28年度の繰り越し事業といたしまして、対策工事を行ったものであります。工期につきましては、平成29年2月6日から平成29年7月14日までで既に工事は完了しているところであります。本工事の中で、アスファルト舗装被覆工事を行う前の準備工といたしまして、駐車場にありました落ち葉を集めた中にスラグ砕石が混入していたと、このようなことからスラグ砕石と同様の処分を適切に行ったものであります。よろしくお願いいたします。
    ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 当初この工事については、渋川市総合公園駐車場(南、北歩道舗装被覆工事)という工事名でありますけれども、渋川総合公園内で落札価格が1,880万円、こういう形で市内業者が受けました。これで繰越明許したということでしたけれども、今度スラグ片づけ、これについてはトンパックというのでしょうか、黒い大きな袋に多分38袋だったかな、36袋か38袋あったかと思うのですが、これについては群馬県に報告してあると思うのですけれども、どのような報告をしてどこにどのくらいで処分をしたのか、もしお示しいただければと思いますが、お願いいたします。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) まず、量につきましては、トンパックでありますけれども、これに39袋でございます。重量にして49.7トンを処分をしたところであります。処分先につきましては、富山県富山市で処分をしているところであります。  処理費用につきましては、請負工事の中で処理をしておりますので、請負工事代金の中で含まれるものと解釈しております。請負代金につきましては2,345万7,600円、その中で処理をしているということであります。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) 総工事費2,345万六千幾らと、2,340万円からの工事ということは、落札では1,808万円ですけれども、処理費用についてはまた契約をし直して、その額に膨らんだということですか。約50トンについての予算的なものというのはお示しできないですか、わからないですか。わからなければいいです。後でまた聞かせていただきます。これちょっと細部になりますので。あと群馬県での片づけ等々のやりとりがあったのかなかったのかお示しをいただければと思います。 ○議長(須田勝議員) 建設部長。 ◎建設部長(茂木雅夫) 県への届け出ということですけれども、まず土壌汚染対策法におきます形質変更届につきましては提出をしておりません。また、一度土のうに集めまして保管をいたしましたけれども、保管の届け出についても県には届けておりません。 ○議長(須田勝議員) 21番。 ◆21番(角田喜和議員) これは、いみじくも今建設部長から県の届け出をしていないということなので、それも法律違反だし、きちんと産業廃棄物の仮置き届けもしなければならないし、きちんと対策を講じなければならない、この業者については第2、第6駐車場の工事においても事後届けを出したり、いろいろした経過があります。これは、やった経過があるわけですけれども、市としてきちんと対応、対策、指導するべきではなかったかと思います。これについては、今後もそういうことが起こり得ることが考えられます。きちんと対応、対策を講じていただきたいと思います。  時間ですので、一般質問は終了いたします。 ○議長(須田勝議員) 以上で21番、角田喜和議員の一般質問を終了いたします。 △延会の議決 ○議長(須田勝議員) お諮りいたします。  本日の会議は終了し、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(須田勝議員) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。 △延会 ○議長(須田勝議員) あす4日は午前10時に会議を開きます。  本日は、これにて延会いたします。  大変ご苦労さまでした。                                         午後2時54分...