平成18年 12月
定例会(第7回) 平成18年第7回
渋川市議会定例会会議録 第3日 平成18年12月8日(金曜日)
出席議員(88人) 1番 篠 田 德 壽 君 2番 内 海 文 雄 君 3番 金 子 渡 君 4番 齋 藤 忠 則 君 5番 髙 栁 政 行 君 6番 佐 藤 甲 子 郎 君 7番 荒 木 良 太 郎 君 8番 石 原 弘 君 9番 金 子 冨 房 君 10番 須 田 愛 作 君 11番 萩 原 傳 君 12番 根 井 環 君 13番 入 内 島 英 明 君 14番 林 忠 男 君 15番 真 下 裕 君 16番 中 澤 広 行 君 17番 加 藤 幸 子 君 18番 平 方 嗣 世 君 19番 後 藤 清 一 君 20番 山 﨑 雄 平 君 21番 田 子 正 幸 君 22番 南 雲 二 三 四 君 23番 町 田 勝 茂 君 24番 藤 井 彰 君 25番 岡 島 晴 海 君 26番 飯 塚 清 志 君 27番 茂 木 弘 伸 君 28番 塩 野 光 弘 君 29番 猪 俣 友 子 君 30番 村 上 義 幸 君 31番 佐 藤 富 士 雄 君 32番 飯 塚 久 夫 君 33番 角 田 早 苗 君 34番 鳥 山 昌 彦 君 35番 今 井 五 郎 君 36番 奈 良 征 状 君 37番 大 島 勝 昭 君 38番 本 山 隆 之 君 39番 小 林 雅 夫 君 40番 新 保 雄 君 41番 角 田 喜 和 君 43番 後 藤 肇 君 44番 飯 塚 貴 美 夫 君 45番 藤 川 鉄 男 君 46番 狩 野 元 之 助 君 47番 堀 口 巌 君 48番 高 橋 敬 君 49番 都 丸 均 君 50番 宮 下 宏 君 51番 登 坂 藤 夫 君 52番 田 中 寛 一 君 53番 井 上 団 次 君 54番 佐 藤 兵 造 君 55番 横 山 鉄 男 君 56番 埴 田 彦 一 郎 君 57番 須 田 勝 君 58番 都 丸 政 行 君 59番 三 田 正 君 60番 吉 田 利 治 君 61番 新 井 晟 久 君 62番 板 倉 和 男 君 63番 狩 野 友 衛 君 64番 澤 田 筧 君 65番 阿 久 澤 咏 君 66番 吉 沢 稔 夫 君 67番 後 藤 基 次 君 68番 船 曳 道 代 君 69番 望 月 昭 治 君 71番 楯 信 一 君 72番 下 田 房 雄 君 73番 小 竹 恒 夫 君 74番 箱 田 昭 二 君 75番 長 竹 峰 義 君 76番 小 池 春 雄 君 77番 角 田 皇 君 78番 中 野 完 治 君 79番 石 倉 一 夫 君 80番 岩 崎 幸 代 君 81番 狩 野 富 雄 君 82番 松 井 常 見 君 83番 南 雲 鋭 一 君 84番 木 暮 淑 之 君 86番 齊 藤 茂 夫 君 87番 角 田 雅 保 君 88番 平 方 由 衛 君 89番 飯 塚 文 二 君 90番 角 田 一 民 君 91番 狩 野 義 雄 君
欠席議員(3人) 42番 中 沢 義 美 君 70番 田 子 忠 重 君 85番 髙 橋 寿 男 君 説明のため出席した者 市 長 木 暮 治 一 君 助 役 吉 原 康 之 君 助 役 荒 井 道 明 君 総 務 部 長 佐 藤 進 君 企 画 部 長 五十嵐 研 介 君 市 民 部 長 野 口 竹 彦 君 保 健
福祉部長 森 田 一 男 君 経 済 部 長 田 中 景 明 君 建 設 部 長 吉 田 俊 孝 君 水 道 部 長 佐 藤 昭 司 君 総 合 病 院 狩 野 泉 君 教 育 委 員 会 小 林
巳喜夫 君 事 務 部 長 教 育 長 教 育 委 員 会 萩 原 賢 一 君 監 査 委 員 後 藤 惇 君 教 育 部 長 監 査 委 員 狩 野 和 夫 君 伊 香 保 総 合 井 上 晃 君 事 務 局 長 支 所 長 小 野 上 総 合 小 野 彰 一 君
子持総合支所長 須 田 孝 君 支 所 長
赤城総合支所長 星 野 日出男 君
北橘総合支所長 木 暮 博 行 君 行 政 課 長 神 田 吉 彦 君 財 政 課 長 飯 塚 哲 夫 君
事務局職員出席者 事 務 局 長 綿 貫 勝 書 記 柳 澤 正 光 書 記 梅 澤 功 書 記 堀 口 完 爾 書 記 大 畠 重
喜議事日程 議 事 日 程 第3号 平成18年12月8日(金曜日)午前10時開議第 1
一般質問 会議に付した
事件議事日程に同じ
△開議 午前10時3分
○議長(
宮下宏君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ただいまの
出席議員は87人であります。42番、
中沢義美君、70番、
田子忠重君、85番、
髙橋寿男君から欠席の
届け出がありました。72番、
下田房雄君から遅刻の
届け出がありました。 本日の会議は、
議事日程第3号によって進めてまいります。
△日程第1
一般質問
○議長(
宮下宏君) 日程第1、
一般質問を行います。 通告の順序により発言を許します。 やすらぎとふれあいの
温泉について。 57番、
須田勝君。 (57番須田 勝君登壇)
◆57番(
須田勝君) おはようございます。やすらぎとふれあいの
温泉について。 旧
赤城村にある
温泉施設敷島
温泉ふれあいの
家ユートピア赤城の運営を
村時代の運営に戻せないかであります。この夏から
運営方法が変わってしまい、多くの
市民、多くの
温泉利用者からもとの
村時代の運営に戻してくれとの声。9月
定例議会の
一般質問で41番、
角田喜和議員も同様の
質問をしました。再度
温泉利用者、
温泉を毎日
楽しみにしている
市民の代弁として
質問いたします。大きく分けて3点お聞きします。 まず1点目、
温泉の
宅配です。歩行困難や体が不自由で
温泉まで行けない家族にやむなく配達をしていた
温泉宅配の復活。2点目、
高齢者の月1回
無料送迎バスの復活。3点目、開館時間を9時からに戻すことであります。この
質問を同様の趣旨で
署名運動まで始めた
市民がおります。多くの
市民の声を聞いていただく
質問です。 この
質問が
議員生活最後になるかもしれません。心温まる答弁を
通告どおり市長にお願いいたします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。 (
市長木暮治一君登壇)
◎
市長(
木暮治一君) やすらぎとふれあいに満ちたほっとなまちに関しまして、
赤城地区の
温泉の
利用についてのご
質問をいただきました。 ただいまご
質問ありました
赤城村での
温泉施設の問題でありますけれども、
赤城村で
合併前に実施しておりました
温泉施設の
温泉宅配サービスにつきましては、
福祉施策の一環で
ひとり暮らし高齢者等に月2回程度の
無料で
宅配を行っていたようであります。
温泉宅配サービスにつきましては、他の
施設では既に廃止となっていたり、また
赤城以外に実施している
施設がなかったために、
合併のときにおきまして市内の公設の
日帰り温泉施設におきましては、できるだけ公平な
サービスを提供するという観点から廃止といたしました経緯がございますので、この点につきましてはご理解をいただきたいと思います。 また、2点目の
温泉施設への
無料送迎につきましては、
赤城地区の22の行政区を1日に2
地区ずつ、各
地区月1回
高齢者等を対象として
温泉センターまでの
送迎を行っていたようであります。この件につきましては、
赤城地区の
温泉施設への
無料送迎が実施されなくなった経過につきましては、
合併時に
送迎業務を継続することができなくったために
休止状態となったというふうに聞いております。
合併した段階でのこれは
合併協議会での協議には付されていない、これは
赤城地区の決定でありますので、その点につきましてはよろしくご理解いただきたいと思います。この件につきましては、
地域審議会でもまた今
議員のご
質問のように同様の要望がございます。また、
地域住民の方々からの要望も逐次寄せられているのが現状であります。
温泉施設や
福祉センターへの
高齢者の
無料送迎につきましては、
高齢者の足の確保という視点や、
合併によります各
地域住民への公平な
サービスの提供といった観点からの整理が必要であるというふうにも考えているところでございます。経費の問題や具体的な
実施方法、また既存の
路線バス等の
状況等を踏まえ、総合的な研究、検討を行っていきたいと思います。 なお、ことし
ひとり暮らしの
高齢者の方々を
温泉施設を
利用して招待をした行事がございます。そういった中に日ごろ行っていない
温泉にご
利用いただく、そんな計画の中で実施させていただきました。そういった観点から市内各多くの
施設がございますので、ただ一つの
施設だけでなく、そういったものも考え合わせてこれからも検討していきたいなという気持ちを持っておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。 もう一点残っておりました。3点目の開館時間の問題につきましては、このたび
指定管理者制度の導入を検討していく中で、従来の雇用では
臨時職員の勤務時間数が
労働基準法に抵触するような
勤務形態となっていたために、正規の時間内に戻すことが必要になったわけでございます。さらに、株式会社しぶかわ
温泉に
指定管理を任せることになったため、スカイテルメの営業時間等を検討した結果、1時間短縮することで職員の勤務時間数を確保しながら、他に影響を及ぼさないような範囲で運営するためにとった措置でございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
宮下宏君) 57番、
須田勝君。
◆57番(
須田勝君)
市長の答弁聞きまして、はいそうですかというわけにいかない。私は、先ほど心温まる答弁をお願いしたんですが、余り温かい答弁じゃなかったような気がします。
市長、
市長の年齢からいいますと、50年前ごろ
行幸田近辺は内ぶろがある家はそうなかったと思うんですが、私の
地域の方も家の中におふろがある、
建物構造、
住宅事情で家の中におふろがあるというのはそうなかったと思うんですよ。まして、
渋川のまちの人なんかは銭湯があるから家におふろがなくても銭湯に行った。私
たち田舎の方はおふろがあっても玄関の横だとか外にある。今で言えば風流な木のふろですよ。戦前戦後非常に厳しい時代を生き抜いてきて、
温泉なんて入るのは
伊香保温泉に本当に行ってつかるぐらいのが、我々の先祖じゃないけど、親だとかおじいさん、おばあさんのことを考えれば、今この平成になりまして、各旧
市町村にみんな1個ずつは
温泉施設がある。その
温泉施設に、
温泉ってやっぱりお金のかからない、ちょっとぜいたくな娯楽とも言えませんけど、そのような感じがすると思うんですよ。
市長も昔を思い出せば、
市長も農家さんだと聞いていますよ。農家してふろ入りたい、今はちょっと車に乗れば
温泉に行けるんです、
市長はね。 ただ、
合併してから
優待券ですか、
招待券、
招待券を年3回、3枚ずつもらっても行けない
市民がおるんです。その
質問をきょう私は重点的にしようと思って通告しました。まず、1点目の
宅配です。
市長の答弁だと、これは
赤城だけの問題で考えていない、復活はしないという答弁ですよね。となると、
赤城村で買って使っていた、今は
渋川市の持ち物だろうけど、
宅配車、あれをずっととめておいてどうするんですか。それよりは私の提言ですが、
赤城だけの問題ということではなくて、
合併して
渋川市になったんですから、
渋川全土に
利用者がいれば
温泉を配達してというのは、当然あると思うんですよ。
赤城があるんだから、
渋川全土となれば相当の件数になりますよ。それを
シルバー人材だとか安い賃金で働いてくれる人を雇ってでも
宅配したらどうですか。
温泉は余るほど今この
渋川市にはあるんです。でも、先ほど言ったように歩けない、体のぐあいが悪い、かといって
温泉に連れて行ってくれる人もいない、当然足が都合悪いんですから、
温泉には入れません。そういう人のための配慮をもう一度考えてみてください。まずそこからいきます。心温まる答弁をお願いします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) 私も昔も農家でありましたし、50年前と言われますけれども、私の家には据えぶろがございました。夏は
露天ぶろのように外へ出してお湯に入りました。そういった中にお湯は大好きです。しかし、今
議員が言われるように
宅配につきましては各
施設それぞれの問題があります。旧
渋川市におきましては、一時的に
自噴量が多い中におきまして、
宅配というもの、ただ
無料でなく販売をしておりました。そして、またそのほかに自分でタンクを積んで料金を払って買っていった家も多くあると思います。それぞれの
地域の中で
赤城の
温泉をくんでいった方もおるかと思います。北橘の
温泉におきましても、やはりそういった
無料でお湯を供給した、そんなことがあったかというふうに思いますけれども、ただそういった中に泉源の
枯渇等も心配される中で、ポンプアップされる
温泉もあります。その状況の中でそういったものが自然的に、段階的に消えてしまったというものもあります。ただ、この
宅配につきましては、それだけ一体化の中で
赤城地区だけでなく、私は常に申し上げておりますように、全体的な形で考えていかなければならない、そういったことを考え合わせると、非常にこれは財政的にも大いに検討しなければならない問題だと思いますし、それ以上に重要な問題があると思います。でありますから、今市で行っております
無料優待券、それの
利用につきましては今ご指摘ございました。行けない人もいるんですよという、それはわかります。ですけれども、そういった形の中で
保健福祉の一つの
施設としてできるだけ多くの方々に
利用していただきたい、そんな形で
優待券を配付させていただいているわけでございます。
宅配につきましては、いろんな今までの過程もございますし、ただ1
地区のそういったものにつきまして、それよりもできるだけ多くの、
先ほど質問がありましたけれども、足を確保してやる、それこそがまた家で入ることよりも大勢の方々と一緒におふろに入って語り合う、そんな姿も大事なことだというふうに思っておりますので、そういった視点からも私はこれからも検討させていただきたいと思っております。
○議長(
宮下宏君) 57番、
須田勝君。
◆57番(
須田勝君) 何度も何度も私は言いたくないんですけど、1点目、2点目、3点目と私は項目を分けている。まず1点目は本当に
温泉に行けない人のためなんですよ。
温泉に行ってみんなに
利用してもらうというのは次の
質問であって。だから、
赤城で
宅配を現実にしていたのが、
合併によってだめになっちゃった。
市長は
赤城だけのことじゃない、みんな公平に平等にと考えるんであれば、その
宅配車を使って仮に月曜日は
赤城地区、火曜日は
子持地区、水曜日は
小野上地区と考えたっていいじゃないですか。そういうことを
皆さん執行の方は考えていただければいいんですよ。ただ、配達はだめ、経費がかかるからだめ、みんなだめなら
合併なんてしなくたってよかったんですよ。その点をもう一度これから検討してみてください。今即答は無理だと思いますよ。じゃあの2台ある
宅配車をそのままにしておくんですか。さびてしまいますよ。使えなくなっちゃうんですよ。あれだって当時
赤城村の我々の税金で買った車ですよ。ただ、まだ
合併して1年もたっていないから、その
利用を考えてほしいという
質問なんです。十分考えてください。 2点目いきます。今度2点目は、
高齢者対策としてどこの旧
市町村でも
高齢者のために何かしらやっていた。
赤城は、
高齢者のために
運転免許のない
高齢者に月1回
温泉に
無料バスを出していたんですよ。
バスは
無料ですよ。
温泉はお金払っているんですよ。
バスの
無料の月1回の
楽しみを取り上げるとは何事だという
市民の我々の
議員に対するバッシングなんですよ。ずっと
合併してから言われ通しだから私はきょうしている。ついつい声が大きくなっちゃうんだけど、
市長、
合併してから
市民特別無料優待券、これ年3回、9枚家庭に配られますよ、この
優待券が。これをもらったってどこの
温泉にも行けない。私はそれを言いたいんですよ。
市長は免許があって車があるからいいですよ。まさか
公用車で
温泉行くわけじゃないです。自分の車で行けるでしょう。行けない人をアンケートとってみてください。我が
地区にはいっぱいいるんですよ。その
無料バスの
質問をしている。 それでですね、
赤城の一番距離的に
温泉から遠い
栄地区、
深山地区、
棚下地区。
深山地区は
深山線という
バス路線がありますから、
関越バス、深山からお金を払って
温泉まで来るのに片道400円ですよ、400円。往復800円。800円かけて2時間の
温泉に入りに来るのも、今度お金の問題ですよ。時間をかけて800円往復払って深山の人はそれでもいいんです、
バスがあるから。棚下の人、栄の人どうするんですか。栄の人が仮に
溝呂木線の
バスに乗って
渋川行で行って乗りかえて敷島まで来て、そこまで私はお金は調べていませんけど、そんな時間かけて
温泉に来る人はいません。あきらめているんですよ、
市長。なぜ今まで
赤城村でマイクロ
バスを各
地区にですよ、2
地区1日に分けて、午前と午後に分けていたんですよ。それ大体10日で済むんですよ。22区ありますから。それを検討してくれるんであけば、
大字地区を1日
バス通せば3日、4日でローテーション組めるんですよ。そういうことだってできる。財政のことを考えたり、
運転者のことを考えたり、職員のことを考えれば。まるっきし私はもとへ戻しなさい。もとに戻してくれればいいですよ。だけれども、今まで余り乗らない
地区もありました。だからそのアンケートはわかっているんです。この区はいつも何人だねというのはわかっている。だから、
長井小川田地区、深山地区を1回路線にするとか、それもまた検討なさるということですから、それよりまた飛躍解釈して他
地区の、
子持地区のことを考えると、
子持地区は
無料バス走っていますね。それはだれが乗っても
バスは
無料です。善意ある人はお金を入れるそうですけども、そういう
子持地区は
無料バスがあって、
高齢者の方は
老人センターへ行けば
温泉はただで入れると聞きました。
温泉センターに行けばお金払って、それは
赤城と同じです。
子持地区に
タウンバスのただの
バスがあって、
赤城に
高齢者にただの
バスがないなんて、そんなばかな話、それは平等じゃないでしょう、公平じゃないでしょう。私はそれが言いたい。もし検討してくださるのであれば、この旧6
市町村の本当に拡大解釈すれば、
無料バスをどういうふうでも走らせたっていいんですよ。できれば
温泉施設と病院を巡回する
バスを走らせるような検討もしてみてください、逆提案ですけど。何かひとつ我々
地区、他
地区のお
年寄りのために、足のない
年寄りのために
無料バス検討してみてください。答弁お願いします。 (72番
下田房雄君午前10時22分出席)
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) 私は、第1問でお答えいたしましたけれども、
赤城の
バスを廃止したのは
合併でしたわけではありません。これは
合併を見越した中で職員の配置の問題を考えて
赤城地区で決めたものであります。でありますから、その点につきましては私も
合併協議のまないたの上に乗っていなかったということでも自覚をしております。そういった中で今お
年寄りの足の問題を大変心配される
議員のお心はわかります。できればそういうふうにしていきたい。しかし、その一面について私どもの旧
渋川市におきましては、そういった
無料の
送迎はしないで
路線バス、市のそういった
バスの中でご
利用いただいてまいりました。それは
路線バスでありますから、
地域を限定しております。お迎えにも行きません。そして考えてみますると、遠隔の地から行くには
かなりの料金の負担があったわけであります。そういう中で
合併以前におきましても、本当にこの近くの、市役所の近くの
人たちが
バスで行く場合には
かなりの料金を払っていらっしゃったと思います。そういったことを計算した中で、今度は
合併いたしましたから、小野上
温泉も近くなりました。JRで行けばこのぐらいで行けますよと、そういう話も私は常に聞いてまいりました。そういったことを考えたときに、今
須田議員が最終的にお話になったような形で、一体的な
バスの運行、そういったものも検討していかなければというふうにも考えております。この件につきましては、この後ご
質問を予定されております
須田愛作議員からもそういった提案をいただくというふうに思っておりますし、そういった関係の中でできるだけ多くの方々がそれぞれの
地域の中の
温泉を
利用していただく、安らぎのあるそういった時間を費やしていただけるような形の中で検討していくべき問題であるというふうに思っております。
○議長(
宮下宏君) 57番、
須田勝君。
◆57番(
須田勝君) ありがとうございます。十分
送迎のことに関して、
無料バスとかそういう巡回
バスのことに関してはなるべく
市民のために、
年寄りはもう先がないんです。早くお願いしたいと思います。 3点目にいきます。開館時間を9時に戻してくれという
質問なんですが、先ほどの
市長の答弁だと、勤務時間の問題だとか
労働基準法とまでは言いませんでしたけど、そちらの職員の都合の解釈に聞こえます。おふろに入る側の
市民の配慮がない答弁だった。なぜ9時に合わせないのか、逆に。なぜスカイテルメの10時に合わせるのか。それが私は理解ができない。労働時間だとか賃金の問題だとか職員の問題とか臨時雇用の問題とか、そういうことを考えれば9時の時間に合わせて、時間なり賃金なりを合わせればいいんですよ。お客さんのため、
市民のために考えるのが行政のやり方じゃないですか。
温泉施設が会社になろうが村であろうが市であろうが、入る人のことを考えて運営は考えるんじゃないんですか。10時を9時に戻すだけですよ。一晩じゅうやれと言っていないんですよ。9時に戻してくれというのが
市民からそう多く、今署名までしている
市民がいるんですよ。その点よく、これは即答でも構わないでしょう、答えていただけますか。私ら
市民にどう答えればいいか、はっきりイエスかノーかで答えていただきたい。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) この問題につきましては、既にご承知のように
指定管理者であります
渋川温泉に管理を委託してあるところでございます。そういった観点からは即答はできませんので、よろしくご理解賜ります。
○議長(
宮下宏君) 57番、
須田勝君。
◆57番(
須田勝君) 社長さんはたしか
木暮治一
市長だと思います。今ここで会議を開けとは言いません。市の即答というべきことは専決処分みたいなことがある。答弁だって専決処分があったっていいんだ。あなた代表取締役社長でしょう。あなたがそれを答えないでだれが答えるんですか。まだ時間がきょうはありますから、粘ってもいいんですけど、
市長、再度もう一回繰り返してやったっていいんだけど、周りがせよと言いますけど。
市長、さっき言ったように我々は我々
議員として
地域から選ばれた
議員は選んでくれた有権者が
温泉一つ直せなけりゃおまえなんか
議員になる資格はないといつも言われている。あえて選挙前だから言うんじゃないんだよ、私は。少しは候補者の身になって、あなたも
議員のときがあったでしょう。
議員の立場と
市長の立場、
議員はお願いする方ですよ。
市長は受けて即答で答えるべきなんですよ、そうじゃないですか。10時を9時にする、
指定管理者がどうのこうのの問題じゃない。あなたが社長なんです。
市長であって社長なんですよ、答えてください。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) 私も先ほどご答弁申し上げましたように、ここで答えを変えるつもりはございませんので、よろしくお願いします。
○議長(
宮下宏君) 57番、
須田勝君。
◆57番(
須田勝君) 時間があるから粘ってもいいんですが、
市長、ここで答えを変えるわけにいかない、変えてください。温かい答弁を期待していたんですよ、私は。わかるでしょう。じゃここで私久しぶりに、最後の
質問になっちゃうかもしれませんので、辞書引いてきました。私昔小さいときから勉強余りしなかったんで、辞書を引かなかったんですが、安らぎという言葉と触れ合いという言葉を辞書引いてきました。皆さんも勉強になると思うんで、知っている方はいいですけど。安らぎというのは、平和で満ち足りた気持ちだそうです。みんな人間って年をとればとるほどそういう気持ちで死んでいきたいんじゃないんですかね。それには今
温泉なんですよ。1時間早くも
温泉に入りたいんですよ。
市長、もう一度10時を9時にどうですか、答えてくれますか、だめですか。じゃ
市民にそのようにお伝えします。 触れ合いも私辞書引きました。載っている辞書と載っていない辞書があったんですが、触れ合いは民衆の心の交流、心と心の場なんです。当然
温泉というのは、裸と裸のつき合いですよ。そこでいろんな話が出る。そっからいい
地域づくりができるんですよ、
市長。裸と裸で人間が交流を持つ。まさに安らぎと触れ合いの
温泉でですよ、
地域社会が本当に明るくなるんですよ。そういう
温泉をフルに時間的にも経費的にも財政的にもうまく
利用すれば、本当にいい市になると思うんですよ。最後です。最後の
質問、3点目の
質問、イエスかノーか答えてください。で私の
質問はきょうで終わります。返事を待って終わりにします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) 安らぎにつきましての辞書を引いてのということでございますけれども、安らぎはただ
温泉だけでなく、まず家庭の安らぎがあるわけでございます。そして、自然に恵まれたこの大地の中でいい空気を吸って大いに安らいでいただきたい、そういった気持ちございます。昔は隣近所で相寄り合ってお茶を飲んでおしんこを食べて和やかな会話がございました。そういった雰囲気が今ないわけであります。
須田議員が言われるようなその場所が
温泉だというふうに今言っていらっしゃると思います。それとともに、やはり
地域の公民館やいろんな場所でお茶を飲んで過ごしていただく、これも大事な安らぎと触れ合いの場所であります。そういったことも考え合わせながら私どもといたしますれば、できるだけお
年寄りにも
温泉に入れるような、入っていただけるようなことをこれから検討してまいります。ただ、これが
地域地域だけの問題でなくって、私ども行政を担当する者とすればお互いが一つになったまちですから、そういった方々にお互い、じゃうちの方もということは必ず出るわけであります。そういったことを考え合わせながら検討させていただくようにしていきたい、そんなことでお願いしておきます。
○議長(
宮下宏君) 通告の順序により、1
地区内に多発する交通事故について。2 飲酒運転撲滅に対する行政としての取り組みについて。 20番、山﨑雄平君。 (20番山﨑雄平君登壇)
◆20番(山﨑雄平君) おはようございます。前日は
議員提出議案の夜遅くまでの審議で大変にご苦労さまでした。きょうは
一般質問の日であります。ほのぼのとした
質問で簡単に終わるかもしれません。よろしくお願いします。 議長より許可が出まして、通告による
質問でありますが、
地区内に多発する交通事故を減らす、それと飲酒運転撲滅に対する行政としての取り組みについて聞きたいと思います。6カ
市町村の
合併によりまして、新
渋川市が2月に誕生いたしました。
議員も91名この中にいるわけでありますが、在任特例も残すところあとわずかとなりました。そのことの中で私はこの
定例議会が最後であり、次に出てこられなければ
質問をする機会もないと思い
質問に立ちました。前の人と同じに温かい答弁を期待します。 市は、11月の17日に交通事故死亡多発非常事態宣言を出しました。新聞に小さく書かれているのがめざとく目にとまり見つかったわけであります。でも
地域の住民のすべてがこの宣言が出たこと、出されたこと、新聞に載っていることを知っていないかもしれません。広報にも取り上げられているわけであります。宣言を出しただけで交通事故はなくなり、減るのでしょうか。 また、群馬県警でもラジオで事故防止のキャンペーンを流しています。
渋川の警察署に行っていただいた資料の中に、榛東村ではありますが、ちょっと読み上げさせていただきます。飲酒運転撲滅に関する決議について、きょうは交通事故のことの中で飲酒運転の方がいっぱいになると思いますが、「交通事故のない安全で安心して暮らせる社会の実現は、村民全体の切実な願いであるとともに、長年の課題でもあります。しかし、飲酒運転による交通事故は危険運転致死傷罪の新設や飲酒運転の厳罰化等を背景に、全国的には減少の傾向にあるものの、依然として悪質な飲酒運転による人身事故は後を絶たない状況である。飲酒運転撲滅のために
運転者の交通安全意識向上はもとより家庭や職場、さらに
地域が一体となって飲酒運転は絶対しない、させないという強い意思を示すと同時に、飲酒運転の取り締まり、交通安全思想の普及啓発、施策の強化をすることが重要である。よって、本村議会は村当局に対して関係機関、団体とともに連携の上、交通安全の高揚と飲酒運転の悪質危険
運転者対策の徹底を強く要請するとともに、本村議会みずからも飲酒運転を絶対しない、させないの宣言をし、飲酒運転撲滅と交通事故のない社会の実現に向けてふだんの努力を払うことを決議する。」というものであります。
渋川の警察署に行ったらこれをくれてくれました。 続けて、交通事故はどこでも起きるわけでありますが、交通事故を減らすことができるのはどういうふうにしたらいいのかを聞きたいと、まずもって思っています。私は、昭和39年のオリンピックの年のちょうど12月10日でありますが、父親が自爆により利根川に転落をして即死してしまいました。そのとき15歳の私を頭に6歳の妹が一番下で4人の子供たちと母が残り、母は毎日泣き明かしていました。事故のない社会をだれもが願うものでありますが、便利な車社会、200万県民に200万台よりの車が登録をされています。そしてから群馬県には人口201万9,200人、世帯数で72万2,000世帯で、車は普通車以上が173万3,100台余り、それと軽は54万429台が登録されているそうです。それぞれ国土交通省運輸群馬支局と軽自動車検査協会で調べ、一家に3台もの車が平均にしてあるわけで、県の車は220何万台ということは、県人口200万では生まれたばかりの赤ちゃんも含め、免許のない学生、お
年寄り、寝たきりの人も1人1台の数字であります。この物すごい数の車がマナーを守って交通事故を出させないようにみんなが工夫をしているわけでありますが、1年間で日本じゅうで6,000人ぐらいの人が交通事故で亡くなるそうです。そしてから100万人以上の人が交通事故に遭われているそうです。事故で亡くなった人とは別に事故を起こした後、何十日かたって亡くなる人もいるそうです。それで100万人の人の何層倍もの人が事故が遭いそうになって、また遭っても内緒にしておく人もいるかもわかりません。 あとは自席でいろいろ聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
宮下宏君)
質問の趣旨が……。
◆20番(山﨑雄平君) 今議長から
質問の趣旨がないと。じゃ
質問として、市は1月17日交通死亡事故多発非常事態宣言を出した、宣言を出しただけで交通事故発生は防止できるのかを聞きたい。 次に、200万県民に200万台よりもの車が登録されてあるわけであります。この便利な車社会の道具であるが、走る凶器にもすぐなる車を市としては何か
合併をした中で住民に示す事故のないよい工夫はあるのか。6カ
市町村が
合併して
合併が実現できたのだから、事故もなくす工夫もできるのではないかと。 新聞の記事の中に調査で昨年4月から県では39
市町村に処分者が16名もいる。その下段の中に
渋川のことが書かれていましたが、何課のどこのだれが書いたことが新聞に載せられているのかを聞きたい。 アルコールを感知すると走らなくなる車がそこらじゅうで考えられているそうでありますが、撲滅のためには妙案と思い、これを実現させる手だて工夫を、
地域を挙げて取り組む運動をしていく工夫をする考えがあるかを聞きたいと思います。 あと、これに関連してで拡大解釈とかではなしに、ちょっと
市長が言っているマニュアルの中にあること、
市長と全職員のダイレクトコミュニケーションというところのことを聞いてみたいと思います。 よろしくお願いします。
○議長(
宮下宏君)
市民部長、野口竹彦君。 (
市民部長野口竹彦君登壇)
◎
市民部長(野口竹彦君) まず、非常事態宣言を発令したことで交通死亡事故が防止できるかというようなご
質問をいただいたわけでありますけれども、これにつきましてお答えをさせていただきます。 交通死亡事故多発非常事態宣言を発令したことで、緊急会議及び決起大会を11月の17日に開催したわけであります。のぼり旗の設置ですとかあるいはチラシの配布、「しぶかわ広報」への掲載、そしてテープによる車両広報等で啓発活動を実施しているところでございます。死亡事故に限ったことではございませんけれども、交通事故をなくすためには行政だけではなく、
市民の皆さんの協力が必要になるというふうに考えております。
渋川市としては、
市民の皆さんに協力をお願いしながら、それぞれの方が交通ルールをしっかりと守っていただくために関係機関と連携をいたしまして、幼児から小中高等学校、そして
高齢者に対しての啓発活動を実施しているところでございます。 それと6
市町村が
合併して新市になったわけでありますけれども、新市になって交通事故防止のための対策は何かやっているかというようなご
質問でございます。私の方からは全市的な部分というようなことでお答えをさせていただきますが、最初の1番目でも触れた部分でありますけれども、事故防止の対策といたしましては、現状では繰り返しの啓発活動、これが一番効果があるんではないか、そんなふうに考えているところでございます。関係機関と連携をして引き続き啓発活動を実施していきながら、警察署に取り締まりの強化もお願いしていきたいと、そんなふうに考えているところでございます。 それとアルコールを検知すると走らない車が開発されていると、これについての市の考えはというようなことでのご
質問もいただいたところであります。アルコールを検知すると走らない車の開発、これは日本だけではなくてヨーロッパ等、フランス等も含めましていろいろと研究をされておりまして、その方法も何種類かの方法が検討されているというような情報もございます。国土交通省については、アルコールを検知しますと、エンジンがかからなくなるという装置を搭載した車の普及に向けまして、自動車メーカー各社と協議を始めたと、そんな記事が新聞にも掲載されているところでございます。技術の発展によりまして、このような車が普及してくるものと考えているわけでありますけれども、市といたしましては現在のところは今後の推移を見守っていきたいと、そんなふうに考えているところでございます。 よろしくお願いいたします。
○議長(
宮下宏君) 総務部長、佐藤進君。 (総務部長佐藤 進君登壇)
◎総務部長(佐藤進君) 先ほど新聞記事になりました飲酒運転処分の関係の記事があったわけですが、これ具体的には9月13日の上毛新聞の記事だということになりますが、こういった中に極端な厳罰化は職員からの訴訟を起こしかねないというふうな内容がありました。これについて今ご
質問のところで何課のだれが言ったのかというご
質問があったわけですが、この対応は総務部の方で行いましたんで、懲戒処分に当たって、いかなる処分を行うかということにつきましては、任命権者の自由裁量にゆだねられておるわけでございますが、もとより一定の原則ないしは基準が要請されるものでありまして、処分に当たりましては、事実上の根拠に基づかない場合や社会通念上著しく妥当性を欠くと認められるような場合、こういったことなどは裁量権の乱用に当たりまして、違法となるようなケースもございます。発言の趣旨につきましては、社会通念上著しく妥当性を欠くと認められるような厳罰化については、訴訟を起こされるおそれがあるというふうな趣旨で申し上げたというようなことでございます。 なお、この取材の状況でございますけれども、前日の12日の午前11時過ぎでありますが、新聞社の方からですね、電話による取材があったわけでございます。電話の取材につきましては、当時の福岡市の職員が起こしました飲酒運転による幼児3人死亡事故を受けての公務員の飲酒運転に対する処分、これらについて対応をということでございます。他の新聞社からもその前に取材もあったわけでございますが、いわゆる処分というような扱いについてどういう検討をしておるかと、こんな内容の取材でございました。そういった中で一連の取材を受ける中で独自の基準の策定はどうかと、そういうようなことがありまして、その中でさらに、特に処分の厳罰化を行っていくのかというような意味合いの取材がありまして、単純に厳罰化と、こういう事柄については先ほど申し上げたようなことで、一定の基準を設ける必要があるという旨のお答えを申し上げたわけですが、記事とすればそのうちの一部がですね、切り取られた形での報道になっておりますので、お答えをした意図とは若干異なる内容の記事になってしまったということでございます。 ただ、これらの取材に当たりましては、十分そういった誤解を招くことのないように対応しているわけでございますが、結果としてはこういうことになりまして、市の姿勢そのものが若干住民から不信を買うようなことが起こったわけでございまして、その対応については今後十分に注意をしてまいりたいと思います。 いずれにいたしましても、市といたしまして一定のそういった基準を設けまして、職員の飲酒運転を含めてですが、交通事故等の発生を防ぐための手だてを講じてきております。そういったものが成果を上げられるように、さらに十分注意を促していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 休 憩 午前11時
○議長(
宮下宏君) 休憩いたします。 11時10分に再開いたします。 再 開 午前11時13分
○議長(
宮下宏君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 20番
議員の質疑を続けます。 20番、山﨑雄平君。
◆20番(山﨑雄平君) 先ほどの
質問の続きをさせていただきます。いろいろお答えいただいてありがとうございました。 地位のある人が事故を起こしたときのその人の話の中には、十分に休んだから大丈夫だとか魔が差したとかいろいろな言いわけをしていると思いますが、そういうのは通りません。懐中電池なら球が暗くなってきたからもう一回新しいのと交換するとかそういうのは可能でありますが、人の命は交換ができないわけであります。去る8月25日、部長が言われたように、福岡の市内で一家5人が乗った車がカブトムシをとりに行った帰りだか走っていたら、後ろから突っこくられて海に転落したのが記憶にあると思います。その車は50キロ制限のところを30キロオーバーの80キロで走っていて、ブレーキをかけた形跡がなかったそうです。これは故意にブレーキをかけなかったのではなくて、酒を飲んでいてブレーキをかける考えが頭の中に入らなかった、そういうような状況だそうであります。この事故が危険運転致死傷罪というか、新しく法律で定められたわけでありますが、この法律ができる発端となったのは、一つの事故が契機だそうでありまして、その事故は平成12年に神奈川県の座間市で警察が検問していたら、それを突破して逃げる途中で、歩道を歩いていた2人の大学生をはねて即死させてしまった、その車の
運転者は酒を飲んでいて、なお無免許だった。そして、その車は車検も受けていないで、それで保険にも入っていなかった。交通事故を起こして人を死亡させたにもかかわらず、余りにも軽い刑であったために、全国でこのことに共鳴して取り締まりを強化するための法律の署名を法務大臣に出したというのが発端で、この署名は37万もの署名が集まったそうであります。 警察はやたら取り締まって飲酒運転を撲滅させようということでありますが、新聞の記事によりますと、全国で一斉に警察が飲酒運転撲滅のために歳末であるからという形で乗り出したら、一晩夜から朝まで千何十件か摘発をしたそうであります。これ1日なので10日ならこの10倍か。1年には何十万の人が酒飲み運転で摘発を受けるわけであります。捕まって摘発したのがそんなぐらいでありますから、捕まらない数をすればこれはそら恐ろしいものだと思います。 それなので、先ほどお答えをいただいた人の命は交換できないということでありますからして、飲んだら乗るなはモットーでありますか。人の命ではなしに、今電気で走る自動車が開発されて、えらく評判で生産が間に合わないぐらいであります。それは地球環境に優しい車というわけでありますが、そうではなくて、人の命に優しい車、酒を飲んだらアルコールを検知して走らない、そういう車が半導体もつくったり、ICLL、コンピューターとかチップ、技術大国の日本でありますから、研究開発ですぐにもできてくると思います。 話を長々つなげたわけでありますが、事故を起こさせないための工夫として警察は取り締まることで酒飲みを減らすというような形でありますけれども、警察が事故撲滅のための取り締まりではなくて、子供たちだとか教職員、それに役場職員、公官庁の
人たちの指導を強化していくような運動をさせる、そういうふうな関係のことは市の方は何回か学校単位だとか職場単位で取り組んでいるか、ちょっと聞いてみたいと思います。お願いします。
○議長(
宮下宏君)
市民部長、野口竹彦君。
◎
市民部長(野口竹彦君) 交通事故を撲滅するための取り組みというふうなことでご
質問いただいたわけでありますけれども、安全運転のための活動というふうなことでございますけれども、先ほどもちょっと触れましたが、まず広報活動といたしまして、広報への掲載あるいは車両広報、ポスターの作成配布、チラシの配布、こういったものもやっておりますし、街頭指導につきましても実施をしているところでございます。また、学童の帰宅時間、特に冬になりますと暗くなるのが早くなりますから、そういった点では夜間の街頭指導パトロール、こういったものも実施をしているところでございます。それとショッピング作戦というふうなことで、市内の商店等でですね、チラシ等の配布を行っていると。また、交通安全教室なども実施をしているところでございまして、
高齢者への反射材の配布あるいは飲酒運転防止等の啓発、こういったことも実施をしているところでございます。 また、飲酒運転撲滅の関係のご
質問もありました。そういった点では安全対策というような点で取り組んでいるところでございますけれども、飲酒運転につきましてもチラシ等を
利用いたしまして、周知をしながら引き続き啓発活動を実施していきたいと、そんなふうに考えているところでございます。 また、関係機関であります交通安全協会ですとかあるいは
地区の安全会など、こういった団体の協力もいただきながら、飲酒運転撲滅に向けまして努力をしていきたいと、そんなふうに考えております。 よろしくお願いいたします。
○議長(
宮下宏君) 20番、山﨑雄平君。
◆20番(山﨑雄平君) 早目の点灯ということで道路に関係機関か交通安全協会か、大勢の方が出て啓蒙というか、そういう活動をしているのに出くわしたわけであります。チラシを配ったり、ティッシュを配ったりしているのも見受けました。でも
渋川の
市民会館に都はるみが来たときのように大勢の人が集まってくるの、それは1回こっきりの取り組み行事でありまして、継続は力というか何回も何回もすることがいいと思うので、にぎやかにセレモニーみたいに1回集まって1回で終わらせるのではなくて、レストランが毎日開いているように、そんなような、そこに行けばそういうのがあるんだという認識ができるような形のそういうのはやっているんでしょうか。
○議長(
宮下宏君)
市民部長、野口竹彦君。
◎
市民部長(野口竹彦君) 先ほどもお答えをしている部分もございますけれども、やはり交通安全、これにつきましては今ご
質問の中でもありましたけれども、引き続き繰り返しながら啓発を行っていく、こういった努力、これが一番大事ではないかと、そんなふうに考えているところでございます。それと啓発はもちろんでございますけれども、車を運転する方、あるいは道路横断等、歩行者の方々についてもですね、それぞれが自覚をしていただく、注意をしていただく、こういったことも非常に重要ではないかなと、そんなふうに思っております。
○議長(
宮下宏君) 20番、山﨑雄平君。
◆20番(山﨑雄平君) 警察に行ってすぐ目についたポスターがあるわけでありますが、飲んだら乗るな、飲むなら乗るなじゃなしに、その下の方に酒酔いは懲役5年、罰金50万とか、酒気帯びは懲役1年、罰金30万とか、人を死亡させた場合は何だとか、そういうのを見てきましたけれど、警察の中だけ張ってあると効果がないように思うわけで、その何層倍ものポスターをそこらじゅうに張らないと目にとまらないと思うんで、このポスターはいいなと、呼気検査拒否、妨害30万円以下の罰金とか、危険運転致死傷は最低20年の懲役とか、そういうのがもっとはんらんするぐらい目につくようにしてほしいと思います。いかがでしょうか。
○議長(
宮下宏君)
市民部長、野口竹彦君。
◎
市民部長(野口竹彦君) 飲酒運転撲滅等のポスターが警察で目につくというようなお話でありますけれども、これは市の職場におきましてもそういったポスターの掲載等も行っておりますし、免許を持っていればご承知だと思いますけれども、免許書きかえのときの研修も必ずその辺のところを自覚をしていただくという点で研修もやっているわけでありますし、またそれぞれの企業あるいは市役所においてもそうでありますけれども、職場での研修等も実施しているわけでありまして、ポスターだけが飲酒運転を撲滅するというわけではございませんで、それ以外の啓発活動につきましてもいろいろと実施をしているところでございます。 よろしくお願いいたします。
○議長(
宮下宏君) 20番、山﨑雄平君。
◆20番(山﨑雄平君) ここの資料の中に書かれていることに、地方団体の職員交通安全研修会、学校単位で実施することが全国的に実施されていくようになれば望ましい。
地域の警察、交番等々の応援をお願いし、警察は速度の取り締まりの実践からそれのみを業務としている一面がうかがえるが、誤解を招かない正しい方向へ改めていくには啓蒙活動が一番である。国民の自動車所有が一般化し、都市部において交通渋滞等が見える中で、間違ってうっかりミスによるちょっとの交通事故はある程度しようがないとしても、危険運転をするような形の事故をなるべく減らすために、そこらじゅうで周知徹底をさせることが大切だと書かれています。 最後に、年の瀬、宴席のふえる12月であります。議会もせわしい年の瀬でありますが、これから事故など遭わないようにして、みんなで悲惨な事故を防ぐ取り組みと手だて、工夫をしながら、新しい年が来るように意識し、住みやすい社会、新しい
渋川をつくっていただきたいと思います。 最後に、
市長に「ローカルマニフェスト」という本があって、これは何かあるごとに読み返している便利な1冊の本でありますが、最後のページに、いっぱい書かれた最後にまとめとして大きい見出しで最少の経費で最大の効果というところの下の方に、「
市長は全職員とのダイレクトコミュニケーションが必要です。」とかという文言が見つかっているわけなんですけど、「市が新しく始まった中で改革と実行、すべてはそこから始まります。」ということで、ダイレクトコミュニケーションというのは交通事故をとらえて言えばその関連でどんなことを工夫の中から職員だとかに周知徹底をさせる工夫をするか、ちょっと聞いてみたいと思います。よろしくお願いします。例えばダイレクトコミュニケーション、お願いします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。 (
市長木暮治一君登壇)
◎
市長(
木暮治一君) 最後にということでございます。私が出したマニフェストの中でのご
質問も含めて、交通事故対策というものも合わせてのご
質問だというふうに思っております。 私自身新しい市の中では住民の皆さん方の意識改革よりもまず職員の意識改革をという形で、いろんな角度から職員には注文をさせていただいております。そういった中において、なかなか大きくなったまちでありますから、部長、課長級の皆さん方にはお会いする機会が多いわけでありますけれども、残念ながら一般の職員の皆さん方には非常にお会いする機会がない。ましてや総合支所という形の中で分散した職員の方々にはなかなかお会いする、そしてご意見をお聞かせいただく機会がない、そんなことで私もこれからの取り組みといたしましても、でき得る限りそういった方々の、若い
人たちの職員の意識改革の中で提言等もいただくように努力していく所存でございます。 私も旧市の時代におきましては、わずかな職員でありましたけれども、会話をさせていただく、そして職員の方々の日ごろの悩みやお考えを聞かせていただく、そんな機会を持たせていただいたもんであります。そういったことを踏まえながら、これからも新しいまた年を迎えるわけでありますから、本年は大変な時期でありましたけれども、それらを乗り越えて新しい年を迎えた段階におきましては、より一層そういった職員とのコミュニケーションを大事にしながら、市政運営をしていきたいというふうに思っております。とりわけ今
議員が
質問の要点であります交通事故対策、これにつきましては非常に関心の多いものであります。警察等におきましても、そういった観点で毎年実施しております年末の非常事態の中での特別警戒もこの15日から行っていただくことになっておりますし、いろんな角度から交通事故防止、そして交通事故というものは本人の不手際もありますし、またそれによって相手に本当に不幸な目に遭わせる、また自分自身もそういった形になるということでございます。過日ある村の
議員さんが、道路に横たわっていたその方を不幸にして夜ひいてしまったと。その後の措置につきましては万全の体制で医療に運んだりそういったことがありますけれども、やはりそれによって刑を背負う、そんな事態があるわけでございますけれども、私どもはもちろんのこと、
議員各位また職員の皆さん方もこういったことにつきましては、万全の体制で意識を改革のまず第一歩としてこれからも取り組んでいただくように、私も頑張っていきますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
宮下宏君) 20番、山﨑雄平君。
◆20番(山﨑雄平君) 温かい答弁をありがとうございました。全国で100万もの人が事故を起こして、その事故は瞬時、まばたきのうちに人の幸せを奪ってしまいます。12月せわしい時期であります。宴席も多い12月でありますが、皆さんの意識で事故のない住みよい
渋川をつくっていただきたいと思います。 とりとめのない
質問で申しわけないと思います。 これで
質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
宮下宏君) 通告の順序により、市内巡回
バスの現況(運行・
利用・
地域等)について。 10番、須田愛作君。 (10番須田愛作君登壇)
◆10番(須田愛作君) 通告に基づいて
質問いたします。
合併して240平方キロメートルと広い面積の中に、約8万7,000人が住んでいますが、市内巡回
バスの現況、運行、
利用等について
質問いたします。1、
無料温泉バス送迎について。
合併前旧
赤城村では
高齢者福祉施策の一環で、敷島
温泉施設へ村のマイクロ
バスにより定期的な
送迎が行われ、また
無料入浴券も発行されていました。
無料入浴券の交付については新市の各
温泉施設共通の
無料入浴券が全世帯に配布されることになり、このことについては
合併による調整の結果だと理解しております。しかし、
赤城地区のお
年寄りの方々が毎月
楽しみにしていた
温泉に
送迎バスが廃止となったことで、行けなくなってしまったお
年寄りの皆さんががっかりしている。どこへ行っても不満の声が聞こえてきます。そこでお聞きします。新市の各公設
温泉施設への
無料送迎を行っているのは、どこの
温泉で運行の状況はどうなっているか。 詳細については自席にて
質問します。
○議長(
宮下宏君) 保健
福祉部長、森田一男君。 (保健
福祉部長森田一男君登壇)
◎保健
福祉部長(森田一男君) 新市の各公設
温泉施設への
無料送迎等の状況についてということでご
質問をいただきました。市の公設
温泉施設利用を目的に
無料送迎を行っているのは、現在は北橘のばんとうの湯だけであります。ばんどうの湯の
送迎の状況でありますが、北橘
地区内を5
地区に分け、5路線で9人乗りのワゴン車で
送迎を行っております。
送迎の回数等は月曜日から金曜日までの平日に1路線1日2往復運行し、1
地区当たりでは月に約4日
利用が可能となっております。 以上です。
○議長(
宮下宏君) 10番、須田愛作君。
◆10番(須田愛作君) 今公設
施設に対しては北橘村ということであります。それで
温泉施設の
送迎また老人
福祉センター的な
送迎はどういう状況でやっていらっしゃいますか。
○議長(
宮下宏君) 保健
福祉部長、森田一男君。
◎保健
福祉部長(森田一男君)
温泉施設への
送迎のほか、老人
福祉センター等への
送迎はどういう状況かということでございます。
渋川市には老人
福祉センターが3カ所ありますが、3
施設とも
実施方法等は異なった
施設への
無料送迎を行っております。
渋川老人
福祉センターでは日曜日ごとに旧
渋川市内を循環し、
送迎ともに1回行っております。
小野上地区福祉センターでは、福祉
バスとして平日週4日です。
地区内を2
地区に分け、2路線を午前、午後各1回
送迎しております。また、子持老人
福祉センターでは月曜から金曜日までの平日、
地区内を8
地区に分け、8路線を1日2
地区、午前、午後各1回
送迎しております。
○議長(
宮下宏君) 10番、須田愛作君。
◆10番(須田愛作君) 今
子持地区と
小野上地区は老人福祉的なことでやっておるということでありますけれども、
送迎バスの運行方法や運行内容は各
施設で異なっている状況はわかりました。しかし、敷島
温泉だけ
合併で
送迎が廃止になったのでは、
赤城地区の皆さんは納得できないし、今の段階では不平等ではないかなと、そんなように感じております。敷島
温泉は、今までは小野上
温泉、子持と同じような感じの老人福祉的な
温泉施設でありました。また、時間等も10時では不便を感じているということで、先ほど
須田勝議員からも言いましたけれど、どうして10時じゃ不便かということに関しては、9時ということは朝起きて家の中で仕事をしてこれから朝のおふろに入ろうかという朝ぶろ的な、今までやっていたまちの中の銭湯的な立場で
赤城の
人たちは
温泉に入ってまいりました。そういう中で今の段階、不平等ではないかということでやっておりますけども、敷島
温泉に関してはどう考えているかお願いします。
○議長(
宮下宏君) 保健
福祉部長、森田一男君。
◎保健
福祉部長(森田一男君) 先ほど57番
議員の答弁で
市長がお答えをしておりますが、
赤城の敷島
温泉だけ
送迎が廃止になったり、9時を10時にしたということもございます。この件については、
地域審議会でも
送迎につきましては同様のご要望もございます。また、
地域の住民の方から要望も提出されております。こういったことから市では
温泉施設や老人
福祉センターへの
高齢者の
無料送迎については、
高齢者の足の確保といった視点から、各
地域住民への公平な
サービスの提供といった観点から、整理が必要であると考えております。経費の問題や具体的な
実施方法、また既存の
路線バスや
タウンバス等の状況も含め、総合的に研究、検討を行いたいと考えております。
○議長(
宮下宏君) 10番、須田愛作君。
◆10番(須田愛作君)
市長にお聞きします。 先ほど
市長は
指定管理者になっているということでできないということを言っていらっしゃいました。今
赤城の中でユートピア
赤城と、ふれあいの湯と
渋川温泉が一つの
指定管理者の枠内に入っているかなと、そんなように思っております。そして、
渋川温泉の方に合わせたということは、ユートピア
赤城とふれあいの湯というのはイメージが同じ
温泉と思うかもしれないけども、
温泉そのもの入っている人が違うんだと、そういう感じで皆さん入っています。先ほど話したように、ふれあいの湯は本当に朝ぶろ的なまちなかの銭湯、そういう形がふれあいの湯の感じです。先ほど人件費とかいろいろそういう話が出てまいりますけども、ふれあいの湯に受け付けの人がいればいい。ふれあいの湯の場合は飲食はだめなんです。お茶しか飲めないんです。そういう飲食を伴ってやるおふろと、単なる銭湯的なおふろ、その辺を人件費一つに任せているんじゃなくて、ただ皆さんがそこの9時というのは、朝ぶろ気分もあります。今まで
渋川の銭湯も9時ごろからあいていたと思います。そういう雰囲気の中で皆さんがあるんで、人件費一つにしても受け付けの人が1人いらっしゃればいいのかなと、早く終わっていろいろ会社経営的にも考えるんだったら、今の会社だって早く出て出勤して3時間しか働けない。それだったら7時から出てくる人は10時に上がってもらえばいい話で、10時からまた新しく入る、そういう考えでふれあいの湯に対しては私はやっていかなければいけないかなと思っておりますけれども、
市長お願いします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。 (
市長木暮治一君登壇)
◎
市長(
木暮治一君) 開館時間につきましては、先ほど
須田勝議員からもいろんな角度から真剣な態度で
質問されました。私もその中でもお答えいたしましたように、今の勤務体制が新しく
指定管理者となった
渋川温泉の勤務体制の中で決められたわけであります。これが即そのように実施できるか。勤務体制を改めて組み立て直さなければならない、そんな事態もあるわけでございますけれども、そういった事態を考えながら、私は即答できないというふうにお答え申し上げたので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
宮下宏君) 10番、須田愛作君。
◆10番(須田愛作君) 多分これに対しては今
市長と言っても水かけ論になろうかと思いますけれども、これからの勤務体制に関しては
市長としても
渋川温泉という一つの会社でありますから、ある程度は営利を目的じゃないけれども、いかに会社ということに対して考えてもらえればいいかなと思っております。 次いきます。
路線バスについて
質問します。
温泉施設の
送迎のほかに従前
路線バスが各地を走っていましたが、
路線バスは
高齢者や子供たちの交通弱者にとっては欠くことのできない交通手段であると思います。
合併後の
路線バスの現況はどうなっているかお尋ねします。
○議長(
宮下宏君)
市民部長、野口竹彦君。 (
市民部長野口竹彦君登壇)
◎
市民部長(野口竹彦君)
合併後の
路線バスの現況についてということでございますけれども、平成18年2月に
合併をしたわけでありますが、市内の
路線バスは
バス業者の路線も含めまして全体で24路線に現在はなっております。内訳は、
バス事業者の路線が4路線、伊香保
タウンバスが4路線、それと
渋川タウンバスが4路線、北橘自家用
バスが2路線、それと廃止代替
バス10路線でございます。市の
バス事業に対する一般財源につきましては、18年度で1億円を超えるというような状況になっております。
バス事業者4路線を除きます20路線の平成17年度の乗客数でありますが、34万5,383人でありまして、平成16年度に比べますと、0.66%の増加というような状況でございます。
○議長(
宮下宏君) 10番、須田愛作君。
◆10番(須田愛作君)
バスに関しては、今私も
赤城地区の代表としてやっておりますけれども、今
子持地区も
タウンバス、伊香保
地区も
タウンバス、
渋川も回っていると、北橘も回っている。
赤城地区は私も
議員している時代から、
赤城は78平方キロメートルと広い中で、
深山線の
バス路線が1路線、勝保沢線、
溝呂木線と3路線しかありませんでした。私は、
合併する前から
赤城村にもよその
地域と同じような
タウンバス的なもんがこれから走っていかなければいけないかなと思っているやさき
合併しました。これは私自身も適地離れている私の
地区はいっぱいありますけれども、その78平方キロメートルの中に約1万2,000人が住んでおります。そういう中で全然横のつながりというのがありません。これから私たちも年をとっていくわけでありますけれども、先ほど山﨑
議員が言われましたように交通事故、これから皆さんが免許証を持っています。どこで免許証を返納するかというとき、タウン的な
バス、それがないと免許証の返納ができない、交通事故撲滅なんてきれいなこと言っても、我が
赤城地区にしてもほかの
地区だけでもないと思います。返納する勇気があるかないか。そのときに
バスがないとどうしましょうかと、そういうので
バス路線に対して
タウンバス的な各
地区を越えた流れで
温泉施設へ回る、駅に寄る、そういう
バスが週何回。そうかといって毎日走らせる必要はないと思うんです。私も聞いております。
高齢者の人が週2回でもいい、火曜日に
バスが来るんならそのとき買い物に行こうか、
温泉に行こうか。木曜日に来るんなら木曜日に行こうかなと。
高齢者になった
人たちが毎日出したってだめなんです。あるお店でもありました。土日にうんと売れるから毎日やってみたらどうだろうかと言いました。そうしたら毎日にしたら売れなくなっちゃった。今
赤城の直売所にしても土日で頑張っています。何で頑張っているかというと物を持って来る人も毎日出すんじゃなくて、土日に行けば
赤城の農産物も売れるんだよと、しかないんだよというような感じで
赤城の農産物も売れていると思います。そういう中で
バス路線に対しても、毎日空
バスを走らせるんじゃなくて、曜日を決めて走って
温泉バスに行けるような、そういう路線が今できないかと思っておりますけど、いかがでしょうか。
○議長(
宮下宏君)
市民部長、野口竹彦君。
◎
市民部長(野口竹彦君)
地域を超えた
バスの運行はどうかというようなご
質問をいただきました。現在
バス事業者の4路線を除きますと、先ほども触れましたけれども、20路線が市内を走っているという状況がございます。そして、
バスの運行形態につきましては委託によるものあるいは直営によるもの、または距離によって料金が違う従量制のもの、定額のもの、いろいろあるわけでありますけれども、これらにつきましてはそれぞれ
合併前の旧
市町村の状況がそれぞれ異なっていたわけであります。例えば観光地の路線ですとかあるいは住宅地、それから集落あるいは駅を結ぶ路線、そういった各
地域の特徴を生かした運行形態がとられてきているという状況、実態があるわけであります。そういった中で
バス事業にかかります費用が年間約1億円を超えるというような現状があるわけでありまして、これらについての早急な改善が必要になっている状況がございます。したがいまして、これら路線の実態把握を行いまして、地元住民の需要を十分に調査した上で路線の見直しを検討していきたいと、そんなふうに思っております。 よろしくお願いいたします。
○議長(
宮下宏君) 10番、須田愛作君。
◆10番(須田愛作君) 本当に240平方キロメートルという広い
渋川市であります。今その中で余りにもちょっと
合併したてで、皆さんの各
地域ごとの特徴が余りにも目につき過ぎているような感じがしてまいります。
市長も就任早々から一体感、一体感。同じ屋根の下の中にいるんだよと。それをいかに皆さんと一緒にやっていくんだよと、それは常日ごろ
市長も言っていることでありますけれども、本当に今の私の住んでいるところに関しては、手のひらを返されたような感じで皆さん住民思っております。何でだよと言われております。この辺が私たちも
合併してくる責任もあったかろうと思います。逃げる必要もありませんけれども、いかに
赤城地区そのものに対して今までのやり方がちょっと違う、いろいろ出ております。
バス路線本当に先ほど言ったように、いかに私たちが免許証を返納したときに足の確保がいかに必要か。それでないと皆さん住んでいても、またこれからなおさらあの
地域が過疎化が、少子高齢化が進んでくると思います。一極集中型、これは仕方ないかなと思っております。人口が集中するところ、そのまま過疎になっちゃうところ。これはいずれなってくると思います。そして、そういう残った
人たちの
高齢者がいかに元気よく年を重ねてもらえる
高齢者になっていかなければいけないかなと思っております。そして、先ほどの
温泉も絡みますけれども、ストレスの解消、お茶飲み的、公民館的というけれども、今公民館でも各
地域によって、田舎はそうはいかないと。やっぱり
温泉も絡みます。そうしてその
バスの運転に関して一極集中型の、過疎は過疎なりの残っている場所、そこに
バスを走らせる。それは本当に必要ではないかなと私思っております。今後私もこれに対しては、いかにその
バスに対してまちの中はずっと、
渋川市内もそうだと思います。集中していると思います、人口が。でも過疎は過疎になっているところがあります。そこは過疎のまんまじゃないようにしていかなければならない、そういうふうに思っていますけど、
市長の同じ屋根の下の住民たちが同じ家族と考えれば、どのように今後考えていくかお聞きします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) 本当に一つ屋根の下でということで私は申し上げております。そういった中で
バス路線につきましてはいろんな形での批判もあります。例えてみれば、旧
渋川市の中に走っております
タウンバス4路線につきましても、日中はほとんど人は乗っていないような感じで、何であんな大きい
バスを走らせるんだよと。うちの方を通してくださいよ、そういうものもあるわけでございます。全部が全部そういったまちの中を走らせるというわけにはいきませんけれども、でき得る限り
市民の方々の足の利便性を考えて、また普通
路線バス、有償
路線バスの範囲を超えないような形での
路線バスを決定しなければならないわけであります。
赤城地区の皆さん方が非常に多くの方々が大変な思いを持って
合併しなければよかったというふうな気持ちの中でのお話でありますけれども、先ほど来お話がありましたように、私どもの
合併の俎上に上がってこなかったという中での廃止ということでありまして、これは職員体制の中での取り組みからそういうふうになったというふうに思って本当に残念であります。でき得るならばそのまんま存続していただきたかったというわけでありますけれども、運転手の方が違う方面に入ってしまった。そういう事態の中でこれは村の運営の中で出たものでありますけれども、これらを受け継いだ新しい市といたしましても、全体的なことを考えながら、一体的な先ほど
須田議員がおっしゃられましたように、ルートの問題につきましても、ただ
赤城地区だけの問題でなく、ほかの小野上、子持、旧
渋川含めて、伊香保を含めてそういった形での巡回的なものができればいいなというふうにも私も考えているところでございます。できるだけ早期に検討をして期待されるような形での
バス路線が決定されるように、私どもも考えていきたいと思いますので、よろしくご理解をお願いいたします。
○議長(
宮下宏君) 10番、須田愛作君。
◆10番(須田愛作君) 今私たちも団塊世代の一人の中でいます。私たちの方も今土地改良はやっております。そういう中で都会に出たメンバーがたとえ幾らかでも生まれ故郷に帰ってきて、土地を確保してもらいたい。そして、幾らかでも農作業を自分たちの形でやってもらう、そういうような形で私も土地改良は進めています。そういう中で団塊の世代をいかに取り込むか、それによっては本当に
バスにしても団塊の人に対しても本当に免許証の返納が一番勇気の要ることだと思います。そのときこそ
バスの路線、いろいろ
温泉にしても皆さんのこれからの、私たちの今の先輩たちを見習うんじゃなくて、私は今自分たちが今後どうしたらいいかということを私は考えていかなければいけないかなと。その前にまず今住んでいる先輩たちの気持ちを酌んでやるんだったら、今の先輩たちの気持ちは今の
温泉、そういう足、それが一番大事かなと私は思っております。
市長に先ほどのふれあいの1回だけの
温泉ですか、
送迎のあれに関しては運転手さん1人確保すれば何とかなるかな。そんなように私は軽く感じました。運転手1人で済むんだったらそんなに人件費要らないかなと、そんなふうに私は感じております。帰ったら私はそういうふうに言います。
市長はそういうふうに言っていましたとは言わないけれども、運転手1人で何とかなると、そういうような感じの軽く私も考えて軽くできるんじゃないかなと私は感じましたので、きょうは気持ちよく
質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。私の
質問は終わります。 休 憩 午後零時2分
○議長(
宮下宏君) 休憩いたします。 会議は、午後1時に再開いたします。 再 開 午後1時1分
○議長(
宮下宏君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 通告の順序により、子持有線放送電話業務の廃止に伴う
子持地区における緊急事の情報伝達手段について。 56番、埴田彦一郎君。 (56番埴田彦一郎君登壇)
◆56番(埴田彦一郎君) 議長のお許しを得ましたので、通告に従い
質問をいたします。 子持有線放送電話業務の廃止に伴う
子持地区における緊急事の情報伝達手段についてお伺いをいたします。毎年全国各地において地震、台風、豪雨、津波など多くの災害が発生しています。災害は多くの場合、突然起こってまいります。被災地では情報が錯綜し、人々はパニック状態に陥ることも少なくありません。早く正確な災害情報を
地域住民に伝えることが最も必要であります。 本市において災害情報手段としては、
渋川地区、伊香保
地区、
小野上地区、
赤城地区、北橘
地区が防災行政無線を活用し、
子持地区は有線放送による屋外放送で対応いたしました。このような状況の中、昭和40年開局以来の機械設備をいまだに使用しており、機械設備の老朽化により来年2月末日をもって子持有線放送の一切の業務が廃止となります。その結果、
子持地区における緊急時の情報伝達手段であります有線放送による屋外放送も屋内放送も一切の放送が3月1日からできなくなるという深刻な状況になっております。11月9日、子持有線放送農業協同組合長名で
子持地区全体の約54%に当たる有線放送加入世帯約2,000世帯に対し、41年間にわたる通話及び放送の手段として
利用されてきた子持有線放送電話業務の廃止についての通知が配られました。 通知の内容の一部を紹介したいと思います。「子持有放は昭和40年1月に開局し、以来通信と放送をあわせ持った特性を生かし、
地域の情報手段としての役割を果たしたのではないかと思っております。通話を初め学校放送等の各種の番組、屋外放送での緊急事項の伝達、各種団体の役員さん宅からの一斉放送で、皆さんにご
利用いただきました。このたび
施設の老朽化のため、やむなく平成19年2月28日をもって業務を廃止することになりました。維持管理が困難な老朽化に加え、情報通信の飛躍的な発達の中で、
利用価値の見直し等を考え合わせ、今が適宜だと判断し、理事会、総代会において業務の廃止を議決いたしました」との内容でありました。子持有線放送農業協同組合は、11月17日には既に電柱、ケーブル、交換器、宅内受話器撤去工事の請負契約も締結しております。業務廃止後、直ちに撤去工事に入る予定と聞いております。 そこで
市長にお伺いいたします。
市長は、5月10日の第3回市議会臨時会において
市長施政方針が示され、新市におきましては、当面の財政状況は厳しい状況ではあるが、
市民サービスの向上や
地域の活力を支えるために必要な社会基盤の整備などを初め、安全で安心な生活環境の整備を進めていく所存であるとの考えを述べておられます。また、
合併協議の中では平成16年12月に新市建設計画が策定され、
合併後10カ年の計画で
合併市町村の速やかな一体化の確立を目指すとあります。その中で新市建設の主要事業の一つに、消防防災体制の充実が掲げられておりまして、地震、火災等の災害に的確に対応できるよう、防災設備、防災行政無線の整備を行い、一体的な防災機能の向上に努めるとあります。防災行政無線整備計画については、いつから実施する予定なのか、また今回の
子持地区の状況を踏まえ、計画実施を早める考えはないかお伺いをいたします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。 (
市長木暮治一君登壇)
◎
市長(
木暮治一君) 子持有線放送の廃止に伴いますその対応策についてのご
質問であります。 子持有線放送農業協同組合が来年2月末に廃止されるということに伴いまして、
子持地区に対します火災等防災関連情報の伝達情報についてのご
質問でありますけれども、有線放送農協からの機械設備の老朽化によります来年2月末に廃止するという急な連絡をいただきました。現在非常に驚きの中で今その対応等について調査検討中であります。この問題につきましては、公共放送を担っていただきました有線放送農協が余りにも突然な対応で、市に対しての今ご
質問をいただくような結果になったということは、私ども行政にとりましても、まことに遺憾なことであります。有線農協放送からのそういった連絡をいただきまして、先ほどご
質問のとおり住民の安全、安心優先社会の整備は重要な政策の一つでありまして、新市建設計画におきましても、消防防災体制の充実として掲げ、防災行政無線の整備を推進していくことにしておるところでございます。 ご
質問の防災行政無線整備計画でありますけれども、子持有線放送農協の廃止の連絡が入る前に、主要施策としての位置づけ、また全庁的に他の事業、計画等とあわせて精査をいたしまして、緊急度、優先度等を考慮しながら、また国の防災無線のデジタル化の方針等を踏まえまして、平成22年度からの総合的にかつ計画的に整備していくこととしているところでありました。 防災行政無線整備計画の計画実施を早めてとのご
質問でありますけれども、
子持地区の有線放送の廃止ということで、
子持地区の状況が大いに変わったわけでありますから、計画の実施の前倒し等につきまして、また他の事業計画等を勘案しながら、検討研究をしていきたいというふうに考えているところであります。この問題につきましては、常に部長会議等におきまして、できるだけ早期に情報を早く把握し、この対応を考えていかなければならないという形で今までも協議してまいりました。しかしながら、もう既に廃止の日時も決まり、撤去の契約もしている、そんな事態の中で私どもといたしましては、それが今後につながる緊急の対応としていかようにしていったらよいか、
子持地区のそういった防災を旨といたします広報無線等につきましても、非常に心を痛めながら今検討をしているということでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
○議長(
宮下宏君) 56番、埴田彦一郎君。
◆56番(埴田彦一郎君) ただいまのお話を聞いておりますと、防災行政無線の計画につきましては、いずれにしてもまだ先のことだというぐあいに受けとめました。そこでもう一度お願いをいたします。ことしの秋には全国各地においてクマが民家に出没するというニュースがありまして、
子持地区におきましてもクマが出没し、屋外放送で対応をいたしました。有線放送の廃止となるとすぐ影響が出るのが今申し上げたような緊急時の屋外放送ができなくなり、3月1日以降
子持地区においての尋ね人や火災、地震などの災害に加え、第4回の
定例会において可決されました国民保護協議会条例に関連する緊急対策等緊急時の情報伝達がなくなることになります。突然の有線放送の廃止なんだから、当面は火災や災害時でも広報車による情報活動だけでもやむを得ないとの考えもあるかもしれません。2年前の新潟県中越地震のとき、私もボランティア活動の一環として川口町にまいりました。そして、倒壊した家屋の後片づけをお手伝いをいたしました。そのとき川口町役場の職員の方から聞いた話ですけれども、災害時の広報に広報車も出たそうですけれども、道路の傷みが激しくてとても思うような活動はできなかったというぐあいにお聞きをいたしました。広報車のみでの対応は非常に難しいことはそのときにわかりました。口では簡単に広報車を出せばいいということでは済まされない、そういう状況だそうです。いつでもどこでも災害が起こることを覚悟し、備えを強化することが大切なことであります。
子持地区住民が今一番心配していることは、緊急時の情報伝達手段に空白ができることです。有線放送組合の都合で急に廃止するわけだから、行政としては突然過ぎてそんなすぐ対応はできないないよということで済ませられる話ではないと思います。11月1日には有線の組合長から
市長あてに屋外放送廃止の通知を発送したと聞いております。廃止まで4カ月の期間があるわけです。冬の到来と同時に火災のシーズンに入ります。先月の中旬に
子持地区において3件立て続けに建物火災が発生しました。1件目は、11月18日土曜日の早朝4時半ごろの発生で一部焼失で済みました。2件目は、11月20日月曜日午後3時半ごろで、これも一部焼失で済みました。しかし、3件目は11月21日、午前零時半ごろで全焼というぐあいな結果になりました。いつ発生するかわからない火災や災害、この緊急事態に速やかに出動願わなくてはならない消防団員に対しての情報伝達、またいち早く正確な災害情報を
地域住民に伝えなければなりません。
一般質問をするに当たり、私も有線放送事務所へ行きまして、42年間使い続けた機械本体を見せてもらい、いまだに使っている、戦後間なく使われておりましたクロスバーやリレー関係、よくここまで使ってこられたと感心した次第であります。 また、廃止についていろいろ話を伺いました。その中で今の屋外放送塔をそのまま活用して緊急放送ができる方法はないのか、職員に
質問してみました。有線放送に出入りしている業者の話として、職員が話してくれました。有線の回線からNTT専用回線に切りかえる工事と、子持総合支所に新しく屋外放送制御装置を設置すれば、屋外放送や受信機をそのまま活用しての屋外放送ができる方法が一番簡単であるという話でした。そこで安全で安心な暮らし守る観点からいっても、3月1日から
子持地区の住民や消防団員に対して速やかに情報伝達をするために、緊急措置的に災害防災行政無線の整備がされるまでの間、NTT専用回線を活用するなどの方法により屋外放送ができる体制の整備をする考えがあるのかないのか、
市長にお伺いをいたします。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) 非常に重要な問題でありまして、私どもといたしましてもいろんな形での折衝を行うように鋭意お話をさせていただいてまいりました。しかしながら、本格的な話のまとまる前にそういった形で決定をされて、住民の方々に周知をしてしまったということであります。
地区の54%という多くの
市民の方々に大変長い年月
利用されてきた有線放送農協は、こういう形で終末を告げるということは
地域にとっても最も重要な課題でありますし、私ども行政を担う人間といたしましては、
地域の方々に非常に不便をかけるということで本当に苦慮しているわけでございます。災害時の情報伝達等をその手段に空白期間がないように行政防災無線が完備されるまでの間、応急措置的に既存の屋外放送塔を活用いたしまして、NTT回線による屋外放送の考えについてでありますけれども、現在使用や費用等について調査をしているわけでございます。その整備についても3カ月ほどかかるというふうなことでございます。その間放送をいかにしていくかというものも含まれるわけでございますから、そういったことを踏まえながら、果たしてそれで可能かどうかというのも使用してみなければわからない点もあるわけでありますから、この期間につきましてはでき得るならば私どもといたしますれば、撤去期間といいますか、閉止する期間をもう少し長目に検討していただく、そういった形の中で私どもといたしましては、当然今までの
施設が十分にこれからの使用に耐え得るものかどうかというものも精査しなければならないものがあります。広報塔につきましても、これが今後につきましても
利用できるかもという問題も含めながら、予算編成につきましてもそういったことを勘案しながら検討させていく期間が欲しかったなと、そういう気持ちでございます。 そういったことにつきましては、でき得る限り
子持地区の皆さん方にご不便をかけないような形で、組合長さんにもおいでをいただき、そういった協議をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(
宮下宏君) 56番、埴田彦一郎君。
◆56番(埴田彦一郎君) 災害等緊急伝達手段の空白時間を極力少なくする方向で検討していただけるというぐあいに受け取りました。そういう答弁を
市長からいただきました。
子持地区住民1万2,000人の皆さんが安全で安心して暮らせるためにも、どうか一日も早く対応をしていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 そこで消防団員や住民への一斉伝達については、どんな知恵を絞っても屋外放送にかわる有効な手だてはほかにはないと思いますけれども、最後に
子持地区住民が今一番心配をしていることは、空白期間が仮にできて、不幸にも真夜中に火災が発生した場合、消防団員や住民への伝達手段として具体的にどのように対処されるのかをお聞かせいただきまして、私の
質問を終わらせていただきます。
○議長(
宮下宏君)
子持総合支所長、須田孝君。 (
子持総合支所長須田 孝君登壇)
◎
子持総合支所長(須田孝君) 緊急伝達手段の空白期間における夜間の火災発生時に対する消防団員への伝達はどうするのかとのご
質問をいただきました。時間帯または場所によっては聞こえない場合もありますが、消防北分署並びに子持総合支所からのサイレンによる伝達、正副方面隊長及び各分団長には消防本部からの一斉指令による伝達で行い、また住民に対しましては広報車による広報を実施していきたいと思っております。また、住民みずから情報を得る手段といたしまして、消防署の火災情報電話
サービスの
利用を周知していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 (44番飯塚貴美夫君午後1時25分退席)
○議長(
宮下宏君) 通告の順序により、1
地域内市道の融雪設備の新設及び既設箇所の補修改良について。2 石段街の手すり設置事業の継続について。 74番、箱田昭二君。 (74番箱田昭二君登壇)
◆74番(箱田昭二君) ただいま議長より発言の機会、お許しを得ましたので、2点ご
質問をいたします。 1点でございます。
地域内市道の融雪設備の新設及び既設箇所の補修改良についてお伺いをいたしたいと思います。ご承知のとおり
伊香保温泉地域は地形的、立地的に見ていただきましても、日照時間が短く、なおかつ北を向いた格好の傾斜地にございます。したがいまして、降雪または除雪等によりまとめられました雪がなかなか解けません。日中解けますと、また夜ご案内のとおりの高地にございますので、またすぐに凍ってしまうということの繰り返しでございます。でございますので、これに対しまして
伊香保温泉といたしまして、また
地域といたしまして、来迎客の安全を最優先にするということを考えなければなりません。したがいまして、既設の融雪
施設も設置後既に十有余年を経ておりまして部分的に手直し、補修の必要があるというところが出てまいりました。よって、手直しをするということと新設をする、そのことを実行していただくことによりまして誘客をし、来ていただきましたことのお客さんの利便と安全、これを保証、確保しなければならないのではないかと考えております。これにつきまして、市といたしまして、どのように対処されていくか、1点お伺いをいたします。 もう一つでございます。これにつきましては、ご案内のとおり
伊香保温泉のメーンでございます石段街でございます。石段街もご案内のとおり三百五十数段ございます。これが
かなりの急坂にありまして、段差もございます。現在手すりが設置をされつつあります。この手すりの設置につきましても、平成9年に提起をいたしまして、11年に議会で可決をされております。13年以降継続工事ということで現在進んでおるようでございますが、先日
質問に先立ちまして現地を見てまいりました。まだ約3分の1設置がされておりません。これについて市といたしまして、できるだけ早急に継続設置をお願いしたい、どのようにお考えになるかお聞かせをいただきたいと思います。 なお、具体的なことにつきましては、席にて
質問をさせていただきます。以上でございます。
○議長(
宮下宏君) 伊香保総合支所長、井上晃君。 (伊香保総合支所長井上 晃君登壇)
◎伊香保総合支所長(井上晃君) 箱田
議員からご
質問いただきました2点についてお答えをさせていただきます。 まず、1点目の伊香保
地域内の市道の融雪設備の新設並びに既設箇所の補修改良等についてのご
質問でございますが、設備の新設につきましては、本年度実施事業の
伊香保温泉再生事業、市道雷之塚神社線2号ほかの防災道路改良工事において一部ではありますが、ガスによるロードヒーティングを1カ所設置することになっております。なお、今後においても設置が必要と思われる箇所の調査研究を行い、整備計画を定めて対応をしていきたいと考えております。 既設の設備につきましては、昭和56年から57年にかけて群馬県が雷之塚神社線のうち、通称武太夫坂あるいは八幡坂と呼ばれているところに、下水道の処理水を
利用した散水式の消雪
施設を設置し、その後伊香保町独自では平成6年から平成9年にかけて電熱式のロードヒーティングを合計7カ所、これは距離にいたしますと840メートル、面積でいきますと4,304平方メートルになりますけれども、この7カ所に整備をいたしました。以降漏電故障等の部分補修を行うなど
施設の維持管理に努めているところでございます。また、各
施設とも耐用年数がおおむね15年程度でありますので、新設箇所とあわせて改良補修等の関係につきましても整備計画を策定をいたしまして、対応をしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 次に、石段街の手すり設置事業の継続関係についてのご
質問でございますが、本件につきましてはご指摘のように平成13年度以降数度にわたり設置を進めてまいったわけでございますが、現在石段街の上の方と下の方のところには設置をされてありますけれども、未設置部分がおおむね14カ所まだ残っているという状況でございます。ここの部分につきましては、手すりの設置位置について地元の意見がまとまらないために今日に至ったという経過がありましたが、これについてもようやく設置位置の調整がつきましたので、平成19年度において残りの全部の部分について設置をする予定で予算計上をお願いをしているところでございます。 以上でございます。
○議長(
宮下宏君) 74番、箱田昭二君。
◆74番(箱田昭二君) 今支所長から説明がございました。これは総合開発でやるんだということでございますが、たまたま私が今回それを提案いたし、
質問しておりますのは、現在既設の場所でも道の上から入り口のところ何メートルかに未装置のところがあるわけでございまして、未設置のところがスリップしやすいわけですね。ほかから来られた方の場合、そういった地形的な要件が把握できておりませんので、時々上り口、下り口でちょうどスリップをしておるのをよく見受けます。事故が起きてからではこれは遅いのでございまして、その事故が起きる前にそういったものを補修、補充をすることによって事故を未然に防ぐ必要があるのではないかということでございます。なぜかというならば、伊香保へ来てください、
温泉へ来てください。今度は
渋川市の伊香保へ来てくださいと言っているわけでございます。来ていただいたお客さんの安全、利便を図るのが誘客をした立場である団体の責任ではないかというふうに感じるわけでございます。でございますので、こういったことをできるだけ早くやっていただきたいというふうに考えております。これは
市長にお伺いしたいんですが、
市長はスローガンとして改革実行というふうに上げられております。必要なことでございます。たまたま偶然にも来年は亥年でございます。猪突猛進では困るのでございまして、猪突猛進ではなく猪突前進、邁進という心構え、気構えでこの事業の対処に当たっていただきたいと思うんですが、いかがお考えでございましょうか。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。 (
市長木暮治一君登壇)
◎
市長(
木暮治一君) 箱田
議員の伊香保
地区を愛する心を持ったご
質問をいただきました。安全、安心のまちづくりが私ども
渋川市のモットーでもありますし、特に最近の新聞紙上等におきましても、ほかの
温泉に比較して
伊香保温泉の来客の方が多くなっている、そういう経過を承知しております。関係の皆さん方の大きなご努力の中でそのような成果が出つつあるなという感じを持って、本当に喜ばしく思っているところでございます。いよいよ冬の時代に入り、また1月末には国体、スケート、ホッケー大会が催されるわけであります。そういったものを控えながら、来客の多いことを願っているものとして、やはり安全、安心
施設の完備は最も重要なことだというふうにも認識しておりますし、ただいま総合支所長の方から伊香保のそういった計画につきましても説明をさせていただきました。このことにつきましては、伊香保の特性を十分認識しながら、来客の皆さん方に安心しておいでいただけるような施策をこれからも続けてまいりたいと思いますし、できるだけ早期に完成するように私どもも意を尽くしていきたいと思いますので、そういった意味合いにおきまして、ただいまご指摘ございました猪突邁進でありますか、そういうことで頑張っていく所存でございますので、よろしくご指導賜りますことをお願い申し上げます。
○議長(
宮下宏君) 伊香保総合支所長、井上晃君。
◎伊香保総合支所長(井上晃君) 先ほどの既設の
施設の切れ目のところの部分が少し残り、スリップ等で難儀をしている車を見かけるというようなご
質問でありましたけれども、これらにつきましても既設の
施設につきましては、雪が降り始めますと自動的に機械が感知をして電気が入るような形になっているわけですけれども、これがそのまま使った場合にはある程度積もってからでないと機械が作動してこないというような欠点もありますので、こういった対応につきましては雪が降りそうなときには、事前に職員が回ってスイッチをあらかじめ入れておいて対処をするとか、あるいは先ほど申し上げました7カ所については市道の部分でございますけれども、県道に接する部分につきましては県の方にもこういった
施設の設置を働きかけておるわけでございますけれども、県の方は電熱等のものについてはなかなか難しいようであります。しかしながら、降った場合に早く解けるとかそういったものの工法が幾つかあるようで、これらの研究をしながら舗装改良のところでこういったものの設置も考えているようでございます。一つの例を申しますと、ビジターセンターから少し
渋川の方へ下るカーブのところに路面の中に、ゴムが埋め込まれているようなところが見受けられるかと思いますが、これも融雪施工の一つというようなことで、特に急な部分につきましては、そういった形で今後対応していただいてもらうようなことで話し合いが進められているところでございますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。
○議長(
宮下宏君) 74番、箱田昭二君。
◆74番(箱田昭二君) 続きまして、もう一件の手すりについてでございます。この手すりは伊香保のメーンにあるとともに、お客さんの安全、利便、これを増すことは間違いないことでございまして、現在も施工を続行されているわけでございます。でございますが、この手すりの設置の石段へ出るまでの、
温泉街に入ってから石段までの
温泉街の道路の状態がまことにひどいのです。これについては歩いておるお客さんが時々つまずく、転ぶ、こういったものを目にしております。また、話をされたお客さんもすごく歩きにくい道だねと、人が来るところだからもう少しお金をかけないかねと、こう言われます。こういった点はもう少し早くできれば対処していただきたいのですが、この面についてはどのようにお考えであるか。これはご案内のとおり、
渋川市の一部に伊香保もなりました。したがいまして財布は一つでございます。伊香保でお客さんが大勢温まってくれますと、即
渋川の財布も温まるわけでございます。その点もよく念頭に置かれまして、できるだけ早くこういった関連の
施設も完成をされることをお願いしたいと思いますが、市当局といたしましては、どのように対応されますでしょうか。この件につきましても、既に
地域議会では既に議決をして着工ということになっておりましたが、いろいろの事情がございまして、皆さんご案内のとおりでございます。まだ着工がされていない状態でございます。これは既に予算化をされている問題でございますので、この点につきましてもできるだけ早く対処をしていただきたいと思いますが、市並びに支所としての対応をお願いいたします。
○議長(
宮下宏君) 伊香保総合支所長、井上晃君。
◎伊香保総合支所長(井上晃君) 石段街以外の道路の状況が非常に悪いというようなご
質問かと思いますが、これは
議員ご指摘のとおり大変状態がよくないところも一部にはあるかと思います。これらにつきましては、先ほどロードヒーティングを入れるということの改良をするところにつながる三丁目通り、これらの部分につきましては前々からご指摘をいただいておったところでございますけれども、これらにつきましても先ほどのまちうち再生事業の中で計画がされておりまして、今年度に防災道路ができ上がった後、来年度の予定で今計画を進めているところでございます。 なお、このほかにも石段街に行く部分の道路が幾つかあるわけですけれども、これらの道路の状態につきましても、特に状態のひどい部分あるいは歩道等がなくてお客さんが危険をこうむる部分が多いというようなところにつきましては、できるだけ早く対応をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
宮下宏君) 74番、箱田昭二君。
◆74番(箱田昭二君) 今支所長からできるだけ早くということでございますが、できるだけ早くというのはこれは具体性がないのであって、いつからやるのであるかわかりません。19年にやるのか、20年にやるのか、10年先になってこれができるだけ早くなんて、それでは話にならないのです。ですから、早くやっていただきたいと言っているのでありまして、これは支所長に言ってもどうしようもないんで、これを叱咤激励し、指示し、これを施工させ、実行させるのは市当局でございます。
市長並びに建設部長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
宮下宏君) 建設部長、吉田俊孝君。 (建設部長吉田俊孝君登壇)
◎建設部長(吉田俊孝君) 道路全般的にわたっての悪い箇所を早急にというご
質問であろうかなと思います。現在伊香保
地区におきましては、一般の新しい今度の市道、通常の市道と、それからまちづくり再生事業に伴った道路改良というふうなことでの、それぞれ事業が進んでいくような状況であるかなと思っております。まちづくり再生事業については一定の期間、また一定の事業費の中でそれぞれ計画があるかなと思っておりますが、一般の市道の関係については今ご
質問いただきましたように、旧伊香保
地区のみならず、どこの
地区についても同じでありますが、それぞれの不都合が生じたり悪い場所というふうなことについては、先ほども
市長からも話がありましたように、安全、安心の問題、また事故なりそれから保障、賠償の問題というふうなことも生じますので、道路上の管理も含め、改良なり整備なりに努めていかなければならないと、それぞれ考えております。そういうことからしまして、どこの
地区においても各支所との緊密な連携のもと、できるだけそういう早期な補修が必要な場所においては、なるべく早期な、早目な事業費の確保も含めまして早期な対応をとっていかなければならないというようなことで思っております。道路の管理、維持、補修等については、これは大切な問題であるかなというようなことの認識でおりますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(
宮下宏君) 74番、箱田昭二君。
◆74番(箱田昭二君) 今お話を聞きましたところ、見て聞いてでなくて、そこへ実際に来ていただくということが一番確実であって、一番わかりやすいことです。どうですか、市として
伊香保温泉へ忘年会でもおいでになりませんか。そうすると、いかにいい道であるかよくわかります。実に歩きにくいんです。これが道かなというぐらいひどいんです。ですから、そういったところを早く手直しをしていただきたいということです。そんなに長い距離ではございません。大体300メートルの距離でしかありません。幅員も3メートル80から広いところでも4メートルぐらいのところです。ですから、今お願いしているわけです。大体おいでになったお客さん、七、八割ぐらいの方がここをお歩きになるところですね。ですから、こういったところは早く来てくださいというからには、来ていただく人の便利ということを考えなければならないと思います。来てくれたお客さんがまた伊香保へ来てみようというような思いを起こすようなイメージ、印象を与えるようなことが必要なんです。今それが逆なんですね。こんな道が悪くてこんな坂で走りにくいところはだめだと、こう言うんですね。そういう状態ですと、ご案内のとおり
伊香保温泉ピーク時には176万人ほどの来迎客があったわけです。18年度は115万から120万です。60万人ほど減っているわけです。ほかの観光地みんな寄せても60万ないと思いますがね、この前見せていただきました。そういったことも念頭に置いていただきまして、もとを大きくして潤わせることによって周りのこともできるようになるわけです。先ほども申し上げましたように、伊香保と
渋川は一応相関関係にございます。伊香保で温まって帰る人が多くなれば、
渋川の財布も温まるんですよ、即。一番早いんです、これ、実効が上がることです。使ってむだのないお金だから使っていただきたいと、こう言っているわけです。
市長、いかがでございましょうか、お答えいただきたいんですが。
○議長(
宮下宏君)
市長、
木暮治一君。
◎
市長(
木暮治一君) 大変伊香保の
地域の整備につきましては、今年度も多くの職員にご苦労をいただいているわけでございます。特にまちづくり再生につきましては、新たな職員を送り込んでの対策も進めてまいりました。そういった観点から今箱田
議員からご
質問いただきましたように、まちの中の道路というものはできるだけ
温泉街を歩いていただく、これはもう
温泉街の振興には欠かせない問題だというふうにも私も認識しておりますし、そういった観点から県とのいろいろな協議の中で今調整中でございます。そういったものを含めながら、市でやれるもの、即やれるもの、いろいろ勘案しなから、これからもできるだけというふうについてまいりますけれども、早期に実現するよう努力してまいります。