太田市議会 2024-03-08
令和 6年3月予算特別委員会−03月08日-03号
令和 6年3月
予算特別委員会−03月08日-03号令和 6年3月
予算特別委員会
令和6年3月
予算特別委員会記録(第3日)
令和6年3月8日(金曜日)
〇出席委員(11人)
委員長 久保田 俊 副委員長 谷之木 勇 作
委員 山 水 めぐみ 委員 川 岸 靖 隆
委員 高 野 博 善 委員 八 長 孝 之
委員 木 村 浩 明 委員 松 川 翼
委員 松 浦 武 志 委員 高 橋 え み
委員 白 石 さと子
〇説明のため出席した者
市長 清 水 聖 義 副市長 木 村 正 一
教育長 恩 田 由 之 企画部長 高 橋 亮
総務部長 瀬 古 茂 雄 市民生活部長 大 谷 健
文化スポーツ部長 松 本 和 明
福祉こども部長 冨 岡 和 正
健康医療部長 大 澤 美和子 産業環境部長 井 上 恵美子
農政部長 金 澤 誠 都市政策部長 田 村 敏 哉
行政事業部長 阿 部 政 夫 会計管理者 青 木 繁 幸
消防長 竹 内 富 雄 教育部長 小 内 正
秘書室長 笠 原 淳 一 企画部副部長
(
コンプライアンス推進室長・国際課長)
清 水 純 一
総務部副部長(総務担当・防災防犯担当) 総務部副部長(税務担当)
前 原 郁 田 村 克 弘
市民生活部副部長(市民生活担当) 市民生活部副部長(
行政センター担当)
若 旅 由貴雄 山 影 正 敏
文化スポーツ部副部長(スポーツ担当)
文化スポーツ部副部長(文化芸術担当)
武 藤 光 幸 増 茂 弥 生
福祉こども部副部長 吉 田 道 宏 健康医療部副部長 高 柳 安 伸
産業環境部副部長 笠 原 優 農政部副部長 川 田 佳 信
都市政策部副部長(都市建設担当) 都市政策部副部長(土木建築担当)
高 橋 之 雄 富 島 公 則
行政事業部副部長 森 尻 剛 史 消防次長 丹 沢 学
中央消防署長 岩 崎 守 正 教育部副部長(管理担当)
長谷川 晋 一
教育部副部長(指導担当) 監査委員事務局長 浅 香 信
関 口 義 明
農業委員会事務局長 高 柳 雄 次 企画部参事(企画政策課長)
矢 羽 賢 一
企画部参事(行革推進課長) 企画部参事(人事課長)中 村 友 精
岡 田 和 浩
企画部参事(情報管理課長) 企画部参事(
情報管理課主幹・DX推進担当)
大 沢 英 利 手 塚 光 春
総務課長 齋 藤 尚 仁 財政課長 大 橋 隆 雄
総務部参事(管財課長)尾 島 剛 総務部参事(契約検査課長)
富 田 智 幸
危機管理室長 茂 木 房 士
中央地区振興課長 大 関 孝 広
市民生活部参事(南地区振興課長) 東地区振興課長 澁 澤 浩 之
小 池 哲 也
北地区振興課長 小 堀 順 久
尾島地区振興課長 長谷川 雅 弘
新田地区振興課長 山 崎 弘 子
藪塚地区振興課長 渡 辺 幸 雄
文化スポーツ部参事 文化スポーツ部参事(
スポーツ振興課長)
(文化スポーツ総務課長) 新 島 由 光
柳 勝
スポーツ学校担当課長青 田 晃 一
スポーツ施設管理課長小此木 淳
文化スポーツ部参事(学習文化課長) 福祉こども部参事(こども課長)
平 賀 英 夫 富 岡 義 雅
健康医療部参事(健康づくり課長)
消防総務課長 尾 花 公 司
鴇 田 久 剛
消防本部参事(予防課長)
消防本部参事(警防課長)
近 藤 真 一 勝 沼 尚 士
消防本部参事(救急課長)
消防本部参事(通信指令課長)
池 上 尚 夫 新 島 亨
消防本部参事(東部消防署長) 西部消防署副署長 亀 井 弘 貴
柳 澤 実
消防本部参事(大泉消防署長) 教育部参事(教育総務課長)
小 島 一 也 田部井 伸 夫
学校施設管理課長 川 出 直 人 教育部参事
(
学校施設管理課主幹・給食担当)
中 島 孝 之
文化財課長 静 野 勝 信 生涯学習課長 萩 本 佳 久
教育部指導参事(学校教育課長) 教育部参事(
市立太田高校事務長)
栗 原 信 義 秋 庭 尚 広
総務課法制係長 天 貝 浩 平
スポーツ振興課スポーツ係長
加 藤 恵 介
〇
事務局職員出席者
事務局長 関 根 進 議会事務局副局長(議会総務課長)
茂 木 浩 之
議会総務課総務係長 佐 野 治 久
議会総務課長補佐(議事係長)
青 木 真 彦
議会総務課係長代理 茂 木 美 絵
議会総務課係長代理 加 藤 正 晃
議会総務課係長代理 石 塚 克 也
議会総務課主任 稲 葉 麻 莉
議会総務課主事 藤 塚 朋 大
会議に付した事件
〇審査
議案第10号 令和6年度太田市一般会計予算について
(歳入 教育費に係る歳入)
(歳出 9款消防費、10款教育費)
〇総括質疑・討論・採決
議案第10号 令和6年度太田市一般会計予算について
議案第11号 令和6年度太田市
国民健康保険特別会計予算について
議案第12号 令和6年度太田市
後期高齢者医療特別会計予算について
議案第13号 令和6年度太田市八王子山
墓園特別会計予算について
議案第14号 令和6年度太田市
介護保険特別会計予算について
議案第15号 令和6年度太田市
太陽光発電事業特別会計予算について
議案第16号 令和6年度太田市
下水道事業等会計予算について
◎ 開 議
午前9時30分開議
○委員長(久保田俊) ただいまから本日の会議を開きます。
◎ 発 言 の 許 可
○委員長(久保田俊)
白石さと子委員から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
◆委員(白石さと子) 昨日の審査区分3、8款土木費における東部幹線道路についての副市長への1回目の質問について、取消しさせていただきたいと思います。
○委員長(久保田俊) ただいま
白石さと子委員から発言の取消しの申出がありましたが、これを許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、
白石さと子委員からの発言の取消しについては許可することに決定いたしました。
次に、木村副市長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
◎副市長(木村正一) 昨日の審査区分3、8款土木費についての
白石さと子委員の質疑に対する1回目の答弁について、取消しさせていただきたいと思います。
ただいま木村副市長から発言の取消しの申出がありましたが、これを許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、木村副市長からの発言の取消しについては許可することに決定いたしました。
◎ 9款消防費に対する質疑
○委員長(久保田俊) 9款消防費について審査を行います。
ご質疑ありませんか。
◆委員(川岸靖隆) まず、230ページ、9款1項2目非常備消防費についてお伺いいたします。令和6年度予算ですが、令和5年度予算と比較しましてかなり増額していると思いますが、こちらについて主な要因がございましたらお聞かせください。
◎
消防総務課長(尾花公司) 非常備消防費の予算要求の関係ですが、今定例会に太田市消防団条例の一部改正をご提案しているところでございます。これにつきましては、国の総務省消防庁が定めました消防団員の報酬等の基準を踏まえまして、本市におきましても消防団員の処遇改善を行い団員の確保を図るため、年額報酬とは別に新たに出動報酬等を創設したものでございます。それに伴いまして報酬額等が増額となってございます。
◆委員(川岸靖隆) 令和6年度ですが、令和5年度に遡りまして、本市では、ちょっとマイナスな報道というか、ニュースが少しあったと思うのですけれども、本市には、消防団係というところが所管していると思うのですけれども、以前は消防団課という課の位置づけだったと思うのですが、今その係になっている理由は何かありますか。
◎
消防総務課長(尾花公司) かつて消防組織の中で消防団課というものがありました。組織につきましては、その時々の業務効率等を見ながら、あと人員配置といった中で組織改編が行われるわけですが、現在は消防総務課の中に消防団係が配置されておりまして、その中で業務を行っているというところでございます。
◆委員(川岸靖隆) 改めてその人員確保というところを、先ほどちょっと言っておりましたが、そういった点を踏まえて、地域の防災活動に伴いまして改めて消防団がどういった必要性があるかというところをどのようにお考えか、お聞きします。
◎
消防総務課長(尾花公司) 消防団につきましては地域防災の中核をなす組織と捉えております。主な特徴が3つあると思います。まず、地域に密着しているということ、動員力があるということ、それと、各種装備を備えまして即応力があるということでございます。通常の火災が発生した場合につきましては、常備消防とともに消防団員のほうも活動しているわけですが、特に大規模災害等が起きたときに消防団員の果たす役割はますます大きくなる、そのように考えております。
◆委員(川岸靖隆) 結構重要な役割を担っているなというふうに感じるのですけれども、消防団員の適正人数は決まっていますか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 本市におきましては、消防団員の定数を700名と定めているところでございます。こちらの700名につきましては、市町村合併を経ましてそれぞれの消防団が合体して今の形になっているのですが、そのときの定数を基に700名という形になってございます。ちなみにでございますが、令和5年4月1日現在では544名の団員が在籍しております。
◆委員(川岸靖隆) 本市には、各地区がございますが、その地区ごとに消防団も第1分団の第1部から第16分団の第2部まであると思うのですけれども、そうした中で、その分団ごとに適正人数は改めて設けているのでしょうか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 消防団全体としての定数を定めておりまして、各地区の定数というか、適正な人数というところまでは決まってはございません。
◆委員(川岸靖隆) 本市全体で700人の定数があると思うのですけれども、現状その544名という中で、この実情を踏まえて、今ある危機感といったところはどういったものがありますか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 委員おっしゃるとおり、消防団員の数は年々減少しております。かつて、昭和の時代には全国で200万人いた消防団員も、近年では毎年2万人が減っておりまして、現在、全国でも80万人を切ってしまった。それはどの自治体でも同じような状況であります。そういった中で、国のほうで報酬等の基準を定めたところですが、本市におきましてもその基準を踏まえまして、年額報酬とは別に出動に応じて報酬を支給する処遇の改善を図りまして、現場活動で頑張っている団員がより報われる制度にすべく、条例改正を提案しているところです。こういった制度を提案しているところですが、議決された折には、制度内容をまず団員に周知するとともに、また広く市民の方にも周知を図りまして、団員確保につなげていきたいと考えてございます。
◆委員(川岸靖隆) その報酬の部分でちょっと伺っていきたいのですが、消防団員の年間の活動する時間といったものは大体年間でどれぐらいあるのでしょうか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 団員の活動する年間の日数、時間ということですが、ちょっと一概には把握はできておりません。消防団員は、非常勤の特別職という位置づけでございますので、我々常勤職員のように特段勤務管理がなされているわけではございません。ただ、昼夜問わず、また、曜日問わず、火災が発生した場合においてはそういった出動をしていただいている。それと、定期的に訓練等も行っていただいている。また、春、秋の火災予防週間には夜警等いろいろな活動を行っていただいているところでございます。
◆委員(川岸靖隆) 定期訓練とおっしゃったのですけれども、定期訓練以外に特別な何かイベント等に出席といったことはあるのか。また、それに必要な訓練は別途あるのでしょうか。
◎
消防総務課長(尾花公司) まず、定期的な行事というか訓練としますと、秋に秋季点検というものがございまして、管理者である消防長(後刻発言の訂正あり)に対して日頃の訓練の成果を見せるというような形でございます。今年度におきましては10月15日に予定しておりましたが、雨天のため中止となってしまいました。それとは別に、消防団員の方々ですが、様々な市の行事等々にも参加をしていただきまして、消防団のアピールと団員確保につなげているところでございます。直近では、3月3日、中央署において
親子消防体験教室というイベントが開催されまして、そこにも消防団の方々が参加しました。地域の親子の方、多くの方が参加していただいて、その中で消防団のほうもPR活動を行った。また、スポレク祭であるとか
OTAマルシェであるとか、そういった機会を通じて消防団をPRしているところでございます。
◆委員(川岸靖隆) 消防団の方たちが地域でやるイベント等は本当にいつも盛り上がっているなというのを感じております。そうした中で、現状、消防団員が減少しているという実情もある中で、
先ほど処遇改善を目的として予算の増額をしているということで、大変前向きだなと思っているのですが、その処遇改善の部分につきましては、消防団員の方と直接意見交換をするような、話す場というものはあるのですか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 消防団の活動については、主に消防団の中で、団の役員の方々がいまして運営をしているわけですが、その中に私を含め消防団係も入りまして一緒にご議論をしているところでございます。
◆委員(川岸靖隆) 消防長にお伺いしたいのですけれども、やはり消防団員は、先ほど課長がおっしゃったとおり、地域の防災活動に関しましては本当に中核を担う存在だなと私も思っております。そうした中で、やはり人員の減少、また人員の確保が難しい現状がある中で、改めてお考えがあるかお聞きいたします。
◎消防長(竹内富雄) 消防団員の皆様につきましては、生業を持ちながら地域防災の要として頑張っていただいているという状況でございます。このような状況の中で、現状の高い年額報酬を維持しつつ、新しく出動報酬を設けて待遇を改善して、報いていきたいと考えております。
◆委員(川岸靖隆) 副市長にお聞きいたします。先ほどの質問と重なるのですけれども、やはり消防団員の確保やスムーズな運営を目指した上で、管理運用面の向上といったところを目的としまして消防団係をまた改めて消防団課というふうにして、管理運営を向上させるようにしたほうがいいのではないかと思うのですけれども、副市長のお考えをお聞きいたします。
◎副市長(木村正一) この4月から係を課と同格の主幹という形でもって、いわゆる管理職を1人充てまして、よりきめ細かな消防団とのコミュニケーションですとか、あるいはいろいろな制度的にもまだ不十分というか、旧態依然としたとは言いませんけれども、今の時代にかなったいろいろな取決めですとか規則ですとか、そういったものを整備する時期に来ていると思いますので、その辺をこの4月以降強化していきたいと思っています。
○副委員長(谷之木勇作) 233ページ、9款1項5目災害対策費に関連して伺います。本市におけるペットの避難について、その状況を伺います。
◎
危機管理室長(茂木房士) ペットの避難についてですが、国や県のガイドラインに基づきまして飼い主とペットが避難所へ同行避難した上で、原則屋外で雨の当たらない場所に
ペット専用エリアを設けて、持参いただいたケージ等に収容または係留しての飼育となります。
○副委員長(谷之木勇作) 太田市民より、同伴避難所の設置の声がございました。全国的にも、災害時にペットを室内で飼育管理できる避難所がないことから避難をためらったという声が課題となっています。他市においては、公共施設等においてペットゲージやペットケースを設置して同伴避難ができる避難所を設置する行政も増えてきています。そこで、被災者が避難所室内でペットを飼育管理する同伴避難ができる避難所の設置をお願いしたいと思います。もし公共施設では現時点では難しいということであれば、スペースを提供してくれるという団体や民間企業を募り、ペットと同伴避難ができる避難所の設置をお願いしたいと思いますが、ご所見をお願いいたします。
◎
危機管理室長(茂木房士) ペットの避難の問題につきましては、大切な課題であると認識しております。議員のおっしゃるとおり、スペースを提供してくれるという団体や民間企業などがありましたら、災害協定を締結しまして
ペット同伴避難専用の避難所の確保に努めたいと考えております。
○副委員長(谷之木勇作) また、災害が発生したときのために、ペットの同行避難を含めたペットの避難訓練の実施をお願いしたいと思いますが、ご所見をお願いいたします。
◎
危機管理室長(茂木房士) 避難訓練につきましては、各担当部局でそれぞれの担当業務に関連した訓練を行っているところでありまして、ペットの避難訓練につきましては、ペットの防災対策を担当しております環境対策課と協議の上、研究していきたいと考えております。
◆委員(高野博善) それでは、228ページ、9款1項消防費の消防活動費のほうで今年度から運用が始まった
ドクターカーについてお尋ねしたいと思います。
ドクターカーの運用実績について、まず教えていただければと思います。
◎救急課長(池上尚夫)
ドクターカーにつきましては、令和3年11月15日から正式運用になっております。今年度からは、
ドクターカー専用車を運用しております。令和3年でございますが18件、令和4年は122件、令和5年は195件でございます。
◆委員(高野博善)
ドクターカーの車を新しくしてから劇的に運用の数が増えたということですが、この車を新しくして具体的な成果、数字的なものが出せるようならいただきたいですけれども、数字的なものがなくても、リアルなその現場で実感する
ドクターカーの新しくしたメリット、それはどういったものがあるか教えていただければと思います。
◎救急課長(池上尚夫) まず、車が小さいインプレッサを改造したものですから機動力がよいということで、いち早く現場へ到着できる、医師の治療がいち早くできるというところでございます。
◆委員(高野博善) そのインプレッサで傷病者を乗せた救急車と
ドッキングポイントと呼ばれる場所で合流する。そのときにお医者さんと看護師が救急車に乗り換えて治療しながら病院へ搬送するということだと思うのですけれども、このときに機材の載せ替え等が恐らく発生するのだろうと。医療機器の詳細についてはちょっと知識がないので分かりませんが、
ドクターカーに搭載する機材はなるべく最新鋭であればあるほど恐らくいいのだろうということを想像するのですけれども、
ドクターカーの機材については十分に足りているのかどうかというところをお聞きしたいと思います。
◎救急課長(池上尚夫) 委員おっしゃったとおり、救急車と
ドクターカーがドッキングして、医師、看護師が救急車へ乗り込んで処置をしながら病院へ搬送するということでございます。ですから、そういった場合の資機材は救急車に搭載してある資機材プラス、医師、看護師が携行している医療資機材といったものでございます。ただ、傷病者の処置はしませんが、
ドクターカー専用車には、一応資機材として、医療用のAED、電動式の吸引器、それと携帯用の酸素ボンベは搭載しております。
◆委員(高野博善) 今の説明を聞きまして、インプレッサ、小型車で機動性は高い。その一方で、その積載量です。これは例えばそんなに大きくないハッチバックの車ではありますが、そのあたりで不都合が生じていることはないのでしょうか。
◎救急課長(池上尚夫) 後ろ側、リアに積載してありますが、3つの資機材だけですから、その辺に関しましては今のところ不都合は感じておりません。
◆委員(高野博善) この
ドクターカーは、やはり医療の最前線で使う車ということで最新の医療の資機材が必要かなと思いますけれども、この後ちょっと消防長にお聞きしたいのですが、
ドクターカーの効果をさらに高めて、さらに適切な運用にしていくために、現状の予算で足りているのか、あるいはもっと最新鋭の資機材を搭載するために、もちろん予算に限りはあるわけですが、そのあたりのご所見をいただければと思います。
◎消防長(竹内富雄)
ドクターカーの運用につきましては、まだ始まって実績が少ないという状況ではございますが、早期に医療を現場に投入するということではかなり有効と感じております。そういう面では、今後もいろいろ課題を抽出しながら前向きに様々な課題があれば検討していきたいと考えております。
◆委員(高野博善) 例えばですけれども、増車の必要性は現状で感じておられますでしょうか、どうでしょうか。
◎消防長(竹内富雄) 増車につきましては、令和5年度の救急出動件数が1万3,000件台ということだったのですが、もう少し状況を見ながら必要性を考えていきたいと考えております。
◆委員(高野博善) 次に、副市長にもお聞きをしたいと思います。重複しますが、医療の最前線の現場で最新鋭の設備がやはり必要であろうと思うのですけれども、そのあたりの今後の将来的な予算の増加ですとか、
ドクターカーの設備のさらなる充実化、これについてのご所見をいただければと思います。
◎副市長(木村正一)
ドクターカーの装備につきましては、最先端の装備がされていることが望ましいことだとは思いますので、必要に応じてそういった投資はしていくべきだと思います。これは病院のリクエストですとか、あるいは実情に応じてそういったことを検討していくことが必要だと思います。
それとあともう一つ、増車とかなんとかということになりますと、太田市だけを考えてみますと175平方キロメートルぐらいのところでもって、意外と2次救急、3次救急の病院までの移動距離は、
ドクターカーですとか救急車で端から端まで行っても20分とか25分で行くと思っているのです。そうしますと、
ドクターカーを必要とする頻度が今よりも急激に増えれば話は別ですけれども、始まったばかりですので、これがどういう推移をするのかによって増車あるいはそれに関連した充実をどういうふうに図ればいいかということを検討していきたいと思います。
◆委員(高野博善) では続きまして、次の質問ですが、同じく消防費のところで公用車の整備の費用についてお尋ねをしたいのですが、公用車の中でも高機能なポンプ車とかではなく指揮車とか指令車とか広報車とかの乗用車ベースの公用車の整備の費用は、すみません、どの項目に当たるか教えていただければと思います。
◎警防課長(勝沼尚士) 公用車の中で乗用車的なタイプというところでは、修繕費等、もしくは定期点検等におきましては手数料等で対応している状況でございます。
◆委員(高野博善) 今言ったような乗用車ベースの公用車は、中には20年以上運用されているような車両もありますが、その車が古くなって整備費用が上がってしまったり、あるいはその運用する人たちの肉体的な負担が増すとか、そういった不都合が発生しているかどうかをお尋ねしたいと思います。
◎警防課長(勝沼尚士) まず、消防車等の更新等におきましては、更新基準年数を設定しまして、太田市総合計画に基づきまして更新整備を図っているところでございます。さらに、消防車につきましては、その性能が常に発揮できるように定期的に維持管理を進めながら、どうしても年数が重なってしまいますと修繕費、また機能も十分に発揮できない、そのようなことも考慮しまして更新等を図っているところでございます。
◆委員(高野博善) もちろん新しい車の必要性が高まれば新しい車の導入なりも検討していただきたいところですけれども、その維持費の面とか運用する人の負担の増になっていないのであれば、実は可能な限り末永く運用していただく、SDGsではないですけれども、古い車を大事にしていくという姿勢も大事かと思います。これはちょっと一般的には分かりにくいのですけれども、車好きの目から見て、消防車というのはいわゆる働く車で非常に人気が高いということで、車好きの間でピカピカの古いレガシーが太田市の消防で使われていると、さすが太田市だというイメージアップにもなりますし、市民の方の誇りにもつながるというようなところがありますので、そういう意味では、市の外に対して観光資源にもこれは実はなり得るという面があると思います。なので、この古い車を大事に運用していただいて、適切な時期に新しい車両の更新をしていただければと思います。この点につきまして、消防長からも一言お願いできればと思います。
◎消防長(竹内富雄) 車両の更新につきましては、先ほど担当課長がお話ししましたけれども、計画に沿って適正に更新をしていきたいと考えております。また、消防車につきましては、古い車も確かにありますけれども、太田市をPRできる部分があるのであればそういう面もこれから、例えばSNS等を使って消防のために何かPRとして使っていきたいと考えております。
◆委員(松川翼) 229ページ、9款消防費1項消防費2目非常備消防費の消防団活動費についてお聞きします。昨年に消防団員が消防団運営費を横領していたと報道がありましたが、現状、消防団運営費の監査体制は誰がやっているのか、また、今後の対応についてお聞きしたいと思います。
◎
消防総務課長(尾花公司) すみません。運営交付金につきましては、報道にあったとおりでございました。不適切な取扱いがあったということでございます。公金の横領があったということでございます。それを受けまして、まず、それまでに年1回、消防団係に運営交付金の使途について報告していたものを年2回にしていただきました。また、消防団係に報告するに当たりまして、消防団はご存じのように階級があって組織になっておりますので、上席の者2名のチェック、監査を受けて、消防団係に提出していただいて、こちらでも使途について確認させていただいているところでございます。
◆委員(松川翼) また、別報道で消防団員が報酬や慰労金を分団に回収されたというような事例もあったかと思いますが、今後の対応についてはどのように考えているのかお聞かせください。
◎
消防総務課長(尾花公司) 一部報道でありました、まず、消防団の報酬については、現行、個人の口座に振り込んでいるところでございます。今後、先ほどお話ししましたが、出動報酬というものも新しくできますけれども、その出動報酬につきましても年額報酬と同じに個人の口座に振り込む予定でございます。報道された内容を受けまして、消防団の団長のほうで通達を出していただきまして、そういった個人の意に沿わないような徴収といったものはないようにという通達を発したところでございます。
◆委員(松川翼) 今、個人の意にそぐわないということは、任意でも徴収はしても構わない、そういったことでありましょうか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 基本的に徴収、不徴収とは、まず個人に振り込んでいるものですので、個人のものです。どこまでが任意でどこまでが任意ではないのかということは大変難しい問題かと思います。基本的に徴収というものはあるべきではないと思います。その一方で、我々もそうですが、親睦などの会もあります。そういった場合は、必要なときに必要なものだけ都度徴収を行っている、そういうことが社会通念上常識であると思いますので、団についてもそのような形で取っていただければと考えております。
◆委員(松川翼) この原因が備品の修繕費にも使えたということで、市から支払われる団運営費が不十分だったということも書かれておりましたが、これを受けて来年度の予算に何か反映されたことがありましたらお聞きします。
◎
消防総務課長(尾花公司) まず、消防団員につきましては、個人に対して年額報酬を支給しているところです。また、これからはその出動に応じて出動報酬を支出するところです。それとは別に運営交付金という形で、運営に係る経費につきましては各消防団というか分団のほうに支給をしているところでございまして、特にその運営交付金が活動に対して不足しているというような報告は、上半期等も報告を受けていますが、特に不足していてというお話は伺っておりません。運営交付金については、昨年同様の基準で支出したいと予算要求しているところでございます。
◆委員(松川翼) 昨年いろいろありましたので、今後は負のイメージを払拭していく必要があるのかなと思っているのですけれども、やはり消防団員を増やすためにもメリットを伝えていくことも必要なのかなと。メリットを前面に押し出していくことも必要なのかなと。例えば月幾ら報酬でもらいます、長年勤めれば慰労金が出ますとか、ワクチンの補助とかもあったかなと思うのですけれども、今後の消防団員の募集の取組についてお聞かせください。
◎
消防総務課長(尾花公司) まず、委員おっしゃるとおりかと思います。これまで入団者については防団のしおりというものが作成されておりまして、そういったものを配布していたと。それについては主に活動、敬礼の仕方といったものでございました。そういった中に今後は報酬等も含めまして各種制度の概要を記載して、今いる全ての消防団員にまず理解をしていただく、また、それを外向けに発信して団員確保につなげていく、こういった取組をしていきたいと考えてございます。
◆委員(松川翼) ぜひよろしくお願いします。
次に、227ページ、常備消防費に関連してお聞きします。昨年におきましても、消防救助技術大会におきまして大変好成績を収めました。ただ、それは日々の訓練から成るものだと思うのですけれども、この訓練をすることで手当というものはあるのでしょうか。
◎警防課長(勝沼尚士) 訓練自体につきましては、当直勤務等におきましては特に支給はございません。ただ、やはり非番の日にも訓練するときがございますので、そのような場合におきましては時間外勤務手当ということで支給をしている状況でございます。
◆委員(松川翼) この練習日程は誰が作成して、今、休みの日は手当が出るという話でしたが、この手当の日ごとの予算とか上限というものはあるのでしょうか。
◎警防課長(勝沼尚士) 訓練のスケジュールにつきましては、訓練種目ごとに責任者を設けまして、責任者、また訓練隊員とともにスケジュールを組んでいるところでございます。訓練自体、基本的には当直勤務をしているような状況でございます。さらに、時間外の上限というところでは、そのときに応じまして設定をしているような状況でございます。
◆委員(松川翼) 頑張っている職員にできるだけ手当というものをしっかり考えていただきたいなと思っております。
次に、近年、新型コロナウイルスに始まり、今年はインフルエンザも流行し、救急隊員も休みなく出動していると聞いておりますが、近年の緊急搬送困難事案の件数はどのようになっているかお聞かせください。
◎救急課長(池上尚夫) また新型コロナウイルスの関係が、今年に入って1月、2月でばんと搬送者が増えました。昨年の11月、12月頃までは20名前後でしたが、今年の1月に入って、1月、2月で80名を超えております。そんな状況でございます。搬送困難事案の件数ですが、今年でよろしいですか。
◆委員(松川翼) はい。
◎救急課長(池上尚夫) 令和6年1月ですが45件、2月が54件でございます。
◆委員(松川翼) 結構増えているのかな、あるのかなと印象を持ちますけれども、救急車に乗っている救急隊は今何人いるのでしょうか、その規定というものはあるのかお聞きします。
◎救急課長(池上尚夫) 救急隊員は一応3名で乗車しております。規定は国で定めております。
◆委員(松川翼) 今3名ということでしたけれども、現在と過去と、この乗組定員数の変化はあるのでしょうか。
◎救急課長(池上尚夫) 救急隊員の3名につきましては、特段ずっと変化はございません。
◆委員(松川翼) 救急隊員の出動手当を固定で支給していると認識しているのですが、それは間違いないでしょうか。
◎救急課長(池上尚夫) 救急出動手当というものがあるのですが、これは特殊勤務手当ということで太田市で定められております。これは各自治体まちまちでございます。私の把握している範囲であれば県内11消防本部ありますが、確認します。救急出動手当を支給している自治体ですが、6自治体、6消防本部です。救急出動手当の支給なしは、太田も含めてですが、5消防本部でございます。
◆委員(松川翼) 太田は出動手当がない代わりに別で手当を出している、そういった認識でしょうか。
◎救急課長(池上尚夫) 救急に関して、出動手当はこの特殊勤務手当だけでございますが、大きなくくりで、一般職と公安職ということで、そういった基本給が違ってくるというところがございます。
◆委員(松川翼) 次に、全国で軽症ですがタクシー代わりに使う人が増えてきたという報道を見ました。本当に必要な患者を搬送するまでに時間がかかってしまうため、命のトリアージの方法として救急車の有料化ということも話を聞くようになってきましたが、本市では有料化について話は出ているのでしょうか、お聞きします。
◎救急課長(池上尚夫) 一部報道で、三重県松阪市がたしか今年の6月から有料化のような感じで掲載されておりましたが、よく中身を見てみますと、大きな病院が徴収する選定療養費のようでございます。要は、医療の崩壊を招かないように、通常はかかりつけ医ですとか診療所を受診しろと。大きな病院に行くためには必ず紹介状を持っていかなければいけない。紹介状を持たずに直接大きな病院へ受診に行くと、そういった費用が、選定療養費が発生するというふうに聞いております。松阪市におきましても、その選定療養費を救急出動した際に徴収するような感じというふうに受け止めております。
◆委員(松川翼) 僕の記憶が間違っていなければ、今も例えば患者を搬送して病院に行ったとき、選定療養費と時間外選定療養費を取られていると思うのですが、これは有料化ということになるということですか。
◎救急課長(池上尚夫) 病院サイドの話ですから詳しいことは分かりませんが、松阪市の例を言うと、救急車の場合では、今まで徴収していなかったような感じに私のほうでは受け止めました。
◆委員(松川翼) 分かりました。僕もこの件でちょっと研究してまいりたいと思います。
消防長に聞きたいのですけれども、救急隊員がしっかり休息できる取組、また、救急隊がやりがいが出る手当について、今後とも研究していただきたいなと思うのですけれども、消防長のご所見をお伺いします。
◎消防長(竹内富雄) 救急隊が救急出動の増加に伴って大変負荷がかかっているということは私どもも承知をしております。そのような状況の中で各消防署においては救急隊員を、できる状態であればなのですが、交代させたりして負荷をなるべく均衡化するような体制も取っているところでございます。また、今後、救急隊員が現場でこれよりもまた大きな負荷がかかるようであれば、そのようなことは研究をしながら検討していきたいと考えております。
◎ 発 言 の 許 可
○委員長(久保田俊) 先ほどの川岸委員の質問について、尾花課長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
◎
消防総務課長(尾花公司) 先ほど秋季点検につきまして、消防団員が消防長に対してと私のほうで答弁しましたが、正しくは、点検者は市長ですので、市長に対してということになります。おわびして訂正いたします。
○委員長(久保田俊) 川岸委員、よろしいですか。
◆委員(川岸靖隆) はい。
○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。
◆委員(八長孝之) 226ページ、9款1項1目の職員人件費に関連してお伺いをさせていただきたいと思います。昨年から比べると増額となっておりますけれども、ちょっと確認で教えていただきたいのですけれども、これはベースアップの分なのか、それとも職員の人員の増によるものなのか、教えてください。
◎
消防総務課長(尾花公司) 職員人件費につきましては、まずベースアップの部分としましては、人事院勧告によりまして給料が増額になったということ、あと、期末勤勉手当の率が上がったと、そういったところを踏まえてということでございます。また、人員につきましても、令和6年4月1日におきましては、定数350名のところ349名の人員を見込んでいる、そういったことを踏まえての人件費となってございます。
◆委員(八長孝之) 定員350名のうち349名、1名減というか、不足しているような状況です。この辺の理由については何かございますか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 定数はあくまでも350名ということですが349名、また、それとは別に、定数外ではございますけれども、再任用職員が2名いるということで、そういったところを踏まえて349名という形になっています。
◆委員(八長孝之) 消防長にお伺いをさせていただきたいのですけれども、昨年の決算特別委員会の際、こういった議論がやはり行われる中で、市長答弁の中でも必要があれば人を増やしていく必要性もあるのではないかなんてお話も出たかと思うのですけれども、この予算書をつくり始めたときにはもちろん、採用であったりとか記載には間に合わなかったとは思うのですけれども、今後、先ほどの同僚委員の答弁の中にも救急隊等に負荷がかかっているというところで、物があっても人がいなければ件数が増やせなかったり、いろいろな問題が出てくる中で、この辺の今後の増員の予定はお考えなのでしょうか。
◎消防長(竹内富雄) 先ほども担当課長が答弁いたしましたけれども、今の消防業務の状況から判断をしていく中で、今、私のほうで考えているのは異常気象による自然災害、それから定年延長の問題もあります。それから、先ほどもありましたけれども消防団員の減少等も含め、様々なことを含めて太田市の消防力を落とさないためには、そういう人員のこともこれから研究をして増員等、前向きに考えていく必要があるとは考えております。
◆委員(八長孝之) 消防職は代替が利かないという特殊な業務であるところで、やはり足りなくなってしまったというのでは困る。市民の方の財産であったり命を守るというところでも大変重要な職種であるということでは、その辺をもうちょっと柔軟に考えてもよろしいのではないかと思いますが、もう一度ご所見についてお伺いします。
◎消防長(竹内富雄) 委員のおっしゃるとおりと思うのですが、今ある人材を最大限活用しながら研究していきたいと考えております。これから一番問題になってくるのは定年延長の関係が出てくると思うのですが、やはり60を過ぎて61、62、現場で活動する職員も出てくると思います。その辺は、来年度、再来年度、状況を見ながら、61、62の年齢になった中で現場の活動ができるかということも状況を見ながら研究して、ではどのぐらいの人数が必要なのか、検討していければと考えております。
◆委員(八長孝之) 副市長にもお伺いを、同様の質問になるのですけれども、やはり前回の決算特別委員会で同じような議論があり、必要があれば増やしていくというご答弁の中で、この予算要望に対してその反映がうまくされていないのかなというところと、あと、現場ではなかなか負荷がかかっているという現状も正直あるのかなと感じている中で、やはりその辺、人員の増は柔軟に考えてもよろしいのではないかと思うのですが、副市長のご所見についてお伺いします。
◎副市長(木村正一) 太田市の消防吏員の定数は350名ということですけれども、まず定員増を先にありきではなくて、今現在、例えば救急出動にしろ火災出動にしろその他の業務にしろ、負荷がどうなっているかということをまず把握した上で、本当に足りなければ定数を変えるということは全然、前にお答えしましたけれども、やぶさかではないというか、そうしなくてはいけないと思っています。
もう一方で、実際に働いている消防職員の気持ち、あるいは満足感、ある意味ではプライドと言っていいかもしれませんけれども、いわゆる防災なり救急救命活動なり火災対応だとか、そういったことに対する業務を遂行する上での満足感なりやりがいをやはりどうやって消防本部として拡大していくかということも併せて考えてやらないと。過大な負荷は絶対いけないと思いますので、適正人員でやるということですけれども、その中でも生き生きと一人一人が業務に従事できるような環境をつくるためには、もし人員の増強が必要であれば増強しなくてはいかぬでしょうし、どういった部署は人が足りないのか、あるいは余剰があるのかというようなこともひっくるめて、全体で考えるということがよろしいのではないかと思います。
◆委員(八長孝之) では、次の質問に移らせていただきます。234ページ、地域防災費の消耗品に関してお伺いをさせていただきたいのですが、この内容について教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 消耗品でございますが、内訳といたしましては、防災備蓄食料継続配備事業の食料ということです。それと、防災備蓄生活物資継続配備事業ということで、いろいろおむつですとか生理用品、それと防災備蓄飲料水継続配備事業、それと一般の消耗品費、水防訓練消耗品一式、避難所資機材整備事業ということで避難所に必要な消耗品でございます。
◆委員(八長孝之) 今現在の備蓄の状況はいかがでしょうか。全体で、例えば何日分だったり、大体でどれぐらいの量があるか。
◎
危機管理室長(茂木房士) まず、食料につきましては1食分ということです。全体数ということですか。
◆委員(八長孝之) そうです。全体で。
◎
危機管理室長(茂木房士) 全体数につきましては約10万6,000食を備蓄しております。
◆委員(八長孝之) 食料であったり飲料は、結構防災のものは長期保存ができるようなものかと思うのですけれども、ただ、やはりそれには賞味期限があると思うのですけれども、消費期限とか賞味期限が近くなったものについての取扱いはどうされていらっしゃいますか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 食料の期限の関係ですが、期限が近づきましたら、地区の行事ですとかフードバンクですとか、そういったところへ配布いたしまして食品ロスの削減に努めているところでございます。
◆委員(八長孝之) 適切に取り扱っていただいてありがとうございます。今回の能登半島地震なんかでもやはりなかなか物が届かなかった。今回は道路が寸断されたということもあるのでそういう難しさもあったと思うのですけれども、この備蓄しているものは、今現在1か所に置いてあるのですか、それとも拠点にある程度置いてあるのでしょうか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 備蓄食料ですが、各指定避難所に備蓄してあるものと、本庁の倉庫ですとか、防災センターとか、各所に備蓄しております。
◆委員(八長孝之) では、一応ちょっと確認で教えていただきたいのですけれども、何か有事があったときにもある程度迅速に届けられるような体制は整っているということでよろしいですか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 基本的には避難所には備蓄しておりますので、災害時におきましては、その備蓄してあるものを利用しまして、長期になったりして足らなくなった場合は必要なところに配布していくということになっております。
◆委員(八長孝之) あと、備蓄品の中でちょっと確認をしたいのですけれども、今回電気が使えなくなったというところで、燃料ストーブみたいなものが結構有効だったというお話も聞くのですけれども、そういったものは備蓄の中ではありますか。
◎
危機管理室長(茂木房士) ストーブですとかそういった燃料は備蓄していないのですけれども、基本的には指定避難所、主に市有施設は空調設備が整っているということで、それによって対応するということになっております。
◆委員(八長孝之) その空調設備が、電気が遮断されたこと等によってうまく使えなくなった場合の対応方法とかは何かありますか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 停電の場合ですが、施設全体を補完するという例えば発電機ですとか電気自動車ですとかそういったものは、例えば投光器ですとか通信手段に必要なパソコンの電源といったことを想定しておりまして、空調設備を補完するというのはなかなか容量的に難しく、停電になった場合は東京電力との協定に基づきまして復旧に対応していただくということを想定しております。
◆委員(八長孝之) 実は、この質問のところで、私、今回地震があったときに、ああいうものも用意しておかなくてはならないのかな、こういうものがもしかしたら必要だったりするのではないかなと結構考えるきっかけになりました。この備蓄のものは、実際に起こったときにやはり足りなかったものがあるので、ぜひ一度ちょっと見直していただきたいというところもあって質問させていただいたのです。その辺のお考えについてはいかがでしょうか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 現状、備蓄してあるものは、過去の経験ですとか、いろいろなデータを踏まえて必要なものは備蓄してあると認識をしております。また、市民向けに対しましては、こういったものが必要ですよということはいろいろな機会で周知しているところであります。また、こういった太田市民のための防災マニュアルもありますので、災害に応じて、こういうものが必要だとか、こういう行動が必要だとか、そういったことが全て網羅されていますので、ぜひ防災マップですとか防災マニュアルを見ていただきたいということが危機管理室としての考えであります。
◆委員(松浦武志) 230ページ、9款1項1目の通信指令費の中の備品購入費1億7,939万3,000円について伺います。この予算は、恐らく令和5年度は計上されていないと思うのですけれども、何を購入する予算なのか教えてください。
◎通信指令課長(新島亨) 2点ございまして、まず1点が、消防・救急車両運用端末(AVM)の購入費でございます。それともう1点が、eメール指令用のパソコン購入費、以上となります。
◆委員(松浦武志) 最初のAVMというのがどんなものなのか、ちょっと教えていただけますか。
◎通信指令課長(新島亨) これは車両運用端末と申しまして、オートマチック・ビークル・モニタリングというものの略となっております。内容的には、消防救急車両の動態または位置情報を高機能消防指令センターで常に管理させるようなものとなります。災害、救急などが発生した場合には、その位置情報を基に、現場に最も近い車両を選定しまして、現場までのナビ設定、車両の中でナビを自動的に設定して、いち早く安全に現場に向かう、このような装置となっております。また、消火栓等、あとは道路障害だとか、そういった情報も車両の中で一目で分かるようになっております。
◆委員(松浦武志) 安全に迅速にということの装置だと思います。これは今現在の車にはついていないのですか。それとも老朽更新ですか。
◎通信指令課長(新島亨) 現在設置されております。ただ、このAVMというものの装置がFOMAの回線を使っておりまして、NTTドコモで提供していますFOMA回線自体が2026年3月、令和8年3月なのですけれども、これをもって運用終了になり現在の装置で高機能消防指令センターとのリンクができなくなるということで、4GのLTE回線に対応したAVMを導入するといったことでございます。
◆委員(松浦武志) そうすると全車両交換ということでよろしいですか。
◎通信指令課長(新島亨) 委員おっしゃるとおりでございます。
◆委員(松浦武志) もし分かれば、消防車が何台、救急車が何台というのは分かりますか。
◎警防課長(勝沼尚士) 消防本部には、合計としまして75台ございます。消防車53台、救急車12台、その他の車両、小型普通車両等で10台となります。
◆委員(松浦武志) 先ほどの理由で入れ替えるということですから、基本的には新車購入時に設置されているものが、使用しなくなるまでずっと同じものを使うということでよろしいのですか。
◎通信指令課長(新島亨) AVMに関しましては、車両購入時についてくるものではなく、指令センターとリンクしているものですので、車両購入時に、今の機械であれば今ついているものを載せ替えるというような形です。ただ、今度更新するものに関しては、令和8年からFOMAが使えなくなるということで、新しいものを順次載せ替えていくような形となっております。
◆委員(松浦武志) 車と機械は別で購入しているということですね。ということは、今回入れ替えたら、機械はずっと使えるということですね。そうしたら、救急車12台と先ほどおっしゃっていたのですけれども、この救急車の台数は、令和5年度現在ある救急車の台数ということでよろしいですか。
◎救急課長(池上尚夫) 今現在、10台で救急隊が活動していまして、2台が非常用予備車となっております。
◆委員(松浦武志) では、次の質問に移ります。231ページ、9款1項3目消防施設費の設備管理費、公用車購入費2億566万4,000円について伺います。こちらも746万4,000円ですか、令和5年度から予算増額になっていますけれども、この予算は消防車とか救急車を購入するものなのかどうか、お聞かせください。
◎警防課長(勝沼尚士) 委員のおっしゃるとおり、消防車、救急車等の購入でございます。なお、購入におきましては、先ほど申しましたとおり、更新計画にのっとって、その年度、年度で更新車両が違いますので、その年度、年度で金額が変わっているというような状況でございます。
◆委員(松浦武志) そうすると、この令和6年度の予算は何を購入する予定ですか。
◎警防課長(勝沼尚士) 警防課が所管する車両といたしましては、水槽付消防ポンプ自動車、ポンプ自動車、指令車2台の計4台でございます。
◎救急課長(池上尚夫) 救急課が所管する公用車は高規格救急自動車1台でございます。
◎予防課長(近藤真一) 予防課が所管いたします連絡車1台、予防1号車が1台ございます。
◆委員(松浦武志) 結構購入するので高額だということですけれども、全車両について一度お伺いしたいのは、老朽更新なのか、それとも増車なのかというところは、どんな状況ですか。
◎警防課長(勝沼尚士) ほとんどの車両が老朽に伴った更新でございます。
◎救急課長(池上尚夫) 救急車1台の購入につきましては1台増車となります。
◎予防課長(近藤真一) 予防課の1台につきましては、23年間使用しましたレガシーの更新ということになります。
◆委員(松浦武志) ちょっと残念な報告でしたけれども、救急車については増車ということで、2月29日でしたか、1台市民の方から救急車を寄贈していただいていると思うのですけれども、この救急車についても増車ですか。
◎救急課長(池上尚夫) はい。今年度購入した救急車は更新となります。寄贈していただきました救急車は更新の救急車でございます。
◆委員(松浦武志) そうすると、先ほど報告いただいた12台のうちの1台が寄贈されたものの入替えで、今回購入するものは増車なので、これを含めると13台になるということでよろしいですか。
◎救急課長(池上尚夫) 来年度、1台増車をしまして13台の救急車で運用します。
◆委員(松浦武志) ちなみに、増車するタイミングはいつ頃だか、分かれば教えてください。
◎救急課長(池上尚夫) 納車につきましては4月1日以降の契約になりますので幾らか先の話になるのですが、ただ、来年度、平日の日中に救急が集中しているということで、1隊日勤の救急隊を編成して運用するということを考えております。
◆委員(松浦武志) その救急車は、どこの消防署に置くか、もう配置する場所は決まっているのですか。
◎消防長(竹内富雄) その救急車につきましては消防本部に配置をしようと考えております。日勤の救急隊として、ほかの救急隊の負担を軽減するということで考えております。
◆委員(松浦武志) そうすると、消防本部が1台増車ということですね。
ちょっと違う質問を1回させていただくのですけれども、その入れ替えた古い車の処分はどういうふうに行っているのですか。
◎警防課長(勝沼尚士) 基本的には、やはり大分年数も積み重ねております。大分性能等も低下しております。そういった中では売払いという形で基本的には進めている状況でございます。
◎救急課長(池上尚夫) 救急車につきましては、売払いもあるのですが、市内の救急病院から救急車が欲しいというところもございますので、そういったところへ譲与するということもございます。
◎予防課長(近藤真一) 予防課の車両につきましては、かなり年数もたっておりまして、多少不具合も出ておりますので、売払いができればあれですが、廃車になる可能性も高いということでございます。
◆委員(松浦武志) 増車の件で1つご質問させていただきます。先ほど同僚委員が質問したとおり、救急車には、乗車人数は3人でいいのですか。3人以上乗ることはないのですか。
◎救急課長(池上尚夫) 基本は3人で乗車して活動しますが、119番通報が入った時点で重篤である、命に危険性があるという場合には初めから4人で出動したり、あとは、
救急現場で消防車両も一緒に活動する場合もありますので、病院までの間、3人から4人に増員となる場合もございます。
◆委員(松浦武志) そうすると、先ほど349名の職員がいらっしゃるということなのですけれども、これは単純に今年度から来年度は3人増えるのですか。どうなのですか。令和5年度、令和6年度の人数をちょっと比較して教えていただけますか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 職員数ですが、まず令和5年4月1日時点で344名となっております。令和6年4月1日の職員数の見込みは、お話ししたとおり349名となっております。先ほど来お話がありますように、救急件数が増加しているということ、それと救急車が1台増車されて日勤救急隊が救急課の中に編成されるということで、消防全体として職員の増を図りたいと考えておりました。それが今この結果となっております。
ちなみに、令和5年度職員採用試験を行いまして、当初8名採用となっておりました。ただ、その日勤救急隊、それと定年延長になる方が、今後消防に残るのか、また市のほうで活躍するのか、または本当に退職されるのか、そういったところを個人面談をして正確な数を出しまして、人員の増強を図るために2次募集を行いまして、新たに6名の採用、来年度、令和6年4月1日には合計14名の職員が採用されます。
それと、日勤救急隊につきましては、必要な人員をそこに配置していくのはもちろんなのですが、消防署の中で女性職員が活躍しております。隔日勤務、交代制勤務と言われるような現場で、例えば救急業務であるとか、通信指令業務といったところで活躍されております。そういった方々が、結婚を経まして出産、育児休業を取得されて、育児休業明け、なかなか元の隔日勤務の救急業務にすぐには戻れないといったことで、日勤業務等に当たっていただいているところも一部あります。そういった方々も、今度、日勤救急隊等々に活躍していただいて、消防全体で対応して、既存の消防力の低下を招かないように考えております。
◆委員(松浦武志) 消防長に伺います。救急車が増えた分、ちゃんと人数も増えていることで少し安心しました。先週ですか、尾島分署の消防訓練を見せていただきました。本当に皆さんのご活躍を目の当たりにして感動させていただきました。やはり同僚委員が先ほどからおっしゃっているとおり、消防職員の皆さんが有事の出動がないのが一番なのですけれども、有事の際に出動等があって負荷がかからないように、今後もそういった配置されているものがちゃんと適正に使えるような人員配置をお願いしたいと思いますけれども、所見をお願いいたします。
◎消防長(竹内富雄) いろいろとお心遣いありがとうございます。消防といたしましては、先ほどもお話ししましたけれども、異常気象による自然災害、それから様々な問題、例えば定年延長とか、消防団の関係もあります。そういうことを総合的に含めまして、人員増も前向きに検討しながら、そして職員の勤務状況、こちらも負荷がかからないように、均等になるように考えながら、前向きに業務改善に向けて考えていきたいと考えております。
◆委員(山水めぐみ) 初めに、228ページ、9款1項1目常備消防費の消防活動費、医薬材料費に関連してお聞きします。この医薬材料費の内訳をお教えください。
◎救急課長(池上尚夫) まず、この医薬材料費ですが、救急搬送する傷病者のために使用する医薬品ですとか物品及び傷病者の搬送に必要な感染防止衣等の購入費でございます。内訳は1,000万円の内訳でよろしいでしょうか。ざっくりでですが、まず傷病者のために使用する医薬品や物品につきましてはおおむね400万円、搬送に必要な感染防止用の物品などの購入につきましてはおおむね600万円、合計で1,000万円というふうに見ております。
◆委員(山水めぐみ) 隊員や搬送者を感染等のリスクから守る感染防止衣について、上下1枚当たりの金額をお教えください。
◎救急課長(池上尚夫) おおむねでございますが、令和5年度は、感染防止衣は上下で大体1,400円でした。ただ、来年度に関しましては、物価の高騰もございますので、上下1組で1,500円というふうに見ております。
◆委員(山水めぐみ) 上下1枚当たり、上と下、両方それぞれの金額はお分かりにならないですか。
◎救急課長(池上尚夫) こちらもおおむねでございますが、上は950円、下のズボンは550円、そのような感じです。
◆委員(山水めぐみ) 先ほど1台当たり3名で活動されているとのことでしたが、今、例えばこの時間、活動または待機中の救急隊員の総数と、先ほどの感染防止衣、今年度の購入実績と来年度の購入予定枚数についてお教えください。
◎救急課長(池上尚夫) 実稼動している隊員ですけれども、今現在、令和5年度中は10隊の救急隊が活動しています。ですから、今日で言えば、3掛ける10で30人ということになります。また、感染防止衣の今年度の購入実績でございますが、金額でよろしいですか。枚数も。
◆委員(山水めぐみ) 枚数だけ。
◎救急課長(池上尚夫) 枚数だけ。はい。枚数ですが、令和5年度、上着が2,550着、下のズボンが2,550着でございます。令和6年度の購入予定としましては、上が3,000着、下のズボンも3,000着でございます。
◆委員(山水めぐみ) 昨年9月の決算特別委員会で、特に汚れがない場合には、1回だけでなく複数回使用して廃棄するような形を取っているとのご答弁でしたが、現状と来年度も同様かお教えください。
◎救急課長(池上尚夫) 決算特別委員会時に委員からご指摘がありました再使用の件につきまして、すぐに太田保健福祉事務所の所長に話を伺ってきました。ちょっと今から読み上げますが、議員のおっしゃることはごもっともであるが、現実的にはどの部署においても限られた予算を工夫しながら執行している。搬送ごとに廃棄して交換することは、あくまで理想であり、現実的には消毒をして再使用できると判断した場合には廃棄せずに再使用しても問題はないという回答を得ましたので、改めて全職員へ周知をしました。ということなのですが、ただ、直接市民に接するということもございますので、今年度、昨年度に比べて2割増の枚数、金額で予算計上しております。
◆委員(山水めぐみ) その方からの意見をお聞きした上で、全署員に統一して周知したことがあればお教えください。
◎救急課長(池上尚夫) これは私から発信したのですが、今の保健福祉事務所長の意見プラス、私から3点、発信しております。1点目、血液や吐物などが付着して汚染されたものについてはその都度廃棄する。2点目は、特に汚染されていないものについては消毒をして再使用する。3点目は、再使用をして清潔感が感じられなくなったものは廃棄して交換しろというような通知を出しました。
◆委員(山水めぐみ) 知識のない私が市民の方に安心していただけるように説明するためにちょっとお教えいただきたいのですが、どういったもので消毒をするのか、また、そのタイミング、頻度、手順について、簡単でいいのでお教えください。また、全隊員、職員の方にも周知徹底されているのか。お願いします。
◎救急課長(池上尚夫) これにつきましても、先ほどの3点のことにプラスをして発信しております。再使用が可能と判断した場合には、必ず消毒をして再使用するようにということで、その都度消毒はします。消毒につきましてですが、主に噴霧器、スプレーなどによるアルコール噴霧の消毒を行いますが、ただ、ノロウイルスといったウイルスに関しましてはアルコールが効きません。ですから、その場合には次亜塩素酸ナトリウムの消毒液で、その都度、状況によって隊員たちが消毒をするという約束になっております。
◆委員(山水めぐみ) 1人でやる感じですか、それともちゃんと2人1組になってやるように指示を出しているのか、そういった細かい手順とかは今のところない感じですか。
◎救急課長(池上尚夫) 消毒方法につきましては、特に私のほうからは指示しておりません。各隊に任せて消毒を行っているという状況でございます。
◆委員(山水めぐみ) あと、清潔感がなくなるまでとのことですが、清潔感の捉え方は人それぞれだと思います。極端に言えば、1週間着用しても気にしない人もいれば、誰かを搬送した後だと嫌悪感がある方もいると思うのですが、この清潔感、清潔だと誰が判断をするのか、個人に任せているのか、お教えください。また、きれいに見えていても、何日間を限度として廃棄するようにといった基準があるのか。お願いします。
◎救急課長(池上尚夫) 清潔感が保てなくなる度合いですが、各署所の救急隊長に任せております。また、再使用する上限は定めておりません。ただ、感染防止衣は、少し使ってくるとすぐ毛羽立ってきて見栄えが悪くなってきますので、そうなってきたらもう交換するようにというような感じはしているような状態でございます。
◆委員(山水めぐみ) これは隊員を守るためのものでもあると思いますし、市民の方を守るものだとも思っているので、先ほど意見を聞いた方は、この清潔感がなくなるまでということに対してどういった意見だったのか、ちょっとお伺いしてもいいですか。
◎救急課長(池上尚夫) その清潔感に関しましては、特に保健福祉事務所長には確認を取っておりません。ただ、再使用すると判断した場合には必ず消毒をしてやるようにという話だけでございます。
◆委員(山水めぐみ) できれば意見を伺った上で基準を設けていただきたいなと個人的には感じます。私としては、上着だけでも1日1着と考えて使っていただきたいのですが、先ほど1日約30人活動されているということでしたので、単純計算で1万1,000着必要になります。来年度は取りあえず1日1着の枚数をそろえて、令和7年度以降は不足分を購入していくといった形にすることは難しいのでしょうか。
今年度3,000着程度を購入予定とのことなので、あと8,000着、約760万円で確保可能だと思いますが、予算の関係で本来必要な備品を購入することにちゅうちょしているのは重々分かりますが、どんな高機能な車両を購入しても、機器をそろえても、最終的には私はマンパワーだと思っています。先ほど同僚委員からもありましたけれども、代替の利かない職種であるからこそ、運転する隊員や、そこに乗り込んで活動する隊員の安全や安心、健康が結果として市民の生活を守ることになると考えているのですが、消防長のお考えをお聞きします。
◎消防長(竹内富雄) 先ほど委員がおっしゃられた、例えば今日、太田市消防本部管内で何人の救急隊がいるかということで30名というお話が出ていたと思うのですが、実際は、PA連携といいまして、消防隊も現場に行きます。その消防隊についても感染防止衣は着装していますので、単純にこの数字だけということではありません。ですので、委員に心配していただくのは大変私たちとしてもうれしいことであるのですが、職員の感染防止衣について徹底することは、市民の安心安全にもつながると思いますので、この辺は状況を見ながらもう少し検討を続けさせていただければと考えております。
◆委員(山水めぐみ) 使用期日の上限の設定についてはいかがお考えですか。
◎消防長(竹内富雄) この辺は先ほど担当課長が申し上げましたが、使用状況に応じて、使用状況というのも1人で判断するのではなくて、現場には救急救命士もおりますので、専門の知識を持っておりますから、そのような意見も確認をしながら対応していきたいと考えております。
◆委員(山水めぐみ) 適正な活用をお願いしたいと思います。
次の質問に移ります。234ページ、9款1項5目災害対策費に関連してお聞きします。おおた安全・安心メールに関する予算はどこになるのかお教えください。
◎危機管理室長(茂木房士) おおた安全・安心メールの予算ですが、各種業務委託料197万1,000円となります。
◆委員(山水めぐみ) では、その各種業務委託料の概要というか内訳をお教えください。
◎危機管理室長(茂木房士) これはおおた安全・安心メール、職員緊急連絡メール、土砂災害メール及び河川避難コールの配信業務委託でありまして、各メールの配信に必要なソフト、ハードの提供とシステムの運用を管理する委託であります。
◆委員(山水めぐみ) おおた安全・安心メールは、どのようなときに、どのような方法で配信されますか。
◎危機管理室長(茂木房士) 災害情報や気象情報、自然災害、事故災害が発生し、出動した場合、また、国民保護に関する情報など、市民にいち早く知らせるべき災害関連情報が入った場合、おおた安全・安心メールに届きます。その方法ですが、Jアラートから自動転送される場合や危機管理室、または消防から発信される場合もございます。
◆委員(山水めぐみ) このメール機能ですが、メールやインターネット、電話回線など、通信機器が一切使えなくなった場合、能登半島の地震の際も通信機器が使えなくなった状況等もあったと思うのですが、そういった場合は、どのように対応するのかお教えください。
◎危機管理室長(茂木房士) そういった通信機能が一切遮断されたという場合は広報車で回るということを想定しております。
◆委員(山水めぐみ) 広報車で回るということですが、この広報車の台数とルート、あと誰がこの巡回をするのか。大地震の際は道路があちこち寸断されていることも考えられますが、その場合はどのルートで巡回する、その最悪の想定の訓練も必要かと思いますが、現在の対応というか、考えをお聞かせください。
◎危機管理室長(茂木房士) 広報車の台数ですとかルート、台数につきましてはそのときに可能な限り使う。事前にルート決めはちょっと難しいのですけれども、おっしゃるとおり、そういった最悪の事態に備えての訓練は必要かと思います。今後、そういった最悪の事態の訓練も研究課題とさせていただきたいと考えております。
◆委員(山水めぐみ) 災害時は臨機応変な対応が必要とは思いますが、各地域から集まる支援物資に対応する役割分担や、その物資の分配方法、手順などのマニュアルとか、その想定をした話合い、訓練等は行っていますか。
◎危機管理室長(茂木房士) そういった訓練は、まず今年度、総合防災訓練を実施しまして、今年度の場合は毛里田地区を中心に行ったところでございます。それも各地区の自主防災組織を中心に、自助、共助の観点から、誰が配るといったことも各地区で訓練しているところでございます。実際、今年度、数地区、訓練を行っているところでございます。
◆委員(山水めぐみ) 各地域からは、多分中央、市役所に物資が集まると、市役所なのだか、オープンハウスアリーナ太田なのだか、ちょっとその辺は定かではないのですが、その辺ももし、ここに集めるという場所があればお教えいただきたいのと、その中央に集まった支援物資の分配方法や役割分担について取決めがあるのか、ちょっとお教えください。
◎危機管理室長(茂木房士) 集積配送拠点施設といたしまして5つの施設が選定されておりまして、太田市防災センター、藪塚本町文化ホール、太田市民会館、道の駅おおた、新田総合体育館、こちらが集積配送拠点となっております。
◆委員(山水めぐみ) 引き続き、分配の対策の状況を教えてください。
◎危機管理室長(茂木房士) その運搬ですけれども、そのときは災害対策本部が立ち上がっていると想定しておりますが、またそういった職員で配送、輸送するということになると思います。
◆委員(山水めぐみ) 市外、県外の災害ボランティアの受入れに関する事項は現在どのような取決めになっているのかお教えください。
◎危機管理室長(茂木房士) 他市への応援要請ですが、地震の規模が甚大で他市からの応援の要請の場合ですけれども、災害対策基本法や地方自治法、また、群馬県市町村災害時受援体制ガイドラインなどに基づきまして県へ応援要請するということになっております。また、災害協定を締結している自治体に対して太田市が応援要請するということになっております。
◆委員(山水めぐみ) 災害ボランティア、一般の方の受入れに対しても話合いとか、そういった想定はされているのでしょうか。
◎危機管理室長(茂木房士) 災害ボランティアの受入れ体制も整っておりますが、それは担当部局のほうで役割が決まっております。
◆委員(山水めぐみ) 市内の様子も年々変化しておりますので、ハザードマップや、先ほどおっしゃっていた防災マニュアルの定期的な更新等、有事の際の話合いや訓練もいろいろと検討していただけたらと思いますが、その点いかがお考えですか。
◎危機管理室長(茂木房士) 災害時におきましての行動ですとか備えですとか、それは折りに触れて出前講座ですとか、あるいはマイ・タイムライン作成講習会ですとか、ホームページですとか、あらゆるツールを使って周知をしているというところでございます。防災マップの次の更新時期はまだ予定は決めておりませんが、また数年後、いろいろな状況、世情に合わせて適切な防災マップの作成に努めたいと考えております。
◎ 発 言 の 許 可
○委員長(久保田俊) 先ほどの松浦委員の質問について、勝沼課長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
◎警防課長(勝沼尚士) 先ほど車両の売払いにつきましてお話をさせていただきました。基本的には売払いというふうにお話をさせていただいた中で、補足事項としてお話をさせていただきます。関係機関等から寄附等の話があった場合におきましては、消防車が使用に耐えられるだけの性能は保たれている状況であれば、その都度検討させていただいているような状況でございます。なお、今年度につきましては、水槽付消防ポンプ自動車1台を群馬県消防学校に寄附させていただいている状況でございます。
○委員長(久保田俊) 松浦委員、よろしいですか。
◆委員(松浦武志) はい。
◎ 休 憩
午前11時8分休憩
○委員長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午前11時30分再開
○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。
他にご質疑ありませんか。
◆委員(高橋えみ) それでは、234ページ、9款1項5目、委員報酬に関連して伺わせていただきたいと思います。災害対策基本法に基づきまして防災会議というものが設置をされているかと思います。地域防災計画の作成ですとか、また、軽微な変化があったりすれば多分ここで年1回承認をいただいているのかなと思います。地域防災計画の中に避難所運営が関わってまいりますので、そういった関係で、女性の視点をとにかく大事にしろということが今打ち出されていると思います。女性の委員を増やすようにということで国からも指針が出ているかなと思います。そういったことでちょっと伺いたいのですけれども、現状で防災会議委員が現在何名いらっしゃって、そのうち女性は何名で、比率がどれぐらいなのか教えてください。
◎危機管理室長(茂木房士) 防災会議委員ですが、委員44名中女性委員は8名で18.2%となっております。
◆委員(高橋えみ) たしか、国では3割を目標にするようにということになっているかと思います。それでは、8名で18.2%ということでございますが、改選があったかと思うのです。2年に1回改選していただいておりますので、改選前と改選後でどの程度増えたのか教えてください。
◎危機管理室長(茂木房士) 改選前は委員が37名中女性委員が2名でございました。構成比は5.4%でしたので、女性委員は6名増えて12.8%の増となっております。
◆委員(高橋えみ) いろいろご努力をいただいているというところで、感謝申し上げます。
それでは、地域防災計画、先ほど言ったようにこれは避難所の関係でございますので、やはりもう少し女性を増やしていただけると大変にありがたいと思っております。そして、以前、我が会派から女性防火クラブの方をこの中に入れたらどうかというご提案もさせていただいたかと思います。そのご対応についてと、あと、この中に障がい福祉関係の方も私はぜひここにも入れていただきたいと思っております。そのお考えについて、そこを女性に充てていただきまして、女性の施設長という方もいらっしゃると思いますので、そういった方も多分この8号委員のところを増やすしかないと思うのですけれども、そういったところでご対応をお願いしたいと思っておりますが、1つ、まず女性防火クラブを入れていただいているかどうか、教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 女性防火クラブの方は8号委員の中に入っております。
◆委員(高橋えみ) それでは、今後、障がい福祉施設関係の方もぜひ、これは避難所に関わってくる。何度も言っていて、しつこくてすみません。申し訳ないのですが、そういった障がい福祉関係の方もこの中に入れてもらいたいと思っておりますが、今後ご協議いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 女性を増やすとしたら8号委員なのですけれども、条例定数で8号委員は8名と定めておりまして、現状、8号委員は8人中6人が女性で、これ以上増やすことはなかなか難しいという状況でございますが、常に女性委員の安定確保に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆委員(高橋えみ) それでは、限りなく3割にどうか近づけていただきますように、何といっても女性の視点というものが必要になってきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、同じ9款1項5目の中の自主防災事業補助金に関連してちょっと伺いたいと思っております。この自主防災組織でございますけれども、多分各地区に助成を出していただいているのだと思います。その中で、基本的には地区というよりも、やはり行政区単位での自主防災組織が、共助という意味ではここが大変重要ではないかなと考えております。現状で行政区単位での自主防災組織がどのようになっているのか、状況が分かれば教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 現状、行政区単位の自主防災組織につきましては15地区中9地区に存在しているところであります。そこで各団体が訓練を実施したり、組織として班編成を組むなど、活発に活動しているところであります。
◆委員(高橋えみ) これは9行政区ではなくて、9地区ということですね。
◎
危機管理室長(茂木房士) 15地区の中に、9つの地区に行政区単位の自主組織が存在しているということです。
◆委員(高橋えみ) それでは、9地区、行政区単位での自主防災組織が立ち上がっているということでございますけれども、何人か、私の地域の区長からも自主防災組織を立ち上げたいというご相談もいただいておりまして、こういった場合、危機管理室はどのように関わっていただいて、ご相談等に乗っていただけるのかどうか教えていただきたいと思います。
◎
危機管理室長(茂木房士) 行政区の自主防災組織についてですが、昨年度、区長会を中心に自主防災組織についてアンケートを実施したところ、行政区単位で自主防災組織を立ち上げるには、地区自主防災組織が指導、助言を行う、あるいは行政区単位でのリーダー的存在や人材、人員の確保が必要だという回答が多かったということから、出前講座やマイ・タイムライン作成講習会などを引き続き実施しまして、自助、共助の啓発や防災意識の醸成に努めていきたいと考えております。また、その行政区単位の自主防災組織を立ち上げたいというご相談がありましたら、相談に乗らせていただきたいと考えております。
◆委員(高橋えみ) それでは、出前講座をやっていただいているということで、区長から相談があれば相談にも乗っていただけるということでございましたけれども、ぜひそこはご相談に乗っていただきまして、また、どういう活動をしているのかということも、ほかの行政区でどんなことをやっているのかという情報も、ぜひまたその際に教えていただけるとありがたいと思います。それと、出前講座でございますけれども、年間で何回ぐらい開催をしていただいているのか、教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 出前講座でありますが、過去3年から説明させていただきますと、令和2年度4回、令和3年度9回、令和4年度14回、令和5年度10回でありまして、令和3、4、5年度は職員が講師となったもの、例えば、マイ・タイムライン作成講習会ですとかそういったものも含めての数字であります。
◆委員(高橋えみ) やはり自主防災組織の中で住民の意識を高めていくということがとても大事だと思いますので、マイ・タイムラインの講習等もやっていただいているということで、大変にありがたく思います。それでは、マイ・タイムライン作成講習会もやっていただいているということでありますけれども、どこの地区で実施をされたのか教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) マイ・タイムライン作成講習会を実施した地区でございますが、令和3年度に尾島、令和4年度が沢野、宝泉、韮川、令和5年度におきましては尾島が2回目、それと新田地区ということで綿打、生品、木崎、それと鳥之郷、強戸、以上の地区で実施しました。
◆委員(高橋えみ) いろいろなところで開催をしていただいているということであります。それでは、今言っていただいたほかの地区、未実施のところについてはどうされるのか教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 未実施地区につきましては、マイ・タイムライン作成講習会は群馬県が設定した減災のための地域共通の取組の一つでありまして、市町村は令和11年度までに水害リスクのある全地区で講習会をすることが目標となっております。太田市は、マイ・タイムラインを有用なものと考えておりまして早期に取り組んでいる分、他市より進捗率が非常によいという状況ですので、引き続き全地区の早期の普及啓発を目指して取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆委員(高橋えみ) マイ・タイムラインが、まず先に水害のリスクがあるところで今やっていただいているということでありますけれども、それでは、これからはまた未実施のいろいろなところで実施はしていただけるのだと思いますけれども、このマイ・タイムラインに関しては同じところで何度やっていただいてもいいと思うのです。災害は忘れた頃にやってきますので、ぜひこれは定期的に、特に水害リスクがあるところは、未実施のところも当然これからやってもらいたいと思っておりますけれども、1回やったところも重ねてマイ・タイムライン等、講習をぜひお願いしたいと思いますが、その点いかがでしょうか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 先ほどご説明いたしました尾島地区が、1回やったのですけれども、もう1回やってほしいということで、そのご要望に応えまして2回実施したところでございます。またそういった要望をされる地区がありましたら、開催に向けて検討したいと思っております。
◆委員(高橋えみ) どうぞよろしくお願いします。
それでは、同じところで消耗品費、先ほど同僚委員からもありましたけれども、ちょっと違うところで聞いていきたいと思います。この備蓄品の中に液体ミルクがあるかと思います。この液体ミルクの賞味期限が多分1年ぐらいなのです。ちょっと短いのですけれども、備蓄をしていただいているということで大変ありがたく思っていますけれども、液体ミルクの活用法、賞味期限が近くなったものをどのようにご活用されているのか教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 液体ミルクは賞味期限が1年でありまして、期限が近くなったら健康づくり課が実施しております赤ちゃん訪問で、備蓄を啓発物品として配布をしておるところでございます。
◆委員(高橋えみ) すみません、先に聞けばよかったのですが、液体ミルクは幾つぐらい備蓄していただいているのでしょうか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 液体ミルクは800食です。
◆委員(高橋えみ) それと、生理用品もストックしていただいているかなと思います。現状で幾つぐらいストックしていただいているのか教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 生理用品は5,000枚備蓄しております。
◆委員(高橋えみ) これも多分消費期限があるかと思います。どのようにご活用されるのか教えてください。
◎
危機管理室長(茂木房士) 生理用品の配布につきましては、詳細な予定はありませんが、必要としているところがありましたら、そこへ配布していきたいと考えております。
◆委員(高橋えみ) 令和6年度で消費しなければいけないものはあるのでしょうか。
◎
危機管理室長(茂木房士) 令和6年度におきましては約2,500枚です。
◆委員(高橋えみ) それでは、それをどのようにご活用される予定なのか教えてください。未定なのでしたっけ。ごめんなさい。
◎
危機管理室長(茂木房士) これも先ほど申し上げましたとおり、どこに何枚配布という、そこまでの詳細な配布計画はないのですけれども、必要なところに配布していきたいと考えております。
◆委員(高橋えみ) それでは、生理用品5,000枚でミルクが800食ということですので、これが本当に適正なのかどうかというところまで、なかなかこのストックの数を、では幾つが適正なのかと、非常に難しいところだと思うのですけれども、ひとまずはストックをしていただいているということでありますので、ぜひ数字についても適宜どうかご協議いただいて、どの数が適正なのかもお考えいただきながら、計画的に適正に管理をお願いしたいと思います。
◆委員(白石さと子) 228ページ、消防学校等入校負担金733万1,000円の内容と研修の状況について伺います。
◎
消防総務課長(尾花公司) 消防学校等入校負担金についてでございますが、前橋にあります群馬県消防学校、東京のほうにあります消防学校、民間の教育機関等に各種職員を研修派遣しているものでございます。なお、前橋にあります消防学校には延べ43名、東京の消防大学校には7名、その他19名としまして、令和6年度としますと延べ69名の職員の派遣研修を考えてございます。また、その入校負担金ということで、合計しまして733万1,000円を予算計上しているところでございます。
◆委員(白石さと子) 研修の内容的なことについてちょっと触れていただけますか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 研修内容でございますが、初任科、警防課、救急課等、様々なコースがございますが、まず一般的なのが初任科だと思います。これは新たに消防職員になった者が前橋にあります消防学校に行きまして、教育期間としますと165日、土日を含みますと半年以上、寮に入って1から鍛えていただくというような形です。1人当たり28万2,000円の入校負担金が見込まれております。なお、来年度、先ほど来の答弁の中で、14名職員を採用するとしました。1次募集と2次募集ということで、来年度につきましては、1次募集の8名を派遣しまして、2次募集の6名については入職2年目に派遣をしたいと考えてございます。県内いろいろな団体で1年目に派遣する団体もありますし、2年目に派遣する団体もありますので、そういったところと整合を取りながら派遣をしていきたいと考えてございます。
◆委員(白石さと子) 皆さん大変研修を積んでいただいているということで、消防吏員のほうの話は分かりましたので、今度は232ページの団員のほうの消防学校、同じ消防学校等入校負担金なのですけれども、これは8万円ということなのですが、金額に大分差があるものですからちょっと聞いてみたいなと思いまして、お願いします。
◎
消防総務課長(尾花公司) 消防団員のほうの研修につきまして、消防学校等入校負担金でございます。予算としますと8万円となってございます。ご存じのように、消防団員は兼業しながら、勤めているということで、群馬県の消防学校でそういった研修があるのですが、例えば現場指揮課程であるとか、分団指揮課程だとかコースがあるのですが、その研修が2日間と大変短くなっています。新年度につきましては、それとは別に消防大学校にも1名派遣を考えております。ちなみにですが、先ほど初任科に群馬県の消防学校に送ります負担金として約20何万円とお話ししましたが、群馬県の消防学校に団員の研修、2日間ですけれども、負担金が2,280円となっております。そういった形で、21名の派遣を考えておりますが、負担金の額が常備に比べまして少なくなっているといったところです。
◆委員(白石さと子) これは金額が随分安いのですけれども、中身は一生懸命しっかりと学んできていただけると期待しているのですけれども、研修した後、ほかの消防団員全員が一遍に行くわけにいかないものですから、ほかの団員の方に水平展開というのでしょうか、行ってくると成果というものがあると思うのです。その検証の方法はどんなことをされているのか。ただ、行ってきて、やりっ放しということではなくて、どうなのでしょうか。
◎
消防総務課長(尾花公司) 委員おっしゃるとおり、研修というものは行ったきりではなくていかにそれを水平展開するかということが大事かと思います。なかなか働きながらということで行ける方も限られているのですが、順番に人数を確保して消防学校の研修に派遣しているところです。研修を受けられた方については、まずご自分の所属の分団にはぜひ水平展開を図っていただいて、さらにそれを広げていっていただいて、共通認識を図っていければと考えてございます。
◆委員(白石さと子) 今までの消防団とは違うぞというところが拝見できるかなと思って期待しております。
次に、先日新聞報道で拝見したのですけれども、消防団員を対象とした研修会を消防署で行ったという記事だったのです。どんな研修内容だったのですか。
◎東部消防署長(柳澤実) 東部消防署が管轄いたします韮川地区、休泊地区、それから毛里田地区で構成されます太田市消防団第1方面隊の皆さんを対象といたしまして、幾つかの研修会を開催しております。研修の内容につきましては、災害現場での指揮統制を図るための消防指揮理論、それから東部署管轄における災害危険の共有、また、消防資機材の取扱いや緊急車両の安全運行に対する研修でございます。
◆委員(白石さと子) いろいろとそういった必要とされている研修会ということで開催されたのでしょうけれども、新聞で何で改めて取り上げたのかなと思ったのですけれども、この目的についてはどんなことで開かれたのか、お願いします。
◎東部消防署長(柳澤実) 研修の目的でございますが、災害現場活動における消防職員と消防団員の方の連携強化につきましては極めて重要であると認識しています。消防職員の保有する知識や技術を消防団員の皆さんと共有を図り、消防総合力をもって地域の消防力、それから防災力の向上を図る目的で開催いたしました。
◆委員(白石さと子) 確かにそうですよね。市民のための生命、財産を守るという共通の目的がありながら、やはり今まで連携がそれほど、見えたような、見えないようなところもあったものですから、とてもいいような目的を持って開催されたのかと思います。では、外部講師を迎え入れての研修だったのでしょうか。
◎東部消防署長(柳澤実) 研修会の講師でございますが、外部講師を迎え入れたのではなくて、東部消防署の管理職員を中心として、いわゆる手づくりの研修会でございまして、署長の私も講師に入れていただきました。
◆委員(白石さと子) これは初めての試みだったのでしょうか。
◎東部消防署長(柳澤実) 研修会につきましては、定期的には行っていませんが、いろいろなタイミングを見ながら少人数で、消防署に来たときにいろいろ話をしたり、訓練をしたり、やっているところでございます。
◆委員(白石さと子) 少人数でもそういった研修会を開いたということで、それではどのような成果が得られたのかなと思いますが、伺います。
◎東部消防署長(柳澤実) 研修における成果でございますが、消防職員と消防団員の皆さんのさらなる連携強化、それから信頼関係が向上いたしまして、地域の災害対応能力の向上を図るための成果が得られたと感じております。
◆委員(白石さと子) 消防長にちょっと伺ってみたいのですが、先ほど消防団員の方の活動は地域防災の要として頑張っていただいているというお話がありました。ただいま署長から答弁いただいた中には、消防団員と吏員の連携強化、信頼関係を育んでいるということがありましたけれども、このことについて消防長はどのようにお考えか。
◎消防長(竹内富雄) 今回の研修につきましては、各消防署にお願いをしまして、今回は柳澤署長に韮川地区、東のほうの消防団の方の教育をしていただきました。内容を今話はしていただいたのですが、消防団員の方もやはり事故に遭わないように、交通事故の対応、そういう研修とか、これから3月を迎えて林野火災も増えてくるということでは、林野火災に対する訓練、それから災害対応として、けがをした人を搬送するような搬送訓練、そのような訓練を実施していただきました。このような訓練を通して実災害で消防職員と消防団員の方が接することは増えてきますし、コミュニケーションを取ることも多々あると思います。このような訓練を通して今後も協力をしながらお互い切磋琢磨して、太田市民の生命、身体、財産を守れるように頑張っていきたいと考えております。
◆委員(白石さと子) 先ほど、研修会を開いたのは第1方面隊ということでよろしいのでしょうか。
◎消防長(竹内富雄) 第1方面隊といたしまして、毛里田地区、韮川地区、それから龍舞も含んでおります。
◆委員(白石さと子) そうしますと、残りの2、3、4とありますので、ただいま消防長からとても心強いようなご答弁をいただきましたので、広げていただけるということの理解でよろしいのでしょうか。
◎消防長(竹内富雄) 先日、3月3日ですか、親子体験教室を開いた日の午後に第3方面隊の訓練を実施しております。また、今後、西のほうの地区、第4、第5、第6方面隊についても訓練を計画しているところでございます。
◆委員(白石さと子) 先ほど来のお話にもありましたけれども、日頃、市民の生命、財産を守っていただく本当に大変な職務を担っていただいてありがとうございます。そういった意味で、そういう体制がしっかりと整ってくると、やはり消防団と消防吏員の方の目的は同じなのですから、連携強化は本当に大事なことだと思うので、ぜひ今後ともそれに向けて頑張っていただければと思いますが、最後、お願いします。
◎消防長(竹内富雄) 委員、皆さんのご指導の下、消防団、消防本部が連携をして、訓練を重ね、いざというときに被害を最小限にとどめられるようにこれからも訓練を続け、頑張っていきたいと考えております。
○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 休 憩
午前11時57分休憩
○委員長(久保田俊) 執行者入替えのため、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午後1時再開
○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 教育費に係る歳入・10款教育費に対する質疑
○委員長(久保田俊) 次に、教育費に係る歳入及び10款教育費について審査を行います。
ご質疑ありませんか。
◆委員(山水めぐみ) 10款1項3目教育指導費、238ページ、学校教育管理経費3億6,388万1,000円及び242ページ、特別支援教育対策事業755万1,000円に関連してお聞きします。学校教育管理経費と特別支援教育対策事業の会計年度任用職員のうち、特別支援教育に関わる介助員と医療的ケアの看護師の人数と業務内容についてお教えください。
◎学校教育課長(栗原信義) 介助員につきましては、令和6年度65人を予定しております。移動や排せつなど生活面での介助や、情緒的に落ち着かずに教室を飛び出してしまう、そういった児童生徒の対応等に当たります。医療的ケアの看護師は1名で、たんの吸引や導尿、経管栄養等の日常的応急措置を行います。
◆委員(山水めぐみ) 医療的ケアの看護師が他校で必要になったときは、増員での対応を検討しているのか、その生徒を今いる学校に転入させるのか、どういった対応になりますか。
◎学校教育課長(栗原信義) 医療的ケアを必要とする児童生徒の状況を踏まえて、新たな看護師が必要と判断される場合は、また別に増員して対応していきたいと考えております。
◆委員(山水めぐみ) おおたん教育支援隊の特別支援に関係する活用についてお伺いします。
◎学校教育課長(栗原信義) おおたん教育支援隊は今年度42名配置しております。そのうち23名が特別な配慮を必要とする児童生徒への個別支援を行っております。
◆委員(山水めぐみ) 県ではインクルーシブな教育の推進を打ち出しているようですが、本市ではどのように考えているのか、教育長、お願いします。
◎教育長(恩田由之) インクルーシブ教育ですが、本市はまず外国籍の子が非常に多いわけです。800人以上います。その子たちが国際教室を中心に共生の授業を進めています。先ほど出た障がいのある子に対しては、例えば北の杜学園の生徒が県立太田特別支援学校へ行って、ゲームをしたり、触れ合う時間をつくってくれています。特に中心的なのは、各学校で通常学級と特別支援学級との交流学習を行っています。そこで体験や心の交流を図ってインクルード、包括的に多様性を抱えながら一緒に勉強していく現状があります。
◆委員(山水めぐみ) こういった取組で、合理的配慮の意味が分からなくても、子どもたちが自然に配慮できる、身についていくということになるのではと思います。特別な配慮を必要とする児童生徒をはじめ、市内の全児童生徒への主権者教育の拡大と強化についてお考えを伺います。
◎教育長(恩田由之) 主権者教育ですが、いろいろなところで子どもたちは社会科の体験学習を行っています。例えばこの議場も、小学校の中学年の子が恐らく見に来ています。新型コロナウイルスでしばらくやっていなかったと思うのですが、また、県庁に行って、あるいは県議会にも行っている。6年生は修学旅行で国会にも行っている。そういったところで議員との触れ合いといったことも今後想定しながら、検討していく必要があるかなと思っています。
◆委員(山水めぐみ) ご検討をお願いいたします。
次の質問に移ります。289ページ、10款7項4目学校給食費、小学校給食経費の中の工事請負費8億4,428万円に関連してお聞きします。初めに、工事内容についてお教えください。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 内容でございますが、旭小学校、木崎小学校、生品小学校、綿打小学校に建設します親子方式の給食室の工事費でございます。なお、木崎と生品、綿打の各小学校の給食室につきましては、令和5年度、令和6年度の2か年事業となっております。
◆委員(山水めぐみ) この工事請負費には水回り、電気工事など、設備関係も含まれているのかお教えください。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 水回り、電気などの機械設備工事、電気設備工事も含まれております。
◆委員(山水めぐみ) 290ページ、小学校給食経費の公用車購入費2,000万円の内容についてお聞かせください。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 親子給食室の関係で中学校への給食配送車2台の購入となります。なお、令和6年度につきましては4校が開始する予定ですけれども、2台につきましては今の新田学校給食センターのものを使う予定でございます。
◆委員(山水めぐみ) 安全に給食を配送することが必要になると思いますが、コンテナの積み下ろしの際、事故が起きないよう昇降機付の給食配送車を購入する予定なのか、また、配送時は何人体制になる予定なのか、お聞かせください。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) コンテナの積み下ろしにつきまして、安全確保という面から昇降機付の車両を購入いたします。また、配送につきましては2人1組で行う予定となっております。
◆委員(山水めぐみ) 給食配送車の年間の維持管理費用についてお聞きします。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 維持管理費ですけれども、6か月の法定点検、また車検、燃料費等で1台当たり45万円程度を見込んでおります。
◆委員(山水めぐみ) 年間を通して食中毒について心配をしておりますが、給食配送車の衛生管理についてお聞かせください。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 現在、新田学校給食センターは配送車が稼働していまして、毎日洗剤で洗っているのが現状で、今後もそのようにしていきたいと思っています。
◆委員(川岸靖隆) 268ページから270ページのところで文化財保護管理運営費、こちらの中で文化財探検スタンプラリーの予算についてお聞きしたいのですけれども、どの項目に入っているか教えてください。
◎文化財課長(静野勝信) スタンプラリーですけれども、268ページにあります文化財保護管理運営費の中に入ってございます。
◆委員(川岸靖隆) その中の詳細な項目としてはどちらに入っていますでしょうか。
◎文化財課長(静野勝信) この中で使っていますのは消耗品費、印刷製本費といったところが主な項目になっております。
◆委員(川岸靖隆) そちらについている予算ですけれども、前年と違いはあるか教えてください。
◎文化財課長(静野勝信) 印刷製本費ですけれども、ほぼ大きくは変わってございません。まず、消耗品費がスタンプラリーだけで、用紙の封筒等が10万円、終了記念品が154万円、あとスタンプ作成等が4万8,840円、案内用の旗が8万2,280円等でございます。違いですが、記念品の数が昨年度より1,000個ほど増やしておりますので、22万円ほど高くなってございます。
◆委員(川岸靖隆) 記念品があるか気になったのでお伺いいたしました。そこで、スタンプラリーをやる中でスタンプ設置場所についてちょっと伺っていきたいのですけれども、令和5年度に塚廻り古墳群第4号古墳、こちらになりますが、駐車スペースがあまりなかったのかなと思ったのですが、ちょっとそういった面で安全性に欠ける部分を感じたのですが、どのようにお考えでしょうか。
◎文化財課長(静野勝信) 確かに委員がおっしゃるとおり、文化財のスタンプ設置箇所におきましては、全てにおいて駐車場があるわけではございません。確かになかなかちょっと止めづらい場所もございます。昨年度は、そういった形でちょっとご迷惑をおかけしたと思うのですけれども、今年度につきましては、駐車場のあるなしも考えて設置場所を考慮するとともに、どうしても避けられない場合は、スタンプ帳の中で駐車場がないといった旨のことを載せるようにしたいと考えております。
◆委員(川岸靖隆) ぜひよろしくお願いいたします。
それから、最近気になる報道がありまして、古墳に太陽光パネルを設置してしまっているところがあるという内容だったのですけれども、令和5年度のスタンプ設置箇所で申しますと、先ほど言いました塚廻り古墳群と天神山古墳、2か所あると思いますが、それぞれの土地の所有はどちらになりますか。
◎文化財課長(静野勝信) 塚廻り古墳群は多分太田市でいいと思うのですけれども、天神山古墳につきましては、太田市がまだ全て買上げが済んでないところもありまして、個人所有の部分もございます。
◆委員(川岸靖隆) 今後、天神山古墳に関しましては土地を買っていく予定はありますか。
◎文化財課長(静野勝信) その件ですけれども、一応地権者とは令和4年度に一度お話をさせていただきまして、ちょっとまだ整備の関係がございますので、こちらの条件が整ったところで話合いには乗っていただけるということでお話はしてございます。
◆委員(川岸靖隆) 貴重な文化財になると思いますので、ぜひそこは前向きに進めていっていただければと思います。また、太田市の天良町に原っぱがあったのですが、一応そこも文化財として指定されていたのですけれども、あそこは文化財という認識でよろしかったでしょうか。
◎文化財課長(静野勝信) 天良町にあるので上野国新田郡家跡のことかと思いますけれども、委員おっしゃるとおり、まだちょっと整備が進んでいないで、草っ原の状態になってございます。
◆委員(川岸靖隆) あそこは一応国指定史跡になっていると思われます。そこで、来た人がテンションが上がるといいますか、その史跡を見て、わっ、ここかと、なかなかちょっと今の状況だと思わないと思うのです。そうした中で今後何かしていく予定とかはございますか。
◎文化財課長(静野勝信) 新田郡家跡ですけれども、平成28年度に保存活用計画は策定させてございます。ただし、その前に金山城の整備が先にちょっと入ってしまったので、金山城の整備の見通しがついたときには、次には新田郡家跡のほうに整備を進めたいと考えてございます。
◆委員(川岸靖隆) 部長にお伺いいたします。ぜひ令和6年度も、スタンプラリーの参加者が多くいらっしゃると思いますので、ぜひ楽しめるような企画として運営していただきたいなと思いますが、お考えをお聞きいたします。
◎教育部長(小内正) スタンプラリーにつきましては、5,000人ほどの参加者がいて、楽しんでいただいて好評な事業でございますので、来年度も工夫を凝らしまして、より皆様が満足していただけるような事業にしてまいりたいと思います。
◆委員(川岸靖隆) 教育長にお伺いしたいのですけれども、文化財のスタンプラリー以外にも、市内には貴重な文化財が多数あると思います。後世に伝えていくためにも魅力あるような整備が必要かなと思います。時間をかけてでも整備計画を立てて進めていく必要があるのではないかと思うのですけれども、教育長のご所見を伺います。
◎教育長(恩田由之) おっしゃるとおり、本当に文化財というものは非常に大事な宝だと思います。その宝を子どもたちも実感したり、それが大人へつながったり、スタンプラリーでまさに親子で一緒に文化財に触れています。そういったことを通して、やはりしっかり計画を立てながら、具体的に何ができるかということ、それと、発信の仕方も変えていくべきだと思うのです。もっと流入している方々に太田の特徴を見せる場面をつくって、工夫していってくれればと今期待しております。
◆委員(川岸靖隆) ぜひよろしくお願いいたします。
続きまして30ページ、14款1項9目教育使用料の歳入の部分で、金山の森キャンプ場使用料につきまして令和6年度予算40万円と予算がついているのですけれども、これの主な収入はどういったものになるか教えてください。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 主な金額についてはキャンプ場の使用料という形になります。
◆委員(川岸靖隆) あちらのキャンプ場はテントを張る場所だったり、バンガローをやるところだったり、イベントをやるホールだったりとあると思うのですけれども、この内訳がもし分かれば、何となくイメージしている部分で結構ですので、もし分かれば教えてください。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 金山の森キャンプ場につきましては、テントサイトが2か所ございます。それと、バンガロー6人用が10棟、炊事場が5か所、トイレが屋外に5か所、野外雨天集会所が1か所、管理棟、屋内多目的ホールが1棟、シャワー室が5室、今現在ございます。
◆委員(川岸靖隆) すみません。私の聞き方があれだったかもしれないのですけれども、ちょっと質問を変えまして、令和5年度で、分かればいいのですけれども、もし分からなければ令和4年度でも結構ですので、どれぐらいの収入があったのでしょうか。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 令和5年度につきましては32万6,100円が収入になってございます。
◆委員(川岸靖隆) 続いて歳出のほうでちょっと質問したいので、280ページから282ページ、10款6項5目の中の金山の森キャンプ場管理運営費についてご質問いたします。まず初めに、令和6年度の予算は、令和5年度予算と比較しまして大分増額していると思うのですけれども、その主な理由について教えてください。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 令和6年度につきましてはキャンプ場の改修工事の予算がつきまして、主な内容としましては、今までテントサイトについてはイノシシ対策ということで中止になっておりましたけれども、利用者等の要望がありまして、令和6年度に、団体用のテントサイトがあるのですけれども、そちらにイノシシ対策用の防護柵の設置をします。それと、シャワー室が現在壊れて使えていない状況でありますので、シャワー室の新設、また、トイレが大分古いということでトイレの洋式化も改修させていただきます。あと、街路灯の設置、倉庫の新設等を予算計上させていただいております。
◆委員(川岸靖隆) かなり金額を使って整備されると思うのですけれども、こちらの施設につきましてどんな目的で使われるような施設なのか、改めて教えていただきたいのですが。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 金山の森キャンプ場につきましては、地域の子ども会や青少年団体、また、家族、友人等が主な内容となっております。また、県外からも利用者等もおりますので、今現在テント泊ができない状況になっておりますけれども、バンガロー等に宿泊をしていただきながら利用しているのが現状になっています。
◆委員(川岸靖隆) 部長にお聞きいたします。封鎖されているエリア、第2テントサイトもあると思うのですけれども、全体整備につきまして、令和6年度以降にでも継続してやっていくような内容がありますか。
◎教育部長(小内正) 今のところ、もう来年度、結構大きな金額をかけて改修しますので、その改修後、また多くの皆様に使っていただいて、その後また検証していきたいと思います。
◆委員(川岸靖隆) 教育長にご質問いたします。私も先日ちょっと現場を見に行かせていただいたのですけれども、何をするにもちょっと使いづらい部分があるのかなというふうに見受けられました。それはテントサイトもそうなのですけれども、駐車場から降りて歩いて山を登っていくような感じでしたし、そういったところを踏まえて、今後、あの金山の森キャンプ場をどういう目的の施設にするか決めた上で、計画的に整備していったほうがいいのではと思うのですけれども、教育長のご所見を伺います。
◎教育長(恩田由之) ふれあい教室の子どもたちがあそこでカレーを作ったりして体験活動をしています。これからの需要で、やはり子どもたちが体験する場が非常に授業と結びついて大事になってくる。というのは、非認知能力を高めるという時代に今なっています。ですから、これから需要が高まると思います。その中でどうやって発信していくか。先ほども言いましたが、市民や保護者の皆様へ発信していくという努力も必要だと思いますので、やはりこれからの教育において大事だということを中心に教育を進めていく必要があるかと思います。
◆委員(高野博善) それでは、286ページ、10款7項、スポーツ施設管理運営費のところでお聞きしたいと思います。第2サッカー・ラグビー場が改修工事をされたというところからお聞きしたいのですが、改修工事もされまして利用者も増えると予想されますけれども、せっかく改修工事もされましたので、その設備の内容といいますか、備品等の新しいものに更新していく、あるいは追加をしていく、そういった予定があるかどうかを教えていただければと思います。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 今、第2サッカー・ラグビー場の設備関係は、備品はちょっとあれなのですけれども、設備のほうで言いますと、ラグビーポールは固定式だったものを可動式に変えて、さらに今年度、サッカーゴールは新たに購入して、もう設置してあるという状況であります。
◆委員(高野博善) サッカーとラグビー場ということで、けがが多いスポーツの施設だと思うのですけれども、例えば担架を最新式のものにするとかAEDとか、そういった最新の設備があれば、なお利用者の安心感が高まって、より利用がしやすくなるのかなと思うのですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
◎スポーツ学校担当課長(青田晃一) まず、備品の関係で救護の担架ということですけれども、今年3月1日からスポーツ学校が事務所としても利用させていただいている中で、備品として担架を購入させていただいております。また、AEDもスポーツ学校で所持しているものがありますので、そちらが利用できるという形になっております。
◆委員(高野博善) それを聞いて安心しました。ありがとうございました。
続きまして、教育の歳入で30ページのところで、社会教育使用料の新田荘歴史資料館入館料についての数字がございますが、これは前年度からかなり増えているというふうに見たのですけれども、新田荘歴史資料館入館料のここ近年の推移について、もし分かれば教えていただければと思います。
◎文化財課長(静野勝信) 近年の推移、何年度から。
◆委員(高野博善) できたら、新型コロナウイルス前の頃から、もしあればお願いします。
◎文化財課長(静野勝信) そうしましたら、令和元年度からお答えします。令和元年度の入館料実績ですが、104万3,730円、令和2年度が62万1,040円、令和3年度が75万4,120円、令和4年度が104万6,600円となってございます。
◆委員(高野博善) これはまさに新型コロナウイルスで下がって、新型コロナウイルスが終わって戻ったというような数字だということで、分かりました。
続きまして、38ページ、15款2項9目の教育費国庫補助金の旧中島家住宅保存修理事業補助金について、この具体的な内容を教えていただければと思います。
◎文化財課長(静野勝信) 旧中島家住宅保存修理事業補助金についてですけれども、令和6年度から令和7年度にかけまして、旧中島家住宅の保存修理工事に入るための準備段階として、建物の実測を行ったり、一部解体して破損状況等を調べたりする調査を行うものでございます。国の補助率が、補助対象事業費3,599万8,000円の50%となってございます。
◆委員(高野博善) この旧中島家住宅は、たしかあと6年か7年でこの建物が造られてから100周年という節目になると思うのですけれども、それを迎える頃には全て改修なり修繕が完了しているとイメージしていいものでしょうか、いかがでしょうか。
◎文化財課長(静野勝信) 旧中島家住宅の修理の関係ですけれども、まず、先ほどお話ししました調査工事等に2か年、令和7年度まで調査工事を行います。その後、実施設計等を行いまして、保存修理工事に入るのが令和9年度以降、今のところの予定です。あそこはかなり大きい建物なので、順番に修理を行っておりますので、主屋、玄関棟と客室部等が一応令和14年ぐらいまでで、全体ができるのが令和16年頃と考えております。その後、外構を行いまして、本当に全てが終わるのが今の予定ですと令和19年以降となっております。
◆委員(高野博善) 続きまして、270ページ、10款6項、国史跡等調査整備事業について、こちらも具体的な内容と対前年の増減の要因を教えていただければと思います。
◎文化財課長(静野勝信) 国史跡等調査整備事業についての具体的内容ですけれども、市が所管します国指定史跡の整備や、史跡内設備の修繕、あと、危険木伐採等の保存管理業務整備を行う事業になっております。対前年比931万5,000円の減となっておりますが、今年度より始まりました金山城整備のための保存活用計画策定事業に伴います事前の発掘調査ですとか図版作成などの委託業務が来年度はなくなったことが主な要因です。
◆委員(高野博善) 今年度から金山城跡の整備のための事業が始まったということですけれども、金山城跡の今後の計画について簡単に教えていただければと思います。
◎文化財課長(静野勝信) 金山城跡の整備計画ですが、令和6年度に計画案を作成いたしまして、意見公募を行い、令和7年度に文化庁に計画の認定申請を行う予定でございます。その後は、整備基本構想、整備基本計画、整備基本設計、整備実施設計といった手続を踏まなくてはならないのですけれども、そこまで行ってようやく整備工事の実施となります。工事開始につきましては9年後を予定しております。
◆委員(高野博善) その設計と計画を、構想を練っていく、手続を踏んでいくのが9年間かかるという認識で、もう一度確認でお願いします。
◎文化財課長(静野勝信) 一応その予定でございます。
◆委員(高野博善) これは国とのやり取りということで、この9年を短縮するのは難しいという、当然の質問かもしれませんが、あえてお願いします。
◎文化財課長(静野勝信) あくまでも予定なので、頑張れば短くなるかもしれませんけれども、一応ほかの自治体等の様子を見て、大体これぐらいかかるという目安でございます。
◆委員(高野博善) 私、12月の一般質問で新田荘の整備の話をしたのですが、そのときに、今、金山城跡の整備をまさにやると。これがかなり大変なので、それが終わったらちょっと検討できるかもみたいなお話もいただいていたのですが、この9年間が、できれば縮めていただいて、金山城跡ができた暁には新田荘のほうにも手が回れば非常にいいのかなというふうに、大きな期待をしております。よろしくお願いします。
続きまして、ページが1つ戻りまして、268ページ、10款6項、文化財保護管理運営費、これについて具体的な内容と前年からの増額要因をお願いします。
◎文化財課長(静野勝信) 文化財保護管理運営費についてですけれども、旧中島家住宅の整備事業ですとか文化財探検スタンプラリーなど太田市にある国、県、市指定の文化財を恒久的に保存、管理し、活用するための事業を行うものであります。対前年比3,925万7,000円の増となっておりますけれども、こちらは先ほどお話しいたしました、来年度から旧中島家住宅の整備に向けた調査工事業務委託が開始され、その予算として3,700万円を計上しているのが主な要因でございます。
◆委員(高野博善) 続きまして、部長にお聞きかせいただきたいと思います。歴史の見どころや資料館、あるいは新田の湧水群とか、こういったものを含めた史跡巡りのウオーキングのコースが案内をされていたりしますが、これをさらにアピールしたり、あるいは史跡の案内の標識といったものが結構経年劣化したものとかもあったりするのですけれども、この辺の整備も含めた新田荘エリアの史跡関連の整備についての今後の予定といいますか、ご見解をいただければと思います。
◎教育部長(小内正) 案内板につきましては、今、計画的に随時変えていくということはしております。
◆委員(高野博善) 最後、教育長にもお聞きしたいのですが、同じ質問になりますけれども、新田荘エリアの石碑の整備と改善、あと、例えばですけれども、江田館というものがありますが、これは歴史のマニアが見たら、土手がそのまま残されていてすごくすばらしいと思えるのですが、一般の人が見た場合は、それこそただの土手に見えてしまうということで、さっき部長にも聞きましたが、案内板に、例えばですけれども、QRコードがあって、それをつなぐとVRで解説の動画が見られる、そういったものが結構全国的にあったりします。そういったものも含めて、今ある観光資源をより一般といいますか、観光で来た方に分かりやすく面白さ、魅力を伝える、そういった方向の改善の予定といいますか、お考えをいただければと思います。
◎教育長(恩田由之) 高野委員おっしゃるとおりだと思います。やはり発信。先ほど言いました宝をどう発信するか。そして、どう受け止めてくれているかというところを検証する必要があるので、担当もいろいろ、SNSでどうしたらいいかとか、あるいは他市の状況を今研究しているところなので、今後も太田市のよさを発信できるように、そして交流人口が深まっている中で、その人たちにも紹介できるようにしていきたいと思います。
○副委員長(谷之木勇作) 286ページ、10款7項2目、スポーツ施設管理運営費に関連して伺います。行政センターにおける3X3用のバスケットゴールの設置状況についてお伺いいたします。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 行政センターへのバスケットゴール、3X3ということですけれども、今現在は宝泉行政センターに隣接する宝泉スポーツ広場というところに1か所のみの設置という形になっております。
○副委員長(谷之木勇作) 太田市民より、九合行政センターへも地面が滑らない3X3用のバスケットゴールの設置をしてほしいという声がございました。小学生や中学生が使用したいと思っても近隣にあるバスターミナルおおたのバスケットゴールは常に予約で埋まっていて取れない。また、太田市運動公園のバスケットゴールは大人が使用している確率が高くて小学生や中学生が使用するのが非常に難しい状況になっているということです。オープンハウスアリーナ太田も完成しまして、群馬クレインサンダーズの人気も上がり、バスケットボールの練習をしたいと思う子どもたちが増えています。ぜひ九合行政センターへ3X3用のバスケットゴールの設置をお願いしたいと思いますが、ご所見をお願いします。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 九合行政センターへの3X3バスケットコートですけれども、委員がおっしゃられたように、今、宝泉とバスターミナルおおた、大変人気があって、予約でいっぱい、埋まっている状況というのは現実であります。3X3のバスケットゴールの設置については、今言われたようにスポーツのまちづくりという形を推進していく中でも、今後とも必要になっていくのかと思うのですけれども、今後は利用者のニーズなり、設置場所を含めて検討していきたいとは考えております。ただ、今言われた九合行政センターとなりますと、バスターミナルにある直近に整備するということは、当課では今現在は考えてはいないという状況になります。
○副委員長(谷之木勇作) 今はないけれども、引き続き検討していただけるということでよろしいですか、検討というか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 3X3のバスケットコートの設置については、市内全域を含めて今後検討していかなければいけないかと思っているのですけれども、今言われた九合行政センターになると直近になるので、本当に隣同士のところで同じような施設が必要なのかと、多分そういう問題が出てきますので、その辺はなかなか難しいのかとは考えております。
○副委員長(谷之木勇作) 次に、280ページ、10款6項5目、委託料の成人式実行委員会委託料に関連して伺います。令和5年度太田市成人式が太田市運動公園のオープンハウスアリーナ太田で初めて開催をされましたが、その状況をお伺いします。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 令和5年度の成人式ですけれども、対象者が2,552名で、出席者数は1,830名となっております。
○副委員長(谷之木勇作) 今回、近隣住民から私のほうに、渋滞で自宅から外出できなかった等の連絡が複数届きました。どのような管理体制だったか、伺わせていただきます。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 今年度のオープンハウスアリーナ太田においての成人式につきましては、式典後に群馬クレインサンダーズの公式試合が予定されておりましたので、成人式と併せて交通渋滞が予想されましたので、群馬クレインサンダーズの公式試合と同様な形で協議を行いまして、試合と同様の形での交通警備員等の対応とさせていただきました。しかしながら、今回初めての取組ということもありまして、当日の混雑緩和の対策が不十分であったことは来年度の課題として対応していきたいと考えております。
○副委員長(谷之木勇作) 来年、令和7年開催の成人式においては、さらなる渋滞対策と、太田市運動公園の近隣住民の皆様への配慮として、成人式の日時や混雑時間帯、管理体制等を回覧板で知らせる取組をお願いしたいと思いますが、ご所見をお願いします。
◎生涯学習課長(萩本佳久) 委員のおっしゃるとおり、近隣住民に対しての配慮が足りなかったと思います。来年の成人式につきましてもオープンハウスアリーナ太田での開催を予定しておりますので、渋滞対策や、事前に開催日程等を近隣住民に対して回覧板での周知を行いたいと考えております。
○副委員長(谷之木勇作) 続いて、284ページ、10款7項1目保健体育総務費、スポレク祭実行委員会負担金に関連して伺います。太田スポーツ・レクリエーション祭が毎年10月に2日間実施されますが、その送迎体制についてお伺いいたします。
◎
スポーツ振興課長(新島由光) 今年度の体制で申し上げますと、土曜日につきましてはバス11台を導入して、バスターミナルおおたから太田市運動公園、そして、スバル本工場の社員駐車場をお借りしまして運動公園まで2ルートで行っております。日曜日につきましては、スバルマラソンを開催することからパナソニックの社員駐車場もお借りして、バス28台で運用しております。よろしくお願いします。
○副委員長(谷之木勇作) 太田市民より、10月に行われる太田スポーツ・レクリエーション祭においてバスターミナルおおたから太田市運動公園に臨時バスを出していただいていますが、同時に、旭小学校にもバス停を設置してほしいという声がございました。旭小学校も臨時駐車場となっていますが、旭小学校から太田市運動公園まで歩く距離というのは、バスターミナルおおたから太田市運動公園まで歩く距離と大きく変わらないと思います。10月に行われる太田スポーツ・レクリエーション祭において、バスターミナルおおたから太田市運動公園に臨時でバスを出していますが、その際はぜひ旭小学校にも臨時バス停の設置をお願いしたいと思いますが、ご所見をお願いします。
◎
スポーツ振興課長(新島由光) 旭小学校につきましては、校内の乗降場所、そして運行ルート上において道路の幅員等を加味して、十分な安全の確保が取れない状況であります。徒歩でのご来場をぜひともお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○副委員長(谷之木勇作) せめて10月に行われる太田スポーツ・レクリエーション祭において、障がいをお持ちの方ですとか、出展等に携わって搬入数が多い、荷物が多い方に対しては太田市運動公園の中ですとか、その付近等、より近い場所に駐車スペースを設けていただけるようにお願いしたいと思いますが、ご所見をお願いします。
◎
スポーツ振興課長(新島由光) まず、思いやり駐車場として例年20台確保しております。今年度につきましては10台増やして30台で運用してまいりました。出荷者の方につきましては、園内を通行できる搬入券と、隣接の駐車場に駐車できる駐車券というものを配付しております。台数に限りがございますので、引き続き出荷者の方、並びに状況を加味しながら協議していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○副委員長(谷之木勇作) 次の質問に行きます。236ページ、10款1項1目の教育委員会運営費に関連して伺います。各種団体等から、教育委員会共催・後援の承認状況について、過去3年間の件数を伺います。
◎教育総務課長(田部井伸夫) 教育委員会の共催・後援承認件数でございますが、令和3年度が共催21件、後援151件、合計172件、令和4年度が共催27件、後援177件、合計204件、令和5年度が1月末までで共催24件、後援157件、合計181件でございます。
○副委員長(谷之木勇作) 先日、2月24日、文部科学省選定のオオタヴィン監督、「夢みる小学校」という映画が社会教育総合センターで開催されました。内容的には、自分で考えて自分で行動するという体験学習を実施している学校のすばらしい内容でございました。オオタヴィン監督の映画は6シリーズあると思います。この6シリーズにおいて、今後、後援申請等があった場合は教育委員会を中心に本市各関連部局や関連団体等で共催や後援をいただくようお願いしたいと思いますが、ご所見をお願いいたします。
◎教育総務課長(田部井伸夫) 映画「夢みる小学校」の中で紹介されている学校の取組について否定するものではございませんが、教育委員会としては、現時点では積極的に推奨する内容ではございませんでした。また、これまでの承認状況ですが、6シリーズのうち2作品について共催、後援の申請があり、承認をしているところでございます。今後もこのシリーズの申請があった際は、内容を精査し、必要に応じ関係課と協議を行うなど、共催や後援が可能かどうか十分検討した上で対応してまいりたいと思います。
◆委員(松川翼) 285ページ、10款7項保健体育費2目保健体育施設費の中のスポーツ施設管理運営費についてお聞きします。この中に施設管理運営委託料がありますが、これは太田市総合体育館の指定管理者へ支払う費用だと思うのですが、今年度は1億4,900万円計上しておりましたが、来年度は1億3,000万円と、約2,000万円減額していると思うのですが、その要因についてお聞かせください。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 太田体育施設業務委託料、施設管理運営委託料、ちょっと確認させていただいて、後でご答弁させていただきます。
○委員長(久保田俊) 項目は分かっていますか、指定管理料でしょう。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 勘違いしておりました。施設管理運営委託料、これはオープンハウスアリーナ太田の指定管理料となります。大変申し訳ございません。昨年度からの減額要因ということなのですけれども、ごめんなさい、本年度になりますね、令和5年度が1年目という形で、指定管理5年の継続で今契約をしている中で、当初、今年度、約1億5,000万円程度計上させていただいたのですけれども、指定管理、当初年度という形で、備品購入費等、その他もろもろ、初年度は多めにさせていただいて、次年度、2年から4年にかけてはこの額で、今、予算を計上させていただいているところになります。
◆委員(松川翼) 今、このオープンハウスアリーナ太田でも、先日もeスポーツとか、いろいろなイベントで使われ始めていると思うのですけれども、大会でも総合体育館が使われているのですが、ラインについてお伺いしたいのです。今二重のラインのような形で見えづらく、実際使うとなればテープを貼り直したりしているような形なのですけれども、終わった後もラインテープを剥がさないといけない状況だと思うのです。この労力が大変と聞いておりますが、今後、このラインテープについては同じような扱いで行くつもりなのかお聞きします。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) オープンハウスアリーナ太田のラインテープの件につきましては、指定管理者とまさにその話を今詰めているところでございます。当初から利用者負担でやっていただこうという考えはあったのですけれども、今はなかなかその負担も大きいのではないかと。あと予算的な面もありまして、もし今後のオープンハウスアリーナ太田の指定管理者の運営の中で余力があるのであれば、そういった施設側で用意することも可能ではないのかというところの議論をまさに今やっているところとご理解いただければと思います。
◆委員(松川翼) 次に、大会で総合体育館を使うときに2階は外履きになるかと思うのですけれども、当然フロアは上靴を履くわけですが、フロアの入り口に下駄箱がありませんよね。以前、入り口前に外靴が扇状に乱雑に置かれておりまして、ふだん、市民がこのフロアを利用する際に外靴はどういった形で置いてあるのかお聞きしたいと思います。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 現在、メインアリーナ、サブアリーナを含めて1階部分から入場していただくような形になっております。メインの入り口のところ、土足厳禁という区分けをさせていただいておりまして、一般利用のときはそんなにお客さんがいらっしゃらないということなので、その場で内履きに履き替えていただいて、そこの場所に靴を並べて置いていただいているという状況です。利用者によってはシューズケースみたいなものをお持ちになって、外履きを入れて中にお持ちしている方もいるのかと思っております。
◆委員(松川翼) 市民利用であればそこまで人数は多くないのかと思うのですけれども、やはり大会とかを開くとなるとシューズの数がすごく多くなって、あそこの差を分からなくて上靴のまま2階に行ったり、そういう人も多数見受けられましたので、やはり差というのをしっかり見分けられるように、イベントとかで下駄箱を置くと邪魔であるようならば下にキャスターなどがついてある下駄箱を用意して市民利用ができやすいような環境を整えてほしいと思うのですけれども、ご所見をお伺いします。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 今現在、そのような考えがなかったものですから、今、委員からご指摘があったということで、置ける場所のスペースはかなり限られてしまいますので、その辺も含めて今後も指定管理者と検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解いただければと思います。
◆委員(松川翼) 次に、同じところで藪塚本町社会体育館についてお聞きしたいのですが、現在、尾島体育館、新田体育館、太田市民体育館は使用料がかかるのですけれども、藪塚本町社会体育館は使用料が無料の理由についてお聞きしたいのです。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 藪塚本町社会体育館の施設使用料は無料という形で、これは数十年以上前になるかと思うのですけれども、施設の利便性の促進を図るという意味合いで条例改正により施設使用料を無料にしたという経緯があると聞いております。
◆委員(松川翼) 利便性を図るとは、どういった形になるのでしょうか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 利用促進を図るという意味です。申し訳ございません。
◆委員(松川翼) 現状の藪塚本町社会体育館の利用状況というのはどういった形でしょうか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 藪塚本町社会体育館の利用状況についてでございますけれども、現在は、使用料というと、照明料のみという形になるのですけれども。
○委員長(久保田俊) 利用者数でしょう。
◆委員(松川翼) 利用状況というか、使用率。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 申し訳ありません、昨年度、令和4年度でいきますと藪塚本町社会体育館の利用者数は3万3,543人で、前年度、令和3年度になりますと2万2,622人という形になっております。
◆委員(松川翼) 利用率というか、そういった形は分からないですか。利用率、空き状況とか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 利用率については、把握はしておりません。
◆委員(松川翼) でも、結構な数が使っているのかと思うのですけれども、今、藪塚本町社会体育館は無料ということで、これは当日キャンセルしても費用はかからないという状況でしょうか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 委員おっしゃるとおりでございます。
◆委員(松川翼) そうしたらば、ほかの体育館は当日キャンセルしたらお金はかかりますが、ここはかからないということで、公平性、利用性の担保ということでご所見をお伺いしたいのですけれども。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 確かにおっしゃるとおり、無料施設ということで当日キャンセルでキャンセル料が発生しないというところの不公平感はあるかなとは、個人的には思ってはおります。過去、今まで無料施設に対してはそういったご指摘をいただいているところで、例えば、罰則なりペナルティーとか、そういったお話もあったところではあるのですけれども、太田市全体のスポーツ施設に対してそれを運用していくということはなかなか難しい状況かと今認識しているところではあります。ただ、当日キャンセルがある場合には、極力うちのほうも予約を取る際等には事前に必ずご連絡をいただけるような仕組みをつくっていきたいとは思っていますので、そういった状況をつくりつつ、なるべく運用していきたいというところをご理解いただければと思います。
◆委員(松川翼) バスケットをやりたくてもなかなか予約が取れないという状況でありますので、やはりそこは公平にやっていくべきかと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
次に、尾島体育館についてお聞きします。現状、1面のバスケットコートしかありませんが、以前質問して2面は取れないよということをいただいたのですけれども、今、バスケットコートは縦が28メートルで横が15メートルです。尾島体育館の大きさを見たら縦が33メートルで横が35.8メートルということで、15メートルにサイドを1メートル足しても17メートル、2面取れるようなサイズだと思うのですけれども、なぜこれは2面取れないのかお伺いします。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 尾島体育館は新しく建て替わったということで、私も当時、携わっていたわけではないのですけれども、恐らく今言った予算的なところも含めての面積を検討していく中で、今、ぎりぎりのバスケット2面というところは取れるというお話なのですけれども、安全性等を考慮してバスケット1面を確保、バレーボールは2面取れるということもありますので、そういった設計のコンセプトで動いていったと今認識はしております。
◆委員(松川翼) 以前、尾島体育館に見学に行ったとき、父親と子どもが2人でシュート練習をしておりました。ただ、これはバスケットボールの利用だとコート全面という借り方しかないため、シュート練習でも尾島体育館全てを借りることになっております。そのため、次に体育館を利用する卓球やバドミントンの人30人ぐらいがロビーで待っているような状況でありました。このことから、ほかの体育館にも言えるのですけれども、バスケットボールの利用者の区分けについてですが、外の3X3コートのようにハーフコートの貸出しがあってもいいのではないのかと考えますが、ご所見をお伺いします。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 尾島体育館のハーフコートの貸出しというところなのですけれども、これは今バドミントンコートが引かれていたり、バレーボールコートが引かれたりというところのバスケットコートの線のラインの引き方にもよるのですけれども、ハーフコートの貸出しにするとバドミントン等の貸出しにちょっと影響が出るかと。それを解消するとなると、恐らくラインの引き直しなりが必要になってくるかというところがあるので、委員からのご指摘があったということも含めて、そういった貸出しが可能なのかというところはまた引き続き研究させていただければと思っております。
◆委員(松川翼) 次に、245ページ、小学校費に関連してお聞きします。小学校に設置してある3X3コートについてお聞きします。まだ設置していない学校もあるようですが、今後の設置予定についてお聞きします。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 現在設置されている学校を申し上げますと、休泊小学校、宝泉小学校、今年度、鳥之郷小学校、宝泉東小学校、旭小学校、藪塚本町小学校、藪塚本町南小学校となっています。7校に設置しましたので、小学校24校、北の杜学園を入れると25校、あと18校ということになります。
◆委員(松川翼) 来年度は、設置する予定はあるのでしょうか。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 現在、学校に調査を取りまして、欲しい学校は言ってもらっています。令和4年、令和5年で設置したところで、学校のほうも現場を見て、あれなら欲しいなと、割と欲しいという学校が増えてきました。その中で、令和6年度やる学校に関しましては小学校5校を予定しています。
◆委員(松川翼) 在校生に限っては休日も親子で利用可能と認識しているのですけれども、その情報が行き届いていないのかと感じております。先日、宝泉行政センターの3X3コートが休日は予約で埋まっているとか、高さが一般の高さなのでミニバスケットボール用のものが欲しいということも言われました。在校生は学校が使えるということが伝わっていないのかと感じております。4月から新入生も入りますので、いま一度、周知をお願いしたいのですが、ご所見をお伺いします。
◎学校教育課長(栗原信義) 入れたときだけ周知しているのではなくて、毎年、新入生も入りますので、4月当初にしっかり周知していきたいと思います。
◆委員(松川翼) 次に、小学校の体育館についてお伺いしたいのですけれども、以前、つり下げ式のバスケットゴールがあったかと思うのですけれども、耐震化で撤去した学校もあるかと思います。小学校の体育館でミニバスケットボール用のゴールで一般のリングの高さに変更できるようなものは今何個ぐらいあるのかお伺いしたいと思います。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 小学校の体育館におきまして一般用のリングの高さ305センチ対応が可能な学校は、10校となっています。
◆委員(松川翼) 今回、バスケットボールに関して多く質問させていただきましたが、その根底にあるのがミニバスケットボールのリングの高さが一般と同じ高さになる動きがあるということであります。これが実施されると、ミニバスケットボールチームは低いリングで練習しても意味がなくなりますので一般の体育施設を利用することになります。固定のリングがある体育館は藪塚、尾島、太田市総合体育館のサブアリーナだけですので、あとは大人数人で設置する可動式になるかと思います。そうなると、体育館の予約がさらに難しくなってくるのかと感じております。小学校は体育でもバスケットボールをやると思いますので、高さを変えられる可動式のリングの予算を今後の動向を注視していただいて考えていただきたいのですが、ご所見をお伺いします。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 現時点では具体的な話は聞いていませんので、特に検討はしていなかったのですけれども、具体的に話がございましたら学校活動での必要な器具の基準、もしくは一般開放での使われ方をよく協議して、関係部署、関係機関など、全国的な話になるかと思いますので、少しほかの自治体も注視しながら調整していきたいと考えています。
◆委員(松川翼) 同じところで小学校費に関連して、以前、一般質問で教師の免許試験で水泳がなくなったことで民間のインストラクターの派遣ということを要望させていただきました。実施に至っていると思うのですけれども、来年度の実施についてはどうなっているのかお伺いしたいと思います。
◎学校教育課長(栗原信義) 来年度の実施につきましては、小学校3年生ですが、各校3回の実施ということになっております。
◆委員(松川翼) 例年どおり、3回でしたか。
◎学校教育課長(栗原信義) 昨年度は2回の実施でした。来年度については3回を予定しております。
◆委員(松川翼) 増やした理由というのは、何かあるのでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 今年度、本当は3回やりたかったのですけれども、これは初めての取組ということで、スイミングとの交渉とか、そういうもので若干遅れました。来年度につきましては、今年度から準備を始めておりますので3回を確保していきたいと考えております。
◆委員(松川翼) その中で、着衣泳というのは、やる予定はあるのかお聞きします。
◎学校教育課長(栗原信義) この目的につきましては、3年生で泳ぎ始めるというところで、そこで泳げないという子を対象としておりますので、着衣泳というところでは考えておりません。
◆委員(木村浩明) それでは、240ページ、10款1項3目、生徒指導充実事業に関連して伺います。国内では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、不登校児童生徒の増加を新聞報道で目にするようになってきております。そこで、太田市における過去3年間の不登校生徒についてお聞きします。
◎学校教育課長(栗原信義) 過去3年間の不登校数ですが、令和2年度が309名、令和3年度が390名、そして令和4年度は452名となっております。
◆委員(木村浩明) これは、国と比較したときにはどうなのでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 出現率というものがありますので、そこで比較となりますけれども、令和2年度については国の出現率が2.0%、太田市は1.7%、令和3年度は国が2.6%、太田市は2.1%、そして令和4年度は国が3.2%、太田市は2.5%となっておりますので、太田市の不登校は国よりも少ないということが言えます。
◆委員(木村浩明) 国より少ないということで結構なことなのですけれども、これは数字を見ますと、どんどんかなり増え続けていますね。309人、390人、452人となりますと、今年は500人を超えるとか、まだ令和5年度は終わっていませんけれども、見通しとしてはどのぐらいになりそうな見通しなのでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 2月末時点での見込みになりますけれども、本年度の不登校人数は昨年度並みの450人程度を予想しております。
◆委員(木村浩明) そうしますと、90人とか60人とか、ずっとそういう形で増え続けていましたけれども、本年度については、なぜ止まったといいますか、少なくなったとお考えでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) まずは校長先生のリーダーシップ、これを基に学校が一生懸命頑張っております。この学校の頑張りというのが一番で、先生方が一人一人の児童生徒に寄り添いながら保護者と協力してきめ細かい支援を継続してきたことの表れだと思います。不登校の未然防止に力を注いでおります。アンケート等を定期的に実施するとか、または児童生徒の小さな心のSOSを早期発見するようにというところで教職員にも努めておる次第です。そして、状況に応じた支援を行った結果、校内のサポートルームに登校できるようになったり、太田市内に2か所ありますが、ふれあい教室に通室できるようになったりということになっております。
◆委員(木村浩明) アンケートを取られたり、いろいろされたり、校長のリーダーシップがというようなところなので、これは意識がいろいろ変わってきたのかと思いますが、不登校の方が学校内のサポートルームに行ける方もいれば、そうでない場合でもふれあい教室に行かれていると。ふれあい教室が重要な役割を果たしているのかと思いますが、このふれあい教室の現状はどのようになっているか、教えていただけますか。
◎学校教育課長(栗原信義) 令和5年2月末現在ですけれども、2つのふれあい教室を合わせて、これまでに最大の72名が通室しております。まずは安心して過ごすことができるよう、居場所づくりを心がけております。その中で、指導員の先生が一人一人の児童生徒に寄り添いながら、自己肯定感が高まるような支援を行っております。ふれあい教室を経て学校に復帰したという児童生徒も少なくありません。
◆委員(木村浩明) 自己肯定感というのは、本屋に行っても最近は本当によく見ます。これが高まるような支援を行っているということで結構なことだと思います。
最後に、部長にお聞きします。今後の不登校の施策について何かあればお答えください。
◎教育部長(小内正) 来年度、第2ふれあい教室が多文化共生センターに入りまして広いスペースを頂けるということですので、子どもたちが安心して過ごせるような居場所づくりについて一層努めたいと思います。
◆委員(木村浩明) それでは、次に行きます。240ページ、10款1項3目、学力向上対策推進事業に関連して、学校におけるキャリア教育についてお伺いします。キャリア教育とは、一人一人の社会的・職業的自立に向け必要な基盤となる能力や態度を育てることを通してキャリア発達を促す教育と定義づけられておりますが、現在、学校ではこのキャリア教育についてどのような取組がなされているか教えてください。
◎学校教育課長(栗原信義) キャリア教育は、小学校1年生から始まります。まず学校や集団生活に慣れることから始まりまして、学年が上がるにつれて具体的に社会や職業を学ぶ機会を増やしていきます。そして、中学校では社会における自らの役割や将来の生き方、働き方、そういったものを体験活動を通して考えていきます。また、市内全中学校1年生を対象に市費で進路適性検査というものを実施しております。
◆委員(木村浩明) もう小学校1年生からキャリアといいますか、将来のことをいろいろ考えるということで大分昔と変わったなと思っています。
最後に、進路適性検査を実施しているというお話でしたけれども、この内容について教えていただけますか。
◎学校教育課長(栗原信義) 進路適性検査ですけれども、検査を通して自分の興味や性格、職業分野への適性など、進路選択に役立つ情報が分かるようになります。この検査結果から自己理解を深めるとともに、将来の生き方を考えるための支援ツールとして各学校では活用しております。
◆委員(木村浩明) キャリア教育のところと、ちょっと私も個人なりに勉強してみましたけれども、体験活動が重要であるといろいろなところで書かれています。現在、中学校ではどのような体験活動が行われていますでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 新型コロナウイルスの影響で、職場体験学習というものがあったのですけれども、なかなか実施できない状況でしたが、今年度から多くの学校で職場体験学習を取り入れることができるようになりました。生徒が直接働く人と接して知識や技能に触れることを通して働くことの意義を理解して、生きることの尊さを実感できるようにしています。また、太田市では毎年、外国人生徒及び保護者を対象として進路ガイダンスというものをやっております。高校進学に向けて必要な知識や情報、本人及び保護者に母語で伝え、進学に向けた意欲向上を図っております。
◆委員(木村浩明) 小学校、中学校でキャリア教育をされて、実際に働き出すのはもっと先だと思うのですけれども、高校では同じように、キャリア教育というのはどのようにされているのでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 将来のことを考えたり学習を振り返ったりしながら、自分の変容を自分自身で記録する、蓄積していくキャリアパスポートというものが、ファイルがあります。このファイルは令和2年度から、小学校から中学校へ、中学校から高校へキャリアパスポートとして引き継ぐことが義務づけられております。そういったところから、小中高で一貫したキャリア教育が行われております。
◆委員(木村浩明) ファイルを、今まで体験したり、個人のものがずっと引き継がれると、やはりキャリア教育ですから重要なことかと思いますね。これは教育長にもお伺いしたいのですけれども、今後のキャリア教育についての教育長の所感をお願いいたします。
◎教育長(恩田由之) 先ほど課長からもありましたように、学校現場の先生方がコロナ禍を通して非常によく頑張ってくれました。不登校を出さないためにも努力して、寄り添って、そのサインを受け取ってですね。ただ、その中でお願いしてきたのが活躍の舞台です。活躍の舞台が制限された中でもできるだけ活躍させてほしいということで、その舞台と子どもの自分らしさが結びつくようにしてやって、先ほど言いましたキャリアパスポートの成長歴というものを自分でつづっていくわけです。そのつづったものとこれからの自分の将来像をうまく体験で、ああ、こういうところは自分のよさだなというのを発見したら将来へ結びつけていくというような教育をこれからも充実させていきたいと思います。
◆委員(木村浩明) せっかくですから副市長にもお伺いしたいと思っているのですけれども、私たちが子どものときには、キャリア教育などは全く、そのようなものは聞いたこともなくて、たまたま出会った本ですとか体験が、例えば昆虫の図鑑をもらったら昆虫が好きになって、将来は昆虫博士になりたいとか、実際にはそうならなかったりしますけれども、体験とか出会い、出会いというのは本だとかいろいろ含めて、これが夢に変わっていったりするというようなことがあると思うのです。私も子どものときは割と田舎のほうに住んでいましたから限られた体験しかできなかったのかと思います。太田市とすると、いろいろな体験ができるようなものを用意されているかと思うのですけれども、子どもたちにとって、こういった子どものときの体験とか出会いが非常に将来に有効といいますか、できるだけそういうものを与えてあげたいと思うのですけれども、副市長のお考えがありましたら。
◎副市長(木村正一) 子どもたちにいろいろな経験を積んでもらうのは、やはり子どもの成長にとってはもう必須条件だと思います。太田市として考えるとすれば、スポーツですとか、芸術・文化活動ですとか、いろいろな体験活動ですとか、あるいは講演会ですとか、そういった刺激というか、接点と、あと、こちらに教育長がいらっしゃいますけれども、やはり学校でのよき師、よき友達、先輩、後輩、そういった人間関係の中で、子どもに対する、子どもだけではないでしょうけれども、将来自分がどういう人間になっていきたいのか、どういう大人になっていきたいのかを実感として得られるような社会教育が私は重要ではないかと思っています。
◆委員(木村浩明) 次に行きます。246ページ、小学校運営費の中の図書購入費、それと併せて250ページ、中学校運営費の中の図書購入費、それぞれ5年前と今年と比較して幾らか教えていただけますか。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 5年前の予算額ということですが、令和元年ということでよろしいでしょうか。
◆委員(木村浩明) はい。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 令和元年の小学校が1,744万8,000円、中学校のほうが965万2,000円の当初予算額でした。
◆委員(木村浩明) 5年前と比較しますと、大幅ではないのですけれども、ちょっと減っているのです。それで、本の値段というのは年々上がってきているのです。5年前と比べるとどうかはあれですけれども、だんだん上がってきているのですけれども、そうすると、本の冊数というのは、数字は出ますか。今と、図書購入費の中で新しく購入する冊数、今あるものではなくて新しく購入する冊数が、金額が減っていますので。
◎学校教育課長(栗原信義) 令和4年度で新しく購入した冊数なのですけれども、小学校で平均で372冊、中学校で平均で306冊というデータがあります。
◆委員(木村浩明) これは減少傾向ということですか、それとも横ばいな感じなのでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 令和2年、令和3年と、およそ360冊から370冊と推移していて、中学校においてもおよそ300冊程度ということで変わっておりません。
◆委員(木村浩明) それでは、それぞれ小学校、中学校の図書室にある平均的な冊数はどのくらい所持をされているのですか。
◎学校教育課長(栗原信義) 中規模校の小学校でおよそ1万5,000冊、また、中規模の中学校でおよそ1万3,000冊ございます。
◆委員(木村浩明) 学校の中の図書室ですからこのくらいなのかと思いますが、身近なところで本というものが新しい出会いといいますか、さっきのキャリア教育にもつながるのですけれども、何の目的もなくても、見てみたら意外なものに出会った、そういったこともあると思うのです。それで、市内の各地域の市立図書館は学校に比べて結構蔵書は多いと思うのです。市内の図書館を使うような、あるいは連携とか、それを促すようなことというのはされているのでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) ちょっと今データはないのですけれども、学校によって図書館が近くの学校では、これまで実際に図書館に行ってみて借りてみたりというのをしていた学校という話は聞いております。
◆委員(木村浩明) それでは、別のところに行きます。263ページ、図書館費に関してお伺いします。以前何度かお問合せさせていただいたことがありますけれども、電子図書を購入するかどうかというところです。今現在、ちょっと確認したいのですけれども、それに対してはどのような状態になっていますか。
◎学習文化課長(平賀英夫) 電子図書については、導入について、まだ今検討段階ということで、他市の状況を踏まえて調整を検討しているところです。まだ導入までということではないのですけれども、情報を集めている状況です。
◆委員(木村浩明) 私も導入は慎重にと思っているほうですので、何か特別な予算がついたとか、そういったところでチャンスがあればいろいろ伺っていただければと思うのです。どうしても今までお聞きしているところですと、やはりコストが高いというのがありまして。ただし、電子図書でもいろいろなタブレットなども、小学校、中学校の皆さん、それで電子書籍を読む機会というのは増えていますので、もしチャンスがあれば、いろいろアンテナを張って、コストもよく考えた上で検討していただければと思いますけれども、どうでしょうか。
◎学習文化課長(平賀英夫) いろいろ情報が入ってきますので、その中から必要なものですとか、あとは学校でもタブレットがあるでしょうから、そこら辺をうまく活用できるかどうかを今後検討していければいいかと考えております。
◆委員(松浦武志) それでは、30ページ、14款1項9目、保健体育使用料、体育施設使用料について伺います。こちらは、昨年、令和5年度と比較すると全体で1,000万円ぐらい増額になっていて、特に太田体育施設使用料、それから新田体育施設使用料がそれぞれ増額になっていると思いますけれども、この増額の要因について教えてください。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 太田体育施設使用料の増額の要因でございますが、これは第2サッカー・ラグビー場ができることを今回追加したことによる増加という形になっております。また、新田体育施設使用料につきましてもエアリススケートパーク太田ができるということで、その歳入額を増加要因と見込んでいるところであります。
◆委員(松浦武志) あと、新型コロナウイルスも明けて、全体的にやはり利用が増えるのも見込んで、それ以外の部分も多少増額になっているといった認識でよろしいですか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 基本的には前年度決算額をベースにはしているのですけれども、徐々に新型コロナウイルスも回復してきているということも踏まえまして、全体的には数年前よりかは増加しているという状況にはなっております。
◆委員(松浦武志) もしかしたら使用料は発生していないかもしれないですけれども、新浜公園のところのテニスコートは、使用料はかかるのでしたか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 新浜公園のテニスコートにつきましては、使用料はかかりません。夜間の照明料のみがかかるという形になっております。
◆委員(松浦武志) テニスコートは使用料がかからないということですけれども、あのテニスコートはなくなる予定なのですか。それとも、今はまだ工事をしている段階ではテニスコートは残っていますけれども、今後、あのテニスコートはどうなるのか、もし今時点で分かっていれば教えてください。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 新浜公園のテニスコートですけれども、今、旧勤労青少年ホームが解体されていることで、テニスコートと新浜公園のグラウンドの駐車場があそこの旧勤労青少年ホームの駐車場を使っていたということもありまして、今現在、駐車場がない状況が発生しています。今、仮設的に敷地内に20台ほど借りている状況はあるのですけれども、今後、企業団が建つというところも踏まえまして、駐車場が新浜公園のほうはなくなってしまうのではないかという懸念があり、今現在の状況では新浜公園のテニスコートは、過去の定例会でもあったのですけれども、一応廃止していくという方向での方向性を今うちのほうは持っているというところです。ただ、これはまだ決定事項ではないので、関係各課とも協議しながら、本当に駐車場が望ましいのかも含めて今後協議していきたいとは考えております。
◆委員(松浦武志) 仮に廃止となった場合は、代替のテニスコートの設置が検討として入るのかどうか教えていただけますか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 太田市内に49コート、無料施設も含めて、有料施設も含めて今テニスコートがございます。特に今、人工芝の関係のテニスコートはかなり老朽化が進んでいる状況ですので、当課といたしましても全体的なテニスコートの在り方を再編計画というか、長寿命化計画というものの中に位置づけながら、再編も含めて今後検討していきたいと今考えているところであります。
◆委員(松浦武志) 部長にお伺いします。結構テニスをやられる方、それから、ソフトテニスといって少し柔らかいボールでテニスをやられる方が、テニスをやる場所があまりなくてということで、新浜公園のテニスコートは少しコートの面数が多いですから、あそこがなくなると、さらにテニスをする場所がなくなって困るという声があるのですけれども、ぜひ新しく再編等を前向きに検討していただければと思っていますけれども、部長の所見を伺います。
◎
文化スポーツ部長(松本和明) ご意見ありがとうございます。テニスコートが1つなくなってしまいますと、やはりそこを利用されている方の利便性は下がるということは重々感じております。公共施設の再編も叫ばれている中で、スポーツ施設もその流れに合わせてどうしていったらいいかというのは常にいろいろ検討を始めております。その中で、利用者のことも考えつつ計画を練っていきたいと考えております。
◆委員(松浦武志) ぜひよろしくお願いいたします。
次の質問に移ります。286ページの10款7項2目保健体育施設費、スポーツ施設管理運営費の10億6,689万1,000円について伺います。先ほども同僚委員から質問がありましたけれども、1点目の施設管理運営委託料については先ほどご説明いただきましたので、次の太田体育施設業務委託料から尾島体育施設業務委託料、新田体育施設業務委託料、太田が令和5年と比較すると186万6,000円ぐらい減額になっていて、逆に尾島は200万円、それから、新田は126万円ぐらい増額になっていると思うのですけれども、この要因についてお伺いいたします。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 太田体育施設業務委託料につきましては財団への委託料という形になるのですけれども、これは毎年、電気料等の見直しも含めつついろいろな委託料を精査している中での若干の増減の範囲かとは今考えております。新田体育施設料についてなのですけれども、こちらは先ほどもあったエアリススケートパーク太田ができるということで、管理運営がうちのほうに、スポーツ施設管理課の所管になるということで、財団予算の中で維持管理費、光熱水費等、もろもろ今回計上させていただいた結果が増額につながっているということであります。
◆委員(松浦武志) それともう一つ教えていただきたいのは、先ほどの施設管理運営委託料、委託しているところ、それから、太田体育施設業務委託料、ここの管理範囲ですね。太田体育施設は運動公園も管理していますか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 太田体育施設のこの委託料の中には、旧太田地区、渡良瀬スポーツ広場等、全部含めましたエリアの施設が対象となっているということであります。
◆委員(松浦武志) そうすると、恐らく運動公園も管理されていると思うのですけれども、運動公園全体の中で総合体育館を運営してもらっている会社は、どこまでの範囲がその会社の管理区分なのかというのを教えていただけますか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 指定管理者の今の指定管理範囲につきましては、今回、工事の中で見ていただくと、きれいになった部分というのですかね、野球場のところから中央通路の旧の蓋かけした水路の辺り、西で言うと児童遊園側の、あのきれいになった部分を、敷地も含めて、建物と敷地で全部指定管理者に管理していただいているという形になっております。
◆委員(松浦武志) 少し気になるところを何点かご質問させていただきます。
まず、群馬クレインサンダーズの試合でシーズンシートというチケットを買うと駐車場もついてくると思うのですけれども、そのシーズンシートを買ったときの駐車場というのがどこになるか、もし分かれば教えてください。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 今、群馬クレインサンダーズ、B1のホームゲームがあるときには、チーム関係者という形での駐車場という形で2か所ほど貸し出しているところではあります。恐らく今言われたシーズンシートというところもその中に含まれるのかなと思うのですけれども、今現在は旧結婚式場の跡地と言われる駐車場のエリアがそこに該当するのかとは考えております。
◆委員(松浦武志) それと、群馬クレインサンダーズの試合のときにマルシェがあって、外でいろいろ人が活動すると思うのですけれども、そのときに陸上競技場のトイレというのは使ってもいいのですか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) これは原則論で言いますと、群馬クレインサンダーズの試合のために開放しているという感じではないのですけれども、陸上競技場の定期券利用とかがございますので、今は一般利用の方にも開放している状況なので、あそこの扉が開いていると、群馬クレインサンダーズの試合を見に来られた方、特に旧体育館でやられたときはあそこを開放していた経緯があったので、使えるものだと思って皆さん使っているのかとは思っております。
◆委員(松浦武志) 基本的には、使ってはいけないのですかね。私の知り合いが使おうと思って行ったら、トイレはあちらですという張り紙が貼ってあったというお話を聞いたので、基本的にはどうなのかを教えていただけますか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 実際に明確なルールはございません。もちろん、トリムコースなり、ほかの施設を使っている方が体育館のトイレを使いたい、オープンハウスアリーナ太田のトイレを使いたいと言ったときに駄目とは言っていない状況ですけれども、群馬クレインサンダーズの場合、B1のときはかなりのお客さんが来る中で、屋外、マルシェもやられている中で、群馬クレインサンダーズ側の配慮があって、恐らくオープンハウスアリーナ太田と中央トイレとをお使いくださいという配慮をいただいているところなのかなと。張り紙のほうはチーム、主催者がやっている状況ですので、一応、ほかの施設に迷惑がかからないようにというチーム側の配慮かと思っております。
◆委員(松浦武志) マルシェを頼むのがどこなのかというのと、あと、マルシェの車が置いてあるところを管理しているのがどこなのかを教えてください。マルシェというか、キッチンカーです。すみません、キッチンカーを頼んでいるところはどこで、置いている場所はどこが管理しているのか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) 恐らく中央通路のことかと思うのですけれども、あそこは、管理になるとうちのほう、太田市側になります。マルシェの運営自体は主催者の群馬クレインサンダーズでやられているところであります。
◆委員(松浦武志) あともう1点、これはいろいろな人から言われるのですけれども、体育館の中に入ると、ある1社の携帯電話が全く電波がつながらない状態になって、体育館の中でどこにいるのと送ると、試合が終わって外に出てからその電波が届くということがあって、こういった電波の状況が悪いのを直してもらうのは、どこに依頼をすればいいのか教えてください。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) これは、去年の4月にできたときから電波の状況がというのは確認しております。どこのキャリアかという話はあるとは思うのですけれども、今、各状況はうちのほうでも把握している中で、キャリアに連絡をつないで、今、各キャリアのほうで近隣に基地局を建てていこうという動きが出ています。早ければ来年度早々から、恐らくある程度の電波は復旧していくかと思うのですけれども、ただ、アリーナの中にどこまで届くかというのはやってみないと正直分からないところがあります。アリーナの中に5,000人のためのという設備を投入するとなると、恐らく数億円単位かかるのではないかという話も聞いていますので、まずはキャリアの対応を見守りながら今後の動向を注視していきたいと思っています。
◎ 休 憩
午後2時43分休憩
○委員長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午後3時5分再開
○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ご質疑ありませんか。
◆委員(八長孝之) 初めに、240ページ、10款1項3目、外国人児童生徒日本語指導事業のことについてお伺いをさせていただきます。これですけれども、まず、プレクラスかどうかという確認と、あと、そうであれば事業内容についてお聞かせください。
◎学校教育課長(栗原信義) これは、プレクラスが関係しております。まず、プレクラスですけれども、来日したばかりの日本語が不十分な児童生徒に対して、生活に必要な簡単な日本語、例えば、いただきますとか、ごちそうさまとか、ありがとうとか、そういう簡単な日本語を40日間のプログラムで行っております。また、日本語指導員がおりまして、学校からの文書とか通知表などの翻訳業務にも当たっております。
◆委員(八長孝之) プレクラスに通っている児童生徒ですけれども、今何人ぐらいいるかということと、あと教員数についてもお聞かせください。
◎学校教育課長(栗原信義) 現在の通室者は9名で、今年度、延べ38名が通室しております。また、開室からこれまで、415名の児童生徒がこのプログラムを修了しております。指導者についてですが、日本人のアドバイザーが1名と、ポルトガル語やスペイン語などの日本語指導員が4名おります。
◆委員(八長孝之) 今、外国語の方が4名、ポルトガル語やスペイン語などということなのですけれども、今何か国の児童生徒がご利用されているか、分かればお聞かせください。
◎学校教育課長(栗原信義) 人数は把握しているのですけれども、今の何か国というのは、現在の9名については、ちょっと今お答えできません。
◆委員(八長孝之) 例えば、少し前であればブラジルとかフィリピンの方が多かったということなのですけれども、最近、東南アジアの方もかなり増えてきているということですけれども、やはり通っている生徒では、そういった傾向は多いでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 委員のおっしゃるとおり、ブラジル、フィリピンなど、これまでにプレクラスでは15か国の児童生徒が利用しております。近年の傾向として、やはり南アジア、東南アジア、こういったところからの児童生徒が増加しております。
◆委員(八長孝之) スペイン語とかポルトガル語、英語が対応できるということなのですけれども、こういった多言語に対しても今後は対応ができるということで大丈夫でしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 言語が本当に多数に多言語化されておりまして追いついていない部分もありますので、そういったときには翻訳機等を有効に活用できればと考えております。
◆委員(八長孝之) 今、バスターミナルおおたのほう、多文化共生センターおおたへ移動となるとのことですけれども、今後、何か新たに考えている取組等というのはありますでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) 新型コロナウイルスで、いっとき、外国からの入ってくる子どもたちは少なかったのですけれども、最近非常に多くなってきております。ですので、新たな事業というよりは、今までの現在の業務の継続、そして、集中校システムを太田市ではやっていて、九合小学校とか宝泉小学校とか、そういうところにお子さんに入っていただきたいのですけれども、どうしても散在化しております。そうしたときに、学校への支援の充実が今後求められるかと思います。
◆委員(八長孝之) あと、この多文化共生センターおおたに引っ越すわけですけれども、ここにはふれあい教室も入ってくるわけで、例えば、ここら辺との連携といいますか、ふれあい教室に通っている子どもたちと交流することによって子どもたちが言葉同士を教え合えるとか、何か多文化の交流とか、いろいろなことに対してメリットがすごく増えるのではないかというところも感じるのですが、そういった連携の在り方を今検討されていることはありますでしょうか。
◎学校教育課長(栗原信義) ふれあい教室とプレクラスの交流というところも、今後検討してまいりたいと考えております。
◆委員(八長孝之) ぜひよろしくお願いいたします。
では、次の質問に入らせていただきます。248ページ、10款2項3目の小学校施設整備事業に関してお伺いをさせていただきたいのですけれども、この工事請負費の内容について教えてください。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 工事請負費の内容ですが、校舎のLED照明化と外壁の改修工事、トイレ改修工事等でございます。
◆委員(八長孝之) LED工事ということで、どのぐらいの小学校が対象になるのでしょうか。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 小学校24校のうち、藪塚本町南小学校は平成28年に大規模改修でLED化しておりますので23校が対象となります。
◆委員(八長孝之) では、小学校は全校つくということですね。中学校に関して、LED化というのはどれぐらい進んでいらっしゃいますでしょうか。
◎
学校施設管理課長(川出直人) 小学校が終わり次第、引き続き中学校も考えていきます。
◆委員(八長孝之) 中学校も引き続きということなのですが、これはLED化を行うことによってどのような効果が期待されますでしょうか。
◎
学校施設管理課長(川出直人) LED化を行うことによりまして、当然、学校の電気使用料が下がるというところで電気代の削減が伴います。あとは、老朽化した蛍光灯の器具を更新することで適正な照度を確保した教育環境の整備を図ることができるかと考えています。もう一つは、やはり脱炭素化に向けた学校施設としての取組、そういうところを狙っています。
◆委員(八長孝之) では、次の質問に移らせていただきます。268ページですが、新田図書館管理運営費のところで各種業務委託料に関してお伺いをさせていただきたいのですが、これは昨年の予算書を見ると多分計上されていなかった項目かと思うのですけれども、この業務委託料の内容についてお聞かせください。
◎学習文化課長(平賀英夫) 新田図書館の管理運営委託費の各種業務委託料ですけれども、新田複合拠点施設内に新しくできる新田図書館への図書資料や視聴覚資料の搬入出にかかる委託料、これは引越しにかかる費用になっております。
◆委員(八長孝之) いよいよ令和6年に(仮称)太田西複合拠点公共施設ができて開館するということで、スムーズに行えればと思っているのですけれども、現在の新田図書館は、(仮称)太田西複合拠点公共施設に移った場合には、こちらは確認なのですが、解体する予定ということでよろしかったでしょうか。
◎学習文化課長(平賀英夫) 今後の総合計画の中で決めていくことになると思いますので、今の段階では、私のほうからはお話しできないかと思います。
◆委員(八長孝之) 解体するのか、ほか用途、次のようなものに検討するか、その辺の協議というのは、ちなみに今どうなっているかは分かりますでしょうか。
◎企画政策課長(矢羽賢一) 新田図書館につきましては、もう既に開館からかなりの年数がたっておりますので、もちろん新しいところができれば解体をして、跡地は駐車場になると。今のところは、そのように考えております。
◆委員(八長孝之) ちなみに、本年度は解体費用というものが予算書には入っていないので、今年度以降に行うような解体工事の予定でしょうか。
◎企画政策課長(矢羽賢一) 詳細な日程については、まだ検討中でございます。
◆委員(八長孝之) では、次の質問に移らせていただきます。276ページ、10款6項4目、史跡金山城跡ガイダンス施設管理運営費に関連してお伺いをさせていただきたいのですけれども、これは年間の来場者数がどれぐらいあったのか、もし過去3年が分かれば教えてください。
◎文化財課長(静野勝信) 申し訳ございません、金山城跡ガイダンスの来館者数ですか。
◆委員(八長孝之) 金山城跡ガイダンスに何人ぐらいいらっしゃったのか伺いたいのですけれども。
◎文化財課長(静野勝信) ちょっと今手元にないので、申し訳ございません。
◆委員(八長孝之) すみません、急に聞いてしまったので、分かった時点でお聞かせいただければ大丈夫です。
あと、最近、新型コロナウイルスでイベント等はなかったと思うのですけれども、今年度に関してはイベントを開催されたとか、どのようなイベントが開催されたとか、もし分かれば教えてください。
◎文化財課長(静野勝信) 金山城跡ガイダンスのほうでは、まず入館者をよろしいでしょうか。入館者は令和2年度からでよろしいでしょうか。
◆委員(八長孝之) 大丈夫です。
◎文化財課長(静野勝信) 令和2年度が2万2,547人、令和3年度が2万7,924人、令和4年度が3万1,423人となってございます。まず事業に関してですけれども、イベントに関しては令和4年度が、企画展が6回、教室等が延べ7回実施してございます。
◆委員(八長孝之) 会館というか、この施設の中にコミュニティルームとか学習体験室等があるのですけれども、それぞれの利用者数は、こちらも分かりますか。分かれば。
◎文化財課長(静野勝信) すみません、個別のものは手持ちにございません。
◆委員(八長孝之) すみません、急に聞いてしまったので大丈夫です。ちなみに、こちらのルームは利用料を取られているかと思うのですけれども、歳入のところで利用料が分からなかったのですけれども、大体どの辺に載っていらっしゃるか分かりますか。
◎文化財課長(静野勝信) すみません、歳入。
◆委員(八長孝之) はい。
◎文化財課長(静野勝信) 使用料の歳入が、すみません、もう一度お願いします。
◆委員(八長孝之) コミュニティルームとか学習体験室で利用料を取っているかと思うのですけれども、その利用料収入が歳入の中のどこの項目かちょっと分からなかったので教えていただければと思ったのですが。
◎文化財課長(静野勝信) 予算書のページ、項目ですよね。こちらは、予算書の30ページの社会教育使用料の金山地域交流センター使用料になります。社会教育使用料の下から6番目、4万5,000円です。
◆委員(八長孝之) 確認なのですけれども、金山地域交流センター使用料でよろしいですか。
◎文化財課長(静野勝信) そのとおりでございます。
◆委員(八長孝之) この辺の項目を伺ったというのが、あまり使われていることがないかというところをちょっと感じて、もったいないなと思ったのですけれども、今後の活用について何かお考えとかはありますか。
◎文化財課長(静野勝信) 取りあえずうちのほうで、今教室とかをやるときに利用しているというのが主な状況でございます。あとは、過去にはそば打ちの教室をやっていたという実績もあったかと思うのですけれども、今、その辺の資料が手持ちにないので、申し訳ございません。
◆委員(八長孝之) 部長にちょっとお伺いしたいのですけれども、この施設は隈研吾が造られて、すごく魅力的な施設であって、中に入ってみるとすごく自然もきれいだったりとか、いろいろな部屋があって、使い方によってはすごくいろいろなことに使えるのではないのかというのを感じているのですけれども、群馬クレインサンダーズの、昨日ですかね、試合に兼ねて市内ツアーをやるというお話がある中で、やはりそういったものに合わせてイベントをやることによって興味を持っていただくとか、人を呼ぶとか、いろいろなことに使えるのではないのかというのをちょっと感じているのと、今、そのようなわけで、なかなか使っている方が少ないような印象を受ける中で、今後、市民の方たちにも、やはり使えるのだとか、興味を持っていただけるというところでは、そういうイベントを増やしていくのはいかがかと思っているのですが、ご所見をお願いいたします。
◎教育部長(小内正) 金山城跡ガイダンスにつきましては、隈研吾が造りました斬新なデザインということで、金山を訪れる人は結構あそこを利用されておりますし、中も入っていくと解説とか模型とか、非常にいいつくりになっておりますし、昨年度も小さな祭りということで小さなイベントも開催しまして、太鼓とかクイズをやって、いろいろな方、体験コーナーもありましたし、いろいろなことで来場者を集めました。ただ、何分、小ぢんまりとした施設なので大きなイベントということはできないのですけれども、小さなイベントを積み重ねて、ますます交流にふさわしい施設にしてまいりたいと思います。
◆委員(高橋えみ) それでは、286ページ、10款7項2目保健体育施設費に関連いたしまして、エアリススケートパーク太田の運営について伺います。スケートパークの器具の貸出しはどちらで行うのか教えてください。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) スケートパークの器具の貸出し場所ということですけれども、管理運営方法等、貸出し方法を今検討している状況で、エアリスの窓口がいいのか、それとも施設の直近に小屋なりを置いてというふうには今考えているのですけれども、人を配置するというところもございますので、その辺はオープンまでに運営を詰めていきたいとは考えております。
◆委員(高橋えみ) それでは確認なのですが、これはAEDの設置をパーク内にしていただけるのかどうか伺います。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) この競技の特性から言いましても、AEDの設置は必須かとは今考えております。
◆委員(高橋えみ) それでは、スケートパークが完成後、先ほど言ったスケートパーク器具の貸出しの場所を、市内外から皆さんをお呼びになるということで部長の答弁がございましたので、市外から来た方はどこで貸出しをされているのか。例えば、パーク内であれば必要ないと思いますけれども、パーク外のところで貸出しをするのであれば、そういった案内板が必要になってくるのではないかと思います。また、周辺エリアには、年明けには(仮称)太田西複合拠点公共施設も完成いたします。少し離れていますけれども、エアリスの小さな森公園もあります。そういったことも含めて、あと、あそこはスポーツ施設がすごくいろいろ集まっているところでありますので、AEDの設置箇所も含めて、ここにあるというものをしっかりお示しをいただけるような案内板、市内外から誰が来ても、一目見て、どこに何があるかというのがすぐに分かるような案内板が1つ必要ではないかと思っております。
それと、ちょうど6月にオープンと聞いておりますけれども、そうなりますとだんだん雨が、ゲリラ豪雨などもありまして、これはオープンなのかクローズなのかというのが、その日になってオープンになったり、クローズになったりというのが度々あることも考えられますので、そういったことも含めた案内板というのも、オープンかクローズかという案内板が1つと、あと、全体的な地図の案内板が必要かと思います。ご協議いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎スポーツ施設管理課長(小此木淳) まず、全体的な案内表示という形ですけれども、今現在、工事の中で施設側の配置図とか、ルール明記というところは設置するとは聞いております。ただ、今言われた(仮称)太田西複合拠点公共施設、また、エアリスの小さな森公園、AEDも含めて全体的なエリアの看板設置というところになると、今現在、そういった考えはないというところですので、(仮称)太田西複合拠点公共施設、うちのほうのスポーツ施設、エアリスホールも含めて、今後、関係各課と部局をまたいで調整していきながら設置できるような方向を研究していく必要があるかとは思っております。
また、ゲリラ豪雨等、悪天候のとき、利用できない場合の周知というところもあるのですけれども、今後、施設の運用の中で、今回、アプリ等も利用しながらやっていくということで、登録していただいた方には周知ができるかと思うのですけれども、単発で来られた方に対してどのようにやるのか、せっかく遠くから来ていただいたのに使えないとなると、またいろいろありますので、その辺の現場での周知看板についても今後の6月の運用に向けて設置できるような方向で研究してまいりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(高橋えみ) それでは、部長に伺います。同僚委員からの質疑で市内外から人を呼びたいということでございました。今年7月26日からオリンピックが始まりまして、いよいよオリンピックイヤーの年でもあります。これは市内外にしっかり宣伝をしていただきたいと思いますので、いっそのこと、オープンから、例えば夏休み期間中、全部ただでみんなに宣伝する、こういったことも1つ必要かと思いますが、お考えを伺います。
◎
文化スポーツ部長(松本和明) エアリススケートパーク太田ですが、委員おっしゃるとおり大々的な宣伝を、既に建設の担当部署と我々運営部署との間でもその話題は出ております。今検討しているところで具体的にはまだ決まっていないのですけれども、今、委員のおっしゃられたことも含めまして大々的な宣伝をして、よりたくさんの人に楽しんでいただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
◆委員(高橋えみ) 続きまして、266ページ、10款6項3目図書館費について伺います。時間がないので、すみません、これは大活字本の蔵書をしてもらいたいということを言われております。現状で何冊あるのか。今後、増刷できるのかどうか、お願いします。
◎学習文化課長(平賀英夫) 大活字本の関係ですけれども、読書バリアフリーに適した図書館を目指しております。現在、約800冊、新田図書館にはございます。現在よりも多くの大活字本をそろえ、充実させていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◎ 発 言 の 許 可
○委員長(久保田俊) 先ほどの八長委員の質問について、栗原課長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
◎学校教育課長(栗原信義) 先ほど、プレクラスで、現在通っている児童生徒の国籍というところでお答えできなかったのですが、9名の児童生徒の国籍は、ペルーが2名、パキスタンが2名、ブラジル、ネパール、フィリピン、ボリビア、そして日本です。日本というのは、親の片方が外国に住んでいて、そちらにずっと暮らしていたので日本語がしゃべれないというふうになっています。
○委員長(久保田俊) 八長委員、よろしいですか。
◆委員(八長孝之) はい。
○委員長(久保田俊) 引き続き、先ほどの八長委員の質問について、静野課長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。
◎文化財課長(静野勝信) 先ほど八長委員よりご質問のありました金山城跡ガイダンスの施設利用の回数の件でございますけれども、まず、1階にあります大きいコミュニティルームですが、令和3年度が26回、令和4年度が39回、令和5年度が2月末までの段階で28回、同じく2階にございます体験学習室の1が、令和3年度がゼロ回、令和4年度が1回、令和5年度が2月末時点で2回。続きまして、体験学習室の2というところですが、これが令和3年度が6回、令和4年度が15回、令和5年度が2月末時点で12回、あと2階の展示ギャラリーですけれども、令和3年度がゼロ回、令和4年度が6回、令和5年度が2月末現在で2回。あと多目的ホールですが、令和3年度がゼロ回、令和4年度が6回、令和5年度が2月末時点で3回となってございます。
○委員長(久保田俊) よろしいですか。
◆委員(八長孝之) はい。
○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。
◆委員(白石さと子) 288ページに学校給食事業とありますが、この中で給食材料費ということの内容。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) いわゆる給食で使う給食食材費でございます。
◆委員(白石さと子) 小中学校全体のということでよろしいのですか。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) はい、小中学校、教職員も含めてになります。
◆委員(白石さと子) この食材の中には、地産地消ということで太田市の食材ですよね。そういったものを使われていると思うのですが、割合にしてどのくらい使われているか、大体で結構ですので。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 実は11月に調査をしていまして3年間分あるのですけれども、令和3年度が37.9%、令和4年度が41.4%、令和5年度は29.1%でございます。
◆委員(白石さと子) そうしますと、代表的な野菜はどういうものが、あとは米飯給食をしていますからお米を使っていると思うのですけれども。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 代表的な野菜といたしまして、ホウレンソウ、ネギ、コマツナ、大根、キャベツ、ニンジン等でございます。米飯につきましては、100%太田市産米でございます。
◆委員(白石さと子) 幸せですよね、子どもは取りたての野菜が食べられるのかなと想像しているのですけれども。それで、実は先日、ウズラの卵で小1児童が窒息死をしたという事件がありましたよね。事件というか、事故というのですかね。もう一つは、豚肉の産地の偽装問題ということで、あってはならないようなことが結構発生しているということで、こういったような事例が太田市であったかどうか。なければないでいいです。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 今のところ、聞いてございません。
◆委員(白石さと子) そうしましたら、このウズラの卵で窒息してしまったということで、二度とあってはならない、再発防止のために職員向けに救命講習をされたというところがあるようなのですけれども、その辺については、やっていないと思うのですけれども。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 本市教育委員会につきましては、報道があった次の日に、全小中学校に対しまして窒息事故防止のための注意喚起を校長宛て、また、ファクスで行いまして、児童生徒に指導をお願いしました。また、救命につきましては今後の栄養士の会議とか養護教諭の会議等でやっていければと思っています。
◆委員(白石さと子) そうなのですよね、自治体によっては即対応して、先生、職員とか、ほかのいろいろな方々を集めて実際に講習されたということです。今お話を伺って安心しました。子どもの中には、もしかしてそういう場面で助けられるようなときが来るのかと思っていますので、ぜひ対応を。教育長、お願いします。
◎教育長(恩田由之) まず、食べ方ですね。よくかんで、そして給食の時間が45分のうちの多分20分ぐらいで短いのです。そこを焦って食べないようにするという余裕が大事だと思っています。そして、救命については、ほかの救命講習をしていますので、そこに混ぜていくという対応していきたいと思います。
◆委員(白石さと子) 大分心強いご答弁を伺ったので安心できました。
それから、次に参ります。次は、290ページの学校給食費助成金について、令和5年4月から給食の完全無料化になりまして、市立外の小中学校に子どもがいる場合はデジタル金券で助成しますということでホームページに載っております。小学校、中学校で金額が違うけれども、助成しますよということですけれども、この人数はどのくらいいらっしゃるのかお願いします。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 令和6年度の予算につきましては1,170人を見込んでいます。令和5年度の実績、2月末現在なのですけれども、今のところ1,003件の金券助成の承認がなされております。
◆委員(白石さと子) それは小学校ですか、中学校ですか。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 公立外の小学生が410人、中学生、太田中学校、GKA等でございますが、563人、アレルギーが30人です。
◆委員(白石さと子) 今アレルギーというお話が出ましたけれども、では、学校がそういうところに通っているのと、それから、アレルギーが入ってということですけれども、このアレルギーというのは医師の診断書が必要とかはあるのですか。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) アレルギーにつきましては本当に命に関わるものです。医師の診断によりまして各学校の先生などが保護者を交えて詳細な協議を行いまして、この子にどういう対応をするかというのを個々に決めていると認識しています。
◆委員(白石さと子) では、別にそのように決めているから診断書は要らないということですね。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 助成の規則の中では、毎日お弁当を持ってきているような、本当にアレルギーがきつい子にのみ助成をしてございます。
○委員長(久保田俊) 医師の診断書が必要か必要ではないかという質問です。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 医師の診断書により学校と協議して、アレルギー対応をしてございます。
◆委員(白石さと子) それと、今、外国人で豚肉が食べられないからというような国の方がいらっしゃいますよね。そういった方等についてはどうなのですか。アレルギーとは違いますけれども。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 助成に関連してですか。
◆委員(白石さと子) そう。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) 宗教上で、例えば豚肉を食べられないという子につきましては、助成の対象ではございません。
◆委員(白石さと子) そうしますと、先ほど来のお話の中で、デジタル金券でそれを申請すればということですか。申請をしなければ駄目ですよね。
◎
学校施設管理課主幹(中島孝之) そのとおりです。
◆委員(白石さと子) では、ただいまのお話は分かりました。
それで、市立外の小中学校ということなので、これは、中高一貫の太田中学校のところでちょっと触れてみたいと思うのですが、給食が出ないですよという前提に学校を選んで行ったわけですけれども、ほかの学校をちょっと調べてみましたら、ミルク給食というものがあるのですね。四ツ葉学園かな、そこの学校は牛乳だけ出るのですよ。やはり子どもの発育というか、大事な部分ですから、ミルクだけでも親御さんは喜ぶということを伺ったものですから、その辺の研究というのはしているのかどうか伺います。
◎学校教育課長(栗原信義) 牛乳の提供というところだと思うのですけれども、太田中学校では出していないということで、今後、他市の状況等を踏まえて、また、機材等も置かなくてはいけない部分がございますので、研究等をしてまいりたいと思います。
◆委員(白石さと子) そうしたら、ちょっと戻ってしまうのですけれども、よろしいですか。248ページ、中学校運営費になるのでしょうか。先日、1月29日でしたか、太田中学校の合格発表がありましたよね。その中で、ちょっとこれは先に調べていただいたのですけれども、太田市のほか市外から入学された方が令和4年が24人、令和5年が21人、令和6年が35人で令和6年は多かったのです。ということで、受験者数は190人受験して104名合格したということなのですけれども、これは、このままいって、結構人気があって太田市の人以外がこのように合格するということがあるのかと思うのですけれども、そのときに、男の生徒の受験者が82名でしたか、女の子が108名ということだったのですけれども、落ちた人が市外で何人というのはおかしいですね。市内と市外でバランスを取って合格にしているのか、あるいは順番から取っていっているのか、どうなのですかね。そういうのは意識していない。
◎学校教育課長(栗原信義) 点数とか、そういうところの部分は、ちょっと申し訳ないのですけれども、お答えできないところで、総合的に判断してというところになります。市外だから、市内だからというところで差をつけることはございません。
◆委員(白石さと子) それを聞いて安心したのですけれども、いかんせん太田市外ということが35人という中に大泉町が11人、伊勢崎市6人、桐生市8人、館林市6人となっているものですから、これから子どもが少なくなって大変なときに、こうした太田市の人も逆にほかの県外の私立中学校へ進学しているのですね。四ツ葉学園と中央中等教育学校へ行っているのが12名、それから、県外の私立中学校へ進学しているのが、両方とも予定者ですけれども、11名というと、23名が出ているということですよね。だから、そういうことを考えたときに、子どもの数が減っているということで、やはり心配になってくるものですから、その辺について。
◎学校教育課長(栗原信義) まず、市内の小学校への周知というものを、太田中学校の魅力をしっかりと広報というか、やりたいと思うのです。それで今回、市立太田高校の文化祭のところで小学校にチラシも含めて配りました。その裏側に、市立太田高校の魅力というところも広報で入れてありますので、市内の学校にもっと太田中学校のよさを広げていきたいと考えております。
◎ 会議時間の延長
○委員長(久保田俊) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。
他にご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 休 憩
午後3時44分休憩
○委員長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午後4時20分再開
○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 総 括 質 疑
○委員長(久保田俊) ただいまから総括質疑を行います。
通告がありますので、発言を許します。
木村浩明委員。
◆委員(木村浩明) 太田クラブの木村浩明でございます。議案第10号から第16号までの7議案、すなわち令和6年度太田市一般会計予算並びに5つの特別会計予算、並びに企業会計予算について総括質疑をさせていただきます。
質疑に入る前に、本年1月1日に発生した能登半島地震により亡くなった方々と被災された皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。被災された地域は2か月以上たった今でも復旧作業に追われ、水道に至っては復旧が3月末、場所によっては4月以降にずれ込む状況です。飲み水の配給はありますが、風呂や洗い物、特にトイレの使用が難しいなど、通常の生活ができる状態ではなく、多くの方が避難生活を送られています。本市からは、地震発生当初より消防隊が救助に出かけ、その後も複数の部署から人員を送るなど、今でも援助を行っております。災害はいつ来るか分かりませんが、必ず起こります。避難所運営や被災者への支援など、能登の震災から学ぶことはたくさんあります。ぜひ教訓として今後の市政に生かしていただきたいと思います。
それでは、質問させていただきます。質問は全て市長にお伺いいたします。
まず1つは、災害対策についてお伺いいたします。
被災する内容は、自治体によって大きく変わります。しかしながら、対策や災害後の対応においてはどのような災害にも共通するところが多いと思います。東日本大震災や今回の能登半島地震までではなくとも、日々の生活ができなくなったり、復旧対応に時間がかかるような災害は十分想定できます。今回の能登半島地震を受けての市長の所見を伺います。
次に、子どもたちへの施策に対してお伺いします。
太田市はどこへ行っても自慢できると市長が言われているとおり、子育て支援は充実しております。高校生までの医療費無償化、給食費、保険料の無償化、おむつ支援を含め、他の自治体に先駆けていろいろと行ってきました。少子化対策にもなるとは思いますが、今後、子どもが減ることは防ぎようがないのかもしれません。しかし、少しでもこれを防ぐことができればよいと思いますし、子育て世代が転入してくれるかもしれません。市の活気を維持するためにも、また、大きくなった子どもが大人になって太田市を支えてくれると思います。つまり、子育て支援は太田市全体の人にとってメリットがあるということだと思います。改めて、市長の子ども・子育て支援に対する思いをお聞かせください。
次に、地域振興についてお伺いします。
令和6年度より地域振興部ができ、各行政センターに課長を置くことになりました。市長は各地のセンター長に地域の村長のようになってほしいと言われました。また、各地域に新しい買物支援サービスが始まります。地域ごとに異なる課題をより密着して要望を吸い上げ、そして対応できる体制になると期待をしております。市の施設の中には将来を見据えて集約をしたほうがよいと思われるものもありますが、集約をしないほうがよいものもあります。今回の地域振興部新設は、地域を重視するという姿勢だと思います。私もこれが市政として正解かなと思っております。なぜこのような方針になったのか、市長のお考えをお聞きします。
次に、本市のPR戦略についてお伺いします。
群馬県は移住希望先として、静岡に次いで第2位になったとのニュースが入ってきました。ちなみに3位は栃木県です。テレワークができる職場が増えたことも一因のようです。また、群馬県が選ばれる理由として、居住費、子育て・教育費が安いということが挙げられています。群馬県のどこの自治体が人気なのかは分かりませんが、テレワークをするとなると、時々は本社のある、例えば東京に行かなければなりません。また、テレワークでなくても太田市よりも地の利のいいところというのが他市にもございます。移住を迷っている方に選んでいただけるように市のよいところを新たに設置されるおおたPR戦略課で今まで以上にアピールしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
次に、多文化共生についてお伺いします。
多文化共生センターが運営されます。その中で外国人に対する日本語教育を強化して行うというものがあります。太田市には人口のおよそ6%、1万4,000人弱の外国人が暮らしております。隣の大泉町と合わせると2万2,000人弱になります。この中で、特に永住する人にとっては日本語がうまく話せないという理由で困っている方も多いと思います。これから学校の進学も日本語が話せる、話せないで大きく変わってくると思います。魚をあげるのではなく、魚の捕り方を教える、これがよい支援だと市長が言ったのを聞いたことがあります。自分の力で将来を切り開くことができればどれだけすばらしいことでしょうか。また、習慣、文化の違いはあれ、日本語能力がつけば地域になじんでいただけるのではないでしょうか。どのようなお考えで、この日本語教育を充実させようと思われたのか、お考えをお聞きします。
次に、スポーツによる本市の魅力度の向上についてお伺いします。
太田市をホームグラウンドとする群馬クレインサンダーズが好調です。対戦成績もさることながら、集客力が1試合平均5,092人と、B1リーグでは4番目であると、先日の上毛新聞に載っていました。多くのチームが東京、大阪などの大都会や、政令指定都市、県庁所在地をホームグラウンドとする中、人口22万人の太田市を拠点とする群馬クレインサンダーズがこの実績を残せていることは奇跡に近いことであります。これは、市が一丸となって応援する熱気があるからです。2026年にはBリーグ・プレミアというトップリーグができ、どのチームを入れるか選考中であると聞きました。問題は、今のB1リーグよりチーム数が少なくなり、あぶれるチームが出てくるということです。選考基準は平均入場者数と売上高のようですが、このまま好調を維持できればトップリーグに入れるのではないか。それには、今の盛り上がりを継続させなければなりません。人気チームがあることは、交流人口を増やすだけでなく、市の魅力度アップや市民の誇りにもつながります。今以上に応援を後押しする施策が必要だと思いますが、市長のお考えをお聞きします。
次に、DX推進についてお伺いします。
こども課、市民課に始まったDX化は、まずは一定の結果が出せたと思います。市民が望んでいることや業務の効率化など、DXのメリットが生かせる場所に展開すれば見事な結果が残せることが分かりました。これから医療、福祉など他の分野の市民サービスに電子申請などを行うようですが、本人ができなくても家族ができるということもあります。今までどおりという人は利用しなくてもよいと思います。ただ、利用しようと思えばできるよう受皿のシステムはあったほうがよいと思います。仕事を休まなくても、庁舎の開庁時間外であっても利用できる電子申請や各種帳票のコンビニ交付は実に便利です。今どきのデジタル技術を取り入れ、近隣の自治体と同等か、それ以上の利便性を提供することは、市長の特徴ある施策と相乗効果も期待でき、今後も太田市に住み続けたいと思う若い人が増えるのではないでしょうか。少子高齢化の中、必ず人材が不足するはずです。市民サービス向上のため、業務効率を上げるためのキーになるのがデジタル化であることは否めません。また、太田市は全てをデジタル化するのではなく、住民が対面での対応も選択できるよう残すという方針もお聞きしております。市長の市政のデジタル化に対するお考えをお聞かせください。
以上、1回目の質問を終わります。
◎市長(清水聖義) 災害対策についてでありますが、災害については私も各地行ってきました。神戸がもう大変でしたけれども、太田市も出動しましたが、神戸にも行ってきました。本当に大変な状況でありました。それから、熊本も活断層が本当に見事に割れて、南阿蘇を中心にして大変な被害があった。あるいは東日本もそうですが、能登はまだ行っていないのですけれども、もう全体として水がとにかくスタートといいますか、水の害をやると市民生活がもう麻痺してしまうというようなことは現実であります。私もそのことに気がついておりまして、ご承知のように、水道を強靱化しなければいけないというのが10年前から始まりまして、企業団を組んだと。企業団を組んだというのは、まさに水道管の強靭化をやろうと。石綿セメント管から鋳鉄管に切り替えるという事業でありますけれども、これを太田市だけでやるということは補助金がないと来ないということでありまして、みどり市から板倉町まで、とにかく一気通貫で全部の水道管の切替えをやろうということで始めたわけですが、今、大体6割ぐらいまで来まして、今、補助金が切れるのですけれども、これから水道料金の値上げ等も含めて相対的に水道はとにかく強靱化を完成させようということで今やっております。
東日本の場合には津波で、能登半島も津波はありましたけれども、あそこはもう本当に道路も全部やられてしまった。東日本の場合には仙台から石巻に行きましたけれども、あるいはずっと一回り回ってきましたけれども、道路はそんなでもなかったのです。ですから、考えてみますと、津波がなければ太田市の立地条件というのは結構周りが開かれていまして、能登とは全く違ったような条件だと思います。ですから、これからは、私どもが今進めている水道工事を徹底的に終えるまで頑張ると。と同時に、今、この周辺のまちと災害のときの協定をやっていますし、お互いに助け合えるような状況になっていますので、こういったものを大事にして、そしてまた、県とか、やはり国との関係も大事にしながら自分たちのまちを守っていければいいのではないかと思っているところであります。いずれにしても、地震よりも水害が非常に心配されるエリアであることは確かなのですけれども、ぜひこういったものについては、この
予算特別委員会でも随分議論されておりましたけれども、そういったことを中心にして、とにかく命を守る、財産を守るということを視点に当てて対応していきたいと思っております。
子どもですけれども、国が異次元の少子化対策を今やろうとしていますけれども、子どもについては、これは国と県と市と、みんなが応分の負担をしながら子ども対策は相対的に考えていくのがいいのではないかと私は思っています。今、国で子育て事業についての指針を出しましたけれども、さらに、子どもが日本を支えていくという観点に立てば75万人という出生の数はあまりにも寂しいわけでありまして、やはり出生数をどうやって増やすかというのが国の最大のテーマではないかと。そのときに、国と県と市と、それぞれみんなが分かち合いながらそれに立ち向かうということがとても大事ではないかと思っています。太田市は幸いにして極端な減少傾向にはありませんが、かなりじわじわ、今、子どもの数も大幅に減っていますし、将来を心配するというようなところであります。これからは何をやるかというと、今まで大体結構やってきましたけれども、私は、どうしてもやらなければいけないのは給付型の奨学金を太田市でつくると。できればこれも国と県と市と、みんなで分かち合ってできればいいのですけれども、仮に国がまだ始めないとすれば、太田市ではできるだけ早く、今年中に要綱をつくって来年度から実施するぐらいの、例えば40人、50人という数を給付型で対応したいと思っていまして、これができれば結構安心して子どもが産める、あるいは子ども自身も将来に対して頑張ることができるという環境ができるのではないかと思っております。
それから、一時預かり施設ですけれども、これは実行に移そうと思っていますけれども、これも、今、九合の行政センターを考えているのですけれども、あと、もしかしてもっと必要であれば、やはり北のほうも、あるいは西であるか東であるか分かりませんけれども、複数の場所に設置していってもいいのではないかということであります。残りについては、今までやってきたものをさらに磨きをかけるということで対応していきたいと。
それから、地域振興部ですけれども、最初、公民館の時代は、本当に中央集権型で公民館を配備していたわけです。それを、中央集権をやめて、できるだけ地域分散型にしていこうということで課長職を一時配置したわけですけれども、これよりも、むしろ行政改革といいますか、そのことによって2館を1つの課長で見るというようなスタイルにしたのですが、やはり窮屈さは否めません。これは、これからやろうとしている買物支援にしてもそうですし、あるいは災害対策で議論になりましたけれども、やはり地域での自主防災、こういったものも行政センターを中核にして行うと。地域の人と暮らしを受け持つのが行政センターという位置づけをしたほうが行政をやっていくのには非常に便利だと。また、そのほうが市民に寄り添いやすいというようなことで、今度組織替えを行って、さらに市民を密接に感じられるような行政センターをつくっていくというふうになりますので、これからいろいろなテーマが出てくると思いますけれども、それを積み重ねていって、より充実したような村役場、行政センターをつくっていければいいと思っております。これにつきましても、後でいろいろアドバイスがありましたら、こういうことやっていったほうがいいのではないかと、ぜひ積極的に言っていただければありがたいと思います。
それから、PRで移住の話が出ましたけれども、今朝ですかね、テレビでやっていまして、これが高崎市とみなかみ町が群馬県で出ていました。やはりみなかみ町への移住が非常に増えているというようなことで、これは自然の空間を大事にしたいという東京に住んでいる方、あるいは外国の人もみなかみ町に来るというようなことで話題になっていました。やはり新幹線で68分ですかね、みなかみ町から通える。高崎市は1時間以内で通えるというようなことで利便性が高いということでありますけれども、うちは新幹線がないものですから、太田市の場合には、やはり子どもの育てやすい環境、特におおた芸術学校とか、これもこの近辺はどこも持っていませんし、かなり投資しないとできませんので、あるいはソフトについてもうちは経験値が高いということで、芸術学校とか、おおたスポーツ学校も今年から充実しますし、スポーツ学校で学ぶということもできる。あるいは、ぐんま国際アカデミーも太田市の本当に特徴的なもので、どこにも今できる可能性がないというようなことをやっていますので、今現実にぐんま国際アカデミーには東京からも随分生徒が来ていますけれども、こういったものを売りにしてPRをして、太田市はほかにないものを持っていると。自然空間はもちろんありますけれども、それだけではないと。生活をしていくのに子どもたちを中心に育てやすい環境であることを積極的にPRしていくということが必要だと思っております。何とか太田市に住みたいという都会の人がたくさん増えるように努力していきたいと、そのように思っております。
それから、多文化共生ですけれども、前から思っているのは、同じ市民であって、同じことが日本人と外国人で異なっているというのは、アプローチの仕方が、私はやはり足りないと思っています。これは特に日本語です。日本人は日本語が普通に書けて、しゃべれて理解できますけれども、外国人はそこのところに到達するのは非常に難しいと。ここに力を入れないと、同じ市民税を払っている、同じ国税を払っているのに不公平で、もう生活していく中でも大きなギャップができていく、格差が大きくなっていく。これはやはり縮めることは日本にとっても非常に大事だと思っていました。ただ、そういった場所をつくることがなかなか難しい。ハード的にもソフト的にも難しいという環境であったのですけれども、今回は本当に議会の皆さん方の理解を得て、そして、ここにその拠点をつくることができれば、これは定住しようとしている外国人がどんなにか喜ぶかと私は思っています。やはり彼らも大学に行って弁護士になる、大学に行ってお医者さんになる、あるいは大学に行って教師になる、こういったことが可能な道をつくってあげるということは大事なことだと思うのです。これは全員がそうなるわけではありません。でも、可能性を持たせるということは我々の務めかと思っていまして、できるだけ充実をさせていきたいと。
それともう一つは、多文化共生のエリアでは相談事とかいろいろなことがありますけれども、これは、今うちにいる通訳は中国、英語、それからスペイン語、あとブラジル、ポルトガル語ですか、こういったものがメインでやっていますけれども、もうこれで対応できないような環境になってしまう。これは通訳の機器を買って、これを必要なところにはみんな置いていって、いつでも対応できるような環境をつくっていきたいと、そのように思っています。これは教育だけではなくて、私は、教育は一番大事なことだと思っていますけれども、あとは生活が普通にできるような環境づくりのために行政が対応していくと。これは特定の国だけでなくて、やはり今、何か国来ているのか分かりませんけれども、今の計画しているのは全部で18か国語の翻訳機を導入したいと思っていますので、これで可能な限り対応できるということであります。とはいえ、いずれにしても教育を特化したいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思っております。
あともう一つは、外国人の一番問題点というのは災害ですよね。やはり災害も、台風が来そうなときには彼らのスマートフォンに全部連絡できるようなシステムというのをつくり上げたいと思っているのです。彼らのところに危ないよということを伝えられるような、太田市から発信できるような環境をつくりたいと、これも今研究していますので、こういった対応もしていきたいと、そのように思っております。
それから、スポーツですけれども、千葉ジェッツに勝って、気分的に非常にいいですね。やはり勝てないと思っていたところに勝てるというのはすごいと思います。多分、千葉に勝って、次にやるのは、今度はアルバルク東京ですけれども、これもまた行けるのではないかという希望が湧いてきました。このようなスポーツを通じて人がいっぱい集まってきて、谷之木議員に言わせれば周りの人に迷惑をかけますけれども、迷惑をかけながらも、でも、いろいろな人が集まってきて太田市を知ってもらうという大変大きな役割を担っているということで、今後、プレミアに残らなければいけませんので、やはり観客の人数は5,000人超えをいつも狙うと。あるいは売上げについても努力を一生懸命していますので12億円をクリアして、できればCSに行って、間違えたら優勝してしまうというようなレベルになれば本当に言うことがないなと思っています。そのためにスポーツ振興応援の交付金というものを新設しまして、これはバスケットボールのみならず野球とか陸上とか、いろいろなところにお金が回せるような資金を集めて、お金を出してあげると。それで充実させるというようなことをやっていきたいと今思っているところであります。ここの予算額は7,000万円を超える額を今計画しておりまして、何とかこれを実現させたいと考えています。
それから、DXですけれども、これも議論というか、いろいろお話がありましたように、私も3階に下りていくと、子どもとか親がいなくなってしまった。本当にすごいなと思いました。と同時に、1階の窓口も、やはり書かないということで、口でしゃべったらみんなインプットして全部手続をやってあげるというようなことをやることによって受付時間数から発給までが5分とか6分とか、短縮されて、非常にうまい具合にいっているわけですね。これを、これからは医療とか福祉とか、そういったところに広げてやっていきたいと今考えているところであります。
また、対面ですけれども、対面はどうしても必要なことで、そういったものが苦手な人は当然いるわけでありまして、特に災害が起こったときなどは全部情報が止まったときにどうするかということも
予算特別委員会の中で議論がありましたけれども、そういったときは、最終的には対面でやらざるを得ないということで、やはり対面重視の姿勢は今後とも大切にしていきたいと思っております。
行政センターを充実させるということは、対面の機会を非常に多くつくるということです。本庁舎だけですと対面の機会は本当に少ないのですけれども、行政センターに行くと職員がいて、ほとんど対面で何でもできるような状況になっていますので、対面も大切にしてやっていきたいと思っております。いずれにしても、DX推進というのは、これはもう本当に大事なテーマでありますので、今後とも研究を続けて拡大をしていきたいと思っております。
◆委員(木村浩明) 2回目も市長にお伺いします。
1つは、私は、今まで行ってきた太田市の子育て支援もおむつを給付するようになって一段落したと。他市に先駆けてこういったものを行ってきましたけれども、だんだん周りとかが標準化されて、皆さんやるようになるかなと。県内他市の新市長等も子育てを重視すると言っていますので、皆さん、いろいろと給付を追加されるのかと思います。そこで、実は市長にここでお聞きしようとしたのですが、先ほどの答弁で、子育てのところで給付型の奨学金がいいのではないかというようなことを言われていましたので、本当にそれはそれで次の一手としてすばらしいかと思っております。ただ、先ほどの群馬県の移住希望先の話をされたときに、私は今日テレビを見ていないのですけれども、高崎市とみなかみ町が出ていたということで、新幹線が通っているというのもあって地の利がいいのですが、ただ、私がどこかのニュースで見たときに、先ほども言いましたけれども、何を一番重視しているか、それだけではないのでしょうけれども、やはり住居費とか子育て、教育費が安いと言っているのですね。ですから、太田市も、では、新幹線がないから諦めたということではなくて、何かさらなる魅力といいますか、やはり子育て関係の魅力をアップしていただけるとありがたいかと思っています。
私からもちょっと1つ提案させていただきたいと思うのですけれども、今までの市の子ども・子育て施策というのは親に対する経済的援助ですね。奨学金は本人についてきますから本人にあれですけれども、それとはちょっと方向を変えて、子ども本人にターゲットを絞って、子どもの幸せとは何かというところで、ちょっと難しいテーマなのですが、子どもの幸せといいますと、家族とか親が仲よくしているのが一番かと思うのですが、そうではなくて、例えば、私も、
予算特別委員会の中でもありましたけれども、実は子どものときに経験したことが人生に大きな影響を与えたということがあります。将来の可能性を広げるようなことを今後ご検討いただけないかと。今でも太田市は芸術学校やスポーツ教室もありますし、ロボットプログラミング教室とか、あとは友好都市との交換留学、北茨城市での体験学習とか、いろいろやっています。ただ、こういった方面で子どもの夢といいますか、出会いを増やすというのをもう少し1つのテーマとして充実して、何をと言いますとなかなか難しいのですけれども、それと、あともう一つお聞きしたいのが、先ほどの地域振興のところでいろいろと市長の思いもお聞かせいただきました。各センター長に村長のようにという形なのですが、村長をするようにというのであれば、もうちょっと権限を与えていただくといろいろいいのかと。先ほどの
予算特別委員会の中で私が聞いた不登校関係も非常に直ってきたと。何が一番の原因かとお聞きしましたら、校長のリーダーシップと言っていたのです。ですから、村長に、これからいろいろ始められてから、いろいろなことを決められる。例えば、買物の行き先も、その地域その地域で事情が違いますから、どこに行くとか、そういったところは各課長を中心に地域ごとに決めていただければと思うのですが、もう一歩広めて権限を何か与えてもっと活躍していただくというような形をされると、もっといいのかと思っております。
以上、2回目の質問を終わります。
◎市長(清水聖義) 子どもは、子どものことを本人が、自分で獲得したものが社会で生かされて、社会で認められて生活がしやすい環境をつくるというようなことが、さっき言った芸術学校も実にそのとおりなのです。やはり芸術学校でバイオリンを学んで、チェロを学んで、そして音楽学校に行ってというのがコースとしてあるのです。だから、そのようなレールに乗っかっていくという子どもたちも結構多いのです。あるいはスポーツ学校にしても、きっかけはスポーツ学校で、専門性を持って陸上をやるとか、いろいろな種目に入ってやると。あるいはGKAも、ぐんま国際アカデミーも、この間、卒業式に行きましたけれども、語学、英語の力といい、あるいは学力といい、本当に達者。100人しか定員がいないのですけれども、あれも市外から入ってきて、それでまた戻っていってしまいますけれども、でも12年間だけは太田市に必ずいて、太田市というものを印象づけて社会に出ていくわけです。あるいはアメリカに行ってしまうとか、こういったことをみんなやっていくわけです。だから、これによってやはり太田市の価値があるよということを多分いろいろなところで言ってくれていますから幾らか競争率も上がっているようになってきたのです。みんなが太田市に住んでくれるようになった。こういう環境づくりは非常に特徴的だと私は思うのです。
さらに本人のためにというのが給付型の奨学金なのですけれども、これにこだわっているのですけれども、給付型の奨学金を商工会議所の皆さん方と話して、商工会議所の皆さん方も協力してくれて奨学金制度をつくるというようなことで、富士部品工業はもう自ら法人をつくって、自分でもう給付型を今始めようとしている。あるいは、前にも話した大雄建設も給付型のお金を、今8,000万円だか7,000万円だか、そのくらいのお金がもう出ているのです。そういったことを継続してやってくれているわけです。
だから、太田市も、やはりそれに混じって、混じってというのはおかしいですけれども、太田市は太田市なりで数を増やして、そういった給付型を進めると。これはもう当然本人に返ってきますので、そういうことをやってみたいというようなことで、取りあえず新年度は対応してみたいと。あとは、おおたPR戦略課がどれだけ太田市の特徴を対埼玉とか、対東京とか神奈川とかにどこまで宣伝できるかということも非常に大事になってきますので、ぜひ頑張らせたいと思っています。
それから、村長というか、地域ですけれども、地域はもっと本当は権限を与えればいい、自分でどんどん決定をしていってしまえばいいのです。例えば道路が傷んでいるとか、これは誰が一番よく知っていると言えば、行政センターの所長が一番よく分かるわけです。その地域のことをみんな分かるようになっていますので。だから、そこで自分の判断であそこをやらなくてはいけないとか、あるいは自分のエリアの中でどこから始めなければいけないかとか、こういったものは、もう決定権のほとんどを持つようにしなければいけない、そのように思っています。
あとは1%まちづくり事業についても、積極的な推進を図りたいというならば1%まちづくり事業に自分から働きかける、こういうことをやはり地域の村長はやっていたほうがいいと思うのです。できるだけ権限を与えてやる気になるというような環境をつくっていきたいと。それは心してそのようにしていきたいと思っています。これは福祉もそうですし、子どもたちのこともそうですし、通学路もそうですし、一緒に地域と混じってやっていくというような形を取っていきたいと。また何かアドバイスがあったらぜひ言っていただければ、どんどん付け加えて仕事ができる環境をつくっていきたい、そのように思っています。
○委員長(久保田俊) 以上で通告による質疑を終わります。
他にご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で総括質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○委員長(久保田俊) お諮りいたします。
議事の都合により、本委員会に付託されました議案第10号から第16号までの7議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) 別にご異議もないようですから、討論は一括とし、採決は議案ごととすることに決定いたしました。
これより、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○委員長(久保田俊) これより採決いたします。
最初に、議案第10号の採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○委員長(久保田俊) 挙手全員、よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第11号の採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○委員長(久保田俊) 挙手全員、よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第12号の採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○委員長(久保田俊) 挙手全員、よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第13号の採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○委員長(久保田俊) 挙手全員、よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第14号の採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○委員長(久保田俊) 挙手全員、よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第15号の採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○委員長(久保田俊) 挙手全員、よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第16号の採決をいたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○委員長(久保田俊) 挙手全員、よって本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◎ 委員長報告の作成について
○委員長(久保田俊) 以上で、本特別委員会に付託された議案の審査を終了いたしますが、委員長報告の作成につきましては、正副委員長に一任いただきたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、委員長報告の作成につきましては正副委員長に一任することに決定いたしました。
◎ 閉 会 の 挨 拶
○委員長(久保田俊)
予算特別委員会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本特別委員会に付託されました議案第10号から第16号までの7議案は、3日間にわたる審査の結果、おのおの原案のとおり可決すべきものと決定されました。
委員及び執行者の皆様のご協力により、様々な角度から活発かつ慎重な審査を行うことができました。本特別委員会における熱心な議論が今後の本市行財政の発展に大きく寄与すると確信しております。
審査の内容につきましては、副委員長と協議の上、整理をいたしまして、本会議の場で委員長報告をさせていただきますが、審査において多くの意見、要望が出されておりますので、執行者の皆様におかれましては、今後の予算執行に積極的に生かしていただき、施策の実効性を最大限に高め、市民ニーズに的確に応えるための市政運営を図っていただくよう一層のご努力をお願いするものであります。
最後になりますが、審査に当たられ、円滑な進行にご協力いただきました委員及び執行者の皆様におかれましては、長時間にわたり、極めて真摯な姿勢で質疑、答弁をいただき、谷之木勇作副委員長共々、心からのお礼を申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。
◎ 市 長 挨 拶
○委員長(久保田俊) 市長からご挨拶があります。
清水市長。
◎市長(清水聖義)
予算特別委員会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。3日間にわたりまして慎重かつ熱心に予算をご審査いただきました。誠にありがとうございました。また、賛成全員による可決をいただきました。大変美しい姿であります。心から感謝を申し上げます。
当初予算の特徴としましては、予算規模及び市税予算額は過去最大となりまして、予算につきましては909億円、市税につきましては412億6,000万円、対前年比24億6,000万円の増となりました。行政は、あるいは行政の在り方ですけれども、税を通じて何をやるかと。これは市民生活の蓄えをつくり出すということでありまして、ハード、ソフトとも充実をさせていくということで市民全体の命や暮らしを満たしていくということになるわけでありまして、と同時に、市民のプライドもつくっていくということでありますので、この予算全体がこういった方向にあるということを確認させていただいて、大変ありがたく思っているわけであります。
これからは健全財政、特に借入金が合併以来、大幅に減額をしてきました。大体臨界点にたどり着いたかとは思っておりますけれども、でも、これも議員の皆さん方のご指導をいただいている、あるいは職員も一生懸命努力をしてきたということでありまして、これからも臨界点とは言いませんけれども、臨界点近くなってきたことを意識しながら、さらに太田市のやろうとしてきた「人と自然にやさしく、品格のあるまち太田」をつくると、そのために職員みんなで全力で頑張っていきたい、そのように思っているところであります。
また、本特別委員会におきましては大変貴重な意見をいただきました。私はほとんど全部聞かせていただいたり、見させていただいたりしてきましたが、本当に一つ一つ大事な点を指摘していただきました。これからも皆さん方のご意見を十分に考慮しながら行政運営をしていきたいと思っております。
いずれにしましても、3日間、本当に熱心にご審査いただきました。本当に心から感謝を申し上げます。これから日本の社会は、特に人口の問題で、今までは騎馬戦の形で高齢者を支えてきましたが、今度はもう肩車の状態で高齢者を支えるということになるわけでありまして、行政需要がそこに集結していく。あるいはまた、先ほど総括にありましたように、子どもたちを主役にしていかないと日本は成り立たないというようなことにもなってきます。これは、多分、我々の大きな力を必要としてくると思います。
もう一つ言えるのは、サイズが小さくなると、サービスの限界が近くなってしまう。やはりサイズは一定限度のサイズを持たなければいけない。このサイズを維持するのに、先ほども出ている外国人、これをやはり私たちは一緒に友として生活し、彼らの素養を上げて、日本人と同じようなベースに持っていかなければいけないと思っています。いずれにしても、サイズが縮まるとサービスも縮まる。今までやってきたこともできなくなってしまうという可能性がないわけではない。ここは、やはりこれからも留意点として我々が持って努力していかなければならないと思っているところであります。
新年度、船出ができるわけですけれども、ぜひ今後ともご指導いただきますようにお願い申し上げましてご挨拶にさせていただきます。本当にありがとうございました。
◎ 閉 会
○委員長(久保田俊) 以上をもちまして、本特別委員会の議事全てを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。
午後5時6分閉会
太田市議会委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
太田市議会予算特別委員長 久 保 田 俊...