太田市議会 2022-06-29
令和 4年 6月定例会−06月29日-05号
令和
4年 6月定例会−06月29日-05号令和
4年 6月定例会
令和
4年6月
太田市議会定例会会議録(第5日)
令和
4年6月29日(水曜日)
〇
出席議員 30名
1番 石井
ひろみつ 2番 前 田 純 也
3番 松 川 翼
4番 長 ただすけ
5番 松 浦 武 志 6番 神 谷 大 輔
7番 八 長 孝 之 8番 水 野 正 己
9番 高 橋 え み 10番 高 木 きよし
11番 板 橋 明 12番 今 井 俊 哉
13番 高 田 靖 1
4番 木 村 浩 明
15番 中 村 和 正 16番 渡 辺 謙一郎
17番 大 川 敬 道 18番 尾 内 謙 一
19番 星 野 一 広 20番 高 藤 幸 偉
21番 矢 部 伸 幸 22番 久保田 俊
23番 大 川 陽 一 2
4番 岩 崎 喜久雄
25番 斎 藤 光 男 26番 正 田 恭 子
27番 山 田 隆 史 28番 町 田 正 行
29番 木 村 康 夫 30番 白 石 さと子
〇説明のため出席した者
市長 清 水 聖 義 副市長 木 村 正 一
教育長 恩 田 由 之
企画部長 高 橋 亮
総務部長 栗 原 直 樹
市民生活部長 大 谷 健
文化スポーツ部長 村 岡 芳 美
福祉こども部長 冨 岡 和 正
健康医療部長 大 澤 美和子
産業環境部長 飯 塚 史 彦
農政部長 金 澤 誠
都市政策部長 田 村 敏 哉
行政事業部長 鈴 木 聡
会計管理者 久保田 知 良
消防長 櫻 井 修 一
教育部長 楢 原 明 憲
企画部副部長 増 茂 弥 生 総務部副部長 前 原 郁
企画部参事(
企画政策課長)
総務課長 齋 藤 尚 仁
矢 羽 賢 一
財政課長 大 橋 隆 雄
〇
事務局職員出席者
事務局長 関 根 進 副局長(
議会総務課長)
青 木 繁 幸
議会総務課長補佐(
総務係長)
議会総務課長補佐(議事係長)
澁 澤 浩 之 青 木 真 彦
主任 今 井 章 裕
議 事 日 程(第5号)
令和
4年6月29日午前9時30分開議
太田市議会議長 岩 崎 喜久雄
第 1 議案第
46号 太田市市
税条例等の一部改正について─────────────────┐
(総
企委審査報告)│
議案第
47号 太田市
都市計画税条例の一部改正について───────────────┘
第 2 議案第
48号 太田市
印鑑条例の一部改正について──────────────────┐
議案第
49号 太田市
手数料条例の一部改正について (
市文委審査報告)│
議案第50号 太田市
総合体育館条例の制定について─────────────────┘
第 3 議案第51号 太田市
国民健康保険税条例の一部改正につい──────────────┐
て (
健福委審査報告)│
議案第52号 太田市
介護保険条例の一部改正について────────────────┘
第
4 議案第53号 太田市
清掃センター条例の廃止について───────(都産
委審査報告)
第 5 議案第
45号 令和
4年度太田市
一般会計補正予算(第2号)
について
第 6 請願第13号
地方財政の充実・強化に関する意見書のこと
について─────────────────────(総
企委審査報告)
第 7
議会議案第2号
地方財政の充実・強化に関する意見書
第 8
特別委員会継続調査の件
第 9
特定事件の閉会中
継続調査の付託
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
◎ 開 議
午前9時30分開議
○議長(
岩崎喜久雄) これより本日の会議を開きます。
◎ 諸 般 報 告
○議長(
岩崎喜久雄) 議事に入る前に、
事務局長より諸般の報告をさせます。
◎
事務局長(関根進) ご報告申し上げます。
最初に、
監査委員からの報告でございますが、今
定例会開会後、
議長宛てに報告がございましたのは、
産業環境部及び教育部の
定期監査報告、並びに5月分の
例月出納検査結果報告でございます。
以上のことにつきましては、写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。
次に、
地方自治法第180条第1項の規定による専決処分でございますが、今
定例会開会後、
議長宛てに報告がございましたのは、
一般会計補正予算について、1件の報告がございました。
以上のことにつきましては、写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。以上でございます。
◎ 発言の
取り消し及び訂正
○議長(
岩崎喜久雄) この際、お諮りいたします。
大川敬道議員から、6月13日の会議における発言について、発言取消申出書に記載の部分を
取り消したい旨の申し出がありました。
この
取り消しの申し出を許可することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) ご異議なしと認めます。
よって、
大川敬道議員からの発言の
取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
続いて、お諮りいたします。
清水市長から、6月13日の会議における発言について、発言取消申出書に記載の部分を
取り消したい旨の申し出がありました。
この
取り消しの申し出を許可することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) ご異議なしと認めます。
よって、
清水市長からの発言の
取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
続いて、去る6月1
4日の
白石さと子議員の
一般質問に対する答弁の中で、お手元に配付しました発言訂正申出書のとおり、「平成27年度」を「平成28年度」に訂正したい旨の申し出が
楢原教育部長よりありましたので、これを許可いたします。
続いて、6月1
4日の
神谷大輔議員の
一般質問に対する答弁の中で、お手元に配付しました発言訂正申出書のとおり、「都市の
国際交流協会を」を「都市を」に訂正したい旨の申し出が
高橋企画部長よりありましたので、これを許可いたします。
続いて、6月1
4日の
神谷大輔議員の
一般質問の中で、お手元に配付しました発言訂正申出書のとおり、「変節」及び「ご変節」を「方針転換」に訂正したい旨の申し出が
神谷大輔議員よりありましたので、これを許可いたします。
本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
日程に入ります。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから
会議規則第109条の規定により報告します。
令和
4年6月22日
太田市議会議長
岩 崎 喜久雄 様
総務企画委員長 渡 辺 謙一郎
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第
46
号 │太田市市
税条例等の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第
47
号 │太田市都市計画税条例の一部改正について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
岩崎喜久雄) 日程第1、議案第
46号及び議案第
47号の2議案を
一括議題といたします。
2議案は
総務企画委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに
渡辺謙一郎委員長から報告を求めます。
◎
総務企画委員長(
渡辺謙一郎) ご指名によりまして、
総務企画委員長報告を申し上げます。
去る6月17日に本委員会に付託されました議案第
46号及び議案第
47号の2議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は6月22日に開催し、
委員全員及び執行者の出席の下、審査を行いました。
提案理由及び議案の内容につきましては、6月15日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第
46号 太田市市
税条例等の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、「
地方税法等の一部を改正する法律」が本年3月31日に公布されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
主な
改正内容につきましては、
個人市民税では、
住宅借入金等特別税額控除、
上場株式等の
配当所得等に係る
課税方式及び
公的年金等控除額の算定の基礎となる
公的年金等に係る雑所得以外の所得に係る
合計所得金額に関する改正を行い、また、
固定資産税では、
固定資産課税台帳の閲覧・
証明書交付、及び
納税証明書交付の際に、
当該証明書等に記載する事項について改正するとともに、いわゆる「わが
まち特例」について規定の整備を行うものであります。
委員からは、
住宅借入金等特別税額控除の期限延長及び
控除限度額の引下げが本市の税収に与える影響の試算状況についての質疑があり、このことについては、一例として
所得税額が12万円、
借入金額が2,500万円、毎年の
借入金返済額が20万円減少するという条件では、
税額控除合計額の減少分である2
4万
4,200円の税収増が見込まれる。本
条例改正後は、現在の
税額控除額の多寡に関わらず、
対象者全員の
税額控除合計額が減少するとのことでありました。
また、
下水道除害施設及び
貯留機能保全区域の土地に係る「わが
まち特例」による
課税標準特例の特例率の変更及び新設が本市の税収に与える影響についての確認がなされ、このことについては、現在、本市において今回の特例率の変更及び新設の影響を受ける区域等は確認されていないとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第
47号 太田市
都市計画税条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、
特定都市河川浸水被害対策法に基づき指定された
貯留機能保全区域の土地を「わが
まち特例」として新設し、
地方税法における参酌基準の特例率である
4分の3を適用するものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました2議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) 議事の都合により、議案第
46号及び議案第
47号の2議案についての討論は一括とし、採決は
議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
岩崎喜久雄) これより採決いたします。
最初に、議案第
46号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第
47号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから
会議規則第109条の規定により報告します。
令和
4年6月22日
太田市議会議長
岩 崎 喜久雄 様
市民文教委員長 中 村 和 正
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第
48
号 │太田市印鑑条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第
49
号 │太田市手数料条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第50
号 │太田市総合体育館条例の制定について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第2、議案第
48号から第50号までの3議案を
一括議題といたします。
本案は
市民文教委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに
中村和正委員長から報告を求めます。
◎
市民文教委員長(
中村和正) ご指名によりまして、
市民文教委員長報告を申し上げます。
去る6月17日に本委員会に付託されました議案第
48号から第50号までの3議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、6月22日に開催し、
委員全員及び執行者の出席の下、審査を行いました。
提案理由及び議案の内容につきましては、6月15日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第
48号 太田市
印鑑条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、
マイナンバーカードを用いて、
コンビニエンスストアなどに設置されている
特定端末機から
印鑑登録証明書を自ら取得することを可能とすることに伴い、所要の改正を行うものであります。
委員からは、本
条例改正に伴い提供される
サービス内容を広く周知するための考えを問う質疑があり、このことについては、市内115か所の
コンビニエンスストア及び1か所の
大型商業施設に設置されている
特定端末機を利用することにより、本
サービスの提供を受けられることになるが、
サービス開始に当たっては広報、ホームページ及びSNSを活用し、また、
特定端末機が設置されている
コンビニエンスストアには
ポスター等を貼ることで、
サービス内容及び
サービスが受けられる場所を周知したいとのことでありました。
また、本
サービスを受ける際に必要となる
マイナンバーカードの本市における
普及率向上のための取組についての質疑があり、このことについては、今後、未取得者には国から
マイナンバー申請書が再送される予定であり、これに合わせて本市では関係各課と連携し、取得を支援する窓口を設置する予定である。
申請時来庁方式を取ることで、申請時の手続を手厚く支援し、
取得率向上を図りたいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第
49号 太田市
手数料条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、
マイナンバーカードを用いて、
コンビニエンスストアなどに設置されている
特定端末機から住民票の写し等の交付を受ける場合に、手数料の減免対象から除外するために、所要の改正を行うものであります。
委員からは、本
条例改正が市民へ与える影響についての質疑があり、このことについては、
条例改正により住民票の写し等の交付時の手数料が変更になるというものではなく、
マイナンバーカードを利用し、
特定端末機から住民票の写し等が取得できる
サービスが始まることから、市民の利便性の向上は見込めるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第50号 太田市
総合体育館条例の制定について、ご報告を申し上げます。
本案は、太田市
総合体育館を設置することに伴い、必要な条例を制定するものであります。
委員からは、スポーツの普及振興や地域の
にぎわい創出を目的とする施設であることと併せて
避難所機能を有する施設として、
災害発生時の
施設運営に対する考え方についての質疑があり、このことについては、本条例には
指定管理者に管理を行わせる場合においても、施設の利用許可に係る部分については
教育委員会に権限を置いており、
災害発生時等は市民の安全確保を最優先に考え、避難所として利用することになる。また、
群馬クレインサンダーズの
ホームアリーナとなる予定であるが、あくまでも
災害発生時は避難所として優先させるとのことでありました。なお、
避難所開設時に必要となる非常食や
段ボールベッド等の備蓄については、体育館内の倉庫に収容人数に合わせた量を準備し、万全な受入体制を確立させたいとのことでありました。
また、営利を目的とした
施設利用に対して、利用を許可する際のプロセスについて確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(
岩崎喜久雄) 議事の都合により、議案第
48号から第50号までの3議案についての討論は一括とし、採決は
議案ごとといたします。これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、1番
石井ひろみつ議員。
◆1番(
石井ひろみつ)
日本共産党の
石井ひろみつです。議案第
48号 太田市
印鑑条例の一部改正について及び議案第
49号 太田市
手数料条例の一部改正について、反対の立場より討論を行います。
両議案は、
マイナンバーカードを利用して、
コンビニエンスストア等により
印鑑登録証明書や
各種証明書の交付を受けることを可能とすることを目的とするものです。よって、両議案の討論は一括とさせていただきます。
本両議案は、
市民サービスの向上に思えますが、安倍、菅内閣による
データ利活用を成長戦略と位置づけ、利活用しやすい仕組みを進めてきた一環と言えます。政府は、2022年度末までに全ての国民に
マイナンバーカードを行き渡らせることを目標にしていますが、6月1日現在、全国の普及率は
44.7%と、マイナポイントにより普及させようと税金を投入してきましたが、いまだに
44.7%にとどまっている状況を見れば、いかに国民に必要とされていないかは明白ではありませんか。
政府は、
重点計画において
マイナンバー制度の
仕組み拡大を掲げています。現在、
マイナンバーは、
社会保障、税、
災害対策の3分野においてのみ導入しています。これを
国家資格等の事務、
自動車登録等の事務、
在留外国人や
在外邦人等に対する行政手続の事務など、他の分野にも
マイナンバー利用を広げ、
マイナンバーそのものを利用しなくても、
行政事務全般で情報連携できるようにしようとしています。このことは、もうけの種である
ビッグデータをさらに増やすためであり、集積されたデータは利活用へと回されます。利便性の高さは、
セキュリティレベルの低さと表裏一体であることが、昨年発覚した
ドコモ口座の
不正引出し事件によって露呈しました。さらなる
個人情報の集積により、
個人情報の漏えいの危険は高まります。
また、国民の税、
社会保障を一元的に管理する共通番号の導入を求めてきたのは財界でした。
日本経団連は、2000年代から一人一人が納めた税、保険料の額と
社会保障として給付された額を比較できるようにし、個人の負担に比べて給付が厚過ぎるなどと決めつけて、医療、介護、福祉などの給付を削減していくことを提言してきました。
社会保障を自分で納めた税、保険料に相当する対価を受け取るだけの仕組みに変質させるものにほかなりません。
国民の所得、資産、
社会保障給付を把握し、国民の徴税強化、給付削減を押しつけ、さらに
個人情報までも利活用する
マイナンバー制度は、国民の利益につながるとは言えず、地方からの意思表示として
マイナンバー制度の廃止を強調して反対討論といたします。
続きまして、議案第50号、太田市
総合体育館条例、すなわち、2023年春竣工、利用開始とされる(仮称)市民体育館条例を定めようとするものです。
本議案、条例案の中身はというと、設置とされる第1条は、いわば設置目的に当たる重要な部分ですが、スポーツの普及振興を図るとともに、地域の
にぎわい創出に寄与するため、太田市
総合体育館を設置するとあります。過日行われた
市民文教委員会では、避難所の議論が行われたとお聞きしていますが、大規模災害時の避難所としての利用に関して、第1条に盛り込まれていないことは不自然であり、違和感を覚えます。
そもそも、この(仮称)市民体育館建設理由は何であったのかが抜け落ち、スポーツ等による
にぎわい創出が優先されたものとなったと言えます。2021年6月定例会当時、議案第77号 (仮称)太田市運動公園市民体育館建設工事請負契約締結についてに対して賛成討論が行われました。その中身を抜粋して申し上げますと、次のように述べられています。
竣工以来
40年が経過し、老朽化に伴う雨漏りや設備、配管等の不具合が発生しております。また、令和元年の東日本台風では、代替避難所として活用されましたが、これらの不具合により、避難所としての対応に課題を残しました。こうしたことから、市民体育館の建て替えを実施し、避難所拠点としての整備を行うことで、近年増加する大規模災害にも対応できる施設として、安全で安心なまちづくりの推進に寄与するとともに、スポーツを通じたと続いています。
つまり、この体育館の第1の目的は、大規模災害に対応できる避難所の拠点整備が大きな目的でありました。いつの間にか本議案の条例の設置目的がすり替えられてしまいました。また、既に既存体育館の補修工事が完了して、問題なく使用できるまでになっていることを申し添えます。
次に、第3条では、体育館の利用期間、利用時間及び休館は規則で定めるとあります。白紙委任にならないためにも、体育館の利用期間、利用時間及び休館日を規定した規則案も同時に提示することが求められることを申し上げるものです。
第1
4条では、体育館の管理は、
地方自治法第2
44条の2第3項の規定により、
教育委員会が指定するものにこれを行わせることができるとしてあります。しかし、これまでに維持管理費が明確になっていないことから、本来であれば直営で何年間かは運営を行い、維持管理費を明確にしてから、そのまま直営で行うのか。
指定管理者にお願いするのか、その
指定管理者に指定管理料を支払って管理を行うのか、また無償で行ってもらうのかといった議論を行ってからの話ではないでしょうか。これほど急いで上程されるということは、完成直後より
指定管理者を指定するためのものとしか思えず、計画性を欠いたものと言えます。
また、指定管理は民間のノウハウを活用するためとされますが、その民間のノウハウを生かし、直営による公共施設の維持管理が望ましいことを強調して申し上げます。
以上のことから、今定例会での上程をしてまで急ぐものではなく、時期尚早であると言え、今申し上げたこの議論を尽くして、改めて議案の提出を求めることを申し上げ、反対討論を終わります。
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、11番板橋明議員。
◆11番(板橋明) 創政クラブの板橋明です。議案第
48号 太田市
印鑑条例の一部改正について、議案第
49号 太田市
手数料条例の一部改正について及び議案第50号 太田市
総合体育館条例の制定についてにつきまして、おのおのの議案に賛成の立場から討論させていただきます。
初めに、議案第
48号について申し上げます。
本案は、
マイナンバーカードを用いて、
コンビニエンスストアなどに設置されている
特定端末機から
印鑑登録証明書を自ら取得することを可能とし、その場合に印鑑登録証の提示を不要とするための条文を新設するとともに、所要の規定の整備を行うものであります。
次に、議案第
49号について申し上げます。
本案は、コンビニ交付
サービスの提供を可能にするため、条例の整備を行うものであります。
改正内容につきましては、
コンビニエンスストアなどで住民票の写しなどの
各種証明書の交付を受ける場合については、減額または免除の適用から除外するとともに、法令等の規定により戸籍事項の証明を無料にできる場合につきましても同様に適用から除外するものであります。これら両議案に関係するコンビニ交付
サービスは、市民の利便性の向上に大きく寄与する行政
サービスとして大変期待できる事業であります。また、ウィズコロナの観点から、
各種証明書発行に係る窓口業務の混雑緩和につながる事業であるとも考えます。
次に、議案第50号について申し上げます。
本案は、スポーツの普及振興及び地域の
にぎわい創出という新しいコンセプトに寄与するため、現在、運動公園内に建設中の新しい体育館を太田市
総合体育館として設置することに伴い、必要な条例を制定するものであります。
本条例の主な内容は、2条に名称及び位置、
4条から6条では、利用許可や行為の制限、利用許可の取消し、8条では、施設等や用器具等の使用料、さらに、1
4条で
指定管理者による管理などについて規定するものとなっております。本条例の制定は、今後、多くの利用者が想定される本施設において、誰もが安全安心に競技や観戦ができるよう、また、施設の適切な管理運営を行っていく観点からも必要なものと考えます。
以上の理由から、おのおのの議案を可決すべきものとした
市民文教委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、議案第
48号、議案第
49号及び議案第50号についての
委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(
岩崎喜久雄) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
岩崎喜久雄) これより採決いたします。
最初に、議案第
48号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
岩崎喜久雄) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第
49号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
岩崎喜久雄) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第50号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
岩崎喜久雄) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから
会議規則第109条の規定により報告します。
令和
4年6月23日
太田市議会議長
岩 崎 喜久雄 様
健康福祉委員長 高 田 靖
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第51
号 │太田市国民健康保険税条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第52
号 │太田市介護保険条例の一部改正について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第3、議案第51号及び議案第52号の2議案を
一括議題といたします。
2議案は健康福祉委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに高田靖委員長から報告を求めます。
◎健康福祉委員長(高田靖) ご指名によりまして、健康福祉
委員長報告を申し上げます。
去る6月17日に本委員会に付託されました議案第51号及び議案第52号の2議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は6月23日に開催し、
委員全員及び執行者の出席の下、審査を行いました。
提案理由及び議案の内容につきましては、6月15日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第51号 太田市
国民健康保険税条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、新型コロナウイルス感染症により死亡または重篤な傷病を負った場合や、その影響により収入の減少が見込まれる国民健康保険税の減免について規定するものであります。
委員からは、新型コロナウイルス感染症の影響による収入の減少について、明確な根拠となるものがない場合でも対象となるかを問う質疑があり、このことについては、コロナ禍においてどのような影響によるものか証明することは難しいが、その影響によって減少した収入の確認は行うとのことでありました。
また、懲戒解雇や離職、転職等が原因により収入が減少した場合でも対象とならない人がいるかとの質疑があり、このことについては、新型コロナウイルス感染症が起因となることに限られるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第52号 太田市
介護保険条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、新型コロナウイルス感染症により死亡または重篤な傷病を負った場合や、その影響により収入の減少が見込まれる場合の介護保険料の減免について規定するものであります。
委員からは、対象となる人数の見込みについて質疑があり、このことについては、今後の新型コロナウイルス感染症の収束や経済活動の回復の想定が難しいことから、現状では人数の把握は困難であるとのことでありました。
また、国民健康保険税の減免を含めた申請窓口の一本化による申請者の負担軽減への考えを問う質疑があり、このことについては、それぞれ提出するものが異なる申請書類を統一することが難しいため、現状では別々の窓口での申請受付となるが、いずれの手続においても漏れがないよう、申請者に周知を図っていきたいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました2議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) 議事の都合により、議案第51号及び議案第52号の2議案についての討論は一括とし、採決は
議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
岩崎喜久雄) これより採決いたします。
最初に、議案第51号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第52号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから
会議規則第109条の規定により報告します。
令和
4年6月23日
太田市議会議長
岩 崎 喜久雄 様
都市産業委員長 大 川 敬 道
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第53
号 │太田市清掃センター条例の廃止について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第
4、議案第53号を議題といたします。
本案は都市産業委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに大川敬道委員長から報告を求めます。
◎都市産業委員長(大川敬道) ご指名によりまして、都市産業
委員長報告を申し上げます。
去る6月17日に本委員会に付託されました議案第53号 太田市
清掃センター条例の廃止について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は6月23日に開催し、
委員全員及び執行者の出席の下、審査を行いました。
提案理由及び議案の内容につきましては、6月15日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
本案は、太田市外三町広域清掃組合の運営によるクリーンプラザが安定稼働していることから、公の施設として太田市清掃センターは役割を終えたので廃止するとともに、附則にて関連条例について所要の改正を行うものであります。
委員からは、清掃センター廃止に伴う市民からの問合せに対する体制づくりについて質疑があり、このことについては、太田市外三町広域清掃組合と情報共有しながら、引き続き滞りなく適切な対応を図っていきたいとのことでありました。
また、コロナ禍でごみの搬入量が増加傾向にある中、クリーンプラザにおける1日当たりの処理量を懸念する質疑があり、このことについては、現在、許容範囲内で稼働しているとのことでありました。
さらに、本条例の廃止に伴い、直接ごみを搬入する場合のキログラム当たりの処理手数料を削除するなど、関連する条例の一部改正を定めた附則の要旨について確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました議案第53号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
岩崎喜久雄) これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 持ち越し議案に対する質疑
議案第
45号 令和
4年度太田市
一般会計補正予算(第2号)について
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第5、議案第
45号を議題といたします。
これより質疑に入ります。
ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(
岩崎喜久雄) お諮りいたします。
本案につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
岩崎喜久雄) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 委 員 長 報 告
請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから
会議規則第1
43条の規定により報告します。
令和
4年6月22日
太田市議会議長
岩 崎 喜久雄 様
総務企画委員長 渡 辺 謙一郎
記
┌──────┬────────────────┬───────────────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 請願者の住所・氏名 │審査結果│
├──────┼────────────────┼───────────────┼────┤
│請願第13号│
地方財政の充実・強化に関する意見│太田市浜町66−
49 │採 択│
│ │書のことについて
│日本労働組合総連合会 │ │
│ │
│群馬県連合会 太田地域協議会 │ │
│ │
│議長 森 仁志
│ │
└──────┴────────────────┴───────────────┴────┘
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第6、請願第13号を議題といたします。
本件は
総務企画委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに
渡辺謙一郎委員長から報告を求めます。
◎
総務企画委員長(
渡辺謙一郎) ご指名によりまして、
総務企画委員会に付託されました請願第13号
地方財政の充実・強化に関する意見書のことについて、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は6月22日に開催し、
委員全員及び執行者の出席の下、審査を行いました。
本請願の趣旨につきましては、今定例会初日に配付されました請願文書表のとおりでありますが、審査に当たり紹介議員の説明を聞いた後、慎重に審査を行ったものであります。
委員からは紹介議員に対し、請願書の要望事項に掲げられている「デジタル・ガバメント化」及び「地域デジタル社会推進」について
マイナンバーカード普及との関連性を問う質疑がなされ、このことについては、
マイナンバーカードは行政のデジタル化におけるツールの一つであると考えられるが、セキュリティー上の問題等を危惧する意見もあることから、現状での
マイナンバーカードの普及促進を要望するものではないとのことでありました。
また、過去の同内容の請願等における本市議会での取扱いと県内他市の提出状況のことについての質疑、確認がなされました。
本請願の取扱いにつきましては、2022年度
地方財政計画において、一般財源総額は水準超経費を除く交付団体ベースで前年度を200億円上回る62兆円が確保されているものの、世界経済の不確実性が大きく増す中、新型コロナウイルス対策や大規模
災害対策など、増大する行政需要に十分に対応し得うるか、大きな不安が残されていると言わざるを得ない。地方公共団体には極めて多岐にわたる役割が求められており、これに対応するためには
地方財政に対する措置、支援が必要であることから、本請願の趣旨は妥当であり、採択すべきものとの意見がありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により、採択すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました請願第13号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、委員会の決定のとおりご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
岩崎喜久雄) これより採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、採択です。
本件を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本件は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 議 案 上 程
議会議案第2号
地方財政の充実・強化に関する意見書
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第7、
議会議案第2号を議題といたします。
◎
提案理由の説明
○議長(
岩崎喜久雄) 朗読を省略し、直ちに提出者から
提案理由の説明を求めます。
16番
渡辺謙一郎議員。
◎16番(
渡辺謙一郎)
議会議案第2号
地方財政の充実・強化に関する意見書の提出について、
提案理由の説明を申し上げます。
お手元の議案書の1ページをご覧いただきたいと思います。
本案の提出者は、私、
渡辺謙一郎、賛成者は松川翼、長ただすけ、神谷大輔、水野正己、久保田俊及び町田正行であります。
本案は、先ほど請願第13号が採択されたことにより、ご提案申し上げるものであります。
急激な少子・高齢化の進展に伴う子育て、医療・介護などの
社会保障制度の整備、人口減少下における地域活性化対策、脱炭素化を目指した環境対策など、地方公共団体には極めて多岐にわたる役割が求められています。
しかしながら、地域公共
サービスを担う人材は不足しており、疲弊する職場実態にある中、新型コロナウイルスや大規模災害へ対応するための
地方財政について、政府の「骨太方針2021」では2021年度の地方一般財源水準を202
4年度まで確保するとしておりますが、増大する行政需要に十分対応し得るか、大きな不安が残されております。
以上のことから、2023年度の政府予算と
地方財政の検討に当たっては、コロナ禍への対応も勘案しながら歳入歳出を的確に見積り、
地方財政の確立を目指すことが必要であることから、
地方財政の充実・強化を強く求めるため、意見書を提出しようとするものであります。
なお、本意見書の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣であります。
以上、本案の
提案理由の説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(
岩崎喜久雄) お諮りいたします。
本案につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(
岩崎喜久雄) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
岩崎喜久雄) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
岩崎喜久雄)
起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 字句等の整理委任
○議長(
岩崎喜久雄) お諮りいたします。
ただいま意見書が議決されましたが、字句・その他整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) ご異議なしと認めます。
よって、字句・その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。
◎
特別委員会継続調査の件
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したから、
会議規則第110条の規定により申し出ます。
令和
4年6月29日
太田市議会議長
岩 崎 喜久雄 様
議会改革推進特別委員長 矢 部 伸 幸
記
1 事 件 市政に市民の意見を反映させ、更なる議会の活性化を図り、市民に分かりやすい開かれた議会を実現するための手法について、調査研究を行うことについて
2 理 由 なお調査を要するため
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したから、
会議規則第110条の規定により申し出ます。
令和
4年6月29日
太田市議会議長
岩 崎 喜久雄 様
ごみ減量対策調査特別委員長 高 橋 え み
記
1 事 件 持続可能な循環型社会の実現に向け、ごみ減量対策のあり方について、集中的に調査研究を行うことについて
2 理 由 なお調査を要するため
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第8、
特別委員会継続調査の件を議題といたします。
議会改革推進特別委員長及びごみ減量対策調査特別委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、
会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の
継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
両委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) ご異議なしと認めます。
よって、両委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することに決定いたしました。
◎
特定事件の閉会中
継続調査の付託
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表
┌─────────┬───────────────────────────────────┐
│ 委 員 会 名 │ 件 名
│
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 議会運営委員会 │1 議会の運営に関する事項について
│
│
│2 議会の
会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について │
│
│3 議長の諮問に関する事項について
│
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│
総務企画委員会 │1 市行政の総合企画のことについて
│
│
│2 行政改革の推進のことについて
│
│
│3 行財政運営及び市有財産の管理のことについて
│
│
│4 防災対策のことについて
│
│
│5 市税の賦課等のことについて
│
│
│6 市税の徴収及び公金滞納整理のことについて
│
│
│7 消防・救急体制のことについて
│
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│
市民文教委員会 │1 住民
サービスの向上及び市民生活の支援・相談のことについて │
│
│2 公共交通体系のことについて
│
│
│3 地域コミュニティ及び行政センターのことについて
│
│
│4 文化振興、生涯学習及び社会教育のことについて
│
│
│5 スポーツ振興のことについて
│
│
│6 学校における教育環境の整備等のことについて
│
│
│7 青少年の健全育成のことについて
│
│
│8 文化財の保全及び活用のことについて
│
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 健康福祉委員会 │1 社会福祉のことについて
│
│
│2 保険事業、医療年金及び保健衛生のことについて
│
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 都市産業委員会 │1 商業・観光施策及び工業・労政施策のことについて
│
│
│2 環境衛生及び清掃事業のことについて
│
│
│3 農業施策のことについて
│
│
│4 都市計画の策定及び区画整理等の基盤整備のことについて
│
│
│5 道路、住宅の整備及び維持管理のことについて
│
│
│6 下水道事業等のことについて
│
│
│7 公園、緑地の整備及び維持管理のことについて
│
│
│8 公有地の拡大及び取得のことについて
│
└─────────┴───────────────────────────────────┘
○議長(
岩崎喜久雄) 次に、日程第9、
特定事件の閉会中
継続調査の付託を議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、
会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の
継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
岩崎喜久雄) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 議 長 挨 拶
○議長(
岩崎喜久雄) 令和
4年6月定例会の閉会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。
本定例会は6月13日に開会され、17日間にわたり本会議及び委員会を通して、重要議案等について慎重かつ熱心な審議をいただきまして、本日、無事閉会の運びとなりました。ここに議員の皆様の多大なるご支援と執行者の皆様のご理解、ご協力に対し、議長といたしまして、深く感謝を申し上げます。
さて、新型コロナウイルスの発生から3年目を迎えましたが、いまだ収束が見通せず、さらにはロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、子どもをはじめ罪のない多くのかけがえのない命が失われています。一連の報道を見るにつけ、その惨状に胸が締めつけられる思いであります。改めて戦争の悲惨さと平和の大切さを痛感している昨今でございますが、このような未曽有な状況において、世界各国で同じ困難に立ち向かう中で、市民の一番近くにある地方自治体の役割は大変重要であると考えます。市民の皆様の生活をどのように守っていくのか、市民の皆様の幸せを一番に考え、議会と執行者が真剣に意見を交わし、置かれた状況の中で最善を尽くしながら、市民の声を市政へ届けてまいりたいと思います。
今定例会におきましては、18人もの多くの議員から
一般質問がなされました。議案質疑等を通して、各議員から貴重な意見や提言がございました。執行者各位におかれましては、今回成立を見ました議案等の執行に当たっては、議会における意見や要望等を十分に尊重され、市政運営に、より一層の熱意と努力を払われるようお願い申し上げる次第であります。
議会といたしましても、市民に分かりやすく、開かれた議会運営を行うとともに、全議員が一致協力を旨として、執行者とも真摯な議論を尽くし、有効な施策を導き出してまいりたいと思っております。
結びに、これから暑さが増してまいりますが、皆様におかれましては、どうかお体に気をつけていただきまして、市政発展のためにご尽力いただきますようお願い申し上げ、簡単でございますが、閉会に当たっての挨拶といたします。どうもありがとうございました。
◎ 市 長 挨 拶
○議長(
岩崎喜久雄) 続きまして、市長からご挨拶があります。
清水市長。
◎市長(清水聖義) 6月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
6月13日から本日までの会期中、慎重な審議の上、全ての議案に可決をいただきまして、本当にありがとうございました。
過日の報道によりますと、世界的な脱炭素化の流れの中で、SUBARUもEV化を推進するため、生産体制の再編、増設を含む大規模な投資を計画しているようでございます。本市としても、基幹産業の発展に向け、積極的に支援をしていくつもりであります。
さて、社会状況に目を移しますと、コロナ禍の長期化、物価の上昇や円安により消費や企業活動の停滞を招き、家計も影響を受けております。国では、新型コロナウイルス克服のための経済対策に加え、新たに物価高騰対策が検討されておりますが、うまく役割を分担しながら、我々としてはベーシック
サービスの提供など、市民の目線に立った太田ならではの施策を行ってまいります。安心して暮らせる社会の実現に向け、他のまちに先駆けて子育て支援策や高校生世代までの医療費無料化など、子どもに対して手厚い施策を実施してきました。今後は、学校給食費の無料化を実現して、家計の負担軽減と可処分所得の増加につなげていきたいと考えております。
新体育館は、来春の完成まで約1年となりました。将来を見据え、これからもいろいろな事業が動き出します。これまで企業誘致や市街化編入等により自主財源の確保に努めてまいりました。引き続き、議員と知恵を出し合いながら、さらに元気なまちになるよう、積極的に行革も行ってまいります。そして、子どもたちの幸せを第一に考え、各種施策の実施に当たっては、議員の皆さんの声を十分に尊重しながら、人にやさしく魅力のあるまちを目指していこうと思っております。
先日、異例の早さで梅雨が明けました。新しい生活様式を実践しながら、社会全体が一歩ずつ前に進んでいきます。猛烈な暑さが続きますが、議員の皆様におかれましては、ご自愛をいただき、太田市のさらなる発展に向け、お力添えを賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。
◎ 閉 会
○議長(
岩崎喜久雄) 以上をもちまして今定例会の議事全てを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。
午前10時32分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
太田市議会議長 岩 崎 喜 久 雄
太田市議会議員 松 浦 武 志
太田市議会議員 神 谷 大 輔...