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  1. 太田市議会 2019-09-26
    令和 元年 9月定例会−09月26日-05号


    取得元: 太田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    令和 元年 9月定例会−09月26日-05号令和 元年 9月定例会            令和元年9月太田市議会定例会会議録(第5日) 令和元年9月26日(木曜日)  〇出席議員 30名         1番  神 谷 大 輔          2番  石井 ひろみつ         3番  前 田 純 也          4番  松 川   翼         5番  長  ただすけ          6番  松 浦 武 志         7番  八 長 孝 之          8番  水 野 正 己         9番  高 橋 え み         10番  高 木 きよし        11番  板 橋   明         12番  今 井 俊 哉        13番  高 田   靖         14番  木 村 浩 明        15番  中 村 和 正         16番  渡 辺 謙一郎        17番  大 川 敬 道         18番  尾 内 謙 一        19番  星 野 一 広         20番  高 藤 幸 偉        21番  矢 部 伸 幸         22番  久保田   俊        23番  大 川 陽 一         24番  岩 崎 喜久雄        25番  斎 藤 光 男         26番  正 田 恭 子        27番  山 田 隆 史         28番  町 田 正 行
           29番  木 村 康 夫         30番  白 石 さと子  〇説明のため出席した者    市長       清 水 聖 義     副市長      木 村 正 一    教育長      澁 澤 啓 史     企画部長     正 田 吉 一    総務部長     高 島 賢 二     市民生活部長   石 坂 之 敏    文化スポーツ部長 長谷川 幸 浩     福祉こども部長  堤   順 一    健康医療部長   岡 島 善 郎     産業環境部長   有 本 尚 史    農政部長     高 田   進     都市政策部長   赤 坂 高 志    行政事業部長   飯 塚 悦 雄     消防長      石 澤 光 之    教育部長     高 橋   徹     企画部副部長   春 山   裕    総務部副部長   栗 原 直 樹     企画政策課長   前 原   郁    総務課長     茂 木 浩 之     財政課長     瀬 古 茂 雄  〇事務局職員出席者    事務局長     吉 田   稔     議会総務課長   山 影 正 敏    議事係長     荻 野 寛 之     議会総務課長補佐(総務係長)                                  川 田 聡 美    主事       今 井 章 裕           議 事 日 程(第5号)                              令和元年9月26日午前9時30分開議                              太田市議会議長     久保田  俊 第 1  議案第77号  太田市一般職の職員の給与に関する条例───────────────┐              等の一部改正について               (総企委審査報告)│      議案第78号  太田市消防団条例の一部改正について                │      議案第79号  太田市手数料条例の一部改正について────────────────┘ 第 2  議案第80号  太田市立小学校、中学校及び特別支援学───────────────┐              校設置条例の一部改正について           (市文委審査報告)│      議案第87号  財産の取得について(市民会館附帯広                │              場用地)─────────────────────────────┘ 第 3  議案第81号  太田市家庭的保育事業等の設備及び運────────────────┐              営に関する基準を定める条例の一部改                │              正について                            │      議案第82号  太田市特定教育・保育施設及び特定地                │              域型保育事業の運営に関する基準を定        (健福委審査報告)│              める条例の一部改正について                    │      議案第83号  太田市放課後児童クラブ条例の一部改                │              正について────────────────────────────┘ 第 4  議案第84号  太田市森林環境譲与税基金条例の制定────────────────┐              について                             │      議案第85号  太田市建築物のエネルギー消費性能の                │              向上に関する法律関係手数料条例の一        (都産委審査報告)│              部改正について                          │      議案第86号  太田市下水道条例等の一部改正につい                │              て                                │      議案第89号  市道路線の廃止について──────────────────────┘ 第 5  議案第61号  平成30年度太田市一般会計歳入歳出────────────────┐              決算認定について                         │      議案第62号  平成30年度太田市国民健康保険特別                │              会計歳入歳出決算認定について                   │      議案第63号  平成30年度太田市住宅新築資金等貸                │              付特別会計歳入歳出決算認定について                │      議案第64号  平成30年度太田市後期高齢者医療特                │              別会計歳入歳出決算認定について           (決特委審査報告)│      議案第65号  平成30年度太田市八王子山墓園特別                │              会計歳入歳出決算認定について                   │      議案第66号  平成30年度太田市介護保険特別会計                │              歳入歳出決算認定について                     │      議案第67号  平成30年度太田市太陽光発電事業特                │              別会計歳入歳出決算認定について                  │      議案第68号  平成30年度太田市下水道事業等会計                │              決算認定について─────────────────────────┘ 第 6  議案第69号  令和元年度太田市一般会計補正予算(第2号)について      議案第70号  令和元年度太田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について      議案第71号  令和元年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について      議案第72号  令和元年度太田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について      議案第73号  令和元年度太田市八王子山墓園特別会計補正予算(第1号)について      議案第74号  令和元年度太田市介護保険特別会計補正予算(第2号)について      議案第75号  令和元年度太田市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)について      議案第76号  令和元年度太田市下水道事業等会計補正予算(第1号)について 第 7  請願第 1号  地方財政の充実・強化を求めることについて─────(総企委審査報告) 第 8  請願第 2号  北中学校区義務教育学校の設置計画について慎重な審議と必要な見直しを求              めることについて─────────────────(市文委審査報告) 第 9  議会議案第1号 地方財政の充実・強化を求める意見書 第10  議案第91号  令和元年度太田市一般会計補正予算(第3号)について 第11  議案第92号  (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築建築工事請負契約締結              について      議案第93号  (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築電気設備工事請負契約              締結について      議案第94号  (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築機械設備工事請負契約              締結について 第12  特別委員会継続調査の件 第13  特定事件の閉会中継続調査の付託           本日の会議に付した事件 議事日程に同じ      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○議長(久保田俊) これより本日の会議を開きます。      ◎ 発言の取り消し及び訂正 ○議長(久保田俊) この際、お諮りいたします。
     清水市長から、9月4日の会議における発言について、発言取消申出書に記載の部分を取り消したい旨の申し出がありました。  この取り消しの申し出を許可することにご異議ございませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、清水市長からの発言の取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。  次に、9月6日の水野正己議員の一般質問に対する答弁の中で、お手元に配付いたしました発言訂正申出書のとおり、「27%ぐらい」を「90%以上」に訂正したい旨の申し出が澁澤教育長よりありましたので、これを許可いたします。  なお、訂正部分を引用した、関連する発言につきましては、適切な措置を講じることといたします。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。  その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。  日程に入ります。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                       令和元年9月12日 太田市議会議長   久 保 田  俊  様                                総務企画委員長  大 川 敬 道                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │議決の結果│ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第77号 │太田市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について│ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第78号 │太田市消防団条例の一部改正について           │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第79号 │太田市手数料条例の一部改正について           │ 原案可決 │ └───────┴────────────────────────────┴─────┘ ○議長(久保田俊) 日程第1、議案第77号から第79号までの3議案を一括議題といたします。  3議案は総務企画委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに大川敬道委員長から報告を求めます。 ◎総務企画委員長(大川敬道) ご指名によりまして、総務企画委員長報告を申し上げます。  去る9月10日に本委員会に付託されました議案第77号から第79号までの3議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、9月12日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月6日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  初めに、議案第77号 太田市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、成年被後見人等の人権が尊重され、不当に差別されないよう措置を講ずるため、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が本年6月14日に公布されたことを受け、地方公務員法が改正され、「成年被後見人又は被保佐人」が欠格条項から除かれ、職員が「成年被後見人又は被保佐人」に該当するに至った場合に当然に失職することがなくなったことなどを踏まえ、一般職の職員の給与に関する法律、国家公務員等の旅費に関する法律及び国家公務員手当法が改正されたことから、関係条例を改正するものであります。  委員からは、本市に関係する社会福祉協議会等、外郭団体職員への準用についての質疑があり、このことについては、当該職員の就業規則には、本改正に係る欠格条項の記載がなく影響はないが、随時、情報交換は行っていきたいとのことでありました。  また、過去において、一般職の職員が「成年被後見人又は被保佐人」に該当するに至り、欠格条項によって失職となった事例の有無についての質疑があり、このことについては、該当事例はなかったとのことでありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第78号 太田市消防団条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が本年6月14日に公布されたことを受け、成年被後見人等が消防団員となることができないとする規定を削除する等の改正を行うものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第79号 太田市手数料条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、消費税及び地方消費税の税率引き上げに伴い、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令により手数料の標準額が改定されたことを受け、浮き屋根式特定屋外タンク貯蔵所及び浮きぶたつき特定屋外タンク貯蔵所の設置許可申請に係る審査手数料を改正するものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(久保田俊) 議事の都合により、議案第77号から議案第79号までの3議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  最初に、議案第77号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第78号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第79号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                       令和元年9月12日 太田市議会議長   久 保 田  俊  様                                市民文教委員長  矢 部 伸 幸                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │議決の結果│ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第80号 │太田市小学校、中学校及び特別支援学校設置条例の一部改正に│ 原案可決 │
    │       │ついて                         │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第87号 │財産の取得について(市民会館附帯広場用地)       │ 原案可決 │ └───────┴────────────────────────────┴─────┘ ○議長(久保田俊) 次に、日程第2、議案第80号及び議案第87号の2議案を一括議題といたします。  2議案は市民文教委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに矢部伸幸委員長から報告を求めます。 ◎市民文教委員長(矢部伸幸) ご指名によりまして、市民文教委員長報告を申し上げます。  去る9月10日に本委員会に付託されました議案第80号及び議案第87号の2議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、9月12日に開催し、委員全員及び執行者の出席のもと審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月6日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  初めに、議案第80号 太田市立小学校、中学校及び特別支援学校設置条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、太田市立太田養護学校の群馬県への移管に係る所要の規定の整備を行うため、条例の一部改正を行うものです。改正点としては、まず、条例中の「特別支援学校」を削除し、特別支援学校の名称等に係る規定を削除するものであります。次に、本条例のほか移管に伴い改正が必要となる太田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、本改正条例の附則において規定するものであります。  委員からは、現在、本市職員である介助員や看護師等の県移管後の継続雇用や配置数及び賃金等の処遇についての質疑があり、このことについては、県移管後も現在配置されている市費職員の数を維持する方向で県と共通の認識が得られ、移管に向けた協議を現在も続けているとのことでした。また、賃金等の処遇については、雇用の継続という部分で大きく影響するものであるが、市と県では違っており、来年度からの新たな任用制度をそれぞれ策定中であることから具体的な内容についての回答はない状態である。しかしながら、雇用については、現在の配置人数を維持していくことで市と県で共通の認識が得られていることから、本市としては処遇についても、児童生徒のことを考えた県の雇用方針に沿ったものであることを期待しており、今後の協議の中でも意向を伝えていくとのことでありました。  また、当該学校の県移管後における学習環境の変化についての質疑があり、このことについては、県移管後も現在と変わらない環境の中で、児童生徒が質の良い教育を受けられることが本市として最重要視している点であるため、この部分については県側と綿密に話を詰めていくとのことでありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第87号 財産の取得について、ご報告を申し上げます。  本案は、太田市民会館附帯の広場として整備するため、太田市飯塚町196番地ほか2筆、7,559平方メートルの土地を1億8,443万9,600円で議案書記載の相手方から取得しようとするものであります。  委員からは、取得用地における駐車場としての利用についての質疑があり、このことについては、現在、バスターミナルおおたの駐車場に600台以上、そのほかに常磐高等学校等に借りている分を合わせると十分な駐車台数が確保されていることから、駐車場としての利用計画はないとのことでありました。  また、取得用地の具体的な利用目的についての質疑があり、このことについては、市民会館の南側に広がる広場として市民会館と一体とした利用を計画しており、具体的には、市民会館正面入り口の音響反射板の機能を利用して、広場側に野外ステージを設置し、野外コンサート等ができるような利用を考えているとのことでありました。  さらに、用地取得に係る消費税の取り扱いについての質疑がなされました。  挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました2議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(久保田俊) 議事の都合により、議案第80号及び議案第87号の2議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第87号に対する反対討論を行います。  本案は、ただいまの市民文教委員長の報告にもあったように、市民会館前に広場を整備するための用地7,559平米を1億8,443万9,600円で取得するためのものです。しかし、この用地は、市民会館の建設当初は不足が予想される市民会館の駐車場用地の候補地とされていたものでした。そして、建設後は、現在までにその市民会館の駐車場用地を確保するために、公認プールのあったサマーランドのプールを廃止し、結果的に市民会館の駐車場が既に十分確保されているという状況になりました。そうなると、本案の用地取得費1億8,000万円余りと今後予想される野外コンサート場の整備費が後年度の市民負担増につながることが懸念されることから、本案による用地取得を認めるわけにはいかないことを申し上げて、反対討論を終わります。 ○議長(久保田俊) 次に、14番木村浩明議員。 ◆14番(木村浩明) 太田クラブの木村浩明でございます。議案第87号 財産の取得について、本案を可決すべきものとした委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。  本案は、市民会館広場整備事業用地として、7,559平方メートルを1億8,443万9,600円で取得しようとするものであります。  市民会館は、平成29年4月1日に開館し、年間で約15万人が利用する本市の芸術文化を象徴する施設の1つとして、市民の活動に大きく貢献しております。  また、ホール稼働率は約84%で、全国平均の約53%と比べても格段に高い利用状況であり、本市の文化レベルの高さを示すものであります。  昨年は、開館1周年記念事業として、世界トップクラスのフランクフルト放送交響楽団のコンサートを開催し、ホールの音響性能の高さを内外に広く知らしめるに至りました。現在では、関東一円から来場者があるほど有名となり、名実ともに市民が誇りにするホールとなっています。  市民会館の基本構想には、「すべての人にやさしく、誰でも立ち寄れるユニバーサルデザインである」ことが求められており、会館と一体となる広場を整備することは、より多くの市民が利用しやすく、親しみのある施設となることが見込め、地域住民からも早期の整備が熱望されています。  この広場が整備された後には、市民会館の正面口を音響反射板に見立てて、野外コンサートも可能な環境になるとのことです。市民の高度で多様な芸術文化活動に対応する施設として、屋外イベントなどの要望にも応えられる選択肢を確保することは、極めて重要であります。  市民会館が、中心に立地するにふさわしい風格を持ち合わせる建物と、それに融合する広場として複合的に整備されることは、本市の品格と未来を形づくる景観形成にも、大きく貢献するに違いないと思われます。  なお、当初、駐車場の確保が心配されましたが、バスターミナル駐車場を初め、九合行政センターとの共同利用や周辺の私立高校、ショッピングモールなどの協力をいただき、1,000台からの駐車場が確保されており、利用者の利便性に配慮した環境も整えられています。  以上の理由から、本案を可決すべきものとした市民文教委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、議案第87号についての委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  最初に、議案第80号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第87号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                       令和元年9月13日 太田市議会議長   久 保 田  俊  様                                健康福祉委員長  高 田   靖                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │議決の結果│ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第81号 │太田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める│ 原案可決 │ │       │条例の一部改正について                 │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第82号 │太田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関│ 原案可決 │ │       │する基準を定める条例の一部改正について         │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第83号 │太田市放課後児童クラブ条例の一部改正について      │ 原案可決 │ └───────┴────────────────────────────┴─────┘ ○議長(久保田俊) 次に、日程第3、議案第81号から第83号までの3議案を一括議題といたします。  3議案は健康福祉委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに高田靖委員長から報告を求めます。 ◎健康福祉委員長(高田靖) ご指名によりまして、健康福祉委員長報告を申し上げます。  去る9月10日に本委員会に付託されました議案第81号から第83号の3議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
     本委員会は、9月13日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月6日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  初めに、議案第81号 太田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、児童福祉法第34条の16第2項の厚生労働省令で定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、家庭的保育事業者等による代替保育の提供に係る連携施設の緩和等を図るため所要の改正を行うとともに、附則において、連携施設の確保が著しく困難で必要な支援を行うことができると市が認める場合は、連携施設を確保しないことができるとされていた経過措置を、さらに5年間延長する等の改正を行うものであります。  委員からは、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保が著しく困難であると認められ、連携施設の確保を不要とされた家庭的保育事業者等の有無についての質疑があり、このことについては、本市においては該当する家庭的保育事業者等はないとのことでありました。  また、条例改正後における保育サービスの質の確保についての質疑があり、このことについては、今回の改正において連携協力者に加わる20人以上の企業主導型保育事業や自治体から支援を受ける認可外保育施設についても、規模や保育士配置等の基準が認可保育所等と同等であることを求めるため、保育の質は十分に担保できると考えるとのことでありました。  さらに、連携施設の確保が著しく困難であることの判断基準のこと、地方自治体が運営費支援等を行っている認可外保育施設のこと、厚生労働省令で定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正の狙いのことなどについての質疑がなされました。  挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第82号 太田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、子ども・子育て支援法第34条第3項の内閣府令で定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の改正に伴い、特定地域型保育事業者による代替保育の提供に係る連携施設の緩和等を図るため所要の改正を行うとともに、附則において、連携施設の確保が著しく困難で必要な支援を行うことができると市が認める場合は、連携施設を確保しないことができるとされていた経過措置を、さらに5年間延長する等の改正を行うものであります。  委員からは、特定地域型保育事業者と代替保育提供者との間における役割分担、責任の所在、代替保育提供者の本来業務に支障が生じないこと等の判断についての質疑があり、このことについては、特定地域型保育事業者と代替保育を提供するものの間で取り交わす、仕事の内容や責任の区分等を定めた承諾書により確認をするとともに、年齢別の保育士配置基準に基づき、余剰人数をヒアリング、もしくは書面で確認をしていくことになると考えるとのことでありました。  また、保育サービスの質の維持、充実のために法令以上の基準を規定することについての質疑があり、このことについては、従うべき基準や、参酌すべき基準があるが、本市においても立ち行かなくなることがあれば、参酌すべき基準については見直していきたいとのことでありました。  さらに、代替保育の提供における事業所内保育事業のこと、条例改正後における保育サービスの質の確保のこと、現行基準を遵守できる保育サービスの体制整備のことなどについての質疑がなされました。  挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第83号 太田市放課後児童クラブ条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、児童数の大幅減が見込まれる城西小学校区について、指定管理により運営している2つの放課後児童クラブを残し、公設公営の太田市鳥之郷児童館放課後児童クラブを閉所するとともに、現在、3つの放課後児童クラブがある綿打小学校区について、需要が高く、地域からの強い要望もあるため、綿打児童館内に新たに太田市綿打児童館放課後児童クラブを開所するため、所要の改正を行うものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(久保田俊) 議事の都合により、議案第81号から第83号の3議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第81号、第82号に対する反対討論を行います。  この2議案は、厚生労働省令改定と内閣府令改定を受け、家庭的保育、小規模保育、居宅訪問型保育、事業所内保育などの基準を緩和するものです。具体的には、委員長報告にもありましたが、代替保育を行う連携施設の確保が著しく困難と認められる場合で、事業者と代替保育提供者間での役割分担が明確化されていることなどの条件、そして役割分担、責任の所在の明確化、代替保育を行う連携施設、すなわち、この連携施設に事業所の本来業務に支障が出ないための措置を満たすと認められる場合は、家庭的保育や小規模保育の事業実施場所以外、あるいは事業所での代替保育の場合は代替保育提供元として保育にかかわる職員全員が有資格者である小規模保育A型、保育にかかわる職員の半数以上が有資格者である小規模保育B型を代替保育可能な連携施設として追加するものとされます。  さらに、事業実施場所での代替保育の場合は、小規模保育A型と同等の能力を有すると市が認めるものも代替保育提供元として追加されることになり、加えて、市が適当と認めるものは代替保育を行う連携施設を不要とします。また、連携施設の確保が著しく困難で、必要な支援を行うことができると認められる場合は、連携施設の確保を猶予する期間をさらに5年間延長するとされます。結局、この2議案は、制度や条例の創設、制定当初に必要として規定した基準を緩和するものであり、保育サービスの質の低下につながることになってしまうことは否定できません。  そもそも認可保育園が整備されていれば、今回の基準緩和は不要であり、認可保育園の整備こそ急ぐべきなのは言うまでもありません。同時に、今回の基準緩和は撤回すべきであり、現行基準を遵守できるような保育サービスの体制整備こそ急ぐべきであることを指摘するものです。  さらに、委員長報告にもありましたが、この2議案に該当する事業者が太田市にはいないことをもって認めるわけにはいかないということであります。今後の保育サービスの後退につながりかねないものであることは、太田市に該当事業者がいるかいないかによって変わるものではありません。  加えて申し上げなければならないのは、法律や政省令の規定に保育サービスの質の低下につながる懸念があることから、保育サービスの質の維持充実のために法令以上の基準を規定している自治体もあるということで、太田市もそうした自治体を見倣うべきであることをあわせて強調し、反対討論を終わります。 ○議長(久保田俊) 次に、3番前田純也議員。 ◆3番(前田純也) 公明クラブの前田純也でございます。議案第81号 太田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第82号 太田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、おのおの本案を可決すべきものとした委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。  初めに、議案第81号について申し上げます。  本案は、児童福祉法第34条の16第2項の厚生労働省令で定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、本条例中に引用している同基準の条項について所要の条文の整備を行うものであり、主な改正内容は4点であります。  1点目は、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保が著しく困難であると認められ、要件を満たす家庭的保育事業者等は、一定基準の企業主導型保育事業などを連携協力を行う者として、適切に確保しなければならないとするもの。  2点目は、満3歳以上の児童を受け入れている、適当と認められる保育所型事業所内保育事業所については、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保を不要とするもの。  3点目は、家庭的保育事業者による、乳幼児に対する食事の提供についての、自園調理の原則の適用を猶予する経過措置期間を10年とするもの。  4点目は、連携施設の確保が著しく困難であって、必要な支援を行うことができると市が認めるときは、連携施設を確保しないことができる該当期間の期限を、さらに5年間延長するものであります。  次に、議案第82号について申し上げます。  本案は、子ども・子育て支援法第34条第3項の内閣府令で定める基準、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正に伴い、本条例中に引用している同基準の条項について所要の条文の整備を行うものであり、主な改正内容は4点であります。  1点目は、代替保育の提供に係る連携施設の確保が著しく困難であると認められ、役割分担等が明確化されていること等の要件を満たす場合は、代替保育提供元として小規模保育事業A型等を追加するもの。 2点目は、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保が著しく困難であると認められ、要件を満たす特定地域型保育事業者は、一定基準の企業主導型保育事業などを連携協力を行う者として、適切に確保しなければならないとするもの。  3点目は、満3歳以上の児童を受け入れている、適当と認められる保育所型事業所内保育事業所については、卒園後の受け皿の提供を行う連携施設の確保を不要とするもの。  4点目は、連携施設の確保が著しく困難であって、必要な支援を行うことができると市が認めるときは、連携施設を確保しないことができる該当期間の期限を、さらに5年間延長するものであります。  議案第81号、第82号とも、今回の改正は、平成30年12月25日に閣議決定された地方からの提案等に関する対応方針に基づく国基準の改正によるもので、連携施設の保育士不足等により既存基準の中では対応が難しく、改正により、家庭的保育事業等及び特定地域型保育事業の継続を安定的に図ることで、保育需要に応え、施設の利用促進を促し、潜在的な待機児童の解消にもつながると思われます。  また、市が認可する小規模保育事業所については、市が既に定期的に監査を行うなど、保育サービスの質の低下を防ぐ仕組みが構築されています。  以上の理由から、おのおの本案を可決すべきものとした健康福祉委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、議案第81号、第82号についての委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  最初に、議案第81号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第82号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第83号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                       令和元年9月13日 太田市議会議長   久 保 田  俊  様                                都市産業委員長  渡 辺 謙一郎                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │議決の結果│ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第84号 │太田市森林環境譲与税基金条例の制定について       │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第85号 │太田市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手│ 原案可決 │ │       │数料条例の一部改正について               │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤
    │議案第86号 │太田市下水道条例等の一部改正について          │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第89号 │市道路線の廃止について                 │ 原案可決 │ └───────┴────────────────────────────┴─────┘ ○議長(久保田俊) 次に、日程第4、議案第84号から第86号まで及び議案第89号の4議案を一括議題といたします。  4議案は都市産業委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに渡辺謙一郎委員長から報告を求めます。 ◎都市産業委員長(渡辺謙一郎) ご指名によりまして、都市産業委員長報告を申し上げます。  去る9月10日に本委員会に付託されました議案第84号から第86号まで及び議案第89号の4議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、9月13日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月6日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  初めに、議案第84号 太田市森林環境譲与税基金条例の制定についてご報告を申し上げます。  本案は、森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保するため、国において森林環境税及び森林環境譲与税を創設し、市町村及び都道府県に譲与することに伴い、本市に配分される譲与税を基金として積み立てるため、基金条例を制定しようとするものであります。  委員からは、ぐんま緑の県民税と森林環境譲与税の違いについての質疑があり、このことについては、ぐんま緑の県民税は、自然環境の保全等が主な目的であり、山間地においては、奥山などの条件が不利な森林の整備などに使用され、平野部においては、里山や平地林の整備などに使用される。一方、森林環境譲与税は、林業の成長産業化を図ることを主な目的としており、新たに創設された森林経営管理制度による森林経営管理と木材利用の促進等が主要な使途となっており、すみ分けがされているとのことでありました。  また、本市における森林環境譲与税の使途についての質疑があり、このことについては、具体的な使途は未定であるが、一定程度の金額が基金として積み立てられる時期に合わせて、群馬県産の木材を使って公共施設を建設するなど、計画性を持って使用することを想定しているとのことでありました。  さらに、森林環境譲与税を梅田市有林等の本市が所有する森林の管理費用として使用することの可否についての質疑があり、このことについては、国や県の示す使途基準に合致しないため、使用することはできない。しかし、本市のような林業経営が行われていない地域では、森林環境譲与税の使途が極めて限られてしまうため、市が所有する森林の管理費用として使用することができれば、そのメリットは大きいと考えるので、群馬県へ要望していきたいとのことでありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第85号 太田市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部改正についてご報告を申し上げます。  本案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正により、省エネ性能向上計画の認定に係る審査手数料について、所要の改正を行うものであります。  委員からは、複数建築物の連携による省エネ性能向上計画の認定の対象となるような建築物の本市における事例の有無についての質疑があり、このことについては、上位法の改正は、大都市圏において容積率を上限まで使用して建築物を建てるような場合を想定し、容積率特例の対象が追加されたもので、本市のように比較的土地のスペースに余裕のある地域では、容積率を使い切るような事例は見受けられないとのことでありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第86号 太田市下水道条例等の一部改正についてご報告を申し上げます。  本案は、消費税及び地方消費税の税率引き上げに伴い、太田市下水道条例等において、使用料算定の際に乗じる値を「100分の108」から「100分の110」にそれぞれ改めるとともに、附則において経過措置等を定めるものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第89号 市道路線の廃止についてご報告を申し上げます。  本案は、公共性の乏しい市道路線の利活用と市街地再開発事業等を勘案し、太田浜町221号線及び太田浜町222号線の2路線、総延長304メートルを廃止しようとするものであります。  委員からは、浜町地区内における市街地再開発事業の概要についての質疑があり、このことについては、今年度中の都市計画決定と事業認可をめどに協議を進めており、概要については決まり次第報告したいとのことでありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました4議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(久保田俊) 議事の都合により、議案第84号から第86号まで及び議案第89号の4議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第86号に対する反対討論を行います。  本案は、10月から消費税10%の増税に伴い、本市の下水道料金の消費税を10%に増税するためのものです。今年度の増税総額は700万円、来年度の増税総額は2,100万円と見込まれますが、安倍政権のもとで市民の暮らしも中小業者の経営も苦しみと困難を余儀なくされている中で、低所得者ほど負担の重い消費税が増税されることになれば、市民や中小業者の苦しみははかり知れないものになります。そうした状況を考えれば、たとえ消費税を10%に増税するとしても、下水道料金そのものを引き下げ、負担増を回避することが求められていることを強調しないわけにはいきません。また、10月からの消費税10%の増税に伴い、その増税分を転嫁するのは、本市では下水道料金だけであることを考えても、10%の増税を転嫁しない他の市民負担同様に負担軽減を図るべきであることも申し上げて、反対討論を終わります。 ○議長(久保田俊) 次に、6番松浦武志議員。 ◆6番(松浦武志) 創政クラブの松浦武志でございます。議案第86号 太田市下水道条例等の一部改正について、本案を可決すべきものとした委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。  本案は、社会保障の安定財源の確保を図る税制抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の改正に伴い、令和元年10月1日より消費税率が8%から10%に引き上げられることから、関係条例の改正を行うものであります。  今般の消費税率の改正は、幅広く国民各層に社会保障の安定財源の確保のための負担を求めることにより、社会保障の充実・安定化と財政健全化の同時達成を目指すものであることから、やむを得ないものであると考えます。  また、国からは公の施設の使用料等の対応については、消費者が最終的な負担者となることが予定されている間接税であることを踏まえ、円滑かつ適正に転嫁するよう指導がなされています。  消費税の増税分を使用料に転嫁せずに他の財源で補うことは、利用者に転嫁すべき消費税を、本来は負担する必要のない利用者以外の者にも転嫁することであり、結果として市民の間に不公平感が生ずることになってしまいます。このようなことを防ぐためには、消費税の増税分は使用料等に適正に転嫁すべきであります。  以上の理由から、本案を可決すべきものとした都市産業委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、議案第86号についての委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  最初に、議案第84号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第85号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第86号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第89号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                       令和元年9月20日 太田市議会議長   久 保 田  俊  様                                決算特別委員長  山 田 隆 史                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬─────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │議決の結果│ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第61号 │平成30年度太田市一般会計歳入歳出決算認定について   │ 認  定 │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤
    │議案第62号 │平成30年度太田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に│ 認  定 │ │       │ついて                         │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第63号 │平成30年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算│ 認  定 │ │       │認定について                      │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第64号 │平成30年度太田市後期高齢者医療特会計歳入歳出決算認定│ 認  定 │ │       │について                        │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第65号 │平成30年度太田市八王子山墓園特別会計歳入歳出決算認定に│ 認  定 │ │       │ついて                         │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第66号 │平成30年度太田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい│ 認  定 │ │       │て                           │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第67号 │平成30年度太田市太陽光発電事業特会計歳入歳出決算認定│ 認  定 │ │       │について                        │     │ ├───────┼────────────────────────────┼─────┤ │議案第68号 │平成30年度太田市下水道事業等会計決算認定について   │ 認  定 │ └───────┴────────────────────────────┴─────┘ ○議長(久保田俊) 次に、日程第5、議案第61号から第68号までの8議案を一括議題といたします。  8議案は、決算特別委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに山田隆史委員長から報告を求めます。 ◎決算特別委員長(山田隆史) ご指名によりまして、決算特別委員会の委員長報告を申し上げます。  去る9月10日、本会議において付託されました議案第61号から第68号までの8議案の決算認定につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、9月18日から20日までの3日間にわたり、執行者及び委員全員の出席のもと、慎重に審査を行ったものであります。  それでは、決算審査における主な質疑、意見及び要望について、順次ご報告申し上げます。  初めに、一般会計の歳入につきましては、調定額に対する収入未済額と不納欠損額の比率が県内他市と比べ高い要因についての質疑があり、このことについては、主に歳入における市税の占める比率が高いため、収入未済額が大きくなっていることが挙げられる。今後は、税外債権について、債権管理対策会議を設置し、債権管理条例の制定を目指すことで、さらなる負担の公平性を確保していきたいとのことでありました。  また、保育所運営費保護者負担金に関して、待機児童の現状と幼保無償化の影響についての質疑があり、このことについては、本市においては、待機児童は現在いないが、潜在的待機児童数は35名である。幼保無償化による影響を予測することは困難であるが、待機児童の解消に向けては、将来的な保育需要を見込みつつ、保育園等における利用定員の拡充、保育士の確保、担い手の育成等、総合的に勘案していく必要があるとのことでありました。  さらに、生産性向上特別措置法による固定資産税特例制度の事業者の認定状況のこと、適正な予算編成、執行による不用額の抑制のこと、マイナンバーカードの交付率及び普及率向上への取り組みのことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、教育費にかかる歳入につきましては、学校給食費等における債権処理の課題についての質疑があり、このことについては、納付意識向上のための啓発や催告のあり方を工夫する必要があり、債権管理対策会議の中でも債権回収や徴収方法、組織体制について協議をしていく。また、公債権と私債権の取り扱いについても、中身を精査し、債権の状況について整理した上で、サービサーへの委託の研究など、段階を踏んで債権の回収を進めていきたいとのことでありました。  次に、歳出について申し上げます。  初めに、2款総務費につきましては、行政サービスにおけるRPA及びAIの導入についての質疑があり、このことについては、現在、導入に向けた実証実験を行っており、結果の検証により、効果的と判断できる部分については導入を検討するが、ヒトとRPA等のすみ分けを行うことが重要であるとのことでありました。  また、市営無料バスの安全安心な運行への取り組みについての質疑があり、このことについては、全国的な運転手不足から大型2種免許を有する運転手の確保が難しい中、運転能力診断等の実施により、安全運転に係る意識及び運転技術の向上を図るとともに、危険箇所を確認できる運転基準図を作成し、情報共有を図っていきたいとのことでありました。  さらに、区長等の担い手不足に対する取り組みのこと、本庁舎共用スペースにおける公衆無線LANの整備のこと、今後の社会情勢を見据えた行政センター統合のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、3款民生費につきましては、幼保無償化の開始が保育所等の給食費に与える影響についての質疑があり、このことについては、保育所及び認定こども園の副食費が実費負担となり、保育と教育とで助成条件や内容が異なるため、不均衡が生じてしまうから、制度の見直しを図りたいとのことでありました。  また、ふれあい相談員の適正な配置数についての質疑があり、このことについては、高齢化に伴い見守り対象者も増加すると考えるため、配置数については今後の実態を見て検討したいとのことでありました。  さらに、保育士の待遇改善への取り組みのこと、ケースワーカーの配置数の適正化のこと、外国人生活保護世帯への支援のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、4款衛生費につきましては、大人の風疹予防接種についての質疑があり、このことについては、風疹の予防には、ワクチン接種による免疫の獲得が効果的なことから、本市では、妊娠を希望する女性や、その夫等を対象に成人の風疹予防接種費用の助成を行っており、抗体保有率の低い世代とされる男性に対しても、順次、抗体検査・予防接種のクーポンを送付しているとのことでありました。  また、児童虐待防止のための組織連携の強化のことについての質疑があり、このことについては、虐待の背景は、複雑多岐にわたるため、そのサポートを行う業務を所管する部署も多数となる。本年度から、こども課内に保健師の資格を持つ子育て相談担当を配置し、臨床心理士、社会福祉士等が配属され、各分野との連携をさらに進めることのできる体制がつくられたが、家庭、地域、警察等との連携も含め、虐待防止のための組織と対策のあり方を考えたいとのことでありました。  さらに、ロタウィルス予防接種費用助成のこと、高齢者や障がい者の各種検診受診率を向上させるための交通手段確保のこと、斎場の維持管理の現状及び今後の斎場整備・勤労会館との複合化のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、5款労働費につきましては、小口資金融資貸付金及び季節資金融資貸付金の利用件数の減少要因についての質疑があり、このことについては、現在は、民間金融機関の金利が低いため、市の制度融資の優位性が下がっていると考えられるとのことでありました。委員からは、制度融資は、中小企業の大切なセーフティネットであるので、積極的な利用が図られるよう、さらなるPRを実施するよう要望がなされました。  次に、6款農林水産業費につきましては、農産物のブランド化と販売促進についての質疑があり、このことについては、本市では、独自の推薦品目を設定し、道の駅おおたを販売の拠点と位置づけ、6次産業化にも取り組んできたが、消費者に価値を認めていただける、よい物をつくることが大切であり、それが確立されることで、ブランド化、さらには観光農園等の施策へ発展していくものと考えるとのことでありました。  また、有害鳥獣対策の現状と今後についての質疑があり、このことについては、吉沢町において、わな猟免許の取得を推進しており、鳥獣被害対策実施隊の設置や民間の認定鳥獣捕獲等事業者への委託も検討しているが、今後は、地域における捕獲体制の構築が重要であり、また、八王子山系での生息数等の調査には、桐生市やみどり市との連携が不可欠であるため、県の協力を得ながら、広域の協議会等を立ち上げるなどの努力を続けていきたいとのことでありました。  さらに、農業次世代人材投資事業の利用者を増加させるためのPRのこと、早急な豚コレラ対策実施の必要性のこと、梅田市有林の現状と今後の維持管理ことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、7款商工費につきましては、観光施策としてのeスポーツなどの屋内イベントの実施についての質疑があり、このことについては、今後、既存のイベントの開催時期との兼ね合いとともに、開催会場の候補となるような施設と研究を進めていきたいとのことでありました。  また、電子メールによる消費生活相談実施のことについての質疑がありました。  次に、8款土木費につきましては、道路の新設改良に係る陳情への対応についての質疑があり、このことについては、優先度の指標となる統一的な基準の作成を進めており、提出された陳情案件を地区へフィードバックし、優先順位を決め、進捗を図りたいとのことでありました。  また、市営住宅における入居後の連帯保証人の定期確認のことについて質疑があり、このことについては、社会の経済状況も変わってきており、検討する段階に来ている。委託先の住宅供給公社と連絡を密にとりながら検討を進めていきたいとのことでありました。  さらに、空き家除却後の土地利用のこと、住宅リフォーム支援事業における申請期間の拡充と住宅用火災警報器設置に対する補助のこと、災害時の倒木に対する電線地中化の考え方のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、9款消防費につきましては、PA連携における成果と職員への負担について質疑があり、このことについては、人員や車両が充実していることから市民サービスに直結したPA連携が可能であるが、他市と比較すると出動件数が多いため、バランスを見ながら、職員の負担についても検証していきたいとのことでありました。  また、高齢者世帯への住宅用火災警報器の設置支援についての質疑があり、このことについては、65歳以上の高齢者世帯に対し、住宅用火災警報器を用意していただいた上で、職員が自宅へ赴き設置を行う支援について、実施を検討しているとのことでありました。  さらに、消防職員の大型自動車免許取得に対する助成のこと、災害時に利用可能な地下水の把握のこと、液体ミルクの備蓄推進のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、10款教育費につきましては、外国語指導助手の確保等への取り組みについての質疑があり、このことについては、外国語指導助手の確保のみにより英語教育が推進できるわけではなく、教員の指導力を高める必要がある。ぐんま国際アカデミーと連携してスキルアップを図っていく等、当面は教員の資質を高める工夫を継続しながら対応していきたいとのことでありました。  また、太田市運動公園における遠的の弓道場整備についての質疑があり、このことについては、本市は県内でも弓道が盛んであり、選手のレベルも高く、9年後の国体等を見据えた中で遠的の競技場を持つことは大変意義があることから、建設を進めていきたいとのことでありました。  さらに、学校におけるクビアカツヤカミキリ対策のこと、義務教育学校建設に係る意向のこと、2020年度の成人式の開催方法のこと、障がい者スポーツに対する環境整備のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、基金の運用状況に関する調書につきましては、老朽化した公共施設の整備基金設置についての質疑があり、このことについては、基本的には合併特例債等の起債を活用していきたい。公共施設の更新費用が増大することを踏まえ、太田市公共施設等総合管理計画に基づき各所管における個別計画を含め予算措置をしているが、基金は、現実的な試算ができた段階で目標額を設定し、創設することが理想と考えているとのことでありました。  次に、特別会計・公営企業会計に対する質疑につきまして申し上げます。  初めに、国民健康保険特別会計につきましては、がん検診における受診率向上の取り組みについての質疑があり、このことについては、子宮頸がん及び乳がんの集団検診の同時実施や、子宮頸がん集団検診における託児の実施等、受診しやすい環境を整備するとともに、受診勧奨チラシの配布、受診勧奨はがきの郵送等を行っているとのことでありました。  さらに、国民健康保険加入世帯数において他類似自治体と比べて資格者証の発行数が多い理由のこと、出産育児一時金の外国人への支給に係る対応のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、八王子山墓園特別会計につきましては、納骨堂における課題についての質疑があり、このことについては、収蔵件数を超えたときの対応や、生前登録をする際に決めた祭祀者の転居による所在の把握などが課題と考えている。祭祀者については今後、さまざまなケースが想定される中で研究をしていきたいとのことでありました。  また、八王子山公園墓地造成の経緯及び墓地増設に係る要望への対応のことについて、質疑がなされました。  次に、介護保険特別会計につきましては、本市における介護保険の減免制度についての質疑があり、このことについては、介護保険は国の制度であるため、国に準拠して運用することが最適であるが、減免については本市の介護保険条例に規定されており、今後も丁寧な説明を心がけ、個別相談も実施していきたいとのことでありました。  また、介護予防への取り組みのことについて、質疑、意見、要望がなされました。  次に、太陽光発電事業特別会計につきましては、太陽光発電事業の剰余金を活用したソーラーバッテリー設置補助制度の創設のこと、株式会社おおた電力への出資と今後の支援のことなどについて、質疑がなされました。  次に、下水道事業等会計につきましては、受益者負担金の債権管理のあり方についての質疑があり、このことについては、受益者負担金が強制徴収公債権であり、自力執行権があるとの認識はあったが、専門知識を有する職員がいなかったことなどから、滞納処分を行ってこなかった。現在、消滅時効を迎えているものついて、不納欠損を行うなどの適正な処理を実施するべく事務を進めており、受益者負担金制度の今年度中の統一のため、関係条例等の改正を行いたい。なお、受益者負担金に係る債権管理については、適正な手続きを踏み、確実な権利行使が重要であるため、組織や人事配置等、次年度の体制についても考えていきたいとのことでありました。  また、デザイン性の高いマンホールぶたの採用とマンホールカード配布のこと、公共下水道への接続率向上を図るための補助金増額のことについて、質疑がなされました。  次に、ただいまご報告申し上げました多くの質疑、意見、要望を踏まえての総括質疑につきまして、ご報告申し上げます。  初めに、本市の経常収支比率に対する所見及び経常経費の削減についての質疑があり、このことについては、75%程度が望ましいとの指標もあるが、現在では余裕のない自治体も非常に多い。わたらせ産業団地の造成等、分母となる財源をふやす努力は行っているが、分子とされる経常経費の削減については、議会と執行者が一体となって取り組む必要があり、議会でも委員会等を通じて、何をどのように減らしていくのかについての積極的な議論をお願いしたいとのことでありました。  また、農林水産業費の維持及び陳情案件の今後の取り扱いについての質疑があり、このことについては、過去において、道の駅の建設や雪害対策等、予算が非常に多かった年もあるが、全体的に見れば平準化した予算編成となっている。土地改良事業等については、県と協力し、農業の生産性向上のための積極的な予算を組むとともに、陳情案件についても、精査し、優先順位を決め、投資をしないがゆえに生産性や収入等に影響が及ぶようなことがないようにしたいとのことでありました。 また、義務教育学校の設置計画における課題の解消と設置期日の延期についての質疑があり、このことについては、住民の理解を得ながら、北中学校区の学校環境をよりよくしたいとの思いから、計画どおり進めている。行政は時代の変化に対応する必要があり、通学する子どもたちや保護者からよかったといわれる環境づくりをやっていく。部活動やプール、学童保育等についても、整備、充実を図っていきたいとのことでありました。  さらに、職員の働き方及び民間委託等による行政改革のこと、道路網の舗装率及び市道2級62号線道路改良事業の進捗のこと、国民健康保険税の引き下げのことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、討論につきましてご報告申し上げます。  平成30年度決算は、学校給食の第2子半額助成・第3子以降の無料化、住宅リフォーム支援事業補助金、商店リフォーム支援事業補助金等の継続実施等については、大いに評価できるものの、正規職員の削減及び非正規職員の増員に起因する人件費の削減、市民サービスの質の向上及び賃上げ、安定雇用拡大への逆行、国民健康保険税の引き下げの見送り、おうかがい市バスの運行における課題、義務教育学校設置に係る課題、スマートインターチェンジ周辺整備事業として取得された用地の使途等、また、後期高齢者医療保険料に係る高齢者の負担軽減の手立てが不十分であること、介護保険料に係る引き上げ、下水道事業等会計における消費税増税の転嫁など、多くの問題点について指摘せざるを得ないことから、議案第61号、第64号、第66号及び第68号の一般会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計下水道事業等会計の決算に反対するとの討論がありました。  これに対し、平成30年度決算については、一般会計及び6つの特別会計で黒字決算となっており、また、平成30年度末の一般会計市債残高についても、前年度より約39億円減となっており、「償還元金を超えない市債の発行」という基本方針堅持による成果であり、いずれも高く評価するものである。歳出では、「人と自然にやさしく、品格のあるまち太田」の実現に向け、東西2路線の市営無料バスの運行開始、運動公園陸上競技場の改築のほか、新たなファミリーサポートセンターの利用助成、こどもプラッツ推進事業の継続実施、さらには、太田強戸スマートインターチェンジや太田西部幹線の一部が開通し、都市基盤の更なる発展が図られ、市道1級20号線における無電柱化の推進等の道路整備にも取り組まれたとのことであり、安定した財源確保と歳出予算の効率的執行により健全な財政運営が行われたものと、高く評価するものである。  今後の市政運営に当たっては、健全財政を堅持し、市民が安心で安全に暮らせるまちづくりに引き続き取り組んでいただくことを要望し、賛成するとの討論がありました。  挙手により採決を行った結果、初めに、議案第61号、第64号、第66号及び第68号の一般会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計下水道事業等会計の平成30年度歳入歳出決算においては、それぞれ賛成多数により認定すべきものと決定されました。  次に、議案第62号、第63号、第65号及び第67号の国民健康保険特別会計、住宅新築資金等貸付特別会計、八王子山墓園会計、太陽光発電事業特別会計の平成30年度歳入歳出決算については、それぞれ賛成全員により認定すべきものと決定されました。  なお、執行者に対しましては、市民の信頼にこたえるため、本委員会における審査内容を今後の行政運営に取り組んでいただくとともに、令和2年度の予算編成に積極的に生かしていただくよう要望した次第であります。  以上、決算特別委員会の審査内容について申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(久保田俊) 議事の都合により、議案第61号から第68号までの8議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、2番石井ひろみつ議員。 ◆2番(石井ひろみつ) 共産党の石井ひろみつです。議案第61号、第64号、第66号、第68号、すなわち2018年度一般会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計下水道事業等会計の各決算における主な問題点を指摘して、反対討論を行います。  初めに申し上げなければならないのは、2018年度もアベノミクスの効果により大企業や富裕層の利益がふえ、大企業においては内部留保が2018年度末で449兆円を超え、過去最高となる一方、労働者においては、2018年の実質賃金は前年比0.3から0.4%のマイナスとなったということです。実質家計消費支出は、2013年の363.6万円から2017年は平均338万円台と約24万円も落ち込み、国民生活と地域経済にマイナスの影響を与えたまま、2018年度を迎えたこともあわせて申し上げたいと思います。高速道路には政府保証分を合わせ、2.7兆円を超える財政投融資が行われ、前年度までの2カ年では、リニア新幹線において2016年、2017年、それぞれに1.5兆円、合わせて3兆円と大型開発に惜しげもなく多額の公的資金が投入されてきました。  さらに指摘しておかなければならないのは、安倍政権によって軍事費が2018年度を含め5年連続増額となり、毎年度、過去最高を更新し、2018年度も5兆円を超えたということです。その一方で社会保障関係費自然増の1,300億円、そして文教予算の4年連続削減、中小企業、農業予算も連続削減など、国民生活や地域経済にかかわるものの削減ばかりが目立ったのが2018年度だったということとなります。  こうした安倍政権の悪政から市民の暮らしと地域経済を守ることが求められたのが太田市の2018年度決算ですが、最初に指摘しなければならないのは市民サービスの担い手である職員の人件費の削減です。2018年4月1日時点では、正規職員は1,417人と2017年4月1日時点から9人削減される一方で、非正規職員は831人と2017年4月1日時点から163人ふやされました。正規職員の削減と非正規職員の拡大は、行政みずからが経済格差を生むことにつながり、賃上げと安定雇用に逆行することを強調するものであります。  2018年度からは国保の県単位化が始まりましたが、県が示した標準保険料に合わせれば、太田市でも一定の国保税も引き下げが実現できたはずでした。ところが、実際には一般会計からの補填を2017年度より1億円削減し2.2億円とし、結果的に国民健康保険会計では9,200万円余りの黒字を計上することとなりました。国民健康保険税の引き下げを求める市民の切実な声に正面から向き合ったものと言えるものではないことを指摘するものです。
     学校給食の第2子半額や第3子以降の無料化、入学準備金の入学前支給や保育士確保のための市内で勤務する保育士への奨学金の返済補助、住宅リフォーム補助や商店、空き店舗リフォーム補助、空き家等除却補助を継続し、2018年度にはLED照明器具設置報奨金を新設したことは評価できるものと言えます。  公共交通の充実では、スクールバス8台を活用しての公共バス路線の新設は評価できますが、依然として土日祝日は運休であったことから、マイカーを持たない人の公共の移動手段としてはまだまだ十分とは言えないものであったことを指摘するものです。  同時に、おうかがい市バスが現状で使い勝手に課題が残る点からも、障がいを持っている交通弱者や徒歩以外に移動手段を持たない交通弱者の足の確保という点で課題が残ることを指摘せざるを得ません。今後はこうした課題に対するため、業者委託も含めた公共バス路線の充実や高齢者タクシー券の交付、福祉タクシー券の拡大を求めるとともに、市長が表明した相乗りタクシーの早期導入に期待を表明するものであります。  犬猫の避妊・去勢手術助成は継続されてきましたが、殺処分ゼロを目指す取り組みとして、まだまだ十分と言えるものではありません。犬には係留義務がありますが、猫には係留義務がないために徘回している猫が見かけられますが、野良猫であれば避妊処置は通常行われていません。住民ボランティアと市が協力し、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術をするどうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業への参加を要望するものです。  スマートインターチェンジの建設では、2017年度当初予算で周辺整備事業も含めて総事業費20.3億円、市負担5.8億円とされた計画が、昨年3月定例会でさらに周辺整備事業として7,800万円の用地取得がされました。そして、取得した用地に具体的に何を建設し、利用するのかさえも決まらないまま、2018年度に入ってから当初、八王子山公園での建設を計画していたスケートボード場の用地に目的を変更するという、いわば7,800万円の用地を遊ばせてはいられないと言わんばかりの計画変更、本来なら不要な用地に後づけでスケートボード場という理由づけまでされたことを強調しないわけにはいきません。  さらに、太田駅北口の美術館・図書館の建設に21.4億円を投じ、太田駅南口の民間の再開発ビルには、国、県、市、合わせて20.6億円、市補助だけでも7.7億円を投じたことを、2017年度までの事業だったとはいえ、改めて指摘しないわけにはいきません。これをやめていれば、国民健康保険税や介護保険料の引き下げで学校給食の引き下げ、無料化、公共交通政策のさらなる充実、長寿祝金の5年ごと支給削減を中止した上での増額など、暮らしや広範な中小企業を応援する施策のための財源として活用できることを改めて強調するものです。  小中一貫の義務教育学校の建設でも、2018年度の支出は設計委託費の2,000万円程度ではありますが、2019年度から2カ年をかけて19億円以上を投じる計画が強引に進められたことを改めて強調するものです。小中一貫の義務教育学校は、保護者の不安や疑問を解決してからの計画の進行ではなく、不安や疑問を解消しないまま推し進められていることを改めて申し上げます。課題解消のため、調査研究を十分に行い、慎重に議論し、進めるべきであることを重ねて強調するものです。  後期高齢者医療特別会計では、保険料が2013年度に値上げされたまま、保険料軽減の経過措置も終了したこと、後期高齢者の負担を軽減する手だてが不十分であることを指摘するものです。  介護保険特別会計では、2015年度に総額6億円、平均20%の値上げを行い、2015年度から2017年度までの3年間で基金を2.5億円ふやし、さらに2018年度に約5億円、15%の保険料値上げがされ、2018年度1年間で基金を1億円ふやしたことを指摘するものです。  下水道事業等会計では、2014年4月からの消費税8%増税をそのまま転嫁し、さらに2017年4月からの職員給与の削減を引き継いでいることを指摘するものであります。  以上、2018年度決算における一般会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計下水道事業等会計の各決算における主な問題点を指摘して、反対討論を終わります。 ○議長(久保田俊) 次に、11番板橋明議員。 ◆11番(板橋明) 創政クラブの板橋明でございます。議案第61号から第68号まで、すなわち、平成30年度太田市各会計の歳入歳出決算認定について、これら8議案を認定すべきものとした委員長報告に賛成の立場から討論をさせていただきます。  平成30年度の決算状況は、一般会計では歳入総額787億35万4,000円、歳出総額761億4,555万7,000円で、前年度に比べ、歳入は2.9%減、歳出は2.4%減、差し引き額25億5,479万7,000円となり、翌年度への繰越財源を除く実質収支は18億8,876万3,000円の黒字となりました。  また、国民健康保険特別会計を初めとする6つの特別会計も全て黒字決算でありました。これは、それぞれ適正な予算執行に努め、限られた財源を有効配分し、効果的かつ効率的な財政運営に努めた結果であり、大いに評価いたします。  しかしながら、公営企業会計である下水道事業等会計については、赤字決算でありましたので、今後の収支計画については、経営戦略等による十分な検討が必要と考えます。  決算内容に目を向けますと、歳入の市税では、緩やかな景気回復の持続に支えられ、個人市民税や固定資産税償却資産の増収、さらには好調な企業業績を背景に法人市民税の大幅な増収により、前年度比3.2%増の422億9,164万円となりました。  歳入に占める市税の割合は、53.7%と依然高水準で、このことについては、本市が現在まで実行してきた工業団地や住宅団地の開発と拡充による結果が成果としてあらわれているものと思われます。  今後については、世界情勢の変化を含めた経済動向や消費動向、税制改革などにより、厳しい状況も想定されることから、財政力のさらなる強化に向けた自主財源確保への取り組みについて、さらに期待するところであります。  地方消費税交付金については、前年度比5.4%増の44億8,607万3,000円となりました。消費税率引き上げに伴い増収も見込まれますが、社会保障費の財源として有効に活用されることを要望いたします。  地方交付税については、前年度比56.9%、大幅増の17億7,780万8,000円となりました。これは、普通交付税の交付団体となったことや、特別交付税の増額が要因となったとのことであります。  繰入金につきましては、前年度比78.1%大幅減の8億5,344万1,000円となりました。これは、市税の増収などを要因に、財政調整基金からの繰入金が22億5,954万円減額となったこと、野球場建設事業完了に伴い、建設基金からの繰入金がなくなったことによるとのことであります。  財政調整基金の年度末現在高は、過去最高の117億円を超える規模となりましたが、令和元年度予算では50億円程度を取り崩す見込みのようでありますから、今後とも財源調整機能を確保するため、適正な運用を要望いたします。  市債につきましては、前年度比6.8%増となる34億3,143万4,000円でありました。平成30年度末の一般会計の市債残高は649億7,237万8,000円と、前年度より39億円程度減少しています。これは、「償還元金を超えない市債の発行」という本市の財政方針を忠実に実践してきているあらわれでありますが、今後、老朽化した公共施設の更新費用の増大が懸念されることから、市債の発行に財源を求めることが予測されます。世代間の均衡ある負担を図りつつ、次世代に過度な負担を残さないよう、市債対象事業の選定を慎重に検討し、引き続き、市債残高の縮減に向けた取り組みが必要であると思われます。  歳出では、主要な事業として、太田強戸スマートインターチェンジの開通、西部幹線一部区間の供用開始、東西2路線の市営無料バスの運行開始が挙げられます。市民ニーズが高く課題となっている道路整備、公共交通対策の推進が図られていることを評価するとともに、今後のさらなる発展に期待いたします。  安全・安心なまちづくり事業では、防災マップを更新し、全戸配布等により周知・啓発を図ったほか、消防車両の整備や救急医療対策事業への助成、学校施設の屋内運動場などの防災機能強化などにも取り組みました。老朽化した施設においても、社会教育総合センターのホール改修を実施するとともに、鳥之郷、三島の市営住宅の建てかえ事業、運動公園陸上競技場や尾島体育館の改築にも取り組んでいるところであります。  さらに、子育てしやすいまちづくりのための事業として、引き続き、第3子以降子育て支援事業や第2子子育て支援事業、こどもプラッツ推進事業を実施するとともに、新たにファミリーサポートセンターの利用料金の一部助成の開始や子育て世代包括支援センターの開設など、より一層充実した子育て事業に取り組まれました。  このほかにも、LED照明器具設置報奨金の支給、国際スポーツキャンプ誘致事業、シティプロモーション事業など、元気のある太田市らしさを象徴するような多くの施策を展開することができました。今後も、「住んでよかった街」を実感できる事業展開に期待をいたします。  最後に、主な財政指標に触れますと、財政運営の弾力性の目安となる経常収支比率は90.5%と前年度より3.3ポイント改善いたしました。これは前年度に比べて法人市民税などが大きく増収となったことが要因でありますが、今後も経常経費の抑制を念頭に、さらなる事務の効率化に取り組んでいただくよう要望するものです。  財政健全化判断比率等につきましては、実質公債費比率は5.6%、将来負担比率は35.2%で年々改善傾向にあり、いずれの指標も早期健全化基準等を大きく下回る結果となっております。将来負担比率の県内12市の状況は、ばらつきはあるものの平均すると39.6%程度であり、平均的な水準にあるようです。引き続き、健全財政を維持すべく行政運営に努めていかれるよう重ねて要望するものであります。  日本経済の動向では、景気は緩やかに回復を続けているとされておりますが、米中の貿易摩擦を初めとした海外リスク、消費増税の影響による国内リスクなど、多くの懸念材料を抱える状況にあります。  このような状況の中にあっても、本市の平成30年度決算は、安定した自主財源の確保、効率的な行政運営と予算執行が実行されたものと認められ、高く評価いたします。  以上の理由から、議案第61号から第68号まで、すなわち、平成30年度太田市各会計の歳入歳出決算認定について、これら8議案を認定すべきものとした決算特別委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  最初に、議案第61号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第62号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第63号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第64号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第65号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第66号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第67号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第68号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、認定です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 休     憩                                      午前11時12分休憩 ○議長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時30分再開 ○議長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 持ち越し議案に対する質疑  議案第69号 令和元年度太田市一般会計補正予算(第2号)について  議案第70号 令和元年度太田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について  議案第71号 令和元年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について
     議案第72号 令和元年度太田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について  議案第73号 令和元年度太田市八王子山墓園特別会計補正予算(第1号)について  議案第74号 令和元年度太田市介護保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第75号 令和元年度太田市太陽光発電事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第76号 令和元年度太田市下水道事業等会計補正予算(第1号)について ○議長(久保田俊) 次に、日程第6、議案第69号から第76号までの8議案を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) それでは、議案第69号、第73号、第75号、第76号について一括して伺います。  これは一般会計と八王子山墓園、太陽光発電と下水道会計の補正予算でありますが、まず、消費税が発生するこの4つの会計の補正予算の全般について、総括的に予算、財政の所管部長である総務部長に伺います。  1点目は、10月からとされる消費税の10%増税がこの補正予算に計上されているのか、それとも9月補正には計上せず、当初予算に計上済みであるのかという点です。  2点目が、例えば仮に9月補正に10%増税を計上済みであるなら、補正の計上額を伺います。  3点目は、来年度に市が支出することになる消費税額と、わかればですけれども、市が市民に求める消費税額のそれぞれの見込み額を伺います。  4点目は、市民に求める消費税10%増税の負担額を、わかればですけれども、今年度、来年度それぞれで伺います。  それから次に、企画部長に伺いますが、一般会計補正の歳出2款1項4目地域自治振興費の中にあるふるさと応援寄附金事業、にいたやま教育応援分交付金の216万2,000円の補正増ですけれども、補正増に至った経緯と理由とともに、補正後のにいたやま教育応援分交付金の使途、言いかえれば配当先といいますか、充当先まで含めて具体的に伺います。  3点目は教育部長ですが、一般会計補正の歳出10款2項1目、10款3項1目、10款5項1目、それぞれ18節の備品購入費で、小学校であれば268万1,000円、中学校であれば154万8,000円、特別支援学校であれば1万円、それぞれ補正増と計上されているわけですけれども、この補正増はふるさと応援寄附金を原資とした、にいたやま教育応援分交付金の補正増によるものと思われますが、補正増に至った経緯と理由は企画部長から示されるでしょうから、教育部長に伺う必要はないと思うのですけれども、ただ、学校ごとにそれぞれ10款2項1目、3項1目、5項1目のにいたやま教育応援分の学校ごとの充当先を、わかるかどうかということもありますけれども、具体的に伺います。  それから、3点目ですけれども、学校ごとの充当先、充当額を決める根拠ですけれども、ふるさと応援寄附金における寄附者の意向によるというふうにされてきたわけですけれども、これによって、寄附者の意向によって学校間に格差が生じてはいないか。各学校に客観的に求められる水準以上、あるいは客観的に求められる水準以下の予算配分とはなっていないかどうかを念のために確認いたします。  それから、教育部長に一般会計補正予算の歳出10款2項3目、小学校の学校建設費ですけれども、義務教育学校の施設整備事業2,175万8,000円が増額計上されておるわけですが、この増額の経緯と理由を1点目に伺います。  2点目は、義務教育学校の建設の総事業費を改めて伺います。  3点目は、施設整備を増額補正して建設をすれば、当然維持管理費がかかるわけですから、その義務教育学校のランニングコストをどう見込んでいるか伺います。  4点目は、義務教育学校の設置や建設に対して、保護者や関係者などでつくる団体、『市民の声を届ける会』から8月20日付で教育長宛てで質問書が出されていますけれども、この質問書に対する回答が既に送られているそうですけれども、その回答の中で具体的な明確なものがあれば伺います。  続いて、福祉こども部長に伺いますが、一般会計補正予算の歳出、3款2項1目児童福祉総務費ですけれども、放課後児童クラブ等対策事業2,011万6,000円増額計上となっていますが、1点目に、義務教育学校の学童クラブについて建設事業費をどの程度を見込んでいるのか。  2点目には、義務教育学校の学童クラブについて、設置後の運営計画をどう考えているのか。  3点目は、義務教育学校の学童クラブについて設置後のお迎え時、予想される渋滞対策をどう考えているのかを伺います。  続いて福祉こども部長に、今度は一般会計補正予算の歳出3款2項4目の保育管理費について伺います。実費徴収に係る補足給付費162万円の補正増が計上されているわけですけれども、1点目に、実費徴収に係るこの補足給付費の内容を伺います。  2点目は、幼保無償化に伴う保育料の軽減総額を伺います。  3点目は、幼保無償化に伴い、いわゆる外出し、無償化の制度の対象外、イコール実費徴収となるおかず代、副食費の総額を伺います。  4点目は、保育料の無償化とおかず代、副食費の実費徴収による保護者負担の逆転現象、要するに無償化される保育料より徴収される副食費が高くなってしまう現象は起こらないのかどうか。起こるとすれば、逆転現象を回避する手だてを用意してあるのかどうかを伺います。  5点目ですけれども、これまで太田市は独自に保育料を国基準より大幅に軽減してきたわけですけれども、これが幼保無償化によって太田市が負担してきた財政支出の負担が軽減されることになるわけですね。そうなると、今までは保育料の安さが太田市の大きな魅力の1つで、その魅力から市外、県外からの移住もあったと聞き及んでいるほどです。そうすると、幼保無償化によって来年度以降軽減される市の財政負担、いわば浮くことになる財源を使って、今後はさらに子育て支援、子育て費用の負担軽減を拡充することで、太田市の新しい魅力を見出すことはできると考えられるわけですが、今後の子育て支援策の拡充について伺います。  続いて、やはり福祉こども部長に伺いますが、一般会計補正予算歳出3款2項4目、同様に保育管理費の今度は施設等利用給付費負担金5億3,115万6,000円の増額計上となっておるわけですけれども、この施設等利用給付費負担金の内容を1点目に伺います。  2点目は、いわゆる未届けの認可外保育園利用者についてでありますけれども、幼保無償化に伴って、認可外保育園については3歳児から5歳児月7,000円までは無償であると。ゼロ歳児から2歳児については月4万2,000円まで無償という制度になっているわけですね。自己負担は残りますけれども、これは実は認可保育園で受け入れることがかなえば、認可外の保育園を利用せずに済む保護者は少なくないと思われるわけです。そうすると、認可保育園の不足というのは、潜在的待機児ということもありますけれども、例えば障がい児などの受け入れ体制とか、保育士の確保も含めて認可保育園が不足しているという現状にあるのだと考えられるのですけれども、この今の認可保育園の体制整備の現状、現実によって認可外の保育園を利用せざるを得ない保護者の負担を軽減することが求められると考えられます。  とりわけ、幼保無償化の対象外となる県に届けていない認可外保育園を利用する保護者の負担軽減が課題と言えます。市内にある県に届けていない認可外保育園の数、利用する児童数などの把握は確かに難しいとは思われますが、例えば申請による補助だとか、何らかの対策を講じることが求められると考えられますが、今後の考えを伺って、1回目の質問を終わります。 ○議長(久保田俊) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島賢二) 初めに、1点目の9月補正予算における消費税率引き上げに係る予算計上の有無についてでございますが、全ての会計において今回の補正予算では歳入歳出とも計上はしておりません。  また、2点目の9月補正予算で計上済みの場合の予算額につきましても、先ほど申し上げましたとおり、全ての会計において今回の補正予算では計上はしていないということですので、よろしくお願いいたします。  次に、3点目の次年度当初予算における消費税率引き上げに係る影響額についてでございますが、歳入歳出とも5億円程度の増額を見込んでいるところでございます。  次に、4点目の市民に求める消費税率引き上げ分の予算計上についてでございますが、今回の補正予算には計上しておりませんが、下水道事業等会計の当初予算において下水道使用料に消費税引き上げ分を計上しているところでございます。  以上となりますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(久保田俊) 正田企画部長。 ◎企画部長(正田吉一) ふるさと応援寄附金、にいたやま教育応援分交付金の211万6,200円についてでございますが、こちらの経緯と理由ということでございます。当該ふるさと応援寄附金の寄附額が確定したことに伴いまして、それに応じて交付金の交付予定額を増額するものでございまして、今後の使途等につきましては、今回補正によりまして、市内の私立学校法人に対しまして、当該法人の使途の申し出によりまして、補正予算成立後、交付を行うということでございます。当該法人に対する事前ヒアリングでは、使途としまして図書の購入や施設修繕等に充てる予定だというふうに聞いてございます。 ○議長(久保田俊) 堤福祉こども部長。 ◎福祉こども部長(堤順一) 初めに、義務教育学校の放課後児童クラブの建設事業費についてでございますが、利用定員が90人程度の放課後児童クラブ室を学校敷地内に建設を予定しておりまして、建設事業として今年度、建設予定の放課後児童クラブと同等規模の約5,000万円程度を見込んでおります。  次に、義務教育学校の放課後児童クラブの運営についてでございますが、指定管理による運営を行うため、令和2年度に指定管理者の公募を行う予定でございます。  次に、放課後児童クラブのお迎え時の渋滞対策についてでございますけれども、お迎え時の駐車場について、保護者と児童の安全に配慮して放課後児童クラブ室の近隣の場所に確保したいと考えております。  次に、副食費の実費徴収に係る補足給付費についてでございますが、実費徴収に係る補足給付費は、新制度に移行していない私学助成幼稚園について、認定こども園、認可保育所等の利用者との公平の観点から、年収360万円未満相当世帯の子ども及び第3子以降の子どもの副食費相当分を給付するものでございます。  次に、幼児教育・保育無償化に際して利用者負担額の軽減総額についてでございますが、保護者の利用者負担額の軽減総額といたしましては約4億1,000万円を見込んでいるところでございます。  次に、幼児教育・保育無償化に際して外出しとなる副食費の総額についてでございますけれども、外出しとなる副食費につきましては、各施設において実際に給食提供に要した副食材料の費用を勘案して、各施設で定めることとなっておりまして、各施設の副食費については現在調査中であります。また、国で示す目安額といたしましては、月額4,500円となっております。  次に、利用者負担額の無償化と副食費の外出しによる保護者負担額の逆転現象についてございますけれども、副食費が外出しとなり、保護者の副食費負担額が国の目安額である4,500円となった場合であっても、保育に係る利用者負担額がゼロ円となり、かつ年収360万円未満相当の世帯の子ども及び第3子以降の子どもの副食費につきましては免除となることから、新たな負担増は生じないと考えております。  次に、幼児教育・保育無償化による市の負担額軽減に伴う子育て施策の拡充についてでございますけれども、これまで幼稚園、認定こども園の教育認定子どもに対して実施してまいりました第2子半額、第3子全額の給食費助成を認可保育所及び認定こども園の3歳以上の保育認定子どもに拡大をしまして、外出しとなった副食費についても、保護者の負担軽減を図ることを予定しております。あわせて、今年度執行予定となっております太田市保育士修学資金貸付条例等を改正いたしまして、引き続き、保育環境整備のため、保育士修学資金貸し付け及び保育士奨学金返済支援の継続を図れるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、施設等利用給付費負担金についてでございますが、これまでの子ども・子育て支援制度の施設型給付費等の対象である認可保育所、認定こども園、幼稚園等以外の施設を利用する児童について、施設型給付を受ける施設に入所する子どもとのバランスを考慮した無償化措置として給付費を負担するものでございます。  次に、未届けの認可外保育所利用者の把握についてでございますけれども、認可外保育施設につきましては、児童福祉法第59条の2に基づき、県へ届けることとなっております。市としては県へ届け出がされていなければ把握できないのが現状でございます。未届けの認可外保育所利用者への対応といたしましては、利用者に対しまして、まず無償化の対象の施設であるかどうかを確認してもらう必要があるため、利用する施設、そして市へ問い合わせをいただくよう、周知をする予定でございます。周知方法としては、保健センター、保育士やハローワークの職員に対し、無償化の概要の説明を行うことで、乳幼児相談、就労相談のときに周知の場として活用したいと考えております。 ○議長(久保田俊) 高橋教育部長。 ◎教育部長(高橋徹) 初めに、にいたやま教育応援分交付金の充当先でございますが、小学校分につきましては10款2項1目小学校運営費の備品購入費へ34万100円、図書購入費へ18万500円を、また、中学校分では10款3項1目中学校運営費の備品購入費へ3万8,000円、図書購入費へ4万7,500円を、また太田養護学校分につきましては10款5項1目特別支援学校運営費の図書購入費へ9,500円をそれぞれ充当することとしまして予算計上してございます。この充当に当たりましての根拠ということでございますけれども、寄附をされた方が学校の選択をしておりますので、それぞれの学校に希望の調査を行いまして、備品購入費または図書購入費に充当してございます。  続きまして、義務教育学校施設整備事業費の増額理由と内容ということでございますけれども、今回の増額につきましては、老朽化した既存校舎の大規模改修に係る設計業務委託費ということでございます。義務教育学校の総事業費でございますけれども、令和元年度と令和2年度の2カ年継続費としまして、当初予算に計上の19億3,920万円でありまして、校舎や体育館、給食室等の整備を行うものでございます。また、この義務教育学校のランニングコストとしましては、年間で約7,000万円と想定をしてございます。  最後に、『市民の声を届ける会』からは施設面ということでの質問としまして、敷地や校庭が狭い、またプールの使い方が示されていない、テニスコートを太田東小学校に移すと決まったのかなどをいただいているところでありますけれども、敷地、校庭につきましては、現有敷地を最大限有効活用していきたいと考えております。また、プールにつきましては、既存施設の改修ということで検討してございます。また、テニスコートにつきましては、現段階で移転の計画はございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(久保田俊) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) それでは、2回目は全て市長に伺います。  まず、にいたやま教育応援分交付金ですけれども、このにいたやま教育応援分交付金のあり方ですが、教育の機会均等ということが大前提になければならないわけで、そうすると、公立学校、市立学校には各校に必要な予算をつけなければならないのは言うまでもないですね。同時に、言えるのは、寄附者の意向に沿うとはいっても、義務教育の公立学校では必要以上の予算をつけることも当然ある得ないわけですね。そうすると、寄附者の意向によって公立の、ましてや義務教育の公立学校間で必要な予算がつかない学校が生まれたり、必要以上の予算がつけられる学校が生まれたり、学校間で格差が予算上、生ずることはあってはならないし、第一あり得ないということになると思うのです。教育部長の今の答弁だと、公立学校間で予算の格差は生じていないようにも受け取れるのですけれども、寄附者の意向があるので、寄附者が指定した学校に調査も行っているということなのです。ただ、本来の学校予算の配分、箇所づけからいくと、ふるさと応援寄附金を受ける際に学校ごとの寄附先の指定はやめたほうがすっきりすると思うのですよ。万が一にも公立学校、まして義務教育の公立学校間で予算の格差が生じるようなら教育の機会均等にも反してしまうわけですから、これはすっきり誤解を招かないという点でも、今後は学校指定はよしたほうがいいと思うのです。それが1つ。  もう1つ、今回の補正計上されたのは私立学校に交付することになるのだということでしたけれども、常磐高校なのか、ぐんま国際アカデミーなのかということもあるのですが、この間のふるさと応援寄附金の寄附者が指定した学校で寄附額が一番多かったのが、桁が違うわけですけれども、GKAだったわけですね。GKAに交付するということは、これはふるさと応援寄附金を原資としているとはいっても、私が考えると交付金だといっても事実上の補助金としか考えられないわけです。そうすると、GKAにはこれ以上補助はもうしないという13年前の市長の議会答弁との整合性が問われることになっていくわけです。  なぜ私が、ふるさと応援寄附金を原資とするといっても、にいたやま教育応援分交付金は事実上補助金だと言うのかというと、ふるさと応援寄附金は寄附額から2,000円を引いた残りが全て税額控除されるのです。ということは、税額控除された分は市税収入の減収になっていく、これは単純な引き算ですからね。税額控除された分は市税収入が減収となるわけですよ。そうなると、にいたやま教育応援分交付金の原資は市税だということも言えるのです。  そうすると、やはり事実上補助金となるので、誤解を受けず、GKAについても、常磐高校は数万円程度ですけれども、常磐高校も含めて元手が事実上税金であるということから、私立学校がすっきり自立した法律制度に基づいた補助金以外は受け取っていない、名実ともに私立学校なのだというふうに理解をいただいて、心ある人から応援も理解ももらえる。そのような学校としてひとり立ちしていくためにも、このにいたやま教育応援分交付金のあり方を改めるべきだと思うのです。これについて市長のお考えを伺いたいと思います。  それから、義務教育学校の学童クラブですけれども、今年度建設ということなのですけれども、義務教育学校がつくられれば、学童クラブの運営を担うことになるのは、来年公募ということですけれども、実際には今の2つの小学校、それぞれ父母会が学童クラブを運営して責任を果たしてきてくれて、ただ、太田東小学校の学童クラブの父母会は、今の受け入れている学童数が少ないこともあって、大規模90人からということになるとちょっと難しい。韮川西小学校の父母会でどうでしょうかという話があって、でも、韮川西小学校の学童クラブの父母会にしてみると、まだ全然説明が担当課から受けられないので困惑している。こういうことが起こっているので、これは義務教育学校をつくるのだということになれば、学童クラブは当然つくることになるというわけなので、早期に学童クラブの建設とか運営の計画などを、来年公募するということは、もう9月末ですから早期に新しい学童クラブの運営計画も示して、父母会に説明することが私は必要になると思うのですけれども、お考えを伺いたいと思います。  それから、義務教育学校の施設整備事業ですけれども、これは決算特別委員会の総括質疑でも申し上げました。申し上げたというのは、引用したというか紹介したのは、市長は、この間、9月定例会の私の一般質問でも決算特別委員会の答弁でも、慌てているわけではない。準備が整ってからの開校に向けて保護者の理解を得ながら進めるのだということを言われているわけですよ。そうすると、例えばプールについても、決算特別委員会でも質疑と答弁でわかったのは、既存プールの改修ということだけれども、場合によったら中学生はプールが利用できなくなってしまうかもしれないけれども、もしかしたら小学生も中学生も両方プールが使えるようにすることもあり得るけれども、目下検討中とか、小中プールを使い分けるように既存プールを改修すると、使い分けるための準備を誰がするのか、どのタイミングでするのか、体育の授業とプールの授業との兼ね合いで時間はどういうふうになっていくのかとか、校庭の面積でも、当初義務教育学校については、部活動の一部は太田東小学校を利用することもあり得るとしてきたのだけれども、先ほど教育部長答弁にもあった『市民の声を届ける会』への回答書では、現段階では部活動は義務教育学校の敷地内と考えているけれども、先ほどの教育部長答弁では、部活動は義務教育学校の校庭敷地を最大限利用する。まだどうなるかはっきり決まっていないわけですよ。  通学路の安全対策しかり、スクールバスも市長は混乗ということも言われていますけれども、混乗ということは、私は子どもの安全確保上、混乗はやめるべきだと思っていますけれども、一体これがいつからどうなるのか、スクールバスの運行計画はどうなるのか、運行コース、バス停はどうなるのか。もろもろ詰めなくてはならない課題がいっぱいあるわけなので、そうやって考えると、市長が言われるのは極めて自然、当たり前だなと思っているのです。準備が整ってから、保護者の理解を得ながら進める。これは極めて当然のことですから、こういうことに重きを置くなら、やはりゴールを2021年4月というふうに決めるわけにはいかないのではないかと思うのです。  以上の点についてお考えを伺います。 ○議長(久保田俊) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 公立学校、スクールミニマムといいますか、これは教育の学習指導要領等々でこれ以上は下げられないというところは全部共通で、しかも私どもの場合には、太田市の場合には、例えば空調を入れようというときには全校を前提にしています。でも、そういうことをやらないところが結構多いのです。年次でやっていくとか、でも、基本的には全部一斉にやりたいということで、そういう施設格差というのはないようにしている。学校の先生の質とか、こういうものについてはあるかどうか私にはわかりませんけれども、施設についてはできるだけないようにしているということなのです。ですから、そんなに心配しているほど、今ここで配当したところですか、行ってみて、両方がどのように教育格差があるか確認したらいかがですか。多分確認しても確認するほどの格差は全くない、私はそう思いますよ。今の教育を全部一緒にやっていこうという気持ちは全然変わりません。  もう1つは、にいたやまのあり方ですけれども、これは牛肉が食べたいから寄附するというのも一般的にありますね。アマゾンの商品券が欲しいから寄附するというのも多分あったでしょう。今度はやらないみたいですけれども、そういう何か物にかえたいということでなくて、やはり自分が頑張ってもらいたいなというところに、別に無償の寄附ですよ。何かもらえるからやるのではない、そういうことです。例えば、議員が北海道の何とかという大学だか高校を出たと。そうしたら、そこのところが心配だから、議員だからできませんけれども、やはり応援したいというときに寄附しやすいような環境に太田市はつくってあるということなのですよ。市立太田にしても、市外の人が随分入ってきている。これは市立太田で経営しているものですから、市民税は払っていない。ならば、私はもっと応援したいなという気持ちの人がいるわけですよ。こういう人が例えば市立太田の場合に昨年度は300万円ですか、お金が入っているわけです。私は、物を何でも対価として受けるというふるさと納税のあり方から見れば、前進した考え方だと思っています。教育分野においては、ぜひ大勢の皆さん方が太田市に指定寄附で、もちろん結構ですから、ふるさと納税を使った指定寄附をぜひしてほしいとこれからもお願いをしていきたいと思います。  それから、義務教育学校ですけれども、これは基本的に、どういう考え方でいるかわからないですけれども、私の場合には自分の孫がその学校に入るとしたら、こういう問題があったら困るなということを解決しながら学校づくりを今やっているつもりですよ。そういうものですよ。だから、ベストな状態で子どもたちを受け入れるということを今やっているわけですよ。ですから、今プールがこうなっているではないかといったって、それはまだ今やっている最中で、これからどうしようかと考えているところですから、例えば小学生が入るのには段を上げなければいけないとか、これは当然考えなくてはいけないテーマですよ。だから、学童クラブもそうですよ。なければいけない。だから、できるだけ早く準備して、開校にはみんな間に合わせようというようなことをやっているわけですよ。ですから、開校時に議員が学校へ来るか来ないか、嫌いな学校だから多分来ないと思いますけれども、でも、行ったときに、こんなに悪い学校はないではないかと言われないようにはちゃんとします。心配なく。 ○議長(久保田俊) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) にいたやま教育応援分交付金ですけれども、確かに市長が言われるように、ともすれば寄附額以上の返礼品ということがあって、寄附金の奪い合いが白熱して、それが奪い合っている自治体間、市町村間で税収の減収も深刻化していったことから、総務省も寄附額の3割程度の返礼品というふうにしてきた経緯があるので、そういう意味では過度な返礼品競争、ふるさと応援寄附金の奪い合い、獲得競争に比べれば、よりましだとは言えるのだと思うのです。ただ、確かに三十何万円とか十何万円とかということですけれども、これは養護学校で数万円とか、小学校中学校で2桁ちょっと、小学校より中学校の場合は配当がちょっと少ないところがありますけれども、学校ごとに比べてみれば、それは確かに大きな違いはないのだと思うのです。でも、今の現実はそうでしょうが、今後もしも理論的にそういうことが起こらない手法も考えなくてはならないわけ。  というのは、例えば市長の地元の九合小学校に500万円寄附したいという人があらわれたら、幾らなんだって500万円の9割程度、真水でどんと上乗せするわけにいかないですからね。いったら、市長が先ほど言われた学校ごとのミニマムが崩れていきかねないのです。ミニマムを守った上で真水で、例えば500万円の9割、450万円がどんと乗っかってしまったら、例えば九合小学校だったら、九合小学校だけ何か特別なことが学校でやれるということにつながってしまうわけだから、市長の地元の九合小学校でそうなったら、市長はいいかもしれないけれども、私の地元の韮川小学校は困ってしまうではないか、こういう議論が起こってくるのですよ。だから、そういうことのないように、まして公立学校は学校ごとのというのは、やはり指定は受けるべきではない。だから、とにもかくにも初年度は、公立学校は公立学校というふうにして学校ごとに指定を選択できなかったのには、これは一定の意味があったのだと思うのです。少なくともそこまでは戻すことが必要ですよ。  GKAの話も、原資は税金ですから、寄附額の2,000円引いた残りが税額控除、イコール市税の減収なのですから、これは紛れもない税金なのですから、市長。ふるさと応援寄附金を太田市内の人がすれば、税金が減るのだから、そうすると、やはり特別扱いしているということになってしまうのですよ。だから、これは改めるべきだと思います。そこで、義務教育学校は、あったら困る問題が起こらないように準備を進めているから、市長は必ず1年半後、2年後、4月に間に合うのだと言われるのだけれども、それは何かあったら本当に大変ですよ。でも、何かあったら大変だからこそ、そういうことを詰めていって、教育内容も含めて詰めていって、それでめどが具体的に立つまでは、やはりゴールを今から決める必要はないのだと思うのです。  余りつくば市のことを言うと市長は嫌がるかもしれないけれども、つくば市だって本当はおととし4月開校という予定だったのが、雨が続いて、それで工期が延びてしまって1年おくらせた。こういうことだってあるわけですから、余り開校の時期は硬直的にならないほうがふさわしいということを申し上げて、もう1度お考えを伺います。 ○議長(久保田俊) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) ふるさと納税というのは、市民が市内の学校に寄附するのではなくて、原則はほかの例えば九合小学校を卒業した人が東京に行った、九合小学校はどうかな、もうちょっと頑張ってもらいたいなというので、これがふるさと納税なのですよ。だから、杉並区が30億円、区民税が減ったとか、東京都内はすごく嘆きがあるわけですけれども、これはみんなそこのところが放出されるわけですよ。そして牛肉にかわっていくわけですよ。サクランボにかわっていくわけです。だから、そのような大きな心配は全然必要がない。逆に太田市は外へ出ていく額のほうが多いのですよ。まだ多いのだろう。またこれは間違っていたら訂正しますけれども、多分太田市から外に持ち出されている市民税のほうが多分多いかというふうに思うのです。いいとこ勝負かな。(「思うなら大丈夫、思うなら」の声あり)また訂正しますけれども、太田市からは出やすいのですよ。というのは、太田市には先ほど言ったような牛肉のこれというものがない。サクランボがない、あるいは桃がない、いわゆる特徴のある農産物、スイカとかはありますけれども、大和芋がありますけれども、そういうもので送るのに魅力をどこまで感じるかという点でちょっと欠けているわけですよ。だから、私はふるさと納税は大反対ですけれども、お金が外へ出てしまうので、入ってくるのは大賛成だけれども、現実問題として、太田市から太田市に入っていって特定の学校にお金が流れているということは、非常にごくまれなケースでレアです。ほとんど私はゼロに近いと思うのですけれども、ないのですよ。ふるさと納税というのは、意味はそういう意味です。  義務教育学校は、今言ったとおりで何回同じことを言ったって、もう何十回ぐらいは言いましたか。計算できないですよ。1回やるたびに、やるたびに何かやってきて、それを2年間近くやってきたわけですよ。答弁は同じことしか言っていないのですよ。ちゃんと設立して学校が開校するまでには、お母さん方の心配も全くないですよというような環境にしますよ。これは学校ですから、全くないというのはないのですよ。どこの学校だってみんな心配はあるのですよ。過去、学校を増設した、新設した、いろいろなことがありましたけれども、議員は、そのたびにこんな質問をしたことがないでしょう。今回は何でですか。私は非常に不思議でならないのですね。新しい試みをやるからかもわかりませんけれども、新設すればそれなりに心配があるでしょう。でも、過去は全然質問がないではないですか。何か非常に意図的なものが感じられるのですね。      ◎ 質 疑 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による質疑は終わりました。  他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で、8議案に対する質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(久保田俊) お諮りいたします。  8議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、8議案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(久保田俊) 議事の都合により、議案第69号から第76号までの8議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論ありませんか。
         (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  最初に、議案第69号を採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第74号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第76号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 休     憩                                       午後0時17分休憩 ○議長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後1時30分再開      ◎ 委 員 長 報 告                  請 願 審 査 報 告 書  本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第143条の規定により報告します。                                       令和元年9月12日 太田市議会議長   久保田   俊  様                                総務企画委員長  大 川 敬 道                       記 ┌──────┬────────────────┬───────────────┬────┐ │ 受理番号 │    件      名    │   請願者の住所・氏名   │審査結果│ ├──────┼────────────────┼───────────────┼────┤ │請願第1号 │地方財政の充実・強化を求めること│太田市浜町66-49      │採  択│ │      │について            │日本労働組合総連合会     │    │ │      │                │群馬県連合会太田地域協議会  │    │ │      │                │議長 飯田 博久       │    │ └──────┴────────────────┴───────────────┴────┘ ○議長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第7、請願第1号を議題といたします。  本件は総務企画委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに大川敬道委員長から報告を求めます。 ◎総務企画委員長(大川敬道) ご指名によりまして、総務企画委員会に付託されました請願第1号 地方財政の充実・強化を求めることについて、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、9月12日に委員全員、及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、請願を審査いたしました。  本請願の趣旨につきましては、今定例会初日に配付されました請願文書表のとおりでありますが、審査に当たり紹介議員の説明を聞いた後、慎重に審査を行ったものであります。  委員からは、過去の同内容の請願等における本市議会での取り扱いと県内他市の提出状況のことについての質疑、確認がなされました。  本請願の取り扱いにつきましては、地方自治体が担う役割は年々拡大しており、このような地方の行政需要に対応した一般財源総額の確保を強く求めていく必要があり、国の景気対策等を目的として、地方財源が圧縮され、それにより必要な公共サービスが削減されれば、市民生活と地域経済に悪影響を及ぼしかねないとのことから、本請願の趣旨は妥当であり、採択すべきものとの意見がありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により、採択すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました請願第1号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、委員会の決定のとおりご賛同賜りますようお願い申し上げまして委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(久保田俊) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、採択です。  本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本件は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                  請 願 審 査 報 告 書  本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第143条の規定により報告します。
                                          令和元年9月12日 太田市議会議長   久保田   俊  様                               市民文教委員長  矢 部 伸 幸                       記 ┌──────┬───────┬─────────┬─────┬─────┬─────┐ │ 受理番号 │ 件   名 │請願者の住所・氏名│ 審査結果 │ 意 見 │ 措  置 │ ├──────┼───────┼─────────┼─────┼─────┼─────┤ │請願第2号 │北中学校区義務│太田市東長岡町11│ 不 採 択 │願意の趣旨│     │ │      │教育学校の設置│94-5      │     │に沿いかね│     │ │      │計画について慎│市民の声を届ける会│     │る    │     │ │      │重な審議と必要│代表 神野 稚子 │     │     │     │ │      │な見直しを求め│         │     │     │     │ │      │ることについて│         │     │     │     │ └──────┴───────┴─────────┴─────┴─────┴─────┘ <不採択の理由>  義務教育学校設置計画は慎重な審議を経て策定されたものであり、保護者や地域住民に対しては、さまざまな機会を通じて繰り返し説明を行い、理解と協力を得られるよう取り組んでいる。開校に大きな期待を寄せている多くの方々のためにも、計画通りの開校に向けて整備を進めるべきであると考えられるため ○議長(久保田俊) 次に、日程第8、請願第2号を議題といたします。  本件は市民文教委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに矢部伸幸委員長から報告を求めます。 ◎市民文教委員長(矢部伸幸) ご指名によりまして、市民文教委員会に付託されました請願第2号 北中学校区義務教育学校の設置計画について慎重な審議と必要な見直しを求めることについて、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、9月12日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、請願を審査いたしました。  請願の趣旨につきましては、今定例会初日に配付されました請願文書表のとおりでありますが、審査に当たり紹介議員の説明を聞いた後、慎重に審査を行ったものであります。  委員からは、スクールバスに係る具体的な運行計画並びに運行計画が示される時期についての質疑があり、このことについては、現在、試験的にスクールバスを走らせ、運行コースや乗降場所の設定等を検証している段階であり、時間をかけて検証する必要があるため、決定時期を明言することはできないものの、決定次第、義務教育学校推進室だより等で公表したいとのことでありました。  また、義務教育学校の開校を不安視する声への対応及び不安解消に向けた取り組みについての質疑があり、このことについては、義務教育学校に対する質問が出た際には、義務教育学校推進室から1人1人に文書にて回答をしており、市民全体への周知が必要と思われるものについては、ホームページにて回答を公表しているとのことでありました。そのほかにも、地域住民や保護者を対象とした説明会の開催や、PTA総会や学級懇談会、区長会等に伺って説明を行うことで理解と協力を得られるよう努めており、今後も丁寧な対応・説明をしていきたいとのことでありました。  さらに、義務教育学校におけるプールの仕様のこと、2・2・3・2制の義務教育学校における具体的なカリキュラムのこと、教員の多忙化による子どもたちへの影響のこと、教育委員会が考える義務教育学校の課題点と課題の解決方法のこと、義務教育学校設置の目的のこと、開校時期の見直し等の必要性などについての質疑がなされました。  本請願の取り扱いにつきましては、義務教育学校における課題は依然としてあり、今後、課題解消の手だてが確立されるのか不透明である。課題解消の見通しが立つまで再来年の4月開校という部分は取り払うべきであり、現在の義務教育学校設置計画は見直しが必要であるとのことから採択すべきとの意見と、義務教育学校設置計画は保護者や地域住民の意見をもとに慎重な審議を経て策定されたものであり、現在まで順調に進められている。本市の教育委員会は寄せられる質問に対して、丁寧な回答を心がけ、また、保護者や地域住民を対象とした説明会等、さまざまな機会を通じて繰り返し説明を行い、理解と協力を得られるよう取り組んでいるとのことである。開校に大きな期待を寄せている多くの方々のためにも、計画どおりの開校に向けて整備を進めるべきであるということから不採択とすべきとの意見がありました。  挙手により採決を行った結果、挙手少数により不採択とすべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました請願第2号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(久保田俊) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。  請願第2号について、採択すべきという立場から賛成討論を行います。  この請願は、北中学校区において小中一貫教育を行う義務教育学校を設置する計画について、保護者や市民を初めとする関係者から多くの不安の声が上がっていることを受けてのものです。  義務教育学校の建設、設置については、例えば小中学生間でけがを伴う事故が起こった場合、とりわけ中学生にとっては精神的な負担になり得る、あるいは小学生用と中学生用では深さが違うプールの設置についても、その使い方についてもいまだに具体化がされていないという問題も残されております。そして同時に、小中学生兼用のプールや体育館では天候に左右されて授業が減る可能性、あるいは9学年一緒の運動会では開催時間が長くなり子どもたちの出番も減りかねない。子どもたちの節目となる入学式、卒業式についても具体化がまだされていない。そして、さらには部活動の一部が東小学校を利用することになると移動に伴う時間がかかり、先生の目が行き届かなくなることで危険性も高まるという点についても、今後の方向性はいまだ具体化されておりません。スポーツ少年団についても同様で、保護者の負担もふえ、交通量の多い道路が通学路になり、登下校にかかる時間が長くなることによる危険性、6・3制から2・2・3・2年制への変更によって教育がどう変わるのか具体的な中身がいまだ示されていない点、加えて申し上げると、小中学校の先生による事実上の授業の相互乗り入れとなるであろう5年生から7年生の学年ブロック指導に弊害はないのか。5年生からの教科担任制や50分授業に本当に教育的効果が生まれるのか、弊害はないのか。先生の負担がふえることで子どもたちに影響は出ないのか。6年生がリーダーシップを発揮する場、機会がなくならないか。さらには、インフルエンザが流行した際の学級、学校閉鎖で受験生に影響は出ないのかなど、保護者や関係者からの多くの不安に教育委員会からはいまだ具体的で明確な回答は示されないまま、2021年4月に義務教育学校を設置する計画が進められております。こうした多くの不安や問題点、課題を解決、解消する具体的方策を確立しないままの義務教育学校の設置計画の推進は余りにも性急過ぎるもので、子どもたちの教育に及ぶ影響も心配されることから提出されたのがこの請願です。  そして、誤解のないように申し上げておきますが、この請願が求めているのは、義務教育学校の設置の中止や白紙撤回などではなく、あくまで義務教育学校の設置に伴う不安や課題、問題を解消、解決するための具体的方策を講じるよう議会での慎重な議論と審議を尽くすことと、そのための方策が講じられるまでは、2021年4月の義務教育学校設置という期限にこだわらないよう市長や教育長に求めることであります。  ただいまの委員長報告では、委員会の審査の経緯、経過について、例えば保護者や住民の理解を得て慎重な審議のもとで準備がされ、保護者からの質問にはその都度教育委員会が回答をしているということでありましたが、現実には保護者からの質問についても具体的な回答はいまだ示されないものが多く、この請願を提出した保護者からは、実際に不安が解消されていないということも示されていることを申し添えるものであります。あくまで、この間の本会議や委員会での質問に対する答弁でも、保護者や関係者が抱える不安、既に設置された小中一貫校や義務教育学校の現場で起こっている問題や課題、文部科学省の調査でも課題とされているそうした問題を解消する手だてがこの太田市ではいまだに確立されていないことは明らかとなっています。  そうした点から、この請願は採択されて当然のものであることを最後に申し上げて、賛成討論を終わります。 ○議長(久保田俊) 次に、14番木村浩明議員。 ◆14番(木村浩明) 太田クラブの木村浩明でございます。  市民文教委員会に付託されました請願第2号につきまして、採択することに反対の立場から討論させていただきます。  義務教育学校は、学校教育制度の多様化及び弾力化を推進するため、従来の小中学校に加え、小学校課程から中学校課程までの義務教育を一貫して行う新たな学校として、平成28年の改正学校教育法の施行により規定されたものであります。この学校では、一元化された学校組織のもと、9年間の一貫した系統的かつ継続的な教育活動が行われ、学力向上や中学校進学時における環境変化への不安から生じる不登校やいじめの減少などに大きな効果があると文部科学省より報告されており、本年度までに全国で94校の義務教育学校が開校しています。  本市においては、これまで培ってきた小中連携教育をさらに一歩進めた小中一貫教育により、教育水準の一層の向上を図るべく、平成29年の総合教育会議において導入が方向づけられました。そして、設置に当たっては、かねてより小規模化対策が検討されていました北中学校区が適当であるとの見解に至り、太田東小学校、韮川西小学校、北中学校の3校を1つとする施設一体型義務教育学校として2021年度の開校を目指すことになりました。  教育委員会では、義務教育学校の開校に向けて、昨年、学校ごとの保護者説明会、地区ごとの住民説明会を開催し、そこでの意見をもとに基本構想及び基本計画の策定を行いました。また、群馬県教育委員会や児童相談所、市内幼稚園、保育園等の各関係機関にも協力依頼を行い、賛同をいただいております。現在も、地元区長会議や3校校区内のPTA総会、学級懇談会、就学時健診などさまざまな機会を通じて保護者や地域の方々への説明を繰り返し行っており、疑問や不安の声に対しても広報物や保護者宛て通知などにより丁寧な回答を心がけ、不安解消に努めております。施設整備についても既に新校舎の設計業務が完了し、現在、既存校舎の一部解体工事が着工されております。また、今年度からは、3校の教職員が合同で専門部会を組織し、2年後の開校に向けて一丸となって教育課程の編成に取り組んでいます。計画は順調に進んでおり、学校に大きな期待を寄せている方々のためにも、2021年度の開校に向けて引き続き整備を進めていく必要があります。  最後に申し上げたいのは、新たなことを成し遂げるためには困難や不安が当然にしてあるということです。しかし、それらは、この義務教育学校にかかわる保護者の皆さん、先生方、地域の人たち、行政、議会が知恵を出し合えば必ず解決し、よい結果になると信じておりますし、我々はそれを実行することができるはずです。  以上の理由から、本請願を不採択とすべきものとした市民文教委員会の決定は妥当であり、請願第2号について、採択することに反対の討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択です。  したがって、原案について採決いたします。  本件を原案のとおり採択することに賛成の方は起立願います。      (起 立 少 数) ○議長(久保田俊) 起立少数、よって本件は不採択と決定いたしました。      ◎ 議 案 上 程  議会議案第1号 地方財政の充実・強化を求める意見書 ○議長(久保田俊) 次に、日程第9、議会議案第1号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(久保田俊) 朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  17番大川敬道議員。 ◎17番(大川敬道) 議会議案第1号 地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について、提案理由の説明を申し上げます。  お手元の議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。  本案の提出者は、私、大川敬道、賛成者は高木きよし、板橋明、尾内謙一、星野一広、斎藤光男及び木村康夫であります。  本案は、先ほど請願第1号が採択されたことにより、ご提案申し上げるものであります。  地方自治体の果たす役割が拡大し、新たな政策課題に直面している中で、地方公務員を初めとした公的サービスを担う人材確保を進めるとともに、これに見合う地方財政の確立を目指す必要があります。  政府の「骨太2018」では、「一般財源総額について2018年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保する」とされ、2019年度の地方財政計画でも、一般財源総額は62兆7,072億円となり過去最高水準となりました。  しかし、一般財源総額の増額分も、保育の無償化などの国の政策に対応する財源を確保した結果であり、社会保障費関連を初めとする地方の財政需要に対応するためには、さらなる地方財政の充実・強化が求められています。  以上のことから、2020年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては、歳入・歳出を的確に見積もり、人的サービスとしての社会保障予算の充実と地方財政の確立を目指すことが必要であることから、地方財政の充実・強化を強く求めるため、関係機関へ意見書を提出しようとするものであります。  なお、本意見書の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣であります。  以上、本案の提案理由の説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。
     ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(久保田俊) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(久保田俊) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 字句等の整理委任 ○議長(久保田俊) お諮りいたします。  ただいま意見書が議決されましたが、字句・その他整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、字句・その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。      ◎ 議 案 上 程 議案第91号 令和元年度太田市一般会計補正予算(第3号)について ○議長(久保田俊) 次に、日程第10、議案第91号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(久保田俊) 朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。  高島総務部長。 ◎総務部長(高島賢二) それでは、総務部が所管いたします議案第91号 令和元年度太田市一般会計補正予算(第3号)について、提案理由のご説明を申し上げます。それでは、別冊の補正予算書(9月補正)その2の1ページをお開きください。  本ページにおきましては、令和元年度太田市一般会計補正予算の歳入歳出予算の補正について定めたものでありまして、歳入歳出それぞれに1,304万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を835億3,053万4,000円とするものであります。  続きまして、4ページからは歳入歳出補正予算の事項別明細書となりますが、4ページには歳入を、5ページから6ページには歳出をそれぞれ款別に記載してありますので、款全体についてはこちらでご確認をお願いいたします。  初めに、歳入についてご説明申し上げます。7ページをお開き願います。  19款繰入金でありますが、2項1目財政調整基金繰入金1,304万1,000円の増額につきましては、財源調整によるものであります。  続きまして、歳出についてご説明いたします。9ページをお開き願います。  3款民生費では、5項1目災害救助費につきまして、台風15号による被害に対する被災地支援金として、千葉県木更津市への寄附金100万円を新規計上するものであります。  次に、6款農林水産業費でございますが、1項5目畜産振興費につきまして、豚コレラ感染防止対策といたしまして、群馬県と歩調を合わせ、県と同額の負担とする野生動物侵入防止柵設置事業費補助金として1,204万1,000円を新規計上するものであります。  以上、総務部が所管いたします1議案について提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(久保田俊) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(久保田俊) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 議 案 上 程  議案第92号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築建築工事請負契約締結について  議案第93号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築電気設備工事請負契約締結について  議案第94号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築機械設備工事請負契約締結について ○議長(久保田俊) 次に、日程第11、議案第92号から第94号までの3議案を一括議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(久保田俊) 朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。  高橋教育部長。 ◎教育部長(高橋徹) 教育部が所管いたします議案第92号から第94号までの3議案について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第92号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築建築工事請負契約締結について、議案書の2ページをお開きください。  本案は、(仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築建築工事について、契約金額13億3,540万円で、石橋建設工業株式会社及び加藤建設興業株式会社の2社で構成いたします石橋・加藤特定建設工事共同企業体と契約を締結しようとするものでございます。  契約の方法は、条件つき一般競争入札でございます。
     なお、工事の概要、平面図等は添付資料のとおりでございます。  次に、議案第93号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築電気設備工事請負契約締結について、議案書の10ページをお開きください。  本案は、(仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築電気設備工事について、契約金額2億5,190万円で、イズミ電機工業株式会社と契約を締結しようとするものでございます。  契約の方法は、条件つき一般競争入札でございます。  なお、工事の概要等は添付資料のとおりでございます。  次に、議案第94号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築機械設備工事請負契約締結について、議案書の13ページをお開きください。  本案は、(仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築機械設備工事について、契約金額2億1,340万円で、株式会社グンエイと契約を締結しようとするものでございます。  契約の方法は、条件つき一般競争入札でございます。  なお、工事の概要等は添付資料のとおりでございます。  以上、教育部が所管いたします3議案について提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 休     憩                                        午後2時2分休憩 ○議長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                        午後2時2分再開 ○議長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 質     疑 ○議長(久保田俊) これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) それでは、議案第92号から第94号について、最初に、教育部長に伺います。  この3議案は、義務教育学校の建設工事を契約しようとするものですが、まずこの建設工事を契約する大前提となる問題について質問しなければならないところから伺うわけなのですけれども、例えば義務教育学校ができ上がった後の問題を聞かないわけにいかないのですけれども、例えばスクールバスの運行費用とか運行計画、そして、この間、市長は、スクールバスと一般利用者との混乗、同時乗車についても言及されてきたわけなのですけれども、そうした問題が今現時点でどこまで具体化されているのかを伺います。  続いて、でき上がった後でやはり気になる周辺道路、登下校の安全確保と切っても切り離せない関係にある通学路となり得る周辺道路の安全対策整備計画について伺って、1回目の質問を終わります。 ○議長(久保田俊) 高橋教育部長。 ◎教育部長(高橋徹) 初めに、スクールバスの費用ということでございますけれども、こちらは車両の購入費が約1,000万円、運転手の賃金等は年間で約250万円、このほかに燃料及び点検等の維持管理費は年間で約100万円と試算をしておるところでございます。また、運行計画でございますけれども、通学距離がおおむね2.5キロ以上となる児童を対象に現在区域の検討を行っているところでありまして、試験的にスクールバスを走らせまして、運行コースや乗降場所の設定等を検証している段階でございます。こちらは決定をいたしましたら速やかにお知らせをさせていただければと思っております。  続きまして、スクールバスの混乗というお話でございますけれども、現在の運行につきましては、学校教育課が所管するバスと交通対策課所管の路線バスを利用しまして登下校の送迎を行っている状況にございます。教育委員会といたしましては、安全安心の観点から、これまでどおり児童専用とすることが望ましいということを考えておりますけれども、今後、市全体の交通施策の中で交通対策課と協議を行ってまいりたいと思っているところでございます。また、周辺道路の整備計画というのは現在ございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(久保田俊) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) それでは、2回目は市長に伺います。  スクールバスについては、今、教育委員会とすると、児童の安全確保が大事であるので一般利用者との混乗は考えていないということでしたけれども、今後これが変わることもあり得るかのような答弁であったことから、市長にも改めて確認をしたいと思います。  スクールバスについては、他県のことではありますが、スクールバスの乗車場所を襲って児童が大きな被害を受けた事件も起こっているのは記憶に新しいところです。運行費用は、もろもろは今、部長から示されましたけれども、スクールバスを利用する児童も、今の東小学校や韮川西小学校よりも当然登下校の距離が延びる児童がふえると予想されることから、運用費用もかさんでくるのは自明の理であります。通学路についても、建設する今の北中学校の周辺は今でもとりわけ朝夕の交通量も多く、同じように朝夕に交通渋滞もあるのは周知の事実です。そこに今、北中学校に通学している中学生に加えて、当然徒歩で通う子どもたちも出てくることになるわけですね。さらにはスクールバスも学校に向かってくる、夕方は学校から出ていくということになると、さらに交通渋滞が深刻化することも十分予想されるわけです。そうしたときに子どもたちの登下校の安全確保が重要になるわけで、同時に通学路の安全対策として周辺道路の整備も必要になるわけですけれども、今のところ教育委員会は周辺道路整備の計画はないということですけれども、これは当然設置者である市長は考えていてしかるべきと思われることから、その点について、スクールバスや周辺道路、登下校の通学路の整備をどう考えているのか伺います。  それから2点目ですけれども、これは休憩前の補正予算の質疑でも市長とやりとりをしましたけれども、議案は別ですからまた改めて申し上げますけれども、市長は、保護者や住民の理解を得て、困ったことが起こらないようにいろいろな準備を整えてから開校できるように取り組みを進めていると答えているのですが、先ほどの請願でもそうですけれども、やはり保護者、関係者の中には不安は残っているわけですよ。不安が残っていて教育委員会に質問をすると、それはこれから考えますから心配しないでくださいと言われることを繰り返してきているわけですね。  先ほど市長は、補正予算の私の質問に対する答弁でこう言われましたね。議員は義務教育学校についてずっと同じことを言っていると。議員が、要するに私が義務教育学校について何回もずっと同じことを言っているというのは、私もそのとおりだと思います。なぜ私が貴重な質問時間を使って何度も何度も同じことを質問しなければならないのか、答えははっきりしているのです。教育委員会も認める、教育長も否定できない、義務教育学校における課題について具体的な手だてが確立されていないのです。何回聞いてもこれからちゃんとやるから心配しなくてもいい、信じてくれとか、そのような答弁しか出てこない。具体的にどうするのかと手だてを何度聞いても同じことしか答弁がされないから、したがって、私も同じことを聞き続けるしかない、こういうことです。  それから市長は、過去に議員は、私のことですね。学校を新築したり増築するときにいろいろな問題があると質問してこなかったのに、まるで義務教育学校に対する質問は意図的なものを感じると言われましたよね。意図的なものは全くないのです。既につくられている義務教育学校、既につくられてきた小中一貫校でさまざまな課題が指摘されて、残されていて、それですぱっと解決したという話を聞かない。全国で、義務教育学校、小中一貫校でいろいろな指摘されてきた課題が完全に解決しているのだったら、これまでの私の議会質問にも、教育部長や教育長は、全国でやられているようにこのようにやって解決できますと明確に答えられるはずなのです。答えられないのは全国でも課題が今なお残されているから、こういうことになるわけですよ。  だから、通常の6・3制の小学校や中学校の新築や建てかえ、新築移転や増築などと義務教育学校の設置、建設は全く別物なのです。だから、私は何度も何度も具体的にお答えいただけるまで聞くしかないのですよ。つくってしまったらそう簡単にご破算にするわけにいかなくなるのですから、こういう点で、もう1度改めて、一体全体、心配ないと、市長も教育委員会がしっかり取り組んでいるから心配ないと先ほども言われたわけですけれども、何を根拠に心配ないと言われるのかも含めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(久保田俊) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) スクールバスで乗降をしたところで本当に犯罪者があらわれてというような話がありましたけれども、そういったことを想定して乗る場所を決めるわけではありませんので、安全は当然確保しながら乗降場所は確定していきたいということです。危険な状態において乗降場所を決めるなどということは考えていない。  それから、今までずっと聞いていて、つくば市の話が非常に多かったのですけれども、そこが圧倒的に悪い学校かも私は行って見ていないからちょっとわからないのですけれども、圧倒的に悪い学校があると。ただ、例えば太田市でやろうとしているものをそういう学校に導こうとして義務教育学校をつくっているわけではないということは、教育委員会に対してちゃんと自信を持って言えるようにきっとつくってくれるはずだと私は思っています。あるいは教職員体制にしてもそういう学校をつくろうとしている。ただ、議員が言っていることは全てネガティブなことで、足を引っ張るという言い方はおかしいですけれども、そのためにやっている、意図的というのはまさにそういう意味なのですけれども、つくらせない、何とかしてとめたい、それで最後はやらせない、そういう方向に方向にとにかく言っているとしか思えないのですよ。何度言っているかわからないですけれども、それで教育委員会はそのたびごとに同じ答弁をしてきているのです。しかも、内部では十分に議論しながらちゃんと成果が上がって、議員に誉められなくても、お父さん方、お母さん方にいい学校になったねと言われるようにするために全力を尽くしてやっているわけです。そこで足を引っ張ることだけ言っているわけですから、私から言わせれば、それは全く当たらないということなのです。  だから、これからも教育委員会に対しては、全力を尽くして、お父さんやお母さん方、あるいは地域の人たちに喜ばれるような学校をつくると。そのためにあのエリア全体で義務教育学校をつくるということなのです。先ほど請願に対する賛成討論がありましたね。委員長報告もありました。あるいは反対をしてくれた討論もありました。まさにそのとおりなのですよ。理解しようとしないというのは意図的なのです。理解しようとしない意図を持ってしゃべっているのです。だから、100回しゃべっても、1,000回しゃべっても答えは同じなのです。そういうことです。ただ、言えることは、お父さん、お母さん方、地域の人たちに喜ばれる、いい学校をつくってくれたと言われるような学校を必ずつくるという気持ちで今全体が取り組んでいるということだけご理解いただければと思います。(「通学路周辺道路整備」の声あり)通学路は、別に変わるわけではありませんし、これから決めるわけですけれども、これはどこの学校も、例えば韮川西小学校、あるいは城西にしてもどこにしても、沢野にしても沢野中央小学校をつくったから特別の通学路をつくるというわけではない、安全な通学が確保できるようにこれも教育委員会で検討していく。あるいは、もしかしたらお父さん、お母さん方と一緒に通学路を考えていくというふうになっていくと思うのです。新しい道路をびしっとつくるなどということは私は今考えておりません。 ○議長(久保田俊) 水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 想定したとおりの答弁がされましたね。この問題については、次にどのようなことを言われるのか大体想定ができるくらい何度も何度もやりとりをしてきたなというところなのですけれども、例えば市長、スクールバスですけれども、今の東小学校、韮川西小学校でスクールバスを利用している子どもよりふえることもあり得るわけですね。場合によっては近くなってスクールバスが要らなくなる子もいるかもしれないですけれども、普通に考えるとスクールバスの利用児童はふえることが予想されるわけです。  市長は、スクールバスの乗降場所は危険な事件が起こるような場所は想定していないと答えられましたけれども、当然ですよね。あえてわざわざ危険な場所を乗降場所にする必要はないのですけれども、私が質問したのは、一般利用者と登下校の児童が同時に乗車するいわゆる混乗、一般利用者と登下校の児童が同じバスに乗る、そういうことをすると児童の安全対策上リスクが高まるのではないかということを市長に申し上げたわけなのです。だから、教育委員会だって先ほどの部長答弁では、安全安心から今は混乗は考えていないと答えられたのだけれども、今後のことは今後また考えていくということだったので、心配して混乗はしないですよ、だから安心してくださいよというアナウンスが必要だという点でスクールバスは伺ったのです。  もう1つは、市長は、議員はネガティブチェックばかりだから、議員というのは私のこと、議員は私の質問についてネガティブチェックばかりで、まるでつくらせないための議論ばかりしているとしか思えないと言われましたけれども、心配だから聞くわけなのですよ。心配でなかったら何度も何度も貴重な質問時間を義務教育学校のために割きません。もっと聞きたいことだってあるのです。心配だからこそ聞くのです。なぜ心配か、それは何度聞いても、心配ないのですよ、ちゃんと考えますからということしか言われないからなのです。具体的にこれこれこのようにやったら議員のネガティブチェックは不要になるのだと、こういうことを答えてもらえれば繰り返す必要はなくなるのです。私、水野のネガティブチェックは、これこれこういう理由でもう不要だとどうして具体的にお答えいただけないのでしょうか、改めて伺います。 ○議長(久保田俊) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 議員のネガティブチェックは別に必要だと私は思いますよ。でも、そればかりで、いわゆる100%ネガティブでいくという姿勢が全然前進をしないということです。今、教育委員会は一生懸命頑張っています。だから、一生懸命頑張っている姿勢を後押ししてあげるということも必要なのです。それを足を引っ張るだけのことしか考えないというのを私は全てネガティブチェックで動いているということを言っているわけですよ。だから、議員がネガティブチェックをするのは当然だと思います。だけれども、それだけで動いていたら物事が前に進まないのです。進めないように引きずりおろすことだけを考えてやっているとしか私には思えないのです。もう少し温かく見てあげて、地域のお父さんやお母さん方、地域の人たちにいい学校ができたなと言われるような応援をしたほうが絶対にいいと今私は思っています。これからあと1年半と少しありますけれども、その間に確実に地域の人たちに喜ばれる学校をつくっていきたいと思っていますので、安心していただければありがたいと思います。(「スクールバスは混乗しない」の声あり)スクールバスは、私が言ったのは、例えば今、東バスと西バスがありますね。あそこに子どもが乗ってもいいわけですよ。全然問題ないです。だから、そういう形で無料バスが動き出しているわけだから、そういう混乗はやってもいいのではないかということを言っているのです。わざわざ子どもたちが集まっているところに大人が乗って学校まで連れていってくれと、これはどうかなと私は思います。だから、そういう意味を言っているのです。      ◎ 質 疑 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による質疑は終わりました。  他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で3議案に対する質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(久保田俊) お諮りいたします。  3議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、3議案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討     論 ○議長(久保田俊) 議事の都合により、議案第92号から第94号までの3議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、1番神谷大輔議員。 ◆1番(神谷大輔) 立憲民主党の神谷大輔です。  議案第92号、第93号及び第94号について、問題点を指摘して、反対討論を行います。  過日、9月12日に開催された市民文教委員会において、委員会に付託された北中学校区義務教育学校の開校期日を再来年、令和3年4月とすることにとらわれるべきでないとする請願について、私は紹介議員の1人となっており、同日の委員会においても執行者に対し、スクールバスの乗降場所や運行ルート等の運行計画の策定について質問させていただきました。その回答は現在検討中であるとのことであり、さらには、その策定の完了及び案内、周知の時期についても目安としての時期を示していただくに至りませんでした。この請願についての委員会における採決では反対多数で不採択となりましたが、開校の予定を1年半後とする現時点において、課題は具体的な展望が示されないままなお残っている状況にあると言え、そうした状況下における現時点で校舎を新築し、その新築工事及び附帯する電気設備、機械設備工事について工事契約を締結し、着工するとする本3議案については、現時点では適切ではないと考えます。  適切ではないとする理由として、まず、さきに述べさせていただいたスクールバスの運行計画について、児童の登下校に係る事案であり、すなわち児童の学校生活の基本、あるいは前提になるべき事案であると言え、さらには児童の生命、安全にかかわる事案であると言えます。そうした重要な事案について現在検証中であるというのであれば、これから工事が着工され、工事車両が学校に出入りするに当たり、とりわけ朝の登校時間帯の正確な交通量や交通事情を検証に当たり把握することを妨げる著しいおそれがあると言えます。そうした中で、検証をこれから校舎建設工事と並行して遂行していくというのは、最も優先されるべきは児童生徒であるとする原則に逸脱を伴うものと考えます。  なお、契約締結日については、委員会協議会資料によると議会議決の日と記載されており、議案書中における附属資料において、工期について、着工予定年月日として契約締結の日の翌日と記載されております。つまり、本日、本議案が成立すると、契約締結日については本日、着工予定年月日についてはあしたということになります。  また2点目として、委員会協議会資料及び議案書のいずれにおいても、工事における工程、つまり工事の日程については概要すら示されておらず、議案書において3議案ともに完成予定年月日は令和2年11月30日となっておりますが、校舎建設という観点からも、工期中において工事業者の出入りが最もピークを迎える時期が、安全面を考慮しても、また、最も優先されるべきは児童生徒であるとする原則から考えても、夏休み中であることが望ましく、そのような配慮ある工程が予定されているのかも検証が必要であると考えます。  学校教育課、義務教育学校推進室を初め、担当されている方々が義務教育学校という本市としての新しい取り組みに精力的に取り組んでおられるのは重々理解しております。精力的な取り組みが報われるためにも丁寧な遂行が求められると考えております。私としても、義務教育学校そのものの是非について否定するものではありません。しかしながら、以上申し上げた理由から、現時点ではまさしく現時点が工事の着工の時期とすべきでないと考えられることをご指摘させていただく次第であります。  以上、反対の理由を申し上げて、議案第92号、第93号及び第94号に対する反対討論を終わります。 ○議長(久保田俊) 次に、7番八長孝之議員。 ◆7番(八長孝之) 太田クラブの八長孝之でございます。  議案第92号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築建築工事請負契約締結について、議案第93号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築電気設備工事請負契約締結について、議案第94号 (仮称)太田市立北中学校義務教育学校校舎等新築機械設備工事請負契約締結について、おのおのの議案を可決することに賛成の立場から討論させていただきます。  初めに、議案第92号ですが、本案は建築工事について、契約金額13億3,540万円で、石橋・加藤特定建設工事共同企業体と契約を締結しようとするものであります。  次に、議案第93号ですが、本案は電気設備工事について、契約金額2億5,190万円で、イズミ電機工業株式会社と契約を締結しようとするものあります。  次に、議案第94号ですが、本案は機械設備工事について、契約金額2億1,340万円で、株式会社グンエイと契約を締結しようとするものであります。  なお、契約の方法は3件とも条件つき一般競争入札であります。  義務教育学校設置の有効性や妥当性につきましては、さきの同僚議員の討論のとおりでありますから、ここでは申し述べません。  学校新築に関する契約3議案につきましては、その設計積算においては、公共建築工事積算基準を遵守し、その工期については、建設工事における適正な工期設定等のためのガイドラインをもとに算出した工事期間が設定されており、十分な期間が確保されております。また、工事期間中、工事関係者と学校関係者の入り口を完全に分離し、工事車両の通行する道路を限定するなど、生徒や近隣住民に対する安全対策、騒音対策など十分に配慮されているとのことであります。  建物については、学年やステージごとのまとまりを重視した教室配置が特徴的であり、ステージ単位で利用できる多目的スペースが配置され、図書室とコンピューター室を融合したメディアセンターを設置するなど、新しい授業形態への対応も期待できます。また、増築される校舎は既存校舎各フロアと連結し、エレベーターを設置することにより、既存校舎とともに校舎全体のバリアフリー化が図られ、利用する児童生徒や来校者への配慮もされております。さらに、校舎、屋内運動場、給食室を一体的に既存校舎に並んで配置することにより、北中学校で使用している校庭を狭めることなく、屋外環境への影響も考慮されており、既存の敷地を最大限に有効利用する工夫など、県内初の義務教育学校にふさわしいものとなっております。  以上の理由から、おのおのの議案を可決すべきであることを申し上げまして、議案第92号、第93号、第94号についての賛成討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
         ◎ 表     決 ○議長(久保田俊) これより採決いたします。  最初に、議案第92号を採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第93号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(久保田俊) 起立多数、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 特別委員会継続調査の件               閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書  本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。                                       令和元年9月25日 太田市議会議長   久保田   俊  様                           公共交通対策調査特別委員長 今 井 俊 哉                       記 1 事  件 交通利便性向上のための公共交通のあり方について、集中的に調査研究を行うことについて 2 理  由 なお調査を要するため               閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書  本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。                                       令和元年9月25日 太田市議会議長   久保田   俊  様                 スマートインターチェンジ周辺整備調査特別委員長 中 村 和 正                       記 1 事  件 太田強戸スマートインターチェンジ周辺開発に伴う整備等に関して、集中的に調査研究を行うことについて 2 理  由 なお調査を要するため ○議長(久保田俊) 次に、日程第12、特別委員会継続調査の件を議題といたします。  公共交通対策調査特別委員長及びスマートインターチェンジ周辺整備調査特別委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。  両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。      ◎ 特定事件の閉会中継続調査の付託            閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表 ┌─────────┬───────────────────────────────────┐ │ 委 員 会 名 │         件               名         │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │議会運営委員会  │ 1 議会の運営に関する事項について                 │ │         │ 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について    │ │         │ 3 議長の諮問に関する事項について                 │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │総務企画委員会  │ 1 市行政の総合企画のことについて                 │ │         │ 2 行政改革の推進のことについて                  │ │         │ 3 行財政運営及び市有財産の管理のことについて           │ │         │ 4 防災・防犯対策のことについて                  │ │         │ 5 市税の賦課等のことについて                   │ │         │ 6 市税の徴収及び公金滞納整理のことについて            │ │         │ 7 消防・救急体制のことについて                  │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │市民文教委員会  │ 1 住民サービスの向上及び市民生活の支援・相談のことについて    │ │         │ 2 公共交通体系のことについて                   │ │         │ 3 地域コミュニティ及び行政センターのことについて         │ │         │ 4 文化振興、生涯学習及び社会教育のことについて          │ │         │ 5 スポーツ振興のことについて                   │ │         │ 6 学校における教育環境の整備等のことについて           │ │         │ 7 青少年の健全育成のことについて                 │ │         │ 8 文化財の保全及び活用のことについて               │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │健康福祉委員会  │ 1 社会福祉のことについて                     │ │         │ 2 保険事業、医療年金及び保健衛生のことについて          │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │都市産業委員会  │ 1 商業・観光施策及び工業・労政施策のことについて         │ │         │ 2 環境衛生及び清掃事業のことについて               │ │         │ 3 農業施策のことについて                     │ │         │ 4 都市計画の策定及び区画整理等の基盤整備のことについて      │ │         │ 5 道路、住宅の整備及び維持管理のことについて           │ │         │ 6 下水道事業等のことについて                   │ │         │ 7 公園、緑地の整備及び維持管理のことについて           │ │         │ 8 公有地の拡大及び取得のことについて               │ └─────────┴───────────────────────────────────┘ ○議長(久保田俊) 次に、日程第13、特定事件の閉会中継続調査の付託を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(久保田俊) ご異議なしと認めます。  よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。      ◎ 議 長 挨 拶
    ○議長(久保田俊) 令和元年9月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  本定例会は、9月4日から本日までの23日間にわたり開催されました。この間、皆様には、平成30年度の決算認定を初め、多くの重要議案等について熱心にご審議をいただき、本日閉会の運びとなりました。ここに、議長といたしまして、議員各位の多大なるご支援と執行者各位のご協力に対しまして深く感謝を申し上げる次第でございます。  皆様ご承知のとおり、本定例会中に、台風15号の通過により千葉県などにおいて暴風雨による甚大な被害が発生いたしました。被災された方々には心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧を願っております。本市においては、幸い大きな被害は免れましたが、自主避難所を開設するなど、迅速な対応がとられたところであります。今後も、執行者各位におかれましては、決して油断することなく災害に対する備えにより一層努めていただきたいと思います。  さて、今9月定例会においては、議員から熱心な質問が投げかけられました。一般質問では19人の議員から、また、決算審議においても示唆に富んだ多くの意見や要望が出されました。これら1つ1つを十分に検証し、今後の市政運営に反映していただくことをお願いするものであります。  また、改正した傍聴規則によって、大勢の市民の皆さんに議会に関心を持っていただき、傍聴へお越しいただきました。大変ありがたいことであり、熱心な傍聴に対しお礼を申し上げます。議会といたしましては、執行者とともに身を引き締め、太田市の施策は市民の声が届いている、太田市の施策はおもしろい、そう皆さんに言っていただけるよう、多くの声を受けとめ、多様化するニーズに対応できるよう、今後の市政発展のため、努力してまいる所存であります。  ところで、待望のラグビーワールドカップ日本大会が開幕いたしました。日本代表は初戦のロシア代表に見事勝利し、初のベスト8進出に向け、大きな弾みとなっております。日本代表チームのスローガンは「ONE TEAM」です。日本人と外国出身選手、若手、ベテランとさまざまな選手が一つになって戦う、チームのために全員で戦うということです。今定例会の一般質問に対する市長答弁では、時代の変化、社会の変化という言葉が多く見受けられました。私たちには、変化していることに早く気づき、適切な対応を図ることが強く求められています。将来の太田市が幸せであるために、この議場におられる議員及び執行者が「ONE TEAM」となって目の前の課題解決にともに取り組み、ともに戦っていただきますことを切にお願い申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。ありがとうございました。      ◎ 市 長 挨 拶 ○議長(久保田俊) 続きまして、市長からご挨拶があります。  清水市長。 ◎市長(清水聖義) 定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  初めに、相次ぐ台風の接近、通過により被害を受けた被災地、千葉県でありますが、本当に心からお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。先日、交流のある木更津市にお見舞いに行きましたが、防災や都市計画、事後の支援体制のあり方など改めて考えさせられました。  9月4日から本日まで23日間慎重な審議をいただき、平成30年度決算を初め、全ての議案について可決をいただき感謝を申し上げます。  さて、消費税が8%から10%に上がるということであります。これは財政再建と社会保障制度の安定のため、国民全体で痛みを分かち合うということであります。円滑なスタートを切り、今後の建設的な財政再建議論を進めていただければと、私どもも国に対してそういうことを願っております。また、この引き上げに伴う幼児教育無償化においては、本市が自主財源によりいち早く取り組んできた保護者負担の軽減が国費、県費でも賄われるようになり、太田市はトップランナーであったということを実感しております。  さて、平成30年度決算につきましては慎重な審査をいただきました。本市平成30年度決算につきまして、基幹収入である市税収入が約423億円となるなど堅調であり、自主財源は6割を超える状況にありました。そのような中で、市民の皆様の期待でもありました太田強戸スマートインターチェンジの開通、東西2路線の無料バスの運行開始、尾島中学校武道場の建設など、取り組みをいたしました。本決算委員会における慎重なご意見、ご指摘につきましては十分配慮しながら、今後の行政運営に取り組んでいく所存でございます。  議論いただきました補正予算につきましては、市民会館前の広場、あるいは子育てのための施設等利用給付負担金の増額、あるいは風疹の追加的対策実施費用の増加、また、当初予算では捉え切れなかった行政需要に対して機動的に対応してまいりたいと考えております。  話は変わりますが、19日、群馬県の基準地価が発表されましたが、本市の平均変動率は全用途ともプラスであり、住宅地、商業地ともに群馬県でも上げ率が非常に有意であったということであります。輸送機器関連企業の業績が好調であることが上昇の要因であるという分析でもありました。昨年は、太田市美術館・図書館が受賞しました我が国の優秀な建築作品に贈られるBCS賞を本年度は太田市民会館が受賞しました。連続というのは非常にまれな話でありまして、大変名誉に思っております。さらに、先日、経済産業省より工業統計調査が公表されましたが、本市は製造品出荷額が約2兆9,300億円でありました。これは全国12位、東日本内陸都市1位、全国内陸部都市としても愛知県豊田市に次いで2位であります。これらのことはまさにまちの価値の高まりでありまして、今後とも、議会とともに太田市を発展させるために努力をしていきたいと考えております。  朝晩大変涼しくなりました。秋以降も、スポレク祭、産業フェスティバル、大学ジャズと、まだイベントがめじろ押しであります。ぜひ市民の皆様とともにご参加いただき、盛り上げていただきたいと思います。  終わりになりますが、議員の皆様におかれましては、地域のため、そして太田市のためにますますご活躍していただきますことを心からご祈念申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。      ◎ 閉     会 ○議長(久保田俊) 以上をもちまして今定例会の議事全てを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。                                       午後2時45分閉会       地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         太田市議会議長   久 保 田       俊         太田市議会副議長  岩   崎   喜 久 雄         太田市議会議員   長       ただすけ         太田市議会議員   松   浦   武   志...