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  1. 太田市議会 2019-03-12
    平成31年 3月定例会−03月12日-06号


    取得元: 太田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    平成31年 3月定例会−03月12日-06号平成31年 3月定例会            平成31年3月太田市議会定例会会議録(第6日) 平成31年3月12日(火曜日)  〇出席議員 29名         1番  石 川 忠 宏          2番  大 島 正 芳         3番  高 橋 え み          4番  秋 山 健太郎         5番  渡 辺 謙一郎          6番  今 井 俊 哉         7番  中 村 和 正          8番  水 野 正 己         9番  星 野 一 広         10番  齋 藤 光 男        11番  大 川 敬 道         12番  岩 崎 喜久雄        13番  正 田 恭 子         14番  高 田   靖        15番  高 木 勝 章         16番  高 藤 幸 偉        17番  宮 沢 まりこ         18番  尾 内 謙 一        19番  五十嵐 あや子         20番  川 鍋   栄        21番  高 橋 美 博         22番  山 田 隆 史        23番  町 田 正 行         24番  木 村 康 夫        25番  白 石 さと子         26番  矢 部 伸 幸        27番  石 倉   稔         28番  久保田   俊
           29番  大 川 陽 一  〇説明のため出席した者    市長       清 水 聖 義     副市長      木 村 正 一    教育長      澁 澤 啓 史     企画部長     正 田 吉 一    総務部長     相 澤 一 彦     市民生活部長   高 橋 利 幸    文化スポーツ部長 飯 田 展 也     福祉こども部長  堤   順 一    健康医療部長   中 里 敏 雄     産業環境部長   有 本 尚 史    農政部長     飯 島 和 則     都市政策部長   赤 坂 高 志    消防長      服 部 隆 志     教育部長     高 橋   徹    企画部副部長   石 坂 之 敏     総務部副部長   高 島 賢 二    企画政策課長   前 原   郁     総務課長     茂 木 浩 之    総務部参事(財政課長)             栗 原 直 樹  〇事務局職員出席者    事務局長     吉 田   稔     議会総務課長   山 影 正 敏    議事係長     荻 野 寛 之     議会総務課長補佐(総務係長)                                  中 村 扶美枝    主事       今 井 章 裕           議 事 日 程(第6号)                             平成31年3月12日午前9時30分開議                             太田市議会議長      石 倉  稔 第 1  議案第17号 群馬県市町村総合事務組合の規約変更に             関する協議について────────────────(総企委審査報告) 第 2  議案第18号 太田市放課後児童健全育成事業の設備及────────────────┐             び運営に関する基準を定める条例の一部                │             改正について                            │      議案第19号 太田市国民健康保険税条例の一部改正に       (健福委審査報告)│             ついて                               │      議案第20号 太田市指定地域密着型サービスの事業の                │             人員、設備及び運営に関する基準を定め                │             る条例の一部改正について──────────────────────┘ 第 3  議案第16号 伊勢崎市の公の施設を本市の住民の利用────────────────┐             に供することに関する協議について                  │      議案第21号 太田市空き地の環境保全に関する条例の                │             一部改正について                          │      議案第22号 太田市一般廃棄物処理施設技術管理者                │             の資格を定める条例の一部改正について       (都産委審査報告)│      議案第23号 新田町農業廃棄物等の有効活用の促進に                │             関する条例の廃止について                      │      議案第24号 太田市公共下水道事業設置条例の一部改                │             正について                             │      議案第25号 市道路線の廃止及び認定について───────────────────┘ 第 4  議案第 8号 平成31年度太田市一般会計予算につい────────────────┐             て                                 │      議案第 9号 平成31年度太田市国民健康保険特別会                │             計予算について                           │      議案第10号 平成31年度太田市住宅新築資金等貸付                │             特別会計予算について                        │      議案第11号 平成31年度太田市後期高齢者医療特別       (予特委審査報告)│             会計予算について                          │      議案第12号 平成31年度太田市八王子山墓園特別会                │             計予算について                           │      議案第13号 平成31年度太田市介護保険特別会計予                │             算について                             │      議案第14号 平成31年度太田市太陽光発電事業特別                │             会計予算について                          │      議案第15号 平成31年度太田市下水道事業等会計予                │             算について─────────────────────────────┘ 第 5  請願第15号 核兵器禁止条約への日本政府の署名・批             准を求めることについて──────────────(市文委審査報告) 第 6  議案第26号 太田市運動公園陸上競技場解体及び特殊             基礎工事請負契約の変更について 第 7  特別委員会継続調査の件 第 8  特定事件の閉会中継続調査の付託           本日の会議に付した事件 議事日程に同じ      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○議長(石倉稔) これより本日の会議を開きます。      ◎ 諸 般 報 告 ○議長(石倉稔) 議事に入る前に、事務局長より諸般の報告をさせます。 ◎事務局長(吉田稔) ご報告申し上げます。  最初に、監査委員からの報告でございますが、今定例会開会後、議長宛てに報告がございましたのは、文化スポーツ部、農政部・農業委員会事務局及び、議会事務局定期監査報告、並びに1月分の例月出納検査結果報告でございます。  以上のことにつきましては、その都度写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。  次に、地方自治法第180条第1項の規定による専決処分でございますが、今定例会開会後、議長宛てに報告がございましたのは、損害賠償の額の決定及び和解について、11件の報告がございました。  以上のことにつきましては、写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(石倉稔) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。  その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。  日程に入ります。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
                                         平成31年2月27日 太田市議会議長   石 倉   稔  様                                総務企画委員長  正 田 恭 子                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬──────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │ 議決の結果 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第17号 │群馬市町村総合事務組合の規約変更に関する協議について │ 原案可決 │ └───────┴────────────────────────────┴──────┘ ○議長(石倉稔) 日程第1、議案第17号を議題といたします。  本案は、総務企画委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに正田恭子委員長から報告を求めます。 ◎総務企画委員長(正田恭子) ご指名によりまして、総務企画委員長報告を申し上げます。  去る2月19日に本委員会に付託されました議案第17号 群馬県市町村総合事務組合の規約変更に関する協議について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、2月27日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月14日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  本案は、本市が消防団員等公務災害補償などの支給事務について、共同処理を行うため加入している群馬県市町村総合事務組合において、本年4月1日より富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合及び多野藤岡広域市町村圏振興整備組合の2組合が、新たに消防団員等に係る賞じゅつ金支給事務共同処理を開始するため、当該組合の規約の改正が必要になることから、各組織団体の議会の議決を求めるものであります。  委員からは、賞じゅつ金の定義についての質疑があり、このことについては、消防職員または消防団員が、消防作業に従事するに当たり、一身の危険を顧みることなく、その職務を遂行し、そのために死亡または障がいの状態となった場合に、その功労に報いるとともに、功績をたたえ支給されるものであるとのことでありました。  また、賞じゅつ金支給事務共同処理へ、2組合が新たに加わることによる群馬県市町村総合事務組合への財政面に与える影響についての質疑があり、このことについては、新規加入の当該2組合から負担金が支払われることになるため、特に影響はないと考える。実際に、本市における賞じゅつ金に係る負担金の額についても、変更は生じないとのことでありました。  さらに、当該2組合が、賞じゅつ金支給事務共同処理に加入することになった経緯のことについて、質疑がなされました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました議案第17号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(石倉稔) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(石倉稔) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(石倉稔) これより採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                      平成31年2月28日 太田市議会議長   石 倉   稔  様                                健康福祉委員長  五十嵐 あや子                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬──────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │ 議決の結果 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第18号 │太田放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を│ 原案可決 │       │定める条例の一部改正について              │      │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第19号 │太田国民健康保険税条例の一部改正について       │ 原案可決 │       │                            │      │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第20号 │太田指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に│ 原案可決 │       │関する基準を定める条例の一部改正について        │      │ └───────┴────────────────────────────┴──────┘ ○議長(石倉稔) 次に、日程第2、議案第18号から第20号までの3議案を一括議題といたします。  3議案は、健康福祉委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに五十嵐あや子委員長から報告を求めます。 ◎健康福祉委員長五十嵐あや子) ご指名によりまして、健康福祉委員長報告を申し上げます。  去る2月19日に本委員会に付託されました議案第18号から第20号までの3議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、2月28日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月14日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  初めに、議案第18号 太田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、学校教育法の改正により「専門職大学」の制度が設けられ、前期課程の修了者は、短期大学卒業者と同等の教育水準を達成することと規定されたことに伴い、放課後児童支援員の基礎資格を有するものとして対象に追加するため、関係条文について所要の改正を行うものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第19号 太田市国民健康保険税条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、国民健康保険特別会計の健全化を図るため、基礎課税額後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額のそれぞれの税率改正を行うとともに、旧被扶養者の均等割額と平等割額の減免期間を、現行の「旧被扶養者の資格取得日の属する月から当分の間、減免」から「旧被扶養者の資格取得日の属する月以後2年を経過する月までに限り減免」に改正するものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第20号 太田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、基準省令である「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」が改正され、共生型地域密着型サービスに関する基準が新たに追加されたため、関係条文について所要の改正を行うものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(石倉稔) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(石倉稔) 議事の都合により、議案第18号から第20号までの3議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
     これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第19号及び議案第20号に対する反対討論を行います。  まず、議案第19号は、太田市の国民健康保険税を新年度から1世帯平均で8,000円値上げするための議案です。この値上げの理由と考えられるのは、県が市町村に求める納付金を太田市の分では今年度より1億円ふやすことに加えて、太田市が一般会計から国民健康保険特別会計への財政補填を今年度より1億5,000万円削減しようとすることが値上げの原因としか考えられないことを最初に指摘いたします。  この値上げによって、例えば給与収入で400万円、40代の夫婦と子ども2人の4人家族では3万3,300円の値上げとなります。サラリーマンの給与収入に当たる所得で400万円の自営業者の例で見れば、40代の夫婦と子ども2人の4人家族では4万1,300円の値上げとなります。この国民健康保険税のうち、家族の人数に課税する均等割と1世帯に課税する平等割を廃止すればどうなるかといえば、給与収入400万円、40代夫婦と子ども2人の4人家族では、協会けんぽとほぼ同水準の16万8,000円まで引き下げが可能となります。  自営業者で事業所得400万円、40代の夫婦と子ども2人の4人家族で見れば、均等割と平等割の廃止で16万円の引き下げが可能となります。全国知事会も求める全国の国民健康保険への国庫負担1兆円増を実現することで均等割と平等割を廃止し、協会けんぽとほぼ同じ負担の国民健康保険税にできるわけですが、今議会の議案質疑での市長の答弁は、国庫負担の増額は引き続き政府に求めるとするものの、知事会と足並みをそろえる1兆円の増額ではなく、3,400億円程度の増額を求めると、知事会に比べれば構えの小さい国への要望となっていることをまず指摘するものです。  そして、同様に言えるのは、国庫負担1兆円の増額が実現する前であっても、一般会計から国民健康保険特別会計への財政補填を太田市が2016年度と同額の4億円とすることで、1世帯平均3,000円の引き下げが可能であって、財政補填を6億円に引き上げれば、1世帯平均1万円の引き下げが可能となるということです。6億円は新年度一般会計予算797億5,000万円のわずか0.75%であります。20万円の家計に例えれば、月々1,500円のやりくりで1世帯平均1万円の国民健康保険税の引き下げができると言えます。大事なのは税金の使い方であります。  同時に、もう1つ指摘しなければならないのは、私の今議会の議案質疑の中で、家族の人数に課税をする国民健康保険税の均等割の中でも、とりわけ子どもの均等割の廃止について、市長が答弁の中で子どもの均等割については気になるので、予算は予算で計上、提案してはあるが、今後、検討をする旨の答弁があったことは重要であると言えます。市長の答弁に期待をするのは言うまでもありませんが、本案では、そうした均等割の減免も免除も盛り込まれているものではないことも指摘して、議案第19号に対する反対討論といたします。  続いて議案第20号ですが、これは介護サービスと障がい福祉サービスを一体的に提供する、いわゆる共生型事業所を指定するためのものです。ここでまず指摘しなければならないのは、介護職員の専門性と障がい福祉サービスにかかわる職員の専門性、そして、それぞれ蓄積されたノウハウは似たようでも別のものであるということです。それぞれの職員の専門性を軽視することになりかねないということを最初に指摘しなければなりません。  そして、それぞれのサービスの質の維持や充実に逆行しないのか、逆行しないための手だてはどうとられていくのか、それぞれの職員の専門性をどう生かしていくのか、有効かつ具体的な手だては現在までに示されてはいないこともあわせて指摘するものです。  人員配置基準についても、介護サービス、障がい福祉サービス、おのおのの施設の人員配置基準は別のものでありますが、共生型の指定によって介護サービス、障がい福祉サービスおのおのの事業所の職員人員配置基準の違いから、職員1人当たりの利用者が現行よりふえることになりかねない、いわばそういう懸念も消えてはおりません。そうならないための有効かつ具体的な手だても現在とられていない、示されていないこともあわせて指摘するものです。  3点目では、株式会社など営利企業による介護サービス事業への参入が今でも加速されておりますが、この営利企業による介護サービス事業への参入が、この共生型の指定によって障がい福祉サービスにも拡大する、そうした懸念も解消されるものではありません。それを解消するための手だてが、やはり有効かつ具体的な手だてが現在とられていないことも、あわせて議案第20号に対する反対の理由といたします。  以上、議案第19号、議案第20号に対する問題点を指摘して、反対討論を終わります。 ○議長(石倉稔) 次に、4番秋山健太郎議員。 ◆4番(秋山健太郎) おおた政研クラブの秋山健太郎でございます。健康福祉委員会に付託されました、議案第19号 太田市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第20号 太田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、おのおのを可決すべきものとした委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。  初めに、議案第19号について申し上げます。  本案は、国民健康保険特別会計の健全化を図るため、国民健康保険税の税率改正を行うとともに、旧被扶養者について、国民健康保険税の被保険者均等割額及び世帯別平等割額の減免期間の改正を行うものであります。  国民健康保険税は、平成24年度に、医療分及び後期高齢者支援金分の資産割を廃止するとともに、医療分の平等割を1,000円減額する約4億円相当の減税を行った経緯があります。この減税により財源が不足する分は、国民健康保険基金の取り崩しで対応してきましたが、平成23年度末で約9億円あった基金は、平成27年度末には約700万円と底をついた状況であります。そのため、平成27年度からは財源を補うため、やむを得ず一般会計からの繰り入れを行っていますが、その繰り入れは恒常化している状況であります。今年度からは、県との共同運営が開始されましたが、被保険者の減少にもかかわらず、1人当たりの医療費の上昇により、来年度の国保事業費納付金は、今年度よりも約1億円の増額となり、来年度も財源不足になることが明らかになったとのことであります。  本案の税率改正は、被保険者に一定の負担を求めつつも、来年度の国民健康保険特別会計予算に財源を補填する一般会計からの繰り入れの要求もあることから、急激な負担増にならない配慮がうかがえるものであります。また、旧被扶養者の減免期間の改正は、国の方針に基づき行うものとのことであります。国民健康保険は、国民皆保険の根幹をなす制度であります。制度を維持するためにも、国民健康保険特別会計の健全化は必要不可欠であり、本市の国民健康保険の財政状況から、本案による税率の改正はやむを得ないものと考えます。  次に、議案第20号について申し上げます。  本案は、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。  主な改正内容は、障がい福祉サービスと介護保険サービスを一体的に提供することができる共生型サービスが創設されたことにより、サービスの基準整備を行うものであり、これにより、介護保険、障がい福祉の各サービスの相互参入が促進され、障がい児・者が65歳以上になっても、使いなれた事業所においてサービスを利用することができるとのことでありました。  また、相互の介護の専門性の違いも担保されるよう、関係施設から必要な技術的支援を受けていることを要件としており、技術的支援を図ることで職員の交流も図られ、介護職員の技術や能力の向上につながるものと考えられます。  本案により、福祉に携わる人材に限りがある中で、地域の実情に合わせて、人材をうまく活用しながら適切にサービス提供を行うことができ、利用者の利便性にもつながることから、基準省令に準拠した条例改正は必要なものであります。  以上の理由から、おのおの議案を可決すべきものとした健康福祉委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、議案第19号及び議案第20号についての委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(石倉稔) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(石倉稔) これより採決いたします。  最初に、議案第18号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第19号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第20号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                      平成31年2月28日 太田市議会議長   石 倉   稔  様                                都市産業委員長  宮 沢 まりこ                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬──────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │ 議決の結果 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第16号 │伊勢崎市の公の施設を本市の住民の利用に供することに関する│ 原案可決 │       │協議について                      │      │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第21号 │太田市空き地の環境保全に関する条例の一部改正について  │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第22号 │太田一般廃棄物処理施設技術管理者の資格を定める条例の│ 原案可決 │       │一部改正について                    │      │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第23号 │新田町農業廃棄物等の有効活用の促進に関する条例の廃止につ│ 原案可決 │       │いて                          │      │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第24号 │太田公共下水道事業設置条例の一部改正について     │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第25号 │市道路線の廃止及び認定について             │ 原案可決 │ └───────┴────────────────────────────┴──────┘ ○議長(石倉稔) 次に、日程第3、議案第16号及び議案第21号から25号までの6議案を一括議題といたします。  6議案は、都市産業委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに宮沢まりこ委員長から報告を求めます。 ◎都市産業委員長(宮沢まりこ) ご指名によりまして、都市産業委員長報告を申し上げます。  去る2月19日に本委員会に付託されました議案第16号、及び議案第21号から第25号までの6議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、2月28日に委員全員及び執行者の出席のもとに、委員会を開催し審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月14日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。  初めに、議案第16号 伊勢崎市の公の施設を本市の住民の利用に供することに関する協議について、ご報告を申し上げます。  本案は、太田市世良田町の一部において、一級河川早川を隔てて伊勢崎市側に飛び地があり、その区域の本市住民に伊勢崎市公共下水道を利用させるための協議を行うに当たり、地方自治法第244条の3第3項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  委員からは、世良田地区における他の飛び地の有無についての質疑があり、このことについては、当該地域においては他に飛び地はなく、早川を隔てて伊勢崎市側で対応が必要な区域はないとのことでありました。  また、足利市に隣接している地域における下水道の接続のことについて、質疑がなされました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第21号 太田市空き地の環境保全に関する条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、条例の適用範囲について、現状の運用に合わせる必要があるため、第2条第1号中「都市計画法第7条に規定する市街化区域の区域内」を「市内」に改めるものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第22号 太田市一般廃棄物処理施設技術管理者の資格を定める条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、学校教育法の一部改正により、専門職大学の制度が設けられたことに伴い、専門職大学の前期課程修了者を技術管理者の資格基準に加えるため、所要の改正を行うものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
     次に、議案第23号 新田町農業廃棄物等の有効活用の促進に関する条例の廃止について、ご報告を申し上げます。  本案は、暫定施行されていた本条例について、関連法案により目的が達成できることから、廃止するものであります。  委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第24号 太田市公共下水道事業設置条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。  本案は、太田市公共下水道事業計画の変更により、太田市公共下水道の事業認可の拡大及び計画期間の延伸を行ったことから、本条例の一部を改正するものであります。  委員からは、中央第2処理区における排水面積等の拡大、及び中央第1処理区における排水人口の減少の要因についての質疑があり、このことについては、中央第2処理区では主に市営住宅における浄化槽の老朽化に伴い公共下水道へ接続したこと、中央第1処理区では計画期間の延伸に伴い、排水人口を推計したことに起因するものであるとのことでありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第25号 市道路線の廃止及び認定について、ご報告を申し上げます。  本案は、開発事業に伴う路線の廃止や再認定、新設道路等の認定を行うもので、6路線、1,076メートルを廃止し、33路線、2,667メートルを認定しようとするものであります。  委員からは、市道認定されない民間開発等における民地道路の状況についての質疑があり、このことについては、現在は開発の際に指導を行っているため、認定されないことはほとんどないが、過去においては受け入れ基準に適合しないため、寄附を受けられずに市道認定できない道路もあった。今後も基準にのっとっていただくよう指導を徹底していくとのことでありました。  挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました6議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(石倉稔) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討 論(終局) ○議長(石倉稔) 議事の都合により、議案第16号及び議案第21号から第25号までの6議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(石倉稔) これより採決いたします。  最初に、議案第16号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第21号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第22号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第23号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第24号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第25号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 委 員 長 報 告                 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。                                       平成31年3月7日 太田市議会議長   石 倉   稔  様                                予算特別委員長  高 橋 美 博                       記 ┌───────┬────────────────────────────┬──────┐ │ 事件の番号 │     件              名       │ 議決の結果 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第 8号 │平成31年度太田市一般会計予算について         │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第 9号 │平成31年度太田市国民健康保険特別会計予算について   │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第10号 │平成31年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について│ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第11号 │平成31年度太田市後期高齢者医療特別会計予算について  │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第12号 │平成31年度太田市八王子山墓園特別会計予算について   │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第13号 │平成31年度太田市介護保険特別会計予算について     │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第14号 │平成31年度太田市太陽光発電事業特別会計予算について  │ 原案可決 │ ├───────┼────────────────────────────┼──────┤ │議案第15号 │平成31年度太田市下水道事業等会計予算について     │ 原案可決 │ └───────┴────────────────────────────┴──────┘ ○議長(石倉稔) 次に、日程第4、議案第8号から第15号までの8議案を一括議題といたします。  8議案は、予算特別委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに高橋美博委員長から報告を求めます。 ◎予算特別委員長(高橋美博) ご指名によりまして、予算特別委員会の委員長報告を申し上げます。  去る2月22日、本会議において付託されました議案第8号から第15号までの8議案、すなわち平成31年度太田市一般会計予算及び6つの特別会計予算並びに企業会計予算につきまして、3月5日から7日までの3日間にわたり、慎重に審査を行いましたので、審査における主な質疑、意見及び要望等、順次審査の経過と結果をご報告申し上げます。  初めに、一般会計の歳入につきましては、住宅等の建築増加に伴う固定資産税増が見込まれる中での市街化区域以外での開発のあり方についての質疑があり、このことについては、非線引き区域における開発の現状もあるが、市街化区域だけでなく、市全体での均衡ある発展と人口のバランスが必要である。非線引き区域では、線引きを急ぐことが重要と考えるとのことでありました。  また、おおた市民債の発行状況についての質疑があり、このことについては、日銀のマイナス金利政策が続いていることから、平成29年度以降、発行を見合わせている。今後は市場金利の動向を注視しながら発行や募集方法、発行内容等の見直しも検討していきたいとのことでありました。
     さらに、市税の収納対策における収入未済額の圧縮のこと、固定資産税の評価がえによる税収への影響のこと、森林環境譲与税とぐんまみどりの県民税との関連及び使途のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、教育費に係る歳入につきましては、学校給食費の納入状況と滞納対策における目標設定についての質疑があり、このことについては、平成29年度における過年度分の収納率は9.9%にとどまり、現年度分と過年度分を合わせた収入未済額は、平成29年度には1億円を超え、年々増加している。支払い能力のある滞納者へは、引き続き法的措置を講じるなどし、公平性を担保するとともに、目標を設定し、滞納額の縮減に努めていきたいとのことでありました。  次に、歳出につきましてご報告申し上げます。  まず、2款総務費につきましては、改正入国管理法により、企業等の外国人の受入数増加が想定される中での相談体制についての質疑があり、このことについては、現在、ポルトガル語・中国語等、5名の通訳者により対応しているが、国への交付金申請が認定された場合には、ワンストップセンターを開設し、幅広く対応していきたいとのことでありました。  また、シティプロモーション認定事業の現状と今後の企画についての質疑があり、このことについては、今年度は、おおたブルーフェスティバル、金山城跡でのコスプレイベント等の開催、本市PR動画の作成等を行うことができた。新年度においても、市民による魅力的なガイドブックの作成を計画しており、まちづくりへの参画を促し、郷土愛の醸成を図っていきたいとのことでありました。  さらに、運転免許証自主返納支援助成の概要のこと、期日前投票所の大型ショッピングセンターへの設置の検討のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、3款民生費につきましては、要保護児童対策地域協議会の運営状況及び子育て相談の組織体制についての質疑があり、このことについては、親が若年で出産し養育できないケースや面前DVといった心理的虐待等があり、対象の児童数は増加傾向にある。現状と経過を見ながら、慎重に支援の終結を判断している。相談窓口においては、さらなる専門職の充実を図ることが必要であるとのことでありました。  また、特殊詐欺等の被害を未然に防ぐための自動通話録音機貸与対象の範囲拡大のことについての質疑があり、このことについては、75歳以上のひとり暮らし高齢者で、希望者を対象に1,000台を無償貸与するものであるが、新規事業となることから、成果を検証した上で、年齢及び世帯構成等の対象範囲を広げるかどうかを検討していきたいとのことでありました。  さらに、ファミリーサポートセンターの運営状況のこと、ダブルケアへの対応のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、4款衛生費につきましては、尿中コチニン検査の継続的な実施についての質疑があり、このことについては、保護者の禁煙意識を高めるきっかけをつくり、最終的には禁煙につなげることを目的としており、継続的な実施が好ましいが、検査費用が高額であるため、費用対効果をしっかりと見ながら今後の展開について考えたいとのことでありました。  また、障がい者や高齢者を対象とした、ごみの戸別収集のことについての質疑があり、このことについては、過去に検討を行ったが、関係機関等による協議の結果、事業を見合わせることとなった。要望する声がふえ、ニーズが高まった段階で検討したいとのことでありました。  さらに、乳幼児健診システムの運用実態のこと、斎場建設に向けた今後のスケジュールのことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、5款労働費につきましては、おおた子育て支援就職面接会についての質疑があり、このことについては、子育て中の母親と子育てに理解のある企業とのマッチング効果は非常に高く、多数の就職者が出ている。雇用の確保は企業の発展、本市への流入人口増加にもつながるため、今後も引き続き関係機関との連携を密に推進していきたいとのことでありました。  次に、6款農林水産業費につきましては、今後予定されている土地改良についての質疑があり、このことについては、3地区が予定されており、農作業の効率化、営農推進を図っていくが、小区画農地が多く、地権者の高齢化が進んでいることから、意向調査や営農調査、地元説明会等を行い、慎重に実施してまいりたいとのことでありました。  また、八王子丘陵におけるイノシシ対策についての質疑があり、このことについては、八王子丘陵における対策は金山への移入個体を防ぐためにも重要であるが、桐生市及びみどり市を含む3市にまたがるため、群馬県を中心として、まずは3市広域での被害対策協議会設置に向けての協議を進めていきたいとのことでありました。  さらに、道の駅おおたの売り上げ増加のための取り組みのこと、畑かん水路の大規模改修のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、7款商工費につきましては、商店リフォーム支援事業及び空き店舗対策事業補助金の効果についての質疑があり、このことについては、事業終了時のアンケートでは、売り上げの増加やリピート率の向上等、地域経済の活性化に大いに寄与できている。来年度からは空き店舗リフォームも対象とする予定であり、商店リフォーム支援事業補助金とあわせて継続的に実施していきたいとのことでありました。  また、産業振興及び地域活性化における一般財団法人産学官連携ものづくり研究機構が担う役割のこと、尾島ねぷた祭りへのさらなる集客のためのPR方法のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、8款土木費につきましては、住宅リフォーム支援事業補助金における幅広い利用のための制度変更のことについての質疑があり、このことについては、補助金利用者のリピート率が高いこと、受付期間終了前に予算額に到達し、利用がかなわないことなどの課題は承知しているが、たび重なる制度変更は好ましくないこと、変更により生じ得る問題も予見されることから、当面は現状どおりとし、課題の解決に向け研究したいとのことでありました。  また、道路の維持補修業務のあり方と人員体制についての質疑があり、このことについては、緊急を要するものは直営で行う必要があるが、それ以外は外部委託を計画的に行っていきたい。マンパワー不足はやむを得ない側面もあり、与えられた人員と予算において、できることを効率的に行うが、広報おおたによる道路補修通報の呼びかけが効果的であったため、継続していきたいとのことでありました。  さらに、景観形成に関する今後の取り組みと屋外広告物の安全性への配慮のこと、太田駅周辺土地区画整理事業における本町新井線整備事業の今後の予定と本町通りの渋滞解消に向けた整備手法のことなど多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、9款消防費につきましては、今後の救急医療体制のあり方についての質疑があり、このことについては、救急救命センターを運営する太田記念病院における救急搬送応受率は非常に高くなっている。2次救急を担う他の医療機関への分散収容数を向上させることは重要であり、引き続き、緊急医療施設連絡協議会において検討するとともに、市民への医療機関の利用方法の啓発を図り、不適切な救急車の利用等により医療機関への負担を増大させないよう努めたいとのことでありました。  また、地域災害対応力養成支援事業の実施状況とその効果についての質疑があり、このことについては、浸水想定区域に指定されている地区と平成29年の台風21号で被害を受けた地区の自主防災組織を対象に実施した。事業への参加後、地域における防災会議や防災講演会の実施、防災防犯課への出前講座の要請につながるなど、発展的な結果も得られており、引き続き自主防災の重要性の啓発を行い、自主防災組織の育成に努めてまいりたいとのことでありました。  さらに、Net119緊急通報システム導入のこと、ドクターカー導入に向けた検討の進捗状況のことなど多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、10款教育費につきましては、IターンやUターンによる市内企業への就職者に対する奨学金返済支援制度の導入についての質疑があり、このことについては、本市の未来を背負っていただける方々のための制度であり、前向きに研究していきたいとのことでありました。  また、公立幼稚園民営化の目的と今後の公立幼稚園のあり方についての質疑があり、このことについては、公立幼稚園は、民間の幼児教育施設がない地域に設置されてきた経緯があり、現在は民間の幼児教育施設の充実により、公立としての役目は終えたと考える。公立幼稚園として唯一残すこととなる藪塚本町南幼稚園については、障がい児の積極的な受け入れと支援をするなど、公立としての意義や特色を持って運営してまいりたいとのことでありました。  さらに、義務教育学校新設に係る保護者へのわかりやすい説明の必要性と今後の公教育のあり方のこと、天神山古墳・女体山古墳の公有地化率と今後の展望のこと、中島知久平邸地域交流センターへの入館者増加に向けた取り組みと今後の活用方法のことなど多くの質疑、意見、要望がなされました。  次に、給与費明細書等につきましては、技能労務職の重要性と今後の考え方についての質疑があり、このことについては、現在、技能労務職員が担っている職の重要性は十分に承知しているが、職の固定化等の理由により新規採用は難しい。再任用職員及び臨時職員を充てることで対応しているが、事業の見直しや民間委託等を含め、全体の中でマネジメントしていきたいとのことでありました。  また、人事評価制度における処遇反映の内容と期待される効果のことについての質疑がなされました。  次に、特別会計につきましてご報告申し上げます。  まず、介護保険特別会計につきましては、成年後見制度の概要及び関係機関との連携による普及・啓発のこと、認知症総合支援事業の目的及び成年後見制度の代用としての家族信託のことについて、質疑、要望がなされました。  次に、下水道事業等会計につきましては、負担区の違いによる受益者負担金についての質疑があり、このことについては、旧太田市の第1、第2負担区、旧3町の第3負担区では差異があり、地域性を考慮した結果ではあるが、公共下水道整備に対する不公平感が高まりつつある。予定される下水道料金の単価改定の中で、議論を深めていきたいとのことでありました。  また、下水道全体計画区域の見直しのことについて、質疑、要望がなされました。  次に、ただいま申し上げてまいりました多くの質疑、意見及び要望を踏まえての総括質疑について、ご報告申し上げます。  初めに、平成33年度からの新たな焼却施設の運営開始を控え、本市におけるごみの排出量抑制等の課題への対応及び庁舎文書の処分方法についての質疑があり、このことについては、「ゴミの減量化」をテーマとして開催された太田市住民協議会でも、市民が強い関心を持ってこの問題に対応しようとしている様子がうかがえた。まずは、庁内や学校等から排出される文書について、積極的な資源化を図りたい。家庭からの雑がみの処理についても、地域を限定し実験的に始めることで問題点等を把握し、目標を高く掲げ、市全体で大幅なごみの減量化につなげていきたいとのことでありました。  また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた本市の取り組みとスケートボード場の整備について質疑があり、このことについては、オーストラリアの女子ソフトボールとマラウイ共和国の陸上競技の事前キャンプ誘致に取り組んでおり、ホストタウンとしても登録された。両国に係る企画展の開催も予定しており、オリンピック・パラリンピックを通じて、両国との交流を図り、良い環境で応援ができればと考えている。スケートボード場については、スケートボードだけでなく、インラインスケートやBMX等、スケートパークとして確立したい。近県からの愛好者や一流選手の競技や練習ができるよう整備し、屋外スポーツを楽しめる環境を整えることで、強戸地区、また市全体ににぎわいを持たせ、存在感のあるまちに仕上げていきたいとのことでありました。  さらに、企業誘致や起業促進等による安定的な税収確保のこと、ラグビーワールドカップ日本大会における本市の取り組みとパナソニック・ワイルドナイツ練習場の跡地利用のこと、ぐんま国際アカデミーや市立太田高校、おおた芸術学校及びおおたスポーツアカデミーの現状の総括や今後の展望のことについて質疑、要望がなされました。  次に、討論につきまして、ご報告申し上げます。  平成31年度予算は、一般会計が797億5,000万円と過去2番目に大きなものとなり、歳入では、法人市民税の減が見込まれているが、住宅や工場などの建築件数の増加等による固定資産税の増、給与所得の増加による個人市民税の微増が見込まれ、本市の先進的でかつ実効的な数々の施策の結果であると確認できる。歳出における新規事業では、運転免許証自主返納支援助成金や、がん患者ウィッグ等購入費助成金など、市民に寄り添ったサービスの拡充が図られ、第3子以降子育て支援事業などの子育て支援施策、こどもプラッツ推進事業などの子どもたちの安全安心な居場所づくりに努められていることは大いに評価するところであるが、健全な財政運営と適切な予算執行、法人市民税収入の減収が続くことが予想される中での、さらなる安定的な財源の確保に向けたさまざまな施策の展開を強く要望し、賛成するとの討論がありました。  挙手により採決を行った結果、議案第8号から第15号の一般会計国民健康保険特別会計住宅新築資金等貸付特別会計、後期高齢者医療特別会計、八王子山墓園特別会計、介護保険特別会計、太陽光発電事業特別会計及び下水道事業等会計の平成31年度予算については、それぞれ賛成全員により可決すべきものと決定されました。  なお、執行者に対しましては、本委員会において委員から多くの意見や要望、提案が出されましたが、審査内容を「第3次実施計画」の着実な推進に積極的に生かしていただき、施政方針にある「新たな時代の幕開けにふさわしく、市民の笑顔と活力あふれたまちづくり」を念頭に、市政運営を図っていただくよう、強く要望するものであります。  以上、予算特別委員会の審査内容について申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(石倉稔) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(石倉稔) 議事の都合により、議案第8号から第15号までの8議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第8号、第9号、第11号、第13号、第15号、すなわち、2019年度一般会計国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、下水道事業等会計の各予算における主な問題点を指摘して、反対討論を行います。  最初に申し上げなければならないのは、太田市の新年度予算に多大な影響をもたらす政府の新年度予算案の問題です。まず、指摘しなければならないのは、統計不正は予算の土台を掘り崩すものであるということです。問題の真相解明に背を向け、安倍首相が衆議院の予算委員会で家計消費も実質賃金もマイナスだと認め、増税の根拠が総崩れとなっていながらも、消費税10%増税を前提とした予算を衆議院で強行したことは絶対に認められるものではありません。今の経済情勢のもとで10%増税によって5兆7,000億円もの負担を押しつければ、家計にも経済にも大打撃を与えることは明らかです。  軽減税率と称する緩和対策の8%に据え置くだけ、しかも今ぎりぎりの生活をしている低所得者には、車やマンションの購入時の減税措置などほとんど関係がありません。軍事費は5兆2,574億円に達し、5年連続で過去最高を更新し、アメリカの有償軍事援助に基づく兵器などの購入額は7,013億円と過去最高です。しかも、アメリカの監査委員から1,000件近い欠陥が指摘されているF35を100機以上購入し、イージス・アショアを導入するなど、米国製兵器の爆買いは到底認められるものではありません。政府予算案がこうした国民犠牲を強いるものとなっているからこそ、安倍自公政権の暴走から市民の暮らしと中小企業の経営を本気で守り、応援するための予算が一層太田市に求められることを申し上げるものです。  そこで、太田市の新年度予算ですが、一般会計では、国民健康保険特別会計への財政補填を今年度より1.5億円削減することを指摘しないわけにはいきません。この削減によって県から求められる国民健康保険の事業費納付金が1億円増加したこととあわせ、国民健康保険税で1世帯平均8,000円、総額2億4,000万円の負担増をもたらすことは、先ほどの国民健康保険税条例の改定で指摘したとおりです。しかし、一般会計からの財政補填を2017年度と同水準の4億円とすれば、1世帯3,000円の国民健康保険税引き下げが可能であり、さらに財政補填を一般会計のわずか0.75%、6億円とすれば、1世帯1万円の引き下げができることは改めて強調しないわけにはいきません。  市長が過日の議案質疑で言及した国民健康保険税の中でも子どもの均等割を何とか考えたいという市長の答弁には、その実現、具体化に向けて、さらに一層の後押しを担当課に指示していただけるよう要望するものであります。  学校給食費の第2子半額化や第3子以降の無料化、就学援助制度による入学準備金の入学前支給を継続することは評価できます。しかし、小中一貫の義務教育学校を今年度から2年間で建設しようとする問題は、教育の充実という点でも、費用対効果、行政コストの増加という点でも、その計画の白紙撤回、一時停止を改めて求めないわけにはいきません。この問題では、今月8日にこの計画の白紙撤回を求める1,567筆の署名が市長と教育長宛てに提出されましたが、教育長は白紙撤回はできないと答えました。また、市教育委員会は小中一貫校や義務教育学校では、中1ギャップやいじめ、不登校が減ったというデータが間違いなくあると言いますが、昨年、この計画が発表されてから現在まで、そうしたデータや資料は一切公表されてはおりません。  恐らく市教委が今後公表すると思われるのは、一昨年3月1日の文部科学省の調査結果だと思われますが、その調査では、確かに小中一貫校で「大きな成果が認められる」「成果が認められる」と答えた学校は合わせて99%、また、「いじめが原因である問題等が減少した」と答えた学校は73%、「不登校が減少した」と答えた学校は60%でした。そして、いわゆる中1ギャップが緩和されたと答えた学校は93%とされております。しかし、この調査では、学校ごとに具体的にどんな中1ギャップがどれだけ減ったのか、学校ごとにいじめや不登校がどれだけ減ったのかという小中一貫教育になる前からの連続した科学的なデータは一切記載がありません。  そして、同じ2017年の文部科学省の調査では、「大きな課題が認められる」「課題が認められる」と答えた学校は合わせて53%、課題では、さらに「小中の教職員間の打ち合わせ時間の確保」と答えた学校は64%、「教職員の負担感、多忙感の解消」と答えた学校は64%、「教職員間での負担の不均衡」と答えた学校は49%とされています。さらに、国立教育政策研究所が2012年6月に発表した不登校、長期欠席を減らそうとしている教育委員会に役立つ施策に関するQアンドAの中1ギャップの正しい理解では、中1ギャップは事実というより印象に基づく概念であり、言葉だけがひとり歩きし、それを解消すると称する取り組みが提案され、みんながうのみにするのは怖いとしています。  国立教育政策研究所の同じQアンドAでは、小学校時に欠席や遅刻、早退等の目立たなかった児童が中学校1年生になっていきなり不登校になる割合は20から25%にとどまる。不登校という基準で見ると、小6と中1の間には大きなギャップが存在するかのようであるが、不登校相当という基準で見ると、むしろ連続性に注目したほうがよいことがわかるとしています。さらに、そのQアンドAでは、不登校は中1になって急激に上がるのではなく、小学校からの問題が出た結果であり、連続性に注目をしたほうがよいとも分析をしています。要するに、中1ギャップという言葉で過度に強調することは避けるべきであることを指摘するものです。  また、2015年8月の文部科学省国立教育政策研究所の調査では、小中一貫校の課題として主に次の問題が報告されています。小学校高学年のリーダーシップを発揮する場が少なくなり、自主性や積極性が育ちにくい、中1で小学生気分が抜けずに過ごすと、いわゆる中2ギャップ、中2になって適応に問題を生ずる場合がある。小中合同の活動時に小学校に合わせた表現や動きになり、中学生に必要な判断力や自主性を養う場が少なくなる。小学生と一緒の生活のために、学校生活と社会のつながりを意識したり、将来への志を持ったりすることが弱くなり、学習面、生活面ともに自主的、積極的な姿勢に欠ける場合がある。小中双方の授業を担当する場合には、教材研究がふえ負担を感じる教員が出てくる。小中の行事にかかわることにより、学校授業がふえ、多忙感を持つ教員が多くなるなど、さまざまな課題が指摘されているのが小中一貫校であることに変わりはありません。  財政面、行政コストの問題でも、東小学校、韮川西小学校、北中学校を残すと、20年間の維持費は22億円、小中一貫校の20年間の維持費は14億円、その建設費19.4億円まで含めると、小中一貫校のほうがコストが膨らむことは明らかです。小中一貫校より中学校での30人学級や市立小中学校全体の施設整備を優先してほしいということが保護者の声であり、その課題こそ最優先であることを改めて強調し、税収、交付税を合わせて、今年度比15.6億円の減収となる予算であることも考えれば、小中一貫校だけを聖域にできないことも指摘しないわけにはいきません。  保育士確保のための市内で勤務する保育士への奨学金の返済補助、住宅リフォーム補助や商店リフォーム補助を継続し、空き店舗対策では、家賃補助に加えて新年度は空き店舗リフォーム補助を復活する点は大いに評価できるものです。公共交通では、昨年からのスクールバスを活用しての無料の公共バス路線新設は評価できます。しかし、依然として土日、祝日は運休とされ、平日に働いているマイカーを持たない人、あるいは持てない人の公共の足の確保はまだまだ十分とは言えないものであることを指摘しないわけにはいきません。  公共事業のあり方でも、スマートインターチェンジの建設では、そもそもたった11キロしか離れていない2つのインターの中間にスマートインターをつくることそのものが無駄と言えますが、2017年度当初予算で周辺整備も含めて総事業費20.3億円、太田市負担5.8億円とされた計画が総事業費20.5億円、周辺整備も含めて太田市負担7億7,000万円まで膨れ上がったことを指摘しないわけにはいきません。  費用対効果の面でも問題がある太田駅北口の美術館・図書館の建設に21億4,000万円、南口の民間再開発ビルの建設補助金に国、県、市合わせて20億6,000万円、太田市分の補助金だけでも7億7,000万円を投じておきながら、国民健康保険特別会計への財政補填をふやすどころか削減し、国民健康保険税を値上げし、介護保険料の引き下げや学校給食費の引き下げ、完全無料化、公共交通政策のさらなる充実、道路・側溝整備など、地域からのさまざまな要望に本腰を入れて踏み出そうとはしていない予算であることを強く指摘するものです。  職員の残業時間や有給休暇取得の日数でも、太田市の職員の残業時間が過労死ラインまでは及ばないものの、かなりの長時間に及んでいること、1日未満しか有給休暇を取得していない職員が14人もいることなども、予算特別委員会の質疑で明らかになりました。これはこの間、サービスの担い手である職員を削減してきたことが根本的な原因であることを指摘するものです。  ところが、2年後からは3園残っている市立幼稚園のうち、2園を認定こども園化して民営化する計画です。その準備を新年度から始めることとされております。市長の口癖は、民間にできることは民間にと言いながら、これまでBBCOやOICTなど、あるいはぐんま国際アカデミーなど、民間がやるべき事業に多額の税金を投入してきたことも改めて指摘し、税金の使い方が問われる予算であることを強調するものです。  国民健康保険特別会計では、先ほど強調したとおり、1世帯平均8,000円の値上げを前提としていることを指摘するものです。  後期高齢者医療特別会計でも、この間の保険料値上げが継続されたままであることを指摘するものです。  介護保険特別会計では、今年度からの介護保険料値上げを指摘し、下水道事業等会計では、2020年、2025年に下水道料金の改定、すなわち、値上げが予想される、その準備を進めていることをあわせて指摘し、新年度予算における反対討論を終わります。 ○議長(石倉稔) 次に、3番高橋えみ議員。 ◆3番(高橋えみ) 公明クラブの高橋えみでございます。議案第8号から第15号までの8議案、すなわち平成31年度太田市各会計予算につきまして、委員長報告に賛成の立場から討論をさせていただきます。  我が国の経済は、「景気は、緩やかに回復している」とされ、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかな回復基調が続くことを期待されているものの、海外経済の動向と政策に関する不確実性や、金融資本市場変動の影響に留意する必要があるとされています。  こうした中で、市長から提案された平成31年度予算は、一般会計が前年度比0.6%増の797億5,000万円、その他の7会計と合計すると前年度比0.1%減の1,277億5,408万7,000円というものでありました。  一般会計を中心に、歳入歳出の内容を見てまいりますと、まず、歳入ですが、市税では最近の雇用・所得環境を反映した個人市民税の微増、事業者の設備投資が堅調な償却資産の増、住宅や工場など建築件数の増などによる固定資産税の増加があるものの、輸送用機器関連企業の業績見込みによる法人市民税の減収や、喫煙率の低下などによる市たばこ税の減収などにより、市税全体では、前年度比1.4%減の397億1,000万円程度となりました。  地方交付税では、前年度より9億6,000万円減の普通交付税3億円、特別交付税3億円の計6億円を見込んでいます。これは、合併算定がえの最終年度ということや、当年度の税収が前年度に対し増収見込みになることなどが影響し、大幅に減収しているようであります。  これらのことから、減収分の財源として、財政調整基金からの繰入金を前年度より11億円増の35億円に増額しております。  本市の貯金とも言える財政調整基金でありますので、今後、決算剰余金による積み立てが見込まれるとはいえ、適正な管理と予算執行のもと、万一の備えとして一定規模の残高を確保していただくよう、強く要望いたします。  また、市債については、前年度比7.8%減の44億2,240万円が計上されております。市債の発行については、「償還元金を超えない市債の発行」という本市の基本方針により、臨時財政対策債を含めた市債全体で、これを実現するよう求められています。  この目標が引き続き達成されており、市債残高も順調に縮減できている状況にあることは、人口減少社会に突入した今、次世代への負担軽減が図られており、高く評価いたします。  さらに、今回の消費税率引き上げに伴う地方消費税交付金の増額や、環境性能割交付金の創設など、国の施策に対応した予算編成が今後も見込まれることから、その動向を注視し、その捕捉に努めていただくよう要望するものであります。  一方、歳出では、「第2次太田市総合計画」の「第3次実施計画事業の着実な推進を図る」などの6つの基本目標に基づいて、さまざまな行政課題への積極的な取り組みを念頭に、予算編成されているとのことであります。  まず、教育文化の向上では、義務教育学校開校に向けた施設整備を2カ年の継続事業で始めるほか、おおたん教育支援隊、不登校専門員などの人員配置によるきめ細かな指導の充実を図るなど、教育環境の整備に努めるとしています。  また、運動公園陸上競技場の建設や尾島体育館の改築に取り組むなど、スポーツの振興が推進されることを期待します。  福祉健康の増進では、ひとり暮らし高齢者の特殊詐欺被害を未然に防止するため、電話機に取りつける通話録音装置を貸与し、高齢者の見守りを強化するほか、児童福祉では、こどもプラッツや放課後児童クラブの充実を図るとともに、幼児教育の無償化への対応や、第3子以降子育て支援事業、第2子子育て支援事業に引き続き取り組むなど、「人にやさしいまちづくり」が図られています。  生活環境の整備では、狭あい道路整備事業を初めとして、道路や用排水路の整備や維持、交通安全対策に取り組むほか、水害に備えた水防訓練の実施や防犯灯の維持管理、消防及び救急車両等の整備を引き続き実施するなど「安全・安心なまちづくり」が図られています。  産業経済の振興では、金山における大規模な下草刈りによる有害鳥獣からの被害防止対策に取り組むほか、地域産業の支援として、商店リフォームや空き店舗のリフォーム補助、家賃補助を実施することが予定されています。  さらに、観光トイレの整備などによる観光誘客の促進も図っていくとのことです。  都市基盤の整備では、住宅リフォーム支援事業を引き続き実施するとともに、市道1級20号線の無電柱化事業や、太田駅周辺を初めとした土地区画整理事業に取り組むとのことです。  また、矢場平地林整備事業や、金山遊歩道の再整備により市民の憩いの場をつくるなど、都市の機能を高めていくとのことであります。  健全な行政運営の推進では、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして、国際交流を一層推進するほか、公共施設等総合管理計画及び個別計画に基づく施設の長寿命化と総量縮減に向け、本庁舎を初めとした施設の改修や防災センター、旧金山青年の家体育館の解体にも取り組むほか、(仮称)新田地区複合公共施設建設事業にも引き続き取り組んでいくとされています。本市の将来を見据え、計画を着実に進めていただきたいと思います。  また、市単独補助金の見直しなどによる経費削減への努力や効果も高く評価できることから、さらなる行財政改革に取り組むよう強く要望いたします。  以上、歳入歳出の内容を見てまいりましたが、平成31年度太田市各会計予算は、行政課題を自分事と捉え、市民に寄り添った内容となっております。  特に、新年度予算の特徴的なこととして、法人市民税の落ち込みを固定資産税でカバーしている点が挙げられます。  市長は今定例会中、今後は安定的な財源を確保するため、固定資産税の増収を目指すと発言されました。
     また、市長のツイッターでは、Pal Town城西の杜の住宅団地開発により、それまで年間50万円程度だった固定資産税が1億1,200万円になったとの発言もありました。改めて、本市が今まで実行してきた施策の有効性と成果を確認いたしました。今後とも、先進的な施策により、太田市の均衡ある発展を期待するものであります。  終わりになりますが、今定例会において議員から多くの意見、要望、提案が出されました。執行者におかれましては、今後の予算執行の中で、これらを的確に反映していただくことを強く要望して、平成31年度各会計予算に対する賛成討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(石倉稔) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(石倉稔) これより採決いたします。  最初に、議案第8号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第9号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第10号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第11号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第12号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第13号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第14号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議案第15号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      (起 立 多 数) ○議長(石倉稔) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。      ◎ 休     憩                                      午前10時56分休憩 ○議長(石倉稔) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時15分再開 ○議長(石倉稔) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 委 員 長 報 告                  請 願 審 査 報 告 書  本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第143条の規定により報告します。                                      平成31年2月27日 太田市議会議長   石 倉   稔  様                                市民文教委員長  齋 藤 光 男                       記 ┌──────┬───────┬─────────┬─────┬─────┬─────┐ │ 受理番号 │ 件   名 │請願者の住所・氏名│ 審査結果 │ 意 見 │ 措  置 │ ├──────┼───────┼─────────┼─────┼─────┼─────┤ │請願第15号 │核兵器禁止条約│太田市台之郷町  │ 不 採 択 │願意の趣旨│     │ │      │への日本政府の│664−4    │     │に沿いかね│     │ │      │署名・批准を求│太田市革新懇談会 │     │る    │     │ │      │めることについ│事務局長     │     │     │     │ │      │て      │松浦 昭延    │     │     │     │ │      │       │ほか1名     │     │     │     │ │      │       │         │     │     │     │ └──────┴───────┴─────────┴─────┴─────┴─────┘ <不採択の理由>  核兵器禁止条約については、一切の使用、保有を禁じており、理念は崇高なものであるが、核保有国だけではなく、核を持たない国の多くも署名・批准していない現状である。まずは、核保有国を含むすべての国々が、「核兵器のない世界」の平和と安全を目指して、核兵器廃絶に向けた議論を行う環境を構築していくことが重要であり、現時点では、国際情勢を引き続き注視し、安全保障政策を慎重に進めるべきであると考えられるため ○議長(石倉稔) 次に、日程第5、請願第15号を議題といたします。  本件は、市民文教委員会に付託いたしたものであります。  審査報告書の朗読を省略し、直ちに齋藤光男委員長から報告を求めます。 ◎市民文教委員長(齋藤光男) ご指名によりまして、市民文教委員会に付託されました請願第15号 核兵器禁止条約への日本政府の署名・批准を求めることについて、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  本委員会は、2月27日に委員7名及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、請願を審査いたしました。  本請願につきましては、昨年12月定例会に付託され継続審査となったものであります。  委員からは、執行者への確認において、国連における核兵器禁止条約の採択結果、条約発効までの流れ、本条約の署名・批准の現状についての質疑がなされ、このことについては、平成29年7月7日、ニューヨークの国連会議において、「核兵器禁止条約」が加盟国の3分の2近くの122カ国の賛成により、採択された。本条約については、署名を行い所定の国内手続を経て、批准した国が50カ国に達した後、90日を経て発効となる。なお、平成31年1月30日現在、70カ国が署名し、批准した国が21カ国となっているとのことでありました。  また、県内他市における同内容の請願提出状況のことについての確認がなされました。  本請願の取り扱いにつきましては、核兵器禁止条約について、一切の使用、保有を禁じるという理念は崇高なものであるが、核保有国だけでなく、核を持たない国の多くも署名・批准していない現状である。まずは、核保有国を含む全ての国が、「核兵器のない世界」の平和と安全を目指して、核兵器廃絶に向けた議論を行う環境を構築することが重要であり、今後の国際情勢を引き続き注視し、安全保障政策を慎重に進めるべきである。国の状況を鑑み、現時点としては、不採択とすべきとの意見がありました。  挙手により採決を行った結果、挙手する者なく、不採択とすべきものと決定いたしました。  以上、本委員会に付託されました請願第15号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、委員会の決定のとおりご賛同賜りますようお願い申し上げまして委員長報告といたします。
         ◎ 質 疑(終局) ○議長(石倉稔) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 討     論 ○議長(石倉稔) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、8番水野正己議員。 ◆8番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。請願第15号に対して、この請願を採択すべきであるという立場から賛成討論を行います。  ただいまの委員長報告では、核兵器禁止条約については、核保有国だけではなく、核を持たない国の多くも署名、批准していない現状であるとして、まず、核保有国を含む全ての国々が核兵器のない世界の平和と安全を目指して、核兵器廃絶に向けた議論を行う環境を構築していくことが重要であるという点で、現時点では慎重に進めるべきであるとして不採択とされたという報告でありました。  しかし、私がここで申し上げたいのは、核保有国を含む全ての国々が核兵器廃絶に向けた議論を行う環境を構築していくためには、まず、唯一の被爆国である日本が率先して署名、批准することが核兵器のない世界を実現する力になることが間違いないということであります。  2017年の7月7日、国連史上初めて核兵器を違法なものとした核兵器禁止条約が国連加盟122カ国の賛成で採択されました。その条約の第1条では、核兵器の開発、実験、生産、製造及び保存、貯蔵、使用、威嚇を禁止しています。そして、条約締結国に対し、自国の領域または自国の管理もしくは管理下のいかなる場所においても、核兵器または核爆発装置を配置し、または配置することを禁止しています。核兵器禁止条約の署名は、おととしの9月20日より開始され、これまでに70カ国が署名したことは委員長報告でも示されました。そして、核兵器禁止条約は50カ国の批准書が国連事務総長に提出されてから90日後に発効とされます。  日本国内では、昨年の11月までに320を超える地方議会から、この核兵器禁止条約の署名、批准を政府に求める意見書が提出されております。太田市では、4年前の6月24日、平和都市宣言をしております。宣言文は、「今もなお世界各地においては武力紛争が後を絶たず、とりわけ核兵器の存在は、あらゆる生命に対する大きな脅威になっています」、「すべての核兵器の廃絶を願い、太田市は、ここに『平和都市』を宣言します」と並々ならぬ決意を宣言しております。  そしてもう1つ、これは太田市の平和都市宣言の内容ですが、清水聖義太田市長も、核兵器廃絶を目的とする平和都市会議に加入していることも、ここで久しぶりに改めて紹介しておきたいと思います。核兵器禁止条約を一刻も早く発効させ、それを力に核兵器のない世界へ前進していくために、唯一の被爆国の日本が核兵器禁止条約に参加することこそが、核兵器保有国に対してのこの条約への署名、批准を広げる力となることを改めて強調して、請願第15号に対する賛成討論といたします。 ○議長(石倉稔) 次に、5番渡辺謙一郎議員。 ◆5番(渡辺謙一郎) 太田クラブの渡辺謙一郎でございます。市民文教委員会に付託されました請願第15号につきまして、採択することに反対の立場から討論させていただきます。  初めに申し上げておきたいのは、核兵器のない世界の実現と恒久平和への思いは、請願者や紹介議員と全く同様であり共感いたしますが、その実行のプロセスにおいては請願に反対であります。  平成29年7月7日、国連において核兵器禁止条約が成立いたしました。しかしながら、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国などの核保有国とその同盟国は交渉に参加しませんでした。北朝鮮も話し合いに加わっておりません。  さらに、アメリカ、イギリス、フランスの3カ国は、「この取り組みが国際安全保障の現実を無視していることは明らかだ」とした上で、「核兵器禁止条約への加入は、70年以上にわたってヨーロッパと北アジアの平和の維持に不可欠となっている、核抑止という政策と相いれない」と述べております。  また、北朝鮮に関しては、南北首脳会談や米朝首脳会談において、朝鮮半島の非核化が合意されたにもかかわらず、その実行に関しては、さきの米朝首脳会談で合意できず、先行きが非常に不透明となっております。  このような中、日本政府は、禁止条約は核保有国と非保有国の分断を深めることにつながるため条約に参加せず、橋渡しに努めるとしております。現実的には、アメリカの核の傘に守られている日本が、仮に今回の条約を批准することになると、国際的立場が揺らぎかねませんし、核保有国と非保有国との橋渡しに日本が努めるということは非常に難しくなり、核兵器のない世界の実現がさらに遠のいてしまうと思われます。  以上の理由から、本請願を不採択とすべきものとした市民文教委員会の決定は妥当であり、請願第15号について採択することに反対の討論とさせていただきます。      ◎ 討 論 終 局 ○議長(石倉稔) 以上で通告による討論は終わりました。  他に討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(石倉稔) これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択です。  したがって、原案について採決いたします。  本件を原案のとおり採択することに賛成の方は起立願います。      (起 立 少 数) ○議長(石倉稔) 起立少数、よって本件は不採択と決定いたしました。      ◎ 議 案 上 程  議案第26号 太田市運動公園陸上競技場解体及び特殊基礎工事請負契約について ○議長(石倉稔) 次に、日程第6、議案第26号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(石倉稔) 朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。  飯田文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長(飯田展也) 文化スポーツ部が所管いたします議案第26号 太田市運動公園陸上競技場解体及び特殊基礎工事請負契約の変更について、提案理由のご説明を申し上げます。  議案書(その2)の1ページをお開きください。  本案は、平成30年11月22日に石川建設株式会社と請負契約を締結しました太田市運動公園陸上競技場解体及び特殊基礎工事につきまして、契約締結後に陸上競技場のメーンスタンドの外壁塗装及び内部塗装の一部にアスベストが含まれていることが判明し、アスベストが含まれた塗装材の処理を行わなければ、躯体の解体工事に着手することができないことから、その処理にかかわる工事を追加するため、契約を変更しようとするものでございます。  太田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条におきまして、議会の議決に付さなければならない契約が予定価格1億5,000万円以上の工事または製造の請負と定められているところ、変更前の契約金額1億3,737万6,000円が変更後は6,685万2,000円増の2億422万8,000円となり、条例で定める1億5,000万円を超えることとなりますので、変更契約の締結に当たり、議会の議決をお願いするものでございます。  なお、工事の概要等は添付資料のとおりでございます。  以上、文化スポーツ部が所管いたします1議案について提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 休     憩                                      午前11時31分休憩 ○議長(石倉稔) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時31分再開 ○議長(石倉稔) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(石倉稔) これより質疑に入ります。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(石倉稔) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(石倉稔) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(石倉稔) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(石倉稔) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(石倉稔) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(石倉稔) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
         ◎ 特別委員会継続調査の件               閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書  本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。                                      平成31年3月11日 太田市議会議長   石 倉   稔  様                           有害鳥獣対策調査特別委員長 岩 崎 喜久雄                       記 1 事  件 八王子丘陵、金山丘陵周辺、渡良瀬川周辺等において増加する有害鳥獣の被害対策について、集中的に調査研究を行うことについて 2 理  由 なお調査を要するため               閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書  本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。                                      平成31年3月11日 太田市議会議長   石 倉   稔  様                           公共交通対策調査特別委員長  久保田  俊                       記 1 事  件 交通利便性向上のための公共交通のあり方について、集中的に調査研究を行うことについて 2 理  由 なお調査を要するため ○議長(石倉稔) 次に、日程第7、特別委員会継続調査の件を議題といたします。  有害鳥獣対策調査特別委員長及び公共交通対策調査特別委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。  両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(石倉稔) ご異議なしと認めます。  よって、両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。      ◎ 特定事件の閉会中継続調査の付託            閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表 ┌─────────┬───────────────────────────────────┐ │ 委 員 会 名 │         件               名         │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 議会運営委員会 │ 1 議会の運営に関する事項について                 │ │         │ 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について    │ │         │ 3 議長の諮問に関する事項について                 │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 総務企画委員会 │ 1 市行政の総合企画のことについて                 │ │         │ 2 行政改革の推進のことについて                  │ │         │ 3 行財政運営及び市有財産の管理のことについて           │ │         │ 4 防災・防犯対策のことについて                  │ │         │ 5 市税の賦課等のことについて                   │ │         │ 6 市税の徴収及び公金滞納整理のことについて            │ │         │ 7 消防・救急体制のことについて                  │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 市民文教委員会 │ 1 住民サービスの向上及び市民生活の支援・相談のことについて    │ │         │ 2 公共交通体系のことについて                   │ │         │ 3 地域コミュニティ及び行政センターのことについて         │ │         │ 4 文化振興、生涯学習及び社会教育のことについて          │ │         │ 5 スポーツ振興のことについて                   │ │         │ 6 学校における教育環境の整備等のことについて           │ │         │ 7 青少年の健全育成のことについて                 │ │         │ 8 文化財の保全及び活用のことについて               │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 健康福祉委員会 │ 1 社会福祉のことについて                     │ │         │ 2 保険事業、医療年金及び保健衛生のことについて          │ ├─────────┼───────────────────────────────────┤ │ 都市産業委員会 │ 1 商業・観光施策及び工業・労政施策のことについて         │ │         │ 2 環境衛生及び清掃事業のことについて               │ │         │ 3 農業施策のことについて                     │ │         │ 4 都市計画の策定及び区画整理等の基盤整備のことについて      │ │         │ 5 道路、住宅の整備及び維持管理のことについて           │ │         │ 6 下水道事業等のことについて                   │ │         │ 7 公園、緑地の整備及び維持管理のことについて           │ │         │ 8 公有地の拡大及び取得のことについて               │ └─────────┴───────────────────────────────────┘ ○議長(石倉稔) 次に、日程第8、特定事件の閉会中継続調査の付託を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(石倉稔) ご異議なしと認めます。  よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。      ◎ 議 長 挨 拶 ○議長(石倉稔) 3月定例会閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  去る2月13日から28日間にわたり開催された3月定例会は、本日、無事閉会の運びとなりました。  ここに議長といたしまして、本会議及び委員会における議員各位の多大なる協力と執行者各位のご努力に感謝申し上げます。  本定例会は、平成31年度の本市の行財政方針を決める重要な議会であり、議員各位から貴重な意見や提言がなされました。執行者におかれましては、それらを十分に尊重され、市政運営により一層努力されることをお願いいたします。  また、この3月末をもって退職される執行者の皆様、長年にわたり市政発展のために陰ひなたとなってご尽力いただきましたことに改めて敬意を表するとともに、心から御礼を申し上げます。  そして、我々の任期も残すところ1カ月余りとなりましたが、任期満了を迎える日まで、しっかりとその職責を果たしてまいる所存であります。  振り返りますと私たちは、太田市議会議員として市民にわかりやすい、開かれた議会を目指して議会改革を推し進め、走り続けた日々でありました。二元代表制である議会の役割を果たすため、執行者や議員間において厳しい議論を交わし、苦悩した日も多々ありました。そして、今期は太田市議会基本条例をもとに、議会報告会、本会議等の様子を誰もが見られるインターネット中継、第2次太田市総合計画基本構想の議決、傍聴者が気軽に議場に足を運べるよう傍聴規則の改正を行うなど、もろもろの改革を議員全員で行ってまいりました。しかし、議会改革に終わりはありません。  まだまだ道半ばでありますので、改選後に選出される議員各位におかれましては、今後ともこの歩みをとめることなく、新たな挑戦を続け、本市のさらなる発展に取り組んでいただけることを願ってやみません。  平成の終わりとともに春がやってきます。私は平成最後の年の議長となり、議員としての終止符を打つことになりますが、よき補佐役として支えてくれた星野副議長、苦楽をともにした同僚議員、議会の意見等を真摯に受けとめていただいた清水市長並びに執行者各位、そして議員とともに汗をかいてくれた議会事務局職員、そして時には厳しく、しかし、エールを送ってくださった市民の皆様、全ての方に深く深く感謝を申し上げる次第であります。  結びに、太田市のさらなる発展と、議員及び執行者各位の今後ますますのご活躍とご健勝をお祈り申し上げ、閉会の挨拶といたします。まことにありがとうございました。      ◎ 市 長 挨 拶
    ○議長(石倉稔) 続きまして、市長からご挨拶があります。  清水市長。 ◎市長(清水聖義) 石倉議長の言葉、「仰げば尊し」の感じで非常に感銘深く感じることができました。本当にありがとうございました。  3月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  2月13日から長期間にわたりまして、慎重な審議をいただきました。また、全ての議案につきまして可決をいただきました。本当にありがとうございました。  討論の中にもありましたように、今年度は前年度と違って法人市民税、あるいは市たばこ税の減収がありまして、財政調整基金からの繰入額も多かったわけであります。また、市税収入全体でも1.4%減でありまして、今年度は少し苦労した予算であったことは事実であります。歳出につきましては、高橋議員の賛成討論にありましたように、市民生活の向上のために十分な対応ができたというふうには思っております。とはいえ、これからも解決すべき問題はたくさんあります。私たちは、さまざまな課題に対して1つ1つ丁寧に知恵を絞り、さらなる市民サービスの拡充を行っていこうと思っております。いろいろなご意見をいただきましたので、十分に考慮、配慮しながら執行に当たっていきたいと考えております。  平成30年度も残すところ、あと半月というふうになりました。本年度につきましては、4月の太田市運動公園野球場リニューアルオープン、あるいは7月の北関東自動車道太田強戸スマートインターチェンジ及びパーキングエリア完成など、大変充実した年でありました。  年度が明けますと、先ほど述べてきました事業のほか、義務教育学校施設整備事業、あるいはスケートパーク整備事業、尾島体育館の改築事業なども本格的にスタートをいたします。義務教育学校には保護者の皆さんや学校区内の住民の皆さん方に十分ご理解をいただき、スムーズに進行できるように努力をしていこうと思っております。また、北関東自動車道の開通により利便性が高まった高速道路網を大いに活用して都市間交流を通じて、にぎわいを感じさせるような町に変えていきたいということでありまして、太田強戸スマートインターチェンジ周辺のスケートボード場の整備や小学生の農業体験の実施を行うというような新たなにぎわいの創出も考えております。  平成という1つの時代が終わろうとしております。この30年間は、太田市にとって改革と発展の期間でありました。2019年度、新しい時代の幕あけに当たり、本年度に引き続き、躍進の年になるよう行政を執行してまいります。  最後になりますが、議員の皆さん方、退任される方もおりますし、再度挑戦し、また、この議場で議論を戦わせる方々もおります。また、新たな挑戦をしようとしている方もおります。とにかく皆さん方、ぜひお元気で、地方統一選挙で頑張っていただき、目的を達成していただきますように、頑張っていただきますようにご祈念を申し上げる次第であります。  もういよいよ本当に暖かくなってきました。気持ちも明るく、前に進める雰囲気でありますので、私ども行政も一生懸命頑張って市民の負託に応えていきたいと考えておりますので、今後ともご指導をいただきますようにお願い申し上げまして、ご挨拶にさせていただきます。本当にご苦労さまでした。ありがとうございました。      ◎ 閉     会 ○議長(石倉稔) 以上をもちまして今定例会の議事全てを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。                                      午前11時42分閉会       地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         太田市議会議長   石   倉       稔         太田市議会副議長  星   野   一   広         太田市議会議員   岩   崎   喜 久 雄         太田市議会議員   正   田   恭   子...